したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

金融機関観察スレッド

1■とはずがたり:2002/11/07(木) 17:40
銀行・証券・信託銀行・生保・損保といった金融機関とその子会社・関連会社の観察スレッド

2108杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2010/09/10(金) 09:59:47
矢張り産業ボエームの仇花だったか・・・・・

振興銀破綻、初のペイオフ発動へ 営業再開は13日から
http://www.asahi.com/business/update/0910/TKY201009100111.html
2010年9月10日9時17分

 金融庁から行政処分を受けて経営再建中の日本振興銀行(東京都千代田区)は2010年9月中間決算で大幅な債務超過になる恐れが強まったため、10日朝、同庁に対して経営破綻を申し出た。これを受け、金融庁は業務の停止を命じるとともに破綻処理の手続きに入った。預金者は一人当たりの預金の元本1千万円とその利息までは保護され、払い戻される。ただし、それを超える金額は一定額までしか保護されない「ペイオフ」と呼ばれる仕組みが初めて発動される。
 金融庁は同日朝、振興銀が破綻処理に入るのを受け、すべての業務停止命令を出した。本店と全国約110支店は開店せず、いったん預金の引き出しもできなくなった。預金保険機構が週末、各預金者に払い戻せる預金の額を算出したうえで週明け13日から営業を再開し、預金の払い戻しの手続きに応じる。ただ、実際の払い戻しには時間がかかる可能性がある。
 振興銀は、10日中に東京地裁に対し、民事再生手続きの開始申し立てをする予定。また、同行は金融庁に対して、預金保険法74条に基づいて破綻処理に入ることを申請する方針。これを受け、金融庁は振興銀をいったん政府の管理下に置く見通し。振興銀は週明け以降は通常通り営業を続けながら、「受け皿」となる別の金融機関などへの売却で再建を目指す。

 振興銀に対しては、昨年6月から約9カ月間にわたる異例の長さで金融庁が立ち入り検査した。その際、業務にかかわる重要な電子メールを意図的に多数削除したことなどの疑いから、金融庁が6月に刑事告発した。
 これを受け、警視庁は7月、小泉政権で当時の竹中平蔵金融担当相のブレーンとして金融庁顧問も務めた前会長の木村剛被告や前社長の西野達也被告ら旧経営幹部5人を検査妨害の疑いで逮捕、その後起訴した。逮捕後、社外取締役だった小畠晴喜氏(作家名・江上剛)が新社長に就き、再建を図ってきた。
 金融庁はまた、検査結果をもとに5月、大口の新規融資など振興銀の主な業務を約4カ月間停止するよう命令。融資の審査が甘いとして、大口融資先の担保が十分かどうかなどの再点検も命じた。振興銀は融資額が1億円以上の約150社を中心に経営状態や返済見通しなどを調査した結果、回収が難しい融資が多く見つかり、9月中間決算で貸し倒れに備えた引当金を大幅に積み増す必要があると判断した。
 また、振興銀は破綻した商工ローン大手のSFCG(旧商工ファンド)から買い取った貸し出し債権が信託銀行などにも売られていた「二重譲渡」が発覚。7月以降、どちらに債権を保有する権利があるかを争う訴訟で相次いで敗訴した。二重譲渡の債権は約600億円あるとみられ、権利を失うのに備え、債権からあがった利益などを損失処理する必要にも迫られた。
 こうした不良債権などの処理で、9月中間決算は多額の損失が出る見通しになった。振興銀が自由に使える資本金など純資産約274億円を超え、大幅な債務超過に陥る見通しになったため、事業を続けるのは難しいと判断した。

 金融庁は10日中にも預金保険機構を「金融整理管財人」に選び、振興銀に派遣する。預金保険機構は通常通りの営業を続けながら、振興銀の資産を調べ、「優良なもの」と「優良でないもの」に振り分ける。
 すぐに受け皿となる金融機関が見つからなければ、半年後をめどに、振興銀に代わって事業を引き継ぐ「承継銀行」(ブリッジバンク)に「優良なもの」を譲り渡す。承継銀行は3年以内をめどに、受け皿となる金融機関への事業譲渡を目指す。受け皿が見つからない場合は清算することもあり得る。優良と言えない資産などは「整理回収機構」に回され、独自に不良債権を回収する作業などを進める。
 振興銀は国内外の金融機関やファンドなどと資本提携を検討していた。自主再建は断念したものの、出資を打診してきた金融機関などは10数社に上っており、今後も各社との交渉を続ける方針。受け皿となる金融機関を決め、他社の支援を受けながら早期の再建を目指す方向だ。(畑中徹、寺西和男)

2109小説吉田学校読者:2010/09/10(金) 19:25:13
この分野の金融機関って、信用金庫とかが担い手だと思うんですけどね・・
その点「信金も、金融庁の監督が厳しく、銀行並みの扱いだから」という噂は聞いていますが、本当なんでしょうか?

「振興銀の融資は命綱」 中小企業、倒産の不安
http://www.asahi.com/business/update/0910/TKY201009100257.html

 「融資はこれまで通り受けられるのか。借りられなくなったら、経営が行き詰まってしまう」。日本振興銀行から300万円ほどの融資を受けている千葉県の製造業の男性(70)は不安そうに話した。審査が厳しい大手銀行に比べ、多少金利が高くても、短期の資金を素早く貸してくれたのが振興銀だった。「振興銀行がつぶれてしまったら、うちのような中小零細企業はどこからも借りられなくなる」
 東京都内のネット運営会社は、振興銀から3億円を借りている。まだ銀行から返済計画の提出を求められていなかった。同社幹部は「破綻するのではないかと聞いていたが、こんなに早いとは思わなかった」と驚く。「振興銀の融資を命綱にしている中小企業がほとんど。我が社と同様に倒産の危機に陥る融資先が多数出てくるのではないか」と話した。
 また、東京都内の輸入会社は、商工ローン最大手SFCGから数百万円を借りていたところ昨年経営破綻したため、振興銀に借り換えた。「いつも変なところから借りてしまうなという思いだ」と嘆いた。「我々のような零細業者は、こんな金融機関からしか借りることができないのが現状なんです」

2110チバQ:2010/09/10(金) 22:26:20
http://mainichi.jp/select/biz/news/20100911k0000m020107000c.html
振興銀破綻:債務超過1804億円 提携交渉望み絶たれ
 経営再建中の日本振興銀行(東京都千代田区)は10日、8月末時点で1804億円の債務超過に陥ったとして、金融庁に破綻(はたん)を申請し、東京地裁に民事再生法適用を申請した。金融庁は破綻を認定し、預金の元本1000万円とその利息までしか保護しないペイオフを初めて発動。保護される範囲を超える部分は一部カットされる可能性が高い。元金融庁顧問の木村剛被告=今年8月に銀行法違反(検査忌避)の罪で起訴=らが中小企業融資に特化して設立した銀行は、6年半で行き詰まった。

 10日午前6時2分に始まった日本振興銀行の臨時取締役会。江上剛(本名・小畠晴喜)社長らは「債務超過を解消する増資が得られる見込みはない」と破綻を金融庁に申請することを決めた。5月27日に金融庁から4カ月の一部業務停止命令を受けて以降、再建に奔走した新経営陣の万策が尽きた瞬間だった。

 振興銀を破綻に追い込んだのは、会長だった木村被告が主導した異様なビジネスモデルの陰で積み上がった不良債権の山だった。振興銀は中小企業融資専門銀行として04年に開業したが、07年以降は木村被告が人事・財務を管理していた約120社の親密企業への大口融資を急拡大。今年6月末の貸出残高4479億円のうち、親密企業への不明朗な大口融資は3000億円にも達した。

 金融庁は5月、振興銀への9カ月に及ぶ立ち入り検査で、法令違反が多数あったとして一部業務停止を命じた。実は、この段階でペイオフ発動のシナリオも用意していた。だが、木村被告が5月に会長を退任したため、新経営陣に経営改善のチャンスを与えた。

 江上社長は中国や韓国の金融機関や投資ファンドからの資本増強の交渉に望みをつなぐ一方で、メガバンクの元幹部を相次いでヘッドハントした。

 風向きが変わったのは8月下旬。スポンサー探しの状況を金融庁に説明した振興銀側に、振興銀行の財務状況に不信をぬぐえない金融庁幹部は「まず不良債権問題を決着させるべきだ」とクギを刺した。

 金融庁の指示を受け、新経営陣は親密企業への取引を精査、焦げ付きに備えた引当金が大幅不足に陥っていることが分かった。振興銀の特別調査委員会(委員長・河内悠紀元大阪高検検事長)が、返済能力のない相手先への迂回(うかい)融資など厳しい指摘を行ったため、今週初めには債務超過が大幅に増えることが判明。振興銀経営陣も6月末時点で1870億円の債務超過だったとの結論を出した。報告を受けた金融庁には「債務超過を穴埋めするより、新しい銀行を開業した方が安い」(幹部)との衝撃が走った。巨額の債務超過の判明で、スポンサー探しの道も閉ざされた。

 巨額の債務超過を抱え、金融システムへの影響も限定的とみられるため、公的資金の投入も難しい。選択肢は国内初のペイオフ発動しかなかった。定期預金のみを扱う特殊な銀行のため、「金融システムに影響が出ない」とみられた。だが、準備が整わないままペイオフの情報が漏れれば、株価急落など金融市場へ混乱が及びかねず、金融庁は早期の発動を決断。自見庄三郎金融担当相が9日、菅直人首相に報告し、官邸の了解を取り付けた。

 10日午前7時半、ペイオフ発動。金融庁は市場の動きを見守ったが、東京株式市場は値上がりして取引を終えた。「民主党代表選の後なら、政治が混乱していたかもしれない。今週中でよかった」。金融庁幹部はスピード発動を振り返った。【田所柳子、中井正裕】

2111チバQ:2010/09/10(金) 22:27:17
http://www.asahi.com/business/update/0910/TKY201009100181.html
振興銀、預金者の97%全額保護 13日から返済準備2010年9月10日21時18分

 日本振興銀行が経営破綻(はたん)し、初のペイオフが発動されることになった。預金は原則、口座をいくつ持っているかにかかわらず、預金者1人(1法人)当たり元本1千万円とその利息が保護され、この範囲内であれば、預金は全額返ってくる。

 振興銀が扱っている預金は個人、法人向けの利息がつく定期預金だけで、その残高は約6千億円。元本が1千万円を超える預金がある人は預金者の3%という。このため、大半の預金者の預金元本と利息は全額保護される。

 振興銀に預金とともに借り入れもある会社などは、預金から借入額を差し引いたり、借入額から預金額を差し引いたりすることもできる。

 振興銀は週明け13日(月曜日)以降、速やかに預金者への返済を始められるよう準備を進める。

 銀行の業務は、金融整理管財人となる預金保険機構の子会社の承継銀行に引き継がれ、その後2年程度をめどに最終的な引受先の金融機関に移される見込み。この間は、営業は通常通り続き、預金の払い出しにも応じることになっている。

 1千万円を超える預金など保護対象外の預金がどの程度戻ってくるかは、振興銀の財務内容次第となる。財務内容を洗い出し、不良債権などの損失を処理したうえで、残った資産の中から預金の払い戻しに充てることができる額を確定する。

 振興銀の資産の大半は、特化している中小企業への貸し出し債権が占める。その中には、他の金融機関と権利がどちらにあるかをめぐって裁判で争っているものもあり、どの程度回収できるかは不透明だ。

 財務内容の確定など、保護対象外の預金の払い戻し手続きには1年以上かかる見通しであるため、概要が確認されれば、一定額を払い戻す見込みという。

 振興銀から融資を受けている企業も、預金保険機構が「健全な借り手」であると判断すれば、預保の資金援助により、引き続き融資を受けられる。融資条件は、振興銀と交わした契約内容から基本的に変わることはないという。(津阪直樹)

2112チバQ:2010/09/10(金) 22:29:39
http://mainichi.jp/select/biz/news/20100910k0000e020067000c.html
振興銀破綻:「どういうことだ」…預金者、行員に詰め寄り

日本振興銀行本店前に預金者へのお知らせの紙を張り出す行員ら=東京都千代田区で2010年9月10日、石井諭撮影 経営破綻(はたん)し、預金の払戻保証額が元本1000万円とその利息までとなるペイオフが初めて発動された日本振興銀行。各地の本支店には10日朝、預金の取り扱いを心配する人たちが次々と訪れた。中にはペイオフの預金保護の対象から外れる人もおり、行員に詰め寄ったり、痛切な表情で説明を求めたりした。

 東京都千代田区の本店前には、午前8時過ぎから大勢の報道陣が詰めかけ、警察官が警備にあたり物々しい雰囲気に包まれた。正面の出入り口には、預金保険法に基づき預金者1人当たり1000万円とその利息までは保護されることなどを説明した紙が掲示されたが、いつもは午前9時に開かれるドアは閉ざされたまま。

 報道で知って駆け付けた台東区の70代の不動産賃貸業の女性は「高金利にひかれて昨年、夫が2000万円、自分は400万円を預金した。夫の定期預金の満期はまさに今日」と話した。ペイオフで夫の預金の一部は戻らない恐れがあり、「経営陣にだまされた。老後のためにためたお金なので悔しい」とため息をついた。

 千葉市中央区の千葉店では午前10時半ごろ、預金者の男性(60)が現れ、「どういうことだ」などと行員に激しく詰め寄った。男性は飲食店を営み、約5000万円を預けているという。「事件があった7月以降、4〜5回電話をしたが『経営陣が代わるから大丈夫』と言われ、信じた。預金が下ろせなければ店がつぶれる」と憤りをあらわにした。

 さいたま市の大宮店前には午前10時15分ごろ、4、5人の預金者が集まった。外出先でラジオニュースを聞き自転車で駆け付けたという預金者の女性(59)はシャッターをたたき「返してください、お金」と叫んだが、誰も出てこなかった。女性は会社の退職金をマンション購入などに充てるため約3800万円を預金していたといい、「悪夢だ。今からもうこんなにはためられない」と嘆いた。

 福岡市博多区の福岡店前には、午前9時半ごろ、約10人の預金者が集まった。1000万円を預けたという同市南区の無職女性(54)は「老後の資金に、と預金した。なぜ対応しないのか」とガラスをたたきながら大声で抗議。混乱が広がったため、警察官が駆け付け「誠実に対応を」と銀行側に求めたところ、行員が「業務停止命令中で対応できない」と繰り返した。

 神戸市中央区の神戸店に駆け付けた同市北区の無職夫婦(いずれも72歳)は1000万円以上預金しており、「『全額保証する』と言われて、信頼して預けたのだが……」とうなだれた。

 ◇不透明取引や債権飛ばしの指摘も
 日本振興銀行を巡っては、金融庁がリスク管理状況などを調べるため、09年6月〜今年3月に金融検査に入った際、サーバーに保管されていた取引に関する電子メールを意図的に削除するなどしたとして、警視庁が7月、銀行法違反(検査忌避)容疑で木村剛(たけし)前会長(48)や西野達也前社長(55)ら元幹部5人を逮捕、元行員ら4人を書類送検した。警視庁が検査忌避を主導したとみる木村前会長は同罪で8月3日に起訴されたが、起訴内容を否認し、現在も保釈が認められていない。

 同行を巡っては、融資先企業百数十社で構成する「中小企業振興ネットワーク」間での不透明な取引や、不良債権を別会社に移す債権飛ばしが行われたと指摘されている。

 削除されたメールにはこれらの取引に関するものも含まれていたとみられ、警視庁は取引に法令違反がなかったかや、木村前会長の関与の有無について慎重に捜査を続けている。【酒井祥宏】


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板