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石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=

1521とはずがたり:2013/08/25(日) 10:11:02
頁岩(シェール)は硯石のことだったのか。。
俺もミッチェル氏のご冥福を祈るぞ。

2013年07月31日(水) 
当初見込みの3倍のペースで増産が進む米国のシェールガス
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/36576
文/ 野神隆之(JOGMEC 石油調査部上席エコノミスト)

 シェールガスとは、シェール=頁岩(日本ではおもに硯に使用される黒い石)に存在する天然ガスであるが、成分的には通常のガス田から生産される天然ガスと同一のものである。

 ただ、硯を御覧頂ければお判りの通り、この石にはほとんど隙間が存在しないように見える。しかしそれは肉眼ではそう見えるだけで、実際にはごく微細な隙間が無数に存在し、その隙間に天然ガスが含まれる。とはいえ、やはり天然ガスにとってもその隙間は小さく、なかなか流動できないという性質を持っている。

 通常のガス田は砂岩等の地層にできるのだが、砂岩層には、場合によっては肉眼でも辛うじて見えるくらいの隙間が多数存在しており、その中を天然ガスが流動する。このため、地上から垂直に井戸を掘削すると圧力差が生じて、地中に賦存する天然ガスが隙間を流動して坑井に集合、地上に向けて噴き出すことになる。

 しかしながら、シェール層ではそのような隙間が非常に狭いため、地上から垂直に井戸を掘削しても、坑井の周辺の天然ガス資源がごく少量生産されるのみで、大半の資源は地中に留まったまま、いわゆる"とりっぱぐれ"ということになる。

 そのため、シェールガスは生産性が悪く、存在自体は古くから知られていた(1821年という説もあるくらいだが、近代石油・天然ガス産業の成立は1859年であるので、それ以前ということになる)ものの、長い間商業的に大量生産には至らなかった。

 そんなシェールガスが近年大量生産されるようになったのは、水平坑井と水圧破砕の組み合わせ技術が登場したからである。

 まず、1980年代以降シェールガスの商業生産を目指して孤軍奮闘していたジョージ・ミッチェル氏(実際には、その前に米国政府によるシェールガス支援プログラムがあり、それをミッチェル氏が引き継いだとされる)が1998年に水圧破砕(シェール層に高圧の水流を吹き付けて割れ目を入れる技術)によるシェールガス開発手法を確立した。

 次に、これをミッチェル氏の所有する企業を2002年に買収したデボン・エナジー社が保有していた水平坑井掘削技術(天然ガス開発・生産のための井戸を掘削する際、地表近くでは垂直に掘削するが、ある程度の深度を掘削する過程で水平に方向転換する技術)と組み合わせることで、米国でのシェールガス開発・生産の基盤が出来上がった。


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