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自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

5987名無しさん:2020/12/20(日) 02:57:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6f97d5cfd10a3e2fee54fddb033146c0c050f34
首相の「安倍切り」もろ刃の剣 保身で国会招致? 党内の反発強まる恐れ
12/19(土) 11:41配信

 「桜を見る会」前夜の夕食会の費用補填(ほてん)疑惑を巡り、菅義偉政権が安倍晋三前首相を国会招致する調整に入ったことが永田町を揺るがしている。一国のトップが国会で虚偽答弁を繰り返した疑いがあるだけに「招致は当然」との受け止めがある半面、安倍氏周辺からは「菅義偉首相による『安倍切り』だ」との反発も。支持率の急落に見舞われる首相は、対応を誤れば身内の自民党内から矢を放たれ、自身を窮地に陥れかねない。

 「丁寧に説明したいという前首相の意思の前提で、(安倍氏を招致する)閉会中審査が開かれる」。自民の下村博文政調会長は18日、安倍氏自身が国会出席を希望したとのストーリーを記者団に強調した。慎重な言い回しに、親密な安倍氏を傷つけまいとする配慮がにじんだ。

 実際に、安倍氏は招致を渋ることなく承諾したもようだ。

 複数の関係者によると、首相サイドが安倍氏に国会出席を打診したのは今週初めのこと。中堅議員は「政府や党に迷惑を掛けている以上、(安倍氏としては)断れなかった」とみる。

 ただ、打診したタイミングは、新型コロナウイルスの感染急拡大で首相の対応に批判が高まり、内閣支持率が急落したのと重なる。

 「自分への逆風をかわすために、官房長官として7年8カ月仕えた前首相を『さらし者』にしようとしているんだ」-。安倍氏の出身派閥で党内最大の細田派議員はこう読み、首相への不信を隠そうとしない。

 そもそも、東京地検特捜部が安倍氏の事情聴取に向けて歩を進めていることに、安倍氏の取り巻きは憤っている。政府や与党の要人にまつわる重大捜査の経過は、官邸や党中枢に報告が上げられるとされる。首相や二階俊博幹事長は安倍氏を追い込む捜査を「黙認」しているのではないか、との臆測が成長していく。

 「これは、首相、二階氏VS安倍氏の権力闘争なんだよ」。細田派関係者は、こう解説してみせた。

 9月の総裁選で、二階派や細田派など同床異夢の5派閥に担がれる形で勝利した無派閥の首相。党内基盤が心もとないため、キングメーカーとなった二階氏と表裏一体を貫くしかない。

 かたや、安倍氏は退陣劇の原因となった体調が回復に向かい、細田派復帰と「総理への再々登板」を待望する声も強まりつつあった。麻生太郎副総理兼財務相との盟友関係も健在で、このままだとやがて、二つの流れがぶつかるのは避けられないとの見方も出ていた。

 細田派の参院議員は「これ以上、安倍切りがエスカレートすれば、われわれも黙っていない」と首相サイドをけん制する。野党は一問一答形式が原則で、丁々発止の攻防となる予算委員会への安倍氏招致を要求している。自民内では、追加質問がないことの多い議院運営委員会に招致する案が検討されている。 (東京支社取材班)

西日本新聞社

5988名無しさん:2020/12/20(日) 11:54:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb9ed22e23f1a5d0170ee0cf56314d186bf83010
東国原英夫 首相の〝ガースーです〟は若手議員の提案と明言「振付師がいる」「側近周辺の情報」
12/19(土) 17:35配信

 元宮崎県知事でタレントの東国原英夫(63)が19日、関西テレビ「胸いっぱいサミット!」に出演。菅義偉首相がインターネット番組で「ガースーです」とあいさつした件についてアドバイスした人物がいると指摘した。

 進行役の「ますだおかだ」増田英彦は「これあくまでニコニコ生放送の番組内での話。菅さんが出てきたことによって前に書き込みがバーッて出る中、『ガースー』『ガースー』って呼ばれるから『こんにちはガースーです』と(言った)。あくまでニコニコ生放送の視聴者に向けてのあいさつだと思う」と〝アドリブ説〟を唱えた。

 これに東国原は「やっぱ振付師がいるらしい。側近だって言ってました」と反論。「『こう言った方がうけますよ』『ニコ動はこうなってますから』と」と証言した。

 増田が「誰が言ってたんですか?」と聞くと、東国原は「側近の周辺の情報です」。その上で「ガースーさんは無所属の若手の国会議員をすごく重宝してるんです。名簿見てください。何十人も若手いますから、当選2回、3回、4回、その辺を抽出すれば、あー大体こいつらが…(と分かる)。若手しかない。二階さんがアドバイスしますか?」とコメントした。

 さらに「あの(生配信の)時、鈴木哲夫さんと馬場(典子)アナが爆笑したじゃないですか。あれはダメだよ。あれはダメ出ししないと。『それは面白くないですよ』『すべってますよ』って鈴木さんが言うべきだった。言えば菅さんも『空気を読まなきゃ』となったかもしれない。あそこで笑って流したから『これでいいんだ』と思った」と指摘した。

東京スポーツ

5989チバQ:2020/12/20(日) 14:44:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d58690ba2ea0b6765dfdde21506a163cc5866ce
竹本直一前IT相の後援会が80人参加パーティー 飲酒伴い、礼状に「忘年会」
12/20(日) 5:00配信




竹本直一前IT・科学技術担当相=国会内で2019年10月16日、川田雅浩撮影
 自民党の竹本直一前IT・科学技術担当相(80)=衆院大阪15区=の後援会が18日夜、大阪市内のホテルで政治資金パーティーを開いたことが判明した。竹本氏の秘書によると、勉強会と飲酒を伴う会食の2部構成で約80人が参加した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府は感染リスクが高い「5人以上」の会食自粛を国民に呼びかけている。竹本氏は会食前に会場を後にしていたが、取材に「会食があることを知らなかった。ただ、アルコールを提供する会食は適切ではなかった」と釈明した。

【竹本前IT・科学技術担当相の礼状】

 党内では、約1週間前に8人程度で会食した菅義偉首相が批判を浴び、忘年会や会食の自粛が相次ぐ。

 秘書などによると、パーティーは忘年会も兼ねて企画され、事務所が実質的に準備した。18日夕から始まり、竹本氏による講演などの勉強会と会食を約1時間ずつ開催。竹本氏は勉強会後に会場を後にした。

 会食はホテル内の円卓が並ぶ宴会場に移って開かれ、約80人の参加者に料理やアルコールが振る舞われた。会費は2万円で、参加者には「『令和二年忘年会』にご出席を賜り、誠に有り難うございました」などと書かれた竹本氏の署名入りの礼状が渡された。

 事務所は菅首相の問題や大阪で感染が急拡大する状況を踏まえ、開催の可否を検討。複数の支持者から「開催するのか」という問い合わせも受けたが、ホテルの感染防止策も確認した上で「急なキャンセルはホテルに迷惑がかかる」などと判断したという。

 竹本氏は19日、毎日新聞の取材に「アルコールが入って飛沫(ひまつ)が飛び交う環境は避けるべきだったが、会食の開催自体を知らず私に責任はない」と説明。一方、秘書は「認識が甘かった」と陳謝した。

 党関係者の一人は「コロナ禍で国民に自粛を求めている時期に酒を出すパーティーは非常識だ」と批判した。【隈元悠太、石川将来】

5990名無しさん:2020/12/20(日) 19:58:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/daf41b8d889e77e62a3bc3d0bdd7c98c0fe50ab6
【点描・永田町】「桜・卵・河井」での“官邸VS検察”
12/20(日) 19:03配信

 「Go To 迷走」や「桜疑惑虚偽答弁」などで菅義偉首相への批判が高まる中、安倍晋三前政権以来の「政治とカネ」スキャンダルで官邸と検察における関係の変化が、永田町の注目を浴びている。前政権まで際立っていた「官邸への検察の擦り寄り」(閣僚経験者)がなくなり、事件捜査の進め方などで「官邸VS検察」の構図が垣間見えるからだ。政界では「菅政権発足以来の自民党内の権力闘争が背景にある」(自民長老)と指摘する向きもあり、衆院解散と自民総裁選を軸とする「来秋までの政局展開を占うカギ」(同)ともなりつつある。

 5日に閉会した臨時国会の終盤になって突然浮上した政治スキャンダルが、安倍前首相の「桜を見る会」私物化疑惑での「前夜祭経費補てん」と、吉川貴盛元農林水産相への大手鶏卵生産会社の「現金供与」だ。いずれも東京地検特捜部の捜査で事件化したもので、しかも吉川氏の疑惑は、すでに公判中の河井克行元法相夫妻による参院選巨額買収事件の捜査の過程で浮上した。それだけに、今後の捜査の展開次第では、首相の政権運営の大きな火種になる可能性がある。

 安倍氏の「桜」問題の核心とされる前夜祭の経費補てん疑惑が再燃したのは「Go To トラベル」とも絡む、コロナ感染急拡大による「我慢の3連休」(中川俊男日本医師会会長)さなかの読売新聞の特ダネ報道が発端。特捜部が安倍氏の公設秘書らの事情聴取による本格捜査に踏み切り、首相だった安倍氏の国会答弁をすべて覆すような(1)安倍事務所が計900万円超の経費補てん(2)ホテル側領収書の存在─などが明らかになったという内容だ。NHKを先頭に他のメディアの後追い取材も過熱し、次々と「新事実」の報道が続いている。

「守護神」返上での復権狙い?
 今回の「桜・卵・河井」スキャンダルの特徴は、それぞれの登場人物や検察捜査が政治的に複雑に絡み合っている点だ。「桜」は安倍氏への直接捜査とその司法判断が最大の焦点だが、大手紙などが司法関係者らの情報を基に「経費補てんに関与した公設秘書らが略式起訴で罰金刑、安倍氏の刑事責任は問われない」との見通しを報道している。もちろん、安倍氏は国会で「後援会の収支は一切なく、ホテル側の領収書もない」などの答弁を繰り返してきただけに、捜査の結果それが虚偽となれば、首相と共に「答弁責任」を厳しく問われるのは確実だ。

 一方、農水相在任時に所管の鶏卵業者から現金数百万円を受け取ったとされる吉川氏は、二階俊博自民党幹事長の最側近で首相とも当選同期の盟友だ。吉川氏は疑惑発覚直前に不整脈で緊急入院し、党選対委員長代行や二階派事務総長などすべての役職を辞任したが「立件されればすぐ離党する」(自民幹部)とみられている。ただ、吉川氏への業者の現金供与は首相にも近い河井氏の“仲介”があったとされるだけに、政治的には首相と二階氏への大きな打撃にもなりかねない。

 そもそも、安倍前政権では賭け麻雀で辞職に追い込まれた黒川弘務元東京高検検事長が「官邸の守護神」と呼ばれ、「政治とカネのスキャンダルの捜査を意図的に抑え込んだ」(共産党)とされる。このため、黒川氏辞職で国民の検察不信が募り、検察全体が窮地に陥っていただけに、今回の「桜」「卵」疑惑では「官邸に忖度せずに捜査を進めることで国民の信頼回復を狙っている」(同)との見方も広がる。ただ、「政界の最高実力者」ともなる首相と二階、安倍3氏の「政治責任」もそれぞれ複雑に絡み合う展開が、政権運営をめぐる権力闘争にもつながるとみる向きもあり、コロナ禍も絡んで今後の政局混乱の大きな要因になりそうだ。【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」12月14日号より】

5991チバQ:2020/12/21(月) 11:02:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/9469f424c3d276dc87dd753ed1bacb71cf38b32a
巨額歳出も拡大圧力やまず 財政再建、風前のともしび 来年度予算案
12/21(月) 10:37配信
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 政府の2021年度予算案は、新型コロナウイルス対策により、当初予算で過去最大の106兆6097億円に膨らんだ。

 20年度に3度の補正予算を編成し、大規模な財政出動に踏み切ったものの、歳出拡大の圧力がやむ気配はない。税収不足を新規国債の大量発行で穴埋めするいびつな構造に陥っており、財政再建は風前のともしびだ。

 政策的経費を借金に頼らず、税収でどれだけ賄えているかを示す「基礎的財政収支(PB)」は、21年度に20兆3617億円の赤字に陥る見通し。20年度当初予算段階の9兆6264億円に比べ、2倍超に拡大する。政府は、国と地方のPBを25年度までに黒字化する目標を掲げるが、修正に追い込まれるのは必至の情勢だ。

 借金頼みが続き、普通国債に借入金などを加えた国の長期債務残高は20年度末に1010兆円、21年度末に1019兆円に積み上がる見込み。14年度末には国と地方の合計で1000兆円を超えたが、国だけで大台を突破する。

 それでも、政府内に財政悪化に対する危機感は乏しい。政府は21年度予算の編成方針で「経済あっての財政」と表明。財政再建の優先順位を下げ、コロナ禍で打撃を受けた経済の下支えを継続する姿勢を打ち出した。菅義偉首相は、政府経済見通しの21年度実質GDP(国内総生産)成長率4.0%の達成により、「来年度中に経済がコロナ前の水準まで回復する」と強調する。

 企業業績の悪化で税収が低迷し、21年度の歳入に占める国債の比率は40.9%と前年度当初から約9ポイント上昇する。財務省幹部は「持続可能性の課題は十分認識している」と、コロナ収束後を見据え財政再建を目指す姿勢を堅持する考えを示す。ただ、コロナ禍が長期化する中、さらなる経済対策を迫られる可能性がある。

5992チバQ:2020/12/21(月) 11:03:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/75ff8ef43480f5bd0eba3040caa4ef2e07279587
コロナ予備費に5兆円 PCR充実、ワクチン接種も 来年度予算案
12/21(月) 10:37配信
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 政府は2021年度予算案と20年度第3次補正予算案を一体の「15カ月予算」と位置付け、新型コロナウイルスへの備えを強化する。

 追加対策が必要になった場合の財源として21年度予算にコロナ予備費5兆円を計上。3次補正ではPCR検査の充実やワクチン接種などコロナ拡大防止策に4兆3581億円を盛り込んだ。

 21年度予算では、5兆円の「新型コロナウイルス感染症対策予備費」で政府が機動的に新たな政策を講じられるようにする。このほか、45億円を計上し、人工呼吸器などを念頭に海外依存度の高い先進的な医療機器の国内開発を後押しする。

 コロナ対策を集中的に計上した3次補正では、感染の有無を調べるPCR検査にかかる費用のうち、国の負担分などとして672億円を確保。開発されたワクチンは自己負担なしで接種を受けられるため、その費用などとして5736億円を盛り込んだ。

 都道府県が病床や軽症者の宿泊療養施設などを確保する費用として「新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金」を1兆3011億円確保。冬を迎え、新規感染者数は増え続けており、受け入れ体制の整備を加速させる。

 院内での感染を警戒し、体調に不安があっても医療機関の受診を控える動きがある。医療機関や薬局が、アクリル板や消毒液といった感染予防に必要な物資を購入する経費を補助するため、1071億円を充てる。国民が安心して受診できる環境を整え、コロナ以外の疾病で健康を損なうことがないよう配慮する。

 このほかに3次補正では、雇用調整助成金の特例措置の延長に伴い5430億円を追加。21年度予算でも、特別会計と合わせて6240億円を計上した。企業が従業員に支払う休業手当を補助し、雇用の維持につなげる。

5993名無しさん:2020/12/21(月) 21:19:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/04bc7159e73d1f83ca1a681ac55f328243da0f73
吉川貴盛 元農水相「議員辞職」表明…健康上の理由で十分な活動に懸念
12/21(月) 19:05配信

 北海道2区選出の元農水相・吉川貴盛衆院議員が12月21日、議員辞職すると表明しました。

 理由は「健康上の理由」としています。

 吉川元農水相は、「2年半前に患った心筋梗塞が要因で、現在慢性心不全などにより入院治療を行っていますが、近日中にペースメーカーの埋め込み手術を受けることが決まり、術後は激しい運動やストレスを避けるなど、日常生活も気を付けなければならないことが予想されます」などとして、国会議員の職責を果たすのが難しいなどと辞職の理由をコメントしています。

 吉川議員をめぐっては農水相だった2018年から2019年までの間、広島県の鶏卵生産会社大手「アキタフーズ」の元代表から、現金あわせて500万円を受けとった疑いが持たれていて、「説明を求められれば誠実に対応する」とコメントを発表していました。

UHB 北海道文化放送

5994名無しさん:2020/12/21(月) 21:41:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/b34b6c08a7d3ab20c695f52a4ba7b191c74e4328
「菅首相vs安倍氏」で自民分裂 安倍氏の再々登板待望論も
12/21(月) 7:05配信

 この年末年始、唐突なGo To キャンペーン停止で全国の観光、飲食業界は大打撃を受けている。菅義偉・首相にはさぞや不本意な年越しだろう。「感染対策と経済の両立」を掲げたGo To の一時停止に追い込まれたうえ、感染拡大は止まらない。政権発足時は70%台だった支持率が3か月で40%台に急落した。

 看板政策の失敗は政権基盤を揺るがせている。菅首相を脅かす存在は、官房長官として7年半仕えた“旧主”の安倍晋三・前首相だ。

 体調不良で退陣したが、菅政権が感染対策に有効な手を打てないとみるや政治活動を再開。細田派、麻生派、岸田派の旧主流3派を中心に「ポストコロナの経済政策を考える議員連盟」を旗揚げし、自ら会長に就任した。

「菅さんは総理になると安倍政権を支えていた議員を重用する者と干し上げる者に選別し、分裂を誘って弱体化を図っている。麻生派は河野太郎、細田派では西村康稔、萩生田光一、下村博文らが重用された。干された冷や飯組が結束して安倍さんを担ぎ上げた格好だ」(細田派ベテラン議員)

 いまや安倍氏に対しては、「再々登板」を求める声まで上がっている。麻生太郎・副総理も、盟友である安倍氏の最大派閥・細田派会長就任について「年度替わりくらいで何らかの結論を出すんだろう」と、年明けの3月頃に「安倍派」が誕生するとの見方を示した。そうなると、次の9月の総裁選では“キングメーカー安倍”の発言力が増す。

 総裁再選を目指す菅首相と後見人で現在のキングメーカーの二階俊博・幹事長には看過できない事態だ。

 そうした状況で〈菅vs安倍〉の第1ラウンドのゴングが鳴った。東京地検特捜部が「桜を見る会」問題で安倍事務所の捜査に乗り出し、菅政権に近いとされる読売新聞とNHKがスクープ。「官邸の捜査情報リーク説」が流れた。

 特捜部は安倍氏本人に事情聴取を要請し、野党は国会証人喚問を要求、年明けの通常国会で安倍氏は身動きが取れず、細田派会長就任も危うい。安倍氏を長く支えた側近はこう息巻いている。

「桜の問題を蒸し返したのはガースーとか二階、官邸の連中だ。そういうことなら、金輪際、政権を支えてやる必要はない」

 だが、菅首相サイドが“安倍封じ込め”に成功したように見えたのも束の間、Go To 停止という大失策で今度は首相の足元から火の手が次々にあがり始めた。

※週刊ポスト2021年1月1・8日号

5995名無しさん:2020/12/21(月) 21:52:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/214d93382edb662e7e14c6ec5fb05dfb5a47a152
菅政権、麻生政権と似てきた?  支持率急落、解散先送り
12/21(月) 7:12配信

 菅義偉政権が12年前の麻生太郎政権に「似てきた」との見方が広がっている。

 ともに発足時は高水準だった内閣支持率が急落。それぞれ新型コロナウイルス禍、リーマン・ショックの影響を受け、就任直後の衆院解散を見送った。当時の麻生首相は追い込まれた末の衆院選で大敗し、野党に転落した。菅首相もこの轍(てつ)を踏むことになるのか。

 「麻生さんの時と似ている。麻生さんも高い支持率から始まって、がくっと落ちた」。自民党中堅は菅政権の現状をこう指摘した。立憲民主党幹部も「麻生政権と似てきた。首相に就任した時が最大の(衆院解散の)チャンスだった」と振り返った。

 麻生政権では、自民党内で首相退陣を迫る「麻生降ろし」が激化。当時を知る麻生派関係者は「来年度予算案が成立したら『菅降ろし』が始まるかもしれない」と穏やかでない。だが、時の総理総裁を引きずり降ろすのは容易ではない。結局、麻生政権はそのまま衆院選に突入した。

 支持率の推移だけでなく、2人の言動も重なる。新型コロナ感染対策として菅内閣が国民に大人数の会食を控えるよう呼び掛ける中、菅首相は民間人ら約15人と飲食。この後、銀座の高級ステーキ店で自民党幹部ら7人との会食に参加し、海外メディアからも批判的に報道された。インターネット番組で「ガースーです」と自己紹介したことも失笑を買い、政権幹部は「このタイミングで『ガースー』はない」と嘆いた。

 当時の麻生首相も経済危機のさなか、連夜の「バー通い」が「庶民感覚とずれている」と身内の与党から批判を浴びた。漢字の誤読も目立ち、求心力を低下させた。

 「国民との意思疎通が図れなくなり、振る舞いの一つ一つが苦しんでいる人にとって我慢できない状態になっている」。自民党の幹事長経験者は麻生氏を引き合いに、菅首相に苦言を呈した。

 ◇財政タガ緩み
 経済危機に対応する大規模な財政出動も共通項だ。麻生政権はリーマン危機に対応するため、財政支出約15兆円、事業規模約56兆円に上る経済対策を打ち出した。菅政権も先に歳出総額15兆円超に上る2020年度第3次補正予算案を決定。21年度予算案の一般会計総額は106兆円を超える。衆院選をにらみ、財政運営は借金頼みの状況が続く。

 「菅さんはこのままでは、麻生さんのようになる。10月に衆院選をやった方が良かった」。自民党幹部は悔やんだ。官邸関係者は「支持率が下がると、怖くて解散できない」と語る。年明け解散の可能性がほぼ消える中、来年10月の衆院議員任期満了まで残された解散の選択肢は狭まるばかり。一層の感染拡大、景気悪化で政権がさらに苦境に陥る可能性もある。

5996名無しさん:2020/12/21(月) 22:02:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a2831094f37f07dfb93c36cdb83f262718ae92f
【コロナ迷走】政権中枢の不協和音 菅首相と麻生氏の間にある「因縁」
12/21(月) 6:14配信

「菅は虚像が大きくなっている」
 12月16日に発足から3カ月を迎えた菅義偉内閣は、コロナ対策で迷走し続けている。その様子をすぐそばから冷ややかに見つめる男がいる。副総理の麻生太郎だ。

「菅は虚像が大きくなっている」

 麻生は菅が「令和おじさん」として一躍脚光を浴び、ポスト安倍として存在感を高めていったときから心中穏やかではなかったという。麻生は菅という人間を政治家として信じ切れないでいた。その理由が『喧嘩の流儀 菅義偉、知られざる履歴書』(読売新聞政治部・著)には克明に記されている。

菅は、安倍に「降りて幹事長狙いだ」と持ちかけた
 たとえば、麻生が2008年9月の首相就任直後に衆院解散を模索した際のいきさつだ。

「選挙対策副委員長だった菅は解散先送りを訴えた。内閣支持率の伸び悩みやリーマン・ショックの余波もあり、麻生は菅の言い分を受け入れて解散を断念した。だが、09年8月に行われた衆院選で、麻生率いる自民党は民主党に歴史的大敗を喫し、下野することになった」(同書より)

 また、民主党からの政権奪還を目指した12年9月の自民党総裁選では二人の間に食い違いが生じたという。このとき、麻生と菅はともに、総裁返り咲きを目指す安倍を支援した。国会議員と党員による投票の結果、トップに立った石破茂と2位につけた安倍晋三による決選投票にもつれ込んだのだが、ここで麻生と菅の間に、ひと悶着あったというのだ。

「菅自身は否定しているが、麻生によれば、『菅は決選投票の時、安倍に「降りて幹事長狙いだ」と持ちかけた』という。安倍は降りることなく国会議員票の上積みに成功し、総裁の座をつかんだ。菅の話題になると、麻生はよく、このエピソードを持ち出す。麻生は『おれと菅はあの時から決定的に違う』と考えていた。『菅は虚像が大きくなっている』」(同書より)

政治は“人のなす業”
 麻生と菅の間には別の因縁も生まれていた。原因は、麻生派の国土交通副大臣だった塚田一郎の発言である。19年4月1日、塚田は北九州市での集会で、現地と山口県下関市をつなぐ下関北九州道路構想に触れ、「安倍首相や麻生副総理が言えないので、私が忖度した。国直轄の調査(対象)に引き上げた」と語った。山口は安倍、福岡は麻生の地元である。野党は「典型的な利益誘導政治だ」と一斉に批判した。

「塚田は麻生の元秘書だった。子飼いの失言に、麻生は『辞めるほどのことではない』と守ろうとした。安倍も麻生への配慮からか、4日の参院決算委員会で『職責を果たしてもらいたい』と繰り返した。

 一方、菅は容赦なかった。『何の権限もないのに背伸びして』と塚田への不快感をあらわにし、水面下で塚田辞任に動き始めた。4日の参院決算委の後、菅は塚田に『身の処し方は自分で考えてほしい』と迫った。菅に引導を渡された塚田はこの夜、麻生に『迷惑をおかけした。辞任したい』と伝え、翌5日、国交相の石井啓一に辞表を提出した。

 塚田は17日に自民党新潟県連会長を辞めた。菅は『遅かったね』と突き放した」(同書より)

 政治家も人の子。付き合う期間が長いほど、恩義や恨みなどが重なって、相手に対するスタンスが決まっていく。政治は人のなす業なのだ。政権中枢の不協和音は、今後のコロナ対策にも大きな影を落とすに違いない。

デイリー新潮編集部

2020年12月21日 掲載

新潮社

5997チバQ:2020/12/22(火) 16:21:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/43ae226f1d9b78853afe882a3245e45691a1830f
安倍氏聴取「嫌な流れだ」 求心力に陰り見せる菅政権に痛手
12/22(火) 15:02配信




「桜を見る会」の問題について記者の質問に答える安倍晋三前首相(中央)=2020年12月4日午後3時11分、国会内、上田幸一撮影
 捜査当局による安倍晋三前首相への事情聴取は、内閣支持率が急落し、求心力に陰りを見せる菅義偉首相にとってさらなる痛手となりそうだ。閣僚の一人は「菅さんは安倍さんの『後継者』。官房長官としてもさんざんかばってきた」と話し、首相にも発言の整合性について説明責任があるとの見方を示す。

 「桜を見る会」前日の夕食会をめぐっては昨年11月、一部費用を安倍氏側が負担したのではないかとする疑惑が浮上。当時の菅官房長官は記者会見で「5千円でできないことはないんじゃないか。私どもは色々やっている」などと説明し、国会でも野党の指摘に向き合おうとしなかった。

 問題が再燃した今年11月には、再調査にも否定的な考えを示した。首相周辺は「菅さんは安倍氏の主張をなぞっていただけだ」とかばいつつも、安倍氏の聴取を「嫌な流れだ」と懸念する。

 菅政権発足当初、報道各社による世論調査の内閣支持率は70%前後あった。だが、新型コロナウイルス対応や、多人数でステーキを会食していたことなどが批判され、朝日新聞が19、20日に実施した世論調査では、前月から17ポイント減の39%に急落した。

 菅政権の幹部らは、安倍氏への批判が菅政権に向かうことはできるだけ避けたい考えだ。安倍氏は首相時代、国会で語気を強めて補塡(ほてん)疑惑を否定。安倍氏に説明を求める野党を逆に批判するなどしてきた。
朝日新聞社

5998チバQ:2020/12/22(火) 16:37:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ed49ed6e1399601821041b1c5cedaa6051dce72
菅政権、疑惑棚上げ幕引き急ぐ 吉川元農水相辞職へ 「GoTo」「会食」で支持率急落、「政治とカネ」が追い打ち
12/22(火) 10:57配信
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2018年10月、第4次安倍改造内閣の記念撮影に臨む安倍首相(手前)と閣僚ら。4列目左は吉川農水相=首相官邸
 突然の辞職表明に、疑惑への言及はなかった。21日夜、議員辞職を発表した吉川貴盛元農水相(自民、道2区)。今月2日に鶏卵生産大手からの現金受領疑惑が報じられて以降、不整脈による入院を理由に表舞台に姿を見せることはなかったが、関係者によるとこの間も、菅義偉首相をはじめ党幹部らと連絡を取っていたという。疑惑を問う声が強まる中、事件化されれば政権の致命傷にもなりかねない。内閣支持率の急落を背景に、幕引きを急いだ政権中枢の思惑もにじむ。

 「2年半前に患った心筋梗塞が要因し、現在、慢性心不全等により入院治療を行っている」「議員を辞職する決意をした」。吉川氏は21日に出した議員辞職を発表する書面で、約20日前に発覚した疑惑に一言も触れなかった。事実上の政界引退になるとの見方がある。

 周囲によると、吉川氏は疑惑発覚当初から、弱気な発言を繰り返した。先週には辞任した自民党道連会長の後任を巡り党幹部に電話をかけ、「もう持たないかもしれない」と辞職をほのめかしていた。官邸筋によると、吉川氏は疑惑を巡り、当選同期の首相とも連絡をとっていたという。

 ただ、政府や自民党内には早期の議員辞職に慎重論も根強かった。来年3月15日までの辞職なら、4月に衆院補選を実施しなければならない。「政治とカネ」がテーマとなる上、新型コロナウイルスの感染状況も見通せず、後任候補は苦戦が予想されるためだ。

 首相は、最終的に辞職にゴーサインを出した。官邸関係者はこの判断に関し、安倍晋三前首相の「桜を見る会」前夜の夕食会費用補填(ほてん)疑惑が近く決着するとの見方を示した上で、「首相はいずれの疑惑も年内に片を付けたかった」と解説した。自民党関係者も「疑惑が大きくなる前に議員辞職して問題を収める狙いだろう」と話す。

 ただ、疑惑解明を棚上げした辞職で政権が打撃を免れる保証はない。菅政権は、日本学術会議の任命拒否問題や観光支援事業「Go To トラベル」の継続を巡る混乱、多人数でのステーキ会食などで内閣支持率が急落。一部報道機関の直近の世論調査では、不支持が支持を上回る。

 首相が官房長官を務めた安倍前政権で「菅印」として初入閣を後押しした菅原一秀前経産相や河井克行元法相らも「政治とカネ」の問題で辞任した。自民党内にも「首相に近い人たちの不祥事が続いている。支持率低下も相まって影響は大きい」(党若手)との声が漏れる。党関係者は「議員辞職したからといって支持率が上向くわけじゃない。来年以降も厳しい状況は続くだろう」とため息をつく。

5999名無しさん:2020/12/23(水) 01:17:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/a602f9d714b80d3aa77962a2c7a730bea77ea0e5
Go To全国停止の裏にあった“Go To 二階”キャンペーン 菅流トップダウンに見えてきた限界
12/22(火) 6:12配信

文春オンライン

プチ鹿島

https://news.yahoo.co.jp/articles/1726f82619ff669adba2d123753fa6722ad262cc
菅内閣、短命に終わるこれだけの理由 スーパー世襲政党のロジックと無責任政治体制
12/22(火) 7:02配信

47NEWS

6000名無しさん:2020/12/23(水) 01:17:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/d91ebf9ba5ce4b1901d0863dc322f6871040dc26
吉川元農相の議員辞職許可
12/22(火) 11:27配信

 大島理森衆院議長は22日、鶏卵生産大手「アキタフーズ」グループ元代表による現金提供疑惑が浮上した自民党の吉川貴盛元農相の辞職を許可した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/26b00b1948d5e3ec306e33857cf77d2b3017c391
安倍、吉川氏問題は政権運営に影響と二階氏
12/22(火) 11:33配信

 自民党の二階俊博幹事長は22日の記者会見で、安倍前首相の事情聴取と、吉川元農相の議員辞職願提出が政権運営に与える影響を問われ「全くないとは言わない」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/16186b920d438e9dd99855bb1a3cb788cbfb15f9
自民ベテラン「まだ辞める必要なんて全くない」 吉川元農相議員辞職へ
12/21(月) 22:45配信

 自民党の吉川貴盛元農相(衆院北海道2区)が21日、健康問題を理由に議員辞職を表明したことは政界に波紋を広げた。吉川氏は大手鶏卵生産会社「アキタフーズ」グループの元代表から現金500万円を提供されたという疑惑が取り沙汰されている。「政治とカネ」問題に焦点が当たり、野党は安倍晋三前首相の後援会が主催した「桜を見る会」前夜祭とあわせ追及を強めている。

 「本来であれば、皆様に直接(議員辞職を)お伝えすべきところ、入院中でありますので、まずもってこのような形でお知らせいたすこととなりました」

 吉川氏は21日、議員辞職を伝える報道各社へのコメント文にそう記した。吉川氏は疑惑が浮上した直後の2日、不整脈で入院中だとコメント文で明らかにし、それ以降、公の場に姿を見せていない。党選対委員長代行と二階派事務総長も辞任した。

 自民ベテランは21日、「家宅捜索が入ってからならともかく、まだ辞める必要なんて全くない」と動揺を隠せない様子だった。党内には「検察の捜査を恐れたのではないか」と語る閣僚経験者もいた。

 関係者によると、元代表は農相在任中の吉川氏に、3度にわたり現金計500万円を渡したとされ、東京地検特捜部の任意の聴取にも同様の説明をしているとされる。元代表と関係した人物の辞職は今回が初めてではない。8日には農相などを歴任した西川公也元衆院議員も内閣官房参与を辞職した。

 また、吉川氏は、9月の党総裁選で菅義偉首相陣営の事務局長を務めるほど近い存在だっただけに、一連の疑惑は来年1月18日召集予定の通常国会で野党の追及材料になりそうだ。

 立憲民主党の福山哲郎幹事長は21日、「体調不良のため一日も早い回復を祈るが、疑惑について辞職する前に説明するべきだった。一連の疑惑、安倍前総理の虚偽答弁など政府・自民党の姿勢が厳しく問われる」と指摘した。

 また、共産党の小池晃書記局長は21日、取材に「辞職で一件落着とはいかない。自民党と菅内閣にも真相解明の責任がある」と語った。【野間口陽、東久保逸夫、宮原健太】

6001名無しさん:2020/12/23(水) 01:24:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/f68ee397791aac3d20276d1ebffb12bc45f3f257
吉川元農水相 政治家としての歩み 同期の菅氏に忠誠を尽くし、鈴木知事誕生の“立役者”に
12/22(火) 21:34配信

 疑惑が発覚し、ついには議員辞職にまで追い込まれた吉川貴盛(よしかわ・たかもり)元農水大臣。衆議院議員として当選6回、道内選出の国会議員では菅総理との関係が最も近い1人でした。

 「農林水産大臣吉川貴盛…」(菅官房長官・2018年)

 おととし、第4次安倍改造内閣で、農林水産大臣として念願の初入閣をした吉川氏。

 「農業・林業・水産業を日本の成長産業として育てていく…」(吉川氏の農水相就任時)

 国会議員の秘書から始まり、1979年、28歳で道議会議員に当選。道議会で、今も更新されていない最年少での当選です。
 道議を3期つとめた後、1996年には総選挙に出馬。北海道2区では落選しましたが、比例代表で復活当選します。

 「小選挙区の中での勝負には負けましたが、選挙にはある面では勝ったのではないでしょうか」(1996年吉川氏初当選時)

 吉川氏が好きな言葉は「意志あれば道あり」。初登院では、こんな意気込みも…

 「地方の時代を1日も早く作っていきたいなと思っているんです」(1996年吉川氏初登院時)

 当時、国政にデビューした自民党の同期には、菅義偉(すが・よしひで)・総理大臣も。「永田町の階段」を駆け上がっていた菅氏は、いわば「兄貴分」。菅氏が関わったTPPや農協改革などで、吉川氏は忠誠を尽くしました。
 また、自民党の実力者・二階幹事長に近い議員としても存在感を発揮。全国から、予算や政策に関して要望が次々と寄せられました。
 さらに、去年の北海道知事選挙で、候補者の選考にあたっては…

 「鈴木市長で一本化を図っていきたい」(去年の吉川氏)

 自民党道連の会長として、異論を封じるかたちで鈴木直道・夕張市長の擁立を主導。官房長官だった菅総理とともに、鈴木知事誕生の「後ろ盾」となっていました。


12月22日(火)「今日ドキッ!」午後5時台

北海道放送(株)

最終更新:12/22(火) 21:34
HBCニュース

6002名無しさん:2020/12/23(水) 01:25:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/c214e16e3e0c7778d44e17d867acfe45473ad6b5
吉川元農水相議員辞職 国会運営に4月補選、足元ゆらぐ菅政権
12/22(火) 21:31配信

 現金受領疑惑の渦中にある自民党の吉川貴盛元農林水産相の衆院議員辞職は、新型コロナウイルス対策を批判されて内閣支持率が下落傾向にある菅義偉首相にとって追い打ちとなった。逆風が必至の吉川氏辞職に伴う来年4月の衆院北海道2区補欠選挙に続き、夏の東京五輪・パラリンピックの開催が危ぶまれる事態になれば、次期衆院選を前に党内から「菅首相のもとでは選挙に勝てない」といった不満が噴出しかねない。

 「全くないとはいえない」。吉川氏が所属していた二階派(志帥会)を率いる二階俊博幹事長は22日、吉川氏の辞職が政権運営に与える影響について、率直にこう語った。政府・与党にとって最大の懸念は、首相が看板政策に掲げるデジタル庁新設などの重要法案がめじろ押しとなる来年1月18日召集予定の通常国会への影響だ。

 森山裕国対委員長は記者団に「国会運営はしっかりやらなければならない」と語ったが、野党は「辞めて責任から逃れられるわけではない」(立憲民主党の安住淳国対委員長)と強調。「桜を見る会」をめぐる安倍晋三前首相の疑惑とともに追及されるのは間違いなく、内閣支持率はさらに低下する可能性がある。

 来年4月25日投開票となる見通しの北海道2区補選も正念場となる。菅政権発足後、初の国政選挙となるが、北海道は旧民主党時代から立民の地盤が固い土地柄だ。次期衆院選の前哨戦となる可能性が高い補選で敗れれば、党内で「菅首相では選挙を戦えない」といった動揺が広がることも予想される。

 首相は今後、新型コロナを収束させた上で東京五輪を開催し、政権浮揚を図る狙いとみられる。ただ、新型コロナの変異種への不安が強まる中、五輪が中止に追い込まれる事態となれば逆風となることもあり得る。

 ある党幹部は「高支持率を維持していた政権発足直後に解散・総選挙を断行していればよかったか」との記者団の問いかけに対し、寂しげな笑みを浮かべて多くを語らなかった。(永原慎吾)

6003名無しさん:2020/12/23(水) 01:26:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/a626f3b6f87f61ea2ef91924daa33388e36dcd60
政治回顧 自民総裁選 菅氏大勝、残った不穏な空気
12/22(火) 21:00配信

 安倍晋三前首相の辞任表明に伴う9月の自民党総裁選は、久々に本格的な権力闘争の場となった。結果的には安倍政権で官房長官を務めた菅義偉(すが・よしひで)首相が地滑り的な大勝を果たしたが、無派閥の首相は党内基盤が弱く、党内では菅政権誕生の流れを作った二階俊博幹事長の影響力拡大を嫌う向きも強い。12月には菅内閣の支持率が急落したこともあり、不穏な空気も流れている。

 8月28日午後2時、体調不良がささやかれていた安倍氏が、唐突に東京・永田町の自民党本部を訪問した。党関係者は数日前、「安倍氏は一気に元気になっている」と近況を語っていたが、二階氏らと向き合った安倍氏は辞意を表明。新たなリーダーを決める総裁選の号砲が鳴った。

 それまでの「ポスト安倍」レースは、当時、政調会長だった岸田文雄氏が安倍氏らの支持を受け、多数派を形成するとの見方が多かった。しかし、ロケットスタートを切ったのは菅氏。翌29日には東京・赤坂の衆院議員宿舎で二階氏ら少数の党幹部に出馬への意欲を示し、協力を取り付けた。

 蓋を開ければ、安倍氏は岸田氏に支持の言質を与えず、二階派(志帥会)に続いて細田派(清和政策研究会)や麻生派(志公会)などの主要派閥は矢継ぎ早に菅氏に乗った。総裁選は9月14日の両院議員総会で行われ、菅氏が岸田氏と石破茂元幹事長を退けた。

 次への可能性を残すため、選挙戦の途中から2位確保へと照準を合わせたのが岸田氏だ。石破氏より多い国会議員票を集めて地方票の劣勢をはね返し、最低限の目標は達成できた。

 党内では、逆転劇に手を貸したのは岸田氏と衆院初当選同期の安倍氏との見方が根強い。岸田氏が踏みとどまれば、安倍氏が政敵と考える石破氏が最下位に沈み、再浮上が難しくなるためだ。閣僚経験者は「安倍氏は岸田氏の票集めに協力した」と強調し、岸田氏は周囲に「全部、墓場まで持っていく」と漏らした。

 しかし、総裁選後に岸田氏は完全無役となり、一部の岸田派(宏池会)議員や地元の広島県では、次期衆院選に向け、二階派や公明党から争いを仕掛けられている。弱まった求心力を回復しなければ「ポスト菅」は見えてこない。

 一方、石破氏は総裁選の形にも苦しめられた。安倍氏は辞任表明の際、後継を速やかに決めることを求めた。党幹部は「『速やかに』とは、全党員・党友による投票を省略する両院議員総会で新総裁を選んでほしいということだ。国会議員票の比重が重くなり、石破氏は不利になった」と振り返る。

 石破氏は惨敗の責任を取り、10月下旬に石破派(水月会)の会長を退いた。派は12月に存続を決めたが、あるベテランは「『アンチ安倍』だからこそ石破氏は輝いた」と突き放す。

 ライバルの影響力はそがれたが、今の首相を取り巻く環境は必ずしもバラ色ではない。二階派を重用する首相の人事に、細田派や麻生派には不満がくすぶる。後期高齢者の医療費窓口負担や政府の観光支援事業「Go To トラベル」の対応では、首相に近いはずの公明党や自民党幹部との齟齬(そご)も表面化した。

 無派閥で党内基盤が弱い首相について、自民党重鎮は少数派から頂点を極めた三木武夫元首相に似ているとしつつ「菅内閣は調整役がいない。三木内閣には実力者に頭を下げて回る丹羽兵助元労相ら『お辞儀三人衆』がいた」と指摘する。

 一方、二階派幹部は「しぶしぶ『Go Toを中止します』という態度では効果がない」と述べ、国民の心に響く明確なメッセージを発信すべきだと訴える。

 党内では、内閣支持率の急落や近づく衆院選の「選挙の顔」を考え、次期総裁選は「首相の再選が盤石とはいえなくなった」(重鎮)という見方まである。不穏な動きを沈静化するため、来年は首相が衆院解散と人事という強いカードをいつ切るかも焦点となる。(内藤慎二)

6004チバQ:2020/12/23(水) 13:38:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/0acaeb1a32b0019a6c852ae88f66e3c3cbde8f04
「政治とカネ」、政権に危機感 安倍前首相聴取、吉川氏辞職
12/23(水) 7:17配信
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「桜を見る会」をめぐる問題について記者団の質問に答える安倍晋三前首相(中央)=4日
 相次ぐ「政治とカネ」の問題が菅政権を揺さぶっている。

 自民党の安倍晋三前首相が「桜を見る会」疑惑で検察の任意聴取を受けたことが22日明らかとなり、現金授受疑惑がもたれている吉川貴盛元農林水産相も衆院議員を辞職した。来年の衆院選を控え与党内には危機感が広がる。

【写真特集】桜を見る会

 「全くないとは言わないが、十分心得て今後対応することが大事だ」。自民党の二階俊博幹事長は22日の記者会見で、政権への影響について聞かれ、歯切れが悪かった。世耕弘成参院幹事長も会見で「法律を守って行動するという思いを、党のメンバー全員でかみしめることが重要だ」と語った。

 首相経験者が東京地検特捜部の聴取に応じるのは極めて異例。辞職した吉川氏は菅義偉首相と当選同期で、政権発足後は党選対委員長代行に起用された。新型コロナウイルス対応が迷走し、内閣支持率が急落する中、政府関係者は「踏んだり蹴ったりの状態だ」と愚痴った。

 党内には不穏な物言いをする議員も出てきた。ある中堅は「政権は末期的になりつつある。支持率が30%を割り込むと『首相を代えた方がいい』という声が出てくる」と漏らした。

 ただ、安倍氏聴取と吉川氏辞職がこのタイミングとなったことについて、党幹部は「これで落ち着くだろう」と年内の幕引きに期待する。ある閣僚は吉川氏について「通常国会召集前に辞めてもらって良かった」と明かし、公明党幹部も「年内で区切りが付けばいい」と語った。

 来年の通常国会は冒頭から2020年度第3次補正予算案や21年度予算案の審議が待ち受ける。政治とカネの問題を引きずったままでは、「デジタル庁創設など、首相肝煎りの改革を推進する力がそがれる」(閣僚経験者)からだ。

 一方、野党側は安倍、吉川両氏の国会招致を訴えつつ、首相の責任も追及する方針。立憲民主党の福山哲郎幹事長は記者団に、「桜」疑惑に関し「安倍氏と同様に虚偽答弁を繰り返した首相も国会で説明の義務がある」と指摘。共産党の小池晃書記局長は会見で「吉川氏は首相に極めて近い。真相解明の責任は自民党、首相にある」と断じた。

6005チバQ:2020/12/23(水) 20:58:36
>>5989

>事務所によると、感染が判明した秘書はこのパーティーに出席していなかった。

https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20201223k0000m010254000c.html
竹本前IT担当相の秘書が新型コロナ感染 議員本人もPCR検査受診へ
2020/12/23 20:06毎日新聞

竹本前IT担当相の秘書が新型コロナ感染 議員本人もPCR検査受診へ

竹本直一IT・科学技術担当相

(毎日新聞)

 衆院は23日、自民党の竹本直一前IT・科学技術担当相(大阪15区)の秘書が新型コロナウイルスに感染したと発表した。体調不良を訴えた秘書は21日から自宅で待機し、翌22日に陽性が確認された。事務所によると、この秘書は東京事務所で勤務。竹本氏は濃厚接触者に認定されなかったが、PCR検査を念のため受けるという。

 竹本氏を巡っては、後援会が18日夜、大阪市内のホテルで約80人参加の飲酒と会食を伴う政治資金パーティーを開催。政府が「5人以上」の会食自粛を国民に呼びかける中、事務所側は「認識が甘かった」と陳謝した。事務所によると、感染が判明した秘書はこのパーティーに出席していなかった。【隈元悠太】

6006名無しさん:2020/12/23(水) 22:55:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/4c49484c306d584b476950e92fe116d88b7ea858
「桜を見る会」手のひら返しの検察捜査は安倍氏を従わせる「菅首相の権謀術数」なのか
12/23(水) 10:45配信

安倍晋三前首相の後援会が毎年主催していた「桜を見る会」前夜のパーティー問題が再燃している。

安倍氏は参加費の補填(ほてん)を繰り返し否定してきたが、結果的にウソだった可能性が高くなり、与党内からも批判が起きている。

◇「冗舌さ」の裏で

安倍氏は辞任直後から、インタビュー、講演、集会、ゴルフ、会食に忙しく顔を出し、コロナ第2波の時とは打って変わって冗舌だった。

自民党内では

「3度目の首相登板もあり得る」

「会長として清和政策研究会(細田派)に復帰してもらおう」

との声まであった。

しかし、派手な活動の裏で秘書や後援会幹部は東京地検特捜部の事情聴取を受けていたのだ。

そうと分かってみれば、体調不良で退陣したにしては少しはしゃぎすぎと見えた存在感アピールにも、何か狙いがあったに違いない。

菅義偉首相は国会で「報道で捜査を知った。法務省・検察庁から事前の説明や報告はなかった」と答弁したが、真に受けることはできない。

東京地検は大学教授らが提出していた違法な資金補填の告発状を、1月と4月の2度、形式上の理由で送り返していた。

告発は口頭でも受理するのが原則である。

先送りしたのは、現職首相周辺の捜査に二の足を踏んだからに違いない。

そうでなくとも1〜5月は、コロナ危機と並行して、黒川弘務元東京高検検事長の定年延長や検察庁法改正案を巡り、官邸・検察・世論が三つどもえでもめにもめていた最中である。

関係者によると、捜査を始めたのは10月、安倍氏が退陣した直後からという。

安倍氏は当然、察知したはずだ。

また、検察が菅首相に黙って着手するとは考えにくい。

官邸と検察の関係がギクシャクした後だけになおさらだ。

事件のレベルは格段に違うが、前首相に捜査が及んだ先例としてロッキード事件がある。

当時、三木武夫首相の秘書だった岩野美代治氏の詳細な回顧録と備忘録が本になっている(2017年と20年、いずれも吉田書店刊)。

三木は安原美穂法務省刑事局長(後に検事総長)から節目ごとに報告を受け、必要があれば説明を求め、積極的に意見も述べていた。

6007名無しさん:2020/12/23(水) 22:55:30
>>6006

事件の中心は田中角栄前首相と早くから見定め、司法の独立性を尊重しながらも、行政府の長として積極的な捜査を支持していた。

三木の後押しが角栄逮捕の支えになった舞台裏が生々しく分かる。

菅首相は安倍氏を守ろうとしているのだろうか。

そうは見えないところが政局的な想像をかき立てる。

菅首相は官房長官として、安倍氏の虚偽答弁に沿った答弁をしてきた。

国会では次のように釈明した。

「私自身も前首相が国会で答弁された内容について首相に確認し答弁してきた。事実がもし違った場合には当然、私にも答弁した責任がある。そこは対応する」

虚偽の責任は安倍氏に押しつけ、自分は仕方なく付き合わされた限りにおいて訂正なり謝罪なりする、という意味か。

明らかに冷たく距離を置こうとしている。

法律専門家の見立てでは、事件は立件されても会計責任者や後援会幹部が罰金を科せられる程度で、過去の基準に照らせば不起訴でもおかしくないらしい。

安倍氏は「知らなかった」と言い張れば、直接指示した証拠でもない限り共犯に問われることもない。

まさに大山鳴動してネズミ一匹だが、とすれば世論の心証はなおさら悪い。

検察も「黒川問題」の不信を拭うには、中途半端な捜査ではかえって火の粉を浴びる。

黒川氏と検察トップの座を争う形になった林真琴検事総長は、自分を排除しようとした菅官邸に一矢報いようと、司直の筋を通すことで、就任時に強調した「政治と適切な距離を取る検察」を分かりやすく示そうとするかもしれない。

捜査を尽くしたと納得してもらうには、安倍氏本人の事情聴取が欠かせないと指揮する可能性はある。

政権は代わっても、今年前半の国政を揺るがせた官邸と検察の対立は、なお尾を引いている。

その場合、菅首相は黙認するのではないか。

国会答弁の冷たさはそうした展開を予感させた。

政治資金収支報告書の訂正や秘書への罰金で幕引きとなれば、検察審査会への申し立ては避けられない。

つまり、安倍氏には「桜のウソ」問題が当分つきまとう。

6008名無しさん:2020/12/23(水) 22:55:53
>>6007

◇安倍氏を従わせる材料

辞任後の安倍氏は、自分の政権運営の正当性と今後の影響力保持をあけすけに訴え、早々と「次期衆院選で菅首相が勝てば(来年9月の自民党総裁選も)当然続投だ」(11月12日共同通信インタビュー)と語った。

ただしそれは、自分が影響力を持つ最大派閥の細田派を先頭に、複数の派閥が菅氏を支持した今年の総裁選と同じ構図を維持することが大前提になる。

安倍氏の自己アピールが、菅氏の再選をエサにした駆け引きなら、「桜のウソ」は菅氏が安倍氏と渡り合い、ついには従わせるための格好の取引材料になる。

石破茂元幹事長は派閥会長を降り、岸田文雄前政調会長の派閥も次期衆院選候補者公認問題で結束が乱れてきた。

内閣の看板政策を担う河野太郎行革担当相と小泉進次郎環境相は、菅首相と対決する名分がない。

コロナ対策や東京五輪強行開催の成否にかかわらず、菅氏再選に立ちふさがる「政敵」が次々と沈んでいく。

(伊藤智永・毎日新聞専門記者)

(本誌初出 「桜のウソ」の捜査と菅首相 “冷たい距離”ににじむ再選戦略=伊藤智永 20201215)

6009名無しさん:2020/12/23(水) 23:04:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8c228dce492c1ef2e7a84559916bb1c2c1b1f9f
みのもんたが独占告白! 菅首相〝ステーキ会食〟主催は「二階さん」 会話の中身も初証言
12/23(水) 11:25配信

 新型コロナウイルスに振り回された2020年。番組を降板して静かな生活を送ると思われていたあの人が最後の最後に世間を騒がせた。菅義偉首相との“ステーキ会食”や“文春砲”で注目を集めることになったみのもんた(76)だ。8人が参加した会食の内情、さらに「週刊文春」に報じられた女性との関係は? みのが本紙にすべてを語った――。

 とんでもない1年だったよね。コロナで生活がガラッと変わったと思ったら、文春に書かれるわ、最後の最後に菅さんと会食したって批判されるわ。まあでも、1年の〆(シメ)の相手が総理大臣ってのは文句ないかな。

 総理と別室にいたかって? 別室のわけないじゃない。冗談で言ったら真に受けられちゃったんだよ。いつもの記者なら「何言ってんですか!」ってツッコミを入れてたんだろうけど、記者の種類が違ったみたい(笑い)。あそこにいたのは真面目な記者だったんだね。こんな冗談、無視されるだろうと思ったら、そのまま流れちゃった。若い人が多かったからかな。寒い中、ずっと待ってて、彼らは風邪ひいたりしてないかな。

 あの日は二階俊博幹事長と古くから付き合いがある人で食事しましょう、という会でね。首相主催の食事会っていうんじゃないんですよ。あの日、菅さんは公務を終えて、あとは宿舎に戻って食事して寝るだけっていうから、「じゃあ時間が合うし食事していきますか」と二階さんが声をかけたってだけで。

 大宴会したかのように言われてるけど、菅さんの滞在時間は40分か50分ぐらいのものです。現場にいた記者は見て、分かってるでしょうけど。

 ちゃんと席の間に距離を取って、特に盛り上がるような話題もないから、静かに食事してました。菅さんが来たころには、僕らは既に食事を終えていたね。政治や社会について話すわけじゃなく、首相との会話は「みのさんの御法川(みのりかわ)という名字は本名ですか? 秋田に御法川姓の人がいます」「秋田は親戚ではないみたいです」ってぐらい。菅さんは秋田出身だからね。

 あとは王貞治さんが野球の話をしてくれてね。日本シリーズの話とか、王さんから聞きたいじゃない。王さんはまた嫌な顔をしないで答えてくれるから。あの方は野球に対する情熱がすごいね。やっぱり大した方だよ。

 菅さんには初めてお会いしたけど、優しそうでいい方でしたよ。

 それと報じられているように、今年春に「秘密のケンミンSHOW」(日本テレビ系)を降りた理由は初期パーキンソン病でした。知り合った順天堂大学の先生が「症状が出てるから検査した方がいい」と教えてくれてね。まぶたが落ちる症状が出てたんですよ。「ケンミンSHOW」の収録中に「寝てる」と言われたけど、あれもその症状だったんだね。

 ちゃんと病院に行って、今はいい薬があるから随分と体調が良くなりました。しばらく銀座に出てないから顔出したい気分だけど、このご時世に行ったらまた「あのバカが」と叩かれちゃう。

 女性にマンション買ったとか、一緒にスーパーで買い物してたとか。会社の真下で待ち構えてて「1億5000万円のマンション!」ってさ。もう俺のことなんかいいじゃない。ほっといてくれよ、だね。

 社長を務めていた水道メーター販売会社「ニッコク」は今月1日に退任し、代表権を持つ会長になりました。社長は一緒にずっと苦労してきた人になってもらいました。それが会社のためだし、セガレのためです。

 うちの親父が始めた会社だけど、セガレだから社長に、という簡単な話じゃないからね。社員150人の家族、お付き合いがある100社ぐらいの業者さんの家族を支える責任があるんです。だから社長は絶対に実力がある人じゃないとダメ。セガレが周りの人から認められて、自分の力で上がっていくならいいけどね。

 来年、この会社は創業80年を迎えます。さらに未来へ、しっかり会社を残していくためにやるべきことをやらなきゃね。

東京スポーツ

6010名無しさん:2020/12/23(水) 23:05:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/a971f4a87a10f130301cfa271dc15b40d367a31f
不満鬱積の自民党内 間隙ついて特捜部は菅政権に向け捜査も
12/23(水) 11:05配信

 Go Toトラベル中止を巡る失政などで評価が急落している菅義偉・首相。だが、その最大の敵は自民党の「内部」にいるようだ。菅首相を脅かすのは、かつて官房長官として7年半仕えた安倍晋三・前首相だ。

 菅首相は安倍政権を支えてきた議員を「重用する者」と「干し上げる者」に選別。その干された人々が安倍氏を持ち上げているという。さらに、この対立は統一会派の議員を含め399人いる自民党全体に広がっている。

 また、菅氏を首相に押し上げたとも言える二階俊博・幹事長との関係も悪化している。全国旅行業協会会長を務める「観光業界のドン」二階幹事長から見れば今回のGo To一時停止は「ガッカリ」の一言だろう。首相が独断で決めたため、関係にひびが入ったのだ。

 菅&二階のタッグが危うくなると、安倍氏ら旧主流派には巻き返しのチャンスだ。党内には政権運営に対する不満が鬱積している。

 2021年は総選挙の年だ。二階氏は選挙に向け露骨に派閥を拡大。細田派、麻生派、岸田派の旧主流3派に喧嘩を売ってきた。

 二階派最高幹部の地元・山口3区で岸田派参院議員が鞍替え出馬に動くと、二階氏は軍団を引き連れて乗り込み、「挑んで来るなら、政治行動の全てを擲って受けて立つ」と恫喝した。かと思うと、逆に、静岡5区、新潟2区では公認候補見直しで二階派議員を押し込もうとするなどやりたい放題。菅首相もそれを黙認してきた。今後は旧主流派が巻き返し、各地で公認争いが燃え上がる。

 両陣営はブレーン同士も衝突している。菅首相ブレーンのデービッド・アトキンソン氏が提案する「中小企業再編」に関し、安倍政権の内閣官房参与を務めた本田悦朗・元スイス大使は自民党議員の勉強会で「極めて危険」と酷評した。

 菅首相は自身の“お仲間”からも突き上げを受けている。新型コロナ対策分科会の尾身茂・会長をはじめ、菅首相が感染対策のために内閣官房参与に起用した岡部信彦氏(川崎市健康安全研究所所長)、さらに自民党のスポンサーでもある日本医師会の中川俊男・会長らが「このままでは医療崩壊」と声を上げ、知事たちも「科学的知見に欠ける」(佐竹敬久・秋田県知事)と政府の対応を批判している。

 政権が一枚岩でなくなれば、検察は政界捜査にフリーハンドを持てる。特捜部は菅政権側にも捜査を向け、二階派の吉川貴盛・元農水相に鶏卵業者からの現金提供疑惑が浮上、西川公也・元農水相(二階派)も関連して内閣官房参与辞任に追い込まれた。

 自民党内は真っ二つに割れ、あちこちで内乱が広がっている。

※週刊ポスト2021年1月1・8日号

6011チバQ:2020/12/24(木) 13:07:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/720237060654bfc00a1ecef94ff466082a85cbb0
二階氏に批判集中 求心力急落も 多人数会食主催・GoTo継続主張・派閥不祥事
12/24(木) 12:16配信
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二階氏を巡る構図
 新型コロナウイルス対応などを巡り、自民党の二階俊博幹事長への逆風が強まっている。多人数のステーキ会食を主催し菅義偉首相を招いたことや、運輸族有力者として観光支援事業「Go To トラベル」継続を最後まで主張したことが反発を呼んだ。吉川貴盛元農水相の現金受領疑惑など自派閥の不祥事も相次ぐ。もともと他派閥との選挙区競合で党内の不満は蓄積しており、二階氏の求心力が急落する可能性もある。

 「飯を食うのが何で悪い」。二階氏は会食批判に、こう漏らした。14日夜、二階氏と首相、俳優の杉良太郎氏ら8人が集まって都内のステーキ店で会食。政府が少人数の会食を呼び掛ける中で批判が広がり、首相が陳謝する事態となった。

 党幹部は「たまたま行ったら大人数の場合もある。主催者の配慮が必要だ」と首相を擁護。だが、二階氏は記者会見で「マスクを取らなきゃ食事できない」などと政府の勧めるマスク会食でなかったことも示唆し、波紋をさらに広げた。

 会食は、首相が「トラベル」の全国一時停止を発表した直後。全国旅行業協会会長を務める二階氏は一時停止に猛反発し、周辺に「勝手なことしやがって」などと憤っていた。参院若手は「首相が会食に参加したのは二階氏の顔色をうかがうためでは」と推測する。

 二階派では、秋元司衆院議員や河井案里参院議員が相次ぎ逮捕・起訴され、吉川氏の現金受領疑惑も浮上。吉川氏が議員辞職した22日、二階氏は会見で疑惑について「(吉川氏)本人など関係者でなければ分からない。詳しいことは聞いていない」と述べるにとどめた。派閥幹部は「不祥事といえば二階派ばかり。イメージが悪い」と頭を抱える。

6012名無しさん:2020/12/24(木) 15:47:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/6abc0051739a488442104ab1359bf88544c2b845
「東京五輪やる」断言した菅首相 解散カード切れず政局は“ポスト菅”へ〈週刊朝日〉
12/24(木) 8:02配信

 日本で五輪が開催された年は必ず政変が起きる。1964年東京五輪の池田勇人、72年札幌五輪の佐藤栄作、98年長野五輪の橋本龍太郎の3首相は、いずれも五輪が開催された年に退陣した。戦争で“幻の五輪”となった40年には阿部信行と米内光政、そして2020年は安倍晋三の3首相が交代している。21年の菅義偉首相は、この的中率100%の“永田町ジンクス”と戦わなければならない。

 すでに政局大荒れの兆しは見えている。政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会が「5人以上の飲食で感染リスクが高まる」と警告を出している中、菅首相自身が多人数での会食を繰り返していたことが発覚。インターネット番組で、自らを「ガースーです」と不敵な笑みを浮かべながら自己紹介したことにも批判が殺到している。

 菅内閣発足当初、世論調査で60〜70%台だった内閣支持率は急落し、NHKの調査では11月から14ポイント下がって42%に。自民党議員からは「菅さんは官房長官が適任で、首相の器ではない」との声も出始めた。

 そんな中で訪れる21年、政局に大きな影響を与えるのが夏に開催が予定される東京オリンピック・パラリンピックだ。

 感染拡大が続くなかで開催が危ぶまれるが、菅首相の五輪にかける意気込みは強いという。大会組織委員会の幹部が話す。

「森(喜朗・大会組織委員会会長)さんは当初、2年延期論だったが、安倍政権下で1年延期に決まったことで再延期は選択肢からなくなった。五輪が中止になれば日本経済に与える影響も大きい。そのことは菅首相も理解しており、『五輪はやる』と周囲には断言している」

 頼みの綱となるのは、ワクチンだ。すでに米国や英国などでは予防接種が始まっている。前出の組織委幹部はこう話す。

「日本では1960年代にサリドマイドの薬害問題が起きたこともあり、新薬の認可には慎重。それでも菅首相は『4月か5月には接種を始めたい』と話している。できるだけ早く政府としてメッセージを出してほしい」

 ただ、来夏までに感染が収束せず直前で中止に追い込まれるような事態となれば、判断が遅れて傷口を広げた「Go To」キャンペーンの二の舞いとなりかねない。五輪強行は菅首相の政治生命をかけた「大バクチ」となりそうだ。

 菅首相の自民党総裁任期は21年9月末まで。10月21日には衆院議員の任期満了も迎える。選挙イヤーを生き抜くための駆け引きはもう始まっている。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏は言う。

「菅首相が支持率を盛り返すのはたとえ五輪が開催されても容易ではなく、解散時期を延ばせばますます不利な状況に追い込まれる。今、自民党内では安倍晋三前首相・麻生太郎財務相と菅首相・二階俊博党幹事長の間で水面下の対立があります。このまま支持率が下がって菅首相で選挙は戦えないとなれば、双方の対立は表面化するでしょう」

 1月18日召集を軸に調整が進められる通常国会で第3次補正予算が成立すれば、解散の機会が訪れる。だが、感染拡大が収まらなければ、解散権も行使できないと前出の鈴木氏は言う。その時に始まるのは、菅首相の“終活”だ。

「解散を打てないままズルズルと秋の衆院任期まで追い込まれ、選挙に勝つ見込みもないとなれば菅首相は続投を諦めてキングメーカーとして影響力を残す方向にシフトする可能性がある。二階幹事長とともに、『ポスト菅』に麻生派内で総裁選に出馬させてもらえない河野太郎行政改革担当相をあえて担ぐ可能性もある。一方、それを阻止するために、岸田文雄前政調会長や下村博文政調会長などが次の首相に意欲を見せるでしょう。21年の政局は大荒れです」

 綱渡りの政権運営の先に笑うのは誰か。(本誌・西岡千史/今西憲之)

※週刊朝日  2021年1月1‐8日合併号

6013チバQ:2020/12/24(木) 22:02:22
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20201224-567-OYT1T50271.html
竹本・前科技相が感染し入院、秘書2人も感染し自宅待機
2020/12/24 21:25読売新聞

 衆院は24日、自民党の竹本直一・前科学技術相が新型コロナウイルスに感染したと発表した。感染が確認された国会議員は5人目。同日陽性が確認され、入院したという。竹本氏の秘書2人も感染が確認され、いずれも自宅待機だという。

6014とはずがたり:2020/12/24(木) 22:15:46
>>6013
まさに自業自得。アホか。

竹本直一前IT相の後援会が80人参加パーティー 飲酒伴い、礼状に「忘年会」
12/20(日) 5:00配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d58690ba2ea0b6765dfdde21506a163cc5866ce
毎日新聞

 自民党の竹本直一前IT・科学技術担当相(80)=衆院大阪15区=の後援会が18日夜、大阪市内のホテルで政治資金パーティーを開いたことが判明した。竹本氏の秘書によると、勉強会と飲酒を伴う会食の2部構成で約80人が参加した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府は感染リスクが高い「5人以上」の会食自粛を国民に呼びかけている。竹本氏は会食前に会場を後にしていたが、取材に「会食があることを知らなかった。ただ、アルコールを提供する会食は適切ではなかった」と釈明した。

 党内では、約1週間前に8人程度で会食した菅義偉首相が批判を浴び、忘年会や会食の自粛が相次ぐ。

 秘書などによると、パーティーは忘年会も兼ねて企画され、事務所が実質的に準備した。18日夕から始まり、竹本氏による講演などの勉強会と会食を約1時間ずつ開催。竹本氏は勉強会後に会場を後にした。

 会食はホテル内の円卓が並ぶ宴会場に移って開かれ、約80人の参加者に料理やアルコールが振る舞われた。会費は2万円で、参加者には「『令和二年忘年会』にご出席を賜り、誠に有り難うございました」などと書かれた竹本氏の署名入りの礼状が渡された。

 事務所は菅首相の問題や大阪で感染が急拡大する状況を踏まえ、開催の可否を検討。複数の支持者から「開催するのか」という問い合わせも受けたが、ホテルの感染防止策も確認した上で「急なキャンセルはホテルに迷惑がかかる」などと判断したという。

 竹本氏は19日、毎日新聞の取材に「アルコールが入って飛沫(ひまつ)が飛び交う環境は避けるべきだったが、会食の開催自体を知らず私に責任はない」と説明。一方、秘書は「認識が甘かった」と陳謝した。

 党関係者の一人は「コロナ禍で国民に自粛を求めている時期に酒を出すパーティーは非常識だ」と批判した。【隈元悠太、石川将来】

6015とはずがたり:2020/12/24(木) 22:42:27
橋本聖子・五輪相、ぐるなび会長の130人大規模パーティに参加していた
12/24(木) 12:15配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e7e8ea5e9ab5a98463c6ba1ac7d0d24f2bff4d6
NEWSポストセブン

「ひょっとしたら、総理はこのためにギリギリまでGo To停止の判断ができなかったのではないか」──まさかそれはないだろうが、官邸関係者のあいだからそんな訝る声まであがっている。

 12月12日に開催された、「滝久雄さんのこれからを応援する会」(正式には「東工大Hisao&Hiroko TakiPlaza竣工を祝い滝久雄さんのこれからを応援する会」)。永田町の「ザ・キャピトルホテル東急」1階にある最も大きな宴会場「鳳凰」で、レストラン予約サイト・ぐるなび創業者の滝久雄会長の文化功労者受賞を祝う大規模なパーティが開かれたのだ。招待人数は約130人だったという。

 この日は、「みなさんこんにちは。ガースーです」とニヤついて始まったニコニコ生放送で、Go To トラベルの停止について「まだそこは考えていません」と全否定した翌日だった。奇しくもGo To停止を発表し、その直後のステーキ会食で批判された日の2日前でもある。

 ぐるなびといえば、Go Toキャンペーンの4事業のひとつであるGo To イートのオンライン予約事業者として知られる。創業者の滝は、首相の菅義偉とは横浜市会議員時代からの古い付き合いだともいわれ、菅が国会議員になってからは、滝が別に経営している広告代理店からの政治献金も明らかになっている。

 その滝の文化功労者受賞を祝う会がよりによってこの時期に開かれたのだから、官邸関係者のサカナになって当たり前なのだ。

 通常、こうしたパーティは招待客以外の者が紛れ込むこともある。が、さすがに警戒厳重、ゲスト以外はシャットアウトしていた。鳳凰の前のロビーには他の者が入り込めないようロープが張られてホテルの係員が立っていた。

 18時の開宴1時間ほど前からマスクをした招待客が鳳凰の間に現れ始めた。マスクで顔がわからないうえ、会話も控えている。ゲストたちはホテルの係員からウイルス除去グッズを手渡され、アルコール消毒と検温モニターによる体温チェックが行われていた。そこを通り抜けると、待機していたスーツ姿のぐるなび若手社員と見られる約30人が、招待客にマンツーマンで対応している。

「お名前とご所属をお願いいたします」

 一人ひとりにそう尋ね、彼らが手にしている招待客リストの姓名と照合している。ゲストはそれらを経てようやく受付へと通され、そこで招待状を見せ、記帳する。これほど入場チェックが厳重なパーティも珍しい。

 パーティは立食ではなく、丸テーブルの着席スタイルだった。AからZテーブルまであり、1テーブルに5人が座った。隣同士がアクリル板で仕切られ、シャンパングラスとワイングラス2個、すでに弁当がテーブルにセットされている。箸とフォーク、醤油が入った小皿が置かれているので、和洋折衷の弁当だろう。

「出席者のほとんどは、ぐるなびと取引のある会社の人たちばかりでした」(参加者)

 滝久雄の挨拶で始まり、モニターによるゲストの挨拶もあった。全体としては地味な宴だったが、著名人としては楽天社長の三木谷浩史と自民党参議院議員の橋本聖子が出席していた。

 パーティについてぐるなびは、「有志が発起人となって開催されたと聞いておりますが、詳細は把握しておりません」(広報グループ)と回答。楽天は、「三木谷の個別のスケジュールについては、申し訳ございませんがお答えすることができません。また三木谷は、あらゆる機会において感染症対策にとても敏感に対応し対策に努めております」との回答だった。

 五輪担当大臣を務める橋本聖子の事務所は、「ご指摘の会は、参加者は受付でウイルス除去グッズを渡され、手指消毒と検温モニターによる体温の確認をした上で会場に入り、着席するテーブルも1人ずつアクリル板で仕切られているなど、感染対策は徹底されていました」と答えた。

 橋本は、17日にも夜11時頃まで高級寿司店で6人の会食をしていたことが報じられている。この国の政治家は、どれだけ感染が広がっても“Go To イート”を率先しているようだ。

(文中敬称略)

◆文/森功(ノンフィクション作家)

6016チバQ:2020/12/25(金) 11:10:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/f81816f614d6dcdc503592aef18468e6cb056e25
安倍氏、強弁一転「秘書が」 選挙意識し殊勝さ演出も…地に落ちた威信
12/25(金) 10:09配信




安倍晋三氏
 7年8カ月の史上最長政権を率いた「1強宰相」の威信は地に落ちた。24日、「桜を見る会」に絡み秘書が東京地検特捜部に立件され、自身も記者会見を開き、事実と正反対の国会答弁を繰り返したことを認めた安倍晋三前首相。「国民、全ての国会議員に深く、深くおわび申し上げたい」とこうべを垂れた。在任中、疑惑を否定し続けた強弁とのあまりの落差に、不信の声が広がった。 

【写真】質問を受ける安倍前首相=24日

 「私の政治責任は極めて重いと自覚している」-。

 午後6時。警護官に囲まれ国会内の記者会見会場に入った安倍氏は、まばゆいフラッシュを浴びながら、硬い表情で手元の書類を読み上げ始めた。「結果として、答弁の中には事実に反するものがあった」。冒頭の7分間、神妙に、釈明とおわびを繰り返した。

 首相退任後の11月初旬、初めて地元・山口入りした際、ライフワークの憲法改正を訴えたような意気盛んさは見えない。言葉を選ぶように、丁寧に低姿勢に質問に応じていく安倍氏。だが…。30分を過ぎたあたりからは、在任時のような能弁ぶりも見せた。
 政治資金収支報告書の不記載への関与や、結果的に立法府で虚偽答弁を行っていたことに質問が及ぶと、「私がいちいち(報告書に)目を通していたということは全くない」「最終的な責任は(政治資金規正法違反罪で略式起訴された)秘書が負っていた」。次第に身ぶり手ぶりが交じるようになり、口調も早口になっていく。

 国会の質疑でも再三、論点となったが、「桜を見る会」前日の夕食会を開いたホテルに対し明細書の発行を求めなかった理由を詰められ、「事務所のスタッフに、明細書を見たという認識がなかった」とかわした。さらに、間髪入れずに追加質問しようとする記者に向かい、安倍氏が「ちょっと答えさせて」と気色ばむ場面もあった。
 議員辞職の問いは、けむに巻くようにいなした。旧知の細田派関係者は、この日の会見の狙いを「国民というより、地元に向けた『おわび』だろ」と踏む。桜を見る会の一連の疑惑が「確信」に悪化してしまったことで、足元では安倍氏離れがじわり進んでいるという。「あの安倍さんでさえ、(次の)選挙が気になりだしたということだ」

 実際、東京地検特捜部の事情聴取を受けた12月21日も、その直前まで安倍氏の姿は山口にあった。会見の途中、地元支持者への思いを尋ねられると「検察の聴取に応じられた方もたくさんいる。大変なご迷惑をお掛けした」と言葉を詰まらせ、「地域の代表として仕事をしていく。責任を果たしていきたい」と続けた。

 64分間に及んだやりとり。司会者には、首相時代に内閣広報官の要職を預けた腹心を立たせ、「できる限り答える」と余裕も見せつつ、「秘書が」「責任者は」のリフレインの印象ばかりを残した。「ありがとうございました」と一礼した安倍氏の足取りは軽かった。 (河合仁志、前田倫之)

6017チバQ:2020/12/25(金) 11:28:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/9445f055bb751cf7c1b797bf771eacbc7de363bb
安倍氏「虚偽答弁」消えぬ疑念 釈明目立つ曖昧さ…核心見えず
12/25(金) 10:58配信




安倍晋三氏
 「桜を見る会」前日の夕食会の費用補填(ほてん)問題を巡り、安倍晋三前首相は24日の記者会見で、補填の事実は知らなかったとの立場を繰り返し強調した。刑事責任は「不問」となったが、国会での「虚偽答弁」の政治責任は残る。首相在任中、補填は「ない」と強弁していたが、この日は「手持ちの資金から支出した」と一転して説明。補填の経緯や安倍氏の確認のあり方など、会見を経ても疑問は解消されないままだった。

【写真】質問を受ける安倍前首相=24日
■関与
 昨年11月以降、野党側は、都内の高級ホテルで開かれた夕食会の会費が5千円なのは「安すぎる」と問題視。主催する安倍氏側が不足分を補填したとの疑問がくすぶりだした。

 国会で安倍氏は「各個人がそれぞれの費用によって上京し、(夕食会費も)ホテルに直接払い込みをしている」(11月8日の参院予算委員会)と答弁。収支報告書の不記載については、後援会としての収支がないことから「政治資金規正法、公職選挙法上は一切問題ない」(2月3日の衆院予算委)と断言していた。

 だが、この日の会見で安倍氏は補填について「事務所に預けている、私のいわば預金から下ろしたものから支出した」と明かした。その上で「私が知らない中で行われた」と述べた。

 不記載の理由について、会計を担当した東京の秘書と、収支報告を担当する地元の秘書との「連絡が不十分だった」と秘書に責任を転嫁。自身が確認しなかったことは「総理の職に専念していて任せていた」「いちいち(収支報告書に)目を通していたということは全くない」と釈明した。
■確認
 虚偽答弁のうち、ホテル発行の明細書に関する答弁は20回に上る。

 安倍氏は「明細書は営業の秘密に関わることから、どのような形であれ第三者への公開を希望しないというホテル側の意向を尊重すべきだ」(1月23日の参院予算委)、「事務所は明細書の発行を受けていない」(2月17日の衆院予算委)と明細書の公開を断固拒否。野党側から、ホテルに書面で回答をもらうよう求められると「私がここで話しているのがまさに真実」(同)と色をなして反論していた。

 会見では、安倍氏は事務所に明細書は残っていないとしながらも「(ホテル側には)明細書はあるんだろうと思う」などと曖昧な答えに終始した。

 ホテル側への確認のあり方を問われると、「十分だったかどうかは、じくじたる思いがある」としたものの、「ホテルに確認しろと秘書に言っても、本人が立て替えているので意味がないことだった」などと苦し紛れに言い訳した。

6018チバQ:2020/12/25(金) 11:28:33
■責任
 「私がここで総理大臣として答弁するということについては、全ての発言が責任を伴う」(2月17日の衆院予算委)。事実と異なれば責任をとるかとの野党の追及に、安倍氏はこう明言していた。

 安倍氏は刑事責任は免れたが、国会での虚偽答弁は少なくとも118回に上る。膨大な時間を費やした国会審議を事実上「白紙」のものとし、政治の信頼を失墜させたことへの政治的責任は重大だ。

 だが、会見では「信頼に足る政治家として国民に真に答えることができるよう職責を果たしていきたい」と反省の姿勢を示しただけ。衆院議員辞職や自民党離党は否定した。

 25日に国会での説明に臨む安倍氏。今後の説明責任について「これで済むとは考えていない。必要なら説明したい」と述べた。 (郷達也、森井徹)

6019名無しさん:2020/12/26(土) 10:12:31
https://www.asahi.com/articles/ASNDT5SM4NDTUTFK018.html
急速にしぼむ「安倍氏再々登板」 最近は健康アピールも
有料会員記事 桜を見る会
石井潤一郎
2020年12月25日 19時45分

 「桜を見る会」前日の夕食会の問題をめぐり、安倍晋三前首相が25日午後、国会で説明に臨んだ。持病の悪化を理由に、歴代最長政権に自ら幕を閉じてから約3カ月。健康が徐々に回復するのに伴い、政治活動も活発化させてきたが、東京地検の捜査によって夕食会の問題が再燃。「首相再登板」さえささやかれた安倍氏の政治的求心力の低下は避けられない。

 25日午後1時、国会内。記者団が見守るなか、無言で通り過ぎた安倍氏が姿を見せると、カメラのシャッター音が鳴り響いた。前首相が、自身の疑惑を国会で説明するという事態の異例さをうかがわせた。

 「深く深く反省致すとともに、国民のみなさま、そしてすべての国会議員のみなさまに心からおわび申し上げたい」。冒頭、安倍氏はこう語って頭を下げた。

 「事務所は関与していない」、「明細書はない」、「差額は補?(ほてん)していない」――。過去の国会で事実と異なる答弁を少なくとも118回繰り返していた安倍氏。かつての強気の姿勢は影を潜め、国会での虚偽答弁について謝罪を繰り返すしかなかった。

 2カ月ほど前、安倍氏をめぐる状況は、まったく異なるものだった。

 「7年8カ月、総理の職責に全…

6020名無しさん:2020/12/26(土) 11:19:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/f12b15f1939ca95e1e5edbe7db5a869f65c6ee15
安倍氏、マスクの下で冷笑「選挙9回圧勝、利益供与必要ない」 国会招致で居直る安倍氏
12/26(土) 10:21配信

 首相当時そのままに、独り善がりの理由を並べて追及をかわした。「桜を見る会」前日に開かれた夕食会費用補填(ほてん)問題で事実と異なる国会答弁を繰り返し、謝罪と修正を迫られて衆参両院の議院運営委員会に出席した安倍晋三前首相。疑惑に正面から向き合わず、逃げ切りを図るかのような姿勢に真剣な反省はうかがえず、政治不信を強める国民感情との深刻な落差を見せつけた。

 安倍氏の「虚偽答弁」は首相在任中の昨年11月から今年3月にかけて、少なくとも118回とされる。25日の衆院質疑では、うそをつかれた回数が最も多かった立憲民主党の黒岩宇洋氏が野党のトップバッターに立った。

 黒岩氏は安倍氏側による費用の穴埋めが、夕食会参加者1人当たり約3千円に当たることを追及した。ところが安倍氏は「質問通告をいただいていないので、1人いくらだったかは私の手元にない」と言った。後援会は既に政治資金収支報告書を訂正し、夕食会の収支を記載している。報告書を見れば分かる事実さえ確認せず、はぐらかした。

 立民の辻元清美氏に議員辞職を迫られると、安倍氏は「国民の期待に応えていけるよう全力を尽くす」と神妙な表情で否定した。

 信頼回復への第一歩は何か。辻元氏はまず夕食会の経費をガラス張りにするため、ホテル側に明細書を請求して国会に提出するよう求めた。だが安倍氏はホテル側が拒んでいるとの理由を持ち出し、うやむやにした。辻元氏が「後援会の裏帳簿があるのではないか」と追及すると、マスクの下に冷笑を浮かべた。

 深刻な「おごり」をうかがわせたのは、共産党の宮本徹氏への答弁だった。費用穴埋めが公選法で禁じられた有権者への利益供与(寄付)に当たると指弾された安倍氏は、自分が選挙で落選する可能性がないことを誇示し、こう言い放った。

 「(当時の)私は既に総理大臣で、何か利益を供与して当選しなければならない立場では全くない。自分の選挙のことは考えない状況にならないと、そもそも自民党総裁にはなれない。私もこれまで9回選挙を戦ったが、常に圧倒的な勝利を与えられている」

 質疑を終えた安倍氏は記者団に「説明責任を果たすことができた」と胸を張った。衆院議員の任期満了は来年秋。次期衆院選に向け、こう締めくくった。「来年の選挙にはですね、出馬をし、国民の信を問いたいと、このように思っております」

 (川口安子)

西日本新聞

6021名無しさん:2020/12/26(土) 11:23:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/4110c05dfd4a121b1bed08f1688d7b03bd4e3bef
永田町で早くも囁かれる「ポスト菅」 小池百合子都知事に再び神風か
12/26(土) 5:15配信

 安倍晋三前首相(66)が25日、衆参両院の議院運営委員会に出席し、「桜を見る会」前夜祭の費用補填に関する首相在任中の国会答弁で「虚偽答弁だった」と陳謝した。

 野党議員からは「議員辞職に値する」と詰められ、安倍氏は「厳しいご指摘を頂いた」と肩をすぼめる場面を連発。自民党関係者は「安倍氏自身がまいたタネとはいえ、3か月前まで首相だった人が公開リンチになるなんて。来年の総裁選で再登板なんて声もありましたけど、もう絶対に無理ですよ」と言葉を失った。

 安倍氏は不起訴になったとはいえ、今回の陳謝で、党内最大派閥(細田派)の事実上のボスの座までは追われないものの、影響力の低下は免れない。一方で、安倍氏の女房役だった菅義偉首相の責任問題も浮上し、政権の支持率低下とともに党内からは「菅首相では選挙で勝てない」と悲観論が出ている。

 ただ、党内には有力な〝ポスト菅〟が見当たらない。そこで水面下で進行しているシナリオが、なんと小池百合子都知事の国政復帰だという。4年前の都知事選や前回の衆院選で「希望の党」を率いて、自民党に牙をむいた小池氏が復党することなどできるのか?

 自民党議員は「自民党都連は7月の都知事選で、小池氏の対抗馬を擁立しなかった。これは安倍氏が首相在任中に『小池氏しかいない』と決めたからですが…。来年6月の都議選で、小池氏が都民ファーストの会を支援しないという条件をのめば、二階派を中心に党内がまとまるとみられます」と小池氏と都連が完全に〝手打ち〟になるというのだ。

 小池氏は二階俊博幹事長とは蜜月なのに対し、菅首相とは犬猿の仲で知られる。党内政局が混迷を極める中で、小池氏の復帰劇が明るみになれば、さらに混乱に拍車がかかりそうだ。

東京スポーツ

6022チバQ:2020/12/26(土) 16:30:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c1b79bb3d8ce2209f06b140d5b97a8df031d9b7
宮腰光寛元大臣が酒席で倒れる 30人超の懇親会に出席
12/26(土) 12:34配信
元沖縄・北方担当大臣で自民党の宮腰光寛衆議院議員が、25日富山市で開かれた懇親会で酒を飲んで倒れ救急搬送されました。
体調は回復しましたが、コロナ禍での酒席に参加したことについて宮腰議員は申し訳なかったと述べました。

複数の関係者によりますと、宮腰議員は、25日、県内水面漁業関係者の懇親会に出席し、酒を飲んで倒れて救急搬送されました。
宮腰議員は、病院で手当てを受け体調は既に回復しています。
この懇親会には、漁業関係者33人が出席していましたが、県内では25日、新型コロナ感染拡大警報「富山アラート」が発令されていました。
コロナ禍での酒席への参加について、宮腰議員は申し訳なかったと述べました。

富山テレビ放送

6023名無しさん:2020/12/26(土) 21:07:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/285eeb4b994a31904dd5dbbe0da5bc2815265751
二階俊博幹事長の「権力の源泉」 なぜ総理を呼び出せるほどの実力者になったか
12/26(土) 16:05配信

 いまや自民党の“最高実力者”となった二階俊博・幹事長(81)。旅行代理店の全国組織・全国旅行業協会の会長を長年務める「観光業界のドン」としても知られ、菅義偉首相が独断で年末年始のGo Toトラベル全国一斉停止を表明すると、二階氏はその夜(12月14日)、芸能・スポーツ関係者らと開いた“ステーキ会食”に首相を呼びつけ、「二階さんの一声で総理が飛んできた」(二階派議員)という権勢ぶりを見せつけた。

 その政治権力はかつて「自民党のドン」と呼ばれた金丸信・元自民党副総裁に匹敵するとも言われる。だが、金丸氏が当時の最大派閥・経世会(竹下派)の圧倒的な数と力を背景にキングメーカーとなったのに対し、二階氏率いる志帥会(二階派。所属議員47人)は細田派(98人)、麻生派(55人)、竹下派(54人)に続く自民党第4派閥で、岸田派(47人)と並ぶ。往年の金丸氏のような「数の力」があるわけではない。

 それがなぜ、総理を呼びつけるほどの権力を握ることができたのか。

巧みな政界遊泳術
 二階氏の“成り上がり物語”を政治経歴から辿ってみよう。

 和歌山県御坊市出身で父・俊太郎は戦前からの和歌山県議、母・菊枝は医師だった。中央大学法学部政治学科を卒業して代議士秘書を務めた後、落選していた父の跡を継ぐ形で1975年の和歌山県議選で当選。県議を2期つとめた後、1983年総選挙に自民党(田中派の候補)から出馬して初当選した。いわゆる2世議員だ。

 田中派から竹下派と続く若手議員時代に運輸政務次官、自民党交通部会長を務めて運輸族議員の仲間入りをする。その後、一貫して運輸・観光行政に関わる原点となった。

 政界遊泳術は巧みだ。

 1993年、宮沢内閣不信任決議案を経て竹下派が分裂すると、小沢一郎氏に従って自民党を離党し、細川連立内閣で2度目の運輸政務次官に就任。このころには“影の運輸大臣”と呼ばれた。

 その後も新進党、自由党と小沢氏に従って側近の1人として頭角を現し、小渕内閣で自民党と自由党が連立すると、念願の運輸大臣として初入閣。この運輸大臣時代、二階氏は航空会社や大手旅行代理店の社長ら旅行業者2000人の大訪問団を率いて中国を訪問した。

 しかし、小沢氏が連立を離脱して自由党が分裂すると、政権にとどまって「保守党」(後に保守新党)結成に参加。小渕氏の急死後、続く森内閣の自公保連立政権でも運輸大臣に再任された。小泉内閣時代の2003年に自民党に復党する。

 約10年ぶりの自民党復帰──。二階氏が出世の糸口をつかんだのはこの小泉内閣時代だ。

 二階氏は保守新党から一緒に自民党に合流した議員と旧二階派(二階グループ、「新しい波」)を旗揚げして派閥領袖となり、出戻りながら小泉首相から選挙の実務を担当する自民党総務局長に抜擢されると経産大臣、自民党国対委員長とトントン拍子に出世していく。

6024名無しさん:2020/12/26(土) 21:08:19
>>6023

野党幹部の孫の誕生日も覚えていた
 この頃の興味深いエピソードがある。

「二階さんは小泉さんから郵政民営化特別委員長や国対委員長をまかされただけあって、国会対策に非常に長けていた。野党幹部の孫の誕生日まで覚えていて、プレゼントを贈る。そうした野党パイプを使って対決法案の審議をうまく進めていった」(野党議員)

 第1次安倍内閣では党3役の総務会長(1回目)に就任、福田内閣と麻生内閣でも経産大臣を歴任して党実力者としてのし上がっていく。

 派閥の拡大にも熱心だ。

 二階氏は小泉郵政選挙(2005年)で大量に当選した小泉チルドレンのうち、選挙地盤が弱い比例代表の議員を取り込んで派閥を拡大し、一時は衆参20人近い勢力となった。

 しかし、2009年総選挙で自民党は大敗。最もダメージが大きかった旧二階派は二階氏を除く衆院議員全員が落選し、派閥が消滅してしまう。前代未聞の敗北だった。

 転んでもただでは起きないのがこの政治家の真骨頂だ。

 二階氏は残った参院議員2人と伊吹派(志帥会)に合流し、伊吹文明氏が衆院議長就任(2012年)に伴って派閥を離脱すると、自ら会長に就任して二階派に衣替えさせた。いわば、派閥を“乗っ取った”のである。それが現在の二階派だ。

 第2次安倍政権になってからは自民党は国政選挙で連戦連勝するが、二階派は選挙のたびに勢力を減らしながらも、無派閥の新人や他派の議員をスカウトして派閥を拡大してきた。

「二階さんは“数は力”の信奉者で、スネに傷を持つ議員でも来る者は拒まずの精神で受け入れる。派閥の議員の選挙応援には熱心だが、数多くの修羅場を経験してきた人だから、“落選したら補充すればいい”と割り切っているところがある」(二階派ベテラン議員)

 そのため、スキャンダル議員や変わり種の個性派議員が多く、自民党内では「二階派は猛獣も珍獣も受け入れる動物園」と揶揄されているが、二階氏は平気の平左なのだ。

6025名無しさん:2020/12/26(土) 21:09:17
>>6024

観光業界以外にも強い影響力
 第2次安倍政権以降、二階氏は自民党内での力を飛躍的に伸ばしていく。

 2014年に2回目の自民党総務会長に就任すると、総務会長室に各企業や業界団体の陳情が列をなすようになった。

「政策の調整は本来なら政調会長の役目で、総務会長は業界の陳情などでつくられた多くの議員立法のうち、どの法案を国会で審議するかの優先順位を決める。しかし、党内で各業界の内情をよく知っていて、睨みがきき、利害調整ができるのはいまや二階さんしかいない。だから各業界の陳情は全部二階さんのところで仕切るようになった」

 背景には、自民党の世代交代が進み、長年、各業界を仕切っていた族議員の有力者が引退や落選でいなくなったことがある。

 総務会長時代の二階氏は、「中国強硬派」で知られた当時の安倍首相が戦後70年談話を出す前に自民党議員や旅行業界の関係者ら約3000人の大訪問団を組んで中国を訪問(2015年5月)、習近平・国家主席に首相親書を手渡して驚かせた。この年からインバウンドで中国からの訪日観光客が爆発的に増えていく。「観光業界のドン」の面目躍如ということになる。

 2016年に幹事長に就任すると、いよいよ権限が集中した。いまや二階氏が強い影響力を持っている業界は観光にはとどまらない。

「国土強靭化」を掲げて震災復興や全国防災事業を推進した「建設族のドン」でもあり、野中広務・元自民党幹事長から「全国土地改良事業団体連合会」会長を引き継いで「農業土木のドン」として君臨、建設業界、農業土木業界という自民党の票田をガッチリ握っている。所属議員数では党内第4派閥にすぎない二階派が、政治資金の集金力(2019年)ではトップに立っていることも、二階氏の各業界への影響力の強さの反映だろう。

 他の大派閥の領袖とは、存在感が違う。

 そんな二階氏も、安倍政権時代は、「一強」と呼ばれた安倍晋三・前首相に“へりくだって”みせていた。

 幹事長になると安倍氏の「総裁3選」をいち早くぶち上げ、党内の異論を封じ込めて党則を強引に改正して、「絶対の支持」を表明した。さらに安倍氏が退陣表明する前は「総裁4選」まで口にしていた。

6026名無しさん:2020/12/26(土) 21:09:45
>>6025

 しかし、菅首相とは力関係が逆転した。自民党ベテラン議員が語る。

「二階さんにとって安倍さんは自分を幹事長にしてくれた恩人。安倍内閣は最大派閥の細田派、麻生派、岸田派の主流3派にしっかり支えられていたから政権基盤が盤石で、二階さんが逆らえばすぐ吹き飛ばされてしまうくらい力の差があった。

 しかし、現在の菅首相にとって二階さんは総理にしてくれた恩人。自前の派閥を持たない菅さんは党内基盤が弱く、二階派の支えがなければ政権維持が危うくなる。力関係からいっても菅さんは後見人の二階さんに逆らえない」

 だから二階氏は安倍前首相を宴席に呼びつけたことはないが、菅首相には“ちょっと顔を出さないか”と言えるのである。

◆文/武冨薫(ジャーナリスト)

6027名無しさん:2020/12/27(日) 10:48:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/56db65a96ff2034aaf88cda6e7f8c6d79b46cf1c
石破 茂は何に負けたのか?「47都道府県動画」を仕掛けた石破派のブレーン・平 将明衆院議員に聞く
12/27(日) 6:20配信

9月に行なわれた自民党総裁選での大敗を受け、石破 茂(いしば・しげる)元幹事長は自派閥「水月会」(以下、石破派)の会長を10月22日に辞任した。

多くの世論調査で「次の首相にふさわしい人物」の1位となるなど国民人気の高い石破氏だが、一方で自民党内の権力闘争では苦戦が続いた。4度の総裁選出馬と敗戦を経て、自派閥の会長の座を退いた石破氏は「何に負けた」のだろうか?

石破派の創設に関わり、同派の広報委員長として2018年の総裁選で大きな話題となった「47都道府県動画」などを仕掛けてきた平 将明(たいら・まさあき)衆議院議員に聞いた。


* * *

■石破さんの「正論」は自民党に必要なもの


――世間的には"電撃辞任"でしたが、石破さんから話は事前に聞いていましたか?

平 確か前日にマスコミから「石破さんが辞めるという話は本当か?」と問い合わせがありましたが、その時点では何も伝えられていませんでした。本人の口から聞いたのは22日当日の派閥臨時総会の席です。私もびっくりしましたし、ほかのメンバーもまさかという思いだったはずです。

――突然の辞任表明に、派閥内から異論や不満は?

平 石破政権を実現したくて集まったメンバーですから、もちろん慰留もありました。でも、私自身は石破さん自身が責任を取りたいというなら、尊重したいと思いました。

――今回の総裁選は、数字を見れば直近3回の出馬で最も厳しい結果になりました。

平 痛かったのは、各候補が論戦を交わす前の段階で、派閥間の調整で議員票の7、8割が菅(義偉首相)さん支持で固まったこと。それによって勝ち筋の見えない戦いになってしまいました。

――今回は党員投票が簡略化され、地方で支持の厚い石破さんにとっては不利なルールでの戦いでした。来年9月に再び総裁選があることを考えれば、今回は出馬を見送るべきだったという声もあります。

平 もちろん派閥内でもそういう意見はありましたが、私自身は"主戦派"で、石破さんには出馬を勧めました。このコロナ禍で、時代が10年くらい先に進んでしまった。政界も石破さんの世代を飛び越えて、一気に次の時代になるかもしれない。

今回出て存在感を示しておかなければ、次の総裁選に石破さんが出馬できなくなるリスクもあると思ったからです。

総裁選での戦略的な反省点はあります。ただ、石破さんが出たから、菅政権はあれだけの高支持率で発足できたという思いもあります。石破さんが出なければ、派閥間の話し合いだけで無投票で菅さんなり、岸田(文雄前政調会長)さんなりにすんなり決まった可能性もあるでしょう。

そうでなくきちんと選挙をやり、論戦をやって選ばれたからこそ、菅政権は国民に認められた側面があると思います。

――国民人気の高い石破さんですが、なぜ党内ではあれほど疎まれているんでしょう。

平 政策を実行する立場にある与党の政治家は、時には苦しい答弁をせざるをえないこともあります。だけど、石破さんはそんなときでも気持ちいいほど堂々と正論を述べますよね。そして、それを党内では「後ろから鉄砲を撃つな」と言われてしまう。

でも、私は石破さんはそれでいいと思うんです。国民にはこういう声もある、だからこそ政権与党は説明責任を果たすべきだと主張しているだけ。石破さんがいなかったら、自民党の政治はもっと内向きになり、緊張感がなくなると思います。

6028名無しさん:2020/12/27(日) 10:48:15
>>6027

■二階派が体現する政治という「力の世界」
――石破さんは面倒見が悪い、会食にもろくに行かない、といった声も自民党の政治家の間にはあります。

平 石破さんと私はちょっと似ているところがあって、基本的に"人見知り"。私は石破さんには「イヤなことはしなくていいと思います」と申し上げました。それは得意な人がやればいい。

じゃあ、石破さんはその間に何をしているかといえば、ひたすら地方を回っているか、本を読んでいます。それも国家国民のために働く国会議員の資質として大事なことでしょう。「飯を食ってくれない」「面倒を見てくれない」なんていう理由で拗(す)ねて距離を置く議員が本当にいるなら、私はそういう議員の資質のほうを疑いますね(笑)。

――平さんはなぜ石破さんを担いできたんですか?

平 古川禎久さん(衆院6期)、赤澤亮正さん(同5期)、齋藤 健さん(同4期)、私の4人で、石破さんに派閥をつくろうと言いに行ったのは、2015年9月の総裁選の直前でした。

当時、安倍政権は絶好調でした。私も安倍さんの明るいキャラクターは大好きです。安倍さんが右と言えばみんなが右と言うような雰囲気でした。

これは一致結束という面で素晴らしいが、一方で政権与党としての多様性には欠ける。「権力というのは必ず腐る」ものですし、党内に別のオプションがないと危ないと思いました。そのオプションになりうる存在は石破さんしかいませんでした。

――それまで無派閥だった石破さんが自身の派閥を立ち上げたことで、よりはっきりと、安倍政権への対抗軸という存在になりましたよね。

平 他派閥の議員からは、「安倍政権の継続が決まったその日に派閥を立ち上げて"非主流派宣言"なんて、政治センスゼロだ」と笑われましたが、私たち4人は石破さんに「(総裁の任期である)3年間はポスト不要の覚悟です」と伝えてありました。

石破さんもそれを意気に感じてくれた部分はあったと思います。ただその後、二階(俊博)幹事長主導で党則が変更され、総裁任期がさらに3年延長されたことは誤算でした(笑)。

――今回の総裁選でも、二階派が菅支持に動いたことが流れを決めました。

平 この間、二階派の急成長はすごかった。所属政党関係なく求めている人に手を差し伸べ、面倒を見るというやり方をすれば、派閥は大きくなります。それに幹事長のパワーを利用すれば最強です。

直近の幹事長はそういうことに抑制的でしたが、二階さんは本当にすごい政治家です。政治とは「力の世界」だということをあらためて認識させられました。自派から総裁を出すことにこだわらず、キャスティングボートを握り、権力をとりにいく。

一方、石破さんのキャラクターも含めて、うちはそういう派閥ではありません。石破さんはあくまでもビジョンと政策を訴え、自身が次の選択肢になるという政治家ですし、石破派も、会長に面倒を見てもらわなくても自分でやっていけるような人ばかり集まっています。しかしながら、二階派のギラギラ感を少し学ぶ必要はあったかもしれません。

――石破さんは次の総裁選、あるいはその先で再起するんでしょうか。

平 大石内蔵助(おおいし・くらのすけ)のように、雌伏の後に討ち入りの日は来るかもしれないし、来ないかもしれません。総裁選の後、私は石破さんに「旅にでも出たらどうですか」と言いました。命を削るような総裁選に幾度も挑戦したんです。石破茂も人間です。少しは休息も必要です。

そういえば、2年前の総裁選では「47都道府県動画」をやりました。実は石破さんは今回、「1741自治体(全国の市町村の総数)動画をやりたい」と言いだしたんです(笑)。さすがに時間的に難しかったのですが、その後、いくつかの自治体について語った動画はすでにアップされています。

シナリオなしで、自分の体験と言葉で、各地域のことをあれほど愛情をもって語れる政治家は石破さんしかいないと思います。「石破はどうしているんだ?」、そういう声がまた必ず聞こえてくるときが来るのではないでしょうか?

●平 将明(たいら・まさあき) 衆議院議員(5期、東京4区選出)。1967年生まれ、東京都出身。早稲田大学法学部卒業後、会社員生活や家業である東京・大田青果市場の仲卸「山邦」の3代目社長などを経て、2005年に自民党公認で衆院選初出馬・初当選。現在は自民党内閣第二部会長としてIT政策、科学技術・イノベーション、宇宙政策、クールジャパン戦略などを担当。水月会(石破派)では広報委員長を務めてきた


写真/時事通信社

6029名無しさん:2020/12/27(日) 16:03:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/625fb3ec2eb14f401083a11bd499490bc82f53eb
首相、来秋の総裁選出馬明言せず 「着実に仕事する」
12/27(日) 11:47配信

 菅義偉首相は27日放送のBSテレ東番組で、来年秋の自民党総裁選に立候補するかどうかを問われ、明言を避けた。「一日一日、着実に仕事をしていくことに尽きる」と語った。衆院解散・総選挙についても「約束した仕事は、きちんとやり遂げたい」と述べ、具体的な時期には言及しなかった。

 新型コロナウイルス感染症が急拡大する中、自身の年末年始の過ごし方について「危機管理の責任者だった官房長官時代の習癖がなかなか取れない。首相になっても、何か仕事をしていた方が落ち着く」と話した。

 延期している中国の習近平国家主席の国賓来日に関しては「現時点で日程調整する状況ではない」とした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7a2ebb544cd13e1ac03893f7b35e194241c3aa96
閣僚経験者「しばらく静かに」 安倍氏の復権戦略 「桜」問題で暗雲
12/27(日) 11:11配信

 「桜を見る会」前日の夕食会を巡る問題で「虚偽答弁」の謝罪に追い込まれた安倍晋三前首相。史上最長政権の突然の幕切れから3カ月が過ぎ、健康状態は徐々に回復し、政治活動も活発化。周囲からは「再々登板」の声が高まっていたが、自らの「政治とカネ」であえなく失墜した。自身の出身派閥を率いる“復権戦略”に暗雲が垂れ込めている。

 半年ぶりに国会の質疑に臨んだ安倍氏は25日、ひたすら反省の弁を繰り返した。終了後、記者団に「説明責任を果たすことができたのではないか」と強い自負心をのぞかせたが、疲労の色は濃く、口調も単調だった。

 持病の再発を理由に、安倍氏が首相を退任したのは9月16日。処方薬の効果もあって「体調は順調に回復」(安倍氏)。精力的な活動を見せていた。三度(みたび)、宰相の座への挑戦を促す声は歯牙にも掛けない一方で、自民党の最大派閥、細田派への復帰は「早ければ来春」と漏らすなど意欲を隠さなかった。

 11月16日には、来年の東京五輪・パラリンピック開催に向けて来日した国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長から「五輪オーダー」(功労章)を授与された。久々の表舞台で相好を崩し、完全復活を印象づけたかに見えた。

 だが、暗転はすぐに訪れる。第2次政権の最終盤に国会を揺るがした「桜」問題が再燃。東京地検特捜部による「安倍氏の公設秘書任意聴取」が11月下旬に報じられ、活動を自重。細田派関係者は「動きが少し目立ちすぎたのかもしれない」と悔やむ。

 退任後の安倍氏を巡っては、盟友の麻生太郎副総理兼財務相や岸田文雄前政調会長が、今後の政局を見据え、それぞれ接触して秋波を送っていた。安倍氏としても、最大派閥を引き継ぎ、主流派のかじ取りと影響力の維持を狙う上で、2人は「有効なカード」(自民関係者)となる存在。逆に、菅義偉首相や後見役でもある二階俊博幹事長からすれば「やっかいな連携」(政府関係者)との見方もあった。

 安倍氏は24日の記者会見で、派閥復帰について「今のところ考えていない」と慎重な姿勢を示した。細田派の閣僚経験者は「しばらく、静かにしておいた方がいい」とトーンダウンしており、「安倍派待望論」は急速にしぼんでいる。 (河合仁志)

西日本新聞

6030チバQ:2020/12/27(日) 23:03:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/eeb141c580afd1e44200301efe2fd124a8fc514d
【点描・永田町】「広島3区の乱」で岸田氏窮地に
12/27(日) 19:04配信

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時事通信
菅義偉首相との面会後、記者団の質問に答える自民党の岸田文雄前政調会長(中央)=10月8日、首相官邸

 「ポスト菅」を目指す自民党の岸田文雄前政調会長が、地元での衆院広島3区の与党候補選びで窮地に立たされている。公明党と自民広島県連がそれぞれ独自候補を擁立して真っ向から対立し、「地元レベルでは調整困難」(岸田氏周辺)な事態となっているからだ。広島は宏池会(岸田派)の創始者の故池田勇人元首相や故宮沢喜一元首相の地元として、派閥結成以来の「宏池会の牙城」(派幹部)と呼ばれてきただけに、岸田氏が今回の「広島3区の乱」で指導力を発揮できなければ、「総理・総裁候補失格の烙印」(自民幹部)を押されかねない状況だ。

【図解】政党支持率の推移

 広島3区の現職は、昨年7月の参院選に絡む巨額買収事件で公判中の元法相・河井克行被告。妻の参院議員・案里被告と共に公職選挙法違反罪で検察当局に逮捕・起訴されたが、自民党を離党して議員辞職せずに法廷闘争を続けている。このため、自民広島県連は11月に空白になった同区の新たな支部長選任のための公募を始めたが、それに先手を打つ形で公明党が11月19日に斉藤鉄夫副代表(68)=衆院比例中国=の擁立を決定、すぐさま山口那津男代表が菅義偉首相や二階俊博自民党幹事長に協力を要請した。慌てた自民県連は12月8日に公募者の中から石橋林太郎県議(42)を選び、9日に県連会長の宮沢洋一元経済産業相(参院議員)が党本部で二階氏、山口泰明選挙対策委員長と個別に会談し、石橋氏を同党公認候補の前提となる広島3区支部長に選任するよう要請した。

 ただ、公明党側は「買収事件を起こした選挙区では、後任の自民候補は応援できない」と強硬で、擁立された斉藤氏も直ちに選挙区回りを始めるなど、着々と選挙態勢づくりを進めている。その一方で、自民県連は「選挙区に出さない選択肢はあり得ない」(幹部)と猛反発し、石橋氏での候補一本化を求めている。県連会長の宮沢氏は岸田氏の従兄弟で岸田派幹部でもあり、「岸田氏が決断するべきだ」(自民幹部)との見方が支配的。ただ、公明側は岸田氏が斉藤氏一本化に反対すれば「他選挙区の岸田派候補の支援は拒否する」と脅しをかけるなど対立は激化するばかりで、岸田氏周辺でも「党本部裁定しかない」との声が広がる。

首相、二階氏の“岸田つぶし”説も
自民党役員会に臨む菅義偉首相(右)。左は二階俊博幹事長=9月29日、東京・永田町の同党本部

 そこで問題となるのが「菅、二階両氏と岸田氏の関係」(閣僚経験者)だ。安倍晋三前首相の突然の退陣表明を受けた後継レースでは、岸田氏に批判的な二階氏の主導で菅政権が実現し、首相も党・内閣人事で岸田氏を無役に追いやった。今回の公明党の候補擁立でも、自民党最高幹部の首相や二階氏は「特に異論を唱えず、黙認する構え」(自民幹部)とされる。候補者調整の責任者の山口選対委員長も、9日の宮沢氏の要請に「党幹部でよく相談したい」と明言を避けた。

 候補者調整で後手に回った岸田派は8日の臨時幹部会で対応を協議したが、主戦論の一方で(1)今回は公明に譲って石橋氏は比例に回る(2)案里被告の失職による参院広島選挙区補選での公明の選挙協力の確約─など「条件闘争に移るべきだ」(派幹部)との意見も出て、腰が定まらない状態だ。

 岸田氏は、9日夜の民放BS番組に出演した際、「これは党と党で話し合う問題だ」と、党本部の対応に委ねる姿勢を強調。自公両党の調整作業についても「与党が分裂して戦うことはあり得ない。私は私の立場で努力したい」と、踏み込んだ発言は控えた。こうした弱腰にも見える岸田氏に対し、自民党内では「首相と二階氏が密かに公明党と通じて、来年の自民総裁選をにらんだ“岸田つぶし”に出た」と指摘する声も出ており、岸田氏の苦悩は深まるばかりだ。【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」12月21日号より】

6031名無しさん:2020/12/29(火) 23:49:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/80f84ff47f04d30a8f105b54abe46bb72ea1ae4d
コロナ禍の令和2年…安倍首相の電撃辞任と“ダークホース”菅政権誕生に見た政治の攻防〜2020スクープの裏側
12/28(月) 11:31配信

世界が変わった2020年
激動の令和2年がまもなく終わろうとしている。例年であれば、忘年会シーズン本番。クリスマス商戦がメディアで取り上げられるなど師走らしいニュースに多く接するが、今年はその景色が一変した。そして、我々が日々取材活動を行う永田町周辺にも、言いようのない「不穏な空気」が充満している。この正体は一体何なのか。

9月に発足した菅政権は、「国民が当たり前と思える政治」を標榜し、前例主義の打破や規制改革を旗印にロケットスタートを飾ったかに見えたが、政権発足後のいわゆるご祝儀期間は終わり、いまは支持率の急落に直面している。その政権への逆風は、来年10月までに行われる見通しの解散総選挙の行方にも影響を与えている。これらすべての根源は無論、未曽有の危機とも言うべき、新型コロナウイルスだ。

8月に持病の悪化を理由に電撃的に辞任した安倍前首相は、道半ばで菅首相に道を譲る形になったが、新型コロナウイルスは、安倍前首相の政権運営にも大きな影響を与えた。得意の外交や機動的な政策の打ち出しが、コロナによって大きく制約を受け、安倍前首相のマインドに何かしらの影響を与えてしまったと見てよいだろう。それがストレスの一因となり、持病にも悪影響を与えてしまったというのが多くの関係者が指摘するところである。

そして、菅政権も今、GoToトラベルの一時利用停止の判断など、新型コロナウイルスに翻弄され続けている。安倍政権が終わり、菅政権が誕生するまでの舞台裏を振り返りつつ「コロナに打ち勝つための政治とは何なのか」を考察する。

6032名無しさん:2020/12/29(火) 23:49:42
>>6031

最長政権を直撃した「コロナ禍」と安倍首相の「苦悩」
安倍前首相は今年の在任時、8月28日に辞意表明会見をするまでに、全国に緊急事態宣言を出す際など、コロナ対応に関する記者会見を計9回行った。そして、6月の通常国会閉幕にあわせて行った記者会見では、任期中の解散総選挙について、次のように述べている。

「新型コロナウイルス感染症対策に全力を尽くしている中にあって、頭の片隅にもありませんが、様々な課題に真正面から取り組んでいく中で、国民の信を問うべき時が来れば躊躇なく解散する、解散を断行する考えに変わりはありません」

衆院選を自らの手で行う考えに変わりがないことを強調した安倍首相だったが、そのわずか2カ月後の8月24日、連続在職日数が単独歴代最長になったことへの所感を聞かれた際には、記録達成への高揚感はなく、声にも張りがなくなっていた。

「今日は先週の検査の結果を詳しくお伺いし、そしてまた、追加的な検査を行いました。体調管理に万全を期して、これからも、これからまた仕事に頑張りたいと思います」

「これからも」と言いかけて「これからまた」と言い直した安倍首相は、この時すでに、辞任する意向を固めていた。安倍首相はこの日、東京・信濃町にある慶応大学病院で8月二度目の検査を受けていた。8月に入ってから、以前より歩く速度が遅くなり、声にも張りがなくなっていたことは、衆目の一致するところで、面会した多くの人が、「会議中も上の空で話を聞いている」「食事が思うように喉を通らないようだ」と首相の体調を心配していた。ただ、それが重篤なものなのか、あるいは疲労の蓄積によるものかなど、様々な憶測が飛び交うが、確定的な情報は掴めずにいた。中には、首相官邸で吐血したのではないかという情報も流れたが、安倍首相の周辺は当時をこう振り返ってこう語った。

「吐血したことは一度もないが、7月頃から体調が急激に悪化していったのは間違いない。それを周囲に悟られないようにするのが大変だった」

別の関係者は、「慶応病院で検査を受けたところ、持病の潰瘍性大腸炎の数値がとても悪くなっていた。だから、これまでと違う治療法を試す必要があった」と明かす。安倍首相は7月頃から体調が悪化していったが、自民党議員との夜の会食など、あらかじめ決まっていた日程はキャンセルせずに出席していた。安倍首相の体調不良については、一部の側近しか知らされていなかった。安倍首相の周辺はこう語る。

「毎日のように色んなところから『総理の体調はどうなのか?』と聞かれたが、首相の健康状態は国家の最高機密。知っていても何も答えることはできなかった」

安倍首相は、2007年の第一次政権の時に、代表質問が行われる衆院本会議の直前に突如辞任したことから、「政権を投げ出した」という痛烈な批判を浴びた。その時の苦い経験があったため、7年8カ月の間、体調管理に万全を期して政権運営に当たってきたが、新型コロナへの対応に追われるなかで、徐々にストレスを溜めていくことになる。そして、政権運営を万全な体調で行えないと判断し、水面下で“次の総理総裁”へのバトンタッチに向けた準備を進めることになる。周辺によると、少なくとも8月早々から退陣に向けた準備を密かに進めていたという。

6033名無しさん:2020/12/29(火) 23:50:02
>>6032

安倍首相が近く記者会見へ…憶測がさらに広がる
健康不安説がくすぶり続けるなか、安倍首相が前述の歴代最長在任を達成した8月24日、FNNは次のようなニュースを報じた。

「安倍首相が近く、今後の新型コロナウイルスへの対応と、自身の健康状態について説明するための記者会見を行うことを検討している」(8月24日「Live News Days」抜粋)

この放送の前提となる取材では、記者会見で安倍首相が来年夏の五輪開催に向けた対応を含む秋以降のコロナ対策を打ち出すという事実がまず得られたのだが、政府関係者から「どうもそれだけではないようだ」という気になる情報も寄せられていた。それが、「健康状態について説明する」という情報だった。ただし、「何を説明するかについては予断を持てない」ということだった。さらに、別の筋からはこんな情報も得られた。

「安倍首相の記者会見の前に、臨時閣議がセットされるようなのです。案件は不明です」(政府関係者)

これらの情報をまとめると、1「安倍首相が近く記者会見を行うことを検討」、2「記者会見の前に臨時閣議がセットされる可能性。案件は不明」、3「記者会見で自身の健康状態についても説明する」、大きくこの3つのピースをつなぎ合わせた場合に何が考えられるのか。見方は真っ二つに割れた。

取材を通じて多く指摘されたのが、安倍首相が8月28日に、秋以降の新型コロナ対策について説明する記者会見をセット。その場で健康状態についても説明した上で、続投するというものだった。政府高官が安倍首相の辞任説を「完全否定」していたことも要因の一つだ。

一方、首相臨時代理を置いたうえで当面治療に専念すると表明するのではないかという見方もあった。臨時代理を置く場合の順位は一位が麻生副総理兼財務相だ。ただ、これについては、臨時代理を置けば首相としての執務遂行能力がないと見なされ、求心力が一気に低下するとの懸念もあり、現実的ではないとの見方が大勢を占めた。

6034名無しさん:2020/12/29(火) 23:50:18
>>6033

安倍首相が進退について言及か
情報が錯そうするなか、8月24日の週前半に我々がたどり着いた情報は次のようなものだ。

「閣議案件を了承した後の閣僚懇談会で、安倍首相が進退について言及する可能性がある」

この情報の重要なポイントは、安倍首相が健康状態について説明するだけでなく、進退についても言及する可能性があるということだ。進むか退くかの二択。しかし、進むのであれば進むとわざわざ言及する必要はないのではないか。政治部の取材現場の緊張感は一気に増した。しかし、表面的には時間が淡々と過ぎていく。そして、8月28日の当日を迎えた。

その日は、朝から情報番組や報道番組などが安倍首相の健康問題について取り上げていた。多くの番組が、「そのまま続投」「臨時代理を置いて治療に専念」「辞任」の可能性について議論していたが、一部の専門家が辞任の可能性に踏み込んでいた以外は、“なんからの形で続投するのではないか”という論調が多く見られた。事前にアナウンスされていた安倍首相のスケジュールは、午前に定例閣議、午後1時頃に新型コロナの対策本部、午後5時に記者会見。日頃の首相日程と比較して格段に少ない日程だった。

午前の閣議が終わったあと、事態は動き出した。定例の閣議終了後に麻生副総理がそのまま官邸に残り、安倍首相と面会した。面会後の麻生氏は記者団の問いかけに無言を貫いた。午後になって、安倍首相が二階幹事長と面会するため自民党本部を訪れるという情報が入った。対策本部が終わったあとの午後2時ごろ、確かに安倍首相は党本部に向かった。

内実としては、安倍首相の辞意は、8月28日の午前中に菅官房長官や麻生副総理などに“公式的に”伝えられた。首相の最側近とされる今井補佐官らは、夕刻の記者会見に向けた準備に追われていた。官邸では首相秘書官らにも内々に安倍首相の辞意が伝えられ、首相は自ら二階幹事長に辞意を伝えにいく。実はこの自民党本部訪問も、直前に決められたものではなく、少なくとも前日には段取りが組まれていた。そして、党本部に向かった直後、安倍首相辞意のニュース速報が流れることになる。首相周辺が夕刻の会見前の打合せの際、安倍首相にこう尋ねたという。

官邸スタッフ「記者会見は途中で休憩を挟みますか?立ちっぱなしで大丈夫ですか?」

安倍首相「大丈夫だ。休憩なしでやれる」

安倍首相は自らの引き際を8月28日と決め、それに向けて準備を進めていた。そこには、政権を投げ出したと批判された2007年の辞任劇の二の舞にしたくないとの強い決意があった。しかし、コロナの完全収束の兆しが見えないなかでの、苦渋の決断でもあった。

「病気と治療を抱え、体力が万全でないという苦痛の中、大切な政治判断を誤ること、結果を出せないことがあってはなりません。国民の皆様の負託に自信を持って応えられる状態でなくなった以上、総理大臣の地位にあり続けるべきではないと判断いたしました」(8月28日、安倍首相会見)

6035名無しさん:2020/12/29(火) 23:50:36
>>6034

菅政権の誕生と新型コロナウイルスという因果
安倍首相の辞任表明により、後継を決める総裁選への時間的猶予は残されていなかった。新型コロナウイルスという敵が厳然として立ちはだかるなか、一刻の政治空白も許されない状況だった。菅官房長官は、自民党の二階幹事長らにいち早く出馬の意向を伝え、“後継はスガ”の流れを作り出した。表面的に見れば、菅官房長官は、安倍首相の辞意表明を受けて決断したということになるが、実際は、安倍首相の体調不良についてかなり早い段階から知らされていた。8月某日、菅氏が総裁選出馬への準備を密かに進めていたことを周辺が明かしている。

「菅氏は『近く自民党総裁選になる可能性がある。その時は一気にやる』と言っていた。これは自ら総裁選に出馬するんだなと感じた」(自民党関係者)

この時、菅官房長官の念頭にあったのは、このコロナ禍による国難と言うべき時に、安倍首相がその任を離れざるを得ない場合、国のトップリーダーを担えるのは自分しかいないという決意でもあった。安倍首相の在任期間中、一貫して「全く考えていない」と言い続けてきた総理総裁へのドアが開いた瞬間だった。石破元幹事長、岸田政調会長が名乗りを上げた三つ巴の総裁選は、地方票と議員票ともに菅氏が圧倒し勝利した。菅新首相は10月26日の所信表明演説で、次のように決意を述べた。

「6月下旬以降の全国的な感染拡大は減少に転じたものの、足元で新規陽性者数の減少は鈍化し、状況は予断を許しません。爆発的な感染は絶対に防ぎ、国民の命と健康を守り抜きます」

菅首相は、所信表明演説で、携帯電話料金の引き下げや不妊治療への保険適用、2050年カーボンニュートラルなど、いわゆる「スガ印」の政策を前に進める方針を示すとともに、GoToキャンペーンの意義についても強調した。

「(GoToで)延べ2500万人以上の方々が宿泊し、感染が判明したのは数十名です」

GoTo運用「全国で一時利用停止」を巡る混乱
所信表明演説で「爆発的な感染は絶対に防ぐ」「社会経済活動を再開して経済を回復する」と強調した菅首相だったが、秋から冬にかけて、全国で感染者数が過去最多を更新し続ける事態に直面した。そして、肝いりのGoToトラベルにも徐々に暗雲が立ち込める。政府は12月、「勝負の3週間」として感染拡大防止を国民に呼びかけたが、感染者の増加に歯止めがかからず、政府内でも危機感が広がっていった。首相周辺は当初一様に、「GoToを一律で停止することは絶対ない。経済を止めるわけにはいかない」と強調していたが、徐々にその方針は変わっていく。そうしたなかFNNは12月12日に次の内容を報じた。

「GoToトラベルの一時停止について、政府は、札幌市と大阪市の延長に加え、東京と名古屋市を新たに一時停止の対象とする方向で調整に入った」

政府関係者によると、対象地域の一時利用停止期間はいずれも12月25日頃までを想定しているとしていた。そして、国と東京都の小池知事らとの協議を経て、2日後の12月14日、菅首相は大きな決断をすることになる。

「(感染者が)3000人を超える中にあって、年末年始というのは集中的に対策を講じられる時期だという風に思いました。そうしたなかで、GoToトラベルを全国一旦は停止すべきであると決断を致しました」(12月14日、首相官邸)

菅首相はこの日、札幌市、東京都、名古屋市、大阪市の4自治体を目的とするGoToトラベル利用を12月27日まで一時停止し、28日から1月11日まで全国一斉に一時利用停止する方針を表明した。この決断の背景について、菅首相は周辺に対し、「12月13日に全国の感染者が3000人を超えたことが決め手になった」と語った上で次のように説明した。

「東京などの一時停止で感染が収まるような生やさしい状況ではない。今、全国でやるしかない」

「経済のためにGoToが必要だと伝えても、それが届かなかった」

菅首相は、世論に配慮した苦渋の決断だったことも明かしている。その世論という中には、最近の内閣支持率の下落という要因も含まれているとみられる。政府関係者は「政権の新型コロナ対策が評価されていないことが大きな要因だ」と指摘する。

6036名無しさん:2020/12/29(火) 23:51:00
>>6035

令和3年は菅政権にとって「勝負の年」
来年10月には衆議院議員の任期切れを迎える。菅首相は任期満了までに解散総選挙を行う方針だが、その時期については不透明感が増している。臨時国会の閉会間際には、安倍前首相が主催した「桜を見る会」の前夜祭を巡る問題、菅首相に近い吉川元農水相の「政治とカネ」の問題など、自公政権にとってマイナス材料が噴出した。

これにより、年明けの1月解散は事実上封印され、来年度予算が成立したあとの春以降に照準をあてることになるが、夏は東京都議会議員選挙やオリンピックが控えている。自民党幹部は「10月の任期満了に限りなく近い時期の選挙になるだろう」と指摘するが、仮に秋ごろの選挙だとしても、「いまの支持率のままでは不安だ」という声が自民党の若手議員から聞かれる。

「ワクチンが供給されれば、局面は大きく変わる」(閣僚の一人)

たしかにワクチン供給がいつになるのかというのは大きな要素になり得るが、「後手後手すぎる」と野党などから批判されている「当面の政府のコロナ対応」が、政権浮揚のための大きな要因であることは間違いない。

政府・与党内には、菅首相がGoToをめぐって大きな方針変更に舵を切ったことを評価する声がある一方、「首相に耳障りの悪い話を具申する人間が周囲にいないから、対応が後手になる。みんなで菅首相に忖度してどうする」(与党幹部)と、“政権の構造”そのものを不安視する声もある。また、「首相の発信が足りない」と指摘する声も多く聞かれるが、もともと口下手な菅首相が突如饒舌になるとは思えない。節目節目に記者会見の場を設けるなど、機会の増加はもちろんではあるが、「政権全体の発信力」も今問われている。

「もっと喧嘩しろ!」菅政権へのアドバイス
カギを握るのは菅首相の女房役である加藤官房長官の今後の手腕とみられる。9月の組閣人事でも最大の焦点は官房長官人事だった。梶山経済産業大臣や自民党の森山国対委員長、加藤厚生労働大臣の3人の名前が浮上するなか、FNNは、組閣前日の9月15日昼頃、官房長官に加藤氏の起用が固まったと報じた。菅官房長官のもとで官房副長官も経験し、閣僚や党の要職を歴任した実績を評価した起用だった。官僚出身の加藤長官は、答弁の手堅さが評価されている。ただ、菅首相が饒舌に語れない面を丁寧にフォローし、政府としての適切なアナウンスメントを担う官房長官としては、発信力や総合調整力がやや不足しているという指摘がある。安倍前首相は以前、菅首相についてこう言及していた。

「菅総理には菅官房長官がいないという問題がある」(月刊『Hanada』9月号)

安倍前首相の指摘は、いまの官邸にどう当てはまるのか意見が分かれるところだが、菅首相が加藤長官にどのような役割を期待しているのかということへの評価にもよるだろう。その功罪も含め「官邸一強」と言われた第二次安倍政権だったが、安倍氏の周辺はいまの菅政権に対し「もっと喧嘩しろ」とアドバイスする。

「何でもかんでも安倍さんが一人で決めていたわけではないし、俺たち、しょっちゅう安倍さんと怒鳴りあいの喧嘩をしていましたよ。安倍さんと意見が違って、こっちがブチ切れて部屋を出ようとしたら、安倍さんから『おい、まだ話が終わってないぞ!』と呼び戻されたこともありましたしね。安倍さんと菅さんの考えが違うことだってたくさんありました。でも、喧嘩したって最後はまとまるもんです。たとえ総理大臣が相手でも、誰かがちゃんと意見しなきゃねぇ」

未曾有のコロナ禍に打ち勝つ政治を行うためには、政権中枢の内部で喧嘩するくらいの活発な議論が必要だという指摘だ。

菅政権はまだ発足して3カ月あまりだが、国民の多くが感染抑止と雇用や経済の復活の「結果」を求めてやまない。“発信力”や“政権の構造”など、様々な課題が指摘されるなか、菅首相は政権をどう立て直し、衆院選に向けてどのような手を打っていくのか。野党は、来年の通常国会で、新型コロナウイルスに対する政府の対応や、「桜を見る会」の前夜祭問題など、政府与党の姿勢を冒頭から厳しく追及する方針だ。衆院選を控える来年は、与野党の攻防がより激しさを増すだろう。令和3年も政治の動きをしっかり見ていきたい。

(フジテレビ政治部)

政治部

6037名無しさん:2020/12/29(火) 23:59:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/fefda051c1240b78d84105eb94287c824887b100
「ぬるま湯に戒め」自民、比例復活議員に厳しい条件 次期衆院選
12/28(月) 12:15配信

 来年行われる次期衆院選を巡り、自民党が比例代表との重複立候補の条件に厳しい方針を打ち出している。小選挙区で連続2回以上敗れ、比例代表で復活した議員の重複は原則認めない方向。さらには、公認時に73歳未満でなければ比例名簿に登載されない「73歳定年制」も厳格に適用する。たたき上げの菅義偉首相の強い意向を受け、対象議員にハッパを掛ける狙いがある。

 「比例復活の議員ほど地元を回らず、たるんでいる。甘えは許されない」。自民選対幹部は方針の意図をそう解説する。

 自民は、前回2017年の衆院選後に公認の前提となる選挙区支部長の「選任基本方針」を策定し、比例復活が2回以上続く議員は原則、比例重複禁止の規定を決めた。ルールの厳格化にこだわったのは首相本人だ。党幹部は「ぬるま湯に漬かるなという戒めだ」と解説する。

 党関係者によると、原則通りなら重複立候補ができない現職は全国で25人程度に上る。九州では岩田和親氏(佐賀1区)が対象。相手が野党の強敵という復活組の中堅は「命綱なしでやるしかない」。復活組の若手も「次はない。正念場だ」と気合十分だ。

 一方、復活組の中でも野党の代表や重鎮と長年競い続けている議員にとってはハードルが高い。山口泰明選対委員長は「選挙区ごとの事情がある。例外もありうる」との認識も示しており、どこまで厳正に適用されるかは不透明だ。

 党は「73歳定年制」も維持する方針。九州では現職の高齢化が進む長崎県などで対象になる議員が増える見込み。山口氏は15日、記者団に首相や二階俊博幹事長も賛同しているとして「定年制はかっちり守る」と語った。

 首相は25日の記者会見で、衆院解散・総選挙の時期について「当面は新型コロナ対策に全力で取り組んでいきたい」と述べ、早期実施には慎重な構えだ。内閣支持率低迷を受け、「解散風」は遠のいており、衆院ベテランは「逆手に取るわけではないが、しっかり地盤固めする時間があるということだ」と若手らの奮起を促す。 (郷達也)

6038名無しさん:2020/12/30(水) 00:34:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd59e31666d04c460046bc384ac98d112ceabc68
二階氏「みんなが右往左往している時に選挙というわけにいかない」…早期解散に否定的
12/27(日) 20:51配信

 自民党の二階幹事長は27日のBS朝日の番組で、「新型コロナウイルス対策をどうするか、みんなが毎日心配して右往左往している時に選挙というわけにいかない」と述べ、衆院選は当面困難との見方を示した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8471f65147cd0bfab0e97edd0c3cbbc2de47651c
「コロナ収束見通せるまでは解散難しい」二階幹事長
12/27(日) 18:55配信

 自民党の二階幹事長はBS朝日の番組に出演し、新型コロナウイルスの収束が見通せるまでは衆議院の解散・総選挙に踏み切るのは難しいとの見方を示しました。

 自民党・二階幹事長:「世の中が今コロナに対する対策をどうするかということで皆が毎日心配して右往左往しているわけでしょ。こういう時に選挙だよって言うわけにいかないじゃないですか」
 二階幹事長は、「コロナが解決する見通しがつけば、支持率は上がってくる」と述べ、感染の拡大と解散時期が関係してくるとの見方を強調しました。一方、14日夜に都内のステーキ店で菅総理大臣らと8人で会食したことについて、問題はないとの認識を示しました。
 自民党・二階幹事長:「飲食店でやったって言ったって、それは飯を食うために集まってきたんじゃないんですよ。ただ、そこで会議、会合、その時間に出会ったということですよ。この今の事態に対してもどう対応するかなども考えてやってるんですから。全く無駄なことやってるわけじゃないですよ」

テレビ朝日

https://news.yahoo.co.jp/articles/86e5d909677f9f59c061257093d0311150c29751
自民党の二階幹事長、大人数会食批判に反論
12/27(日) 19:56配信

 自民党の二階俊博幹事長は27日放送のBS朝日番組で、自身を含む菅義偉首相らとの大人数会食に批判が出ていることについて「会食を目的にやっていない。意見交換を考えてやっている。全く無駄なことをしているわけではない」と述べ、反論した。

 衆院解散・総選挙に関しては「新型コロナウイルス対策をどうするか、みんな毎日心配している。こういうときに選挙だと言うわけにはいかない」と語った。番組は25日に収録された。

https://news.yahoo.co.jp/articles/19d8dede8dc0494f633d7fc12fe98f7fa503c1df
二木芳人教授 二階幹事長のステーキ会食反論に「一般の方々に対するメッセージとしては違う」
12/28(月) 14:31配信

 昭和大の二木芳人客員教授(感染症学)が28日、フジテレビ系「バイキングMORE」(月〜金曜前11・55)に出演。自民党の二階俊博幹事長が27日放送のBS朝日の番組で、自身を含む菅義偉首相らとの高級ステーキ店での大人数会食に批判が出ていることについて「会食を目的にやっていない。意見交換を考えてやっている。全く無駄なことをしているわけではない」と反論したことについて言及した。

 二階氏は「会食ってそんなことを特にやったわけではありませんから。飲食店でやったって飯を食うために集まったわけじゃないんですよ。ただそこで会議会合、ただその時間に出会ったということですよ」などとも述べた。

 二木氏は「感染対策などは十分されてやっているのかも知れませんけど、おっしゃっていることは、一般の方々に対するメッセージとしては全く違うと思う。もし会って話すことが目的なら食事なしでもできるわけですから、そういう形でしていただければ」と自身の考えを述べた。

6039名無しさん:2020/12/30(水) 12:35:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/c45fad4a0c3c3b702dbb0e020640d8e781046526
田崎史郎氏が明かす菅首相出馬決めた二階氏の「応援」
12/30(水) 6:00配信

 今年9月14日、安倍晋三首相(当時)の辞任に伴う自民党総裁選が行われた。7年8か月に及ぶ安倍政権で官房長官を務めた菅義偉氏(72)が選出され、第26代総裁に就任した。秋田県出身で無派閥、たたき上げの苦労人は首相の座にどのように上り詰めたのか。自民党を中心に永田町で取材を続けてきたジャーナリストの田崎史郎氏(70)が舞台裏を語った。(久保 阿礼)

 「菅さんに電話で『周囲から推されたら(総裁選に)出た方がいいですね』と話を向けると、電話口から『そうだね』と答えが返ってきた。『ああ、これは出るな』と思いました」。安倍首相が体調不良による電撃辞任を表明した翌日の8月29日夜。田崎氏は菅氏に電話を掛け、出馬に向けた感触を確かめた。

 ポスト安倍の有力候補は岸田文雄政調前会長、石破茂元幹事長、そして7年8か月にわたり官房長官として安倍政権を支えた菅氏の3氏。ただ、首相候補として菅氏の評価がずばぬけていたわけではなかった。「『首相としてはどうか』と思ったのが正直なところです。政治家としては個々の政策を実現する力、勝負勘が強いタイプですが、国民に伝える能力が高いとは言えなかった。能力があり政治を動かす力はあるが、国民を動かす力はどうか、と」

 突然の辞任表明で、各派閥の準備は不十分だったが、二階派が即座に菅支持を決め、細田派、麻生派、竹下派など主要3派閥が続き、流れは序盤に決まった。田崎氏は菅氏の心の中をこう推し量った。

 「安倍さんが退陣表明した時点で出馬すると決めていたのでしょう。総裁選に勝つために、誰に協力を求めるか。最初に浮かんだのが、実力者である二階さんでした。安倍さんが退陣する前から食事をする仲で、二階さんは『(次の)総裁選に出たらいい。出たら応援する』と言い続けていました」。以前から二階氏の信頼を得ていると感じていたことが、出馬の決め手となった。

 主要派閥の支持を取り付けた菅氏は総裁選で377票(議員票288、地方票89)を獲得した。2位の岸田氏は89票、石破氏は68票に沈み、大差をつけた圧勝だった。

 「突然の退陣によって急に決まった総裁選。安倍さんを支えた人と言えば、菅さんしかいませんでした」

 第99代首相となった菅氏は、携帯電話料金の引き下げやデジタル庁創設、不妊治療費の助成拡充など矢継ぎ早に打ち出し、各大臣に結果を出すよう厳しく求めた。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、来年は東京五輪・パラリンピックがあり、10月には衆院議員の任期が切れる。21年は必ず、どこかのタイミングで総選挙があり、菅政権は国民の審判を仰ぐことになる。

 「五輪前の解散の可能性が3割、五輪後の解散が7割ぐらいと見ています。与党が過半数割れする可能性は極めて少なく、順当に行けば、菅政権は24年までは続くでしょう。ですが、その先は分からない。菅さんは今、後継者を育てている。そこが菅さんの素晴らしいところです。河野太郎氏、(総務相の)武田良太氏、小泉進次郎氏ら次の候補がいます。そこが自民党の強さですね」

 ◆田崎 史郎(たざき・しろう)1950年6月22日、福井県坂井市生まれ。70歳。藤島高から中大法学部に進み、73年4月、時事通信社入社。79年から政治部。82年から自民党の取材を始め、田中派を担当。93年9月、政治部次長。解説委員などを歴任。退社後は政治ジャーナリストとして活動する。TBS系「ひるおび!」、テレ朝系「羽鳥慎一のモーニングショー」などに出演。主な著書に「安倍官邸の正体 国家権力の中枢を解明する」(講談社現代新書)、「小泉進次郎と福田達夫」(文芸春秋)など。

報知新聞社

6040名無しさん:2020/12/30(水) 15:20:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/28cec2ea4a6d8e5dfadd7b54f644e3f5b0cbf4a2
二階幹事長 ステーキ会食で「参加者の前で菅首相を呼び出した」
12/30(水) 11:02配信

誰もこの男を止められないのか――。

自民党の二階俊博幹事長が12月27日、BS朝日『激論!クロスファイア』に出演。今月14日に菅義偉首相ら8人と行った“ステーキ会食”について、

二階幹事長が80人の満員集会で「コロナ傲慢・仰天発言」連発!

「飯を食うために集まったんじゃない」

と、会食そのものの事実を否定した。二階氏はこの件について「ある意味では誤解ですよね」とし、

「我々は年に1回忘年会を開いておったわけですよ。で、ちょうどいい機会だから、総理もそれぞれの人、各界の代表的な人だし、出会っておいた方がいいかな」

と説明。政府が5人以上の会食を控えるよう呼び掛けている中の行動だったが、

「別に8人で会っただけで、会食ってそんなことを特にやったわけではない。飯を食うために集まったんじゃないんですよ。ただそこでその時間に出会ったということですよ」

と主張した。一般の人はコロナの感染拡大を憂慮し忘年会も控えている人も多いが、これについても

「会食を目的に出会ってるんではないですからね。そこで出会って意見交換をすること、今の事態に対してどう対応するかということを考えてやってるんですから」

と、ぶ然とした表情で言い放った。

ようは食事よりも、各界著名人との意見交換会で主という言い分のようだが、参加した面々の顔ぶれは首相や二階氏の他、ソフトバンクの王貞治球団会長、俳優の杉良太郎、タレントのみのもんたら。この面々で一国の今後を左右するような建設的な話し合いが行われたかは疑わしい。

みのもんたに至っては、「東京スポーツ」で、会の主催者が二階氏で、菅首相は急きょ呼び出されたと暴露(東スポWebで23日11時25分配信)。話の中身についても王貞治氏の野球観や今年のシーズンの総括などが中心で、あとは「特に盛り上がるような話題もないから、静かに食事してました」と証言している。

「東スポの中身はそれでもだいぶ抑えた内容だったそうです。本当は二階氏がああでもない、こうでもないと“放言”しまくっていたとか。菅首相の出席も当初は予定されておらず、参加者の目の前で自身の力を誇示するように、呼び出したというのが真相でしょう。“自分こそがキングメーカー”と言わんばかりだったようですよ。

そんな調子だから、会は全く盛り上がらず、菅首相も和やかな雰囲気は崩しませんでしたが、ほとんど会話はしていなかったと聞いています」(政界関係者)

それでいて、批判の矢面に立ったのは菅首相なのだから、とんだとばっちりだろう。

それにしても、二階氏の権力増大が止まらない。もともと、旅行代理店の全国組織・全国旅行業協会の会長を長年務める「観光業界のドン」として知られるが、「建設族のドン」だった野中広務・元自民党幹事長から「全国土地改良事業団体連合会」の会長職も引き継ぐと、今や建設業界、農業土木業界という自民党の大票田を握る党内最大の実力者となった。

「無派閥の菅さんが総理になれたのは、二階氏が『後見人』になったから。コロナの感染拡大が進行しているのに、ギリギリまでGoTo停止しなかったのは、二階氏の顔色をうかがっていたから。菅氏にとって二階氏は”恩人“ですが、同時に”目の上のタンコブ“でもあるのです」(前出・政界関係者)

冒頭のテレビ番組での二階氏の発言は、論理が破綻しており、ともすれば「ボケ疑惑」も浮上するレベルだが、永田町関係者によると

「本人は“頭はキレキレ”と思っている。以前、大臣経験のある中堅議員が二階さんの真後ろの席で『この人、ボケてるからね〜』とヒソヒソ話していたら、それを聞き逃さなかった二階さんが『俺はボケてない!』と激怒したことがあったとか。その中堅議員は将来の首相候補にも一部で名前が挙がるほどの人物だが、二階氏をボケ老人扱いしたため、総理の目はなくなったとまで言われている」

という。国民から反感を買おうが、どこ吹く風。二階氏の天下は当分続きそうだ――。

FRIDAYデジタル

6041チバQ:2020/12/31(木) 19:36:23
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASND05WK5ND0TIPE005.html
自民・藤丸衆院議員、20人で飲酒会食 地元の事務所で
2020/12/31 18:02朝日新聞

 自民党の藤丸敏衆院議員(福岡7区)が、20日夕に党関係者ら約20人と飲酒をともなう会食をしていたことが関係者への取材でわかった。藤丸氏の秘書は朝日新聞の取材に「きちんと感染対策は取られ、問題はなかった」と説明した。

 出席者らによると、福岡県柳川市にある藤丸氏事務所で20日、党柳川市支部役員会を開催。藤丸氏や柳川市議ら約20人が出席し、弁当と酒が出されて会食したという。机をロの字形に並べ、長机に隣り合った人との距離は1メートルほどだったという。

 藤丸氏の秘書は「居酒屋を予約していたが、キャンセルして事務所で開いた。窓を開け、すぐに帰った人もいたので大人数ではなく、感染リスクは高くなかった」と説明した。

 政府の新型コロナ対策分科会は「5人以上の飲食では飛沫(ひまつ)が飛びやすくなる」と国民に注意を呼びかけている。(枝松佑樹)

6042チバQ:2020/12/31(木) 19:38:18
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-201230X603.html
特措法改正、罰則規定が焦点=「私権制限」に慎重論も―コロナ対策強化へ策定急ぐ
2020/12/30 14:46時事通信

 新型コロナウイルス対策の実効性を高めるため、政府は特別措置法改正案の取りまとめを急ぐ。焦点は休業や営業時間短縮の要請に応じない事業者の罰則の在り方。菅義偉首相は罰則規定に前向きな立場を示しているが、憲法が保障する国民の権利の制限につながりかねず、政府・与党にも慎重論が根強い。改正案の早期成立は見通せておらず、首相の指導力が問われている。

 「時間短縮をより実効的にするため、特措法改正を視野に入れている」。首相は28日、記者団にこう語り、来年1月18日に召集される通常国会での法改正に改めて意欲を表明。自民、立憲民主両党は国対委員長会談で、2021年度予算案の成立を待たず、改正案を処理することで一致した。

 時短要請を担保する鍵と見込まれるのが、応じない事業者への罰則規定だ。政府は特措法改正で、緊急事態宣言の発令前でも都道府県知事が団体や個人に必要な協力を要請できると定めた24条を見直し、時短だけでなく休業の「指示」を含めた営業規制と、違反した場合の「罰金」を可能とすることで一定の強制力を持たせる方向だ。

 背景には、東京都の時短要請が新型コロナの拡大抑制につながらなかった苦い経験がある。都は新規感染者が目に見えて急増してきた11月28日から、飲食店などに午後10時までの時短を要請。政府は、7月から8月にかけての「第2波」の収束には時短が奏功したとみており、都の要請直後、首相周辺は「1週間でピークアウトする」と自信を示していた。

 だが、実際には12月以降も都の感染者は右肩上がりを続け、感染は首都圏全体に広がった。新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は、春先からの各種要請に事業者や国民が「へきえきして」おり、時短への協力が得られにくくなっているとの見方を示す。

 強制力を持たせるための罰則には「私権制限」の懸念が拭えず、関係省庁と内閣法制局が協議した結果、事業者への「罰金」については憲法との整合性が保たれるとの認識で一致した。政府は併せて、感染症法改正により各保健所による感染ルート追跡のための「積極的疫学調査」を拒否した人への罰則も検討したが、個人に対する措置は「合憲性に疑義がある」との指摘が法制局から出て、今回の改正では見送りとなりそうだ。

 罰則規定には事業者からの反発も予想されるため、与党内は「議論はまとまっていない」(公明党関係者)とされ、野党の立場もまちまち。与野党が特措法改正案の内容で早期に合意できる見通しは立っていない。

 首相は24日の講演で、時短要請への罰則について、分科会の慎重論にも触れながら「必要ではないか」と明言した。内閣支持率が急落する背景に、政府の新型コロナ対策に対する不満があることを意識した発言とみられる。ただ、目に見える効果が上げられなければさらなる批判も予想され、まずは実効性が期待できる改正案取りまとめに手腕を求められる。

6043名無しさん:2020/12/31(木) 21:09:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/518df6dd293e4f82216c5a81f67108e67c62940e
自民党“最若手”議員が振り返るコロナ禍の政治現場「政策は本当に議員が決めていた!」「総裁選は魅力の問題」
12/31(木) 12:31配信

コロナ禍の有事国会にさっぱり何もわからない最若手議員がデビュー
新型コロナウイルスの感染拡大は、多くの専門家がこれまで懸念を示してきた通りに冬を迎え勢いを増している。振り返れば、去年12月に中国湖北省武漢市で“原因不明の肺炎”として始まった新型コロナウイルスと世界の戦いからちょうど1年となった。

日本の国会もこの1年の議論の中心は常に新型コロナであり、全国民への現金10万円の給付や雇用調整助成金の拡充といった国による直接の助成策をはじめ“国民の命と暮らし、企業の雇用を守るため”の様々な政策が立案・実行された。

閣僚も経験したベテラン国会議員でさえ、「こんな1年は経験したことがない。まさしく有事の1年だった」と強調する今年一年だったのだが…。

「どこで誰が何をやっているのかさっぱりわからない中で国会に飛び込んできました」

まさにコロナ禍の中に、国会議員デビューを果たした政治家がいた。自民党の深澤陽一衆院議員だ。この議員歴1年未満の自民党“最若手”議員にコロナ対応や自民党総裁選などこの1年の政治を振り返ってもらった。

緊急事態宣言下、自民党では若手不要のベテランのみ少人数精鋭で議論が進んだ
「緊急事態宣言が発令中の選挙活動でした。集会はもちろん、街頭演説は一切人には声をかけない、現実に人を集めることは一切やらない選挙でした。有権者が選挙に行ってくれるのか不安を常に感じていた。」

深澤議員は、自民党の望月義夫元環境相の死去に伴い、今年4月26日に投開票が実施された衆院静岡4区補欠選挙にも望月氏の後継として立候補し初当選を果たした。この補欠選挙は、緊急事態宣言下で、しかも全国の学校の約9割以上が休校し全国的に外出自粛が続く中で行われたのだった。

当選後はじめて国会に足を踏み入れた際には「市政・県政合わせて15年間の経験を生かしていきたい」と、地方議員出身者としての意気込みを語った深澤氏だが、その頃の国会や永田町の風景は思いもよらない状態だったいう。

「(感染症対策として)自民党の中で1つも会議が開かれない。私みたいな新人は(少人数の会議すら)呼ばれないんですよ。どこで誰が何をやっているのかさっぱりわからない中、他の議員の皆さんが様々な政策を打ち出していく姿を見ていました」

この頃、自民党ではいち早く効果的な政策を立案するべく、ベテラン議員を中心に少人数体制で議論が行われ、若手は言わば蚊帳の外という状態が続いていたのだ。こうした中、深澤氏が意外だと感じた点は「国会議員が本当に政策を決めている」ということだった。

「官僚が様々な政策を決めて、その決定の段階あるいは修正の段階で国会議員が関わっていくことがスタンダードだと思っていたんです。でも実際は、国会議員が政策を決め予算を考え、そして官僚を巻き込んでいく。これは本当に(国会議員の)責任は重いなと感じました」

確かに日本の政治では、政策立案は官僚が主導し政治家はそれを審査し修正するという役割の傾向が指摘されてきたが、この1年のコロナ禍という緊急事態においては、官僚の積み上げ型の政策より、政治家が主導して政策を提案し決断する機会が増えたという面もあるのかもしれない。

6044名無しさん:2020/12/31(木) 21:09:45
>>6043

突然の自民党総裁選挙。岸田さんより菅総理の方が魅力が勝っただけのこと
また深澤氏は、コロナ禍の国会とともに、自民党所属議員として総裁選挙という大きな政局も経験した。しかも、深澤氏が所属した派閥は、総裁候補として選挙に臨んだ岸田前政調会長が率いる岸田派だった。

「(総裁選)当時は議員になってから4カ月程度なんで、岸田会長のことをまだそこまで理解したわけではありませんでした」

岸田派の一員としてまだ日が浅いことを実感しながらも、総裁候補を擁立した派閥ならではの高揚感を感じたという。

「安倍総理が8月28日に辞任表明をされたときは、私も政治の世界に入って日が浅いですけど、間違いなくあの日には岸田会長が総裁になる確率が高かったと思うんです」

しかし結果として総裁選は序盤から終盤まで当時官房長官だった菅首相の優勢が続き、岸田氏は敗れた。その要因を尋ねると、派閥の“新参者”ならではの冷静な答えが返ってきた。

「この人は魅力があると、この人に託したいと一票を投じることがどんな選挙でも当たりまえのことですので、これはシンプルに岸田会長よりも菅総理の方がその部分が勝ったと、私はそう捉えています

最若手議員の来年の抱負は東京五輪を成功させること
年明けも引き続き新型コロナとの戦いは続く中、キャリア上の“最若手”国会議員として何に注力したいかと尋ねたところ、「個人的にスポーツが好きなんで」と前置きをしつつも「東京オリンピック・パラリンピックは絶対にやるべきだと思っています」と力強い返答が返ってきた。

「スポーツはやってみないと成果が見えない。ラグビーワールドカップもやる前は散々言われていました、ラグビーなんて日本じゃ見ないよと。けれども実際やってみたら、ほぼ100%近いチケットの完売ですし、あれだけ感動を与えて色々なことができた。だから東京オリンピック・パラリンピックもやってみないと成果は出ない。そしてやってみたとき世の中のプラスになるものが必ず残ると私は思っています。でずから国会議員として全力で関わっていきたい」

コロナの感染拡大が続く中、深澤議員の願い通り東京オリンピック・パラリンピックが開催できるかどうか、年明けの状況と政府の対策がそのカギを握っている。

(フジテレビ政治部 福井慶仁)

福井 慶仁

6045チバQ:2021/01/01(金) 09:22:02
>>6041
ほんといつもの、マスコミ流の魔女狩りになってきたなあ。

6046名無しさん:2021/01/02(土) 18:55:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d58c3755cfcc1fa8c3f7a39586ba6d310682d1c
「ステーキ食って乾杯」も今だけ? 菅と二階の行く末は「三木と椎名の訣別」と同じか
1/2(土) 7:05配信

 2021年は総選挙の年である。自身のコロナ対策失敗や多人数での「ステーキ忘年会」、さらには安倍前首相の「桜を見る会」前夜祭の違法な資金提供、吉川元農水相の「鶏卵汚職疑惑」など、菅義偉・首相にとっては逆風だらけの年明けとなった。菅政権の信任が問われる総選挙と、その後の政局はどうなるのか。

 政治アナリストの伊藤惇夫氏は、菅首相の人となりをこう分析する。

「菅総理は記者会見をほとんどやっていない。政治的な節目はいろいろあったのに、国民にメッセージを発してこなかった姿勢には疑問を感じます。私は、菅氏は『平時の総理』であり、コロナ禍の非常時には不向きなのだと思います。

 菅総理は『ブレない』ことを大事にしているようです。確かに官房長官時代から、どんな質問をされても答えはブレなかった。かつて菅さんから、『米軍普天間飛行場の辺野古移設が進まないのはなぜかわかりますか』と聞かれたことがあります。『わかりません』と言うと、『それは諦めたからです。私は諦めませんから移設を実現させます』と答えました。

 その姿勢は平時ならば良い結果を生むかもしれませんが、非常事態には、一つのことに固執するのではなく、柔軟に対応することのほうが大事です。Go To トラベルの休止判断の遅れなどは、まさに菅総理の悪い面が現れたのだと思います」

 そのうえで伊藤氏は、きたる総選挙とその後の政局では、菅政権の党内基盤の弱さが不測の事態を招きかねないと指摘する。

「菅政権を支えているのは二階派です。二階幹事長は菅政権の生みの親ですが、だからといって体を張って政権を守るとは思えません。二階さんは政局を見ながら変幻自在に動くタイプの政治家ですから。

 二人を見ていて思い出すのは、三木武夫・首相と椎名悦三郎・副総裁の関係です。田中内閣が金権批判で退陣した時、椎名は総裁選をせずに、いわゆる『椎名裁定』で三木を総理に指名します。ところがその後、三木の党改革や政治資金改革に対する反発から党内で『三木おろし』が起こると、椎名はそれに同調した。そして有名な、『生みの親だが育てると言ったことはない』という言葉を残しました。菅総理と二階幹事長は、なんとなく三木と椎名のような関係になる気がします」

 三木首相はその後、総選挙に敗北して政権を失った。菅氏もそうした運命をたどるのか、今後の政局から目が離せない。『週刊ポスト』(2021年1月4日発売号)では、最新情勢を分析して総選挙の全議席予測を公開している。そちらもぜひご覧いただきたい。

6047名無しさん:2021/01/02(土) 19:09:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/74545cc26d7fe3885514fe6edcc7ac2abb8f7f73
「最低4年」狙う菅首相 “総裁選”レースの行方は
1/2(土) 7:00配信

2020年9月の自民党総裁選で圧勝した菅義偉首相。発足直後の内閣支持率が7割を超える高い水準になると、自民党内でも「これは本格政権になる」との認識が広まっていった。しかし、長期政権への野心を燃やす菅首相の戦略に、早くも黄色信号がともりつつある─。

“最低4年”長期政権狙う菅首相
2020年9月の自民党総裁選で圧勝した菅義偉首相。安倍前首相の「ワンポイントリリーフ」との見方も自民党内にある。菅首相の自民党総裁任期は安倍前総理の残り任期である2021年9月30日。つまり、1年後に行われる総裁選までの「短期政権にしか過ぎない」と。

就任後、菅首相は、デジタル庁の創設や不妊治療への保険適用など次々と政策を掲げ「菅カラー」を打ち出し、所信表明演説では「2050年までの脱炭素社会実現」の宣言に踏み込むスタートダッシュを見せた。

発足直後の内閣支持率が7割を超える高い水準となると、次第に自民党内でも「これは本格政権になる」との認識が広まっていった。「機を見るに敏」なのは、この重鎮の真骨頂だ。自民党の二階幹事長は2020年11月、テレビ番組で、2021年9月までに解散・総選挙が行われ、自民党が勝利すれば、総裁選は菅首相の無投票再選が望ましいとの考えを示した。

菅首相の側近はこう解説する。「菅さんは最低4年間は総理を続ける気だ。2021年の総裁選に勝ち、その後の3年間の総裁任期はつとめ上げるつもりで想定している」。菅首相は周辺に対し「自分がやるべきことをすべてやったら辞めれば良い」と語っている。そして、こう付け加えたという。「でも、デジタル化もカーボンニュートラルも、そんな短期間で道筋をつけられるものではないよね」

長期政権への野心を燃やす菅首相の戦略はシンプルだ。国民の目に見える形で成果を出していくこと。その狙い通り、不妊治療への助成拡大は2021年1月から開始予定。携帯料金値下げについては、NTTドコモが政府の意向を汲んだ新プランを発表。そして、公約の目玉の一つ、デジタル庁も2021年9月に発足させるため、通常国会に法案を提出する方針だ。

こうした成果を積み重ねることで、内閣支持率を高い位置で維持し、自民党総裁選、そして総選挙の勝利へつなげようという考えだ。

しかし、その戦略には、早くも黄色信号がともりつつある。NNN・読売新聞が12月26日と27日に行った世論調査では、内閣支持率が、12月上旬の調査から16ポイント下落し、45%に。不支持の43%と拮抗する水準まで急落した。GoToトラベルをめぐる菅首相の対応への国民の不信感の高まりなどが、支持率の低下を招いたのだ。すぐに自民党内からの不満も噴出する。「菅首相自らのメッセージ発信が足りていない。2021年1月も支持率が下がるようなら、いつ“菅おろし”が始まってもおかしくないよ」(自民党中堅議員)

早くも正念場を迎える菅政権。新型コロナ対策で成果を出せなければ、長期政権も夢に終わる可能性がある。

6048名無しさん:2021/01/02(土) 19:10:26
>>6047

頼みは麻生派? 岸田前政調会長
一方、2020年の総裁選で菅首相に敗れた岸田文雄前政調会長は、2021年総裁選への準備を着々と進めている。岸田氏は、課題の地方票を取り込むために、全国各地への地方行脚をさっそくスタートさせた。

しかし、早くも暗雲が垂れ込める。岸田氏は、総裁選の3週間後に開かれた岸田派のパーティーで、「次の(総裁選の)機会は勝利することができるように政策を磨き、力を蓄え精進する」と決意を表明した。そして、「より大きな政治の塊が不可欠」、「宏池会(岸田派)の塊を実現できるよう先頭に立って汗をかいていきたい」と宣言。麻生派や谷垣グループなど宏池会をルーツとする派閥を結集させる「大宏池会構想」を打ち出したのだ。

しかし、この発言は、肝心の麻生派や谷垣グループに根回しした上でのものではなかった。麻生派のベテラン議員は不快感をあらわにした。「大宏池会なんてのは岸田が言う話じゃないんだよ。もし言うなら麻生さんが言う話。麻生さんだって怒ってると思うよ。岸田は、もう過去の人でしょ」

岸田氏としては、総裁選で勝利するために、麻生副総理兼財相の支持を取り付けたいという思惑だったが、麻生氏は「大宏池会構想」に応じるそぶりは見せていない。

さらに、岸田氏にとって痛手となったのが、地元広島で勃発した「広島3区」をめぐる問題だ。公職選挙法違反の罪で公判中の河井克行元法相の選挙区である衆議院広島3区に、公明党が斉藤鉄夫副代表の擁立を発表したのだ。自民党の現職がいた選挙区に、連立与党の公明党が候補者を立てるという異例の事態。公明党関係者は「岸田氏ら自民党広島県連の対応が不誠実だった」と批判した。お膝元での内紛劇が、岸田氏の求心力の低下を印象づける。

こうした現状に、岸田氏の側近議員ですら「岸田さんは次の総裁選には出られないのではないか」と諦めムードを漂わせる。無役となった岸田氏が、総裁選までの9か月間でどれだけの存在感を出せるのか、その道のりは決して楽なものではない。

6049名無しさん:2021/01/02(土) 19:11:09
>>6048

死んだふり? 石破元幹事長
2020年の総裁選で最下位に沈んだ石破茂元幹事長。2020年10月、総裁選大敗の責任をとるとして、派閥会長を辞任することを発表した。この背景について、石破派のベテラン議員はこう語った。「会長を辞任することで、内外に、2021年の総裁選で菅首相とは戦わないことを示した。菅首相に石破は使われて信頼を得れば、また石破も輝くチャンスがある」

次の総裁選への不出馬を宣言することで、党内の非主流派から脱したいというのがベテランたちの思惑だった。しかし、石破派の若手・中堅議員は「次の総裁選も石破氏で戦うべきだ」と反発し、派内の路線対立が浮き彫りとなる。

2020年12月になり、派閥の会長は置かず、集団指導体制をとることでようやく再出発を果たした。しかし、石破氏の側近である山本有二元農相が派閥に休会届けを出すなど、派内の混迷は続いている。

当の石破氏は、安倍政権時は、厳しい政権批判で注目されてきたが、石破派のベテラン議員への配慮もあり、今のところ、菅政権の批判は控えている。石破氏自身は次の総裁選について、どう考えているのか。周辺に対し、こんな本音を漏らした。「『死んだふり』とか言われるけど、『死んだふり』は死んでないということだから。私は全然、死んでませんよ」

河野太郎氏は? 小泉進次郎氏は?
次の総裁選に新たに手を挙げる候補はいるのだろうか。自民党内では2020年総裁選で立候補に意欲を示した河野太郎行革担当相の名前が挙がる。河野氏は世論調査で高い人気を誇り、「いつか首相になりたい」と意欲を示し続けているものの、所属する麻生派内をまとめきれていない。麻生氏側近は「麻生氏は、『現職の総理が出る総裁選に、閣僚が対抗馬で出るべきではない』と河野氏に釘を刺している」と語っている。派閥会長の麻生氏の支援を取り付けることができるかが焦点だ。

そして2020年の総裁選で河野氏が立候補すれば支持することを表明した小泉進次郎環境相の動向にも注目が集まる。国民的人気の高い小泉氏が「将来の首相候補」であることは衆目の一致するところ。しかし、環境相として目玉政策である脱炭素社会の実現を推進している以上、菅内閣が続く限りは、菅首相を支え続けるとみられる。小泉氏の周辺もこう語る。「総裁選は環境相として実績を積み上げてからだろう。立候補するのは早くても次の次ではないか」

6050名無しさん:2021/01/02(土) 19:12:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/14cfa86411f7bbe6ae4011da3142df3e3d5fc4af
今年、菅政権と自民党の「終わりの始まり」がやってくる8つの理由
1/2(土) 8:01配信

 期待外れもいいところ――。おそらくこれが昨年、安倍晋三前首相から政権を引き継いだ菅義偉首相に対する国民の嘘偽らざる評価だろう。「叩き上げの田舎者」「凄腕の官房長官」などの報道で塗り固められたプラスイメージは、いざ菅氏が政権を担ってみると、答弁の拙さや政権運営のあまりの強引さなどにより一瞬で瓦解した。

 新型コロナウイルス感染拡大にも歯止めがかからない中、今年は東京五輪が1年間の延期を経て開催される重要な年となる。菅政権への逆風が強まる中、2021年の政治がどのように動くか、8つの疑問に答えながら大胆に予想する。

解散総選挙はいつか?
 今年の政局の最重要ポイントは、菅氏がいつ解散総選挙に踏み切るか、に尽きる。結論から言うと、今年7〜9月に開催される東京五輪終了後から10月21日に実施される予定の衆院選の間、自民党総裁選任期が終わりを迎える9月に行われることになるだろう。

 昨年9月の菅政権発足当初から、(1)翌10月の臨時国会直前、(2)今年1月の通常国会開会招集日、(3)3月下旬ごろの21年度予算成立後、(4)7月の東京都議選とのダブル選、(5)東京五輪後の9月、という5つの解散シナリオがささやかれてきた。

 まず最有力シナリオとされたのは(1)だが、組閣後の支持率が高かったため、またコロナ対策を優先し混乱を避けるため、見送られた。次に新年早々の解散に踏み切る(2)が議論されたが、安倍前首相の「桜を見る会」での政治とカネの問題、コロナ対策での指導力のなさによる支持率急落で解散どころではなくなった。

 ここ最近浮上している(3)のシナリオについても、支持率が急回復しない限り現実味は薄い。(4)については、自民党と選挙協力する公明党に、人員やエネルギーの負担が大きくなる都議選と衆院選のダブル選挙を避けたい思惑があり、同山口那津男代表も否定的な考えを示していることから、菅氏がゴリ押しするとは思えない。

 となると残るのは消去法的に、衆議院議員の任期満了に伴う今年9月ごろの解散――というわけだ。

6051名無しさん:2021/01/02(土) 19:13:33
>>6050

支持率はどうなるか?
 もっとも菅氏からすれば、(3)のタイミングで解散したいのは山々だろう。そうでなくとも、6月までの通常国会の会期中に解散できるのなら、したいはずだ。

 理由はシンプルだ。現在の菅政権は、安倍氏退任後の自民党幹部の「密談」で生まれたものであり、菅氏本人の人気や実力に裏付けられたとは言い難い。永田町だけでなく、日本国民の信任も受けていないからである。

 昨年9月、安倍氏が退陣を表明した翌日、自民党の二階俊博幹事長、森山裕国対委員長、林幹雄幹事長代理が菅氏と会談し、二階派が菅氏を支持。それを他の主要派閥も追認する形で菅政権誕生の流れができた。

 総裁候補で唯一脅威とみられていた石破茂衆議院議員については、二階幹事長が総裁選での党員投票の手続きを省略し、当選の芽を潰した。こうした経緯から、菅政権は「密談政権」だとの批判がついて回る。菅氏からすれば、解散総選挙に打って出て国民の信を得、改めて政権の正統性を獲得する必要があるというわけだ。

 しかし、筆者の見立てでは、通常国会の会期中に解散して勝算が見込めるほどの支持率を、菅政権がこれから獲得できるとは思えない。事実上の「自民党二階派+公明党政権」である以上、菅氏個人の色を出した政策を展開できる余地が「一丁目一番地」である総務省管轄の携帯電話料金やNHK受信料くらいで、あまりに少ないからである。

 前述した「密談」の参加者である二階氏、林氏は二階派のトップと幹部で説明するまでもないが、森山氏も石原派に籍を置いているものの、実質的には二階派の重鎮であることはもっと知られていい。つまり、菅政権は「二階派政権」として発足したということだ。真っ先に菅氏支持を表明し、政権誕生の流れを作った功績のある二階氏と二階派からの要求を、菅氏が飲まざるを得ないのは言うまでもない。

 これが最も顕著に出たのが「Go Toキャンペーン」の停止をめぐる騒動である。このキャンペーンは、そもそも観光族のドンである二階氏の働きかけにより生まれたものであり、当然ながら、可能な限り長期の存続が求められていることは言うまでもない。

 板挟みの立場に置かれた菅氏は、コロナ感染拡大で年末年始のキャンペーン停止を決断したが、根回しが不十分だったために二階派幹部からは「勝手なことしやがって」と批判される始末。今年もよほどの感染拡大に見舞われない限り、Go Toの「中止」は検討されず、「再開→感染拡大→一時的な停止→再開→……」のループを繰り返すとみられる。その間、国民からの「結局、二階氏の言いなり」「カネの方が人命よりも大事か」といった批判は消えず、支持率をジリジリと引き下げる要因となるだろう。

6052名無しさん:2021/01/02(土) 19:13:56
>>6051

バイデン政権と上手くやれるか?
 外交面でも、米国では今月20日にも対中国外交で強硬な姿勢を示すバイデン政権が誕生するが、親中派筆頭の二階氏を政権の後ろ盾とする菅氏が、歩調を合わせるのは難しい。尖閣諸島周辺などでの中国の膨張主義が激しさを増す中、目に見える形で抗議もしない日本の姿勢に、米国は納得しないだろう。

 そうなれば、表面上は親密さをアピールすることはできても、外交的な協力を得るのは困難になる。これが陰に陽に「外交下手の菅政権」との評価につながるのは間違いない。菅氏は東南アジア諸国などとの関係を強化し、外交能力をアピールしようとするだろうが、支持率向上の材料としては弱い。

 ウルトラCとして、菅氏のライフワークである北朝鮮拉致問題の解決に向け、日朝首脳会談開催にこぎつけるというシナリオが考えられるが、少なくとも東京五輪開催までは山積みの政策課題と向き合わねばならず、慎重な政権運営を求められる中、実現性はゼロだろう。

公明党との関係はどうなるか?
 公明党については、今や「公明の選挙協力なしでは、衆院選での自民党の単独過半数は怪しい」(全国紙政治部記者)と言われ、解散総選挙を控える菅氏が逆らえるはずもない。それがよくわかるのは、直近の「後期高齢者医療制度」をめぐるやり取りだ。

 75歳以上の後期高齢者の医療窓口負担を1割から2割に引き上げる所得基準について、菅氏は「170万円以上で絶対に譲らない」という姿勢を示したものの、公明党が「240万円以上」で譲らず、最終的に「200万円以上」という折衷案での大筋合意に追い込まれた。

 菅氏が最も重要視していた「将来世代に負担を残さない」という政治的信念ですら、低所得者や高齢者の支持が厚い公明党の要望の前には、突き通すのは難しいことが証明された。安倍政権における集団的安全保障の議論でも公明党の存在感が目立ったが、このように「与党内野党」としての公明党がいる以上、「少なくとも今年の秋までは、公明党の政策要望を丸呑みせざるを得ない」(自民党ベテラン議員)のが実情だろう。

6053名無しさん:2021/01/02(土) 19:15:14
>>6052

総選挙、自民党の議席数は?
 菅氏が携帯電話料金とNHK受信料の値下げを強引に進めているのは、単純に「自分の成果」として誇れるのがそれしかないからだ。不妊治療の助成金引き上げも、社会的には意義のあるテーマだが、政権支持率の引き上げには寄与しないと言わざるを得ない。脱炭素は目標を掲げただけで、実現は当面先であり、短期的には政権にとってプラスにもマイナスにもにならない。

 そうなると、「通常国会を乗り切り、東京五輪を成功裡に終わらせた実績を携え、目玉政策であるデジタル庁の9月発足による期待感を解散総選挙のバネにするシナリオ」が最も合理的となる。

 とはいえ、通常国会でも政治とカネの問題が追及されるのは間違いなく、「伝える力」を著しく欠く菅氏が守勢に立たされるのは避けられない。菅氏本人のカネ絡みの話が出てくれば、途端に窮地に追い込まれるのは目に見えている。

 「無難に乗り切る」ことですら、今の菅氏には非常に高いハードルであり、困難な国会運営を強いられることになるだろう。

 その秋の解散総選挙の結果だが、筆者は「現有の282議席から20〜30議席は失うものの、自民党の単独過半数は維持される」とみている。

 菅政権の現状を、発足時には高い支持率を誇ったにもかかわらず、リーマン・ショックの影響を受け、解散総選挙に大敗し下野した麻生政権に似ているとする向きは多いが、当時は野党として旧民主党が存在した点が決定的に違う。

 民主党が力量不足を露呈し、第二次安倍政権が誕生して以降、政局とは「自民党内の政局」を指すようになったほど、野党不在の状況が続いてきた。コロナの収束がたった1年で見通せるとは思えず、国民も「混乱」より「安定」を求める中で、今秋時点での政権交代など起きるはずがない。

「安倍再々登板」はあるのか?
 さて、解散総選挙の結果、ひとまず菅政権が続くことになるだろうが、菅氏にとって本当の勝負はそこからだ。東京五輪の成功という大目標があってこそ、他派閥は「菅下ろし」に動かないだけであって、細田派・竹下派・麻生派の3大派閥が菅氏と一定の距離を保っている現状に変わりはない。81歳の二階氏がカネの差配と公認権を含む人事権を握る幹事長ポストに、歴代最長記録を更新しながら就任し続けていることも、自民党内の軋轢を生んでいる。

 2021年9月から2024年9月までの次の自民党総裁任期中は、現在のような「自民党一強体制」を維持し続けることが自民党の課題となる。昨年までは安倍、麻生、二階、菅の4人の存在が政府と自民党をブレなくまとめていたが、安倍氏が退場した今では、菅氏がかろうじて均衡させている状態だ。2024年までの3年間、この状態が続くとは考えづらい。

 もし現在のような勢力図が2024年まで続くとすれば、安倍氏が短期リリーフで再々登板、というシナリオが有力だ。退任時の涙ながらの会見で安倍政権の支持率が急回復し、また後継の菅政権の支持率をも上昇させたことを考えると、評論家や報道関係者が考えるよりも国民全体の支持は低くない。自民党内で再び安倍氏を担ぐ機運が生じることも十分にあり得る。

 また、今後3年間は二階氏の引退が本格的に現実味を帯びる。すでに幹事長の実務をこなすには体力的な限界を迎えつつある。二階氏の引退は二階派全体の分裂と自民党幹事長ポスト争いに直結するため、影響は甚大だ。

 自民党全体の重石となっている麻生氏も、同じく80歳と高齢で、二階氏と同時期に引退する可能性が極めて高い。菅政権終了時が、自民党一強を支えた重鎮が一斉に引退する一つの契機となるだろう。

6054名無しさん:2021/01/02(土) 19:15:59
>>6053

「ポスト菅」は誰なのか?
 ポスト菅時代の2020年代後半は、自民党の人材不足が一気に露呈する時代となる。リリーフの可能性がある安倍氏を除けば、主な総理総裁候補になるのは(1)加藤勝信官房長官、(2)河野太郎行革担当相、(3)茂木敏充外務相と、いずれにせよ一気に小粒になる。

 筋から言えば、菅氏から禅譲されるべき(1)の加藤氏だが、「事務屋として優秀なだけで、リーダーなど論外」(自民党ベテラン議員)との評価が定着しているため、首相は厳しい。(2)と(3)はとりあえず50代後半〜60代半ばの世代で目立っている2人だが、どちらも人望のなさがネック。河野氏は菅氏と同様、メディアがかなりプラスイメージに偏った報道をしていることから、もし首相となっても就任早々馬脚を現すのは間違いない。党内の状況を考慮すれば、どちらかといえば茂木氏が有力だが、いずれにしても短命にしかならないだろう。

 こうした後継者不足に起因するゴタゴタの後、自民党の分裂プロセスがいよいよ本格化するだろう。筆者は、その流れが決定的となるのは小泉進次郎内閣退陣のときだと予想している。「若い世代のリーダー」として喧伝されてきた彼の能力と見識のなさは、一昨年の環境相就任直後から明らかになった。おそらく自民党は今後、どこかで小泉氏を看板として担がざるを得なくなるだろうが、国民の期待感が高いだけに、失敗に終われば自民党はいよいよ政権与党として立ち行かなくなるだろう。

 そうなれば、小池百合子東京都知事が発足させた「希望の党」のような、ポピュリスト政党が一気に議席を獲得する事態が現実味を帯びる。そこに自民、立憲民主などの既成政党の一部が合流する形で「第三極」を形成することになる。

 令和新選組が先の参院選で2議席を獲得したのは、その流れの先触れと言えるだろう。ロンドンブーツ1号2号の田村淳氏のように、政治や社会問題への意識が高い芸能人(特にお笑い芸人)が立候補し、新党立ち上げに参画すれば、一気に政局が動くことになる。コロナの影響もあり、本格的なネット選挙が2020年代半ばまでに解禁される可能性は非常に高く、これもポピュリズム政党の台頭を後押しするだろう。

 公明党の動向にも要注意だ。高齢化が進んでおり、戦略の変更を余儀なくされるため、2020年代後半からは現在のように自民党一辺倒ではなく、他党との連携も模索してゆくだろう。公明党は東京都では都民ファーストの会、大阪では大阪維新の会と組んでおり、「権力をとれるのならどことでも寝る」(全国紙政治部記者)ため、最も注視しなければいけない政治勢力といえる。

6055名無しさん:2021/01/02(土) 19:16:21
>>6054

日本は荒波を乗り切れるか?
 日本国内の政局にとどまらず、2020年代半ば、2024〜2025年には世界的にも様々な大変化が訪れる。米国はバイデン政権の2期目を目指す再選選挙があり、ロシアはプーチン大統領の人気満了にあたる。

 プーチン氏をめぐっては、2036年まで任期を延長できるように憲法改正がなされたため「終身大統領を目指すのでは」との憶測も出るが、「自らの出馬を制度的に可能とすることで求心力を保持し、政敵からの攻撃に備えるとともに、後継者争いを抑制して権力移譲のソフトランディングを図った」(外交筋)との見方を踏まえた2024年引退説を筆者は支持する。そうなった場合、日本は北方領土を含めた対ロ外交戦略そのものの変更を余儀なくされることになるだろう。

 新年早々から、2020年代全体を見渡した自民党の分裂プロセスという少々気の長い話をさせていただいたが、おそらく大筋の流れは間違っていないはずだ。とりあえずは目先の東京五輪まで、菅政権が待ち受ける荒波を乗り切れるかに注目したい。

松岡 久蔵(ジャーナリスト)

6056名無しさん:2021/01/02(土) 20:03:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/281fa9e10d1cda19f191cb90ef22e580c8c90072
自民、連続比例復活議員の差し替えを検討 衆院選前に「勝てる候補」優先
1/2(土) 18:24配信

 自民党が次期衆院選に向け、選挙区で敗れながら重複立候補した比例代表での復活当選が続く議員について、別の候補への差し替えも選択肢の一つとして検討している。衆院議員の任期満了まで10カ月を切る中、地元での活動状況などを分析し、「勝てる候補」の擁立を目指す。

 党関係者によると、復活当選が2回以上続く議員は党内に25人いる。当選5回までが多く、党幹部は「負け癖がついてしまった議員もいる」と危機感を募らせる。

 そのため党は前回平成29年衆院選後に次期衆院選の対応に関する「基本方針」をまとめ、比例復活が2回以上続く議員は原則として比例代表との重複立候補を認めないことを確認した。

 併せて選挙区での活動状況や確保した党員数などをもとに、選挙区の公認候補となる支部長にとどまらせるかどうかを毎年判断することも決めた。「日常活動の濃淡は選挙に直結する」(党幹部)とされ、活動状況や地元の評価などによっては、差し替えの検討対象にするとみられる。

 こうした方針は、菅義偉首相(党総裁)の意向を踏まえたものだ。首相は昨年11月8日の山口泰明選対委員長との会談で「比例復活が続くのは問題だ」と述べ、内規を厳格に適用すべきだとの考えを示した。

 もっとも、選挙を重ねるごとに票数を積み上げているケースや、選挙区の相手候補が長年強固な地盤を形成している場合など、個別事情も考慮する方針だ。

 25人の大半は細田派(清和政策研究会)や麻生派(志公会)、二階派(志帥会)などの主要派閥に所属する。各派が例外適用に向けて動く可能性もあり、党幹部は「いろいろな意見を聞きながら判断する」としている。

6057名無しさん:2021/01/03(日) 17:19:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/e3fd620d60d1e2280b3fdea994f47014c9cd4346
安倍氏は政界一のブーメランの名手
1/3(日) 11:23配信

 2021年の年頭の当コラムは、安倍晋三前首相の「桜を見る会」前日夕食会を巡る政治資金規正法違反問題を取り上げたい。

 「それって去年の話でしょ?」「正月の新聞ってもっと一年を展望したりするものでは?」と読者はお考えになるかもしれない。

 確かに年末に書いてもよかった。しかし、バタバタと年内に安倍氏の謝罪会見と国会説明を済ませ、早く幕引きを図ろうという菅義偉政権や自民党の思惑が見え見えなので、あえて年明けに持ち越したのだ。

 おとそを飲んで駅伝でも見ていれば、国民も「桜」なんか忘れるだろう-。

 そうはいくか。

   ◇    ◇

 「桜」問題で東京地検は、安倍氏の事務所が夕食会の費用を補填(ほてん)していたのに、政治資金収支報告書に記載しなかったのを違法として秘書を略式起訴したが、安倍氏については「嫌疑不十分」で不起訴とした。安倍氏の不起訴が妥当かどうかは今後検察審査会で審査される可能性が高い。

 ただ私が「桜」問題で一番ひどいと思うのは、安倍氏が国会審議で118回も「虚偽答弁」を繰り返しておきながら、議員辞職をせず、通り一遍の謝罪で済ませようとしていることだ。

 これが許されるのなら、今後国会で時の首相がどんないいかげんなことを言っても「謝れば済む」という前例ができてしまう。それでは国権の最高機関たる国会の議論が無意味になる。

 安倍氏の言い分は、秘書の虚偽の説明を真実と信じていたので「結果として事実に反する答弁になった」ということだ。しかし誰が考えても不自然な秘書の説明を「おかしい」と疑う能力が本当になかったのなら、むしろ安倍氏は自分で「政治家不適格」と認めているようなものではないか。

   ◇    ◇

 ここで改めて安倍氏の国会発言を振り返る。

 「事務所側が補填をしたという事実は全くない」

 「私がここで総理大臣として答弁するということについては、全ての発言が責任を伴う」

 「私がここで話しているのがまさに真実」

 「私がうそをついているということを説明するのはそちら側ではないか(立証責任はそちら、の意)」

 「(自分を追及する野党議員に対し)根拠のないことをおっしゃるのはうそをつくのと同じことですよ」

 答弁の虚偽がばれないうちは、安倍氏はこんな態度だった。居丈高でさえある。特に最後の発言がすごい。相手への批判が回り回って自分に突き刺さることを政治報道で「ブーメラン」などと言うが、「安倍氏は政界一のブーメランの名手」と認定してよさそうだ。

   ◇    ◇

 今月始まる見通しの通常国会で、野党は安倍氏の証人喚問などを要求し、疑惑追及を続ける構えだ。自民党は「説明責任を果たした」として幕引きを図るだろう。国会での勢力構図を見れば、自民党の企ては成功するかもしれない。

 幕引きに待ったをかけるものがあるとすれば、それは世論だ。国民がこの問題にどれだけ怒り、その怒りをどれだけ持続させるかにかかっている。安倍氏が国民が注視する国会であんな答弁をしたのは「野党をなめていたから」ではなく「国民をなめていたからだ」と怒るかどうかである。  (特別論説委員・永田健)

6058チバQ:2021/01/04(月) 00:49:56
https://www.sankei.com/politics/news/210101/plt2101010005-n1.html
3カ月半で首相秘書官交代 政務担当、立て直し狙いか
2021.1.1 07:06
 政府は1日、首相秘書官に財務省官房付の寺岡光博氏を起用する人事を発表した。政務担当とする。政務担当秘書官の新田章文氏は辞職する。発令は同日付。

 昨年9月の菅義偉政権発足から約3カ月半で政務の秘書官が交代するのは異例。新型コロナウイルスをめぐる政府対応が後手と批判されたり、官邸と与党との調整不足が指摘されたりする中、態勢を立て直す狙いとみられる。

 寺岡氏は財務省出身で平成27年6月から約3年間、官房長官時代の菅首相に長官秘書官として仕えた。新田氏は首相の事務所出身で、首相が官房長官当時も政務秘書官を務めていた。

6059チバQ:2021/01/04(月) 23:47:06
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20210104k0000m010139000c.html
緊急事態宣言「もっと早く出すべきだった」自民中堅からも首相批判
2021/01/04 17:45毎日新聞

緊急事態宣言「もっと早く出すべきだった」自民中堅からも首相批判

自民党本部=東京都千代田区で2019年5月16日、曽根田和久撮影

(毎日新聞)

 与党は菅義偉首相が4日打ち出した緊急事態宣言の発令検討方針について「緊張感を持たせるという意味では効果がある」(自民中堅)と総じて好意的に受け止めている。一方で冬場の感染拡大は事前に予期されただけに「遅すぎ」との批判も上がった。

 「すべて良かろうと思ってやってきたわけですが、思ったようにいかなかったところもある。速やかに政策を是正していくことは、命に関わる問題ですから大事なこと」。自民党の森山裕国対委員長は4日、記者団にそう語った。森山氏は多人数会食の自粛など従来の政府要請について「一部協力いただけない方もおられるようだ」と指摘。新型コロナウイルス対策の強化に向けて政府や野党と連携していく姿勢を強調した。

 公明党の山口那津男代表も首相の記者会見に先立ち、4日の党の仕事始め式で「今週以降、どう行動していったらいいのか。国民の行動や心構えをどうするかについて予測が立つような決定を期待したい」と言及し、政府に追加対策を促していた。

 もっとも、政府が昨年11〜12月に設定した「勝負の3週間」後も感染者の増加傾向に歯止めがかからず、大規模な人の移動が予想される年末年始への危機感は政府・与党内で広く共有されていた。自民中堅は「もっと早く宣言を出して勝負をかけるべきだった」と指摘。「それなのに首相はステーキ店で食事して、小池百合子東京都知事と意地の張り合いをして、結局後手に回った」と首相の対応を痛烈に批判した。

 今年は10月に衆院議員の任期が満了となるため、秋までの間で衆院選が行われることが確定している。だが、菅内閣の支持率は感染再拡大に伴い下落傾向にあり、自民党関係者は「支持率が下がりすぎると『菅降ろし』になりかねない」と頭を抱えた。【飼手勇介、遠藤修平、東久保逸夫】

6060チバQ:2021/01/05(火) 13:11:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/2cd26b711f1703d230f7fda77eed09bd01d15e0d
1800万円受領の「吉川貴盛元農水相」も二階派 なぜクズ議員ばかり集まるのか【リスト付き】
1/5(火) 11:00配信
“呉越同舟”の弊害

吉川貴盛・元農相と、二階俊博・自民党幹事長
 朝日新聞は1月1日、1面トップに「吉川氏に現金、さらに1300万円 農水相在任前後に 鶏卵業者供述」の記事を掲載した。(註:デイリー新潮の表記法に合わせ、全角数字を半角数字に改めた。以下同)

 ***
 記事の冒頭部分を引用させていただく。

《自民党衆院議員だった吉川貴盛・元農林水産相(70)=北海道2区、議員辞職=が大臣在任中、鶏卵生産・販売大手「アキタフーズ」(広島県福山市)の前代表(87)から計500万円を受領した疑いがある事件で、前代表が東京地検特捜部の任意聴取に、大臣在任の前後にも計1300万円を渡したと供述していることがわかった。特捜部は出金記録や前代表のスケジュール帳を照合して授受の日付を特定し、総額は2015〜20年の14回で計1800万円になるとみている模様だ》

 吉川元農相が、ここ最近は特に世論の批判を浴びている二階派(志帥会)で、事務総長という要職を務めていたのをご存知だろうか。政治担当記者が解説する。

「吉川氏は北海道議を経て1996年に衆議院議員として初当選を果たし、当選6回のベテラン議員でした。しかしながら、そのうち比例復活が2回あり、復活もできずに落選したことも2回あります。北海道は旧民主党の強い地域とはいえ、決して選挙に強いタイプの政治家ではありませんでした。そんな吉川氏の議員人生を変えたのが、二階派への“移籍”だったのです」
“寝業師”の面目躍如

二階派議員の不祥事【1/2】
 吉川元農相は初当選を果たすと、「平成研究会」に所属した。今の会長は竹下亘・元自民党総務会長(74)だが、当時は後に首相となる故・小渕恵三氏(1937〜2000)が会長を務めていた。

 2009年8月に吉川元農相は落選すると、9月に額賀福志郎・元財相(76)が会長に就任した。

「落選した吉川氏が地元北海道で無聊をかこっていても、額賀さんは全く面倒を見てくれなかったそうです。ところが二階俊博・自民党幹事長(81)は、わざわざ北海道まで足を運ぶこともあったほど、何かと心を配ってくれた。その嬉しさは相当なものがあったようで、吉川氏は国政に復帰すると、額賀派から無派閥を挟んで二階派に移りました。完全な二階シンパになっていたのです」(同・政治担当記者)

 二階派と言えば、“数は力なり”を地でいくように、自民党の他派閥や、他党の議員でも貪欲に受け入れてきたことで知られる。

 2019年には、旧民主党政権で環境相などを務めた無所属の細野豪志衆院議員(49)を特別会員として受け入れ、物議を醸した。

 この拡大路線が、二階派の影響力を高めてきたことは事実だ。毎日新聞は20年10月、「自民党:存在感増す二階派 人事巡り首相が重用 『やり過ぎ』他派閥は警戒 自民党」の記事を朝刊に掲載した。

大半が問題議員!?
 記事には吉川元農相の名前も登場する。毎日新聞は二階幹事長が《菅政権誕生への流れを作った》とした上で、菅義偉首相(72)が人事で二階派を優遇したことを指摘した。

《二階派で入閣待機組の筆頭だった平沢勝栄復興相の初入閣をかなえ》、《新設した選対委員長代行に吉川貴盛元農相を登用するなどした。無派閥の首相を支える二階派は「事実上の総裁派閥」(党関係者)ともささやかれ、国会でも金田勝年元法相を衆院予算委員長に押し込んだ》

「二階幹事長の面倒見がいいのは有名な話です。北海道で落選に泣かされてきた吉川元農相が大臣を務めるほど“出世”したのも、二階派に所属したためです。とはいえ、二階派は政策通が少なく、利権屋が多い“烏合の衆”であることは否定できません。来る者拒まずで、理念ゼロの問題議員も受け入れますから不祥事が多い。結果として自民党内からも嫌われることになります」(前出の政治担当記者)

 産経新聞は18年10月、朝刊に「入閣へ、寄らば二階派 改造で閣僚2人増…『移籍組』も 領袖手腕に羨望の声」との記事を掲載した。

 この記事に登場する二階派議員は、大半が後に問題を起こしている。具体的には吉川元農相と同じように額賀派から移籍した桜田義孝・元五輪相(71)、谷垣グループ(有隣会)で活動していた今村雅弘・元復興相(73)、岸田派に所属していた福井照・元沖縄北方担当相(67)──という面々だ。

6061チバQ:2021/01/05(火) 13:11:44
逮捕から男女問題まで
 表にまとめてみたので、ご覧いただきたい。問題の重要性から最初に逮捕や書類送検された議員から記載しているが、その数が何と3人もいる。
 今村元復興相は17年4月4日の閣議後に開かれた記者会見での発言も物議を醸した。

 原発事故での自主避難者への住宅の無償提供が打ち切られたことを、厳しく質問したフリージャーナリストに向かって「なんで無責任だって言うんだよ。撤回しなさい」、「二度と来ないでください、あなたは」と感情的に噛みついたのだ。特にテレビのニュース番組でオンエアされた様子をご記憶の方も多いだろう。

 2番目の表は、男女関係で主に週刊誌に批判された議員を集めた。ちなみに二階派に“入会”する前だが、FRIDAYが細野元環境相と山本モナ(44)の不倫を報じ、キス写真が掲載された過去があるのも興味深い。

 表には含めなかったが、朝日新聞は1月3日、「西川元農水相にも1500万円超 在任中含む7年間 鶏卵業者供述」との記事を掲載した。

 アキタフーズが《西川公也(こうや)・元農水相(78)にも2014〜20年の7年間で1500万円超を渡したと供述していることがわかった》と報じたものだ。

 この西川元農相は12年、二階派の事務総長に就任している。だが17年の総選挙で落選。内閣官房参与に任命されていた。
問われる首相の態度
 また二階派は、片山さつき・元地方創生担当相(61)のように政治資金収支報告書の不記載などが報じられた議員も目立つ。

 ちなみに片山氏は委員会採決の無断欠席や、自身が委員長を務める参議院外交防衛委員会理事懇談会に2回も遅刻したことが話題になったこともあった。

「菅さんは昨年12月、二階さんや芸能人などと高級ステーキ店で会食を行ったことを報じられ、支持率を落とす原因の1つとなりました。少なくとも官房長官時代、菅さんは世論に極めて敏感でした。本来なら断った会食だと思いますが、二階さんの開いた会なので、出席せざるを得なかったということでしょう」(前出の政治担当記者)

 とはいえ、菅首相は仮にも一国のトップだ。二階幹事長に“コントロール”されていると世論に見なされるのは屈辱的であり、内閣支持率や国政選挙にも影響を及ぼしかねない。

「二階さんに唯々諾々と従ってしまえば、それこそ自民党内における求心力低下にもつながりかねません。菅さんがどれだけ二階さんと是々非々で対峙することができるか、今後の政権運営に大きな影響を与えるといっても過言ではないのです」(同)

週刊新潮WEB取材班

2021年1月5日 掲載

6062名無しさん:2021/01/05(火) 22:45:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/17dcaa89cb342a03231eb30feac19eb6251c73b9
政府に不満「小池氏の失政」 首相は「やんなきゃいけない」…宣言発令要請で急転
1/4(月) 21:35配信

 菅義偉首相は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言発令の検討を表明した4日の記者会見で、東京都を中心とした首都圏の「対策不足」に不満をにじませた。政府は経済的打撃が大きい宣言発令の回避に腐心してきたが、都の協力が得られず発令もやむなしと判断した。

 「北海道、大阪府など時間短縮を行った県は結果が出ている」

 首相は4日の記者会見で、より厳しい営業時間短縮を飲食店に要請している自治体では新型コロナの新規感染者数が下降していると説明し、返す刀で首都圏は「減少せずに高い水準になっている」と指摘した。東京都などが適切な措置を取れば、事態は変わっていたとの思いがにじんだ。

 首相は先月25日の記者会見で緊急事態宣言の発令に慎重姿勢を崩さなかった。水面下では宣言発令を検討していたが、31日に発令の可能性を記者団に問われた際も回答を避けた。別の政府高官も今月2日午前の時点で即時発令は「全くの間違い」と語っていた。

 そうした矢先に東京都の小池百合子知事ら1都3県の知事が2日午後、政府に宣言発令を要請した。小池氏は逼迫する東京都の医療体制に危機感を強めており、首相の耳にも医療現場が厳しい状態にあるとの報告も入っていた。そして3日夕、担当閣僚を首相公邸に集め、30分ほど報告を受けた後に首相は告げた。

 「やんなきゃいけないんじゃないか」

 飲食店への時短要請の権限は都道府県にある。東京都は飲食店側の反発で逆効果になりかねないとして「午後8時まで」の要請をせぬまま感染が広がり、政府がその後始末をする形となった。こうした経緯に首相周辺は「飲食店を午後8時で閉じればいいのにやっていなかった。小池氏の失政だ」と不満をあらわにした。(杉本康士、千田恒弥)

https://news.yahoo.co.jp/articles/ad033ec1656ea40c9b6e5b416f672c4a3d132c6b
二階氏、五輪「開催しないお考え聞いてみたいぐらいだ」
1/5(火) 12:56配信

 自民党の二階俊博幹事長は5日の役員会後の記者会見で、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けて今夏に延期された東京五輪・パラリンピックについて、「自民党として開催促進の決議をしても良いくらいに思っている」と述べ、開催に向けて強い意欲を示した。

 新型コロナ対応の特別措置法に基づく緊急事態宣言をめぐるやりとりなどの後、東京五輪・パラリンピックについても聞かれた。二階氏は開催すべきだと考える理由を問われると、「開催しないということのお考えを聞いてみたいぐらいだ」と強調。そのうえで、「スポーツ振興は国民の健康にもつながる。大いに開催できるように努力するのは当然のことだと思っている」と述べた。

朝日新聞社

6063名無しさん:2021/01/05(火) 22:59:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/4944269ac66991d5e99f993cbbcdf561ebecb37f
菅首相、本格政権への移行狙う、コロナ・経済・五輪が左右―2021年政局展望
1/5(火) 11:30配信

nippon.com
水島 信

菅政権は、自民党総裁と衆院議員の任期切れが迫る2021年を迎えた。コロナ下での五輪・パラリンピックも予定されている。首相は解散・総選挙の時期をいつと見定めるのか、政権基盤を固められるか、そして野党は―。現役政治記者が解説する。

衆院選、夏か五輪後か
2021年は9月末に菅義偉首相の自民党総裁任期が切れ、10月21日には衆院議員の任期が満了、政局が大きな節目を刻む年となる。衆院選で勝利し、自らの総裁再選を勝ち取って本格政権への移行を狙う首相は、新型コロナウイルス感染抑制と経済再生に全力を挙げつつ、衆院解散のタイミングを探る。

1年延期されて今夏となった東京五輪・パラリンピック大会に関しては、万難を排して開催を目指すことは言うまでもない。五輪実現により「新型コロナに打ち勝った」とアピールし、政権に勢いをつけることができるからだ。ただ、感染状況と経済情勢の行方は見えず、不確定要素は多い。

2020年9月の発足後の内閣支持率が高かったこともあり、自民党内には早期解散を求める声があったが、首相はコロナ対応を優先。この流れで、1月18日召集の通常国会冒頭の解散も見送られる。これにより、解散・総選挙のタイミングはおおむね▽21年度予算が成立する 3月末から東京五輪が開幕する7月23日までの間▽東京パラリンピックが閉幕する9月5日から衆院任期満了までの間―に絞られる。

首相は感染状況などの諸要素を勘案しつつ、自らにとってベストの時期の解散を模索するが、政府・与党内には「五輪・パラリンピックの後の9月以降が基本線」とみる関係者が多い。「仕事師」を自認する首相はコロナ対策に加え、デジタル庁創設や携帯電話料金の値下げで指導力を発揮、五輪も成功させた上で解散するシナリオを描いているとみられる。

もちろん、秋に解散を先送りするのはリスクも伴う。観光支援策「Go Toトラベル」の継続にこだわって事業見直しの判断が遅れ、コロナ感染の拡大を防げなかったことで、菅内閣の支持率は下落。自民党の吉川貴盛元農林水産相が鶏卵生産大手企業の元代表から現金提供を受けていた疑惑が浮上したことや、安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前夜祭の開催費用を補填(ほてん)していた問題でも逆風が吹く。

選挙基盤の弱い自民党若手の中からは、「支持率が落ち切る前に解散してほしい」という声が上がるが、首相周辺は「『働く内閣』を名乗る以上、解散は一定の実績を残した後だ」と語る。

通常国会で首相は、「15カ月予算」として編成した20年度第3次補正予算案と、21年度予算を3月末までに成立させた後も、法案審議にまい進するだろう。政府が今年の早い段階での接種開始を目指す新型コロナのワクチンが想定以上の効果を発揮し、感染への不安が払しょくされるようなら首相がこのタイミングでの解散に踏み切ることもあり得るが、そうでなければデジタル庁創設の関連法案や、規制改革のための関連法案を成立させることを優先する意向とみられる。

重要法案を仕上げた後であれば、国会終盤の6月中旬の解散が視野に入る。しかし、この時期になると7月23日の五輪開幕が近づいてくる。また、このタイミングなら7月22日に任期満了となる東京都議会議員の選挙と同日選となる可能性がある。都議選を国政選挙なみに重視する公明党が同日選には慎重だ。東京五輪の直前でもあることから、この時期に政治空白が生じることへの懸念もある。

ただ、首相は公明党の支持母体の創価学会と太いパイプを持つとされる。新型コロナがある程度収束し、五輪開催が確実となっているようなら、首相が公明党・創価学会と話をつけて解散に打って出る展開は否定できない。東京都議選との同日選となる場合は、6月上・中旬に解散し、7月4日投開票とする日程などが取りざたされている。

そして、最も確率が高いとみられているのが9月5日に東京パラリンピックが閉幕した後の秋解散。9月末の自民党総裁の任期切れが迫っていることから、首相がどのような政治日程を組み立てるのかが焦点となる。先に衆院選を戦い、勝利すればその後の総裁選は無投票での再選が濃厚だ。総裁選を先に設定すれば、首相を含むリーダー候補による選挙で自民党の支持率が上がり、衆院選を有利に戦えるとの計算が働く。

6064名無しさん:2021/01/05(火) 22:59:24
>>6063

「ポスト菅」、自民内力学も作用
もっとも、新型コロナの行方は不透明で、政権に都合よくことが運ぶとは限らない。感染が拡大して五輪開催を断念せざるを得ず、経済に急ブレーキが掛かるといった事態になれば、首相には相当の逆風が吹いているはずだ。

支持率が著しく落ち込むようならば、首相の総裁再選にも黄信号がともる。その場合、「ポスト菅」には誰が浮上するのか。現時点では衆目が一致する次期首相候補は絞られていない。昨年9月の総裁選で首相に敗れた岸田文雄前政調会長、石破茂元幹事長はともに求心力を回復できていない。決め手には欠くものの、「選挙の顔」として河野太郎行政改革担当相や小泉進次郎環境相らへの党内の期待が高まることも考えられる。安倍前首相や麻生太郎副総理兼財務相は、茂木敏充外相の手腕を評価しているとされる。

派閥に所属していない首相は、昨年の総裁選では岸田派、石破派を除く主流派閥の支持に乗って勝利したが、党内基盤は盤石とは言えない。今、首相は二階俊博幹事長を厚く信頼して党務と国会運営を委ねているが、党や政府の人事で二階派優遇の「我田引水」が目立つ二階氏に対しては、他派閥からの不満が高まっている。

首相が二階氏を重用した政権構造を貫くのか、細田派や麻生派などに軸足を移すのかにより次期総裁選の構図は変わり得る。首相は感染症と経済情勢、自民党内の力学に目配りしつつ、政権を運営していくことになる。

立憲、共闘にジレンマ
野党第1党の立憲民主党を率いる枝野幸男代表にとっても2021年は勝負の年だ。昨年9月、旧立憲と旧国民民主党が合併し、90人規模から150人規模に議員数は拡大した。安倍前首相に対しては森友学園問題や「桜を見る会」問題、菅首相には日本学術会議の会員任命拒否問題などを取り上げ、政権批判路線をひた走った立憲だが、政党支持率は上向いていない。政権を厳しくチェックする役割こそ果たしているが、現実的な対案を提示できていない点が、支持率の伸び悩みにつながっているのではないか。

立憲内部では、「脱原発」政策で所属議員間に温度差が残っており、基本政策の擦り合わせが喫緊の課題だ。枝野氏は21年も、新型コロナ対策での政府の不手際、自民党議員に関する「政治とカネ」の問題で菅政権を揺さぶっていく方針だが、党の足場を固めて政権担当能力を有権者に示すことも求められる。

次期衆院選に関しては、289ある衆院小選挙区で可能な限り与党候補vs 野党候補の「1対1」の構図をつくり、野党の共倒れを防ぐのが枝野氏の戦略で、共産党を含めた野党共闘の構築を目指す。ただ、共闘効果は未知数だ。立憲は20年中、宇都宮市長選、東京都荒川区長選などで共産党と同じ候補を推薦したが、こうしたケースでは敗北が続き、結果は残せていない。「共産党が運動すればするほど、保守票は逃げる」(自民党中堅)との指摘もあり、野党共闘はジレンマも抱える。

【Profile】
水島 信 MIZUSHIMA Makoto
時事通信社解説委員。1967年生まれ、千葉県出身。91年3月早稲田大学第一文学部卒、同年4月に時事通信社に入社し内政部、静岡総局を経て政治部。高知支局長や政治部長を歴任後、2020年10月から現職。政治部では首相官邸、自民党、民主党、外務省などを担当。2回目の小泉訪朝(2004年)や北海道洞爺湖サミット(08年)、伊勢志摩サミット(16年)などを取材した。福田政権、麻生政権、野田政権下で官邸キャップを務めた

6065名無しさん:2021/01/05(火) 23:29:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/3cfc2df8530420ae4c798c15b7e5276859ee7c9a
二階氏、広島3区対応「慎重に協議」 自民県議の扱い「申し述べる段階にない」
1/5(火) 19:59配信

 自民党の二階俊博幹事長は5日の記者会見で、党広島県連と公明党がともに候補者擁立を目指す次の衆院選広島3区への対応について「慎重に協議している」と述べ、具体的な方針を示さなかった。党県連が公認に向け党支部長にするよう党本部に申請した新人の石橋林太郎県議の扱いは「申し述べる段階にない」とした。

 広島3区では公明党が斉藤鉄夫副代表(比例中国)の公認を決定。自民党県連は公募で石橋氏の擁立方針を決め、与党分裂選挙の懸念が強まっている。

 二階氏は「勝てる候補者を出して必ず勝利する」と語ったものの、どちらを与党候補とするかは「県連の意向を十分尊重して対応したい」と明言しなかった。

 広島3区には、立憲民主党が新人で元会社役員のライアン真由美氏、NHKから自国民を守る党が新人で党広報担当の新藤加菜氏を立てる。大規模買収事件で自民党を離党し、東京地裁で公判中の現職河井克行元法相の態度は分かっていない。

中国新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/2df3ed0a0f152852a73a6bafd1c26cfebd15e508
ワクチン、自民・二階氏も率先接種 加藤官房長官は明言避ける
1/5(火) 15:11配信

 自民党の二階俊博幹事長は5日の記者会見で、新型コロナウイルスのワクチンを率先して接種するかを問われ、「当然のことではないか」と応じた。

 政府は2月下旬の接種開始を目指して準備を進めており、菅義偉首相は4日の会見で「率先して接種する」と述べていた。

 一方、加藤勝信官房長官は5日の会見で、接種について「科学的知見に基づいた正確な情報を政府としても発信し、国民がしっかりと判断していただけるようにしていきたい」と述べた上で、自身の対応は「そうした環境が整うならば適切に対応していきたい」と明言を避けた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d7b45a0929c43386105ea548c118a3325e5df321
自民・二階氏「党派超えて哀悼の意」 立民・羽田氏の死去で
1/5(火) 13:21配信

 自民党の二階俊博幹事長は5日午前の記者会見で、昨年12月に新型コロナウイルス感染症によって急逝した立憲民主党の羽田雄一郎参院幹事長について「党派を超えて心から哀悼の意を表したい。私はご尊父と大変親しい関係にあっただけに、大変残念に思っている」と語った。

 今後の新型コロナ対策については「議員であろうがなかろうが、国民の皆さんの健康をコロナから守ることが最大の責務だ。政府と党が総力を挙げて立ち向かっていきたい」と述べた。

6066名無しさん:2021/01/05(火) 23:33:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/cba4cec39fc3b56fd258c910e11f424c753f59de
2021年総選挙予測 自民公明の大物苦戦で「自公協力」に亀裂も
1/5(火) 16:05配信

 政治への失望がこの国を覆っている。国民は菅義偉・首相のコロナ感染対応に期待を裏切られ、新年を迎えても不安をかき立てられるばかりだ。そんな中、日本は総選挙の年を迎えた。衆議院は10月に任期満了を迎え、それまでに総選挙が行われる。4年ぶりに有権者の1票で政治を変えるチャンスが巡ってくるのだ。

 本誌・週刊ポストは選挙情勢分析に定評のある政治ジャーナリスト・野上忠興氏の協力を得て、小選挙区、比例代表を合わせた全選挙区の情勢を独自に分析し、当落予測を行なった。すると結果は、自民党は40議席減らして過半数ギリギリの242議席、公明党は1議席減、野党は立憲民主党が20議席以上増やして137議席、共産党も5議席増、日本維新の会は21議席に倍増となった。

 ここでは、各選挙区のポイントを見ていこう。

「1区現象」が再び発生
 与党が大敗する時には、各都道府県の1区で自民がドミノ的に野党に議席を奪われる現象が起きる。都市部の無党派層が自民批判に動くからだ。今回もその兆しがある。

「前回自民党は35府県の1区で勝利したが、このうち20選挙区で接戦になっており、すでに8選挙区では野党が逆転の情勢です」(野上氏)

スキャンダル議員は“討ち死に”
 続発する政界不祥事に対する有権者の視線は一段と厳しい。

 自民党系ではカジノ汚職の秋元司氏(東京15区)、選挙区内でカニやメロンを配っていた菅原一秀・元経産相(東京9区)は大苦戦。北海道2区では鶏卵汚職の事情聴取前に議員辞職した吉川貴盛・元農水相の後任を決める補欠選挙が4月に行なわれるが、自民党の議席維持は絶望的。総選挙でも連敗の可能性が高い。

公明党大物苦戦で自公協力に亀裂
 広島では河井克行・案里夫妻の選挙買収事件の影響が深刻だ。河井氏の3区には公明党から斉藤鉄夫・副代表が出馬し、初の小選挙区議席を狙う。だが、自民党県連は県議を擁立する構えで自公対決の可能性もある。たとえ自公が斉藤氏に候補を一本化しても情勢は厳しい。

「自民の広島県連は斉藤支援に動かないでしょう。公明党は比例との重複立候補を認めていないため、事実上、党ナンバー2の副代表落選の危機です。そうなれば公明党は各地の自公協力の手を抜き、全小選挙区で自民候補が票を減らす状況になりかねない」(野上氏)

自民党大物落選続出か
 自民大物の落選続出も予想される。現職閣僚で当落線上にあるのは平井卓也・デジタル改革相、萩生田光一・文科相、上川陽子・法相、派閥領袖では石原伸晃・元幹事長なども、野党が候補の一本化を行なえば途端に苦戦に陥りそうだ。長老組では82歳の伊吹文明・元衆院議長、80歳の竹本直一・元IT担当相も“老害批判”にさらされ安泰ではない。

“下剋上”現象
 自民大物同士の“共食い”選挙区として注目されるのが山口3区。二階派会長代行の河村建夫・元官房長官の地元に、岸田派のニューリーダー林芳正・元文科相が参院から鞍替え出馬する構えだ。

「総理・総裁を目指し衆院に鞍替えしたい林氏は後戻りできない。どちらも政治家生命をかけた戦いになるが、情勢は、山口県9人目の首相候補として地元の期待が高い林氏が優勢です」(野上氏)

 他にも静岡5区(吉川赳氏VS細野豪志氏)、新潟2区(細田健一氏VS鷲尾英一郎氏)で野党から自民に鞍替えした議員が自民現職と戦う分裂選挙となりそうだが、立憲民主の新人が“漁夫の利”を得る可能性もある。

選挙情勢分析/野上忠興(政治ジャーナリスト)

※週刊ポスト2021年1月15・22日号

6067チバQ:2021/01/06(水) 10:05:32
>>6066
ここまでひどいコタツ記事でお金貰えるんだもんなあ

6068チバQ:2021/01/06(水) 10:07:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/81f20a2cdbef5c3f4df30537c0465f9492dea0f2?page=2
「ポスト菅」抗争が本格化 本命・岸田、対抗・河野、西村、大穴は…?〈週刊朝日〉
1/6(水) 8:02配信
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左上から時計回りに、安倍前首相、岸田前政調会長、、河野行革相、西村経済再生相 (c)朝日新聞社
 21年の日本の政治も、大荒れが確実だ。新型コロナウイルスの対応に批判が集まる菅義偉政権は、昨年9月の発足時に65%あった支持率が12月に39%まで急落した(朝日新聞社世論調査)。官邸関係者は言う。

【写真】二階幹事長が推す大穴は?
「雑談をしていても、自然と『菅さんの後の総理は誰か』という話になる。菅首相がこれから国民の支持を取り返すのは難しいとみんな思っているんでしょうね」

 菅首相の自民党総裁としての任期は9月末まで。10月21日には衆院議員の任期満了を迎える。この二つの政治イベントをどう乗り切るかだが、先行きは暗い。新型コロナの感染者は増え続け、経済の先行きや五輪の開催も危ぶまれる。1月18日召集予定の通常国会でも安倍晋三前首相の「桜を見る会」前夜祭疑惑や吉川貴盛元農相の鶏卵疑惑が追及されるのは確実だ。政治評論家の小林吉弥氏は言う。

「菅内閣も疑惑の影響を避けられない。支持率が30%を切れば、政権維持に赤信号が灯る。最短で3月末の予算成立と引き換えに退陣表明という可能性も出てきます」

“3月危機”を乗り切っても難関が待ち構える。4月25日には吉川元農相の辞職に伴う衆院北海道2区の補欠選挙が、6月下旬から7月上旬には東京都議選が予定されている。惨敗すれば、菅おろしが始まりかねない。

 そこで注目されるのは「ポスト菅」の行方だ。次期首相に最も近いのは誰なのか。ジャーナリストの二木啓孝氏は言う。

「本来ならば石破茂元幹事長が適任だが、自民党内には反石破の議員が多い。細田派の下村博文政調会長は党内でも保守色が強すぎで、茂木敏充外相は竹下派から支持を得られるかわからない。3人とも党をまとめるのは難しく、消去法で前回の総裁選で惨敗した岸田文雄前政調会長が“とりあえず”の次期首相の本命になっている」

 だが、岸田氏の地元である広島では、河井克行元法相が離党して「空白区」となった衆院広島3区の候補に、公明党が斉藤鉄夫副代表を公認。自民党候補の擁立を望む岸田氏は「まったく理解できない」と反発したが、党本部は斉藤氏を支援する方向で調整を進めている。こうした「政治力の弱さ」もあり、「選挙の顔にはならない」(自民党議員)との声も根強い。

6069チバQ:2021/01/06(水) 10:07:20
 こうした状況を受け、ささやかれてきたのが安倍前首相の再登板説だ。だが、「桜を見る会」前夜祭について国会で虚偽の答弁をしていたことが判明し、流れが変わった。

 党内からは厳しい対応を求める声があがる。ある自民党幹部はこう語る。

「安倍さんの議員辞職で支持率低下の歯止めをかけてほしいと考える議員は党内にかなりいますよ」

 一方で、安倍氏が復活する「ウルトラC」の道は残されているという。

「議員辞職したら補欠選挙となるが、自民党は反省するとして、候補を擁立しなければいい。解散総選挙で再度、安倍氏が出れば確実に勝つ。禊ぎはそれで済む。安倍氏の再々登板の待望論ももう一度、盛り上がるはずだ」(前出の自民党幹部)

 こうしたドタバタの中、一気に世代交代が進むことも考えられる。有力視されるのは、「ハンコ廃止」で人気を集めて選挙の顔になりそうな河野太郎行政改革相だ。昨秋の総裁選では出馬を模索したが、派閥の長である麻生太郎氏が菅氏を支持したため断念した経緯がある。ただ、「党三役も経験していない。総理になるのはまだ早い」(自民党関係者)との声も根強く、麻生氏を口説き落とせるかも不透明だ。

 コロナ対策で前面に出ている西村康稔経済再生相も知名度を上げているが、部下の官僚たちからの人望はイマイチだという声もある。

「総理への野望が強すぎて人がついてこない。自己顕示欲が強すぎる」(官邸周辺)

 所属する最大派閥・清和会からは下村氏や稲田朋美元防衛相も総裁選に意欲を見せており、派内をまとめられるかも課題だ。そこで“大穴”として名前が出ているのが、野田聖子幹事長代行だ。前出の小林氏は言う。

「コロナ対策では、ドイツのメルケル首相や台湾の蔡英文総統など、女性リーダーが評価された。現時点では次期首相の本命は岸田氏だが、選挙で勝つことを考えるなら、二階俊博幹事長が“日本初の女性総理”として野田氏を推す可能性もある」

 そもそも、こうして多くの名前が乱れ飛ぶ背景には自民党の人材難がある。その理由について、二木氏はこう解説する。

「安倍政権の7年8カ月で財務相は麻生氏、官房長官は菅氏がずっと担ってきた。16年からは二階氏が幹事長を続けている。重要ポストに重鎮が座り続けて次世代の政治家が競争する場がなかったことが、今の状況につながっている」

(本誌・西岡千史/今西憲之)

※週刊朝日  2021年1月15日号

6070チバQ:2021/01/06(水) 14:08:22
>>6059
>自民党の森山裕国対委員長は4日、記者団にそう語った。森山氏は多人数会食の自粛など従来の政府要請について「一部協力いただけない方もおられるようだ」と指摘。

「一部の方」とは誰を指すのか具体的に言って欲しいところだ

6071チバQ:2021/01/06(水) 17:10:06
医師会長が名指ししたw

【速報】「国会議員の夜の会食控えて」 日本医師会会長が言及
1/6(水) 16:12配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/e1f4e51a4e8bb96bdfb742548c922f25cb7f2189
日本医師会の中川会長は、今後も新型コロナウイルスの感染が拡大した場合、緊急事態宣言を全国的な発令の必要性もあると指摘し、まずは国会議員全員が、夜の会食を控えて、国民に模範を示すべきだと提案した。

日本医師会・中川会長「今回の緊急事態宣言は、1都3県に限定したものだが、今後の感染拡大の状況によっては、全国的な発令も考えなくては」、「緊急事態宣言下においては、人数にかかわらず、全国会議員の夜の会食を全面自粛しては。国会議員に模範を示してもらいたい。『まず隗(かい)より始めよ』です。新年迎えたここで仕切り直して、再び連帯感、危機感、緊張感を持っていきたい」

中川会長は、日本医師会として、早ければ2月下旬から接種がはじまるワクチンの接種体制構築の準備を進めていると述べた。

6072チバQ:2021/01/06(水) 17:14:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/4f87fc8752d87f0827dd833fc448d3aac5217363
議員会食、夜8時まで4人以下想定 医師会から疑問視も
1/6(水) 16:24配信




会談に臨む自民党の森山裕国対委員長(右)と立憲民主党の安住淳国対委員長=2021年1月6日午前9時59分、国会内、恵原弘太郎撮影
 自民党の森山裕国会対策委員長と立憲民主党の安住淳国対委員長は6日、国会内で会談し、緊急事態宣言下での国会議員の会食について、ルールづくりを行うことで合意した。会食は「夜8時まで」「参加人数を4人以下」とすることを想定しているが、日本医師会は議員の会食自体を疑問視している。

 与野党は近く、衆参両院の議院運営委員会の理事会で、申し合わせる方針だ。対象は、宣言が出される東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県での会食。

 議員の会食をめぐっては、菅義偉首相と自民の二階俊博幹事長らが昨年12月14日、都内のステーキ店で5人以上での会食を行い、批判を浴びた。安住氏は6日、記者団に「国民のみなさんの厳しい目もある。ルール化は必要だ」と世論を意識した措置であることを認めた。

 森山氏も「自主判断だと批判を受けることもある。かといって、議員活動のなかで、まったく人と会わないことは無理があるし、会食があることも不自然な話ではない。やはり人数を決めていた方がわかりやすいのではないか」と語った。

 一方、日本医師会の中川俊男会長は同日の会見で国会議員の会食ルールづくりを念頭に、「4人以下の会食なら感染しないとお思いなら間違い」と批判した。そのうえで、国民の一部に生じた緩みの解消につながるとして、「緊急事態宣言下では国会議員の夜の会食を、人数にかかわらず全面自粛してはどうか。国会議員に範を示して頂きたい」と語った。
朝日新聞社

6073チバQ:2021/01/07(木) 08:36:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/097b4e05ce5663d77f4d09cf88c51b15dd7f46e0
自民・下村氏「補選負ければ政局に」 党内に波紋広がる
1/7(木) 5:00配信




自民党の下村博文政調会長
 自民党の下村博文政調会長は5日のBS番組で、4月25日に投開票が予定される衆院北海道2区と参院長野選挙区の補選について、「自民党が両方負けるとなったら政局になる」と語った。新型コロナウイルス感染拡大などで菅政権の支持率が落ちるなか、与党幹部の「政局」発言に、自民党内に波紋が広がっている。

 下村氏は番組で、補選について「二つで負けることが今後の菅政権にとって大ダメージになる」との認識を示した上で、政局になる可能性について触れた。「補選の時に解散総選挙もあるかもしれない」とも語った。

 衆院北海道2区は、大手鶏卵生産・販売会社からの現金授受疑惑を抱える吉川貴盛元農林水産相の議員辞職、参院長野選挙区は、立憲民主党の羽田雄一郎参院幹事長の急死に伴い、それぞれ実施がきまった。いずれも野党の強い地域で、自民にとって苦戦が予想される。

 下村氏による「政局になる」発言に対し、同党の森山裕国会対策委員長は6日、記者団に「選挙に負けたから政局になるということはありえない。選挙は勝利をするべく戦わなくてはならない」と火消しに追われた。
朝日新聞社

6074チバQ:2021/01/07(木) 08:37:35
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自民・二階幹事長に“ポスト菅義偉”プラン「野田聖子首相で解散総選挙!」
1/7(木) 6:06配信
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2020年12月14日、王貞治ソフトバンクホークス会長や俳優の杉良太郎、みのもんたらと菅首相の “ステーキ会食” を主催した二階氏
「『菅さんでは、もう総選挙を戦えない』と判断したなら、二階さんは手のひらを返して “菅降ろし” を始めるよ。遅くも9月までには解散総選挙を打たないといけないが、内閣支持率の下落が止まらなければ、とても戦えない。“新しい選挙の顔” を立てる必要性が高まってくる」

【写真あり】永田町でウワサの“菅降ろし”の声に総理は「最近元気がない」

 そう話すのは、ある自民党のベテラン議員だ。
 菅義偉首相(72)を擁立し、いまや飛ぶ鳥を落とす権勢となった二階俊博自民党幹事長(81)が、内閣支持率の下落が止まらない菅首相を見限って、新たな “選挙の顔” を立てる――。そんな噂が新年早々、永田町に流れている。

「二階さんが野田聖子幹事長代行(60)を、“ポスト菅” として担ぐという話で、党内は持ちきりです。中止されたGoToキャンペーンの旗振り役だったのに、二階さんは支持率下落を自分の責任だとは、まったく感じていません」(自民党関係者)

 野田氏といえば、2015年の総裁選で出馬に意欲を見せたが、立候補に必要な推薦人20人が集まらずに断念。しかし、「党内外の女性政治家から根強い支持を得ている」(自民党幹部)ともいい、女性初となる総理総裁への挑戦は明言しつづけてきた。

 2020年12月の国民民主党代表選に、当選1回生である伊藤孝恵参院議員(45)が出馬。この件を記者に問われた野田氏の反応に、ある自民党議員は本音を垣間見たという。

「このとき野田さんは、『ちょっと嫉妬した。いいな〜、推薦人を集めなくても出馬できるだなんて』とこぼした。推薦人集めに苦労してきたので、うらやましがっていました」(野田氏に近い議員)

 そんな野田氏に、“キングメーカー” 二階氏の援護射撃という、千載一遇のチャンスがめぐってきたわけだ。政治アナリストの伊藤惇夫氏は、「二階さんと野田さんの関係は悪くない」と話し、こう続ける。

「昔から二階さんは、気の強い女性政治家を好みます。小池百合子東京都知事とも、良好な関係を維持していますよね」

 二階氏が野田氏を担ぎ出すのは、好悪からだけではない。

「背後に安倍(晋三前首相)さんや麻生(太郎副総理)さん、菅総理の影がちらつく河野太郎行革担当相や茂木敏充外相と違い、野田さんの強みは、大物政治家や主要派閥の色がついていないこと。

“初の女性首相誕生” なら、支持率低下にも歯止めがかかるし、総選挙だって有利に戦える。二階さんは、自公が与党でいられるなら、誰が総理総裁だってかまわないんだ」(前出・ベテラン議員)

 全国紙政治部デスクは、「露骨に二階氏が野田氏をかわいがっている」と話す。

「二階氏は、自分の代わりに野田氏をテレビの討論番組に出演させたりと、前任者の稲田朋美衆院議員よりも、メディアでの “出番” を明らかに増やしています」

 だが、野田氏の足元には不安な要素もある。

「2017年と2018年に『週刊文春』と『週刊新潮』が、夫は前科のある元暴力団員で、野田氏に働きかけて金融庁に圧力をかけた、と報じたんです。夫は名誉毀損で両社を提訴し、裁判は現在も続いている。2021年中に判決が下される見込みだが、野田氏にとっては楽観できないでしょう」(司法担当記者)

 ただ “キングメーカー”は、いっこうに気にしていない。

「二階さんは、『過去のことだし、罪は償っているのだから問題ない』と考えているようです」(前出・自民党関係者)
 
 政権発足から4カ月。早くも「ポスト菅」という言葉が飛び交い始めた。

(週刊FLASH 2021年1月19日・26日合併号)

6075チバQ:2021/01/07(木) 09:02:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/d98531555901ac403a3c9a9fbb80cd4483c1217c
議員会食ルール化、相次ぐ批判の声 自民党内に慎重論も
1/6(水) 21:20配信




会談に臨む自民党の森山裕国対委員長(右)と立憲民主党の安住淳国対委員長=2021年1月6日午前9時59分、国会内、恵原弘太郎撮影
 自民党と立憲民主党の国会対策委員長が合意した緊急事態宣言下での国会議員の会食ルールづくりについて、6日の衆院議院運営委員会の与野党理事の協議では結論が出せなかった。自民党の森山裕国対委員長が「夜8時まで」「参加人数4人以下」とするルール案に言及していたが、日本医師会が「全面自粛を」と求めるなど批判が出たためだ。7日にも改めて協議する見通しだ。

 インターネット上でも「国民にお願いするならまず議員が会食を控えて」「この危機に会食はおかしい」などと疑問の声が相次いだ。自民党内からも「議員の自主判断に任せるべきだ。4人以下なら会食がいいわけではない」(閣僚経験者)といったルールづくりへの慎重論が出始めている。
朝日新聞社

6076チバQ:2021/01/07(木) 13:20:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/6da1b70926d228aa3b0b048c8710dbd74699568a
「軍師不在」で「裸の王様」菅首相の機能不全
1/7(木) 12:03配信
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新潮社 Foresight(フォーサイト)
 東京都の小池百合子知事が政府に緊急事態宣言の発令を直接求めようとしていた元日。菅義偉首相はこう言って、突っぱねる姿勢を示していた。

「小池はやること(午後8時までの営業時間短縮要請)をやらずに求めることばかり。1都3県の足並みが揃わなければやらない」

 これを間接的に聞いた小池知事は、まず埼玉県の大野元裕知事に「一緒に西村(康稔・経済再生担当)大臣に直談判しよう」と電話で了承を取り付け、その後、神奈川県の黒岩祐治知事にも同行を求めた。

 こうして2日夕、千葉県の森田健作知事も合わせ、4知事で西村大臣と面会することになるのだが、菅首相は小池知事により着々と外堀を埋められていることを知らなかったという。彼らの動向に関する情報が入っておらず、西村大臣も菅首相に細かな説明をしていなかったのだ。

 結局、4日の年頭記者会見で緊急事態宣言の発令検討を表明せざるを得ない事態に追い込まれた菅首相は、小池氏の対応の「後手」という印象をぬぐえない。

 このところ、ちぐはぐな政権運営の原因として指摘されるのが、菅首相の「軍師」となるような調整役の不在だ。外部の危機を首相の耳に入れる側近が少なく、これが政権としてのチームワークの欠如にもつながっている。
「官邸がどうしたいのか分からない」
「官邸が一体どうしたいのかよく分からない。下村さんの発信ばかりが目立ち、正直困っている。特措法を本気でやるなら、こちらもそれ相応の準備が必要だ」

 自民党の森山裕国対委員長は12月17日、衆院本会議場の裏にある控室を密かに訪れた加藤勝信官房長官に不満をぶちまけた。

 自民党の下村博文政調会長がこの直前、コロナ対策を強化するための新型インフルエンザ特別措置法の改正議論をめぐり、次期通常国会で改正する意向を突然ぶちあげていた。

 森山氏は当初、政府側から「特措法に手を付けるのはコロナの収束後」と聞いていただけに、官邸の真意をつかもうと加藤氏を呼び出したのだ。

 現行の特措法では、感染防止策として飲食店などに休業要請したり外出を自粛するよう求めたりすることに、罰則規定がない。全国知事会などは感染対策の実効性を強めるため、罰則を加えた法改正を求めているが、私権制限を一気に強めることにつながるほか、休業を強いる見返りとしての金銭補償の定義など、随所に細かな制度設計も必要だ。

 自民党国対幹部は、特措法の改正は「通常なら1年以上かけて微細な議論をしなければならない案件」と説明する。

 今年は7月に東京都議選や東京五輪の開幕を控えるだけに、6月に会期末を迎える通常国会の大幅な延長は難しい。政府が当初、「改正議論は今回のコロナが収束した後」と考えたのはこのためだ。

 加藤氏は12月17日、森山氏に「政府はあくまで感染収束後に抜本的な法改正に着手するという立場だ」と重ねて説明したが、当の菅首相が数日後、次期通常国会で改正を目指す方針を講演などで表明し始めた。

 森山氏は、

「本気で特措法を仕上げるなら、次の国会の運営方法も相当工夫しなければならないのに、官邸はどうなっているんだ」

 と周囲に怒りをぶちまけたという。

機能していない官房副長官
「加藤氏が直接森山氏のもとを訪れた経緯には、もう1つ深刻な危機が隠れている」

 別の自民党国対関係者は、憤りながら政権のさらなる足並みの乱れを訴える。

 本来、官邸と自民党国対をつなぐ橋渡し役は、官房長官でなく、その下の官房副長官が行うはずだが、その役割を担うはずの坂井学官房副長官が機能していないというのだ。

 坂井氏は毎週自民党国対の朝の打ち合わせに参加し、政権の動きなどを報告している。しかし、この国対関係者によると、坂井氏は菅首相の初外遊となった2020年10月のベトナム・インドネシア歴訪の日程などを森山氏に詳細に伝えず、同月に始めた臨時国会の召集時期などが二転三転する原因となった。

 以後、森山氏と坂井氏との間はぎくしゃくし続けている。森山氏が加藤氏を直接呼んだのも、坂井氏への潜在的な不信感の裏返しと言える。

 坂井氏はもともと無派閥で、菅首相の側近グループ「ガネーシャの会」のリーダー的な存在だ。官房副長官となったのは、菅氏が同じ神奈川県選出で特に親しいことを見込んでのことだった。

 ただ、官房副長官は、自民党と官邸をつなぐ連絡係だけでなく、霞が関の省庁に細かな指示を下し、彼らの要望を首相に上申すべきものかどうかを振り分ける「下手な閣僚ポストより権限が集まりやすい」(閣僚経験者)重職だ。安倍晋三前首相や加藤氏が頭角を現した政界の登竜門でもある。

6077チバQ:2021/01/07(木) 13:22:17
 ただ、自民党幹部は、

「坂井は党の主要派閥に人脈がなく、個人的にも調整能力に乏しい。逆を言えば、外部から火の手が近づいていたとしても、情報をキャッチする能力も低い」

 と手厳しく語る。
「伝書鳩」のような側近は不要
 もっとも、首相も坂井氏を登用する際、その政治能力をまったく知らなかったわけではないだろう。

 首相は就任時、「国民のために働く内閣」と定義づけ、携帯電話料金の値下げや不妊治療への公的医療保険の適用拡大などを素早く実現すると訴えた。

 この背景には、「首相が官房長官時代のように自分でそれぞれの所管省庁に細かく工程表などの指示を出す」(首相周辺)ワンマン的な手法で乗り切れるという自負があった。

 実際、携帯電話を所管する総務省幹部は、

「大手3社の主力ブランドがどの程度値下げしなければならないかまで、首相から直接電話で指示を受ける」

 と打ち明ける。

 言い換えれば、「伝書鳩」のような側近は不要ということだろう。

 政権運営において首相の指示が際立っている現状は、前任の安倍首相時代とは大きく異なる。

 野党からは「ワンマンの安倍1強」などと批判されたが、実際は安倍首相だけでなく、当時は官房長官として首相の軍師役だった菅氏や今井尚哉首相補佐官らの官邸官僚らが丁々発止のやりとりを行い、重要政策の行方を決めていた。

 国内で新型コロナの初感染が確認された2020年1月から春ごろまでは、菅氏と今井氏が対立することもあったが、夏以降は、菅氏が肝入りで進めた観光支援策「Go Toトラベル」を首相以下官邸が一丸となって支えるなど、チーム力が光った。

 安倍氏に仕えた佐伯耕三元首相秘書官は、9月に官邸を去った後、

「よく『安倍独裁政治』などといわれたが、安倍さんはスタッフの諫言を割と柔軟に聞くタイプだった」

 と周囲に語ったこともある。

 これが7年9カ月もの長期政権のバックボーンとなった。

 翻って今の菅官邸の内情はどうだろうか。

 本来、女房役となる加藤氏について、官邸関係者は、

「良くも悪くも大蔵省出身の役人気質が抜けず、政治家として『ここがリスク』と進言するような機会が少ない」

 とこぼす。

 得意の厚生労働分野でも、科学的知見に基づく意見を淡々と語るだけで、世論の批判が急速に高まった「Go To トラベル」をめぐっても、事業継続に固執する首相をたしなめるような場面は「ほとんどなかった」(同)という。

西村経済再生担当相との溝
 菅首相は、コロナ対策の司令塔を担う西村康稔大臣とも溝が深まっている。

 最近の西村氏は全国で感染が急拡大している現状を見据え、政府の新型コロナ分科会の尾身茂会長とともに、首相により厳しい対策を取るよう日に影に求めている。

 しかし首相は12月上旬、気の置けない党内の若手議員と会食した際、「Go To トラベル」を全国一斉に即時停止するよう暗に求めた西村氏への不満をまくし立てたという。

「新幹線や飛行機に乗って移動することが感染を広げるわけではないでしょ。旅先だろうが日常生活だろうが、大人数の会食やマスクの非着用や取り外しが感染拡大の理由であることには変わりない。なのに医者たちは、感染者がゼロになるために最適な手段ばかり考える。最近の西村は『医者の側』に行ってしまった」

6078チバQ:2021/01/07(木) 13:22:43
 政治家ならば、一定のリスクを負っても経済不況を忘れてはならない――。言下にこう言いたかったのだろう。

 西村氏は12月13日夕、官邸で首相と加藤氏、田村憲久厚生労働相を交えた協議に臨み、尾身氏の助言をもとに、「年末年始の人の移動を極力抑えなければならない」として、全国一斉の運用一時停止に踏み切るよう強く求めた。

 しかし、当時の首相はこの場で難色を示したばかりか、西村氏に北海道が感染拡大のピークを越えたとして、事業を一時停止している札幌市の規制を緩和できないか打診したという。西村氏は、「そんなのは世論が持ちません」と激高。

 結局、首相は提案を取り下げ、翌14日に28日から1月11日まで事業を全国一斉に一時停止することを発表した。
「官邸官僚」の影響力もなし
「官邸官僚」と呼ばれる面々も、安倍政権時代ほど影響力を持っている輩は見当たらない。

 当初、往時の今井氏のような存在になると見られていたのが、旧民主党政権から官邸に居続ける和泉洋人首相補佐官だった。

 首相が10月、ベトナムで首脳会談に臨んだ際、和泉氏は首相と通訳を挟んだすぐ左隣に座り、同じく同行した北村滋国家安全保障局長らを飛び越え、「政治家以外では随行トップ」(官邸関係者)の地位となった。

 安倍政権下では、海外出張の際に、当時部下だった大坪寛子・現厚生労働省大臣官房審議官を同行させ、「コネクティングルームに一緒に宿泊した公私混同」などと騒がれた和泉氏だが、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に向けた工事着手などでは司令塔的な役割を担い、基地問題に入れ込んでいた菅氏も厚い信頼を寄せるようになった。

 しかし、和泉氏は現在、政権の看板政策である「デジタル庁」設置に向けた「データ戦略タスクフォース」などの指揮を執るものの、今井氏のように政権運営全般に口を出すような様子は見られない。

 和泉氏の古巣の国土交通省が所管する「Go To トラベル」をめぐっても、「経済再生に不可欠」と事業継続に固執する首相に的確なアドバイスをしたような様子は見られない。

 そもそも政府が7月に事業を始めた際、官邸は急に東京除外やキャンセル料の負担などを言い出し、対応が二転三転。所管する観光庁の職員は、何日間も未明まで残業を続ける地獄を味わった。

 国交省幹部は、

「和泉氏は急に無理筋の指示を出せば、所管官庁がどんな厳しい目に合うかわかるはずなのに、首相にきちんと進言した形跡はない」

 と憤る。

 6人の事務担当の首相秘書官もあまり機能している節がない。菅首相はこのうち4人を官房長官時代からそのまま登用し、当初は「チーム菅」を構成するようにも見えた。

 このなかには、特に首相がかわいがっている外務省出身の高羽陽氏のような存在もいる。しかし、官邸の内情をよく知るスタッフは、

「それぞれの秘書官は自身の出身官庁のノリを超えて仕事をするような雰囲気がなく、みんな他人行儀のように映る」

 と現状を打ち明ける。

「何でも自分で決めすぎる」
 即座に政権の成果をあげるためにも、自分がトップダウンで指示を出せばいい――。官房長官時代に「強面」で鳴らした菅首相はこう考えたのかもしれない。これが、側近の弱体化を招いた原因という指摘は多い。

 側近らもいつの間にか、菅首相の指示を待つ機会が増え、能動的に政権の危機に対処するような力が弱まったという面もある。あるいは、坂井氏のように、最初から菅首相が「割り切ってポストを充てた」(自民党幹部)人事もあっただろう。

 しかし、官房長官時代と違い、菅首相は国民の命がかかるような政治決断を、毎日のように行わなければならない存在だ。その過程を最初から最後まで個別に把握して処理するには限界がある。逆に、時には厳しく諫言できる側近がいなければ、菅首相が「裸の王様」となるのにそう時間はかからない。

6079チバQ:2021/01/07(木) 13:22:55
 菅首相は12月上旬、知己のメディア関係者に、「首相になってから、情報がまったく入らなくなった」と愚痴をこぼした。ある官邸スタッフは「首相はなんでも自分で決めすぎる。現場に決断をゆだねない弊害は『Go To』などで一気に出た」とも分析する。

 もし、緊急事態宣言が発令されるこの局面で菅首相が対応を誤り、欧米のような爆発的感染を日本でも招いたならば、再選がかかる今年9月の自民党総裁選や次期衆院選は大荒れとなりかねない。このピンチは首相1人の力では乗り越えられないはずだ。

6080名無しさん:2021/01/07(木) 13:56:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/81f20a2cdbef5c3f4df30537c0465f9492dea0f2
「ポスト菅」抗争が本格化 本命・岸田、対抗・河野、西村、大穴は…?〈週刊朝日〉
1/6(水) 8:02配信

 21年の日本の政治も、大荒れが確実だ。新型コロナウイルスの対応に批判が集まる菅義偉政権は、昨年9月の発足時に65%あった支持率が12月に39%まで急落した(朝日新聞社世論調査)。官邸関係者は言う。

「雑談をしていても、自然と『菅さんの後の総理は誰か』という話になる。菅首相がこれから国民の支持を取り返すのは難しいとみんな思っているんでしょうね」

 菅首相の自民党総裁としての任期は9月末まで。10月21日には衆院議員の任期満了を迎える。この二つの政治イベントをどう乗り切るかだが、先行きは暗い。新型コロナの感染者は増え続け、経済の先行きや五輪の開催も危ぶまれる。1月18日召集予定の通常国会でも安倍晋三前首相の「桜を見る会」前夜祭疑惑や吉川貴盛元農相の鶏卵疑惑が追及されるのは確実だ。政治評論家の小林吉弥氏は言う。

「菅内閣も疑惑の影響を避けられない。支持率が30%を切れば、政権維持に赤信号が灯る。最短で3月末の予算成立と引き換えに退陣表明という可能性も出てきます」

“3月危機”を乗り切っても難関が待ち構える。4月25日には吉川元農相の辞職に伴う衆院北海道2区の補欠選挙が、6月下旬から7月上旬には東京都議選が予定されている。惨敗すれば、菅おろしが始まりかねない。

 そこで注目されるのは「ポスト菅」の行方だ。次期首相に最も近いのは誰なのか。ジャーナリストの二木啓孝氏は言う。

「本来ならば石破茂元幹事長が適任だが、自民党内には反石破の議員が多い。細田派の下村博文政調会長は党内でも保守色が強すぎで、茂木敏充外相は竹下派から支持を得られるかわからない。3人とも党をまとめるのは難しく、消去法で前回の総裁選で惨敗した岸田文雄前政調会長が“とりあえず”の次期首相の本命になっている」

 だが、岸田氏の地元である広島では、河井克行元法相が離党して「空白区」となった衆院広島3区の候補に、公明党が斉藤鉄夫副代表を公認。自民党候補の擁立を望む岸田氏は「まったく理解できない」と反発したが、党本部は斉藤氏を支援する方向で調整を進めている。こうした「政治力の弱さ」もあり、「選挙の顔にはならない」(自民党議員)との声も根強い。

 こうした状況を受け、ささやかれてきたのが安倍前首相の再登板説だ。だが、「桜を見る会」前夜祭について国会で虚偽の答弁をしていたことが判明し、流れが変わった。

 党内からは厳しい対応を求める声があがる。ある自民党幹部はこう語る。

「安倍さんの議員辞職で支持率低下の歯止めをかけてほしいと考える議員は党内にかなりいますよ」

 一方で、安倍氏が復活する「ウルトラC」の道は残されているという。

「議員辞職したら補欠選挙となるが、自民党は反省するとして、候補を擁立しなければいい。解散総選挙で再度、安倍氏が出れば確実に勝つ。禊ぎはそれで済む。安倍氏の再々登板の待望論ももう一度、盛り上がるはずだ」(前出の自民党幹部)

 こうしたドタバタの中、一気に世代交代が進むことも考えられる。有力視されるのは、「ハンコ廃止」で人気を集めて選挙の顔になりそうな河野太郎行政改革相だ。昨秋の総裁選では出馬を模索したが、派閥の長である麻生太郎氏が菅氏を支持したため断念した経緯がある。ただ、「党三役も経験していない。総理になるのはまだ早い」(自民党関係者)との声も根強く、麻生氏を口説き落とせるかも不透明だ。

 コロナ対策で前面に出ている西村康稔経済再生相も知名度を上げているが、部下の官僚たちからの人望はイマイチだという声もある。

「総理への野望が強すぎて人がついてこない。自己顕示欲が強すぎる」(官邸周辺)

 所属する最大派閥・清和会からは下村氏や稲田朋美元防衛相も総裁選に意欲を見せており、派内をまとめられるかも課題だ。そこで“大穴”として名前が出ているのが、野田聖子幹事長代行だ。前出の小林氏は言う。

「コロナ対策では、ドイツのメルケル首相や台湾の蔡英文総統など、女性リーダーが評価された。現時点では次期首相の本命は岸田氏だが、選挙で勝つことを考えるなら、二階俊博幹事長が“日本初の女性総理”として野田氏を推す可能性もある」

 そもそも、こうして多くの名前が乱れ飛ぶ背景には自民党の人材難がある。その理由について、二木氏はこう解説する。

「安倍政権の7年8カ月で財務相は麻生氏、官房長官は菅氏がずっと担ってきた。16年からは二階氏が幹事長を続けている。重要ポストに重鎮が座り続けて次世代の政治家が競争する場がなかったことが、今の状況につながっている」

(本誌・西岡千史/今西憲之)

※週刊朝日  2021年1月15日号

6081名無しさん:2021/01/07(木) 14:20:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf5d05e3b08d100c85966e98b2a090f3f287a36f
2021衆院選 コロナ、政治とカネ…自民「順風」どう呼び込む
1/6(水) 20:44配信

 今年実施される衆院選は自民党にとって菅義偉(すが・よしひで)政権発足後、初めての本格的な国政選挙となる。衆院選で3連勝中の自民は必勝を期すが、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、「政治とカネ」の問題も浮上しており、現状のままでは苦戦は必至。選挙区の候補者調整をめぐっても与党内の対立が表面化している状況で、勝利への道のりは険しそうだ。

 ■二階氏は自信「いつあってもいい」

 「来る衆院選の勝利に向け、党は総力を結集して突き進んでいきたい」

 自民の二階俊博幹事長は5日の党役員会でこう決意を語った。その後の記者会見で衆院解散の時期について問われると「党としてはいつあってもいい。首相が決断されれば、選挙対策に取り組んでいける態勢を常日頃から整えている」と自信を見せた。

 過去3回の衆院選を振り返れば、自民は安定した戦いで勝利を重ねてきた。

 民主党政権下で行われた平成24年12月の衆院選は、野田佳彦元首相と自民総裁だった安倍晋三前首相の党首討論が引き金となり、「近いうち解散」に突入した。自民は「日本を、取り戻す。」をキャッチフレーズに掲げて294議席を獲得。3年3カ月ぶりに政権を奪還し、安倍氏が首相の座に返り咲いて第2次安倍内閣が発足した。

 26年11月には、安倍氏が消費税率引き上げ延期と「アベノミクス」継続の是非を問うとして衆院を解散し、291議席を獲得して大勝。29年10月は北朝鮮の脅威に対応するため「国難突破」を掲げて衆院選に臨み、小池百合子東京都知事率いる希望の党に政権交代への機運が一時高まったものの結果的に自民が284議席を得て勝利を収めた。

 ■頭痛い…「競合区」の調整

 安倍総裁の下では参院選を含めて国政選挙6連勝を果たしたが、次期衆院選は順風とはいかなそうだ。

 重い課題としてのしかかるのが「競合区」の調整だ。現在、新潟2区や静岡5区、高知2区など約10選挙区で自民系候補が競合。二階氏が率いる二階派(志帥会)が絡むケースが目立ち、他派閥と摩擦を生んでいる。選対幹部は「選挙直前まで調整はつかない。ガチンコ勝負になる選挙区も出てくる」と語る。

 また、参院議員の林芳正元文部科学相が河村建夫元官房長官の地盤である山口3区から出馬するとの観測があるほか、広島3区をめぐって連立を組む公明党と対立する異例の事態に自民幹部は頭を悩ます。特に自民、公明両党の協力関係にきしみが生じれば選挙全体に影を落としかねないため、今後、難しい調整を迫られる。

 次期衆院選の行方を占うのが4月に実施される2つの補欠選挙だ。自民の吉川貴盛元農林水産相の辞職と立憲民主党参院幹事長だった羽田雄一郎氏の死去に伴い北海道2区と参院長野選挙区で行われる見通しで、春までに衆院解散がなければ菅政権で初の国政選挙となる。

 しかし、鶏卵業者からの現金供与疑惑が吉川氏に持たれており、逆風の選挙となるのは確実な情勢。自民選対関係者は「せめて1勝1敗で切り抜けなければ衆院選に響く」と話した。(広池慶一)

6082名無しさん:2021/01/07(木) 14:25:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/969fe360766ce79a3592596354780df96eb77a4d
解散「秋」発言、実は本音?  与野党に臆測
1/6(水) 7:07配信

 衆院解散時期について菅義偉首相が「秋のどこか」と発言したことが与野党を超えて臆測を呼んでいる。

 首相側は直後に「秋までのどこか」だと訂正したが、新型コロナウイルス感染が収束しない中、「本音が出たのでは」との声があちこちから上がった。

 首相発言は4日午前の年頭記者会見で飛び出した。一報を受けて「慌てて確認を取った」と明かす首相に近い自民党幹部は「本人は『秋までの』と言ったつもりだった」と説明。首相本人も4日夜に出演したBSフジ番組で「『秋までのどこか』と発言したと思ったんですが…」と釈明した。

 だが、別の党幹部は5日、「本音だと思う。解散は当分ない感じ」と漏らした。二階派幹部も「あそこでの言い間違いはあり得ない」と推測し、コロナのワクチンが普及するまで解散は難しいとの見方を示す。

 野党にも「秋までできない、というのが本音だ」(立憲中堅)という声は少なくない。同時に政権の早期行き詰まりを予想する向きもあり、ある立憲幹部は「菅さんが秋まで首相を続けているか不透明。あまり考えなくていい」と語った。

6083名無しさん:2021/01/07(木) 14:28:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/13e5e24223e3c854f8c73088b2b3c5544ca9294b
麻生太郎のスピーチに「ブチギレ」の河野太郎…何が起きたのか?
1/7(木) 8:02配信

 「出席者はいかにも『動員されました』みたいな地元企業の社員ばかりで、白けた雰囲気の会合でした」(自民党麻生派関係者)

 新潟市の老舗ホテル「イタリア軒」に12月12日、麻生太郎副総理、そして河野太郎行政改革担当大臣の姿があった。次期衆院選で新潟1区から立つ、塚田一郎元参議院議員(麻生派)の「激励の集い」に出席したのだ。

 ダブル太郎の揃い踏み。さぞ盛り上がったはず……と思いきや、会は異様な雰囲気だった。河野氏が終始、仏頂面だったのだ。

 場が凍ったのは、挨拶に立った麻生氏が軽口を飛ばした瞬間である。

 「目下売り出し中の太郎(=河野氏)と、まだそこそこ売れてる太郎(=麻生氏)、2人の太郎がやってきました」

 だがニコニコしているのは麻生氏だけで、河野氏は愛想笑いさえも浮かべていなかった。

 「反応していいのかどうか微妙な自虐ネタ。しかも前日には、菅総理がネット番組で『こんにちは、ガースーです』と言って顰蹙(ひんしゅく)を買ったばかり。そんな状況で、河野さんも笑うに笑えなかったということでしょう」(自民党新潟県連関係者)

 実はこの日、河野氏は「ドタ参」。前日に急遽、麻生氏に呼ばれたのだ。そのため、来賓を示す胸の花も河野氏の分は用意されていなかった。

 「行きたくもないのに呼ばれて行ったら、扱いは悪いわ、盛り上がらないわ……河野さんに同情します」(前出・麻生派関係者)

 不機嫌だったのも当然かもしれない。

 『週刊現代』2020年12月26日・2021年1月2日号より

週刊現代(講談社)

6084名無しさん:2021/01/07(木) 14:29:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a9fdae705cdbe48f19fd96daa88069a2c20c941
二階幹事長「自民党として開催促進の決議をしてもいいくらいだ」 東京オリンピック・パラリンピック開催
1/6(水) 10:55配信

 緊急事態宣言について、自民党の二階幹事長は、政府の方針を「適切な判断」と評価した。一方、東京オリンピック・パラリンピックについて、二階幹事長は党として、開催を強く後押ししたいとの意向を示した。

 二階幹事長は、7日に発出が決定される緊急事態宣言について「事態を見極めて適切な判断であると思っています」と話した。また、「(緊急事態宣言を)出すタイミングについて遅かった、早かった…については?」と記者から質問が飛ぶと、「後から誰でも何でも言えるんです。真剣に取り組んでいると考えております」とした。

 政府は、緊急事態宣言を通じて急速な感染拡大に歯止めをかけ、今年夏には延期となった東京オリンピック・パラリンピックを開催したい考えだが、二階幹事長は「自民党として開催促進の決議をしてもいいくらいだと思っています」「開催しないというお考えを聞いてみたいくらいです」と、党としても開催の実現が悲願であることを強調した。

 一方、菅総理大臣がおととい、新型コロナウイルスのワクチンを率先して接種する意向を示したが、二階幹事長も「当然のこと」などと述べ、自らも率先して接種したいとの考えを明らかにした。(ANNニュース)

6085チバQ:2021/01/07(木) 18:03:09
スレチだけど・・・・
この国の政治家って何なんだ・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/5dd57841de75b6973d6926b510fa38cc29ae70e9
国会議員の緊急事態宣言下の会食ルール作り見送り 各自が判断へ 議運委理事会
1/7(木) 16:16配信
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会談に臨む立憲民主党・安住淳国対委員長(左)と自民党・森山裕国対委員長=6日午前、国会内(春名中撮影)
 衆参両院の議院運営委員会は7日の理事会で、新型コロナウイルス対策として発令される緊急事態宣言下での国会議員の会食の在り方のルール作りについて、見送ることを決めた。自民党の森山裕、立憲民主党の安住淳両国対委員長が6日に会談した際、会食は「4人以下、午後8時まで」とする方向でルール作りを調整していたが、会食の全面自粛を求める声があがっていた。

【表】緊急事態宣言対象1都3県の6指標の現状

 日本医師会の中川俊男会長は6日の記者会見で、全国会議員に対して「夜の会食を人数にかかわらず全面自粛してはいかがか。範を示してもらいたい」と呼びかけていた。

 この日の議運委理事会では、衆院で野党側から「自粛の申し合わせなどをやるべきだ」などの意見があり、与党側からは中川氏の発言について「国会議員として、自覚を持って対応することでいいのではないか」との意見が出た。

 その上で、高木毅委員長(自民)も中川氏の発言に触れ「私たちはしっかりとそのことを重く受け止めて対応するということに尽きる」と述べ、ルール作りの協議は行わなかった。

 高木氏は理事会後、記者団に「結論は出たと思っている」と説明し、今後の協議について否定した。

 一方、参院は水落敏栄委員長(自民)が参院自民に対し、世耕弘成参院幹事長から「必要に迫られて会食を行うことがあっても、4人まで、必ず午後8時までには終了する」などの指示があったことを紹介し、感染対策をとるよう口頭で伝えるにとどめた。

 会食のルール作りをめぐっては、与野党から疑問視する声が挙がっており、与党幹部は「何時までに帰りましょうとか、子供ではないのだから」と語った。

6086チバQ:2021/01/07(木) 19:37:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/9dd1220e5a15d9a024d4dae71ab0e0a420d27b9
「なんも響かない」菅首相の会見に厳しい声続出「自分たちは会食やめないのに」「緊急事態宣言(名前だけ)」
1/7(木) 18:40配信
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菅首相
 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、政府が7日、特措法に基づく緊急事態宣言の再発令を決定したことを受け、ツイッターでは「やっとか」「対策遅くないか」と対応の時期に言及する投稿が目立ったほか「限定的すぎ」「大阪も出した方が…」と首都圏の1都3県に対象を限定したことにも疑問の声が上がった。

 午後6時に始まった菅義偉首相の会見中には「緊急事態宣言(名前だけ)」「飲食だけ集中攻撃はなぜ」「宣言された1ケ月でどうにかなるもんじゃなくね」「なんも響かない」「言葉に気持ちがない」などと厳しい声が相次いだ。また「全国対象にした方がいいんじゃないか」などのコメントも目立った。

 また、会見における若い人へのメッセージについては「自分たちは会食やめないのに。若い人のせいにした」「また若い人へのお願いにうんざり」「お願いなんて言ってるけどマナーの悪さは若者に限ったものじゃない」と怒りの声も多数上がっていた。

 この日の会見では「飲食店は午後8時までの時短営業」「お酒の提供は午後7時まで」「協力金は1カ月あたり180万円まで国が支給」「テレワークによって出勤者の7割減」「午後8時以降の不要不急の外出自粛」「スポーツ観戦などイベントの入場制限」などの協力が呼び掛けられた。
中日スポーツ


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