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九州・沖縄 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1とはずがたり:2008/10/26(日) 18:16:25

統一地方選スレから西海道・琉球地方のネタを独立させます。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40

4090沖縄無党派:2014/10/31(金) 19:21:40
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=88767
沖縄県知事選 4氏が立候補
2014年10月31日 05:15
 任期満了に伴う第12回沖縄県知事選挙が30日告示され、元郵政民営化担当相の下地幹郎氏(53)、元参院議員の喜納昌吉氏(66)、前那覇市長の翁長雄志氏(64)の新人3氏、現職の仲井真弘多氏(75)=自民推薦=がいずれも無所属で立候補を届け出た。米軍普天間飛行場の返還問題や振興政策を主な争点に、11月16日の投開票までの県内最大の政治決戦が幕を開けた。31日から県内各市町村で期日前投票が始まる。
 普天間飛行場の名護市辺野古移設の是非をめぐり、従来の保守・革新の対立構図から一転、保守分裂の激戦となる。経済界も対応が分かれている。県内の政財界が大きく変動する中、辺野古移設への県民の審判が下され、結果次第で新基地建設工事の進捗(しんちょく)に大きく影響を与えるのは必至だ。
 辺野古移設に対する政策で、下地氏が県民投票実施、喜納氏が埋め立て承認の取り消し、翁長氏が反対、仲井真氏が容認−を掲げている。
 4氏は届け出後の出発式で、第一声を上げ、支持を訴えた。

■県民投票で国に示す 下地幹郎氏
 辺野古の問題は、県民投票でなければ解決しない。私は主張ではなく解決をしたい政治家だ。安倍晋三首相に突き付ける県民の旗を、つくらせてほしい。
 この半年間、沖縄中を回ったが、出くわした現状は閉塞(へいそく)感だった。202万円の低い所得、児童虐待、学力で続く最下位。復帰後最高の閉塞感ではないか。政治をダイナミックに変えないといけない。
 私は教育費を無料化し、鉄軌道をつくり、USJを誘致する。沖縄で50歳代の知事は初めて。53歳の新しい政治指導者を、皆さんの力で誕生させてほしい。
 下地幹郎(しもじ・みきお) 1961年8月生まれ。宮古島市出身。中央学院大商学部卒。96年、自民公認で衆院初当選。以降、衆院当選4回。2009〜10年に国民新党政調会長兼国対委員長、幹事長。12年郵政民営化・防災担当相。政党そうぞう前代表。

■埋め立て承認は撤回 喜納昌吉氏
 私は断言する。辺野古の埋め立て承認を取り消し、いかなる方法を使ってでも撤回する。もし知事になってできなければ私は辞任する。知事が唯一執行できる権利が取り消しだ。あらゆる知識層、学者を集め国に異議申し立てをする。
 琉球で伝わる空手や舞踊を通して沖縄の心をたくましく復活させ、ここに沖縄ありということを世界に示そう。沖縄で地球とともに生きる新しいライフスタイルをつくりたい。そのために離島にベーシックインカム(最低限所得保障制度)を取り入れる。私が知事になれば世界が楽しくなる。
 喜納昌吉(きな・しょうきち) 1948年6月生まれ。北中城村出身。73年国際大(現沖国大)除籍。76年「喜納昌吉&チャンプルーズ」結成。代表曲に「ハイサイおじさん」など。2004年参院選で初当選し1期。04〜11年、13〜14年まで民主党県連代表。

■新基地建設許さない 翁長雄志氏
 けさ、糸満市摩文仁の魂魄の塔に手を合わせた。政治は平和が原点だと心から思った。国土の0・6%の面積の沖縄に米軍基地を押し付ける理不尽さは絶対に許せない。「建白書」にある通り普天間飛行場は国外・県外に移設、県内移設反対。辺野古新基地はありとあらゆる手段を尽くして造らせない。オスプレイ配備を撤回させる。知事選でしっかりと県民の意思を示そう。沖縄の子や孫が故郷に誇りと自信と志を持ってアジアや世界に雄飛していけるような将来を実現できるよう、必ず当選したい。力を貸してください。
 翁長雄志(おなが・たけし) 1950年10月生まれ。那覇市出身。75年法政大学法学部卒。85年の那覇市議選で初当選(2期)。92年に県議選で初当選(2期)。2000年の那覇市長選で初当選、4期14年務めた。県市長会長、全国市長会副会長などを歴任した。

■普天間解決が最優先 仲井真弘多氏
 子や孫のため沖縄の発展に私の残るエネルギーを全部ささげる。普天間問題解決が最優先だ。辺野古埋め立てを承認したが、代替施設は面積が普天間の4割、民家の上空を通らない飛行ルートで安全使用できる。苦渋の選択だが安倍晋三首相から普天間の5年以内運用停止状態の確約を得た。
 沖縄21世紀ビジョンで大躍進する。子を育てる若い夫婦、お年寄り、障がいのある人の命、くらし、健康を守る。観光、自立経済も重要だ。那覇空港第2滑走路の後に鉄軌道が立ち上がるよう首相にお願いした。USJも誘致する。
 仲井真弘多(なかいま・ひろかず) 1939年8月生まれ。那覇市出身。東京大工学部卒。61年通商産業省(現経済産業省)入省。大田昌秀県政で副知事。沖縄電力会長、県商工会議所連合会長などを歴任。2006年に知事選初当選し10年から2期目。

4091名無しさん:2014/11/02(日) 17:59:55
http://www.asahi.com/articles/DA3S11430877.html
(時時刻刻)本土と対決か、協調か 沖縄知事選

 沖縄県知事選では、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設の是非が最大の争点になる。移設を急ぐ安倍政権も徐々に本腰を入れ始め、沖縄では移設問題を通して「ヤマト(本土)との距離感」をめぐる候補者同士の対立が激しさを増す。選挙結果と政権の対応によっては、ヤマトへの不信感が増幅されかねない状況だ。▼1面参照


 ■「基地押しつけ」政府批判/自民幹事長招き関係PR

 前那覇市長の翁長雄志氏(64)は30日、同市内で第一声を上げると名護市辺野古に急ぎ、米軍キャンプ・シュワブ前で演説した。「小さな面積に74%の米軍専用施設が置かれている。私はウチナーンチュ(沖縄人)として絶対に許せない。沖縄に対しての、日本政府の品位のなさだ。心を一つにして打ち破らねば」

 もともと自民党の市議、県議だった翁長氏は、辺野古移設を容認していた。しかし2009年に鳩山政権が「県外移設」を模索すると、移設反対を鮮明にした。その後、政府が辺野古移設に回帰しても、立場を変えなかった。

 視線の先には、沖縄の政治勢力の結集がある。本土の姿勢を「差別」ととらえ、対等に渡り合う必要があると考えているからだ。

 翁長氏の選挙は共産、社民、沖縄社会大衆などが支援する一方、一部の自民系地方議員も支える。保守と革新がないまぜになった陣営を「オール沖縄」の合言葉がつなぐ。陣営の会合は「はいさい、ぐすーよー(皆さんこんにちは)」というウチナーグチ(沖縄言葉)で始まる。公約では「沖縄のアイデンティティーの根源」として、言葉の継承をうたった。

 沖縄を結集させる手法として、翁長氏は「ヤマトとの対決」を強調する。公約では原発や格差、カジノに反対し、政権批判が強くにじむ。近い県議は翁長氏をこう評する。「いわば『民族派』。反辺野古と反ヤマトは、彼の中では同じだ」

 沖縄が政府との対決色を強めた時期は過去にもあった。1998年2月、当時の大田昌秀知事が辺野古案を拒否すると、政府は沖縄振興の協議会を凍結させた。同年11月の知事選では、自民党は大田氏への対立候補を擁立。経済の先行きに不安が広がる中、「県政不況」というキャッチコピーを前面に押し出し、大田氏を破った。

 そんな「歴史」を強く意識するのが、3選をめざす現職の仲井真弘多氏(75)だ。周囲に「『お国』と事を構えて沖縄のためになるのか」と漏らし、徹底的に「本土との近さ」を強調。政府から多額の振興予算を引き出してきたという自負が、選挙戦略を支える。

 30日、那覇市内で第一声を上げた仲井真氏の隣に、自民党の谷垣禎一幹事長の姿があった。谷垣氏は「辺野古移設は、基地負担を軽減する唯一、現実的な道だ」。続いてマイクを握った仲井真氏は本島を縦断する鉄道整備の必要性を訴え、「安倍首相にお願いしている。今日は幹事長さんもお見えだから、一つよろしくお伝え下さい」と付け加えた。

 ヤマトとの対決色を強めるのか、協調路線を維持するのか――。両氏の論戦がとがる様子を、元衆院議員の下地幹郎氏(53)は「2人とも弱い。翁長氏は遠くから反対を言うだけ。仲井真氏は根本的に追随型だ」と批判。元参院議員の喜納昌吉氏(66)は経済発展のための「一国二制度」を唱え、中韓などを含む国連軍を沖縄に常駐させると公約し、独自色をアピールしている。(山岸一生)

4092名無しさん:2014/11/02(日) 18:00:52
 ■政権、現職支援に本腰 官房長官も現地入り検討

 首相官邸は当初、「政府の立場で地方選挙にいちいちコメントすることは控えたい」(菅義偉官房長官)と、知事選と一線を画そうとしてきた。

 移設を進める立場の安倍政権が知事選の前面に出れば、移設の是非が争点として先鋭化し、移設反対を掲げる候補者を利する可能性があるとみたためだ。また自民党の調査で、県内移設を容認し、党が推薦した仲井真氏の苦戦が伝えられていたこともある。

 だが、政権はここにきて知事選への関与を強めつつある。まず自民党が、告示近くになって選挙情勢に変化が表れたとみるからだ。官邸幹部は「沖縄経済界が仲井真氏支持に転じつつある」と話す。加えて、公明党は知事選で自主投票を決めていたが、知事選と同日選になる那覇市長選では公明が自民推薦候補を推す「自公共闘」が成立。官邸幹部は「だいぶ差が詰まってきた」とみる。

 そこで政権は、仲井真氏との「パイプ」を最大限アピール。普天間基地移設後の跡地利用や振興策を前面に出す戦略に転じつつある。

 30日に沖縄入りした谷垣幹事長に加え、世論の人気が高いとされる小泉進次郎・復興政務官らを応援に入れる。菅氏も30日の記者会見で、沖縄入りを検討していることを明らかにした。26日に沖縄入りした西川公也農林水産相は漁業関係者の会合で、沖縄県の漁業振興基金について「新たに基金を積んで、いつでも取り崩しできるお金を約束したい」と宣言した。

 政権が本腰を入れ始めたもう一つの理由は、移設をスムーズに進めるために、できる限り票を集めることが必要だからだ。

 政権は、仮に辺野古移設に反対する候補が当選しても、反対派が主張する埋め立て承認の撤回は、それまでの手続きに過失や問題がない限り、不可能とみる。

 それでも、政府が移設の途中でやむを得ない工法の変更などを県に申請した場合、知事が許可せず、工期が遅れる事態も予想される。政権は「いざとなれば行政代執行が必要かもしれない」(官邸スタッフ)とし、知事選の行方に神経をとがらせる。(星野典久、上地一姫)

4093チバQ:2014/11/03(月) 15:53:50
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141103ddp041010006000c.html
選挙:福岡市長選 告示 問われる高島市政 候補者6人、政策論争かみ合わず
毎日新聞 2014年11月03日 西部朝刊

 福岡市長選は2日、候補者6人による選挙戦がスタートした。現職の高島宗一郎氏(40)に前職と新人の5人が挑む構図となり、高島市政4年間が問われる選挙でもある。だが、挑戦者側の多くが現市政を批判し、高島氏は実績の強調が目立つなど政策論争はかみ合っていない。【中山裕司、下原知広】

 「福岡市は今、日本中で最も元気がある街になった。誰のおかげですか? 高島宗一郎のおかげじゃないんですか」。中央区の公園で開かれた出陣式。応援に駆けつけた麻生太郎副総理の発言に一斉に拍手が湧いた。高島氏は中央とのパイプを強調しながら「福岡は日本に夢と勇気を与える役割を与えられている」と声を張り上げた。

 約50メートル離れた百貨店前では、少し遅れて前市長の吉田宏氏(58)が熱弁を振るった。2010年の前回市長選で敗れ、返り咲きを狙う。「(現職が)若くてパフォーマンスが上手なのは良いが、それだけでこの市を引っ張っていけるのか」と批判。女性の社会進出などの充実を訴え、再起を期す自らに見立てて「再起動、福岡」と訴えた。新人候補からも現市政への批判が目立ち、政策論争は盛り上がりに欠けている。

 中央区でコンビニエンスストアを営む男性店長(59)は「暮らしは楽ではない」と語る。仕事の掛け持ちや40〜50代になって同店で働くアルバイト店員もいるといい、「選挙では雇用対策を重視したい」。天神で50年近く雑貨店を営んだ亀渕喜久子さん(75)も「経済を活性化しなければ」と話した。

 東区に住む元卸会社役員の男性(67)はこの日、2陣営から誘われた出陣式に参加せず、自宅で過ごした。「40年以上も納めてきた年金の手取りは20万円を切る」とこぼし、4月の消費増税後はできるだけ買い物を控えている。「我々団塊の世代は10年以内に後期高齢者になる。高齢化社会に備えてほしい」。機能訓練士として同区の老人ホームに勤めながら小2と小3の子供を育てているシングルマザーの女性(38)は、親の収入による子供の学力格差が不安だとして「子育て支援を充実させる候補者に投票したい」と語った。

4094チバQ:2014/11/03(月) 15:57:03
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141031ddm005010052000c.html
選挙:沖縄県知事選 告示 自公にすきま風 「辺野古」巡り 衆院選協力に影も
毎日新聞 2014年10月31日 東京朝刊

 沖縄県知事選が30日告示された。閣僚の「政治とカネ」の問題で政権が逆風を受けるなかでの大型選挙だが、最大の争点となった米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設への態度を巡り、自民、公明両党の対応が分かれた。衆院の早期解散論もくすぶる中、両党のすきま風は次期衆院選での自公協力にも微妙な影を落としそうだ。

 立候補したのは、新人で元郵政担当相の下地幹郎(しもじみきお)氏(53)▽新人で元参院議員の喜納昌吉(きなしょうきち)氏(66)▽新人で前那覇市長の翁長雄志(おながたけし)氏(64)▽現職の仲井真弘多(なかいまひろかず)氏(75)−−の4人で、いずれも無所属。

 「辺野古移設は基地負担を軽減する唯一現実的な道だ。自民党は、5年以内に普天間を閉鎖するとした知事と安倍晋三首相の約束を全力でバックアップする」。就任後、初めて沖縄入りした自民党の谷垣禎一幹事長は30日、那覇市内で開かれた仲井真氏の出陣式で選挙カーの上に立ち、全面支援を約束した。普天間飛行場に程近い宜野湾市内での演説では「仲井真さんの力、信頼感抜きに普天間問題の解決はない」と訴えた。

 だが、熱を帯びる谷垣氏の演説とは対照的に、いずれの会場にも過去2回の知事選で仲井真氏を支援した公明党議員の姿はなかった。自民党が辺野古移設を推進する仲井真氏を推薦したのに対し、公明党は県外移設を主張する県本部に押される形で自主投票を決めた。県内の公明党市議は「公明党議員本人が応援に出ていったら大変なことになる」と言う。支持母体の創価学会では、移設推進を明確にした仲井真氏への抵抗が強い。

 一方で翁長氏は、辺野古移設に反対の立場で「必ず造らせない」と訴える。元自民党県連幹事長で自公協力の前面に立ったこともある翁長氏への公明の抵抗感は「革新候補」に比べれば格段に薄い。自民党県連幹部は「今回は移設問題だけでたもとを分かった。その他ではうまくいっているのに」と肩を落とす。

 影響は知事選だけにとどまらない可能性もある。自民党県連は当初、県外移設を掲げたが、県連所属国会議員5人が昨年11月、当時の石破茂幹事長と会談し辺野古移設容認に転じた経緯がある。県外移設の主張を貫く公明党県本部が、次期衆院選で「移設容認」の自民候補を前回同様に支援できるかは不透明だ。公明党国会議員の一人は「衆院選が近付いた時点で県本部と協議する」と語るが、解決の糸口は見いだせない。

 喜納氏は、辺野古の埋め立て承認の撤回・取り消しを掲げる。下地氏は辺野古移設については「県民投票に問う」と訴えている。【影山哲也】

4095チバQ:2014/11/03(月) 16:03:33
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141101ddp041010027000c.html
沖縄知事選2014:公明票、綱引き 「県内移設」反対、自主投票
毎日新聞 2014年11月01日 西部朝刊

 ◇仲井真氏「連立の枠組み」頼りに 翁長氏、県本部とスタンス一致
 16日に投開票される沖縄県知事選に自主投票で臨む公明党支持層の票の行方が注目されている。3選を目指す仲井真弘多(ひろかず)知事(75)を推薦する自民は連立政権の枠組みや知事選と同日選になった那覇市長選で成立した自公協力態勢を頼りに、前那覇市長の翁長雄志(おながたけし)氏(64)の陣営は「反辺野古移設」の一致点を頼りに、それぞれ公明票取り込みを期待する。【佐藤敬一、井本義親】

 10月23日夕、那覇市内であった市長選立候補予定者の前副知事、与世田兼稔(よせだかねとし)氏の事務所開きに、仲井真氏と公明県本部の糸洲朝則(いとすとものり)代表が顔をそろえた。仲井真氏は「与世田さんをみんなで応援しましょう。私もお忘れなくお願いします」とあいさつして笑いを誘ったが、知事と県政与党の幹部である2人が会場で言葉を交わすことはなかった。

 この2日前、糸洲氏は記者会見し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設推進を掲げる仲井真氏について「見解を異にしていて推薦は困難だ」と言い切り、同日選の那覇市長選では自民が擁立した与世田氏の推薦を発表した。

 2006、10年の知事選で仲井真氏を推薦し、2期8年にわたる仲井真県政を支えてきた県本部と仲井真氏に溝が生じ始めたのは昨年末。政府の辺野古沿岸部の埋め立て申請を不承認とするよう求めた糸洲氏ら県本部幹部に仲井真氏は「重く受け止め、参考にしたい」と述べた。だがその2週間後、何の相談もせず承認した。

 「承認後に知事から納得いく説明を受けたことはなく、移設問題を巡って距離はどんどん広がっていった」。県本部幹部はこの間をそう振り返る。

 その公明が那覇市長選で与世田氏を推薦するのは「中央の枠組みへの配慮。自民の顔も立てないといけない」(公明党本部関係者)からだ。長く続いてきた自公協力を完全に崩すつもりは、公明にもない。

 こうした対応に、自民党本部の茂木敏充選対委員長は「市長選で自公協力をつなぎとめたのは大きな成果。知事選につなげたい」と語り、知事選で公明票を取り込む足掛かりになる期待感を示した。

 一方、辺野古移設に反対する翁長氏は公明党県本部とスタンスは一致する。陣営内には「一定の公明票を取り込める」(陣営幹部)との見方に「これまでの自公協力もあり、判断に迷って投票を棄権する公明支持者もいるかもしれない」(労組関係者)との推測が混在している。

 知事選には元郵政担当相の下地幹郎氏(53)と元参院議員の喜納昌吉氏(66)も出馬している。

4096チバQ:2014/11/03(月) 16:04:05
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141101ddlk43010353000c.html
選挙:熊本市長選 あす告示 マイス計画の是非争点に /熊本
毎日新聞 2014年11月01日 地方版

 任期満了に伴う熊本市長選は2日、告示される。選挙戦では、市が九州産交ホールディングス(HD)の桜町再開発事業に参画し、289億円をかけて整備する大型集客施設「MICE(マイス)施設」計画の是非などが争点になる。計画推進を訴える前県議、大西一史氏(46)▽市民への情報開示が必要とする前市議、下川寛氏(54)▽計画凍結を明言している前会社会長、石原靖也氏(60)−−の無所属新人3人が立候補を表明している。【井川加菜美、取違剛】

 マイス施設計画は九州産交HDが中央区桜町に建設する複合ビル(地上15階、地下1階)内に、国際会議や学会を開催できる地上7階、地下1階の大型集客施設を整備する計画。複合ビルの総事業費は現時点で523億円と見込まれ、市がマイス施設の整備費289億円と同HDへの補助金55億円など計約350億円を負担する。

 3人は同HDが進める桜町再開発事業には賛成しているが、マイス施設計画に対するスタンスが異なる。

 大西氏は「2000人規模の多目的ホールが必要だと昔から言ってきた。予算規模などを精査する必要があるが、都市計画決定も済んだ計画を止められない」と推進する考え。下川氏は「市民が納得しないまま計画が進んでいる。オープン後の利用予測などをリスクの部分まで公表して市民の意向を把握する必要がある」と訴える。石原氏は「マイス施設による市の交流人口増加見込みは年間わずか30万人。私たちが手がけるイベント『みずあかり』は公金を使わず2晩で20万人を集めており、それと比べても費用対効果が悪すぎる」と主張している。

 立候補の受け付けは2日午前8時半から市役所14階大ホールで。正午〜午後5時は市選管事務局で受け付ける。投票は16日午前7時〜午後8時、市内151カ所で。開票は同日午後9時15分以降、市総合体育館・青年会館など4カ所で順次始まり、深夜には当落が判明する見込み。9月2日現在の選挙人名簿登録者数は58万8138人(男27万1264人、女31万6874人)。

4097チバQ:2014/11/03(月) 16:07:05
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141102k0000m010120000c.html
沖縄知事選:普天間県内移設「反対20」「容認4」
毎日新聞 2014年11月02日 10時00分(最終更新 11月02日 14時45分)
 沖縄県知事選で最大の争点になっている米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設について、毎日新聞は9日に市長選が告示される那覇市を除く沖縄県内40市町村長にアンケートを実施した。辺野古を含む県内移設に「反対」と答えたのは20人で、4人が辺野古移設を「容認」と答えた。16人が無回答だった。

 ◇首長に結束崩れ
 昨年1月、県内移設断念を求めて安倍晋三首相に提出した「建白書」には沖縄県の全市町村長が署名し「オール沖縄」でまとまったが、約1年9カ月の間に結束が崩れたことが裏付けられた。

 知事選には、辺野古移設を県民投票に問うとする下地幹郎(しもじ・みきお)元郵政担当相(53)▽辺野古埋め立て承認の撤回、取り消しを主張する喜納昌吉(きな・しょうきち)元参院議員(66)▽辺野古移設に反対する翁長雄志(おなが・たけし)前那覇市長(64)の3新人と、辺野古移設推進を訴える現職の仲井真弘多(なかいま・ひろかず)氏(75)−−の4人が立候補している。

 アンケートは10月初旬から中旬に送付した。10首長は「知事選を控えた難しい時期に有権者に誤解を生みたくない」(松本哲治浦添市長)などとして回答を拒否した。

 辺野古移設を「容認」と答えた4人のうち、建白書提出後に就任したのは2人。建白書後に考えを変えた2人のうち、八重瀬町の比屋根方次(ひやねほうじ)町長は「知事の考えと同じ」とした。仲井真氏は「普天間飛行場の危険性の除去には、辺野古移設が現実的で具体的な解決方法」と訴えている。

 「県内移設反対」と答えた一方、仲井真氏を支持する宜野座村(ぎのざそん)の当真淳(とうまあつし)村長は「知事選は基地問題だけが争点ではない。産業振興、学力向上など、仲井真知事の就任後一歩ずつ改善されている」と回答した。

 また、建白書で配備撤回を求めた米軍新型輸送機オスプレイについては23人が「撤回を求める」と回答し、3人が「配備容認」と答えた。無回答は14人だった。「配備容認」の3人のうち2人は建白書に署名している。建白書後に考えを変えた石垣市の中山義隆市長は「当時安全性や運用面など県民への十分な説明がないままだった。その後訓練の分散など沖縄に対する配慮がみられる」と理由を記した。【福永方人】

4098チバQ:2014/11/03(月) 16:07:48
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141102ddn010010035000c.html
特集:沖縄知事選、16日投開票 揺れる普天間、岐路に
毎日新聞 2014年11月02日 大阪朝刊

 米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設を最大の争点にした沖縄県知事選は10月30日告示され、11月16日の投開票まで激しい選挙戦に入った。立候補した4人は、移設推進から反対まで主張が鮮明に分かれる。県内移設を条件にした日米両政府の返還合意から18年。岐路を迎えた普天間飛行場の問題点と移設の経緯を振り返った。

 ◇移設合意18年、県民反発強く
 米軍普天間飛行場の移設問題は、1995年の米兵3人による女児暴行事件が起点だ。事件を機に高まった沖縄の反基地感情のうねりに、日米両政府は96年4月、県内移設を条件とした普天間飛行場の返還に合意する。以降18年、海上ヘリポート構想からいくつもの曲折を経て姿形を変えて現行計画に至るが、沖縄の基地問題の象徴として県内移設計画には県民の反発が強い。

 返還合意を受けて日米両政府は96年12月、「沖縄本島東海岸沖」での海上ヘリポート建設を決める。移設先に浮上した名護市は97年12月に市民投票を実施。ヘリポート建設反対が過半数を占めたが、比嘉鉄也市長は基地受け入れを表明して辞任した。

 98年11月の知事選で条件付きで県内移設を容認した稲嶺恵一氏が当選し、県や名護市は協議を重ねて2002年7月、辺野古沖2・2キロの海上に軍民共用空港の建設を決める(辺野古沖案)。

 しかし、反対派の阻止行動などで移設作業は進まず、政府は世界展開の再編を始めた米軍に合わせて移設計画の変更を米政府と協議した。05年10月、沖縄と協議して作った移設計画を一方的に破棄し、キャンプ・シュワブ沿岸部に1800メートルの滑走路を備えた移設計画(L字案)で米政府と合意する。新たな基地建設は県民の理解が得られないと考えた日本政府は当初、シュワブ内陸部の演習場地区への移設を主張。訓練地の移転を嫌った米側は海上の浅瀬への移設を主張し、妥協策として浮上したのがL字案だった。

 合意計画をほごにされた稲嶺知事は反発する。一方、飛行経路が集落にかかるとして反対した名護市に対し、政府は06年4月、集落上空の飛行を回避できるとしてV字形2本の滑走路を備えたV字案を提示。L字案に反対して市長選に当選した島袋吉和市長はこれを容認する。

 06年11月の知事選で当選した仲井真弘多(ひろかず)知事が「集落に近い」として計画の沖合移動を主張したのを機に、島袋市長も沖合移動を要求した。

 修正に応じない政府との協議が平行線のまま、09年の政権交代を迎える。普天間飛行場を「最低でも県外」と訴えた鳩山由紀夫政権に県民の期待は高まったが、鳩山政権は新たな移設先を見つけられず辺野古移設に回帰した。一方、県外移設に対する民意の高揚を受けて「県外」に転換した仲井真知事は10年11月に再選する。

 12年の自民党の政権復帰とともに、辺野古移設は加速する。安倍晋三政権は辺野古沿岸部の埋め立てを沖縄県に申請する一方、沖縄振興予算の増額などを提示した。仲井真知事は13年12月、申請を承認。「知事の公約違反」と県民の批判は高まり、14年1月の名護市長選では移設反対を訴えた稲嶺進市長が再選を果たした。だが、政府は8月に移設海域の地盤を調べるボーリング調査に着手した(肩書はいずれも当時)。【三森輝久】

4099チバQ:2014/11/03(月) 16:08:08
 ◇4氏の主張、違い鮮明
 米軍普天間飛行場の移設が争点になるのは1998年の第8回選挙以降5回目。保守が分裂し、これまでになく移設に対する立候補者の主張の違いが鮮明になっているのが今回の特徴だ。

 立候補したのはいずれも無所属で▽新人で元郵政担当相の下地幹郎(しもじみきお)氏(53)▽新人で元参院議員、喜納昌吉(きなしょうきち)氏(66)▽共産、生活、社民や、自民党県連を除名された那覇市議が支援する前那覇市長の翁長雄志(おながたけし)氏(64)▽自民推薦の現職、仲井真弘多(なかいまひろかず)氏(75)−−の4氏(届け出順)。

 下地氏は移設を県民投票に問うとし、喜納氏は埋め立て承認の取り消し、撤回を公約に掲げる。元自民党県連幹事長の翁長氏は辺野古移設反対を訴え、昨年12月に政府による辺野古沿岸部の埋め立て申請を承認した仲井真氏は辺野古移設推進を主張している。

 初めて移設が争点となった98年の知事選は、普天間飛行場返還合意当時の知事で革新系の大田昌秀氏と、保守系で経済界出身の稲嶺恵一氏が対決。県外移設を訴えた大田氏が、「15年使用期限」「軍民共用」の条件付きで県内移設を容認した稲嶺氏に敗れた。

 2002年は革新系候補が分裂し、県内移設推進を訴えた稲嶺氏が圧勝。06年は稲嶺氏の後継候補で経済界出身の仲井真氏と、革新系の糸数慶子氏の事実上の一騎打ちとなった。V字形2本の滑走路を備えた日米両政府の移設案に反対しつつ、県内移設を容認した仲井真氏が初当選した。

 09年に「最低でも県外」と訴えた民主党の鳩山由紀夫政権が誕生して県民の期待が高まり、仲井真氏も「県外」に主張を転換。10年知事選は革新系の伊波(いは)洋一氏、仲井真氏ともに「県外」を訴えて移設を巡る争点がぼやけ、仲井真氏が再選を果たした。【佐藤敬一】

 ◇沖縄本島の18%が基地
 沖縄県の米軍基地面積は231.76平方キロ(2013年3月末現在)で、沖縄本島面積の18.3%を占める。大阪市がすっぽり入ってしまう広さだ。

 米軍が一時使用する自衛隊基地などを除いた米軍専用施設は227.30平方キロ(14年3月末現在)で、全国の米軍専用施設(308.24平方キロ)の73.74%が集中している。

 米軍専用施設の返還は本土と沖縄では対照的だ。本土は1973年3月に169.60平方キロあり、この41年で52.3%が返還されたが、沖縄は72年5月の本土復帰時の278.93平方キロから18.5%が返還されたに過ぎない。

4100チバQ:2014/11/03(月) 16:08:38
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141102ddlk46040235000c.html
南大隅町議選贈収賄:元町議らに有罪判決 /鹿児島
毎日新聞 2014年11月02日 地方版

 町議を辞職した見返りに現金を受け取り、次点候補を繰り上げ当選させたとして収賄などの罪に問われた南大隅町の元町議、宇野仁一被告(63)に、鹿児島地裁は10月31日、懲役3年、執行猶予5年、追徴金100万円(求刑・懲役3年、追徴金100万円)を言い渡した。また、現金を渡したとして贈賄罪に問われた前町議、大塚成章被告(71)は懲役1年2月、執行猶予3年(求刑・同1年2月)とした。植田類裁判官は「公正な選挙に基づく議会制民主主義をないがしろにし、投票した町民を裏切る犯行といえる」と述べた。

 判決によると、2013年4月14日投開票の町議選で当選した宇野被告が辞職し、次点で落選した大塚被告を繰り上げ当選させる謝礼と知りながら、同年7月7日、現金100万円を授受した。【土田暁彦】

4101チバQ:2014/11/03(月) 16:33:32
http://www.nishinippon.co.jp/feature/fukuoka_city_election/article/124650
政党、かすむ存在感 福岡、熊本両市長選告示 自民「政治とカネ」影響も 民主、自前候補擁立できず
2014年11月03日(最終更新 2014年11月03日 02時46分)
国会議員や地方議員らが拳を突き上げた福岡市長選立候補者の出陣式=2日午前、福岡市・天神
国会議員や地方議員らが拳を突き上げた福岡市長選立候補者の出陣式=2日午前、福岡市・天神
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 来春の統一地方選の行方を占う福岡、熊本の2政令市長選が火ぶたを切った。安倍自民にとって、劣勢が伝えられる沖縄県知事選と同日選となるだけに、推薦候補の「2勝」は至上命令。ただ、いずれも一枚岩となれるか不安が残り、中央での「政治とカネ」の問題の影響も見通せない。野党側も民主の自前候補が不在となるなど政党の存在感が揺らぐ構図となっている。
 「『日本に元気を取り戻す』と2年前の衆院選を戦った。それを代表してやってくれているのは間違いなく福岡市です」。与党が推薦する福岡市長選の現職の出陣式。後ろ盾といわれる麻生太郎副総理はこう持ち上げ、安倍晋三首相との「近さ」もアピールした。壇上には自民の国会議員や地方議員が並ぶ。麻生氏はスーパーの前などでもマイクを握り、蜜月ぶりを見せつけた。
 ただ、第2次安倍改造内閣の目玉だった2人の女性閣僚が「政治とカネ」に絡んで辞任。両市長選の現場には「影響はない」(福岡市議)「党のイメージが悪化した」(熊本県連関係者)と願望と不安が交錯する。もともと地方の首長選では、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設が争点となった同県名護市長選(1月)や滋賀県知事選(7月)で党推薦候補が苦杯をなめており、必ずしも盤石とは言い難い現実がある。
 足元の不安もある。福岡市長選では現職に対し、今も「議会軽視」と市議団内に不満がくすぶり、1人は反旗を翻す形で党を飛び出し、対立候補となった。この日、市議団の数人は出陣式に姿を見せず、ベテラン市議の一人は「懲罰ものだ」と声を荒らげた。

4102チバQ:2014/11/03(月) 16:33:54
 熊本市長選で推薦する新人は、県議時代の市長選で党の方針に反し県連が離党勧告を突き付けた「かつての敵」(市議)。出陣式では、前に集まるよう促されても遠巻きに傍観する市議の姿もあり、党重鎮の野田毅衆院議員は「この選挙は国政をも揺るがしかねない」と危機感をあおった。
 一方の民主。福岡県連は福岡市長選で過去2回推薦した元職を念頭に、候補擁立を模索したが、政党色を薄めたい元職側と折り合わず、自主的支援にとどまった。出陣式に地方議員の姿はなく、「表に出ない方がいい。個人演説会に向け、自分たちの支持者に来てもらうよう呼びかけるとか裏方に回っている」(市議団幹部)。この日、元職と行動をともにしたのは一部の議員にとどまった。
 第三極には、自民との距離に腐心する場面も。熊本市長選の自民推薦候補の出陣式には、次世代の党の園田博之氏と維新の党の松野頼久代表代行がいずれも個人的立場で登壇。次期衆院選に向けた野党共闘の行方が見通せない中、「(自民系候補が)超党派で支援を受ける形」(陣営関係者)を演出することとなった。
 無党派層が多い政令市での選挙戦。振れ幅の大きな民意は、これまでも各級選挙で意外な結果を残してきた。「風は突風というよりも、じわじわ強くなっていくんじゃないだろうか」。福岡市議の一人は、自らが選挙の最前線に立つ来春の「風」の行方を気にする。
=2014/11/03付 西日本新聞朝刊=

4103チバQ:2014/11/03(月) 21:57:19
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141028ddlk43010354000c.html
県都の進路:’14熊本市長選 増加する待機児童 きめ細かなソフト面整備も /熊本
毎日新聞 2014年10月28日 地方版

 今月20日夕、熊本市東区広木町の認可外保育所「やまなみこども園」。次女(4)を迎えに来た医師、西岡裕子さん(40)が名前を呼ぶと、元気いっぱいの次女が笑顔で駆け寄ってきた。西岡さんは「いまだに子供を預けて働くことに罪悪感を感じてしまう。女性が安心して働けるハードとソフト両面の環境がほしい」と打ち明けた。

 西岡さんは2005年2月、八代市から転居してきた。当時3歳の長男(12)を預ける認可保育所を探そうとしたが、年度末に定員に空きがあるとは思えず、認可外の「やまなみこども園」に落ち着いた。次女も同じ保育所に入れ、子供に熱が出ても仕事に区切りがつくまで預けられるなど利便性も享受してきたが、公的助成がある認可保育所より保育料が高いなど負担の重さも実感してきた。

 厚生労働省の調査によると、認可保育所を希望しても入所できない熊本市内の待機児童数は今年4月1日現在で319人と、前年同期の180人から139人増えた。前年からの増加数では東京都世田谷区の225人、大田区の175人に次いで全国3番目の多さ。共働き世帯の増加に認可保育所の整備が追いついていない現状が浮き彫りになっている。

 待機児童解消のために国が推進しているのが、06年から導入された「認定こども園」の拡充だ。幼稚園と保育所の機能を併せ持ち、保護者の就労の有無にかかわらず0〜5歳児が利用できるため、定員に余裕のある幼稚園が低年齢児の保育を担うことなどで待機児童解消に一役買うと期待されている。今年7月の市の調査では市内の保育所と幼稚園で計54カ所が認定子ども園に移行する意思を示した。

 市は今月、市幼児教育・保育施設整備計画を策定。15年度から5年間で認可保育所の新設や増改築、小規模保育などを組み合わせて待機児童解消を目指すが、完全に解消されるのは18年になる見込み。認定こども園への移行や定員増加などに伴う保育士の確保といった課題も残る。

 一方、保護者の長時間勤務や夜勤などに対応できる認可外保育所への公的助成を求める声もある。認可保育所には兄弟で通っている家庭への保育料の負担軽減措置があるが、認可外保育所では2人以上が通う家庭の毎月の保育料が10万円を超えることもあるという。

 次女の保育料として月約5万円を負担する西岡さんは今年、市内の保護者や保育士らとともに、認可外保育所への公的助成を求める街頭署名を集めて県と市に提出した。西岡さんは「ハコモノが増えればいずれ待機児童は解消すると思うが、病児保育の充実など女性が安心して子供を預けて働けるソフト面の整備もお願いしたい」と願う。子育て世代のニーズをどのようにくみ取るのか。市は柔軟な対応を迫られている。

   ◇   ◇

 11月2日に告示される熊本市長選を前に、市政の課題を追った。【井川加菜美】

4104チバQ:2014/11/03(月) 21:58:55
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141029ddlk43010332000c.html
県都の進路:’14熊本市長選 マイス施設整備計画 投資効果読めず論戦低調 /熊本
毎日新聞 2014年10月29日 地方版

 「MICE(マイス)は争点にならんよ」。熊本市長選の立候補予定者が名乗りを上げ始めた8月以降、自民党関係者はそう口をそろえてきた。その口調からは「マイスを争点化したくない」との本音が透けて見える。

 マイス施設とは、国際会議や国際見本市を開催できる大型集客施設。市は九州産交ホールディングス(HD)が中央区桜町で進める再開発事業に参画し、289億円を投じてマイス施設を建設する計画だ。計画地に建つ熊本交通センターは老朽化して政令市の陸路の玄関口としては物足りなくなっており、市は再開発することで中心市街地の活性化につなげる将来図を描く。

 この計画に対する世論の風向きが変わったのは昨年11月、同社への補助金も含めて市の投資額が約350億円に上ることが公表されてから。市は、オープン後の10年間で投資額の1・62倍に相当する586億円の経済効果を見込んでいるが、学識経験者などで構成する市の検討委員会でも額面通り受け取る委員はわずか。福岡、長崎市でもマイス施設の建設計画が浮上する中、本当に費用対効果が見込めるのか疑念を抱く市民は少なくない。

 市とともに計画を推進してきた自民党の関係者が、市長選を前に努めて言及しないのはこうした市民感情があるからに他ならない。ある関係者は「この問題に触れて吉と出るか凶と出るかが分からず、テーマとしては扱いづらい」とこぼす。

 さらにマイス施設の議論が盛り上がらないもう一つの理由が、政令市移行後、初めて区制で実施される来年春の熊本市議選だ。定数48が中央11▽東13▽西6▽南8▽北10−−の5区に割り振られるため、市議らは何より自分が立候補する区の振興を訴える必要に迫られる。市郊外が地盤の自民市議は「『うちの区に予算を引っ張ります』と訴えて支持してもらわないといけないのに、マイス計画に触れれば『なぜ中央区ばかり投資するのか』と反発を受ける」と話し、市長選でも進んで話題にはしない考えだ。

 市長選に立候補表明している新人の3氏はいずれも再開発の意義は認めながら、マイス施設の現行計画については慎重、もしくは否定的な立場だ。自民推薦の前県議、大西一史氏(46)は事業費や施設の内容を精査し直す考え。前市議の下川寛氏(54)は市民への情報開示を訴える。元会社会長の石原靖也氏(60)は当選後の計画凍結を明言している。【取違剛】

==============

 ■ことば

◇熊本市のMICE(マイス)施設整備計画
 九州産交ホールディングス(HD)が熊本市中央区桜町に建設する複合ビル内に、国際会議や学会などを開催できる大型集客施設を整備する計画。複合ビルの総事業費は現時点で523億円が見込まれ、そのうち市の負担はマイス施設の事業費289億円と九州産交HDへの補助金55億円などで計340億円超とみられる。複合ビルは地上15階、地下1階で商業施設や映画館、ホテル、分譲マンションなどが入る。マイス施設は地上7階、地下1階で、最大3000人収容のメインホールなどを備え、2018年度中のオープンを予定している。

4105チバQ:2014/11/03(月) 22:00:00
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141030ddlk43010345000c.html
県都の進路:’14熊本市長選 膨らむ生活保護費 困窮者へ早期支援を /熊本
毎日新聞 2014年10月30日 地方版

 10月下旬、熊本市中央区のマンションの一室でホームレス支援団体「くまもと支援の会」の炊き出しがあった。テーブルには炊きたての白米やみそ汁などが並び、ナスの天ぷらを頬張る路上生活者の男性(66)が「どんな高級料理よりおいしい」と声を弾ませた。

 同会の楠木宏基理事長によると、リーマン・ショックが起きた2008年と09年に120人ほどいた市内の路上生活者は、現在20人前後にまで減少。同会による週2回の炊き出しに誰も訪れない日すらある。しかし、ネットカフェや知人宅などを転々とし、実態を把握することが難しい移動型の生活困窮者は増えているとみられる。

 楠木理事長は「経済的困窮と親族や知人などとの関係性の困窮が重なり、どうしようもなくなって相談に来る人も多い。もっと早い段階で困難な状況を把握して支援ができればいいのだが」と歯がゆい思いを口にする。

 一方、増加に歯止めがかからないのが市内の生活保護世帯だ。13年度末現在で1万2262世帯となり、この5年間で1・3倍となった。

 保護世帯の増加に伴って膨らむ生活保護費はじわじわと市の財政を圧迫している。総額2889億円の今年度一般会計当初予算のうち、住民福祉にかかる扶助費は826億円。この中でも生活保護費は前年度から約20億円増えて過去最大の279億円となった。

 市は、来年度も生活保護費が増大すると見込んでいるが、手をこまねいているわけではない。13、14年には中央区役所と東区役所で就労相談などができる「ハローワークサテライト」を設置。現在は来年4月から本格運用を予定している「市生活自立支援センター」の準備を進めている。

 センターは、これまで分散していた福祉や就労などの相談窓口を集約し、生活困窮者を早期に把握して生活保護費受給前の自立支援につなげるのが狙い。

 「一度滑り台から滑り落ちてきた人が、すぐに滑り台を上がりきれますか」。楠木理事長は、こうした市の対応を評価する一方でより柔軟なサポートを求める。

 「現場から見えるのは、より具体的な就労先の創出や確保。いきなり一般的な職種に就くのはハードルが高い人もいて、少しずつ社会になじめるような段階的な支援が必要だ。生活保護者を支援するケースワーカーも不足しており、もっと踏み込んだ支援がほしい」【井川加菜美】

4106チバQ:2014/11/03(月) 22:01:17
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141031ddlk43010351000c.html
県都の進路:’14熊本市長選 広がる地域格差 交通空白対策、奏功せず /熊本
毎日新聞 2014年10月31日 地方版

 毎月第1日曜、熊本市北区龍田の代継(よつぎ)宮に市が立つ。出店するのは益城町の朝市グループ「ましきメッセ・もやい市」の農家たち。近くの住宅団地「ニュータウン三光」に住むお年寄りが笑顔で野菜や漬物などを買い求める。

 1980年代に立田山東側の丘陵地を開発したニュータウン三光は、車があれば中心市街地まで15分程度で行ける。しかし、住民の高齢化で車を運転できない世帯が増え、10年ほど前から日ごろの買い物にも苦労する「買い物難民」が目立ち始めた。最も近いバス停まで約800メートル、JRの駅まで約1・7キロの道のりを70〜80代の高齢者が歩くのは容易ではない。「このままでは地域が崩壊する」。危機感を抱いた自治会の元組長、上田量章さん(62)の求めで農家による市が始まり、今年で3年目に入った。

 24年前に夫婦で移り住んだ女性(89)は「ここは陸の孤島。何とかしてほしいけれど、どうにもならない」と嘆く。買い物や通院の度に車で送迎してくれた夫は2年前、91歳で亡くなった。1人暮らしの女性は3年前にアキレスけんを断裂するなど足腰が悪く、どこへ出かけるにもタクシーを使うしかない。毎月のタクシー代は数万円に上るという。

 熊本市は政令市移行後、近くにバス停や駅がない「交通空白地域」や「交通不便地域」の解消を目指し、コミュニティーバスの「ゆうゆうバス」や予約制乗り合いタクシーを運行してきた。しかし、利用は低迷。住民からは「便数が少ない」「路線バスや電車との乗り継ぎが不便」といった声が上がっている。

 市交通政策総室は「1回使ってもらえば便利さが分かると思うが、何となく面倒で使っていない人もいるのでは」とみる。いずれにしても対策が奏功しているとはいえず、都市部との利便格差は鮮明になりつつある。

 その結果は地価動向にも如実に表れている。今年1月1日時点の公示地価によると、JR熊本駅周辺や中央区、東区は消費増税前の駆け込み需要などが追い風になり、上昇地点が目立った。しかし、古い住宅団地や農村地帯が広がる西区、北区は下落が続き、二極化が進む。道路や公共交通網の整備で便利になった地域に人口が集中し、それ以外は寂れる悪循環が続く。

 上田さんは複雑な思いで市長選の前哨戦を見ている。立候補を表明している3氏の政策は中心市街地の活性化など、都市部を重視したものが多いように映る。「繁華街から車で15分のところに買い物にも行けない人たちがいる。そのことを忘れず、生活弱者の実情にも目を向けてほしい」と注文をつける。【取違剛】

4107チバQ:2014/11/05(水) 21:53:56
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141105ddlk40010465000c.html
選挙:田川市長選 笹山元市議も出馬へ 4人目 /福岡
毎日新聞 2014年11月05日 地方版

 来春の田川市長選に元市議で社会福祉法人理事長の笹山良孝氏(62)が4日、無所属での立候補を表明した。市長選には4選を目指す現職の伊藤信勝(69)▽市議2期目の二場公人(57)▽同1期目の金子和智(44)−−の3氏が出馬表明している。

 笹山氏は立候補の動機について、伊藤市長が白鳥工業団地でのごみ焼却施設建設中止を公約にしながら方針転換したことを挙げ「一貫性がなく、予算の把握がない下水道事業と共に思いつきでやっている」と批判した。公約に市長の退職金全廃や給与半減、ごみ施設の広域運営による行財政改革などを挙げた。また「北九州のベッドタウン化も考える」とし、香春町との合併を模索する方針も示した。

 笹山氏は田川市出身で旧直方学園高卒。1987年から市議を連続5期務め、2007年と11年の市長選に出馬し落選した。2年前に北九州市立大に社会人枠で入学し、現在3年生。【荒木俊雄】

〔筑豊版〕

4108チバQ:2014/11/05(水) 21:57:16
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141105ddp041010022000c.html
選挙:大分県知事選 知事、4選出馬意向 後援会事務局長に元県幹部
毎日新聞 2014年11月05日 西部朝刊

 大分県の広瀬勝貞知事(72)は来年4月の知事選に4選を目指して立候補する意向を固めた。これまで空席となっていた後援会事務局長に前回選挙で幹部を務めた元県幹部を据えるなど選挙準備を本格化させており、今月下旬に開会予定の県議会12月定例会で正式に表明するとみられる。

 広瀬氏は4日の定例記者会見で、4選出馬に関し「謙虚な気持ちで熟慮中だ」と明言を避けたが、広瀬氏に近い関係者に対し「出る。(近く)意思表明する」と伝えている。後援会事務局長は前回知事選後から空席になっていたが、11月1日付で就任した元県幹部によると、10月末に広瀬氏から「後援会事務局を手伝ってほしい」と要請されたという。

 広瀬知事は元経済産業事務次官から2003年の知事選で初当選し、現在3期目。同知事選には立候補を表明している人はいない。【西嶋正法、佐野格】

4109チバQ:2014/11/05(水) 21:59:06
http://www.yomiuri.co.jp/local/okinawa/news/20141105-OYTNT50035.html
広い選挙区 浸透へ苦心
2014年11月04日
 沖縄本島と約40の有人離島を抱え、南北が約400キロにもなる沖縄県の知事選(16日投開票)では、各候補が広い選挙区でいかに浸透を図るかに知恵を絞る。各地の支持者を一堂に集めて大規模集会を開いたり、インターネットを駆使して演説を生中継したりするなど工夫を凝らしている。


 那覇市の市営野球場に1日、長いバスの車列ができた。「1万人大集会」と銘打った前那覇市長・翁長雄志おながたけし氏(64)の総決起大会。プロ野球の公式戦も行われる広い球場が、選挙の集会に使われるのは異例。会場は、県内から来た支持者で埋まった。

 那覇市を地盤とする翁長氏は、市外への浸透が課題だ。このため、陣営幹部は「集会の参加者を通じて、会場の熱気を地元に伝えてもらい、支持を広げたい」と狙いを語る。

 現職・仲井真弘多なかいまひろかず氏(75)は、全41市町村に支部を構え、組織戦で応戦する。支持を表明した約30の首長らが支部長を務め、告示前から支部ごとに集会を繰り返してきた。

 告示後2日間で本島の全市町村を回った。3連休中は宮古島や石垣島なども訪れ、離島振興策を訴えた。陣営幹部は「首長のネットワークをフルに活用して隅々にまで訴えを届ける」と意気込む。

 元郵政改革相・下地幹郎しもじみきお氏(53)は告示翌日の10月31日、早速、出身地の宮古島へ渡った。総決起大会では、「宮古島から知事を誕生させよう」と気勢を上げた。

 7月の出馬表明後から、離島を回って政策を訴えてきた。宮古島のほか、石垣島や久米島などにも足を運んだ。告示後は、下地氏を支持する地方議員らが渡島し、支持固めを図る。

 政党の支援を受けない前参院議員・喜納昌吉きなしょうきち氏(66)は、インターネットを使って組織力を補う戦術だ。

 「私は歌手でもあるから歌います」。1日、那覇市の県庁前で街頭に立った喜納氏は、訴えの合間に三線の弾き語りで自身の曲を熱唱。その様子をスタッフが撮影し、ネットで生中継した。陣営幹部は「ネットを積極的に活用し、多くの人の目に留まれば」と期待を込める。

2014年11月04日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

4110チバQ:2014/11/05(水) 22:25:20
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141104ddlk45010218000c.html
選挙:知事選 告示まで1カ月 2氏が出馬準備加速 「オール与党」に「草の根」挑む /宮崎
毎日新聞 2014年11月04日 地方版

 任期満了に伴う知事選(12月21日投開票)の告示まで4日で1カ月となった。再選を目指す現職、河野俊嗣氏(50)と、前衆院議員の新人、川村秀三郎氏(65)が名乗りを上げ、準備を加速する。立候補の臆測が飛び交った前知事、東国原英夫氏(57)の不出馬宣言を受け、態度を保留していた政党・団体の多くが現職支持の方向性を打ち出し、「オール与党化」の様相を見せ始めている。【門田陽介、中村清雅】

 「安定と継続しかない」。1日、宮崎市であった河野氏の事務所開き。あいさつに立った自民、民主、社民など各党や、経済、労働団体の幹部らは口をそろえた。

 知事職は、東国原氏と前任と立て続けに1期での交代が続いた。県知事選に強い影響力を持つJAなど県内経済界は昨年、前知事時代に悪化した国とのつながり修復を重視する河野氏に出馬を要請。県議会与党の自民も、市町村や各業界に配慮する同氏の安定感を評価し、いち早く推薦を出した。

 その安定感が揺らいだのは今年9月。河野氏の後援会が、詐欺事件で摘発された都城市の産廃業者から受けた300万円を政治資金収支報告書に分散記載するなどの問題が発覚すると、自民県議らから脇の甘さを指摘する声が相次ぎ、河野氏は各種会合で釈明に追われた。

 民主、社民や連合宮崎など、非自民系でつくる「CNP会議」でも「この時期に何をやっているんだ」と不満の声も出た。しかし、最終的に「少数意見にも耳を傾ける現県政に影響力を残すべきだ」と支持で固まった。民主や社民も近く正式に推薦を決定する。

 ただ、民主にとって川村氏は前県連代表だ。県連幹部は「我々と支援者が一部重なっている。来年4月には統一地方選があり、川村氏を支援しても、しなくても反発がある」と苦しい胸の内を明かす。公明党は河野氏の手堅い行政手腕を買い「推薦」でまとまり、党本部の決定待ちの状態だが、「資金問題で説明責任を十分果たしていない」(県本部幹部)との声も聞こえる。

 一方、川村氏。政党・団体の支持が現職に集まることを「想定の範囲内」と話し、県内50カ所に後援会支部を組織し、草の根の「県民党」で知事選に臨む構えだ。10月末、宮崎市であった事務所開きでは、約200人の支持者らを前に「宮崎の現状はこのままでいいのか。何としても変えないといけないが、皆さんに手伝ってもらわないと、私は実行できる立場になれない」と呼びかけた。

4111とはずがたり:2014/11/06(木) 16:55:53
次世代、仲井真氏を推薦 沖縄県知事選
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/snk20141106537.html
産経新聞2014年11月6日(木)15:59

 次世代の党は6日までに、沖縄県知事選(16日投開票)に立候補している仲井真弘多知事を推薦することを決めた。仲井真氏側の推薦依頼を受け、5日の選対委員会で決定した。

4112チバQ:2014/11/06(木) 22:09:25
http://mainichi.jp/select/news/20141107k0000m010110000c.html
沖縄知事選:自民は幹部ら応援へ 公明、民主は沈黙
毎日新聞 2014年11月06日 21時55分(最終更新 11月06日 22時05分)

 16日の沖縄県知事選の投開票日が迫り、現職の仲井真弘多(なかいま・ひろかず)氏(75)を推薦する自民党は終盤戦に菅義偉官房長官、稲田朋美政調会長ら幹部や知名度の高い小泉進次郎復興政務官を応援に投入し、テコ入れを図る。前那覇市長の翁長雄志(おなが・たけし)氏(64)を支援する共産、生活、社民の3党の党首はすでに告示前後に沖縄入りし、全面的な応援態勢を敷く。一方、「自主投票」とした公明、民主両党は表立った動きを控えている。

 「仲井真氏のためなら、みんなで協力しないといけないということが自民党や安倍政権に充満している」

 6日に同県糸満市で開かれた仲井真氏の総決起集会に駆け付けた二階俊博総務会長はそう訴え、仲井真氏の政府・与党とのパイプの太さをアピールした。

 谷垣禎一幹事長も5日、党のネット番組で「まだ相手(翁長氏)の背中が先にあるが、こちらも少しずつ盛り上がりを見せている。必ず勝ちたい」と語り、劣勢にあることを認めたうえで追い上げに期待を示した。仲井真県政のもとで沖縄振興予算が増額されたことや、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の早期の危険性除去の実現を訴えることで、形勢の逆転を狙う。

 与党でも公明党は過去2回の選挙で支援した仲井真氏の推薦を見送り、自主投票で臨む。普天間飛行場の同県名護市辺野古への移設に県本部が反対しているためだ。「知事選では一切動かない」(党幹部)という一方で、知事選と同日投開票の那覇市長選では自公で擁立した候補の支援に全力を挙げ、自民党との関係悪化を食い止めたい考えだ。

 野党では民主党は、基本的に辺野古移設を推進する立場だ。支持団体の連合は移設反対派の翁長氏を推薦しているが、表立って支援はできず10月中旬に自主投票を決定した。党幹部が応援に入る予定はなく、存在感を全く示せない状態が続いている。

 一方で、翁長氏を支援する共産、生活、社民は勢いづいており、普天間県内移設に反対する保守から左派まで幅広い層の支持獲得を目指す選挙戦を展開している。

 共産党の志位和夫委員長は5日の記者会見で「(仲井真氏の陣営が)争点から外そうとした新基地建設が最大の争点となった。オール沖縄で翁長氏を支援し、大激戦で勝利したい」と強調。党機関紙の赤旗は9日付の日曜版で、自民党の野中広務元幹事長から翁長氏の選対事務所に、激励文が届いたことを紹介している。

 前民主党県連代表で、同党を除名処分となった喜納昌吉(きな・しょうきち)氏(66)は辺野古移設に反対を明言して戦う。また、元郵政担当相の下地幹郎氏(53)は地域政党「そうぞう」や維新県総支部の支援を受けている。【水脇友輔、葛西大博】

4113チバQ:2014/11/06(木) 23:08:59
http://www.sankei.com/region/news/141106/rgn1411060035-n1.html
2014.11.6 07:08

福岡市長選、民主の影薄く…

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告示日、出陣式で支援者と握手する福岡市長選の候補=2日、福岡市中央区(一部画像処理しています。)
 16日の投開票日に向け、6人が舌戦を繰り広げる福岡市長選で、民主党の影が薄い。かつて同党の推薦候補として市長選を制した元職の吉田宏氏らも距離を置き、今回は民主党の推薦を受けない。来春の統一選の前哨戦として、存在感を示しておきたいはずの民主党だが、退勢挽回の道は険しそうだ。(大森貴弘)

                   ◇

 「政令市長選に候補者を擁立できないのは正直、悔しい。でも今回は、われわれが関わらない方が、むしろ吉田氏のためかもしれないと思っています。何か支援できることがあれば、手を貸すつもりですが…」

 民主党系会派に属する江藤博美市議は、こう打ち明けた。江藤氏は前回選挙で吉田陣営の選対幹部を務めた。

 前々回、平成18年の選挙で民主党は西日本新聞の経済部長だった吉田氏を推薦した。吉田氏は現職で自民推薦の山崎広太郎氏を破り、民主党躍進の象徴となった。翌19年春、民主党は統一地方選において各地の議員選挙で議席数を伸ばすと、夏の参院選でも圧勝し、21年夏の衆院選勝利と民主党政権誕生につながったからだ。

 だが、民主党政権は誕生直後から、鳩山由紀夫首相の米軍・普天間基地移転を巡る「最低でも県外」発言などで迷走し、支持率は下がり続けた。

 22年の前回福岡市長選当時は、沖縄・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件の対応を巡り、民主党政権に一層、厳しい目が向けられるようになっていた。民主などから推薦を受けた吉田氏は、自民支援の高島宗一郎氏に6万票差をつけられて落選した。

 それから4年。吉田氏は再挑戦を決めたが、「市民党」として、政党推薦は求めなかった。出馬に際して、民主党関係者へ相談もしなかったという。

 陣営関係者は「前回、大きな失政がなかったにもかかわらず、民主党への逆風がマイナスに作用した。吉田氏は『今度は自分の力だけで挑戦する』と考えたようだ」と語る。吉田氏は公式ブログでも「政党の推薦を受けない『市民党』の立場」を強調する。

 福岡市議会(定数62)で9人を占める民主党系会派の市議の出番も少ない。党幹部の応援も、これまでのところ予定されていない。

 民主党の支持母体である連合福岡は、吉田氏の推薦を模索したが、本人が気乗り薄なこともあって、結局「支援」に落ち着いた。

 ただ、吉田氏は10月29日に福岡市中央区で開かれた連合福岡の定期大会には出席した。壇上から「もう一度チャレンジします」と述べた。連合福岡側も、出席者に配った資料に吉田氏の政策集を同封するなど、互いに明言はしなかったが、阿吽(あうん)の呼吸で支援関係を示した。

 とはいえ、連合福岡の動きは静かだ。加盟する労組の幹部は「『連合福岡は福岡市長選で吉田氏を支援します』といわれたけれど、本当にそれだけ。ポスター貼りや集会への動員など、何もしていない。自治労など旧総評系の労組だけは熱心にやっているそうですよ」と語った。

 元市議の金出公子氏も、かつて民主党の看板を背負って市議選に臨んだ。平成15年の市議選に無所属で当選すると、任期途中で民主会派入りした。19年の市議選は「民主ブーム」に乗り東区でトップ当選を果たした。その後、23年の市議選で落選し、民主党を離党した。

 金出氏は政策発表記者会見で「最後の市議選は民主党だったので敗れた。今は何の関係もありません」と、きっぱりと切り捨てた。

4114沖縄無党派:2014/11/07(金) 15:48:25
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=89634
沖縄県議補選告示 3選挙区で8人届け出
2014年11月7日 10:49

沖縄県議会の那覇、沖縄、名護3市区で欠員となっている3議席の補欠選挙が7日告示され、午前10時までに計8氏が立候補を届け出た。候補者は県内各地で出発式などで第一声を上げ、知事選と同日投開票となる16日までの選挙戦に突入した。

 那覇市区ではいずれも新人のフリージャーナリストの謝花良広氏(67)=無所属=、前那覇市議の比嘉瑞己氏(40)=無所属=、前那覇市議の山川典二氏(59)=自民=の3氏が届け出た。

 沖縄市区もいずれも新人で、会社代表の亀田隆氏(49)=無所属=、会社代表の花城大輔氏(43)=自民=、玩具店店長の島袋恵祐氏(28)=無所属=が立候補した。

 名護市区は前職の末松文信氏(66)=自民=、新人の具志堅徹氏(75)=無所属=が出馬した。

4115チバQ:2014/11/07(金) 18:59:07
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20141107-OYS1T50040.html?from=sytop_main1
川内原発再稼働、鹿児島県議会が同意
2014年11月07日
 九州電力川内せんだい原子力発電所(鹿児島県薩摩川内市)について、鹿児島県議会(定数51、欠員2)は7日、臨時本会議を開き、再稼働を求める陳情を賛成多数で採択した。再稼働に向けた安全審査が行われている全国13原発の中で、地元の都道府県議会が同意したのは初めて。これを受け、伊藤祐一郎知事は同日午後、再稼働への同意を表明する見込みだ。

 本会議の冒頭、原子力安全対策等特別委員会の中村真委員長が、地元の経済団体などが出した再稼働を求める陳情を6日に賛成多数で採択したことを報告した。討論では、反対派の議員が「川内原発の安全性が完全に担保されたわけではない。結論を出すのは拙速だ」などと訴えた。

 討論の後、議長を除く出席者で起立による採決が行われた。最大会派の自民党県議団(35人)の議員らが賛成し、再稼働を求める陳情を採択した。伊藤知事は採択後、議場で「再稼働について本日中に表明したい」とあいさつ。午後、記者会見を開く予定だ。

2014年11月07日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

4116チバQ:2014/11/07(金) 19:49:56
http://mainichi.jp/select/news/20141107k0000e040213000c.html
川内原発:鹿児島県庁前でも議会議場内でも「再稼働反対」
毎日新聞 2014年11月07日 12時19分(最終更新 11月07日 15時37分)
 全国で初めて原発立地県として再稼働に同意するのか−−。地元同意の最終手続きに入った7日の鹿児島県議会臨時議会。再稼働への同意判断をするとみられる臨時議会開会前から県庁前では怒りの声が響き、議場内でも「再稼働反対」のシュプレヒコールが起こるなど、騒然とした雰囲気に包まれた。

 鹿児島県庁職員や警察官が庁舎や議会棟入り口を厳重に警備する中、県庁前では午前9時前から県内外の再稼働に反対する市民約400人が集まり「民意を無視している」などと訴えた。

 集会には、福島第1原発事故を経験した福島県からも12人が駆けつけた。福島市五月町、団体役員、斎藤富春さん(58)は「福島第1原発事故の教訓は、安全な原発などない、人間と原発は共存できないということ。事故を体験した福島県民の率直な思いを伝えたくて鹿児島まで来た。事故が起きてから国に責任を取れと言っても遅い」と声を張り上げた。九州他県からの参加者も多く、長崎県諫早市の団体職員、川原重信さん(61)は「決して人ごとではない。川内原発再稼働の流れを止めることは、玄海原発など他の原発の再稼働を止めることにもつながる」と力を込めた。

 全国が注目する鹿児島県議会の判断が下される日とあって、先着順で傍聴券が配布された。約150席の傍聴席はほぼ満席。鹿児島県霧島市、介護士、盛園尚利さん(39)は「鹿児島の未来に興味があって傍聴に来た。鹿児島のリーダーの原発に対する意見に注目している」。同県姶良市の陶芸家、松尾晴代さん(40)は「多くの民意を無視している。どういう人が私たちの未来を決めるのか顔を見たい」と憤った。

 「命を考えてください!」「福島は解決していない!」。議場内は午前10時の開会前から怒号に包まれた。伊藤祐一郎知事が議場内に着席すると「再稼働反対」「再稼働反対」と大きなシュプレヒコールが上がった。【杣谷健太、川上 珠実】

 ◇

 傍聴席から本会議の審議を見守った市民の一人、向原祥隆(むこはら・よしたか)さん(57)は、鹿児島ではよく知られた地元出版社「南方新社」の社長だ。

 京都大在学中に放射能汚染の研究者の講義を受講し、原発に疑問を抱いた。大学生だった1970年代は全国で原発の稼働が相次いだ時代だ。「原発の近くに住む人間にも影響が出るのではないか」と不安を覚えた。

 卒業後、東京都内の広告会社に就職したが「自然の中で人間らしい生活がしたい」と92年にUターンし、南方新社を創業した。鹿児島市の外れにある会社の敷地では鶏を飼い、アイガモで米を栽培するなど農業も営む。

 同社がこれまでに発行した書籍は400点を超える。鹿児島の歴史や風土といった郷土本はもちろん、環境問題や農業が抱える問題などの本を積極的に送り出し、警鐘を鳴らしてきた。一方で川内原発3号機の増設計画に反対するなど、脱原発も訴え続けてきた。通底するのは、古里の未来に対する危機意識だ。

 10月30日以降、県庁前にテントを設置し、座り込みを続ける。「万が一事故が起きても誰も責任をとらないのは目に見えている。一歩も引くつもりはない」と語気を強めた。【杣谷健太】

4117チバQ:2014/11/07(金) 20:05:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141107-00000100-jij-soci
「地元同意」くすぶる不満=周辺自治体「国がルールを」―鹿児島
時事通信 11月7日(金)15時46分配信

 九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働に向け、地元の同意手続きが終わった。電力会社が再稼働の同意を求める自治体の範囲は法的な決まりがなく、伊藤祐一郎知事は一貫して「薩摩川内市と県で十分」と主張してきた。周辺自治体には不満がくすぶるほか、原発に対する住民の不安は根強く、今後も丁寧な説明と情報提供が必要になる。
 伊藤知事は同意の範囲について、「過去の経緯」を理由に「立地市の薩摩川内市と県」と繰り返してきた。一方、東京電力福島第1原発事故を踏まえて改定された原子力災害対策指針で、事前の避難対策が必要な範囲は原発の半径30キロ圏に拡大。県などが主催した説明会では、住民から「避難対策が義務付けられており、同意の範囲に入れるべきだ」「福島事故を見ても、30キロ圏は放射能の影響を受ける」などの意見が相次いだ。
 自治体からも声は上がった。いちき串木野市と日置市では9月、市議会が「地元」に組み込むよう求める意見書を可決。いちき串木野市の田畑誠一市長は「周辺自治体の意見も十分に聞いてほしい」と要望した。他の多くの首長もエネルギー政策は国の専管事項だとして、「国がルールを定めるべきだ」(森博幸鹿児島市長)と求めた。
 しかし国は「地域で事情は異なる」(宮沢洋一経済産業相)として、一律に決めない方針を再三表明。「地方に丸投げだ」との不満が地元から漏れる中、九電の瓜生道明社長は原発周辺の8市町長と意見交換するなど、知事の同意表明に向けて地ならしを進めた。首長らは「県の判断を見守る」(渋谷俊彦出水市長)と一任した。
 結局、同意の範囲は広がらないまま、地元の手続きは完了。全国で最も早く再稼働する見通しの川内原発の同意手続きは先例として、後に続く原発の再稼働に影響を与える可能性がある。

4118チバQ:2014/11/08(土) 22:42:05
http://www.asahi.com/articles/ASGC85RDSGC8UTFK00D.html?iref=comtop_list_pol_n01
次世代の党、仲井真氏の推薦決定 沖縄県知事選
2014年11月8日18時27分
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 次世代の党は、16日投開票の沖縄県知事選に関し、現職の仲井真弘多氏の推薦を決めた。

 また同党のアントニオ猪木参院議員が、沖縄県のコミュニティーFM局「FM21」でパーソナリティーを務める番組「元気ですか! アントニオ猪木の次世代道場」を10日から始めることも決めた。毎週月曜午後5時から1時間、県南部を中心に来年4月まで放送。初回のテーマは「沖縄振興策」という。

4119チバQ:2014/11/08(土) 22:44:59
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141108ddp012010028000c.html
選挙:那覇市長選 一騎打ちか あす告示
毎日新聞 2014年11月08日 西部朝刊

 16日投開票の沖縄県知事選と同日選になる那覇市長選が9日、告示される。前市長の翁長雄志(おながたけし)氏(64)の知事選出馬に伴う選挙で、前副市長の城間幹子(しろまみきこ)氏(63)と前沖縄県副知事の与世田兼稔(よせだかねとし)氏(64)=いずれも新人、無所属=が立候補を表明している。

 知事選で翁長氏を支える共産、社民などの革新勢力と自民党を除名された那覇市議らが、知事選と同じ枠組みで城間氏を支援する。

 一方、知事選で3選を目指す仲井真弘多(なかいまひろかず)氏(75)を推す自民が与世田氏を推薦した。普天間飛行場の移設を巡る方針の違いから知事選を自主投票とした公明も、市長選は与世田氏を推薦して自公態勢で臨む。両陣営とも知事選と連動した事実上の選挙戦を展開している。【佐藤敬一】

4120チバQ:2014/11/08(土) 23:00:43
http://www.47news.jp/CN/201411/CN2014110801001725.html
前那覇市長の翁長氏がリード 沖縄県知事選情勢

 共同通信社は7、8両日、任期満了に伴う沖縄県知事選(16日投開票)で電話による世論調査を実施、取材結果を加味して情勢を探った。無所属新人の前那覇市長翁長雄志氏(64)がリードし、無所属の現職仲井真弘多氏(75)=自民、次世代推薦=が追う展開となっている。

 知事選に「大いに関心がある」「ある程度関心がある」が合わせて9割を超え、有権者の関心は高い。ただ2割が投票先を決めておらず、情勢が変化する可能性もある。

 翁長氏は共産、社民両党と、沖縄社会大衆党の支持層の9割超を固めた。

 仲井真氏は自民党支持層の5割超を固めたが、無党派層で2割弱と浸透し切れていない。

2014/11/08 19:10 【共同通信】

4121チバQ:2014/11/08(土) 23:16:19
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/local/fukuoka/20141108-OYS1T50018.html
三原氏が市議長辞職願、北九州市長選対応巡り引責
2014年11月08日
 北九州市議会の三原征彦議長(70)(自民党市議団)は7日に記者会見し、同日付で議長の辞職願を提出したことを明らかにした。来年1月25日投開票の同市長選への対応を巡り、「自民党候補の擁立を目指したが、力不足で仲間の期待に沿えなかった。責任を取りたい」と述べた。

 三原氏は、3選を目指す現職の北橋健治市長(61)が自民党単独推薦を受け入れたことも理由に挙げ、「北橋氏の政治理念に疑問を持った。市長と議長は協調すべきだが、一緒に歩むことはできない」と語った。

 一方で、市長選に立候補表明している長男の朝利あさと氏(36)を「可能な限り応援する」と明言。党推薦候補となる北橋氏と対立する構図になるが、「相手は自民党ではなく、北橋氏だ。反党行為との意識はない」と強調した。会派を退会する考えもないという。

 辞職には議会の許可が必要。三原氏は2013年2月に議長に就任した。

4122チバQ:2014/11/08(土) 23:18:13
http://www.nishinippon.co.jp/feature/fukuoka_city_election/article/125837
選挙カー給油、セルフはNG 公選法、時代に逆行?
2014年11月08日(最終更新 2014年11月08日 16時01分)

 16日投開票の福岡市長選で、選挙区を走り回る各候補の選挙カーがセルフ式のガソリンスタンド(GS)で給油できず、戸惑いが広がっている。ガソリン代は公職選挙法に基づき公費で事後精算されるが、現金やクレジット払いが原則のセルフ式は対象外となっているためだ。市内のGSの半数は既にセルフ式。現行ルールのままでは、来年の統一地方選などでも仕組みは変わらず、有権者からも「割安のセルフ式の方が公費の節約になるのに」と疑問の声が上がる。
 福岡市選挙管理委員会は公選法に基づき、市長選の各陣営が使う選挙カーの燃料代を1日7350円、14日間で計10万2900円を限度に負担。各陣営は告示前にGS側と1リットル当たりの価格を決めて契約し、選挙終了後に契約GSが市選管に直接、給油した分の燃料代を請求する。
 だが、給油時に料金を支払うセルフ式は、料金の事後精算が原則できないため「現行制度ではセルフ式GSの利用は難しい」(総務省選挙課)。
 福岡県石油商業組合によると、市内の加盟153店のうち69店がセルフ式。ドライバーが自ら給油し、精算は機械でするため人件費が抑えられ、1リットル当たり価格は、従業員が接客する従来のGSより一般的に2、3円安いとされる。
 市長選のある陣営は「事務所の周囲はセルフ式が多い。契約業者を見つけるため、10社以上に問い合わせた」。別の陣営は「現場の声を聞き、セルフ式が利用できるよう検討するべきではないか」と注文する。
 燃料費などの公費負担は、1975年の公選法改正で国政選挙を対象に制度化。94年から地方選挙でも制度が導入された。その後90年代後半からセルフ式が登場、制度の想定外の営業形態が普及した格好だ。
 過疎地などの自治体ではGSそのものが少なく、仮に選挙区内で1軒しかないGSがセルフ式になれば、選挙カーはわざわざ選挙区外で給油しなければならなくなる。一方、公選法で公費負担の対象となっている選挙カーのレンタル費用、運転手の日当、ポスター代なども事後精算が原則で、総務省選挙課は「燃料代だけ請求方法を変えるのは難しい」としている。

=2014/11/08付 西日本新聞夕刊=

4123チバQ:2014/11/09(日) 08:36:37
https://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=89846
沖縄知事選 翁長氏優位 仲井真氏追う
2014年11月9日 05:25
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 沖縄タイムスは7、8の両日、朝日新聞社、琉球朝日放送(QAB)と合同で、16日投開票の知事選に関する情勢調査を実施し、告示後の中盤情勢を探った。前那覇市長の翁長雄志氏(64)が優位に立ち、現職の仲井真弘多氏(75)が追っている。元郵政民営化担当相の下地幹郎氏(53)は伸び悩んでおり、前民主党県連代表の喜納昌吉氏(66)も支持の広がりが限定的だ。ただし、有権者の3割近くが投票態度を明らかにしておらず、終盤にかけて情勢が変わる可能性もある。

 情勢調査と同時に実施した県内の世論調査では、投票する人を選ぶ際に最も重視する政策は、基地問題が45%で最も多かった。経済の活性化が38%で続いた。

 本紙が琉球放送(RBC)と合同で実施した告示前調査と同様の傾向が示されており、今回の知事選の特徴がより鮮明になった。

 投票態度を明らかにした人を分析すると、翁長氏は幅広い年代から支持されており、全体の7割を占める無党派層にも浸透している。支援を受けている社民、社大、共産支持者を固め、自主投票の民主も大半が支持している。

 仲井真氏は推薦を受けた自民の支持者の約8割を固めた。年代別では20〜40代で一定の支持を集めている。無党派層で引き離されている。

 自主投票の公明支持層は、翁長氏と仲井真氏に割れている。

 下地氏は出身の宮古を含む先島地域で一定の支持を受けている。支持する人を職業別に見ると、自営業が最も多い。ただ、全体的に伸び悩んでいる。

 喜納氏は、本紙とRBCが実施した調査と比較すると支持はやや多めだが、他候補に引き離された状況になっている。

 知事選への関心は「大いに関心がある」が57%、「少しは関心がある」が35%で、約9割の人が関心を示している。

【調査方法】

 7、8の両日、コンピューターで無作為に作成した番号に調査員が電話をかける「朝日RDD」方式で、県内の有権者を対象に調査した。世帯用と判明した番号は2058件、有効回答は1206人。回答率は59%。

4124チバQ:2014/11/09(日) 08:38:52
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_toshiken/article/125934
福岡市長選世論調査 高島氏が優位に展開 元職の吉田氏が懸命に追う [福岡県]
2014年11月09日(最終更新 2014年11月09日 03時00分)

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 16日投開票の福岡市長選について、西日本新聞社は6〜8日、電話による世論調査を行った。取材結果を加味して中盤情勢を分析したところ、再選を目指す現職の高島宗一郎氏(40)=自民、公明推薦=が優位に戦いを進め、元職の吉田宏氏(58)が懸命に追う展開になっている。ただ、有権者の3割強はどの候補に投票するか態度を決めておらず、情勢はなお流動的だ。
 市長選には現職と元職、新人4人の無所属6人が立候補している。元自民党市議の北嶋雄二郎氏(65)、市民団体代表の嶽村久美子氏(64)=共産推薦=は苦戦しており、元民主党市議の金出公子氏(67)、NPO代表の大川知之氏(37)は厳しい情勢となっている。
 高島氏は市内7区全てで他候補をリード。30代、40代を中心に各年代で支持を集めている。推薦を受けた自民支持層の支持は5割強にとどまる一方、同じく推薦を受けた公明支持層の8割近くをまとめた。民主支持層も3割、「支持政党なし」(無党派層)の4割近くを取り込んでいる。
 吉田氏は中央区、東区で比較的、他区より健闘しており、60代、70歳以上の支持も高め。今回は政党支援を受けていないが、前回、前々回の選挙で推薦を受けた民主支持層の4割をまとめた。無党派層の2割、自民支持層の1割を取り込んでいる。
 有権者の4割近くを占める無党派層の半数は、まだ誰に投票するか決めておらず、その動向も終盤戦の鍵を握りそうだ。
 市長選への関心が「非常にある」「少しはある」と答えた人の合計は81・4%。投票に「必ず行く」「たぶん行く」と答えた人は計93・4%に達したが、実際の投票行動に直接つながるとは限らない。
 調査は、市内の有権者(年齢別、男女別人口比に配慮)を対象に、コンピューターで無作為に発生させた電話番号にかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施。計606人の回答を得た。
=2014/11/09付 西日本新聞朝刊=

4125チバQ:2014/11/10(月) 21:52:57
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141110rky00m010005000c.html
那覇市長選:城間、与世田氏が激突 行革、基地争点
2014年11月10日

 翁長雄志前市長の辞職に伴う那覇市長選挙は9日告示され、前副市長の無所属新人・城間幹子氏(63)、前副知事の無所属新人・与世田兼稔氏(64)=自民、公明推薦=の2人(届け出順)が立候補を届け出た。行財政改革や市街地活性化、待機児童解消、経済振興などのほか米軍普天間飛行場の辺野古移設や米軍新型輸送機オスプレイ配備など基地問題に対する基本姿勢が争点となる。知事選と同じ16日に投票、即日開票される。両候補は届け出を終えた9日午前、それぞれ出陣式を開いて第一声を上げ、1週間の選挙戦をスタートさせた。

 城間陣営の出陣式は那覇市壺川の事務所前で行われた。城間候補は「沖縄の未来に新基地はいらない。市民に寄り添いながら市政を継承・発展させる。風格ある県都那覇市のさらなる高みを目指し、皆さんと心を一つに歩んでいく」と訴えた。呉屋守将選対本部長、照屋寛徳社民党衆院議員、赤嶺政賢共産党県委員長、糸数慶子社大党委員長、玉城デニー生活の党県連代表、翁長前市長らが城間候補への支持を訴えた。

 与世田候補の出陣式は市牧志の選挙事務所前で行われた。与世田候補は「保守中道の政治を守るべく、駆けずり回ってきた。子どもに優しい、お年寄りに優しいまちづくりでホスピタリティーあふれる国際観光都市那覇をつくる」と訴えた。国場幸之助選対本部長、西銘恒三郎自民県連会長、糸洲朝則公明党県本代表、国場幸一日本商工連盟那覇地区代表世話人、茂木敏充自民党選対委員長、仲井真弘多知事らが与世田氏の支持を訴えた。

 今選挙は2008年の「自公」対「反自公」や12年の「革新」対「自公民」の構図とも異なり、「保革」対「自公」の構図となっている。両陣営の選挙運動は同日に行われる知事選にも影響しそうだ。

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城間候補略歴

 城間 幹子氏(しろま・みきこ) 1951年1月20日生まれ、63歳。宮城教育大卒。80年に教員採用され、香港日本人学校中学部のほか城北中で校長を歴任。2009年に市学校教育部長、10年に市教育長、14年4月から今月まで副市長を務めた。伊是名村出身。

与世田候補略歴

 与世田 兼稔氏(よせだ・かねとし) 1950年8月22日生まれ、64歳。立教大学院卒。77年に司法試験に合格、83年に個人法律事務所を開設。弁護士活動を経て2011年から2年間副知事を務める。県弁護士会会長、県公安委員など歴任。石垣市出身。

(琉球新報)

4126チバQ:2014/11/11(火) 21:47:15
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141111rky00m010004000c.html
県知事選:翁長氏先行、仲井真氏追う OTVと世論調査
2014年11月11日

 16日投開票の第12回県知事選を前に、琉球新報社と沖縄テレビ放送(OTV)は8、9の両日、電話による世論調査を実施した。本紙の取材や1、2の両日の前回調査結果を加味して情勢を探ったところ、無所属新人の翁長雄志氏(64)の先行は変わらず、無所属現職の仲井真弘多氏(75)=自民、次世代の党推薦=が追い上げる展開が続いている。無所属新人の下地幹郎氏(53)は伸び悩んでいるが、一定の支持を得ている。無所属新人の喜納昌吉氏(66)は厳しい戦いだ。ただ2割強の有権者が投票先を決めておらず、浮動票の獲得が最終盤の情勢を左右しそうだ。

 選挙に「大いに関心がある」「ある程度関心がある」と答えた人の割合は91・4%だった。前回調査より6・0ポイント上昇し、関心度は高まっている。

 翁長氏は米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する世論に支えられ、序盤で先行した勢いを継続。仲井真氏は7日の総決起大会を境に運動が活発化している。下地氏は草の根運動で支持拡大に努め、喜納氏は支持が広がっていない。

 翁長氏は社民、共産、社大の支持層をほぼ固め、仲井真氏を推薦した自民支持層の3割弱に食い込んでいる。仲井真氏は自民支持層の6割を固めた。下地氏は維新の党、政党そうぞうから支持が厚い。

 翁長氏は無党派層からも支持を集めている。一方、自主投票の公明党支持層は仲井真氏と翁長氏で五分五分に割れ、民主党支持層は5割が翁長氏を支持している。

 地域別では那覇、中部で翁長氏がリード。南部も翁長氏が先行するが、仲井真氏が猛追している。北部では先行する翁長氏を仲井真氏、下地氏が競り合いながら追う。宮古・八重山地域は仲井真氏と翁長氏が拮抗(きっこう)している。

 候補者を選ぶ際に最も重視することは「普天間飛行場などの基地問題」が46.8%で最も高く、「経済振興や雇用対策」(21.9%)、「医療や福祉の問題」(9.7%)、「子育てや教育の問題」(9.1%)と続き、1週間前の調査とほぼ同傾向だった。

   ◇  ◇  ◇

 【調査方法】県内有権者を対象に8、9の両日、無作為に発生させた番号に電話をかけ、調査員が回答を聞く、RDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。サンプルの年代や性別が有権者の縮図となる精度の高い調査ができる。実際に電話がかかったのは1280件で、747人から回答を得た。(琉球新報)

4127チバQ:2014/11/12(水) 21:09:36
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141112k0000m010130000c.html
沖縄知事選:「基地と経済」で攻防 複雑な県民感情を反映
毎日新聞 2014年11月12日 00時39分(最終更新 11月12日 00時57分)

弁士に拍手を送る支持者たち=那覇市で2014年11月9日午後6時21分、飼手勇介撮影
弁士に拍手を送る支持者たち=那覇市で2014年11月9日午後6時21分、飼手勇介撮影
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 沖縄県知事選は16日の投開票日に向け終盤戦を迎えた。現職の仲井真弘多氏(75)が、知事選候補として初めて米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設推進を明言したことで、移設の是非が最大の争点となった。政府は移設への理解を得るための経済振興策に期待するが、沖縄側には基地負担と経済振興策が絡められてきたことへの複雑な思いがあり、選挙戦にも影響している。

 「仲井真さんは辺野古の埋め立てを承認して、何百億か沖縄振興予算が上積みされ得意満面だった。うちなーんちゅ(沖縄の人)の誇りがこんなに傷つけられたことは戦後ない。うちなーんちゅ うしえてー ないびらんどー(沖縄の人をバカにしてはいけないよ)」

 選挙戦最後の日曜日となった9日、辺野古移設反対を訴える前那覇市長の翁長雄志氏(64)は県中東部の西原町での街頭演説をこう締めくくり、盛んな指笛と拍手を浴びた。

 仲井真氏は昨年末に「2021年度まで毎年3000億円台」の沖縄振興予算を安倍晋三首相との会談で取り付けた際、記者団に「いい正月を迎えられる」と発言した。その2日後に辺野古の埋め立てを承認したため、「予算と引き換えに埋め立てを承認した」という批判がくすぶる。翁長陣営の呉屋守将選対本部長は「『いい正月』発言で、沖縄の人は金でどうにでもなるという誤ったメッセージを本土に発信した」と言う。

 仲井真氏は1996年の日米両政府の普天間返還合意から18年を経過しても解決していない「世界一危険」とされる普天間の固定化は許されないと訴える。しかし、「いい正月」発言から1年近くたっても批判は収まらず、仲井真氏は先月18日の政策説明会では「県民の誤解を招いたことは私の不徳の致すところであり、おわび申し上げたい」と謝罪から始めざるを得なかった。翁長政俊・自民党沖縄県連副会長ら複数の陣営幹部が「言葉足らずだった面はある。相手陣営がそこを突く戦略を取ってくる前に説明すべきだ」と仲井真氏に進言した結果だった。

 経済振興策も「ひも付き」と受け取られれば選挙戦にマイナスになりかねない。感情が絡むだけに対応は難しい。翁長副会長は「(仲井真氏の謝罪は)結果的にこちらの弱みを見せただけで、逆効果だったとの見方もある」と苦渋をにじませた。

 仲井真陣営からは「移設反対の知事になれば振興予算が減る」との声も出る。8日に沖縄入りした菅義偉官房長官は、沖縄電力のホール(那覇市)に集まった経済界の仲井真支持者数百人を前に「仲井真県政でようやく沖縄の振興・発展が加速されてきた。仲井真知事が(沖縄振興予算の)一括交付金を有効活用して効果的な事業をやったからだ」と強調した。

 知事選には、辺野古移設を県民投票で決めるとする元郵政担当相の下地幹郎氏(53)、辺野古の埋め立て承認の撤回を掲げる元参院議員の喜納昌吉氏(66)も出馬している。【飼手勇介、佐藤敬一】

◇沖縄県知事選立候補者(届け出順)

下地幹郎(しもじ・みきお) 53 [元]郵政担当相 無新

喜納昌吉(きな・しょうきち) 66 [元]参院議員 無新

翁長雄志(おなが・たけし) 64 [元]那覇市長 無新

仲井真弘多(なかいま・ひろかず) 75 [元]沖電会長 (2)無現=[自][次]

4128チバQ:2014/11/12(水) 21:12:19
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141112ddlk45010331000c.html
選挙:諸塚村長選 40年ぶり選挙戦へ 西川副村長が出馬表明 /宮崎
毎日新聞 2014年11月12日 地方版

 来年4月の任期満了に伴う諸塚村長選で、西川健副村長(63)が無所属で立候補する意向を表明した。元村議、中本洋二氏(41)も出馬表明しており、1975年以降40年ぶりの選挙戦となる見通しとなった。

 村内で記者会見した西川氏は「基幹産業の農林業充実や福祉政策などに力を入れたい」と意欲を語った。西川氏は69年に村職員となり、企画課長、総務課長などを経て2007年から現職。既に今月30日付で退職願を提出しているという。

 村長選は1979年以降9期連続無投票だった。現職、成崎孝孔氏(78)は引退の意向を示している。【荒木勲】

4129チバQ:2014/11/12(水) 21:30:20
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-234418-storytopic-123.html
城間氏先行、与世田氏追う 4割が態度未定 那覇市長選
2014年11月12日




(左から)城間幹子氏、与世田兼稔氏




 16日投開票の那覇市長選を前に、琉球新報社と沖縄テレビ放送(OTV)は8、9の両日、電話による世論調査を実施した。調査結果に本紙の取材などを加味した選挙戦序盤の情勢は、前副市長で無所属新人の城間幹子氏(63)が先行し、前副知事で無所属新人の与世田兼稔氏(64)=自民、公明推薦=が追い上げる展開となっている。
ただ調査時点で4割が投票する人を「決めていない」と回答しており、浮動票の動向が選挙戦の結果を大きく左右しそうだ。
 城間氏は与世田氏より2週間半、早く出馬を表明。運動を先行させた勢いを維持している。与世田氏は企業の朝礼回りなどで支持を拡大させ、各決起大会を境に運動が活発化している。
 城間氏は共産、社民、社大の支持層をほぼ固め、与世田氏を推薦した自民の支持層からも一定程度支持を得ている。与世田氏は自民、公明双方の支持者から過半の支持を得ている。維新や民主など保守・中道層からも一定の支持がある。
 同日の知事選との関連も大きく、城間氏に投票すると決めている人のうち9割以上は城間氏とセット戦術を展開する翁長雄志氏に投票すると回答。一方、与世田氏に投票すると決めている人のうち約7割は、選挙戦で連携している仲井真弘多氏への投票を決めている。
 同時に調査した知事選に関する結果と比べると投票態度を決めていない人は知事選の2割強に対し、市長選では4割と多い。無党派層も全県の53・2%に対し、那覇市内では62・8%と高く、投票先を決めていない無党派層などをいかに取り込むかが終盤に向けたポイントになりそうだ。
   ◇   ◇   ◇
 【調査方法】知事選の情勢分析のため、県内有権者を対象に8、9の両日、無作為に発生させた番号に電話をかけ、調査員が回答を聞く、RDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法による調査を実施した。サンプルの年代や性別が有権者の縮図となる精度の高い調査ができる。実際に電話がかかったのは1280件で、747人から回答を得た。
 このうち那覇市で回答を得た186人には市長選に関する調査も行った。さらに那覇市内を対象に市長選に特化した調査を追加し、163人から回答を得た。那覇市長選に関し、計349人の回答を分析した。

4130チバQ:2014/11/13(木) 00:53:04
http://www.nishinippon.co.jp/feature/fukuoka_city_election/article/126248
自民市議が北嶋氏応援 市議団は処分検討
2014年11月11日(最終更新 2014年11月11日 03時00分)

 16日投開票の福岡市長選で、現職の高島宗一郎氏(40)を推薦している自民党の阿部真之助・同市議団政調会長が、元自民党市議で新人の北嶋雄二郎氏(65)の応援演説をした。同市議団は処分を検討する方針。
 阿部氏は7日夜、北嶋氏の集会でマイクを握り、「市議団を敵に回すかもしれないが、私一人でも北嶋氏を当選させるため頑張りたい」と発言。集会後、記者団に「現職では駄目だと思っている」と述べた。阿部氏は9日にも北嶋氏と街頭に立ち、応援演説した。
 会派内にはほかにも、高島氏推薦に異を唱えたメンバーがいる。ただ市議会は来春、改選を控え、党方針に反すれば公認取り消しなどの恐れもあり、メンバーの一人は「(造反の動きは)これ以上、広がらないだろう」と話した。
=2014/11/11付 西日本新聞朝刊=

4131チバQ:2014/11/13(木) 00:53:52
http://www.nishinippon.co.jp/feature/kumamoto_city_election/article/126474
動かぬ幸山市長、淡々と仕事 後継指名なし、応援演説なし
2014年11月12日(最終更新 2014年11月12日 03時00分)
市役所玄関前で、出勤する職員たちにあいさつする幸山政史市長(右)
市役所玄関前で、出勤する職員たちにあいさつする幸山政史市長(右)
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 16日投開票の熊本市長選で、現職の幸山政史市長は候補者の応援をすることはなく、普段通りの職務に当たっている。4年前の市長選で17万票近くを得て圧倒的に勝利した幸山氏の「票」の行方は、今回の立候補者3人とも気になるところ。ただ幸山氏は「後継指名はしない」との中立姿勢を守り、公の場でマイクを握る気配はない。
 「おはようございます」。7日午前8時。同市中央区の市役所玄関前に立った幸山氏は、出勤してくる職員たちを迎え入れた。5年ほど前から毎週金曜に行っている「あいさつ運動」。6月の4選不出馬宣言後も、市長選が始まっても、その「日課」は変わらない。
 「始めたころは『選挙目当てだ』との臆測が流れたが、運動を続けているうちにそんな声は小さくなった」と振り返る。そして付け加えた。「今は市長選での私の対応に、さまざまな臆測が出ているようですね」
 どの候補者にも肩入れしない幸山氏に対しては「次の知事選や国政選挙への出馬を見据え、沈黙が得策と判断しているのでは」との見方が出ている。「幸山氏の後援会が応援する候補を一本化しておらず、身動きが取りづらいのだろう」との指摘もある。
 幸山氏は6日、自身の公式ホームページに「思わぬ臆測を呼んでいるようなので、あらためて説明したい」とする文章を掲載。不出馬の理由は「多選の弊害」であり、特定候補を応援すれば矛盾することになると強調。「次のことを考えるのは(任期満了後の)12月3日以降」とした。
 告示前の記者会見などで「市政への誤った批判には積極発言する」と述べていた幸山氏。7日にあいさつ運動を行っていた市役所近くに、市が進める大型コンベンション(MICE=マイス)施設整備計画の反対を訴える候補者の街頭演説が響き渡った。
 幸山氏は気に留めるそぶりも見せず、淡々と語った。「それぞれの候補者の訴えをじっくり見極めて一票を投じます」
 一方、蒲島郁夫知事は5日の会見で「これまでと同様に特定の候補を応援することはない」と述べた。
=2014/11/12付 西日本新聞朝刊=

4132チバQ:2014/11/13(木) 20:53:51
http://mainichi.jp/select/news/20141114k0000m010047000c.html
熊本・上天草市:川端祐樹市長が退職を申し出
毎日新聞 2014年11月13日 19時31分

 熊本県上天草市の川端祐樹市長(43)は13日、市議会の堀江隆臣議長に退職を申し出た。市発注業務の入札を巡る贈収賄事件で前副市長の尾上徳広容疑者(62)が今月9日に逮捕され、川端市長は自らの任命責任を認め「辞職も選択肢の一つ」と話していた。

 14日の臨時議会で同意されれば同日付で退職になり、50日以内に市長選がある。

 川端市長は07年の市長選で初当選して現在2期目。【志村一也】

4133チバQ:2014/11/13(木) 21:09:08
http://www.asahi.com/articles/CMTW1411134500001.html
市長選、佐藤氏を推薦/自民大分市連、早々
2014年11月13日10時26分

自民党大分市連から推薦をもらい、出席者と握手を交わす佐藤樹一郎氏=大分市田室町

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 来春の大分市長選に無所属で立候補を予定している元中小企業庁次長の佐藤樹一郎氏(56)について、自民党大分市支部連合会は12日、市連として推薦することを臨時総務会で決めた。自民は前回、候補者擁立の遅れなどから惨敗したため、選挙態勢固めを急ぐ。

 佐藤氏は臨時総務会で「大変心強い。市長選の構図は明ら…

4134チバQ:2014/11/13(木) 21:14:22
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141113ddp041010014000c.html
沖縄知事選2014:4候補「普天間」で舌戦 県内移設に揺れる宜野湾
毎日新聞 2014年11月13日 西部朝刊

 ◇「辺野古にすがりたい」「美しい海つぶせない」5度目の争点に
 沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場は、その周囲に市街地が広がることから「世界一危険な基地」とも言われてきた。「撤去」は市民の悲願だが、政府は名護市辺野古への県内移設を進め、16日投開票の県知事選には推進から反対まで主張が分かれる4人の候補者が持論を展開している。騒音に苦しみ、危険性を目にしてきた市民の思いも揺れている。【井本義親】

 普天間飛行場の南側に隣接する宜野湾地区。戦前は旧宜野湾村の中心部で、町役場や学校、美しい松並木があった。しかし、太平洋戦争末期の沖縄戦で米軍が集落を破壊して滑走路を建設。土地を奪われた住民は近くの畑に家を建てて住むしかなかった。

 住民の宮城政一さん(70)の祖父も米軍に土地を奪われた。フェンス越しに普天間飛行場内の小さな森を指さして宮城さんは言った。「集落の住民が洗濯や水遊びに使った泉の跡です」。戦後しばらくはフェンスがなく、子供のころは泉まで入れたという。

 宮城さんら住民有志は今、古老から戦前の街並みについて話を聞いている。証言に基づき、集落を模型で復元するのだ。在りし日の古里の姿を子や孫の世代に伝えたいとの思いがある。「一刻も早く飛行場を撤去させ、古里を取り戻したい」

 だが辺野古移設には賛成できない。「基地のために古里を失った者として、辺野古の美しい海をつぶすのは許せない。米本国に普天間飛行場を移すよう求めていくしかない」

 普天間飛行場に土地を持つ地主でつくる宜野湾市軍用地等地主会の又吉信一会長(71)は「引き受けてもらえるのならば、辺野古の人々にすがりたい気持ちだ」と胸の内を明かす。

 自分と妻のほか、子供3人、孫4人が市内で暮らす。2004年8月に普天間飛行場に隣接する沖縄国際大に米軍ヘリコプターが墜落した事故で感じた恐怖は忘れようがない。「生きているうちに、孫たちに安全な生活環境を与える道筋をつけたい」

 知事選で普天間飛行場の移設が争点になるのは5度目。やるせない思いがあふれる。「日米安保のために本土も応分の負担をするべきだが、どこも引き受けないから結局、自分たちが選択を迫られる。これはやはり差別だと思う」

4135チバQ:2014/11/13(木) 23:45:14
>>4121
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/local/fukuoka/20141111-OYS1T50026.html
三原・北九州市議長が自民会派離脱へ 市長選対応巡り
2014年11月11日
 来年1月25日投開票の北九州市長選で、市議会の自民党市議団(片山尹団長、22人)は10日、立候補を予定する長男・朝利あさと氏(36)への支援を表明した三原征彦議長(70)に対し、少なくとも市長選終了まで会派を離脱するよう要請した。三原氏も了承した。市議団は近く三原氏の異動(退会)届を議会事務局に提出する。

 市議団は3選を目指す現職の北橋健治市長(61)の支援を決め、政策協定を結んでいる。三原氏の言動は市議団の決定に反するため、この日、団会議を開き、対応を協議。片山団長によると、三原氏にいったん退席してもらい、残る出席者全員で話し合った結果、三原氏の会派離脱で全員一致した。

 市長選後、三原氏が市議団への復帰を望む場合には、改めて団会議を開いて可否について話し合うという。

4136チバQ:2014/11/14(金) 06:46:12

512 :チバQ:2014/11/14(金) 06:45:27
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/saga/article/126940
知事選なら年越し選挙も 衆院選との重複難しく [佐賀県]
2014年11月14日(最終更新 2014年11月14日 01時53分)

 国政転出の意向を固めた古川康知事が11月定例県議会冒頭の25日に辞職した場合、後任を決める知事選が異例の年越し選挙となる可能性が浮上している。想定されるのは12月25日告示、1月11日投開票。県選挙管理委員会によると、12月2日公示、14日投開票が有力視される衆院選と重なれば、知事選の準備に支障を来す恐れがあるためという。
 公職選挙法の規定では、25日に県選管に辞職が通知された場合、知事選は翌26日から50日以内に行われる。その場合、1月14日までとなり、12月25日告示、1月11日投開票が最も遅い日程。直近は12月18日告示、1月4日投開票だが、正月三が日直後で設定は難しいとされる。
 県内での年越し選挙は、県選管などによると知事選では例がないという。国政選挙では1949年衆院選、82年の参院補選のみ。
 12月中の投開票も法的には可能だが、衆院選に関連する業務が印刷業者に集中し、知事選の投票用紙など必要書類が用意できず、選挙を実施しても無効選挙となる恐れがあるという。
 県選管は「年越し選挙となって候補関係者や有権者に影響が出るとしても、要件をしっかり満たして選挙ができる日程を選ぶ可能性は高い」としている。
=2014/11/14付 西日本新聞朝刊=

4137チバQ:2014/11/15(土) 10:24:00
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-234514-storytopic-1.html
名護、翻弄の18年 知事選で市民の思い交錯
2014年11月14日




米軍普天間飛行場の移設先の名護市辺野古=13日


 日米による米軍普天間飛行場の返還合意から約18年を経て迎えた知事選。これまで移設先の名護市や北部地域の住民は移設賛否をめぐって対立の溝を深めてきた。その中で、持論を曲げなかったり、考えを変えたり、運動から距離を置いたり、静観するようになったりした人などさまざまだ。基地のない平和を求めるか、基地を受け入れた発展を選ぶか。そんな「二者択一」が北部地域に凝縮された形で迫られてきた。地元の人々は決意や迷いを抱きながら選挙戦を見詰めている。

◇振興策の恩恵

 北部振興事業で建設された本部町物流拠点施設。マイナス25度の大型冷凍・冷蔵庫にはシークヮーサーやモズクが詰まった箱がうず高く積まれている。北部一円の農水産物を保管する北部港運の崎原清社長(59)は肌を刺すような冷気の中で「移設の振興策でできた」と話す。輸送経費削減や出荷調整で市場価格を安定化させ、生産者の所得向上を図る施設だ。市町村の単独予算でこうした施設を建設するのは難しい。「辺野古の問題はこういう面もあるんだ」と移設容認による恩恵を強調した。

◇理不尽、矛盾抱え

 移設計画が浮上した1996年11月、名護高校2年だった幸地尚子さん(35)は市が主催した移設反対の市民総決起大会で高校生代表として登壇した。基地で働く父親を思い、葛藤して書いた意見表明で「辺野古の自然を残して」と訴えたが、移設反対とは言わなかった。降壇後、大人たちに囲まれ「ここは反対する場所。何しに来たのか」と詰め寄られた。大会主催者は当時の比嘉鉄也市長。会場には約2600人が駆け付け、比嘉市長は「大成功だ」と喜んだ。しかし翌年、名護市民投票の結果とは逆の基地受け入れを表明した。「大人って怖いと思った」と振り返る。
 21歳で名護を離れ、現在は那覇市内で演劇やタレント活動にいそしむ。「当時は大人の言葉をうのみにしていたが、今はウチナーンチュが対立する理不尽さや矛盾も見えてきた」と話す。今回の知事選は「どうせ変わらないとも思うし、自然を守りたい気持ちもある」と心は揺れ動く。

◇変わらぬ決意

 選挙戦を静かに見詰める人もいる。1996年に橋本龍太郎首相へ「きれいな海を壊さないで」と手紙を送った許田清香さん(46)=辺野古。メディアに取り上げられ、市民団体の代表も務めた。市民投票の時は「時の人」となったが、選挙による対立や利害の衝突に悩み、その後は運動から距離を置く。今は豊原の畜舎で肉用牛の飼育に追われる。今の心境を尋ねると、エサやりの手を止め「移設に反対する住民運動を見て手を振るぐらいしかできない」と静かに答えた。それでも首相に手紙を出した時の思いは変わらないと言う。「昔からある海を埋め立てるのは許されるはずがない」。真剣なまなざしでつぶやいた。(外間崇、仲村良太、田吹遥子)

4138チバQ:2014/11/16(日) 11:05:25
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141115ddlk43010331000c.html
川端・上天草市長:出直し選に出馬意向 贈収賄事件で引責辞職「いまだ道半ば」 /熊本
毎日新聞 2014年11月15日 地方版

 上天草市発注業務の入札を巡る贈収賄事件の責任を取って辞職した川端祐樹市長(43)は14日、市役所で記者会見して辞職の理由について説明すると同時に、出直し市長選に出馬する意向を示した。

 川端市長は「度重なる不祥事によって市政の混乱を招き、行政を預かる長としておわび申し上げる」と謝罪。辞職の理由については「最終責任を負うべきと思い、一番重い辞職を決断した」と説明した。その上で「いまだ道半ばで、やり残したことも多数残っている」と出直し市長選に出馬する意欲を見せた。

 任期満了まで残り約5カ月での辞職については「速やかに市政を刷新するため、選挙の洗礼を受けないといけない。衆院の解散総選挙も見えてくる中、市役所の負担にならないため、出直し選挙は総選挙と同時期の方が良いと考えた」と述べた。また、贈収賄事件への関与を問われると「全くございません。そのつもりで次の歩みを進めさせていただきたい」と潔白を訴えた。

 ◇田中市議出馬へ
 一方、田中辰夫市議(54)が同日、市内で記者会見して次期市長選への出馬を表明した。田中市議は「生まれ育った自然豊かな天草を、仲間と市民とより良い街にしていきたい」と抱負を語った。【志村一也】

4139チバQ:2014/11/16(日) 11:22:38
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/125276?area=ranking
知事国政転身へ 県議会に困惑広がる
2014年11月14日 10時40分
去就について報道陣の取材に答える古川知事=佐賀市の知事公舎
去就について報道陣の取材に答える古川知事=佐賀市の知事公舎
■野党「県政投げ出し」反発

 古川康知事の衆院佐賀2区からの立候補が濃厚になった13日、県議会には困惑が広がった。最大会派の自民は静観、野党からは反発や、直前に控えた11月定例県議会への影響を懸念する声も聞かれた。1面参照 

 「自身が望んだ形ではないにせよ、任期途中で辞職するならば身勝手と言わざるを得ない」。民主県連幹事長の原康彦県議は語気を強めた。県連で推薦した知事が自民党公認候補になれば、大串博志県連代表と争う構図に。「極めて遺憾。県政を投げ出して転身する姿を好意的に受け止める県民はいないだろう。こちらは堂々と戦うだけだ」と“宣戦布告”した。

 11月議会は18日に知事が議会招集を通知し、議案を送付する。社民県連幹事長の徳光清孝県議は「病欠ならまだしも、議案を提出した最高責任者が審議する場に出ないなどあり得ない。誰に県政の考えを問えばいいのか」。議会への悪影響を指摘した上で、「任期をまっとうし、少しでもマニフェストを前進させるのが知事の責務。いくら衆院議員になりたくても、諦めるのが道理だろう」。

 共産の武藤明美県議は、佐賀空港へのオスプレイ配備計画や原発再稼働など重要な県政課題が山積みであることに触れ、「なぜ投げ出して国政転身という判断になるのか、全く理解できない」と切り捨てた。

 一方、抜群の知名度を誇る候補者擁立の道筋がついた県議会最大会派の自民。留守茂幸県議団会長は「何も聞いていない。県連としては23日の総務会で候補者選定を決める」と話した。任期途中の辞職については「政治家の判断。議会としては尊重せざるを得ない。審議への影響は分からない部分もあるが、粛々とやるだけ」と容認する姿勢を見せた。

 国政選挙で自民と選挙協力する公明の伊藤豊県議は「出馬の意向は聞いていないが、任期途中の辞職となれば当然、11月議会は混乱するだろう。どう説明するのか」と困惑気味だった。

4140チバQ:2014/11/16(日) 21:07:35
ゼロ打ちですね
http://www.asahi.com/articles/ASGCG5D7LGCGTPOB008.html?iref=com_rnavi

沖縄知事選、翁長氏が初当選確実 辺野古移設阻止を主張
泗水康信2014年11月16日20時01分

当選を確実にし、万歳する翁長雄志氏(中央)=16日午後8時9分、那覇市、福岡亜純撮影

 沖縄県知事選が16日、投開票され、前那覇市長の翁長雄志(おながたけし)氏(64)が現職の仲井真弘多(なかいまひろかず)氏(75)=自民、次世代推薦=らを破り、初当選を確実にした。最大の争点だった米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設問題で、翁長氏は「移設阻止」を主張。県民が移設反対を明確に突きつける形となった。

特集:沖縄知事選
 安倍政権は8月に辺野古での海上作業に着手し、知事選結果に関わらず移設作業を進めるとの姿勢だ。しかし今後、県の判断が求められる工事関連手続きも予想され、計画の進展に影響が出そうだ。

 日米両政府が普天間返還に合意した1996年以降5回の知事選で、辺野古移設反対を掲げる候補の勝利は初めて。自民などが支える保守系候補と、共産、社民などの革新系が争う選挙構図が沖縄では長く続いたが、今回は崩れた。翁長氏は自民系地方議員の一部や県政野党など幅広い層に支えられ、沖縄の政治史に新たな局面を開いた。同日選となった那覇市長選でも、翁長氏の後継の前副市長が初当選を果たした。

 翁長氏は辺野古移設反対を繰り返し主張。「沖縄の誇り」を掲げ、仲井真氏による昨年末の辺野古の埋め立て承認に不満を持つ多くの県民から支持を集めた。当選後は、仲井真氏の埋め立て承認の過程を検証し、承認の撤回や取り消しも視野に入れるとしている。

 3選をめざした仲井真氏は、前回知事選では「辺野古移設反対」に踏み込むことは避けつつ「県外移設」を求める立場を取った。しかし今回は「普天間の危険性除去のためには辺野古移設が現実的だ」として、国の移設計画を積極的に推進する考えを強調した。

 政府とのパイプや観光客増加、失業率改善などの実績を挙げ、「流れを止めるな」と県政継続を呼びかけたが、埋め立て承認を契機とした逆風を跳ね返せなかった。前回、仲井真氏を推薦した公明は、辺野古移設に県本部が反対していることから自主投票とした。

 県民投票による移設問題解決を訴えた前衆院議員の下地幹郎(しもじみきお)氏(53)と、埋め立て承認の取り消しを掲げた元参院議員の喜納昌吉(きなしょうきち)氏(66)は支持を広げられなかった。

 県選管によると、11月6日時点での選挙人名簿登録者数は110万8269人。(泗水康信)

4141チバQ:2014/11/16(日) 21:09:58
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141116/k10013245401000.html
福岡市長選 現職の高島氏が当選確実
11月16日 20時07分

任期満了に伴う福岡市長選挙は16日に投票が行われ、無所属の現職で自民党と公明党が推薦する高島宗一郎氏の2回目の当選が確実になりました。

福岡市長選挙の開票はまだ始まっていませんが、NHKの情勢取材や投票を済ませた有権者を対象に行った出口調査などでは、無所属で現職の高島宗一郎氏がほかの5人の候補を大きく引き離して極めて優勢で、今後順調に得票を伸ばすと見込まれることから、高島氏の2回目の当選が確実になりました。
高島氏は大分市出身の40歳。
福岡市にある民放のアナウンサーを経て、前回(4年前)の選挙で初当選しました。
選挙戦で高島氏は、企業誘致を進め雇用を1万人以上増やし、過去最高の市税収入を確保したことや、規制緩和によって起業を促す国家戦略特区に指定されたことなど、1期4年の実績を強調するとともに、国家戦略特区を活用して新たなビジネスや雇用の創出に取り組み、アジアの中心都市に成長させたいと訴えました。
その結果、推薦を受けた自民党や公明党の支持層を固めるとともに、支持政党を持たない無党派層などからも幅広く支持を集め、元市長の吉田宏氏らほかの5人を抑え、2回目の当選を確実にしました。

高島氏は「国家戦略特区を使って、この福岡から日本に夢と希望を与えられる政治を行っていきたい。次の時代に向かって、市民の皆様と共に福岡を次のステージに一歩ずつ進めていきたい」と述べました。

4142チバQ:2014/11/16(日) 21:10:38
http://www.asahi.com/articles/ASGCF037QGCDTLVB00P.html
熊本市長選、大西氏が初当選確実 新顔3氏の争い制す
2014年11月16日20時21分

 無所属の新顔3人が立候補した熊本市長選は16日、投開票され、前県議の大西一史氏(46)=自民、公明推薦=が、前市議の下川寛氏(54)と元石油販売会社会長の石原靖也氏(60)を破って初当選を確実にした。2012年に政令指定都市に移行してから初めての市長選。

 3期目の現職、幸山政史市長が6月に不出馬を表明し、3人の新顔による選挙戦となった。大西氏は自民、公明両党の推薦を受け、組織力を生かした選挙戦を展開。自民所属の国会議員や閣僚らが応援に駆けつけ、国政とのパイプもアピールした。

 下川氏は市議時代に築いた人脈を中心とした草の根の選挙を進めたが、浸透しなかった。石原氏はインターネットを活用するなど若年層を狙った選挙戦を展開したが、支持を広げられなかった。

4143チバQ:2014/11/16(日) 21:12:03
那覇も反自公。翁長光景が当選
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141116/k10013245431000.html
那覇市長選 新人の城間氏が当選確実
11月16日 20時07分

前の市長の辞職に伴う那覇市長選挙は16日に投票が行われ、無所属の新人で前の副市長の城間幹子氏が自民党と公明党が推薦する新人を破り、初めての当選を確実にしました。

那覇市長選挙の開票はまだ始まっていませんが、NHKの情勢取材や投票を済ませた有権者を対象に行った出口調査などでは、前の副市長の城間氏が、新人の与世田兼稔氏を大きく引き離して極めて優勢で、今後順調に得票を伸ばすと見込まれることから、城間氏の初めての当選が確実になりました。
城間氏は沖縄県伊是名村出身の63歳。
中学校の校長を経て、那覇市の教育長や副市長を務めてきました。
今回の那覇市長選挙は、前の市長の翁長雄志氏が沖縄県知事選挙に立候補するため辞職したことに伴うもので、翁長氏の後継候補として立候補した城間氏は、民主党、共産党、生活の党、社民党、地域政党の沖縄社会大衆党から支援を受け、翁長氏と連動した選挙運動を展開しました。
そして、「待機児童」を解消するため、認可保育所の増加などに取り組むことや、空洞化が進む中心市街地で定住化策を進め、活性化を図ることなどを訴えました。
その結果、支援を受けた各党の支持層に加えて、支持政党を持たない無党派層などからも幅広い支持を集め、自民党と公明党が推薦する前の沖縄県副知事の与世田氏を破り、初めての当選を確実にしました。

4144チバQ:2014/11/16(日) 21:47:10
>>4140
http://mainichi.jp/select/news/20141117k0000m010028000c.html
沖縄知事選:翁長氏が当確 辺野古反対派、安倍政権に打撃
毎日新聞 2014年11月16日 20時01分(最終更新 11月16日 21時30分)
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設が最大の争点となった沖縄県知事選は16日投開票された。移設に反対する無所属新人の前那覇市長、翁長雄志(おなが・たけし)氏(64)が、移設推進を訴えた無所属現職の仲井真弘多(なかいま・ひろかず)氏(75)ら3氏を破り、初当選を確実にした。政府方針を支持する仲井真氏の敗北は、衆院選を前に政権に打撃となる。政府は移設を予定通り進める方針だが、移設反対の民意が明確に示されたことで、移設計画への影響は避けられない。

 初当選を確実にした翁長氏は「私が当選したことで基地を造らせないという県民の民意がはっきり出た。それを日米両政府に伝え、辺野古の埋め立て承認の撤回に向けて県民の心に寄り添ってやっていく」と述べた。

 選挙戦は、仲井真氏が知事選の候補として初めて移設推進を掲げたことで、移設の是非を巡る戦いとなった。自民党を除名された那覇市議のほか、共産、生活、社民、地域政党沖縄社会大衆が支援し、知事選では初めて保革共闘態勢で臨んだ翁長氏と、自民、次世代が推薦し、首長の多くが支援する仲井真氏の2人を軸に展開した。

 翁長氏は戦後69年たっても変わらない基地負担の中での辺野古移設を「沖縄への構造的差別」と位置付け、「基地は経済発展の最大の阻害要因」と主張。前回知事選で「県外移設」を訴えながら昨年末に辺野古移設に向けた政府の埋め立て申請を承認した仲井真氏に対する県民の反発を追い風に保革を問わず支持を得た。

 仲井真氏は「普天間飛行場の一日も早い危険性除去には辺野古移設が現実的で具体的な解決方法」として移設推進を訴え、2期8年の実績や政権とのパイプをアピールした。しかし、保守層の支持を固めきれず、県政与党の公明が自主投票で臨んだのも響いた。

 移設を県民投票に問うとした元郵政担当相の下地幹郎(しもじ・みきお)氏(53)、埋め立て承認の取り消し・撤回を訴えた元参院議員の喜納昌吉(きな・しょうきち)氏(66)は浸透しなかった。【佐藤敬一】

4145チバQ:2014/11/16(日) 21:52:35
http://www.sankei.com/politics/news/141116/plt1411160045-n1.html
2014.11.16 21:13
【沖縄県知事選】
革新共闘のツケ、中国の脅威…内憂外患はらむ「砂上の楼閣」 翁長・沖縄県政、多難な船出

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当選確実となり、挨拶する翁長雄志氏=16日午後8時14分、沖縄県那覇市(竹川禎一郎撮影)
 「オスプレイは100機以上配備され、F35(戦闘機)も飛んでくる」

 1日、那覇市の野球場で行われた総決起大会で、翁長雄(おなが・たけし)氏は共産党が再三取り上げる架空の配備計画を訴え、危機感をあおった。「辺野古基地建設は必ず止める」と叫ぶと、熱狂的な拍手と指笛に包まれた。

熱狂とは程遠く

 7日、同市の武道館での仲井真弘多(なかいま・ひろかず)氏の総決起大会。「普天間問題は先送りしない」と決意を語る仲井真氏に拍手が送られたが、熱狂とは程遠く、支持者にも苦渋の色が濃かった。

 仲井真氏の選対幹部は「乗り越えがたい壁があった」と振り返る。辺野古移設反対という俗耳に入りやすい翁長氏の主張に比べ、仲井真氏が埋め立てを承認した辺野古移設に理解を得ることは格段に壁が高く、票差となって表れた。

 翁長氏の選挙戦略も奏功した。保守系の市議や経済界の一部と革新勢力を融合させた「オール沖縄」を錦の御旗に、辺野古移設反対で保革共闘を築いた。

 共闘に向けた動きが本格化したのは今春で、政府高官は「この枠組みが固まれば太刀打ちできない」と警告していた。仲井真氏を支える自民党は、安保問題をめぐる立場の違いを露見させ、保守・革新両勢力の間にくさびを打ち込むべきだったが、手をこまねいた。

側面支援は不発

 逆に、翁長氏は自身の出馬で「自公共闘」にくさびを打ち込んだ。公明党県本部は辺野古移設に反対しており、仲井真氏よりも翁長氏に共感しやすく、沖縄での自公協力の立役者でもある翁長氏が出馬すれば、公明党はおいそれと仲井真氏を推薦できないからだ。

 仲井真氏に対する政府の側面支援も不発だった。とりわけ普天間飛行場の5年以内の運用停止に向けた具体策を打ち出せず、「空手形」との批判を払拭できなかった責任は重い。

 敵失も追い風に翁長氏は勝利したが、辺野古移設反対の一点で結集した「砂上の楼閣」だけに内憂外患をはらんでの船出となる。

4146チバQ:2014/11/16(日) 21:52:55
あつれき避けられず

 内憂は社民・共産両党など革新勢力と手を組んだツケだ。「腹6分」(翁長氏)で主張を抑えていた革新勢力は辺野古の埋め立て承認の取り消し・撤回を迫ってくる。「無理筋」(県幹部)と自覚しつつ翁長氏が取り消しなどに踏み込めば、政府との全面対決を意味し、外患に直結する。

 辺野古だけではない。石垣・宮古両島への自衛隊配備を控え、保守政治家として自衛隊を支持する翁長氏と、自衛隊を「違憲状態」とする社民党との間であつれきが生じるのは避けられない。経済振興を先導する観光業の発展には那覇空港の第2滑走路が不可欠だが、共産党は自衛隊との共用を理由に滑走路建設に反対しており、火種となる。

 中国の脅威にさらされる一方、「県経済は好循環に入り自立型経済へのラストチャンス」(経済団体幹部)を迎えているのが今の沖縄だ。辺野古移設に反対でも自衛隊配備や第2滑走路建設に賛成する県民は多く、翁長氏が立ち往生すれば不満を募らせ、政府との摩擦も強まる。そのとき、選挙戦の熱狂は幻滅へと変わりかねない。(半沢尚久)

4147チバQ:2014/11/17(月) 00:44:05
ダブルスコア

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1
福岡市長に高島氏再選=前職ら5氏破る



高島宗一郎氏
 任期満了に伴う福岡市長選は16日投開票され、無所属で現職の高島宗一郎氏(40)=自民、公明推薦=が、前職の吉田宏氏(58)と無所属4新人を破り、再選を果たした。投票率は38.73%(前回43.67%)。
 地元の民放アナウンサーから転身した高島氏は、経済施策などに力を入れ、政府の国家戦略特区(雇用分野)に指定されたことを実績としてアピール。今後の課題として、特区推進のほか、まちづくり、子ども・高齢者支援の充実などを訴えた。選挙戦では、自公の推薦に加え、80以上の団体から支援を受けて組織戦を展開。幅広い支持を得た。 
 吉田氏は、過去2度推薦を受けた民主党に支援を要請せず、政党色のない「市民派」を全面に打ち出した。市長時代に市の借金を削減した実績のほか、女性の活躍推進や子育て支援などの施策を強調したが、浸透しなかった。
 元市議の北嶋雄二郎氏(65)は高齢者支援、元幼稚園教諭の嶽村久美子氏(64)=共産推薦=は子育て支援の強化などを主張したが、及ばなかった。
◇福岡市長選当選者略歴
 高島 宗一郎氏(たかしま・そういちろう)独協大法卒。97年KBC九州朝日放送入社。アナウンサー、情報番組キャスターを経て10年12月福岡市長に初当選。40歳。大分市出身。当選2回。
◇福岡市長選開票結果
当256,064 高島宗一郎 無現
 116,630 吉田宏 無元
  36,288 北嶋雄二郎 無新
  27,280 嶽村久美子 無新
    8068 大川知之 無新
    6225 金出公子 無新
           =確定得票=

(2014/11/17-00:39)

4148チバQ:2014/11/17(月) 00:48:31
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014111600014
沖縄知事に翁長氏=辺野古移設反対派−保革糾合、現職破る



沖縄県知事選で勝利し、支援者らと万歳する翁長雄志氏(中央)=16日午後、那覇市
 任期満了に伴う沖縄県知事選は16日、投開票された。日米両政府が進める米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設の是非が最大の争点となり、県内移設反対を掲げた翁長雄志前那覇市長(64)が、3選を目指した推進派の仲井真弘多知事(75)=自民、次世代推薦=ら3人を破り、初当選した。
 知事選は、仲井真氏が昨年末、辺野古沿岸部の埋め立てを承認して以降、全県レベルで民意が問われる初めての機会となった。政府は現行移設計画を堅持する方針だが、翁長氏の勝利で、作業の進捗(しんちょく)に影響が及ぶのは必至だ。
 投票率は64.13%で、前回を3.25ポイント上回った。
 翁長氏は16日夜、那覇市内で記者団に、仲井真氏の承認について「民意は違うということを日本政府や米国政府、国連に行って届けたい」と強調。承認の撤回や海兵隊の新型輸送機MV22オスプレイの配備撤回に「全力を尽くす」とも述べた。
 翁長氏は元自民党県連幹事長ながら「辺野古移設阻止」を明言し、同党や経済界の一部、共産、生活、社民、沖縄社会大衆各党など幅広い層から支援を受けた。1972年の本土復帰後、保守と革新による事実上の一騎打ちが続いてきた知事選の構図は一変した。
 仲井真氏は、周囲に住宅などが密集する普天間飛行場の危険性を速やかに取り除く必要性を強調。政府・自民党の全面支援を受けたが、前回知事選で公約した「県外移設」との矛盾を批判されたことなどが響いた。自民党の茂木敏充選対委員長は翁長氏勝利を受け、党本部で記者団に「(知事選結果にかかわらず)普天間の危険除去に向け、政府・与党として準備を進めていく」と述べた。
 県内移設に反対の声が強い県本部に配慮した公明党と、鳩山政権時代に移設問題で迷走した後、辺野古移設に回帰した民主党はそれぞれ自主投票で臨んだ。
 知事選には、県民投票での決着を唱えた下地幹郎元郵政民営化担当相(53)と、埋め立て承認の取り消しを主張した喜納昌吉元参院議員(66)も出馬したが、浸透しなかった。 
 16日投開票の那覇市長選でも翁長氏に後継指名を受けた前副市長が勝利。仲井真県政で副知事を経験した新人を対抗馬に立てた自民党に打撃となった。辺野古移設が問われた今年1月の名護市長選でも反対派の稲嶺進市長が再選され、9月の同市議選でも市長派が過半数を維持している。
◇沖縄知事選当選者略歴
 翁長 雄志氏(おなが・たけし)法政大法卒。85年那覇市議選に初当選。沖縄県議を経て00年から14年まで那覇市長(4期)。64歳。那覇市出身。
仲井真弘多(なかいま・ひろかず)、下地幹郎(しもじ・みきお)、喜納昌吉(きな・しょうきち)、稲嶺進(いなみね・すすむ)(2014/11/17-00:42)

4149チバQ:2014/11/17(月) 07:50:25
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=90875
沖縄知事選:新たな潮流 県内政局で主導権
2014年11月17日 07:17
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 新人の翁長雄志氏が現職の仲井真弘多氏を破り初当選したことで16年間続いた自民・公明による保守中道県政は崩壊した。米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設反対を政府に求める「建白書」の実現を目指す保守・革新を超えた“建白書勢力”による県政誕生となり、1968年の主席公選から続いてきた保革が対立する構図「68年体制」の流れが変わった。(選挙取材班・銘苅一哲)

 翁長氏を中心に、那覇市議会の保守や社民、社大、共産、生活、県民ネットでまとまった建白書勢力は同日選挙の那覇市長選でも勝利し、次期衆院選などの主要選挙へのはずみをつけ、県内政局で主導権を握ることを確実にした。

 安倍晋三首相が消費増税をめぐり12月の解散総選挙に踏み切ることが確実視され、県内政局も衆院選に焦点が移る。衆院選は、建白書勢力が県内政治の新潮流として基盤を固められるかの試金石となりそうだ。

 建白書勢力は17日から、衆院沖縄選挙区で空白区の候補者擁立や政党協力を含めて対応を協議する。ただ、政党の枠組みを超えた団結が強みの建白書勢力にとって、政党選挙となる衆院選の人選は容易ではない。調整がこじれた場合は基盤が瓦解(がかい)しかねない。

 県政を明け渡した自民の痛手は大きく、衆院選に向けた立て直しが迫られている。衆院での現有4議席を死守できるかが、県内政局での存在を保ち得るかの正念場だ。

 沖縄の自民選出の現職4氏は前回2012年の衆院選で普天間の県外移設を公約として当選、その後、辺野古容認に転じた。衆院選でも普天間問題の争点化は避けられず、普天間飛行場の危険性除去のために辺野古容認したという判断で県民の信を問う選挙となる。

 辺野古移設反対の公明県本部は知事選で辺野古埋め立てを承認した現職を推薦せず自主投票とし、県内の自公体制が崩れた。衆院選は国政選挙として従来の「選挙区は自民、比例は公明」の協力を基本に議論が進む見通しだ。だが、知事選同様に普天間問題が争点となる衆院選で、辺野古を容認する自民候補を推薦するかが注目され、政策の整合性が問われそうだ。

4150チバQ:2014/11/17(月) 07:54:57
http://www.nishinippon.co.jp/feature/fukuoka_city_election/article/127504
衆院選へ勢いづく自公 県政界、他党は存在感欠く
2014年11月17日(最終更新 2014年11月17日 04時05分)

 県内の主要政党は当初、福岡市長選を来春の統一地方選の前哨戦と位置付け、改選期を迎える県議や市議が各候補と連動して足場固めに臨む考えだった。だが、選挙戦の中盤以降、衆院の解散風が一気に強まり、市長選はいや応なしに衆院選の前哨戦に。再選を果たした現職の高島宗一郎氏を推薦した自民、公明両党は勢いづく一方、民主党など野党は政策浸透だけでなく、決戦に向けた戦略面でも課題を残した。
 選挙戦最終日の15日、高島氏の街頭演説では衆院福岡1〜3区の自民現職が顔をそろえた。「解散が現実味を帯びてくると、衆院議員がマイクを握りたがるようになった」(陣営)
 高島氏再選について、県連の松山政司会長は「国家戦略特区指定など1期目の高島市政が評価された」と分析した上で「解散が迫り、衆院議員も一緒にアベノミクスや地方創生など安倍政権の政策を訴えた。衆院選にはプラス」と総括した。
 公明県本部の浜崎達也幹事長も「国政への評価と期待が勝利を後押しした。幸先のいい結果となった」と手応えを語った。
 一方、元職の吉田宏氏を自主的に支援した民主。解散風が強まった後、衆院選の立候補予定者が演説会場に足を運んでもマイクを握ることはなかった。県連の吉村敏男代表代行は「あくまでも自主的支援なので衆院選への影響は全くない」と強調したが、県議からは「市長選と連動しておけば、衆院選の弾みになったはずだ」との声も聞かれた。
 民主と同様、吉田氏を自主的に支援した社民県連合の村山弘行幹事長は「本格支援ではないため影響はない」と受け止め、衆院選では経済格差の是正などを訴えていく方針。新人の嶽村久美子氏を推薦した共産県委員会の岡野隆委員長は「市長選で訴えた消費増税や原発再稼働の問題は衆院選に生きてくる」と語った。
=2014/11/17付 西日本新聞朝刊=

4151とはずがたり:2014/11/17(月) 08:19:51
今朝の朝日にもこの良い正月の記事が載っていたが,結局最期迄中央官僚臭(通産官僚→沖縄電力天下り)が抜けなかった仲井真vs基地移設阻止の曖昧だけど沖縄叩き上げの翁長で,保革の対立を超えた所の沖縄が勝って中央が負けたと云う印象。もともと下地がその辺模索してたけど完全に今回は泡沫。

<沖縄知事選>「基地と経済」で攻防 複雑な県民感情を反映
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20141112k0000m010130000c.html
毎日新聞2014年11月12日(水)00:39

 沖縄県知事選は16日の投開票日に向け終盤戦を迎えた。現職の仲井真弘多氏(75)が、知事選候補として初めて米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設推進を明言したことで、移設の是非が最大の争点となった。政府は移設への理解を得るための経済振興策に期待するが、沖縄側には基地負担と経済振興策が絡められてきたことへの複雑な思いがあり、選挙戦にも影響している。

 「仲井真さんは辺野古の埋め立てを承認して、何百億か沖縄振興予算が上積みされ得意満面だった。うちなーんちゅ(沖縄の人)の誇りがこんなに傷つけられたことは戦後ない。うちなーんちゅ うしえてー ないびらんどー(沖縄の人をバカにしてはいけないよ)」

 選挙戦最後の日曜日となった9日、辺野古移設反対を訴える前那覇市長の翁長雄志氏(64)は県中東部の西原町での街頭演説をこう締めくくり、盛んな指笛と拍手を浴びた。

 仲井真氏は昨年末に「2021年度まで毎年3000億円台」の沖縄振興予算を安倍晋三首相との会談で取り付けた際、記者団に「いい正月を迎えられる」と発言した。その2日後に辺野古の埋め立てを承認したため、「予算と引き換えに埋め立てを承認した」という批判がくすぶる。翁長陣営の呉屋守将選対本部長は「『いい正月』発言で、沖縄の人は金でどうにでもなるという誤ったメッセージを本土に発信した」と言う。

 仲井真氏は1996年の日米両政府の普天間返還合意から18年を経過しても解決していない「世界一危険」とされる普天間の固定化は許されないと訴える。しかし、「いい正月」発言から1年近くたっても批判は収まらず、仲井真氏は先月18日の政策説明会では「県民の誤解を招いたことは私の不徳の致すところであり、おわび申し上げたい」と謝罪から始めざるを得なかった。翁長政俊・自民党沖縄県連副会長ら複数の陣営幹部が「言葉足らずだった面はある。相手陣営がそこを突く戦略を取ってくる前に説明すべきだ」と仲井真氏に進言した結果だった。

 経済振興策も「ひも付き」と受け取られれば選挙戦にマイナスになりかねない。感情が絡むだけに対応は難しい。翁長副会長は「(仲井真氏の謝罪は)結果的にこちらの弱みを見せただけで、逆効果だったとの見方もある」と苦渋をにじませた。

 仲井真陣営からは「移設反対の知事になれば振興予算が減る」との声も出る。8日に沖縄入りした菅義偉官房長官は、沖縄電力のホール(那覇市)に集まった経済界の仲井真支持者数百人を前に「仲井真県政でようやく沖縄の振興・発展が加速されてきた。仲井真知事が(沖縄振興予算の)一括交付金を有効活用して効果的な事業をやったからだ」と強調した。

 知事選には、辺野古移設を県民投票で決めるとする元郵政担当相の下地幹郎氏(53)、辺野古の埋め立て承認の撤回を掲げる元参院議員の喜納昌吉氏(66)も出馬している。【飼手勇介、佐藤敬一】

◇沖縄県知事選立候補者(届け出順)
下地幹郎(しもじ・みきお) 53 [元]郵政担当相 無新
喜納昌吉(きな・しょうきち) 66 [元]参院議員 無新
翁長雄志(おなが・たけし) 64 [元]那覇市長 無新
仲井真弘多(なかいま・ひろかず) 75 [元]沖電会長 (2)無現=[自][次]

4152とはずがたり:2014/11/17(月) 12:15:48

沖縄知事に辺野古反対派 翁長氏当選 工期遅れ懸念
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/snk20141117050.html
産経新聞2014年11月17日(月)07:59

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古移設の是非が争点となった沖縄県知事選は16日、投開票が行われ、無所属新人で前那覇市長の翁長雄志(おなが・たけし)氏(64)が3選を目指した現職の仲井真弘多(なかいま・ひろかず)氏(75)=自民、次世代推薦=らを破り、初当選した。翁長氏は辺野古移設に反対する公約を「ぶれずに実行する」と明言。政府は移設作業を推進するが、工期の遅れや抗議活動の激化が懸念される。
                   ◇
 投票率は64・13%で、平成22年の前回60・88%を3・25ポイント上回った。

 翁長氏は、政府の辺野古埋め立て申請を仲井真氏が承認したことを批判してきた。翁長氏は16日夜、「私の当選で県民の考え方は違うと出た。それを日米両政府や国連に届ける」と移設断念を求める方針を示した。

 8年の普天間返還合意以降の知事選で移設問題の争点が最も鮮明で、有権者は経済振興より移設問題を重視する意向を強めた。翁長氏はその審判の結果、辺野古移設を容認する仲井真氏を抑え、県内移設に反対する候補者として当選したとアピールする考えだ。

 埋め立て承認の取り消し・撤回についても翁長氏は「申し入れることも十分に起こり得る」と述べた。

 ただ、公有水面埋立法に取り消しや撤回の規定はなく、埋め立て申請が不承認とされた例もない。取り消しなどに踏み切っても「不服として抗告訴訟を起こせば勝訴できる」(高官)というのが政府の見解だ。

 一方、仲井真氏は選挙結果について「想定外だ」とし、普天間飛行場の危険性除去が最優先とした公約が「きちんと伝わらなかった」と語った。前回知事選で「県外移設」を掲げたことが尾を引き、埋め立て承認で公約をほごにしたとの批判もつきまとった。

 元郵政民営化担当相の下地幹郎(みきお)氏(53)は辺野古移設の賛否を問う県民投票の実施、元参院議員の喜納(きな)昌吉氏(66)は埋め立て承認の取り消し・撤回を掲げたが及ばなかった。

 今回の知事選は保革対決の構図が崩れ保守が分裂。元自民党県連幹事長の翁長氏が革新勢力と共闘し、革新支持層と無党派層を固め、自民党や仲井真氏を推薦せず自主投票とした公明党の支持層も切り崩した。
                   ◇
 ◇沖縄県知事選 開票終了
 当 360820 翁長 雄志 無新
   261076 仲井真弘多 無現【自】【次】
    69447 下地 幹郎 無新
     7821 喜納 昌吉 無新
                   ◇
 翁長(おなが) 雄志(たけし) 64 〔1〕
 前那覇市長(県議・市議・会社員)法大

4153チバQ:2014/11/17(月) 19:24:14
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141118k0000m010029000c.html
大分知事選:現職の広瀬勝貞氏 4選へ立候補表明
毎日新聞 2014年11月17日 19時04分

 大分県の広瀬勝貞知事(72)は17日、来年4月の知事選に4選を目指して立候補すると正式に表明した。同日午後の定例会見で「大分県から地方創生を発信する意気込みで取り組みたい」と述べた。無所属で立候補する意向だ。同知事選への出馬表明は初めてで、他には共産党が候補者を擁立する方針。

 広瀬氏は同県日田市出身で、元経済産業省事務次官。6期務めた平松守彦知事の引退を受けて2003年に初当選し、3期目。九州地方知事会長を務めている。【西嶋正法】

4154チバQ:2014/11/17(月) 19:32:56
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141117ddg041010011000c.html
選挙:佐賀県知事選 武雄市長、出馬意向 古川氏辞職の場合
毎日新聞 2014年11月17日 西部夕刊

 佐賀県武雄市の樋渡啓祐(ひわたしけいすけ)市長(44)=3期目=が、佐賀県知事選に出馬する意向を固めたことが17日、複数の関係者への取材で分かった。現職の古川康知事が近く辞職し、次期衆院選で佐賀2区に立候補した場合、樋渡氏も市長を任期途中で辞職し、知事選に出馬する方針。

 樋渡氏は17日午前、首相官邸で菅義偉官房長官と会談し、知事選への出馬に向けて最終調整していることを伝えた。会談後、樋渡氏は記者団に「関係者の皆さんと調整をして、最終判断したい。今検討中だと伝えた」と述べた。また「今まで自民党とは二人三脚でやってきたので、自民の支援を県議団を中心にいただきたいと思っている」と支援を受ける意向を示した。樋渡氏は武雄市出身。1993年に東京大経済学部を卒業後、総務省に入り、2006年の武雄市長選で初当選。市立図書館の民間委託などで注目された。【松尾雅也、松本晃】

4155チバQ:2014/11/17(月) 19:33:19
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141117rky00m010004000c.html
沖縄県知事選:新知事に翁長氏 仲井真氏に10万票差 戦後生まれで初 /沖縄
2014年11月17日

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設の是非を最大の争点にした任期満了に伴う第12回県知事選は16日、投開票され、無所属新人で前那覇市長の翁長雄志氏(64)が36万820票を獲得し、初当選した。戦後生まれの知事は初めて。3選を目指した無所属現職の仲井真弘多氏(75)=自民、次世代推薦=は26万1076票で、翁長氏が9万9744票差をつけた。辺野古移設反対の公約を掲げた翁長氏は今後、辺野古沖の埋め立て承認の取り消しや撤回を視野に、移設計画の中止を日米両政府に求める構えだ。

 翁長氏の得票は投票者総数の51.22%を占めた。無所属新人で元郵政民営化担当相の下地幹郎氏(53)は6万9447票。無所属新人で元参院議員の喜納昌吉氏(66)は7821票だった。

 翁長氏は辺野古沖埋め立て承認の取り消し、撤回を示唆し、政府が県に提出している埋め立て工法の変更申請も厳しく審査する方針を示している。政府は知事選の結果を問わず移設計画を進める考えで、今後の交渉が注目される。

 普天間問題について、仲井真氏は辺野古移設推進による普天間の早期の危険性除去を主張していた。下地氏は県民投票による解決、喜納氏は埋め立て承認の取り消しを訴えていた。

 翁長氏は社民、社大、共産、生活の野党各党や県議会会派の県民ネット、保守系那覇市議、経済界有志らによる「オール沖縄」の支援を受けた。仲井真氏陣営は辺野古の埋め立て承認に反発した公明が自主投票となり、自公体制が崩れていた。下地氏は政党そうぞうや維新の党が支援した。喜納氏は政党の支援がなかった。

 翁長氏は辺野古移設反対の世論を背景に保革を超えた枠組みを構築したことが奏功した。仲井真氏は埋め立て承認に対する反発で支持が離れた。

(琉球新報)

4156チバQ:2014/11/17(月) 19:36:16
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141117ddp001010002000c.html
選挙:沖縄県知事選 辺野古反対、翁長氏当選 現職・仲井真氏に大差 埋め立て承認撤回も
毎日新聞 2014年11月17日 西部朝刊

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設を最大の争点にした沖縄県知事選は16日投開票され、辺野古移設に反対する前那覇市長、翁長雄志(おながたけし)氏(64)が、移設推進を訴えて3選を目指した現職の仲井真弘多(なかいまひろかず)氏(75)ら3氏を破り、初当選した。次点の仲井真氏に約10万票の大差をつけた。政府方針を支持する仲井真氏の敗北は、衆院選を前に安倍政権に打撃となる。政府は辺野古移設を予定通り進める方針だが、辺野古移設反対の民意が明確に示されたことで、移設の行方は不透明さを増す。

 初当選を決めた翁長氏は「私が当選したことで基地を造らせないという県民の民意がはっきり出た。それを日米両政府に伝え、辺野古の埋め立て承認の撤回、取り消しに向けて県民の心に寄り添ってやっていく」と述べた。

 普天間飛行場の移設を争点にした知事選は1998年以降5回目で、県内移設反対を明言した候補の当選は初めて。

 選挙戦は自民党を除名された那覇市議のほか、共産、生活、社民、地域政党沖縄社会大衆が支援し、知事選では初めて保革共闘態勢で臨んだ翁長氏と、自民、次世代が推薦し、首長の多くが支援した仲井真氏の2人を軸に展開した。

 翁長氏は戦後69年たっても変わらない基地負担の中での辺野古移設を「沖縄への構造的差別」と位置付け、「基地は経済発展の最大の阻害要因」と主張。前回知事選で「県外移設」を訴えながら昨年末に辺野古移設に向けた政府の埋め立て申請を承認した仲井真氏に対する県民の反発を追い風に保革を問わず支持を得たほか、無党派層にも浸透した。

 仲井真氏は「普天間飛行場の一日も早い危険性除去には辺野古移設が現実的で具体的な解決方法」として移設推進を訴え、2期8年の実績や政権とのパイプをアピールしたが、保守層の支持を固めきれなかった。県政与党の公明が自主投票で臨んだのも響いた。

 移設を県民投票に問うとした元郵政担当相の下地幹郎(しもじみきお)氏(53)、埋め立て承認の取り消し・撤回を訴えた元参院議員の喜納昌吉(きなしょうきち)氏(66)は浸透しなかった。

 投票率は64・13%で前回(60・88%)を上回った。当日有権者数は109万8337人。【佐藤敬一】

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 ■解説

 ◇「アメとムチ」決別宣言

 次点の仲井真氏に大差をつけた翁長氏の当選は、普天間飛行場の辺野古移設への県民の反発の強さを裏付けるだけにとどまらず、振興策とセットで米軍基地の維持を図ってきた政府の「アメとムチ」に対する沖縄の決別宣言と言える。沖縄は政府との協調を前提にした振興ではない新たな道を選択した。

 転換点となった知事選の素地は、民主党政権の県外移設断念や新型輸送機オスプレイ配備で積み重なった県民の憤りにある。保守層にも広がった対本土意識と自立志向は、増額された振興予算の提示2日後に辺野古埋め立てを承認した仲井真氏に対する厳しい批判になった。「県民が一つになって日米両政府と対峙(たいじ)を」と訴える翁長氏の主張が保革を超えて浸透するのは自然な流れだった。

 翁長氏当選で、沖縄県知事も名護市長も辺野古移設反対派になった。政府は知事選の結果に関わらず移設を進める方針だが、選挙に表れた民意の否定は地方自治の否定であり、民主主義国家とは言えない。

 仮に移設を強行すれば、県民には日本政府版「銃剣とブルドーザー」による基地建設と映るだろう。沖縄に渦巻く被差別感情と政府への反発は憎悪へと転化し、沖縄の基地は県民の敵意に囲まれかねない。

 政府は「辺野古がだめなら普天間が固定化する」と繰り返すが、それは政府の責任放棄に等しい。硬直化した思考を改め、真摯(しんし)に日米間で県外移設を模索するべきだ。【佐藤敬一】

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 ◇沖縄県知事選確定得票数
当 360,820 翁長雄志<1> 無新

  261,076 仲井真弘多(2) 無現=[自][次]

   69,447 下地幹郎 無新

    7,821 喜納昌吉 無新

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翁長雄志(おなが・たけし) 64 無新<1>

 [元]那覇市長[歴]那覇市議▽県議▽自民党県幹事長▽県市長会長▽法大

4157チバQ:2014/11/17(月) 19:36:40
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141117ddp041010012000c.html
解説:福岡、熊本市長選 野党不在の自民1強
毎日新聞 2014年11月17日 西部朝刊

 来春の統一地方選の前哨戦と位置づけられた福岡、熊本両市長選は、いずれも自民、公明推薦の候補者が当選した。共産党を除き民主党などの野党が推薦候補すら出せず、埋没していることが勝因の一つといえる。

 熊本市長選で初当選した大西一史さんは2002年市長選で自民推薦候補を支援せず、勧告を受けて離党している。それでも今回、自民が大西さんを推薦したのは複数から出馬の打診を断られ、他に「勝てる候補」(県連幹部)がいなかったためだ。福岡市長選でも、積極的に推薦を求めなかった高島宗一郎さんに推薦を出した。

 推薦候補の仕立てにこだわったのは、統一選に向け党の存在感を強める狙いがある。大西さんの応援演説で野田毅・党税調会長は「もはや大西さんだけの戦いではない」と自民カラーを前面に打ち出した。また、同日投開票の沖縄県知事選で当初から自民推薦の現職の苦戦が伝えられたことから、党関係者は「多くの勝ち星を挙げるため」と説く。沖縄で負けても、福岡と熊本で勝てば政権へのダメージを弱められるとの算段だ。

 一方、党勢回復を見いだせない民主は、熊本市長選で10人近くに出馬を打診したが次々と断られ、自主投票に追い込まれた。県連関係者は「うちから出ても勝ち目がない」。福岡市長選でも擁立を断念し、前々回と前回市長選で推薦した吉田宏さんからも今回は推薦を求められなかった。

 自民関係者は「衆院選に向け弾みがつく」と喜び、統一選での「地方でも自民1強」を視野に入れる。だが、野党埋没による相対的な1強の側面があり、単純に自民信任とは言い難い。低迷した両選挙の投票率もそれを物語っている。有権者の期待が高い経済政策が行き詰まれば、逆風に転じかねないもろさを秘めている。【井川加菜美、中山裕司】

4158チバQ:2014/11/17(月) 19:42:40
606 :チバQ :2014/11/17(月) 19:39:11
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141117ddlk43010231000c.html
選挙:上天草市長選 元市長の何川氏、立候補を表明 /熊本
毎日新聞 2014年11月17日 地方版

 元上天草市長で会社役員の何川一幸氏(67)が16日、市内で記者会見して次期市長選に立候補することを表明した。市発注業務の入札を巡る贈収賄事件の責任を取って川端祐樹市長(43)が辞職し、出直し市長選に出馬する意向を示した他、市議の田中辰夫氏(54)も出馬表明している。

 何川氏は「市民や職員の不安、市の信用の失墜を強く感じ、これでは駄目だと立候補を決意した」と話した。

 何川氏は旧大矢野町長を経て、2004年に4町が合併した上天草市の初代市長となった。07年に任期途中で辞職し、県議選に出馬したが落選した。【志村一也】

4159チバQ:2014/11/17(月) 20:03:12
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/126199
樋渡・武雄市長が知事選出馬意向 市長選同時実施も
2014年11月17日 09時45分

 武雄市長の樋渡啓祐氏(44)が16日、次期知事選に出馬する意向を固めた。安倍晋三首相が週内に衆院を解散し、古川康知事(56)が佐賀2区に立候補するため辞職した場合、自身も4月に再選したばかりの市長を辞職して出馬する方針。複数の武雄市内の支持者や後援会関係者に伝えた。樋渡氏が辞職した場合、市長選は辞職翌日から50日以内に行われ、知事選とのダブル選挙となる可能性がある。

 支持者宅を訪れた樋渡氏は「仮に知事選があれば、出馬したいのであいさつにきました」と話し、協力を要請したという。また自民党県連幹部にも伝えた。

 樋渡氏は「いろんなところから声がかかっているのは事実でうれしい。最終的に出馬するかについては関係者とよく相談したい」と話している。

 樋渡氏は総務省官僚から転身し、2006年の市長選で初当選した。08年11月、武雄市民病院の民間移譲に反対する市民グループのリコール運動の動きを受けて辞職し、同年12月の出直し選挙で当選。10年の任期満了に伴う市長選で再選し、今年4月の市長選で相手候補を大差で破り、3期目当選を果たした。市立図書館運営を民間に委託し、官民一体型学校などの教育改革に取り組んでいる。

 知事選をめぐっては、共産党が擁立を目指しているほか、元国交省武雄河川事務所長で九州大大学院教授の島谷幸宏氏(59)が出馬を検討、現職官僚らの名前が取り沙汰されている。

4160チバQ:2014/11/17(月) 20:24:31
熊本
http://www.nishinippon.co.jp/feature/kumamoto_city_election/article/127510
「転換期」迎え課題山積
2014年11月17日(最終更新 2014年11月17日 04時05分)

 【解説】政令市となった熊本市の初めての市長選で、市民は46歳の大西一史氏を選んだ。大西氏は、12年前に37歳で当選した幸山政史現市長とは、自民党元県議、父親が政治家、政治姿勢などの点で共通項も多い。幸山氏が安定した市政運営をしてきたことで、市民は大きな変革を望まず、地方議員として地歩を築いてきた大西氏に県都のまちづくりを託したといえる。
 合併などで人口増を続けてきた熊本市だが、今後は減少が見込まれ、都市の転換期を迎える。大西氏には地域活性化、福祉、子育て、都市間競争などの山積する市政課題で、従来型にとらわれない新たな発想による対応が求められる。
 喫緊の課題の一つは、市中心部で進む再開発事業への対応だ。選挙戦では市が整備するMICE施設の是非も争点になり、現計画反対を訴えた候補は敗れたが、巨額の公費投入などの問題点が明らかになった。賛成の立場で計画を「精査する」とした大西氏は、財源確保策や費用対効果など、市民の疑問に丁寧に答える必要がある。
 再開発事業に絡んでは、約千人が働く県民百貨店が来年2月に閉店。再就職支援などで雇用不安定化を防ぐことが急務だ。高齢層が中心だった常連客が、買い物難民化するのではないかとの懸念もある。
 さらに、相次ぐ市職員の不祥事を断ち切り、職務遂行能力を高めるためのリーダーシップが求められる。
=2014/11/17付 西日本新聞朝刊=

4161チバQ:2014/11/17(月) 21:28:37
新人3氏が当選 沖縄県議補選
2014年11月17日 02:57
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 県議会の3市区で欠員となっていた県議会議員補欠選挙は16日投開票され、那覇市区は前那覇市議の比嘉瑞己氏(40)=無所属、名護市区では前名護市議の具志堅徹氏(75)=無所属、沖縄市区では会社代表の花城大輔氏(43)=自民=の新人3氏が初当選した。

 投票率は那覇市区で65・06%、沖縄市区で58・75%、名護市区で65・44%。同日選となった知事選で前回の投票率を上回る一因となった。

 知事選で現職の仲井真弘多氏を破った翁長雄志氏の県政誕生で県議会の与野党の立場が大きく変わる。各会派や新人の対応で与党多数になるかが注目される。

 【得票数】選管最終(敬称略)

■那覇市区

当 比嘉瑞己 74427

  山川典二 61943

  謝花良広 13500

■名護市区

当 具志堅徹 15374

  末松文信 14281

■沖縄市区

当 花城大輔 27263

  島袋恵祐 21339

  亀田 隆 6923

4162チバQ:2014/11/17(月) 22:59:15
そいや。現職知事の落選っていつぶりですかね?

4163チバQ:2014/11/18(火) 21:25:29
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141118ddlk44010350000c.html
選挙:知事選 知事、地方創生に意欲 4選出馬表明、現職VS共産の構図か /大分
毎日新聞 2014年11月18日 地方版

 17日の定例記者会見で4選出馬を表明した広瀬勝貞知事は、「地方創生」に強い意欲を見せた。今のところ、広瀬知事の他、共産党が候補擁立を検討。民主党内には新たな人材を求める声も出ていたが、具体的な議論にはなっていない。現時点では広瀬知事と共産候補による一騎打ちの構図となる公算が大きくなっている。【西嶋正法、佐野格、池内敬芳】

 広瀬知事は会見で「健康状態や、真摯(しんし)に謙虚に物事に打ち込めるかどうかを自問自答しながら決意をした」と出馬表明に至る経緯を語った。

 4期目については「安心、活力、発展の県づくりに取り組んできたこれまでの実績の上に新たな政策を積み上げ、地方創生を大分から発信したい」と意気込みを語った。具体的には、地元中小企業の活力創造▽観光ツーリズムを柱にした商業やサービス業の振興▽農林水産業の振興▽東九州道の「玄関口」を切り口にした地域活性化−−などを挙げた。

 政党の推薦や支持について「一党一派に偏せず、無所属でやろうと思う。推薦をお願いすることはない」としながらも「向こうから来る分には喜んでいただく」と述べた。

 前回知事選では、社民と公明県本部が広瀬知事を推薦し、自民県連も支援に回った。自民県連の御手洗吉生幹事長は「3期12年の間、企業誘致を含め県民のために県政に取り組んでおり、今後も地方創生のために応援したい」と支援する考えを示す。公明県本部の河野成司代表も「知事の現場第一主義を評価しており、再挑戦に期待していた。推薦などは今後検討する」と支援に前向きな姿勢を示している。

 民主県連の首藤隆憲幹事長は「推薦の要請があれば、これまでの県政を評価した上で判断する」とした上で、「新たな候補が出れば、改めて対応を協議する」としている。

 社民県連の内田淳一代表は「3期12年をどのように評価するか、特に県議団の意見を聞きながら対応を協議したい」と話した。

 一方、共産県委員会の林田澄孝委員長は「広瀬県政は大企業偏重で、農水政策は弱く、教育にも問題がある。県政唯一の野党として候補者を擁立し、こんな県政でいいのか問いたい」と述べた。

 ◇2月から着々と準備
 広瀬知事はこれまで4選出馬について明確にしてこなかったが、県政界では「織り込み済み」だった。2月から県内各地で県政報告会を開催するなど着々と準備を進めていた。

 9月18日に地元の日田市で開催した県政報告会には約200人が参加。報告会後の懇談会では、参加者から「(広瀬知事の)話の端々に熱意を感じた。もっと県政を引っ張ってもらいたい」「若者が安心して働ける場所を作ってほしい」などの声が上がっていた。

 知事はこうした会合を、2〜10月、姫島村を除く17市町で計18回開催。「4選出馬に向けた布石」との見方が大半だった。さらに、今月に入ってからは長く空席になっていた後援会事務局長に、前回選挙でも広瀬知事を支えた「側近」を据えた。

 前回4日の定例記者会見で、広瀬知事は「熟慮」という言葉を4回も使い、慎重に検討していると説明した。一方で、各地での県政報告会での反応について「多くの人に前向きに考えるべきだと言っていただき、光栄だ」と述べたうえで、政府が最重要課題に位置付けている地方創生について「我々は先行して取り組んできた。政策の上乗せをしていくことが非常に大事だ」と指摘し、「来期」に意欲的な一面ものぞかせていた。

==============

 ◇広瀬知事 過去の選挙結果◇
  選挙年 票数(投票率・%)      対抗馬

2003年 32万2456(69.03) 共産、無所属

  07年 55万8191(65.79) 共産

  11年 47万6847(56.44) 共産

4164チバQ:2014/11/18(火) 21:52:52
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/126609
「ポスト古川」急展開 知事選、樋渡氏出馬意向で
2014年11月18日 10時12分
■自民、水面下で駆け引き活発化

 古川康佐賀県知事の衆院選出馬が濃厚な状況を受け、全国的な知名度を持つ武雄市の樋渡啓祐市長(45)が出馬の意向を固めたことで、「ポスト古川」を争う知事選へ向けた動きが急展開を見せている。県政与党の自民党内では「対立候補」擁立を模索する水面下の駆け引きが活発化しそうだ。

 樋渡氏は17日午前、首相官邸で、菅義偉官房長官、世耕弘成副長官と相次いで面会した。新型輸送機オスプレイの受け入れや、原発再稼働に賛成する考えをブログなどで表明してきただけに、政府の意向に沿った候補者として白羽の矢が立ったのかと臆測が広がった。

◆たまたま今日に

 会談を終え、テレビカメラと記者団に囲まれた樋渡市長は「以前から地方創生の話を聞きたいと言われていた。たまたま今日のタイミングになった」としつつ、「知事選について関係者と調整して最終判断したいと私から官房長官に伝えた」と明言した。

 菅氏は午後の定例会見で「まったく、そういう話はなかった」と否定した。ただ、複数の党関係者によると、支援する考えを示す一方、県連などとの協力体制も必要との認識を伝えたという。

 「先手必勝だな…」。県中部地区のある県議は、「樋渡氏出馬意向」の報道を見て、仕掛けの早さに驚きを見せる。樋渡氏をめぐっては出馬が取り沙汰される前から、一部の県議の間では「政策は評価するが、やり方が急進的すぎる」と、その政治手法を警戒する声が上がり、別の候補擁立に向けた動きを加速化させている。

◆県連内に反発も

 これまで現役官僚を中心に候補を探ってきたある県連関係者は「古川知事が去就を表明する前に、樋渡氏が動けば動くほど、県連内の反発も強まっている」と指摘。一部の県議とともに、近く“本命”に出馬を打診し、意向を確認する考えを示す。

 ただ、県議の一人は「知名度のある樋渡氏に対抗し、勝てる保証もない選挙に出馬する官僚はいないのではないか。ましてや短期決戦。キャリアを投げ打ってまで決心させるだけの材料がない」と新たな候補擁立は難しいとの声も漏れる。

4165旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/11/18(火) 22:39:41
>>4162
福田昭夫・元栃木県知事(2004)が最後??

4166旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/11/18(火) 22:41:26
違うな。田中康夫・元長野県知事(2006)か??

4167旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/11/18(火) 22:43:24
またまた違うな。齋藤弘・元山形県知事(2009)か。

4168チバQ:2014/11/19(水) 23:16:07
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141119ddg041010017000c.html
選挙:佐賀県知事選 九州大の島谷氏、出馬意向
毎日新聞 2014年11月19日 西部夕刊

 次期佐賀県知事選に、九州大学大学院教授の島谷幸宏氏(59)=佐賀市=が立候補する意向を固めた。現職の古川康知事が衆院選で新佐賀2区から出馬を検討しており、古川氏が辞職すれば、正式に表明する。

 島谷氏は山口県下関市出身。九大大学院から建設省(現国土交通省)に入り、2001年7月〜03年10月、佐賀県武雄市の国交省武雄河川事務所長を務め、唐津市相知(おうち)町で河川・湿地の再生を促す事業などを手掛けた。近年は小水力発電の普及に関わり、環境保護を訴える市民グループなどが出馬を求めていた。

 佐賀県知事選には、武雄市長の樋渡啓祐(ひわたしけいすけ)氏(45)が出馬意向を固めている。【松尾雅也】

4169チバQ:2014/11/19(水) 23:22:44
http://www.nishinippon.co.jp/feature/miyazaki_prefecture_election/article/128044
川村氏が正式に出馬表明「日本一の農林水産県に」
2013年09月28日(最終更新 2013年09月28日 16時01分)

 2015年1月20日の任期満了に伴う宮崎県知事選に元衆院議員の川村秀三郎氏(64)が27日、無所属で立候補すると正式に表明した。県庁で記者会見し「宮崎を日本一の農林水産県にする」と語った。同知事選への出馬表明は川村氏が初めて。
 川村氏は同県綾町出身。東京大法学部を卒業後、1973年に農林省(現農林水産省)入省。林野庁長官などを経て2007年、同知事選に出馬し落選。09年、衆院選宮崎1区で初当選したが、12年の衆院選は民主党公認で出馬、落選した。
   ◇   ◇
 2015年1月20日の任期満了に伴う宮崎県知事選への立候補を正式表明した川村秀三郎氏(64)は27日、県庁での記者会見で「果敢に挑戦する攻めの県政を目指す」と力を込めた。
 川村氏は現在の県政について「基幹産業の農林水産業のあり方や東九州自動車道開通後の交通インフラ活用など、喫緊の課題に対して明確な対策が感じられず、物足りない」と批判した。
 主な訴えとして「宮崎を日本一の農林水産県にする」ことを挙げ、「稲作・畑作農家を中心とした所得補償制度を、県が独自に畜産・ハウス園芸農家にも広げ、地域を守る」と具体策を示した。
 さらに、産業の誘致と育成▽世界を視野に入れた観光▽新幹線誘致▽幸福度日本一−の4項目を加えた「五つの目標」を提示。これまでの人脈、林野庁長官などを務めた経験を生かした「実行力」も強調した。
 12年衆院選は民主党公認で出馬して落選した川村氏。8月に離党、無所属として知事選に出馬する。「推薦などはこれから検討する」と話し“県民党”として選挙戦に臨む考えを示した。
=2013/09/28付 西日本新聞朝刊=

4170チバQ:2014/11/19(水) 23:23:46
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=91246
西銘氏、自民県連会長を辞任 知事選敗北で
2014年11月19日 14:04
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 【東京】自民党沖縄県連会長の西銘恒三郎衆院議員は19日、国会議員会館内で会見し、県知事選敗北の責任を取って辞任することを明らかにした。「知事選大敗の責任を取る。今後の手続きは照屋守之幹事長らに任せる」と述べた。

 同日、県連役員らと、自民党の県関係国会議員でつくる「かけはしの会」に会長辞任を報告した。

4171チバQ:2014/11/21(金) 21:15:51
福井
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nationalelections/57810.html
衆院解散直前も民主党候補者いない 糸川氏辞退で福井県連、擁立急ぐ
(2014年11月21日午前8時23分)


 衆院福井新2区の民主党公認候補に内定していた糸川正晃氏が20日突然、不出馬を表明し党福井県連代表も辞任したことで、解散直前にもかかわらず、同党は県内2選挙区ともに候補がいない異例の事態に陥った。党県連には衝撃が走り、候補者選びは振り出しに戻った。県連は来月2日の公示が迫る中で党公認の県内候補者ゼロを避けるため、擁立に向けた調整を急ぐとともに、ほかの野党との連携協力も模索している。

 党県連の緊急幹事会が始まったのは20日の午後4時半ごろ。糸川氏がその席で、不出馬を伝えた。糸川氏の新2区公認は昨年12月に早々と内定していただけに、出席したある県議は「初めて聞いた。無念のひと言」と驚きを隠さなかった。玉村和夫幹事長(代表代行)も「このタイミングでの不出馬は想定外の出来事」と嘆いた。

 今後の候補者の擁立について、玉村幹事長は「2区を中心に候補者擁立を進めたい」と述べたが、擁立時期については「なるべく早いうちに…」と述べるにとどまり、調整の難しさをにじませた。

 糸川氏の不出馬の理由の一つには、県内小選挙区の定数が3から2に減り、区割りが変わったことがある。糸川氏は前回の衆院選で旧2区から出馬。今回の新2区では旧2区で地盤にしていた奥越、坂井、あわら市が外れ、新たに嶺南などが加わった。盤石とはいえず糸川氏は会見で「新たな選挙区が、今回の不出馬の理由の少しにはなっている」と打ち明けた。

 新1区は、党県連顧問で元衆院議員の笹木竜三氏が出馬を望んでいたが、党公認が得られない中で18日に断念し、玉村幹事長は「候補者擁立は事実上困難」との見方だ。一方で、前回衆院選に旧1区で出馬した維新の党県総支部代表代行の鈴木宏治氏が立候補を予定している。新1区と新2区で民主、維新の競合を避けるため候補者の「すみ分け」となる見込みだ。

 民主が1区の公認候補擁立を見送れば、1998年の結党以来初めてになるが、玉村幹事長は「勝つために2区に重点を置くことも一つの考え方」と強調。公認候補の擁立を見送る方針の社民党などにも協力を仰ぐ。

 自民1強に対抗するため、民主は近日中に他の野党との合同会議を開き、対応を協議する考え。玉村幹事長は「野党連合でできるだけ一本化を図り、与党の批判票を集めるために強くアピールできる態勢をつくりたい」としている。

4172チバQ:2014/11/24(月) 08:18:28
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_toshiken/article/128803
6人出馬表明 票が分散なら… 古賀市長選 再選挙も [福岡県]
2014年11月23日(最終更新 2014年11月23日 01時33分)

 過去最多の6人が立候補予定の古賀市長選(23日告示、30日投開票)をめぐり、1位の候補者の得票数によっては再選挙になる可能性が指摘されている。公選法は最多得票が法定得票数(有効投票総数の4分の1)に達しなかった場合、再選挙を規定。現職と元職、新人4人のうち3人は元地方議員で、票の分散が予想される。
 市の有権者数は4万6742人(22日現在、市選管調べ)。仮に投票率が前回と同じ50・3%で、すべての票が有効票だったと仮定すると、法定得票は6193票。再選挙は2週間の異議申し立て期間後、50日以内(来年2月3日まで)に実施される。総務省の資料によると、首長選の再選挙は札幌市(2003年)、宮城県加美町(07年)などの前例があり、いずれも再選挙では候補者数が減り、当選者が決定している。
 市長選の経費は約1600万円。再選挙になると15年度の当初予算編成にも影響する。ある陣営関係者は「競り合いから抜け出て1回で決着させる」と意気込む。
=2014/11/23付 西日本新聞朝刊=

4173チバQ:2014/11/24(月) 19:46:38
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30107/128130
知事選、年内投開票か 県選管が態勢強化
2014年11月22日 10時04分
知事選、年内投開票か 県選管が態勢強化
 21日に衆院が解散し、衆院選は12月2日公示、14日投開票の短期決戦となる。めまぐるしい展開に、県選管は選挙担当経験者を他部署から臨時に呼び戻し、職員を通常の倍以上に強化し対応している。佐賀県内では同時期に知事選の公算も強まっており、県選管は12月中の知事選も視野に、準備を加速している。

 2年前は解散から公示まで17日あったが、今回はわずか10日間。県選管は通常は係長1人、職員3人の計4人体制だが、緊急事態を受け他部署からの応援職員5人が加わり、投票用紙の印刷や選挙公報発注、市町の選管への連絡調整などを進める。「会場の設営など細かな作業も山積み。土日も返上となりそう」と県選管の熊崎康春事務局長。

 さらに、古川康知事が衆院佐賀2区から出馬する情勢が濃厚となり、知事選の準備も並行する。

 仮に25日に辞職した場合、50日以内に行うには「12月4日告示−21日投開票」「11日告示−28日投開票」「18日告示−1月4日投開票」「25日告示−1月11日投開票」の4パターン。年内投開票の場合は衆院選と日程が一部重なる。県選管は「すべての市町選管から『どの日程でも選挙が可能』との確認が取れた」とする。

 知事選が確実となった場合、選挙を公正にミスなくできるか、年末年始を挟むことの利点や欠点−などさまざまな観点を考慮し、投開票日を決める。

4174チバQ:2014/11/24(月) 21:29:36
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141124ddlk40010219000c.html
選挙:古賀市長選 告示 過去最多、6候補が第一声 活性化策、農地有効活用など争点に /福岡
毎日新聞 2014年11月24日 地方版

 古賀市長選は23日、告示され、過去最多の6人が立候補を届け出た。立候補したのはいずれも無所属で、新人の前市議、清原哲史氏(66)▽新人の前県議、前田宏三氏(65)=自民推薦▽再選を目指す現職の竹下司津男氏(46)▽返り咲きを目指す前市長、中村隆象氏(66)▽新人のアパート経営、安松禧議氏(68)▽新人の前市議、松島岩太氏(47)。

 選挙戦は地域活性化策のJR古賀駅周辺再開発や国道3号沿いの農地の有効活用の他、子育て支援、高齢化社会対策などが争点となりそうだ。届け出を済ました各候補は選挙事務所などで出陣式や出発式を開き、街頭に出て第一声を上げた。

 清原候補は「交通手段が必要な市民のためにコミュニティーバスを出す。教育では乳幼児教育も大切だ。手狭になった工業団地の代替地を確保し、新たな企業誘致、雇用確保を進める」と訴えた。

 前田候補は「土地問題を解消して元気な古賀を実現しようとしたが、同じように過ぎた。交通の要衝の利点が生かされていない。土地の利用問題に切り込むことが再生のスタートだ」と主張した。

 竹下候補は「子供医療費の無料化、高齢者見守り支援の強化など実現してきた。古賀駅周辺の開発構想も策定している。7番目の食品団地をつくり、食の町日本一を目指す」と強調した。

 中村候補は「子供からお年寄りまで全ての年代が安心して、心豊かに、誇りを持って暮らせる町にしたい。その町を子々孫々まで伝えていきたい。市民の良識を信じて戦っていく」と決意を述べた。

 安松候補は「新宮、福津に遅れ、古びた町になった。新しくつくり替え、若者が集まる町にしたい。JR古賀駅周辺を区画整理し、駅周辺の工場も移転してもらって新しい町にしたい」と主張した。

 松島候補は「市街化区域を拡大することにより市の中心に風穴を開け、町の将来像を描きたい。同時に子育ての不安、高齢者の将来に対する不安などに向き合って市政運営をしていく」と訴えた。

 投票は30日午前7時〜午後8時に11カ所であり、午後9時から市民体育館で開票される。有権者数は22日現在で4万6742人。【柴田種明】

==============

 ◇立候補者(届け出順)
清原哲史(きよはら・てつし) 66 無新

 [元]市議▽総合企画会社社長[歴]粕屋郡青年団長▽自治労県本部書記次長▽県議▽粕屋農高

前田宏三(まえだ・こうぞう) 65 無新

 [元]県議▽九州の自立を考える会事務局長▽自民党県議団政務調査役[歴]市議長▽鹿児島大中退=[自]

竹下司津男(たけした・しづお) 46 無現(1)

 粕屋地区市町長協議会長▽粕屋地区防犯協会長[歴]富士ゼロックス社員▽貿易会社代表▽早大

中村隆象(なかむら・りゅうぞう) 66 無元(3)

 [元]市長▽生涯学習団体理事長▽商社顧問▽物流会社顧問[歴]新日鉄九州支店次長▽東大

安松禧議(やすまつ・よしのり) 68 無新

 アパート経営[歴]農業▽造園業▽福岡農高

松島岩太(まつしま・いわた) 47 無新

 [元]市議[歴]左官業▽宗像青年会議所監事▽自民党古賀市支部青年部長・事務局長▽都立大

〔福岡都市圏版〕

4175チバQ:2014/11/24(月) 21:30:25
http://www.tku.co.jp/web/news_article/%E4%B8%8A%E5%A4%A9%E8%8D%89%E5%B8%82%E5%B7%9D%E7%AB%AF%E5%89%8D%E5%B8%82%E9%95%B7%E4%B8%8D%E5%87%BA%E9%A6%AC%E3%82%92%E8%A1%A8%E6%98%8E?iframe=true&width=560&height=420
上天草市川端前市長不出馬を表明
前の副市長が収賄の疑いで逮捕されるなど一連の不祥事の責任をとって辞職し12月の出直し選挙へ出馬する考えを示していた上天草市の川端 祐樹前市長が24日選挙への不出馬を表明しました。辞職後の会見で出直し市長選にあらためて出馬する考えを示していた川端前市長。しかし、24日になって一転、市長選への出馬を見送るとする考えを文書で発表しました。文書の中で川端前市長は出馬を見送った理由については明らかにしておらず「私自身の今後については時間をかけながらじっくりと考え歩みたい」としています。12月7日告示14日投開票の上天草市長選には4人が出馬を表明しています。

4176チバQ:2014/11/25(火) 21:18:17
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/local/fukuoka/20141125-OYS1T50061.html
古賀市長選 6氏の争い
2014年11月24日
 古賀市長選は23日告示され、前市議の新人・清原哲史氏(66)、前県議の同・前田宏三氏(65)(自民推薦)、再選を目指す現職・竹下司津男氏(46)、前市長・中村隆象氏(66)、アパート経営の新人・安松●議氏(68)、前市議の同・松島岩太氏(47)の6人(いずれも無所属)が立候補を届け出た。(※●は示に喜)

 各候補は、新たな産業団地の開発や高齢化問題への対応などを有権者に訴えた。投票は30日、市内11か所で行われ、午後9時から市民体育館で開票される。有権者数は22日現在、4万6742人。

 清原候補は「女性ならではの感性を市政に生かすため、女性副市長を実現したい。優しさと強さを市政運営の両輪にし、古賀市の未来をつくっていきたい」と主張した。

 前田候補は「高速道や国道3号バイパスなどの利便性を生かした街づくりが、古賀市再生のスタートになる。自民推薦候補として負けるわけにはいかない」と力を込めた。

 竹下候補は1期目の実績を強調。「7番目の産業団地をつくり、『食のまち日本一』を目指す。地方創生の新しいモデルを古賀から創造していきたい」と支持を呼びかけた。

 中村候補は「すべての年代が安心して心豊かに、誇りを持って暮らせる街にしたい。厳しい戦いの先に見えるのは明るい未来。共に輝かしい一歩を踏み出そう」と訴えた。

 安松候補は「市中心部に昔からある工場は、既存の工業団地周辺に移転してもらい、古賀駅周辺の区画整理と跡地活用で、若者が集まる街にしたい」と自説を展開した。

 松島候補は「九州道古賀インターチェンジ周辺の再開発が、住民に夢や希望を持ってもらうことにつながる。市民の不安と向き合い、意見を聞き、市の将来展望を描く」と語った。

2014年11月24日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

4177とはずがたり:2014/11/26(水) 10:25:43
さて後継の県知事は誰が成るんだ??

衆院選:佐賀知事辞職 県会紛糾…同意採決は午後11時半
毎日新聞 2014年11月25日 23時45分(最終更新 11月26日 09時19分)
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141126k0000m010122000c.html

 佐賀県の古川康知事(56)は25日、辞職し、衆院選(12月2日公示、14日投開票)への立候補を表明した。1票の格差是正に向けた「0増5減」に伴い小選挙区が3から2に減る佐賀県で、「勝てる候補」として自民党から白羽の矢が立ち、佐賀2区から出馬する。ただ、オスプレイの佐賀空港配備計画や原発再稼働など課題山積の中での国政転身には「県政の投げ出しだ」との批判の声が出ている。【松尾雅也、石井尚、岩崎邦宏】

 古川氏は25日朝、「一身上の都合」とする辞職願を県議会の藤木卓一郎副議長に手渡した後、最大会派の自民党県議団に「準備が全くできていない中での厳しい選挙だが、お力を賜りたい」と述べ、自民公認で出馬する意思を示した。

 自民県連は唐津市などが拠点都市の旧3区の保利耕輔氏(80)=自民前職=が昨年引退表明したことを受け、今年3月、新2区内の地域支部にアンケートを実施。後継候補に同市出身で知事3期目の古川氏を望む声が強く、水面下で働き掛けていた。

 しかし、7月に陸上自衛隊が導入予定の新型輸送機オスプレイの佐賀空港配備計画が急浮上。古川氏が「最終的な結論は来年度になる」と述べ、受け入れ判断に向け4選目に意欲を示したとも受け取られた。これに対し、県連は参院議員の福岡資麿(たかまろ)会長らが古川氏への全面支援を約束し、今月23日に出馬要請が決まった。

 ところが、オスプレイ配備のほか、九州電力玄海原発(同県玄海町)の再稼働など課題が多い中、任期満了まで約5カ月を残した転身が取りざたされると県民から疑問の声が上がるようになった。

 この日午後に開会した県議会も辞職に同意するかどうかを巡り、野党議員が十分な審議を求めて紛糾した。辞職理由説明で登壇した古川知事が「私は県知事の職を辞して、来る衆院選に立候補することを予定している。よろしくお願いします」と短く語ると、野党議員から「納得できない」などと大声が飛び交った。

 県議会は知事辞職の是非に関し討論などが続き、25日深夜まで及んだ。同日午後11時半に採決し、賛成多数で県議会として同意した。

 一方、佐賀2区で出馬予定の大串博志氏(49)=民主前職=は「相手が誰でも訴えることは同じ。(古川氏は)知名度が相当あって向こうの強みだと思うが、これまでの選挙区をこまめに回って浸透を図る動きは自分の強みだと思っている」と受け止めた。佐賀2区には他に共産新人の御厨さとみ氏(33)が出馬を予定している。

 知事選は古川氏の辞職から50日以内に実施される。佐賀県武雄市の樋渡啓祐(ひわたしけいすけ)市長(45)と九州大大学院教授の島谷幸宏氏(59)が出馬を検討している。

4178沖縄無党派:2014/11/26(水) 16:51:30
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141126ddg041010007000c.html
選挙:佐賀県知事選 TPP調整総括官・佐々木氏が出馬検討
毎日新聞 2014年11月26日 西部夕刊

古川康知事の辞職に伴う佐賀県知事選に、内閣官房TPP政府対策本部国内調整総括官の佐々木豊成氏(61)が出馬を検討していることが26日、分かった。佐々木氏は佐賀県伊万里市出身で県内の農業団体や自民党関係者から要請を受けており、近く最終判断する。

 佐々木氏は毎日新聞の取材に「いろんな方から(出馬要請を)受けており、考えている」と述べた。

 佐々木氏は東大法学部卒。1976年に大蔵省(現財務省)に入り金融庁銀行第1課長や主計局次長、理財局長などを歴任した。

 知事選には他に、佐賀県武雄市の樋渡啓祐(ひわたしけいすけ)市長(45)や九州大大学院教授の島谷幸宏氏(59)が出馬を検討している。【松尾雅也】

4179とはずがたり:2014/11/26(水) 19:28:51

公共事業激減、中心部は超シャッター街  翁長氏当選を喜べない「名護市」の現状
http://www.gruri.jp/article/2014/11180900/

 札束で頬を張るのは下品の極みだし、カネ儲けの話ばかりする奴が尊敬されることはない。だが、キレイゴトはさておき、財布が膨らむのを嫌がる人がいないのも、また事実。誰しも「生身」の人間、欲の生き物なのだ。正義、正論、大義、理想。そんなものをどれだけ吐いても、欲は消え去らないし、腹いっぱいになりやしない。そう、人は霞を食って生きてはいけないのである――。

〈「基地問題」重視45%に増〉

 沖縄県知事選は、9日付の朝日新聞朝刊がこう報じた通り、「普天間基地の辺野古移設」の是非が最大の焦点になっていた。

 しかも、現職の仲井真弘多(ひろかず)知事(75)と袂を分かつ形で出馬した翁長雄志(おながたけし)前那覇市長(64)が、元来、辺野古移設を推進している仲井真氏と同じ保守系でありながら、「美しい海を埋め立てさせない」と主張。移設反対の立場を取っていた。基地の存在が「保守分裂」を招いたように、今回の知事選は「基地の選挙」と言っても過言ではないほど、「普天間」「辺野古」がクローズアップされていた。

 しかし、移設先の辺野古を抱える、人口約6万2000人の名護市を歩いてみると、必ずしも基地問題一色ではない地元の事情が浮かび上がってくるのだった。

「名護の街に活気は全くありません。それは偏(ひとえ)に仕事がないから。沖縄全体では人口が増えているのに、(名護市が中心的存在である)沖縄北部12市町村は大正時代とほとんど変わっていないんですよ」

 同市の中心部である「十字街」のほど近くに事務所を構える、ベテランの地元政界関係者はこう嘆く。

「『海とサンゴとジュゴンを守ろう』『開発はダメ』なんてことばかり言ってたら、街は寂しくなっていく一方で人も企業も来てくれなくなる。自然の前に経済が、人が破壊されてしまいます」

 実際、大正9年時点で57万1600人だった沖縄県全体の人口は、今年10月1日時点で142万2500人と約2・5倍に膨れ上がっているのに対して、北部12市町村は大正9年が11万8100人で、今でも12万8600人とほぼ横ばい。名護市が引っ張っていくべき沖縄県北部地域は、「取り残されている」状況なのだ。

「ここ(名護市)は『通り過ぎる街』なのよ。みんな、那覇から(名護市の北西にある)美ら海水族館に遊びに行っちゃうのよね」

 と、午後9時になっても客が1人もいない店内でソファーに寝そべっていた60代のスナックママは愚痴り、

「お店を30年以上やってるけど、今がどん底。とにかくお客さんが来ない。昔は女の子を7人雇ってたんだけど、最近は私1人。売上げは20年前の半分以下ね」

■遊具のない公園

 同じく、名護市の飲み屋街「みどり街」でスナックを営む別の50代ママも、

「3、4年前に比べてお客さんの数は5割以下。昔は泡盛をボトルで入れるお客さんも珍しくなかったけど、今じゃ1本500円の徳利で、その日に飲む分しか注文してくれない。500円玉1枚、『ワンコイン』を握り締めて来る人もいるくらい。それどころか、1曲100円のカラオケだけ歌って、何も注文しないで帰っちゃうお客さんもいる。皆さん、苦しいのね」

 バブル時は建設業者を中心に、肩が触れずには歩けないほどの賑わいを見せていたというみどり街は今、大勢で肩を組んで闊歩するのに苦労しない。

4180とはずがたり:2014/11/26(水) 19:29:18

「基地、辺野古に来て欲しいわね。そうしたら、建設業の人が本土や那覇のほうからやって来たり、こっちの会社が下請け、孫請けになったりで、いろいろとお金が回り出すでしょ」(同)

 事実、辺野古移設反対を訴える稲嶺進氏が2010年に名護市長に就任して以降、75億円近かった同市の公共事業費は57億円まで下がったこともある。「ワンコイン呑み」も頷(うなず)ける話で、

「3、4年、赤字が続いたので、うちは2012年に会社を畳みました」

 こう肩を落とすのは、名護市で建設会社を経営していた男性だ。彼の会社は沖縄県から大型公共工事を受注できる、「特A」と言われる優良企業だったが、

「公共工事に頼りすぎていたせいですかね。早く辺野古に基地が来てくれればと期待していたんですが……。そうすれば、うちも頑張れていたかもしれません」

 先の地元政界関係者が後を受ける。

「なんとか耐えている建設会社も、山と採石工場を持っているものの石を売るところがなくて、『ただ山と石を見ているだけ』とか」

 したがって、

「そういう会社は、仕方なく、土木作業員にマンゴーを育てさせて『副業』で凌(しの)いでいる」(名護市議の1人)

 建設業界に金をもたらすことができない名護市の財政の苦しさゆえであろう。市の中心部から車で30分ほど行ったところでは、道路の拡張工事が途絶え、アスファルトが突如、生い茂った雑草で遮られていたり、

「備品を買い揃えられないので、市の施設にあるパイプ椅子は錆び付いている。公園といっても名ばかりで、まともに遊具すらない」(前出地元政界関係者)

 事実、十字街から車で約5分の「下袋児童公園」には、原っぱに壊れかけのブランコが一つあるだけで、遊んでいる児童の姿を見ることはできなかった。

 また、北海道日本ハムファイターズが春のキャンプを張ることで知られる「名護市営球場」も、球場全体が黒ずみ、緑色のフェンスは塗料が剥がれ、赤銅色の金属が剥き出しになっている。プロ野球の球団を受け入れているというのに、球場名が書かれた看板すら、蔦(つた)が伸び放題に絡みつき、一目では文字が読めないほど汚れが目立つ。しかし、

「新築するには40億から70億円くらい費用が掛かるので無理」(市政関係者)

 市を代表する施設も、「異状」を晒しているのだ。

 金が回らなければ、当然、人も動かない。40代のタクシー運転手は、

「この仕事を始めて4年になりますが、売上げは半分くらいに減った印象です。観光客はレンタカーを借りるから乗ってくれず、地元の人は近距離ばかり。1日25人くらい乗せますが、5割ほどは1メーター、500円で下りてしまいます」

 ここでも「ワンコイン経済」が浸透しているようで、
「給料は歩合制で、ひと月10万円に満たない時もあります」(別の50代のタクシー運転手)

4181とはずがたり:2014/11/26(水) 19:29:35
>>4179-4181
 そして、人が出歩かなければ街が廃(すた)れるという悪循環が起きていて、十字街には約200の店舗があるが、約40軒が空き店舗。文字通りのシャッター街であるどころか、長年の風雨でシャッターに穴が開き、新たな借主を求める「貸」の文字が書かれた紙は、おそらく赤色だったのだろうが、今ではピンクとも呼べないほど色褪せているものも見られ、「超シャッター街」と化しているのだ。あるシャッターの前で蹲(うずくま)るようにして座り込む老婆の姿は、「名護市の今」を象徴しているのかもしれない――。

11月16日投開票を迎えた沖縄県知事選挙。新人の翁長雄志氏(64)が現職の仲井真弘多氏(75)を破り初当選を果たした。選挙期間中の争点は基地問題一色に染まった。しかし郵政選挙や政権交代選挙で、我々は学習したはずだ。「ワンイシュー選挙」がいかに危ういものであるかということを――。果たして沖縄県知事選の争点は基地問題だけだったのだろうか? 普天間基地の移設先である名護市の経済状況をレポートする。

 名護の街には活気が全くないと地元政界関係者は嘆く。沖縄全体の人口は大正時代から約2.5倍に増えている(57万人から142万人)。だが名護市を中心とした北部12市町村は大正9年時点で11万8100人、今でも12万8600人。沖縄の発展に取り残されているのだ。事実、辺野古移設反対を訴える稲嶺進氏が2010年に名護市長に就任して以降、75億円近かった同市の公共事業費は57億円まで下がったこともある。

 建設業界に金が回らなければ、飲み屋街、商店街にも軋みが生じる。市の備品も取り替えられず、公園には遊具もなく、中心部の十字街は「超シャッター街」と化している。

 畢竟、市民が生活苦に喘ぐのは当然で、

「名護市では、生活保護受給世帯が猛スピードで増えていて、稲嶺市長就任前の2009年度に679世帯だったものが、今年の7月末時点では1051世帯に膨らんでいます。共産党推薦の稲嶺市長の影響からか、市役所の窓口で、『申請した人には、もっと早く生活保護の受給を認めろ』と凄む市議もいるそうですよ」(名護市議の1人)

 こうした窮状を受け、先の地元政界関係者は「打開策」を提示する。

「基地移設反対の稲嶺市長のせいで、国からもらえる米軍再編交付金は停止されています。その額は、4年間で42億円にも上る。交付金がないから、公共事業にも充分にお金を回せない。基地が来なければ、滑走路建設などで地元建設業に上手く仕事を回せない……。市独自で産業を興したり、新たな財源を確保できるなら別ですが、それも叶わないのに、交付金を投げ捨てて生活保護世帯を増やしているのは本末転倒です」

 沖縄在住ジャーナリストの惠隆之介氏が続ける。

「私の親戚が働いていた名護市の建設会社も倒産してしまいました。名護市には、これといった産業がないので、やはり苦しいと思います。暮らしを良くするために基地の移設問題に早くケリをつけて、国からもらえるお金はもらってほしいと思っている名護市民は、少なくないはずです」

 名護市議の比嘉忍氏も、

「基地を歓迎するか、単純に『イエス』か『ノー』かで聞かれたら、『イエス』と答える人は、沖縄にはまずいません。しかし、基地問題には経済や外交防衛などの要素が複雑に絡んでいます。何よりも本来、辺野古移設は既に日米の政府間で決まっていて、県知事も承認している話なんです。そうである以上、現在、名護で困っている人を救うべき。国からの補助金を積極的に引き出し、目の前の困窮している人々を助けることが政治の役割だと思います」

 名護市民の本音を聞くと、「基地反対」「自然との調和」とのお題目が「腹の足し」になっていない現実が伝わってくる。

「特集 生活保護が増え続けている『名護市』からの現場報告」より

4182チバQ:2014/11/26(水) 21:18:06
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/919

http://www.sankei.com/politics/news/141126/plt1411260025-n1.html
2014.11.26 15:33

佐賀県知事選にTPP総括官が出馬検討

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 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の政府対策本部で国内調整総括官を務める佐々木豊成氏(61)が佐賀県知事選への出馬を検討していることが26日、分かった。佐々木氏は産経新聞の取材に、自民党関係者らから出馬の打診を受けていることを明らかにし「出馬へのお話をいただき、いろいろと考えているところだ」と述べた。

 知事選は、古川康前知事が衆院選に出馬するため25日付で辞職が決定し、50日以内に実施される。知事選には同県武雄市の樋渡啓祐市長が立候補の意向を固めており、自民県議団の支援を求める発言をしていた。

 佐々木氏は同県伊万里市出身。東大を卒業し、昭和51年に大蔵省(現財務省)入省。国税庁次長、理財局長などを経て、内閣官房副長官補に就任。昨年4月に内閣官房TPP政府対策本部国内調整総括官に任命された。

4183チバQ:2014/11/26(水) 21:34:46
4178であがってましたね、失礼

4184チバQ:2014/11/26(水) 22:20:33
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/129288
TPP総括官・佐々木氏が知事選出馬検討
2014年11月26日 10時40分

 古川康知事の辞職に伴う佐賀県知事選に、伊万里市出身で、内閣官房TPP政府対策本部国内調整総括官の佐々木豊成氏(61)=東京都調布市=が立候補を検討していることが25日、分かった。県内の自民党や業界団体の関係者から出馬要請を受けて調整しており、近く最終判断する。佐々木氏は佐賀新聞の取材に「いろいろな人から出馬を勧められ、検討している。今はTPP交渉の職にあり、コメントは控えたい」と述べた。

 佐々木氏は伊万里小から鹿児島県のラ・サール中・高へ進学、東京大法学部卒。1976年に大蔵省(現財務省)入り、主計局次長、理財局長を経て、内閣官房副長官補として民主党政権の3内閣と第2次安倍内閣を支えた。2013年4月から環太平洋連携協定(TPP)の国内調整トップを務めている。大蔵省時代、青森県農林部経済課長や徳島県総務部長も務めた。

 知事選をめぐっては、武雄市の樋渡啓祐市長(45)と、元国交省武雄河川事務所長の島谷幸宏氏(59)が出馬の意向を固め、共産党も擁立を模索している。

4185チバQ:2014/11/27(木) 21:27:46
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/129320
=急転 知事選=(上) 途中辞職
2014年11月26日 10時37分
辞職届を提出した後、報道陣に囲まれる古川康知事=25日午前、佐賀県庁
辞職届を提出した後、報道陣に囲まれる古川康知事=25日午前、佐賀県庁
■電撃解散、筋書き狂う

 大波乱の辞職劇だった。知事の古川康が25日、佐賀県議会で説明した自らの辞職と国政転身への挑戦。副議長に求められて登壇すると、野党系の県議から怒号が浴びせられた。古川と自民党県連が描いたシナリオは突然の衆院解散で大幅に狂い、「任期途中の辞職」と「議会開会直前の辞表提出」という異例の事態を招いた。世論調査で県民評価70%を誇った古川県政は大混乱の中で幕を閉じた。 

 「県政の投げ出しは県民との約束のほごだ」。議会運営で紛糾し、午後9時から始まった辞職に関する質疑。途中辞職の責任を問う指摘に、「その重みは承知している。出馬しない方がいいのではとも思った」と神妙な表情で心情を吐露した古川。だが、県政を「終わりなき駅伝のようなもの」と例える持論も飛び出し、「問題がすべて解決するということはないし、県政は私1人で行ってきたのではない」。理屈を並べ批判をかわした。

 「知事はこんな辞め方を望んでいたんでしょうか」。野党系議員は古川の心中を推し量るように、皮肉を込めて反対討論をぶった。

 「そもそも解散自体想定外。『タマ』がないから、背に腹はかえられない」。古川の辞職をサポートした自民党県連幹部は永田町の解散風が及ぼした県政の混乱を苦々しく語った。

 当初、描いていた「衆院議員・古川康」誕生のシナリオはこうだった。まず古川に11月県議会の開会前後、来年4月の知事選に出馬しないことだけを表明してもらい、勇退後に丁寧な選考プロセスを踏んで新2区の候補に迎える−。

 しかし、突然の解散はシナリオを大きく狂わせた。急きょ、候補を決定せざるを得ない事態に陥った。今年3月に行った地域支部アンケートを基に、県連は古川への出馬要請方針を決めた。さらに、7月に浮上した佐賀空港へのオスプレイ配備計画が「投げ出し批判を招く」と選択をより困難なものにした。

 その結果、まず県連が出馬要請し、それを受けて古川が議会開会日に辞表を提出する−という建前重視のシナリオにこだわったことが、議会の混乱という裏目の結果を生じさせた。すでに古川の名前で提出していた議案書を取り下げ、職務代行者に書き換えて提案し直すという異例の事態も引き起こした。

 このドタバタの辞職劇と衆院選出馬の理由を県民はどう受け止めるのか。「無責任な投げ出し」とみるか、「待望の出馬」とみるか。古川は「選挙戦を通じて県民の理解を得ていきたい」と語った。=敬称略

 ※古川康知事が衆院選出馬のため任期途中で辞職した。突然の衆院解散が県政にも波及、知事選が実施されることになった。突然の辞職劇とポスト古川をめぐる動きを探った。

4186チバQ:2014/11/27(木) 21:28:02
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30107/129742
=急転 知事選=(下) ポスト古川
2014年11月27日 10時14分
自民党会派の前で、辞職や衆院選出馬の意向を話す古川康氏=25日午前9時15分ごろ、県議会
自民党会派の前で、辞職や衆院選出馬の意向を話す古川康氏=25日午前9時15分ごろ、県議会
■保守分裂の様相波乱含み

 「状況が変わった。県連がどう対応するかだな」。武雄市長樋渡啓祐(45)の後援会関係者は、内閣官房で要職を務める佐々木豊成(61)の出馬検討を伝える新聞を見て、厳しい表情を見せた。3期目途中だった古川康の辞職で行われる急転直下の知事選。ポスト古川をめぐる争いは、大物官僚の浮上で自民党内の水面下の駆け引きも激化、保守分裂で激しく争った12年前と同じく波乱含みの様相をみせている。

 樋渡の動きは早かった。古川の国政挑戦の報道が流れた数日後の15日には関係者に「知事選に出るようにしました」と伝え、17日には首相官邸に官房長官を訪ねて出馬を報告。その映像はネットやテレビで流れ、知名度の高さを印象づけた。

 政党への推薦願も古川の辞職が決まった25日に自民県連、26日に公明党と相次いで提出した。27日には市議会に辞表を提出する一方、地元県議とともに自民県議団の控え室を訪れてあいさつする予定で、先手を打ち続ける。

 樋渡を推す県連関係者の一人は「官僚は出ると思っていた。相手が大きいほど燃えるタイプ。たとえ県連の推薦がなくても知名度と発信力で勝負できる」。別の関係者も「やる。事ここに至っては降りるとはいえない」と強気の構えを崩していない。

 一方、樋渡出馬の動きに難色を見せていた県連関係者らは、水面下で「対抗馬」擁立を急いだ。本命として白羽の矢を立てたのが財務官僚で官邸でも要職を歴任してきた佐々木だった。県議の一人は言う。「仕事ができて人物的にも抜群だ。樋渡に対抗するには周囲が納得し、支援できるビッグネームが必要だった」

 党関係者だけでなく、待望論が強かった農業や経済界など業界団体関係者も出馬に向けた働きかけを強め、省庁や党に根回しする。

 「県連への推薦願は近く提出することになるだろう。準備の時間は短いが、多くの県議や団体などの支援は得られる」。県連幹部は手応えを口にする。

 焦点となる県連の推薦は30日が締め切り。12月6日の総務会で取り扱いを協議するが、難航も予想される。12年前は古川ら4人を「支持」とし、事実上の自主投票で保守が分裂、県連内にしこりを残した経緯もある。今回は衆院選の最中となるだけに、県連内には「知事選の分裂が影響するのでは」との懸念も出始めている。

 県連会長で参院議員の福岡資麿は「知事選の日程をにらみながら柔軟に調整したい。党勢を割らないのが基本で、できるだけまとめる方向で考えたい」と慎重な姿勢だ。

 市民グループの要請を受け、出馬の意向を固めている九州大大学院教授の島谷幸宏(59)は、「もやもん茶会」と名付けたミニ集会を県内全域で積極的に重ね、出馬に向けた準備を進めている。政党推薦は、今後、検討していく。

 知事選の日程は27日に県選管が決定する。異例の年またぎ選挙になるのか。真冬の決戦に向けた動きは一気に過熱してきた

4187チバQ:2014/11/27(木) 22:07:52
http://www.asahi.com/articles/ASGCW3D4VGCWTIPE002.html
佐賀知事選「異例の日程」 年内告示、投開票は年明け
菅原普2014年11月27日15時30分

 衆院選に立候補する現職知事の辞職に伴う佐賀県知事選の日程が27日、決まった。県選挙管理委員会が12月25日告示、1月11日投開票と発表した。年内告示、年明け投開票という知事選は愛媛県(1999年1月3日投開票)以来で、異例の「年またぎ選挙」になった。

 佐賀県では古川康知事が25日に辞職。その翌日から50日以内に実施することが公職選挙法で定められているため、県選管は「12月11日告示、同28日投開票」「12月18日告示、1月4日投開票」といった日程を検討してきた。

 県選管の熊崎康春書記長は27日、「12月11日告示では衆院選と重なり、短期間での準備の中、期日前投票での票の取り違えなどミスが懸念される。1月4日投開票では正月にあまりに近すぎる」と説明。1月11日は成人式と重なるため会場確保に難色を示す市町もあったが、「施設のやりくりは可能と判断した」という。

 知事選は、古川氏が自民候補不在の衆院佐賀2区から出馬するために辞職し、急きょ実施されることになった。今のところ、武雄市の樋渡啓祐市長(45)、九州大大学院の島谷幸宏教授(59)が出馬に向けて準備を進めている。(菅原普)

4188チバQ:2014/11/28(金) 01:18:09
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-235076-storytopic-3.html
新知事「支持」14人 市町村長アンケート
2014年11月27日




 翁長雄志新知事の公約・政治姿勢を支持するか


 県知事選の結果を受け、琉球新報社は26日までに県内41市町村長へのアンケートを実施した。新知事に決まった翁長雄志氏の公約や政治姿勢について、2市4町8村の14首長が「支持する」と答えた。「支持しない」の回答はなかったが、10人が「就任後の対応で見極める」と現段階での判断を保留し、分からない・無回答(4人)とアンケートへの回答拒否(13人)も計17人に上った。
 知事選で最大の争点となった普天間飛行場移設問題では、回答のあった28市町村長のうち16人が辺野古移設への反対を表明した一方で、5人が「辺野古の選択肢も残す」と回答した。
 新知事に取り組みを求める分野について複数回答で聞いたところ、「普天間返還・基地問題」(15人)と「経済振興・雇用」(13人)の割合が高かった。
 翁長氏を支持すると答えたのは那覇市、名護市、嘉手納町、北谷町、西原町、南風原町、国頭村、大宜味村、今帰仁村、読谷村、北中城村、粟国村、渡名喜村、多良間村。移設問題についてはこのうち10人が「辺野古移設を白紙にし、県外・国外を検討する」と答え、稲嶺進名護市長と城間俊安南風原町長は「移設条件なしに閉鎖・返還」の回答を選択した。
 翁長氏を支持するかどうか現段階での判断を保留した首長のうち、浜田京介中城村長と川満栄長竹富町長は、辺野古移設の白紙撤回については支持する姿勢を示した。
 これに対して沖縄市、糸満市、八重瀬町、与那国町、座間味村の5市町村長は「早期の危険性除去のためには辺野古の選択肢も残す」と回答した。普天間飛行場を抱える佐喜真淳宜野湾市長は明確な回答は避けているものの、危険性の除去を最優先に「返還を実現するためには、あらゆる可能性を排除するものではない」と記述している。
 調査は18日にアンケート用紙をファクスで配布、26日までに28市町村長から回答を得た。うるま市、豊見城市、宮古島市、石垣市、南城市、本部町、金武町、与那原町、東村、伊江村、南大東村、北大東村、伊平屋村の13首長は「回答できない」とした。

4189チバQ:2014/11/28(金) 20:25:10
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk44010348000c.html
選挙:別府市長選 浜田氏、5選不出馬 歴代初の「勇退」 市議会で表明 /大分
毎日新聞 2014年11月28日 地方版

 任期満了に伴う来春の別府市長選で、浜田博市長(75)は27日開会した12月議会の冒頭、立候補しないことを表明した。戦後、市長が公選制になって以降、別府ではすべての市長が落選して市長をやめており「勇退」する初のケースとなる。

 浜田氏は議会に続いて開いた記者会見で、政界引退の理由を「12年間かけ、精魂傾けて取り組んできた『ONSENツーリズム』や『市民協働』の街づくりが浸透してきた。公約の9割は実現できた。4年先に80歳になる体力が市長の激務に応えられるかどうかも考えた」と語った。

 さらに「高齢化などの課題山積で、新たな地方創生が叫ばれている今、将来の市政は新しい人材に託したい。後継指名などはしないが、ONSENツーリズムを推進してくれる人を一市民として支えたい」と述べた。

 浜田氏は、小学校教員を経て別府市議を2期、県議を4期務めた後、2003年から市長を務めてきた。大型ショッピングセンター「ゆめタウン」の誘致の是非を巡って実施された出直し市長選を含め、4選した。

 同市長選は、今のところ保守系の新人4人が名乗りを上げている。まず6月に、浜田氏に過去2回敗れた長野恭紘(やすひろ)元市議(39)が立候補を表明した。9月には泉武弘市議(70)、元国土交通省職員の春田義信氏(58)、地元の「はとタクシー」社長、麻生(本名・梅野)雅子氏(54)の3氏が相次いで立候補を表明している。【大島透】


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