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電力・発電・原子力スレ

2524とはずがたり:2014/08/06(水) 13:56:50
老朽火力フル稼働 原発ゼロ東北、4度目の夏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140804-00000001-khks-bus_all
河北新報 8月4日(月)6時5分配信

 東北は東日本大震災以降、4度目となる「原発ゼロの夏」を迎えた。東北電力の震災前供給力で4分の1を占めた原発4基(出力計327万4000キロワット)の喪失をカバーすべく、フル稼働しているのが各地の火力発電所。電力供給の最前線では、夏場の需要ピーク期を目前に控えて細心の運営が続く。(報道部・村上浩康)

<経験が頼り>
 回転音と振動。こもった熱気。設備はねずみ色にあせ、所々がさび色に変色している。重ねた年季は隠せない。
 「蒸気漏れや油漏れといった見える部分はもちろん、燃焼具合や音、振動、臭いも、変化を敏感に捉えることが大切」
 新仙台火力発電所1号機(仙台市、出力35万キロワット)で運転担当の千葉栄樹さん(35)が説明する。点検では機器類が発するシグナルを見逃すまいと、感覚を研ぎ澄ます。「五感で使わないのは味覚だけ」。経験が頼りだ。
 新仙台1号機は、1971年に運転を開始した石油火力。8月に稼働43年を迎える。東北電の自社火力8カ所19基・系列で3番目の古参となる。
 大野貞彦所長は「古いだけに見えない部分でいつ何が起こるか、心配事は多い」と話す。
 石油火力は燃料コストが高い。他方、石炭や液化天然ガス(LNG)に比べて出力調整が容易だ。夏冬の需要期、大規模火力の計画停止やトラブル時に供給力を機動的に補う「ピーク対応電源」の役割を担う。中央給電司令所の指示を受けて起動、停止、出力調整を行う。
 1号機は本来、役目を終えていたはずだった。06年12月に運転を停止。11年度末の廃止が決まったが、電力需要の増加を受けて07年7月に運転を再開した。

<貴重な戦力>
 震災では、2号機(60万キロワット、11年10月廃止)とともに高さ3メートルの津波に見舞われ、電気設備などが浸水。原発停止で逼迫(ひっぱく)する供給力の貴重な戦力として、復旧工事を経て11年12月に復帰した。建設中の3号系列(計98万キロワット)が一部稼働する15年9月まで運転を続ける。
 震災後、運転状況は一変した。13年度の設備利用率は36%(発電量11億キロワット時)。震災前の10年度の6%(発電量約1億8000万キロワット時)の6倍に跳ね上がった。
 夏季の需要期はパトロールやデータ監視を強化し、気の抜けない運用が続く。大野所長は「稼働率が高い状況が続き、小さな不具合は増えつつある。長期停止に至る事態を未然に防ぎ、安定供給に努める」と話した。

◎震災後 供給8割に/東北電、対策急ぐ

 東北電力では女川原発1〜3号機(宮城県女川町、石巻市)、東通原発1号機(青森県東通村)が停止している。再稼働が見通せない中、老朽火力をフル稼働させるとともに、6カ所に緊急設置電源計100万キロワットを増設し、供給力を確保してきた。
 供給に占める火力発電の割合は、2010年度の59%から13年度は83%に跳ね上がった。設備稼働率も石油、石炭、ガスの各火力で20〜30%の積み増し。燃料費が増大し経営に重くのしかかる。
 施設の老朽化は進む。稼働40年以上は、廃止が決まった新仙台火力のほかに6基。高稼働に伴うトラブルも増え、昨年7〜9月に自社火力で発生した計画外停止・出力抑制は25件。10年(12件)の2倍に上り、安定供給の不安要因となっている。
 東北電は、老朽火力の新規設備への置き換えとともに、蒸気とガスを使った熱効率の高いコンバインドサイクル方式の導入計画を新仙台3号系列などで進めている。

最終更新:8月4日(月)9時32分河北新報


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