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法学論集

1とはずがたり:2005/03/29(火) 14:02:24
憲法や政治思想・安保論など以外の政治・法学関連スレです。判決・刑事事件等扱います。

=関連スレ=
憲法スレッド
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1061910652/l100
国際関係・安全保障論
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/l100
政治思想総合スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1039194613/l100

1208とはずがたり:2008/07/02(水) 18:20:04
>>1171 >>1187
やりにくそうな相手ですなぁ。最終的には女性が告訴を取り下げてうやむやの可能性大か?

【衝撃事件の核心】判事をストーカーに変貌させた“執着心” カギは「異動直前」
2008.5.24 10:24
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080524/crm0805241025008-n1.htm

 下山芳晴容疑者 現職裁判官を“ストーカー”へと変貌させた執着心とは何だったのだろう。しかも自身はストーカー殺人の審理も経験していたのに…。「今度いつ会えるかなぁ」。部下の20代女性にこんなメールを匿名で送り付けた容疑で宇都宮地裁判事、下山芳晴容疑者(55)は逮捕された。善意の第三者を装って知人の警察幹部に女性の被害を相談し、自ら墓穴を掘った格好だが、まだ経緯に不可解な点が多い。前代未聞の“ストーカー裁判官”はさっそく私選弁護人を付け、取調室で堂々の法律論争を繰り広げているというが……。(道丸摩耶、油原聡子)

 ■警察、厳しい箝口令…まだ判然としない“具体的に何をしたのか”


 現職裁判官の“破廉恥罪”での逮捕という衝撃的な警察力の公使がなされながら、「いったい何があったのか」という情報は乏しい。

 下山容疑者を逮捕した山梨県警の発表によると、その逮捕容疑の概要はこうだ。


 《下山容疑者は、被害女性に対する恋愛感情、その他の好意の感情、またはそれが満たされなかったことに対する怨恨の感情を充足する目的で、甲府地・家裁都留支部長だった今年2月19日から3月19日ごろまでの間に、自宅や都内のインターネットカフェなどから匿名で、女性の携帯電話にメールを十数回にわたり送信。

 面会を求めるなど、被害女性に義務のないことを行うよう要求する内容のメールを送り、被害女性に対し、行動の自由が著しく害される不安を覚えさせるような方法などにより、つきまとい等の行為を反復して行うストーカー行為をした疑い=ストーカー行為等の規制等に関する法律第2条及び第13条に抵触》


 これまで県警が明らかにしている具体的なメールの文言は「今度、いつ会えるかなぁ」▽「こんばんは、何をしているの?」▽「休日も仕事するの」▽「明日、会えるのかな」−の4件。

 これだけを見れば、「これがストーカー行為に該当するの?」と首をひねりたくなるが、捜査関係者によれば、「これ以外にも、交際相手のことなどプライベートな内容や、女性の名誉にかかわる内容も含まれていた」というのだ。

 「逮捕」という究極の警察力を行使するための要件は、「容疑者に逃亡や証拠隠滅の恐れがあること」。

 現職裁判官である下山容疑者に「逃亡」は考えにくい。とすれば、「証拠隠滅」の恐れを警察は認めたのだろうか。

 いずれにしても、まだ明らかにはされていない下山容疑者の行為が相当あるとみるべきだろう。

 関係者によると、女性のところにはメールだけでなく、公衆電話や番号非通知の無言電話もかかってきていたという。警察は、これらも下山容疑者の行為だった疑いが濃厚とみて調べを進めている。

 この捜査には被害を受けたとされる女性からの告訴が必要だ。県警は「告訴取り下げ」などという事態にならぬよう、女性への配慮を最優先にしているもようで、具体的な“被害情報”や“捜査情報”はこれまでのところほとんど漏れてこない。厳しい箝口令(かんこうれい)が敷かれているようなのだ。

1209とはずがたり:2008/07/02(水) 18:20:27

 ■「部下がストーカーで困っている」自ら友人の警察官僚に相談していた

 それでも取材で、徐々に事件の輪郭が浮かび上がりつつある。
 誰から来ているのか分からない不審なメール。無言電話…。不気味な影におびえる女性に対し、下山容疑者は自分のメールを通じて相談に乗っていたのだという。
 だとすれば、自作自演そのものだ。

 さらに下山容疑者は3月、大学時代からの知人でもある警察庁の局長級幹部に、「職場の部下の女性がストーカーに苦しんでいる。どうにかならないか」と相談した。

 友人の警察庁幹部は警察署へ相談することを促したが、下山容疑者はこう答え、細やかな“配慮”を見せた。
 「小さな街なので、目立ってしまう」

 そこで警察庁は山梨県警本部に連絡し、トップである本部長自らが同月17日、下山容疑者から相談内容を確認した。県警はその翌日に女性から事情を聴き、捜査を始めたのだという。

 不審メールは2つのフリーメールアドレスを使い分けて送信されてきていた。フリーメールといえども、誰が発信者かということを割り出せないわけがない。

 捜査線上にはあっという間に下山容疑者が浮上した。

 女性は4月10日になり、下山容疑者を被疑者として告訴した。

 この時点で、すでに匿名のメール送信はストップしていた。このため県警は、ストーカー規制法に基づく警告は行っていない。5月21日に取り調べ、逮捕に踏み切った。

 ■子供じみた自作自演? 取調室では法律議論が飛び交い…

 下山容疑者の行動はわけがわからない。
 捜査を受けるリスクは当然想像できるのに、なぜ友人の警察庁幹部に相談を持ちかけたのだろうか。
 この疑問に、捜査関係者の1人はこんなふうに推測してみせる。
 「自分の力添えで捜査を始めさせ、ストーカー被害を食い止めたように装えば、女性の気を一層引けると思ったのかもしれない」
 そうだとすれば、なんと子供じみた行動。とても裁判官の行為とは思えない。
 「もし犯人だとバレないと思っていたのなら、捜査を甘くみるな! と言いたい」
 先の捜査関係者はそう語気を強める。

 下山容疑者の逮捕状を発布したのは、同容疑者の“古巣”にあたる甲府地・家裁の裁判官だった。
 逮捕翌日の22日に送検され、甲府地裁から10日間の勾留請求も認められた。

 下山容疑者は取り調べには応じているという。しかし、その供述は、警察に真っ向から反発しているといっていい。
 「そもそも私が相談を持ちかけたというのに、その私を容疑者扱いするのは信義にもとる」
 「(逮捕するような)身柄事件には相当しない」
 メールを送ったこと自体は認めている、という。だが…。
 「ストーカーのようなメールを送ったが、『恋愛目的』ではなかった。ストーカー規制法の構成要件に当たらない」

 ストーカー規制法は動機について「恋愛感情やそれが満たされないための恨みなど」を構成要件として限定している。下山容疑者の「恋愛目的ではなかった」という供述は、この部分を突いた発言だ。

 関係者は「取調室では、法律家ならではの専門的な議論が飛び交っている」と語る。

 下山容疑者は逮捕当日から弁護人を選任し、事実上の“否認”を展開している。

 今回の立件について複数の捜査幹部は「本人にもいろいろと言い分はあるだろうが、こちらにはブツ(証拠品)がある」と自信をみせる一方、「被害者が今後、告訴を取り下げる可能性もあり、さまざまな配慮が必要」とも言う。

 県警が2人の関係やこれまでの経緯など、女性のプライバシーにかかわる部分についてはほとんど明らかにしていないのはそのためだ。

1210とはずがたり:2008/07/02(水) 18:21:11
>>1208-1210
 ■問題判事? 桶川ストーカー事件では「居眠り」で配置換え

 警察から「ストーカー」と認定された下山容疑者はどんな裁判官だったのだろう。

 東大出身の下山容疑者は昭和56年に司法試験に合格し、東京家裁、地裁での勤務経験もある。東京地裁判事だった平成10年、故中島洋次郎元衆院議員による受託収賄事件の審理に陪席裁判官としてかかわり、実刑を言い渡している。

 浦和地裁(現さいたま地裁)刑事部の判事だった平成13年。

 埼玉県桶川市のJR桶川駅前で女子大生が元交際相手の男らに刺殺された「桶川ストーカー事件」の公判を担当した。だが、傍聴人から「公判中に居眠りをしている」と指摘されて担当を外され、同地裁民事部に配置換えになったという。

 この事件はストーカー規制法制定の契機になった。自身が審理に関与した事件を通じて制定された法律で、下山容疑者は逮捕された。皮肉だ。

 甲府地・家裁都留支部に移ってからは、17年3月、小学5年の児童にわいせつな言葉をかけたとして県迷惑防止条例違反の罪に問われた被告に、「犯行は悪質で再犯が危惧(きぐ)される」として、保護観察付き有罪判決を言い渡した。

 翌18年8月には、スナックで女性を「デブ」などと侮辱したとして侮辱罪に問われた男に女性が慰謝料を求めた民事訴訟で、女性の主張を認め、130万円の支払いを命じるなど、女性の立場に理解を示した判決を出している。

 一方、同年11月には、レストランで以前交際していた女性を恐喝しようとしたとして恐喝未遂罪に問われた被告に、「威迫行為の事実は認められるが、現金を要求したかどうかは認められない」として無罪を言い渡すなど、法の適用に厳格な姿勢を示していた。

 ■「容疑」は山梨から宇都宮への異動直前…理性がキレた?

 下山容疑者が所長を務めていた都留支部は、山梨県都留市の中心部にある。最寄り駅は富士急行線「谷村町」駅。下山容疑者は都内の自宅から週数回、この支部に通っていたらしい。

 近くのタクシー会社乗務員が下山容疑者の姿を覚えていた。
 「裁判所からJR中央線大月駅まで乗せたことがある。いつも1人だった。女性連れだったり、車内でメールを打っていた姿は見たことがない」

 下山容疑者が審理する事件を担当した県内の男性弁護士は、こんなエピソードを明かして同容疑者の印象を振り返った。
 「真面目そうな人に見えた。裁判所にはよく野良猫が来るのだが、猫たちに餌をやっていて、動物好きな人なんだなと思った」

 一方、都内の自宅マンションでは、下山容疑者はほとんど近所付き合いをしていなかったようだ。ある出入り業者は「奥さんと2人で住んでいたが、共働きで昼間は誰もいなかった」と言う。

 「国勢調査の依頼に何度も行ったが、いつも不在だった。町会にも入っておらず、生活感が感じられなかった」。そう証言するのは近所の主婦だ。

 下山容疑者は今年4月1日に宇都宮地、家裁足利支部長、同23日付で同地裁判事となった。容疑事実と認定されたストーカー行為は、この異動の直前の時期に当たる。

 裁判所の人事など内情に明るい関係者はこう推測した。
 「2月ごろには本人は異動対象であることが分かっていたはずだ。転勤を前に、部下の女性への一方的な思いを制御できなくなったのだろうか」

 55歳東大卒の裁判官が20代の部下に抱いた“執着心”。
 「異動直前」というのは、理性が効かなくなった1つのキーワードなのだろうか。
 社会のエリートである裁判官を暴走させた“執着心”の正体はまだ分からない。 
 告訴によるストーカー規制法違反罪で有罪となった場合、罰則は6月以下の懲役または50万円以下の罰金である。


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