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観た映画の感想を綴る会
1
:
ひろのはるお
:2012/02/01(水) 00:02:49
いやぁ、映画って本当にいいもんですねー
2
:
ひろのはるお
:2012/02/01(水) 00:47:35
というわけで、この会の記念すべき第一回は、ポール・トーマス・アンダーソン監督の「ブギーナイツ」です。一発目がこれで良いのか?と思う人もいると思いますが、SHIBUYA TSUTAYAに今日行って発掘良品のコーナーにあったから借りたと、まぁそういうわけなんです。前置きしておくと僕は基本的に有名でヒットしたものか、好きなメジャー俳優の作品しか観ません!シネフィルでも何でも無くただのミーハーなので、思う事を好き勝手書きます。それがウザい人は見ないようにお願いします。
さて、このブギーナイツという作品ですが、内容は1970年から1980年にかけてのアメリカのポルノ映画業界の光と影を描いた作品ということになっています。これには大方僕も同意です。重要なのはアメリカのポルノと日本のAVは必ずしもイコールではないということ!しかしまぁAV的なものだと思ってもそんなに差異はないけど、例えばAV女優のことを「スター」と呼んだりは絶対しないのが日本であってやっぱり文化が違うことを感じさせられる作品ではあります。
内容がポルノ業界ってことで毛嫌いする人もいるとは思いますが、実際にそういったセックスシーンは最小限に抑えられるように工夫しているので、むしろストーリーとか人間性を重視しているからこそ名作と呼ばれるのでしょう。従って誰にでも観られる様な映画ではあると思います。
それから、映画中に流れまくるディスコソングが最高!gleeでも歌われてるJessie`s Girlとか良曲揃いです。この時代の服装とかも忠実に再現されているんでしょう。その時代に生きてないから分かんないけどw
3
:
ひろのはるお
:2012/02/01(水) 00:48:21
物語は主人公エディが自分の巨根を活かしてポルノスターにのし上げるまでが前半
これだけ聞くと笑っちゃいますが、まぁ前半の作り方が上手いなーと思うのは
彼の人生における栄光部分をポンポンとハイペースで出して行くところ。
後半の転落を視聴者に強調づける前フリになってます。それから、主人公はエディなんだけど各キャラクターのストーリーをちゃんと布石としておいてる所
特に、ローラーガールのところとか。アンバーは皆の母親代わりなのに実の息子にはあえないというキャラ設定も良かった。
で、1980年のニューイヤーズイブのカウントダウンで可哀想なビルが自分の妻を射殺して自殺する。これが物語の前半と後半、「栄光」→「転落」を象徴しているんですね。物語のターニングポイント、上手い作りだ。
それから、ジャックの製作として資金を出資している「大佐」が未成年にドラッグをやらせてムショにぶち込まれてしまう。これによってジャックは資金源を失ってしまい、「ポルノ映画」で芸術性のあるエロを創作したかったのに、「ポルノビデオ」で安っぽい不本意なエロを作らなければいけなくなる。車のシーンなんかはその葛藤ぶりをバート・レイノルズが好演しています。
エディは傲慢になり、ドラッグ中毒になってしまったこともあってジャックと大ゲンカ、クビにさせられてからは一気に転落します。この凋落ぶりすらコミカルで笑えます。ドン・チードル演じるバックは登場人物のなかで唯一最初から業界から足を洗うことを考えていて、ステレオオタクw そんな彼も事業を開業するための出資金を出してもらえなかったり、ここでは苦労します。それと同時にアンバーの裁判のシーンも描かれて、まぁポルノって職業に対する偏見とか差別みたいな社会の現実が表現されます。
でも、皆の中で一番ダメダメなのはやっぱりエディ。結局、仲間と博打を打って詐欺で金を儲けようとします。それも失敗、死にかけます笑
4
:
ひろのはるお
:2012/02/01(水) 00:48:52
で、結局ジャックと和解して最後に各々のその後みたいなのが描かれます。
非常に良い映画でした。構造は分かり易く、でも飽きさせないでそれぞれのキャラクターの心情の描写が見事でした。
エディは実在のポルノ俳優をモデルにしていて、実はこの俳優が「ワンダーランド殺人事件」というアメリカでも有名な事件に関与しているのですがその部分は描かれず、あくまで「人間の性」ってものに焦点を当てた作りになってるんじゃないすかね。
俳優も、主演のマーク・ウォルバーグを筆頭にジュリアン・ムーアとか蒼々たるメンツがそろい踏みです。フィリップ・シーモア・ホフマンが本当にいい味だしてるし、ツイン・ピークスのヘザー・グレアムとかも出てました!
とりあえず、いいたいことは全然まとめられませんでしたが、「甘ったれんな、社会は厳しい」っていうことに集約されんのかな?
決してハッピーエンドではないわけですよ。彼らはまた成功できるかもしれないしまた転落するかもしれない。でも、やるしかないんだ、と。
それが言いたかったのかもね監督は。しかし、社会出たくない・いつまでも甘い汁を吸っていたい無職の僕としてはお灸を据えられてしまった感じですw
まぁ、この映画を観たからって「よし働こう」とは決してなりませんけどねw
でも良い映画でした。切り口がね、斬新だけど内容は王道って感じで。
普通に満足させていただきました おわり!
5
:
ひろのはるお
:2012/02/05(日) 14:04:11
第二回です。今回はついこないだバルトナインに観に行った「J・エドガー」です
クリント・イーストウッド監督、レオナルド・ディカプリオ主演で元FBI長官のフーバーの生涯を描いた作品です。
賛否両論ある映画のようです。個人的な感想ですが、悪くないと思います。映画の中での思想っていうのは一貫しているし、エドガーの心の弱さがレオ様の好演により巧みに描かれていたので。リンドバーグの子供が誘拐された事件は実は向こうでも冤罪説が根強いため、そういった背景知識を持っていない人や頭が悪い人にはオススメ出来ない映画ではあります。でも、エドガーの犯罪捜査における多大な功績は事実だし、彼みたいな人が出世するんだろうなーってのはスゴい分かります。
ナオミ・ワッツも健在でした。
ただ、こういう映画って「この人の生涯はこうでしたよー」とは絶対出来ないし
だからといって今作のように「この人の生涯を私達はこう解釈しましたよー」って言われても「へー」で終わってしまうっていうのがどうしてもあります。
ただ、この映画を観た人の中には絶対ジョン・エドガー・フーバーみたいな人間は嫌いだという人も居るかもしれませんが、僕は好きです。以上!
6
:
ひろのはるお
:2012/02/05(日) 14:19:18
第三回です。 今回は巨匠ロバート・アルトマンがパルムドールを受賞した
「M★A★S★H」です。このあまりにも有名過ぎる作品に今まで手をつけていなかったのも何でか分かりませんが、ざっくりとストーリーを説明すると
朝鮮戦争で、戦場病院にドナルド・サザーランド扮するホークアイという外科医が補充要員として送り込まれるわけですが、彼とその仲間がそこで軍規を無視して好き勝手暴れまくるという話です。
はっきりいってただそれだけの映画なんですが、これぞ「下衆の極み」といったその悪戯の数々。普通に笑えます。途中で日本にも行くのですが、相変わらず日本に対する間違った解釈が多くてそういった意味ではこれも面白いです。ロバート・デュバルも前半は出るのですが、やはり名優だなーといった感じです。
彼らの悪戯とか映画の中のブラック過ぎるジョークには反戦のメッセージや戦争に対する風刺が込められています。それはこの映画が製作された当時のベトナム戦争によるところが多く、当時ブームとなっていたアメリカンニューシネマの要素も多分にあると思います。それは手術シーンが異常に多い上にそのグロテスクさをリアルに描写しているところだとか、テーマ曲で「自殺は苦痛ではない」という皮肉を言っているところなどで見受けられます。戦闘シーンを一切描かない反戦映画というのも中々斬新です。アメリカン・ニューシネマのいいところは、そういった時代背景がよくわからなくても、「不条理」という軸がぶれないから観ていられるってことです。日本人がいかにも好きそうなテーマだと僕は思います。
実際マッシュも、ただのブラックコメディ映画として観られる作品だろうし、そういった手軽さもあって良作と呼ばれているのだろうと思います。以上!
7
:
ひろのはるお
:2012/02/05(日) 19:15:19
第四回はオリバー・ストーン脚本の「ミッドナイト・エクスプレス」
映画としては不朽の名作であり、同時にかなりの問題作でもある。非常に面白い映画だし、どのジャンルにあてはまらないだろうけど与えた影響は凄く大きな作品であると思う。
ストーリーは実話を基にしている。しかし重要なのはあくまでベースにしているだけで事実からはかなり外れた・脚色されたものであると認識しなければならない。オリバー・ストーンの色んな作品に言えることだと思うけど笑。
この映画が批判される面としてトルコ人を侮辱しているとか、イスラム世界を絶対悪として、アメリカ至上主義のプロパガンダとしているといったものがあげられる。しかし、本当にそうだろうか?
この映画が出来た当時は冷戦もあれば、まさしく中東との関係は緊迫状態にあったわけである。当時から二項対立的な考え方に対してアンチテーゼがあったわけではない。事実、公開してからはトルコに国際的な批判が集まりアメリカとの間で犯罪者の国際的な引き渡し条約の締結に一役買っているのである。時代が進むにつれてアメリカ絶対的な考え方に批判が集まるようになってからビリー・ヘイズ本人もこの作品のトルコやトルコ人の描き方に対して意義を唱えている。しかし、当時はこういった考え方が市民権を得ていなかったのだから、映画を観る受け手は前述のように事実から脚色されていることを踏まえなければならない。
例えば、主人公の自業自得だから共感出来ないといった意見に関しても、オリバー・ストーンはいい意味で「脚色」することで、ある程度同情の余地は生まれないだろうか?裁判のやり直しに至までの経緯の描き方とか、その裁判での主人公の台詞とか。単なるイスラム批判だとは思えない、むしろ前述のように当時の国際情勢としてメッセージを出すために今作ではイスラム側をあるていど「悪者」にせざるを得ないのである。つまり大河ドラマみたいなもん。そういった背景を知らずに差別だ何だというやつはただのバカか偽善者である。つまりそういう人にはこの映画はあまりオススメ出来ない。
むしろ、この映画の良さは主人公が狂気に落ちて行くプロセスを生々しく描いているところにあって、主人公がどうしようもない馬鹿だからこそそういう目に合うと思えばむしろ整合性が取れる。本当の「不条理」に陥ってもまともな人間ならそれに打ち勝てるというのが従来の映画だし。
ラストは精神病棟に移るのかなーと思ったら、まぁここでも脚色があってw
自分だったら精神病棟移ってから脱獄するまでを描かずにそのままその後に移るみたいな演出にするかなーって思ったけど、
まぁオリバー・ストーンは違いました。でも個人的には良いと思います。以上!
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