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スポーツ総合スレッド

2210名無しさん:2018/02/15(木) 18:15:55
>>2209

金メダルは次の北京五輪までお預けとなるが、平野にはスノーボードの格好良さを貫いて欲しい【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】
――“絶対王者”というイメージがジャッジをそうさせたのかもしれません。その中で平野選手がさらに高得点を出すにはどうすれば良いのでしょうか?

 さらに高難度な技に挑戦するしかないのでしょうが、これ以上は危険すぎます。FIS(国際スキー連盟)がこのままオーバーオール(全体の印象での採点)を続けるならば、次はダブルコーク1440をトリプルコークにしなければならないとなって、いつか大変な事故が起きてしまうかもしれません。そうなるとこれ以上は求められないし、求めたくもないです。

 現状の持ち技でもスコアを上げる方法はあります。平野選手は、最初に必ず高いストレートエア(回転させず、真っすぐに抜ける技)を入れることにこだわっています。そこを回転技にすれば、もっと金メダルを取りやすいはずなんですよ。

 片山來夢選手(バートン)など最初に必ずエアする選手は一定数います。やはりハーフパイプの醍醐味(だいごみ)は高さなので、ぐるぐる回る技ばかりではなく、グラブをしたり自分独自の表現をするという部分に、彼らはすごく重きを置いているのだと思います。でも技の難易度がないと今のFISルールだと勝てないので、平野選手はその代わりに大技を4回つなぐんです。最初はエアだけど、これなら圧倒的でしょうと。

 ショーンも2017年12月、W杯カッパーマウンテン大会までは同じようにエアから入っていました。彼は高さにすごくこだわる選手で、今までのハーフパイプ人生はずっとそうだったんです。でもその大会で優勝したのは平野選手でした。話は戻りますが、ショーンは大技を4つはつなげられません。結局、17年12月の時点で「これでは勝てない」と彼は悟ったのだと思います。だから格好良さよりも難易度を優先させて、金メダルを確実に取りにきました。

――平野選手は最初のエアを貫きましたね。

 平野選手はスノーボードの格好良さを世界中に発信したいけど、金メダルも妥協せずに狙いにいく滑りです。2人の技の組み合わせは似ていますけれど、背景には対照的な考えがあるんです。勝つことだけ考えたら、という意見もあるかもしれませんが、僕はそのこだわりを貫いてほしいと思います。それがなくなったら、もうスノーボードではなくなってしまうので。今回の結果はスノーボードの格好良さを貫いた結果が評価されなかったわけで、どうなんだろうと僕は思っちゃいます。

 とはいえ、銀メダルなので「おめでとう」なんですけれど、素直に言えないです。平野選手は7歳でトリノ五輪を見て、ショーン・ホワイトが金メダルを取る姿にあこがれました。自分もその舞台でショーンに勝って金メダルを取りたいというのが小さい頃に思い描いた夢なんです。次の五輪にショーンが出るかは分かりませんが、23歳で挑む22年北京五輪に金メダルという夢が延長されたと言えるのではないでしょうか。

 一番悔しいのは本人です。でも、格好良い滑りだったので本当に良かったと思いますけどね。分かる人には分かるというか、彼自身が伝えたいスノーボードは伝わったと思います。

(取材・文:藤田大豪/スポーツナビ)


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