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観た映画の感想を綴る会
6
:
ひろのはるお
:2012/02/05(日) 14:19:18
第三回です。 今回は巨匠ロバート・アルトマンがパルムドールを受賞した
「M★A★S★H」です。このあまりにも有名過ぎる作品に今まで手をつけていなかったのも何でか分かりませんが、ざっくりとストーリーを説明すると
朝鮮戦争で、戦場病院にドナルド・サザーランド扮するホークアイという外科医が補充要員として送り込まれるわけですが、彼とその仲間がそこで軍規を無視して好き勝手暴れまくるという話です。
はっきりいってただそれだけの映画なんですが、これぞ「下衆の極み」といったその悪戯の数々。普通に笑えます。途中で日本にも行くのですが、相変わらず日本に対する間違った解釈が多くてそういった意味ではこれも面白いです。ロバート・デュバルも前半は出るのですが、やはり名優だなーといった感じです。
彼らの悪戯とか映画の中のブラック過ぎるジョークには反戦のメッセージや戦争に対する風刺が込められています。それはこの映画が製作された当時のベトナム戦争によるところが多く、当時ブームとなっていたアメリカンニューシネマの要素も多分にあると思います。それは手術シーンが異常に多い上にそのグロテスクさをリアルに描写しているところだとか、テーマ曲で「自殺は苦痛ではない」という皮肉を言っているところなどで見受けられます。戦闘シーンを一切描かない反戦映画というのも中々斬新です。アメリカン・ニューシネマのいいところは、そういった時代背景がよくわからなくても、「不条理」という軸がぶれないから観ていられるってことです。日本人がいかにも好きそうなテーマだと僕は思います。
実際マッシュも、ただのブラックコメディ映画として観られる作品だろうし、そういった手軽さもあって良作と呼ばれているのだろうと思います。以上!
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