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2020/1/12(日)小ネタ集「神様の天気図」

1やまうち:2019/12/14(土) 20:29:18
テーマ:「神様の天気図」ほか小ネタ集
日時:2020/1/12(日)
発表者 やまうち 参考図書:シェリング「ブルーノ」岩波文庫
シェリングのテキストをもとに、神がどのように世界を認識しているのか、四次元主義を使って解説します。
ほかに「パースの宇宙論と倫理」「美はなぜ言葉にならないのか」など小ネタを語りたいと思います。
できるだけ短く話して、質疑応答を丁寧にするつもりです。

5横山信幸:2020/01/12(日) 18:55:34
あとポエムと哲学的分析の話ですが。
今日の話とは直接関わらないのですが。

以前の哲学同好会の月例会でケンイチさんが「私的言語」の代わりに「詩的言語」でもって個物的なものをとらえられないかという発表をされてました。同時の僕にはあまりピンと来てなかったのですが、今の僕はそこにはとんでもなく重要な思索のタネがあるように思えてならないようになってます。

議論のせいで熱くなってしまったと思ってたのですが、体温計ったらどうも風邪引いて熱出してたみたいです。すでに布団敷いて寝てます。

6AD:2020/01/12(日) 20:26:28
今日は、説明者の自分自身あまり理解できないまま単に資料を読んだだけの感があり、申し訳ありませんでした。
物理学の大建造物の根っこのところにカントが出てくる(と考える物理学者もいる)ことに少し驚き(と感激)もありました。実は、哲学者側から、入不二基義氏が著書の「足の裏に影はあるか?ないか?」の中で「「ものさし」の恍惚と不安」と題して、ものさし(測定の基準)について考察していて、時間の測定(時計)についての記述もあり、それも面白いので触れようかと思いましたが、あまりに話がとびとびになるので、次回機会があればまたしつこくやりたいと思います。

最後の、哲学と思想の区別云々については、私的には、(世界を)どうすべきか(意見)ではなく(世界が)どのようになっているか(仕組み)に関心があるので結構こだわりがあり、きちんとした立証が求められる物理学のほか、哲学でもその「仕組み」の説明になるほどと思えればいいかと。その延長で、なるほどそういうこともあるのかと納得してしまえるなら宗教の範囲でもOKです……と、勝手な感想ですが。

7やまうち:2020/01/12(日) 21:08:16
本日はとりとめない話を聞いていただき、ありがとうございます。
シェリングの意見と自分の意見をうまく分けられなかったと反省してます。
時間の問題にかんしては、他のぶつり定数が変動したとしてもわかりますが
時間自身が変化してもわからないと思うのです。
リスの問題はよくわからん。すいません。
哲学とはなにかについては、ジョンマクダウェルの意見が近いのでwikiをごらんください。

8やまうち:2020/01/12(日) 21:13:40
あとクオリアは、(物的存在と独立な)といっているわけでなく(言語にできない)とするだけです。

9横山信幸:2020/01/13(月) 01:54:47
山内さん、そのタイプのクオリアなら僕も「ある」とします。おそらくあの反クオリアのデネットも「ある」とすると思います

10横山信幸:2020/01/13(月) 02:09:56
ただし、そのクオリアについても、それを「語り得ない」とするかどうかという点で、いわゆる「カント主義」と「ライプニッツ主義」の対立があると思います。そして僕は後者の立場をとって「それでもそのクオリアは語り得る」とすべきだとも考えていますので、山内さんとは少し違う捉え方だと思います

11ウラサキ:2020/01/13(月) 07:57:14
やまうちさん、
Wikipediaでジョン・マクダウェルの哲学観(静寂主義)を調べてみました。
ウィトゲンシュタインの「治療としての哲学」とほぼ同じかと思われましたが、どこか違いはあるのでしょうか?

横山さん、
もし宜しければ、「カント主義」と「ライプニッツ主義」の説明をお願いします。

12やまうち:2020/01/13(月) 09:03:20
1 ウィトゲンシュタインは、 頭が良すぎてなんでも擬似問題にしてしまいがち。彼の治療は自己治療である。わたしも癒してほしい。
2 静寂主義という言葉が好きである。都会の喧噪がいや。
3 ただしマクダウェルは読んでない。

13やまうち:2020/01/13(月) 09:09:52
昨日、美のイデアについていろいろ言いましたが、何となく、ウィトゲンシュタインの言語ゲームに似ていると後で思いました。

14横山信幸:2020/01/13(月) 09:17:12
失礼間違えてました。「ライプニッツ原理」と「カント原理」でした 
永井「そして神」「哲おじさん」だったかな?

何が起ころうと起こるのは現実世界(ライプニッツ原理)と、起こる内容の関係性によって何が現実かが決まる(カント原理)の対立

15横山信幸:2020/01/13(月) 09:24:50
やまうちさん、

イデアのことを僕は形而上学的なおとぎ話だと思ってバカにしてたのですが、ドゥルーズが一部批判しながらもかなり持ち上げているのを見てちょっと見方が変わってきました。
これがウィトゲンシュタイン言語ゲームに似てるとなったらいよいよ興味深いです。
どんなところに似てる感じがあるのか教えてもらえませんか

16横山信幸:2020/01/13(月) 10:29:01
2月の久保さんの発表の残り時間で誰もネタを出されないないなら、

「カントの不一致対称物問題」を話のネタにさせてもらったら面白いかもと思っています。

それは、ライプニッツの質と量に依る世界の捉え方では、右手左手のキラリティな関係も合同とされるのだけれど、これに対してカントが右手に左手の手袋が嵌められないとして反論し、概念に依らない直観的な時空間を想定するべきだとした話です。これが、かなり懐の深い問題で、(こっから先は僕の妄想ですが)昨日のADさんの話の時間座標自体の拡縮をどう扱うかというところに関わるし、ライプニッツ的な世界とカント的な世界において個体的な対象がどう扱われるかに関わりひいてはクオリア問題に関わり、もちろん永井のいうライプニッツ原理カント原理の話に関わる話になると、思われます。

昨日の話の続きみたいな感じでこのタイミングで紹介させてもらったら面白いかもしれません。(ただ、いつもの通り、僕の妄想がほとんどなので皆さんにとって面白いものになるかは保障できませんけど)

17横山信幸:2020/01/13(月) 10:43:11
あ、でもこれは本当にいつでもいいヤツなので、他の発表があれば是非そちらを優先してください

18ウラサキ:2020/01/13(月) 10:50:05
横山さん、
「ライプニッツ原理」「カント原理」という用語、永井はライプニッツやカントの参照箇所も明示していませんし、
永井以外の人が(著作で)使っているのも見たことがありません。ちょっと胡散臭い用語(彼によくあるコケ脅し?)だと思います。
私は「そして神」と「哲おじさん」両方で読みましたが、意味合いが良くつかめませんでした。
「ライプニッツ原理」によると夢も現実の一部になるのでしょうか?

やまうちさん、
マクダウェルはウィトゲンシュタインやローティの影響で「静寂主義」になったみたいですね。
ただウィトやローティは「静寂主義」という語は使っていないので、命したのはマクダウェルでしょうね。
ただ日本で「静寂主義」って言うと、多くの人が老荘思想や竹林の七賢を連想すると思います。

19ウラサキ:2020/01/13(月) 11:09:08
やまうちさん、
ウィキペディア(日本語版)で「静寂主義」を検索すると「複数の宗教思想および実践に宛てられる翻訳語」として、2つの(キリスト教)神秘主義思想が挙げられています。
英語版 Wikipedia で"Quietism(philosophy)"を検索すると、マクダウェル以外にPhyrrhonism, Sextus Empiricus, Wittgenstein, Gilbert Ryle, J.L.Austin, Norman Malcolm, Richard Rorty の名前が挙がっていました。
結構由緒ある名前なのかも知れませんね。

20横山信幸:2020/01/13(月) 11:10:22
ウラサキさん、
僕には、きちんと語の意味が明らかにされてるように思いましたが、
「何が起ころうと起こるのは現実世界(ライプニッツ原理)
起こる内容の関係性によって何が現実かが決まる(カント原理)」
こう明示されててもまだダメですか?

この原理をそれぞれ下敷きとして考えると、ライプニッツによれば
世界が、夢であるか現実であるかという分類の前提となるような(夢と対立しないような)「現実」がまずあって、それは起こってることのすべてを「現実」として受け止めることからスタートさせる以外にないとするような世界構成を示す、という話になりそうだと思います

21ウラサキ:2020/01/13(月) 11:24:16
横山さん、
とすると、「カント原理」によると、「実際に起こっても現実でないこともある」というのですか?
それ意味不明なんですが、、、

22横山信幸:2020/01/13(月) 11:27:10
昨日の哲学対物理や哲学対思想の話と関連しそうな記事(古いですが)を見つけたので紹介させてもらいます。
中島義道の「多くの人にとって哲学が『アホらしい』理由」です。
僕は自分がそのアホらしさに惹かれる少数派であると思えてしっくりときました。
ttps://toyokeizai.net/articles/amp/82229?display=b

23横山信幸:2020/01/13(月) 11:30:48
ウラサキさん
カントの問う『現実』は夢や幻と対立し得る『現実』であって、「夢は現実ではない」みたいなことも考えられるものとして捉えていて、
ライプニッツの『現実』とはずいぶん違うものではないでしょうか

24横山信幸:2020/01/13(月) 11:41:31
>>22
これを読むと、
哲学者が自分の思索だけを特別視して独自な造語をしてしまうのも仕方ないところかもしれないなぁという気がして、
昨日の個々の哲学の用語の通じにくさの話とも関連しそうに思えました

25ウラサキ:2020/01/13(月) 12:54:09
横山さん、
そういう「カント原理」なるものがカントの著作のいったい何処に記されているのでしょう?
これが「コケ脅しではないか?」と疑念を持つ理由です。

26横山信幸:2020/01/13(月) 13:36:10
ウラサキさん、
カントがその空間論において(『純理』以前から以後にわたってずっと)現実的な個体性を空間のなかでどう捉えるかと格闘していたと読むことも可能だし、その読みは一般的なものではないでしょうか。

例えば、『自然科学の形而上学的基礎』や『就職論文』『純理』『プロレゴメナ』『physischeAnfangs-
grundederNaturwissenschaft』などで、カントが、ライプニッツにたいして、ニュートン的な絶対空間を考え、そこから直観としての空間へと以降したこと、それがカントの世界把握が個体的な現実をライプニッツ世界とは別のものとして捉えるための挑戦であったこと・・・。
などということが、『カントの不一致対称物』の関するいくつかの研究論文に記されてありました。

なので、「ライプニッツ原理」「カント原理」という言い方は、永井独自なものであまり他で使われてはいないかと知れませんけど、それは永井の勝手な思い込みだけの空論でもないと思われます。

27横山信幸:2020/01/13(月) 13:37:16
>>26
「以降」→「移行」

28横山信幸:2020/01/13(月) 13:47:20
ウラサキさん、
それに、いわゆるクオリアなどの個体的現実性を、世界の時空間のなかでどう捉えるかという問いは、永井の「カント原理」「ライプニッツ原理」という用語とはまったく関係なく問われ得るものだと思われます。僕が永井用語を挙げたのは単に説明のためであって、永井の思索は、実はここではほとんど関係ない問いかもしれないとも思っています

29横山信幸:2020/01/13(月) 13:49:00
>>28
言葉足らずでしたが、これはもちろんカント対ライプニッツの現実性の議論としてです

30ウラサキ:2020/01/13(月) 13:58:43
敢えてそういう誰も使っていないような「カント原理」「ライプニッツ原理」というジャーゴンを持ち出して、
自らの問題設定を大袈裟に見せかけているのではないかと思います。
で、殆どの読者はカントもライプニッツも読んでいないので、その大言壮語を真に受けてしまう。
カントはあの晦渋な文体で著作も多いですから恣意的な解釈はいくらでも可能でしょう。
カントが名前を挙げて「ライプニッツ原理」を批判しているテクストがあれば御教示頂ければ幸いです。

31横山信幸:2020/01/13(月) 14:35:48
ウラサキさん、
「不一致対称物」で検索するとごろごろカントがライプニッツと対峙した研究pdfが出てくると思います

32横山信幸:2020/01/13(月) 14:45:16
というか、
(永井がカントとライプニッツの対立に二つの原理の違いを読んだのはかなりまっとうな読みで、それを間違いだとする研究者は少ないように思いますが)仮に、その読みが永井の独り善がりのユニークなものであったとしても、「これこれを『ライプニッツ原理』『カント原理』とする」と書いてあって何を言おうとしてるのか掴めるようになってますから、それはそれでもう十分OKな話のように、僕は思ってしまいます

33横山信幸:2020/01/13(月) 14:49:30
永井の大言壮語の大風呂敷に惑わされたくないと思う人は、永井を読まないか或いはカントやライプニッツに直接当たればよいように思ってしまいます

34ウラサキ:2020/01/13(月) 18:01:41
正直「起こることの内容的なつながりによって何が現実であるかが決まる」という「カント原理」の定義が何を言っているのか私には分からないのですが、
横山さんには理解できるのでしょうか?宜しければ、例を挙げて説明して頂ければ有難く思います。

「不一致対称物」を検索してみましたが、どこにその原理の説明があるのか分かりませんでした。
御教示頂ければ幸いです。

35横山信幸:2020/01/13(月) 18:26:33
スミマセン

僕のツィートした文が唐突に白板に書きだされて、比喩でもって哲学するダメさを問うネタにされた
というのがやっぱり、ちょっと精神的にキツイです

以前の僕の母に関するツィートに対するウラサキさんの「妊娠させた愛人との再婚か」というツッコミもかなりキツかって、未だに辛いものを感じています

ウラサキさんとのこの議論も、それとはまったく関係ないとは思うのですが、僕の発言に対してずっと何かネガティブなものを掘り出そうとされてるのではないかと勘繰ってしまって僕自身がもうしんどい感じです

議論自体には興味は深いのですが、又の機会とさせてください

36横山信幸:2020/01/13(月) 18:37:30
来月のネタについても、さっきさせてくださいと言いましたが、一旦キャンセルとさせてください。

その「不一致対称物」と「カント原理・ライプニッツ原理」と「個体的な現実性」の関連の考察については、僕のブログに挙げてますのでもし興味をもってくださった方がいらっしゃいましたらそちらをご覧ください

37AD:2020/01/13(月) 21:16:36
「カント原理とライプニッツ原理」は、永井均の著書「私・今・そして神」第2章のタイトルとしてあり、同書「はじめに」で、「私は本書において、ライプニッツとカントをはじめとする古典的な哲学者について論じ、彼らの議論を自分の問題を考えるために利用している……哲学の古典はこのように利用していいし、むしろそうすべきであろう」とあります。
「私が存在する」2つの基準、①身体と心(記憶含む)の連続性と、②数多ある人間の中で、この目から本当に見え、この体を殴られると本当に痛い云々、を説明するために引っ張ってきている(ようです)。(①:カントから、②:ライプニッツから)
この基準は、以後の著書「存在と時間 哲学探究Ⅰ」にも出てきます。もし永井が安倍晋三になったらなったことがわかるかとか、永井が2つ(2人)に分裂したらどちらが〈私〉かなどが考察されています。
これに絡めて面白い議論になるなら、後日是非お願いします。

38横山信幸:2020/01/13(月) 21:23:27
昨日の会はかなり精神的にショックだったのですが、そこのところを自分で押し込めてかなり頑張って頑張りすぎたのだと思います。もうちょっと疲れてしまいました

39ウラサキ:2020/01/14(火) 01:28:43
横山さん、
誠実な対応有難う御座います。
別に差し迫った必要がある訳ではありませんから、無理をして頂く必要は全くございません。
横山さんに対してネガティヴな意図がある訳では毛頭無く、
単に疑問点を無遠慮に質問してしまうという性癖(一種の病気)のなせる業です。
気分を害してしまったようで、失礼いたしましたm(_ _;)m。

ADさん、
もし、カント原理「起こることの内容的なつながりによって何が現実であるかが決まる」の意味が御理解できれば、
例示・解説頂ければ幸いです。

40横山信幸:2020/01/14(火) 03:02:24
ウラサキさん、大阪哲学同好会の皆さん、

ウラサキさん、僕は、
昨年9月のツィートの一連の一件
ttps://twitter.com/yokoyama33/status/1174806316629446656?s=19
において、
そして昨日の哲学同好会例会で、
僕のツィートが唐突に無断で、比喩使用のダメな例として討論のネタにされたという点において、

かなりな失礼を押し付けられているという気分になっています。


ウラサキさんがもしこれらの件に関して何らかの振り返りをしてくださるのであれば、
その時の、その後の、そして今後の、僕の思いを想像してみるという作業をしてもらいたいです。
そして、今後そのようなことに対してどう対処するのかを検討してもらえたらありがたいと思っています。
是非とも他人事でないような立ち位置に立ってもらって、僕の心情をどのように想像し、今後の対策のついてどのように構想するのか、について何らかの回答をしてもらいたいと願っています。
上のウラサキさんのコメントからは、今のところそのような振り返り方をしていただけたようには感じられていません。


同好会の皆さん、
昨日の会は、僕にとってはひどく異様な状況にあったように僕には思えています。
皆さんからはそうは見えなかったのでしょうか?
ウラサキさんから、僕のツィート文が出され皆さんがそれをネタに話し合いを進められました。僕は正直に言って、辛くしんどい時間でした。
ウラサキさんだけでなく、会の他の皆さんにも、その点で考えてもらえたらありがたいです。
僕にとってはひどく異様だったあの雰囲気のなかで、昨日の会が面白かったという方があり、僕のツィート文の「ザル」が今後とても評価されるかもと面白おかしく盛り上げようとされてる方があり、しかし誰も、僕を含めて誰も、あの会のあり方が不味かったという人がいなかったあの時間。僕はあの時間の雰囲気の異様さを何度も振り返っています。できれば皆さんにも、あの場が個人をしんどがらせるような会であったことを振り返ってもらえたらありがたいと思っています。


多分僕はいまかなり興奮してしまっていて、必要以上に被害者意識が強くなってしまってるのだと思います。
本来はこのようなことはもっと落ち着いてから書き込むべきなのだろうとも思いましたが、でも(逆に僕の方が皆さんへの失礼をしてしまったとしても)、僕の思いを知ってもらった方が良いと思って書き込みました。
まだ、僕は「共感」も「同情」さえされていないように感じています。そして他人事として昨日のことが受けとめられて終わってしまうことを恐れています。

41横山信幸:2020/01/14(火) 03:17:37
同好会へは僕自身の整理がつくまですこしお休みさせてもらいます

42ウラサキ:2020/01/14(火) 07:54:04
横山さん、

大変残念です。
横山さんの私的なTweetを無断で引用したことについては反省しております。
予め許可を得ておくべきでした。
日頃から横山さんの哲学的言説の多産性(と天才的な似顔絵)には敬意を持っており、
つい甘えが生じたのだと思います。
いやむしろ、リスの逸話の応用を試すのであれば、公刊された哲学書からの引用を使用すべきでした。
偶々、手近にあった一般人のTweetを使用するのは、失礼でもあり軽はずみな行為であったと反省しています。

他の方の御意見もお聞かせいただければより今後の反省材料に生かせるのではないかと思います。

43AD:2020/01/14(火) 09:29:09
ウラサキさん
「起こることの内容的なつながりによって何が現実であるかが決まる」が永井の著書どこにあるか探しています(先日は確かにどこかで見た記憶が)。
永井のテーマである、いわゆる「独在性」を考察する中で使われていると思います。しばらくお待ちを。

44ウラサキ:2020/01/14(火) 10:41:59
ADさん、
私は『私、今、そして神』の「カント原理とライプニッツ原理」の章から引用しました。

45かわべ:2020/01/14(火) 16:45:43
雑感。とはいうものの、哲学用語を検索してみると、横山氏のブログが上位に表示されることが多くあります(その他にも心の哲学ポータルサイトなど。これは横山氏ではない)。「あっこれ、横山さんのだ」とうことがしばしばあります。それは同ブログの内容の面白さと比例しているわけで、同氏のアマチュア哲学家としての発信力は相当なものなのではないでしょうか。

46横山信幸:2020/01/14(火) 17:07:48
すいません。ぐちぐちぐずぐずと自分の思いを述べさせてもらいます。

もともと僕はウラサキさんの言動にストレスを感じては、いませんでした。
しかし一昨年でしたか、僕がドゥルーズを誉めたツィートにたいして、ウラサキさんが
「努力を費やしたものに対しては必要以上の価値を思い込んでしまうもの」
という趣旨のリプライを返して来られた時に失礼な対応をされたと感じ、その辺りからストレスを覚えるようになってきました。

その後、昨9月の僕の
「僕自身ステップマザーが真の母だったという感覚がある」
というツィートにたいしてウラサキさんが
「ってことは、お父様が妊娠させた愛人と再婚した、ってことでしょうか?」
とリプライされてきました。この時僕は、ウラサキさんがまるで、その言動の対象である僕が人間的な感情を持ってないものと思っておられるかのように感じてしまいました。そのことで僕は、ウラサキさんには意識的か無意識的かはわかりませんが僕に対するネガティブな攻撃的傾向があると思い込みました。

さらに10月の僕のドゥルーズの発表に関してウラサキさんは、事前に掲示板に、内容が面白くなければ途中退出すると書き込んだうえで、実際に途中から参加し途中で退出されました。この、発表者に面白くなければ帰ると知らせておいて実際に帰るという行動は一般的には、相当なメッセージになると判断されるべきものだと僕には思われました。それで、僕はかなりの礼儀が失せられていると思い大きなストレスを負いました。
それで、僕はウラサキさんの言動にさらに敏感になってしまったと思います。

その上での今回の「ザル」のツィートの例会のネタとしての取り上げでした。僕はウラサキさんがまた何かネガティブな取り扱いをされるのではないかと心配しつつも、皆さんの前でそこまではないだろうとも思ってもいました。それで、僕のツィートが出されたときにも特に文句を言わずにおきました。
それでその後、僕のツィートがダメな文の例示であったことがハッキリされると僕はひどくショックを受けて混乱しました。こんなオープンな場でまで攻撃されるのかと思ってしまい、自律神経が不調し頭に血が上りめまいしました。
そしてさらに、参加者の皆さんからその取り上げられ方への疑問の声があがらないことにも不安を覚えました。みんなが僕を批難してるのかもしれないと心配しました。僕の「ザル」の言い回しが後で評価されるかも知れないという人がいたり、そこでの議論が面白かったという人がいたりしたことにも、みんなして僕のことを揶揄しているのではないかという疑念とさまざまな混乱とでかなりなパニックになってしまいました。
それでも僕は自分が乱れないように平静を装うように努力しました。しかしもう我慢できなくなってしまってこの掲示板で爆発してしまった、という感じです。

もともと僕は鬱がありストレスに弱いところも大きいです。日曜はそのまま発熱してしまい、今は熱は下がりましたが、まだ動悸と頭痛とめまい感と不安が強く、ツラい感じがまだ治まってきません。

ウラサキさんはおそらくは意図して僕を攻撃してるのではないでしょうし、その他の皆さんにも僕を揶揄するつもりなどまったくなかったのだろうとは思います。しかし、今後このままにしていては、今回と同様にウラサキさんの意図なき失礼に僕がストレスを覚え、会の皆さんも特段それを問題にしないという状況が繰り返され、その結果、僕が不安とストレスに爆発するという場面がまた起こるだろうと思われてなりません。僕はそれに怯えています。この恐怖感と緊張から僕を助けてもらいたいというのが、僕の願いなのです。
僕は誰かを悪者にしたり責めたりしたいと思っている訳ではありません。僕の感情がうまく皆さんに伝わって何とか助けてもらいたいと願っているのです。

どうでしょうか?僕の思いを分かってもらえるでしょうか。それとも僕は混乱のあまり訳の分からないことを言ってしまってるでしょうか?

47横山信幸:2020/01/14(火) 17:20:04
スミマセン。投稿してしまってから後悔しています

48ウラサキ:2020/01/14(火) 18:15:14
横山さんの書き込みの通り、
私には無意識のうちに他人を傷つけてしまう傾向があるようです。
以前、哲学道場の時にも居村さんや深草さんやケンイチさんは私の発言に苛立ちを感じておられたようですし、
ツイッターで無神経なリツイートをして、はじ銀さんを怒らせてしまったこともあります。
実験哲学カフェでも、無遠慮に質問をするので遠ざけられたこともあります。
まだ診断は受けておりませんが、アスペルガー症なのかも知れません。

この哲学同好会は「質問・反論自由」という私にとっては夢のような場でしたので、
ついつい調子に乗って、度を過ごしてしまったのかも知れません。

横山さんの哲学言説には常に敬意を払ってきましたが、最近のドゥルーズ論には正直ついていけません。
早くウィトに戻って欲しいというのが正直な気持ちです。でもそれは御本人の自由であるという事もよく分かっております。

横山さん、正直に書いて下さって有難うございます。
むしろ謹慎すべきは私の方なのではないのかと反省しています。

49AD:2020/01/15(水) 00:03:36
ウラサキさん
該当書の第2章読んでみましたが、まず、両原理が比較されている箇所(p105)は、
・二つの原理が対立している。何が起ころうとそれが起こるのは現実世界だ、という原理と、起こることの内容的なつながりによって何が現実であるかが決まる、という原理だ。この対立は、何が経験されようと経験するのはつねに私だ、という原理と、経験されることの内容的なつながりによってどれが私であるか決まる、という原理との対立に、並行的である。現実の場合も私の場合も、前者をライプニッツ原理、後者をカント原理と呼ぼう(勝手な命名だが)。

カント原理については、例えば、p117「5 世界分裂-カントからデカルトへ」で、

・…カントには統一的な客観世界が成立することと唯一の現実世界が成立することの区別がない
・起こりうることの条件と、その条件に従った位置づけだけが、現実であるかどうかを決定する。統一的な客観的世界を成立させる条件に反していれば、それはもう現実ではなくなる。
・統一的な客観的世界がなぜか唯一の現実的世界ではない可能性、唯一の現実的世界がなぜか統一的な客観的世界ではない可能性は、カントにはない。…問題があらわになるのは、たとえば、統一的な客観的世界の正統的後継者が複数存在する場合、すなわち、世界分裂!(p118)

この後、私の分裂の話(思考実験)で、永井が2人に分裂する場合の考察があり、
・重要なのは、一方が私なら他方は他人である。…世界は、ただ一つの何か心的な起点からしか成立しないようにできているのだから、それはいわば平凡な一般的心理にすぎない。
・だが、私が永井Rと永井Lの二つに分裂したとき、気がつくとなぜか私は永井Lのほうであったとしよう。これはかりにLの視点に立ったら、Rは他人だということではない。なぜか現にLの視点に立たされてしまったから、Rは現に他人だと言っているのである。現にもうLなのだから、かりに立てるのはもはやRの視点のほうだけなのだ。この差異こそが、カントを超える問題なのである。(p120)

つまり、同じ2人の永井であれば、カント原理によると内容のつながりではどちらか一方が私になるとしか言えないけれど、ライプニッツ原理ではなぜか現にLの方が私(その目から本当に見え、殴られると本当に痛い云々)になってしまった、ということだと思います。



50ウラサキ:2020/01/15(水) 04:01:09
ADさん、丁寧な返信ありがとうございます。
カント原理の「内容のつながりでは」というのは「論理的には」ということでしょうか?
それとライプニッツ原理の「何が起ころうとそれが起こるのは現実世界だ」という命題も、
普通は「起こったこと」を「現実」と呼ぶので、一種のトートロジーの様に思えます。

結局、分かり易く言えばカント原理は「世界は合理的である」で、
ライプニッツ原理は「不合理な事も起こりうる」ということでしょうか?

51AD:2020/01/15(水) 09:10:15
ウラサキさん
永井は、やはり自分の哲学の説明をする方法として両原理(永井の勝手な命名!)を使っているので、なかなかその原理はこういうものだと判断するのは難しいです。
反対側から(永井がいつも繰り返し言っていることから)考えると、昨日の自分(=カント)や世界が今日の自分や世界に内容的に続いている前提(その1)では、恙無く主観(=カント)から客観的世界を作り出せるけれど、そのさらに前提?(その2)としてのカントの独在性(いわゆる〈カント〉)というものは前提その1からは出てこず(カント原理の限界?)、それを生み出すのがライプニッツ原理だ、ということではないかと。
いわゆる〈私〉は、いきなり理由もわからず存在し(=世界の開闢)てしまったので、それをカント(原理)でとらえることはできない、ということではないでしょうか。それをわかりやすく?いうために、永井が2人に分裂した場合どちらが〈永井〉なのかという例を出したのでは。

52ウラサキ:2020/01/15(水) 09:38:52
ADさん、ありがとうございます。

そもそも「永井が2人に分裂したら」という通常ではありえない想定をしている時点で、
「カント原理」は成り立たないのでは?
そんな云わば trivialな議論に哲学史上のビッグネーム2人を持って来るところが、まさにコケ脅し、
虎の威を借る鼠のように思えます。

536h@r:2020/01/17(金) 15:33:39
横山さんへ
横山さんのコメントが「哲学同好会の皆さん」への発信ともなっているので、当日参加したものとして若干の書き込みをいたします。

ご自分のツィート文が「唐突に無断で、比喩使用のダメな例として討論のネタにされた」ことへの非常な不快と不安を抱かれていたことは、
横山さんが書いてくれたこれまでのツイッターの経緯を併せ読んで納得できました。

ちなみに私は横山文をダメな例ではなく、書き手のモチーフが比喩を用いて巧みに表現されたものと肯定的に捉えて、その旨発言したと
思っています。しかしながら横山さんがご自分のツィート文が唐突に否定的なネタとして提示された場への「異様」さを感じておられたこと
まで理解が届かず反省しています。なるほど仮りに自分の文章だったら無断でまな板に上げられるのは御免ですね。

私の考えでは、そもそも話し手(書き手)のモチーフと、選択された文言と、表現された文章が十全に重なり合うことはあり得ず、すべての
言葉は基本的に「喩」だと思っています。カントの「もの自体」という語句もある意味「喩」であると捉えています。
「喩」は高度なリテラシーでもあり、同時にまた「初源的」な表現でもあるのです。これは横山さんの牽く「詩的言語」と「詩的言語」の関係も
あるのかもしれません。

以前、横山さんがメイヤスーの「有限性の後で」を担当された時、ブログとレジメの詳細な解説に接してずいぶん蒙を啓かされた思いでした。
精神的なダメージはきついと拝察いたしますが、身体的な不如意が癒やされましたら、また横山さんの哲学観を語っていただきたいと願っています。

54おぐす:2020/01/17(金) 15:36:51
すみません。
↑53のコメントはおぐすです。


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