したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

国道・県道スレッド

950荷主研究者:2010/12/30(木) 19:20:18

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101220t73018.htm
2010年12月20日月曜日 河北新報
冬季閉鎖の国道347号、通年通行へ強まる連携

 宮城、山形両県を結ぶ国道347号の冬季閉鎖解消を要望する両県沿線の活動が本格化してきた。未改良区間を抱える宮城側で、自動車産業の進出を弾みに待望論が高まり、交流人口拡大や雇用創出に期待をつなぐ山形側の悲願に応える連携が動きだした。順調なら数年後という改良完了を見据え、円滑な通年通行に向けて早急に着手すべき課題も鮮明になった。(新庄支局・菊地弘志)

<両県そろい要望>
 「両県の温度がようやく一致してきた」。7月に初当選した尾花沢市の加藤国洋市長が、結束への手応えを語る。
 県境で接する宮城県加美町と尾花沢市など沿線五つの自治体と議会でつくる国道347号の改良促進期成同盟会は11月、東京の国土交通省や財務省を回って早期実現の必要性を訴えた。両県選出の国会議員を交えて勉強会も開いた。
 両県の沿線関係者が足並みをそろえて霞が関に出向いて要望するのは、期成同盟会が発足した1977年以来、初めてのことだという。
 8月には、両県の関係者が冬季閉鎖区間を視察している。初めて訪れた近藤洋介衆院議員(山形2区)は、未改良区間の2.8キロが難題となって1年の半分近く通行止めになる状況を目の当たりにし、「もったいない。こういう道路こそ、本来の役目を果たせるようにしなければ」と、早期解決に理解を示した。

<横軸の物流幹線>
 にわかに熱気を帯びる背景には、トヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車(相模原市)の宮城県大衡村への本社工場移転など、宮城側での産業集積の進展がある。山形側に比べてクールだといわれた宮城側も太平洋と日本海を結ぶ東北の横軸としての物流幹線の価値を見いだし、姿勢を転じた。
 20年以上前に改良を終えている山形側では、7月の尾花沢市長選で加藤氏が当選。選挙戦で加藤市長らは、交流人口や雇用を伸ばす突破口として通年通行の実現を唱え、待たされ続けて若干あきらめムードだった市民の期待が再燃した。
 尾花沢市は昨年9月、宮城県民に尾花沢の応援団になってもらう「みやぎ尾花沢会」を結成し、「仙山交流」が活発化した。尾花沢市から大衡村など仙台市北部までは車で片道1時間余りで、冬場も通行可能になれば立派な「通勤圏」になる。

<実態は手付かず>
 道路が狭かったり、急カーブで見通しが悪かったりする未改良区間の整備は、宮城県の事業が着実に進むと、2015年度にも達成される見通しとなっている。
 沿線の積極姿勢は、完了後すぐに通年通行へと踏み切るための宿題も浮き彫りにした。手付かずだった閉鎖区間の冬場の実態解明だ。期成同盟会事務局の大崎市建設課は「積雪量調査や雪崩対策、除排雪費の見積もりと関係機関の負担割合の検討などを両県に働き掛けていく」と話す。
 加藤市長は「実現へのスピードは、人やモノ、文化が行き交う道路としての説得力を持たせられるかどうかにかかっている」と気を引き締める。

<国道347号>大崎市と寒河江市を結ぶ全長約90キロ。宮城県側に2.8キロの未改良区間があり、県境を挟んだ17.7キロがおおむね11月下旬から翌年4月下旬まで通行できなくなる。3桁国道のため、宮城、山形両県が管理する。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板