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自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

7798チバQ:2022/01/01(土) 16:35:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/caf82221eaec09336c0c5673108a1c0dffe94d5f
参院選、長期政権の試金石 岸田首相、コロナ対策で成果目指す 野党、主導権争い激化か
1/1(土) 13:34配信

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時事通信
講演する岸田文雄首相=12月23日、東京都内のホテル

 2022年の政局は、夏の参院選が最大のヤマ場となる。

 岸田文雄首相(自民党総裁)は、新型コロナウイルス対策などで成果を重ねて政治決戦を乗り切り、長期政権への足場固めを狙う。対する野党は、それぞれ立場の違いを抱え、主導権争いが激しくなりそうだ。

 ◇「黄金の3年」
 「『日々これ新たなり』の思いで一日一日真剣に取り組んできた。年が明けるとコロナ対応も新時代の開拓も重要な時期を迎える」。首相は12月28日、記者団にこう強調。参院選について「政治の安定を考えた場合に大切な選挙だ」と指摘し、「参院選に向けて国民の皆さんの理解が得られるよう努力を続けていきたい」と決意を語った。

 政権発足直後の21年10月の衆院解散・総選挙で、自民党は単独で絶対安定多数(261議席)を獲得した。参院選も勝利すれば首相の政権運営は安定軌道に乗り、24年9月の任期満了に伴う党総裁選の再選戦略に弾みがつく。再び解散する場合を除き25年まで大型国政選挙はなく、政局の主導権を確保する「黄金の3年」(党関係者)を手中にできる。

 こうしたシナリオを実現するため、首相は1月17日に召集予定の通常国会で、22年度予算案の年度内成立に全力を挙げるとともに、経済安全保障推進法案やこども家庭庁設置法案など目玉政策の実現を目指す。参院選を控えるため、政権幹部は「150日間の会期は延長はしない」と明言。与野党対決型の法案提出も控える方針だ。

 ◇コロナ・沖縄が関門
 ただ、新型コロナの変異株「オミクロン株」の市中感染が各地で相次ぎ、首相は警戒感を強めている。「第6波」が現実味を帯びれば、世論の批判が強まるのは必至。感染対策と両輪の経済再生にもブレーキがかかり、政権への逆風となる。

 国土交通省による基幹統計の書き換え問題は、第三者委員会の検証結果が1月中旬にまとまる見通し。野党は追及する構えで、通常国会の争点となりそうだ。

 沖縄県では、1月の名護市長選を手始めに、秋の知事選まで続く「選挙イヤー」が本格化する。一連の結果は、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古移設の行方に影響を与えるため、与野党とも国政選挙並みに力を注ぐ。

 参院選の前哨戦となる4月の参院石川選挙区補欠選挙も難関だ。これに先立つ3月の石川県知事選は保守分裂となる見通しで、補選にもしこりを残す可能性がある。

 一方、足元の自民党内にも火種がくすぶる。首相が会長を務める岸田派は、党内6派閥の中で第5派閥にとどまる。政権基盤の安定には、上位3派閥の領袖(りょうしゅう)である安倍晋三元首相、麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長との連携がカギを握る。揺らぎが見える公明党との関係構築も課題だ。

7799チバQ:2022/01/01(土) 16:35:23
 ◇共闘で温度差
 野党第1党の立憲民主党は、参院選で「自民1強」の政治状況にくさびを打ち込み、低迷する党勢立て直しにつなげたい考え。焦点は共産党との「野党共闘」の在り方だ。

 両党は先の衆院選で、国民民主党などとも足並みをそろえて213選挙区の候補者を一本化したが、比例代表と合わせた全体では議席を減らした。新たに就任した立民の泉健太代表は、参院選の1人区で共産党との選挙協力を重視しつつも、衆院選で合意した「限定的な閣外協力」は見直す方針。「同じ政権を構成するというメッセージになった」と反省を口にするが、共産党は引き続き順守を求め、着地点は見通せない。

 一方、衆院選で躍進した日本維新の会は、「全国政党」への脱皮を目指し、参院選の複数区で積極擁立に意欲を示す。国民も立民などと距離を置く独自路線を志向している。

7800チバQ:2022/01/02(日) 19:38:17
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20211230-567-OYT1T50177.html
自民が連合に「接近」、幹部相次ぎ会談…労組票分散の狙いも
2022/01/02 19:07読売新聞

自民が連合に「接近」、幹部相次ぎ会談…労組票分散の狙いも

読売新聞 【読売新聞社】

(読売新聞)

 自民党が、立憲民主党の最大の支持団体である連合との距離を縮める動きを活発化させている。労働組合の中央組織である連合が重視する雇用政策や賃上げなどに重点的に取り組む考えだ。来夏の参院選を見据えて、労組票を分散させる狙いもありそうだ。

 自民の茂木幹事長は8日、連合の芳野友子会長と党本部で面会し、「初の女性会長なので頑張ってほしい」とエールを送った。連合によると、自民幹部と連合会長の面会は、2代前の古賀伸明氏以来で「7〜8年ぶり」という。芳野氏はこの日、麻生副総裁とも個別に面会した。いずれの面会にも小渕優子組織運動本部長が同席した。

 15日には、塩谷立・党雇用問題調査会長が連合の清水秀行事務局長と会談した。塩谷氏は、岸田内閣が成長と分配を重視していることを強調し、連合の要望に寄り添う姿勢を強調した。

 連合との窓口役は、自民党組織運動本部内の労政局が務めているが、最近は党幹部による積極的な動きが目立つ。党ベテランは「連合を重視しているという考えの表れだろう」と解説する。

 10月に会長に就任した芳野氏は、立民と共産党との選挙協力を一貫して批判し、選挙区調整は立民と国民民主両党で行うよう求めている。共産との共闘により「連合票の行き場がなくなった」との見方も示しており、自民党幹部は「立民と共産の共闘が続く限り、労組票は分散され、結果的に国政選では自民に有利に働く」と分析する。

 9月には、選挙区に自動車工場などを抱える自民議員の有志が議員連盟「自動車立地議員の会」(代表世話人・片山さつき参院議員)を設立した。共産と距離がある民間企業系労組のうち、特に与党寄りとされる自動車関係の労組を引き込む思惑があるとみられる。

 先の衆院選では、トヨタ自動車グループの労組が加盟する「全トヨタ労働組合連合会」が、政策実現のために与党と連携する方針に転じ、野党系の組織内候補を擁立しなかった。

 立民側は「連合が完全に与党支持になることはあり得ない」(幹部)と静観する構えだが、自民党内には「労組票を少しでも多く切り崩すべきだ」との意見があり、今後も立民への揺さぶりを強めたい考えだ。

7801チバQ:2022/01/03(月) 23:47:00
1857: チバQ :2022/01/03(月) 23:46:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/5cae067bd7f926f29142970f7ec16381ce408191
日中、正常化50年の正念場 米と連携強化で対抗 22年外交展望
1/3(月) 13:35配信

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時事通信
取材に応じる岸田文雄首相=2021年12月28日、首相官邸

 2022年の日本外交は、9月に国交正常化50年の節目を迎える中国とどのように向き合うかが最大の課題だ。

 岸田文雄首相は「安定的関係」の構築を掲げるものの、東・南シナ海での中国の軍事活動は活発化の一途。米国やオーストラリアなど同志国との連携強化で対抗する構えだが、日中関係の決定的な悪化は避けたい考えで、難しいかじ取りを迫られる。

 ◇祝賀ムード乏しく
 沖縄県・尖閣諸島周辺での中国公船による領海侵入は常態化。昨年は中国軍とロシア軍の共同行動まで目立ち、台湾有事の可能性も取り沙汰される。保守系を中心に増す対中強硬論を政府は無視できない。

 「民主主義、法の支配、人権といった普遍的な価値に基づき、言うべきことはしっかり言う」。首相は昨年12月下旬の記者会見で、対中外交についてこう語った。

 懸案だった北京冬季五輪・パラリンピックの「外交ボイコット」をめぐり、首相は米英などと足並みをそろえ、政府代表団の派遣見送りを決めた。ただ、最大の貿易相手国である中国の存在は大きく、新疆ウイグル自治区や香港の人権問題を前面に出すことは控えた。両国関係をいかに制御していくか、腐心が続く。

 習近平国家主席の国賓来日は延期されたまま。米中対立の収束が見えない中、中国が日米間にくさびを打ち込もうと、国交50年を機として日本側に働き掛けを強める展開も想定される。

 日本側に祝賀ムードは乏しい。政府関係者は「記念式典を開くかどうか何も決まっていない」と明かす。

 ◇先送りの首相訪米
 首相はバイデン米大統領と早期に会談し、結束を内外にアピールしたい考え。だが、米側は中間選挙を秋に控え、内向きが目立つ。新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」感染拡大も障害となり、日程が入らないという。

 「日米同盟と日本の防衛力の強化が両輪だ」。中国の覇権主義的な動きに防衛省幹部はこう語る。外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)を、オンライン形式で1月上旬をめどに先行開催する方向だ。

 首相は早期の豪州訪問も選択肢とする。日豪間では「準同盟」化が進む。次のステップとして、モリソン首相との会談に合わせる形で自衛隊と豪軍の相互訪問時の法的地位を定める「円滑化協定」の締結を予定する。

 日米豪にインドを加えた4カ国連携の枠組み(クアッド)の首脳会談を日本で開催することも模索している。

 ◇日韓も焦点
 「国交正常化以来最悪」と言われる日韓関係の行方も注目される。元徴用工や慰安婦をめぐる問題で平行線が続き、文在寅大統領の下での好転は期待できない。

 焦点は3月の大統領選の結果に移っており、日本側も注視する。ただ、「革新系が勝てば状況はより悪くなるが、保守系が勝っても簡単ではない」(外務省幹部)との見方がある。

 北朝鮮の核・ミサイル技術向上に日本政府は警戒感を強める。拉致問題は高齢の被害者家族が相次いで亡くなるなど切迫感が高まっており、金正恩総書記との直接対話を引き続き呼び掛ける。

 日ロ平和条約締結交渉は、ロシアが北方領土での免税特区創設を表明して韓国に参加を呼び掛けるなど強硬姿勢を示し、進展は困難な状況。打開を図るべく調整を続ける。

7802チバQ:2022/01/04(火) 18:27:40
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-220103X566.html
軌道修正ちゅうちょなく=関門はコロナ対応―岸田政権発足3カ月
2022/01/03 14:36時事通信

 岸田文雄首相が就任して4日で3カ月。持ち味の「聞く力」で世論に敏感に反応し、政策面でちゅうちょなく軌道修正を重ねる姿勢が好感されてか、内閣支持率はスタート時から上昇、政権は安定しているようにも映る。ただ、首相がこうした状況を定着させられるかは、「第6波」到来も予想される新型コロナウイルス対応が関門となる。

 「そんな細かいことにまで官邸が口を出さなきゃいけないのか」。首相は昨年12月27日、周囲にこうこぼした。新型コロナの変異株「オミクロン株」感染者の濃厚接触者となった受験生に正規の受験を認めない方針を文部科学省が打ち出したことに反発の声が上がり、すぐさま修正を指示するに至ったためだ。

 判断を誤れば政権の「失態」に発展した可能性のある案件は、文科省の問題以外にもあった。

 オミクロン株の水際対策では、国土交通省が航空各社に国際線の新規予約停止を要請。18歳以下への10万円相当給付では半分をクーポン支給としていた。首相はいずれも厳しい声がわき起こると最終的に方針を変更して乗り切った。

 オミクロン株の脅威が明らかになった際も即座に外国人の新規入国を停止。基本的に省庁や与党の考えを踏まえ政策判断する首相としては、進んで「介入」するのは好まない。ただ、問題が生じれば速やかに修正に乗り出すのも「岸田スタイル」と言える。

 念頭にあるのは安倍・菅政権の教訓だ。菅義偉首相(当時)は政策遂行に当たり、当初方針の維持にこだわり「後手」批判を受けた。専門家や世論の中止要請に耳を貸さず、結果的に肝煎りの観光支援策「Go To トラベル」停止が大幅に遅れた。

 岸田首相は「大切なことは国民の思いをしっかり受け止めることだ」と力説。自民党中堅議員は「安倍晋三元首相や菅氏の失敗を見ているからちゅうちょがない」と指摘する。

 報道各社の世論調査によると、昨年12月の岸田内閣支持率は10月の発足時から軒並み上昇。スタート時から右肩下がりの傾向を示す歴代内閣とは異なる動きで、首相周辺は「柔軟でてきぱきした意思決定が評価されている」と分析する。

 もっとも、支持率が高水準で推移する保証はない。最大の課題はコロナ対応だ。オミクロン株の市中感染は徐々に拡大。今後は病床確保、ワクチン接種など総合的な国内対策が求められる。一方、「Go To トラベル」をはじめ経済再生のアクセルを踏むタイミングの判断も難しい。

 安倍政権時代の官邸幹部は「危機管理は締めるのは簡単だが緩めるのは大変だ」と指摘する。「聞く力」については「軸がない」(菅氏周辺)との声もある。夏の参院選に向けては野党の攻勢も予想され、首相は引き続き緊張感を持った政権運営を迫られそうだ。

7803チバQ:2022/01/06(木) 09:00:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/523d8374b4ed565980cd5a907a33edc188dbd298
菅派結成で二階派らと負け組連合?岸田、安倍派ら勝ち組に対抗「手柄横取りされ、忸怩たる思い」〈dot.〉
1/6(木) 7:00配信
「新年早々から、激しいね」

こう苦笑するのは、自民党の閣僚経験者だ。



 岸田政権になって、主流派から転落した菅義偉前首相が自身のグループ「ガネーシャの会」を派閥にしようという動きが顕著になってきた。

一方、岸田文雄首相の岸田派も対抗するように、同じ宏池会の流れをくむ谷垣グループを「派閥にしよう」との声があがり、水面下で主導権争いが激しくなっている。

 昨年12月、都内の料亭で安倍晋三元首相と麻生太郎副総裁と茂木敏允幹事長が会合を持った。

 一方、同じ日、別の場所で集まったのは菅氏と石破茂元幹事長、森山裕前国対委員長(森山派)、武田良太元総務相(二階派)、林幹雄元幹事長代理(二階派)の5人だ。

 首相退任後はまったく脚光を浴びなくなった菅氏と、昨年の衆院選で議席を減らし、派閥からグループになった石破氏、派閥の存続すら危うい森山氏、二階派の有力者である武田氏と林氏と「負け組」の面々だ。菅グループの衆院議員は言う。

「岸田政権になって、こちらのグループはまったくの冷や飯だ。昨年の総裁選で菅氏は再選を確信していたが、自分の派閥がないという弱点を突かれ、まさかの退任に追い込まれたことを今も悔しがっている。長く安倍政権を支えてきたのに、ひどい惨状だ。おまけに安倍氏自身が安倍派の会長になり、パワーアップ。これまでのグループではなく、しっかり派閥化して岸田政権に対抗すべきとの声が多々あります。派閥となれば、人事や選挙でも口出しできます。グループのままなら他の派閥の草刈り場になりかねない危機感が菅氏にはあり、年末にはソリがあわない石破氏も一緒に会食した」

 菅氏のグループの数は現在、20人弱とみられる。一部には他のグループと掛け持ちする議員もおり、派閥となれば参加する人数は減る可能性もあるという。それでも二階派、石破グループ、森山派と非主流派連合を組めば、80人近くなる。石破グループの議員はこう算盤をはじく。

「二階派や森山派は首相、総裁候補がいません。そこに菅氏のグループも加わり、大きな塊になる。1つの派閥にまとまるかどうかは別にしてそうなれば、うちの石破氏が首相、総裁候補として、大きな看板になり、岸田政権と対抗できるという考えです」

 最近は二階俊博前幹事長の影もめっきり薄くなった。

「岸田首相にやられているではないかと、二階氏の機嫌は悪い。こちらが劣勢なので、何か仕掛けなければいけない。それが菅氏のグループを派閥にして、非主流派が手を結び主流派に対抗しようという作戦です」(二階派幹部)

 しかし、主流派は安倍氏、麻生氏、茂木氏の3つの大派閥に岸田首相の岸田派という分厚い壁だ。なかなか切り崩せない。菅氏らの動きに応戦するように、岸田派もさっそく動いた。かつての仲間、谷垣グループに派閥へ移行するように働きかけを強めているという。

 昨年10月の総裁選では谷垣グループの大半は岸田首相を支援。岸田首相は谷垣グループから遠藤利明衆院議員を選対委員長、中谷元衆院議員には首相補佐官のポストをあてた。谷垣グループは現在、25人ほどが名を連ねる。谷垣グループ所属議員がこう話す。

「若手の何人かは他のグループにも名前を連ねているので、派閥化すれば、数人は減るでしょう。遠藤氏、中谷氏もしっかりと岸田政権に食い込んでいる。それに岸田派と麻生派はもともと宏池会の流れをくむ同門で、うちが派閥になって対等に話ができれば、強い影響力を発揮できる」

7804チバQ:2022/01/06(木) 09:00:59
 岸田派所属の議員もこう歓迎する。

「谷垣グループを派閥にというのは、岸田首相が政権基盤を安定させる布石です。谷垣派となれば、岸田派、麻生派との大宏池会構想が現実のものとなる。仮に谷垣グループがすぐに派閥とならなくとも、こういう話が永田町で流れるだけで、菅氏や二階氏をけん制するには十分だ」

 そして最大派閥、安倍派の議員もこう話す。

「以前はケンカに弱いなどと評された岸田首相だが菅氏や二階氏に負けじという姿は高く評価できる。『やるじゃないか』と安倍氏も話しているそうだ」

 主流派と非主流派を巡る激しい争いは、新人議員の派閥入りでも垣間見ることができる。 

 昨年10月の衆院選で初当選した新人議員は当初、岸田派入りかとみられた。岸田派元会長で自民党元幹事長、古賀誠氏が選挙を支援していたからだ。

「しかし、新人議員には自民党として菅氏が後見人的な役割でついていた。菅氏が宏池会入りは認めないと言い出し、動きがとれなくなった。今も両者の綱引きが続いていますよ」(前出・自民党閣僚経験者)

 宏池会のスタッフから自民党職員となり、政務調査会の調査役を長く務めた政治評論家の田村重信さんはこう語る。

「菅氏は再選濃厚だった昨年の総裁選で、選挙にすら出られなくなり、派閥の重要性を痛感しているようだ。このまま、冷や飯では若手議員が離れてしまうので派閥化を急いでいるのだろう。岸田政権の支持率は今、高いが、菅政権時代のワクチン接種や携帯電話料金値下げなどがいつしか岸田首相の手柄みたいになっている影響もあり、忸怩たる思いがあるようだ。簡単に言えば『何が新しい資本主義だ』ということ。それは菅氏を担いできた二階氏らも同様だ。岸田首相も総裁選での勝利で政治は数を実感している。今年は参院選もあるので、より派閥の主導権争いは激しくなりそうです」

(AERAdot.編集部 今西憲之)

7805チバQ:2022/01/06(木) 19:36:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6fb3d7e9a277c839a8dc59baa0f202f07d0e342
岸田首相、連合に接近 9年ぶり新年交歓会出席 見据える参院選
1/5(水) 20:06配信

毎日新聞
新型コロナウイルスのオミクロン株の水際対策などについて記者団の質問に答える岸田文雄首相=首相官邸で2021年11月29日午後1時19分、竹内幹撮影

 岸田文雄首相が、労働組合の中央組織、連合に接近している。5日は自民党の首相として2013年の安倍晋三氏以来9年ぶりに、連合の新年交歓会に出席した。今年夏の参院選に向けて労組票を切り崩す思惑があり、連合の支援を受ける立憲民主党や国民民主党は警戒している。


 「春闘ではここ数年低下する賃上げ水準を反転させ、新しい資本主義にふさわしい賃上げを期待する」

 首相は連合にエールを送ったうえで、「さまざまな課題に立ち向かうには政治の安定が重要だ。参院選では与党に貴重な理解と協力を心からお願いする」と呼び掛けた。立憲の最大の支持団体へ協力を求める意外な発言のためか、会場にざわめきが起こった。連合関係者は「毎年、首相への出席案内を出している。今回の出席は参院選が念頭にあるのだろう」と推測する。

 首相は昨年10月の政権発足以来、連合との距離を縮めてきた。肝煎りの「新しい資本主義実現会議」のメンバーに連合の芳野友子会長を選び、連携して経済界に賃上げを求めている。自民の茂木敏充幹事長と麻生太郎副総裁も昨年12月8日、自民党本部で芳野氏とそれぞれ面会。茂木氏は「初の女性会長なので頑張ってほしい」と激励した。

 首相や自民幹部の視線の先には、夏の参院選がある。連合と立憲、国民との関係は必ずしも良好とは言えない。昨年の衆院選では立憲と共産党が共闘。労働運動を巡り共産と歴史的に対立する連合は反発し、立憲との間には隙間(すきま)風が吹く。

 芳野氏は5日の記者会見で、参院選について「立憲を基軸に国民民主との関係で戦っていく。自民とは、政策に基づいて意見交換しており、今後もそうした関係で進む」と述べ、立憲への支援は変わらないとの認識を示した。だが、傘下の自動車総連などには、自民との関係を深めるべきだとの声が強まっている。

 自民はこうした間隙(かんげき)を突いて、労組票の取り込みを図る構えだ。党幹部は「女性活躍や賃上げ、同一労働同一賃金に向けた政策は、野党より与党が実現してきた。どちらと連携すれば利点があるかということだ」と話した。

 野党は警戒感を強めている。新年交歓会で、立憲の泉健太代表や国民の玉木雄一郎代表は紹介されただけで、あいさつの場を与えられなかった。立憲幹部は「我々は連合の組織内候補を出しており、少なくとも壇上に上げてほしかった」と不満を漏らした。野党関係者は「経営者側に立つ自民を、労組の連合が支援するのは説明がつかない」とけん制する。【川口峻、古川宗、宮原健太】

7807チバQ:2022/01/10(月) 19:22:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b5eec3232b8425446fe4dabff9286e09265394e
経済回復戦略揺らぐ オミクロン株で首相誤算 参院選控え、後手批判恐れ〔深層探訪〕
1/8(土) 8:32配信
時事通信
首相官邸に入る岸田文雄首相=7日午前、東京・永田町

 岸田文雄首相が目指す新型コロナウイルスの感染対策と経済活動回復の両立が揺れている。経済への打撃を避けるため推移をなお見極めるべきだとの声が残る中、首相は沖縄など3県へのまん延防止等重点措置の適用を決定。背景には特性が明らかでない変異株「オミクロン株」への警戒感に加え、夏の参院選を前に対応が後手に回り、世論の批判を浴びることへの危惧がある。


 ◇菅前首相を意識
 「オミクロン株の市中感染が各地で明らかになっている。3県の感染拡大に早急に対応する必要がある」。首相は7日夕の政府対策本部で、3県へのまん延防止措置適用を宣言した。

 このタイミングでの適用は政府内の総意ではない。昨年11月にまとめたレベル0〜4の感染状況の新指標でまん延防止措置が想定されるのは深刻度が3番目のレベル2以上。沖縄県は4日、広島、山口両県は6日にレベル2になったばかりだ。

 しかも、レベル判断で最重視される病床使用率は4日時点で3県とも20%前後で、レベル2かどうかも意見が割れる。首相官邸内にも経済への打撃を懸念し、判断先送りを求める声があった。

 それでも首相が適用を急いだのはオミクロン株の特性が依然分からないことが大きい。感染力が強いのは確かで、全国で同株の疑いがある感染者は昨年12月20日からの1週間で16%だったのが、同27日からの1週間では46%に急増した。

 若年層の重症化率が低いとされる一方で、高齢者などが罹患(りかん)した場合の重症化リスクは分かっていない。首相周辺は「オミクロン株の感染速度はデルタ株の数倍。こちらも数倍早く動かなければ追いつかない」と語った。

 首相には参院選を前に後手に回ったとの批判を浴びたくないとの計算も働いたようだ。菅義偉前首相は自治体の緊急事態宣言などの要請を受け入れず、世論の批判を受けた。政府関係者は「自治体からの要請を拒めば、内閣支持率に響く」と首相の胸中を代弁する。

 菅氏を反面教師として意識していることはさまざまな場面からうかがえる。政府対策本部での決定前に方針をほとんど説明しなかった菅氏と対照的に、首相は6日夜の段階で、方針を約20分かけて記者団に説明した。

 ◇全体像に狂い
 オミクロン株は当面の感染対策のみならず、経済立て直しに向けた首相の戦略も揺さぶる。「通常に近い社会経済活動を一日も早く取り戻す」と公言してきた首相は昨年11月、コロナ対策の「全体像」を発表。ワクチン接種証明書か陰性証明書を持っていれば緊急事態宣言やまん延防止措置の発令中でも行動制限を緩める「ワクチン・検査パッケージ」をその中核に据えた。

 しかし、パッケージはワクチンの効果を見込めるデルタ株が前提。「発症予防効果が著しく低下する」との報告もあるオミクロン株は想定外だ。自治体からは6日に「制度を見直すべきだ」(神奈川県の黒岩祐治知事)との声が上がり、7日の政府分科会でも同様の意見が出された。

 政府は7日、パッケージについて「知事の判断で停止できる」と周知する一方、会食などへの参加者全員が検査すれば行動制限を緩められるよう基本的対処方針を改定した。オミクロン株の感染拡大を招きかねないワクチン接種証明書に基づく行動制限緩和を事実上停止し、時間を稼ぐ苦肉の策だ。

 政府コロナ分科会の尾身茂会長は7日、記者団に「パッケージを早急に見直す」と明言。山際大志郎経済再生担当相も衆院議院運営委員会で「極力経済を止めないで済むようにするのが肝だ」と強調した。ただ、「別の病気」と言われるほど性質が違うオミクロン株にどう対応するか、解は見いだせていない。

7808チバQ:2022/01/10(月) 19:22:41
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2022011000001.html
岸田首相VS高市氏、安倍元首相連合 財政めぐり、対立激化「参院選の火種に…」
2022/01/10 09:50AERA dot.

岸田首相VS高市氏、安倍元首相連合 財政めぐり、対立激化「参院選の火種に…」

1月5日の自民党役員会に出席した高市政調会長(左から)、茂木幹事長、岸田首相、麻生副総裁

(AERA dot.)

 自民党内で財政政策を巡る主導権争いが起こり、波紋を広げている。アベノミクスを継承し、積極財政の旗を振る高市早苗政調会長に対し、岸田文雄首相が財政再建を重視する姿勢を見せ、党内で対立が激化している。

「選挙に勝てば、今度は足元が騒がしくなる。そういう歴史だよ。騒がしくなりすぎると、政権基盤が揺らぐ」(自民党の閣僚経験者)

 昨年10月の衆院選で甘利明前幹事長が小選挙区で敗北したことにより、茂木敏充幹事長、林芳正外相という新しい布陣を敷いた岸田首相。自民党幹部は人事についてこう解説する。

「次期首相を狙うと公言している高市氏の動きを、幹事長である茂木氏の力で抑えようというのが、岸田首相の狙いのひとつだ。茂木氏も首相を目指している。岸田首相は、党の重要政策はすべて茂木氏に任せているので、政調会長の高市氏の影がうすくなっていた」

 今年夏に予定される参院選の公約の策定作業はすでに進んでいる。中でも経済政策は、公約の要になる。岸田首相は安倍政権時代の積極財政とは方向を変え、財政再建を打ち出している。

 岸田首相は昨年12月6日の臨時国会での所信表明演説で「危機に対する必要な財政支出は躊躇なく行い、万全を期します。経済あっての財政であり、順番を間違えてはなりません。 経済をしっかり立て直します。そして、財政健全化に向けて取り組みます」と訴えていた。その翌7日には自民党内に「財政健全化推進本部」を首相(総裁)直轄として立ち上げた。本部長には、茂木派の元会長でもあった額賀福志郎元財務相、さらに前財務相の麻生太郎副総裁が最高顧問についた。

 初会合には岸田首相も駆け付け、「自民党にとって大切な使命」と挨拶したが、これには伏線があった。

 この6日前、高市政調会長が党内にもともとあった組織「財政再建推進本部」から「再建」の文字を削り、「財政政策検討本部」と名称変更。本部長に西田昌司参院議員、最高顧問に安倍晋三元首相を迎え、組織改編に踏み切った。

7809チバQ:2022/01/10(月) 19:22:57
 初会合では高市氏の横で安倍氏がマイクを握り、「失業率2・8%、先進国の中でもっとも雇用を守っているといえるだろう。積極的な財政出動を行ってきたその成果」と訴えた。西田氏も自身のSNSでこう発信している。

「財政再建推進本部が廃止になり、財政政策検討本部が政調会長直轄となった。税金の範囲で予算を組む、財政健全派は時代遅れだ」

 ところが、この直後に岸田首相が「財政健全化推進本部」を発足させたことで、党内に財政政策を論議する組織が2つも立ち上がり、岸田首相と高市政調会長がにらみ合う構図となった。

「この騒動は国家の根幹にかかわる本質的な政策の路線対立です。岸田首相vs高市政調会長、安倍元首相の主導権争いで、極めて政局的でもあります。2つの財政本部の最高顧問の一方は麻生さん、もう一方が安倍さんというキングメーカーがバックについている。もともとはMMT(現代貨幣理論)論者の西田さんが高市さんに働きかけ、岸田首相やその周辺の財政再建論に機先を制する形で『検討本部』を立ち上げました。その動きを警戒した茂木幹事長が岸田首相に進言し、首相直轄の『健全化本部』で対抗した。つばぜり合いが激化し、岸田派、麻生派、茂木派と安倍派とのパワーバランスが崩れた場合、大きな火種になる可能性があります」(官邸関係者)

 自民党幹部もこう分析する。

「岸田首相は高市氏が突っ走るのを抑えたい。しかし、党の政策決定は政調会長の了承がないと進まないのも事実。岸田首相も政調会長を3年ほどやっていますからその重要性は認識している。そこで幹事長である茂木氏が高市氏を抑えやすくするために首相直轄にしたのでしょう。こうした絵は財務省が裏で描いているようだ」

 岸田首相の本当の狙いは参院選にあるという。

「岸田首相とも年末年始に何度か話す機会があったが、頭の中は、参院選でいっぱいですよ。特に東京都の小池百合子知事の動きを気にしている。昨年の衆院選では小池氏の動き次第で過半数が厳しかったことも自覚していました。参院選で小池氏が候補を立ててくるのが一番怖いところです」(前述の幹部)

 衆院選で議席を伸ばした日本維新の会の脅威もあるという。

「オミクロン株の影響で、コロナの新規感染者が急増し、対応がうまくいかなければ、支持率は下がり、参院選は危くなる。参院選の政策の不協和音が火種にならないよう高市―安倍連合を封じ込めたいのです」(同前

 自民党で政務調査会の調査役を長く務めた、政治評論家の田村重信さんはこう解説する。

「重要な経済政策を決める組織が自民党に2つもできるなんて正直、驚いた。それほど、岸田首相が高市氏の動きに敏感になっているということです。高市氏の積極財政、政策は政調会長という主張もわかります。しかし、政策の決定権は総務会にもあり、意見が割れれば最後は首相が決断する。郵政民営化でも反対意見がかなりあったが、首相だった小泉純一郎氏が最後は決断した。岸田首相は参院選を控え、公約作りもある中、収拾がつかなくなる前にサッと動いたのでしょう」

(AERAdot.編集部 今西憲之)

7810チバQ:2022/01/10(月) 19:24:41
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_GAVK2POW5NLMDGBEZM52BF2GO4.html
岸田派に石田元総務相加入へ 党内第4勢力に
2022/01/10 18:37産経新聞

岸田派に石田元総務相加入へ 党内第4勢力に

石田真敏氏(山田淳史撮影)

(産経新聞)

自民党の石田真敏元総務相=衆院和歌山2区=は10日のラジオ番組で、岸田文雄首相が率いる岸田派(宏池会、43人)に近く加入する考えを明らかにした。同派は石田氏が加われば44人となり、二階俊博元幹事長が率いる二階派(志帥会)と並んで党内第4勢力となる。

石田氏は番組で「首相とは比較的考えが似ている。そのそばで課題について話すことが増えるのは良い機会だ」と述べた。

7811チバQ:2022/01/10(月) 20:05:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6d2292f0f79a1ca5169640ea69b354579cf3bf0
二階氏、衆院10増10減「腹立たしい」 自民で異論噴出
1/10(月) 19:20配信

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産経新聞
自民党和歌山県連の会合であいさつする二階俊博氏=和歌山市内のホテル(前川康二撮影)

今年の大きな政治テーマである衆院選挙区の新たな定数配分「10増10減」をめぐり、自民党内から異論が噴出している。減員となる地域では影響を受ける大物議員が多く、保守分裂に発展しかねないためだ。岸田文雄首相は衆院議員選挙区画定審議会(区割り審)から6月までに新たな区割り案の勧告を受け、関連法案を速やかに国会に提出する考えだが、調整が難航すれば夏の参院選を前に新たな火種となる恐れもある。

「国会議員の定数が減れば、地域の課題が細かくくみ取れなくなる」

和歌山市で10日開かれた自民党和歌山県連の会合では、10増10減で同県の定数が3から2に減る見通しとなることに批判が相次いだ。二階俊博元幹事長=衆院和歌山3区=は会合後、地元のラジオ番組に出演し、10増10減について「腹立たしい。こういうことになった原因や政府の方針の改善点などの議論をいつも横に置いて定数の話をするが、地方にとっては迷惑な話だ」と憤ってみせた。

今回の10増10減は、「一票の格差」是正のため平成28年に成立した衆院選挙制度改革関連法に基づくもので、人口比を正確に反映しやすい新たな定数配分方法「アダムズ方式」を令和2年の国勢調査結果に当てはめて算定している。

ただ、減員県は固い保守地盤に支えられた地域が多く現地で当選を重ねた重鎮らの候補者調整は難しい。

3つある和歌山の衆院選挙区でも、2区は石田真敏元総務相、3区は二階氏がそれぞれ強固な地盤を築く。特に二階氏は衆院中選挙区下の旧2区を含め、昭和58年から連続当選13回を誇り、地域との結びつきは強い。

さらに3区をめぐっては、世耕弘成参院幹事長=参院和歌山選挙区=が産経新聞のインタビューで衆院へのくら替えを明言した。県連幹部は「世耕氏は次の衆院選で、自らが地盤とする3区から出るつもりだろう」と見る。二階氏は現在82歳と高齢で、次の衆院選のタイミング次第では自身の三男を後継に推す声もある。世耕氏の衆院転出と定数減が重なれば、調整が困難を極める可能性が高い。

ある同県議は「3区の有権者は長年二階氏も世耕氏も応援してきた。有権者を分裂させない調整が必要だ」と語る。

定数減の対象で、先の衆院選で自民が議席を独占した滋賀、岡山、山口、愛媛4県でも火種はくすぶる。なかでも定数が1減る山口は4区に安倍晋三元首相、3区に林芳正外相を抱える。林氏の本来の地盤は4区内の同県下関市で、安倍氏と重なる。自民にとって、「大物が多く調整が大変」(山口県連関係者)となるのは必至だ。

こうした事情を背景に、自民には東京を3増し、定数減は新潟、愛媛、長崎3県に抑える「3増3減」案を訴える声もある。ただ、アダムズ方式の導入は自民も提案者となった同法によるものだ。3増3減へかじを切れば「党利党略」との批判を招く可能性もある。(大島悠亮)

7812チバQ:2022/01/11(火) 19:43:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/b822cc2c361fead12b600a73afbb13970cba66b8
首相と安倍氏 根強い「すきま風」 参院選で連携確認
1/11(火) 19:34配信

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産経新聞
岸田文雄首相

岸田文雄首相(自民党総裁)が11日夜、安倍晋三元首相と東京都内で会食した。夏の参院選に向けて連携していく方針を確認したとみられる。参院選の勝利で長期政権への足場固めを狙う首相にとって、党内最大派閥の安倍派(清和政策研究会、94人)を率い、保守層に強固な支持を持つ安倍氏の協力は欠かせない。だが、足元では首相と安倍氏のズレも浮き彫りになり、不安定要素も漂う。(小川真由美)

安倍氏は盟友の麻生太郎副総裁とともに岸田政権の立役者とされる。

首相は昨年8月に総裁選出馬を表明する際、菅義偉政権(当時)を支持していた安倍氏に事前に出馬の意向を伝えた。同12月の安倍派パーティーで首相は「最大派閥が勢いを増すことは安定という意味で重要だ。岸田内閣をど真ん中で支えてくれ、大変ありがたい」と蜜月をアピールした。

首相と安倍氏はともに党内主流派の最高実力者。参院選の勝利はそれぞれの求心力の維持に不可欠だ。

一方、外交や経済などで首相と安倍氏の「すきま風」も目立ってきた。

安倍氏は2月の北京冬季五輪に首脳や政府使節団を送らない「外交的ボイコット」について、「中国に対する政治的メッセージは日本がリーダーシップをとるべきだ。時を稼いでどういう利益があるのか」(昨年12月13日BS日テレ番組)と指摘した。

こうした発言の真意について、安倍氏は周囲に「アジアのリーダーとしての信頼を損なうことになる」と語り、危機感を強めていた。首相は同月24日にボイコットの意向を正式表明したが、党内には「対応が遅すぎた」(閣僚経験者)との不満がくすぶる。

経済政策でも両氏の路線の違いは鮮明だ。安倍氏は積極的な財政出動を求める財政政策検討本部(本部長・西田昌司参院議員)の最高顧問に就任。一方、首相は総裁直轄の財政健全化推進本部(本部長・額賀福志郎元財務相)で財政再建に向けた議論を指示した。

成長と分配を軸とした首相の経済政策「新しい資本主義」に対しても、党内には「成長と分配は安倍政権でも打ち出していた」(重鎮)との声が漏れる。

そもそも「軽武装・経済重視」の岸田派(宏池会、43人)の系譜を継ぐ首相と、憲法改正や防衛を主眼とする清和会出身の安倍氏とは政策が異なる。さらに、首相はかつて党の有志でつくる選択的夫婦別氏制度を早期に実現する議員連盟(会長・浜田靖一元防衛相)の呼びかけ人になり、夫婦別姓に慎重な安倍氏とは隔たりがあった。

首相と安倍氏の距離感が火種になれば、今後の政局を左右しかねない。

7813チバQ:2022/01/11(火) 19:44:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/5dd951a3287ec16b19e7622e4f425fb9c0f10b2d
「安倍・麻生」同様にキングメーカーを目指す「菅前首相」の派閥結成の実現度
1/11(火) 8:00配信

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デイリー新潮
政策を実現し続ければ国民の理解は深まる
派閥を否定してきたが…

 失意の退陣表明から4カ月。菅義偉前首相(73)が積極的な動きを見せている。安倍晋三・麻生太郎という両元首相同様に自身のグループを派閥に昇華させ、キングメーカーを目指すのではという指摘があるが、その可能性はどれくらいあるのか? 

【写真4枚】キングメーカーやキングメーカーになりたい面々

 昨年9月、自民党総裁選を先送りして解散に踏み切るなどの“奇策”を弄(ろう)したが、党内の大反発にあい、「解散できる状況にない」と会見で発言するなど、事実上、解散権を封じられた。周辺に「気力が出ない」と漏らし、権勢を誇った官房長官時代からは想像し難い姿をさらしての退陣だった。

「菅さんは自分に自信があって、政策を実現し続ければ国民の理解は深まると考えていたようです。それ自体は間違っていなかったのですが、結果を追い求めるあまり、経緯を説明する際の丁寧さが足りなかったり国民にまるで人気のない二階幹事長を起用し続けたり、国民軽視と捉えられがちなスタンスが目立ちました」

 と、政治部デスク。

一国の首相を任せられない
 このデスクが続ける。

「菅さんは強気で知られていますが、菅さんほど内閣支持率とか国民からの評判を気にする首相はいないんじゃないかとも思います。官房長官として新元号を発表した後の『令和おじさん』としての人気に、びっくりしつつまんざらでもなかったようですしね」

 そんな384日間の首相在任中、最大の誤算はコロナワクチンの接種が進む中でも感染者数がなかなか減少傾向にならなかったことだ。

「菅さんとしては、もう少し首相をやれればコロナは収束して反転攻勢に打って出られると考えていたようですが、総裁選と総選挙が近づいていたのは運が悪かったですね。しかも、“一国の首相を任せられない”と菅さんが考えていた岸田さんが後継となったことは不快だったでしょうし、菅さんが粉骨砕身したワクチン接種のお陰で岸田内閣が高支持率をキープできているのも面白くないと思います」(同)

 一方の岸田氏は「聞く力」を発揮し、菅氏を官邸に招く際にもエントランスまで出迎える配慮を見せている。

ギリギリまで本心は明かさない
「岸田さんは菅さんが不完全燃焼のまま官邸を去ったことを気遣いつつ、ワクチンの件で謝意を述べたと言います。菅さんは割と単純なところがあるので、そう持ち上げられると嫌な気はしないんです。もっとも岸田さんの周辺では、“菅さんと同じ轍を踏まず、反面教師にする”が合い言葉になっているようですが」(同)

 デスクの言うように、菅氏を「持ち上げ」るのは何も岸田首相だけではない。

「菅さんを支持するガネーシャの会などのグループのメンバーの中には、やがては派閥化をと目論んでいる面々も少なくないと言います。もちろんそういった声に菅さんは敏感だし、前向きな気持ちはあるようですが、ギリギリまで本心は明かさないでしょう」(同)

 菅氏は総裁選に出馬する際、「自民党の派閥は良いところもあれば、悪いところもある。しかし、私は派閥の連合で推されて、今ここにいるわけではない」「私は無派閥です」などと述べていた。

 自民党の閣僚経験者に「菅派」の実現度について聞いてみると、

「菅さん自身、派閥を否定はしないが距離を置いてきた人ですよね」

 と言う。

 菅氏は1996年に初当選して所属したのは平成研(当時の小渕派)で、これを1998年に退会している。総裁選で派閥のボス・小渕恵三氏を推さず、政治の師と仰ぐ梶山静六氏を担ぐにあたり離脱を余儀なくされた。

7814チバQ:2022/01/11(火) 19:44:25
無派閥の辛さをよく理解している
 それから梶山氏に古賀誠氏を紹介され、宏池会(当時の加藤派)の門をくぐる。2000年の「加藤の乱」では加藤紘一氏に同調したが、加藤氏の「名誉ある撤退」に失望し、その後の宏池会分裂では反加藤グループの堀内派に所属。2009年の総選挙後には、無所属となった。

 先の閣僚経験者は、

「国民の間には、麻生さんはなんであんなに威張ってるの? とか、二階さんに力があるのはなぜ? という疑問があるかと思います。永田町は狭いムラ社会で、派閥にはカネ、人事権、情報が集まっていて、そこからあぶれると大変。菅さん自身、無派閥の辛さをよく理解しているし、一連の菅おろしを経て、派閥の重要性は身にしみていると思いますよ」

 と指摘し、こう続ける。

「安倍、麻生、茂木、そして岸田派という岸田内閣の主流派の結束は固く、菅さんはそこから外れた二階、森山、石破といった派閥やグループとの連携を模索していると言われているようですね。数だけ足せば確かにそれなりの勢力にはなるけれど、二階さんとか石破さんはいったん自民党を出た人だし、菅さんも派閥を転々として最後は無派閥になった人。他と連携するにしても、自身のグループを派閥化するにしても、これまでのスタンスとの整合性は問われますよね」

 皮肉なことに、国民の間では退陣前後から、ワクチン接種を急速に進めるのに成功したことなどから、菅氏への評価が高まったという面があるのも事実。

 まとめると、菅派結成までは何とかこぎつけられるかもしれないが、大きな勢力となるのはかなり困難、というのが現状だろうか。キングメーカーへの道もまたそう簡単ではないということかもしれない。

デイリー新潮編集部

新潮社

7815チバQ:2022/01/11(火) 19:45:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c20f41124cb7d65cb3d7211b1c5704f45278124
菅前首相、グループ結成に意欲 「縦割り」打破へ30人
1/11(火) 6:01配信

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カナロコ by 神奈川新聞
菅義偉前首相

 菅義偉前首相(衆院神奈川2区)は10日までに神奈川新聞社のインタビューに応じ、「行政の縦割り打破」を目指す議員グループの結成に意欲を示した。安倍晋三元首相が最大派閥(95人)を率い積極財政路線を打ち出す中、財政健全化論者の菅氏が動き出すことで自民党や政権内での政策論争が高まるのは必至だ。
 
 坂井学前官房副長官(5区)が率いる「ガネーシャの会」(約20人)、島村大厚生労働政務官(参院神奈川選挙区)がまとめる参院有志の会(約10人)など菅氏の内閣を支えてきた無派閥議員約30人がメンバーとなる見通し。旗揚げの時期は本年度内や参院選の前後などが浮上している。

 同党幹部によると、二階俊博元幹事長の派閥(44人)や森山裕前国会対策委員長の派閥(7人)などからの参加も見込まれ、規模はさらに膨らむ可能性も高い。

 菅氏は「政策ごとに人が集まってくるのが一番健全。政策目標としては行政の縦割りを打破すること」とした上で、新型コロナウイルスのワクチン接種、ダムの防災運用といった縦割り解消の実例を列挙。「縦割りのためできないことを見つけ出して壊して、国民の命と暮らしを守る」とグループ化の意義を説明した。

 財政健全化については「旗は降ろさない」と明言。「経済あっての財政との前提で改革を促したい」と軸を示した。

神奈川新聞社

7816チバQ:2022/01/11(火) 21:21:19
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022011100323&g=polワクチン追加接種、一般も前倒し 水際対策、2月末まで継続―岸田首相表明
2022年01月11日12時24分

 岸田文雄首相は11日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」対策として、医療従事者や高齢者以外の一般の人にもワクチンの3回目接種の前倒しを進める考えを示した。これまで認められていなかった12歳未満への接種も可能な限り早く開始する意向を表明した。首相官邸で記者団の質問に答えた。


 外国人の新規入国を原則停止する水際対策に関しては2月末まで維持する方針を表明。一方、アフリカ南部11カ国からの再入国を原則拒否していた措置は取りやめる。松野博一官房長官は記者会見で、留学生の新規入国について「卒業や進級が迫る学生もいる状況を踏まえ対応を検討している」と見直しを進める考えを示した。
 首相は追加接種に関し、「3月以降は、追加確保したモデルナ(製)1800万人分を活用して、一般分も前倒しする」と語った。自衛隊による大規模接種会場を再び設置する考えも示した。沖縄県で医療現場が逼迫(ひっぱく)していることに対応すると表明。防衛省は11日、看護官ら10人の派遣を発表した。
 また、専門家の分析を踏まえ「オミクロン株の重症化率は低い可能性が高い」と指摘しつつ、高齢者の重症化リスクにも言及。オミクロン患者の入退院基準について「先進諸国の取り組みを参考にしながら示していく」と述べ、症状に応じた運用に見直す考えを明らかにした。
 一方、企業・自治体に対し「社会活動維持の観点から、テレワークの拡大など事業継続計画の準備を進めるようお願いする」と要請。学校に対してもオンライン授業の準備とともに「4月以降の入学を可能とするなど柔軟な対応を要請する」と語り、学生の事情に応じて弾力的に対応するよう促した。

7817チバQ:2022/01/12(水) 18:04:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd4e5339a704ca9e7de6d3cbb950e99dadf0ec12
菅氏動向を党内注視 批判収まり「ワクチン」再評価/「反岸田」派閥結成の臆測も
1/12(水) 17:55配信

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北海道新聞
 菅義偉前首相の退任から3カ月余りが経過し、動向に再び注目が集まっている。退陣表明後に新型コロナウイルス感染者が減り、昨年10月の衆院選で自民党は勝利。党内に「菅氏がワクチン接種を進めたおかげ」と再評価する向きがあり、求心力が回復しているからだ。「菅派」旗揚げの臆測も流れ、岸田文雄首相の対抗軸として影響力を残す可能性がある。

 「かなり元の表情に戻ってきたと、みんなに言われます」。菅氏は先月25日の読売テレビ番組で笑顔を見せた。別の番組では首相再登板の意思を問われ、否定するひと幕があった。

 後手に回った感染対策と国民とのコミュニケーション不足で支持を失い、1年で政権の座を追われた菅氏。衆院選を経て、昨年12月上旬に沖縄県を訪問し、再始動を印象付けた。新聞・雑誌のインタビューやテレビ出演など露出も増やす。

 背景に風向きの変化がある。退陣表明前は「選挙の顔にならない」と批判の嵐だったが、その後、感染状況が改善。「首相は菅さんに感謝すべきだ」(閣僚経験者)と手のひらを返してたたえる声まで上がる。

 菅氏も気を良くしている。テレビでは、衆院選の演説で聴衆から「ワクチンありがとう」とのかけ声があった話を披露。脱炭素やデジタル庁発足など在任中の実績を自賛する。菅氏には無派閥議員の支持グループが複数あり、メンバーの一人は「派閥化し、党内で力を持ってほしい」と話す。

 当の菅氏は「派閥はエネルギーが要る」と周囲に漏らし、否定的だ。2009年の宏池会(現岸田派)退会後は、派閥の弊害を度々口にしてきた。一方、11日の神奈川新聞のインタビューでは、行政の縦割り打破を旗印にした新グループの結成に言及した。

 菅氏はかねて首相の政治手法を評価せず、埋めがたい溝がある。最近も「なんで首相はワクチンの在庫があるのに、すぐに3回目を打たないんだ」と親しい知人に話した。

 「反岸田」勢力の集まりか―と波紋を広げた一夜があった。先月22日、首相が政権運営で配慮する3大派閥領袖(りょうしゅう)の安倍晋三元首相と麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長が忘年会を催した同じ頃、菅氏は二階派の林幹雄前幹事長代理、森山派の森山裕前国対委員長、派閥をグループに衣替えしたばかりの石破茂元幹事長らと会食。主流派と非主流派がくっきり色分けされた。

7818チバQ:2022/01/12(水) 18:18:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/0692fb9493cb8f971c77877865fae6381b22143a
オミクロン猛威…政権発足100日「首相にとって正念場」
1/12(水) 9:43配信
西日本新聞
岸田首相

 岸田文雄政権は11日で発足から100日となった。昨年10月の発足後、新型コロナウイルスの感染対策については先手対応に努めるが、新変異株「オミクロン株」はこれまで以上のスピードで広がる。政権にとって初めて到来した感染拡大の局面をどう乗り切るか。世論を気にする政権は正念場を迎える。

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

 「国民生活に大きな影響がある新型コロナ対応は一瞬も気を抜くことができない。政権の最重要課題として取り組んできた」。11日朝、記者団から政権発足100日の受け止めを問われた首相はこう語った。オミクロン株が拡大する現状を踏まえ、水際対策の継続やワクチン3回目接種の迅速化といった対応策を列挙。最優先にコロナ対応に当たる姿勢を強調した。

 菅義偉前政権は感染状況が悪化するたびに内閣支持率が下落し、政権基盤を揺るがした。岸田政権はこれまで先手対応を演出し高い支持率を維持するが、感染状況の推移や対応次第では前政権と同じ轍(てつ)を踏む恐れもある。

 政府は9日、沖縄、広島、山口の3県にコロナ対応の改正特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」を適用した。この決断をする際も政権内では「支持率が上がるのは、やる方か、やらない方か」という議論があったという。

 政府関係者は「これまで感染が落ち着いていたのは前政権の貯金のおかげ。今後の状況をどう乗り切っていくか。首相にとって正念場になる」と語った。 (井崎圭)

7819チバQ:2022/01/15(土) 09:29:47
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASQ1G7DLRQ1GUTFK02L.html
岸田首相が高市政調会長と会食 政権発足後初 改憲話題に
2022/01/14 22:22朝日新聞

岸田首相が高市政調会長と会食 政権発足後初 改憲話題に

奈良の柿を試食する岸田文雄首相と拍手する高市早苗政調会長=2021年11月25日午前10時5分、首相官邸、上田幸一撮影

(朝日新聞)

 岸田文雄首相は14日夜、東京・虎ノ門のホテルにある日本料理店で自民党の高市早苗政調会長と会食した。両氏の会食は岸田政権発足後はじめて。古屋圭司政調会長代行と木原稔政調副会長も同席した。

 会食後、古屋氏は記者団に「政調会として今後の取り組みについて率直な意見交換をした。総理の思いがよく分かった。我々もしっかりフォローしたい」と語った。出席者によると、17日召集の通常国会や憲法改正などが話題になったという。古屋氏は党の憲法改正実現本部長も務める。(楢崎貴司)

7820チバQチバ:2022/01/15(土) 17:54:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/7790e81d03e770bcbc49c50ba1d18f6293fed506
「負の遺産」清算、懸案先送り 内閣支持率が異例の上昇 時事世論調査
1/15(土) 7:08配信

時事通信
閣議に臨む岸田文雄首相(中央)。左は林芳正外相。右は野田聖子少子化担当相=14日、首相官邸

 岸田内閣の支持率が、時事通信の1月の世論調査で51.7%と過去最高となった。

 政権発足から3カ月余り、目立った実績もない中で支持率が上向くのは異例だ。新型コロナウイルス対応が一定の評価を得ているとみられるが、過去の政権の「負の遺産」清算を急ぎ、批判を招きそうな懸案は先送りする政治姿勢も見逃せない。

 「世論調査に表れた国民の皆さまの声を真摯(しんし)に受け止め、政府の対応に生かしていく」。松野博一官房長官は14日の記者会見で、堅調な内閣支持率にも表情を変えなかった。

 安倍・菅政権を退陣に追い込んだコロナ禍は、年明け以降、急速に悪化している。岸田文雄首相は「最悪の事態を想定する」と繰り返し、「G7(先進7カ国)で最も厳しい」と自賛する水際対策を継続。感染が急拡大した沖縄など3県がまん延防止等重点措置の適用を求めると、あらかじめ定めた指標より地元の意向を優先して実施に踏み切った。

 感染防止効果が期待される3回目のワクチン接種も前倒しを急ぎ、濃厚接触者の待機期間が社会機能維持に支障を来すとみるや、短縮を打ち出した。周辺には「できるだけ分かりやすく説明しよう」と指示し、自らも積極的に記者団の取材に応じて丁寧に説明を尽くそうとしている。

 既定方針に固執しない柔軟さも目立つ。18歳以下への10万円給付で、現金・クーポン併用に批判が集まると、全額現金支給の容認にかじを切った。行政の信頼性を損ないかねない「朝令暮改」も、今回の調査では「評価する」が59.4%と、「評価しない」28.1%を大きく上回った。

 一方で、負の遺産の後始末にも余念がない。安倍政権下で発覚した森友学園問題をめぐる公文書改ざん。自殺した財務省近畿財務局職員の遺族が起こした訴訟で、損害賠償責任を認めて訴訟を終わらせる同省方針を「それでやってくれ」と了承。遺族が求めた真相解明の機会を葬った。

 同じく安倍晋三元首相が「行政の私物化」と批判を招いた「桜を見る会」について、首相は「私の内閣で開催することは考えていない」と明言。「世紀の愚策」と酷評された布製「アベノマスク」は大量の在庫で保管にも巨額の費用がかかっていることから、首相は年度内の廃棄を決めた。

 こうした姿勢は17日召集する通常国会でも貫かれる。政府・与党は先の衆院解散で廃案となった入管難民法改正案の再提出を見送る方針だ。不法滞在する外国人の収容長期化解消は急務だが、夏の参院選を控え、収容施設でスリランカ人女性が亡くなった問題を追及されるのを避けるためだ。

 「何かあったらすぐ修正し、発言も変える。それが国民に好意的に受け止められている」。立憲民主党幹部は、通常国会を前に攻めにくさを感じている。一方、自民党では「政策が評価されたわけでなく、目の前の問題にその都度対処しているからにすぎない」(参院若手)と冷めた声も漏れる。政権の真価が問われるのは、まだまだこれからと言えそうだ。

7821チバQ:2022/01/17(月) 20:19:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c99d7aff596195f9b55df74a45b7eabc2489c74
与党「安全運転」目指すも懸念多く 通常国会開会
1/17(月) 19:48配信

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産経新聞
【政治 第208通常国会】衆院本会議で施政方針演説を行う岸田文雄首相に拍手をおくる与党議員=17日午後、国会・衆院本会議場(矢島康弘撮影)

第208通常国会が17日、召集された。政府与党は新型コロナウイルス対策に最優先で取り組み、令和4年度予算案の今年度内成立を期す。野党は在日米軍での感染拡大などへの政府対応を追及する構えで、「7月10日投開票」が有力視される参院選をにらみ、19日から始まる各党代表質問を皮切りに与野党の攻防が激化しそうだ。

政府与党は提出法案数を58本に絞り、「安全運転」に徹して実績を積み重ねながら乗り切りたい考えだ。

「参院選をしっかりと乗り越え、政治の安定を確実にする。責任政党として、機敏に、堂々としっかりと論戦に備えていきたい」

岸田文雄首相(自民党総裁)は17日、施政方針演説直前に開かれた党本部での両院議員総会でこう強調した。連立政権を組む公明党の山口那津男代表も「国会を充実した審議の場にし、成果を国民に届ける姿勢で臨みたい」と訴えた。

自民、公明両党にとっては、先の衆院選で勝利した勢いを参院選で維持できるとはかぎらない。新型コロナの新変異株「オミクロン株」の在日米軍での感染拡大や北朝鮮の度重なる弾道ミサイル発射への対応など、野党側の追及で劣勢に立たされれば政権運営は揺らぎかねない。

参院選では、公明が32ある改選1人区を中心に自民候補への推薦見送りを検討し、協力関係にあるはずの与党内に「火種」がくすぶる。

山口氏は17日、推薦見送りの検討について、記者団に「自民党の状況が遅れているのは残念だが、そうしたことを踏まえ自分自身が取り組みをしっかりやっていくことが今、最も重要なことだ」と述べた。「(公明への推薦を)早くから呼びかけていたが、なかなか(自民の)準備が整わない状況もあるようだ」とも語った。

さらに、政権選択選挙の衆院選に比べ、参院選では有権者が与党に批判的な投票行動をとりやすくなるとも指摘される。今国会で「それぞれ政治の責任を果たし、成果を上げる」(首相)ことに失敗すれば、参院選敗北につながりかねない。

一方で国会論戦を乗り切り、参院選で与党が勝利すれば、安定的な長期政権への実現に大きく前進する。長期政権を目指す首相にとって会期末までの150日間、気の抜けない日々が続く。(大島悠亮、児玉佳子)

7822チバQ:2022/01/19(水) 13:12:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6ab1e0309ab0f01a44da1011d367d095821a47a
政財界注目の「木原兄弟」 官房副長官とみずほ次期社長…銀行一家出身、台湾との縁も
1/19(水) 12:46配信

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産経新聞
木原誠二官房副長官

「木原兄弟」が政財界の注目を集めている。兄は、システム障害で首脳陣が引責辞任したみずほフィナンシャルグループ(FG)の次期社長に就任する木原正裕執行役、弟は岸田文雄首相の懐刀として知られる木原誠二官房副長官だ。銀行一家出身の兄弟は、それぞれ財界、政界のキーマンとなる。

【写真】みずほFGの社長に昇格する木原正裕執行役

「(金融庁など)監督官庁とは真摯(しんし)に対話を続け、変えるべきことがあれば変えていく。(弟が政権にいることで)私の判断を曇らせることはない」。正裕氏は17日の記者会見で、政権との距離感について問われ、こう語った。

2人は銀行一家に生まれ育った。父親は東京銀行(現三菱UFJ銀行)出身で、祖父もみずほFGの前身である第一勧業銀行の役員。曾祖父は長崎にあった諫早銀行の頭取を務めた。正裕氏はまさにその流れを引き継いだといえる。

誠二氏は母方の血筋を受け継いだようだ。祖先は会津藩出身で、曾祖父は大蔵省で監督局銀行課長を勤めた下坂藤太郎氏。誠二氏も財務省(旧大蔵省)出身だ。

下坂氏は、台湾銀行の総裁だった後藤新平に請われ明治32(1899)年、台湾銀行の副総裁に就任し、台湾との縁も深い。後には日商(現日商岩井)の初代社長も務めた。

台湾には、誠二氏が副長官として仕える岸田首相も祖父が岸田呉服店として現地で幅広くビジネスを展開していた接点がある。岸田政権に対しては保守層などから親中との指摘もあるが、今年は日中国交正常化50周年の節目の年、首相の「したたかな外交」を木原氏がどう支えていくのかも注目される。

7823チバQ:2022/01/19(水) 20:31:45
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASQ1M622NQ1MUTFK00S.html?_gl=1*mbsjoo*_ga*MjAyODY4Mzc1OC4xNjAxMjEwMDAx*_ga_XJ5END643J*MTY0MjU5MTU5MS4xLjEuMTY0MjU5MTg2OS41OA..
派閥化できる?自民・谷垣グループ、木曜に定例会 石破氏は活動再開
2022/01/19 18:50朝日新聞

派閥化できる?自民・谷垣グループ、木曜に定例会 石破氏は活動再開

石破派の最後の臨時総会を終え、会見する石破茂氏=2021年12月2日午後0時36分、国会内、上田幸一撮影

(朝日新聞)

 自民党内の二つの議員グループが、定例で集まる会合の曜日を変える。党内の派閥は木曜を定例日とするが、昨年末に派閥から移行した石破グループ(約10人)は木曜から水曜に変える。一方、谷垣グループ(26人)は結束を高めるため水曜から木曜にする。

 谷垣グループは19日の会合で、代表世話人の遠藤利明選挙対策委員長が会合の定例日を水曜から木曜にする考えを説明した。自民党の派閥は掛け持ち出来ないが、グループは可能。谷垣グループもほかの派閥との兼務は可能なままとするが、どの会合に出るか選択を迫り結束力を高めたい考えだ。グループ内には、派閥化に踏み切ることを検討している幹部もいる。ただ、反対論も強いという。

 一方、所属議員の減少に伴い派閥を解消した石破グループは18日夜、東京・赤坂の焼き肉店で新年会を開き、今後の活動について意見交換した。来週の水曜から定例で会合を開き、グループとして活動を再開する。派閥時代は木曜だった会合を水曜に移し、緩やかな集まりを維持する狙いだ。(山下龍一、榊原一生)

7824チバQ:2022/01/19(水) 20:39:21
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2022011800048.html?_gl=1*cao50s*_ga*MjAyODY4Mzc1OC4xNjAxMjEwMDAx*_ga_XJ5END643J*MTY0MjU5MTU5MS4xLjEuMTY0MjU5MjI5OS40Nw..
安倍元首相と亀裂深まる麻生氏 岸田首相と狙う「大宏池会10年政権」
2022/01/19 07:00AERA dot.

安倍元首相と亀裂深まる麻生氏 岸田首相と狙う「大宏池会10年政権」

左から麻生太郎・自民党副総裁、清和会会長となった安倍晋三氏、岸田文雄首相

(AERA dot.)

 岸田文雄政権が始動して約3カ月余り。内閣支持率も上昇し、滑り出しは順調とも見えるが、水面下で緊張が高まっている。岸田首相らと大宏池会構想を画策する麻生太郎氏と、最大派閥の会長である安倍晋三氏の関係に、亀裂が入っているのだ。熾烈な覇権争いの舞台裏をリポートする。

*  *  *

「今年はコロナ禍を克服していく。何とか新薬もでき、ワクチンも出そろってきた。直ちに対応できるよう日本産を増やしていく。世界の真ん中で輝く国になっていく第一歩にしていきたい」

 これは1月1日、MXテレビで放送された報道番組の最後に、今年の展望を問われた安倍晋三氏の発言だ。普通なら現職の岸田首相を支えると言いそうなものだが、岸田の「き」の字もなし。永田町では“キングメーカー宣言”と受け止められた。岸田派(宏池会)のベテラン議員が渋い表情で話す。

「『何かあればいつでも政権を担える』と、岸田さんにプレッシャーをかけているんだよ。安倍さんの真意は、『歴代の清和会会長は日本政治の背骨を担ってきた。その職責に全力を尽くす』ということではないか」

 東京圏にしか放送されないMXテレビで飛び出した安倍氏の発言。岸田政権誕生後の人事で高市早苗氏の幹事長就任など自身の案が通らず、「相当いら立っていた」(安倍派議員)ことの証左なのか。

 安倍氏のいら立ちの背景には、長年、盟友関係だった麻生太郎氏との確執もある。

 そもそも安倍氏と麻生氏は、国政へのスタンスが微妙に違う。

 安倍氏の祖父、岸信介元首相は、日米安保条約を改定すると共に憲法改正を訴え続けた。一方、麻生氏の祖父、吉田茂元首相は軽武装・経済重視路線。憲法改正が悲願の安倍氏に対し、麻生氏は改憲論者とはいえ経済運営に軸足を置いている。「祖父以来のタカ派とハト派という流れはそれぞれ脈々と受け継がれており、岸田政権の誕生で2人の盟友関係が引き裂かれる可能性は十分ある」(古参政界関係者)

 政府関係者によれば、例えば皇位継承問題では、麻生氏は女性天皇の誕生に比較的寛容と見られているという。男系男子継承を強く訴える保守派の代表格である安倍氏には到底、のめる話ではない。

 財政政策でも両氏は交わらない。昨年暮れ、自民党政調に積極財政派の議員でつくる「財政政策検討本部」(本部長・西田昌司政調会長代理)が立ち上がると、最高顧問に安倍氏が就任。財政再建派は対抗して総裁直属組織の「財政健全化推進本部」(本部長・額賀福志郎元財務相)を設置し、最高顧問に麻生氏が就いた。

 もっとも、対立の原因は政策だけではないという観測もある。ある大物財界人はこう読み解く。

「麻生さんはナンバー2とはいえ、8年にわたって14歳年下の安倍氏の日陰に置かれ、おもしろくなかったはず。安倍にできるなら、俺にもという思いもあったはず」

 麻生氏の目的については、こんな証言がある。

「麻生氏は安倍一強下で進んだ自民党議員の劣化、弱体化に危機感を募らせていて、政策と選挙に強い党の再興のため、残りの政治家人生を捧げるつもりです」(麻生氏周辺)

 麻生氏が描く「強い自民党」の姿とは、宏池会系の岸田派・麻生派と谷垣グループの3派を合流させて100人規模の「大宏池会」を結成し、清和政策研究会(安倍派)との2大派閥で「疑似政権交代」をしながら党を運営していくというものだ。麻生氏の晩節は「岸田首相との二人三脚」が鍵とも言える。

 では、その岸田首相は何を狙っているのか? 首相に近い、岸田派のベテラン議員は話す。

「宏池会政権を10年は続けていく。首相がライバルだった林芳正を内閣のナンバー2に据えた真意がそれだ。ただ、ネックは90人を超える安倍派の半分しか人数がいないこと。だから同じ宏池会系の麻生派や谷垣グループと『大宏池会構想』を進めている」

7825チバQ:2022/01/19(水) 20:39:42
◆大平氏の墓参で「古賀斬り」迫る

 1957(昭和32)年に池田勇人元首相が結成した宏池会は、自民党の派閥で最古の歴史を誇る。戦後日本の復興を担った吉田元首相の流れをくみ、「保守本流」の名門派閥との自負が強い。

 今や最大派閥の清和会を内心では「傍流とみなしてきた」のが宏池会だ。森喜朗元首相、小泉純一郎元首相、安倍元首相と続いた清和会政権は、「経済政策や安全保障政策など全てにおいて雑だった」との認識も強い。だからこそ、「宏池会3派が団結し、緻密で丁寧な政権運営をしていかなければならない」というのだ。

 このベテラン議員によると、麻生氏は今夏の参院選後、派閥を鈴木俊一財務相に譲るつもりだという。鈴木氏は宏池会で首相になった鈴木善幸氏を父に持つ。宏池会本体(岸田派)と合流するなら、このタイミングだ。

 思惑は一致して見えるが、岸田首相が事を前に進めるには、麻生氏の“条件”をのむことが必要だという。宏池会中興の祖、大平正芳元首相の命日である6月12日に、派閥の重要行事である墓参りを岸田首相が仕切るよう求めているというのだ。

 大平氏の墓は東京・府中の多磨霊園にあり、これまで墓参は麻生氏の“仇敵”古賀誠元幹事長が主催してきた。昨年は宏池会から9人が参列したが、首相は欠席した。

 この墓参を岸田首相が取り仕切ることになれば、古賀氏の影響力は完全に排除される。麻生氏にすれば、首相が「宏池会の“本尊”である大平氏の魂を名実ともに継ぐことが、合流に不可欠な段取り」なのだ。

 大宏池会ができれば、首相の政権基盤が強化され、林氏に加えて麻生派の河野太郎広報本部長も「ポスト岸田」の有力候補として躍り出ることになる。安倍氏にとって「おもしろくないこと極まりない」(安倍派中堅)展開だ。

「岸田、林、河野の3氏で10年は政権を担う。平成研究会(茂木派)には茂木敏充幹事長や小渕優子元経済産業相がいる。党内リベラル勢力で20年は政権を続けたい」(前出のベテラン議員)

 岸田首相は大平氏の位牌を守る女婿、森田一・元運輸相と定期的に連絡を取っており、「次は必ずお参りいたします」と伝えているという。

 首相は11日夜、久しぶりに安倍氏と会食した。「敵に回さない配慮では」(政府関係者)の臆測が飛ぶ中、岸田首相は周辺にこう語ったという。「参院選までが引き締めどころだ。ここを乗り越え、来年のサミットを地元・広島県で開催する!」

 岸田首相の真価が問われるのはこれからだ。(本誌・村上新太郎)

※週刊朝日  2022年1月28日号

7826チバQ:2022/01/20(木) 13:08:04
https://mainichi.jp/articles/20220113/k00/00m/010/105000c?inb=ys
安倍派、ポスト岸田で本命不在 高市氏は帰れず 「得策」との声も

毎日新聞 2022/1/13 19:00(最終更新 1/13 19:23) 有料記事 1266文字

 自民党の最大派閥・安倍派(清和政策研究会、94人)の「ポスト岸田」レースは本命不在の状況が続いている。人材豊富である半面、どの議員も決め手を欠くのが一因だが、派閥会長の安倍晋三元首相も今のところ特定の議員を引っ張り上げるそぶりを見せていない。そこにはキングメーカーとして影響力を保ちたい思惑が垣間見える。

 「既に総裁候補だ」。安倍氏が2021年12月のテレビ番組でそう評価した議員は安倍派議員ではなく、無派閥の高市早苗政調会長だった。ただ、高市氏の安倍派復帰の可能性を問われると一転歯切れが悪くなり、「清和会以外のたくさんの人も推した。そういう立場でその先を目指していかれるんだろう」と述べるにとどめた。

 21年総裁選で安倍派(当時は細田派)は独自候補の擁立を見送り、高市氏と岸田文雄首相の支援に回った。安倍氏自身は当初から高市氏支持を鮮明にし、現在も2人の関係は良好だ。安倍氏が高市氏と自派の関係を巡って歯切れが悪いのは派内への配慮からだ。

 高市氏は総裁選の1回目の投票で国会議員票が114票と首位の岸田氏の146票に次ぐ支持を集めた。安倍派に入れば「ポスト岸田」の有力候補に躍り出る可能性があるが、…

7827チバQ:2022/01/20(木) 13:08:28
https://mainichi.jp/articles/20220104/k00/00m/010/184000c?inb=ys
官邸の雰囲気「ガラッと」一変 岸田流で官僚のびのび? ひずみも
遠藤修平 藤渕志保
政治

速報
毎日新聞 2022/1/4 19:44(最終更新 1/4 19:44) 有料記事 English version 1509文字
伊勢神宮の参拝を終え、年頭の記者会見をする岸田文雄首相=三重県伊勢市で2022年1月4日午後2時11分(代表撮影)
伊勢神宮の参拝を終え、年頭の記者会見をする岸田文雄首相=三重県伊勢市で2022年1月4日午後2時11分(代表撮影)
 岸田文雄政権が4日、発足から3カ月を迎えた。岸田首相は安倍晋三・菅義偉両政権で顕著だった「トップダウン型」の意思決定プロセスを転換し、霞が関の声を吸い上げる「ボトムアップ型」を目指す。だが、新型コロナウイルス危機対応を巡り混乱も頻発している。リーダー像の模索が続いている。

 「政策を推し進める際に大切なことは国民との信頼と共感だ。多くの声を聞き、必要なときには果断に決断しなければならない」

 首相は4日の年頭記者会見で政権運営に臨む基本姿勢を説明した。

 約9年にわたった安倍・菅政権では、国家安全保障会議(NSC)による外交施策の決定やコロナワクチンの接種加速化など、首相官邸から上意下達で政策が実現する一方、官僚の萎縮を生み、国民への説明責任の意識が薄れたと指摘された。首相が「聞く力」を強調するのは、過去の政権に対する反省からだ。

 岸田政権は発足後、政策課題ごとに現場の当事者から直接意見を聴く「車座対話」を相次ぎ開催。松野博一官房長官も記者会見で各省庁に詳細を尋ねるよう求める発言が多く、細かな政策運営を霞が関に委ねる場面が目立つ。

 首相は2019年11月のテレビ出演の際、最もやりたいことを問われ「人事」と答えたことがある。当時は「岸田氏には明確な国家観がない」との批判を受けたが、首相に近い閣僚経験者は…

7828チバQ:2022/01/22(土) 12:35:08
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20220122-567-OYT1T50006.html
首相答弁は「融通無碍」…攻めあぐねる野党「やりにくい相手だ」
2022/01/22 07:00読売新聞

首相答弁は「融通無碍」…攻めあぐねる野党「やりにくい相手だ」

参院本会議で答弁する岸田首相(21日午後、国会で)=源幸正倫撮影 【読売新聞社】

(読売新聞)

 岸田首相の施政方針演説に対する衆参両院での代表質問は21日、3日間の日程を終えた。首相は野党の攻撃材料を次々と排し、批判をかわした。肩すかしを食らった野党は「信念に欠ける」と指摘し、週明けからの衆院予算委員会で攻勢を強める構えだ。

 「(第三者)検証委員会の調査報告書で不適切な処理や事後対応が明らかになった。極めて遺憾だ」

 首相は21日午後の参院本会議で、共産党の小池書記局長が国土交通省の統計書き換え問題について批判すると、神妙な表情でこう述べた。国交省は同日午前、この問題で担当幹部ら10人の処分を発表しており、追及は迫力を欠いた。

 夏の参院選に向け、首相は安全運転に徹している。「火種」は早めに消し、賛否が分かれる問題では踏み込んだ答弁を避けている。19〜21日の3日間の代表質問で、憲法改正や敵基地攻撃能力、国会議員に支給される文書通信交通滞在費(文通費)については、従来の見解が書かれた資料を淡々と読み上げた。

 18歳以下への10万円相当の給付など新型コロナウイルス対策でも、批判の声が上がれば、ためらわずに方針転換する姿勢が目立つ。立憲民主党の小川政調会長は19日の衆院本会議で「信念、方針、熟慮に欠けた優柔不断な朝令暮改ともとれる」となじったが、首相は「大切なことは、国民にとって最善の対応をとることだ」と受け流した。

 「融通無碍むげ」とも言える首相のスタイルに、野党各党は攻めあぐねている。国民民主党の榛葉幹事長は21日の記者会見で「やりにくい相手だ」とこぼした。

 与野党の論戦の舞台は24日から衆院予算委員会に移る。予算委は代表質問と異なり、一問一答形式で行われ、何度でも質問ができる。予算委で質問を予定する立民の泉代表は、「相手がつかみ所のないタコのような逃れ方をしても、政府の足りない点を明らかにし、修正させたい」と語った。

7829チバQ:2022/01/22(土) 12:48:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4f6efcc35c7d54722a0f014ad034ec649a0ed50まん延防止、効果未知数 アクセルかブレーキか定まらぬ腰 岸田首相、感染抑止に全力〔深層探訪〕
1/22(土) 8:30配信

時事通信
新型コロナウイルス感染症対策本部で発言する岸田文雄首相=19日午後、首相官邸

 新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」による感染者急増を受け、政府がまん延防止等重点措置の対象拡大を決定した。岸田文雄首相はスピード感を重視して抑え込みに全力を挙げる。ただ、同措置がどこまで効果を上げるかは未知数。経済活動に一定の制限を設けるものの一部に例外を認め、腰が定まらない姿勢ものぞく。就任後初の本格的な感染拡大期を迎え、手探りの政権内には緊張感も漂う。


 ◇専門家とずれ
 「未知なるウイルスとの闘いだが、都道府県との連携、専門家の科学的判断、国民の協力で乗り越えていきたい」。首相は13都県への重点措置を決めた19日の政府対策本部でこう宣言した。

 13都県はいずれも18日夕の関係閣僚会議までに適用を要請してきた自治体だ。要請を時に押し返した菅前政権と対照的に、岸田政権は決定直前に「駆け込み要請」した新潟など3県を含め、全ての要請を受け入れた。首相周辺は「要請があれば断るわけにはいかない」と語る。

 首相官邸が自治体の判断に異論を挟まない背景には、あらかじめ批判の芽を摘む思惑に加え、オミクロン株の特徴をつかみ切れていないことがある。感染力が強く、重症化率が低い可能性は浮かんだものの、高齢者の重症化リスクは分かっていない。対策はなお暗中模索の状態だ。

 具体策も「自治体任せ」の面が強い。オミクロン株にはワクチン2回接種では十分な効果を見込めないため、政府はワクチン接種証明書で行動制限を緩和する「ワクチン・検査パッケージ」を19日に全面停止することを検討。ところが、知事や閣僚の一部から制度存続を望む声が上がり、最終的に「一時停止を原則としつつ、知事の判断で適用も可能」(首相)とする玉虫色の判断となった。

 経済活動にブレーキをかけるのかアクセルを踏むのか、政府の腰は定まらない。自治体に飲食店への時短要請を求め同パッケージを原則停止とする一方、認証店には知事の判断で酒類提供を認め、検査でコロナ陰性なら5人以上の会食も容認する。

 首相はオミクロン株の特徴に合わせた「めりはりの利いた対策」と力説するが、力点がどこにあるのか分かりにくさは否めない。政府コロナ対策分科会の尾身茂会長は19日、記者団に「めりはりのついた対策とは一言で言えば人数制限」と説明し、5人以上の会食などを認める政府とのずれをうかがわせた。

 ◇いら立ち
 自治体からは重点措置の効果に疑問を呈する声が上がっている。中村時広愛媛県知事は「オミクロン株の特性で飲食だけ抑えても感染防止につながらない。効果は大変薄い」との見方を示した。

 感染「第6波」に突入する中、報道各社の内閣支持率は今のところ上昇基調。感染拡大に連動して支持率が下がった菅前内閣との大きな違いだ。しかし、首相周辺は「感染がさらに広がれば、支持率が下がり始める」と警戒する。

 野党は「口撃」を強める。立憲民主党の小川淳也政調会長は19日の衆院代表質問で、岸田政権の対応を「安倍、菅両政権以来、何度も目にしてきた後手後手の対応そのものだ」と批判。「(就任100日の)ハネムーン期間は既に過ぎ去った。いよいよ真価が問われる」と語った。

 自民党内からも「ワクチン3回目接種に早くから本腰を入れれば状況は違った」(中堅)との不満が漏れ始めている。こうした声が届いているのか、複数の関係者によると、首相は18日に3回目の接種回数に関する報告を受けた際、「きのうから1万回しか増えていないじゃないか」といら立ちを隠さなかった。

7830名無しさん:2022/01/22(土) 16:53:08
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_QWGPDOLEAZLW3FJSZK2UGWLRK4.html
自民党内「高市包囲網」克服なるか 発信を強化
2022/01/20 20:41産経新聞

自民党内「高市包囲網」克服なるか 発信を強化

官邸に入る自民党・高市早苗政調会長=令和3年12月14日、首相官邸(矢島康弘撮影)

(産経新聞)

自民党総裁選に再出馬を目指す高市早苗政調会長が発信を強化している。定例の記者会見を始めたほか、中国政府による人権侵害行為を非難する国会決議の早期採択を求めるなど「高市カラー」を打ち出し、地方出張も本格化させて知名度アップを急ぐ。党内では、高市氏を重要政策の決定から外すような動きもあるが、岩盤保守層からの強固な支持を持つ強みを生かし、「ポスト岸田」に向けて求心力を高められるかが今後のカギとなる。(広池慶一)

「力を合わせて政府と連携し、頑張ってまいりましょう」。高市氏は20日、自身が本部長を務める党経済安全保障対策本部でこう述べ、政府が今国会に提出する経済安全保障推進法案の成立に力を注ぐ考えを示した。高市氏は早くから中国への機密情報などの流出に危機感を持ち、経済安保政策の必要性を訴えてきた。

19日に始まった高市氏の定例会見では、文化審議会が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産の推薦候補に選んだ「佐渡島の金山」について、「日本の名誉に関わる問題だ」と強調し、推薦に消極的な政府に注文をつけた。

今後は地方出張も増やす。新型コロナウイルスの感染状況を踏まえつつ、22日は富山県と石川県、月末には高知県を訪れる予定だ。夏の参院選を見据え、党の顔として自民支持層のテコ入れを図る。

高市氏がアピールに乗り出す背景には、党内で潜在的に進む「高市包囲網」がある。

党では18日、皇族数の確保策に関する議論に向けた懇談会(座長・麻生太郎副総裁)の座長代理に茂木敏充幹事長が就任した。平成29年の天皇陛下の譲位に関する国会見解は副総裁─政調会長ラインで取りまとめており、今回高市氏は外された形だ。

コロナ対策の柱である18歳以下への10万円相当の給付でも与党間協議は茂木氏が担った。

対中国非難決議をめぐっても、高市氏は先の臨時国会で茂木氏に採択を直談判したが「タイミングの問題だ」と却下された。高市氏の動きには、党執行部の一員にも関わらず「倒閣運動だ」(党幹部)との批判もあがった。

高市氏は14日、「ほぼ没交流」(官邸筋)といわれる岸田文雄首相(党総裁)と会食し、友好ムードを演出した。だが、定期的に会談する首相と麻生氏、茂木氏の3氏とは依然、距離がある。高市氏周辺は「高市氏を封じ込めようとする意図は明らかだ」と語る。

高市氏は過去に旧町村派(清和政策研究会=今の安倍派)を離脱した経緯があるが、安倍晋三元首相が同派の会長に就任した後も派閥復帰のめどは立っていない。「ポスト岸田」を目指す高市氏にとって、党内で仲間づくりを進めることも喫緊の課題となっている。

7831チバQ:2022/01/22(土) 17:14:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/84ad4959566097d78199dceb7b096d75dcca3060波乱含みの国会開幕 コロナ対策、政権左右 参院選へ指導力強調・岸田首相〔深層探訪〕
1/22(土) 8:24配信

時事通信
衆院本会議で施政方針演説を行う岸田文雄首相(手前)=17日午後、国会内

 通常国会が17日召集され、岸田文雄首相は初の施政方針演説に臨んだ。新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」による感染が急拡大する中、全力で対応に当たる覚悟を示し、自らの指導力をアピール。ただ、感染状況は今後さらに厳しい局面に移るとみられ、夏に参院選を控え、波乱含みのスタートとなる。

 ◇危機の対応力強調
 「行蔵(こうぞう)は我に存す。それぞれの決断の責任は、自分が全て負う覚悟で取り組んできた」。首相は演説で、批判を恐れずに行動する気構えを説いた勝海舟の言葉を引用し、就任から100日を過ぎた政権運営をこう振り返った。

 コロナ対策を政権の最優先課題に掲げ、昨年11月には再拡大に備えた取り組みの「全体像」を取りまとめ、水際対策を強化。年が明けてからも、オミクロン陽性者の全員入院の見直しを表明するなど切れ目ない対策を打ってきた。国民の協力を仰ぐ姿勢も忘れない。

 こうした姿勢が評価されてか、報道各社の直近の世論調査では、内閣支持率がオミクロン株が国内に入り始めた先月より上昇。感染拡大とともに支持率が下降線をたどった菅義偉前首相らとは対照的だ。自民党国対関係者は「岸田さんの真面目な人柄もあるのだろう」と解説する。

 今国会会期末は6月15日。会期延長がなければ参院選は7月10日に行われる見通し。首相としてはコロナ対策に万全を期しつつ、与野党対立の火種になりそうな入管難民法改正案などの提出を見送り、長丁場の国会を乗り切りたい考え。今月には、自民党の最大派閥の領袖(りょうしゅう)である安倍晋三元首相、第2派閥を率いる麻生太郎副総裁とそれぞれ会食。政権基盤の安定にも余念がない。

 ◇経済と両立不透明
 ただ、今後の政権運営が「順風」のまま推移するかは見通せない。

 この1週間のコロナ新規感染者は11万人超で、前週の3倍以上に急増。すでに政府は、沖縄、山口、広島3県にまん延防止等重点措置を適用したが、さらに都市部を中心に同措置の適用を追加せざるを得ない状況だ。

 重点措置や緊急事態宣言が発動されれば、コロナとの両立を目指す経済への影響は避けられない。感染拡大のピークを早期に収束させられない場合、国民の批判が首相に向かう可能性もある。首相の手腕に疑問符が付けば参院選で勝利して「長期政権」への足場を築くというシナリオも崩れかねない。コロナ対策の成否が政権の行方を左右する。

 今国会の論戦の主要テーマは岸田政権のコロナ対策となる見通しで、立憲民主党など野党各党は参院選をにらみ、首相を厳しく追及する構え。立民の泉健太代表は17日、記者団に首相の施政方針演説について「画竜点睛(がりょうてんせい)を欠くというか、肝心な具体策がない」と批判のトーンを強めた。

 同党は昨年の臨時国会で提案路線に重心を置いたが「迫力不足」という指摘もあり、追及路線も重視して首相と対峙(たいじ)する。参院選での連携を見据えた他の野党との国会共闘の在り方も模索していく方針だ。

 衆参両院の予算委員会での質疑が連日開催される前半国会は、政権が閣僚のスキャンダルや失言などの追及に見舞われ、政権運営に苦慮するケースが少なくない。首相が切り抜けられるかは、政権安定の試金石となる。

7832チバQ:2022/01/22(土) 17:57:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/46303e7199b1d4b2428bb657c376b77b8c209cc6
「朝令暮改と言われながらも…」自民・高市氏 岸田流コロナ対策評価
1/22(土) 12:47配信

朝日新聞デジタル
富山市の会場に向けてオンラインで講演する自民党の高市早苗政調会長=2022年1月22日午前、東京・永田町の自民党本部、楢崎貴司撮影

 自民党の高市早苗政調会長は22日午前、富山市であった党所属の衆院議員のセミナーにオンラインで参加した。政府の新型コロナ対応について、「岸田首相は『朝令暮改』と言われながらも、現場の声を聞きながらベターだと思ったことは即断即決で柔軟に対応している」と述べ、「岸田流」の手法を評価した。

 また、今国会での提出が予定されている「経済安全保障推進法案」について、「感染症対策以外に今国会で最大のテーマ」と強調した。その上で、「1回の国会で成立する法律ではない。リスクは年々変わっていくので、何度も何度も法改正が必要だ」と語った。

 当初、高市氏は今週末に富山とともに石川、新潟両県を実際に訪れて講演する予定だった。しかし、コロナ対応の「まん延防止等重点措置」が適用された東京都の小池百合子知事が、都道府県をまたぐ移動の自粛を呼びかけたこともあり、オンライン参加に切り替えた。高市氏は講演で「富山に入っておすしを食べたいと切望していた」と残念がる場面もあった。(楢崎貴司)

朝日新聞社

7833チバQ:2022/01/22(土) 18:17:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4e1fc954c5b3d35eacbd329b38336f782ad7cd9
「聞く力よりスルーする力が…」 岸田首相の答弁を野党が批判
1/22(土) 17:54配信

毎日新聞
代表質問に答える岸田文雄首相=国会内で2022年1月21日、竹内幹撮影

 共産党の小池晃書記局長は21日の記者会見で、岸田文雄首相が国会で「あらゆる選択肢を排除せず、さまざまな意見に耳を傾け、これからも検討したい」という答弁を多用しているとして、「誰が聞いてもどっちつかずだ」と批判した。

 小池氏は「ぬかにクギ、豆腐にかすがい、のれんに腕押しで、国民は不安になる。何でもかんでもそんな形でやりすごそうとしている」と指摘。「当面は波風が立たないかもしれないがそのうち、一体どっちなんだと問題が噴出する」とも述べた。

 国民民主党の榛葉賀津也幹事長も同日の記者会見で、首相の答弁姿勢について「聞く力より『(質問を無視する)スルーする力』が半端ない。人柄良く、口調も穏やかだが、何を言いたいかわからない」とクギを刺した。【田所柳子、古川宗】

7834チバQ:2022/01/22(土) 20:05:04
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022012001053&g=pol「佐渡金山」推薦に見送り論 保守派は圧力、岸田首相の判断焦点
2022年01月21日07時28分

 文化審議会が世界文化遺産の推薦候補に選定した「佐渡島(さど)の金山」(新潟県)をめぐり、政府内で推薦見送り論が強まっている。韓国政府が選定の撤回を求めており、現段階で推薦しても登録を見通せないためだ。ただ、自民党保守派は速やかな推薦を求めており、2月1日の推薦期限を前に岸田文雄首相は難しい判断を迫られそうだ。

 木原誠二官房副長官は20日の記者会見で「登録実現が何よりも重要だ。そのために何が最も効果的か、総合的に検討を行っている」と語った。
 政府関係者は木原氏発言について「現時点の推薦は登録実現に効果的でないという意味だ」と解説する。一度不適格とされた世界文化遺産候補がその後に登録された例はない。韓国は「朝鮮半島出身者の強制労働の現場」と猛反発しており、時間をかけて反論材料を準備しなければ、将来の登録の芽までついえかねないというわけだ。
 「世界の記憶」(世界記憶遺産)をめぐり、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が昨年、関係国の同意がなければ登録できない制度を創設したことも懸念材料だ。この制度は南京事件の資料登録に反発した日本が導入を主導した経緯があり、日本の対応が国際社会に「ご都合主義」と映る恐れがあるからだ。
 韓国は3月に大統領選を控えており、推薦は「過去最悪」と言われる日韓関係を一層複雑化させかねない。外務省関係者は「推薦先送りが合理的。あとは政治判断だ」と語った。
 一方、自民党保守派は首相への圧力を強める。安倍晋三元首相は20日の安倍派総会で、最後は首相の判断としつつ「論戦を避ける形で登録を申請しないのは間違っている」とけん制。高市早苗政調会長は19日の記者会見で「堂々と推薦を行わなければならない。日本国の名誉に関わる問題だ」と語った。
 首相の判断次第では、安倍氏や高市氏ら政権を支える有力者との間に溝が生じる可能性もある。首相周辺は「首相が判断を迫られる形にしたくなかった」と危機感をあらわにした。

7835チバQ:2022/01/23(日) 23:28:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/859f1c730ab4cf8dfb388db54827c46b22c5f914【点描・永田町】首相支える三大派閥に「確執」も
1/23(日) 18:32配信

時事通信
自民党役員会に臨む(左から)茂木敏充幹事長、岸田文雄首相、麻生太郎副総裁=2021年11月9日、東京・永田町の同党本部

 コロナ・パンデミックも3年目に入り、2022年政局の表舞台となる通常国会が17日に開幕、7月の参院選に向けた与野党の激しい論戦が始まる。

 年明けのコロナ新変異種「オミクロン株」の感染爆発で、岸田文雄首相は対応に大わらわだが、その裏側では参院選後をにらんだ自民党内の主導権争いも顕在化しつつある。党内第4勢力に位置する岸田派領袖(りょうしゅう)の首相を支えるのは、安倍、麻生、茂木の三大派閥と谷垣グループで、数の上では主流派体制は盤石だ。しかし、最大派閥の安倍派と第2勢力で肩を並べる麻生、茂木両派の間には「微妙な確執」(閣僚経験者)がある上、“冷や飯組”の菅義偉前首相、二階俊博元幹事長らによる反主流派連合結成の動きもあるため、永田町では首相の手綱さばきに注目が集まる。衆院選勝利で21年11月10日に第2次岸田政権を発足させた首相は、いわゆる「アベ・スガ政権」で9年近く続いた「官邸主導」を、「政高党高」とも呼ばれる官邸と自民党の対等な関係での政権運営に移行させた。安倍晋三元首相の「一強」、続く菅氏の「一存」という独裁的政治手法に対する国民的不信感への配慮で、その象徴が「聞く力」のアピールだ。ただ、その後の「18歳以下への10万円給付」「オミクロン株の水際対策」などの対応では、短時日で方針転換する“朝令暮改”を連発、足元の自民党内から「ブレブレ批判」が噴出した。

 しかし、国民的には「首相はわれわれの声に耳を傾けてくれる」「間違ったと思えばすぐ改める点が信頼できる」などと評価され、各種世論調査で内閣支持率が軒並み上昇したことで、批判も鳴りを潜めた。これに自信を深めた首相は、「私はトップダウンとボトムアップを巧みに使い分ける二刀流」と胸を張り、周辺に「(安倍氏らの)一刀流では国民の信頼を得にくい」と余裕の表情も見せる。

◇保守本流主導に傍流・安倍派の反発も

 首相が重視するのは、官邸と自民党の緊密な連携で、その中軸は麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長。共に大派閥領袖で、安倍氏との関係も良好とされている。これを踏まえ、第2次政権発足後は首相と麻生、茂木3氏によるトップ会談が定期化され、安倍派幹部の松野博一官房長官を加えることで、二階氏率いる第4勢力の二階派以外の四大派閥を軸とする党運営態勢が明確化された。

 ただ、この4派閥と谷垣グループの主流派を見ると、麻生、岸田、谷垣グループはいずれも源流は宏池会(現岸田派)で、党内には「首相と麻生氏の狙いは大宏池会」(安倍派幹部)との臆測も広がる。この「大宏池会」構想は、宏池会のリーダーだった故加藤紘一元幹事長による「加藤の乱」などで分裂した麻生、岸田両派と谷垣グループの再合流で、かねて麻生氏が画策してきたとされる。合流すれば一気に安倍派(清和会)をしのぐ最大派閥となり、党運営の主導権を握れるからだ。しかも、戦後政治での保守1党優位の「55年体制」下で、宏池会と同盟関係だった旧田中(角栄)派を受け継ぐ茂木派(経世会)も加えれば、故吉田茂・池田勇人両元首相が築き上げたいわゆる「保守本流」の復活ともなる。

 これに対し、安倍派は吉田、池田両氏と対立した故岸信介・福田赳夫両元首相の系譜で、いわゆる「保守傍流」とされる。それだけに今回の「大宏池会」を視野に入れた動きは、福田氏の側近だった森喜朗氏の2000年の首相就任以来、「一時期を除いて自民党を牛耳ってきた『清和会主導』に終止符を打つ」(麻生派幹部)との思惑もにじむ。このため今後は安倍氏と菅、二階両氏との連携も絡めた主流派内の“確執”が、首相の政権運営の最大の波乱要因となりそうだ。【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」1月17日号より】。

7836チバQ:2022/01/24(月) 21:05:04
https://www.sankei.com/article/20220124-762PTWKVYBLALKNZTZQ62ZFHYQ/
答弁懸念の堀内ワクチン相 不安払拭へ正念場
2022/1/24 20:17
岡田 美月

新型コロナウイルスワクチンの3回目接種に向け、堀内詔子ワクチン担当相が正念場を迎えている。昨年の臨時国会では要領をえない答弁が目立ち、与野党から閣僚としての手腕を懸念する声が上がった。政府は3回目接種を急ぐが、接種体制の構築や国民の不安払拭が欠かせない。堀内氏は関係省庁や経済界との連係や、情報発信などにも力を入れている。

「(21日時点で)194万回強となっております」

堀内氏は24日の衆院予算委員会で、3回目接種を終えた人数を問われ、淡々とこう答弁した。


昨年12月16日の参院予算委員会で、堀内氏は自治体へのワクチンの配分量や配送時期などを問われたが、質問とかみ合わない答弁に、野党から「(答弁原稿の)違うページを読んでいるんじゃないか?」などとやじを浴びた。

今国会を前に、堀内氏は「(国民の)ワクチン接種の不安、疑問点が明快になるよう、きっちりとお伝えできるような答弁をしていきたい」と語っていた。初日となった24日はそれ以上突っ込んだ質問はなく、堀内氏を支える事務方らも安堵の表情を浮かべた。


「職域接種を展開するために各省庁の力を借りなくてはいけない。意見をいただき、接種推進をお願いしたい」

堀内氏は20日、職域接種をめぐって厚生労働省や経済産業省など関係省庁を集めた会議を開き、こう呼びかけた。経済同友会には企業の職域接種を進める体制整備も求めている。


課題とされた情報発信にも力を入れる。自身のツイッターには、ワクチンに関する情報や自治体へのワクチン配送状況などを頻繁に投稿。東京都など13都県に新型コロナの蔓延防止等重点措置の適用が決まった19日には、自治体に追加接種を前倒しで進めるよう重ねて呼びかけた。今後、テレビCMも予定する。(岡田美月)

7837チバQ:2022/01/25(火) 10:39:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/f290bda5de81b18f2987ecef073853a76d7bd34c
「後手」批判に「先手」主張…従来答弁を繰り返す首相
1/25(火) 10:11配信

西日本新聞
岸田首相

 24日、今国会で初めて一問一答形式のやりとりに臨んだ岸田文雄首相は、「先手」で打ち出してきた新型コロナウイルス対策の妥当性を主張。野党側は検査態勢の充実、病床確保、ワクチン接種などで政府が「後手」に回っていると追及した。 (大坪拓也)


 新変異株「オミクロン株」の感染爆発は想定内なのか。衆院予算委員会で、立憲民主党の大串博志氏からこうただされた首相は、水際対策と医療提供の備えを念頭に「最悪の事態を想定し、慎重の上にも慎重を期して対応してきた」とこれまで通りの答弁を繰り返し、胸を張ってみせた。

 大串氏は、自治体による濃厚接触者などを特定する疫学調査や、希望者が急増しているPCR検査が目詰まりを起こしてしまっていると指摘。さらに、前倒しする3回目のワクチン接種がなかなか加速しない現状を挙げ、自治体に1、2回目の接種を強力に働き掛けた菅義偉前首相を引き合いに「そういうエネルギーみたいなものを(岸田首相には)感じない」と迫った。

 これに対し、首相は2月末までに8割の自治体で、希望する高齢者らに対する接種が終わる見通しを紹介し、「自治体と意思疎通を図って努力をし続けたい」と続けた。

 この日の質疑では、政府と新型コロナの専門家の連携がうまく行っているかも焦点に。

 政府の基本的対処方針分科会の尾身茂会長による「人流抑制ではなく人数制限」発言と、政府が「まん延防止等重点措置」による人流抑制を重視していることの整合性に、大串氏はこう疑問を投げ掛けた。「国民にメッセージがうまく伝わっていない可能性がある」。同じ立民の長妻昭氏も首相に向かい、「専門家の意見を聞くのもいいが、(意思統一して)ワンボイスで国民の皆さんにお願いする発言がない」と苦言。

 参考人として出席した尾身氏は「感染対策と社会経済活動の両立が求められている」と説明した上で、「各都道府県知事の判断で、広範な行動制限をするということも当然、考えられる」と補足した。

 立民の泉健太代表は、自治体による病床確保強化を目指す感染症法改正案に関し、国会提出時期を政府が示していない点を納得できないとし、「なぜ、今できないのか」と訴えた。首相は、昨夏に比べて病床を3割増やすなど対応を取ってきていると強調し、「今の法律で十分機能するかどうか、法律上何が足りないのかをしっかり確認した上で、法改正を考えていく」と理解を求めた。

7838チバQ:2022/01/26(水) 17:31:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6a5d3128fc38fc0cdf2df078e55c601b5c920f3
「希望の党」再来に維新が痛烈批判「有権者からおかしいと思われるんじゃないの」 野党共闘は霧消〈AERA〉
1/26(水) 10:00配信

AERA dot.
東京都の小池百合子知事(右)と国民民主党の玉木雄一郎代表は昨年12月、都庁で会談した

 今夏の参院選を見据え、国民民主党と都民ファーストの会が合流に向けて協議を進めている。32の1人区で野党候補を一本化し、与党に対抗する野党共闘は遠のいているのが現状だ。AERA 2022年1月31日号の記事を紹介する。

【写真】昨年11月、枝野幸男氏から代表を引き継いだ泉健太氏

*  *  *

 野党再分裂の引き金になりうる構想に、異論は付されなかった。

「国民民主党が都民ファーストと合流するという話が出ているが」

「はい。それは政党が考えることですので」

 1月14日の首相官邸。岸田文雄首相(自民党総裁)との会談後、記者団に問われた連合の芳野友子会長は「連合としてはそういう動きについて『受け止める』というか、そういうスタンスです」と語った。

 芳野氏が連携を事実上容認したのはその2日前。国民民主の玉木雄一郎代表が連合本部を訪れ、今夏の参院選東京選挙区で、小池百合子東京都知事が立ち上げた地域政党「都民ファーストの会」(都民ファ)と統一候補を立てる考えを伝えたときだ。

■国民民主と都民ファが合流に向けて協議

 国民民主と都民ファは13日、国会内で勉強会を開いた後、両代表が並んで連携を加速していくことを表明した。小池氏も同じ日、「今はコロナ(対策)に集中している」と前置きをした上で、「彼らがしっかりやってくれていると思う」と見守る考えを示した。2月に開かれる国民民主の党大会に向けて、国民民主と都民ファは合流に向けた協議を進めている。

 連合の民間産別に支援される国民民主は、昨年10月の衆院選で8議席から11議席へと増やした。「躍進」と報じられてきたが、実は悩みを抱えていた。

 2019年参院選と比べると、比例区の得票は88万票以上減少し、259万票あまり。20年に大半の国会議員が立憲に合流した影響とは言え、参院選で連合の組織内候補を4人も抱えている。幹部は連合にも「あと140万票足りないがどうしたらいいか」と相談していた。玉木氏らが衆院選前から協議を重ねてきた都民ファとの合流構想は打開策の一つで、幹部は「小池氏ほど票が取れる人はいない」と期待を寄せる。

 玉木氏は、小池氏が17年10月の衆院選前に「希望の党」を立ち上げた際、民進党から合流した中心人物の一人だ。同年11月に出版された上杉隆氏らの著書『オプエド 真実を知るための異論・反論・逆説』(KADOKAWA)に寄せたコラムでは次のようにつづっていた。

「この本が書店に並ぶ頃にはもう結果が出ていますが、予言します。政権交代をしているか、少なくとも自民党が過半数割れして安倍晋三首相が退陣しているはず。(中略)今回の選挙は、民進党が解党して小池百合子さんの希望の党と合流したことで大きく流れが変わったことは、みなさん認めていただけると思います」

 17年衆院選では、小池氏による「リベラル派排除」に対抗して枝野幸男氏が立憲を立ち上げ、民進が分裂。自民が大勝した。希望は立憲に競り負け、野党第1党にもなれなかった。「希望の党」再来となる今回の動きは、20年の立憲合流にも応じなかった玉木氏にとってリベンジとなるものだ。立憲の切り崩しも視野に入れている。

 立憲は「立憲と参院選の協力をやらないという証拠」(幹部)と受け止めたが、この国民民主の動きに最も強い不快感を示したのは、衆院選後に国会内での連携を深めてきた日本維新の会だった。

7839チバQ:2022/01/26(水) 17:32:44

■「希望の党と何が違う」維新の松井代表が批判

 維新には、都議時代に小池氏らによる党運営の手法に反発し、希望の党設立にも疑問を呈して都民ファを離党した音喜多駿政調会長らが所属する。20年の都知事選でも小池氏に対抗馬を擁立した。松井一郎代表(大阪市長)は記者団の取材に「希望の党の復活やろ。何が一致して一緒になるのか。ひっついたり離れたり、選挙のたびに目の前の足し算ばかり。有権者からおかしいと思われるんじゃないの」と批判。「希望の党と何が違うのか、説明する必要がある」と迫った。

 通常国会が召集された17日、維新、国民民主の幹事長・国会対策委員長は国会内で会談し、改めて両党の連携を進めることを確認した。ただ、維新の藤田文武幹事長は「選挙を一緒にやるために、というわけでは私たちの関係は現時点ではない」と留保をつけた。

 参院選で与野党の勝敗を大きく左右するのは32ある1人区だ。そこで共産党も入れた候補者調整をめざす立憲と、独自路線を歩む維新、都民ファとの合流をめざす国民民主の3者の主導権争いが続く。野党候補を一本化して与党と対抗する「野党共闘」は遠のいている。(朝日新聞政治部・南彰)

※AERA 2022年1月31日号より抜粋

7840チバQ:2022/01/27(木) 17:30:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d98f84cc5dac3b5cc90f4751d7f32ee1bd2a7de
谷垣G例会、木曜開催に16人 自民党
1/27(木) 16:03配信
時事通信
自民党の谷垣グループの会合にオンラインで参加した代表世話人の遠藤利明党選対委員長(画面)。左奥は中谷元・首相補佐官=27日、東京・永田町の衆院議員会館

 自民党の谷垣グループ(約25人)は27日、定例会合を衆院議員会館で開いた。

 これまで水曜日開催だったが、木曜日に変更してからは初で、16人が参加。代表世話人の遠藤利明党選対委員長は、新型コロナウイルスの濃厚接触者の疑いがあり、オンラインであいさつ。夏の参院選に触れ「勝ち抜いて岸田政権の下で安定した運営をしたい。しっかり支えたいので協力をお願いする」と呼び掛けた。

 木曜日は党内6派閥がそろって総会を開催。谷垣グループは、引き続き他派との掛け持ちを認めるが、「準派閥化」で結束を強める思惑がある。これまで5〜6人の出席にとどまることが多かったが、谷垣禎一元幹事長の出席が予告されていたため、今回は増えた。ただ、谷垣氏は濃厚接触者となったことを理由に姿を見せなかった。

7841チバQ:2022/01/27(木) 19:00:11
https://news.goo.ne.jp/picture/politics/mainichi-20220127k0000m010218000c.html
谷垣グループ、掛け持ちできない木曜に会合 派閥への移行も検討
2022/01/27 18:32毎日新聞

谷垣グループ、掛け持ちできない木曜に会合 派閥への移行も検討

自民党本部=東京都千代田区で

(毎日新聞)

 自民党の谷垣グループは27日、定例の会合を木曜日に変更して開催した。自民党では各派閥が木曜の昼に会合を開くため、これまでは水曜にずらして開催していた。

 リモートで参加した代表世話人の遠藤利明選対委員長を含めて15人が出席。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、特別顧問の谷垣禎一・元党総裁は参加を見送った。今後も他派閥との掛け持ちは認めるが、派閥への移行も検討するという。グループが派閥に変わると他派閥との掛け持ちは認められない。

 代表世話人の中谷元・首相補佐官は会合後、記者団に「政治活動を具体化していくためにグループや派閥があり、その中の一つだと思っている。堂々と会合を開いていきたい」と述べた。【小田中大】

7842チバQ:2022/01/27(木) 20:18:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7cb1e2bcb6efbe98a778d672b6612dcb43ec2f4
麻生派に無所属の藤末健三参院議員が入会 旧民進党出身
1/27(木) 17:59配信

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毎日新聞
自民党の麻生太郎副総裁

 自民党麻生派(53人)に無所属の藤末健三参院議員が27日、入会した。藤末氏は旧民進党出身で参院の自民会派に所属。夏の参院選では自民から比例代表の公認内定を得ている。

7843チバQ:2022/01/27(木) 20:18:54
https://mainichi.jp/articles/20220126/k00/00m/010/224000c?inb=ys
自民保守派「まるで野党」? 参院選見据え活発化、党内に温度差
政治

速報
毎日新聞 2022/1/26 19:11(最終更新 1/26 20:30) 有料記事 1087文字

 自民党の保守派議員が、政府や党執行部に対して攻勢をかける場面が目立っている。韓国が反発する「佐渡島の金山」(新潟県佐渡市)の国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産登録に向けた推薦や、中国の人権問題を非難する国会決議を巡り、早期対応を求めて強硬姿勢だ。参院選に向けた保守層へのアピールが狙いだが、「支持率向上の役には立たない」(政権幹部)との声もあり、党内に温度差もうかがえる。

 「来年度の推薦では、今より状況が不利になることを心配している。どう考えても、今年度に推薦できない理由はない」。高市早苗政調会長は26日の記者会見で、佐渡島の金山の推薦の必要性を改めて説いた。

 佐渡島の金山を巡っては2023年の登録に向けた推薦の申請期限が2月1日に迫る。だが韓国が「かつて朝鮮半島出身者の強制労働の現場だった」などと反発していることもあり、政府は結論を出していない。

 自民党内の保守グループ「保守団結の会」は今月18日、期限までの推薦や外交ルートを通じた韓国への説明などを求める決議を採択し、官邸幹部に即日届けようとした。しかし官邸側が受け取りを拒否したため、外務省審議官に渡すにとどまったという。

 こうした経緯から保守派議員は態度を硬化させた。同会顧問の安倍晋三元首相は20日の安倍派会合で「論戦を避けて登録を申請しないのは間違っている」と主張。高市氏も24日の衆院予算委員会で「1件しか申請できない貴重な機会。必ず推薦すべきだ」と岸田文雄首相らに迫った。

 中国への国会決議についても、自民保守派は北京冬季オリンピック前の採択を要求。昨年の通常国会と臨時国会の2回、採択が見送られたこともあり、2月1日の衆院本会議での決議を目指して公明党や野党との調整を急いでいる。

 保守派が活発化する背景…

7844チバQ:2022/01/28(金) 04:11:56
https://www.asahi.com/articles/ASQ1V5QMTQ1VUTFK00F.html
石破グループ初定例会 派閥時代から出席者半減、新たな顔ぶれは…
自民

山下龍一2022年1月26日 17時33分 派閥を解消し、グループとして再出発した自民党の「石破グループ」は26日、国会内で初めての定例会合を開いた。他の派閥と掛け持ちできるグループに移行することで、より多くの議員に参加してもらう狙いだったが、出席したのは派閥時代最後の所属議員12人より少ない6人だった。

 この日集まったのは、石破茂氏のほか、赤沢亮正、平将明、田所嘉徳、冨樫博之、舞立昇治の各氏。いずれも派閥時代の所属議員で、他派閥からの新たな参加はなかった。定例会合を開く曜日は、派閥が木曜に開くのに対して、水曜に変更した。

 石破氏は4度の総裁選でいずれも敗れ、党内での求心力が低下。石破派は長く非主流派に置かれ、所属議員は2015年9月の発足当初の20人から減り続け、昨年12月、解消に至った。石破氏はグループで独自の政策論をまとめることで、反転攻勢のきっかけとしたい考えだ。

 この日の会合では、台湾海峡情勢を含めた安全保障や少子化問題などについて今後、勉強会を開くことを確認した。グループの正式名称は派閥時代と同じ「水月(すいげつ)会」とする。(山下龍一)

7845チバQ:2022/01/28(金) 21:15:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/b755257114073f997c38c30b6e3a2408cbb6e16c
佐渡金山、世界遺産に推薦 見送り一転、首相表明
1/28(金) 18:49配信

共同通信
相川鶴子金銀山遺跡の「道遊の割戸(どうゆうのわりと)」の採掘跡=新潟県佐渡市

 岸田文雄首相は28日、「佐渡島の金山」(新潟)の世界文化遺産登録を国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦すると表明した。歴史問題を巡る韓国の反発を受け、見送りを検討していたが、地元自治体だけでなく自民党内からも推薦を求める意見が上がり方針転換した。2023年の登録を目指す。


 岸田首相は「早期に議論を始めることが登録実現への近道という結論に至った」と説明。韓国に対しては「独自の意見があるのは承知している。だからこそ冷静で丁寧な議論、対話をしていきたい」と述べた。

7846チバQ:2022/01/28(金) 21:18:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/2b2510b88490d3ebd9a1d6e0b4ef0624e0d5369d
佐渡金山 推薦迫った自民保守派 外交姿勢に不満
1/28(金) 19:27配信

産経新聞
佐渡金銀山遺跡群の一つ、道遊の割戸=2019年12月、新潟県佐渡市(池田証志撮影)

「佐渡島の金山」(新潟県)の世界文化遺産への推薦を決めた岸田文雄首相の判断には、安倍晋三元首相ら自民党の保守派議員の主張も影響した。昨年来、首相の外交姿勢に対する不満のマグマがたまり、公然と苦言を呈する場面も目立っていた。佐渡金山の推薦を見送れば政局の火種に発展しかねず、夏の参院選を控えた首相が政権の安定を優先した面もある。

最大派閥の安倍派(清和政策研究会)を率いる安倍氏は28日、「首相の判断を支持する。冷静に正しい判断をされた。(登録に向けて)今後ともできる限り協力する」とのコメントを発表した。世耕弘成参院幹事長(安倍派)も記者会見で「当然の判断だ」と述べ、好意的な受け止めが広がった。

自民内では一時、推薦を見送ろうとする政府内の動きが伝わると「韓国への過剰な配慮だ」と不満が表面化した。積極的に発信したのが安倍氏だ。27日の派閥会合で、首相時代に新任大使に対し「『歴史戦』を挑まれている中で戦うべき時はちゃんと戦う」と訓示したと紹介。自身のフェイスブックには「来年に先送りして登録の可能性が高まるのか? 冷静な判断が求められる」と投稿した。

昨年の総裁選で安倍氏の支援を受けた高市早苗政調会長(無派閥)も24日の衆院予算委員会で首相に推薦を迫った。自民関係者によれば、文部科学相だった昨年に佐渡金山を視察した萩生田光一経済産業相(安倍派)も政府内で推薦を主張したという。

首相が安定政権を築くには保守派の声を尊重せざるを得ない。「参院選前にわが党の岩盤保守層が離れる契機になる」(安倍派の高鳥修一新潟県連会長)との懸念もあるからだ。

昨年12月には、北京冬季五輪への「外交ボイコット」をめぐり態度を明確にしていなかった首相に、安倍氏がBS日テレ番組で「中国に対する政治的メッセージは日本がリーダーシップをとるべきだ」と求めた。中国政府による新疆(しんきょう)ウイグル自治区などでの人権侵害行為を非難する国会決議に関しても、昨年12月の臨時国会での採択が見送られると「悔しい」(高市氏)と恨み節が漏れた。

公明党幹部は「今回は首相が『聞く力』を発揮したのではないか」と分析。一方、「外務省が勝手に推薦見送りへ動いた」(自民中堅)と外務省への不信感が強まっている。(田中一世)

7847チバQ:2022/01/31(月) 08:45:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/806eeb60cf61390d5710025c4101eb6356185379
菅義偉・前首相、派閥旗揚げあるか 「反岸田」勢力結集の呼び水に
1/31(月) 7:15配信

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NEWSポストセブン
菅義偉・前首相は動くのか(時事通信フォト)

 権力闘争にはドラマがつきものだが、わずか1年でこれほど立場が逆転するライバル関係は滅多にない。菅義偉・前首相と岸田文雄・首相だ。片や叩き上げの苦労人、片や3世議員の政界サラブレッドと対照的な2人は政界で出世を競ってきた。

【写真】人差し指を立てて話す岸田文雄・首相。眉毛は下側が直線に揃い剃ったように青い肌

 2年前の自民党総裁選で菅氏が岸田氏に圧倒的大差をつけて勝利すると、それまで陽の当たるポストを歩いてきた岸田氏を完全な無役に追いやった。菅氏の勝利かと思われた。

 だが、その1年後、菅氏が東京五輪の開催強行やコロナ対応に失敗するや、今度は岸田氏が総裁選に名乗りをあげて「菅降ろし」の先陣を切り、菅氏を総裁選出馬断念に追い込んだ。

 昨年10月に就任した岸田首相が打ち出したのが菅路線の否定だ。官邸入りすると真っ先に菅氏が鳴り物入りで設置していた「成長戦略会議」を廃止し、代わりに「新しい資本主義実現会議」を設置。民間人委員の顔触れも竹中平蔵・パソナ会長ら菅ブレーンを一掃した。

「岸田さんの掲げる『新しい資本主義』は所得の再分配重視で、競争重視の新自由主義経済路線を取った菅政権の政策を全面的に転換するものです」(岸田派幹部)

 人事面でも菅氏排除に動いた。自民党の3人の首相経験者のうち、総裁選で岸田首相を支持した麻生太郎・元首相は党副総裁、安倍晋三・元首相は麻生氏と並んで党憲法改正実現本部の最高顧問に就任したのに対し、菅氏は何の役職もない“冷や飯”状態に置かれ、政権への発言力を封じられた。

 支持率の動きも対照的だ。“庶民派”と言われた菅内閣は高支持率でスタートしたが、コロナ対策が後手後手に回ったと批判されて短期間で急落した。一方の岸田内閣は発足当初は低い支持率だったが、感染第6波への対応が「朝令暮改」と批判されながらも徐々に上向いている。

「菅さんはさぞや歯がゆい思いをしているに違いない」。そう見ているのは菅側近の1人だ。

「総理在任1年だったとはいえ、菅さんは自分の政治的実績に自信を持っている。デジタル庁の設立や携帯料金の値下げ、不妊治療への保険適用、カーボンニュートラル宣言も出した。国会では長い懸案だった憲法改正手続きに必要な国民投票法改正案を成立させた。コロナ対策でも、1日100万回以上のワクチン接種体制を作ったのは間違いなく菅さんの功績だ。

 しかし、感染第5波収束後に就任した岸田総理は安心しきってワクチン調達を怠っていたから、3回目接種が遅れてしまった。そんな岸田総理に自分の政治路線を否定されて悔しくないはずがない」

 その菅氏は一時期、政治への熱意を失いかけていた。『菅義偉の正体』などの著書があるノンフィクション作家の森功氏が語る。

「菅氏は総理を退陣してしばらくは政治的にも精神的にも苦しい状況にありました。家族から引退を勧められたこともあったようです。しかし、昨年の総選挙では6割の得票率で小選挙区での当選を果たし、選挙区の有権者から支持を得た。それで改めて政治に対するやる気を取り戻したようです。菅氏が陰に陽にバックアップしてきた日本維新の会が大きく議席数を伸ばしたことにも背中を押されたのでしょう」

“岸田に負けたままで終われるか”。菅氏の心に火がついた。総選挙後の昨年末からメディアにも積極的に登場するようになり、活動も再開した。

7848チバQ:2022/01/31(月) 08:45:31
「すべては菅さんの心次第」
 とくに政界で注目されているのが昨年12月22日に行なわれた菅氏の“忘年会”だ。菅氏をはじめ、二階派最高幹部の林幹雄・前幹事長代理、武田良太・前総務相、旧石原派を継いだ森山裕・総務会長代行、そして石破茂・元幹事長が参加した。いずれも岸田首相と距離を置く非主流派の有力者たちだ。

 この会合が菅氏の派閥結成と反岸田勢力結集への根回しだったという見方が強い。会合の前、日経新聞のインタビュー(12月21日付)にこう語っていたからだ。

「政策を引っ張りだして『こういうのをやろう』というほうがいい。仲間の緩やかな連携をやりたい。党の部会で発言しなければいけないので、一定のかたまりが必要だ」

 自民党内には菅氏を支持する当選5回以下の無派閥議員の会「ガネーシャの会」をはじめ、参院にも菅支持グループがある。菅氏がその気になれば、いつでも20〜30人規模の派閥を立ち上げることは可能だ。だが、それだけでは岸田首相に対抗する力は持てない。

「黒シャツ」のニックネームで知られる元産経新聞政治部長で政治ジャーナリストの石橋文登氏が“その先”を語る。

「菅さんには派閥を持たなかったために総理を続けられなかった思いもあったと思う。派閥は選挙の支援もするし、資金協力もする。政治家の教育機関でもある。それがなかったから、グループの仲間から菅原一秀、河井克行の不祥事が出てしまった。そのあたりを菅さんもお考えなのでしょう。

 菅さんという政治家は、大変な力の持ち主だが、今の自民党では非主流派。その菅さんが同じく非主流派の4人の有力者と会合を持ったことは派閥結集を見据えたものだと思います。菅さんが派閥を持てば24〜25人と見られており、二階派は44人、森山派は7人、石破グループは12〜13人で、合わせると80人を超える。そうなると安倍派に次ぐ党内第2派閥となり、発言力は絶大になる」

 菅派の旗揚げが岸田首相を脅かす「反岸田」勢力結集の呼び水になるとの指摘だ。

 旗揚げは遅くとも7月の参院選前、早ければ3月とも見られているが、準備はどこまで進んでいるのか。菅グループ・ガネーシャの会メンバーの話だ。

「ガネーシャの会は毎週に近いくらい勉強会を開いているが、菅派結成については一切話はしない。あえて話題にしないようにしているわけです。すべては菅さんの心次第ですから。ただ、派閥になれば今以上にまとまって動きやすくなる」

 覚悟はできている。

※週刊ポスト2022年2月11日号

7849チバQ:2022/01/31(月) 09:59:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a137d8191370a61be4d6d5019b312cbd8b4f388
自民が改憲論議盛り上げ、実動部隊始動へ…安倍・麻生氏ら「集客力」高い重鎮も
1/31(月) 5:00配信

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読売新聞オンライン
5月までに全国で集会
 自民党の憲法改正実現本部(本部長・古屋圭司政調会長代行)は2月1日、全国各地で開く対話集会の実動部隊となる「タスクフォース(TF)」を始動させる。夏の参院選後を見据えて国民的な改憲論議を盛り上げ、国会での議論を後押しする狙いがある。5月までの早い時期に全都道府県で1回目の集会開催を目指す。

責任者指定
(写真:読売新聞)

 TFは総勢40〜50人規模で、全国を11ブロックに分ける。1日に役員会を開き、各ブロックの責任者と担当議員を決める予定だ。ブロックの担当議員は、各都道府県連に集会の開催を促し、講師派遣などを調整する。

 講師は安倍元首相や麻生副総裁、石破茂・元幹事長ら「集客力」の高い党重鎮のほか、閣僚経験者らTFメンバーなど約30人が担う。自民党がまとめた改憲4項目の内容や狙いなどを説明してもらう考えだ。

 都道府県連には、3月の党大会後、個別に憲法改正実現本部が置かれる。TFは地方議員らと連携し、週末などに各地で数十〜数百人規模の集会を開く。党本部は、会場の費用を上限20万円で負担する。古屋氏は「5月の大型連休までに全都道府県で最低1回は集会を開きたい」と意気込む。

 岸田首相(党総裁)も改憲に向け、「国会での議論と国民の理解が車の両輪だ」との考えを示している。

国会は停滞
 自民党が対話集会を開催する背景には、衆参両院の憲法審査会での議論が停滞しているという事情がある。

 自民、公明両党と日本維新の会、国民民主党は審査会の毎週開催の方針で一致している。4党は今月27日の審査会開催を目指したが、立憲民主党が2022年度予算案の審議を優先すべきだとして、開催を拒否した。さらに、立民は審査会を開催したとしても、憲法改正手続きに関する国民投票法改正の議論を優先すべきだと主張している。

 自民党は当面、立民の合意がなくても審査会を開催するなどの強硬手段は控える方針だ。立民などが態度を硬化させれば、議論の進展がさらに見込めなくなる展開が想定されるためだ。

黄金の3年
 衆院議員の任期満了は25年10月。自民、公明両党が夏の参院選に勝利すれば、首相が衆院を解散しない限り、その次の参院選が行われる25年夏まで国政選挙のない「黄金の3年」が手に入り、政府・与党としては腰を据えて重要課題に取り組める環境が整う。

 自民党内では、この間に衆参両院で議論を進め、改憲項目の絞り込みや憲法改正原案の作成、国会での憲法改正発議へとこぎ着けるスケジュールを描いている。実現本部幹部は「参院選までに集会を100回開けば、審査会の議論にも影響が出てくるはずだ」と期待を示している。

7850チバQ:2022/01/31(月) 20:24:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/60de3f7cb14e293fca3ad1490331c63904328311
安倍、菅両氏が接近 求心力維持へ 首相に対抗か
1/31(月) 18:42配信

産経新聞
自民党の安倍晋三元首相と菅義偉前首相が公的な場で良好な関係をアピールする場面が増えている。両氏は第2次安倍政権の首相と官房長官として強固な信頼関係を築いたが、昨秋の菅氏の首相退陣を機に溝が生じたといわれてきた。参院選を前に2人が再び接近するのは、党内でそれぞれが求心力を維持し、岸田文雄首相に対抗する狙いがありそうだ。

「第2次政権には圧倒的なチーム力がありました。とりわけ、官房長官を務めてくれた菅さんの存在は大きかった」。安倍氏は1月8日発売の月刊誌「文芸春秋」で菅氏をこう持ち上げた。菅氏も同月16日のBSテレビ東京の番組で「(安倍氏の経済政策)アベノミクスは成功した」と評価した。

両氏の摩擦がささやかれ始めたのは昨年9月、首相だった菅氏が自民党総裁選に出馬を見送ったときだ。当時を知る菅氏周辺は「菅氏は総裁選で安倍氏の支援を取り付けられるか自信が持てず、不信感を抱いているように見えた」と語る。

結局、菅氏は総裁選で安倍氏と距離がある河野太郎党広報本部長を支持した。河野氏の陣営に安倍氏と対立してきた石破茂元幹事長が加わったことで「安倍氏と菅氏はたもとを分かった」(党中堅)との見方が広がった。

昨年末には安倍氏と麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長が会食したほぼ同じ時間に、菅氏と森山裕前国対委員長、石破氏らが別の宴席を開いたことも、安倍氏と菅氏の関係悪化の臆測に拍車をかけた。

だが、足元では両氏がそろって首相に注文をつける場面が目立つ。安倍氏は1月20日、政府が一時、「佐渡島の金山」の国連教育科学文化機関(ユネスコ)への推薦見送りも検討したことを「間違っている」と批判した。菅氏も同月12日、産経新聞のインタビューで、新型コロナウイルスの感染急拡大を踏まえ「ワクチンの3回目接種を早くやるべきだ」と強調した。

安倍氏は「私と菅さんは相当強い絆で結ばれている」と公言し、菅氏も周囲に「安倍さんと対立することは何もない」と語る。

両氏が歩調を合わせるのは、首相が率いる岸田派(宏池会、44人)を源流とする麻生派(志公会、53人)と岸田派、谷垣グループ(有隣会、約30人)が再結集する「大宏池会構想」への牽制との見方もある。再結集が実現すれば、党内最大派閥の安倍派(清和政策研究会、94人)を超える勢力になる。

無派閥の菅氏も党内で埋没すれば、脱炭素社会の実現など自身が首相時代に掲げた政策に関与しにくくなる。首相経験者の両氏の連携は、党内の政局バランスに影響を与える可能性もある。(大島悠亮)

7851チバQ:2022/02/01(火) 15:36:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a5079ab67fd0c322fde226063e1d7396a79a04f
「岸田首相は共通の敵」と菅前首相と安倍元首相が手を組み、党内勢力図激変か
2/1(火) 7:15配信

NEWSポストセブン
ふたりの狙いは?(時事通信フォト)

 政界で注目されているのが昨年12月22日に行なわれた菅義偉・前首相の“忘年会”だ。菅氏をはじめ、二階派最高幹部の林幹雄・前幹事長代理、武田良太・前総務相、旧石原派を継いだ森山裕・総務会長代行、そして石破茂・元幹事長が参加した。いずれも岸田文雄・首相と距離を置く非主流派の有力者たちだ。この会合が菅氏の派閥結成と反岸田勢力結集への根回しだったという見方が強い。


 元産経新聞政治部長で政治ジャーナリストの石橋文登氏が語る。

「菅さんという政治家は、大変な力の持ち主だが、今の自民党では非主流派。その菅さんが同じく非主流派の4人の有力者と会合を持ったことは派閥結集を見据えたものだと思います。菅さんが派閥を持てば24〜25人と見られており、二階派は44人、森山派は7人、石破グループは12〜13人で、合わせると80人を超える。そうなると安倍派に次ぐ党内第2派閥となり、発言力は絶大になる」

 菅派の旗揚げが岸田首相を脅かす「反岸田」勢力結集の呼び水になるとの指摘だ。

焦る安倍氏が後押し
 そうした菅氏の動きに秋波を送っているのが安倍晋三・元首相だ。菅氏と安倍氏の関係は総裁選での菅降ろしをきっかけに冷え込んだと言われる。だが、実は、2人は昨年12月2日にひそかに会談を持った。安倍・菅両政権を支えた加藤勝信・前官房長官と萩生田光一・経産相が同席した食事会だ。

 その翌日、安倍氏は櫻井よしこ氏の言論テレビに生出演し、「私と菅さんの政治家同士、人間同士の絆は強く結ばれている」と前日に食事を伴にしたことを明かした上で、菅派結成について、「(菅氏を支持する無派閥議員のガネーシャの会は)結束力が大変高い。菅さんが派閥を作ろうと思えば簡単に結成できるのではないか」とエールを送った。

 岸田首相への対抗心を燃え上がらせた菅氏にとって、心強い言葉だったはずだ。この食事会から菅氏の動きが本格化し、前述の「菅忘年会」へとつながっていく。

 もちろん、安倍氏側にも岸田首相を牽制しなければならない動機がある。

 岸田首相は施政方針演説(1月17日)の冒頭で「行蔵は我に存す」という勝海舟の言葉を引いたが、これは安倍氏の政敵だった福田康夫・元首相の座右の銘でもある。さらに演説の締めくくりにも「己を改革する」という勝海舟の言葉を使った。岸田首相の地元・広島の県紙「中国新聞」はそこに込められた思いを〈安倍・菅政治からの決別宣言と読めないこともない〉と書いている。

 さらに岸田首相は側近たちと安倍氏の祖父・岸信介氏の政敵で岸田派(宏池会)の創設者である池田勇人・元首相を研究して政策に反映しているという。安倍政治との決別に動こうとしているのは明らかだ。『菅義偉の正体』などの著書があるノンフィクション作家の森功氏が語る。

「安倍氏は焦りを感じている。キングメーカーとして政権に影響力を振るおうと考えていたのに、岸田総理は安倍氏の提案する人事をことごとく覆したばかりか、モリカケ問題や河井夫妻買収事件を蒸し返し、これ見よがしにアベノマスクの廃棄まで決めた。安倍氏と選挙区を争うライバルの林芳正・外相を重用したのが決定的だった。

 安倍氏からみると、このままでは岸田の後に林芳正政権、福田達夫政権と好ましからざる流れができかねない。そこで反岸田の菅氏に秋波を送り、安倍氏の後押しに意を強くした菅氏が派閥結成に駒を進めようとしている」

 安倍氏にとって「敵の敵は味方」であり、菅氏にすれば「昨日の敵は今日の友」というわけである。2人は手を組んで安倍・菅路線の転換を図ろうとする岸田首相を共通の敵と定めた。

 そうなれば党内の勢力図はひっくり返る。岸田政権を支える岸田派(42人)、麻生派(53人)、茂木派(51人)の主流3派は合計146人で自民党の衆参全議員の4割にとどまる。それに対して最大派閥の安倍派(95人)と菅氏を中心とする非主流派勢力(80人以上)が組めば過半数に迫る。オミクロンの感染が急拡大する中、自民党内の半数が敵に回れば岸田首相が厳しい政権運営を迫られることは間違いない。

※週刊ポスト2022年2月11日号

7852チバQ:2022/02/04(金) 11:31:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/c940e7cac49244f2c4acc1a44b4d559e38119ad3
堀内ワクチン担当相が“クビ切り”最右翼に浮上!3月までに大臣1人減、周囲は内心ホッ
2/4(金) 9:06配信

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日刊ゲンダイDIGITAL
野党の追及に、視線がさまよう堀内詔子ワクチン担当相(C)日刊ゲンダイ

 やっぱり、クビを切られるのはあの人か──。内閣府に設置されている「東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部」が3月末までに解散することに伴い、大臣が「1人減」になることが決まっている。早くも政界ではクビを切られる大臣の名前が浮上している。

ワクチン3回目接種が進まない「もう一つの理由」…医療従事者すら副反応リスクを懸念

「内閣法に基づき、推進本部が設置されている期間は、大臣の枠が『最大20人』ですが、解散を受け枠が1つ減ることになっています」(霞が関関係者)

 そのため、永田町では「誰が外されるのか」と話題になっているのだ。現在、クビ切りの筆頭候補とみられているのが、五輪担当とワクチン担当を兼務する堀内詔子大臣だ。

■野党の「追及の的」

「国会では野党からの質問に対し、ペーパーに目を落としながらオドオドと答弁する様子が目立っています。目を泳がせて、『えー』『あのー』と繰り返す様子はSNSでも話題になり、野党の格好の的になっている。もともと、大臣に起用された理由も『女性』『岸田派所属』という程度。岸田首相が外すとしたら、堀内さんしかいないだろうとみられています」(永田町関係者)

 2日の衆院予算委員会では、堀内大臣の所管である「ワクチン」について質問が飛んだが、答弁に立ったのは後藤厚労相。堀内大臣は大臣席にちょこんと座りメモを走らせ続けていた。文字通り「いるだけ」状態だったのだ。しかし、3回目接種が遅々として進まない今、ワクチン担当相は最重要ポスト。簡単にクビをすげ替えて大丈夫なのか。

「まあ、今もある意味『いるだけ』状態ですからね。総理は、後藤厚労相にワクチン担当を兼務させるつもりでしょう。義父の故・堀内光雄元通産相の地盤を受け継いだ堀内さんは“お嬢さま”で品が良く、決して悪い人じゃない。でも、まだ当選4回、とても大臣が務まる力量はついていない。大臣起用時から、答弁に窮するのは分かり切っていました。野党の追及材料が消えるわけですから、自民党も内心はホッと一安心しているはずです」(政界事情通)

 大臣でいられるのも、あと2カ月か。

7853チバQ:2022/02/05(土) 19:31:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/8fa78586bc371a966dd65a953ad408d2ad815017
岸田政権の功罪 「失敗しない人事」の物足りなさ 松野官房長官は狙い通りの働きだが…安倍、菅政権のような〝やんちゃな迫力〟はなし
2/4(金) 17:00配信

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夕刊フジ
岸田文雄首相(矢島康弘撮影)

【岸田政権の功罪】

なぜ、岸田文雄政権が支持率が高いかについて、前回は「丁寧に話を聞いて説明し、国民が嫌うことをしない『生ぬるさ』が理由」と書いた。今度は、人事から考えてみよう。

自民党総裁選(昨年9月29日)直後の人事は、衆院選で大勝するとか派手な大仕事をする気はなく、ほどほどの選挙結果を収め、政策でも失敗しない布陣だと思った。選挙だけ考えれば、高市早苗氏や河野太郎氏を幹事長や官房長官にすればもっと勝てただろう。

しかし、実力に異論はないがイメージが暗い甘利明幹事長が小選挙区で敗北すると、党内に敵は多いが、政策でも選挙対策でも実力ナンバーワンといわれ、安倍晋三元首相との関係もいい茂木敏充外相(当時)を後任幹事長に起用した。

このタイミングでの抜擢(ばってき)のおかげで、竹下派は茂木派に衣替えに成功した。岸田政権は、岸田・麻生・安倍の3派主導体制から、茂木派を加えた4派主導体制に移行した。

林芳正外相の起用は、総裁誕生直後には自派への優遇をせず我慢させた不満の解消になって、政権の足元を固めた。林氏の政策理解力など能力の高さには異存はないが、世界外交の世界で「安倍外交」のような存在感を発揮できてはいない。

林氏には「政界屈指の親中派」であることを端に発した保守派からの批判も受け流さず、無難であれば満足しがちな岸田首相を食ってしまうくらいに目立つくらいでないと、首相への道は開けないと知るべきだ。

松野博一官房長官も、何とも地味な人事だったが、狙い通りの役割を果たしている。このところ、官房長官が副総理格になってしまって、記者会見での応対が政治問題化することも多かった。

本来、官房長官は縁の下の力持ちで、丁寧に対応して失言しないことが基本だから、安心してみていられる。松野氏は松下政経塾出身のため、野党に多い同窓生の間でも評判がいいから、安倍、菅両内閣の野党との対決路線より憲法改正などにはいいかもしれない。かつて、「名官房長官」といわれた大平正芳氏とか、木村俊夫氏といった系譜につながることを期待したい。

岸田首相は、父親が通産官僚(現経産官僚)で、親族には財務官僚も多いから優秀な官僚を使いこなすのも得意だ。スタッフを上手に使い、世論や党内の不満が出ると微修正を自らの主導権で図る。

だが、物足りないのは、安倍、菅内閣のような、やんちゃな迫力がないことだ。そのなかで、私が「世論に寄り添い過ぎて大失政に近い」と危惧するのがコロナ対策だが、それは次回取り上げたい。

■八幡和郎(やわた・かずお) 1951年、滋賀県生まれ。東大法学部卒業後、通産省入省。フランス国立行政学院(ENA)留学。大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任し、退官。作家、評論家として新聞やテレビで活躍。徳島文理大学教授。著書に『365日でわかる日本史 時代・地域・文化、3つの視点で「読む年表」』(清談社)、『日本人のための日中韓興亡史』(さくら舎)、『日本の総理大臣大全 伊藤博文から岸田文雄まで101代で学ぶ近現代史』(プレジデント社)

7854チバQ:2022/02/08(火) 22:39:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/ca567191fe8fafe169f84ff3c50b5f4f1264076f
予算案審議、異例の最速ペース 今後は波乱要因も
2/8(火) 21:46配信


産経新聞
衆院予算委員会で、令和4年度予算案の審議が異例の速さで進んでいる。与野党は採決の前提となる中央公聴会を15日に開くことで合意し、日程上は戦後最速となる18日の衆院通過も可能となった。大崩れせず、野党に攻め口を与えない岸田文雄首相の答弁姿勢も一因になっているようだ。

1月17日に召集された今国会では、政府から補正予算案など4年度予算案に先行して審議するような議案が提出されなかった。このため、毎年2月以降が多い衆院予算委での来年度予算案の実質審議入りが、今年は1月24日に早まった。

審議時間は2月8日までで合計55時間に達しており、採決の目安となる70時間台が視野に入る。与野党は9日と10日に計6時間の審議を行った上で、来週中に首相が出席する集中審議を7時間開く方向だ。

仮に18日に衆院を通過すれば、戦後最速だった平成11年の「2月19日」を上回るだけでなく、予算案が衆院に提出された日から起算した審議日数でも、歴代7位タイ(33日間)となる。ただ、与党が十分な審議を求める野党に配慮し、21日などに先送りする可能性もある。

審議が混乱もなく淡々と進んだのは、首相の答弁姿勢も影響している。

はっきり主張し、野党の反発も買った安倍晋三元首相や菅義偉前首相に比べ、首相はあまり抑揚がない「マイペース」(党重鎮)な答弁を繰り返す。これが野党に攻撃の糸口を与えない結果につながっている。

首相は年明け以降「佐渡島の金山」(新潟県)の世界文化遺産への登録推薦や、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種をめぐり、「1日当たり100万回」という目標の公表など、当初慎重とみられた政策課題での方針転換も目立つ。野党の追及材料をつぶすことにもつながった。

ただ、裏返せば接種目標の達成状況など、不安要素を抱えたのも事実だ。新たなスキャンダルなどが発覚すれば、国会運営の様相が一変する可能性もある。(大島悠亮)

7855チバQ:2022/02/09(水) 19:57:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/f35d0689c68982bfc24f46073a62939d7348b5e6
自民若手が積極財政議連 参院選後にらみ規律派牽制
2/9(水) 19:51配信

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産経新聞
「責任ある積極財政を推進する議員連盟」の設立総会で講演する安倍晋三元首相(中央)=9日午後、国会内(矢島康弘撮影)

自民党の若手国会議員でつくる「責任ある積極財政を推進する議員連盟」(呼びかけ人代表・中村裕之衆院議員)が9日、国会内で設立総会を開いた。会合には安倍晋三元首相が講師に招かれ、代理出席を含め95人が参加した。夏の参院選後の財政運営をにらみ、政府与党内で根強い財政規律派の動きを牽制する狙いがある。

議連の設立趣意書には「現下の日本経済において財政赤字を恐れず、積極的な財政政策が必要であるとの認識を共有し、真に必要な政策への転換を図る」と明記した。岸田文雄首相は国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)の2025(令和7)年度黒字化目標を維持しているが、「カレンダーベースでPB目標を置くべきではない」(安倍氏)として見直しを求めている。

自民内では積極的な財政出動を求める動きが目立つ。昨年12月、高市早苗政調会長の下に財政政策検討本部(本部長・西田昌司参院議員)が発足。これまで週1回のペースで財政再建派と積極財政派双方の有識者を1人ずつ招いて議論を重ね、財政危機を訴える自民議員らに対抗している。

こうした動きが活発化しているのは、夏の参院選後に政府の経済政策が大きく変わる可能性があるためだ。首相は就任前に出版した著書「岸田ビジョン」で「『財政健全化』に向かっているということを、内外に示しつづける必要がある」と強調した。現在は新型コロナウイルス対策を優先し、財政再建論は封印しているが、本来は財政再建を重視する考えを持つ。

日銀の黒田東彦総裁が5年4月に任期満了を迎えることも積極財政派の懸念材料だ。黒田氏は大胆な金融緩和策で積極財政を軸とした安倍政権の経済政策「アベノミクス」を下支えしてきた。ただ、約10年続いた金融緩和の正常化に向け、今後は日銀が金融政策を修正するとの見方は強い。政府は夏の参院選後に後任選びを本格化させるが、行方は首相が掲げる「新しい資本主義」にも影響する。

同議連は月2回程度のペースで勉強会を開き、提言をまとめる予定だ。首相の経済政策をめぐっても駆け引きが激しくなりそうだ。(小川真由美)

7856チバQ:2022/02/09(水) 20:34:58
https://news.goo.ne.jp/article/ntv_news24/politics/ntv_news24-2022020803842291.html
岸田政権目玉政策の事務方トップ“更迭”
2022/02/08 23:40日テレNEWS24


岸田政権が目玉政策として掲げる経済安全保障推進法案を担当する事務方トップの突然の異動が8日夜、発表されました。事実上の更迭です。

経済産業省への異動が発表されたのは、藤井敏彦経済安全保障法制準備室長です。藤井氏は今の国会の最重要法案の1つである経済安全保障推進法案の事務方の責任者でした。事実上の更迭です。

複数の政府・与党幹部によりますと、藤井氏は届け出をせずに複数回の講演を行い、講演料を受け取っていたほか、タクシーチケットの不適切な使用もあったということです。

国家安全保障局は日本テレビの取材に対し、「処分につながる可能性のある行為を把握し、事実関係を確認している。経済安全保障法制という重要な職務を担っているが、業務の継続は難しいと判断した」とコメントしています。

法案は今月下旬に国会に提出される予定で、それを前に事務方トップが交代することは岸田政権にとって痛手となります。

7857チバQ:2022/02/10(木) 13:03:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/60c899e0d345236a57a92126ea3adba828d61803
永田町でうごめく思惑 自民・谷垣グループ、派閥化視野か 定例会の曜日変更
2/10(木) 10:31配信

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京都新聞
国会議事堂

 谷垣禎一・自民党元総裁が特別顧問を務める「谷垣グループ」(有隣会)が、1月下旬に例会の開催日を水曜昼から木曜昼に変更した。1日ずらすだけのことだが、それが永田町ではさまざまな思惑とともに語られる。

【写真】事故以来初めて公の場で歩く姿を披露した谷垣氏

 自民の各派閥はきまって木曜の昼に例会を開く。「掛け持ちできないのが派閥で、掛け持ちできるのがグループ」。慣例的に用いられるこの基準に当てはめると、谷垣グループは掛け持ちを引き続き認めるため派閥とは言えない。一方で木曜に例会を設定すること自体、他の派閥やグループの例会に出席できなくなることを意味する。

 このあいまいな形態をどう判断したらいいのか。グループに所属する議員の1人は幹部から説明を受けていないといい、「派閥化に近づいているという感じでは」と解釈していた。

 結局は伝え手の側、もっと言えば普段から密着取材する全国紙や通信社の「番記者」がどう判断し、表現するかにかかっている面もあるようで、谷垣グループの呼称が当面続いている。

 立憲民主党にもグループは存在する。自民の派閥のように選挙互助やポスト配分機能はあまりなく、その分、結束は緩い。

 会合の開催は不定期で、日程や場所もオープンにされないため自民以上に実態がつかみにくいが、代表選の議員票の話題になると、突如としてグループの存在が報じられる。泉健太代表も昨年は「新政権研究会」の仲間に支えられた。

 派閥・グループの消長や抗争は分かりにくい。栄枯盛衰は世の常とはいえ、政治権力を握る争いは、ことのほかめまぐるしい。

7858チバQ:2022/02/10(木) 23:07:19
https://news.goo.ne.jp/article/kyoto_np/region/kyoto_np-20220210184900.html
二之湯智・国家公安委員長「マネロン」文書の存在否定 現金配布は認める
2022/02/10 18:48京都新聞

二之湯智・国家公安委員長「マネロン」文書の存在否定 現金配布は認める

二之湯智氏

(京都新聞)

 自民党京都府連が国政選挙の前に候補者から寄付を集め党所属の府議、京都市議に配分していたことを巡り、衆院予算委員会で10日、府連会長を過去に務めていた二之湯智国家公安委員長(参院京都選挙区)が事実関係を問われた。選挙活動の実質的な対価であることをうかがわせる府連の内部文書については存在自体「知らない」と主張した。

 内部文書は事務引き継ぎのため2014年に作成されたとみられ「候補者がダイレクトに議員に交付すれば公職選挙法上は買収になるので、(府連を通すことで)いわばマネーロンダリング(資金洗浄)をする」と明記されている。

 二之湯氏は10〜13年と17〜19年に府連会長を務めていた。立憲民主党の城井崇氏から、内部文書を作成したとされる当時の府連事務局長から引き継ぎについて相談があったかを問われると、「ございません」と否定した。

 一方、府連経由で自治体議員に政治活動資金を配るシステムについては事実と認めた。二之湯氏は「あくまでも政党の党勢拡大に使ってくださいという趣旨」と述べ、選挙買収目的ではないとの認識を示した。

 城井氏は、二之湯氏が3選を果たした2016年7月の参院選前の4月27日、二之湯氏が代表者を務める自民党京都府参議院選挙区第3支部が府連に960万円を支出したと指摘。前後の年に比べて金額が突出している点を疑問視し「なぜ参院選の前だけ多かったのか」とただした。二之湯氏は「府連が適切に法に照らして処理している。私はお金の使い道については知らない」と答えた。

7859チバQ:2022/02/10(木) 23:15:02
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20220210k0000m010217000c.html国家公安委員長、自民京都府連の現金配布を認める 買収の意図は否定
2022/02/10 14:57毎日新聞

国家公安委員長、自民京都府連の現金配布を認める 買収の意図は否定

二之湯智国家公安委員長

(毎日新聞)

 二之湯智国家公安委員長(参院京都選挙区)は10日の衆院予算委員会で、自民党京都府連が国政選挙前に、候補者から集めた金を地方議員に配ったとする文芸春秋の記事内容を認めた。ただ、党勢拡大のためだとして選挙活動用の資金との指摘は否定した。

 文芸春秋3月号は、府連が国政選挙のたびに、衆院選や参院選の候補者から金を集め、選挙の活動費として府議や市議に1人当たり50万円を配布したと報じた。

 立憲民主党の城井崇氏は「選挙買収になると分かっていて金を配ったと報じられている。これは事実か」とただした。二之湯氏は「府連が国会議員から寄付を受け、府議と市議に再度、政治活動資金として配布しているのは事実だ」と配布は認めたうえで「党勢拡大に使ってくださいという趣旨だ。個々の議員の選挙活動に使ってくださいということではない」と述べ、買収の意図は否定した。

 二之湯氏は立候補した2016年参院選の前に、自身が代表を務める自民党支部から府連に支出した960万円が地元の地方議員に渡っていたことも認めたが、府連から支出の要請があったのか問われると「私個人の判断だ」と述べた。【青木純】

7860チバQ:2022/02/10(木) 23:19:19
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-825339.html茂木幹事長の開設した派閥HPが大ひんしゅく&失笑、派閥重鎮との断絶で「ポスト岸田」に暗雲
2022/02/10 06:01デイリー新潮

茂木幹事長の開設した派閥HPが大ひんしゅく&失笑、派閥重鎮との断絶で「ポスト岸田」に暗雲

能力の高さで恐怖政治を展開し、モテキングと呼ばれる

(デイリー新潮)

茂木さんが「センター」で
 自民党幹事長と共に派閥「平成研究会」の会長の座まで射止めた茂木敏充氏(66)。外部への発信にも余念がなく、1月には派閥のホームページを立ち上げたところ、ある映像が大いにひんしゅくや失笑を買ったという。この動きを面白く思わない重鎮が派閥内におり、「ポスト岸田」への道に大いに立ちはだかっているようだ。

 ホームページ内にある【歴史はこちら】の部分をクリックすると、NHKスペシャルをショボくしたような予告編のような音楽が流れ、吉田茂に始まる派閥の系譜を紹介していく。

 佐藤栄作、田中角栄、竹下登、小渕恵三、橋本龍太郎、津島雄二、額賀福志郎、そして竹下亘の各氏が歴代会長として登場したところで、「鉄の結束」とこの派閥がとりわけ大事にしてきた4文字が浮かび、第9代会長として茂木氏の写真が挿入される。そして、そのお歴々を傍に追いやって中心に茂木氏を配置した画像でフィナーレとなる。

「確かに茂木さんが『センター』で一番大きく吉田茂を従える形で、しかも複数出ていますね。割りを食う形で、例えば“橋本龍太郎元首相は見あたらないね”と言われるなど、失笑を買っています。安倍政権が憲政史上最長を記録する中で枢要なポストを占め続けることで力をつけ、派閥のボスにまで上り詰めた高揚感のあらわれということですかね」

 と、政治部デスク。

“汗をかくのは自分、手柄は他人”
 この「茂木センター」問題は失笑のみならずひんしゅくも買っているという。

「“汗をかくのは自分、手柄は他人”が持論の竹下登元首相の腹心だった青木幹雄元官房長官は議員を引退した後も平成研の参院議員に対して大きな影響力を保持しています。彼にとって茂木さんは獅子身中の虫くらい嫌な相手で、茂木さんが派閥ボスになるにあたっても難色を示し続けていました。それでもボスになるのをとりあえず了承したのは、来る参院選を戦うにあたり、幹事長ポストを押さえているのにはメリットがあると判断したからです」(先のデスク)

 この言葉を踏まえれば、ひとまず今年7月予定の参院選までは青木氏がことを荒立てることはないが、その後は何か動きがある可能性があるということになる。

「そうですね、青木さんの意中の人は小渕恵三元首相の次女、優子元経産相です。自民党の友党・公明党と選挙をめぐって関係悪化が取り沙汰される中、茂木さんが参院選後も“調子に乗る”ようだと、両者の距離は決定的に広がり、可能性は低いながら分裂もあり得るかもしれません」(同)

パワハラ・セクハラの王
 茂木氏その能力の高さは誰もが認めるものの、一方でパワハラ・セクハラの王として永田町や霞ヶ関にその名を轟かせてきた。経産相を務めていた2014年当時、外遊の際に事務方がどう振る舞うべきなのかについて引継ぎを念頭に担当者がまとめたいわゆる「接遇リスト」が話題になった。

 そこには、好きな食べ物・飲み物、絶対に避けるべき航空会社、ホテルやクルマのグレード、携帯やネット、現地で買うお土産、目的地で待たされたり携帯の電波が悪かったりするのが大嫌いなキャラクターに至るまで、これでもかというくらい細かくビッシリ説明されていた。その中から少しだけ紹介してみると、

《栄養ドリンクとして、メガシャキ、葛根湯ドリンク、ユンケルの3本セットを日本からロジ担部隊で持参する必要がある。使われなかった栄養ドリンクは、現地で勝手に消費するのではなく、日本に持って帰って、秘書官室に返却する必要がある》

《最近は朝食や昼食、夜食にカップラーメンやカップ焼きそば(ペヤングソース焼きそば)を要望されることが多くなってきているので、出発前に秘書官室からカップ麺と割り箸を受け取り、ロジ担当者らで手分けして持って行く必要がある》

7861チバQ:2022/02/10(木) 23:19:43
プライオリティ最優先は?
 ホテルについては、

《ちなみにベッドの上に用意する枕の数については4つとすること》

《最近の出張では、マッサージを常に求められるため、訪問先でマッサージが受けられるよう、マッサージ師(可能な限り女性マッサージ師)の派遣可能性、時間と料金、キャンセルポリシー等を事前に確認しておく必要がある》

愛煙家ゆえにタバコへのこだわりは尋常ではなく、《プライオリティ最優先。何よりもまずタバコ。タバコが吸えるか吸えないかで大臣の機嫌が大きく変わる》《タバコの銘柄は、昨年まではセブンスター(ソフトタイプ)だったが、今年に入ってからは、ネオシーダー(タバコ風味の咳止め薬(指定第2類医薬品)に変更。最近はまた、セブンスターに戻りつつある。タバコとライターは秘書官、警護官らが常にすぐに出せるように持ち歩いている》

《車の中、宿泊部屋、勉強会部屋、空港貴賓室、大使公邸、レストランなど、ありとあらゆる場所で吸える環境を整えることが必要。特に大臣にとって重要な公務案件の直前は、勉強会部屋や車中において集中的に勉強をされることが多く、その時に連続してタバコを吸われる傾向があるため、その場面でタバコが吸えないと相当不機嫌になる》

《禁煙部屋でも、事務方がちゃんとその場所が禁煙と伝えなかった場合に、タバコを吸ってしまう可能性もあるため、大臣がその部屋を退出した後は、換気の徹底と、ファブリーズ等の消臭剤を使用する等の対応が必要》

第3派閥のボスの座は安泰とはいかない
 このトリセツについては「事務方(官僚)が上司のために細やかな気遣いをするのは当然」といった見方をする向きもいるようだが、官僚は別に大臣の私設秘書ではない。また、田中角栄、竹下登、小渕恵三といった歴代会長にもこうした話は伝わっていない。むしろ下の者、立場の弱い人に細やかな気遣いをしたエピソードのほうが残されている。ましてやハラスメントに敏感な現代において、配下にトリセツが必要な茂木氏は異質の存在といっていいだろう。

 先のデスクは、

「外相をやっている頃はさすがにこういったパワハラやセクハラはなりを潜め、派閥の若手にも声をかける『良い人キャラ』になっていたのですが、幹事長になってからパワハラやセクハラの気質が復活してきているようです。永田町、霞ヶ関、メディアの全てが警戒していますね」

 と明かす。

 茂木氏の座右の銘は「春風接人」だという。やさしい春の風のようにあたたかく人に接することを意味するのだが、なかなかその域には達しないということなのだろうか。
野党の体たらくを見ると、公明党の推薦なしでも参院選で自民党が大敗することはなさそうだが、第3派閥のボスの座は安泰とはいかないようだ。

デイリー新潮編集部

7862チバQ:2022/02/11(金) 00:09:44
https://www.sankei.com/article/20220210-JOHXXVU7JRKY3AYDD5VGEJB7LY/
林外相、問われる対中・対韓外交 「ポスト岸田」試金石にも
2022/2/10 17:54
長嶋 雅子
林芳正外相が10〜13日の日程でオーストラリアで行われる日米豪印4カ国(クアッド)外相会合や米ハワイでの日米韓外相会合に出席する。各国と連携し、覇権主義を強める中国にいかに対峙(たいじ)するかが焦点となるが、日中友好議員連盟前会長で「中国寄り」との見方がある林氏の外交手腕が試されることにもなる。「佐渡島の金山」(新潟)の世界文化遺産登録推薦を批判する韓国に毅然(きぜん)と対応できるかどうかも問われる。


「各国と緊密に連携して、自由で開かれたインド太平洋をともに力強く推進していく」。林氏は11日のクアッド外相会合を前に、こう抱負を述べた。念頭にはインド太平洋地域で影響力を強める中国がある。林氏は対中連携に向け、各国外相との関係構築を図る。

林氏は米国留学経験があり「米政界とのパイプは太い」(政府高官)。昨年11月の外相就任直後からブリンケン米国務長官と3回の電話会談を行った。一方、中国や韓国にどう向き合うのかは判然としない。


林氏は1月に国会で行った外交演説で「台湾海峡の平和と安定も重要だ。香港情勢や新疆(しんきょう)ウイグル自治区の人権状況を深刻に懸念する」と訴えた。ただ、昨年12月、自民党内で北京冬季五輪に政府使節団を送らない「外交的ボイコット」を求める声が高まった際は「諸般の事情を総合的に勘案して判断する」と述べるにとどめた。

また、佐渡金山の世界文化遺産登録推薦をめぐり外務省は消極的だった。韓国側が朝鮮半島出身者の「強制労働」が行われていたと主張しているためだ。最終的に岸田文雄首相が推薦を決めたが、林氏が存在感を発揮することはなかった。


林氏は12日の日米韓外相会合に合わせ、韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)外相とも会談する見通しだ。韓国側の佐渡金山に対するいわれなき批判に対し、日本の立場を主張しつつ、北朝鮮対応などでの連携を確認する必要がある。


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政策通で答弁能力の高さに定評がある林氏だが、最近は答弁用紙を読む「安全運転」が目立つ。「ポスト岸田」候補の1人と目される中、今回の外遊は「林外交」の試金石ともなる。(長嶋雅子)

7863チバQ:2022/02/11(金) 00:20:40
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_CFTB3LPAVRLXPDEJ5GMSXM4RGQ.html
安倍・菅氏と連日会談の首相 「不和」観測払拭狙いか
2022/02/10 13:53産経新聞

安倍・菅氏と連日会談の首相 「不和」観測払拭狙いか

記者団の取材に応じる岸田文雄首相=9日午後、首相官邸(矢島康弘撮影)

(産経新聞)

岸田文雄首相は10日、菅義偉前首相と国会内で会談した。9日には安倍晋三元首相と官邸で会談しており、首相経験者と連日の意見交換となった。首相は昨年秋の総裁選に名乗りを上げた経緯から菅氏とは不和がささやかれ、安倍氏とも人事や政策面での食い違いが指摘されている。首相経験者に対しても「聞く力」でこうした観測を払拭する狙いがあるとみられる。

「新型コロナウイルス対策や外交の話をしてきた」

首相は菅氏との会談後、記者団にこう語った。両者の会談は約30分にわたって行われ、菅氏が在任中に力を注いだコロナワクチン接種が話題の中心だったという。首相は3回目接種に関し、1日当たり100万回を掲げており、目標達成に向けて菅氏からヒントを得たかったようだ。

首相周辺によると、9日の安倍氏との会談では緊迫化するウクライナ情勢を踏まえ、首脳外交に精通する安倍氏に意見を求めた。首相は周囲に「いろいろ意見交換ができた」と語った。

第2次安倍政権以降、首相と官房長官として強固な信頼関係を築いた安倍、菅両氏は最近、首相に注文をつける場面が目立つ。今回の会談はいずれも首相から申し出たとされ、党内に影響力を持つ両氏に配慮したとの見方もある。

https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20220210-567-OYT1T50294.html
首相、菅前首相に接種加速化で助言要請か…前日には安倍氏からも「指南」
2022/02/10 19:18読売新聞

首相、菅前首相に接種加速化で助言要請か…前日には安倍氏からも「指南」

閣議に臨む岸田首相(10日午前、首相官邸で)=源幸正倫撮影 【読売新聞社】

(読売新聞)

 岸田首相は10日、菅前首相と衆院議員会館で約30分間会談し、新型コロナウイルス対策などを巡り、意見交換した。首相は9日には安倍元首相とウクライナ情勢などについて協議しており、2日連続で首相経験者から指南を受けた。

 首相が菅氏と面会するのは、昨年11月11日以来。前回は菅氏が首相官邸を訪れたが、この日は首相が菅氏の事務所に足を運んだ。

 首相は、感染力の強い変異株「オミクロン株」対策として1日100万回のワクチン接種を目指す考えを7日に表明した。菅氏から接種の加速化などについて助言を得る狙いがあったとみられる。

 首相は会談後、首相官邸で記者団に「コロナ対策と外交の話をした」と語った。

7864チバQ:2022/02/13(日) 18:53:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ab3f8ebe307ed1bfb472143c43595d1b48fd1bf
【独自】菅グループ結成へ加速 麻生派幹部ら派閥退会で勢力図に変化
2/12(土) 19:12配信

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自民党の佐藤勉前総務会長が、所属する党内の第2派閥、麻生派(志公会・53人)から近く退会する方向で最終調整していることがわかった。佐藤氏は8日、国会内で菅前首相と会談し、退会について報告したものとみられる。佐藤氏に近い複数の所属議員も、ともに退会する可能性も出ている。

【画像】【独自】菅グループ結成へ加速 麻生派幹部ら派閥退会で勢力図に変化が(画像5枚)

佐藤氏らが退会すると麻生派は党内第3派閥に転落、岸田首相を支える自民党の勢力図に変化が起きる可能性がある。

岸田首相のコロナ対策に党内から批判の声
佐藤氏は前政権で総務会長を務めた菅氏の最側近。昨年、総裁選に出馬表明した岸田首相が党役員の任期を「1期1年連続3期まで」などとする党改革案を打ち出した際には、「いかがなものか」と牽制し、菅氏を支えた。岸田首相を支える麻生派では会長代理を務めるが、退会し袂を分かつこととなる。

目下、党内では、岸田政権の新型コロナ対策の対応の遅れが指摘される中、感染者を激減させた菅氏の手腕や力を再評価する動きが出始めている。

7日、岸田首相がワクチンの三回目接種について、「一日100万回」の目標を表明した際は、党内から「判断が遅すぎる」「菅前首相は去年、実現済みだ」(自民党閣僚経験者)との声が上がった。さらに8日には、新型コロナ対策を通じて菅氏との信頼関係を深める小池都知事が、現政権の対応について「オミクロン株の感染のスピードが速いだけに、スピード感の違いが非常にストレスフル」と批判。小池氏は翌9日、官邸を訪れ、岸田首相に政府の方針を明確化するよう直談判した。

また菅氏のお膝元、神奈川県では、県内選出の国会議員が、菅氏と近い小泉前環境相を県連会長に擁立する方針を決めるなど、動きを活発化させている。

菅グループ結成へ動きが加速
菅氏をめぐるこれらの動きに先立ち、佐藤氏は、菅政権を支えた森山総務会長代行、二階派幹部の林前幹事長代理の他、石破元幹事長に近い議員らと会談を重ね、意見交換してきた。菅氏は、これまで脱炭素社会の実現などに向けて、「縦割り打破」を旗印に勢力を結集する考えを示していて、佐藤氏は今後、菅氏を中心とするグループの結成に向けて、動きを加速化させるものとみられる。グループが結成されれば菅氏の党内での存在感が高まることとなりそうだ。

佐藤氏らが退会すれば、岸田首相を支える党内の勢力の構図が変化する。これまで、茂木派(平成研究会・53人)と並んで第2派閥だった麻生派が第3派閥に転落。幹事長・派閥領袖への就任を機に急進する茂木派は単独で第2派閥となる。茂木派、麻生派は、谷垣グループ(有隣会)とともに政権の安定に寄与している。

菅氏と安倍元首相の接近は 変わる勢力図
この蜜月関係とは対照的に、最大派閥の安倍派(清和政策研究会・94人)の孤立化がささやかれている。佐渡金山の世界文化遺産推薦をめぐっては、推薦見送りの方向で調整を進めていた政権に対し、安倍元首相が「間違っている」と指摘し、岸田首相が判断に影響を与え、一転させた。安倍氏が影響力維持を狙う中、菅グループ結成の動きが進めば、安倍氏が菅氏にさらに接近し、岸田首相に対抗する可能性もある。夏の参院選に向けて、自民党内の力関係の変化に注目が集まる。

政治部

7865チバQ:2022/02/14(月) 19:27:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/548d585ce88e47774d611d328060d2f0719ca78c
自民・佐藤氏、麻生派離脱を検討
2/14(月) 16:22配信

時事通信
自民党の佐藤勉前総務会長

 自民党の佐藤勉前総務会長が、所属する麻生派からの離脱を検討していることが分かった。

 関係者が14日、明らかにした。佐藤氏に近い議員が同調する可能性もある。麻生派は53人で、茂木派と並ぶ党内第2派閥だが、佐藤氏が離脱すれば第3派閥に転落する。

 背景には、派閥の運営方針などへの不満があるとみられる。佐藤氏は、グループ結成などが取り沙汰される菅義偉前首相の側近の一人で、離脱の動きは臆測を呼びそうだ。

7866チバQ:2022/02/15(火) 00:22:34
>>7865
谷垣Gから離脱し、さらに麻生派から離脱なんてしたら 評判下がるぞ?

7867チバQ:2022/02/15(火) 19:03:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b897a4c2c548427adccbe422affb009f1fd454a「菅派」結成の動きで自民党勢力図が一変か 側近・佐藤勉議員が麻生派退会で急加速
2/15(火) 9:06配信
日刊ゲンダイDIGITAL
敵の敵は…(安倍元首相と菅元首相=右)/(C)日刊ゲンダイ

 自民党の佐藤勉前総務会長が、所属する麻生派(53人)を近く退会するというニュースが流れ、「いよいよ“菅派”結成か」と自民党内に臆測が広がっている。佐藤氏は菅前首相と同期の側近として知られるからだ。


 一部報道によれば8日に佐藤氏は国会内で菅前首相と会談し、退会について報告したという。佐藤氏に近い複数の麻生派議員も一緒に抜ける可能性があり、そうなると麻生派は党内第2派閥から転落する。

「かつて谷垣グループに所属していた佐藤さんは、2017年に『天元会』という独自グループをつくって離脱し、6人を引き連れて麻生派に合流した。その時に行動を共にした棚橋元科学技術相や御法川国対委員長代理、阿部俊子衆院議員らが今回も同調するとみられています。さらに菅前首相を支える無派閥議員のグループや、菅さんに近い二階派の一部、森山派、石破グループなどが集まり、50人程度になれば岸田派を抜く勢力になる。麻生派から抜ける人数によっては、いきなり第3派閥に浮上するかもしれません。菅さんの存在感が一気に高まり、党内の勢力図は一変します」(自民党関係者)

■背後に安倍元首相の私利私欲

 実は菅前首相に対し、熱心に派閥結成をけしかけているのが安倍元首相だ。昨年12月3日、ジャーナリストの桜井よしこ氏との対談番組に出演した安倍元首相は、「菅さんが派閥をつくろうと思えば簡単に結成できるのではないか」と言い、「私と菅さんとの絆は相当強い」などとアピール。

 自分が政権を放り出した尻ぬぐいをさせた上、菅政権末期には求心力低下に苦しむ菅首相を見放して総裁選出馬断念に追い込んだことなど、まるで“なかったこと”のように蜜月関係を誇示していた。

 ともに、岸田首相と距離がある者同士、「敵の敵は味方」でタッグを組み、岸田包囲網を敷く算段ということか。

「安倍氏からしてみたら、菅派が結成されて手を組めれば、最大派閥の安倍派を上回る数になる“大宏池会構想”に対抗する勢力を維持できる。さらには『総理経験者が派閥会長なんておかしい』という批判をかわすこともできて一石二鳥です。だから熱心に菅派結成を働きかけている。しかし、それで党内の非主流派が結集したところで、総裁候補がいない寄り合い派閥になりかねず、安倍派の別動隊とみられるだけでしょう」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)

 安倍元首相の思惑通りにいくかどうか、視界不良だ。

7868チバQ:2022/02/16(水) 19:46:44
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20220216k0000m010266000c.html役員任期制限は「七役」まで 自民方針、副総裁も対象に 党則改正案
2022/02/16 19:38毎日新聞

役員任期制限は「七役」まで 自民方針、副総裁も対象に 党則改正案

自民党本部=東京都千代田区で2019年5月16日、曽根田和久撮影

(毎日新聞)

 自民党の党改革実行本部(本部長・茂木敏充幹事長)は16日の会合で、党役員の任期制限について、党内で人事権を行使できる「党七役」を対象範囲とする方針を確認した。さらに人事権を持たない副総裁も対象とする方針だ。次回会合で任期制限の党則改正案を示し、3月13日の党大会での改正を目指す。

 この日の会合では、幹事長、総務会長、政調会長、選挙対策委員長の党四役に加え、国会対策委員長、組織運動本部長、広報本部長を任期制限の対象とすることで出席者の意見が一致した。岸田文雄首相は昨年9月の党総裁選で、幹事長以下の役員任期を「1期1年、連続3期まで」に制限すると表明していた。【堀和彦】

7869チバQ:2022/02/16(水) 19:49:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/e68369c268f5fd39dc7f304de0ad0018d5d91879佐藤勉氏、自民麻生派から離脱検討で波紋
2/15(火) 22:17配信

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産経新聞
自民党の麻生太郎副総裁が率いる麻生派(志公会、53人)で、会長代理を務める佐藤勉前総務会長が同派からの離脱を検討していることが明らかになり、党内のパワーバランスが変化するか注目が集まっている。佐藤氏が退会すれば、平成29年に党内の4グループが合流して新たな派閥を立ち上げて以降、派の幹部が落選や離党などを理由とせずに離れる初のケースとなる。佐藤氏は菅義偉前首相と近いだけに、菅氏が自身のグループを発足させた場合は佐藤氏が同調する可能性もある。

【写真】自民麻生派から離脱を検討している佐藤勉氏

今回、佐藤氏が離脱を検討する背景には、麻生氏の最側近の松本純元国家公安委員長との確執があるとされる。

松本氏は昨年1月に緊急事態宣言下の東京・銀座のクラブを訪問した問題で離党。先の衆院選で落選したが、今年1月28日に党神奈川県連から復党を了承され、麻生派に復帰した。その直後から佐藤氏は派の会合に顔を出さなくなった。同派の閣僚経験者は「佐藤氏は松本氏の復帰を快く思っていない」と話す。

もともと、現在の麻生派は、平成29年に旧麻生派(為公会)が山東派(番町政策研究所)と甘利明前幹事長の政策集団「さいこう日本」の一部、谷垣グループ(有隣会)を退会した佐藤氏が設立した政策集団「天元会」と合流し、党内第2派閥に成長した経緯がある。複数のグループによる集合体だけに、派内には当初から方向性の違いを指摘する向きもあった。

これまで、麻生派は麻生氏の強い求心力で結束してきたが、昨年9月の総裁選ではほころびが目立った。中堅・若手は派内から出馬した河野太郎広報本部長を支持したが、ベテラン勢は岸田文雄首相の陣営に回り、一部の保守系は高市早苗政調会長を支持した。

派の対応が割れた上、当時総務会長だった佐藤氏は衆院初当選同期の菅氏を再選させようと動いた。麻生派の中堅は「総裁選を機に派内の溝が深くなった」と語る。現在、麻生氏が谷垣グループの遠藤利明選対委員長を交じえ、首相と連携を深めているのも、佐藤氏には複雑に映るようだ。

佐藤氏が派を離れた場合、焦点となるのが菅氏との連携だ。菅グループの結成をめぐり、菅氏は周囲に「考えていない」と語るが、脱炭素など政策ごとの勉強会の立ち上げには意欲を示す。

若手中心の無派閥議員ら、菅氏に近い議員が結集すれば、番頭役として佐藤氏が支えることもあり得る。菅氏は二階俊博元幹事長や森山裕前国対委員長との連携も視野に入れており、佐藤氏の対応を機に「非主流派」が勢いを得るかどうかも注目される。(広池慶一)

7870チバQ:2022/02/17(木) 19:24:01
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20220215-567-OYT1T50388.html
菅前首相の存在感じわり…公明や維新とパイプ・派閥結成の臆測も
2022/02/16 20:25読売新聞

菅前首相の存在感じわり…公明や維新とパイプ・派閥結成の臆測も

読売新聞 【読売新聞社】

(読売新聞)

 自民党の菅前首相が、党内でじわりと存在感を高めている。新型コロナウイルスワクチンの接種を進めたことなど、首相在任中の成果が再評価されているためだ。公明党や日本維新の会とのパイプも健在で、党内では自らに近い議員らと「菅派」を結成し、政局に備えるとの見方もくすぶっている。

在任中の成果 再評価
 「菅政権のもとで歴史的な変革を成し遂げることができた」

 自民党有志による「不妊治療への支援拡充を目指す議員連盟」(会長=甘利明前幹事長)が15日に国会内で開いた会合で、野田少子化相は、菅氏が尽力した不妊治療の保険適用が4月に実現することを歓迎した。

 菅氏は不妊治療への保険適用を掲げて自民党総裁選を勝ち抜き、首相となってからは、適用の議論に道筋をつけた。9日のツイッターに「誰もが治療を受けやすくなり、願いがかなえられることを望みます」と書き込み、17万件を超える「いいね」がついた。

 岸田内閣のワクチン接種の遅れに不満の声が出る中、「1日100万回」の目標を達成した菅氏の手腕を評価する声も上がる。

 菅氏は12日、石川県加賀市で演説し、「10万人の感染を防ぎ、8000人を超える人が亡くなるのを防ぐことができた」とレガシー(政治的遺産)をアピールした。菅氏は昨年12月からテレビ出演やインタビューに積極的に応じ、政治活動を活発化させている。

 岸田内閣の発足後、自民は夏の参院選での相互推薦などを巡り、公明党との隙間風が目立ち、是々非々を掲げる維新も政権批判の姿勢を強めている。このため、公明や維新とパイプを持つ菅氏が改善に向けて動くことへの期待が高まっている。

 菅氏は、公明の支持母体の創価学会の佐藤浩副会長と蜜月で、維新の松井代表(大阪市長)とも気脈を通じる。昨年12月には、安倍・菅内閣で懐刀として重用した和泉洋人・元首相補佐官が大阪府・市の特別顧問に就いた。「菅氏と維新の関係が途切れていない証拠」(自民党関係者)とも指摘される。

 無派閥の菅氏は首相と距離を置く一方、党内第5派閥の「二階派」(44人)を率いる二階俊博・元幹事長や第6派閥「森山派」(7人)の森山裕総務会長代行との関係は良好だ。

 党内では「『菅派』の結成に踏み切るのではないか」との観測が絶えないが、菅氏は1月のBS番組で「ずっと否定的だ」と述べた。菅氏と近く、麻生派に所属する佐藤勉・元総務相は15日、国会近くで森山氏らと昼食をともにした。佐藤氏が派閥離脱に向けて調整に入ったとの見方も出ている。

 とはいえ、菅氏が在任中、新型コロナへの対応で説明不足と批判され、国民の支持を失った経過は、自民党議員に生々しく記憶されている。マイナスイメージを完全に払拭ふっしょくするには、なお時間がかかりそうだ。

7871チバQ:2022/02/17(木) 21:16:06
https://news.goo.ne.jp/article/fnn/politics/fnn-316961.html【速報】自民党 麻生派幹部らが複数退会へ 派閥会合を欠席
2022/02/17 14:00FNNプライムオンライン



自民党の佐藤勉前総務会長は、17日、所属する麻生派(志公会)の会合を欠席した。佐藤氏は派閥を退会する方向で最終調整している。また、佐藤氏に近い御法川国対委員長代理、阿部俊子衆院議員も派閥の会合を欠席。佐藤氏に同調して派閥を退会するものとみられ、離脱者は複数に上る可能性がある。

一方、派閥領袖の麻生氏は、会合の冒頭発言で、離脱者について言及しなかった。麻生氏は会合後、派内の議員と面会し、佐藤氏の意向について報告を受けたものとみられる。佐藤氏らが退会した場合、麻生派は党内第二派閥から、第三派閥に転落。

退会者が増えると、派閥の人数が40人台になる可能性も出てきた。岸田政権を支える自民党内の力学に変化が生まれそうだ。佐藤氏らの離脱の背景について、派内では、麻生副総裁の最側近の松本純元国家公安委員長の派閥復帰に反発したとの臆測も流れる。

佐藤氏は15日、菅前首相に近い森山総務会長代行、二階派幹部の林前幹事長代理と会談した。菅氏を中心とする勢力の結集に向けて、連携を確認したものとみられる。

7872チバQ:2022/02/18(金) 18:22:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/c0ffb3d406ddc09b126f6e2590f7c141bd62fd50
菅派結成へ「身を切る実力行使」 麻生派会長代理の佐藤氏が派閥退会の意向
2/18(金) 18:01配信

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カナロコ by 神奈川新聞
(写真:神奈川新聞社)

 麻生太郎元首相の派閥「志公会」の会長代理・佐藤勉前自民党総務会長が18日までに、派閥を退会する意向を固めた。複数の同派関係者によると、当選同期で盟友の菅義偉前首相(衆院神奈川2区)へ合流を前提として派閥結成を促しているという。佐藤氏に同調して退会する議員は増える見通し。「身を切る実力行使」(自民幹部)で決起を促す流れで、前首相も難しい判断や対応を迫られそうだ。

 同派の所属議員は53人で茂木敏充幹事長の派閥と並び党内第2派閥。1人でも抜ければ第3派閥へ転落。退会者が膨らめば岸田文雄首相(45人)や二階俊博前幹事長(43人)の派閥と同レベルの規模となる可能性もあり、党内力学に変化を生じるのは必至だ。

 議員グループ「天元会」(6人)を率いていた佐藤氏は、2017年の志公会結成に参加。党執行部の一員として菅政権を支えた。

 緊急事態宣言中に東京・銀座のクラブ訪問問題で離党し、衆院選で落選した松本純・元国家公安委員長の派閥復帰に当たり、佐藤氏は「麻生氏から事前にきちんとした説明がなかった」などと周辺に不満を漏らしている。

神奈川新聞社

7873チバQ:2022/02/21(月) 09:38:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/323199cead976cf1b59666377154d6d55b7e0569
麻生派、複数退会の動き 佐藤氏ら「菅グループ」模索 自民
2/21(月) 7:03配信

時事通信
自民党麻生派の例会であいさつする麻生太郎会長(党副総裁)=17日、東京都千代田区

 自民党麻生派で、会長代理の佐藤勉前総務会長ら複数の議員に退会の動きが出ている。

 会長の麻生太郎副総裁が最側近の松本純・元国家公安委員長を派に復帰させたことなどに不満を募らせたため。佐藤氏は岸田政権では非主流派の菅義偉前首相と懇意で、新グループ結成を模索している。


 麻生派は53人で第2派閥。一人でも退会すれば第3派閥になる。

 17日の麻生派総会には約35人が出席したが、佐藤氏と、同氏に近い御法川信英国対委員長代理らは姿を見せなかった。麻生氏は2022年度予算案の衆院審議が大詰めを迎えているとして「一丸」になるよう呼び掛けた。

 松本氏は同派が小派閥だった頃から所属し、麻生氏の「精神安定剤」とも言われる。昨年の緊急事態宣言中、東京・銀座のクラブ出入りが発覚して離党に追い込まれたが、落選した衆院選後に復党。麻生氏は今月になって派閥に戻し、「副総裁特別補佐」に任命した。

 一方、谷垣グループに所属していた佐藤氏は、17年に麻生派が旧山東派と合流した際、御法川氏らとともに加わった。だが、派閥運営をめぐり初当選同期の松本氏と対立し、「徹底的に仲が悪い」(党幹部)とされる。昨年の党総裁選では麻生派の幹部会合から外された。

 新グループ結成へ佐藤氏は動きを活発化。関係者によると、今月上旬に菅氏と会い、麻生派退会の意向を伝えた。菅氏は自身に近い無派閥議員集団と連携を保つ。

 佐藤氏は15日には森山派の森山裕会長、二階俊博元幹事長の側近で二階派副会長の林幹雄氏と会談した。二階、森山両氏も非主流派だ。

 菅氏は新型コロナウイルスワクチンの接種加速や、公明党、日本維新の会と築いた太いパイプが党内で再評価されている。ただ、これまでグループ結成について明確にせず、佐藤氏と会った際も「そうか」と答えただけだったという。

 佐藤氏は麻生派内で同調者を募っているが、現時点で広がりを欠く。党内からは「非主流派で固まろうとするのは分からなくもない」(閣僚経験者)との声がある一方、「節操がない」(茂木派幹部)と批判的な見方が少なくない。

7874チバQ:2022/02/21(月) 10:52:39
https://mainichi.jp/articles/20220217/k00/00m/010/253000c?inb=ys
「会長代理が脱会」麻生派お家騒動 松本純氏の復権、引き金に
田中裕之 野間口陽

政局
毎日新聞 2022/2/17 19:23(最終更新 2/17 21:16) 有料記事 1232文字
自民党麻生派を巡る最近の動き
自民党麻生派を巡る最近の動き
 自民党第2派閥の麻生派(53人)が第3派閥に転落する危機に揺れている。会長代理の佐藤勉前総務会長らが月内にも脱会を予定するためだ。佐藤氏らは菅義偉前首相との連携を模索しているとされるが、党内からは「お家騒動」に冷ややかな声も漏れる。

 17日昼の麻生派定例会合は、いつも通り会長の麻生太郎副総裁のあいさつから始まった。麻生氏は、2022年度予算案審議やウクライナ情勢に言及し、派内の引き締めを図ったが、そこに佐藤氏の姿はなかった。

 関係者によると、佐藤氏は月内に数人とともに麻生派を退会し、新グループを結成する見通しだ。そうなれば、麻生派は現在同数の茂木派(53人)を下回ることになる。佐藤氏は15日に森山派(7人)会長の森山裕総務会長代行や二階派(44人)幹部の林幹雄元幹事長代理と会談し、自身の意向を伝えたとされる。

「派内は結構ぐちゃぐちゃ」
 脱会騒動の背景にあるのは、麻生氏側近の松本純元国家公安委員長との確執だ。松本氏は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言中の深夜に東京・銀座のクラブを訪れた問題で21年2月に自民を離党。さらに無所属で出馬した同10月の衆院選で落選したにもかかわらず、今年2月に特別会員として麻生派に復帰した。

 派内には松本氏…

7875とはずがたり:2022/02/21(月) 17:43:24

【独自】二階派が片山さつき氏に退会勧告
2/21(月) 16:39配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/5a2f974cf492c63a494667e6e66d90a1c45f8af1
テレ東BIZ

自民党二階派は、片山さつき元地方創生担当大臣に対し、派閥を退会するよう促す退会勧告通知書を出しました。

片山氏は二階派在籍中に閣僚に起用されるなどしましたが、最近は派閥の会合の欠席が続き、周囲には二階派を退会し、別の派閥に入る意思を伝えていたと報道されるなどしました。ただ、退会の意思を派閥幹部には伝えておらず、派閥内で不信感が高まっていました。

二階氏ら派閥幹部の名前が連ねられた退会勧告通知書には、片山氏の言動が二階派所属の国会議員としての信用を著しく失うものだと、非難する内容が記されています。

これまで二階派は「来る者拒まず、去る者追わず」が基本姿勢でしたが、派閥幹部は「会長の二階元幹事長は不義理をした片山氏に相当怒っている」として、異例の措置に出たと理由を説明しています。

片山氏の事務所は「議員が外出中でお答えできない」とコメントしています。

7876チバQ:2022/02/21(月) 21:12:37
https://bunshun.jp/articles/-/52246
〈異例の勧告〉片山さつき議員の二階派退会「義理人情に欠ける」と強烈批判も…彼女の「本当の狙い」とは?
「週刊文春」編集部7分前
source : 週刊文春 2022年2月17日号

genre : ニュース, 社会, 政治

 2月21日、二階派(志帥会)が片山さつき衆議院議員(62)に異例の派閥退会勧告を出していたことが報じられた。二階派が所属議員に退会勧告を出すのは初めてのこと。

 片山氏の二階派退会を巡っては2月17日発売の「週刊文春」がいち早く報じ、永田町で話題となっていた。その記事を再公開する。(初出:週刊文春 2022年2月17日号 年齢・肩書き等は公開時のまま)

◆◆◆


片山氏の二階派脱退「なぜだか全然報道されない」の困惑
「あれは誤報ですよ」

 自民党関係者がこう囁くのは、1月20日に各社が報じた、こんなニュースだ。

〈岸田派、第4派閥に並ぶ石田真敏元総務相が入会〉

 無派閥だった石田氏が岸田派に入ったことで44人となり、主要5派閥の中で最下位に甘んじていた総裁派閥が、二階派と並んだという報道だ。

「実はその前からすでに二階派は43人。片山さつき元地方創生担当相(62)が、退会しているんです。二階俊博氏が幹事長を退いたことで、もうここにいる意味はないと見切ったのでしょう」(同前)

昨年11月に自民党の金融調査会長に就任
昨年11月に自民党の金融調査会長に就任
この記事の画像(2枚)
 だが、片山氏の二階派脱退は、まったく報じられていない。

「片山氏は周囲に、『二階派には退会しますとすでに伝えているのに、なぜだか全然報道されない』と困惑気味に漏らしています。ただ、二階派は二階氏の人柄同様“融通無碍”で、入会届も退会届もありません。どこかに嗅ぎつけられない限りは岸田派と並んで第4派閥と言わせておけばいい、と判断しているのでしょう」(同前)

 そうこうするうちに、2月3日、青森2区から昨年初当選した神田潤一氏も岸田派入りし、晴れて同派が45人で単独第4派閥になった旨が報じられた。

 片山氏といえば、東大法学部から旧大蔵省に進み、女性初の主計官に。23年務めた財務省を辞して挑んだ2005年の郵政選挙で初当選し、“小泉チルドレン”の代表格として知名度を上げた。小泉氏の教えを守って当時は無派閥を貫いた。その後、落選を経て参院議員として復活すると、伊吹派(後に二階派)入り。18年には、当時権力の絶頂にあった二階幹事長の威光もあって、念願の大臣ポストを射止めた。

「大恩ある二階氏が幹事長を退くやいなや、さっさと退会するのは義理人情に欠ける」(二階派関係者)

 片山氏の次の狙いは、今夏の参院選とみられている。全国比例で当選を重ね、今夏に改選を迎える片山氏は、中川雅治元環境相の引退で空いた東京選挙区での公認を窺っているという。
片山事務所に真意を尋ねたところ…
「中川氏は安倍派所属だったので、同派で都連会長の萩生田光一経産相は後継も安倍派からと主張している。片山氏が二階派を抜けたのは安倍派に入会する布石だろう」(前出・党関係者)

 片山事務所に二階派脱退の時期や理由、今後安倍派入りや参院選での東京選挙区出馬を目指すのかを聞くと、それには答えず「昨年7月、参院選比例代表候補者として党より公認を頂いている」旨の回答が届いた。

「機を見るに敏」は政界遊泳に必要不可欠な資質だろうが、「過ぎたるは及ばざるがごとし」でもある。

7877チバQ:2022/02/22(火) 21:05:46
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20220222k0000m010145000c.html
片山さつき氏「もうやめている。完全に人権侵害」 二階派退会勧告に
2022/02/22 16:50毎日新聞

片山さつき氏「もうやめている。完全に人権侵害」 二階派退会勧告に

自民党の片山さつき参院議員=東京都千代田区で2021年3月22日、内藤絵美撮影

(毎日新聞)

 自民党の片山さつき元地方創生担当相は22日、二階派から退会勧告を受けたことについて「私の意思としては(2021年)12月でもうやめている。離れたい人に後ろから石を投げているわけで、完全に人権侵害だ」と反発した。国会内で記者団の質問に答えた。

 片山氏は数カ月前から派閥会合に顔を見せなくなり、他派閥への入会を希望しているとの見方が広がっていた。二階派は21日、片山氏宛てに「昨今の行為は志帥会(二階派)に所属する国会議員の信用を著しく失うものであり、かつ何ら是正も見られない」とする退会勧告通知書を出した。

 片山氏は同日、自身のツイッターで、派閥会長の二階俊博元幹事長には21年12月に退会の意向を伝えていたと説明。さらに22日、記者団に対し、21年12月24日に二階氏と1対1で面会した際に「年内をもって退会したい。私は抜けます」と伝えていたと強調した。

 片山氏は参院比例代表選出で、今夏の参院選で改選を迎える。片山氏は記者団に「(派閥を)変わるなら選挙の前しかない」とした上で「派閥は一緒に選挙を戦って(議席を)守れるのかが大事だ」と述べた。【野間口陽】

7878チバQ:2022/02/22(火) 21:12:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ef44e84ba85edf4664a93b866c9d22611ba3e7a
河野太郎氏が若手引き連れ「麻生派離脱」の可能性 派閥解体の危機も
2/22(火) 16:15配信

NEWSポストセブン
父が作った派閥を離れる可能性も(河野太郎氏。時事通信フォト)

 自民党で安倍派に次ぐ勢力の第2派閥・麻生派が分裂の危機にある。「河野太郎氏の動き次第では一気に解体に向かうかもしれない」(自民党ベテラン)と注目されているのだ。

【写真】麻生派の生みの親、河野洋平氏

 きっかけは同派会長代理の佐藤勉・前総務会長が仲間を連れて「退会へ」と報じられたことだ。佐藤氏は5年前に旧谷垣グループから仲間6人で麻生派に合流したいわば外様組。菅義偉・前首相とも近く、菅内閣では総務会長として重用されたが、岸田内閣に交代すると一転、無役となった。佐藤氏と親交がある議員が語る。

「佐藤さんは麻生会長が自分の反対を押し切ってコロナ禍の銀座通いで落選した側近の松本純氏を派閥に戻し、副総裁特別補佐に起用したことや、旧谷垣グループ時代から佐藤さんと関係が悪かった岸田首相側近の遠藤利明・選対委員長と接近していることに“ないがしろにされている”と不満を強めていた。派閥離脱の気持ちは固いようだ。何人ついていくかだ」

 同派会長の麻生太郎・副総裁がいまや岸田政権を支える「後見人」的な立場なのに対し、佐藤氏は1月下旬に岸田首相のライバルの菅氏と会談して派閥離脱の意向を打ち明けたとされ、その後も、2月15日には二階派の林幹雄・副会長や森山派の森山裕・総務会長代行など岸田首相と距離を置く有力者と相次いで会談するなど、麻生氏とはっきり路線を違えている。

「菅氏は周囲から派閥結成を求められている。佐藤氏もその1人で、菅派が旗揚げすれば参加するつもりではないか」(自民党ベテラン)との見方が強い。麻生派の勢力は昨年の総選挙を経て現在の勢力は衆参53人だが、佐藤氏らが離脱すると茂木派に抜かれて第3派閥に転落する。

 だが、この動き、それだけでは終わりそうにない。というのも、麻生派は第2派閥とはいえ、急増の寄り合い所帯で決して結束が固いとはいえないからだ。

 麻生氏が河野太郎氏の父・洋平氏(元衆院議長、元自民党総裁)から派閥を継いだ時、河野派(大勇会)の所属議員はわずか11人、それに麻生側近の無派閥議員4人が合流して麻生派(為公会)は15人の弱小派閥としてスタートした。その後、安倍政権下で副総理となった麻生氏は次第に派閥勢力を増やし、2017年に他の3グループを吸収して一気に拡大した。

 同年2月に旧山崎派を脱会していた甘利明・前幹事長ら5人が合流、同年5月には山東派(山東昭子会長。11人)と旧谷垣グループを離脱した佐藤氏らの天元会(6人)が合流、この合併で所属議員39人の第5派閥から約60人の第2派閥へと膨れ上がり、派閥の名前も「為公会」から「志公会」へと改めている。麻生派プロパー議員はこう話す。

「派閥の名前を変えたのは、合流組が麻生派に加わることをよしとしなかったから。一緒に新しい派閥を結成するという形でなんとか納得させた」

 寄り合い所帯をまとめるために、会長の麻生氏は会長代理に麻生派プロパーの森英介・元法相、佐藤グループ(天元会)の佐藤・前総務会長、甘利グループの田中和穂・元復興相、旧山東派の江渡聡徳・元防衛相と各グループから1人ずつ出して均衡を取ってきたが、麻生氏の古くからの側近グループと甘利氏、佐藤氏、旧山東派議員はそれぞれ仲が良くない。

 佐藤氏の動きが“蟻の一穴”となって、麻生派の亀裂が表面化し、混乱に陥る可能性がある。そのキーマンは河野太郎氏だ。

7879チバQ:2022/02/22(火) 21:12:45

 派閥の創設者(河野洋平氏)の長男である河野氏は「麻生派の後継者」と見られているが、昨年の総裁選で麻生氏は当初、河野氏の出馬を“まだ早い”と止め、河野氏の決意が固いと分かると出馬を容認したものの、派内の大勢は岸田首相支持に回った。

 あのとき、麻生派内で若手とともに河野支援に回ったのが、今回退会する佐藤氏である。麻生氏は現在81歳、派内では後継者問題がクローズアップされているが、すんなり「河野後継」とはなりそうにない。麻生派OB議員はこう見る。

「麻生さんは洋平さんから派閥を譲ってもらった2代目オーナーではなく、自分の力で弱小だった派閥をここまで大きくしたという強い自負を持っている。『創始者はオレだ』と。だから必ずしも河野さんに大政奉還しなければならないとは思っていない。引退後の派閥会長は義弟(妹婿)の鈴木俊一・財務相に譲ることを考えている」

 河野氏にすれば、このまま派閥にいても“部屋住み”の立場を余儀なくされそうなのだ。そのうえ、派内の親河野勢力だった佐藤グループが離脱すれば、ますます派内に居づらくなるのは間違いない。河野支持派の二階派有力議員が語る。

「佐藤さんの動きは、河野氏にも決断を迫ることになる。次の首相を狙うなら、麻生さんに派閥の代替わりを要求し、会長職を譲ってもらうか。断わられたときは見切りをつけて若手を連れて派を割る覚悟がいる」

 佐藤グループに続いて河野氏も若手を引き連れて麻生派を出るとなれば、同派は文字通り解体への道を進むことになりかねない。

7880チバQ:2022/02/25(金) 14:35:20
佐藤氏に近い御法川信英国対委員長代理、丹羽秀樹元文部科学副大臣、阿部俊子元外務副大臣の3人
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f29ef4bcdc44b5a63aa0526c9b800974e5184fe
佐藤勉氏ら4人、麻生派を離脱 自民第3派閥に転落
2/25(金) 13:02配信

共同通信
自民党の佐藤勉前総務会長

 自民党の佐藤勉前総務会長は25日昼、所属する麻生派(志公会)会長の麻生太郎副総裁と国会内で会談し、同派を離脱する意向を伝えた。佐藤氏に近い御法川信英国対委員長代理、丹羽秀樹元文部科学副大臣、阿部俊子元外務副大臣の3人も行動を共にする。

 麻生派は53人で茂木派と並ぶ第2派閥だが、佐藤氏ら4人の退会により第3派閥に転落する。佐藤氏らは会談で25日付の退会届を提出した。麻生氏は慰留せず、受理された。

 関係者によると、佐藤氏は昨年9月の総裁選などを巡る派閥の対応や運営方針に不満を抱いていたという。

7881チバQ:2022/02/25(金) 19:39:25
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_SFID4MYWN5K75D5VEZOV5EOF34.html
自民、野党の支持母体にくさび「連合と政策懇談」明記
2022/02/25 17:15産経新聞

自民、野党の支持母体にくさび「連合と政策懇談」明記

自由民主党本部=東京都千代田区永田町

(産経新聞)

自民党は25日の総務会で令和4年運動方針案を了承した。労働組合の中央組織「連合」(総組合員数約700万人)と政策懇談を進めると明記した。連合と書かずに「労働組合との関係強化」とした昨年の運動方針より踏み込んだ。夏の参院選前に野党の支持母体にくさびを打ち込む狙いもあるとみられる。

「参院選必勝に向けた党活動」の章で「連合並びに友好的な労働組合との政策懇談を積極的に進めるとともに、多くの働く人々の共感を得られるよう、雇用の安定、賃金引き上げ、働き方改革など、わが党の雇用労働政策を引き続きアピールしていく」と記述した。

小渕優子組織運動本部長は25日の記者会見で「賃上げも含めて(連合と)同じ方向性で力を合わせられるところもあり、より積極的に政策懇談を進めていくことが大事ではないか」と述べた。

昨年10月の衆院選では立憲民主党が共産党と選挙協力し、反共産の連合や国民民主党の立民離れを招いた。こうした中、自民は連合との距離を縮めている。

小渕氏は17日夜、森英介労政局長とともに連合の芳野友子会長と東京都内で会食した。岸田文雄首相(自民総裁)は1月の連合の新年交歓会に現職首相としては9年ぶりに出席し、連合が重視する賃上げ実現に注力する考えをアピールした。

自民は、連合の中でも特に自動車、電力など有力な民間産業別労組(産別)との関係強化を図っている。

自民愛知県連の国会議員は昨年8月、自動車総連傘下最大の全トヨタ労働組合連合会(約35万人)と意見交換会を開催。全トヨタ労連は10月の衆院選で、過去6連勝の愛知11区の組織内候補の擁立を取り下げ、自民との政治対立を避けた。「政策実現のため与党の協力が必要」(幹部)だからだ。

立民を支える官公労系労組に対し、自動車などの民間産別は主に国民民主を支援している。国民民主は21日、政府の4年度予算案に賛成し、芳野氏もその判断に理解を示した。自民側は「主要な野党の本予算賛成は44年ぶりだ。今後政策面での提言があれば真摯(しんし)に対応していく」(茂木敏充幹事長)と歓迎する。

芳野氏は参院選での自民との連携は「全くない」と否定しているが、参院自民幹部は「立民が自滅し、連合会長が批判し始めた今が(自民の)支持を広げるチャンス。野党第一党が怖い存在ではなくなる」と語る。(田中一世)

7882チバQ:2022/02/25(金) 19:58:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0eb8d9e914fc7692cdc27a55b8b0a9a46868762
自民・麻生派、第3派閥に後退 佐藤勉氏ら4人退会「思う所ある」
2/25(金) 15:57配信
 自民党麻生派の会長代理だった佐藤勉・前総務会長(栃木4区)ら4人は25日、派閥を退会した。党の所属議員は49人となり、茂木派(53人)と並ぶ党内第2派閥から、第3派閥に後退した。

 ほかに退会したのは、御法川信英国会対策委員長代理(秋田3区)、丹羽秀樹元文部科学副大臣(愛知6区)、阿部俊子元外務副大臣(比例中国ブロック)。阿部氏を除く3人が同日昼、派閥会長の麻生太郎党副総裁の事務所を訪ね、麻生氏に退会届を提出した。

 麻生派は2017年、山東派などが加わって拡大。4人はこの際に派閥に入った。昨秋の自民党総裁選で、派閥幹部の多くが岸田文雄首相の支援に回る中、佐藤氏らは敗れた河野太郎・前行政改革相を支持し、関係がぎくしゃくしていた。

 退会届を提出した佐藤氏は「色々思うところあっての行動」と述べる一方、自身と近い菅義偉前首相との連携については「まだ全く考えていない」と述べた。(中田絢子)

朝日新聞社

7883チバQ:2022/02/27(日) 11:12:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/37f1592f3d45b2cabc38246f7d501f709bca140a
「“短い間”ご苦労さまでした」麻生派で一斉退会の波紋 背景には“麻生氏への遺恨”と“菅氏への期待”
2/27(日) 10:43配信
■「麻生派」との決別の日

2月25日、昼。自民党の大物、佐藤勉・前総務会長は、エレベーターを降りると、少し約束の時間より早かったのか、顔なじみの記者数人と雑談を交わしていた。その表情には何の迷いも感じられなかった。数分後、同じ派閥の御法川信英・国会対策委員長代理、そして、丹羽秀樹・前文部科学副大臣の2人が到着。佐藤氏ら3人は廊下をゆっくり歩き始めた。3人が携えていたのは派閥の退会届。その向かう先には、自身が所属する麻生派の会長、麻生太郎副総裁が待っている部屋があったのだ。

麻生派は岸田政権を主流派として支えるいわば「勝ち組」の派閥だ。総務大臣や党の総務会長などを歴任した佐藤氏が、なぜ今「勝ち組」を離れ、あえて「茨の道」を歩むことを決めたのか。そこには麻生会長への「遺恨」と、岸田政権の「次」を見据えた動きが関わっている。

■引き留めることなく「“短い間”ご苦労さまでした」

佐藤氏ら3人が麻生会長の部屋に入ってから20分ほど。
3人が部屋から出てくると、どのような会話があったのか記者たちが近寄る。対応する佐藤氏らの表情は緊張感が解けたのかスッキリとしていた。

佐藤氏の説明では、事情があり面会の場には来られなかった阿部俊子元外務副大臣の分を含め、面会では4人分の退会届を麻生会長に手渡した。佐藤氏らが「長い間お世話になりました」と伝えると、麻生会長は「短い間 ご苦労様でした」と麻生節で応じたという。
表面上は淡々とした雰囲気で進んだ面会だが、佐藤氏の腹の底には麻生会長への不満がたまっていた。

「一身上の都合で辞めさせていただきます。色々と思うところがあっての行動でございます。ご了解いただきたい」

「色々と思うところがある」。佐藤氏らの退会への決意の固さを察してか、麻生会長から引き留める言葉はなかったという。

■「一身上の都合」の裏に麻生会長への遺恨

佐藤氏はもともと麻生派とは別の派閥に属していた。自身が率いていた天元会と、麻生派が合流したのは2017年7月。それから5年弱、2人が決別するに至った背景に何があったのか。

佐藤氏は麻生派の会長代理を務めていたが、関係者によるとここ1年、麻生会長との関係は悪化し、しっかりと話をする機会もなくなっていた。会合には呼ばれなくなり、派閥をめぐる相談を受けることも全くなく、派閥内で何が起こっているのかもよく分からない状況になっていたという。
そして大きかったのが、麻生会長の側近、松本純元国家公安委員長が去年1月、緊急事態宣言下の深夜に、東京・銀座のクラブを訪れていた問題だ。

7884チバQ:2022/02/27(日) 11:12:18
■銀座クラブ問題で思い知る「外様」の立場
 
当時、党の総務会長だった佐藤氏は記者会見で「決して許される話ではない。国民の前に虚偽の報告をしたのは大変重いこと」などと松本氏を厳しく批判していた。
しかし、麻生会長は2月上旬、その松本氏を派閥に戻し、党の副総裁特別補佐にも任命。麻生派の立ち上げ以前から麻生氏と行動を共にしてきた“生え抜き”の松本氏と、“外様”の佐藤氏との違いが浮き彫りになっていた。佐藤氏に近い議員は、佐藤氏の心中をこう代弁する。「麻生さんは、自分の親しい人とはしょっちゅう話をするが、その他大勢はその他大勢。そういうところで佐藤さんには『もうこれ以上は』という思いがあった」

■麻生派 第3派閥へ後退

今回佐藤氏ら4人が退会することで、麻生派の所属議員はこれまでの53人から49人に減少。茂木派と並ぶ党内第2派閥から、第3派閥に後退することになる。佐藤氏らが抜けたことに、麻生派からは「いてもいないようなものだった」という冷淡な声があがる一方、「少なからず影響がある」と不安視する声もささやかれた。
さらに、4人の派閥退会が麻生派だけでなく永田町に波紋を広げる形となったのは、ここに、菅義偉前総理が絡んでいたためだ。

■「菅派」結成への布石?2週間以上前に退会報告

菅政権で、党3役の一角、総務会長を任されるなど菅氏と佐藤氏の関係は近い。
佐藤氏は麻生会長に退会届を出す実に2週間以上前の2月8日には、菅前総理の事務所を訪れ、直接、退会の意向を伝えていたのだ。

「迷惑をかけるかもしれませんが、麻生派を辞めます」(佐藤勉 前総務会長)

関係者によると菅前総理は止めることも勧めることもせず、「大変だね」といたわったという。
佐藤氏は、翌週の2月15日には、森山派の森山裕会長や、二階派の林幹雄会長代行とも会談し、麻生派を出る意向を伝えた。いずれも菅政権の中枢を担い、岸田政権では非主流派となっている面々で、永田町には、菅前総理を中心にしたグループの結集に向けた布石かとの憶測が飛び交うこととなった。

■「次の総裁選が勝負」

菅氏自身は一貫して菅派の結成には否定的だ。佐藤勉氏自身も菅氏との面会について「色んな話がいくことになるから勘弁して下さい」という意味で退会の報告に行っただけだとし、「今後については白紙」だと述べている。だが、自民党内にはこんな声も聞こえてくる。

「いざとなればパッと結集すればいい。内閣の支持率が落ちて、次の総裁選があれば、そこで勝負だ」(自民党・中堅議員)

当選同期で「スガちゃん」「勉(ベン)ちゃん」と呼び合う2人。今後の連携の行方は目が離せない。


TBSテレビ報道局政治部 与党担当
(27日10:30)

7885チバQ:2022/03/01(火) 00:42:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d3b62fc47093317890179ecf7a1fdda90a12797菅義偉氏 “立場逆転” へ…安倍晋三氏、麻生太郎氏の「派閥内紛」を尻目に権力闘争の主導権握る
2/24(木) 6:04配信

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SmartFLASH
国会本会議場でも最近は浮かない顔を見せることが多い安倍氏。この日は麻生氏と話し込んでいた

「安倍派からなかなか応援に来ないんだよ」と、石川県の地元政界関係者はこぼした。

 2月24日告示、3月13日投開票を迎える石川県知事選挙が不気味な様相を呈している。自民党から前衆議院議員の馳浩元文科相(60)と、前参議院議員の山田修路氏(67)の2人が立候補したのだ。しかも2人とも現在は安倍晋三元首相(67)が会長を務める「清和会」(安倍派)に所属していたという “大内紛” 状態だ。

【画像複数枚あり】昨年12月、手帳に “派閥名簿” を記入していた菅氏。昨年8月、初代組織委会長だった森氏とともに、東京五輪のレスリングを観戦した馳氏

「地元県連の8割近くは山田氏を支持している。本来なら安倍さんが調整して候補を一本化すべきなのに、馳氏の後ろにいる森喜朗元首相(84)に気を遣ってできないんだよ。その森さんは清和会の3代前の会長だったわけで、それなのに “保守分裂” なんだから森さんの “政治力” もいよいよなくなったわけだね」(自民党関係者)

 もともと馳氏は森氏が直々に政界へスカウトした “子分” だが、「森さんは県の地元議員にまで電話をかけまくっている」(地元政界関係者)というから、相当な焦りが窺える。

 党内最大派閥の安倍派だが、安倍氏の影響力が派閥の隅々に行き届いているかは疑問が残る。安倍派の議員が話す。

「じつは、石川県知事選に出馬する意欲を見せた山田氏を、安倍さんが宥めようとしたことはあったんです。でも、安倍さんの宥め方というのが、派閥会合後に立ち話で『ちょっと、困っているんだよ』と切り出すようなもの。さすがに『そんな言い方で収められる話じゃないだろう』と派閥議員たちも呆れました」

 首相退任後に派閥の領袖として出戻った安倍氏だが、老いた森氏の顔色を窺い、派閥議員からは呆れられ……と以前の独裁者ぶりは嘘のようだ。

 そして、影響力低下が露見した重鎮がもう一人いる。麻生太郎副総裁(81)だ。率いる「志公会」(麻生派)では “離脱ラッシュ” の前兆が……。

「2月17日の麻生派総会を、派閥会長代理の佐藤勉衆議院議員(69)が欠席しました。佐藤氏に続いてこのまま、昨年の自民党総裁選で河野太郎氏を支持した中堅、若手の数人や、今井絵理子参議院議員(38)も退会するとみられています。

 麻生さんは次の選挙に出ないという話が出ていますし、麻生派は麻生さんの “人徳” だけで持っていた派閥。尻すぼみの組織より、勢いのある組織に移りたい議員も多いのでは」(政治部デスク)

 こうした凋落を尻目に “上へ上へ” 向かう男がいる。安倍、麻生両氏によって首相の座から追い落とされながら、本誌でも既報のとおり、最近 “派閥結成” への動きを強める菅義偉前首相(73)だ。

「今回の佐藤氏ら麻生派の退会者は “菅派” に合流するとみられている。これまでの麻生さんなら激怒したような “移籍劇” だが、そうもできない事情がある。麻生さんは自分の最側近で、先の総選挙で落選した松本純氏(71)をもう一度、神奈川1区から出馬させたいんだ。

 だから麻生さんは、“神奈川のボス” として君臨し、公認にも影響を及ぼす菅氏に今は頭が上がらない。菅氏はそれを見越して強気に動いてきているようだね」(麻生派議員)

 ワクチン3回め接種の遅れぶりと比較して、迅速に2回接種の態勢を整備したとして、今、再評価されている菅氏。“菅派” が結成されれば、政局になるとの見方もある。それは岸田文雄首相(64)が今夏の参院選で狙う野望も関係する。

「最大派閥でありながら、岸田政権では “非主流派” になっている安倍派の力をさらに削ぐために、岸田首相は『安倍抜き』選挙で参院選に勝利し、党内に『俺にはもう安倍さんは必要ない』と示したい。そこで思惑が一致してくるのが、安倍さんに追い落とされた恨みを持つ菅さんだ。岸田首相は連携を探りつつある。

 一方、安倍さんも “非主流派” としての対抗策で他派閥との連携を狙っているが、もともと宏池会出身で、自派を『現・宏池会』の岸田派と統合させることも考えている麻生さんと手を組めば、岸田首相への圧力は弱めざるを得ない。

 そこで『菅なら動かせる』と、菅さんの本心など考えずに派閥結成をけしかけている向きがある。つまり、菅さんが権力闘争の主導権を握る状況になっているんです」(前出・自民党関係者)

 安倍氏に続く “再登板” 政権も夢物語ではなくなってきた!?

週刊FLASH 2022年3月8日号

7886チバQ:2022/03/02(水) 20:01:12
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_RAI3HN7XY5ILRMADKHBWBEF3CY.html
近付く国民民主、警戒の公明…自民と与野党の距離感変化
2022/03/01 21:22産経新聞

近付く国民民主、警戒の公明…自民と与野党の距離感変化

(産経新聞)

自民党と他党との距離感に変化が生じている。自民は平成11年に連立政権を組んで以来、基本的に公明党とだけ政策や選挙で連携してきた。しかし国民民主党が政府の令和4年度予算案に賛成したことで今後は政策面の連携が強まるとみられ、将来的な連立政権入りの臆測も広がる。公明は自民の気移りを警戒している。

自民の茂木敏充、公明の石井啓一の両幹事長は1日昼、都内の日本料理店で両党の国対委員長を交えて会食した。そばを食べながら、2月27日投開票の沖縄県石垣市長選を「自公が協力して(推薦候補が)勝てた。参院選や知事選に向けてよい流れができた」と総括した。

会合は「2幹2国」と呼ばれる意見交換で、菅義偉政権ではほぼ毎週開いていた。岸田文雄政権では開かれない時期が続いたが、最近3週は国会外で食事し、打ち解けた雰囲気作りに努めている。ぎくしゃくした両党の関係を修復したいとの思いがある。

自公関係の綻びは、夏の参院選で公明が「自民側の対応が遅い」と反発し、相互推薦協定を結ばない考えを表明したことで露呈した。自民中堅は「最近の自民の姿勢が公明軽視に映っている」と指摘する。

憲法改正や敵基地攻撃能力保有を含む安全保障政策では、公明よりも日本維新の会や国民民主と足並みがそろう場面が目立つ。国民民主が2月21日の衆院予算委員会で野党として異例の予算案賛成に踏み切ると、岸田首相は同日の自民役員会で「国民民主から今後、政策提言もあると思うので、聞く耳は持っていきたい」と歓迎の意を示した。

首相は27日、原油価格の高騰を受けた激変緩和策について政府担当者らと官邸で協議した際、国民民主の玉木雄一郎代表の要望に配慮するよう指示したという。

距離感の変化は自民が25日に発表した党の令和4年運動方針案にも表れた。労働組合の中央組織「連合」と政策懇談を進めると明記し、秋波を送った。国民民主の支持母体の民間労組と自民が連携を強めていることが背景にある。

一方、18ページの運動方針案の原案では、例年明記する「公明党」の文字が抜け落ちていた。最終案には「公明党との強固な連立政権による安定した政治基盤が不可欠」と昨年と同じ一文が追加されたが、一連の経緯は党の雰囲気を物語る。

ただ、自民にとって、創価学会を支持母体とする公明の集票力は国政選挙で切り離せないのが現実だ。首相は玉木氏から予算案賛成の連絡を受けた後、公明党の山口那津男代表に連絡し「今後も自公で緊密な意思疎通を図る」と確認した。

自民幹部は「公明よりも他党を選ぶことはあり得ない。自公は地方議会でも協力している」と念を押すように語る。(田中一世)

7887チバQ:2022/03/02(水) 20:05:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/412d1d84e8493e3cfcc695740e07118737bdba60
「ロシア協力相」に廃止論 制裁強化と矛盾 首相は存続姿勢
3/2(水) 17:19配信

毎日新聞
岸田文雄首相

 ロシアによるウクライナ侵攻を受け「ロシア経済分野協力担当相」を存続する日本政府の判断を疑問視する声が、与野党から上がっている。ロシアの孤立化を目的とした対露制裁で主要7カ国(G7)などが足並みをそろえるなか、「協力」ポストの維持は国際社会に誤ったメッセージを与える懸念があるためだ。


 同ポストは2016年に当時の安倍晋三政権が設置し、現在は萩生田光一経済産業相が兼務する。日露間の経済協力を北方領土問題を含む平和条約交渉の進展につなげる狙いがあった。だが、今回の侵攻で日露協力や北方領土交渉の停滞は必至の情勢だ。

 自民党内では衛藤征士郎外交調査会長が2月25日の党会合で「ロシアの名を冠した担当相がいるのはいかがなものか」と苦言。野党からは「同じ人物(萩生田氏)が対露制裁と協力をともに担当していることは国際的に見ても矛盾している」(立憲民主党の杉尾秀哉参院議員)などの指摘が相次いでいる。

 それに対して岸田文雄首相は3月2日の参院予算委員会で「萩生田氏には引き続き職責を果たしていただきたい」と述べ、ポスト廃止に慎重な姿勢を示した。萩生田氏は衆院経産委で「ロシアとの経済分野協力は当面見合わせることを基本に、制裁などに専念する」と強調したが、与野党の廃止論はさらに強まる可能性がある。【高本耕太】

7888チバQ:2022/03/03(木) 20:34:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/7e2be252bf29415b13af2acb20eb07a5c113e52b
自民の石破グループが初勉強会 50人超出席
3/2(水) 20:47配信

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時事通信
自民党石破グループの勉強会でウクライナ情勢について講演する石破茂元幹事長(奥)=2日午後、衆院議員会館

 自民党石破グループは2日、衆院議員会館で勉強会を開いた。

 派閥から議員グループ移行後初めてで、グループを率いる石破茂元幹事長によると、56人が出席。勉強会を通じて他派閥や無派閥議員と親交を深め、過去4度出馬した党総裁選へ再挑戦する基盤をつくり直したい考えだ。

 この日は石破氏が講師を務め、ウクライナ情勢について講演。旧石破派から行動を共にする田村憲久前厚生労働相や菅義偉前首相に近い無派閥の坂井学前官房副長官らが出席。安倍派や二階派など他派閥の議員も集まった。

7889チバQ:2022/03/03(木) 22:26:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/af6e15da49599c6be640881a935e75fd23bceaca
ウクライナ大使「(私と)会いたくなかったのは副大臣の鈴木さん」
3/3(木) 20:29配信

産経新聞
インタビューに答えるウクライナのコルスンスキー駐日大使=3日午前、東京都港区の在日ウクライナ大使館(寺河内美奈撮影)

ウクライナのコルスンスキー駐日大使は3日、自身のツイッターで、林芳正外相に対する面会要請が約1カ月放置されたとの指摘について「いいえ、林さんの反応はとても速かったです」と投稿した。一方で「(コルスンスキー氏と)会いたくなかったのは副大臣の鈴木さんです」とした。鈴木貴子外務副大臣を指しているとみられる。


コルンスンスキー氏と林氏との面会をめぐっては、国民民主党の川合孝典氏が2日の参院予算委員会で、コルスンスキー氏が面会要請して以降、約1カ月間実現しなかったと指摘。林氏は「私自身は大使からの面会要望は承知していなかった」と答弁していた。

林氏は2日、コルスンスキー氏と面会し、「国家の主権と独立のために奮闘されているウクライナ国民に心からの敬意を表する」と表明。ロシアの侵略による犠牲者に弔意を伝えたほか、1億ドルの緊急人道支援などについて説明した。これに対し、コルスンスキー氏は深い感謝の意とさらなる協力への期待を表明した。

7890チバQ:2022/03/04(金) 17:27:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/c625f428533018351a801f0fd1d6953fd8d1bff9
意外に短期政権で終わるのか! 驚天動地の「岸田おろし」が自民党で始まった
3/2(水) 6:02配信

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現代ビジネス
リーダーシップの欠如
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 コロナの陽性者数がピークアウトしたが岸田文雄政権の内閣支持率も「ピークアウト」している。その理由は明らかだろう。中国や韓国への「弱腰外交」批判が与党内から噴出していることに加え、軍事的緊張が続くウクライナ情勢でのチグハグな対応など、国益を守り抜くリーダーシップの欠如を露呈しているためだ。「岸田政権では、中露と領土・領海を接する日本の安全は危うい」(安倍派議員)という懸念が自民党内で渦巻く。

【写真】いま海外から帰国した日本人が「東横イン」で食べさせられる弁当 衝撃の中身

 支持率の下落要因には、首相が「先手」を豪語してきた新型コロナウイルス対策の迷走ぶりも加わった。オミクロン株の拡大に伴いあらわになった「虚像」に厳しい視線を送る国民は増えつつある。

 やはり幻想だったのだろうか──。菅義偉前政権の新型コロナ対応をめぐる国民への説明力や発信力の低さを痛烈に批判し、昨年10月に政権を発足させた岸田首相。自らの特長に「聞く力」を掲げ、国民に寄り添うコロナ対策を期待する声は強かった。国内での感染拡大がみられても内閣支持率が高水準を維持してきたのは、過去の政権とは異なる特徴といえる。

 しかし、2月から外交・安全保障分野をはじめ政権の脆弱性が相次いで露呈し、その「実像」に疑問符が付いている。読売新聞の世論調査(2月4〜6日)によると、内閣支持率は前回調査(1月)から8ポイント減の58%となった。政権発足後100日間の「ハネムーン期間」を過ぎたタイミングで決して低い数字とはいえない。だが、首相周辺が気にするのは政権のコロナ対応を「評価する」(48%)との回答が1月から4ポイント減り、「評価しない」が3ポイント増の44%に上昇した点だ。この傾向は他の世論調査も同様である。

 時事通信の調査(2月11〜14日)で、内閣支持率は政権発足後最高だった1月に比べ8.3ポイント減の43.4%に下落。コロナ対策を「評価する」は6ポイント以上も減少し、「評価しない」(37.9%)と拮抗した。支持率が1月から4ポイント減の45%だった朝日新聞(2月19、20両日)の調査も、コロナ対応を「評価しない」は6ポイント増の44%に上昇している。

これではレームダック
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 毎日新聞と社会調査研究センターが2月19日実施した世論調査では、内閣支持率が前回調査(1月)から7ポイント下落し、45%となった。逆に不支持率は10ポイント増の46%で、不支持率が初めて上回っている。コロナ対策も「評価しない」が12ポイントも上昇し、5割を超えた。

 「コロナが終息するであろう参院選まで、支持率の高止まりが続くのではと自民党内では考えられてきたが、意外に短期政権で終わる可能性が生まれた」

 こう指摘するのは、自民党を担当する全国紙政治部記者だ。

 「これまで岸田首相は誠実さをアピールし、高い支持率を維持してきました。しかし、オミクロン株の感染急拡大を機に後手に回る政府対応が明らかになり、1ヵ月以上も記者会見を開かなかった首相の姿勢にも疑問符がつきました。誰の目にも明らかだったのは、首相が『先手の対策』をうたいながら、実際は新型コロナワクチンの3回目接種体制が遅れたことでしょう。

 コロナ対策を隠れみのにして、自身の掲げた主要政策はすべて放棄してまで、支持率維持と党内宥和に腐心してきた岸田政権だが、このまま支持率が急落すればレームダック(死に体)になるだろう」(同・政治部記者)

 共同通信の世論調査(2月19、20日)では、内閣支持率が56.6%と高水準を保っているものの、ワクチンの3回目接種をめぐる政府の取り組みは「遅いと思う」が73.5%に上る。首相は1カ月半ぶりに開いた2月17日の記者会見で「慎重さを堅持しながら、同時に『第6波』の出口に向かって徐々に歩み始める」と語り、ワクチン接種の進展も強調した。ただ、2月21日に政府が公表した接種状況によれば、3回目接種を受けた人は全人口の14.4%(約1800万人)にとどまる。

7891チバQ:2022/03/04(金) 17:27:31
 ブースター(追加)接種は、英国やドイツ、韓国などで5割を超えており、低位の日本は4回目接種を準備する国とは「周回遅れ」になりつつある。ジョンソン英首相は2月21日に「規制は経済・社会、健康、子供の人生の機会に犠牲を強いる」として法的規制を全廃し、感染者や濃厚接触者の隔離などが不要になると表明した。しかし、日本はいまだ「出口」を見通せない状況にある。

岸田の頼りないところばかりが目立つ
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 休園や学級閉鎖、臨時休校などが相次ぐ保育園や学校の実態はどうなっているのか。2月、東京・国立市の中学校に通う男子生徒Aさんは、保健室での検温で40度近い発熱がみられたため早退した。だが、担任は「解熱後48時間経過」した後は再度登校できると説明し、濃厚接触者を調べることやPCR検査などを奨めることもなかった。

 病院の医師からは「コロナの可能性が高い」といわれたものの、「検査キットがもうない」との理由から陽性か否かの判断は見送られ、自宅療養をすすめられた。ただ、処方された解熱剤を飲んで症状が落ち着いたことで、担任の指示に基づき1週間を待たず登校を再開したという。学校から保健所への報告もクラスメートへの注意喚起もなかった。今、こうした「独自の対応」が現場で行われ、感染状況の全体像が分かりにくくなっている。

 2月末からは5〜11歳を対象にしたワクチン接種が始まるが、保護者からは副反応や後遺症を心配する声も尽きない。ワクチン接種・供給体制の「周回遅れ」に加え、政府が対策の切り札としてきた治療薬の投与実績も進んでいないのが実情だ。

 先手の対応というものの、最近まで堀内詔子ワクチン担当相の直轄チーム態勢が縮小していたことが明らかになり、自民党内からも「岸田おろし」の火種がくすぶる。

 閣僚経験者の一人が語る。

 「岸田政権の頼りないところばかりが目立つ。参院選までこの支持率がなんとか保たれるよう祈るような思いだ。ウクライナ問題でも、安倍晋三首相がテレビの報道番組で『核シェアリング』を提唱したが、翌日の予算委員会であっさり否定しまった。広島を地盤とする政治家が『非核三原則』を放棄することはできないのかもしれないが、国民の命を守る議論すら放棄する姿勢に党内の保守系議員は一様に落胆している」

 片山さつき参議院議員の二階派脱退騒動、そして麻生派からは4人の国会議員が脱会するなどの党内の流動化はポスト岸田に向けた動きである。参院選を前にして「昨年に首相を替えたばかりで、まさに国民からは驚天動地と批判を受けるだろうが、〈ポスト岸田を目指す動き〉とはつまり〈支持率が落ちたら岸田をおろす〉ということ。流動化した自民党で着々と勢力を増やしつつある安倍・菅コンビに自民党執行部は警戒心を強めている」(前出の全国紙記者)。

 100年に1度といわれるパンデミック(世界的大流行)や、核保有国による軍事的圧力の高まり──。実像が明らかになるにつれて、有事のリーダーシップに不安を抱く人々は少なくない。

小倉 健一(イトモス研究所所長)

7892チバQ:2022/03/06(日) 16:19:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/26aa80ec5db740b51cdf8bcea955025ec0fdec02
自民・公明・国民 “異例”3党首会談も双方に温度差 「揺さぶりが狙い」との声も
3/6(日) 11:12配信

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FNNプライムオンライン
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岸田首相、公明党の山口代表は4日、国会内で、国民民主党の玉木代表と会談した。玉木代表は、岸田首相らに対し、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻などを受けて高止まりしている原油価格対策として、ガソリン税を一時的に引き下げる「トリガー条項」の凍結解除に向けた検討を集中的に行うべきだと提案した。与野党のトップが政策協議を行うのは異例のことだが、双方の主張からは温度差が浮き彫りとなっている。

【画像】自民・公明・国民 “異例”の3党首会談が行われたが・・・(画像4枚)

「トリガー条項」とはガソリン価格高騰時に約25円分の税金を軽減するもので、東日本大震災の復興財源を確保するため、運用が現在凍結されている。国民民主はかねてから、ガソリン価格高騰の切り札として「トリガー条項」の凍結解除の導入を主張していた。一方で、政府与党内からは、対策の一つとして検討はされているものの、地方財源の税収が減少することなどを理由に、慎重な意見がある。

加えて、岸田首相は3日の記者会見で、高騰するガソリン価格への対応について、補助金の上限を現在の1リットル5円から25円に引き上げることを表明。「すでにトリガー条項の凍結解除と同様の対策を取っている」(閣僚経験者)との見方も出ている。

「野党に居場所がない」から与党に接近?
こうした状況の中、異例の会談を呼びかけた玉木代表について、与党内からは冷ややかな声が聞かれる。閣僚経験者の一人は「国民民主党は連立政権入りまで狙っている。なぜなら、野党に居場所がないからだ」と、来年度予算案に賛成した国民民主党が、野党内で孤立しているため、生き残りのため与党への接近を強めているの見方を示す。また公明党内からは、今回のトップ会談について「玉木は必死で、そのパフォーマンに付き合ってあげている」との声が出ている。

会談後、玉木代表は記者団に対して、岸田首相から「トリガー条項」凍結解除に向けて、「各党の実務者レベルで協議を進めていく提案があった」として「一歩前進だ」と評価した。しかし、岸田首相は記者団からの「合意したことはあったか」との問いかけに「決まったことはない」と話し、山口代表も、実務者レベルでの協議について、「今日はそこまでの話はしていない。まず考えを伺ったということ」と玉木代表と与党の間では、認識の違いが生じている。

野党間にくさび? 前向きな声も
一方で自民党重鎮は、「連合を揺さぶるという狙いがあるのでは」との見方を示す。組合員700万人ともされる「連合」は国民民主党や立憲民主党の支持母体の一つのため、与党としては国民民主を囲い込むことで、参院選に向けて、連合と野党の間にくさびを打ち込む狙いも透けて見える。

また自民党幹部から「建設的な関係を期待したい」(福田総務会長)と前向きにとらえる声も出ている。

三者会談直後には「決まったことはない」と述べた岸田首相も、その3時間半後の記者団の取材に対して「今後も意見交換は続けていこうということになった」と語った。さらに「玉木代表から連立参加や閣外協力の求めがあればどう考えるか」と問われたのに対し、「仮定の話に答えるのは控える」と述べるに留めた。

今後、与党と国民民主党がどのような関係性を築いていくのか。「大勢に影響はない」(自民党幹部)との指摘もあるが、夏に参議院選挙が迫る中、野党共闘の枠組みも含めて不透明な状況が続く。

(フジテレビ政治部)

政治部

7893チバQ:2022/03/07(月) 20:09:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/40d82fa80d98135f63d993eb926a2f7d0eb7fb6c
麻生派幹部・佐藤勉退会の裏側 麻生氏の後継者に名前が挙がる、“東大卒”長女とは
3/7(月) 5:56配信
デイリー新潮
麻生太郎氏

 ワクチン3回目接種の笛吹けども踊らず。なにかとグダグダな岸田政権。一方、岸田体制を真ん中で支えてきたあの派閥にも、揺らぎが見え始めた。


 2月17日、麻生太郎・自民党副総裁が率いる志公会の総会を、会長代理で派閥ナンバー2の佐藤勉衆院議員が欠席。近く派閥を退会する見通しと報じられたのだ。

 この日の欠席が波紋を呼んだのは、佐藤氏が菅義偉前総理の派閥結成に加わる意向とも伝えられたためである。

 政治部記者によれば、

「菅氏は先の総裁選で河野太郎氏を支持して一敗地にまみれ、いまは逼塞(ひっそく)の身。捲土重来を期していると目され、麻生派幹部が菅氏のもとに走ったとなれば政局の幕開けになる」

 総務大臣や自民党の総務会長など順調にキャリアも重ねてきた佐藤氏。菅氏とは当選同期で、2020年の総裁選でも麻生派を菅支持でまとめ、菅政権の誕生に貢献したという。

佐藤氏のコンプレックスは茂木幹事長? 
 ところが、佐藤氏の退会について同派中堅議員は、

「菅氏の再起というより、自らの復権が目的ですよ」

 と突き放し、こう続ける。

「彼の一番のコンプレックスは茂木敏充幹事長の存在なんです。佐藤氏は菅政権で党三役の総務会長に引き上げられ、自身“ゆくゆくは幹事長”との思いを温めてきた。なのに菅政権は短命に終わり、岸田政権では同じ栃木県連所属のライバル・茂木氏が幹事長に。しかもそれを後押ししたのが麻生氏ときては、彼が嫉妬するのも無理はない。いわば親分へのあてつけめいた出奔で、どこまで菅氏に重用されるか怪しいですよ」

 あくまで冷淡な麻生派の面々。だが、その足元ではさらに厄介な難題、麻生氏の“後継者問題”も。

東大卒の長女はフランスで結婚
 齢81の麻生氏は、先の衆院選で、二階俊博氏に次ぐ高齢議員となった。

「今年に入って国家老だった麻生事務所の所長が退職。昨年秋には麻生氏が故・中曽根康弘元総理の跡を継いで『中曽根康弘世界平和研究所』会長に就任しており、ここが引退後のとまり木になるともささやかれました」(党関係者)

 ただし、肝心の自身の後継者は未だ定まらないという。

「これまで長男が有力視されてきましたが、家業を継いですっかり実業家。それで最近は、長女の彩子氏の方を推す声が地元でも強まっているんです」(同)

 彩子氏は東大卒の才媛。資質に問題はなさそうだが、

「彼女は14年にフランスで結婚し、現在は1児の母。今さら帰国して政治家をやるかどうか。話が拗(こじ)れれば、お家断絶の危機です」(同)

“最高齢”も見えてきた? 

「週刊新潮」2022年3月3日号 掲載

新潮社

7894チバQ:2022/03/07(月) 20:27:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/232fbb6da66e14b43fa901404b05e9c758178cda
菅前首相、月内にも勉強会 再始動、勢力結集の狙いか
3/7(月) 7:08配信

時事通信
衆院本会議で言葉を交わす安倍晋三元首相(左)と菅義偉前首相=1月20日、国会内

 自民党の菅義偉前首相が月内にも、自身に近い党所属の無派閥議員約30人を中心に勉強会を立ち上げる。

 首相退任後、一時は目立った動きを見せていなかったが再始動する。昨年の党総裁選で、岸田文雄首相から事実上の出馬断念に追い込まれた菅氏による「勢力結集」の動きは党内に波紋を広げそうだ。

 菅氏は周囲に「2022年度予算案の成立後に勉強会を立ち上げたい」と明かした。当面は派閥・グループ化はせず、緩やかな政策集団として活動を始めるとみられる。

 勉強会ではまず、政権担当時に掲げた、2050年に温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」実現に向けた方策を話し合う。不妊治療の支援策なども扱う予定だ。

 菅氏は首相在任時、新型コロナウイルス対応に全力を挙げたが厳しい「後手」批判を浴びた。首相の座を降りた後もしばらくは意気消沈。ただ、昨年の衆院選で各地を応援で訪れた際、意外にも自身のコロナ対応を評価する声が多く聞かれたことで気力を取り戻したとされる。

 現在の菅氏は党内で、岸田氏と反目する「非主流派」と位置付けられる。その菅氏がこのタイミングで勉強会をスタートさせるのは、今後の政局をにらんだ動きと受け止められている。周辺は「夏の参院選で岸田政権が揺らいだときに代わり得る勢力として備えておく」と語る。

 参院選で自民党が勝利し、首相が長期政権の足場を築いたとしても、一つの固まりを形成しておけば、一定の存在感をアピールできるとの狙いもありそうだ。

 勢力結集をうかがわせる動きは既に出ている。菅政権で党総務会長を務めた佐藤勉氏が2月25日に麻生派を退会。党内には「菅グループ」結成の布石との見方もある。勉強会には、菅政権を中心で支えた二階、森山両派議員も参加するとみられ、菅氏が非主流派の核になる可能性もある。

 一方、岸田政権を支える安倍晋三元首相も、かねて菅氏に無派閥議員を束ねた「派閥化」を提案してきた。安倍氏にとっても、かつて官房長官として自身を支えた「女房役」のグループ結成は、自身の現政権への影響力を強める材料になり得る。

 菅氏をめぐる思惑が党内で交錯する中、政権内には警戒感が広がる。閣僚の1人は「菅氏と一緒にやることが果たして得なのか」と苦々しげに語った。

7895チバQ:2022/03/09(水) 19:22:15
https://news.goo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-20220309052001.html
麻生氏の功罪問われ「森友問題」 派閥重鎮・鈴木財務相がばっさり 4人退会で「親分」へのショック療法か  
2022/03/09 05:20神奈川新聞

麻生氏の功罪問われ「森友問題」 派閥重鎮・鈴木財務相がばっさり 4人退会で「親分」へのショック療法か  

神奈川新聞

(神奈川新聞)

 8日の参院財政金融委員会で鈴木俊一財務相が前任の麻生太郎氏の功罪を問われ、いきなり森友学園問題を挙げる場面があった。一方で安倍晋三元首相の経済財政施策「アベノミクス」については高評価一色。自民党麻生派所属の重鎮閣僚による「突然のばっさり」(同党幹部)に「派内の身内につれない麻生氏へのショック療法では」(同)との見方も出ている。

 「最初に森友学園案件を真摯(しんし)に反省したい。決裁文書改ざんなどが二度と起こらないようにしていくことが大事だ」。立憲民主党の牧山弘恵氏(神奈川選挙区)から「麻生前財務相の功罪は何か」を問われた鈴木財務相は、質問でも言及がなかった森友問題を冒頭から持ち出した。財政健全化推進への評価を継いだものの、「罪」からの入りに与党議員席は「えっ? 何?」とどよめいた。

 一方でアベノミクスについて「財務省として客観的な評価を行うべきだ」と迫られると「デフレではない状況をつくり雇用も拡大した」と持ち上げ、検証も「既に評価は付いている」と否定。「財務省の失った信用を取り戻さないといけない」などと力を込めた森友問題への姿勢と一変した。

 牧山氏は「岸田文雄首相が『新しい資本主義』を本当に進めていきたいのであれば、アベノミクスの検証を避ける選択はあり得ない」と批判しつつ、「経済財政政策こそ業務の本筋。本来、真っ先に出て来るはずでは」と前財務相の功罪の列挙の順番を皮肉った。

 麻生派を巡っては先月、会長代行の佐藤勉前総務会長ら4人が退会し、党内第3派閥に転落。永田町では菅義偉前首相(衆院2区)の政策グループ結成と連動した動きとみられている。

 関係者によると「長い間お世話になりました」とあいさつした佐藤氏らに、麻生氏は「短い間、ご苦労さまでした」と返した。一切慰留しなかったことに派内では「冷たい印象を与え縮小再生産を招きかねない」との懸念が出たという。

 この日の財務相答弁に麻生派議員は「鈴木さんは麻生さんとのカラーの違いを出したかったのだろう」と推測。「身内に突き放されたらどんな気持ちになるのかを『親分』に知ってもらうためのショック療法であってほしい。造反だったら大変」と付言した。

7896チバQ:2022/03/10(木) 09:35:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c43ff9a537884e9f0a325cd6b39c10a1dd9190b
結集すれば自民最大派閥に、「宏池会」系3会派の事務総長が会食…安倍派「再結集の布石か」
3/9(水) 23:36配信
読売新聞オンライン
自民党本部

 自民党の岸田派(45人)、麻生派(49人)と谷垣禎一・元総裁を中心とするグループ「有隣会」(約25人)でそれぞれ事務総長を務める根本匠、森英介、小里泰弘の3衆院議員が9日夜、東京都内の日本料理店で会食した。会合は小里氏が呼びかけたもので、3勢力が連携して岸田首相を支える方針を確認した。3氏による会合の定例化でも一致した。

 党内第3派閥の麻生派、第4派閥の岸田派、有隣会はいずれも、池田勇人元首相が創設した派閥「宏池会」の流れをくむ勢力で、所属議員数を合計すれば、最大派閥の安倍派(94人)を上回る。安倍派内からは「再結集して『大宏池会』を目指す布石ではないか」との臆測が出ている。

 一方、岸田首相はこの日、安倍元首相と衆院議員会館で約20分間会談した。首相は就任後、月に1回程度のペースで安倍氏と会談を続けている。首相は会談後、記者団に「ウクライナを巡る外交安全保障に関してアドバイスをいただいた」と語った。

7897チバQ:2022/03/10(木) 13:15:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae12964220d68a907a331b92471e0d7ca44eeb13
韓国大統領選は0・7ポイント差での政権交代…当選の尹氏、日韓関係「未来に向け協力」
3/10(木) 11:52配信

読売新聞オンライン
韓国大統領選で当選した尹錫悦氏(AP) 

 【ソウル=溝田拓士】9日投開票された韓国大統領選は、保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦(ユンソクヨル)候補(61)が、左派系与党「共に民主党」の李在明(イジェミョン)候補(57)との接戦を制し、当選した。就任は5月10日で、5年ぶりに左派から保守に政権が交代する。尹氏は悪化した日韓関係の早期改善に意欲を示している。

(写真:読売新聞)

 中央選挙管理委員会の集計(開票率100%)によると、尹氏の得票率は48・56%で、李氏(47・83%)と0・73ポイント差だった。得票数でわずかに約25万票上回っただけだった。

 1987年の民主化以降の大統領選で得票率が最も僅差だったのは、金大中(キムデジュン)氏(40・27%)が李会昌(イフェチャン)氏(38・74%)に勝った97年選挙の1・53ポイントだった。

 投票率は77・1%で、前回2017年の77・2%とほぼ同じだった。

 尹氏は検事出身で、民主化後、初めて政治家を経験せずに大統領に就任することになる。10日午前4時20分頃、ソウルの国会図書館で「偉大な国民の勝利」だと述べ、勝利を宣言した。李氏は、共に民主党の党本部で「尹候補を祝福する」と敗北を認めた。

 尹氏は10日午前に記者会見し、日韓関係について、「未来に向け、互いに協力していきたい」と述べた。

 また、米国のバイデン大統領と電話会談した。就任後、早期に直接会談し、米韓関係の発展について協議する方針を確認した。

 選挙では、新型コロナウイルスの感染拡大で疲弊した経済の再生や、文在寅(ムンジェイン)政権下で深刻化した不動産価格高騰の問題、若者の雇用対策が主な争点となった。選挙期間中にロシアのウクライナ侵攻が始まり、外交・安保への関心も高まった。

 尹氏はミサイル発射を繰り返す北朝鮮問題について、南北融和を急ぐ文政権の姿勢を「屈従外交」と批判し、先制攻撃能力の保有や日米韓の連携を通じた抑止力の強化を訴えた。南北対話よりも北朝鮮の非核化を最優先とする方針だ。

 対日関係を巡っては、未来志向の日韓関係を目指すとした1998年の日韓共同宣言を基本とし、首脳間のシャトル外交を復活したい意向だ。尹氏は「歴史問題、経済、安保協力を包括的に解決する」と公言している。最大の懸案である、元徴用工(旧朝鮮半島出身労働者)訴訟を巡る問題への対応などが焦点となる。

 選挙戦では、終盤まで尹氏と李氏の支持率が伯仲した。3位の中道野党「国民の党」の安哲秀(アンチョルス)代表(60)が3日、出馬を辞退して尹氏支持に回ったことで、尹氏は主要野党の統一候補となり、ややリードを広げた。

 李氏は北朝鮮との対話を重視する姿勢を説き、文政権を継承する考えを示していた。宅地開発を巡る自らの不正疑惑や家族のスキャンダルが響いた。

 得票率差で1ポイントを切る大接戦となった韓国大統領選は、韓国社会の分断の深さを反映している。

 保守系最大野党の尹錫悦(ユンソクヨル)氏は、中道野党の安哲秀(アンチョルス)代表との野党候補一本化で優位に立ったとみられていただけに、これだけの僅差は予想外だったはずだ。陣営は「候補一本化に危機感を感じた左派が結集した」と分析するが、安氏の支持層である若者や女性から、期待した支持を得られなかったことも響いたのではないか。選挙戦で尹氏が与党を攻撃し続け、不毛な政争を繰り返す旧態依然のイメージを持たれたのかもしれない。

 尹氏の「国民の力」は定数300の国会で議席数が106議席の少数与党となり、総選挙は2年後までない。尹氏は10日未明、支持者を前に「国民統合を最優先に考える」と述べ、他党との協力を約束した。

 文在寅(ムンジェイン)大統領も、朴槿恵(パククネ)前大統領もそう誓ったが、青瓦台(大統領府)に入ってから初心を忘れたような独断専行が目立った。尹氏が悪習を断ちきれるかどうかが問われることになる。(ソウル支局長 豊浦潤一)


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