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自民党スレ

818名無しさん:2015/09/30(水) 22:48:31
>>817

一外に向かっての発信が足りないという点でいうと、今回の安保法制についても「説明不足」という批判は尽きません。

常井:国民を説得しようとするモチベーションが低いと思います。例えば、先ほど述べた青年局主催の全国一斉街頭行動が6月にあったのですが、新宿駅西口で谷垣幹事長が演説した際に「戦争法案反対」と叫ぶ群衆の声にかき消されるという出来事がありました。

谷垣さんの新人時代の青年局なら、その場で一歩も引かず、何時間もマイク合戦を展開したものですが、そうはなりませんでした。それを機に、「街頭演説を控えよう」「テレビに出るな」「ネットに変なことを書くな」といった締め付けが強まってしまった。若手にとっては世間の批判におもいっきり揉まれて、胆力、包容力、説得力を鍛えて政治家としてしたたかになる絶好の機会だと思うのですが。

最近、本の取材で自民党OBの70代から90代の人たちにお会いする機会が多いのですが、本来であれば自民党というのは危機の時こそ、街頭に出て訴える、批判を浴びながら国民を説得するという行動原理が反射神経のように身に付いていたんですが、今はそれと逆のことをやっているとみなさん言われます。

一議席の数では圧倒的ですから波風を立てずに無難に何とか乗り切ろうしていると。

常井:最近の世論調査を見ると安倍さんの支持率は回復しているけれど、安保法案への理解は進んでいないという状況がありましたよね。

これの何が問題かというと、個々の選挙区に帰って多くの政治家が説明も説得もできていないということだと思います。例えば、かつて小泉さんが「痛みなくして改革なし」と言って、国民を納得させたように、今回は万人がうなづくような名言は総理からも、あるいは進次郎さんからも生れませんでした。あえて言えば、「自民党、感じ悪いよね」という石破さんのオウンゴールぐらい(笑)。本来個々の政治家が地元を這いつくばって、一人一人を説得していたら、法案への理解の数字は、少しはよくなるはずなんですよね。自民党の国会議員は400人もいて、全国のそこらじゅうに住んでいるわけですから。

だから、説得力不足、ひいては運動力不足ということになる。もっと言えば、今の自民党の運動方針が根本的に間違っているのではないかということを感じます。これは、安保法案の中身や審議方法をめぐる議論の後ろに隠れていますが、逆風下で選挙があったら壊滅的な打撃を受けるでしょう。

一問題もあるかもしれませんが、現在の自民党には組織として一枚岩になれるという強さはあります。野党のふがいない状況を見ていると、まだまだ盤石と思えてしまうのですが。

常井:そうですね。青年局を例に述べた通り、若手党員のアイデンティティは統一している。ただ、地方などを見てみると、結構深刻な結果が表れ始めているのではないかと思っています。

例えば、福島、滋賀、沖縄、佐賀、埼玉、岩手、どの知事選も自民党の戦略がうまくいっていないんですよね。候補者が立てられなかったか、途中で引きずり下ろした、もしくは保守が分裂して負けてしまっている。これからは保守王国でさえ自前の候補が立てられないという事態が増えてくると思います。これは地方の足腰の弱さ、スカウト力の弱さを露呈していますし、中央の意向と地元の実情が噛み合っていないということも明らかにしてしまいます。

また、実は党員集めもままならないという状態もあります。現在、自民党は1選挙区当たり、4000人まで党員を確保しようという運動目標があるのですが、多くの支部が1000人前後ぐらい集めるので精一杯です。にもかかわらず、例えば、ある選挙区では1000票も衆院比例区で公明党に回すよう厳しいバーターを求められています。地方議員にとって公明党は議席を争うライバルでもあるので、その票の取りまとめを巡って組織内に亀裂を生んでしまうケースもあるそうです。さらに各小選挙区では、1年に1回、必ず支部大会を行う必要があるのですが、それさえ開けていない選挙区があります。こういう状況から「党組織がジリ貧になっているな」と感じる部分はあります。

一現在の議会の構成だけ見ると、この先10年ぐらいは盤石なのではと思ってしまいがちなのですが、内実を見てみると、今まで積み重ねてきた組織に穴が出てき始めていると?


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