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自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

7534チバQ:2021/10/15(金) 07:41:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/d3fa2f9c374d550c9f90830292de2d9b2289333e
河村氏 小選挙区出馬を断念、山口3区で林氏との公認争い敗れ…政府関係者「二階派崩壊の始まり」
10/15(金) 5:30配信

スポニチアネックス
山口区の選挙区事情

 ◇衆院選2021 19日公示、31日投開票

 山口3区で11期目の当選を目指していた二階派会長代行の河村建夫元官房長官(78)。首相の座を目指し参院議員を辞職、鞍替え出馬する岸田派座長の林芳正元文部科学相(60)との激しい公認争いに敗れた。解散当日に、重鎮議員が小選挙区での出馬断念の意向を固めたと伝えられる異例の事態となった。


 将来的に秘書で長男の建一氏(45)に地盤を継ぐため、「命を懸けた最後の戦い」として3区公認死守へ強い覚悟で臨んできた河村氏。事務所の数を増やしたほか、選挙区内をこまめに回る「どぶ板」活動も展開。異例とも言える「つじ立ち」まで決行した。

 力の入れようは二階派会長の二階俊博前幹事長も同様。林氏が鞍替えの意向を固めたと報じられた直後の昨秋、山口県宇部市で開かれた河村氏の総決起大会に二階派議員約20人を引き連れて乗り込み、「売られたケンカって言葉あるでしょ?挑んでこられるなら受けて立つ」とすごんだ。

 しかし、事実上の二階氏切りを公言していた岸田文雄総裁が誕生。選挙を仕切る幹事長には麻生派重鎮の甘利明氏がおさまった。

 現職優先の原則がある中、山口県連は今月1日、林氏推薦を決め党本部に申請。河村氏は最後まで徹底抗戦を続けたが「幹事長職にとどまることができなかったのは大きい。もはや、二階さんに押し切る力はなかった」(自民党選対関係者)。河村氏公認となっても林氏の強行出馬は既定路線で、「ダブルスコアで林氏勝利」の情勢分析もなされていた。73歳定年制の原則に従えば、比例代表での復活も望めない。

 そうした中、解散前日の13日になって甘利執行部は「引導として」(同関係者)河村氏に3区出馬の見送りを要請。長男を比例代表で優遇する案も提示した。「蹴れば河村氏の名前が消えるだけ」(同関係者)の状況で、最後は甘利裁定を前に涙をのむほかはなかった。同日夜、遠藤利明選対委員長に受け入れる考えを伝えた。

 長男の比例出馬となれば、河村氏は引退するとみられる。14日に予定されていた会見は行われず、長男の比例名簿順位などを巡り調整が難航しているとの見方も出ている。自民党関係者は「解散日までもつれるのは極めてまれ。ギリギリの攻防だったことを物語っている」と話した。

 党内政局の行方を注視する政府関係者は「長く権勢を誇った二階さんだが、力がそがれていくのを強く感じる。主流派からさらに遠ざかる決定的な一件。総選挙を経て勢力を減らすなら二階派崩壊の始まりになるかもしれない」と話した。

 《次回総選挙から小選挙区4→3に》早ければ次回総選挙から山口県の小選挙区は4から3に減少。2020年の国勢調査の人口に基づき各都道府県に議席を割り振るため。自民党が全区を独占する山口県。1区が高村正大氏(麻生派)、2区が岸信夫防衛相(細田派)で、4区には細田派から安倍派への代替わりが進むと目されている安倍晋三元首相がおり、難しい調整となるのは必至。河村家が次回、小選挙区で公認を得るには今回の3区公認は最低条件。首相を目指す林氏も事情は同じで、互いに引けない状況だった。

7535とはずがたり:2021/10/15(金) 12:24:25
総裁選、支持候補明言せず 加藤官房長官
2021年09月12日09時47分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021091200166&g=pol

 加藤勝信官房長官は12日のフジテレビ番組で、菅義偉首相の後継を選ぶ自民党総裁選に関し、「党主催の討論会などで(各候補の主張を)しっかり聞いて、判断していきたい」と述べ、支持候補を明らかにしなかった。所属する竹下派の対応については、「『まとまる』というのは、同じ人ということだけではない。仮に(支持候補が)違っても、お互い理解し合いながら進んでいこうという、かなり幅広い意味だ」と語った。

7536チバQ:2021/10/15(金) 16:53:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/376e11b5cd85c95fa255d9f0ca35e84cab1cb88b
渋沢栄一の玄孫も起用…岸田首相が提唱の「新しい資本主義」実現会議、メンバーに女性7人
10/15(金) 11:48配信

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読売新聞オンライン
渋沢栄一の玄孫の渋沢健氏

 山際経済再生相は15日、岸田首相が提唱する「新しい資本主義」の具体策を話し合う「実現会議」のメンバーを発表した。有識者には、「日本の資本主義の父」と言われる渋沢栄一の玄孫(やしゃご)で投資運用会社会長の渋沢健氏ら15人を起用し、女性が7人を占めた。月内にも初会合を開き、来春をめどに構想を取りまとめる。

【写真】1円玉を500枚持ち込んでも預金額は「0円」…手数料の仕組み

(写真:読売新聞)

 有識者はほかに、経団連会長の十倉雅和氏や三村明夫・日本商工会議所会頭、連合会長の芳野友子氏、ネット上で資金を集めるクラウドファンディング(CF)のサービス提供会社「レディーフォー」代表取締役の米良はるか氏ら。人選は岸田首相の意向で、年齢や性別のバランスを重視したという。

 これまでの「成長戦略会議」を衣替えして実現会議を設けた。議長は首相が務め、関係閣僚も参加する。担当は山際経済再生相で、実務を担う実現本部事務局を15日、発足させる予定だ。

 首相は、成長と分配を両輪とする「新しい資本主義」の実現を掲げている。経済を成長させ、子育て世帯の支援や看護、介護、保育の現場で働く人の所得引き上げといった分配機能を強化する考えだ。

7537とはずがたり:2021/10/15(金) 21:08:19

山口3区公認争い最終調整(山口県)
10/13(水) 12:10配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/6aeb0db6d594b12b076117b3ff2eeca12299efd9
tysテレビ山口

林芳正さんの参議院からのくら替えに伴う衆議院山口3区の自民党の公認問題で現職の河村建夫さんと林さんが、13日、党の遠藤選挙対策委員長と会談しました。けさ、自民党本部を訪れた衆議院山口3区の現職、河村建夫さんが党の遠藤利明・選挙対策委員長と会談しました。山口3区をめぐっては、参議院議員だった林芳正さんがくら替えして出馬することを表明し、河村さんが強く反発しました。地元の自民党県議団が林さんを支援していて自民党県連は今月、林さんを公認候補にするよう党本部に推薦しました。自民党本部は、11日に、衆院選の1次公認を発表し山口1・2・4区は現職を公認しましたが山口3区は「調整が必要」として結論を出していませんでした。河村建夫さんは「結論は別に出ておりません。提案がありましたので持ち帰って」と話しました。きょうは、林さんも選対委員長と会談。取材に応じました。林芳正さんは「地元の事情を説明してくれということですので、私のほうから地元の事情を説明させて頂きました」と話しました。林さんによると、選対委員長から、具体的な提案はなかったということですが、速やかに結論を出したいと話したいうことです。山口3区には、ほかに立憲民主党の坂本史子さんが立候補を予定しています。

7538とはずがたり:2021/10/15(金) 21:09:25
「二階派が菅派に衣替え」の衝撃 「河野太郎氏の合流」もあるか
2021/10/11 07:05
|https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e3%80%8c%e4%ba%8c%e9%9a%8e%e6%b4%be%e3%81%8c%e8%8f%85%e6%b4%be%e3%81%ab%e8%a1%a3%e6%9b%bf%e3%81%88%e3%80%8d%e3%81%ae%e8%a1%9d%e6%92%83-%e3%80%8c%e6%b2%b3%e9%87%8e%e5%a4%aa%e9%83%8e%e6%b0%8f%e3%81%ae%e5%90%88%e6%b5%81%e3%80%8d%e3%82%82%e3%81%82%e3%82%8b%e3%81%8b/ar-AAPlOAe?ocid=st

 つい最近まで「自民党の最高実力者」と呼ばれて権勢をふるった二階俊博・前幹事長が、総裁選の負け戦と岸田内閣の発足で権力の座から真っ逆さまに転落した。

「次の衆院選に私が立候補するのは当たり前のことだ」──二階氏は総裁選後の10月2日、地元・和歌山で報道陣にそう語って引退を否定した。だが、二階氏の“衆院選出馬”がニュースになるほど、自民党内には依然として引退説が根強い。

「二階さんは82歳、年齢的にみても復権は難しい。選挙準備だけしておいて、総選挙直前に体調を理由に引退を表明、急遽、後継者の三男を出馬させるのではないか」(細田派幹部)との見方もあるほどだ。

 これまでポスト面で“我が世の春”を謳歌してきた二階派は、総裁選の対応で河野支持、高市支持、野田支持に割れた挙げ句、大きな亀裂が入って分裂の危機にある。二階氏が派内でも威信低下を露呈したのは、総裁選前日の同派会合だった。

「対応したくない人は(派閥を)出て行ってもらうよりしょうがないね。ちょっと愚問じゃないかな、こういうプロの世界では」

 そう語って派閥の対応一本化に強い決意を示したものの、河野支持派と高市―岸田連合支持派が反目してまとまらない。その結果、総裁選本番では“二階切り”を掲げて出馬した政敵の岸田文雄氏に二階派からもかなりの票が流れたとみられている。子分たちが勝ち馬に乗ろうと寝返ったのだ。

 岸田内閣の組閣を見ても、二階派から入閣した山口壮・環境相と小林鷹之・経済安全保障担当相はいずれも高市氏の推薦人。「決戦投票で二階派が河野太郎氏に一本化することを防いだ論功行賞」(同前)と見られている。

 二階派ベテラン議員が語る。

「二階さんを支え続けた林幹雄(前幹事長代行)さんくらいは今回の人事で処遇されてもよかったのに、入閣したのは岸田―高市連合に走った2人だけ。二階さんの意向は全く配慮されなかった」

 派閥領袖の力は子分の議員に「ポスト」を配分することで保たれる。総裁選で派内を切り崩され、ポスト配分権も失った二階氏にはもはや派閥を維持する力さえ残っていない。

 注目したいのは二階派の跡目をめぐる動きだ。党内では“負け組派閥の後継者問題など些事”と関心が薄いようだが、ことの成り行き次第では自民党に再び波乱が起きる呼び水になるかもしれない。

 二階派の有力な後継者候補の1人が武田良太氏。防災相、総務相を歴任したことで急速に力をつけ、派内で頭角を現わした。総裁選ではまず石破茂氏擁立に動き、石破氏が出馬断念すると河野支持に転じて負け組となったものの、若手に一定の支持がある。

「武田に近い若手議員たちは、派閥を草刈り場にされないために武田を総裁選に担ぎ出そうとしたが、世代交代を怖れた二階会長が野田聖子に推薦人を貸したためにうまくいかなかった。だが、その二階会長は力を失い、重鎮として支えていた最高顧問の伊吹文明(元衆院議長)さんも引退する。いまや派内はバラバラで、このままでは空中分解に向かう。二階会長が派閥を譲らないのであれば、武田は中堅若手を引き連れて派閥を割る決断をするのではないか」(同派中堅)

 注目すべきはその先、武田氏らの受け皿になるとみられているのが菅義偉・前首相のグループなのだ。

 もともと二階氏は「引退後は二階派と菅グループの無派閥議員を合流させ、菅さんに後事を託すつもりだった」(二階側近)とされる。菅氏も二階派議員を人事で厚遇し、それに呼応する姿勢を見せていたが、総裁選前に菅氏が二階氏を幹事長から降ろそうとしたことで2人の関係が悪化、合流構想はご破算になったと見られている。

 しかし、二階派の議員たちにすれば、負け組は人事で干されるうえ、派閥が空中分解すると総選挙でも支援が受けられない。菅氏の側近たちも事情は同じだ。武田氏が菅グループとの合流を目指せば、総選挙前に「菅派」旗揚げ構想が復活する可能性が高い。興味深いのは、それを引き金にもっと大きな「負け組連合」形成につながることだ。

7539とはずがたり:2021/10/15(金) 21:09:50
>>7538
 菅内閣の閣僚経験者が言う。

「岸田総理や安倍さん、麻生さんのやり方は党内に深い恨みを残した。一番、雪辱に燃えているのは強引に総理を引きずりおろされた菅さんだろう。菅派をつくるときは安倍―麻生に切り崩されて存続の危機にある石破派にも合流を呼びかけるだろうし、岸田人事で広報本部長に格下げされて屈辱にまみれた河野太郎や冷や飯組に転落した小泉進次郎とも連携をはかるはずだ」

 二階派分裂という小さな動きが、菅派の結成につながり、それが自民党内に「菅+小石河」という反主流派連合勢力の結成を促す。

 反主流派は議員の勢力では細田派、麻生派、岸田派の主流派には遠く及ばないが、岸田首相より国民の支持が高い河野氏、進次郎氏、石破氏らが党内で生き残る足場ができることが大きい。仮に、10月31日投開票の総選挙で岸田自民党が敗北した場合、攻守逆転する番になるからだ。

 岸田政権で「我が世の春」を謳歌している安倍氏や麻生氏が、菅派結成の動きを「しょせんは負け組互助会」と侮っていると、足を掬われかねない。

7540チバQ:2021/10/18(月) 21:36:02
https://news.yahoo.co.jp/【点描・永田町】岸田政権の「3Aシフト」に不安
10/17(日) 18:31配信

85
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時事通信
会見に臨む岸田文雄首相=4日、首相官邸

 大激戦の自民党総裁選を受けた岸田文雄新政権が、4日召集の臨時国会冒頭での首相指名と組閣を経て、同夜に発足した。

 岸田新首相は8日の所信表明演説、11日からの衆参両院での各党代表質問終了後の14日に衆院解散を断行し、投開票日は31日とする方針を表明。その上で4日夜の記者会見では新内閣を「新時代共創内閣」と命名し、「信頼と共感の政治」を掲げつつ、当面はコロナ対策に全力投球する方針を力説した。ただ、新政権の党・内閣人事を見ると、総裁選での岸田氏勝利に貢献した安倍晋三元首相と麻生太郎前副総理兼財務相への配慮が目立ち、新たに党を仕切る甘利明幹事長も加えた3氏の頭文字からの「3Aシフト」とやゆされている。「適材適所の挙党態勢とは名ばかりの布陣」(自民長老)で、甘利氏の金銭授受問題も含め、「不安だらけの船出」となるのは確実だ。

 新政権で党運営を仕切る党4役は、甘利幹事長の他、福田達夫総務会長、高市早苗政調会長、遠藤利明選挙対策委員長。さらに、内閣で首相を支えるのは松野博一官房長官という陣容だ。甘利氏は麻生派最高幹部で安倍氏とも親しく、高市氏は安倍氏側近で、松野氏は安倍氏が事実上支配する最大派閥・細田派の事務総長。加えて、麻生氏は9年近く務めた副総理兼財務相から党副総裁に立場を替え、新政権ににらみを利かせる構えだ。このため、野党だけでなく多くのメディアも「党改革どころか、権力闘争の果ての“安倍・麻生忖度(そんたく)政権”」と批判する。
◇“安倍かいらい”修正も「国民不在」は変わらず
 ただ、首相も唯々諾々と安倍、麻生両氏の要求に従ったわけではない。「安倍氏は当初、高市幹事長と萩生田光一官房長官を求めた」(首相周辺)が、首相はこれに抵抗し、高市政調会長、松野官房長官に差し替えた。「保守派のマドンナ」として総裁選で健闘した高市氏は、政策立案責任者の政調会長にすることで言動を封じ込める狙いがありあり。さらに、いずれも安倍氏とは距離があるとされる松野氏の官房長官起用と福田氏の総務会長への大抜擢は「安倍かいらい政権との批判を交わす思惑」(同)がにじむ。早速、安倍氏サイドからは「安倍さんは思惑が外れ、いら立っている」(周辺)との声が噴き出し、主要メディアも「首相の意地」を指摘して安倍・麻生シフトに疑問符を付ける方向に軌道修正した。

 そもそも今回の総裁選は、当初大本命だった河野太郎氏を推す菅義偉前首相、二階俊博前幹事長と、「反河野」で岸田氏を支持して逆転を狙う安倍、麻生両氏による「キングメーカー争い」の構図だった。その結果、細田、麻生両派に旧竹下派も連携しての大派閥主導の多数派工作で、「決選投票で岸田氏圧勝」のシナリオが実現したのが実態だ。だからこそ党・内閣人事では、いわゆる菅グループと二階派の中軸は「ポストからの排除」が際立った。自ら「完敗」を認めた河野氏が、党7役の末席ともされる広報本部長への降格を受け入れざるを得なかったことも、「権力闘争に負ければ冷や飯」(麻生氏)との自民党の“おきて”を象徴する。

 ただ、こうした結果は「まさに永田町の論理そのもの」。首相が安倍氏主導に抵抗してみせても、「国民不在の権力闘争」という本質を覆い隠すことはできない。国民の自民不信の原因だった「菅・二階体制」が「岸田・3A体制」に置き換わっても、「自民党は全く変わっていない」(枝野幸男立憲民主党代表)との批判は当然だ。「ご祝儀相場狙いの選挙日程前倒し」(同)が奏功するのかどうかも不透明で、首相にとって衆院選での実質的な勝敗ラインとされる自民単独過半数確保も、容易ではないのが実態だ【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」10月11日号より】。 articles/ed0ffd52f0c6dc997146e68cf8914e80e50ae3c5

7541チバQ:2021/10/21(木) 15:10:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/83d1921b58a00f4959dca390919c39dbbed3af64
動く菅前首相 影響力維持狙い? 岸田首相へ言及なし
10/21(木) 11:23配信

北海道新聞
第一声で「今回ほど危機感を持っている選挙はない」と語る菅前首相=19日、横浜市

 菅義偉前首相(72)の動きが、退陣直後にもかかわらず活発だ。衆院選の応援で地方を回り、20日は沖縄で街頭演説した。影響力の維持が狙いとみられるが、岸田文雄首相への言及はほとんどなく、現政権との距離も露呈する。

 菅氏は19日、地元横浜市での第一声で、看板政策だった携帯電話料金の値下げについて誇らしげに語った。「私の家内も変えました。どのメーカーとは言わないが、8千いくらだったのが3千円ぐらいになった」

 新型コロナウイルスへの後手の対応に国民への説明不足が重なり、支持率低迷で退陣表明を強いられたのが9月3日。続く自民党総裁選で河野太郎前行政改革担当相を担いだが、かつて菅氏を支えた安倍晋三元首相、麻生太郎副総裁が岸田氏支持に流れ、敗れた。官邸筋は「菅氏の求心力低下は否めない」と認める。

 「退任後は一定期間、蟄居(ちっきょ)謹慎するのが常識」(自民党関係者)との声がある中、最近は三重、兵庫両県で新人や自らを支持する無派閥議員グループの前職を応援。在任中に自重していた靖国神社参拝も行った。活動を控える様子はない。

 一方、コロナ対策の反省や謝罪の弁は聞かれない。岸田政権の公約の訴えや現体制への支持呼び掛けもない。菅氏は周囲に「岸田氏は全然、改革と言わない」と不満を漏らす。周辺は「河野氏や小泉進次郎前環境相ら『改革勢力』と挽回の機をうかがっている」と解説する。

7542チバQ:2021/10/25(月) 14:21:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0265c9d21474df47dc3631551a163d9c3032d8e
岸田政権に激震 参院補選でまさかの敗北「衆院選の結果いかんで政局になる」〈dot.〉
10/25(月) 9:03配信

AERA dot.
若林洋平氏の応援に入った岸田文雄首相 参院静岡補選(C)朝日新聞社

 まさかの敗北で岸田政権に激震が走っている。 



【全国289選挙区当落予測はこちら】

 衆議院選挙の前哨戦として注目された参議院静岡選挙区と同山口選挙区の補欠選挙が10月24日に行われた。山口選挙区は元産経新聞政治部長で前職の北村経夫氏が当選を決めたが、静岡選挙区では、自公が推した前御殿場市長の若林洋平氏が立憲民主党や国民民主党が推した無所属の新人、山崎真之輔氏に敗れる波乱の展開となった。

岸田文雄首相が就任後、初めての国政選挙に臨み、与野党1勝1敗の痛み分け。だが、痛い黒星となった。

「官邸に激震が走っています。岸田首相が2回も静岡に入り、勝負して負けた訳ですから…。とりわけ、無党派層の7割が野党候補に投じた、という事実は重い」(官邸関係者)

自民党幹部もこう落胆する。

「世論調査や出口調査で、芳しくない数字が続いていた。しかし、衆院選も公示となり相乗効果で投票率などから自公の組織票で若林氏が抜け出せるとみていたが、逆転されてしまった」

衆院選の投開票は31日と目の前に迫っている。立憲民主党は共産党、社民党、れいわ新選組と野党共闘し、統一候補を100以上の小選挙区で擁立。自公と一騎打ちの構図となっている。

しかし、今回は立憲民主などが推した山崎氏が勝利した参議院静岡選挙区では、共産党も候補者を擁立し、野党共闘にはなっていない。それなのに自民党が敗北した。

 参院の静岡補選の票の動向を分析すると、衆院選でも自民党はかなり苦戦するという。

「衆院選で静岡県内の小選挙区は、情勢調査などで自民党候補の多くは苦戦と分析されている。今回の参議院の補選でも静岡3区、5区と6区、8区などで票が伸びなかった。特に静岡市や浜松市という大票田でダメだった。衆院選では小選挙区だけでなく、比例の当落にもかかわってくるだろう。どうなってんだ。まったく。とんだ計算違いをした」(前出・自民党幹部)

 一方、劣勢かとみられた野党は意気が上がる。

「候補者を1本化した野党共闘でなくとも勝てたので、衆院選はかなり期待できる」(立憲民主の幹部)

 今回の補選勝利の立役者の一人は、地元で絶大な人気を誇る川勝平太・静岡県知事だ。

 川勝知事は山崎氏への応援に何度も入り、7月の熱海市土石流災害を例にあげ、岸田政権をこう批判していた。

「熱海の土石流の体験を無にしてはならない。大都市をつくり、効率をあげるというのが自民党であります。本当に許していいのか」

「岸田さんは首相就任のご祝儀で支持率はあがるはずが、現在40%台。相場が下がってきた。静岡県の自民党の国会議員には大臣もいない。役に立たない。みなさんでお灸をすえましょう」

 山崎氏も「岸田さんが首相になって、国交相にリニア(新幹線)の整備を指示した。驚天動地だ」と自民党批判を展開した。

 山崎氏のポスターには「私も応援します、川勝平太」というステッカーが終盤で貼られるようになったのも追い風になったという。前出の立憲民主幹部はこう語る。

「川勝知事が自民党にNOを突き付けたことが大きな後押しになった。それが山崎氏の逆転につながった」

 痛い黒星となった参院の静岡選挙区の補選。しかし、原動力となった川勝知事は衆院選で立憲民主党など野党に積極的な支援表明をしているわけではない。衆院選で野党に風が吹くとは言い難い状況だ。前出の官邸関係者はこう語る。

「衆院選への影響と動揺を最小限にすべく、『静岡はリニア問題というドメスティックな争点があったからで、影響は限定的』と冷静を装う声が相次いでいます。しかし、岸田政権は民意を真摯に受け止める必要があります。選挙責任者たる甘利明幹事長の手腕への疑問符も出はじめています」

7543チバQ:2021/10/25(月) 14:21:40
 自民党で20年以上、政務調査会の調査役を務めた政治評論家の田村重信さんはこう分析する。

「衆院選を控え、静岡の補選で油断があったと感じている。初陣で負けるというのは、トップも部下も意気消沈する。衆院選の真っ最中にあった補選でのまさかの敗北は、岸田政権にとって痛すぎる。静岡は別だという考えなら、衆院選も危うい。まさに直結しかねない」

 発足以来、支持率が伸び悩む岸田内閣。

 総裁選で論議された森友学園の問題、桜を見る会の問題、河井元法相の1億5千万円問題などの「負の遺産」についてもまったく審議されていない。

「安倍元首相、麻生副総裁、甘利幹事長に頭が上がらない岸田首相の指導力のなさが、静岡の補選敗北の要因の一つではないか。衆院選では強固な指導力が必要です。今の岸田首相にはそれが見えない。演説に人は集まるも心に響かない。衆院選の終盤はより厳しいものになるのではないか」(前出の自民党幹部)

 岸田首相は衆院選の勝敗ラインを公示前の自民党勢力(276議席)から大幅減となる「自公で過半数」(233議席)と低めに見積もっている。前出の田村氏は続ける。

「当初は衆院選も楽勝というムードは自民党の仲間から漏れ伝わってきた。そういう小選挙区もあるだろうが、野党が急上昇してびっくりして相談してくる自民の候補者もいる。昔から政治の世界は、一寸先は闇と繰り返し言われる。前回の2017年より激戦区が増えているのも、マスコミ報道などで明らかだ。岸田政権の戦い方いかんでは、すぐに政局となる」

(今西憲之 AERAdot.編集部)

7544とはずがたり:2021/10/26(火) 18:21:46


安倍政権の作り上げた構造は,岸田には勿論,安倍・菅に迎合する形で脱原発を封印する形で閣僚に重用された河野でも結局打破できなかったような気がする。

裏切って好き勝手やり出す可能性は確かに岸田より高くてそれ故に選ばれなかったとも言えるけど。更に云うと次は河野的な改革・ぶっこわしより安定よりに振りそうでもある。

“静岡ショック”で露呈した自民党の構造的危機とは何か? 総選挙をどう変えるのか?
木下ちがや 政治学者
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2021102500007.html?page=1
2021年10月26日
参院補選|自民の構造的危機|衆院総選挙|野党共闘|静岡ショック

7545チバQ:2021/10/27(水) 02:21:36
"岸田首相が仕掛けた最大派閥の分断 人事と歴史から見えてくる狙いとは : まつりごと点描 : Webコラム : 読売新聞オンライン" https://www.yomiuri.co.jp/column/matsurigoto/20211012-OYT8T50077/amp/

 岸田文雄首相が自民党役員人事と組閣でみせた流儀に対し、「安倍晋三元首相の言いなり」ではないことを示し、「岸田��傀儡かいらい��政権」説を覆したとの受け止め方がある。自らの「弱い」イメージから脱却を図るだけでなく、「膨らみすぎたバブルは破裂する」という法則を用い、大派閥をバックに安倍氏が強い影響力を持つ党内バランスを変える意図も感じられる。

「福田系」を「安倍系」より重用

����岸田首相
 岸田氏の人選で永田町を驚かせたのは、福田達夫・自民党総務会長と松野博一官房長官の起用だった。
 両氏とも、97人を擁する最大派閥・細田派(清和政策研究会)の所属だ。
 9月29日の自民党総裁選で細田派のメンバーの多くは、事実上のオーナーである安倍氏の意向で、かつて同派に籍を置いていた無派閥の高市早苗・元総務相(現・自民党政調会長)を支援し、決選投票では岸田氏の支持に回った。
 高市氏の善戦は、世論調査では人気の高かった河野太郎・前行政・規制改革相(現・自民党広報本部長)が一般党員票と国会議員票の比重が同じ第1回投票で一気に過半数を獲得する展開を妨げた面がある。このため、「安倍氏の本命は、初めから岸田氏だった」との受け止め方が専らだ。
����記者会見を行う松野博一官房長官����自民党総務会長に抜擢された福田達夫氏(左から3人目)
 岸田氏が自ら率いる岸田派(宏池会)ではなく、細田派に党三役の一角と内閣の要である官房長官を明け渡したのは、これからも最大派閥の支援が欠かせないと考えての論功行賞にも見えるし、福田氏の��抜擢ばってき��には、総裁選で党改革を訴え、若手の登用を主張していた岸田氏が約束を実行に移したようにも映る。
 問題は、一連の人事を安倍氏が歓迎していないと見られていることだ。
 安倍氏の祖父、岸信介元首相(在任1957年2月〜60年7月)に源流を持つ細田派には、二つの系譜がある。
 岸元首相や、その女婿で有力な総裁候補だった安倍氏の父、安倍晋太郎元外相から連なる「安倍系」と、岸元首相に次いで清和会(清和政策研究会の旧称)出身の宰相となった福田赳夫元首相(同76年12月〜78年12月)を支えた「福田系」だ。
 派閥はもともと、総裁候補を擁し、その人物の政策や理念に共鳴する仲間が集まり、その政権を目指す集団だった。当然、誰が総裁候補かによって、集う仲間の顔ぶれも違えば、政治思想も微妙に異なる。
 同じ名称と伝統を継承した集団だからといって、総裁候補の交代とともに自動的に忠誠心まで継承されるわけではない。とりわけ、宏池会や清和会のような伝統派閥には、そうした難しさがついて回る。

7546チバQ:2021/10/27(水) 02:22:08
浮き上がった細田派のミシン目

 細田派では、自民党が野党だった時の2012年の総裁選で、それが表面化した。
 清和政策研究会(当時は町村派)会長だった町村信孝・元外相が立候補したにもかかわらず、同じ派閥の安倍氏が出馬したことで、町村派は二つに割れた。
 安倍氏は派閥横断の運動を展開し、総裁の座に復帰するものの、町村派内では福田系と安倍系の間のミシン目がくっきりと浮かび上がった。
 松野氏はその総裁選で、町村氏の側に立った。福田康夫元首相を父に、福田赳夫元首相を祖父に持つ福田達夫氏も、安倍系ではない。
 岸田氏が安倍氏の言いなりなら、こんな人事はしなかったはずだ――。両氏の関係を心配する声は、やがて、「優柔不断で決断力がない」といった岸田氏の評価を見直す声に変わった。
 岸田氏は自身のイメージチェンジのため、あえて安倍氏が眉をひそめる人事を行ったという見方にとどまらず、最大派閥の細田派を分断し、党内のバランスを変えることで、党改革を進めやすくする攻撃的な狙いがあったとの分析もある。
 官房長官人事では、安倍氏に近い細田派の萩生田光一経済産業相が有力候補に擬せられていたが、岸田氏周辺は「首相は初めから、松野氏の起用を決めていた」と証言する。松野官房長官、福田総務会長という配置は、忘れられかけていた同派のミシン目の存在を、再び意識させる効果があった。

7547チバQ:2021/10/27(水) 02:22:52
大きくなり過ぎて分裂する歴史

����(左から)佐藤栄作、田中角栄、福田赳夫の各元首相(1972年)
 ミシン目が大きな集団にできやすいことは、自民党の歴史が物語っている。大きくなり過ぎた派閥は、時にバブルがはじけるように分裂する。
 例えば、最盛期には100人を超えるメンバーを抱えていた佐藤栄作元首相(在任1964年11月〜72年7月)率いる佐藤派(周山会)は、後継の総理・総裁を決める場面で佐藤元首相が、佐藤派ではない他派閥の福田赳夫元首相を考えていたため、佐藤派にあって「ポスト佐藤」を��虎視眈々こしたんたん��と狙っていた田中角栄元首相(同72年7月〜74年12月)との間にミシン目が入った。
 結局、佐藤派からは、田中元首相を支持した多くの議員が独立・分裂する事態となった。
 田中元首相が退陣後もキングメーカーとして君臨する土台となった田中派(木曜クラブ)も100人を大きく超える膨張を遂げ、総理・総裁の座を目指した竹下登元首相(在任87年11月〜89年6月)が分裂含みの動きを見せた。田中元首相が病気で倒れて竹下元首相が大勢を掌握すると、一部のベテラン議員らは竹下派への衣替えを潔しとせず、��袂たもと��を分かった。
 やはり100人超の大派閥となった竹下派(経世会)は、実権を握った金丸信・元自民党副総裁のヤミ献金事件を機に分裂し、羽田孜元首相(在任94年4〜6月)と小沢一郎・元自民党幹事長(後に民主党代表、自由党代表などを歴任)のグループが派閥のみならず自民党からも飛び出して、新生党を結成した。
 大きな派閥が分裂を繰り返すのは、人数が多過ぎてメンバー同士の意思疎通が難しくなることが要因の一つだろう。派閥トップが総理・総裁を務め終えたのに、衆目が一致する後継者がいなかったり、有力者が複数いて一本化が困難だったりすると、遠心力はどんどん大きくなっていく。
 宏池会は、池田勇人元首相(在任60年7月〜64年11月)、大平正芳元首相(同78年12月〜80年6月)、鈴木善幸元首相(同80年7月〜82年11月)、宮沢喜一元首相(同91年11月〜93年8月)を輩出した名門派閥だ。かつて所属していた麻生太郎元首相(現・自民党副総裁)や菅義偉前首相を数に入れなければ、宏池会出身の首相は岸田氏が約28年ぶり5人目となる。
 宏池会も、宮沢政権だった92年頃には竹下派に次ぐ80人を超える大所帯になっていて、宮沢内閣の退陣後、後継者をめぐる派内の対立が顕在化した。
 98年に宏池会の会長が宮沢元首相から加藤紘一・元自民党幹事長に交代することが決まると、反発した麻生氏らが派閥を離脱し、宏池会で加藤元幹事長とライバル関係にあった河野洋平・元衆院議長のもとで河野グループ(大勇会)として独立した。大勇会は、現在の麻生派(志公会)の原点となった。
 その後も宏池会は、加藤元幹事長らが森喜朗内閣に対する野党提出の不信任決議案に賛成しようとした2000年の「加藤の乱」が失敗に終わったことで、加藤元幹事長に対する支持、不支持をミシン目に再分裂した。

7548チバQ:2021/10/27(水) 02:23:32
衆院選の結果が左右する遠心力

 大派閥や伝統派閥には、遠心力が働きやすい。
 今の自民党の7派の中で、その懸念がある規模と伝統を誇るのは、細田派だけだ。
 しかも、12年総裁選ではっきりと見えたミシン目に加え、2本目の新たなミシン目もできている。
 安倍政権の復活から退陣までの8年近くの間に、総裁派閥に加入するのが自分の選挙にも有利と考えた、選挙の弱い若手議員の作ったミシン目だ。
 「魔の3回生」と呼ばれる12年衆院選の初当選組は、21年衆院選の公示前の時点で党内に80人以上も残っていて、そのうち20人以上が細田派に在籍している。
 「福田系VS安倍系」のしがらみこそ経験していないが、衆院選が目前に迫る中で菅前首相が退陣に追い込まれる逆風を前に、派閥に対する忠誠心よりも「人気のあるリーダー」を求める焦りが勝った。このため、先の総裁選では、「高市氏を支持する」という安倍氏の呼びかけも、若手には浸透しにくかった。
 ミシン目に外から力が加わると、そこから裂ける。細田派の2本のミシン目は、自民党の最大派閥を二分裂、三分裂させることにもつながる境界線だ。
 岸田氏の「福田系」重用は、ミシン目に外から働く力となった。それを意識的に行って最大派閥の力を減じようと考えたとすれば、岸田氏もなかなか、したたかだ。徐々に「岸田カラー」を発揮していくための布石を打ったのかもしれない。
 ただ、細田派の消長は、10月31日投開票の第49回衆院選で、どれだけ若手が生き残るかによっても変わってくる。
 首相が菅氏から岸田氏に交代した後、自民党の政党支持率は上昇傾向にある。ほとんどの若手が再選を果たせば、細田派は大きいまま推移する。
 規模の大きさゆえの遠心力を求心力に転換するには、将来の総裁候補を早く固めることが早道だ。もっとも過去には、最高権力者の座を降りながらキングメーカーとして君臨し続け、後継者を育てたり、伸ばしたりすることを嫌う派閥トップもいて、分裂劇を招いた事例もある。安倍氏がこの道をたどらないとも、限らない。
 逆に、衆院選で新政権に対する「ご祝儀」が期待ほどには増えず、野党共闘の方が効果をあげるようだと、もともと選挙が弱かった若手の再選は難しくなる。その場合、若手を多数抱えている細田派への打撃は大きくなる。
 発足時の岸田内閣の支持率が5割前後にとどまる「人気不足」を考えると、こちらの展開になることも十分にあり得る。
 その場合、規模が小さくなることで遠心力が弱まることもあるだろう。むしろ、長い目でみると、その方が細田派の結束力を高めるかもしれない。
 その意味では、第49回衆院選の結果は自民党の派閥像を変え、党内力学に変化をもたらす可能性がある。
����安倍元首相
 岸田政権の誕生に、安倍氏が大きな役割を果たしたことは間違いない。岸田氏と安倍氏が友情で結ばれているとしても、打算も働く。
 安倍氏が逆襲に出れば、岸田政権の基盤は不安定になる。
 岸田氏が安倍氏への配慮や遠慮で自分のカラーを出せなければ、政権に対する漠然とした期待はすぐ、失望に変わりかねない。
 有権者とは直接関係のない自民党というコップの中の駆け引きに思えても、政権の安定は政策の推進力にもかかわってくる。
 当分、岸田、安倍両氏の関係から、目が離せない。

プロフィル

伊藤 俊行(��いとう・としゆき��)

 編集委員。1988年読売新聞入社。金沢支局を振り出しに、93年から政治部で政党、選挙、外交・安全保障を取材、96〜97年にハーバード大学国際関係センター日米関係プログラム研究員、2003〜05年にワシントン特派員。調査研究本部主任研究員、国際部長、政治部長を経て20年から現職。

7549チバQ:2021/10/29(金) 16:02:46


3948 :チバQ :2021/10/29(金) 16:02:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/74d1e70ad3a87da3ff4103539cccdedb4e311d55
山崎拓氏が辻元清美氏を応援 自民大阪、除名を上申
10/28(木) 19:15配信

共同通信
山崎拓・元自民党副総裁

 自民党大阪府連は28日、山崎拓元副総裁が衆院選大阪10区に立候補している立憲民主党の前職辻元清美副代表の応援をしたとして、自民党本部に除名処分とするよう上申した。10区には自民前職の大隈和英氏が出馬しており、府連は「他党の応援に行くことは後ろから弓を引く行為で、許されない」と説明している。

 山崎氏は27日、大阪府高槻市で辻元氏の応援演説に立ち「小選挙区は絶対に辻元。必ず当選させてほしい」と呼び掛けた。自社さ政権下で安全保障を巡り辻元氏と議論を交わしたと紹介し、親密ぶりもうかがわせた。

https://nordot.app/826104825867190272
山崎拓氏「小選挙区は辻元清美、比例は自民」に維新・松井代表「大阪の選挙は不思議な事がしばしば」
2021/10/27 23:43 (JST)
 自民党で幹事長、副総裁を歴任し、2012年に政界を引退した山崎拓氏(84)が27日、衆院選で大阪10区に立候補している立憲民主党・辻元清美氏の応援演説を行った。

 同選挙区には自民党の大隈和英氏、日本維新の会の新人・池下卓氏が立候補し、大激戦が伝えられている。

 辻元氏は自身のツイッターで山崎氏が「最後に『小選挙区は辻元清美、比例区は自民党』と申し上げまして私の応援演説といたします」などと訴える動画を投稿し、ツイートとともに拡散した。


 ネット上では“小選挙区は立民・辻元氏、比例は自民”との応援演説が取り上げられ、ザワつくと、日本維新の会代表の松井一郎大阪市長は「大阪の選挙は不思議な事がしばしばあります。」とツイートしていた。

7550とはずがたり:2021/10/30(土) 18:32:09

ナルシスト甘利,錯乱の度合いを強めつつ最終日,やべえ。

甘利幹事長まさかの落選危機で錯乱状態!「私がいなくなれば大変なことになる」と絶叫演説
10/30(土) 14:40配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/e33d0639bd70d8d1566ebde65c629b350b61601f
日刊ゲンダイDIGITAL

 まさかの落選危機に周章狼狽のようだ。

 同志の応援に飛び回る立場のはずが、選挙最終盤で神奈川13区に引きこもってしまった甘利幹事長。29日も選挙区内を回って支援を訴えた。

自民長老候補21人が“討ち死に”危機! 大臣経験者3人は負ければ「無職」に転落確定

■UR口利き疑惑に恨み節

 白ジャンパーに名前入りのタスキをかけ、ビールケースに乗って始まった演説は、URをめぐる“口利きワイロ疑惑”について、「卑劣な誹謗中傷戦。これはもう犯罪です!」と泣き言から始まった。「後ろ指をさされるようなことは何ひとつしていない」「私が知らないところで起こった」というのだ。誹謗中傷は「絶対に許すことはできない」とヒステリックに叫んでいたが、足を止める人はいなかった。

 経済安全保障に話が及ぶと「私は未来を見通せる」と言いだし、「その私がいなくなれば大変なことになる」「未来は変わっちゃう」と訴えた。最後は「私の手の中には日本の未来が入っている」「私の妨害をしたら、これは国家の行く末を妨害しているのと同じことなのであります!」と絶叫。ほとんど錯乱状態だ。

 甘利幹事長がここまで焦っているのは、立憲の太栄志候補の猛追に加え、公明党との関係が良くないため思うように票固めができないからだ。

「“政治とカネ”の問題にシビアな学会女性部に敬遠されている。地元では、日頃の不遜な態度も不評を買っています。弱り切った甘利幹事長は、公明とのパイプが太い菅前首相に『なんとかしてもらえないか』と泣きついたようです。プライドの高い甘利さんが“政敵”に頭を下げなければならないほど追いつめられているのです」(自民党関係者)

■「洞察力ある重厚な政治家」

 演説後のぶら下がり取材で、選挙終盤に突然、ポスターを変えた理由について聞かれると、「日本を代表する政治家としてのコンセプト」「洞察力のある重厚な政治家というイメージ」で当初はモノクロにしていたが、「ニコニコ明るい甘利さん、我々の甘利さん」という地元の声があってカラーポスターに直したと説明していた。

 自民党幹事長が落選なんてことになったら大変なことだ。甘利幹事長は自分の未来を見通せているのか。

7551とはずがたり:2021/10/31(日) 10:54:32
7月の記事。

>数少ない盟友の小此木八郎前国家公安委員長は国政を離れる決断

>一国のリーダーを目指すには指導力を欠いているとの声が上がる。その象徴が党岐阜県連会長として臨んだ今年1月の県知事選だった。

>かつて後押しを受けた野中広務元官房長官は30年に死去し、親密だった古賀誠元幹事長も表舞台を去った。

>幹事長代行として仕える二階俊博幹事長も首相の再選支持を明らかにしており、二階氏周辺は「二階氏が野田氏を推すことはない」と断言する。

>女性の衆院議員で最多の当選9回を誇る野田氏には「知名度が高い」「姉御肌で頼れる」との評価もある。

残る後ろ盾は二階さんぐらい。既にフリーハンドを得ている。
野田さんはなんと選挙戦終盤に和歌山3区入りしてる。今日の衆院選で惨敗でもあると野田首相の目もあるんじゃ無いかと思ってるが。

野田聖子氏 遠のく女性初首相 地元混乱、盟友去り
https://www.sankei.com/article/20210707-RFVOKWNJCJIWFAJHFEXPOREKWA/
2021/7/7 20:29
内藤 慎二
広池 慶一

女性初の首相を目指す自民党の野田聖子幹事長代行=衆院岐阜1区=が難局に直面している。指導力不足との指摘に加え、数少ない盟友の小此木八郎前国家公安委員長は国政を離れる決断を下した。菅義偉首相の党総裁任期は9月末に満了を迎えるが、次期総裁選出馬への環境は整っていない。

「党内でもう少し好かれなければいけない」

野田氏は7日、福岡市内で行った講演でこう述べ、総裁選出馬に必要な推薦人20人の確保に努める考えを示した。ただ、一国のリーダーを目指すには指導力を欠いているとの声が上がる。その象徴が党岐阜県連会長として臨んだ今年1月の県知事選だった。

野田氏は保守分裂となった知事選で混乱を招いた責任を共有しようと自身を含む執行部全員の辞任を提案したが、県議らが反発。3日の県連大会で執行部続投が決まった。党重鎮は「地元の内紛をまとめられず評価を落としている。相手を正面から本気で説得する気概を欠く」と手厳しい。

総裁選に挑む上で長年の課題である推薦人確保のめども立っていない。

平成27年は当時の安倍晋三首相サイドの切り崩しで出馬を断念。30年は自身が絡む情報公開請求の漏洩(ろうえい)問題も影響し、出馬回避を余儀なくされた。

かつて後押しを受けた野中広務元官房長官は30年に死去し、親密だった古賀誠元幹事長も表舞台を去った。加えて陰に陽に野田氏を支えてきた初当選同期の小此木氏は8月の横浜市長選出馬を表明。幹事長代行として仕える二階俊博幹事長も首相の再選支持を明らかにしており、二階氏周辺は「二階氏が野田氏を推すことはない」と断言する。

女性の衆院議員で最多の当選9回を誇る野田氏には「知名度が高い」「姉御肌で頼れる」との評価もある。一方、無派閥ゆえの基盤の弱さは変わっておらず、党ベテランは「政治は権力闘争だ。推薦人は見返りを求めている。ただ、『選挙に出ます』と言っているだけで、ついてきてくれるわけがない」と苦言を呈する。(内藤慎二、広池慶一)

7552チバQ:2021/11/01(月) 07:30:33
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021102700846&g=pol
【点描・永田町】「完敗」小石河連合の“三者三様”
2021年10月31日18時30分

記者団の質問に答える河野太郎広報本部長=10月11日、東京・永田町の同党本部
記者団の質問に答える河野太郎広報本部長=10月11日、東京・永田町の同党本部

後任の山口壮環境相に事務引き継ぎ後、幹部職員にあいさつする小泉進次郎前環境相(中央)=10月5日、東京・霞が関
 史上初ずくめの10・31衆院選が終盤戦を迎える中、永田町では先の自民党総裁選で本命視されながら岸田文雄首相(総裁)に「完敗」した河野太郎広報本部長と、河野氏を支援した小泉進次郎前環境相、石破茂元幹事長による、いわゆる「小石河」連合の“次”を見据えた政治行動が注目の的だ。衆院選の結果次第では11月以降の政局混迷も想定され、その場合は河野氏ら3人の動向が「新たな党内権力闘争のカギを握る」(自民長老)とみられているからだ。
 河野、小泉、石破3氏は、長期にわたった「安倍・菅政権」下の各種世論調査での「次の首相候補の人気番付」で常にトップを争い、岸田首相は下位低迷が続いていた。それだけに「人気トリオが手を組めば負けるはずがない、との思い込みによる安易な総裁選戦略」(自民幹部)が、個別議員に対する多数派工作の手抜きにつながり、「人気者故の上から目線」(若手)が、大派閥幹部をはじめとする多くの議員の反発と離反を招いた末の「完敗」だった。その後の3氏は、河野氏が党7役末席の広報本部長、小泉、石破両氏は「無役」で、実質的な“冷や飯食い”生活だ。もちろん、それぞれの立場で未来を見据えるが、「政治的には三者三様」(閣僚経験者)というのが実態だ。
 河野氏は岸田政権発足後の世論調査でも「次期首相候補」のトップを独走し、選挙応援でも引っ張りだこで「ポスト岸田の本命」(同)の立場を確保。一方、国民的大スターだった小泉氏は人気低落が目立ち、「最強の応援弁士」の評価も失われつつある。さらに石破氏は「可能性がある限り(総理総裁への)挑戦は続ける」と執念は見せるものの、石破派からの離脱者続出などで「もう終わった人」(自民長老)との見方が広がるなど、3氏の間でも明暗が分かれている。
◇選挙結果次第で「冷や飯組の反転攻勢」も
 岸田首相は党・内閣人事で、総裁選を争った河野、高市早苗、野田聖子の3氏を広報本部長、政調会長、内閣府特命担当相(地方創生、少子化担当など)と、それぞれ一定の要職に起用した。河野氏が所属する麻生派を率いる麻生太郎副総裁は「まず、雑巾掛けに徹すること。それが次につながる」と叱咤(しった)激励。河野氏も「どんな仕事が与えられても全力で務める」と早速、全国を駆け巡っている。「次」を目指す河野氏にとって、最大の課題は自民党内での求心力獲得だけに、国民的人気をてこに各議員との個人的信頼関係構築に腐心する構えだ。
 一方、小泉氏は5日の環境相退任時に、見送る職員を前に目を潤ませた。菅義偉前首相の退陣表明の際に続く「涙のパフォーマンス」だったが、党内からは「リーダーを目指すのなら涙は禁物」(自民長老)との批判が相次ぎ、「完全にメッキが剥がれた。次どころか、次の次も怪しい」(自民長老)との厳しい声も広がる。さらに石破氏は「党内の壁が厚いのなら、もっと頑張らないと」と再挑戦への意欲をアピールしたが、党内では「もはや石破氏は総理総裁候補たり得ない」(同)との厳しい声が支配的だ。
 岸田政権では「小石河」連合に加え、菅前首相、二階俊博前幹事長の冷遇が際立つため、永田町では「冷や飯グループの反転攻勢で、二階派と菅グループが合流し、小石河連合も取り込む」との物騒なうわさも飛び交う。「そのこと自体が冷や飯組の立場の厳しさの表れ」(麻生派幹部)ではあるが、首相の前途も「決して平たんではない」(同)。それだけに衆院選の結果次第では、その直後から「ポスト岸田への新たな党内権力闘争が始まる」(自民幹部)と予測する向きも少なくない【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」10月25日号より】。

7553チバQ:2021/11/01(月) 07:30:51

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021103100855&g=pol
自民堅調、安堵の声 甘利氏辞意、岸田首相は立て直し急ぐ【21衆院選】
2021年11月01日02時28分
 自民党は衆院選で議席減の見通しとなったが、事実上の「勝敗ライン」と目された単独過半数233を確保し、党内に安堵(あんど)の声が漏れた。ただ、岸田文雄首相(党総裁)は小選挙区で敗れた甘利明幹事長から辞意を伝えられ、態勢の立て直しを迫られる。


 「国民に認められた。しっかり政権運営、国会運営をしていく」。首相は1日未明、自民党本部で記者団にこう強調した。
 党内では、9月末の総裁交代を受けて逆風は和らいだとの見方が大勢を占めると同時に、野党の候補一本化を踏まえて公示前勢力(276)から一定の議席減は織り込んでいた。
 首相周辺は「大崩れせず、よく持ちこたえた」と指摘。党関係者は「単独過半数はびっくりだ。これが実力ということになる」と手放しで喜んだ。
 議席減に対しては、安倍政権時代に起きた森友・加計学園問題など長期政権の弊害と言える不祥事を理由に挙げる向きが党内に多い。菅政権でも新型コロナウイルス対応に関する説明不足が批判された。
 総裁選後の人事も要因とみられている。刷新感を出すよりも、安倍晋三元首相や麻生太郎副総裁への配慮を優先。人気者の河野太郎前規制改革担当相ら「小石河連合」の要職起用を見送った。党中堅は「首相は安倍・菅政権を継承したと受け止められた」と指摘した。
 甘利氏は現金授受問題を引きずり幹事長に就任。自身の苦戦情報を受け、終盤は地元に張り付いた。党関係者は「こんな幹事長は見たことがない」とあきれ顔で、岸田派議員は「失敗人事だった」と語った。
 首相に対しては、就任から間もないこともあり、現段階で責任論は強くない。ただ、来年夏に参院選を控え、党の「顔」として疑問視する見方は残っており、参院側から「何をやりたいのか分からず、有権者に支持されていない」(若手)との危機感が漏れた。

7554チバQ:2021/11/01(月) 07:33:15
自民は負けなかったけど、AAAが負けたってことできっしー的には良かったのでは
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2cd7d7217d398f29ec202a3a1ef7260f1ced6b8
甘利明氏、負けた 自民現職幹事長として初の敗北…比例で復活も辞意伝える
11/1(月) 6:00配信

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スポーツ報知
当選確実の花が付かなかった甘利明幹事長(左)と岸田文雄総裁(代表撮影)

 小選挙区289議席と比例選176の計465議席を争う第49回衆議院選挙が31日に投票、即日開票された。自民党は公示前の276議席から減らす見通しだが、単独で定数465の過半数を確保した。公明党と合わせて絶対安定多数を確保、岸田政権は継続する。ただ、神奈川13区で甘利明幹事長(72)=比例復活=が1996年の小選挙区比例代表制導入以降、現職幹事長として初めて敗北、辞任する意向を党幹部に伝えた。立憲民主党と共産党などの野党は候補者を一本化したが、伸び悩んだ。日本維新の会は30超の議席を得て野党第2党に躍進した。

【写真】甘利明を囲む会で加藤紗里&三原じゅん子2ショット

 「政権選択選挙において、大変貴重な信任を頂いたということになると思う」。最初のヤマ場を終え、岸田文雄首相は党本部で語った。党本部で候補者の名前が書かれたボードに、バラの造花をつける際、ほとんど笑顔はなかった。自公で絶対安定多数は確保したが、岸田氏が幹事長に抜てきした甘利氏が小選挙区で立民の新人・太栄志氏(44)に敗北。比例で復活当選したものの、辞任する意向を固め、党幹部に伝えた。

 甘利氏は「政治とカネ」の問題を最後まで払拭することができなかった。2016年1月、週刊文春が道路工事の補償を巡って都市再生機構(UR)とトラブルになった千葉県の建設会社から現金100万円を受け取ったと報じた。甘利氏は現金授受を認め、経済再生担当相を辞任した。東京地検の捜査で不起訴となったが「説明責任を果たしていない」との批判が根強く残ったまま、甘利氏は衆院選に突入した。「政治とカネ」を巡る甘利氏の姿勢に有権者の厳しい目が注がれ、逆風になったとみられる。

 この日、午後8時に開票作業が始まり3時間が経過しても、甘利氏の「小選挙区勝利」の報はないまま。同じ神奈川県を地盤とする小泉進次郎前環境相、河野太郎党広報本部長、菅義偉前首相らの当選が相次いで伝えられる中、甘利氏は党本部で時折、疲れ切った表情を見せた。

 TBS番組では、爆笑問題の太田光から「戦犯ですね?」「ご愁傷さまでした」などの厳しい質問を浴び、進退については岸田氏と相談すると応じていた。約4時間後には小選挙区敗北の報が流れ、甘利氏は厳しい表情のまま無言で帰路についた。比例で復活したものの、幹事長の交代は不可避となった。

 銀座クラブ訪問問題で自民党を離党した松本純元国家公安委員長が落選し、石原伸晃元幹事長、桜田義孝元五輪相らベテラン議員が小選挙区で敗北するなど衝撃もあった。甘利氏の地元では落選運動も勃発。元東京地検特捜部で弁護士の郷原信郎氏は手作りの夕刊紙風ビラを作り、甘利氏の落選運動を展開。甘利氏は不快感を示したが、郷原氏は取材に「甘利氏からも党からも落選運動について抗議は来ていない。ぜひ直接、公開の場で討論しましょう」と呼びかけた。

 岸田氏は経済政策「アベノミクス」からの転換を掲げ、「新しい資本主義」などを打ち出していたが、発足時の支持率は50%台半ばと低調だった。自公で絶対安定多数は維持する見通しだが、幹事長を失う厳しい結果を突きつけられた。

報知新聞社

7555チバQ:2021/11/01(月) 09:42:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a1125cd07c69a0b4ba75bbbad80bbd8c76105b8
岸田首相、甘利幹事長を交代させる方向で検討…現職幹事長の小選挙区敗北は初
11/1(月) 1:25配信
 自民党の甘利幹事長(神奈川13区)が小選挙区で敗れた。比例復活当選したものの、岸田首相は交代させる方向で検討に入った。党関係者によると、現職幹事長が小選挙区で敗北するのは初めて。甘利氏は31日夜、フジテレビの番組で「進退は(岸田)総裁にお預けする」と語った。

7556チバQ:2021/11/01(月) 09:58:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/02287fc1b293cc98eab0c2f90d94ea48066acb61
甘利幹事長が小選挙区敗北で辞任へ 「安倍」「小石河連合」の”逆襲”が始まる
11/1(月) 0:05配信

デイリー新潮
幹事長がまさかの小選挙区落選

 前代未聞の事態である。政権与党の幹事長が小選挙区で落選してしまった。午前0時頃、NHKが神奈川13区に出馬していた甘利明幹事長の小選挙区敗北を伝えた。比例復活できたものの甘利氏の幹事長辞任は必至であり、発足1カ月の岸田政権にとって大打撃となる。岸田政権発足で割りを食ったと言われる安倍晋三元首相、さらには菅義偉前首相や小泉進次郎氏ら「小石河連合」がこの機に乗じて、巻き返しを図る可能性がある。

【写真8枚】お気に入り新人女性候補・高橋舞子氏の応援に駆けつけ選挙カーで演説する甘利氏と、「記者だったとは思えない」と地元県連を騒然とさせた高橋氏の”公募作文”

 ***

お気に入り女性候補とともに敗北
「甘利が危うい」

 1週間くらい前から、永田町ではこんな声が出回り始めていた。日を追うごとにそれは真実味を増していく。各社の情勢調査でも「接戦」から「劣勢」へ。公示後は、ゴリ押しして公認させたと言われる大分1区の高橋舞子候補の応援に駆け付けるなど全国行脚していた甘利氏であったが、ここ数日は地元に張り付き、駅頭で声を枯らしていた。ちなみに高橋氏も、早々に小選挙区で落選確実となった。

 公示前は決してそんな空気ではなかったという。

「もともと甘利さんは選挙に強い。2017年の前回選挙では、今回当選した立民の太栄志氏(当時は希望の党)をダブルスコアで破っています。しかも前回は、UR(都市再生機構)をめぐる口利き疑惑が出た直後の選挙でした。今回も圧勝すると見られていたのですが……」(政治部記者)

創価学会から総スカン
 岸田政権が発足し、幹事長に就任したことが裏目に出てしまったのだ。

「もともと甘利氏は、安倍・菅の両政権においても、カネの問題が理由で要職からは外されていました。記者に囲まれなければならないような職には、あえて就けないようにしていたわけです。しかし、岸田さんが幹事長に据えてしまったため、完全に過去がぶりかえされてしまった。『文春オンライン』が甘利氏の幹事長就任後に再掲載した疑惑の記事は、ネット上でかなり読まれていたと言います」(同前)

 今回は野党共闘が実現し、共産党が候補を立てなかったことも逆風となった。前回、共産党候補が獲得した3万6000票の大部分が立民候補に流れてしまったわけだ。さらには“味方”であるはずの公明党の動きも鈍かった。

「公明党は甘利氏に3次推薦を出していますが、まったく動かなかったと言います。もともと選挙の実働部隊である創価学会の婦人部は、カネの問題にうるさい。甘利氏は日頃から公明党に対してぞんざいな態度を取っていたとも言われ、意趣返しだった可能性もあります」(同前)

後任は高市氏か森山氏か? 
 幹事長とは、党のカネを一手に握り公認候補を定めるなど選挙を取り仕切る立場である。甘利氏はTBSの開票速報番組で厳しい状況が伝えられるなか、もし小選挙区で敗北したら「総裁に身柄を預けないといけないと思う」と述べた。比例復活できたとはいえ、辞任は不可避とみられる。当然、任命した岸田首相の責任問題にも発展する。

「今回の選挙では、仮に岸田さんが苦戦したとしても、菅さんという“前のピッチャー”が悪かったということで責任を問われない公算でした。実際のところ、自民党は単独で過半数を維持できそうな情勢。しかし、甘利さんたった一人の敗戦で窮地に立たされてしまった」(政治部デスク)

 では、後任の幹事長は誰になるのだろうか。

「『官房長官に萩生田光一氏、幹事長に高市早苗氏』を要求していた安倍元首相は、岸田人事にかなり不満を持っていると言われています。高市氏を政調会長から幹事長に横滑りさせるよう要求してくる可能性もあるのではないか。有力議員が総じて閣僚入りしている事情を考えると、バランスを考えて森山裕前国対委員長もありうる。総裁選で負けて反主流派になってしまった小泉進次郎氏、石破茂氏、河野太郎氏からなる『小石河連合』も巻き返しに動いてくるでしょう。来年7月には参院選も控えており、党内は波乱含みです」(同前)

 昨日まで「3A」と呼ばれていた実力者の失脚。選挙とはつくづく恐ろしいものだ。

デイリー新潮取材班

2021年11月1日 掲載

新潮社

7557チバQ:2021/11/01(月) 13:08:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/d68c792030b8e1715a93419711c5a3a9906fcc99
「4年間の評価」首相、笑顔硬く 高揚感なき政権継続
11/1(月) 10:22配信

西日本新聞
当確者の名前にバラを付ける自民党総裁の岸田首相(左から6人目)=31日夜、東京・永田町の党本部(撮影・中村太一)

 有権者の迷いが色濃くにじんだ。31日の衆院選で、自民党は公示前から議席を減らしたが、単独過半数を維持。場当たり的なコロナ対応、政治とカネ…。安倍、菅両政権下で増幅した国民の政治不信は、党幹部や派閥領袖(りょうしゅう)らを敗北に追い込んだが、急ごしらえの野党共闘は失速。発足から間もない岸田文雄政権の「ご祝儀相場」もかすみ、行き場を失った民意は「第三極」を掲げた日本維新の会に流れた。高揚感なき政権の継続。コロナ禍のかじ取りを託された首相は、感染再流行への備えや経済再生などの重要課題にどう向き合うのか。

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

 「自民が議席を減らすことが今後の政権、国会運営にどう影響するか、考えていきたい」。午後10時すぎ、自民党本部の開票センターでテレビ中継に臨んだ岸田文雄首相は、慎重に言葉を選んだ。

 候補者名が書かれたボードに当選確実の赤いバラを付ける際も、表情は硬いまま。空白が残るボードの前に座って開票速報のモニターを見つめ続け、カメラを向けられてようやく笑顔を見せた。

 テレビ中継でキャスターに戦況について問われると、与党で過半数を得たことを挙げて「信任をいただいた」と強調。一方、閣僚経験者や党幹部の苦戦が相次いだことを「4年間の積み重ねをそれぞれの有権者が評価した結果だ」と素直に受け止めた。出演者から「選挙で『岸田カラー』を引っ込めた」と質問され、「引っ込めたことはない」と強い口調で反論する場面もあった。

 首相は、10月4日の就任から1カ月内に衆院解散、総選挙を行う超短期決戦に打って出た。就任直後の「ご祝儀相場」を最大限利用する戦略だった。

 説明責任を果たさず、強権的だと批判された安倍晋三、菅義偉両政権との違いの演出に腐心。特技と自負する「聞く力」をアピールし、街頭演説では国民から聞き取った悩みや提案をつづった「岸田ノート」を掲げて訴えた。佐賀県武雄市では、豪雨の被災者らと車座集会を開き、災害対策の強化を訴える参加者の話をノートに書き込んだ。

 一方で、選挙戦で安倍、菅政権で相次いだ「政治とカネ」を巡る問題に触れることは、ほぼなかった。公文書改ざんを招いた森友学園問題の再調査も否定するなど、前政権の「負の遺産」に向き合おうとする姿勢は見せなかった。

 党首討論で、かつては前向きだった選択的夫婦別姓を導入するための法案提出に賛成するか問われた際には、9党首の中で唯一、挙手しなかった。安倍氏らへの配慮が強くにじむ姿勢は、野党から「長老たちの声を『聞く力』だけはあるようだ」とやゆされた。

 首相が焦りの色を濃くしたのは、10月24日の参院静岡選挙区補欠選挙での自民候補の敗北。後手に回った新型コロナウイルス対策を含め、「これまでの安倍、菅政治への反発が予想以上に大きい」(政府関係者)との見方が広がった。野党候補の一本化も進み、無党派層の動向も読めない。首相は25日夜、ツイッターに「大変厳しい情勢。力を与えてください」と切実な思いを書き込んだ。

 来夏の参院選のかじ取りも首相に託される。「議席を減らしたのは事実。このままでいいということはないだろう」。自民関係者は不安を口にした。

 (井崎圭)

7558チバQ:2021/11/01(月) 14:44:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/8dd1bfa9138e72bade60d8169564b8025a306da2
自民党に安堵感の一方、敗北の甘利幹事長後任候補に高市氏や河野氏も
11/1(月) 12:01配信


選挙結果を受け、与野党双方に新たな動きが出ている。

与党側の最新情報について、自民党本部前からフジテレビ政治部・瀬島隆太郎記者が中継でお伝えする。

自民党内には、単独で「絶対安定多数」を確保したことに安堵(あんど)感が広がる一方、政権の要である現職幹事長が選挙区で破れたことに、大きな衝撃が走っている。

辞任の意向を固めた甘利幹事長の処遇について、「よくお話をします。最後は私が決めます」と述べた岸田首相は、現在、党本部で臨時役員会に出席し、麻生副総裁らとともに、選挙結果の総括や今後の政権運営などについて協議を行っている。

遠藤選挙対策委員長「かなり苦戦した戦いだと思っていたので、すごくうれしいです。(甘利幹事長敗北について)最大の努力をされたうえでということですから、それでもまさに残念に思っています」

甘利幹事長の敗北や石原伸晃元幹事長の落選について、党内からは、「世代交代が進んだ結果だ」との声が上がる一方、「前代未聞だ。総理の右腕として、さまざまな決断をしていた甘利氏の後任選びは難しい」との厳しい見方も出ている。

甘利氏の後任について、党内からは、選挙応援で全国を回った高市政調会長や河野広報本部長などを推す声が上がっている。

岸田首相は午後、記者会見に臨む予定で、1日にも後任人事を判断するものとみられる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d0151da82a30a39481bc3748bc6c09345c56b4ef
焦点は甘利氏の後任人事 盤石勝利も自民に緊張感
11/1(月) 11:52配信
 絶対安定多数を維持した自民党ですが、選挙の責任者の甘利幹事長が辞任の意向を固めていて、岸田総理大臣が後任を検討しています。

 (政治部・大石真依子記者報告)
 岸田総理は周辺に1日、再度、甘利氏と協議したうえで、最終的に判断すると話しています。

 岸田総理は、2日早朝に国際会議に出席するためイギリスに向かう予定で、限られた時間のなかでの判断を迫られています。

 自民党関係者によりますと、後任には現在、幹事長代行を務める梶山氏が取りざたされているほか、茂木外務大臣の名前も挙がっていますが、甘利氏を慰留する可能性も残っています。

 一方で自民党内からは、今回の選挙結果について事前の予想を上回る結果に安堵(あんど)の声が上がってはいますが、幹事長やベテラン議員が小選挙区で相次いで負けたことに大きな衝撃が走りました。

 来年夏に控える参議院選挙を前に、党内からは「立て直しが必要だ」といった厳しい声も上がっています。

テレビ朝日

7559チバQ:2021/11/01(月) 14:56:14
同意
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e334f823d31450eea6f17f8937375a8ca9b4b7c
田崎史郎氏 議席減の立憲民主党に「共産党と組んで左の方に振れてしまったことが失敗の原因」
11/1(月) 11:34配信

スポニチアネックス
フジテレビ社屋

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が1日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月〜金曜前8・00)に出演。衆院選の全465議席の当選者が確定し、自民、公明の与党は計291で国会運営を主導できる絶対安定多数(261)を上回ったことに言及した。

 自民党は公示前から17減らしたものの、261で単独過半数(233)となり、安定多数(244)も得た。立憲民主党は公示前110から14減の96。日本維新の会は公示前の11から41まで大きく伸ばし、衆院第3党に躍進した。公明党は3増の32、共産党は2減で10。国民民主党は3増の11だった。

 田崎氏は「立憲、共産にとって惨敗ですよ」と言い、その理由を「なぜ立憲が負けたかっていうのは、僕は共産党と組んで左の方に振れてしまったことが失敗の原因だと思うんですね」と指摘。

 そして「民主党が政権取るまでっていうのは保守層も詰め込むような形で支持を集めて政権が取れて、それで政権運営に失敗して引いたわけですけれど。だから今の左寄りの路線を立憲が続けていくのかどうか、それをしっかり議論しないと再生はないんじゃないかと」と分析した。

7560とはずがたり:2021/11/01(月) 17:24:56

甘利幹事長の後任に茂木外相検討
2021/11/1 17:20 (JST)
c 一般社団法人共同通信社
https://nordot.app/827819914420092928?c=39550187727945729

 岸田文雄首相は1日、衆院選の小選挙区で敗北し辞任する意向を固めた甘利明幹事長の後任に茂木敏充外相を充てる方向で検討に入った。関係者が明らかにした。

7561チバQ:2021/11/01(月) 20:06:55
細田派 97→89 -08
竹下派 54→46 -08
麻生派 53→48 -05
二階派 47→37 -10
岸田派 46→41 -05
石破派 16→13 -03
石原派 10→07 -03 


https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_election_JJQ34IKZOVOFBPVVNXFXZM7YXQ.html
自民各派閥とも勢力減 麻生派が第2派閥に
2021/11/01 19:20産経新聞

衆院選で自民党の全7派閥は、いずれも人数を減らす結果となった。

最大派閥の細田派(清和政策研究会)は97人から89人となった。参院議員を自動失職して出馬した高階恵美子氏が当選したが、中山泰秀元防衛副大臣らが落選した。

第2派閥だった旧竹下派(平成研究会)は54人から46人に減らし、53人から48人となった麻生派(志公会)に抜かれた。旧竹下派では当選8回の三原朝彦氏が落選。厚生労働副大臣などを務めた渡嘉敷奈緒美氏らも及ばなかった。麻生派では元環境相の原田義昭氏らが落選した。

最も勢力を減退させたのは二階派(志帥会)で、47人から37人となった。伊吹文明元議長、河村建夫元官房長官が不出馬だったことに加え、元沖縄北方担当相の福井照氏、当選8回の山本拓氏らが落選した。

岸田文雄首相(党総裁)率いる岸田派(宏池会)は、衆院にくら替えして当選した林芳正前参院議員を含め41人で、5人減となったが、結果的に二階派を抜いて第4派閥となった。ただ、宮腰光寛、竹本直一、三ツ矢憲生各氏が引退したほか、山本幸三元地方創生担当相、左藤章幹事長代理が落選し、ベテラン・中堅が去る形となった。

石破派(水月会)は鴨下一郎元環境相が引退し、2人落選して16人から13人となった。10人の最小派閥・石原派(近未来政治研究会)は、会長の石原伸晃元幹事長や、当選16回だった野田毅元自治相ら3人が落選。無所属から追加公認となった田野瀬太道氏を加えても7人にとどまった。

すでに初当選組の入会が内定している派閥もあるが、所属未定の新人をめぐる争奪戦が繰り広げられる可能性もある。

7562チバQ:2021/11/01(月) 21:06:19
岸田考えたな
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a6d39ca0f295a8f4bb31e8ebe6e5f64851bd894
自民幹事長に茂木氏起用 後任外相に林芳正氏浮上
11/1(月) 20:53配信

産経新聞
インタビューに応じる茂木敏充外相=1日午後、東京都千代田区(鴨川一也撮影)

岸田文雄首相(自民党総裁)は1日、衆院選の選挙区で敗北し、辞任の意向を固めた甘利明幹事長(72)の後任に茂木敏充外相(66)を充てる方針を決めた。党本部で茂木氏と会談して幹事長就任を打診し、茂木氏は受諾した。4日の総務会で正式に決定する。首相は10日召集の特別国会で第101代首相に指名され、第2次岸田内閣を発足させる予定。茂木氏の後任の外相には、衆院山口3区で当選した林芳正・元文部科学相(60)が浮上している。


首相は茂木氏との会談で「衆院選で国民から多くの信任を得た。しっかり応えていかなければいけない」と述べ、新型コロナウイルスや経済対策のとりまとめのほか、首相が意欲を示す党改革の推進を要請した。来年の参院選への対応も指示した。

茂木氏は記者団に「国民の信頼に応えられる自民党をつくることが重要だ。非常に重い責任なので、しっかりと果たしていきたい」と語った。「ワンチームでさまざまな問題に取り組む」と挙党態勢で党運営に臨む考えを強調した。

茂木氏は衆院栃木5区選出で当選10回。党政調会長や選対委員長、経済再生担当相などを歴任し、令和元年9月から外相を務め、岸田政権でも再任された。先の総裁選では旧竹下派(平成研究会)会長代行として派の取りまとめに奔走。首相支持を最終盤で表明し、勝利に貢献した。首相は茂木氏起用の理由について、安倍晋三元首相、麻生太郎副総裁、甘利氏の「3A」との関係が「良好だ」と周囲に語った。

甘利氏は衆院選で神奈川13区から立候補したが、立憲民主党の新人に敗北。重複立候補した比例代表南関東で復活当選を果たしたが、首相に辞任の意向を伝えた。首相は「できるだけ早く対応を決定する」として後任選びを進めていた。

7563チバQ:2021/11/01(月) 21:10:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/6aa2d8be61ae5276f60dcc0921a45feb11e2eb15
衆院議長に細田氏調整 自民
11/1(月) 20:14配信

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時事通信
自民党の細田博之元幹事長=2020年9月、東京都千代田区の衆院議員会館

 自民党は、大島理森前衆院議長の後任に細田博之元幹事長(77)を推す方向で調整に入った。

 複数の関係者が1日、明らかにした。10日に召集される特別国会で選出される見通しだ。

 細田氏は島根1区選出の当選11回で党の幹事長や総務会長のほか、官房長官、衆院憲法審査会長などを歴任した。党内最大派閥である細田派の会長も務めている。

7564チバQ:2021/11/01(月) 22:57:12
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_election_XTQZQJEB5JJZTMMJLR6NBEFZFA.html
自民・山崎拓元副総裁、立民応援空振り
2021/11/01 21:23産経新聞

自民・山崎拓元副総裁、立民応援空振り

選対本部長の言動に波紋が広がる中、個人演説会で支持を訴える鬼木誠氏=10月28日

(産経新聞)

「小選挙区は辻元、比例は自民党」-。自民党の山崎拓元副総裁が衆院選終盤に、こう支援を呼び掛けた大阪10区の立憲民主党、辻元清美氏は選挙区で敗れ、比例復活もできず、応援は空振りに終わった。山崎氏は地元の福岡2区で辛勝した自民、鬼木誠氏の選対本部長を務めており、選挙戦へ悪影響も懸念された。

山崎氏は10月27日、大阪入りし、「自社さ連立政権」時代から親交のある辻元氏を応援したことで自民内や支持者から批判が巻き起こった。「敵に塩を送る行為」が明らかになると、自民大阪府連は党本部に山崎氏の除名を求めた。

辻元氏の落選に陣営関係者は「(応援への反発の)影響がなかったとはいえない」と漏らす。比例近畿ブロックの自民候補者は、鬼木氏に批判の矛先を向け「まずは鬼木氏が山崎氏を選対から外すべきだ。士気が下がる」と言い放った。

激戦の中、想定外の方向から矢が飛んできた形の鬼木氏は「私のまったくあずかり知らない所で起こったこと。選対のことなので私一人で決められるものではない」と戸惑いの表情を浮かべた。結果的に山崎氏は「謹慎」(選対幹部)として、露出を自発的に控える形に。鬼木氏は辛くも4選を決め、陣営関係者も胸をなで下ろした。

7565チバQ:2021/11/01(月) 23:04:59
>幹事長に就任する茂木外相を除く閣僚は、原則として再任する方針だ。

https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20211101-567-OYT1T50282.html
第2次岸田内閣、10日に発足…大型経済対策は今月中旬策定へ
2021/11/01 22:49読売新聞

第2次岸田内閣、10日に発足…大型経済対策は今月中旬策定へ

衆院選の結果を受け、記者会見する岸田首相(1日午後、自民党本部で)=源幸正倫撮影 【読売新聞社】

(読売新聞)

 第49回衆院選は1日、全議席が確定し、自民党が国会を安定的に運営できる絶対安定多数の261議席を獲得した。岸田首相(自民党総裁)は党本部で記者会見に臨み、大型経済対策を今月中旬に策定する考えを表明した。衆院選の小選挙区で敗れ、辞任の意向を示していた自民党の甘利明幹事長の後任に、茂木敏充外相を起用することを決めた。

 政府は1日、首相指名選挙を行う特別国会を10日に召集すると与党に伝えた。岸田首相は第101代首相に指名された後、ただちに組閣し、第2次内閣を発足させる。幹事長に就任する茂木外相を除く閣僚は、原則として再任する方針だ。

 首相は記者会見で、大型経済対策を盛り込んだ2021年度補正予算案について、「年内のできるだけ早期に成立させる」と述べた。経済対策には、非正規雇用や子育て世代などへの給付や、地域や業種を限定しない事業者向けの支援策などが盛り込まれ、数十兆円規模になる見通しだ。

 首相は、政府の観光支援策「Go To トラベル」について、「安全、安心な形に見直した上で再開を検討していく」と語った。賃金の引き上げにも意欲を示し、「(首相が議長を務める)『新しい資本主義実現会議』の場で、労使の代表と向き合い、賃上げに向けた議論を主導していく」と強調した。

 新型コロナウイルス対策では、首相は「第6波」に備え、対策を強化する考えを改めて示した。今月前半に病床確保策を軸とする全体像を国民に示し、「確実に入院できる体制を11月末までに整備する」と語った。感染症の危機管理を担う司令塔組織の創設に取り組む考えも示した。

 会見後、首相は党本部で茂木氏と会談し、幹事長への起用を伝えた。茂木氏は会談後、記者団に「非常に重い責任だ。責任を果たしていきたい」と述べた。後任の外相には、林芳正・元文部科学相らが取り沙汰されている。

 また、首相は1日、公明党の山口代表と国会内で会談し、経済再生や憲法改正など10項目の連立政権合意に署名した。山口氏は会談後、記者団に「謙虚な姿勢で、 真摯しんし な政権運営に努める原点を確認した」と語った。

首相会見のポイント

 ▽大型経済対策を今月中旬に策定
 ▽新型コロナウイルス対応の全体像を今月前半に提示
 ▽これまでの新型コロナ対応を徹底的に検証し、感染症危機管理の司令塔の創設に意欲
 ▽賃上げに向けた議論を主導

7566チバQ:2021/11/01(月) 23:06:58
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-211101X961.html
衆院選、自民絶対安定多数=幹事長に茂木氏起用へ―10日に第2次岸田内閣発足【21衆院選】
2021/11/01 20:06時事通信

 10月31日投開票された第49回衆院選は1日、全議席が確定し、自民党は国会を安定的に運営できる絶対安定多数の261議席を獲得した。岸田文雄首相(同党総裁)は「国民の信任を得た」と表明。選挙区での敗北を受けて首相に辞意を伝えていた甘利明幹事長を交代させ、茂木敏充外相(66)を後任に起用する人事を固めた。

 衆院選を受けた特別国会は10日に召集され、首相指名選挙を経て、第2次岸田内閣が同日中に発足する。首相は閣僚を含む政務3役人事を茂木氏の後任補充など最小限にとどめ、第1次内閣の陣容を大枠で維持して政権運営を本格化させる。

 首相は1日、党本部で記者会見し、選挙結果について「岸田政権の下で未来をつくり上げてほしいとの民意が示された」と表明。「限定的な閣外協力」を掲げた立憲民主、共産両党がいずれも議席を減らしたことから、「(自公の)枠組みが選択された」と強調した。その上で「一票一票の重みを胸にスピード感を政策実行の面で発揮していく」と語った。

 首相はこの後、茂木氏と党本部で会談し、幹事長起用を伝達。来年夏の参院選の準備に当たるとともに「党改革を具体的に大胆に進めてほしい」と指示した。4日の総務会で正式決定する。幹事長がわずか1カ月で交代するのは異例だ。

 首相は公明党の山口那津男代表とも国会内で会い、連立政権の継続を確認した。政府・与党は特別国会の会期を3日間程度にとどめ、大型経済対策を盛り込む2021年度補正予算案を処理する臨時国会を改めて年内に召集する方針だ。

 衆院選は、自民党が過半数(233)を単独で確保できるかが焦点とみられていた。結果は公示前の276議席を割り込んだものの、追加公認した2人を含め261議席を獲得。公明党は選挙区候補9人全員の当選を果たし、公示前の29議席を32議席に伸ばした。

 一方、政権交代を訴えた立民は共産党、国民民主党、れいわ新選組、社民党と野党共闘を進め、213選挙区で候補者を一本化して臨んだ。しかし、立民は公示前の110議席から96議席に後退し、共産党も12議席から10議席に減らした。国民は8議席を11議席に上積みした。

 共闘と一線を画した日本維新の会は、公示前の11議席を4倍近い41議席とし、公明党を抜いて第3党に躍進した。

 れいわ新選組は山本太郎代表を含む3議席を獲得。社民党は沖縄2区で1議席を死守した。「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」は議席を得られなかった。

7567チバQ:2021/11/01(月) 23:08:35
https://news.goo.ne.jp/article/tokyosports/entertainment/tokyosports-3765661.html
甘利幹事長の後任に茂木外相が内定 〝岸田流人事〟に党内から疑問「後任の外相どうするんだ」
2021/11/01 19:56東スポWeb

甘利幹事長の後任に茂木外相が内定 〝岸田流人事〟に党内から疑問「後任の外相どうするんだ」

岸田首相(左)は茂木外相を後任幹事長に選んだが…(東スポWeb)

(東スポWeb)

 自民党の岸田文雄首相(64)は1日、衆院神奈川13区で敗れて辞任する意向を示した甘利明幹事長(72)の後任に茂木敏充外務大臣(66)の内定を決めた。

 岸田首相はこの日、党本部で行った会見で甘利氏の処遇については「本人とよく話し合った上で、できるだけ早く決定したい」と話していた。

 その後、岸田首相は茂木氏と会談し幹事長の就任を求めた。茂木氏もこれに応じたという。

 党内では甘利氏の後任に河野太郎広報本部長(58)への〝待望論〟や森山裕元国対委員長(76)、小選挙区で初当選した林芳正氏(60)の名前が浮上していた。

 しかし、茂木外相の幹事長起用内定のニュースが流れると、党内では岸田首相に対し「何を考えているのかわからない」という不満や「後任の外相をどうするんだ。小野寺五典さんを(外相に)持ってきて岸田派の勢いをつけるのが目的だとしても、最大派閥・細田派から反発される」と不安の声が上がった。

 果たして岸田首相の一手は「吉」と出るのか。

7568チバQ:2021/11/02(火) 08:12:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a6d39ca0f295a8f4bb31e8ebe6e5f64851bd894
自民幹事長に茂木氏起用 後任外相に林芳正氏浮上
11/1(月) 20:53配信
産経新聞
インタビューに応じる茂木敏充外相=1日午後、東京都千代田区(鴨川一也撮影)

岸田文雄首相(自民党総裁)は1日、衆院選の選挙区で敗北し、辞任の意向を固めた甘利明幹事長(72)の後任に茂木敏充外相(66)を充てる方針を決めた。党本部で茂木氏と会談して幹事長就任を打診し、茂木氏は受諾した。4日の総務会で正式に決定する。首相は10日召集の特別国会で第101代首相に指名され、第2次岸田内閣を発足させる予定。茂木氏の後任の外相には、衆院山口3区で当選した林芳正・元文部科学相(60)が浮上している。


首相は茂木氏との会談で「衆院選で国民から多くの信任を得た。しっかり応えていかなければいけない」と述べ、新型コロナウイルスや経済対策のとりまとめのほか、首相が意欲を示す党改革の推進を要請した。来年の参院選への対応も指示した。

茂木氏は記者団に「国民の信頼に応えられる自民党をつくることが重要だ。非常に重い責任なので、しっかりと果たしていきたい」と語った。「ワンチームでさまざまな問題に取り組む」と挙党態勢で党運営に臨む考えを強調した。

茂木氏は衆院栃木5区選出で当選10回。党政調会長や選対委員長、経済再生担当相などを歴任し、令和元年9月から外相を務め、岸田政権でも再任された。先の総裁選では旧竹下派(平成研究会)会長代行として派の取りまとめに奔走。首相支持を最終盤で表明し、勝利に貢献した。首相は茂木氏起用の理由について、安倍晋三元首相、麻生太郎副総裁、甘利氏の「3A」との関係が「良好だ」と周囲に語った。

甘利氏は衆院選で神奈川13区から立候補したが、立憲民主党の新人に敗北。重複立候補した比例代表南関東で復活当選を果たしたが、首相に辞任の意向を伝えた。首相は「できるだけ早く対応を決定する」として後任選びを進めていた。

7569チバQ:2021/11/02(火) 11:36:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/04dde707dbdae248a6a920e53cb27ffed2f0e0e8
麻生氏「功労者はあなただ」 鼓舞するも…翻意させられず
11/2(火) 9:58配信

西日本新聞
連載【試練―岸田政権始動】
麻生太郎財務相

 1日午後、自民党本部。約2時間に及んだ岸田文雄首相(党総裁)の慰留交渉は、実を結ばなかった。固かった甘利明幹事長の辞意。未明に小選挙区での敗北が確実になった後、安倍晋三元首相を加えた3人で「3A」の異名を持つ麻生太郎党副総裁も再三にわたり「こんなことで辞めてどうすんだ。今回の選挙の功労者はあなただ」。甘利氏を鼓舞したものの、翻意させられなかった。

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

 公示前勢力から微減とはいえ、衆院選で国会運営を完全支配できる絶対安定多数(261)を単独確保した自民。甘利氏に対し、党内からは「実質的に勝ったと言えるのだから、続投すればいい」「選挙指揮を執る立場でありながら比例復活に甘んじた『けじめ』として辞任が当然だ」と両論が出ていた。一方で、自身の現金授受問題が尾を引き、選挙戦にも少なからず負の影響を与えた。「辞任は、野党にとって追及材料が一つなくなることを意味し、メリットの方が大きい」(政府関係者)との見方も聞かれる。

 首相が重きを置く経済安全保障分野など政策面をリードしつつ、「3A」の結束を背に党内融和の「要」としてにらみを利かせ、党人事の際には首相に代わり登用を告げる電話をかけていた甘利氏。吉と出るか、凶と出るか、その離脱が実質的に始動したばかりの岸田政権を揺さぶったのは間違いない。

 「話を頂いたばかりでこれから考えるが、ワンチームとしていろんな問題に取り組む」。首相から後任の党ナンバー2を打診され、受諾した茂木敏充外相は1日夕、報道陣に戸惑い気味に語った。

「組合員の票が行き場失った」連合会長が共産との共闘に警告
 衆院選の結果責任の混乱に陥っているのは、野党第1党の立憲民主党も同じだ。投開票前は躍進との一部予測もあったが、ふたを開けてみれば公示前から14議席も減少。党内からは「こんな大敗で続けられるわけがない」(中堅)と、党執行部を突き上げる声が噴出している。

 1日、福山哲郎幹事長はカメラの前で深々と頭を下げ「私自身は腹を決めている」と引責辞任を示唆。枝野幸男代表も「僅差の選挙区で競り勝てず、結果的に議席を減らした。残念で申し訳ない」と表情をこわばらせた。来夏の参院選へ向け、自身の進退を含む今後の党方針を2日の執行役員会で示すというが、合意に達するかは見通せない。

 「共産党との関係(共闘)で現場は混乱した。しっかりした総括が必要だ」

 この日、立民最大の支持母体・連合の芳野友子会長は、衆院選の報告に訪れた枝野、福山両氏にきつくくぎを刺した。連合は当初から、立民と共産の接近に違和感を表明してきた。午後の記者会見で、芳野氏は衆院選を「連合が戦いづらかったのは事実。共産や市民連合との共闘で、現場の組合員の票が行き場を失った」と振り返り、参院選では同様の選挙協力は容認できないと警告した。連合幹部の憤りは止まらない。「どれだけの労組票が離れたと思っているのか。政権批判の受け皿になれていないのを、立民は気付いていない」

 これに対し、共産の志位和夫委員長は「野党共闘は大きな歴史的意義があった。参院選は揺るぎなく共闘を発展させたい。この道しかこの国は変えられない」と主張し、今後、立民にさらなる「進化」を求める構え。3議席増やした国民民主党の玉木雄一郎代表は「改革中道の路線をぶれずに貫く」とし、共産との協力を否定する。

 誰の目にも確かな成果を導くことがあたわなかった野党共闘。非自民勢力を結集しようとの試みは、早くも曲がり角に立ったように映る。

 (大坪拓也、郷達也)

7570チバQ:2021/11/02(火) 15:12:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/de19d815727f579697226b79c0f13161913ffdc9
自民党の新幹事長・茂木敏充氏の“超忖度トリセツ” 枕、タバコ、室温まで官僚作「対応マニュアル」入手〈週刊朝日〉
11/2(火) 14:40配信

AERA dot.
閣議のため官邸に入る茂木敏充外相(c)朝日新聞社

 先の衆院選で小選挙区で敗れ、辞意を申し出た甘利明幹事長の後任に決まった茂木敏充外相。将来の首相候補と目されるが、実は怒りっぽい人だとの評判もある。そんな“要注意人物”の機嫌を損ねないよう、官僚がこと細かなマニュアルをひそかに作成していた。忖度を象徴するような“トリセツ”の驚きの中身とは。週刊朝日2019年10月18日号で報じた記事の抜粋を、再掲載する。


*  *  *

 自民党幹事長に就任する今後のキーマン、茂木氏はそもそもどんな人物か。栃木県足利市出身の64歳で、東大経済学部を卒業後、総合商社などを経て米ハーバード大学大学院を修了。大手コンサルタント会社に勤務し、1993年に当時の日本新党から衆院選に出て初当選した。95年に自民党に移り、現在当選9回。学歴や職歴からもわかるように、頭脳明晰(めいせき)で語学力も高いとされる。

 重要な役職も歴任。2002年に外務副大臣に就任し、沖縄・北方相や金融・行革相を経て、12年末からの第2次安倍内閣では経済産業相となった。14年からは自民党選挙対策委員長、16年からは党政務調査会長。17年には第3次安倍第3次改造内閣で経済再生相となり、経済対策や日米貿易交渉などを担当してきた。第4次安倍再改造内閣では外相として、各国外相らとの会談を重ね、その後の菅内閣、岸田内閣でも横滑りで外相を務めた。

 とりわけ安倍晋三元首相からの信頼は厚い。18年の党総裁選では所属する竹下派(平成研究会)の参院側は石破茂・元幹事長を支持したが、茂木氏らが衆院側を首相支持でとりまとめたとされる。党関係者はこう持ち上げる。

「竹下派のなかでも加藤勝信厚生労働相と並んで安倍元首相に近い。竹下派会長代行として、病気療養中の竹下亘・会長の後継者との声もあります。『ポスト安倍』の筆頭として、得意の外交で存在感を発揮しています」

 一方で、霞が関周辺ではこんな評判もある。

「官僚が最も恐れる政治家」だというのだ。その理由は、細かいことにこだわり怒りっぽい性格にあるという。かつてつかえたある省庁幹部はこう明かす。

「政策通で優秀な方ですが、ちょっとしたことですぐ不機嫌になる。怒鳴られたり、無視されたりした人はたくさんいます。怒られないように、ほかの政治家より気を使わざるを得ないんです」

 経産省や内閣府、外務省などの歴代の担当者は、大臣の機嫌を損ねないようどのように接するべきか蓄積してきた。

 海外出張などの際、食べ物の好みから喫煙場所の確保、身の回りのサポートに至るまで様々な項目にわたって「通常の接遇対応に加えて留意すべき点」をまとめているのだ。

 本誌が入手した内部資料を見ると、茂木氏がマニュアルを作るよう指示したのかどうかはわからないが、歴代の担当者の涙ぐましい努力が見て取れる。

 例えば食事。麺類が好きだとしつつ、例外的に嫌いだとされる冷やし中華や長崎ちゃんぽんまで把握している。伸びたり硬くなったりしないよう、注文時間の調整も抜かりない。パンは好きだが硬いフランスパンは苦手。メロンは嫌いだとされるが、なぜか夕張メロンはOKのようだ。

 こうした好みの把握は一朝一夕ではできない。食事する度に、残しているものはないか常にチェック。それをメモして引き継いでいくエリート官僚の姿を想像すると、どこか滑稽にも思えてくる。

 外交には万全の体調で臨んでもらわないといけない。「メガシャキ」など栄養ドリンクを日本から持参しつつ、車内エアコンの設定温度は25〜27度に徹底する。

 ヘビースモーカーの茂木氏がいらつくことがないように、「何よりもまずタバコ」。あらゆるところで吸えるよう調整し、喫煙可能場所のリストを作成する。T字カミソリの携行からホテルのマッサージ手配まで、随行する担当者や現地の大使館員らは大忙しだ。こうした特別対応をするためには、人員や費用もかさむ。

7571チバQ:2021/11/02(火) 15:12:58
 広報対応にも全面的に協力する。茂木氏は自身のSNSで積極的に情報発信している。ニューヨークでポンペオ米国務長官や韓国の康京和(カンギョンファ)外相、中国の王毅(ワンイー)外相と会談したことを、2019年9月27日に相次いでツイッターとフェイスブックに投稿。外相としての成果をアピールした。

 内部資料によると、情報発信では広報担当者らが文章を考え、写真なども茂木氏と相談して決めているとされる。外交などでは微妙な表現も問題になるだけに、官僚の手を借りるのは当然のことかもしれない。ただ、自身のツイッターやフェイスブックには、選挙応援といった公務以外のこともこれまで掲載されている。公務との区別が難しい状況も考えられ、官僚をどこまで関与させるべきか問われそうだ。

 このような“超忖度トリセツ”ともいえるものができたわけをあるベテラン国会議員秘書はこう解説する。

「優秀な人にありがちですが、自分より能力が劣っている方に対する発言が厳しすぎる。秘書や官僚らに求める能力が高すぎて、そこに達していない人たちにはこと細かく言ってしまうのでしょう。そういうこともあって、パワハラだともうわさされてしまう。本人はそんな自覚なんてなくて、当然の要求をしているだけだと思っているんじゃないでしょうか。各省庁の秘書課の人たちはどの大臣に対してもすごく配慮しますが、その後の対応は大臣の人間性によって違ってくる。対応が怖いとマニュアルが細かくなり、忖度度も高まるのだと思います」

 茂木氏を巡っては、パワハラのような言動があるとの指摘や報道がこれまでもなされてきた。記者や秘書らにくってかかる場面も目撃されている。外務省関係者はこう嘆く。

「大臣のサポートのために必要な人数は増えています。怒鳴られるんじゃないかと戦々恐々としている職員もいる。省内でも大臣に関係する発言は、できるだけ控えるようになっています」

 同じ竹下派の幹部も苦言を呈する。

「秘書や関係者の段取りがちょっとでも悪いと、周りに人がいても叱り飛ばすことがある。閣僚になるべき人はそんなことはしないはずです。人望がないことは『次期総理の座』のレースにも影響してくる」

 怖い上司に部下が忖度するのはどこの企業でもありそうだが、政治や行政の世界だとやっかいなことになる。森友・加計学園問題では、財務省や文部科学省の官僚らの忖度が批判を浴びた。茂木氏のケースもレベルが違うかもしれないが、官僚が政治家に過剰に配慮する構図は同じだ。経済官庁のある幹部はこう訴える。

「政治家に目をつけられないよう、みんな恐れている。出世に響かないよう厳しい意見は言わずに、うまく機嫌さえ取っておけばいいという考え方の人もいます。官僚は国家全体に尽くすべきですが、いまはどうしても忖度するようになってしまっています」

 政治と金の問題に詳しい神戸学院大の上脇博之教授(憲法学)は、内閣人事局が14年にできて、官僚の人事を政治が握るようになったことが背景にあるという。

「昔は官僚の理屈の中で出世が決まっていたが、官邸を中心に人事権を握るようになりました。これまでも忖度はあったのでしょうが、それが森友・加計問題でもわかったように、あり得ないところまで来ている。今回のケースはそれを象徴する感じを受けます。公私混同や権力の乱用がないかどうかチェックが必要です」

 茂木氏の事務所や外務省には見解を求めたが、期限までに回答はなかった。

(本誌・忖度問題取材班)

※週刊朝日2019年10月18日号より抜粋、加筆

7572チバQ:2021/11/02(火) 22:58:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/02f12b3b2970d437420190d4b5a8a8629fd12b36
安倍氏に派閥復帰待望論 自民派閥に変化の兆し
11/2(火) 21:16配信

産経新聞
聴衆とグータッチを交わす安倍晋三元首相=10月21日午後、横浜市のJR桜木町駅前(矢島康弘撮影)

衆院選を経て、自民党の7派閥にも変化の兆しが出てきた。全ての派が人数を減らしたため、新人の勧誘を急ぐほか、細田派(清和政策研究会)や旧竹下派(平成研究会)は代替わりの可能性がある。領袖の石原伸晃元幹事長が落選した石原派(近未来政治研究会)は存続が危ぶまれる事態に陥った。


党最大勢力を誇る細田派には、安倍晋三元首相の早期の復帰を期待する声がある。自民は次の衆院議長に同派会長の細田博之元幹事長を推す方向で、衆院議長は党を離れる慣例があるため、派内には安倍氏の会長就任を推す意見が強い。高市早苗政調会長も安倍氏の復帰を望んでいるという。

旧竹下派は、会長代行の茂木敏充外相が幹事長に内定したことで、故・竹下亘元総務会長の後任の会長となる流れが強まった。先の自民の総裁選では岸田文雄首相への支持で派をまとめて勝利に貢献し、自らの幹事長職や閣僚ポストを確保した手腕に評価が高まっている。ある若手は「幹事長派閥なので新人を勧誘しやすい」と茂木氏に期待を込めた。

首相が率いる岸田派(宏池会)は引退を含め衆院選の公示前から5人減となったが、他の主要派閥と比べ減り幅は少なく、面目を保った。総裁は任期中派閥を抜けるのが一般的だが、麻生太郎副総裁は総裁在任時も派閥に所属していた。首相もこれにならい、派に籍を置く考えだ。総裁派閥としての利点を生かして勢力拡大を図る。

麻生派(志公会)は党内第2派閥に復帰したが、甘利明幹事長が選挙区で敗れて辞意を固めたことが痛手となった。

一方、石原派と石破派(水月会)は苦境にある。

石原派は、石原氏が落選した衝撃が大きい。ベテランは森山裕前国対委員長と坂本哲志前1億総活躍担当相のみで、ほかは当選3〜5回生の中堅や若手が中心だ。

さらに、同派の前身である山崎派を創設した山崎拓元副総裁は、今回の衆院選で立憲民主党の辻元清美氏を応援し、自民大阪府連が山崎氏の除名を求める事態に発展した。世耕弘成参院幹事長は2日の記者会見で「処分は免れない。明確な反党行為だ」と批判。袋小路に陥る状況に、石原派の関係者は「他派との合流も選択肢の一つだ」と頭を抱える。

石破派では、番頭格の鴨下一郎元環境相が引退した。9月には事務総長経験者の古川禎久法相が退会し、さらに退会を検討しているベテランもいる。派を率いる石破茂元幹事長の求心力低下が止まらない。派の関係者は「石破氏を首相にする目的ではなく、勉強会のような形で存続すればよい」と話した。

二階派(志帥会)は減り幅が10人と党内で最大となった。会長を務める二階俊博前幹事長は党幹部から外れた。派をどう統率するか、難しい局面に立たされている。(沢田大典)

7573チバQ:2021/11/02(火) 23:11:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2f6f0415e8dfe1ce5c43566a169681fbf4bac26
国会対策 与野党に不安 手腕未知数の自民・高木氏
11/2(火) 19:21配信

産経新聞
高木毅氏(斎藤良雄撮影)

岸田文雄首相が令和3年度補正予算の年内成立を表明したことで、国会は補正予算案の審議が最大の焦点となる。自民党の国会対策を担うのは新任の高木毅国対委員長だが、手腕は未知数だ。立憲民主党も与党を厳しく追及してきた「論客」が衆院選で相次ぎ落選しただけに、双方とも手探りの攻防となる可能性が高い。

「委員長となると景色も全然違うものだ。野党の意見も聞きながら、円滑な国会運営を心掛けたい」。高木氏は1日、国会内で記者団に国対委員長としての意気込みをこう語った。

過去に自民国対の筆頭副委員長を務めるなど「国対族」として知られる高木氏は、もともと他の党役員とともに10月1日に就任する予定だった。しかし、一時的に衆院議院運営委員長との兼務になることに野党が反発し、先月の臨時国会までは森山裕前国対委員長が続投していた。出はなをくじかれた高木氏が国対委員長として実質デビューしたのは、衆院選から一夜明けた今月1日の公明幹部との会合だった。

また、自民国対からは副委員長を務めていた福田達夫氏と村井英樹氏がそれぞれ総務会長と首相補佐官に持ち場替えとなった。党重鎮は「国対の外へとられてしまった。ひどいものだ」と経験者の流出に頭を抱えており、高木氏の統率力が早くも問われそうだ。

態勢の立て直しが急務となっているのは野党も同じだ。衆院選の責任を問われた立民の枝野幸男代表が辞意を表明したことを受け、野党国対の取りまとめ役だった安住淳国対委員長も執行部全体の辞任に言及している。また、政府与党のスキャンダルを重点的に追及してきた辻元清美氏らが落選した影響で、従来の戦術を変えるとの見方もある。(今仲信博)

7574チバQ:2021/11/02(火) 23:15:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e21b915b2b2698df2eaf60fda70b0ef242501c2
外務大臣が空白である本当の理由 〜甘利幹事長の後任に茂木外務大臣起用へ
11/2(火) 17:40配信

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(11月2日放送)に作家で自由民主党・参議院議員の青山繁晴が出演。自民党の甘利幹事長の後任に茂木外務大臣が起用されるというニュースについて解説した。

自民党の甘利幹事長の後任に茂木外務大臣起用へ


岸田総理大臣は11月1日、辞任の意向を示した甘利幹事長の後任に、茂木外務大臣を起用する方針を固め、茂木大臣に打診した。11月4日の総務会で正式に決定する見通しである。

飯田)茂木さんは外務大臣を務めていらっしゃいますが、当面は後任空席として、特別国会が召集される見通しの11月10日までは、岸田総理が外務大臣を兼任するという見込みだそうです。林芳正さんの名前が出て来ていますが。

青山)私は完全無派閥なので自由な立場から申し上げると、まず甘利幹事長が辞任せざるを得ないのではないかということは、総選挙の投開票日の3日くらい前に水面下で話はありました。どうも小選挙区で勝てないと。比例でも救われないという説があったくらいです。

青山)今回、各メディアの出口調査は大外れだったでしょう。

飯田)自民党は261議席を獲得しましたけれども、各社の予想は230議席とか、単独過半数を割るとか、自公でも単独過半数が割れるかも知れないというようなことが、夜8時の段階では言われていました。

青山)かつては、出口調査はもう少し信頼性があったのですけれども、自由民主党に入れた人はなぜか言ってくれないのです。昔は公明党に入れた人が言わなかったのですけれども。

飯田)その話はありました。

青山)いまは野党に入れた人は言ってくれるけれども、自由民主党に入れた人は言ってくれないか、答えてくれないのです。そのため、怖いからNHKはものすごく幅を持たせてしまって、批判を浴びているわけですけれども。

飯田)そうですね。212〜253台くらいまでと、約40も幅を持たせた。

青山)どうも幹事長は小選挙区で負けたと。比例で復活しても「幹事長は大丈夫」というわけには行かないので、これは幹事長が代わらなければいけない。

青山)岸田総理は派閥政治の総理ですよね。ですので、竹下派から持って来たかった。竹下派は竹下亘さんが亡くなったため、茂木さんが仕切っているから、外務大臣を外して茂木さんを持って来ないといけないというのは、投開票日の3日くらい前から動き出しているわけです。

飯田)3日前から。

青山)外交に1日の空白があってもいけないので、「総理が兼任」と簡単に言うけれども、日本は大国なので無理です。それを考えると、なぜこんなに決定が遅いのかと。なぜ遅くなるのかと言うと、それは林芳正さんを起用しようとするからです。林芳正さんは誠に有能な人です。語学力もあるし、判断力もあるし、極めて優秀です。

林芳正氏を外務大臣にすると総理も外務大臣もすべて大宏池会へ向かっての動きになる 〜派閥抗争につながってしまう

青山)党内での大きな議論が2つあります。1つは「大宏池会構想」というものがあって、いまある岸田派と麻生派と谷垣グループを統合し、もとより大きな大宏池会にして、安倍さんや細田さんの派閥より、はるか上に行ってしまおうというものです。そういう派閥次元のことを岸田さんも考えているということを党内で言われていて、それで宏池会の中心人物である林芳正さんを外務大臣に持って来ると。しかし、そうすると総理も外務大臣もすべて、大宏池会に向かっての動きになるから、派閥抗争につながるわけです。そうなると、特に安倍さんは黙っていないですよね。それを警戒して、決められずにいるわけです。

青山)もう1点として、林芳正さんは非常に優秀な人ではありますけれども、きっての親中派、親韓派で、そもそも日中議連の会長です。そういう人が現状この段階で外務大臣になると、国際社会と中国共産党に対して、間違ったメッセージを送ることになるのではないか。日本は親中路線に転換するのかと。いろいろな意見があるけれど、安倍政権の7年8ヵ月は中国に対峙して来た日々でした。その間、中国は日本に対してもおかしくなり、今回も改憲勢力が上回ったことについて、中国外交部の報道官が「日本は言動を慎むべきだ」と言っているわけです。なぜ、あなたに言われなければならないのかと。

飯田)君たちがよく言っている内政干渉そのものではないかと。

青山)その最中に日中議連会長の外務大臣を新たに据えるというのは、メッセージとして間違うのではないかということです。

7575チバQ:2021/11/02(火) 23:15:31
飯田)中国に対してもそうですし、アメリカに対しても「おいおい、大丈夫か日本」という、そういうメッセージになってしまいませんか?

青山)アメリカの友人と暗号化されている電話で話している実感で言うと、その通りで、「おいおい、大丈夫なのか」という反応なのですよ。

飯田)「まさか喧嘩を売っているのではないだろうな」というくらいの。

青山)林芳正さん自身がアメリカに人脈を持っていらっしゃるので、多分感じていると思います。そのことも、同じ派閥なので岸田さんに伝わっているから、慎重になっているのですけれども、この人事の遅れはよくないです。外交に空白をつくるのと同じですし。

飯田)10日以上の空白になってしまいますものね。

青山)茂木さんも外務大臣時代に中国に対して、きちんとものを言っていないことがありました。一部誤解はあるけれども、日本の主権者から批判がたくさん集中しました。茂木外務大臣は堂々と「それは誤解である」と言えばいいのです。「私は中国共産党の独裁について、こういう問題を許しません」と。「ウイグルのことについても許しません」と、はっきりおっしゃるべきでしたが、現職の外務大臣では言いにくいという側面もあります。でも、主権者側からすれば疑念が残ったままですから。

飯田)主権者からすれば。

青山)そうすると新幹事長も、新外務大臣も全部親中かということになってしまいます。もともと「宏池会は親中だ」ということは、国内だけではなく、世界の知日派から知られています。この派閥、このファンクションは全体を合わせると、相当間違ったメッセージになるのではないかと思います。

飯田)親中ということに。

青山)そうすると自由民主党の水面下では、そうではない勢力がいます。私自身も対中最強硬派です。自由民主党の現職議員としてはっきり申している通り、対中最強硬派なので黙ってはいないですよ。

決めきれずにイギリスへ行った岸田総理
2021年10月6日、会見する岸田総理〜出典:首相官邸ホームページ(https://www.kantei.go.jp/jp/100_kishida/actions/202110/06bura.html

青山)そういうことで、紛糾の状態にあるわけです。結局、決めきれずに飛行機に乗られたというのが本当のところだと思います。解散総選挙のあとは必ず特別国会を開かないといけないので、口実と言っては言い過ぎですけれども、理由としてあると思います。

飯田)引き延ばす口実にはなる。

青山)国際社会はそのようなことまで考えてくれません。

飯田)国内事情までは知らないですよね。

青山)結果として、外務大臣が空白のままというのは、大きな問題だと思うのです。岸田総理は飛行機に乗る前に決断されるべきでしたね。

飯田)11月10日に国会召集の見通しということになっています。そこで新たに組閣される形になりますが。

青山)第2次岸田政権。

飯田)外務大臣以外のところは、このまま行くという形になるのですか?

青山)私が気になっているのは、総選挙の最中にスキャンダルが出て来た大臣がいます。私なりに情報を取っていますけれども、社会的に確認されていないので名前は言いませんが。

飯田)スキャンダルが出てしまった大臣ですか。

青山)予算委員会、特に特別国会ではなくて、臨時国会になった段階で補正予算を審議しないといけないのですが、そこでまた例によって、閣僚のスキャンダルの話ばかりになると、日本経済が行き先を失ってしまいます。

飯田)そうですね。

青山)そこは変えるべきだと思います。まずは本人の釈明を総理がお聞きになってからだと思いますけれども。COP26に数時間しかいらっしゃらず、国内政局のために帰って来られるのだから、いまはオンラインもあるし、電話も暗号化できるので、そういう協議もなさっていただく。帰って来られるまでに、すべての問題にケリをつけるべきだと思います。

飯田)外交や安全保障の継続性のため、外務・防衛は菅政権から交代せずに行ったのかなと思っていました。ですから、ここで外務大臣を代えてしまうことや、しかも空白があるということに驚いたのですが、岸防衛大臣は代わらずに行くのでしょうか?

青山)岸防衛大臣、岸信夫さんは代わらないですよ。

飯田)さすがにここまでは代えられない。

青山)リスナーに誤解を与えかねないので言いますが、水面下に出て来ているスキャンダルは、岸さんとは一切関係ありません。名前は言いませんが、他の人です。名前はあえて言いませんが。

7576チバQ:2021/11/02(火) 23:25:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d9c3e5cec8da7689fb1eb7fd8f4fde6104c6ad9甘利氏の敗北…「辞任ならガタガタ」 党内には動揺
11/1(月) 9:54配信

西日本新聞
連載【試練―岸田政権始動】
当確者の名前にバラを付ける自民党総裁の岸田首相(左から6人目)=31日夜、東京・永田町の党本部(撮影・中村太一)

 1日未明、自民党本部は異様な雰囲気に包まれていた。

 「自民後退」の情勢報道から一転。自民単独過半数が報じられ、岸田文雄首相は記者団に「政権選択選挙において信任をもらった。これからしっかり政権運営を行っていきたい」と“目標達成”を強調した。

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

 支持率が低迷した菅義偉前首相から直前に首をすげ替え、大一番に臨んだ自民。安倍晋三元首相の下で巨大化した議席から、ある程度の目減りは織り込み済みだった。

 「ご祝儀相場」を当て込み、野党の意表を突いた選挙戦日程の「1週間前倒し」という奇策に打って出たが、甘利明幹事長を筆頭に、苦戦に追い込まれた重鎮やベテランの姿が目立つ「誤算」もあった。

 選挙戦終盤、地元に張り付いて「地をはってでも当選しなければならない」と声をからした甘利氏。応援で全国を駆け巡ることが求められる幹事長としては、異例の対応を強いられた。

 31日、甘利氏はテレビ番組で「新型コロナウイルス禍で(有権者に)不安や不満がたまっていた」と厳しい表情を浮かべた。その後、記者団に「私の力不足だ。不徳の致すところでありまして…」と言葉を詰まらせた。敗戦の報が流れると、無言のまま党本部を後にした。

   ■    ■   

 当初、首相周辺には「自民で過半数を取れるかどうかがメルクマール(指標)。40議席減らしても大丈夫だ」との楽観論もあったが、結果は想定を超える“勝利”となった。だが、現職幹事長が小選挙区で敗北した意味は小さくない。

 甘利氏の去就について、首相は記者団に「本人の話を聞いた上で私が判断する」とだけ述べ、足早に党本部を去った。甘利氏は党幹部に幹事長辞任の意向を伝えた。

 甘利氏は総裁選で岸田陣営の選対幹部を務め、岸田政権誕生の立役者だ。党内の実力者である安倍氏、麻生太郎副総裁と首相の間を取り持つ役割も担っていただけに、甘利氏辞任となれば政権基盤は一気に揺らぎかねない。

 党内には動揺が走る。来年、改選を控える参院側からは「一から選挙態勢を組み直すしかない。政局で忙しくなるぞ」。官邸筋は「それなりに勝ったのに、幹事長が辞任したら党内はガタガタだ」と不安視する。

  ■    ■   

 首相にとって最大の関門となるのが、参院選だ。自民などの会派は現在111議席で、公明の28を加え過半数(123議席)を16上回ってはいる。

 ただ、次回から参院の議席は3増え、過半数ラインも125に上昇。衆参で多数派が異なる「ねじれ国会」を回避するには、公明が改選14議席を維持したとしても、自民は改選57議席のうち43を死守する必要がある。

 そこに今回の衆院選で自民を苦しめた野党による候補者一本化が立ちはだかる。次回参院選でも1人区を中心に野党共闘が成立する可能性は高い。「1人区の勝敗次第で万事休す。ハードルは決して低くない」と党関係者。内閣支持率が下降線をたどるようなら「岸田降ろし」の動きが出てこないとも限らない。

 今回は与党で絶対安定多数を確保し、「選挙の顔」という面目を保った首相だが、党内の動揺を抑え、政権運営の主導権を握ることができるのか。

 重い宿題を背負った首相はこの日、選挙結果を踏まえて、自らに言い聞かせるようにこう語った。

 「早急に約束した政策課題を実現する。これが大事だ。時間はあまりない、急ぎたい」

 (河合仁志)

  ◇  ◇
 
 岸田政権の継続が確実な情勢となった衆院選。今後の政権運営の行方や与野党の動きを追った。

7577チバQ:2021/11/03(水) 08:12:47
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211103ddlk15010153000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>検証 野党 共闘「大健闘」と評価 実態は薄氷踏む戦い /新潟
2021/11/03 05:45毎日新聞

 「全国的に票が伸びない中で大いに評価できる。大健闘だ」。立憲民主党県連の大渕健幹事長は、10月31日に投開票された衆院選をこう振り返った。

 立憲は県内全6小選挙区のうち四つの区に公認候補を擁立。6区は130票差、4区では238票差という全国屈指の激戦を制し、公示前と同じ3議席を死守した。県連として推薦した新潟5区の無所属新人、米山隆一氏の勝利も合わせると、野党が躍進した2017年の前回衆院選と同じく小選挙区で「4勝2敗」。与党に勝ち越した背景には、他県に先んじた「野党共闘」の歴史がある。

 県内で共闘の流れが生まれたのは2016年の参院選から。以降、同年の知事選、17年の衆院選で共闘して勝利を収め、19年の参院選では立憲と共産、国民民主、社民が野党統一候補を擁立し、自民現職を破った。今回の衆院選で立憲と共産の党本部は市民連合を介した政策協定を結ぶなど距離を縮め、全国の小選挙区の7割で候補者一本化。県内では野党系候補と共産関係者が並んで街頭に立つ場面も見られた。

 共産党県委員会の樋渡士自夫委員長は「上だけの合意でギクシャクした地域もあったようだが、新潟は自治体ごとの組織にまで共闘関係が鍛えられている。相互のリスペクトの中で力を発揮できた」と分析。小選挙区で野党共闘候補が勝ち越した都道府県が数少ない中、新潟で野党が勝ち越せたのは「共闘の深化だ」と強調した。

 一方で共闘は格好の攻撃対象にもなり、県内入りした自民の重鎮たちから「自由主義社会と社会主義社会、どちらを選ぶか」としきりに叫ばれた。樋渡氏は「攻撃は共闘の深化と一体のもの。共闘態勢での選挙を重ね、有権者への理解を深めていくことが大切だ」と話すが、県内のある野党幹部は「『共産』の名にひるんでしまった有権者もいるはずだ」と明かす。

 ただ、立憲が共産との距離を離すことにはリスクも伴う。共産が候補を擁立することで野党票が分かれ、結果的に自民に有利に働く可能性もあるからだ。今回の衆院選で共産、国民民主の野党候補2人が出馬し、県内の小選挙区で唯一、共闘できなかった2区は、10万超を得票した自民候補に大敗を喫した。

 「前回選に続いて出馬した野党候補は4人全員が前回から得票数を減らした。与党の人材難という『敵失』もあった」。県内のある野党幹部は、自民に勝ち越したとはいえ、共闘の実態は薄氷を踏む戦いだったとみる。

 共闘で無視できないのは、立憲最大の支援団体である連合の存在だ。労働組合である連合は、かつて労働運動で対立した共産と距離を置いている。連合新潟の牧野茂夫会長は「中央から共産との連携の話が出て、労組のモチベーションが下がった感じはある。県内ではこれまでうまく連携できていたとは思うが、中央の方針の影響が全国に波及した。衆院選という政権選択選挙での野党共闘のあり方はさらに検討すべきだ」と指摘する。

 立憲は今回の衆院選で全国的に小選挙区の議席、比例票を減らし、2日には枝野幸男代表が辞意を表明。県連の大渕氏は「結果がすべて。責任ある立場として重い判断を示した。政権交代に向けた方向性を示せる代表選をしなければならない」と話し、今後の選挙に向けては「冷静な総括が必要だ」とした。

 2022年には参院選と知事選、新潟市長選が控え、野党共闘の真価が問われる。【露木陽介】

7578チバQ:2021/11/03(水) 08:19:05
■野党系岩盤選挙区
96年小選挙区制度導入以降
自公が当選したことない小選挙区
岩手1(階).【崩壊】3(小沢)
宮城5(安住)
【崩壊】茨城7(中村喜四郎)  特殊 03年選には中村喜四郎出馬せず自民が当選
神奈川8区(中田宏 江田憲司 岩國哲人)
【崩壊】長野3(羽田孜 寺島義幸 井出庸生)
【崩壊】静岡6区(渡辺周)
愛知2区(青木宏之 古川元久)
【崩壊】愛知11区(伊藤英成 古本伸一郎)
大阪19区(保守党:松浪健四郎 民主党:長安豊 維新:丸山穂高) 00年保守党は自公系とカウントするべきか・・・
広島6区(亀井静香 佐藤公治)03年まで自民党所属


00年以降自公が当選したことない小選挙区
福島3(玄葉)
埼玉5(枝野)
千葉4(野田)

7579チバQ:2021/11/03(水) 09:47:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f00b96a1b3d49ba6f64da0a78c9796ada8fc50d
麻生氏も一時浮上!岸田氏「幹事長人事」の舞台裏
11/3(水) 8:01配信

 第49回衆院選は苦戦必至とされた自民党が底力を発揮して単独で絶対安定多数(261議席)を獲得して勝利し、約1カ月前に就任したばかりの岸田文雄首相は、政権運営への自信を示している。しかし、党運営の要だった甘利明幹事長が小選挙区で敗北し、辞任に追い込まれたことが手痛い打撃となった。

 岸田首相がすばやく、後任に茂木敏充外相の起用を決めたのは党内の混乱を防ぐ狙いだ。茂木氏は旧竹下派会長代行で、党4役の政調会長と選対委員長も経験しており、「党内バランス重視の安全優先人事」(自民幹部)とみられる。

 ただ、投開票日の10月31日に、時間の経過とともに刻刻変化したのが自民党の議席獲得状況。一見順当ともみえる茂木氏起用も「岸田さんの心境が、当初の敗北不安から最終的な勝利による自信へと揺れ動いた末の決断」(周辺)だったとされる。

 岸田首相は11月1日夕、甘利氏が前夜に過去に例のない現職幹事長の小選挙区敗北・比例復活となった責任をとって辞任の意向を示したことを受けて、後任に茂木氏を充てる人事を決断。同氏との党本部での会談で起用方針を伝え、茂木氏も受諾した。4日の党総務会で正式決定する運びだ。

■茂木氏起用の狙いは政権運営の安定化

 政府与党は首相指名選挙を行う特別国会を10日に召集する方針で、同日午後に第2次岸田政権が発足する段取り。それに先立つ主要派閥の事実上のリーダーである茂木氏の幹事長起用は、甘利氏辞任の混乱を最小限に抑え、政権運営の安定化を狙ったものだ。

 岸田首相は10日の組閣まで外相を兼務する方針で、「後任外相はそれまでじっくり考える」としているが、後任には林芳正元文部科学相を軸に、岸田派からの起用で調整を進める意向とされる。第1次岸田内閣では同派からの再入閣がなかったことへの配慮とみられる。

 衆院選結果が確定してからわずか半日での幹事長交代人事決着で、岸田首相は調整を長引かせての混乱を防いだ格好だ。ただ、政権発足時に政治とカネの問題が指摘され続けた甘利氏を党内の不安を押し切ってあえて起用しただけに、わずか1カ月弱での党の要の交代は、今後の政局運営での岸田首相の求心力に影を落とすことは間違いない。

 そもそも、岸田首相が甘利氏辞任の可能性を察知したのは、投開票日の午前中だった。その時点で入手した甘利氏の出馬している神奈川13区の期日前投票の出口調査で、同氏が野党統一候補の立憲民主新人にかなりの差をつけられていることがわかったからだ。

 岸田首相は「午前中の出口調査でもかなり負けている。下手をすると比例復活も危うい」(首相周辺)ことに危機感を募らせた。仮に落選となれば、直ちに後任決定を余儀なくされる。首相が信頼して起用した甘利氏だけに、後任を決める調整は難航が予想されたからだ。 

 そこで一時浮上したのが、麻生太郎副総裁の兼務案だった。ただ、兼務となった麻生氏がそのまま幹事長を続ける可能性もあることから、「参院選への影響も考えたらありえない選択」との声が多く、すぐに消えた。

 その後、夕刻までの出口調査結果でも甘利氏の劣勢は覆らず、深夜に比例復活が決まる可能性が強まった。ただ、その段階では自民単独過半数も危ぶまれる状況で、後任候補の絞り込みに入った岸田首相は「参院選に勝てるアピール力を持った人物」「甘利氏に代わって党を仕切れる即戦力」との2つの判断基準で2、3人の候補を念頭に置いたとされる。

7580チバQ:2021/11/03(水) 09:47:58
■アピール力で河野氏、党改革で福田氏の選択肢も

 参院選でのアピール力を考えると、総裁選で健闘した河野太郎広報本部長や高市早苗政調会長の起用も選択肢となる。さらに、党改革や派閥支配排除の観点から福田達夫総務会長の昇格案も浮上した。

 しかし、開票が進むにつれて、自民党が単独過半数や安定多数というハードルを超え、安定した国会運営の必要条件となる絶対安定多数確保という「勝利」が視野に入ると、岸田首相も「人事で奇策を弄する必要はない」との判断に傾いた。

 31日深夜、甘利氏が岸田首相に直接、「責任を取りたい、進退は総裁に預ける」と伝えたのはその時点だ。岸田首相は「自分でよく考えて決めたい」と対応を留保。側近や麻生氏、安倍晋三元首相とも調整のうえ、決断する意向を固めた。

 その段階で岸田首相が優先しようとしたのは、麻生、安倍両氏も納得させられる党内バランス優先の人事だった。ただ、麻生派の大幹部で安倍、麻生氏と合わせて「3A」と呼ばれる実力者の甘利氏だけに、麻生氏は「自民党勝利の功労者はあなただ」などと慰留していた。

 ただ、続投論は党内の一部にとどまり、甘利氏の政治とカネの問題が選挙戦に影響したことも踏まえ、「選挙戦の司令塔なのに、小選挙区で敗れたのは幹事長として失格」との声が多かった。岸田政権発足以来、甘利氏が前任の二階俊博氏と同様に、公認調整などで慣例無視の決定をしていたことなどが、背景にあるとみられる。

 このため、岸田首相は1日午後の党本部での総裁会見でも明確な意思表示を避け、その後甘利氏と長時間密談したうえで、茂木氏起用を決めた。「甘利氏の意向を尊重することで、麻生、安倍両氏にも配慮してみせる政治的演出」(自民幹部)でもあった。

 就任要請を受諾した茂木氏は「話を聞いたばかりで、(党運営を)どうするかはこれから考える」と言葉を濁した。しかし、茂木氏は前日深夜、党本部幹事長室で、梶山弘志幹事長代行と密談する姿が目撃されている。このため「外相なのに現れたのは、自らの売り込みだったのでは」(自民幹部)との臆測も広がった。

 確かに、茂木氏にとって「幹事長はのどから手が出るポスト」だ。9月の総裁選に出馬しなかったのも「岸田氏に協力して恩を売る狙いから」(竹下派幹部)とみられている。幹事長就任は次期総裁選出馬への踏み台ともなるだけに、茂木氏にとって「まさに渡りに船」(同)であることは隠せない。

 その一方で、岸田首相も甘利氏の幹事長起用については「内心、葛藤があった」(側近)とされる。「甘利氏以外に幹事長候補が居なかった」(閣僚経験者)のが理由だが、それは甘利氏が麻生、安倍両氏との太いパイプを誇示してきたことが背景にある。

 ただ、選挙戦を通じて、自らの疑惑を明快に説明し切れない甘利氏への批判に、岸田首相も悩んでいたとされる。それだけに、甘利氏が自ら辞任を申し出たことは「岸田さんの悩み解消への助け舟になった」(自民長老)ともみえる。

■「茂木氏は参院選の顔にはなりにくい」との声も

 岸田首相にとって、第2次政権発足後の最初の関門は11月末にも召集予定の次期臨時国会での与野党攻防だ。甘利氏を続投させた場合、立憲民主など主要野党は甘利氏の疑惑に的を絞って、集中攻撃することは目に見えている。このため、岸田首相の周辺からも「甘利氏の続投は参院選での自民敗北につながりかねない」との声も相次いでいた。

 確かに、甘利氏が表舞台から去れば、「野党は標的を失う」(自民国対)ことは間違いない。しかし、後任の茂木氏は「辣腕の政策通だが、これまでの上から目線の言動や部下への厳しい対応で、党内や派閥内でも敵が多い」(自民幹部)という欠点もある。

 今回の茂木幹事長人事に、党内では「客観的に見ても、茂木氏は参院選の顔にはなりにくい」(同)との声も多い。それだけに、岸田首相にとって今回の幹事長人事が「将来的に吉と出るか凶と出るかはまだまだ不透明」(自民長老)というのが実態だ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

7581とはずがたり:2021/11/03(水) 18:01:03

〈独自〉山崎拓氏の除名求める申し入れ書を提出 自民前職
https://www.sankei.com/article/20211028-YBYGU4P6HNNBFCEAURGYRK7OBQ/
2021/10/28 11:44

自民党の山崎拓元副総裁が衆院大阪10区から出馬している立憲民主党前職の辻元清美氏の応援演説をした問題で、同区から立候補している自民前職の大隈和英氏は28日、自民大阪府連に対し、党本部に山崎氏の除名処分を上申するよう求める申し入れ書を提出した。

申し入れ書は、山崎氏について「他党公認候補が当選すれば日本の政治のためになる旨の発言をしている」と指摘した。その上で「選挙戦に多大な影響を及ぼしている」として、府連内で早急に協議し、党本部への処分上申を求めた。

山崎氏は27日、大阪府高槻市で辻元氏の応援演説を行い、「小選挙区は辻元清美、比例区は自民党という立場だが、理解をいただきたい。辻元清美が当選すれば、日本の政治のためになる」などと訴えた。

大阪10区からは辻元、大隈両氏のほか、日本維新の会新人の池下卓氏も立候補している。

2021/10/28 05:30神戸新聞NEXT

7582チバQ:2021/11/03(水) 23:13:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/1fcfab89036c70d2ea18554ca3b2f07d0b204ae6
牧島かれんデジタル相、山際大志郎経済再生相ら「甘利派新大臣」を待ち受ける「閣内冷遇」
11/3(水) 16:15配信
NEWSポストセブン
甘利氏が敗北し、松島氏ら大臣にも影響(写真/雑誌協会代表取材)

 衆議院議員総選挙において甘利明氏が小選挙区で敗北、幹事長辞任に追い込まれたことは、自民党内に大きな波紋を呼んでいる。影響は今後、閣内のパワーバランスにも及ぶと語るのは、自民党関係者だ。


「岸田内閣の初入閣組には、甘利氏が押し込んだ人材が揃っています。象徴的なのが山際大志郎氏で、麻生派のなかでも同じ神奈川県の選挙区で甘利氏の右腕として知られており、閣僚人事では甘利氏がかつて務めていた経済再生相に就きました。

 牧島かれんデジタル相も同じく甘利氏が熱望したと言われています。彼女の場合、もともと神奈川県17区では河野洋平氏の地盤を引き継いで当選しており、麻生派でもあるため、先の総裁選では河野太郎氏を応援しました。が、総裁選後は同じく麻生派ながら河野氏と反目する甘利氏に、大臣ポストをエサに『どっちにつくのか』と踏み絵を踏まされ、結果として初入閣を果たしました。

 しかし、今回甘利氏が辞任したことで、2人は強い後ろ盾を失ってしまいました。今後は閣内で難しい立場に置かれるかもしれません」

 経済再生相、デジタル相とも、財務相や経済産業相など、既存の閣僚と役割が重なる部分が多い。甘利氏はそうした既存省庁の枠を越えたダイナミックな経済政策を進めようと2人を閣内に送り込んだとされる。しかし、甘利氏自身が幹事長から外れたことで、その計画は早くも頓挫してしまった。

「今後の経済政策は、麻生太郎氏が後ろ盾となる鈴木俊一財務相や、実力派閣僚の萩生田光一経産相が中心となって進められ、甘利氏の影響力は及ばなくなる。そうなると、山際氏や牧島氏は、大臣としてあまりすることがなくなり、徐々に大臣ポストが有名無実化していってしまうかもしれません」(同前)

 それだけではない。2人の立場は地元・神奈川でも危うくなるという。

「今回の幹事長辞任で、甘利氏の神奈川県内での影響力は低下し、必然的に右腕の山際氏も立場は苦しくなります。さらに自民党神奈川県連で冷ややかな視線を浴びているのが、牧島氏です。『恩義ある河野家から寝返った結果がこれか』という声が上がり、NTTによる接待問題に関しても、『説明責任を果たしていないのは甘利さんと同じではないか』との不満も聞こえてきます」(同前)

 デジタル相を引き受けた際、「大変驚きましたが、岸田総裁をしっかりお支えしたいという気持ちをお伝えさせていただきました」と述べていた牧島氏。今回の選挙では、別の意味で驚いたことだろう。

7583チバQ:2021/11/04(木) 13:05:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4bc605b5d9c4fe4890daaab5009759645cae233
運いい岸田首相、不良資産の甘利氏外せた
11/4(木) 12:42配信

ニュースソクラ
【ニュースソクラ編集長コラム】茂木登用も河野、高市けん制の妙手
官邸HPから

 「岸田さんは運がいいね」――そんな声が自民党内で頻繁にかわされている。衆院選でまさかの自民党単独での絶対安定多数の261議席を確保できたことに加え、不良債権になりかけていた甘利明幹事長を摩擦なく交代させることができたためだ。

 岸田体制の発足での最大の失敗は甘利氏を幹事長にあてた人事だった。もともと安倍元首相や麻生副総裁に近く3Aと呼ばれただけに、世の中からは長老に牛耳られた岸田体制の象徴と受け取られた。

 幹事長にあてたことで、UR関連の旧聞疑惑に再び光があたり、野党から追及され続ける火種となっていた。そのうえ、岸田政権誕生の最大の支援者、安倍元首相は甘利人事に不満が残り、関係がしっくりしなくなっていた。甘利氏が党ばかりか閣僚の人事にまで大きな発言権を持ち、安倍前首相に近い人物を退けていたからだ。

 イメージ悪化で岸田体制の最大の不良債権となっていた甘利氏。それだけに、選挙区落選という本人の失敗を理由に摩擦なく交代させられたことは、岸田体制の弱点を全部背負って退場してくれたようなものだった。政権支持率にプラスの効果が期待できる。

 甘利氏後任に茂木外相を選んだのはすでに要職にあり、スキャンダルが改めて飛び出すリスクが低いことが、最大の理由だ。だが、安倍、麻生の両氏から不満がでにくいということもあった。

 さらに林芳正氏を外相にあてる人事が観測気球として報じられている。同じ山口県出身の安倍氏から強いクレームがなければ林外相が誕生しそう。茂木、林の両氏はポスト岸田として首相になってもおかしくない格がある人材であるだけに、2人の登用は政界の世代交代を印象づけられ、内閣支持率回復によい影響が出やすいだろう。ただ、小野寺五典氏を外相に押す声もある。

 安倍・菅政権の中核を支えていたのは安倍、麻生、甘利、そして菅、二階の5人。麻生氏は副総裁に残っているが、実質は棚上げポストの色合いが大きく、唯一要職に残った甘利氏が外れたことで、「世代交代」が印象付けられることになる。

 一方、総裁選で岸田氏のライバルだった河野太郎、高市早苗氏に対しては、茂木、林の登用はけん制作用として働く。4人に加え、萩生田経産相なども加えたなかでポスト岸田を競わせ、全体として岸田体制のパフォーマンスを上げることになるだろう。

 茂木氏ばかりか林氏を外相に据えることができれば、なかなかの妙手。政権発足時の人事の失敗をうまく補っている。

 唯一の弱点は、茂木新幹事長の切れやすい性格だ。まとめ役の幹事長としてはおさまりが悪い。強引な党運営をさせず、公約の党改革に先鞭をつけさせることができるかどうか。岸田氏の茂木操縦術が問われている。

■土屋 直也(ニュースソクラ編集長)
日本経済新聞社でロンドンとニューヨークの特派員を経験。NY時代には2001年9月11日の同時多発テロに遭遇。日本では主にバブル後の金融システム問題を日銀クラブキャップとして担当。バブル崩壊の起点となった1991年の損失補てん問題で「損失補てん先リスト」をスクープし、新聞協会賞を受賞。2014年、日本経済新聞社を退職、ニュースソクラを創設。

7584チバQ:2021/11/04(木) 13:05:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e0b3915bf1241116a06c9d6f967193796012adc
岸田首相、組閣まで外務大臣を兼務 茂木氏の党幹事長起用で
11/4(木) 12:27配信

朝日新聞デジタル
報道陣の質問に答える岸田文雄首相=2021年11月4日午前10時24分、官邸、井手さゆり撮影

 岸田文雄首相は4日午前、自民党幹事長に起用する茂木敏充外相の後任について、「次の組閣までは、私が外務大臣を兼務する」と述べ、新外相が就任する来週まで自身が兼務する考えを示した。首相官邸で記者団の取材に応じた。

 政権が発足して1カ月たったことについて問われ、首相は「自民党総裁選挙、組閣、解散総選挙。スピード感を持ってこうした取り組みを進めてきた。これからは政策の実行だと思っている」と述べた。

 10月31日投開票の衆院選で、自民党は国会を安定的に運営できる「絶対安定多数」の261議席を確保。連立を組む公明党とあわせて293議席とした。首相は「総選挙を通じて国民のみなさんの信託をいただいたいま、スピード感をぜひ政策の実行に向けていきたい」と強調。「コロナ対策、経済政策、また外交安全保障。こうした重要な課題が山積しているが、ぜひ政策の実行に向けて丁寧に取り組みを進めていきたい」と語った。

朝日新聞社

7585チバQ:2021/11/04(木) 16:04:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a4f007e9c0249e68e1b1d4ea659fd851420323b
「茂木新幹事長」が嫌われまくるワケ “茂木に比べればあの人は神様”……永田町、霞が関、党本部からの証言
11/4(木) 15:25配信
パワハラ気味なのが透けて見える「接遇メモ」の存在
当選10回、外相、経産相、政調会長などを歴任した

 選挙を取り仕切る甘利明前幹事長(72)が選挙区で敗北し、お鉢が回ってきたのが茂木敏充前外相(66)。永田町や霞が関では「部下にはしたいけど、上司にはしたくない」人として知られている。指示が細かすぎてキレやすくパワハラ気味で被害を受けた官僚も少なくなく、かつて「茂木接遇メモ」が出回ったこともある。それに少し触れながら、新幹事長の人となりを紹介する。

次は茂木らしいぞ
「茂木さんの前任の石原さん(伸晃・元幹事長)は常々、“オレって(政治とカネの問題で辞任した)甘利さん(明)のリリーフだからさ。そろそろ代えてくれないかなぁ”と内閣府の幹部の前でボヤいていたんです」

 と、あるキャリア官僚。

「それが改造直前に石原さん独自のルートで、“次は茂木らしいぞ”と言いだして、幹部らの雰囲気は通夜のようになりました。石原さんのやる気のなさをなじっていた彼らも、“あの茂木が来るくらいなら石原さんは神様”と大仰ながら言っていたほど。それくらい茂木さんは嫌われているんです」

 その内閣改造報道の際には、「茂木外相へ」という文字が新聞紙面をにぎわせてもいた。

「茂木さんはかねて外相を希望し、安倍首相にもそれは伝わっていたようですが、あの『外相へ』報道は外務省がリークしたという説がもっぱら。“茂木がウチに来るのだけは勘弁。今の政権は報道を逆張りするから、書かせて話自体をなくしちゃえ”ということだったと言われています」(同)

「春風接人」とは、やさしい春の風のようにあたたかく人に接することを意味する。他ならぬ茂木氏の座右の銘でもあるというが、霞が関には指示が細かすぎてキレやすくパワハラ気味で被害を受けたキャリア官僚は少なくない。そんな彼らの間で出回った「茂木接遇リスト」の中身を少し紹介しておこう。

 茂木氏は東大経済学部を卒業して丸紅に入社。その後、読売新聞を経てハーバード大ケネディ行政大学院に留学。帰国してマッキンゼー・アンド・カンパニーに入社した。

 1993年に旧栃木2区から日本新党公認で出馬し初当選。日本新党の解党後は無所属となり、95年に自民党に入党した。96年の総選挙では栃木5区から自民党公認で当選している。
 当選3回で初入閣して以降、経産相、経済再生担当相、外相、自民党選挙対策委員長、政調会長を歴任。派閥は平成研(旧竹下派)で会長代行を務める。当選10回でこれだけの要職を務めてきたのに総裁選への出馬はゼロ。このあたりに茂木氏の人間性を解くヒントがありそうだ。

茂木さんの手下って誰なんだろう
 政治部記者によると、

「何度も記者同士で、“茂木さんの手下って誰なんだろう”って話をしたことがありますが、名前が出てこないんですよね。2016年、額賀さん(福志郎・元財務相)の後継に竹下さん(亘・元総務会長)が就任するという話を共同通信が流したとき、必死で潰そうとしていたのが印象的でした。竹下さんは今年亡くなりましたが、それでも茂木さんの肩書は会長代行のまま。引退しても派内に大きな影響力を持つ青木さん(幹雄・元官房長官)は茂木さんを信用しておらず、小渕さん(優子・元経産相)に繋ぎたいと考えているようです」

 ここ最近は派閥の若手の面倒を少しは見るようになったというが、なかなか厳しい評価を受けているようだ。党内では政調会長、選挙対策委員長を務めてきたが、

「『人づくり革命』を所管する大臣もやっていましたが、何かの間違いなんじゃないでしょうか。ネチネチと物事をあげつらってくるのが本当に嫌」

 といった党職員の指摘があり、新幹事長に仕える面々には早くも緊張が走っている。

 続いて、霞が関での「茂木評」はどうか。茂木氏が第3次安倍第3次改造内閣(2017年8月発足)で経済再生相を務めることになった際のエピソードだ。

7586チバQ:2021/11/04(木) 16:04:53
使われなかった栄養ドリンクは持って帰って
 内容は茂木氏が経産相を務めていた2014年当時のもので、外遊の際に事務方がどう振る舞うべきなのかについて引継ぎを念頭に担当者がまとめたものだ。好きな食べ物・飲み物、絶対に避けるべき航空会社、ホテルやクルマのグレード、携帯やネット、現地で買うお土産、目的地で待たされたり携帯の電波が悪かったりするのが大嫌いなキャラクターに至るまで、これでもかというくらい細かくビッシリ説明されている。例えば飲食については以下の通りだ。

《水は「エビアン」、お茶は「お〜いお茶」、コーラは「コカ・コーラ ゼロ」という指定あり》

《栄養ドリンクとして、メガシャキ、葛根湯ドリンク、ユンケルの3本セットを日本からロジ担部隊で持参する必要がある。使われなかった栄養ドリンクは、現地で勝手に消費するのではなく、日本に持って帰って、秘書官室に返却する必要がある》

《ルームサービス等で(大臣の好きな)麺類を注文する際には、大臣に提供するタイミングについて細心の注意を払うことが必要。大臣のフライトが50分遅延したため、冷麺ができてから提供するまでのタイミングが20分ほどずれ、麺がかたまった状態だったため、硬くて食べられないと大激怒していた》

《最近は朝食や昼食、夜食にカップラーメンやカップ焼きそば(ペヤングソース焼きそば)を要望されることが多くなってきているので、出発前に秘書官室からカップ麺と割り箸を受け取り、ロジ担当者らで手分けして持って行く必要がある》

(可能な限り女性マッサージ師)
 航空会社やホテルのサービスにも注文は多い。

《〇〇航空は絶対に避ける。大臣から「最悪な航空会社」と過去にコメントがあった。逆に大臣から「〇〇空港(メモでは実名=以下同)は最高。ファーストクラスのCAのしつこくない対応が良い」とコメントあり》

《日系・外資系問わず、ファーストクラス設定のあるフライトを最優先とすること。しかし、〇〇航空のファーストクラスのサービス等は他の航空会社に比べると全然良くなかったため、極力避けること》

《空港火災を理由に飛行機での移動手段が絶たれそうになった場合でも、大臣から、車等を利用して国境を越え、最終目的地に行くように指示をされる等、かなり無茶なことも要望される可能性がある》

 ホテルについては、

《ちなみにベッドの上に用意する枕の数については4つとすること》

《最近の出張では、マッサージを常に求められるため、訪問先でマッサージが受けられるよう、マッサージ師(可能な限り女性マッサージ師)の派遣可能性、時間と料金、キャンセルポリシー等を事前に確認しておく必要がある》

 といった内容だ。

ファブリーズ等の消臭剤で
 特筆すべきは、「タバコ」だ。その項目がわざわざ設けられ、《プライオリティ最優先。何よりもまずタバコ。タバコが吸えるか吸えないかで大臣の機嫌が大きく変わる》とあり、こう続く。

《タバコの銘柄は、昨年まではセブンスター(ソフトタイプ)だったが、今年に入ってからは、ネオシーダー(タバコ風味の咳止め薬(指定第2類医薬品)に変更。最近はまた、セブンスターに戻りつつある。タバコとライターは秘書官、警護官らが常にすぐに出せるように持ち歩いている》

《車の中、宿泊部屋、勉強会部屋、空港貴賓室、大使公邸、レストランなど、ありとあらゆる場所で吸える環境を整えることが必要。特に大臣にとって重要な公務案件の直前は、勉強会部屋や車中において集中的に勉強をされることが多く、その時に連続してタバコを吸われる傾向があるため、その場面でタバコが吸えないと相当不機嫌になる》

《経由地と最終目的地での貴賓室使用の際に、個室が禁煙部屋の場合は要注意。事前に支援をお願いしている大使館や総領事館に対し、いきなり禁煙の個室に案内するのではなく、まずはタバコが吸える場所(屋外含む)に案内してもらうことが絶対に必要》

《禁煙部屋でも、事務方がちゃんとその場所が禁煙と伝えなかった場合に、タバコを吸ってしまう可能性もあるため、大臣がその部屋を退出した後は、換気の徹底と、ファブリーズ等の消臭剤を使用する等の対応が必要》

 事務方はつらいよという声が聞こえてきそうだ。

デイリー新潮取材班

2021年11月4日 掲載

新潮社

7587チバQ:2021/11/04(木) 16:32:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2d7ab20b93d2b91280df8a011d8c0c28169c7e9
落選した石原伸晃氏は政界引退が濃厚…消滅危機「石原派」7人に囁かれる次の“受け入れ先”
11/4(木) 14:10配信

日刊ゲンダイDIGITAL
落選し、比例復活もかなわず頭を下げる石原伸晃氏(C)日刊ゲンダイ

 岸田首相まで応援に駆けつけたのに比例復活もかなわず落選してしまった石原伸晃氏(64)。突然、派閥の領袖がいなくなった“石原派”も大混乱だ。消滅の危機に瀕している。

石原氏は無症状コロナ感染でも即入院…“道徳心”ぶっ壊れた

「選挙後、派閥幹部3人が急きょ東京に集まって対応を協議したようです。地元・熊本に帰っていた坂本哲志前地方再生担当相も呼び戻された。もともと、石原派は10人しかいない最小派閥。そのうえ、トップの石原伸晃氏や、当選16回だった野田毅元自治相も落選し、無所属から追加公認された田野瀬太道氏を加えても7人しかいなくなった。ベテランは森山裕前国対委員長と坂本氏だけで、ほかは当選3〜5回の若手・中堅です。どうやら幹部3人の結論は“もはや派閥の存続は難しい”だったようです。石原氏本人も、このまま政界引退となりそうです」(自民党事情通)

 7人はどうするのか。まとまって二階派に合流するのではないかという見方が浮上している。二階俊博前幹事長と盟友関係にある森山裕氏が、全員、引き連れていくとみられている。派閥の人数を47人から37人に減らした二階氏にとっても、7人の加入は大歓迎のようだ。

岸田派への加入説も
もし派閥として岸田首相支持を鮮明にしていたなら…(衆院選の応援に駆け付けた首相とグータッチをする石原伸晃氏)/(C)日刊ゲンダイ

 その一方、石原伸晃氏と岸田首相が個人的に親しかったこともあり、岸田派への加入説も流れている。これまで石原派は“主流派”扱いされず、ポストに恵まれなかったため、総裁派閥入りを希望する議員がいておかしくない。

「石原さんは政局が苦手なのか、党内でうまく立ち回ることもできなかった。この前の総裁選でも、7派閥の中でいち早く“菅再選支持”を打ち出したはいいが、菅さんが不出馬を表明すると、方針が定まらず“岸田支持”なのか“河野支持”なのか“高市支持”なのか、派内をまとめきれなかった。本人は岸田支持で動いたようですが、それでも役職を得られなかった。もし、派閥として岸田支持を鮮明にしていれば、役職に就き、選挙の結果も違ったかも知れません」(政界関係者)

 残された7人も大変だ。

7588チバQ:2021/11/05(金) 09:48:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d0980e51d3e6b35cd302dd60e783b640262a0c9
「上に甘く、下に厳しい」耳の痛い指摘も…茂木幹事長の手腕は
11/5(金) 9:45配信

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西日本新聞
自民党本部

 自民党は4日、衆院選の小選挙区で敗れ岸田文雄首相に辞意を伝えていた甘利明氏の後任幹事長に、茂木敏充前外相を充てる人事を正式決定した。政調会長や経済産業相などを歴任し、政策通として知られる茂木氏は、旧竹下派で会長代行を預かる当選10回のベテラン。政権発足から1カ月で党ナンバー2が交代する異例の混乱を収束させ、党内の一体感を醸成しつつ首相が掲げる党改革などを前進させられるか-。早速、手腕が試される。

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

 茂木氏はこの日、官邸で首相と面会し、「新しい資本主義」の実現をはじめ、首相が重視する政策や党改革について指示を受けた。その後、幹事長として初めて臨んだ記者会見では、(1)補正予算の早期成立(2)党役員の任期制限を含めたルール作り(3)来夏の参院選に向けた態勢づくり-を優先課題として位置付け、「国民の期待にしっかり応えていきたい」と力を込めた。

「実務能力は随一」選挙事情に通暁
 安倍晋三、菅義偉の両政権で重要閣僚や党役員などを任され、「実務能力は党内随一」との呼び声も高い茂木氏。党選対委員長の経験もあって全国の選挙事情に通暁し、来夏に次の政治決戦を控える参院側には歓迎する向きが強い。

 総裁任期を「3期9年」に延ばした党則改定の実務者として安倍氏からその才覚を高く買われ、総裁候補の一人として名前を挙げられたこともある。麻生太郎副総裁とも、頻繁に連絡を取り合う良好な関係を維持。「3A」の一角だった甘利氏の穴を埋めるだけにとどまらず、カネと人事の権限が集中するポストを無難に切り回していけば、「ポスト岸田」レースで一頭地を抜く存在になるとの見方が高まっている。

 ただ、「完璧主義者」と称される茂木氏を巡り永田町では以前から、「上に甘く、下に厳しい」(政府関係者)との耳の痛い指摘もついて回った。所属する党内第3勢力の旧竹下派内では、今も参院側に影響力を有する青木幹雄元官房長官との折り合いが悪いとされ、しこりを完全に解消できていない点も不安材料だ。「自分の足元も一枚岩にできない人が、党全体をまとめていけるのか」(党関係者)との辛い評価も聞かれる。

参院選の候補者調整「お手並み拝見」
 茂木氏がまず直面するのが、新型コロナウイルス禍で傷んだ経済の立て直しに向けて首相が編成を明言している大型補正予算の年内成立だ。柱の一つとなる現金給付に関して自民と公明党との間に認識のギャップがあり、限られた時間内に調整し合意に導いていかねばならない。

 「自民党は変わった、こういった姿を示していくことが重要だ」「参院選を待たず、もっと早い段階でできるものは実行していく」。就任会見でこう強調した党改革も待ったなし。旧態依然とした体質を転換し、「政治とカネ」問題や「過度な忖度(そんたく)」で揺らいだ党の信頼を地道に修復していくことが求められる。

 そして、参院選の候補者調整作業。今般の衆院選を無所属で戦って党の公認候補を破り、自民入りを望む前職や新人らの取り扱いも含め、幹事長判断に委ねられる案件は実に多岐にわたる。「お手並み拝見だな」。主流派とは距離を置くベテランは、冷ややかな視線を茂木氏に投げた。

 (河合仁志)

7589チバQ:2021/11/05(金) 13:09:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/29e9768cde5897d1a00039c871acbb79f0e25723
派閥10人減の二階元幹事長、地元で引退へのカウントダウン 早くも「後継争い」〈dot.〉
11/5(金) 10:00配信
「もう次の選挙戦に入っているようなムード。地元は政局だ」
 こう話すのは、自民党の元幹事長、二階俊博氏の地元和歌山3区の町議だ。10月31日に行われた衆院選の投開票では午後8時に「当確」が報じられた二階氏。

 選挙戦の直前まで「引退するのでは」とうわさが流れるなど地元は揺れていた。それを吹っ飛ばすような圧勝劇だった。

 だが、二階氏の13回目の当選直後から地元では「誰が後継者となるのか」という話題で持ち切りだという。

 二階氏が次の衆院選にも出馬するのか、それとも二階氏の後継者が立候補するのか。もしくは参院和歌山県選挙区の選出で自民党の参院幹事長という「大物」、世耕弘成氏が和歌山3区に鞍替えするのか…。話題が持ちきりだ。

 二階氏は当選が決まった後、支援者にこう頭を下げた。

「大変お世話になりました。温かい心のこもるご支援で当選をさせていただきました。ひとえに故郷の皆様のおかげです」

 自民党の幹事長を5年以上務め、歴代最長記録を打ち立てた二階氏だが、岸田政権となり幹事長を交代。この衆院選では大半を地元の和歌山3区で活動した。

「二階先生がこんなに長く、地元に張り付くなんで10年以上なかったこと」

 二階氏の支援者は言う。今までほとんど訪れることがなかった小さな集落にまで足を伸ばした。その際、二階氏に付き添っていたのが、三男の二階伸康氏だ。地元では後継者と目されているという。

「今回は伸康氏が二階先生の活動のほとんどに付き添っていた。そして、二階先生に代わってマイクを握り、演説していましたね。これまでの選挙ではあまり見かけなかった。そつなく、二階氏の応援演説をこなしていた。その姿を見て、跡継ぎは伸康氏と二階先生の腹は決まっているんじゃないかと感じました」(前出の町議)

 伸康氏は数年前に大手航空会社を退職し、二階氏の秘書に専念し、スケジュール管理などをしていた。

「昨年あたりから伸康氏が二階氏の名代という感じで動くようになった。中国総領事と面談したり、コロナ禍で和歌山県にマスクを贈呈し、知事と一緒に写真を撮るなど、後継者としての道を着々と歩みつつある。二階派でも『伸康氏に譲るのかな』という声が多々あります」(二階派の国会議員)

 中国の大阪総領事館のホームページにも、伸康氏が二階氏の秘書として中国領事と面談する写真が掲載されている。

 二階氏の後継問題は16年、地元の御坊市長選に長男の二階俊樹氏が出馬したことに遡る。しかし、保守分裂選挙となり、俊樹氏は敗北。今も俊樹氏が地元事務所を守っているという。

「俊樹氏が選挙に出馬することはもうないと言われている。性格的にもちょっと荒いところがあるので、政治家には向かないのではないか」(前出・二階派の国会議員)

 衆院選の公示日、御坊市で出陣式を終えた二階氏をマスコミが取り囲んだ。当初は秘書らが取材を終わらせようとしたが、二階氏が「まだ記者が質問しているのだから」と取材は5分ほど延長された。

 すると、「いつまでやるんや」と周囲にも聞こえる声で、怒りを露わにしたのが俊樹氏だった。前出の町議は記者にこうつぶやいた。

「ああいう性格だから…。跡継ぎには向かないかも。伸康氏が適任だよ」

一方で、世耕氏の参院から衆院・和歌山3区への鞍替え待望論も地元ではあるという。次の衆院選は二階氏の後継をめぐって、水面下では激しい駆け引きが行われそうだ。

 だが、二階氏は地元の情勢をよそに元気いっぱいだという。二階派は10人が落選、37人となった。また、東京8区で元幹事長の石原伸晃氏が落選し、石原派は領袖を失った。石破派も12人と減少し、負け組に。

「二階氏は以前から石原派や石破派の議員に誘いをかけていたので、狙いにいくと思う」(二階派の国会議員) 

(AERAdot.編集部 今西憲之)

7590チバQ:2021/11/05(金) 13:29:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/1203e7bc0785ccda24c2b32a5eaaeccc8769ee65
【独自】自民、細野豪志・衆院議員の入党認める
11/5(金) 12:49配信

読売新聞オンライン
細野豪志氏

 自民党が5日付で、細野豪志衆院議員(静岡5区)の入党を認めることがわかった。細野氏は衆院選に無所属で出馬し、党公認で岸田派に所属する吉川赳衆院議員らを破り、8選を果たした。衆院静岡5区の支部長を務める吉川氏は比例東海ブロックで復活当選しており、静岡県連は反発している。

 細野氏は、民主党政権で原発相や環境相などを歴任した。2017年に民進党を離党し、東京都の小池百合子知事らと希望の党を結成した。18年の民進、希望両党による国民民主党の旗揚げには参加しなかった。19年1月に二階派に特別会員として入会し、自民党入りを目指していた。

7591とはずがたり:2021/11/05(金) 14:09:57

選挙弱くて頭も弱そうな(失敬!)自党候補より細野の方が使えそうではあるからなぁ。。

【独自】自民、細野豪志・衆院議員の入党認める
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20211105-OYT1T50160/
2021/11/05 12:48

 自民党が5日付で、細野豪志衆院議員(静岡5区)の入党を認めることがわかった。細野氏は衆院選に無所属で出馬し、党公認で岸田派に所属する吉川赳衆院議員を破り、8選を果たした。衆院静岡5区の支部長を務める吉川氏は比例東海ブロックで復活当選しており、静岡県連は反発している。

 細野氏は、民主党政権で原発相や環境相などを歴任した。2017年に民進党を離党し、東京都の小池百合子知事らと希望の党を結成した。18年の民進、希望両党による国民民主党の旗揚げには参加しなかった。19年1月に二階派に特別会員として入会し、自民党入りを目指していた。

7592チバQ:2021/11/07(日) 22:16:39
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-211106X566.html
自民、細田派「1強」維持=第2派閥争い激化
2021/11/06 14:56時事通信

 衆院選で引退・落選者が出たことに伴い、自民党7派閥の規模はいずれも縮小した。ただ、勢力図に大きな変化はなく、9減の細田派は最大派閥を維持。今後は、40人台の麻生、旧竹下、岸田各派と、10減で37人の二階派を加えた4派の新人取り込みによる第2派閥争いが激化しそうだ。一方、会長の石原伸晃元幹事長が落選した石原派は、派の存続を含め近く対応を協議する。

 細田派は衆院解散時の95人から、参院補選の当選者1人を含め87人となった。選挙基盤が弱い若手が多く、大幅減も予想されたが踏みとどまった。会長の細田博之元幹事長が衆院議長に就く方向で、後任に同派出身の安倍晋三元首相が取り沙汰されている。無派閥の高市早苗政調会長も再入会の可能性がある。関係者によると、新人3人が加入する見通し。

 旧竹下派は7減の46人。3人減って49人の麻生派が現時点では第2派閥。岸田文雄首相(党総裁)率いる岸田派は5減の41人だ。旧竹下派は茂木敏充会長代行が党幹事長に就任し、同派会長の座も狙う。党の資金と公認権を握る総裁、幹事長を擁する派閥は新人勧誘でも有利とされる。

 最も減らした二階派は、二階俊博会長が幹事長在任中と変わらず勢力拡大を進める。新人3人、元職2人の入会が既に内定した。5日付で入党した細野豪志元環境相も同派特別会員だ。

 石破派は3減の12人で、退潮に歯止めがかからない。15年9月に20人で発足したが、山本有二元農林水産相ら休会・退会者が続出し、今回の衆院選では側近の鴨下一郎元環境相が引退した。退会の動きは今後も続く可能性がある。

 石原派は3減の7人。石原氏や前身の山崎派から所属してきた野田毅元自治相が落選した。所属議員が1桁となり、派内では派閥解消、他派閥への合流などを訴える声が出ている。

◇自民党派閥の勢力

   衆院解散時  衆院選後

 細田派 95人   87人

 麻生派 52人   49人

旧竹下派 53人   46人

 岸田派 46人   41人

 二階派 47人   37人

 石破派 15人   12人

 石原派 10人    7人

7593チバQ:2021/11/07(日) 23:52:38
https://www.sankei.com/article/20211105-YRU6KJIPHNOSVGDWIPR7DAQMCQ/
細野氏自民入党に地元・静岡反発 「頭越し」党本部に不満
2021/11/5 21:27自民党が衆院選静岡5区で圧勝した無所属の細野豪志元環境相の入党を認めた5日、これまで反対してきた地元は「認められない」と反発を強めている。地元の頭越しに決めた党本部への不満も噴出し、感情的なしこりが一気に表面化した。一方、衆院選から5日後のスピード入党に、細野氏支援の地元議員らは安堵(あんど)の表情を浮かべた。

無所属のまま自民党二階派に所属し、同党入りを目指して衆院選に臨んだ細野氏は、同党公認で岸田文雄首相(党総裁)率いる岸田派の吉川赳氏らを大差で破って8選を果たした。吉川氏は比例東海ブロックで復活当選し、地元には保守系国会議員2人が存在する事態となっている。


「(細野氏を)5区支部は絶対に入れることはない。地方組織に入らずにどんな活動ができるのか」。自民党静岡5区支部の幹部はこう吐き捨て、「頭越しで入党が決められた。首相の下でこんなことが起きるなんてあきれるしかない」と、「聞く力」をアピールする首相ら党本部に批判の矛先を向けた。吉川氏の支援者の一人も「みんな怒っている。地元の意向を無視し、しかも総裁派閥の吉川氏がいるのに…」と語気を強めた。

衆院選後、自民入りについて「(党執行部に)意向は伝えている。判断を待ちたい」とする細野氏に対し、5区支部は2日、細野氏の入党を断固拒否すると県連に申し入れ、重ねて牽制(けんせい)したばかり。だが、党本部は衆院選を受けた特別国会の10日召集が迫る中、細野氏圧勝なども勘案し、スピード決着を図ったとみられる。


自民県連の野崎正蔵幹事長は5日、記者団に党本部の決定を「厳粛に受け止めている」と繰り返したが、入党を報告する週明けの役員会などで不満が続出する可能性もある。

かつては吉川氏を支援したが、今回の衆院選で細野氏を支援した保守系議員は「こんなに早く決まるとは思っていなかったが、良かった」と胸をなでおろす。圧勝しただけに「県連の一部も入党は仕方ないとの空気に変わりつつあるのではないか」とも語った。



細野氏、吉川氏の5日のコメントは次の通り。

細野氏「遠藤利明選挙対策委員長から、入党を認めていただいたとの連絡をいただいた。今後、当該都道府県連はじめ地方組織で手続きが行われるとうかがっている。関係者のみなさまのご理解がいただけるよう努力する。自民党の党勢拡大に取り組むとともに、わが国と地元・静岡のために全身全霊を傾ける」


吉川氏「どういう手続きでのことかまだうかがっていないのでコメントは特にない。静岡県連への入党ではないと聞いており、そこ(5区支部長)は県連に所属する国会議員がやるべきだと考えている」

7594チバQ:2021/11/08(月) 07:21:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/06b26a3983597cf638008753a5aa84400f43f515
岸田首相と火花散らす安倍氏 天敵・林芳正氏の外相起用阻止に動いた
11/8(月) 7:15配信

NEWSポストセブン
安倍晋三氏の狙いは?(写真/共同通信社)

 総選挙の善戦で政権基盤が安定するかに見えた岸田政権だが、どっこいそうはいかない。自民党では選挙が終わるや否や来年夏の参院選をにらんで新たな権力闘争が始まった。


 きっかけは小選挙区で敗北した甘利明・前幹事長の“失脚”と後任人事だ。キングメーカーの安倍晋三・元首相周辺からは選挙応援で功績があった高市早苗・政調会長の幹事長就任を求める声があがったが、岸田文雄首相は要求を振り切って旧竹下派会長代行で外相の茂木敏充氏を幹事長に起用した。

 首相は選挙戦を通じて高市氏の脅威をひしひしと感じていた。それを象徴するのが兵庫県西宮市での応援演説。高市氏は「自民党の選挙公約は高市公約そのままだ」という批判があることに「その通りでございます」と自信満々に笑みを浮かべ、こう力説した。

「公約は私のパソコンで作りました。岸田総裁から『なにがなんでも5日以内に作ってくれ』(と言われて)3日間徹夜をした。自分の総裁選挙の公約をコピペした後、岸田総裁の総裁選の政策を、原本のデータがないから自分で打ち込んだ」

 岸田首相や甘利氏が応援で目立たなかったのとは対照的に高市氏は引っ張りだこ。そのうえ、選挙公約づくりの“丸投げ”まで暴露されて面目を失った。来年夏には参院選を控えている。

「目立ちたがり屋の高市を幹事長にしたら岸田総理の存在感は食われてしまう」(岸田派ベテラン)

 だからなんとしても、岸田首相は「高市幹事長」を阻止しなければならなかった。茂木氏の後任の外相選びでも岸田VS安倍は火花を散らした。

 岸田首相が安倍氏の“天敵”で岸田派座長の林芳正・元文科相を外相に据えようとしたことだ。この人事に自民党タカ派から、「日中友好議連会長の林氏を外相にすれば、日本は親中路線に転換すると間違ったメッセージを送ることになる」という反対論があがり、首相は人事をいったん保留して外相不在のまま英国での国際会議に出発するという異例の事態となった。

 林氏は60歳と政界では若いが、防衛相、経済財政担当相、農水相(2回)、文科相を歴任するなどすでに閣僚経験5回。今回の総選挙では参院議員から河村建夫・元官房長官を押しのけて衆院山口3区に鞍替えして圧勝し、「岸田派のプリンス」として総裁をうかがうポジションにつけた。

 安倍氏とは地元・山口で親子2代にわたってライバル関係にあり、次の総選挙では同じ選挙区でぶつかる可能性が高い。

7595チバQ:2021/11/08(月) 07:21:35
 それというのも、「1票の格差」是正のために次の総選挙までに全国で10増10減の定数是正が行なわれ、山口県は現在の4選挙区から3選挙区へと定数1減になる。

 新たな区割り案は政府の区割り審議会でまとめられるが、位置的に安倍氏の山口4区と林氏の山口3区の一部が統合されて「新3区」になるのはまず間違いない。安倍氏と林氏の公認争いは避けられない。政治ジャーナリスト・野上忠興氏が指摘する。

「安倍氏の山口4区はもともと下関市を中心に路線バスやガス会社などを経営する林家の地盤です。そのうえ、林氏は今回の選挙で3区でもどんどん地盤を固めて圧勝した。3区の一部と4区が合区になれば林氏のほうが有利。安倍氏が選挙区を奪われる可能性は十分あります」

 林氏が重要閣僚の外相に就任して脚光を浴びれば、安倍氏の地元での立場はますます不利になる。そこで安倍サイドは「林外相就任」阻止に動いたものの岸氏に押し切られた格好になった。

 安倍氏の性格は意地っぱりで執念深い。岸田首相の一連の動きに“そこまでオレを潰したいのか”と深く遺恨を抱いたと見て間違いなさそうだ。

※週刊ポスト2021年11月19・26日号

7596チバQ:2021/11/08(月) 08:17:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f35da217a626f594618b5aad6cafec5c5401ab4
岸田首相の狙い “ライバル”を外相に決めたワケ 長期政権を見据えた布石【官邸キャップ解説】
11/7(日) 15:56配信
■“2番セカンド”岸田総理の野望

9月の自民党総裁選で岸田総理が高校球児であったことが世間に広く知られることになりました。高校の同窓生や関係者の話によれば岸田文雄少年の打順は主に2番でポジションはセカンドだったということです。いずれも重要な役割ですが、決してスポットライトを浴びる派手な立ち位置ではありません。

総裁選に勝利し第100代総理に就任した時点で岸田総理について政府与党関係者の多くは直近に迫る総選挙を凌ぐための、いわば2番バッターのような“つなぎ”の役割を期待していたのだと思います。

しかし先の総選挙(衆院議員選挙)で大方の予想を超えた261議席の「絶対安定多数」を自民単独で獲得したことで岸田氏はいよいよ“長期政権”を見据えた布石を打ち始めたようです。その一番の注目される動きが今回の外務大臣人事です。

■“側近”? “最大のライバル”? 処遇に伺える岸田総理の狙い

10日に衆参の両院で行われる総理指名選挙を経て岸田総理は第2次岸田内閣を発足させます。その際に茂木前外務大臣を自民党幹事長に起用したことで自身が兼任している外務大臣のポストに岸田派ナンバー2の林芳正元文部科学大臣を起用することを決めました。岸田総理が力を入れる外交に自分が信頼する側近を置いたという見方もありますが私は少し別の見方をしています。

岸田総理にとって林氏は“側近”というよりも“最大のライバル”といった存在でした。その“最大のライバル”を閣内に封じ込めることで、より安定した政権運営を行い、長期政権を目指す。そうした岸田総理の意欲が伺える人事といえます。

時計の針を8月下旬に戻しましょう。ほかの候補に先駆けて岸田総理は総裁選への出馬を表明しました。その一番の動機となったのは林氏の動向でした。

7597チバQ:2021/11/08(月) 08:17:26
■“最後のチャンスかも” “最大のライバル”と一蓮托生に

当時参院議員だった林氏はすでに衆議院山口3区に“鞍替え”(選挙区を変更すること)する考えを表明していました。衆議院を第一院とする議会制民主主義の下では、やはり参院議員の政治活動には一定の制約があります。いまの憲法下での歴代総理大臣はすべて衆院議員ですし自民党の例にとってみても幹事長などの主要ポストの多くは衆院議員が占めています。

農水大臣、防衛大臣、文部科学大臣などの閣僚を歴任し岸田総理よりも4歳若い(岸田総理は64歳、林次期外相は60歳)林氏にとってみれば、衆院議員になれば“総理候補”として期待の声が高まることも想像に難くありません。去年の総裁選に菅前総理に大差で敗れた岸田総理にとって、ここで総裁選に出なければ、岸田派内にも“林待望論”が湧き出てくるのは予想されます。

つまり9月の総裁選は岸田総理にとって総理への“最後のチャンス”となるかもしれない戦いだったのです。その岸田総理が今回外相に岸田派ナンバー2の座長のポストにある林氏を外相起用したその意図はどこにあるのか。

簡単に言えば自分を脅かすかもしれない存在である林氏を閣内に取り込んで“一蓮托生”の状態を作ったのだと言えます。

総理大臣は公務に忙殺され党務(自民党の仕事)や閥務(派閥の仕事)はほとんど手を付けられません。そのために党務は幹事長を中心に党幹部に任せ閥務は会長代行や事務総長などに委ねることになります。本来、林氏は“城代家老”派閥を守るのが彼の役割と思うのですが、あえてその任を外して外務大臣に起用した理由は、派内で林氏の存在感が高まることでもし自分(岸田総理)が政権運営で失敗したとき「林さんがいるじゃないか」という状況を作らないようにしたかったのだと思います。

岸田派(宏池会)のことをよく知る事情通は「林さんは古賀(誠元自民党幹事長、岸田派の前会長)さんとも近いから岸田さんとしては林さんを外相で封じ込めたかったんだろうね」と状況を分析します。

■“時の利” 将来を見据えた林氏の思惑は

一方、林氏も岸田総理よりも4歳若いという“時の利”を感じているのか人事については、「私はポストを断ったことはない」と語るなど前向きな姿勢を示していました。確かに林氏にとっては外相として外交の舞台で活躍するということは国際社会に自身をアピールする意味でも将来のことを考えれば悪くない選択のようです。

外務大臣となれば外交に忙殺され国内政治や閥務、政局的なことからは距離を置くことになります。またいまの日本の政治システムでは外交は官邸が外務省と協議しながらも“官邸主導”で外交方針を決めていくことができます。実際に岸田総理は安倍政権下で5年近く外務大臣として仕えてきました。安倍元総理は「地球儀を俯瞰する外交」を標榜して自ら世界各地を飛び回って“首脳外交”を展開しました。当時の岸田外相はその“露払い”的な役割を果たしてきました。

■岸田総理の“したたかな思惑”

外交への強い意欲を示す岸田総理も恐らく官邸主導の外交をこれから進めていくものと想像されます。元商社マンの経歴で英語も得意で国際感覚のある林氏を自身のパートナーとした“首脳外交”を進めると同時に「後顧の憂い」(あとあとの心配)を無くす。そんな岸田総理のしたたかな思惑を感じた外務大臣人事でした。

政治部官邸キャップ 後藤俊広

7598チバQ:2021/11/08(月) 09:35:41
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021110800209&g=pol
岸田首相、人権補佐官に中谷氏起用へ 中国への対応念頭
2021年11月08日08時47分

自民党の中谷元・元防衛相=9月8日、東京都千代田区の衆院議員会館
自民党の中谷元・元防衛相=9月8日、東京都千代田区の衆院議員会館


 岸田文雄首相は第2次岸田内閣が10日に発足するのに合わせ、人権問題担当の首相補佐官を新設し、自民党の中谷元・元防衛相(64)を起用する方針を固めた。香港や新疆ウイグル自治区の人権状況に国際社会から懸念が出ている中国への対応を念頭に置いたポストで、問題解決に積極姿勢を見せる狙いがある。
北京五輪で外交ボイコット論 米欧、人権侵害に反発

 中谷氏は防衛相や党安全保障調査会長を歴任。4月には与野党有志議員による「人権外交を超党派で考える議員連盟」を設立し、共同代表に就任した。党内では谷垣グループの代表世話人を務め、9月の総裁選では首相を支持した。
 首相は総裁選で、人権問題で中国に「毅然(きぜん)と対応する」として、担当補佐官の新設を公約。中国は「中国内政への外部勢力の干渉は許さない」と反発した。

7599チバQ:2021/11/08(月) 14:13:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ccebc2f44aeb0bb950056e11e4a3632bd98286f
野田聖子氏 石原派、石破派の残党集めで「野田派旗揚げ」なるか
11/8(月) 11:15配信

NEWSポストセブン
シンパ議員を増やそうとしてきた野田聖子氏(時事通信フォト)

 総選挙が終わって自民党では“ポスト岸田”をにらんだ動きが始まっている。安倍晋三・元首相の後見によって総裁選で予想以上の健闘を見せた高市早苗・自民党政調会長が存在感を増しているのに対し、それに激しくライバル意識を燃やしているのが野田聖子・こども政策担当相だ。

【写真】黒縁メガネを着用する石破茂氏、縁なしメガネよりも周囲からの「支持」集まる

 2人は同学年で初当選も同じ。政治キャリアも似ている。高市氏は旧新進党から自民党入り、野田氏は郵政民営化に造反し、1度は自民党離党に追い込まれ、その後、復党した。いずれも総務大臣、自民党3役を務め、派閥を離脱して現在は無派閥というところも重なり合う。

 総選挙の“応援合戦”でも、野田氏は高市氏や河野太郎氏という総裁選のライバルに負けじと全国を回ってアピールした。その野田氏が選挙戦最終盤、10月30日(投開票日前日)に二階俊博・前幹事長の地元・和歌山県に応援に入ったことが党内の一部の憶測を呼んでいる。

 二階氏は今回、地元に張り付いて個人演説会を重ねるなど異例の熱の入れ方だったとはいえ、対立候補は共産党候補で「最初から負けることはない選挙」(自民選対)と言われていた。それでも野田氏があえて応援に行ったのは、「総裁選で二階派から推薦人を借りたお礼をするため」(同前)というのが党内の見方だ。

 だが、野田氏の“二階詣で”はもっと先を見据えた動きだという。二階派幹部が語る。

「総裁選の推薦人集めに苦労してきた野田は次の総裁選に確実に出馬できるように自前のグループ(政策勉強会)を作ろうとしている。今回の選挙でも自分の推薦人の選挙区を重点的に応援して回っていた。二階さんの地元に入ったのは御礼の意味だけではなく、近い将来の野田グループ旗揚げに協力を求めるための布石。二階さんは来る者拒まずの人だから野田の応援を喜んでいたし、協力してもいいと考えているようだ」

 野田氏は過去2回の総裁選(2015年、2018年)に出馬を目指しながら、出馬に必要な議員20人の推薦人が足りずに断念。その後、「女性議員増」を訴えて超党派の勉強会を開くなどシンパ議員を増やそうとしてきたものの、9月の総裁選ではやはり推薦人集めが難航し、結局、二階派から8人の推薦人を借りてなんとか出馬できた。

 そこで総裁選の後も自分を支持してくれた議員を集めた会合を続け、「次」をにらんで「野田グループ結成」を目指しているが、「野田グループにするにはメンバーが躊躇する。派閥に所属している議員は親分の許しがなければ政策集団には参加しにくい」(同前)という。そこで親分の二階氏を口説く必要があった。

 二階氏の“お墨付き”があれば、野田グループの旗揚げに弾みがつくはずだった。ところが、である。総選挙の結果はそんな野田氏にとって厳しいものだった。

 自民党全体では善戦したとはいえ、野田氏の推薦人(衆院は10人)は2人が引退したうえ、二階派の神谷昇氏(大阪18区)、出畑実氏(比例南関東ブロック)、福井照氏(比例四国ブロック)、無派閥の木村弥生氏(京都3区)らが次々に落選して衆院はわずか4人しか残らなかった。グループ結成には大きな痛手だろう。野田氏に近い自民党閣僚経験者が語る。

「総選挙では石原派が会長の石原伸晃氏と会長代行の野田毅氏らが落選して派閥解体の危機、石破派も12人に減って存続が危ぶまれている。石原派にも石破派にも野田シンパがいるから、野田としては両派からこぼれた議員を勧誘して落選した推薦人の分をカバーするしかないのでは」

 主を失った、あるいは主が力を失った“残党”を集めきれるか。悲願のグループ旗揚げはまだ先が長そうだ。

7600チバQ:2021/11/08(月) 14:14:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/288707e30aadf206795771bc12afcbdc05d9c908
お前はもう死んでいるとばかりに…岸田首相が安倍元首相に“嫌がらせ”で関係悪化を 心配する声
11/8(月) 11:03配信

デイリー新潮
安倍晋三元首相、岸田文雄首相

 権力の欲望が渦巻く永田町に秋風ならぬ、すきま風が吹いている。舞台の主役は政権与党の頂点に立った岸田文雄首相と、自民党最大派閥の影響力を背景に「令和のキングメーカー」となった安倍晋三元首相だ。主要メディアの予想を覆す勝利を総選挙で手にした岸田自民党だが、2人の最高権力者の間に生じた微妙な距離感に不安を抱く声は少なくない。


「3A」──。9月末の自民党総裁選で岸田氏の勝利に貢献したといわれる安倍氏、麻生太郎元首相、甘利明元経済再生相の3人の「A」は、歴代最長の5年以上も幹事長職に君臨した二階俊博氏にかわる「キングメーカー」として、岸田政権で圧倒的な存在感を放つ。

 実際、岸田氏は自民党第2派閥の麻生派(49人)から麻生氏を党副総裁に、甘利氏は党ナンバー2の幹事長に任命。安倍氏が絶大な影響力を持つ最大派閥・細田派(87人)からは松野博一官房長官、福田達夫党総務会長、高木毅国会対策委員長を起用し、首相自ら率いる岸田派(41人)を含めた主要派閥で政権基盤を安定させる道を選択した。

 だが、政権発足から1カ月も経たず、強固に見えた首相と「3A」との関係に亀裂が生じたという。決定打となったのは、総選挙で敗北(比例復活)した責任をとって幹事長職を辞任した甘利氏の後任人事である。

 自民党担当のテレビ記者が解説する。

「安倍氏ら細田派には党役員・閣僚人事や衆院選の公認調整などで『岸田―甘利体制』に不満がありました。その甘利氏が事実上失脚したので、同派の萩生田光一経済産業相の幹事長起用か、安倍氏に近い高市早苗政調会長の横滑り人事を期待していたわけですが、それも岸田氏に無視されてしまい……。お前はもう死んでいる、とばかりに2度までもコケにされて安倍氏の面子は丸つぶれですよ」

「福田総務会長」をめぐり…
 元々、安倍氏は最側近の萩生田氏を官房長官に、幹事長には高市氏の起用を期待していた。しかし、実際に官房長官に就いた松野氏は細田派であるものの、甘利氏が結成した派閥横断グループ「さいこう日本」のメンバーという「甘利印」でもある。選挙公約などを取り仕切る政調会長に高市氏が就任したが、党内屈指の政策通といわれる甘利氏が幹事長の立場から自民党や政府の施策に口をはさむことが予想された。

 さらに安倍氏の機嫌を損ねたのは、当選3回の福田氏が党3役の総務会長に任命されたことだ。小泉純一郎首相時代の2003年、官房副長官から当選3回で幹事長に抜擢された安倍氏としては、若手からの大胆な抜擢は驚くことではない。福田氏が細田派に所属していることも歓迎すべきことである。だが、福田氏の父は安倍氏と犬猿の仲である福田康夫元首相。小泉政権で上司だった康夫氏とは北朝鮮による日本人拉致問題への対応などをめぐり確執が生まれ、陰に陽に批判をし合ってきた関係にある。

 両者の関係を知る閣僚経験者が語る。

「岸田氏から『福田総務会長』プランを聞かされた安倍氏はおもむろに不機嫌になり、再考するよう求めたそうです。岸田氏とのパイプ役は萩生田氏に任せ、首相経験者としての矜持から露骨にアレコレ言うことは控えていた安倍氏ですが、さすがに『嫌がらせをされているようだ』と怒るのも無理はありませんよ」

 党総裁選の決選投票で、先頭に立って支援した高市氏陣営の勢力を岸田氏に加勢させ、岸田政権誕生の立役者である安倍氏の苛立ちは隠せそうにはない。

7601チバQ:2021/11/08(月) 14:14:23
友情もあるが勝負は別
 だが、物事には表と裏がある。いずれも岸田氏サイドから見れば、その風景は大きく違う。国民の人気が高い河野太郎前ワクチン担当相への危機感から、総裁選で支援を求めたものの安倍氏には高市氏の全面支援に回られ、1回目の投票結果は高市氏が国会議員票で岸田氏(146票)に次ぐ2位の114票を獲得。

「安倍氏は『河野潰し』で岸田氏を勝たせるために高市氏を担いだとも言われましたが、本気で高市氏を勝たせようと全面支援していた。下手をすれば、岸田氏と順位が逆になっていた可能性もありました。岸田、安倍関係には友情もありますが、勝負はまた別ということでしょう」(自民党中堅)

 との声もあがる。

 振り返れば、岸田氏はたびたび安倍氏に苦汁を飲まされてきた。直近では、昨年の党総裁選をめぐる対応があげられる。2018年の総裁選で立候補を模索した岸田氏は、長期政権を築いていた安倍氏からの「禅譲」を期待して出馬を見送った。「ポスト安倍」の筆頭格として意欲を示し続け、安倍氏や麻生氏と良好な関係を維持してきたのも「次」に両氏の支援を期待してのものだ。

 しかし、2020年8月に安倍氏が体調悪化を理由に首相辞任を表明。岸田氏が当然の流れとして次期総裁選での支援を求めた際、安倍氏は首を縦に振らなかった。安倍路線を継承した菅義偉氏らとの総裁選は、菅氏が377票、岸田氏は68票。一時は「政治生命を絶たれた」といわれるほどの大敗を喫している。

30万円給付で赤っ恥
 他にも苦い記憶がある。新型コロナウイルスの感染拡大で苦しむ国民への支援策として、自民党政調会長だった岸田氏は「困窮世帯への30万円給付」案をとりまとめ、政府に実現を求めた。この案は当時の安倍首相と決めたものだったが、二階幹事長や公明党の反対から急きょ方針転換を余儀なくされ、党内での求心力が急落する「赤っ恥」をかかされている。

「普通に考えれば、あれだけ期待していた『後継指名』を袖にされ、政治家として終わりかける危機を強いられれば、安倍氏に対して良い感情はないでしょう。本音では何度も裏切られたと感じていると思いますよ」

 全国紙政治部デスクは、こう岸田氏の複雑な胸中を探る。党役員・閣僚人事で安倍氏の意向を忖度せず、総選挙の群馬1区の公認争いでは、安倍氏が「公認候補でなくなることはあり得ないと思っている」と公言していた尾身朝子氏(細田派)ではなく、中曽根康隆氏に軍配をあげた。

 成長と分配、新しい資本主義を掲げてアベノミクスからの修正を目指す岸田氏。自民党第3派閥の竹下派で会長代行を務める茂木敏充元外相を新幹事長に迎え、岸田派・麻生派・竹下派という主要3派で政権運営を安定させたいとの思惑も透けて見える。年末に控える来年度予算案の編成や税制改正大綱の策定、国家安全保障戦略の改定などで「岸田カラー」は打ち出せるのか。寒風が訪れる季節、2人の関係がさらに冷え込むことを不安視する向きは多い。

取材・文 小倉健一 ITOMOS研究所所長

デイリー新潮取材班編集

2021年11月8日 掲載

新潮社

7602チバQ:2021/11/08(月) 17:48:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/607006c3ed271d38c6a2110e24f19c47ccef70f6
自民党に高まる派閥再編の機運:「安倍1強」後の主導権争い本格化
11/8(月) 15:01配信

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人望なき茂木氏に募る不満、竹下派は参院勢力の動向が焦点に
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自民党は10月31日投開票の衆院選で、公示前の276議席より減らしたものの、追加公認を含めて単独で絶対安定多数(261議席)を確保した。国会運営の主導権を得て、岸田文雄首相(党総裁)はとりあえず合格点をクリアした形だが、党内では来夏に控える次期参院選を視野に主導権争いの火種が残る。特に各派閥の中には、領袖が今回落選したり、1カ月以上会長不在が続いていたりするケースがあり、不安定化が目立ってきた。自民党が旧民主党から政権を奪還して来年で丸10年。安倍1強と呼ばれた「政権奪還ハネムーン期」は終焉を迎え、党内主流・非主流派の激しい権力闘争の勃発も予想される中、派閥再編が加速する可能性がある。

 緊迫しつつあるのが竹下派(約50人)だ。会長の竹下亘氏が在任中の9月に亡くなり、いまもトップ空席だ。理由は、会長代行を務める茂木敏充党幹事長(衆院議員)に対する、竹下派内の参院議員による不信感だとされる。本来、会長不在になれば、代行が会長に昇格するのは自然な選択肢だが、そうなっていない訳だ。複数の党関係者によると、引退後も参院竹下派に大きな影響力を持つ「参院のドン」こと青木幹雄元官房長官が茂木氏に対して不満を募らせていることが大きい。茂木氏が、派内の有力議員でありライバル関係にある小渕優子元経済産業相と総裁選対応や選挙での公認問題を巡って軋轢を起こすなどしたためという。参院側は2018年、当時の派閥会長だった額賀福志郎元財務相に退任を要求し、竹下氏に交代させた経緯がある。その際、茂木氏の本音は額賀氏続投だったとみられ、禍根は根深いとされる。

小渕氏は、青木氏が官房長官として仕えた故小渕恵三元首相を父親に持つ。恵三氏は首相在任時、同派を率いる領袖だった。いつかは娘の小渕氏を宰相にと願う青木氏にとって、旧日本新党出身の茂木氏の行動は「派閥乗っ取り」と映るのかもしれない。衆院側には茂木氏の派閥会長就任を支持する声がある。一方、党内では茂木氏について「若手に対して高圧的な態度を取る」「短気で怒りっぽい」といった声がある。こうした人望に欠けるとの評判が「茂木派」への衣替えの推進力を鈍らせている一因と言えそうだ。

 複数の関係筋によると、参院側では現在、会長に船田元・元経済企画庁長官、事務総長に小渕氏といった案が取り沙汰されており、茂木氏による派閥継承は断固容認しない構えだ。与党関係者には「参院側には積もり積もった茂木氏への不満がたまっている。このまま平行線をたどれば一触即発となりかねない」との見方があり、参院側が竹下派を離脱する懸念が出ている。茂木氏が幹事長ポストを手にしたのは、岸田政権発足に伴い党幹事長に就任したばかりの甘利明氏(麻生派)が衆院選小選挙区で敗北して比例復活となり、引責辞任したのが理由。予期せぬ事態で外相だった茂木氏に幹事長が転がり込んできた訳だ。このため人事でのポスト獲得や来年の参院選をにらんだ選挙資金配分での優遇などを念頭に「幹事長派閥としてのうまみを期待し、参院側も一時休戦して様子を見るのではないか」と見る向きもある。ただ現在、融和の兆しは感じられない。

 仮に竹下派を参院側が離脱しようとする場合、課題になるのが「合流相手探し」だ。参院竹下派は約20人の勢力にとどまる上、単独で派閥化すれば、参院議員だけという変則的な形となる。人事でのポスト獲得などでの影響力発揮は限定的となり、メリットはほとんどない。このため他派閥、グループとの合併などを同時に行い、勢力拡大を図らないと、じり貧になるだけに終わりかねない。「数は力」の永田町。逆に言うと、竹下派が内紛で割れた場合、その片方と組むことで勢力拡大を図ろうとする動きが党内で起きても不思議ではない。

7603チバQ:2021/11/08(月) 17:58:52
「親分不在」石原派は石破派と「弱者連合」の観測も
もう一つ、分裂懸念がささやかれるのが二階派だ。二階派はもともと今回の衆院選に立候補せず引退した伊吹文明元衆院議長が領袖だった。しかし、後から入会した二階俊博元幹事長が実権を握り、事実上「乗っ取った」格好となっていた。二階氏は、過去に小沢一郎氏と行動を共にして自民党を離党し、新生党、保守党などを渡り歩いた。こうした海千山千の経験から永田町随一の政治巧者と目されている。伊吹氏を派閥の最高顧問に「棚上げ」し、他派閥や野党からの引き抜きなど、あらゆる手段を駆使して派閥拡大路線をひた走ってきた。このため二階派は大まかに、伊吹派時代など以前から在籍した面々と、二階氏系に分かれる形となっている。しかし二階氏は自民党史上最長となる約5年間も幹事長を務め、ポスト獲得などで手腕を発揮。会員は「二階パワー」の恩恵にあずかっていたため、派内の亀裂は表面化せずに済んでいた。

ところが9月の総裁選で、二階氏と「犬猿の仲」とされる岸田氏が勝利した。岸田氏は総裁選で事実上の「二階切り」と言われた「党役員は1年間任期で3期まで」を公約。二階氏は幹事長ポストを追われた上、事実上の無役となった。党内でも非主流派として「冷や飯」を味わっている状態だ。自民党筋は「幹事長派閥のうまみがなくなれば、いくら二階氏であっても、もともと呉越同舟の派内をまとめきれない。遅かれ早かれ分裂は免れないのではないか」と見通す。二階氏は82歳と高齢だが、派内には衆目の一致する後継者は不在。ただ二階氏側近とされる武田良太前総務相が、二階派(約40人)のうち「20人近くをまとめている」(前出の自民党筋)とされる。仲間を引き連れて派閥を割ることを含め、武田氏の今後の動向が「台風の目」となりそうだ。

竹下派、二階派の内部不和と絡む格好で注目されているのが石破派だ。石破派は石破茂元幹事長を首相の座に押し上げることを目的に結成された。ただ石破氏は総裁選に計4回立候補したがいずれも敗北。9月の総裁選は自身が出馬せず、小泉進次郞前環境相と共に河野太郎前ワクチン担当相を支援した。安倍晋三、麻生太郎両元首相や甘利氏ら「3A」と呼ばれる実力者に対峙し、党内刷新を訴えた運動は3人の頭文字を取って「小石河連合」として注目を集めた。しかし河野氏は決選投票で岸田氏に敗れ、小石河3氏は人事で十分な処遇はされなかった。また、菅義偉前首相が制した昨年の総裁選後、石破派は伊藤達也元金融担当相、山本有二元農相らベテラン、中堅の退会が相次いだ。最側近だった鴨下一郎元環境相も今回の衆院選に出ず引退。現在10人余りまで会員が減っている。

だが石破派には、石破氏の国民、党員人気の高さという大きな「資産」がある。石破氏は今回の衆院選でも応援依頼が引く手あまたで列島を駆け巡り、地元鳥取1区にはほとんど入らなかった。しかし小選挙区で84%超の得票率で圧勝し、甘利氏とは対照的な結果となった。このため竹下派、二階派が分裂した場合に、割れた片方の「結婚相手」として選ばれるのではないかとの観測がある。実際、石破氏は人口減で合区となった参院鳥取・島根選挙区で、島根側を拠点とする、ドン青木氏の長男一彦氏を支援し、当選に貢献。青木氏とは現在も一定の関係を維持している。また石破氏は、武田氏とは同じ防衛関係議員の先輩後輩で気脈を通じる。ベテラン議員の一人はこうした事情を背景に「石破派は参院竹下派とも、二階派内の武田氏に近いグループとも、いずれも親和性がある。どちらかと、あるいは3者まとめて合流に発展する可能性がある」と分析。武田氏と菅前首相が良好な関係にあることを踏まえ「菅氏に近い若手議員らでつくるグループや、武田氏に近い面々、石破派の合流といったパターンも考えられる」とも話す。

「大将として申し訳ない。本当に申し訳ない」。自民党の石原伸晃元幹事長は衆院選で落選が決まり、事務所で支援者らに深く頭を下げた。石原氏は当選10回で、石原派会長を務めている。今回、小選挙区(東京8区)で、当選した立憲民主党新人に3万票を超す差をつけられ、比例復活も叶わず議席を失った。石原派は会員数一桁の最小派閥であり「親分不在」は存亡の危機に直結する。石原派は当面、実力者である森山裕前国対委員長が中心となって運営するとみられる。ただ派内に総裁候補といった求心力を保てる人材は見当たらず、今後の展望は開けていない。このため遅かれ早かれ他派閥などとの合流が課題となる可能性は十分にある。森山氏は安倍、菅政権で国対委員長を務め、菅、二階氏とは良好な関係にあり、石破氏とも悪くないとされる。合従連衡が起きた場合、絡んでくるケースは大いにあり得る訳だ。組み合わせや順番のパターンは数々考えられるが、例えば「まずは石原、石破両派の『弱者連合』からスタートすることもある」(ベテラン議員)との見方も出ている。

7604チバQ:2021/11/08(月) 18:10:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/63c6759e406937d153b04f97cecbedab9d8d5eb7
衆院選で勢力減った二階派、立て直し急ぐ…巻き返しのカギは二階氏の人脈
11/6(土) 12:18配信

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読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 自民党の二階俊博・元幹事長が率いる二階派が、衆院選後の立て直しを急いでいる。衆院解散時には党内第4派閥で47人が所属していたが、最高顧問の伊吹文明・元衆院議長や会長代行の河村建夫・元官房長官が引退したほか、落選者が相次ぎ、37人に減ったためだ。


 自民党は5日付で、無所属の細野豪志衆院議員の入党を許可した。細野氏は民主党政権で環境相などを務めた。2017年に民主党の後継の民進党を離党。19年1月に二階派の特別会員となり、自民党入党を目指してきた。

 細野氏の入党に、二階派幹部は「ようやく認められた」と喜んだが、派閥を取り巻く状況は厳しい。二階氏は10月、5年余り務めた党幹事長を退き、岸田首相(党総裁)の下では無役になった。衆院選を経て目減りした10人は党内7派閥で最も多く、二階氏は今月4日の派閥会合で、「選挙は大変だと常々言ってきたが、決して言い過ぎではなかった」と振り返った。

 今後、二階派には衆院選で当選した新人や元議員らが入会し、40人台に回復する見込みだ。派内では、衆院当選4回の小林経済安全保障相(46)や小倉将信青年局長(40)ら次代を担う中堅・若手も頭角を現し始めているが、派閥の最高幹部だった伊吹氏ら重鎮が引退したことで、派閥の再構築が急務となる。

人脈カギに
 巻き返しのカギは、二階氏の人脈にありそうだ。

 二階氏は、菅前首相と気脈を通じている。菅氏は岸田首相と一定の距離を保っており、二階派中堅は「菅氏を支えるグループと連携し、派閥の立て直しを図るべきだ」と話す。

 二階氏は9月の自民党総裁選に出馬した無派閥の野田少子化相との関係も良好だ。二階氏が幹事長時代、野田氏は幹事長代行を務めた。総裁選では二階派議員8人が推薦人になっており、先の衆院選で野田氏は二階氏の地元の和歌山3区に応援に駆けつけたほどだ。二階派内では「『ポスト岸田』に向けて派閥として、多くのカードを持った方がいい」との意見もある。

 老練な二階氏は「随一の政治的技術を持つ」(安倍元首相)と評されている。最大派閥・細田派のベテランは「このまま二階派が沈んでいるとは思えない」との見方を示す。

7605チバQ:2021/11/08(月) 18:11:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/315d21d2766aff01f03cb91c1e5d9e43227203f7
自民党石原派が「大将」伸晃氏落選で消滅の危機、実は見えていた凋落の傾向
11/6(土) 6:01配信

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ダイヤモンド・オンライン
小選挙区での敗北が確実となり、支持者らに頭を下げる石原伸晃氏 写真:スポーツニッポン新聞社/時事

 第49回衆議院選挙が終わった。「世代交代選挙」など、さまざまな分析記事は既に多数出ているが、私がこの選挙で最も複雑な思いを感じたのは、一つの派閥が凋落(ちょうらく)するさまを見た瞬間だ。(ジャーナリスト 横田由美子)

● 衆院選、石原伸晃氏は 比例復活もかなわず落選

 投開票日の午後8時ジャストに、「石原伸晃氏、小選挙区で落選」という速報が流れた。比例復活すらできなかった。

 伸晃氏は、所属議員が8名前後と小さいながらも、「近未来政治研究会」(近未来研=石原派)という派閥の領袖である。まだ60代の大将が首をとられた以上、派内の求心力が大きく下がることは言うまでもない。その上、会長代行の野田毅氏も落ちている。近未来研は、開票終了時点で合計6名となってしまった。もはや、派閥の体をなせないことは、誰の目にも明らかだった。

● 凋落の兆候は派閥創設時にまで さかのぼる

 かつての近未来研の隆盛からは考えられないが、今振り返れば、現状を招く兆候は幾つもあった。

 その一つが、オーナー(創始者)である山崎拓元副総裁のイメージと力が最後まで強すぎたことである。

 近未来政治研究会という派閥は、いわば政界ベンチャーのような位置づけだったと私は考えている。

 1998年に、中曽根康弘元首相や渡辺美智雄元副総理らが率いた政策科学研究所(政科研)から独立し、総勢37名で旗揚げした。以後、通称は山崎派となる。ちなみに政科研は、山崎氏らの脱退で、亀井静香氏らのグループと合流し、現在の志師会(二階派)に変わった。

 当時の山崎氏は、小泉純一郎元首相(清和会)や加藤紘一元幹事長(宏池会)らとグループ「YKK」を結成し、政界をリードする存在だった。99年には、加藤元幹事長とともに派閥の長として自民党総裁選にも出馬している。

 しかし、「宏池会のプリンス」と呼ばれ、総理の椅子に一番近いと思われていた加藤元幹事長は「加藤の乱」で失脚。小泉内閣が誕生すると、山崎氏は、党幹事長・副総裁となり、北朝鮮との外交交渉や拉致問題で人脈や手腕を発揮し、小泉政権を支えた。この頃が山崎派の絶頂期であったように感じる。当時、政治資金パーティーを開けば、一度で億近い売り上げがあったという。

 その後、山崎氏は女性スキャンダルで落選。翌年には国政に復帰するも、拉致問題で外務省を巻き込んだ主導権争いをしていた安倍晋三氏(清和会)が、小泉氏の後継として総理大臣の座に就いた。

7606チバQ:2021/11/08(月) 18:11:20
● 石原氏入会時には 既に山崎派内に亀裂

 結成当時には「鉄の結束」を誇っていた山崎派に、ひびが入り始める。

 「加藤の乱」以降、無派閥だった伸晃氏が、氏家齊一郎元日本テレビ会長(11年死去)や渡邉恒雄読売新聞グループ会長の「媒酌」で山崎派に入会した07年は、このような時期である。

 元所属議員はこう振り返る。

 「伸晃さんの父である石原慎太郎さんが、都知事として絶大な権力を握っていた時だったので、知名度だけでなく、金銭的にも山崎さんはアテにしていた。しかし、慎太郎さんは、経済的にプラスになるようなことは何もしてくれなかった。それなのに、伸晃さんは厚遇された」
 
 山崎氏は、08年の総裁選に伸晃氏を出馬させる。存命だった氏家会長、渡邉会長の後押しもあったからだという。だが、結成当初から山崎氏の懐刀を自称し、汗をかいていた甘利明前幹事長の心は山崎氏から離れ、麻生太郎元首相支持に回る。

 山崎氏自身も09年の選挙で落選。だが、集金力や影響力の強い山崎氏は、落選後も派閥を率いるという奇妙な構図が生まれる。12年の自民党総裁選で、石原氏が再度出馬することになると、堪忍袋の緒が切れた甘利氏ら古参の幹部が複数名、派閥を脱退。山崎氏らが密室で積極的に動き、石原氏の目前に自民党総裁の椅子は来たが、失言を重ね、再び敗れる。
 
 派閥自体は石原氏に受け継がれ、以後、「石原派」となるが、この総裁選が完全な分岐点だった。古参の社員(議員)を何人も失った上、この総裁選以降、実質オーナーの山崎氏と折り合いの悪い安倍晋三氏による長期政権が始まったからだ。

 伸晃会長に手腕や集金力が足りなかったこともあり、派閥の会合は、最高顧問となった山崎氏の事務所で相変わらず行われていた。伸晃会長の横に座る山崎氏は、いまだ実質的なオーナーを続けていたのだ。

● 渡邉会長からも 心配の声

 「石原派はこのままでいいのでしょうか」

 もう4年以上前のことである。

 山崎氏の事務所を訪れると、私が応接室に入ったのも気づかないほど、熱心に手紙を読んでいたことがある。入院中の渡邉会長からの直筆の手紙だった。全部はもちろん見せてくれなかったが、「ここな」と、指し示した箇所には達筆な文字で、

 「石原派はこのままでいいのでしょうか」

 と派閥を案ずる言葉が書かれていた。山崎氏は、しばらくの間、上の空といった様子で、私も黙っていた。

 「石原派は他派閥と合併はしないのですか」

 そう私が切り出すと、山崎氏は黙って首を横に振った。その時私は、かつて派閥会長を務めた長老政治家が

 「小さくとも派閥のトップは、やっぱりトップ。メディアや周囲の扱いが異なるのだ」 

 と語っていたことを思い出した。

 山崎氏の安倍総理批判は年を追うごとに激しくなり、石原派からは、めったに閣僚が出ることもなくなっていたが、誰も、面と向かって苦言を呈することはできなかったのではないだろうか。まるで、引退した創業者が「実質的な会長」として君臨しているワンマン企業のように見えた。

 そんな中、岸田新政権が誕生。伸晃氏は最終的には岸田氏を支持したが、閣僚の数は再びゼロとなった。伸晃氏の存在感はほとんど消え、いざ解散となると、街頭で「お前は何かしたのか」と、有権者から罵声を浴びせられている場面もあった。

 一方の山崎氏は、北朝鮮交渉時前から交友の深い立憲民主党の辻元清美元議員の選挙戦が危ないことを知ると大阪に飛び、

 「小選挙区は辻元でお願いします」

 と、応援演説を行っていた。その辻元もまた落選の憂き目をみている。
 
 そして、近未来研を継いでいたかもしれない甘利氏も、幹事長でありながら、今回の選挙では小選挙区で落選した。

 まるで、平家物語のような物語を読み終えたような気分だ。この先、近未来研はどうなるのか、先行きは全く見通せない。派閥政治は終わったのかもしれない。

【訂正】記事初出時より以下の通り訂正します。
29段落目:「伸晃氏は河野太郎氏を支持し、閣僚の数は再びゼロとなった」→「伸晃氏は最終的には岸田氏を支持したが、閣僚の数は再びゼロとなった」
(2021年11月8日13:31 ダイヤモンド編集部)

横田由美子

7607チバQ:2021/11/08(月) 19:07:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/52edb1695be838791e901f180e95aa7b5d7c69da
10人減の二階派、会長落選の石原派… 自民内の駆け引き活発化
11/8(月) 18:37配信
 自民党は衆院選で解散前から15議席減の261議席となり、各派閥も議員の落選やベテラン議員の引退などで軒並み人数を減らした。そのため各派は体制立て直しや新人議員の獲得に向け、動き始めている。

■二階派10人減 再建急ぐ

 特に人数を減らしたのは二階俊博元幹事長が率いる二階派で、解散前から10人減の37人となった。最高顧問を務める伊吹文明元衆院議長のほか、会長代行の河村建夫元官房長官ら幹部が相次いで引退。福井照元沖縄北方相や山本拓氏らベテランも落選した。こうしたなか、無所属のまま二階派入りしていた細野豪志元環境相の自民党への入党が衆院選後に認められたほか、新顔3人、元職2人を迎え入れる見通しで、再建を急いでいる。

 最小派閥の石原派は会長の石原伸晃元幹事長が落選。所属議員は7人に落ち込んだ。他派閥との連携を訴える声も出ており、近く幹部会を開いて対応を協議する。

朝日新聞社

7608チバQ:2021/11/08(月) 19:18:07
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2021110700015.html
岸田首相の林芳正外相起用で安倍元首相と麻生副総裁との間にハレーション
2021/11/08 10:00AERA dot.

岸田首相の林芳正外相起用で安倍元首相と麻生副総裁との間にハレーション

宏池会の政治資金パーティーに出席した会長の岸田首相(左)と林芳正・元文部科学相(C)朝日新聞社

(AERA dot.)

11月10日に衆参の両院で行われる首相指名選挙を経て岸田文雄首相は第2次岸田内閣を発足させる。衆院選の小選挙区(神奈川13区)で敗れた責任をとって自民党幹事長を辞任した甘利明氏の後任に茂木敏充前外相を起用した岸田首相。空席になった外相ポストに岸田派ナンバー2の林芳正元文科相を起用することを決めた。この人事が安倍晋三元首相、麻生太郎副総裁との間でハレーションとなっている。

「負けると言われた衆院選で261議席も取れたのは幹事長の功績だ。辞める必要はない」

 麻生氏は甘利氏をこう説得しようとしたが、結局は辞任となった。

「3A」と呼ばれた安倍、麻生、甘利の3氏だったが、甘利氏が失脚。残る「2A」は次の幹事長を擁立すべく動いた。安倍氏に近い高市早苗政調会長や麻生派の河野太郎広報本部長の名前が後任幹事長として上がったが、岸田首相は茂木氏の起用を即決したという。

「岸田首相はメディアの下馬評を覆し、衆院選で261議席という絶対安定多数を維持した。当初から甘利氏の幹事長起用は乗り気ではなかったので、小選挙区で落選は渡りに船。一気に茂木幹事長を決めた。その時点で岸田首相は、次の一手を考えていた」(岸田派の国会議員)

 それが茂木幹事長の後任として林氏を外相起用することだった。

 しかし、「2A」は林氏の起用には不快感を示したという。岸田派で今も影響力を有しているのが、幹事長などを歴任した長老、古賀誠氏だ。しかし、古賀氏と麻生氏が犬猿の仲であることは政界では知られた話だ。

「岸田氏が麻生氏に総裁選の支援を頼んだ時、『古賀氏と縁を切ってから来い』と言われたという話もある。その古賀氏に林氏は可愛がられていた。2012年に林氏が自民党総裁選に出馬した時も、古賀氏が後ろ盾になって推薦人を集めた。古賀氏は岸田首相の後継を林氏にしたいとの思惑で動いている。麻生派が協力して岸田政権を誕生させて間もないのに、古賀氏の子飼いである林氏を外相という重要ポストで起用する。麻生派の次の切り札でもある河野太郎氏が次期首相の座を狙うとなれば、林氏がライバルになることは間違いありませんからね。麻生氏はしてやられた感が強いようです」(麻生派の国会議員)

 麻生氏以上、林氏に対し、反発が強いとされるのが、安倍氏だ。林氏の地元、山口3区は安倍氏の選挙区・山口4区の隣だ。安倍氏と林氏は共に世襲議員で父親の時代は、中選挙区制で同じ下関市が地盤だった。

 また、山口3区と4区は「1票の格差」問題で、早ければ次の衆院選で合区になるともいわれている。そうなれば、安倍氏と林氏が小選挙区の「公認争い」で激突する可能性もある。

7609チバQ:2021/11/08(月) 19:18:31
◆安倍、麻生の「2A」を怒らせた岸田首相

 安倍氏が実質、率いる清和政策研究会(清和会)の国会議員はこう言う。

「岸田首相の次は林氏というのが岸田派の規定路線です。再々登板も視野に入れる安倍氏は、外相という華のあるポストに同じ山口選出の林氏が就き、台頭することを危惧している。また安倍氏は台湾と非常に近い関係です。一方、林氏は日中友好議員連盟会長で、中国との関係が深い。外交に対する政治姿勢が違うことも難色を示している理由です」

 安倍氏は中国と緊張関係にある台湾の蔡英文総統と友好関係にある。中国の圧力で、新型コロナウイルスのワクチン入手が困難だった台湾が頼ったのが、安倍氏だった。その尽力もあって、日本から今年6月にアストラゼネカ製のワクチンが台湾に届けられた。

 その台湾が加盟に名乗りをあげている環太平洋パートナーシップ(TPP)協定。安倍氏は台湾のTPP加盟を歓迎するツイートを9月23日に出している。

<自由、民主主義、人権、法の支配といった基本的価値を共有する台湾の申請を歓迎します。蔡総統が全てのルールをクリアーするとの決意を示した事は、日本が支持する上で極めて重要です>

 これに対して、蔡英文総統も<日本の友人たちには我々のこの努力をぜひ支持して欲しいです!>と応じた。

 中国にとって最もセンシティブな問題の一つである台湾に対し、首相経験者の安倍氏が異例の肩入れをしているのだ。

 一方で、外相就任が内定した林氏は中国と良好な関係にある。

「中国もTPP加盟に名乗りを上げ、是が非でも台湾の加盟をつぶしたい。そのために、中国はTPP加盟申請をしたようなもので当然、日本の岸田首相の協力を得たいと考えています。林氏が外相になれば、その窓口となる。日本がTPPに参加したのは、安倍首相時代で現在の加盟国の中では日本は有力国の一つだ。その安倍氏の台湾推しは、中国にとって絶対に容認できないことなのです」(官邸関係者)

 中国の王毅外相が台湾との関係について「日本が一線を超えるようなことはあってはならない」「台湾は中国の領土だ」と10月、ビデオメッセージでくぎを刺している。

「中国寄り」とされる林氏が外相に就任すれば、安倍氏と水面下で対立するリスクは高い。

 岸田派の源流となる宏池会の事務所から自民党本部に入り、20年以上政務調査会で務めた政治評論家、田村重信氏はこう話す。

「中選挙区制度の時代、同じ区から自民党候補2人、3人が出て当選を争っていた。野党ではなく、党内の議員がライバルだった。安倍、林両氏の父親時代はお互いが一番の政敵だったから歴史的に見ても、2人がうまくいかないのは当然です。そこに次の衆院選で合区問題が控えている。隣区の林氏が衆院転出後、いきなり外相に抜擢されれば、安倍氏は面白いはずがない。昔は財務相が最重要閣僚と言われたが、今は外相の方が格が上とみる人もいる。林氏は東大、ハーバード大卒で英語も堪能。アメリカの上院議員のアシスタントとして仕事もしていたので起用はバッチリ。そして林氏と似た経歴の茂木氏が幹事長でしょう。岸田首相は明らかに長期政権を狙った人事をしている。岸田首相はああ見えて老獪でやるときはやるんです。この衆院選でも投開票日が仏滅でも、迷わずに決断した。幹事長交代のドサクサで自派閥の林氏を外相に押し込み、足場を着実に固めている」

(AERAdot.編集部 今西憲之)

7610とはずがたり:2021/11/08(月) 20:12:10
<独自>安倍元首相、11日に派閥復帰 「安倍派」へ
2021/11/8 17:57
https://www.sankei.com/article/20211108-BN7LFXSBVVM6BHXKEDMOBQ4W7M/

安倍晋三元首相が11日にも自民党細田派(清和政策研究会)に復帰し、同派の次期会長に就任する見通しとなったことが8日、派閥関係者への取材で分かった。同派は現会長の細田博之元幹事長が10日に衆院議長に選出されることに伴い、9日に派閥幹部らが後任の会長人事について意見交換する。その後、安倍氏の派閥復帰と次期会長就任を打診し、安倍氏の承諾を得られれば、11日の派閥会合で正式決定する予定。

8日に国会内で開かれた衆院各派協議会では、衆院議長に自民党の細田氏、副議長に立憲民主党の海江田万里元経済産業相をそれぞれ充てる方針が報告され、了承された。議長は与党第1党、副議長は野党第一党から出すのが慣例から選出するのが慣例。特別国会が召集される10日の衆院本会議で細田氏が選出されるのを受け、後任の会長に安倍氏が就任するかどうかが焦点となっていた。

7611とはずがたり:2021/11/08(月) 22:30:24
自民党に高まる派閥再編の機運:「安倍1強」後の主導権争い本格化
11/8(月) 15:01配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/607006c3ed271d38c6a2110e24f19c47ccef70f6
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自民党は10月31日投開票の衆院選で、公示前の276議席より減らしたものの、追加公認を含めて単独で絶対安定多数(261議席)を確保した。国会運営の主導権を得て、岸田文雄首相(党総裁)はとりあえず合格点をクリアした形だが、党内では来夏に控える次期参院選を視野に主導権争いの火種が残る。特に各派閥の中には、領袖が今回落選したり、1カ月以上会長不在が続いていたりするケースがあり、不安定化が目立ってきた。自民党が旧民主党から政権を奪還して来年で丸10年。安倍1強と呼ばれた「政権奪還ハネムーン期」は終焉を迎え、党内主流・非主流派の激しい権力闘争の勃発も予想される中、派閥再編が加速する可能性がある。

 緊迫しつつあるのが竹下派(約50人)だ。会長の竹下亘氏が在任中の9月に亡くなり、いまもトップ空席だ。理由は、会長代行を務める茂木敏充党幹事長(衆院議員)に対する、竹下派内の参院議員による不信感だとされる。本来、会長不在になれば、代行が会長に昇格するのは自然な選択肢だが、そうなっていない訳だ。複数の党関係者によると、引退後も参院竹下派に大きな影響力を持つ「参院のドン」こと青木幹雄元官房長官が茂木氏に対して不満を募らせていることが大きい。茂木氏が、派内の有力議員でありライバル関係にある小渕優子元経済産業相と総裁選対応や選挙での公認問題を巡って軋轢を起こすなどしたためという。参院側は2018年、当時の派閥会長だった額賀福志郎元財務相に退任を要求し、竹下氏に交代させた経緯がある。その際、茂木氏の本音は額賀氏続投だったとみられ、禍根は根深いとされる。

小渕氏は、青木氏が官房長官として仕えた故小渕恵三元首相を父親に持つ。恵三氏は首相在任時、同派を率いる領袖だった。いつかは娘の小渕氏を宰相にと願う青木氏にとって、旧日本新党出身の茂木氏の行動は「派閥乗っ取り」と映るのかもしれない。衆院側には茂木氏の派閥会長就任を支持する声がある。一方、党内では茂木氏について「若手に対して高圧的な態度を取る」「短気で怒りっぽい」といった声がある。こうした人望に欠けるとの評判が「茂木派」への衣替えの推進力を鈍らせている一因と言えそうだ。

 複数の関係筋によると、参院側では現在、会長に船田元・元経済企画庁長官、事務総長に小渕氏といった案が取り沙汰されており、茂木氏による派閥継承は断固容認しない構えだ。与党関係者には「参院側には積もり積もった茂木氏への不満がたまっている。このまま平行線をたどれば一触即発となりかねない」との見方があり、参院側が竹下派を離脱する懸念が出ている。茂木氏が幹事長ポストを手にしたのは、岸田政権発足に伴い党幹事長に就任したばかりの甘利明氏(麻生派)が衆院選小選挙区で敗北して比例復活となり、引責辞任したのが理由。予期せぬ事態で外相だった茂木氏に幹事長が転がり込んできた訳だ。このため人事でのポスト獲得や来年の参院選をにらんだ選挙資金配分での優遇などを念頭に「幹事長派閥としてのうまみを期待し、参院側も一時休戦して様子を見るのではないか」と見る向きもある。ただ現在、融和の兆しは感じられない。

 仮に竹下派を参院側が離脱しようとする場合、課題になるのが「合流相手探し」だ。参院竹下派は約20人の勢力にとどまる上、単独で派閥化すれば、参院議員だけという変則的な形となる。人事でのポスト獲得などでの影響力発揮は限定的となり、メリットはほとんどない。このため他派閥、グループとの合併などを同時に行い、勢力拡大を図らないと、じり貧になるだけに終わりかねない。「数は力」の永田町。逆に言うと、竹下派が内紛で割れた場合、その片方と組むことで勢力拡大を図ろうとする動きが党内で起きても不思議ではない。

7612とはずがたり:2021/11/08(月) 22:30:51
>>7611
「親分不在」石原派は石破派と「弱者連合」の観測も
もう一つ、分裂懸念がささやかれるのが二階派だ。二階派はもともと今回の衆院選に立候補せず引退した伊吹文明元衆院議長が領袖だった。しかし、後から入会した二階俊博元幹事長が実権を握り、事実上「乗っ取った」格好となっていた。二階氏は、過去に小沢一郎氏と行動を共にして自民党を離党し、新生党、保守党などを渡り歩いた。こうした海千山千の経験から永田町随一の政治巧者と目されている。伊吹氏を派閥の最高顧問に「棚上げ」し、他派閥や野党からの引き抜きなど、あらゆる手段を駆使して派閥拡大路線をひた走ってきた。このため二階派は大まかに、伊吹派時代など以前から在籍した面々と、二階氏系に分かれる形となっている。しかし二階氏は自民党史上最長となる約5年間も幹事長を務め、ポスト獲得などで手腕を発揮。会員は「二階パワー」の恩恵にあずかっていたため、派内の亀裂は表面化せずに済んでいた。

ところが9月の総裁選で、二階氏と「犬猿の仲」とされる岸田氏が勝利した。岸田氏は総裁選で事実上の「二階切り」と言われた「党役員は1年間任期で3期まで」を公約。二階氏は幹事長ポストを追われた上、事実上の無役となった。党内でも非主流派として「冷や飯」を味わっている状態だ。自民党筋は「幹事長派閥のうまみがなくなれば、いくら二階氏であっても、もともと呉越同舟の派内をまとめきれない。遅かれ早かれ分裂は免れないのではないか」と見通す。二階氏は82歳と高齢だが、派内には衆目の一致する後継者は不在。ただ二階氏側近とされる武田良太前総務相が、二階派(約40人)のうち「20人近くをまとめている」(前出の自民党筋)とされる。仲間を引き連れて派閥を割ることを含め、武田氏の今後の動向が「台風の目」となりそうだ。

竹下派、二階派の内部不和と絡む格好で注目されているのが石破派だ。石破派は石破茂元幹事長を首相の座に押し上げることを目的に結成された。ただ石破氏は総裁選に計4回立候補したがいずれも敗北。9月の総裁選は自身が出馬せず、小泉進次郞前環境相と共に河野太郎前ワクチン担当相を支援した。安倍晋三、麻生太郎両元首相や甘利氏ら「3A」と呼ばれる実力者に対峙し、党内刷新を訴えた運動は3人の頭文字を取って「小石河連合」として注目を集めた。しかし河野氏は決選投票で岸田氏に敗れ、小石河3氏は人事で十分な処遇はされなかった。また、菅義偉前首相が制した昨年の総裁選後、石破派は伊藤達也元金融担当相、山本有二元農相らベテラン、中堅の退会が相次いだ。最側近だった鴨下一郎元環境相も今回の衆院選に出ず引退。現在10人余りまで会員が減っている。

だが石破派には、石破氏の国民、党員人気の高さという大きな「資産」がある。石破氏は今回の衆院選でも応援依頼が引く手あまたで列島を駆け巡り、地元鳥取1区にはほとんど入らなかった。しかし小選挙区で84%超の得票率で圧勝し、甘利氏とは対照的な結果となった。このため竹下派、二階派が分裂した場合に、割れた片方の「結婚相手」として選ばれるのではないかとの観測がある。実際、石破氏は人口減で合区となった参院鳥取・島根選挙区で、島根側を拠点とする、ドン青木氏の長男一彦氏を支援し、当選に貢献。青木氏とは現在も一定の関係を維持している。また石破氏は、武田氏とは同じ防衛関係議員の先輩後輩で気脈を通じる。ベテラン議員の一人はこうした事情を背景に「石破派は参院竹下派とも、二階派内の武田氏に近いグループとも、いずれも親和性がある。どちらかと、あるいは3者まとめて合流に発展する可能性がある」と分析。武田氏と菅前首相が良好な関係にあることを踏まえ「菅氏に近い若手議員らでつくるグループや、武田氏に近い面々、石破派の合流といったパターンも考えられる」とも話す。

「大将として申し訳ない。本当に申し訳ない」。自民党の石原伸晃元幹事長は衆院選で落選が決まり、事務所で支援者らに深く頭を下げた。石原氏は当選10回で、石原派会長を務めている。今回、小選挙区(東京8区)で、当選した立憲民主党新人に3万票を超す差をつけられ、比例復活も叶わず議席を失った。石原派は会員数一桁の最小派閥であり「親分不在」は存亡の危機に直結する。石原派は当面、実力者である森山裕前国対委員長が中心となって運営するとみられる。ただ派内に総裁候補といった求心力を保てる人材は見当たらず、今後の展望は開けていない。このため遅かれ早かれ他派閥などとの合流が課題となる可能性は十分にある。森山氏は安倍、菅政権で国対委員長を務め、菅、二階氏とは良好な関係にあり、石破氏とも悪くないとされる。合従連衡が起きた場合、絡んでくるケースは大いにあり得る訳だ。組み合わせや順番のパターンは数々考えられるが、例えば「まずは石原、石破両派の『弱者連合』からスタートすることもある」(ベテラン議員)との見方も出ている。

7613とはずがたり:2021/11/08(月) 22:32:14
2021.11.08 11:00
NEWSポストセブン
野田聖子氏 石原派、石破派の残党集めで「野田派旗揚げ」なるか
https://www.news-postseven.com/archives/20211108_1705335.html?DETAIL

 総選挙が終わって自民党では“ポスト岸田”をにらんだ動きが始まっている。安倍晋三・元首相の後見によって総裁選で予想以上の健闘を見せた高市早苗・自民党政調会長が存在感を増しているのに対し、それに激しくライバル意識を燃やしているのが野田聖子・こども政策担当相だ。

 2人は同学年で初当選も同じ。政治キャリアも似ている。高市氏は旧新進党から自民党入り、野田氏は郵政民営化に造反し、1度は自民党離党に追い込まれ、その後、復党した。いずれも総務大臣、自民党3役を務め、派閥を離脱して現在は無派閥というところも重なり合う。

 総選挙の“応援合戦”でも、野田氏は高市氏や河野太郎氏という総裁選のライバルに負けじと全国を回ってアピールした。その野田氏が選挙戦最終盤、10月30日(投開票日前日)に二階俊博・前幹事長の地元・和歌山県に応援に入ったことが党内の一部の憶測を呼んでいる。

 二階氏は今回、地元に張り付いて個人演説会を重ねるなど異例の熱の入れ方だったとはいえ、対立候補は共産党候補で「最初から負けることはない選挙」(自民選対)と言われていた。それでも野田氏があえて応援に行ったのは、「総裁選で二階派から推薦人を借りたお礼をするため」(同前)というのが党内の見方だ。

 だが、野田氏の“二階詣で”はもっと先を見据えた動きだという。二階派幹部が語る。

「総裁選の推薦人集めに苦労してきた野田は次の総裁選に確実に出馬できるように自前のグループ(政策勉強会)を作ろうとしている。今回の選挙でも自分の推薦人の選挙区を重点的に応援して回っていた。二階さんの地元に入ったのは御礼の意味だけではなく、近い将来の野田グループ旗揚げに協力を求めるための布石。二階さんは来る者拒まずの人だから野田の応援を喜んでいたし、協力してもいいと考えているようだ」

 野田氏は過去2回の総裁選(2015年、2018年)に出馬を目指しながら、出馬に必要な議員20人の推薦人が足りずに断念。その後、「女性議員増」を訴えて超党派の勉強会を開くなどシンパ議員を増やそうとしてきたものの、9月の総裁選ではやはり推薦人集めが難航し、結局、二階派から8人の推薦人を借りてなんとか出馬できた。

 そこで総裁選の後も自分を支持してくれた議員を集めた会合を続け、「次」をにらんで「野田グループ結成」を目指しているが、「野田グループにするにはメンバーが躊躇する。派閥に所属している議員は親分の許しがなければ政策集団には参加しにくい」(同前)という。そこで親分の二階氏を口説く必要があった。

 二階氏の“お墨付き”があれば、野田グループの旗揚げに弾みがつくはずだった。ところが、である。総選挙の結果はそんな野田氏にとって厳しいものだった。

 自民党全体では善戦したとはいえ、野田氏の推薦人(衆院は10人)は2人が引退したうえ、二階派の神谷昇氏(大阪18区)、出畑実氏(比例南関東ブロック)、福井照氏(比例四国ブロック)、無派閥の木村弥生氏(京都3区)らが次々に落選して衆院はわずか4人しか残らなかった。グループ結成には大きな痛手だろう。野田氏に近い自民党閣僚経験者が語る。

「総選挙では石原派が会長の石原伸晃氏と会長代行の野田毅氏らが落選して派閥解体の危機、石破派も12人に減って存続が危ぶまれている。石原派にも石破派にも野田シンパがいるから、野田としては両派からこぼれた議員を勧誘して落選した推薦人の分をカバーするしかないのでは」

 主を失った、あるいは主が力を失った“残党”を集めきれるか。悲願のグループ旗揚げはまだ先が長そうだ。

7614チバQ:2021/11/09(火) 08:03:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/9377b022cac37d41764736d531ebddf2e18c37a3
林芳正氏の鞍替えで「ポスト岸田」抗争激化の内幕
11/9(火) 4:31配信
 与野党が激突した10・31衆院選は、自民党が単独で絶対安定多数の261議席を獲得、公明党(32議席)を加えた与党合計でも公示前勢力(305議席)に迫る293議席と事前の苦戦予想を覆して勝利した。

 国民の信任を受けた岸田文雄首相は、11月10日召集の特別国会冒頭での首相指名を受け、第2次岸田政権を同夜に発足させる。そうした中、自民党内では、衆院山口3区で参院から鞍替えした林芳正元文科相が圧勝し、「次回以降の総裁選への挑戦権を獲得した」(自民幹部)ことが注目されている。

 当初、林氏の鞍替え出馬には自民党内の賛否が交錯、当選10回で現職だった河村健夫元官房長官との激しい公認争いは「山口3区の乱」と呼ばれた。しかし、衆院選公示直前に河村氏が不出馬・政界引退を表明したことで、表向きは“円満決着”の形となった。

 ただ、対立と迷走を繰り返した公認争いの舞台裏は「政争そのもの」(岸田派幹部)だった。総裁選をめぐる党内の権力闘争だけでなく、次期衆院選の公認争いに「ポスト岸田」まで絡む「まさに権謀術数のるつぼ」(自民長老)だったのが実態だ。 

■二階氏の後ろ盾を失った河村氏

 林氏は岸田派ナンバー2の座長で、河村氏は自民党二階派の会長代行だった。このため山口3区の公認争いは、岸田、二階両派のメンツを懸けた代理戦争となった。しかし、総裁選での岸田氏勝利で、幹事長だった二階俊博氏が「自民最高実力者」の座から追われたことが状況を一変させた。

 甘利明幹事長(衆院選後に辞任)を軸とする新執行部の判断で、それまでの「現職優先」方針が覆り、結果的に二階氏という後ろ盾を失った河村氏が涙を飲んだ。もちろん二階派は激しく反発したが、党の情勢調査で河村氏が劣勢と主張する執行部に押し切られた。

 河村氏は引退の交換条件として後継者の長男・建一氏の比例優遇を求め、遠藤利明選対委員長も河村氏の党への貢献を評価して、いったんは10月15日に建一氏の比例中国ブロックでの上位登載を内定した。しかし、翌16日に党山口県連から「(建一氏は)県連とは何ら関わりのない候補」とする抗議文が提出されたことで、それが覆った。

 この異例のドタバタ劇の中心人物は、山口県連会長の岸信夫防衛相だった。県連の抗議文には、比例中国ブロックの単独上位登載候補に建一氏を外して、現職の杉田水脈(みお)氏を選ぶよう強く求める内容が盛り込まれていた。

 これを踏まえて、党執行部は建一氏を当選確実な比例中国ブロック単独候補としての上位登載から外し、縁もゆかりもない同北関東ブロックでの比例32位の単独比例候補に決定。結果的に同ブロックでの小選挙区落選者の増加で、建一氏は次点で落選した。

 県連会長の岸氏は安倍晋三元首相の実弟で、杉田氏は安倍氏の後押しを受けて前回衆院選でも単独比例上位で当選した人物。今回の騒動でも、安倍氏は直接、遠藤選対委員長らに杉田氏の上位登載を強く要求したとされる。こうした経過から、党内では「山口のドンの安倍さんが河村家を地元から追い出すための陰謀」(若手)との臆測が飛び交った。

7615チバQ:2021/11/09(火) 08:03:54
■山口の定数減で次期衆院選の公認争いは熾烈に

 というのも、次期衆院選では山口県の小選挙区がこれまでの4から3に減る予定で、今回当選した安倍(4区)、岸(2区)両氏に高村正大氏(1区)、林氏(3区)の4人の現職のうち、3人が小選挙区公認候補となる見込み。当然、次期衆院選に向けた公認争いは熾烈を極めることなる。

 高村氏の父・正彦氏は党副総裁として第2次安倍政権を支え、安倍氏とも極めて親しい関係だ。ただ、林氏は安倍家と肩を並べる山口の名門政治家一家の跡継ぎ。安倍氏の父・晋太郎元外相(故人)と林氏の父・義郎元蔵相(同)は中選挙区時代に「安倍家vs.林家」の激しい覇権争いを展開しただけに、「次は高村氏がはじき出されるのでは」(山口県連幹部)ともささやかれている。

 さらに状況を複雑にしているのは、すでに林氏が岸田派(宏池会)の次期総裁候補として、「ポスト岸田」での総裁選出馬を目指していることだ。「林氏は近い将来、岸田首相の後継者として岸田派の林派への衣替えを狙う」(岸田派幹部)との見方が少なくない。

 今回の衆院選での自民勝利を受け、来夏の参院選でも与党が改選過半数を確保すれば、「岸田首相の3年の任期まっとうがほぼ確実」(自民幹部)となる。その場合「岸田さんは任期中の解散は考えず、コロナ対策と経済再生に専念して任期満了で退陣する意向」(側近)だとされる。

 そうなれば、自動的に総裁任期が切れる3年後の9月には、「ポスト岸田」の総裁選が実施されることになる。現状では先の総裁選で岸田氏と競り合った河野太郎自民党広報本部長や高市早苗政調会長が次期総裁の有力候補と目されている。

 ただ、岸田首相が、小選挙区で敗れて比例復活を余儀なくされた責任をとって辞任表明した甘利前幹事長の後任に旧竹下派会長代行の茂木敏充前外相を起用したことで、「茂木氏も次期総裁の有力候補に躍り出た」(閣僚経験者)のは間違いない。

 さらに、岸田首相は後任外相に衆院入りしたばかりの林氏を充てる意向だ。林氏は10月上旬に発売された月刊誌で「次の総理はこの私」と宣言しており、岸田首相が任期満了で退陣すれば、こちらもポスト岸田の有力候補になりうる。

■山口では「安倍・林戦争」が激化へ

 その一方で、安倍氏周辺はこうした動きに不快感を露わにしている。山口県の自民衆参議員をみれば、10月24日の参院山口補欠選挙で当選した北村経夫氏や来夏参院選での改選の江島潔氏も安倍氏側近で、「林氏の次期総裁選出馬など許さない雰囲気」(安倍氏側近)とされる。

 もともと、林氏の決意表明は、ポスト岸田の総裁選が3年後の9月となることを前提としたものだ。ただ、岸田首相は第2次政権発足後も岸田派会長にとどまる意向とされ、今回の「林外相」人事も、「林氏が岸田派の実権を握ることへの牽制」(岸田派幹部)とのうがった見方もある。

 ただ、岸田氏が3年の任期を超えてのさらなる長期政権を目指さない限り、任期満了を受けて3年後の9月に実施される総裁選は、ポスト岸田の戦いとなる。このため、今後の3年間は、首相を輩出してきた山口県の覇権をめぐる「安倍・林戦争」が激化し、そのこと自体が党内権力闘争を含む政局混乱の要因となることは避けられそうもない。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

7616チバQ:2021/11/09(火) 08:10:37
2022年02月 北京冬季オリンピック
2022年07月 参院選
2024年07月 都知事選
2024年09月 自民党総裁任期
2025年05月〜大阪万博
2025年10月 衆院任期満了

7617チバQ:2021/11/09(火) 08:33:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/cab908e59699a62bc20603389e82db55dd71928c
安倍氏と菅氏“敵の敵は味方”タッグ結成なら「高市早苗総理」誕生も
11/9(火) 7:15配信

NEWSポストセブン
「大安倍派」の旗揚げで、岸田文雄首相どうする(写真/共同通信社)

 キングメーカーの安倍晋三・元首相は総選挙で岸田文雄首相を十分脅かせる「数の力」を維持した。自民党の善戦で安倍チルドレンの多くが生き残り、「魔の3回生」も9割が4回生となった。そしていよいよ悲願だった最大派閥・細田派の会長に就任し、名実ともに「安倍派」へと衣替えさせる日が近づいている。11月10日に召集される特別国会で、細田派会長の細田博之氏が衆院議長に就任することが内定し、派閥の代替わりのチャンスが来た。

【写真】両手を広げる、薄いピンクのネクタイ姿の安倍晋三氏

 議長は政治的中立を保つために離党するのが国会の慣例で、同時に派閥を離脱する。前衆院議長の大島理森氏も議長就任時に大島派会長を退任し、山東派(現在は麻生派に吸収合併)に衣替えした。

 実は、安倍氏には簡単には会長を継げない事情があった。政治ジャーナリストの野上忠興氏が語る。

「安倍氏は最初の首相就任時に清和研を離脱して以来、派閥に戻らなかった。2012年の総裁選では派閥から止められながら出馬して当時の清和研会長だった町村信孝氏と争い、首相に返り咲いても意趣返しで官房長官に無派閥の菅義偉氏を起用するなど細田派を重用しなかった。だから派内のベテラン組には安倍氏の派閥会長就任に強いアレルギーがある」

 そこで安倍氏は今回の総選挙で細田派候補の選挙区を重点的に応援に回り、恩を売って会長就任に向けた地ならしをしてきた。総仕上げが、細田氏を議長に祭りあげて会長の座を空けさせる人事だ。細田派中堅は、「細田議長就任後に開かれる派閥総会で安倍さんの復帰と会長就任が正式に承認される見通し」と言う。

 そうなれば、安倍氏は最大派閥の領袖としての発言力と、派閥横断的な安倍チルドレン勢力への影響力という2つの「数の力」を持つ。「大安倍派」の誕生だ。

 今の安倍氏は「大田中派」を率いて“闇将軍”と呼ばれた田中角栄氏と重なると指摘するのは、角栄氏の番記者だったジャーナリストの田中良紹氏だ。

「田中角栄は最大派閥の力で鈴木善幸、中曽根康弘を次々に首相に担ぎ上げたが、キングメーカーに甘んじるのではなく、自らの総理復帰を念頭に置いていた。だから総理は“ボロ神輿”で力が弱いほうがいいし、派内にも後継者、総裁候補をつくらなかった。

 安倍氏も同じだ。9月の総裁選には細田派から安倍氏と近い下村博文氏が出馬に動いたが、協力しなかったばかりか、無派閥の高市早苗氏を担ぎ出した。派内から総裁候補が出る動きを挫くのは自身3度目の首相登板を考えているからでしょう」

 だが、かつての角栄氏は田中派が141人と勢力最大になった途端、竹下登氏と金丸信氏に派内クーデターを起こされて病に倒れ、時の中曽根首相は角栄氏の影響下から独立した。

 安倍氏の誤算も、“傀儡”にするはずだった岸田文雄・首相が本気で独り立ちに向けて動き出したことだ。

「岸田首相が人事で甘利明氏や麻生派を重視してきたのは、岸田派、麻生派、谷垣グループが1つになる大宏池会構想で最大派閥の細田派に対抗し、安倍氏の力を削ぎたいという考えがある。

 今回の茂木敏充氏の幹事長起用も旧竹下派を味方に取り込むためです。安倍氏には、そうした岸田首相の行動がかつて“総理にしてくれた恩人”の角栄排除に動いた中曽根と重なって見えるから一層不信感と警戒感を強めている」(同前)

 安倍側近として知られる青山繁晴・自民党参院議員は、岸田首相と安倍氏の抗争の舞台裏をこう語る。

「大宏池会構想というものがあって、岸田派と麻生派と谷垣グループを統合し、大きな大宏池会にして、安倍さんや細田さんの派閥よりはるか上に行ってしまおうというものです。そういう派閥次元のことを岸田さんも考えていると党内で言われていて、それで宏池会の中心人物である林芳正さんを外務大臣に持って来ると。

 しかし、そうすると総理も外務大臣もすべて大宏池会に向かっての動きになるから、派閥抗争につながるわけです。とくに安倍さんは黙っていないですよね」

 安倍氏が「数の力」を強めれば、岸田首相も総選挙で善戦したことで党内求心力が強まる。選挙が終わると同時に起きた岸田VS安倍の“見えざる戦争”は今、天秤がどちらに傾くかの均衡点にあるといっていい。

7618チバQ:2021/11/09(火) 08:33:42
タイミングは参院選前
 注目されるのは、安倍氏が「切り札」の高市氏をどのタイミングで使うかだろう。

「総選挙で思いのほか議席を得た岸田首相の力はこれからそれなりに強くなる。時間を置けば安倍氏は次第に押しやられ、不利になっていく。

 政治スケジュールを見ると、来年夏には参院選がある。総選挙で善戦したとはいえ、自民党内は現職幹事長だった甘利氏を落選させた岸田首相が選挙に強いとは思っていないから、安倍氏が高市氏を担いで“岸田降ろし”を仕掛けるなら参院選前のタイミングでしょう」(前出・田中氏)

 一方の岸田首相には大きな不安要因がある。新たな敵の出現だ。今回の総選挙では9月の自民党総裁選で“再起不能”に追い込まれたはずの菅前首相をはじめ、河野太郎氏、小泉進次郎氏、石破茂氏の「小石河トリオ」が全国を応援に回り、高市氏と並ぶ存在感を発揮した。“オレたちはまだ終わっていない”と反主流派が復権の糸口をつかんだ。

 これまでは安倍氏との権力闘争に全力を傾けることができた岸田首相だが、参院選を前に安倍―高市の“岸田降ろし”に連動して小石河が反岸田で動けば、腹背に敵を受けることになる。岸田VS安倍の権力闘争の最終場面では、この第3勢力の動きが鍵を握ることになる。

 ポイントは自民党内の権力バランスが総裁選当時と完全に変わっていることだ。

「小石河連合を数の力で打ち破った3Aトリオのうち甘利氏は失脚、大宏池会構想の提唱者の麻生太郎氏は岸田首相を支持しており、いまや3A体制は崩壊して敵味方に割れている。そこに岸田降ろしが起きたとき、菅氏や河野氏らが岸田首相側につくとは考えられない」(同前)

 反主流派のキーマンの菅氏にとって一番の政敵は政治手腕を全く評価していない岸田首相だ。3Aは自分を政権から引きずり降ろした敵ではあるが、もともと麻生氏や甘利氏とは肌が合わなかったのに対して、安倍氏は自分を官房長官、首相へと引き立ててくれた恩人でもある。

 3A体制が崩壊したことで、今度は安倍氏と菅氏が“敵の敵は味方”と手を組めば、まさかの来年6月政変、高市総理誕生のウルトラCもありうる。

※週刊ポスト2021年11月19・26日号

7619チバQ:2021/11/09(火) 10:23:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/3001e853761b0b9978689bfaece66b895b2c8971
「10万円給付」誰に?いつ?自公の溝深く 首相には“苦い記憶”
11/9(火) 9:44配信

西日本新聞
イメージ(本文とは直接関係ありません)

 新型コロナウイルス禍に対応した経済対策の柱となる18歳以下の子どもへの10万円給付を巡り、自民、公明の両幹事長が8日、国会内で初めて協議した。先の衆院選で公約に掲げた公明は一律給付にこだわる。自民には、所得制限のない給付は「ばらまき」批判を招くとして慎重な意見が根強い。両党の意見には溝が深く、着地点は見えない。

【画像】10万円一律給付のメリット・デメリット

 「基本的な考え方は尊重したい。どこまで必要か議論が必要だ」。会談後、自民の茂木敏充幹事長は記者団に慎重な姿勢をにじませた。一方、公明の石井啓一幹事長は使途を限定したクーポン券などの併用も検討するとしながら「一律というのがわれわれの考えだ」と譲らなかった。

 「未来応援給付」と銘打った経済対策は公明の衆院選の目玉公約で、山口那津男代表は街頭演説で必ず触れ、所得制限も「親の所得格差が子どもの分断を生む」と訴えてきた。10万円を所得制限を設けずに満額給付すれば2兆円程度が必要と試算されている。

 3日には竹内譲政調会長が自身のツイッターに「100%実現する」と宣言。8日には首相官邸を訪れ、松野博一官房長官に要望書を提出。竹内氏は記者団に対し、公約を実現できなければ「国民への背信行為になる」と強い覚悟を示した。党内には「公明の支援で自民が接戦区を制した」という自負もあり、強気の姿勢を後押しする。

 一方、自民は公約で子育て世帯や非正規雇用者への支援を掲げていた。高市早苗政調会長はこの日、一律給付は「自民党の公約と全く内容が違う。お困りの方にやるべきだ」と真っ向から否定した。念頭にあるのが、富裕層を含めた一律の給付は政策効果の薄い「ばらまき」との批判だ。

 一律10万円を配った昨年の特別定額給付金の7割が貯蓄に回ったという指摘もある。自民ベテランは「富裕層にも配るのは不公平だと抗議がきている。一気に逆風にさらされる」と懸念する。

 岸田文雄首相にも苦い記憶がある。政調会長だった昨春、困窮世帯を中心に1世帯30万円を配る補正予算案をいったん決定していたのに、土壇場で公明に押し切られ、1人10万円に変更となった。政策実現力に疑問符が付き、求心力低下を招いた。閣僚経験者は「丸のみすれば蒸し返され、首相にも傷が付く」と漏らす。

 来年夏には参院選を控える。選挙協力を得たい公明との対立は避けたい本音ものぞく。ある中堅は「衆院選直後だし丸のみしてもいい。連立政権の宿命だ」

 両幹事長は9日にも再び支援の対象について協議する。首相周辺は首相の思いをこう代弁する。「困った人に届けたいという思いは今も同じだ」

 (大坪拓也、前田倫之、河合仁志)

7620チバQ:2021/11/09(火) 10:24:56
これだと思いますよ。
選挙には勝ったのに、3Aの影響力を削げたのは大きい

https://news.yahoo.co.jp/articles/43a5cabddc424f3f19ec092b502e4619bb2820c0
甘利落選は幸運だった…?岸田首相「持ってる男」説が漂うワケ
11/9(火) 10:02配信

FRIDAY

甘利明氏の「選挙区敗北」でまさかの幹事長交代……今回の衆院選で思わぬ異常事態に見舞われた岸田政権だが、トータルで見れば選挙は「勝利」と言っていい内容。「全体安定多数(361議席)」を自民党単独で確保した岸田首相に、「実は持っている男なんじゃないか」という評判が立ち始めている――。


◆「早いうちに切れてよかった」

今回の選挙で石原伸晃元幹事長、野田毅元自治相、平井卓也前デジタル相、桜田義孝元五輪担当相など閣僚経験者が続々小選挙区で落選したが、なかでも現職幹事長の小選挙区での落選は史上初。投開票日の夜、甘利氏は岸田文雄総理・総裁に辞任を申し出た。

客観的に見れば幹事長の落選は党の大失態。党首の責任問題に及んでもおかしくはないのだが、自民党内では「選挙によって、早いうちに甘利さんを切れたのは、ラッキーだったのでは」という声が聞こえてくるのだ。

「甘利幹事長はキングメーカーである安倍晋三、麻生太郎両氏と近く、『ウラ総理』『影の首相』と呼ばれ、岸田総理の人事に口を挟んでいました。政治家としての実力はあっても、『岸田政権は俺たちが牛耳ってやる』という野心がほとばしっていた。甘利さんの落選時こそ、岸田自民党の危機になると思われたが、選挙が終わってみれば、有権者は甘利さんの落選のことなどすぐに関心ごとではなくなった。予想よりはるかに早く『甘利ショック』が収束したので、『あの落選はむしろ政権にとっては幸運だったのでは』という評価になっています」(岸田派の中堅議員)

目下の懸念として挙がっているのは、環境大臣の山口壯氏の「スキャンダル報道」だという。

「山口大臣の秘書給与ピンハネ疑惑やパワハラ疑惑が相次いで報じられています。岸田政権としては早く火消しをしたいところだが、実は山口環境相も甘利氏のゴリ押しの結果、入閣した人物。万が一大臣を辞任するような事態になっても、一時的には混乱するだろうが、長い目で見ればプラスになるのでは、なんて声もあるほどです。甘利さんが失墜したことで、そのあたりの判断にも気を遣う必要がなくなった」(政治部記者)

内閣が「純化」されることで、岸田首相はこれから本当にやりたかったことに着手できる、と前出の岸田派中堅議員は言う、

「岸田派で財務官僚出身の木原誠二官房副長官は、緊急時は別としても基本的には財政拡張政策に否定的。アベノミクスを推進してきた甘利一派との間で『アベノミクスの出口戦略』の綱引きが続いていた。岸田政権の成り立ち上、アベノミクスの否定はご法度だったが、今後はタイミングを見計らい、大企業の内部留保資484兆円への課税や富裕層への課税強化を打ち出し、中間層に分配する。

安倍・菅政権では富裕層への恩恵策や貧困層への最低限の手当はあったが、中間層への支援は抜け落ちていた。中間層に恩恵を与え、所得を上げることで『岸田カラー』を出していく予定です」

岸田政権が安定感を増す一方で、野党第一党の立憲民主党には「お家芸」ともいえる内部争いが勃発している。

「これもまた、岸田さんにとっては幸運。野党がまとまらないなか特別国会は乗り切れそうで、来夏の参院選に向けて、ゆとりも生まれます。

岸田会長の持ち味である安定感は、平時のなかでこそ活きてくる。COP26で外交デビューとなったが、外務大臣を戦後最長の4年8か月務めた経験があるため、世界の首脳とファーストネームで会話でき、おどおどした様子もない。

以前のように会長にショートメールを送ってもすぐに返事はこなくなったが、岸田派内で、『会長は持ってる』『長期政権となるかも』と期待もあがっている」(同中堅議員)

今回の総選挙の結果を、米ニューヨーク・タイムズは「カリスマ不足で知られる岸田文雄総理を選んだにもかかわらず、自民党が勝利した」と報じた。

98年の就任時、支持率32%と人気のなかった小渕敬三総理は、米メディアから「冷めたピザほどの魅力しかない」と酷評された。しかし、その後小渕総理は金融危機を乗り越えるなど着実に成果を出し、人気を博した。ビートたけしは「冷めたピザ」と酷評された小渕総理のことを「海の家のラーメン屋」と評した。期待せずに食べてみたら思いの外、美味しかった、という意味だ。「岸田家のラーメン」はどのような味となるか。

取材・文:岩崎大輔

FRIDAYデジタル

7621チバQ:2021/11/10(水) 07:57:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba726e6641211a5eb75d1a8ab764dee4e6445e00
自民党の「新権力」を制するのは誰だ 甘利氏「三日天下」で混迷〈週刊朝日〉
11/10(水) 7:00配信

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AERA dot.
甘利明前幹事長 (c)朝日新聞社

 衆院選は与党圧勝で幕を閉じた。ただ、自民は党重鎮の落選が相次ぎ、惨敗した立憲民主も枝野幸男代表の辞任表明で混乱が続く。永田町は世代交代の季節を迎え、そして、岸田文雄首相と安倍晋三元首相の権力闘争は新たなステージに入った。

【自民党各派閥の所属議員数はこちら】

*  *  *

 すべて計算通りのはずだった。自民党総裁選で国民の注目を集め、新首相の下で衆院選を実施。自民党は15議席減らしたものの、単独で国会を安定的に運営できる「絶対安定多数」の261議席を獲得した。岸田文雄首相の大きな“戦果”だ。

 ところが、順風満帆な船出は、いきなり大きく揺らいだ。党幹事長に就任したばかりの甘利明衆院議員が小選挙区で落選し、役職を辞任したのだ。新政権では甘利氏の立ち上げた勉強会「さいこう日本」のメンバーらが要職で起用され、甘利氏は首相の「後見人」として権力の中枢に躍り出たかに見えたが、まさかの“三日天下”に終わった。

「甘利さんは、もともと幹事長就任には消極的だった。政治とカネの問題で爆弾を抱えているから、いつでも幹事長を辞めると腹をくくっていました。それでも、安倍晋三元首相や麻生太郎副総裁と適切な距離を保てる甘利さんは、岸田首相も頼りにしたい存在だったはずです」(自民党関係者)

 甘利氏の退場で生じた権力の空白を誰が埋めるかをめぐり、水面下のバトルがすでに始まっている。その行方は、各派閥の再編と密接に関わる。


 まず、党内最大派閥の細田派(清和会)。大島理森前衆院議長が政界を引退したことで、同派会長の細田博之元幹事長が次の議長に就任する見通し。議長は慣例で党を離れるため、会長の座が空席になってしまう。

 そこで党内では、安倍氏に近い議員を中心に細田派を引き継いだ「安倍派」の立ち上げに期待する声が出ており、11月8日には、安倍氏が細田派次期会長に就任する見通しだと報じられた。総裁選で健闘した高市早苗政調会長も、後ろ盾である安倍氏の派閥復帰を歓迎しているという。

 だが、この案には反発もある。政治ジャーナリストの角谷浩一氏は言う。

「安倍氏が総裁選で無派閥の高市氏を支援したことで、細田派の総裁候補になるはずだった下村博文前政調会長や萩生田光一経済産業相らは立候補すらできませんでした。現在でも細田派内では安倍氏のとった行動に遺恨があります。その中で、安倍氏が派閥会長として高市氏を次の首相候補にしようとすれば、細田派内の不満はさらに高まることになります」

 安倍派が誕生すれば、党内のパワーバランスは一気に安倍・高市ペアに傾く。岸田氏も、そのことを意識して細田派の「分断工作」を仕掛けているとの見方もある。


 もともと清和会は、安倍氏の祖父である岸信介元首相や父の安倍晋太郎元外相の流れをくむ「安倍系」と、福田赳夫・福田康夫両元首相の系譜に連なる「福田系」の二つの流れがある。細田氏は福田系で、岸田政権の発足に伴って起用された松野博一官房長官や福田達夫総務会長も同じだ。別の自民党関係者は言う。

「岸田氏は、党内最大派閥の細田派を無視して政権運営はできません。一方で、細田派で安倍氏の影響力が強まれば『キングメーカー』になってしまう。そこで、岸田氏は細田派でも福田系の議員を人事で優遇した。安倍氏は、派閥の論理を無視して高市氏支援に動いたわけですから、人事に不満があっても強く言えないんです」

 岸田氏が安倍・高市ペアに対抗するためのキーマンになりそうなのが、今回の衆院選山口3区に参議院から鞍替え出馬して初当選した林芳正元文部科学相だ。

7622チバQ:2021/11/10(水) 07:57:53
◆先代からの因縁 安倍vs.林の戦争

 林氏の父である林義郎元厚生相は、中選挙区制時代の旧山口1区で安倍晋太郎氏と激しく闘った。その因縁は今でも残っていて、山口県内の保守層は安倍派と林派に色分けされているほどだ。

 父の代から続く安倍氏の“ライバル”林芳正氏は、岸田派の実質ナンバー2。現在、空席となっている外相に起用される見込みだ。

「林氏は岸田派の次の会長候補で、甘利氏の後任の幹事長に林氏を推す声もありました。ただ、岸田派が幹事長職まで取るのは党内のバランスが悪い。それで外相に就任する可能性が出てきました」(首相周辺)

 安倍氏と林氏の因縁は、次期衆院選でさらに激しくなると予想される。林氏にすれば、今回の鞍替えは山口3区の現職だった河村建夫元官房長官を引退に追い込んでまで得た議席だったが、次回の衆院選では山口県内の小選挙区の定数は4から3に減る見込みだ。一方、山口2区は細田派安倍系の岸信夫防衛相が盤石の強さを保っていて、安倍氏としては自らの地盤である山口4区とともに譲れない選挙区だ。

「安倍氏は次期衆院選での定数削減を見越し、河村建夫氏の長男である建一氏に比例中国ブロックからの出馬すら認めなかった。結局、建一氏は北関東ブロックの比例単独候補として出馬させられ、落選した。山口は自民党が圧倒的に強い選挙区なだけに自民議員同士の対立が激しく、次期衆院選でどうなるかは見通せません」(同)

(本誌・西岡千史、亀井洋志/AERA dot.編集部・今西憲之)

※週刊朝日  2021年11月19日号

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7623チバQ:2021/11/10(水) 10:20:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb6dab089ed37f49560f6b9f53253f8f18a9bc6b
二階派は弱体化も再び勢力拡大か 自民圧勝も岸田派に不安材料あり〈週刊朝日〉
11/10(水) 8:00配信

AERA dot.
「冷や飯組」の二階俊博・自民党元幹事長 (c)朝日新聞社

 岸田政権の“時限爆弾”になるのではないかと不安視されるのが、甘利明氏の後任に指名された茂木敏充新幹事長だ。霞が関官僚は言う。

【自民党各派閥の所属議員数はこちら】

「茂木さんは、頭の回転が速いのは誰もが認めるところ。一方で、官僚に怒鳴ることはしょっちゅうで、性格はワガママ。官僚にとってもこの人事は脅威です」

 茂木氏の「パワハラ気質」は、これまでも繰り返し問題になってきた。2019年には、霞が関界隈で官僚が作成した茂木氏の“接待マニュアル”を本誌が入手し、その中身を報じたこともある。

 マニュアルには食事の好みや室温、マッサージ師の派遣は女性が望ましいこと、禁煙の風潮が世の中で強まるなか、ヘビースモーカーの茂木氏のために喫煙可能場所のリストを作成することなどが書かれていた。


「政治とカネ」の疑惑もある。茂木氏の資金管理団体から寄付を受ける政治団体「茂木敏充後援会総連合会」では、2016〜19年の4年間で1億2千万円以上の使途不明金が発覚したと昨年12月に報じられた。当時、茂木氏は「法令にのっとり処理、報告している」と説明したが、資金の具体的な用途は明らかにしなかった。

 規制緩和をめぐる業者との関係も気になる。今年の通常国会では、4月に解禁となった看護師の介護・福祉施設への日雇い派遣をめぐり、労働条件の悪化につながりかねないと、野党から批判が相次いだ。野党議員の秘書が言う。

◆二階派は弱体化 捲土重来を狙う

「解禁のきっかけは、政府の『規制改革ホットライン』へのNPO法人・日本派遣看護師協会の提案。この協会設立に看護師派遣会社『スーパーナース』の滝口進会長が関与していたことから、『利益誘導だ』と批判された。滝口氏は茂木氏の支援者だったんです」

 日本派遣看護師協会が規制改革を提案したのは18年5月。当時、茂木氏は経済再生相で、規制改革に関する会議に出席することもあった。

 滝口氏は法人や個人の名義で、11〜18年の間に茂木氏に対して少なくとも965万円の寄付をしている。さらに、滝口氏が創業した日本メディカルビジネスやスーパーナースの未公開株を茂木氏が保有していることも判明している。こうした事実について、看護師の日雇い派遣解禁と茂木氏の関係が国会で取り上げられたこともある。

 茂木氏との関係について滝口氏を取材すると、このように回答した。

「茂木さんとは1996年ごろに共通の知人を通じて知り合いました。優秀かつ面白い方で、後に献金を依頼されて寄付をするようになりました。それでも、茂木さんに看護師派遣の問題について依頼したことはありません。そもそも、規制改革の担当大臣は別の方でしたし、政治家に働きかけをしたからといって会議の決定が変わるような組織ではありませんから」

 国会議員に提出が義務づけられている資産に関する報告書によると、茂木氏は14年には滝口氏が創業した日本メディカルビジネス社の株を36株保有。その後、15年の報告書からは株式の保有一覧から消え、20年の菅義偉内閣の発足に伴う閣僚の資産公開では、日本メディカルビジネス社36株を再び保有し、スーパーナース社の36株を新たに保有していることが判明した。政務三役在任中の株取引は大臣規範で自粛が求められている。滝口氏は言う。

「日本メディカルビジネス社の株については、株を保有している方から譲り受けたか、購入されたようです。私は関与していません。茂木さんは『いつもお世話になっているので、株を持ちました』と話していました。スーパーナースの株については、18年4月に日本メディカルビジネス社から子会社として独立した際に、株式が自動的にスピンオフ(割り当て)されたものです。弊社には、これまで茂木さんが株式を誰かに譲渡し、名義変更した記録はありません」

 滝口氏は、国会で看護師の日雇い派遣一部解禁が問題になったことについて「多様な働き方のニーズに合わせておかしな制度を改めてほしいと訴えただけのことで、利益誘導と言われるのは心外です」と話す。茂木氏の事務所に滝口氏との関係などについてたずねる質問状を送ったが、期限までに回答はなかった。前出の自民党関係者は、こう話す。

7624チバQ:2021/11/10(水) 10:20:41
「茂木さんが幹事長として仕事がうまくできなければ、総理候補から消えることになる。岸田首相も党内第3派閥の竹下派に配慮したかのようにみせて、なかなか厳しい人事をしますよね」

 一方、菅義偉前首相の「後ろ盾」として権勢を振るった二階俊博元幹事長の存在感は、めっきり薄くなっている。衆院選では、自身の選挙区では圧勝したものの、二階派は10人が落選し、37人となってしまった。

 地元ではすでに、「誰が後継者となるのか」という話題で持ち切りだという。長男の俊樹氏が後継者と言われてきたが、今回の選挙で二階氏に付き添っていたのが、数年前に大手航空会社を退職して秘書になったという三男の伸康氏だ。

「今回は伸康氏が二階先生の活動のほとんどに付き添っていた。そして、二階先生に代わってマイクを握り、演説していましたね。これまでの選挙ではあまり見かけなかった。そつなく、二階先生の応援演説をこなす姿を見て、後継ぎは伸康氏と二階先生の腹は決まっているんじゃないかと感じました」(地元町議)

 地元には世耕弘成参院議員が衆院の二階氏の選挙区へ鞍替え出馬することへの待望論もあるという。今後は後継をめぐり、激しい駆け引きが行われそうだ。

 だが、二階氏は地元の情勢をよそに元気いっぱいだという。元幹事長の石原伸晃氏が落選して領袖を失った石原派や、12人まで減ってしまった石破派を取り込み、再び勢力拡大を狙っているという観測もある。

「二階氏は以前から石原派や石破派の議員に誘いをかけていたので、狙いにいくと思う」(二階派の国会議員)

 政治ジャーナリストの角谷浩一氏は言う。

「衆院選で自民が圧勝したことで、岸田首相に批判的なことを言う人は現在はいません。しかし、岸田派は勢力が弱く、派閥再編の結果次第では、情勢は一気に不安定になる。岸田首相にとっては、勝っても課題が多いといえます」

(本誌・西岡千史、亀井洋志/AERA dot.編集部・今西憲之)

※週刊朝日  2021年11月19日号

7625チバQ:2021/11/10(水) 10:36:21
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021110901081&g=pol
自公折衷、にじむバラマキ感 参院選にらみスピード決着へ
2021年11月10日08時11分


 岸田政権が初めて策定する経済対策をめぐり、自民、公明両党の幹事長協議が9日、合意へ大きく前進した。焦点の現金給付で互いに歩み寄り、所得制限も導入する方向となった。来年夏の参院選をにらみスピード決着を優先したが、「バラマキ」感はぬぐえない。

 自民党の茂木敏充幹事長は前日に続く2回目の協議後、記者団に「進展があった」と明かした。公明党の石井啓一幹事長も「大きな成果だ」と強調した。
 自公の重要な政策協議はまずは政調会長同士で行われるのが通例だが、今回は最初から幹事長間の枠組みで始まった。自民党幹部は「それだけ政治マター化しているということだ」と解説した。4日に就任した茂木氏にとって手腕が試される最初の仕事となったが、自民内で懸念された「公明案丸のみ」は回避できた。
 公明党が先の衆院選で掲げたのは、18歳以下への一律10万円相当の支給。全額現金を想定していたが、自民党との協議で現金5万円を支給し、残りは5万円相当のクーポンを配る2段階の仕組みとなった。クーポン活用は使途を限定することで政策効果を高める狙いがある。ただ、茂木氏は、市町村によっては「現金で支払うことも可とする。柔軟に対応してもらう」と話し、使い道が自由になる可能性も排除しなかった。
 富裕層も含む一律給付には、世論だけでなく自民内からもバラマキ批判が根強かった。公明幹部も自民側に「所得制限はやむを得ない」と伝え、一律支給を断念した。自民党は衆院選公約で、非正規雇用者らへの経済的支援を訴えていたが、これも10万円給付とは別に実施する。自公双方の顔を立てた格好だ。
 一方、公明党が掲げたマイナンバーカード所有者への新たなポイント付与を実施することでも一致。健康保険証としての利用登録など、段階ごとに順次付与する仕組みを検討するのは、バラマキ感を和らげる狙いからだ。茂木氏は「マイナンバーカードの普及、消費喚起、生活の質の向上につなげていく」と語った。
 経済対策では財源も焦点となる。公明党は2020年度決算剰余金(約4兆5000億円)の活用を主張しているが、不足分は赤字国債で補うため、岸田政権でも借金頼みの姿勢は変わらない。自民党は参院選に向け、引き続き公明党支持者の票を当て込んでおり、同党に配慮した政権運営が続きそうだ。

7626チバQ:2021/11/10(水) 11:35:00
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-211109X847.html
岸田首相の看板政策で会議乱立=役割曖昧、混乱の恐れも
2021/11/09 19:48時事通信

 岸田文雄首相の看板政策実現に向けた政府の会議が乱立気味だ。先に立ち上げた「新しい資本主義実現会議」に続き、9日には四つの会議を設置した。首相は来夏の参院選に向けて実績づくりを急ぎたい考えだが、各会議の役割分担は曖昧なため混乱が生じる恐れもある。

 松野博一官房長官は9日の記者会見で、デジタル田園都市国家構想実現会議、デジタル臨時行政調査会、全世代型社会保障構築会議、公的価格評価検討委員会の4会議の設置を発表した。この後、社会保障の会議が早速開かれ、首相は有識者に「忌憚(きたん)のない意見をお願いする」と要請した。

 新しい資本主義実現会議は、首相が自民党総裁選や衆院選で掲げた「新しい資本主義」や「成長と分配の好循環」を具体化する組織だ。首相が議長を務め、関係閣僚や有識者で構成する。

 デジタル田園都市国家構想実現会議はデジタル技術による地方活性化が目的。デジタル臨調はデジタル、規制、行政の3改革を一体的に進める。全世代型社会保障構築会議は社会保障全般を検討し、その下部組織の公的価格評価検討委員会は看護・介護・保育の現場の収入アップを目指す。

 もっとも、各会議は公的価格評価検討委員会を除き対等で、役割の線引きは不鮮明だ。「成長と分配の好循環」は新しい資本主義実現会議だけでなく、経済財政諮問会議でもテーマとなる。

 デジタル分野では2会議の新設に加え、菅内閣からデジタル社会推進会議を受け継ぐ。それぞれ重なる部分があることは否定できない。デジタル臨調の役割は規制改革推進会議、行政改革推進会議と完全に重複するとの見方も出ている。

 政府内からは「各会議の違いをどう出せばいいのか分からない」(内閣府関係者)と戸惑いの声も漏れる。松野長官は会見で「しっかり連携して一体で議論を進めたい」と強調したが、与党からも「一体何がしたいのか。岸田カラーが全く見えてこない」(竹下派中堅)と懸念の声も出ている。

7627チバQ:2021/11/10(水) 19:30:50
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_H5CBPI5SGNPIPDDZMM4C5DAKUM.html
第2次岸田政権 女性活躍担当補佐官に森雅子氏
2021/11/10 17:04産経新聞

第2次岸田政権 女性活躍担当補佐官に森雅子氏

森雅子氏(春名中撮影)

(産経新聞)

松野博一官房長官は10日夕、第2次岸田文雄内閣の閣僚名簿を発表した。岸田首相が兼務していた外相に林芳正元文部科学相を起用。新設の国際人権問題担当首相補佐官に中谷元・元防衛相、女性活躍担当首相補佐官に森雅子元法相をそれぞれ充てた。

7628チバQ:2021/11/10(水) 21:34:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/d40c83064a9e4ba6e3dba20efebd9a4b47eec10f
第2次岸田内閣の顔ぶれ 外相に林芳正氏を起用、残る19人再任
11/10(水) 20:59配信
読売新聞オンライン
 第2次岸田内閣が10日夜、皇居での首相親任式と閣僚認証式を経て発足した。外相に林芳正・元文部科学相を起用し、その他の閣僚は全員再任した。


総理 岸田文雄
総務 金子恭之(再)
法務 古川禎久(再)
外務 林芳正
財務・金融 鈴木俊一(再)
文部科学 末松信介(再)
厚生労働 後藤茂之(再)
農林水産 金子原二郎(再)
経済産業 萩生田光一(再)
国土交通 斉藤鉄夫(再)
環境 山口壮(再)
防衛 岸信夫(再)
官房・拉致問題 松野博一(再)
デジタル・行政改革・規制改革 牧島かれん(再)
復興・沖縄・北方 西銘恒三郎(再)
国家公安・防災 二之湯智(再)
少子化・地方創生・女性活躍 野田聖子(再)
経済再生 山際大志郎(再)
経済安全保障 小林鷹之(再)
ワクチン・五輪 堀内詔子(再)
万博・消費者 若宮健嗣(再)

7629チバQ:2021/11/11(木) 08:30:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f792d84d8297715c95978eadbaa4d88530be680
「林外相」に理解求める首相、安倍・麻生氏は「対中関係で間違ったメッセージ」と難色
11/10(水) 21:44配信
読売新聞オンライン
衆院議員として初登院し登院ボタンを押す林芳正氏(10日)

 岸田首相は10日に発足した第2次内閣で、外相に側近の林芳正・元文部科学相を起用した。自民党の安倍元首相や麻生副総裁が難色を示したが、強い意向で押し通した。林氏は首相が意欲を示す年内訪米に向けた米国との調整などで早速、外交手腕を試されそうだ。

 「外交という大きな責任を担う。120%やり、岸田政権をしっかり支える」

 林氏は10日午前、衆院議員として初登院した国会で、記者団にこう強調した。首相からは9日夜に電話で外相を打診されたという。

 甘利明前幹事長が衆院選の小選挙区で敗北し、就任後1か月で外相の茂木敏充氏に交代したことを受け、急きょ外相の人選が必要となった。首相自身が4年7か月務めたことから外相ポストへの思い入れは強く、党内きっての政策通で海外経験も豊富な林氏に白羽の矢を立てた。

 首相は茂木氏が幹事長に就任した翌日の5日夕には、さっそく安倍、麻生両氏に電話で林氏の起用案を伝え、理解を求めた。ただ、2人とも林氏が2017年12月から日中友好議員連盟の会長を務めていることなどを問題視し、「対中関係で国際社会に間違ったメッセージを与えかねない」と慎重な意見だった。

(写真:読売新聞)

 それでも首相が譲らなかったのは、岸田派からの重要閣僚抜てきで閣内のバランスをとる狙いがあったとみられる。閣内では、官房長官や財務相を細田派や麻生派から登用している。林氏は首相が率いる岸田派でナンバー2の座長を務め、首相は「気心の知れた頼れる人に閣内にいてほしい」と周囲に漏らしていた。閣僚応接室では、首相右隣の「ナンバー3」の席に座ることになった。

 党内では、茂木幹事長や高市政調会長が「ポスト岸田」候補とみられており、首相は林氏の起用で、自派閥の有力候補の存在をアピールしたい考えだ。林氏は12年9月の党総裁選に出馬経験があり、将来の首相への意欲を公言してきた。

 林氏は中国との距離感で自身への懸念が自民党内にあることを踏まえ、8日のBSフジの番組で「知中派でもいいが、媚中(びちゅう)派ではいけない。相手をよく知っているのは知らないより良い」と訴えた。

 外務省幹部は「中国だけでなく、留学先だった米国もよく知っている。日本外交にとって最重要の両国を知る林氏は適任だ」と歓迎している。

7630チバQ:2021/11/11(木) 09:33:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/b932564dc11978e7e7cf5ddb711d170d987288fe
「茂木敏充」新幹事長が絶対口にしない日本新党時代 枝野と初当選同期であっという間に自民党復党の変節の過去
11/11(木) 6:02配信
 誰にでも1つや2つ、触れられたくない過去を持っているものだ。11月4日に自民党の幹事長に就任した茂木敏充(66)の場合それは、「国会議員としての初当選は自民党ではなく日本新党」だったことだという。(敬称略)


 ***

 この過去に驚いている読者も、きっと少なくないだろう。茂木は「ザ・自民党」というイメージが定着しているのだから。

 さっそく茂木の半生を振り返ってみたいが、その前に人物評をご紹介しておく。自民党の関係者が言う。

「政策通として有名で、頭の良さは国会議員でもトップレベルでしょう。政治家の大半を馬鹿にしているエリート官僚でさえ、茂木さんには論破されるそうです。ただ、ご本人は認めたくないでしょうが、人望のなさでも知られています。何かあると周囲を怒鳴るパワハラ気質の持ち主だと、複数のメディアが記事にしました」

 初当選は1993年7月。党関係者は「その時、茂木さんは周囲のスタッフに『これからはセンセイと呼べ』と命じたそうです」と明かす。彼の人格を象徴するエピソードだと言えるだろう。

経済評論家として注目
 それでは茂木の経歴を振り返ってみよう。これだけの“知性派”だから、当然ながら高学歴の持ち主だ。

「茂木さんは1955年に栃木県足利市に生まれました。進学校の県立足利高校から東大に進み、経済学部を卒業します。新卒では商社の丸紅に就職しましたが、83年にハーバード大の大学院に留学。帰国して読売新聞に入社し、政治部に配属されました。そのため同社の代表取締役主筆・渡邉恒雄(95)にも可愛がられています」

 もっとも、読売新聞はすぐに退社し、コンサルティングで有名なマッキンゼー・アンド・カンパニーに転職。当時、同社の日本支社長だった大前研一(78)と出会う。

「大前さん自身が執筆やマスコミへの露出に積極的な人でした。茂木氏も最初は経済評論家として注目を集めました。1988年にはマッキンゼー社に在籍しながら著書『都会の不満 地方の不満』(中央公論社[当時])を上梓。朝日新聞の書評欄に取り上げられるほどで、ビジネス書のベストセラーランキングに入りました。これでテレビ出演の機会が増え、徐々に知名度を上げていきます」(同・記者)

東京佐川急便事件の影響
 この後、永田町で「政治改革」を巡る議論が活発化したことが、茂木の人生に大きな影響を与えた。

「1988年、リクルート事件が発覚し、当時の竹下登首相(1924〜2000)は内閣総辞職に追い込まれました。自民党の内部からも『国民の批判が強く、選挙で戦えない』と悲鳴が続出。『自民党の候補者が乱立する中選挙区制が汚職の温床となっているため、小選挙区制に改正すべきだ』との声が出ました。ところが、選挙改革は遅々として進まず、有権者の不満は増していきました」(同・記者)

 1991年に入ると一般市民もバブル景気の崩壊を実感するようになり、これも自民党に批判的な世論が生まれるきっかけになった。

 追い打ちをかけるように、翌92年2月14日に東京地検特捜部が「東京佐川急便事件」の捜査を開始。自民党の大物だった金丸信(1914〜1996)を筆頭に、政界への金の流れが連日マスコミで報じられた。

「92年8月、東京佐川急便から金丸氏に5億円のヤミ献金が行われていたことが発覚しました。金丸氏が政治資金規正法違反を認める上申書を提出したため、東京地検特捜部は本格的な捜査を中止。罰金20万円の略式命令のみという結果に終わりました。しかし、これに世論が猛反発したため、特捜部は93年3月に金丸氏を脱税の容疑で逮捕に踏み切りました」(同・記者)

7631チバQ:2021/11/11(木) 09:33:37
日本新党ブーム
 有権者の政治不信が高まったことを受け、細川護熙(83)が政治刷新を訴えて92年5月に日本新党を、大前が同年11月に市民団体・平成維新の会を結成。茂木は平成維新の会の事務局長に就任した。

「茂木さんは92年の3月、次の衆院選に地元の旧栃木2区から自民党候補として出馬すると表明していました。当選したら自民党の議員として平成維新の会の運営に携わり、与野党を問わず“改革派”の国会議員を糾合するという青写真を描いていたのです。ところが、予想以上に日本新党に注目が集まったこともあり、茂木さんは“鞍替え”を決断しました」(同・記者)

 93年6月、翌月に控えた衆院選に日本新党からの立候補を発表。その際、「自民党を変えることで日本の政治を変えるのが近道だ、と思っていたが、それは不可能だと感じるようになった」と説明している(註1)。

 かつて自分が立候補しようとした政党を、臆面もなく批判する。賛否両論があるだろうが、まさに「機を見るに敏」だったのは確かだ。

 日本新党からの立候補は大成功を収めた。93年7月の衆院選で、有権者は自民党に厳しい審判を下した。その結果、“非自民・非共産”の連立内閣である細川内閣が誕生した。

“裏切り者”
 旧栃木2区でも、日本新党ブームが起きた。当時は中選挙区制だったため定数は5。新人の茂木は、自民党や社会党の前職を上回る票を獲得し、トップ当選を果たした。

 朝日新聞の栃木県版は選挙後、「他党驚かせた新党旋風 記者座談会」の記事を掲載。記者の一人が「日本新党の茂木がトップ当選したのには驚いた」と口火を切り、「組織を持たないボランティア選挙で6万2000票だ」と徒手空拳でも勝利できたことを指摘している。

 経済評論家として活躍していたとはいえ、決して知名度は高くなかった。旧栃木2区は都市型の選挙区ではないこともあり、対立陣営が「当選はありえない。4万票止まりだ」と口を揃えていたと別の記者が指摘している。

 自民党に後ろ足で砂をかけ、茂木は勝利を収めた。日本新党で“同期当選”したかつての仲間を見てみると、今でも野党の中心にいる議員が多いことに気づく。

 元首相で立憲民主党最高顧問の野田佳彦(64)、国民民主党代表代行の前原誠司(59)、辞意を表明した立憲民主党代表の枝野幸男(57)……。

敵の敵は味方
 1994年、当時の首相だった羽田孜(1935〜2017)は内閣総辞職を決断。自民党と社会党、そして新党さきがけは連立を組み、村山富市(97)が新首相に選出された。

「日本新党の解党により仲間の大半が新進党に移り、今も野党の議員です。ところが茂木さんは自民党に復党しました。そして今や幹事長です。かつての同期は『節操のない人だ』と呆れた目で見ています」(同・記者)

 茂木は最初、無所属を選んだ。自民党への復党が認められたのは1995年。当時、毎日新聞は、茂木が新進党の結成を主導し幹事長に就任した小沢一郎(79)に批判的だったことが、新進党に加わらなかった理由だと報じた(註2)。

 敵の敵は味方という言葉もある。とはいえ、当時の自民党が諸手を挙げて茂木の復党を歓迎したわけではなかった。

 1995年7月に参議院選挙が行われた。衆議院議員の茂木も応援にフル活動しなければならない。だが、当時は自民党の復党こそ認められたものの、次の選挙から中選挙区から小選挙区となる栃木5区での公認は得られていないという中途半端な状況だった。

7632チバQ:2021/11/11(木) 09:33:51
“雑巾がけ”の洗礼
 参院選直前の7月1日に開かれた自民党足利支部の定例大会で、自民党の党員が3分の1に激減したとする資料が提示された。支部長は「茂木くんにも党員の確保に努めてもらう」と指示、「いわゆる“古いパターンの選挙”をやってもらうということだ」と嫌味を付け加えた。

 日本新党時代の茂木は、旧態依然とした自民党の政治を批判していた。「それでも自民党に戻ったのなら、雑巾がけから始めてもらおう」という強烈なカウンターパンチだった。

 自民党で雑巾がけからやり直し、苦労を重ねて人情の分かる政治家に成長した──というのなら美談だが、実情は違うようだ。

 デイリー新潮は11月4日、「『茂木新幹事長』が嫌われまくるワケ “茂木に比べればあの人は神様”……永田町、霞が関、党本部からの証言」の記事を配信した。

 記事では茂木の“パワハラ体質”を詳報した。その中で、すぐに激怒する茂木に事務方が対応するためのマニュアル「茂木接遇メモ」の内容が紹介されている。

冷麺で大激怒
「接遇メモ」の内容は呆れるものばかりなのだが、詳しくは記事をご覧いただきたい。ここでは、その中から1つだけご紹介しよう。

《ルームサービス等で(大臣の好きな)麺類を注文する際には、大臣に提供するタイミングについて細心の注意を払うことが必要。大臣のフライトが50分遅延したため、冷麺ができてから提供するまでのタイミングが20分ほどずれ、麺がかたまった状態だったため、硬くて食べられないと大激怒していた》

註1:茂木敏充氏が自民離党届 日本新党から立候補へ(朝日新聞栃木県版・1993年6月22日)

註2:[そこが知りたい]新進党不参加の論理 批判さまざま(毎日新聞・1994年12月14日)

デイリー新潮取材班

2021年11月11日 掲載

新潮社

7633チバQ:2021/11/11(木) 11:09:57
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/825971/
投開票日前に意識した辞任…慰留もなく「枝野党」幕 立民転換点に
2021/11/3 6:00

郷 達也、井崎 圭
 衆院選大敗の責任を取り、立憲民主党の枝野幸男代表が辞任を表明した。主導した共産党などとの野党共闘が不発に終わり、支援組織を含む党内外の反発に抗しきれなかった。来年夏の参院選に向け、最大の課題となる共闘の論議は新執行部に託されるが、どう帰結するかは見通せない。前身の旧立民発足から4年。野党第1党は大きな転換点を迎えた。

 「数人に相談すると言ったが、誰にも相談せずに決めました」

 2日の立民執行役員会。「新体制で参院選を」と表明した枝野氏は、報道陣を退室させた後の非公開の場でこう切り出した。

 「4年前、救ってもらった仲間がたくさんいる。ご恩は忘れない」。ねぎらいの言葉もあれば、「精緻な分析で衆院選の総括をすべきだ」と詰め寄る役員も。ただ、慰留の声はなく、時にワンマンで運営を進めた「枝野党」体制が幕を下ろすことになった。関係者によると、枝野氏は投開票日まであと3日となった10月28日ごろ、街頭での反応などを踏まえ、辞任を意識したという。

     ■

 2017年、民進党分裂を受け枝野氏が1人で結党した旧立民は、直後の衆院選で野党第1党を獲得。旧国民民主党などとの合流を経て衆参150人規模に発展させた。

 迎えた今回の衆院選。枝野氏は野党5党の候補者一本化で全国7割以上の選挙区で「与野党対決」に持ち込んだ。だが、共産との接近が、立民最大の支援組織・連合など旧民主党支持層の離反を招いた。比例代表の議席は、公示前の62から39に激減。「選挙の顔」に疑問符が付く「惨敗ショック」に、交代論は一気に強まった。立民幹部は「共産と合意した『閣外協力』はやり過ぎだった。執行部刷新はやむを得ない」と語る。

     ■

 枝野氏辞任に伴う代表選は、泉健太政調会長や小川淳也元総務政務官らが取り沙汰されている。ただ、総裁選で「疑似政権交代」をして衆院選に臨んだ自民党と違い、来年参院選まで大型選挙はない。政策論争で国民の目を引きつけ、低空飛行の支持率を反転させられるかは微妙だ。

 衆院選で顕著だった世代交代も焦点となる。泉氏は取材に「停滞を打破し、自民党政治を変えるという旗印で国民の不満をしっかり受け止められるリーダーが求められる」と強調。大串博志役員室長も取材に「かつて(旧希望の党時代に)共同代表選に出馬した経験もあり、応援してくれるグループもある。仲間と話して決めたい」と発言。出馬を検討中という。

 新代表には、共産との共闘をどうするかという難題が突き付けられる。党内では、「明らかに失敗。見直すべきだ」(衆院幹部)という声の一方、来年夏の参院選改選組からは「党の足腰は弱い。共産を含んでも共闘は続けるべきだ」との声も上がる。他党との調整を含め難航必至だ。

 立民関係者は「有権者からは『万年野党』と見られている。誰が代表になっても党再建の道は険しい」と先行きに不安を漏らす。

 (郷達也、井崎圭)


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