[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
| |
観た映画の感想を綴る会
7
:
ひろのはるお
:2012/02/05(日) 19:15:19
第四回はオリバー・ストーン脚本の「ミッドナイト・エクスプレス」
映画としては不朽の名作であり、同時にかなりの問題作でもある。非常に面白い映画だし、どのジャンルにあてはまらないだろうけど与えた影響は凄く大きな作品であると思う。
ストーリーは実話を基にしている。しかし重要なのはあくまでベースにしているだけで事実からはかなり外れた・脚色されたものであると認識しなければならない。オリバー・ストーンの色んな作品に言えることだと思うけど笑。
この映画が批判される面としてトルコ人を侮辱しているとか、イスラム世界を絶対悪として、アメリカ至上主義のプロパガンダとしているといったものがあげられる。しかし、本当にそうだろうか?
この映画が出来た当時は冷戦もあれば、まさしく中東との関係は緊迫状態にあったわけである。当時から二項対立的な考え方に対してアンチテーゼがあったわけではない。事実、公開してからはトルコに国際的な批判が集まりアメリカとの間で犯罪者の国際的な引き渡し条約の締結に一役買っているのである。時代が進むにつれてアメリカ絶対的な考え方に批判が集まるようになってからビリー・ヘイズ本人もこの作品のトルコやトルコ人の描き方に対して意義を唱えている。しかし、当時はこういった考え方が市民権を得ていなかったのだから、映画を観る受け手は前述のように事実から脚色されていることを踏まえなければならない。
例えば、主人公の自業自得だから共感出来ないといった意見に関しても、オリバー・ストーンはいい意味で「脚色」することで、ある程度同情の余地は生まれないだろうか?裁判のやり直しに至までの経緯の描き方とか、その裁判での主人公の台詞とか。単なるイスラム批判だとは思えない、むしろ前述のように当時の国際情勢としてメッセージを出すために今作ではイスラム側をあるていど「悪者」にせざるを得ないのである。つまり大河ドラマみたいなもん。そういった背景を知らずに差別だ何だというやつはただのバカか偽善者である。つまりそういう人にはこの映画はあまりオススメ出来ない。
むしろ、この映画の良さは主人公が狂気に落ちて行くプロセスを生々しく描いているところにあって、主人公がどうしようもない馬鹿だからこそそういう目に合うと思えばむしろ整合性が取れる。本当の「不条理」に陥ってもまともな人間ならそれに打ち勝てるというのが従来の映画だし。
ラストは精神病棟に移るのかなーと思ったら、まぁここでも脚色があってw
自分だったら精神病棟移ってから脱獄するまでを描かずにそのままその後に移るみたいな演出にするかなーって思ったけど、
まぁオリバー・ストーンは違いました。でも個人的には良いと思います。以上!
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板