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鉄鋼・非鉄金属スレッド

2014とはずがたり:2018/12/25(火) 00:46:31

210 名前:荷主研究者[] 投稿日:2018/05/20(日) 18:07:58

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00472086?isReadConfirmed=true
2018/5/4 05:00 日刊工業新聞
非鉄、大学連携を加速 将来の人材確保・育成

 非鉄金属業界が将来の人材確保・育成に向けて大学との連携を深めている。産学連携による共同研究部門や寄付講座の設置、企業から大学に講師を派遣する事業など取り組みはさまざま。自動車の電動化やIoT(モノのインターネット)などの成長分野に欠かせない素材として非鉄金属の魅力を訴求し、若者を業界に呼び込もうとしている。(斉藤陽一)

住友金属鉱山は東北大学多元物質科学研究所との共同研究部門を4月に設置(握手する住友鉱の久保田副社長〈右から2人目〉と東北大学の矢島理事〈同3人目〉ら関係者)

■共同研究・寄付講座設置
【技術伝承】
 「技術の伝承とさらなる革新のためには、非鉄金属に関心を持つ若い人が増えるよう産学が協働して裾野を広げる活動が欠かせない」。住友金属鉱山の久保田毅副社長は、人材の確保・育成における産学連携の意義をこう強調する。

 同社は4月、東北大学多元物質科学研究所(多元研)との間で、人材育成を主眼とした共同研究部門「非鉄金属製錬環境科学研究部門」を開設した。期間は2023年3月までの5年間。研究予算は総額1億5000万円で、住友鉱が全額拠出する。製錬原料に含まれる多様な金属を効率的に回収する技術などの研究を通じ、次世代を担う技術者を育成。工場見学など学生に非鉄金属産業の魅力を伝える活動にも取り組む。

 日本の非鉄金属産業は1960年代の貿易自由化以降、国内の鉱山が相次ぎ閉山。国内の資源・製錬事業が縮小する苦難の時代を迎えた。時代の移り変わりとともに、製錬学や冶金学を教える大学やそこで学ぶ学生の数も次第に減少していった。

 「資源や製錬を専門とする学部や講座、教授の数は25年前の93年と比べて約3分の1に激減した」。東北大多元研の福山博之副所長はこう指摘した上で、「このままでは非鉄金属製錬技術者が枯渇する恐れがある」と危機感をあらわにする。

 技術者を中心とした人材の確保・育成は国内の非鉄金属産業共通の課題だ。JX金属は東京大学生産技術研究所(東大生研)と連携し、12年1月に寄付講座「非鉄金属資源循環工学寄付研究部門」を開設。第1期の5年間の取り組みを経て、17年1月から第2期の活動に入った。

 また三菱マテリアルは京都大学大学院工学研究科と組み、17年4月に寄付講座「非鉄製錬学」を設置した。

 高効率製錬法や製錬技術を利用した銅や貴金属のリサイクル技術の研究を通じ、将来の非鉄金属業界を担う人材の育成を進めている。

 住友鉱と東北大多元研の活動もこうした他の企業や大学との連携を模索する方針。「非鉄金属業界全体の利益に資する研究と人材育成を進めたい」(矢島敬雅(よしのり)東北大理事)考えだ。

非鉄素材の魅力を広める活動は小中学生向けにも拡大(3月の日本アルミニウム協会主催の絵画コンクール表彰式。右は同協会の岡田会長)


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