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海上コンテナ鉄道輸送

1名無しさん:2002/12/14(土) 19:37
最近増えていますが、今後はどうでしょう

618荷主研究者:2010/02/24(水) 23:38:35
そうなのか…
>日本国内には45フィートコンテナに適合するシャーシが存在せず、実質的には鉄道で使用できない

http://www.lnews.jp/2010/02/35674.html
2010年02月22日 LNEWS
国交省ほか/45フィートコンテナの鉄道輸送実証試験

国土交通省関東地方整備局、関東運輸局、京浜港物流高度化推進協議会は2月24日、東京貨物ターミナル駅構内で、宇都宮駅始発の5584便を対象に鉄道で45フィート海上コンテナを輸送する実証試験を行う。

クボタの協力で、中国との輸出入貨物を45フィートコンテナを用い、東京港大井埠頭に近接する東京貨物ターミナル駅〜宇都宮貨物ターミナル駅間にで鉄道輸送を実施する。実際の貨物を積載した45フィートコンテナの鉄道輸送は国内初のの試み。

検証する項目は、駅内荷役スペース、荷役機械の運転操作、貨車への緊締要領に係る安全性・操作性など。日本国内には45フィートコンテナに適合するシャーシが存在せず、実質的には鉄道で使用できない。

一方で45フィートコンテナは40フィートコンテナより長さが1.5mほど長く、容積も大きいため、物流効率化に取組んでいる荷主企業から利用の要請が非常に高くなっており、今回実際に鉄道で運用できるかどうかなどを検証する。

619荷主研究者:2010/02/27(土) 16:27:04
>>600 >>612
http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20100224l
2010/02/24 21:39 秋田魁新報
横開きコンテナ使い実証試験 シーアンドレール構想

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/20100224l12.jpg
貨物列車の台車にサイドオープンコンテナを載せたままで行われた貨物の積み込み作業

 秋田港と鉄道を活用した新たな物流ルート構築を目指すシーアンドレール構想で、国土交通省は24日、海上コンテナとしては国内で使われていない横開きのサイドオープンコンテナを鉄道輸送に使用した実証試験を行った。

 通常のコンテナは鉄道に積んだ場合に後方になる面が開閉するのに対し、サイドオープンコンテナは側面が開閉する仕組み。このため、鉄道の台車に複数のコンテナが連なっている場合でも、台車からコンテナを降ろすことなく貨物の積み込みができる。

 試験には、構内の倉庫まで鉄道の引き込み線が延びる日本大昭和板紙秋田工場(秋田市)が協力。鉄道と秋田港を利用して印刷用ロール紙を韓国へ輸出するため、倉庫内で積み込み作業を行った。

620 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/28(日) 20:05:01
日本海側の拠点港湾と新潟の期待は>>617
民営化については>>616
しかし、来年の通常国会か・・・

http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010022801000498.html
港湾民営化へ法改正検討を表明 前原国交相

 前原誠司国土交通相は28日、新潟港を視察した後、港湾の管理・運営について記者団に「民の力を
導入することが大事。株式会社化し、多くの資金を調達できるようにするためには、港湾法改正も必要に
なる」と述べ、民営化を可能にする法改正の検討を進めていることを明らかにした。国交省によると、
改正案は早ければ来年の通常国会に提出する見通し。

 港湾の管理は、地元単独か複数の自治体で一部事務組合をつくって行い、維持管理費は全額を
自治体が負担する仕組みになっている。財政難で今後の維持に懸念が生じている港もあり、資金獲得や
運営効率化のため、民間の経営ノウハウを導入する必要性が指摘されていた。

 前原氏は「中国との間の物流はさらに大きくなる。ロシアとの関係も強化しなければならない」と述べ、
日本海側に人や物の交流拠点となる港を整備する必要性があるとの認識をあらためて表明。選定に
関しては、自治体が民営化を含めた運営態勢の改善にどれだけ取り組むかを判断材料の一つとした上で
「2010年度いっぱいかかるのではないか」との見通しを示した。

2010/02/28 17:22 【共同通信】

621 ◆ESPAyRnbN2:2010/03/01(月) 14:25:25
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20100301ddlk15010026000c.html
拠点港湾整備構想:新潟港の拠点化、選定時期は「来年度中」 視察で国交相 /新潟

 ◇港湾法の改正検討
 前原誠司国土交通相は28日、就任後初めて来県し、県や新潟市などから日本海側の拠点港に選ぶよう
求められている新潟港を視察した。視察後、選定する際には民営化も含めた港の効率的な運営も判断基準に
なるとの考えを明示。来年度中に選定する見通しを示した上で、「港湾法の改正も必要」と語り、港湾管理に企業の
参入が可能となる法改正を検討していることを明らかにした。【岡田英】

 前原国交相は泉田裕彦知事らの説明を受けながら新潟東港のコンテナヤードや新潟西港などを視察。「経済発展
を続ける中国の物流はさらに大きくなる。LNG(液化天然ガス)や石油を考えるとロシアとの関係も強化しなければ
ならない」と日本海側拠点港の必要性を改めて強調した。

 港湾管理のあり方について前原国交相は、「民の力を導入していくことが大事。上場して多くの資金を調達できるよう、
港湾法の改正も必要」と発言。民営化も含めた港の効率的な運営方法を重視する方針を示した。

 泉田知事は前原国交相の発言を歓迎。「(民間参入を規制する)港湾法は最大の制約だった。改正されれば
市場から資金調達でき、整備費用にも充てられる。対応するための検討を加速させたい」と新潟港の民営化を積極的に
検討していく考えを示唆した。

 国は昨年12月、コンテナ港とバルク(バラ積み貨物)港の2本建てで専門家らによる検討会を設置。コンテナ港は
太平洋側の京浜港(東京・横浜)、伊勢湾(名古屋・四日市)、阪神港(大阪・神戸)の中から1〜2カ所を今年6月ごろに
選び、バルク港は穀物、鉄鉱石、石炭の3品目について年内に強化港を選定する方針。このほかに、日本海側に
限定した拠点港の検討について前原国交相は視察後、「コンテナ港を選定した後」と述べ、6月以降に本格化する
見通しとなった。

毎日新聞 2010年3月1日 地方版

623荷主研究者:2010/03/07(日) 15:57:59
>>619
http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20100304d
2010/03/04 09:20 秋田魁新報
3試験重なりフル稼働 シーアンドレール

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/20100304d12.jpg
コンテナ4本を積んだ貨物列車からの積み降ろし作業

 秋田港と鉄道を活用し、海外との新たな物流ルート構築を目指すシーアンドレール構想の実証試験で、国土交通省は3日、貨物の輸出に向けて秋田北港駅でコンテナの積み替え作業を行った。1日に3種類の輸送試験が重なり、この日の積み替えコンテナは計7本。一連の実証試験で最多となった。国交省秋田港湾事務所の小澤敬二所長は「構想実現時に近い形での試験となった」と話した。

 この日の試験には、珪藻(けいそう)土を台湾に輸出する中央シリカ(北秋田市)、ベトナムに中古タイヤを輸出する高橋商事(潟上市)、ロシアに中古タイヤを輸出するサンパワー(横浜市)が協力した。

 3社の貨物をコンテナ4本に積んだ貨物列車が同日、仙台港駅から秋田北港駅に到着。コンテナをトレーラーに積み替えて秋田港へ輸送した。さらに、空になった貨物列車の荷台には、次の輸出に向けて3本の空コンテナを載せ、仙台港駅へと送り出した。作業では、コンテナを運ぶリーチスタッカーと呼ばれる荷役機械がフル稼働し、積み替えは30分程度で終了した。

624荷主研究者:2010/03/07(日) 16:06:35

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1002240046/
2010年2月25日 神奈川新聞
横浜港埠頭公社を2012年度めどに株式会社化、国際戦略港湾選定にらみ/横浜市

 横浜市は24日、横浜港を管理する市の外郭団体・横浜港埠頭(ふとう)公社を民営化する方針を明らかにした。国の「国際戦略港湾」選定をにらみ、株式会社化を目指す。2010年度当初予算案に調査費約2300万円を計上、早ければ12年度をめどに新会社を設立する。

 市会本会議の予算代表質疑で佐藤茂氏(自民党、旭区)の質問に林文子市長が「株式会社化を目指す方向で考えている」と答弁した。関係者によると、12年度当初からの移行を前提に作業を進めている。

 横浜港は東京港、川崎港とともに「京浜港」として一体運営することで国際競争力を高め、東アジアの拠点(ハブ)港を目指している。新会社は将来的に、東京港埠頭株式会社との経営統合も視野に入れる。

 国土交通省は国内最有力のハブ港湾に絞って重点整備する「国際戦略港湾」を6月に選定する。民間活用も考慮し判断されることになっている。これまで市は、公益法人制度改革の対象団体である埠頭公社を13年末までに民営化するスケジュールを示していた。

 民営化を進める背景の一つには、輸送コストが3割程度低いとされる韓国・釜山港などアジアの港との競争の激化がある。市港湾局は「輸送コストの低減など、港湾利用者へのサービス向上を進めたい」としている。民営化で経営の効率性や自由度が高まることもメリットとしている。

 横浜港埠頭公社の金近忠彦理事長は「韓国に負けない競争力を持つためにも、民営化と合わせて国の支援でコンテナターミナルを整備する公設民営方式を国に提案していく」としている。

 全国の主要埠頭公社のうち、民営に移行したのは東京港埠頭株式会社(08年4月)のみ。国際戦略港湾の選定が迫り神戸港、大阪港の公社も民営化方針を発表するなど動きが加速している。

 ◆横浜港埠頭公社 1981年設立の財団法人。横浜港にコンテナターミナルなどを整備し、港湾事業者に貸して運営している。本牧、南本牧、大黒の各ふ頭に計10のコンテナターミナルなどを整備・管理している。

625荷主研究者:2010/03/11(木) 23:43:13

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1002090014/
2010年2月9日 神奈川新聞
横浜−船橋−市原結ぶ三角航路開始へ、コンテナ輸送の「グリーンシップ」/横浜

横浜港と船橋、市原を結ぶ三角航路の運航が決まったグリーンシップ

 横浜港を拠点に、はしけで東京湾内のコンテナ輸送を手掛ける「グリーンシップ」が、3月から千葉港の船橋、市原を結ぶ三角航路でのサービスを始める。コンテナを1本ずつ運ぶトラック輸送と比べ二酸化炭素(CO2)の排出量がはるかに少ないため注目されているが、三角航路が可能になったことで一層効率的に輸送できることになる。

 グリーンシップは、最大84本のコンテナを積めるよう設計されたバージ(はしけ)と押し船が一体となった船。横浜はしけ運送事業協同組合(横浜市中区)が出資した横浜港開発事業(同)が2006年に運航を始めた。2月1日に千葉港でもはしけ運送事業の許可を受けたことで、三角航路が可能になった。

 海外から横浜港に入ったコンテナを海路で船橋に運び込み、市原から樹脂などの輸出品を積んだコンテナを運んで戻ってくる。新たに許可を得たことで、船橋で返却された空コンテナを市原に回送できるようになり、効率性が格段に高まる。当面は週1回の運航を予定している。

 横浜はしけ運送事業協同組合の網代勝夫常務理事は「グリーンシップによる輸送はトラックと比べCO2を約85%削減できる。環境負荷が少ない輸送網であり、トラックの代替輸送手段として荷主や船会社から関心が高い」と説明。「輸送費も安いことから、東京湾の競争力強化にもつながる」としている。

 グリーンシップは横浜港と東京港を結ぶ定期航路を皮切りにスタートし、川崎港や千葉港とも定期航路を開設。現在は4隻のバージと3隻の押し船で東京湾内のコンテナ輸送を担っている。

 輸送実績は06年度は3万8千本(20フィートコンテナ換算)だったが、07年度は7万1千本、08年度は7万2千本と堅調に推移。世界同時不況の影響が直撃した09年度も6万4千本を見込んでいる。

626荷主研究者:2010/03/12(金) 00:06:34

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201003020048.html
'10/3/2 中国新聞
9万トン級貨物船入港可能に
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 周南市の徳山下松港晴海埠頭(ふとう)に最大積載量9万トンの大型ばら積み(バルク)貨物船を入港させる計画が進んでいる。現在7万トン級まで対応できる航路を、国が2010年度に0・4メートル掘り下げて水深を確保。埠頭の運営会社が11年度から9万トン級の入港を始める予定だ。

 中国地方整備局宇部港湾事務所によると、10年度に整備するのは晴海埠頭の接岸用航路(水深12・4メートル)と泊地(同14メートル)周囲の計100ヘクタール。ともに水深12・8メートルまでしゅんせつする。総事業費約28億円で4月に着工、来年2月に完成する。

 山口県内の公共埠頭で、9万トン級のバルク貨物船に対応するのは初めて。積載物の輸送費低減につながり、石炭なら1トン当たり100円の経費圧縮になる。9万トン級貨物船を満載で利用すれば、約900万円が節減できるという。

【写真説明】国の港湾整備で9万トン級のバルク貨物船の入港が可能になる晴海埠頭(手前左端の岸壁)

627荷主研究者:2010/03/12(金) 00:13:41

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201003050086.html
'10/3/5 中国新聞
周南市長、バルク港に前向き
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 周南市の島津幸男市長は4日の記者会見で、地元の徳山下松港について、ばら積み(バルク)貨物船の拠点港「国際バルク戦略港湾」の指定を目指す考えをあらためて強調した。「工業立地や自然条件からも、この地しかない」と述べた。

 国際バルク戦略港湾は、国が公募を経て年内に整備地を決める。島津市長は1月に拠点港指定に名乗りを上げる方針を示しており、「太平洋の大型船が豊後水道から難なく着ける。熱い思いで各方面に働き掛ける」と力を込めた。

 徳山下松港の拠点港指定をめぐっては、管理者である山口県も「前向きに考えている。県内で立候補するなら徳山下松港」(西村亘副知事)としている。

628 ◆ESPAyRnbN2:2010/03/13(土) 09:39:10
動き鈍いな、矢田。平松もどうでもいいのか?
今のままだと、太平洋側は京浜と伊勢湾だけになりかねないぞ。

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002778986.shtml
「阪神港」の将来性訴え 神戸市長が国交相と会談 

 神戸市の矢田立郎市長は12日、東京・霞が関の国土交通省を訪れ、前原誠司国交相と会談した。
国が重点整備する「国際コンテナ戦略港湾」の選定を前に、神戸港や大阪港など「阪神港」の将来性を訴えた。

 矢田市長は「いつでも荷役できて使いやすい港が日本に必要だという大臣の思いが分かった。阪神港が
選ばれるよう全力を尽くす」と話した。

 同戦略港湾は6月中に最大2港が選ばれる見込みで、競合する京浜港、伊勢湾の関係者は既に国交相と
会談を済ませている。(高見雄樹)

(2010/03/13 08:36)

629荷主研究者:2010/03/14(日) 15:49:54

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20100309301.htm
2010年3月9日03時42分 北國新聞
不況前水準に回復 金沢港のコンテナ取扱量

 金沢港でコンテナ取扱量の回復基調が鮮明になってきた。2月まで4カ月連続で前年同月比プラスとなり、1、2月はリーマン・ショック前のピークに近い水準に戻った。新興国向けの輸出が伸びており、コマツの建機関連の部品が動きだしたのが大きな要因になっているとみられる。

 金沢港の荷役を担う金沢港運(金沢市)によると、同港の輸出入を合わせたコンテナ取扱量(20フィートコンテナ換算)は、1月が前年同月比約27%増の2837個。2月は2695個と「中国の春節などの影響」(同社)で前月を下回ったが、不況で大底だった前年同月より約53%増えた。

 不況前の2008年の取扱量は1月が2861個、2月が2956個で推移しており、担当者は「今年に入り、リーマン・ショック前に近い水準にまで回復している」としている。

 取扱量が増えているのは中国やインドネシア、タイなどの東南アジア向けの輸出で、コマツの建機関連の部品が目立ち、繊維機械、古紙やプラスチック類などのリサイクル品も伸びている。輸入に関しては、繊維製品で動きが見られるという。

 取扱量増加の理由について、同社は輸出回復に加え、昨年11月、同港の中国・上海コンテナ航路で寄港日程を調整し、輸出の所要日数を10日間程度から3日間に短縮させたことを挙げる。同航路の取扱量は昨年11月の97個から、2月は245個と大幅に増えており、担当者は「神戸や名古屋などの港を使っていた企業が金沢港に切り替えるケースも多く見られる」としている。

630名無しさん:2010/03/15(月) 20:39:50
「舞鶴国際ふ頭」が完成 4月利用開始、地域活性に期待
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100314000122&genre=B1&area=K00

今年4月に利用が始まる舞鶴市下安久の「舞鶴国際ふ頭」の完成式典が14日、ふ頭一帯で開かれた。多くの市民が参加し、地域経済の活性化に期待を寄せた。

舞鶴国際ふ頭は、北東アジアやロシアなどと結ぶ多目的国際ターミナルとして、府と国が1989年に着工した。舞鶴西港の約14ヘクタールを埋め立て、5万トン級の大型船が接岸できる長さ約280メートルの岸壁や約5ヘクタールの企業用地などを整備した。総工費は約466億円。

式典には、山田啓二京都府知事や、舞鶴港と航路を結ぶ韓国や中国、ロシアの領事らが出席した。テープカットの後、船にコンテナを積み降ろしするガントリークレーンの実演などが行われ、出席者が完成を祝った。

631 ◆ESPAyRnbN2:2010/03/17(水) 18:30:15
民主系知事なのに、正直、反応が遅い。

http://www.shonai-nippo.co.jp/cgi/ad/day.cgi?p=2010:03:18
2010年(平成22年) 03月18日(木)付け紙面より
酒田港を重点港湾に 知事が「拠点」訴え 国、民主党本部に要望活動

 酒田港など全国の重要港湾のうち、国は直轄公共事業の「選択と集中」の一環として、新規事業に
着手する対象を「重点港湾(仮称)」として今年夏にも40港程度に絞り込む方針を示していることを受け、
県と酒田市は県内唯一の重要港湾である酒田港の指定に向けて国に要望を活発化させている。
今月8日には吉村美栄子知事が民主党本部と国土交通省を訪れ、酒田港の重要性を訴えた。

 前原誠司国交相は昨年12月、公共事業費を削減する一方で港湾の国際競争力の確保に向け、
全国に103港ある重要港湾の中から、拠点となる港湾を「重点港湾」として選び、新規の直轄港湾整備事業は
重点港湾に限ることとする方針を示した。国から明確な基準は示されていないが、地域の拠点性や
貨物取扱量、今後の発展性などの観点から絞り込みを行い、今年夏をめどに決定する見通し。

 県空港港湾室によると、酒田港の港湾計画では北港地区で平成30年代前半までに高砂1号岸壁
(5万5000トン)と宮海7号岸壁(2万トン)の整備が新規事業として計画されている。

 また、国の直轄事業としては酒田港整備に毎年度20億円程度が配分されており、2010年度は本港・
北港地区防波堤整備4―7億円、外港地区多目的国際ターミナル整備事業が2―3億円の予算の配分が
見込まれている。

 重点港湾に指定されれば国の予算が重点的に配分され、港湾整備に弾みがつくが、指定から漏れた場合は
現在未着手の新規整備事業が国の直轄事業としてできなくなることが危惧(きぐ)される。さらに、
継続されている事業への影響も懸念される。

 県空港港湾室は「重点港湾から漏れた場合、国直轄による新規の港湾整備が滞ることが考えられる。
日本海側の各港と酒田港の競争力という点でも影響は避けられない」と危機感を募らせる。ただ、
現在進められている整備事業については「重点港湾の指定で、継続事業への予算措置などについて
何も示されていない」とし、国の動向を測りかねている。

 こうした状況を受け、県港湾協会長を務める吉村知事は今月8日、民主党本部で阿久津幸彦副幹事長、
国交省で長安豊大臣政務官に面会。阿部寿一市長(酒田港湾振興会長)との連名で「県内唯一の
重要港湾であり、拠点港として産業経済、地域活性化に果たしている役割が大きい。民間との協力による
酒田港の振興にも努力している」などとした要望書を直接手渡した。この際、長安政務官は「取り組みを
総合的に勘案して選定したい。酒田港の優位性をアピールしてほしい」と述べたという。

 県空港港湾室は指定に向けて「地方でできる整備は限られており、今後の酒田港の発展に大きな
影響が出る。国の動きなど情報収集に努め、さらに重要性を強く訴えていきたい」と話している。

632急行越前:2010/03/18(木) 23:14:53
海コン列車がなくなった横浜本牧と本牧埠頭をのぞいてきました。
http://expechizen.exblog.jp/13141346/
ドライの20ftの姿がほとんどなくなっていたのが印象的でした。

JR12ftを使った紙輸送も将来的には新潟から直接船積となると財源がなくなってしまいます...

633とはずがたり:2010/03/19(金) 01:26:10
レポお疲れ様です。越前の嘗ての兄弟急行列車だった能登,廃止になってしまいましたねぇ。。

東京一極集中を蛇蝎の如く嫌う俺ですが,地方港湾の利用促進はJR貨物の海コン輸送にはマイナスですよねぇ。。

634名無しさん:2010/03/19(金) 20:53:56
舞鶴国際ふ頭 逆風の船出  (読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20100315-OYT8T00044.htm
5万トン級の大型貨物船が接岸できる多目的国際ターミナルとして舞鶴市で整備が進められていた「舞鶴国際ふ頭」(愛称・みずなぎふ頭)が完成した。4月1日から利用が始まる。国と府が1989年度から事業に着手、周辺道路を含め約466億円が投じられた大型プロジェクトで、北東アジアの貿易港と取引していく新拠点として期待が高まっている。ただ、世界不況などの逆風の中、どれだけの物流を確保できるかは不透明で、課題が山積している。(山口昌平)

■世界標準に対応■ 舞鶴湾の最奥部で東西二手に分かれる舞鶴港の中で、新ふ頭は外国貿易を担う西港に位置する。埋め立てして造られた人工島で、面積は甲子園球場の3・5個分に相当する約13・7ヘクタール。280メートルある岸壁は水深14メートルとなっている。

西港には、すでに第2〜4ふ頭と、木材用の喜多ふ頭の計四つの貿易ふ頭がある。しかし、コンテナを取り扱う第2ふ頭(4・5ヘクタール)は、岸壁が水深10メートルしかないため、大型貨物船が接岸できず、また鉄くずなどのバラ荷貨物の取り扱いも混在している。

第3ふ頭(3・4ヘクタール)は主に中古車、第4ふ頭(0・6ヘクタール)はガラス製品原料のけい砂などと役割分担しているが、いずれもコンテナ対応できる設備が整っていない。

しかし、「中国の経済成長などで、この10年間に大きく変化した」(国土交通省港湾経済課)と言われるように、現在の海上貨物輸送は、大型船舶への対応とコンテナ荷物をどう効率よくさばくかが大きなカギを握っており、世界の流れを見据えれば、新ふ頭の整備は急務だった。

府港湾事務所の浮田長嗣・技術次長は「舞鶴港を埋没させないためにも、スピーディーに荷さばきできる新ふ頭の完成が待ち遠しかった」と話す。

■定期週2便のみ■ 

舞鶴港の貿易実績のほぼ半分は、中国、韓国、ロシアといった日本海沿岸諸国が占める。それでも同港と定期コンテナ航路が結ばれているのは中国、韓国だけで、それも週1便ずつあるのみ。海外と活発な取引が行われているとは言えないのが実情だ。

コンテナ以外でも、2006年10月からは、北朝鮮への制裁政策に伴い、北朝鮮の貨物船の出入りが途絶え、ロシアは中古車の輸入関税や原木の輸出関税の引き上げなどにより、09年の貿易量が激減した。

府や舞鶴市などでつくる京都舞鶴港振興会の新宮敦雄常務理事は「努力しても、どうにもならない要因がある」とため息交じりに語る。

さらに、総合建材メーカー「トステム」(東京)が3月末で、綾部工業団地(綾部市)の工場を閉鎖するため、中国・大連からの部材輸入も途絶えることになる。大阪税関舞鶴税関支署の杉山英治支署長は「中国からの積み荷は4割程度、減少するのではないか」と厳しい見方だ。

■企業集積も課題■ 

新ふ頭は、1バースの岸壁で利用が始まるが、最終的には4バースまで増設するのが府の構想だ。

しかし、舞鶴港の08年のコンテナ取扱量は、20フィートコンテナ(長さ6・1メートル)に換算(TEU)して3408個で、敦賀港(福井県敦賀市)の6割にも満たない。

こうした状況を打破するため、京都舞鶴港振興会の職員らは、コンテナを1万〜1万5000個に増やすことを当面の目標に掲げ、北近畿の企業、工場に出向き、干満の差の少なさや、対岸諸国との近さなど舞鶴港の利点を繰り返しPR。その結果、ここ数年で新規に約30社の利用を掘り起こした。

府の堀田治・京都舞鶴港振興監は「中国の経済成長を軸に、今後も北東アジアの物流需要が増えていくのは間違いない。京都縦貫道が2014年度に全線開通すれば、日本海側のゲートウエー(玄関)としての条件は整う」と期待をかける。

国交省交通政策審議会委員で、港湾行政に詳しい神戸市立工業高等専門学校の黒田勝彦校長は「地方港湾は、コンテナ貨物の集荷だけでなく、新たな企業が集積していくような独自のふ頭運営に知恵を絞ることが、これからの課題」と指摘している。

     ◇      

14日、新ふ頭の完成式典が現地で行われた。府を始めとする関係機関の代表者らによるテープカットやくす玉割りがあった。物産展や小学生駅伝などの記念イベントも行われ、約3万人が訪れた。

(2010年3月15日 読売新聞)

635荷主研究者:2010/03/20(土) 16:17:08
>>632
レポートありがとうございます。横浜本牧の駅構内に留置されている海コンが随分減ってしまったのですかー。

http://www.ktr.mlit.go.jp/kyoku/kisha/h19/0979.pdf
横浜港本牧BC ターミナルで海上コンテナ鉄道輸送の実証実験を実施します。

http://www.city.yokohama.jp/me/port/green/jikken.html
海上コンテナ鉄道輸送実証実験の詳細

http://www.city.yokohama.jp/me/port/green/tetsudou.html
鉄道輸送の詳細

↑で2年に亘り行われた実証実験ですが、輸送が継続されずに終了のようで残念ですね…。せっかく本牧埠頭駅には荷役設備まで作ったのに、活用して欲しいですね。

本牧埠頭の主な輸送品である輸出用の紙は、北沼、向浜、石巻港、新潟(タ)と各方面から到着していたのですが、各地方港湾の国際コンテナ航路が暫時充実していく中で減少傾向にあるのはしょうがないのでしょうか。
さらに典型的な内需中心で国内立地型産業だった紙パルプメーカーも近年は王子製紙や日本製紙などの大手を中心に直接海外に進出し生産を開始しているので、そういった点からも輸出用の紙は減っていく可能性がありそうです。

636荷主研究者:2010/03/22(月) 13:29:15
>>623
http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20100320e
2010/03/20 10:12 秋田魁新報
国交省が実証試験の中間報告 シーアンドレール構想

 秋田港と鉄道を活用し、海外との新たな物流ルート構築を目指すシーアンドレール構想で、国土交通省秋田港湾事務所は19日、2月から実施している実証試験の中間報告を行った。輸送試験を行ったロシア、ベトナムなどへの中古タイヤ輸出、韓国からのアルコール飲料輸入の輸送コストに関し、通常ルートの2倍程度の掛かり増しとなっていることを報告。構想実現に向け、十分な貨物量を確保し、コスト低減を図る必要性を指摘した。

 この日、秋田市の秋田ビューホテルで開かれたシーアンドレール構想検討会議(秋田商工会議所主催)で、国交省秋田港湾事務所の小澤敬二所長が報告した。

 仙台方面からのロシア、香港、ベトナムへの中古タイヤ輸出、韓国から宮城県内へのアルコール飲料輸入といった各ルートの輸送コストについて、「概算だが、いずれも通常ルートより2倍程度のコストとなっている」と指摘。荷主が普段使用していない秋田港を利用したため、ルートが遠回りになったことや、少量の貨物での鉄道輸送になったことなどを、コスト増の要因に挙げた。

 ただし、「今後、輸送貨物量を十分確保できれば、通常ルートと競えるコストになり得る」と述べ、輸送ロット確保の必要性を強調した。

638急行越前:2010/03/22(月) 22:44:15
>>635 ドレージの実証実験ということであれば、
都心を通過する大型コンテナトラックを減らすというような大義名分で、
東京タ、横浜本牧〜新座タ、越谷タとか本当は宇都宮タ、倉賀野、竜王、南松本
あたりまで運べばよいのにと思います...

今のままで新しい財源が出てこないと本牧線の将来は非常に厳しいです。

639 ◆ESPAyRnbN2:2010/03/23(火) 00:29:01
前原の隣に座ってる白い服の女性は、小原舞だろうか。

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100322000142&genre=A2&area=K00
前原国交相に港湾支援要望
舞鶴 市長らと意見交換会

 海上保安学校の卒業式出席のため、舞鶴市入りした前原誠司国交相と地元の港湾や林業、
観光業関係者の意見交換会が22日、同市喜多の舞鶴21ビルであった。

 港湾関連業者の会合で前原氏は「重要港湾の選定で、港湾運営に民間活力の導入をお願いしている。
港の競争力にもつながる」と述べたのに対し、斎藤彰市長は「人口が減少している地方港湾は民間だけでは
難しい。国や府で責任を持ってほしい」と要望した。

 観光面では、前原氏が政府の打ち出した「休日分散化」の概要について説明。出席者から6月スタートの
舞鶴若狭自動車道の無料化を歓迎する声が挙がったほか、2014年に供用開始予定の京都縦貫自動車道
「丹波綾部道路(京丹波わち−丹波)」の早急な整備を求める意見が相次いだ。前原氏は「必要なインフラ
整備は引き続き努力する」と応じた。

640 ◆ESPAyRnbN2:2010/03/25(木) 12:33:19
>>572
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-159777-storytopic-4.html
中城湾港東埠頭「しゅんせつは継続」 前原氏、泡瀬と分離明言
2010年3月25日

 前原誠司沖縄担当相は23日の参院沖縄北方特別委員会で、中城湾港新港地区東埠頭(ふとう)(うるま市)の
海底土砂しゅんせつ事業について「泡瀬干潟の埋め立てと切り離して進めたい」と述べた。しゅんせつ工事で出た
土砂は中城湾港泡瀬沖合埋め立て事業(東部海浜開発事業)1期工事に使用する計画だったが、公金支出
差し止めの判決を受け事業が止まっており、うるま市などが早期再開を求めていた。

 前原氏は「仮に泡瀬干潟の1期工事がやめられたとしても、別の処分場所を探してしゅんせつは続ける」と明言。
「東埠頭に面している特自貿で未分譲が6割以上あると考えた時に、(企業を)誘致するためには港の整備は
不可分だと思っている」と述べた。

 沖縄総合事務局によると、東埠頭は当初計画で2010年度末までに暫定で供用開始する予定だった。護岸の
造成工事は3分の2まで進んでいるが、しゅんせつ事業の中断で供用開始がずれ込むのは確実となっている。

 泡瀬沖合埋め立て事業について前原氏は「国費を投入する以上、経済的合理性、採算性、需要予測を立ててと
言わざるを得ない。1期工事については是か非か厳しく検証する」と話した。

641 ◆ESPAyRnbN2:2010/03/26(金) 21:47:47
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-03-26_4963/
外国船の輸送緩和 沖縄―本土間2地域限定 政府方針
経済 2010年3月26日 09時30分

 【東京】政府は25日までに、沖縄―本土間の船舶輸送について、うるま市の特別自由貿易地域と
那覇市の自由貿易地域に限り自国船籍主義(カボタージュ)を緩和し、外国船舶による輸送を認める方針を固めた。
人件費や燃料費が安い外国船籍の輸送を認め、二つの特区への企業進出を促すことが狙い。近く発表する。

 船舶輸送は安全保障や外国人就労の問題から、国際的な慣行として、国内輸送は自国船舶に限られている。
日本も船舶法で外国船籍の参入を規制している。

 今回の緩和は日本国内の会社が所有する外国船籍の船が主な対象。日本船舶の輸送を自国内で認める
国の船も対象となる。

 国内では沖縄以外に神戸(兵庫)や岩国(山口県)など複数の地域が緩和を求めているが、
政府は認めていない。一方で、前原誠司沖縄担当・国土交通相は特別自由貿易地域への企業立地が
伸び悩んでいることを問題視。特区である2地域に限り緩和する方針を固めた。(銘苅一哲)

642 ◆ESPAyRnbN2:2010/03/26(金) 23:32:03
> 提出された計画書を審査した上で6月をめどに1、2港湾に絞り込む。
> 京浜港のほかに計画書を提出したのは「伊勢湾」(名古屋、四日市港)、「阪神港」(神戸、大阪港)、
> 「北部九州港湾」(博多、北九州港)。

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1003260039/
国際戦略港湾へ「京浜港」の計画書提出/横浜市、川崎市、東京都
2010年3月26日

 東京、川崎、横浜港をそれぞれ管理する東京都と川崎、横浜市は26日、国際物流拠点として重点的に
整備する国際コンテナ戦略港湾に「京浜港」として応募した。国土交通省によると、ほかに3港湾が応募。
提出された計画書を審査した上で6月をめどに1、2港湾に絞り込む。

 京浜港のほかに計画書を提出したのは「伊勢湾」(名古屋、四日市港)、「阪神港」(神戸、大阪港)、
「北部九州港湾」(博多、北九州港)。

 国際戦略港湾の整備については、前原誠司国交相が2009年10月に横浜港を訪れた際に初めて言及。
京浜港の各都市は「3港連携のスケールメリットを生かし、ぜひ手を挙げたい」(横浜市)、「工業港である
特徴を生かして連携を強化していく」(川崎市)などと応募に意欲を示していた。

 国交省は今後、4港湾の基礎評価を実施。その上で韓国・釜山港などに対抗できる高水準のサービスが
提供できるか、基幹航路を維持強化するためにコスト低減が可能か、などの項目を検討する。

 応募した4港湾のうち北部九州港湾以外は既に「スーパー中枢港湾」に指定。国が優先的に施設整備を
進めてきたが、アジア諸国のハブ(拠点)港と比べて競争力の低迷が指摘されてきた。国は国際戦略港湾
として国内貨物を集中させることで、北米や欧州などの基幹航路の維持強化を図る狙いだ。

643荷主研究者:2010/03/30(火) 23:51:04
仙台塩釜港に北米航路があるので難しいのではないか?
>集荷のため秋田、宮城など他県と協力関係を確立
>北米航路が最低基準

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/economics/10064.html
2010年3月25日 新潟日報
新潟港拠点化へ可能性探る

 新潟港の日本海側拠点港湾選定の可能性を探る講演会が25日、新潟市中央区の朱鷺メッセで開かれた。政策研究大学院大学の稲村肇客員教授が講演し、選定の条件として北米航路の就航が欠かせないと指摘。「集荷のため秋田、宮城など他県と協力関係を確立しなければならない」と訴えた。

 新潟商工会議所国際貿易委員会が主催。県内の運輸、流通業者など約120人が参加した。

 稲村氏は「国の国際戦略港湾は北米航路が最低基準となっており、北米航路がなければ選定は難しい」とした上で、週1便20フィートコンテナ約200個を集めることができれば、就航の可能性は十分との認識を示した。

644 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/02(金) 16:37:36
> 名古屋、四日市両港を運営する2つの管理組合について組織の一本化を検討
> 敦賀港(福井県敦賀市)との連携も視野に
> 財団法人名古屋港埠頭公社(名古屋市)については株式会社化を検討

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010040290160802.html
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/images/2010040299160802.jpg
名古屋、四日市港を統合 アジア拠点構想 
2010年4月2日 16時08分

 アジアの拠点港湾を目指し、伊勢湾の名古屋港(名古屋市)と四日市港(三重県四日市市)を「一港化」する構想が
浮上していることが明らかになった。1つの港となることで、外国貿易の主流であるコンテナ取扱量で国内最大級を
目指し、国際競争力を高めて韓国・釜山港やシンガポール港などに対抗する。一方で管理や運営を一元的に行い、
コスト低減を図る。

 名古屋港は主力の自動車輸出などで貿易額は全国1位。しかし、コンテナ取扱量は、2008年では東京港
(372万個)、横浜港(320万個)に次いで263万個で3位となり、地盤沈下が懸念されていた。四日市港(16万個)
との一体化や民営化などで、5年後には東京港に匹敵する国内最大級に押し上げたい考えだ。

 アジア諸国では、釜山港やシンガポール港などが割安な施設料を武器に世界有数の港に発展。日本の港湾機能の
低下に危機感を抱いた前原誠司国土交通相は昨年10月、将来性のある国内1〜2カ所の港を集中整備し、アジアの
拠点港湾を育てることを表明していた。

 複数の関係者によると、実現に向け名古屋、四日市両港を運営する2つの管理組合について組織の一本化を検討する。
早ければ年内にも愛知、三重両県の自治体などによる協議会を設立する見通し。今後拡大が見込まれるアジアの
コンテナ需要に対応するため、敦賀港(福井県敦賀市)との連携も視野に入れる考えだ。

 一方、外国貿易コンテナ埠頭(ふとう)の建設、管理を行っている財団法人名古屋港埠頭公社(名古屋市)については
株式会社化を検討。民間のノウハウを導入し、迅速で採算重視の港湾整備に向けた態勢を整える。

(中日新聞)

645 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/02(金) 23:11:55
>>644
要は河村たかしが前原にプレゼンしたのか?

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4394793.html
ハブ港湾公募、市長らが国交省でプレゼン

 前原国土交通大臣は、日本の港の国際競争力を強化するため、重点的に整備する港を公募し、
最大2つに絞る方針を打ち出していますが、2日、名古屋市など、港がある市の市長らが国交省を訪れ、
プレゼンテーションを行いました。

 前原国土交通大臣は「無計画に全国に65か所も港をつくったが、どれもシンガポールや上海、釜山に
遅れをとっている」として、予算を重点的に投下して港の整備を進め、国際的な競争力を持つ、東アジアの
ハブ港湾を育成する方針を打ち出しています。

 この方針を受け、国土交通省では全国の港から公募を行い、2日、京浜港や伊勢湾、阪神港などの
港がある、市の市長らがそれぞれの長所をアピールしました。

 国土交通省はプレゼンテーションを参考にして6月をメドに最大で2つの港を重点整備港として選び、
来年度予算案に反映させることにしています。(02日20:38)

646 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/03(土) 11:44:35
>>645
>>642の4港湾の首長が、みんな来てたのね。
> 4港湾の関係首長らが運営計画を説明
> 阪神港は、矢田立郎神戸市長と平松邦夫大阪市長が説明

京浜は確定で、北部九州は難しく、伊勢湾と阪神の対決か。
戦略的にも現在の物量的にも、伊勢湾の方が優位っぽいなあ。
> 阪神港は、一体運営を進めるため、コンテナ岸壁を管理する神戸、大阪の埠頭公社を2015年に統合
> 国側に規制緩和や法人税減税などの「戦略港湾総合特区」創設を提案
> 阪神港のライバルとみられる伊勢湾(名古屋、四日市)は、低コストの自動化ターミナルの拡大や、
> 福井県の敦賀港を経由して日本海側の貨物を集める戦略

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002834704.shtml
阪神港、貨物量5割増へ 神戸、大阪市が計画案 

 国土交通省は2日、東アジアの拠点港湾として整備を進める「国際コンテナ戦略港湾」の有識者による
検討委員会を開いた。公募に名乗りを上げた阪神港(神戸、大阪)など4港湾の関係首長らが運営計画を
説明。阪神港は、一体運営を進めるため、コンテナ岸壁を管理する神戸、大阪の埠頭公社を2015年に
統合し、内航海運を強化して20年の貨物量を08年の1・5倍に増やすとした。

 阪神港は、矢田立郎神戸市長と平松邦夫大阪市長が説明した。「(国内には)東西2カ所に戦略港湾が
必要」とし、神戸、大阪港を一体で効率運営し物流コストの削減を進めると強調。

 また、国側に規制緩和や法人税減税などの「戦略港湾総合特区」創設を提案し、釜山港に流れる
国内貨物を取り戻すとした。液晶パネルなど新産業の集積で輸出貨物を増やす方策も示した。

 このほか、阪神港のライバルとみられる伊勢湾(名古屋、四日市)は、低コストの自動化ターミナルの拡大や、
福井県の敦賀港を経由して日本海側の貨物を集める戦略を盛り込んだ。

 各港は5月7日に計画書を再提出、17日の委員会で説明する。6月中に最大2港が選ばれる。

 一方、前原誠司国交相は同日午前の会見で、選定から漏れた港湾について「自助努力をしてもらうことが
必要で、その仕組み作りのために港湾法の改正など政府がバックアップする」と述べた。

(高見雄樹、磯辺康子)

(2010/04/03 07:15)

647荷主研究者:2010/04/03(土) 23:56:06
>>646
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002816204.shtml
2010/03/27 11:00 神戸新聞
阪神港浮沈の岐路に コンテナ戦略港湾に名乗り 

 国土交通省が公募した「国際コンテナ戦略港湾」に神戸・大阪の「阪神港」など4港湾が名乗りを上げた。最大2港湾が指定され「東アジアの拠点(ハブ)港」を目指すが、中国や韓国などの主要港との差は開くばかり。政権交代を機に動きだした「ミナトの選択と集中」で、阪神港は浮沈の岐路に立つ。

 アジア経済の成長をてこに、中国の上海や香港、韓国の釜山がコンテナ取扱数を伸ばした半面、日本の主要港はその波から取り残されている。特に神戸港は1980年に世界4位を誇り、香港と並んで欧米基幹航路への積み替えを担っていたが、今や40位以下。アジアの中でも、上海は約30年間でコンテナ取扱数を600倍に伸ばした。その数は神戸の10倍で、シンガポールに次ぐ世界2位の港に躍進した。

 神戸港関係者は「阪神・淡路大震災を境に欧米基幹航路が減り、輸出用国内貨物でさえアジアに流出している」と話す。

 国交省は神戸など五大港を「スーパー中枢港湾」に指定し、全国約130港も「重要港湾」として整備してきた。その間、アジアでは国策で主要港に投資を集中し、運用も効率化した。2006年にできた釜山新港の港湾関係料金は日本より4割安。日本国内から欧米に輸出する際、釜山経由の方が神戸や横浜より安くつくケースもある。

 「この10年で韓国の国内総生産(GDP)は2倍に増えたが、日本は変わらない。国家戦略の差と言わざるを得ない」と、クレディ・スイス証券の市川真一チーフ・マーケット・ストラテジストは指摘する。

 ミナト復権へ最大2港が指定されるが、確実視されているのはコンテナ取扱数で国内の過半数を扱う東京・横浜(京浜)港だ。残る1枠は国内2位の阪神港が有力とされるが、名古屋港の存在感も大きい。

 トヨタ自動車や新日本製鉄など製造業が集積し、コンテナに自動車や鉄鉱石なども加えた総貨物量では京浜と肩を並べる。自動荷役システムの導入など省力化の最新鋭設備も強みとされる。

 神戸市の矢田立郎市長は「阪神港の歴史的役割からも評価してもらえるはずだ」と強調するが、外れれば復活の道は厳しい。アジア主要港に対抗できる具体的な戦略が求められている。(高見雄樹)

649荷主研究者:2010/04/04(日) 13:37:24
東洋ゴム工業は日本製紙の専用線に隣接しているし、鉄道輸送をして欲しいところ。
>岩沼市の東洋ゴム工業仙台工場から仙台港までの区間

http://www.logistics.jp/headlines/20100329-004.html
2010年03月29日 物流ニッポン新聞
東北国際戦略チーム 45フィート大型海上コンテナ、公道走行実現むけ実験

 【宮城】東北の産学官で組織する東北国際戦略チーム(稲村肇委員長、政策研究大学院大学教授)は17日の本部会で、新年度に海外で主流の45フィート大型海上コンテナの公道走行実験を実施することを明らかにした。宮城県岩沼市の東洋ゴム工業仙台工場から仙台港までの区間で、物流効率化や安全性などを検証し、国内では公道走行が原則認められていない45フィートコンテナの陸上輸送の実現を目指す。11、12月をメドに実証実験を行う計画で、本格的な公道実験は全国初となる。諸外国では一般的な45フィートコンテナの国内輸送に、地球温暖化対策やコスト削減を追求する荷主などから注目を集めそうだ。

 戦略チームは新潟県を含めた東北7県が広域連携し、域内の港湾・空港の利用促進による効率的な国際物流の実現とともに、東北経済の活性化を図るのが目的。2007年に東北地方整備局、東北運輸局や東北経済連合会、各自治体、関係団体で構成する同チームを立ち上げ、ワーキンググループを設置するなど、東北港湾の利用促進に向けた活動を展開している。

 同実験については新年度の実施概要で披露された。域内で生産消費する外貿コンテナ貨物の東北港湾利用率は44%(08年度)と、依然として全国的にも低水準。東北の港湾利用に向けたポートセールス活動の中で、荷主から要望された「45フィート国際海上コンテナの国内走行」に着目、戦略チームとして実証実験を行うことを決めた。

650 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/04(日) 20:29:44
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/kanagawa/100404/kng1004041837007-n1.htm
【取材プラス】京浜港、アジアの拠点へ課題山積
2010.4.4 18:37

 横浜、川崎両市と東京都は3月末、京浜港(横浜、川崎、東京の3港)を国土交通省が進める
「国際コンテナ戦略港湾」に応募した。国内の港のうち1、2カ所をアジアのハブ(拠点)港湾として
集中整備し、国際競争力を高めるのが国交省の狙いだが、その背景にはアジア諸港の急速な台頭があり、
京浜港でもコンテナの流出は深刻な状況だ。関係者は「このままでは国際基幹航路から外れてしまう」と
危機感を募らせている。(金谷かおり)

■国策で集中整備

 青い海に浮かぶ巨大な船から、赤、白、緑と色とりどりのコンテナがクレーンなどの機械音とともに
横浜港に下ろされる。石油や自動車などを除き、多くはこのコンテナに詰めて運ばれることから、
コンテナ取扱量が港湾の力を比べる1つの指標とされている。

 国交省が「国際コンテナ戦略港湾」を打ち出したのは昨年10月。前原誠司国交相が横浜港を視察した際、
明らかにした。京浜港のほか、伊勢湾(名古屋港、四日市港)▽阪神港(神戸港、大阪港)
▽北部九州港湾(博多港、北九州港)−の4港が手をあげた。4、5月にプレゼンテーションによる
選考が行われ、結果は6月に発表の予定だ。

 京浜港で実質的に動いているのは、横浜港を利用する民間企業や横浜市港湾局などが2月に立ち上げた
「横浜港国際戦略港湾推進協議会」。横浜港の港湾関係者の中には、将来は横須賀港、千葉港(千葉県)、
木更津港(同)を含む6港を1つの巨大な港としたい考えもある。

■アジアの脅威

 アジアの中でも、とりわけ脅威となっているのが韓国・釜山港だ。国交省によると、昭和55年のコンテナ
取扱量は横浜港が12位、釜山港16位、東京港18位だったが、平成20年には東京が24位、横浜は
29位に転落。釜山は5位に浮上した。

 釜山の急成長については、「日本の地方港のコンテナが奪われた」と、横浜港運協会の藤木幸夫会長は
指摘する。同協会や横浜市港湾局によると、港湾戦略が「国策」の韓国は安価な使用料を掲げた
営業活動を展開。これまで京浜港に運ばれていた国内コンテナまでもが釜山経由に流れてしまったという。

 日本は港湾を地方自治体に任せてきた。各自治体が競うように建設し、国内には外国との貿易が可能な
港が106も乱立。国内間競争で疲弊したすきを突かれた格好だ。

 コンテナが集まらない港には船も寄りつかなくなる。横浜市港湾局によると、国際基幹航路での寄港数は、
平成10年は東京25航路、横浜26航路だったが、20年はそれぞれ22、21航路と減少。市港湾局でも、
「このままではフィーダーポート(支線)になるおそれがある」と危惧する。まずは国内コンテナを取り戻した上で、
外国船を呼び込む計画を立てている。

■営業時間、人件費…

 仮に国際コンテナ戦略港湾に指定されても、課題は山積している。1つは港の営業時間の問題がある。
釜山などが24時間稼働している一方、横浜港は船からの荷下ろしは24時間可能だが、トラック輸送時に
通過するゲートは夕方に閉まる。人件費の面から、現状では難しいという。

 また藤木会長は「鉄道や道路と一体となった戦略が必要」と話す。国内交通網の整備なしでは
輸送システムは改善されないという。

 営業力の強化も大きな課題だ。横浜市では民間のノウハウを取り入れるため、港を管理する
横浜港埠頭公社を民営化する方向で調整している。

 港湾力の強化は国内経済の活性化にも不可欠。今後、民主党政権の政策力と、地方自治体の実行力が
問われそうだ。

651とはずがたり:2010/04/04(日) 21:57:51
>>650
東京湾の奥深く,道路大混雑の首都東京になにも国際拠点港つくることはあるまいと思うんですけどねぇ。
思い切ってひたちなか港と高知港とかにできないものか?

652 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/04(日) 22:09:19
港湾は倉庫を兼ねてますからね。
急ぎの時には羽田も使える、東京港(品川港)の利便性は高いのでしょう。
記事を読むと、横浜を抜いているようだし。

> 昭和55年のコンテナ取扱量は横浜港が12位、釜山港16位、東京港18位だったが、
> 平成20年には東京が24位、横浜は29位に転落。釜山は5位に浮上した

伊勢湾が敦賀との連携を考えているという話がありましたが、京浜も棲み分けを図ってほしいですね。

> 横浜港の港湾関係者の中には、将来は横須賀港、千葉港(千葉県)、木更津港(同)を含む6港を
> 1つの巨大な港としたい考えもある

それには港湾だけでなく、高速無料化など他の運輸行政との連携が必要。

> 藤木会長は「鉄道や道路と一体となった戦略が必要」と話す

653とはずがたり:2010/04/05(月) 05:19:54
横浜も抜いてしまうとは東京の一極集中は深刻だと思わざるを得ないんですけど,横須賀や木更津なども含めて広域展開出来るならそれはそれで面白い様な気もします。いや,それでも不満は不満ですけど(どっちやねん俺w)

北米と東アジアの結節点となりうる地理上の優位さをもってるのは何処になりますかねぇ。対北米で云うと仙塩・小名浜・茨城各港辺りが,対東南アジアだと那覇・志布志・高知辺りが有利なんじゃないかと思うんですけど倉庫・企業立地・後背地を含めて考えると一から造ってるヒマもカネもないか・・。

654 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/05(月) 22:25:45
私のような輸出入業者から見ると、ハブ港に必要なのは国内輸送ネットワーク
(主にコンテナトレーナー=高速道路)だと思います。
空便の場合、国内線→国外線という空から空の、スポーク→ハブで輸送することになりますが、
大量一括輸送である船便の場合、積み替えが面倒で、大型コンテナ船の発着も週に数回しかないので、
(安いタリフの適用を合意している提携相手だと週に1回ということも多々ある)
船→船のスポーク→ハブの関係は考えづらいかと。

ですから、まして海外→海外のスポーク→ハブの関係は本来、考えられません。
にも関わらず、釜山港が日本のハブ港になっている現状があるとすれば、>>650にある

> 日本は港湾を地方自治体に任せてきた。各自治体が競うように建設し、国内には外国との貿易が
> 可能な港が106も乱立。国内間競争で疲弊したすきを突かれた格好だ

という異常な事態が招いたものだと思います。
コンテナターミナルやヤードのインフラが云々と言う前に、大量一括輸送という船便の前提に対して、
根本から矛盾しているからです。

ですから、ちょっとひたちなかや高知は考えられないですね。
それでは香港や上海向けになると、国内輸送の方が海上運賃より遙かに高くなります。
今の日本の工業生産から考えて、2つに絞るとすると京浜と、伊勢湾か阪神になるでしょう。
政府に求められるのは、空港もそうですが、無駄に乱立してきた港を整理して、それぞれを繋げる
ネットワークをつくることではないでしょうか。

655 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/05(月) 22:26:33
ところで、伊勢湾vs阪神は興味津々です。
その地域だけで比較すれば伊勢湾の方が工業生産高は大きいですが、その場合、阪神はもちろん、
瀬戸内や北九州からの国内輸送費がだいぶ割高になってしまいます。
そこで、高速無料化という話があったりするわけですが…

656とはずがたり:2010/04/05(月) 22:39:52
>>654-655
なるほど,解説感謝です♪
ESPAさん輸出入業だったんですねぇ〜♪
また色々教えて下さい。
根っこに港の造りすぎがあるのは空港と同じ構造ですよね。

日本海側のハブが釜山になるのはぐるっと津軽or関門海峡を通らずに済む近さ的にも仕方がないのかなって気がしてますがどうなんでしょう?

またぶっちゃけあの3港が選ばれた時点で東京確定で阪神or伊勢湾の争いですよね。後2者はそもそも非常に近い上に名神・新名神・名阪国道と高速道路も完備されてますし。

657 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/05(月) 23:18:49
「業者」と四捨五入してしまいましたが、一企業の輸出入「担当」に過ぎませんです。
本当に正確に言うと海外営業ですが。

船→船はあり得ない、というのが自分の感覚です。。
あの巨大なコンテナターミナルを持つ香港ですら、マカオに転送するのに積み替えが高く掛かってしまい、
香港で下ろした後、ぐるっと回ってトラックで香港→中国(深セン→珠海)→マカオと運んだりします。
にも関わらず釜山にコンテナが集まるという現状は、釜山ぐらいにしか定期コンテナ船のない港が
乱立しているという現実を、物語っているのではないでしょうか。
本当、空港と同じですね。

ところで、一応、北部九州港湾も立候補してます>>642

658とはずがたり:2010/04/06(火) 00:25:38
>>657
へえ活躍されてますねぇ
>海外営業

>船→船はあり得ない、というのが自分の感覚です。。
なるほど,その辺の感覚は実務を知らない俺にはありがたいご指摘ですね。
釜山にしろドバイにしろ船と船の中継貿易港として栄えた印象なんですけど,日本の港湾は未だ未だ産業立国として中継よりも積み荷の対陸結節点という側面が強いんですねぇ。
マカオと香港は割りと近いのでドレージするのもなんとなく解りますが。(関税とか道路とかの仕組みは知らないので実は意外にも,なのでしょうか?)

福岡・北九州は早くに脱落した印象でしたが立候補を取り下げてはないんでしたっけ?うろ覚え失敬。

659 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/06(火) 01:21:37
私は釜山に行ったことがないので何とも言えませんが、コンテナ取扱量の多い港だと、
シンガポール、香港、上海、深セン、ドバイあたりに行ったことがあります。
これらの港では、シンガポール以外、船で安く大量一括輸送、港から(まで)への輸送は
コンテナトレーナーで陸上輸送が主流のように思います。
特に中国だと、トラックで家族が暮らしてたりしてて、陸上輸送はとても安いです。
ドバイもインド人が出稼ぎしてるので、人件費が安いです。
これらの港は、「積み荷の対陸結節点」と言っていいと思います。

シンガポールが少し違うのは、シンガポールで一度停泊して、貨物を卸し、別に貨物を積んで、
次の目的港に向かうケースが多いからです。
ただ、それは中継貿易とは違い、近隣のマレーシアやタイ、インドネシアに輸送する場合
(実際私は、日本や中国からそれらの国に輸出することも多いですが)
中型船へ積み替えるというケースはあまりなく、大型船が常にシンガポールで停泊、経由してから、
それぞれの次の目的港へ分散することで、物流の効率化を図っているのだと聞いています。
これが飛行機輸送だと、言われるとおり、チャンギで積み替えることが多いのですが。

>>604に「東アジアのコンテナ船の寄港先は、コストの安い韓国・釜山などに奪われている」とあります。
釜山との競合という点では、例えばシンガポールや上海、香港から来た船が東アジアを寄って
北米に向かう場合(逆も然り)、日本の港ではなく釜山が選ばれる例が増えてきているということでは
ないでしょうか。
シンガポールは、東南アジアにおいて、コンテナ船の寄港先という地位が圧倒的です。

大型化したコンテナ船を使うと、海運はとても安くなります。
例えば、10tトラックで横浜まで運ぶのに2万円掛かるのに、40ftコンテナを横浜から香港に運ぶのが、
大型船を扱う船会社の協定タリフでは、$100しか掛からなかったりします。
これが定期船でなくなると、価格が数十倍〜数百倍になってしまいます。

おまけながら、香港は中国の中継貿易の役割を担っているので、中国への輸出入の関税に
特例措置があるのです。あの国は日本以上の官僚主義なので、手続きや事例の適用が面倒ですが。

660 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/06(火) 10:28:31
>>650
> コンテナが集まらない港には船も寄りつかなくなる。横浜市港湾局によると、国際基幹航路での寄港数は、
> 平成10年は東京25航路、横浜26航路だったが、20年はそれぞれ22、21航路と減少。市港湾局でも、
> 「このままではフィーダーポート(支線)になるおそれがある」と危惧する。まずは国内コンテナを取り戻した上で、
> 外国船を呼び込む計画を立てている。

とありますが、大型コンテナ船は世界中をぐつぐる回りながら、荷物は卸しては積み、卸しては積みを
繰り返しています。
そういう船が釜山も、日本の京浜や伊勢湾も阪神も、ウラジオストクも寄るというのは考えづらく、
寄港するのはその中の一つだけでしょう。
そうした意味で、日本の「国際コンテナ戦略港湾」は、「1」に絞るべきなのかもしれません。
「1」になるとすれば、京浜vs伊勢湾の対決でしょうね。

むしろ絞った後の高速道路や鉄道を使った国内輸送網こそ、重要なのだと思います。

661とはずがたり:2010/04/06(火) 10:37:19
>>660-661
解説感謝。非常に参考になります。

海上コンテナ全盛の昨今ですがやはり安いんですねぇ。

協定タリフってのは,タリフは関税と受験単語では覚えましたが運賃表の意味もあるんですね。
http://www.buturyu.net/ta/tariff.html

2も要らなくて1でええやろって指摘は尤もかもしれませんね。韓国・台湾に1あるんだから日本に2港あっても良いのではないかとは思いますが。

しかしJR貨物応援者の立場から見ると日本各地から京浜港へ運ぶ流れが強まるのは歓迎すべきかも。現在でも割りと長距離海コン輸送してますし。

662とはずがたり:2010/04/06(火) 10:37:45
アンカー間違えました。。>>659-660だ。

663名無しさん:2010/04/06(火) 20:23:26
初の外国貨物船が着岸 舞鶴国際ふ頭、本格スタート
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100405000111&genre=B1&area=K00

4月から供用開始した舞鶴国際ふ頭(京都府舞鶴市下安久)に5日、初めて外国の貨物船が着岸した。港湾関係者が集まり、船長に花束を贈るなどして新ふ頭の本格的なスタートを祝った。

到着第1便はロシア・ナホトカ港との定期便「リトルベア号」(キプロス船籍、4732トン)で、建築用製材など約1500トンを積み、午前7時半ごろ入港した。このうち240トンが真新しい岸壁に下ろされ、作業員たちが荷さばきに追われた。

この後、京都舞鶴港振興会理事長を務める斎藤彰舞鶴市長が、同船のニコライ・コバル船長に花束を手渡して「港のハード面とあわせて、ソフト面も充実していきたい」とあいさつし、利用拡大への期待を述べた。

新ふ頭にはナホトカからの定期便(月2便)に加え、中国・大連(週1便)と韓国・釜山(同)のコンテナ船が着岸する。

664 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/06(火) 20:54:10
>>661
台湾(台北)は日本・韓国の次の寄港先として、上海・香港と競っているように見えます。

私は逆に、国内での大量一括輸送について疎いんですよね。
私の仕事では、木箱で梱包した貨物を10t/20tトラックで保税倉庫に運び、そこでバン詰めして
コンテナヤードまで運びます。
つまり、コンテナによる輸送はごく短い距離で、基本は木箱のトラック輸送になっています。
(視察例に書きましたが、海外でも同様だと思います)

とはさんの書かれた「JR貨物」の「長距離海コン輸送」の場合、バン詰め・デバンは工場などで
行わなければならないと思いますが、ご存じのとおり、コンテナは荷役や輸送が機械化できるため、
大量一括処理には便利な一方、大型の機械がない施設では逆に手間が増えてしまいます。
また、トレーラー輸送では>>562>>610のように、事故が絶えないようです。

「国際コンテナ戦略港湾」を1〜2に絞るのであれば、ますます鉄道輸送に期待したいのですが、
日本の鉄道用コンテナは海上コンテナと規格が違うようで、前途多難ですね。

665荷主研究者:2010/04/10(土) 17:04:52

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002832526.shtml
2010/04/02 10:43 神戸新聞
水深16メートル、東岸壁完成 神戸港

大水深化と耐震化が完了したコンテナターミナル=神戸市中央区湊島8

 神戸・ポートアイランド2期のコンテナターミナル「PC18」で1日、国内で最も深い水深16メートルの東岸壁(長さ400メートル)が運営を始めた。国のスーパー中枢港湾事業で大水深化と耐震化を進めており、同2期の残る5岸壁と港内航路の工事が本年度末に完了予定。完成すれば、現状の倍近い積載能力を持つ10万トン級の超大型船が寄港できる。

 PC18東岸壁は水深を従来より1メートル深くした。水深16メートル岸壁は国内では、横浜と名古屋、大阪港でも整備されている。荷役には世界最大級の「スーパーガントリークレーン」を3基設置。港湾運送大手の上組(神戸市中央区)が運営する。超大型船には20フィートコンテナ換算で今の倍近い1万個が積め「設備面では最新鋭のコンテナ埠頭(ふとう)になった」(上組)という。

 神戸港は、国が東アジアの拠点港を目指して新たに重点投資する国際コンテナ戦略港湾に、大阪港と組み「阪神港」として応募。京浜など計4港湾の中から6月をめどに最大2港が選ばれる。2日には応募団体が選定委員に計画を説明する予定で、矢田立郎神戸市長らがアピールする。

(西井由比子)

666荷主研究者:2010/04/10(土) 17:05:35

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002834704.shtml
2010/04/03 07:15 神戸新聞
阪神港、貨物量5割増へ 神戸、大阪市が計画案

国際コンテナ戦略港湾検討委員会で発言する参加者=国土交通省

 国土交通省は2日、東アジアの拠点港湾として整備を進める「国際コンテナ戦略港湾」の有識者による検討委員会を開いた。公募に名乗りを上げた阪神港(神戸、大阪)など4港湾の関係首長らが運営計画を説明。阪神港は、一体運営を進めるため、コンテナ岸壁を管理する神戸、大阪の埠頭公社を2015年に統合し、内航海運を強化して20年の貨物量を08年の1・5倍に増やすとした。

 阪神港は、矢田立郎神戸市長と平松邦夫大阪市長が説明した。「(国内には)東西2カ所に戦略港湾が必要」とし、神戸、大阪港を一体で効率運営し物流コストの削減を進めると強調。

 また、国側に規制緩和や法人税減税などの「戦略港湾総合特区」創設を提案し、釜山港に流れる国内貨物を取り戻すとした。液晶パネルなど新産業の集積で輸出貨物を増やす方策も示した。

 このほか、阪神港のライバルとみられる伊勢湾(名古屋、四日市)は、低コストの自動化ターミナルの拡大や、福井県の敦賀港を経由して日本海側の貨物を集める戦略を盛り込んだ。

 各港は5月7日に計画書を再提出、17日の委員会で説明する。6月中に最大2港が選ばれる。

 一方、前原誠司国交相は同日午前の会見で、選定から漏れた港湾について「自助努力をしてもらうことが必要で、その仕組み作りのために港湾法の改正など政府がバックアップする」と述べた。

(高見雄樹、磯辺康子)

667 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/11(日) 10:23:52
京浜港に危機感

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1004110004/
国際戦略港湾に名乗り上げた「京浜港」は見劣り感、提案の具体化急ぐ
2010年4月11日

 「京浜港」が、試練の時を迎えている。東アジアのハブ(拠点)港として国が集中整備する
「国際コンテナ戦略港湾」に名乗りを上げたが、検討委員会で「提案内容に具体策が示されていない」など
手厳しい指摘を浴びた。ライバルに比べて精彩を欠いた「東の横綱」は、攻勢に転じるため態勢固めを
急いでいる。

 国土交通省が今月2日に開いた有識者による検討委員会。京浜港を代表する立場で運営計画を説明した
林文子横浜市長は険しい表情となった。終了後、記者団に「厳しくご意見いただいた。検証したい」と話すのが
精いっぱい。「京浜港は九分九厘、選ばれるだろう」(横浜港関係者)との甘い期待は打ち砕かれた。

■裏付け不十分
 コスト低減策として打ち出したコンテナターミナル改革。しかし横浜港埠頭(ふとう)公社を民営化させ
東京港埠頭株式会社と統合させる時期が、国の目標である2015年に間に合わない。15年に神戸、
大阪港の両公社を統合すると明言した「阪神港」と比べ、見劣り感は明白だった。

 京浜港だけでなく東京湾全体を一体経営する将来像も盛り込んだが、検討委員からは「では
(京浜3港の)連携によるメリットは何なのか」という根本的な質問も出たという。

 国交省は、国際競争力を強めるための具体策を選定基準の一つに掲げている。

 京浜港は首都圏の経済規模を生かし、15年のコンテナ取扱高を08年の1・5倍に当たる約1千万本
(うち北米航路分約260万本)にする数値目標を表明。青森県の八戸港との連携による内航海運強化策を
提案したものの、川崎市のある幹部は「裏付けとなる具体的な施策を十分に盛り込めなかった」と明かす。

■生き残り懸け
 応募したのは京浜港のほか3港湾。選に漏れれば国の予算が重点投下されなくなるため、どこも懸命だ。

 「阪神港」は規制緩和や減税が享受できる戦略港湾総合特区を創設する策を提案した。「伊勢湾」は
コンテナターミナルの自動化や、福井県の敦賀港と連携し日本海側の荷物を集める戦略を披露。
「北部九州港湾」は韓国や中国に近い好立地をアピールした。

 修正した事業計画の再提出期限は5月7日。国交省は「連携での応募は“仲良しクラブ”ではあっては
ならない」(港湾経済課)とくぎを刺しており、提案の具体性や各港の役割分担の明確化を求めている。
横浜市の金井良樹港湾局長は「提案の具体化を含め、京浜3港で連携して事業内容を充実させたい」と
している。

 ◆国際コンテナ戦略港湾 国際的な競争力を持つ東アジアのハブ港を育成するため、国が予算を
重点的に投下して整備を進める。前原誠司国交相が2009年10月に方針を打ち出した。
京浜港(東京港・川崎港・横浜港)のほか、伊勢湾(名古屋港・四日市港)、阪神港(大阪港・神戸港)、
北部九州港湾(博多港・北九州港)が応募しており、6月中に1、2カ所に絞り込む。

668 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/11(日) 10:25:10
みずほとそのまんま。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20100411-OYT8T00103.htm
細島港の整備など訴え
知事ら社民・福島党首に

 社民党の福島党首と県内の各団体との意見交換会が10日、宮崎市内のホテルであった。県出身の
福島党首が帰郷して国政報告を行うことに合わせ、同党県連合(鳥飼謙二代表)が開催。東国原知事と
県の担当者のほか、県医師会や保育関係団体、障害者団体などの関係者が面談し、県内の現状を訴えた。

 県からは、幹部職員ら20人以上が出席。知事が子育て支援対策や地方分権、雇用・経済、地方の
社会資本整備など8項目について説明した。

 このうち社会資本整備の関連では、「産業振興に重要」として、細島港(日向市)の大型岸壁整備を要請。
また、宮崎市と日南市を結ぶ国道220号については「住民の命を支える道路であり、早急な防災対策を
実施してほしい」と求めた。

 これに対し福島党首は「(前原)国土交通相は選択と集中により拠点港を作りたいという考え。細島港が
重点港となるかどうかがポイントで、私もこの港がなぜ重要なのか理解したうえで応援したい」と回答した。
また道路問題には、「落石があることや、道路事情の悪さは知っており、頑張りたい」と述べた。

(2010年4月11日 読売新聞)

669 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/12(月) 21:52:46
っていうか、前原の国際コンテナ戦略港湾構想って、そういうことだと思うのだが。
> 県としては酒田港に物流を集めたいと思っているが、横浜港までの料金が下がると、そっちの方が
> コストが安くなりかねない

http://yamagata-np.jp/news/201004/12/kj_2010041200660.php
総合的な交通網として議論を 吉村知事が地方航空路線で国に注文
2010年04月12日 20:16

 日本航空が山形空港発着の名古屋(小牧)、札幌(新千歳)両便を廃止する方向で検討していることについて
吉村美栄子知事は12日、「地域主権には地域経済の活性化が必要。総合的な交通ネットワークという観点から
検討していただく必要がある」と述べ、地方航空路線の位置付けに関し議論を深めるよう政府に注文を付けた。

 定例記者会見で質問に答えた。両便の搭乗率の低さが検討の要因になっている点については
「JALが企業生命をかけて頑張っているところで難しい問題と思う」と一定の理解を示した一方で、
「地方にとっては(航空路線は)重要な交通ネットワーク」として、両便存続の必要性を強調した。

 名古屋便の昨年度の平均搭乗率は前年度より9.8ポイントダウンの45%、札幌便は5.7ポイントダウンの52.9%。
県は、路線維持に向けた支援策として、本年度から名古屋便の空港使用料を東京便と同様の十分の一に
減免している。また山形空港利用拡大推進協議会は本年度からJALに対する山形空港ビルの使用料への
助成を昨年度より500万円拡大している。

 吉村知事は「JALから連絡はないが、2路線の撤退となると、県民の生活やビジネス、観光面などに
大きな影響が懸念される」と述べ、今後全国知事会などを通し、地方航空路線の維持を提言していくとした。

 また、先に前原誠司国土交通相が発表した高速道路の上限料金制度に関しては「県としては酒田港に
物流を集めたいと思っているが、横浜港までの料金が下がると、そっちの方がコストが安くなりかねない」
など物流・観光面への影響の懸念を示し、「実際にどうなるか分析して考えていきたい」と述べた。

670 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/16(金) 12:41:06
政策よりも、こちらの方が問題になるかもね。
前原が週末にあちこち地方を視察するのも、陳情が幹事長室にコントロールされていることへの不満がありそう。

> 会談は、民主党宮城県連代表の安住淳衆院議員(宮城5区)が仲立ちした。安住氏は知事と並び…
> 民主党が幹事長室に一元化した陳情とは別ルートの要望だったが、村井知事は「個別案件について地元の
> 国会議員らを通じて大臣に会うことは問題ない」と話した。

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100416t12019.htm
仙台港、新埠頭着工を 村井県知事、前原国交相に直談判

 村井嘉浩宮城県知事は15日、前原誠司国土交通相と会談し、2010年度政府予算で新規着工が見送られた
仙台港の新しい埠頭(ふとう)の早期着工を要望した。公共事業費を削減する民主党政権に、自民党出身知事が
直談判する形となったが、前原氏は仙台港を直接視察する意向を示した。

 国交省の大臣室に入った村井知事は仙台港の地図を広げ「現地に視察に来ていただけないか」と求めた。
前原氏は「伺うと思います。調整してみます」と応じた。

 宮城県ではトヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車の新本社工場が2011年1月に操業する予定。
県は物流強化のため新埠頭の整備を急いでいる。政府予算には調査費しか盛り込まれなかった。

 知事は要望後、「仙台港整備の優先順位は高い。前原氏に共通の認識を持ってもらったと思う。早ければ5月にも
視察に来ていただけるのではないか」と述べた。

 会談は、民主党宮城県連代表の安住淳衆院議員(宮城5区)が仲立ちした。安住氏は知事と並び「仙台港の
利用頻度は予想を上回る。ご英断いただきたい」と前原氏に働き掛けた。

 民主党が幹事長室に一元化した陳情とは別ルートの要望だったが、村井知事は「個別案件について地元の
国会議員らを通じて大臣に会うことは問題ない」と話した。

2010年04月16日金曜日

671荷主研究者:2010/04/17(土) 18:10:29

http://www.lnews.jp/2010/04/36191.html
2010年04月05日 LNEWS
京浜三港/コンテナ取扱高を2015年に約1000万TEUに拡大

東京都と横浜市と川崎市は4月2日、京浜港国際コンテナ戦略港湾計画書(目論見)を発表し、東京港・川崎港・横浜港の京浜三港で2015年に約1000万TEU(うち北米航路分は約260万TEU)の取扱高を目指す。

2015年度までに約2400億円の事業費を投じてコンテナターミナルの整備・改良、京浜港内の円滑な連絡、背後圏との円滑な接続による集荷力の強化などを行う。

計画書では、コンテナ物流におけるターゲットを、東日本のメインポート機能の維持、釜山港などに対峙する日本のハブポートの実現、東アジアの国際ハブポートの形成とした。これに沿って、2012年度に横浜港の埠頭公社を民営化するほか、大量取扱者に対するレベニューシェア方式の導入、横持ち輸送への負担軽減などを実施する。

また、コンテナバージを利用した湾内輸送の拡充・強化、川崎港東扇島にタグボート基地を新規配備し総物流コストの低減を目指す。さらに、3港の一体的な取組として鉄道を利用した京浜港間輸送、バンプールの共同化による用地の有効活用、3港共同ポータルサイトの開設・運営なども計画した。

2015年までに埠頭会社が中心となり、3港のコンテナターミナルの一体的な経営体制を構築。戦略的な・柔軟なターミナル経営・利用者誘致とスケールメリットを生かした効率的経営などを目指していく。

672荷主研究者:2010/04/17(土) 18:41:44
>>648
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002843646.shtml
2010/04/06 11:41 神戸新聞
14年ぶり大阪港下回る 神戸港外国貿易コンテナ 

 2009年の神戸港の外国貿易コンテナ取り扱い個数(輸出入合計)が、阪神・淡路大震災のあった1995年以来14年ぶりに大阪港を下回ったことが5日、分かった。統計が残る69年以降では2回目。神戸港は欧米向けの機械製品の輸出が多く08年秋のリーマン・ショックの影響を大きく受けた一方、大阪港はアジアからの日用品の輸入が多く下げ幅が小さかった。(西井由比子)

 ただ、国内向けを含めたコンテナ総取り扱い個数は、引き続き神戸港が上回った。神戸市によると、09年の外国貿易コンテナ数は、神戸港が前年比13%減の177万TEU(1TEUは20フィートコンテナ1個分換算)。一方、大阪市によると、大阪港は同5・5%減の184万TEU。神戸港の下げ幅は震災時に続き過去2番目で、国内4位から5位に転落した。

 神戸港は、コンテナの個数ベースで輸入より輸出の比率が高いが、一昨年秋のリーマン・ショックで、ポートアイランドが集積地となっている中古建設機械など産業機械の輸出が前年比30・8%減となった。昨年1月にロシアが輸入車の関税を引き上げたため、中古など自動車の輸出も20・7%減となった。

 ただ、神戸港の外国貿易コンテナは昨年12月から回復傾向で、同12月が前年同月比1%増、今年1月が8・5%増。一方、総コンテナ数は、神戸港が前年比12%減の225万TEU、大阪港が6・4%減の210万TEU。

673荷主研究者:2010/04/17(土) 19:02:45

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1003290008/
2010年3月29日 神奈川新聞
新港埠頭の使用料免除へ、“捨て身作戦”も利用増は不透明/横須賀市

荷物を積み降ろす船舶の利用が激減している新港埠頭=横須賀市新港町

 横須賀市は4月から、利用が低迷している新港埠頭(ふとう)(新港町)で荷物の積み降ろしをする船舶の岸壁使用料と野積場・荷さばき地使用料を全額免除する。1年間の期限付き社会実験で、効果などを検証して本格実施するかどうか決める。ただ、設備の問題から積み降ろしできる船が限られ、新たな利用にどれだけつながるかは不透明だ。

 新港埠頭は1974年に市が整備し、広さは約12ヘクタール。このうち、冷凍倉庫会社や海事業者が占用的に使っている部分などを除いた野積場と荷さばき地計約4ヘクタールの使用料を免除する。

 もともとは完成した自動車の積み出し港として整備した。しかし、84年に日産自動車追浜工場の専用埠頭ができてからは利用船舶が激減。最近は荷物の積み降ろしをせずに接岸する「休憩船」の利用が目立ち、岸壁使用料全体の7割以上を占める。

 冷凍マグロ運搬船は週に2隻前後のペースで接岸して荷降ろし、仮置きせずにトラックで運んでいる。2009年度は荷物の積み降ろしで野積場などを利用する船舶はゼロになる見込みだ。

 深刻な状況を打開するため、「少しでも使ってもらえば市内経済にも波及効果が期待できる」と“捨て身の作戦”に乗り出した市港湾部。野積場・荷さばき地の使用料は1カ月で1平方メートル当たり162円、接岸料は1日で1トン当たり11円。これが全額免除されれば、港運事業者のメリットも少なくない。09年度は約455万円を見込む冷凍マグロ運搬船の接岸料も全額免除となる。

 ただ、新港埠頭にはコンテナの積み降ろしに必要なガントリークレーンがないため、コンテナ船は利用できない。同部では自動車の積み降ろしに期待しているが、自動車産業も厳しい状況が続き、具体的な話はないという。

674名無しさん:2010/04/21(水) 20:25:14
貨客船「ルーシー号」売却 日本海の日ロ交易の象徴
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100421000130&genre=B1&area=Z10

【ウラジオストク共同】ロシア極東ウラジオストクと富山県伏木港を結ぶ定期貨客船「ルーシー号」が昨年12月に売却されたことが21日分かった。ルーシー号は日本海で日本とロシア極東を直航する唯一の貨客船で日本海交易の象徴。後継船の見通しは立っておらず、航路廃止となれば北陸地方の経済に打撃となる。

船主で運航会社「ルスフロト」のガリーナ・ノメロフスカヤ社長が共同通信に明らかにした。

伏木港とウラジオストクを結ぶ定期貨客船は1993年に就航。週に1往復し日本中古車のロシア向け輸出などで活躍してきたが、昨年1月のロシア政府による輸入自動車への関税引き上げで、輸送実績は一昨年の約1万5千台から昨年は約3900台に激減。昨年12月を最後に運航休止となっていた。

ノメロフスカヤ社長はルーシー号を既に他のロシア系合弁海運会社に売却したことを明らかにし、後継船については「ロシア側で用意するのは不可能」と言明。「需要はある航路なので日本側から後継船の提案があれば協力したい」としたが、提案がない限り航路は廃止されるとの見通しを示した。(共同通信)

675荷主研究者:2010/04/25(日) 03:07:39

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002877038.shtml
2010/04/15 11:25 神戸新聞
商船三井神戸支店が閉鎖 旧居留地のビルは存続 

商船三井の神戸支店がかつて入っていた神戸・旧居留地の「商船三井ビルディング」。支店は廃止されることになったが、ビルはこのまま残る=神戸市中央区海岸通5(撮影・斎藤雅志)

 海運大手の商船三井(東京)が、神戸・ポートアイランド2期地区(神戸市中央区港島9)に置く神戸支店を3月末で閉鎖したことが14日、分かった。大阪支店に統合し、名称変更した関西支店が営業活動を担う。同社は世界不況に伴う荷動きの鈍化で業績を悪化させており、業務効率化の一環で支店の統廃合を進めている。

 神戸支店は、旧大阪商船時代の1922(大正11)年、神戸・旧居留地に開設。建物の「商船三井ビルディング」(現名称)は、近代の名建築として知られる。同支店は、阪神・淡路大震災後の96年にポーアイ2期地区に移転した。海運実務は同地区にある関連会社が行っている。

 海運大手3社のうち、川崎汽船と日本郵船はいずれも2002年、神戸と大阪の両支店を統合し、神戸に関西支店を置いている。川崎汽船は市内の別の場所に神戸本店も構えているが、両社とも「閉鎖の予定はない」としている。

 同ビルディングでは現在、商船三井の関連会社のほか、オフィスや大丸神戸店のインテリア用品売り場が入居。そのため「建物はこのまま残す」(商船三井広報担当者)方針という。(西井由比子)

676荷主研究者:2010/04/25(日) 03:08:50

http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2010/04/09/new1004091101.htm
2010/04/09 デーリー東北
定期コンテナ航路 天津新港まで延伸

 八戸港の中国・韓国定期コンテナ航路が今春改編され、南星海運(本社・ソウル市)が運航する週2便のうち、4月から大連(中国)や青島(同)を経由する月曜の便が火曜に変更となり、さらに中国の天津新港へ寄港地を延伸することになった。天津新港へ貨物を運ぶには、これまで釜山(韓国)でコンテナの積み替えが必要だったが、直航便で結ばれることで荷主の利便性は高まり、八戸港のコンテナ集荷に一役買いそうだ。

 同航路は南星海運が運航し、八戸港湾運送(八戸市)が集荷代理店を務めている。

 改編後の寄港地は八戸〜仙台〜釜山〜蔚山〜光陽〜天津新港〜大連〜青島〜光陽〜新潟〜苫小牧〜八戸。従来より大きな新造船を導入するため、コンテナ取扱量の増加が見込まれる。

 直航便となったことで、八戸―天津新港間の所要日数は輸入が11日、輸出が10日と数日短縮された。八戸港湾運送の担当者は「直航便により積み替えがなくなるほか、貨物の追跡調査がしやすくなる。荷主にはプラスだ」と話している。

 中国・韓国航路は、八戸港の国際定期コンテナ航路で最も取扱量が多く、2009年は1万7484本(実入りで1万2794本)と全体の4割を占めている。

677荷主研究者:2010/04/25(日) 03:12:51

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/224343_all.html
2010年04/04 06:27 北海道新聞
苫小牧東港岸壁延びる 同時に2隻接岸可能に

延長された苫小牧東港の岸壁。東京のコンテナ船(手前)と韓国のコンテナ船が一度に接岸した=3日午後8時30分(安藤徹撮影)

 【苫小牧】室蘭開建苫小牧港湾事務所が進めていた、苫小牧港東港区弁天地区の岸壁延長工事が一部完了した。全長150メートルクラスの船2隻が接岸できる岸壁は道内初で、大型化が進む国際コンテナ船の入港増が期待されている。3日夜には国際コンテナ船2隻が初めて一度に接岸した。

 2008年に始まった工事は310メートルだった水深14メートル岸壁を延長するため、水深12メートル岸壁を140メートル造成、計450メートルとした。コンテナ船2隻が接岸できる長さで、11年度までに570メートルに延ばす。関連事業費は99億円。

 苫小牧港は08年、東西両港に分かれていた国際コンテナの取り扱いを東港に集約。現在は韓国・釜山や北米とを結ぶ航路が週8〜9便運航している。これまでは船が1隻しか接岸できず、沖合で10時間前後もの待ち時間が発生。迅速さに欠けるとの不満が船会社などから上がっていた。

 3日は韓国・釜山から南星海運(韓国)のスタークリッパー(9520トン、142メートル)と、東京船舶(東京)のプロテウス(6102トン、121メートル)が接岸。荷役作業が行われた。

678荷主研究者:2010/04/25(日) 03:13:26

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/225903_all.html
2010年04/13 14:14 北海道新聞
定期コンテナ 週2便体制に 興亜海運第1便が入港 石狩湾新港−釜山

船長と握手する野坂専任副管理者(左)

 【石狩湾新港】石狩湾新港と韓国・釜山を結ぶ興亜海運(ソウル)の定期コンテナ船の第1便が11日、入港。船長に花束や盾などの記念品が贈呈された。これで釜山との国際定期コンテナ航路は週2便体制となった。

 就航したのは「ヒュンガ ジャカルタ」(8299トン)。釜山港・釜山新港から苫小牧港経由で石狩湾新港に立ち寄り、釜山港に向かう周回ルートで週に1便運航される。本来は土曜日の就航だが、作業の関係で第1便は日曜日にずれ込んだ。

 同船は最大653個のコンテナを積み込むことができ、初日は輸出入合わせて約120個の積み降ろしが行われた。

 また、作業の合間を見て、石狩湾新港管理組合の野坂俊夫専任副管理者と石狩湾新港振興会、石狩湾新港外貿貨物利用促進協議会の関係者が船の前で、船長に直接記念品を手渡した。(荻野貴生)

679荷主研究者:2010/04/27(火) 22:25:12

http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/asia/news/CK2010041302000160.html
2010年4月13日 中日新聞
『合い積み輸送』実験加速 コマツなど20社でつくる金沢港利用促進会議

クレーンでつり上げられ、貨物船に積み込まれるホイールローダー

活性化探る2年目

 コンテナ船の定期便はあるが、大型の荷物を運ぶ貨物船はチャーターするしかない金沢港。他港に流れる貨物を呼び込んで活性化させるため、複数の企業が荷を持ち寄る「合い積み輸送トライアル(社会実験)」が進む。二年目の二〇一〇年度は、コマツが定期化を目指す韓国・馬山便も活用。利用促進とノウハウ確立を目指す。(村松権主麿)

コスト削減効果あり ノウハウ確立目指す

 トライアルは、北陸三県に生産拠点のある約二十社でつくる「金沢港利用促進会議」が実施。中核を担うのは、建設機械などをコンスタントに輸出するコマツだ。初年度は二回を実施。一回目は昨年十一月、コマツ粟津工場(石川県小松市)とコマツ産機(金沢市)が参加し、インド南東部のチェンナイに向けて出荷した。

 先月二十八日には、粟津工場のホイールローダーと、根上工作所(同県能美市)のプレス機を合い積みし、双方が納入する韓国・馬山港向けを実施。二回のトライアルについて、促進会議をとりまとめる石川県鉄工機電協会の担当者は「種類の違う荷物の固定に問題がないかや、積み込みと荷降ろしでダメージがないかを確認できた」と説明する。

別の船倉には、分解してこん包されたプレス機が積み込まれた=いずれも3月28日、金沢港で

 とはいえ、順風満帆ではなかった。二回目は当初、コマツが金沢港との定期航路化を目指す貨物の中継地点、馬山港への実験便を使う予定だったが、三月十八日の入港が悪天候で中止となった。

 根上工作所のプレス機は納期に余裕があり、年度内に二回目のトライアルを実施するため、別の建機との合い積みを調整。二十七日の入港で貨物船をチャーターしたが、同日も悪天候により午前の入港が夕方にずれ、積み込みは翌日となった。

 「冬の日本海は荒れるため、予定通りに進みにくい」−。当初から指摘されていた課題が浮き彫りとなった格好。担当者は「洗い出された問題点については、どう対処するかを検討する」と説明。もっとも、根上工作所は「天候による延期はどの港でも想定される。従来、大阪方面に陸送してから輸出していたが、今回はコストを削減できた。今後も利用を検討したい」と評価する。

 一〇年度は、五月にタイ向けのトライアルを計画中。このほか、コマツの試験便を利用した韓国向けや、中国・上海、米国向けも実施を目指す。ただ、〇九年度は国土交通省から出た補助金も、民主党政権の事業仕分けでなくなった。鉄工機電協会は、金沢港利用促進を目指す石川県と金沢市に支援を要望中。

 担当者は「輸出方法の見直しは、企業にとって重大な決定だ。一〇年度は判断材料として合い積みの標準コストを設定し、メリットを実感してもらい、参加を促進する」と説明。最終目標を「情報収集から実施までのノウハウを完成し、民間ベースで成り立たせたい」と強調した。

680荷主研究者:2010/04/27(火) 23:27:27

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1004160006/
2010年4月16日 神奈川新聞
大黒ふ頭の倉庫事業者が共同配送開始へ、運賃低減やCO2削減にも貢献/横浜

 横浜市鶴見区の大黒ふ頭の倉庫事業者約40社が、首都圏向け共同配送事業を始める。約20社が5月上旬から着手し、今夏をめどに全社の参加を目指す。トラックに混載することで積載率を高め、運賃を低減するとともに二酸化炭素(CO2)や窒素酸化物(NOX)削減にも貢献する。

 神奈川倉庫協会(小此木歌藏会長)が15日に発表した。倉庫業界が連携する共同配送事業は全国初。外資系や内陸部の倉庫との価格競争が激しさを増す中、横浜港の倉庫が団結して対抗する。

 大黒ふ頭の倉庫では食品を中心に家電や雑貨など幅広い貨物を扱っている。首都圏の卸業者や問屋、量販店などの仕向け先に共同配送することでトラックの運行台数を減らし、運賃と環境負荷を低減する。混載により、現状では1台当たり6〜7割程度の積載率を8〜9割に高める考えだ。

 5月から月500トンをめどに取り扱うが、最終的には月1千トンが目標。将来、帰路は工場から輸出貨物を引き取ることで効率を高め、コスト削減につなげていくという。

 当面は、大黒ふ頭で約20年前から共同配送を手掛けているヤマタネ(本社・東京都江東区)と安田倉庫(同・東京都港区)の関連会社が運営する集配センターを活用。各倉庫から集荷した貨物を仕分けし、共同配送便に積み込む作業を行う。

 同協会によると、大黒ふ頭は倉庫の集積率が全国で最も高いことから2008年から共同配送を模索してきた。小此木会長は「将来は港全体に共同配送を広げることで、横浜港の発展に寄与したい」と話している。

681 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/09(日) 10:25:19
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamaguchi/news/20100508-OYT8T00986.htm
貨物拠点港に立候補検討

 周南、下松、光市にまたがる徳山下松港について、県は、国が募集する石炭などバルク(ばら積み)貨物の
国際物流拠点港への立候補を検討している。前原国土交通相が打ち出した港湾の選択と集中に基づく
公募だが、国と地方、民間の財政負担の割合など不透明な部分も多く、地元企業の利害調整などの課題も
残されている。(興膳邦央)

 「コンビナートとしての国際競争力はもって5年。競争力を失えば企業は海外へ出るしかなく、国内の雇用が
維持できなくなる」

 徳山下松港のバルク用公共岸壁を運営する第3セクター・周南バルクターミナルの河村義人取締役は、
強い危機感をにじませる。

 港の背後には、自家発電用の石炭や化学原料の塩を大量に消費する周南コンビナートがあり、そこで
製造される素材製品の多くは、世界市場で高い占有率を保っている。ところが、近年、石炭などを運ぶ
船舶の大型化が進み、接岸を可能にするため積載量を減らす大型船も増えている。積み荷を減らせば
物流コストが上がり、競争力も失われるという。

 徳山下松港では、国と地方自治体、民間が一体となって「スーパーバルクターミナル」化構想を進め、
2008年8月にトクヤマなど徳山地区4社と周南市が出資して3セクを設立。徳山地区のバルク用公共岸壁
(水深14メートル)を県から賃借し、石炭を一括荷揚げし各工場の発電設備へ運ぶ「コールセンター」として
運営している。バルク公共岸壁の長期貸し付けは全国初だ。

 しかし、世界で主流になりつつあるのは、ケープサイズと呼ばれる満載喫水17・7メートルの大型船。
それに対応できる岸壁と航路整備には、巨額な投資が必要になる。

 国交省が打ち出した拠点港公募は、今月下旬にも募集要項や選定基準が示される予定だが、地方への
財政負担は避けられそうにない。より強い国主導での整備を期待する声も多く、財政難にあえぐ県は、
負担割合によっては立候補しない可能性も示唆する。また、受益者となる企業側への負担も求められる
可能性もあり、その内容によっては、企業の海外移転の動きを加速させることにもなりかねない。

 一方、周南コンビナートの中でも、徳山地区以外の企業からは不満の声も聞かれる。東ソーの松田安史・
南陽事業所副事業所長は拠点港構想に賛成としたうえで、「構想による利益配分が公平でなければ、
構想は総論賛成・各論反対になる恐れがある」と指摘し、「セカンドポート」としての新南陽地区での港湾・
航路整備も求めている。

 河村取締役は「国に金がないから民活で、という発想なら、国家戦略とは言わない」と地元の過度な負担を
けん制する。国の2010年度予算では、港湾整備費は公共事業費全体の2・9%しかない。20日にはまず
選定基準などをまとめる国交省の有識者委員会が開かれるが、地元は国が国家戦略としてどこまで主導力を
発揮するかを注視している。

(2010年5月9日 読売新聞)

682名無しさん:2010/05/09(日) 11:04:46
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20100509303.htm
タイへ「合い積み」輸送 澁谷工業とコマツ粟津

澁谷工業(金沢市)とコマツ粟津工場(小松市)が貨物船を共同でチャーターし、金沢港から貨物を運ぶ「合い積み」輸送を実施する。14日、ペットボトル無菌充てん装置と建設機械を船に積み込み、タイに向けて出港する予定で、今回は精密機械の合い積みを検証する狙いもある。
 金沢港での合い積み輸送を推進する同港利用促進会議(事務局・石川県鉄工機電協会)によると、輸送する貨物は澁谷工業のミルクティーや緑茶用のペットボトル充てん装置1ラインとコマツ粟津工場の建機2台。28日にタイのレムチャバン港に到着する予定。

 金沢港では昨年11月に、コマツ粟津工場とコマツ産機がインド向け、今年3月に同工場と根上工作所(能美市)が韓国向けで合い積み輸送を行った。

 澁谷工業が同港での合い積み輸送に参加するのは初めてで、今回は「充てん装置のような精密機械で合い積みに問題がないかどうかを確認する」(同協会)という。レムチャバン港の荷役作業の状況も調べる。

 金沢港利用促進会議の「合い積み輸送トライアル実験」は昨年度、国土交通省の広域地方計画先導事業に採択された。合い積み輸送は名古屋や関西の港を使う北陸の輸出企業に対し、金沢港の利用を促すのが目的で、県鉄工機電協会は「民間ベースで実施できるシステムを構築し、地元港の活性化につなげたい」としている。

683荷主研究者:2010/05/10(月) 22:56:09

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20100427/CK2010042702000120.html
2010年4月27日 中日新聞
御前崎港を重点港湾に 県西部の8市長ら国に要望へ

 国の港湾指定の再編に絡み、鈴木康友浜松市長ら静岡県西部の8市長が御前崎港(御前崎市)の利活用を促進する組織を立ち上げ、国の重点港湾指定に向けて、活動を本格化させる。28日には前原誠司国土交通相に要望する。

 名称は「遠州地域御前崎港利活用促進協議会」で、鈴木浜松市長を代表に、御前崎、牧之原、磐田、菊川、掛川、袋井、湖西の各市長が参加する。

 公共事業の「選択と集中」を目指す国は、今年夏をめどに全国の103港の重要港湾から約40港を重点港湾に選定。新規の直轄整備事業を原則、重点港湾に限る方針を示している。御前崎港は現在、重要港湾で、県が管理している。

 協議会は御前崎港を県西部の輸出産業の輸送拠点として重視。重点港湾から外れると、同港で計画中の女岩地区の整備や防波堤の延伸に着手できないため、「選定には地域の行政や経済界の意見を十分聴取してほしい」と要望書で求める。

 重点港湾については愛知県の三河港など全国の港湾の関係自治体などが、国に選定を要望している。

684 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/12(水) 22:47:39
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE100512163700348360.shtml
■阪神港をハイパー中枢港湾に 平松市長が前原国交相に要望

 大阪港と神戸港を合わせた阪神港をハイパー中枢港湾に指定してもらおうと大阪市の平松市長が
前原国土交通大臣を訪ねたんですが、ライバルはずばり名古屋のようです。

 国は来月、日本の4大港湾の中から1か所か2か所をいわゆるハイパー中枢港湾に選び、集中的に投資・
整備する方針を示しています。

 そこで大阪市の平松市長が12日、国交省の前原大臣を訪問し、次世代・先端産業を支えていくために
阪神港を選ぶべきとアピールしました。

 実は名古屋市の河村市長も先週、直嶋経済産業大臣に名古屋港をアピールしていました。

 「日本の経済を支えてきたのは輸出産業。工場が集積している伊勢湾を外したらこりゃ政権はナンボの
もんだって言われますよ」(名古屋市 河村たかし市長)

 一方、平松市長はー

 「河村市長は声がでかい。それに惑わされることなく我が道を行く」(大阪市 平松邦夫市長)

 選定が大詰めを迎え、陳情合戦も熾烈さを増しています。

(05/12 19:21)

685荷主研究者:2010/05/15(土) 15:15:30

http://www.lnews.jp/2010/05/36472.html
2010年05月01日 LNEWS
旭硝子/船舶へのモーダルシフトで物流CO2排出削減

旭硝子は4月28日に公表したCSRレポート2010で、旭硝子鹿島工場とAGCロジスティクス社鹿島営業所は、年間の物流量が1万トンを超える鹿島工場・北海道間の貨物輸送において、ほぼ100%の海上輸送を実施した。

また、内航船を代替には、船舶の設計段階から物流事業者と連携して、CO2排出削減に取り組み、燃焼効率が向上する省エネスクリューを導入した新規内航船の運航を開始し、従来の内航船より燃焼効率を約8%向上することができる。

なお、物流CO2排出削減の2009年度(2009年1〜12月)は、モーダルシフトの推進や積載効率アップなどの輸送改善に取り組みで、1トンキロ当たりのCO2排出量は、2008年度比で3.9%削減となった。

今後はさらに、生産・物流拠点の統廃合による輸送効率化、モーダルシフト(鉄道・船舶の積極利用)、輸送車両の大型化、低公害車の利用促進、地方港の有効利用など物流分野での環境負荷低減施策への取り組みを強化するとしている。

686荷主研究者:2010/05/15(土) 15:40:05

http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20100503000000000008.htm
2010年05月03日 07:42 静岡新聞
清水港の荷減るの? 知事発言が波紋

 川勝平太知事が荷主や港湾関係者との懇談などで使う「コンテナ取り扱い比率を清水港7、御前崎港3程度にしたい」の表現が、関係者に波紋を広げている。御前崎港でのガントリークレーン4基体制を構想する知事は、清水港を基準に御前崎港の目標を分かりやすく説明しようとするが、「清水の荷を御前崎に持っていくつもりなのか」(清水港のある荷役業者)と懸念する声も上がる。知事発言が“独り歩き”している。

 知事は、先の定例記者会見でも7対3の表現を使い「御前崎港の発展を支えたい」と説明。清水、御前崎、田子の浦の3港を一体的に発展させる「駿河湾港」の振興策により、目標の実現を目指す姿勢を示した。

 県の担当者は「清水の荷を強引に御前崎に誘導するなど、県内の荷の引っ張り合いはしない。御前崎港は、新規需要を掘り起こして発展させたい」と強調する。だが、港湾業界は世界同時不況の影響をもろに受けているだけに「知事発言に過敏になるのは当然のこと」(静岡市内の物流業者)との指摘がある。

 清水港の2008年のコンテナ貨物取扱高は51万4930TEU(20フィートコンテナ換算個数)。御前崎港は同年4万7388TEUで、比率は約10対1。清水港の荷を維持したまま7対3の比率を達成するには、御前崎港の取扱高を5倍近くに増やす必要がある。

 国土交通省清水港湾事務所によると、本県を出入りする輸出入コンテナ貨物は、輸出の28%が東京湾に運ばれるなど、約4割が他県の湾を使っている。御前崎港の振興には伊勢・三河湾で扱われる荷の取り込みが不可欠で、川勝知事は「県西部の企業の協力がなければならない」と強調する。

 太平洋に突き出した立地の御前崎港は利便性が高いとされるが、定期航路は現在、アジア向けの週1便のみ。県港湾企画課は「陸上アクセスの整備も進んでいる。コンテナ貨物も地元の港で輸出入する『地産地消』でいきたい」とした。

 「駿河湾港」構想 国際貿易を担う清水港、御前崎港、田子の浦港を一体的にとらえ、整備・振興策を図る視点で川勝平太知事が打ち出した。総合物流の円滑化で新東名、静岡空港とも関連付け、陸海空を連携させた交通基盤整備の重点構想に据える。知事は発災時の物流機能の相互補完など危機管理の面からも3港を一体的に整備する意義を説いている。

687荷主研究者:2010/05/15(土) 15:45:25

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100507_1
2010/05/07 岩手日報
大船渡港を重点港湾に 国交省直轄事業絞り込みで県
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 国土交通省が進める直轄公共事業の絞り込みで県は、今後の新規事業着手の対象となる「重点港湾」に、大船渡港の選定を求める方針だ。大船渡港は湾口防波堤の老朽化が進み、大規模改修が急務となっている。同省は7月をめどに予算を重点配分する全国約40港を決定する見通しで、県は近く見込まれる事前協議で、国への働き掛けを強める。

 港湾整備事業の絞り込みは、前原誠司国交相が進める直轄事業の「選択と集中」の一環。全国には港湾法に基づき国が指定した重要港湾が103あり、直轄で岸壁や堤防などの整備を行う。県内は久慈、宮古、釜石、大船渡の4港がある。

 政権交代後、国は103の重要港湾のうち約40港を「重点港湾」に絞り込み、今後の新規事業着手の対象とする方針を決定。これに伴い、県は4重要港湾のうち、新規事業の緊急性がある大船渡港を「重点港湾」に選定するよう求めていく。

【詳しくは岩手日報本紙をご覧下さい】

688荷主研究者:2010/05/15(土) 16:25:54

http://www.tomamin.co.jp/2010t/t10041003.html
2010年 4/10 苫小牧民報
輸出好調、輸入は苦戦 苫小牧港のコンテナ輸送

 2009年度の苫小牧港外貿コンテナ貨物取り扱い実績がまとまった。下期の冷凍魚など好調な水産品に支えられて、輸出は08年度比15%増の3万7623個(20フィートコンテナ換算)。ただ、輸入は08年秋から続く世界的不況を尾を引き4.7%減の8万3245個にとどまった。空コンテナを含めた総数は17万9068個。2年連続18万個を下回った。

 苫小牧東港国際コンテナターミナルを運営する苫小牧港外貿コンテナ事業協同組合のまとめ。06年度の18万5141個をピークに減少が続き、歯止めが掛かっていない。

 09年度は上期(4〜9月)の落ち込みが大きい。輸入はすべての月で前年を下回り、14.2%減(4万1272個)。輸出も円高で16.7%(1万5817個)と2ケタ減だった。

 復調の兆しを見せた始めたのは11月から。輸入は前年比3〜16%増で推移し、輸出も、豊漁だった秋サケを中心に中国、韓国などアジア向けの冷凍魚が伸びた。輸出増はコンテナの稼働率につながり、年間の空コンテナは5万8200個にとどまった。08年度比1.9%の減だ。

 組合は10年度輸出入コンテナを、4%増の12万5000個と見込んでいる。輸入のを約20%回復を期待し、9万9100個を目標とした。空コンテナを含めた総数を18万個と想定している。

689 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/17(月) 23:31:36
やはり焦点は、阪神vs伊勢湾。しかし、この件は産経、良い記事を書くなあ。

http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100517/biz1005172234025-n1.htm
ハブ港湾めぐり4港激戦 パネルベイの切り札なるか阪神港、危機感強める伊勢湾 (1/3ページ)
2010.5.17 22:33

 どの港がアジアの主要港に対抗する日本のハブ(拠点)港湾となるのか。枠は1つか2つ。取扱量で
トップの京浜港が一歩抜け出すなか、大手家電メーカーの工場が集積する阪神港と自動車産業の
一大拠点を擁する伊勢湾の間で“2番目の港”を激しく競う状況となっている。(松村信仁、石川有紀)

 「釜山港との競争は厳しく、貨物を奪還することが喫緊の課題だ」

 5月12日。大阪市の平松邦夫市長らは前原誠司国交相に阪神港選定の要望書を提出し、東西2つの
国際ハブ港の必要性を訴えた。

 かつて阪神港の主力だった神戸港は、平成7年の阪神大震災からハード面では復興を果たし、今年4月には
大型船が入港できる水深16メートルの岸壁も備えた。しかし、取扱量は20年で204万TEU(1TEUは
20フィートコンテナ1個分)とピーク時(6年)の270万TEUには遠く及ばない。

 取扱量が伸びない要因のひとつは韓国・釜山港の存在だ。震災で機能を停止した神戸港に代わり、
今や取扱量は世界5位に。大阪と神戸両市は日本からの貨物だけで阪神港の総取扱量の約4分の1を
占める年間100万TEUが流出しているとみる。

 国際コンテナ戦略港湾検討委員会で、両市は流出している貨物を奪還、32年には集荷貨物量を20年の
約1・5倍に引き上げる数値目標を公表。また、27年までの神戸、大阪の埠(ふ)頭(とう)公社民営化と
経営統合を“公約”し、効率的な経営でコスト減と集荷増を目指す。

 「グローバル企業にとって韓国や中国を経由する時間のロスはボディーブローのように効いてくる」

 関西経済界と行政、港湾関係者でつくる「国際物流戦略チーム」事務局の担当者は危機感を示す。

 関西地区は今、薄型テレビ用パネルや太陽電池など環境技術の集積地となりつつある。特に湾岸部は
“パネルベイ”と呼ばれ、巨大工場が次々と稼働しているだけに、関西経済界もハブ港湾への選定を
期待している。

   ■   ■

 国際コンテナ戦略港湾の選定をめぐり、複数の名古屋港関係者は「事実上、京浜港は決まっている。
残り1つを阪神港と取り合うことになる」と異口同音に話す。

 10日前の5月7日。東京で、政府・与党関係者への陳情を終えた名古屋市の河村たかし市長は、
厳しい表情でこう言い放った。

 「産業が集積している中部地区を外したらこの政権はなんぼのもんだといわれる。国際競争力をそぎ、
日本の破壊につながる」

 この日の陳情にはトヨタ自動車など名古屋港を利用する主な荷主企業6社の幹部も同行。トヨタ出身の
直嶋正行経済産業相は「愛知はモノづくりの拠点。よく分かっている」と述べ、国土交通省への働きかけを
約束した。

 名古屋港の平成21年の貨物取扱量は、1億6510万トンで8年連続の日本一に輝いた。ただ、貨物量の
大半は自動車や原油など、コンテナで運びにくいもので占められ、外貿コンテナ貨物量は全体の約2割に
過ぎない。このためか、2月14日に名古屋港を視察した前原誠司国土交通相は「名古屋港は過去の実績で
いくと、(選定は)だめだ」と語ったという。

 名古屋港のセールスポイントは、コンテナターミナル(CT)の自動化に早くから取り組んだこと。
平成17年に稼働した飛島埠頭南側コンテナターミナルは20台の無人搬送台車と12機の門型クレーンを備え、
コンテナの積み出しなどを管理棟から遠隔で行う。これにより、作業員の人件費圧縮を実現した。

 埠頭の管理会社、飛島コンテナ埠頭の加藤真人社長は「メーカーや商社など荷主がメリットを享受できる港が
今後生き残る。そのためには低コスト運用が欠かせない」と話す。この自動化を武器に、ハブ港湾の座を
狙っている。

690 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/18(火) 12:39:57
> ライバルの京浜、阪神はすでに港域の一体化を実現。四日市、名古屋両港でも一体化すれば、払っていた税金が
> 1回で済むだけに、利用業者が増える可能性があるが、地元市町村には税収減となる

http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000001005180003
将来左右の巨額予算「一体化」で出遅れも
2010年05月18日

◇◆四日市市長ら「戦略港湾」プレゼン◆◇

 国が整備予算を重点配分する「国際コンテナ戦略港湾」の選定に向けたプレゼンテーションが17日、
国土交通省であり、四日市港と名古屋港は「伊勢湾港」として、国際産業ハブ港や経済特区構想を提案した。
終了後、四日市市の田中俊行市長は「優位性を正しく理解すれば、当然結論は伊勢湾だと思う」と自信をのぞかせた。
政府は6月までに戦略港湾を選ぶ。

 「国からの金を考えたら、負けるわけにはいかない」

 名古屋港との1港化を打ち出した四日市港関係者はこう漏らす。巨額の投資が必要な港湾整備で、どれだけ
国から予算が取れるかは港の将来を左右しかねないためだ。

 野呂昭彦知事も17日夜、河村たかし名古屋市長や田中市長とともに前原誠司国土交通相に直談判。会談後、
「名古屋と四日市が選ばれなかった場合、日本にとっても大損失になる」と強調した。

 両港は2004年7月、国の「伊勢湾スーパー中枢港湾」に選ばれた。名古屋港では「飛島埠頭(ふとう)南地区
国際海上コンテナターミナル」に6年間で計581億円、四日市港では「霞ケ浦北埠頭地区国際海上コンテナ
ターミナル」に計194億円の国費が投じられ、整備が進んだ。

 田中市長は「戦略港湾に漏れると、スーパー中枢港湾の位置づけは変わらなくても、予算的にはかなり不利になる
のが一番の懸念」と話す。

 伊勢湾港は、自動車産業や石油コンビナートなど日本経済を支える産業を周辺に抱え、「貿易黒字額が断トツに
多い」ことが強みだが、外貿コンテナ貨物量は280万TEU(08年)で、戦略港湾に応募した4地域の中では、
京浜港、阪神港に次ぐ3番目だ。

 ライバルの京浜、阪神はすでに港域の一体化を実現。四日市、名古屋両港でも一体化すれば、払っていた税金が
1回で済むだけに、利用業者が増える可能性があるが、地元市町村には税収減となる。これまで名古屋側の自治体の
反対もあったが、戦略港湾選びの劣勢をはね返そうと「利便性が向上すれば減少分はカバーできる」と団結している。

(姫野直行)

691荷主研究者:2010/05/20(木) 23:41:55

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002976793.shtml
2010/05/13 11:13 神戸新聞
バナナの輸入量が過去最高に 09年神戸港

熟成したバナナの出荷作業に追われる従業員ら=神戸市東灘区魚崎南町3、サミット神戸合同物産

 神戸港に輸入されたバナナを熟成させる倉庫がフル稼働している。バナナを食べるダイエットブームに加え、健康や節約志向を追い風に需要は右肩上がり。同港でのバナナ輸入量も2009年に過去最高を記録した。気候に恵まれる4〜6月期が需要のピークといい、神戸の熟成業者も出荷に追われている。(段 貴則)

 バナナは青い状態で日本に陸揚げした後、「室(むろ)」と呼ばれる倉庫で熟成させる。

 国内大手のバナナ熟成業者、サミット神戸合同物産(神戸市東灘区)の神戸の倉庫は、年180万ケースを熟成できる。需要増を見越して、08年に倉庫の広さを約1・4倍に広げたばかり。青いバナナは1週間ほどで糖化が進み、皮が鮮やかな黄色へ変わる。

 バナナの輸入量は増加傾向。財務省の貿易統計によると、同港は09年に初めて30万トンを突破し、過去最高を更新した。08年度に話題になったダイエット効果など、過去にも“特需”はあったが、「甘熟王」ブランドを手掛ける住商フルーツ(東京)は「健康にもよく、年中手ごろな価格で買える上、甘くてコクがある品種を増やしたことが、需要増加の背景にある」と指摘している。

692荷主研究者:2010/05/20(木) 23:48:15
>>527
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0420100513beai.html
2010年05月13日 日刊工業新聞
日産、日立港から栃木生産の北米向け高級車を出荷開始

 【水戸】日産自動車は茨城港日立港区(茨城県日立市、写真)からの北米向け自動車の定期出荷を24日に始める。対象は栃木工場(栃木県上三川町)で生産する北米向け高級車「インフィニティ」で、今年度は同港から6万台を出荷する予定。

 現在は神奈川県の横浜港、横須賀港、本牧の同社専用埠頭(ふとう)から出荷している。栃木―茨城間を結ぶ北関東自動車道を利用し日立港区から出荷することで輸送時間が短縮でき、今年度は1047トンの二酸化炭素(CO2)削減効果も見込む。

 栃木工場で生産する全車種の2010年度の生産目標は国内外向け合わせて19万台。日産が同港区を定期利用するのは今回初めて。同工場での生産は約8割が輸出向け。

 日立港区は自動車の物流拠点としての機能が高まっている。

693荷主研究者:2010/05/20(木) 23:58:11

http://www.minyu-net.com/news/news/0429/news3.html
2010年4月29日 福島民友ニュース
小名浜港指定目指す/石炭など国際貨物拠点港湾

 県は28日までに、国が石炭や鉄鉱石などの国際貨物を取り扱う拠点港湾を選定する「国際バルク戦略港湾」について、いわき市の重要港湾「小名浜港」の指定を目指す方針を決めた。戦略港湾は、石炭など品目ごとに数港を指定する見通しで、県は小名浜港の取扱量が多い石炭での指定を狙う意向。

 佐藤知事が28日、小名浜港整備促進期成同盟会長などの要請を受け「小名浜港整備は、県の海上物流全体に大きく影響する。市と一緒に国などにしっかり働き掛けていきたい」と述べ、戦略港湾指定に積極的に取り組む考えを示した。

694荷主研究者:2010/05/21(金) 00:17:41

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/169597
2010年5月5日 00:56 西日本新聞
昨年の北九州港 フェリー貨物 2割減 高速割引 影響深刻 貨物量は全国5位に

 北九州市がまとめた2009年の北九州港の貨物量などの概況によると、港全体で取り扱った貨物量は前年比20・7%減の約8674万トン。入港船舶数も同10・8%減の6万1013隻となり、貨物量は2年連続、船舶数は4年連続の減少となった。同市港営課は「世界同時不況に加え、高速道路の料金割引の影響が大きい」としている。

 貨物量は全国4位から5位に転落。国内貨物は、約半分を占める貨物扱いのトラックや乗用車などの内航フェリー貨物が前年比19・7%減で、高速道路の料金割引の影響が浮き彫りになった。

 輸入貨物は、7割近くを占める石炭と鉄鉱石の輸入がそれぞれ同19・6%、同26・3%減少。コンテナ貨物量は、同23%減の約40万9千TEU(20フィートコンテナ換算)。自動車部品が同46・5%減少したほか、産業機械なども減少した。

 入港船舶数は、外航船が3925隻(同14・9%減)、内航船が5万7088隻(同10・5%減)。

=2010/05/05付 西日本新聞朝刊=

695 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/25(火) 12:38:36
空港でもやってたけど、これは酷い。
> 最低はむつ小川原港(青森県)の1%だった

http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010052501000421.html
貨物目標の達成3港のみ 「実態と乖離」と国交相

 前原誠司国土交通相は25日、海上輸送の拠点となる重要港湾と国際海運の拠点となる特定重要港湾計126港に
ついて、港湾計画上の貨物取扱量の目標値と2007年の実績値を公表した。目標年次を迎えている36港のうち
目標をクリアしているのは3港、目標年次前の達成分を含めても、全体の12・7%の16港にとどまった。

 前原氏は「需要予測と実態はかなり乖離している」と指摘し、来年度以降に集中投資の対象とする全国約40の
「重点港湾」の選定などで、整備対象の絞り込みを進める考えをあらためて強調。港湾管理者の地元自治体などに
根本的な計画の修正を求めるとし、「見直しが行われなければ国が支援するのは難しい」と述べた。

 目標年次を迎えた港湾の取扱目標の達成率は、高い順に愛知県の三河港(105・5%)、徳島県の橘港(101・1%)、
鹿児島県の川内港(100・2%)。最低はむつ小川原港(青森県)の1%だった。

2010/05/25 11:57 【共同通信】

697 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/25(火) 15:38:51
予測÷07年実績
 187・3% 平良(沖縄県宮古島) ※トップ
 158・4% 尾鷲(三重県) 148÷94万㌧
 139・1% 名古屋 21,560÷15,5501万㌧
 105・5% 三河(愛知県) 3,207÷3,040万㌧
 101・1% 橘(徳島)
 100・2% 川内(鹿児島)
 96・2% 四日市 6,492÷6,750万㌧
 73・3% 衣浦 2,095÷2,860万㌧
 40・0% 津松坂 163÷410万㌧
 9・6% 直江津(新潟県)
 4・9% 久慈(岩手県)
 1・0% むつ小川原(青森県) ※最も予測との乖離(かいり)が大きかった

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010052590135710.html
http://www.chunichi.co.jp/s/article/images/2010052599140135.jpg
需要目標達成の港湾12%止まり 名古屋、尾鷲は上回る
2010年5月25日 14時10分

 国土交通省は25日、自治体などが港湾を整備する際などに策定した取扱貨物量の需要予測と、2007年の
貨物量実績を重要港湾の126港について公表した。目標年に達していない港湾も含まれているが、需要予測を
実績が上回ったのは16港と全体の12・7%にとどまる。空港の需要予測と同様に、予測が過大評価に基づいて
算出されてきたことが浮き彫りになった。

 需要予測に達していた港湾は、平良(沖縄県宮古島)が187・3%でトップ。尾鷲(三重県)の158・4%、名古屋の
139・1%が続いた。一方で、最も予測との乖離(かいり)が大きかったのはむつ小川原(青森県)の1・0%。
計画に織り込んでいた工業立地の計画が進まなかったことに伴い、貨物が伸びなかったことが要因という。ほかにも
久慈(岩手県)が4・9%、直江津(新潟県)が9・6%と大幅に下回った。

 前原誠司国交相は同日の閣議後会見で、港湾の需要予測と実績が大きく乖離していたことについて「原因は
総花的に港湾をつくってきたこと。結果を踏まえてしぼりこんでいきたい。選択と集中を徹底させていく」と述べ、
国交省で現在進めている「国際コンテナ戦略港湾(ハイパー中枢港湾)」の選定や重要港湾の絞り込みに意欲を示した。

(中日新聞)

698とはずがたり:2010/05/25(火) 18:39:45
>>695-698
ひどいですよねぇ。。
>むつ小川原港は1%

画像保存しときます♪
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/2010052599140135.jpg

699とはずがたり:2010/05/25(火) 18:42:37

>兵庫県内は、尼崎西宮芦屋▽神戸▽東播磨▽姫路の4港。各港によって目標年次は異なるが、目標を達成したのは、2008〜12年の目標値4090万トンに対し、07年に4108万トンの実績があり、達成率100・4%となった東播磨だけだった。

>神戸は2013〜17年の目標値に対して達成率85・7%、尼崎西宮芦屋は同66・2%だった。最も低い姫路は05年の目標値5980万トンに対して実績値は3051万3千トンで、達成率51・0%だった。


目標達成は低水準 県内重要港湾の貨物取扱量 
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003020088.shtml

 前原誠司国土交通相は25日、海上輸送の拠点となる重要港湾と国際海運の拠点となる特定重要港湾計126港について、港湾計画上の貨物取扱量の目標値と2007年の実績値を公表した。目標年次を迎えている36港のうち目標をクリアしているのは3港、目標年次前の達成分を含めても、全体の12・7%の16港にとどまった。

 前原氏は「需要予測と実態はかなり乖離(かいり)している」と指摘し、来年度以降に集中投資の対象とする全国約40の「重点港湾」の選定などで、整備対象の絞り込みを進める考えをあらためて強調。港湾管理者の地元自治体などに根本的な計画の修正を求めるとし、「見直しが行われなければ国が支援するのは難しい」と述べた。

 目標年次を迎えた港湾の取扱目標の達成率は、高い順に愛知県の三河港(105・5%)、徳島県の橘港(101・1%)、鹿児島県の川内港(100・2%)。最低はむつ小川原港(青森県)の1%だった。

 兵庫県内は、尼崎西宮芦屋▽神戸▽東播磨▽姫路の4港。各港によって目標年次は異なるが、目標を達成したのは、2008〜12年の目標値4090万トンに対し、07年に4108万トンの実績があり、達成率100・4%となった東播磨だけだった。

 神戸は2013〜17年の目標値に対して達成率85・7%、尼崎西宮芦屋は同66・2%だった。最も低い姫路は05年の目標値5980万トンに対して実績値は3051万3千トンで、達成率51・0%だった。

(2010/05/25 14:49)

700 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/25(火) 23:05:30
>>697>>699

 187・3% 平良(沖縄県宮古島) ※全国トップ
 158・4% 尾鷲(三重県) 148÷94万㌧ ※全国2位
 139・1% 名古屋 21,560÷15,5501万㌧ ※全国3位
 105・5% 三河(愛知県) 3,207÷3,040万㌧
 105・3% 福山
 101・7% 水島
 101・3% 宇部
 101・1% 橘(徳島県)
 100・4% 東播磨(兵庫県) 4,108÷4,090万㌧
 100・2% 川内(鹿児島)

 96・2% 四日市 6,492÷6,750万㌧
 85・7% 神戸(愛知県)
 66・2% 尼崎西宮芦屋(兵庫県)
 73・3% 衣浦 2,095÷2,860万㌧
 51・0% 姫路(兵庫県) 3,051÷5,980万㌧
 46・1% 岡山
 40・0% 津松坂 163÷410万㌧
 27・7% 尾道糸崎 ※瀬戸内しまなみ海道開通によるフェリー航路の減少が響いた
 25・7% 鳥取 ※中国地方最低

 9・6% 直江津(新潟県)
 4・9% 久慈(岩手県)
 1・0% むつ小川原(青森県) ※最も予測との乖離(かいり)が大きかった

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201005260019.html
港湾貨物の目標達成は1割 '10/5/26

 国土交通省は25日、海上輸送の拠点となる重要港湾と国際海運の拠点の特定重要港湾の計126港に
ついて、貨物取扱量の計画値と2007年の実績値を公表した。目標年を迎えていない港も含むものの、
計画値を達成したのは全体の12・7%の16港。中国地方では18港のうち福山港など3港にとどまった。

 中国地方では、105・3%の福山港を筆頭に、101・7%の水島港と、101・3%の宇部港の上位3港が
計画値をクリアした。国際コンテナターミナルに第2バースを本年度末に完成させる福山港について、
広島県港湾企画整備課は「製鉄所の原材料輸入と地元の繊維業向けの衣料のコンテナ貨物が好調なため」と
説明する。

 残る15港は計画値に届いておらず、鳥取港が25・7%で最低。尾道糸崎港が27・7%、岡山港が46・1%に
とどまった。同課によると、尾道糸崎港は、瀬戸内しまなみ海道開通によるフェリー航路の減少が響いた。

 全国で達成率が高いのは(1)平良港(沖縄県)187・3%(2)尾鷲港(三重県)158・4%(3)名古屋港
(愛知県)139・1%―の順。工業立地が進まないむつ小川原港(青森県)の1%が最低だった。

701とはずがたり:2010/05/25(火) 23:24:42
>茨城港(60・5%)

貨物取扱実績60%が目安 「重点港湾」40港の選定
http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010052501001024.html

 国土交通省は25日、来年度以降に集中投資の対象とする「重点港湾」約40港について、貨物取扱実績が目標の60%に達しているかどうかを一つの目安に選定する考えを明らかにした。

 国交省は全国の重要港湾103港(特定重要港湾23港を除く)の中から重点港湾を選ぶ。前原国交相は25日午前、港湾計画上の貨物取扱量の目標値と2007年の実績値を公表したが、同省港湾局は「及第点といえる目安は目標達成率60%ぐらい」と説明。

 103港のうち、目標年次前の港湾を含め60%を超えるのは、沖縄県の平良港(187・3%)から茨城港(60・5%)まで57港となっている。

 前原氏は重点港湾の選定基準について、貨物取扱量の上位だけでなく、地域の拠点性や民間資本を活用した港湾運営計画、集荷拡大の可能性などを考慮するとしている。

 港湾管理者の地元自治体などから計画のヒアリングを行い、夏ごろに決定する。
2010/05/25 21:33 【共同通信】

702 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/25(火) 23:41:54
>>700>>701
 187・3% 平良(沖縄県宮古島) ※全国トップ
 158・4% 尾鷲(三重県) 148÷94万㌧ ※全国2位
 139・1% 名古屋 21,560÷15,5501万㌧ ※全国3位
 105・5% 三河(愛知県) 3,207÷3,040万㌧
 105・3% 福山
 101・7% 水島
 101・3% 宇部
 101・1% 橘(徳島県)
 100・4% 東播磨(兵庫県) 4,108÷4,090万㌧
 100・2% 川内(鹿児島)

 96・2% 四日市 6,492÷6,750万㌧
 85・7% 神戸(愛知県)
 66・2% 尼崎西宮芦屋(兵庫県)
 73・3% 衣浦 2,095÷2,860万㌧
 60・5% 茨城
 51・0% 姫路(兵庫県) 3,051÷5,980万㌧
 48・7% 舞鶴(京都府) 944÷1,940万㌧ ※国際ふ頭の供用開始が今年4月にずれ込んだ
 46・1% 岡山
 40・0% 津松坂 163÷410万㌧
 27・7% 尾道糸崎 ※瀬戸内しまなみ海道開通によるフェリー航路の減少が響いた
 25・7% 鳥取 ※中国地方最低

 9・6% 直江津(新潟県)
 4・9% 久慈(岩手県)
 1・0% むつ小川原(青森県) ※最も予測との乖離(かいり)が大きかった

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100525000201&genre=A1&area=K00
特定重要港湾、目標達成は3港のみ
舞鶴港 計画見直しへ

 国土交通省は25日、海上輸送の拠点となる重要港湾と国際海運の拠点となる特定重要港湾の
計126港について、貨物取扱量の目標値と2007年の実績値を公表した。目標年次を迎えた36港のうち
目標を達成したのは3港だけ。京都の舞鶴港は目標の半分しかなく、甘い需要予測で港湾を整備したことが
浮き彫りになった。

 目標年次を迎えた港湾の取扱目標の達成率は高い順に三河港(愛知、105・5%)、橘港(徳島、
101・1%)、川内港(鹿児島、100・2%)。最低はむつ小川原港(青森)で目標の1%しかなかった。
今後目標年次を迎える港湾も含めた場合は、平良港(沖縄、187・3%)、尾鷲港(三重、158・4%)など
全体の12・7%の16港のみが目標を上回った。

 前原誠司国交相は会見で「需要予測と実態はかなり乖離(かいり)している」と指摘。舞鶴港を含む
重要港湾103港から、今夏にも約40の「重点港湾」を絞り込み、予算を重点的に投入する考えを示した。

 舞鶴港は目標達成率が48・7%と36港で19番目。全126港では101番目の低さだった。京都府が
1996年に計画を策定し、05年には1940万トンを扱う目標を掲げたが、07年の実績は944万トン、
09年でも760万トン。466億円かけて整備した舞鶴国際ふ頭の供用開始が今年4月にずれ込んだことが
影響したという。

 国交省は目標達成度が低い港湾には今後、計画の見直しを迫る考え。府港湾課は「企業への売り込みで
舞鶴国際ふ頭の利用を増やし、港湾計画も経済情勢に応じた内容に見直す」としている。

703 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/26(水) 12:43:07
更に沖縄追加
 187・3% 平良(沖縄県宮古島) 1,929÷1,030万㌧ ※全国トップ
 158・4% 尾鷲(三重県) 148÷94万㌧ ※全国2位
 139・1% 名古屋 21,560÷15,5501万㌧ ※全国3位
 109・9% 石垣 1,539÷1,400万㌧
 105・5% 三河(愛知県) 3,207÷3,040万㌧
 105・3% 福山
 101・7% 水島
 101・3% 宇部
 101・1% 橘(徳島県)
 100・4% 東播磨(兵庫県) 4,108÷4,090万㌧
 100・2% 川内(鹿児島)

 96・2% 四日市 6,492÷6,750万㌧
 85・7% 神戸(愛知県)
 66・2% 尼崎西宮芦屋(兵庫県)
 73・3% 衣浦 2,095÷2,860万㌧
 60・5% 茨城 ※目標達成57番目
===同省港湾局「及第点といえる目安は目標達成率60%ぐらい」===
 53・3% 那覇 10,398÷19,500万㌧
 51・0% 姫路(兵庫県) 3,051÷5,980万㌧
 48・7% 舞鶴(京都府) 944÷1,940万㌧ ※国際ふ頭の供用開始が今年4月にずれ込んだ
 46・1% 岡山
 40・0% 津松坂 163÷410万㌧
 34・4% 中城湾 3,852÷11,200万㌧
 29・0% 金武湾 4,496÷15,500万㌧
 27・7% 尾道糸崎 ※瀬戸内しまなみ海道開通によるフェリー航路の減少が響いた
 25・9% 運天 492÷1,900万㌧
 25・7% 鳥取 ※中国地方最低

 9・6% 直江津(新潟県)
 4・9% 久慈(岩手県)
 1・0% むつ小川原(青森県) ※最も予測との乖離(かいり)が大きかった

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-162645-storytopic-4.html
http://ryukyushimpo.jp/uploads/img4bfc750448ae4.jpg
平良港187%全国1位 07年重要港湾の貨物目標達成率
2010年5月26日

 【東京】前原誠司沖縄担当相は25日、海上輸送の拠点となる重要港湾と国際海運の拠点となる特定重要港湾
計126港に関し、港湾計画上の貨物取扱量の目標値と2007年(現時点での最新データ)の実績値、目標の
達成率を初めて公表した。沖縄県内の6港も含む。宮古島市の平良港の達成率は187・3%で、最高値だった。

 国交省は来年度以降、重要港湾103港の中から集中投資の対象とする全国約40の「重点港湾」を選定する方向。
前原氏は選定に関し「貨物取扱量で上から40港を選ぶわけではない。地域性や民間の経営の観点、今後の
(貨物量の)伸びしろを含め行う」と述べた。

 県内のほかの港の達成率は今後目標年次を迎える石垣港が109・9%、那覇港は53・3%だった。目標年次を
既に迎えた港湾では中城湾港が34・4%、金武湾が29・0%、運天港が25・9%と低かった。

 国交省によると、平良港の達成率が高かった理由は、目標年次における取扱貨物量(計画値)が低く設定されて
いたのが要因。目標年次の「2018〜22年(平成30年代前半)」には伊良部架橋が完成し、貨物を運ぶ船舶が
減少しているとの見通しから07年の貨物量に比べ、低い計画値となっていた。石垣港は07年当時、現在は廃業
している有村産業の八重山―沖縄本島の旅客船があり、コンテナ量も多かったという。

 目標年次を迎えていない港に関して、前原氏は根本的な計画の修正を求める意向を強調。「見直しが行われな
ければ国の支援は難しい」と述べた。

 達成率が高かった平良港や、目標年次は迎えているが達成率が低かった中城湾港などについて、国交省港湾局は
「港湾の一面にすぎず、調査をした時点での状況にもよる。『重点港湾』の選定に直結しない」と述べている。

704とはずがたり:2010/05/26(水) 16:49:17
>>703
あざーす。
保存しときました。
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/img4bfc750448ae4.jpg

705荷主研究者:2010/05/27(木) 22:47:31

http://kumanichi.com/news/local/main/20100518002.shtml
2010年05月18日 熊本日日新聞
熊本港に高機能クレーン 12年度稼働めざす

県が熊本港への整備を計画するガントリークレーン=17日、八代港

 県が熊本港に、精密機械など振動に弱い貨物を安定的に搬出入できる高機能クレーンの整備計画を進めていることが17日、分かった。2012年度中の稼働を目指す。既存のクレーンはコンテナが揺れやすいため、港の弱点の一つとして指摘されていた。高機能化を機に、半導体関連工場などの利用につなげたい考え。

 現在、熊本港には、コンテナを1カ所で釣り上げる方式のジブクレーンしかない。搬出入の際にコンテナが揺れやすいため、精密機械など振動に弱い貨物に向かず、海運会社などが高機能化を求めていた。

 計画では、既存クレーンがある熊本港の水深7・5メートルの岸壁に、コンテナを4カ所で安定的につり上げるガントリークレーンを整備する。

 県議会の6月定例会に提出する一般会計補正予算案にクレーンの設計費2千万円を盛り込む予定。11年度予算でも購入・設置費に4億〜5億円を要求する方針。

 国土交通省も県の要請に応じ、10年度に約7億3千万円を岸壁一帯の地盤改良工事事業費として確保。ことし9月以降、工事に着手する予定。11年度もクレーンを据え付ける土台の基礎工事に関連予算を盛り込む考え。

 県内では八代港だけがガントリークレーンを備える。

 県港湾課では「新クレーンでIC部品や精密機械、二輪車などを扱える。取引量が増えれば、コンテナ船の増便にもつながる」としている。(中原功一朗)

706荷主研究者:2010/05/27(木) 23:14:24

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002995054.shtml
2010/05/18 11:24 神戸新聞
埠頭公社、民営化の波 重点港湾を来月選定 

コンテナの積み降ろしや仕分けでにぎわう神戸港=神戸市中央区港島8

 国際コンテナ埠頭(ふとう)を管理する全国の埠頭公社で、民営化の動きが相次いでいる。国が1〜2港に重点投資する「国際コンテナ戦略港湾」の選定基準に「民の視点からの効率経営」を掲げているためだ。ただ、収益性を重視するあまり、不採算の港湾用地を売却したり、転用したりする懸念も指摘されており、安易な民営化には慎重論も出ている。(西井由比子)

 公社の民営化の口火を切ったのは、旧東京港埠頭公社。2008年4月に「東京港埠頭株式会社」として発足した。他の公社で追随する動きはなかったが、国が昨秋、重点投資港湾の絞り込みを公表すると、残るすべての公社が民営化を表明した。神戸と大阪は11年の株式会社化を目指す方針。東京・横浜と、神戸・大阪はそれぞれ14年度と15年の経営統合にまで踏み込んだ。

 民営化には、どんな利点があるのか。国土交通省港湾局は「民間会社になることで、管理・運営の効率化が期待でき、その分、港湾使用料の引き下げなどのサービス向上や競争力の強化につながる」と説明する。

 実際、東京港埠頭は、設備投資の予算が複数年度で組めるようになり、規模拡大によるコスト低減を実現させた。09年には、新交通システム「ゆりかもめ」や国際展示場をグループに持つ「東京臨海ホールディングス」に傘下入りし、「経営母体が大きくなることで融資枠が広がる。グループの連携で経営の効率化が進めば、国際競争力をより高められる」と大和総研ホールディングスのコンサルタント、米川誠氏はみる。

 重点港選定の鍵として各港が急ぐ民営化。

 現状では、いずれの埠頭公社も自治体の外郭団体。だが、神戸・大阪は公社の民営化に際し「民間から人材、資本を導入する」とし、業界の注目を集める。

 港湾の利用者はどうみるか。荷役、倉庫会社などでつくる日本港運協会(東京)は「民営化は難問」とした上で、「一般論として、用地の売却や転用を促す恐れもある」と指摘。過度な収益性重視につながりかねない民営化にくぎを刺す。「一つ間違えば、国策としてあるべき港湾戦略が、逆に揺らぐことになりかねない」としている。

707荷主研究者:2010/05/27(木) 23:15:21

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003008872.shtml
2010/05/22 10:45 神戸新聞
神戸港コンテナバース集約 11年春完了見通し 

コンテナバースの集約が進む神戸港=神戸市中央区港島8

 国のスーパー中枢港湾事業の一環として、神戸港で進められているコンテナバースの集約が、2011年春で完了する見通しとなった。ポートアイランド1期に残る最後のバースの廃止が21日までに決定。ポーアイと六甲アイランドに整備されたコンテナバースは、神戸市が大型船への対応と港湾作業の効率化を目指し、ポーアイ2期東側と六アイ南側の両地区への集約を進めていた。これで計10バースとなる。

 廃止が決まったのは水深12メートル、延長300メートルの公共コンテナバース。荷役業者の日新(神戸市中央区)などが利用していたが、来春をめどにポーアイ2期への移転が決まった。空いた用地7・1ヘクタールは、青果物を扱う物流業者への売却を目指す。

 今回の集約で、コンテナ船と港湾関連業者が両地区に集中することになる。「作業効率が上がるとともに、バースごとに課しているリース料を引き下げられる」(神戸市みなと総局)とし、貨物量の増加を期待している。

 また、同市は国際コンテナ戦略港湾の選定に向けて、コンテナバースの集約とリース料の引き下げなどを、国際競争力の具体的な強化策として提示している。事業実現のめどが立ったことで、アピール材料にもなりそうだ。

(西井由比子)

708 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/28(金) 12:38:06
その3つを結びつけるのは、ちょっと無理のあるような。
遠州灘は遠浅だから、せっかく浜松に工場があっても、大型コンテナ船が近づけないんですよねえ。
> 川勝知事は県内の御前崎、清水、田子の浦の3港を「駿河湾港」と表現

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20100528/CK2010052802000183.html?ref=rank
定期コンテナ船が4カ月ぶりに寄港 御前崎港で
2010年5月28日

 御前崎市の御前崎港で27日、コンテナクレーン事故以来、寄港を中止していた海外定期コンテナ船が約4カ月ぶりに
寄港した。現地を訪れた川勝平太知事は港見学会で集まった県中西部の荷主企業や船会社の関係者200人を前に
「12月には御前崎港と東名高速が金谷御前崎連絡道路でつながる。ぜひ期待してほしい」と同港の利活用を呼び掛けた。

 県や御前崎市、牧之原市、港湾関連企業などでつくる「御前崎港ポートセールス実行委員会」は、荷主企業や
船会社を対象に年1回実施する港見学会を開き、事故の再発防止策や新荷主向け助成事業を説明した。

 川勝知事は県内の御前崎、清水、田子の浦の3港を「駿河湾港」と表現し、県外港に流れてしまっている荷を
駿河湾港のいずれかで扱いたいと力説。御前崎港について「輸出入が増えれば二基体制のクレーンが四基になる。
東名だけでなく、新東名とも結び付けるし、途中には空港もある。いろいろなネットワークが広がるので気持ちを
一つにして育ててほしい」と語った。

 6月12日には前原誠司国土交通相が、空港と御前崎港を視察する。川勝知事は「大臣は『選択と集中』をやる。
御前崎港を必要と判断するか、切り捨てるか重要なところ。1月の事故以来、不安定要素があったが、原因究明して
関係者の理解を得た。駿河湾港として、しっかり育てると大臣に伝える」と力を込めた。

709荷主研究者:2010/05/30(日) 11:25:02

http://www.chemicaldaily.co.jp/news/200904/27/02201_2125.html
2009年4月27日(月)化学工業日報
アスト、内外航でケミカル船を整備拡充

 液体化学品物流のアスト(大阪市西区、石橋明社長)は今年9月、新たに内航ラテックス専用船の運用を開始する一方、同社初となる電気推進船(ケミカル船)が今年末にも引き渡しされる。さらに2011年には塩ビモノマー(VCM)向けの外航ガスキャリアー船(3500立方メートル)2隻を就航させる。現在、貨物が減少傾向にあるが、同社では代替建造を主体に内外航船の整備を図っていく方針。ラテックス専用船は「第2菱豊丸」1000DWTで、先月起工、7月に進水式、9月引き渡しとなる。建造は佐世保の前畑造船。三菱製紙向けに東北、京浜、中部圏を対象に運用する。
 [流通]

710荷主研究者:2010/05/30(日) 11:40:41
鉄道輸送の活用はどうなっているのだろうか。
>関東地区への輸送に関し内航船の活用比率を向上

http://www.chemicaldaily.co.jp/news/200912/09/01201_2121.html
2009年12月9日(水)化学工業日報
三井化学グループ、樹脂輸送など岩国で物流合理化

 三井化学、三井・デュポン・ポリケミカルなど三井化学グループは、山九と連携して、岩国地区におけるPEなどの樹脂ペレット輸送の合理化対策を実施した。地域に分散していた倉庫を集約するとともに、関東地区への輸送に関し内航船の活用比率を向上。これにより物流コストの大幅低減とCO2排出量の削減などの環境対応を同時に実現した。岩国大竹工場近隣の大竹港湾地区に大型の新規倉庫を建設。岩国地域に7個所あった倉庫を3つにまで集約した。各倉庫間での一時保管のためのトラック輸送の距離が削減された。合わせてバッテリーフォークリフトの導入も図った。
 [基礎/石油]

711 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/31(月) 11:34:58
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20100530-OYT8T00882.htm
国交相港湾など視察
整備の必要性に理解

 前原国土交通相が30日、今年度の政府予算で岸壁の新規着工が見送られた仙台塩釜港など県内の港湾や
河川などを視察した。前原国交相は、同港について「経済圏に支えられている港。新規事業の着手を求める要望には
理解できる」と整備の必要性を示した。

 同港をめぐっては、トヨタ系の生産子会社「セントラル自動車」が来年1月に大衡村で工場を稼働させるのに伴い、
完成車など貨物量の増加に対応するため、県は、新しい岸壁「高松埠頭(ふとう)」の建設を要望した。

 ただ、予算計上が見送られ、村井知事は前原国交相に現場の視察を求めてきており、30日は村井知事自らが説明。
前原国交相は「今年度は全新規事業を凍結したが、来年度は必要な事業に着手する。仙台塩釜港は整備すれば
発展する」と重要性を認めた。村井知事は「来年度すぐに着工しないと間に合わない」と引き続き要望する考えだ。

 前原国交相はこのほか、岩手・宮城内陸地震の被災地を空から視察するなどした。

(2010年5月31日 読売新聞)

712 ◆ESPAyRnbN2:2010/06/08(火) 14:26:49
> 国は従来、国際貿易や国内物流の拠点港を特定重要港湾(23港)や重要港湾(103港)に指定し、国費で整備を
> 進めてきた。大半が1980年代までの指定で、その後の人口減や財政悪化を受け、重要港湾のうち今後も
> 新規事業を行う港を40港程度に絞り込もうというのが、前原誠司国土交通相が昨年12月打ち出した「重点港湾」だ

> 酒田港の2007年貨物取扱量は337万トンで103港のうち60位
> 定期コンテナ船は週1便の釜山航路のみ

> 鹿野正人県県土整備部長は「江戸時代の紅花交易による文化の発展など、山形県にとり酒田港は単なる
> 物流拠点を超えた存在」と、複眼的視点での選定を求める

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100608t52001.htm
「日本海側玄関口に」自動車産業集積 重点港湾入り 正念場

 国が積極投資する港の数を従来の半分以下に減らす「重点港湾」に酒田港が選ばれるかどうか、山形県などが
気をもんでいる。現行の「重要港湾」と「特定重要港湾」は東北に15あり、山形以外の5県は複数抱えるが、
山形県は酒田港だけ。重点港湾入りの可否は8月の概算要求までに固まる見込みで、官民の関係者が運動を
強めている。

◎怖い負の印象

 「重点港湾から外れれば負の印象は計り知れない」「東北への自動車産業集積を生かせるかどうかの正念場だ」。
7日の県議会建設常任委員会で複数の県議が語気を強め、意見書提出を発議した。

 民間の危機感も強い。「酒田港を拠点に、環境産業を日本海各港や東アジアへ波及させたい」。1日に酒田市役所で
あった会合で、力を込めたのは前田直之前田ホールディングス社長。民間主導の「酒田港成長戦略プロジェクト」を
始動し、要望や宣伝に乗り出す。

 国は従来、国際貿易や国内物流の拠点港を特定重要港湾(23港)や重要港湾(103港)に指定し、国費で整備を
進めてきた。大半が1980年代までの指定で、その後の人口減や財政悪化を受け、重要港湾のうち今後も新規事業を
行う港を40港程度に絞り込もうというのが、前原誠司国土交通相が昨年12月打ち出した「重点港湾」だ。

 酒田港は主に冬場の高波で船が接岸できない日が年間約30日ある。これを3分の1に減らす沖合防波堤が
総工費871億円で建設中。重点港湾を外れると、こうした着工済みの事業も完成が遠のくとみられる。

 実は、重点港湾を絞り込む基準は必ずしも明確ではない。国交省関係者でさえ「政治主導で出てきた言葉で、
霞が関の官僚も大臣や政務官の記者会見を基に方向性を読み解いている」と言う。

 酒田港の2007年貨物取扱量は337万トンで103港のうち60位。40港という絞り込み目標は「狭き門」に見えるが、
前原氏は5月25日の記者会見で「取扱量で上から40を選ぶわけではない。今後の伸びしろも含める」とも説明している。

 加えて選択基準の一つとされているのが、地域拠点性。山形県が企業向けに作ったパンフレットは、宮城県周辺で
進む自動車関連産業の集積と中国やロシアの経済発展という二つの動きを強調。「南東北の日本海側の玄関口として
酒田港を位置付けたい」(経済交流課)と解説する。

◎足場固め急ぐ

 ただ、大目標への足場固めはこれから。吉村美栄子山形県知事は5月に全国知事会の一員として訪ロし、酒田港を
売り込んだ。だが帰国後の記者会見では「酒田港の前に山形県の位置から説明した」と語り、対ロ貿易後発港の
知名度の低さを痛感した様子だった。

 定期コンテナ船は週1便の釜山航路のみ。県は新規利用や大口の利用拡大に助成金を出し、需要拡大をてこに
複数便化や中国への航路延長を図るが、「国内はおろか、経済成長の続く中国の港との航路争奪戦」(経済交流課)に
なっている。

 間もなく大詰めを迎える絞り込みに、阿部寿一酒田市長は「大都市ではなくとも頑張っている港に必要な事業がある」と
強調。鹿野正人県県土整備部長は「江戸時代の紅花交易による文化の発展など、山形県にとり酒田港は単なる
物流拠点を超えた存在」と、複眼的視点での選定を求める。

2010年06月08日火曜日

713とはずがたり:2010/06/08(火) 14:35:58
>>712
重点港湾の指定非常に楽しみにしてます。
酒田は入っても良いと思うんですよね。新潟から秋田まで間隔が空き過ぎる気もするし。
ただ村山地区は仙台からの流動が大きいし庄内地区と精々最上地区となると拠点性には欠けるのかなぁ。
産業立地も秋田に較べると見劣りもするしなぁ。

715とはずがたり:2010/06/09(水) 22:44:16
>>714
先ずは県に一つに絞らせるのは良いかも知れないですな。

716名無しさん:2010/06/12(土) 07:30:53
ブログからの転載ですが、舞鶴港が頑張っているようです。
http://kyotonorteconomy.blog109.fc2.com/blog-entry-73.html
ヒラキ 舞鶴港揚げ開始 フリータイム活用で回転率向上

靴の激安ディスカウンター、ヒラキ(本社:神戸市須磨区、向畑達也社長)は、一段と輸入物流費の削減や商品回転率の向上を追求する。今月から中国・青島出しの輸入コンテナ物流で、青島保税物流園区を出荷拠点としたほか、この物流で初の地方港利用として舞鶴港(京都府舞鶴市)での揚げを始めた。

青島保税物流園区の運営を含めた青島−舞鶴港の一貫輸送には阪急阪神エクスプレス(本社:大阪市北区)を起用。青島、舞鶴港とも各30日のフリータイム(無料保管期間)があり、ヒラキでは「各物流園区経由貨物は、できるだけ保管型から回転型とする考えで、青島―舞鶴港ルートはその第一弾」(梅木孝雄・取締役専務執行役員)とする。このルートが軌道に乗れば、積載率向上などで2010年度は50〜100FEU程度の利用コンテナの削減も見込まれるという。

717名無しさん:2010/06/12(土) 07:32:56
http://kyotonorteconomy.blog109.fc2.com/blog-entry-75.html
陸揚げ港を舞鶴港へ 東南アジアからの合板 丸玉産業・舞鶴工場

平工業団地の丸玉産業・舞鶴工場(小林永政工場長)が、舞鶴港の利用を促進しようと、主力製品のフローリング材の原材料で東南アジアから船で運ぶ合板の陸揚げ港を、堺市の堺泉北港から舞鶴西港に切り替えた。これまで堺泉北港からトラックで陸送するのに比べ、二酸化炭素(CO2)を月間で90.6%の削減にもつながる。日本海側への船便の少ないローカルポートのハードルを越えるため、荷揚げ業者と協力して取り組んだ。

建築用木工部材の設計・製造をする舞鶴工場は、原材料の合板をインドネシアとマレーシアから堺泉北港へ輸入。月間24万枚(4,800立方メートル)の合板を使う。過去5年間、年に数回程度、船便の都合で舞鶴港に陸揚げしたこともあり、年間を通して全て舞鶴港に回そうと、昨年8月から徐々に切り替え、今年4月に100%陸揚げできるようになった。

日本海側への船便は少なく運賃も高く、冬は荒天で欠航する日も多いなど課題もあったが、荷揚げする日本通運と協力、また商社を通じて船会社にも働きかけ、量をまとめるようにするなど発注の仕方も工夫し、実現させた。5月は4隻が入港した。

船賃は距離が長くなった分高くなったが陸送費用が安くなり、全体的にはコストの削減になった。トラックの排出するCO2は月間で約2.8万トン(2ℓのペットボトル換算では月に726万5,040本相当)の削減に結びついた。

舞鶴工場は「少しでも舞鶴港の利用につながればと思った。今後は他の原材料の舞鶴港へのコンテナでの陸揚げも検討したい。行政にはコンテナ以外で舞鶴港を定期的に活用する企業への支援もお願いしたい」とする。


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