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自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

7442とはずがたり:2021/10/01(金) 23:06:59
岸田陣営、決選投票「河野-高市氏」なら高市氏支援
2021/9/27 19:02
https://www.sankei.com/article/20210927-M2SVZY452RLTTFOXFUZVLDIYBE/

自民党総裁選(29日投開票)に出馬している岸田文雄前政調会長を支援する陣営は27日、国会内で選挙対策本部会合を開いた。本部長を務める遠藤利明元五輪相は冒頭のあいさつで「何としてもみなさんの力で岸田新総裁を誕生させてほしい」と訴えた。

出席者によると、決選投票で河野太郎ワクチン担当相と高市早苗前総務相が対決する場合、高市氏の支援を回ることを確認したという。

7443チバQ:2021/10/01(金) 23:16:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/0af23ff0cb9dd3e28dedafb85b9525cee2ff6e59
財務相に鈴木氏、山際氏初入閣へ 自民は新体制始動
10/1(金) 22:07配信

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産経新聞
自民党の岸田文雄総裁は1日、新しく発足させる内閣で財務相に鈴木俊一元五輪相(68)を起用する方針を固めた。山際大志郎元経済産業副大臣(53)の初入閣も内定した。茂木敏充外相(65)は再任する。自民党は甘利明税制調査会長(72)の幹事長就任など党役員人事を正式決定し、新体制がスタートした。

岸田氏は党人事や組閣をめぐり記者団に「党の一体感と、ともに衆院選に臨もうという強い思いを感じてもらえるようにしたい」と語った。総務会長には当選3回の福田達夫衆院議員(54)を抜擢(ばってき)した。政調会長には総裁選を争った高市早苗前総務相(60)、選対委員長に遠藤利明元五輪相(71)を充てた。

新内閣の官房副長官には木原誠二衆院議員(51)、磯崎仁彦(よしひこ)参院議員(64)をそれぞれ起用する方針を固めた。木原、磯崎両氏は岸田氏が会長を務める岸田派(宏池会)に所属している。

官房長官には松野博一元文部科学相(59)が内定している。岸田派の堀内詔子(のりこ)環境副大臣(55)の初入閣も取り沙汰されている。政務担当の首相秘書官には嶋田隆・元経産事務次官(61)を充てる。岸田氏は4日召集の臨時国会で首相指名を受け、新内閣を発足させる。

党役員人事では麻生太郎副総理兼財務相(81)の副総裁就任が内定している。組織運動本部長には小渕優子元経産相(47)が就いた。広報本部長に河野太郎ワクチン担当相(58)、幹事長代行に梶山弘志経産相(65)が就任することも決まった。森山裕国対委員長の後任は高木毅・元復興相(65)が就くが、高木氏は衆院議院運営委員長を務めているため、臨時国会中は森山氏が続投する。

自民党が参院憲法審査会長に中川雅治元環境相(74)を充てる方針を固めたことも判明した。これまで林芳正元文部科学相が務めていたが、次期衆院選に出馬する林氏が参院議員を辞職したため、空席となっていた。

一方、森山氏と立憲民主党の安住淳国対委員長は1日に会談し、臨時国会の会期を14日までとする日程で合意した。岸田氏は8日に所信表明演説に臨み、その後、衆参両院で代表質問が行われる。岸田氏は14日までに衆院を解散するとみられ、その場合、衆院選は「26日公示-11月7日投開票」の日程が有力となる。

7444チバQ:2021/10/01(金) 23:18:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/0df78853b6789c656fbf1d4762de80b9811b8fc5
官房副長官に木原誠二元副外相、磯崎仁彦元副経産相
10/1(金) 19:57配信

毎日新聞
木原誠二氏=須藤孝撮影

 自民党の岸田文雄総裁は1日、官房副長官に木原誠二元副外相(51)=岸田派、磯崎仁彦元副経済産業相(64)=同=を起用する方針を固めた。政務担当の首相秘書官には嶋田隆元経産事務次官(61)を充てる方針。

7445チバQ:2021/10/02(土) 06:45:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/22eb3f4b58c796d0a93a21fc4fe25299d000e554
党四役に岸田派ゼロ、優遇批判回避で派内に不満…官房・財務相も他派閥
10/2(土) 5:00配信

読売新聞オンライン
自民党の臨時総務会に臨む岸田文雄総裁(1日、東京都千代田区の自民党本部で)=源幸正倫撮影

 自民党の岸田文雄総裁は、1日に決めた党役員人事で、自身が率いる岸田派(宏池会、46人)からの登用を見送った。4日に発足する新内閣でも、政権の骨格となる官房長官や財務相には他派閥の議員を充てる考えだ。「身内優遇」との批判を意識したとみられるが、「宏池会政権」誕生に沸く派内からは不満が漏れている。

 「人事は作業のさなかだ。全体の人事の中で、党の一体感を感じてもらえるように進めていきたい」

 岸田氏は1日、新たな党執行部の発足を受け、記者団にこう強調した。今回の党役員人事に対し、岸田氏を支持した一部の派閥に配慮した「論功行賞だ」という指摘に反論したものだ。

 この日は、党四役と組織運動本部長、広報本部長の6人を決定し、国会対策委員長と幹事長代行の2人を内定した。8人の内訳は、最大派閥の細田派(96人)が2人、第2派閥の麻生派(53人)は2人、第3派閥の竹下派(51人)は1人で、無派閥が3人だった。総裁選を戦った高市政調会長、河野太郎広報本部長を除けば、残る6人全員が総裁選で岸田氏を支持した。

 ただ、総裁選で岸田氏を結束して支えた岸田派からは、一人も入らなかった。岸田氏周辺は「今回は他派閥に最大限、気を使うことが大事だ。来夏の参院選が終わるまで、岸田派には我慢してもらう」と解説する。

 今回の人事には、他派閥から「安定した政権運営に配慮は不可欠だ」と歓迎する声が出るが、岸田派内には不満がくすぶる。

 宏池会は、過去に6人の総裁を生んだ名門派閥だが、首相の誕生は1991年の宮沢喜一氏以来となる。菅内閣では、総裁選で敗れた岸田氏が無役になるなど、岸田派内には「冷や飯を耐えしのんできた」との思いがあるだけに、人事への期待が高まっていた。同派ベテランは「こんな顔ぶれでは、宏池会政権とは言えない」と憤るが、他派閥からは「岸田氏が起用したいと思う人材が少ないのではないか」とみる向きもある。

 一方で、宏池会の流れをくむ麻生派と谷垣グループから、党四役に甘利幹事長と遠藤利明選挙対策委員長が起用されたことから、自民党内では「将来的な『大宏池会』を見据えた布石」との見方が出ている。

7446名無しさん:2021/10/02(土) 06:55:08
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20211001k0000m010268000c.html
岸田氏 「論功行賞」色濃い人事 二階派などから党七役起用なし
2021/10/01 20:11毎日新聞

岸田氏 「論功行賞」色濃い人事 二階派などから党七役起用なし

連立政権の合意文書に署名した自民党の岸田文雄総裁(中央右)と公明党の山口那津男代表(同左)=国会内で2021年10月1日午後3時24分、竹内幹撮影

(毎日新聞)

 自民党は1日、党本部で臨時総務会を開き、幹事長に甘利明税制調査会長(72)=麻生派、政調会長に高市早苗前総務相(60)=無派閥、総務会長に福田達夫国対副委員長(54)=細田派、選対委員長に遠藤利明元五輪担当相(71)=無派閥=がそれぞれ就任する人事を決定した。

 岸田文雄総裁(64)は4日発足する新内閣の官房長官に松野博一元文部科学相(59)=細田派、財務相に鈴木俊一前総務会長(68)=麻生派、経済産業相に山際大志郎政調会長代理(53)=麻生派=を起用する方針だ。茂木敏充外相(65)=竹下派=と公明党の赤羽一嘉国土交通相(63)は再任で最終調整。自民党の末松信介参院国対委員長(65)=細田派=の入閣も浮上している。

 岸田氏は4日召集の臨時国会で行われる衆参両院の首相指名選挙で、第100代首相に選出される見通しだ。その後、公明党との連立による新内閣を発足させる。官房副長官には木原誠二元副外相(51)=岸田派、磯崎仁彦元副経産相(64)=同=を起用する方針を固めた。政務担当の首相秘書官には嶋田隆元経産事務次官(61)を充てる。

 岸田氏は甘利氏の起用について、記者団に「(幹事長は)400人近い(党所属)国会議員を束ねる人間力、胆力、人望がなければならない。十二分に力を発揮し、次期衆院選でも陣頭指揮を執ってほしい」と期待を示した。

 国対委員長には高木毅衆院議院運営委員長(65)=細田派、副総裁に副総理兼財務相の麻生太郎氏(81)=麻生派=が内定している。また臨時総務会では、組織運動本部長に小渕優子元経産相(47)=竹下派、広報本部長に河野太郎行政改革担当相(58)=麻生派=の起用を決定。幹事長代行に梶山弘志経産相(65)=無派閥=が内定した。

 甘利氏は記者会見で「岸田総裁が掲げる、活力ある開かれた党運営の理念をしっかり支えて、党を率いていきたい」と述べた。

 一連の人事では甘利氏や遠藤氏ら、党総裁選で岸田氏を支持した議員が多く起用され、細田、麻生両派を中心に「論功行賞」が色濃い人事となった。二階派や石破派、石原派から党七役への起用はなかった。

 その後、岸田氏は公明党の山口那津男代表と国会内で会談。新型コロナウイルスと経済への対策充実▽2030年度の温室効果ガス削減目標達成▽当選無効となった議員の歳費返納などを義務づける法改正の実現▽衆参両院の憲法審査会の審議促進――などの連立政権合意文書に署名した。【小田中大、飼手勇介

7447チバQ:2021/10/02(土) 07:00:12
https://www.asahi.com/articles/ASP9Z7F3XP9ZUTFK024.html?iref=com_rnavi_arank_nr04「安倍カラー」脱せぬ岸田総裁 官房長官の人選、急きょ練り直し
有料会員記事自民

2021年9月30日 22時54分コメント
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自民党本部を出る岸田文雄総裁(中央)=2021年9月30日午後6時26分、東京・永田町、内田光撮影

 自民党の岸田文雄・新総裁が、新たな党執行部の布陣を固めた。党運営の要である幹事長には、安倍晋三前首相に近い甘利明税調会長を起用。党三役に若手議員を登用するなど「改革」をアピールする狙いものぞくが、「安倍カラー」がにじむ人事配置となった。

 総裁選から一夜明けた30日午前、岸田氏は記者団に党役員らの人事を急ぐ考えを言葉少なに語った。

 「日程もかなり窮屈な状況ですので、大変めまぐるしく活動を始めている」

 本来なら総裁決定後の翌日には党役員人事を決めるのが通例で、党側も30日に党四役による記者会見を開く準備を進めていた。ところが、幅広い党内の派閥から支援を得た岸田氏は29日に初めて開いた総裁会見で「人事については早急にたたき台を作り、しっかりと確認をしていきたい」と述べるにとどめ、調整が難航している様子をうかがわせた。

 岸田氏の姿勢には自身が率いる岸田派内からも「優柔不断ぶりが出ている。時間がたつほどいろんなことを言ってくる人が増える」と不満の声が漏れるほどだった。

 その岸田氏が、早々に内定したのが幹事長ポストに甘利氏を起用することだった。

 甘利氏は安倍氏や、自身が所属する派閥会長の麻生太郎副総理兼財務相と親しく、3氏の頭文字をとって「3A」とも称される。総裁選では、岸田氏陣営の顧問に就任。高市早苗前総務相を全面支援する安倍氏と、麻生氏の連絡役を果たし、岸田氏の勝利に貢献した。

 岸田氏にとっては、党内最大派閥の細田派に影響力のある安倍氏と、第2派閥の領袖(りょうしゅう)である麻生氏とそれぞれつながりの太い甘利氏の存在は大きい。複数の関係者によると、甘利氏は幹事長就任に意欲を示していたといい、岸田氏は総裁選後すぐに起用に向けて最終調整に入ったという。

 甘利氏はさっそく30日午前、国会内で麻生氏と会談した。岸田氏が検討する政権構想などを麻生氏に伝達。この会談で人事などについて大枠で一致したという。午後には、党本部で岸田氏と改めて面会。その後、新たな役員人事について、政調会長に決まった高市氏らに、岸田氏ではなく、甘利氏が電話を次々にかけ、早くも「新幹事長」として振る舞った。

 ただ、党内には甘利氏の重用ぶりに不満の声も漏れる。

 第1次安倍政権で経済産業相…

7448チバQ:2021/10/02(土) 07:01:13
>>7423
>永田町でもっとも注目されたのが官房長官。「岸田派が死守する」(政府関係者)としていたポストで、上川陽子法相の横滑りか、岸田派事務総長で選対を取り仕切った根本匠元厚生労働相の起用が有力視されていた。
官房長官を自派閥で出せなかったのは痛いですね

7449チバQ:2021/10/02(土) 15:36:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a5fb316da55c1476dab2e3f998ad540a31bac85
「安倍支配」岸田新総裁の党役員人事にドン引き 「衆院選で苦戦」と心配の声〈dot.〉
10/2(土) 11:45配信

AERA dot.
(左から)遠藤利明選対委員長、福田達夫総務会長、岸田文雄総裁、甘利明幹事長、高市早苗政調会長(C)朝日新聞社

 自民党の岸田文雄新総裁(64)が党役員人事を決めた。甘利明幹事長(72)、福田達夫総務会長(54)、高市早苗政調会長(60)、遠藤利明選対委員長(71)の「4役」がそろって会見したが、4人の平均年齢は64.25歳。さらに内閣の要、官房長官には、松野博一元文科相(59)が内定した。自民党の閣僚経験者がこう指摘する。


「安倍さんのひとり勝ちでしょう。幹事長の甘利さんは盟友だし、総務会長の福田氏も同じ派閥(清和会)の後輩だし、政調会長も自分が推した高市さん。当初、官房長官は腹心の萩生田文科相を押し込むとみられていたが、土壇場で松野氏に替えられたようだ。松野さんも清和会です」

 安倍晋三元総理が支援した、高市氏は当初の予想を覆し、一回目の議員票では、河野氏を上回る2位になった。決選投票では、高市氏の票を岸田氏に集めて、岸田氏を総理総裁に導いた。

 昨年9月、菅義偉総理が勝った総裁選では、二階俊博前幹事長、麻生太郎氏、安倍氏と3人のキングメーカーがいた。

 二階氏は幹事長を退任し、麻生太郎氏も財務相兼副総理から自民党副総裁となる予定だ。財務相の後任には、麻生氏の義弟、鈴木俊一元環境相が有力視され、中枢からは一歩、引いたような印象だ。菅氏も推していた河野太郎氏が敗れたので、政権に影響力を残すのは厳しいようだ。

 そんな中、岸田総裁は安倍氏、麻生氏とともに「3A」と称される甘利氏を幹事長に抜てき。安倍氏が推した高市氏、松野氏も引き立てた。安倍氏は総裁選の終了後、高市陣営の会合で「高市さんを通じて自民党がどうあるべきかをしっかりと訴えた。一体となって岸田新総裁の下、衆議院選挙を勝ち抜こう」と上機嫌で語った。

「岸田政権も安倍政治の継承のようで、組閣にも安倍氏の側近が起用されるでしょう。岸田次期総理の上に、最高顧問として安倍氏がいるような党の幹部人事だね。党内はドン引き状態です」(前出・自民党の閣僚経験者)

 一方、決選投票で敗れた河野氏は内閣から去り、自民党広報本部長に「左遷」という感が否めない。小泉進次郎環境相も閣外に出るという。

 自民党で20年以上、政務調査会の調査役を務めた政治評論家の田村重信さんはこう語る。

「河野氏は外相、防衛相にワクチン担当相と長く閣内の要職にいた。広報本部長は明らかに格下ですよね。小泉氏も閣僚から外れるなら、岸田政権では河野陣営にいた議員には冷や飯を食わせると見られても仕方ないですね。岸田総裁も安倍氏の顔色をうかがい、遠慮があるのかな…」

◆開成OBの元官僚らが岸田官邸入り

 また、官邸関係者の一人もこう落胆した。

「岸田総裁は、外相を4年務め官僚との関係も良好。それこそ特技の”人の話をよく聞く”タイプです。ただ、麻生氏が副総裁として党に戻る上、幹事長の甘利氏も麻生派で、安倍氏とも近い。総裁選では官邸が党よりも強い発言権、決定権を有する『政高党低』が正しいかという論議もあった。岸田総裁は「政高党高」を目指すと語っていたが、人事を見ると、党主導になりかねず、やりにくいです」

 岸田新総裁は都内の名門、開成高校OBで、同窓会が今回の総裁選でも支援。開成出身の元官僚が相次いで官邸入りするという。 

「安倍政権の懐刀で『官邸のアイヒマン』と呼ばれた警察庁OBの北村滋さんが岸田官邸でも副長官として戻ってきます。岸田総裁と同じ開成OBなので想定されていたこととはいえ、反対論もあるようです。総理秘書官として官邸に入る嶋田隆元経済産業省次官も開成OBで安倍氏と近い。今後は開成人脈が目立つようになる」(政府関係者)

 11月7日投開票とみられる衆院選挙を本命視された人気の高い河野氏ではなく、岸田総裁で戦う自民党。前回の2017年では圧勝だった自民党だが、今回の衆院選は「苦戦する」という声も自民党内でも少なくない。立憲民主党の幹部がこう語る。

「知名度が高い河野氏が勝てば衆院選は厳しいと思っていた。岸田氏は自民党の議員に人気があっても選挙という点では河野氏に軍配が上がる。岸田氏の党の役員人事は安倍氏のコピーですよ。野党の批判のターゲットになりやすく、勝算も見えてきた」

「安倍支配」の批判が強まる中、岸田総裁はどのように総選挙を戦うのだろうか。

(AERAdot.編集部 今西憲之)

7450チバQ:2021/10/02(土) 15:38:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/1dc98115a3fb521ebbd8cfff01442ee622c661c0
小林氏初入閣へ 野田・萩生田氏も起用 岸田内閣、4日発足
10/2(土) 15:33配信

時事通信
 自民党の岸田文雄総裁は4日発足の岸田内閣に、二階派で衆院当選3回の小林鷹之元防衛政務官(46)を初入閣させる意向を固めた。

 目玉の経済安全保障担当閣僚への抜てきが取り沙汰されている。総裁選で争った無派閥の野田聖子元総務相(61)、細田派の萩生田光一文部科学相(58)の起用も内定した。複数の党関係者が2日、明らかにした。

 岸田氏は4日召集の臨時国会で第100代首相に指名された後、直ちに組閣に着手し、岸田内閣を発足させる。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/1f399e20e1695cb702e0e644e212e2e6d44c60e1
赤羽国交相の続投浮上 二之湯氏初入閣で調整
10/2(土) 11:54配信

 自民党の岸田文雄総裁は2日、二之湯智元総務副大臣(77)を初入閣させる方向で調整に入った。公明党の赤羽一嘉国土交通相(63)の続投論も浮上。既に政権の要となる官房長官に松野博一元文部科学相(59)を起用し、財務相に鈴木俊一元環境相(68)を充てるほか、茂木敏充外相(65)の続投を決定している。午後に党本部などで残る閣僚の人選の検討を加速する。党役員人事と同様に「老壮青」のバランスを配慮した陣容となるかどうかに注目が集まる。

7451チバQ:2021/10/02(土) 15:39:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/43790cf45d800fb7b4444f686046965a26e0b9ce
岸田氏、甘利氏を重視 要求通らぬ安倍氏、人事に不満 清新さ乏しく・自民〔深層探訪〕
10/2(土) 8:32配信

時事通信
会見後、写真に納まる(右から)遠藤利明選対委員長、福田達夫総務会長、甘利明幹事長、高市早苗政調会長=1日午後、東京・永田町の同党本部

 自民党新執行部が1日発足した。調整が続く閣僚・党役員人事から透けるのは、岸田文雄総裁が甘利明幹事長を重視していることだ。同氏と近い議員のポストが早々に決定。一方、安倍晋三前首相には配慮を見せつつ、言いなりにはならないとの姿勢もうかがえる。安倍氏は不満を漏らしているとされ、新執行部が党の結束を固めて船出できるかは不透明感も漂う。

 ◇幹事長が人事伝達
 「党を束ねるため力を発揮してほしい」。岸田氏は1日、甘利氏への期待を記者団に語った。

 甘利氏が所属する麻生派からは、鈴木俊一氏の財務相と田中和徳氏の幹事長代理、山際大志郎氏の入閣が早々に固まった。このうち、田中、山際両氏は甘利氏と同じ神奈川県が地盤。特に山際氏は甘利氏の下でエネルギー政策などに取り組んできた。幹事長代行の梶山弘志氏(無派閥)も甘利氏に近く、岸田氏がこれらの人事について甘利氏の意向を受け入れたのは明らかだ。

 甘利氏は先の総裁選で岸田陣営幹部を務め、勝利に貢献。岸田氏は閣僚や党幹部を歴任して培った交渉力や調整力に対しても高く評価している。

 甘利氏は9月29日に議員宿舎、翌30日は党本部で岸田氏と協議。関係者によると、麻生太郎副総理兼財務相の言動がたびたび世論の反発を買ったため、閣内から党副総裁に移して政権へのダメージを軽減することを相談しながら決めたという。さらに、起用が内定した議員には総裁が連絡することが多いが、今回は甘利氏が電話で伝えた。

 甘利氏の重用には、細田派から早くも「甘利氏がやりたいようにやっている内閣みたいだ」とやっかみが漏れる。甘利氏は閣僚時代の「政治とカネ」の問題を今も引きずり、1日の記者会見では「事情を全く知らされていない」などと釈明に追われた。野党は検証チームを設置し、国会での説明を求めていく構えだ。

 ◇「高市幹事長」見送り
 岸田氏は、安倍氏が総裁選で支援した高市早苗氏を政調会長に起用するなど、表向きは安倍氏への配慮も示す。内閣の要である官房長官には、安倍氏の出身派閥、細田派の松野博一氏を起用。福田達夫総務会長と国対委員長に内定している高木毅氏も細田派だ。

 ただ、安倍氏は岸田氏に「高市幹事長」と、側近の萩生田光一文部科学相の官房長官就任を求めたとされる。これに対し衆院当選5回の萩生田氏起用には、細田派内から反発が上がり、岸田派でも「安倍色が強過ぎる」との意見が多く、岸田氏は要求に応じなかった。

 また、細田派でも松野氏や高木氏は安倍氏と距離があることで知られる。安倍氏と福田氏の父、康夫元首相は小泉内閣の正副官房長官の時代に対立した。複数の関係者は、安倍氏が一連の人事に「いら立ちを募らせている」と明かす。萩生田氏は1日の記者会見で人事の感想を問われ、「期待している」とだけ語った。

 安倍氏は「キングメーカー」の立場を確立し、党内への影響力維持を狙うが、森友学園や「桜を見る会」をめぐる疑惑が障害になりかねない。岸田氏は、安倍、麻生、甘利氏の「3A」との関係について、安倍、麻生氏とは良好な関係を保ちつつ、甘利氏に「緩衝材」としての役割を期待しているとみられる。

 一方、3Aを意識した布陣は清新さに乏しいとの声は党内に少なくない。党関係者は、岸田氏が総裁選出から党役員決定まで1日空けたことに触れ「いろいろ言われて自分の人事ができなくなった。これは全員野球ではない」と指摘。党内では菅義偉首相の退陣表明で衆院選への危機感が和らいでいたが、中堅議員は「これでは大変なことになる」と漏らした。

7452とはずがたり:2021/10/03(日) 02:08:43
>甘利氏が所属する麻生派からは、鈴木俊一氏の財務相と田中和徳氏の幹事長代理、山際大志郎氏の入閣が早々に固まった。…、岸田氏がこれらの人事について甘利氏の意向を受け入れたのは明らかだ。

>起用が内定した議員には総裁が連絡することが多いが、今回は甘利氏が電話で伝えた。甘利氏の重用には、細田派から早くも…やっかみが漏れる。

>安倍氏は岸田氏に「高市幹事長」と、側近の萩生田光一文部科学相の官房長官就任を求めたとされる。これに対し…岸田氏は要求に応じなかった。

>また、細田派でも松野氏や高木氏は安倍氏と距離があることで知られる。安倍氏と福田氏の父、康夫元首相は小泉内閣の正副官房長官の時代に対立した。複数の関係者は、安倍氏が一連の人事に「いら立ちを募らせている」と明かす。

UR甘利の暴走と安倍の苛立ち。暗雲しか立ち籠めてない

岸田氏、甘利氏を重視 要求通らぬ安倍氏、人事に不満 清新さ乏しく・自民〔深層探訪〕
10/2(土) 8:32配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/43790cf45d800fb7b4444f686046965a26e0b9ce
時事通信

 自民党新執行部が1日発足した。調整が続く閣僚・党役員人事から透けるのは、岸田文雄総裁が甘利明幹事長を重視していることだ。同氏と近い議員のポストが早々に決定。一方、安倍晋三前首相には配慮を見せつつ、言いなりにはならないとの姿勢もうかがえる。安倍氏は不満を漏らしているとされ、新執行部が党の結束を固めて船出できるかは不透明感も漂う。

 ◇幹事長が人事伝達
 「党を束ねるため力を発揮してほしい」。岸田氏は1日、甘利氏への期待を記者団に語った。

 甘利氏が所属する麻生派からは、鈴木俊一氏の財務相と田中和徳氏の幹事長代理、山際大志郎氏の入閣が早々に固まった。このうち、田中、山際両氏は甘利氏と同じ神奈川県が地盤。特に山際氏は甘利氏の下でエネルギー政策などに取り組んできた。幹事長代行の梶山弘志氏(無派閥)も甘利氏に近く、岸田氏がこれらの人事について甘利氏の意向を受け入れたのは明らかだ。

 甘利氏は先の総裁選で岸田陣営幹部を務め、勝利に貢献。岸田氏は閣僚や党幹部を歴任して培った交渉力や調整力に対しても高く評価している。

 甘利氏は9月29日に議員宿舎、翌30日は党本部で岸田氏と協議。関係者によると、麻生太郎副総理兼財務相の言動がたびたび世論の反発を買ったため、閣内から党副総裁に移して政権へのダメージを軽減することを相談しながら決めたという。さらに、起用が内定した議員には総裁が連絡することが多いが、今回は甘利氏が電話で伝えた。

 甘利氏の重用には、細田派から早くも「甘利氏がやりたいようにやっている内閣みたいだ」とやっかみが漏れる。甘利氏は閣僚時代の「政治とカネ」の問題を今も引きずり、1日の記者会見では「事情を全く知らされていない」などと釈明に追われた。野党は検証チームを設置し、国会での説明を求めていく構えだ。

 ◇「高市幹事長」見送り
 岸田氏は、安倍氏が総裁選で支援した高市早苗氏を政調会長に起用するなど、表向きは安倍氏への配慮も示す。内閣の要である官房長官には、安倍氏の出身派閥、細田派の松野博一氏を起用。福田達夫総務会長と国対委員長に内定している高木毅氏も細田派だ。

 ただ、安倍氏は岸田氏に「高市幹事長」と、側近の萩生田光一文部科学相の官房長官就任を求めたとされる。これに対し衆院当選5回の萩生田氏起用には、細田派内から反発が上がり、岸田派でも「安倍色が強過ぎる」との意見が多く、岸田氏は要求に応じなかった。

 また、細田派でも松野氏や高木氏は安倍氏と距離があることで知られる。安倍氏と福田氏の父、康夫元首相は小泉内閣の正副官房長官の時代に対立した。複数の関係者は、安倍氏が一連の人事に「いら立ちを募らせている」と明かす。萩生田氏は1日の記者会見で人事の感想を問われ、「期待している」とだけ語った。

 安倍氏は「キングメーカー」の立場を確立し、党内への影響力維持を狙うが、森友学園や「桜を見る会」をめぐる疑惑が障害になりかねない。岸田氏は、安倍、麻生、甘利氏の「3A」との関係について、安倍、麻生氏とは良好な関係を保ちつつ、甘利氏に「緩衝材」としての役割を期待しているとみられる。

 一方、3Aを意識した布陣は清新さに乏しいとの声は党内に少なくない。党関係者は、岸田氏が総裁選出から党役員決定まで1日空けたことに触れ「いろいろ言われて自分の人事ができなくなった。これは全員野球ではない」と指摘。党内では菅義偉首相の退陣表明で衆院選への危機感が和らいでいたが、中堅議員は「これでは大変なことになる」と漏らした。

7453チバQ:2021/10/03(日) 12:12:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/28e2dc40773a63a59bb00d1863a39704be1c54b8
77歳 二之湯智氏 「思い出」初入閣? 来夏参院選出馬せず今期限りで引退表明なのに…
10/3(日) 5:30配信

スポニチアネックス
初入閣の方向で調整が進む二之湯智氏

 新内閣発足を4日に控え、閣僚の人選を加速させている自民党の岸田文雄総裁は2日、参院議員の二之湯智元総務副大臣(77)を初入閣させる方向で調整に入った。二之湯氏は現在3期目。改選を迎える来夏参院選に出馬せず今期限りで政界を引退する意向を既に表明している。

 党役員人事と同様に「老壮青のバランス」に配慮した陣容となるか注目が集まる中で駆け巡った77歳初入閣の情報。高齢議員では、2019年9月の安倍改造内閣で78歳だった竹本直一衆院議員がIT・科学技術担当相に就任した例がある。

 二之湯氏は旧竹下派で、総裁選では岸田氏の推薦人に名を連ねた。同派は「まとまって対応する」とのスタンスで決選投票に臨み、多くは岸田氏に投票。とりわけ、結束力が強い同派参院議員は総裁選当日の会合で岸田氏支持の方針を確認。こうしたことから、論功行賞で会長代行の茂木敏充外相(65)の続投に加え、「参院枠」で二之湯氏の入閣案が浮上したようだ。

 慶大法学部卒業後、衆院議長だった故前尾繁三郎氏の秘書を務めるなどした二之湯氏。1987年に京都市議会議員に初当選し5期務めた後、2004年参院選に京都府選挙区から出馬した。

 総務政務官、総務副大臣などを歴任し、昨秋の「菅義偉総裁」誕生で党参院政審会長に就任。6月に政界引退を表明した。「政治の活性化」を理由に挙げる一方、「残された人生のエンジョイ」などと言及していた。

 党京都府連は既に参院選候補について京都市議会議員に決定。引退を撤回しない限り、参院選までに二之湯氏の勇退に的を絞った小幅の内閣改造が想定され、インターネット上では「思い出入閣」「引退の花道」などの書き込みが見られた。

 入閣候補としてはこの他、野田聖子元総務相(61)が浮上。安倍晋三前首相の側近である細田派の萩生田光一文部科学相(58)の残留が固まり、同派の岸信夫防衛相(62)も閣内に残る方向で調整に入った。公明党の赤羽一嘉国土交通相(63)の続投案も浮上している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/eba3cc66086405eb86bae3134452dfe09eb4e2be

国交相に公明党・斉藤鉄夫氏の起用固まる
10/3(日) 9:36配信

日本テレビ系(NNN)
国交相に公明党・斉藤鉄夫氏の起用固まる

4日の組閣に向け自民党の岸田総裁は、赤羽国土交通大臣の後任として、公明党の斉藤鉄夫副代表を起用する意向を固めました。斉藤氏は69歳、当選9回の衆議院議員で、環境大臣や公明党幹事長を歴任しています。

7454チバQ:2021/10/03(日) 12:33:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/e367c37882f8b25c17991f4f08bf06c2f5db6922
岸田派、熱気の裏で「我慢」 重要ポスト献上
10/3(日) 0:16配信

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産経新聞
自民党本部をあとにする岸田文雄総裁(中央)=2日午後、東京都千代田区(鴨志田拓海撮影)

4日に召集される臨時国会で第100代首相に就任する自民党の岸田文雄総裁が領袖を務める岸田派(宏池会、46人)が30年ぶりの首相誕生を目前に沸き立っている。ただ、岸田派は党内第5派閥で、党内基盤を盤石なものにするためには細田派(清和政策研究会、96人)や麻生派(志公会、53人)との連携が欠かせない。重要ポストを他派閥に献上するなど「やせ我慢」も強いられており、一層の結束が試されそうだ。

「われわれ宏池会、国難を乗り越えるべく、力を合わせて努力していこう」

先月30日、東京都内で開かれた岸田派会合に出席した岸田総裁がこう呼びかけると、所属議員から大きな拍手が湧き起こった。ナンバー2の座長を務める林芳正元文部科学相は「いろいろな目がわれわれに注がれている。実れば実るほど穂は垂れるということで頑張ろう」と総裁を生んだ派閥としての自覚を促した。

結党間もない昭和32年に池田勇人元首相が創設した宏池会は党内最古の派閥だ。池田氏以降、大平正芳、鈴木善幸、宮沢喜一の各元首相を輩出したが、その後は平成12年の「加藤の乱」などの分裂劇を繰り返した結果、所属議員の数が減った。あるベテラン議員は「感無量だ。ようやく先輩たちに顔向けができる」と胸をなで下ろす。

ただ、今後は第5派閥ならではの難しい政権運営に直面することになる。今回の総裁選でも岸田派単独での勝利は難しく、細田派や麻生派の支援に頼った。岸田氏が1日に実施した党役員人事には「お返し」の意味も込められており、麻生派や細田派、旧竹下派(平成研究会、51人)のメンバーが要職につく一方、岸田派からは1人も入らなかった。

総裁選では古賀篤、村井英樹両衆院議員ら政策通の若手も岸田氏を支えた。閣僚経験者は「うちの若手は粒ぞろいだ。岸田カラーを出すため人材を送り込みたい」と話すが、岸田氏の総裁任期中にどれほど重要ポストが回ってくるかは不透明だ。

出身派閥の失望を招き、「内助の功」まで失うことになれば、岸田氏が目指す長期政権の実現は絵に描いた餅になりかねず、新総裁は難しいかじ取りを余儀なくされそうだ。(永原慎吾)

7455チバQ:2021/10/03(日) 12:33:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/f13930250ec7f123e4ff7ad53708d03172b40ddf
力が大きくなりすぎた・強権的…「官邸官僚」退任へ、「霞が関力学」に影響も
10/3(日) 5:01配信

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読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 岸田内閣が4日に発足するのに伴い、安倍・菅両政権で9年近く務めた杉田和博官房副長官(80)と和泉洋人首相補佐官(68)が退任する見通しだ。首相官邸主導を支え、「官邸官僚」と称される両氏の交代は、霞が関の力学にも影響を及ぼしそうだ。

【動画】菅首相の似顔絵入り湯飲み、寄せられた注文数は何と…!

 警察庁出身の杉田氏は、内閣危機管理監などを経て第2次安倍内閣が発足した2012年12月に官僚トップである事務担当の官房副長官に就いた。

 菅首相の信頼が厚く、平成の天皇陛下の退位に伴う一連の行事や安定的な皇位継承策に関する議論を仕切った。東京五輪・パラリンピックでは、テロ対策などの陣頭指揮を執った。

 17年8月からは、省庁の幹部人事を統括する内閣人事局長を兼務し、霞が関ににらみをきかせた。政府による日本学術会議の会員候補6人の任命拒否は、杉田氏主導とされ、「強権的だ」との声もあがった。

 高齢による健康不安もささやかれたが、今年7月には歴代最長の在職日数を更新し、4日時点では3205日となる。杉田氏は周囲に「政治が決めた方向を実現すべく懸命にやった」と振り返る。

 一方、和泉氏は国土交通省の技官出身で、13年1月に首相補佐官に就任した。菅首相の官房長官時代からの懐刀で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設工事などの特命事項や新型コロナウイルス対策も担当した。菅首相は周辺に「省庁横断で役所を動かすのは和泉だ」と語るなど、その手腕を評価したが、省庁からは「権限が集中して、力が大きくなりすぎた」との指摘もある。

 自民党の岸田総裁は杉田氏の後任に、栗生俊一・元警察庁長官を起用する方針を固めた。政府内では、「これまで省庁をおさえていた重しがとれることで、官邸の力は弱まるのではないか」(首相周辺)との見方も出ている。

7456チバQ:2021/10/03(日) 20:36:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/1cbb6c769e139706b3f60358cee7ff125687493d
勝ち馬に乗れず…自民・二階派「冬の時代」
10/3(日) 19:23配信


産経新聞
自民党の二階俊博前幹事長が率いる二階派(志帥会、47人)が長年対立関係が目立っていた岸田文雄新総裁の誕生に伴い、冬の時代を迎えつつある。これまで党内では絶大な影響力を誇ってきたが、今回の総裁選では勝ち馬に乗ることができず、二階氏は退任。主要ポスト争いでも苦戦している。

【イラストでみる】岸田新総裁はこんな人

「どうも、ありがとうございました」

二階氏は新執行部が正式に発足した1日、5年以上を過ごした自民党本部の幹事長室を退出する際、メディア関係者らに頭を下げた。党本部前には秘書が運転する私用車が待機。冷たい雨が降りしきる中、寂しげに車に乗り込んだ。

二階氏は幹事長として安倍晋三前首相と後継の菅義偉首相を支えた。二階派は昨年9月の総裁選で菅首相の支持をいち早く表明し、党内で第4勢力ながら、武田良太総務相など重要なポストを獲得した。

今回は一転して、幹事長はおろか、党4役のポストを得ることはできなかった。岸田内閣の組閣では、環境相や新設する経済安全保障担当相のポストを確保したが、二階派の閣僚経験者は「どこが挙党態勢なのか」と不満を募らせる。

苦境を招いた原因は、総裁選での戦略ミスとの指摘が多い。二階派は、岸田氏以外の3候補の陣営に推薦人を出し「岸田包囲網」を構築した。岸田氏が二階氏の交代を念頭に示した「総裁を除く党役員は1期1年、連続3期まで」とする党改革案への反発だった。

しかし、決選投票の末に勝ったのは岸田氏。総裁選の終盤には派内が河野太郎ワクチン担当相を推す声と「岸田氏と高市早苗政調会長の連合体が決選投票で逆転する」とみる意見に分裂した。投開票日には、河野陣営に回っていた複数の二階派議員が、第1回目の投票で野田聖子元総務相に流れるなど迷走も目立った。ベテラン議員は「勝ち馬に乗ってきた二階派が今回は読み誤った。代償は小さくない」と語る。

二階派にとって、選挙区調整にも携わる幹事長ポストを手放したことは、次期衆院選への逆風となりかねない。党山口県連は1日、衆院山口3区の公認候補として、岸田派(宏池会)の林芳正元文部科学相を党本部に申請することを決めた。同区の現職は二階派の河村建夫元官房長官だ。

二階派は他の選挙区でも他派と公認争いを繰り広げるが、求心力の低下はこの行方にも影響を与える可能性がある。(広池慶一)

7457チバQ:2021/10/03(日) 20:39:16
https://news.yahoo.co.jp/byline/azumiakiko/20211003-00261262
岸田体制に潜む「安倍排除」の萌芽 本当に岸田氏は「安倍の傀儡」なのか?

安積明子政治ジャーナリスト
10/3(日) 8:04
岸田総裁誕生
 河野太郎氏、岸田文雄氏、高市早苗氏、野田聖子氏の4名が熱戦を繰り広げた自民党総裁選は、9月29日の党大会で岸田氏が選出された。岸田氏は1回目の投票で議員票146票、党員換算票110票の計256票を獲得し、議員票が86票と伸び悩んだ河野氏の255票を抑えて1位となった。そして上位2名による決戦投票では、河野氏が都道府県票を39票獲得したものの、議員票が131票と伸び悩み、議員票249票と都道府県票8票を獲得した岸田氏が勝利した。

 総裁選は9月17日に告示されたが、実際の戦いは選挙日程が公表された8月26日に始まった。この日の午後に岸田氏が出馬表明し、「党役員の任期は1期1年3期まで」としたため、二階俊博前幹事長が激怒。支持率低下の不利な状況を衆議院解散で一変しようとした菅義偉首相が解散権を封じられるなど、永田町は一気に「自民党政局」に染められた。

安倍氏の暗躍
 中でも注目されたのが、安倍晋三前首相の動きだ。昨年8月に首相を辞任した時は、官房長官だった菅氏と二階氏に先んじられ、後継指名を封じられた。かねてから安倍氏の“本命”は岸田氏と言われていたが、その応援もままならなかった。

 だが今回は違う。そもそも安倍氏の本命は思想の面で一致する高市氏だった。高市氏は8月に文藝春秋に「政権構想」を発表。「美しく、強く、成長する国へ。」を9月初旬に出版した。いずれも春頃から準備しなくては実現が難しいものだ。そして高市氏の総裁選出馬を最初に報じたのが、安倍氏に近いとされる元TBS記者の山口敬之氏。総裁選に高市氏が名乗り上げるまでのストーリーが綺麗に作られている。

 総裁選に入ると、票の引き剥がしが凄まじいものだった。主なターゲットになったのが、安倍氏にとって古巣になる細田派だ。首相在任中は派閥を離れていた安倍氏だが、いずれは細田派に戻って会長に就任することになっている。実は今年1月にも復帰するはずだったが、日大事件などでとん挫したと言われた。

 だが細田派内では、町村派時代に派閥を離脱した高市氏への投票を拒む者も少なくなく、表向きは自由投票とされていたが、当初の割り振りは岸田票が多かった。たとえば参議院では、35人中の30人が岸田で5人が高市と決められたという。

 しかし結果は大きく浸食された。高市陣営のある議員は「参議院では26名を引きはがした」と胸を張ったが、これには安倍氏と自民党参議院幹事長を務める世耕弘成氏の激しい攻防戦が存在した。抵抗する世耕氏に、安倍氏は世耕氏が切望する衆議院和歌山3区への転出を阻むことまで持ち出したという噂まで流れたのだ。

「撃ち方止め」の現実は?
 そして27日頃には動きが止まる。その理由として 日刊ゲンダイは9月28日号で「高市肩入れ一転 停戦指令」と報じた。高市氏支持が広がり過ぎて、岸田氏が3位になれば、決選投票は河野対高市となり、河野勝利になる可能性が出てきたことを理由にしている。

 一方で26日のフジテレビの番組では、解説者が「河野陣営が票の一部を高市氏にまわして、高市氏を2位にする動きがある」と紹介。これに河野氏が「フェイクニュースだ」と激怒した。

 現実には個人票はともかく組織票の掘り起こしに苦慮する河野氏側から高市氏側に票を回すのはありえず、またそれまでなりふりかまわず票を剥がしてきた安倍氏がいきなり「撃ち方止め」も説得力はない。むしろここで総裁選の混乱ぶりを収めるべく、“長老”が出てきたことに注目すべきだろう。

 たとえば9月27日には伊吹文明氏の仲介によって二階氏と岸田氏が面会しており、関係が修復された。そして世耕氏が安倍氏に迫られた件は、清和研の長老である森喜朗氏に届いているはずだ。だからこそ、3回生の福田達夫氏の総務会長抜擢が実現したのだろう。

清和研の本流は福田家
 細田派である清和政策研究会は岸派の十日会をその前身とするゆえに、安倍氏の祖父である故・岸信介元首相を始祖と解する向きもある。しかし戦後から赤坂で料亭「佳境亭」を経営し、田中角栄や三木武夫といったそうそうたる大物政治家を顧客とした故・山上磨智子さんは、筆者にこう教えてくれたことがある。

「現在の派閥の基礎を作ったのは佐藤栄作さん。佐藤さんは次の時代も考えて、田中(角栄)さんには竹下(登)さん、福田(赳夫)さんには安倍(晋太郎)さん、三木(武夫)さんには河本(敏夫)さんを付けました。これが派閥の始まりです」

7458チバQ:2021/10/03(日) 20:39:41
 要するに清和研のオーナーは福田家であり、その“嫡男”は福田氏ということだ。

2012年に初当選の福田氏は現在54歳。これまでのポストは2017年8月に防衛大臣政務官兼内閣府大臣政務官くらいで、御曹司にすれば目立たなかったが、今回の総裁選では同期の武部新氏らと「党風一新の会」を立ち上げ、代表世話人に就任した。同会のメンバーは90人ほどと言われているが、ある自民党関係者は「実際にはもっと多い。あえて匿名希望の会員を入れると、140名ほどにのぼる」と述べる。もしそうなら、最大派閥の細田派よりも多くなり、党内最大の勢力となる。

 その福田氏は総裁選後のぶら下がりで「1回目も2回目も、投票したのは岸田さん」と述べた。よって福田氏の総務会長抜擢は、党も派閥も支配しようとする安倍氏に対する強烈なパンチであると筆者は見ている。

幹事長ポスト、官房長官ポストを取り逃がす
 また党の要となる幹事長や官邸のまとめ役の官房長官のポストについても、安倍氏を封じ込めようとする岸田氏の意思が伺える。

 幹事長には総裁選でいち早く岸田氏支持を打ち出した甘利氏が就任したが、安倍氏は高市氏を押し込もうとしていたという。幹事長は300億円とも言われる党の資金を動かし、公認権などを掌握する。その権限をあますことなく行使したのが故・田中角栄元首相と二階氏で、その暗躍振りは周知の事実。ましてや11月に行われると見込まれる衆議院選や来年の参議院選を控え、公認権は絶大な威力を発揮する。キングメーカーとして君臨するには、欠かせない権限だ。

 官房長官についても、総裁選で高市氏に投じた萩生田光一氏の就任が一部で報じられたが、松野博一氏に決着した。このように明確な“安倍離れ”ではないが、岸田氏は微妙な点で安倍氏と距離をとっているといえる。

 しかも右腕とする総理の政務秘書官に就任するのは、岸田氏の開成高校の後輩で経済産業省事務次官だった嶋田隆氏。その評価は安倍政権で政務秘書官を務めた今井尚哉氏を上回る。

 岸田政権は10月4日に発足するが、初めから高支持率は期待できないにしても、堅実に政治を進めていくのではないか。総裁選では「いろいろな人の声を聞く」と何度も述べた岸田首相には、是非その声を生かした政治の実現を期待したい。


安積明子
政治ジャーナリスト
兵庫県出身。姫路西高校、慶應義塾大学経済学部卒。国会議員政策担当秘書資格試験に合格後、政策担当秘書として勤務。テレビやラジオに出演の他、「野党共闘(泣)。」「“小池”にはまって、さあ大変!ー希望の党の凋落と突然の代表辞任」(ワニブックスPLUS新書)を執筆。「記者会見」の現場で見た永田町の懲りない人々」(青林堂)に続き、「『新聞記者』という欺瞞ー『国民の代表』発言の意味をあらためて問う」(ワニブックス)が咢堂ブックオブイヤー大賞(メディア部門)を連続受賞。2021年に「新聞・テレビではわからない永田町のリアル」(青林堂)と「眞子内親王の危険な選択」(ビジネス社)を刊行。姫路ふるさと大使。

7459チバQ:2021/10/03(日) 20:41:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/02a07e12ba8027f20a4277b40535d154f57fb554
岸田内閣、4日発足 後藤厚労、野田少子化相
10/3(日) 19:18配信

自民党本部に入る岸田総裁=3日午後、東京・永田町

 自民党の岸田文雄総裁は4日に発足させる新内閣の陣容を固めた。厚生労働相に後藤茂之元法務副大臣、経済再生担当相に山際大志郎党政調会長代理、経済安全保障担当相に小林鷹之元防衛政務官を充てる。いずれも初入閣。経済産業相に萩生田光一文部科学相を横滑りさせ、岸信夫防衛相は再任する。国土交通相に公明党の斉藤鉄夫副代表を起用。総裁選で争った野田聖子氏を地方創生担当相とし、少子化、男女共同参画、子ども庁も担当させる。複数の関係者が3日、明らかにした。

 岸田氏は4日召集の臨時国会での首相指名後、直ちに組閣に着手。皇居での首相任命式と閣僚認証式を経て新内閣を発足させる。

 ほかに固まった初入閣の人事は、ワクチン担当相に堀内詔子環境副大臣、総務相に金子恭之元国土交通副大臣、国家公安委員長に二之湯智元総務副大臣、デジタル相兼規制改革・行政改革担当相に牧島かれん元内閣府政務官、沖縄北方担当相兼復興相に西銘恒三郎元経済産業副大臣。さらに、環境相に山口壮元外務副大臣、文部科学相に末松信介元国土交通副大臣、万博相に若宮健嗣元防衛副大臣、法相に古川禎久元財務副大臣、農相に金子原二郎参院議員を初入閣させる。

 既に財務相に鈴木俊一元環境相を充てる人事が内定。茂木敏充外相の再任も固まっている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3bdb5921c695407fc2d467ffa52586357a5d830d
経済安保・小林氏、ワクチン・堀内氏 岸田内閣、4日発足
10/3(日) 17:56配信

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時事通信
小林鷹之氏

 自民党の岸田文雄総裁(64)は、4日召集の臨時国会で第100代首相に指名され、同日中に新内閣を発足させる。

 岸田氏は3日、組閣に向けて大詰めの調整を進め、全閣僚の顔触れを固めた。新設する経済安全保障担当相に二階派で衆院当選3回の小林鷹之元防衛政務官(46)を抜てき。新型コロナウイルス対策を担う厚生労働相に無派閥の後藤茂之政調会長代理(65)、ワクチン担当相に岸田派の堀内詔子環境副大臣(55)を起用する。総裁選で争った野田聖子元総務相(61)は少子化担当相に充てる。

 岸田氏は3日、党本部入りし、官房長官に就任する松野博一元文部科学相(59)ら首相官邸メンバーと協議した。

 安倍晋三前首相の実弟で細田派の岸信夫防衛相(62)は再任。安倍氏側近で細田派の萩生田光一文部科学相(58)は経済産業相に横滑りさせる。

 総務相に岸田派の金子恭之元国土交通副大臣(60)、法相に無派閥の古川禎久元財務副大臣(56)、文科相に細田派の末松信介参院国対委員長(65)、農林水産相に岸田派の金子原二郎元参院予算委員長(77)、環境相に二階派の山口壮元外務副大臣(67)が就任する。

 デジタル相に麻生派の牧島かれん党青年局長(44)、復興相に旧竹下派の西銘恒三郎元経産副大臣(67)、国家公安委員長に旧竹下派の二之湯智参院政審会長(77)、経済再生担当相に麻生派の山際大志郎元経産副大臣(53)、万博担当相に旧竹下派の若宮健嗣前外務副大臣(60)が就く。

 公明党の赤羽一嘉国交相を交代させ、後任に同党の斉藤鉄夫副代表(69)を起用する。

 事務担当の杉田和博官房副長官を代え、栗生俊一元警察庁長官(62)を後任に充てる人事も固まった。杉田氏は9年近く在任。栗生氏は福田内閣で首相秘書官を務めた経験がある。

 閣僚人事をめぐっては、松野氏に加え、旧竹下派の茂木敏充外相(65)の再任、麻生派の鈴木俊一元総務会長(68)の財務相起用が既に決まっている。

 4日は菅内閣が午前の臨時閣議で総辞職。岸田氏が午後の衆参両院本会議で首相に指名される。岸田氏は与党党首会談後、首相官邸に組閣本部を設置。松野氏が閣僚名簿を発表する。岸田内閣は皇居での首相親任式と閣僚認証式を経て夜に発足。この後、岸田氏は記者会見で政権運営の基本方針を国民に説明し、初閣議で閣僚に今後の取り組みを指示する見通しだ。

7460とはずがたり:2021/10/03(日) 21:40:42
甘利税調会長、支持した岸田氏祝福「世界のリーダーに」
https://www.kanaloco.jp/news/government/article-694629.html
政治・行政 | 神奈川新聞 | 2021年9月29日(水) 21:29


自民党総裁選で岸田氏(右)を選対本部顧問として支え、勝利の報告会であいさつする甘利氏=東京都内のホテル
 自民党総裁選で岸田文雄氏陣営の顧問を務めた甘利明税制調査会長(衆院神奈川13区)は勝利直後の報告会で「本当にうれしい。日本が、世界が待っているリーダーになってほしい」と満面に笑みをたたえた。

 投票に先立つ出陣式で「岸田さんが挫折を通じて強くたくましく大きくなって帰ってきた。日本という国が世界の『ファーストペンギン』(挑戦者)となれるよう岸田総理総裁を誕生させよう」と鼓舞。報告会では「妻から『あなた、岸田さんを応援したいんでしょ』と荒波に蹴落とされたファーストペンギンが私」と笑いを誘った。

岸田陣営の当選報告会後、選挙戦を振り返りながら山際氏(左)の労をねぎらう甘利氏=東京都内のホテル
 記者団の取材に「1回目の投票で1位になったことが決選投票での勝利にずいぶん貢献した。1票差だったので神様の采配かと思った」と感慨深げ。今後の人事について問われると「私をどう使うかは新総理・総裁が決めること。どんなポジションでも全力を尽くしたい」と語った。

 会場で甘利氏から労をねぎらわれていたのは現場で奔走した山際大志郎氏(18区)。「これでノーサイド。チーム一丸となって日本のために働こうということ」と冷静に受け止めた。県内議員の多くが河野氏支持に回る中での活動だったが、「自分なりの信念で動き、こうした結果になって良かった」と話した。

7461チバQ:2021/10/04(月) 08:13:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ce083d73103d9e2a7968c70e15bd29e58f41158
第4派閥ゆえに…寂しい岸田派 入閣3人止まり「派の不満がたまるだろう」
10/4(月) 5:30配信

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スポニチアネックス
岸田文雄氏

 岸田派から入閣するのは3人。金子恭之元国土交通副大臣の総務相、金子原二郎参院議員の農相という“ダブル金子”に加え、堀内詔子環境副大臣のワクチン担当相で、いずれも初入閣。

 宏池会からの首相輩出は1991年の宮沢喜一氏以来30年ぶり。重要ポストとされる財務相、外相、官房長官ポストの獲得に期待がかかったが、沸き立った派内とは対照的に寂しい人事となった。

 象徴と言えるのが「岸田派が死守する」(官邸関係者)としていた官房長官。上川陽子法相の横滑りが有力視されたが、登用されたのは細田派の松野博一元文部科学相。岸田氏はこの日、政務担当の官房副長官に衆院から木原誠二元外務副大臣、参院から磯崎仁彦元経産副大臣を起用する人事を内定。ともに岸田派だが、官邸関係者は「副長官を何人取ろうが、長官とは雲泥の差。派の不満がたまるだろう」と話した。

 別の重要ポストでの処遇が検討されていた上川氏だが、パワーゲームで他派閥に抑えられ、はじき出された。岸田派の入閣待機組の扱いも影を落とした。

 岸田派は党役員人事でも自派からの登用を見送り。党関係者は「岸田派は第4派閥。安定政権とするには仕方ない」と突き放した。

7462チバQ:2021/10/04(月) 08:30:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d3c2269cf4c0825bfbd8ab2ab7eb9ed9ed72c1c
「小石河連合」不発で苦境の石破氏、退会者相次ぐ派閥内で「役割終わった」の声も
10/3(日) 21:25配信

読売新聞オンライン
 自民党の石破茂・元幹事長が苦境に陥っている。総裁選では出馬を断念し、河野行政・規制改革相の支援に回ったが、敗北を喫した。石破派からは退会者も相次ぎ、再浮上に向けた展望は開けていない。

【写真】14日解散、来月7日総選挙へ…岸田氏は公示直後に異例の外遊も

総裁選や次期衆院選について語る石破氏

 「党員票で過半数を大きく上回る支持をいただき、議員票に反映させる計画は十分な効果を上げなかった。残念な思いだ」

 石破氏は1日、地元・鳥取市で記者会見に臨み、総裁選を総括した。

 河野陣営は、河野氏と石破氏に、小泉環境相を加えた「小石河連合」を前面に出し、党員票で圧倒する戦略を描いた。だが、1回目の党員票(382票)のうち、河野氏の得票は約44%の169票で、最低目標とした5割に届かなかった。

 1回目の国会議員票は86票で3位。安倍前首相ら多くの重鎮と折り合いが悪い石破氏の合流によって「議員票離れが加速した」との見方が広がった。

 石破派では、総裁選の前後に山本有二・元農相や、事務総長経験者の古川禎久衆院議員が退会届を提出。所属議員は15人に減った。

 石破氏は1日の記者会見で派閥の解散や他派閥への合流を否定。今後、総裁選に挑む可能性について「未来永劫(えいごう)やりません、と言うほど無責任ではない」と述べ、排除しなかった。ただ、石破氏は過去4回挑み、いずれも敗れただけに、派内では「石破氏を首相にするという石破派の役割は終わった」との声さえ出ている。

7463チバQ:2021/10/04(月) 08:40:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/93eead4da214f44cff2dba266c0be97c5e7240a5
岸田内閣閣僚20人内定 「小石川連合」形なし冷や飯人事 小泉進次郎氏閣僚ポスト得られず 
10/4(月) 5:30配信


スポニチアネックス
小泉進次郎氏

 自民党の岸田文雄総裁は3日、4日に発足させる新内閣で入閣させる全20人の顔触れを固めた。総裁選で河野太郎氏を全面支援した無派閥の小泉進次郎環境相は閣僚ポストを得られず、はじき飛ばされた。党役員ポストもなく、冷や飯を食わされた格好だ。

【写真】岸田総裁瓦せんべい 早くも完売!

 党内政局を間近で見てきた自民党関係者は小泉氏の処遇について「人気もあり総選挙での利用価値が少しはあると思っていたが…あれだけやれば、当然でしょうね」と話した。

 “あれだけ”というのは総裁選における派閥攻撃。中でも安倍政治に対する批判だ。

 安倍晋三前首相と敵対関係にある石破茂元幹事長らとともに、派閥横断的に河野氏を応援する「必勝を期す会」を立ち上げた小泉氏。その頭文字から「小石河連合」と称された。

 石破氏が「古い自民党と国民の戦い」と言えば、「派閥の力学ではなく、国民の理解を得る政権」と声高に訴えた小泉氏。長期政権を築き、退陣後も大きな影響力を誇示し続ける安倍氏を意識したものだった。

 政府関係者は「安倍さんは石破さんだけではなく、小泉さんに対しても快く思っていなかった」とし、安倍氏の影響力が強く残った岸田政権での“小泉氏冷や飯人事”は当然の帰結だと強調した。

 総裁選を争った高市早苗氏は政調会長に就任。野田聖子氏は地方創生担当相として入閣。河野氏は外相、防衛相経験者としては降格に値する党の広報本部長。高市、野田両氏と比べれば、格下人事の印象は否めない。

 党関係者は石破氏について「干されるのは自明の理」と指摘。激しくやり合った権力闘争で敗れ散った「小石河連合」。今後もその力はそぎ落とされていきそうだ。

 《初入閣13人 派閥はバランス重視》新内閣の閣僚に内定した20人の顔触れを見ると、初入閣は13人で、2019年の第4次安倍再改造内閣と並ぶ多さとなった。中堅、若手議員を積極登用し、ワクチン担当相を任せる堀内詔子氏(岸田派)、経済安全保障担当相の小林鷹之氏(二階派)、デジタル相に内定した牧島かれん氏(麻生派)はいずれも衆院当選3回。小林、牧島両氏は40代だ。女性は菅内閣より1増の3人となる。派閥別に見ると、細田派と旧竹下派が4人、岸田派と麻生派は3人、二階派2人とバランスに腐心した格好。無派閥から3人が入り、石破派、石原派はゼロだった。官房長官に内定した松野博一元文部科学相が拉致問題担当相も兼務する。

7464チバQ:2021/10/04(月) 08:53:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4d6bfc0099586a5ee053156435f1ad8027e837c
岸田内閣 13人の初入閣&派閥バランスも意識 4日発足
10/4(月) 5:59配信

デイリースポーツ
 岸田文雄氏

 自民党の岸田文雄総裁は4日に発足させる新内閣の陣容を固めた。

 経済安全保障担当相を新設し、46歳の小林鷹之元防衛政務官を抜てき。デジタル相兼規制改革・行政改革担当相にも44歳の牧島かれん元内閣府政務官をあてるほか、法相の古川禎久元財務副大臣など、初入閣が13人とフレッシュさをアピールした。また子ども政策を統括する「こども庁」創設に向け、総裁選で争った野田聖子元総務相(61)を担当相に起用する。

 その一方で、安倍晋三前首相が所属する最大派閥・細田派から4人、旧竹下派から4人、麻生派から3人と総裁選で協力を得た派閥から満遍なく登用するなど、バランス型の内閣を構成する。近く行われる衆議院議員総選挙までは自らのカラーを抑え、選挙勝利という信任を得てから“岸田色”を濃く出していく方針と見られる。

 岸田氏は4日召集の臨時国会での首相指名後、直ちに組閣に着手。皇居での首相任命式と閣僚認証式を経て新内閣を発足させる。

 また、政府は、組閣当日の首相官邸での新閣僚による就任記者会見の開催を見送り、各省庁での会見だけにする方針を決めた。会見終了が深夜から未明に及ぶとの批判があり、昨年9月の菅内閣発足時、河野太郎行政改革担当相は官邸での就任会見で「大臣が各省でやればすぐに終わる。前例主義の最たるものだ」と会見の見直しを訴えていた。

7465チバQ:2021/10/04(月) 10:18:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c0eef4a6462b99b117948fe1d88e96031420835
総裁選各陣営、人事にやきもき 河野氏側は冷や飯も
9/30(木) 20:25配信

産経新聞
派閥の例会に臨む河野太郎ワクチン担当相=30日午前、東京都千代田区(春名中撮影)

自民党の岸田文雄総裁は30日、党役員や閣僚の人事の検討を本格化させた。9月29日の総裁選後、岸田氏は挙党態勢の構築を強調している。ただ、人事権を握った者が自身を支持した議員は論功行賞として厚遇し、対立陣営の議員には冷や飯を食わせる場面は多い。各陣営はやきもきを続けている。

【写真】グータッチをする新総裁の岸田氏と河野ワクチン担当相

「30年ぶりに宏池会が総裁派閥となった。責任の大きさをかみしめなければならない」。30日、東京都内で開かれた岸田派(宏池会)会合に出席した岸田氏は拍手で出迎えた所属議員にこう呼びかけた。同派は高揚感に包まれているが、重要ポストの多くを、総裁選で支援を受けた他派閥に譲るとの見方が大勢だ。

最大勢力の細田派(清和政策研究会)では、すでに固まった人事のほかに塩谷立元文部科学相の起用が取り沙汰されている。総裁選終盤に事実上の岸田氏支持を決め、岸田氏優位を決定づけた旧竹下派(平成研究会)では、茂木敏充外相の続投や、待機組の初入閣を求める声がある。

高市早苗前総務相の陣営では政調会長に起用される高市氏以外の要職起用への期待感がある。総裁選の決選投票で「岸田-高市連合」を結成し、岸田総裁誕生に貢献したからだ。高市氏を支持した安倍晋三前首相に近い萩生田光一文科相や、選対本部事務局長を務めた木原稔首相補佐官を推す声がある。また当選3回の小林鷹之衆院議員が若手の有望株として浮上している。

決選投票で敗れた河野太郎ワクチン担当相の陣営は冷や飯食いが濃厚だ。石破茂元幹事長や石破派(水月会)の議員、佐藤勉総務会長らベテラン組、小泉進次郎環境相も重用されない見通しだ。野田聖子幹事長代行は党や国会関連の役職に就く可能性があるが、陣営の議員にポストが回るかは不透明だ。(沢田大典)

7466チバQ:2021/10/04(月) 13:24:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/1e4e34e7ea6f1a17ff12fb793f161a145f83894f
岸田政権、実行力が疑われ早くも流れる短命説…最大のがっかり人事は「松野官房長官」
10/4(月) 11:31配信

デイリー新潮
岸田新首相

「生まれ変わった自民党の姿をしっかりと国民に示す」

 総裁選勝利の直後、自民党議員の前で高らかに宣言した岸田新総裁。この言葉の本気度と実行力を測る試金石となるのが、内閣と党役員人事です。いわずもがなですが、政治は総理大臣一人ではできません。全体の布陣を見ることで、その姿勢が明らかになるのです。【青山和弘/政治ジャーナリスト】

【写真】おとなしくて温厚で目立たない…なぜ松野氏なのか

色濃い安倍氏麻生氏の影響力
 今回の人事では当選3回から福田達夫総務会長をはじめ、デジタル担当相に牧島かれん氏、ワクチン担当相に堀内詔子氏、経済安全保障担当に小林鷹之氏など、若手を登用した目玉人事も散見されます。また総裁選で主張していていた二階前幹事長の影響力を削いだことは確かです。

 しかし党の要・幹事長に安倍元首相、麻生前財務相側近の甘利明氏、党の政策を握る政調会長に高市早苗氏、内閣の要・官房長官に安倍氏の出身派閥・細田派の松野博一氏を起用するなど、政権中枢から自らの派閥を排し、安倍氏、麻生氏の影響力が色濃く残る布陣となったことは間違いありません。政権運営の姿勢や方向性が、今までを踏襲したものになるのは避けられないでしょう。ある自民党の中堅議員はこう語っています。

「今回の人事は、自民党は変わりませんというメッセージとしか取りようがない。」

 そして立憲民主党の枝野代表は私にこうこぼしました。

「この人事は、我々が舐められているってことかな」

政権の浮沈を決める官房長官
 特に注目すべきは、官房長官の人事です。官房長官は首相を最も近くで支え、政策実現に向けて官僚組織をグリップし、内閣のスポークスマン役を果たすポストです。官房長官と首相の二人三脚は極めて重要で、足並みを揃えてこの3つの役割をきちんとこなさないと、政権の屋台骨が揺らいでしまうのです。

 歴代政権でも官房長官が浮沈のカギを握ってきました。2001年から5年5か月政権を担った小泉純一郎首相は、福田康夫氏、細田博之氏、安倍晋三氏と3人の官房長官を任命しましたが、必ず自派閥から登用しました。「聖域なき構造改革」を掲げて郵政民営化、道路公団民営化など党内の抵抗が強い政策を遂行するためには、官房長官は絶対の味方でなければならなかったからです。そして郵政解散の前には幹事長までも、自ら「小泉首相の偉大なるイエスマン」と言ってはばからない武部勤氏に代えて、法案採決で反対した議員を党から除名した上で総選挙で刺客を送り込み、大勝しました。

安倍元首相は失敗して学んだ
 一方、2006年に小泉首相の後を受けた安倍首相は、他派閥で当選同期(当時4回)の塩崎恭久氏を官房長官に抜擢しました。塩崎氏は政策通でしたが、霞が関はおろか官邸内もうまくまとめられず、「お友達内閣」と揶揄されて第一次安倍政権の躓きの原因となりました。

 捲土重来を期した安倍氏はその反省を活かして、2012年の第二次政権では盟友でありかつ実務能力があり、官僚にも睨みが利く菅義偉氏を官房長官に据えて、安定政権を作り上げたのは皆さんご存じの通り。安全保障関連法案も森友・加計問題も菅官房長官が霞が関を抑えつつ首相を徹底的に守らなければ、良くも悪くも7年8か月もの長期政権にはならなかったでしょう。

7467チバQ:2021/10/04(月) 13:25:06
菅政権 挫折の教訓
 その菅氏は昨年自らが首相になると加藤勝信氏を官房長官に起用しました。これは加藤氏を引き上げたい安倍総理への配慮と、答弁の隙のなさを買った人事で、政策の調整能力や菅氏への忠誠心は重視しませんでした。

 そこに襲い掛かったのがコロナウイルスの感染再拡大です。加藤官房長官は政府対応の取りまとめ役として機能せず、菅首相がすべてを決める事態に陥りました。そのため判断が遅れた上に偏って、コロナ対策は後手後手にまわりました。閣僚の一人は「官房長官がもうちょっと菅首相と連携して政権のために汗をかいていれば、こんなことにはならなかった」と嘆きます。

疑問符が付く松野氏の起用
 こうした過去の事例や菅政権挫折の教訓がありながら、岸田新首相は官房長官に自派閥の側近議員ではなく、細田派から松野元文科相を起用しました。松野氏はおとなしくて温厚な性格で、これまでさほど目立たず当選7回を重ねてきた政治家。松野氏を良く知る自民党議員はこう評します。

「バランス感覚があるいい人だけれども地味。申し訳ないけど、発信力とか霞が関をグリップする能力とかはないよ」

 岸田首相はなぜそんな松野氏を登用したのか。それは総裁選での勝利に貢献した細田派から「幹事長か官房長官」を要求されたからです。幹事長には安倍氏・麻生氏の盟友で総裁選勝利の最大の功労者・甘利氏を充てるため、官房長官を差し出すしかなくなった。細田派の中では当選回数も手ごろで、岸田氏が政調会長時代に政調会長代理を務めて少しは気心が知れた松野氏が選ばれたというわけ。つまり消去法です。

 しかしこんな消去法で最重要ポストの官房長官を決めていいんでしょうか。政権運営では国家的な危機に直面したり、スキャンダルで窮地に追い込まれることもある。そんな時、細田派の松野官房長官が自らが集中砲火を浴びても岸田首相を守るでしょうか。自民党内に岸田おろしの動きが起こったときに、体を張って鎮圧に乗り出すでしょうか。未知数と言わざるを得ません。

岸田カラーとは何か
 もう一つ重要なのは、岸田首相が望む政治の姿を実現できるのかです。岸田政治の方向性を一言で集約すると、総裁選直後の記者会見で語った「丁寧で寛容な政治で、国民の一体感を取り戻す」ということでしょう。

 これは「丁寧さに欠け、狭量で、国民を分断させた」安倍・菅政治を修正するということで、まさに岸田氏が率いる派閥・宏池会的です。岸田氏は著書「岸田ビジョン」の中で「宏池会は結成されてから今日まで、その名の通り、リベラルで自由な社会を目指し、権力には謙虚に向かい合ってきた」と語っています。

 私は2014年に、当時安倍内閣の外務大臣だった岸田氏とひざ詰めで将来のことを語り合う機会を得ました。その時、岸田氏が「今は安倍政権を支える身だが、いずれ宏池会的な政治が求められる時が来る。その時に向けて準備する」と、静かに闘志を燃やしていたことが強く印象に残っています。

 今回の人事ではデジタル化の推進や経済安全保障といった、岸田首相が力を入れる政策に有能な若手を抜擢したのはいいのですが、自派閥の宏池会から政権中枢に一切登用せず、岸田氏がこれまで目指し、総裁選でも約束した政権運営ができる態勢になっているのか。チームとして足並みを揃えていけるのかが、今後問われることになるでしょう。

 安倍氏、麻生氏への強い配慮は、岸田首相の「弱さ」なのか、「したたかさ」なのか、岸田派幹部の一人にストレートに聞きましたが、「今回の総裁選はいろんな方にお世話になりました。すべて岸田さんに任せています」と言葉少なに話すのみでした。

総選挙での審判に向けて
 衆議院総選挙まであと1か月あまり。短い期間ですが国民は、岸田首相の本気度をしっかり見極める必要があります。そしてこれから訪れるかもしれない日本の危機にきちんと対応していく実行力があるのか。コロナ後の日本をどの方向に導こうとしているのかきちんと問い、審判を下さなければなりません。

青山和弘(あおやま・かずひろ)政治ジャーナリスト
1968年、千葉県生まれ。東京大学文学部卒。92年、日本テレビ放送網に入社し、94年から政治部。野党キャップ、自民党キャップを歴任した後、ワシントン支局長や国会官邸キャップ・解説委員を務める。与野党を問わず幅広い人脈を持つ。本年9月からフリーの政治ジャーナリスト。

デイリー新潮取材班編集

2021年10月4日 掲載

新潮社

7468とはずがたり:2021/10/04(月) 18:27:22

都市部で最悪の総理だったと烙印押されると落選したいしないかなぁ。。

小此木など港湾系も熱心には推せないだろうし。

菅前首相に「政界引退説」が漏れ始める 自民党内で力失い、慕う議員ゼロ…霞が関官僚もソッポ
公開日:2021/10/04 14:50 更新日:2021/10/04 14:51
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/295570

7469とはずがたり:2021/10/04(月) 18:33:10

監禁されて人事の因果含められててテレビにも出れず新総裁が来ないとNHKとかちょっと騒いでたらしい。

岸田新総裁、夜にホテル訪問
2021年09月29日23時43分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021092901328&g=pol

 自民党の岸田文雄新総裁は29日夜、東京・赤坂の衆院議員宿舎にいったん帰った後に再び外出し、東京都内のホテルに約50分間滞在した。岸田氏は記者団に面会相手を明かさず、「いろんな方と打ち合わせした。人事もいろいろ打ち合わせをしなければならない」と語った。閣僚・党役員人事に向け、関係者と構想を話し合ったとみられる。

7470チバQ:2021/10/04(月) 19:18:26
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-211004X801.html
岸田内閣、平均年齢61.8歳=女性3人、若手は3人―新政権
2021/10/04 15:38時事通信

 岸田内閣の閣僚20人の平均年齢は、岸田文雄首相を含め61.8歳で、菅前内閣発足時の60.4歳を上回った。女性閣僚は3人で、衆院当選3回の若手が3人起用された。

 内訳は、初入閣が13人で、再入閣4人、再任2人、横滑り1人。民間からの登用はなかった。最年長は77歳の金子原二郎農林水産相と二之湯智国家公安委員長。最年少は44歳の牧島かれんデジタル相だった。

 女性の入閣は、牧島氏と堀内詔子ワクチン担当相、首相が総裁選で争った野田聖子少子化担当相の3人。

 衆院当選回数別に見ると、最多は首相と同じ当選9回で、鈴木俊一財務相、茂木敏充外相、斉藤鉄夫国土交通相、野田氏の4人。最少は当選3回で、牧島、堀内両氏と小林鷹之経済安全保障担当相が抜てきされた。

 参院からは末松信介文部科学相、金子、二之湯両氏の3人が入閣した。

 自民党の派閥別では、最大勢力の細田派と旧竹下派がそれぞれ4人。麻生派と岸田派、無派閥が各3人で続き、二階派は2人、石破、石原両派はゼロ。公明党は斉藤氏の1人だった。

 官房副長官は衆参それぞれ、岸田派の木原誠二衆院議員と磯崎仁彦参院議員。官僚トップとなる事務の副長官には、歴代最長の在職日数を務めた杉田和博氏の後任に、元警察庁長官の栗生俊一氏が就いた。

7471チバQ:2021/10/04(月) 19:20:15
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20211003-567-OYT1T50143.html
岸田新内閣の全容固まる…13人が初入閣、衆院当選3回の若手3人抜てき
2021/10/04 06:31読売新聞

岸田新内閣の全容固まる…13人が初入閣、衆院当選3回の若手3人抜てき

自民党本部に入る岸田総裁(中央)(3日午後4時29分、党本部で)=守谷遼平撮影 【読売新聞社】

(読売新聞)

 自民党の岸田文雄総裁(64)は4日召集の臨時国会で第100代首相に指名され、同日中に岸田内閣を発足させる。新内閣の全容は固まり、いずれも衆院当選3回の牧島かれん・党青年局長(44)をデジタル相、堀内詔子環境副大臣(55)をワクチン担当相、小林鷹之・元防衛政務官(46)を新設する経済安全保障担当相に、それぞれ抜てきする。

 全20閣僚中、13人が初入閣となる。若手を登用する一方、「老壮青」のバランスを重視したのが特徴だ。

 政権の要である官房長官に最大派閥・細田派の松野博一・元文部科学相(59)、財務相には麻生派の鈴木俊一・元総務会長(68)を起用。竹下派の茂木敏充外相(65)と細田派の岸信夫防衛相(62)は再任させ、安倍前首相に近い細田派の萩生田光一文科相(58)は経済産業相に横滑りさせる。重要ポストを主要派閥で固め、政権基盤の安定を図る狙いがある。

 総裁選で戦った野田聖子・元総務相(61)は少子化相として再入閣させる。岸田氏が設置を目指すこども庁や女性活躍なども担当する予定だ。

 新型コロナウイルス対策を担う厚生労働相には後藤茂之政調会長代理(65)が決まった。党側で野党との交渉にあたり、新型インフルエンザ対策特別措置法の改正案をまとめた実績があり、適任と判断した。経済再生相に就く山際大志郎・元経産副大臣(53)がコロナ担当も兼務する。

 金子恭之・元国土交通副大臣(60)が総務相、古川禎久・元財務副大臣(56)が法相、民主党出身の山口壮・元外務副大臣(67)が環境相、西銘恒三郎・元経産副大臣(67)が復興相でそれぞれ初入閣する。西銘氏は沖縄・北方相も兼ねる。衆院当選4回の若宮健嗣・元防衛副大臣(60)は万博相で初めて入閣する。

 参院からは、末松信介参院国会対策委員長(65)が文科相、二之湯智参院政審会長(77)が国家公安委員長、金子原二郎・元参院予算委員長(77)が農相で起用される。

 連立を組む公明党からは、国交相に斉藤鉄夫副代表(69)を起用する。斉藤氏は次期衆院選で広島3区から与党統一候補として出馬する。入閣を選挙戦の追い風にしたい公明党の意向を踏まえた。

 4日は午前の臨時閣議で菅内閣が総辞職。岸田氏が午後の衆参両院の本会議で首相に指名され、同日中に皇居での首相親任式、閣僚認証式を経て新内閣を発足させる。岸田氏は初閣議で経済対策の策定を指示する見通しだ。

7472チバQ:2021/10/05(火) 08:28:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/65336fe39514210d29e3d3264f5158f8a0cc4056
挫折を経験、名門派閥トップ 「酒豪」の逸話も 岸田新首相はこんな人
10/5(火) 7:07配信
 党政調会長としては、新型コロナウイルス感染症を受けた経済対策の取りまとめに奔走。事業者への賃料支援創設などを主導する一方、国民への現金給付をめぐっては、岸田氏が提案した「困窮世帯への30万円給付」案が「一律10万円給付」に覆り、手腕に疑問符が付いたこともあった。

 初挑戦となった昨年の総裁選で菅義偉氏に敗れた後は無役となった。党内では「岸田は終わった」との見方が広がったが、虎視眈々(たんたん)と再挑戦に向けて準備を進めた。

 宏池会には官僚出身者が多く、政局に弱い「お公家集団」ともやゆされる。今回の総裁選では、岸田氏が党役員任期を「1期1年連続3期まで」とする改革案を掲げ、二階俊博前幹事長に交代を迫ったことが菅氏の首相退陣につながり、名誉を挽回した形となった。

 政界随一の「酒豪」としても知られる。若手時代に台湾の政治家との飲み会で、酒に弱かった日本側の同席者の杯を一手に引き受けた逸話がある。外相時代には、ロシアのラブロフ外相とウオッカを酌み交わし、対等に渡り合ったこともある。

 大の広島カープファン。普段は温厚で感情を表に出さないタイプだが、大学時代の同級生の一人は「カープが負けているときは、子どものような一面が見える」と話す。

7473チバQ:2021/10/05(火) 09:01:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5d11dc5ce05a8808b9f4d9a8806ffcb810ed2c8
デジタル改革の具体化急務 汚名返上、試される力量 岸田新政権
10/5(火) 7:13配信

時事通信
 新型コロナウイルス禍であらわになった行政のデジタル対応への遅れの挽回は、岸田新政権にとって急務だ。

 菅前政権の遺産といえるデジタル庁は9月に発足したばかり。同庁として12月に初めて策定する重点計画などを通じて、改革の具体策を示し、「デジタル敗戦」の汚名返上の道筋を付けられるかどうか新政権の力量が試される。

 行政のデジタル化が進まなかったのは各省庁間の縦割りや前例踏襲主義の影響が大きい。デジタル庁が主導する業務の抜本的見直しには反発も予想される中、霞が関との対決をいとわないという岸田文雄首相の覚悟が問われそうだ。

 岸田氏は総裁選で、高速大容量規格「5G」などのインフラの全国展開を柱とする「デジタル田園都市国家構想」を訴えたが、その内容の具体化はこれからだ。岸田氏の目指す未来の社会像を国民に分かりやすく提示する必要もある。

 一方、平井卓也前デジタル相らがNTTから接待を受けていた問題は、赤石浩一デジタル審議官が懲戒処分を受ける事態に発展。民間との距離感という中央省庁の基本的な在り方で最初からつまずき、国民からの信頼が揺らぐ同庁の立て直しが迫られている。

7474チバQ:2021/10/05(火) 09:03:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ba426e1da65a39160cb43af63a07bb9b5a97843
経済安保相に抜擢の小林鷹之氏 地元・千葉に期待
10/4(月) 21:41配信

産経新聞
認証式を終え官邸に入る小林鷹之経済安保相=4日午後、首相官邸(川口良介撮影)

新設の経済安全保障担当相に就任した衆院千葉2区(千葉市花見川区、八千代市、習志野市)選出の小林鷹之氏(46)は、オレンジ色のネクタイを締め、緊張の面持ちで官邸入り。「非常に身の引き締まる思い。経済安全保障の内外の情勢は非常に流動的で日本は厳しい状況に置かれており、経済面から国益を確保していく」と強調した。

千葉県八千代市の事務所には、午前8時ごろから電話が鳴りやまず、約100件を超える祝福の声が寄せられ、スタッフ総出で対応した。電報が約40通、胡蝶蘭などの鉢植えも20鉢以上届けられた。

小林氏は、岸田首相と同じ開成高校卒。東大法学部に進学し、卒業後は、大蔵省(現・財務省)に入省、退職後の平成24年の衆院選で初当選し3期目。これまで防衛政務官や自民党では経済安保戦略を策定した党の新国際秩序創造戦略本部で甘利明座長をサポートする事務局長を務めた。

小林氏の八千代市後援会長を務める綱島照雄さん(68)は「議員になる前から知っているが、その頃から本当にまじめで誠意のある人だ」とし、「財務省出身で、防衛政務官を務めた経験もあるので、(経済安保は)得意な分野だと思う。能力を発揮してこれからの活躍の第一歩にしてほしい。今日は本当にうれしい一日」と喜びを語った。

地元事務所によると、小林氏はこれまで国会へ電車通勤だった。4日朝も八千代緑が丘駅前で活動後、電車で永田町に。事務所近くで青果店を営む畑中収治さん(71)は「腰が低くて気さくな人。ゆくゆくは首相になってほしい」と期待を込めた。

7475チバQ:2021/10/05(火) 09:04:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/28c7ed3c2d02aaa30c93deb0e3aa403cdda8e985
首相拾った火中の栗 コロナで疲弊 つかめぬ世論
10/4(月) 21:41配信

産経新聞
初の首相会見を行う岸田文雄首相=4日午後、首相官邸(矢島康弘撮影)

新型コロナウイルスが猛威を振るい始めてから3人目の首相が誕生した。岸田文雄政権でもコロナ対策が最優先課題となる。首相は感染防止対策だけでなく、コロナ禍で疲れ切った民心とも向き合わなければならない。

「わが国の民主主義そのものが危機にある」

首相は先月29日の記者会見でこう述べた。なぜ民主主義は危機に直面しているのか。首相は「国民の声が政治に届かない、政治の説明が国民の心に響かない、こうした厳しい切実な声があふれていた」と説明する。

安倍晋三元首相は国民を鼓舞する呼びかけで危機を乗り越えようとした。菅義偉(すが・よしひで)前首相は「弁舌よりも結果だ」と思い定め、実績を積み重ねることで国民の納得を得ようとした。これに対し、首相は「聞く力」で政権のかじ取りを担おうとしている。では、首相が耳を傾けようとしている民意はいかなる民意なのか。

欧米諸国と比べれば、日本の感染者と死者は低い水準で推移している。ワクチンも世界屈指のスピードで米国の接種率を追い越した。それでも世論の納得は得られず、菅氏は思い半ばで退陣を余儀なくされた。

結果そのものが失敗だったという評価もある。感染防止と経済の両立に腐心するあまり対策が後手に回り、ワクチン接種でも混乱したことが内閣支持率の低迷を招いたというわけだ。

それが本当ならば、自民党総裁選で繰り広げられた光景を説明するのは難しい。世論調査では、菅内閣でワクチン担当相を務めた河野太郎党広報本部長が圧倒的な支持を得たからだ。

菅内閣が出した成果にそっぽを向いた世論は、河野氏の巧みな弁舌、改革者のイメージに喝采を送った。印象論が先行し、結果は二の次となるのであれば、日本はまさに民主主義の危機に直面していることになる。

首相が世論の求める指導者像に合致しているとは言い難い。首相の話が退屈なのは、永田町では秘密でも何でもない。自著の中でも「元来、口下手です」と告白している。首相が総裁選で勝てたのは、河野氏の原発政策や年金改革案が党内で危険視されたからだ。

だが、自民党の国会議員に評価されたとしても、世論の荒波を乗り切ることができるとはかぎらない。就任直後には衆院選で信が問われ、来夏には参院選を控えている。この間に感染再拡大の「第6波」が到来する可能性もある。

その時、口下手な首相が懸命に政策を訴えても、世論は聞く耳を持たないかもしれない。首相が国民の声に耳をそばだてようとしても、世論は捉えどころがないかもしれない。首相はそのような「民主主義の危機」の中で火中の栗を拾った。(杉本康士)

7476チバQ:2021/10/05(火) 09:13:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/d21df729485712f9937185db8504026986a9ccdf
人権・経済安保で中国対抗 日米基軸、安倍・菅路線を踏襲 新内閣の課題・外交
10/4(月) 20:34配信

時事通信
岸田文雄首相

 岸田文雄首相は、安倍、菅両政権の外交路線を基本的に踏襲し、基軸に据える米国との同盟関係の深化を目指す。

 人権や経済安全保障を旗印に、影響力を拡大する中国に対抗する構えだ。

 首相は、安倍政権で4年7カ月にわたって外相を務めており、「自由で開かれたインド太平洋」実現などの基本方針は引き継ぐ。菅政権が注力した日本、米国、オーストラリア、インド4カ国(通称クアッド)の枠組みも重視。欧州や東南アジア諸国連合(ASEAN)などとも協力し、「民主主義同盟のネットワーク化」を図ると訴えている。

 中国とは対話を探りつつ、競争の環境整備も急ぐ。経済安保担当の閣僚ポストを新設。半導体をはじめとする戦略物資のサプライチェーン(供給網)確保に向け、国際共同開発の推進などを提唱する。

 香港や新疆ウイグル自治区の人権状況などを念頭に、人権問題担当の首相補佐官の設置も表明。日中国交正常化50年の来年は、先送りされた習近平国家主席の国賓来日や、ボイコット論がくすぶる北京冬季五輪への対応が課題となる。

 韓国との関係は、元徴用工問題で日本企業の資産現金化の動きが進行するなど、悪化の一途をたどっている。首相は、自身が外相として主導した慰安婦問題に関する日韓合意の着実な履行を求める考えだが、韓国側に応じる気配はない。

 北朝鮮による日本人拉致問題や核・ミサイル開発、ロシアとの北方領土問題は、安倍、菅両政権でも進展しなかった。今後、首相の外交手腕が試されることになる。

 衆院選が「19日公示―31日投開票」の日程となったことで、本格的な首脳外交デビューは11月以降になりそうだ。首相はバイデン米大統領と早期の対面会談を模索。首脳間の信頼関係を築き、外交の基盤固めを図りたい考えだ。

7477チバQ:2021/10/05(火) 09:14:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/a2f211d4d4f04c901c65c468adbf1ba31cacf89c
安倍・菅政権の「官邸官僚」2氏が退任 霞が関との関係に影響か
10/4(月) 19:02配信

毎日新聞
記者会見を終え、会見室を出る菅義偉首相(左端)。右端は杉田和博官房副長官=首相官邸で2021年9月28日午後8時5分、竹内幹撮影

 岸田内閣発足に伴い、安倍・菅政権を通じて事務方トップを務めた杉田和博官房副長官(80)と、菅義偉前首相の官房長官時代からの側近として知られた和泉洋人首相補佐官(68)が4日、退任した。省庁に多大な影響力を持ち「官邸官僚」と呼ばれた両氏の退場で、官邸と霞が関の関係が変化する可能性もある。

【岸田内閣】入閣が固まった20人の顔ぶれ

 警察庁出身の杉田氏は、2012年12月の第2次安倍政権発足時に官房副長官に就任し、在職日数は歴代最長の3205日だった。上皇さまの生前退位や新元号「令和」の選定、東京オリンピック・パラリンピックの警備を検討する調整会議などの実務面を取り仕切った。各省庁の幹部人事を握る内閣人事局長を兼務し、霞が関で畏怖(いふ)された。日本学術会議の会員候補6人の任命拒否は杉田氏が主導したとされ、菅氏とともに「強権」と批判された。

 国土交通省出身の和泉氏は、13年1月から首相補佐官を務めてきた。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設や観光振興など、「菅氏主導の案件には全て関わっている」(政府関係者)とされた。新型コロナウイルス対応では、マスクなど医療資源の確保に奔走した。一方、加計学園の獣医学部新設問題では、文部科学省に開学手続きを急ぐよう迫ったとされ、本人は否定したが批判を浴びた。

 杉田氏の後任の副長官には、同じ警察庁出身の栗生俊一氏(62)が就任した。しかし「官邸の守護神」「首相の影武者」などと恐れられた杉田、和泉両氏が退任することで、「以前ほど霞が関に官邸のにらみが利かなくなるのではないか」(省庁関係者)との見方も出ている。

 一方、8人体制の首相秘書官は、防衛省出身の中嶋浩一郎氏を除いて一新された。菅政権で秘書官を送り込んだ厚生労働省からの登用は見送られた。【李舜】

7478チバQ:2021/10/05(火) 09:16:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/946c74a536df8f891689c92c05881b2752295b8c
自民幹事長代理に左藤章、田中和徳両氏を起用へ
10/4(月) 15:32配信
産経新聞

岸田文雄首相(自民党総裁)は4日、党幹事長代理に岸田派(宏池会)の左藤章元防衛副大臣、麻生派(志公会)の田中和徳元復興相をそれぞれ起用する方針を固めた。甘利明幹事長を補佐し、党運営を支える。複数の関係者が4日、明らかにした。

7479チバQ:2021/10/05(火) 09:30:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/89075f2e62a0e62a099b706243a0c86818aebf3d
ワクチン大臣・堀内詔子は “天皇陛下のお妃候補” …最後に食べたいのは「ペヤング」のスーパーお嬢
10/4(月) 21:54配信

SmartFLASH
写真・時事通信

 10月4日、自民党の岸田文雄総裁が、第100代首相に指名された。岸田内閣の顔ぶれも発表され、初入閣した議員は13人にのぼった。


 今回、新たにワクチン担当大臣に任命されたのは、初入閣となった堀内詔子(のりこ)議員だ。入閣を知らされた堀内議員は、記者団に対し、「非常に重い責任を感じている。国民のなかには、ワクチンを2回受けられていない人がまだいる。希望する人が2回の接種を完了できる体制をつくりたい」と語っている。

 2012年、山梨2区から自民党公認で出馬し、政界入り。2016年には安倍内閣で厚労大臣政務官を、2020年の菅内閣では、環境副大臣兼内閣府副大臣を務めてきた。実はこの堀内議員、経歴をたどると「明治の元勲」大久保利通の直系という、正真正銘のお嬢さまなのだ。

「詔子さんは、“影の財界総理” と呼ばれた『財界四天王』のひとり、初代・日本開発銀行総裁だった小林中さんのお孫さんにあたります。

 お父さんはフコク生命の元社長で、上皇陛下と同窓です。お母さんは学習院大学の元教授で、伯爵家の血を引いているそうです。

 詔子さん自身も、学習院大学で秋篠宮さまと同級生で、天皇陛下のお妃候補と報じられたこともあります。

 大学卒業後、現在、富士急行の社長を務める堀内光一郎さんと結婚。光一郎さんの父である光雄さんは、通産大臣などを歴任した政界の超大物です。

 堀内家に嫁入りした詔子さんは、光雄さんの地盤を引き継いで政界入りしたのです」(政治ジャーナリスト)

 堀内議員は、自身の公式HPでも、立候補の経緯を語っている。

《平成2年の衆院選では義父である堀内光雄(元通産大臣)選挙活動を一生懸命手伝いました。絶対大丈夫と言われた選挙でしたが落選、非常に悔しかったのを覚えています。

 平成24年、義父が引退することになり、後継者はなかなか決まりませんでしたが、私が地元で父の選挙応援をしていたときの様子がたまたま新聞記事にとりあげられており、それを見た女性部の方々から「もう男なんかに任せてはおけない」と後継者に推薦されました。》

「詔子さんは、小学校の卒業文集で『女性代議士になりたい』と書いたそうです。中1から大学卒業までテニスに打ちこみ、中学時代は主将として関東大会に出場したことも。趣味は料理とのことですが、プロフィール欄には『人生の最後に食べたいものはペヤング』とあります」(前出・政治ジャーナリスト)

 生粋のお嬢様にもかかわらず、味覚は庶民派のようだ。

写真・時事通信

7480チバQ:2021/10/05(火) 11:40:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/d2825911e707a2b048f5c7f9b1c5f4ac21f8f7dd
岸田文雄首相の親族、連なる政治家たち 宮沢喜一元首相も
10/5(火) 10:10配信

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中国新聞デジタル
岸田首相の関係図

 岸田文雄首相は、祖父の正記氏、父の文武氏の後を継ぎ、3代続けて衆院議員になった。父方の叔母の夫は元広島県知事で参院議員、法相を務めた宮沢弘氏。弘氏の兄が元首相の喜一氏に当たり、広島県政界きっての政治家人脈を築いている。

【年表】岸田首相の歩み

 文雄氏の著書「岸田ビジョン」などによると、正記氏は今の東広島市(旧広島県西志和村)出身。1928年に衆院議員となり、今の中国・大連で百貨店を経営した。公職追放とその解除後、53年の衆院選に旧広島1区で自由党から出て当選。しかし、55、58年と続けて落選した後、立候補していない。

 通産省(現経済産業省)官僚で中小企業庁長官などを歴任した文武氏は79年、旧広島1区に自民党新人で立って初当選し、連続5期務めた。派閥「宏池会」(現岸田派)に所属し、党経理局長などを担ったが、病に倒れた。

宮沢家との縁の始まり
 文武氏の妹の玲子さんが衆院議員だった宮沢裕氏の次男の弘氏と結婚し、岸田、宮沢家の縁を結んだ。弘氏と玲子さんの長男は県選出の自民党参院議員の洋一氏で、大蔵省(現財務省)官僚から喜一氏の秘書を経て政界入り。岸田派に所属し、2014年に経済産業相で初入閣した。政策通として知られており、いとこの政権運営を支えることになりそうだ。

 文雄氏が「政治の師」と仰ぐのが喜一氏だ。宏池会を率い、91年に首相へ就任した。当時は金権スキャンダルが相次いで政治不信が高まり、政治改革が最大の課題だった。実現に向けた混乱の中、93年に衆院で内閣不信任決議案を可決されて衆院を解散。自民党は過半数を割り、下野した。

 喜一氏は権力に懐疑的でできるだけ使わない方がいいという考えだった。「リーダーには『徳』がないと国民は従わない。その徳とは、みんながベストを尽くせるような状況をつくり出すために権力を使う、ということに思える」と中国新聞のインタビューに言い残している。「宏池会のプリンス」から首相へ駆け上がった文雄氏は、これをどう受け継ぐのだろうか。

中国新聞社

7481チバQ:2021/10/05(火) 11:43:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2c058881968b0a354e8f139d7d76eb739770341
安倍元首相「岸田氏の考え方が表れた人事だ」…周囲には「細田派の枠が少ない」と漏らす
10/5(火) 11:12配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 4日に発足した岸田内閣の閣僚人事では、自民党の各派閥で明暗が分かれた。総裁派閥となった岸田派と、総裁選の勝利に貢献した竹下派の枠が増加したが、石破、石原両派はゼロだった。

 内閣の顔ぶれを派閥別で見ると、最多は各4人が入閣した細田派と竹下派で、各3人の麻生派、岸田派が続いた。

 総裁選で大半が岸田首相を支持した竹下派は、菅内閣時代に続き主流派の地位を固めた。同派会長代行の茂木外相は昨年9月の菅内閣発足時から1人増の計3人を要望し、参院枠を含む計4枠を得た。派内からは「満額回答以上だ」と歓喜の声が上がった。

 麻生派も「勝ち組」だ。総裁選では、同派の河野太郎広報本部長の支持に一本化せず、幹部の多くは岸田氏を支持した。党役員人事でも、甘利幹事長に加え、同派会長の麻生太郎氏が党副総裁に決まった。他派閥からは「優遇されすぎ」(細田派ベテラン)とのやっかみも出た。

 岸田派からは、衆院当選3回の堀内ワクチン相の抜てきもあり、「首相はきちんと目を配ってくれた」(中堅)との声が広がった。

 細田派では、同派出身の安倍元首相が岸田氏に、幹事長か官房長官のポストを求め、事務総長の松野博一氏が官房長官に就いた。実弟の岸防衛相の再任も推薦し、実現した。

 安倍氏は4日、仙台市内で「老壮青のバランスをとりながら、世代交代を進めていく。首相の考え方が表れた組閣、党役員人事だ」と記者団に語った。ただ、同派からの入閣数は1減となった。安倍氏は同派会長の細田博之・元官房長官による働きかけが不十分だったとみて、周囲に「細田派の枠が少ない」と漏らした。

 二階派は、山口環境相と小林経済安全保障相の初入閣で、面目を保った。派閥事務所から拍手で送り出された山口氏は「同志の力のお陰だ」と涙ぐんだ。

 一方、総裁選で河野氏を全面支援した石破茂・元幹事長は4日、石破派からの入閣がなかったことに関して「できれば登用してもらいたかった」と嘆いた。

7482チバQ:2021/10/05(火) 13:43:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/2a0f5791ef9a980456a86c267d552d5a4aebd802
「あれは甘利氏の一本釣り」岸田内閣発足、自民内から懸念の声も
10/5(火) 11:47配信
西日本新聞
自民党総裁選を終え開かれた両院議員総会で、あいさつする岸田文雄新総裁(手前)=9月29日午後3時22分、東京都内のホテル(撮影・中村太一)

 岸田文雄政権は、総裁選で掲げた「若手の抜てき」を前面に出し、実務能力に定評がある中堅やベテランを主要派閥から登用するなど手堅い布陣となった。「老壮青」のバランスを取り、内閣の刷新感や党内融和の強調といった「岸田カラー」の発揮に腐心した様子がのぞく。一方、「安倍、菅政権」で築かれた官邸主導より、党重鎮らの実権が強まる「党高政低」の流れが加速する可能性もある。岸田流は貫けるのか―。

【写真】高校時代の岸田氏

 「私の内閣は新時代をともにつくる新時代共創内閣だ」。4日夜、首相として初めて臨んだ記者会見で岸田氏は、そう胸を張った。

 目玉の一つが、衆院当選3回の若手の登用だ。当選5回が入閣の目安とされる中、新設の経済安全保障担当相に小林鷹之元防衛政務官(46)、デジタル相に牧島かれん青年局長(44)、ワクチン担当相に堀内詔子環境副大臣(55)の3氏を抜てき。若手や女性だけでなく、中堅やベテランも含め13人が初入閣となった。

 総裁選の決選投票で実質的に支持を受けた主要派閥への配慮も際立った。最大派閥の細田派と旧竹下派からは各4人、第2派閥の麻生派と、岸田派からは各3人を入閣させた。総裁選で打ち出した党役員の任期制限を巡り、亀裂が入った二階派からも2人登用し、融和を演出した。

 ただ派閥均衡に努めた結果、地味な顔触れも否定できない。新型コロナの担当閣僚を全員交代したことへの懸念の声も出ているが、首相周辺は「実務能力が高い人を選んだ。総裁選を通じて支持率回復につながり、人気取りのような人事をせずに済んだ。長期を見越した布陣だ」と強調する。

 公明党からは、斉藤鉄夫副代表を国土交通相に起用。河井克行元法相夫妻による選挙買収事件に揺れた衆院広島3区で、斉藤氏が与党統一候補となることから、目配りを忘れなかった。

 一方、自民内では甘利明幹事長の台頭を懸念する声が強まっている。小林氏の起用が最たる例だ。経済安保がテーマの党組織で甘利氏の下、事務局長を務めた小林氏は、党内でも政策通として頭角を現していた。「あれは甘利氏の一本釣り。人事も、いろいろ仕切っているようなものだ」。岸田派幹部は声を潜める。

 副総裁に就く見通しの麻生太郎氏、安倍晋三氏の両首相経験者とともに「3A」と称され、党内に影響力を誇ってきた甘利氏。首相が得意とする「聞く力」がもろ刃の剣となって3Aの意向を優先してしまえば首相が思い描く政権のかじ取りができるかは不透明だ。

 この日の会見で、「分配なくして成長なし」として、「新しい資本主義の実現」をあらためて強調してみせた首相。周辺は「アベノミクスの要だった甘利さんは、分配より成長重視派。麻生さんの力を背景に甘利さんの力が強くなりすぎると、政策の主導権を握られてしまう」と警戒する。

 (久知邦、大坪拓也)

7483チバQ:2021/10/05(火) 15:14:06
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021100401075&g=pol
首相秘書官に嶋田氏ら8人 安保補佐官は木原副長官兼務
2021年10月04日21時06分

 政府は4日、岸田文雄首相の秘書官計8人の人事を決めた。筆頭は嶋田隆・元経済産業事務次官が務める。岸田事務所の山本高義氏を起用し、防衛省出身の中嶋浩一郎氏を留任させる。財務省からは2人を登用し、厚生労働省からは見送った。


 木原誠二官房副長官は国家安全保障担当の首相補佐官を兼務する。その他の首相秘書官は以下の通り。(敬称略)
 宇波弘貴(財務)、荒井勝喜(経産)、中込正志(外務)、中山光輝(財務)、逢阪貴士(警察)。

7484チバQ:2021/10/05(火) 15:15:10
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021100500002&g=pol
内閣広報官に四方氏
2021年10月05日00時01分


政府は4日の閣議で、小野日子内閣広報官の後任に外務省の四方敬之経済局長を充てる人事を決めた。小野氏は同日付で同省経済局長に就いた。


https://www.jiji.com/jc/article?k=2021100500015&g=pol
内閣人事局長に栗生氏
2021年10月05日00時18分


 政府は4日、内閣人事局長に事務担当の栗生俊一官房副長官を充てると発表した。また、同日付で内閣官房参与の人事を決定。飯島勲、今井尚哉、岡部信彦、熊谷亮丸、宮家邦彦、村井純、岡村健司、山崎重孝の8氏をそれぞれ再任した。

7485チバQ:2021/10/05(火) 15:18:53
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021100400654&g=pol
「気さくな人柄」裕子夫人 地元にファン多く―ファーストレディーはこんな人
2021年10月05日07時06分

 岸田文雄新首相のファーストレディーとなった裕子夫人(57)をよく知る周囲は「気さくな人柄で、岸田さんとは似た者夫婦」と評する。


 裕子さんは岸田氏と同じ広島県出身。1988年に秘書時代の岸田氏と結婚した。初デートは当時はやりのディスコだったという。
 岸田氏が衆院議員となってからは広島を拠点に活動を支えた。誰とでも仲良くなる性格から「地元ではファンが多い」(後援者)。英語が得意で、岸田氏が外相を務めていた2016年の先進7カ国(G7)外相会合では各国の外相夫人をもてなした。母として、3人の息子も育てた。
 岸田氏が自民党総裁選に勝利した9月29日の夜は岸田氏の好物のお好み焼きを作って帰りを待った。岸田氏はツイッターにお好み焼きの写真を添えてこうつづった。「いつも最高においしいけど、きょうは一生忘れられないおいしさでした。ありがとう」。

7486チバQ:2021/10/05(火) 15:37:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/42c326f51f475e4d542f5780cd6b43ec08b78046
岸田首相、真相は「一目惚れ」 見合い結婚の妻裕子さん「夫人外交」経験
10/4(月) 13:49配信

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中国新聞デジタル
G7外相会合の参加国の外相夫人と宮島を訪問した裕子さん(手前右端)。地元の観光親善大使らの見送りを受けた(2016年4月11日)

 新たなファーストレディーになった岸田文雄首相の妻裕子さん(57)は英語が堪能で、マツダの重役秘書を務めた経歴を持つ。外相時代は外遊に同行し、2016年4月には地元広島市であった先進7カ国(G7)外相会合で「夫人外交」の経験もある。関係者は「役割をしっかりと果たせるはず」と太鼓判を押す。

【年表】岸田文雄氏の歩み

 裕子さんは三次市出身。十日市小で同級生だった三次商工会議所会頭の佐藤明寛さん(56)は「おとなし目。勉強はよくできた」と振り返る。6年生のとき、児童会会長になり、裕子さんも児童会役員に。「よく気が付き、側面でしっかりと支えるタイプ」と話す。

 広島女学院中・高(広島市中区)に進み、寮生活を6年間送った。同級生によると「水泳部に入り、練習に打ち込んでいた」。東京女子大を卒業後、マツダに入社した。

 1988年、岸田氏とお見合いし結婚。長年の支持者によると、衆院議員だった父文武氏の秘書として企業回りをしていた岸田氏が裕子さんに「一目惚れ」したのが真相で、儀礼的に見合いの場が設けられたのだという。岸田氏の秘書で長男翔太郎さん(30)ら3人の息子を広島で育てた。

 政界で存在感を高めるにつれ地元になかなか戻れなくなった岸田氏に代わり活動。女性後援会「イーグル・レディース」の前京子さん(74)=中区=は「選挙では、彼女が一人でいろいろな所を回っていた。演説も上手になった」と話す。

 広島でのG7外相会合では岸田氏が議長を務め、裕子さんは英国、フランス、イタリア、カナダの外相夫人を厳島神社(廿日市市)などに案内。平和記念公園(中区)の原爆慰霊碑へ一緒に花を手向け、原爆資料館も見学した。

 食事の面でも夫を気遣う。岸田氏が自民党総裁に選ばれた9月29日の夜は、好物のお好み焼きを作って祝ったという。

中国新聞社



https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=797406&comment_sub_id=0&category_id=256
岸田文雄氏こんな人 愛称は「キッシー」 指折りの酒豪、ダンベルで日々鍛錬
2021/10/3 17:23

 自民党の岸田文雄氏が地元広島に向けて胸を張る政治実績がある。2016年、現職米大統領では初となるオバマ氏の被爆地訪問に尽力したことだ。第2次安倍政権の外相として米中枢と粘り強く交渉。当時の駐日大使だったキャロライン・ケネディ氏と馬が合ったのも大きかった。

【プロフィル】岸田文雄氏

 政界でも指折りの酒豪とされる。語り草なのはロシアのラブロフ外相との会談だ。喉が焼けそうなほど強いウオッカをワーキングディナーで出されても、平気な顔で酒杯を重ねた。「向こうが途中で白ワインを頼んだので、俺の勝ちということだな」と振り返る。

7487チバQ:2021/10/05(火) 22:25:34
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASPB56FY7PB5UTFK015.html
菅氏を「他山の石」に? 初会見、手元のメモ見なかった岸田首相
2021/10/05 20:30朝日新聞

菅氏を「他山の石」に? 初会見、手元のメモ見なかった岸田首相

会見を終え、会見場を後にする岸田文雄首相=2021年10月4日午後10時1分、首相官邸、上田幸一撮影

(朝日新聞)

 岸田文雄首相が4日夜、首相官邸での記者会見に初めて臨んだ。「聞く力」と「丁寧な説明」を掲げる首相は、手元のメモを見ずに質問に答える場面が多かったが、具体性を欠く言葉も目立った。前政権は「国民との対話」が課題となっただけに、今後もその姿勢が問われる。

 「信頼と共感が得られる政治が必要だ。そのため国民との丁寧な対話を大切にしていく」。首相は会見の冒頭発言でこう語った。

 午後9時に始まった会見時間は約1時間。冒頭あいさつでは菅義偉前首相同様、プロンプター(原稿映写機)を使用したが、記者との質疑ではほとんど手元のメモを見ずにやりとりをこなした。

 会見終盤では、司会の内閣広報官から日程を理由に「あと2問」とのアナウンスが入ったが、記者側の求めに応じて1問追加して回答。その後も挙手は続いたが、会見は終了した。朝日新聞の記者は、挙手を続けたが指名されなかった。官邸報道室によると、午後9時35分から閣僚らへの「辞令交付」の予定があり、会見が延長したことで30分程度後ろ倒しになったという。この日、再質問に及んだ記者はいなかった。

 菅氏の場合は、メモを棒読みしたり、質問に正面から答えなかったりする質疑が目立った。司会の内閣広報官が再質問を遮ったり、会見を打ち切ったりもした。指名する社などにも偏りがあった。説明責任に後ろ向きとの批判を浴び続けた。

 岸田氏は総裁選の期間中、菅氏の対応を「丁寧に説明する。この部分に課題があった」と指摘。4日に閣議決定した政権の「基本方針」では、「第一に、国民の声を丁寧に聞き、政策に反映させていく」と記した。菅氏を「他山の石」として意識している様子がうかがえる。

7488名無しさん:2021/10/05(火) 23:49:56
https://www.asahi.com/articles/ASPB46R99PB4UGTB001.html?ref=goonews
優先順位低くなった?復興相の「兼務」は10人目で初、被災地は複雑
会員記事

笠井哲也、福地慶太郎、飯島啓史、関根慎一、古庄暢、上田真仁、佐々木達也2021年10月5日 9時22分

 岸田内閣が4日発足し、復興相には初入閣で、沖縄・北方担当相を兼ねる西銘(にしめ)恒三郎氏が就いた。復興庁によると、復興相が他省庁の担当を兼任するのは10人目にして初めて。東日本大震災と原発事故から10年が過ぎ、風化が懸念される中、福島県内では新しい復興相への不安と期待が交錯した。


 西銘氏は衆院沖縄4区選出の5期目で、総務副大臣や経済産業副大臣を歴任する。復興庁は震災後、民主党政権のもとで発足し、復興相はほぼ1年ごとに入れ替わり、初入閣も西銘氏を含めて9人目だ。

 復興相が兼務となることに、浪江町の住民らが国と東京電力を訴えている原発ADR集団訴訟で原告団長を務める鈴木正一さん(71)は「福島の復興が軽視されている」と憤った。「家もふるさとも失い、10年経っても暮らしが戻らない人がいる。国や東電の賠償も終わっていない。原発政策を推進した国には、そうした実態を意識してほしい」と訴えた。

 須賀川市の会社員吉田健吾さん(55)は「復興というテーマが軽くなった印象だ」とし、「震災から10年が経ち、政府の優先順位が低くなってきたのでは。今後も必要な復興予算がつくのか」と心配した。南相馬市の佐々木公夫さん(70)は、沖縄選出の西銘氏が沖縄・北方担当相としての仕事に力を入れ、復興相としての仕事がおろそかにならないかと危惧する。「まずはこっちに来て住民の声を聞いてほしい」と求めた。

 双葉町から避難し、いわき市…


https://www.asahi.com/articles/ASPB45G42PB4UTFK00W.html?iref=pc_extlink
バランス重視の岸田内閣 「私でいいの?」と漏らす閣僚も 迫る審判
有料会員記事2021衆院選岸田政権発足へ自民

与党担当キャップ・池尻和生2021年10月4日 17時30分

 菅内閣の後継となる岸田内閣が発足する。次期衆院選を控え、岸田文雄首相が選んだのは、総裁選で自らを支援した自民党の主要派閥に配慮する一方、自らの独自色をにじませるバランス重視の布陣だった。

 初入閣は13人で、昨秋に発足した菅内閣の5人よりも多く配置。そのうち当選3回の若手が3人で、牧島かれん衆院議員ら2人が40代だった。当選回数9〜3回までの議員をまんべんなく登用し、安全保障の要である外相と防衛相は留任。岸田氏は総裁選で「老壮青のバランス、中堅・若手の登用が必要だ」と訴えており、「刷新」と「安定」を狙った意図は明らかだ。

 総裁選で支援を求めてきた安倍晋三・元首相や麻生太郎・前財務相の影を薄めようと腐心した跡もうかがえる。財務相に約8年9カ月にわたって在任した麻生氏を党の副総裁に交代。官房長官では、安倍氏に近い細田派の萩生田光一・前文科相ではなく、同派の松野博一元文科相を選んだ。

 また、岸田氏が目玉政策に据える「新しい資本主義の構築」を担う経済再生相に山際大志郎・元経産副大臣を初入閣させ、新設ポストの経済安保相には46歳の小林鷹之・元防衛政務官を抜擢(ばってき)。岸田流の人事を強くにじませた。

主要3派閥から均等に 配慮のあまり…
 ただ、今後の政権運営には自…

7489チバQ:2021/10/06(水) 08:56:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d9232b2039b7a82f6b5e63972cf106899cab429
新内閣は派閥バランス重視 最高齢77歳、最年少44歳
10/5(火) 19:47配信

産経新聞
岸田文雄内閣の閣僚20人の顔ぶれは、ベテラン・中堅・若手の「老壮青」や自民党の派閥勢力のバランスを重視したことがうかがえる。一方で若手の抜擢(ばってき)を含め初入閣は13人に上り「岸田カラー」を演出した。

堀内詔子(のりこ)ワクチン担当相、小林鷹之経済安全保障担当相、牧島かれんデジタル相は衆院当選3回。最年少は44歳の牧島氏で、小林氏含め40代は2人となった。小林氏は二階派(志帥会)所属だが、甘利明幹事長に近い。牧島氏は麻生派(志公会)に所属し、総裁選で河野太郎広報本部長を支えた。首相が「挙党一致」の意図を持ち一本釣りしたとみられる。

女性は前内閣から1増の3人で、総裁選で敗れた野田聖子少子化担当相も入閣した。最高齢は77歳の金子原二郎農林水産相で、二之湯智国家公安委員長も同い年。初入閣組では金子恭之総務相、古川禎久法相、後藤茂之厚生労働相、山口壮環境相、山際大志郎経済再生担当相ら衆院当選5回以上の「待機組」も目立った。

安倍晋三元首相の出身派閥・細田派(清和政策研究会)からは、平成24年総裁選で安倍氏ではなく町村信孝元官房長官を支持した松野博一官房長官を起用した。一方で安倍氏最側近の萩生田光一経済産業相は横滑りさせ、安倍氏の実弟の岸信夫防衛相を再任して計4人が入閣し、安倍氏への配慮がにじんだ。

麻生派会長の麻生太郎前副総理兼財務相の信頼が厚く、義弟でもある鈴木俊一財務相の登用は、同職を長く務めた麻生氏を外す「交換条件」(首相周辺)の意味合いもある。総裁選で首相勝利の流れを作った旧竹下派(平成研究会)は会長代行の茂木敏充外相に加え同派が推した3人を含め計4人が入閣し、同派幹部は「満額回答だ」と述べた。

7490とはずがたり:2021/10/06(水) 09:56:31

石破・れいわ・国民民主党辺りはオワコンだな。。

「小石河連合」不発で苦境の石破氏、退会者相次ぐ派閥内で「役割終わった」の声も
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20211003-OYT1T50136/
2021/10/04 06:43

 自民党の石破茂・元幹事長が苦境に陥っている。総裁選では出馬を断念し、河野行政・規制改革相の支援に回ったが、敗北を喫した。石破派からは退会者も相次ぎ、再浮上に向けた展望は開けていない。

 「党員票で過半数を大きく上回る支持をいただき、議員票に反映させる計画は十分な効果を上げなかった。残念な思いだ」

総裁選や次期衆院選について語る石破氏
 石破氏は1日、地元・鳥取市で記者会見に臨み、総裁選を総括した。


 河野陣営は、河野氏と石破氏に、小泉環境相を加えた「小石河連合」を前面に出し、党員票で圧倒する戦略を描いた。だが、1回目の党員票(382票)のうち、河野氏の得票は約44%の169票で、最低目標とした5割に届かなかった。

 1回目の国会議員票は86票で3位。安倍前首相ら多くの重鎮と折り合いが悪い石破氏の合流によって「議員票離れが加速した」との見方が広がった。

 石破派では、総裁選の前後に山本有二・元農相や、事務総長経験者の古川禎久衆院議員が退会届を提出。所属議員は15人に減った。

 石破氏は1日の記者会見で派閥の解散や他派閥への合流を否定。今後、総裁選に挑む可能性について「未来 永劫えいごう やりません、と言うほど無責任ではない」と述べ、排除しなかった。ただ、石破氏は過去4回挑み、いずれも敗れただけに、派内では「石破氏を首相にするという石破派の役割は終わった」との声さえ出ている。

7491チバQ:2021/10/06(水) 10:15:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/9199c61e96fd38219b12bd83d2ce9af2fa8288a4
“麻生副総裁”起用の真の狙いは? 甘利氏「首相と麻生氏の関係だと…」
10/6(水) 10:01配信
西日本新聞
麻生太郎財務相

 約8年9カ月にわたり、安倍晋三、菅義偉両政権で副総理兼財務相を務めた麻生太郎氏が8日、自民党副総裁に就任する。麻生派所属の甘利明幹事長は5日の記者会見で、起用に込めた岸田文雄首相の狙いを代弁。麻生氏の登板で、「政高党低」と言われてきた官邸と党との力関係に変化が生じるとの見方も出ている。

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

 5日、党本部に姿を見せた麻生氏は、甘利氏らと面会。今後の党務や人事などについても意見を交わしたとみられる。これに先立つ会見で甘利氏は「党で不協和音がある場合、大所高所から説得して抑えてもらいたい場面が出てくる。そういう時にお出ましいただいて、頼りない幹事長を助けてほしい」。人事の意図するところをこう説明した。

 当初は、巨大IT企業など多国籍企業の税逃れを防ぐ「デジタル課税」の導入に意欲を見せ、「続投を前提にしていた」(周辺)という麻生氏。だが、党役員の任期制限を掲げた首相に対し、「閣僚は制限しなくていいのか。新しくスタートを切った方がいい」と自ら切り出し、戦後最長の3205日に及んだ在任期間に終止符を打ったという。

 党内では副総裁を「上がりポスト」と見る向きもあり、「体よく閣外に出てもらうために首相が用意した椅子だ」(党関係者)との声も交じる。実際、甘利氏は3日のフジテレビの番組で「首相と麻生氏の関係だと、指示するというより、指導を仰ぐということに精神的にはなってしまう」と発言し、暗に“麻生外し”をにおわせてもいた。

 それでも首相経験者、党内第2派閥の領袖(りょうしゅう)として、盟友の安倍氏と共にキングメーカーをうかがう麻生氏が、党内でにらみを利かせる意味は小さくない。安倍、菅両政権の代名詞となっていた「官邸1強」にも風穴があくのかどうか。

 「薬が効きすぎて、首相が主導権を奪われないといいが…」(岸田派ベテラン)。永田町も霞が関も、その挙動に目を凝らしている。

 (河合仁志)

7492とはずがたり:2021/10/06(水) 10:16:00

若手をだまくらかして総務会長に納まった漢がなんかいうとるでw

総裁選ドキュメント 党風一新の会・福田達夫氏「派閥の力ではなかった」
9/29(水) 17:28配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f97bd94fc580af80ff5901814236df1f947cd21
産経新聞
【自民党総裁選2021】岸田文雄前政調会長と河野太郎ワクチン担当相の決選投票となった自民党総裁選=29日午後、東京都港区(三尾郁恵撮影)

自民党の党改革を掲げる衆院当選3回以下の若手議員のグループ「党風一新の会」の代表世話人を務める福田達夫衆院議員(細田派)は29日、同日投開票された党総裁選について記者団に「われわれが求めた開かれた総裁選は、ほぼ完全な形でできた」と語った。

同会は、派閥が所属議員の投票行動を締め付けることを否定してきたが、福田氏は岸田文雄新総裁が当選した結果について「派閥の力ではなかったと理解している。個々の議員がそれぞれ支援する候補者のために働いた」と述べた。自身は1回目の投票と決選投票ともに岸田氏に投票したことも明らかにした。「一番初めに名乗りを上げ、改革を挙げた。支えがいがある」と理由を説明した。

7493とはずがたり:2021/10/06(水) 10:45:05

変節し過ぎで国民にも議員にも信用されてない現実だったという

河野氏のキャッチコピーは「自民を変える」
2021/9/10 12:21 (JST)9/10 12:39 (JST)updated
c一般社団法人共同通信社
https://nordot.app/808900621436862464?c=39550187727945729

 河野行革相は10日夕の総裁選出馬表明会見で「日本を前に進める」「自民党を変え、政治を変える。日本の危機に全力で」とのキャッチコピーを掲げる。関係者が明らかにした。

7494とはずがたり:2021/10/06(水) 12:33:13
まぁ別に適法だからいいんだけど,河野が綺麗事云えるのも結局これってこった。

河野太郎ワクチン相 “ファミリー企業”から6700万円の献金を受けていた
「週刊文春」編集部2021/09/21
source : 週刊文春 2021年9月30日号
https://bunshun.jp/articles/-/48752

 自民党総裁選に立候補した河野太郎ワクチン担当相(58)。河野氏の政治団体が、父・河野洋平元自民党総裁が大株主で、弟・河野二郎氏が社長を務める企業など“ファミリー企業”から、少なくとも6700万円の献金を受け取っていることが、「週刊文春」の取材でわかった。

2012年12月4日付で、100万円を献金
 当該の企業は、河野氏の選挙区・神奈川県平塚市に本社を置く「日本端子」。祖父・河野一郎氏が創業し、主に車載用端子などの設計・製造を手掛けている。2020年度の売上高は約170億円で、中国に傘下の子会社を持つ。

「河野氏も富士ゼロックス退社後の1993年から約9年間、同社の取締役を務めていました。現在は洋平氏が約30%の株を保有する大株主で、河野氏と二郎氏もそれぞれ2%の株を保有している。いわば、河野家の“ファミリー企業”です」(事務所関係者)

 河野氏が代表を務める「自民党神奈川県第15選挙区支部」の政治資金収支報告書によれば、日本端子は2012年12月4日付で、100万円を献金。この日は、自民党が政権復帰を果たした衆院選の公示日だった。同社は2014年にも計250万円、他の年にも数百万円の単位で献金している。

「また、日本端子は、河野氏の資金管理団体だった「新政フォーラム」にも毎年のように、100万円を超える献金を重ねてきた。」

7495とはずがたり:2021/10/06(水) 12:35:44
>>7479
Willだからどこまで信用出来るのかわからんけど

自民党総裁選:無視できない河野太郎氏と「日本端子」の関わり【朝香豊の日本再興原論 No69】
公開日:2021年9月21日 更新日:2021年9月21日
https://web-willmagazine.com/politics/M7rcb

7496チバQ:2021/10/06(水) 13:24:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec119aa037b3f1f16300f44a3314e120dced06f1
衆院選宮城1区に春藤氏、4区早坂氏 維新が擁立発表
10/6(水) 11:16配信

河北新報
春藤沙弥香氏

 次期衆院選で、日本維新の会は5日、仙台市内で記者会見を開き、宮城1区に新人で元会社員の春藤(しゅんどう)沙弥香氏(39)、宮城4区に新人で元仙台市議の会社員早坂敦氏(50)を擁立すると正式発表した。

 春藤氏は五所川原市出身、弘前大卒。記者会見でシングルマザーとして子育てに携わり、子どもの貧困支援活動に関わってきたことを説明。「現場を知らない人が法律を作る立場におり、必要な支援が当事者に届いていない。自分がパイプになる」と訴えた。

 早坂氏は仙台市出身、東北高卒。会社員を経て2011年から仙台市議を1期務めた。15年県議選で青葉選挙区に維新公認で立候補し、落選した。会見で「維新が掲げる議員や公務員の『身を切る改革』を実行し、新型コロナウイルス対策や教育無償化に充てたい。既成政党とは違う」と主張した。

 1区では自民党現職の土井亨氏(63)、立憲民主党現職の岡本章子氏(57)=比例東北=が、4区では自民党現職の伊藤信太郎氏(68)、共産党新人で元仙台市議の舩山由美氏(53)が立候補を予定する。

河北新報

7497チバQ:2021/10/06(水) 16:05:12
石破派(河野推薦人)⇒無派閥⇒竹下派

https://news.yahoo.co.jp/articles/03d9f529515472c8f3070911f3726ef1ca099eec

自民旧竹下派、麻生派に並ぶ第2派閥に 古川法相ら入会で53人
10/6(水) 14:30配信


産経新聞
自民党旧竹下派(平成研究会)会長代行の茂木敏充外相は6日の派閥会合で、古川禎久法相が入会したと発表した。5日には石崎徹氏の衆院議員辞職に伴い繰り上げ当選した小松裕衆院議員も派閥に復帰した。所属人数は53人となり、党第2勢力の麻生派(志公会)に並んだ。

茂木氏はあいさつで「数だけを競うものではないが、党内第2グループになる。それだけ自民党や政権において大きな責任を担うという緊張感をもって臨みたい」と述べた。

7498チバQ:2021/10/07(木) 09:15:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc9d5b038d557c99dac5099ab1cdab192e6672cb
派閥バランスに配慮 副大臣・政務官を決定 新政権
10/6(水) 20:40配信
時事通信
副大臣と記念撮影する岸田文雄首相(前列左から3人目)。同2人目は鈴木貴子外務副大臣=6日午後、首相官邸

 政府は6日の臨時閣議で、副大臣26人・政務官28人の人事を決定した。

 起用は自民党の派閥勢力をほぼ反映し、各派のバランスに配慮した。

 副大臣を自民党の派閥別で見ると、安倍晋三元首相の出身派閥で最大の細田派が6人。麻生派は5人、旧竹下派は3人、二階派と岸田派は各2人だった。閣僚起用がなかった石破派と石原派からは、冨樫博之復興副大臣、鬼木誠防衛副大臣がそれぞれ入った。

 無派閥は、菅義偉前首相を支持するグループに所属する黄川田仁志内閣府副大臣ら3人。公明党も横山信一復興副大臣ら3人だった。女性は鈴木貴子外務副大臣1人だった。

 政務官で女性は公明党の鰐淵洋子文部科学政務官ら4人が登用された。派閥別では無派閥が7人で最も多く、細田派と二階派各6人、岸田派3人、麻生派2人、旧竹下派1人で、石破派と石原派はゼロだった。公明党は3人。

 岸田文雄首相は首相官邸で開いた副大臣会議で、「官僚との適切な信頼関係の下、各省の力が十分発揮できる環境づくりに取り組んでほしい。全力を尽くしていただきたい」と語った。

7499チバQ:2021/10/07(木) 18:39:01
https://digital.asahi.com/articles/ASPB75VB6PB6UTFK014.html?_requesturl=articles%2FASPB75VB6PB6UTFK014.html&pn=4権勢振るった自民・二階派が苦境に 「しばらく冷や飯」の声も
権勢振るった自民・二階派が苦境に 「しばらく冷や飯」の声も
会員記事自民党総裁選2021自民

野平悠一2021年10月7日 18時06分

 自民党の二階俊博前幹事長が率いる二階派(47人)が苦境に立たされている。菅政権では幹事長派閥として権勢を振るったが、岸田政権で状況が一変。党幹部への登用はなく、派内からは「しばらくは冷や飯だ」との声も漏れる。

 「先生方のご指導のおかげでいま私はこの立場に立っています」。新内閣が発足した5日、経済安全保障相に就任した小林鷹之衆院議員(46)は、所属する二階派の事務所に集まった同僚議員らの前でマイクを握り、深々と頭を下げた。

 経済安保相は岸田文雄首相肝いりの新設ポスト。そこに抜擢(ばってき)されたのが当選3回の小林氏だった。ただこの人事は、岸田氏が政調会長時代に立ち上げた党の新国際秩序創造戦略本部(座長・甘利明幹事長)で小林氏が事務局長を務めており、岸田、甘利両氏による「一本釣り」との見方が強い。

 二階派からは、民主党政権で外務副大臣などを務めた「移籍組」で、派閥事務総長だった山口壮環境相(当選6回)も初入閣を果たした。総裁選では、小林氏と山口氏はいずれも安倍晋三元首相が推す高市早苗政調会長の推薦人に名を連ねた。

 こうした人事について、二階派内には衆院当選5回以上の「入閣待機組」も複数控えていただけに、議員たちの心中は複雑だ。二階派議員の1人は「期待した人選とは異なるが、2人が入閣しただけでも良しとしないといけない」と語る。

 今回、二階派は幹事長職を失うなど、党役員人事で冷遇される立場となった。

 昨年の安倍氏の辞任に伴う総裁選では、二階氏は他派閥に先がけて当時の菅義偉官房長官の支持を表明。菅政権発足の立役者となったことで幹事長続投を勝ち取り、側近の林幹雄幹事長代理も留任した。ほかにも党の財政を担う経理局長、副幹事長25人を束ねる筆頭副幹事長も二階派が握るなど影響力を高めた。

 一方、今回の総裁選は、菅氏が不出馬を表明後、二階氏は誰を支持するか明言しなかった。このため幹部の1人は二階氏の心中を推し量り「情勢をギリギリまで見極めたうえで勝ち馬に乗るという戦略だ」と語っていた。だが、投開票前日の派閥幹部会では、決選投票にもつれ込んだ場合に誰に投票するかで意見が割れた。二階氏も特定の支持を最後まで口にすることはなく、決選投票も自主投票が決まった。

 総裁選の投開票が行われた9月29日夕、党総裁に選出されたばかりの岸田氏が党本部にある総裁室に初めて入った。同じフロアのすぐ手前にある幹事長室には二階氏らがいたが、岸田氏が立ち寄ることはなかったという。

 二階派は、二階幹事長時代に野党議員出身者らを自派に入れるなど拡大路線を取ったことで、他派閥の議員と公認を争う競合区が各地で生まれた。総裁派閥となった岸田派と調整がついていない選挙区もあり、党の新執行部から「しっぺ返し」を食らうとの懸念も派内でくすぶっている。

 二階派関係者は、同派が「冬」の季節に入ったと認め、こう語った。「『冬来たりなば春遠からじ』という言葉がある。いまは冬だが必ずまた春は来る」(野平悠一)

7500チバQ:2021/10/07(木) 18:40:51
https://www.asahi.com/articles/ASPB75F0CPB7UTFK00F.html
石破派が正念場 「河野氏支援」も失敗 離脱者・退潮とまらず
2021衆院選自民党総裁選2021自民

山下龍一2021年10月7日 16時20分

石破派の総会で険しい表情を見せる自民党の石破茂元幹事長=2021年10月7日午後0時3分、国会内、山下龍一撮影

 自民党の石破茂元幹事長が顧問を務める石破派(15人)が、党内での孤立を深めている。党総裁選で石破氏が支持した河野太郎前行政改革相が敗れ、派閥は組閣などで再び冷遇。所属議員の退会やベテランの引退もあり、退潮に歯止めがかからない状況だ。

 7日、総裁選後初めて開かれた石破派の総会で、事務総長の鴨下一郎元環境相が「仲間だった古川(禎久)先生が法務大臣になった」と報告。改めて結束を確認する総会の出席者は10人にとどまり、国会内の会場には空席が目立った。

 総裁選で石破派は、石破氏の意向も受けて、所属議員の大半が河野氏の支援に回った。その結果、岸田内閣で閣僚の起用はゼロだった。一方で2015年の石破派創設メンバーだった古川氏は、総裁選の投開票翌日の先月30日に派閥を退会し岸田内閣で法相に起用。古川氏は今月6日、竹下派に入会した。

 古川氏のほか、派閥ナンバー2の会長代行を務めた山本有二元農林水産相が退会し、派閥のメンバーは15人に減少。さらに派閥運営の要となる事務総長の鴨下氏は次期衆院選に出馬せず引退するが、後任の事務総長は決まっておらず、運営態勢の見直しも迫られている。

 石破氏はこれまで4度、総裁選で敗北し、今回の総裁選への出馬は断念した。石破派は安倍・菅政権下で非主流として冷遇を受けた。今回の総裁選では国民的な人気が高い河野氏の支援にまわり、河野氏を勝利させることで主流派への返り咲きを狙っていた。ところが河野氏は敗北し、その目算が外れた。派内からは「冷や飯食いに疲れた」との声も漏れる。

 石破氏は当面、派閥所属議員の衆院選勝利に向けた応援に注力する構えだが、石破氏の先行きは見通せない。他派閥の幹部は「石破派は解体した方がいい」と冷ややかにみる。(山下龍一)

7501とはずがたり:2021/10/07(木) 23:44:57

めっちゃいいこといってるやん。

「威張る奴は選挙区へ聞こえていく」 二階氏が派閥引き締め
https://www.sankei.com/article/20211007-T7TY3HLI3RI6LKSTYODTTQVL6Q/
2021/10/7 14:45
2021衆院選

自民党の二階俊博前幹事長が率いる二階派(志帥会)は7日の会合で、間近に迫った衆院選(19日公示-31日投開票)に向けて引き締めを図った。

二階氏は、先の党役員・閣僚人事でポストに就いた議員に対し「役所は威張りに行くところではなく、役人ができないことを代わってやってあげることだ」と指摘。「ボヤっとして威張り散らしている奴はバカにされ、伝説のごとく語られる。やがて選挙区へ聞こえていく」と訓示した。

伊吹文明元衆院議長は「選挙になると、つじつまの合わない言動が多くなるので、注意してやってほしい。後で必ず落とし前をつけさせられる」と述べた。

伊吹氏はまた、立憲民主党が公約に「時限的な5%の消費税減税」「年収1千万円程度を下回る人の所得税ゼロ」を掲げていることに言及し、「(減収が見込まれる)22兆円を一体どうするんだと。社会保障や防衛費をみんな削っちゃうのか。それとも借金で垂れ流すのか。そういう話が全くないまま選挙は行われるので心してやってほしい」と語った。

中曽根弘文元外相は「岸田文雄内閣の支持率も50何%ということで、必ずしも菅義偉内閣発足のときのようにいっていない。衆院選も厳しい選挙だと思ってしっかり頑張って、またここでみんなでお会いしたい」と激励した。

7502チバQ:2021/10/07(木) 23:54:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/766ca3dd6ccef6beb1265a0c7797bc04660f26d0
「二階俊博」失脚で放り出される3人の二階派議員 あのサラブレッド三世も流浪の民に
10/7(木) 17:01配信

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デイリー新潮
細野豪志元環境大臣

 陰の総理と呼ばれ、5年にわたって自民党幹事長として暗躍した二階俊博が失脚した。それでも岸田内閣に山口壮環境大臣と小林鷹之経済安保大臣の2人を送り込んだ影響力には感服するばかりだが、派閥の地盤沈下を見てさすがに意気消沈したのか、来週の解散直前に政界を電撃引退するのではないかという噂まで出回っている。二階派にさえいれば選挙に有利になるのでは……そう考えていた47人の議員は、突然の失脚に慌てふためいている。

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 そしてこの中の3人がいま、裸のまま放り出された流浪の民となっている。

 一人目は中曽根康隆、39歳。祖父は中曽根康弘元総理、父は中曽根弘文元外務大臣。群馬では福田・小渕と並ぶ名家で、慶應法学部卒・米コロンビア大学修士と学歴も申し分ない。そんなサラブレッドも、二階派ゆえ流浪することになってしまった。前回選挙で康隆は群馬1区での出馬を模索したが、党の裁定により単独比例で出ることに。小選挙区と比例では重みがまったく違う。永田町でも霞が関でも、小選挙区当選者は「城持ち大名」として扱われる一方、比例当選者はほとんどが小選挙区落選を経ての復活であることから「ゾンビ」などと陰口を叩かれる。康隆も今度こそ群馬1区で出馬したい。しかし、群馬1区の現職城持ち大名は清和会所属の尾身朝子。つまり安倍の推しがある。二階が幹事長であったならば、どちらも公認せず、当選した方を自民党所属議員とするような離れ業をやってくれたかもしれないが、安倍に気を遣う岸田や甘利が康隆を厚遇する保証は無くなった。隣の選挙区で連続当選している福田家のプリンス・達夫は今や総務会長。将来の総理候補なのに、かたや康隆は選挙区も決まらない。さすらいながら気をもむ日々が続くだろう。

 二人目は、長島昭久、59歳。旧民主党ではタカ派議員だったが、希望の党を経て自民党に入党し、二階派に入会した。野党生活に見切りをつけて自民入りしたのと引き換えに、自分の小選挙区は奪われ、代わりにあてがわれたのは東京18区。吉祥寺を中心とする地域で、相手はなんと菅直人元総理。かつて自民党政権を倒すために手を携えた人物と激しく戦う羽目になるとは、想像もしていなかっただろう。そして敵は元総理。名声地に落ちたとはいえ、腐っても鯛だ。二階が幹事長なら陰に陽に手助けしてくれたかもしれないが、今の自民党の体制では、勝手にやれ」(他派閥自民党議員)と言われてしまう状況である。

 三人目は、細野豪志元環境大臣、50歳。前回の衆院選で女帝・小池百合子に騙され、希望の党の中心人物となってしまった。自らは静岡5区で当選したが、選挙の最中から希望の党はすでに瓦解状態。紆余曲折を経て、来るもの拒まずの二階に拾われた。ただし、民主党時代に自民党を批判し続けたため、未だに入党できず、無所属の二階派特別会員と言う位置付けだ。選挙にめっぽう強かったものの、民主党から希望の党、無所属を経て自民党入りを目指す姿に地元での評価は芳しくなく、頭を下げて回る日々だ。細野自身も「政策の軸は変えていない、ひたすら地元を回って説明する」と語っている。そんな細野は希望の党時代の前回選挙で、自民党候補だった吉川赴を比例復活できないまでに叩きのめした。ところが1年半後、別の議員が辞職したため、吉川が繰り上げ当選した。この吉川はまさかの岸田派。つまり細野は今回、入りたい自民党の総裁派閥候補とガチンコ勝負することになってしまったのだ。なお、吉川は選挙に弱く、過去3回の総選挙とも小選挙区では落選している。自民党のルールに従えば、比例との重複立候補はできない。しかし今回は総裁派閥と言うことで、吉川を自民お得意の「例外扱い」で重複立候補させる可能性もある。細野はあらゆる意味で人生最大の厳しい戦いを強いられる見込みだ。

 二階派は長く権勢を誇ってきただけに、凋落ぶりも激しい。元々は二階が無理をして派閥拡大に突っ走ってきたツケとも言える。選挙当選だけを信じて派閥のパーティー券を懸命に売ってきた議員たちはいま、何を思うのだろうか。一方で、こうした権力闘争をくぐりぬけていくことこそ自民党の力の源泉ともいえる。野党のぬるま湯につかって総理になる覚悟が見られない立憲民主党の枝野代表は、二階の爪の垢でも煎じて飲んだ方がいい。

武田一顕(たけだ・かずあき)
元TBS北京特派員。元TBSラジオ政治記者。国内政治の分析に定評があるほか、フェニックステレビでは中国人識者と中国語で論戦。中国の動向にも詳しい。

デイリー新潮取材班編集

2021年10月7日 掲載

7503とはずがたり:2021/10/08(金) 19:47:58
河野陣営から“塩対応”、石破氏も不出馬情報でキングメーカー・二階幹事長が迷走〈dot.〉
9/13(月) 7:00配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/6db89ad1b2e3907dd39c649d1e59d55df0b6b2e8
AERA dot.

「うちはどうなるんだろう」

 こう漏らしたのは、二階派の国会議員だ。
昨年9月の自民党総裁選では、真っ先に菅義偉首相の立候補を後押ししてキングメーカーとなった二階俊博幹事長。だが、今回の総裁選では存在感を示せない状況だ。

 岸田派会長の岸田文雄元外相、高市早苗前総務相、河野太郎ワクチン担当相の3人がすでに出馬表明している。だが、二階派はまだ誰を推すか態度をハッキリさせていない。

 菅首相の退任表明後、二階氏が接触したのは元幹事長の石破茂衆院議員だ。総裁選に意欲を燃やす石破氏はグループだけでは推薦人確保が難しく、二階幹事長に支援を要請した。

「二階氏がサポートを打診し、石破氏もありがたいお話だと応じたそうです。今回は石破推しと聞いていた」(前出・二階派の国会議員)

 しかし、河野氏が出馬表明し、石破氏のグループが揺れ、平将明衆院議員らが河野氏支援を表明した。総裁選に出馬するための推薦人は20人必要だ。石破氏のグループは全員で17人、ただでさえ足りなかったのに、さらに窮することになった。石破氏のグループの国会議員は、天を仰ぐ。

「河野氏出馬で石破派の議員7人ほどが出てしまった。これまで安倍、菅政権で徹底的に干されて大臣の椅子もなかなかまわってこない。残ったのは10人ほど。これで立候補となった場合、推薦人の半分を二階派に頭を下げて借りる形になる。石破氏はプライドが高いですからね。河野氏と政策協定を結んで総裁選は出馬しないとグズグズ言い出している」

 だが、河野氏の陣営は石破氏との連携については、こう突き放す。

「河野氏は所属する派閥のボス、麻生太郎副総理兼財務相とその盟友である安倍晋三前首相に軸足を置いて出馬表明している。2人が嫌って遠ざけている石破氏と政策協定を結んでも意味がないでしょう。勝手連で応援してくれるならいいかな」

 石破氏が不出馬という情報もあり、二階派もますます対応に苦慮している。

石破氏がダメなら野田聖子幹事長代行という話も浮上しているが、「野田氏はいろんな問題がありすぎて」との声が多い。流れる公算が大という。

 これまでの総裁選では、いち早く勝ち馬に乗る形で、自民党幹事長在任5年以上という歴代最高記録を更新した二階氏。今回の総裁選では最初に出馬表明した岸田氏が党役員改革案を訴え、「二階外し」を公言し、流れが変わった。

7504とはずがたり:2021/10/08(金) 19:48:21
>>7503
「岸田が言ったからどうしなきゃいかんって、そんなことない」

 こうブチ切れた二階氏は、岸田氏だけは許せないとの思いがあるという。二階派幹部は記者に「内緒だけと…」と総裁選の票読みを見せてくれた。総裁選は、全国の党員、党友による「党員票」と国会議員の「議員票」がそれぞれ383票、合計766票で争われる。

「11日時点で党員票は河野氏が180票プラス?、岸田氏は120票プラス?、高市氏60票ぐらい。議員票は態度未定の国会議員が多く流動的だが、現段階で河野氏は50人、岸田氏は70人、高市氏は20人と予測されている」(同前)

 二階派(約47人)は派閥として誰を推すのか、決める方針だ。前述した票読みには二階派の票は入っていない。自民党閣僚経験者はこう話す。

「河野氏が勝つ方程式は、人気をバックに党員票で圧勝し、そのムードで議員票も取り込むこと。だが、もう一人、誰かが総裁選に出馬して、党員票を河野氏に集中させないよう、分散しなければダメだ。国民的人気が高い河野氏が党員票で岸田氏に差をつければ、議員票も同じ結果になる恐れがある。しかし、”ダークホース”が出て岸田氏が河野氏に党員票で肉薄し、議員票でも接戦となれば、最後までもつれる。党員に人気が高い石破氏が出馬すれば、面白くなるのだが…」

 複数の自民党の国会議員に聞くと、「6〜7割が河野氏の勝つのではないか」と予測しているようだ。そうなると、勝ち馬に乗りたい二階派としては河野氏に乗りたいところ。だが、肝心の河野氏陣営は「塩対応」だという。

「河野氏はすがすがしいイメージが売りですよ、二階派は合わないじゃないですか。石破氏にしても組んでもメリットは少ない。ただ、二階派、石破派の勝手連的なご支援がありがたいです」(河野氏を支援する議員)

 二階派で総裁選対応を最前線でやっているのは、武田良太総務相だという。

「河野氏に乗ろうとしているが、話が進まないとも派内で聞こえます。対応の遅れは、岸田氏の党改革案のため、菅首相に裏切られ、幹事長を交代させるとなり、二階氏がカッとなってしまった。そのゴタゴタのため、派閥としての総裁選への対応が遅くなったと指摘する人もいます。10月には任期満了で、衆院選になります。どの候補について、政局をしかけるのか。早く決めてほしい」(前出の二階派の国会議員)

 昨年の総裁選では二階氏が電光石火の対応で菅首相を担ぎ、安倍前首相や麻生財務相を出し抜き、キングメーカーとなった。しかし、1年後には迷走。政治は一寸先が闇である。

(AERAdot.編集部 今西憲之)

7505チバQ:2021/10/10(日) 08:16:49
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20211008-567-OYT1T50252.html党運営の中心は二階派から麻生派に…副総裁に就任の麻生氏、「重し役」としてにらみ?
2021/10/08 22:04読売新聞

党運営の中心は二階派から麻生派に…副総裁に就任の麻生氏、「重し役」としてにらみ?

麻生太郎氏 【読売新聞社】

(読売新聞)

 自民党は8日の総務会で、副総裁に麻生太郎・前副総理兼財務相を充てる人事を了承した。麻生氏は、麻生派の甘利幹事長とともに「重し役」として党内ににらみをきかすことになりそうだ。5年以上幹事長を務めた二階俊博氏が率いる二階派の勢いが衰え、麻生派が存在感を高めるなど、党内力学の変化が浮き彫りとなっている。

 「(副総裁のポストに)重みをつけていただく。ご指導いただきながら、安定的な党運営ができればいい」

 福田総務会長は8日、総務会後の記者会見で、こう期待感を示した。

 岸田首相(党総裁)の党内基盤は第5派閥の岸田派(46人)だ。このため、重鎮の麻生氏と甘利氏の起用で、党運営の安定を目指す。麻生氏は第3派閥の麻生派(52人)を率いるほか、最大派閥・細田派(96人)に影響力を持つ同派出身の安倍元首相とも盟友関係で、党内で大きな力をもってきた。首相経験者が副総裁に就任するのは初めてだ。

 一方、二階派出身の党四役はゼロとなった。

 甘利氏は、麻生氏について「党で不協和音がある時に説得にお出ましいただきたい」と語る。衆院選に向け、自民は10程度の選挙区で候補者が競合するが、各派閥の利害が絡み、解決の糸口が見いだせていない。調整役を期待しているとみられる。

 ただ、副総裁の役割は曖昧だ。党則は「総裁を補佐」と定めるが、具体的な権限を記していない。過去には様々なタイプの副総裁が存在した。

 麻生氏の前任の高村正彦氏は安全保障関連法案の取りまとめに奔走し、実務型とされた。実力型の代表格は、金丸信・元副総裁だ。最大派閥の竹下派会長として、絶大な力をふるった。

 麻生氏が党運営にどのようにかかわるかは不透明だ。二階氏は老練な政治手腕で党内を安定させたが、強権的で異論を差し挟みにくいとの不満も出た。党内からは「『二階支配』が『麻生・甘利支配』に変わるだけなら、首相の掲げた党改革の機運がしぼむ」(中堅)と危惧する声もある。

◆「べらんめえ」口調は健在

 副総理と戦後最長の財務相として、8年9か月にわたり安倍、菅両政権の屋台骨を支えた。7月の主要20か国・地域(G20)の会議で、国際課税の新ルール作成を主導し、国際社会でも存在感を発揮した。81歳となった今も毎朝散歩をこなし、体力維持に余念がない。安倍元首相とは「盟友」だ。「べらんめえ」口調は健在だが、失言を懸念する向きもある。祖父は吉田茂・元首相。(自民、麻生派)

7506チバQ:2021/10/10(日) 08:27:26
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021100800516&g=pol
首相補佐官に村井氏 岸田派の元財務官僚
2021年10月08日11時05分

 政府は8日の閣議で、国内経済と特命事項を担当する首相補佐官に村井英樹元内閣府政務官(41)を起用することを決めた。8日付。村井氏は衆院当選3回で自民党岸田派所属。財務省出身の政策通で知られ、先の党総裁選でも「新しい日本型資本主義」など岸田文雄首相の政策づくりを主導した。
 松野博一官房長官は8日の記者会見で、「村井氏は国内経済をはじめとした幅広い知識と経験を有しており、適任だと首相が判断した」と起用の理由を説明した。

https://www.yomiuri.co.jp/politics/20211007-OYT1T50248/
【独自】首相補佐官に岸田派の村井英樹氏…財務省出身の政策通
2021/10/08 05:00
 岸田首相は7日、国内経済と特命事項を担当する首相補佐官に、村井英樹・元内閣府政務官(41)を内定した。8日に正式決定する見通しだ。

 岸田派所属の村井氏は財務省出身の政策通で知られる。総裁選では格差を是正し、中間層拡大を目指す「新しい日本型資本主義」や新型コロナウイルス対策などの政策作りを主導した。

 村井氏は衆院当選3回で、岸田氏が重視する若手登用も意識した人選だ。財務省出身で岸田派の木原誠二官房副長官とも近い。首相は、側近2人を首相官邸に置き、省庁横断の案件などで調整役を担わせるとみられる。

 国家安全保障に関する首相補佐官は、木原氏が兼務している。

7507チバQ:2021/10/10(日) 08:30:33
https://www.sankei.com/article/20211008-GBOUBZLMONPJLH74VNJML5R7UI/経済安保、デジタル…重要政策「甘利人事」くっきり
2021/10/8 20:38
長嶋 雅子


岸田文雄政権で、自民党の甘利明幹事長に近い議員が党役員や閣僚に抜擢(ばってき)されている。甘利氏が打ち込んできた経済安全保障やデジタルといった重要政策で立案能力が高い若手の起用が目立つが、党内からは「甘利人事だ」との声も渦巻いている。(長嶋雅子)

「私の人事じゃありませんから」。甘利氏は8日、自身が代表の派閥横断の政策グループ「さいこう日本」(37人)の会合で党役員・閣僚人事に話題が及ぶと、こう謙遜した。


閣僚には麻生派(志公会)所属の甘利氏が推した同派の山際大志郎氏が経済再生担当相に、二階派(志帥会)の小林鷹之氏が経済安保担当相として入閣した。甘利氏が座長を務める党の経済安保戦略を議論する新国際秩序創造戦略本部で山際氏が幹事長、小林氏が事務局長を務めた。特に小林氏は政府への提言とりまとめに奔走するなど汗をかいてきた。

甘利氏は以前から若手の登用に積極的だった。甘利氏が座長を務め、9月に発足したデジタル庁創設に向けた議論を行った党デジタル社会推進本部は「甘利スクール」の様相だ。岸田派(宏池会)の小林史明氏が同本部事務総長から河野太郎前ワクチン担当相の補佐官に抜擢され、今回の人事ではデジタル副大臣に就任。牧島かれんデジタル相と小林鷹之氏も同本部で小委員長を務めた。


ただ、「行き過ぎた甘利氏主導」(閣僚経験者)の人事は波紋を広げた。6日の副大臣・政務官人事を控えた5日の記者会見で「小林経済安保担当相を支える副大臣に(党側の)チームのメンバーを充てたい」と述べた。

党内から「政府の人事に口を出すのか」と疑問視する声が出たが、結果的に「さいこう日本」のメンバーで甘利氏に近い大野敬太郎氏が就任。松野博一官房長官や梶山弘志幹事長代行らも「さいこう日本」に所属する。

甘利氏は最大勢力の細田派(清和政策研究会)に影響力のある安倍晋三元首相、麻生派会長の麻生太郎副総裁とのパイプが太く、それぞれの頭文字から「3A」といわれる。首相は党内基盤を盤石にするため甘利氏を幹事長に据えたが、甘利氏が突出すれば3Aのバランスにも影響しかねない。党幹部は「首相は頼りにしているが、甘利カラーが出すぎるのはよくないな」とクギを刺した。

7508チバQ:2021/10/10(日) 08:33:10
さいこう日本

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%95%E3%81%84%E3%81%93%E3%81%86%E6%97%A5%E6%9C%AC



甘利明(麻生派)(11回、神奈川13区)
林幹雄(二階派)(8回、千葉10区)
渡海紀三朗(8回、兵庫10区)
平沢勝栄(二階派)(7回、東京17区)
田中和徳(麻生派)(7回、神奈川10区)
梶山弘志(6回、茨城4区)
松野博一(細田派)(6回、千葉3区)
石田真敏(6回、和歌山2区)
高木毅(細田派)(6回、福井2区)
平井卓也(岸田派)(6回、香川1区)
金子恭之(岸田派)(6回、熊本5区)
坂本哲志(石原派)(5回、熊本3区)
平将明(石破派)(4回、東京4区)
山際大志郎(麻生派)(4回、神奈川18区)
齋藤健 (石破派)(3回、千葉7区)
義家弘介(細田派)(2回・参院1回、比例南関東)
佐藤ゆかり(二階派)(2回・参院1回、大阪11区)
中山展宏(麻生派)(2回、比例南関東)
(計18名)

参議院議員

金子原二郎(岸田派)(2回・衆院5回、長崎県)
(計1名)

7509チバQ:2021/10/10(日) 08:35:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa8b9285219591f8cf1f5aaca65946e3d2fa4216
「派閥の力に屈したように見せかけて…」岸田内閣は実力重視の“策士内閣”か? デジタル3人衆、抜擢人事、甘利氏起用の意図
10/9(土) 15:10配信
ABEMA TIMES
 新聞社などが「岸田内閣の支持率は歴代内閣の発足時より低調だ」と世論調査の結果を報道したことについて6日、岸田総理がコメントした。


 記者から世論調査の受け止めを聞かれた岸田総理は「各社によってだいぶ幅があるとも受け止めている。それぞれ質問のあり方等も違うのかなと想像する」と回答。その上で「いずれにせよ、この低い数字も含めしっかり受け止め、自分自身をしっかり振り返りながら、これから選挙に向けてしっかり取り組んでいきたいと考えている」と述べた。

岸田内閣は実力重視の“策士内閣”か? デジタル3人衆、抜擢人事、甘利氏起用の意図

 今回の岸田内閣で全20閣僚のうち初入閣は13人。平均年齢61.8歳、女性の入閣は3人だった。デジタル大臣のポストには、当選3回で40代の牧島かれん議員を起用。デジタル副大臣には小林史明議員、デジタル大臣政務官には山田太郎議員を起用した。

 公共政策に詳しい東京工業大学准教授の社会学者・西田亮介氏は、今回の岸田内閣の党役員人事について「真の仕事師内閣、策士内閣だと面白い」と語る。

東京工業大学准教授の社会学者・西田亮介氏

「特に印象に残ったのは、デジタル関係の人事だ。これまでは『本当にデジタル推進したいのか?』『むしろデジタル利権に敏いのでは?』という印象があった。しかし今回のデジタル大臣、副大臣、政務官の人事を見ると、本当にデジタルに強く、実績がある詳しい人たちが担当している。デジタル大臣に任命された牧島議員は、修士と博士の学位をお持ちで、自民党のデジタル政策を取り仕切ってきた実績もある。副大臣の小林議員は通信社出身で、自他共に認めるデジタル分野に詳しい方。山田議員も2010年代前半からインターネットを使った選挙運動に取り組んでいて、強力な支持基盤がない中、しっかり当選してきた。本当の意味で仕事をしてくれる人事ではないか」

 また、今回岸田内閣では総務会長のポストに福田達夫議員を起用。福田議員について、西田氏は「小泉進次郎前環境大臣の“懐刀”と言われてきた。福田議員の方が年齢は上で、『小泉進次郎と福田達夫』(田崎史郎、文春新書)という2人の対談で作られた本もある」とコメント。

「また、商社に務めた経験もあり、外国語も堪能。実力派だ。総務会長は、ベテランが担うことが多い難しい役割だが、小泉前環境大臣が自民党の農政改革をやっていたときに、裏方を取り仕切っていたのが福田議員だと言われている。農水行政は複雑なパワーバランスで成り立っているといわれが、そこに切り込んでいった。なかなかの“策士”であり、派閥の微妙なバランス、政策の調整などの場面で手腕を発揮することが期待されているのではないか。『党風一新の会』(当選3回以下の“若手”衆議院議員約90人で作られた派閥にとらわれない衆院議員有志)をまとめてきた仕掛け人の一人で、まさに抜擢人事といえる」

 さらに、西田氏は幹事長に起用された甘利明氏に言及。甘利氏は2016年、金銭授受問題の疑惑で閣僚を辞任。記者会見では「秘書には政治資金収支報告書に記載するよう指示したが正しく記載されなかった」と述べ、捜査の結果、検察庁は甘利氏を不起訴とした。

「岸田総理はあえて甘利氏を幹事長に起用したのなら面白い。派閥の力に屈したかのように見せかけて、政府ではなく党で周囲の目につきやすい幹事長のポストにあえて甘利氏を起用したのかもしれない。実際に甘利氏は週刊誌などから直撃取材も受けている。世間に照らして、派閥の論理だけではもたないことを知らしめ、岸田色と求心力を強めていきたいと思っていたとすればなかなかの策士だ」 (『ABEMAヒルズ』より)

7510チバQ:2021/10/10(日) 08:45:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/3bd65491fc7eb140db26770c5665ace4365f3023岸田総理、勝利の背景に“SNSコンサル” 担当者は「短歌や俳句のようにツイートを熟考」と評価
10/9(土) 5:57配信

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デイリー新潮
「加藤の乱」を経験
岸田文雄内閣総理大臣

 解散を決断し、自信に満ち溢れた表情を見せた岸田文雄新総理。勝利の背景には、SNS戦略に広報のプロを採用するなど入念な準備があったのだという。

【写真2枚】この記事の写真を見る

 ***

 大学受験では3度、東大に不合格となり、早稲田大学へと進学。卒業して日本長期信用銀行に入行後、5年の勤務を経て、父である岸田文武衆議院議員の秘書として働くことになる。

 31歳の時、地元広島のマツダで役員秘書をしていた裕子夫人とコタツを囲んでお見合いし、結婚。3人の息子に恵まれた。

 1993年、まだ中選挙区時代の旧広島1区から出馬し、初当選。2000年には、当時の派閥領袖だった加藤紘一元幹事長による「加藤の乱」を経験する。若手議員だった岸田総理らは内閣不信任決議案に賛成しようとし、森喜朗総理に退陣を迫るも、党本部の切り崩しで鎮圧されてしまうのだ。

 岸田総理と同じ派閥(宏池会)に所属し、総理とは縁戚関係にある広島県選出の宮沢洋一参院議員は、

「岸田さんの加藤さんについていこうという気持ちは私より遥かに強かったと思います。加藤さんは熱病を患っていたような感じだった。加藤さんが“桶狭間だ!”と言って走り出しても、桶狭間がどこかわからなかったと言っていた議員もいました。当時はとにかく、加藤さんが突っ走って、周りはそれについていくのに精いっぱいだったんです」

 この戦いを通じて岸田総理は「負け戦をしてはならない」という教訓を得たとされている。

アドリブでの炎上が多かった河野氏に対して岸田氏は……
 12年、古賀誠元幹事長から宏池会会長の座を継承するも、権力の椅子にはなかなか手が届かず。18年には総裁選出馬を断念。安倍総理からの禅譲を期待しているとその“腰砕け”ぶりも報じられた。20年の総裁選では菅前総理に敗北し、「岸田は終わった」と陰口を叩かれた。ではなぜ今回の総裁選で勝利できたのか。実にフシギだが、宏池会の議員はこう分析する。

「結局、入念に準備できていたのがうちの会長だったということでしょう。政策も会見の原稿も議員を含めて打ち合わせをし、しっかり準備してきました。河野太郎さんはテレビや会見の質疑応答でアドリブも多く、炎上してしまった感がありましたよね]
俳句や短歌のようにツイート内容を熟考
 確かに敵失という僥倖もあった。さらに、前回の敗戦から今回に至るまで、外部からアドバイスしてきたのが、共同PR総研所長の池田健三郎氏である。

 その池田氏によれば、

「私は昨年8月頃からこの総裁選まで岸田さんの広報戦略のアドバイザーを務めていました。岸田さんはそれまで発信力が課題で、昨年からプロをつけてしっかり取り組もうと岸田陣営から依頼を受けたのです。この1年で注力してきたのはテレビ、新聞、雑誌における目線や立ち居振る舞いなどで、SNSを中心に全般的なアドバイスをしてきました」

 特にツイッターに関して、こう言う。

「実は岸田さんがツイッターアカウントを開設したのは去年の4月のことなんです。人気商売である政治家が、つい最近までツイッターをやっていなかったというのは正直驚きでした。岸田さんは非常に真面目な方で、ツイッターを始めるにあたり、トランプ大統領のツイッターの使い方を気にされていました。“ツイッターを始めるとやめられなくなるのでは”“トランプ大統領のように不穏当なツイートをして、拡散してしまうのでは”という思いを抱いていたようです。それもあり、ツイッターを始めるときには、周辺の人からも説得をしたようです」(同)

 真面目さが一周回って、周囲から笑いすら起きてしまいそうな話だが、総裁を目指す以上、プライベートを見せる覚悟を決めなければと、家族とのエピソードの発信にも踏み切った。

 池田氏が続ける。

「政治家の中にはツイートを秘書に任せている人も多い中、岸田さんは文面をご自身で練られています。まるで、俳句や短歌を考えるように言葉を吟味し、熟考しているのです。岸田さんのツイートは“AではあるがBの面もある”というような多面的な視点から作られた文面が多く、深みを感じさせます」

「週刊新潮」2021年10月14日号 掲載

新潮社

7511チバQ:2021/10/10(日) 08:54:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/0baed0c13194a552aa0eb2b60add7ee8698afcf8麻生前財務相を外し、安倍元総理の意向を“無視”… 岸田総理の人事への評価は
10/10(日) 5:56配信

デイリー新潮
「麻生さんを外したことを見てほしい」
岸田文雄内閣総理大臣

 解散を決断し、自信に満ち溢れた表情を見せた岸田文雄新総理。党役員と官僚人事に透けて見える思惑とは――。


***

 いよいよ、船出となった岸田総理は周囲に、

「来年の参院選までは大変だ。うちの派閥は人数が少ない。すぐに好きな人事はできないだろう」

 と「弱い派閥」ゆえの苦悩を漏らしている。1982年、田中角栄の後押しで誕生した中曽根康弘内閣も、官房長官や重要ポストを田中派に譲り、融和を図った歴史がある。「田中曽根内閣」と揶揄された所以だ。

 実際、今回も官房長官と幹事長ポストは自派閥で出さず、党役員と閣僚人事も岸田陣営の勝利に貢献した派閥に配慮されている。ただし、中でも岸田総理は、

「麻生さんを外したことを見てほしい」

 と強調しているという。今回の人事で「3A」の一人である麻生太郎前財務相は閣内から外れ、党の副総裁に就任した。歴代3位、約8年9カ月に及んで安倍政権、菅政権を支えた重鎮の首に岸田総理が鈴をつけたのだ。自分は与党実力者の傀儡(かいらい)ではないと強調したかったのか、さらに、もう一人の「A」に対しても――。

安倍元総理の要望を無視
「安倍元総理の要望は受け入れられませんでした」

 と、囁くのは細田派(清和研)関係者。

「安倍さんは出身派閥の細田博之会長に対し、何度も電話して“高市早苗を幹事長に”と要望していました。さらに、官房長官は萩生田光一さんにという希望も持っていた。ただ、派内には安倍さんの高市幹事長案について、二人とも派に属していないことから、“部外者が部外者を推すようなもの”と怒る人も出た。そこで調整能力に長けている松野博一さんを官房長官に据えるべく細田さんは岸田さんに直談判しました。岸田さんは安倍さんに連絡をとっておらず、人事の結果に安倍さんは不満を募らせていました」

 しかし、もう一人の「A」にはおんぶにだっこなのだから、皮肉という他ない。

 政治部デスクが解説する。

「党役員人事は幹事長となった甘利明さんの独壇場ですよ。幹事長代理には同じ神奈川選出で、盟友である田中和徳元復興相を起用し、国対委員長には甘利さんが主宰するグループに参加する元復興相の高木毅さんを起用する意向です」
下着泥棒の過去がある高木毅氏が党幹部に
 本誌(「週刊新潮」)は6年前、高木氏の “下着ドロボー”の過去を報じている。かいつまんで概要を説明すると、約35年前、30歳前後だった高木氏が地元、福井県敦賀市の一軒家の合鍵を作って侵入。なんと20代女性のパンツを盗んだのである。本誌は被害者の妹の証言を紹介し、それを受けて国会でも大問題となったが、当の高木氏はシラを切り通した。

「国会であまりに騒ぎになったんで、県連の費用で調査したんです」

 と振り返るのは、当時の県連会長で高市政調会長の元夫、山本拓衆院議員だ。山本氏は本誌報道の翌々年、県連で「下着ドロ」を調査した結果、「高木氏は窃盗で現行犯逮捕されていた」と記者団に語っていた。

「でも、その調査内容をすべて発表するとややこしくなるんで、発表はしなかったんです。あんまり言えないけど、高木は実質、(下着ドロボーを)認めたんですよ。だから、表に出さず、不問に付したんです。発表していたらとんでもないことになったね。でもあれは事実だから。余罪もあったし」

 しかし、もうすでに“とんでもないこと”になっている。まさかの“元パンツ大臣閣下”が党幹部へご就任なのだから……。

7512チバQ:2021/10/10(日) 08:55:26
干された二階派
 その甘利氏の意向は閣内にも反映されている。経済再生担当大臣に就任した山際大志郎衆院議員である。

「山際さんも神奈川県選出で甘利さんと同じタイミングで4年前に麻生派に加入するなど、直系の議員です。組閣にあたり、甘利さんは山際さんに“大臣の希望はあるか”と尋ねています。すると山際さんは“経産大臣でお願いします”と言ったのでその線で進んでいたのですが、事前に報じられ、他派閥からハレーションを呼んだ。そこで経済再生相に就くことになりました。コロナ対策担当でもあり、いずれにしても重要なポジションです。ただ、山際さんは目上の人にも直言したり、陰口を叩くことも多く、“上手くやれるのか”という声が出ています」(官邸関係者)

 抜擢されれば、干される派閥も。二階派である。派幹部がため息をつく。

「党役員には一人も入らなかったな。それを知ったうちの最高顧問の伊吹(文明)さんが岸田さんに“どうなっているんだ!”と電話したんだよ。でも岸田さんから“うちの派閥も出していない。お察しください”と言われてしまったそうだ。まあ、閣内に2人の大臣、特に3期生の小林(鷹之)が入って良かったけどな……」
地味な陣容の行く末は……
 権勢を振るった前幹事長派閥も形無しである。その小林氏は経済安保担当大臣に。しかし、抜擢の理由は「二階派だから」ではない。

 前出・官邸関係者の談。

「小林さんは政策通で甘利さんから絶大な信頼を置かれる一方、開成高校出身でもあります。永田町における開成のつながりは太く、官僚を含めた同窓会組織・永霞会もあります。自民党の開成出身議員は岸田さん含め8名いて、総裁選では必ずしも全員が岸田さんを応援していないのですが、コロナ前は開成出身者の官僚と頻繁に飲んでいました。昨年にはその8人で飲み会を開き、最後は校歌を歌って結束を確認したそうです」

 気心の知れた若手を抜擢し、意気揚々の岸田総理。だが、その陣容は「地味」の一言に尽きる。

 政治アナリストの伊藤惇夫氏は、

「松野官房長官が鉄壁で官邸を守れるか、未知数ですし、甘利幹事長も、自身の“政治とカネ”の問題があり、選挙にはマイナスとなります。実務型の菅前総理が世論に受け入れられなかったのは、岸田さんもよくわかっていて、いま一生懸命柔らかいキャラクターを作ろうとしている。ただ、わざとらしく見えることもあるので、そのあたりを有権者がどう受け止めるか、でしょう」

「週刊新潮」2021年10月14日号 掲載

新潮社

7513チバQ:2021/10/10(日) 09:08:09
https://www.sankei.com/article/20211009-6YPFDCC4HBM4RNIHLDOCVLTGTA/自民若手の「党風一新」、代表世話人に武部新氏
2021/10/9 23:01

自民党改革を求める衆院当選3回以下の議員でつくる「党風一新の会」は9日、武部新衆院議員を代表世話人に選任した。福田達夫総務会長が務めてきたが、党役員への就任に伴って交代する。


武部氏は取材に「(岸田文雄首相は)若手・中堅の登用を果たし、党改革の一歩を実行している」と評価。そのうえで「党改革をサポートし、足りない部分は声を上げなければならない」と強調した。

7514チバQ:2021/10/10(日) 17:23:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/7002eda951e92656e7694263381d3e198ee38dfd
菅前首相の支持、裏目に出た河野太郎氏の落とし穴
10/10(日) 15:52配信


毎日新聞
閣議に向かう河野太郎行政改革担当相=首相官邸で2021年10月1日、竹内幹撮影

 自民党総裁選が終わった。党員の人気が高かった河野太郎氏が失速し、岸田文雄氏が新総裁に選出され、10月4日召集の臨時国会で、第100代の首相に選出された。菅義偉前首相の迷走に始まった今回の政局。河野氏の敗因と岸田内閣の今後を考えてみたい。

 ◇「七・三の構え」

 河野氏は今回、所属する麻生派の麻生太郎会長(現副総裁)らの慎重論を振り切って、出馬に踏み切った。麻生氏は「今はまだ出馬の時期ではない」と諭したが、河野氏は「いや今です」と振り切った。

 河野氏の心象風景を考えると、自分の国民的人気が高い今こそ、河野一族の悲願である首相の座を勝ち取る時期だと判断したのだろう。祖父一郎氏は農相、建設相、副総理格国務相、父洋平氏は副総理・外相、自民党総裁と首相まであと一歩のところで、挫折した。太郎氏には「今回を逃せば、チャンスは巡ってこない」という焦りが色濃くあったと思われる。

 河野氏をコロナ対策でのワクチン担当相に任命した菅前首相の期待感もあり、若手の代表格、小泉進次郎前環境相、国民的人気のある石破茂元幹事長の支持も取り付け、自信満々だったのではないか。

 しかし災いの種は、太郎氏自身の中にあった。「独りよがりで、自意識過剰」「すぐに官僚をどなりつけるパワハラ体質」との批判は、霞が関や経済界で根強くあった。こうした指摘は、祖父の一郎氏の人物評と酷似している。

 太郎氏が模範とすべきだったのは、河野一族でただ一人、目的を成就した太郎氏の大叔父である河野謙三元参院議長の姿勢ではなかったか。謙三氏は一郎氏の弟。1971(昭和46)年、佐藤栄作長期政権を支えた重宗雄三参院議長による「参院の重宗王国」を倒して、参院議長に上り詰めた。

 河野謙三氏は議長として与野党間の対話を重視し、野党に配慮しながら議事運営をするような人だった。野党7、与党3の比重で行けば、参院での強行採決はなくなり、ひいては参院改革につながるとの考えを持っていた。これを「七・三の構え」と呼んだ。

 今回は総裁選であり、与野党間の折衝とは違う。しかし、考えの違う相手の立場をおもんばかる姿勢は、成熟した政治家の資質とみなされるだろう。少し気に食わないと切れたり、しかりとばすようでは、政権運営も国会対策もおぼつかない。

 これに対し、岸田氏は「自分の特技は人の話をよく聞くことだ」とアピール。コロナ禍ですさんだ世相も踏まえ、他人とぎすぎすしやすい河野氏との違いを見せつけた。

 ◇退陣する首相の「後継指名」

 また、総裁選後半の河野氏不振の最大の理由は、9月17日の菅首相(当時)の河野氏への支持表明だったと言えるだろう。菅氏の退陣は、4月の衆参補選での与党連敗、菅氏のお膝元、横浜市長選(8月22日)の惨敗などによって菅氏への反発が強まったからだ。

 自らの失政で辞めていく首相が首相官邸での記者団ぶら下がりで、事実上の後継指名をしたのは、愚の骨頂だったというほかない。今の時代、辞めていく首相が後継指名することは無理がある。

 菅氏とよく似たたたき上げの首相だった田中角栄氏は74(昭和49)年自らの金脈スキャンダルで退陣したが、後年の闇将軍的な姿は見せず、後継については一切言及しなかった。当時の椎名悦三郎自民党副総裁が田中氏の政敵である三木武夫氏を総裁(首相)に指名しても、沈黙を守った。

 菅氏は総裁選の先送り、内閣改造・党役員人事、9月中の衆院解散を策したが、不発に終わり、退陣するのだから、ぐっと耐え忍ぶべきではなかったか。

 菅氏の支持表明、さらには国民的な人気は高くても党内に敵の多い石破氏の河野氏支持は、河野支持の数を急速に減らしたとみて間違いない。麻生氏が河野氏に言ったとされる「政治の世界は足し算が引き算になる」という言葉を地で行ったものと言えるだろう。

7515チバQ:2021/10/10(日) 17:23:51
 ◇岸田氏の人事とは

 総裁となった岸田氏は早速、党役員・閣僚人事に着手し、党の要の幹事長に甘利明党税制調査会長(麻生派)を起用、約9年間、副総理兼財務相の地位にあった麻生氏を党副総裁に充てた。政調会長は総裁選で争いながらも、決選投票では連合を組んだ高市早苗氏を起用、総務会長には衆院当選3回の福田達夫氏を大抜てきした。河野氏は党広報本部長に甘んじた。

 閣僚人事では財務相に麻生氏の義弟、鈴木俊一元環境相(麻生派)、外相は茂木敏充氏(竹下派)、防衛相は岸信夫氏(細田派)の再任、経済産業相は萩生田光一文部科学相(細田派)が横滑り、内閣の要となる官房長官には松野博一氏(細田派)が起用された。

 早速、「安倍・麻生内閣」だという批判が出ているが、現実の総裁選で安倍晋三元首相と麻生氏の影響力が強かったのは事実であり、岸田氏はそれを受け入れたと言える。

 82年11月、当時の自民党田中派の声援で首相に上り詰めた中曽根康弘氏は「田中曽根内閣」と呼ばれるほどの田中派偏重内閣を作り上げた。

 党幹事長は田中派会長の二階堂進氏、官房長官は田中角栄氏の懐刀だった後藤田正晴氏、蔵相(現財務相)には同派のニューリーダーと呼ばれた竹下登氏らを起用、田中氏が刑事訴追されたロッキード事件対策として、無派閥ながら田中氏と極めて親しかった秦野章氏を法相とした。

 実際、組閣の過程で田中派の二階堂氏らが中曽根氏に「いくらなんでもやり過ぎだ。考え直した方がいい」と再考を促したが、中曽根氏は「いや変えません。このまま行きます」と、断固押し切ったという。

 そのうちに中曽根氏は次第に田中氏と距離を置くようになり、田中派内で台頭してきた竹下氏と、竹下氏と親戚関係にあった金丸信氏を重用、田中氏が85年2月に病気で倒れると、最高権力者然として振る舞うようになる。

 岸田氏の場合、総裁選の論功行賞色を強めつつ、老壮青バランスを取り入れる人事をやってのけた。しかもなかなか芸の細かな人事もある。例えば、デジタル・規制改革・行政改革担当相には河野氏の父洋平氏の選挙地盤を引き継いだ牧島かれん氏(衆院当選3回)を充て、河野太郎氏が菅政権で担当していた規制改革、行政改革を引き継がせた。

 こうした岸田内閣の人事が国民に受け入れられるかどうかは、岸田新首相が就任早々直面する衆院選の結果でわかるだろう。

 岸田首相は国会での代表質問の後、衆院を解散、衆院選を10月19日公示、31日投開票の日程で行う方針だ。ゆえに第100代首相(第1次岸田内閣)は必然的に短命である。衆院選で与党(自公)が勝利すれば、改めて特別国会が召集され、岸田氏が再び首相に指名され、第101代首相(第2次岸田内閣)が誕生することになる。

 総裁選、その直後の内閣改造(組閣)から衆院解散までの日数が1カ月以内という事例は佐藤栄作内閣の黒い霧解散の時だ。佐藤首相は66(昭和41)年12月1日の総裁選で再選され、同月2〜3日に党役員人事・内閣改造、同月27日に衆院解散、翌67年1月29日衆院選(自民党は277議席)、2月17日閣僚全員再任で第2次佐藤内閣発足というスケジュールとなった。ちなみに佐藤首相は66年12月の内閣改造・党役員人事で、選挙直前にもかかわらず、幹事長を田中角栄氏から福田赳夫氏に交代させ、内閣の要の官房長官は他派閥(宏池会)の福永健司氏を起用している。岸田首相の場合とよく似ている。【中川佳昭】

7516チバQ:2021/10/10(日) 17:24:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/47b172d5d8ebceb3ea85bda7993569d656c48ea1
金融所得課税見直し 岸田首相「当面触らない」 株価影響を考慮か
10/10(日) 11:59配信
毎日新聞
岸田文雄首相

 岸田文雄首相は10日のフジテレビの番組で、株式譲渡益や配当益に一律20%の税率を課す金融所得課税の見直しについて「当面は触ることは考えていない」と明言した。所得税と異なり、金融取引で得た利益がどれだけ多くても税率が変わらない金融所得課税には「金持ち優遇」と批判があり、岸田首相は国民への分配強化策の一環として税率引き上げの検討を表明してきたが、株式市場や次期衆院選への影響を考慮して軌道修正したとみられる。

【写真】岸田内閣の新閣僚たち

 首相は番組で、経済成長なくして分配強化もないと強調し、賃金の引き上げなどの施策を優先させる考えを示した。「成長がまずあってこその分配だ。私が自民党総裁選で挙げた選択肢の一つ(金融所得課税)が注目を集めて、独り歩きしている」と説明した。

 金融所得課税の強化を巡っては、株式市場への資金流入を鈍らせるとして経済界から懸念が根強い。首相は政権発足以降、株価下落の傾向が続いたことについて「(課税強化を)すぐにやるんじゃないかと誤解が広がっている。仮に私の考え方が影響しているとしたなら、誤解は解かなければいけない」とも語った。【李舜】

7517チバQ:2021/10/10(日) 20:17:29

https://news.yahoo.co.jp/articles/bab01010f9d9f1016623cb8cf91d445be16dd9ee【点描・永田町】菅首相にみる「仕事師」の“けじめ”
10/10(日) 18:31配信


時事通信
首相官邸に入る菅義偉前首相=4日、東京・永田町

メディアジャックが際立った自民党総裁選を横目に、菅義偉首相が退任際まで存在をアピールし続けたことが波紋を広げた。

【図解】内閣支持率の推移

 「辞めていく首相は、『立つ鳥跡を濁さず』の格言通り、淡々と残務処理に徹する」のがこれまでの永田町の“おきて”。しかし、菅首相は退任直前に訪米して日米首脳会談や日米豪印4カ国首脳会談をこなした上、9月28日には新型コロナウイルス対策の核心となる緊急事態宣言などの全面解除を決めた。「次の内閣に負担をかけない」との理由だが、「退任後の影響力保持が狙い」(周辺)との見方も多く、政界だけでなく国民の間でも「仕事師」としての“けじめ”のつけ方に賛否が交錯している。

 1年前、「国民のために働く内閣」を掲げて歴代3位とされる高支持率でスタートした菅政権。携帯電話料金値下げなど身近な改革から、未来を見据えた「2050年カーボンニュートラル」宣言、さらには反対論を押し切っての東京五輪・パラリンピック開催まで、「1年間で成し遂げた仕事は歴代政権以上」(官邸筋)なのは間違いない。にもかかわらず、コロナ禍への拙劣な対応で国民の不信を買い、迫りくる衆院選を前に「菅さんでは選挙に負ける」との自民党内の“ダメ出し”で、「無念の退陣表明に追い込まれた」(自民長老)のが実態だ。 それなのに菅首相は、総裁選が終盤戦を迎えた9月23日から26日まで訪米し、4カ国首脳会談など極めて重要な外交行事をこなし、初対面から馬が合っていたとされるバイデン米大統領とは「政権が変わっても日米関係は揺るぎない」ことを世界にアピールしてみせた。政界やメディアからは「卒業旅行」などとやゆする声が噴き出す一方、「最後まで仕事一筋は立派」(自民幹部)との評価も。しかも、菅首相は後継者が決定する前日の28日に、緊急事態宣言とまん延防止等重点措置の全面解除を決め、「お別れ会見」で自らの指導力を誇示した。
◇「河野氏支持」で総裁選に積極関与
 そもそも、最近の政権移行では、現職首相(総裁)が退陣表明した場合は、総裁選を経て3週間前後で後継者が新政権を発足させてきた。しかし、今回は9月3日の退陣表明から10月4日の新政権発足まで1カ月余の移行期間があり、仕事師を身上とする菅首相は「やるべきことをやるのは当然」(側近)と判断したとみられる。こうした「菅流の身の処し方」の中で、永田町で賛否が渦巻いたのが「菅後継」を目指して総裁選に挑んだ河野太郎氏への支持表明だった。総裁選が告示された9月17日、菅首相は総裁選と並行してワクチン担当をこなす河野氏について「国難の中で大きな成果を挙げてくれた。コロナ対策は継続が極めて大事だ」とあえて河野氏支持を明言し、個別議員にも働き掛けたとされる。

 過去に長期政権を築いた中曽根康弘、小泉純一郎両元首相や安倍晋三前首相は、党内への強い影響力を背景に「後継指名」を実践した。しかし、菅首相のように自らの力不足でわずか1年で退陣表明に追い込まれたのに、総裁選で特定の候補を支持するのは「宰相道に反する行為」(首相経験者)との批判も根強い。このため党内では「手勢を率いて二階派を継承する」「河野政権での院政狙い」などのうがった見方も飛び交った。菅首相自身は最終会見などで次期政権での入閣や菅グループの派閥化を否定した上で、「(退任後も)掲げた政策の実現に取り組んでいきたい」と政治活動への強い意欲を示した。このため、11月衆院選後や来夏の参院選に向けた政局混乱も想定される中、菅首相の退任後の動きが、自民党内の権力闘争とも絡んで、永田町の注目の的となりそうだ【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」10月4日号より】。

7518チバQ:2021/10/11(月) 09:28:35
コタツ記事の香りしかしないけど

https://news.yahoo.co.jp/articles/f5ecadcff57c9b7fb6591958b25578ee1883780d
「二階派が菅派に衣替え」の衝撃 「河野太郎氏の合流」もあるか
10/11(月) 7:05配信
NEWSポストセブン
二階氏はどうなる

 つい最近まで「自民党の最高実力者」と呼ばれて権勢をふるった二階俊博・前幹事長が、総裁選の負け戦と岸田内閣の発足で権力の座から真っ逆さまに転落した。


「次の衆院選に私が立候補するのは当たり前のことだ」──二階氏は総裁選後の10月2日、地元・和歌山で報道陣にそう語って引退を否定した。だが、二階氏の“衆院選出馬”がニュースになるほど、自民党内には依然として引退説が根強い。

「二階さんは82歳、年齢的にみても復権は難しい。選挙準備だけしておいて、総選挙直前に体調を理由に引退を表明、急遽、後継者の三男を出馬させるのではないか」(細田派幹部)との見方もあるほどだ。

 これまでポスト面で“我が世の春”を謳歌してきた二階派は、総裁選の対応で河野支持、高市支持、野田支持に割れた挙げ句、大きな亀裂が入って分裂の危機にある。二階氏が派内でも威信低下を露呈したのは、総裁選前日の同派会合だった。

「対応したくない人は(派閥を)出て行ってもらうよりしょうがないね。ちょっと愚問じゃないかな、こういうプロの世界では」

 そう語って派閥の対応一本化に強い決意を示したものの、河野支持派と高市―岸田連合支持派が反目してまとまらない。その結果、総裁選本番では“二階切り”を掲げて出馬した政敵の岸田文雄氏に二階派からもかなりの票が流れたとみられている。子分たちが勝ち馬に乗ろうと寝返ったのだ。

 岸田内閣の組閣を見ても、二階派から入閣した山口壮・環境相と小林鷹之・経済安全保障担当相はいずれも高市氏の推薦人。「決戦投票で二階派が河野太郎氏に一本化することを防いだ論功行賞」(同前)と見られている。

 二階派ベテラン議員が語る。

「二階さんを支え続けた林幹雄(前幹事長代行)さんくらいは今回の人事で処遇されてもよかったのに、入閣したのは岸田―高市連合に走った2人だけ。二階さんの意向は全く配慮されなかった」

 派閥領袖の力は子分の議員に「ポスト」を配分することで保たれる。総裁選で派内を切り崩され、ポスト配分権も失った二階氏にはもはや派閥を維持する力さえ残っていない。

 注目したいのは二階派の跡目をめぐる動きだ。党内では“負け組派閥の後継者問題など些事”と関心が薄いようだが、ことの成り行き次第では自民党に再び波乱が起きる呼び水になるかもしれない。

7519チバQ:2021/10/11(月) 09:29:13
 二階派の有力な後継者候補の1人が武田良太氏。防災相、総務相を歴任したことで急速に力をつけ、派内で頭角を現わした。総裁選ではまず石破茂氏擁立に動き、石破氏が出馬断念すると河野支持に転じて負け組となったものの、若手に一定の支持がある。

「武田に近い若手議員たちは、派閥を草刈り場にされないために武田を総裁選に担ぎ出そうとしたが、世代交代を怖れた二階会長が野田聖子に推薦人を貸したためにうまくいかなかった。だが、その二階会長は力を失い、重鎮として支えていた最高顧問の伊吹文明(元衆院議長)さんも引退する。いまや派内はバラバラで、このままでは空中分解に向かう。二階会長が派閥を譲らないのであれば、武田は中堅若手を引き連れて派閥を割る決断をするのではないか」(同派中堅)

 注目すべきはその先、武田氏らの受け皿になるとみられているのが菅義偉・前首相のグループなのだ。

 もともと二階氏は「引退後は二階派と菅グループの無派閥議員を合流させ、菅さんに後事を託すつもりだった」(二階側近)とされる。菅氏も二階派議員を人事で厚遇し、それに呼応する姿勢を見せていたが、総裁選前に菅氏が二階氏を幹事長から降ろそうとしたことで2人の関係が悪化、合流構想はご破算になったと見られている。

 しかし、二階派の議員たちにすれば、負け組は人事で干されるうえ、派閥が空中分解すると総選挙でも支援が受けられない。菅氏の側近たちも事情は同じだ。武田氏が菅グループとの合流を目指せば、総選挙前に「菅派」旗揚げ構想が復活する可能性が高い。興味深いのは、それを引き金にもっと大きな「負け組連合」形成につながることだ。

 菅内閣の閣僚経験者が言う。

「岸田総理や安倍さん、麻生さんのやり方は党内に深い恨みを残した。一番、雪辱に燃えているのは強引に総理を引きずりおろされた菅さんだろう。菅派をつくるときは安倍―麻生に切り崩されて存続の危機にある石破派にも合流を呼びかけるだろうし、岸田人事で広報本部長に格下げされて屈辱にまみれた河野太郎や冷や飯組に転落した小泉進次郎とも連携をはかるはずだ」

 二階派分裂という小さな動きが、菅派の結成につながり、それが自民党内に「菅+小石河」という反主流派連合勢力の結成を促す。

 反主流派は議員の勢力では細田派、麻生派、岸田派の主流派には遠く及ばないが、岸田首相より国民の支持が高い河野氏、進次郎氏、石破氏らが党内で生き残る足場ができることが大きい。仮に、10月31日投開票の総選挙で岸田自民党が敗北した場合、攻守逆転する番になるからだ。

 岸田政権で「我が世の春」を謳歌している安倍氏や麻生氏が、菅派結成の動きを「しょせんは負け組互助会」と侮っていると、足を掬われかねない。

7520チバQ:2021/10/11(月) 11:51:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/a515f816ab9cc5294617b2cf4c55f1cf6d7de404
岸田新内閣に「不気味なほど特徴がない」その根本背景
10/11(月) 10:02配信

FRIDAY
堂々たる顔ぶれ!と言いたいところだが…(写真:AFLO)

10月4日にお披露目となった岸田内閣が、さっそく一年前の菅政権と同じフレーズで揶揄されている。


「安倍のいない安倍内閣」

岸田派は46名で、自民党内にある7つの派閥の中で、5番目の勢力だ。中小派閥のトップである岸田氏が総裁選で大勝できたのは、最大派閥の細田派の実質的なリーダーの安倍晋三元総理と、第二派閥の麻生派の麻生太郎副総裁や甘利明幹事長の協力があったからこそだ。

そのため、人事でも細田、麻生、竹下と主要3派閥を優遇した布陣にならざるをえず、結果、新味はゼロに等しくなった。

ただ、総裁選で掲げた「若手の登用」は実行した。

デジタル相に衆院当選3回の牧島かれん氏(44)、経済安全保障相に小林鷹之氏(46)、経済再生・コロナ対策相に山際大志郎氏(53)を抜擢するなど、40代・50代の大臣が6名となった。これは大きな変化だ。

「山際氏は麻生派で甘利氏の右腕的存在。小林氏も二階派ながら、甘利氏の議連の常連です。金融政策は甘利氏の人脈で、彼らを中心に金融課税を実施しそうなことが見えてくると、内閣が発足した2日後の10月5日の日経平均は622円も下げ2万7822円になってしまった」(政治部記者)

自民党役員人事でも若返りが進んだ。衆院当選3回の福田達夫氏(54)を総務会長に抜擢。福田氏は当選3回以下の議員90名が名を連ねる「党風一新の会」の代表世話人だ。同会には河野氏支持者が多く、総裁選では河野陣営と連携して動くかに見えた。

「福田氏がぶら下がりで河野支持を明言し、河野候補もそれに応じる流れができていましたが、総裁選終盤、河野陣営の議員がいくら電話を鳴らしても福田氏は電話に出なくなってしまい、結局支持はうやむやになってしまったようです」(同記者)

7521チバQ:2021/10/11(月) 11:51:25
福田氏は総裁選後、二度とも岸田氏へ投票したことを明かした。総務会長はその行動への論功行賞といえよう。しかし、当初の人事では政策に明るい福田氏を政調会長にするプランだったが、安倍氏が難色を示したという。細田派の参議院議員が解説する。

「達夫さんは安倍さんと距離のある福田康夫元首相の長男で、父を尊敬している。さらに安倍さんと距離のある林芳正元文科相も尊敬する政治家として挙げており、安倍さんからすると肌感覚が合わない。

政調会長は政策・法案を打ち出す要職なので、抜擢されれば、党内外での見せ場がある。目立つ存在になるのは確実です。

その点、総務会長は党の意思決定を行うのが役割で、当選3回では結局追認するだけとなり、見せ場が作れない。なった瞬間が注目のピークともいえる役職だ。安倍さんは達夫さんを見せ場の多い政調会長にはしたくなかったのでしょう」

今回の閣僚人事で再任されたのは、防衛相の岸信夫氏と外務相の茂木敏充氏の2人のみ。言い添えるまでもないが、岸氏は安倍氏の実弟だ。もう一人の茂木氏には、留任に際してのこんな噂がある。

総裁選の最中の9月17日、竹下派の竹下亘会長が食道がんで亡くなった。岸田氏が候補者の中で誰よりも先に弔問に駆けつけたことで、「竹下派は岸田」とまとまった…と言われている。

「弔問に駆けつけるには身内からの連絡がなければ知りえない。その後、茂木さんが、『まっさきに会長に手を合わせたのは誰だ』と岸田支持の雰囲気を作った。そのことがあってかどうか、結果的に茂木さんは留任した」(竹下派記者)

完全に意向を無視されたのが、二階俊博前幹事長が率いる二階派だ。人事案発覚後、二階派からは「岸田だけは許さない」との言葉が飛び交った。彼らにも一応、「最終的には総裁選で岸田支持に方針を変えたのに」という言い分がある。

「二階派の重鎮の伊吹文明さんが、二階会長に対して、『アンタ、何やってるんだ。河野じゃないだろ。岸田をやるんだ』と進言し、土壇場で二階派による岸田大勝の流れをつくるように変わった。『決選投票は岸田で』と言われ、理由を尋ねたら『岸田に流れができた。流れを決めたのは二階派だ、と思わせ、影響力を保つためだ』との説明でした」(二階派衆議院議員)

見え見えの戦略がかえって岸田氏を刺激してしまったのだろうか。結果的に小林氏の他は山口壮氏が環境相で入閣しただけで、二階派によいポジションは回ってこなかったのだ。

12日間の総裁選の最中、水面下では権謀術数が巡らされていたことが、これらの話からも伺えよう。分断から協調へ――そう掲げた岸田新総理。国民がどう受け取ったかはともかく、自民党の中に「なにが協調だ」と漏らしている人々がいることは間違いなさそうだ。

取材・文:岩崎大輔

FRIDAYデジタル

7522チバQ:2021/10/11(月) 23:21:38
半年前の記事
https://news.yahoo.co.jp/articles/c321df1800f51613fdffd16fd46e09d36a27df9b「二階俊博を『おとっつぁん』と呼ぶ男」菅政権の重要閣僚・武田良太総務相(53)の知られざる素顔
5/6(木) 6:12配信

文春オンライン
総務相・武田良太(左)と武田が「おとっつぁん」と呼ぶ自民・二階俊博党幹事長 ©️共同通信社/©️️️️️️️️️️️️️️️️文藝春秋

「大事なのは、おとっつぁんがどう考えとるか、いうことや」

 父親を意味する「おとっつぁん」という言葉を令和の永田町で使うのは、この人物だけかもしれない。その名は総務相・武田良太(53)。武田が「おとっつぁん」と呼ぶのは自民党幹事長の二階俊博(82)のことだ。


 二階派の一員である武田。もちろん二階を前にしては居住まいをただし、「幹事長」と呼ぶが、自らの配下である若手議員などの前では二階との近さをアピールするためか二階を「おとっつぁん」と呼ぶ。

 二階の威光を背景に、安倍政権において二階派枠で国家公安委員長として初入閣した武田。続く菅政権でも重要ポストの総務相に横滑りした。首相・菅義偉肝いりの携帯電話料金の値下げや、NHK受信料の値下げといった課題に総務相として取り組み、その都度ニュースになっていたから、最近になって武田の知名度は俄然上がった。

 だがその人となりは、世間ではあまり知られていないのが実情だ。昨年から突如としてスポットライトを浴び始めた武田良太とは一体どんな政治家なのか。

永田町で「Tアラート」と呼ばれているのは…
「“Tアラート”が来てしまいました。すみません。ちょっと行かないと……」

 まだコロナ禍になる以前のある夜。二階派の若手議員が、会食の相手にすまなそうにそう言い残して席を中座した。“Tアラート”とは武田からの「飲み」の呼び出しのことだ。二階派若手議員の間では、北朝鮮のミサイル発射の警告「Jアラート」になぞらえて、武田からの呼び出しが“Tアラート”と呼ばれていた。

「コロナ禍以前、武田大臣は毎晩のように若手議員を夜の街に呼び出していました。もちろん代金は全て武田大臣が支払います。そんな席で武田大臣は二階幹事長のことを『おとっつぁん』と呼び、二階幹事長との距離の近さをことさらにアピールしました。

 若手議員を呼び出したところで、何か差し迫って話すべき話題があるわけではありません。しかし、毎晩のように顔を合わせることが大事だと大臣は考えておられるのでしょう。今は自民党と言えど少なくなった面倒見がいい議員と言えます」(自民党関係者)

「二階派に入れば大臣になれる」
 そもそも武田は、昭和の大物政治家の一人で、自民党政調会長などを歴任した田中六助を伯父に持つ名門の家の出。しかしながら、国政を目指した1993年、1996年、2000年の衆院選ではいずれも落選。2003年の衆院選でようやく当選したが、もし93年に当選していれば前首相・安倍晋三と同期だったし、96年に当選していれば現首相・菅と同期だったのだ。当選後も、2005年の郵政選挙では郵政民営化に反対したため、党の公認が得られないなかで選挙を戦わざるを得なかった。苦労人なのである。

「二階派に入れば大臣になれる」

 2014年秋に、第二次安倍政権のもとで二階が自民党総務会長に返り咲いて以来、永田町ではそんな風説が流れ始めた。事実、額賀派(現竹下派)だった今村雅弘や桜田義孝、岸田派だった福井照、石原派だった平沢勝栄らは、みな二階派入会後に初入閣を果たした。

 武田はもともとは元・自民党副総裁の山崎拓が率いる山崎派所属だったが、その後は無派閥議員となり、二階が党総務会長として権勢をふるいだしてほどなく、二階派に入会した。

「武田氏が入閣を目指して二階派入りしたのは、言うまでもないでしょう。ただ当初は、外様で、上昇志向を隠さない武田氏に対し、河村建夫氏以外の二階派幹部の警戒心は強かった。それを察知したのか、武田氏はそれから二階派の若手議員の面倒をよく見るようになったのです」(自民党二階派議員)

7523チバQ:2021/10/11(月) 23:21:56
野党議員から「『古き良き自民党』を体現」と評されたことも
 二階派は、二階のカリスマだけで成り立っているようなもので、幹部が若手議員の面倒を見る文化はあまりなかったという。武田は、そのすき間を埋めるべく若手の面倒を甲斐甲斐しく見た。そのことで派閥幹部、特に二階からの信頼を得ようとしたのだと見られている。

「それだけではないのです。元小泉チルドレンの佐藤ゆかりが二階派入りを希望した際、地元大阪の選挙区の支持者らとの訴訟問題があり、それを片付けない限り入会は認められないという条件がつけられました。それを伝え聞いた武田氏は、佐藤の選挙区の訴訟の当事者と向き合い、あっというまに訴訟問題を片付けたのです。

 また、二階幹事長が可愛がった長崎幸太郎が、2017年の総選挙で落選後に山梨県知事選に立候補した際は、足しげく山梨に通って長崎を応援し、現職知事を打ち倒して、当選に導いたということもありました」(同前)

 4月1日の衆議院本会議では、普段は舌鋒鋭く政権批判することで知られる立憲民主党の本多平直ですら、武田をこう評した。

「今の自民党には少なくなった、野党の立場も一定理解できる『古き良き自民党』を体現している方」

総務省幹部は「武田大臣でよかった」と洩らしたが…
 武田は、次第に二階や二階派幹部の信頼を勝ち取り、2019年に二階派枠で安倍政権の国家公安委員長・防災担当相としてついに初入閣を果たした。

 そんな武田は、2020年秋には、菅政権で総務相という重要閣僚に抜擢された。当初は、携帯電話料金やNHK受信料の引き下げで、脚光を浴びたが、2021年に入ると、総務省の利害関係者にあたる東北新社問題の矢面に立たされる。同社に勤める菅首相の長男らによる総務省幹部への高額接待問題が国会で問題となったのだ。

 役人の問題について責任を背負わされながらも、武田は総務省幹部の過ちを率直に認めて、大臣として詫びた。武田は事務方を責めることなく、むしろ、対応に当たる事務方の負担を心配するなどして、その姿勢は当初、総務省内外から評価されていた。

「総務省は武田大臣でよかった。組閣時に一部で報道されていた河野太郎総務相だったら、総務省内の混乱は目も当てられないほどだったろう」

 総務省幹部の一人はそうつぶやいた。武田の政治家としての、いつもの巧みさが表れていた。

急転直下……武田自身がNTT社長と会食していた
 しかし、ことは直線的には進まない。今度は武田自身が、総務相就任後に、総務省の利害関係者の筆頭ともいえるNTT社長と会食していた問題が、「週刊文春」で報道されるに至った(3月25日号「武田総務大臣もNTT社長と会食していた」)。

 自らにも疑惑の目が向けられ、国会でも連日批判される武田。翌年度予算案審議の舞台が参議院に移るころには、いつもの余裕はなくなった。

「国民の疑念を招く会食はしていません」

 NTTとの会食の有無を問われた武田は、会食の有無を明言せず、国会答弁では、ひたすら定型句を繰り返すようになった。

不仲の麻生太郎は「仲が良くないので黙っておきました」
 当然、野党は武田の答弁に対し、日増しに批判のボルテージを上げるが、武田への批判は閣内からも飛び出した。

「何回も(同じ答弁を)言っているので、まあこんなのをテレビで見ていたら、どういうふうにとられるのだろうなあと思いながら、武田にちょっと言おうかなと思ったんですけど。あんまり仲が良くないので黙っておきました」

 3月16日、総務相たる武田に対し、閣内にありながら国会答弁で歯に衣着せぬ批判を浴びせたのは副総理兼財務相の麻生太郎だ。自民党福岡県連の主導権をめぐって長年不仲で知られる二人だが、麻生は野党・前原誠司からの質問に対して、武田の答弁ぶりを閣内から批判してみせた。

7524チバQ:2021/10/11(月) 23:22:08
猜疑心を隠さず「俺には情報は全部入ってくるんだ」
「精神的に追い込まれたのか、この頃の武田さんは恨み節を口にすることもあり、“菅政権を中心的に支える政権幹部の一人”について、不平を言っています。猜疑心を隠さず、『俺には情報は全部入ってくるんだ』とも言っていました」(別の自民党関係者)

 そんな武田の気質は、以前も現れたことがあった。自らに降りかかった疑惑を、番記者に釈明させたのだ。

「その一端が垣間見えたのが、2020年7月に週刊文春が報じた『記者との飲み会疑惑』にまつわる対応です(7月23日号「武田防災大臣 豪雨被害の最中に“記者と飲み会”疑惑を聞くと……」)。

 文春の記者が疑惑について武田氏に電話で直撃取材した直後、なぜかNHKの二階派担当記者から文春記者へ電話があり、疑惑について釈明したのです。ここに武田氏の人品骨柄が表れているのではないでしょうか。この一件は永田町関係者の間でもウワサになりましたよ」(同前)

 菅政権の中でも期待値の高い大臣の一人である武田。だが、彼がいかなる政治家なのか、その仕事ぶりとともに、その人物評についても取材を深めていきたい。政治は理屈ではなく、それを動かす政治家の人間性が左右するものだからである。(敬称略)

赤坂 春鷹/Webオリジナル(特集班)

7525チバQ:2021/10/12(火) 11:25:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/137e93161785e1630cb3300a1e70e573418bfb65
岸田派VS二階派VS麻生派VS石破派「仁義なき」自民党の公認争い【西日本編】〈dot.〉
10/12(火) 11:12配信


AERA dot.
地元の会合で目もあわせない河村建夫元官房長案(左)と林芳正元農相(C)朝日新聞社

 自民党は10月11日、第一次公認候補を発表した。だが、公認争いで保守分裂に発展している山口3区、長崎4区、徳島1区、福岡5区などの選挙区では結論が先送りとなった。西日本での「仁義なき」公認争いをルポする。


 現在、参院山口県選挙区の補欠選挙の真っ只中の山口3区。自民党は参院比例区選出だった北村経夫氏を擁立する。だが、10月7日の選挙戦初日は不穏な空気に包まれたという。

 北村氏の出陣式に公認争いをしている二階派で現職の河村建夫元官房長官と参院から鞍替えの岸田派・林芳正元農相がともに挨拶に立ったのだ。

「衆院選の日程も決まり、公認争いも佳境でどうなるかとハラハラでした。お互い目も合わせずそっぽ向いたままでしたよ」(自民党の県議)

 長崎4区では現職の北村誠吾前地方創生担当相(岸田派)ではなく、前県議会議長で県議の瀬川光之氏を地元県連が公認候補としての推薦を党本部に求めたことで、騒動となっている。

 地元県議によると、県連での投票で瀬川氏が北村氏より上回ったことと、「大臣時代のあまりに情け無い答弁は県民の不評を買っている」との理由だという。

 北村氏は「現職優先」だとして公認されるべきと主張したが、第一次公認では名前は発表されなかった。

 北村氏が岸田派に属しているので陣営は「岸田首相になったので、現職優先という原則から県連決定は覆るはず」と強気を崩さない。

 一方、高知2区は現職の山本有二元農相(石破派)の地盤だが、前高知県知事、尾崎正直氏(二階派推薦)が公認に決定した。

「山本氏が対応を県連に一任したことが大きい。二階氏が幹事長時代に尾崎氏の出馬を宣言していたので、あまり揉めなかった」(二階派の国会議員)

 10月19日スタートの衆院選まであとわずかだ。岸田文雄新首相のデビュー戦でもある。岸田派の国会議員がこう内情を語る。

「まだ就任したばかりで、国会もある中、正直、頭を悩ませています」


いくつもの小選挙区で未だに候補者調整がつかず、保守分裂となっているからだ。その中で注目されるのが、徳島1区だ。

 今年5月、自民党徳島県連幹部たちは党本部に7回当選の後藤田正純衆院議員(石破派)を衆院選では「非公認」とするように要請する「申し入れ書」を提出した。

◆後藤田氏に「堪忍袋の緒が切れた」と県連

「申し入れ書」では、後藤田氏の言動に「堪忍袋の緒が切れた」として公認しないようにと訴えている。そこには、自民党の徳島県議23人の手書き署名もついていた。

「今もって、申し入れ書の回答が党本部から来ません。どうなっているのか」

 地元の自民党県議は憤懣やるかたない口調でこう語る。逆に自民党本部も対応に苦慮しているようだ。

 しかし、県連が推していた徳島県の飯泉嘉門知事は10月1日、次期衆院選に徳島1区から出馬しないと県議会で表明した。

 飯泉氏の出馬が有力視されていたことも徳島県連の「後藤田おろし」の背景にあったという。

「飯泉氏が出るものとばかり思っていた。その時、自民党に推薦願もくるので、どう対応すればいいのか、と考えていたのですが…」(自民党幹部)

 地元の世論調査では、後藤田氏と無所属で出馬する仁木博文元衆院議員の支持ポイントはほぼ横並びだが、飯泉氏はやや下回っていたという。

「飯泉氏は9月末まで『衆院選に出馬予定』と周囲に挨拶をしていた。それが自民党県議団から世論調査の数字などの説明を聞いて断念となった。世論調査で差はあるが、自民県連が一丸になればまだひっくり返せる数字だった。ポスターの撮影までしていたそうですよ。それが出馬断念でますます混乱しています」(前出・自民党県議)

 県連からNOを突き付けられている後藤田氏だが、自民党県連との対立についてこう訴えている。

「自分のことを考えたら(地元の)政治家と仲よくした方がいい。見て見ぬふり、長いものに巻かれたらいい。しかし、私は県民、国民のために政治をやっている」

7526チバQ:2021/10/12(火) 11:25:56
今回は飯泉氏が出馬せず、後藤田氏が公認された。だが、情勢は過去2回、後藤田氏は仁木氏に勝利しているが、世論調査ではほぼ互角。

「仁木氏は医師で、自分のクリニックではコロナのワクチン接種をしていることで評判がいい。世論調査にあるように、今回は互角の戦いで後藤田氏も厳しい。しかし、県議は誰も後藤田氏の応援はしませんよ」(前出・自民党県議)

◆福岡5区は麻生派VS岸田派 紙爆弾が飛び交う

福岡5区は原田義昭元環境相(麻生派)が9期目を目指す。しかし、待ったをかけているのが、福岡県議会議長の経験もある、栗原渉県議だ。

 原田氏は現職優先だと、立候補の構えを崩していない。一方、地元の自民党支部は栗原氏を推しており、混沌としている。

「岸田首相となったことで、ますます混乱しています」

 地元の自民党県議はこう打ち明ける。原田氏は麻生派で、甘利明幹事長となったことで公認が得られると見込む。だが、栗原氏は若い時から太田誠一元農相と秘書となり、県議へと歩んだ。太田氏は岸田派、宏池会の会長代行まで務めたこともあり、栗原氏は岸田派の支援を得ている。岸田派と麻生派の代理戦争の様相を呈しているのだ。

 原田氏は支援団体に向けて、<自由民主党としても、すでに「公認」の決定を頂いており、私もその責任と誇りの上であらゆる努力を傾注している>と見解を述べた。

「岸田首相誕生に大きく貢献した麻生派から甘利氏が幹事長。現職優先ですし、うちの公認はゆるぎない」(原田陣営の地方議員)

 だが、栗原氏もあきらめていない。選挙戦に向けて決起大会も準備。地元の関係者には<私の決意>という書面を発送した。

<私は国と福岡5区の課題に対し、皆さまと一緒に取り組ませていただきたい。その一心で国政参画を「決意」しました>(栗原氏文書より)

「岸田首相となったから、期待している。事実、地元では福岡5区にある7つの支部のうち5つが栗原氏の推薦を決めている。地元の声を必ずや岸田首相は聞いてくれるはず」(栗原氏陣営)

 そんな中、地元では原田氏、栗原氏を中傷するチラシや記事がまかれるようになった。

「福岡5区は紙爆弾が飛び交い大変だ。岸田首相と麻生氏のトップ同士で話し合ってもらうしかない。ただ今回は総裁選直後とあって、世話になった麻生氏に岸田氏が譲る可能性もある」(自民党幹部)

◆大阪3区は自民VS公明VS維新に?

 大阪3区では政権与党の自民党と公明党に亀裂が入りかねない状況だ。公明党の現職、佐藤茂樹氏の地盤に自民党の元府議で大阪市長選にも出馬した、柳本顕氏が無所属で出馬表明したのだ。

 柳本氏は自民党大阪市議団の幹事長も経験し、大阪都構想に真っ向から反対してきた。だが、公明党は山口那津男代表が大阪入りまでして、大阪都構想を支援。そのしこりが残る。

 また、柳本氏は2019年の参院選に大阪選挙区から自民党公認で国政進出が決まっていた。だが、大阪都構想の是非をめぐる大阪府知事と大阪市長のダブル選挙が行われ、柳本氏は大阪市長選挙に立候補。敗れたことで、国政への道が断たれた。

「柳本氏は今も大阪都構想のことを蒸し返すがもう終わった話です。大阪都構想も否決されてしまった。なぜ、選挙直前に出馬なんて言い出すのか理解できません」

 公明党の幹部はこう怪訝そうに話す。自民党の大阪選出の国会議員は内情を打ち明ける。

「当初、柳本氏は10月8日に出馬会見を設定。それを党幹部が説得して待ったをかけた。柳本氏が言うことも理解できるが、自民党と公明党は政権与党です。特に大阪は日本維新の会の力が強く、自民党も公明党も厳しい状況。柳本氏が無所属でも出馬となれば、公明党から猛反発をくらい政権与党で共倒れ、維新を利することになる」

 まだ大阪3区には柳本氏の<国を動かす大阪の底力 新起動>というポスターが複数の場所で貼られている。

「柳本氏は打倒維新のために火中の栗を拾ってくれたのは事実。ただ、自公政権の枠組みをはみ出すようなことは考え直してほしい。今、比例もしくは来年の参院選で処遇することで調整しているそうだ。なんとか聞き入れてほしい」(自民党幹部)

 自民党の「仁義なき公認争い」の結末はいかに。

(AERAdot.編集部 今西憲之)

7527チバQ:2021/10/12(火) 11:34:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/c394bd383d9b5da98f8d818d4145522599c9a9f5
財務次官の「バラマキ批判」寄稿が波紋、与党内には不快感示す声も…首相は静観
10/12(火) 0:33配信

読売新聞オンライン
 財務省の矢野康治次官が8日発売の月刊誌「文芸春秋」に衆院選や自民党総裁選を巡る経済対策などの論争について、「バラマキ合戦」と寄稿したことが波紋を広げている。岸田首相らは静観しているものの、衆院選を直前に控える中の財務省事務方トップの異例の発信に、与党内からは不快感を示す声も出ている。

 「議論として、色んな考え方、意見は当然あっていい。いったん方向が決まったら、しっかりと協力してもらわなければならない」

 首相は10日のフジテレビの番組でこう述べた。松野官房長官も11日の記者会見で「財政健全化に向けた一般的な政策論について私的な意見を述べたものだ」と受け流した。

 4日に発足した岸田内閣は、新型コロナウイルス禍で「必要な財政支出はちゅうちょなく行う」と訴え、衆院選後にまとめる経済対策で、事業者や子育て世帯などに給付金を支給する方針を打ち出している。矢野氏の寄稿は、これら衆院選のアピール材料に冷や水を浴びせた形となった。

 矢野氏は寄稿で、日本の財政状況を「(沈没した英国の豪華客船)タイタニック号が氷山に向かって突進しているようなもの」と表現し、将来的な財政破綻に警鐘を鳴らした。首相が総裁選で掲げた「数十兆円規模の経済対策」にも触れ、「まるで国庫には、無尽蔵にお金があるかのような話ばかりが聞こえてくる」と指摘した。

 矢野氏は主税、主計両局長を歴任した後、今年7月に一橋大出身者として初めて財務次官に就任した。12〜15年には、当時官房長官だった菅前首相の秘書官も務めた。省内きっての厳格な財政再建論者として知られ、「政治家が相手でも直言できる人物」と評される。

 自民党の高市政調会長は10日のNHKの番組で「大変失礼な言い方だ。基礎的な財政収支にこだわって本当に困っている方を助けない。これほどばかげた話はない」と批判した。自らの政権で積極財政を唱えてきた安倍元首相も「あの論文は間違っている」と周辺に語った。

 公明党の山口代表は「財政を維持する観点からの一つの見識だ」と理解を示す一方で、高校3年生まで10万円相当を給付する同党の衆院選公約に関して「財源の制約も考え、配慮している」と反論した。

 財務省内の反応は様々だ。「堂々と名前を出して厳しい財政の現状を訴えた」と評価する声がある一方、「なぜ、衆院選を前に混乱を招くような行動を取るのか」と、異例の発信に首をかしげる者もいる。

 自民党幹部は「政府内で主張すればいい話だ。対外的に発信すれば、政権の統治能力が疑われる。役人ののりをこえている」と指摘した。

7528チバQ:2021/10/13(水) 08:16:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/298f46047526e8ce19b8fe6c5946b3c26ce015a1
自民公約「党高政低」浮き彫り 「岸田カラー」薄く
10/13(水) 7:12配信


時事通信
記者会見で衆院選公約を発表する自民党の高市早苗政調会長=12日午後、東京・永田町の同党本部

 自民党は12日、衆院選公約を発表した。

 岸田文雄首相が党総裁選で掲げた「デジタル田園都市国家構想」などを盛り込む一方、抜け落ちた目玉政策も少なくなく、「岸田カラーが薄い」との声が漏れる。作成過程を通じて、政府と党の力関係が安倍・菅政権時代の「政高党低」から「党高政低」に変化しつつあることも浮き彫りとなった。

【図解】岸田首相の所信表明演説ポイント

 「公約はあくまでも党としての公約だ。抜けているものも多少あると思うが、内閣でしっかりと進めて(もらえばいい)」。自民党の高市早苗政調会長は12日、公約発表の記者会見で、首相の総裁選公約を完全には採り入れていないと認めた。

 党公約は首相が訴える「新時代共創内閣」を反映し、「新しい時代を皆さんとともに」がキャッチフレーズだ。首相の総裁選公約に沿って「新しい資本主義で分厚い中間層を再構築する」と宣言。具体策として、賃上げに積極的な企業への税制支援や看護師や介護士らの所得向上を明記した。

 しかし、首相自身が発言を後退させた「令和版所得倍増」や金融所得課税見直しだけではなく、分配政策の柱に据えた子育て世帯の住居費・教育費支援が脱落。健康危機管理庁創設や科学技術顧問設置も盛り込まれなかった。党内の根強い反発を受け、役員任期の3年制限を柱とする党改革も完全に抜け落ちた。

 一方、公約では高市氏や安倍晋三元首相が主張する保守的な政策が目立った。高市氏の持論である「危機管理投資・成長投資」を冒頭に掲げ、核融合開発の推進を明記。敵基地攻撃能力の保有を含めた抑止力向上も記した。憲法改正に関しては「時代の要請に応えられる憲法を制定するために力を尽くす」とした。

 党関係者によると、公約の作成過程では首相官邸と党の間で激しいせめぎ合いがあった。公約策定に当たった党政務調査会には、古屋圭司会長代行ら保守系議員が多い。首相に近い官邸幹部が素案に「赤ペン」を入れて党に戻すと、政調幹部が「出入り禁止だ」と激高する場面もあったという。

 党高政低への変化をうかがわせるのは公約だけではない。副大臣・政務官人事には甘利明幹事長が大きな影響力を及ぼしたとされる。首相に近い閣僚経験者の一人は「甘利氏、高市氏、安倍氏が力を持ち、首相は単なるお飾りになりかねない」と懸念を漏らした。

 高市氏は12日の記者会見で、衆院選公約にない政策は内閣として推進すればいいと指摘しつつ、首相にこうくぎを刺すのも忘れなかった。「内閣で進める前には、自民党でしっかりと徹底的に審査を行わせてもらう」。

7529とはずがたり:2021/10/14(木) 08:54:12

解散権は岸田が行使した(日程を1週間前倒しにした)が,人事権も政策決定権もないやん。

自民、公約の夫婦別姓検討を削除
慎重派に配慮か
https://nordot.app/820627586070626304?c=39550187727945729
2021/10/12 21:00 (JST)10/12 21:17 (JST)updated
c 一般社団法人共同通信社

 自民党が12日に発表した衆院選公約の政策集で、選択的夫婦別姓制度を巡り、原案に記されていた「夫婦の氏に関する具体的な制度のあり方についてさらなる検討を進める」との一文が削除された。制度導入を巡っては党内で意見の隔たりが大きく、慎重派に配慮した可能性がある。

 高市早苗政調会長は記者会見で「公約が後退したわけでは決してない」と強調。旧姓を通称として使用拡大する考えを重ねて示した上で「国民の間にさまざまな議論がある。納得感を得られるよう丁寧に議論したい」と語った。

岸田首相、金融所得課税「当面触ること考えていない」 成長と分配好循環は「まず成長」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/136027
2021年10月10日 19時01分

 岸田文雄首相は10日、株式売却益など金融所得への課税強化を先送りする意向を自民党本部で記者団に示した。これに先立つフジテレビ番組では、金融所得課税を「当面は触ることは考えていない」と明言。自民党総裁選では格差是正策の検討課題としていたが、株価の下落傾向や投資の冷え込み懸念を踏まえ、衆院選(19日公示、31日投開票)を前に軌道修正した格好だ。成長と分配の好循環に関し「成長なくして分配はない。まず成長をしっかり考えていく」と強調した。
 首相は4日の就任記者会見で、具体的な分配政策として「金融所得課税(の見直し)も考えてみる必要がある。さまざまな選択肢の一つ」と説明。総裁選の論戦でも、富裕層を含めて一律20%の税率を見直すことに前向きな見解を示していた。
 10日は党本部で記者団の質問に答え「分配政策の順番を考えた場合、まずは賃上げ税制、下請け対策、看護・介護・保育の公的価格の見直しから始めるべきだ」と述べた。番組では「そこばかり注目され、すぐやるんじゃないかとの誤解が広がっている。金融所得課税を考える前に行うことはいっぱいあると言っていた」と釈明した。(共同)

岸田首相「成長なくして分配はない」成長戦略優先の考え示す
[2021年10月10日11時58分]
https://www.nikkansports.com/general/news/202110100000353.html

岸田文雄首相は10日のフジテレビ番組で、自身が掲げる「成長と分配の好循環」に関し「成長なくして分配はない。まず成長をしっかり考えていく」と述べ、成長戦略に優先して取り組む考えを示した。分配の財源に掲げる株式売却益などの金融所得課税強化について「当面は触ることは考えていない」と明言した。

衆院選(19日公示、31日投開票)をにらみ、株価下落や投資の冷え込みといった経済の先行き不安を回避する狙いがあるとみられる。

労働者の給与を引き上げた企業に対する優遇税制を推進する考えを重ねて表明。柔軟な働き方を可能にするセーフティーネット(安全網)の整備や正規と非正規の格差対策を実施した上で、労働市場の規制緩和に着手する考えも示した。(共同)

7530チバQ:2021/10/14(木) 10:13:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/d71d638a045442f10a576e97d959589ae587d483
「健康危機管理庁」トーンダウン 宙に浮くコロナ司令塔 政府
10/14(木) 7:13配信

時事通信
自民党総裁選に出馬し、新型コロナウイルス感染症対策の「岸田4本柱」を発表した岸田文雄氏=9月2日、衆院議員会館

 岸田文雄首相が先の自民党総裁選で掲げた「健康危機管理庁」設置の見通しが不透明になってきた。

 感染症対策の司令塔と銘打つものの、具体像はほとんど明らかになっていない。既存の府省庁との役割分担など課題は多く、政府内では早くも「中長期的な課題と位置付けるべきだ」との声が出ている。

 「これまでの対応を分析し、司令塔機能などを抜本的に強化する」。首相は8日の所信表明演説でこう述べつつも「健康危機管理庁」設置には触れなかった。松野博一官房長官は12日の記者会見で改めて設置方針について問われ、「所信表明の中では明確に述べていない」とトーンダウンした。

 「健康危機管理庁」は総裁選での首相の目玉公約。今年に入り新型コロナウイルスの感染再拡大で自宅療養の患者が死亡する事例が続出。政府や自治体、医療機関の連携不足も要因との指摘が出ており、当初は担当閣僚が地方を含めた感染症対応を統括することをイメージしていた。

 ただ、設置に向けたハードルは低くない。病床確保や都道府県との調整、緊急時の行動制限の検討といった役割は各省庁にまたがる。今回の新型コロナ対応以外の業務も担っていることから、強引に統合すれば行政機能に支障が及ぶ可能性がある。一方で、「一から組織をつくるのは人材確保を含め非現実的」(政府関係者)だ。こうした事情を背景に、衆院選の自民党公約でも「健康危機管理庁」設置の明記は見送られた。

 今月以降、新型コロナ感染の減少傾向は顕著だが、冬場にかけて再拡大するとの懸念は根強い。内閣官房幹部は「当面は事前の病床確保などに努めて『第6波』に備える。組織論はじっくり検討した方がいい」と語った。

7531チバQ:2021/10/14(木) 21:18:28
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2021101300014.html
岸田政権を短命化させる「三つの鬼門」 “クーデター”、冷や飯組、選挙ラッシュ
2021/10/14 07:00AERA dot.

岸田政権を短命化させる「三つの鬼門」 “クーデター”、冷や飯組、選挙ラッシュ

新しく首相に就任した岸田文雄氏 (c)朝日新聞社

(AERA dot.)

 総選挙1週間前倒しという奇襲で先手を打った岸田文雄新政権に、早くも暗雲が漂う。財務省は政権に反旗を翻し、冷や飯組は反転攻勢を狙う。さらに国政選挙が訪れる。三つの「鬼門」を突破できなければ、岸田内閣は短命に終わる。

*  *  *

 岸田文雄新首相の“初陣”は、上々のようだ。

 岸田政権初の国政選挙となる参院静岡・山口両選挙区の補欠選挙(10月24日投開票)が7日に告示された。衆院選(19日公示、31日投開票)の前哨戦という位置づけで、与野党ともに初日から大物政治家が応援に駆け付けた。岸田氏も静岡入りし、首相就任後初の街頭演説でこう訴えた。

「この選挙で岸田に任せるかどうかをご判断いただかなければなりません!」

 朝日新聞の世論調査では、岸田内閣の支持率は45%。1年前の菅義偉内閣発足時の65%に比べると低調なスタートだが、菅首相の退陣表明前の28%からは大きく回復した。党内では楽観的な見方が広がる。岸田氏周辺は言う。

「参院補選静岡選挙区の情勢調査は、野党候補の分裂もあって自民候補が野党候補に20ポイント近くの差をつけて圧勝の勢い。自民王国の山口も勝てるだろう。参院補選で2勝できそうなのは大きい」

 選挙に勝てば政権の求心力は高まる。だが、順調な船出の裏で、岸田政権を短命化させる“鬼門”も見え始めている。

 党総裁選では、岸田氏は数十兆円規模の財政出動を公約に掲げた。補正予算の審議が始まるのは衆院選後だが、「20兆〜30兆円あたりのイメージ」(岸田派幹部)だという。

 これに政府内で公然とかみついた人物がいる。財務省の矢野康治事務次官だ。

 矢野氏は月刊誌「文藝春秋」11月号に寄稿した論文で、党総裁選などで繰り広げられた経済政策を念頭に「バラマキ合戦のよう」と批判。財政再建をしなければ「将来必ず、財政が破綻(はたん)するか、大きな負担が国民にのしかかってきます」と警告した。

 現役の事務次官が、政権の政策に異論を唱える論文を公表するのは異例だ。だが、矢野氏の寄稿について、鈴木俊一財務相は8日の閣議後の記者会見で「問題だという思いは持っていない」と述べるにとどめた。財務省からの“クーデター”に、お墨付きを与えた形だ。

 矢野氏は、18年に森友学園問題に関連して財務省の公文書改ざんが発覚した時の官房長だった。論文でも当時について「あの恥辱を忘れたことはありません」と回想。その上で「(政権には)『勇気をもって意見具申』せねばならない」と書いている。

 アベノミクスの「生みの親」の一人で、安倍政権で内閣官房参与を務めた本田悦朗・前駐スイス大使は、矢野氏が主張する財政再建論は「政策を誤った方向に誘導する危険性がある」と指摘する。

「新型コロナウイルスの影響で、2020年の日本の国内総生産(GDP)は4.8%減という異常な状態です。たしかに、アベノミクスで長期金利をゼロ近くに固定したことで金融政策の効果は弱くなっているが、財政出動の効果は高まっている」

 財務省が狙うコロナ禍の緊縮財政に、本田氏はこう警告する。

「コロナの終わりが見え始めて消費が回復しようとしている時に、緊縮財政でブレーキを踏むことはしてはならない。今こそ、財政と金融を一体的に活用して経済の苦境を乗り切り、デフレを脱却し、持続的な成長につなげるべきです。経済成長なくして財政健全化は不可能。矢野氏の論文は基本的な誤りが多く、国民に誤解を与えるものです」

7532チバQ:2021/10/14(木) 21:18:46
「最強」官庁からの宣戦布告に、岸田氏はどう対決するのか。政権の命運を占う戦いが、衆院選後に始まる。

 総裁選では「冷や飯」という言葉が流行語になった。敗れた者は人事で痛い目にあう。それが永田町のルールだ。

 決選投票で敗れた河野太郎氏が、党広報本部長という「格下げ人事」を食らったのが象徴的な例だが、なかには冷や飯すら与えられなかった人もいる。

 菅政権では、閣僚と民間人の有識者が参加する「成長戦略会議」が経済政策の決定に強い影響力を持っていた。その中心となっていたのが、民間人有識者に名を連ねていたパソナグループの竹中平蔵会長や小西美術工藝社のデービッド・アトキンソン社長らだ。

 だが、岸田氏は同会議を廃止。竹中氏に近い慶応大の岸博幸教授も、内閣官房参与を退任した。国土交通省関係者は言う。

「竹中氏は関西空港などの運営を手がけるオリックス社の社外取締役を務めていますが、同会議では、羽田・成田の両空港を統合し、所有権は国などに残したうえで長期間の運営権を民間に売却する『コンセッション方式』の導入を主張していました。その計画も、岸田政権の誕生で消える可能性が出てきました」

 利害関係者である竹中氏が同会議で空港政策について発言していることに、批判も出ていた。政府関係者は言う。

「羽田と成田の運営権を民間企業が受託すれば、巨額の利益が出ます。同会議では、空港という社会インフラをどう運営するかというのではなく、ビジネスとしていかに空港運営がもうかるかという議論が多かった。確実に利益の出る空港のコンセッションだけが狙われていました」

 与党内では、竹中氏が政権の中枢から去ったことを歓迎する声も多い。ある自民党中堅議員は「選挙を経た国会議員でもない民間人が、政策決定に持つ影響力が大きすぎた」と話す。

 ただ、このままで終わるとは限らない。

「規制改革は巨大なカネが動くビッグビジネスの側面もある。規制改革を求めて政治家に巨額の寄付をしている民間人もたくさんいる。今回、政権の中枢から外された規制改革推進派は、いずれ巻き返しを狙うだろう」(前出の政府関係者)

 こういった抵抗をはね返すには、政権の求心力を保つことが重要だ。それにはまずは選挙で勝つことが重要となる。政治ジャーナリストの田中良紹氏は言う。

「菅内閣が退陣したことで有権者の受け止め方が変わり、次の衆院選で与党が過半数割れする可能性はかなり低くなった。ただ、来年7月には参院選がある。それが本当の意味での決戦です」

 仮に参院選で立憲民主党などの野党が大きく勝利し、与野党の議席数が逆転すれば「ねじれ国会」になる。岸田政権は国会運営の主導権を失い、レームダックに陥る。そうなれば短命政権で終わる。自民関係者も「来年の参院選が岸田政権にとって『鬼門』になる」と見る。派手な立ち振る舞いを好まない岸田氏にとって、選挙こそが最大のリスクだ。

 とはいっても、現時点では野党が政権短命化を招くほどの脅威にはなっていないのも事実だ。

 次期衆院選の公示日は19日だが、立憲と共産党はまだ70程度の小選挙区で競合している。さらに、立憲の枝野幸男代表の不人気ぶりも顕著になっている。

 埼玉大の松本正生名誉教授(政治意識論)が、東京都議選があった7月に実施した調査によると、立憲支持者の約61%は60歳以上だという。これは、自民の38%に比べてはるかに高い数字だ。前出の田中氏は言う。

「今の若い世代は、政治に関心が出始めた年頃に民主党政権の失敗を経験しています。にもかかわらず、枝野氏をはじめ、野党幹部は民主党政権の中枢にいた人たちばかり。それが続く限り、若い人たちは野党に投票する気にはならないのではないか」

 岸田政権を短命に導くリスクの中で、実は、野党の存在こそが岸田氏の最大の味方なのかもしれない。選挙に奔走する自民党議員の秘書は、こんな本音を漏らした。

「枝野さんが『野党の顔』で居続けてくれることはありがたいよ」

(本誌・西岡千史/AERA dot.編集部・今西憲之)

※週刊朝日  2021年10月22日号

7533チバQ:2021/10/15(金) 07:41:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6f6284ac696f4a77cc8f48a5e3c677baa73621f
政府高官も「青天の霹靂」、「最速選挙」決断の舞台裏…首相「最後は自分一人で決めた」
10/15(金) 5:00配信
読売新聞オンライン
 衆院が14日に解散され、31日の衆院選投開票に向け、決戦の火ぶたが切られた。岸田首相は「11月7日投開票」案との間で揺れ動きつつ、「最速日程」を決断した。舞台裏を検証する。


■充実感
(写真:読売新聞)

 「11日間、大変濃密なスケジュールだった。しかし、不思議と疲れを感じていないし、気持ちは大変充実している」

 岸田氏は14日朝、首相官邸で記者団に対し、首相就任以来の日々をこう振り返った。首相周辺は「4日の内閣発足と同時に意表を突く選挙日程を打ち出し、決断力を示せたことが充実感につながっている」と解説する。

 首相就任前日の3日夜、岸田氏は自民党本部で、官房副長官に内定した木原誠二衆院議員、首相秘書官への就任が決まっていた嶋田隆・元経済産業次官らと選挙日程について協議した。主要20か国・地域(G20)首脳会議(10月30〜31日)などとの兼ね合いが議論され、その時点では11月7日投開票が軸となった。

 「11月14日」案や、「選挙準備がぎりぎり間に合う日程」として「10月31日」案も話題に挙がったが、出席者の一人は「31日は早すぎ、14日は遅すぎる。基本は7日案しかないという感じだった」と明かす。

 ただ、そこでは結論は出ず、持ち帰った岸田氏が31日投開票を最終的に選んだ。岸田氏は「色んな意見を聞いて、最後は自分一人で決めた」と周囲に語る。「4日朝に31日投開票を初めて知らされ、青天の霹靂(へきれき)だった」。岸田氏に近い政府高官は振り返る。

■伏線
 岸田氏の決断には伏線があった。

 9月29日、自民党総裁選で勝利を収めたばかりの岸田氏は、党本部総裁室で森山裕国会対策委員長らと向き合った。森山氏は10月21日の衆院議員任期満了から投開票日までの時間は短くすべきだとして、「31日投開票も選択肢の一つだ」と伝えた。「解散から公示まで時間がないと準備が大変ではないか」。岸田氏が尋ねると、森山氏は「就任記者会見で前もって選挙日程に触れれば、問題ありません」と応じた。

 森山氏の助言通り、岸田氏は4日の記者会見で衆院解散や衆院選の日程を表明。地方自治体などは19日の公示までに準備を進める余裕が生まれた。

 選挙日程の前倒しは、内閣発足の勢いを維持する狙いがある。自民党が今月上旬に行った情勢調査では、獲得議席数は250程度(現有276)。逆風が強かった菅内閣末期の調査よりも、十数程度改善した。

 しかし、自民党内では「旋風、熱風なき選挙で盛り上がりに欠ける」(閣僚経験者)との警戒感が強い。新たな調査でも計40議席が当落線上にあり、岸田氏の「賭け」が成功するかどうかは予断を許さないのが実情だ。

7534チバQ:2021/10/15(金) 07:41:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/d3fa2f9c374d550c9f90830292de2d9b2289333e
河村氏 小選挙区出馬を断念、山口3区で林氏との公認争い敗れ…政府関係者「二階派崩壊の始まり」
10/15(金) 5:30配信

スポニチアネックス
山口区の選挙区事情

 ◇衆院選2021 19日公示、31日投開票

 山口3区で11期目の当選を目指していた二階派会長代行の河村建夫元官房長官(78)。首相の座を目指し参院議員を辞職、鞍替え出馬する岸田派座長の林芳正元文部科学相(60)との激しい公認争いに敗れた。解散当日に、重鎮議員が小選挙区での出馬断念の意向を固めたと伝えられる異例の事態となった。


 将来的に秘書で長男の建一氏(45)に地盤を継ぐため、「命を懸けた最後の戦い」として3区公認死守へ強い覚悟で臨んできた河村氏。事務所の数を増やしたほか、選挙区内をこまめに回る「どぶ板」活動も展開。異例とも言える「つじ立ち」まで決行した。

 力の入れようは二階派会長の二階俊博前幹事長も同様。林氏が鞍替えの意向を固めたと報じられた直後の昨秋、山口県宇部市で開かれた河村氏の総決起大会に二階派議員約20人を引き連れて乗り込み、「売られたケンカって言葉あるでしょ?挑んでこられるなら受けて立つ」とすごんだ。

 しかし、事実上の二階氏切りを公言していた岸田文雄総裁が誕生。選挙を仕切る幹事長には麻生派重鎮の甘利明氏がおさまった。

 現職優先の原則がある中、山口県連は今月1日、林氏推薦を決め党本部に申請。河村氏は最後まで徹底抗戦を続けたが「幹事長職にとどまることができなかったのは大きい。もはや、二階さんに押し切る力はなかった」(自民党選対関係者)。河村氏公認となっても林氏の強行出馬は既定路線で、「ダブルスコアで林氏勝利」の情勢分析もなされていた。73歳定年制の原則に従えば、比例代表での復活も望めない。

 そうした中、解散前日の13日になって甘利執行部は「引導として」(同関係者)河村氏に3区出馬の見送りを要請。長男を比例代表で優遇する案も提示した。「蹴れば河村氏の名前が消えるだけ」(同関係者)の状況で、最後は甘利裁定を前に涙をのむほかはなかった。同日夜、遠藤利明選対委員長に受け入れる考えを伝えた。

 長男の比例出馬となれば、河村氏は引退するとみられる。14日に予定されていた会見は行われず、長男の比例名簿順位などを巡り調整が難航しているとの見方も出ている。自民党関係者は「解散日までもつれるのは極めてまれ。ギリギリの攻防だったことを物語っている」と話した。

 党内政局の行方を注視する政府関係者は「長く権勢を誇った二階さんだが、力がそがれていくのを強く感じる。主流派からさらに遠ざかる決定的な一件。総選挙を経て勢力を減らすなら二階派崩壊の始まりになるかもしれない」と話した。

 《次回総選挙から小選挙区4→3に》早ければ次回総選挙から山口県の小選挙区は4から3に減少。2020年の国勢調査の人口に基づき各都道府県に議席を割り振るため。自民党が全区を独占する山口県。1区が高村正大氏(麻生派)、2区が岸信夫防衛相(細田派)で、4区には細田派から安倍派への代替わりが進むと目されている安倍晋三元首相がおり、難しい調整となるのは必至。河村家が次回、小選挙区で公認を得るには今回の3区公認は最低条件。首相を目指す林氏も事情は同じで、互いに引けない状況だった。

7535とはずがたり:2021/10/15(金) 12:24:25
総裁選、支持候補明言せず 加藤官房長官
2021年09月12日09時47分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021091200166&g=pol

 加藤勝信官房長官は12日のフジテレビ番組で、菅義偉首相の後継を選ぶ自民党総裁選に関し、「党主催の討論会などで(各候補の主張を)しっかり聞いて、判断していきたい」と述べ、支持候補を明らかにしなかった。所属する竹下派の対応については、「『まとまる』というのは、同じ人ということだけではない。仮に(支持候補が)違っても、お互い理解し合いながら進んでいこうという、かなり幅広い意味だ」と語った。

7536チバQ:2021/10/15(金) 16:53:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/376e11b5cd85c95fa255d9f0ca35e84cab1cb88b
渋沢栄一の玄孫も起用…岸田首相が提唱の「新しい資本主義」実現会議、メンバーに女性7人
10/15(金) 11:48配信

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読売新聞オンライン
渋沢栄一の玄孫の渋沢健氏

 山際経済再生相は15日、岸田首相が提唱する「新しい資本主義」の具体策を話し合う「実現会議」のメンバーを発表した。有識者には、「日本の資本主義の父」と言われる渋沢栄一の玄孫(やしゃご)で投資運用会社会長の渋沢健氏ら15人を起用し、女性が7人を占めた。月内にも初会合を開き、来春をめどに構想を取りまとめる。

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(写真:読売新聞)

 有識者はほかに、経団連会長の十倉雅和氏や三村明夫・日本商工会議所会頭、連合会長の芳野友子氏、ネット上で資金を集めるクラウドファンディング(CF)のサービス提供会社「レディーフォー」代表取締役の米良はるか氏ら。人選は岸田首相の意向で、年齢や性別のバランスを重視したという。

 これまでの「成長戦略会議」を衣替えして実現会議を設けた。議長は首相が務め、関係閣僚も参加する。担当は山際経済再生相で、実務を担う実現本部事務局を15日、発足させる予定だ。

 首相は、成長と分配を両輪とする「新しい資本主義」の実現を掲げている。経済を成長させ、子育て世帯の支援や看護、介護、保育の現場で働く人の所得引き上げといった分配機能を強化する考えだ。

7537とはずがたり:2021/10/15(金) 21:08:19

山口3区公認争い最終調整(山口県)
10/13(水) 12:10配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/6aeb0db6d594b12b076117b3ff2eeca12299efd9
tysテレビ山口

林芳正さんの参議院からのくら替えに伴う衆議院山口3区の自民党の公認問題で現職の河村建夫さんと林さんが、13日、党の遠藤選挙対策委員長と会談しました。けさ、自民党本部を訪れた衆議院山口3区の現職、河村建夫さんが党の遠藤利明・選挙対策委員長と会談しました。山口3区をめぐっては、参議院議員だった林芳正さんがくら替えして出馬することを表明し、河村さんが強く反発しました。地元の自民党県議団が林さんを支援していて自民党県連は今月、林さんを公認候補にするよう党本部に推薦しました。自民党本部は、11日に、衆院選の1次公認を発表し山口1・2・4区は現職を公認しましたが山口3区は「調整が必要」として結論を出していませんでした。河村建夫さんは「結論は別に出ておりません。提案がありましたので持ち帰って」と話しました。きょうは、林さんも選対委員長と会談。取材に応じました。林芳正さんは「地元の事情を説明してくれということですので、私のほうから地元の事情を説明させて頂きました」と話しました。林さんによると、選対委員長から、具体的な提案はなかったということですが、速やかに結論を出したいと話したいうことです。山口3区には、ほかに立憲民主党の坂本史子さんが立候補を予定しています。

7538とはずがたり:2021/10/15(金) 21:09:25
「二階派が菅派に衣替え」の衝撃 「河野太郎氏の合流」もあるか
2021/10/11 07:05
|https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e3%80%8c%e4%ba%8c%e9%9a%8e%e6%b4%be%e3%81%8c%e8%8f%85%e6%b4%be%e3%81%ab%e8%a1%a3%e6%9b%bf%e3%81%88%e3%80%8d%e3%81%ae%e8%a1%9d%e6%92%83-%e3%80%8c%e6%b2%b3%e9%87%8e%e5%a4%aa%e9%83%8e%e6%b0%8f%e3%81%ae%e5%90%88%e6%b5%81%e3%80%8d%e3%82%82%e3%81%82%e3%82%8b%e3%81%8b/ar-AAPlOAe?ocid=st

 つい最近まで「自民党の最高実力者」と呼ばれて権勢をふるった二階俊博・前幹事長が、総裁選の負け戦と岸田内閣の発足で権力の座から真っ逆さまに転落した。

「次の衆院選に私が立候補するのは当たり前のことだ」──二階氏は総裁選後の10月2日、地元・和歌山で報道陣にそう語って引退を否定した。だが、二階氏の“衆院選出馬”がニュースになるほど、自民党内には依然として引退説が根強い。

「二階さんは82歳、年齢的にみても復権は難しい。選挙準備だけしておいて、総選挙直前に体調を理由に引退を表明、急遽、後継者の三男を出馬させるのではないか」(細田派幹部)との見方もあるほどだ。

 これまでポスト面で“我が世の春”を謳歌してきた二階派は、総裁選の対応で河野支持、高市支持、野田支持に割れた挙げ句、大きな亀裂が入って分裂の危機にある。二階氏が派内でも威信低下を露呈したのは、総裁選前日の同派会合だった。

「対応したくない人は(派閥を)出て行ってもらうよりしょうがないね。ちょっと愚問じゃないかな、こういうプロの世界では」

 そう語って派閥の対応一本化に強い決意を示したものの、河野支持派と高市―岸田連合支持派が反目してまとまらない。その結果、総裁選本番では“二階切り”を掲げて出馬した政敵の岸田文雄氏に二階派からもかなりの票が流れたとみられている。子分たちが勝ち馬に乗ろうと寝返ったのだ。

 岸田内閣の組閣を見ても、二階派から入閣した山口壮・環境相と小林鷹之・経済安全保障担当相はいずれも高市氏の推薦人。「決戦投票で二階派が河野太郎氏に一本化することを防いだ論功行賞」(同前)と見られている。

 二階派ベテラン議員が語る。

「二階さんを支え続けた林幹雄(前幹事長代行)さんくらいは今回の人事で処遇されてもよかったのに、入閣したのは岸田―高市連合に走った2人だけ。二階さんの意向は全く配慮されなかった」

 派閥領袖の力は子分の議員に「ポスト」を配分することで保たれる。総裁選で派内を切り崩され、ポスト配分権も失った二階氏にはもはや派閥を維持する力さえ残っていない。

 注目したいのは二階派の跡目をめぐる動きだ。党内では“負け組派閥の後継者問題など些事”と関心が薄いようだが、ことの成り行き次第では自民党に再び波乱が起きる呼び水になるかもしれない。

 二階派の有力な後継者候補の1人が武田良太氏。防災相、総務相を歴任したことで急速に力をつけ、派内で頭角を現わした。総裁選ではまず石破茂氏擁立に動き、石破氏が出馬断念すると河野支持に転じて負け組となったものの、若手に一定の支持がある。

「武田に近い若手議員たちは、派閥を草刈り場にされないために武田を総裁選に担ぎ出そうとしたが、世代交代を怖れた二階会長が野田聖子に推薦人を貸したためにうまくいかなかった。だが、その二階会長は力を失い、重鎮として支えていた最高顧問の伊吹文明(元衆院議長)さんも引退する。いまや派内はバラバラで、このままでは空中分解に向かう。二階会長が派閥を譲らないのであれば、武田は中堅若手を引き連れて派閥を割る決断をするのではないか」(同派中堅)

 注目すべきはその先、武田氏らの受け皿になるとみられているのが菅義偉・前首相のグループなのだ。

 もともと二階氏は「引退後は二階派と菅グループの無派閥議員を合流させ、菅さんに後事を託すつもりだった」(二階側近)とされる。菅氏も二階派議員を人事で厚遇し、それに呼応する姿勢を見せていたが、総裁選前に菅氏が二階氏を幹事長から降ろそうとしたことで2人の関係が悪化、合流構想はご破算になったと見られている。

 しかし、二階派の議員たちにすれば、負け組は人事で干されるうえ、派閥が空中分解すると総選挙でも支援が受けられない。菅氏の側近たちも事情は同じだ。武田氏が菅グループとの合流を目指せば、総選挙前に「菅派」旗揚げ構想が復活する可能性が高い。興味深いのは、それを引き金にもっと大きな「負け組連合」形成につながることだ。

7539とはずがたり:2021/10/15(金) 21:09:50
>>7538
 菅内閣の閣僚経験者が言う。

「岸田総理や安倍さん、麻生さんのやり方は党内に深い恨みを残した。一番、雪辱に燃えているのは強引に総理を引きずりおろされた菅さんだろう。菅派をつくるときは安倍―麻生に切り崩されて存続の危機にある石破派にも合流を呼びかけるだろうし、岸田人事で広報本部長に格下げされて屈辱にまみれた河野太郎や冷や飯組に転落した小泉進次郎とも連携をはかるはずだ」

 二階派分裂という小さな動きが、菅派の結成につながり、それが自民党内に「菅+小石河」という反主流派連合勢力の結成を促す。

 反主流派は議員の勢力では細田派、麻生派、岸田派の主流派には遠く及ばないが、岸田首相より国民の支持が高い河野氏、進次郎氏、石破氏らが党内で生き残る足場ができることが大きい。仮に、10月31日投開票の総選挙で岸田自民党が敗北した場合、攻守逆転する番になるからだ。

 岸田政権で「我が世の春」を謳歌している安倍氏や麻生氏が、菅派結成の動きを「しょせんは負け組互助会」と侮っていると、足を掬われかねない。

7540チバQ:2021/10/18(月) 21:36:02
https://news.yahoo.co.jp/【点描・永田町】岸田政権の「3Aシフト」に不安
10/17(日) 18:31配信

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時事通信
会見に臨む岸田文雄首相=4日、首相官邸

 大激戦の自民党総裁選を受けた岸田文雄新政権が、4日召集の臨時国会冒頭での首相指名と組閣を経て、同夜に発足した。

 岸田新首相は8日の所信表明演説、11日からの衆参両院での各党代表質問終了後の14日に衆院解散を断行し、投開票日は31日とする方針を表明。その上で4日夜の記者会見では新内閣を「新時代共創内閣」と命名し、「信頼と共感の政治」を掲げつつ、当面はコロナ対策に全力投球する方針を力説した。ただ、新政権の党・内閣人事を見ると、総裁選での岸田氏勝利に貢献した安倍晋三元首相と麻生太郎前副総理兼財務相への配慮が目立ち、新たに党を仕切る甘利明幹事長も加えた3氏の頭文字からの「3Aシフト」とやゆされている。「適材適所の挙党態勢とは名ばかりの布陣」(自民長老)で、甘利氏の金銭授受問題も含め、「不安だらけの船出」となるのは確実だ。

 新政権で党運営を仕切る党4役は、甘利幹事長の他、福田達夫総務会長、高市早苗政調会長、遠藤利明選挙対策委員長。さらに、内閣で首相を支えるのは松野博一官房長官という陣容だ。甘利氏は麻生派最高幹部で安倍氏とも親しく、高市氏は安倍氏側近で、松野氏は安倍氏が事実上支配する最大派閥・細田派の事務総長。加えて、麻生氏は9年近く務めた副総理兼財務相から党副総裁に立場を替え、新政権ににらみを利かせる構えだ。このため、野党だけでなく多くのメディアも「党改革どころか、権力闘争の果ての“安倍・麻生忖度(そんたく)政権”」と批判する。
◇“安倍かいらい”修正も「国民不在」は変わらず
 ただ、首相も唯々諾々と安倍、麻生両氏の要求に従ったわけではない。「安倍氏は当初、高市幹事長と萩生田光一官房長官を求めた」(首相周辺)が、首相はこれに抵抗し、高市政調会長、松野官房長官に差し替えた。「保守派のマドンナ」として総裁選で健闘した高市氏は、政策立案責任者の政調会長にすることで言動を封じ込める狙いがありあり。さらに、いずれも安倍氏とは距離があるとされる松野氏の官房長官起用と福田氏の総務会長への大抜擢は「安倍かいらい政権との批判を交わす思惑」(同)がにじむ。早速、安倍氏サイドからは「安倍さんは思惑が外れ、いら立っている」(周辺)との声が噴き出し、主要メディアも「首相の意地」を指摘して安倍・麻生シフトに疑問符を付ける方向に軌道修正した。

 そもそも今回の総裁選は、当初大本命だった河野太郎氏を推す菅義偉前首相、二階俊博前幹事長と、「反河野」で岸田氏を支持して逆転を狙う安倍、麻生両氏による「キングメーカー争い」の構図だった。その結果、細田、麻生両派に旧竹下派も連携しての大派閥主導の多数派工作で、「決選投票で岸田氏圧勝」のシナリオが実現したのが実態だ。だからこそ党・内閣人事では、いわゆる菅グループと二階派の中軸は「ポストからの排除」が際立った。自ら「完敗」を認めた河野氏が、党7役の末席ともされる広報本部長への降格を受け入れざるを得なかったことも、「権力闘争に負ければ冷や飯」(麻生氏)との自民党の“おきて”を象徴する。

 ただ、こうした結果は「まさに永田町の論理そのもの」。首相が安倍氏主導に抵抗してみせても、「国民不在の権力闘争」という本質を覆い隠すことはできない。国民の自民不信の原因だった「菅・二階体制」が「岸田・3A体制」に置き換わっても、「自民党は全く変わっていない」(枝野幸男立憲民主党代表)との批判は当然だ。「ご祝儀相場狙いの選挙日程前倒し」(同)が奏功するのかどうかも不透明で、首相にとって衆院選での実質的な勝敗ラインとされる自民単独過半数確保も、容易ではないのが実態だ【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」10月11日号より】。 articles/ed0ffd52f0c6dc997146e68cf8914e80e50ae3c5

7541チバQ:2021/10/21(木) 15:10:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/83d1921b58a00f4959dca390919c39dbbed3af64
動く菅前首相 影響力維持狙い? 岸田首相へ言及なし
10/21(木) 11:23配信

北海道新聞
第一声で「今回ほど危機感を持っている選挙はない」と語る菅前首相=19日、横浜市

 菅義偉前首相(72)の動きが、退陣直後にもかかわらず活発だ。衆院選の応援で地方を回り、20日は沖縄で街頭演説した。影響力の維持が狙いとみられるが、岸田文雄首相への言及はほとんどなく、現政権との距離も露呈する。

 菅氏は19日、地元横浜市での第一声で、看板政策だった携帯電話料金の値下げについて誇らしげに語った。「私の家内も変えました。どのメーカーとは言わないが、8千いくらだったのが3千円ぐらいになった」

 新型コロナウイルスへの後手の対応に国民への説明不足が重なり、支持率低迷で退陣表明を強いられたのが9月3日。続く自民党総裁選で河野太郎前行政改革担当相を担いだが、かつて菅氏を支えた安倍晋三元首相、麻生太郎副総裁が岸田氏支持に流れ、敗れた。官邸筋は「菅氏の求心力低下は否めない」と認める。

 「退任後は一定期間、蟄居(ちっきょ)謹慎するのが常識」(自民党関係者)との声がある中、最近は三重、兵庫両県で新人や自らを支持する無派閥議員グループの前職を応援。在任中に自重していた靖国神社参拝も行った。活動を控える様子はない。

 一方、コロナ対策の反省や謝罪の弁は聞かれない。岸田政権の公約の訴えや現体制への支持呼び掛けもない。菅氏は周囲に「岸田氏は全然、改革と言わない」と不満を漏らす。周辺は「河野氏や小泉進次郎前環境相ら『改革勢力』と挽回の機をうかがっている」と解説する。


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