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石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=

1■とはずがたり:2003/01/17(金) 13:45
新日本石油 http://www.eneos.co.jp/
  帝国石油 http://www.teikokuoil.co.jp/
コスモ石油 http://www.cosmo-oil.co.jp/
出光興産 http://www.idemitsu.co.jp/

昭和シェル石油 http://www.showa-shell.co.jp/
新日鉱ホールディングス http://www.shinnikko-hd.co.jp/
  ジャパンエナジー http://www.j-energy.co.jp/

東燃ゼネラル石油(株) http://www.tonengeneral.co.jp/
  エクソンモービル(有)
  エクソンモ ービル・マーケティング(有)
キグナス石油 http://kygnus.jp/index.html

三井石油 http://www.mitsui-sekiyu.mogc.co.jp/top.htm
三愛石油 http://www.san-ai-oil.co.jp/
九州石油 http://www.kyushuoil.co.jp/open/text/open.html

BPアモコ
 BPジャパン http://www.bpjapan.com/
  日本のリテールはJOMOに売却して撤退
カルテックスhttp://www.caltex.com/caltex.com/default.asp

AOCホールディングス
 アラビア石油 http://www.aoc.co.jp/
 富士石油
ジャパン石油開発 http://www.jodco.co.jp/
石油公団 http://www.jnoc.go.jp/menu.html
石油連盟 http://www.paj.gr.jp/

1521とはずがたり:2013/08/25(日) 10:11:02
頁岩(シェール)は硯石のことだったのか。。
俺もミッチェル氏のご冥福を祈るぞ。

2013年07月31日(水) 
当初見込みの3倍のペースで増産が進む米国のシェールガス
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/36576
文/ 野神隆之(JOGMEC 石油調査部上席エコノミスト)

 シェールガスとは、シェール=頁岩(日本ではおもに硯に使用される黒い石)に存在する天然ガスであるが、成分的には通常のガス田から生産される天然ガスと同一のものである。

 ただ、硯を御覧頂ければお判りの通り、この石にはほとんど隙間が存在しないように見える。しかしそれは肉眼ではそう見えるだけで、実際にはごく微細な隙間が無数に存在し、その隙間に天然ガスが含まれる。とはいえ、やはり天然ガスにとってもその隙間は小さく、なかなか流動できないという性質を持っている。

 通常のガス田は砂岩等の地層にできるのだが、砂岩層には、場合によっては肉眼でも辛うじて見えるくらいの隙間が多数存在しており、その中を天然ガスが流動する。このため、地上から垂直に井戸を掘削すると圧力差が生じて、地中に賦存する天然ガスが隙間を流動して坑井に集合、地上に向けて噴き出すことになる。

 しかしながら、シェール層ではそのような隙間が非常に狭いため、地上から垂直に井戸を掘削しても、坑井の周辺の天然ガス資源がごく少量生産されるのみで、大半の資源は地中に留まったまま、いわゆる"とりっぱぐれ"ということになる。

 そのため、シェールガスは生産性が悪く、存在自体は古くから知られていた(1821年という説もあるくらいだが、近代石油・天然ガス産業の成立は1859年であるので、それ以前ということになる)ものの、長い間商業的に大量生産には至らなかった。

 そんなシェールガスが近年大量生産されるようになったのは、水平坑井と水圧破砕の組み合わせ技術が登場したからである。

 まず、1980年代以降シェールガスの商業生産を目指して孤軍奮闘していたジョージ・ミッチェル氏(実際には、その前に米国政府によるシェールガス支援プログラムがあり、それをミッチェル氏が引き継いだとされる)が1998年に水圧破砕(シェール層に高圧の水流を吹き付けて割れ目を入れる技術)によるシェールガス開発手法を確立した。

 次に、これをミッチェル氏の所有する企業を2002年に買収したデボン・エナジー社が保有していた水平坑井掘削技術(天然ガス開発・生産のための井戸を掘削する際、地表近くでは垂直に掘削するが、ある程度の深度を掘削する過程で水平に方向転換する技術)と組み合わせることで、米国でのシェールガス開発・生産の基盤が出来上がった。

1522とはずがたり:2013/08/25(日) 10:11:29
>>1521-1522
 それでも2000年代前半の米国におけるシェールガス生産量は極めて控えめなものであった。生産に弾みがつくきっかけとなったのは、2005年8〜9月、米国メキシコ湾地域に来襲したハリケーン「カトリーナ」と「リタ」であった。

 この2つのハリケーンは沖合の天然ガス生産施設に甚大な被害を及ぼし、冬の暖房用天然ガス需要期を前にして天然ガス価格が原油価格以上に上昇した(原油価格については国際エネルギー機関(IEA)加盟国が石油備蓄を放出したことにより沈静化したものの、天然ガスにはそのような備蓄制度が存在していなかったため価格の上昇が続くこととなった)のである。

 この一件により米国でのシェールガス開発・生産が加速されることになった。結果、2009年当時ですら2012年には日量64億立方フィートのシェールガスが生産されると予想されていたが、現時点では2012年には222億立方フィートが生産されたと推定されており、当初見込みの3倍のペースで増産が進みつつあるなど、まさに"大化け"している状況だ。

 2009年当時には、2030年のシェールガス生産量は日量100億立方フィートと予想されていたのだが、現在では同388億立方フィートになると見込まれるなど、将来予測の大幅な上方修正がなされているところである。

 実はシェールガスが賦存する地域は米国だけではない。カナダでも存在が確認されている他、米国エネルギー省の調査によれば、中国、アルゼンチン、アルジェリア、メキシコ等に存在するとされる。ただ、米国外においてはその賦存状況をもう少し精査しなければならないだろう(精査の結果、当初見込み程資源が存在しない、ということが判明する場合もある。ポーランドがその例に当てはまる)。

 また、シェールガス開発・生産のための産業基盤を確立すると同時に、環境面も考慮した事業を推進するための法制や税制を整備する必要もある。このようなことから、米国やカナダ以外の諸国においてシェールガス生産が本格化するのは2020年前後以降になると考えられている。

 なお、この原稿を執筆していた7月26日にジョージ・ミッチェル氏が94歳で亡くなったとの報せが飛び込んできた。米国でシェールガスを大増産へと導いたミッチェル氏の偉大な功績を、改めてここで讃えるとともに、氏の冥福を心よりお祈り申し上げる次第である。

野神隆之 (のがみ・たかゆき)
独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)石油調査部上席エコノミスト。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。米国ペンシルバニア大学大学院修士課 程およびフランス国立石油研究所付属大学院(ENSPM)修士課程修了。通商産業省(現・経済産業省)資源エネルギー庁長官官房国際資源課(現・国際 課)、国際エネルギー機関(IEA)石油産業市場課等に勤務の後、石油公団企画調査部調査第一課長を経て、2004年より現職


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