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鉄鋼・非鉄金属スレッド

1荷主研究者:2003/12/07(日) 00:12
「鉄は国家なり」とは古い言葉だが、新日鐵やJFEをはじめ日本企業が世界の大手を占めている。特殊鋼や非鉄金属もユニークな企業が多い。そんな鉄鋼・非鉄金属・金属製品産業の総合スレッド。

社団法人日本鉄鋼連盟
http://www.jisf.or.jp/

社団法人日本アルミニウム協会
http://www.aluminum.or.jp/

社団法人日本電線工業会
http://www.jcma.jp/

2014とはずがたり:2018/12/25(火) 00:46:31

210 名前:荷主研究者[] 投稿日:2018/05/20(日) 18:07:58

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00472086?isReadConfirmed=true
2018/5/4 05:00 日刊工業新聞
非鉄、大学連携を加速 将来の人材確保・育成

 非鉄金属業界が将来の人材確保・育成に向けて大学との連携を深めている。産学連携による共同研究部門や寄付講座の設置、企業から大学に講師を派遣する事業など取り組みはさまざま。自動車の電動化やIoT(モノのインターネット)などの成長分野に欠かせない素材として非鉄金属の魅力を訴求し、若者を業界に呼び込もうとしている。(斉藤陽一)

住友金属鉱山は東北大学多元物質科学研究所との共同研究部門を4月に設置(握手する住友鉱の久保田副社長〈右から2人目〉と東北大学の矢島理事〈同3人目〉ら関係者)

■共同研究・寄付講座設置
【技術伝承】
 「技術の伝承とさらなる革新のためには、非鉄金属に関心を持つ若い人が増えるよう産学が協働して裾野を広げる活動が欠かせない」。住友金属鉱山の久保田毅副社長は、人材の確保・育成における産学連携の意義をこう強調する。

 同社は4月、東北大学多元物質科学研究所(多元研)との間で、人材育成を主眼とした共同研究部門「非鉄金属製錬環境科学研究部門」を開設した。期間は2023年3月までの5年間。研究予算は総額1億5000万円で、住友鉱が全額拠出する。製錬原料に含まれる多様な金属を効率的に回収する技術などの研究を通じ、次世代を担う技術者を育成。工場見学など学生に非鉄金属産業の魅力を伝える活動にも取り組む。

 日本の非鉄金属産業は1960年代の貿易自由化以降、国内の鉱山が相次ぎ閉山。国内の資源・製錬事業が縮小する苦難の時代を迎えた。時代の移り変わりとともに、製錬学や冶金学を教える大学やそこで学ぶ学生の数も次第に減少していった。

 「資源や製錬を専門とする学部や講座、教授の数は25年前の93年と比べて約3分の1に激減した」。東北大多元研の福山博之副所長はこう指摘した上で、「このままでは非鉄金属製錬技術者が枯渇する恐れがある」と危機感をあらわにする。

 技術者を中心とした人材の確保・育成は国内の非鉄金属産業共通の課題だ。JX金属は東京大学生産技術研究所(東大生研)と連携し、12年1月に寄付講座「非鉄金属資源循環工学寄付研究部門」を開設。第1期の5年間の取り組みを経て、17年1月から第2期の活動に入った。

 また三菱マテリアルは京都大学大学院工学研究科と組み、17年4月に寄付講座「非鉄製錬学」を設置した。

 高効率製錬法や製錬技術を利用した銅や貴金属のリサイクル技術の研究を通じ、将来の非鉄金属業界を担う人材の育成を進めている。

 住友鉱と東北大多元研の活動もこうした他の企業や大学との連携を模索する方針。「非鉄金属業界全体の利益に資する研究と人材育成を進めたい」(矢島敬雅(よしのり)東北大理事)考えだ。

非鉄素材の魅力を広める活動は小中学生向けにも拡大(3月の日本アルミニウム協会主催の絵画コンクール表彰式。右は同協会の岡田会長)

2015とはずがたり:2018/12/25(火) 00:46:56

211 名前:荷主研究者[] 投稿日:2018/05/20(日) 18:08:30
>210-211(>>2014-2015) 続き

■EV・IoTが追い風
【銅需要9倍に】
 電気自動車(EV)やIoT、ロボット―。こうした産業の新たな潮流は非鉄金属産業にとって追い風となる。例えば車の場合、1台当たりに使う銅の量はガソリン車の20キログラム程度に対し、EVは80キログラム程度と大幅に増える。国際銅協会(本部=米ニューヨーク)はEVの急速な普及により、27年のEV用銅需要は17年比9倍に増えると試算する。

 車載用二次電池に使用するリチウムやニッケル、コバルトなどのレアメタル(希少金属)需要も増える見通し。さらにEVは電池重量との兼ね合いで車体軽量化が求められ、アルミニウム部材の採用拡大も見込まれる。

 「非鉄金属産業は今後も成長が期待される」。このような業界内の認識に対し、特に若い世代では「成熟産業」「最先端ではない」との印象が依然あるようだ。19年3月卒業予定の大学生を対象とした調査では、全40業界から志望業界を選ぶ回答で「鉄鋼・非鉄・金属製品」は文系、理系男子ともに中位にとどまった。非鉄金属産業に若者の視線を引きつけるには、こうした認識の「ズレ」の解消も必要になる。

 日本鉱業協会は経団連の下部組織である経済広報センターが主催する「企業人派遣講座」に18年度から参加を予定している。会員企業の経営幹部や技術者らを大学の講座に講師として派遣。EVやIoT化で資源や素材への関心が高まりつつある状況を好機ととらえ、非鉄金属産業に対する学生の理解と認知度の向上を目指す。また日本アルミニウム協会は大学生や大学院生を対象にアルミ産業の最新動向を紹介するセミナーを毎年夏に実施しており、18年も開講を決めた。

【取り組み強化】
 業界の魅力を訴求する対象は大学生だけにとどまらない。JX金属の大井滋社長は「小・中・高校生やその保護者、先生方の層にも、非鉄金属産業の重要性を訴えていく必要がある」と強調する。同社は東大生研との連携による寄付講座の第2期活動の中で、科学教室など若年層や一般層向けの取り組みを強化している。

 アルミ協会は小・中学生を対象に「アルミと未来」を題材とした絵画コンクールを毎年開催している。7回目を迎えた17年度は応募数が前回比1・5倍の1840作品となり、過去最高を記録した。「学校や絵画教室などにコンクールの周知を拡大してきた成果が表れた」と同協会の岡田満会長(UACJ社長)は手応えを示す。一般層や若年層の関心を高める地道な努力を今後も積み重ね、将来の人材確保につなげたい考えだ。

(2018/5/4 05:00)

212 名前:荷主研究者[] 投稿日:2018/07/07(土) 22:51:10

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00478265?isReadConfirmed=true
2018/6/21 05:00 日刊工業新聞
NEDOなど、“都市鉱山”活用の研究施設 小型家電の金属をリサイクル

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と産業技術総合研究所は、小型家電に含まれる金属を資源としてリサイクルする“都市鉱山”の活用に向けて研究施設「分離技術開発センター」を設置した。廃製品の解体と選別の自動化技術を開発し、処理速度を手作業の10倍に向上させることを目指す。

 新拠点は産総研のつくばセンター(茨城県つくば市)に設置した。DOWAエコシステム(東京都千代田区)や三徳(神戸市東灘区)、京都大学など10社・機関と進めるリサイクル技術の開発プロジェクトの中核拠点として運営する。

 人工知能(AI)技術を用いて廃家電の筐(きょう)体だけ壊す技術や、電子基板から素子を分離選別する技術を開発する。その後の精錬工程を効率化するため、選別プロセスの運転条件を最適化する技術を開発。リサイクルの高度化と省人化を目指す。

(2018/6/21 05:00)


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