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法学論集

1209とはずがたり:2008/07/02(水) 18:20:27

 ■「部下がストーカーで困っている」自ら友人の警察官僚に相談していた

 それでも取材で、徐々に事件の輪郭が浮かび上がりつつある。
 誰から来ているのか分からない不審なメール。無言電話…。不気味な影におびえる女性に対し、下山容疑者は自分のメールを通じて相談に乗っていたのだという。
 だとすれば、自作自演そのものだ。

 さらに下山容疑者は3月、大学時代からの知人でもある警察庁の局長級幹部に、「職場の部下の女性がストーカーに苦しんでいる。どうにかならないか」と相談した。

 友人の警察庁幹部は警察署へ相談することを促したが、下山容疑者はこう答え、細やかな“配慮”を見せた。
 「小さな街なので、目立ってしまう」

 そこで警察庁は山梨県警本部に連絡し、トップである本部長自らが同月17日、下山容疑者から相談内容を確認した。県警はその翌日に女性から事情を聴き、捜査を始めたのだという。

 不審メールは2つのフリーメールアドレスを使い分けて送信されてきていた。フリーメールといえども、誰が発信者かということを割り出せないわけがない。

 捜査線上にはあっという間に下山容疑者が浮上した。

 女性は4月10日になり、下山容疑者を被疑者として告訴した。

 この時点で、すでに匿名のメール送信はストップしていた。このため県警は、ストーカー規制法に基づく警告は行っていない。5月21日に取り調べ、逮捕に踏み切った。

 ■子供じみた自作自演? 取調室では法律議論が飛び交い…

 下山容疑者の行動はわけがわからない。
 捜査を受けるリスクは当然想像できるのに、なぜ友人の警察庁幹部に相談を持ちかけたのだろうか。
 この疑問に、捜査関係者の1人はこんなふうに推測してみせる。
 「自分の力添えで捜査を始めさせ、ストーカー被害を食い止めたように装えば、女性の気を一層引けると思ったのかもしれない」
 そうだとすれば、なんと子供じみた行動。とても裁判官の行為とは思えない。
 「もし犯人だとバレないと思っていたのなら、捜査を甘くみるな! と言いたい」
 先の捜査関係者はそう語気を強める。

 下山容疑者の逮捕状を発布したのは、同容疑者の“古巣”にあたる甲府地・家裁の裁判官だった。
 逮捕翌日の22日に送検され、甲府地裁から10日間の勾留請求も認められた。

 下山容疑者は取り調べには応じているという。しかし、その供述は、警察に真っ向から反発しているといっていい。
 「そもそも私が相談を持ちかけたというのに、その私を容疑者扱いするのは信義にもとる」
 「(逮捕するような)身柄事件には相当しない」
 メールを送ったこと自体は認めている、という。だが…。
 「ストーカーのようなメールを送ったが、『恋愛目的』ではなかった。ストーカー規制法の構成要件に当たらない」

 ストーカー規制法は動機について「恋愛感情やそれが満たされないための恨みなど」を構成要件として限定している。下山容疑者の「恋愛目的ではなかった」という供述は、この部分を突いた発言だ。

 関係者は「取調室では、法律家ならではの専門的な議論が飛び交っている」と語る。

 下山容疑者は逮捕当日から弁護人を選任し、事実上の“否認”を展開している。

 今回の立件について複数の捜査幹部は「本人にもいろいろと言い分はあるだろうが、こちらにはブツ(証拠品)がある」と自信をみせる一方、「被害者が今後、告訴を取り下げる可能性もあり、さまざまな配慮が必要」とも言う。

 県警が2人の関係やこれまでの経緯など、女性のプライバシーにかかわる部分についてはほとんど明らかにしていないのはそのためだ。


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