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近現代史綜合スレ

1とはずがたり:2004/01/15(木) 18:45
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/6515/zinbutu.htm
近代史の人物に関するデータベース

http://sound.jp/jyosyuu/gunkayougokaisetu.htm
軍歌用語解説

戦後政治史ファン倶楽部
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/7643/index.html

吸収したスレは>>2-6あたり。

156小説吉田学校読者:2007/02/26(月) 07:10:28
酷評。国士なんてこんなもんだよ。

児玉氏・辻氏は使えず…米反共工作でCIA分析
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070225it16.htm?from=top

 【ニューヨーク=大塚隆一】米国の情報機関が東西冷戦初期、日本の戦犯容疑者や右翼を使って進めようとした反共工作や情報収集について、米中央情報局(CIA)が役に立たないケースが多かったと分析していたことがわかった。
 AP通信が24日、米国立公文書館で2005〜06年に解禁されたCIAの極秘文書をもとに伝えた。
 それによると、CIAなどの米国の情報機関は第2次世界大戦後、右翼の大物で後にロッキード事件の被告になった児玉誉士夫氏や戦犯容疑を免れた元陸軍参謀の辻政信氏らに接近した。
 しかし、CIAの文書は「彼らは自らの威信や利益のために情報をたびたび捏造(ねつぞう)した」「日本の戦後は、驚くべき数の、役立たずの情報提供者を生み出した」と指摘。工作資金を持ち逃げされたり、同じ情報が米国の複数の機関に売られたりした例もあったという。
 児玉氏の反共工作への関与の程度は不明だが、CIAは1953年の文書で、「情報要員としての価値は無きに等しい。彼はプロのうそつき、ギャング、ペテン師、大泥棒だ。もうけることにしか関心がない」と酷評。辻氏については、連合国軍総司令部(GHQ)の情報部門が対中工作を指揮させようとしたものの、逆に日本の再軍備のために米国を利用しようとしたと分析し、「第3次世界大戦さえ起こしかねない男」(54年の文書)と警告した。

157やおよろず:2007/02/26(月) 12:15:26
>>156

 この文からすると、辻政信は「国士」として評価できるような気がしますね

158小説吉田学校読者:2007/02/26(月) 21:20:26
稲田氏の場合は目的語が「写真」なのか「虐殺」なのか不明なので評価は避けますが、松原氏は「虐殺が事実無根」などと本当に言ったのか。
少数説までは、私も許容はできるのだが、さすがに「ゼロ」となるといかがなものか。感覚を疑われかねない。

「南京事件の真実を検証する会」が初会合
http://www.sankei.co.jp/seiji/seisaku/070226/ssk070226003.htm

 自民、民主の若手国会議員で作る超党派の勉強会「南京事件の真実を検証する会」は26日、国会内で初会合を開き、藤岡信勝拓殖大教授が中国系米国人、故アイリス・チャン氏が著書「レイプ・オブ・南京」で、「南京大虐殺」の証拠として掲載している写真の真偽を検証した。
 会合には自民党から14人、民主党から8人の国会議員が出席し、秘書らの代理出席を合わせると計48人が参加した。民主党の松原仁衆院議員は「虐殺が事実無根だということを資料を通じて国会議員が知っておく必要がある」とあいさつ。自民党の稲田朋美衆院議員は「うそだと分かっていることに抗議しないことが国益を損ない、国家の名誉を棄損している」と語った。
 藤岡氏はチャン氏の著書の写真11枚について合成部分や修正個所、写真説明の改変の跡を1枚ずつ説明し、「大虐殺があったとする証明の写真は、検証すれば間違いだと証明できる」などと指摘した。

159小説吉田学校読者:2007/02/26(月) 21:26:32
>>156-157
今亜寿氏でしたか「売国と簡単に言葉にするようなのは信用できない」と言いましたっけ。
私は、それと対になる形で「国難」とか「救国」とかいうのも信用できないんですねえ。

自民党結成資金の一部まで出して反共運動を起こしていた児玉氏ですけども、ならばなぜ共産党が少ないとはいえ国会に議席を持っているのか。
児玉氏に使った金はムダだったわけで、50年経ってCIA文書は、人物評価という一面をもってして輝きを持つのであります。

160とはずがたり:2007/02/26(月) 21:35:12
>>159
それらに加えて「国益」なんてのも同様かと。
まぁ煽りで俺も連発してますけどw
ネット上でも現実世界でも本気になって使っている人はちょっと疑ってしまいますねぇ〜。

161小説吉田学校読者:2007/02/26(月) 21:38:58
>>160
国益はまだ許容できるんですが、そこから発展して、「国益って具体的に何を指すのか」と問われると、みんな詰まるのね。右も左も。だったら使うなって(笑)。

162片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/26(月) 21:57:44
>>160-161
大まかな概念じゃないですかね。
個人対個人で面と向かってどうこうするのは場違いかと思いますね。
でも、外交や安保の話では使える場面もあると思うんですけど。

ちょっと関連する話題だと思うんですが、辛淑玉がゲストのこの嶌信彦のラジオが面白かったですね。
辛淑玉って悪評が立っている人という印象で、どういう人かその実知らなかった私ですけど。
http://www.tbs.co.jp/954/shima.html

163今亜寿@ ◆nlHjMum/8M:2007/02/26(月) 23:17:26
>>159
国益とか売国ってのは長い歴史のスパンで初めて
評価できる、そういう事象が多いのでは思ってる次第で。
そういう意味で幕末の小栗忠順や明治の小村寿太郎なんかは
じっくりといろんな文献集めて読んでみたい人物かなと思います。
(あ、もっとわかりやすく勝安芳がいたか)

164名無しさん:2007/02/26(月) 23:39:15
>>156
辻つながりで…1952・吉田首相暗殺&クーデター計画。

旧日本軍将校ら、吉田首相暗殺を計画…CIA文書
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070226it14.htm

 【ニューヨーク=大塚隆一】旧日本軍の参謀本部作戦課長を務め、戦後は連合国軍総司令部(GHQ)の秘密工作に関与した服部卓四郎氏らが1952年7月、当時の吉田茂首相の暗殺を企てていたとする報告が解禁された米中央情報局(CIA)の文書から見つかった。

 同年10月31日付のCIA文書によると、服部氏ら旧日本軍将校を中心とする6人のグループは、吉田首相が公職から追放された者や国家主義者に敵対的だとして不満を募らせ、暗殺によって首相を鳩山一郎氏にすげ替える計画を立てた。

 しかし、戦時中からの盟友で、グループの表向きの代表になっていた元陸軍参謀の辻政信氏が「クーデターを起こす時ではない」「敵は保守の吉田ではなく、社会党だ」と説得し、思いとどまらせたという。

 CIA文書には、計画の具体的な内容は記されていない。

 一方、同年に衆議院議員に当選した辻氏は61年、ラオスで消息を絶つが、CIA文書は北ベトナムからラオスを経て中国に入り、63年、共産党当局に拘束された可能性を指摘している。中国で処刑されたとする未確認情報もあるという。
(2007年2月26日22時1分 読売新聞)

165とはずがたり:2007/02/26(月) 23:53:15
wikiで辻とか小栗とか調べて読んでましたが,辻は参院議員にもなって挙げ句の果てに行方不明と波瀾万丈の人生ですな〜。

166やおよろず:2007/02/26(月) 23:57:26
>>158

 事実関係を詰めても、声の大きいほうが勝つのだから、徒労に終わる気がしますね
 
>>161

 ある程度、客観的に観測可能なものでないと、議論のしようがありませんね。

>>162

 交渉内容の有利さで、国益を測定できるのだ思いますが、
 国家目標がまったくわからないので、日本に関してはどこまで使えるのかはわかりませんが

167名無しさん:2007/02/27(火) 00:08:22
>>159
「地球市民」というのも信用できませぬw

>>162
相変わらず中身のない反日&韓国万歳だなぁ>シンスゴ
遠回しにホリエモン失脚を残念がっているのにワロタ
あと米軍にいる在日にインタビュー云々とさらりと言ってのけたけど、
[韓国籍+日本の特別永住資格+アメリカのグリーンカード(永住権)+市民権?]を
持っているというのはすごいな。
韓国に入国すると韓国の徴兵忌避で逮捕されそうな気もするけどw

168やおよろず:2007/02/27(火) 00:14:09
>>167

 株式保有という点からいくと、小泉政権時に「地球市民」化が一気に進みましたね
 特に、経済の中枢というべき銀行に関しても例外なく

169とはずがたり@自称コスモポリタン:2007/02/27(火) 00:27:06
>>167
地球市民は非常に素晴らしい発想だと思いますよ,胡散臭さはよくわかりますけど…w
近代国家など糞喰らえだヽ(`Д´)ノ

170とはずがたり:2007/02/27(火) 00:28:56
>>168
小泉には銀行株で資産倍増させて貰ったので頭あがらないかもっす。。

171やおよろず@マルクス主義者ではありません:2007/02/27(火) 01:02:45

 >>169

 資本主義は帝国主義的拡大を伴う(ローザルクセンブルグ)のでありまして、
 資本主義の力で、地球市民が誕生するのではないでしょうか?

 ドル危機論争で、危機否定の有力説として、
 資本主義の拡大により新興国が外貨準備としてドルを選択するので、ドル需要が拡大し、ドル暴落は起こらない
 というのを見て、まさに「資本主義」の「帝国主義的拡大」だなと思いました。


 しかし、近代国家崩壊後の世界は、無秩序か巨大権力による統治かの2者択一のような気がしますけど

172片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/27(火) 01:24:13
>>167
中身の無い反日なんですかね。
アメリカのことなんかは当たってる面があるなと思ったんですが。
反日に洗脳されますかね、私。

173片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/27(火) 01:33:55
>>169>>171
前にデヴィッド・ヘルド読んでそのへん勉強したけど、もうすっかり抜けちゃってる。哀しい。

174片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/27(火) 01:57:11
ちょっと読み返してみましたが、
ハイエクが理想としていたような「国境による制約を受けない市場」と裏表の関係にありますね、コスモポリタンな考え方は。
地球市民というのがコスモポリタンな法の支配(国境を越えた市場のもとでの自律性確保)を求める考え方だとすれば、小泉政権時云々ってのはよくわからないですけどね。

なんだかよくわかりませんが、結局、暴力による担保をゼロにはできないから、一般的イメージにあるような脳天気な「地球市民」的な考え方じゃ行き詰まりますよね。

175やおよろず:2007/02/27(火) 02:23:06
>>174

>>ハイエクが理想としていたような「国境による制約を受けない市場」と裏表の関係にありますね

 ハイエクに関しては、仮想しているのがパクスブリタニカであり、国際化による倫理の崩壊まで考えが及んでいなかったという批判があります。

 ハイエクにしてもマルクスにしても、市場における運動法則に絶対の信頼を置いていたので、突き詰めて考えれば結論が似たものになるのは、まあ必然的でしょう。

>>小泉政権時云々ってのはよくわからないですけどね。

 日本においては小泉政権時にコスモポリタンな法の支配が確立したということです。

>>暴力による担保をゼロにはできないから

 ゼロどころか、現在よりも格段に強力な暴力を必要とすると思います。

176片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/27(火) 02:40:44
>>175
やおよろずさんより経済わかってないと思うのでそのへんはご勘弁ください。

>市場における運動法則に絶対の信頼を置いていたので
なるほどと思いました。

コスモポリタニズムな法の支配とは、むしろ、超国境市場の現実におされる個人(市民)の政治的権利や自律性を確保するためと思われるので、あえて小泉政権というのもどうかなと思うんですけど。
グローバリズムという意味では小泉政権ってのもアリだなとは思いますが。コスモポリタニズムの要請が強まる状況を出来したという意味で(まだ日本ではそこまで個々人困窮してないかもしれないけど)。
まぁ定義とかイメージの問題で、「地球市民」を現状に結びつけるのも絶対ダメというわけではないでしょうけど。

>ゼロどころか、現在よりも格段に強力な暴力を必要とすると思います。
だから、無政府主義とか単一政体主義とかは、明らかに無茶な志向ですよね。
一方で、コスモポリタニズムは、突拍子も無いその名称ながらw、現実的路線もありうる。市場任せの「自由」に対して個人の「自由」を守るための介入はどうなされるべきかという、程度問題として出てくる。

しかし、まぁこういうのも、曖昧な言葉だから、説明無しに使ったり使う場面を間違えると、「国益」と同様なのかも。

177とはずがたり:2007/02/27(火) 04:43:33
みんなお詳しいですなぁ〜・・。
特にやおよろず氏は片言丸氏と同じ分野の人かと思ってましたが経済畑の人でしたん??

>>171
>資本主義の力で、地球市民が誕生するのではないでしょうか?
そうだと思いますよ。
先進国の労働者が資本主義の発展の過程で富裕化(マルクス的に云えばプチブル化)して,資本主義が(マルクスが想定したような社会主義ではなく)修正資本主義に変成しつつ,資本主義下の労働者が社会主義革命への担い手たることを止めた(むしろ社会主義への反対者として立ち現れるようになった)訳ですから,コスモポリタンが(修正)資本主義(今日風の言葉で言えばグローバリゼーション?)の裏打ちがあって成立してたとしてもまぁ宜しいかと。

>ゼロどころか、現在よりも格段に強力な暴力を必要とすると思います。
俺は憲法九条を非現実的だと思いながらもその理想論を是とする人間ですから。
その理想を前提としつつ,暴力やパワーポリティクスにどう対処してゆくかは現実的に思考すべきであると思ってます。

178やおよろず:2007/02/28(水) 13:55:59
>>176

>>超国境市場の現実におされる個人(市民)の政治的権利や自律性を確保する

 これの役割を果たすのが、国家でしょうな。
 さらに、その権利や自立性の内容は、国家による差異があってしかるべき。
 この辺の普遍化は、世界を支配するような巨大権力による圧制にほかなりません。

>>市場任せの「自由」に対して個人の「自由」を守るための介入はどうなされるべきか

 市場運動の完全性を仮に認めたところで、市場均衡は永久に達成されない。
 経済は均衡点の周囲の円状を周回し、不均衡状態が継続し続ける。
 という論もあります。(岩井克人「不均衡動学論」岩波書店・・私の理解が間違っているかもしれないので、時間があれば是非お読みください)

 氏は、その不均衡状態の正体は、さまざまな形での「差異」である。
 また、その不均衡状態が利潤を生み出す企業活動を引き起こすのだ、というように展開しています。

 市場の「自由」から守るべき個人の「自由」とは、この差異性ではないでしょうか?
 国際化の流れの中では、個人に限らず万物が標準がされていきますから、そこから守るべきものは「差異」ではなかろうかと。
 国境を設ければ、人間は普遍的な個人ではなく、国民になります。

 かなり荒い論立てですが、このようなことからも、現実的なコスモポリタニズムこそが、現存の国民国家体制ではなかろうかと思います。


>>177
 
 >>先進国の労働者が資本主義の発展の過程で富裕化(マルクス的に云えばプチブル化)して,
   資本主義が(マルクスが想定したような社会主義ではなく)修正資本主義に変成しつつ,
   資本主義下の労働者が社会主義革命への担い手たることを止めた(むしろ社会主義への反対者として立ち現れるようになった)訳ですから,
   コスモポリタンが(修正)資本主義(今日風の言葉で言えばグローバリゼーション?)の裏打ちがあって成立してたとしてもまぁ宜しいかと。
 
 19世紀に近代国として成立した諸国家について普遍的に当てはまる事実だと思います。
 しかし、これは史上最大の経済成長に支えられた、一過性のものではないでしょうか?
 「修正」資本主義の「修正」の部分が統一されていくのが、現在進行形の「国際化」の姿かと思います。
 「修正」の統一は不可能であるか、強国モデルの世界標準化でしょうから、「自由」か「強圧」かの選択になることと思います。
 よって、無修正資本主義、または、アメリカ資本主義によるコスモポリタニズムにしかならないのではないかと懸念しています。

 >>コスモポリタンが(修正)資本主義(今日風の言葉で言えばグローバリゼーション?)の裏打ちがあって成立してたとしてもまぁ宜しいかと。

 まだ完成の状態ではなく、国家による修正があります。
 純正資本主義が存在するかどうかは、また別の議論でしょうけど、各国に修正権のあるうちは、コスモポリタンの完成とはいえないでしょう。

 コスモポリタンの概念にやや近いのは、ヨーロッパ諸国でしょう。
 少なくとも金融が超国家権力に握られていますから。
 国民国家とはまったく別の次元で、統一的な標準が作られていくわけですから。
 超国家機関に権力を握られては、民主主義の手から権力が離れたも同然であり、このような事態が各分野で進展していくことこそ、地球市民化でしょう。

179やおよろず:2007/02/28(水) 14:19:44
訂正
×「不均衡動学論」
○「不均衡動学の理論」

180片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/28(水) 15:29:36
>>178
いろんな方向から語れる問題であるだけに、言葉遣いが難しいですね。

”国に属している、地域に住んでいるという意識がなければ
語り始める土台を有さない人になってしまう”、という意味で言えば、
「地球市民」をグローバリズム全面擁護の人と見ることになるし。
(地元アイデンティティがないなら、
 「他をさておき我が地域を守れ」と主張するのは矛盾的だし。)

ですが、ボーダーレスな企業活動をする側でなく、
むしろその現状を危惧する立場から「地球市民」という言葉を使ったりすることが実際は多いんじゃないでしょうか。
たとえば、「フェアトレード」を提唱したりする人たちとか。

日本では、あまり深い考えなしに、平和的国際的人的協力とか、反戦非戦運動とか、
そういうのを主張する人たちが使ったり、逆にそういうのを嫌う人たちが使ったりしてる感じですが。

そういう意味では、地球市民という言葉はワケがわからない。

近年のグローバル化反対勢力ですが、やおよろずさんの定義での「地球市民」に反対してるみたいなことになりますが、一体どうなってるの、と。
http://www.ken1.tv/kizon/article9912.html



話がバラっとしてしまいましたが、直接の返答をしておくと、
単一政体化は>>176に書いたとおりもちろん無茶なものであるけど、
政治的権利や自律性というものは、国家間の差異と簡単に片付けられるものではなく、
それが保障されるように、国際間で協力して努力するというのはよいことだと思います。
それが保障されることが圧制(圧政?)というのはおかしいと思います。

確かにEUだと、EUの政策決定にEU民が直接的に関与するのが難しくなり、
そういう意味では一定の政策に関する政治的権利や自律性が失われがちといえるかもしれませんし(それでも直接選挙の欧州議会ってありますけど)、
それが進んでいき、国をまさしく統合したり、国の意義が代議員輩出のみになったりすると問題でしょうけど、
現状、政治に参加しておおよそのことを言う権利やおおよそのことを決める自由がそれぞれの国で守られ、
基本的に各国民がそれぞれの国・地域の政策を決しているのであり、そういう状況を圧政とはいわないんじゃないでしょうか。

181やおよろず:2007/02/28(水) 23:05:59

>>近年のグローバル化反対勢力

>* 例えば各国が持つ、環境・労働基準・公衆衛生・消費者保護などの規則がある。WTOの主な役割の一つは、貿易上の非関税障壁撤廃なので、貿易促進の立場から見ればこうしたルールも「障壁」だ。そうなると、これらの「調和」を図るべく、最大限の保護効果を上げている加盟国の法律が、最も自由な=保護力最低ラインの国の水準に引き下げられる恐れがある。(悪しき過保護の撤廃は良いにしても。)自給自足でうまくいってる農村に、多国籍企業が「WTO」の旗を掲げて入って来て、新しい市場のルールがあてがわれ、自給も出来なくなってしまう、という懸念がある。
>* ある産品の輸入を衛生上の問題や環境破壊の危険があるとして拒むなら、売る側が無害性を示すのではなく、拒む側が有害性の科学的根拠提出を求められる。 これは、市民運動のみならず、加盟国間の根本的な対立の一つだ。例えば、成長ホルモン漬け牛肉、遺伝子組換え作物に慎重でありたい社会への輸出攻勢などが、これに当たる。
>* 外国産品に対する差別の禁止原則(自国産品同様に扱え)…というと聞こえは良いが、「我が社会の尺度では許されない人権無視の生産方法だ」と考えてある産品の輸入を拒否しても、制裁されてしまう可能性もある。
>* 「農産物の自由な輸出入」で食糧危機国から穀物が、「林産物の自由な輸出入」で森林破壊国から丸太が、歯止め無く流出する。
>* 絶滅危険種や有害廃棄物の取引は防げるか?
>* 武器貿易に歯止めがかけにくくならないか?

 1番目に凝縮されてますね。

>>近年のグローバル化反対勢力ですが、やおよろずさんの定義での「地球市民」に反対してるみたいなことになります

 「地球市民」に反対しているかどうかは、微妙ですね。
 環境・労働・消費者保護・武器取引が、この団体の言うように規制されたとしたら、この団体は反対運動を起こすでしょうか?
 逆に、多国籍企業は「グローバリズム」大反対!となるのではないでしょうか?
 この団体連合軍は、「グローバリズム自体」ではなく、「グローバリズムの中身」に異議を申し立てているのではないでしょうか?

 私は「グローバリズム」自体に反対しているわけです。
 「グローバリズム」は、絶対的「自由」か画一的「倫理」、または両者の混合でしか、なしえないと思います。
 「自由」は「倫理」の放棄に他ならないからです。
 旧来の倫理観から解き放たれることが「自由」であり、そこでは自分の「倫理」が通用しない。
 「自由」を絶対視すれば、「倫理」の出る幕はない。
 自らの「倫理」が通用していた領域が「自由」に蹂躙される。
 古来から延々と続く「倫理」を墨守しろという意味ではありません。
 変えるにしろ守るにしろ、もっと慎重であるべきだということです。
 「自由」を絶対化すること・「倫理」が画一化されることは、危険であると主張したいわけです。

 国家を絶対視しているわけではありません。
 できることなら地域・職域に細分化された「民主」が望ましいと思います。
 しかしながら、地域・職域が実力で「倫理」を維持するだけの力はないのではないかと思います。
 よって、国家がこの地域・職域の「倫理」を守るということが必要ではないかと思います。


 私には手に負えない壮大なテーマなので、駄文かつ長文なのを、お許しいただきたい。

182やおよろず:2007/03/01(木) 12:39:10
河野談話 慰安婦「強制性」に韓国から働きかけ

 宮沢内閣末期の平成5年8月、河野洋平官房長官(当時)は「慰安所の設置、管理および慰安婦の移送は旧日本軍が直接、間接に関与した。慰安婦の募集は、軍の要請を受けた業者が主としてこれに当たったが、甘言、強圧によるなど本人たちの意思に反して集められた事例が数多くあり、官憲等が直接これに加担したこともあった」とする談話を出した。

 官憲による慰安婦募集の強制性を認めたもので、韓国などにより、日本政府が正式に慰安婦の強制連行を認めたと拡大解釈、宣伝された。

 しかし、談話の根拠は元慰安婦女性からの聞き取り調査だけで、9年3月の参院予算委員会で平林博内閣外政審議室長は「個々の証言を裏付ける調査は行っていない」と答弁。河野氏自身も同年、自民党の「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」の会合で「強制的に連行されたものかについては、文書、書類では(証拠は)なかった」と述べている。

 証拠がないにもかかわらず、政府が強制性を認めたのはなぜか−。河野談話作成にかかわった石原信雄元官房副長官によると、当時、韓国側は談話に慰安婦募集の強制性を盛り込むよう執拗(しつよう)に働きかける一方、「慰安婦の名誉の問題であり、個人補償は要求しない」と非公式に打診していた。日本側は「強制性を認めれば、韓国側も矛を収めるのではないか」との期待感を抱き、強制性を認めることを談話の発表前に韓国側に伝えたという。

(2007/03/01 11:00)

http://www.sankei.co.jp/seiji/seisaku/070301/ssk070301000.htm

 ことなかれ主義が、問題を拡大させたって事かな?

183小説吉田学校読者:2007/03/02(金) 06:57:19
南京虐殺の方に対する私の書き込みに反応が大きいかなと思ったのですが、コスモポリタンまで話が及ぶところ、さすがの論客陣であります。

情けない話で、バカがやったことだと思います。他方、真面目に書き込む人もいるわけですから、撤去までするのはいかがなものか。該当部分を墨塗りすればいいんじゃないか。
だいたい、こういうノート、設置する側は「何を書かれても受けて立つ」意気込みが大事であると思います。だったら、最初から置かなきゃいい。他にも「手紙」投函箱とかやり方があるわけだし。

平和資料館ノートに落書き=ハングル感想文に差別用語−広島
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070301-00000151-jij-soci

 広島市の平和記念資料館が見学者に感想を書いてもらうために設置している 「対話ノート」に、悪質な落書きが見つかったことが1日、分かった。ハングルや中国語の感想に対して、韓国人や中国人らを差別する言葉が書かれていたといい、同館はノートを撤去した。
 ノートは1970年に設置されて以来1000冊目に当たり、撤去は初めてという。 同館によると、4カ所に韓国人らを直接、やゆする差別用語が書かれていた。このほか、「しょせん君らは僕らの植民地です」など、約12カ所に差別的な文言が記されていた。筆跡から同一人物によるものとみられる。


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