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国道・県道スレッド

1とはずがたり:2006/08/24(木) 22:50:16
酷道・険道の改良等を含む。
無駄な道路事業への批判的精神を忘れずに

道路関連リンク
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/road-link.html

2080荷主研究者:2020/02/02(日) 22:54:29

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/382885?rct=n_hokkaido
2020年01/19 19:00 北海道新聞
道内信号機 3割が老朽化 年500基更新でも追い付かず 道警は整理検討

 道内にある信号機約1万3千基のうち、3割以上の約4700基が設置から19年の更新時期を迎えて老朽化していることが、道警のまとめで分かった。毎年道内では約500基を更新するものの、更新対象は年間約300基ずつ増え続け、道警は古い信号機の存続の必要性について検討を始めた。人口減による歩行者減少などで廃止される信号機も年に10基程度あり、地元には不安の声もあるが、専門家は「人口減少の中、すべての信号機を維持していくことは難しい」と指摘している。

 「友人が30年前ここで交通事故に遭い、20年前には死亡事故も起きた。なぜ信号を撤去する必要があるのか」。空知管内新十津川町花月の国道275号で昨年8月、押しボタン式信号機と横断歩道が撤去されたことに近所の農業和歌伸洋さん(42)は率直に疑問を呈した。

 この信号機は設置から18年7カ月を経過し、更新期限が迫っていた。ただ国道は大型トラックが多数行き交い、最も近い信号機付き横断歩道も1・7キロ離れており、地元住民は安全への懸念をぬぐえない。滝川署は「歩行者が減り、警察庁の基準に達しない状態だったため、町の理解を得た上で撤去した」と説明する。

 警察庁は昨春、必要性が低いとみられる信号機の要否を検討するよう全国の警察に通知した。これを受け、道警は昨年7月に発足した有識者会議の意見を聞きながら、老朽信号機の整理などを検討している。

 道警によると、道内の信号機は昨年3月末現在1万3037基で、東京(1万5943基)、愛知(1万3305基)に次いで多い。年間の交通事故死者数が500〜700人台だった1990年代、全国ワーストを返上しようと1年間に平均約390基のペースで急速に整備したためだ。

 警察庁の指針によると、信号機の更新時期の目安は19年。道内では昨年3月末現在で約4700基が設置から19年を超えており、老朽信号機の割合は36%。全国で2番目の高さだ。

 道警によると、更新には原則として点灯を管理する制御機の交換が必要で1台約100万円かかる。道警は年に1回すべての信号機を点検。古くなって機器交換の緊急性が高い信号機約500基に絞り毎年更新を行っており、少なくとも費用は約5億円に達する。ほかに赤や青に光る灯器などの補修費も必要だ。道警の交通安全施設に対する予算は減少傾向で19年度は約44億円と20年前に比べほぼ半減した。道警交通規制課は「更新が老朽化に追いついていない。新設は必要な場所に限り、撤去した信号を移設して再利用もしている」と明かした。

 道警は現在、警察庁が示した「1時間当たりの車の通行量が300台以上」「付近に小中学校や幼稚園、老人ホームがある」「歩行者の横断の需要が多い」などの設置基準を満たさない信号機について、地元の理解を得た上で年間10基程度撤去している。ただ、「都市と地方でも信号機の必要性は変わってくる。利用者が少しでもいれば合意を得るのは難しく、撤去はなかなか進まない」(道警交通規制課)という。

 昨年6月に国道の信号が取り外された上川管内幌加内町母子里の自治区長、日野昭さん(79)は「信号を使う人は少なく、撤去されても仕方がない。ただ国道は交通量が多く、秋になればバイクに乗った観光客も来るので事故が心配だ」と複雑だ。

 北海学園大の鈴木聡士教授(交通システム)は「全国では毎年のように老朽化した信号柱の倒壊などのトラブルが起きている。道内でもいつ起きてもおかしくない状況であり、早急な対応が必要だ」と指摘する。(桜井翼、加藤祐輔、木村直人)

2081荷主研究者:2020/02/02(日) 22:55:05
>>2080-2081 続き

■維持、地域で議論を 北大大学院・内田賢悦教授

 北大大学院の内田賢悦教授(交通工学)に、全国的に進む信号機の老朽化について聞いた。(聞き手・加藤祐輔)

 老朽信号機は、誤作動や倒壊などの危険性があり、放置すれば交通事故につながる可能性もある。信号機は交差点の事故防止に有効だが、現在の数を保ち続けるにはコストがかかりすぎる。人口減少社会に入り、老朽化した信号機をすべて更新する必要性は低い。現在ある信号機を維持するかどうか、地域全体で考える時期だ。

 交通量が減っている地域では撤去によってスムーズに通行できるようになり、ドライバーのストレスが軽減できる。一方、速度が高まる傾向があり、重大事故につながる可能性もある。

 仮に撤去する場合、警察など行政側は信号機を無くしても必ずしも事故の危険性が増さないことを客観的なデータで説明することが重要だ。信号機以外の対策として通学時間帯の車両進入や速度を規制することもできる。交差点を通過する際に速度を落とさなければならないよう路面に高低差を設けるハンプなどの対策も有効だ。

<ことば>信号機 赤や青などの光で運転者や歩行者に指示する灯器と、点灯を管理する制御機などを組み合わせたシステムを指す。道警は通常、交差点1カ所ごとに設置されたこれらの機器をまとめて1基とみなしており、2019年3月末現在、道内に1万3037基ある。機器別の内訳は制御機1万2987台、車両用灯器6万3112灯、歩行者用灯器6万2538灯。灯器は長寿命で視認性が高い発光ダイオード(LED)化を進めており、道内のLED化率は車両用が24%、歩行者用が23%となっている。


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