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金融機関観察スレッド

1■とはずがたり:2002/11/07(木) 17:40
銀行・証券・信託銀行・生保・損保といった金融機関とその子会社・関連会社の観察スレッド

2251とはずがたり:2012/02/07(火) 23:46:16
野村は応援してるんだけどなぁ。。
大和は東京三菱UFJ辺りに泣きつくんじゃないか??
どちらもこんなに格付け低いとは。。

【第70回】 2012年2月7日
週刊ダイヤモンド編集部
黒字決算でも窮地が続く野村
赤字拡大で大和に訪れるピンチ
http://diamond.jp/articles/-/15999

証券業界の決算が冴えない。2011年度第3四半期決算では証券大手5社のうち、4社が赤字に沈み、黒字を確保したのは野村ホールディングスのみ。とはいえ、その野村も財務内容をつぶさに見れば、いまだ窮地の真っただ中にある。その野村より厳しいのは大和証券グループ本社である。

 2011年度第3四半期(11年10〜12月期)の証券決算は、サプライズだった。

 おおかたの予想に反し、2月1日に発表された野村ホールディングスの第3四半期決算は、第2四半期の461億円の赤字から一転、178億円の黒字となったのだ。

 前日までは、大和証券グループ本社が216億円の赤字に沈み、みずほ証券が367億円の赤字となるなど大手証券は軒並み赤字決算となり、環境の厳しさを浮き彫りにしていた。

大手証券の決算データ(2011年度)
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/finanz/img_8c383bd027864f018291272451e60a4b52100.gif

 各社とも、第2四半期より業績を悪化させており、証券業界では「野村の決算は、どこまで赤字幅が拡大するか」に注目が集まっていた。ところが、あにはからんや野村が黒字決算を発表したことで、驚きの声が上がったのだ。

 もっとも、詳細を見ると今回の黒字は一時的なものであることがわかる。300億円前後とされる外食大手すかいらーくの売却益が黒字転換に大きく貢献しているからだ。特殊要因である法人税引き下げに伴う繰延税金資産の取り崩しによるマイナス分133億円を足しても、収益はぎりぎりだ。苦境にあえいでいるのは違いない。

グローバル金融機関に舵を切ったが結果に結び付かない野村
Photo:REUTERS/AFLO

 懸案の海外部門は7四半期連続の赤字が続いている。買収した旧リーマン・ブラザーズ出身の外国人幹部が相次いで退任しており、グローバル戦略の苦戦が大きく影響している。

 加えて、不気味なのは牽引役だった国内営業部門の息切れが目立ち始めたことだ。ここ2年ほど同部門の税引き前利益は200億〜300億円台を稼ぎ出していたが、第2、第3四半期は100億円強にまで落ち込んだ。

 理由は、昨年後半から株式投資信託の販売が落ち込んでいることと、ムーディーズがノルウェー輸出金融公社の格付けを一気に7ノッチ下げた一件から、仕組み債の販売が低迷していることなどだ。

 明るい材料といえば、苦境の源泉とされてきたホールセール(法人営業)部門が黒字となったことぐらいだ。債券や為替のトレーディングが好調だったのが要因だ。しかし、「ポジション管理がうまくいったからであり、でき過ぎの印象。今後も継続するとは限らない」(外資系証券アナリスト)との指摘もあるだけに手放しで喜べない。

2252とはずがたり:2012/02/07(火) 23:46:30
>>2251-2252
投資不適格まであと
2ノッチしかない

 はたしてこうした状況で、最大の懸念事項であるムーディーズによる格下げを回避できるのか。

 ムーディーズは、昨年11月9日に野村の債務格付けを「Baa2」から引き下げ方向で見直すと発表し、3ヵ月後の2月9日までには結果が出る見通しだ。投資不適格となる「Ba1」まではほんの2ノッチしかない。

 しかもムーディーズは1月半ば、欧州危機の長期化への懸念から、欧州の投資銀行の格付けを見直すというレポートを発表している。欧州で投資銀行業務を営む野村も無縁ではないと見られている。

 今、野村が確実にできることは、コストのさらなる削減だ。しかし、現在進めている12億ドル(約960億円)の削減額を、「これ以上増やすつもりはない」(中川順子CFO)と明言しており、経営環境が劇的に変わらない限り、業績の大幅な好転は見込めそうもない。

 もう一つ野村ができることは、まさかのときに備えて手元のキャッシュを厚めにしておくことだろう。実際、非中核事業である野村不動産ホールディングス株などの売却に動いており、旧村上ファンド関係者が運営するファンドのレノや、大和ハウス工業など複数社と交渉している模様だ。「株の一括売却なのでプレミアムが付くはずだが、急いでいる感じがした」と、交渉したある会社の幹部は語る。

 もっとも、そんな野村より厳しいのは大和だ。

 先述のとおり、第3四半期は216億円の赤字となり、4〜12月の累計では504億円の巨額赤字に沈んだ。とりわけ法人部門は、4〜12月累計で730億円の最終赤字となった。

 大和が苦しいのは、ムーディーズの格付けが野村より低く、あと1ノッチ格下げされると投資不適格になるという点だ。そうなれば、調達コストが跳ね上がるだけでなく、多くの海外業務から締め出される公算が大きい。

 野村と違って「売る資産も乏しい」(大和幹部)だけに、まさに瀬戸際に追い込まれている。

 1年前に200億円としたコスト削減策は、あっという間に600億円にまでふくれ上がった。それでも「トップライン(収益)の落ち込みをカバーし切れないだろう」と見る関係者は多い。

 優秀な人材が「野村に転職している」(大和幹部)など、流出も始まっている。ただ、その野村すらもはや盤石ではない。

 銀行とのアライアンスがささやかれるなか、大手証券2社がどんな経営判断をするのか、金融界は息をのんで見つめている。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 藤田章夫)


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