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第49回衆議院議員総選挙(任期満了2021年)スレ

3659チバQ:2021/10/21(木) 15:16:16
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/601965?rct=n_politics
自民比例「身内びいき」 渡辺氏厚遇、対立火種にも
10/20 05:00
 衆院選公示前日の18日まで調整が続いた自民党の比例代表順位は、道内議員唯一となる岸田派の渡辺孝一氏を単独2位で厚遇、党総裁選で岸田文雄首相を支持しなかった派閥議員を冷遇するなど、「身内びいき」が鮮明となった。安倍晋三元首相ら重鎮の意向も反映され、今後、党内対立の火種となる可能性がある。

 道ブロックは異例の4回目となる渡辺氏の上位処遇に党本部でも異論があったが、首相が18日夜の甘利明幹事長らとの協議で決めたという。渡辺氏の地元の道10区(空知、留萌管内)に出馬する公明前職との協力関係を重視したとみられるが、党内基盤を維持するために「一人でも自派閥の議員を減らしたくない」(党関係者)との思惑もあったようだ。

 中国ブロックでは河村建夫元官房長官の長男・建一氏が、18日に中国比例から急きょ北関東ブロックの32位に変更された。河村氏は総裁選で岸田氏を支持しなかった二階派。岸田派の林芳正元文部科学相と小選挙区の公認争いに敗れて引退し、建一氏が比例転出を迫られた背景がある。

 地盤がある建一氏は「中国比例で出るのが当然」(関係者)との見方が強かったが、中国ブロックは安倍氏肝いりで2回連続で比例単独出馬する杉田水脈氏らの上位が「既に決まっていた」(党関係者)。党幹部は「ゆとりがある地域に回ってもらった」と話すが、河村氏は18日の記者会見で「期待した方向ではないことは間違いない」と不快感をあらわにした。

 選挙区調整で比例に回った他候補も明暗が分かれた。北関東ブロックでは細田派で安倍氏に近い尾身朝子氏、四国ブロックは石破派を退会して総裁選で岸田氏支持に回った山本有二氏が、いずれも単独1位で処遇された。

 一方、総裁選で岸田氏を支持しなかった石破派の神山佐市氏は北関東ブロック33位。若手議員は「露骨だ。党のまとまりにとっていいことは何もない」と漏らした。(荒谷健一郎、鈴木誠)

3660チバQ:2021/10/21(木) 15:17:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea16e8639f16aa15ed0453e1568dec41c2b952f5
衆院選 長崎1区 比例巡り思惑交錯 西岡陣営「背水の陣」 初村陣営、調整難航
10/21(木) 10:20配信

長崎新聞
公示直前の17日、笑顔で市民とあいさつを交わす西岡候補(右)。19日の出陣式で公明の秋野参院議員らに激励される初村候補(左)=いずれも長崎市内

 衆院選長崎1区は過去3回、与野党激戦の末、敗れた候補も、重複立候補した比例代表九州ブロックで復活してきた。今回も国民民主前職の西岡秀子候補(57)と自民新人の初村滝一郎候補(42)がしのぎを削り、比例を巡ってそれぞれの思惑が交錯。西岡陣営は党勢を踏まえ、比例復活が見込めないとして「背水の陣」で挑む。初村陣営は公明との選挙協力で難しい調整を迫られている。
 「比例復活は現実的には厳しい。小選挙区で一票でも上回らなければ、議席を失ってしまう」。公示日の19日朝、西岡候補は第一声で危機感を隠さなかった。
 背景には党基盤の脆弱(ぜいじゃく)さがある。昨秋の野党合流で国会議員150人を超える「大きな塊」となった立憲民主ではなく、政治理念・政策で心が通じる国民に残った。解散前勢力は20人。九州は大票田の福岡ですら先月ようやく県連組織が発足したばかりだ。
 国民は比例九州で1議席確保するには30万票が必要とみる。選挙区の活動で比例票を上積みしたいが、実際に九州・沖縄の選挙区で擁立できたのは西岡候補と宮崎2区新人のわずか2人。熊本など県連組織がない4県では街宣車を走らせる。共同通信が16、17日に実施した全国世論調査で、国民を比例投票先と選んだのは0・7%だった。
 西岡候補は衆院解散前から、週末のたび長崎市中心部のアーケードをのぼりを持ったスタッフと共に練り歩いた。こうした“桃太郎作戦”を選挙期間前に行うのは今までなかったという。陣営幹部は「新人相手でも、こちらがチャレンジャー」と強調する。
 玉木雄一郎党代表も長崎1区を「最重点区」として選挙戦最初の遊説先に選んだ。7月以降4度目の長崎入り。出陣式で「相手(初村氏)には強固な組織、団体が付いている。一人一人の市民に熱い思いを草の根運動で伝えていくのが一番大事」と陣営にハッパを掛けた。

 「皆さまの声に寄り添うことができるのは責任政党の自民党と公明党の連立与党のみだ」。出陣式で初村候補はそう声を張り上げ、最後に「比例代表は公明党」と言及することも忘れなかった。そばで公明の秋野公造参院議員がうなずいていた。
 公明の組織票は「勝つために無視できない」と初村陣営幹部。前回は自民の冨岡勉氏に約1万7千票を融通し、比例復活に貢献した-というのが公明側の見立てだ。以前からこうして選挙区で自民候補を支援する見返りに、比例票を回してもらうバーター戦術をとってきたが、2〜4区に比べ「見返りが少ない」(公明県本部幹部)との不満がくすぶり続けている。
 このため8月以降、初村陣営と協議を重ね、今回は比例票の獲得目標を共有し「これまで以上に目に見える協力」も求めた。衆院解散前の10日には「ここ10年なかった」(自民県議)という両党支持者の合同集会を開催。共闘態勢を確認した。
 ただ「比例は公明」が一筋縄ではいかない実情もある。「選挙区で勝つのみ。比例復活はあくまで結果」。初村陣営幹部らがそう口をそろえるのも、公明への配慮と同時に、組織の緩みを警戒する狙いがにじむ。
 2年後の県議選長崎市区では、両党の議員はそれぞれ当選を目指す。ある自民県議は「票(支持者)を公明側に紹介するのは簡単ではない。次の選挙で利用されたくない」と本音を明かす。だが公明側も黙ってはおらず、こうくぎを刺す。「(自民県議の)後援会に攻め込むつもりはない。ただし、選挙協力はギブアンドテイクだ」

3661チバQ:2021/10/21(木) 15:31:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed35635924695f2233b065c04adb390acfab9329
衆院選 序盤情勢 長崎1区 西岡氏が初村氏リード 2区は加藤氏優勢
10/21(木) 10:00配信

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長崎新聞
 共同通信社が19、20両日に行った第49回衆院選の全国電話調査を踏まえ、長崎新聞社は20日、県内4小選挙区の序盤情勢について取材を加味し分析した。長崎1区は国民民主前職の西岡秀子氏(57)が自民新人の初村滝一郎氏(42)を一歩リード。3区と4区は自民と立憲民主の候補が互角の戦いを繰り広げており、2区は自民新人の加藤竜祥氏(41)が優勢。ただ各選挙区とも2〜3割が誰に投票するか決めておらず、今後情勢が変わる可能性がある。
 1区は、西岡氏が立民と国民各支持層の7割超を固め、無党派層の4割に浸透。自民支持層の2割弱に食い込んでいる。初村氏は自民支持層の6割強、公明支持層の7割強をまとめたが、無党派層で伸び悩んでいる。共産新人の安江綾子氏(44)は厳しい戦い。
 4区は、立民新人の末次精一氏(58)と自民前職の北村誠吾氏(74)が横一線。末次氏は立民の8割強、共産の7割強を固めたほか、自民支持層の1割強が流れ込んでいる。北村氏は自民支持層の5割に届いておらず、公明支持層も約半数にとどまる。いずれも無所属新人の萩原活(ひろし)氏(61)と田中隆治氏(78)は出遅れているが、萩原氏は一部の自民支持層の受け皿となっている。
 3区は自民前職の谷川弥一氏(80)と立民新人の山田勝彦氏(42)が競り合っている。谷川氏は自民支持層が6割弱にとどまり、公明の支持は山田勝氏をやや上回る程度。山田勝氏は立民支持層の8割弱、共産支持層の7割をまとめ、無党派層の3割の支持を受ける。無所属新人の山田博司氏(51)は苦戦、諸派新人の石本啓之氏(52)は浸透していない。
 2区は加藤氏が自民、公明支持層の約7割を固めた。立民前職の松平浩一氏(47)は立民支持層の8割、共産支持層の7割に浸透。無党派層の支持も加藤氏を上回っている。
 全体の情勢として若年層ほど自民候補を支持し、年代が上がるにつれ野党候補を支持する傾向が見られた。
 県内の政党支持率は自民46・4%、立民16・9%、公明4・2%、共産4・4%、国民2・8%、社民2・1%、支持政党なしが17・3%など。

3662チバQ:2021/10/21(木) 15:32:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/5de1638fd72ba34f8b53f0e7a7a1f1011e45a421
衆院選序盤情勢 激戦の岐阜4・5区、自民と立民ほぼ互角 1、2、3区は自民先行
10/21(木) 8:12配信

岐阜新聞Web
 19日公示された衆院選で、岐阜新聞社は20日、共同通信社が実施した電話調査に取材を加味し、県内五つの小選挙区の序盤情勢を探った。岐阜4区の自民前職と立民前職、岐阜5区の自民前職と立民新人が激しく競り合っている。岐阜1、2、3区はいずれも自民前職が抜け出す展開。ただ、投票先を決めていない有権者は2割以上おり、31日の投開票日までに情勢は変わる可能性がある。

【1区】

 現職閣僚で自民前職の野田聖子氏が大きくリードする。

 高い知名度と実績を誇る野田氏は、自民と、推薦を受ける公明の両支持層をほぼ固める。幅広い年代から支持を集める。

 立民新人の川本慧佑氏は、連携する国民県連や連合岐阜などの支援を受け、無党派層の取り込みを図る。

 共産新人の山越徹氏は支持拡大を図る。諸派新人の土田正光氏は独自の戦い。

【2区】

 自民前職の棚橋泰文氏が盤石の組織戦を展開している。

 経済界や後援会などから手厚い支援を受ける棚橋氏は、自民、公明支持層をまとめる。選挙区全体で支持を集めている。

 国民が県内で唯一候補者を擁立した新人の大谷由里子氏は、国民支持層を固め、立民支持層の取り込みを狙う。

 共産新人の三尾圭司氏は懸命に追う。

【3区】

 自民前職の武藤容治氏が優位に戦いを進める。

 県内で唯一の与野党一騎打ちとなった選挙区で、武藤氏が各地をくまなく回って票を固める。幅広い年齢層から支持を集めるが、自民支持層をまとめ切れていない。

 立民元職の阪口直人氏は、労組の選対を立ち上げ、労組への浸透を図る。立民支持層を中心に支持を集めており、反自民票の受け皿となれるかが鍵。

【4区】

 自民前職の金子俊平氏と立民前職の今井雅人氏が互角の戦い。

 金子氏は高山市を中心とした北部の飛騨地域で支持が厚い。可児市から出陣式を始めるなど南部での支持拡大を図る。自民県連は最重点区に位置付け、自民支持層を固める。

 今井氏は、可児市や美濃加茂市といった南部の可茂地域で支持を集める。立民、国民支持層のほか、候補者擁立を見送った共産党の支持層からも支持を得る。保守層の切り崩しも図る。

 維新新人の佐伯哲也氏は支持浸透を目指す。

【5区】

 11選を目指す自民前職の古屋圭司氏に、25歳で挑む立民新人の今井瑠々氏が並ぶ勢い。

 古屋氏は、多くの支援団体から支持を取り付け、堅実に地盤をまとめる。自民、公明支持層をほぼ固める。年代別では、30代以下からも支持を得る。

 今井氏は、地元のつながりを駆使して猛追する。立民支持層のほか、無党派層を取り込む。60代以上の世代で支持を集め、多治見市で広がりを見せる。

 維新元職の山田良司氏、共産新人の小関祥子氏が必死に追う。

     ◇

 調査は19、20日に実施し、県内では有権者2701人が回答した。衆院選の関心度は、「関心がある」が85・5%、「関心がない」が4・7%だった。

岐阜新聞社

3663チバQ:2021/10/21(木) 15:33:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b5bdf7a3d4514b28a6c50b5803aff61f9b384b3
与党が先行、追う野党
10/21(木) 7:54配信

山形新聞
(写真:山形新聞社)

 県内3小選挙区に計7人が立候補した第49回衆院選は、31日の投開票まで残り10日間となった。共同通信社が20日までの2日間で実施した世論調査と山形新聞社の本社・支社の取材を総合し、各小選挙区の序盤情勢を探った。(文中敬称略)

 県1区と県2区は与野党対決の一騎打ちで、県3区は自民党前職と2新人による三つどもえの形。県1〜3区で与党勢が先行し、非自民系の新人が追う展開となっている。各選挙区とも態度を決めかねている有権者が一定数おり、動向が勝敗を左右しそうだ。

 県1区は自民前職の遠藤利明がリードし、立憲民主党新人の原田和広が続く。

 遠藤は党選対委員長に就き、長期間、地元を離れての戦いは初。当選8回を支えてきた支持基盤を軸に自民支持層で手堅い。公明党支持層に加え、国民民主党支持層に食い込む。特に30代以下で強さを示す。

 原田は2014年以来、2度目の挑戦。共産党などとの候補者一本化に成功し立民、共産両支持層を固めている。国民支持層や無党派層で支持を集めるが、政権に批判的な保守層の切り崩しに苦戦している。

 県2区は自民前職の鈴木憲和が優位に立ち、国民新人の加藤健一が追い掛ける。

 鈴木は選挙区内に築き上げた後援組織をフル稼働し安定感を見せる。自民、公明支持層を足掛かりに保守票をまとめている。無党派層への浸透がやや弱く、攻勢を強める。全年代で上回っている。

 加藤健は国民支持層をほぼ固めた。立民、共産の両支持層も取り付け、野党共闘の効果が出ている。保守層や無党派層への食い込みは限定的で、巻き返しを期す。60代以上で相手候補に接近する。

 県3区は自民前職の加藤鮎子を無所属新人の阿部ひとみ、共産党新人の梅木威が追う。

 加藤鮎は先の鶴岡市長選で揺らいだ地元の鶴岡・田川地域を立て直し、自民、公明支持層への働き掛けを強める。酒田、新庄両市などで後援組織を足場に弾みを付ける構え。30、40代で強みを見せる。

 阿部は出馬表明から約1カ月の選挙戦。酒田・飽海地域を地盤に、知名度アップを目指す。独自候補を持たない立民、国民支持層を取り込み、自民支持層にも一定程度、浸透。50代などで優位となっている。

 梅木は共産支持層に加え、立民支持層へも働き掛けているが、他陣営の攻勢に防戦気味だ。

3664チバQ:2021/10/21(木) 16:32:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/a2d47a1b77aac3852fc615785749e45c6cf3cfd8
[衆院選2021]序盤情勢…北海道(小選挙区・比例)
10/21(木) 15:43配信

読売新聞オンライン
北海道:道下と船橋 横一線…1区
 1区は、道下と船橋が横一線の戦い。道下は前回、横路孝弘元衆院議長の後継として出馬し、1区で勝利した。立民支持層の9割以上を固め、共産支持層にも浸透している。船橋は自民、公明支持層の7割以上を固め、若い世代の支持を集めている。

 2区は、自民の汚職事件に伴う4月の衆院補欠選挙で勝利した松木が安定した戦い。立民支持層の9割以上、共産支持層の約6割を固めた。補選の擁立を見送った自民は今回、高橋を擁立。知名度不足が課題だ。

 3区は、荒井と高木が互角の戦い。荒井は、父・荒井聰・元国家戦略相の後継候補。父の地盤を足場に立民支持層から9割以上の支持を集める。高木は自民支持層の8割超を押さえ、浮動票の掘り起こしに努める。

 4区は、大築と中村が激しく競り合う。4区から出馬予定だった立民議員の不適切発言による議員辞職に伴い、元民放記者の大築は8月に出馬表明。立民支持層の約9割を固め、無党派層の取り込みに懸命だ。農林水産副大臣の中村はこれまでの実績をアピールし、自民支持層の約9割、農林水産業者の6割以上の支持を固めた。

 5区は、和田が池田を一歩リードしている。和田は自民、公明支持層の9割弱を固め、若い世代の支持に勢いがある。池田は立民支持層をほぼ固めたが、共産との候補一本化ができなかったことで、政権批判票が分散した。

 6区は、西川と東がデッドヒートを展開する。4期15年務めた旭川市長を辞して臨む西川は立民支持層の約9割を固め、共産支持層にも浸透している。東は自民支持層の約9割、公明支持層の7割以上を固め、農林水産業者や商工自営業者の支持を集めている。

 7区は、自民道連会長を務める伊東が有利な戦い。幅広い年齢層の支持を集めている。篠田は立民支持層の約9割を固めたが、無党派層への広がりを欠いている。

 8区は、逢坂が頭ひとつ抜け出している。立民支持層をほぼ固め、無党派層にも食い込む。逢坂に連敗している前田は地元経済界を中心に支持を広げ、挽回を狙う。

 9区は、山岡が戦いを優位に進めている。前回、比例復活の山岡は立民支持層の9割以上を固め、巻き返しを図る。堀井は無党派層の支持が伸び悩んでいる。

 10区は、神谷と稲津が互角の戦い。神谷は立民支持層の約9割を固め、政権批判票の獲得に懸命だ。前回僅差で競り勝った公明の稲津は連立政権の実績を訴え、自民支持層の約7割を固めた。

 11区は、石川が優位に立っている。立民支持層をほぼ固め、幅広い年代の支持を集める。前回、石川に敗れた中川は自民支持層の8割弱を固め、巻き返しに懸命だ。

 12区は武部が先行し、川原田が追いかける展開。武部は自民幹事長を務めた父・勤の地盤を守り、農林水産業者や商工自営業者からの支持を集めている。川原田は立民支持層の9割弱を固め、浮動票の掘り起こしに努める。

北海道:比例(定数8):自民と立民 伯仲
 2012年以来、過去3回連続で3議席を確保してきた自民は、今回も3議席獲得を視野に入れる。立民も前回の17年衆院選と同様、3議席に迫る勢いで、自民と立民が伯仲している。共産は14年以来となる議席獲得の見通しが出ており、公明は支持層を固めて1議席を堅守しそうだ。

 維新は1議席獲得に向けて苦戦している。鈴木宗男参院議員が代表を務める地域政党・新党大地の支持層の動きがカギとなっている。

調査の方法

 10月19日から20日にかけて、各小選挙区で電話世論調査を実施した。コンピューターで無作為に作成した固定電話と携帯電話の番号を使い、調査員による調査と自動音声による調査を組み合わせて行った。計18万6863人が回答し、1選挙区あたりの回答数は平均647人。調査は日本経済新聞社と協力して実施した。両社で基礎データのみ共有し、集計、分析、記事作成は両社が独自に行った。調査実務は日経リサーチに委託した。

議席予測の方法

 小選挙区の予測は、過去の衆院選での調査結果と実際の得票率との関係から政党別の予測式を作成し、今回の調査で得た各候補者の数値をあてはめた。比例選では、衆院選と参院選での調査結果と、実際の選挙結果との関係などから予測式を作成。比例ブロックごとの各政党の予測得票数を算出した。その後、ドント方式で各政党の獲得予測議席を計算した。これらに全国の各本社、各支社、総支局などの取材情報を加味して総合的に判断した。

3665チバQ:2021/10/21(木) 16:32:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/eafda17b4e1665644643046f14bf419406d1862c
[衆院選2021]序盤情勢 東北(小選挙区・比例)
10/21(木) 15:46配信

読売新聞オンライン
青森:江渡と升田 並ぶ…1区
 1区は江渡と升田が横一線の戦い。江渡は、今回は比例選に回る津島淳の支援を受け、自民支持層の8割を固めた。農林水産業者や商工自営業者らから支持を集めている。升田は、立民支持層の8割以上を固め、政権批判票取り込みを狙う。

 2区は、優位に立つ神田に高畑が肉薄している。神田は、引退した大島理森・前衆院議長の地盤を引き継ぎ、自民支持層の約8割、公明支持層の約7割を固めた。高畑は、2区に地盤を持つ田名部匡代参院議員と街頭演説を重ね、知名度アップに努める。立民支持層の8割以上を固めたが、無党派層の支持拡大が課題だ。

 3区は、木村がややリードし、山内が追い上げる。木村は前回の選挙前に急逝した兄・太郎から引き継いだ地盤を守り、自民支持層の9割弱をまとめた。山内は大票田の弘前市を中心に街頭演説を繰り返し、立民支持層の約8割を固めた。

岩手:鈴木、安定感増す…2区
 1区は、階がリードする展開。政治資金問題で係争中の立民県連からは支援を得られないものの、旧民主党時代からの実績で、立民支持層の8割以上を固めた。高橋は自民、公明支持層に加え、浮動票の取り込みが課題だ。

 2区は、財務相の鈴木が安定感を増している。元首相の父・善幸の地盤をいかし、自民支持層の約9割を固め、無党派層の5割近い支持を集めている。大林は立民支持層の8割弱をまとめたが、知名度不足が課題だ。

 3区は、18選を目指す小沢が先行し、藤原が追いかける展開。小沢は長年築き上げた100超の後援会組織をフル稼働して、立民支持層の約8割、共産支持層の7割以上を固めた。公示日に自らの選挙区に入るのは異例で、選挙態勢のてこ入れを図った。藤原は自民支持層の約8割、公明支持層の約7割をまとめ、さらなる保守票の取り込みを目指す。

宮城:安住 有利な戦い…5区
 1区は、岡本が先行し、土井が追いかける展開。情報労連の組織内候補で、前回比例復活の岡本は立民支持層の約9割、共産支持層の約8割を固めた。土井は企業や支持団体などを回り、自民支持層の約8割を固め、浮動票の掘り起こしにも努める。

 2区は、鎌田と秋葉が互角の戦い。前回、無所属だった鎌田は立民の公認で出馬。立民支持層の約9割をまとめ、共産支持層などの取り込みを狙う。秋葉は自民支持層の約8割を固めたが、無党派層の支持拡大が課題だ。

 3区は、西村が先行し、大野が追いかける展開。西村は官房副長官を務めた実績などを強調し、自民支持層の約9割、公明支持層の約8割を固めた。大野は立民支持層に加え、無党派層などへの浸透を目指す。

 4区は、伊藤が安定した戦い。幅広い年齢層に浸透し、農林水産業者を中心に支持を集めている。舩山は共産支持層以外への支持拡大が課題で政権批判票の取り込みに力を注ぐ。

 5区は、9選を目指す安住が有利な戦い。強固な後援会組織をフル稼働させて、立民支持層の約9割、共産支持層の約8割を固めた。元タレントの森下は知名度を生かして、巻き返しを図る。

 6区は、小野寺が安定感を増している。防衛相などの要職を務めた実績を訴え、後援会組織がフル回転。自民、公明支持層の9割強を固めた。内藤は共産支持層に加え、立民支持層の取り込みを目指す。

3666チバQ:2021/10/21(木) 16:33:31
秋田:寺田と冨樫 しのぎ…1区
 1区は、寺田と冨樫がしのぎを削っている。寺田は立民支持層の9割を固めた。冨樫は約30の後援会組織をフル稼働させ、自民、公明支持層をそれぞれ約7割固めた。

 2区は、緑川と金田が激しく競り合っている。緑川は若さと行動力をアピールし、立民支持層、共産支持層をそれぞれ約9割固めた。無党派層も5割以上に浸透した。金田は衆院予算委員長を務めた実績などを訴え、強固な後援会組織を背景に、自民支持層の約7割をまとめている。

 3区は、御法川が安定感を増している。自民、公明支持層の約8割をそれぞれ手堅くまとめ、無党派層の支持拡大に全力を挙げている。農林水産業者やサラリーマンなど幅広い業種から支持を集めている。杉山は共産支持層以外への広がりを欠いている。候補擁立を見送った立民の支持層は、約4割にとどまっており、積み上げが課題だ。

山形:鈴木に加藤が肉薄…2区
 1区は、9選を目指すベテランの遠藤が原田と接戦になっている。遠藤は、後援会組織をフル稼働させ、自民支持層の約8割、公明支持層の約6割を固めた。原田は立民支持層の約9割、候補者を取り下げた共産支持層の約8割を固めた。若年層の支持拡大が課題だ。

 2区は、優位に立つ鈴木に加藤が肉薄している。鈴木は、自民支持層の約9割を固め、商工自営業者を中心に支持を得ている。加藤は、舟山康江・国民政調会長の全面支援を受け、国民支持層の約8割に加え、立民、共産支持層もそれぞれ約8割近くを固めている。

 3区は、加藤が阿部を一歩リードしている。加藤は、父の紘一・元自民幹事長が築いた強固な後援会組織を生かし、自民支持層の約7割を固めたが、無党派層の支持が伸び悩んでいる。阿部は連合の支援を受け、立民支持層の約6割を固めた。商工自営業者を中心に支持拡大を図る。

福島:玄葉 強固な地盤…3区
 1区は金子と亀岡がしのぎを削る。前回、無所属だった金子は立民公認で立候補。立民支持層の約9割、共産支持層の約8割を固め、無党派層にも浸透している。亀岡は元復興副大臣で取り組んだ復興政策の実績をアピール。自民、公明支持層の約8割を固め、農林水産業者の支持が広がっている。

 2区は根本が馬場を一歩リードしている。岸田派の事務総長を務める根本は、各地区に後援会を張り巡らせ、幅広い年齢層の支持を集めている。馬場は出馬表明が6月と出遅れたが、立民、共産支持層の約8割を固め、追い上げに全力を注ぐ。

 3区は玄葉が先行し、上杉が追いかける展開。10選を目指す玄葉は強固な地盤を持ち、商工自営業者をはじめ、幅広い職業から支持を集める。上杉は自民支持層の約8割を固め、着実に浸透を図っているが、無党派層などへの広がりを欠いている。

 4区は、小熊と菅家が横一線の戦い。小熊は政権批判票の受け皿を目指す。前回は昨年死去した渡部恒三・元衆院副議長が選対本部長を務めた。菅家は自民支持層の約8割、公明支持層の約7割を固めたが、無党派層への浸透が課題だ。

 5区は、吉野が戦いを優位に進め、幅広い年代からの支持を集める。立民が候補を取り下げたことで、自民と共産の一騎打ちの構図になった。熊谷は立民支持層の約6割を固め、浮動票の獲得を目指す。

比例(定数13):自民 6議席の可能性
 自民は全年齢層で広く支持を集めており、過去最多に並ぶ6議席に達する可能性が出てきた。2017年の前回衆院選で3議席だった立民は岸田政権に批判的な層や無党派層も取り込んでおり、4議席獲得が見込まれている。

 公明は1議席を確保しており、辛うじて2議席目も確保できそうな勢いだ。2議席獲得となれば、14年の衆院選以来となる。共産は1議席を維持する公算が大きい。維新と国民は苦戦している。

調査の方法

 10月19日から20日にかけて、各小選挙区で電話世論調査を実施した。コンピューターで無作為に作成した固定電話と携帯電話の番号を使い、調査員による調査と自動音声による調査を組み合わせて行った。計18万6863人が回答し、1選挙区あたりの回答数は平均647人。調査は日本経済新聞社と協力して実施した。両社で基礎データのみ共有し、集計、分析、記事作成は両社が独自に行った。調査実務は日経リサーチに委託した。

議席予測の方法

 小選挙区の予測は、過去の衆院選での調査結果と実際の得票率との関係から政党別の予測式を作成し、今回の調査で得た各候補者の数値をあてはめた。比例選では、衆院選と参院選での調査結果と、実際の選挙結果との関係などから予測式を作成。比例ブロックごとの各政党の予測得票数を算出した。その後、ドント方式で各政党の獲得予測議席を計算した。これらに全国の各本社、各支社、総支局などの取材情報を加味して総合的に判断した。

3667チバQ:2021/10/21(木) 16:36:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/6cc5cbe138e82faf07110a41a1a37c78b8bf279f
[衆院選2021]序盤情勢 北関東(小選挙区・比例)
10/21(木) 15:49配信

読売新聞オンライン
茨城:中村と永岡 しのぎ…7区
 1区は、福島と田所が激しく競り合う。前回、希望の党から出馬した福島は無所属で出馬。立民支持層の8割以上、共産支持層の約6割に浸透する。田所は法務副大臣を務めた実績をアピールし、与党支持層に加え、浮動票の掘り起こしを狙う。

 2区は、額賀が先行し、藤田が追いかける展開。財務相などを歴任した額賀は地元首長や県議らの支援に加え、県農政連、県医師連盟などから推薦を受け、支持固めに懸命だ。元参院議員の藤田は政権批判票の取り込みを狙う。野党共闘による候補一本化が実現したが、連合茨城が自主投票を決めるなどしこりも残っている。

 3区は、葉梨が優位に立つ。農林水産副大臣を務めた実績などを強調し、幅広い年齢層に浸透する。元県議の梶岡は選挙区内をこまめに回り、立民、共産支持層の約7〜8割から支持を得るが、広がりを欠いている。

 4区は、経済産業相などを務めた梶山が安定した戦い。元県議の大内は脱原発などを掲げ、政権批判票の取り込みを図る。

 5区は、石川が先行し、浅野が追いかける展開。石川は経済産業政務官の実績をアピールするなどして自民支持層の約8割を固めた。浅野を公認した国民は、勝利を見込める最重点区と位置づける。浅野は連合茨城や地元企業・日立製作所の労働組合の支援を受け、立民支持層の約7割に浸透する。

 6区は、国光と青山が激しく競り合う。現役医師の国光は、医療現場の声を国政に届けると訴え、自民支持層の約8割を固めた。青山は地元・土浦市に加え、大票田のつくば市で支持拡大を目指す。

 7区は、中村と永岡がしのぎを削る。中村は1994年の自民離党後も無所属で当選を重ねたが、今回は立民公認で臨む。強固な後援会組織を足がかりに支持固めに努める。永岡は自民支持層の約7割を固め、公明支持層への浸透を目指す。

栃木:佐藤と藤岡が接戦…4区
 1区は、13選を目指す船田が先行し、渡辺が追いかける展開だ。船田は地元首長や県議らが支援に回り、自民支持層の約8割を固めた。前回、無所属で出馬した渡辺は、立民の公認を得て政権批判票の取り込みを狙う。

 2区は、福田と五十嵐が接戦となっている。福田は栃木県知事を経験した知名度を武器に、立民支持層の約9割に浸透する。五十嵐は自民県連の公募で6月に出馬が決まった。自民支持層の約7割を固め、農林水産業者やサラリーマンからの支持を集めている。

 3区は、簗が優位に立っている。簗は連日のつじ立ちで国土交通政務官の実績をアピール。自民支持層の約9割を固め、無党派層にも浸透している。初出馬の伊賀は街頭活動で名前を懸命に売り込み、支持拡大を急いでいる。

 4区は、佐藤と藤岡が接戦となっている。佐藤は党総務会長を務めた経験や、地元と国とのパイプ役の実績を強調し、自民支持層の約8割、公明支持層の6割以上を固めた。過去3回の衆院選で佐藤に敗れている藤岡は大票田の小山市を中心にくまなく歩き、立民支持層の約9割を固めた。

 5区は、茂木が安定した戦い。幅広い年代に支持が広がっている。外相を務めており、地元に帰ることもままならないが、選挙区内に約600ある後援会支部をフル稼働して、組織固めに力を注ぐ。岡村は政権批判票の取り込みを狙うが、広がりを欠いている。

3668チバQ:2021/10/21(木) 16:36:33
群馬:笹川・長谷川 横一線…3区
 1区は、中曽根が優位に立っている。前回は比例選で当選したが、今回は公示直前の公認調整で小選挙区での出馬が決まった。自民支持層の9割近くの支持を固め、若年層にも浸透する。宮崎は維新公認で立候補。浮動票の掘り起こしに懸命だ。

 2区は、井野がリードする展開。自民支持層の約9割、公明支持層の約7割を固め、地元商工会や農協から支援を受ける。堀越は、積極的に座談会を開くなどして親しみやすさをアピールする。立民支持層の約7割に浸透するが、無所属の石関の出馬で政権批判票が分散している。

 3区は、笹川と長谷川が横一線の戦い。笹川は選挙区内の首長から支持を受けて、環境副大臣を務めた実績を強調する。元県議の長谷川は、地元を小まめに回り、立民支持層をほぼ固め、共産支持層の7割以上に浸透している。ただ、連合群馬の推薦を取り消されたことが影響しそうだ。

 4区は、福田が安定した戦い。元首相の祖父・赳夫、父・康夫が築いた強固な地盤を誇る。当選3回ながら党総務会長に就任し、知名度も上がった。角倉は政権批判票の集約を図るが、無党派への広がりを欠いている。

 5区は、小渕が安定感を増している。自民、公明支持層の約9割を固めた。元首相の父・恵三時代の地盤を守り、前回から後援会支部も約100増やした。伊藤は街宣活動に力を入れ、政権批判票の取り込みを図る。

埼玉:柴山と小野塚 互角…8区
 1区は村井と武正が激しく競り合う。村井は首相補佐官就任も追い風になり、自民、公明支持層の約8割を固めた。武正は立民支持層の9割弱をまとめた。

 2区は新藤が安定した戦い。奥田は擁立を見送った立民の支持層をまとめきれていない。

 3区は、黄川田と山川で接戦となっている。内閣府副大臣の黄川田はコロナ対策の充実などを訴え、支持固めに奔走。野党5党の候補一本化が実現した山川は、立民支持層の9割以上、共産支持層の7割以上を固めた。

 4区は、穂坂が安定した戦い。志木市長を務めた父の地盤を生かし、組織戦を展開する。工藤は共産支持層以外への広がりがカギだ。

 5区は、枝野が先行し、牧原が追いかける展開。立民代表として全国行脚を続ける枝野は地元に入れない日も多いが、抜群の知名度で無党派層に浸透している。枝野と6回目の対決となる牧原は、若い世代に支持が広がっており、挽回を狙う。

 6区は、大島が中根を一歩リードしている。自民、立民の一騎打ちの構図。大島は立民支持層に加え、無党派層から5割近くの支持を集める。連続比例復活の中根は高市政調会長らが応援に入り、てこ入れに懸命だ。

 7区は、小宮山と中野がしのぎを削る。小宮山は立民支持層の約8割、共産支持層の約6割をまとめ、政権批判の受け皿を目指す。中野は比例選に回った前回出馬の神山佐市との連携を強化し、組織固めを急ぐ。

 8区は、柴山と小野塚が互角の戦い。文部科学相など要職を務めた柴山はこれまでの実績を訴え、支持拡大に努める。無所属での出馬となった小野塚は立民支持層の約7割、共産支持層の約8割を固め、無党派層への浸透を目指す。

 9区は、大塚が頭ひとつ抜け出す。妻で五輪相を務めた丸川珠代参院議員の支援も受け、幅広い年齢層に食い込む。前回、希望の党から出馬した杉村は立民公認で再挑戦する。

 10区は、坂本と山口がしのぎを削る。坂本は大票田の東松山市の市長を4期務めた知名度を生かし、立民支持層の9割弱、共産支持層の約8割を固めた。山口は、自民選対委員長を務めた父・泰明から引き継いだ地盤固めに全力を注ぐ。

 11区は、前回、自民系無所属の対決を制した小泉が安定した戦い。幅広い年代で支持を集める。島田は反自民票の取り込みを狙う。

 12区は、森田と野中が接戦となっている。前回は野中が492票の僅差で制した。森田は立民支持層の約9割、共産支持層の約8割を固め、無党派層の5割弱の支持を集めている。野中は茂木外相らの応援を予定するなど、無党派層の支持拡大を目指す。

 13区は、土屋と三角がデッドヒートを展開する。土屋は自民、公明支持層の約8割を固め、女性の支持でも先行する。三角は立民の蓮舫代表代行らの応援を受け、立民支持層などに加え、浮動票の獲得を狙う。

 14区は、三ツ林が有利な戦い。幅広い職業・年代から支持を集めた。鈴木は国民の支持層に加え、立民支持層の取り込みがカギとなる。

 15区は、田中と高木が激しく競り合っている。田中は強固な後援会をフル回転して、自民支持層の7割以上、公明支持層の8割以上をまとめた。高木は立民の枝野代表の地元秘書を務めた経歴を持つ。前回は比例北関東ブロックから当選したが、今回、小選挙区での選挙戦に挑む。立民支持層の9割以上を固め、幅広い支持層への浸透を図る。

3669チバQ:2021/10/21(木) 16:36:51
比例(定数19):自民 7議席維持の公算
 自民は7議席を維持する公算が大きく、8議席目にも手が届きそうだ。全年齢層で手堅く支持を集め、底力を見せている。立民は枝野代表のお膝元である埼玉を中心に強みがあり、5議席程度が見込まれる。

 公明は2議席確保が見込まれ、さらに積み増しを狙っている。共産は2014年衆院選以来の2議席を確保する見通しとなっている。維新は1議席が見込まれ、国民も1議席目に届きそうだ。

調査の方法

 10月19日から20日にかけて、各小選挙区で電話世論調査を実施した。コンピューターで無作為に作成した固定電話と携帯電話の番号を使い、調査員による調査と自動音声による調査を組み合わせて行った。計18万6863人が回答し、1選挙区あたりの回答数は平均647人。調査は日本経済新聞社と協力して実施した。両社で基礎データのみ共有し、集計、分析、記事作成は両社が独自に行った。調査実務は日経リサーチに委託した。

議席予測の方法

 小選挙区の予測は、過去の衆院選での調査結果と実際の得票率との関係から政党別の予測式を作成し、今回の調査で得た各候補者の数値をあてはめた。比例選では、衆院選と参院選での調査結果と、実際の選挙結果との関係などから予測式を作成。比例ブロックごとの各政党の予測得票数を算出した。その後、ドント方式で各政党の獲得予測議席を計算した。これらに全国の各本社、各支社、総支局などの取材情報を加味して総合的に判断した。

3670チバQ:2021/10/21(木) 17:08:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f3e40c6c7a760f4ee0db45411987e9c54a0febd
[衆院選2021]序盤情勢 東京(小選挙区・比例)
10/21(木) 15:52配信

読売新聞オンライン
岡本と池内競り合う…12区
 1区は、海江田と山田が横一線の戦い。元民主党代表の海江田は、立民支持層や共産支持層を固め、高い知名度を生かして無党派層の4割弱に浸透する。山田は自民、公明支持層の7割以上を固めた。

 2区は、辻と松尾が小差で競り合っている。総裁選で岸田首相の政策立案に携わった辻は、政権支持層の約7割を固め、商工自営業者にも浸透する。昨年、繰り上げ当選した松尾はまだ政権批判票をまとめきれていない。

 3区は、7度目の対決となる松原と石原が激しく競り合う。松原は立民支持層の約8割を固め、一部の保守層にも浸透する。石原は自民、公明支持層を固めつつあるが、無党派層の取り込みが課題だ。

 4区は、平が優位に立っている。幅広い年齢層から支持を集めており、特に若年層では約4割を固めた。谷川は立民支持層の6割弱までしか浸透しきれず、政権批判票を林と奪い合っている。

 5区は、若宮と手塚がデッドヒートを展開。初入閣を果たした若宮は自民支持層の約7割を固めた。手塚は立民支持層の約8割、共産支持層の約7割に浸透し、無党派層の4割弱からも支持を受ける。

 6区は、落合と越智がしのぎを削っている。落合は立民支持層の約9割を固めたのに加え、高齢者の支持が厚い。越智はサラリーマンと商工自営業者の約4割から支持を受けている。

 7区は、高い知名度を誇る長妻が安定感を増している。立民支持層をほぼ固め、無党派層の約5割、政権支持層の一部からも支持を受ける。松本は地域の組織固めに取り組んできたが、浸透しきれていない。

 8区は、吉田と石原が接戦を繰り広げている。れいわの山本代表の出馬断念で吉田に政権批判票が集中しており、無党派層の支持拡大にもつながっている。11選を狙う石原は自民支持層の約7割を固めた。

 9区は、山岸と安藤が小差の競り合いをしている。山岸は立民支持層の約8割を固め、無党派層の4割弱にも浸透する。比例東京から移った安藤は、公明支持層を固めきれていない。

 10区は、鈴木隼と鈴木庸が一歩も譲らぬ展開。3期目を目指す鈴木隼は自民、公明支持層の約8割から支持を得ている。鈴木庸は、政権批判票の約7割を固めた。

 11区は、下村が頭ひとつ抜け出している。下村はサラリーマン、商工自営業者、専業主婦の約4割から支持を受ける。政権批判票は阿久津と西之原に分散している。

 12区は、岡本と池内が競り合っている。岡本は自民支持層の約4割にしか浸透していないのが課題。池内はサラリーマンや無党派層の約3割から支持を受ける。

 13区は、引退したベテラン鴨下一郎の支援を受けた土田が安定した戦い。自民支持層の約8割を固め、商工自営業者の約5割にも浸透する。北條は立民支持層の約8割を固めたが、政権批判票は集めきれていない。

 14区は、松島と木村がしのぎを削る。地元区長らの支援を受ける松島は、商工自営業者や専業主婦層で支持を広げ、自民支持層の約7割も固めた。木村は共産支持層の約6割を取り込み、無党派層への浸透に懸命だ。

3671チバQ:2021/10/21(木) 17:08:55
 15区は、柿沢と井戸が激しく競り合っている。柿沢は自民支持層の4割弱に浸透している。井戸は立民、共産支持層を固めつつあるが、無党派層は柿沢と分け合っている。

 16区は、大西が戦いを優位に進めている。大西は菅内閣で国土交通副大臣を務めた実績を掲げ、自民、公明支持層の約7割を固めた。水野は立民支持層の8割弱から支持を受けるが、他の層への広がりに欠けている。

 17区は、9選を目指す平沢が優勢となっている。自民支持層の約8割を固めたのに加え、無党派層の支持でも他候補を引き離している。政権批判票は猪口、新井、円に分散している。

 18区は、菅と長島が一歩も譲らない展開。労働組合の支援を受ける菅は立民支持層の約9割を固める。専業主婦の支持もリードしている。長島は小規模集会で知名度向上を図り、政権支持層の7割以上を固めた。

 19区は、末松と松本が互角の戦い。末松は高齢者の支持が広がっており、無党派層の4割以上も固める。松本は商工自営業者からの支持が今一つで、経済産業副大臣などを務めた実績を強調し、浸透を図る。

 20区は、岸田首相の側近で官房副長官の木原が安定した戦い。幅広い世代でリードしており、政権支持票の8割以上を固めたほか、無党派層への浸透も図る。宮本は候補者を立てなかった立民支持層の票固めが課題だ。

 21区は、大河原と小田原が激しく競り合う。野党共闘の大河原は立民、共産支持層の8割以上を固め、政権批判票の受け皿となっている。小田原は地元をくまなく回り、知名度向上に全力を挙げている。

 22区は、伊藤と山花が予断を許さない展開となっている。伊藤は支援団体回りに精を出し、サラリーマンや商工自営業者の支持でリードする。山花は立民、共産支持層を固めつつ、4割程度を固めた無党派層の支持拡大を図る。

 23区は、一騎打ちを繰り広げる伊藤と小倉が横一線の戦い。野党統一候補の伊藤は政権批判票の6割以上を固め、さらなる上積みを図る。小倉はミニ集会を重ねて地盤固めを進めてきたが、公明支持層への広がりが課題になっている。

 24区は、経済産業相の萩生田が安定感を増している。知名度を生かしてサラリーマンの5割以上から支持を受け、専業主婦にも浸透している。吉川は共産支持層以外への浸透に懸命だ。

 25区は、前万博相の井上が島田を一歩リードしている。井上は強固な保守地盤を生かし、政権支持層の約9割を固めた。島田は野党共闘を支持する市民団体の支援を受け、浮動票の取り込みで追い上げを狙う。

比例(定数17):れいわ 1議席獲得か
 自民は3回連続で6議席を維持する公算が大きくなっている。支持層を手堅くまとめており、情勢次第では7議席目にも手が届く可能性がある。立民も前回選挙で獲得した4議席を確保しそうだ。

 無党派層の1割強から支持を得る共産は2議席を確保しており、さらに積み増しを狙っている。公明も2議席を確保する見通しで、維新は2議席に迫る勢いだ。れいわも1議席を獲得する可能性がある。

調査の方法

 10月19日から20日にかけて、各小選挙区で電話世論調査を実施した。コンピューターで無作為に作成した固定電話と携帯電話の番号を使い、調査員による調査と自動音声による調査を組み合わせて行った。計18万6863人が回答し、1選挙区あたりの回答数は平均647人。調査は日本経済新聞社と協力して実施した。両社で基礎データのみ共有し、集計、分析、記事作成は両社が独自に行った。調査実務は日経リサーチに委託した。

3672チバQ:2021/10/21(木) 18:22:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/d6f441e1e9be511cfd7b5caa81f89970ce3532d3
[衆院選2021]序盤情勢 南関東(小選挙区・比例)
10/21(木) 15:54配信
神奈川:初入閣の山際 優位…18区
 1区は、前回比例復活の篠原がリードする展開。立民支持層の約9割を固め、無党派層からも一定の支持を得ている。松本は2月に自民を離党したダメージに苦しんでいる。

 2区は、前首相の菅が岡本を一歩リード。菅はワクチン接種の進展やデジタル庁創設など実績を訴える。岡本は無党派層の支持拡大を狙っている。

 3区は、8月の横浜市長選出馬に伴い議員辞職した小此木八郎の地盤を継いだ中西が安定した戦い。小林、木佐木は政権批判票を奪い合い、伸び悩んでいる。

 4区は、再選を目指す早稲田と元衆院議員の浅尾、前回比例復活の山本が三つどもえの戦い。早稲田は立民支持層の8割弱を固めた。自民支持層は浅尾、山本に二分している。

 5区は、比例東北ブロックから転じた山崎と5選を目指す坂井が接戦となっている。山崎は自民の古い政治か、立民の新しい政治かの選択を訴える。坂井は菅内閣で官房副長官を務めた実績などを強調する。

 6区は、青柳と古川がデッドヒートを展開。青柳は立民支持層の約9割を固めた。自民が25年ぶりの公認候補として擁立した古川は、知名度向上が課題となっている。

 7区は、中谷と鈴木が横一線の戦い。中谷はデジタル戦略などを、鈴木はコロナ収束後の経済対策や気候変動などへの対応を訴え、ともに無党派層への浸透に懸命だ。

 8区は、知名度の高い江田が前回比例復活の三谷を一歩リードする。江田が政権批判に力を入れる一方、三谷は中小企業への支援などを訴え、追い上げを図っている。

 9区は、7選を目指す笠と国土交通副大臣に就任した中山が互角の戦い。笠は立民支持層の約9割を固めた。中山は保守層の支持固めができるかどうかが勝利のカギとなる。

 10区は、閣僚経験者の田中がリードする展開。畑野は、立民支持層を含む政権批判票の獲得を模索する。鈴木は県内小選挙区で唯一の国民民主候補だが、準備不足が響く。

 11区は、環境相などを歴任し、抜群の知名度を誇る小泉が優位に立っている。林は政権批判票の取り込みに全力を挙げている。

 12区は、前回、僅差で勝利した阿部と比例復活した星野が再び激しく競り合っている。阿部は立民支持層の約9割、星野は自民、公明支持層の約7割をそれぞれ固めた。

 13区は、党幹事長の甘利と太がしのぎを削る。甘利は自民支持層の約8割を固めたが、公明支持層の支持は5割半ばにとどまる。太は無党派層への浸透を図る。

 14区は、赤間と長友が互角の戦い。赤間はミニ集会を重ねて地盤固めを図る。長友は駅頭活動や動画投稿を通じ、知名度アップに力を入れている。

 15区は、知名度抜群の河野が安定した戦い。他候補の応援で地元にはほとんど入らないが、支持基盤は揺るぎない。佐々木はコロナ対策や民主主義尊重を訴える。

 16区は、後藤と義家が激しく競り合っている。「国会での質問時間はナンバー1」とアピールする後藤に対し、義家は連日の早朝街頭演説など草の根の活動を展開している。

 17区は、4選を目指すデジタル相の牧島が優勢。経済、農業団体などが支援に回る。神山は街頭などで無党派層の取り込みを狙う。

 18区は、経済再生相として初入閣した山際が優位に立つ。三村は立民支持層の8割強を固めたが、支持に広がりを欠いている。

3673チバQ:2021/10/21(木) 18:23:12
千葉:林・谷田川がしのぎ…10区
 1区は、田嶋が門山を一歩リードする。田嶋が、候補擁立を見送った共産の支持層の約7割に浸透した。門山は、自民の約7割、公明の約6割の支持層を固めたが、無党派層への浸透が課題だ。

 2区は、4選を狙う小林が優位に戦いを進めている。小林は、岸田内閣で初入閣し、知名度を高めた。黒田は、経済疲弊を訴え、政権批判票の取り込みを狙う。

 3区は、松野が安定感を増している。官房長官の職務で地元に入る機会が限られるが、後援会などが支持基盤を固める。前回、比例復活の岡島は共産と一本化し、4選を目指す。

 4区は、元首相の野田が、高い知名度と政党の枠を超えた強固な地盤を武器に優位に立つ。前回、比例復活で初当選した木村は地道な街頭演説で知名度アップに懸命だ。

 5区は、薗浦と矢崎が接戦を繰り広げる。5選を目指す薗浦は、安定政権での政策推進を訴える。矢崎は、解散直前に共産が公認候補を取り下げたことで、共産支持層の約6割の支持を集める。

 6区は、渡辺が優勢で、支持組織の引き締めを図る。解散直前まで5区で立候補予定だった浅野は、立民支持層への広がりはまだ約3割だ。生方は解散直前、北朝鮮による日本人拉致問題に関する失言の責任を取って、立民の公認を辞退した。

 7区は、斎藤が安定した戦い。立民と共産が一本化した竹内は、女性や若者の活躍を訴え、若年層の支持拡大を目指す。

 8区は、本庄が優位に立つ。岡田克也元外相の秘書だった本庄は、政権批判票を一手に集める。8選を狙う桜田は、自民、公明支持層への浸透に苦労している。

 9区は、奥野と秋本が横一線の戦い。奥野は、地方選では保守陣営を支援し、支持の裾野を広げてきた。今回候補擁立を見送った共産の支持層の約8割にも浸透した。秋本は解散前から河野太郎党広報本部長を街頭演説に呼ぶなど、浮動票の取り込みを図る。

 10区は林と谷田川がしのぎを削る。林は、二階俊博・前幹事長の側近で、自民、公明支持層の約7割を固めた。谷田川は、今回候補擁立を見送った共産の約8割の支持を得た。自民衆院議員の秘書から政界入りした経験を生かし、保守層への浸透も狙う。

 11区は、森が頭一つ抜け出す。祖父の代から受け継いだ支持基盤を武器に、首長や県議から広く支援を受ける。椎名は、政府のコロナ対策を批判し、政権批判票の受け皿を狙う。

 12区は、浜田が有利な戦い。自民、公明支持層の約8割を固めた。樋高は、反政権票の積み上げに全力を挙げている。

 13区は、宮川と松本が一歩も譲らぬ展開。宮川は、共産支持層の約7割、無党派層の約3割から支持を得た。松本は、緊急事態宣言中の会食問題で離党した前議員に代わり、立候補。県のコロナ対応を担った経験をアピールして無党派層の支持取り込みを図る。

3674チバQ:2021/10/21(木) 18:23:22
山梨:中島と中谷が互角…1区
 1区は、中島と中谷が互角の戦い。中島は医師の視点からコロナ対策を訴え、無党派層の5割程度に浸透する。中谷は故・宮川典子元衆院議員の支持者を取り込み、自民支持層の8割以上を固めた。

 2区は、堀内が安定した戦い。ワクチン相としての初入閣をアピールし、自民支持層の9割近くをまとめた。市来は2019年参院選に出馬した知名度を生かす考え。共産候補との競合で政権批判票をまとめきれるかがカギだ。

比例(定数22):立民 6議席目狙う
 自民は全域で浸透し、幅広く支持を集めている。前回選挙で獲得した8議席を維持する公算が大きい。無党派層の約4分の1から支持を集める立民は、6議席目を狙える位置につけている。公明は2議席を固めており、3議席目にも手が届くかどうかが焦点となる。共産も支持層を堅調に固め、2議席を確保する見通しだ。千葉と神奈川の小選挙区に候補を擁立する維新は2議席程度が見込まれる。れいわも1議席を確保する見通しだ。

調査の方法

 10月19日から20日にかけて、各小選挙区で電話世論調査を実施した。コンピューターで無作為に作成した固定電話と携帯電話の番号を使い、調査員による調査と自動音声による調査を組み合わせて行った。計18万6863人が回答し、1選挙区あたりの回答数は平均647人。調査は日本経済新聞社と協力して実施した。両社で基礎データのみ共有し、集計、分析、記事作成は両社が独自に行った。調査実務は日経リサーチに委託した。

議席予測の方法

 小選挙区の予測は、過去の衆院選での調査結果と実際の得票率との関係から政党別の予測式を作成し、今回の調査で得た各候補者の数値をあてはめた。比例選では、衆院選と参院選での調査結果と、実際の選挙結果との関係などから予測式を作成。比例ブロックごとの各政党の予測得票数を算出した。その後、ドント方式で各政党の獲得予測議席を計算した。これらに全国の各本社、各支社、総支局などの取材情報を加味して総合的に判断した。

3675チバQ:2021/10/21(木) 18:24:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/00aed5ed5546ef5e6754911e41340feb88e78744
[衆院選2021]序盤情勢 北陸信越(小選挙区・比例)
10/21(木) 15:56配信

読売新聞オンライン
新潟:黒岩と斎藤 激戦…3区
 1区は、西村が戦いを優位に進める。幅広い職業から支持を集め、野党共闘で政権批判票の取り込みを図る。参院議員を2期務めた塚田は自民支持層の約7割を固めたが、無党派層への浸透に苦労している。

 2区は、細田がリードする展開。保守分裂選挙が回避され、自民支持層の約8割、公明支持層の約7割をまとめた。共産の平と連合新潟の推薦を受ける高倉は政権批判票を奪い合う。

 3区は、前回50票差で勝敗を分けた黒岩と斎藤が激しく競り合う。黒岩は戸別所得補償制度の復活を掲げ、農林水産業者の約6割から支持を集める。斎藤は首長らの後押しを受け、自民支持層の8割以上をまとめた。

 4区は、菊田が先行し、国定が追い上げる。菊田は6期の実績を強調し、無党派層にも浸透する。前三条市長の国定は市外での知名度アップに懸命だ。

 5区は、米山がややリードし、泉田が追い上げる。両者ともに知事経験がある。前知事の米山は野党支持層に浸透している。妻で作家の室井佑月さんも選挙に協力する。国土交通政務官の泉田は地方議員の協力を得て支持者回りを行うが、自民支持層を半分程度しかまとめきれていない。

 6区は、梅谷と高鳥が横一線の戦い。梅谷は立民支持層の約9割を固めた。高鳥は関係の近い安倍元首相や高市政調会長の応援を受け、地盤固めに躍起だ。

富山:上田 有利な戦い…2区
 1区は、田畑が優位に立っている。総務副大臣など国政での実績をアピールし、個人後援会を軸に支持層固めを進めている。前々回比例復活した吉田は、4月の富山市長選に出馬し、一定の支持を得た。街頭演説などで無党派層への浸透を狙っている。西尾は6度目の国政選挑戦。連合富山の支援を受けているが、支持は広がりを欠いている。青山は返済不要の奨学金の拡充などを訴える。

 2区は、宮腰光寛・元沖縄・北方相の後任となる上田が有利な戦い。前県議の人脈を生かし、地元県議らと連携してきめ細かく回る。越川は「上から目線の政治を変える」と政権批判票の取り込みを図っている。30年以上地元を離れていたため、知名度の向上が課題だ。

 3区は、5選を目指す橘が安定した戦い。地方創生に取り組んできた実績を前面に掲げる。SNS対策にも力を入れ、支持を広げる。坂本は野党統一候補としてコロナ対策の強化を訴え、政府対応への批判票の受け皿を狙う。

石川:近藤・西田 競り合う…3区
 1区は、小森がリードする展開。馳浩・元文部科学相が来年の石川県知事選への出馬を表明し、後任となった小森は、自民、公明支持層を中心に支持を順調に広げている。荒井は連合の支援を受け、無党派層への働きかけも強めている。小林は政権批判票の取り込みを狙うが、支持は広がりを欠いている。亀田は苦戦している。

 2区は、4選を目指す佐々木が自民、公明支持層の9割前後をそれぞれ固め、戦いを優位に進めている。坂本は共産支持層の約7割を固めるなど浸透するが、それ以外での支持は広がりを欠いている。

 3区は、近藤と西田が激しく競り合っている。草の根が強みの近藤は、年間約1000回の街頭演説を重ね、無党派層への浸透を図るとともに、保守票の取り込みも狙う。前回は、西田が2110票差で近藤を抑えており、西田は地元首長や県議、公明などの支持を取りつけ、組織戦を展開する。

 1区は、稲田が先行し、野田が追いかける展開。6選を目指す稲田は自民支持層の約8割、公明支持層の約7割を固めた。野党統一候補の野田は、共産支持層の約8割からも支持を得て、反政権票の取り込みを進める。

 2区は、高木と斉木が小差の競り合い。高木は、選挙区内の原子力発電所の有効活用を訴え、自民支持層の約8割を固めた。斉木は、票田の越前市や鯖江市を中心に支持拡大を図り、無党派層の約5割に浸透している。

3676チバQ:2021/10/21(木) 18:24:20
長野:篠原先行 若林追う…1区
 1区は、篠原が先行し、若林が追いかける展開。7期目を目指す篠原は立民支持層をほぼ固め、候補擁立を見送った共産支持層にも浸透している。元参院議員の若林は組織固めに懸命だ。SNSを活用し、無党派層の取り込みも急いでいる。

 2区は、下条がリードする展開。下条は立民、共産支持層をそれぞれ約9割まとめた。市民団体とも連携し、浮動票の獲得を進める。務台は選挙区内の後援会組織をフル回転させながら、業界団体などの支援も固め、小選挙区での返り咲きを狙う。

 3区は、神津と井出が互角の戦い。神津は元首相の羽田孜のおい。強固な後援会の支援を受け、立民支持層の約9割、共産支持層の約8割をまとめた。2019年に自民入りした井出は、自民、公明支持層の8割程度を手堅く固めた。無党派層への浸透を図る。

 4区は、後藤が初入閣を追い風にリードする展開。厚生労働相としてコロナ対策を訴え、自民支持層の約9割を固めた。長瀬は県内唯一の共産候補。「市民と野党の統一候補」とアピールしているが、立民の支持母体・連合長野は自主投票の方向だ。

 5区は、曽我と宮下が小差の競り合い。曽我は立民、共産支持層の約9割を固めた。田中康夫元県知事を支援した有志らの支援を受け、無党派層の約6割にも浸透。宮下は地元県議や市町村議らの支援を受け、自民支持層の約9割、公明支持層の約7割をまとめた。

比例(定数11):自民 5議席確保か
 富山や石川などで強い地盤を誇り、若い年代からの支持も厚い自民が、5議席を確保する展開となりそうだ。情勢次第では議席の積み増しもあり得る。

 立民は新潟と長野を中心に浸透を図り、3議席を確保した。無党派層の約3割からの支持も得ており、4議席目も射程に入れている。公明は1議席獲得が見込まれている。維新と共産も1議席を確保する可能性が出ている。

調査の方法

 10月19日から20日にかけて、各小選挙区で電話世論調査を実施した。コンピューターで無作為に作成した固定電話と携帯電話の番号を使い、調査員による調査と自動音声による調査を組み合わせて行った。計18万6863人が回答し、1選挙区あたりの回答数は平均647人。調査は日本経済新聞社と協力して実施した。両社で基礎データのみ共有し、集計、分析、記事作成は両社が独自に行った。調査実務は日経リサーチに委託した。

議席予測の方法

 小選挙区の予測は、過去の衆院選での調査結果と実際の得票率との関係から政党別の予測式を作成し、今回の調査で得た各候補者の数値をあてはめた。比例選では、衆院選と参院選での調査結果と、実際の選挙結果との関係などから予測式を作成。比例ブロックごとの各政党の予測得票数を算出した。その後、ドント方式で各政党の獲得予測議席を計算した。これらに全国の各本社、各支社、総支局などの取材情報を加味して総合的に判断した。

3677チバQ:2021/10/21(木) 18:28:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/e804bfc90f1b506ff350a39bb09c5aee2fb822df
[衆院選2021]序盤情勢 東海(小選挙区・比例)
10/21(木) 15:59配信
岐阜:古屋と今井 接戦…5区
 1区は、野田が戦いを優位に進めている。9月の自民党総裁選への出馬で知名度をさらに上げ、幅広い世代に浸透。サラリーマンや専業主婦にも支持を広げる。連合の支援を受ける川本は若さを前面に出し、無党派層の支持取り込みに力を入れる。

 2区は、棚橋が安定した戦い。菅内閣で国家公安委員長を務めた実績などを強調し、自民支持層の9割、公明支持層の7割を固めた。大谷は、芸能人のマネジャーを務めた経験から「人づくり」の重要性を訴えるが知名度不足が否めず、無党派層への浸透が課題だ。

 3区は、武藤が有利な戦いを進める。ミニ集会を重ね、自民支持層の8割、公明支持層の6割を固めた。前回衆院選で国替えして2度目の挑戦となる阪口は、野党共闘で、共産支持層の支持も広げる。無党派層に食い込み、政権批判票の獲得を図る。

 4区は、今井と金子が激しく競り合う。今井は、知名度の高さを生かし無党派層の5割強から支持を得る。「どぶ板」戦術で、金子の支持基盤の切り崩しを狙う。金子は地元の飛騨地区からの支持を中心に、自民支持層の8割、公明支持層の7割を固めた。

 5区は、古屋と今井が接戦。古屋は地元の製陶業界などから支援を受け、自民支持層の8割を固めた。野党3党が候補を立て、政権批判票が分散傾向にあるが、連合の支援を受けた今井は立民支持層の8割超を固めた。無党派層の支持を広げられるかどうかがカギだ。

静岡:細野 支持基盤強く…5区
 1区は、7選を目指す上川が自民支持層を固め、安定した戦いを進める。初の国政選となる遠藤は、元アナウンサーの経歴を生かし、知名度向上に努めている。

 2区は、井林がリードする展開。志太榛原地域を中心に自民支持層を固める。連合静岡の推薦を得た福村は無党派層への浸透を狙う。

 3区は、小山と宮沢が横一線の戦い。両者は過去3回にわたり激しく議席を争ってきたが、一騎打ちは初めて。無党派層の6割超の支持を得る小山は、野党候補一本化を追い風に自民支持層の切り崩しも狙う。宮沢は自民支持層を固め、公明の支援も得て戦う。

 4区は、大票田の静岡市清水区が地盤の深沢がリードする展開。自民支持層の9割、公明支持層の7割を固めた。田中は自民に批判的な保守層や無党派層への支持拡大を図る。

 5区は、無所属で自民・二階派入りした細野が優位に戦いを進める。細野の強力な支持基盤は健在で、自民や公明支持層からも一定の支持を得る。吉川は、各地に発足した後援会中心に活動するが、自民支持層を固めきれていない。小野は出遅れが響き、知名度不足が課題だ。

 6区は、渡辺と勝俣が激しく競り合う。前回小選挙区で勝利した渡辺は、立民支持層の9割、共産支持層の7割を固めた。無党派層からも一定の支持を得る。前回比例復活の勝俣は、自民、公明支持層の約8割を固めた。

 7区は、城内が安定感を増している。党派を超えた支持基盤を持ち、自民支持層の9割、公明支持層の8割弱を固めた。日吉は立民支持層の8割を固めたが、無党派層への浸透が課題だ。

 8区は、源馬と塩谷が予断を許さない展開となっている。源馬は野党統一候補として政権批判票の取り込みを狙う。参院静岡選挙区補欠選挙に立候補した野党系の新人候補は地元選出で、相乗効果を狙う。塩谷は企業を回るなど組織票固めに力を入れる。

3678チバQ:2021/10/21(木) 18:29:12
愛知:古川優位 組織票固める…2区
 1区は、熊田と吉田が激しく競り合う。熊田は総務副大臣などの経験をアピール。自民支持層を固め、公明支持層への浸透も図る。吉田は現役医師として、コロナ対策を中心に訴える。私鉄総連などから支援を受ける。

 2区は、知名度の高い古川が優位に戦いを進める。実績を訴え、連合などの組織票も固める。中川は街頭に立つなど知名度アップを図るほか、自民支持層の取り込みを急ぐ。

 3区は、近藤が安定した戦い。近藤は立民に加え、共産支持層や無党派層への浸透を図る。池田は自民、公明の支持固めに尽力する。

 4区は、工藤と牧が横一線で並ぶ。元名古屋市議の工藤は地元県議や市議の後援会組織を中心に支持層を固めている。牧は連合などの組織票を集め、無党派層への浸透も図る。

 5区は、神田と西川が競り合う展開。2回連続で比例復活の神田は自民の支持層固めに注力する。引退を表明した立民・赤松広隆前衆院副議長の後継となる西川は、赤松の地盤固めに奔走する。

 6区は、丹羽が戦いを優位に進めている。文部科学副大臣などを務めた実績を強調し、自民、公明支持層に浸透する。前回、比例東海ブロックの単独候補だった松田は、立民支持層以外への浸透が課題となる。

 7区は鈴木がリードし、森本が追いかける展開。鈴木は地元での街頭演説や会合などに力を入れる。同区では山尾志桜里が不出馬を表明。愛知6区から国替えした森本は知名度アップに注力する。

 8区は、伴野と伊藤が競り合う。伴野は立民支持層を固め、無党派層への浸透を図る。伊藤は地域をこまめに回り、支持拡大に励む。

 9区は、岡本と長坂が互角の戦い。岡本は医師の経験を生かし、コロナ対策などを訴える。立民支持層をほぼ固め、無党派層の支持も広げる。強固な自民支持基盤を持つ長坂は、小選挙区4連勝を目指す。

 10区は、8選を目指す江崎、杉本、藤原が三つどもえの接戦。江崎は一時期引退に言及し、支持者に動揺が走った。杉本と藤原は地道な活動を展開し、それぞれ浸透を図る。

 11区は、八木が優位な戦い。トヨタ自動車などの労組票をまとめ、過去6回勝利した古本伸一郎が解散当日に不出馬を表明した。本多は共産支持層以外への浸透が課題。

 12区は、重徳が優位に戦いを進める。立民、共産支持層に浸透する。青山は自民、公明の支持層固めを急ぐ。

 13区は、大西がややリードし、石井が追う。大西は立民支持層を固め、無党派層へも支持を広げる。石井は自民、公明支持層の支持固めを急ぐ。

 14区は、今枝が優勢。自民支持層を手堅くまとめる。前回に続く挑戦の田中も知名度アップを図り、追いかける。

 15区は、根本と関が競り合う。根本は自民、公明支持層を固めた。関は立民支持層をまとめ、無党派層の支持拡大を狙う。

3679チバQ:2021/10/21(木) 18:29:28
三重:岡田 安定した戦い…3区
 1区は、田村がリードする展開。自民支持層の9割を固めた。厚生労働相を務め、高い知名度から無党派層へも支持を広げる。前津市長の松田は立民、共産両党の支持層の約7割を固めるが、広がりに欠ける。

 2区は、中川と川崎が接戦となっている。中川は、立民支持層の9割強から支持を得ているほか、支援を受ける労組票を固めた。川崎は、元厚生労働相の川崎二郎の長男。大票田の鈴鹿市などで支持拡大を図るが、無党派層への浸透が課題となる。

 3区は、岡田が安定した戦いを見せる。比例重複はせず、幅広い支持層や世代の支持を受ける。石原は前菰野町長で、7月に出馬を表明したが、知名度不足は否めない。

 4区は、前知事の鈴木が知名度を生かして頭一つ抜け出した。自民、公明の与党支持層から高い支持を得るほか、無党派層にも浸透している。県内で唯一「野党共闘」が成立せず、坊農は政権批判票の取り込みに懸命だ。

比例(定数21):自民 9議席届く勢い
 全年齢層で浸透する自民は2014年、17年衆院選で獲得した8議席を固め、過去最多に並ぶ9議席目に手が届く勢いだ。立民は無党派層や国民支持層の一部を取り込み、6議席を確実にした。

 公明は2議席を堅守し、3議席目に達する可能性がある。維新、共産は2議席を獲得する見通しだ。国民は労組票を中心に支持層を固めようとしているが勢いに欠けており、1議席をめぐる戦いは険しさを増している。

調査の方法

 10月19日から20日にかけて、各小選挙区で電話世論調査を実施した。コンピューターで無作為に作成した固定電話と携帯電話の番号を使い、調査員による調査と自動音声による調査を組み合わせて行った。計18万6863人が回答し、1選挙区あたりの回答数は平均647人。調査は日本経済新聞社と協力して実施した。両社で基礎データのみ共有し、集計、分析、記事作成は両社が独自に行った。調査実務は日経リサーチに委託した。

議席予測の方法

 小選挙区の予測は、過去の衆院選での調査結果と実際の得票率との関係から政党別の予測式を作成し、今回の調査で得た各候補者の数値をあてはめた。比例選では、衆院選と参院選での調査結果と、実際の選挙結果との関係などから予測式を作成。比例ブロックごとの各政党の予測得票数を算出した。その後、ドント方式で各政党の獲得予測議席を計算した。これらに全国の各本社、各支社、総支局などの取材情報を加味して総合的に判断した。

3680チバQ:2021/10/21(木) 19:04:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d36fd409fdb39ddbf156a1df25cc1846a44b5e7
[衆院選2021]序盤情勢 近畿(小選挙区・比例)
10/21(木) 16:00配信
滋賀:上野と田島 横一線…2区
 1区は、大岡と斎藤が一歩も譲らない展開。大岡はコロナ禍でもオンライン集会を重ね、若年層への浸透を図る。斎藤は、川端達夫元衆院副議長の地盤を引き継いだ。川端の出身母体の労組などへの浸透を目指す。

 2区は、上野と田島が横一線の戦い。過去3回戦った両者の一騎打ちは初めて。上野は道路整備などの実績を強調し、自民支持層の9割弱を固めた。田島は連合や市民団体の支援を受ける。無党派層の動向がカギを握る。

 3区は、4選を目指す武村が戦いを優位に進める。ワクチン接種など与党の実績をアピールし、幅広い年代の支持を得た。野党3党から候補が立ち、政権批判票の分散が予想される中、直山は知名度向上を目指す。

 4区は、小寺と徳永が激しく競り合う。小寺は地元首長との連携を強調し、保守支持層を固める。元参院議員の徳永は前知事の嘉田由紀子参院議員の支援を受ける。立民支持層の9割を固め、維新支持層の4割も固めた。

京都:泉が抜け出す…3区
 1区は、勝目が先行し、穀田が追いかける展開。勝目は、引退した伊吹文明元衆院議長と二人三脚で活動し、自民、公明支持層を固めつつある。穀田は、共産支持層の9割をまとめ、立民支持層の取り込みも図る。

 2区は、前原が繁本に一歩リード。前原は街頭立ちを重ねて国民、立民両党の支持層をまとめ、自民支持層にも食い込む。前回衆院選で初当選した繁本は、6割強にとどまる自民支持層の積み増しがカギとなる。

 3区は、泉が頭ひとつ抜け出している。立民支持層をまとめたほか、自民支持層からも2割の支持を得た。木村は街頭演説に力を入れるが、無党派層の支持は伸び悩んでいる。

 4区は、田中と北神が横一線の戦い。田中は幅広い年代で支持を得つつ、自民、公明支持層の支持を固める。無所属の北神は連合の推薦を受ける。現実的な外交政策なども訴え、保守層の取り込みを図る。

 5区は、本田が有利な戦い。サラリーマンや専業主婦など幅広い層からの支持を集める。比例北陸信越から移った山本は、立民支持層の8割を固めたが、無党派層への広がりに欠け、知名度の向上が課題。

 6区は、山井が一歩リードする。自民前議員の不出馬で混戦模様となる中、前回比例復活の山井が立民、共産支持層の約9割を固め、無党派層へも浸透している。清水は医師としてコロナ対応の実績を強調する。6割にとどまる自民支持層の積み増しに懸命だ。

3681チバQ:2021/10/21(木) 19:05:49
大阪:辻元・池下・大隈 三つどもえ…10区
 1区は、井上と大西が小差の競り合い。井上は維新支持層をほぼ固めた。大西は自民、公明支持層以外への浸透が課題となっている。

 2区は、左藤と守島が激しく競り合う。左藤は自民、公明支持層に浸透した。元大阪市議の守島は維新支持層をほぼ固め、街頭活動で無党派層への浸透を図る。尾辻は候補を擁立しなかった共産支持層の取り込みを図る。

 3区は、10選を目指す佐藤が優位に立つ。「大阪都構想」の住民投票で共に賛成を呼びかけた維新支持層の一部も取り込んだ。萩原は政権批判票の受け皿を狙う。

 4区は、美延が中山を一歩リード。美延は維新支持層を固め、自民支持層の一部を取り込む。中山は元防衛副大臣としてワクチン接種を進めた実績を訴え、支持拡大を狙う。

 5区は、国重が公明支持層をほぼ固め、戦いを優位に進める。宮本は立民支持層からも支持を集める。

 6区は、伊佐が戦いを優位に進めている。伊佐は一律10万円の定額給付金などの実績を訴え、公明支持層以外にも浸透した。村上は共産支持層にも支持を広げる。

 7区は、渡嘉敷と奥下が横一線の戦い。渡嘉敷は自民、公明支持層に加え、無党派層への浸透を図る。奥下は橋下徹・元大阪市長の特別秘書を務めた経験をアピールする。

 8区は、元府議として地元に浸透する漆間が優位に立つ。松井は立民、共産支持層以外の支持が課題。衆院解散後に出馬表明した高麗は自民支持層を固めきれていない。

 9区は、足立が先行し、原田が追う展開。足立は維新支持層をほぼ固め、原田は自民、公明支持層に浸透する。

 10区は、辻元、池下、大隈が三つどもえの戦いを繰り広げている。知名度の高い辻元は維新を除く野党支持層に加え、無党派層にも浸透。元府議の池下は自民支持層の一部も取り込む。大隈は自民支持層の票固めが課題となっている。

 11区は、中司、平野、佐藤が激しく競り合う。中司は維新支持層に加え、自民支持層の一部も取り込む。平野は立民支持層をほぼ固めた。佐藤は公明支持層への浸透が課題。

 12区は、藤田がややリードし北川が追い上げる。藤田は街頭活動に加え、SNSでの発信を強化し無党派層にも浸透した。北川は街頭活動を繰り返し、支持拡大を狙う。

 13区は、岩谷と宗清がしのぎを削る。岩谷は維新支持層をほぼ固めた。宗清は内閣府政務官の実績を訴え、自民、公明支持層に浸透。

 14区は、青柳が頭ひとつ抜け出している。維新支持層をほぼ固め、自民支持層の一部も取り込む。長尾は無党派層の取り込みが課題。

 15区は、浦野がリードする展開。維新支持層をほぼ固め、無党派層への支持拡大を図る。引退した竹本直一・元科学技術相の地盤を引き継いだ娘婿の加納は、自民、公明支持層を固めきれていない。

 16区は、北側と森山による接戦となっている。北側は自民支持層にも浸透している。森山は無党派層への支持拡大を狙う。

 17区は、馬場が安定した戦いを進めている。維新幹事長の馬場は維新支持層をほぼ固めた。岡下は自民支持層を固めきれていない。

 18区は、遠藤が優勢。遠藤は維新支持層をほぼ固め、無党派層の一部も取り込む。神谷は自民支持層を固めきれていない。

 19区は、伊東と谷川が激しく競り合う。11区から国替えした伊東は維新支持層を固めた。谷川は自民、公明支持層の支持固めが課題。

3682チバQ:2021/10/21(木) 19:06:12
兵庫:山口が優勢…12区
 1区は、井坂と盛山が横一線の戦い。井坂は政権批判票の受け皿を担い、無党派層の4割も取り込んだ。岸田派に所属する盛山は、岸田首相との親密さをアピールするが、自民、公明支持層の支持固めが課題だ。

 2区は、9回目の当選を目指す赤羽がリードする展開。赤羽は前国土交通相としての実績を訴え、自民支持層の6割にも浸透する。前回選は無所属で出馬した船川は、立民入りし、政権批判票の取り込みを目指す。

 3区は、関が優位に立つ。関は地元議員の支援を取り付け、自民支持層の8割弱をまとめた。和田は県議の実績や党の改革姿勢を強調し、無党派層の取り込みを狙う。

 4区は、藤井が安定した戦いを進める。藤井はデジタル庁の初代副大臣を務めた実績をアピールし、自民支持層の約8割を固め、公明支持層にも浸透を広げる。今泉は子育て世代や市民目線の改革を訴え、支持拡大を図る。

 5区は、谷と梶原が激しく競り合う。元県連会長の谷は地元まわりを精力的に行い、自民支持層の7割超を固めた。梶原は野党支持層を着実に固めつつある。

 6区は、大串、市村、桜井が三つどもえの接戦。大串は地元議員や企業の支持を得て、自民支持層の7割強をまとめた。国政復帰を目指す市村は、維新支持層の8割弱を固めた。前回選で比例復活した桜井も立民支持層を中心に野党支持層に広がりを見せる。

 7区は、山田、三木、安田が競り合う展開。山田は地元行事にこまめに出席し票の掘り起こしを図るが、自民支持層の支持は7割にとどまる。三木は維新支持層の約8割に浸透した。安田も無党派層へのアピールに懸命だ。

 8区は、4選を目指す中野が安定感を増している。中野は強固な公明の支持基盤を背景に、政権支持層を手堅くまとめた。元地元市議の小村は無党派層の支持拡大が課題だ。

 9区は、安倍、菅内閣で経済再生相としてコロナ対策を担当した西村が戦いを優位に進めている。自民支持層の約9割をまとめたほか、幅広い世代に浸透している。福原は政権批判票を十分取り込めていない。

 10区は、10回目の当選を目指す渡海が優勢。渡海は後援会などの組織力を生かし、着実に地盤を固める。隠樹は政権批判層や無党派層の取り込みに躍起となっている。

 11区は、松本が安定感を増している。前回選で自民公認を得た松本は、自民支持層の8割弱をまとめ、無党派層にも支持を広げる。住吉は維新支持層への浸透を着実に図る。

 12区は、環境相の山口がリードする展開。こまめに集会を開いて自民支持層の約8割を固めた。池畑は維新支持層の約7割に浸透するが、無党派層からの支持は広がりを欠く。

3683チバQ:2021/10/21(木) 19:06:29
奈良:馬淵と小林 競る…1区
 1区は、馬淵と小林が激しく競り合う。前回選で小林に敗れた馬淵は対話型の街頭演説を続けてきた。立民支持層の9割を固め、無党派層にも浸透する。小林は国土交通政務官を務めた実績を訴え、自民、公明支持層の票固めを急ぐ。いずれも前回選から1区に編入された生駒市での支持拡大を目指す。前川は維新支持層を固めきれていない。

 2区は、9選を目指す高市が安定した戦いを進める。自民総裁選への立候補で注目され、知名度がさらに高まった。後援会や地方議員らによる組織戦を展開し、幅広い年齢層で支持を集める。猪奥は立民支持層以外への浸透が課題で、街頭での活動を繰り返している。

 3区は、田野瀬が頭ひとつ抜け出している。田野瀬は緊急事態宣言下の東京・銀座のクラブに深夜まで滞在した問題で自民を離党したが、自民総務会長を務めた父・良太郎から受け継いだ後援会を生かした選挙戦を展開。西川は立民など野党支持層を固めきれていない。

和歌山:二階 支持広げる…3区
 1区は、岸本が戦いを優位に進めている。連合和歌山を支持基盤とし、強固な後援組織を生かした選挙戦を展開。野党支持層だけでなく自民、公明支持層や無党派層の一部も取り込んだ。門は国土交通政務官を務めた実績を訴えるが、自民、公明支持層を固めきれておらず、無党派層への浸透も課題だ。

 2区は、石田が優位に立つ。平日の朝夕に選挙区内の主要道路に立つなどアピールを重ねてきた。自民支持層をほぼ固めたほか、幅広い世代に浸透する。藤井は2019年の参院選に野党統一候補として出馬した経緯もあり、立民、共産支持層をほぼ固めた。政権批判を展開し、支持拡大を狙う。

 3区は、13選を目指す二階が安定した戦い。自民幹事長を5年間務めた実績と強固な後援会を武器に支持を広げる。自民支持層の8割、公明支持層の7割を固め、野党支持層の一部も取り込んだ。畑野は共産支持層をほぼ固めたが、無党派層からの支持は広がっていない。

比例(定数28):自民 9議席うかがう
 自民が8議席を確保し、9議席目を狙う展開となっている。大阪を中心に強固な地盤を誇る維新は、無党派層の約2割を取り込み、前回の2017年衆院選から3議席積み増して8議席に届きそうな勢いだ。

 立民は無党派層の2割弱から支持を集め、4議席を固めた。公明は4議席の確保を見込み、共産は3議席目を視野に入れる。国民は支持層を固めきれておらず、1議席にとどまる公算が大きい。

調査の方法

 10月19日から20日にかけて、各小選挙区で電話世論調査を実施した。コンピューターで無作為に作成した固定電話と携帯電話の番号を使い、調査員による調査と自動音声による調査を組み合わせて行った。計18万6863人が回答し、1選挙区あたりの回答数は平均647人。調査は日本経済新聞社と協力して実施した。両社で基礎データのみ共有し、集計、分析、記事作成は両社が独自に行った。調査実務は日経リサーチに委託した。

議席予測の方法

 小選挙区の予測は、過去の衆院選での調査結果と実際の得票率との関係から政党別の予測式を作成し、今回の調査で得た各候補者の数値をあてはめた。比例選では、衆院選と参院選での調査結果と、実際の選挙結果との関係などから予測式を作成。比例ブロックごとの各政党の予測得票数を算出した。その後、ドント方式で各政党の獲得予測議席を計算した。これらに全国の各本社、各支社、総支局などの取材情報を加味して総合的に判断した。

3684チバQ:2021/10/21(木) 19:14:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/008b267f2075242120eed2bf4fb870a586191654
[衆院選2021]序盤情勢 中国(小選挙区・比例)
10/21(木) 16:05配信

読売新聞オンライン
鳥取:石破堅調…1区
 1区は、12選を目指す石破が安定した戦いだ。他候補の応援で地元不在が多いが、後援会組織がフル稼働する。自民支持層の9割超をまとめ、無党派層の6割弱にも浸透する。岡田は自公政権への批判票の取り込みを図る。

 2区は、赤沢と湯原が激しく競り合う。赤沢は自民支持層の8割超を固めたが、無党派層への広がりに欠ける。連合鳥取の支援を受ける湯原は、農林水産業に支持を広げ、内閣不支持層も7割超に浸透する。

島根:高見が優勢…2区
 1区は、11選を目指す細田が先行し、亀井亜が追いかける展開。細田は自民支持層の8割超を固め、サラリーマンや専業主婦の5割以上の支持を集める。将来的な脱原発を訴える亀井亜は、無党派層の5割弱に浸透する。

 2区は、高見が優位に立っている。9月に死去した竹下亘元復興相の支援組織を引き継ぎ、自民支持層の8割以上を固め、幅広い世代の支持を集める。政権批判票の受け皿を狙う山本は無党派層の支持が伸び悩んでいる。

広島:斉藤先行 追うライアン…3区
 1区は、首相に就任した岸田が安定した戦いだ。自民支持層のほぼ全てを固め、無党派層からも6割弱の支持を集める。全世代に幅広く浸透し、女性の支持は8割弱に及ぶ。

 2区は、平口がリードする展開。自民支持層の8割強を固め、商工自営業者、専業主婦などから支持を集める。大井は無党派層に浸透しきれていない。

 3区は、斉藤が先行し、ライアンが追いかける展開だ。国土交通相に就任した斉藤は公明の支持母体・創価学会の組織力をフル稼働させて地元企業などへの働きかけを強化し、自民支持層の6割強に食い込む。政権批判票の取り込みを目指すライアンはクリーンな政治をアピールし、内閣不支持層の7割強、無党派層の4割強に支持を広げている。

 4区は、4選を狙う新谷が安定感を増している。自民支持層の6割強に浸透する。上野は立民支持層の7割強をまとめているが、無党派層の支持が伸び悩んでいる。

 5区は、寺田が戦いを優位に進める。ミニ集会を重ね、自民支持層の約9割をまとめた。野党共闘を掲げる野村は無党派層の支持が3割強にとどまっており、浸透に躍起だ。

 6区は、佐藤と小島が横一線の戦いだ。同区が地盤で、政界引退した亀井静香・元金融相の支援を受ける佐藤は、立民支持層の9割強を固め、無党派層でも5割以上に浸透する。3回連続で比例復活の小島は大票田の尾道市に選対本部を移して巻き返しを図る。

 7区は、小林が優位に立っている。自民支持層の9割弱を固め、サラリーマンや専業主婦も6割以上の支持を集める。佐藤は政権批判票の取り込みを図るが、無党派層への浸透が進んでいない。

3685チバQ:2021/10/21(木) 19:14:32
岡山:阿部と平沼 デッドヒート…3区
 1区は、12選を目指す逢沢が有利な戦い。強固な組織力を背景に、自民支持層の8割強、公明支持層の7割弱を固めた。原田は35歳の若さを前面に出して女性や若年層への浸透を図るが、支持が伸び悩んでいる。

 2区は、山下と津村が激しく競り合う。山下は元法相の知名度を生かして自民、公明支持層の8割強を固めた。津村は一時的な消費減税を街頭で訴え、無党派層の4割強、内閣不支持層の8割弱の支持を得た。候補擁立を見送った共産支持層にも浸透する。

 3区は、前回衆院選でも戦った阿部と平沼がデッドヒートを展開する。約3500票差で阿部に敗れ、雪辱を期す平沼は父の赳夫・元経済産業相から引き継いだ地盤固めに躍起だ。自民支持層への浸透は阿部が平沼を上回るが、無党派層への浸透では平沼が阿部をリードしている。

 4区は、橋本竜太郎元首相を父に持つ橋本と柚木が激しく競り合う。橋本は厚生労働副大臣としてコロナ対策にあたった実績を訴え、自民支持層の8割弱を固めた。野党統一候補となった柚木は対決姿勢を前面に出して政権批判票の上積みを狙い、無党派層の6割弱の支持を集めている。

 5区は、前官房長官の加藤が安定した戦いだ。菅内閣の要として政権運営にあたったことをアピールし、自民支持層の9割強と公明支持層の8割強に、無党派層の5割弱に浸透している。

山口:高村リード…1区
 1区は、高村が頭ひとつ抜け出す。父親の正彦・元自民副総裁から受け継いだ地盤を固めるとともに、後援会の若返りで票の上積みを目指す。自民支持層の9割弱をまとめた。大内は無党派層への浸透が伸び悩んでいる。

 2区は、岸が戦いを優位に進めている。防衛相への就任を追い風に、日米同盟強化や基地負担の軽減などを訴え、9割以上の自民支持層に浸透した。松田は立民支持層の6割弱に食い込むが、無党派層への広がりを欠く。

 3区は、参院山口選挙区からくら替えする林が戦いを優位に進めている。自民内の候補者調整で保守分裂が回避されたことで、自民支持層の9割以上、無党派層も約5割に浸透する。坂本は無党派層への支持拡大が課題だ。

 4区は、安倍が抜群の知名度を背景に安定した戦いを展開している。自民支持層の9割弱を固め、農林水産業やサラリーマンから7割前後の支持を受ける。大野は知名度向上を目指す。

比例(定数11):立民 2議席の公算
 岸田首相や安倍元首相の地元を抱える自民が2012年衆院選から続く5議席を固め、上積みを狙う。幅広い層で支持を広げており、頭一つ抜けた。追いかける立民は、17年の前回衆院選で獲得した2議席の確保にとどまる公算が大きい。

 公明は2議席を堅守する見通しで、前回議席ゼロに終わった維新と共産は、1議席獲得を視野に入れている。国民は支持拡大に苦戦している。

調査の方法

 10月19日から20日にかけて、各小選挙区で電話世論調査を実施した。コンピューターで無作為に作成した固定電話と携帯電話の番号を使い、調査員による調査と自動音声による調査を組み合わせて行った。計18万6863人が回答し、1選挙区あたりの回答数は平均647人。調査は日本経済新聞社と協力して実施した。両社で基礎データのみ共有し、集計、分析、記事作成は両社が独自に行った。調査実務は日経リサーチに委託した。

議席予測の方法

 小選挙区の予測は、過去の衆院選での調査結果と実際の得票率との関係から政党別の予測式を作成し、今回の調査で得た各候補者の数値をあてはめた。比例選では、衆院選と参院選での調査結果と、実際の選挙結果との関係などから予測式を作成。比例ブロックごとの各政党の予測得票数を算出した。その後、ドント方式で各政党の獲得予測議席を計算した。これらに全国の各本社、各支社、総支局などの取材情報を加味して総合的に判断した。

3686チバQ:2021/10/21(木) 19:15:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/cdedc9fc76e7532cecb10fbc894a54d96ec596db
[衆院選2021]序盤情勢 四国(小選挙区・比例)
10/21(木) 16:06配信

徳島:仁木と後藤田 競る…1区
 1区は、仁木と後藤田が激しく競り合う。仁木は政権批判票の取り込みを図り、立民支持層の約8割を固めた。後藤田は7期の経験を武器に精力的に企業回りなどを重ねるが、自民県連との関係悪化で自民支持層の支持は6割弱にとどまる。

 2区は、11選を目指す山口が有利な戦い。自民県議らの支援で自民支持層の8割超を固めた。中野は3人の子育て経験などをアピールするが、浸透しきれていない。

香川:玉木 支持固める…2区
 1区は、7度目の対決となる小川と平井がデッドヒートを展開している。小川はドキュメンタリー映画への出演で知名度を上げ、野党支持層に加え、無党派層にも支持を広げる。平井は党支部をフル回転させ、組織戦を展開。デジタル相だった実績を訴え、自民支持層の7割弱の支持を得ている。

 2区は、玉木が先行し瀬戸が追いかける展開だ。玉木は党代表として各地を遊説するため、地元入りは限られるが、国民支持層の9割超を固めた。無党派層にも食い込んでいる。前回選で玉木に2万票以上の差をつけられ、比例復活も断たれた瀬戸は地元企業や団体などを精力的に回り、支持固めに躍起だ。

 3区は、4選を目指す大野が安定した戦い。父親の功統・元防衛庁長官の強固な地盤を継ぎ、自民支持層の約9割を固め、公明支持層にも浸透する。尾崎は唯一の野党候補として政権批判票の掘り起こしを図るが、立民支持層などの支持を固めきれていない。

愛媛:塩崎 優位な展開…1区
 1区は、塩崎が戦いを優位に進めている。塩崎は父の恭久・元官房長官の地盤を引き継ぎ、自民支持層の8割以上を固める。友近は元プロサッカー選手としての知名度を生かし、無党派層の票の取り込みを狙う。

 2区は、12選を狙う村上が頭ひとつ抜け出す。自民支持層の約8割をまとめ、公明支持層にも浸透する。石井はSNSで毎日、政策を訴える動画を配信し、無党派層への支持拡大を図っている。

 3区は、井原と白石が横一線の戦い。参院議員からくら替えした井原は県議9年、市長9年などの実績を訴え、自民支持層の8割弱を固めた。白石は、立民支持層の9割超をまとめ、無党派層にも支持を広げている。

 4区は、長谷川が一歩リードする。引退した山本公一・元環境相の地盤を引き継ぎ、副知事時代の人脈も生かす。桜内は元衆院・参院議員として政策立案能力を訴え、無党派層への浸透に力を入れる。

高知:尾崎 幅広い支持…2区
 1区は、11選を目指す中谷が戦いを優位に進めている。元防衛相の知名度を生かし、自民支持層の9割超を固め、無党派層にも浸透する。武内は立民、共産支持層の8割超を固め、無党派層への支持拡大が課題だ。

 2区は、前知事の尾崎が安定した戦い。自民、公明支持層の約9割を固め、幅広い年代から支持を集める。前回選で自民候補を破った広田一は、立民支持層の9割弱を固めたが、保守層への支持は広がりを欠いている。

比例(定数6):維新と国民 苦戦
 自民は3議席を維持し、今後の情勢次第では4議席目に手が届きそうだ。全年齢層で幅広く支持を集めており、自民支持層の8割以上を固めた。立民は2議席獲得を視野に入れており、無党派層への支持拡大が課題となっている。公明は1議席を守る見通しだ。

 共産は議席を獲得できるかどうか正念場だ。2014年以来の議席獲得を目指す維新と、ブロック内に玉木代表の地元がある国民は苦戦している。

調査の方法

 10月19日から20日にかけて、各小選挙区で電話世論調査を実施した。コンピューターで無作為に作成した固定電話と携帯電話の番号を使い、調査員による調査と自動音声による調査を組み合わせて行った。計18万6863人が回答し、1選挙区あたりの回答数は平均647人。調査は日本経済新聞社と協力して実施した。両社で基礎データのみ共有し、集計、分析、記事作成は両社が独自に行った。調査実務は日経リサーチに委託した。

議席予測の方法

 小選挙区の予測は、過去の衆院選での調査結果と実際の得票率との関係から政党別の予測式を作成し、今回の調査で得た各候補者の数値をあてはめた。比例選では、衆院選と参院選での調査結果と、実際の選挙結果との関係などから予測式を作成。比例ブロックごとの各政党の予測得票数を算出した。その後、ドント方式で各政党の獲得予測議席を計算した。これらに全国の各本社、各支社、総支局などの取材情報を加味して総合的に判断した。

3687チバQ:2021/10/21(木) 19:15:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/721883536fd8447e5e5ecf19806f14fcacdd0788
[衆院選2021]序盤情勢 九州(小選挙区・比例)
10/21(木) 16:08配信

読売新聞オンライン
福岡:城井と山本 激しく争う…10区
 1区は、井上が安定した戦い。財務政務官などを務めた実績をアピールし、幅広い世代に浸透する。自民支持層も手堅くまとめた。坪田は街頭演説を重ね、知名度アップを図るが、浸透しきれていない。

 2区は、稲富と鬼木が横一線の戦い。稲富は地道につじ立ちを続け、立民支持層の9割以上を固めたほか、共産支持層にも浸透しつつある。鬼木は自民支持層の票固めを急ぎ、無党派層への支持拡大も目指す。

 3区は、古賀と山内が互角の戦い。古賀は厚生労働副大臣への就任を追い風に、無党派層を取り込もうと支持拡大に懸命だ。唯一の野党候補の山内は政権批判票の受け皿となることを狙う。

 4区は、宮内が安定感を増している。農林水産副大臣などを務めた実績を訴え、自民支持層の票固めに注力する。サラリーマンや主婦層にも浸透しつつある。森本は、反自民票の取り込みを狙うが、伸び悩む。

 5区は、堤と原田が激しく競り合う。堤は立民支持層の約9割をまとめたほか、女性票などの積み上げを狙う。自民党内の公認争いを経て出馬した原田は9選を目指すが、自民支持層をまとめきれていない。

 6区は、鳩山が優位に戦いを進める。地元経済界の支援を受けるほか、自民支持層を着実に固めた。元オペラ歌手の田辺は、知名度向上を目指すが、無党派層に浸透しきれていない。

 7区は、藤丸が頭ひとつ抜け出す。秘書として仕えた古賀誠・自民元幹事長の支援者や、地元市議らの支援を受け、組織戦を展開する。青木は自治体職員としての約25年の経験をアピールし、巻き返しを図る。

 8区は、14選を目指す麻生が安定した戦い。首相や財務相を歴任した知名度は高く、自民支持層の票固めに余念がない。元直方市議の河野は、反自民票の結集を目指すが、伸び悩んでいる。

 9区は、緒方と三原がしのぎを削る。無所属で出馬した緒方は、特定の政党や組織の支援を受けず、幅広い支持層の取り込みを図る。9選を目指す三原は組織戦で票固めを進めるが、無党派層への浸透が課題だ。

 10区は、城井と山本が一歩も譲らぬ展開だ。城井は立民支持層の9割以上や無党派層に浸透し、保守層の切り崩しも進める。岸田派副会長の山本は、岸田首相との近さをアピールするが、自民支持層をまとめきれていない。

 11区は、武田が安定した戦い。地盤の田川地域を中心に首長の支援を受け、自民支持層の8割を固めた。商工自営業者にも浸透する。無所属で挑む村上は、無党派層の取り込みを図るが、知名度不足が課題だ。

佐賀:原口と岩田 五分…1区
 1区は、原口と岩田が接戦となっている。原口は小学校区単位での国政報告会に力を入れ、立民支持層の9割以上を固めた。岩田は、前回選で自主投票だった農業団体の推薦を受け、自民支持層の8割弱を取り込んだ。

 2区は、大串が先行し、古川が追いかける展開だ。大串は立民支持層の9割以上を固め、無党派層の支持も拡大している。前回衆院選で大串に惜敗した古川は各地に後援会を設立し、自民支持層の7割弱を固めた。

3688チバQ:2021/10/21(木) 19:16:19
長崎:西岡と初村 激戦…1区
 1区は、西岡と初村が激しく競り合う。西岡は三菱重工業労組の支援を受け、無党派層の5割弱からも支持を得ている。安倍元首相の秘書を務めた初村は、地元県議らの支持を得て票固めに懸命だ。

 2区は、加藤と松平が接戦となっている。加藤は父の寛治・前衆院議員から後援会を引き継いだほか、農業団体の支援を得るなど組織戦を展開。松平は市街地を中心に浸透を図り、無党派層の取り込みを狙う。

 3区は、谷川と山田勝がしのぎを削る。7選を目指す谷川は各地の後援会をフル稼働するが、自民支持層を固めきれていない。山田勝は立民支持層をまとめ、無党派層の5割弱にも浸透しつつある。

 4区は、末次と北村が横一線の戦い。末次は政権批判票の受け皿となることを狙い、更なる支持拡大を目指す。北村は自民内での公認争いを経て出馬した。自民支持層をまとめきれておらず、引き締めに躍起だ。

熊本:西野 有利な戦い…2区
 1区は、木原が戦いを優位に進めている。首相補佐官を務めた実績をアピールし、個人後援会を中心に支持固めに余念がない。連合の推薦を受ける濱田は、立民支持層のほか、浮動票の取り込みを狙う。

 2区は、初当選を目指す西野が有利な戦い。世代交代を訴える西野は、無党派層に加え、自民支持層の4割超に食い込む。17選を目指す野田は高い知名度を持つが、自民支持層をまとめきれていない。

 3区は、坂本が安定感を増している。1億総活躍相としての実績を訴え、幅広い年代に浸透。自民支持層も手堅くまとめ、地元首長らの支援も得た。馬場は、出身の労組OBらに支持を呼びかけるが伸び悩む。

 4区は、岸田内閣で初入閣した金子が頭ひとつ抜け出す。昨年7月の九州豪雨からの復興に尽力したことをアピールし、組織戦を展開する。矢上は、政権批判票の取り込みを目指すが、浸透しきれていない。

大分:岩屋と横光 譲らず…3区
 1区は、吉良と高橋が横一線の戦い。吉良は旧国民と旧立民の合流に加わらず、無所属での挑戦となった。連合大分の支援を取り付け、立民支持層の約7割を固めた。高橋は100以上の自民友好団体から推薦を受け、自民支持層の7割弱を固めた。知名度向上が課題で、街頭演説を重ねている。

 2区は、吉川と衛藤がしのぎを削る。立民公認としては初選挙となる吉川は、離党した社民の県連も協力する意向で、立民支持層の9割超、共産、社民の8割超に浸透している。衛藤は各地の後援会組織が支持固めを図っており、自民支持層の約8割をまとめたが、無党派層の支持は広がりを欠く。

 3区は、岩屋と横光が互角の戦い。岩屋は元防衛相の実績をアピールし、幅広い年代の支持を集めて自民支持層の8割以上、公明の約9割を固めた。横光は立民県連を発足させ、前回選よりも増した組織力が強みとなっている。立民支持層の9割超を固めた。

3689チバQ:2021/10/21(木) 19:16:45
宮崎:渡辺と武井 接戦…1区
 1区は、渡辺と武井が激しく競り合っている。渡辺は立民支持層の8割超を固め、候補者の擁立を見送った共産支持層の7割以上からも支持を得た。武井は自身の車検切れの問題などを巡って、自民県連が事実上の自主投票を決めた影響もあり、自民支持層の支持が約5割と伸び悩んでいる。

 2区は、江藤が戦いを優位に進めている。農相を務めた知名度を生かし、自民支持層の8割超を固めた。農業、商工団体の支援を受け、農林水産業者や商工自営業者の支持も手堅くまとめている。長友は連合傘下の労組を中心に支持拡大を図っており、立民支持層の約7割を固めた。

 3区は、古川が安定した戦い。法相としての高い知名度を生かし、自民支持層の9割超を固め、無党派層にも支持を広げている。松本は共産支持層の約8割を固めたものの、立民支持層の支持が4割超にとどまっており、他の野党への浸透が課題だ。

鹿児島:三反園と金子 競る…2区
 1区は、川内と宮路が接戦となっている。連合などの支援を受ける川内は立民支持層の9割超を固め、無党派層にも浸透しつつある。宮路は自民支持層の8割弱を固め、商工自営業者の支持が目立つ。

 2区は、三反園と金子が激しく競り合う。無所属の三反園は県知事を務めた知名度を生かし、無党派層の4割超に浸透している。金子は組織を固め、自民支持層の6割弱、公明支持層の4割以上をまとめた。

 3区は、野間と小里が横一線の戦い。野間は立民支持層の9割以上を固め、主婦層からの支持が厚い。小里は自民支持層の8割弱、公明支持層の6割弱を固めたが、無党派層に食い込めていない。

 4区は、森山が安定した戦い。農相や自民国会対策委員長を務めた実績をアピールし、自民支持層の9割弱を固めた。農林水産業者の支持を集めている。米永は市民団体の支援を受け、政権批判票の取り込みを狙う。

沖縄:屋良 抜け出す…3区
 1区は、8選を目指す赤嶺が優位に立つ。赤嶺は立民の7割以上を固め、玉城デニー知事の支援を受けて、無党派層にも浸透する。前回比例復活した国場は自民支持層の約7割、公明支持層の8割超を固めた。

 2区は、新垣が安定した戦い。新垣は引退した照屋寛徳の地盤を引き継ぎ、立民支持層の9割弱、社民の9割超を手堅くまとめた。宮崎は自民、公明支持層の8割前後を固めたが、無党派層への浸透が課題だ。

 3区は、屋良が頭ひとつ抜け出した。屋良は来年の名護市長選立候補予定者らと連携し、立民、共産、社民などの政権批判票の9割超をまとめた。島尻は自民支持層の9割弱を固め、無党派層の取り込みを狙う。

 4区は、西銘と金城の接戦となっている。西銘は沖縄相就任をアピールし、自民支持層の約9割、公明支持層の8割弱を固めた。金城は野党系首長の支援で支持拡大を目指しており、立民、共産支持層の9割超をまとめた。

比例(定数20):公明 3議席確保
 自民が8議席を固めた。全年齢層で支持を集めて他党を引き離している。立民は5議席を確保する見通しで、さらなる積み増しを目指している。公明は3議席を確保し、2014年衆院選で獲得した4議席目まで届く可能性がある。

 維新、共産は1議席にとどまる公算が大きい。社民は1議席を死守できるかどうかが注目される。支持層の一部が立民に流れているが、沖縄を中心に支持を集めている。

調査の方法

 10月19日から20日にかけて、各小選挙区で電話世論調査を実施した。コンピューターで無作為に作成した固定電話と携帯電話の番号を使い、調査員による調査と自動音声による調査を組み合わせて行った。計18万6863人が回答し、1選挙区あたりの回答数は平均647人。調査は日本経済新聞社と協力して実施した。両社で基礎データのみ共有し、集計、分析、記事作成は両社が独自に行った。調査実務は日経リサーチに委託した。

議席予測の方法

 小選挙区の予測は、過去の衆院選での調査結果と実際の得票率との関係から政党別の予測式を作成し、今回の調査で得た各候補者の数値をあてはめた。比例選では、衆院選と参院選での調査結果と、実際の選挙結果との関係などから予測式を作成。比例ブロックごとの各政党の予測得票数を算出した。その後、ドント方式で各政党の獲得予測議席を計算した。これらに全国の各本社、各支社、総支局などの取材情報を加味して総合的に判断した。

3690とはずがたり:2021/10/21(木) 19:22:05
「戦闘準備」は進めていた…?世耕弘成議員の幻の選挙カーを発見!
10/18(月) 20:02配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/da9b365239121f6a129df84f031baae3c1ef3e4d
FRIDAY

二階氏が引退していたなら…
自民党、とはどこにも書いていないのがポイント…!?

岸田新政権発足からまばたきをする間もなく突入する解散総選挙。あまりに時間がなかったため、直前まで正式な候補者が決まらなかった選挙区もあるほどだ。

そんななか、ひそかに注目を集めていたのが和歌山3区。ここは言わずと知れた自民党の重鎮・二階俊博氏の牙城であるが、現在82歳とご高齢の二階氏は、選挙を前に引退して、地盤を息子に引き継ぐのではないかと目されていた。

この「二階から二階」の禅譲に警戒心を募らせていたと言われるのが、こちらも自民党の有力者である世耕弘成・参議院自民党幹事長だ。二階氏と同じく和歌山を拠点として活動する世耕氏だが、こちらは参議院議員。衆院と参院は別なので、本来なら二階氏の選挙区の動向に神経をとがらせる必要はないはずだが…。

「以前から世耕さんが、和歌山の選挙区から衆議院選挙に出馬する…という噂は流れていました。世耕さんは実力者ですから、いまより上を目指すためには、参議院議員ではいろいろと障害があると思っていたのでしょう。虎視眈々と、和歌山の選挙区から衆院選に出る機会をうかがっていた。

とはいえ、二階さんの目の黒いうちは世耕さんも動くのは難しかった。世耕さんは二階さんには敬意を示していますから。

ところが、今回の選挙に際して、二階さんが息子に地盤を譲るのではないかという話が出たため、世耕さんの周囲が急に騒がしくなりました。今年9月ごろには、世耕さんが衆院選挙への出馬準備、つまりは『戦闘準備』を本格的に始めた…との報道も出たほどでした」(自民党関係者)

結局、31日投開票の衆院選では、和歌山3区からは二階氏が出馬することが決まり、世耕氏の出馬のウワサは立ち消えになった。

そんななか、FRIDAYデジタルは、公示直前まで世耕氏が衆院選に出馬する気満々だったことを示す「証拠」を見つけた。

それが、この写真だ。

和歌山県の街中で見かけたこの車。ひと目で世耕氏の選挙カーであることが分かるが、よくよく細部を見てみると、「和歌山県第三選挙区 衆議院議員候補 せこう弘成」と書いてあるではないか…!

「二階さんの引退に備え、世耕事務所が急遽こしらえた選挙カーだと聞いています。二階さんの息子が正式に後継者に選ばれたら、世耕さんは無所属でもこの選挙区から出馬する気だった…との話も流れていました。そのためでしょうか、この選挙カーにはどこにも『自民党』の文字が入っていないのです。ただ、この車があることはマル秘とされているようですよ」(同)

選挙区内の様子はどうなのか、と和歌山3区の田辺市を訪ねてみると、なんと、新たな事務所の準備中であった。事務所から出てきた関係者に話を聞いたところ、「前の事務所から移転をしているところだけど、いつの選挙のための準備、ということではないですよ。(選挙カーについて尋ねると)うーん、別の場所で進めているのかどうか、こちらではわかりません」と濁すのだった。

この車の存在について、そして今後「衆院選出馬」の計画があるかについて、世耕議員の事務所に訪ねたが、期限までに回答はなかった(今後、回答があれば追記する)。

結局、二階俊博氏が出馬を決めたことで、今回はこの車の出番はなくなったようだがさて、近い将来にこの車の出番はあるのか。それとも…?

取材・文:加藤慶

3691チバQ:2021/10/21(木) 20:25:54
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20211021k0000m010238000c.html
激戦大阪2区 初勝利目指す維新 地元強調の自民 差別化図る立憲
2021/10/21 20:07毎日新聞

激戦大阪2区 初勝利目指す維新 地元強調の自民 差別化図る立憲

集まった有権者らに支持を訴える大阪2区の候補者(右端)=大阪市阿倍野区で2021年10月19日、望月亮一撮影(画像の一部を加工しています)

(毎日新聞)

 「岸田(文雄)首相は安倍(晋三)さん、菅(義偉)さんでも足りなかった改革の路線を、古い自民党時代に戻そうとしている」。大阪2区の日本維新の会、守島正氏は19日に大阪市阿倍野区での第一声で政権批判を展開し、改革姿勢をアピールした。

 維新は、松井一郎代表(大阪市長)が安倍、菅両氏との強固なパイプを築いてきたが、菅氏の退陣で政権との蜜月関係に終止符が打たれ、対決色を強めている。

 大阪2区は、維新が国政に初挑戦した2012年以降の3回の衆院選で、候補者を立てながら一度も勝利できていない府内2選挙区のうちの一つだ。維新は初勝利を目指し、公示直前まで大阪市議だった守島氏を擁立し、政治家一族で6選を目指す自民党の左藤章氏に挑む。守島氏は「ここで勝つことが、維新の唱える改革を全国に広げる意思表示になる」と意気込む。

 大阪府内では、改革志向が強い中堅・若手の自民党地方議員が10年、当時知事だった橋下徹氏をトップとして、地域政党「大阪維新の会」を結成。府議会、大阪市議会では、初めて挑んだ11年統一地方選の府・市議選以来、第1会派の座を守り、自民などの他党を圧倒している。

 11年の大阪市議選で初当選した「橋下チルドレン」の一人が守島氏だ。大阪市を廃止して特別区に再編する大阪維新の看板施策だった「大阪都構想」の制度設計にも関わるなど政策通として活躍。19年からは大阪維新の政調会長として政策全般のとりまとめを担う。

 不安要素は知名度だ。守島氏は大阪市議時代、大阪2区に含まれない大阪市東淀川区で選出されており、浸透が課題となる。維新は、新型コロナウイルスへの対応で発信力のある副代表の吉村洋文知事が公示日に2カ所で守島氏の応援に入った。吉村氏は街頭演説で「2区はずっと古い体質が続いてきた。ここでがらっと変えよう」と現状の改革を訴える。

 ただ、守島氏を支援している大阪維新の地元議員の中には、左藤家の秘書を務めていた人が多く、左藤氏を徹底批判することへのためらいも残る。ある議員は「恩義が簡単に切れるか。まとまらなければ勝てない」と、情を断って選挙戦に徹する必要性を語る。

 左藤氏は府知事や防衛庁長官を務めた義祖父や、法相・郵政相を歴任した義父を持ち、代々引き継がれた強固な地盤が強みだ。自民党岸田派に所属し、9月の党総裁選で派閥トップの岸田氏を総裁・首相へと押し上げ、自らも党幹事長代理のポストを得た。

 新型コロナ禍による延期を経て、10月9日に大阪市内で営まれた義父恵氏(1月死去)の葬儀には岸田氏も参列。左藤氏は「忙しい中、時間を割いて来ていただいた。こういう優しい心をもった政治こそ必要だ」と岸田氏との近さを強調してみせた。

 自らの議席を脅かす守島氏への批判は厳しさを増す。20日の街頭演説では「他の候補は落下傘。私はこの地で骨をうずめる。関係ない人たちにこの地を任せるわけにはいかない」と訴えた。府内のコロナ患者の死者数(20日時点で3031人)が、東京都に迫っていることを引き合いに、「(対策に)失敗して、『よくやっている』と言うのはおかしい」と吉村知事にも批判の矛先を向ける。

 立憲民主党の尾辻かな子氏は、前職として政府の新型コロナ対策を検証してきた実績をアピール。左藤氏らを念頭に「岸田さんのイエスマン」と批判し、維新については「与党の補完勢力である政党の議員では政府をチェックできない」と訴え、両氏との差別化を図っている。【田畠広景、隈元悠太、石川将来】

3692チバQ:2021/10/21(木) 20:26:55
https://news.goo.ne.jp/article/bsn/region/bsn-kennai20211021-16321753.html
衆院選序盤 新潟県6選挙区の情勢
2021/10/21 19:37BSN新潟放送

衆院選序盤 新潟県6選挙区の情勢

衆院選序盤 新潟県6選挙区の情勢

(BSN新潟放送)

衆院選の選挙戦序盤の情勢です。JNNと毎日新聞が行った調査に取材を加味して分析したところ、新潟県内6つの選挙区のうち1区、4区、5区で野党系候補がリード。2つの選挙区で与野党の候補が激しく競り合っています。

この調査はJNNと毎日新聞が共同で、公示日19日と20日に電話で行いました。

【新潟1区】
立憲民主党の西村智奈美候補が一歩リードし、自民党の塚田一郎候補が追っています。日本維新の会の石崎徹候補は伸び悩んでいます。

【新潟2区】
自民党の細田健一候補が優位に戦いを進めていて、共産党の平あや子候補、国民民主党の高倉栄候補はともに伸び悩んでいます。

【新潟3区】
前回50票差という激戦だった3区は、自民党の斎藤洋明候補が若干優勢。立憲民主党の黒岩宇洋候補が追う展開です。

【新潟4区】
立憲民主党の菊田真紀子候補が先行し、自民党の国定勇人さんが猛追しています。

【新潟5区】
首長経験者同士の三つどもえの戦いは、事実上の野党統一候補で無所属の米山隆一候補に追い風が吹いています。自民党の泉田裕彦候補と、無所属の森民夫候補との間で自民票などの分裂が生じています。

【新潟6区】
立憲民主党の梅谷守候補と、自民党の高鳥修一候補が激しく競り合い、無所属の神鳥古賛候補は独自の選挙活動を続けています。

無党派層を中心におよそ2割の人が投票先をまだ決めていないと答えていて、情勢は投票日までに変わる可能性があります。

【支持政党】
自民党42%、立憲民主党20%、共産党5%、公明党3%、日本維新の会2%、社民党2%、国民民主党1%、れいわ1%、NHK党0%、支持政党はない22%

88%の人が「衆院選に関心がある」と回答していて、高い関心が伺えます。

3693チバQ:2021/10/21(木) 20:28:40
https://news.goo.ne.jp/article/fminpo/region/fminpo-20211021190442.html
投票まで10日 福島県内選挙区「序盤情勢」【2021ふくしま衆院選】
2021/10/21 19:04福島民報

投票まで10日 福島県内選挙区「序盤情勢」【2021ふくしま衆院選】

福島民報

(福島民報)

 衆院選の県内小選挙区に立候補した十人は三十一日の投票に向け激しい論戦を繰り広げている。共同通信社は十九、二十の両日、各選挙区の有権者に電話調査を実施した。福島民報社の取材を加味した序盤情勢は、1区では自民党の前職と立憲民主党の前職の支持が拮抗(きっこう)している。2区は自民前職が先行し立民新人が猛追、3区は立民前職がリードし自民前職が迫る。4区は立民前職と自民前職が競り合う。5区は自民前職が優勢で、共産党の新人が追う展開となっている。ただ、投票する候補者を決めていない有権者が多く、情勢はまだ流動的だ。中・終盤の戦いが勝敗を分けるとみられる。(文中敬称略。各選挙区の立候補者一覧は届け出順。丸数字は当選回数。☆は比例東北との重複立候補)



■1区 亀岡氏、金子氏の支持拮抗

 小選挙区で一勝一敗同士の自民の亀岡偉民と立民の金子恵美が激しく競り合っている。

 亀岡は大票田の福島市でリードし、金子は伊達地方と相馬地方で優位に立っている。

 支持政党別では、亀岡は自民、公明の支持層の七割前後を固めたが、金子にも一部が流れている。金子は共産、国民、社民からも支持を得ている。

 年代別では亀岡が二十代以下、三十代、四十代で金子を上回り、金子は六十代以上に支持を広げている。



■2区 根本氏先行、馬場氏が猛追

 九選を目指す自民の根本匠が優位に立ち、立民の馬場雄基が激しく追っている。

 根本は大票田の郡山市、二本松市などでリードするが、馬場も支持を広げている。

 支持政党別では、根本は自民、公明の支持層の七割超を手堅くまとめている。馬場は立民、共産の支持層の八割を固めた。無党派層の支持はほぼ拮抗している。

 年代別では根本は二十代など若年層からも支持され、馬場は六十代に浸透している。



■3区 玄葉氏リード、上杉氏迫る

 立民の玄葉光一郎が選挙区内全体で優位に立ち、自民の上杉謙太郎が追い上げている。

 玄葉は地元の田村地方、須賀川市などで安定して支持を得ている。上杉は地元の白河地方で善戦している。

 支持政党別では、玄葉は立民支持層の九割弱、共産、国民の七割強から支持を集める。上杉は自民の七割、公明の六割を押さえている。

 年代別では二十代以下は上杉が上回った一方、三十代以上は玄葉がリードしている。



■4区 小熊氏、菅家氏競り合う

 立民の小熊慎司と自民の菅家一郎が四度目の当選を懸け、激戦を展開している。

 小熊は喜多方市の出身で、菅家は会津若松市長を務めた。両市で互角の戦いを繰り広げており、周辺の町村部でも競り合っている。

 支持政党別では、小熊が立民の八割近くを固め、共産や国民、社民にも浸透。菅家は自民、公明の七割近くをまとめた。

 年代別では小熊が二十代以下からの支持が厚く、菅家は三十代、四十代に強い。



■5区 吉野氏優勢、熊谷氏追う

 自民の吉野正芳が足場を固め、共産の熊谷智に差を付けている。

 吉野は地元いわき市、双葉郡と選挙区全域から厚い支持を集める。熊谷はいわき市で浸透する一方、双葉郡で伸び悩んでいる。

 支持政党別で、吉野は自民の八割弱、公明の七割弱の支持を固めた。熊谷は共産の七割ほどに加え、立民、社民の支持層も取り込んでいる。

 年代別では六十代は支持がほぼ並んだが、他の各年代は吉野が強さを見せている。



【1区】
金子恵美 56 ☆立民 前(2)
亀岡偉民 66 ☆自民 前(4)



▽福島市、相馬市、南相馬市、

伊達市、伊達郡、相馬郡

▽有権者数=40万5092人

(18日現在)



【2区】

馬場雄基 29 ☆立民 新
根本匠 70 ☆自民 前(8)



▽郡山市、二本松市、本宮市、安達郡

▽有権者数=34万8011人(18日現在)



【3区】

上杉謙太郎 46 ☆自民 前(1)
玄葉光一郎 57 ☆立民 前(9)

▽白河市、須賀川市、田村市、岩瀬郡、西白河郡(西郷村を除く)、東白川郡、石川郡、田村郡

▽有権者数=26万4629人

(18日現在)



【4区】

小熊慎司 53 ☆立民 前(3)
菅家一郎 66 ☆自民 前(3)

▽会津若松市、喜多方市、南会津郡、耶麻郡、河沼郡、大沼郡、西郷村

▽有権者数=23万7712人(18日現在)



【5区】

熊谷智 42  共産 新
吉野正芳 73  自民 前(7)



▽いわき市、双葉郡

▽有権者数=32万934人(18日現在)

3694チバQ:2021/10/21(木) 20:31:00
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20211021k0000m010135000c.html
自民が「情勢緊迫」通達 全国の候補者引き締め 与党優勢報道受け
2021/10/21 17:09毎日新聞

自民が「情勢緊迫」通達 全国の候補者引き締め 与党優勢報道受け

自民党本部=東京都千代田区で、曽根田和久撮影

(毎日新聞)

 自民党は21日、甘利明幹事長と遠藤利明選対委員長の連名で、「情勢緊迫 1票1票の獲得に全力を」と題した衆院選の「急告」を全国の候補者に送った。報道各社が序盤調査で与党の優勢を報じたことを受け、引き締めを図る狙いだ。

 文書では、「全国各地で多くのわが党候補者が当落を争う極めて緊迫した状況にある」との現状認識を示し、多くの選挙区で立憲民主党など5野党共闘候補と一騎打ちになっていることや新型コロナウイルス禍で「組織力が十分に発揮できない現状に至っているのは憂慮に堪えない」と危惧した。

 その上で、一騎打ちの構図について「この選挙が『(自公の)自由民主主義政権』か『共産主義(が参加する)政権』かの体制選択選挙であることが鮮明」と改めて強調し、「自信を持って政権の継続を訴えていかなければならない」と呼びかけた。【野間口陽】

3695チバQ:2021/10/21(木) 20:33:35
https://news.goo.ne.jp/article/mbc/region/mbc-2021102100052407.html
衆院選 序盤情勢 鹿児島1・2・3区で接戦
2021/10/21 20:11南日本放送

衆院選 序盤情勢 鹿児島1・2・3区で接戦

衆院選 序盤情勢 鹿児島1・2・3区で接戦

(南日本放送)

鹿児島県内4選挙区で10人の候補が争う衆議院議員選挙、JNNと毎日新聞の共同調査に、MBC独自の取材も加味した選挙戦序盤の情勢分析では、1・2・3区で接戦となっています。

MBCでは、JNNと毎日新聞が衆院選が公示された19日と20日の2日間行った電話調査の結果に、MBCの独自取材も加味して、選挙戦序盤の情勢を総合的に分析しました。

選挙区ごとにみると、鹿児島1区では、自民党の比例九州前職・宮路拓馬さんと、立憲民主党の前職・川内博史さんが与党・野党それぞれの支持層に浸透し、激しく競り合っているとみられます。

鹿児島2区では、自民党前職の金子万寿夫さんが自民・公明の与党支持層に食い込む一方、無所属新人の三反園訓さんも与党や野党の支持層に浸透してきており、接戦となっています。これを共産党新人の松崎真琴さんが追っているとみられます。

鹿児島3区では、無党派層にも浸透を図る立憲民主党元職の野間健さんが現時点ではややリードし、自民党前職の小里泰弘さんが激しく追っていると見られ、情勢は流動的です。

鹿児島4区では、厚い保守地盤に支えられた自民党前職の森山裕さんが先行し、社民党新人の米永淳子さんが野党支持層を固めながら追っています。NHK党新人の宮川直輝さんは伸び悩んでいるとみられます。

ただ、いずれの選挙区でも回答者の2割から3割ほどがまだ投票先を「決めていない」としていて、今後、情勢が大きく変わる可能性があります。

3696チバQ:2021/10/21(木) 20:35:35
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20211020k0000m010375000c.html
維新堅調、追う自民 大阪府内19選挙区の序盤情勢 衆院選
2021/10/21 05:00毎日新聞

維新堅調、追う自民 大阪府内19選挙区の序盤情勢 衆院選

大阪城とキタのビル群(奥)=大阪市内で、本社ヘリから加古信志撮影

(毎日新聞)

 31日投開票の衆院選で、毎日新聞は19〜20日に序盤情勢を探る特別世論調査を実施した。調査データに取材を加味した大阪府内19選挙区の情勢などを紹介する。調査では投票先を決めていない人が多数おり、終盤にかけて情勢は変わる可能性がある。【矢追健介、石川将来、鶴見泰寿、野田樹】

 ◇1区

 維新の井上英孝氏がリードし、自民の大西宏幸氏が追う。

 前回は1200票あまりの僅差で敗れた井上氏は、維新支持層の大半を固めた上で、自身や支援府議らがかつて所属していた自民の支持層からも一定の支持を受けている。若い世代からの支持を多く集めている大西氏は、公明支持層に浸透しているが、肝心の自民支持層を固めきれていない。立憲の村上賀厚氏と共産の竹内祥倫氏は、無党派層からの支持拡大のために街頭演説などを展開する。

固めきれていない。立憲の村上賀厚氏と共産の竹内祥倫氏は、無党派層からの支持拡大のために街頭演説などを展開する。

 ◇2区

 維新の守島正氏が先行し、組織票を持つ自民の左藤章氏が追う。

 維新副代表・吉村洋文知事の後押しを受け、守島氏は知名度不足を挽回。幅広い年代から支持を集め、自民支持層にも一部食い込んでいる。左藤氏は公明の協力は得られているものの、組織の引き締めを急ぎたい。立憲の尾辻かな子氏はカジノを含む統合型リゾート(IR)反対を訴え他候補との差別化を図る。無党派層では半数ほどが態度未定で、今後の行方を左右しそうだ。

 ◇3区

 公明の佐藤茂樹氏が大きく先行し、共産の渡部結氏、立憲の萩原仁氏が追っている。

 佐藤氏は公明支持層をほぼ固めているが、自民党の元大阪市議が選挙区での出馬を検討した経過もあり、固め切れていない自民支持層への浸透を急ぐ。渡部氏は共産支持層をほぼ固めており、いまだ投票先を決めていない層への浸透を目指す。萩原氏は立憲支持層の大半を固めた。無党派層からも支持を受け巻き返しを図る。無所属の中条栄太郎氏は全体的な支持向上を目指す。

 ◇4区

 維新の美延映夫氏が先行し、自民の中山泰秀氏が追う展開。立憲の吉田治氏、共産の清水忠史氏が続く。

 美延氏は維新支持層の大半を固め、自民支持層、無党派層の一部からも支持を受けて、選挙戦を優位に進めている。中山氏は、新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場を開設した実績や外交問題などを訴え、自民、公明支持層を固めるのに必死だ。吉田氏は立憲支持層の大半、清水氏も共産支持層のほとんどを固めており、巻き返しに向けてさらなる浸透を目指す。

 ◇5区

 公明の国重徹氏が安定した戦いを進める。共産の宮本岳志氏、れいわの大石晃子氏が後を追う。無党派層の多くが投票先を決めておらず、各陣営が取り込みを狙う。

 国重氏は各年代からまんべんなく支持を集めた。公明支持層はほぼ固めており、自民支持層からの協力もさらに広めたい考え。宮本氏は共産のほか、協力関係にある立憲支持層にも浸透しつつある。大石氏はれいわ支持層以外への広がりが課題。無所属の籠池諄子氏は直前での出馬表明が響き支持が伸び悩む。

 ◇6区

 公明の伊佐進一氏が一歩リードし、立憲の村上史好氏が必死に追う展開だ。

 伊佐氏は強固な公明支持層をほぼ固めた。一方、与党で協力関係にある自民の支持層は多くが投票先を決めておらず、取り込みを急ぐ。村上氏は立憲と共産の支持層から強い支持を受け、巻き返しを図る。無党派層の大半は投票先を決めておらず、今後の情勢の鍵を握りそうだ。

3697チバQ:2021/10/21(木) 20:35:50
 ◇7区

 維新の奥下剛光氏と自民の渡嘉敷奈緒美氏が競り合っている。

 奥下氏は維新の支援者から強い支持を受けている。大阪での維新の改革をアピールする戦略が奏功し、働き盛りの世代から評価が高く、前回選で破れた渡嘉敷氏への雪辱を誓う。渡嘉敷氏は副環境相などの経験を生かして支持者を固めるが、女性への浸透が課題となっている。立憲の乃木涼介、共産の川添健真、れいわの西川弘城の3氏は野党支持層を奪い合っており、無党派層の取り込みで浮上を狙う。

 ◇8区

 維新の漆間譲司氏が一歩リードし、自民の高麗啓一郎氏と立憲の松井博史氏が懸命に追い上げる。

 漆間氏は府議を辞して国政に初挑戦。対話型の集会を重ねながら、維新の国会議員や吉村洋文知事らの応援も受けた総力戦で臨んでおり、幅広い世代で支持を広げている。

 高麗氏は元自民候補予定者の不出馬で、公示直前に立候補を決定。自民、公明票を固め、出遅れを挽回したい。松井氏は立憲や共産など野党の支持層に浸透しており、無党派層を取り込んでいきたい。

 ◇9区

 前回は接戦となったが、今回は維新の足立康史氏が優勢で自民の原田憲治氏が懸命に追っている。

 前回約2000票差で敗れた足立氏は街頭活動やSNS戦略が実を結び、自民支持層にも食い込む。8月末の池田市長選で支援した新人が当選するなど勢いもみえる。原田氏は党内規で定める「73歳定年制」に該当して重複が認められず退路を断たれての戦い。まず自公票のとりまとめを急ぎたい。社民の大椿裕子氏は市民団体などの協力で巻き返しを図る。無所属の磯部和哉氏は知名度向上を狙う。

 ◇10区

 知名度を生かして先行する立憲の辻元清美氏を、府議からの転身を目指す維新の池下卓氏が激しく追う。ただ、無党派層の多くが投票先を決めかねている。

 党副代表である辻元氏は他候補の応援で選挙区を空ける機会も多いが、労働組合を中心とした強固な組織が不在をカバー。高齢の女性らから特に支持を集める。ともに高槻市議の祖父、父を持つ池下氏も維新支持層だけでなく無党派層の取り込みを進める。自民の大隈和英氏は支持者固めを急ぐ。

 ◇11区

 枚方市長や府議も務めた維新の中司宏氏が優勢で、自民の佐藤ゆかり氏と立憲の平野博文氏が競り合いながら追う展開だ。一方で無党派層や公明支持層の一部が支援先を見極めている。

 中司氏は府内での維新人気もあり、広い年代に浸透。維新へ移る前に所属していた自民からも一定の支持を集める。経済政策に明るい佐藤氏は、支持者固めや高齢層への浸透を図る。平野氏は選挙戦の準備が他陣営より遅れたのが響き、立憲支持層以外への広がりを欠く。

 ◇12区

 維新の藤田文武氏が優位に戦いを進め、自民の北川晋平氏が追う。立憲の宇都宮優子氏、共産の松尾正利氏が続く。

 支持政党は維新と自民で拮抗(きっこう)しており、無党派層への浸透度で差が出た。現職の死去に伴う2019年の補選で勝利した藤田氏は維新支持層以外からも支持を集め、再選を狙う。その補選で敗れた北川氏は自民、公明支持層以外の取り込みを懸命に進める。宇都宮氏と松尾氏はそれぞれ政権交代を訴え、与党批判の受け皿役を狙う。

3698チバQ:2021/10/21(木) 20:36:05
 ◇13区

 自民の宗清皇一氏と維新の岩谷良平氏が激しく競り合っている。

 塩川正十郎・元財務相の秘書も務めた宗清氏は公明党からの強い支援を受けており、自民支持層の引き締めも進める。一方、自民支持者も一部取り込んだ岩谷氏は無党派層にも浸透し始めている。ただ無党派層の半数近くが投票先を決めていない。直前に不出馬を決めた元職が持つ保守票の行方も鍵を握りそうだ。共産の神野淳一氏は組織固めを急ぎ、ほかの2氏にも流れる立憲票を食い止めたい。

 ◇14区

 維新の青柳仁士氏が大きくリードする。自民の長尾敬氏が続き、共産の小松久氏は巻き返しを図る。

 14区は維新の松井一郎代表の地元・八尾市が含まれており、元国連職員の青柳氏は強固な地盤を背景に、維新支持層の大半を固め、自民支持層の一部や無党派層にも浸透している。党副幹事長で4期目を目指す長尾氏は自民票を固めきれておらず、支持に広がりを欠く。小松氏は自公政権への対決姿勢を強調し、野党票の積み上げを狙っている。

 ◇15区

 維新の浦野靖人氏が先行し、自民の加納陽之助氏、共産の為仁史氏が追う展開だ。

 前回、前々回と比例復活だった浦野氏は、維新が取り組んできた「身を切る改革」を訴え、幅広い年齢層に浸透している。連続8期務めた竹本直一氏の後継で娘婿の加納氏は、9月に公認候補に決まり、まだ自民支持層を固めきれていない。為氏は自公政権や維新の批判票を集め、立憲支持層の受け皿にもなっている。無党派層の大半は投票先を決めていない。

 ◇16区

 立憲の森山浩行氏と公明の北側一雄氏が大接戦。政党支持率も拮抗し、半数近くが投票先を決めていない中で、終盤まで戦いはもつれそうだ。

 前回比例復活の森山氏は立憲と共産支持層の大半を固め、野党共闘が奏功。自公政権のコロナ対策への批判を強めており、無党派層への浸透を進める。10選を目指す北側氏は、国政報告会に安倍晋三元首相を招いて自公関係の良好さをアピールしており、自民支持者を固めたい。NHK党の西脇京子氏は知名度不足の克服を急ぐ。

 ◇17区

 維新の馬場伸幸氏が大きくリードし、自民の岡下昌平氏と共産の森流星氏が追う展開になった。

 党幹事長の馬場氏は議員定数や報酬の削減を掲げ、経済成長のための投資なども訴える。幅広い年代層から支持を集め、自民支持層の一部も取り込んでいる。前回、前々回と比例復活だった岡下氏は、与党の議員としての実績を強調するが、自民支持層を固め切れていない。森氏は医療費負担減などを訴え、共産に加えて立憲の支持層の受け皿にもなっている。

 ◇18区

 維新の遠藤敬氏が大きくリードし、自民の神谷昇氏が追う。共産の望月亮佑氏、立憲の川戸康嗣氏が巻き返しを図る。

 4選を目指す遠藤氏は、「身を切る改革」などの実績を強調して幅広い年代層から支持を得ており、維新支持層に加えて自民支持層の一部にも浸透している。前回は比例復活だった神谷氏は、国産の新型コロナウイルス治療薬の早期開発などを掲げるが、まだ自民、公明支持層を固めきれていない。望月氏と川戸氏は、政権への批判票を食い合っている。

 ◇19区

 維新の伊東信久氏を自民の谷川とむ氏が追い、立憲の長安豊氏が巻き返しを狙う展開。共産の北村みき氏は支持の拡大を図る。

 過去3回は大阪11区で出馬した伊東氏が、この選挙区に移って国政復帰を目指しており、維新支持層の大半を固めることに成功している。前回は比例復活だった谷川氏は若い世代から支持を得ており、保守票を固めて追い上げたい。長安、北村両氏は支持の広がりを欠く。無党派層の半数近くはまだ投票先を決めていない。

 ◇政党支持率 維新30%、自民28%

 大阪府内の政党支持率は大阪を地盤とする日本維新の会が30%と最も高く、与党第1党である自民の28%を上回っており、府内における維新の根強い支持が改めて示された。政党支持率は立憲8%、共産7%、公明6%と続いた。

 維新は30歳以上の幅広い世代で30%前後の支持を受けている。自民は10〜20代では最も高い33%の支持を得ており、30歳以上でも維新に次ぐ30%弱の支持を受けた。立憲は60代で9%、70歳以上で12%と若年層に比べて高年齢層からの支持が高く、共産も同様の傾向があった。

 また、無党派層を意味する「支持政党なし」は18%いた。若者ほど支持政党が固まっていない傾向にあり、30代以下の約3割が「支持政党なし」だった。比例の投票先を尋ねたところ、「決めていない」が38%と最も多く、維新(21%)、立憲(13%)、自民(12%)と続いた。小選挙区の投票先は、無党派層の55%が「決めていない」と答えた。

 衆院選に関心があるかを尋ねる項目では、「関心がある」が87%と大半をしめ、「関心がない」は5%だった。「どちらともいえない」との回答も8%あった。

3699チバQ:2021/10/21(木) 20:37:52
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211021ddlk28010260000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>序盤情勢 自公、11選挙区で優位 立・共、維新 浸透課題(その2止) /兵庫
2021/10/21 06:52毎日新聞

 ◆3区

 ◇関氏先行、和田氏追う

 3区は副経産相や副環境相を歴任し、経済通をアピールする関氏が保守層を中心に支持を集めてリードする。元県議で知名度がある和田氏は無党派層から一定の支持を集めて追いかける。赤田、佐藤の両氏は野党支持層を分け合っている。

 関氏は自民、公明支持層を固め、無党派にも支持を広げる。元保守系の無所属県議だった和田氏は公認を得た維新の支持層の大半を取り込む。赤田氏は共産支持層をまとめ、佐藤氏は国民支持層から一定の支持を得ている。両氏で立憲支持層を二分しており、野党共闘に至らなかった影響が出ている。

 ◆4区

 ◇藤井氏、安定した戦い

 4区は保守地盤の北播磨地域を中心に藤井氏が安定した戦いを進める。今泉氏は唯一の女性候補をアピールし、無党派が多い神戸市西区などで追い上げを図る。赤木氏は公示2カ月前に12区から国替えし、知名度アップが課題となっている。

 藤井氏は新型コロナウイルスワクチン接種担当の副内閣相や初代副デジタル相の実績を訴え、与党の支持層を固める。今泉氏は共闘する立憲、共産、れいわ、社民の支持層に幅広く浸透し、無党派層からも一定の支持を得る。赤木氏は起業家の立場から規制改革などを訴え、維新支持層を固めている。

 ◆5区

 ◇谷氏を梶原氏が猛追

 5区は、谷氏を梶原氏が激しく追い上げ、遠藤氏も続く展開。7選を目指す谷氏は、経済再生を訴え、知名度を背景に自民や推薦を受けている公明の支持層をまとめつつあり、全世代から支持を集めている。梶原氏は政権批判を展開し、立憲や共産支持層をまとめ、無党派層にも浸透しつつあり、60代以上や非正規労働者、農林水産関係者からの支持を得ている。遠藤氏は他の2候補を意識し、若さを強調して世代交代を主張しており、維新支持層をほぼ固めつつある。自民支持層や無党派層へも浸透しつつあり、女性からの支持も集めている。

 ◆6区

 ◇注目区、大串氏が先行

 6区は、4期目を目指す大串氏が先行し、市村、桜井両氏が横一線で追う展開。大串氏は国政や地元での実績を中心に訴え、幅広い世代に浸透している。自民支持層や、推薦を受ける公明支持層の約半数を固める一方、無党派層への広がりが課題となっている。維新の政策とともに、3期の議員経験を強調する市村氏は維新支持層をほぼ固め、自民、公明支持層の一部にも食い込む。政権交代をアピールする桜井氏は立憲支持層のほか、候補擁立を見送った共産支持層の多くをまとめている。他候補よりも無党派層の支持を集め、さらなる拡大を目指す。

 ◆7区

 ◇山田氏が一歩リード

 7区は、山田氏が一歩リードし、三木氏、安田氏が競りながら追う。4期目を狙う山田氏は与党としての実行力を訴える。自民支持層の多くを固めており、公明支持層から半数以上の支持を受ける。若年層からの支持が高い。三木氏は維新支持層の多くを固め、勢いがある。自民と公明の支持層からも一定の支持を得ている。安田氏は立憲支持層や、共産支持層をほぼまとめた。野党共闘の効果が表れているとみられ、無党派層の一部にも浸透している。無党派層の半数以上が投票先を決めておらず、それぞれ支持層以外への浸透が課題となる。

3700チバQ:2021/10/21(木) 20:38:22
 ◆8区

 ◇中野氏、支持層固める

 8区は2014、17年は公明と共産の一騎打ちの構図だったが、今回選ではれいわが割って入り、三つどもえの争いとなった。4選を目指す中野氏は経産政務官などを務めた実績を強調し、公明支持層をほぼ固めた。幅広い業界団体からの支持も取り付け、推薦を受ける自民支持層、維新支持層の一部にも浸透しつつあり、リードしている。元尼崎市議の小村氏は共産支持層の多くを固めた。尼崎生まれ、3人の子育て経験などをPRし、立憲支持層の約半数に食い込んでいる。辻氏はれいわ支持層を固め、無党派層などへの支持拡大を図る。

 ◆9区

 ◇西村氏、男女から支持

 9区は、7選を目指す西村氏が国の新型コロナ対策を担当し、連日メディアに登場したことで更に知名度を上げ、優位に立つ。自民支持層と公明支持層をまとめ、維新支持層にも半数近く浸透している。男女とも幅広い世代から支持を集め、無党派層への浸透でも差をつけた。野党共闘を前面に出す福原氏は、共産支持層の多くを固めたが、立憲支持層への食い込みは半数程度にとどまっている。娘2人を育てる生活者の視点や、若さをアピールしたことが共感されてか、30代と60代で健闘しており、無党派層からも一定の支持を得ている。

 ◆10区

 ◇渡海氏を2氏が追う

 10区は、渡海氏が一歩リードし、隠樹氏と掘井氏が追う展開。

 文科相も務め10選を目指す渡海氏は、知名度を背景に全年代に満遍なく浸透しており、農林水産関係者からの支持が厚いが、自民支持層を固め切れていない。社会福祉の充実を訴える隠樹氏は立憲支持層をほぼ固め、野党共闘効果で共産支持層へも浸透している。男性からの支持が多いが若い世代が課題。加古川市議と県議を経た掘井氏は、神戸市以西での維新勢力拡大を目指して改革を訴え、自民や公明支持層にも一定程度浸透しつつあり、維新の支持層固めを進めている。

 ◆11区

 ◇松本氏、大きくリード

 11区は、松本氏が大きくリードし、住吉氏、太田氏が追う展開。

 8選を目指す松本氏は、旧民主政権で外相を務めるなどした知名度と固い地盤を背景に、30代以上の世代で高い支持を集め、自民・公明支持層を固めつつある。元県議で30代の住吉氏は、「税金が国民のために使われているか」と問い、10〜20代で支持を集めている。維新支持層を固めつつあり、自民、立憲支持層にも食い込む。1996年以降、隣の12区から4回立候補し、今回国替えした太田氏は「政権交代」を訴え、共産支持層をほぼ固め、立憲支持層からの支持も集めている。

 ◆12区

 ◇山口氏、全世代が支持

 12区は、山口氏が大きくリードし、池畑氏と酒井氏が追う展開となっている。

 7選を目指す山口氏は、環境相として初入閣した勢いもあり、全世代から支持を得ている。自民と公明の支持層を固めつつあり、野党支持層への食い込みも見せている。元県議で無所属で国政をめざして活動してきた池畑氏は公示直前の公認となったが、維新支持層を固めつつあり、自民、公明支持層にも一部浸透。酒井氏は、労働者の雇用を守ることや介護を担う家族の支援を街頭で訴え、立憲支持層や連携関係にある共産支持層をまとめつつある。

………………………………………………………………………………………………………

 毎日新聞が実施した衆院選の世論調査では有権者に支持政党や衆院選への関心を尋ねた。県内の政党支持率は自民が38%で他党を引き離した。回答者の88%が衆院選に「関心がある」と答え、新型コロナウイルスの影響が長引くなか、政権選択選挙への高い関心がうかがえた。

 ◇支持政党 自民党、38%でトップ 維新15%、11%の立憲超える

 県内の政党支持率は自民が38%でトップ。阪神地域を中心に勢力を拡大する維新は15%で、野党第1党の立憲の11%を超えた。支持政党なしのいわゆる「無党派層」が21%で高い割合を占めている。

 自民は各年代で35〜39%の支持を得る。男性の支持率は40%に対し、女性は33%にとどまった。維新は男女でほぼ変わらなかった。立憲は70代以上が17%あったが、50代以下は5%程度にとどまった。支持政党なしは女性が25%で男性の19%を上回った。共産、公明も女性の支持率が男性より高かった。

 支持政党なしの比例の投票先は維新、立憲が16%で拮抗(きっこう)し、自民の12%を超えた。ただ、4割は「決めていない」と回答している。

3701チバQ:2021/10/21(木) 20:39:34
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211021ddlk12010089000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>序盤情勢毎日新聞調査(その1) 7選挙区で自民優位・先行 立憲は3選挙区で /千葉
2021/10/21 06:35毎日新聞

 毎日新聞は19、20日に特別世論調査を実施し、取材を加味して衆院選の序盤情勢を分析した。県内の13小選挙区のうち、自民党は7選挙区で、立憲民主党は3選挙区で優位かやや先行。残り3選挙区は両党の候補者が激しく競り合っている。共産党、日本維新の会、国民民主党、れいわ新選組、NHKと裁判してる党弁護士法72条違反でなどは追い上げを図る。有権者の約3割が投票先を決めていないとしており、情勢は変化する可能性がある。

 ◆1区

 ◇田嶋氏を門山氏が猛追

 立憲・田嶋氏が先行し、自民・門山氏が猛追している。

 前回、希望の党から出馬した田嶋氏は野党共闘ができず、門山氏に1357票差で敗れ、小選挙区の議席を明け渡した。一騎打ちとなった今回は立憲や共産の支持層の8割前後を固め、無党派にも一定程度の浸透を見せる。非自民票の受け皿を目指すとともに、地域をこまめに回って得た知名度で無党派層の支持拡大を図る。

 門山氏は公明の推薦を受け、法務政務官など政府や党での実績をアピールして支持を訴える。公明支持層の8割を固めたが、自民支持層を固めきれていない。「政権選択選挙」を強調して無党派層に支持を求める。

 ◆2区

 ◇3連勝中の小林氏優位

 小選挙区3連勝中の自民・小林氏が優位に戦いを進め、立憲・黒田氏、共産・寺尾氏が追う展開。

 小林氏は前回と前々回、次点にダブルスコアの票差で圧勝する強さを見せた。経済安全保障担当相として初入閣した今回も、自民支持層の約8割、公明支持層の6割を固め、維新支持層からも一定の支持を集める。

 黒田氏は立憲支持層の8割を固める。市議1期、県議4期を務めた経験から、支持基盤以外にも知名度で地域に浸透。非自民票と無党派層の取り込みで巻き返しを図る。

 寺尾氏は格差是正やジェンダー平等を掲げ、支持拡大を目指すが、共産支持層の6割の支持にとどまる。

 ◆3区

 ◇松野氏、幅広く浸透

 8選を目指す官房長官の自民・松野氏が安定した戦いを進める。

 松野氏は公示日の午前に地元入りして以降は本人不在の選挙戦だが、支持する県市議らと後援会がフル回転して支持を訴えている。知名度を生かし、自民、公明支持層を固め、幅広い年齢層に浸透している。

 松野氏とは7度目の対決で初めての一騎打ちとなる立憲・岡島氏は、立憲、共産支持層を固めたものの、他の野党支持層をまとめ切れていない。

 無党派層の支持は割れており、半数が投票先を決めていない。

 ◆4区

 ◇野田氏が安定した戦い

 前回、県内で非自民で唯一小選挙区で当選した元首相の立憲・野田氏が強固な地盤に支えられ安定した戦い。立憲をはじめ野党の支持層を固め、無党派層にも支持を広げている。前回、ダブルスコアの票差で突き放した自民・木村氏が比例復活したこともあり「4区だけが勝っても意味が無い」と他の立憲候補の応援に力を入れる。

 3度目の挑戦で初めて前職として挑む木村氏は岸田文雄内閣で内閣府政務官に就任した。「4区に与党の議員がいることが大事だ」と国とのパイプと4年間の実績を強調するが、無党派層に食い込めていない。

 ◆5区

 ◇薗浦氏が優位に進める

 5選を目指す自民・薗浦氏が優位に戦いを進め、立憲・矢崎氏が追っている。無党派層の6割近くが態度を決めておらず、今後の情勢を左右しそうだ。

 薗浦氏は自民、公明支持層に加え、無党派層からも一定の支持を得ている。副外相や首相補佐官を務めた実績と地元への貢献を強調。陣営は「自民への逆風が吹いている」と支持者を引き締める。

 自民前職に新人と元職4人が挑む乱立の構図が予想されていたが、公示直前に共産候補が6区に移った。矢崎氏は立憲と共産の支持層を固めている。浦安市選出での県議4期の実績を強調するとともに、市川市での知名度不足の克服に懸命だ。

 維新・椎木氏、国民・鴇田氏は所属政党支持層以外に広がりを欠き、無党派層にも食い込めていない。

3702チバQ:2021/10/21(木) 20:39:54
 ◆6区

 ◇自民・渡辺氏がリード

 自民・渡辺氏がリード。公示直前で5区から移った共産・浅野氏が追いかけ、立憲の公認を辞退した無所属・生方氏と維新・藤巻氏が巻き返しに必死だ。

 渡辺氏は自民支持層の6割弱しか固め切れていないが、公明支持層は7割以上をまとめている。無党派層への浸透が課題。

 浅野氏は「市民と野党の共同候補」と訴え、共産支持層を8割固めたが、生方氏と立憲支持層を奪い合っており、野党共闘が進んでいない。

 生方氏は立憲支持層の3割に食い込むが、広がりを欠いている。藤巻氏は若返りと「しがらみのない政治」を訴え、維新支持層を7割固め、他の支持層にも広がりを見せるが伸び悩んでいる。

 ◆7区

 ◇安定の斎藤氏、竹内氏が追う

 5選を目指す自民・斎藤氏が安定した戦いを進め、立憲・竹内氏が追う展開。

 斎藤氏は自民支持層の7割を固め、公明支持層にも浸透する。地元の参院議員や県議らも応援に入り、更なる支持拡大を狙う。

 竹内氏は立憲支持層の7割を固め、無党派層にも浸透しつつある。候補擁立を取り下げた共産の支持層からも6割の支持を得ており、共闘が一定の成果を上げているようだ。

 維新・内山氏は「腐った政治を正したい」と訴え、維新支持層を固めるが広がりを欠いている。NHK党・渡辺氏は出遅れの挽回を図るが、伸び悩んでいる。

 ◆8区

 ◇一本化で本庄氏に幅広い支持

 事実上の一騎打ちは、立憲・本庄氏が幅広い支持を得て優位な戦いを進める。落下傘候補ながら約2年間、地道に地元回りを重ねる中、れいわから立候補を表明していた太田和美氏が同日選の柏市長選に出馬を表明。共産も立憲との候補者調整で公示直前に候補者を取り下げ、一本化したことが有利に働く。立憲支持層をほぼ固め、れいわ、社民、共産にも支持を広げて無党派層にも食い込む。

 8選を目指す自民・桜田氏は、失言による五輪担当相辞任への批判に加え、地元回りも出遅れ、自民、公明支持層をまとめ切れていない。男性に比べ女性の支持は半数程度だ。共産と組む立憲を批判し、安定した自公政権の維持、国とのパイプや長年の実績を強調して巻き返しを図る。

 ◆9区

 ◇秋本氏、奥野氏競り合う

 れいわが公示直前で候補者擁立を見送り、与野党の前職同士の一騎打ちとなった。小選挙区3連勝中の自民・秋本氏と立憲・奥野氏が激しく競り合っている。投票先を決めていない人が3割強おり、その行方が鍵となりそうだ。

 秋本氏は自民支持層の7割近く、公明の約7割を手堅く固めている。いずれも人気の高い河野太郎・前行政改革担当相や小泉進次郎・前環境相らを選挙区入りさせるなどして上積みを狙い、50代以下に支持を広げている。

 奥野氏は、公示前から枝野幸男代表や蓮舫代表代行ら党幹部が応援に駆けつけ、立憲支持層の約8割をまとめた。一方、共産支持層は固めきれておらず、「野党統一候補」をアピールできるかが課題だ。

 ◆10区

 ◇谷田川氏と林氏が激戦

 立憲・谷田川氏と自民・林氏が激戦を繰り広げている。

 2009年に続いて2回目の小選挙区勝利を目指す谷田川氏は立憲支持層の9割を固め、共産支持層にも浸透、無党派層からも4割の支持を集める。60代、70代以上の高齢者の支持も厚い。3月の知事選で圧勝した熊谷俊人知事との連携も強調し、さらなる支持拡大を目指す。

 10選を目指す林氏は自民支持層の6割しか固めきれていない。推薦を受けた公明支持層への浸透も7割で、無党派層の支持も谷田川氏には及ばない。党幹事長代理などの要職を歴任した実績を強調、強固な後援会組織で巻き返しを急ぐ。

 梓氏は自民支持層の1部を取り込むが、伸び悩んでいる。今留氏は知名度不足で厳しい戦いだ。

3703チバQ:2021/10/21(木) 20:40:17
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211021ddlk12010095000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>序盤情勢毎日新聞調査(その2止) /千葉
2021/10/21 06:36毎日新聞

 ◆11区

 ◇11選目指す自民・森氏、浸透

 負け知らずで県内最多となる11選を目指す自民・森氏が優位な戦いを進めている。党支部や県議後援会などの支援組織が中心となって自民支持層をほぼ固め、公明支持層にも浸透しつつある。過去選挙の圧勝ぶりから組織内に漂う楽観論に警戒して引き締めを図る。

 野党共闘による候補者一本化が行われなかった結果、候補者を立てない立憲の支持層が割れるなど野党の勢いは分散している。共産・椎名氏は共産支持層のほか、一部の野党支持層にも浸透しており、さらなる支持拡大を目指す。れいわ・多ケ谷氏は保守系の一部にも食い込みを図り、挽回に力を注ぐ。

 ◆12区

 ◇強固な地盤、自民・浜田氏優位

 強固な地盤に支えられ10選を目指す元防衛相の自民・浜田氏が、自民、公明支持層の7割を固め、優位に選挙戦を進める。無党派層の一部も取り込んだほか、年代、性別を問わず幅広い支持を集める。

 浜田氏を追いかける立憲・樋高氏は、立憲支持層の8割を固めているが、鍵を握る無党派層への広がりが伸び悩んでおり、上積みが課題だ。

 共産・葛原氏は共産支持層の7割を固めた。中・若年層への知名度が不足しており、無党派層への浸透が必要だ。

 ◆13区

 ◇宮川氏と松本氏が横一線

 立憲・宮川氏と自民・松本氏が横一線で激しく競り合い、維新・清水氏が追う。支持が割れている無党派層の取り込みが鍵を握る。

 宮川氏は立憲支持層の8割を固め、候補者の擁立を見送った共産支持層の6割以上から支持を得ている。松本氏は自民支持層と、推薦を受けた公明支持層の半数以上に浸透する。清水氏は維新支持層の6割を固めたものの、自民や立憲、公明の支持層に食い込めず、やや広がりに欠ける。

 無党派層からの支持は、3氏とも1〜2割台にとどまる。無党派層の半数は投票先を決めておらず、3氏は駅前や商店街での街頭演説に力を入れ、取り込みに躍起になっている。年齢別では、宮川氏が70代以上に強く、松本氏は若い層からの支持が高い傾向にある。

 ◇政党支持率 自民41%、立憲15% 「支持政党ない」25%

 支持政党を尋ねたところ、県内で最も多かったのは自民で41%を占めた。2017年の前回衆院選の調査では29%で、12ポイント上昇した。2番目に多かったのは立憲で15%、3番目は共産の6%だった。その他は公明4%、維新3%、れいわ2%。国民、社民、NHKは1%で、支持政党がないという回答は25%だった。

 自民は全ての年代で男女ともに最も支持されている。男性は全年代で4割超、女性は30代を除く世代の3割超が支持した。立憲は世代が上がるほど支持する人が増える傾向があり、男女とも30代以下は一桁台だが、70代では2割超だった。

 「支持政党がない」という回答は40代以下の男性と50代以下の女性に多かった。特に女性は30代で53%、18〜29歳で43%に上り、無党派層の中でも若い女性の投票行動が選挙結果を左右しそうだ。

 小選挙区の投票先は、自民支持層の6割が自民、立憲支持層の7割が立憲を選んだ。共産支持層は4割が立憲に投票すると回答した。無党派層は「決めていない」が半数を占めており、既に決めている人の回答では立憲が自民を上回った。【石川勝義】

 ◇ある89%、ない4% 関心、高齢男性ほど高く

 衆院選への関心は89%が「ある」と答え、「ない」は4%、「どちらともいえない」は7%だった。年齢が高くなるほど関心が高まり、50代以上の男性と70代以上の女性で「ある」が9割を超えた。男性に比べると女性は関心が低く、男性は全年代で8割以上が「ある」と答えたが、女性は18〜29歳で68%、30代で76%にとどまった。

 職業別では、自営業・自由業と農林水産業の9割、主婦の88%、正社員の87%、契約社員・アルバイトの86%が関心を持っていた。学生は79%が「ある」と答えたが、「ない」は9%、「どちらともいえない」は11%だった。【石川勝義】

3704チバQ:2021/10/22(金) 10:57:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/df0bb59b00b02eff1ee65fa6840a92bd2a54eee3
譲れぬ「旧民主」対決 自民移籍組、迎え撃つ元首相 東京18区【注目区を行く】
10/22(金) 7:09配信

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時事通信
衆院選の候補者の演説に耳を傾ける聴衆=17日、東京都小金井市(一部画像を加工しています)

 「7回目の選挙。初づくしだ」。

 自民党候補の長島昭久は17日、新天地である東京18区のJR武蔵小金井駅前に立つと「初挑戦」を強調した。旧民主党出身で隣接する東京21区から国替えし、出直しを図る長島。対抗馬は同じ旧民主出身で当選13回を誇る立憲民主党の元首相菅直人だ。菅も議席を明け渡す気はない。互いに譲れぬ戦いが始まった。(敬称略)
 ◇恩人
 長島の初当選は2003年衆院選。出馬した東京21区は、中選挙区時代の菅の地盤の一部だった。選挙戦最終日には菅が応援に駆け付け、マイクを握り長島支持を訴えたこともある。長島にとって菅は元同僚議員というだけでなく、自らの政界入りを後押ししてくれた恩人でもあった。

【写真】衆院選の候補者の演説に耳を傾ける聴衆

 以来当選6回。17年に旧民進党を離れるまで菅とは同じ党で行動を共にした。希望の党結党に参画し、無所属を経て19年6月に自民党に入党。東京21区には自身が前回選挙で下し、比例代表で復活当選した自民党現職がいるため、昨年1月に18区支部長に就任した。

 今回は新しい選挙区で戦うのも自民党の看板を背負うのも初めてだ。やりにくさはある。それでも「反対と批判ばかりでは子どもたちを取り巻く厳しい現状を変えることはできない」と腹を決め、菅との直接対決を受け入れた。

 駅頭に朝夕立ち、企業・団体回りも重ねる。ただ、40年余の議員生活で地元に根を張る菅と比べて、「新参者」の長島の知名度不足は否めない。18区の自民党元職、土屋正忠の支援をどの程度得られるかも不安材料だ。

 「土菅(どかん)戦争」と呼ばれる激しい戦いを繰り広げた土屋は、17年衆院選で約1000票差で菅に敗れた。長島も所属した希望の候補に保守票を食われたことが敗因とみている。

 昨年1月、土屋は事務所を訪れた長島に「邪魔はしないが、手のひらを返したように応援はできない」と言い放った。1年以上たち、今は「わだかまりはない」(関係者)とされるが、支援の効果は未知数だ。

 ◇たすきに「本人」
 「20年近く応援してくれた東京21区の有権者を見捨てて、なぜ18区に移ったのか」
 18日に行われた地元青年会議所主催のオンライン公開討論会で、菅は長島を激しく追及した。長島は「お怒りになっている方もいると思う」などと釈明したが、菅は「勝手に選挙区を変えるのは有権者への冒涜(ぼうとく)だ」と、攻撃をさらに強めた。

 菅も最近の選挙は苦しい戦いの連続だ。12、14年は比例復活、17年は小差の勝利だった。長島への厳しい物言いは危機感の裏返しにも映る。街頭演説では大きく「本人」と書かれたたすきが目立つ。首相経験者としては異例の演出だ。陣営関係者は「今までのやり方だけで支持は広がらない」と語る。

 新たな支持層を掘り起こそうと、若者向けの発信を強化。昨秋からオンライン勉強会を開き、インターネット交流サイト(SNS)も積極的に活用する。ツイッターでは、街頭演説の告知の際などに「#会いに行ける元総理」のハッシュタグを付け、身近な存在をアピールしている。

 そうした取り組みが功を奏したのか、陣営によると菅の街頭演説を聞く若者が増えたという。「忖度(そんたく)政治が自民党政治だ。今回の選挙は政治を根本から変えるチャンスだ」。17日に長島が演説していたほぼ同時刻、隣駅のJR東小金井駅前での街頭演説では立ち止まって聞く若い女性の姿もあった。

 ただ、選挙戦の行方は見通せない。陣営関係者は語る。「向かい風は吹いていないが、追い風も吹いていない。楽観はできない」
 ◇立候補者名簿
 【東京18区】
 長島昭久 59 元防衛副大臣 自 前    推(公)
 子安正美 71 会社社長   無 新 
 菅直人 75 元首相    立 前
※敬称略。届け出順。年齢は投票日現在。自=自民党、無=無所属、立=立憲民主党。丸かっこは推薦政党。

3705チバQ:2021/10/22(金) 10:58:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/a07e649c3cc41e9852a11db2e1e3d94b2720545e
<ルポ短期決戦>激戦大阪2区 初勝利目指す維新 地元強調の自民 差別化図る立憲
10/21(木) 20:08配信

毎日新聞
集まった有権者らに支持を訴える大阪2区の候補者(右端)=大阪市阿倍野区で2021年10月19日、望月亮一撮影(画像の一部を加工しています)

 「岸田(文雄)首相は安倍(晋三)さん、菅(義偉)さんでも足りなかった改革の路線を、古い自民党時代に戻そうとしている」。大阪2区の日本維新の会、守島正氏は19日に大阪市阿倍野区での第一声で政権批判を展開し、改革姿勢をアピールした。

【あなたと政党・候補者の一致度は?】えらぼーと2021

 維新は、松井一郎代表(大阪市長)が安倍、菅両氏との強固なパイプを築いてきたが、菅氏の退陣で政権との蜜月関係に終止符が打たれ、対決色を強めている。

 大阪2区は、維新が国政に初挑戦した2012年以降の3回の衆院選で、毎回候補者を立てながら一度も勝利できていない府内2選挙区のうちの一つだ。維新は初勝利を目指し、公示直前まで大阪市議だった守島氏を擁立し、政治家一族で6選を目指す自民党の左藤章氏に挑む。守島氏は「ここで勝つことが、維新の唱える改革を全国に広げる意思表示になる」と意気込む。

 大阪府内では、改革志向が強い中堅・若手の自民党地方議員が10年、当時知事だった橋下徹氏をトップとして、地域政党「大阪維新の会」を結成。府議会、大阪市議会では、初めて挑んだ11年統一地方選の府・市議選以来、第1会派の座を守り、自民などの他党を圧倒している。

 11年の大阪市議選で初当選した「橋下チルドレン」の一人が守島氏だ。大阪市を廃止して特別区に再編する大阪維新の看板施策だった「大阪都構想」の制度設計にも関わるなど政策通として活躍。19年からは大阪維新の政調会長として政策全般のとりまとめを担う。

 不安要素は知名度だ。守島氏は大阪市議時代、大阪2区に含まれない大阪市東淀川区で選出されており、浸透が課題となる。維新は、新型コロナウイルスへの対応で発信力のある副代表の吉村洋文知事が公示日に2カ所で守島氏の応援に入った。吉村氏は街頭演説で「2区はずっと古い体質が続いてきた。ここでがらっと変えよう」と現状の改革を訴える。

 ただ、守島氏を支援している大阪維新の地元議員の中には、左藤家の秘書を務めていた人が多く、左藤氏を徹底批判することへのためらいも残る。ある議員は「恩義が簡単に切れるか。まとまらなければ勝てない」と、情を断って選挙戦に徹する必要性を語る。

 左藤氏は府知事や防衛庁長官を務めた義祖父や、法相・郵政相を歴任した義父を持ち、代々引き継がれた強固な地盤が強みだ。自民党岸田派に所属し、9月の党総裁選で派閥トップの岸田氏を総裁・首相へと押し上げ、自らも党幹事長代理のポストを得た。

 新型コロナ禍による延期を経て、10月9日に大阪市内で営まれた義父恵氏(1月死去)の葬儀には岸田氏も参列。左藤氏は「忙しい中、時間を割いて来ていただいた。こういう優しい心をもった政治こそ必要だ」と岸田氏との近さを強調してみせた。

 自らの議席を脅かす守島氏への批判は厳しさを増す。20日の街頭演説では「他の候補は落下傘。私はこの地で骨をうずめる。関係ない人たちにこの地を任せるわけにはいかない」と訴えた。府内のコロナ患者の死者数(20日時点で3031人)が、東京都に迫っていることを引き合いに、「(対策に)失敗して、『よくやっている』と言うのはおかしい」と吉村知事にも批判の矛先を向ける。

 立憲民主党の尾辻かな子氏は、前職として政府の新型コロナ対策を検証してきた実績をアピール。左藤氏らを念頭に「岸田さんのイエスマン」と批判し、維新については「与党の補完勢力である政党の議員では政府をチェックできない」と訴え、両氏との差別化を図っている。【田畠広景、隈元悠太、石川将来】

3706チバQ:2021/10/22(金) 11:14:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/091e28ab6f40517bd2f1c402e44bacec4b961f6b
東北の注目選挙区ルポ ㊥青森2区 
「大島氏VS田名部氏」の代理戦争の様相
10/21(木) 22:35配信

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産経新聞
席死守へ懸命

「江渡(聡徳)先生と(前衆院議長の)大島(理森)先生が築いてきた皆さんとの絆を受け継ぎ、新しい時代を作っていくためのスタートの選挙」

公示日の19日、青森県十和田市役所前で街頭演説を行った2区の自民党新人、神田潤一氏は声を張り上げた。演説では、候補者を選挙区と比例代表で入れ替えるコスタリカ方式によって1区で戦う自民前職の江渡氏と、自身を後継者に指名した大島氏を意識した言葉を並べた。傍らには、演説に盛んにうなずく大島氏の姿があった。

2区は八戸市が主戦場となる。同市ではこれまで、大島氏と田名部匡省元農水相・匡代参院議員(立憲民主党県連共同代表)との間で、保守勢力を二分した「八戸戦争」と呼ばれる激戦を繰り広げており、無敗の自民にとって議席死守は至上命題だ。

引退表明した大島氏も精力的に動いている。神田氏の総合選対本部長として陣頭指揮を執り、神田氏とともに企業、支持団体へのあいさつ回りも行っている。また、選挙区内に張り巡らせた党支部もフル稼働させ、組織票を固めながら票の上積みを狙っている。

選挙初挑戦の神田氏だが、八戸市政界では曾祖父が同市長を3期務めたことで知られ「神田姓はブランド」(陣営幹部)だ。それでも、選対の清水悦郎自民県連幹事長は「大島氏の選挙とは勝手が違う。きめ細かく動いて新たな支持層を掘り起こす必要がある」と気を引き締める。

与野党の見解一致

一方、立民新人の高畑紀子氏の陣営では、匡代氏の後援会が選挙活動を下支えしている。19日は八戸市内だけで街頭活動を展開し、夕方にスーパーマーケット前で行った演説には匡代氏も駆けつけた。

「コロナ禍で生活困窮者が増えている。生活者目線で皆さんの代弁者になりたい」と現場目線の政治を訴える高畑氏は、県公安委員長を務めたほか、観光業やホテル業に携わり、経済団体などに一定の人脈を持っている。田中満選対本部長は「街頭演説を中心に、一人でも多くの人に声掛けしていく」としており、支持層を固めるとともに、無党派層や非自民票の取り込みを図っている。今後は集会の開催も予定している。

共産党新人の田端深雪氏も19日は終日、八戸市内で支持を訴え「税金の使い方を根っこから変え、憲法9条を守るため政治を変える一票を」と呼びかけた。八戸市選出の同党県議や同市議、市民団体などと連携しながら、比例代表と連動した戦いで票の上積みを図っている。

選挙戦は、大島氏と匡代氏の「代理戦争」の様相を呈す中で、共産が党勢拡大を目指す構図。ただ、県政界を牽引(けんいん)してきた重鎮が政治の表舞台から退いたことで「一つの時代の終わりを告げる分岐点の選挙になるのでは」(清水氏)、「長らく続いてきた八戸戦争の終焉(しゅうえん)になるかもしれない」(立民県連の田名部定男選対本部長代理)と与野党の見解は一致している。

選挙結果は今後の自民、立民両党の県組織の趨勢(すうせい)にも影響を与えそうだ。(福田徳行)

3707チバQ:2021/10/22(金) 11:30:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/5db227570f60547f6078026c2237b5283557b263
自民、大都市苦境 東京「風」警戒 大阪は維新堅調
10/21(木) 20:47配信


産経新聞
JR川崎駅前に集まった有権者ら=19日午前、神奈川県川崎市(寺河内美奈撮影)

衆院選(31日投開票)に向け、岸田文雄首相(自民党総裁)や立憲民主党の枝野幸男代表ら与野党幹部は21日も全国を駆け回り、支持を訴えた。産経新聞社の序盤情勢調査で自民は単独過半数を維持する勢いだが、多数の選挙区で候補者を一本化した野党も浸透を図る。特に投票行動が読みにくい東京や、日本維新の会の地盤の大阪では接戦の選挙区が多く、自民は警戒を強めている。

【グラフで見る】衆院選の勝敗ライン

「東京は有権者の入れ替わりが激しい。せっかく顔と名前を覚えてもらっても、次の選挙のときにはいなくなっていることも多い」

東京の選挙区に立候補した自民前職はこう漏らす。自民は一般的にドブ板選挙の徹底で地盤を強固にする戦略を得意とするが、人口の出入りが頻繁な東京では通じにくく、結果的に「風」に左右されやすい環境が生まれる。

新型コロナウイルス対応などで政権に批判が集まる中で行われた7月の都議選で自民は過去2番目に少ない33議席だった。岸田政権の誕生に伴い逆風は収まったが、「決して追い風に変わったわけではない」(党中堅)のが実情だ。

東京の25選挙区で自民は公明党とあわせ平成26年の前々回は23勝、前回の29年も20勝と結果を出してきた。今回は現時点で石原伸晃元幹事長(8区)や井上信治前万博相(25区)らも盤石とは言い難い情勢だ。政府与党への批判票を集めやすい立民や共産党などによる候補者一本化も不安要素で、甘利明幹事長らは21日、都内でマイクを握り、基本政策が異なる党同士の共闘を厳しく非難した。

大阪では19選挙区のうち、自民は公明候補が出馬した選挙区を除く15選挙区で維新と対決。大阪府知事でもある維新の吉村洋文副代表がコロナ対応でメディアに露出している影響もあって維新人気は根強く、現状で「当選確実」と言える自民候補は見当たらない。

自民に衝撃をもたらしたのが、政治資金問題を報じられた維新元副代表の辞職に伴い、3日に投開票が行われた府議貝塚市選挙区の補選だ。維新の不祥事がきっかけだったにもかかわらず、自民候補は大阪維新の会候補に大敗を喫した。

衆院選で自民は閣僚らを大阪に続々と送り込むが、ある自民候補は「新たな支援者を獲得しようと一歩外に出れば、周囲は維新支持者だらけ。逆風をまともに受けている」と苦り切った表情を見せた。(石鍋圭、清宮真一)

3708チバQ:2021/10/22(金) 13:33:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa89c2fb0051906f67e49cda80b39f586e17adab
神経とがらせ「飛び込み警戒」 突然の立候補者への対応とは【#あなたの衆院選】
10/22(金) 10:02配信


毎日新聞
集会で支援者に主張を訴える候補者=福岡市で2021年10月19日、津村豊和撮影(写真と本文は関係ありません)

 選挙報道のために、報道機関がそれぞれの候補者から入手しなくてはならないものがある。顔写真と、候補者に経歴などを書いてもらう「調査票」だ。立候補者全員の正確な情報を報じるため、公示日などには自治体の選挙管理委員会のそばで事前に把握できていない立候補に備えて待機することもある。業界で「飛び込み警戒」と呼ばれる仕事の一端を紹介する。【柳澤一男】

【写真特集】9党首の第一声の演説内容

「緊張の時間」神経とがらせ選管前で待機
 衆院選が公示された19日、記者は昼過ぎに東京23区内のある区役所に向かった。朝から詰めていた同僚記者と交代して「飛び込み警戒」の仕事につくためだ。

 選管事務局の近くにあるフリースペースに陣取ると緊張の時間が始まる。事前に把握していない立候補があった場合、ここで候補者の顔写真と調査票を得られなければ、紙面やウェブの立候補者一覧に載せることができなくなるからだ。突然やってくる立候補者がいないか神経をとがらせた。

 調査票とは報道機関が選挙を報じる上で欠かせない候補者の情報を書いてもらう書類のことだ。氏名や生年月日、現在の職業や肩書といった基礎的な情報から、届け出る党派や出馬経験など記載内容は多岐にわたる。主要政党の立候補者や現職議員は連絡先がすぐに分かるため、調査票や顔写真は早めに入手できる。だが、無所属新人らの立候補を事前に把握することは難しく、選管前でチェックを続けることになる。

 顔写真については、各報道機関とも加工されたものや古い写真の掲載を避けるため、提供写真ではなく、各候補予定者に撮影をお願いしている。

 実は顔写真や調査票を集める作業は公示前から始まっている。記者会見などを行わない無所属新人の場合は、選管に必要書類を取りに来たり、事前審査のために来たりする候補予定者に一人一人に声をかけてお願いしている。

「ほっとして力が抜ける」調査票受けとるまでの苦労
 公示数日前のことだ。記者が担当する選挙区に無所属新人の太田さん(仮名)が出馬するかもしれないとの情報が同僚記者から入った。太田さんは選管を訪れたものの、調査票の提供を依頼するまではできなかったようだ。

 記者にとっては耳にした覚えのある名前だった。前にも選挙に出たことがある人じゃないかと思い当たり、会社で過去の資料をめくった。やはり4年前の衆院選に出た際の太田さんの調査票が見つかった。

 調査票にあった固定電話はつながらず、ひとまず記載先の自宅に向かう。少なくとも公示前日までには候補者全員と接触して調査票と顔写真を手に入れるのが理想だ。だが呼び鈴を鳴らすものの、反応はない。1時間半ほど待ったが帰宅せず、お願いの手紙とともに調査票と返信用の封筒などを置いていくことにした。手紙に連絡先を書いて祈るような気持ちで新聞受けに差し込んだ。

 「おはようございます。昨日は済まんね。忙しくて遅い時間に帰ったもので」。翌朝、太田さんから電話がかかってきた。事前審査のため選管に行く機会があるといい、そのあとで対応してくれるという。写真撮影の約束も取り付けるとほっとして力が抜けた。太田さんからは無事新しい調査票をもらうことができた。

公示日当日、午後5時までの緊張の時間
 こうして迎えた公示日当日。カメラと、空欄が並ぶ調査票を手にして新たな候補者が来た場合に備える。選管が見える場所で待機しつつ、1時間に1回、選管事務局にも誰か来ていないか確認した。緊張の時間は届け出が締め切られた午後5時に終わった。選管に近づくと職員が右手を横に大きく振って「朝のまま変更なく締め切りました」と教えてくれた。

 今回の衆院選で小選挙区から立候補した人は857人に上る。全ての候補者に協力してもらい、得られた情報を報じることで投票の参考にしてもらう。公示日の紙面が完成するまでには各地の選管で同じような「飛び込み警戒」が行われている。

あなたの衆院選

「あなたの衆院選」は毎日新聞社とYahoo!ニュースによる共同連携企画です。選挙の基礎知識のほか、政策課題などに

3709とはずがたり:2021/10/22(金) 14:46:44
風変わりな9連ポスターで「無敗の男」を包囲 衆院茨城7区の異変
https://mainichi.jp/articles/20211016/k00/00m/010/047000c?inb=ys
茨城
毎日新聞 2021/10/16 09:44(最終更新 10/16 11:58) 1136文字

 事実上の選挙戦が始まった衆院選。茨城7区では風変わりなポスターが注目を集めている。9人の男女が写る「9連ポスター」。自民党前職の永岡桂子氏(67)を中心に、選挙区内全8首長が勢ぞろいした。かつて首相候補とも目された立憲民主党前職、中村喜四郎元建設相(72)の陣営からはため息が漏れる。いったい何が起こっているのか。

 永岡氏の陣営によると、ポスターは今年3月下旬から茨城県南西部の結城市や境町などで約1500枚、自民党広報板に張ったという。演説会を告知する政党活動ポスターで、市町長は弁士の扱い。中村氏の陣営幹部は「『中村はひとりぼっちだよ』とアピールしている。こんなことは今まで無かった」と嘆息する。


 選挙に強い中村氏は「無敗の男」の異名を取り、通算14回の当選を誇る。1994年にゼネコン汚職事件で逮捕され、自民を離党してからも無所属で当選を重ねた。その秘訣(ひけつ)は徹底した「どぶ板選挙」にある。2003年に最高裁で実刑判決が確定し、04年に仮釈放されると「昼間は支持者回りを300軒、夜は集会場で後援会の役員会」(関係者)のおわび行脚を展開。05年の選挙で復活を遂げた。

 対する永岡氏は初出馬した05年以来、5回連続で比例代表の復活当選に甘んじてきた。だが今回は選挙区内の首長全員を取り込み、中村氏を支援する県議会会派の切り崩しにも成功。4人中3人が自民会派に転じ、最後に残った中村氏の元秘書も永岡氏の支援を表明した。さらに中村氏が立憲から出馬することで、前回まで3回続けて中村氏に推薦を出した公明党も永岡氏の推薦に回った。


 「包囲されたとかは、よくある話だ」。中村氏は9月下旬、報道陣に強気の姿勢をアピールした。だが選対幹部は「立憲入りに反発する支持者も少なくなく、厳しい戦いになる」と不安を隠さない。

 永岡氏に近い県議は9連ポスターについて「『首長が全て自民に変わった。これが今の構図』と伝える内容。最初は『なんだこりゃ』という人が多かったが、理解してもらっていると思う」と説明する。

 長く保守系無所属だった中村氏は近年、野党共闘を後押しする立場に転じた。立憲入りはその延長線上にある。だがそうした選択がプラスになるとは限らない。「家族単位ほどの小さな支援者グループをたくさん作る。個人個人のつながりだから切り崩せない」(陣営古参幹部)という支持者に、9連ポスターはどう映ったか。答えはもうすぐ明らかになる。

 茨城7区ではこのほか、参院議員秘書で日本維新の会新人の水梨伸晃氏(42)も立候補を予定している。【小林杏花、安味伸一】

衆院茨城7区・予想される顔ぶれ(50音順)
永岡桂子  67 元副文科相

中村喜四郎 72 元建設相

水梨伸晃  42 参院議員秘書

3710チバQ:2021/10/22(金) 15:55:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/e84d518747deb50cfef9d84df5ec42051b418d64
「月曜から夜ふかし」で人気の新宿2丁目名物ママも衆院選に出馬していた!
10/22(金) 11:30配信

東スポWeb
ゆっこママ氏(東スポWeb)

 マツコ・デラックスと関ジャニ∞村上信五の人気番組「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)の“名物素人”が、今回の衆院選に出馬していた。


 東京・新宿2丁目などでゲイバーを営むゆっこママ(35)だ。比例代表・東京ブロックで、「政権交代によるコロナ対策強化新党」から出馬。しかも名簿順位は、清水三雄党首に次ぐ2位。

 選挙活動では本名の「金澤祐介」とともにママ名も使うらしい。大手メディアが特設した衆院選サイトの候補者一覧で「ゆっこママ」を見つけたファンらは「これ、マジ?」「この名前でいくところがすごいですよね」「何かの罰ゲームかな?」とツイッターで驚いている。

 ゆっこママ氏が「月曜から夜ふかし」に登場したのは7年前。夜の街の定番あいさつ「お疲れ〜」を改良した「お疲レーシック。角膜ペリペリ〜」などのギャグがウケ、一躍人気者になった。「店はもともとゲイ向けだったけど、テレビ出演でノンケ(そのケのない男女)が詰め掛け大繁盛。かなり潤って、銀座に2号店を出したほど」とは2丁目関係者。

 今回の出馬で、本名や年齢、出身(茨城県)や最終学歴(東京外語専門学校)が公になった。またフジテレビの「キムタク」こと木村拓也アナは、祖母の弟の孫、つまりはとこだ。これはゆっこママ氏本人が5年前、自身のブログで明かしている。

 前触れのなかった出馬だったため、SNSのフォロワーや同業者はビックリ。本人的にも急な出馬だったようで、選挙ビラを見ないと所属政党名すら言えない自虐動画をSNSに投稿している。「ただ、ゆっこは以前コロナにかかり、味覚をなくした経験がある。コロナ対策をうたう新党からの出馬は矛盾してない」と同関係者。

 SNSに「出馬したものの、政治まったくわかんない! とにかく同性婚実現させます! 彼氏いないけど!」と投稿しているゆっこママ氏だが、「前は某プロレスラーと長く付き合っていた」(前同)そうだ。

東京スポーツ

3711チバQ:2021/10/22(金) 15:56:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/ce50e42bb1482aca4cde33cc88adf0c1b98ec5c8
【大阪】吉村知事の人気で維新が席巻?「比例で惜敗率を争う身内が敵」と自民〈dot.〉
10/22(金) 8:27配信

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AERA dot.
日本維新の会の松井一郎代表(左)と吉村洋文副代表のツートップ(C)朝日新聞社

 衆院選前半戦の情勢が見えてきた。政権与党、自民党は伸び悩み、単独過半数(233)に届くか微妙な状況だ。自民党幹部は苦々しい口調で話す。

【図版】自民、維新、立憲など大阪19小選挙区のシミュレーションはこちら

「自民党の情勢調査でも苦戦の数字になっている。こちらが減らした議席は立憲民主党と日本維新の会へ流れそうだ」

 解散前の勢力が10議席だった日本維新の会は、ホームグラウンド・大阪での勢いが顕著だ。府内の19小選挙区のうち、維新は15人の候補者を擁立。入手した自民党、立憲民主などの情勢調査を見ると、維新がかなり優勢という結果になっている。

 自民党が維新と互角、優勢に戦っている選挙区は4つの小選挙区にとどまっていた。

「大差がついている小選挙区もあり、大阪は維新に惨敗しかねない」

 自民党の小選挙区候補者は危機感をこう募らせる。公明党が候補者を擁立する4つの小選挙区は、自民党、維新と調整しており、いずれも優勢だ。また、大阪10区は立憲民主の前職、辻元清美氏と自民党の前職、大隈和英氏、維新の新人、池下卓氏の3つ巴となっている。自民、立憲の情勢調査ではいずれも辻元氏が優勢となっている。


 ちなみに2017年の衆院選で小選挙区は、自民党が10議席、維新は3議席だった。しかし、今回は逆転しかねない情勢だという。

 維新の原動力は、大阪市長の松井一郎代表と大阪府知事の吉村洋文副代表のツートップだ。公示日も大阪市内で2人がマイクで呼びかけると、多くの聴衆が集まった。

 岸田文雄首相が「成長と分配の好循環」と掲げている経済政策に吉村氏はこう噛みついた。

「自民党が分配するには元手が必要だ。成長する機会がないと分配できない。その土台が必要でそれが改革です。自民党は改革を放棄しました。維新はやってきた。改革して成長させる。改革なくして成長なし。国の主導で経済はよくなりません。改革政党は維新の会しかない」

 維新の小選挙区立候補者は手応えをこう話す。

「吉村、松井両氏が応援に来てくれると、コロナ禍なのに吸い寄せられるように人が集まります。街宣車で吉村氏の声が録音された音声を流すと急に手を振ってくれる。維新の創立者、橋下徹氏と遜色ないパワーを感じます。コロナ禍で吉村氏が全国区の知名度となり、維新の改革という言葉に好感が得られていると思いますね。自民党の怖さはあまり感じません。維新の党本部には吉村氏への応援要請が殺到し、取り合いになっていると言っていました」

 これまで大阪府が中心だった維新の勢力。今回は兵庫県や京都府の小選挙区でも自民党や立憲民主の候補者と「互角」という情勢調査の数字もある。そこで、注目されるのが比例の議席数だ。

 17年の衆院選では近畿ブロックは自民党が9議席、維新は5議席だった。

 今回は自民、立憲民主などの情勢調査から自民党の前回並みより、維新はさらに上積みすると予想される。

 自民党は大阪の小選挙区で維新に敗れる候補者が増えるとなれば、比例で争いが激化する。仮に自民党が比例で前回の9議席を確保できたとしても、比例順位の1位は前職の奥野信亮氏、2位は元大阪市議の新人、柳本顕氏がすでに決まっている。次の3位は近畿ブロックの小選挙区の候補者が横一線に並び、残る椅子は7議席のみだ。


 奥野氏は小選挙区から比例区に党の方針で転出していたので既定路線とみられる。「番外」だったのは柳本氏だ。衆院選の直前、公明党が議席を確保している大阪3区から無所属で出馬を宣言したが、最終的には撤回して比例にまわった。自民党幹部がこう打ち明ける。

「大阪や近畿の小選挙区の候補者からすごいクレームが来ているのが近畿比例ブロックだ。柳本氏は突然、無所属で出馬と言い出し、公明党からすさまじいクレームがきた。抑えるために本部が柳本氏を比例2位にした。『ごねたら、上位になるのか』と妬む大阪の候補者もいます」

 柳本氏は出発式で比例にまわった複雑な胸中をこう語った。

「自民党公認でなければ批判を受けたかもしれない。自民党という枠組みを突き抜けて、一市民として立候補する覚悟もあった。ご期待に応えられなかったかもしれないが…」

 複数の自民党の候補者から「なんで自分より柳本氏の方が比例で上やねん」という声も聞かれる。自民党の小選挙区候補者はこう天を仰ぐ。

「維新がこれだけ強いと、大阪では小選挙区は3、4議席ほどでしょう。比例の近畿ブロックでは最後は身内が敵になる。惜敗率を争うような叩き合いになりますよ」

(AERAdot.編集部 今西憲之)

3712名無しさん:2021/10/22(金) 16:00:30
選挙公報見たら調布市長が自民と立憲の両候補応援してる
都議選は中選挙区だったからいいけど小選挙区でこれやって大丈夫かな
https://www.r3syuugiinsen1.metro.tokyo.lg.jp/img/syousenkyoku/area/area22.pdf

3713チバQ:2021/10/23(土) 09:28:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/55e57272fe081a0aeaae1bf3df887e5fa8e4ceab
衆院選:注目区を行く【神奈川3区】大物引退後の行方は
10/23(土) 6:01配信

「横浜市長選のてん末にびっくりした人もいると思う。結果が出せなかった」

 公示日19日に同市鶴見区で行われた自民党の中西の出陣式。マイクを使わず、大きな声であいさつする元衆院議員の小此木八郎の姿があった。

【写真で見る】出陣式や街頭での神奈川3区の候補

 3区を地盤とし、8度の当選を重ね、国家公安委員長を務めたベテラン。8月の市長選に突如、無所属で立候補を表明し、後継候補には中西を指名した。

 自民が進めてきたカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の横浜誘致に反対の声を上げた波紋は大きく、市長選で自民が分裂した一因となった。落選し、政界を引退した小此木は「みなさん複雑な思いをされていると思う。だが、中西さんを一緒に応援してほしい」と声を振り絞った。

 小此木を長年支援してきた男性は「市長選で自民党内が大混乱した。勝てば良かったが、結果は完敗。頑張った支援者ほど『しばらく選挙はやりたくない』と思っている」と話し、自民の牙城が揺らいでいると感じている。

 今回の選挙戦では「小此木が立候補した」と勘違いされないよう、小此木は街頭では中西と一緒に立つことはない。しかし、数多くの支援者を紹介するなど顔をつないできた。それでも、3代にわたり横浜で築いた「小此木ブランド」の票が、中西に受け継がれるかは未知数だ。

 中西は神奈川選挙区選出の参院議員2期の実績があるとはいえ、3区の支部長になったのはわずか2カ月前。「準備期間が短く、名前が浸透していない」と陣営は危機感を募らせる。有権者から「小此木先生の後は誰が出るの」と目の前の中西自身が尋ねられることもあるという。

 一方、野党など候補3人は小此木の引退を絶好の好機と捉える。選挙戦序盤の20日、鶴見駅前で演説する立憲民主党の小林は、有権者の反応が良くなっていると感じていた。「引退は大きな転機で、『頑張れ』と声を掛けられることが多くなった。政治に変化を求めている人が増えているのでは」と期待する。

 神奈川区内で保護猫カフェを経営する無所属の藤村も選挙の構図に大きな変化があったことを出馬理由の一つに挙げた。

 好機と捉える一方、野党陣営は歯がゆい思いも抱いている。野党共闘による候補者の一本化が進み、県内18選挙区のうち7選挙区で一騎打ちの構図が生まれた。しかし、3区では立民と共産が競合したからだ。

 共産の木佐木は鶴見区選出の元県議で、小選挙区では横浜市内唯一の共産候補。共産の県委員会が神奈川区に本拠を置くなど共産が比較的強い地域ということもあり、立民との一本化が実現できなかった。

 野党陣営の幹部の一人は声を落とし気味に言う。「自民候補を倒す大きなチャンスが巡ってきたが野党共闘ができなかった。政権交代を実現させるという強い思いを有権者に伝えたいのだが」=敬称略

神奈川新聞社

3714チバQ:2021/10/23(土) 09:28:58
https://news.goo.ne.jp/article/nishinippon/region/nishinippon-1000820346.html
【激戦区ルポ】争点は「安倍政治」 元秘書と「西岡党」激突、長崎1区
2021/10/23 06:00
 22日夕、長崎市の繁華街。元首相安倍晋三が車の上でマイクを握った。自身の秘書を17年間務めた自民党新人、初村滝一郎の応援に駆け付けたのだ。

 「誰よりも生まれ故郷、長崎を愛する男。私の右腕です」。初村をたたえ、千人以上の聴衆に支持を呼び掛ける。その後、初村と力強くグータッチ。2人並んで3度拳を突き上げた。

 父は中選挙区時代の長崎1区の衆院議員、祖父は元労相の政治家一家で育った初村。だが、出身は選挙区外の長崎県諫早市だ。出馬が決まった背景には、安倍の働き掛けが影響した。

 前回衆院選で比例復活した前職が6月、不出馬を突然表明し、党県連は候補を公募。当初は女性県議が有力視されたが、初村が応募を決意すると、安倍は県連関係者に直接電話を入れた。「しっかりと公正に選んでください」-。「(安倍の顔をつぶすと)先々やっかいだ」(県連幹部)。そんな空気が急速に広がり、選考はスピード決着した。

 初村がアピールするのは安倍の秘書時代に培った官邸や省庁とのパイプだ。「永田町、霞が関、官邸。政治のど真ん中で経験を育めた」。この日の演説では国政中枢との近さを強調。今後の選挙戦でも、前首相の菅義偉や経済産業相の萩生田光一が来援する。官邸主導の「1強政権」を7年8か月も維持した安倍の下で、手足となって働いた初村。「官邸や霞が関を知り尽くし、どんな事業をするにも国の支援が欠かせない長崎にとってこれ以上の人材はいない」。県連関係者は期待を寄せる。

 ただ、安倍を巡っては「森友、加計(かけ)学園」や「桜を見る会」などの問題が今もくすぶり、「安倍との近さ」を打ち出し過ぎれば「反安倍」の有権者の票が逃げる危険をはらむ。長崎1区がある被爆地・長崎市はリベラルな考えを持つ有権者が少なくなく、憲法改正の主張など保守色の強い安倍をどう受け止めるかも不透明だ。

 仮に初村が敗れれば、永田町での安倍の求心力が低下する可能性もある。「落選して安倍さんの顔に泥を塗ったら、長崎がどんな目に遭うか…」。県連関係者は緊張感もにじませた。

      ■

 22日昼。安倍と同じ場所で、国民民主党代表の玉木雄一郎も街頭に立った。安倍政権から続く「1強」が森友学園の問題を巡る公文書改ざんや、国会軽視の姿勢をもたらしたと指摘。「安倍、菅、岸田政権」とひとくくりし「都合の悪いことは説明しない。そんな政治は即刻やめてもらいましょう」と声を張った。

 前回、希望から出馬して初当選した九州唯一の国民前職、西岡秀子の応援に玉木が入るのは、10月に入り3度目だ。党の支持率は低迷し、西岡は比例復活は厳しい。元参院議長の父から継いだ地盤は「西岡党」と呼ばれ保守層にも浸透するが、自民を挙げた支援を受ける初村の戦いぶりは大きな脅威だ。

 そこで陣営は「政治の信頼」の争点化を狙う。「安倍政権以降に政治への信頼が失われた」と捉え、玉木は初村を「安倍政権の象徴」と断言。陣営関係者は「初村さんは安倍氏の『負のイメージ』も引きずっている」と話す。

 共産新人の安江綾子も、街頭などで政権交代の必要性を訴えている。=敬称略 (泉修平、岡部由佳里、松永圭造ウィリアム)

   ◇    ◇ 

 論戦が続く衆院選。注目の選挙区の攻防を追う。 (随時掲載)

3715チバQ:2021/10/23(土) 09:30:46
https://news.goo.ne.jp/article/hochi/nation/hochi-20211022-OHT1T51184.html
菅直人元首相「東京18区長菅戦争」自身政権時の防衛政務官だった長島昭久氏と事実上の一騎打ち
2021/10/23 06:00スポーツ報知

菅直人元首相「東京18区長菅戦争」自身政権時の防衛政務官だった長島昭久氏と事実上の一騎打ち

菅直人元首相(左)と長島昭久氏

(スポーツ報知)

 東京18区は、かつて民主党で行動を共にしていた自民党の長島昭久元副防衛相(59)と立憲民主党の菅直人元首相(75)が、敵味方に分かれて激しい「長菅戦争」を繰り広げている。民主党政権時は、菅内閣で防衛政務官を務めた長島氏。自民党の土屋正忠元武蔵野市長(79)からバトンを受け継ぐ形で、東京21区から「国替え」して18区から出馬した。選挙戦は事実上の一騎打ちの様相になっている。

 公示日の19日午前、図らずも2人が出陣の地に選んだのは、府中市にある大国魂神社の大鳥居前だった。平日も多くの人でにぎわいを見せる場所で、菅氏は手を合わせ必勝を祈願。東日本大震災時の首相だった際に掲げた「原発ゼロ」を打ち出し、「もう一度、政権奪取をしようではありませんか!」と声を張り上げた。

 菅氏はこれまで、自民党の土屋氏と5度の「土菅戦争」と呼ばれる激戦を繰り広げてきた。2勝2敗で迎えた17年衆院選では、約1000票の僅差で菅氏が勝利。1980年の初当選から40年以上にわたり、「政治家として鍛えられた場所」で強固な地盤を築く。

 知名度は既に十分だが、公示日前から「本人」と書かれたタスキをかけ「声をかけていただくことがありがたい」と謙虚な姿勢も。その裏には「長島氏の存在もちらついているはず」と立民関係者は明かす。公開討論会では舌鋒(ぜっぽう)鋭く、長島氏に「なぜ18区に移られたのか、きちんとお答えいただきたい」と要求。菅氏と共に市民運動を行ってきた伸子夫人は「政治家は国民に信じてもらわなければできない仕事。信じられない人を18区から送らないでほしい」と断じる。菅陣営の府中市議の稲津憲護氏は「年齢的にも潮時という話も出ていたが、菅さんも今回は“最後のお願い”と銘打っている。強い思いで戦っている」と話す。

 一方、選挙区を替えて初陣となる長島氏は、選挙カーの使用をやめ、徹底した“ドブ板”で臨む。もともとは外交安全保障を重視する保守政治家。民進党(旧)時代に共産党との共闘路線に疑問を感じ、17年に離党。19年に自民党に入党した。

 だが、昨年から猛威を振るった新型コロナウイルスが直撃し、有権者と触れ合う機会は激減。長島陣営の小金井市議・遠藤ゆりこ氏は「知名度が足りない。正直言って、現状は不利な立場」と危機感をあらわにする。

 自民党本部は東京25選挙区のうち、18区を最重点地区に位置づける。7月の都議選で、自民は8議席増の33議席にとどまり、党内では都市部での自民離れを懸念する声が高まっている。党は野党の象徴でもある元首相に狙いを絞り、河野太郎広報本部長や菅義偉前首相が応援に入った。長島氏は約4時間、マイクを使わずに有権者の声をひたすら聴く独自の戦い方を展開。「相手は元首相。こちらは著名な人を呼ぶし、開票日までにどれだけ長島の顔と名前を知ってもらえるかが鍵」(選対関係者)。同区からは無所属新人の子安正美氏(71)も立候補。熾烈(しれつ)な戦いは最終盤まで続く。(増村 花梨)

 ◆東京18区(武蔵野市、府中市、小金井市)

長島 昭久59 自民前〈6〉

子安 正美71 無新

菅 直人75 立民前〈13〉

※敬称略、届け出順。〈数字〉は当選回数。年齢は31日の投開票日現在

3716チバQ:2021/10/23(土) 09:32:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/5da545e278e0b9bd876346bcf5b24fa42c2f3145
石原王国崩壊危機…「軍団」解散の年に、伸晃氏 11回連続当選黄信号
10/23(土) 5:30配信

スポニチアネックス
公示日の19日に、東京・南阿佐ヶ谷の杉並区役所前で演説を行う石原伸晃氏

 ◇衆院選2021 31日投開票

 れいわ新選組の山本太郎代表(46)による出馬表明と撤回で注目された東京8区。自民党の石原伸晃元幹事長(64)と野党統一候補で立憲民主党の吉田晴美氏(49)が激しく競り合っている。11回連続当選を目指す伸晃氏の牙城とされてきたが、今回は小選挙区での敗北の危機も指摘され、永田町では「石原王国の崩壊か」とのささやきも漏れ始めた。

【写真】東京3区に出馬している石原伸晃氏の弟・宏高氏

 突然の東京8区出馬宣言で騒動を巻き起こした後、比例東京ブロックから出馬した山本氏は22日、同区内のJR阿佐ケ谷駅前で演説を行った。ここに吉田氏がゲストとして合流。「1枚目の投票用紙には吉田晴美、(比例の)2枚目には“れいわ”とお書きください」とアピール。小雨が降る中、足を止める有権者が続出し、気付けば聴衆は約200人規模へと拡大。山本氏が与党を批判するたびに「そうだ、そうだ!」の合唱や拍手が湧き起こった。

 吉田氏は「野党統一候補として戦う責任と感謝でいっぱい」とあいさつ。山本氏から「衆議院で会いましょう!」と声を掛けられグータッチを交わした。吉田氏は演説終了後に報道陣に対し「(山本氏の応援は)心強かった。感無量です」とバックアップに感謝した。

 自民党都連関係者はこの様子に表情を曇らせた。「野党統一候補になった効果と“山本騒動”で吉田氏の知名度が上がった。そして今回のような“合流街頭”でさらに勢いづくかも」と口にしたのは懸念。中選挙区時代を含め、同区を地盤として10回連続の当選を果たしている伸晃氏だが、関係者がやきもきするのには不安材料があるからだ。17年の衆院選では約9万9000票で伸晃氏が当選を果たすも、次点だった吉田氏は約7万6000票。これに希望の党候補、共産党候補の票を合計すると13万9000票となり、伸晃氏の票数を上回る。

 都政関係者は「この4年間、地元で地道に出馬の準備をしていた吉田氏には“山本乱入”に遭って気の毒との同情の声も広がった。石原氏をリードしているとの調査もある」と明かす。

 石原陣営では「これまでで一番厳しい戦い」との声が上がり、危機感が広がっている。石原氏はこの日、JR高円寺駅前などを遊説し「今回は本当に厳しい選挙です」と頭を下げた。杉並区役所前で行った19日の第一声でも、地元企業など約300人の支援者の前で「政治信念の違う野党共闘に負けるわけにはいかない」とマイクを握る手に力を込めた。

 父の石原慎太郎氏(89)の背中を追いかけ初当選したのは90年。慎太郎氏は68年に参院選で初当選し、72年に衆院に鞍替えした後、75年に都知事選で落選したが、この1年を除き、国政の場から石原家が遠ざかったことはなかった。自民党関係者は「仮に伸晃氏が小選挙区で敗れても比例復活の可能性が高いが、現在、石原派の閣僚はゼロ。派閥の領袖(りょうしゅう)として一国一城の小選挙区を落としたら影響力の低下は加速するだろう」とみる。弟の石原宏高氏(57)も東京3区で激戦だ。今年に入り、かつて力強い援軍だった「石原軍団」も解散。政界の石原王国の存続にも危うい空気が流れる。

3717チバQ:2021/10/23(土) 09:35:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/9674a81cc9946983a7d70ad66683fc3b5edb657a
千葉8区 一本化手応えの本庄氏 実績訴える桜田氏
10/22(金) 22:10配信


産経新聞
夕闇の柏駅前で帰宅を急ぐ市民に支持を訴える8区の立候補者=20日(江田隆一撮影)

千葉県柏市の一部と我孫子市が選挙区の衆院千葉8区は事実上、自民と立憲民主の一騎打ち。4年前の前回選挙に続き、柏市長選も同じ投開票日となったが、立民新人の本庄知史氏が市長選と連動し、野党一本化で序盤戦を優位に進める。自民前職の桜田義孝氏は「保守」を訴え、与党支持層固めや票の上積みで巻き返しを狙う。

「次期市長選には立候補しない」。8月30日の定例会見での秋山浩保市長(53)=現在3期目=の発言が始まりだった。9月10日、れいわ新選組で8区からの出馬が決まっていた元職の太田和美氏(42)が、市長選への転向と衆院選での立民支持を表明。公示直前の13日には共産党が擁立を見送り、初めての野党一本化が実現。前回の与野党三つどもえから与野党対決になった。

本庄陣営は、自民の指定席化した議席奪取のチャンスと意気込む。桜田氏は前回10万115票を獲得したが、得票率は5割を下回る約48・8%で、一本化ならこれを上回るからだ。

野党一本化に加え、本庄氏は街頭活動での無党派層の獲得に力を入れる。2年前から「400回、駅頭に立った」(本庄氏)。公示前から立民幹部が応援に入り、岡田克也元副総理の秘書を長年務めた本庄氏の「即戦力」をアピールしている。本庄氏は街頭で「政治を私物化し、生活を苦しくした自民党1強政治の打破」を訴える。激励の声を掛けてくれる人も増えているといい、陣営は手応えを感じている。

小選挙区制導入の平成8年に初めて当選した元五輪相の桜田氏は8期目を目指す。秋山市長と並んだ写真が目を引く自民党の機関紙号外を配るなど、地域密着やこれまでの実績を訴え、保守層や支持層固めを進める。街頭では「日本の領土、領海、領空を守れるのは自公連立政権だけしかない。日本を存続させるため負けるわけにはいかない」と訴える。

失言で五輪相を辞任した過去を心配する声があるが、地元では人柄の良さには定評があり、「もう一度、大臣をやって」の声もある。野党関係者も「桜田陣営には底力がある。しっかり票を出してくるだろう」と警戒する。

無所属新人の宮岡進一郎氏は選挙公報で政策を訴える。(江田隆一)

3718チバQ:2021/10/23(土) 09:36:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/812f389fbe9af77a5837dd732ec6d340816eb8fa
青森2区、因縁の「八戸戦争」が再燃 大島氏VS田名部氏
10/23(土) 6:00配信

河北新報
 自民党の大島理森前衆院議長が引退した青森2区で、因縁の「八戸戦争」が新たな形で再燃している。大島氏と立憲民主党の田名部匡代参院議員は過去6回の衆院選で直接対決し、保守勢力を二分する戦いを繰り広げてきた。2人は今回、それぞれ候補者擁立の中心的役割を担い、選挙戦でも前面に立って激しい火花を散らしている。

■大島氏、自身の後援会をフル回転

 「国政に立たせてもらった37年間、ご支援や激励、ご指導いただいた」

 19日夕、八戸市内であった自民新人神田潤一候補(51)の街頭演説。議長在任最長を記録した大島氏が切り出すと、さながら引退セレモニーのような雰囲気に包まれた。さらに続ける。「私を育てた皆さんの力を神田さんに与えてほしい」

 背筋を伸ばし隣に立つ神田候補は「大島さんが築いた古里との信頼、絆を途切れさせない。たすきをつなぎ、新しい時代をつくる」と後継をアピールした。

 大島氏は陣営の総合選対本部長として指揮を執る。地域に張り巡らせた自身の後援会は当面存続させ、フル回転させる。公示から数日間、神田候補に付き添って市町村を一巡し「大島の選挙」を印象付けた。

 神田候補も政策を語るより、大島氏に絡めた話題に時間を割く。陣営幹部は「おんぶに抱っこで構わない。引退の節目に泥を塗ることがあってはならない。大島氏の名があってこそ組織がまとまる」と話す。

■田名部氏、父から続く支持者が奔走

 自前の支持基盤を持たない点では、立民新人高畑紀子候補(58)も同じ。後ろ盾になるのが八戸市で根強い人気を誇る田名部氏だ。「田名部党」とも呼ばれ、元農相の父匡省氏の時代から連綿と続く支持者たちが高畑候補を売り込む。

 「選択肢を示そうと立ち上がってくれた高畑さんと一緒に、この国の政治を変えてほしい」

 田名部氏は19日午後、市中心部を回っていた高畑候補に駆け付け、結束を演出してみせた。この日の第一声で高畑候補は「生活者の目線で国政に声を届ける」と熱弁を振るった。「匡代さんゆかりの八戸で、選挙戦をスタートさせる。私にもご支援いただけると心強い」と、田名部党への呼び掛けも忘れなかった。

 ただ田名部氏は来夏の参院改選を控え、2区だけに入り浸るわけにいかない事情を抱える。県内の他の立民候補はもちろん、全国からも数多く応援依頼の声が掛かる。陣営幹部は「少し絞ってもらえれば」と気をもむ。

 小選挙区制が導入された1996年の衆院選以降、旧青森3区で大島氏と田名部親子は7回激突し、議席を争った。2016年に田名部氏が参院にくら替えしたのに続き、大島氏が引退。八戸戦争は終結を迎えるかにみえたが、その気配は今のところない。

 青森2区では、共産党新人の田端深雪候補(64)も党の政策を訴えている。

【青森2区立候補者】

神田 潤一 51歳 自新(公推)

高畑 紀子 58歳 立新 

田端 深雪 64歳 共新 

河北新報

3719チバQ:2021/10/23(土) 09:37:57
https://news.goo.ne.jp/article/tokaitv/nation/tokaitv-20211022-1633-12819.html

「何党」より「何をして頂けるのか」…全トショックで労組票どこへ 激戦の愛知13区 “共闘”への抵抗感も
2021/10/22 16:33東海テレビ

「何党」より「何をして頂けるのか」…全トショックで労組票どこへ 激戦の愛知13区 “共闘”への抵抗感も

ニュースOne

(東海テレビ)


 4年ぶりに実施される10月31日投開票の衆議院議員総選挙。今回から大きく変わろうとしているのが、「労組は野党を支える」という構図です。労組がスタンスを変える理由や、現場への影響について取材しました。

■変わる労組のスタンス…旧民主党系政党を支援してきた関係に変化

立憲民主党の大西健介氏: 「岸田政権が変われないなら、私たちが変えるしかない。皆さんと一緒に変えていきたいと思います」


 10月19日、JR刈谷駅前から選挙戦をスタートした、立憲民主党の前職の大西健介さん(50)は、今回5期目の当選を目指しています。


 戦いの舞台となる愛知13区は、刈谷市や安城市など5市からなる西三河南部のエリアで、毎回自民党と旧民主系の政党の激戦となることで知られています。もともと自民党を支持する保守層の強い土地柄ですが、それと同じぐらい労働組合が強いためです。


 とりわけ、デンソーやアイシンといったトヨタグループ各社の労組の組合員が多く住んでいて、その支援なしでは選挙は戦えません。


立憲民主党の大西健介氏: 「(13区が)日本でも有数の豊かな自治体であり続けているのは自動車産業のおかげで、そこで働く皆さん、組合の皆さんとも一緒になって、同じ方向で私はやっていけると思います」


 選挙では労組に支えてもらい、当選すればその意図する政策の実現に向けて汗をかくという“持ちつ持たれつ”のはずでしたが、今回の選挙ではその関係に変化が起きています。  10月9日、大西さんの選挙事務所開きの時のことでした。


連合愛知の幹部: 「労働組合として、しっかりと大西さんを支援していきたいところなんですが、連合の組織している組合によって、支持する政党が違うということだけご認識をいただきたい」


陣営幹部: 「野党が、立憲民主党と国民民主党に分かれていることで、支援組織の連合の中にも足並みの乱れが生じております。そのため、今回の選挙は決して楽観できるものでなく、むしろ厳しいと言えます」  これから選挙に臨もうという場で、冷や水を浴びせるような発言。「なぜ?」と思う言葉の背景には、大西さんが所属する立憲民主党が加わった「野党共闘」があります。

■トヨタ系労組が立憲候補に距離…「共産党と協力」への抵抗感

 候補者の一本化などで共産党をはじめ、れいわ、社民との連携を深めてきた立憲民主党。政権交代の実現に向けた手段ですが、「労使協調路線」をとるトヨタ系の労組には、思想が異なる共産党と協力することへの抵抗感が根強くあります。


全トヨタ労連幹部: 「立憲民主党は、共産党とあれほど親和性を高くしている。ありえない」 全トヨタ労連出身の連合愛知関係者: 「自動車の基本は中立。共産アレルギーはかなり強い」


 実際、グループ各社の労組で組織する「全トヨタ労働組合連合会」=通称「全ト」は、前回までの選挙では愛知県内15選挙区全ての旧民主系の候補を推薦していましたが、今回推薦したのは野党共闘に加わらない国民民主党の候補1人だけです。


関係が比較的深い大西さんたちにさえ、「全ト」本部ではなく、下部組織の「地方協議会」からの推薦に留めました。「全ト」本部の推薦がないという状況は、毎回選挙戦を支えてきた傘下の組合幹部や、全ト出身の地方議員の動きを鈍らせています。


全ト傘下組合の幹部: 「全ト(本部)の推薦があれば縦で降りてくるが、地協(地方協議会)レベルだと横。各単組(単位労働組合)ごとの判断になる。うちも今回は推薦していない」 全ト出身の地方議員: 「全トが、親分が入ってないのに、我々組織内議員が陣営に入れるはずがない」

3720チバQ:2021/10/23(土) 09:38:34

■大変革期を迎える自動車産業…従来の関係をリセットし政党との関わり方に変化

「全ト」が立憲の候補と距離を置き始めているのには、共産党へのアレルギーに加え、もう1つ大きな理由があります。  自動車業界は今、「100年に1度」と言われる大変革期に。脱炭素=カーボンニュートラルへの対応を迫られ、スピーディーに、かつ効果的に対応できなければ、現在の雇用を守れなくなるとの危機意識から、全トは民主系だけでなく、自民党などとも連携も図る方針に大きく舵を切りました。


 これが端的に表れたのが、衆議院が解散した10月14日に発表された、古本伸一郎前衆議院議員の不出馬表明です。愛知13区の隣で、トヨタのお膝元の11区から6期連続で当選していた「全ト」の組織内候補の突然の不出馬。


古本伸一郎前衆議院議員: 「国を良くしたい思いが同じであるならば、“対立より解決”の方法がないものか。街をよくしたい思いが同じならば、組合は旧民主党、地域は自民党という壁をなくせないものか」  50年以上にわたって守ってきた議席を捨て、自民党との対立を避けました。


トヨタ労組の西野勝義委員長: 「今後は従来以上に政策実現に重きを置きながら、『何党』ということよりも『何をしていただけるのか』を重視して、是々非々で連携を模索していきたい」


 従来の関係をリセットし、政党との関わり方を大きく変えた「全ト」。今回の動きに専門家は…。 早稲田大学社会科学部の篠田徹教授: 「『これから大変な困難に立ち向かうんだから、これくらいのことはするんだぜ』っていう覚悟を示したメッセージだと。『全ト』が自分たちの雇用を確保するために、もっとはっきりした形で産業支援をしてもらえるような政策を打とうとするところに支持を求めようと。カーボンニュートラルの時代に向かって、どういう政策を皆さんは考えていますかと。より選択肢を広げるという風に理解したほうがいいのではないかと」

■自民党の候補には追い風か…決着がつく投開票日は10月31日

 こうした組合の変化を当然歓迎しているのが、碧南市議や愛知県議を経て、大西さんの対抗馬として今回初めて衆院選に出馬した自民党の新人・石井拓さん(56)です。組合の方針転換が、自身の選挙への追い風になるのではと期待を寄せています。


自民党の石井拓氏: 「社会全体としては、労働環境とか雇用環境をきちっと整備していくのも国とか行政の役割ですし、そういった面では当然、僕らも今まで自民党というか保守系の議員も、ずっとそのために動いてきたし…。蓋を開けないとわかんないと思いますよ、選挙というやつは」


 小選挙区で勝ち上れるのは、ただ一人。 立憲民主党の大西健介氏: 「いろいろ難しい部分はありますが、今まで4期一緒にやってきたということですから、私自身も自動車産業が抱える課題についてもこれまでも取り組んできたし、これからもしっかり取り組んでいきたいと思っていますので、そこは大きな影響はないと信じてますけど…」


 労組票を奪えるのか、守れるのか。決着がつく投開票日は10月31日です。

3721チバQ:2021/10/23(土) 09:45:08
https://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-138413.html
保守票の行方 混とん 衆院選とうきょう・注目区ルポ
2021/10/23 07:17東京新聞

保守票の行方 混とん 衆院選とうきょう・注目区ルポ

第一声で、手ぶりを交えて支持者に訴える候補者=江東区で

(東京新聞)

<東京15区 江東区>

 政治とカネを巡る汚職事件で自民を離党し、一審で実刑判決を受けた秋元司前衆院議員が出馬を断念した選挙区は七人が乱立。これまで野党だった前職を含む二候補に対する自民の推薦に落下傘候補と、出馬までの経緯が分かりづらい候補もいて、互いに「有権者軽視」と批判しあう事態となっている。

 「一人を選ぶ小選挙区で、二人を推薦した自民のお家騒動と、利権に汚させてはならない」。十九日、江東区内であった立民、井戸正枝さんの出陣式。野党共闘で選挙区を譲った共産の比例候補、小堤東さんは、候補を一人に絞れず、政治とカネの問題をうやむやにしている自民を批判した。

 井戸さんは公示直前、4区から国替えした。立民や旧民主が近年、候補を出せなかった地域ながら「共産が頑張ってきた」と手応えを話す。「立民と言うと振り向かれ、野党共闘というと手を振ってくれる。待ち望まれていたと感じる」

 一方、井戸さんら他候補を「選挙直前に来て地名も分からないのでは」と皮肉るのは自民推薦を得た無所属の柿沢未途さんの陣営。かつて自民の衆院議員だった父の故弘治さんから根付く地盤で「構図は明確で地元対落下傘」と強調する。

 過去四度の総選挙はみんなの党、維新、希望の党で当選。最近まで無所属の立民会派に所属した。「与党で責任を果たして」と、古くからの支援者に背中を押され、転身した。与党系の応援はまだ細田勇公明都議くらい。柿沢さんは訴える。「本当に厳しい戦い」

 十九日、もう一人の自民推薦、今村洋史さんの出陣式では、地元自民区議が柿沢さんへの対抗心をあらわにした。「自民の反対にいた人。政党政治はそんなに薄っぺらではない」

 秋元前衆院議員の後釜が見つからず、今月になって党都連が愛知から引っ張った。にも関わらず、党本部は直後に二人を推薦。勝った方が公認という。山崎孝明江東区長は「意地でも勝たせたい」。今村さんも話す。「必ず人の気持ちに応える勝利を得たい」

 維新新人の金沢結衣さんの出陣式でも他党批判が飛び出した。「党内抗争に明け暮れている自民にも、野党談合の立民にも国を守れない」と維新の音喜多駿参院議員。相模原市出身の金沢さんは三年前まで、江崎グリコで「ポッキー」に携わる仕事をしていた。「キャリアか出産、育児か選ばなければならない社会に疑問を持ち、政治を志した。私たちの声で動く当たり前の世界に変えたい」(井上靖史)

3722チバQ:2021/10/23(土) 09:45:59
https://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-138412.html
重鎮引退 5人の新人 衆院選とうきょう・注目区ルポ
2021/10/23 07:19東京新聞

重鎮引退 5人の新人 衆院選とうきょう・注目区ルポ

候補者とともに「頑張ろうー」と気勢をあげる支援者=足立区で

(東京新聞)

<東京13区 足立区(東中部)>

 「土田慎という名前を知っているのはここに集まった方ぐらいだと思います」。十九日、自民の土田慎さんは足立区のJR綾瀬駅前で百人以上の支援者らを前に実直に語りかけた。

 九期二十八年衆院議員を務め、知名度のある自民の鴨下一郎元環境相が強さを誇ってきた選挙区。今回は鴨下さんの引退に伴い、候補者全員が新人で、年齢も若い三十代から五十代の戦いへと情勢が一変した。

 鴨下さんの後継に山東昭子参院議員の元秘書、土田さんが内定したのは九月末。鴨下さんの引退を知らない有権者も少なくない。神奈川県出身で足立区と関わりがなく、選挙初挑戦の土田さんの知名度向上は陣営の最大の課題だ。

 「知名度不足の解決策は時間。でもその時間がない」と土田さん。自民支持層の票固めを最優先に区議らと支援者へのあいさつ回りを徹底した。朝夕の街頭演説では若さや政治家を志した理由を訴え「鴨下一郎の後継」と強調してきた。

 わずか一カ月の活動期間。ある自民都連幹部は「鴨下さんのようになるには何年もかかる」。立民の北條智彦さんに触れ「北條さんとは前回も戦った。自民の組織力を総動員できるかが大きなポイント」と話す。

 一方、北條さんは「街頭演説九百三十九回」「つじ立ち七千四百三回」と、チラシでPRする。前回、敗れた後も駅頭に立ち、経済政策を中心に訴えてきた。演説を聞いた主婦は「毎朝、駅で見かける。他の候補者の名前と顔はぱっと出てこない」。準備した分、名前が浸透しているようだ。

 前回、ダブルスコアに近い約十二万票を許して敗れ、壁だった鴨下さんの引退で、立民支援者からは「チャンス」との声も上がるが「簡単ではない」と陣営幹部。「自民には組織力がある。コロナで投票率も下がるかもしれない。油断なんてもってのほかだ」

 共産の沢田真吾さんも足立区と縁はない。支持拡大には「後援会のネットワークを使った草の根の広がりしかない」と語る。名前と顔を売るより「政策論争では勝っている。こんな政策を言っていたな、と覚えてほしい」。街頭演説では政権批判を交え、コロナや経済、ライフワークでもある労働問題などの政策を訴えている。(西川正志)

3723チバQ:2021/10/23(土) 09:48:38
https://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-138201.html
尾を引く菅原氏問題 衆院選とうきょう・注目区ルポ
2021/10/22 07:32東京新聞

尾を引く菅原氏問題 衆院選とうきょう・注目区ルポ

政策を訴える候補者=練馬区で

(東京新聞)

<東京9区 練馬区(中西部)>

 公示日前日の十八日早朝、練馬区の練馬高野台駅前。都内の最低気温が今秋、初めて一〇度以下となった寒空の下、自民の安藤高夫さんが半袖の白衣姿で駅に向かう人に声をかけていた。「いってらっしゃい」。医師として「コロナ対策を訴えたい」とも口にする。

 「向こうからも人が来てます」と地元都議がアドバイスする。前回衆院選で東京比例で選出された安藤さんは選挙運動が実質的に初めて。陣営スタッフも「分からないことが多く、地元の支援は助かる」と話す。

 一九九一年の練馬区議初当選を皮切りに都議、衆院議員へと上り詰めた菅原一秀元経済産業相の地盤から出馬が決まったのは今年九月。元経産相は地元有権者に現金などを配った疑惑で六月に議員を辞職した後、公職選挙法違反(寄付行為)の罪で公民権停止などの略式命令を受け、三年間、立候補できなくなった。

 十九日、前川燿男区長は安藤さんの事務所開きでマイクを握り「不祥事以来、初の選挙。自民と公明に勝ってもらわないと区政にも大きな影響が出る」と強調した。自公の区議や都議らも支援するが、出席した区議が安藤さんの名前を間違える場面もあった。陣営関係者は「まずは顔と名前を覚えてもらうことが先決」と厳しい表情を浮かべる。

 この日、立憲民主の新人山岸一生さんは、野党統一候補として練馬駅前での出陣式に臨んだ。「相手の組織力、資金力にはとてもかなわない。しかし、彼らにないものが僕らにはある。今の政治を変えたいという情熱です」。新聞記者出身。二年前、立民が菅原元経産相の対抗馬として擁立を決めた。

 前回、9区では希望の党(当時)と共産がそれぞれ候補を立て、野党票が割れて菅原元経産相に敗れたが、今回は共産も支援する。支援者は「一本化できたのは大きい。必ず結果を出したい」と話す。

 山岸さんは、これまで「政治とカネの問題、反省があるのかないのかまったく見えない。そうした中で新しい候補者を出してきた」と訴えてきたが、元経産相の不出馬で「政治とカネ」という分かりやすい争点はかすみがちだ。ただ、支援者は「元経産相の問題はあってはならないことだが、強敵がいなくなったことにもなる。山岸さんの政治改革への思いがどこまで届くかが鍵」と期待を込めた。

 諸派元職の小林興起さん、日本維新の会新人の南純さんも出馬している。(砂上麻子)

3724チバQ:2021/10/23(土) 09:49:53
https://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-138200.html
鈴木さん2人、違い強調 衆院選とうきょう・注目区ルポ
2021/10/22 07:30東京新聞

鈴木さん2人、違い強調 衆院選とうきょう・注目区ルポ

池袋駅西口で、支持者とグータッチする候補者=豊島区で

(東京新聞)

<東京10区 新宿(北西部)・中野(北部)・豊島(12区除く区域)・練馬区(東部)>

 「みなで力を合わせ、国民生活を守り抜こう」。十九日昼すぎ、自民の鈴木隼人(はやと)さんが池袋駅西口で声を上げた。たすきには「実績多数」の文字。国会に提出された認知症基本法案を起草したことや、再生医療の規制改革を進めたことを挙げ、他候補との違いを強調した。

 二〇一七年の前回衆院選では、立民の鈴木庸介(ようすけ)さんに二万一千票差をつけて勝利。ただ今回は野党共闘で前回に候補を立てた共産に加え、れいわが擁立を見送った。国民民主も候補を立てなかった。共産は立民の鈴木さんのポスター掲示やハガキの郵送に協力するなど足並みをそろえている。

 隼人さん陣営には「脅威だが、地道に取り組むしかない」と危機感もにじむ。市民とのコミュニケーションが一方通行にならないよう、選挙カーに乗らず街を練り歩いて支持を訴える。

 一方、自民政権下で停滞した経済に触れ「この国の経済を前に進めなければならない」と街角で強調したのは立民の鈴木さん。一九一センチの長身が目立つ元NHK記者で、飲食店などの運営会社を営む。コロナ禍で打撃を受けた当事者としての目線でも訴える。演説では「ようすけ、ようすけ」と連呼する場面もあった。

 二人の「鈴木」さんを有権者はどう思うのか。豊島区内で選挙ポスターを見ていた会社員男性(40)は「二人とも四十代半ばのイケメンだと会社で話題になった」と苦笑い。別の女性(31)は「投票用紙に『鈴木』とだけ書く人がいるかもしれない」。豊島区選管によると、名字だけの「鈴木票」は得票数に応じて各候補に案分されるという。

 10区では一六年まで比例代表を含め四期、小池百合子都知事が衆院議員を務めた地盤でもある。前回、小池氏率いる希望の党の候補が獲得した五万八千票の行き先も注目点だ。

 元新宿区議の維新、藤川隆史さんは前回、10区から出馬した希望の候補を応援演説などで後押ししており、流れをくむ都民ファーストの票を「なるべく引き寄せたい」と意欲的だ。十九日の第一声では、大手商社勤務などで世界中を駆け巡ってきた経験をPR。「身を切る改革、しがらみのない政治。全力、前向きに死ぬまで突っ走る」と声をからした。(中村真暁)

3725チバQ:2021/10/24(日) 00:39:10
https://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-137926.html
仕事師はこちらだ 衆院選とうきょう・注目区ルポ
2021/10/21 06:00東京新聞

仕事師はこちらだ 衆院選とうきょう・注目区ルポ

有権者と握手を交わす候補者

(東京新聞)

<東京5区 目黒(7区を除く区域)・世田谷区(南東部)>

「大阪万博や知的財産、まち・ひと・しごとなど、さまざまな分野を担当しています」

 衆院選が公示された19日午前、曇り空の下、目黒区の東急自由が丘駅前でマイクを握った自民の若宮健嗣さんは、多岐にわたる自らの仕事を紹介した。応援には青木英二目黒区長が駆け付け「ワクチン接種に尽力をいただき目黒区はスムーズにいった。大臣にふさわしい票を獲得しよう」と呼び掛けた。

 4日に岸田内閣が発足。選挙直前の初入閣に陣営は活気づいた。ある幹部は「知名度が上がった。事務所への電話が増えた」と明かす。

 アピールするのは政権運営能力。公務で不在の間は系列の自民の都議や区議が地域を回り「わが町の大臣」をPRする。

 5区は、目黒区と世田谷区にまたがる。高所得者や知識人が多く暮らす住宅街で若宮さんとバトルを繰り広げてきたのが、立民の手塚仁雄さんだ。

 自民が政権復帰した2012年の選挙から三度続けて若宮さんの後塵(こうじん)を拝しているが、前回は10万票近い票を得て、2000票差まで迫った。

 朝夕、駅やスーパーの前に立ち、演説をしてきた。旧民主政権時代に野田内閣の首相補佐官を務め、政権中枢で働いた経験もある。「コロナで痛んだ国民のくらしをどう立て直すかだ」と、経済対策の見直しを訴える。

 16日夕の事務所開きには世田谷区の保坂展人区長が姿を見せた。直前の集会には、れいわからの出馬を取り下げた中村美香子さんも足を運んでいる。

 手塚さんは、共産、社民、れいわの支援を受けており「共闘関係は前回より圧倒的に強固になった」と自信を見せる。

 維新の田淵正文さんは目黒区内の医療機関の院長。白衣がトレードマークだ。コロナ禍で発熱患者に対応してきたことをアピールする。昨冬の第3波では、正月返上で駐車場で診療にあたった。「現場で悲痛な声をたくさん聞いてきた。正しく政治を変え、みなさんの命も経済も守りたい」。言葉に力を込めた。(山下葉月)

3726チバQ:2021/10/24(日) 00:42:12
https://news.goo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-20211023060000.html
衆院選:注目区を行く【神奈川3区】大物引退後の行方は
2021/10/23 06:00神奈川新聞

衆院選:注目区を行く【神奈川3区】大物引退後の行方は

神奈川新聞

(神奈川新聞)

 「横浜市長選のてん末にびっくりした人もいると思う。結果が出せなかった」

 公示日19日に同市鶴見区で行われた自民党の中西の出陣式。マイクを使わず、大きな声であいさつする元衆院議員の小此木八郎の姿があった。

 3区を地盤とし、8度の当選を重ね、国家公安委員長を務めたベテラン。8月の市長選に突如、無所属で立候補を表明し、後継候補には中西を指名した。

 自民が進めてきたカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の横浜誘致に反対の声を上げた波紋は大きく、市長選で自民が分裂した一因となった。落選し、政界を引退した小此木は「みなさん複雑な思いをされていると思う。だが、中西さんを一緒に応援してほしい」と声を振り絞った。

 小此木を長年支援してきた男性は「市長選で自民党内が大混乱した。勝てば良かったが、結果は完敗。頑張った支援者ほど『しばらく選挙はやりたくない』と思っている」と話し、自民の牙城が揺らいでいると感じている。

 今回の選挙戦では「小此木が立候補した」と勘違いされないよう、小此木は街頭では中西と一緒に立つことはない。しかし、数多くの支援者を紹介するなど顔をつないできた。それでも、3代にわたり横浜で築いた「小此木ブランド」の票が、中西に受け継がれるかは未知数だ。

 中西は神奈川選挙区選出の参院議員2期の実績があるとはいえ、3区の支部長になったのはわずか2カ月前。「準備期間が短く、名前が浸透していない」と陣営は危機感を募らせる。有権者から「小此木先生の後は誰が出るの」と目の前の中西自身が尋ねられることもあるという。

 一方、野党など候補3人は小此木の引退を絶好の好機と捉える。選挙戦序盤の20日、鶴見駅前で演説する立憲民主党の小林は、有権者の反応が良くなっていると感じていた。「引退は大きな転機で、『頑張れ』と声を掛けられることが多くなった。政治に変化を求めている人が増えているのでは」と期待する。

 神奈川区内で保護猫カフェを経営する無所属の藤村も選挙の構図に大きな変化があったことを出馬理由の一つに挙げた。

 好機と捉える一方、野党陣営は歯がゆい思いも抱いている。野党共闘による候補者の一本化が進み、県内18選挙区のうち7選挙区で一騎打ちの構図が生まれた。しかし、3区では立民と共産が競合したからだ。

 共産の木佐木は鶴見区選出の元県議で、小選挙区では横浜市内唯一の共産候補。共産の県委員会が神奈川区に本拠を置くなど共産が比較的強い地域ということもあり、立民との一本化が実現できなかった。

 野党陣営の幹部の一人は声を落とし気味に言う。「自民候補を倒す大きなチャンスが巡ってきたが野党共闘ができなかった。政権交代を実現させるという強い思いを有権者に伝えたいのだが」=敬称略

3727チバQ:2021/10/24(日) 00:42:57
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_election_2IM7BNHR3VKUNFOTYG4OHLFBFM.html
衆院選注目の選挙区 長崎1区 共産と一線画す国民民主
2021/10/22 23:20産経新聞

衆院選注目の選挙区 長崎1区 共産と一線画す国民民主

観光地の長崎新地中華街の近くで演説を聞く有権者ら=19日午前、長崎市(原川貴郎撮影)

(産経新聞)

「全国が注目する象徴的な選挙区だ。今までと同じ政治を続けるのか、新しい、国民のための信頼できる政治に変えていくのか。これが最大の争点だ」

国民民主党代表の玉木雄一郎は22日、衆院選公示日の19日に続いて長崎市で街頭演説に立ち、同党が擁立した前職、西岡秀子への支持を重ねて求めた。

玉木が長崎1区に強くこだわるのには2つの理由がある。1つは、国民民主は「改革中道」を掲げる立場から共産党を入れた野党共闘と距離を置く姿勢を際立たせているが、その共産が西岡への対抗馬を擁立し、足元を脅かすからだ。

国民民主は今回の衆院選にあたり、安全保障関連法の廃止を求めるグループ「市民連合」を介し、立憲民主党や共産などが締結した共通政策には合意しなかった。安全保障政策などで一致できなかったからだが、政権奪取を目指すなら共産と一線を画すとの信念が判断の背景にある。

玉木は19日に西岡の脇で衆院選の第一声を上げた後、「われわれは現実的な政党でありたいし、いつか必ず政権の一翼を担いたい。共産党を含め協力できるところはするが、外交、安全保障、エネルギー政策の面でどうしても合意できなかった」と吐露した。

共産は衆院選で立民との候補一本化を進めるため、公示直前に計22の選挙区で候補を取り下げた。しかし、国民民主との競合区は長崎1区を含め擁立方針を変えず、対決姿勢を鮮明にした。共産書記局長の小池晃は「共通政策が重要な要素になるので、(国民民主のために候補を下げる)選択肢はない」と語る。

共産が長崎1区に立てた安江綾子は「新しい政権をつくっていくために全力を尽くす」と強調。この「政権」とはあくまで立民を中心としたものだ。西岡は保守政治家として知られた祖父の元県知事、竹次郎や父の元参院議長、武夫の代からの後援会を引き継いでおり、周囲には「共産に支援してもらわなくてもいい」と強気の姿勢をみせる。

玉木が同区にこだわるもう1つの理由は、自民党が元首相の安倍晋三の秘書を長年務めた初村滝一郎を擁立したからだ。玉木は安倍直系の初村を「自民党政権の象徴」と位置づけ、「ウソ偽りのない正直な政治を取り戻そう」などと批判することに余念がない。

「皆さまの、地域の悩みに寄り添い国政に反映をさせていきます」

19日夕、初村は長崎市の商店街で街頭演説した後、買い物客らとグータッチをしながら支持を訴えた。初村は安倍が首相時代、中央省庁とのパイプを築いただけに「即戦力」(自民県議)と期待が集まる。

ただ、課題は知名度だ。初村は、参院議員だった祖父と元衆院議員の父を持つが、出身は隣の長崎2区にあたる諫早市。別の自民県議は「祖父や父を知る世代は限られる」と名前を浸透させる難しさを語る。

初村の初陣は、安倍にとっても重要な戦いとなる。

「初村は嫌がる仕事も真っ先に引き受けた。私の政治生活、いいときもどん底の時もあったが厳しい時も歯を食いしばりながら支えてくれたのが初村だ」

安倍は22日夕に長崎市で街頭演説に臨み、初村の人柄を切々とアピールした。

安倍は今回の衆院選でも多くの応援演説の要請を受けるほどの人気を誇るが、党内では「影響力に陰りが見える」(閣僚経験者)と指摘する向きもある。9月の総裁選では支援した政調会長の高市早苗が敗れ、直後の岸田文雄内閣の組閣と党役員人事では思惑通りに進まない場面もあった。

安倍は、初村が応募した党長崎県連の候補者公募の過程で、自民を支持する業界団体関係者らに電話で協力を求めるなど、初村のために骨を折ったとされる。今回初村が奮闘できたならば、間接的に安倍の力を見せることにもつながる。

西岡はこの構図を逆手に取る。19日の第一声では、安倍が「政治とカネ」の問題などに悩んだことを念頭に「信念、そして信頼が政治家には一番必要だ」と訴えた。=敬称略(原川貴郎、小沢慶太)

3728チバQ:2021/10/24(日) 00:57:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4e6842066a52fbf0a2b767b4aa915bcf6c1d690
選挙区を歩く 東京12区 公明「世代交代」の波紋
10/23(土) 18:57配信

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産経新聞
3候補者の選挙ポスターが並ぶ東京12区の掲示板=20日、豊島区(浅上あゆみ撮影)

大物議員の勇退で波乱が予想される東京12区(北区、豊島・板橋・足立各区の一部)。自公連立の象徴として当選を重ねてきた公明党の太田昭宏氏(76)の後任として、同党の衆院議員、岡本三成氏(56)が比例北関東ブロックから転出し、「世代交代」を掲げる。一方、野党はこれを好機ととらえ、共産党元職の池内沙織氏(39)に一本化。さらに日本維新の会は新人の阿部司氏(39)を擁立し、保守層の受け皿となることを狙っている。

【グラフで見る】衆院選の勝敗ライン

21日午前、区立王子駅前公園(北区)で行われた岡本氏の街頭演説に、自民党の小泉進次郎前環境相が駆けつけた。公園を埋め尽くすほどの聴衆に対して、小泉氏は自公連立の実績を強調、与党の自信を見せた。だが、ある公明関係者は「岡本さんは地元でほとんど無名。本人も分かっているが、厳しい戦いになる」と不安をのぞかせた。

■牙城引き継げるか

12区は長らく「公明党というより太田党」(公明関係者)とさえ呼ばれる「公明党の牙城」とされてきた。太田氏は平成5年に北区を含む旧9区で初当選し、小選挙区制の下では12区で5回勝利。党代表や国土交通相などを歴任した。令和元年5月、公明は太田氏の選挙区立候補の見送りを発表し、岡本氏が後継者に決まった。

だが、公明の動きに自民側から「12区を返してほしい」との声が上がった。12区は太田氏の前に自民の八代英太氏が議席を持っていたためで、元北区選出の自民都議で衆院比例東京ブロックの高木啓氏(56)の転出が地元から要望されるなど〝ひと悶着(もんちゃく)〟もあった。

太田氏は、岡本氏の後継者アピールに奔走。地元の祭りや町会の総会など、岡本氏を連れて出席したイベントは200を数える。しかし、新型コロナウイルス禍で対面での政治活動が制限されてからは、新人の知名度向上は厳しい状況となっている。それでも太田氏の後ろ盾は大きく、「太田さんの牙城は崩されないのではないか」と公明関係者はみる。

■「東京に風穴を」

一方、池内氏は平成21年から太田氏に挑み続け、26年には次点で比例復活を果たしている。ジェンダーや性暴力の問題を発信し、若者らの支持を集めており、さらに昨年の都議補選で立憲民主党の斉藤里恵氏を応援して以降、立民との共闘体制を「(前回の衆院選よりも)進化させている」(共産関係者)という。

池内氏の選対幹部は今回の衆院選を「正直、チャンスと思っている」と打ち明ける。「東京で共産が風穴をあける選挙区にしたい。共産は東京でまだ勝ったことがないから」と、歴史的な勝利を目指す。

維新新人の阿部氏は、北区を地盤とする同党の参院議員、音喜多駿氏(38)と大学の同級生。選対本部長を音喜多氏が務めており、二人三脚で臨む。

12区は自民候補が不在などの背景から、選挙区で候補者の名前を書かない棄権票(白票)が多いことで知られており、維新の馬場伸幸幹事長は産経新聞の取材に「自民党支持層など、12区の保守層の受け皿にしたい」。さらに無党派層への浸透を目指している。(浅上あゆみ)

3729チバQ:2021/10/24(日) 00:58:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c4dfeb606bd20d85d6701de38b42de31c911ebe
【千葉13区】不祥事出馬断念で本命不在の3つ巴の戦いに 衆院選2021
10/23(土) 16:01配信

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自然の中に溶け込む高層ビルなど、美しい景観で知られる「千葉ニュータウン」を抱える千葉13区では、本命不在の3つ巴の選挙戦が繰り広げられている。

“宣言”時の高級ラウンジ訪問で前職不出馬 3つ巴の戦いに
この選挙区では、過去3回、自民党の白須賀貴樹氏が当選していたが、今年2月、緊急事態宣言中に都内の高級ラウンジを訪れたことを受け、自民党を離党し、衆院選への不出馬を決めた。本命候補が不在となったことで、各党は千葉13区を「重要選挙区」と位置づけ、自民党新人・医師の松本尚氏(59)、立憲民主党前職・宮川伸氏(51)、日本維新の会新人・前鎌ヶ谷市長の清水聖士氏(60)の3人が激しく競り合う展開となった。

松本氏は、ドクターヘリの普及に尽力した医師であり、フジテレビのドラマ「コード・ブルー」の医療監修に当たった。コロナ禍で、これまで思うように選挙活動を進めることが出来なかったが、最近になり徐々に手ごたえを掴んできたという。医師の立場から、コロナ対策を中心に訴えていて、一般の有権者にどこまで知名度を広げられるかが課題だ。

宮川氏は、3人の候補者の中で、唯一の国会議員経験者で、選挙戦では国会質疑の実績などをアピールする。共産党との野党共闘となったことも、大きな追い風だ。前回の衆院選では白須賀氏に敗れ、比例での復活当選となったが、リベンジを果たすべく、地方部の保守層への支持拡大を狙う。

清水氏は、選挙区内である鎌ヶ谷市の市長を5期19年務めた。豊富な行政経験から、「地方と国をつなぐ」手腕をアピールする。知名度が抜群の吉村大阪府知事も選挙区入りし、応援に駆け付ける。市長として培った支持基盤を武器に、保守層の受け皿になれるかどうか、また浮動票をどこまで固められるかが焦点だ。

(衆院選2021・千葉県)

政治部

3730岡山1区民:2021/10/24(日) 16:08:00
https://www.topics.or.jp/articles/-/609262
徳島中盤調査

3731チバQ:2021/10/24(日) 22:32:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/664664dcab59223bd601e064331846c5d724afff
東北の注目選挙区ルポ ㊤宮城5区 〝鉄壁の要塞〟に挑む元タレント
10/20(水) 20:26配信
産経新聞
立憲民主党の安住淳氏と、自民党の森下千里氏の一騎打ちとなった宮城5区のポスター掲示板=19日、石巻市 (大柳聡庸撮影)

選挙区は8連勝中

「〝鉄壁の要塞〟をどこまで攻められるか」

自民党宮城県連の幹部はこう語る。鉄壁の要塞とは、立憲民主党前職で宮城5区から9選を目指す安住淳氏の陣営だ。旧民進党が分裂したため無所属で出馬した前回も、自民候補にダブルスコアに近い得票で圧勝した。立民の国対委員長として抜群の知名度を誇る安住氏に対抗するため自民が擁立した候補が元タレントで新人の森下千里氏だ。

【グラフ】衆院選の女性候補者と当選者の割合の推移

「お年寄りは〝めんこい(かわいい)〟子が来たなあと思うだろうけど」。安住氏は、面識のない森下氏の印象をこう語った上で「20歳程度の差は、政界では同じ世代だと思う」と余裕の表情を浮かべる。

安住氏は公示日の19日に美里町での遊説で「(野党共闘で)二大政党に一歩踏み出した」と述べ、政権交代の必要性を訴えた。「地元に帰れば、小さな集会にも参加する」(立民県議)といった地道な活動も惜しまず、盤石の地盤を築いている。平成17年の郵政解散・総選挙、自民が政権を奪還した24年の衆院選でも勝利しており、現在8連勝中だ。

だが、今回の選挙は「国民に考える時間を与えないためではないか」と安住氏が苦言を呈するほどの短期決戦。党の顔の一人として応援演説で全国を飛び回り、地元を留守にすることも多いだけに、陣営では政策などを記したリーフレットを半年かけて選挙区全域に配布するなど引き締めを図っている。

つじ立ち1600回

一方、今回が選挙初挑戦の森下氏は「胸を借りるつもりで頑張る」と意気込む。森下氏はタレントとしてテレビ番組に多数出演していたが、23年の東日本大震災の発生当時に被災地を訪問。「たくさんの人の役に立ちたい」と思ったといい、令和元年に芸能界から引退し、政治家を志した。

宮城5区は、自民が擁立を予定していた元衆院議員が石巻市長選に回り、空白が生じた。そこで自民は候補者を公募。関係者によると、県選出の国会議員の人脈を頼り、森下氏に白羽の矢が立ったという。

19日に石巻市で第一声を上げた森下氏は「健康寿命を延ばす施策に取り組む」と訴えた。名古屋市出身で地盤がないことも自覚しており、6月以降は街頭での「つじ立ち」を約1600回も重ねてきた。16日には石巻市を視察した岸田文雄首相(自民党総裁)が参加した地元女性の対話集会にも出席するなど、票の掘り起こしに躍起だ。

だが、宮城で自民の議席がないのは5区だけ。ある自民県議は「5区の中心である石巻市が一枚岩ではない」と打ち明ける。平成15、17、21年の衆院選で自民候補として安住氏に3回も敗れた石巻市の斎藤正美市長が、安住氏支持を表明していることがその象徴だ。斎藤氏が安住氏支持を表明したのは、4月の市長選で安住氏が斎藤氏の支援に回ったことが背景にあるとみられる。

鉄壁の要塞を崩すためには、それを超えるだけの「結束」が自民側に問われている。(大柳聡庸)



衆院解散からわずか5日で突入した今回の選挙は、野党が候補者の一本化を図るなど与野党一騎打ちの構図となっている。注目される東北の選挙区を3回に分けて紹介する。

3732チバQ:2021/10/24(日) 22:33:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c6d7bd0be623f81a1364ea35ce9c24c38ce3739
東北の注目選挙区ルポ ㊦福島5区 処理水争点に一騎打ち
10/22(金) 20:58配信
産経新聞
東京電力福島第1原発に並ぶ処理水などを保管するタンク=福島県(芹沢伸生撮影)

■大きな争点

福島県浜通りのいわき市と双葉郡(6町2村)を区域とする衆院福島5区。選挙区の大熊、双葉両町には、東日本大震災で未曾有の事故を起こした東京電力福島第1原発がある。政府は今年4月、福島第1原発で蓄積された放射性物質のトリチウムを含む処理水について、海洋放出する方針を決定した。水産業などから風評被害を懸念する声が上がっており、5区の大きな争点になっている。

「今回の選挙で岸田内閣を退陣させ、汚染水の陸上保管を続ける。汚染水で海を汚さない、野党による新しい政権を作らせてほしい」。公示日翌日の20日、野党統一候補の共産党新人、熊谷智氏はいわき市のショッピングセンター前で行った街頭演説で、処理水の問題に切り込んだ。

熊谷氏は「4月の政府方針決定後、いわきではいち早く労働組合団体の橋渡しで立憲民主、社民、共産3党で『海洋放出は駄目』との共同声明を出し、市長に対し政府に白紙撤回を要請するよう求める要望書を提出した」と話す。この3党は県の組織間でも「処理水は国民の合意がない限り、海洋放出しない」ことを盛り込んだ共通政策で17日に合意するなど「海洋放出反対」を鮮明にしている。

一方、自民党前職の吉野正芳氏は20日、福島第1原発に隣接する楢葉町の商業施設で街頭演説を行った。応援演説をした選対本部長で自民県議の吉田栄光氏は、処理水の問題に触れ「双葉郡の復興には、政府が決めた方向性を前に押し出していくのがわれわれの責任」としたが、復興相の経験もある吉野氏自身は、町長らとの良好な関係を強調した上で「課題を抱える楢葉町のために働くことを約束する」と話すにとどめた。

吉野氏は「海洋放出を分かってもらうのは難しい部分がある」としながらも「丁寧に説明すれば、賛成でなくても『仕方がないね』にはなると思う」と、処理水の海洋放出について有権者の説得に自信を見せる。ただ、選挙戦では「課題はいろいろあるが、双葉郡に国際教育研究拠点を整備することを訴える」としている。

■ポスターにも違い

処理水に対する選挙戦での両者のスタンスは、ポスターにも如実に表れている。熊谷氏は「海洋放出中止」としているが、吉野氏は「第2期復興・創生へ」と記し、処理水の文字は見当たらない。

だが、選挙区内で処理水問題を重視する有権者は少なくない。漁業関係で働くいわき市の50代男性は「最優先課題は、新型コロナウイルス対策と処理水。投票は市民を第一に考えてくれるかどうかで判断したい」と話す。

選挙戦で、処理水問題を前面に押し出す熊谷氏と、地元の復興推進を強調する吉野氏。有権者の判断が注目される。(芹沢伸生)

3733チバQ:2021/10/24(日) 22:39:25
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021101800726&g=pol
【点描・永田町】「選挙前倒し」首相決断の舞台裏
2021年10月24日18時30分

衆院解散について記者団の質問に答える岸田文雄首相=14日午前、首相官邸
衆院解散について記者団の質問に答える岸田文雄首相=14日午前、首相官邸

記者会見する加藤勝信官房長官(当時)=1日、首相官邸

 史上初の衆院議員任期満了後の総選挙が19日公示・31日投開票の日程で実施される。第100代の岸田文雄首相が命運を懸ける政治決戦だが、永田町では選挙日程を前倒しした首相決断の思惑や舞台裏が注目の的だ。新政権の党・内閣人事も含め、党内への配慮ばかりが目立った首相の「唯一最大のサプライズ」(自民幹部)と受け止められているからだ。そもそも9月29日の自民党総裁選での岸田新総裁誕生の段階では、次期衆院選投開票日は11月7日か14日に絞られており、公職選挙法の手続きなどを踏まえ「最短でも11・7投開票というのが政界の常識」(自民幹部)だった。しかし、首相は土壇場で選挙日程前倒しを決断した。甘利明自民党幹事長らを含め、首相側近ですら「10月4日朝に知らされた」と口をそろえる。「まさに首相の独断」(自民幹部)だったことは間違いない。
 ただ、経過を振り返ると「さまざまな伏線があった」(首相側近)ことも明らかになった。首相側近は「総裁選告示後の早い段階から、岸田新政権誕生を前提に政治日程の事前調整に着手していた」と証言する。その窓口となっていたのは、菅義偉前政権で首相官邸を仕切る立場だった加藤勝信前官房長官だ。加藤氏は9月21日に当時の菅内閣が臨時国会の10月4日召集を閣議決定した際、岸田氏陣営とも調整の上で、会期を11日間として10月8日所信表明、同11日から3日間の衆参代表質問の日程を、森山裕国対委員長(臨時国会まで続投)を通じて野党に提示した上で、合意取り付けを目指す方針だったとされる。
◇“ご祝儀相場”狙いの「逆転の発想」だが…
 ただ首相は、その時点では衆院選投開票日について11月7日か同14日で迷っていた。ポイントは10月30、31日にイタリア・ローマで開催される20カ国・地域(G20)首脳会議への出席。第2次安倍晋三政権で歴代最長の4年7カ月も外相を務めた首相にとって、国際舞台デビューの絶好の機会だったからだ。出席を決めれば、11月7日投開票では選挙中の外遊となるため、帰国後の11月2日が公示日となる14日投開票も有力な選択肢に浮上した。その一方で、総裁選で首相が掲げた「数十兆円規模の大型経済対策」の早期策定のためには、その土台となる補正予算、来年度予算の編成遅れは許されず、財務省幹部も「11月7日投開票がぎりぎり」との判断を示していた。これを踏まえ、首相もいったんは「11月7日」で心を決めたとされる。
 しかし、加藤氏が事務当局に確認した上で提案したのが、10月31日投開票案。憲法や公職選挙法を踏まえれば、「衆院選投開票は解散から40日以内」「選挙手続き上、解散から投開票まで23日以上が必要」というのが基本だ。ところが事務当局は「首相が事前に解散の日時を明示すれば、それを前提に投開票日を設定するのは手続き的にも可能」との見解だった。「解散後に投開票日を決めるのではなく、事前に解散日と投開票日を決めておくという逆転の発想」(総務省)だ。
 首相は「衆院任期満了後の空白はできるだけ短くすべきだ」と日程前倒しの理由を力説する。しかし、「ご祝儀相場での選挙戦突入と、『決断する岸田』の誇示を狙ったのは明らか」(自民選対)だ。さらに、ワクチン接種加速で、投開票日まで感染者数再拡大はないとの計算もにじむ。ただ、「周囲も欺く奇襲作戦が国民に見透かされるリスク」(自民長老)は拭えない。安倍・菅長期政権の“負の遺産”を抱え、野党が政権交代を叫ぶ「10・31衆院選」。考え抜いた首相の“独断”が吉と出るか凶と出るかは、「結果を見るまで分からない」(同)のが実態だ【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」10月18日号より】。

3734チバQ:2021/10/24(日) 22:40:58
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021102400425&g=pol
自民、単独過半数うかがう 立民上積み、共・維堅調―衆院選情勢【21衆院選】
2021年10月24日21時42分


 衆院選の投開票を31日に控え、時事通信社は全国の支社・総支局の取材などを基に、世論調査の結果や過去の得票実績を加味して情勢を探った。定数465議席のうち、公示前勢力で276議席の自民党は議席を減らし、単独過半数の233議席をうかがう状況だ。立憲民主党は公示前の110議席から上積みし、共産党と日本維新の会も議席を増やす見通し。
【特設】衆院選2021

 ただ、自民党と野党・無所属候補の対決区のうち136の選挙区が接戦で、終盤の情勢によって結果が大きく変動しそうだ。
 自民党は、候補者を立てた277選挙区のうち、110選挙区で当選圏に入っている。接戦区では71選挙区がやや優勢。比例代表は前回の66議席を上回る勢い。
 公明党は前職を立てた9選挙区のうち、大阪、兵庫で四つを確保し、残り五つは激戦。比例は前回の21議席から上積みする公算が大きい。与党で見ると、岸田文雄首相が勝敗ラインに掲げる過半数(233議席)を超え、常任委員長ポストを独占し、委員数でも野党を上回る「絶対安定多数」の261議席に届く可能性がある。
 立民は候補を擁立した214選挙区のうち、18選挙区で議席確保のめどが立っている。比例は公示前の62議席には届かず、40〜50議席を視野に入れる。
 共産は沖縄で議席を維持する見込みで、比例は公示前の11議席から伸ばす勢い。維新は大阪で5議席を固め、比例は前回の8議席から大幅増を見込む。
 国民民主党は4選挙区で当選圏内。れいわ新選組は比例で1議席獲得する可能性がある。社民党は沖縄で1議席を確保する見通し。「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」は議席獲得のめどが立っていない。

3735とはずがたり:2021/10/25(月) 10:15:12
自民4区北村氏公認決定 岸田総裁の意向働く 衆院選長崎
2021/10/16 09:51 (JST)10/17 11:12 (JST)updated
c 株式会社長崎新聞社
https://nordot.app/821913082832093184
長崎新聞 <HP特集>

公認候補になり選挙戦への意気込みを語る北村氏=佐世保市本島町の選挙事務所(右)、報道陣に「推薦していただいた方々の気持ちに応えられず残念」と語る瀬川氏=県庁議会棟(左)
 衆院選長崎4区の自民党の公認候補は、8選を目指す前職の北村誠吾氏(74)に決まった。西海市区選出の県議で前県議会議長、瀬川光之氏(59)の公認を求める動きが表面化して約2カ月。最後は北村氏が所属する派閥トップの岸田文雄総裁(首相)の意向が大きく働いたようだ。
 「誠にありがたい。感謝の気持ちでいっぱいです」。15日午後7時すぎ、佐世保市の事務所に姿を見せた北村氏は硬い表情で話し始めた。だが記者の質問が進むにつれ、時折笑顔を見せる場面も。「瀬川氏と溝を深めた覚えはない。お互い元ラガーマンなので、ノーサイドを実現したい」と述べ、挙党態勢を呼び掛ける意向を示した。
 先月18日、北村氏は県連の選挙対策委員会の意向調査(投票)で瀬川氏に敗れ、常任総務会は瀬川氏の公認申請を了承した。だが北村氏を推薦する佐世保支部は「大票田の(佐世保の)意向が反映されていない」と納得せず、党本部に再考を求める文書を提出した。
 「自信が確信になった」(同支部関係者)。先月29日、岸田氏が新総裁に選出されると、北村氏側は息を吹き返した。県連の決定に納得できない佐世保市の県議らが今月初めに上京し、岸田氏から党役員に指示が出ていることを確認したからだった。
 ◆
 党本部の公認の判断基準は(1)現職優先(2)県連の意見(3)勝てる候補-の3項目。(1)は北村氏、(2)は瀬川氏が該当する。
 複数の関係者によると、(3)の目安となる直近の党の情勢調査でも瀬川氏が北村氏を上回った。だが党本部は(1)を重視し、いったん「北村氏公認」の方針を固めた。北村氏に保守票を一本化すれば野党候補に勝てるとの判断があったとみられる。これに対し、瀬川氏側の意向を受けた複数の国会議員が巻き返し、いずれも公認せず双方が出馬する案が浮上。その状態で15日の党選対会議が開かれ、最後は一任を取り付けた岸田総裁や甘利明幹事長らが決定したという。
 県連の山本啓介幹事長は記者団に「非常に残念」と答えた後、「地方の声が、県連の声が、と(公示が目前に迫っているため)申し上げる時間がない」とやり切れなさを抑えるように語った。
 瀬川氏を推していた地域支部の関係者は懸念する。「佐世保支部の幹事長だった萩原活(ひろし)氏は北村氏を支えるはずだったのに出馬を決めた。北村氏は本当に選挙態勢を作れるのか」
 ◆
 「推薦していただいた多くの人々や組織の思いを受けてここまで来た。大変残念な気持ち以上の気持ちがある」。県庁議会棟5階の会派室で記者団の取材に応じた瀬川氏は心境をこう述べた。「党本部は(情勢調査の結果など)内容を分かっていながら決定したのだろう」と悔しさをにじませた。
 瀬川氏は4分ほどやりとりした後、「ご迷惑をお掛けしました」と頭を下げた。会派室を出た直後、記者団に「追いかけてこないでね」と声を掛け、喫煙所へと下りていった。

3736チバQ:2021/10/25(月) 10:51:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/d1c5d15d7aece361cd30bf1aa8ba8b29437a92ee
トヨタ労連、立民離れ…共産共闘に拒否感「もはや敵だ」と反発も
10/25(月) 8:45配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 旧民主党の「牙城」とされる愛知県で、全トヨタ労働組合連合会(全ト)の支援を受けてきた古本伸一郎前衆院議員(愛知11区)が衆院選不出馬を決めたことが、立憲民主党内に波紋を広げている。全トが与党と関係強化に動く中、立民の党名を隠して全トとの連携維持を図る候補も出ている。

【写真】厳しい表情で衆院選の不出馬を表明する、トヨタ労組出身の古本伸一郎氏

 「自動車産業を守ることは国を守ることだ。古本さんの不出馬はショックだが、自分が自動車産業をしょって立つ」

 24日、同県西尾市で開かれた決起集会で、立民候補はこう語り、支持を訴えた。演説の中で「立民」と言及したのは1度だけ。のぼり旗にも党名はない。全トに「党を表に出さない」と約束して支援を受けていることを意識したためとみられる。

 陣営では、「古本氏の不出馬は、全トの組合員に『自民党に投票してよい』とのサインになる」との危機感が強まっている。

 古本氏は全トに加盟するトヨタ労組出身。6期連続当選し、財務政務官などを歴任した。昨年9月の旧立民と旧国民民主党の合流には加わらなかったが、立民会派に所属していた。

 一方、約35万人の組合員を抱える全トは、2012年に民主党が下野した後も、古本氏ら同党出身議員の支援を続けてきたが、今年1月に自公両党と連携する方針を打ち出した。自動車業界がカーボンニュートラルへの対応など変革を迫られる中、「政策実現のために与党とも連携すべきだ」との声が強まったためだ。

 衆院解散日の14日、愛知県豊田市で行った記者会見で古本氏は不出馬を表明。同席したトヨタ労組の西野勝義執行委員長は「(各政党とは)是々非々で連携を模索していく」と述べた。

 全トが与党との連携に動いた背景には、立民と共産党の共闘に対する拒否感もある。立民は共産と歩調を合わせて大企業に対する課税強化などを主張しており、全ト内には「立民はもはや敵だ」との反発も出ている。

 巨大労組の方針転換に対し、党内からは「愛知11区だけの問題にとどまらない」(若手)と不安視する声があがっている。

3737チバQ:2021/10/25(月) 10:53:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/8dfeb8ea2ee34d4561a4c7be690157a63ef3c1d4
衆院選長崎3区・五島市 因縁の3候補 火花散らす 三者三様「負けられない」
10/25(月) 10:00配信

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長崎新聞
候補者と一緒に気勢を上げる市民=五島市内

 離島5市町を含む衆院選長崎3区。とりわけ長崎県五島市は、自民前職の谷川弥一候補(80)と無所属新人の山田博司候補(51)の出身地。立憲民主新人の山田勝彦候補(42)の父で元農相の正彦氏はここで生まれ育ち、谷川氏とはライバルだった。博司氏は正彦氏の秘書を務めていたこともある。21日には、この因縁の3人が同時に現地に入り、火花を散らした。
 「新しい時代には新しい政治家が必要。もうそろそろ五島を代表する政治家の世代交代が必要ではないでしょうか」。五島港公園で演説した山田勝彦氏は、傘寿で7期目を狙う谷川氏を意識して声を張り上げた。選挙カーにはキャッチフレーズとして「もう変えんば」と記している。
 谷川氏も負けていない。「この異常事態に『もう変えんば』とか抽象的な言葉でいいのでしょうか」。JAごとう本店駐車場で聴衆に向け、傘で雨をしのぎながらこう問い掛け、人口流出など島の課題に継続し対応する必要性を強調した。
 この日、新聞各紙が情勢調査で、勝彦氏との競り合いを報じていた。別の場所では、国境離島新法などの実績を挙げ「五島のため、日本のため仕事をする人が誰なのか。簡単に譲れない。『もう変えんば』という声を押し返してください」と訴えた。
 勝彦氏の父正彦氏とは、初当選した2003年から過去4回の衆院選で激突。うち3回は、敗れたどちらかが比例復活する接戦を演じてきた。
 その地盤を勝彦氏が受け継いだが、離島では父ほどの勢いはない-こうした見方が谷川陣営に一時広がっていた。業界団体幹部は、危機感をにじませた谷川氏の演説を聞いて「安泰という空気があった。もう1度呼び掛けを強める」と表情を引き締めた。
 勝彦氏は父の支持者の後押しも受け、保守層が厚い離島の切り崩しを図っている。「五島の選挙、大変厳しいが、相手の背中が見えてきた。過去の実績を語る政治家よりも新しい五島の未来を語る政治家を」と畳み掛ける勝彦氏。一緒に島を巡った陣営関係者は「雰囲気が変わっている。そこそこいける」と追い上げに手応えを感じていた。
 同じ日、山田博司氏は市内の事務所で出陣式に臨んだ。組織戦を展開する谷川陣営を念頭に「皆さん、いろんなしがらみを断ち切って自分たちの政治を取り戻すんです」と語気を強めた。
 政党同士の攻防とは一線を画し、大きな団体の支援もない。だが、定数1の県議選五島市区で自民候補を5回連続で下してきた。「相手は県議選でも、有名な国会議員を何人も応援に連れてきた。でも全部はね返した」(後援会幹部)との自負は強い。
 かつて正彦氏の秘書だった博司氏。正彦氏の次男が立候補したことに「私が一番嫌いな世襲をやろうとしている」と批判の矛先を向けた。
 一方、勝彦氏は博司氏には目もくれず、「あくまで谷川氏を追う」(陣営幹部)スタンス。陣営は「保守票を博司氏が獲ってくれれば、谷川氏と勝彦の差が縮まる」とそろばんもはじく。谷川氏は街頭演説で「元秘書が(国会議員の息子の)敵に回る-そんな人と仕事ができますか」と暗に博司氏を批判した。
 選挙手法も離島振興策も三者三様。五島市の70代男性は五島から国会議員を代々輩出してきた経緯に触れ、「離島を考えてくれる政治家が地元から出るのは心強い」と指摘。その上で「3区全体での勝敗だけでなく、離島ではお互い負けたくないだろう」と胸中を推し量る。
     ◆ 
 3区には諸派新人、石本啓之氏(52)も立候補している。

3738チバQ:2021/10/25(月) 13:57:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/52f8ea6cd519b4516859d46953a103bed8fcf0ae
衆院選:注目区を行く【神奈川9区】〝後継〟に対し〝刺客〟
10/25(月) 5:31配信

カナロコ by 神奈川新聞
(左から届け出順に)斉藤温氏、中山展宏氏、笠浩史氏、吉田大成氏

 「前神奈川県知事の松沢成文です。彼は政治活動の同志であります」─。衆院選公示日の19日夕、小田急線新百合ケ丘駅前で、松沢がこう紹介したのは日本維新の会新人の吉田だ。

 松沢はかつて9区選出の衆院議員。民主党(当時)から出馬した2000年衆院選では12万票余りを獲得し、次点の自民候補をほぼダブルスコアで退けるなど強固な地盤を築いた。

 転機は03年。知事選に松沢が出馬し初当選を果たすと、同年の衆院選では後継としてテレビ局記者だった笠が立った。これまでの選挙でも松沢は笠の応援にたびたび駆け付けてきた。

 17年の前回選では希望の党(当時)の結党メンバーとして2人が並んで設立会見に参加。“同志”ぶりを見せていたが、その後松沢は維新、笠は無所属とたもとを分かった。

 関係者を驚かせたのは昨年8月。維新の県組織代表(当時)の松沢は、9区に自身の秘書を務めた元県議・吉田の擁立を発表。笠に対する“刺客”とも映る中、松沢は「笠さんを維新に誘ったけど、自民党入りも取り沙汰され、彼の政治方針はよく分からず一緒にはできないと判断した。前から9区での挑戦を希望していた吉田さんを応援することにした」と説明する。

 笠は今年8月の会見で誘いがあったことを認め「維新が嫌なのではなく、選挙区で自民に絶対勝たなくてはいけない」と強調。9月に立憲民主党に入党した。

 吉田の応援演説では、松沢の元に以前からの支持者が声を掛ける場面も少なくない。一方で笠陣営には松沢票の流出は最小限にとどまるとの見方が強い。

 今月16日の笠の事務所開き。幹部を含め松沢時代からの後援会メンバーが顔を並べた。陣営幹部は「松沢さん時代からの支持者で離れたのはほんの少し。やはりとどめはあの選挙」とつぶやく。松沢は8月の横浜市長選に参院議員を辞職して出馬し、8人中5番目と惨敗。「松沢さんこそ何がしたいのか分からない。今は完全に笠さんの組織だ」と後援会幹部は断言する。

 「今まで4回挑戦し、一度も小選挙区で勝ったことがない。毎回あと一歩で涙を飲んだ。なんとか小選挙区で勝たせてほしい」

 週末でにぎわう23日の新百合ケ丘駅前。自民前職の中山の街頭演説会で選対本部長を務める党県連幹事長の土井隆典は強く訴えた。

 中山は岸田新内閣で国土交通副大臣に就任したことをアピール。党広報本部長の河野太郎、党副総裁の麻生太郎らが応援に入るなど、党のてこ入れが進む。

 自民関係者は「松沢票がどう割れるのかは分からないが、この構図で勝てなきゃもうチャンスはない」と危機感をあおる。

 9区は野党共闘を進める立民と共産党が競合する選挙区でもある。共産県委員長・田母神悟は候補者を取り下げなかった理由を「笠さんと市民連合とで政治的立場が違う」と説明した。新人・斉藤は駅頭や団地などを回り、子育て支援や女性の貧困対策などを訴えている。=敬称略

神奈川新聞社

3739チバQ:2021/10/25(月) 14:00:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/66ed0663604079b28e47fc1905200bc7b1e8b45b
銀座・カジノ、不祥事の代償 自民離れた2人のその後 神奈川1区、東京15区【注目区を行く】
10/24(日) 7:37配信

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時事通信
街頭演説に集まった聴衆=21日、横浜市(一部、画像処理してあります)

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言下での東京・銀座の高級クラブ訪問、カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職―。

【主な経歴】松本 純(まつもと じゅん)氏

 衆院選では自民党を揺るがせた二つの不祥事にも国民の審判が下る。厳しい批判を浴び、離党に追い込まれた当事者2人の払った代償は大きい。(敬称略)
 ◇無所属の悲哀
 「軽率な行動を取ってしまった。誠に申し訳ありません」。21日昼のJR桜木町駅前。神奈川1区から無所属で出馬した前職の松本純は、神妙な表情でこう口にした。

 松本が聴衆に謝罪したのは、深夜のクラブ通いのことだ。党国対委員長代理だった今年1月、緊急事態宣言下で不要不急の外出自粛要請が出ている夜8時以降に銀座のクラブを訪れていたことが発覚。離党勧告を受け、2月に離党した。

 地元の反発は激しかった。「松本、出てこい」。事務所には外から罵声が浴びせられ、1日100本に上る抗議の電話が鳴り響いた。とても活動できる雰囲気ではなく、夏前にようやくおわび行脚を開始。だが、女性を中心に拒絶反応は消えていなかった。

 無所属は政党公認と異なり、選挙運動の制約が多い。法定はがきや街頭で配るビラの枚数が政党公認より少なく、政見放送にも出られない。何より松本にとって当たり前だった党の全面支援を受けられない。比例代表に重複立候補し、小選挙区で敗れた場合に復活当選する道も閉ざされる。

 公示直前には復党も取り沙汰されたが「批判は確実。あおりを受けて何十人も犠牲になる」(関係者)と衆院選への影響を危惧する声が噴出し、幹事長の甘利明は見送りを表明した。

 派閥で仕えた副総裁の麻生太郎やその盟友である元首相の安倍晋三、同じ神奈川県選出の河野太郎らが応援に駆け付けるが、「1票でも負けたら落選」。後がない陣営に余裕はない。

 立憲民主党前職の篠原豪は「有権者からは真面目に政治をしてほしいという声を聞く」と力を込める。日本維新の会新人の浅川義治は、街頭で第三極としての存在をアピールする。

 ◇出馬辞退
 IRをめぐる汚職事件で9月に実刑判決を受けた秋元司は、自民党離党後も無実を訴え、東京15区から4選出馬を目指していた。党本部に「無所属で戦いやすい環境をお願いしたい」と、他の公認・推薦候補を立てないよう何度も働き掛けた。

 だが、事件の影響で自民内では、秋元以外の擁立を模索する動きが進行。衆院選で旧希望の党などから出馬し、過去3回秋元と戦った柿沢未途の名前が挙がった。柿沢は所属していた衆院の立民会派を離脱。出馬準備を整えた。

 一方、柿沢と長年対立してきた地元の拒否反応は強く、柿沢の動きが表面化すると、都連は愛知県が活動拠点の元職、今村洋史の公認を党本部に申請。最終的に党本部が出した結論は「2人を無所属候補とし、推薦する」という折衷案だった。事実上の自民分裂の構図だ。

 秋元は蚊帳の外に置かれた。しかし、自らも出馬し乱戦になれば、野党を利する可能性もある。「私が出馬すると政党政治を否定する行為につながる」。秋元は公示前日の18日に記者会見し、不出馬を表明した。

 繰り返される「政治とカネ」の問題。秋元の事件は結果的に地元に混乱をもたらした。「どちらをやればいいのか」。2人の無所属候補を前に自民支援者からは戸惑う声が出ている。

 ◇漁夫の利狙う
 別の選挙区から15区に移ってきた立民元職の井戸正枝は、IR事件を念頭に「利権構造の中で政治を行ってきた」と自民を批判、分裂による漁夫の利を狙う。維新新人の金沢結衣の陣営も「自民票が割れてくれれば」と語る。

 ◇立候補者名簿
 【神奈川1区】
 浅川義治 53 元市議    維 新
 松本純  71 元防災相   無 前
 篠原豪  46 元市議    立 前
 【東京15区】
 桜井誠 49 政治団体代表 一 新
 井戸正枝 55 元兵庫県議  立 元
 柿沢未途 50 元予算委理事 無 前
                推(自)
 猪野隆 56 元国税庁職員 無 新
 今村洋史 59 医師     無 元
                推(自)
 金沢結衣 31 元会社員   維 新
 吉田浩司 61 会社員    無 新
 ※敬称略。届け出順。年齢は投票日現在。維=日本維新の会、無=無所属、立=立憲民主党、一=政治団体日本第一党、自=自民党。丸かっこは推薦政党。

3740チバQ:2021/10/25(月) 14:06:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b5f511d14989839cd6805ec9f7a16af73568ddb
衆院選:注目区を行く【神奈川6区】公明不出馬で構図一変
10/24(日) 5:31配信

カナロコ by 神奈川新聞
(左から届け出順に)串田誠一氏、青柳陽一郎氏、古川直季氏

 「自民党、公明党の連立与党にこれからもお任せいただきたい」─。20日、横浜市保土ケ谷区の上星川駅前。自民の古川は公明の市議と街頭演説に立ち、力を込めた。

【写真】街頭に立つ神奈川6区の立候補者ら

 神奈川県内で唯一、公明が公認候補を立ててきた自公連携の象徴区の構図が一変した。出馬予定だった公明議員が緊急事態宣言下に東京・銀座のクラブを訪れたことが発覚して今年2月に議員辞職。自民が実に25年ぶりに候補を擁立したからだ。

 この日は、6区を地盤に当選7回を数える元職で、公明県本部代表の上田勇も古川の激励に訪れた。旭区では市議を7期26年間務め知名度がある古川だが、保土ケ谷区では「全く無名の新人候補」(古川)。上田は古川を与党候補として多くの地元経営者らに紹介し、同区選出の自民市議の後援会幹部と選挙カーで「比例は公明党、6区は古川直季」と訴えた。

 「懸命に耕し育ててきた地盤」。公明の支持母体・創価学会の幹部が語るように、6区内には公明の組織票が埋まる。支援の見返りとして古川陣営には自民支持層から公明への比例票をどのくらい出せるのか「見積もり」が求められている。公明関係者は「自民が言葉だけでなく、どれだけこちらの選挙に協力するかだ」と厳しい。

 23日には前首相の菅義偉が同区内に古川の応援に入った。公明とのパイプが太いとされる菅は「野党共闘と公明・自民の連立政権の戦い。大接戦なんです。(古川は)初陣で知名度はないが将来性は間違いない」と支持を求めた。

 一方、前回衆院選で上田を破って小選挙区を制したのが、立民の青柳。相手が自民に代わったことで青柳陣営は「自公政権批判票の受け皿の役割が明確になった」とみている。

 「おーっと、4人連続で受け取りました。野球でいったら猛打賞」。20日夕の三ツ境駅前での街頭活動。有権者が政策チラシを受け取ると、立民の県議がマイクで盛り上げた。

 政権交代を求める民意の「風」を感じるという青柳は、その背景に8月の横浜市長選での勝利が評価されたと分析する。

 街頭演説で青柳がコロナ対策やカジノを含む統合型リゾート施設(IR)反対を掲げた立民推薦の新人候補が当選したことに触れると、聴衆から大きな拍手が上がった。青柳は「この勢いで国政も変えていき『政権交代』に結び付けたい」。

 前回比例復活した維新の串田は、自民、立民に割って入り、第三極としての存在感を示そうと躍起だ。陣営の一人は「前回までと違う構図になり、私たちが付け入る隙が出てきた」と前を向く。

 自民が初めて議席を獲得できるのか、野党が連勝するのか。自民関係者は「四半世紀ぶりの挑戦で組織づくりから始め、ようやく体制が整ってきた。これまで(自民候補がいなくて)行き場を失っていた票を掘り起こせるかが勝敗の鍵」と語った。=敬称略

神奈川新聞社

3741チバQ:2021/10/25(月) 14:07:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/9976715bfea2c992122dff87da69113086278d06
「政治とカネ」、世代交代で苦心 議席獲得へ背水の公明 広島3区、東京12区【注目区を行く】
10/23(土) 7:12配信

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時事通信
街頭演説を聞く人たち=17日、広島県安芸高田市

 「私の血の95%は自民党だ」。

 集会の出席者は驚いた。発言した候補が公明党の斉藤鉄夫だったからだ。なりふり構わず必死に訴える斉藤の表情には危機感があふれる。戦いの舞台は、2019年参院選をめぐる大規模買収事件で揺れた広島の3区だ。(敬称略)
 ◇事件の影響まだある
 同区では元法相河井克行が長年議席を維持してきた。しかし、河井は参院選に絡む公職選挙法違反の罪に問われ自民を離党。そこで公明は比例代表中国ブロックで当選を重ねる党副代表のベテラン、斉藤を押し込んだ。自民広島県連は猛反発。「野党が勝てば候補のいすは(自民に)戻る」。斉藤が与党統一候補に決まっても、自民に協力する空気は乏しかった。

 さらに、河井の妻案里=自民離党=の当選無効に伴う4月の参院広島選挙区再選挙は自民が敗北。斉藤を取り巻く状況は悪化するばかりだった。

 雰囲気が一変したのは9月の自民総裁選で地元広島選出の岸田文雄が勝利し、今月4日に首相に選出されてからだ。斉藤が岸田内閣の国土交通相に就いたことも大きい。

 地元政界に強い影響力を持つ県議会議長の自民中本隆志は「岸田政権の国交相を落とす理由はない」と号令をかけ始めた。首長や県連関係者の支援が加速。岸田も応援に駆け付けた。

 公明支持票だけでは当選ラインに届かない斉藤にとって、いかに与党としての一体感を高められるかが勝負の鍵を握る。斉藤が「私の血の95%は自民党」とアピールしたのは15日に開かれた自民の集会だった。高校時代に創価学会に入り、自民村議だった父から猛反対された過去も明かした。

 公明の小選挙区候補は比例と重複しておらず、負ければそこまで。斉藤陣営は「まだ事件の影響はある。厳しい戦いだ。僅差の勝負になる」と気を引き締める。

 立憲民主党は共産党と候補を一本化し、新人のライアン真由美を擁立、「クリーンな政治」を掲げ再選挙に続く連勝を狙う。現地入りした立民代表枝野幸男は21日、「広島出身の総理が出ても事件の反省はない。政治を変えよう」と政権交代を呼び掛けた。

 ◇「太田党」継承
 約20年にわたり、公明前代表太田昭宏が「太田党」と評される地盤を築き上げてきた東京12区。公明は後継に幹部候補の岡本三成を立てたが、候補を長年出せない自民からは不協和音も聞こえ、世代交代は容易でない。

 「力を貸してください」。20日、東京・JR大塚駅前で絶叫する岡本の姿があった。09年から毎回出馬している野党統一候補、共産池内沙織に対し、小選挙区初挑戦の岡本は知名度で劣る。

 公明は丹念に積み上げられた太田の個人票を継承させようと岡本の公認を19年に決定した。だが、昨年から新型コロナウイルス感染が拡大。満足に引き継げない状態が続き、陣営は「太田でなければ支援しないという声は多い」と頭を抱える。

 危機感を強めた太田は地元を離れず、企業・団体回りに専念することを決断。全国から応援依頼が舞い込む太田が選挙区に張り付くのは異例だ。

 一方、地盤が重なる自民前職高木啓の陣営には冷めた空気も漂う。今回も比例東京の名簿上位に登載されたが、地元では太田の引退後、自民に選挙区を渡す密約があったともささやかれる。公明側はこれを否定するが、自民支持者からは「いつまで公明のものなのか」との声が漏れる。

 池内は岡本に真っ向勝負を挑む。21日のJR赤羽駅前の街頭演説には、09年に太田を破り現在は立民参院議員の青木愛が参加し、激励。共産書記局長小池晃は「力を合わせ自公政権を少数に追い込む」と意気込んだ。東京進出の足掛かりとしたい日本維新の会は、保守票の切り崩しで勝機をうかがう。

 ◇立候補者名簿
 【広島3区】
 大山宏     73 元会社員   無 新
 矢島秀平    29 ベーシスト  N 新
 斉藤鉄夫    69 国交相    公 前
                    推(自)
 玉田憲勲    64 医師     無 新
 ライアン真由美 58 元会社役員  立 新
 瀬木寛親    57 ラジオ司会者 維 新
 【東京12区】
 岡本三成 56 元外務政務官 公 前
                 推(自)
 阿部司  39 元会社員   維 新
 池内沙織 39 党中央委員  共 元
                 推(れ)
※敬称略。届け出順。年齢は投票日現在。N=NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で、公=公明党、自=自民党、立=立憲民主党、維=日本維新の会、共=共産党、れ=れいわ新選組。丸かっこは推薦政党。

3742チバQ:2021/10/25(月) 14:07:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/55e57272fe081a0aeaae1bf3df887e5fa8e4ceab
衆院選:注目区を行く【神奈川3区】大物引退後の行方は
10/23(土) 6:01配信

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カナロコ by 神奈川新聞
(左から届け出順に)中西健治氏、小林丈人氏、藤村晃子氏、木佐木忠晶氏

 「横浜市長選のてん末にびっくりした人もいると思う。結果が出せなかった」

 公示日19日に同市鶴見区で行われた自民党の中西の出陣式。マイクを使わず、大きな声であいさつする元衆院議員の小此木八郎の姿があった。

【写真で見る】出陣式や街頭での神奈川3区の候補

 3区を地盤とし、8度の当選を重ね、国家公安委員長を務めたベテラン。8月の市長選に突如、無所属で立候補を表明し、後継候補には中西を指名した。

 自民が進めてきたカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の横浜誘致に反対の声を上げた波紋は大きく、市長選で自民が分裂した一因となった。落選し、政界を引退した小此木は「みなさん複雑な思いをされていると思う。だが、中西さんを一緒に応援してほしい」と声を振り絞った。

 小此木を長年支援してきた男性は「市長選で自民党内が大混乱した。勝てば良かったが、結果は完敗。頑張った支援者ほど『しばらく選挙はやりたくない』と思っている」と話し、自民の牙城が揺らいでいると感じている。

 今回の選挙戦では「小此木が立候補した」と勘違いされないよう、小此木は街頭では中西と一緒に立つことはない。しかし、数多くの支援者を紹介するなど顔をつないできた。それでも、3代にわたり横浜で築いた「小此木ブランド」の票が、中西に受け継がれるかは未知数だ。

 中西は神奈川選挙区選出の参院議員2期の実績があるとはいえ、3区の支部長になったのはわずか2カ月前。「準備期間が短く、名前が浸透していない」と陣営は危機感を募らせる。有権者から「小此木先生の後は誰が出るの」と目の前の中西自身が尋ねられることもあるという。

 一方、野党など候補3人は小此木の引退を絶好の好機と捉える。選挙戦序盤の20日、鶴見駅前で演説する立憲民主党の小林は、有権者の反応が良くなっていると感じていた。「引退は大きな転機で、『頑張れ』と声を掛けられることが多くなった。政治に変化を求めている人が増えているのでは」と期待する。

 神奈川区内で保護猫カフェを経営する無所属の藤村も選挙の構図に大きな変化があったことを出馬理由の一つに挙げた。

 好機と捉える一方、野党陣営は歯がゆい思いも抱いている。野党共闘による候補者の一本化が進み、県内18選挙区のうち7選挙区で一騎打ちの構図が生まれた。しかし、3区では立民と共産が競合したからだ。

 共産の木佐木は鶴見区選出の元県議で、小選挙区では横浜市内唯一の共産候補。共産の県委員会が神奈川区に本拠を置くなど共産が比較的強い地域ということもあり、立民との一本化が実現できなかった。

 野党陣営の幹部の一人は声を落とし気味に言う。「自民候補を倒す大きなチャンスが巡ってきたが野党共闘ができなかった。政権交代を実現させるという強い思いを有権者に伝えたいのだが」=敬称略

神奈川新聞社

3743チバQ:2021/10/25(月) 14:08:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/74431709dd3e5afad4192209e9c11db02de3810d
最激戦区神奈川7区 “総裁候補”の右腕VS野党共闘 一騎打ち
10/25(月) 12:29配信


 シリーズ「総選挙」です。最激戦区の一つとされている神奈川7区。野党共闘によって選挙区の構図が大きく変わるなか、与党候補が頼ったのは“あの人”でした。



立憲民主党 中谷一馬候補
 「TBSさんですよね。どうもお世話になります」

 自転車にまたがり選挙区内を回るのは、立憲民主党・中谷一馬候補(38)。菅直人元総理の秘書を経て立憲の初代青年局長を務めるなど若手の注目株です。その中谷氏が出馬する神奈川7区をめぐっては、大きな変化が起きていました。

立憲民主党 中谷一馬候補
 「この選挙区自体は元々自公で過半数は超えたことがない選挙区。野党がいつも割れて負けてた選挙区。今回実は野党の一本化が図られて与党との一騎打ちの構図になっている選挙区情勢」

 野党共闘で“一騎打ち”となった激戦区ということで、立憲・幹部も応援に熱が入ります。

立憲民主党 蓮舫代表代行
 「岸田さんでは自民党を変えられない。これまでの問題には蓋をするだけです。みなさんが国会の景色を変えてください」

立憲民主党 中谷一馬候補
 「安倍、菅、岸田、長期に渡って続いた政権が、権力を乱用し政治に奢りと緩みをもたらした。みなさん、この神奈川7区から与野党を拮抗させる政治を作っていきましょう」

 陣営は枝野代表の応援入りも希望していて、党を挙げて勝利を目指します。

 一方、今回、5期目を目指す自民党・鈴木馨祐候補(44)は、“野党共闘”を批判します。

自民党 鈴木馨祐候補
 「日本が信頼されるような国にするために適した政権はどこですか?立憲民主と共産の政権じゃないと思います。自民党公明党の政権じゃなきゃ、これ、できないんじゃないでしょうか」

 これまで、財務副大臣や党の財務金融部会長を歴任し、こちらも中堅・若手の中で一目置かれる存在です。その鈴木氏がキーワードに掲げるのが「改革、断行」。

岸田首相(所信表明演説)
 「大切なのは『成長と分配の好循環』です」

 実は、岸田総理の所信表明演説中に「改革」の文字は一度も出てきませんでした。鈴木氏は、自民党が「改革」に後ろ向きとは見られたくないと話します。

自民党 鈴木馨祐候補
 「改革であったりとか自由貿易とか、キーワードとして若干弱くなっている気がします。当然、岸田さんも同じ事は考えていると思いますけども、明確に打ち出していかなくてはいけないと私は思っています」

 その鈴木氏とビラで一緒に写っているのが河野太郎氏です。鈴木氏は、先の総裁選で敗れた河野陣営の要として活躍。今回の総選挙でも改革色の強い河野氏と2か所を回り、深い絆を前面に打ち出しています。

河野太郎前行革相
 「次(の総裁選)は頑張りたいと思います。その時に私の右腕である鈴木馨祐がいないと私も困る」

 与野党一騎打ちの状況に、有権者はどう判断を下すのでしょうか。(25日10:13)

3744チバQ:2021/10/25(月) 14:09:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/65c6eabc378529b91997f522637ccb9265e15135
票はほしいが、「カラー」は敬遠…つかず離れずの野党共闘
10/25(月) 10:23配信
 衆院選(31日投開票)は野党共闘の成否が情勢を左右する様相が強まっている。九州でも野党の候補者一本化で自民党と互角の戦いに持ち込んでいる選挙区が増加。ただ、立憲民主党などは擁立を見送った共産党票を得たい一方で、「共産に近づけば離れる票もある」とのジレンマも。選挙戦終盤に向け、微妙な距離感で成り立つ共闘がどこまで深まるかが焦点となる。

【一覧】立候補一覧

 選挙戦で唯一の日曜日となった24日午後。福岡市・天神の警固公園に福岡1〜3区の立民の候補者が並び立った。立民、国民民主、両党を支持する連合福岡の合同演説会。連合福岡の会長は「立民、国民の力を合わせて与党の議席を減らそう」と結集を呼び掛けた。2、3区に候補者を擁立しなかった共産関係者の姿はなかった。

 共産票は各選挙区に2万票程度とされ、激戦区ではその行方が勝敗を占う。一方で、連合内には労働運動を巡って対立してきた共産への抵抗感も根強く、「共産関係者と一緒に並んだら応援できない」(福岡県の民間労組幹部)との声も聞かれる。共産との共闘を前面に出せば、保守層が離れるリスクもはらむ。

 福岡県内の11選挙区のうち、共闘する野党が候補者を一本化したのは6選挙区。自民前職と激戦を展開する福岡10区の立民前職は19日夜、北九州市で開いた出発式で「共産からも政策が同じ所は力を合わせようとお話をいただいた」。前回は僅差で自民前職に敗れて比例復活。共産候補と合わせた野党の得票は自民を上回っていた。今回は共産が擁立を見送り、票の上積みに期待する。

 2016年の参院選から野党共闘に取り組む熊本。立民熊本県連の鎌田聡代表は23日、熊本2区で共産新人の街宣車に立った。共産の小池晃書記局長と並び「お互いに力を合わせて頑張ろう」と激励したが、演説後すぐに車上から降り、小池氏の演説を見届けると、「時間がない」と足早に立ち去った。距離感に腐心する。

 長崎では、国民と共産が競合する1区以外の3選挙区で立民に一本化。立民、国民、社民の県組織は「実質的に推薦以上の協力」と結束を強調するが、市民団体が共産を含めた野党4党に呼び掛けた共通政策の合意は実現しなかった。

 野党候補が一本化されても、当落線上を行き来する立民の候補者は少なくない。立民の関係者は「共産票が自民に流れることはない。政権批判票は集約される」と語った。

 (華山哲幸、松本紗菜子、岡部由佳里)

3745チバQ:2021/10/25(月) 14:36:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf226caecc27b4e90976dc727830e6fb43b89be6
【衆院選】自民vs立憲vs維新、大阪独自の三つどもえ激戦区・大阪10区
10/25(月) 6:00配信

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日刊スポーツ
衆院選 大阪10区の候補者

衆院選は残り1週間となり、ラストサンデーの24日、各地で街頭活動が熱気を帯びた。大阪10区は前回選に続き「自民VS立憲VS維新」という大阪独自の三つどもえの激戦区。立民前職の辻元清美氏の応援に入った元文部科学事務次官の前川喜平氏(66)が「安倍政治」を切り捨てた。

東京屈指の激戦区東京5区は自民党の若宮健嗣万博担当相、立憲民主党の手塚仁雄氏による事実上の一騎打ちで拮抗(きっこう)。現役閣僚の落選阻止へ安倍晋三元首相ら大物幹部が応援に駆けつけた。

   ◇   ◇   ◇

JR高槻駅前、立民前職の辻元清美氏(61)がピンクのマイクを握り、声を張り上げた。「くさいものにはフタをする政治でいいのでしょうか」。森友・加計学園、桜を見る会の問題を指摘し、「長期政権のうみを取り除くには、与野党を伯仲させてください」と訴えた。

加計学園の獣医学部新設計画で「行政がゆがめられた」と告発した元文部科学事務次官の前川喜平氏(66)が応援に駆けつけ「安倍内閣が日本の教育を破壊した。敵を作って、社会を分断するのは安倍政治であり、維新政治」と切り捨てた。各社の序盤の情勢調査では同区で2連勝中の辻元氏の先行が伝えられるが、「あくまでも序盤の数字。維新の勢いがすごい」と陣営は気を引き締める。

維新新人で元府議の池下卓氏(46)は辻元氏を意識して「パフォーマンスだけでは国民の生活は良くならない。大阪での改革を全国に広げていく」と対抗心をみせる。公示前の14日には、吉村洋文副代表(大阪府知事)が早々と応援に入り、JR高槻駅前で「高槻にはメチャ強い人がいる。名前は言いませんが、辻元さん。強いんだ、こりゃ」。コロナ禍で一躍、全国区になった「吉村人気」を背景に、現有10議席からの躍進を狙う維新にとって大阪10区は最重点区だ。

外科医で自民前職の大隈和英氏(52)は菅、岸田両政権で厚生労働政務官に起用され、新型コロナウイルス対策に取り組んできた。

23日には三原じゅん子前厚生労働副大臣、この日は青山繁晴参議院議員が応援入り。25日には安倍元首相が応援に入る予定。街頭で大隈氏は「犯罪を犯すことのない国会議員を選んでほしい」と強調し、「大阪は改革、改革で焼け野原」と維新政治を批判する。青山氏は「戦うドクター・大隈を国会に戻してほしい」と訴えた。【松浦隆司】

3746チバQ:2021/10/25(月) 14:37:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ca74c2690658d9c5a66d407de2b7bd18979ea84
【衆院選】激戦の東京5区 若宮氏vs手塚氏大接戦で安倍元首相ら大物参戦
10/25(月) 6:00配信

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日刊スポーツ
衆院選 東京5区の立候補者

衆院選は残り1週間となり、ラストサンデーの24日、各地で街頭活動が熱気を帯びた。東京屈指の激戦区東京5区は自民党の若宮健嗣万博担当相、立憲民主党の手塚仁雄氏による事実上の一騎打ちで拮抗(きっこう)。現役閣僚の落選阻止へ安倍晋三元首相ら大物幹部が応援に駆けつけた。大阪10区は前回選に続き「自民VS立憲VS維新」という大阪独自の三つどもえの激戦区。立民前職の辻元清美氏の応援に入った元文部科学省事務次官の前川喜平氏(66)が「安倍政治」を切り捨てた。

    ◇    ◇    ◇

大激戦区がさらにヒートアップしている。現職閣僚の若宮氏と、ライバル手塚氏、日本維新の会の新人田淵正文氏が立候補したが、事実上の若宮氏対手塚氏の拮抗(きっこう)する一騎打ちだ。情勢一変へ、自民党は若宮氏の応援に安倍晋三元首相、茂木敏充外相ら大物を投入。安倍氏は東京・三軒茶屋駅前で沿道を埋めた聴衆を前に危機感をあらわにした。「大変な接戦になっている。明日にでも投票所に行って若宮さんに一票を投じていただきたい。お友達やお父さん、お母さん、ご主人や奥さんや、子どもたちを連れて。また恋人も連れて、昔の恋人も探し出して、どうか投票所に足を運んでいただきたい」と、ウケ狙いも交えて訴えた。

若宮、手塚両氏は同区で4度目の対決となる。前回2017年の衆院選は若宮氏が約2100票の僅差で制し、手塚氏は比例復活。14年、12年もいずれも若宮氏が制し、手塚氏は落選。これまで若宮氏の3戦全勝だが、今回は情勢が違う。

5選を目指す若宮氏は大臣就任で「知名度が格段にアップした」(若宮陣営)とするが、一方で公務優先のため、平日の選挙活動は午前8時〜9時台、午後は夕方以降が中心となり、街頭での活動量が減少した。

ライバルに対し、手塚氏は野党統一候補として追い風を受ける。手塚氏は7月の都議選でも党幹部として野党共闘を主導し、「手応えがある」(手塚陣営)。若宮氏とは対照的な「どぶ板作戦」を積極的に展開。手塚氏はこの日も駅頭で自ら、約300枚のビラを1時間半ほどで配布し、「10回目の選挙戦ですが、短時間で、これだけ手渡しをしたのは初めて」と手応えを口にした。 【大上悟】

3747チバQ:2021/10/25(月) 15:05:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc3a9926cea8596144bcba5bc6d5238405ccd5b6
【衆院選】山本太郎氏が立民・吉田氏招き「手打ち式」因縁の東京8区で演説
10/22(金) 21:38配信

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東京8区から出馬を撤回したれいわ新撰組の山本太郎代表が、同区の野党統一候補となった吉田晴美氏を激励した(撮影・大上悟)

選挙戦も残り9日となった22日、野党共闘を巡ってドタバタ劇の東京8区で、れいわ新撰組の山本太郎代表が初めて街頭演説を行った。最終的に野党統一候補となった立憲民主党の吉田晴美氏をゲストに招いて「手打ち式」を催した。

山本氏は11回目の当選を目指す難敵の自民党石原伸晃元幹事長の消費税政策を批判し、「吉田晴美ならば消費税は5%に減税。石原家のご子息ならば消費税15%。東京8区にお住まいの方には吉田晴美、この人しかいませんよ。必ず選挙区で勝たせてください」と連呼した。グータッチで壇上に招かれた吉田氏も「野党統一候補として、戦わせていただくことの責任の重みと感謝の気持ちで一杯です」と頭を下げた。

山本氏は8日、同区からの出馬表明したが、立民などと最終合意に至っていなかった。前回2017年の衆院選で初挑戦ながら石原氏相手に約2万3000票差と善戦した吉田陣営は出馬準備を進めており、支持者からの猛反発を受けた山本氏は4日後に小選挙区からの出馬を撤回し、比例代表東京ブロックからの出馬を決定した。

ドタバタ劇は一応の決着となったが両陣営には、しこりが残った。両氏のそろい踏みを水面下で調整したが、選挙戦4日目まで、ずれ込んだ。山本氏は「吉田さん、支援者のみなさんにご迷惑かけたので」とわびたが、「吉田さん支持層が比例で全面的にれいわに流れるかは微妙」(関係者)する指摘もある。

前回衆院選の同区で立民と共産党候補の得票を合計すると石原氏に約1100票差まで迫る計算で、れいわ支持票も加わる。野党共闘に危機感を示す石原氏はJR高円寺駅前などの拠点で街頭演説を行い、外交・安全保障政策などで持論を訴えた。日本維新の会の新人候補笠谷圭司氏も波乱を狙う。「必ず国会に行きます」と決意を示した吉田氏に、山本氏は「衆議院でお会いしましょう」と応じた。「永田町の空気を読まない。あなたにとってのミサイル山本太郎を国会に着弾させてください」と怪気炎を挙げたが、激戦区で野党共闘の微妙な空気は、どこまで一本化されるだろうか。【大上悟】

3748チバQ:2021/10/25(月) 15:09:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/ffa5c3d41ec5de94cea0e1b4516e8f1c9132d31b
10.31衆院選 長野3区 最激戦区!? 「因縁の対決」構図再び
10/22(金) 19:34配信
NBS長野放送
資料 国会議事堂

衆院選のシリーズ「候補走る」。22日は3区です。立候補したのは、届け出順に立憲民主党・新人の神津健さん。自民党・前職の井出庸生さん。NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で新人の池高生さんの3人です。長野県内最激戦区と目されていますが、これには理由があります。

衆院選 長野3区

小選挙区になって、初めて行われた1996年の総選挙。羽田孜さんと井出正一さんが議席を奪いあい、羽田孜さんが勝利。その後も羽田さんが議席を守ってきました。

衆院選 長野3区

2012年に羽田さんの後継の寺島義幸さんが当選しますが、2014年、井出正一さんの甥、井出庸生さんが議席を奪います。その後、井出さんは民進党、希望の党と移り、2017年には羽田家の後援会「千曲会」の支援も受けて当選します。

衆院選 長野3区 立候補者

ところが2019年、自民党に入りました。これに対し立憲と千曲会は羽田孜さんの甥、神津健さんを擁立。25年前の羽田対井出の構図が再び浮かび上がり、激しい選挙戦が繰り広げられています。

立憲民主党の神津健さん。21日は南佐久地域を回り、自公政権下で広がった格差の解消や政権交代を訴えました。

立憲・新・神津健さん(21日 南相木村):
「一部の強い者のみが豊かになっていき、格差がどんどん広がっていく社会をつくるのではなく、私たち一般庶民が暮らしの豊かさを実感できる暮らしの底上げを図り、格差を解消し、持続可能な支え合う社会を実現していきたい」

神津さんは羽田元総理の甥。去年亡くなったいとこの雄一郎さんに生前、勧められ、政治の道へ進む決意をしました。

前回、井出さんを支援した羽田家の後援会「千曲会」など陣営内では井出さんの自民入りに批判の声が上がっていますが、神津さんはこの日の街頭演説では触れませんでした。
しかし、記者が直接マイクを向けると・・・。

立憲・新・神津健さん:
「(井出さんは)向こう(自民)に行ってしまって、有権者の思いも途切れさせてしまったと思う。(「対井出」を)私自身は、あまり意識はしていない。『神津』対『井出』の戦いの中で、『羽田』が私のことも支援してくださっている」

立憲・新・神津健さん:
「まさに縁起を担いで…」

昼食は験担ぎの「とんかつ」。

立憲・新・神津健さん:
「おいしいです」

立憲・新・神津健さん:
「羽田孜先生、羽田雄一郎先生の志を引き継いでまいります」

選挙戦で強調するのは、2人の遺志を受け継ぐ覚悟。「千曲会」のバックアップを受けながら、議席の奪取を目指します。

立憲・新・神津健さん:
「羽田孜先生の『政権交代可能な政治を日本に定着させる』という志。雄一郎議員の『子どもの未来を守っていく』という志。私は引き継いで、今回の選挙戦を戦っています」

3749チバQ:2021/10/25(月) 15:09:33

自民・前・井出庸生さん:
「政策を実現する、地域の課題を解決する。2年前の自民党入りを含め、私自身のことを評価頂く、判断頂く、そういう選挙でもあります」

自民党の井出庸生さん。選挙戦では与党入りの説明もしています。

この日は軽井沢町や御代田町へ。街頭演説には自民入りを歓迎する自治体の長や公明党の議員が加わります。

立場は変わりましたが自身の姿勢は変わらないという井出さん。それを象徴するのが2010年の初出馬から使うタスキです。

自民・前・井出庸生さん:
「原点みたいなものなので。僕自身のやることは変わらないです。もともと有権者を男女とか年代とか、企業関係者だなんだとかっていうものを分け隔てなくやってきたので」

昼食は公園でサンドイッチを口に…

自民・前・井出庸生さん:
「この“映える”やつ、いただきます。(ニンジン)甘い。選挙になると野菜なくなるから…」

再び浮上した「羽田」対「井出」の構図には…

自民・前・井出庸生さん:
「自分は自分で自分のやること、訴えるべきことを最後までやるということかな」

コロナ禍で広がった格差是正や地域のインフラ・防災の整備などを訴えつつ、与党入りの決断に理解を求める選挙戦です。

自民・前・井出庸生さん(21日御代田町):
「応援の声、ご批判にも正面から向き合っていきます。積み重ねてきた活動は活動のための活動ではありません、思いを形にしていく、政策を実現する。この地域に根を張って日本のために、わが身を賭す覚悟で頑張ってまいります」

「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」の池高生さん。弱者を守る政策の実現を訴えています。

N党・新・池高生さん:
「(NHKの)集金人に苦しめられている弱い人、いじめを受けている弱い立場の人、ネット上で誹謗中傷を受けている弱い立場の人、こういう弱い立場の人を守りたい」

県内には選挙事務所を置かず動画投稿サイトで訴えを発信します。

N党・新・池高生さん:
「旧態依然とした自民党の悪いところが復活したと思います。かといって、立憲民主党が共産党と手を組むとか、国民の理解を得られるのか謎です。自民党の対抗となる政党、取って代わる政党ができないといけないと思っています」

3750とはずがたり:2021/10/25(月) 15:13:49
>関係者によると国民は当初、三重4区での候補擁立を模索したが、立民との間で調整がつかず断念。

>共産党との関係を深める立民への反発は強く、この日の演説で玉木氏が、小選挙区に立つ立民候補への支持を呼びかけることはなかった。

公認候補ゼロの県で「異例の遊説」…国民・玉木代表、立民候補への支持は呼びかけず
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211025-OYT1T50106/
2021/10/25 12:24

 衆院選は24日、期間中で唯一の「選挙サンデー」となり、各候補は繁華街などで支持を呼びかけた。国民民主党の玉木雄一郎代表が三重県内入りし、四日市市内でマイクを握った。同党は県内の小選挙区に候補は立てておらず、比例票の掘り起こしを狙う。

 「失われた政治への信頼を取り戻したい。傷ついた日本経済を立て直して、働く人の給料が上がる経済を実現する。比例は国民民主党にぜひ投票を」。玉木氏はこの日夕、四日市市の近鉄四日市駅近くで街頭演説し、こう訴えた。

 公示後、主要政党の党首が県内に入ったのは玉木氏が初めて。県内の全4小選挙区に立憲民主党は公認候補を立てたが、国民はゼロで、候補不在での遊説は同党にとっても異例という。

 関係者によると国民は当初、三重4区での候補擁立を模索したが、立民との間で調整がつかず断念。共産党との関係を深める立民への反発は強く、この日の演説で玉木氏が、小選挙区に立つ立民候補への支持を呼びかけることはなかった。

 読売新聞が公示後に実施した序盤情勢調査で、国民は比例東海での議席獲得に向けて厳しい戦いとなっている。玉木氏は記者団に、「三重は前回参院選で選挙区の候補がいなくても比例票を多くいただいた重要な場所。比例票のテコ入れに来た」と説明した。

 県北部にはホンダやトヨタ系の自動車関連企業も多い。来年夏の参院選では、国民が支援を受ける自動車総連の組織内候補が改選を迎える。それだけに公示直前、愛知11区でトヨタ系労組を母体にする前議員が不出馬を表明した影響も懸念されるが、玉木氏は「小選挙区は対立を避け、比例選はそのままやるとの発言があった。影響はないし、ないようにしなければならない」と強調した。

 一方、県内では25日に、自民の安倍晋三元首相や小泉進次郎氏が公認候補の応援に駆けつける予定。ただ、現段階で岸田首相や立民の枝野代表らが来県する予定はない。ある陣営関係者は「大物の応援はありがたいが、まずは候補が地道に活動するしかない」と話す。

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3751チバQ:2021/10/25(月) 15:14:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/3401478ef392a73ccd373f4e5024b4d2f28619ff
戦いの構図 大阪選挙区① 1区〜6区
10/21(木) 19:30配信
31日に投開票される衆院選で、大阪府内19選挙区には計67人が立候補した。各選挙区の戦いの構図を順次、紹介する。(敬称略、名鑑は届け出順。☆は比例と重複)

1区(4人) 前新4氏が激突
大西宏幸54☆防衛政務官 自(岸)前 【公】
井上英孝50☆党組織局長 維 前
村上賀厚62☆会社役員 立 新
竹内祥倫39 党地区委員長 共 新

平成29年衆院選で勝利した自民前職の大西に、前回比例復活した維新前職の井上が挑む。立民と共産はそれぞれ新人を擁立した。

大西は「『商都大阪』の復活」を掲げ、経済政策や感染症対策、防衛政務官の実績をアピールする。

井上は維新の「身を切る改革」を強調。建設的な対案を出す政党として他党候補との差別化を狙う。

村上は消費税減税など個人消費の底上げによる経済成長を主張。若者向けに動画を配信し、浸透を図る。

竹内は分配重視の経済政策への転換を主張。森友学園問題を取り上げ、政権批判票の取り込みを狙う。

2区(3人) 前回と同じ三つどもえ
尾辻かな子46☆元参院議員 立 前
左藤章70☆党幹事長代理 自(岸)前 【公】
守島正40☆元大阪市議 維 新

前回衆院選と同様に自民、立民、維新の三つどもえの争いになった。

前回比例復活の尾辻は新型コロナウイルス対策で、医療体制や経済支援の拡充を訴える。共産の支援を受け、政権批判を強める。

左藤は、岸田文雄首相が掲げる成長と分配の好循環による「新しい資本主義」の実現を訴え、自公政権維持の必要性を強調する。

3期務めた大阪市議を辞職した守島は国政での行財政改革の実行を公約に掲げる。選挙区をくまなく回り、知名度向上を図る。

3区(4人) 公明前職に挑む
萩原仁54☆党府副代表 立 元
中条栄太郎52 会社役員 無 新
佐藤茂樹62 党幹事長代理 公 前 【自】
渡部結40 党准中央委員 共 新

10選を狙う公明前職に立民元職と共産、無所属の新人が挑む。

萩原は子育て支援や消費税減税を掲げ、公明に批判的な自民支持層の取り込みをうかがう。

自民と維新が候補者を擁立しない中、出馬した中条は保守層向けに憲法改正などを主張する。

自民推薦の佐藤はコロナ対策や2025年大阪・関西万博誘致をアピールし、自公政権継続を訴える。

渡部は政権批判票の受け皿を目指し、消費税減税や最低賃金の引き上げ、ジェンダー平等を訴える。

4区(4人) 経験者4人の激戦
清水忠史53☆党中央委員 共 前
美延映夫60☆元大阪市議 維 前
吉田治59☆元国交副大臣 立 元
中山泰秀51☆元防衛副大臣 自(細)前 【公】

自民、共産、維新の前職と立民元職という衆院議員経験者4人の争い。無党派層が多いエリアで、激戦が予想される。

清水は約9年に及んだ安倍晋三、菅義偉両政権を「冷たい政治」と批判。待機児童対策などを掲げる。

美延は改革路線を訴え、自民との違いをアピール。将来世代への支援も掲げ、浮動票を取り込む考え。

吉田はコロナ対策の充実と消費税減税などを主張。連合大阪の支援を受け、平成21年以来の勝利を狙う。

元防衛副大臣の中山は、日本周辺の安全保障環境に自由と民主主義を確立すると強調し、当選を目指す。

5区(4人) 前職に3氏が挑む
籠池諄子64 元幼稚園職員 無 新
大石晃子44☆元府職員 れ 新
宮本岳志61☆党中央委員 共 元
国重徹46 元総務政務官 公 前 【自】

4選を目指す公明前職に共産元職、れいわ新人、無所属新人が挑む。

籠池は森友学園をめぐる事件で検察当局に逮捕された経験から、司法制度改革を訴える。

大石は積極財政への転換による雇用安定や所得増、格差是正などを掲げ、現役世代への浸透を図る。

宮本は消費税減税や高等教育の学費半減を主張。立民とともに野党共闘を演出し、支持拡大を目指す。

自民推薦の国重は携帯電話料金引き下げの実績やデジタル化促進などを訴え、支持基盤固めを徹底する。

6区(3人) 前新3人が舌戦
伊佐進一46 元財務政務官 公 前 【自】
村上史好69☆元大阪市議 立 前 【れ】
星健太郎41 元市川市議 無 新

公明と立民の前職2人と無所属新人が争う。

伊佐はコロナ対策として国民1人あたり現金10万円の一律給付を公明主導で実現したと強調。安定した自公政権が必要だと訴える。

野党統一候補の村上は、れいわの推薦と共産の支援を受ける。消費税減税などを掲げ、政権批判票の受け皿を目指す。

星は情報技術の専門家としてデジタル化を進め、行政手続きを効率化すると主張。インターネットを通じた活動を展開している。

3752チバQ:2021/10/25(月) 15:16:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/93059e3e144055262b4ffa3283dcb09011490982
戦いの構図 大阪選挙区② 7区〜11区 著名候補が直接対決
10/22(金) 13:32配信

産経新聞
街頭演説に集まった人たち(一部画像処理しています)

31日に投開票される衆院選で、大阪府内19選挙区には計67人が立候補した。各選挙区の戦いの構図を順次、紹介する。(敬称略、名鑑は届け出順。☆は比例と重複)


7区(5人) 与野党5人が大混戦
奥下剛光46☆元市長秘書 維 新
渡嘉敷奈緒美59☆元環境副大臣 自(竹)前 【公】
川添健真39 党准府委員 共 新
乃木涼介57☆俳優 立 新
西川弘城56☆元府議 れ 新

自民前職に、立民、共産、維新、れいわがそれぞれ新人を擁立し、5人が争う混戦模様になっている。

前回に続いて立候補した奥下は、橋下徹・元大阪市長の特別秘書を務めていた経歴から改革を進める必要性を強調する。

渡嘉敷は4期の実績に加えて、吹田市のJR岸辺駅周辺で整備が進む北大阪健康医療都市(健都)を発展させると主張する。

川添は大学や専門学校の学費無償化を主張して、非正規労働者の格差是正を進めて自公連立政権からの転換を訴える。

乃木は俳優の認知度を生かして、時限的な消費税減税や所得減免除などを掲げ、政権交代を目指すとアピールする。

西川は、消費税廃止と積極財政で景気回復を実現すると主張。SNSなどを駆使した戦略で幅広い支持の拡大を目指す。

8区(3人) 新人三つどもえの争い
高麗啓一郎41☆元豊中市議 自 新 【公】
漆間譲司47☆元府議 維 新
松井博史53☆元議員秘書 立 新

緊急事態宣言の発令中に東京・銀座のクラブを訪れていたとして自民を離党した前職、大塚高司が公示1週間前に不出馬を表明。立民と維新が万全の準備を進めるなかで、〝不戦敗〟を避けたい自民は急遽、新人を擁立し、自民、立民、維新の3新人が激突する構図となった。前回は候補者を立てた共産は擁立を見送り、共産票の行方もカギを握りそうだ。

15日に豊中市議から国政出馬を表明した高麗は、コロナ禍で安定した社会を取り戻すために自公政権の維持が必要と主張する。

漆間は、府議時代に取り組んだ議員定数削減など身を切る改革を進めたことをアピールし、国政でも改革を進めると訴える。

前回に続く立候補となった松井は、飲食店支援などのコロナ対策を進めると主張し、自公政権との対立軸をつくると打ち出す。

9区(4人) 前新4人が5市町を奔走
原田憲治73 元防衛副大臣 自(竹)前 【公】
大椿裕子48☆元労組委員長 社 新 【れ】
足立康史56☆党幹事長代理 維 前
磯部和哉49 医師 無 新

過去3回にわたって激戦を繰り広げてきた自民と維新の前職に対して、野党統一候補として社民新人が立候補。さらには無所属新人も加わった。茨木市、池田市、箕面市、豊能町、能勢町の5市町にまたがる広大な選挙区で、各候補が奔走している。

府連会長を務める原田はこれまでの実績に加え「コロナ対策で国民の命と暮らしを守ってきた」として政策実現力をアピールする。

労組委員長の経歴を持つ大椿は、格差社会や貧困問題の解消、非正規雇用を減らす政策、ジェンダー平等などを掲げる。

前回は比例で復活当選した足立は、大阪で維新が実現してきたとする改革の成果を強調し、選挙区での勝利を目指す。

開業医で在宅医療にも力を入れる磯部は、コロナ対策の強化や在宅医療の充実、子供の教育環境整備などを訴える。

10区(3人) 有数の激戦区で自立維が火花
辻元清美61☆党副代表 立 前
池下卓46☆元府議 維 新
大隈和英52☆厚労政務官 自(麻)前 【公】

前回に続いて、自民と立民、維新の3党が議席を争う府内有数の激戦区。前回は前職3人が争って立民が当選、自民が比例代表で復活、維新が落選と明暗が大きく分かれた。今回は維新が新人を擁立して雪辱を期しており、三つどもえの争いは激しさを増しそうだ。

高い知名度を誇る辻元は、党副代表として全国を回り、5%への消費減税などのコロナ対策を掲げて政権交代を訴える。

3期務めた府議から転身した池下は、行財政改革やコロナ対策などでの実績を訴え、「大阪から日本を変える」とアピール。

2回連続で比例復活している大隈は、厚生労働政務官としてコロナ対策の最前線に立ってきた実績を強調する。

3753チバQ:2021/10/25(月) 15:18:04

11区(3人) 著名候補3氏が激戦
中司宏65☆元枚方市長 維 新
佐藤ゆかり60☆元環境副大臣 自(二)前 【公】
平野博文72☆元官房長官 立 前

自民と立民の前職に維新の新人が加わり、知名度の高い3人が激戦を繰り広げている。

中司は地元出身を強調し、財政再建に取り組んだ枚方市長や府議の実績をアピール。「維新の改革で国政に風穴をあける」と街頭でマイクを握り、支持者らを回っている。

前回選挙に無所属で勝った党選対委員長の平野は、全国からの応援弁士の要請を保留。地元で「自民党政治を変える。いのちと暮らしを守る」と時限的な消費税減税などを訴える。

前回、比例復活した佐藤は京阪枚方市駅前で萩生田光一・経済産業相の応援を受けて演説。同駅前の開発などに予算を付けた実績を示し、「未来を選択する選挙」と支持を訴えている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7b576ada0f4441ae5bbc2047d978cef5f5c11203
戦いの構図 大阪選挙区③完 12区〜19区 激戦、混戦、因縁対決…選択行方は
10/24(日) 14:31配信
31日に投開票される衆院選で、大阪府内19選挙区には計67人が立候補した。各選挙区の戦いの構図を順次、紹介する。(敬称略、名鑑は届け出順。☆は比例と重複)

12区(4人) 維新前職VS各党新人
北川晋平34☆会社役員 自 新 【公】
藤田文武40☆会社役員 維 前
松尾正利62 党府委員 共 新
宇都宮優子45☆作曲家 立 新

2年前の補選で勝利した維新前職が優位に戦いを進め、自立共の新人が追う。

叔父の死去に伴う補選で敗れた北川は議席奪還へ、「空想のような政策の政党を選ぶか、実現政党の自公を選ぶか」と強調する。

藤田は大阪での維新の実績を訴え、「しがらみなく改革を進められるのは維新だけ」と維新支持層以外への浸透に力を入れる。

2度目の挑戦となる松尾は「アベノミクスで生じた格差と貧困をただす」と自公政権を厳しく批判し、党勢の拡大を図る。

宇都宮は「子供たちが夢や希望を持てる国を残す」と教育改革などに軸足に置き、消費税減税などを訴えて支持拡大を狙う。

13区(3人) 自民、3選なるか
宗清皇一51☆復興政務官 自(細)前 【公】
神野淳一45 元東大阪市議 共 新
岩谷良平41☆元府議 維 新

3選を目指す自民前職に対し、共産、維新の各新人が挑む。

宗清は国として「政治の安定」の重要性をアピール。新型コロナウイルス禍の中、「がんばろうと思う中小零細企業を支援する施策を打つ」と約束する。

神野は「誰もが安心して暮らせる社会を」と強調。「消費税減税」や「最低賃金を1500円へ」といった政策実現のほか、政権交代を訴える。

岩谷は経営者としての経験から公平・公正・効率の頭文字をとった「3K」社会の実現を提案。既得権打破などの「維新改革を国政に」と呼びかける。

14区(3人) 維新VS自民VS共産、三つどもえ
青柳仁士42☆元国連職員 維 新
長尾敬58☆元内閣政務官 自(細)前
小松久64 元府議 共 新

維新、自民、共産の3氏による議席争いが繰り広げられている。

元国連職員の青柳は、SDGs(持続可能な開発目標)を広めたと強調。「未来に責任を持たないと日本が持たない」と力説し、知名度向上を図る。

4選を目指す長尾は政権が掲げる「難しいことを分かりやすく」と訴え、支持を求める。インターネットでの発信も進め、若者ら無党派層の獲得を狙う。

元府議の小松は高校教諭の経験を強みに、「格差の是正」「教育の充実」などを強調。「命を守る政治を」と繰り返し、政権交代を呼びかける。

15区(3人) 前新3人が舌戦
加納陽之助41☆元国交省室長 自 新 【公】
浦野靖人48☆党広報局長維 前
為仁史72 党地区委員共 新

比例復活の維新前職、前職後継の自民新人、共産新人の3氏が争う。

加納は引退した竹本直一元IT・科学技術担当相の娘婿で地盤を継承。元国土交通省官僚としてまちづくりに取り組んだ経験を武器に知名度向上を図る。

浦野は前回、前々回と選挙区で敗れたが、比例復活しただけに、選挙区勝利が念願。維新の「身を切る改革」の大阪での実績や国政での実現を訴える。

為は野党連合政権実現を前面に打ち出して戦う。選挙区内を細かく回り、支持拡大に結び付ける狙い。演説で医療や福祉の充実などを訴えている。

3754チバQ:2021/10/25(月) 15:18:55
16区(3人) 5度目の直接対決
森山浩行50☆党役員室次長 立 前
北側一雄68 党副代表 公 前 【自】
西脇京子49 主婦 N 新

公明の北側と立民の森山が5度目の激突。その争いにN党新人が参戦した。

森山は「新型コロナ禍で傷ついた社会や経済を立て直す」と訴え、医療費や教育費の個人負担を軽減する政策を強調。党幹部の応援で支持拡大を狙う。

党副代表の北側は支持基盤を固めながら、保守層への浸透に動く。安全なまちづくりへ「防災、減災対策を国家の基本政策にしていく」と主張している。

西脇は街頭演説は行わず、政見放送やポスターを通じて少子化対策をアピール。教育の負担減や大企業の高卒採用枠義務化などを掲げている。

17区(3人) 維新前職に自民、共産が挑む
森流星38 党地区役員 共 新
馬場伸幸56☆党幹事長 維 前
岡下昌平46☆元内閣政務官 自(二)前 【公】

選挙区で当選3回の維新前職に、比例復活の自民前職と共産新人が挑む三つどもえの戦いだ。

初挑戦の森は労働環境の改善を掲げ、「働き方に苦しんでいる多くの人たちの声を国会に届ける」と主張する。野党統一候補として政権交代を訴える。

馬場は「分配と成長には改革が必要だ」と与党との政策の違いを強調する。党幹事長として全国を回る立場だけに、地元の維新市議らが不在をカバーする。

内閣政務官などを務めた岡下は「コロナワクチン接種事業やデジタル改革で成果を納めてきた」とアピール。党幹部らの応援で支持拡大に弾みをつける。

18区(4人) 維新の地盤崩せるか
遠藤敬53☆党国対委員長 維 前
神谷昇72☆元環境政務官 自(二)前 【公】
川戸康嗣46☆会社役員 立 新
望月亮佑29 党地区役員 共 新

維新の強固な地盤を自民が崩せるか。立民、共産はいずれも新人が挑み、激戦になっている。

遠藤は新型コロナウイルス対策のため「最小限のスタッフ」で選挙戦を展開する。街頭演説も減らす中、国会でコロナ対策を提案してきた実績をアピール。

神谷は前大臣らを招いた街頭演説などで支持固めを図る。「観光事業の振興に取り組み、所得と雇用の増加を図って泉州復活を目指す」と訴えている。

川戸は兵庫9区からのくら替え出馬。起業経験を武器に、会員制交流サイト(SNS)も活用して政策を発信するなど、若者層の取り込みを狙う。

望月は「政権交代により政治を転換することが、この社会で生き続けるために必要」などと主張。核廃絶の推進や男女の賃金格差是正などを唱える。

19区(4人) 前職不出馬で混戦模様
北村みき55 元中学教諭 共 新
谷川とむ45☆元総務政務官 自(細)前 【公】
伊東信久57☆医師 維 元
長安豊53☆元国交副大臣 立 元

3回連続当選した丸山穂高の不出馬で混沌。これまでの支持層が今回どう動くかが焦点で、4氏の争いは過熱している。

北村は街宣活動に力を入れている。「自公政権をこのまま続けるのか、政権交代を実現するのか」と争点の明確化を図りながら、支持拡大を期待する。

谷川は、総務政務官として新型コロナウイルスワクチンの調達を担うなどした実績を強調するほか、公明との連携を重視した選挙戦を展開している。

伊東は丸山の党除名を受け、大阪11区からくら替えした。医師の経験から新型コロナ対策に加え、「泉州の医療改革」を掲げ、維新支持層に食い込む。

長安は前回、旧希望の党公認で兵庫11区から出馬。今回出身地で勝利を期す。「自民政権には国民に寄り添う姿勢が感じられない」と政権交代を訴える。

3755チバQ:2021/10/25(月) 15:19:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/728bd9c9d00c90608267104a178c93b2294f4b0c
【東京3区】「石原3男」vs「戦う庶民派」vs「共産党のジャイアン」 衆院選2021
10/25(月) 8:01配信

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多くのオフィスビルが建ち並ぶ品川区や大田区の一部、さらに伊豆大島や八丈島、小笠原諸島など東京の島嶼部を選挙区に持つ東京3区。4年前の衆議院議員選挙に続き、自民党前職で石原ファミリーの3男、石原宏高氏(57)と、立憲民主党前職で自身を“戦う庶民派”と称する松原仁氏(65)による激しい選挙戦が今年も繰り広げられている。

自民・石原宏高氏 初日から“人気者”の手厚い応援追い風に訴え
衆議院議員選挙が公示された10月19日夜、品川区の大井町駅前のデッキには100人を超える人だかりが出来ていた。その中心にいたのが石原氏だ。

「コロナで緊急事態宣言が毎回出たときに国民とのコミュニケーションが上手くいかなかった」「コロナが起こった当初、日本から中国にマスクを提供した。その後、日本でマスクが足りなくなったがマスクは中国で作られていて、輸入することが出来なかった」

前政権での課題と、多くの国民が経験したマスク不足の話を皮切りに経済安全保障の重要性などについて聴衆の前で訴えた石原氏。そして、ベージュ色のロングコートを身にまとった人物が石原氏のそばに近づいてきた。

「河野太郎さんが来られました。こんなにたくさんの人が河野さんの話を聞きたいと集まってくれました!」

前ワクチン担当大臣で、総裁選に出馬するも敗れ、自民党の広報本部長に就任した河野太郎氏だ。選挙戦初日、激戦が予想される東京3区に石原氏の応援のため駆けつけた。

「私の話はこれで止めます。でもどうかもう一度、国政に送ってください。そして河野太郎を総理大臣にさせてください。そのことを最後に申し上げて挨拶とさせて頂きます!」

石原氏はそう声を張り上げると、足早に演台を降りた。総裁選で石原氏は河野氏支持を当初から明確にした議員の1人だ。河野氏は「石原宏高さんに一生懸命努力を頂いた甲斐もあって東京では党員票で圧勝できた」と石原氏との親密さをアピール。そして「スマホで写真をたくさん撮って頂いて、宏高さんが一番ハンサムに映っている写真をSNSにどんどんあげてください」とユーモアを交えて呼びかけた。

公示日当日から“人気者”の手厚い支援を追い風に5回目の当選を狙う石原氏。一方、その石原氏と過去何度も激戦を繰り返し、直近3回の選挙ではいずれも僅差で苦杯をなめているのが立憲民主党の松原氏だ。

立憲・松原仁氏 “戦う庶民派” 地域に根ざした課題解決訴え支持拡大へ
「羽田航路の固定化回避、現実には出来ていない」

同じ19日の夜、品川区・大崎駅の改札前でマイクを握った松原氏は、“羽田低空飛行問題”から口火を切り、立ち止まった人々は頷きながら耳を傾けた。

陣営は「メインの関心事はいままではコロナだったが、感染者が減っている現状がある中で、今、地域の人が思う争点はどこなのか。空気をしっかりと読み切って発信していく」と話す。“羽田低空飛行問題”というチョイスによって、落下物の不安や騒音に悩む住民の意見を代弁する戦略だ。地域に根ざした意識の共有による草の根的な選挙戦を繰り広げ、票の掘り起こしと支持拡大を目指す。

「私は日本経済の活性化のために消費減税を訴える。財務省は税金を引き上げることで、相撲でいう“金星”をあげたと勘違いしている」

舌鋒鋭く拳を振り上げながら訴える松原氏。前回の選挙の雪辱を果たすため演説にも力がこもる。

共産・香西克介氏出馬で3つ巴の激戦に
一方で、今回の衆院選では多くの選挙区で、野党による候補者の一本化が進んだが、東京3区では野党共闘が成立しなかった。ブログで自身を“共産党のジャイアン”と称する香西克介氏(45)も立候補。公示日以降、香西氏は街頭で連日マイクを握り「リサイタル」と称する街頭演説を行うなど、精力的に活動している。

前回同様、自民・石原氏、立憲・松原氏、共産・香西氏の3つ巴の構図となった東京3区。コロナ・経済・外交、そして地域の課題など各候補者の訴えが開票日まで続いている。

(衆院選2021・東京都)

政治部

3756チバQ:2021/10/25(月) 15:20:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e353d0cc3c5ed9ea77d244f6fd385aa6d4e62b2
【茨城7区】様相一変で激戦必至 衆院選2021
10/25(月) 8:01配信

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茨城7区は、15選を目指す立憲民主党前職・中村喜四郎氏(72)と、自民党前職・永岡桂子氏(67)の6回目の対決が軸となる。長く保守系無所属だった中村氏が立憲民主党に入党したことで、かつての「保守分裂」から一変し「与野党対決」の構図となった。さらに日本維新の会新人・水梨伸晃氏(42)も出馬する。

「無敗の男」の異名を取る中村氏は、1976年に初当選。議員失職した後も、後援会「喜友会」の組織力を背景に、通算14回の当選を誇る。

対する永岡氏は、2005年の衆院選に死去した夫・洋治さんの跡を継いで出馬。中村氏に選挙区で5回連続敗れるも毎回比例復活を果たしている。

「無敗の男」立憲から出馬で様相一変
今回、茨城7区の様相が一変したのは、中村氏が立憲民主党から出馬したためだ。前回の選挙まで3回連続で中村氏に推薦を出した公明党が永岡氏の推薦に転じた。永岡陣営は「選挙区内すべての首長と中村氏の長男の勇太県議を除いた県議全員から強固な支援をいただいている」と自信を見せる。

他方、中村氏は強固な後援会「喜友会」に加え、野党共闘で戦いに臨み、15回目の当選を目指す。

ベテラン2人が対峙する中、日本維新の会新人の水梨氏も「最後まで死力を尽くす」と支持拡大に奔走。「新しい政治への切り替え」を目指し、現役世代の票の獲得を狙う。

(衆院選2021・茨城県)

政治部

3757チバQ:2021/10/25(月) 15:21:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd578f531254082f33213696ab77acbbf3c6849a
支持・推薦…共産、立民候補支援に濃淡
10/24(日) 20:37配信

産経新聞
衆院選の街頭演説に訪れた有権者ら=24日午後、東京都武蔵野市のJR武蔵境駅前(佐藤徳昭撮影、一部画像を処理しています)

共産党は衆院選で野党共闘を重視し、多くの選挙区で立憲民主党の候補への一本化を図ったが、個別の候補者への支援態勢は一貫していない。「統一候補」として「推薦」する選挙区もある一方で、「支持」や「支援」にとどめる選挙区も少なくない。共産と対立関係にある支持母体の連合や保守層に配慮して共産と距離を置く立民候補もいるため、共産の支援態勢は地域や候補者によって異なるのが実情だ。

共産は今回、多くの選挙区で立民をはじめとする主要野党間の候補者一本化を図り、公示直前にも選挙区での独自候補擁立の取り下げを発表した。党は全289選挙区のうち213選挙区で一本化が実現したと発表している。

しかし、共産が全国の選挙区での野党共闘の対外的立場をまとめた資料によれば、共産以外で一本化した179選挙区のうち、「統一候補」と明確に位置付けたのは67選挙区にとどまった。そのほかは統一候補と明記せず、「支援」「支持」「応援」「自主投票」に分類するなど表現には濃淡がある。

党広報部は、野党統一候補について「党本部としての態度は『応援』だが、応援の内容は選挙区ごとに候補者紹介の際の表記には違いがある」と説明する。

例えば、自民、立民の一騎打ちの構図となった選挙区でも、栃木2、3、4区は「勝利のために力を尽くす」選挙区と位置づけているのに対し、青森3区は「『反自民』の立場から候補者を出していない」選挙区となっており、やや消極的ともいえる表現だ。

共産が独自候補の擁立を見送った京都3、6区の立民候補については「支援」や「支持」でなく、「自主投票」とした。

京都は伝統的に共産が強く、立民の地方議員は日頃から選挙や議会で共産と争う。「共産と共闘できるような地域情勢ではない」(立民の福山哲郎幹事長)のが実情で、立民京都府連は共産府委員会からの共闘に向けた協議の呼びかけに応じなかった。「自主投票」は、こうした地域事情を反映している。(広池慶一)

3758チバQ:2021/10/25(月) 15:22:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/75f182a91a4bea86cf00e2052bfe58846067b259
自民〝牙城〟に維新、立民 三つどもえの大阪2区
10/24(日) 20:16配信

産経新聞
衆院選は31日の投開票まで1週間を切り、最後の日曜日となった24日も、各地の選挙区で候補者が支持拡大に奔走した。このうち大阪2区(大阪市阿倍野区、平野区など)は、長く議席を確保してきた自民党の〝牙城〟に、日本維新の会と立憲民主党が挑む三つどもえの構図。大阪を地盤とする維新も、この区では過去3度、自民の後塵(こうじん)を拝しており、議席の行方が注目される。

 ■強固な地盤、自民

「遠慮なく写真を撮ってください。ビデオでもいいです。左藤章が一番ハンサムに写っているのをツイートして、インスタ(グラム)にも上げてください」

23日夜、阿倍野区の大型商業施設前。街宣カーに立った自民の河野太郎広報本部長は、100人を超える聴衆に会員制交流サイト(SNS)による情報拡散を呼びかけた。先の自民総裁選で岸田文雄首相を上回る最多の党員・党友票を集めた河野氏の来援に、岸田派所属の自民前職、左藤章氏(70)も「ありがたい極み」と感謝しきりだ。

大阪2区は中選挙区(旧大阪6区)時代から左藤家の強固な地盤。義父の恵(めぐむ)氏は郵政相や法相を歴任、義祖父の義詮(ぎせん)氏も大阪府知事を3期務めた。衆院議員通算5期の章氏も、平成21年の選挙こそ民主党(当時)候補に敗れたが、24年以降は維新も含めて議席を譲っていない。

だが今回、序盤情勢では維新新人の守島正氏(40)と競り合い、陣営も「今までで一番厳しい」と認める。章氏は新型コロナウイルスの大阪の死者数が東京に迫る勢いだとして、大阪府・市のトップを務める維新の行政運営を批判、「国民の命と暮らしを守るためにもこの戦いに勝たねばならない」と訴える。

 ■「吉村人気」が後押し、維新

左藤氏に挑む守島氏は、自民が公約に掲げる「分配」政策について「財源なきばらまき」と政権批判に多くの時間を割く。これまで維新の実質的な後ろ盾だった菅義偉(すが・よしひで)前首相が退陣、政党としての影響力の低下も指摘されるが、今回の衆院選は独自色を打ち出す好機ともいえ、自民との対決姿勢を鮮明にしている。

選挙区を構成する4つの区は、維新の看板政策だった「大阪都構想」の住民投票で過去2度、反対が賛成を上回り、大きな壁として立ちはだかったエリア。守島陣営は「ここを制すれば、維新伸長の象徴区になり得る」。

その大阪2区の立候補予定者として、昨年自ら名乗りを上げた守島氏は23年から大阪市議を務め、初当選同期の吉村洋文副代表(大阪府知事)から「大阪維新の会」の政調会長職を引き継ぐなど、党内きっての政策通として知られる。ただ大阪2区に含まれない東淀川区選出の市議だったため知名度不足は否めない。

もっとも、選対本部長ら陣営の2トップには、かつて左藤一族の秘書を務めた地元選出の府議と市議を据え、短期決戦で有権者への浸透を図る追撃態勢を整えた。市議は「左藤家に恩義はあるが政党からして今は違う。エースを投入した今回は絶対に負けられない」と力を込める。

 ■弱者の代弁者に、立民

組織力が強みの左藤氏と「吉村人気」を後押しにする守島氏に対して、立憲前職の尾辻かな子氏(46)は、コロナ禍で医療崩壊の危機が迫った大阪に医療従事者を派遣するよう国会で求め、政府の協力を取り付けたとして、コロナ対策の実績を強調。性的少数者(LGBT)の差別解消や同性婚の法整備なども掲げている。

今月20日には、全国区の知名度を誇る辻元清美氏が応援に駆け付け、街頭演説で「(社会福祉士、介護福祉士の資格を持つ尾辻氏は)働く現場の声がよく分かり、皆さんの立場でこれまで親身に活動してきた。寝ても覚めても尾辻を」と声を張り上げた。

今回は新党の立ち上げに伴う前回選のような熱気には乏しく、野党共闘の構図も4年前と変わらないが、前回比例復活を果たした尾辻氏は「国会で仕事をしてきた野党代表として、がんばっていく」と気を引き締める。

陣営幹部は「男性2人に女性が1人という構図。非正規雇用の女性をはじめ、弱い立場の代弁者として、支持を訴えかけていきたい」と話す。(北野裕子、小泉一敏、小川原咲)


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