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自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

5213名無しさん:2020/10/01(木) 15:46:30
>>5212

 それだけに菅政権への流れを都構想の住民投票を控えた松井氏や吉村洋文大阪府知事らはもろ手を上げて歓迎している。

 次期衆院選後の維新との連立や閣外協力、改憲問題での連携強化なども現実的な選択肢だ。半面、新政権と公明党のあつれきは次第に増すことになる。

 そうした「カード」を使いこなすためにも、来秋の総裁選を控え、安倍政権のつなぎという暫定色を払拭できるかが課題となる。菅氏を支える各派は「勝ち馬」に乗っただけで、どこも本気で支える気はない。新政権の自民党内での足場は脆弱(ぜいじゃく)だ。

 このため、菅氏が早期に解散に踏み切り、政権基盤の強化を図るのではないか、との観測が広がるのはある意味で自然だ。

 菅氏は新型コロナウイルスの感染収束が解散の前提だと説明しているが、冬場を迎えると感染拡大のリスクは高まる。新政権が発足する9月16日から1カ月程度がさっそく見極めどころとなる。

(人羅格・毎日新聞論説委員)

(本誌初出 「菅僚」「自公維」がキーワード “暫定”脱却へ強まる早期解散論=人羅格 20200922)

5214名無しさん:2020/10/01(木) 16:24:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d2c2abafa71c75826aef0a27f6f98673b54dee5
解散判断、菅政権の行方左右 当たるか「実績」優先戦略 自民総裁任期切れまで1年
10/1(木) 7:12配信

 菅義偉首相の自民党総裁任期満了まで30日で1年となった。

 新内閣発足直後の衆院解散・総選挙を見送った首相は行政のデジタル化や携帯電話料金の値下げなどを掲げ、まずは実績を積み重ねる構え。今後は解散時期の判断が政権の行方を左右する。

 首相は30日、デジタル改革関連法案準備室の発足式に足を運び、「出身省庁の省益や前例主義を考えず、この未来につながる改革に力を尽くしてほしい」とハッパを掛けた。

 政府・与党は臨時国会を10月下旬に召集し、会期は12月前半までとする方向。この間、秋篠宮さまの「立皇嗣の礼」が予定されており、政府関係者は「皇室行事が終わるまで解散はできない」と語る。日取りは11月中旬で調整していたが、現在は同月上旬への前倒しが有力だ。年内解散の可能性は残っており、自民党には「内閣支持率が高いうちに勝負を懸けてほしい」という声が強い。

 来年1月に入ると会期150日の通常国会が召集される。夏は公明党が国政選挙並みに力を注ぐ東京都議選、東京五輪・パラリンピックと大型行事が続き、その後は9月末の総裁任期切れを挟んで10月21日に衆院議員の任期が満了する。

 そこで、「追い込まれ解散」を避けようとすれば、通常国会冒頭か2021年度予算成立後の4〜5月が候補として浮上する。この場合、デジタル化など「菅印」のテーマで一定程度道筋を示した後のタイミングとなることが想定される。衆院選で「勝利」したと自民党内で受け止められれば、無投票での総裁再選も視野に入る。

 首相が独自政策の実現に腰を据えるとの見方もある。中堅議員の一人は「五輪の熱を借りて総裁選と衆院選を戦うつもりではないか」と指摘した。

 ただ、新型コロナウイルス感染に収束の兆しは見えず、政権の浮沈に最も影響を及ぼすとされる経済の動向は不透明。今秋の臨時国会から本格化する与野党論戦で首相の答弁能力を不安視する向きも与党内にある。滑り出し上々の政権が急に失速する可能性は捨て切れない。

 ◇出直しの岸田、石破氏
 一方、先の総裁選に敗れた岸田文雄前政調会長、石破茂元幹事長は戦略の練り直しを急ぐ。岸田氏は24日に開いた岸田派の「総裁選反省会」で次回も出馬を目指す考えを表明し、「私自身が努力して変わらなければいけない」と述べた。大きく後れを取った地方票を掘り起こすため、近く全国行脚を始める。派内には「来年が最後のチャンス」と厳しい声が漏れる。

 石破氏は、安倍政権への批判路線をまい進したことに対し、一般党員らから「やり過ぎ」批判が出た。菅政権に代わったことで、ある幹部は「従来のスタンスを改める必要がある」と語る。石破氏は派内の引き締めへ所属議員と「差し」の対話を始めた。

 このほか、発信力のある河野太郎行政改革担当相や、要職を歴任して手腕に定評のある茂木敏充外相らが「次」を狙う。 

最終更新:10/1(木) 7:12
時事通信

5215名無しさん:2020/10/01(木) 16:25:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c7eb386f904d06c9fd09a2527c848122cedad39
年内の解散総選挙「困難」との見方、臨時国会 12月前半までの見通し
10/1(木) 12:16配信

 政府・与党は、臨時国会を今月下旬に召集をする方向で調整していますが、重要法案の審議のため12月前半まで開かれる見通しで、与党内では年内の解散総選挙は日程的に難しいという見方が強まっています。

 与党側は先月30日、臨時国会の召集について今月23日になるとの見通しを野党側に伝えていますが、今月中旬ごろ、菅総理がベトナム・インドネシアを訪問することが急遽決まったことから、召集日の後ろ倒しも含め、再調整が進められています。

 臨時国会では、菅総理の所信表明演説とそれに対する各党代表の質問や先月大筋で合意した日本とイギリスのEPA(経済連携協定)の審議などが予定されています。また、政府・与党は、先の国会で廃案となった国家公務員の定年を延長する法案の成立にも意欲を示していて、法案審議のため会期は12月前半までになる見通しです。

 こうした状況から、ある与党幹部が年内の解散について「ないだろう」との見通しを示すなど、与党内には日程的に困難だという見方が強まっています。(01日11:13)

最終更新:10/1(木) 12:16
TBS系(JNN)

5216名無しさん:2020/10/01(木) 17:09:55
>>4895

https://www.shikoku-np.co.jp/bl/digital_news/article.aspx?id=K2020091500000020800
岸田氏3票、菅氏1票 県選出議員4人の投票先
2020/09/15

 14日に行われた自民党総裁選で県選出の4人の国会議員のうち、平井卓也、大野敬太郎の両衆院議員は岸田文雄政調会長に、三宅…

https://news.line.me/issue/oa-shikokunews/3xnrptqeosgc
自民党総裁選 県関係国会議員動向 予備選は3氏に1票ずつ
2020年9月14日 16:28四国新聞
 安倍首相の後継を選ぶ自民党総裁選が14日午後、都内であり、県関係4人の国会議員は、平井卓也、大野敬太郎の両衆院議員は岸田文雄候補に、三宅伸吾参院議員は菅義偉候補に投票した。選管委員を務める磯崎仁彦参院議員は申し合わせにより、投票先を明らかにしなかったが、岸田候補に投票したとみられる。

 また、自民党県連(平井卓也会長)は同日、党総裁選で県連に配分された3票の投票先を決めるための党員・党友による予備選挙の結果を公表した。得票数に応じて3票の配分を決めるドント方式により、菅義偉官房長官、岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長が各1票ずつ獲得した。トップは菅氏、2位は岸田氏、3位は石破氏だった。

5217名無しさん:2020/10/01(木) 22:15:25
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/964250
河井法相が辞表、内閣改造後2人目
妻・案里氏陣営に選挙違反疑惑浮上
2019年10月31日 午前8時51分

 河井克行法相(56)=自民、衆院広島3区=は10月31日、安倍晋三首相と官邸で会い、辞表を提出した。妻の案里氏が7月の参院選広島選挙区で初当選した際、運動員に法定の倍額に当たる日当3万円を支払った公選法違反疑惑が報じられ責任を取るべきだと判断した。

 河井法相は辞任の理由について、週刊誌報道を挙げ「法務行政への国民の信頼が損なわれてしまってはならないと考えた」と記者団に説明した。安倍首相は、法相の後任に森雅子元少子化担当相を充てる方針を決めた。関係者が明らかにした。

 9月の内閣改造後、閣僚辞任は公選法違反疑惑で事実上更迭された菅原一秀前経済産業相に続き2人目。安倍政権に大きな打撃となる。野党は安倍晋三首相の任命責任を厳しく問う。

 疑惑が事実なら公選法違反の運動員買収に当たる可能性がある。野党は、夫の河井法相が関与した可能性もあるとして追及するとみられる。

 10月31日発売の週刊文春によると、案里氏の選挙事務所が、7月の参院選で運動員13人に対し、日当として法定上限の1万5千円を超す3万円を支払った疑惑がある。案里氏の選挙活動は河井法相が事実上仕切っていたと指摘。2人の政治活動は一体化していたとの関係者証言も載せた。

 自民党は広島選挙区(改選定数2)で、現職だった岸田派重鎮の溝手顕正元国家公安委員長と、案里氏の2人を擁立。野党系無所属現職を含む三つどもえの激戦となり、溝手氏が落選した。

 河井法相は衆院当選7回。自民党の無派閥議員らでつくるグループ「向日葵会」の世話人で、菅義偉官房長官に近い。

5218名無しさん:2020/10/03(土) 02:08:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/0105a4667245cf6abdeae66fd37c9152eb5bb553
菅首相「当面はコロナと経済」、衆院解散に慎重 公明代表と会談
10/2(金) 14:46配信

 菅義偉(すが・よしひで)首相は2日、公明党の山口那津男代表と官邸で会談し、早期の衆院解散・総選挙に慎重な考えを示した。「新型コロナウイルス対応にしっかり取り組み、経済を回復軌道に乗せる。当面、それをやる」と述べた。会談後、山口氏が記者団に明らかにした。

 衆院議員の任期満了は来年10月21日。菅首相は「(あと)1年ちょっとですね」と述べ、解散の時期を慎重に見極める意向を示した。

 首相は不妊治療の経済的負担軽減に向け、早期の公的保険適用の実現に重ねて意欲を示し、携帯電話料金の引き下げやデジタル庁創設についても意見を交わした。

 首相と山口氏は菅政権発足後初めて昼食をとりながら会談した。山口氏が茨城県出身であることにちなみ、同県名産の納豆も添えられた。山口氏は「これからも2人で粘り強く対話を重ねながら、国民の期待に応えていきたい」と述べた。

5219名無しさん:2020/10/03(土) 02:46:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/63e954ee3b794329e0b251e01ada8eca2647f56b
自民の石破元幹事長が二階幹事長と会談 選挙区調整で協力要請
10/2(金) 18:59配信

 自民党の二階俊博幹事長と石破茂元幹事長は2日夜、東京都内のホテルで会食した。2人が会食するのは今年3月以来とみられる。二階派の林幹雄幹事長代理と石破派の山本有二元農相が同席した。

 二階派は9月の自民党総裁選で菅義偉首相を支持したが、石破氏側は2021年の任期満了に伴う総裁選を見据え、改めて関係構築を図りたい考え。石破氏は、9月の石破派パーティーで二階氏に講師を務めてもらったことに謝意を示し、石破派内の選挙区調整が必要な議員のため、協力も求めた。石破氏は会談後「党の議席が一つでも維持できるようにお願いした。衆院解散まで意思疎通を図っていくことが重要だ」と述べた。【立野将弘、野間口陽】

https://news.yahoo.co.jp/articles/c0248e1207d2c4e076de4e50666ff309e8349aec
二階、石破氏が会食
10/2(金) 20:03配信

 自民党の二階俊博幹事長は2日夜、東京都内のホテルで石破茂元幹事長と会食した。

 先月開かれた石破派セミナーで二階氏が講演したことに対する謝意を伝えるため、石破氏側が呼び掛けた。両氏の会食は先の総裁選後初めて。

 総裁選をめぐり、石破氏は二階氏の支持を期待した経緯がある。次期衆院選をめぐる選挙区調整や今後の連携の可能性についても意見を交わしたとみられる。会食には林幹雄幹事長代理と山本有二元農林水産相が同席した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/14d9a81927794e0d9d9cf48302daea1801f0da6d
二階、石破氏が会食 パーティー講師のお礼
10/2(金) 19:36配信

 自民党の二階俊博幹事長と石破茂元幹事長が2日夜、都内の日本料理店で会食した。石破氏が会長を務める石破派(水月会)が9月17日に開いたパーティーで、二階氏が講師を務めたことへの謝意を伝えるため石破氏が呼びかけた。

 石破派の山本有二元農林水産相(衆院比例四国)が地盤とする衆院高知2区は、二階氏に近い尾崎正直・前高知県知事が次期衆院選で出馬する意向を示しており、候補者調整も話題にあがったとみられる。

5220名無しさん:2020/10/03(土) 02:47:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6d7f7b7bd69e32a15d40402698f74ed008414a8
自民二階、石破氏が会食 総裁選後初、公認争い巡り議論か
10/2(金) 21:58配信

 自民党の二階俊博幹事長は2日夜、石破茂元幹事長と東京都内の日本料理店で会食した。両氏の会食は9月14日の党総裁選後、初めて。二階派の林幹雄幹事長代理と石破派の山本有二元農相が同席した。

 山本氏は次期衆院選を巡り、二階氏に近い尾崎正直・前高知県知事と衆院高知2区の公認を争っており、会食で候補者調整が話題となった可能性がある。終了後、石破氏は記者団に「誰がということでなく、党の議席を一つでも確保できるようお願いした」と語った。

 会食は、石破派が9月17日に都内のホテルで開いた政治資金パーティーで講演した二階氏に謝意を伝えるため、石破氏が呼び掛けた。

5221名無しさん:2020/10/03(土) 02:49:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/44cfc8ab5e6e79705db069b3703420e86c71f8a6
自民改憲本部、全派閥領袖が顧問就任へ 挙党態勢で改憲アピール
10/2(金) 23:10配信

 自民党憲法改正推進本部(衛藤征士郎本部長)が党内7派閥の領袖らを役員である顧問に起用する方向で検討していることが2日、分かった。各派の協力による挙党態勢を構築し、安倍晋三前首相が掲げ、菅義偉首相(党総裁)が継承すると表明した改憲実現に向け強い意欲をアピールする狙いがある。

 顧問は党幹部や憲法改正の議論にかかわってきたベテランを中心に構成してきた。党三役はこれまでも顧問を務め、今回も二階派(志帥会)を率いる二階俊博幹事長、佐藤勉総務会長、下村博文政調会長が就任する。

 加えて、最大派閥の細田派(清和政策研究会)会長で、衆院憲法審査会長就任が内定している細田博之元幹事長、竹下派(平成研究会)の竹下亘会長、石原派(近未来政治研究会)の石原伸晃会長を起用する。

 総裁選で菅首相と争った岸田派(宏池会)の岸田文雄会長、石破派(水月会)の石破茂会長も顧問に就く。麻生派(志公会)は、会長の麻生太郎副総理兼財務相が政府側のため、森英介元衆院憲法審会長が就任する予定。事務総長には、衆院憲法審査会の与党筆頭幹事を続投するとみられる新藤義孝元総務相の起用を予定している。

 顧問や副本部長などを含む役員は約20人に及ぶとみられる。副本部長には野田聖子幹事長代行、稲田朋美元政調会長、小渕優子元経済産業相、山谷えり子元拉致問題担当相、片山さつき元地方創生担当相と5人の女性を起用する方向だ。

 重厚な布陣について、党関係者は「自民党の『本気』を示す狙いがある」と解説する。一方、衛藤氏は野党との協力関係の構築も重視し、改憲論議に前向きとされる国民民主党の幹部と水面下で接触するなど、改憲の環境づくりに向け動き出しているという。

5222チバQ:2020/10/03(土) 10:19:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/f239bbf12ec8353fc56190593097acaa007b426e
菅政権、舞台裏で展開する「3大実力者」の暗闘




10/3(土) 5:41配信


 菅義偉政権発足から半月余りが経過した。「苦労人宰相」らしく、各方面にも目配りしたしたたかな陣容と支持率の高さで、「滑り出しは表向き順風満帆」(自民幹部)だ。

 しかし、舞台裏では、政権の3大実力者として並び立つ菅首相と麻生太郎副総理兼財務相、二階俊博自民党幹事長によるあつれきが顕在化しつつある。

 菅、麻生、二階3氏は安倍晋三前政権を支えた実力者だ。安倍氏にとって麻生氏は長年の盟友で、官房長官だった菅首相は頼れる女房役だったが、二階氏とは利害で手を結んだ関係で、安倍氏との個人的距離は3者3様だった。


■「菅・二階連合」に麻生氏の不満

 8月28日の安倍氏の突然の退陣表明を受けて、瞬く間に菅政権誕生の道筋をつけたのが二階氏だった。新政権の党・内閣人事でも同氏と二階派幹部らが要所を占め、政界では「菅・二階政権」との呼び名が定着しつつある。このため、もう1人の実力者である麻生氏との間であつれきが生じ、水面下で「菅・二階VS麻生」の権力闘争が始まっている。

 持ち前の権謀術数で菅政権づくりを主導した二階氏に対し、流れが決まった直後に細田博之元幹事長、麻生氏、竹下亘元総務会長という党内3大派閥領袖が、わざわざ共同記者会見を開いて二階氏を牽制した。「二階氏の思い通りにはさせない」という思惑の会見とされたが、逆に菅、二階両氏の連携強化につながったとの見方もあった。


 衆院解散時期でさまざまなうわさが飛びかう中、9月29日の総務会で決まった自民党人事では、選挙対策の要所を二階派議員がほぼ独占した。安倍前政権で幹事長に就任して以来、二階氏は野党議員を二階派に取り込んだり、次期衆院選の公認問題などで、各派領袖とあつれきを繰り返してきた。二階派を除く各派は「次期衆院選の公認権や資金配分は二階氏の独裁になる」(麻生派幹部)と警戒感を強めている。

 そうした中、この菅・二階連合に不満を隠さないのが麻生氏だ。安倍、麻生両氏にとって天敵だった石破茂元幹事長をポスト安倍レースで徹底的につぶすため、麻生氏は消去法で菅氏を担いだにすぎず、「(麻生氏にとって)菅氏はかねて目障りな存在」(側近)だったとされる。

 菅政権での党・内閣人事では、「麻生氏は表舞台から消える」(同)との情報も流れたが、「安倍政治の継承」という大義名分で麻生氏は居座った格好。菅氏とがっちり手を組んで幹事長留任を決めた二階氏とは対照的だった。

 麻生氏周辺では「本来なら菅首相の部下などありえない」(麻生氏周辺)との声が多かったが、安倍前首相と組んでキングメーカーを狙う麻生氏が「菅・二階連合に勝手なことはさせない」(同)ために政権の中枢にとどまったというのが真相とされる。


■地銀再編に麻生氏の牽制球

 菅政権発足直後の9月17日、麻生派議員の会合に出席した麻生氏は「菅(カン)政権は」と、いい間違いを繰り返した。普段から漢字の読み間違いなどが目立つ麻生氏だけに会場は笑いに包まれたが、同氏周辺は「わざと間違えたのでは」と苦笑した。

 菅首相は目玉政策として、携帯電話料金値下げやデジタル庁創設と並んで地方銀行の再編を打ち出している。麻生氏は9月16日夜の記者会見で「我々は金融政策を統制経済でやっているわけではない」と発言。担当大臣の麻生氏による「俺の領分に踏み込むな」(側近)という牽制球とみられている。

5223チバQ:2020/10/03(土) 10:20:04
 菅内閣発足時の支持率が歴代3位の高さとなった要因の1つが携帯料金値下げの公約だ。菅首相はそれを担当する総務相に、国家公安委員長兼行革・防災担当相の武田良太氏を充てた。この人事について、永田町では「麻生氏への嫌がらせ」(細田派幹部)との見方が少なくない。

 武田氏は「二階派の若頭」と呼ばれる武闘派で、麻生氏と同様に選挙区は福岡県だ。武田氏は、2019年4月の福岡県知事選で現職の小川洋知事の追い落としを狙って自民推薦の対抗馬を擁立した麻生氏に対し、二階幹事長の意向も踏まえて現職を支援し、圧倒的大差で対抗馬を叩き潰した中心メンバーだ。


 知事選での惨敗で、麻生氏の福岡県政界での影響力は大きく削がれ、逆に武田氏が存在感を増している。この福岡決戦では「菅官房長官(当時)も武田氏に加勢した」(地元県連)とみられるだけに、今回人事での武田氏の重用には「麻生氏の怒りは増すばかり」(麻生氏周辺)だとされる。

 麻生氏が菅政権樹立に協力したのは、「勝ち馬に乗って自らの影響力を維持し、大派閥の領袖として安倍前首相と組んでポスト菅レースの主導権を握るのが目的」(同)だったとみられている。安倍、麻生両氏は菅政権発足前後も密接に連絡を取り合っていたとされ、「2人とも、菅首相の独走を快く思ってはいない」(自民長老)との見方が多い。

 その一方で、菅首相と二階幹事長の連携は深まるばかりだ。ここにきて各メディアのインタビューをこなしている二階氏は、「菅政権は長期政権になる」「(2021年秋の自民総裁選は)今回勝ったものが100%、次も勝つ」などと力説。自民党内では「今後の政局は『菅・二階連合』で仕切るとの明確な意思表示」(閣僚経験者)と受け止められている。

 菅首相は10月1日付で、前共同通信論説副委員長の柿崎明二氏の首相補佐官起用を決めた。菅首相と同じ秋田県出身の柿崎氏は、政治記者として菅首相と親交を深める一方で、テレビのコメンテーターとして当時の安倍政権の不祥事などを厳しく追及してきた。政界では「過去に例のない政治記者の補佐官起用は、菅首相の安倍離れの象徴」(自民長老)と見る向きも少なくない。


■菅首相にとっての気がかりとは

 菅首相は10月1日、衆院議員会館の安倍事務所を訪れ、安倍前首相と会談した。菅首相は就任以来、アメリカのトランプ大統領をはじめ、主要国首脳との電話会談を続けている。安倍氏との会談後、「(各首脳から)シンゾーは元気かと聞かれたので、その内容も含めて(安倍氏に)報告した」と笑顔で語った。

 現職の首相が議員会館の事務所に前首相を訪ねるのは異例のことだ。首相周辺は「安倍前首相への敬意の表れ」と解説するが、会談はわずか9分間だった。「本来なら、夜にしかるべき席を設けてじっくり会談するはずなのに」(細田派幹部)といぶかる声もあがる。


 安倍氏は「急なバトンタッチだったが、菅さんには本当によくやっていただいている」と語ったとされるが、「麻生氏と同様に、安倍さんも内心は穏やかではなかったのでは」(安倍氏周辺)と勘繰る向きも少なくない。

 9月28日夜に都内のホテルで大々的に開催された細田派の政治資金パーティーでは、菅首相と安倍前首相が来賓席に並んで座ったが、「ほとんど視線を合わせなかった」(参加議員)とされる。このパーティーには無役になった岸田、石破両氏も含め、自民各派領袖や実力者が集結したが、麻生氏だけが欠席した。

5224名無しさん:2020/10/03(土) 10:20:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/f239bbf12ec8353fc56190593097acaa007b426e
菅政権、舞台裏で展開する「3大実力者」の暗闘
10/3(土) 5:41配信

 菅義偉政権発足から半月余りが経過した。「苦労人宰相」らしく、各方面にも目配りしたしたたかな陣容と支持率の高さで、「滑り出しは表向き順風満帆」(自民幹部)だ。

 しかし、舞台裏では、政権の3大実力者として並び立つ菅首相と麻生太郎副総理兼財務相、二階俊博自民党幹事長によるあつれきが顕在化しつつある。

 菅、麻生、二階3氏は安倍晋三前政権を支えた実力者だ。安倍氏にとって麻生氏は長年の盟友で、官房長官だった菅首相は頼れる女房役だったが、二階氏とは利害で手を結んだ関係で、安倍氏との個人的距離は3者3様だった。

■「菅・二階連合」に麻生氏の不満

 8月28日の安倍氏の突然の退陣表明を受けて、瞬く間に菅政権誕生の道筋をつけたのが二階氏だった。新政権の党・内閣人事でも同氏と二階派幹部らが要所を占め、政界では「菅・二階政権」との呼び名が定着しつつある。このため、もう1人の実力者である麻生氏との間であつれきが生じ、水面下で「菅・二階VS麻生」の権力闘争が始まっている。

 持ち前の権謀術数で菅政権づくりを主導した二階氏に対し、流れが決まった直後に細田博之元幹事長、麻生氏、竹下亘元総務会長という党内3大派閥領袖が、わざわざ共同記者会見を開いて二階氏を牽制した。「二階氏の思い通りにはさせない」という思惑の会見とされたが、逆に菅、二階両氏の連携強化につながったとの見方もあった。

 衆院解散時期でさまざまなうわさが飛びかう中、9月29日の総務会で決まった自民党人事では、選挙対策の要所を二階派議員がほぼ独占した。安倍前政権で幹事長に就任して以来、二階氏は野党議員を二階派に取り込んだり、次期衆院選の公認問題などで、各派領袖とあつれきを繰り返してきた。二階派を除く各派は「次期衆院選の公認権や資金配分は二階氏の独裁になる」(麻生派幹部)と警戒感を強めている。

 そうした中、この菅・二階連合に不満を隠さないのが麻生氏だ。安倍、麻生両氏にとって天敵だった石破茂元幹事長をポスト安倍レースで徹底的につぶすため、麻生氏は消去法で菅氏を担いだにすぎず、「(麻生氏にとって)菅氏はかねて目障りな存在」(側近)だったとされる。

5225チバQ:2020/10/03(土) 10:20:29
 就任以来、早朝から夜までさまざまな人物と面会して政権運営へのアドバイスを求める菅首相の政治手法は、周囲を側近で固めた安倍前首相とは対照的だ。縦割り行政打破などで矢継ぎ早に指示を出す菅流政治は、「長期本格政権への強い意欲の表れ」(閣僚経験者)と受け止められ、国民の支持も得ている。

 その菅首相にとって「唯一の気がかりは安倍、麻生両氏の存在」(自民長老)とみられている。安倍、麻生両氏はどちらも祖父が首相という政界の超名門のエリート。「ゼロからのたたき上げ」を自認する菅、二階両氏とは対極的な存在だ。衆院解散や自民党総裁選が軸となるこの先1年の政局展開では、「菅・二階たたき上げ連合に、安倍・麻生エリート盟友コンビがどう対抗していくか」(同)が最大の見どころとなりそうだ。


泉 宏 :政治ジャーナリスト

5226名無しさん:2020/10/03(土) 10:24:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/b257e6180b7943c6367a349f43478cc3b9b28815
安倍前首相、そろり再始動 影響力、菅内閣でも
9/29(火) 7:13配信

 自民党の安倍晋三前首相は28日、東京都内で開かれた出身派閥の細田派のパーティーに出席し、壇上に上がってあいさつした。

 歴代最長を記録した政権運営への協力に謝意を示し、今後も政治活動を続けていくことに意欲を表明。首相官邸を離れて以降、表舞台に出ていなかったが、退陣表明からちょうど1カ月がたったのに合わせて再始動した格好だ。

 「一議員としてしっかり菅政権を支えながら、日本のためにこれからも頑張りたい」。安倍氏はパーティーでこう強調。「菅義偉首相に立派に後を引き継いでもらい、本当に安心している」と語った。自身の体調にも触れ、「だいぶん薬が効き、回復しつつある」と説明した。

 安倍氏は先月28日、持病の潰瘍性大腸炎の再発を理由に辞任を表明した。その後、菅首相就任までの約半月は各国首脳に退陣を伝える電話会談など残りの職務に当たっていたが、16日の内閣総辞職以降は体力の回復に専念。一部メディアのインタビューに応じる程度の活動にとどめていた。

 複数の関係者によると、安倍氏は従来の飲み薬に代わる新しい点滴薬の効果で「体調はほぼ回復した」。趣味のゴルフに近く出掛ける計画もあるという。

 完全に復調すれば、国際的な知名度や外国首脳とのパイプを生かし、特使などとして外交面で菅政権を支える考えとみられる。細田派には当分戻らない意向というが、宿願の憲法改正を目指して保守系の議員らとの連携にも力を入れる見通しだ。

 先の自民党総裁選で安倍氏は「意中の候補」を公にしなかった。だが、舞台裏では「菅氏が望ましい」と語っており、こうした意向が漏れ伝わって菅氏優位の流れが固まった。総裁として国政選挙6連勝の実績は発言力につながる。退任直前に内閣支持率が急上昇し、国民に「NO」を突き付けられながら官邸を去る形にならなかったこともあり、菅政権でも一定の影響力を発揮しそうだ。

5227名無しさん:2020/10/03(土) 10:25:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/15307f64f2d7bdefda3955ffb76b51f52c443179
菅義偉首相の卓越した「政治力」の原点をご存知か
10/3(土) 7:01配信

「商工族のドン」
 第99代内閣総理大臣の座を射止めた菅義偉首相の卓越した「政治力」の原点を探ってみたい――。

 菅氏の政治キャリアを遡る。

 1975年:衆院議員の故・小此木彦三郎元通商産業相の秘書(83年12月に第2次中曽根内閣の同通産相秘書官)、87年:横浜市議会選挙に出馬、初当選(市議を2期務める)、96年:衆院選立候補、初当選(以降8回当選)、98年:自民党総裁選挙で故・梶山静六元官房長官を支援(梶山氏共々、同党小渕派・平成研を離脱)、2002年:国土交通大臣政務官(第1次小泉内閣)、03年:経済産業大臣政務官(小泉第2次改造内閣)、05年:総務副大臣(第3次小泉改造内閣)、06年:総務相(第1次安倍内閣)、08年:自民党選対副委員長(麻生内閣)、12年9月:自民党幹事長代行(野田第2次改造内閣)、同12月:官房長官(第2次安倍内閣)。

 衆院神奈川2区から国政選挙に打って出て初当選した96年10月総選挙以降の10年間弱のキャリアパスで看過すべきではないのが国交政務官と経産政務官の2回の政務官経験である。

 これまでマスコミが殆ど指摘していないことだ。先ず、後者の経産大臣政務官。55年体制下の自民党では「族議員」という言葉が永田町・霞が関も含めて日常的に使われていた。その意味では、菅氏は03年前後の自民党で当時の用語「商工族」であった。事実、自民党政務調査会(通称「政調会」)経済産業部会の副部会長を経て政務官に起用された。

 当時の自民党政調会経産部会には、部会長代理の山口泰明氏(現選対委員長)、副部会長の梶山弘志氏(現経済産業相)、平井卓也氏(現デジタル・IT政策相)がいた。因みに、菅氏の「政治の師匠」梶山静六氏は「商工族のドン」と言われた。まさに菅氏は梶山氏のDNAを引き継いでいるのである。

「建設族のドン」
 次は、前者の国交大臣政務官。菅氏はこのポストに就く前に政調会国交部会の副部会長を務めているのだ(当時の部会長代理が吉川貴盛前農林水産相・二階派で、同氏は菅氏が総裁選立候補に当たっての推薦人)。族議員と言う観点で言えば、菅氏は「建設族」(現代風で言えば「国土族」)でもあったのだ。それを理解するには横浜市議時代に戻る必要がある。

 80年代後半から90年代後半当時の横浜市政については、高秀秀信横浜市長の存在なくして語れない。90〜02年3期市長を務めた高秀氏は北海道夕張出身で北大工学部土木工学科卒業後の52年に旧建設省入省。建設事務次官まで上り詰めた高秀氏は退任後、86年に水資源開発公団総裁に就任した。

 当時の「建設族のドン」は言うまでもなく金丸信元副総裁(故人)だ。因みに、竹下改造内閣の建設相が小此木彦三郎氏であり、建設政務次官は後に小渕内閣の官房長官になる野中広務氏だった。

 そろそろ登場人物が出揃ったようだ。金丸、小此木氏ら建設族のボスたちは高秀公団総裁に国政選挙出馬を打診したのだが、なぜか同氏が横浜市長に固執したという経緯がある。

 高秀市長は全国市長会長も務めている超大物市長である。神奈川県政にも大きな影響力を持つ小此木氏や横浜港の「ハマのドン」藤木幸夫・藤木企業社長にも通じていた高秀氏が菅市議を高く評価、支援したというのだ。

5228名無しさん:2020/10/03(土) 10:27:19
>>5227

パズルは次々に埋まっていく
 菅首相の懐刀とされる和泉洋人首相補佐官(76年旧建設省)は横浜市出身であり、市議時代からの菅氏の知己である。和泉氏も東大工学部都市工学科卒業であり、高秀氏同様に旧建設省には技官として入省している。年次は遥かに下であるが和泉氏は高秀市長から菅市議を紹介されたに違いない。

 こうしてパズルは次々に埋まっていく。菅首相の政治力の起点は商工族であり、建設族にあると言っていい。次の契機は05年11月に第3次小泉改造内閣の竹中平蔵総務相のもとで総務副大臣に就いたことである。

 経済財政・IT担当相も務めた“口八丁手八丁”の竹中氏との出会いが、良くも悪くも、菅首相の今日の規制改革、デジタル・IT政策、金融政策などへの強い志向の萌芽となったのではないか。「政治のなぜ」の解を求めるのは時計の針を巻き戻すことが必要なのだ。

歳川 隆雄(ジャーナリスト)

5229名無しさん:2020/10/03(土) 10:27:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec9e1fe17392a96d2cb1e20b7aec56c87039e97f
自民、競合選挙区の調整本格化 解散備え選対幹部現地入り
10/3(土) 7:11配信

 自民党の山口泰明選対委員長は2日、高知市で党県連幹部と会い、衆院高知2区で競合する石破派現職と二階派新人の処遇について意見を聴取した。

 来週には新潟入りする予定で、衆院解散・総選挙に備え、候補者調整を本格化させている。

 山口氏は会合後、記者団に「2区についていろいろ聞いたのでそれを踏まえて判断したい」と語った。今後、競合区を抱える地方組織を順次訪問し、調整を急ぐ考えだ。

 高知2区は、前回衆院選で敗れ比例代表で復活した石破派の山本有二元農林水産相が現職。県連は二階派常任参与の尾崎正直前高知県知事の公認を求めている。山本氏は比例名簿の上位登載なら小選挙区を譲る構えだが、四国ブロックの比例定数は6のみ。他の候補者の反発を招く可能性がある。

 新潟では1区の石崎徹氏(無派閥)に対し、麻生派が塚田一郎元参院議員の擁立を画策。2区は細田派の細田健一氏と、旧民進党出身で二階派の鷲尾英一郎氏が火花を散らしている。

 小選挙区で一本化が必要なのは約10。そのうち6選挙区に二階派が絡んでいる。公認権を握る二階俊博幹事長が勢力拡大を狙っているためだ。静岡5区で現職を抱える岸田派は「絶対にうちが取る」(ベテラン)と反発しているが、新潟2区などに現職がいる細田派の閣僚経験者は「決定権は二階氏にある」とあきらめ顔だ。

 同じ派閥で競合するケースもある。徳島1区の後藤田正純氏と前回純粋比例の福山守氏は、共に石破派に所属。党内からは「派内の調整さえできないのか」と、石破茂元幹事長の指導力を疑問視する声が出ている。

5230名無しさん:2020/10/03(土) 10:31:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/1258114b57280e81d993fe3dc9b63e062fa28f6b
案里被告が「幹事長から預かった」 現金授受の県議証言
10/3(土) 10:10配信

 昨年7月の参院選をめぐり、公職選挙法違反(買収)の罪に問われた参院議員の河井案里被告(47)の公判が2日、東京地裁であった。検察側の証人として出廷した岡崎哲夫・広島県議(65)は、案里議員が「(自民党)幹事長から預かった」として現金を渡してきたと証言した。

 岡崎氏の証言によると、案里議員が現金30万円入りの封筒を渡してきたのは、昨年3月、無投票で当選が決まった翌日。封筒を差し出しながら「当選おめでとうございます。(自民党の)二階(俊博)幹事長から預かってきた」と言ったという。

 ただ、岡崎氏は「(幹事長の件は)ブラックジョークだと思った」と説明。その上で「(お金は)当選祝いと思ったが、参院選の支援依頼も頭をよぎった」とした。案里議員の夫の元法相で衆院議員の克行被告(57)からも、現金20万円を受け取ったという。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/9b284e533063533297eb9c5037064d122f1d6573
来年の総裁選見据え?石破氏と二階幹事長が意見交換
10/3(土) 10:20配信

 自民党の総裁選挙に敗れた石破元幹事長が二階幹事長と会談し、次の衆議院選挙に向けて意見交換を行いました。

 自民党・石破元幹事長:「いつ解散があるか分からないけれど、その時までお互いが意思の疎通をできるだけ図っていく」
 会合は石破元幹事長からの呼び掛けで行われ、石破派の山本元農林水産大臣と二階派の林幹事長代理が同席しました。次の衆議院選挙に向けた選挙区調整について話し合われ、自民党の議席を減らさないよう工夫していくことで一致しました。石破派内に「ポスト菅」を視野に派閥拡大を望む声があり、二階派との会合は来年の総裁選に向けて臆測を呼びそうです。

テレビ朝日

5231名無しさん:2020/10/03(土) 18:41:02
https://mainichi.jp/articles/20201001/k00/00m/010/111000c
細田派、分裂回避へ「安倍氏復帰」待望論 首相への「再々登板」求める声も
会員限定有料記事 毎日新聞2020年10月1日 12時15分(最終更新 10月1日 12時25分)

 自民党の細田派(清和政策研究会、98人)で、2012年の首相就任を機に同派を離脱した安倍晋三前首相の派閥復帰を待望する声が高まっている。9月の総裁選では派内の意見集約に手間取り、菅義偉首相への支持表明が遅れ、閣僚・党役員人事で満足のいく結果を得られなかった。党内最大派閥だがまとまりを欠く同派を完全に掌握できるのは安倍氏のみとの見方は強い。安倍氏は待望論に応えるのだろうか。

 「お辞めになった最初の月曜だったと思うが、安倍先生に『ご苦労様』と言ったんです。その時に『安倍さんはいつ(派閥に)帰られるんですか。細田(博之)会長も疲れ果てておられます』と(も言った)」。9月28日、東京・芝公園のホテルで開かれた細田派の政治資金パーティー。あいさつに立った元清和研会長の森喜朗元首相は、体調を戻した安倍氏に派閥復帰を促したエピソードを披露した。

5232名無しさん:2020/10/03(土) 18:49:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/b99c88d6cbebd25c65537b0962551665c78f09e4
石破氏が二階幹事長と会談 次の衆院選に向けた選挙区調整について協議
10/3(土) 11:05配信

 「いつ解散があるか分からないけれど、その時までお互いが意思の疎通をできるだけ図っていく」。自民党の総裁選挙に敗れた石破元幹事長が二階幹事長と会談し、次の衆議院選挙に向けて意見交換を行った。

 会合は石破元幹事長からの呼びかけで行われ石破派の山本元農水大臣と二階派の林幹事長代理が同席した。次の衆議院選挙に向けた選挙区調整について話し合われ、自民党の議席を減らさないよう工夫していくことで一致した。

 石破派内には「ポスト菅」を視野に派閥拡大を望む声があり、二階派との会合は来年の総裁選に向けて憶測を呼びそうだ。(ANNニュース)

5233名無しさん:2020/10/03(土) 19:34:06
https://www.asahi.com/articles/ASNB253MPN9YUTFK002.html
余裕見せる新政権の立役者 認めなかった「ポスト安倍」
有料会員記事
清宮涼、明楽麻子
2020年10月3日 11時00分

 自民党総裁選で最も激しく火花を散らしたのは、菅義偉氏を支持した派閥同士だったかもしれない。

 9月2日夕、主要3派閥の領袖(りょうしゅう)がそろって会見を開いた。

 安倍政権を支え続けたキーマンで、麻生派(54人)を率いる麻生太郎副総理兼財務相、党内最大派閥の細田派(98人)会長の細田博之元幹事長、そして竹下派(54人)会長の竹下亘元総務会長の3人。表向きは総裁選に出馬する菅氏への支持を表明するための会見だったが、3派側の幹部の一人は「菅氏に3派の存在感を示すことが大事だった」と証言。菅氏に立候補を促して早々と勝利の流れをつくった二階俊博幹事長への対抗心は隠しようもなかった。

 麻生氏は、会見に二階派が同席していないことを問われて素っ気なく言った。「あそこはもう支持を表明しておられますから」

 一方、事前に会見の開催を知った二階派の河村建夫元官房長官は麻生氏に「菅さんを応援する気持ちは同じ。主導権争いをやっていると余計な臆測を呼ぶ」と電話で申し入れた。二階氏に近い党幹部は「幹事長を代えろということか」と不快感をあらわにするなど、両陣営の確執は熱を帯びていく。

 それでも、菅政権誕生の立役者である二階氏の優位は明らかだった。3派会見の当日、二階氏は周囲にこう言って「勝者の余裕」を見せつけた。

 「遅れてきたお客さんいらっしゃいだ」

夏前に「菅が一番いいだろう」
 菅氏擁立の動きは6月にさかのぼる。6月17日、東京都港区の中華料理店「富麗華」に二階氏と側近の林幹雄幹事長代理、森山裕・国対委員長、菅氏が集まった。

 食事が一段落した後に、二階氏…

5234名無しさん:2020/10/03(土) 21:54:58
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201809030000444.html
参院竹下派の三原じゅん子氏が安倍首相支持
[2018年9月3日13時5分]

自民党の三原じゅん子参院議員が、党総裁選(9月7日告示、20日投開票)で、安倍晋三首相を支持することが3日、分かった。

三原氏は、石破茂元幹事長の支持を決めた参院竹下派(21人)に所属しているが、3日午後、都内で開かれた首相陣営の総決起大会に出席した。

参院竹下派による石破氏への支持が、決して「一枚岩」ではないことになる。

5235名無しさん:2020/10/04(日) 00:05:59
https://www.kanaloco.jp/news/government/article-220053.html
島村氏、三原氏らが出馬要請 菅氏「2日に出馬表明する」
自民党総裁選
政治・行政 | 神奈川新聞 | 2020年9月2日(水) 05:00

菅氏との面会後に取材に応じた島村大氏(左端)や三原じゅん子氏(右から2人目)ら=衆院第2議員会館

 安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選を巡り、菅義偉官房長官(衆院2区)に近い同党無派閥の参院議員有志グループが1日、国会内で菅氏と面会し、出馬を要請した。菅氏は「2日夕方に出馬表明する」と応じたという。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200901/k10012595041000.html
自民党総裁選 無派閥の議員が菅官房長官と面会「支える」
2020年9月1日 17時35分

自民党の無派閥の参議院議員11人は、菅官房長官と議員会館の事務所で面会したあと、そろって記者会見しました。

議員らが「身を粉にして支える。菅総理大臣誕生のために戦っていきたい」と伝えたのに対し、菅氏は「さまざまな方から『あなたしかいない』と要請を受ける中で決断した。あすの夕方、立候補を表明する」と応じたということです。

菅氏に立候補を要請した島村大参議院議員は「安倍総理大臣がこういう形で辞めることは、そばで見ていた菅官房長官がいちばん悔しい思いをしていると思う。政治空白を作らず継続したいという気持ちを痛感した」と述べました。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020091500236
自民総裁動静(9月15日)
2020年09月15日23時16分

 午前6時43分、東京・赤坂の衆院議員宿舎発。
 午前6時44分から同7時19分まで、東京・赤坂周辺を散歩。同24分、東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急着。同ホテル内のレストラン「ORIGAMI」で秘書官と打ち合わせ。
 午前8時27分、同ホテル発。同29分、官邸着。
 午前10時4分から同21分まで、閣議。
 午前11時50分、官邸発。同52分、東京・赤坂のANAインターコンチネンタルホテル東京着。同ホテル内の中国料理店「花梨」で報道各社と懇談。
 午後0時34分、同ホテル発。
 午後0時40分、衆院第2議員会館着。
 午後0時49分、同所発。
 午後0時52分、自民党本部着。同54分、佐藤勉氏ら同党新役員呼び込み。
 午後1時30分から同43分まで、同党臨時総務会。同2時4分から同10分まで、同党役員会。
 午後2時17分、同所発。同20分、衆院第2議員会館着。
 午後2時33分、同所発。同35分、官邸着。
 午後3時25分、官邸発。同26分、国会着。同28分、常任委員長室へ。
 午後3時29分から同41分まで、山口那津男公明党代表と与党党首会談。二階俊博自民党幹事長、斉藤鉄夫公明党幹事長ら同席。同43分、同室を出て、同44分、自民党総裁室へ。山口泰明同党新選対委員長と面会。同51分、同室を出て、同52分、国会発。同55分、衆院第2議員会館着。同57分から同4時10分まで、島村大同党参院議員。同21分、同所発。同23分、官邸着。
 午後6時25分、官邸発。同27分、衆院第2議員会館着。
 午後6時35分、同所発。
 午後6時41分、東京・紀尾井町のホテル「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町」着。
 午後6時55分、同ホテル発。同59分、東京・赤坂のANAインターコンチネンタルホテル東京着。同ホテル内のミーティングルームで加藤勝信厚生労働相と面会。
 午後8時12分、同ホテル発。同18分、官邸着。
 午後9時1分、官邸発。同5分、東京・赤坂の衆院議員宿舎着。
 午後11時現在、同議員宿舎。来客なし。

5236名無しさん:2020/10/04(日) 00:21:31
https://www.excite.co.jp/news/article/Litera_1111/
菅官房長官に日歯連からの「3000万円迂回献金」発覚! 新聞・テレビはなぜ報じないのか
リテラ2015年5月18日 22:30

 ゴールデンウィークのはざまの4月30日、東京地検特捜部が「日本歯科医師連盟」(日歯連)の家宅捜索に入り、同団体の会長・高木幹正氏の任意聴取を開始しているという。容疑は政治資金規正法違反の迂回献金。

 日本歯科医師会の政治団体である日歯連は自民党の金権政治の温床で、10年前の日歯連事件では、村岡兼造元官房長官ら国会議員、官僚が多数逮捕されている。しかも、第2次安倍政権になって日歯連と自民党の不透明な癒着が復活し、さまざまな疑惑が取り沙汰されていた。

 そんな最中のガサ入れだったため、すわ大型疑獄に発展か?と色めき立つ永田町関係者もいたが、今回の特捜部の捜査対象は日歯連の組織候補の石井みどり自民党参院議員と西村正美民主党参院議員という小物二人。石井議員に政治資金規正法の寄付制限を超える9500万円を献金するために、同じ組織内候補の西村議員の後援会を経由したというものだ。

 しかし、ここにきて、この日歯連をめぐって重大な疑惑が発覚した。政権の要・菅義偉官房長官への迂回献金疑惑を「週刊ポスト」(小学館)5月29日号がスクープしたのだ。

 そもそも、菅官房長官は現在、特捜部の事情聴取を受けている日歯連の高木会長ときわめて近い関係にある。高木会長は今年2月、日歯連の母体である日本歯科医師会の会長選挙に立候補したが、その際も菅官房長官は高木会長の支援集会に、こんな推薦メッセージを送っている。

「健康長寿社会の実現に向けて国を挙げて取り組む中、歯科口腔保険の推進はとても大切です。その重要性をずっと我々政府、与党に訴え続けてこられたのが、日本歯科医師連盟の高木幹正さんです」

 また、この支援集会には、菅氏と近い飯島勲内閣参与が名代として出席し、挨拶に立った日歯連出身の自民党参院議員・島村大氏も「(日歯連で)内閣官房と緊密な連携をとれる人は高木氏以外にいない」と、菅官房長官との近さをアピールしたほどだ。

 その菅官房長官に、不審な金の流れがあったのは先の参院選直前の2013年6月のこと。くだんの高木会長の支援集会であいさつに立った島村議員から当時、菅官房長官が会長を務めていた自民党神奈川県連に3000万円もの金が寄付されていたのだ。

 実はこの年、島村氏には日歯連から1500万円、その他歯科医師団体などから1540万円、合計3040万円の歯科医師団体からの寄付があった。それがそっくりそのまま菅官房長官に流れた可能性が高いのだ。

 島村議員は日歯連出身で、参院選では神奈川選挙区の自民党公認候補。候補を決めたのが県連会長を務める菅氏だった。しかし、日歯連が当時、公式に支援を決めた組織内候補は、特捜部が捜査対象としている石井みどり参院議員だけで、その石井議員にも日歯連は同年、1147万円しか寄付していない。

「ポスト」は、島村氏にだけこんな巨額の寄付をするというのはあまりに不自然だとしたうえで、こう指摘する。

「島村氏の支部が日歯連と地域の歯科医師連盟などから集めた約3000万円は最初から島村氏ではなく、公認でお世話になった県連と、その会長である菅長官への日歯連側からの上納金だったのではないか」

 しかも、菅官房長官はこうした献金の見返りとして、今年2月の日本歯科医師会会長選挙で、高木氏を全面支援したと考えられる。

 まさに、特捜部が今、捜査を進めている石井議員の迂回献金疑惑の本丸、ともいえる疑惑ではないか。

 ところが、この「ポスト」のスクープに、新聞、テレビなどの大マスコミはまったく反応しなかった。一応、官房長官会見でテレビカメラが外れた後に一社から質問が出たようだが、菅氏が「事実無根」と否定すると、それきり。新聞は一行たりとも書いていないし、テレビも一秒たりとも報道していない。

「『報道ステーション』が古賀(茂明)さんを降ろしたケースでよくわかるように、新聞、テレビが一番恐れているのが、菅官房長官なんです。安倍さんの場合はキレて口撃をしかけてくるからまだわかりやすいですが、菅さんは裏でいろんな仕掛けをしてくる。新聞、テレビは菅さんに睨まれたらどんな報復を受けるか分からない、と政策批判さえ口にできない状態ですから、スキャンダルなんてやれるはずがない」(政治部記者)

 なんとも情けない話だが、安倍政権が続く限り、政治家の疑惑追及なんて夢のまた夢、ということだろう。(田部祥太)

5237名無しさん:2020/10/04(日) 00:22:35
https://www.excite.co.jp/news/article/Litera_1553/
菅官房長官と逮捕された「日歯連」高木前会長の関係、そして迂回献金疑惑...新聞・テレビはなぜ報道しないのか
リテラ2015年10月4日 16:00

 日本歯科医師連盟(日歯連)の迂回献金事件をめぐる東京地検特捜部の捜査が本格化してきた。9月30日には、日歯連の前会長・高木幹正と、当時の会計責任者で前副理事長、村田憙信、元会長の堤直文の3人が逮捕され、今後は政界へ捜査が波及するのか注目を集めている

 捜査対象になっているのは、日歯連からの迂回献金で寄付制限を超える9500万円を受け取った自民党の石井みどり議員と、その石井議員への迂回献金で名義を貸していた民主党・西村正美議員。

「西村議員はすでに事情聴取が行われましたが、どうやら名義を勝手に使われていただけで、刑事訴追される可能性は低そうです。一方、これから事情聴取が行われる石井議員は、政治資金規正法違反に問われる可能性がある」(全国紙社会部記者)

 だが、日歯連ではこの2人だけでなく、迂回献金が常態化しており、さまざまな政治家の名前が取りざたされている。

 なかでも疑惑が濃厚なのは、安倍政権の要である菅義偉官房長官だ。菅官房長官は逮捕された日歯連・高木前会長と非常に親しい関係にあり、2013年に3000万円の迂回献金を受け取っていた疑惑が浮上しているのだ。

 実は、この問題については「週刊ポスト」(5月29日号)が報道。本サイトも記事にしているが、その疑惑はただの噂レベルではなく、政治資金収支報告書からも読み取れる明らかなものだった。

 ところが、新聞・テレビは定例会見で、菅官房長官から「事実無根」と完全否定され、「報道した週刊ポストに法的手段を考えている」とすごまれると、一切、記事にせず、そのまま沈黙してしまったのだ。

 菅官房長官の疑惑とはいったいどういうものなのか。そして、なぜ、新聞・テレビは黙ってしまうのか。当時の記事を再録したのでぜひ読んでほしい。
(編集部)

5238名無しさん:2020/10/04(日) 00:22:46
>>5237

***********************

 ゴールデンウィークのはざまの4月30日、東京地検特捜部が「日本歯科医師連盟」(日歯連)の家宅捜索に入り、同団体の会長・高木幹正氏の任意聴取を開始しているという。容疑は政治資金規正法違反の迂回献金。

 日本歯科医師会の政治団体である日歯連は自民党の金権政治の温床で、10年前の日歯連事件では、村岡兼造元官房長官ら国会議員、官僚が多数逮捕されている。しかも、第2次安倍政権になって日歯連と自民党の不透明な癒着が復活し、さまざまな疑惑が取り沙汰されていた。

 そんな最中のガサ入れだったため、すわ大型疑獄に発展か?と色めき立つ永田町関係者もいたが、今回の特捜部の捜査対象は日歯連の組織候補の石井みどり自民党参院議員と西村正美民主党参院議員という小物二人。石井議員に政治資金規正法の寄付制限を超える9500万円を献金するために、同じ組織内候補の西村議員の後援会を経由したというものだ。

 しかし、ここにきて、この日歯連をめぐって重大な疑惑が発覚した。政権の要・菅義偉官房長官への迂回献金疑惑を「週刊ポスト」(小学館)5月29日号がスクープしたのだ。

 そもそも、菅官房長官は現在、特捜部の事情聴取を受けている日歯連の高木会長ときわめて近い関係にある。高木会長は今年2月、日歯連の母体である日本歯科医師会の会長選挙に立候補したが、その際も菅官房長官は高木会長の支援集会に、こんな推薦メッセージを送っている。

「健康長寿社会の実現に向けて国を挙げて取り組む中、歯科口腔保険の推進はとても大切です。その重要性をずっと我々政府、与党に訴え続けてこられたのが、日本歯科医師連盟の高木幹正さんです」

 また、この支援集会には、菅氏と近い飯島勲内閣参与が名代として出席し、挨拶に立った日歯連出身の自民党参院議員・島村大氏も「(日歯連で)内閣官房と緊密な連携をとれる人は高木氏以外にいない」と、菅官房長官との近さをアピールしたほどだ。

 その菅官房長官に、不審な金の流れがあったのは先の参院選直前の2013年6月のこと。くだんの高木会長の支援集会であいさつに立った島村議員から当時、菅官房長官が会長を務めていた自民党神奈川県連に3000万円もの金が寄付されていたのだ。

 実はこの年、島村氏には日歯連から1500万円、その他歯科医師団体などから1540万円、合計3040万円の歯科医師団体からの寄付があった。それがそっくりそのまま菅官房長官に流れた可能性が高いのだ。

 島村議員は日歯連出身で、参院選では神奈川選挙区の自民党公認候補。候補を決めたのが県連会長を務める菅氏だった。しかし、日歯連が当時、公式に支援を決めた組織内候補は、特捜部が捜査対象としている石井みどり参院議員だけで、その石井議員にも日歯連は同年、1147万円しか寄付していない。

「ポスト」は、島村氏にだけこんな巨額の寄付をするというのはあまりに不自然だとしたうえで、こう指摘する。

「島村氏の支部が日歯連と地域の歯科医師連盟などから集めた約3000万円は最初から島村氏ではなく、公認でお世話になった県連と、その会長である菅長官への日歯連側からの上納金だったのではないか」

 しかも、菅官房長官はこうした献金の見返りとして、今年2月の日本歯科医師会会長選挙で、高木氏を全面支援したと考えられる。

 まさに、特捜部が今、捜査を進めている石井議員の迂回献金疑惑の本丸、ともいえる疑惑ではないか。

 ところが、この「ポスト」のスクープに、新聞、テレビなどの大マスコミはまったく反応しなかった。一応、官房長官会見でテレビカメラが外れた後に一社から質問が出たようだが、菅氏が「事実無根」と否定すると、それきり。新聞は一行たりとも書いていないし、テレビも一秒たりとも報道していない。

「『報道ステーション』が古賀(茂明)さんを降ろしたケースでよくわかるように、新聞、テレビが一番恐れているのが、菅官房長官なんです。安倍さんの場合はキレて口撃をしかけてくるからまだわかりやすいですが、菅さんは裏でいろんな仕掛けをしてくる。新聞、テレビは菅さんに睨まれたらどんな報復を受けるか分からない、と政策批判さえ口にできない状態ですから、スキャンダルなんてやれるはずがない」(政治部記者)

 なんとも情けない話だが、安倍政権が続く限り、政治家の疑惑追及なんて夢のまた夢、ということだろう。(田部祥太)

5239名無しさん:2020/10/04(日) 00:23:21
https://news.livedoor.com/article/detail/17104204/
<政界宗教汚染〜安倍政権と問題教団の歪な共存関係・第17回>

 9月11日に行われた内閣改造、意外な人物が経済産業大臣に抜擢された。菅原一秀衆議院議員、当連載で何度も取り上げてきた問題議員の一人だ。入閣待機組に名前が挙がってはいたが派閥に属しておらず入閣の可能性は低いと見られていた。では今回の組閣でなぜ無派閥の菅原が初入閣を果たせたのか、見え隠れするのは菅義偉官房長官の思惑だ。

◆多数閣僚入りした統一教会関係議員

 第4次安倍再改造内閣で新たに閣僚として就任した顔ぶれをみると、これまで本連載で取り上げてきた議員の名が散見できる。当該閣僚と統一教会(世界平和統一家庭連合)との関係を以下に列記する。

・武田良太 国家公安委員長・防災・行革担当大臣
 2017年2月に韓国で開かれた世界平和国会議員連合(IAPP)の総会で韓鶴子から“国家復帰”指令を受け、同年7月には同教団による外遊議員団の一員として渡米。昨年10月、国際勝共連合50周年大会に出席

・竹本直一 IT政策・科学技術担当大臣
 2016年11月、世界平和国会議員連合日本創設式典の晩さん会に出席、翌17年7月、統一教会国会議員団の一員として米外遊

・萩生田光一 文部科学大臣
 2014年10月、八王子市民ホールで開催された統一教会会長教団会長の講演会に来賓出席し祝辞

・加藤勝信 厚生労働大臣(再任)
 2018年7月、厚労大臣として岡山の教団1万人信者大会に秘書を代理出席

・衛藤晟一 沖縄・北方・一億総活躍大臣
 2014年1月、教団関連団体・世界戦略総合研究所の定例会で講演し参議院議員会館使用の便宜

・田中和徳 復興大臣
 2016年10月、川崎駅での駅頭で教団機関紙・世界日報を配布。翌17年5月、教団北米会長一行と自民党本部で会談

・菅原一秀 経済産業大臣
 2017年
 3月、世界平和女性連合に政治活動費から会費1,5万円を支払い
 10月、衆院選で統一教会青年信者運動員活用疑惑
 11月、教団2世組織 ・勝共UNITEが永田町の星稜会館(*編集部注:初回配信で広陵会館とあったのは正しくは星陵会館でした。訂正いたします。2019年11月12日16時40分)で開催した「改憲実現2020大会」に出席し信者を激励
〈参照:統一教会イベントで2世信者を激励した議員に「信者運動員使用」疑惑浮上。本人を直撃|HBOL〉

 これまでの安倍政権の組閣では数人の統一教会系議員が閣僚に登用されてきたが、今回の閣僚人事は“異常”と呼んで差し支えないレベルで同教団への貢献度が高い議員が登用されている。

◆新経産相就任前に行われた取材者への虚偽刑事告訴

 今回の人事で筆者が注目したのは経産相に抜擢された菅原一秀だ。今年6月から7月にかけ、菅原の政治家としての資質が問われる“事件”が立て続けに起こった。

 菅原及びそのスタッフは確認できただけでこの数年来継続して有権者への顔写真付きカード型カレンダーの配布を行ってきた。カレンダー配布が公職選挙法に抵触する可能性を指摘した筆者のツイートが6月中旬、カレンダーの画像ごと削除、アカウントもロックされた。何者かが規約違反としてツイッター社へ虚偽通報を行ったのだ。

 菅原の関与を疑った筆者が菅原の地元事務所へ問い合わせると、電話口の秘書は折り返しの連絡をすると言ったきり居留守を続けた。そこで直接、取材申し入れのために筆者とジャーナリストの藤倉善郎氏が同事務所を訪れると、連絡を受けた国会事務所の秘書が110番通報を行い警察が出動する事態に。これら一連の経緯について藤倉氏との連名で公開質問状を出したところ、菅原議員サイドは建造物侵入での刑事告訴を仕掛けてきたという流れだ。
〈参照:公職選挙法違反疑惑を指摘のジャーナリストを国会議員事務所が警察に虚偽通報か|HBOL〉

5240名無しさん:2020/10/04(日) 00:23:49
>>5239

〈参照:「建造物侵入罪」濫用で狭められる報道の自由|HBOL〉

 一連の菅原議員側の対応は、取材の申し入れに対し虚偽の刑事告訴で応じるというおよそ公人が採る手段とは思えないものであり、立法に関わる国会議員が既存の法制度を使い取材者を虚偽の罪状で陥れようと画策したことは看過できない事態だ。

 今回の菅原の入閣は、取材や報道の自由、国民の知る権利を権力でねじ伏せようと画策する政治家に更なる権力を持たせたということに他ならない。

◆菅官房長官への信奉をアピールしていた菅原議員

 では菅原の閣僚抜擢の背景には何があったのか。菅原は平成15年の衆院選初当選以降、党内のどの派閥にも属していない。その理由は本人の弁によると菅義偉官房長官の存在があったからだという。

「衆議院議員初当選以来、無派閥を16年間貫いてきたのはこの方がいらしたからです」(2019.4.30すがわら一秀ツイートより)

 菅原の両親は菅と同じ秋田出身で卒業したのも菅と同じ県立湯沢高校だ。菅原は国政選挙に挑み敗れた父親と同郷の菅を慕い、その懐刀として動いてきた。“地盤・看板・カバン”を持たない菅原は自分と同じく世襲議員ではない菅を信奉している。

 菅原が毎年秋に開く政治資金パーティには菅を主賓として招いている。

 今年6月、菅原は菅官房長官をバックアップする10数人の自民党無派閥国会議員の連絡会「令和の会」を立ち上げた。

 菅官房長官を支える自民党グループには党内の派閥の枠を超えた「偉駄天の会」があり、その中に当選回数4回以下の無派閥議員が集まった「ガネーシャの会」がある。そのほか当選1回の議員が集うグループもある。

 これらの“菅グループ”には今回防衛副大臣に再登用された山本朋広・自民党前国防部会長や星野剛、当選1回議員の“菅信奉会”の事務局を務める島村大など統一教会と関係の深い議員も多い。

 また今回、法務大臣に就任した河井克行は2016年に故・鳩山邦夫と派閥横断型の政策グループ「きさらぎ会」を立ち上げ現在、同会の幹事長を務めているが、同会の顧問である菅官房長官とは近しい関係にある。河井が主宰する自民党の若手・中堅議員の会「向日葵(ひまわり)会」も実質“菅グループ”と目されている。

 これら“菅グループ”の国会議員は50人を超える勢いだ。

◆副大臣や政務官人事を仕切る菅官房長官

 副大臣や政務官の人事は実質的に菅官房長官が差配する。菅が開く会合では若手議員と官僚を引き合わせ、政務官や副大臣ポストをあてがうという。

 前述の通り副大臣にも統一教会と親しく、菅が目をかけている山本朋広を防衛副大臣に復帰させた。その他、国土交通と復興副大臣にはやはり統一教会と緊密な関係にある御法川信英が就任し、財務政務官には2006年参院選で統一教会票を官邸から割り振られた宮島喜文が任命された。内閣官房副長官には今年6月、統一教会の関連政治団体の集会で宮城県世話人を務めた西村明宏が就任した。

◆次の閣僚20人「NEXT20の会」開催

 経産相就任日のブログに「夢にまで見た階段での記念撮影」と首相官邸での記念撮影について記した菅原。

 大臣のポストを切望する菅原は3年前の2016年10月、地元の会合で支援者を前に「練馬からは50年以上大臣が誕生していない」「6期目で大臣」と発言、そのことをFacebookに書いた支援者に「6期目で大臣のくだりを安倍総理が見たらやばいです。消してください」と慌ててお願いするなど、安倍から不興を買うことをおそれる小心ぶりを露呈させていた。

 その翌月、菅原は京王プラザホテルで菅官房長官や森喜朗元総理らを招き『すがわら一秀君と築くNEXT20の会』と題した政治資金パーティを開いている。次の20人の閣僚に加わるのは自分だとアピールするかのようなタイトルだ。

5241名無しさん:2020/10/04(日) 00:24:16
>>5240

 NEXT20の会から3年後、菅原は念願の首相官邸の階段に立ったということになる。

◆増大する菅官房長官の影響力

 菅原にとって、菅官房長官との関係は生命線である。菅原は経産大臣への抜擢についてメディアの取材に「菅さんが推薦してくれたのだろう」と答えている(9/12付読売新聞朝刊)。

 筆者はそう遠くない時期に菅原の入閣があるとは予想していた。ただしそれは現在の安倍政権下ではなく次期政権を菅義偉官房長官が担った際に、忠臣として尽くしてきた菅原が登用されるのではないかと思っていた。

 菅原が「令和の会」を立ち上げたのも、次の総理大臣を菅だと睨み、菅を担いでおけば閣僚のポストが自分のものになるという計算だ。
 菅政権を待たずしてこの段階で菅原が初入閣を果たしたということは、それだけ菅の影響力・発言力がより一層大きくなっているということだ。菅政権の誕生がますます現実味を帯びてきた。

◆次期菅政権へ向けて進む静かな策動

 今回の組閣人事に仕込まれた菅の思惑とはいかなるものか。菅原の他には菅ルートでは安倍晋三とは距離を置く小泉進次郎が環境大臣として初入閣した。小泉進次郎の結婚記者会見を首相官邸で行わせたのも菅の手配によるものと指摘されている。

 その他、河野太郎も外務大臣から防衛大臣として引き続き重用し、前述のように菅に近い河井克行も法務大臣に就任した。

 今年4月、菅原はブログで菅についてこう書いている

「令和の発表で、一段と存在感が増したが、あくまで黒子に徹すると自らおっしゃっている。
まさに黒田官兵衛である。しかし、天の時、地の利、人の和は自然体で起こるのが、政治の世界の常であり、人間社会の摂理である。平成の次の令和に向けて、日々、国家国民のために菅長官のもとで懸命に汗を流していく」(菅原一秀氏のブログより)

◆新経済産業大臣の任命後初当庁と記者会見を取材

 筆者と藤倉氏は11日夜、菅原が多くの職員が出迎える中で経済産業省に初当庁する場面を取材した。筆者らの姿を認めた菅原新大臣の表情が歪む。

 その後、同省内で行われた就任会見には多くのメディアが参集した。質疑応答では、挙手をする筆者を司会者が無視。筆者らは指名されることはなく、菅原新大臣に統一教会への対応や取材・報道の自由と国民の知る権利についての姿勢を問うことは叶わなかった。

 菅原は今年7月の参院選で、自身が仕切り菅らが登壇した武見敬三候補の演説会に勝共UNITEの主要メンバーや都内の教団地区で政治家対策を行っていた渉外担当者を招待するなど、統一教会との緊密な関係を続けている。
<参照:菅官房長官登壇の選挙演説会で会場を仕切る菅原一秀衆議院議員がジャーナリストを不当排除|HBOL>

 今後、政権の移行とともに問題教団との関係性も継承されていくのか、関係する政治家の動向を含め注目されるところだ。(文中敬称略)

<鈴木エイト(やや日刊カルト新聞主筆)>

【鈴木エイト】
すずきえいと●やや日刊カルト新聞主筆・Twitter ID:@cult_and_fraud。滋賀県生まれ。日本大学卒業 2009年創刊のニュースサイト「やや日刊カルト新聞」で副代表〜主筆を歴任。2011年よりジャーナリスト活動を始め「週刊朝日」「AERA」「東洋経済」「ダイヤモンド」に寄稿。宗教と政治というテーマのほかに宗教2世問題や反ワクチン問題を取材しトークイベントの主催も行う。共著に『徹底検証 日本の右傾化』(筑摩選書)

5242チバQ:2020/10/04(日) 08:28:44
>>5239
お願いなのですが、過去の記事なら いつの記事なのか書いといて頂けませんか?
まあ、読めば去年の内閣改造後ってわかりますが

5243名無しさん:2020/10/04(日) 12:51:59
https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakayoshitsugu/20201003-00201387/
米国にも日本にも「オクトーバー・サプライズ」が起きた
田中良紹 | ジャーナリスト
10/3(土) 21:57 (有料記事)

フーテン老人世直し録(538)

神無月某日

 10月に入ると何かが起こる。米大統領選投票日1か月前の10月には、驚くようなことが起きて選挙の行方に重大な影響をもたらす。これを「オクトーバー・サプライズ」と言う。

 有名なのは、1980年の大統領選挙で再選を目指す民主党のジミー・カーター大統領に対し、共和党のロナルド・レーガン陣営は、ホメイニ革命で国交断絶状態にあったイランに接近し、レーガン政権が誕生すれば米国製武器を提供すると密約を交わし、代わりに大統領選が終わるまでイランに人質となっている米国大使館員の解放をしないよう働きかけた。

 カーター大統領は選挙に勝利するため10月中に人質を奪還する「オクトーバー・サプライズ」を狙ったが、レーガン陣営はイランと密約してそれを封じ込めた。カーターは11月の投票日までに人質を奪還できず、国民から「弱腰外交」と批判されて選挙に大惨敗した。

 フーテンはその翌年に米国のコメの積出港を取材したが、国交断絶しているはずのイランに米国のコメが輸出されているのを見た。国交断絶しているのになぜ輸出するのか不思議に思ったが、後から裏側を知り国際政治にはこうした謀略が渦巻いていることを知った。国交断絶とか経済封鎖と言ってもその裏に何かがある可能性はあるのだ。

 表で対立を見せるが裏で手を握って双方が利益を得る。それは政治の世界でよくある話である。それを知らない者だけが対立を真に受けて馬鹿を見る。だから米中対立や米朝対立を煽るメディアの報道をフーテンは鵜呑みにする気になれない。

 ところが今年はそれとは異なる「オクトーバー・サプライズ」が起きた。再選を目指すトランプ大統領が新型コロナウイルスに感染して入院してしまったのだ。本人は軽症だと言うが、メディアは最悪の事態を想定して報道する。トランプが執務できなくなった場合や、既に投票が始まっている大統領選挙をどうするかなど、様々な情報が流されている。

 現職大統領が再選を目指す選挙で、投票日の1か月前に入院することなど、これまでの歴史にはなかったことだ。サプライズ中のサプライズと言える。大方はこれでバイデンの優勢が決まったかのように言うが、フーテンはもう少し状況を見ないと分からないと思う。政治はそれほど単純とは思わないからだ。理由は後で述べる。

5244名無しさん:2020/10/04(日) 12:52:09
>>5243

 もう一つフーテンが注目したのは、日本の「オクトーバー・サプライズ」である。菅総理が日本学術会議の新会員候補6名を拒否したことが10月1日に分かった。6名はいずれも安倍政権の政策を批判した学者と見られるが、拒否した理由を菅政権は明らかにしていない。高支持率でスタートした菅政権が、支持率を落とすようなことをするのはフーテンに言わせれば「サプライズ」である。

 そしてその日の菅総理の行動にも「?」と思わせることがあった。新聞の総理動静によれば、1日の午前11時41分、官邸を出た菅総理は衆議院第一議員会館の安倍前総理の部屋を訪れた。10分ほどの面会で官邸に戻ったが、現職総理が前総理の議員会館の部屋を訪れるのは極めて珍しい。

 表向きは「外国首脳との一連の電話会談内容を報告した」というが、そんな報告をするために現職総理が前総理の議員会館の部屋を訪れるか? フーテンはそれとは違う用件で訪れ、しかも安倍前総理に呼びつけられたと思わせる形にした、と思った。

 会合をする場所には意味がある。呼びつけたのか、呼びつけられたのか、それがはっきりするからだ。総理が官邸で会うのは、総理に仕える官僚、陳情を持ち込む政治家、業界団体の代表や財界人、学者やメディア関係者などだが、総理の許可を得て訪問する形だ。

 一方、総理が官邸ではなく公邸か、外のレストランや料亭などで会うのは、総理の方から会いたいと思い、もてなしたい相手である。菅総理は前任の安倍総理には礼を尽くさなければならない立場である。会うなら公邸か外のレストランなどに一席設けるのが普通だ。ところが議員会館の部屋を訪れたというから驚いた。

 それが日本学術会議の候補6名を拒否した日と重なったことで、フーテンにはあらぬ妄想が湧く。この6名が拒否された理由もそれまでの選考過程も明らかにされていないので、確たる材料はまだないが、フーテンには安倍前総理が自民党総裁選のさなかに発表した異例の「談話」と、この候補拒否とが重なって見える。

 以前から書いているように、安倍前総理の本来のシナリオは岸田文雄氏への「禅譲」だった。東京五輪はそれをするための格好のイベントだった。五輪を終わらせ世界中から注目されている中で、安倍前総理は名誉ある辞任をして岸田氏に「禅譲」する。

 目的はハト派の岸田氏に憲法改正の露払い役をさせ、国民投票を国民に経験させてから自分が再び総理にカムバックし、念願の9条改正に手を付けるのである。しかしコロナがすべてを狂わせた。東京五輪は延期となり、コロナ対応も批判されて、岸田氏への「禅譲」などやれる状況ではなくなった。

5245名無しさん:2020/10/04(日) 17:23:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/0dd60a37eba137f45ee3efd7b6e6f35c4a691bbc/images/000
二階派、大挙山口入り

自民党の二階俊博幹事長は4日、二階派所属議員19人を引き連れて山口県宇部市に乗り込み、同派会長代行の河村建夫元官房長官(衆院山口3区選出)が開いた会合で気勢を上げた。写真は、会合であいさつする二階氏。(時事通信社)

5246名無しさん:2020/10/04(日) 17:24:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/bdd9bebe770d667a1143a9a072f7ff329ea9b644
官房長官は首相への必須条件
10/4(日) 14:59配信

 菅義偉内閣が正式にスタートした。7年8カ月、歴代最長の安倍晋三前首相の時代が終わり、たたきあげの菅首相の誕生となった。令和おじさんこと、菅首相への世論の反応は好調で、毎日新聞の全国世論調査(9月17日)で内閣支持率は64%となった。

 今回の菅内閣誕生にあたっては、政治史上、特筆されることがある。自民党の政権下で首相になるための必須条件が官房長官を経験すること、自民党派閥のトップは首相を生み出す力は備えても、自らは首相の座に縁遠いという実情が明白となったことだ。この2点から菅政権の本質を解き明かしてみたい。

 菅氏は第1次安倍内閣で総務相を務めた後、2012年12月から第2〜4次安倍内閣の官房長官として7年8カ月、安倍政権の大番頭として首相を支えてきた。

 「内閣官房長官」――。戦前は内閣書記官長との呼称で、新憲法下で内閣官房長官と呼ばれるポストになったが、国務大臣となったのは1966年佐藤栄作内閣の橋本登美三郎官房長官の時で、それまでは一部の例外を除いて「0.5」と称されたものだった。

 首相の近くにいても、首相に直結するポストではないうえ、首相と一心同体とみなされる懸念が強かったのも事実だ。第1次岸信介内閣当時の佐藤栄作(岸首相実弟)が官房長官に擬されたが、兄弟共倒れになる可能性を案じた佐藤側近(田中角栄ら)が猛反対して潰れたという事例もある。

 後年、佐藤が首相在任中(1971年)、田中を官房長官にという声も上がったが、田中は官房長官就任は首相に取り込まれ、逆に政権取りが難しくなるだけとの判断から、官房長官を固辞、通産相(現経済産業相)に回った。

 田中角栄は首相になる条件として「外相、蔵相(現財務相)、通産相のうちの二つと自民党幹事長、政調会長の経験」を挙げていたが、官房長官は入っていなかった。

 ゆえに国務大臣でない頃の官房長官を務めた佐藤栄作(吉田内閣)、大平正芳(池田内閣)、鈴木善幸(同)は後に首相になったとは言え、彼らにとって首相へのキャリアパスだったとは言いがたい。

 しかし、衆院の選挙制度が96年10月の衆院選をもって中選挙区制から小選挙区制に変わると、自民党戦国史よろしく自民党派閥のボスが挑んできた首相選びの様相が様変わりしていった。01年に小泉純一郎首相が誕生すると、政治主導の名のもとに官邸主導が幅をきかせるようになった。小泉政権、第2〜4次安倍内閣はその最たるものである。菅氏は96年初当選で小選挙区制の申し子である。

 官邸主導の中で官房長官の存在が急速に大きくなった。安倍前首相は第3次小泉内閣の官房長官から首相(第1次内閣)になった。菅氏も官房長官から首相。小泉政権で官房長官を務めた福田康夫氏も閣僚歴は官房長官だけで首相に就任した。官僚出身ではないのに党人色はいずれも薄い。安倍、福田両氏は官房長官が唯一の閣僚経験であり、菅氏も官房長官以外は総務相を務めただけである。

 菅氏は7年9カ月の官房長官在任記録を作った。民主党政権時代、菅直人内閣の官房長官を務め、11年の東日本大震災発生時の対応にあたった枝野幸男氏(現・立憲民主党代表)は「官房長官にはあらゆる情報が集まる。首相を1年務めるのなら5年官房長官をやった方がいい」と周辺に語ったこともある。

 そのことをもってしても、菅氏の「7年9カ月」がいかに大きなものか。内閣人事局を足場に霞が関の官僚人事を掌中で動かし、政権中盤から後半にかけては二階俊博幹事長との二人三脚で、与党との綿密な調整に奔走した。

5247名無しさん:2020/10/04(日) 17:24:58
>>5246

 ◇本命・岸田氏の脱落と今後の政局

 コロナ禍までは安倍政権で4年以上、外相を務めた岸田文雄氏(宏池会会長)がポスト安倍の本命とみなされていた。しかし、総裁選での都道府県連票はわずか10票。石破茂元幹事長の42票にも遠く及ばなかった。国会議員票は二十数票上乗せされ、79票を獲得したが、菅氏圧勝という現実を突きつけられる結果となったのである。

 岸田氏は「来年9月の総裁選という壁をどう乗り越えるか」と次を見据えているが、この苦境を乗り越えるのは至難と言わざるを得ない。

 菅氏と岸田氏の明暗。それは安倍政権で就いたポストの違いでもある。

 菅氏は首相1強の大番頭として、官界を横串にして、8年近く権力のど真ん中で爪を研いでいた。事実上「第2首相」として政府の組織を束ね、党を握る二階氏との共同支配を確立させた。しかも自らは無派閥を貫き、党内に「隠れ菅派」を作りやすかった。

 一方、岸田氏。第2次安倍内閣以降の外相経験は総裁選に向けた足場作りになっていなかった。

 かつて中曽根内閣で、岸田氏同様、外相を長く務めたのが安倍晋三氏の父・晋太郎だが、ポスト中曽根の最有力候補と言われながら、中曽根は竹下登を後継指名するという一幕があった。

 意外な結果をいぶかる晋太郎は政界のフィクサーと呼ばれた福本邦雄にぼやいた。

 「外務大臣を4回(期)やった。どうして俺にならないのか。みんな90%は私が後継になると思っていた。それが自分にならない」。これに対し、福本氏はこう言い返したという。

 「それは簡単なことだ。あなたが外務大臣を4回(期)やって、名前は売れているし、岸(信介元首相)さんの女婿だし、人柄もいいし、評判がいいのはよくわかっている。だけど外務大臣を4回(期)やって、それで有名になったなんて思っているのが間違いなんだ。党というのは組織なんだ。外相を4回(期)やって海外にばかり行っていて組織を握っていなかった。それが後継者になれなかった最大の原因だ」(「表舞台裏舞台―福本邦雄回顧録」講談社)

 福本は竹下が蔵相4期の上に、当時、最大の首相就任条件とされていた自民党幹事長に就いていたことを指摘し、「(竹下は)緻密に人間関係の網の目を張り巡らせていた」と語っている。

 これと似たようなことが今回、安倍晋太郎の息子たる安倍晋三氏の後継で起きたのだ。岸田氏は安倍晋太郎と違い、国民的な知名度は高いとは言えなかったのも事実だ。竹下は幹事長、菅氏は官房長官で力を蓄えた。政界の因果は巡る、である。

 しかも今日、派閥会長のポストは、総裁選に出馬し、天下を取るためのポジションになっていないのである。

 細田派は細田博之元幹事長、麻生派は首相経験者の麻生太郎副総理兼財務相、竹下派は竹下亘元総務会長、二階派は二階俊博幹事長が派閥領袖だ。麻生、二階氏はキングメーカーたる実力を兼ね備えているが、もはや総裁候補ではない。自らが首相を目指すのではなく、合従連衡して首相を作るという立場なのだ。

 かつての中選挙区時代の自民党派閥は派閥のトップを天下人にするための競い合いの組織であった。しかし小選挙区制になってからは派閥は変質を遂げた。派閥はサロン的な議員互助会となり、トップはとりまとめ役だ。そんな中で、宏池会(岸田派)会長の座にあった岸田氏は実はもともと不利な立場にあったのだ。

 派閥会長は、首相のもとでの官房長官には就きにくいという事情もある。

 菅氏が自らの内閣で起用したのは、菅官房長官の下で官房副長官を務めていた加藤勝信氏である。加藤氏はコロナ禍の中で厚生労働相を務めてきた。

 加藤氏は竹下派の所属だが、安倍前首相の側近中の側近だ。しかも祖父が島根県議だったこともあり、参院竹下派の事実上のドンたる青木幹雄元官房長官(元参院議員会長)との関係も深い。79年旧大蔵省入省で、木下康司、香川俊介(故人)、田中一穂氏の3代の財務事務次官とは同期だ。そして、派閥の会長になる状況にはない。

 まだ官房長官としての実績もないが、今後菅内閣の大番頭としての活躍ぶりいかんでは、ポスト菅の最有力候補となる可能性も秘めている。

 官房長官の仕事は1日2回の記者会見など激職である。激職の中で菅氏は首相の座をつかんだ。かつて官房長官を2回経験した竹下登はこう言った。

 「今日も朝から打ち合わせ。会議に続くまた会議。その上2度の記者会見。官房長官名を変えて、繁忙長官とでも申しましょう。時にはなります、乱暴長官。私も人の子、お許しください。詠み人知らず」(「政治とは何か 竹下登回顧録」講談社)。この竹下が作った戯(ざ)れ歌は今も生きている。【編集委員・中川佳昭】

5248名無しさん:2020/10/04(日) 18:47:36
>>5245

https://news.yahoo.co.jp/articles/76a85214b6168c7d9549a6e0f9c69375921cd84d
自民党山口3区鞍替えにけん制 二階幹事長「売られた喧嘩」
10/4(日) 18:14配信

自民党が衆議院山口3区支部の決起大会を開き二階俊博幹事長が参議院議員の鞍替えについて「売られた喧嘩」だとけん制しました。宇部市で開かれた自民党山口3区支部の決起大会には現職の河村建夫議員を応援しようと同じ派閥の国会議員20人が集まりました。=二階幹事長=「売られた喧嘩という言葉があるでしょう。挑んでこられるなら、我々も受けて立たざるを得ない」二階俊博幹事長は次の衆院選で山口3区への鞍替えが取りざたされる林芳正参議院議員をけん制し公認は現職優先との考えを示しました。一方、林さんはこれまでに鞍替え出馬について「意向は固めていない」と否定しています。また山口3区では立憲民主党の坂本史子さんが出馬を予定しています。

最終更新:10/4(日) 18:14
yab山口朝日放送

5249名無しさん:2020/10/04(日) 18:52:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/99dd6eb9746dcf3a3b186b17dede524f422eaf5f
自民・佐藤勉総務会長インタビュー「首相は改憲に不退転の決意」
10/3(土) 1:07配信

 自民党の佐藤勉総務会長が産経新聞などのインタビューに応じ、菅義偉(すが・よしひで)政権や憲法改正などについて語った。

 --会長就任の感想を

 「菅首相から『ベンちゃん、良い役だろ?』と勧められた。断る理由はない。(党大会などに次ぐ)最高意思決定機関にふさわしい総務会にしたい」

 --菅政権での党と政府の関係は

 「私と下村博文政調会長、山口泰明選対委員長は首相と当選同期だ。少し上の世代の二階俊博幹事長がわれわれを見ているという党の構図が非常に分かりやすくできた」

 「『安倍1強』といわれたゆえんは党側にも責任がある。官邸とのやりとりが少なかったのではないかと思うが、われわれは菅首相と何でも話せる。裸の王様にならないように支えていきたい」

 --首相はデジタル庁創設などを打ち出している

 「首相が掲げた方針をサポートするのがわれわれの仕事だ」

 --これまで衆院憲法審査会長を務めてきた

 「首相は安倍晋三政権を踏襲すると言っており、これは憲法改正も含めてのことだと理解してよい。党の憲法改正推進本部長に衛藤征士郎元衆院副議長、本部長だった大物の細田博之元幹事長が国会の衆院憲法審査会長に就くのは、不退転の決意の表れだ」

 「(改憲のルールを定めた)国民投票法改正案が2年以上も国会で放置されていることはあり得ない。一刻も早く成立させるべきだ。新型コロナウイルス禍など緊急時に国会がどうあるべきかという(憲法上の)議論も必要だ。野党の枠組みが変わり、憲法議論はやぶさかではないという政党も出てくるのではないか。(次の臨時国会は)非常に大切な国会になる」

 --次期衆院選では改憲の是非なども国民に問う形になるか

 「当然そうなる。安倍前首相があそこまで改憲(への意欲)について言い切って、それを現政権は引き継いでいる。当然そこを除いた選挙というわけにはいかないのではないか」

 --衆院解散・総選挙の時期が焦点だ

 「解散は首相の専権事項であり、なんだかんだという立場にはない。ただ、負けるような時に首相が選挙を打つことはあり得ない。そのような分析は首相にかなわないので、その時は従いたい」(今仲信博)

5250名無しさん:2020/10/04(日) 18:56:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e71b49d11c77902e542982453156f57262a6aae
「森さんでいいんじゃないか」で有名に…“強すぎる参院”を作った村上正邦、88歳で逝去
9/23(水) 6:01配信

 自民党参院議員会長や労相を務めた村上正邦氏が亡くなった。享年88。参院で自民党が過半数割れしたことを逆手にとり、参院の地位を高めて「強すぎる参院」とまで呼ばれるほどにした第一人者だった。

 両親は愛媛県出身で、「村上水軍」の末裔とされる。会社員から転じて玉置和郎参院議員の秘書となり、1980年に宗教法人「生長の家」の推薦を得て、参院全国区で初当選。82年の自民党総裁選では、難航した中川一郎氏の推薦人集めに、最初に協力してくれたのが村上氏だった、と当時中川氏の秘書だった鈴木宗男氏が明かしている。村上氏と鈴木氏は秘書時代からの仲間でもあったのだ。

 真骨頂を発揮したのが95年、自民党参院幹事長に就任してからだ。過半数割れした参院で、それまでも気軽に顔を出していた参院野党の各会派に人脈を持つ村上氏は、衆院をライバル視し、しばしば衆院の提案を蹴飛ばし、ひっくり返した。オウム真理教事件が次々と明るみに出た当時、村上氏は「法皇」「尊師」と呼ばれるほどの力を持った。

 当時の加藤紘一幹事長、野中広務幹事長代理とは何となくそりが合わず、何度もやり合った。99年には自らが会長になっていた旧中曽根派と亀井静香氏のグループを合体させて「志帥会」を結成。参院議員ながら初代派閥会長に。

 タカ派の叩き上げで面倒見はよかった。菅義偉首相が好むパンケーキで有名になったホテルニューオータニのSATSUKIで、毎日、朝食をとりながら担当記者と懇談するのは有名だった。

「森さんでいいんじゃないか」で有名に
 最も村上氏が有名になったのは2000年、小渕恵三首相の後継を選ぶ時だ。村上氏が野中氏や亀井氏、森喜朗氏ら5人で会合した際に「森さんでいいんじゃないか」と発言して「森後継」の流れを決定づけた。村上氏が漏らして「密室五人組の談合」と有名になったエピソードである。

 得意げにこれを語るところに、村上氏のワキの甘さと人情味があった。参院では竹下派の青木幹雄氏が後に「ドン」と呼ばれたが、先鞭をつけたのが村上氏であるのは間違いない。元々中曽根派の村上氏は参院を牛耳ってきた田中派―竹下派にライバル心を燃やした。これも「強すぎる参院」を作った原動力だ。

 旧ケーエスデー中小企業経営者福祉事業団(KSD)をめぐる汚職事件で議員辞職、その後受託収賄容疑で逮捕され、実刑判決を受けたが、本人は最後まで「無実」を訴えていた。最晩年も国会傍のパレロワイヤルに事務所を構え、派閥を受け継いだ二階俊博幹事長らが挨拶に訪れるなど、まさに「生涯政治家」だった。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年9月24日号

5251名無しさん:2020/10/04(日) 18:58:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a1fefb602bb8afa16375e90587e7544a8ebad85
菅新政権発足で、マーケットはどこに注目しているのか?
10/1(木) 6:00配信

 安倍晋三氏から菅義偉氏へと内閣総理大臣ポストがバトンタッチされた。安倍政権末期にはすでに「もう菅政権になってるよ」という声が官邸内で聞かれていたという(8月1日付 毎日新聞)。また、自民党内の実力者である二階俊博幹事長と菅官房長官(当時)がエールの交換のようにお互いをたたえる発言をしていた。

 その後の展開を待つまでもなく、「ポスト安倍」は菅氏が最有力であることは火を見るよりも明らかだった。なお、3人の争いになった自民党総裁選挙ではむしろ、第2位に誰がなるかが関心事だった。

 岸田文雄政調会長(当時)にとっては、「次」を目指す上でも、さらには派閥のトップとしての求心力維持のためにも、第3位になることは許されない選挙だったと言える。無事に第2位になったときの満面の笑みは実に印象的だった。他の派閥からも一定数の国会議員票が入ったおかげである。

 菅氏は安倍前政権では「大番頭」として実務を長く取り仕切ってきたので、「アベノミクス」の継承を打ち出すのは当然のことである。したがって、経済政策の大転換のようなことは、もとより想定範囲外である。デジタル庁創設や携帯電話料金引き下げといった「個別テーマ」で目に見える実績を早期に上げようとするのが、菅内閣の基本姿勢と言える。

●次第に曖昧になったアベノミクス

 そもそも論を言うと、菅内閣が継承するとしている、アベノミクスへの明確な「対抗軸」になるような経済政策を示すのは、非常に難しい話だ。アベノミクスの性格・特徴は、金融緩和+財政拡張+成長戦略の「3本の矢」をキャッチフレーズにしていた初期段階では、それなりに明確だった。だが、時間の経過とともにその性格は曖昧になり、政策論争における存在感も薄れていった。

 2015年9月の安倍首相(当時)は「新3本の矢」を提示して、「分配重視」の経済政策で支持率の回復を狙うことになった。この段階で、野党の多くが前面に出しがちな分配重視路線との距離は、かなり縮まったと言える。

 さらに、いわゆる「官製春闘」において、政府は企業経営者の側ではなく労働組合の側に立って、ベアを含む賃上げを毎年促した。リフレ派が重視する物価上昇率2%の早期達成について安倍首相(当時)が言及しなくなり、アベノミクスの成果としては有効求人倍率などで示される雇用情勢改善を誇るようになったことも、市場の内外で注目された。

 また、アベノミクスは経済成長と財政健全化の両立を看板としているが、実態としては、新型コロナウイルスによる危機発生もあって、財政健全化は棚上げ状態である。

 新聞記事検索ツールを用いて、全国紙5紙(日経・読売・朝日・毎日・産経)を対象にしてアベノミクスという単語を含む記事の数を調べてみると、「竜頭蛇尾」的な形状になる。与野党間で政策論争がある程度高まる参議院議員選挙が行われた19年7月を過ぎた後には、50件未満にとどまる月が多くなった(関連グラフ:日経テレコン21「アベノミクス」を含む記事の検索結果(日経+全国紙[朝日・毎日・読売・産経])参照)。「アベノミクス」という概念自体が曖昧になるとともに、世の中の関心事から徐々にフェードアウトしてきたことがうかがえる。

5252名無しさん:2020/10/04(日) 18:58:33
>>5251

 その間、支持率の伸び悩みに焦る野党の側では、財務省出身者を含めて、「消費減税」を主張する政治家が増えた。この主張は自民党内でも一定の広がりを見せている。度合いの差はあるにせよ、与党も野党も現時点では、財政拡張バイアスをかなり帯びた政策を模索していると言えるだろう。最近ではむしろ野党の方が与党よりも財政規律を緩める方向に軸足を傾けている感が漂う。これは本来的には、決して望ましいことではないだろう。

 野党内でも政策論争が展開される機会があった。9月7日に告示されて10日に投開票された、合流新党の代表選である。旧立憲民主党の枝野幸男代表と、旧国民民主党の泉健太政調会長の争いになり、枝野氏が勝利したわけだが、両者がともに主張したのが、消費減税である。

 筆者が驚かされたのは7日の共同記者会見の冒頭発言で泉氏が述べた内容である。「景気は大変厳しい状況だ。消費税は一時的に0%とし、インフレ率2%に回復するまで継続し、消費・景気の回復を最優先したい」と述べたのだ。仮にこの案に沿うと、消費税率0%の継続期間は、日銀が掲げる「物価安定の目標」2%が達成されるまでの間にするという、一種のヒモ付けと考えられる。

●事実上の消費税廃止に?

 だが、このコラムでこれまで何度も述べてきた通り、構造的な物価抑制圧力やコロナ後の「新常態」ゆえに物価目標がいっこうに達成されない場合には(筆者を含む市場参加者の多くはそう考えている)、消費税率0%の時間帯がエンドレスに続いていくことになる。これは、実態としては消費税の廃止に等しい。

 記者会見での泉氏の発言によると、社会保障財源は消費税だけに頼る必要はなく、消費減税時は国債を発行するということなので、景気への影響を考慮して日銀が長期国債買い入れを行って金利上昇を抑制している現在の状況が永続することにもなってしまう。そのことは財政規律を一段と緩めることにつながり、不要不急の歳出が予算に毎年度計上され続けるだろう。

 代表選に勝利した枝野氏はそこまで踏み込んでいるわけではないものの、消費税や所得税を時限的に減免することや、税体系全体の見直しを主張しており、次の衆院選では自民党に対する対抗軸として消費減税を前面に出すとしている。

 なお、自民党から無所属を経て新しい立憲民主党に加わった中村喜四郎衆院議員からは、「コロナ対策と消費税を絡めることが適当なのか。いったん下げてしまえばまた上げることは簡単ではない。消費税減税という対立軸はひ弱だなと思う」という声が出ており(9月22日付東京新聞)、かなりの説得力があるように思う。

 これに対し、菅新首相は消費減税というアイデアを一貫して否定しており、将来の消費増税の必要性にも言及している。この消費税についての考え方だけを取り出せば、野党は財政拡張志向で自民党は財政健全化志向だという色分けになってしまいがちだが、すでに触れた通り、アベノミクスの下で財政の健全化はあまり進まなかったのが現実である。

5253名無しさん:2020/10/04(日) 18:59:36
>>5252

 国債を大量に買い入れて長期金利を押し下げる日銀の異次元緩和には、債券相場が財政悪化に対して発するはずの警告シグナルを消し去ることを通じて、財政規律を弛緩(しかん)させる副作用がある。

 では、菅新首相は日銀の金融政策をどのように見ているのだろうか。この点を確認するため、第2次安倍内閣発足以降の菅氏の関連発言を集めた「語録」を筆者は作成してみたのだが、出てきた結論は黒田東彦日銀総裁のかじ取りへの強い信頼感という、当たり前のものだった。

 たとえば、任期満了が近づき再任の有無が焦点になっていた黒田総裁について。「安倍政権の重要課題の1つであるデフレ脱却に向けて強い決意を持って取り組んでいる」と、17年6月7日の記者会見で発言。同総裁再任が決まった後には、「実績や資質の高さを踏まえ、引き続き金融政策のかじ取りを任せるのが最適だと判断した」と、18年2月16日の記者会見でコメントしていた。

 黒田総裁が率いる日銀の金融政策運営への信頼感に加えて、為替市場で円高が進行することへの強い警戒感(状況次第では為替介入も辞さない強い姿勢)も、菅氏の過去の発言内容から浮かび上がる点である。

 その関連では、為替市場における円高への対応が「首相官邸マター」に格上げされて、為替市場における介入が準備された一幕が16年4月にあったことが、すでに明らかになっている(軽部謙介著『ドキュメント 強権の経済政策――官僚たちのアベノミクス 2』岩波新書)。日銀の金融政策は次期首相の下でもそのまま継続となる公算が大きいが、為替の円高対応に関しては注意が必要である。

 9月23日には黒田日銀総裁が首相官邸を訪れて菅首相と面談し、意見を交換した。日本が祝日だった21日のロンドン市場では、欧州における新型コロナウイルス感染再拡大を材料にドル円相場が円高・ドル安に動き、一時104円ちょうどをつける場面があった。日本政府と日銀の連携がしっかり続いていることを海外投資家に対してデモンストレートする狙いがあったと推測される。

 そして、マーケットが大いに注目しているのが、解散総選挙の時期である。

 9月16日、首相就任後初の記者会見で菅氏は、「新しい内閣に国民が期待し、求めていることは、新型コロナウイルスの感染を何とか早く収束させ、同時に経済をしっかり立て直すことだ。感染拡大防止と経済の両立にまず全力を挙げて取り組み、一人ひとりが安心して元通りに生活できることを一刻も早く実現したい」としつつも、「いずれにせよ1年以内に衆議院は解散総選挙がある。時間の制約も視野に入れながら考えていきたい」と述べていた。

 菅首相は、マキャベリストであり権力欲があると評されることもある政治家である。また、安倍内閣で長い間官房長官として政策全般の実務を取り仕切り、リスクマネジメントにも注力してきた。そうした中で菅氏は「リアリスト(現実主義者)」としての側面を強く持っているのではないかと、筆者は見ている。

●解散総選挙は新型コロナウイルス次第か

 解散総選挙という問題についても、ただ単に「野党が弱いから選挙で勝つなら今だ」というような理由からあわてて解散に動くのではなく、菅氏自身が言及しているように、新型コロナウイルスの感染状況について専門家が「完全に下火になってきた」という判断を下すようになってから、熟慮を経て、解散するかどうかを決めるのではないか。

 とはいえ、そうした判断を下すまでには、政治的な求心力を維持する必要性もあるため、菅氏は首相として「伝家の宝刀」である解散権を行使することに含みを持たせる発言も、随時していくと予想される。

 菅氏の9月に入ってからの発言を整理していて筆者が最も印象に残ったのは、9月5日に国会内であった共同通信のインタビューで飛び出した、「新政権は暫定ではない。自信を持って堂々と務めるべきで、それが国民への責務だ」という発言である。

 この発言について共同通信は、「新総裁は安倍晋三首相の残り任期を務めるため、来年9月に再び総裁選が実施される。暫定政権を巡る菅氏の発言は、後継首相が約1年間のつなぎだとする党内一部の見方を否定した形だ」と解説した。単なるワンポイントリリーフではなく、長いイニングを投げて実績を積み重ねていく政権にしたいというのが、菅氏の考えなのだろう。

 とすれば、どこかで衆院を解散して総選挙で勝利を収め、来年9月の自民党総裁選で無投票再選される流れをつくる必要がある。新型コロナウイルス問題が来年初めにかけてそれなりに落ち着いてくるようだと、早期解散総選挙の確率は50%以上へと一気に跳ね上がるだろう。

上野 泰也

5254名無しさん:2020/10/04(日) 19:01:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/c8c17d92e84d86dfbafa14235b1eb5faacab2f98
菅首相初外遊、所信表明に先行 国会26日召集で調整、野党反発
10/1(木) 19:54配信

 政府・自民党は1日、臨時国会を26日に召集する方向で調整に入った。

 菅義偉首相の初外遊となる今月中旬の東南アジア歴訪を優先した。首相の所信表明演説が帰国後の26日となれば、就任から40日後となり異例。野党は国会軽視と反発している。

 自民党の森山裕国対委員長は1日、二階俊博幹事長に党本部で会い、26日召集案を伝達。党幹部は「26日召集しかない」と語った。

 森山氏は前日の立憲民主党の安住淳国対委員長との会談で23日に召集する方向だと伝えていた。しかし、会談後に首相官邸から「首相外遊が固まった。召集日は26日にしてほしい」と再考を迫られ、わずかの間で方針転換した。

5255名無しさん:2020/10/04(日) 19:02:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c85aa98088ee9efc501fdcd9002eb277ca3e2ce
「菅カラー」随所に デジタル、地方創生に力点 破格の増額要求も
10/1(木) 10:09配信

 菅義偉首相が就任して初となる2021年度予算の概算要求。デジタル化、地方創生といった新政権が注力する分野で大幅な増額を求めた項目が散見され、発足から2週間ながら霞が関が「菅カラー」を強く織り込み、作業したことが垣間見える内容となった。

 首相は9月の自民党総裁選で、「デジタル社会の推進」などを看板政策として掲げた。16日に内閣を発足させると、平井卓也デジタル改革担当相や武田良太総務相らを次々と官邸に呼び込み、予算に関する指示を直接伝達。政府関係者によると、これと並行して官邸官僚からも省庁幹部に対し、看板政策を概算要求に反映させるよう指令が飛んだ。

 積極的に呼応したのが首相がかつてトップを務めた総務省だ。

 地方行政のデジタル化加速に向けた経費には、20年度当初予算の5倍を超える38億円。中でも、都道府県が活用するクラウドシステムのセキュリティー強化支援には32億円と、20年度当初の1億円から破格の増額を要求した。

 この支援策は、高いセキュリティーレベルを満たしたシステムを整備する都道府県に、必要経費の半額を補助する新たな制度。総務省幹部は「菅政権発足を『追い風』と捉え、要求に踏み切った」と強気の背景を打ち明ける。

 内閣府は、人工知能(AI)やビッグデータを活用した未来型都市「スーパーシティ」構想の推進事業として、20年度当初の3億円を大幅に上回る23億円を求めた。

 福岡市や北九州市なども関心を寄せる構想。増額要求は表向き、実現に向けた改正国家戦略特区法の成立を受けた措置だが、首相が官房長官時代から意欲を示し、自民党の二階俊博幹事長も後押ししている。「首相の意をくみ、手厚くした面はある」と関係者。

 首相は、農林水産物や食品の輸出拡大を地方活性化策の柱の一つに据え、特に野生鳥獣肉(ジビエ)の利用拡大では官房長官時に政府会議の議長を務めた。農林水産省は20年度当初比で輸出拡大に2・8倍、ジビエ関連に1・6倍の増額を盛り込んだ。国土交通省も、首相が熱心な災害時の利水ダムの事前放流を拡充する関連経費を要求した。 (東京報道部予算取材班)

5256名無しさん:2020/10/04(日) 19:02:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f80e0bfa4377670a8864f1203d9920f5c553b43
「俺のカレーがねえ!」石破氏パーティーでピリ辛事件
9/28(月) 11:32配信

 カレーがねえ! 自民党の石破茂元幹事長(63)が17日に東京・ホテルニューオータニで開催した政治資金パーティーで、ピリ辛な“5000円カレー事件”が起きていた。

 パーティーは菅義偉首相、岸田文雄前政調会長との総裁選(14日)で3位に敗れた3日後だった。総裁選で“石破潰し”に暗躍したとされる自民党のドン、二階俊博幹事長が講演した。会費は2万円。

「政治資金パーティーは通常、立食形式ですが、新型コロナウイルス禍のソーシャルディスタンスに配慮して、横長のテーブルで行われ、出席者一人ひとりにカレーが提供されました」(出席者の一人)

 石破氏はカレー好きで、自ら作って振る舞うこともあるほど。同氏の公式サイトには好きな食べ物の欄に記載されており「大学時代は4年間カレーを食べつづけた」と付記されている。

 パーティーのテーブルには白米と、いかにも高級そうなカレーのルーが入ったソースポットが置かれた。
 ここでちょっとしたトラブルが発生。当初の想定を上回る支持者や関係者が来場し、出席者全員にカレーが行き渡らなかったのだ。

 さすがに石破氏側に詰め寄る出席者はいなかったが、あちこちから「カレーがねえ!」「食べたかった…」との声が。
 会場からあふれた出席者は急きょ、増設されたモニタールームに移動。カレーの代わりに同ホテル内のレストランで使える5000円の食事券を受け取った。

「石破氏は党内に敵が少なくないのは事実ですが、熱烈な支持者は多い。だから多くの人が来場しました。でも、カレーの代わりに5000円の食事券って。時価5000円のカレーだったということですかね。高い会費を払って出席する政治資金パーティーの楽しみは、食事なんですけど…」と前出の出席者は苦笑い。

 今月いっぱい有効の5000円分食事券をうらめしそうに見つめていた。

東京スポーツ

5257名無しさん:2020/10/04(日) 19:51:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/62a6512840da3e4455058997e35a305be3b4667e
点描・永田町】自民総裁選「2位争い」の結末
10/4(日) 19:04配信

 菅義偉新政権を誕生させた9月14日の自民党総裁選で、政界が注目したのが岸田文雄前政調会長と石破茂元幹事長の「2位争い」だった。安倍晋三前政権の継承を旗印とする菅前官房長官を圧勝させた党内5派閥による「“石破つぶし”と“岸田外し”の結末」(自民幹部)が、菅新政権の前途と1年後の総裁選の展開を占うカギとみられていたからだ。結果的に岸田氏が21票の差をつけて石破氏を抑えたが、党内では「岸田氏を2位にするため、菅支持派が20票くらい流した」との怪情報が乱れ飛んだ。

 自民党所属国会議員(394人)と地方代表(141人)の計535票(欠席1人)を奪い合った総裁選。投票結果は菅氏377票、岸田氏89票、石破氏68票と、予想通りの菅氏圧勝となった。野田毅総裁選管理委員長が3氏の得票を読み上げたが、会場となった都内のホテルの宴会場に「あーあ!」というため息が漏れたのは「石破候補68票」、対照的に「おおっ!」と、どよめきが広がったのが「岸田候補89票」だった。岸田氏は「よしっ!」とつぶやきほっとしたような笑顔を、石破氏は苦笑しながら軽くうなずくような素振りを見せた。

 国会議員と地方代表が同時に投票した今回の総裁選。地方票については、各都道府県連がそれぞれ予備選結果や内部協議で投票先を決め、それを各メディアが集計して報道したため、国会議員は地方票の結果を踏まえて投票する形となった。ただ、地方票はあくまで報道ベースであり、無記名投票だけに「本当に事前の決定通りに投票したかは不明」(閣僚経験者)だ。このため、菅、岸田、石破3氏それぞれに投じられた議員票も「本当の内訳は分からない」(同)のが実態だ。

「施し票」か「隠れ反菅票」か
 政界での大方の予測は、菅氏が400票の大台に迫り、岸田、石破両氏は70票前後の大接戦というものだった。しかし、結果は菅氏が20票前後減らし、岸田氏がほぼ同数の票を上積みした格好。このため、総裁選での多数派工作を主導したとされる二階俊博幹事長の周辺から「なんだこれは」(側近)と訝る声が出る一方、細田、麻生両派の幹部は「あうんの呼吸で岸田氏に票が流れた」と意味ありげに笑い、「犯人捜しの必要はない」と口を揃えた。これを受けて、多くのメディアは「石破つぶしのために岸田氏に『施し票』を与えた」などと解説した。

 しかし、岸田陣営の見方は全く違った。というのも、地方票では石破氏に30票以上の差をつけられると予測していた同陣営は、当初から議員票の積み上げに的を絞り、岸田氏や側近が無派閥や菅氏支持派で態度不明な議員と個別に接触し、1週間の総裁戦の中盤までに「議員票の80以上獲得に、めどを付けていた」(岸田氏側近)と証言する。「菅陣営の『隠れ反菅票』を秘かに掘り起こした結果」(同)というわけで、細田、麻生両派が流した“施し票”という風説は、「陣営内の“反菅票”の存在をごまかすためのフェイク」(同)との分析だ。

 無記名投票で実施される総裁選の歴史を振り返れば「必ず何かのドラマがあった」(自民長老)のは事実。その多くは、劣勢とされた候補の予想外の票の上積みだった。日本特有の“判官びいき”の結果と解説する向きが多いが、「本当は、トップの人物への隠れた不満の表れ」(首相経験者)というのが実態だといわれる。今回2位を確保した岸田氏だが、菅新政権の党・内閣人事では、石破氏と共に無役に追いやられた。1年後の総裁選をにらんだ菅首相の再選戦略とされるが、「真相は隠れ反菅票を掘り起こした岸田氏への怒り」(自民長老)との見方も出ている。【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」9月28日号より】

5258名無しさん:2020/10/04(日) 21:10:38
>>5245
>>5248

https://news.yahoo.co.jp/articles/8f139da61cac2849ce30e21cc633bfa1bf7f5f88
他派閥鞍替えにピリピリ二階派 除名ちらつかせる
10/4(日) 18:47配信

 自民党の二階幹事長が早くも次の衆議院選挙を見据えた動きを見せています。

 二階幹事長が派閥の幹部ら総勢20人で訪れたのは河村元官房長官の決起大会です。幹事長自らの異例のテコ入れには理由がありました。
 自民党・二階幹事長:「いかなる標的であろうとも、懸命に戦って必ず我々の側が勝利する」
 衆議院山口3区ではこれまで二階派の河村氏が公認されてきましたが、次の選挙では岸田派の林元文部科学大臣が参議院からくら替えして出馬することが取り沙汰されています。二階派はこうした林陣営の動きに神経をとがらせていて、「自民党に弓を引くというなら、除名もあり得る」などと牽制(けんせい)する動きを強めています。

テレビ朝日

https://news.yahoo.co.jp/articles/fdff7acfe63dc501b9c3a820904c093a62947cd7
二階幹事長・衆議院山口3区は「河村氏を全力で支える」
10/4(日) 19:03配信

林参議院議員の鞍替えが取りざたされている、衆議院山口3区の自民党の総決起大会が宇部市であり、自民党の二階幹事長は、現職の河村建夫さんを「全力で支える」と強調しました。総決起大会には400人が出席し、河村さんが所属し自民党の二階俊博幹事長が率いる、二階派の国会議員21人が壇上に並びました。山口3区を巡っては、次の衆院選で、県選出で自民党の参議院議員・林芳正さんのくら替えが取り沙汰されています。二階幹事長は「自民党の公認は1人」とし、現職の河村さんを全力で支えると強調しました。自民党・二階俊博幹事長「売られたけんかという言葉がある。河村先生に何かがあるのではないかということであれば、われわれも意を決して、政治行動のすべてをなげうって、その挑戦に受けて立つ」河村さんは、改めて次の衆院選に向け意欲を示しました。自民党・河村建夫衆議院議員「安倍政権を継承する内閣ができた。しっかりと支えていくためには、党勢拡張も大事だし、ここからのろしを上げるべきではないかとこういう思いもあった」山口3区には、立憲民主党の坂本史子さんが立候補を予定しています。

最終更新:10/4(日) 19:03
tysテレビ山口

5259名無しさん:2020/10/04(日) 21:11:45
>>5258

https://news.yahoo.co.jp/articles/f6e0a246eb3bda6052d5c2bf4a1b7110ea6bc391
二階派が山口で選挙体制づくりに総力 そのわけは…
10/4(日) 19:06配信

 早くも解散総選挙を見据えた動きを見せていす。自民党の二階幹事長率いる二階派の幹部らが山口県に集結し、山口3区を地盤とする河村建夫元官房長官の決起大会を開催しました。

 閣僚経験者もずらりと並び、二階派が総力を挙げて河村氏の応援に入っています。今回、二階派が総勢20人で集結したのは、同じく山口3区から岸田派の林参議院議員が出馬するのではないかと取り沙汰されているからです。二階派の幹部は「自民党に弓を引くということだ」と牽制(けんせい)し、現職優先だという考えを強調しました。二階幹事長らはその後、地元の有力企業である「宇部興産」を視察し、選挙での支援体制作りに余念がありません。
 一方、林氏は現時点で出馬は明言していませんが、山口3区のなかで新たに事務所を開くなど準備を進めているとみられています。岸田派の幹部からは「出馬したら派閥が応援しようがしまいが、負けることはない」との声も漏れてきます。この選挙区ではこの他に立憲民主党から坂本史子氏が出馬する見通しです。自民党内で年内の解散総選挙は見送られるとの見方が強まる一方で、選挙を見据えた熾烈(しれつ)な駆け引きがすでに始まっています。

テレビ朝日

https://news.yahoo.co.jp/articles/430f4ccbb2ddc90dc3c6465baa026d0ea186914e
「弓を引くというなら、除名もありうる」二階派が林元文科相陣営を牽制 次の衆院選を見据えた動き
10/4(日) 19:31配信

 「いかなる標的であろうとも、懸命に戦って必ず我々の側が勝利する」。自民党の二階幹事長が、早くも次の衆議院選挙を見据えた動きを見せている。

 二階幹事長が派閥の幹部ら総勢20人で訪れたのは、河村元官房長官の決起大会。幹事長自らの異例のテコ入れには理由があった。

 衆議院山口3区では、これまで二階派の河村氏が公認されてきたが、次の選挙では岸田派の林元文部科学大臣が参議院から鞍替えして出馬することが取りざたされている。

 二階派はこうした林陣営の動きに神経を尖らせていて、「自民党に弓を引くというなら、除名もありうる」などと牽制する動きを強めている。(ANNニュース)

5260名無しさん:2020/10/04(日) 21:12:53
>>5259

https://news.yahoo.co.jp/articles/82d699d652c9bd9715fe6e09a5071223d44272e6
二階幹事長、林氏くら替え報道「反党行為どうなるか」 衆院山口3区、党公認は現職優先で
10/4(日) 19:39配信

 自民党の二階俊博幹事長は4日、次期衆院選の山口3区について「党が公認するのは1人」と現職で二階派(志帥会)会長代行の河村建夫元官房長官を推すと述べた。同区へのくら替えが取り沙汰される岸田派の林芳正元文部科学相(参院山口)に対しては「反党行為をした人がどういう立場になるか、言わずとも分かるだろう」とけん制した。

 河村氏が山口県宇部市内で開いた総決起大会で発言した。二階氏は一部報道で林氏のくら替えがあらためて浮上したことを「売られたけんかという言葉がある。挑んでくるなら受けて立たざるを得ない」と語気を強めた。さらに「きょうは党の幹事長としての立場でも来ている」とし、自身の発言の重さを強調した。

 この日は、二階氏をはじめ志帥会から20人が応援に駆け付けた。伊吹文明元衆院議長は「うわさを心配してきた。万一のことがあっては困る」、林幹雄幹事長代理は「党に弓を引くことになり、除名になる。そういうおろかなことはしないと思う」と発言した。

 大会終了後、二階氏は報道陣に「定数1の選挙区に公認候補は1名だということは子どもでも分かること。党の公認は現職優先で進めたい」と念押しした。

中国新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/89679597cf30037664b683c004b971a5cc94e360
二階氏「売られたケンカ、受けて立つ」 山口に乗り込む
10/4(日) 20:09配信

 自民党の二階俊博幹事長は4日、側近の河村建夫元官房長官(77)が地盤とする衆院山口3区に入り、同党の林芳正参院議員(59)=山口選挙区=の3区へのくら替えを強く牽制(けんせい)した。林氏は態度を明確にしていないものの、3区での活動に力を入れており、二階氏は「売られたケンカ」として、「挑戦を受けて立つ」と訴えた。

 河村氏は当選10回で、二階派の会長代行。山口県宇部市で4日に開かれた次の衆院選に向けた河村氏の決起集会には、二階氏や伊吹文明元衆院議長、林幹雄幹事長代理、武田良太総務相ら応援の二階派国会議員計20人が顔をそろえた。

 党の選挙対策委員長代理を兼務する林幹事長代理はあいさつで、「自民党はまず現役(現職)優先で公認する。(それ以外で)出る人は、反党行為。除名ということもありうる」と踏み込んだ。

 その後、マイクを握った二階氏は「『売られたケンカ』っていう言葉がある。河村先生に何かあるということであれば、我々も意を決してその挑戦に受けて立つ」と宣言。さらに「公認決定に反抗する行為があれば、どういう立場になるかということは言わずともおわかりの通りだ」とクギを刺した。

■林芳正氏「固めたということはない」

 二階派が大挙して応援に入ったのは、菅内閣が発足した9月16日、林氏が3区にくら替えする意向を固めた、と一部で報じられたためだった。

 一方、林芳正氏は21日、報道陣の取材に「そうした意向を固めたということはない」と否定したが、くら替えの可能性を問われると「期待があることは承知している。応えられるよう精進を重ねていく」と含みを残している。

朝日新聞社

5261名無しさん:2020/10/04(日) 23:22:23
https://www.fnn.jp/articles/-/82354
自民党総裁選 8日告示 各陣営、動き活発化
国内
2020年9月7日 月曜 午後8:22

自民党総裁選挙は、8日の告示を前に、菅・岸田・石破の各陣営が動きを活発化させている。

菅官房長官「(長官の過去の執筆本が高値になっているが?)野党時代に執筆した著作について、そんなに高値になっているとは知らなかった」

菅官房長官は、7日も公務を行う一方、自民党の東京都議団を訪問するなどした。

また、菅陣営は幹部会合を開き、8日の告示に向けての準備を進めている。

一方、同じ神奈川県選出の小泉環境相も「共に非連続の改革をやっていきたい」として、菅氏支持を表明した。

岸田政調会長「政策の中身は、(ほかの候補者と)明らかに違うところが多々あります。違いをよく理解してもらうことが基本です」

岸田政調会長は、台風10号対応のため地方出張をキャンセルし、自民党本部から地方の会合にリモート参加し、党員に支援を呼びかけた。

また、午後、自らの陣営の選挙対策本部を立ちあげるなど、準備を進めている。

自民党・片山さつき議員「わたし今回ね、菅選対の常任幹事なんです」

石破元幹事長「そんなことは、みんなお付き合いがあるから」

石破元幹事長は、自民党議員の国会事務所を回り、支持拡大に努めている。

さらに、石破氏は、自身の派閥の会合に出席し、情勢分析を行った。

石破元幹事長「選挙はわたしたちも長くやっているが、ふたをあけて開けてみなければわからない」

自民党総裁選は、8日に告示され、3候補による共同記者会見などが行われる。

5262名無しさん:2020/10/04(日) 23:56:13
https://mainichi.jp/articles/20200904/k00/00m/010/203000c
総裁選、異例の街頭演説会なし 党選管「密を回避」 ネット配信を拡充
会員限定有料記事 毎日新聞2020年9月4日 19時55分(最終更新 9月4日 19時55分)

 自民党は4日、総裁選管理委員会(委員長・野田毅元自治相)を党本部で開き、8日告示、14日投開票の総裁選の関連日程を決めた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、候補者がそろって全国を回る街頭演説会は見送る。事実上、首相を決める総裁選で全国遊説を行わないのは異例で、各陣営の戦略に影響も出そうだ。候補者のうち菅義偉官房長官(71)は4日、選挙対策本部を設立。岸田文雄政調会長(63)、石破茂元幹事長(63)もテレビ出演などで支持を訴えた。

 8日は候補者による所見発表演説会と共同記者会見を党本部で開催。公開討論会は9、12日に東京都内で、党青年局・女性局や日本記者クラブ主催で実施する。インターネット動画サイト「ニコニコ動画」主催の討論会も検討中という。

https://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/806046.html
菅氏支持7人 岸田氏3人 静岡県内国会議員意向【自民総裁選】
(2020/9/8 08:30)

 安倍晋三首相の辞任表明に伴う自民党総裁選は8日告示される。菅義偉官房長官(71)、岸田文雄政調会長(63)、石破茂元幹事長(63)の3氏が立候補し、安倍政権の路線継承か修正かを争点に選挙戦に入る。静岡県内同党国会議員は7人が菅氏、3人が岸田氏を支持し、石破氏への支持はない見通しだ。多くは所属派閥の意向に沿って動き、地方票の獲得に向け地元支援者や党員への働き掛けを活発化させている。
 静岡新聞社の7日の取材に対し、菅氏の支持は細田、麻生、竹下、二階の各派に所属する議員。細田派会長代理を務める塩谷立氏は「新型コロナへの対応や経済対策を考えると総合的に菅氏しかいない」と強調する。菅氏の選挙対策本部の常任幹事を担う竹下派の牧野京夫氏は「困難な状況の中で安定した政権を維持しなければならない」と述べた。
 無派閥の城内実氏は菅氏を支持し「無派閥グループで世話になった。コロナで有事なだけに危機管理能力が重要」と指摘する。
 一方、岸田氏を支持するのは岸田派の上川陽子氏と深沢陽一氏、吉川赳氏。3氏は5日に静岡市で岸田氏を招いた集会を開き、地方議員らに支持を訴えた。上川氏は「同じ政策集団で切磋琢磨(せっさたくま)してきた。考えを党員、国民に伝える」とした。
 石破氏は知名度が地方で高いことから、県内国会議員の1人は「県連が独自に行う党員投票で一定の支持を集めるのではないか」との見方を示した。

5263名無しさん:2020/10/04(日) 23:58:44
https://www.sankei.com/politics/news/200904/plt2009040033-n1.html
【総裁選ドキュメント】菅氏選対本部が発足 山口本部長「地方票に全力尽くす」
2020.9.4 16:36政治政局

 安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選への出馬を表明した菅義偉官房長官の選挙対策本部が4日、発足した。会合後、事務総長の山口泰明組織運動本部長は報道陣に「いいメンバーで正式に発足できた」と話した。

 選対本部長には、菅氏と親交の深い小此木八郎元防災担当相が就任。山口氏のほか、事務局長の吉川貴盛氏や棚橋泰文氏、桜田義孝氏や松本純氏ら多くの当選同期がメンバーに入った。会合では今後の日程や、スタッフの派閥ごとの割り振りなどを打ち合わせた。

 また、公務多忙で遊説やテレビ出演ができない菅氏のため、ビデオメッセージを作成して各地で上映するなど地方票の取り込みに向けた方策も協議した。

 山口氏は報道陣から地方票の目標獲得数について問われ、「全力を尽くす、精いっぱい」と答えた。

5264名無しさん:2020/10/05(月) 00:22:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd851f6b9c6efc9a0cbaebd6a8a61dddce041c51
二階派×岸田派、今度は山口…衆院くら替え封じ、二階派大挙現地入り
10/4(日) 21:20配信

 衆院議員の任期満了が1年後に迫る中、選挙区をめぐる自民党の内部抗争が表面化している。二階俊博幹事長ら二階派(志帥会、47人)所属の議員20人が4日、山口県宇部市で開かれた同派ベテランの河村建夫元官房長官の総決起大会に大挙して出席。河村氏が地盤とする山口3区へのくら替え出馬を模索する岸田派(宏池会、47人)の参院議員、林芳正元文部科学相の封じ込めに動いた。

 ■二階氏「挑戦、受けて立つ」

 「『売られたけんか』という言葉がある。われわれは河村先生に何かあれば、政治行動の全てをなげうってその挑戦に受けて立つ」

 二階氏が決起大会に出席した約400人の前でこう語気を強めると、会場はどよめきと拍手に包まれた。二階氏は「幹事長」の立場に言及し「いかなる標的であろうとも懸命に戦って、必ずわれわれの側が勝利することをお約束する」とも強調した。

 この日は、伊吹文明元衆院議長や武田良太総務相ら派閥幹部が勢ぞろいし、1人ずつマイクを握った。このうち、林幹雄幹事長代理は、党の公認候補が原則、現職優先であることを説明した上で「(くら替えは)反党行為だ。除名ということも当然ある」と林元文科相を牽制した。

 ■岸田派「こんな大勢…戦争になる」

 二階氏らが山口に出向いたのは、林元文科相が同区から出馬する意向を固めたと、先月半ばに一部で報じられたことがきっかけだ。林元文科相が既に岸田派会長の岸田文雄前政調会長に意向を伝え、党から公認を得られなくても無所属で出馬するとも伝えられた。

 林元文科相は記者団に「意向を固めた事実はない」と否定する一方で「地元で期待があり、しっかりと精進していきたいと言い続けてきた。それは全く変わっていない」と含みを持たせた。実際、林元文科相は平成24年の衆院選でもくら替えを模索し、河村氏らの猛反発を受けて自重した経緯がある。

 この報道に敏感に反応したのが二階氏だ。林陣営に二階派の「本気」を示すべく、河村氏の会合にメンバーを動員するよう指示。派閥幹部は「これだけの議員が押し寄せれば林元文科相への強烈なメッセージになる」と語った。対する岸田派関係者は「こんな大勢で来られたら戦争になる」と警戒を強める。

 勢力が拮抗する両派は静岡5区でも旧民主党出身で二階派特別会員の細野豪志元環境相と、岸田派の吉川赳氏が競合している。林元文科相がくら替えを決断すれば、党内抗争の激化は避けられそうにない。(広池慶一)

5265名無しさん:2020/10/05(月) 00:24:34
https://www.asahi.com/articles/ASNB24RP3N9TUEHF00L.html
失言、届いた切腹もなか 「箕部幹事長」と二階氏の違い
有料会員記事
聞き手・神田大介
2020年10月4日 8時00分

ジビエを食すイベントで、自民党の二階俊博幹事長(左)からお茶を「お酌」される菅義偉官房長官=2020年1月29日、東京・永田町の自民党本部

【朝日新聞ポッドキャスト】 無派閥首相と派閥
 あの妙な会見を覚えていますか。自民党総裁選を控えた9月2日夕、細田博之、麻生太郎、竹下亘の3氏がそろい、競うように菅義偉氏への支持をアピールしました。それぞれ細田派(98人)、麻生派(54人)、竹下派(54人)の会長。会見は他派閥に先駆けて「菅氏擁立」の流れをつくった二階派に対する巻き返し、と受け止められました。総裁選は菅氏が圧勝しましたが、派閥政治を隠そうともしない姿が印象に残りました。

 菅氏自身は無派閥です。でも派閥の力で勝ったように見えます。いったい派閥って何なのか。秋山訓子編集委員に解説してもらいました。朝日新聞ポッドキャストでお聞き下さい。主な内容は次の通りです。

・自民若手、「3派閥の長」会見にブーイング

・二階幹事長、「箕部幹事長」とは違う?

・失言した議員に送られた「切腹もなか」

・菅首相、派閥政治をぶっ壊す?

     ◇

Q:派閥って何でしょうか?

A:自民党の中で政策や理念の似た考えの人たちがつくる集団のことで、本来、派閥の長は未来の総裁選の候補なんです。

 派閥の全盛期は中選挙区制の時代。小選挙区制になってからは、同じ政党からは一つの選挙区に一人しか出ません。ですが、中選挙区では同じ政党から何人も候補が出ました。その時に色々な派閥の人が出て争うから、党内で争いが激しくなり、派閥をあげてその人を応援していたんですよ。

 ただ、1996年の衆院選で小選挙区比例代表並立制になってからは、党が運営する選挙という色が強くなった。なので、派閥の力はすごく弱くなりました。今、派閥の長は必ずしも総裁選の候補ではありません。無派閥の人がすごく多いのも特徴です。

Q:菅さんのような人が増えているんですか?

A:そうですね。派閥の力を借りなくてもいいと。派閥は毎週木曜日のお昼に集まって、お昼ごはんを食べながら情報交換をしています。菅さんを囲む若手・中堅のグループ「ガネーシャの会」や、他の無派閥の人たちの「無派閥連絡会」も、同じように集まっています。党の人事があると、派閥の推薦枠というのがあって、大体「適齢期」といわれるような人を「お願いします」と派閥ごとに出したりするんですよ。

Q:「適齢期」は大体どれくらい?

A:今回大臣になった中だと、平沢勝栄さんは当選8回ですが、これはすごく遅いほう。菅さんがはじめて総務大臣になって入閣した時は当選4回で、これは早い。大体5〜7回ぐらいでしょうか。

Q:小選挙区制になってもう長いです。派閥って、なぜ生き残っているんでしょう。

A:やっぱり便利なんですよ。大…

5266名無しさん:2020/10/05(月) 10:08:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5486f92143bb808bd4d3c56c2c15157fbb3174a
二階派、大挙山口入り くら替え阻止へ「示威行動」 他派と摩擦激化へ・自民
10/5(月) 7:10配信

 自民党の二階俊博幹事長は4日、二階派所属議員19人を引き連れて山口県宇部市に乗り込み、同派会長代行の河村建夫元官房長官(衆院山口3区選出)が開いた会合で気勢を上げた。

 同区では岸田派座長の林芳正元文部科学相が参院からのくら替え出馬を目指している。二階氏は立候補を阻止するため、幹事長派閥の「力」を誇示した形だ。

 会合の名称は「自民党山口県第3選挙区支部総決起大会」。伊吹文明元衆院議長、武田良太総務相ら同派幹部が勢ぞろいした。二階氏は「党の公認は1人だ。全力で河村氏を支える」と強調。林氏の動きについて「売られたけんかだ。政治行動の全てをなげうって、その挑戦を受けて立つ。選挙の戦いもいとわない」と言い切った。

 林氏のくら替えの動きが表面化したのは9月の自民党総裁選直後。一部報道を受け、林氏は記者団の取材に「10年くらい前から地元で期待があった。期待に応えて精進したい」と意欲を隠さなかった。林氏周辺は「無所属でも出馬する」と断言。既に秘書が3区内で活動を活発化させているとされる。

 こうした動きに激怒した二階氏は「完膚なきまでにたたきのめす」と周囲に漏らし、大挙しての山口入りを決めた。二階氏に近い菅義偉首相の就任で二階派は勢いを増しており、二階氏は「交代交代で何回でも山口に伺う」と会合で息巻いた。

 二階氏最側近の林幹雄幹事長代理も会合で「(くら替え出馬は)自民党に弓を引くことになる。除名という罰則もあり得る」とどう喝とも取れる発言でけん制した。

 一方の岸田派は現時点で、表立って対抗する動きを見せていない。林氏のくら替えは将来の党総裁選出馬をにらんだ動きとみられており、同派会長の岸田文雄前政調会長には林氏への警戒感もあるとみられる。

 次期衆院選で二階派と他派が競合する可能性があるのは山口3区だけではない。北海道7区、群馬1区、新潟2区、静岡5区、高知2区も同様だ。「数は力」をモットーとする二階氏は幹事長権限を背景に拡大路線を突き進む構えで、二階派と他派の摩擦が激化しそうだ。

5267名無しさん:2020/10/05(月) 10:20:24
https://toyokeizai.net/articles/-/170984
自民党の「派閥」はなぜ求心力を失ったのか
「一強」時代の今、ひもといておきたい歴史

中北 浩爾 : 一橋大学大学院社会学研究科教授
著者フォロー
2017/05/11 8:00

自由民主党(自民党)は結党以来38年間にわたり政権を担い、2度「下野」(野党に転落)したが、2012年に政権復帰。現在は一強状態にある。本格的な政権交代の荒波を乗り越えた結果、その強靭さは以前より増しているようにも見える。

拙著『自民党――「一強」の実像』でも指摘しているが、私たちは新聞やテレビ、あるいはインターネットなどを通じて、自民党に関するかなりの量の情報を得ている。ところが、そのほとんどは政局にかかわるもの。どうしても断片的な性格を免れない。派閥、総裁選挙、政策決定プロセス、国政選挙、友好団体、地方組織と個人後援会など、分析する観点は多様だ。

その1つとして、自民党の現状を正確に理解するために知っておきたいテーマが、自民党における「派閥」の存在だ。

一般的にいって派閥とは、政党の内部に存在し、その主導権をめぐって競合する集団を意味する。豊富な政治的資源や影響力を持つ領袖がメンバーに対して保護と便益を与える代わりに、メンバーが領袖に対して支持や助力を提供する。重要な機能は、①総裁選挙での候補者の擁立と支援、②国政選挙の候補者擁立と支援、③政治資金の調達と提供、④政府・国会・党のポスト配分の4つである。

かつて派閥は自民党政治の代名詞だったが、現在は求心力を失ってしまっている。この10年余りで無派閥議員は増加。1980年代でも1割程度はいたが、近年は3割前後にまで達している。

5268名無しさん:2020/10/05(月) 10:21:12
>>5267

減退する派閥の資金力
現在、派閥が求心力を失っている大きな理由は、資金力の減退にある。豊富な政治資金がなければ、メンバーに対して選挙の際、あるいは日常的に十分な援助をすることができないし、メンバー相互の親睦を深める機会も貧弱なものになってしまう。手狭な事務所で我慢しなければならず、職員の数も削減を余儀なくされる。それどころか、派閥の活動にあたって、メンバーに負担を強いる機会も増える。いまや派閥に加入することは、必ずしも金銭的に魅力的ではなくなった。

もっとも、派閥の全盛期である1980年代半ばでも、国会議員は所属派閥に政治資金を全面的に依存していたわけではない。大臣経験者は原則として自前の資金調達を求められたし、若手議員でも派閥からの資金援助は多くとも収入の1〜2割にすぎなかった。それゆえ派閥の役割は、直接的な資金援助よりも、むしろ一種の信用供与、すなわちパーティ券の販売や企業献金の開拓などで使用できる派閥の資金ネットワークへのアクセス権の提供にあったといわれる。

とはいえ、その当時、派閥は夏(6月)に氷代、冬(12月)にモチ代として年2回、それぞれ200万〜400万円をメンバーに配っていた。党からも氷代およびモチ代が幹事長の手渡しで配布されたが、ほぼ同額あるいは若干少ない200万〜300万円であった。また、国政選挙の際には、党が公認料として全員に1000万円ずつ供給したが、派閥も最低でも同額の資金援助を行っていたという。そのほか、派閥の幹部からの個別的な資金提供も、一定程度存在していた。

現在の政治資金を正確に把握することは極めて困難であるが、平成研究会、宏池会(こうちかい)、清和会といった派閥の政治団体の2015年の政治資金収支報告書によると、氷代とモチ代はそれぞれ50万〜100万円であり、その前年を見ると、総選挙の際の資金援助は100万〜200万円である。これは各派閥の関係者に行ったインタビューの内容とも符合している。派閥からメンバーへの資金援助が、少なくとも1980年代に比べると、大きく減少していることは疑いない。

所属する派閥への支出について見ると、会費は一律に月額5万円、年額でいうと60万円だ。また、派閥が開催する政治資金パーティ券の販売も求められる。ある派閥では、当選1回は50万円、2回以上は100万円、閣僚経験者は200万円が努力目標であり、それを超える分については寄付金として還付するというインセンティブを設けているという。当選1回で100万円、副大臣が130万円というところもあれば、おおむね200万〜300万円、最高ランクで700万円という派閥もあると聞く。

総じて見るならば、派閥との政治資金のやり取りは、若手議員で収支が若干のプラス、もしくは均衡、中堅・有力議員になると負担のほうが多くなるようだ。少なくとも政治資金上、派閥への加入に大きなメリットがあるとはいえない。たとえば、武井俊輔衆議院議員は、こう語っている。「私は理念や伝統に魅(ひ)かれて宏池会に入っているのであって、カネだけで言ったら、ほぼトントンというのが実感です。だから入会しない人もいるのだと思う。入らないと資金が回らないのなら、みんな派閥に入りますよ」。

派閥の政治団体の収支報告書を見ると、春季に開催する政治資金パーティに全面的に依存していることがわかる。2015年の清和会の収入2億5073万円の70.7%、平成研の収入1億4233万円の76.1%、宏池会の収入1億9416万円の75.3%が、パーティ収入である(繰越金を除く)。1枚2万円のパーティ券を政治資金収支報告書に記載される20万円を超えて購入する企業や団体は少なく、派閥は収入源の確保に四苦八苦している。

5269名無しさん:2020/10/05(月) 10:21:26
>>5268

政治資金制度改革のインパクト
派閥の集金力の減退の主たる原因は、政治改革にある。細川護煕政権の下で1994年、政党本位の政治を目指して、小選挙区制の導入を柱とする選挙制度改革が行われるとともに、政治資金制度改革が実施された。

内容は多岐にわたるが、重要なポイントの第1は、国家財政から政党に資金援助を行う政党助成制度の導入である。国会議員5人以上といった要件を満たす政党に対して、国民1人当たり250円、総額約309億円を、議員数と得票数に応じて配分する制度であった。当初、当該政党の前年の収入総額の3分の2が交付額の上限として設定されていたが、翌年の政党助成法の改正で「3分の2条項」は撤廃された。共産党を除く各政党は政党交付金への依存を深め、その配分権を有する党執行部の権力が増大した。

第2は、政党(およびその政治資金団体)以外への企業・団体献金の禁止である。その結果、派閥がつくっていた政治団体は、企業・団体献金を受け取ることができなくなり、大きな打撃を被った。例外的に政治家個人の資金管理団体は、5年間に限って年間50万円以内の企業・団体献金が認められたが、これも1999年の政治資金規正法の改正で禁止された。政党支部を通じて政治家個人が企業・団体献金を受け取る抜け穴もあるが、派閥の資金集めには大きな足かせとなった。

第3は、政治資金の透明化である。政党・政治資金団体以外の政治団体への献金の公開基準が、それまでの年間100万円超から5万円超へと引き下げられた。政治資金パーティについても、同一の者による同一のパーティ券の購入の公開基準が100万円超から20万円超へと変更された。子会社や複数の政治団体を用いるといった抜け穴はあるが、企業・団体はさまざまな理由から名前を公表されることを嫌うし、これを口実に購入額を限定しようとするため、派閥にとって大きな制約となっている。

実際、各派閥の集金力は、1994年の政治改革を境に急激に減少した。1980年代後半には年間20億円を超えることもあった派閥の収入総額は、5億円を超えることがなくなった。もちろん、1991年のバブル崩壊後に平成不況が長期化したことや、1993年の自民党の下野なども、無視しえない要因として作用したはずである。ただ、政治資金制度改革を抜きにして、1990年代半ばの派閥の集金力の低下、その後の低迷を説明することはできない。

派閥の資金力の衰えの背景として、もう1つ注目すべきは、自民党から各派閥への資金配分の消滅である。ほとんど知られていないが、1990年の総選挙対策として、当時の小沢一郎幹事長が実施したことをきっかけに、党から派閥への資金援助が始まり、1992年には総額で約31億円、1993年には約40億円が所属議員数に応じて派閥に渡された。政権からの転落などを受けて1994年には4億5000万円にとどまったが、その後も党から派閥への資金援助が継続した。

1994年の政治改革で政党助成制度が設けられたが、その資金が派閥に回れば、政党本位の政治は有名無実になる。しかし、自民党から各派閥への資金配分は、小泉純一郎内閣の際に大きく削減され、再度の下野を受けて2010年に最終的に廃止された。自民党は派閥経由をやめ、その分を所属議員への直接交付に切り替えたのである。このことは派閥が衰退した結果であるとともに、それを促進する原因にもなった。政治資金の面でも、自民党は派閥連合政党から脱却してきたといえる。

歴史をもう少しひもとけば、1980年代半ばに最盛期を迎えた自民党の派閥政治は、その後、衰退していくことになる。その最大のきっかけとなったのが、1988年に発覚し、世論の強い批判を浴びたリクルート事件であった。

5270名無しさん:2020/10/05(月) 10:21:56
>>5269

政治改革と派閥数の増加
中選挙区制の下、同士討ちを余儀なくされる自民党の候補者は、党の組織や政策に頼った選挙運動を展開できないので、個人後援会を作り、「党中党」たる派閥に庇護を求め、利益誘導政治に走る。それが金権腐敗の根源である以上、政治家の倫理を問うよりも、中選挙区制を廃止して、小選挙区制を導入しなければならない。リクルート事件を契機として、このような認識が党内外で高まり、小選挙区制の導入を中核とする政治改革の動きが開始された。

なかでも自民党幹事長を務めた小沢は、単なる腐敗防止を超えて、政治的リーダーシップの強化という観点から政治改革の必要性を説いた。すなわち、中選挙区制ゆえに、自民党は派閥連合政党にとどまっており、総裁の権力が制約されている。しかも、1980年代に入って総主流派体制が生まれ、派閥間の競争も失われてしまった。したがって、小選挙区制を導入することで、政権交代の可能性を高め、政治的競争性を取り戻すとともに、党首を中心とする執行部の権力を強化し、政党本位の政治を実現しなければならない。

こうした目的を持つ政治改革は、小沢ら羽田派などが自民党から離れ、細川を首相とする非自民連立政権が樹立されることで、1994年に実現した。ほかにも中選挙区制を単記制から連記制に手直しする案や、小選挙区比例代表併用制や連用制などが唱えられたが、最終的に導入されたのは、小選挙区300、比例代表200の小選挙区比例代表並立制であった。比例代表との並立制といっても小選挙区制を中心とするものであり、2000年には比例代表の定数が20削減され、小選挙区制としての性格が一層強められた。

中選挙区制が廃止されたことで、派閥は変化を余儀なくされた。最も目に見えやすい変化は、派閥数の増加である。1970年代末に自民党の派閥の数がほぼ5つに集約されたのは、総裁予備選挙の実施に加え、1つの選挙区から3〜5人の議員を選出する中選挙区制と関係していた。中選挙区制の下、自民党の公認候補は最大で5人になるが、互いに競合するため、別々の派閥に所属する。そして、選挙区レベルの5人の候補者の競合は、総裁選挙を媒介として、全国レベルで三木武夫、田中角栄、大平正芳、福田赳夫、中曽根康弘を領袖とする5大派閥への収斂を生み出したのである。

しかし、1996年に小選挙区比例代表並立制の下で初めて総選挙が実施されて以降、新たな派閥の結成が進んだ。1998年から翌年にかけて、政策科学研究所(旧渡辺派)を離脱した山崎拓グループが近未来政治研究会(近未来研)、宏池会(宮沢派)から分かれた河野洋平グループが大勇会、清和会(三塚派)を脱退した亀井静香グループが旧渡辺派の残留組と合流して志帥会をそれぞれ結成した。これらの派閥は、その後も消滅せず、派閥の数が7に増加した。2000年には「加藤の乱」の結果、宏池会がさらに2つに分裂した。

その後も中選挙区制の廃止に伴う派閥の求心力の減退が進行する。2005年の小泉首相による郵政選挙を契機に無派閥議員が急速に増加した。さらに、2015年には、石破茂を領袖とする水月会が、無派閥議員を集めて結成された。既存の派閥の分裂ではなく、まったく新たな派閥が生まれたのは、1979年に中川一郎率いる自由革新同友会が結成されて以来のことであった。他の派閥との重複加入を認めて派閥を名乗っていない有隣会を除いても、現在、8つの派閥が乱立している。

5271名無しさん:2020/10/05(月) 10:22:10
>>5270

派閥選挙の後退
派閥数の増加や無派閥議員の増大にみられる派閥の求心力の低下は、中選挙区制から小選挙区制に変わった結果、同士討ちがなくなり、派閥が衆議院議員選挙に関与する度合いを減少させたことを一因としている。中選挙区制の下で、同士討ちを余儀なくされる候補者は、同一選挙区に所属議員がいない派閥に支援を求め、他方、派閥も内部の結束を乱さないため、メンバーがいない選挙区に候補者を擁立し、総裁選挙に向けて勢力を拡張しようと努めた。自民党の衆議院議員選挙は、派閥選挙だったのである。

派閥の候補者に対する支援の第1は、党の公認の獲得であった。公示前には派閥の助力を得て後援会づくりが進められる。公示後も無所属候補に派閥が実質的な援助を与えることは可能であり、当選すれば自民党の追加公認という道も開かれていた。しかし、公認候補になると、選挙資金の援助や友好団体の応援といった便宜が党から与えられるし、非公認になれば、派閥としても党則上、公然と支援することが難しくなる。だからこそ、かつて派閥は公示の直前、党の公認の獲得をめぐって争ったのである。

ところが、現在では、候補者が党の公認を取り付けるうえで、派閥が役割を果たすことはほとんどない。小選挙区比例代表並立制の導入後も10年ほどは、候補者間の調整がつかず、1人が小選挙区、もう1人が比例代表に単独で立候補し、次の選挙で入れ替わるコスタリカ方式がかなり残っていた。しかし、コスタリカ方式の解消が進むと、候補者が別々の派閥の支援を受けて公認を争うことが、めったになくなった。その結果、派閥という要素は、党の公認の決定に際して重要性を失っていった。

そのことは、公認の決定プロセスの変化にも示される。自民党本部の選対関係者によると、2000年代の半ばまでは、各派閥が選挙対策小委員会に委員を送り出しており、選挙対策本部で公認候補を決める際には、そこで事前に派閥間の調整が行われ、了承するという手続きが踏まれていた。いまでも多くの派閥が選挙対策委員会の副委員長にメンバーを送り込んでいるが、かつてのような派閥間の調整メカニズムはなくなり、選対副委員長の役割も派閥の代表から選対委員長の補佐に変化してきているという。

5272名無しさん:2020/10/05(月) 10:22:20
>>5271

党の公認なくして当選することが困難に
他方、小選挙区制の導入により、各候補者にとって党の公認は決定的に重要化した。当選に必要な得票率が中選挙区制よりも上昇したため、党の公認なくして当選することが困難になったからである。また、中選挙区制下のように、無所属で立候補したうえで党の公認候補を破って当選し、追加公認を得るという道もほぼ失われた。その結果、党執行部が持つ公認権は強化され、「加藤の乱」や郵政選挙の際には、造反を抑え込むうえで大きな効果を発揮した。なお、拘束名簿式の比例代表制も、党執行部の公認権を強くする。

中選挙区制での派閥の候補者に対する支援の第2は、選挙運動への応援である。各派閥はそれぞれ独自に選対を設置し、知名度が高い幹部やメンバーを応援弁士として派遣したり、衆議院議員選挙であれば参議院議員、参議院議員選挙であれば衆議院議員の秘書を手伝いのために送り込んだりした。応援弁士は、選挙前にも国政報告会などの際に派遣されるが、浮動票の獲得とともに、陣営を引き締める効果を持つ。派閥は、接戦の選挙区に重点的に支援を行うことで、自派のメンバーを増やそうとした。

現在でも、選挙に際して派閥選対が設置される。ところが、各派閥の関係者は一様に、応援弁士の派遣について、派閥も行っているとはいえ、党本部が中心的な役割を果たすようになったと語る。かつては派閥が芸能人を応援で送り込むこともあったが、いまではほとんど聞かれなくなった。秘書の派遣も少なくなっている。このように派閥の活動量が低下した大きな原因は、資金力の減少にある。

派閥の候補者に対する支援の第3は、資金面での援助であるが、これも同じく重要性を低下させている。総じて、国政選挙で派閥の役割が後退していることは間違いない。

5273名無しさん:2020/10/05(月) 10:25:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd3d9af5cada58c1b20669a24096ab4fa0ca5045
菅義偉と創価学会 かつての敵が学会にとって“歴代最も与しやすい首相”になるまで
10/5(月) 5:58配信

菅=佐藤ラインの威力
 菅義偉首相と創価学会の佐藤浩副会長は、《盟友》と評されるほど緊密な人間関係を築いていることは、これまでに何度もマスコミに報じられてきた。それでも、一般の人は「佐藤浩」という名前を初めて知ったという方も多いだろう。

 ***

《盟友》という言葉を使ったのは、経済誌の「週刊エコノミスト」(毎日新聞出版)だ。

 電子版の「週刊エコノミストOnline」は9月25日、社会情報大学院大学の北島純特任教授の署名原稿を配信した。

 タイトルは、以下のような具合だ。

《デービッド・アトキンソン氏の提言で観光立国を推進、創価学会の佐藤浩副会長と盟友関係、大阪維新の会とも太いパイプ……菅新首相の政治力を支える「人脈」の正体》

 その関係が、どれほど緊密なのかを報じたのは朝日新聞だ。9月18日と19日、企画記事の「実像 菅義偉首相」が紙面に掲載された。

 18日の見出しは「脱派閥掲げつつ“菅派”着々 若手ら勧誘『政治はやっぱり数』」というものだが、この記事の中に、2人の緊密な結びつきが描写されている。

 2015年、消費増税に際して軽減税率を導入するのか、導入するとして範囲をどこまで広げるのかといった問題を巡り、自民党の一部と公明党が対立したことがあった。

 この時、菅首相と佐藤副会長が《介入》する場面が朝日新聞には描かれている。

2人で決めた軽減税率
《官房長官だった菅は党執行部の頭越しに調整に介入した。10%へ税率を上げる際の低所得者対策として公明は食料品を8%にとどめるよう主張したが、自民や財務省は渋っていた》

《菅は公明の支持母体・創価学会副会長の佐藤浩から「軽減税率の導入なしに選挙は協力できない」と告げられた》

《佐藤とは国会議員に当選後、菅の選挙区の神奈川で活動していた縁で知己を得た。官房長官に就いてからは政権中枢にいる自身の力と、佐藤が持つ選挙での集票力とを互いに頼んで足場を強化していった》

《菅は首相の安倍晋三を説き伏せ、自民党税調会長を交代させてまで公明の言い値で決着させた》
(註:全角数字を半角にするなど、デイリー新潮の表記法似合わせた、以下同)。

 菅首相と協力し、公明党の頭越しに軽減税率を導入させてしまう──。この《佐藤副会長》とは一体、どのような人物なのだろうか。

5274名無しさん:2020/10/05(月) 10:26:49
>>5273

「絶対的な実力者」
 総合情報誌「FACTA」(ファクタ出版)は13年10月、佐藤副会長について次のように伝えた。

《選挙参謀でもあり、支持政党・公明党の候補者選びでは今や絶対的な権限を握る実力者とされる》

 この記事で、佐藤副会長は53歳と記載されている。すると現在は60歳ということになるだろうか。

(2013年11月号「『創価学会のドン』は死なず 脳梗塞で倒れた池田大作名誉会長が職務に復帰。11月18日の『総本部』竣工祝賀に安倍首相を招き、復活をアピール?」より)

 佐藤副会長とはどのような人物なのか、学会ウォッチャーの乙骨正生氏が解説する。

「佐藤氏は大学を卒業すると、杉並区の男子部長に任命されます。その後、全国の男子部長、青年部長とエリートコースの王道を歩んでいきました」

教宣・広宣部長として活躍
「全国の男子・青年部長は、選挙を取り仕切るポジションです。だからこそ出世コースなのですが、佐藤氏は別の仕事で評価され、頭角を現します。人のやりたがらない、厳しい仕事で成果をあげたのです」(同・乙骨氏)

 佐藤副部長は教宣部長、広宣部長も歴任している。これが出世の糸口になったという。

「かつて創価学会は日蓮正宗の在家信徒団体という位置づけでしたが、様々な対立の結果、91年に日蓮正宗は創価学会を“破門”します。

 その日蓮正宗の中で、最も反学会の旗幟を鮮明にしていたのが妙観講というグループで、杉並区に本部があります。

 この妙観講など、創価学会に敵対的な宗教団体や、マスコミ、ジャーナリストと対応・対峙するのが教宣部長、広宣部長の役割です。

 精神的にも負担が大きい仕事であるのは言うまでもありませんが、佐藤氏はこれをやり抜くことで、上層部に認められたのです」(同・乙骨氏)

最初の選挙では「反学会」
 まさに体を張ることで、創価学会に対する忠誠心を証明したということのようだ。

 一方の菅首相だが、初めて衆院選に出馬したのは1996年、この総選挙は新進党が政権交代を謳って自民党に総力戦を挑んだことが最大の特徴だった。

 新進党には公明党の一部議員が参加していた。自民党にとっては文字通りの“敵”だった。

 そのため菅首相は当時、「自民党からも心配の声が出るほどの反学会キャンペーンを張って選挙を戦った」という。乙骨氏が言う。

「96年11月、自民党の機関紙である『自由新報』が菅さんの選挙のことを取り上げています。

 菅さんの対立候補は創価学会プロパーの公明党議員で、新進党の結党に参加し、新進党から出馬しました。

 そのため、菅さんは徹底して学会を攻撃。対立候補が約6万5000票だったのに対し、約7万票を獲得して初当選を果たしました」

5275名無しさん:2020/10/05(月) 10:28:21
>>5274

集団的自衛権でも協議
 ところが1999年、自民党は何と公明党と連立を組んでしまう。

「菅さんは神奈川県の本部に出向き、何度も何度も謝罪したといいます。そして神奈川県における公明党候補を全力で応援するようになっていきました」(同・乙骨氏)

 菅=佐藤ラインを、かなり早い段階で報じた新聞の1つに、九州のブロック紙・西日本新聞がある。

 同紙は2014年4月5日、「集団的自衛権を追う」という記事を1面と2面に掲載した。クレジットは《東京政治取材班》となっている。冒頭を引用しよう。

《「今国会中に集団的自衛権をやりたい」

 安倍晋三政権の大番頭である菅義偉官房長官が切り出した。2月中旬、都内で密会した相手は、公明党の支持母体である創価学会の佐藤浩副会長。全国青年部長を務めた実力者で政界とのパイプ役だ。佐藤氏は即座に首を横に振った。

「のめない。それでは共同歩調は取れない」》

公明党の不興も意に介さず
 この記事には《菅氏が党の頭越しに学会幹部と「握った」ことは、公明党に不快感を広げた》とあるが、ある意味では当然だと言える。

 学会幹部と官房長官が直接、集団的自衛権という極めて重要な政策について協議しているのだ。公明党の面子は丸潰れだろう。

 だが菅首相は、学会とのパイプがある限り公明党は恐るるに足らず、と見透かしていたのかもしれない。

 やはり西日本新聞は14年6月28日の朝刊に「読み解く=集団的自衛権 閣議決定案を自公了承 公明ずるずる後退 容認 割れた創価学会」を掲載した。

 この記事には、余裕綽々とも取れる菅首相の肉声が記載されている。

《政権中枢に座る菅義偉官房長官や自民党筋は早くから、原田稔会長、佐藤浩副会長ら学会幹部とそれぞれ密会を重ね、感触を探ってきた。「俺は全然心配していない」。菅氏は周囲に度々こう語った》

沖縄県知事選では苦杯
 2018年2月、沖縄県の名護市で市長選が行われた。普天間基地移設の是非が争点となった。

 移設容認派の渡具知武豊市長が勝利するのだが、「FACTA」は「『名護の勝者』は菅長官と創価学会副会長」(2018年3月号)との記事を掲載した。

《政府筋は「菅義偉官房長官と創価学会の政治担当、佐藤浩副会長の連携がものを言った」と解説する》

《告示後は佐藤氏が選挙事務所に陣取り、自民党議員らに「〇△地区で運動量が足りない。もう一度やり直せ」とハッパをかける場面もあったという》

 創価学会の副会長が直接、自民党の議員に指示を出すのだ。“菅官房長官”の後ろ盾がなければできない“越権行為”だろう。

 7か月後の9月、沖縄県知事選では玉城デニー知事が勝利し、菅=佐藤ラインは苦杯をなめた。が、2人の信頼関係は揺らがなかったようだ。

5276名無しさん:2020/10/05(月) 10:29:18
>>5275

与しやすい首相
 2019年の北海道知事選で鈴木直道知事が勝利したのは、菅=佐藤ラインの“暗躍”があったからだと、これもFACTAが報じた。

(2019年6月号「『令和おじさんの天領』と化す北海道 菅官房長官が道政に入れあげるのにはワケがある。傀儡知事の誕生は、自らを首相候補に押し上げるから」)

 政治担当記者は「2人の“蜜月”は強化されることはあっても、距離が離れるようなことはありませんでした」と振り返る。

「2014年の総選挙では、維新の会が大阪の選挙区で対公明党の“刺客”を放つ構えを見せると、当時の菅官房長官は佐藤副会長の意向を受けて維新側と協議。結局、維新は立候補を取り下げてしまいます。

 この深く結ばれた関係を学会側から見ると、自分たちの声に耳を傾けてくれる政治家が首相にまで登り詰めたわけです。『菅首相なら、最も与しやすい』と考えていたとしても不思議はないと思います」

菅首相に期待を寄せる学会
 乙骨氏は、創価学会とこれだけ太いパイプを持つ政治家が首相に就任したのは、「日本の憲政史上、恐らく初めてでしょう」と言う。

「創価学会は政教一致の批判を回避するため、自分たちは政治家と直接コンタクトせず、公明党を間に挟むことを心がけていました。その大前提を崩したのが菅=佐藤ラインということになります」

 創価学会にとっては、自分たちのほうを向いてくれる首相の存在が、ありがたいのは言うまでもない。

「創価学会は今年の11月に90周年を迎えますが、菅政権の誕生はまたとない朗報でしょう。今後を考えると、来年1月に93歳を迎える池田大作名誉会長の健康状態が大きな問題になります。

 学会のXデーに対する備えはあるでしょうが、実際に起きたとなると、様々な混乱が生じるかもしれません。こうした状況の中、菅さんが首相であることは、心強いはずです」(同・乙骨氏)

週刊新潮WEB取材班

2020年10月5日 掲載

新潮社

5277名無しさん:2020/10/05(月) 11:15:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/9fe9f010d19790a86c155cef63d8b477c9d5e4ee
衆院山口3区 二階氏「挑むなら受けて立つ」 林氏をけん制 河村氏の総決起大会で
10/5(月) 10:41配信

 自民党の河村建夫元官房長官(77)=衆院山口3区=の次期衆院選に向けた総決起大会が4日、山口県宇部市内で開かれた。河村氏の所属派閥会長の二階俊博幹事長も出席。「(河村氏に)挑んで来るなら、政治行動の全てをなげうって受けて立つ」と述べ、衆院転出が取り沙汰される岸田派の林芳正元文部科学相(59)=参院山口選挙区=を強くけん制した。【平塚裕介、遠藤雅彦】

 二階氏には伊吹文明元衆院議長や武田良太総務相、林幹雄幹事長代理ら二階派所属の国会議員約20人が同行する異例の布陣。会場のホテルには県議や市議、後援会関係者ら約400人が集まった。

 山口3区を巡っては林氏が9月21日、取材に対して現時点でのくら替えを否定しながらも「期待の声があることはありがたい」と将来の可能性については含みをもたせた。

 二階氏はこれを念頭に「売られたけんかという言葉がある。無駄なエネルギーをお互い費やすよりも、日本の発展のために力を結集してもらいたい」とあいさつ。「無理やり挑んでくるなら我々も覚悟はある。全力を挙げて河村氏を支える」と強くけん制した。

 河村氏も「コロナ禍で社会が一変した。安定政権の下、一致団結して難局を乗り切っていかなければならない。総選挙に向けてのろしを上げる、党勢拡張のスタートだ」と譲らない構えを示した。

 終了後に取材に答えた二階氏は「定数1の選挙区に公認候補は1人であることは子どもでも分かること。(3区に)2人出すという不見識なことはしない。現職優先で進んでまいりたい」と語り、河村氏以外を推す可能性を否定した。

 ◇林氏周辺 にじむ警戒感

 自民党二階派挙げての衆院山口3区入りに対し、くら替えを模索する林芳正元文部科学相の周辺は4日、警戒感をにじませた。

 林氏の後援会関係者は「河村陣営も必死なんだろう。警戒感が無ければこの時期に、幹事長まで呼んで決起集会を開くことはない」と指摘。その上で「二階幹事長が来たことで、林議員本人の(くら替えに向けた)決意が揺らぐことがあっては困る」と話した。

 また林氏に近い県議の一人は「二階派の会長代行が20人も引き連れないと選挙ができないのか」と河村陣営の動きをけん制。「衆院選まではまだ時間がある。当面の間、この話は休戦状態になるのではないか」と語り、3区内の有権者の意向を見極める考えを示した。【林大樹、佐藤緑平】

5278名無しさん:2020/10/05(月) 12:41:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/b06db9858e3ff46557dbccffbb24adda11bf05e0
「二階幹事長」に“そりゃないよ”の声 身内の「河村元官房長官」びいき際立つ
10/5(月) 11:40配信

因縁の選挙区「衆院山口3区」における“シマ争い”
 10月4日、自民党の二階俊博幹事長(81)は、山口県宇部市で開かれた志帥会(二階派)会長代行の河村建夫元官房長官(76)の総決起大会に出席。あと1年以内に行われる次期衆院選の山口3区について「党が公認するのは1人」と述べた。河村氏を推すというわけだが、これまでの二階幹事長の言行と一致せず、「さすがに幹事長、そりゃないですよ〜」の声も少なくない。

 ***

 衆院山口3区は因縁の選挙区である。直近の“火種”から触れておこう。

 9月16日、TBSが「林芳正元文科相(参院議員)が山口3区から出馬の意向を固め、所属する岸田派の岸田文雄前政調会長にも伝えた」と報じた。

 林氏はこれについて、「元々、意向がないので(岸田氏に)伝えるも何もない」と全否定。もっとも、「10年くらい前から地元では(くら替えの)期待があった。その期待に応え、しっかりと精進していきたいと言い続けてきたので、それは今までと全く変わっていない」とも述べた。

「TBSとしても、本人もしくは本人に相当近いところから聞いていなければ、この類の話は打てない(ニュースとして出せない)ですよ」

 と、政治部デスク。

「実際には自身が所属する宏池会(岸田派)の若手との会合で、“次の衆院選にくら替え出馬し、現職の河村氏は引退。出馬を模索していた河村氏の息子の政策秘書・健一氏は参院に回ることになる”と説明があったと言われています」

「林さんが否定しつつ、地元からの期待の声を紹介するところまで含めたデキレースでしょう。衆院選が近いのでアドバルーンをあげつつ、ライバルとなる河村さんを牽制する意味合いがあったんです」

首相への思いを隠さない林氏にとって衆院くら替えは必要なステップ
 そして、「元々……」と言って、こう続ける。

「林家は、父・義郎さんの代には衆院中選挙区の山口1区を根城にしていました。その旧1区は小選挙区制の導入で山口3区と4区に分かれ、4区を安倍さん(晋三前首相)が、3区を河村さんが確保。1996年10月の衆院選で、義郎さんは比例代表中国ブロックに回りました」

 そして父親の後を継いだ林芳正氏は、参院にしか居場所がなかった。

5279名無しさん:2020/10/05(月) 12:42:09
>>5278

林氏と共に地元は下関で当然「犬猿の仲」の安倍前首相

 防衛相、経済財政政策担当相、農相、文科相を歴任し、首相への思いを隠さない林氏にとって悲願であり、必要なステップは衆院くら替えである。

 先に触れた林氏のコメントにあるように、例えば自民党が政権を奪還する2012年、若手を中心に「林待望論」が巻き起こり、党山口県連幹部らが役員会の決定をもとに衆院山口3区で擁立するよう党本部に要請した経緯がある。

 しかし、党本部は3区現職の河村氏の支持を打ち出し、林氏は衆院転身を断念せざるを得なかった。ちなみに当時の河村氏のポストは選対局長だった。

 こういった流れの中でのTBS報道だったというわけだが、これにいきり立ったのが他ならぬ二階幹事長。

 4日の集会でも、「反党行為をした人がどういう立場になるか、言わずとも分かるだろう」「売られたケンカという言葉がある。挑んでくるなら受けて立たざるを得ない」「きょうは党の幹事長としての立場でも来ている」と言いたい放題。

 二階派の面々は47人だが、うち20人も山口入りする状況で、二階氏の右腕・林幹雄幹事長代理は「党に弓を引くことになり、除名になる。そういうおろかなことはしないと思う」と発言。

「林さんと河村さんが勝負したら林さんの圧勝。それくらい林家の城下町」

宏池会ボスも林氏が後を継ぐという話が出てきているが…

 永田町関係者に聞くと、

「裏返せば、二階さんたちの焦りが見て取れますよね。実際、地元でチラッと聞いてもらうだけでわかりますが、林さんと河村さんが勝負したら林さんの圧勝。それくらい林家の城下町という意識が強いんです」

「だから、二階さんは自分が力のあるうちにもう一期、河村さんにやらせると意気込んでいる。遅かれ早かれ、地元は林さんの手に落ちると分かっていても関係ないんです」

 二階幹事長と言えば、山梨2区で現職の堀内詔子代議士に長崎幸太郎氏(現・山梨県知事)をぶつけて「勝った方が公認」と言ってみたり、静岡5区では、自民現職がいるのに無所属のまま二階派入りしている細野豪志元環境相の支持を呼び掛けたりと、「横暴ぶりが際立つ」(先のデスク)状況だ。

 二階氏はこの日、「定数1の選挙区に公認候補は1名だということは子どもでも分かること。党の公認は現職優先で進めたい」とも語っている。

 これまでの幹事長の流儀に従えば、両者がガチンコでぶつかり勝った方が公認という判断がないわけではないと思われるが、そうも行かないらしい。

「二階さんは山口の件について、“けじめをつける”と明言しています。メンツを最も大事にするヤクザはそれを潰されたら必死で相手のタマを取りに行く。実弾が飛びかわない戦争である選挙で、相手のタマを取るぞという意気込みなのかもしれません」(先の関係者)

 けじめを取るのはどちらの方か、それは1年以内にわかることでもある。

週刊新潮WEB取材班

2020年10月5日 掲載

新潮社

5280名無しさん:2020/10/05(月) 17:13:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/dcdf697cbed883be29e3220a84edbf3ca3b12a42
二階氏「売られたけんか、受けて立つ」 岸田派・林氏のくら替え出馬をけん制
10/5(月) 16:56配信

 自民党の二階俊博幹事長が率いる二階派(47人)の国会議員20人が4日、山口県宇部市に乗り込み、同派会長代行である河村建夫元官房長官の次期衆院選に向けた総決起大会に出席した。河村氏の地盤である山口3区から、岸田派(47人)の参院議員、林芳正元文科相がくら替え出馬を模索しており、これを封じ込める狙いだ。両派の党内抗争は激化するのか。

 「『売られたけんか』という言葉がある。われわれは河村先生に何かあれば、政治行動の全てをなげうって、その挑戦を受けて立つ」「いかなる標的でも必ず、われわれが勝利すると約束する」

 二階氏がこう強調すると、会場に集まった約400人はどよめいた。

 会場には、伊吹文明元衆院議長や、武田良太総務相ら派閥幹部が勢ぞろいした。二階氏の最側近である林幹雄幹事長代理は「現職がいる選挙区への出馬は反党行為だ。罰則がある。除名も当然ある」と牽制(けんせい)した。

 二階派が動いたのは、一部メディアが9月半ば、「林芳正氏が、山口3区から無所属でも出馬する意向を固めた」と報じたのがきっかけ。林芳正氏は否定したが、「地元で期待があり、しっかり精進したいと言い続けてきたのは変わらない」と含みを持たせたため、二階派を刺激した。

 林芳正氏は2012年衆院選でもくら替え出馬を模索したが、河村氏らの猛反発で踏みとどまった経緯がある。

 岸田派関係者は「二階派議員が山口にこんなに大勢で来たら、『戦争』になる」と警戒を強める。

 二階派と岸田派は所属議員の数でも拮抗(きっこう)し、しのぎを削っている。2012年衆院選では、山梨2区で党公認をめぐり対立した。現在、衆院静岡5区でも、旧民主党出身で二階派特別会員の細野豪志元環境相と、岸田派の吉川赳氏が競合している。

5281名無しさん:2020/10/05(月) 17:14:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/45b2d5d46f3a621f03af1d0076ee6731823edec2
二階派VS岸田派で“山口戦争”が勃発!衆院解散にらみ二階幹事長「売られたケンカは買う」〈週刊朝日〉
10/5(月) 16:45配信

 菅義偉首相が否定しても、消えない年内の衆院解散。そんな中、次期総選挙をめぐる“派閥抗争”が自民党内で勃発した。

 自民党の河村建夫元官房長官が10月4日、地元山口3区で400人を集め、総決起大会を開催。まだ、解散時期も判然としないのに、二階俊博幹事長をはじめ、林幹雄幹事長代理、武田良太総務相ら二階派から20人の国会議員らが大挙して駆け付けたのだ。

 険しい表情で挨拶に立った二階氏はこう語気を強めた。

「売られたケンカという言葉があるでしょう。自民党が公認するのは一人だ」

「それに反抗する行為があれば、どういう立場になるのか」

「挑んでくるなら我々も受けて立たざるを得ない。いかなる標的であろうとも、われわれが勝利する」

 完全に戦闘モードなのだ。山口3区は中選挙区時代も含めて、河村氏が連続当選を果たしている。

 二階幹事長のいう「標的」とは誰なのか?

 衆院山口3区から次の衆院選で出馬を目指しているとみられるのは、自民党の元防衛相、林芳正参院議員(岸田派)だという。

 すでに林氏は準備を整え、後援会事務所を山口3区に開設。支援者には『参議院5期25年の実績を活(い)かし、次のステージを目指します!』と衆院選に出馬するような文言が記してあるリーフレットを配っているのだ。

 林氏は蔵相、厚労相などを歴任した、父、林義郎氏のあとを継ぐ形で政界入り。参院当選5回、防衛相、農水相、文科相などの要職を務め、2012年には自民党総裁選にも出馬した経験がるサラブレットだ。

 林氏の父、義郎氏は、中選挙区時代、旧山口1区が地盤だった。同じ選挙区から当選していたのが、河村氏と安倍晋三前首相。

「その後、小選挙区導入で、安倍氏が山口4区、河村氏が山口3区、
林氏は参院とすみわけができてしまった」(自民党の山口県議)

 林氏の所属する岸田派では「岸田(文雄)さんの次は林さん」と言われ、菅首相に岸田氏が敗れたいま、待望論が高い。しかし、ネックになっているのは、林氏が参院議員であること。

5282名無しさん:2020/10/05(月) 17:15:45
>>5281

「早いところ、衆院に鞍替えしてほしいとの声は、以前から強かった。これまで、山口1区で出るいや3区だといろいろな話があったが、何度もとん挫。だが、今回は固い決意のようで解散があれば次期衆院選では無所属でも、衆院山口3区に鞍替えすると言っている。さすがに安倍さんの4区は無理でしょう」(岸田派所属の衆院議員)

 河村氏の有力後援者によれば、林氏が山口3区に後援会事務所を出した際、陣営から河村氏に挨拶があったという。だが、河村氏はまだまだ引退のつもりはないという。これまでは林氏が衆院山口3区に鞍替えし、河村氏の後継者が参院から出馬という「密約」もささやかれていたが、真相は違う。

「河村氏は密約を完全に否定。『衆院選は絶対に出馬して、当選する、林氏がなぜ山口3区にくるの』と語っていた。衆院議長はどうかと聞くと、苦笑していた。地元では安倍前首相の次は河村衆院議長の待望が多々ありますよ」(河村氏の有力後援者)

 前出の岸田派の衆院議員は林氏の心情をこう代弁する。

「林氏は出馬すれば、きっと勝てるはず。出馬してシロクロはっきりさせればいい」

 二階派もすっかり戦闘モードのようだ。同幹部がこう話す。

「現職で当選10回の河村氏がいる選挙区に、なぜ林氏が参院から鞍替えなのか、理由がわからない。二階幹事長がおっしゃっているように、ケンカをふっかけてくるなら受けて立ちますよ」

(本誌取材班)

※週刊朝日オンライン限定記事

5283名無しさん:2020/10/05(月) 17:32:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/6dc97b5e4d6accb4af5ebdb9163f488cec1e58bd
因縁の「二階」VS「岸田」、山口3区めぐり全面戦争か
10/5(月) 16:46配信

 自民党の総裁選挙から3週間。辛うじて2位に滑り込み、今も「ポスト菅」に意欲を示す岸田前政調会長ですが、現在はそれどころではない大きなトラブルを抱えています。(05日15:22)

最終更新:10/5(月) 16:46
TBS系(JNN)

https://news.yahoo.co.jp/articles/78c7e6fd4a6b9713a75c1cb06e3901bc67492ed8
自民・山口選対委員長「衆院解散、年内は難しい」
10/2(金) 19:47配信

 自民党の山口泰明選対委員長は2日、政府内で11月中旬を軸に行う方針が浮上している「立皇嗣(りっこうし)の礼」などを念頭に「首相の外遊も皇室行事もある。年内のタイミングは難しい」と高知市で記者団に話した。

5284チバQ:2020/10/05(月) 19:20:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/6dc97b5e4d6accb4af5ebdb9163f488cec1e58bd
【独自】“ポスト菅”岸田氏を襲うトラブル
10/5(月) 16:46配信
 自民党の総裁選挙から3週間。辛うじて2位に滑り込み、今も「ポスト菅」に意欲を示す岸田前政調会長ですが、現在はそれどころではない大きなトラブルを抱えています。

 「倍返しをしていく」(自民党 二階派 伊藤忠彦衆院議員)

 4日に開かれた二階派の河村元官房長官の総決起大会。飛び交ったのは、岸田派のある議員を敵視する声でした。

 「反党行為になるんです。自民党に弓を引くんですね。除名ということも当然あるんです」(自民党 二階派 林幹雄幹事長代理)
 「我々も覚悟があります。選挙の戦なんか全然いといません」(自民党 二階派 二階俊博幹事長)

 批判の矛先は、参院から鞍替えし、河村氏と同じ「山口3区」から出馬する意向を固めた岸田派のナンバー2、林芳正元文科大臣に向けられたものです。

 「10年くらい前から地元では期待がありましたので、その期待に応えてしっかり精進していきたいと、こういうふうに言い続けてきましたので」(自民党 岸田派 林芳正元文科相 先月17日)

 総理・総裁を目指すため長年、衆院への鞍替えを模索してきた林氏を地元の県議らが押し立てた格好ですが、同じ選挙区で戦うことになる現職の河村氏を抱える二階派の議員たちは不快感を隠しません。

 「“売られたケンカ”という言葉があるでしょう。挑んでこられるなら申し訳ないが、我々も受けて立たざるを得ない」(自民党 二階派 二階俊博幹事長)

 二階幹事長は「現職優先」の考えを示し、林氏の動きをけん制しました。

 「完膚なきまでに叩きのめしてやる」(二階派議員)
 「ケンカを売ったことを後悔させてやらないとな」(二階派議員)

 岸田派と二階派の因縁は今に始まったことではありません。去年の参院選では岸田派の溝手元参院会長が後に二階派に所属する河井案里参院議員と激突。ほかにも複数の選挙区で対立した過去があるだけに、岸田氏も二階派の動きには不快感を示すなど、「全面対決」の様相を呈しています。

 ただ、岸田氏が抱える悩みのタネはこれだけではありません。岸田派で今なお大きな影響力を持つ古賀誠元自民党幹事長が、先月下旬、自ら派閥の名誉会長を辞任したいと伝えてきたのです。この背景には、古賀氏が菅総理と親交が深く、それが先の総裁選で岸田氏にマイナスに働いたためと見られます。

 岸田氏は古賀氏の処遇を保留していて、5日に開かれる派閥のパーティにも古賀氏は欠席する見通しです。

 「古賀さんは岸田さんより菅総理のほうが波長が合うんだろう」(岸田派中堅)
 「古賀さんの協力を得られなければ今後の政局は乗り切れない」(岸田派若手)
 「私自身も総理・総裁を目指して努力を続けていきたい」(自民党 岸田派 岸田文雄前政調会長 先月17日)

 こう語る岸田氏ですが、「内憂外患」の状況をどう打開していくのか、その手腕が問われています。(05日18:35)

5285チバQ:2020/10/05(月) 19:22:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/b06db9858e3ff46557dbccffbb24adda11bf05e0
「二階幹事長」に“そりゃないよ”の声 身内の「河村元官房長官」びいき際立つ
10/5(月) 11:40配信

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デイリー新潮
因縁の選挙区「衆院山口3区」における“シマ争い”
言ってきたことと今やっていることが違うと指摘される二階幹事長

 10月4日、自民党の二階俊博幹事長(81)は、山口県宇部市で開かれた志帥会(二階派)会長代行の河村建夫元官房長官(76)の総決起大会に出席。あと1年以内に行われる次期衆院選の山口3区について「党が公認するのは1人」と述べた。河村氏を推すというわけだが、これまでの二階幹事長の言行と一致せず、「さすがに幹事長、そりゃないですよ〜」の声も少なくない。

 ***

 衆院山口3区は因縁の選挙区である。直近の“火種”から触れておこう。

 9月16日、TBSが「林芳正元文科相(参院議員)が山口3区から出馬の意向を固め、所属する岸田派の岸田文雄前政調会長にも伝えた」と報じた。

 林氏はこれについて、「元々、意向がないので(岸田氏に)伝えるも何もない」と全否定。もっとも、「10年くらい前から地元では(くら替えの)期待があった。その期待に応え、しっかりと精進していきたいと言い続けてきたので、それは今までと全く変わっていない」とも述べた。

「TBSとしても、本人もしくは本人に相当近いところから聞いていなければ、この類の話は打てない(ニュースとして出せない)ですよ」

 と、政治部デスク。

「実際には自身が所属する宏池会(岸田派)の若手との会合で、“次の衆院選にくら替え出馬し、現職の河村氏は引退。出馬を模索していた河村氏の息子の政策秘書・健一氏は参院に回ることになる”と説明があったと言われています」

「林さんが否定しつつ、地元からの期待の声を紹介するところまで含めたデキレースでしょう。衆院選が近いのでアドバルーンをあげつつ、ライバルとなる河村さんを牽制する意味合いがあったんです」

5286チバQ:2020/10/05(月) 19:22:47
首相への思いを隠さない林氏にとって衆院くら替えは必要なステップ
「ケンカを売った」とまで言われた林元文科相は首相を目指す

 そして、「元々……」と言って、こう続ける。

「林家は、父・義郎さんの代には衆院中選挙区の山口1区を根城にしていました。その旧1区は小選挙区制の導入で山口3区と4区に分かれ、4区を安倍さん(晋三前首相)が、3区を河村さんが確保。1996年10月の衆院選で、義郎さんは比例代表中国ブロックに回りました」

 そして父親の後を継いだ林芳正氏は、参院にしか居場所がなかった。

 防衛相、経済財政政策担当相、農相、文科相を歴任し、首相への思いを隠さない林氏にとって悲願であり、必要なステップは衆院くら替えである。

 先に触れた林氏のコメントにあるように、例えば自民党が政権を奪還する2012年、若手を中心に「林待望論」が巻き起こり、党山口県連幹部らが役員会の決定をもとに衆院山口3区で擁立するよう党本部に要請した経緯がある。

 しかし、党本部は3区現職の河村氏の支持を打ち出し、林氏は衆院転身を断念せざるを得なかった。ちなみに当時の河村氏のポストは選対局長だった。

 こういった流れの中でのTBS報道だったというわけだが、これにいきり立ったのが他ならぬ二階幹事長。

 4日の集会でも、「反党行為をした人がどういう立場になるか、言わずとも分かるだろう」「売られたケンカという言葉がある。挑んでくるなら受けて立たざるを得ない」「きょうは党の幹事長としての立場でも来ている」と言いたい放題。

 二階派の面々は47人だが、うち20人も山口入りする状況で、二階氏の右腕・林幹雄幹事長代理は「党に弓を引くことになり、除名になる。そういうおろかなことはしないと思う」と発言。

「林さんと河村さんが勝負したら林さんの圧勝。それくらい林家の城下町」
宏池会ボスも林氏が後を継ぐという話が出てきているが…

 永田町関係者に聞くと、

「裏返せば、二階さんたちの焦りが見て取れますよね。実際、地元でチラッと聞いてもらうだけでわかりますが、林さんと河村さんが勝負したら林さんの圧勝。それくらい林家の城下町という意識が強いんです」

「だから、二階さんは自分が力のあるうちにもう一期、河村さんにやらせると意気込んでいる。遅かれ早かれ、地元は林さんの手に落ちると分かっていても関係ないんです」

 二階幹事長と言えば、山梨2区で現職の堀内詔子代議士に長崎幸太郎氏(現・山梨県知事)をぶつけて「勝った方が公認」と言ってみたり、静岡5区では、自民現職がいるのに無所属のまま二階派入りしている細野豪志元環境相の支持を呼び掛けたりと、「横暴ぶりが際立つ」(先のデスク)状況だ。

 二階氏はこの日、「定数1の選挙区に公認候補は1名だということは子どもでも分かること。党の公認は現職優先で進めたい」とも語っている。

 これまでの幹事長の流儀に従えば、両者がガチンコでぶつかり勝った方が公認という判断がないわけではないと思われるが、そうも行かないらしい。

「二階さんは山口の件について、“けじめをつける”と明言しています。メンツを最も大事にするヤクザはそれを潰されたら必死で相手のタマを取りに行く。実弾が飛びかわない戦争である選挙で、相手のタマを取るぞという意気込みなのかもしれません」(先の関係者)

 けじめを取るのはどちらの方か、それは1年以内にわかることでもある。

週刊新潮WEB取材班

2020年10月5日 掲載

5287チバQ:2020/10/05(月) 19:39:24
失礼、既に出てましたね

5288名無しさん:2020/10/05(月) 20:02:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/9edfd9e284952c80b63295347501b8411ba9fbd6
次期衆院選 福岡5区問題 原田氏が自民党県連に陳情書
10/5(月) 17:45配信

次の衆院選福岡5区に、自民党の現職と県議の2人が出馬表明している問題で、5日、原田義昭前環境大臣は、自民党福岡県連の公認推薦について「公平な手続きを求める」陳情書を手渡しました。

次の衆院選の福岡5区には自民党・現職の原田義昭前環境大臣(76)と、自民党福岡県議団の栗原渉県議(55)が出馬を表明していて、保守分裂の可能性がでています。

原田氏は5日午後、福岡市の自民党福岡県連本部を訪れ、原口剣生会長らに推薦候補について、「現職優先」という党の規則を確認した上で陳情書を手渡し、公平公正な手続きを行うよう求めました。

原田氏は、「自民党県議団では全会一致で新人候補を決めた。民主主義の原則に従って厳正な采配をお願いしたい。」と話しています。

福岡5区ではこのほか、立憲民主党の若子直也氏(41)、共産党の古賀新悟氏(56)の2人の新人が、出馬の準備を進めています。

九州朝日放送

https://news.yahoo.co.jp/articles/d6a1782f5b49910d36ee5b83914ff574d62df5e4
自民党岸田派の古賀誠名誉会長が辞意伝達
10/5(月) 17:18配信

 自民党岸田派の古賀誠名誉会長が、同派会長の岸田文雄前政調会長に辞意を伝えた。関係者が5日、明らかにした。

5289チバQ:2020/10/05(月) 21:20:10
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASNB56QBVNB5UTFK00H.html
岸田氏、大宏池会構想実現に意欲 古賀誠名誉会長は欠席
2020/10/05 20:46朝日新聞

岸田氏、大宏池会構想実現に意欲 古賀誠名誉会長は欠席

岸田文雄氏=2020年9月、東京・永田町、内田光撮影

(朝日新聞)

 自民党の岸田文雄前政調会長が率いる岸田派(宏池会、47人)が5日、東京都内で政治資金パーティーを開いた。岸田氏は「宏池会の大きな塊を実現できるように先頭に立って汗をかく」と述べ、来年9月に予定される次期総裁選に向け、源流を同じくする麻生派(54人)と谷垣グループと合流する「大宏池会構想」の実現をめざす考えを表明した。

 パーティーには、麻生派事務総長の棚橋泰文衆院議員や、谷垣グループ代表世話人の遠藤利明衆院議員らが出席。岸田氏は、「宏池会、過去に何度か分裂の歴史を繰り返してきた。しかし、『分断から協調へ』の重要性を訴えている以上、宏池会こそが身をもってそれを実践していかなければならない」と訴えた。

 一方、2012年に派閥トップを岸田氏に譲った後も毎年パーティーに出席してきた同派名誉会長の古賀誠元幹事長は、この日のパーティーに出席しなかった。古賀氏は麻生派を率いる麻生太郎副総理兼財務相と距離がある。岸田氏が麻生氏と接近すれば、古賀氏との関係にも影響を与える可能性がある。

5290チバQ:2020/10/05(月) 22:16:49
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2020100501002593.html
岸田氏「ポスト菅へ精進」 古賀・派閥名誉会長が辞意
2020/10/05 20:54共同通信

岸田氏「ポスト菅へ精進」 古賀・派閥名誉会長が辞意

政治資金パーティーであいさつする自民党の岸田前政調会長=5日午後、東京都港区

(共同通信)

 自民党岸田派(宏池会)は5日夜、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開催した。会長の岸田文雄前政調会長は、菅義偉首相に敗れた先の総裁選に触れ「次は勝利できるよう政策を磨く。力を蓄え、精進したい」と訴えた。これに先立ち同派の古賀誠名誉会長は岸田氏に辞意を伝えた。関係者が明らかにした。パーティーも欠席した。

 岸田氏は、池田勇人元首相が創設した宏池会の流れを共にくむ麻生派や谷垣グループを再結集する「大宏池会」構想を念頭に「宏池会の大きな固まりを実現できるよう、先頭に立って汗をかきたい」とも強調した。

5291名無しさん:2020/10/05(月) 22:30:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/f435b2f8bf95e4fad78c590b2b89ddef591d3113
岸田氏、麻生派・旧谷垣Gと合流目指す 「大宏池会」構想、懸念材料も
10/5(月) 19:18配信

 自民党岸田派(宏池会)会長の岸田文雄前政調会長は5日、東京都内で開いた同派パーティーで「宏池会の大きな固まりを実現できるよう先頭に立って汗をかきたい」とあいさつし、宏池会の流れをくむ麻生派、旧谷垣グループと合流する「大宏池会」を目指す考えを表明した。

 岸田氏はあいさつで来年の総裁選に触れ、「勝利できるように政策を磨き力を蓄えて精進したい」と改めて意欲を示した。「菅政権の先に、宏池会として何を目指すか考えていく。国民が一体感を感じられる社会を目指す」とも述べた。

 その上で「宏池会は過去に分裂の歴史を繰り返してきた」と振り返りつつ、「宏池会だけでは社会を変えられない。より大きな政治の固まりが不可欠だ」と強調。池田勇人元首相が創始した宏池会を源流とする麻生派、旧谷垣グループとの再結集を訴えた。

 岸田氏は9月の総裁選で石破茂元幹事長を上回ったものの、全535票のうち89票と菅義偉首相に完敗。論戦でも存在感を示せなかった。岸田派内からは来年の総裁選について「主流派を固められているのに、本当に出られるのか」(中堅)との声が漏れる。

 岸田派座長を務める林芳正元文部科学相が、将来の総裁選出馬を念頭に参院から衆院へくら替えを目指しているのも懸念材料だ。ある中堅は「麻生派には行かない。林氏を担いで総裁選を戦う」と、分裂も辞さない考えを示した。

5292名無しさん:2020/10/05(月) 22:31:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/6751dab9c7b1b3b0b00192b9a0919fa86f71d7ec
二階幹事長「公認は1人、現職優先」(山口県)
10/5(月) 19:39配信

 衆議院の任期は残り1年となり、山口3区では自民党の林芳正参議院議員のくら替え問題が取り沙汰されている。4日に山口県入りした自民党の二階幹事長は、現職で同じ派閥の河村建夫衆議院議員を擁立する考えを強調した。

 自民党現職の河村氏が開いた総決起大会には、自民党の二階幹事長や現職の大臣など、河村氏が所属する二階派の国会議員20人が顔をそろえた。山口3区では自民党の林芳正参議院議員のくら替え問題が浮上している。二階幹事長は地元での騒ぎを重要視しているとして、「売られた喧嘩って言う言葉があるでしょう?河村先生に何かがあるんじゃないかということであれば、我々も意を決して、政治行動のすべてをなげうってその挑戦に受けて立つ」と話した。
 一方、林氏自身はこれまでの報道陣の取材に対し、「出馬の意向は固めていない」とした上で「地元の期待の声はありがたく精進を重ねていきたい」と述べている。
 4日の河村氏の決起大会では20人の議員全員が挨拶に立ち、「自民党に弓をひくのは罰則、除名もある」といった考えや、「妙なことがあると困る。皆さんの熱烈な総意があればそういう声は必ず封殺される」という声もあがった。大会後、二階幹事長は「2人出して選ぶような不見識なことはしない」と述べ、派閥の仲間である河村さんを擁立する考えを強調した。河村氏は「どうしても選挙に勝ち抜いていかなきゃいけない。その決意を皆さんにできたのは大変光栄なことだと思っている」と話した。
 なお、山口3区では立憲民主党の坂本史子氏も出馬する意向を示している。

最終更新:10/5(月) 20:41
KRY山口放送

5293名無しさん:2020/10/05(月) 22:40:56
https://mainichi.jp/articles/20200930/k00/00m/010/323000c
岸田氏、古賀氏と決別決意? 派閥パーティー招待せず 総裁選対応に不満
会員限定有料記事 毎日新聞2020年9月30日 21時54分(最終更新 9月30日 22時35分)

 自民党の岸田文雄前政調会長は、10月5日に東京都内で開く岸田派(宏池会)の政治資金パーティーに古賀誠名誉会長を事実上、招待しないことを決めた。古賀氏は2012年に派閥会長を岸田氏に譲って以降、初めてパーティーを欠席する。岸田氏は次点に終わった先の総裁選で、古賀氏が菅義偉首相を支援したとみて不満を募らせていた。今後、両氏の関係が断絶する可能性がある。

 岸田派は毎年パーティーを開いており、これまで同派前会長の古賀氏にあいさつを依頼してきた。複数の岸田派関係者によると、今年は岸田氏の意向で依頼はせず、古賀氏からは欠席の連絡があった。古賀氏…

https://mainichi.jp/articles/20201001/ddm/005/010/087000c
岸田派パーティー、古賀誠氏招かず 募る不満、断絶も
会員限定有料記事 毎日新聞2020年10月1日 東京朝刊

 自民党の岸田文雄前政調会長=似顔絵=は、10月5日に東京都内で開く岸田派(宏池会)の政治資金パーティーに古賀誠名誉会長を事実上、招待しないことを決めた。古賀氏は2012年に派閥会長を岸田氏に譲って以降、初めてパーティーを欠席する。岸田氏は次点に終わった先の総裁選で、古賀氏が菅義偉首相を支援したとみて不満を募らせていた。今後、両氏の関係が断絶する可能性がある。

 岸田派は毎年パーティーを開いており、これまで同派前会長の古賀氏にあいさつを依頼してきた。複数の岸田派関係者によると、今年は岸田氏の意向で依頼はせず、古賀氏からは欠席の連絡があった。古賀氏に名誉会長退任を求めることも検討している。派内には古賀氏に近い議員も多い。岸田、古賀両氏の関係が断絶すると、同派を離れる議員も出そうだ。同派の一人は岸田氏の判断について「総裁選で古賀氏は菅氏を支援したとみており、…

https://mainichi.jp/articles/20201005/k00/00m/010/222000c
岸田派、分裂含みか 古賀氏がパーティー欠席「岸田会長があいさつ依頼しなかった」
会員限定有料記事 毎日新聞2020年10月5日 20時40分(最終更新 10月5日 21時50分)

 自民党・岸田派(宏池会・47人)は5日夜、東京・芝公園のホテルで政治資金パーティーを開いた。同派に強い影響力を持ち、岸田文雄会長(63)の「政治の師」でもあった古賀誠名誉会長(80)は欠席したが、周囲に名誉会長を辞任する意向を伝えた。2021年の党総裁選での再起を見据え、岸田氏が距離を置いたことも要因だが、派内には古賀氏に近い議員もおり、分裂の懸念もくすぶる。

 岸田氏はパーティーで「宏池会も新たな時代に向けて進化していくことが求められている」とあいさつし「『分断から協調へ』の重要性を訴える以上、宏池会が身をもって実践する」と語った。会場には1000人以上が詰めかけ、二階俊博幹事長や最大派閥・細田派の細田博之会長らも参加したが、菅義偉首相は出席…

5294名無しさん:2020/10/06(火) 08:48:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/1105542fd9b79402a5d37b6f0db25e0f3889609a
岸田氏、安倍氏接近に活路 古賀氏、岸田派名誉会長退任へ 揺れる岸田派
10/6(火) 5:00配信

 自民党の岸田文雄前政調会長が率いる岸田派(宏池会、47人)の政治資金パーティーが5日、東京都内のホテルで開かれた。名誉会長の古賀誠元幹事長は姿を見せず、今月に入って岸田氏に役職を退く意向を伝えたという。岸田氏が先の総裁選で安倍晋三前首相や麻生太郎副総理兼財務相の支持を得られなかった要因とされる古賀氏の欠席は、岸田氏にとって活路を開くきっかけになるのか。

 「次の機会に勝利することができるように政策を磨き、力を蓄え、精進したい」。岸田氏はパーティーでこう述べ、次期総裁選への意欲を改めて強調。党内の宏池会系勢力の結集を目指す「大宏池会構想」の実現に尽力する考えも明らかにした。菅義偉政権については「国の経済や社会の脆弱(ぜいじゃく)さを克服するために意欲的に取り組んでいる。宏池会としても支えていかなければならない」と語った。

 ただ、先の総裁選で争った菅首相は同じ時間帯に行われた内閣記者会のグループインタビューを理由に欠席。政界引退後も岸田派内で影響力を誇示してきた古賀氏の姿もなかった。岸田氏周辺によると、岸田氏が9月下旬、国会近くの古賀氏の事務所を訪ねて招待状を手渡したが、「所用がある」と断られた。また、今月に入って古賀氏から岸田氏に、「私は退いていく」と名誉会長辞任の意向も伝えられたという。

 次期総裁選をうかがう岸田氏にとって、古賀氏との距離感が焦点だった。

 新政権の人事では総裁選でいち早く「菅支持」を打ち出した二階派(志帥会、47人)の優遇が目立ち、冷遇された岸田派には「今の政権が盤石なら入り込む余地はなくなる」との危機感が強い。安倍氏の出身派閥の細田派(清和政策研究会、98人)や麻生派(志公会、54人)にも人事面で不満がくすぶっているだけに、安倍氏からの支援獲得や、古賀氏と距離がある麻生氏との関係強化が岸田氏の生命線となることは明らかだ。

 「岸田氏はこれまで誠実すぎた。『古賀さんとは縁を切った』といえばいい。二枚舌でも三枚舌でもあらゆる手で安倍氏らを味方にしなければだめだ」

 岸田派若手がこう語るように、古賀氏の欠席や名誉会長退任の意向は、安倍氏らの協力を引き出すことを狙い、岸田、古賀両氏が示し合わせた「策」との見方もある。一方で、岸田氏が次の総裁選を見据え、古賀氏と「本気」で距離を置く決心を固めたとの話もある。岸田氏か古賀氏か、どちらにつくかで派内は二分されており、古賀氏の辞意が派内に動揺を広げる可能性は否定できない。

(永原慎吾)

5295チバQ:2020/10/06(火) 10:57:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/617541b7d6c2004d100d271a1801e07586bdb6bc
「安倍前総理」がほくそ笑む地元山口での政争 
10/6(火) 5:56配信
192




地元は臨戦態勢
 衆院選挙に小選挙区制が導入されて、はや四半世紀。いまだに中選挙区時代の遺恨を引きずっているのは、山口県である。
 9月16日、TBSが“自民党参院議員の林芳正元文科相が、無所属でも次期衆院選で山口3区から鞍替え出馬をする”と報じたのだ。

 この報道を林氏は即座に否定。しかし、水面下では熾烈な攻防が始まっているのだという。

 林氏の地元・山口県は、現在の3区と4区にあたる旧山口1区を、河村建夫元官房長官と安倍晋三前総理、それに林氏の父・義郎氏が縄張りにしてきた。ところが、1996年の小選挙区制の導入で、河村氏が3区を、安倍氏が4区を取り、義郎氏は比例に転出。没後、芳正氏が参院山口選挙区から出馬した経緯がある。

 2012年には総裁選にも出馬した林氏だが、

「慣例的に、参院議員では、総裁はおろか政権の中枢を担うことも難しいとされる。そこで林氏は、10年ほど前から衆院鞍替えを画策してきた」(政治部記者)

 山口3区に狙いを定めたのには、こんなワケが。

「3区は林氏の母方の実家である宇部興産のお膝元。河村氏が次の選挙で引退し、後継ぎの息子に参院に回ってもらって、林氏が3区を貰い受けるというのが林陣営のシナリオだった」(同)

 ところが、河村氏が禅譲してくれる気配は見えず、林氏の支援者はヤキモキ。

「河村先生もはよ引退してくれればええのに、先週、この10月に解散総選挙に向けた決起大会を開くちゅう案内が届いた。将来、山口は議席が1区減らされるというし、芳正さんももう59歳。地元の人間はみんな鞍替えを熱望しちょるけん、万が一、無所属でも、本人が出ると言えば、火の玉になって応援しますよ」

 実は、この争いを横目にほくそ笑むのが、お隣、4区の安倍陣営だという。

「もともと林家が地盤にしてきたのは4区の下関市。市議会は今でも安倍派と林派が会派を分けて鎬を削っているんです。3年前の市長選では林派の前市長に対し、安倍氏の元秘書が出馬。安倍事務所が総動員で応援し、辛くも勝利を収めた。林氏が、全県選挙区の参院議員から衆院3区に鞍替えすれば、4区の林派も大人しくなり、安倍派も安泰というわけです」(先の記者)

 波乱はまだまだ続きそう。

「週刊新潮」2020年10月1日号 掲載
新潮社

5296チバQ:2020/10/06(火) 10:58:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/25763c832a1c8f7cf839093e8bdbf2d8059d0f0d
天敵・創価学会は「平沢勝栄」初入閣をどう見ているか? 24年前から遺恨あり
10/6(火) 6:01配信
151



家庭教師時代に「安倍前首相をシゴきすぎたから入閣できず」説も

75歳にして初入閣を果たした
 メディア露出が多く知名度抜群で当選8回を重ねるのに、なぜか組閣では呼ばれなかった平沢勝栄氏。75歳にして復興相として初入閣した背景には何があったのか? 実は24年前に起こった“事件”をきっかけに、創価学会から“仏敵”呼ばわりされてきた歴史があった。

【写真】創価学会と太いパイプがある「菅首相」

 ***
「入閣適齢期と呼ばれる目安は当選6回ですから、本人は焦りを通り越して、諦めにも似た気持ちだったんじゃないですかね」

 と、永田町関係者。

「例えば、オリンピックとかW杯で選手の活躍を所属企業や選手の出身地の人たちが集まって見守るシーンがあるじゃないですか? 勝てば大喜び、負ければ落胆。後援会の人たちって組閣をあんな感じで見守っているんです」

「だから、平沢さんの場合は毎回、“あ〜あ、次こそは”みたいな雰囲気になっていて、そこは彼も、“なんとかみなさんの熱い思いに応えられてよかった”とホッとしているんですよ」

 そこまでして入閣を避けられてきた理由とは何なのか? 

「平沢さんは東大在学中の2年間、当時小学生だった安倍さん(晋三前首相、66)の家庭教師を務め、安倍さんをかなりシゴいたって言われていますよね。それに恨みを持っている安倍さんが傍に近寄らせなかったという話が出回っているんですが、それはさすがに……」

 神話のレベルの話だという。実際は、

「創価学会との関係です」
公明党のホープに勝ってしまったばかりに…

創価学会・池田大作名誉会長にとっての聖地に土足で踏みこんだことが遺恨となり…
「平沢さんは警察官僚を辞めて24年前の1996年の衆院選に東京17区から出馬しました。その時に、公明党から出ていたのが山口那津男さん(68)。そう、今の公明党代表ですね」

「当時から公明党のホープと言われていた山口さんに勝ってしまったことで、創価学会からは『仏敵』認定されました。さらにその4年後の衆院選でも山口さんを破って再選。1999年から自公は連立して政権を担っていて選挙協力が当然あったわけですが、東京17区だけはそれがなかったんです」

 結果、山口氏は参院東京選挙区に鞍替えを余儀なくされた。

 学会関係者にも聞いてみると、

「池田大作名誉会長(92)は初代葛飾総ブロック長として新たな広布の歴史を開拓しました。だから、葛飾区全域を含む東京17区は、学会にとって聖地とも言えるのです」

「自公協力が行き届いた現在でも、都内の衆院24選挙区のうち公明党は平沢氏に推薦を出していません。まあ24年前ほど遺恨があるわけではないのですが、平沢氏も結構な学会批判を展開しましたからね……」

5297チバQ:2020/10/06(火) 10:59:01
 この間、状況が変わりそうなことが1度あった。自民党が下野していた2012年の野田政権時代だ。

「野田さん(佳彦首相、63)は公明党との連立に動いていました。学会側もゴーサインを出し、あとは野田さんの決断だけだったんですが、決めきれなかった」(先の永田町関係者)

「それが実現していれば、平沢さんは落選していた可能性がありますね」
東京17区が学会・公明党に大政奉還される日
 それはともかく、万年「大臣待機組」で終わるかと思われた中での菅政権誕生。

 そして瓢箪から駒のような入閣。それがうまくいった背後に、平沢氏の所属する派閥の親分・二階俊博幹事長(81)がいたことは間違いない。

「菅内閣の流れを作った二階さんは菅さんに支持の絶対条件として、『平沢入閣』を提示しました。菅さんは学会とのパイプは太いので、その他の点で学会側の要求を飲むことで平沢さんの件は目をつぶってもらったわけです」

 色んな饅頭の食い合いで、中に何が入っているのか……もはやよくわからない状況だが、

「平沢さんも今はそれほど学会のことを根に持っていないでしょうし、入閣したからには学会批判は封印でしょう」

 もっとも、血で血を洗うとは大仰だが、衆院選という“戦争”で2度も敗戦を喫した学会側は「平沢大臣」を受け入れられるのだろうか。

「もちろんアレルギーはあるでしょうが、平沢氏は次の衆院選はともかく、その次は出ないというのが大方の見方です」(先の学会関係者)

 となると、

「聖地である東京17区が学会・公明党に“大政奉還”される目だって十分にあります。そう考えれば、悪い話ばかりでもないんですよ」
新潮社

5298チバQ:2020/10/06(火) 11:06:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/6c2f02c3098cb5d1c2facb113088d82acf82b1ca
古賀氏の真意は?「ポスト菅」狙うが…板挟みの岸田氏
10/6(火) 10:14配信




岸田文雄前政調会長
 9月の自民党総裁選で菅義偉首相に敗れた岸田文雄前政調会長率いる岸田派は5日、東京都内で政治資金パーティーを開催。来秋の総裁選で捲土(けんど)重来を期す足掛かりとするはずだったが、後見役である派閥名誉会長の古賀誠元幹事長は岸田氏に事前に辞意を伝え、姿を見せず、メッセージの読み上げすらなかった。首相と気脈を通じる古賀氏の真意は-。岸田氏の正念場が続く。

【画像】新内閣を命名するなら?870人に聞いた

 二階俊博幹事長や加藤勝信官房長官、総裁選で競った石破茂元幹事長らが出席したパーティー。だが、やはり古賀氏の不在が会場の空気を不穏なものとしていた。

 講演で「温故知新、われわれ宏池会自身も新たな時代に向けて進化していくことが求められている」と力を込めた岸田氏。長年にわたる古賀氏の重しから解き放たれたごとく、「変えるべきものは大胆に、勇気を持って変えていく」と宣言した。
 「今回は所用があるので行けない」

 9月下旬、古賀氏は事務所を訪れた岸田氏に対し、直接告げていた。毎年、パーティーの乾杯の音頭を取るなど、政界引退してなお岸田派を実質的に掌握していた要石の存在。その欠席は「異変」そのものであり、派内を疑念が走った。岸田氏は見限られたのか-。

 古賀氏はこれまでも、自身と同じ「たたき上げ」の政治家である首相を高く評価し、地方議員を引き合わせるなど懇意にしてきた。今回の総裁選でも、周囲に「大いに期待している」と首相への親近感を隠さなかった一方、派閥を譲った岸田氏の出陣式には参加しなかった。永田町では、首相がずっと岸田氏につれなくしてきたのはつとに知られた話。衆院の若手は、こう推し量る。「(古賀氏は)首相の下で実利を得るため、岸田氏と距離を置くことに決めたのではないか」
     ■ 

 派内には、古賀氏の影が薄れることを肯定的に捉える向きもある。

 岸田氏が今後、協力を仰ぎたい麻生太郎副総理兼財務相と古賀氏が、古くから犬猿の仲という事情があるからだ。総裁選の支援を巡っても麻生氏が岸田氏に対し、古賀氏との「絶縁」を突き付けて破談した経緯があり、岸田氏側近は「古賀さんが去れば麻生さんの力を借りやすくなる」。

 47人の岸田派と、同じ流れをくむ麻生派54人が合力すれば勢いがつく。岸田氏もこの日、「政治の協力の固まり、宏池会の大きな固まりを実現できるように私自身、先頭に立って汗をかいていきたい」と踏み込み、「大宏池会」構想に乗せた秋波を麻生氏に送った。
 派閥幹部によると、岸田氏はこのところ、古賀氏の名誉会長の処遇見直しを視野に入れ、その意向を探っていたという。動きを察知した古賀氏側は「先生は、岸田氏の独り立ちを願っていた。『徐々に身を引いていく』とも話しており、親心そのものだ」(ベテラン)とけん制していた。

 「脱古賀氏」が決定的となれば、古賀氏に恩を受けたメンバーまで派閥を去っていかないとも限らない。このまま前に進むのか、立ち止まるのか。岸田氏を巨大なジレンマが包む。 (河合仁志)

5299名無しさん:2020/10/06(火) 18:47:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe6279c1ce2ca11d6f993480077d2c1cb73eba77
岸田・前政調会長、「大宏池会」構想の実現に意欲
10/6(火) 0:14配信

 自民党の岸田文雄・前政調会長は5日、都内で開かれた岸田派(宏池会)の政治資金パーティーで「宏池会の大きな固まりを実現できるよう先頭に立って汗をかきたい」と述べ、「大宏池会」構想の実現に意欲を示した。古賀誠・元幹事長は同派の名誉会長を辞任する意向を伝え、欠席した。

 「大宏池会」は宏池会の流れをくむ岸田派(47人)と麻生派(54人)、谷垣禎一・元総裁を中心とするグループ「有隣会」(約25人)が合流する構想だ。結集すれば細田派(98人)を上回り、党内最大派閥となる。

 過去にも合流を目指す動きはあったが、古賀氏が麻生副総理兼財務相らと緊張関係にあることで実現しなかった。麻生氏は岸田氏に古賀氏との決別を繰り返し求めていたとされる。

 岸田派幹部によると、古賀氏は「所用があって行けない」とこの日のパーティーを欠席し、岸田氏に辞意も伝えた。関係者は「岸田氏は古賀氏と袂(たもと)を分かつつもりだ」と解説する。

 岸田氏はこの日、総裁選に再挑戦する考えを改めて示した上で、「宏池会も新たな時代に向けて進化が求められている」と語り、体制の刷新に踏み出す考えをにじませた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/36355133121c19d8706d723c831624a7e54a6e0f
自民・岸田氏 パーティーで決意新たに“重鎮”欠席
10/5(月) 23:37配信

 自民党の岸田前政調会長は、自らの派閥の政治資金パーティーで来年9月に予定される自民党総裁選を見据えて決意を述べました。一方、後ろ盾とされる派閥の重鎮が欠席し、波紋が広がっています。

 自民党・岸田前政調会長:「次の機会においては、勝利することができるように、私自身これからも政策を磨き、力を蓄え精進していきたいと存じます」
 また、岸田氏は「より大きな政治の塊が必要だ」と訴え、現在の岸田派=宏池会と麻生派などが合流する「大宏池会構想」を念頭に、「大きな塊を実現できるよう先頭に立って汗をかく」と強調しました。一方で、岸田氏の後ろ盾とされ、派閥内に大きな影響力を持つ古賀名誉会長はパーティーを欠席しました。2012年に派閥の会長を岸田氏に譲って以来、初めてのことです。すでに古賀氏は名誉会長の職を辞する意向を岸田氏に伝えていて、来年の総裁選で引き続き岸田氏を支援するのかどうか、今後、派閥の内外で憶測を呼びそうです。

テレビ朝日

5300名無しさん:2020/10/06(火) 18:49:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/0adaffc50c57030b3e3532172fccea4d0890e3db
岸田氏 “大宏池会”構想に意欲
10/6(火) 4:58配信

 「ポスト菅」に意欲を示す自民党の岸田前政調会長は5日、「大きな塊を実現出来るよう先頭に立って汗をかきたい」と述べ、旧宮沢派の流れをくむ麻生派や谷垣グループとの再結集を目指す考えを示しました。

 「宏池会(岸田派)の大きな塊、こうしたものを実現できるように私自身先頭に立って汗をかいていきたい」(自民党 岸田文雄前政調会長)

 岸田氏は5日、自身が率いる派閥のパーティーで次の総裁選への出馬を念頭に麻生派や谷垣グループを再結集する「大宏池会」構想に意欲を示しました。

 一方で、岸田派をめぐっては、古賀名誉会長が先月下旬に岸田氏に辞意を伝えたことがわかっています。岸田派内には「古賀さんの協力を得られなければ今後の政局は乗り切れない」などと、古賀氏の慰留を求める声が上がっていますが、古賀氏はパーティーを欠席していて、その去就が注目されます。(06日00:18)

最終更新:10/6(火) 4:58
TBS系(JNN)

https://news.yahoo.co.jp/articles/84c583d28ae6491b77dd0590356c1352b54bf5e7
自民・岸田氏 派閥拡大の意向 古賀名誉会長は辞意伝える
10/6(火) 6:36配信

自民党の岸田派は5日、東京都内でパーティーを開き、会長を務める岸田前政調会長は、次の総裁選挙をにらみ、派閥を拡大させたい意向を強調した。

自民党・岸田前政調会長「より大きな政治の塊が不可欠であるとも思っている。残念ながら、われわれ宏池会、過去に何度か分裂の歴史を繰り返してきた」

岸田氏の発言は、2021年秋の自民党総裁選をにらみ、かつて同じ派閥だった麻生派などとの合流を念頭に置いたものとみられる。

また、岸田氏の後見人である古賀元幹事長は、派閥の名誉会長を退く意向を岸田氏に伝えた。

古賀氏が退くことで、「派閥拡大に有利に働く」と歓迎する声があがる一方、前面に出る岸田の求心力を不安視する見方も出ている。

5301チバQ:2020/10/06(火) 19:13:37
https://www.sankei.com/politics/news/201006/plt2010060001-n1.html
岸田氏、安倍氏接近に活路 古賀氏、岸田派名誉会長退任へ 揺れる岸田派
2020.10.6 05:00政治政局
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自民党岸田派のパーティーであいさつする岸田文雄前政調会長=5日午後、東京都港区(飯田英男撮影)
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 自民党の岸田文雄前政調会長が率いる岸田派(宏池会、47人)の政治資金パーティーが5日、東京都内のホテルで開かれた。名誉会長の古賀誠元幹事長は姿を見せず、今月に入って岸田氏に役職を退く意向を伝えたという。岸田氏が先の総裁選で安倍晋三前首相や麻生太郎副総理兼財務相の支持を得られなかった要因とされる古賀氏の欠席は、岸田氏にとって活路を開くきっかけになるのか。
 「次の機会に勝利することができるように政策を磨き、力を蓄え、精進したい」。岸田氏はパーティーでこう述べ、次期総裁選への意欲を改めて強調。党内の宏池会系勢力の結集を目指す「大宏池会構想」の実現に尽力する考えも明らかにした。菅義偉政権については「国の経済や社会の脆弱(ぜいじゃく)さを克服するために意欲的に取り組んでいる。宏池会としても支えていかなければならない」と語った。
 ただ、先の総裁選で争った菅首相は同じ時間帯に行われた内閣記者会のグループインタビューを理由に欠席。政界引退後も岸田派内で影響力を誇示してきた古賀氏の姿もなかった。岸田氏周辺によると、岸田氏が9月下旬、国会近くの古賀氏の事務所を訪ねて招待状を手渡したが、「所用がある」と断られた。また、今月に入って古賀氏から岸田氏に、「私は退いていく」と名誉会長辞任の意向も伝えられたという。
 次期総裁選をうかがう岸田氏にとって、古賀氏との距離感が焦点だった。
 新政権の人事では総裁選でいち早く「菅支持」を打ち出した二階派(志帥会、47人)の優遇が目立ち、冷遇された岸田派には「今の政権が盤石なら入り込む余地はなくなる」との危機感が強い。安倍氏の出身派閥の細田派(清和政策研究会、98人)や麻生派(志公会、54人)にも人事面で不満がくすぶっているだけに、安倍氏からの支援獲得や、古賀氏と距離がある麻生氏との関係強化が岸田氏の生命線となることは明らかだ。
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 「岸田氏はこれまで誠実すぎた。『古賀さんとは縁を切った』といえばいい。二枚舌でも三枚舌でもあらゆる手で安倍氏らを味方にしなければだめだ」
 岸田派若手がこう語るように、古賀氏の欠席や名誉会長退任の意向は、安倍氏らの協力を引き出すことを狙い、岸田、古賀両氏が示し合わせた「策」との見方もある。一方で、岸田氏が次の総裁選を見据え、古賀氏と「本気」で距離を置く決心を固めたとの話もある。岸田氏か古賀氏か、どちらにつくかで派内は二分されており、古賀氏の辞意が派内に動揺を広げる可能性は否定できない。
(永原慎吾)

5302名無しさん:2020/10/06(火) 20:54:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/eab4722baa0d86ccd8df33166721c897a9d7f2a3
とにかくマメな菅首相 天敵も脱帽する天性の人たらし術
10/4(日) 16:05配信

 9月16日に第99代内閣総理大臣に就任した菅義偉氏(71才)。菅内閣の最初のサプライズは、その支持率の高さだ。

 菅内閣発足後の各社の内閣支持率は軒並み高水準で、安倍政権に批判的だった朝日新聞の世論調査でも65%と高い支持率となった。一方、不支持率はわずか13%。男性62%より女性68%の支持率が高く、40代、50代の女性の支持率が70%を超えたことも大きな特徴だ。では、なぜ菅内閣の船出が、こんなにも幅広く支持されているのだろうか。

『総理の影 菅義偉の正体』(小学館)の著者でジャーナリストの森功さんは、菅首相そのものへの評価ではなく、「同情票が集まっただけ」と指摘する。

「難病を抱えたまま政権運営をしていた安倍さんが志半ばで退陣に追い込まれ、その意志を継ぐのが苦労人の菅さん、という構図が国民の心を動かした。日本人特有の“頑張ってほしい”という応援ムードになり、高支持率につながったのでしょう」(森さん)

 官房長官時代に記者会見で何度もバトルを演じ、菅首相の「天敵」とさえ呼ばれる東京新聞記者の望月衣塑子さんは、菅首相のメディア対策の巧妙さを指摘する。

「菅さんはメディアの扱いが非常に巧み。総裁選前から急に、各社のインタビューに応じるようになったと聞きます。しかも、読売新聞には『デジタル庁創設』、朝日新聞には『組閣は派閥にとらわれない』など、各社に独自のネタという“アメ”を与えて手なずける。そうすれば批判報道は弱まりますから。

 そもそも、菅さんは生粋の人たらし。横浜市議のときに知り合った記者がずいぶん経ってから特派員になったときはわざわざお祝いの席を開いたり、ある雑誌編集者が昇進したときはお祝いの言葉と共に花輪を贈ったりと、とてもマメな人だそうです。

 またあるときは、一度落選して、その後の選挙で復活した野党議員を国会で見つけると、『よく戻ってこられました』とわざわざ駆け寄って握手して、その日の晩にまた祝福の電話をしたとも聞きました。敵さえも取り込む手腕はすごい」

5303名無しさん:2020/10/06(火) 20:54:34
>>5302

 天敵も脱帽するばかりだ。私設秘書を5年半務めた遊佐大輔さんも振り返る。

「有志の皆さんがつくってくれた『すがクラブ』という草野球チームでは、食事会などに呼ばれると、若いメンバーたちの悩みをじっくり聞いていました。とにかく人と人との関係を大事にし、それぞれの性格に応じた接し方をする。事情があって辞めた秘書も、ずっと菅さんを慕い続けています」

 人柄だけでなく、政策も“いかに人に好かれるか”を考え抜いたものだ。総裁選では、石破茂議員や岸田文雄議員が「グローバリズム」「格差拡大」といった国家の大きな枠組みの話をしていたのに対し、菅首相が打ち出したのは「携帯電話料金の引き下げ」など、国民にわかりやすいものばかりだった。

「庶民が何に飛びつくかという感覚が鋭い。目の前にあるわかりやすい課題を挙げれば、国民の気を引けるとわかっているのです。ハッキリ言って、目ざとい。この感覚は小池百合子都知事に似ていると思います。あの2人が嫌い合っているのは、似た者同士だからなのかもしれません」(望月さん)

 真面目で実直、人たらしで、己が信じた正義を貫くのがすがちゃん流のようだが、正義の対極にあるのは悪ではなく、“もうひとつの正義”の場合もある。菅首相が正しいと信じていても、国民には正しくないこともある。はたして、菅首相はそのことに気づいているだろうか。

※女性セブン2020年10月15日号

5304名無しさん:2020/10/06(火) 20:55:11
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/239159
2閣僚辞任に与野党から厳しい声 「慣れや緩み」「内閣総辞職に値」 栃木県関係国会議員
2019/11/1

 菅原一秀(すがわらいっしゅう)前経済産業相に続き、河井克行(かわいかつゆき)法相が31日辞任した。「慣れや緩みが出ている」「内閣総辞職に値する」。内閣改造から2カ月足らずで閣僚2人が去る事態に、本県関係国会議員からも与野党を問わず厳しい声が相次いだ。

 「国会がなかなかスムーズに動かない状況を重く受け止めなければいけない」。茂木敏充(もてぎとしみつ)外相は派閥会合のあいさつでそう述べ、「国会の会期もかなり進んできている。より緊張感を持って国会運営に努めてまいりたいし、また一緒にそうしていきたい」と派閥の所属議員に呼び掛けた。

 自民党の船田元(ふなだはじめ)衆院議員は「正直、第1次安倍政権の『辞任ドミノ』を想起させる状況。相当引き締めて手直しを図らないと政権運営は難しくなる」と危機感を募らせる。政治改革や政治資金規正法の強化から時間が経過したことに触れ「政治家側に慣れや緩みが出てしまっている。皆が改めて身を律しないといけない」とも指摘した。

 立憲民主党県連代表の福田昭夫(ふくだあきお)衆院議員は「内閣総辞職に値する。在庫一掃内閣の弊害がもろに出ている」と反発。その上で「安倍総理は『任命責任』を口にしながら、一度も国会での説明責任を果たしていない」と批判し、衆参両院で予算委員会の集中審議を開催する必要性を強調した。

 「ウグイス嬢の日当上限額は常識中の常識。香典の件もそうだが、お粗末の一言に尽きる」。無所属の渡辺喜美(わたなべよしみ)参院議員も菅原、河井両氏をそう突き放す。一方で2人が菅義偉(すがよしひで)官房長官の側近であることに触れ「『令和おじさん』として存在感を増した菅氏への自民党内のバッシングが(スキャンダルという)形になって表れたという見方もある。ポスト安倍に向けた暗闘が次のステージに上がった印象だ」とも述べた。

5305名無しさん:2020/10/06(火) 20:56:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/345a60c61b0d13ff74098319f93977c0116467f8
肝心なところが分からない「菅首相」立身出世本の不毛
10/6(火) 17:29配信

<都合のいい話ばかりをつなぎ合わせれば本書のように描ける。だが、つまるところ本書は「菅義偉」という人間をこう見てくれたらうれしいという願望が反映された本であり、肝心なところは何も分からない>

●今回のダメ本
『内閣官房長官』
大下英治[著]
エムディエヌコーポレーション
(2020年4月)

この号(※本誌2020年9月29日号)が出る頃には、自民党の新総裁が決まっているだろう。選挙戦の中で、俄然注目度が高まったのが、菅義偉官房長官であることは間違いない。メディア上で肯定的に取り上げられるようになった「たたき上げ」話だ。いわく、秋田県のイチゴ農家に生まれ育った菅は集団就職で上京し、段ボール工場などで働きながら法政大学に入学、苦労して政治の世界に入り、横浜市議からのし上がっていった――。【石戸 諭(記者/ノンフィクションライター)】

「政治家2世ではないから信用できそうだ」「苦労した人だから国民の気持ちが分かるだろう......」、そして安倍政権を支えた7年8カ月によって、「危機管理」に強いといったイメージができつつあるかのように私には見える。

さて、実際のところはどうなのだろうか。

大下英治は政治家の評伝を数多く手掛けてきた作家である。この本の中でも菅本人だけでなく、二階俊博、古賀誠といった自民党の重鎮に始まり、コロナ禍でにわかに注目が集まった経済再生担当相の西村康稔や、菅と親交が深い証券アナリストなどを幅広く取材し、多くの声を引き出し、一冊にまとめている。

政治家の信頼を得ている大下の手法は、本書の中でも健在だ。彼の特徴は非常に明快に指摘できる。それは、政治家を批判的に分析するという視点はほとんどないということだ。とにかく立身出世伝を描こうとする。菅は「乱世に強い」政治家であり、国家観なき民主党政権に代わり「もう一度、安倍晋三という政治家は、国の舵取りをやるべきだ」と信じ、政権に徹底的に尽くした人物として描かれる。

安倍政権下で噴出した数々の疑惑に対して、真摯に説明を果たしたとはおよそ言えない会見は、コリン・パウエル元米国務長官に学んだ「答えない権利」の行使であり、実は「人の話をたくさん聞く」政治家であるという話ばかりがやたらと繰り返される。

異論に耳を傾けるというのは、単に話を聞くだけではなく、誠実に説明し、納得してもらうことこそが結果だという筋論はどこかに飛んでいってしまう。

極端な右派とも共鳴していた安倍政権の「国家観」なるものが支えるに値するものかはイマイチ分からないが、本書を読んで最も分からないのは当の菅自身の「国家観」だ。これまた強調される私心のなさは、言い換えれば政治を通して実現したいことが本人には無いということの裏返しである。

<見えてくるのは古典的「政治屋」の姿ばかり>
拉致問題に熱心に取り組みたいという気持ちは分かるが、では「政治は結果」だと豪語した安倍政権で結果を残せなかった責任をどう感じているのか。せっかくここまで菅に接近しながら見えてくるのは、永田町の権力闘争が好きな、古典的な「政治屋」でしかない。

都合のいい話ばかりをつなぎ合わせれば本書のように描ける。だが、つまるところ本書は「菅義偉」という人間をこう見てくれたらうれしいという願望が反映された本であり、肝心なところは何も分からない。もしかしたら、それは「政治屋」としての本分を見せたいという作家の芸なのかもしれないが......。

<本誌2020年9月29日号掲載>

5306名無しさん:2020/10/06(火) 20:57:19
https://www.excite.co.jp/news/article/TokyoSports_2250864/
〝天下を取り損ねた男〟岸田文雄氏 派閥分裂&抗争激化のダブル受難!
東スポWeb2020年10月6日 11:26

 自民党の岸田文雄前政調会長(63)が、自身が率いる岸田派(宏池会)分裂の危機と、次期衆院選をめぐる派閥抗争のダブルパンチに見舞われている。

 来年9月の総裁選に再チャレンジを目指す岸田氏は、5日に都内で開いたパーティーで、池田勇人元首相が創設した最も古い派閥・宏池会の流れをくむ麻生派、谷垣グループとともに再結集する「大宏池会」プランをぶちまけた。

 ところが、これに先立ち毎年同パーティーに出席していた同派名誉会長の古賀誠元幹事長(80)は欠席。名誉会長の辞意を岸田氏に伝えたことが判明した。岸田氏にとっては想定外の屈辱だ。

 党内では古賀氏と麻生太郎財務相(80)は“犬猿の仲”と呼ばれる。岸田氏が総裁ポスト欲しさに麻生氏に急接近すれば、古賀氏との関係に悪影響を及ぼすのは必至とみられていた。

「岸田派47人の中には古賀シンパが大勢います。古賀氏の辞意が本当なら今後、岸田派の分裂が予想されます」(自民党関係者)

 さらに同派所属で元防衛相の林芳正参院議員(59)は、次期衆院選で衆院山口3区に“鞍替え”を模索している。これが二階俊博幹事長(81)の耳に入り、「売られたケンカ、受けて立つ」とけん制される騒動となった。

 同選挙区は二階派の河村建夫元官房長官(77)が現職。二階氏は「林氏の鞍替えを封じ込める狙いから、党内抗争を予告した」といわれている。

「林氏は同選挙区に後援会事務所を設置しています。二階氏は林氏が鞍替えするなら、除名も辞さない覚悟。それでも林氏が無所属で出馬すれば保守分裂です」(同)

 ちなみに菅義偉首相(71)は、内閣記者会のインタビューを理由にパーティーを欠席した。政界関係者は「出るに足らないと判断したからでしょう。先の総裁選で古賀氏はいち早く岸田氏でなく、菅首相を支持しましたしね。前代未聞でした」。

 派閥のゴタゴタには関わりたくないようだ。

5307名無しさん:2020/10/06(火) 20:58:35
「1人でも多く女性国会議員を」自民党幹事長代行野田聖子衆議院議員
10/6(火) 8:57配信

【まとめ】
・現在務める幹事長代行は自民党の「何でも屋」。
・与野党関係なく、まずは女性国会議員を増やす取り組みを。
・母親が全て背負わず、自然に子育ての役割分担ができる社会へ。

今回の「細川珠生のモーニングトーク」では、自民党幹事長代行の野田聖子衆議院議員をゲストに招いた。
自民党総務会長をはじめ、党の要職や閣僚を歴任した野田氏に女性活躍のあり方について、政治ジャーナリストの細川珠生氏が話を聞いた。

細川氏は野田氏が現在務める幹事長代行の具体的な役割について聞いた。

野田氏は「二階幹事長と菅総裁が自民党の中心だが、必ずしも全て仕事がお二人だけで出来るわけではない」として「(幹事長と総裁の)手の届かない、または時間が足りない仕事を全て引き受ける何でも屋のような役割だと説明し、党の政策から人事、広報まで幅広い分野を担っていると述べた。

細川氏は、今回自民党の四役と総裁が全員男性でかつ平均年齢が71歳を超えていることや、閣僚の平均年齢が高いことを挙げ「(現政権の)高齢と女性の少なさが際立っている」と指摘した。自民党内で女性が要職に就けない原因はどこにあるのか、野田氏の考えを聞いた。

野田氏は原因の一つとして女性議員の数がそもそも少なく、自民党では衆参合わせて40人程度にとどまっていることを挙げた。さらに女性議員の多くは当選回数が2,3回と少ないために「背伸びさせて専門外の大臣にしてもつまずく。そこが大きな傷となって個人の資質はもとより女性全体の評価を悪くするという懸念がある」と述べ、「今は地道に一人でも多く自民党の女性の国会議員を作る土壌づくり」に取り組む必要があるとした。

細川氏は、野田氏が男性優位な世界で様々な苦労をしてきたとして、そうした苦労を乗り越えるためにどのような努力をしたか聞いた。

野田氏は特別な努力はしていないと答えつつも「誰に対しても偏見を持たない」ことを大事にしていると明かした。特に女性に関しては、イデオロギーに関係なく女性であるというだけで男性に比べて過小評価されている姿を長年目の当たりにしているからこそ「目の前の小さな食い違いだけで人を判断しない」ことを意識していると述べた。

また野田氏は、政治の世界では「可愛いマスコット的な女性議員」や「男の人が言いそうなことを言う女性議員」が重宝されると述べ、自身はどちらにもならなかったために「逆にターゲットにされなかった。クラゲのように浮遊して28年間生き延びてきた」と振り返った。

5308名無しさん:2020/10/06(火) 20:59:03
>>5307

女性の社会進出を阻む要因の一つに家庭との両立の難しさがある。
国民のために仕事をする政治家は特に私的な事情を口にしづらいとされているが、育児と両立できる政治家像はあるのか細川氏が聞いた。

野田氏自身も子育てをしつつ、総務会長や総務大臣、そして現在務める幹事長代行などの要職を務めてきた。

野田氏は自身の経験から「気負わないこと」が重要だとしたうえで、「色々な言葉に女性たちが押しつぶされないような取り組みがしたい」という考えを明かした。例えば「両立という言葉をなぜ私だけで、(小泉)進次郎氏には言わないのか」など素朴な疑問を社会に投げかけ続けることで女性の負担を減らしたいと述べた。

また野田氏は『母親』という言葉に明確な定義がないとして、「妊娠した途端『ママ』と言われるが、産んだばかりの時は保育士さんの方がよっぽど専門知識がある。にも関わらずなぜ母親に全てを押し付けるのか」と問題提起した。

さらに、「これまでの女性は全部背負わないと一人前だと認められないという気負いがあった」と述べ、両親がそれぞれの能力に合わせて役割分担できる国を作ることが子供にとってもバランスが取れ、国としての生産性も向上するとの考えを示した。

細川氏は来年行われる総裁選に向けて、女性登用の具体的な計画はあるのか聞いた。

野田氏は来年行われる解散総選挙に向けた準備として、下村政調会長が選対委員長を務めた際に発案し、女性局と作成した「スタンバイ・リスト」を挙げた。有力な女性候補者をあらかじめリストアップし、自民党内で育成することで「落下傘のような女性候補者ではなく、自民党がしっかりとキープしている女性候補者たちを次回の選挙で立候補させたい」という方針を明らかにした。一方で「自民党は空いている議席がない」として女性登用に関しては「野党にも頑張ってもらいたい」と述べ、「(政治家は)男性がやる仕事ではないということを見せていきたい」とした。

細川氏は「野田氏の指導力に期待している」として、「意思決定の場に女性が参加できる社会作りを願う」と対談を締めくくった。

(この記事はラジオ日本「細川珠生のモーニングトーク」2020年10月3日放送の要約です)

「細川珠生のモーニングトーク」
ラジオ日本 毎週土曜日午前7時05分〜7時20分
ラジオ日本HP http://www.jorf.co.jp/index.php
細川珠生公式HP http://hosokawatamao.com/
細川珠生ブログ http://tamao-hosokawa.kireiblog.excite.co.jp/

細川珠生(政治ジャーナリスト)

5309名無しさん:2020/10/06(火) 20:59:44
>>5307-5308

「1人でも多く女性国会議員を」自民党幹事長代行野田聖子衆議院議員
https://news.yahoo.co.jp/articles/d5223b5064a2f76fc2046b6621ebf18077140b07

5310名無しさん:2020/10/06(火) 21:08:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/515c67839965c03207abed62217986f799dae9fd
二階幹事長が広島県議証言否定「全然存じておりません」 公判で「案里被告が幹事長から預かってきた」
10/6(火) 12:04配信

 昨年夏の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で河井案里被告(参院広島)から30万円を受け取った広島県議が東京地裁の公判で「案里被告が幹事長から預かってきたと話した」と証言したことについて、自民党の二階俊博幹事長は6日の記者会見で「全然存じておりません」と否定した。

 検察側の証人で今月2日に証言したのは岡崎哲夫県議。県議選で無投票当選が決まった翌日の昨年3月30日、案里被告が府中市内の岡崎氏の事務所を訪れ「当選おめでとうございます。二階幹事長から預かってきた」と、30万円が入った封筒を机に置いたと述べた。

 二階幹事長は会見で案里被告の言動について問われると「とてもこの場で言及するに及ばない種類の発言だ」と話した。その話の前に、林幹雄幹事長代理は質問をさえぎるように「事実はない」と繰り返した。

中国新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/3cd541bbd0acdabb54f8079e7a91c1373f099f6b
「幹事長から現金」証言、二階氏否定 「言及に及ばぬ」
10/6(火) 13:43配信

 昨年7月の参院選をめぐり、公職選挙法違反(買収)の罪に問われた参院議員・河井案里被告の公判で現金を「幹事長から預かった」と言われたとする証言があったことについて、自民党の二階俊博幹事長は6日の記者会見で証言内容を否定し、「とてもこの場で言及するに及ばない種類の発言だと思っている」と語った。

 東京地裁で2日に開かれた公判で、広島県議が検察側の証人として出廷。昨年3月、河井議員が現金30万円入りの封筒を差し出しながら「二階幹事長から預かってきた」と言ったとし、「(幹事長の件は)ブラックジョークだと思った」と説明した。

 記者会見では、河井議員が二階氏からお金を預かったのは事実かと聞かれ、同席した林幹雄幹事長代理が「事実はありません」と否定。その後、二階氏も「全然存じておりません」と述べた。

朝日新聞社

5311名無しさん:2020/10/06(火) 21:11:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/47c53b65fa3c149a6680c2a1924d199349c888cc
安倍前首相が二階氏らと会食、自民旧役員会メンバーで慰労会
10/6(火) 19:13配信

 安倍晋三前首相は6日夜、自民党の二階俊博幹事長や岸田文雄前政調会長ら旧役員会メンバーと、東京都内の中国料理店で会食した。7年9カ月間にわたり首相を務めた安倍氏をねぎらう目的で二階氏が呼びかけた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2780673d3625b9e899e8c5dd00ad66f6582f7d46
各派領袖を顧問に 自民改憲推進本部
10/6(火) 19:15配信

 自民党憲法改正推進本部(衛藤征士郎本部長)の役員人事が6日、分かった。

 二階派の二階俊博幹事長や細田派の細田博之元官房長官ら派閥領袖(りょうしゅう)を顧問に据えた。「挙党態勢」で改憲論議に臨むのが狙いで、8日に新メンバーによる役員会を開き、人事を正式決定する。

 総裁選に出馬した岸田派会長の岸田文雄前政調会長、石破派会長の石破茂元幹事長も名を連ねた。麻生派会長の麻生太郎副総理兼財務相は政府側のため、顧問に就かなかった。

5312名無しさん:2020/10/06(火) 22:22:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/31a1ca1a3c976b2a62ca0a579651bb08b9e2310e
安倍前首相、二階氏らと会食 長期政権への協力に謝意
10/6(火) 22:01配信

 安倍晋三前首相は6日夜、自民党の二階俊博幹事長や岸田文雄前政調会長ら旧役員会メンバーと東京都内の中国料理店で会食した。出席者によると、安倍氏は再発した持病の潰瘍性大腸炎に触れ「薬が徐々に効き、体調は良くなっている。政権を7年8カ月支えてくれて、ありがとうございました」と謝意を伝えた。一議員として菅義偉首相を支える考えも示した。

 国会審議で野党議員にやじを飛ばした過去を取り上げ「皆さんにご迷惑を掛けた。申し訳ない」と頭を下げる場面もあった。出された食事をほぼ残さないほど食欲があったという。

 会食は、安倍氏の慰労目的で二階氏が呼び掛けた。


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