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自民党スレ

8727OS5:2023/08/10(木) 19:28:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/554c84249ee53452c82817e3a5e246a4ca1d81a1
自民安倍派、後継体制で議論平行線 「塩谷座長」案に下村氏反対
8/10(木) 18:22配信

毎日新聞
自民党

 自民党安倍派の塩谷立、下村博文両会長代理は10日、安倍晋三元首相の死去後の後継体制を巡り、国会内で会談した。塩谷氏は、新会長を置かないまま自身が「座長」に就任し、「集団指導体制」の実質的な取りまとめ役を果たす案を示したが、下村氏は反対し、議論は平行線をたどった。17日には派閥の議員総会が予定されており、両氏は16日に改めて協議する。

 関係者によると、塩谷氏は会談で、当面は萩生田光一政調会長や西村康稔経済産業相ら「5人衆」を含む集団指導体制とした上で、その意思決定機関として「常任幹事会」を新設することを提案。自身が常任幹事会の座長に就く考えを示した。下村氏は常任幹事会の設置には理解を示した一方で、座長については「座長ではなく会長を決めるべきだ」と反発。8日に続く両氏の会談だったが、この日も意見の一致をみなかったという。

 塩谷氏は、常任幹事会の構成人数について「(既存の幹事会よりも)数を多くしたい」との意向を示したといい、今後派内の意見を踏まえた上で人数や人選の調整を進める見通し。

 安倍氏の死去後、ベテランの塩谷、下村両氏が暫定的な派閥の取りまとめ役を担ってきたが、今秋にも想定される内閣改造・党役員人事に向け、今月20、21両日に長野県内で開く派閥研修会の前には「新体制を決めるべきだ」との声が派内には根強い。早期の会長選出を求める声は下村氏以外からも上がっており、16日の協議で両氏が一致点を見いだせるかは不透明だ。【畠山嵩】

8728名無しさん:2023/08/10(木) 19:41:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/628343f403fb09655820cbfda7192944c9115ea9
木原誠二官房副長官に公選法違反の疑い 衆院選の選挙事務所家賃を不記載
8/10(木) 11:12配信

文春オンライン
木原氏 ©時事通信社

 木原誠二官房副長官(53)が、2021年の衆院選で提出した「選挙運動費用収支報告書」に、選挙事務所の家賃支出を記載していないことが「文藝春秋」の取材で分かった。公職選挙法違反の疑いがある。

【写真】公選法違反の疑いのある木原誠二官房副長官の東久留米事務所

 木原氏は「総理の懐刀」と呼ばれる一方で、妻が、過去に結婚していた男性の不審死を巡って、重要参考人として警察から事情聴取を受けていた疑惑を「週刊文春」が報じている。

 今回、新たに発覚したのは、木原氏が東久留米市内に置いた選挙事務所を巡る疑惑だ。

「3階建てオフィスビルの1階部分にあり、ビルを所有するのは市内の建設会社A社です。代表取締役を務めるのは、自民党の東久留米市議でもあります。2021年の選挙では、街頭演説会の司会を務めるなど、 木原選対の“実働部隊”として活動していました」(地元関係者)

3年以下の禁錮又は50万円以下の罰金
 選挙事務所については設置主体などが公職選挙法で厳格に定められている。「候補者個人」と「候補者届出政党」の二者は事務所を設置することができる。

 自民党関係者が語る。

「自民党として届け出た選挙事務所は東村山市にあります。日ごろから、木原氏が政治活動を行うための地元事務所でもある。木原氏が代表を務める『自民党東京都第20選挙区支部』など各政治団体の所在地にもなっています」

 公選法では政党が設置できるのは一箇所だけと定めている。つまり、東村山市の事務所は自民党の選挙事務所、これに対してA社が所有するビルに入っている東久留米事務所は、木原氏が候補者個人として届け出た選挙事務所ということになる。

 東村山事務所の家賃は選挙期間中に限らず、毎月、第20支部が所沢市の不動産会社に支払っている。他方、選挙期間中に借りた東久留米事務所の家賃は木原氏個人が支払う必要がある。ところが、木原氏が東京都選挙管理委員会に提出した「選挙運動費用収支報告書」には、東久留米事務所の家賃の支出が記されていないのだ。

 公選法に詳しい神戸学院大学の上脇博之教授が語る。

「家賃を支払っているにもかかわらず、報告書に記載していないとすれば、公選法違反の虚偽記入罪に当たる。3年以下の禁錮又は50万円以下の罰金が科せられます」

事務的ミスを認めた木原氏
 当事者たちはどう答えるのか。A社に事務所の賃料や賃借期間について尋ねたが、期限までに回答はなかった。

 木原事務所に書面で尋ねると、弁護士を通じて下記のように回答した。

「令和3年の総選挙における選挙事務所は、候補者の事務所は東村山事務所(東村山市廻田)です。候補者届出政党の事務所は、東久留米事務所(東久留米市幸町)です。しかしながら、届出時の事務的なミスにより、候補者届出政党の事務所を東村山事務所として届け出ていました。(編集部注・届け出時に提出した書類の)訂正について選管に確認すると承知しています」

 東久留米事務所は「候補者の事務所」でないため、木原氏が家賃を負担する必要が無いとする主張だろう。だが、この回答も重大な問題を孕んでいる。

 前述のように東村山事務所は、木原氏が代表を務める第20支部が、選挙期間中以外でも不動産会社に毎月の家賃を支払っている。だが、公選法上は、「第20支部の財布」と、「木原氏の財布」は全く別のものとみなされる。

「第20支部が借りている東村山事務所を木原氏個人が選挙事務所として使った場合、家賃を支払っていればその支出を、無償提供されていればその旨を選挙運動費用収支報告書で報告しなければなりません。その記載が無い以上、木原氏が届け出た選挙事務所が東村山であった場合でも、公選法に違反する疑いがあります」(前出・上脇氏)

 この点を改めて木原氏に尋ねると、こう回答した。

「念のため選管に確認いたします」

 だが、木原氏を巡る公選法違反疑惑はこれだけではなかった。

 8月10日に配信した「文藝春秋 電子版」の オリジナル記事 では、東久留米事務所を巡る疑惑の詳細に加えて、別の問題である“ヤミ選挙事務所”疑惑についても報じている。

「文藝春秋」編集部/文藝春秋 電子版オリジナル

8729OS5:2023/08/11(金) 22:51:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/9038a37732ca8fe1b64411693fb8b280c17a0349
自民に「国交相」奪還論 内閣改造、公明と新たな火種
8/11(金) 7:13配信

時事通信
記者会見する公明党の北側一雄副代表=10日午前、同党本部

 岸田文雄首相が9月中で検討する内閣改造に向け、自民党内で国土交通相ポストを公明党から奪還すべきだとの声が強まってきた。

【図解】公明党が経験した閣僚ポスト

 全国の公共事業を差配する巨大官庁のトップを10年以上、公明に独占され、抜群の集票力を誇ってきた建設・運輸業界を侵食されかねないとの危機感からだ。ただ、公明は譲らない構えで、自公関係の新たな火種となりそうだ。

 「そろそろ返してもらわなければならない。ひさしを貸して母屋を取られてはならない」。自民の閣僚経験者は、ポスト奪還に向け語気を強めた。

 「福祉の党」「環境の党」を掲げる公明は、1999年の連立政権参加から2009年の野党転落までの約10年間、国交相以外にも厚生労働相や環境相などを担った。ただ、旧民主党から政権を奪還した12年末からは公明議員4人が連続して国交相に就いている。

 これに対し、自民は08〜09年の金子一義氏が最後の国交相。同党現職議員に国交相経験者が皆無となり、かつて誇った建設・運輸業界への影響力は衰えつつある。奪還論は支持者からも出ており、党幹部は「今秋の内閣改造が流れを変えるタイミングだ」と語った。

 とはいえ、公明にとって国交相ポストは魅力的だ。党関係者は「さまざまな業界から陳情が寄せられ、人脈が広がる」と指摘。自民関係者によると、22年8月の前回改造時に首相は公明に閣僚ポストの変更を持ちかけたが、断られたという。

 日本維新の会の攻勢に直面し、次期衆院選で議席減の危機にひんする公明は、国交相ポストについて「これからも重要だ」(山口那津男代表)と死守の姿勢を強める。国交相経験者の北側一雄副代表は10日の記者会見で「わが党に非常にふさわしいポストだ」と強調した。

 衆院選の候補者調整がもつれ、公明は5月、東京都内の選挙協力を解消すると自民に通告。両党に歩み寄りの動きはあるものの、亀裂の修復には至っていない。公明関係者は「自民がポスト奪還にこだわれば、自公関係の溝はさらに広がる可能性がある」と自民をけん制した。

8730OS5:2023/08/12(土) 23:51:07
困難とユーか よほど勝てる状況じゃなければ 解散する必要はないわけで


https://news.yahoo.co.jp/articles/47201598e470d40edfd44a7372e9f1ffd74e11ec
年内解散、困難の見方 政権立て直しへ人事カギ 岸田首相思案の夏休み
8/12(土) 7:10配信

時事通信
富山県での視察を終え、記者団の質問に答える岸田文雄首相=10日、同県射水市(代表撮影)

 岸田内閣の支持率下落が続く中、年内の衆院解散・総選挙は困難との見方が、与党内で強まってきた。

 岸田文雄首相(自民党総裁)は、内閣改造・党役員人事で刷新感を印象付け、政権浮揚につなげたい考えだが、思惑通りに進むかは不透明。11日からの夏休みは、政権立て直しに向け、思案を重ねる機会となりそうだ。

 首相は10日、視察先の富山県射水市で記者団に対し、今後の政権運営について「先送りできない課題に取り組み、答えを出していく」と強調。9月中で検討する人事は「適材適所で考えていきたい」と語った。

 首相は来年9月までに衆院選で勝利し、同月の任期満了に伴う党総裁選を無風で乗り切るのが基本戦略。先の通常国会でも解散を模索した。この時は時期尚早と判断して見送ったが、衆院議員の任期は10月末で折り返しを迎えることから、党内では「首相は年内解散を探っている」(関係者)との見方がなお強い。

 ただ、政権を取り巻く環境は厳しさを増している。マイナンバー問題は収束の兆しが見えず、8日に公表した総点検の中間報告でも累計8000件超の誤りを確認。秋本真利衆院議員が収賄疑惑で離党し、松川るい女性局長らのフランス研修も「まるで観光」と批判を浴びた。首相側近の木原誠二官房副長官も、自身や家族を巡る疑惑が相次ぎ報じられている。

 時事通信の8月の世論調査で内閣支持率は26.6%に下落し、5カ月ぶりに「危険水域」とされる2割台に突入。自民党支持率も21.1%に落ち込んだ。政界には、内閣と党の支持率の合計が「50」を切ると政権維持が困難になるという、故青木幹雄元官房長官が唱えた「法則」がある。岸田内閣の発足以降、これを割り込んだのは今回の「47.7」が初めてだ。

 調査結果を受け、首相周辺は「厳しい」と絶句。党内には「解散などできるわけがない」(閣僚経験者)との認識が広がる。今秋の解散を想定して衆院選の準備を進めてきた公明党からも「年内は無理だ」(重鎮)との声が漏れる。

 政権立て直しのカギを握るのが人事だ。自民党内では「政権の顔ぶれを刷新しなければ状況は好転しない」(幹部)との見方が強く、茂木敏充幹事長や河野太郎デジタル相らの去就が焦点となる。ただ、党関係者は「政権の体力は落ちており、大幅な人事は難しい」と指摘する。

 首相は人事に続き、2023年度補正予算案の編成も検討。10月に臨時国会を召集し、着実に成果を積み上げることで国民の信頼回復を図る考えとみられるが、マイナ問題などで野党の追及を受けるのは必至だ。11月末には総点検の「最終報告」も控えており、政権の先行きは見通せない。

8731OS5:2023/08/15(火) 19:16:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/b293e60eec0e9c2406686cad96444ebbccd728d4
ダークスーツ着込み、首相の半歩後ろを…政権の命運をも左右する最側近たちの役割とは
8/15(火) 5:01配信

読売新聞オンライン
 [New門]は、旬のニュースを記者が解き明かすコーナーです。今回のテーマは「首相秘書官」。

 ダークスーツを着込み、国会では背後からメモを差し入れ、移動の際には資料でふくれあがったカバンを手に半歩下がって付きそう――。常に首相と行動を共にし、黒子として支える首相秘書官の姿は、テレビニュースなどでもおなじみだ。時に政権の命運をも左右する首相の最側近たちの役割を探る。

国会答弁や政策立案 会食にも随行
 首相秘書官は首相が任命する特別職の国家公務員で、政権運営全般を見渡す「政務」と、各省庁から出向し官邸と省庁のパイプ役となる「事務」に分かれる。事務担当は当初、外務、財務、警察の3省庁出身者が基本業務を担っていた。第1次石油危機を契機に通商産業省(現・経済産業省)が加わり、官邸主導が強化されてからは、厚生労働省などからも出向している。

 事務担当には、各省庁の課長級以上の「エース格」と目される官僚が起用され、首相の理念実現に向け、国会答弁の調整や重要政策の立案などに携わる。日替わりで会食先などにも随行し、年末年始なども緊急時に備えて首相と過ごすこともある。

 首相が退陣すると、事務担当は職を解かれて出身省庁に戻るのが通例だ。牧原出・東大教授(行政学)は、「その後の昇進などを含めた秘書官経験者の役人人生は、退陣後の首相の影響力にも左右される。ひとたび秘書官になれば、首相経験者が政治力を持つ限り一蓮托生(いちれんたくしょう)だ」と話す。

ホテル住まい、睡眠2時間…「鉄の団結」
 一方、政務担当は秘書官の筆頭格で、与党幹部や政財界との政策のすりあわせなど、多岐にわたる首相の政治活動を支える。そのため首相の理念を熟知する人物が求められ、事務所秘書や親族などが就くケースが多い。

 歴代内閣では、政権運営の要となる“大物”もいた。小泉内閣の政務秘書官だった飯島勲内閣官房参与は、首相が1日2回、テレビカメラの前で発言するメディア戦略などを考案し、小泉氏の発信力を生かして高い政権支持率を維持した。今井尚哉内閣官房参与は安倍内閣で事務・政務双方の秘書官を経験し、「1億総活躍社会」など看板政策の立案に携わったほか、政局でも参謀として首相を支えた。

 飯島氏は秘書官時代、官邸近くのホテルに泊まり込み、1日約2時間の睡眠で政権を支えた。政権発足から間もない2001年9月の米同時テロでは、飯島氏が事務秘書官らを指揮し、国内外の情報収集に奔走した。未曽有の事態を一丸となって乗り越えた“チーム飯島”は「鉄の団結」(飯島氏)を誇ったという。

(写真:読売新聞)

 飯島氏は、内閣改造時に閣僚候補の政治資金や過去の発言を調べる“身体検査”も徹底し、長期政権の実現に寄与した。飯島氏は「小泉内閣では、本人の政治資金疑惑で辞任した閣僚は一人もいなかった」と振り返る。

8732OS5:2023/08/15(火) 19:17:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8c40fa191958b80ca368db193dde59e9f866c5a
「岸田総理には必ずいつかやり返す」木原問題、エッフェル塔写真炎上で大逆風の岸田政権に菅・二階両氏ら“非主流派”が虎視眈々「やるときは一気にやって、奪い返すぞ」
8/14(月) 8:01配信

集英社オンライン
集英社オンライン

支持率の下落傾向が止まらない岸田政権。一方、この混乱を機に「政局を仕掛けてくるのでは」と、その動向に注目が集まっているのが、菅義偉前首相、二階俊博元幹事長らの「非主流派」だ。両氏による岸田文雄首相批判は止まらないようで…。

【画像】具志堅用高と笑顔でツーショット写真におさまる今井絵理子議員(本人Facebookより)

木原氏、取材対応を一時再開も「違法風俗」報道で再び雲隠れ
ここ1ヶ月、岸田政権を最も動揺させているのが、首相最側近にして“陰の総理”とも言われる木原誠二官房副長官をめぐる報道だ。
木原氏は「週刊文春」で妻の元夫の不審死についての疑惑を報じられて以降、約1ヶ月にわたり、記者が接触できない首相官邸の裏口からの出入りを続けている。日々慣例として行われてきた番記者による取材も「家族のケアが必要」という理由で応じていない。

首相の外遊にも同行せず、松野博一官房長官が不在時の定例会見の代行もしない木原氏には、「副長官としての責務を果たしていない」と党内外から批判が噴出。こうした声を気にしてか、8月7日には突然、この1ヶ月間応じていなかった番記者からの取材対応を再開した。

全国紙政治部記者が明かす。

「午後6時半ごろ、いきなり『6時40分から取材に応じる』と幹事社を通じて連絡があり、各社の記者はあわてて官邸のエントランスに集まりました。
そこに現れた木原氏は何事もなかったかのように、いつもの上から目線で開口一番、『なんか、ある?』と言い放ちました。1ヶ月、取材に応じなかったことの釈明や謝罪はなし。突然の連絡だったので、木原氏とは初対面の記者も多数いて、一連の報道についての質問は出ませんでした」

翌8日も取材に応じたものの、9日には「文春オンライン」が、木原氏が違法な“本番行為”が横行する風俗店の常連だったと報道。
すると、「再び取材対応がなくなり、お盆明けも『取材対応は難しい』と各社に連絡してきました」(前出の全国紙政治部記者)
木原氏が「休む」と各社に連絡してきた10日にも、衆院選の「選挙運動費用収支報告書」に事務所の家賃支出を記載していないという公職選挙法違反の疑いが「文春」に報じられたが、木原氏はコメントを避けたままだ。

相次ぐ報道のなか、この記者は、木原氏の明らかな変化を感じ取ったという。

「記者団の前に現れたときは平静を装っていましたが、かなりやせたのは明らかでした。9月にも行われる見通しの内閣改造では、副長官を外される可能性が高い。連日の報道で、心身ともにまいっているのではないでしょうか。“影の総理”のピンチは、すなわち政権のピンチです」

8733OS5:2023/08/15(火) 19:17:58

10月22日総選挙の憶測も、大逆風で解散は先送り?
木原氏をめぐる問題以外でも、政権への逆風は強まるばかりだ。

「松川るい、今井絵理子両参院議員のフランス視察をめぐる炎上が収まりません。
松川氏が連れていった子どものお世話を現地の大使館にさせていたことや、研修日程がスカスカだったことも報じられました。松川氏のお膝元の大阪は、ただでさえ維新に押され、自民が苦戦しているだけに、地元はおかんむり。松川氏は、エッフェル塔ポーズを一緒に撮った地元・大阪の女性議員に謝ろうと電話をかけても、出てもらえなかったとか。
自民党枚方市支部は、松川氏を選挙区支部長から更迭するよう、茂木敏充幹事長に要求しました」(自民党関係者)

6月の衆院解散を見送った首相は、秋の解散・総選挙を検討しているとみられていたが、その戦略にも暗雲が立ち込めてきた。

自民党の中堅議員がため息をつく。

「当初は9月後半にも召集する臨時国会の冒頭で解散し、10月22日投開票というスケジュールがささやかれてきました。
選挙区の『10増10減』にともなう候補者調整も落ち着き、『1票の格差が生じている違憲状態を早く解消する』という名目での解散があり得るのでは、との見立てです。
しかし、ここまで逆風が吹くと、総理が解散権を行使できるかはわかりません」とため息をつく。

菅氏「総理がリーダーシップをとらないとダメ」岸田首相をチクリ
こうしたなか、動向が注目されているのが、菅前首相や二階元幹事長ら「非主流派」だ。

「菅氏、二階氏が森山裕選挙対策委員長も交えて7日夜、日本料理店で会食しました。定期的な会合ですが、約2時間にわたって、ピンチに陥っている政権運営や、今後の政局について意見を交わしたとみられています」(全国紙政治部記者)

そもそも菅氏、二階氏ともに岸田首相とは距離があるというのは、永田町では衆目一致した見方だ。
菅氏が首相時代にコロナの感染拡大や東京オリンピック開催をめぐる混乱で支持率を下げるなか、岸田氏は早々に自民党総裁選への立候補を表明。当時、幹事長を5年以上務めていた二階氏を念頭に「党役員の任期は1期1年、連続3期まで」とする党改革案を掲げ、これによって追い込まれた菅氏は総裁選への出馬を断念した。

それ以来、「非主流派」となった菅・二階両氏は、岸田首相の政権運営に辛らつだ。
菅氏はここ最近、マイナンバーをめぐる政権の迷走を横目に、「俺が総理のときには、俺が陣頭指揮をとって、総務省や厚労省にコロナワクチン接種施策を進めさせた。マイナンバーだって、デジタル庁、総務省、厚労省が関わるんだから、総理がリーダーシップをとらないとだめだろう」と、周辺の前で岸田首相をチクリ。

一方の二階氏も岸田氏について「周囲への根回しが足りない。自分だけ目立てばいいってもんじゃない」などと批判する。

「菅氏と二階氏は、木原氏の妻が重要参考人として事情聴取を受けていたときに、それぞれ官房長官、幹事長を務めていました。当然、事件についての動きは熟知しているはずで、岸田政権を一気に追い込める弱みを握っているとも言えます」(全国紙政治部記者)

非主流派のベテランのひとりは逆襲を誓って、こうつぶやく。

「岸田総理には、必ずいつかやり返す。やるときは一気にやって、奪い返すぞ」

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

8734OS5:2023/08/15(火) 19:18:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/2365dae6f4f45a3b5e803098fc09fe61a2650748
自民党安倍派の新体制巡り両会長代理が平行線…塩谷氏は「座長」案、下村氏は「会長」専任求める
8/10(木) 22:15配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 自民党安倍派の塩谷立、下村博文両会長代理は10日、派閥の新体制について、国会内で会談した。塩谷氏は事実上の代表と位置づける「座長」に自身が就く案を主張する一方、下村氏は「会長」の選任を求めて互いに譲らず、平行線に終わった。塩谷氏側は17日の派閥会合で了承を取り付けたい考えだが、決着するかどうかは不透明だ。

 会談は約40分行われ、塩谷氏が派の運営を主導する「常任幹事会(仮称)」を設置した上で、自身が座長に就く案を説明した。これに対し、下村氏は会長を決めるべきだと主張した。両氏は8日にも協議していたが、再び物別れとなり、16日に改めて協議する予


1
/
2

塩谷立氏

定だ。

 新体制を巡っては、塩谷氏が3日、高木毅国会対策委員長、萩生田政調会長、世耕弘成参院幹事長、松野官房長官、西村経済産業相の「5人衆」と都内で会談。会長を不在にしたまま、塩谷氏を座長に位置づける案をまとめていた。

 派内では「下村氏の主張が正論だ」(中堅)として、新会長の選任を求める意見もある。ただ、内閣改造・党役員人事が9月11〜13日の間にも行われるとの見方が強まる中、「一刻も早く新体制を発足させるべきだ」(若手)として「塩谷座長案」での早期決着を求める意見が広がっている。

8735OS5:2023/08/15(火) 20:05:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d54bd7f4d584ca5f6a5c1c53e5800a7d24b9328
16日に安倍氏追悼ゴルフ 首相が不参加 台風直撃で危機対応優先 世論の批判を回避 
8/14(月) 18:51配信

カナロコ by 神奈川新聞
岸田文雄首相(資料写真)

 岸田文雄首相は14日夜、森喜朗元首相らが16日に企画した安倍晋三元首相の「追悼のゴルフ」(安倍派関係者)への参加を取りやめることを決めた。首相にとっては夏休み期間中だが、台風7号の日本直撃が確実な情勢下で危機対応を優先した。「党重鎮より国民へ目を向けるべきだ」(公明党議員)など与党内からも自重を促す声が上がっており、世論の批判を浴びるリスクも勘案したようだ。  

 関係者の話を総合すると、開催は安倍氏の派閥の先輩である森氏らが呼び掛け人。首相経験者の小泉純一郎氏、自民党副総裁の麻生太郎氏も参加予定だった。場所は安倍氏が好んで利用していたという山梨県内のゴルフ場。15日には夕食会もセットされ、「その場で内閣改造や党役員人事、望ましい総選挙の時期を話し合うのでは」(自民議員)との観測も呼んでいた。

 首相は11日から16日までを夏休み期間とし、15日の全国戦没者追悼式と閣議以外、公務は原則として外している。12、13日に予定していた家族同伴の静岡県での農山漁村への交流宿泊は台風に備え取りやめた。

神奈川新聞社

8736OS5:2023/08/16(水) 09:39:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/e13ad7dbbbf08a53a2495f7d5ac08460d98fd7fe
「ポスト岸田は岸田」という政界で名前があがるダークホース 石破、河野、小泉、茂木ではない「国民人気ほぼゼロ」の意外な大臣が
8/16(水) 6:02配信

デイリー新潮
政界人気の低い3人
低空飛行を続ける岸田政権

 8月5・6に実施されたJNNの世論調査で、ポスト岸田にふさわしい自民党議員について聞き取りしたところ、1位・石破茂元幹事長16%、2位・河野太郎デジタル相16%、3位小泉進次郎元環境相14%……といった順番で岸田首相は5位で5%だった。一時に比べれば内閣支持率は下げ止まっているものの、再び上昇に転じる要素はなく、秋以降はさらに苦しい政権運営を迫られそうなのだが、一方で政界では「ポスト岸田は岸田」との声があがっているという。

【写真を見る】「ロールスロイスの男」に呼び出される岸田首相、「国民人気ほぼゼロ」の意外な大臣など

「JNNの今回の調査については、石破、河野、小泉の各氏の国民人気の高さを改めて感じました」

 と、政治部デスク。

「一方でこの3人は永田町ではあまり人気がありません。各人に共通するのは、派閥やグループの面々の面倒をちゃんと見ているという声が聞こえてこないこと。石破氏については“2021年の総裁選に出馬できなかったのが良くなかった。終わった人だ”と評する人がいますね。小泉氏は無派閥ですが、彼のために尽力したいと言っている人を見たことはないですね。実際にはいるのかもしれませんが」(同)

下げ止まったが
「政界の常識は国民の非常識」という言葉をなぞるような調査結果だったということになるだろうか。

 圧倒的な国民的人気を背景に総裁選に地滑り的勝利を収め、首相の座に就くというやり方がないわけではないが、永田町での人気がある程度なければその座を射止めることは難しいだろう。

「仲良しクラブとしての派閥が機能している以上、その内部を固め、他派閥の幹部とも気脈を通じ、協力体制を築いておくということが総裁への必須ルートでしょう。国民的人気で突っ走れるのは自民党が政権を失うとか、そういう危機的状況だけです。石破、河野、小泉が浮上するのはそういうタイミングでしょうが、今はそうではありません」(同)

 一方、内閣支持率に目を転じると、

「日韓首脳会談、ウクライナ電撃訪問、G7広島サミット開催とトピックの続いた5月をピークに、マイナンバーカードでの不手際などがあり、内閣支持率は下落を続けました。さすがに下げ止まったかなというところですが、“再び上昇に転じる要素もないよね”というのが永田町の住人らの一致した見解のように感じます」(同)

ほくそ笑む茂木幹事長
 9月半ばには内閣改造、党役員人事が行われる予定だ。

「それで支持率をぶち上げて解散総選挙に打って出ようというスタンスではありません。5月時点で解散があれだけ取り沙汰されていたことを思うと、何があっても驚きはありませんがね」(同)

 そういった体たらくにほくそ笑んでいるのが、茂木敏充幹事長なのだという。

「支持率が低下すれば自分にお鉢が回って来る可能性が高まるからということのようです。かねて首相への意欲を隠さず、岸田首相、麻生太郎副総裁と自分を並べて、三頭政治などと称してしまうあたりが失笑を買ってきました。自身が領袖を務める平成研究会を十分まとめられていないので岸田首相は脅威には感じていないようですが。岸田首相を支える姿勢を鮮明にする麻生氏からは“変な気を起こさず、岸田を支えろ”と告げられているようです」(同)

 ちなみに先のJNNの調査では、茂木幹事長は6位で2%と、岸田首相の後塵を拝している。

8737OS5:2023/08/16(水) 09:39:23
ダークホース
 他方、安倍晋三元首相の死去から1年が経過したものの、最大派閥である安倍派は突出した存在がおらず、トップを決められずにいる。

 内閣支持率は低空飛行を続けるが、岸田首相にとって強力なライバルがいないという状況のようだ。

「そうですね。来年9月の総裁選再選に向けてのらりくらりと政権をかじ取りしていくなか、党内で“ポスト岸田は岸田”のムードが出来て行くことを狙っているのかもしれません。実際、そのように指摘する声は少なくないですからね。首相をやりたいと言っている人はたくさんいますけれど、推薦人が確保できて見切り発車で出馬したとしても惨敗でもしたら政治生命を失いかねず、二の足を踏む候補の方が多い印象です」(同)

 有力候補が見当たらず、「ポスト岸田は岸田」の声が高まりそうな気配があるなか、ダークホースの存在を指摘する、こんな声も聞こえてきた。

「加藤勝信厚労相ですね。政界では嫌われていないし、元財務官僚として霞が関のこともわかっているので河野氏や茂木氏と違って当たりも柔らかいと言われています」(同)

「岸田支持」の理由
 先程触れた世論調査では、加藤氏の名前が上位にはあがっていない。失礼ながら、現時点での国民人気はゼロに等しいのだが……。

「どうしても岸田首相ではダメだとなったときに、各派閥が一番まとまりやすいのが加藤氏だと言われています」(同)

 平成研所属で、トップの茂木氏とは同年齢だ。

「派閥の総裁候補として茂木氏が素直に認めるとは到底思えませんが、先ほどもお話したように茂木氏が派内を掌握しているとは言い難いので、加藤氏にチャンスがないわけではない。加藤氏は普段から慎重なタイプではありますが、首相への意欲を隠すことはありません。安倍派所属の萩生田光一政調会長とは親しい間柄ですね。麻生氏も含めて党内の重鎮は軒並み“加藤ならやれる”と見ているようです」

 それでも麻生氏が「岸田支持」を堅持しているのは、かつて自身が所属した宏池会を率いる岸田首相へのシンパシーもあるのだろうか。

「そもそも副総裁をやってほしいと岸田首相に頼まれていますからそれを裏切れないということでしょうし、一番の動機は勝ち馬に乗ろうとしているのだと思いますよ(笑)。主流派はやはり美味しいですからね」(同)

デイリー新潮編集部

新潮社

8738OS5:2023/08/16(水) 18:20:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e573fe1255276f502e9d49e5a01ff073ed129b2
「塩谷座長」案で協議 自民安倍派、なお反対も
8/16(水) 18:01配信

時事通信
 自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)の新体制を巡り、同派の塩谷立、下村博文両会長代理が16日、国会内で会談した。

 塩谷氏を「座長」とする集団指導体制案について、下村氏は重ねて反対を表明。同派は17日に総会を開く予定だが、意見集約の見通しは立っていない。

 下村氏は、座長ではなく新たな会長を決めるべきだと主張。派内には「会長を置くべきだ」との声は少なくない。

8739OS5:2023/08/16(水) 22:26:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/e90323b1c18d9d05108c3b28ecf9ec1b09abe265
安倍派新体制、またも結論出ず 塩谷、下村氏「混乱回避」一致も…
8/16(水) 19:00配信

朝日新聞デジタル
自民党安倍派研修会の冒頭、あいさつする塩谷立・会長代理=2022年9月19日午後、東京都港区、諫山卓弥撮影

 自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)の新体制をめぐり、ともに会長代理を務める塩谷立・元文部科学相と下村博文・元政調会長が16日午後、国会内で会談した。両氏の会談は8、10日に続いて3回目。17日に派閥の幹事会と総会を控えるが、この日も新体制に関する結論は出ず、物別れに終わった。


 安倍晋三元首相の死去後、暫定的な「双頭体制」を敷く塩谷、下村両氏。塩谷氏は、自身が会長ではなく「座長」に就任したうえで、松野博一官房長官や萩生田光一政調会長ら同派の有力議員らで構成する「常任幹事会」を新設するべきだと主張。これに対し、下村氏は「会長選出を目指すべきだ」と否定的だった経緯がある。

 関係者によると、この日の会談でも、両氏はこれまでの主張を繰り返した。一方で、17日の派閥会合で「混乱は回避する」という点では一致したという。ただ、具体的な妥協案は見えていない。

 塩谷氏は、17日の会合で新体制案を提示する考えだが、若手議員の一部には下村氏と同様に「『座長』ではなく早期に会長を選出すべきだ」との意見もある。下村氏が除かれる見通しの「常任幹事会」をめぐっても、「下村氏外し」との見方が強い。下村氏らの反発が予想され、調整が難航する可能性もある。(森岡航平)

朝日新聞社


https://news.yahoo.co.jp/articles/d155e942ed75670298850a3ad5f8b2767be1fef9
自民党安倍派の新体制、塩谷氏と下村氏が3回目の協議も折り合えず…17日に幹事会と総会で議論
8/16(水) 21:23配信

読売新聞オンライン
自民党安倍派の(手前から)塩谷立・会長代理、萩生田政調会長、下村博文・会長代理(7月6日)

 自民党安倍派の塩谷立、下村博文両会長代理は16日、国会内で派閥の新体制について協議した。塩谷氏は、集団指導体制とした上で自らが「座長」に就く案を改めて提示して理解を求めたが、下村氏は「(塩谷氏の案には)派内に反対意見が多い」として新しい会長の選出を求め、折り合えなかった。同派は17日に幹事会と総会を開いて議論するが、意見集約できるかどうかは不透明だ。


 両氏の協議は、8、10両日に続いて3回目。この日は、「17日の幹事会などが紛糾する事態は避けるべきだ」との考えでは一致し、ぎりぎりまで妥協点を探ることを申し合わせた。

 塩谷案は、閣僚経験者らによる「常任幹事会(仮称)」を設ける内容で、派内で中心的な立場にある萩生田政調会長、松野官房長官、西村経済産業相、高木毅国会対策委員長、世耕弘成参院幹事長の「5人衆」はおおむね了承している。塩谷氏は、下村氏の同意が得られない場合でも、17日にこの案を提示する構えだ。

 派内では、9月の内閣改造・党役員人事を見据え、「交渉力を高めるには会長選出が必要だ」との意見が根強い一方、塩谷氏の案に一定の理解を示す声も出ている。

8740OS5:2023/08/17(木) 18:56:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/926b8f2fa95a8385b6ab3ccf6c230cb251a01b45
自民党安倍派、塩谷「座長」案で決着 意思決定は「常任幹事会」で
8/17(木) 13:20配信

毎日新聞
自民党安倍派の幹部会に臨む塩谷立会長代理=東京都千代田区の同党本部で2023年7月6日午前11時34分、竹内幹撮影

 自民党安倍派は17日、党本部で会合を開き、安倍晋三元首相の死去後の後継体制について、塩谷立会長代理が事実上の派閥代表となる「座長」に就き、意思決定機関として「常任幹事会」を設置するなどとする新体制案を決めた。


 派内では、もう1人の会長代理を務める下村博文元文部科学相らが新会長選任を主張していたが、塩谷氏はこの日の議員総会で「座長案」を提案。対応を一任され、事実上了承された。当面は会長を置かず、萩生田光一政調会長、西村康稔経済産業相、世耕弘成参院幹事長、松野博一官房長官、高木毅国対委員長の「5人衆」を含む集団指導体制とすることで決着した。

 塩谷氏は総会後、記者団に「会長を今なかなか決められない状況は、ほぼ全員に理解いただいたと思っている。その上で常任幹事会で会の運営の重要事項が決定し、その座長として私が(就く)、ということだ」と説明。常任幹事会のメンバーは現職を含めた閣僚経験者を中心に選ぶ意向を示した。

 総会では「座長」の名称を「代表」などとすべきだとの意見も出された。塩谷氏は「私の考え方は座長がその会を代表する立場だ。意見としてはしっかり受け止め検討したい」と述べた。新会長については「具体的な話がない中でまだ見通しがつかない。例えば次の(衆院)選挙あるいは総裁選とか、何かの節目の時期を考えていろいろ動きが出てくるかと思う」と述べるにとどめた。

 一方、会長を選ぶべきだと主張していた下村氏は派閥会合直前まで塩谷氏と協議したが折り合わなかった。総会出席後は記者団の取材に応じなかった。【畠山嵩、李舜】

8741名無しさん:2023/08/17(木) 23:51:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/8adcf6566905c37d1e2a5e91164a1efc0ae60bfb
安倍派、塩谷新体制は乱闘の幕開けか 総裁候補争いも
8/17(木) 20:05配信


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産経新聞
自民党安倍派の総会であいさつする塩谷立会長代理(右から2人目)=17日午後、東京・永田町の党本部(矢島康弘撮影)

自民党安倍派(清和政策研究会、100人)は17日の総会で、代表となる「座長」に塩谷立会長代理が就く新体制を了承した。昨年7月に安倍晋三元首相が死去して以降、止まっていた時計の針が動いた。ただ、実態は集団指導体制であり、塩谷氏のリーダーシップや選挙・人事面での交渉力に期待する声は乏しい。会長ポストや党総裁候補を巡る暗闘も想定され、党最大派閥の力を発揮できるかは不透明だ。

【写真】銃撃された安倍元首相が最後に握っていた傷のついたマイク

塩谷氏は総会後、記者団に「大変重責を担ったという思いだ」と語った。塩谷氏は9月にも行われる内閣改造・党役員人事に際し、岸田文雄首相と交渉する窓口となる。

総会では、下村博文会長代理らが人事での交渉力確保を念頭に「座長では弱い。代表になるべきだ」などと訴えて反対したが、同調は広がらなかった。閣僚経験者は「正論は下村氏だが、みんな飽きていて、なんでもいいから決めてほしいという感じだった」と振り返る。ただし、塩谷氏がトップとなれば下村氏は格下げになる。下村氏側近は周囲に「納得していない」と不満をぶちまけるなど、禍根を残した。

常任幹事会のメンバーとして、塩谷氏は有力者「5人衆」と呼ばれる高木毅国対委員長、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長を中心に、閣僚経験者を想定する。世代交代が進むとともに、5人衆が派の中心となるとみられる。

伏線は安倍氏が死去した昨年7月にあった。5人衆は都内の日本料理店に集まり、協力して派を運営していくことで一致した。ここに塩谷氏を追加で招いた。今回の新体制のひな型ともいえ、派に影響力を残す森喜朗元首相も支持した。

その後、塩谷会長案や5人衆による集団指導体制案が浮上したこともあったが、今月3日に塩谷氏が5人衆と東京都内で会談して今回の方向性で一致し、流れが固まった。

若手議員は「これは『乱闘』だ。1年かけて下村氏が外れ、次は塩谷氏や5人衆の誰かが脱落するといった争いだ」と話した。空席となっている新会長選びの際に、5人衆らの綱引きになることも考えられる。

塩谷氏は今後、派の代表者として人事や選挙の結果で評価を受ける。ただ、前回の令和3年衆院選は静岡8区で敗れ、比例代表で復活した。指導力に疑問を向ける向きもある。(沢田大典)

8742OS5:2023/08/18(金) 17:16:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/765ee091a9b09aeea5ac70dd87b96c7aca6b5f48
安倍派 人材見当たらず、集団指導体制で決着 急場しのぎの新体制、分裂の懸念も
8/18(金) 10:19配信


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北海道新聞
自民党安倍派の新体制のイメージ

 昨年7月に安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件以降、1年以上迷走してきた自民党安倍派(清和政策研究会)の新体制を巡る議論は17日、後継会長選びを先送りし、常任幹事会による集団指導体制という形で決着した。急場しのぎの感は否めず、常任幹事会の座長に就く塩谷立会長代理は100人規模の大所帯をまとめ、内閣改造・党役員人事で主要ポストを獲得できるか手腕が問われる。早期の会長決定を主張してきた下村博文会長代理らは不満を募らせており、派閥分裂の懸念もくすぶる。

 「派閥をしっかり運営していかなければならない。一任をお願いし、全会一致で了承してもらった」。塩谷氏は派閥総会後、記者団にこう述べ、自身を座長とする常任幹事会を新設し、重要事項を決定していく方針を強調。常任幹事会が従来の会長の代わりとして、他派閥との交渉などを担っていくと説明した。

 ただ安倍氏という強い影響力を持っていた会長を突然失った結果、将来の首相・党総裁候補となり得る人材が派内に見当たらず、集団指導体制に移行せざるを得なかったのが実情だ。

 昨年9月の安倍氏の国葬後、一時は塩谷氏が新会長に就く案が検討されたが、森喜朗元首相や若手の異論が強く頓挫。今年7月の安倍氏の一周忌の前には萩生田光一政調会長ら有力者5人による集団指導体制案が浮上したが、塩谷、下村両氏が反発し、結論を持ち越していた。安倍派の参院若手は「他派閥の領袖(りょうしゅう)は数年かけて会長に就いた。うちは誰も準備ができておらず、1年で会長を決めるのは無理があった」と漏らす。

 一方、今月20、21日に長野県軽井沢町で派閥の研修会も控える中、新体制を決められない状況が長期化すれば安倍派の存在感が低下し、内閣改造・党人事で他派閥に後れを取りかねないとの懸念が拡大。塩谷氏は3日に萩生田氏ら有力者5人とひそかに会談し、常任幹事会による集団指導体制案への了解を取り付けた。

 ただ党総裁選出馬に意欲を示してきた下村氏は、自身が「蚊帳の外」に置かれかねない塩谷氏の提案に反発。両氏は8、10、16日に3回会談したが溝は埋まらず、下村氏は17日の総会でも「会長を置くべきだ」と主張したが、世耕弘成参院幹事長ら参院議員にも会長決定先送り論が強く、支持は広がらなかった。

 派内の関心は常任幹事会の人選と、その後の内閣改造・党人事に移った。下村氏に近い議員は「塩谷氏らが、あからさまに下村氏を外すようなことがあれば禍根を残す」とけん制した。

8743OS5:2023/08/18(金) 17:16:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d2603e67018b6e59dfd04910526ea7fbf7a4262
【自民党役員人事】小渕優子議員、党3役で処遇が濃厚 閣僚では国会で「ドリル事件」が蒸し返される危険が
8/18(金) 15:55配信

SmartFLASH
小渕議員は26歳で初当選。衆院議員歴は23年を超えた(写真・時事通信)

 「9月にもあるではないか」といわれている、内閣改造と自民党役員人事に向けて永田町がかまびすしい。話題の中心は、マイナンバーカードのトラブルで矢面に立たされている河野太郎デジタル大臣と、フランス視察での「エッフェル塔ポーズ」が炎上した松川るい参院議員を厳重注意した、小渕優子衆院議員・党組織運動本部長だ。


「河野大臣は岸田文雄首相の“弾除け”のように批判を一身に受け、大臣給与を3カ月、自主返納することも発表しました。各マスコミの政治記者に話を聞くと『首相は、マイナンバー総点検の最終報告の期限である11月末までは、河野大臣に任せる』ということなので、留任は濃厚です」(週刊誌記者)

 小渕議員はどうだろうか。

「現在、自民党の女性議員比率は衆参両院で11.8%。茂木敏充幹事長は、今後10年間で女性議員比率を30%に引き上げる計画を発表しました。首相は女性活躍の象徴として、小渕さんの処遇を考えています。

 小渕さんは2008年、34歳のときに麻生太郎政権で少子化対策大臣として初入閣。しかし2014年、経済産業大臣のときに政治資金問題で、大臣を辞任しました。そのとき、事務所にあったパソコンのハードディスクがドリルのようなもので破壊されていることがわかり、それからネットなどでは『ドリル優子』とありがたくない名前で呼ばれています。有罪判決を受けた秘書の執行猶予が明けた2018年からは『党沖縄振興調査会長』『政務調査会長代理』など党の要職を担うようになりました。

 父の小渕恵三元首相が亡くなってから、青木幹雄元官房長官(故人)や森喜朗元首相などが『親代わり』になってきました。その森さんが『幹事長に』と猛プッシュしています」(政治担当記者)

 閣僚ではなく、党3役というところにも「親心」が透けて見えるという。

「閣僚だと、国会の委員会などで答弁をしなければなりません。政治資金問題では歯切れが悪い答えに終始して批判されたので、それが蒸し返される可能性があります。そのときに答弁が立ち往生したり、当時の答えと食い違ったりしたら、審議がストップすることも考えられますから、記者会見しかない党3役へ、というわけです」(自民党関係者)

 元衆院議員で「薄口政治評論家」のタレント、杉村太蔵も、8月16日放送の『大下容子ワイド!スクランブル』(テレビ朝日系)で「小渕優子さんって国会議員の間、永田町のかいわいで、すごく高い評価(がある)。悪く言う人を、聞いたことないくらい。いま、あえて女性初の自民党総裁っていうと、小渕優子さんがいちばん可能性が高い」とコメントした。しかし、これを報じたニュースサイトには《内部で悪く言う人は誰もいないのに、国民のほとんどはドリルのイメージが払拭できず、そりゃ説明してないからね》《国民にはドリル優子として刷り込まれています。なかなか、そのイメージを払拭するのは容易でないと思います》 《幹事長に就任するなら、まず証拠隠滅の経緯を国民が納得する説明をきちんとする事が必要だよ》など、批判の声が多かった。

 国民的にはまだ“禊”は終わっていないということだ。

8744OS5:2023/08/18(金) 19:55:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0adab86c5d56d820d823c1d3450b2a52dab9b30
自民党・二階派、相次ぐ離脱 第5派閥、後継問題も
8/18(金) 17:50配信

共同通信
昨年4月、記者団の取材に応じる自民党の二階俊博元幹事長=和歌山市

 自民党の二階俊博元幹事長が率いる二階派を離脱する議員が相次いでいる。所属議員は41人まで減り、党内6派閥中、5番目。非主流派から反転攻勢に出る展望は描けていない。84歳の二階氏の後継者問題も抱える。

 「去る者は追わず、だ」。二階氏は7月18日、かつて派閥の会長代行を務めた河村建夫元官房長官の長男・建一氏が求めた面会を拒否した。建一氏は自民を離党し、次期衆院選で日本維新の会から出馬する報告のため自民党本部を訪れた。

 二階氏は安倍、菅両政権下で歴代最長の5年超幹事長を務め、主流派の一角を占めた。選挙の公認や資金配分を決める絶大な権限を握る幹事長派閥の恩恵にあずかろうと、入会希望者が続いた。20年10月には48人に達し、岸田派を抜いて第4派閥となった。

 だが「党役員は1期1年、連続3期まで」との党改革を掲げた岸田政権が発足すると、二階派は党四役から外され、非主流派に転落した。

 昨年4月、片山さつき元地方創生担当相と衛藤晟一元沖縄北方担当相が退会。今年2月と6月には、泉田裕彦、中川郁子両衆院議員が派閥を去った。

8745OS5:2023/08/21(月) 08:43:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd7f36b46e4a4a0a94a48b4ce5a9808e6c060649
自民・安倍派、再出発も前途多難 幹部構成、改造人事が試金石
8/21(月) 7:07配信


時事通信
自民党安倍派の研修会であいさつする塩谷立元総務会長=20日午後、長野県軽井沢町

 自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会、100人)は20日、長野県軽井沢町で研修会を開いた。

 新たに集団指導体制の下で再出発を期すものの、派閥の「顔」となる会長は引き続き空席で、対立回避を優先した妥協策の色合いが濃い。今後の幹部構成や、9月に想定される内閣改造・党役員人事の行方次第で、摩擦が再燃しかねない情勢だ。

 新体制で事実上のトップとなる塩谷立元総務会長は研修会で「しっかり岸田政権を支え、日本の発展につなげていくことがわれわれの役目だ」と派内の結束を重ねて訴えた。今月末までに新体制下の幹部構成を発表する考えも示した。

 17日の派閥総会では、意思決定機関として「常任幹事会」を置き、取りまとめ役に塩谷氏を据えることを決定。幹事会の人選は塩谷氏に一任されており、かねて集団指導を主張してきた高木毅国対委員長、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長の「5人衆」の参加が確実視される。

 今回の決定は、派内になお影響力を持つ森喜朗元首相の意向が反映されたとの見方が強い。安倍晋三元首相の死去後、森氏は「5人衆」の後ろ盾となってきた。

 派内の路線対立が続いていた先月6日には、5人全員を呼び集め早期決着を促した。ハッパを掛けられた「5人衆」は今月3日、塩谷氏と会談。この場で、新体制に移行する流れが固まった。

 最後まで新会長選出にこだわった下村博文元政調会長と、森氏は距離を置く。関係者によると、森氏は幹事会のメンバーから下村氏を外すよう求めているという。

 一方、派内には森氏が権勢を振るうことへの不満も根強い。森氏が支持する「5人衆」に対しても、「自分たちのことしか考えていない」(中堅)と厳しい声が。下村氏の処遇によっては、不協和音が一段と高まりかねない。

 今後の内閣改造・党役員人事では、どれだけのポストを獲得できるかが派閥の求心力に直結する。同派ベテランは「党4役に1人、閣僚に5人を確保しなくてはいけない」と息巻くが、派内はまとまりを欠いており、他派閥からは「派閥の体をなしていない」と足元を見透かすような発言も漏れる。

 人事に関する実際の調整は、塩谷氏ではなく、「5人衆」が中心になるとみられる。安倍派若手は「交渉で誰が最も『功績』を挙げたのかで、新会長候補も絞られてくる」と指摘。早くも「次」をにらんだ主導権争いが始まるとの見通しを示した。

8746OS5:2023/08/21(月) 09:07:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/195041efa66b94d8eaa03f6e7bd360dfea1bb8f8
安倍派体制、月末にも発表 塩谷氏表明、改造控え
8/20(日) 16:27配信

共同通信
自民党安倍派の研修会であいさつする塩谷元文科相=20日午後、長野県軽井沢町

 自民党安倍派(清和政策研究会)は20日、長野県軽井沢町のホテルで研修会を開いた。派の取りまとめ役の「座長」に就く塩谷立元文部科学相は、新設する意思決定機関である常任幹事会のメンバーを月末にも発表すると表明した。岸田文雄首相が9月中旬を軸に検討する内閣改造・党役員人事を控え新体制を早期に固めたい考えだが、人選を巡り火種も残る。


 塩谷氏は研修会冒頭、常任幹事会の狙いに関し、派閥が結束して力を発揮するためだと説明。「厳しい政治状況の中で、しっかり岸田政権を支え、新しい日本の発展につなげるのがわれわれの役割だ」と呼びかけた。

8747OS5:2023/08/21(月) 09:07:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/8bd914768478fb217a442c575f1b98cfa3735d26
安倍派はこの危機を乗り越えられるか 同様の集団指導体制ののちに「旧小渕派」は分裂
8/18(金) 17:45配信

ニッポン放送
日本経済新聞コメンテーターの秋田浩之が8月18日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。新体制を決めた安倍派について解説した。

安倍派が「常任幹事会」を新設
自民党安倍派の総会に臨む(左から)岡田直樹地方創生相、西村明宏環境相、西村康稔経産相、松野博一官房長官=2023年7月6日午後、東京・永田町の党本部 写真提供:産経新聞社

自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)は8月17日に党本部で総会を開き、新たな意思決定機関として「常任幹事会」を設け、会長代理を務める塩谷立・元文部科学大臣が取りまとめ役となる新体制を決めた。派閥トップの会長は引き続き空席とし、当面は集団指導体制とする。

経営に君臨してきたオーナーが亡くなり、後継者が決まっていない企業のよう 〜続けられるかどうかの危険リスクを抱えている
飯田)安倍派は100人の大所帯です。安倍さんが亡くなったあと、会長は空席のままでした。

秋田)安倍派で起きていることを企業に例えるなら、君臨してきたオーナー企業のオーナーが亡くなってしまい、その下にはどんぐりの背比べの重役しかいないので、後継者が決まっていない。そのような状況に近いですよね。

飯田)なるほど。

秋田)そうなると、だいたいは内紛が起きるか、派閥に分かれて派閥争いになる。それを乗り切った企業は2代目、3代目という形で続いていくわけですが、内紛の結果、バラバラになってしまうケースも少なくありません。

飯田)続けられなくなってしまうケースもある。

秋田)安倍派の場合は、そういう危機リスクをいま抱えているのだと思います。

「常任幹事会」を設け、塩谷立氏がまとめ役の「座長」に就任 〜全会一致で了承
飯田)今回、ここに至るまでに、会長代理は塩谷立さん・下村博文さんの2人の存在があり、また既に議員は引退されていますが、森喜朗さんも発言力があります。森さんは、「安倍さんの一周忌までには会長を決めなければならない」と発言していました。

秋田)新聞にも出ていますけれど、今回は森元首相の意向を受けた形で事実上、決着した。座長には塩谷さんが就任し、その下に常任幹事会を設けています。

飯田)常任幹事会のメンバーには、松野官房長官、萩生田政調会長、西村経産相、高木国対委員長、世耕参院幹事長ら「5人衆」も選ばれる見通しです。

外された下村博文氏が火種にならないか
秋田)そうなると下村博文会長代理は外されてしまいます。周囲に不満を漏らしているという報道もあり、火種にならないか気になります。

飯田)この体制で落ち着くかと言うと、やはり不満が残る人もいる。

会合や食事会を絶えず開いて大派閥の結束を維持していた「旧小渕派」
秋田)私はかつて、政治部の記者として現場を取材していた時期があります。当時は橋本政権、小渕政権、森政権、小泉政権の時代だったのです。

飯田)記者時代に。

秋田)私が自民党を担当していたとき、まさに安倍派と同じような最大派閥がありました。小渕派と呼ばれていましたが、田中角栄氏のつくった経世会の系譜を踏む最大派閥でした。

飯田)小渕派。

秋田)当時、「大派閥の結束維持はこんなに大変なのか」と思うくらい、「結束」と言っては会合や食事会を開いて、絶えずケアしていましたね。

飯田)経世会というと、「一致団結・箱弁当」というようなイメージです。

安倍派同様、小渕氏の急逝で集団指導体制が組まれたが分裂した「旧小渕派」 〜ここを安倍派は乗り越えられるか
秋田)ところが、残念なことに小渕さんが急逝されて、いなくなってしまった。今回の安倍さんと同じように、トップが急に不在になりました。

飯田)そうでしたね。

秋田)そのあとどうなったかと言うと、内部で野中元幹事長を中心とするグループと、それ以外の青木元官房長官のグループなどに分かれた。

飯田)参議院のドンと言われた青木幹雄さん。

秋田)それまでは本当に緊密な関係でしたが、そこにヒビが入り、求心力が落ちていってしまった。かつての安倍派の前身であるグループでも、似たようなことがありましたね。三塚派から、そういうパターンなのです。それを乗り切れるかどうかですね。

8748OS5:2023/08/21(月) 09:10:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/8bd914768478fb217a442c575f1b98cfa3735d26
安倍派はこの危機を乗り越えられるか 同様の集団指導体制ののちに「旧小渕派」は分裂
8/18(金) 17:45配信


ニッポン放送
日本経済新聞コメンテーターの秋田浩之が8月18日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。新体制を決めた安倍派について解説した。

安倍派が「常任幹事会」を新設
自民党安倍派の総会に臨む(左から)岡田直樹地方創生相、西村明宏環境相、西村康稔経産相、松野博一官房長官=2023年7月6日午後、東京・永田町の党本部 写真提供:産経新聞社

自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)は8月17日に党本部で総会を開き、新たな意思決定機関として「常任幹事会」を設け、会長代理を務める塩谷立・元文部科学大臣が取りまとめ役となる新体制を決めた。派閥トップの会長は引き続き空席とし、当面は集団指導体制とする。

経営に君臨してきたオーナーが亡くなり、後継者が決まっていない企業のよう 〜続けられるかどうかの危険リスクを抱えている
飯田)安倍派は100人の大所帯です。安倍さんが亡くなったあと、会長は空席のままでした。

秋田)安倍派で起きていることを企業に例えるなら、君臨してきたオーナー企業のオーナーが亡くなってしまい、その下にはどんぐりの背比べの重役しかいないので、後継者が決まっていない。そのような状況に近いですよね。

飯田)なるほど。

秋田)そうなると、だいたいは内紛が起きるか、派閥に分かれて派閥争いになる。それを乗り切った企業は2代目、3代目という形で続いていくわけですが、内紛の結果、バラバラになってしまうケースも少なくありません。

飯田)続けられなくなってしまうケースもある。

秋田)安倍派の場合は、そういう危機リスクをいま抱えているのだと思います。

「常任幹事会」を設け、塩谷立氏がまとめ役の「座長」に就任 〜全会一致で了承
飯田)今回、ここに至るまでに、会長代理は塩谷立さん・下村博文さんの2人の存在があり、また既に議員は引退されていますが、森喜朗さんも発言力があります。森さんは、「安倍さんの一周忌までには会長を決めなければならない」と発言していました。

秋田)新聞にも出ていますけれど、今回は森元首相の意向を受けた形で事実上、決着した。座長には塩谷さんが就任し、その下に常任幹事会を設けています。

飯田)常任幹事会のメンバーには、松野官房長官、萩生田政調会長、西村経産相、高木国対委員長、世耕参院幹事長ら「5人衆」も選ばれる見通しです。

外された下村博文氏が火種にならないか
秋田)そうなると下村博文会長代理は外されてしまいます。周囲に不満を漏らしているという報道もあり、火種にならないか気になります。

飯田)この体制で落ち着くかと言うと、やはり不満が残る人もいる。

会合や食事会を絶えず開いて大派閥の結束を維持していた「旧小渕派」
秋田)私はかつて、政治部の記者として現場を取材していた時期があります。当時は橋本政権、小渕政権、森政権、小泉政権の時代だったのです。

飯田)記者時代に。

秋田)私が自民党を担当していたとき、まさに安倍派と同じような最大派閥がありました。小渕派と呼ばれていましたが、田中角栄氏のつくった経世会の系譜を踏む最大派閥でした。

飯田)小渕派。

秋田)当時、「大派閥の結束維持はこんなに大変なのか」と思うくらい、「結束」と言っては会合や食事会を開いて、絶えずケアしていましたね。

飯田)経世会というと、「一致団結・箱弁当」というようなイメージです。

安倍派同様、小渕氏の急逝で集団指導体制が組まれたが分裂した「旧小渕派」 〜ここを安倍派は乗り越えられるか
秋田)ところが、残念なことに小渕さんが急逝されて、いなくなってしまった。今回の安倍さんと同じように、トップが急に不在になりました。

飯田)そうでしたね。

秋田)そのあとどうなったかと言うと、内部で野中元幹事長を中心とするグループと、それ以外の青木元官房長官のグループなどに分かれた。

飯田)参議院のドンと言われた青木幹雄さん。

秋田)それまでは本当に緊密な関係でしたが、そこにヒビが入り、求心力が落ちていってしまった。かつての安倍派の前身であるグループでも、似たようなことがありましたね。三塚派から、そういうパターンなのです。それを乗り切れるかどうかですね。

8749OS5:2023/08/21(月) 09:12:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b61ec5a2af767240f618492956ceaab583c3b24
安倍派研修会 塩谷新体制で結束確認も残る不安
8/20(日) 19:45配信

産経新聞
安倍派(清和政策研究会)の研修会であいさつする塩谷立元文部科学相=20日、長野県軽井沢町

自民党安倍派(清和政策研究会、100人)は20日、長野県軽井沢町で夏季研修会を開いた。派の代表となる「座長」就任が決まった塩谷立(しおのや・りゅう)会長代理はこの日、月末にも派の意思決定を担う「常任幹事会」メンバーを発表する方針を示し、派の結束を呼びかけた。しかし派内には、9月に見込まれる内閣改造・党役員人事や、次期衆院選に向け、塩谷氏の指導力を不安視する向きもある。

「日本の誇りを取り戻して新しい時代を築く。清和研が中心となって、岸田文雄政権を支える」

塩谷氏は研修会の冒頭こう語り、党内最大派閥として政権運営に関わる考えを強調した。また、新体制を「清和研のメンバーが結集して力を発揮できる体制だ」と評価し、常任幹事会のメンバーについて「人事もあるので今月末ぐらいには発表したい」と述べた。

同派は昨年に安倍晋三元首相が死去した後、会長代理の塩谷氏と下村博文元文部科学相が暫定的に運営を担ってきた。今後は集団指導体制に移行し、幹事会には「5人衆」と呼ばれる高木毅国対委員長や松野博一官房長官らが入る方向だ。

当面、空席となっている会長は置かず、塩谷氏が取りまとめ役の座長として、内閣改造・党役員人事でポスト獲得に向けた交渉を担う。ただ、塩谷新体制には、派内で不安感が残るのも事実だ。

塩谷氏は令和3年衆院選では静岡8区で敗れ、比例代表で復活した。

派閥のトップは選挙中、全国各地で所属議員の応援に入るケースが多いが、塩谷氏は自分の選挙区にくぎ付けになりかねない。安倍派は、平成24年衆院選を含め、国政選挙で6連勝を果たした安倍氏の元で勢力を拡大した経緯があり、選挙基盤が弱い若手もいる。

20日の研修会は選挙プランナーの三浦博史氏を講師に招き、塩谷氏も「私もしっかりと勉強しなければならん」と危機感をのぞかせた。

新体制への移行を巡って新会長選出を主張し、塩谷氏と対立していた下村氏は記者団に、「選挙で勝ち抜くというのは、派閥単位でどれだけ選挙互助会的に応援できるかということだ」と指摘した。(大橋拓史)

8750OS5:2023/08/21(月) 17:28:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/c7c44cad2505c55a5e36b30e29e2df11a4e3cab6
石破氏「ポスト岸田」首位 〝復権〟へ意気盛ん
8/21(月) 12:46配信

産経新聞
自民党の石破茂元幹事長が首相候補としての〝復権〟へ意気軒高だ。メディアに頻繁に出演し、地方での講演なども行っており、「ポスト岸田」を尋ねる各社の世論調査でトップになり、根強い人気を確認できたことも背景にあるとみられる。もっとも、国会議員の支持基盤は脆弱(ぜいじゃく)なままで、次期総裁選に向けた具体的な戦略は描けていない。(奥原慎平)

産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が19、20両日に実施した合同世論調査で、次の首相に誰が一番ふさわしいかを尋ねたところ、石破氏は14・2%で、河野太郎デジタル相(10・7%)や岸田文雄首相(8・3%)らを抑え、首位になった。

共同通信社の同時期の調査でも、次の自民党総裁にふさわしい人として石破氏が18・5%でトップ。TBS系のJNNが5、6両日に行った調査でも石破氏は16%で、河野氏らを上回った。

「野党支持者が(自分に)投じたのだろう」

石破氏本人は世論調査の結果について無関心を装うが、岸田内閣の支持率が低迷し、河野氏もマイナンバー問題で批判を浴びる中、石破氏に注目が集まりやすい状況になっている。

石破氏に近い関係者は「一時しょんぼりしていたが、やる気スイッチが入ってきた。首相になろうとする野心は衰えていない」と述べ、その理由として衆目一致する「ポスト岸田」の不在を挙げる。

石破氏は、安倍晋三元首相の後継を争う令和2年の総裁選で最下位に終わり、出馬を見送った3年総裁選も支持した河野氏が岸田首相に敗れた。閣僚や党四役を離れて7年超となる。

ただ、今月4日夜には、首相と東京・赤坂の日本料理店で日本酒を酌み交わした。遠藤利明総務会長も同席し、党主流派との関係にも変化が見える。

論客ぶりも健在だ。テレビ番組で、中古車販売大手ビッグモーターによる保険金不正請求問題を巡り、制度上の課題を指摘。会長を務める党水産総合調査会の会合では、東京電力福島第1原発の処理水放出について、風評対策の要所を役所に指南する場面もある。

一方、石破氏を支える石破グループ(水月会)は約10人。解散した旧石破派と比べて結束は緩やかで、総裁選出馬に必要な20人の推薦人確保は見通せない。

「思いを共有する人が増えれば、手段として首相になることはあるかもしれない」

こう語り続ける石破氏だが、9月に見込まれる内閣改造・党役員人事も一つの契機になりそうだ。

8751OS5:2023/08/22(火) 14:12:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/beea36fa19d6bc22d5e93e79fc637ec30693bbcc
森喜朗氏が「仕切り役」、安倍派・新体制移行の混乱、「五人衆」主導も後継争いで分裂加速も
8/22(火) 6:02配信
 自民党の最大派閥・安倍派(清和政策研究会、100人)が会長空席のまま、新たに会長代理の塩谷立氏を「座長」とし、萩生田光一政調会長ら党・内閣の要職を占めるいわゆる「五人衆」を中心とする集団指導体制に移行する方針を決めたことが、自民党内に波紋を広げている。

 同派内には「五人衆」主導の新体制に反発する声もあり、今後の展開次第では分裂含みの状況がさらに深刻化するとの見方もあるからだ。しかも、会長が決まらない状態が今後も続くことで、同派の党内影響力の低下は避けられず、結果的に9月中旬にも想定される党・内閣人事で冷遇されれば、派内の対立・混乱も拡大しかねない状況だ。

 今回の新体制移行には、9月の党・内閣人事に向け、派の結束ぶりを示して岸田文雄首相に“圧力”をかける思惑もある。ただ、「仕切り役は首相と連携している森喜朗元首相」との指摘も多く、最大派閥の会長不在継続は、今後の自民党内の権力争いでの波乱要因になる可能性が大きい。

■塩谷氏を支える「常任幹事会」を新設

 昨年7月の安倍晋三元首相の突然の非業の死以来、後継会長選びで揺れ続けてきた安倍派は、お盆明けの8月17日に党本部で開いた総会で、引き続き会長は空席とし、会長代理の塩谷立・元文部科学相を「座長」とする新体制移行を了承した。

 新体制は、トップの塩谷氏を支える「常任幹事会」を新設し、集団指導体制で派閥を運営する形となる方向だ。塩谷氏は選任を一任された幹事会メンバーについて、月末にも決定・公表する意向で、具体的には萩生田氏、西村康稔経済産業相、松野博一官房長官らの「五人衆」を中心に、閣僚経験者で構成する案が有力だ。

 塩谷氏は総会などで「(会長候補が)具体的に出てこない中、派閥をしっかり運営していかなければならない」と新体制による結束の必要性を力説している。ただ、塩谷氏とともに会長代理を務めてきた下村博文元政調会長は、同派総会後、「納得できる結果ではない」と不満を漏らし、「早期の会長決定」を主張した。

 これを受けて同派は、8月20日に長野県軽井沢町で派閥研修会を開催。事実上の派閥代表である「座長」就任が決まった塩谷氏は研修会のあいさつで、「派の結束」を繰り返し訴え、所属議員の協力を求めた。

 塩谷氏は、新設される常任幹事会に「五人衆」を中心に閣僚経験者らを登用する見通しだ。塩谷氏とともに会長代理を務め、直ちに新会長を選ぶべきだと主張している下村博文元文科相をメンバーに含めるかなどが注目されるが、塩谷氏は研修会後、記者団に、人選について「いろいろな観点から検討していきたい」と具体的な言及は避けた。

 これに対し、下村氏も研修会後、記者団に対し「まもなく(内閣改造・自民党役員の)人事の時期だ。結束することがパワーを作っていくという意味で必要なことだ」と新体制での結束に理解を示す一方、「さらに結束していくためにはできるだけ早く会長を明確にする必要がある」として、早期の新会長選出が必要との考えを改めて強調した。

8752OS5:2023/08/22(火) 14:12:57
■「仕切り役」森氏が主導する“下村外し”

 もともと、派の絶対的支柱だった安倍氏の死去後、新体制をめぐって混乱が続いてきた安倍派にとって、岸田首相が断行する党・内閣人事に向け、新体制構築が必要だったことは間違いない。しかし、衆目が一致する後継者が居ないため、「次善の策」として集団指導体制選択を余儀なくされたのが実態だ。これに伴い「安倍派」の呼称も継続する。

 その一方で、秋口にも岸田首相が断行するとされる党・内閣人事を受けて、次期臨時国会での早期衆院解散論も取りざたされている。このため、同派内では「健全な形での後継体制作りができなければ、他派閥から馬鹿にされる」(閣僚経験者)との不安が募る。

 そもそも、同派の「仕切り役」とされる森氏は、2012年11月の衆院選に出馬せずに「政界引退」したが、その後も東京五輪組織委会長(途中辞任)を務めるなど中央政界への影響力を維持し、「安倍派の事実上のオーナー」(自民長老)とみられている。

 森氏は岸田政権発足後、早い段階から岸田首相の政権運営での相談相手となり、「党・内閣人事での安倍派の扱いはすべて俺が決めた」と公言してきたことから、「今後も人事の窓口は森氏というのが自民党内の常識」(同)となりつつある。

 新体制移行に不満を漏らす下村氏についても、「過去のあつれきから下村氏を毛嫌いする森氏が、塩谷氏に『下村外し』を進言した」(森氏周辺)との情報も飛び交っている。

 このため、新体制移行を受けて8月20日に長野県・軽井沢町で開催された同派研修会では、参加議員の間では「会長不在での森氏主導に対する不満と不安が隠せなかった」(派若手)とされる。

■首相らは「安倍派分裂」に期待し“高みの見物”

 こうした安倍派の現状について、岸田首相や麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長ら党最高幹部は、「安倍派の混乱に『高みの見物』を決め込んでいる」(自民長老)のが実態だ。新体制移行後も「五人衆」の後継争いが続くことは確実とみられるだけに「安倍派が混乱していれば、人事で気を使う必要もない」(官邸筋)と高をくくっているからだ。

 ここにきて、首相周辺からは「巨大派閥が空中分解すれば、長く続いた清和会支配も崩壊する」との声が漏れてくる。多くの他派閥幹部も「いずれ安倍派が分裂し、新たな派閥体制作りに向けての草刈り場になる」(麻生派)と期待も込めて状況を見守っている。

 そうした中、今後、安倍派新体制で最大派閥の結束を維持、強化できるかどうか。現状をみる限り、自民党内でも「安倍派新体制の前途は極めて多難」(自民長老)との厳しい声が広がるばかりだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

8753OS5:2023/08/22(火) 15:44:20
谷垣グループ、派閥化見送り 遠藤氏、岸田首相の総裁再選支援
8/22(火) 15:18配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/4a03dee0b5a531fa00feeaf9d2b34e0a66a08e18


時事通信
自民党谷垣グループの研修会であいさつする代表世話人の遠藤利明総務会長=22日午後、長野県軽井沢町

 自民党谷垣グループ(有隣会、約20人)は22日、長野県軽井沢町で研修会を開いた。

 代表世話人の遠藤利明総務会長は、同グループの派閥化について「『谷垣派』という思いもあったが、当面今のままでいく。他の派閥と違った形の政策集団として、力を合わせ努力していく」と見送る意向を表明した。

 有隣会は所属議員に他派閥との掛け持ちを認める「グループ」として活動している。遠藤氏は6月のグループの政治資金パーティーで派閥化を検討する考えを示していた。

 遠藤氏は研修会で、来秋の党総裁選に関し「ぜひ岸田文雄首相に再度頑張ってもらって、それを私たちとしてしっかり支えたい」と述べた。

8754OS5:2023/08/22(火) 16:57:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/dffb2baf88970f8173c0b8b945eaed93a620b859
松川るい氏が自民党女性局長を辞任へ、事実上の更迭…仏研修「観光旅行のよう」と批判
8/22(火) 5:00配信

読売新聞オンライン
松川るい参院議員

 自民党女性局長の松川るい参院議員(52)は21日、党執行部に辞表を提出した。7月下旬の女性局のフランス研修中に撮影してSNSに投稿した写真が「観光旅行のようだ」と批判を浴びたことを受け、責任をとったとみられる。同党は22日の役員会で受理を決める方向だ。


 複数の党関係者が明らかにした。研修は7月24日から3泊5日で、少子化対策や女性活躍などを議題にフランスの議員らと意見交換した。費用は党費と自己負担で賄ったという。

 投稿写真は、松川氏らがエッフェル塔前で塔をまねたとみられるポーズを撮影したものだった。研修の日程表には自由時間が目立ったほか、「ショッピングなどをお楽しみください」との記述もあり、研修内容を疑問視する声が広がっていた。

 岸田首相(党総裁)は9月中旬に内閣改造・党役員人事を調整しており、女性局長の後任は新体制発足まで空席とする案が有力だ。

8755OS5:2023/08/22(火) 17:37:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8a13a3e582278855a4caafbe7333b1be02545c7
「小渕優子幹事長」は実現するのか 岸田首相の「計算」と立ち塞がる「ドリルの記憶」
8/21(月) 11:04配信


217
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デイリー新潮
小渕優子元経済産業大臣

 ドドド……。この女性の顔を見ると、つい破壊音を想起する人は少なくあるまい。2014年に事務所が政治資金規正法違反で東京地検特捜部から家宅捜索を受けた際、ハードディスクがドリルで破壊されていたことから、「ドリル優子」の異名を持つことになった小渕優子元経済産業大臣(49)である。あれから9年。小渕氏が次の党役員人事で幹事長に抜擢されるのではないかとの観測が永田町で広がっている。岸田首相の狙いはーー。
 
 ***

【ちょっと見てられない画像、13枚】ご自慢の「4代目」とインスタライブでハシャぐ岸田夫妻。「初デートはどこ?」との質問に答えて、フリップで回答(岸田総理のInstagramより)

最大の魅力は「血統書付き」
 9月半ばに行われる内閣改造・自民党役員人事で注目されているのが、小渕氏の処遇だ。9年前の「ドリル事件」以降、国民の目につく要職からは遠ざけられ、現在は党の組織運営本部長を務めている小渕氏。だが、ここにきて、森喜朗元首相が「華やか舞台にもう一度登場させたい」とエールを送るなど、自民党初となる「女性幹事長誕生」の機運が高まっている。

 大手紙政治部デスクも「十分考えられる」と語る。

「支持率が低迷している岸田首相としても、次の人事で若い女性を抜擢して政権を浮揚させたいところ。小渕氏は、“前科”さえなければ、経験、知名度、新鮮味、どれをとっても抜群に良い。何よりもの取り柄は小渕恵三元首相の娘である点。自民党はなんだかんだ言って“血統書”がモノを言う組織ですから」

真の狙いは「茂木外し」
 だが、小渕氏を幹事長に抜擢するということは、すなわち茂木敏充幹事長を外すことになる。「それこそが岸田首相の狙いです」と別のベテラン記者も続ける。

「党のカネと人事権を握る幹事長職に茂木氏をこのまま据え置けば、自身を脅かす存在になってしまうことを岸田さんは恐れている。いま党内には有力な総理候補が少ない。萩生田光一政調会長や河野太郎デジタル相は、それぞれ統一教会問題やマイナカード問題を抱えて具合が悪い。岸田さんにとって今、マークしなければならないのは茂木氏くらいなのです。小渕氏は総理を狙うとしてはまだ若すぎますしね」

 茂木氏は党内第3位の勢力を持つ平成研究会の現オーナーで、麻生太郎副総理とも近い。露骨に外してしまえば、党内バランスを崩すことになりかねない。だが、茂木派のホープである小渕氏を一本釣りしてしまえば、反発を抑えられるという算段もあると言う。

「というのも『茂木派』とはなっているものの、派閥内で茂木さんの求心力は弱いからです。今でこそ幹事長職にあるので、みな平伏していますが、心から慕っている人は少ない。理由は偉そうだから。6月に亡くなった『参院のドン』こと青木幹雄元官房長官も茂木さんを蛇蝎の如く嫌い、小渕さんの後ろ盾になってきた。平成研の参院議員たちは青木さんの遺志を引き継いでいる。もし小渕幹事長が実現すれば、茂木氏は一気に影響力を失い、『小渕派』へと代替わりするのではないか」(同)

8756OS5:2023/08/22(火) 17:37:55
公明党対策
 そればかりでなく、「茂木外し」は公明党対策ともなりうるというのだ。

「東京28区の選挙協力問題から始まった自公亀裂は、もともと茂木氏が学会嫌いだったからこそ起きてしまった騒動です。逆に、小渕氏は公明党にウケがいい。自公連立が始まったのは父・恵三氏が首相の時ですからね。ただし、東京28区の問題以降、自民党内でも連立解消を唱える声も大きくなっており、ギクシャクした公明党との関係がどうなっていくかは未知数。10年以上、公明党の指定席となっている国交相ポストを奪還すべしという声も噴出しており、公明党にどの閣僚ポストを据えるのかも注目の一つです」(前出・デスク)

 こう並べてみると、「小渕優子幹事長」は岸田首相にとって良いことづくめのようにも思えるのだが、最大の障壁はやはり「ドリルの記憶」だ。

「あまりに恥ずかしい不祥事でしたからね。先日、エッフェル党前でポーズを取った写真をSNSに投稿して大炎上した松川るい参院議員を小渕氏が呼び出して注意した際も、『ドリルを使ったお前が言うな』の大合唱が起きました。岸田さんは小渕氏の起用については、ギリギリまで世論の風向きを見極めると思いますよ」(同)

デイリー新潮編集部

新潮社

8757OS5:2023/08/22(火) 17:42:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f42de89e6f269ce0b3859ac2fc8873ffddf0685
安倍派は新体制スタートもまた会長不在 「“高市早苗”の名前が出る時点で不安定」と専門家
8/21(月) 20:26配信


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AERA dot.
自民党安倍派の総会で発言する塩谷立会長代理=永田町の自民党本部

 自民党の最大派閥、100人を擁する安倍派(清和政策研究会)は、8月17日に総会を開き、昨年7月に安倍晋三元首相が亡くなって以降、長期間不在だった会長のポストは決めず、塩谷立会長代理が「座長」に就く新体制を敷くことを決めた。

【写真】前回の総裁選はこんなメンツだった

 意思決定機関として「常任幹事会」を設置し、「5人衆」と呼ばれる萩生田光一政調会長、西村康稔経済産業相、世耕弘成参院幹事長、松野博一官房長官、高木毅国対委員長と、ほかの有力議員による集団指導体制となる。

「塩谷氏が座長として、まとめ役になるとの説明でした。つまり5人衆がケンカして派閥を割ったりしないように、調整するとのこと。これまでとさして変わりがないですけどね。けど、安倍元首相が亡くなって1年以上、会長は誰か、と5人衆をはじめ会長になりたい人の暗闘が続いていたので、正直疲れていました。派閥の多くのメンバーが『なんでもいいから、とにかく一度、決めてくれ』という感じで、総会は消極的な了承でしたね」

 安倍派の衆院議員は疲れた様子でそう話した。

 同様の声は、安倍派の他の議員からもあがっている。「座長」になった塩谷氏については、すでに「総裁候補」から外れているとされており、結局、会長不在の状態が続くことには変わりがない。

 安倍元首相の前の会長だった細田博之・衆院議長も、トップでありながら総裁候補というわけではなかった。

「細田氏が会長でありながらも首相を目指さないという立場でやれたのは、安倍元首相という強力なリーダーがいて、派閥はサポート役となる意味合いが強かったからだ。だが、今の政治情勢は安倍元首相亡きあと、劇的に変わっている。安倍派には会長が必要ではないか」

 そう話すのは、自民党の政務調査役として長く務めた政治評論家の田村重信さん。

 塩谷氏と並んで会長代行を務めてきた下村博文元文科相も総会で、

「会長を選ぶべきだ」

 と主張し、「集団指導体制」に難色を示した。

 その前にも下村氏は、

「5人組(衆)と言われる方、2人から今後はこちらに任せてくれと(会長選出に)反対されました。5人組(衆)の意見に賛同している人はゼロ」

 と述べ、来年の自民党総裁選をにらんで会長を選ぶべきだとして動いていた。

■総裁選に安倍派の候補なし?

 総会の直前までで、明らかになっている日程だけでも3度、塩谷氏と下村氏は話し合いを続けていた。

 下村氏に近いという安倍派の衆院議員は、

「派閥の最大の目的は、会長を総裁選に送り出して勝つこと。ここで会長を決めないのは、来年秋の自民党総裁選に出る候補が安倍派にはいませんと言っているのと同じことです」

 と話し、さらに続けた。

8758OS5:2023/08/22(火) 17:42:24
「会長を決めろという下村氏の主張は正論で、同調する声はかなりありました。派閥内で選挙をしてもいいのでは、という意見も出るほど。下村氏は来年の自民党総裁選に出馬したいという意向もあって、塩谷氏と会長を争ってでも、とまで口にしていました。一方、塩谷氏は、座長になって派閥運営をしたい、と根回しを続けていた。正論は下村氏だが、勝ったのは塩谷氏と見られても仕方ない。そこが下村氏の甘いところ。後がないのでガチンコで勝負してもよかった」

 さらに、安倍元首相亡き後も派内に影響力を残す森喜朗元首相が5人衆の形を支持してきたこともあり、距離のある下村氏の主張は広がることはなかったようだ。

■実質は“3人衆”

 ただ、塩谷氏が常任幹事会のメンバーから下村氏を外した場合は、また新たな火種になることも考えられる。

 そんななかで、早くも来年の自民党総裁選の話が出る安倍派。総裁選には西村氏、会長には萩生田氏という「分離論」がさかんに議論されている。これにも森元首相の意向が強く反映されているとみられている。

「5人衆と言われますが、世耕が参院議員のまま総裁選に出るのは現実的ではないし、皆さんがご存じのようにスキャンダルを抱える高木氏は圏外です。そうなると実質、西村氏と萩生田氏、松野氏という“3人衆”です。そのうちの誰か一人、となるとよけいに決まりそうにない」(前出の安倍派議員)

 そんななかで再度、浮上してきているのが高市早苗・経済安全保障相だという。

「2年前の総裁選では安倍元首相が推したことで、派閥の一部が高市氏についた。岸田首相に続き2番手に食い込んだのは記憶に新しい。高市氏は安倍派内でも潜在的な人気があり、保守層からも幅広い支持がみられる。派閥から誰も出ないとなれば、安倍元首相のお気に入りで、無派閥の高市氏をもう一度という人が出てきてもおかしくありません」

■派閥の選挙で決めればいい

 総会後、塩谷氏は取材に対し、

「全会一致で了承してもらいました。常任幹事会が会長の役割となって重要事項を決めていく。新しい会長は、解散・総選挙や総裁選など節目があるときに、動きが出てくると思う」

 と述べるにとどまった。

 前出の田村氏がこう指摘する。

「派閥に所属していない高市氏という名前が出てくる時点で派閥が不安定な証拠です。今、日本の経済がだめなのも、安倍派の会長が決められないのも根っこは同じで、問題の先送りに思えてなりません。民主主義なので、派閥の選挙で決めればいいのです。最大派閥のトップは日本のリーダーになる有資格者です。派閥で選挙をやって、自ら道を切り開くという覚悟のある人に出てきてほしいものです」

(AERA dot.編集部・今西憲之)

今西憲之

8759OS5:2023/08/22(火) 17:43:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0adab86c5d56d820d823c1d3450b2a52dab9b30
自民党・二階派、相次ぐ離脱 第5派閥、後継問題も
8/18(金) 17:50配信


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共同通信
昨年4月、記者団の取材に応じる自民党の二階俊博元幹事長=和歌山市

 自民党の二階俊博元幹事長が率いる二階派を離脱する議員が相次いでいる。所属議員は41人まで減り、党内6派閥中、5番目。非主流派から反転攻勢に出る展望は描けていない。84歳の二階氏の後継者問題も抱える。

 「去る者は追わず、だ」。二階氏は7月18日、かつて派閥の会長代行を務めた河村建夫元官房長官の長男・建一氏が求めた面会を拒否した。建一氏は自民を離党し、次期衆院選で日本維新の会から出馬する報告のため自民党本部を訪れた。

 二階氏は安倍、菅両政権下で歴代最長の5年超幹事長を務め、主流派の一角を占めた。選挙の公認や資金配分を決める絶大な権限を握る幹事長派閥の恩恵にあずかろうと、入会希望者が続いた。20年10月には48人に達し、岸田派を抜いて第4派閥となった。

 だが「党役員は1期1年、連続3期まで」との党改革を掲げた岸田政権が発足すると、二階派は党四役から外され、非主流派に転落した。

 昨年4月、片山さつき元地方創生担当相と衛藤晟一元沖縄北方担当相が退会。今年2月と6月には、泉田裕彦、中川郁子両衆院議員が派閥を去った。

8760OS5:2023/08/23(水) 11:11:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/31fa92b2423557e2aa6ea3818fe6ad41282ec5cc谷垣G、遠い独り立ち 主流派も見えぬ展望 派閥化構想は断念
8/22(火) 19:32配信


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産経新聞
自民党谷垣グループ(有隣会)の夏季研修会で講演する代表世話人の中谷元首相補佐官=22日午後、長野県軽井沢町(奥原慎平撮影)

自民党の谷垣禎一元総裁が特別顧問を務める谷垣グループ(有隣会、約20人)は22日、長野県軽井沢町で夏季研修会を開いた。同グループは代表世話人の遠藤利明総務会長らが岸田文雄政権で要職に就き、党主流派となっている。ただ、遠藤氏が6月に表明した派閥化構想は、所属議員の反発を受けて取り下げを余儀なくされるなど、グループの結束強化に向けた展望は開けないままだ。

「名称を変更し、『谷垣派』もどうかと思ったが、皆さんと話して、やはり今のままで当面いこうよと(なった)。少し混乱させたことはおわび申し上げたい」

研修会の冒頭、遠藤氏は出席者に陳謝し、派閥化を当面見送る考えを示した。

遠藤氏は6月7日、東京都内で開いた同グループのパーティーで、派閥化して「谷垣派」とする考えを表明した。昨年7月の参院選後、複数の当選議員を勧誘した際、無派閥を理由に入会を断られたためだ。

遠藤氏は令和3年総裁選で首相の勝利に貢献し、党総務会長に起用された。同じく代表世話人の中谷元・元防衛相も首相補佐官を務める。グループとしては岸田政権で主流派であるうちに派閥化することで求心力を高め、ポスト獲得などで有利に働くとの思惑があったとみられる。

だが、2カ月余りで撤回に追い込まれた。背景には、麻生派(志公会、55人)や菅義偉前首相に近い「菅グループ」など他派閥・グループと掛け持ちしているメンバーが多く、結束力が弱いことがある。

遠藤氏は派閥化した後も他派との掛け持ちを認める考えを示していたが、「所属する派閥同士が対立した場合はどうするのか。二重国籍はよくない」(中堅議員)などと疑問視する意見が根強かった。

過去にも派閥化だけでなく、他派閥との合流話などが浮上したが、いずれも実現しなかった。

今も影響力を持つ谷垣氏は平成29年の政界引退から6年近くが過ぎ、周囲に「グループ名に谷垣の名をわざわざ使う必要もないのでは」と漏らすなど、同グループに独り立ちを求めている。(奥原慎平)

8761OS5:2023/08/24(木) 13:56:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ef10e5868b87eca35d3fa879843d555c040ae73
岸田首相、二つの「約束」両立探る 漁業者理解と「夏」放出 処理水決断、中国なお反発〔深層探訪〕
8/24(木) 7:00配信


時事通信
東京電力福島第1原発の処理水に関する関係閣僚会議で発言する岸田文雄首相(右から2人目)=22日、首相官邸

 岸田文雄首相が東京電力福島第1原発の処理水を24日から海洋放出すると表明した。「春から夏ごろ」と繰り返してきた政府方針と、漁業関係者への「約束」の両立に向け、時期を慎重に探った。国内外に反発の声が残る中、「一定の理解を得た」と判断し政治決断を下した。

【ひと目でわかる】処理水の風評被害対策

 ◇「放出ありき」
 「理解は進んでいるとの発言をいただいた」。首相は22日の自民党役員会で、前日に全国漁業協同組合連合会(全漁連)の坂本雅信会長らと会談した結果を報告した。

 放出決定で、首相が心を砕いたのは漁業者への対応だ。政府は2015年、福島県漁連に「関係者の理解なしには、いかなる処分も行わない」と約束。政府関係者は「漁業者の理解が得られれば環境が整う」と説明していた。

 「8月下旬」は放出開始の本命だった。国際原子力機関(IAEA)が日本の計画を妥当とする包括報告書を公表した7月、政府高官の一人は「海水浴シーズンが終わってからだ」と指摘。福島の底引き網漁の解禁を9月1日に控え、放出直後の海水をモニタリング(監視)する必要性も考慮すると時期は絞られた。

 首相は米国訪問から帰国した翌日の今月20日に第1原発を訪れ、安全性確保や風評被害対策に万全を期すよう東電幹部に指示。「夏ごろ」の期限が迫る中、手順を踏んだ上で漁業関係者との直談判に臨み、坂本氏から「安全性の理解は深まった」と一定の歩み寄りを引き出した。

 ただ、自民党からは「首相が福島で首長や漁業関係者と会うべきだった」(閣僚経験者)との不満もくすぶる。首相と坂本氏の会談に同席した漁業関係者は、意思決定を急いだ政府に「放出ありきで進んでいるんだろう」と不満を示した。

 ◇海外理解も後押し
 海外で支持や理解が浸透してきたことも決断を後押しした。首相は22日、「国際社会の正確な理解が広がりつつある」と自信を示した。外務省幹部も「韓国が前向きなことを言ってくれたのが大きかった」と語った。

 首相は5月以降、韓国の尹錫悦大統領と会談を重ねて説明し、理解を得た。今月18日の日韓首脳会談ではあえて議題とせず、韓国で世論の一部や野党から批判される尹氏に配慮を見せた。

 一方、中国は「汚染水」との表現を使い続けて日本批判を強める。日本産海産物への検査も強化して揺さぶっている。

 首相は9月上旬にインドネシアで、李強首相との会談を調整する。岸田首相は「科学的根拠に基づき規制撤廃を求める」と強調するが、政府内では「中国は外交カードに使っている」との見方が専ら。関係者は「中国は処理水を持ち出し優位に立とうとしている」と懸念を示した。

 ◇「解散遠のいた」
 首相の衆院解散判断にも影響を与えるのか。自民党幹部は「重い決断だ。内閣支持率は下がるだろう」と指摘。与党内では「秋の衆院解散は遠のいた」との声が出ている。

 報道各社の世論調査では海洋放出への支持や理解が広がる一方、「説明が不十分」との指摘や風評被害への懸念は根強い。放出は原発廃炉への過程に過ぎず、開始後も地元の理解を得る努力は不可欠だが、公明党幹部は「説明が足りない」と政府の姿勢に苦言を呈した。

 自民党ベテランはマイナンバーを巡る混乱や物価高も挙げ「総選挙はできない」と述べ、早期解散に否定的な考えを示した。

8762OS5:2023/08/26(土) 11:16:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d876ccff35d75bb0b2c5e08f6ccee014a23405f
自民・安倍派、塩谷立氏が「5人衆」と会談…下村博文氏は「常任幹事会」人選案から外れる
8/26(土) 5:06配信

読売新聞オンライン
自民党安倍派幹事会を終えて総会に臨む(手前から)塩谷立・会長代理、萩生田政調会長、下村博文・会長代理。党本部で(2023年7月6日)

 自民党安倍派の塩谷立・会長代理は25日、派の中枢を担う「5人衆」と東京都内で、新設する「常任幹事会」の人選を巡って意見交換した。集団指導体制に反対し、処遇が注目されている下村博文・会長代理は、この日の原案では、常任幹事会メンバーから外れた。

 複数の同派関係者が明らかにした。派に影響力を持ち、下村氏と折り合いが悪い森喜朗元首相の意向も影響したとみられる。原案では、取りまとめ役に就く塩谷氏のほか、松野官房長官、萩生田政調会長、西村経済産業相、高木毅国会対策委員長、世耕弘成参院幹事長の5人衆が入った。西村環境相や岡田地方創生相、稲田朋美・元防衛相も名を連ねた。

 常任幹事会は10人程度を想定し、閣僚などの要職経験を要件に人選を進めている。下村氏は文部科学相や党政調会長を歴任しているが、塩谷氏は「世代交代」を理由に理解を求める構えだ。ただ、下村氏の反発が予想され、見直しを迫られる可能性もある。同派は31日に予定する派閥会合での新体制発足を目指している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/397fc3b3771b11f0029596d906903c11a34f7c40
安倍派体制、下村氏除外へ 常任幹事会、31日決定
8/26(土) 0:09配信
共同通信
下村博文氏

 自民党安倍派(清和政策研究会)の新たな意思決定機関・常任幹事会のメンバーから、同派会長代理の下村博文元政調会長が外れる見通しとなった。31日に派閥会合を開き、正式に発足する。複数の関係者が25日、明らかにした。安倍派に強い影響力を持つ森喜朗元首相の意向が反映されたとみられる。


 常任幹事会の人選は、座長に就く塩谷立・元文部科学相に一任されている。関係者によると、10人程度の規模を検討。有力者「5人組」と呼ばれる高木毅国対委員長、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長の他に、参院からも閣僚経験者が入る方向で調整している。

 塩谷氏は25日、東京都内のホテルで5人組のうち萩生田氏を除く4人と会談した。新体制案を説明し、理解を求めたもようだ。森氏は、下村氏を常任幹事会メンバーから外すよう求めていたとされる。

8763OS5:2023/08/26(土) 11:17:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f36ecfa8d5d100c30b0a7bd1fab4972437d0ca7
岸田首相の“支持率回復”は難しい? 内閣改造の“目玉人事”をしづらい背景に「大物が多すぎて代えづらい」 自民党内の派閥の内情を解説
8/24(木) 20:02配信

FNNプライムオンライン
FNNプライムオンライン

自民党の派閥研修会がラッシュだ。しかし、人事をやっても、支持率回復は難しいとされている。


自民党の派閥研修会ラッシュについて、政治部・福井慶仁記者がお伝えする。

党内の“派閥研修会”がラッシュ
まず岸田内閣の支持率だが、ここ3カ月下がり続けていたものの、先週末に行ったFNNの最新の世論調査では、7月より0.2ポイントUPとわずかながら上がり、41.5%という結果になった。

これは支持率が下げ止まったということなのだろうか。

形の上では下げ止まりだが、自民党内からは「小康状態だ。この先どうなるかはわからない」と、依然として岸田政権の今後を、心配する雰囲気がある。

その自民党内で、今ラッシュを迎えているのが各派閥の“研修会”だ。

自民党には現在、最大派閥の安倍派、麻生派、茂木派、岸田派、二階派、森山派、そして、派閥より結束の緩やかな谷垣グループと、6派閥1グループが存在している。

この派閥の研修会が佳境を迎えていて、麻生派と茂木派は横浜で、安倍派と谷垣グループは軽井沢ですでに開催した。このあと、二階派が軽井沢、岸田派は山梨、森山派は鹿児島で開催する予定だ。

研修会は避暑地や地方で開くケースが多いが、どんなことをするのだろうか。

例えば8月20日に、軽井沢で行われた安倍派の研修会は、軽井沢プリンスホテルで開かれたが、会場に長テーブルを並べた着座形式だった。

そして、座長に就任したばかりの塩谷元文科大臣の挨拶で始まり、選挙戦略の専門家の講演、AIの専門家の講演と続き、約3時間で終了した。

研修会の醍醐味は“夜の懇親会”
研修会の醍醐味は、この座学の後に行われた懇親会にあった。

みんなで食事をしてお酒を飲むわけだが、この日も、一部の議員は2次会はもちろん、3次会まで行ったということだ。

こうした研修会“夜の部”の目的について、ある議員に聞いてみたところ「同志の結束を確認し、普段できない様々な情報交換を行うには、絶好の機会だ」と答えた。

さらに、「研修会終了後に、人事の希望を提出することが多いから、お互い被らないように確認することもある」という人もいた。

秋に行われることが多いのは、人事の直前という意味合いもある。そこで、研修会の場を通して、人事に向けた派内調整を行う狙いもあるようだ。

では、2023年の人事は、どうなるのだろうか。

岸田首相は、9月中旬を軸に内閣改造・自民党役員人事を行う方向で検討していて、19日、人事についてこう述べた。

岸田首相:
先送りできない課題に取り組み、そして、答えを出していく。そのための適材適所。こういった考え方に徹して判断してきたい。

このように「適材適所」で判断したいと強調した。

8764OS5:2023/08/26(土) 11:17:34
改造人事をやっても“支持率回復”は難しい
岸田首相は、目玉人事と言えるような、思い切った人事をやりずらい状況に追い込まれていた。

その理由の一つは「大物が多すぎて、代えづらい」という点だ。

通常、目玉人事を行う際に注目されるのは、自民党側では副総裁、幹事長、政調会長といった役員クラス。内閣では、要の官房長官などが挙げられる。

ただ、麻生副総裁はお世話になりすぎてて代えられない。茂木幹事長も54人の議員を抱える派閥のトップで、外せば、その支持を失ってしまう。

では、政調会長と官房長官はというと、100人の最大派閥・安倍派の“5人衆”と言われる幹部のうちの2人が務めている。いまだ後任の会長が決まらず、この“5人衆”と言われる幹部が、100人の派閥がバラバラにならないよう、絶妙な力関係で維持している。

仮に、そこの2人を代えてしまうと、この絶妙なバランスで保っている安倍派からの支持も崩れる恐れがある。そのため、皆「外しにくい」状況が、できてしまっている。

中には、総理が党内でより広い支持を得るため、現在は非主流派とされつつも、大きな影響力を持つ菅前総理や、世論調査で「次の総理に一番ふさわしい」として名前が挙がる、石破元幹事長の重要ポストでの起用を推す声もある。

しかし、支持率が下がっている今の状況で、麻生副総裁や茂木幹事長といった党内の安定を捨ててまで、非主流派を取り込む人事をやる余裕はないと言える。

さらに、もう一つは「改造はリスクを伴う」ということだ。

1年前の内閣改造では、起用した閣僚に旧統一教会問題が浮上した。結局、辞任ドミノが起きて支持率がガタ落ちした。

あまり奇をてらった人事や、大幅に人を代えると、それだけその閣僚に不祥事が起きるリスクが出てくる。

総理の周辺からはすでに「人事をやったからといって、支持率への影響は限定的」だと、過度な期待への予防線を張る声が出ている。

ただ、少しでも何とかしたい岸田首相が、党内の重鎮からも推す声がある小渕優子組織運動本部長を人事で起用するか、この辺りが注目だ。

(「イット!」 8月23日放送より)

イット!,政治部

8765OS5:2023/08/26(土) 11:50:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/65bffe218d3ff0795d1af6c44e0c11ca837126f6
感染症統括庁トップに栗生俊一氏…コロナ分科会は廃止
8/25(金) 23:36配信

読売新聞オンライン
栗生俊一官房副長官

 政府は25日、9月1日に発足する「内閣感染症危機管理統括庁」のトップとなる内閣感染症危機管理監を、栗生俊一官房副長官が兼務する人事を発表した。栗生氏を補佐する内閣感染症危機管理監補は、藤井健志官房副長官補が兼務で就く。統括庁の担当相は後藤経済再生相が務める。


 統括庁の感染症危機管理統括審議官には、中村博治新型コロナウイルス感染症対策推進室長、感染症危機管理対策官には厚生労働省の迫井正深医務技監が起用される。

 25日の閣議では、有識者でつくる「新型インフルエンザ等対策推進会議」の体制を見直すことも決めた。新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に移行したことや、感染状況が落ち着いていることを踏まえ、推進会議の下部組織の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」や「基本的対処方針分科会」は廃止する。

 推進会議の委員は9月1日付で35人から15人に減らし、議長の尾身茂氏は退任する。新委員では、国立成育医療研究センター理事長の五十嵐隆氏や国立国際医療研究センター国際感染症センター長らが加わる。

8766OS5:2023/08/26(土) 11:56:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/246b5221e45d47d366cc0e567a669db210cd8307
処理水放出、手腕問われる林外相 親中派「ポスト岸田」へ試練
8/26(土) 7:13配信
時事通信
国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長とのテレビ会談に臨む林芳正外相=25日、外務省

 林芳正外相が、岸田文雄首相の後継を見据え、政権の安定に汗をかいている。

 当面、最大の課題は東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出に対する国際社会の理解醸成だ。特に、処理水を「核汚染水」と表現して外交戦を展開する中国にどう対抗するか、その手腕が問われる。

 「日本政府は処理水の最後の一滴が放出されるまで安全確保に取り組み続ける」。林氏は25日、国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長とテレビ会議形式で会談し、計画完了に向けた決意を強調した。

 これに先立ち、メキシコのバルセナ外相とも電話で会談し、日本の立場を説明。バルセナ氏から「日本が国際的な基準を順守して実施していくことを信頼している」との言葉を引き出した。

 処理水への対応は、内閣支持率の低迷が続く政権の行方にも影響しかねない。中国は日本産水産物の輸入全面禁止などで揺さぶりを掛ける。他国にも同様の動きが広がれば、日本にとって経済的打撃は大きく、外相として林氏の責務は重大だ。

 「ポスト岸田」を目指す林氏に対し、周囲の期待は大きい。今月13日に地元・山口県下関市の集会に出席した際は、会場内で「下関育ちの首相誕生を」との声掛けに呼応し、「頑張ろう三唱」が起こった。

 自身が所属する自民党岸田派会長の首相を支える姿勢に徹し、禅譲を狙うのが林氏の基本戦略とみられる。派内でも「岸田氏にできるだけ長く首相を続けてもらうことが、われわれにとっても良いことだ」と説く。

 その一方で、6月に自身を中心とする勉強会「水正会」の会合を持つなど、党内の「仲間づくり」を意識したとみられる動きも。ただ、顔触れは岸田派が中心で、他派閥への浸透はこれからだ。

 国民的な人気も広がりを欠く。「次の首相にふさわしい人物」を問う報道各社の世論調査では軒並み下位に低迷する。

 党内では、外相就任まで日中友好議員連盟会長を務めてきた林氏を「親中派」と見る向きが強い。保守派を中心に厳しい視線が注がれる中、中国との向き合い方は、首相候補として林氏の評価を左右しそうだ。

8767OS5:2023/08/27(日) 10:03:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/8bb7a5348dba9acc15a18f1c8920ed93268838c3
「女性首相候補」の要職起用焦点 内閣改造で小渕・上川氏ら推す声
8/27(日) 7:07配信
時事通信
自民党の(写真左から)小渕優子氏、上川陽子氏、高市早苗氏、野田聖子氏

 岸田文雄首相が9月に予定する内閣改造・自民党役員人事で、将来の首相候補と取り沙汰される女性議員の要職起用があるかに党内の注目が集まっている。

 現状で期待が強いのは小渕優子党組織運動本部長(49)や上川陽子党幹事長代理(70)ら。各国で女性宰相の誕生が相次ぐ中、首相の座へと飛躍するきっかけになる可能性もある。

 元首相を父に持つ小渕氏は「党三役入り」などさらなるステップアップに期待する声がある。23日、会長を務める党沖縄振興調査会で「コロナの時期は本当に苦しい思いをした。われわれは強い経済をつくる共通の目標を持っている」と語り、父譲りの沖縄への思いを吐露した。

 ただ、難点は2014年に経済産業相辞任に追い込まれた政治とカネの問題。政治資金収支報告書への架空の寄付金計上で元秘書2人が有罪となったが、小渕氏の「説明不足」を指摘する声は今なお強い。「昔のことがまた掘り返される」(党関係者)との懸念も党内で漏れる。

 上川氏を「有望株」(自民参院幹部)と見る向きもある。これまで少子化担当相や法相を歴任。茂木敏充幹事長も実務能力を高く評価し、法相当時の部下は「判断が明確。省幹部からの信頼も厚かった」と振り返る。首相を目指すには年齢が比較的高いことがネックになるとの見方もある。

 21年の自民党総裁選で岸田氏と争った高市早苗経済安全保障担当相(62)と野田聖子前少子化担当相(62)も、首相の座になお強い意欲を示す。

 高市氏は後ろ盾だった安倍晋三元首相が死去。県連会長として元秘書官擁立を主導した4月の奈良県知事選では保守分裂を招き、日本維新の会候補に敗北を喫した。自民党関係者は「リーダーとしてはバツが付いた」と手厳しい。

 野田氏はなお高い知名度を誇るものの、無派閥で足場が弱い。前回総裁選では推薦人集めにぎりぎりまで苦労し、来年の総裁選も出馬できるめどは立っていない。

 国会議員のうち女性が占める割合は衆院で約10%、参院約27%。女性リーダーが生まれにくい背景には、女性議員の少なさという問題も横たわる。現在の岸田内閣に至っては、閣僚19人のうち女性は2人。「ガラスの天井」がいつ破られるか、見通せないのが実情だ。

8768OS5:2023/08/27(日) 10:15:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e3749f36c09f92afb36918c32fc062a6bad2677
迫る?9・11岸田内閣改造 支持率回復へ最後の切り札 菅氏のSNS投稿も話題
8/23(水) 22:41配信


カナロコ by 神奈川新聞
岸田文雄首相(資料写真)

 自民党総裁の岸田文雄首相が9月11日を軸とした内閣改造と党役員の刷新に向け、準備のピッチを上げている。人事は「内閣支持率回復の最後の切り札」(同党幹部)とされるだけに、支持率が持ち直すようであれば、秋風ならぬ“解散風”が強まりそうだ。

 「ありがたいよね」。23日の官邸では、菅義偉前首相が前日に発信した「X」(旧ツイッター)がスタッフ間で話題となった。

 「政府はアルプス処理水の海洋放出開始を決定し、24日の開始見込みを公表しました。私が総理として決めた2021年4月の政府方針に基づくものです。福島復興を実現する上で大きな一歩です」。政府関係者は「政治家は国民が歓迎する政策なら『自分がやった』と自慢しても嫌がることはだんまり。でも菅さんは一緒に泥をかぶってくれた」と感謝。

 一方、野党は「勝つためならなりふり構わず結束に走るのが自民。解散をにらみ生命維持装置を動かし始めた」(立憲民主党議員)と警戒を強める。

 岸田首相は漁業者から批判を浴びながらも処理水放出を決断。ガソリン補助金の10月以降の延長を政府内に指示するなど「解散判断に向けた障害物」(内閣府スタッフ)除去に懸命だ。海外研修を「観光旅行」と批判された松川るい参院議員の問題でも、党幹部に苦言を呈して女性局長辞任への流れを促したとされる。

神奈川新聞社

8769OS5:2023/08/28(月) 09:05:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/823c58f9a40c3fe10f5c27c02f656b10ce29431b
小泉進次郎氏が安倍派「新会長候補」に急浮上 跡目争いによる派の分裂を回避するため、森喜朗氏がスカウトか
8/28(月) 7:15配信
 跡目が決まらない自民党最大派閥の安倍派に“救世主が現われるかもしれない。小泉進次郎・元環境相を会長にスカウトするというウルトラCだ。

 すったもんだの末に安倍派(清和会)の集団指導体制が決まった。長老の塩谷立氏が座長となり、後継会長を争う5人衆(松野博一・官房長官、西村康稔・経済産業相、萩生田光一・政調会長、高木毅・国対委員長、世耕弘成・参院幹事長)らの幹部が常任幹事に就任する予定だ。

 9月の内閣改造で大臣枠を減らされないために結束を示した形だが、派内の中堅・若手には不満がくすぶっている。

「塩谷さんは5人衆と対立する振りをしながら、最後は寝返った。なんとも情けない座長だ」(同派若手議員)

 今回の人事を仕組んだのは5人衆のバックにいる森喜朗・元首相とみられている。だが、その森氏は5人衆では頼りないと見て、ひそかに進次郎氏のスカウトに動いているという。森派関係者の話だ。

「5人衆は派内の人望がないうえ、5人が跡目争いをすれば派は分裂に向かいかねない。塩谷座長体制が壊れるのは時間の問題だ。森さんもあの5人には派閥を率いるのは無理だと考えていて、進次郎氏に安倍派入りを打診し、会長候補に担ごうとしている」

 進次郎氏の父、小泉純一郎・元首相はかつて清和会会長を務め、政治的血脈からいえば小泉家は安倍家、福田家と並んで同派のオーナー家の一角を占める。だが、進次郎氏は安倍晋三・元首相と折り合いが悪く、初当選以来、森氏がいくら誘っても派閥入りせずに無所属を通してきた。

「安倍さんが亡くなったことで進次郎氏が派閥入りを断わる理由もなくなった。進次郎氏は国民の人気も高いし、現在の5人衆はいずれも純一郎さんに育てられたから進次郎氏に一目置かざるを得ない。安倍派入りして進次郎氏が最大派閥を率いれば、勢いを盛り返すことができるかもしれない」(同前)

 小泉事務所に安倍派入りについて聞いたが、締め切りまでに回答はなかった。進次郎氏が「ウン」と言えば、安倍派の運命を変えることになるかもしれない。

※週刊ポスト2023年9月8日号

8770OS5:2023/08/28(月) 09:24:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b0fddce54efd902192a0ab32b56660b47357b2a
萩生田政調会長、安倍派に「内紛はない」…集団指導体制へ移行巡り強調
8/27(日) 20:02配信

読売新聞オンライン
萩生田政調会長

 自民党安倍派の萩生田政調会長は27日、大阪府泉佐野市で講演し、同派を会長不在のまま集団指導体制に移行させることについて、「人をかき分けて前に出ようという人がおらず、支え合いながら頑張っていこうという思いで決めた」と述べ、「内紛はない」と強調した。同派の世耕弘成参院幹事長は同日の徳島市内の会合で、新会長の選出には「ここから2年や3年はかかる」との見通しを示した。

8771OS5:2023/08/28(月) 17:12:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d80677eef48b257d7bc5134b0590b00549cb01a
首相が「ポスト岸田」うかがう河野、高市両氏と昼食
8/28(月) 13:57配信

産経新聞
令和3年、自民党総裁選で激突した(左から)河野太郎氏、岸田文雄氏、高市早苗氏、野田聖子氏=東京都千代田区(宮崎瑞穂撮影)

岸田文雄首相(自民党総裁)は28日、河野太郎デジタル相、高市早苗経済安全保障担当相とともに官邸で昼食をとった。両氏はいずれも令和3年の自民党総裁選に出馬し、首相に敗れたが、いまなお国政トップに意欲を持つとされ、「ポスト岸田」にも名を連ねる。首相が9月中旬にも行う方向の内閣改造・党役員人事でも両氏の処遇が注目されている。

昼食後、河野氏は記者団の問いかけに無言だったが、高市氏は首相が観戦した沖縄県でのバスケットボールワールドカップ(W杯)の話をしたと説明し、「楽しかった」と語った。両氏の出馬が取り沙汰される来年の党総裁選の話題はなかったという。

首相は今月4日には報道各社の世論調査で根強い人気がある石破茂元幹事長とも会食している。

8772OS5:2023/08/28(月) 17:12:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d80677eef48b257d7bc5134b0590b00549cb01a
首相が「ポスト岸田」うかがう河野、高市両氏と昼食
8/28(月) 13:57配信

産経新聞
令和3年、自民党総裁選で激突した(左から)河野太郎氏、岸田文雄氏、高市早苗氏、野田聖子氏=東京都千代田区(宮崎瑞穂撮影)

岸田文雄首相(自民党総裁)は28日、河野太郎デジタル相、高市早苗経済安全保障担当相とともに官邸で昼食をとった。両氏はいずれも令和3年の自民党総裁選に出馬し、首相に敗れたが、いまなお国政トップに意欲を持つとされ、「ポスト岸田」にも名を連ねる。首相が9月中旬にも行う方向の内閣改造・党役員人事でも両氏の処遇が注目されている。

昼食後、河野氏は記者団の問いかけに無言だったが、高市氏は首相が観戦した沖縄県でのバスケットボールワールドカップ(W杯)の話をしたと説明し、「楽しかった」と語った。両氏の出馬が取り沙汰される来年の党総裁選の話題はなかったという。

首相は今月4日には報道各社の世論調査で根強い人気がある石破茂元幹事長とも会食している。

8773OS5:2023/08/28(月) 20:39:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/a80ac79feee6171763afd916baf71c6007e8f5ee
自民安倍派「下村外し」で調整 31日に総会、新体制なお火種
8/28(月) 19:57配信


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時事通信
自民党安倍派の総会に出席した下村博文・元政調会長=17日、東京・永田町の同党本部

 自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)は28日、議員総会を31日に開くと発表した。

 新たな集団指導体制での幹部人事を協議する。意思決定機関となる「常任幹事会」は萩生田光一政調会長や松野博一官房長官ら「5人衆」をはじめ現職閣僚と閣僚経験者で構成。集団指導に反対してきた下村博文・元政調会長は外れる方向で最終調整しており、今後の派閥運営に火種を残しそうだ。

 新体制での取りまとめ役を務める塩谷立・元総務会長は25日、東京都内で5人衆メンバーと新体制の陣容を協議。常任幹事会には塩谷氏を筆頭に、萩生田、松野両氏、高木毅国対委員長、西村康稔経済産業相、世耕弘成参院幹事長の5人衆のほか、西村明宏環境相、岡田直樹地方創生担当相、稲田朋美元防衛相、柴山昌彦元文部科学相らが加わる方向となった。

 党三役や閣僚を歴任した下村氏については「顧問」とし、意思決定の中枢から外す方向。下村氏は新体制移行を巡り、集団指導を主導した「5人衆」と激しく対立。派内になお影響力を保つ森喜朗元首相も、自身と折り合いの悪い下村氏を幹部から除外するよう求め、5人衆の一人は周囲に「『下村外し』は絶対条件だ」と言明した。

8774OS5:2023/08/29(火) 06:53:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/461951bae3dc71cd1fd77704f9e91f74fe71ba69地方選苦戦で「逆風見える化」 効果なき地方行脚、党支持率も低迷
8/28(月) 21:41配信


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コメント55件


カナロコ by 神奈川新聞
岸田文雄首相(資料写真)

 全国3主要紙と2通信社、NHKの8月の岸田文雄内閣の支持率調査結果が28日、出そろった。いずれも減少か横ばいで3割前後と低迷。国会閉会中の「地方行脚」効果も出ていない。9月11日の週に見込まれる内閣改造と党役員人事が回復のカギとなるが、逆風は党支持率にも及ぶ。寒川町長選での推薦新人候補の苦杯や岩手県知事選での与党統一候補の苦戦など「逆風が見える化」(自民の閣僚経験者)している状況だ。

 8月の内閣支持率は通信社が共同33%、時事26%。新聞社は朝日33%、読売35%、毎日26%、NHKは33%でいずれも岸田内閣として最低値か最低と同水準だ。読売は前月と横ばいだがNHKは5ポイント、時事と朝日は4ポイント、毎日は2ポイント、共同は1ポイントの減だった。

 自民関係者が深刻に受け止めているのは政党支持の動向だ。読売は3ポイント減の30%で朝日(28%)同様に2割台目前。前月24%の毎日は25%と微増だが、比例投票先では4ポイント減の21%。4ポイント伸ばした日本維新の会に並ばれている。

神奈川新聞社

8775OS5:2023/08/29(火) 07:39:36
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/345679内閣改造、松野官房長官の去就が焦点 安倍派「5人組」の一人、派閥新体制の行方影響
政治・行政

国政
2023/8/12
twitter
内閣改造での去就が注目されている松野官房長官(撮影・山崎亮)
 岸田文雄首相が9月を軸に検討する内閣改造で、政権ナンバー2の松野博一官房長官の去就が焦点になっている。政府・与党内にはスポークスマンながら「発信力に欠ける」との批判がある半面、「官邸に安定感をもたらしている」との評も高まる。自民党最大派閥安倍派の幹部を務めるだけに、近く議論される同派の新体制の行方も首相の判断を左右しそうだ。

 連日官邸で記者会見し、国民への広報の要を担う松野氏。2021年10月の就任以来、用意された答弁書に目線を落として答えることが多く、与党内からも「官僚的で発信力に乏しい」とされてきた。ただ、最近は状況が変わりつつある。

 7月以降、首相最側近の木原誠二官房副長官に関する一部週刊誌報道を尋ねられることが増えた。表情を変えず淡々と答える場面が繰り返されると、官邸内には「冷静に切り返す胆力がある」(首相周辺)との評価が浸透した。この問題の質問は当分続くとみられ「今は松野氏の安定感が必要だ」(別の周辺)との声も出ている。

 8月1日夜には現政権下で初めて首相と2人きりで会食。首相が好む東京・赤坂の焼き肉店だった。普段は同席する麻生太郎副総裁や茂木敏充幹事長の姿はなく、官邸には「続投要請の布石か」との声も出たが、松野氏は周囲に多くを語っていない。10日夜にも再び2人は都内で食事をした。

 松野氏の人事に影響するとされるのは首相の政権運営を支える安倍派の行方だ。松野氏は安倍晋三元首相の次の会長候補と目される派内の有力者「5人組」の一人。17日の派閥会合では新体制が議題となる。

 安倍派事務総長も務めた松野氏が閥務で重責を担えば「官房長官との兼務は難しい」(自民党中堅)との見方が大勢だ。逆に現状の立ち位置にとどまれば―。首相に近いベテラン議員は「安倍派と連携し、時にけん制する意味でも松野氏を政権中枢に据える利点は大きい」とみる。

 松野氏の長官在任は1年10カ月を超え、平成以降では菅義偉、福田康夫の両元首相に次ぐ3番目の長さとなった。岸田首相が党政調会長時代に会長代理として支え、関係を深めたとされる松野氏。常々「ポストへの執着はない」と語る政治家の去就が今、にわかに注目されている。(樋口浩二)

8776OS5:2023/08/29(火) 07:44:03
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/345679内閣改造、松野官房長官の去就が焦点 安倍派「5人組」の一人、派閥新体制の行方影響
政治・行政

国政
2023/8/12
twitter
内閣改造での去就が注目されている松野官房長官(撮影・山崎亮)
 岸田文雄首相が9月を軸に検討する内閣改造で、政権ナンバー2の松野博一官房長官の去就が焦点になっている。政府・与党内にはスポークスマンながら「発信力に欠ける」との批判がある半面、「官邸に安定感をもたらしている」との評も高まる。自民党最大派閥安倍派の幹部を務めるだけに、近く議論される同派の新体制の行方も首相の判断を左右しそうだ。

 連日官邸で記者会見し、国民への広報の要を担う松野氏。2021年10月の就任以来、用意された答弁書に目線を落として答えることが多く、与党内からも「官僚的で発信力に乏しい」とされてきた。ただ、最近は状況が変わりつつある。

 7月以降、首相最側近の木原誠二官房副長官に関する一部週刊誌報道を尋ねられることが増えた。表情を変えず淡々と答える場面が繰り返されると、官邸内には「冷静に切り返す胆力がある」(首相周辺)との評価が浸透した。この問題の質問は当分続くとみられ「今は松野氏の安定感が必要だ」(別の周辺)との声も出ている。

 8月1日夜には現政権下で初めて首相と2人きりで会食。首相が好む東京・赤坂の焼き肉店だった。普段は同席する麻生太郎副総裁や茂木敏充幹事長の姿はなく、官邸には「続投要請の布石か」との声も出たが、松野氏は周囲に多くを語っていない。10日夜にも再び2人は都内で食事をした。

 松野氏の人事に影響するとされるのは首相の政権運営を支える安倍派の行方だ。松野氏は安倍晋三元首相の次の会長候補と目される派内の有力者「5人組」の一人。17日の派閥会合では新体制が議題となる。

 安倍派事務総長も務めた松野氏が閥務で重責を担えば「官房長官との兼務は難しい」(自民党中堅)との見方が大勢だ。逆に現状の立ち位置にとどまれば―。首相に近いベテラン議員は「安倍派と連携し、時にけん制する意味でも松野氏を政権中枢に据える利点は大きい」とみる。

 松野氏の長官在任は1年10カ月を超え、平成以降では菅義偉、福田康夫の両元首相に次ぐ3番目の長さとなった。岸田首相が党政調会長時代に会長代理として支え、関係を深めたとされる松野氏。常々「ポストへの執着はない」と語る政治家の去就が今、にわかに注目されている。(樋口浩二)

8777OS5:2023/08/30(水) 10:32:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ffa926999b431ee3c100b0a5bf334f6a3bf8efc
自民・安倍派、集団指導体制継続へ 有力会長候補不在で小泉氏勧誘構想再燃か 小泉氏「派閥入りない」
8/29(火) 20:31配信

カナロコ by 神奈川新聞
自民党本部=東京都千代田区

 自民党の故安倍晋三元首相の派閥「清和政策研究会(安倍派)」は31日に開く議員総会で幹部人事を協議する。関係者の話を総合すると、集団指導体制を継続し、塩谷立元総務会長を座長とした常任幹事会を発足させる方向が固まった。「会長選出」を主張した下村博文元政調会長は「顧問」として、常任幹事会から外れる見通しだ。

 常任幹事会には塩谷氏のほか萩生田光一政調会長、松野博一官房長官、高木毅国会対策委員長、西村康稔経済産業相、世耕弘成参院幹事長の通称「5人衆」が参加。岡田直樹地方創生担当相らを加えて10人前後となる方向だが「下村氏はリストアップされていない」(安倍派関係者)という。

 安倍派の新体制を巡っては、有力な会長候補がいないことで派内調整が長期化し、小泉進次郎元環境相(衆院11区)の派閥入りを求める意見も再燃。小泉氏は周囲に「それ(派閥入り)はない」と話している。

 小泉氏の父である純一郎氏は清和研の出身。3度目の総裁選を前に派を離れ「脱派閥」を掲げて勝ち抜き、首相に就いた。清和研関係者は小泉進次郎氏に対し2009年の初当選以来、アプローチを続けてきたが同氏は一貫して無派閥。最近は沈静化していたが、安倍氏死去に伴う混乱もあり勧誘構想が再燃したとみられる。

神奈川新聞社

8778OS5:2023/08/30(水) 11:40:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/2384981274b39be463c8c8a1c0cd2652594bd6bd
茂木、高市、河野3氏は続投か交代か 来月内閣改造
8/29(火) 20:07配信

産経新聞
自民党役員会に臨む(左から)萩生田光一政調会長、茂木敏充幹事長、岸田文雄首相=29日午前、東京・永田町の党本部(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相が9月に行う内閣改造・自民党役員人事は、来年9月の任期満了に伴う党総裁選に向けてライバルの処遇が焦点となる。中でも「ポスト岸田」を狙う茂木敏充幹事長を続投させるかどうか決めかねているようだ。令和3年9月の前回総裁選で争った河野太郎デジタル相と高市早苗経済安全保障担当相は勢いが陰り、首相は2人を交代させる可能性がある。

【画像】自民党内の「ポスト岸田」を巡る相関図

首相は29日、自民党本部で麻生太郎副総裁、茂木氏と3人で約40分にわたり意見交換する場を持った。首相は麻生、茂木両氏を政権の骨格に位置付け、重要政策などを決定する前に相談してきた。両氏とは6月27日、7月26日と定期的に会食もしている。

今回の人事で最大の焦点は、次の総裁選で茂木氏を首相の陣営に取り込む意味も込め、幹事長職を続投させるかどうかだ。

官邸幹部は「長期政権だった安倍晋三元首相は骨格をあまり変えなかった」と語り、茂木氏を交代させた場合のバランスの不安定化を懸念する。一方、党の人事とカネに絶大な権限を持つ幹事長を続投させれば茂木氏が力を付けることになり、首相周辺は警戒感を示している。

首相が気になるのは、第3派閥の茂木派(平成研究会)会長の茂木氏を外した場合、自身への脅威になるリスクだろう。

ただ、同派の参院側に影響力を持ち、茂木氏に批判的だった青木幹雄元参院議員会長が6月に死去した直後、同派の参院メンバーは会合を開き、総裁選対応も含めて参院側で独自に判断する方針を確認した。首相は党内情勢も見極め、処遇を最終判断するとみられる。

河野、高市両氏については、昨年8月の内閣改造で閣内に取り込んだ。両氏は強力なライバルになりうると目されたが、現在は「それほど脅威ではない」(党幹部)とみられている。

河野氏は、主導したマイナンバーカードと健康保険証の一体化を巡りトラブルが頻発し、自民党内からも批判された。党内の人間関係作りが不得手とも評され、所属する麻生派(志公会)の領袖である麻生氏からは7月の北國新聞インタビューで「閣内に残らない方がいい」と指摘された。

一方、高市氏は前回総裁選で後ろ盾となった安倍氏を失った。高市陣営の中核だった城内実元外務副大臣も5月、無派閥から森山派(近未来政治研究会)に移るなど厳しい状況にある。

首相は28日、河野氏と高市氏を官邸に招いて約1時間昼食を共にした。内閣改造で踏み込んだ会話はなく、プロ野球などが話題になった。首相は広島、河野氏は巨人、高市氏は阪神-とライバル球団のファン同士だが、無事に「楽しい話」(高市氏)になったという。(田中一世)

8779OS5:2023/08/30(水) 11:46:11
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_2J7YF25Z2BOIXBAW2B5NSBEVI4.html
自民経済対策 衆院解散の環境整備か 先送りはリスク大
2023/08/29 17:52産経新聞

自民党は29日の政調全体会議でガソリンなど燃料油の高騰対策に向けた提言案を取りまとめたが、党幹部の視線はすでに追加的な経済対策や令和5年度補正予算案の編成に向いている。物価高を受けた内閣支持率の続落を警戒しているためだ。岸田文雄首相(自民党総裁)が今秋にも衆院解散に踏み切るとの観測があるだけに、環境整備の側面もありそうだ。

自民の萩生田光一政調会長は29日の政調全体会議で「経済対策もしっかりやっていく必要がある」と述べ、政調の各部会長に議論を進めるよう求めた。

経済対策に関しては党幹部が相次いで言及している。

茂木敏充幹事長は26日、党本部での講演で「本格的な経済対策を秋にはまとめ、補正予算を実行したい」と表明した。電気・ガス料金の抑制策や賃上げ、先端分野への投資促進などを挙げた。世耕弘成参院幹事長も補正予算の必要性に言及している。

与党側には、国民生活に寄り添う支援策を並べることで、不満を和らげる狙いがあるとみられる。公明党の山口那津男代表は29日の記者会見で「物価高全体に対する政府の対応が不足している、もっと取り組んでもらいたい、ということが、各種世論調査に表れている」と指摘した。

次期衆院選を巡る思惑もありそうだ。内閣支持率が低迷する中、衆院解散について「慌てる必要はない」(自民の遠藤利明総務会長)との声はある。しかし、首相が来年9月の党総裁任期満了に伴う総裁選で再選し長期政権を狙うなら、その前に衆院選を勝ち抜けば可能性が高まる。

解散を先送りした場合のリスク要因は多い。国会が始まれば野党がマイナンバーカードを巡る問題や自民議員の不祥事を追及するのは確実だ。防衛増税や少子化対策に伴う負担増が焦点となりうるほか、経済の先行きも見通せない。自民の保守票の取り込みを狙う日本維新の会の選挙準備も進む。仮に10月22日の衆参両院の補欠選挙で自民候補が敗れれば、「選挙の顔」としての首相に傷が付きかねない。

首相は今月24日に官邸で山口氏と会談し、解消されていた次期衆院選での東京での自公の選挙協力を復活させることで合意した。東京電力福島第1原発処理水の海洋放出も始まった。衆院解散に向け、懸案が片付きつつあるともいえる。閣僚経験者は「近くある内閣改造・党役員人事と経済対策で支持率が上向けば、首相が信を問うことは考えられる」と話した。(沢田大典)

8780OS5:2023/08/31(木) 07:49:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/754da353070b83fe85e592f21ffb8079938095e6
岸田首相、発信強化に試行錯誤 支持低迷、「説明不足」批判で
8/31(木) 7:12配信

時事通信
取材に応じる岸田文雄首相=30日午後、首相官邸

 岸田文雄首相が発信力強化を狙い、試行錯誤している。

 報道各社のぶら下がり取材に頻繁に応じ、スライドを用いるなど工夫も凝らす。内閣支持率が低迷する中で現状を打開したい考えとみられるが、効果は未知数だ。

 「新しい激変緩和措置を9月7日から発動する」。30日、首相はスライドを使って記者団にガソリン高騰対策について説明した。努めて顔を上げながらカメラに語り掛ける姿は、メモを読み上げるだけだった従来のスタイルとは対照的だ。スライドは24日にも使用しており、周辺は「いろいろ試している」と明かす。

 30日には、首相官邸で福島県産ヒラメなどを使った昼食会も開催。中国の輸入規制に苦しむ漁業者に寄り添う姿勢をアピールした。

 これまで報道機関からのぶら下がり要請を断ることもあった首相だが、今月上旬ごろから積極的に取材に応じ、周辺には「どんどんやる」と語る。30日は、首相側から取材機会を設けると各社に通知した。

 背景には、上向かない内閣支持率がある。報道各社の世論調査では、処理水放出に関して賛成が反対を上回るものの、政府の説明については「不十分」との回答が過半数を占めている。与党内からは「国民への説明が足りない」(公明党幹部)との不満も漏れる。

 年内も含め衆院解散・総選挙のタイミングを探る首相は、発信強化で反転攻勢を狙う。ただ露出を増やしても支持回復につながるとは限らない。自民党内からは「メッセージが明確でないから誰の共感も得られない」(閣僚経験者)と冷ややかな声も出ている。

8781OS5:2023/08/31(木) 13:43:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/48fc51afc91fd823746158926683ca615bd666dc
自民安倍派、15人の集団指導に 常任幹事会、下村氏外れる
8/31(木) 12:53配信

時事通信
自民党安倍派の総会であいさつする「座長」の塩谷立元総務会長(右端)。左から2人目は下村博文元政調会長=31日午後、東京・永田町の同党本部

 自民党安倍派(清和政策研究会)は31日、党本部で総会を開き、集団指導体制の陣容を決めた。

 派閥の意思決定を新たに担う「常任幹事会」は15人体制とし、塩谷立元総務会長が「座長」に就任。下村博文元政調会長はメンバーから外れた。

 常任幹事会は塩谷氏に加え、萩生田光一政調会長、松野博一官房長官、高木毅国対委員長、西村康稔経済産業相、世耕弘成参院幹事長の有力議員「5人衆」がメンバー。柴山昌彦元文部科学相、稲田朋美元政調会長、西村明宏環境相、橋本聖子元五輪担当相、岡田直樹地方創生担当相らも加わった。

8782OS5:2023/08/31(木) 23:58:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9720369c80e8c531c9a4907b78d7f1ec7253472
安倍派5人衆、けん制しあい会長選び難航…世耕氏「2年や3年はかかる」
8/31(木) 22:21配信

読売新聞オンライン
自民党安倍派総会であいさつする塩谷立氏(右から2人目)(31日、自民党本部で)

 自民党安倍派(清和政策研究会、100人)は31日の総会で、塩谷立会長代理が「座長」に就き、「常任幹事会」で重要事項を決める集団指導体制を発足させた。安倍派で会長選びが先送りされたのは、衆目の一致する会長候補がいないためだ。67歳で死去した安倍晋三・元首相は生前、長く会長を続ける前提で後継候補を1人に絞ることを避けていた。

 派内では一時、安倍氏の側近だった西村経済産業相と萩生田政調会長を軸に会長選びが進むとの見方が広がっていた。だが、西村氏は衆院当選7回、萩生田氏は同6回で、いずれも60歳だ。2人より当選回数が多く、年齢も高いベテラン組に世代交代が進むことへの警戒感が広がるなどし、実現しなかった。

 西村、萩生田両氏に、松野官房長官、高木毅国会対策委員長、世耕弘成参院幹事長を加えた「5人衆」は派の中枢を担いつつ、一定の力の均衡を保つ。1人の力が突出しないよう、けん制しあっている側面があることも会長選びを難しくしている。世耕氏は「2年や3年はかかる」との見方を示している。

8783OS5:2023/08/31(木) 23:59:07
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20230831-OYT1T50203/?ref=yahoo
下村博文氏、執行部外され不快感…安倍派が15人の集団指導体制を発足
2023/08/31 20:30

スクラップ
 自民党安倍派(清和政策研究会、100人)は31日の総会で、塩谷立会長代理が「座長」に就き、「常任幹事会」で重要事項を決める集団指導体制を発足させた。会長選びは先送りし、塩谷氏とともに会長代理を務めてきた下村博文・元政調会長を執行部から外すなど、火種を抱えた船出となった。9月の内閣改造・党役員人事の結果次第で、不満が噴出する懸念も残る。

 「新体制に意見や批判があるかもしれない。受け止めながら、皆さんの踏み台として努力したい」


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自民党安倍派総会であいさつする塩谷立氏(右から2人目)(31日、自民党本部で)
下村博文氏(7月6日)
 最大派閥の事実上のトップとなった塩谷氏は総会冒頭、こう理解を求めた。会長だった安倍晋三・元首相の死去から1年以上を経ており、新会長を求める声が根強いためだ。

 総会では、新設の常任幹事会に入る15人(衆院9人、参院6人)も発表された。不定期で開き、初会合は9月上旬を見込む。塩谷氏のほか、松野官房長官、西村経済産業相、萩生田政調会長、高木毅国会対策委員長、世耕弘成参院幹事長の「5人衆」が名を連ねた。西村環境相や岡田地方創生相に加え、松島みどり・元法相や橋本聖子・元五輪相らもメンバーとなった。

 塩谷氏は、選定基準に関して「基本的に閣僚経験者で総合的に判断した」と述べるにとどめた。文部科学相経験者の下村氏を巡っては、5人衆が「会長が必要と唱え、集団指導体制に反対したため資格はない」との認識を共有していた。

 派に影響力を持ち、下村氏と折り合いが悪い森喜朗・元首相の意向も影響したと見る向きが派内には多い。下村氏は総会後、記者団に「常任幹事会は打ち合わせ機関だ」と評し、不快感をにじませた。

 そもそも常任幹事会がどこまで機能するかも未知数だ。党幹部の一人は「人数が多すぎる。常任幹事会の幹事会が必要になる」と皮肉交じりに語った。

 塩谷氏は早速、内閣改造・党役員人事で手腕を問われる。安倍派の閣僚は4人だが、第2派閥の麻生派(55人)と同数で、規模に見合っていないとの評価が支配的だ。塩谷氏は31日夕、首相官邸を訪れ、岸田首相に人事の要望を伝えた。自らに言い聞かせるように「問題はこれからだ。結束して政権を支える」とも語った。

8784OS5:2023/09/01(金) 07:44:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6fffc9f47a84348857c97944d7ebb2c9397fc3f
安倍派、15人で幹事会発足 下村氏は外れ、派内結束に残る不安
8/31(木) 19:19配信

毎日新聞
自民党安倍派の総会で発言する塩谷立会長代理(右から2人目)。同4人目は下村博文会長代理=東京都千代田区の同党本部で2023年8月31日午後0時5分、竹内幹撮影

 自民党安倍派(清和政策研究会)は31日、党本部で会合を開き、安倍晋三元首相の後継となる会長ポストは空席のまま、「座長」に就任する塩谷立会長代理や萩生田光一政調会長ら15人をメンバーとする「常任幹事会」で意思決定を行う新体制を発足させた。塩谷氏とともに会長代理として派閥運営に関わってきた下村博文元文部科学相は役職を外れた。

【下村氏、西村氏…安倍派の面々 杉田氏、生稲氏らの姿も】

 常任幹事会は萩生田氏、西村康稔経済産業相、松野博一官房長官、世耕弘成参院幹事長、高木毅国対委員長の「5人衆」ら、衆院9人と参院6人で構成。衆院は柴山昌彦元文科相、西村明宏環境相、参院は橋本聖子元五輪担当相や山本順三元国家公安委員長ら閣僚経験者も選ばれた。

 派閥の名称は「安倍派」を引き続き使う。塩谷氏は会合後、記者団に常任幹事会のメンバーについて「大臣を経験し、これからの時代を担う人たちだ。皆さんに力を発揮して新しいリーダーをつくってもらいたい」と語った。幹事会が15人体制となったことについては「多いなと思うが、いろいろな意見をいただき、状況判断した結果だ。これからの運営は数が多い分大変だと思う」と述べた。

 一方、常任幹事会のメンバーから外れた下村氏は記者団に「しっかりと清和研の中で貢献していきたいと思っているし、(常任幹事会入りは)こだわっていない」と述べた。

 下村氏は、自身の会長就任にも意欲を示してきたが、新体制では事実上、執行部から排除された形だ。派内には新会長の早期選出を一貫して訴えてきた下村氏に対して「正論ではある」(派閥中堅)と擁護する声もあり、今後の派内の結束には不安も残る。

 安倍氏の死去から1年以上が経過したが、新会長は結局決まらず、常任幹事会メンバーの一人は「全くホッとなどできない。誰を会長にするか。むしろこれからが大変だ」と漏らした。【畠山嵩、高橋祐貴】

 ◇ 安倍派常任幹事会のメンバー(敬称略)

 ▽衆院 塩谷立、高木毅、松野博一、松島みどり、西村康稔、柴山昌彦、稲田朋美、西村明宏、萩生田光一

 ▽参院 世耕弘成、橋本聖子、野上浩太郎、山本順三、末松信介、岡田直樹

8785OS5:2023/09/01(金) 07:45:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/c04231e238a1ee69dbe7c36b405d2c5a48489355
森元総理に土下座したことを暴露された下村元文化相 清和会に大きな亀裂が
9/1(金) 5:56配


デイリー新潮
醜態をバラされた下村会長代理

 自民党最大派閥の混乱が収まらない。端的な例が、8月7日付の北國新聞で森喜朗元総理が明かした下村博文元文科相に関する動きだ。少し長いが引用する。

【写真】自民党最大派閥「清和政策研究会」で再び力を持った「森元総理」の姿

〈少し前のことですが、下村さんがこの事務所に来ました。「何とか私を会長に」と言うんですが、「それは私が決めることじゃない。みんなが決めることだが、君には味方がいないじゃないか。だったら自分はどうあるべきか考えてみたらどうだ」と伝えたんです。「今までのご無礼をお許しください」と土下座までするので、「君は私に無礼を働いたのか。その自覚があるのなら私は絶対に許さない。帰ってくれ」と言ったんです。ところが下村さん、外では「森会長の了解を得た」と言っているらしい〉

「仕返しを今になって受けている」
 真偽はさておき、清和会(安倍派)の跡目争いの一幕だ。自民党幹部が解説する。

「第2次安倍政権で文科相を務めた下村さんは、新国立競技場の建設を巡り、イラク出身の建築家であるザハ・ハディド氏の案を白紙撤回。一転して、隈研吾氏の案を採用したんです」

 が、この時、ザハ案を推していたのは誰あろう、文教族のドン・森氏だった。

「森さんは完全にメンツを潰された。その後も下村さんは、安倍晋三元総理と近い立場なのをいいことに、森さんを軽んじる発言を繰り返した。その仕返しを、いまになって受けている」

 8月17日、清和会は総会を開き、当面は会長を置かない方針を決定。下村氏とともに会長代理を務める塩谷立・元文科相を単独で常任幹事会の座長に据えた。

 政治部デスクが指摘する。

「座長とはいえ、あくまでお飾り。実際は萩生田光一政調会長、西村康稔経済産業相、世耕弘成参院幹事長、松野博一官房長官、高木毅国対委員長ら“5人組”による集団指導体制と言えば聞こえは良いですが……」

 すでに水面下では火花が。

「安倍の寵愛を最も受けたとされる萩生田と、かねて“総理を目指す”と公言している西村の綱引きが急浮上。党や政府で要職を担う世耕、松野、高木各氏も、巻き返しのタイミングを虎視眈々とうかがっています」

 有力者によるバトルは派閥分裂の呼び水たり得るが、

「とりあえず総会では、派内で最も“嫌われ者”の下村を閥務の中枢から外すことで一致しましたね」

8786OS5:2023/09/01(金) 07:45:36
“老害”“偉そうな口出し”と不満の声も
 一方で、当の清和会の中堅幹部は指摘する。

「森さんの暴露には“さすがにやり過ぎ”“下村さんが気の毒”との声があり、森さんに対して“老害”“偉そうな口出しでさらに派内がおかしくなる”“OBが好き放題では他派閥になめられる”との不満も。派内の雰囲気は最悪ですよ」

 清和会の若手も渋い顔だ。

「集団指導体制は、次期内閣改造と党役員人事を視野に、派内のゴタゴタを隠す応急処置。萩生田さんは旧統一教会問題の影響で当分は入閣が難しい。西村さんや世耕さんは人望に欠け、中堅から若手に支持を広げられていない状況で……」

 さりとて、福田シンパと見なされてきた“非安倍系”の松野、高木両氏では派内の掌握は難しいという。

「他派閥と渡り合うのは何とも心細い状況。そもそもウチは、人事でのうまみを期待した入会者が多い。秋以降は退会者が相次ぐかも」

「週刊新潮」2023年8月31日号 掲載

新潮社

8787OS5:2023/09/01(金) 14:05:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/19e6f2db4c130e4dd051a791fd0b7195f4f55950
12年ぶりシンガポール大統領選 1日に投開票、与党系候補が優勢
9/1(金) 13:17配信


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毎日新聞
シンガポール大統領選の投票の様子=2023年9月1日、ロイター

 シンガポールで1日、任期満了に伴う大統領選挙(任期6年)の投票があり、即日開票される。同国の大統領は儀礼的な職務が中心で、象徴的な意味合いが強い。選挙の実施は12年ぶりで、3人が出馬。与党・人民行動党(PAP)出身で、ターマン・シャンムガラトナム前上級相(66)が優勢とみられている。

 2017年の前回選挙では、憲法の規定により立候補者がマレー系に限られ、ハリマ・ヤコブ氏が無投票で女性として初めて当選した。今回は民族の縛りはなく、シャンムガラトナム氏のほかに、政府投資公社元幹部のウン・コクソン氏(75)と大手保険会社元幹部タン・キンリエン氏(75)が出馬した。

 シンガポールでは今年7月、運輸相が汚職捜査当局に逮捕されたり、国会議長が女性との不適切な関係などを理由に辞任したりするなどスキャンダルが続いた。

 大統領の政治的権能は限られているが、シャンムガラトナム氏は与党側の候補とみなされており、今回の選挙はPAPに対する国民の支持度合いを占うものとも見られている。【バンコク石山絵歩】

8788OS5:2023/09/01(金) 18:24:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/969d8d9ab3adf7a20262c9ae236b17af8ebd5b60
自民安倍派、新体制発足 5人衆に実権、下村氏は排除
8/31(木) 19:57配信
自民党安倍派の派閥会合を終え、取材に応じる塩谷立氏=31日午後、東京・永田町の党本部(矢島康弘撮影)

自民党安倍派(清和政策研究会、100人)は31日、党本部で総会を開き、新体制を発足させた。昨年7月に死去した安倍晋三元首相の後継会長は不在のまま、意思決定を行う合議体「常任幹事会」を新設し、塩谷立元文部科学相が座長に就いた。

塩谷氏は総会で「今のところ会長にふさわしい人はいない。新体制で新しいリーダーを出したい」と述べた。新会長を選ぶまでの暫定体制との説明だ。

常任幹事会は15人で構成する。派内の有力者「5人衆」と呼ばれる高木毅国対委員長、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長が入った。その他に閣僚経験者から選ばれ、「多すぎる」との批判もある。

参院幹部は「人数は関係ない。5人衆と塩谷氏の6人で決める」と話した。実権は5人衆にあるとの認識も示した。

常任幹事会以外の役職は基本的に白紙となり、会長代理として安倍氏死去後の派閥運営に関わってきた下村博文元政調会長は常任幹事会にも入らなかった。同派に影響力を持つ森喜朗元首相の意向が反映されたとの指摘もある。下村氏は記者団に「早く会長を決めるべきだ。清和研がパワーダウンをしてしまう」と反発。派の結束に不安が残った。

岸田文雄首相が9月中旬にも行う内閣改造・党役員人事が新体制の試金石となる。それぞれ内閣と党の要である官房長官か幹事長を安倍派が引き続き押さえられなければ、最大派閥の体面にかかわる。派所属の閣僚を現在の4人から5人に増やせるかも注目だ。(沢田大典)

8789OS5:2023/09/03(日) 13:25:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/ade3ebfd5731a5e1b8be39f21875d1dbbc1a4a4e
「鬼門」の農相ポストが再び時の政権を追い詰める?野村農相「汚染水」発言でも続投の背景とは
9/3(日) 11:00配信


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日刊スポーツ
岸田文雄首相(2023年6月撮影)

 海洋放出が始まった東京電力福島第1原発の処理水を「汚染水」と発言し、4時間あまりで謝罪と発言撤回に追い込まれた野村哲郎農相(79)の資質問題が、処理水をめぐる中国の日本産水産物輸入の全面停止という強硬な対応に追われる岸田政権を直撃した。野村氏は「言い間違え」を主張し、首相や政権幹部らも「言い間違え」で足並みをそろえるが、言い間違えても許されることと、そうではないことがあるのが、世の常だ。

【写真】自身の発言について改めて謝罪した野村農相

 今回、野村氏が発言したタイミングは、岸田首相が東京・豊洲市場を視察し、水産事業者への支援策を発表した日。結果的に、支援策のニュースをかき消すような形になった。支援策には多くの漁業関係者が注目しているはずだし、首相のメンツも丸つぶれ。「言い間違え」ですむ問題でないことは、一目瞭然だ。

 東日本大震災から12年が経過するが、被災地では今も震災前の生活に戻っておらず、特に原発事故の影響はなお続いており、政府には言葉も行動も合わせた支援継続が求められている。それを崩しかねない今回の出来事、しかも中国の主張をなぞるような発言を、言い間違えであっても水産事業者の担当閣僚が口にしてしまったという事実は、重いのだと思う。

 直近では第2次安倍政権で、震災に関連した失言をした2人の大臣は、発言直後に更迭された。岸田文雄首相は野村氏の更迭を否定したが、岸田政権で昨年秋から冬にかけて起きた「辞任ドミノ」では、問題を抱えた閣僚の処遇に対する、後手後手の対応が露呈したことは記憶に新しい。今週9月8日に予定される、処理水海洋放出をめぐる衆参両院での閉会中審査に野村氏が出席予定で、この場で再び「炎上」するようなやりとりが起きれば、再び首相の判断にも批判が高まることになる。

 野村氏の発言後、取材した政府関係者の言葉には、うなずくしかなかった。「まさかの鬼門復活だよ…」。

 「鬼門」とは、かつて安倍晋三政権(第1次も第2次も)で不祥事やスキャンダルで交代が相次いだ、農相ポストのこと。第1次安倍政権では、2007年5月から9月までの約4カ月間に、当時大きな批判を浴びた事務所費問題などで農相が3人交代し、第2次政権でも2015年2月、政治とカネの問題で農相が辞任した。第1次政権では、この農相ポストをめぐる「負の連鎖」が、安倍氏を退陣に追い込む一因になった。その役職が再び、首相の足を引っ張るような形になったのが今回の問題のもう1つの側面だ。

 野村氏は昨年8月の内閣改造で、当時78歳で初入閣を果たした。当選4回の参院議員。JA出身の農水族である一方、当選回数が適齢期となった「大臣待機組」の1人として、念願の入閣を果たした経緯がある。

 「政策に詳しいことと大臣の資質は、必ずしもリンクしない」(関係者)といわれる。野村氏は「汚染水」以外にも、全面輸入停止に踏み切った中国の対応を「想定は全くしていなかった」と素直に驚いて危機感のなさを露呈。6月の記者会見時にかりゆしシャツで臨んだ際には「遊び人みたいな感じ」などと述べ、沖縄ではかりゆしが正装という認識が不足しているとの指摘を受けたこともあった。今回、発言の不安定さがあらためて露呈しただけに、野党議員からは「岸田首相は本当にこのまま続投させるのだろうか」と、首をひねる向きもある。

 岸田首相が今回、野村氏の更迭を否定したのは、漁業者への支援策のとりまとめが迫ることに加え、近く内閣改造・自民党役員人事が予定されることも、影響しているとの見方が強い。更迭でダメージを負うより、内閣改造で何もなかったかのように退任させるのではないか…との見立てだ。

 首相動静によると、岸田首相は8月に入り、各閣僚と昼食を取っている。1回に2閣僚が出席しているが、永田町では、この場が、内閣改造を前に「大臣再任か退任かの『面接』になっている」との見方がある。8月28日には、ともに去就が注目される河野太郎デジタル相と高市早苗経済安保相が昼食の場に参加したため、さまざまな臆測が流れた。野村氏は8月2日、現在の処理水問題にともに取り組む西村明宏環境相とともに、首相との昼食に参加している。今回の発言問題のかなり前ではあるが、この時の「面接」も含めて、野村氏の処遇が判断されることになる。久しぶりに岸田首相の「人事眼」が問われるシーズンが迫ってきた。【中山知子】(ニッカンスポーツ・コム/社会コラム「取材備忘録」)

8790OS5:2023/09/03(日) 21:39:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc1e1acd3a9ec3df4d904f25ebe943c62dccfa0a入閣待機組の処遇が人事の焦点に 農水相失言
9/3(日) 20:01配信


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産経新聞
岸田文雄首相が月内に行う内閣改造・自民党役員人事では、党内各派が抱える「入閣待機組」の処遇も焦点になる。衆院当選5回以上、参院当選3回以上で閣僚経験のない待機組を入閣させられるかは、派閥領袖(りょうしゅう)の手腕の見せどころだ。もっとも人事を前に、かつて待機組だった野村哲郎農林水産相の「汚染水」発言が政権の足を引っ張っており、待機組を登用するリスクを露呈している。

野村氏は1日の記者会見で、「福島をはじめ関係者の皆さまに不快な思いをさせて申し訳なかった。こういう気持ちでいっぱいだ」と重ねて陳謝した。

野村氏は令和4年7月の参院選で4選を果たし、同8月の改造で初入閣した。茂木派(平成研究会)に所属し、鹿児島県出身の農政通として知られ、念願の農水相ポストを獲得した。

ただ、今年8月に東京電力福島第1原発処理水の海洋放出を巡り、中国が日本産水産物の全面禁輸に踏み切った際、記者団に「大変驚いた。まったく想定していなかった」と発言。続けて「処理水」を「汚染水」と言い間違えた。自身が認める「ときどき口がすべってしまう恐れ」が現実のものとなった。

待機組の登用には同様のリスクがつきものだ。平成31年4月には、桜田義孝五輪相(当時)が「震災からの復興」より議員が「大事」と発言するなど失言が相次ぎ、辞任に追い込まれた。同29年4月には、今村雅弘復興相(同)が東日本大震災は「東北でよかった」と語り更迭された。両氏とも、長年入閣が見送られてきた待機組からの登用だった。

一方、所属議員のポストの獲得が自身の求心力に直結する派閥領袖にとっては、待機組の入閣はなおざりにできない課題だ。首相も安倍晋三政権下で岸田派(宏池会)の会長として、待機組を閣内に押し込むのに腐心した過去を持つ。

内閣支持率が低迷し、野村氏の失言がさらなるダメージとなる中、首相は派閥の意向に配慮した人事を行うのかどうか。党内の支持基盤が強くない首相にとって、難しい判断を迫られそうだ。(大橋拓史)

8791OS5:2023/09/04(月) 08:07:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb008d79df769513b57909012976d904b4031b44
二階氏訪中、処理水で暗礁 首相期待も早期は困難
9/4(月) 7:03配信

時事通信
日中友好議員連盟の会長に就任した自民党の二階俊博元幹事長(右から4人目)=4月19日、東京・永田町の衆院議員会館

 自民党の二階俊博元幹事長の中国訪問に向けた調整が暗礁に乗り上げている。

 超党派の日中友好議員連盟会長として9月にも訪中する方向だったが、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出への中国側の反発が収まらないためだ。悪化する日中関係の打開策として岸田文雄首相が強い期待感を示したが、側近議員は「様子を見るしかない」と話しており、早期訪中は困難な情勢だ。


 首相は8月30日、二階氏と党本部で面会し、「日中関係は難しい状況だが、対話は切らしたくない。中国と話ができるのは二階先生しかいない」と訪中を要請。中国側の軟化に向け、中国と独自の人脈を持つ二階氏に協力を呼び掛けた。

 二階氏は4月に議連会長に就任し、中国政府も歓迎した。二階氏が日中議員外交を長年けん引し、習近平国家主席ともたびたび会談するなど両国関係の維持・改善に尽力してきたことを中国側も重視し、訪中調整を続けてきた。

 だが、中国が処理水放出への対抗措置として日本産水産物の全面禁輸に踏み切り、「外交カード」にする姿勢を強めたことで暗転。公明党の山口那津男代表が8月28〜30日に予定していた訪中が直前で延期となった影響も大きく、二階氏の周囲からは「中国側が気持ちよく受け入れられる状況ではない」「今は時機ではない」との悲観論が相次いだ。

 首相は6〜7日にインドネシアで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議に合わせ、中国の李強首相との会談を模索するが、実現するかは不透明。日中の溝が広がる中で二階氏の外交手腕も問われているが、側近議員は「年内訪中は難しい」との見通しを示した。

8792OS5:2023/09/04(月) 17:38:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ca79bb72cc381ba0e5831ddc924247a94ade1ca
岸田首相、麻生、茂木両氏と3者会談 内閣改造めぐり協議か
9/4(月) 16:58配信

朝日新聞デジタル
自民党役員会に臨む岸田文雄首相。右は麻生太郎副総裁、左は茂木敏充幹事長=2023年8月29日午前9時32分、東京・永田町の自民党本部、上田幸一撮影

 自民党総裁の岸田文雄首相は4日午後、麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長と党本部で40分ほど会談した。今月に想定されている内閣改造・党役員人事のほか、公明党との選挙協力の行方、他の野党との選挙協力から一定の距離を置く国民民主党との連携のあり方などについて協議したとみられる。

 終了後、茂木氏は「色々なことについて意見交換した」と記者団に説明。国民民主との関係については「今後のことは改めて考えてみたい」と述べるにとどめた。

朝日新聞社

8793OS5:2023/09/05(火) 08:01:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/494dd810b6d80c06f3527095877178dd1cc5a6c6
内閣改造・党役員人事「来週にも」…首相、外遊先で人事構想練り帰国する11日〜13日に実施か
9/5(火) 5:00配信

読売新聞オンライン
自公党首会談などについて取材に応じる岸田首相(4日、首相官邸で)=源幸正倫撮影

 岸田首相(自民党総裁)は4日、来週にも内閣改造・党役員人事を行う考えを複数の与党幹部に伝えた。外遊先から帰国する11日から13日の間に行う案が有力だ。首相は、国民民主党との連立構想が進展する場合を念頭に、米国での国連総会に出席後の下旬に人事を遅らせる可能性にも言及した。

 複数の政府・与党関係者が明らかにした。首相は5〜11日の日程で、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議が開かれるインドネシアと、主要20か国・地域首脳会議(G20サミット)があるインドを回る。外遊先で人事構想を練り、刷新感のある体制を早期に発足させ、新たな経済対策を含めた政策遂行の環境を整えたい考えだ。

 首相が下旬も排除しなかったのは、自民、公明両党の連立政権に国民を加える構想を巡り、2日に再選した国民の玉木代表の動向などを見極めるためとみられる。ただ、自国両党内では、「月内に連立協議が整うのは難しい」との見方が広がっている。

 首相は4日、国会内で公明党の山口代表と会談した。自民党本部では、茂木幹事長、麻生副総裁と面会し、今後の政権運営などについて意見を交わした。

8794OS5:2023/09/05(火) 09:00:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/b39a673f01141d67ecfcbfa528cc4945c5b3db26
秋本真利議員の立件視野 収賄容疑 風力前社長「便宜を期待」
9/5(火) 5:00配信


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毎日新聞
東京地検が入る庁舎=金寿英撮影

 秋本真利衆院議員(48)=比例南関東=が風力発電会社「日本風力開発」(東京都)の塚脇正幸前社長(64)側から多額の資金を受領したとされる事件で、前社長が東京地検特捜部の聴取に「洋上風力発電の公募で自社が有利になるよう便宜を期待した」などと供述していることが関係者への取材で判明した。秋本議員は国会で同社の希望に沿った質問をしており、特捜部は秋本議員に賄賂の認識があったとみて、収賄容疑での立件を視野に上級庁と協議している模様だ。

 秋本議員と前社長側は2021年10月ごろ、馬主組合「パープルパッチレーシング」を設立。前社長は今年6月までに、計約3000万円を競走馬の購入代金や厩舎(きゅうしゃ)料などとして組合側に支出。うち1000万円は22年10月に議員会館で現金で手渡されたとされる。

 関係者によると、前社長は特捜部の聴取に、秋本議員が自民党の再生可能エネルギー普及拡大議員連盟の事務局長を務めていたことを挙げ、「国会で動いてくれると思った」と説明。同社は秋田、青森両県を中心に政府が進める洋上風力発電への参入を目指しており、前社長は、事業者の公募に関して秋本議員が自社に有利になるよう動いてくれることを期待したという趣旨の供述をしているという。

 秋本議員は実際に国会で洋上風力発電について度々質問。19年2月には青森の海域について、防衛施設への影響を過度に重視して規制を強めないよう求めた。また、秋田の2海域で日本風力開発が公募に敗れた約2カ月後の22年2月にも、早期の事業開始が見込める業者に高い評価点を付けるよう公募基準の見直しを求める質問をした。この見直しの内容は前社長側が望んでいたとされる。

 特捜部は秋本議員からも複数回にわたって任意で事情を聴いている。秋本議員の国会質問は日本風力開発への便宜に当たり、前社長側からの資金には同社への後押しや国会質問に対する謝礼の趣旨が含まれていたとみている模様だ。

 また、前社長は19年、秋本議員が日本中央競馬会に個人馬主として登録する際に保有資産の要件を満たせなかったことから約3000万円を貸し付けた。後に利子を含めて全額返済されているが、特捜部はこの金銭のやり取りについても経緯を調べているとみられる。【井口慎太郎、松尾知典、北村秀徳、岩本桜】

8795OS5:2023/09/05(火) 13:59:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/9bc7402dd158dd317de04fcbbdceaabb8952494e
岸田“公邸忘年会”報道からわずか3カ月で…森まさこ首相補佐官(59)が娘と友人たちを首相官邸ツアーに招待していた! 「官邸の私物化」と波紋広げる
9/5(火) 7:12配信
文春オンライン
岸田首相に新たな火種が……

 首相補佐官を務める自民党の森まさこ参議院議員(59)が、今年8月末に司法修習生の長女とその友人一行を首相官邸に招待し、“見学ツアー”をしていたことが「 週刊文春 」の取材で分かった。首相官邸は総理大臣をはじめとした政権中枢の執務空間であるだけに「首相補佐官の立場を使った私的利用ではないか」との指摘が浮上している。

【写真】疑惑の森まさこ首相補佐官(59)

 森氏は2007年の参院選に福島選挙区から出馬して初当選し、現在3期目。

「2012年の第2次安倍政権で、当選1回にも関わらず少子化担当大臣に就任。女性活躍のPRという狙いで、稲田朋美衆院議員とともに初入閣。2019年には法務大臣に就任。検察官の定年延長を可能にする検察庁法改正案を担当し、国民から大きな反発を食らいました」(政治部デスク)

 2021年からは岸田政権で首相補佐官を務め、昨夏の内閣改造でも留任した。

 プライベートでは、「4大法律事務所のパートナーを務める夫との間に2人の娘がおり、長女は弁護士志望の司法修習生です」(同前)

 森氏の長女A子さんは弁護士志望で現在は司法修習生。彼女が司法修習生の友人ら約7人を連れて首相官邸を訪れたのは8月28日午後6時頃のことだった。A子の知人が明かす。 

「A子さんから『国会議事堂に行くからきれいな服を着てきてね』と言われ、参加者はどこに案内されるのか事前によく分かっていなかった。ところが、連れていかれたのは国会議事堂ではなく首相官邸。A子さんの母親である首相補佐官の森さんから歓待を受け、みんな驚いていました」

「のけ者にされた」と不満の声も…
 司法修習生の数は1400人ほど。呼ばれなかった人からは「のけ者にされた」と不満の声が上がっているという。

「森さんが、娘と娘に近い人だけを招いて歓待していたとなると、首相補佐官という立場を使って首相官邸を私的利用したのではないかと言われても仕方がありません」(法曹関係者)

 森氏は取材に対し、官邸を見学させた事実はないとしながらも、「女性活躍に関連する意見交換を執務室において約20分間致しました」と官邸に招き入れた事実を認めた。

 今年5月には、「週刊文春」が岸田文雄首相の息子で首相秘書官(当時)の岸田翔太郎氏が、親族一同を招いて首相公邸で忘年会を開いていたことを報道。赤い絨毯が敷かれた公的スペースで集合写真を撮影したり、アイスクリームを食べていたことなどが「公私混同」「公邸の私物化」と批判を浴び、最終的に翔太郎氏は更迭に追い込まれている。あれからわずか3カ月しか経過していないこともあり、森氏の言動は波紋を呼びそうだ。

 現在配信中の「 週刊文春電子版 」では、森氏の長女Aさんによる友人との“首相官邸見学ツアー”の詳細、当日の森氏の様子、首相秘書官が首相官邸に親族を呼ぶことの問題点、“私的利用”の過去の事例などを詳しく報じている。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2023年9月14日号

8796OS5:2023/09/06(水) 09:49:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/06d9e49cbc159917e8fde7922133893c81b21b47
改造時期、岸田首相明言せず 茂木氏処遇で苦慮か 「自公国」再燃も影響
9/6(水) 7:12配信

時事通信
自民党役員会に臨む岸田文雄首相(中央)ら=5日午前、東京・永田町の同党本部

 9月に予定する内閣改造・自民党役員人事について、岸田文雄首相は5日、実施の日取りを明言しないまま7日間のアジア歴訪に出発した。


 政権の要となる茂木敏充幹事長の処遇について頭を悩ませているのが理由の一つとみられ、国民民主党との連立構想再燃もあって最終判断を先送りしているとの見方が出ている。出発前に明らかにすると待ち構えていた党内には困惑が広がる。

 「人事は適材適所に尽きる。タイミングはまだ決まっていない」。首相は5日昼、羽田空港に向けて首相官邸を出る際、記者団にこう語るにとどめた。これに先立つ党役員会でも「9月は外遊が多くなり、日程が窮屈になる」と述べただけ。公明党の山口那津男代表は5日の記者会見で「首相から何の連絡もない」と明かした。

 首相はインドネシアとインドを訪れ、11日午前に帰国。その後、19日から米ニューヨークで始まる国連総会の一般討論演説に出席する予定だ。このため、人事の時期は11日からの第3週か25日からの最終週に事実上限られる。第3週ならアジア訪問の直後となるため、「5日に方針を言うはずだ」(自民関係者)というのが相場観だった。

 茂木氏を巡っては、政権の看板政策である少子化対策の具体策を首相に先んじて公にするなど、首相から「見せ場」を奪ってきたとの批判が自民内にある。東京での自公衆院選協力が一時破綻状態に陥った点について「責任は茂木氏にある」(中堅)との声も根強い。

 ただ、茂木氏を幹事長から外せば、首相の対抗馬として来年秋の党総裁選に出馬するとの見方は強く、首相はかねて周辺に「続投と交代、どちらがいいか」と苦悩をにじませてきた。

 連立参加に向けた国民の玉木雄一郎代表の本気度を見極めるため、判断を延ばしているとみる向きもある。内閣支持率が低迷する中、清新さをどう打ち出すかは悩みの種。年内の衆院解散・総選挙を視野に入れるなら、経済対策策定を含めて政治日程を組み立てる必要がある。

 人事日程を明らかにしなかったことを受け、自民内には「25日の週の可能性が濃厚になった」(閣僚経験者)との声も上がる。ただ、麻生太郎副総裁は安倍派幹部に「まだ分からない。11日の週の可能性もある」と説明。首相周辺は「決めていないから言えない」と語った。

 首相は5日午前、岸田派の小野寺五典元防衛相と官邸で会い、人事に関する派所属議員の希望を聴取した。安倍派など他派閥もしびれを切らし、派内の希望調査を始めている。閣僚経験者の一人は「判断をずるずる引き延ばしていると閣僚がだれてくる」といら立ちを隠さなかった。

8797OS5:2023/09/06(水) 17:03:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e674c6bb589a984d76b86f7506dabe1d0e60c63
首相、麻生氏留任の意向 木原氏も続投で調整 党役員人事・内閣改造
9/6(水) 5:00配信

朝日新聞デジタル
自民党役員会に臨む岸田文雄首相と麻生太郎副総裁(右)=2023年9月5日午前9時32分、東京・永田町の自民党本部、上田幸一撮影

 岸田文雄首相は近く実施を検討している自民党役員人事と内閣改造で、麻生太郎・党副総裁を留任させる意向を固めた。また、最側近の木原誠二官房副長官を続投させる方向で調整する。首相が重要課題に据える「デジタル行財政改革」の担当相の新設も検討する。複数の政権幹部が明らかにした。


 首相は5日、インドネシアで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の首脳会議などに出席するため羽田空港を出発した。出発前に記者団の取材に「人事は適材適所に尽きる。タイミングはまだ決まっていない」と述べた。首相は出発前に与党幹部に対し、11日に帰国後、週内に党人事と組閣を行う考えを伝えた。ただ、調整次第で9月の最終週に遅らせる考えも示したという。

 首相は麻生氏について、2021年10月の政権発足時から党の要として首相を支えた実績を評価。自民第2派閥を率いる麻生氏を引き続き要職に据え、来年秋に任期満了を迎える自身の党総裁の再選に向け、政権基盤を安定させる狙いがある。

朝日新聞社

8798OS5:2023/09/06(水) 20:29:59
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20230905-567-OYT1T50229.html
首相、内閣改造検討を本格化…政権浮揚へ「刷新感」に期待高まる一方、大幅入れ替えはリスク
2023/09/06 08:11読売新聞

首相、内閣改造検討を本格化…政権浮揚へ「刷新感」に期待高まる一方、大幅入れ替えはリスク

自民党の役員会に臨む岸田首相(中央)。右は麻生副総裁、左は茂木幹事長(5日、自民党本部で)=源幸正倫撮影 【読売新聞社】

(読売新聞)

 岸田首相(自民党総裁)は、来週にも行う内閣改造・党役員人事の検討を本格化させている。自民内では、政権浮揚につながる「刷新感のある顔ぶれ」への期待感が高まるが、大幅な入れ替えはリスクも伴う。入閣待機組を抱える各派閥への配慮も欠かせず、首相は難しい判断を迫られている。

■適材適所
 「9月は外遊が多く、日程が窮屈になるが、政権運営に協力をお願いする」

 首相は5日午前の党役員会で、こう呼びかけた。外遊出発前には、「人事は適材適所に尽きる」と記者団に語った。

 8月の読売新聞の全国世論調査では、内閣支持率は35%と低水準が続いており、「内閣改造・党役員人事で閣僚や党役員を刷新した方がよい」との意見は56%に上った。

 首相は「まだ何も決めていない」と周囲に繰り返している。まず最初に判断するとみられるのが、政権を支える骨格メンバーの処遇だ。松野官房長官や林外相、党の麻生副総裁や茂木幹事長らが該当する。骨格を全面的に維持した場合、刷新感は薄れるが、自民内には「今の政権運営は一定程度、安定しており、骨格はいじらない方がよい」との意見が多い。

 刷新感を出す観点からは、女性の起用が注目される。いずれも閣僚経験がある小渕優子組織運動本部長や上川陽子幹事長代理らの名前が取り沙汰されている。若手や知名度の高い議員、民間人の登用も選択肢だ。ベテランの石破茂元幹事長は入閣を打診されれば、受諾する意向を示している。

 もっとも、大胆な入れ替えを行えば、不祥事や失言といった危険は増す。昨夏の改造後、閣僚4人が辞任したことを踏まえ、政府高官は「辞任ドミノが再び起きる事態は絶対に避けたい」と語る。

■戸惑いも
 派閥のバランス確保も課題だ。首相が率いる岸田派(45人)は党内第4派閥で、他派閥の意向は考慮せざるを得ない。各派閥は、衆院当選5回以上、参院当選3回以上で閣僚経験のない「入閣待機組」を抱えており、首相に人事の希望を順次伝えている。最大派閥・安倍派(100人)の幹部は閣僚ポストについて、現有の4人を維持したうえで、新人を数人入れたいと要望したという。

 自民、公明両党で政権を奪還した2012年12月以降、公明議員が務める国土交通相ポストの扱いも焦点となっている。集票力のある業界への影響力が大きく、自民内には「奪還論」がある。公明は「国交相は公明にふさわしい」(石井幹事長)と譲らない構えだ。

 与党内では、首相が人事日程を役員会で説明せず、外遊に出発したことに戸惑いも出ている。人事は首相の帰国直後の11〜13日の日程が有力とされるが、ある閣僚は「来週の日程が固められず、役所の業務にも影響が出かねない」と漏らした。

茂木氏 続投意欲
 自民党の茂木幹事長は5日の記者会見で、来秋の党総裁選への対応を問われ、「少なくとも今、幹事長だ。幹事長として、内外の課題が山積する中、政権をしっかり支えていく。これが私の仕事だ」と述べた。

 来週にも行われる内閣改造・党役員人事では、「ポスト岸田」候補の茂木氏の処遇も焦点となっており、発言は幹事長続投に意欲を示したものとみられる。

 茂木氏は党内第3派閥の茂木派を率いており、派の若手からは次期総裁選出馬への待望論が出ている。

8799OS5:2023/09/07(木) 09:00:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b88ab186c742010547289d71ea8a87935c9b9d3
岸田総理が内閣改造へ…「木原誠二続投」説が、永田町で広くささやかれるワケ
9/7(木) 7:34配信

現代ビジネス
ゴーストライターも務める右腕
〔PHOTO〕Gettyimages

 政権中枢に傷を抱えたままの内閣改造となるのだろうか。

 岸田文雄首相の右腕とも呼ばれている木原誠二官房副長官が続投する……、あるいは、交代したとしても首相補佐官として官邸内には残るという観測が永田町で強まっている。


 木原氏と言えば、週刊文春が「木原事件」と題して、妻が、元夫が不審死した事件に関わっていたのではないかという疑惑を7月から毎週にわたって報道してきた。

 事件を巡っては死亡した元夫の遺族や、捜査に関わっていた警視庁の元取調官まで出てきて記者会見するという大騒動となった。

 こうしたことから、木原氏は内閣改造で要職から外れるのではないかと見られていたが、最終的に岸田首相は最側近を官邸から手放すことはできなかったようだ。

 永田町関係者は語る。

 「木原氏は、岸田首相が『インベスト・イン・キシダ』と呼びかけたロンドンでの講演の演説執筆に携わるなど、総理のゴーストライターとしても知られている。彼のほかに岸田首相を近くで支えられる政治家はいないということで、副長官を続投するか、副長官はやめても、首相の近くで助言することができる首相補佐官については続投する見通しだ」

 岸田首相と木原氏の縁は、岸田政権が誕生してからではない。

 岸田氏が2017年に自民党の政調会長に就いた際には、木原氏は政調副会長兼事務局長として側で支え、長らく二人三脚で苦楽を共にしてきた。

 それだけに、だれであっても木原氏の代わりとなって新たな右腕として首相を支えるのはハードルが高く、その去就は内閣改造において焦点の1つとなっていた。

野党の葛藤
 木原氏が政権中枢に残ることにより、臨時国会では「木原事件」について野党から追及されるという懸念も出てくる。

 一方で、野党議員からは「『木原事件』というけれど、木原氏が妻と結婚する前の出来事で、しかも妻が事件に関わっていると立証されているわけではない。推定有罪で国会で議論してしまうと人権侵害だと逆に批判される恐れもあり、扱いが非常に難しい」との声もあがる。

 また、先に述べた元取調官の記者会見では、不審死事件で元夫を襲った実行犯について「X子さん(木原氏の妻)はちょっと違うんじゃないか」という発言も飛び出しており、木原氏を追及できる要素は薄まっているという指摘もある。

 岸田首相はこうした事情も勘案して、木原氏を官邸内に残す判断をすると見られる。

 それでも、木原氏が続投ということになれば、週刊誌の報道がさらに過熱することは避けられないだろう。

 現に週刊文春は木原事件だけではなく、木原氏が収支報告書に選挙事務所の家賃支出を記載していないという公職選挙法違反の疑いについても報じている。

 果たして、政府与党にとって木原氏の処遇は吉と出るか、凶と出るか。

 この人事は岸田政権の今後を大きく左右することになるかもしれない。

宮原 健太(ジャーナリスト)

8800OS5:2023/09/07(木) 09:19:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/62634cb38a8cedc9ef390391093f25a5a005819b
萩生田氏を党幹部か重要閣僚の要職で起用へ、麻生副総裁は続投…来週にも内閣改造・党役員人事
9/7(木) 5:00配信


 岸田首相(自民党総裁)は、来週にも行う内閣改造・党役員人事で、萩生田政調会長について、留任を含めて党幹部か重要閣僚の要職で起用する方向で調整に入った。松野官房長官は、留任を含めた閣内か党の要職での処遇を検討している。党では、麻生副総裁を続投させる意向だ。


 複数の政府・与党関係者が明らかにした。党内では、茂木幹事長は続投との見方が強まっている。

 萩生田氏は2022年8月から政調会長を、松野氏は2021年10月の岸田内閣発足時から官房長官を務めている。いずれも党内最大派閥・安倍派(100人)の中枢を担っている。首相は、政権運営の安定には、両氏を閣内か党執行部内にとどめ、協力を得ることが不可欠だと判断した。麻生氏は第2派閥・麻生派(55人)を率い、党の要として政権を支えている。

8801OS5:2023/09/07(木) 09:39:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/cdcce4fbe194158ed78e05a89f77ccbd18638a2b
国交相ポスト、「公明枠」維持へ 麻生太郎副総裁も留任の方針
9/7(木) 5:00配信
毎日新聞
自民党の岸田文雄総裁

 岸田文雄首相(自民党総裁)は、月内に実施する内閣改造・党役員人事で、公明党が長年確保してきた国土交通相ポストを引き続き「公明枠」とする方針を固めた。自民内ではポスト奪還を求める声が高まっていたが、選挙協力を巡って亀裂が生じた自公関係の修復を優先するため、閣僚枠については公明への配慮を示す。斉藤鉄夫国交相を留任させる調整を進めている。岸田政権を中枢で支えてきた自民の麻生太郎副総裁も留任させる方針だ。

 複数の政府・与党関係者が6日、明らかにした。国交相は建設、運輸、観光行政などを所管し、業界団体にも影響力を持つ。自公が政権復帰した2012年から10年以上、公明が独占しており、自民内では奪還論が強まっていた。

 ただ、自公は衆院小選挙区定数の「10増10減」に伴う候補者調整で対立を深め、今月4日に次期衆院選に向けた東京での選挙協力の復活で合意したばかり。首相は、自公の関係改善を優先する必要があると判断したとみられる。首相は21、22年の人事で国交相ポストを自民に返還するよう求めたが、公明側が拒否した経緯がある。

 一方、首相は党内第2派閥の麻生派(55人)を率いる麻生氏を副総裁に据えて連携することで政権基盤の安定化を図ってきた。今回の党人事でも続投させて、来秋の党総裁選での再選につなげたい考えだ。

 内閣改造では「デジタル行財政改革」の担当閣僚を新たに置くことも検討している。首相は6月、デジタル化を推進するため「令和版デジタル行財政改革」を政権の優先課題にすると表明しており、政府内の司令塔機能を強化する狙いがあるとみられる。

 インドネシア訪問中の首相は、インドでの主要20カ国・地域(G20)首脳会議に出席した後、11日朝に帰国する予定だ。首相は11〜13日を軸に人事を実施する意向を周囲に示しているが、調整状況によっては25日以降に先送りする可能性もある。【竹内望、高橋祐貴、木下訓明】

8802OS5:2023/09/07(木) 11:23:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/190a455f7715a879a92f028a91a596d9da95f096
岸田首相、麻生副総裁再任へ 萩生田氏要職で調整、林外相続投を検討 内閣改造・党人事
9/7(木) 7:05配信


時事通信
ASEANインド太平洋フォーラムで演説する岸田文雄首相=6日、ジャカルタ(EPA時事)

 岸田文雄首相(自民党総裁)は月内に予定する内閣改造・党役員人事で、麻生太郎党副総裁を再任する意向を固めた。

 萩生田光一政調会長は続投させるか他の要職に起用する方向で調整。林芳正外相の留任も検討している。政権を支える「骨格」メンバーを維持し、政権の安定を図る狙いだ。複数の政府・党関係者が6日明らかにした。

 関係者によると、首相は人事に当たり「骨格は極力変えない」と周辺に説明した。骨格では茂木敏充幹事長の処遇が最大の焦点。首相が再選を目指す来年秋の総裁選や次期衆院選もにらみ、続投か交代かを判断する。

 党内第2派閥を率いる麻生氏は、第2次安倍政権と菅政権で副総理兼財務相を一貫して務め、岸田政権では副総裁に就任。第3派閥を束ねる茂木氏とともに、政権基盤の弱い首相を支えてきた。首相は来年秋の総裁選を勝ち抜くには麻生氏の支持が不可欠とみており、関係者は「麻生氏続投は既定路線だ」と語った。

 萩生田氏は故安倍晋三元首相の側近で、かねて首相の信頼も厚い。最大派閥・安倍派の有力議員「5人衆」の一人で、先月末に発足した同派新体制では意思決定を担う常任幹事会に加わった。安倍派を引き寄せたい首相は萩生田氏を留任させるか、他の要職に横滑りさせるか検討している。

 林氏は岸田派の座長で、同派の将来の総裁候補とされる。東京電力福島第1原発の処理水放出に伴う日中関係悪化を受け、林氏の手腕に期待が高まっている上、日本が今年いっぱい先進7カ国(G7)議長国を務めることもあり、首相は外相交代は得策ではないとの判断を強めている。

 安倍派の松野博一官房長官らの処遇も課題。政権の不安定化を招かないようにしつつ、党内各派の要望にも配慮し、政権浮揚に向けて刷新感をいかに演出するか、首相は難しい判断を迫られそうだ。

 首相はアジア歴訪から11日午前に帰国。人事はこの週か今月下旬に行われる見通し。

8803OS5:2023/09/07(木) 11:24:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/44f8e8309ef7ec92d41abc816d8a4df8de882ff3
田村憲久元厚労相、岸田派入りの意向 三重1区選出、元石破派事務総長
9/7(木) 8:21配信


中国新聞デジタル
国会議事堂

 かつて自民党石破派(水月会)事務総長を務め、現在は無派閥の田村憲久元厚生労働相が近く、岸田文雄首相率いる岸田派(宏池会)入りする意向を固めたことが6日、分かった。


 田村氏は三重1区選出で当選9回。安倍晋三、菅義偉の両政権で厚労相を務めるなど社会保障分野の政策通として知られる。複数の関係者によると、すでに宏池会幹部に入会する考えを伝えており、来週の派閥研修会で表明する案がある。

 田村氏が加われば宏池会の勢力は46人となる。党内第4派閥は変わらない。田村氏は石破茂元幹事長が会長だった水月会が2021年12月に派閥を解消してグループ化したのに合わせ、脱退していた。

中国新聞社

8804OS5:2023/09/07(木) 19:05:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8e18f01d609072d010c020f5fe5ab7df75c798c
茂木幹事長、麻生氏の続投有力 萩生田、西村両氏は要職
9/7(木) 18:53配信


共同通信
麻生太郎氏、茂木敏充氏

 岸田文雄首相(自民党総裁)が近く踏み切る内閣改造・党役員人事で、麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長の続投が有力となった。党内最大派閥、安倍派の萩生田光一政調会長、西村康稔経済産業相は党要職か閣内で起用の方向。首相はインドから帰国後に最終判断する。人事は来週実施に向け調整を始めた。複数の政府、与党関係者が7日明らかにした。

 麻生派は党内第2派閥、茂木派は第3派閥で、岸田派と共に主流派を形成してきた。首相は来年秋の党総裁選で再選を目指しており、政権の骨格である麻生、茂木両氏の協力が必要との判断に傾いたとみられる。

 政権幹部は取材に、両氏の処遇について「再任の方向だ」と明らかにした。茂木氏は「ポスト岸田」候補の一人とされる。5日の記者会見で来年の総裁選対応を聞かれ「今は党の幹事長。政権を支えるのが私の仕事だ」と述べていた。

 両氏と合わせて政権の骨格を成す松野博一官房長官や、萩生田氏、西村氏は安倍派所属。首相は松野氏らを党幹部や閣内に取り込み、安倍派の協力を得る考えとみられる。

8805OS5:2023/09/08(金) 15:40:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/56a2af857c3c5d68fdd5db1fae33f513a78dc9e9
なぜ安倍氏を失った「安倍派」は迷走しているのか…反LGBT、韓国嫌悪、公明批判を連呼する保守派の"限界"
9/8(金) 11:17配信
プレジデントオンライン
故安倍晋三元首相の追悼集会であいさつする岸田文雄首相=2023年7月8日、東京都港区の明治記念館 - 写真=時事通信フォト

安倍晋三元首相が2022年7月に死去してから1年以上が経過した。安倍氏が残した“遺産”はこれからどうなるのか。評論家の八幡和郎さんは「安倍氏は『保守派の愛国者』でありながら、立場の違う人とも対話できる稀有な政治家だった。しかし残念ながら、現在、安倍氏のレガシーは保守派だけに独占されている」という――。

【画像】フランス人に党派を超えて敬愛されているドゴール元大統領

■岩盤保守層をがっちり押さえた安倍元首相

 安倍晋三元首相は、岩盤保守層の支持を大切にした。首相在任中は、30%の保守層の支持を得て政権が倒れない下支えにし、選挙のときはより幅広い50%程度の支持を獲得して議席を伸ばした。

 テレビ朝日の世論調査によると、2012年の再登板以降、支持率が68〜29%と乱高下したが、これはかなり意図的にメリハリを付けた結果だった。

 「戦後レジームの克服」「東京裁判史観からの脱却」「自主憲法の制定」など威勢のいいスローガンを叫び、国会では大臣席からヤジを飛ばし、秋葉原で「安倍やめろ」コールに演説を妨害されたときは「あんな人たちに負けるわけにはいかない」と応じた。

 岩盤保守層を確保しておくことは、国民に不人気だがやらねばならない政策を実行したり、「モリカケ桜」のようなスキャンダルによる“冬の時期”を乗り切ったりするには役に立つが、選挙に勝つには不十分である。

■野党政権を望んでいる国民は1割しかいない

 そこで、安倍氏には中道リベラルにも支持される別の顔があった。20年9月の安倍氏退陣時の朝日新聞世論調査によると、実績評価について71%が「評価する」と答えた。22年7月の暗殺直後の世論調査でもあまり変わらず、安倍政権に対する国民の高い満足度を証明している。

 この国では、選挙で野党に投票する人が野党政権を期待しているわけでない。前回の衆院選時の共同通信の世論調査(21年10月)では、与野党逆転を望むのは11.4%に過ぎず、与野党伯仲が49.4%、与党が野党を上回るが34.6%だったので、自公連立政権が過半数ぎりぎりで継続することを望んでいる。

 そんな不安定な政権は大胆な政策は取れず、海外からも信用されないので国民意識のレベルが問われるが、どっちにしても野党政権を望んでいるのは10%強ということだ。

■安倍政権が支持率を上げられた理由は「外交」

 政党支持率では、立憲民主党・共産党・れいわ新選組・社民党の合計が20%前後だが、これにはあくまで「野党として」期待をする人も入っている。

 国政選挙で与党が勝利したときの自公両党の得票率は45%ほどで、野党4党合計が35%ほどだ。これだと議席数で与党が圧倒的多数を獲得できる。これが、内閣支持率が30%を切る時期の選挙だと与野党伯仲になるのだが、安倍政権は選挙のときには支持率を上げていた。

 安倍政権が肝心なときに支持率を上げられたのは、外交での成功が故だ。安倍レガシー(遺産)のなかで世界史に残るのは、「自由で開かれたインド太平洋」構想を提唱し、アジア・太平洋とヨーロッパとインドを包括した対中国包囲網を構築したことだ。

 対米外交ではトランプ大統領と蜜月関係を築き、世界の首脳はトランプに口をきいてもらいたいときや、どう接したらいいか知りたいときに安倍氏を頼った。伝統的に、日本は共和党政権とは関係良好だが、民主党政権とは良くない。だが、安倍氏の場合、オバマ大統領時代の米国議会での演説は大成功だったし、現職のアメリカ合衆国大統領として初の広島訪問も実現した。

8806OS5:2023/09/08(金) 15:41:00
■外交にとどまらない安倍氏の「レガシー」

 良好な関係を築いたのはアメリカだけではない。新型コロナ禍で流れたが、習近平主席を国賓として招待していたし、朴槿恵大統領(当時)と慰安婦合意をまとめ、米国オバマ政権も巻き込んで「不可逆的な解決」というコンセプトを打ち立て、政権交代があっても蒸し返しを認めない原則を確認した。

 プーチン大統領との北方領土交渉も、それなりに進展していた。2人には堅固な信頼関係があり、もし安倍氏が存命であれば、世界でもっとも有力な「平和のための調停者」と期待されただろう。

 TPPに関しても、首相就任前はやや消極的だったが交渉をまとめ上げたし、長年の課題だった日欧FTAも実現させ、「自由貿易体制の守護者」と褒められた。

 若者の就職状況が劇的に改善したのは、規制緩和を通じて、中高年より若者に有利な状況がうまれたからだ。海外では安倍政権のもとで女性の社会進出が飛躍的に進んだと評価されている。

 新型コロナ禍で焦点がぼやけたが、積極財政主義を掲げつつ、二度の消費税引き上げを実現したし、軽減税率の実現など公明党の要求も十分に採り入れていった。

 憲法改正は停滞したが、集団的自衛権の行使を認める安保法制の改正に成功して、解釈改憲を実現させた。

■安倍氏を神格化する保守派と、冷める一般国民

 銃撃事件から時間がたって、保守派は安倍氏を神格化せんばかりの勢いだが、反比例して一般国民は冷めてきている。

 それには、野党系勢力が政治テロへの怒りを示さず、テロに一定の評価を与えても社会的に排斥されない日本の特殊な政治風土も影響している(戦前からの宿痾だが)。

 その道具に使われているのが、旧統一教会だ。安倍氏との関わりは特別に批判されるようなものではなかったのに、「祖父から三代続き」という言葉で印象操作がされている。朝鮮半島統一を悲願とするこの団体と安倍氏とでは、向いている方向が違う。

 しかも、安倍氏とは関係ない人たちと、この団体との繋がりは、なぜかとがめられない。関係団体の活動を通じた旧統一教会の広告塔的存在は国連の潘基文・前事務総長だが、相変わらず日本のリベラル勢力からちやほやされている。

 自民党の最大派閥である安倍派は後継者も決められず弱体化しているし、保守派も憲法改正や皇位継承問題といった、国家の基本に関わる問題には熱心さが感じられない。一方、やたら熱心なのが、積極財政論、LGBT法案反対、韓国嫌悪、台湾与党への支援であり、公明党との連立批判だ。

8807OS5:2023/09/08(金) 15:41:22
■経済政策は情勢に応じて柔軟に変えていくもの

 退陣後の安倍氏が、自分の砦として保守派を強化する必要があり、総理在任当時より保守的な主張に傾いていたのは事実だ。ただ、それ以外の主張を安倍氏が許さなかったのかといえば疑問であるし、派閥外の岸田首相が保守派の主張に沿っていないと攻撃するのも見当外れだ。

 財政均衡論を主張するのは保守派としておかしいとか言う人もいるが、本来的には健全財政主義が保守主義らしい主張だし、経済政策はその時々に応じて君子豹変が必要なのだから、安倍派が最晩年の安倍氏の意見を金科玉条にするのはおかしい。

 アベノミクスが大成功とならなかったのは、金融財政政策に頼りすぎ、地道な産業強化策などが不十分だったからだろう。一部の経済ブレーンたちが、もっと大胆にマクロ経済政策をすれば良かったと自己弁護し(薬が効かないといわれた医者が、量を増やせば効くだろうというようなもの)、それに晩年の安倍氏も乗せられていたところはある。それでも、安倍氏がある時期主張していたことに拘泥しないことを「裏切りだ」などと批判すべきではない。

■安倍氏だったらLGBT法案をどうかじ取りしたか

 LGBT法案の一部に安倍氏が難色を示していたことから、推進派の稲田朋美氏を「裏切り者」扱いする大合唱が保守派から起きたが、安倍政権時代に法案化は方向付けされていたし、安倍氏が保守派の大勢ほどLGBT政策に後ろ向きだったわけでない。

 安倍氏が、LGBT法案が皇位継承問題に悪影響を及ぼすと危惧していたと主張する人もいる。伝統的な性についての価値観が揺らぐことは、皇室にとって頭痛の種だが、それを理由にLGBT政策を歪めるべきでないし、安倍氏が懸念を側近に漏らしていたとしても、マイナスにしかならないから、公にはそんな発言をするはずがない。

 安倍氏が、保守派が喜ばない政策を実行したことも思い出すべきだ。先ほど功績として紹介した習近平主席の国賓招待や韓国との慰安婦合意、TPPやEPA(EUとの経済連携協定)の締結などは、保守派にとっては面白くないはずである。

 安倍政権の政策に対して猛攻撃をしていた保守派の人たちも多いが、それは安倍氏に対する裏切りだとは思ってないだろう。なのに、安倍派の議員が個別政策で中道リベラル寄りの意見を持ったからといって裏切り者扱いすることはおかしい。

8808OS5:2023/09/08(金) 15:41:43
■公明党との連立解消は安倍政治の否定となる

 韓国についても、安倍氏は朴槿恵にすら粘り強く対処したし、中国に配慮せずに台湾の民進党に肩入れしたわけでもない。

 公明党には、一貫して連立パートナーとして協力を求めてきたのだから、連立解消を主張することは、普通に考えれば安倍政治の否定だ。

 歴史観についても、安倍氏は戦後レジームの克服を主張していたが、米国議会での演説や戦後70年談話で示された見解は、歴史修正主義と指摘されないよう細心の注意を払いつつ、日本だけが悪いというわけでないという気持ちをにじませ、日露戦争などが世界に与えた前向きの功績を評価してほしいとしてバランスを取ったものだ。

 フランス革命記念日の式典に主賓として出るつもりだったくらいで(水害のために取りやめ)、一部保守派のように、「フランス革命がすべての誤りの始まり」的な突拍子もない歴史観を持っていたわけでない。

 長州人で、吉田松陰と交流があった佐藤信寛を先祖に持ち、高杉晋作の一字を名に含む安倍氏にとって、一部保守派の江戸時代礼賛、明治維新の意義否定論も相容れるはずない。

■「安倍レガシー」の正しい継承方法とは

 私は、保守派が今後、安倍氏の考え方を一つの模範として大事にしていき、その遺志を継ぐことを旗印に掲げることに異存があるわけでない。ただ、安倍氏の考え方の一部をつまみ食いして金科玉条にすべきでないし、安倍氏が国内外で、自分と違う考え方の人と妥協しつつ、うまく関係を築く達人だったことを引き継ぐことも、安倍レガシーを守ることだと認めるべきだと思う。

 保守派の人はよく「安倍氏から直接こう聞いた」と言うが、中道リベラルの人には別の言い方をしていたことも多い。

 私は安倍氏が「日本のドゴール」のような存在として扱われることを期待している。フランスのドゴール元大統領は、保守本流団結のシンボルであり、ドゴール派が強い保守政党として健在だ(現在の共和党)。

 その一方で、レジスタンスの英雄、第五共和国の創立者、米ソの狭間で独自外交を守った愛国者、欧州統合の基礎をつくった人などとして、フランス人に党派を超えて敬愛されている。

 安倍氏の遺産は、保守派の人にとっても、幅広い国民にとってもそれぞれ遺産であるべきだし、それは相乗効果をもたらすと信じている。一部の保守派が排他的な形で独占しようとするようなことはあってはならないのだ。

 安倍派は会長も決まらず迷走中だが、誰が率いるにせよ、その点は、派閥として明確にしておいたほうが良いだろう。

 *本稿の内容の詳細は『安倍さんはなぜリベラルに憎まれたのか』(ワニブックス)、『日本の政治「解体新書」 世襲・反日・宗教・利権、与野党のアキレス腱』 (小学館新書)に書いた。



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八幡 和郎(やわた・かずお)
徳島文理大学教授、評論家
1951年、滋賀県生まれ。東京大学法学部卒業。通商産業省(現経済産業省)入省。フランスの国立行政学院(ENA)留学。北西アジア課長(中国・韓国・インド担当)、大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任後、現在、徳島文理大学教授、国士舘大学大学院客員教授を務め、作家、評論家としてテレビなどでも活躍中。著著に『令和太閤記 寧々の戦国日記』(ワニブックス、八幡衣代と共著)、『日本史が面白くなる47都道府県県庁所在地誕生の謎』(光文社知恵の森文庫)、『日本の総理大臣大全』(プレジデント社)、『日本の政治「解体新書」 世襲・反日・宗教・利権、与野党のアキレス腱』(小学館新書)など。
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徳島文理大学教授、評論家 八幡 和郎

8809OS5:2023/09/10(日) 22:15:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/69ea3ac824cebf4935f35107046d479425ce4013
松野氏と萩生田氏、引き続き要職に 女性閣僚増やす方針
9/10(日) 21:25配信

朝日新聞デジタル
松野博一官房長官

 岸田文雄首相(自民党総裁)は13日に行う内閣改造・党役員人事で、松野博一官房長官を続投を含め要職で起用する方針を固めた。自民の萩生田光一政調会長も、引き続き要職を充てる方向だ。また、首相を除いて19人いる閣僚のうち2人にとどまっている女性の人数を増やす方向で検討する。複数の政権幹部が明らかにした。

 首相は自民の麻生太郎副総裁を留任させる意向を固めており、茂木敏充幹事長も続投させる方向で調整している。11日に訪問先のインドから帰国した後、最終的にポストを固める考えだが、政権の骨格はほぼ維持する方針。

 松野氏と萩生田氏は、自民最大派閥の安倍派の有力議員。首相は政権の安定を重視する観点から、引き続き要職での起用が必要と判断した。

 また、女性を積極的に登用する姿勢を示すため、女性閣僚も増やす考えだ。女性の社会進出は日本は主要7カ国(G7)で最も遅れており、政治分野での男女格差が要因となっている。

朝日新聞社

8810OS5:2023/09/10(日) 22:16:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4875397ee98955c19bc3bdc4f779331d9e8f2ba
西村経産相は留任、高市経済安保相も…内閣改造で首相検討
9/10(日) 5:01配信

読売新聞オンライン
西村経済産業相

 岸田首相(自民党総裁)は13日の内閣改造で、西村経済産業相(60)と高市経済安全保障相(62)を留任させる方向で検討に入った。河野デジタル相(60)の続投案も出ている。

高市経済安全保障相

 複数の政府・与党関係者が明らかにした。西村氏は衆院当選7回で経済再生相などを歴任し、2022年8月に経産相に就いた。東京電力福島第一原子力発電所の処理水の海洋放出を所管し、福島県などへの説明役も担う。関係閣僚では、野村農相が今回の改造で交代する見通しで、首相は西村氏に職務を続けさせ、政府対応に万全を期したいとの考えに傾いている。

河野デジタル相

 西村氏は、党内最大派閥・安倍派(100人)の中枢を担う「5人衆」の1人だ。5人衆では、松野官房長官(60)と萩生田政調会長(60)も要職で起用される方向となっている。首相は安倍派の意向も踏まえ、両氏のポストを決める考えだ。

 高市、河野両氏はいずれも衆院当選9回で、前回21年9月の総裁選で首相に敗れ、22年8月から現職を務めている。首相は無派閥で保守派の高市氏について、保守支持層の取り込みと女性の積極登用の観点から続投が好ましいと考えているとみられる。

 河野氏はマイナンバーカードを巡る問題で、11月末までの完了を目指す総点検の責任者で、政府・自民内には「途中交代は避けるべきだ」との声が多い。首相はインドから帰国する11日にも、河野氏が所属する麻生派を率いる麻生副総裁と会い、調整を進める見通しだ。

8811OS5:2023/09/10(日) 22:26:05
ほぼ選挙区調整の実務は終わったからお飾りor派閥バランスで選べますね
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf5717e13985769d5b7399c9dafccf08dc009f23
岸田首相、非主流派「懐柔」狙いか 森山氏の調整手腕にも期待
9/10(日) 7:0

時事通信
森山派の研修会であいさつする自民党の森山裕選対委員長=7日、鹿児島市

 13日の内閣改造・自民党役員人事で、森山裕選対委員長が要職で起用される方向となった。

 岸田文雄首相には、衆院小選挙区の「10増10減」に伴う候補者調整で発揮した「仕事師ぶり」(党関係者)への期待に加え、来年秋の党総裁選に向けて非主流派を懐柔する思惑もありそうだ。

 森山氏が率いる森山派(近未来政治研究会)は7、8両日、鹿児島市で研修会を開き、結束を確認した。内閣改造への対応を記者団から問われた森山氏は「政策集団としては政策を磨くことが全てだ。人事の時に派閥として行動するとか、そういうことは一切やらない」と語り、所属議員を押し込もうと躍起になる他派閥と一線を画した。

 首相が昨年8月に森山氏を選対委員長に起用したのは「10増10減」を巡る調整手腕に期待したからだ。調整対象は134選挙区。各派の利害がぶつかる難作業だったが、今年7月に完了させた。党関係者は「普通は数年かかる調整を半年で終え、衆院解散の環境を整えた」と語った。

 公明党との調整がこじれて東京での衆院選協力が一時破綻したことで、森山氏の責任は免れないとの声も党内の一部にあった。ただ、森山氏は国対委員長を歴代最長の4年余り務める中で築いた野党とのパイプも強み。首相はこの点に加え、来年9月の党総裁選に向け、菅義偉前首相や二階俊博元幹事長ら党内非主流派との関係の近さにも着目したとみられる。

 党関係者の一人は「森山氏は人望が厚い。無役にすることはあり得ない」と語った。

 森山氏を巡っては幹事長就任を期待する声も党内にあった。茂木敏充幹事長が続投する方向となったものの「党四役にとどめるべきだ」(関係者)との声が依然強い。総務会長横滑り案に加え、選対委員長として引き続き公明との関係修復に当たってほしいとの希望もある。

 森山派の所属議員は8人で、党内6派閥の中で最少勢力。現在、同派の閣僚はゼロだ。派閥として首相に入閣希望を伝えないという異例の対応を取る中、入閣者を出せるかにも注目が集まる。

8812OS5:2023/09/10(日) 22:26:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe7a8f6fd9d168d833e059549acfdc505bc6da45
森山氏要職で調整 「自公国」当面見送り 岸田首相11日帰国、人選本格化
9/9(土) 20:51配信

時事通信
自民党役員会に向かう森山裕選対委員長=5日、東京・永田町の同党本部

 岸田文雄首相(自民党総裁)は9日、13日に予定する内閣改造・党役員人事で、森山裕選対委員長を要職に起用する方向で調整に入った。


 自民内には国民民主党の早期の連立政権参加を探る動きもあったが、環境は整っていないと判断し、今回の改造では見送る意向。首相は11日にアジア歴訪から帰国し、人選を本格化させる。

 複数の政府・自民関係者によると、首相は「政権の骨格は維持する」と周辺に語っており、麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長は留任させる考え。首相は11日、麻生、茂木両氏に加え、森山氏とも会談する意向だ。

 森山氏の処遇については選対委員長続投のほか、総務会長に横滑りさせる案も出ている。

 森山氏は菅義偉前首相や二階俊博元幹事長ら非主流派に近いものの、衆院小選挙区の「10増10減」を巡る候補者調整で手腕を発揮。党内で信望が厚く、首相は政権の安定化を図るのに森山氏の起用は不可欠と判断したとみられる。

 一方、先の国民代表選で与党寄りの玉木雄一郎代表が再選されたことを受け、自民内では「自公国」連立構想が再燃。今回の改造に合わせた国民幹部入閣案が取り沙汰されていた。

 しかし、国民支持労組が加盟する連合の芳野友子会長が「連立はあり得ない」と反対。玉木氏が連立参加の条件として衆院選での候補者調整を挙げたことから、自民内ではなお時間を要するとの見方が強まった。自民幹部は「今回の改造に合わせた連立組み替えは難しい」と語った。

8813OS5:2023/09/10(日) 22:32:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/609f45d8b808d382489f7948753674bb7f6a2387
茂木氏続投、岸田首相は安定優先 総裁再選へ「封じ込め」狙う 自民
9/9(土) 7:06配信
時事通信
自民党役員会に臨む(左から)茂木敏充幹事長、岸田文雄首相、麻生太郎副総裁=8月29日、東京・永田町の同党本部

 岸田文雄首相が、交代論も出ていた茂木敏充自民党幹事長の続投を調整するのは、党内第3派閥の茂木派を取り込んで政権基盤の安定を優先させるためだ。

 再選が懸かる党総裁選を来年秋に控え、「ポスト岸田」に意欲を燃やす茂木氏の出馬を封じ込める思惑もあるとみられる。

 「岸田派は第4派閥だから主導権を握りきれない。党内に配慮しないといけない」。同派中堅は8日、首相の事情をこう解説。党関係者は「首相は党の安定を志向した」と語った。

 首相は2021年11月、幹事長に茂木氏を起用。以来、第2派閥・麻生派会長の麻生太郎副総裁も交えて重要課題を協議し、3者連携を基盤に政権の安定を図ってきた。内閣支持率が低迷する中、茂木氏が続投を希望し、麻生氏もそれを推している状況を踏まえ、引き続き政権運営には茂木氏の協力が欠かせないと判断したもようだ。

 一方、今回の人事で茂木氏の処遇が最大の焦点となった背景には、同氏の独断専行があった。少子化対策では、首相と事前調整せずに児童手当の所得制限撤廃を主張。8月には物価高対策を盛り込む経済対策に関し、23年度補正予算案の編成に言及した。ある党幹部は「何の権限があるのか。決めるのは首相だ」と苦言を呈した。

 公明党が一時、東京での衆院選協力を解消すると宣言した際には、交渉に当たる茂木氏の責任を問う声もあった。だが、9月に入ると一転して選挙協力が復活。別の党関係者は「『これから一緒にやろう』というのに代えづらい」と語った。

 ただ、総裁選への立候補を断念するかは見えない。茂木派関係者によると、「本人はやる気満々」。参院中堅は「麻生氏が不出馬の保証人になるのだろう」との見方を示した上で、「支持率ががた落ちするなど政権が最悪の状況にならない限りは」と条件を付けた。

8814OS5:2023/09/10(日) 22:38:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/cbf2c782255279fb7bc9e08133343b23bc25b059
自民・森山裕氏を要職起用へ 首相、13日に内閣改造の意向
9/9(土) 5:00配信
毎日新聞
自民党の森山裕選対委員長

 岸田文雄首相(自民党総裁)は8日、内閣改造を13日に行う意向を固め、複数の与党幹部に伝えた。人事では、自民の森山裕選対委員長を留任を含め党要職か重要閣僚で起用する調整を進めている。首相はインドネシア、インドを歴訪中で11日に帰国する予定。帰国後、麻生太郎副総裁や茂木敏充幹事長らと会談し、人事の内容を最終判断する考えだ。


 公明党の山口那津男代表は8日、訪問先の那覇市内で記者団から内閣改造は13日かと問われ、「はい。インドから総理より電話をいただいた」と語った。

 首相は帰国翌日の12日に自民党臨時総務会を開催する予定で、党役員人事の一任を取り付ける。その後、人事の調整を本格化させ、13日に党役員人事を経て、内閣改造に踏み切る考えだ。

 森山氏は2022年8月から選対委員長を務め、衆院小選挙区定数の「10増10減」に伴う選挙区調整をまとめた。岸田政権では「非主流派」にとどまる菅義偉前首相や二階俊博元幹事長に近いとされてきたが、野党各党へのパイプを生かした実務能力の高さを首相は信頼しており、引き続き要職での起用を検討している。【高橋祐貴】

8815OS5:2023/09/11(月) 08:34:44
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/d34ac044c466256b688fb4638ca4a6d956a0bb32
安倍派改め「塩谷座の15人」に関与する森元首相と約30年前の福田赳夫元首相の異同と今後

坂東太郎十文字学園女子大学非常勤講師
9/11(月) 6:20
 自民党派閥史に新たな1ページが。「派」ならぬ「座」の誕生です。8月31日、新体制として塩谷立元文部科学相を座長とする15人の「常任幹事会」(衆議院9人、参議院6人)が今後合議して運営していくと発表されました。

 こうした動きを国民不在の「サル山のボス争い」「派利派略」と切り捨てるのはたやすい。でもこの「ボス争い」がそれはそれで興味深いのも事実です。

 政治は政策論争だけでは動きません。もう1つ「権力闘争」が加わって初めて実体化するのです。というわけで100人の国会議員を抱える「塩谷座」を考察します。(文中一部敬称略)

「5人衆」とは
 領袖の安倍晋三元首相死去後、取り急ぎ会長代理へ就任した塩谷立と下村博文元文部科学相が就任するも暫定で新体制の発足が望まれていました。塩谷は自らを座長(司会とかまとめ役といった感じ)として有力者数人を含めた集団指導体制を提案していたのに対して下村は空席になっている会長=領袖を選べと主張。今回の決定は塩谷案の採用で下村は排除されてしまったのです。

 有力者とは森喜朗元首相が地方紙「北國新聞」の連載「総理が語る」で「会長候補」と名指しした次の5人となります。後の連載で森が使った「5人衆」が定着しつつある面々。○中の数字は当選回数。

高木毅国対委員長・元復興相⑧ 67歳

松野博一官房長官⑧ 60歳

西村康稔経済産業相⑦ 60歳

萩生田光一政調会長・元文科相、経産相⑥ 60歳

世耕弘成参議院幹事長・元経産相⑤ 60歳

「プラス9人衆」とは
 座長の塩谷(当選回数10回・73歳)を含めた計6人で仕切るともみられていたものの蓋を開けたらプラス9人の15人の大所帯。加わったのが

【衆議院】

松島みどり元法相⑦ 67歳

柴山昌彦元文科相⑦ 57歳

稲田朋美元防衛相⑥ 64歳

西村明宏環境相⑥ 63歳

【参議院】

橋本聖子元五輪相⑤ 58歳

野上浩太郎元農相④ 56歳

末松信介元文科相④ 67歳

山本順三元国家公安委員長④ 68歳

岡田直樹地方創生相④ 61歳

15人の選考基準は
 まず塩谷&5人衆以外の9人が選ばれた背景です。何かあるかとあれこれ推測した結果、以下の通りとなりました。

 まず5人衆の衆院最少当選回数者である萩生田の6回未満は除外。参院は世耕の5回当選者に合わせると橋本聖子しかおらず衆参のバランスを欠くため4回生まで含むとしたもよう。その上で

1)座長より年長は避ける(該当者5人)

2)大臣未経験者も外す(該当者3人)

 どちらもクリアしている参院の4回生が1人いるとはいえ、すべて比例当選というのが引っかかったかも。比例のみならば橋本聖子も同じながら、そこは当選5回が物を言う。

 だとしても15人は多い。根拠は何だと聞き回っても誰も知らないか言わないか。冗談めかして「森さんの大好きなラグビー(の出場人数)に合わしたんじゃね?」と教えてくれた方も。まさか。いやいや。真相は藪の中。

福田系と安倍系でちょうど3対3
 中核になるであろう「塩谷&5人衆」も味わい深い。

 安倍派は創設者の福田赳夫元首相に連なる「福田系」と安倍元首相に極めて近い「安倍系」および「その他」に分類できます。といっても明確ではないのですが。

塩谷座長と松野、高木は福田系で世耕、萩生田、西村が安倍系。ちょうど3対3に分かれます。ちなみに下村は安倍系。入るとバランスが崩れますよね。ただ西村は経歴から「その他」かもしれません。

 おそらく5人衆から新会長(領袖)がいずれ選出されそうです。先の北國新聞連載で森は「官房長官の松野さんは、今は自分のことで精いっぱい」「世耕さん」は「結局、参院にとどまるんじゃないかな」「高木さん」は「総理総裁を狙っているわけではない」と「除外」。次は「西村さんと萩生田さんだ」と述べています。

 としたら福田系の西村と安倍系の萩生田による決勝戦が次のラウンドかもしれません。

8816OS5:2023/09/11(月) 08:34:57
先々々々代86歳は何で影響力があるのか
 ところで森元首相86歳は何で影響力があるのでしょうか。1つには安倍派の領袖の移り変わりにうかがえます。森派→町村信孝派→細田博之派→安倍派と移ろい、町村・安倍の両氏は既に鬼籍。細田は現職の衆議院議長で「三権の長」。慣例により派を離脱しているのです。ゆえに安倍元首相を「先代」とすれば先々々々代が存命中なので頼ってしまうし本人もまんざらではないし。

 ただ森首相時代を知る者も、知らない世代でも東京五輪組織委員会会長の彼のありさまを覚えているでしょうから「何であのような人が」と疑問を持って当然。ただ永田町では人望が厚いのですよ。何しろフットワークが軽くてあらゆるところへ顔を出し人脈が広い。数ある失言の多くもリップサービスの行き過ぎという面もありました。

91年の「4天王」とは
 いずれにせよ決定的な後継者がいない「塩谷座」が今後分裂するのではないかとうわさされているのです。既に下村は憤懣やるかたないでしょうし。

 酷似しているのが安倍元首相の父である晋太郎元外相が率いた時の「安倍派」後の領袖争い。息子が急逝であったのと異なって父の方は最晩年、誰がみても病状悪化が明らかで水面下で闘争は始まっていました。

 1991年、晋太郎が没すると次世代の通称「4天王」による綱引きが本格スタート。その4人の名と誕生および初当選は以下の通り

加藤六月(26年生)67年初当選

塩川正十郎(21年生)67年初当選

森喜朗(37年生)69年初当選

三塚博(27年生)72年初当選

 派内で安倍系の筆頭であった加藤と福田系の森が一頭地を抜いていたものの折からのリクルート事件に共に連座して謹慎状態。そこで加藤が塩川を、森が三塚を担いで「三六戦争」の火ぶたが切って落とされたのです。

福田元首相の仲裁と分裂食い止めの手際
 結論としては当時当選13回の長老・長谷川峻座長(ここでも「座長」登場)の裁定で三塚派が誕生します。この顛末を塩川が「読売新聞」2008年11月.29日朝刊で語っているのが興味深いので紹介する次第です。

 病み上がりであった塩川が福田赳夫(安倍晋太郎の前の領袖)に呼ばれて「病後の君のやせた姿を見るとたまらん。生きることに専念せよ。必ず君が必要とされる時が来る」と説教された。

 帰り際に「三本の矢」の例えを出されて長谷川座長、三塚事務総長とともに代表世話人である塩川の3人が協力して難局を切り抜けよ。君(=塩川)は健康第一で生き残れと声をかけた、と。(3人の肩書きは派内のもの)

 そこで3人で徹底的に話し合って塩川が後継指名を長谷川座長に一任すると提案。三塚が指名されるのは予想していたが、派の分裂を避けるためにはこれ以外にないと考えた、とあります。

 福田元首相はこの時点で政界を引退しており、現在の森元首相と似た立場でした。この話のままであったならば、福田は仲裁して後継争いの一方の当事者を事実上諦めさせたとなります。

 しかし恐れていた「派の分裂」は結局起きてしまったのです。敗軍の将となった加藤はとがめられて派から除名され、30人規模のシンパを引き連れて脱会を試みました。ここでも福田が動いて脱会を12人ほどに止めたのです。

98年の分裂劇
 この騒動は続きがあります。福田の死去(95年)後の98年、森が新領袖に就きました。この時点での派内の有望政治家は

小泉純一郎(42年生)72年初当選

亀井静香(36年生)79年初当選

平沼赳夫(39年生)80年初当選

ら。森と小泉は名コンビで2005年の郵政解散の際に解散権を振りかざす小泉首相をなだめる森前首相という「プロレス」を演じたのはあまりに有名。98年、森派に納得しない亀井・平沼らは派から計11人を引き抜いて新派閥結成へと走ったのです(現在の二階派の源流)。

 この頃、自民の主要5派閥のうち森派を含む実に4派閥が分裂騒動を抱えていた結果、森派は小泉→安倍晋三(1次)→福田康夫と4代続けて総理を輩出するも、09年の総選挙で民主党に惨敗して下野の憂き目をみるに至りました。

2人の元首相の違い
 酷似する安倍晋三派と91年の安倍晋太郎派の「その後」。現役のまま死去した領袖(安倍親子)の跡目争いで「5人衆」やら「4天王」が台頭し、元オーナーが仲裁役を買って出ている点までソックリです。

 ただ福田赳夫元首相は衝突する2者の一方を説き伏せて分裂回避を狙い、かなわなかったものの最小限にとどめるべく尽力したのに対して森元首相は焚きつけている風。しかも15人まで膨らんでしまい、収拾がつかない状況を招いています。ここが大きな違いでしょう。

8817OS5:2023/09/11(月) 20:08:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/dbb9c9e01afefe5aed7819da7622bf2f92cf4a0b
首相、改造へ本格調整 新内閣で総合経済対策
9/11(月) 19:45配信


産経新聞
自民党本部に入る岸田文雄首相=11日午後、東京・永田町の党本部(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相(自民党総裁)は11日、内閣改造と党役員人事を13日に行うのを前に、党本部で幹部と相次ぎ会談し、調整を本格化させた。首相は麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長を留任させる方針で、政権の安定を優先して骨格は維持する。内閣の要である官房長官や、幹事長を除く党四役ポストが調整の焦点だ。


首相は11日朝、インドネシアとインドの歴訪を終えて帰国。公邸で萩生田光一政調会長と面会した後、午後から党本部に入り、幹部を個別に呼んで会談を重ねた。終了後、周辺には「今日は決まらない。希望を聞いた」と語った。会談は、関口昌一参院議員会長▽森山裕選対委員長▽茂木氏▽世耕弘成参院幹事長▽小渕優子組織運動本部長▽萩生田氏▽遠藤利明総務会長▽麻生氏-の順に行われた。

首相は12日には公明党の山口那津男代表と会談し、自民の役員会と総務会で人事の一任を取り付ける。13日には党四役を指名し、組閣本部を設置して第2次岸田再改造内閣を発足させる。

新内閣では物価高などに対応する総合経済対策の策定を急ぐ考えで、10日にインドで行った記者会見では「発足直後からスタートダッシュしていきたい。その陣頭指揮をとる決意だ」と述べた。

留任が固まった麻生、茂木両氏は、それぞれ党内第2派閥の麻生派(志公会、55人)、第3派閥の茂木派(平成研究会、54人)を率いる。麻生、茂木両氏が、第4派閥の岸田派(宏池会、45人)の領袖(りょうしゅう)である首相を支える「三頭政治」の構造が維持される。

加えて政権基盤の安定化を図るため、最大派閥の安倍派(清和政策研究会、100人)からも萩生田氏、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相ら、有力者を要職で処遇する考えだ。森山裕選対委員長も要職で起用する。

また、国土交通相は引き続き公明党から起用し、斉藤鉄夫国交相を留任させる方向だ。

8818OS5:2023/09/11(月) 20:10:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6a6d72f4c3fae440343fe5ac5e1c52ef8f8852a岸田首相、13日改造へ調整本格化 「思い切った経済対策」策定
9/11(月) 11:18配信


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コメント57件


時事通信
内外記者会見に臨む岸田文雄首相=10日、ニューデリー(AFP時事)

 岸田文雄首相(自民党総裁)は10日、訪問先のインド・ニューデリーでの内外記者会見で、内閣改造・党役員人事を13日に行う方針を表明した。


 新体制発足後に「必要な予算に裏打ちされた思い切った経済対策」を早急に取りまとめる意向も示した。11日朝に帰国し、人選を本格化させた。

 羽田空港に到着した首相は首相公邸で過ごした後、午後に党本部に入った。茂木敏充幹事長、森山裕選対委員長、関口昌一参院議員会長らと会談し、人事について協議する。12日にかけて公明党の山口那津男代表とも面会する。

 首相は会見で「帰国後に関係者と調整を進め、早ければ13日に党役員人事、閣僚人事を行うことを考えている」と説明。人事の規模などに関しては「11、12両日に本格的に調整したい。今の時点で具体的な内容について申し上げることは控える」と述べた。

 経済対策については「物価高から国民生活を守り、賃上げと投資の拡大の流れをより力強いものにする総合経済対策にしたい」と説明。「大至急行わなければならず、新しい体制発足直後からスタートダッシュしていきたい。陣頭指揮を執る決意だ」と強調した。

 2023年度補正予算案編成や臨時国会召集など今後の政治日程に関しては「新たな体制で経済対策を作り、早急に実行していくことを最優先に検討したい」と述べるにとどめた。

8819OS5:2023/09/12(火) 05:31:34
>>8811
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5e470b595003ea3e7d171870929efe517f937c6
小渕優子氏を自民党選対委員長で起用へ 首相、茂木幹事長を牽制か
9/11(月) 23:28配信

朝日新聞デジタル
首相官邸=2023年9月1日午前10時28分、東京都千代田区、上田幸一撮影

 岸田文雄首相(自民党総裁)は11日、小渕優子・党組織運動本部長に、党4役の選挙対策委員長に起用する意向を伝えた。小渕氏も受け入れる意向を示している。首相は現選対委員長の森山裕氏については、同じ4役の総務会長で起用する方向だ。首相は13日に党役員人事と内閣改造を行う。

 複数の政府・与党関係者が認めた。首相は外遊から帰国した11日、麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長らと党本部で相次いで会談。小渕氏とも意見交換し、最終判断した。

 首相は茂木氏の幹事長を続投させる方針だが、茂木派の有力議員である小渕氏の起用で、来秋の総裁選のライバルとなりうる茂木氏を牽制(けんせい)する狙いもあるとみられる。

 小渕氏は故恵三元首相を父に持ち、知名度が高い。首相は小渕氏が複数回、閣僚を務めた経験と手腕を評価。「女性活躍」を推進する観点もある。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/16e57565bb43f6799f9b03412b298fb20cc857b0
<独自>木原官房副長官は交代へ 磯崎副長官も
9/11(月) 21:22配信
産経新聞
木原誠二官房副長官=8月4日午後、首相官邸(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相(自民党総裁)は13日に行う内閣改造と党役員人事に際し、木原誠二、磯崎仁彦両官房副長官を交代させる方針を決めた。政府関係者が11日、明らかにした。

木原、磯崎両氏は令和3年10月の岸田政権の発足時から官房副長官を務めてきた。木原氏は首相の最側近として知られるが、家族を巡る週刊誌報道があり、処遇が注目されていた。

8820OS5:2023/09/12(火) 05:33:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/c71d8d76f9f3f1fd3a7b2e395848315235450ddf
木原官房副長官は退任の見通し 内閣改造、本人が固辞し方針転換
9/11(月) 22:31配信

朝日新聞デジタル
都道府県議会議長との懇談会に臨む木原誠二官房副長官=2023年7月20日午後0時19分、首相官邸、上田幸一撮影

 岸田文雄首相は13日に行う内閣改造人事にあわせ、最側近の木原誠二官房副長官を退任させる意向を固めた。副長官を続投させる方向で調整していたが、木原氏が固辞し方針を転換した。相次ぐ週刊誌報道を踏まえた対応とみられる。首相官邸の幹部が明らかにした。

 岸田派に所属する木原氏は、外交・内政の重要問題を首相とともに検討してきた最側近。首相にとって政権運営に欠かせない存在だが、木原氏の意向を踏まえた。木原氏は週刊誌報道が相次いだ後、記者会見や首相外遊の同行を控えるなどしていた。

朝日新聞社

8821OS5:2023/09/12(火) 07:47:14
https://www.asahi.com/articles/ASR976WP0R97UTFK00D.html
「行こう」 首相は箸を置いた 日中首脳「立ち話」の舞台裏
有料記事福島第一原発の処理水問題岸田政権

ジャカルタ=鬼原民幸 斎藤徳彦2023年9月8日 7時00分
 東京電力福島第一原発の処理水放出をめぐり、日中関係が険悪化する中、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議出席のためにインドネシアを訪問した岸田文雄首相。最大のミッションは、中国の李強(リーチアン)首相と接触し、日中間で首脳レベルの意思疎通を図ることだった。

 「行こう」。6日昼、首相は弁当を食べきることなく箸を置き、ASEANプラス3(日中韓)首脳会議の会場の控室に急いだ。「李首相が現れた」との報告が入ったからだ。李氏の姿を確認すると、通訳と一緒に近づき、「建設的かつ安定的な日中関係の構築は重要だ」と語りかけた。

 首相と李氏との「立ち話」は約15分間に及んだ。テーブルに着かずに会話を交わす会談形式としては異例の長さだ。日本側の説明によると、首相は中国との関係を重視する姿勢を強調したうえで、日本産水産物の禁輸措置の撤回を求めたという。ただし、両首脳のやりとりは落ち着いた様子で進み、険悪な雰囲気になることもなかった。

 中国側が処理水放出に激しく反発する中、日本側は水面下での対話を粘り強く模索し続けた。首相の言う「建設的かつ安定的な関係」をめぐり、外務省幹部は「処理水を除けば、中国も日本と同じ思いだと感じた」と話した。同行筋も「最大の目的が達成できた」と胸をなで下ろした。

■「中国は突出」に凍りついた…

8822OS5:2023/09/12(火) 07:58:28
https://www.asahi.com/articles/ASR986CRYR96UTFK01K.html
「冷や飯」の石破氏、入閣か? 「次の首相」首位でも立ちはだかる壁
有料記事岸田政権自民

松山紫乃 森岡航平2023年9月9日 7時30分
 自民党の石破茂元幹事長が、「安倍1強」に抗する唯一の実力者として存在感を放ったのは今や昔。仲間は次々に去り、自前の派閥は消え失せた。ただ、最近になって次の内閣改造で石破氏が登用される可能性が取りざたされるようになり、本人は意欲を示しているのだが――。

 8月27日午後、鳥取県八頭町。県都・鳥取市から車で約30分の山あいに、グレーのジャンパーに長靴をはいた石破氏の姿があった。

 台風7号の影響による護岸や橋の崩落。鳥取県知事などを歴任した父・二朗氏の墓がある地元の生々しい傷痕を前に、石破氏はうめいた。「こんなことになっていたのか」。同行した自治体職員らに、政府による激甚災害指定が実現するよう尽力したいと訴えた。

 石破氏の週末は、全国出張で埋め尽くされている。地元・鳥取に限らず、その高い知名度にあやかろうと講演会の打診はやまず、地方選挙の応援にも飛び回る。「依頼があれば断らない」。それは石破氏のモットーだ。

 ただ、国会議員が集う東京・永田町での平日は一転、石破氏の周りには週末と違った静寂が広がる。

「非主流」刻まれた烙印 首相と会食、広がる臆測
 第2次安倍政権下の2016…

8823OS5:2023/09/12(火) 10:28:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/776d2b6b9538ea0885ac6c9090ec46aa3b2616e8
茂木氏“留任”は誤算?“小規模改造”に疑問の声も…13日に内閣改造 党役員人事
9/11(月) 23:30配信

テレビ朝日系(ANN)

All Nippon NewsNetwork(ANN)

13日に内閣改造に踏み切る岸田総理は、11日にインドから帰国した直後、自民党幹部らと相次いで会談し、具体的な調整に着手しました。

岸田総理:「11日朝、帰国後、関係者の方々と調整を進めて、早ければ13日に党役員人事・閣僚人事を行うことを考えております」

公邸に戻った総理がまず呼び寄せたのは、萩生田政調会長。この場で顔を合わせた唯一の幹部です。

昼すぎ、総理は自民党本部へ移動。ここから、総裁室での1対1の会談が立て続けに起こります。相手は、森山選対委員長、茂木幹事長、麻生副総裁など。さらに、午前中にも会っていた萩生田氏と2度目の会談を持ちました。確認できる限り、2度対面したのは、萩生田氏ただ1人。政調会長留任や、重要閣僚への起用が検討されています。

また、総理は、麻生副総裁を続投させる意向のほか、茂木幹事長を留任させる方向で最終調整。おととし総裁選を争った、河野デジタル大臣と高市経済安保担当大臣を、留任の方向で調整しています。


◆政権浮揚へ“サプライズ人事”は

岸田内閣の支持率を見てみると、今年はじめには20%台まで低下しましたが、5月のG7広島サミット前後に40%台まで回復。その後、マイナンバーカードの問題などを背景に、再び下落し、先月の調査は33%台と低い水準となっています。

政治部・山本志門デスクに聞きます。

(Q.岸田総理が一番最初に会ったのは萩生田氏でした。官房長官あり得ますか)

山本デスク:「可能性は十分あると思います。萩生田氏が総理公邸に入った時、わざわざ裏口から入りました。記者団の目を避ける形で入ったので、我々としても『官房長官ではないか』とざわつきました。萩生田氏は、自民党の最大派閥・安倍派の幹部ですし、答弁能力や実務能力に長け、岸田総理からも信頼が厚いと言われています。そのため、官房長官の可能性は十分あると思います。ただ、官房長官人事については、今のところ、萩生田氏に決まったという情報は入ってきていません。松野官房長官の続投も根強くあり、12日にならないと分からないと思います」

(Q.自民党の人事では、要の幹事長を茂木氏留任の意向。これは順当な人事と言えますか)

山本デスク:「そう見えますが、実はちょっと違います。岸田総理は最後まで、茂木氏を交代させるか悩んでいました。どうしてかと言いますと、この間、岸田総理と茂木氏の間には『相当、隙間風が吹いている』という見方をする関係者が多くいました。なぜかというと、例えば、茂木氏が事前の相談もなく、少子化対策を発信したりするなど、発信の在り方も含めて『岸田総理の不信感が募っていた』という指摘があります。しかし、結果的に岸田総理は、茂木氏の続投で調整に入っています。今後の政権の安定性を考えると、党内第3派閥の会長を務める茂木氏を交代させることはできませんでした。いわば、この人事が想定通り進まなかったことで、萩生田氏の処遇も含め、人事の細かいパズルが難航していった可能性があります」

(Q.前回の自民党総裁選で争った高市大臣・河野大臣も留任との見方がありますが)

山本デスク:「留任させる方向で調整が進んでいます。この2人は、2年前に総裁選を戦った、いわばライバルで、来年の総裁選で自身に挑んでくる可能性があります。2人を野に放つよりかは、内閣に取り込むことで政権の安定を図ろうとしているのだと思います。また、河野氏は、マイナンバーをめぐる問題の担当大臣なので、政策の継続性を考えた場合、留任させる判断が働いたのだと思います」

(Q.内閣改造で政権浮揚を図りたいところですが、主要メンバーに大きな異動がないと、大胆な人事とは言えないと思いますが、どうですか)

山本デスク:「岸田総理は当初、大幅な改造を目指していましたが、政権の骨格は維持したうえで、小規模な改造にとどまる方針です。一方で『中規模になる』という見方を示す人もいます。今回、自民党内の安定性を重視した、いわば内向きな人事だという印象を受けます。自民党内からは『刷新感がないのなら、なぜ今、人事をやる必要があるのか』という疑問の声も早速上がっています」

テレビ朝日

8824OS5:2023/09/12(火) 11:02:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd574f8edc422d3e59a0bb4b8033d4d316baf2b6
選対委員長に小渕氏、総務会長に森山氏 首相に人事一任
9/12(火) 10:50配信

産経新聞
小渕優子氏

岸田文雄首相(自民党総裁)は12日の党役員会で、13日に行う内閣改造と党役員人事について一任を取り付けた。党四役では、小渕優子組織運動本部長を選対委員長に、森山裕選対委員長を総務会長にそれぞれ起用する方針だ。最側近の木原誠二官房副長官は交代させる。引き続き閣僚人事の調整が焦点となる。

首相は12日の役員会で「人口減少問題をはじめ国民とともにやらなければならないことは山積している。日本はまさに正念場だ。総力を挙げて先送りできない課題に取り組むため、党役員人事と閣僚人事を行いたい」と述べた。また、公明党の山口那津男代表とも人事をめぐり会談した。

13日には党四役を指名し、臨時閣議で閣僚の辞表をとりまとめ、内閣改造を行う。新内閣で、物価高などに対応する総合経済対策の策定を急ぐ。

党四役では麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長を留任させ、萩生田光一政調会長も続投の方向で検討している。閣僚は松野博一官房長官や西村康稔経済産業相を続投も含めて要職で起用する方向で、公明党の斉藤鉄夫国土交通相は留任させる。

小渕氏は衆院当選8回で自民の茂木派(平成研究会)に所属。小渕恵三元首相の次女で、森喜朗元首相が首相に要職での起用を推していた。平成26年には関連政治団体の政治資金規正法違反事件で経済産業相を辞任しており、なお説明責任を問う声がある。

森山氏は衆院当選7回、参院1回。首相に批判的な菅義偉前首相に近く、率いる派閥の森山派(近未来政治研究会)は所属8人の党内最小勢力だ。ただ、衆院選挙区「10増10減」に伴う選挙区調整をまとめるなど、調整力に定評がある。

8825OS5:2023/09/12(火) 18:13:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c50c390e91cb96143c6d7582cc7fd081e1088e9
官房副長官に村井、森屋両氏 木原、磯崎両氏の後任
9/12(火) 14:41配信
産経新聞
村井英樹氏

岸田文雄首相は12日、翌日に行う内閣改造・自民党役員人事で、衆参の官房副長官の後任を決めた。衆院は木原誠二氏に代わって村井英樹首相補佐官を、参院は磯崎仁彦氏に代わり森屋宏参院議員を、それぞれ起用する。複数の政府関係者が明らかにした。

村井、森屋両氏は前任の2氏と同じく、首相が率いる自民の岸田派(宏池会)に所属する。

首相は、松野博一官房長官を続投させる方針も決めた。自民の萩生田光一政調会長も続投させる。

8826OS5:2023/09/12(火) 19:19:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/68ffc5882d4cf1e1662b67f45f0ae61b9b063e68
小渕優子氏の党選対委員長起用は「刷新感」 茂木氏けん制の狙いも
9/12(火) 18:42配信

毎日新聞
自民党役員会に臨む小渕優子氏=東京都千代田区の同党本部で2023年9月12日午前9時24分、竹内幹撮影

 岸田文雄首相(自民党総裁)は13日の党役員人事で、小渕優子組織運動本部長(49)=茂木派(平成研究会)=を党選対委員長に起用する。留任が目立つ中で「刷新感」を演出する思惑とともに、「ポスト岸田」への意欲を隠さない同派の茂木敏充幹事長(67)をけん制する狙いも透ける。6月に亡くなった「参院のドン」の「遺言」も影響しているようだ。

 「とにかく、小渕をよろしく頼む」。2022年8月、東京都内のホテルの日本料理店。首相は食事を共にした青木幹雄元自民党参院議員会長から小渕氏の処遇を託された。「参院のドン」の異名を持ち、引退後も参院平成研に大きな影響力を残していた青木氏は、21年の党総裁選で岸田氏を支持し、勝利に貢献したとされる。首相はこうした経緯を意識した側面がある。

 小渕氏は、かつて平成研会長だった恵三元首相の次女。青木氏は小渕政権で官房長官を務めた恵三氏の側近で、首相在任中に急死した父の後継者となった小渕氏を常に気に掛けてきた。平成研の前会長・竹下亘氏(21年に死去)も「いずれ小渕に派閥を返す」との意向を持っていたとされる。

 これに対し、茂木氏は青木氏と折り合いが悪かった。21年に茂木氏が平成研会長となり、幹事長に就任した際も青木氏は激怒したという。首相は当時、そうした事情を耳にしていたが、周辺に「ただ、茂木さん以外に幹事長をやれる人がいない」とこぼしていた。

 首相は小渕氏とは、政調会長時代に財政再建に関する特命委員会の小委員長に指名するなど関係は良好だ。22年の内閣改造・党役員人事でも選対委員長への起用を検討したが、茂木氏が難色を示したため、見送ったとされる。

 首相は今回の人事で、来秋の党総裁選での再選戦略を優先して茂木氏を留任させた。だが、児童手当の所得制限撤廃や補正予算編成など、政権の重要課題に関して度々、首相に先んじて方針をアピールしてきたことなどから、首相は不信感を募らせているという。茂木派内に後ろ盾となる議員が複数いる小渕氏を同じ党四役に登用することで、茂木氏に対抗させたい思惑があるようだ。自民関係者は「茂木氏にとって小渕氏は警戒する相手だ。けん制できるのは、同じ派閥の小渕氏くらいしかいないだろう」と指摘する。

 ただ、小渕氏は「政治とカネ」の問題を抱える。14年に関連政治団体の政治資金収支報告書の虚偽記載などが発覚し、経済産業相を辞任した過去があり、「説明責任を果たしていない」との批判は今も残る。党役員に充てたのは、定例記者会見があるため、追及を受ける機会が多い閣僚への起用は難しいとの判断もあったとみられる。

 秋本真利衆院議員(自民党を離党)が受託収賄容疑で逮捕されるなど政治とカネを巡る問題が自民で相次ぐ中、小渕氏の起用は政権にとってリスクとなる可能性もはらむ。党幹部は「過去の政治資金問題は、いずれ小渕氏が乗り越えなければならない『壁』だ。その壁を越えられるかが試されている」と話す。【小田中大】


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