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民主党スレッド

1とはずがたり:2003/11/13(木) 11:03
民主党関係全般
http://www.dpj.or.jp/

1870名無しさん:2006/08/23(水) 01:11:47
>>1868
じゃーどうしろというの。
不正を看過しろとでもいうの。

ともかく不正を一刻も早く解明し自民を追撃すべし。
これ以上の隠蔽は大いなるマイナス。

1871名無しさん:2006/08/23(水) 22:11:57
 民主党群馬1区は、記載漏れを認めたものの会計責任者(を裏で操る副代表)と
代表者が対立しているため、修正手続きが取れないでいる。このまま、記載漏れを放置
していると会計責任者が政治資金規正法違反(たしか禁固3年)になる。
 一見小さな問題だが、表に出てしまった以上、早く対処しなければ大問題
。間に挟まれて苦しんでいる女性職員が「私も事務局長みたいになる」とこぼして
いるらしい。また自殺者が出るかもしれない。
 党本部はそろそろ静観を止めて、調査や仲裁に乗り出さないといつまで
たっても争いは終わらない。いっそうひどくなる。

1872名無しさん:2006/08/23(水) 22:12:21
 民主党群馬1区は、記載漏れを認めたものの会計責任者(を裏で操る副代表)と
代表者が対立しているため、修正手続きが取れないでいる。このまま、記載漏れを放置
していると会計責任者が政治資金規正法違反(たしか禁固3年)になる。
 一見小さな問題だが、表に出てしまった以上、早く対処しなければ大問題
。間に挟まれて苦しんでいる女性職員が「私も事務局長みたいになる」とこぼして
いるらしい。また自殺者が出るかもしれない。
 党本部はそろそろ静観を止めて、調査や仲裁に乗り出さないといつまで
たっても争いは終わらない。いっそうひどくなる。

1873いなばやま:2006/08/24(木) 04:19:02
>>1870

不正を看過しろとは言ってません。
もっと早い段階で決着を図るべきだった、もう手遅れだね、と言いたかったんです。
不正追及が権力闘争になってしまった時点で解決できなくなってしまったね。
保守系と旧社会系&組合が日頃から意思疎通に欠けて表に裏にののしり合っていたんだろうね。
だから一旦溝が深まりだしたら止まらないと言ったところかね。

不正にはケリを付けて
石関と富岡の現職国会議員以外は役職辞任。
と言うことは2人以外は全員候補差し替え。
県議や旧社会党の生き残りに代わって党本部が職員を送り込む
ってとこかな。

まぁ、参院選群馬選挙区は自民党に相当の逆風が吹かない限り勝ち目なしだな。
こんなもめてる所にいい玉は出っこないし、
候補者立てても、1年位じゃこの亀裂は回復しないからまともな選挙活動もできないよ。
もう不正を解決しても、一太の背中も見えませんよ、追撃なんて無理無理。

いっそのこと、国民新党か社民、新党日本に譲ったらと思うよ。

中曽根系から保守系無所属立候補しないかねぇ、一太追い落としにはもうそれしかないか。

1874とはずがたり:2006/08/24(木) 22:21:51
俺も不正追及が権力闘争になってしまった感じを受けます。
ただどうせ現状の民主では勝てないので権力闘争というか不正の糾明を徹底的にやって貰ってのちの5年なり10年なりを買うってのも一つの手かとおもいます。

県連の機能不全を逆手にとっての自民系無所属が一太を下すって戦略も良さそうですが,富山と同じく出てくれそうな人がいるかどうかって事に帰着されますね。

1875名無しさん:2006/08/25(金) 01:40:06
組合は別に旧社会系を応援しているわけではない。
むしろ普通に税金を払うサラリーマンとして
不正を正して欲しいと思ってはいる。

ただ、総支部長のなかにどうしても信用できない人が2〜3名いるから、
不正追求側をサポートできないということ。

関係の良好な総支部長もいるけど。
(自治労は知らないけど。)

角田氏が後継にこだわるN沼さんでは応援しない組合員は多いよ、きっと。
旧社会党なのに組合支持を受けられないのだから、
民主党としてもその人に決めることはできないと思うよ。
だから、その人にこだわって不正事件を権力闘争化した角田は大間違い。

その人にこだわる理由は社会党的体質、組織、人脈を承継させたい
ということだと思うが、そのこだわりの部分が不正事件の背景にある体質
である。1区の20万円の事件もしかり。

いずれにしても、
悪いことをした方は、権力闘争などしかけずに、
おとなしくバクにつき、謝罪するべきである。

某県議は驕っていたし、不正の話は前々からうわさされていた。
間違って当選した政治見識のない富岡はその県議のただの操り人形。
早く謝罪しないと富岡の政治責任も問われることになる。

1876いなばやま:2006/08/25(金) 03:16:57
>>1874
富山の場合は野党勢力同士が仲が悪い
と言うありがちな話で
野党がまとまるなら話は受けると言う人はいると思います。
群馬はねぇ、ある意味民主と社民は仲が良さそうだけど・・・。
まともな人なら出ませんね、このままだと選挙態勢が整わないもの。

>>1875
人品を問わず言えば、角田氏が引退せずに一太と対決すれば
面白い争いになったと思います。
当然今回の出来事が表面化しなければの話ですが。

一太に勝つには「N沼さん」でいけると考えているところが角田氏の間違いですけどね。
組合は旧社会党系を応援している訳ではないけど
事あるごとに組合を敵視し、右傾化傾向にある保守系に対しても不信感を抱いているわけです。
だから今回はけんか両成敗しかないよ。
普通の何も考えていないサラリーマンは自民党支持か組合の言いなりですから・・・。

どうも1875さんと認識がずれるのは
権力闘争を仕掛けたのは、僕は保守系のだと思いますよ。
大体「党員の6割が保守系」なんて書いてる時点でうさんくさいです。

少なくとも、角田氏に権力闘争だと誤認?させた時点で
純粋な不正追及でなくなっていますよ。

まぁ群馬の民主党なんてどうでもよくって
一太さえ落選してくれればいいのですけど
望みがどんどん遠くなります。真紀子に馬鹿にされたおばちゃんでないかな?

1877名無しさん:2006/08/25(金) 20:54:05
もうだめだ。小沢を止めないと単なる電波政党になるぞ。

 民主党の小沢代表が9月12日告示の代表選で示す基本政策案が24日、明らかになった。

 「日本にふさわしいセーフティーネット(安全網)を確立する」として、雇用政策や農政を重点政
策に据えた。

 税制では、所得税・住民税を現行の半分に引き下げる大規模減税や、消費税の福祉目的税
化を提唱した。外交面では、国連の要請に基づき、国連の平和活動に積極的に参加すると強調
した。

 民主党代表選は、小沢氏の再選が確実な情勢となっている。小沢氏は、基本政策案を基に党
内論議を進め、来年夏の参院選の党公約に反映させる考えだ。

 基本政策案は、民主党が目指す国家像に関して、「共生」を理念に、「公正な国」の実現を掲げ
た。

 雇用政策では、終身雇用制を維持し、定年を65歳に延長する。農政では、「食料自給率100
%」を目標に、各農家に対する所得補償制度を創設する。

 所得税・住民税を「現行の半分に引き下げる」との目標を掲げたのは、「国民の消費支出の増
大、日本経済の持続的な安定成長を図る」のが狙いだ。所得税は税率を現行の「10、20、30、
37%」の4段階から「5、10、20%」の3段階に簡素化して引き下げ、名前を「収入税」に改める。
ただ、減税の財源には言及していない。

 また、所得税の諸控除を廃止する代わりに、「子ども手当」の創設を盛り込んだ。第1子に月額
2万円、第2子に同4万円、第3子に同6万円を支給するとし、少子化対策に配慮した。

 外交では、「アジアの一員として、中国、韓国をはじめ、アジア諸国との信頼関係の構築に力を
入れる」と、冷え込んだ日中・日韓関係の改善に意欲を示した。

(2006年8月25日3時9分 読売新聞)

ソース http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060825i201.htm

1878とはずがたり:2006/08/25(金) 23:24:01
>>1877
どこらへんが気に入らないので?
>小沢を止めないと単なる電波政党

1879とはずがたり:2006/08/26(土) 00:03:18
鳩菅は記事になる程YKに相手にされてないと思うけど,YK両氏は自民党内主流派からはもっと相手にされてないわなw

民主党:菅、鳩山両氏が自民党非主流派に触手
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060826k0000m010094000c.html

 自民党総裁選で安倍晋三官房長官の独走体制からはじき出された非主流派の山崎拓前副総裁、加藤紘一元幹事長に、民主党の菅直人代表代行と鳩山由紀夫幹事長が、盛んに連携を呼び掛けている。底流には「自社さ」政権時代に築いた政策上の信頼関係がある。ただ、小沢一郎代表は自民党を割るより、すでに自民党を離党した「郵政造反組」との連携に熱心で、民主党トロイカの「反小泉・非安倍」勢力への揺さぶり作戦は、戦略のずれも垣間見える。

 「自民党の本流が小泉純一郎首相に偏り、(加藤氏ら)保守本流が(執行部の)外に出ている。そこを軸に幅広く集まれば、一つの大きな流れになりうる」。菅氏は25日のTBS番組で加藤氏らとの連携に言及した。

 菅氏の発言について、鳩山氏は同日の記者会見で「右に旋回しようとしている日本をどのような気持ちで見ているのかと(加藤氏らに)共感して話をした」と理解を示した。鳩山氏自身、17日に加藤、山崎両氏と会談し「自民党の中で主張が実現できるのか」と直接「決起」を促している。

 ただ、小沢氏は20日のテレビ朝日の番組で「加藤氏が『自公ではだめ』と言うなら大歓迎」としながらも、「自民党が政権を取っている限り、政権党から出ることはほとんど不可能」と冷めた見方を示した。

 選挙による政権交代で政界再編を誘発する「小沢戦略」が、あくまで党の基本路線だ。菅、鳩山両氏も、加藤氏との連携が簡単に実現するとは見ていない。

 にもかかわらず発言が注目されるのは、94〜96年の村山、橋本両政権での「連立体験」を想起させるからだ。さきがけ政調会長だった菅氏と、自民党政調会長だった加藤氏の関係は「KKライン」と呼ばれ、菅、鳩山両氏は、00年の「加藤の乱」で加藤政権の樹立を考えたこともあった。

 加藤、山崎両氏らが24日発足させた「アジア外交のビジョン研究会」は、「非安倍勢力の結集?」と憶測を呼ぶ。菅、鳩山両氏の揺さぶりはしばらく続きそうだ。[尾中香尚里]
毎日新聞 2006年8月25日 20時50分

1880片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/08/26(土) 00:45:54
自分も突っ込みたいところがいくつかありますね。
党の政策にするならもっと練ってもらわないと。
またおいおい議論しましょう。

小沢氏の政策要旨/民主党
http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.NewsPack.npnews?newsid=2006082501003697&genre=detail

 民主党の小沢一郎代表が著書で示した政策の要旨は次の通り。

 一、国連が機能を果たすために常設の警察軍を自前で持つのが理想。日本が世界に先駆けて、国連にその力を提供すべきだ。自衛隊とは別に国連専用の組織を編成し、その部隊は国連事務総長の指揮下に入る。自衛隊はあくまで国家防衛に専念する。人員・装備は日本が負担するが、指揮権は国連にある。

 一、市場開放の観点から、農産物輸入も自由化すべきだ。日本の食料自給率を高めるためには、現場の「やる気」が大切。政府が主要な農産物の生産コストを計算し、マーケット・プライス(市場価格)が生産コストを下回る場合、その不足分をすべての農家に支払う方法を提唱する。

 一、小泉政治は市場原理・自由競争の名のもとに、一部の勝ち組を優遇し、大多数の負け組に負担を押しつけた。年功序列、終身雇用制度は勤労者のセーフティーネット(安全網)の役割を果たしていた。一定限度の安定した生活を送ることができる安全網の仕組みが絶対必要だ。

 一、戦死した人をまつる靖国神社にいわゆるA級戦犯がまつられていることは問題だ。この問題をクリアすれば、首相が靖国神社に参拝するのはまったく問題ない。

 一、事なかれ主義が教育現場にまん延するのは、教育現場の最終責任者があいまいなため。義務教育に関しては国が責任を負うことを法制度として明確にする。

 一、政治に「結果責任」を負わない官僚を関与させない。(多くの与党議員を政府のポストに送り込み)「与党と政府の一体化」を図る。

(2006/08/25 19:58)

1881小説吉田学校読者:2006/08/26(土) 01:42:26
>>1880
まず、突っ込む。
最後の項目。私の持論ですけど「政権党の役割強化」とは「官邸・官庁に人を送り込む」とは別に「政権党の立法能力強化」を先にしなさいって。ラディカルに「全法案を議員立法にする」だけで政府委員や偏差値バカの三流官僚は内閣法制局長官化します。

1882とはずがたり:2006/08/29(火) 04:07:22
ごたごた民主2題。石関氏らの目標は統一選での「浄化」といったところでしょうか?

民主群馬県連の対立深刻化 統一選の公認作業滞る
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/seiji/20060823/20060823a1030.html?C=S
2006年 8月23日 (水) 17:15

 民主党群馬県連で内部対立が深刻化、定期大会が開けない状態が続いている。来夏の参院選では群馬選挙区の改選数が2から1に減り激戦が予想される中、引退表明した角田義一参院副議長の後継選びも進まない。来春の統一地方選の公認作業も滞り、候補者からは困惑の声が漏れている。

発端は会長人事をめぐる6月の常任幹事会。1月に発覚した200万円の政治資金収支報告書記載漏れについて、石関貴史衆院議員ら総支部長5人が県連会長の富岡由紀夫参院議員の責任を追及した。さらに5人は富岡氏も絡んだとする「不正経理疑惑」を公表、逆に同氏は5人の行為が倫理違反に当たるとして解任を党本部に求めた。

偽メールの永田氏、区総支部長復帰へ…公認は難しく
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/seiji/20060828/20060828i311-yol.html?fr=rk
2006年 8月28日 (月) 18:56

 偽メール問題で、民主党から6か月の党員資格停止処分を受け、衆院議員を辞職した永田寿康氏の処分が来月1日で解ける。

 永田氏は党員資格回復に伴い衆院千葉2区の総支部長に復帰する予定だ。

 ただ、次期衆院選の党公認候補となるかどうかは未定で、地元の千葉県連が強硬に反対している。ある党幹部は「選挙を戦う日まで永田氏が総支部長でいられるかどうかは、彼がどこまで有権者に理解されるかにかかっている」と述べるなど、党内にも永田氏の公認には否定的な見方が強い。

1883小説吉田学校読者:2006/08/29(火) 08:58:58
この件については、小沢の見解を私は全面的に支持します。とはいえ、こういうイメージの元祖は小沢氏ではありますけれども。
前に阪神vs村上ファンドのときも書きましたが、「異端排除」「異論排除」のイメージというか雰囲気がこの国にはびこっているような気がします。「一億総隣組」みたいな感じ。まず、こういう雰囲気を打破しないとおかしくなるし、こういう雰囲気の中での再チャレンジなんぞちゃんちゃらおかしい。

加藤氏の件については、「言論を暴力で封殺するようなテロは絶対に許さない」という表明が与野党ともに真っ先に挙がったものです、昔は。小沢氏も談話が遅い。

「首相は日本社会の嫌な雰囲気を是認」 小沢民主代表
http://www.asahi.com/politics/update/0828/006.html

 民主党の小沢代表は28日、甲府市で記者会見し、加藤紘一元自民党幹事長の実家の放火事件に関連して、靖国神社参拝がナショナリズムをあおったとの指摘を小泉首相が否定したことについて、「今日の日本社会が嫌な雰囲気になりつつある。小泉首相が結果として(そういう風潮を)是認する言動を行っている」と述べた。
 首相が同日、「あおりたがる勢力があるのは事実ですね。よその国からあおり立てられ、よその国をあおり立てるような報道は戒められたらよろしいのではないか」と語ったことを受けた。小沢氏は「常道的な開き直りで、首相としての言動が結果としてどういうことをもたらすか全く無視している」と批判した。

1884小説吉田学校読者:2006/08/29(火) 09:03:08
(続き)
朝日・若宮コラム。全面的に支持します。
「糸川質問に銃弾」とかそのほかにも色々あります。右も左もどこか先鋭になりすぎです。
「YKKは友情と打算の二重構造」と小泉首相はかつて言いましたけれども、私が加藤なら絶交します。友情もなにもあるものか。

放火への沈黙 「テロとの戦い」はどうした
http://www.asahi.com/column/wakamiya/TKY200608280091.html

1885片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/08/29(火) 23:56:29
自動的な復帰ではあったが、輿論を気にしてか、それも取りやめ。
メール事件は、永田が虚言癖の男に安易に乗っかった&質問の仕方で暴走したことについては非常に軽率だと思うが、それ以上の政策空間だなんだの組織的「犯行」だとは思ってない(組織的なお話については、私は要領をつかめなかった)。
まあ、なんにしても、あれだけ不確実なことを以て相手を非難するようなところを見せちゃうと、信頼感がひどく薄れちゃうから、公党として擁立しづらいな〜。

永田氏の支部長復帰認めず 民主、処分期間終了後も
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=poli&NWID=2006082901002734

 民主党は29日、メール問題で議員辞職した永田寿康前衆院議員が今月31日に党員資格停止の処分期間(6カ月)を終えても、衆院選公認候補となる衆院千葉2区総支部長への復帰は認めない方針を固めた。鳩山由紀夫幹事長が近く永田氏に会い、こうした方針を説明して了承を得たい考えだ。
 永田氏周辺によると本人は「まだ議員に未練があるが、国政復帰を目指すかどうかの決心がつかない状態」とされ、これまで一部支援者に辞職の経緯を説明する文書を送付した以外は、目立った活動をしていない。
 このため党執行部は「地元への説明や謝罪が不十分で、総支部長に戻しても有権者の理解は得られない」(幹部)との判断に傾いた。

1886小説吉田学校読者:2006/08/30(水) 00:23:14
「民主のハマコー」とでも名づけたいトリックスターぶりではあります。「第2の上田哲」でもいいか。

代表選立候補に意欲=民主・河村氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060829-00000078-jij-pol

 民主党の河村たかし衆院議員(愛知1区、当選5回)は29日、衆院議員会館で記者会見し、9月12日告示の代表選への出馬を目指す意向を表明した。同時に、河村氏は、出馬に必要な党所属国会議員20人の推薦人について「(確約は)5人ぐらい」と述べ、確保のめどが立っていないことも明らかにした。

1887とはずがたり:2006/08/31(木) 00:20:22

鳩山民主党幹事長:渡部国対委員長の留任求める
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060831k0000m010164000c.html

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は30日のCS放送の番組収録で、党代表選で小沢一郎代表が再選された後の執行部人事について「渡部(恒三)先生を国対委員長にして、民主党が明るくなっていった。うまく配していただきたい」と述べ、渡部氏の留任が望ましいとの考えを示した。

 鳩山氏は前原誠司前代表時代の今年3月、渡部氏を国対委員長に口説き落とした経緯があり、渡部氏が留任すれば「(与党の国対委員長が)子どもみたいな感じになる」と指摘。さらに鳩山氏は「前原さんというか岡田(克也元代表)さんら、能力ある人をどう配するかは大事なことだ」と述べた。[山田夢留]
毎日新聞 2006年8月30日 23時51分

1888民主党村井派:2006/08/31(木) 09:30:20
>>1883
「異端排除」「異論排除」の空気は石原のこの発言に集約されている。

姜尚中氏の福岡応援に石原知事反発 「怪しげな外国人」
http://www.asahi.com/politics/update/0830/009.html

 五輪の国内立候補都市を巡り、石原慎太郎・東京都知事が、福岡市の応援演説をした姜尚中・東大教授に激しく反発、「怪しげな外国人」などとかみついた。

 姜教授は演説で「金持ちの、金持ちによる、金持ちのためのオリンピックで、世界に勝てますか」と東京を批判。すると、続く東京側のプレゼンテーションで石原知事が「さっき、どこか外国の学者さんが東京は理念がないとおっしゃっていた。何のゆえんだかわかりませんが」と発言。その後の祝賀パーティーのあいさつでも「怪しげな外国人が出てきてね。生意気だ、あいつは」などと述べた。

 姜教授は在日韓国人2世で、熊本で生まれ育った。

1889とはずがたり:2006/08/31(木) 11:32:35
ほんと石原の発言は人を不愉快にさせますねぇ。あんなのを知事にしている東京人の見識を疑う。

1890民主党村井派:2006/08/31(木) 19:23:24
東京の最大のライバルはこれから立候補都市が決まるアメリカ。至って単純な「反米愛国」主義者である石原がアメリカ国民の反日感情を煽る発言を連発。加えて「怪しげな外国人」発言に類する差別発言でアジア諸国からも総スカン。さらには、犬猿の仲にある小沢民主党政権誕生(!)で国からの支援も断たれ、開催都市決定の投票では惨敗。直後に招致運動をめぐる不明朗な資金の流れも発覚。三選の任期満了を待たず逃げるように退任――というシナリオを期待。

1891片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/08/31(木) 23:26:49
石原サンの自己満足のために今度は国のお金まで使われるのかと思うと気が沈みますね。

1893民主党村井派:2006/09/02(土) 00:29:09
>>1892
へえ、あの一見、貧相に見えるじいさんがねえ。

参院、旧社会党出身、日教組OBと来ればあの久保亘を思い出さざるを得ませんが、思えば、小沢、市川、久保亘(クボタン)、武村と入りまじって侃々諤々とやりあった細川政権時代こそ反自民・二大政党推進論者にとっての夢の日々だったんだなー。再びあんな時代がやって来るものか。

1894片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/02(土) 00:41:11
>>1893
このような旧社党の知恵って感じのやり方には功罪あるでしょうね。
そもそも輿石の当選自体、相手に自民公認を立てなかった出来レース。
お盆ころの讀賣には、青木・中島(山梨の参議)・輿石で会談したと書かれていた。
その後、民主は早々と本部主導で新人の擁立を決定したため、談合で中島当選とはならないようであるが・・・。
懐が広いゆえに頼りがいもありけれど、注視すべき点もあるでしょうね。

1895とはずがたり@反自民・二大政党推進論者:2006/09/02(土) 01:46:35
>>1893
>再びあんな時代がやって来るものか。
小泉によって随分とねじ曲げられましたが機は熟していると思っております。っちゅーか,1年間とかじゃない本格的ない政権交代をいい加減早く見たいっす。

>>1894
>そもそも輿石の当選自体、相手に自民公認を立てなかった出来レース。
で,逆に6年前は中島@自民相手に民主が公認候補擁立するのにだいぶもたもたしてましたな。。
今回は党本部が候補者擁立して,堀内氏の支援を期待するなどと小沢が公言しちゃう等ちょいと流動化の兆しも。注目です。

1896名無しさん:2006/09/03(日) 00:28:01
>>1867 のつづき
結局、岡田元代表(民主党)がダメなのは集団的自衛権の是非をあいまいにしていることだと思う。
アフガン派遣での前線はダメだが(国会事前承認制なら)後方支援だからOK、
危なそうだからダメ、安全そうだからOKなどという苦しい論理も後々、小泉にうまく利用されてしまいました。

http://www.katsuya.net/koizumiseiji_contents.html

第2章 テロとの闘いからイラク戦争へ
 1)9.11テロ発生と自衛隊アフガン派遣
 2)イラク戦争に対する日本の支持表明
 3)イラクへの自衛隊派遣是非論争
 4)日米同盟の未来

1897片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/03(日) 01:50:33
>>1896
私には、まず、小泉純一郎って無茶苦茶な答弁を繰り広げてきたものだなぁという感想が浮かびます。
大勢を見定めて位置取りを決める勘に優れているとは思いますけど。喋る内容が実にひどい。

詭弁のエキスパートを相手にするには、それなりのやり方をとってほしかった。
たとえば、論理関係を図示してボードで示すなど。それだけでもだいぶ違う。
当時、メディアなんかは、おいしい「シーン」を探すようにして報道していたし。

一方、確かに、民主党の防衛観がまとまっていないことから、国会の事前承認だけで話を済ませようとしており、実質的に憲法で集団的自衛権が制約されるべきかどうかに話が及ばないのは、かなり不完全な感じがする。
でも、政府見解では集団的自衛権行使否認のまま全てやってきているわけだから、みんながみんなしてぼやかしてるんじゃないの? 野党がこう言ったから政府が開き直っていいというものではないし。

全体としてみると、やや繰り返しになるけれど、小泉が詭弁を持ち出したときの対処が甘い。それが集積されて分析されて、選挙で用いられることになったわけなんだな。

1898民主党村井派:2006/09/03(日) 08:32:59
>>1897
いわゆる小泉の「詭弁」なるものについて。

このペテン師が繰り出した「詭弁」の傑作としてよくあげつらわれるのが例の「フセイン大統領も見つかっていないから、フセインが存在しなかったと言えますか」というやつ。大量破壊兵器が発見されないことに対する弁明として彼はこう述べた(クエスチョンタイムでの志位への答弁)わけですが、実はこれはパクリ。このクエスチョンタイムが行われたのは2003年6月11日。しかし、その6日前の6月5日にラムズフェルトがこう言っている。

We haven't found Saddam Hussein, and I don't know anyone who's running around saying he didn't exist.

小泉サン、よほどこの「詭弁」がお気に入りだったと見えてその後もしきりと吹聴していたものですが、他人の発言をパクって恬として恥じない。それがこの男の正体。

1899片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/06(水) 18:11:50
松原って小沢派だっけ??

民主党:12日告示の代表選の事前説明会開く
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060907k0000m010013000c.html

 民主党は6日、党本部で12日告示の代表選の事前説明会を開き、再選を目指す小沢一郎代表、立候補に意欲を示す河村たかし衆院議員の代理人が出席した。小沢陣営の代理人は松原仁、松野頼久両衆院議員、小川敏夫参院議員。それぞれ小沢氏、鳩山由紀夫幹事長、菅直人代表代行のグループの中堅議員で、3氏による「トロイカ」体制の盤石さを印象づけた。

 一方、河村氏は先月29日に立候補の意欲を表明したが、選管幹部は「推薦人の数が立候補に必要な20人に達していない」と指摘しており、小沢氏の無投票再選は確実な情勢。無投票でも正式には25日の臨時党大会で小沢氏の続投が決まる。

 党中央選管委員長の松本龍衆院議員は「民主党代表選も国民が注視している。正々堂々と国民に開かれた選挙を行ってほしい」と述べ、自民党総裁選への対抗意識をにじませた。しかし、総裁選以上に勝敗が見えた選挙だけに、党内の関心は小沢再選後の自民党との対決に移っている。【衛藤達生】

毎日新聞 2006年9月6日 17時29分

1900とはずがたり:2006/09/08(金) 02:58:08
政調会長を小沢に近い政策通(誰だろ?)を配して,渡部氏も最高顧問格に祭り上げ,旧社会党Gへ国対委員長ポストを配分という感じ?

『黄門様』 どこへ行く  民主、早くも人事に関心
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20060904/mng_____sei_____003.shtml
 小沢一郎代表の無投票再選が確実な情勢の民主党代表選。小沢氏が近く発表する新ビジョンと党役員人事に党内の関心は早くも移っている。特に人事では、挙党態勢を重視し、前原執行部をそのまま引き継いだ小沢氏が、どう出るのか。とりわけ「民主党の黄門様」として親しまれている渡部恒三国対委員長の去就に、注目が集まっている。 (清水俊介)
 「剛腕」「側近政治」というイメージが強く、四月に小沢氏が代表に就任した際は、独断専行への警戒感が党内にあった。だが、前執行部をそのまま引き継いだ“居抜き”人事は、党内融和を重視するニュー小沢路線と受け取られた。「全部そのままにしたから、党内の不満を抑えられた」と、ある中堅議員は指摘する。
 それだけに再選後の人事は、小沢氏が今の路線を続けるのかどうかのバロメーターだ。
 小沢氏は菅直人代表代行と鳩山由紀夫幹事長による「トロイカ体制」を維持する考えを明言済み。このため、次の焦点として、渡部氏の処遇が浮上した。
 鳩山氏も八月末のテレビ番組収録で「恒三さんが国対委員長になって、民主党が明るくなった。私なんかより、恒三さんをどう配するかが、大きい話だ」と発言した。
 偽メール問題で、結党以来の危機に直面した民主党の雰囲気を、持ち前のキャラクターで明るくさせた渡部氏は、「民主党再生委員長」(幹部)とも呼ばれる。「黄門様」として、メディアへの露出も多く、国民的な認知度も高い。
 党再生に一役買っただけではない。渡部氏は小沢氏と当選同期。自民党時代は同じ派閥に属し、小沢氏が一九九三年に自民党を飛び出した時も行動を共にした。小沢氏より十歳年上の渡部氏は、小沢氏にモノを言える存在。これは党内でただ一人と言っていい。
 渡部氏は「小沢が間違ったことをやったら、『それは間違いだ』とはっきり言う。菅君や鳩山君は言えないだろう」と小沢氏の“ご意見番”を自任する。それゆえ「党の中枢にいると(小沢氏は)目障りなんじゃないかな」とも周囲に漏らすが…。
(東京新聞)

小沢、党内人事に悶々…“渡部黄門サマ”の処遇
http://www.zakzak.co.jp/top/2006_09/t2006090408.html
 民主党代表選で小沢一郎代表(64)の再選が確実視される中、同党内で渡部恒三国対委員長(74)=写真=の処遇に関心が集まっている。小沢氏は既に菅直人代表代行(59)、鳩山由紀夫幹事長(59)の再任を明言。このため、渡部氏の処遇は、人事の規模や小沢氏の党内基盤に影響を与えかねないためだ。
 「一つ希望を言えば、渡部恒三さんだ」。鳩山氏は先月30日のCS放送の番組で、渡部氏の再任が望ましいとの考えを明らかにした。党内では鳩山氏に限らず、「小沢さんにモノが言えるのは恒三さんだけ」(若手)などと、執行部内でのブレーキ役を望む声は多い。
 渡部氏は今年3月、偽メール問題で党の信頼が失墜した中で国対委員長に就任。「水戸黄門」を自任し、明るさと会津なまりで人気を集めた。
 小沢氏にとっては、渡部氏を再任すれば党内融和を引き続きアピールできる半面、人事で独自色を出すのは困難。一方、最高顧問などの閑職に交代させれば、「強権的」などとの評価がつきまとう自身への警戒を広めかねない。
 さらには、小沢代表誕生に貢献しながら、要職で処遇されなかった旧社会党グループ内にも人事への期待感が漂う。
 渡部氏自身は、若手の松本剛明政調会長(47)への配慮から「全員続投なら自分も引き受けるが、誰か一人でも代わるなら一緒に交代だ」と周囲に漏らしている。
ZAKZAK 2006/09/04

1901名無しさん:2006/09/09(土) 10:58:54
毎日新聞の報道からです。事実だとすると、「不正なし」とした倫理委答申はどうなるのでしょう?まじでやばくないですか?

<政治資金報告書>民主の富岡議員 120万円記載漏れ

 民主党群馬県連会長の富岡由紀夫参院議員が初当選した04年7月の参院選で、支持団体などから陣中見舞いとして受け取った計120万円を政治資金収支報告書などに記載していなかったことが8日、分かった。富岡由紀夫事務所(高崎市)は「事実関係が分からず、コメントできない」と話している。
(毎日新聞) - 9月9日3時3分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060909-00000012-mai-pol

1902名無しさん:2006/09/09(土) 11:41:37
 民主党群馬、いよいよ行き着くところまで来たかという感じです。9日付けの
毎日上毛新聞で富岡会長の記載漏れの記事がありました。自分の参院選の陣中見舞い
で、しかも、大事な支援団体の部落解放同盟と同高崎支部、市議一人の計3件120万円。
もう、うっかりでは済まされなくなった。両紙とも渡した側が認めたと書いているから
恐らく事実。
 ただ、部落解放同盟の寄付を載せないのはどうやら昔かららしい。群馬1区も20万円
を載せてなかったし、角田義一の報告書にも載ってない。載せなくてもうるさく
言わない団体だったから、裏金づくりにぴったりだったんだな。富岡もそろそろ
終わりですね

1903名無しさん:2006/09/09(土) 12:53:44
>>1902
 「いよいよ行き着くところまで来たかという感」同感ですね。

 ここに到る迄に段階はあった訳ですが、倫理委の「完全に白」という、倫理的に問題あるのみならず、政治的センスを疑う答申が出た時点で、
既に自浄作用が働かない状況は明白ですね。

 今後の注目は党本部でしょう。展開によって刑事事件に発展する展開が見えてきた以上、このまま放置する選択は有り得ないとは思いますが、果たして!?

 政権担当能力は「危機管理能力」に端的に示されると思いますが、今までの様に「お家騒動」然と構えているべきではないでしょうね。

 国民の期待を裏切って欲しくないものです。

1904とはずがたり:2006/09/09(土) 16:32:55
政治資金規正法はザル法ですし,実際の運用もすんません,ミスでしたで幾らでも修正が効いてお咎め無しなので(実際自民党の政治家が良くやってる),富岡氏これでアウトという訳ではないでしょうけど,民主党には裏金等なくていい政治をして貰いたいところです。

1905あかかもめ:2006/09/11(月) 23:18:49
<小沢民主代表>再選目指し立候補表明 「使命は政権交代」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060911-00000114-mai-pol
 民主党の小沢一郎代表は11日、国会内で記者会見し、12日告示の党代表選に再選を目指して立候補する考えを表明するとともに、立候補に向けた基本理念と基本政策を発表した。小沢氏は会見で「代表の使命は政権交代。来年の参院選で自公(両党)を過半数割れに追い込むことを最大の目標にする」と強調した。
 党内には小沢氏以外に立候補に必要な推薦人の確保が見込める候補者がおらず、小沢氏の無投票再選は確実な情勢だ。
 小沢氏は基本理念で、自民党政治について「極端で偏向した『扇動政治』が台頭している」と批判。「『共生』を国づくりの理念として『公正な国』をつくる」とした。
 基本政策は(1)教育(2)格差解消(3)農業政策(4)地方分権(5)安全保障(6)政治主導の確立――で構成。「格差解消」を最重要課題に掲げ、義務教育の5歳から高校までへの拡大、消費税の福祉目的税化などを盛り込み、次期首相就任が確実視される安倍晋三官房長官への対立軸を打ち出した。
 安全保障では「自衛権の行使は専守防衛に限定し、国連の平和活動へ積極参加する」としたが、国連の活動に自衛隊と別の組織を派遣するという小沢氏の持論の国連待機部隊構想には触れなかった。【衛藤達生】
 民主党の小沢一郎代表の基本政策(要旨)
 ◆「人づくり」から「国づくり」を始める 「日本国教育基本法」を制定▽義務教育は国が最終責任を負う。市町村が創意工夫できる制度に▽高校までを義務教育化し、中高一貫教育を実現。就学年齢を5歳に引き下げ
 ◆格差をなくして国民が助け合う仕組みをつくる 官民とも管理職は自由競争だが、非管理職は終身雇用を原則とする▽議員年金も含めすべての年金を一元化。消費税を福祉目的税化し、消費税を財源として1人月額6万円を支給する基礎年金と、所得比例年金の2階建てに統一
 ◆まず食料から国民の安全と安心を確保する 食料の完全自給を目指す▽小規模生産でも生活できるよう総合的な農山漁村振興策を実施▽農家の生産費と市場価格の差額を補償する制度を創設
 ◆地方を豊かにする 中央からの個別補助金を全廃し、自主財源として自治体に一括交付▽全国の市町村を300程度の基礎的自治体に集約し、国と基礎的自治体による二層制を目指す
 ◆平和を自ら創造する 対等な真の日米同盟を確立。中国、韓国をはじめアジア諸国との信頼関係を構築する▽自衛権は憲法9条にのっとり、個別的であれ集団的であれ我が国が急迫不正の侵害を受けた場合に限って行使する▽国連を中心の平和活動に積極的に参加
 ◆政治を国民の手に取り戻す 国会審議に官僚を参加させない▽侵略やテロ、大規模災害などの非常事態に一元的に対処する制度を創設▽憲法以下の法制度の欠陥を速やかに是正する
(毎日新聞) - 9月11日23時0分更新

1906あかかもめ:2006/09/11(月) 23:30:27
民主、格差是正を前面に 「小沢ビジョン」として発表
2006年09月11日17時31分
http://www.asahi.com/politics/update/0911/006.html

 民主党の小沢代表が代表選に向けてまとめた基本理念と基本政策が明らかになった。「扇動政治」を排して「常識の政治」にするとうたい、義務教育の拡大や社会保障の充実、農家への所得補償など格差社会の是正を前面に出す一方、安全保障面では自衛権の行使を専守防衛に限定するとしている。外交では「先の戦争に対する反省」を踏まえると明示し、国家間の「共生」を掲げた。「安倍政権」誕生を強く意識した内容で、穏健な保守層の取り込みを狙うものだ。

 小沢氏は11日夕、これを「小沢ビジョン」として発表する。代表選は12日告示で、立候補は小沢氏だけとみられており、25日の臨時党大会で再選されるのは確実だ。小沢ビジョンをたたき台に、民主党としての基本政策を年内にまとめる。

 基本理念は「常識の政治」の実現を掲げた。小泉政権を念頭に「極端で偏向した『扇動政治』が台頭」していると批判し、「安定感のある信頼される『常識の政治』」に変えて「普通の国」を実現するとしている。

 新しい国づくりの理念に「共生」を掲げ、雇用、社会保障、食料の3分野で「日本型セーフティーネット」の構築を主張。外交では「米国と対等な真の同盟関係を築き、中国、韓国をはじめアジア諸国との信頼関係を醸成する」とした。

 基本政策では教育改革を冒頭に据えた。義務教育を高校まで引き上げると同時に就学年齢を5歳に引き下げ、財政面で国が責任を持つ一方、現行の教育委員会を廃止して地方自治体が運営する制度に改めるなど地方の自主性を重視する。

 社会保障では子育てに対する「子ども手当」や親と同居している世帯への「親手当」を創設。子育て後の女性や定年退職者の再雇用制度の整備を盛った。社会保障費の財源は消費税の福祉目的税化で全額まかなう。基本政策には盛り込まない予定だが、税率は5%を維持できるとの考えだ。

 ただ財政再建については、特殊法人などの廃止・民営化による財政支出の大幅削減と持続的な経済成長による税収増を主張しているが、具体的な道筋は示されていない。

 農業政策では「国民生活に最低限必要なカロリーを国内ですべて生産する食料自給体制を確立する」と強調。国内の生産費と市場価格の差額を各農家に支払う「個別(戸別)所得補償制度」を設けるとしたのが大きな特徴だ。

 一方、安全保障面では「専守防衛に限定する」と明言。「自衛権は、憲法9条にのっとって、個別的であれ集団的であれ、我が国が急迫不正の侵害を受けた場合に限って行使する。それ以外では武力を行使しない」とし、国連傘下での活動を除いて自衛隊が海外で米軍と共同行動を取ることは退けている。

■小沢ビジョン骨子

○5歳から高校まで義務教育拡大

○親と同居する世帯に「親手当」創設

○消費税の福祉目的化

○官・民の管理職は自由競争、非管理職は終身雇用を原則に

○基幹農産物には「個別(戸別)所得補償制度」を導入

○補助金は自主財源として一括交付。市町村を300程度の基礎自治体に集約

○自衛権行使は専守防衛に限定

1907あかかもめ:2006/09/11(月) 23:43:35
>>1905-1906
コンセプトは良いしそれぞれの政策にも民主党のメッセージが感じられてわかりやすい。
今までは一つ一つの政策がテンデンバラバラにちりばめられていて民主党のメッセージと言うものが今ひとつわからなかったきらいがあるけど今回はその点を旗色鮮明にしましたね。
でも、この政策を実現するには増税が不可避なのにその点を全く言及してないのは如何なものか?
増税=敗北と言う思考回路は消費税国会の社会党となんら変わりないではないか。国民の大多数は増税はやむをえないと考えている。
ただ、何の対価もない弱いものいじめでしかない重税路線にNOと言ってるだけなのだ。しっかりしたメッセージがあれば受け入れるだけの覚悟は皆持っている。
その点を見誤ると勝てる戦いも落としてしまう。本当にしっかりして欲しい。

1908片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/12(火) 00:14:01
>>1907
安倍首相は来年秋から(参院選が終わったら)税議論をしようと言い始めていますが、小沢としてはあわよくば参院選にその安倍の姿勢を利用するつもりがあるんじゃないかと思いました。
うまく使えるかどうかはよくわかりませんけどね。

「当面維持、そのうち増税」
「集団的自衛権概念は専守防衛策においても過剰な足枷だ」
って、参院選勝ったら、そのうち言いそうな気はします、小沢も。

1909あかかもめ:2006/09/12(火) 00:24:12
>>1908
でもセーフティーネットの充実を言うのならこの程度の増税はいずれ必要だとの青写真を出して欲しいんですけどね。

>「当面維持、そのうち増税」
>「集団的自衛権概念は専守防衛策においても過剰な足枷だ」
>って、参院選勝ったら、そのうち言いそうな気はします、小沢も。

集団的自衛権に関しては政権とってからでしょうね。野党であるうちは党内融和が肝要ですからww

1910片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/12(火) 00:33:46
>>1909
なるほど。そっちのほうが、リベラル派政党にふさわしいやり方ではありますね。

そんなに集団的自衛権アレルギーあるのかなぁ、民主党って。
まぁ現状、国民の大多数の支持ってわけでもないので、積極的に言い出すモチベーションはないか。
あいまいにする(変える必要があると思ってるのに言わない)のもどうかと思うけど。今回のだって、尻尾を捉まれない言い回しだし。

安倍政権段階で政府見解変わってしまえば、逆にやりやすくなるのかも。

1911とはずがたり:2006/09/12(火) 01:27:16
>>1905
上記の政策のうち中高一貫教育には自分は一貫して反対っす。
理由は極めて個人的なもので小学校の時の成績なんかで中高6年間の進路を振り分けて欲しくないなぁと思う。小6の時に判ってたレベルなんて全然その後関係ないような気がする。
中高と当然公立で小6の時など酷い成績で受験戦争から無縁のまま勉強できなくてものほほんと中学2年まですごして何故か中3で成績があがって地域のトップの公立高校に無事合格。のほほんと勉強しないまま高校卒業しても予備校で1年頑張ると何故か成績があがって結構良い国立大学へ無事合格。日本の田舎の公教育制度は完璧だと思ってますw
少子化で都会の教育も受験競争緩和して良い方向になるんじゃないでしょうかねぇ?

1913とはずがたり:2006/09/12(火) 23:51:07
>>1905
あと思ったんですが,全国を300程度の基礎自治体にと云うのも小沢の前々からの持論ですが,市町村の担ってる住民自治が広域になって機能しなくなる一方,都道府県を廃すことによって中央集権が却って進みかねず二重の意味で地域主権が冒されるような危惧もあります。
寧ろ都道府県が合併した後に国の権限移譲(その際には現行の様々な定数が入り交じる現行の選挙制度の改善が必要ではないか?)が良いのではないかと思われる。

1914片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/13(水) 00:26:07
>>1912
以前、http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1039104547/484
で指摘しましたが、渡部は強情な動きをすることが多いんですよね。国対委員長としてもっと働ける人物をつかったほうがいいんだろうけど、降りたあとの渡部が少しだけイヤな存在だ。
推薦人見ると、党内を平定したようだから、渡部が反小沢の核(ご意見番)になる可能性は減ったが。
ただ、補選2敗の可能性は、そこそこあると思うので、それをどう判断するかですね。
玄人ぶった人はよく前原が自民に近くて反小沢の核というんだけど、あの人にはそこまでの求心力はなくて、実は渡部の存在がカギだと私は勝手に思っています。
まぁ、渡部を押しのけてまでどうしても起用しなければならない人物がいるかどうかはわからない。無理して降ろさないかもしれない。そこはメディアに出ない部分でしょうね。
小沢の人材登用に関しては、表面的にトロイカ体制がマスコミで言われていて、確かに菅直人の適性を引き出したその人事も良かったとは思いますが、個人的には最近の安住選対委員長の働きに注目しています。テレビで見ると、マスコミにいじられるチャランポランな感じに見えますが、適材だったんだろうなと。それとも、小沢の手足になってるだけで、評価するまでもないのかな。

>>1913
私も、イメージがわきませんし、メリットも良くわかりませんね。

自民党の気が変わらないうちに道州制をやったほうがいいんじゃないかしら。

1915新進党最強野党論者:2006/09/13(水) 00:54:41
新進党のときも、渡辺は「小沢手法」を批判して、小沢のタカ派路線を批判する左翼系マスコミと結託して党内に反小沢グループを形成して、一定の地位やポストを獲得しようとしていた。そのために、小沢は衆議院副議長をあてがって党外へ追放した。

1916新進党最強野党論者:2006/09/13(水) 00:56:26
そこら辺を、小沢の元側近の平野貞夫が書いている。http://web.chokugen.jp/hirano/2006/04/post_58b7.html

1917片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/13(水) 01:12:55
>>1915-1916
あっ、こちらでは初めましてでしょうか。

この平野貞夫の文章は見たことなかったですが、私の抱いた印象がそのまんま出ていて、逆に驚きました。
メール事件直後の場面では、渡部の特性がうまく生かされて党にとっていいように転んだが、本来は要注意人物でしょう。

仙谷が党外と結んでいるというのは、私の人物評にはまだ載ってません。平野氏はちょっとトバシ記事を書きことも多いので、それに関しては一応聞き流すだけにしておきます。

1918新進党最強野党論者:2006/09/13(水) 01:29:03
>>1917 某スレでお目にかかってました。こちらでははじめまして。仰るとおり、平野は平野で十分に要注意人物でありますがw 小沢の元側近で現在も「小沢代表が代表の立場ではいえない本音ベースを、第三者の振りをしながら世論に浸透させていく重要任務」メディアベースで実行していますw 従って、小沢や小沢的立場の人達の本音を知るためには、平野の言動を追っていくことが大事かと思います。渡部に関しては、小沢支持者の私も昔から煮え湯を飲まされてきた食えない奴としか思えません。何時の間にか、黄門様になったり、時事放談に出たりしていますが。利点を持ち合わせない、単なる権力屋と見ます。

1919新進党最強野党論者:2006/09/13(水) 01:48:22
中塚一宏の日記2001〜現在を追っていけば、小沢や自由党所属議員の「苦境」が見て取れます。新自由主義を売りにしていた小沢や自由党が、小泉の登場で立ち位置が難しくなり、生き残りのために「左翼と馬鹿にしていた」はずの民主党にもぐりこみ、現在に至っては、「非自公以外の総野党結集路線」のために、修正自由主義ならぬ旧保守的立ち位置を取らねばならぬ小沢の苦しさ。そしてその小沢の立ち位置を日記につづる中塚の苦しさ。そして、その日記を読まされる、改革を掲げていた頃の小沢支持者である私の悲しさ。http://www.nakatsuka-net.com/message2006.html

1920とはずがたり@新進党(初代)民主党共闘最強野党連合論者:2006/09/13(水) 02:17:08
初めまして。片言丸さんとはお知り合いのようで。とはずがたりと申します。以後宜しゅう。
現民主党は元来新自由主義的な小沢や岡田・羽田らとリベラルな菅・横路・仙谷らが自民党体制を潰すために共闘している状態ですから,小沢が改革保守の首魁となるのは自民党型保守政治を壊してからになりましょう。
リベラル派支持の私としては仙谷氏(前原グループの親玉)が党内野党として一定の活動をしているならむしろ頼もしく思いますね。政権交代をやってくれそうな小沢の脚を余り引っぱらないで欲しいとは思いますが。

1921とはずがたり:2006/09/13(水) 02:25:35
>>1914の「渡部は強情な動きをすることが多い」ってのは具体的には何を念頭に置いてるんでしょうか?
経世会の7奉行にのし上がっただけに本来権力屋であるのは仕方がないことかもしれませんが悪事を知らないのでいまいちピンときません。

1922新進党最強野党論者:2006/09/13(水) 03:00:27
>>1920 こちらこそはじめまして。なるほど、良く分かります。確かに、新進党と民主党が、あの頃に選挙協力していれば、96年の総選挙で橋本政権を倒せていたでしょう。私も、何時もそれを思います。つまり、今、小沢と菅と鳩山が組むということは、新進党と民主党が組むと言う事なのに他成りません。しかも、あの頃こそ、自民党は古い自民党でしたし、一方で小沢の人気は今以上にあったと思います。それがゆえに、小沢の足を引っ張る奴も多かったわけですが。そして、仰るとおり新進党は新自由主義的であったし、民主党はリベラル的であるという、政策的な嗜好も違っていました。同じ野党でありながら、新進党と民主党は近親憎悪のような関係であったのです。それは支持者も同じでした。旧民主党と、自由党も、その近親憎悪に包まれていました。もっと言えば、細川政権と、自・社・さ政権もそうでした。つまり、93年の政界流動以降、野党陣営は、ずっとこの不毛の対決をしてきたのです。その挙句に、時は流れて自民党には小泉が誕生してしまい、奇跡の復活を果たすにいたりました。私の政策嗜好としては、昔の小沢支持ですので、新自由主義・新保守主義です。つまり、小泉・安倍にかなり惹かれています。奇しくも色んな人が言っています。「小沢が目指した改革は小泉がやってしまった」と。確かに、そうでしょう。それは昔の小沢信者も否定しません。でも欲を言えば、同じ新自由主義・新保守主義であっても、「政権交代を伴って」行われて欲しかったのが私の想いです。自民党が生まれ変わって政権交代がなし、じゃなくて、改革を掲げた新進党が自民党を倒して自民党と言う政党が消滅した挙句に更なる政界再編が行われて、それこそ小沢的な政党と、菅的な政党と言う、新たな保守・リベラルの二大政党のページが開かれるべきであったと思います。自民党と言う恐竜が残存してしまって、野党が逆に弱くなっている現実は残念です。しかし、そんなことを言ってても現実は現実なのかもしれません。小沢が代表になり、菅も代表代行、鳩山も幹事長で、岡田も政調会長になろうとしています。各人、各支持者、私も、とはずがたり氏も、複雑でしょう。本音ベースで言えば、私は、今の小沢には幻滅しています。気持ちは小泉・安倍の政策を支持しています。ただ、気持ちは層でも、体はというかw 昔信者だった政治家ですし、小沢の功績は認めているので、小泉に美味しいところを持っていかれて自民党から「古い政治家」扱いされて政界から消え去朗としている現実は悲しすぎる。今の小沢の政策には不満ですが、何とかして天下を取らせてヤリたいと思ってます。確かに、小沢には批判されるような部分があったのも事実です。しかし、罪だけではなくて、功もあったと思います。もし、本当に小沢が権力闘争のみで、金権政治化のみで、権力の権化のみであったとしたら、今の今まで政治家として残っていたでしょうか。自由党と言う政党を作って、何の組織も持たずに600万票も得られたでしょうか。15年近くも前に書いた日本改造計画が、今でも人々の記憶にあるのです。選挙制度が小選挙区制に変わったからこそ、派閥の力が弱まり、二大政党制化して、党首対党首の時代になったのではありませんか。単なる経世会出身の古い政治家と切り捨てられている現状が不満です。野中と小沢とは違うはずです。すいません。とはずがたり氏への返答のつもりが、私の心境ばかり書きつづることになってしまいました。恐らく、かつての小沢支持者は私と同じ気持ちでしょう。これからも何かありましたら、このスレにお邪魔させてもらいます。私の立ち位置と言うか、スタンスは、以上です。とはずがたり氏の感情は、私とは全く逆に旧民主党サイドからの想いでしょう。私とは逆の立ち位置でつらいと思います。今の民主党というのは、政治家も支持者も複雑です。張り裂けそうな思いになります。複雑ですね・・・

1923新進党最強野党論者:2006/09/13(水) 03:05:48
キーボードの調子が悪く、エンターキーが壊れていて、改行ができません。その他、誤字脱字も多く、読みにくくなってしまいました。すいません。

1924とはずがたり:2006/09/13(水) 03:49:56
御説非常にご尤もです。改行無いのも却って迫力が出ております(笑
私も少々長いですけど個人的な所感を2点程主張したいと思います。

まず小泉が自民党を改革政党にしたのか,もっと云えば改革したのかであります。私は政権交代至上主義者(保守でもなんでも取り入れて自民党を下野させてくれというスタンスですので新自由主義の新進党最強野党論者さんの真逆の立ち位置は我が掲示板の常連さんで云うとリベラル至上主義のあかかもめさん辺りになりましょうか?)でして従って小泉は一切改革などしなかった,全てはまやかしであると発言し続けておりますが勿論煽り半分でありまして,それなりに変えたことは変えたでしょう。併し身のある改革は特になく公共事業をガンガン減らして地方(の自民党の支持基盤)を疲弊させた事ぐらいが功績であると思ってます。北朝鮮との首脳外交も何も国益にプラスにはなってなく,靖国参拝は明瞭に国益を害し,高速道路も結局計画道路は全部出来るわ国民負担も多分減らないわで散々,郵政は本当に効率的な組織経営が出来るかどうかこれから判るという段階です。但し自民党は変わりました。此ははっきりしてます。現行制度での自公の選挙はこうやるんだと完成型を示したのが野中でしたが,小泉はこの制度のもとで党内を掌握し国民を煽動するにはこうやるんだという完成型を示したと思います。しかし結局平成研から権力を奪い清和会の自民党にしただけであり,土建屋や医師会をはじめあらゆる組織が基本的に自民党を支援すると云う形は不変です。その組織の落ち込みを公明党と無党派層で埋めているだけで自民党支持組織の間の利権配分という本質的な部分で自民党は何も変わってないと判断してます。私が政権交代至上主義者であるのはこの利権配分という本質的な部分を変えるには自民党を下野させるしか無いと思うからです。

次は民主党に就いてです。青木辺りに散々に民主党はバラバラであると云われ,民主党本人もややもすると弱気にそう思っているフシがありますが(某民主党落選候補者その後繰り上げ当選の方とメールした時もそれを感じた),全く的はずれな批判であると思います。民主党は20世紀の遺物であるイデオロギー政党(自民党や社会党や共産党の様な政党のこと)を超克した存在であり,近代の超克=ポストモダンな政党である(ポストモダンが古い用語に成ってしまったという批判は甘受するとして)と認識しております。つまりイデオロギーなんかではなく国民の生活を良くする為に何をするかで一致点を見出し党として一体的な行動が出来ると云うことです。日の丸や夫婦別姓などで党議拘束を掛けないとするならばそれは民主党の弱点ではなく美点である筈です。自民党や共産党はこういう問題で政治家の良心に任せることが出来ずに党議拘束を掛けてしまうと民主党は批判すべきである。既にイデオロギーは最大最重要の国民的課題ではなくなっており,如何に政府の支出を国民へ配分するのがが課題になっている時に,族議員によって固定化された自民党的な利益配分法ではなく,問題毎に賛成反対の議員が流動的な民主党的な党内輿論の形成方法が非常に好ましいと思える訳です。

そういう意味で私は現行の民主党を苦しい立場とは思っておりません。原敬政友会以来の日本型保守の伝統(我田引鉄から土建国家への系譜)が簡単に壊れるようならそれに応じて自民党も雲散霧消,民主党が自民党の残党を吸収して巨大化後二つに分裂,保守の日本自由党とリベラルの民主進歩党の二大政党政治で必要に応じて国民が適切な政党を与党に選ぶという形になるでしょう。また日本型保守が強ければ自民党は解体せず暫く新しい民主党と旧来の自民党で政権を争うと云う今の形が続くのでは無かろうか?とそんな風に思っております。昔は下野すれば自民党など雲散霧消だと思ってましたが最近では,兎に角改革の風潮が政権交代で一巡した後はしぶとく評価され生き残るような気もしてます。

1925片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/13(水) 03:53:56
>>1921
私は昔のことを知らない(新進党のころなんかはまだ子供でした)し、最近のテレビと新聞のニュース見てるだけですので、その時々の自分なりの感覚で書いてます。
なので、当時それを感じた根拠をはっきりとは思い出せないところがあるんですが、
まず渡部サン、国対委員長に推されたのは、それは人格的な魅力やキャラクターを買われてのことであるわけで、彼の策略とかではないと思うんです。
渡部サンがテレビに出たことにより、「しょうがねーなぁ、まぁいいか」という気分の国民が増えたことは間違いないと思います。そこは、党に対する功績ではありましょう。下手すれば離党者なんかも出かねない流れでしたからね。
ただ、メール事件収拾の際も代表選の際もですけど、好々爺イメージを振りまきながら、ご意見番のような顔で、けっこう他の政治家の立場を傷つけるようなことをするんですよね。渡部サンの思う結論に事態を導くためには良策なのでしょうが、好々爺&融和のシンボルとは実質的にかけ離れた言動がチラチラ見えました。(メール事件収拾の際はまだよかったけど、代表選のときに特にひどいと思いました。)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/2410/1113230287/260
↑のときなんかは、確かに今から考えれば永田辞職で情勢が反転した面がありましたけど、当時はかなりの誘導だなと思いました。このころは渡部サンは既に有名人であり、発言の意味合いが大きかったです。テレビにもこの件でよく出てたし。
メール事件は、結果として党にとって良かったとは言えるでしょう(私は、まだ当時の状況での辞職には国民の立場から疑問を持ってますが・・・)。
でも、前原辞職で代表選に話が移ったとき、渡部サンは民主党のためというより、若手系と自分のために動いたように見えました。自分の知名度・人気を生かして小沢鳩山の動きを「談合」とテレビなどで触れ回った。好々爺キャラの人が「談合」って言ったら、テレビの前の多くの人が影響されるんですね。
結局そのうち、小沢待望論が高まり、一方で菅も意欲を見せたと。党二分の危機にもなったため、鳩山邸で選挙後の融和を誓いつつ渡部を真ん中に置いて小沢と菅が握手したわけですが、これ、浅いマスコミには融合の象徴として渡部サンが映ってたかもしれないけど、とんでもないですね。
で、小沢優勢のときか当選後か忘れましたが、小沢の機嫌取りみたいなことを言ってみたり。
こういう人を野に放つと、テレビで私情優先のことを言うのがわかりきってるから、小沢は渡部サンを国対に留任させて、変なことを言わせないようにしたんだろう、と当時思ったというわけです。

「悪事」という言い方は違う気がします。ニコニコして人気のおじいさんで、世間で黄門といわれ、「党内仲良くするためにはこの人の方策がいい」みたいな感じになってるけど、その実は違っていて、自分の有利不利を嗅ぎ取って動く人であり、黄門とか言われたのを逆手にとって影響力を行使してる、という感じです。
まとめると、「タチが悪い」という感じでしょうか。

いろいろ思い出しながらですので、前後関係などちょっと曖昧ですが、だいたいこういうようなことです。

1926とはずがたり:2006/09/13(水) 04:12:31
>>1925
有り難うございます。色々と渡部の「たちの悪さ」を理解して来ました。
吉田学校さんの云うところの「経世会的アドバルーン」を自分の為に使ってると云う感じでしょうか。
前原辞任から代表選の流れの時の彼の言動をそれ程注意深く追ってませんでしたから,当時の渡部の発言が自分に代表ポストが転がってくる可能性を追っての(少なくとも自分に有利になるような)発言だったのかどうか気付かなかったですけど少なくとも二人の政治ウオッチャー(及び平野氏)がそう見てるとなるとそうだったのかもしれませんな。

1927新進党最強野党論者:2006/09/13(水) 04:19:20
小沢一郎が変わったトコロ 中編(4月29日)http://www.nakatsuka-net.com/2006/200604/20060429.html

昨年のいまごろ。ある宴席で、お相手は某大学の教授と助教授。杯を重ねながら、小沢氏は言いました。「選挙に勝たなきゃ思い通りの政治はできない。勝つためには何でもありでも、いいですか?」。

小沢氏は自他共に認める、正統派の政治家。派手なパフォーマンスは好まず、地道に政策を訴えるのが今までのスタイル。支持者も大多数の人は、まじめな人が多くて、上っ面だけのパフォーマンスを嫌う人が多いのが実情です。

しかし「小泉政治」はまさに劇場型で、パフォーマンスだけで中身は何もない。でもこれが国民にはうけまくって、高い支持率をキープしているわけです。

いかに政策が良くても、新聞やテレビが政策を伝えてくれるわけではありません。マスコミはなんだかんだ言ってもパフォーマンスが大好き。そして国民の大多数は、そういうマスコミを通してしか政治に触れ合う機会がありません。その現状を批判しても、民主党が多数を占めることは出来ません。

1928新進党最強野党論者:2006/09/13(水) 04:20:49
小沢一郎が変わったトコロ  後編(4月30日)http://www.nakatsuka-net.com/2006/200604/20060430.html

いい政策を提案しても報道しないマスコミが悪い、なんていったところで事態が変わるわけでもない。マスコミだって変わりません。いい政策を提案しているのに、国民が理解してくれない、といったところではじまらない。やはり大切なことは、現実をすべて肯定した上で、選挙に勝つということ。国会において多数派を占めるということ。これに尽きるのです。

小沢一郎氏も、この5年間ほどの間、日本の政治状況を見つめ続けて、自らも期するところがあったに違いありません。

同席していた大学教授、助教授は、「どんな手を使ってもいい。いわゆる知識層からバカにされたっていいじゃないですか。是非勝ってください。でなきゃ日本がもちません」そう言ってました。

お釈迦様は「人を見て法を説け」とおっしゃったそうですが、小沢氏もただただ真面目な政治家から、臨機応変な対応が必要であるということに気がついたようでした。それが小沢一郎氏の一番の変化です。

1929片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/13(水) 04:31:31
>>1926
私は、代表ポスト狙いだとは感じませんでした。今思うと、そういう気持ちもあったかもなくらいには思いますが。
代表選の途中までは、若手系の後見人として居座るつもりに見えました。


それにしても、新進党最強野党論者さんは熱いですね。>>1919の書き込みにすごく迫力を感じました。中塚の日記、本音が出ていて面白そうですね。
それに触発されてとはずがたりさんも熱い熱い。久しぶりにとはずがたりさんの長文を見ました。新進党最強野党論者さんはいろんな意味ですごい!

1930新進党最強野党論者:2006/09/13(水) 04:38:48
月刊ボス 11月号 平成15年9月22日(月曜日)――私の予測ですが、仮に新・民主党が政権を取れば、その後自民党は間違いなくバラバラになる。そしてもう一度、大きな政界再編成が起こると見ています。その場合、新たな対立軸は何になるのでしょう。

小沢 政治思想、政治哲学から言えば、日本の旧来の伝統的な哲学に根ざすもの、すなわちコンセンサス社会であり、内向きなクローズドな社会システムを是とする政党でしょうね。われわれはもっとオープンで国際社会に対しても外向きで、フリーな日本につくりなおそうと考えています。

ですから、内向きと外向き、クローズドとオープン、管理とフリーという思想的な対立軸でまとまるんじゃないですか。そしてそれが一番いいように思えます。ある時には日本的な和をもって尊きをなすという政治が必要な時もあれば、いまの状況のように、和をもってなんて言っていたんじゃどうしようもない状況の時もある。その時々によって、最適な政党を選べばいい。
--------------------------------------------------------------------

1931とはずがたり:2006/09/13(水) 04:51:05
>>1929
最近の時事ネタや現状分析では皆さんの分析力に遠く及ばないので…>触発されてとはずがたりさんも熱い熱い

【ここ半年の渡部国対委員長の発言や関連ニュース】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1068688996/1600-1900?KEYWORD=%C5%CF%C9%F4
>代表選の途中までは、若手系の後見人として居座るつもりに見えました。
>>1702では渡部氏、前原代表「任期までは務めさせたい」となってますし前原ら若手を経験で支えて後見人としてと云う感じでしたもんねぇ。前原も小沢や菅に対抗する為の後見人として頼んだ面もあったか?
それにしても旧社会党の神経を逆なでするような発言はなんだったのでしょうか?

1932新進党最強野党論者:2006/09/13(水) 04:59:52
小沢は、自由党(小沢政策純化政党)時代には、フリー(自由)、フェアー(公正)、オープン(開放)と言っていた。自由党の政策を知らない人は、小泉にパクリと言うだろうが、小沢は小泉以前から新自由主義だった。民主党に合併した後の>>1930のインタビューでも、民主党政権誕生→自民党弱体化→政策による望ましい政界再編→自由主義と保守主義と述べている。もちろん、小沢は最終的に自由主義の立場に立つことを望んでいる。と言うか、かつての小沢信者としても、そこまで望んでいると信じたい。しかし、結局、そのために、民主左派や、国民新党や、社民党や、郵政造反派と組んで、非自公勢力を結集して、怪しげな政策で有権者を釣り上げようとしている矛盾。その矛盾のことを、中塚は日記で>>1927で書いているのでしょう。しかし、それは、かつての小沢信者の私から見れば、王道ではなくて覇道にも映ってしまうのです。小泉以前の古い自民党であれば、覇道を使ってでも自民党を倒すと言うメッセージは国民に理解されました。しかし、小泉以後の自民党に対して、覇道だけで理解が得られなくなってきたのです。自分達の改革をやりたいから、そのためには民主左派や、社民党や、郵政造反派や、国民新党と組むのも仕方が無いのだ、と言う小沢流の超リアリスト宣言は、正にその通りなのですが、「亀井と組んで、小泉・安倍を倒してから、本当の小沢改革をやる」と言う説明が難しくなっているのです。国民は、そんなややこしい手順を踏むよりも、今の小泉・安倍路線で頑張れよと言う風に変わってきているのです。小沢は、まるで、サーカスのようなアクロバティックな戦略的動きが求められています。何か一つでも躓くと、総攻撃を受ける状態です。過去の自らの発言と整合性を取りながら、菅や鳩山をひきつけつつ、民主若手を黙らせておいて、民主左派・社民党・国民新党・郵政造反派をひきつけて選挙協力を成し遂げて、自民党非安倍勢力に楔を打ち込み、小泉・安倍的な自民党を嫌うノスタルジックな自民党層にまでリーチして、尚且つ朝日・毎日をひきつけつつ、経済界には中国が行こうでアピールして、あわよくば創価学会にも振り向かせ、安倍晋三との党首討論に勝利して、補選に勝利する。それは、まるで、女子スケートで安藤美姫が、練習で成功したことがない4回転ジャンプを、オリンピックの本番で成功させることくらい、確立が低いものです。私は、来年の参院選挙で野党が過半数を超えることは、確立10パーセント程度かと見ています。かつての小沢も、そこまで追い込まれているのです。

1933片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/13(水) 05:06:18
>>1931
あぁ、国対委員長の地位にいてさえ変なことを喋ってたか。
そもそも小沢のことが好きではないんじゃないかな、この人は。
で、小沢に寄って行く社会党系もそんなに好きではない、と。

これは講演で、渡部の得意なテレビではないので、計算した発言でなく本音がこぼれた失言に分類されるべきかも。

1934片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/13(水) 05:21:57
>>1932
「小沢は、まるで、サーカスのようなアクロバティックな戦略的動きが求められています。」という文については、同意します。
ただ、そのあといろいろ列挙されました。ひとつひとつ挙げられたことは、的確な分析だと感じます。
しかし、それらを誰から見ても完璧にやるのは不可能ですが、現在までに党内の平定が一応なされた(補選はありますが)ことや参院選候補擁立が割合順調&リーズナブルになってるということの二点に注目します。そこを押さえていれば、田舎票対決になる参院選で成果が出る可能性がそれなりにあると思います。

対小泉の衆院選で民主党は非常に苦心しましたが、舞台が参院選に変わること、また党首が安倍に変わること、これらの要素も大きいと思います。
特に、党首が安倍に変わることについては、新進党最強野党論者さんは、「小泉・安倍」とひとまとめにしておられますが、自民党の路線としてもなかなか微妙なところがある現状です。
これらのことについては、自民党総裁選スレッドや自公観察スレッドなんかで時々書いてきましたが、初夏ごろの安倍政権イメージと現在の安倍発言はかなり違ってます。日ごとに「造反派」に甘くなっていく状況にあります。(私は、そうなる可能性が高いと読んでましたが。)

1935名無しさん:2006/09/13(水) 05:42:14
>>1913-1914
 「全国を300程度の基礎自治体にと云うのも小沢の前々からの持論」は江戸時代の藩数を意識してのことだと思います。
 官としての行政機構を国>都道府県>市町村の三段階から国>地方の二段階に変更するという発想です。「結果的な中央集権強化」の懸念もわかりますが、江戸時代に外国からは「連合王国」と見られた程、地方主権国家だった日本が、明治時代に意図して中央集権化したことを考えれば、その逆に戻すということだろうと考えます。
 尤も現在迄の道州制議論程度ではない、権限委譲が必要でしょうが。「(中央主権・地方分権といった)国内体制をどう構築するかは外交関係以上に重要問題である」というハイエクの言葉を思い出します。

1936新進党最強野党論者:2006/09/13(水) 06:03:47
>>1934 私思い込みの強い駄文に、深夜にもかかわらずレスしてくれて恐縮です。参院選挙での民主勝利の可能性が「それなりにある」と分析されると、私もつい喜んでしまいます。私は単なる政治ウォッチャーで,片言丸氏のような選挙の知識は何一つありませんし。政局の流れや、世論の流れを見ているのみです。確かに、片言丸氏は、各スレで、安倍に対して若干の懐疑的スタンスを取っているかのように見受けられます。私が>>1932で、「小沢は未来の二大政党制を、自由主義と保守主義と想定している」と書きました。その伝で言えば、小泉は明らかに自由主義の空気をかもし出しているし、安倍は保守主義の空気をかもし出しています。日本の場合、戦後左翼的なものが大きかったために、いわゆる現実政治を担う政党自民党の中に何もかにもが詰め込まれていました。小沢が小選挙区制度を導入して、政権交代可能な二大政党制を謳ったのは、その自民党の中の雑居状態を解消して、自由主義と保守主義による二大政党の政権交代を行えと言う事だったのです。そこに行き着く前に、旧保守である自民党と、戦後左翼である社会党と言う、戦後化石の二政党を潰すステップが必要だったわけです。自由主義と保守主義。リベラリズムと、コンサーバティズムです。さきがけや、旧民主は、リベラリズムを象徴していたと、とはずがたり氏は仰るでしょう。確かにそうです。社会政策・経済政策で、ポリティカルコンパス風に言えば、民主党は、社会政策リベラル・経済中道左派のように思います。小泉は、社会政策リベラル・経済右派です。民主党は、労組を支持母体にしている以上、経済政策が中道左派っぽくなります。しかし鳩山等は、本音ベースで言えば小泉と殆ど代わりません。小泉改革は、だからこそ、社会政策リベラルの点では民主党支持者にもリーチできていたわけです。しかし、安倍は、社会政策保守・経済政策中道右派程度でしょう。社会政策においては、保守色が強まり、無党派層・野党支持者の離反を招きます。尚且つ、経済においても、新自由主義の小泉からすれば、中道右派程度、安倍の本音ベースでは再配分容認なのです。岸路線(愛国左派)と言う言い方をする人がいますが、正にそうです。こういった、新しい教科書を作る会的な、チャンネル桜的な、芳香は、確実に無党派層や、野党支持者の離反を招くと思います。しかし、安倍は安倍で、若さや、血筋や、ルックス、小泉改革後継者、古い小沢と新しい安倍、と言った、ワイドショーポリティクスに持ち込んで、逃げ込もうとしています。そして、相手が小沢である以上、そのワイドショーポリティクスで、一定の勝利を挙げられるのも事実です。実際に、小沢は、そうやって、相手に悪役レッテル貼りをされて、大衆人気動員に失敗してきたのです。顔が悪く、経世会出身、トークが苦手。私は、小沢民主が勝つ上で、一つ、二つの、スパイスが欲しいと思っています。それが、スキャンダルなのか、社会情勢の変化なのか。もっと言えば、自民党内の加藤紘一です。私は、加藤なんて、乱が失敗した時点で見捨てましたが、元来の民主党支持者にとっては、加藤紘一と言う名前はブランドな筈です。元来の民主党支持者にとっては、小沢の10倍以上も加藤が好きでしょう。もし、安倍総理が自民党内で立場を弱くして、それと軌を同じくして、非主流派の加藤らが、アジア外交(笑)か何かを名目にして自民党内でプレゼンスを高めて、それらと小沢民主が連携の動きを見せるだとか。そういった何かの動きが欲しい。このまま普通に党首討論して、補選やって、統一地方選挙やって、選挙協力してと言う、スケジュールどおりに流れていくだけでは、民主党は厳しいと思います。そこら辺、小沢は何がしかの策を練っているのでしょうか。元々、小沢は、表芸者よりも、そういった戦略軍師こそが、持ち味なわけで。今の小沢は、一人で表芸者もやりながら、戦略軍師もやってます。昔の細川護煕みたいな格好の男芸者がいれば、小沢自体は戦略軍師に専念できるのですが。小沢自身は、それ程総理の座に拘っているようには見えないのですが。それよりも、小選挙区制度と、二大政党制による政権交代を訴えて自民党を飛び出した以上、民主党政権を樹立して、政治生活に名を残したいんだと思います。そうすれば、戦後政治史に名を残せますから。自民党支配を崩した男として。実際に、細川政権で自民党政権を破っていますけど。その上で、総理の座が得られるのなら、それに越したことはない、と。

1937とはずがたり:2006/09/13(水) 12:12:15
>>1935
地方の住民自治を見るに全国300ではちょいと範囲が広すぎて機能が低下しやしないかと熱烈合併推進派の俺ですら危惧を感じます。地方に良くある市民総代会みたいな直接参加的な制度が機能しなくなるんじゃないかと思います。全国で300となると例えば鳥取県は鳥取市,倉吉市,米子市の3市ぐらいになりますね。静岡県だと静岡市,浜松市,沼津市,下田市,富士市,志太市,掛川市ぐらいか?京都府だと京都市,宇治市,乙訓市,木津川市,亀岡市,福知山市,京丹後市ぐらいか?広域合併した平成新市の住民自治の問題点を慎重に検証して行く必要があろうかと思います。

一方,広域行政としては江戸期の藩では小さすぎて,例えば現代の公共事業でもっとも地域の必要度が高いのは高規格道路でしょうけど,必要な道路を地元の判断で自己責任で建設するのが今後の流れに必要だと思うんですけど,建設の可否と建設費の負担を江戸期の藩単位に担わすには現代では少々狭すぎで,これは道州制ぐらいの範囲で必要性を検討しての政策決定が必要なのではないかと思う訳です。300自治体では自主財源が付与されても高速道路建設は無理でしょうし結局国が直轄で建設することになってしまい全国に総花的にばらまいてしまうのではないか?そんな印象があります。現在でも経済的交流環境ではなく政治的に別の県に分断されてるせいで道路整備が県境で遅れたりしてるのを見るに300にも別れた時のネットワーク性の確保にやや不安があります。但しもう一つの自治の柱である福祉なんかはそれくらいの規模でやったほうが良いのかもしれません。

1938片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/13(水) 12:28:12
>>1936
ほんと、いい文章書かれますね。

昔から小沢の信念を応援してこられた方からすれば、現状の小沢の妥協を見て複雑に思うところ・失望するところがあるんでしょうね。
渾身の文章から、それが強く伝わってきます。

逆に社民主義に近いリベラルに期待してた人なんかも、保守政治家と妥協していくことに失望があるかもしれません。
ただ、こっちのほうの問題については、私の掲示板の民主党スレッド(http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/2410/1113230287/)であかかもめ氏と話したところにも関係するので、よければ参照してほしいです。

その点、とはずがたりさんは、共産党のようなやる気のない党やヘタレる政治家以外は自民党に対抗するために結集すべき、自民の基盤をも奪うべきという考え方ですから、現状路線にそんなに不満はない。

自民党が新自由主義基軸で来るなら民主党はリベラル基軸で行くことになる。しかし、参院選は非常に特殊な選挙で、ある意味一人区だけが有権者の意思を反映しますので、その票の奪い合いになる。
そのとき、新自由主義対リベラルといった原理原則論がどれほど意識されるかかなり懐疑的です。田舎においては新自由主義自体が強く支持されてきたわけではなく、非左翼による安心感を持った改革という意味で一定の支持を受けたものだと思っています。また、ノスタルジックな自民支持層とおっしゃいますが、田舎民の大部分は守旧的な側面を持ち合わせているものだと思っています。
昨年の衆院選の票の出方を見ると、小泉改革に爆発的支持を与えたのは都市部です。「改革」自体が好きなリベラル層も乗ったことにより、大勝を遂げました。

参院選は選挙制度が大きく異なり、安倍政権もインフラ・地方中小重視の色合いが強まる(「小泉改革の継承者」というイメージを捨てはしないでしょうが)。
選挙の構図が衆院選とは必然的に変化するでしょう。
中央公論(だったかな?)の最近号で世耕が対談してますが、「古い小沢と新しい安倍」というイメージで行こうとしてるのは確かに読み取れます。
それでどこまで引っ張れるのか、どこまで有権者がなびくのか、私には掴めないところがあるのですが。個人的には安倍さんの能力自体に疑問を持ってますが、離陸に成功し体制を固めれば、欠点がそれなりに埋まる可能性もあります。

私が、前に補選に言及したのは、安倍首相ご祝儀を利用して補選で自民が2勝すれば、安倍政権・安倍路線が信任されたとの印象が広がり、安倍政権が安定していく可能性が高くなるからです(「小泉からの継承」イメージの信認が得られ、選挙後の安倍主導体制の確立ができる)。特に大阪のほうの補選は接戦になりそうで、安倍政権にとって重要だと思います。
(参院選の空気自体は来年に決まるので、秋補選の直接影響が少ないですが、今度の補選は、安倍政権離陸に影響大だということです。)

繰り返しになりますが、参院選は特殊な形式の選挙です。(参議院という存在の問題点が今になってクローズアップされてきてますが、私は以前から思ってましたし、衆院選で自民大勝した直後にむしろ参議院のことばかり考えたくらいです。)
小沢がコツコツと候補擁立や野党間調整に励むことで、過去の参院選一人区の与野党間格差のイメージよりも、デフォルト(無風時)票数が与野党間で接近してる可能性があります。

新進党最強野党論者さんからすれば、自分のような小沢支持者でさえ離れて自民の路線を支持してるのにいったい誰が支持するんだ、とお思いの気持ちが強いかもしれませんが、特に大きな策略なくても自民と競るんじゃないかなと、私なりの感覚で思っています。
ただ、候補擁立・候補者調整・自民党対策で失敗すると、かなり苦しくなるでしょう。

小沢は、表芸者兼戦略軍師をやってるというのは、確かにそうです。やはり非常に的確な指摘をされますねぇ。
それどころか、むしろ居直って、参院選で勝つための軍師的なことをやっているのをわざわざマスコミにアピールしたりしてます。
千葉補選のときなんかは、わざわざ人が少ないところの演説をテレビで映させたりしましたが(笑)、そういったやり方に対して国民がどう見るか、非常に興味深いところです。

1939片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/13(水) 12:41:20
>>1937
私も300自治体の下に何もないとしたら不安に思います。
権限を実質的に移行させるという発想は、それはそれでいいと思うんですが、300自治体の横のつながりがないと、中央が直轄して指示を出すという形になっていくのでは・・・。
財源面での偏りを調整するのは上部組織になるでしょうし。
県をいくつも合併させる形で道州をつくり、道州知事に発言力を持たせ、政策の自主性が発揮できる仕組みのほうがいいんじゃないか、と。

>>1938で示したリンク対象をもうちょっと絞っておきます。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/2410/1113230287/301-317

1940とはずがたり:2006/09/13(水) 19:30:33
>>1932 >>1936 >>1938
自由主義と保守主義の用語の定義が必要そうですね。経済政策上の自由競争主義←→社会民主主義,政治思想上の保守主義←→リベラル主義あたりの混合に成ってくると思う訳ですが,安倍や小泉が自由競争+保守思想で来てるのに対し,小沢は安倍や小泉程保守思想に拘りがない感じがします。平沼とか保守でしょうし,民主党にも保守思想派は一杯いるようですが,それにたいする無理な純化をしないのが懐の深い政党ではないでしょうか?自民党も今は小泉・安倍一色に染まってますけど嘗ては相当に幅広いバラバラの政党でした。

いずれにせよ,小沢の生粋の支持者が”怪しげな左派や旧来の自民党的保守”と組まざる得ないのが嫌だと思うのは当然かも知れませんが,あんなに嫌がっていた学会と手を組んでも政権を維持しなければならないのが保守系の政治家の宿命であります。
難しくて無理だと仰いますけど「過去の自らの発言と整合性を取りながら、菅や鳩山をひきつけつつ、民主若手を黙らせておいて、民主左派・社民党・国民新党・郵政造反派をひきつけて選挙協力を成し遂げて、自民党非安倍勢力に楔を打ち込み、小泉・安倍的な自民党を嫌うノスタルジックな自民党層にまでリーチして、尚且つ朝日・毎日をひきつけつつ、経済界には中国外交でアピールして」位迄は結構巧くやってるし,この辺の小沢の手腕は小沢なんかよりも加藤等と組む事を期待してた自分でもやはり凄いと思います。

確かにこのまま何も起きずに無難に党首討論,補選,統一地方選とこなしていくだけでは駄目だというご指摘はもっともかと思います。また自民党内で居場所の無くなった加藤らが離叛してくれれば非常に魅力的でしょうけど,その大義名分が全く現状では立たないと言う事を小沢は良く理解していると思います。小泉+安倍の二枚看板相手に大善戦した参院選ですので,岡田が当時やったように愚直に政策論争するだけで或る程度の風は起こせると判断してるのではないでしょうか?それに小沢得意の組織を固めてゆく手法で大善戦出来るのではないかと期待しております。

補選は安倍総理就任ご祝儀選挙で自民が2勝する可能性も高いような気がします。安倍が造反組みの復党や地方のインフラ整備推進を言い出して,今迄の改革路線が後退し守旧じゃないかという批判を受けた時に,輿論はどの程度の支持率を出すのかまず興味があります。

ちょいと纏まらない文章失敬。

1941小説吉田学校読者:2006/09/13(水) 20:48:39
私のような浅学阿世の輩が口を挟むのは、過分にして僭越なのでありますが、私がやんわり変化球で常々批判していた渡部恒三の政治的立ち位置について、片言丸氏と意見を同じゅうしているのは嬉しいですねえ。
補選については自民が「2勝、辛勝でない」じゃないと安倍内閣への信任とは私は見なしません。
逆に言えば、民主は「1勝、それも辛勝」だと受け皿ではないということでしょうか。

19421935:2006/09/13(水) 22:34:10
通りすがりにお付き合い下さり有難うございます。
>>1937
住民自治については必ずしも自治体の規模に拘る必要はないと考えます。より小さい単位、例えば町内会レベルで行うことも可能ではないでしょうか?
広域行政について「例えば現代の公共事業でもっとも地域の必要度が高いのは高規格道路」という見方もあると思いますが、これは地方分権論とは直接の関係有りませんが、今後の人口減少社会を展望すると当面新規の公共投資は打ち止めにする位の気構が必要と考えます。
少なくなった子や孫の代に膨大な借金と使わなくなった公共投資の残骸が残る社会は想像したくないものです。
いっそ八田達夫ICU教授の「東京一極集中でなにが悪い」との発想通り、寧ろ首都圏(と場合によっては地域中核都市)に公的資本建設を集中するのも手でしょう。政治的には困難でしょうが、恐らくは正しい選択です。
以上は小沢氏の考えではなく私見ですが、現在の道州制の議論には財源&権限の委譲と共に地方政府に自己責任原則を導入したいとの発想が見受けられるのですが、単に巨大化した都道府県である道州制度が寧ろモラル・ハザードを助長し兼ねない点を懸念します。
よってアンチ・テーゼとして小沢氏の意見には価値ありと考える次第です。

1943群馬関連:2006/09/13(水) 22:38:24
群馬関連で毎日新聞から続報です

富岡参院議員の収支記載漏れ:「寄付の個別氏名把握せず」規正法違反の疑い /群馬
 民主党県連会長の富岡由紀夫参院議員が初当選した参院選(04年7月)で、部落解放同盟県連合会などからの寄付を政治資金収支報告書に記載していなかった問題で、富岡会長側の弁明の一部に政治資金規正法違反の疑いがあることが12日、分かった。富岡会長側は記載漏れの報道に対し「陣中見舞いは寄付した団体が会員のカンパを集めたもの」として、団体名の記載義務はないと弁明している。だが、同法では

「匿名寄付の禁止」の規定があり、寄付団体が集めた金を、個別の寄付者氏名を把握しないまま受け取れば同法違反になる。この点について富岡事務所は「会計責任者が自殺しており、事実関係を把握できない」としている。

 富岡会長は、参院選直前の04年6月、部落解放同盟県連合会から100万円、同高崎支部と富岡市議からそれぞれ10万円の陣中見舞いを受けながら、政治資金収支報告書などに記載しなかった。

 同法では年間5万円を超える献金については報告書に団体名などの記載を義務付けている。しかし、富岡事務所は同連合会からの寄付100万円について「連合会が会員から集めたカンパ。5万円以下の小口の個人献金の集まり」とし、法律違反はなく、報告書の修正の必要もないとの見方を示している。

 同連合会は毎日新聞の取材に「募金者の金額、名前などを記したリストはない」と明言。寄付した団体が把握していない個別の寄付者氏名をどのように知り得たのか、同連合会と富岡事務所側の説明は食い違いを見せている。県選管は「寄付者の氏名を把握していないのであれば、『匿名の寄付をしてはならない。受け取ってはならない』と定めた同法22条に違反する」と指摘している。【杉本修作】

毎日新聞 2006年9月13日

1944とはずがたり:2006/09/13(水) 23:00:36
>>1941
浅学阿世の輩等と何を仰いますやら。吉田学校さんの博識ぶりにはいつも勉強になっております。
俺なんかマスコミレベルの好好爺のイメージしかなかったし不明を恥じるばかりっす。
補選の関心は既に大阪で民主が勝てるのかどうなのかに掛かってくると思われますがどうなりますやら。強気予想でならす俺ですら今度は2敗かなぁと弱気です。
神奈川は次期総選挙で選挙区私物化批判で現在は自民だけど出馬に色気を見せた厚木市長を引っ張り出せないかなぁ・・

>>1942
町内会レベル以上の住民参加が地方では機能している場合もありますので,そういう意見の掬い上げを全国300分割後の自治体がどの程度い得るのかちょっと不安です。
地方の無駄な道路行政が目に余る一方で都市部や都市近郊でのインフラ不足も日本の経済成長の阻害要因と成ってるようにも見られます。東京一極集中の集中の利益は混雑の費用で相殺されてしまうでしょうから恐らく誤りだと思いますが,投資効率を考えてもっと都市重視たるべしという主張なら賛同できます。一方で,田舎に或る程度の財源を委譲し,自己責任で道路造りたいなら限られた予算の範囲内でそれを造り,他を犠牲にする分その投資が失敗して地域経済が沈滞しても自分らの責任でやって下さいというのが望ましい方向性だと思われます。投資対効果がシビアに自分達に返ってくる制度設計の元ではモラルハザードは抑止できますし,地域の実情が解ってない国が画一的な施策を打つよりも効率的であると思います。

>>1943
富岡氏説明には色々齟齬が生じてきた様ですね。

19451935:2006/09/13(水) 23:15:11
>>1944 早速有難うございます。

 一極集中は確かに混雑の費用で相殺される面があります。この解消にはインフラ投資と合わせて建蔽率・容積率の規制撤廃が処方箋と考えます。
 地方政府の自己責任化には今までの暗黙の政府保証による資金調達を脱却すると同時に(既にその方向ですが)、信用格付の積極的導入に加えノンリコース条件での
調達が有効ではないかと考えます。仮にノンリコース調達不可能であれば、地域住民から資金調達してでもやるか、止めるかということでしょう。

1946片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/13(水) 23:23:26
>>1940
○○主義については、それぞれの捉え方によるところが大きいですね。

私には、日本の保守主義の根っこというものが、どこにあるのか、よくわからないんです。
保田與重郎の『述史新論』や武内好の『近代の超克』買いましたが、なかなか進まないし頭に入らない(笑)。

かなり前、ここの掲示板で、ある名無しさんと議論したとき、「真の保守主義」というような話になりましたが、
そのときは、日本におけるこれまでの保守主義は正統な保守主義ではなくて、
アメリカの保守主義=経済自由主義(古典的自由主義)が真の保守主義であり、それを日本で実行すべきというのが当該名無しさんのご主張でした(ちゃんと論理を追えていなかったら、名無しさん、すみません)。

新進党最強野党論者さんは(というか小沢は?)、保守主義と自由主義を対照されますが、それはアメリカ的ではないともいえるわけです。
(ただ、そのアメリカも、民主主義を他国に拡大するということをやっていて、保守としてはそういった他国介入の流儀自体は新しいことらしいです。それがネオコンと称されていて、その保守としての正統性を問われています。)

私の感覚では、「リベラル」も経済のひとつの考え方の中にあります。これは、市場原理主義を修正して個人の自己決定の基盤を確保しようという自由主義で、古典的自由主義(クラシカル・リベラリズム)に対抗して出てきた、ニュー・リベラリズムです。日本の政治家が安易に「リベラル」という言葉を振り回したせいで、政治家結集の為の曖昧な用語になっているのが残念です。

社会民主主義は、社会主義(共産主義)の側から修正されてできてきたもので、それは欧州の左翼の流れと重なると思います。私の考え方では、社民主義というのは、個人の自由を守るためってよりは、そもそもの目標に社会的公正があるものだと捉えています。「労働に応じた分配」という社会主義・共産主義の香りを残しつつも、個人の権利を奪うことはなく、多数決政治は尊重するという修正主義です。

リベラルと社会民主主義は、結果的に近づき、混同されることも多いですけど、あまりに混同されすぎていると私なんかは思います。

このように、他国の用語を用いて何か話す場合は、基本的に経済で比較すべきだと思います。精神活動の自由とか経済活動の自由といった概念が経済に織り込まれていますので。


ただ、日本独自の考え方(特に権威の扱い)もあって、それで複雑化してくる面があると思うのです。

そこで、日本の保守主義というものがよくわからなくなってくるのです。

対外政策と思想軸の関係をどう位置づければいいか。これは、まだ考えを煮詰めてませんので今は書けませんが。(これに関しては、愛知和男代議士政策秘書の櫻田氏(「雪斎」氏)が詳しそうですね。)

1947片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/13(水) 23:37:00
あ、一応。
新自由主義(ネオ・リベラリズム)というのは、リベラル(ニュー・リベラリズム)の弊害(行き過ぎた福祉国家化)を批判して、政府の介入する部分を減らそうとする考えです。かつてのシンプルな自由主義に立ち戻ろう、というのも含意してます。
これに対し、新自由主義改革で悪化した失業率や拡大した所得格差に目を配るのが「第三の道」という感じです。

日本はそもそも欧米と経済思想をともに歩んできてないのに言葉だけ導入しようとして訳わからなくなるんだと思います。
何かを批判して、修正しようとして出てきた考え方ばかりですからね。

日本では、まだ「国土均衡発展」=守旧といったものが問題の焦点にありますからね。
アメリカなんてのは、地元愛と市場経済の折り合いをどうつけてるのかなあ。

1948とはずがたり:2006/09/13(水) 23:51:44
>>1946-1947
たまにこの掲示板でも議論になりますが,決着が付かないのがイデオロギー論争ですね。

ちょっと片言丸さんの言葉等をつかって整理してみるとこんな感じでしょうか?
国土均衡発展+明治体制への郷愁+大企業体制or資本主義体制の規制による堅持が旧来の自民党
平和憲法の堅持+労働者の権利擁護が社会党

現在小泉が国土均衡発展を捨て大企業体制を規制から競争へ変化させた訳ですが,安倍が再び国土均衡発展は復活させようとしてると云った感じでしょうか?
で,民主党は資本主義制の競争による維持+労働者の権利擁護(この両者の両立が第三の道,民主中道路線ですかね?)で立ち向かう。私の理解だとイデオロギーを超克したので民主党には明治への郷愁派も護憲派も居るという感じです。

アメリカは国家愛は民主・共和両党にあって日本みたいに敗戦してないし問題にならない,国土均衡発展州単位で考えることで国政はキリスト教的な価値観を巡る対立になってる印象です。アメリカには詳しくないので飽くまで印象ですけど。

1949とはずがたり:2006/09/13(水) 23:53:13
>建蔽率・容積率の規制撤廃>>1945
確かにそういう側面からの開発支援も必要でしょう。
都市計画とか全くの素人なので,その規制緩和更には撤廃が災害対策や住環境に与える悪影響をちゃんと評価しないと将来に不安も残ります。

>少なくなった子や孫の代に膨大な借金と使わなくなった公共投資の残骸が残る社会は想像したくないものです。>>1942
 使わなくなった公共投資は国鉄赤字ローカル線を漫然と作り続けた戦後日本の体制を見るに十分不安ではありますが,少なくともクルマを使わない世界が来るとは思えないですし,合併前の小さな町が何処も金太郎飴みたいに中途半端な何とかホールとかを乱立させてしまった方が勿体ないと思います。
 ただ300自治体にしてしまうと地方では中心市街地へ出るだけでも相当な時間が掛かります。(定住圏構想とかが余り機能しなかったがあの位かもっと広い地域を一つの自治体としようとしているのではないか?)
 一方で,過疎の町をだらだらと金を注ぎ込んで延命する様なマネこそ直ぐ辞めるべきで,過疎の村は死ねと云える政治家が本来は必要な気がします。過疎の村もそこに昔は人が沢山住んでいたのはボランティアでも犠牲の精神でもなくそのに産業と仕事があったからであり,それが無くなった以上人がいなくなるのは当然の話です。ダムも誰も経済的にペイしない田舎暮らしに金をばらまくような面があって,その辺が無駄である気がします。

 あとちょっと気になったことですが,豊かな東京がびた一文も地方にカネをやらんという姿勢では国が成り立たないと思います。(石原にはとかくそんな傲慢な意識が見受けられ品格の無さが感じられますけど。)
 地方が(国からの保証無しで)自己責任で借金をするかどうか以上に,どの程度の規模で平衡交付金のようなもので富める地域から貧しい地域へカネを渡すのかの国民的合意の形成が重要なんではないかと思います。

19501935:2006/09/14(木) 00:31:14
>>1949 有難うございます。

「過疎の町をだらだらと金を注ぎ込んで延命する様なマネこそ直ぐ辞めるべき」は全く同感で私の真意です。
日本においては受刑者でもない限りは居住の自由がある訳で、その観点からはざっくりした議論ですが、都会がいい人は都会に田舎がいい人は田舎に住めばいい話であって、国土均衡発展などどいう発想はそもそもナンセンスと言えます。
そもそも選挙区制度の弊害とも思いますが、選挙制度を変える事によって完全に解決されうる問題ではないでしょうし(大選挙区制にしても有名人に有利といった弊害あろうし)、極力市場原理で解決すべきかと存じます。
道路かホールかと言った問題は、先程述べたノンリコース調達で相当程度解決する部分もあろうし、MITのロナルド・コースが灯台を引き合いに看破した通り、利用者課金不可能な公共財は実は殆どないのだと存じます。
尤もご指摘の通り、法人課税の影響で東京の税収が多い問題はありますが。本当に大胆にこの問題を解決するならば道州でも300自治体でも当該地方政府が自由に税率を選択可能として、誘致合戦をする等の方式が考えられます。結果税率の引下競争となるでしょう。

1951片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/14(木) 01:07:38
>>1948
アメリカ。市場主義ってやっていっても、地域間格差出ないんですかね〜。州ごとにやると言っても・・・。
地域によって主張が違うのかもしれませんね。大統領と議会も対立するし(よく議会は保護主義に走る)。

NHK 視点・論点 2005.2.23 放送 「アメリカにおける保守主義運動」
中山 俊宏(日本国際問題研究所主任研究員)
http://www.jiia.or.jp/column/200502/24-nakayamatoshihiro.html
↑は、今見つけましたが、面白いですね。

これを見ると、アメリカの保守では伝統主義(=秩序重視)と自由至上主義(リバタニアニズム)と反共主義があるということになりますね。
そして、分裂しがちなそれらの一致点として反リベラルを掲げて、まとまったと。伝統主義や反共主義の側面から宗教勢力もかなり入り込んだと。

翻って日本を見ると、伝統(秩序)重視というのは「国土均衡発展」に通じるものでしょう。しかし、これを旧弊として叩くことで小泉自民は支持を得ました。ただ、票のベースでは実は自民党(特に地方部)最大の基盤です。公務員を叩くけど、中小企業税制なんかはかなーり大甘のままだし。
市場主義につながる自由至上主義については、不徹底ながら小泉自民で取り入れたと。積極的に小さな政府に賛同するタイプの人はこのへんの主張になびきます。伝統主義批判のリベラルまでもがなびいてしまいます(笑)。
反共主義は、根が深くて黒そうなところで語りきれないので、おいとくとして、

アメリカの保守は「リベラル」を敵に定めてまとまりましたが、日本の自民は伝統主義の一部(国土均衡や平等志向)を叩いて、自由志向の人から共感を得ようとしてるということではないでしょうか。それに加え、宗教や対外硬がどう関わるかという感じでしょうか。
安倍は、伝統主義を叩くのに引け目を感じていて、違うところから票集めをしようとしてると感じます。ただ、先祖がえりとなると、政策的にも現実的でないし批判も受けるので、経済的には穏和な新自由主義改革路線をゆくでしょうが。

社会党は、平和憲法の堅持と言いますが、それはそもそも、米国と結ぶ自民党に対抗する意味の党是である面が強いと思います。
冷戦後、その価値が減じてくるのは仕方ないでしょう。平和の精神自体は尊いですが、米国派を敵視するという立場は理解されづらくなった。
労働者の権利擁護なんて言っても、労働組合員に依存してしまい、それだけでは広がりが乏しく、消費税のような感情的反応で一時的に伸びるのが精一杯でした。

民主党がどういう道を行くか考えるとすれば、支持してもらえるような結集点を志向することがとにかく肝要かもしれませんね。
基本的に日本人は「伝統主義」の範囲内でぬくぬくとやってきたわけですから、それを崩したり積んだりしてる自民党と、山分け競争ってところでしょうか。

個人的には、おおまかにいえば、これまでの伝統的均衡主義を批判しつつ、人の尊厳を重視した自由経済を作ることではないかなと。
好戦的で過激で神話主義的なキリスト教が根付いてない日本においては、アメリカと同様の意味での保守結集は失敗すると思うんです。

自民党が、
・過剰な伝統叩き(自作自演気味)に走れば、カウンターパートの党はそれに対し堂々と自らの経済政策を示し、
・逆に伝統に立ち戻って生き延びようとするなら、カウンターパートの党はそれを指摘し、
・宗教勢力や極端な対外硬思想を用いて結集を図るなら、カウンターパートの党は穏健な立場を示すべきだと思います。

安倍は来年にはどっちつかずの道に行きそうではありますけどね。

1952片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/14(木) 01:18:00
>>1950
なるほどー。
そこまで徹底すれば、筋の通った話になるんですね。
頭では理解できました。

たとえば、故郷って概念に固執しがちな私なんかが我慢して涙を飲めば、かなり効率的なシステムが作れそうですね。

1953とはずがたり:2006/09/14(木) 04:01:47
>>1950
1935氏は応用ミクロ辺りをご専攻ですかな?私は成長理論を少々囓っている程度なので不勉強でコースの灯台の例を寡聞にして存じ上げませんけど,「利用者課金不可能な公共財は実は殆どないのだ」とはやはりちょっと言い過ぎなのではないかと思います。芸術関係への補助金などを一切廃止して金持ちが美術品の予想キャピタルゲインに応じてパトロンするだけで良いのかという話になります。一方でETCを進化させて全てのクルマに搭載を義務づけて,混雑する交叉点を通過する度に混雑税を掛けて交通の平準化とバイパスの建設を図るなどは現行の技術で十分可能ではないかと思います。

畢竟,政策目標として国民の間でどのようなコンセンサスが出来るかに依存すると思います。例え市場が完全でも,パレート効率性は実現しますが,初期賦存量に決定的に依存する配分の不公正性を直すメカニズムを市場は有しておりません。自治体の税金値下げ競争が必ずしも国民全体の経済厚生を増やすばかりではないと思っております。

>>1951
片言丸さんのご実家の田舎も過疎地の更なる衰退で周辺部から人を集めて都市化が進む可能性もありますし一概に涙する必要は無いと思います。故郷ってのを随分と山奥の小さな集落迄含めるというならそうかもしれませんけど。

1954新進党最強野党論者:2006/09/14(木) 23:54:35
>>1924 なるほど。とはずがたり氏の立ち位置了解しました。【政権交代至上主義・日本型旧保守破壊のための自民党下野必要論】。全く、120パーセント同感です。そして、ラスト4行部分も完全同意です。そして、小沢や小沢支持者の私は、最終的に、日本自由党を嗜好しますし、とはずがたり氏は、民主進歩党を嗜好するのでしょう。私と、とはずがたり氏は、来年の参議院選挙までは、120パーセント同じ夢を抱けるのです。一方で、参議院選挙以降の結果次第では、何かが起こるかもしれません。私の目線から見れば、小泉政治は【改善】であって【改革】ではありませんでした。やはり、【改革】と言うならば、それは政権交代、つまり自民党下野が必要でした。そこも、とはずがたり氏と120パーセント同じです。違うのは、自民党を倒した後の最終形が、日本自由党なのか、民主進歩党なのか、なのです。しかし、有権者が、参議院選挙で、【小泉改善OK/政権交代NO】の審判を下すのなら、政権交代必要論は下火になり、政界潮流は憲法論議へと移っていくと思われるからです。やはり、93年の細川政権の熱気から、時は流れたのかもしれません。物事には、旬というものがあります。96年総選挙での、新進党と民主党の野党分離は、本当に悔やまれます。あの時、橋本自民党を倒していれば、今頃、小沢日本自由党と、菅民主進歩党の、二大政党で、政権交代を争っていたかもしれません。はその時に、今の民主党の姿形を保てているとは思えません。来年の参議院選挙、民主党が、と言うよりも、日本の政治にとって、正念場です。93年以来の細川政権の想いは、続くのか、終りを告げるのか。

1955新進党最強野党論者:2006/09/14(木) 23:56:48
相変わらず、キーボードのエンターキーが故障のため、改行ができません。大変読みにくくなってしまって、吸いません。自分でもイライラしますw

1956新進党最強野党論者:2006/09/15(金) 00:43:56
●小沢はんって、口開いたら「政権交代、政権交代」言うてはるけど、「政権交代」言うたかて「政権交代して何を変えるんか」て言うことが大事なんとちゃうんか。なんか、自民党とあんまり変わらん政策並べて「政権交代にこそ意味がある」言うんも、なんか変ちゃうか。

■おまえ、小沢はんの政策が自民党と変わらへんと思うか?。
今は小泉政権のキャッチフレーズになっとる構造改革とか郵政民営化とかは、元々小沢はんが言い出したことや。言うならば小沢はんこそが本家や。今はたまたま分家のほうがが羽振りが良うて本家を凌いどるけど、やっぱり本家は本家。分家と同(オンナ)じにされたら怒るやろ。

●そやけど、実際同(オンナ)じちゃうんか。

■まぁ、これは小泉はんのやって来はったことを見る目ぇにもよるけど。ワシはあんまり小泉はんは評価でけへん思う。全然とは言わんけどな。
小泉改革の目玉やて言われとる道路公団民営化と郵政民営化についても「看板掛け替えただけ」みたいなとこあるしな。
郵政は小泉はんのライフワークみたいなもんやさかい、まだ出来がええかもしれん。それでも、郵貯銀行を地域分割せぇへんかったさかい、単に巨大国立銀行を作っただけやて言う見かたもあるわ。
道路公団については説明する必要もないくらいやろ。無駄な道路を作らへんためにやった改革やのに、結局高速道路は全部作ることになったわな。これをまともな改革やって言う人はあんまりおらへんのとちゃうか。
年金制度改革に至っては、あれが改革に値するもんか? ちょこちょこっとパラメータをいじっただけっていう気ぃするし。

●具体的な改革の中身はワシら一般の国民にとっては難しいさかい、あんまり分からへんわ。そやさかい、よけいに違いが分かりにくいのかも知れんな。与党の先生方が「すっごい改革やでぇ」て言わはったら、「そうなんかなぁ〜」って思てしまうもんな、ワシら素人は。

■小沢はんが代表にならはってから、まだ短いけど、結構あちこちで、いろいろと明確な政策を言うてはるで。たとえば、靖国問題とか、年功序列と終身雇用をセーフティネットに使うとか、結構具体的にいろいろとな。でもまあ、本格的には9月になってからかも知れんけどな。
ワシは「小沢はんの政策が自民党と変わらん」とは思わんけど、まあオマエの言うように、百歩譲って政策が全然変わらへんかったとしても「政権交代をすること」そのものに、大きな意味がある思うねん。

●へぇ〜。どういう意味があるん。

1957新進党最強野党論者:2006/09/15(金) 00:47:02
■例えばやな、ある一戸のマンションがあるとせぇや。

●なんでマンションがあるねん。言うとくけどワシ、マンションなんか買う金あらへんで。

■うるさい。黙って聞いとけ。
あるマンションがあってやな、ある一家がそこに住んどるとするわな。新築の時に入居して、はじめの頃は新しいさかい、気持ちええわ、きれいやし。そやけど、長いこと住んでるうちに、あちこち汚れてくるやろ。タンスの裏とか冷蔵庫の下とか、そういうトコは滅多に掃除もせぇへんさかい、ホコリも溜まってくるわな。

●そやねん。ワシ、大掃除とか模様替えとか大嫌いやさかい、大型家具は置いたら置きっ放しになってしもとるわ。表面的には掃除して、前から見たら綺麗に見えるけど、家具の後ろとかの隙間は、相当ホコリが溜まって汚ない思うわ。

■そやろ。ひょっとしたらゴキブリの干物とか転がっとるかも知れんで。冷蔵庫の裏なんか湿気と温度がちょうどええさかい、キノコが生えとるかも知れんで。

●げ〜っ。気色悪ぅ。

■ところがや。その一家がマンションから追い出されて、新しい住民が入ってきたらどうなる? 置きっ放しの大型家具も退(ノ)けなあかんやろ。退(ノ)けてみたら、その陰に隠れて普段掃除機のノズルが届かんかったトコも掃除することになるやろ。ゴキブリのミイラも毒キノコも綺麗に取り除かれるっちゅうわけや。

●なるほど、そのとおりや。ワシとこも定期的に引越ししょうかな。

1958新進党最強野党論者:2006/09/15(金) 00:48:46
■アホ。たとえ話しとるんやで。おまえが引越しせんでええわ。
つまり、「政権」て言う「マンション」に「自民党」て言う「住民」が60年も住んどったら、「官僚」て言う「家具」の後ろににはホコリが溜まりまくって、積もったホコリの中に何があるか分からんような状態になっとるかもしれん。えげつないもんが隠れとるやろな、ほぼ確実に。
「政権交代」て言うことは、その「マンション」から「自民党一家」が追い出されて「民主党一家」が新しく入居するみたいなもんや。そうしたら、今まで家具の陰に隠れて見えへんかった汚いもんが、白日のもとにさらされて一掃されて、根本から清潔になれるっちゅう算段や。タンスの裏にガメとったへそくりも見つけられてしまう、て言うこっちゃ。

●ほな、追い出された「自民党一家」はどないなんねん。ホームレスか。

■今度は「民主党一家」が「マンション」を汚しよるさかい、「自民党一家」はスキを狙って「民主党一家」を追い出して、また家を取り戻したらええねん。
つまり、そういうふうに定期的に住む家族が入れ替わったら、マンションが魑魅魍魎(ちみもうりょう)の棲家みたいにならんで済むやろ。

●なるほど。「政権交代は引越しみたいなもんや」て言うんやな。
なんとなく分かったわ。

1959新進党最強野党論者:2006/09/15(金) 00:50:55
■60年の間には一回だけ細川内閣って言う非自民の政権が出来たんやけど、これが短命やったさかい、引越しの途中で終わってしもたみたいなもんや。ちなみに細川内閣を仕掛けた人は何を隠そう小沢はんなんやけどな。

●へぇ〜。そうやったんかいな。
ところで、自民党が60年も居座っとったら家具の裏は汚いっちゅうレベル越えとるんちゃうか。人前に出せへんもんとかも隠してあったり。隠したことさえ忘れてしもた、何が出てくるか分からん、恐ろしいもんが出て来そう、とか。

■そう思うわ。
そやさかい、与党は絶対に政権を放したないんや。放したら最後、自分らが隠した変なモンが全部見つかってしまうさかいな。
今政権交代が起こったら、政権の家具の後ろからは何が出て来るんやろ。なんせ、異臭が漂って来とるし、表から見ても相当汚れとる。裏は想像を絶する状態かも知れんな。

●白骨死体でも出てくるかも知れんな。
楽しみ言う気持ちもあるけど「見たない」言う気持ちもあるな。

■5年くらいの周期で与党と野党が入れ替わっとったら、あんまり汚なならへんうちに家具の入れ替えするさかい、ええねんけどな。

●なるほど。ほな、ワシのボロアパートとおまえんとこのマンション、交換せぇへんけ。定期的に入れ替えなんだら家具の裏に毒キノコ生えるかも知れんさかい。

■それだけは勘弁してくれ。

1960新進党最強野党論者:2006/09/15(金) 00:52:28
あるブログからの引用。何か、笑ってしまった。ttp://blog.goo.ne.jp/zzzmain/1

19611935:2006/09/15(金) 01:01:51
>>1935
有難うございます。とはずがたりさんこそお詳しいですね。
コースの灯台の例とは、多くの経済学教科書に政府が供給すべき純粋公共財の例として灯台が挙げられていたものを、後にノーベル賞を受賞するロナルド・コースが英国の例を引き合いに出して、実際に民間主体により運営・課金されていた例もあると正したというお話です。
芸術関係の補助金については私は基本的には廃止論者です。というのは補助金など行わない方が、芸術の質を高めると思われるからです。
日本が世界に冠たる漫画文化がその好例と考えます。そこに政府の介入は殆ど存在しません。
以前巨匠永井豪氏が欧州のある国を訪問した際、その国は漫画を奨励していて、税金を投入した立派な漫画美術館がある。中にはぎょうぎょうしく漫画が飾られているが、肝心の漫画そのものはちっとも面白くない。手厚く保護されるのは却ってよくないかも知れないという趣旨のコメントをされていたことがあります。
流石巨匠、本質を踏まえていると感嘆した次第です。私が考えますに大衆・パトロンに迎合する方が、政府・官僚に迎合するより余程ましです。

>>1952
愛郷精神はご立派と存じます。ただ、ばら撒き的な公共投資が却って地方の個性を弱め衰退に導く可能性はあると存じます。

とはずがたりさん・片言丸さん有難うございました。小沢氏の300自治体構想から随分話は飛びましたが、今回はこの位で失礼します。またの機会ありましたら宜しくお願いします。

1962片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/15(金) 01:40:01
>>1961
愛郷精神というか、親族の生活基盤がそこにあるから、そのしがらみが解けないってだけなんですけどね。
自分が意を決して、自由に動けばいいだけなんで。

私のほうは、どうも感傷的で拙いことをレスしてしまい、すみません。
またよろしくおねがいします。

1963新進党最強野党論者:2006/09/15(金) 02:08:38
>>1939 びっくりしました。片言丸氏も、掲示板を開いているわけですか・・・ というか、とはずがたり氏とか、片言丸氏は、何かの研究者か何かですか。大学の教員とか。テーマの広さといい、深さといい、凄すぎます。もちろん褒め言葉として。紹介してもらった、民主スレでの議論そのものよりも、そちらに圧倒されているところです。

1964とはずがたり:2006/09/15(金) 02:19:54
>>1963
良く我が掲示板を見つけていただきました。何がきっかけで見つけました?
私はまぁなんと云うか中途半端な身分の者ですが,政治趣味が高じてえらくディープな情報収集と政治談義の掲示板になってます(笑
カタコト倉庫も凄いですよね。片言丸さんをはじめ参加して下さってる皆様,そこらの政治評論家や政治討論番組よりも為になるし刺戟的で面白いっす。

1965とはずがたり:2006/09/15(金) 02:22:01
>>1960
理系の方が小泉に疑問を持って始めたブログのようですねぇ。
そういう人が増えてくれると良いんですけど。

1966片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/15(金) 02:27:11
>>1963
私も、本来やるべきことをおろそかにして遊んでる面が「かなり」強く、全く威張れるものではありません。
メモ的に「倉庫」を作っただけなんですが、かかりきりになってしまい、あまりよくないなと思ってます・・・。
>>1964
とはずがたりさんのページは、地方議員や過去の国政候補者の名前を入れたりすると、上位でヒットしやすいですねぇ。
ちょうどいい情報があったとおもったら、よく、とはずがたりさん作成ということがあり、驚きます。

1967とはずがたり:2006/09/15(金) 02:30:22
云われてみれば自分で検索して自分のページが引っかかることあります。おれ,こいつのこと知ってたじゃんみたいな(笑
けど政治は生ものですからちょっと手を抜くと直ぐに古くなってしまって,今読み直すとアップデートや修正訂正補遺したい部分がいっぱい見つかって困ります。

1968新進党最強野党論者:2006/09/15(金) 02:41:36
>>1964 何故、とはずがたり氏の掲示板にたどりついたかは、ちょっと正確には思い出せません。色々と考えてみたのですが、http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/000.html#04のサイトを見つけたからかもしれません。93年以降の政界再編の動きを調べたい関係で、例えば「新進党」などのキーワードで検索したときに、何かのページが引っ掛かったりして、そこからこの掲示板を発見したという仮説が一応成り立ちます。連合参議院なんて、忘れかけていたフレーズを思い出しました。後に、自由党掲示板http://jbbs.livedoor.jp/news/680/がリンクされているのを知り、嬉しかったのですが、残念ながら余り盛り上がっていませんw

1969とはずがたり:2006/09/15(金) 02:49:23
>>1961
調べたらコースの出した例は 私立の灯台があって入港した船から利用料を取っていたそうですが,入港しない船からは取れない等フリーライドの問題は出てくる訳ですよね?違ってたら済みません。但し今よりももっと公的なやると思いこんでる部分を民営化できるというのはそうでしょう。公園だって住宅分譲会社が宅地が高く売れるような環境整備のために作ればいいのかもしれませんし。日本の漫画やアニメは酷い環境に置かれながらも凄い価値を生み出していて素晴らしいですね。リンク先のカマヤンさんの所で話題になっましたが,テレビ局なんかの搾取が酷いようです。もうちょっと公正な利益配分があっても良いような感じですけど。

例えば美術品は一つ一つが高額でしかも一つ一つ不可分なものですから,市場原理を適用すると貧乏人はいっさい触れることすら出来ないことになります。俺は美術には余り興味がない方ですが,民間が美術館を経営して高い料金で提供するだけでは足りないのかなと思います。美術はまぁ嗜好品ですから良いとして公教育等は機会の平等の為にも一定の費用を負担するにコンセンサスは出来ているのではないでしょうか?
市場原理というのは厳しいもので世の中に役に立たない人間に対して健康で文化的な最低限度の生活を保証しません。貧乏人は麦を食えは正論ですが,じゃあ死んでしまえと迄云えるのかといったら否であると思います。
私は市場原理主義者ですが,市場原理主義者は市場の限界を誰よりも自覚的にならないと誤りを冒しかねないと思っています。
色々実のある議論が出来て感謝です。また何か有りましたら是非御発言下さい。

>>1962
私も実家のある故郷に関しては感傷的になりますし,そもそも不適切なレスではなかったと思います。お気になされず。


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