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Tohazugatali Medical Review
1
:
とはずがたり
:2004/10/17(日) 14:58
医学・病院・地域医療など今までTER
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1046080617/l10
で扱ってた話題を独立させます。
医薬品・製薬関連はこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1070807006/l10
自民党と結託し日本の成長に対する桎梏となってる医師会・歯科医師会の不祥事はこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l10
TERの過去レスは
>>2-5
あたり
5039
:
とはずがたり
:2018/06/09(土) 10:10:05
千葉大病院 CT検査見落とし2人死亡、ミスはなぜ起きた?
─8日23時30分─
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3391680.html
X線を使って身体の断面を見るCT検査。今やがんの診察には欠かせない技術ですが、あってはならない間違いが発覚しました。千葉大学医学部の附属病院で、複数の患者に対して検査結果の見落としなどがあり、このうち2人が死亡したことがわかりました。専門家は、千葉大学だけの問題ではないと警鐘を鳴らしています。
「誠に申し訳ございませんでした」(千葉大学医学部附属病院の会見)
千葉大学医学部の附属病院でCT検査の見落としなどにより、2人に適切な治療が行われず、死亡した疑いがあることがわかりました。亡くなったのは、腎がんだった60代の女性と肺がんだった70代の男性です。病院によりますと、死亡した2人のケースを含め、2013年以降、30代から80代のあわせて9人に対し、見落としなどがあったということです。
なぜ、このような事態が起きたのでしょうか。千葉大学病院では、診療医が必要と判断した場合、検査担当者にCT検査を依頼。放射線診断専門医が画像を診断し、診断報告書を診療医に提出します。診療医は、この報告書とCT画像をもとに診断をします。ところが、9人中5人のケースで、この診断報告書を診療医が十分確認していなかったのです。
「(CT検査の)画像診断報告書を提出しているにもかかわらず、診療科の医師が(自身の)専門領域のみに注目して診断し、(がんなど)付随する所見の確認が不足していた。画像診断報告書を重要視していなかった意識の問題」(千葉大学医学部附属病院 山本修一病院長)
腎がんで死亡した女性は、2013年、腸の疾患でCT検査を受けた際、腸ではなく「腎がんの疑い」と診断されました。ところが、この画像診断報告書が見落とされ、去年10月、腎がんの進行が認められ、その2か月後に死亡しました。
「その時点で治療を行っていれば、その後の経過に大きな違いがあった。結果的に命を救えなかったので、因果関係があったと言われればそのとおり」(千葉大学医学部附属病院 市川智彦副病院長)
病院の評価などを行う第三者機関によりますと、過去6年間で同様の確認不足が全国で49件あったということです。
「(専門の)そこだけ見るのではなく、(CT検査で)写したところ全部見てもらい判断してもらわないと」(千葉大病院に通院している人)
5040
:
とはずがたり
:2018/06/09(土) 10:10:28
>>5039-5040
2人の患者が命を失うなどした今回の問題。原因は医師の確認不足だけではありませんでした。
「CT等の画像検査の依頼数と比較して、画像診断にかかる体制が不十分だった」(千葉大学医学部附属病院 山本修一病院長)
画像診断を行う専門医の数が不足していたというのです。その影響で、画像診断の報告書作成が遅れたり、報告書そのものが作成されなかったりするケースも起きていました。
千葉大学病院で行われるCT検査は、年間およそ4万件。これに対し、画像診断を行う専門医はわずか10人しかいないといいます。この体制について、専門医が集まる医師会の理事長は・・・
「千葉大学のような大きな大学病院では、必ずしも常勤5人、非常勤5人の態勢は十分とはいえない。(全国で)放射線診断専門医は5600人ぐらい。2.1倍、1万3000人程度は少なくとも必要という調査報告がある。現状感覚では2倍ではなく3倍4倍いてくれると、よりよい医療提供できる。一般病院では(診断医)1人で頑張っている病院もたくさんある。大きな問題」(日本放射線科専門医会・医会 井田正博理事長)
専門医の不足をどう解消すればいいのでしょうか。
「左肺上葉には直径1センチの結節が認められます」(イリモトメディカル 煎本正博代表)
CT画像の報告書を作る画像診断の専門医。といってもここは病院ではありません。都内のビルの1室にある画像診断専門の施設です。専門医がいないおよそ30の医療機関から依頼を受け、年間2万件の報告書を作っています。
「この部分に異常がある。これは見落とす人間はあまりいない。こっちになると周りの淡い血管が似ているので、見落とす可能性がある。これを我々(専門医)が見落とさないようにチェックする」(イリモトメディカル 煎本正博代表)
緊急時には30分以内にCT画像の報告書を送るなど、柔軟な対応ができることも強みだといいます。
「本来であれば、病院に勤めている放射線専門医が診療医の所へ行って患者について会話するのは大切。CT検査数が増え、レポートを作るのに忙殺されるようになってくると、診療医と会話することが希薄になっているんじゃないか」(イリモトメディカル 煎本正博代表)
CT検査の見落としなどを起こした千葉大学病院。今後、専門医を増やすなどして、再発防止に取り組むとしています。
「今後、職員一丸となって再発防止に努め、信頼回復に向けて努めていきたい」(千葉大学医学部附属病院の会見)
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