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自民党スレ

1237チバQ:2016/05/25(水) 22:01:19
 岸田氏は4月30日の日中外相会談に先だって、25日に東京都内で「新しい時代の日中関係」と題した講演を行っている。外務官僚からは講演前に「訪中前にメッセージを打ち出すので期待してほしい」と言われていた。それまでも講演前に「期待してください」と耳打ちされたことがあるが、ほとんどの場合、驚きはなかった。案の定、25日もそうだった…。

 最近、「文藝春秋」6月号に岸田氏の「オバマ広島訪問に期待する」という文章が掲載された。岸田氏の語ったことをまとめたものと思われるが、目新しい内容がなかったせいか控えめな扱いだった。メディア各社もそれほど関心を持たなかった。外相が発信したのだから、外務省も報道各社に周知すればいいのだが、少なくとも周知された記憶はない。外務省担当の記者でさえ地下鉄の中吊り広告でその存在を知った。

 文藝春秋だけでなく、岸田氏が講演などをする際、外務官僚は綿密な打ち合わせを重ねる。官僚なりに岸田氏の見せ場を作ってあげたいと思うようだが、そうした事前の準備が報われないケースが少なくないのだという。「安全運転が過ぎる」「見せ場を作っても発信できないからね…」という声が幹部から漏れる機会が増えていることを、岸田氏自身も認識したほうがいいかもしれない。

 ◇   ◇   ◇ 

 一方で「外相をお支えする」と事あるごとに口にする外務官僚だが、岸田氏を売り出したいのか、足を引っ張りたいのか、良く分からない。

 最近、こんなことがあった。沖縄県うるま市での女性遺棄事件を受け、自民党の沖縄県選出国会議員が20日に外務省で岸田氏に申し入れを行った。島尻安伊子沖縄北方担当相を含む5議員が先に米軍の綱紀粛正などを求める発言をした後、岸田氏の発言の番となった。

 岸田氏が米側に申し入れた内容を説明した後、「いずれにしても、先生方がご地元で色々な思いを聞かれると思う、色んなご意見を聞かれると思う。ぜひ、そうした思いをわれわれもしっかり聞かせていただき、日本政府としても県民の皆さん方の思いに寄り添って…」と発言していたら、外務省側が「報道退室!」と取材を打ち切ったのだ。内容はさておき、岸田氏が議員らに語りかけた内容を隠す必要性は全くない。冒頭発言が終わったあとに退室させてもいいのに、その場の空気を全く無視した画一的な対応で岸田氏の発信の機会をだめにしている。

 実は岸田氏の発言中に取材が打ち切られることは少なくない。象徴的なのが記者会見だ。岸田氏の国会日程があるから時間がないという理由なのだが、質問されることを避けていると思われても仕方がない。もしかして「岸田氏を守りたい」という思いが強すぎるがゆえの行動かもしれないが、贔屓の引き倒しになりかねない。

 ◇   ◇   ◇ 

 岸田氏は文藝春秋6月号の中でこう書いている。

 「『ポスト安倍』と仰って頂けることは大変光栄なことですが、そうしたことについて発言する際は、タイミングが重要です」

 今のままではそのタイミングが来てもその思いをしっかり伝えることはできるのだろうか、と考えてしまう。

(政治部 田北真樹子)


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