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女子会板/2

25SAKURA:2012/11/02(金) 22:18:34 ID:jH5uEFzM
トキ様 へ
観覧者の皆様 へ
こんばんは…・・・ロ−マ字(大文字)の【SAKURA】で〜〜〜す。
http://jbbs.livedoor.jp/study/11346/#10 【 女子会 板(No1) 】  
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>>4>>5>>14>>20>>21>>22>>23>>【女子会 板/2】投稿の続きです…。

■ 第二章 『 アッパ−・ミドル・クラスのト−ス家へ嫁に入る 』…
     To  England
  ―――――  言葉ができないということ ―――――  

初対面の日に、家に入るなりホコリのチェックなどをされたにもかかわらず、お義母さ
んと私の間には、いわゆる「嫁・姑の争い」のようなものは起きなかった。それは私が、
デキル嫁だったから、ではない。それどころか、デキナイ嫁だったのだ、言葉が。けれど、
これが、結果的にはラッキーなことだった。

 たとえば、掃除が行き届いていないことを注意されたとする。そんなとき、もし、私が
英語に堪能なら、
「いえいえ、お義母さん、今週はクリスの仕事が忙しくて、お客さまもひっきりなし、ひ
ととおりのお掃除はしたんですけど、隅々まできれいにする時間はなかったんです」

 なんて説明をしていたところだ。相手にとっては説明ではなく、「言い訳」としか聞こ
えない。言葉ができないということは、いい意味に解釈すれば、私にとっては問題を起こ
さずにすんだということ。言葉ができると、問題を起こすスピ−ドがどんどん加速されて
いくんじゃないだろうか。

 イギリスに限らず、どこの国同士の国際結婚でもそうだと思うけれど、その国の言葉が
苦手だと相手が何を言いたいのかを一生懸命に聴き取ろうと、全身耳に、なって話をして
いるはず。相手は、ゆっくり話す、目を見て話す、表情を見て、もし理解できていないよ
うなら、別の言い回しにしてみる、と愛情が助けてくれる。こうして、言葉はつたなくて
も、お互いの理解を深めていくんじゃないかと思う。逆に、同国人同士のほうが、相手に
伝える努力がちゃらんぽらんになって、誤解が生じたり、理解が浅かったりということが
あるかも。
 
 イギリスで生活を始めて、2〜3年もするとお義母さんは私を実の娘のように、もしか
するとそれ以上に可愛がってくれるようになった。私の意見に耳に傾けてくれるようにも
なったのだから、たいした進歩だ。それというのも、私は、約束したことは守る、お義母
さんに教えてもらった料理は、ソク試してみる、「これがイギリス式のやり方ですよ」と
言われたことは素直にやってみる、と行動でお義母さんの期待に応えたからだと、ちょっ
とばかり自負してしまおう。言葉がダメなら、態度で示す。あたり前のことをあたり前に
しただけだけれど、これは心を通わせ合うための大原則、究極のプリンシプルじゃないか
と思っている。
                          (つづく)


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