日本政府の戦略は「anything but Korea」だった。この戦略は無理もない。韓国は日本による輸出管理措置を不満としてWTOに提訴。韓国による日本の水産物の輸入禁止措置を巡っても争った。日本政府に言わせれば、兪氏を支持する合理性が全くなかった。韓国は事前に、兪氏が事務局長になっても、輸出管理措置については公正に扱うという条件で、日本の支持を求めたが、「信じられるわけがない」(政府関係者)として、断った経緯がある。
そして、日本を不安に陥れているのが米国の動向だ。米国はWTOに不満を抱いているが、原因は中国との貿易摩擦にある。このため、米国の事務局長選での基本戦略は「anything but China」となっている。最終ラウンドに進出した2人のうち、中国の影響力がより少ない候補者を選ぶとみられている。現在まで、日本政府が収集した情報によれば、米国は兪氏を選ぶ可能性が高いという。
囚人の一人だった小説家のホセ・レオン・サンチェス(Jose Leon Sanchez)氏は、この刑務所に10年以上にわたって収容され、後にその体験を1963年の小説「Island of Lonely Men(仮訳:孤独な男の島)」に記している。小説では、虐待、飢え、囚人間の性的虐待などが描かれており、1974年にはメキシコで映画化された。
Japan Prime Minister Yoshihide Suga Declares State of Emergency
菅義偉首相
菅義偉首相は26日の国会で、G7議長国の判断を尊重すると説明する一方で、G7の枠組み維持が極めて重要だとの認識を示した。茂木敏充外相も米国のブリンケン新国務長官との電話会談でこの問題について協議したと明らかにした上で、G7にとって今は結束して取り組むことが重要だと語った。