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超電導ロボ カンタムロボ(ネロンガ版)
1
:
ネロンガ
:2009/05/10(日) 06:20:43
まえがき。
これはニコニコ動画等でおなじみの「クレヨンしんちゃん」の作中作を私なりに小説化したものです。
私はその放送を見た事がないので、うろ覚えの知識で書いています。
つまり、100%の確率でこれは原作レイプになります。
なら、なぜ書くのか?
それは、私が書く小説で人を感動させる事が出来るのかを知るためです。
北欧編のvsニードル戦と、今のカカシ編を見比べれば分かりますが、私の文章力は激烈に下がっています。
だから、あえてこの小説を書くわけです。
見苦しいですが、せめて最後まで書ければ私は幸福です。
2
:
ネロンガ
:2009/05/10(日) 13:41:42
しんのすけ「かーちゃんおかえりー!!」
みさえ「ただいまでしょ。急ぎ過ぎよ」
しん「だって、あと2回で終わっちゃうもん、カンタムロボ!」
その日は、カンタムロボ第51話放送の日だった。念のため言っておくが、コレは作者が4クール放送だと勝手に思いこんでいるから
であり、真の「カンタム」は2クール放送だったらしい。
しん「ふー、間に合ったぞ」
ポカリスエットとチョコビを手にした幼児が、ブラウン管TVの前に腰掛け、リモコンのスイッチを押した。
妙な機械音と共に、そのアニメ「超電導 カンタム・ロボ」は始まった。
『立て〜カンタム・ロボ! 正義の戦士〜!
ロボ〜カンタム・ロボ! 無敵の勇士〜!!』
なかなか格好いいopとともに、緑色のマジ●ガーとザブン●ル、1stガンダ●を足して3で割ったようなロボが現れた。
彼こそが、主人公のカンタムロボだった。
opが終わり、カンタムロボ本編が始まる。
さて、カンタム自体知らない人もいると思うので、少し解説しておこう。
(注・俺設定がかなり含まれています。この小説の外では信用してはいけませんよ!)
主人公のカンタムは、ロボットの支配する25世紀からやってきた。
突如副主人公の山田ジョン(中学生のくせに天才科学者)の家の庭に落下した巨大ロボの中から、ゆっくりと出てきたのだ。
実はカンタムは2mくらいのヒューマノイド(ただし外見は巨大カンタムとそっくり)であり、その等身大カンタムが動かしているのが、
身長54m、体重6万tのスーパーロボ、「カンタム・ロボ」である。何、わかりづらい!?
そうだなぁ。カンタム(小)がドラえもんで、カンタム・ロボがザンダクロス・・・っつたらわかるかな?
まぁそれはさておき、カンタムは機械帝国ミッドナイトから執拗に追い回される。
ミッドナイトの手下のヒューマノイド達は、MSにのって町を破壊したりするが、なぜかジョンのいる研究所だけは壊さない。
視聴者はご都合主義と考えるが、実はそうではないのである・・・・。
そして第12話で大幹部グラップラー総帥(もちろんヒューマノイド)を倒したカンタムだったが、カンタムはロボットどうしの
殺し合いに疑問を感じていた。なぜ、同じロボットで殺し合う必要があるのか、と。
第24話で、ライバルだったシーラ(女性型ヒューry)がミッドナイトを裏切り、カンタムの仲間になった。
シーラとカンタムは互いに惹かれ合い、1話丸ごとデートに費やしたことすらあった。
シーラは自分の機体「シーラロボW」を操り、カンタムwithカンタム・ロボとともにミッドナイトの刺客を撃破していく。
そして、第50話でとてつもなく強いMS「キングオブスナーク」を駆るヒューry、ルイスをミッドナイトは差し向けた。
自衛隊、米軍、国連軍をあっさり蹴散らしたキングオブスナークwithルイスは、カンタム&シーラと対戦する。
だが、チート的な強さを誇るKOSに、2人は負けてしまう。
あわや、壊される寸前・・・の所で、第50話は終わっていた。
こうして、本編が始まる。
3
:
ネロンガ
:2009/05/11(月) 21:16:14
「第51話 正体発覚! 最後の対決」
緑色のカンタムと、白いシーラロボWがばたりと倒れた。
ツバを飛ばしながら叫ぶレポーター。諦めるなと叫び続ける都民。
ソレを見て、キングオブスナークの中にいたヒューry、ルイスは大笑いした。
ルイス「ははははは!!!これがカンタムロボの力とでも言うわけ!? オフザケとしか言いようがないわね!!」
ルイスは13才くらいのゴスロリ金髪少女の姿をしており、その仏蘭西人形のような美しさと、スナークの趣味の悪さは対照的だった。
キングオブスナークは、頬白鮫をベースに作られたMSで、人で言うと肩の辺りから1stガンダ●のズゴ●クのような腕が生えている。
さらに、下半身は蛇そのもののエキドナのような姿で、相当気色悪い。
トドメに、胸の辺りに少女・・・つーか、少女の生首が埋め込まれてある。子どもが見たら泣き出しそうだ。
ジョン「カンタム、シーラ、起きろ!! 僕たちはまだやられてなんかいない!」
カンタム「くそ・・・わかってる! だが、あいつは強すぎる・・・」
ジョン「まだやれるよ! スタンバイするんだ。変形できるはずだ!」
そう言うやいなや、カンタムロボ内部でジョンがハンドルっぽい輪を回し始めた。
カンタム(小)も、片っ端からレバーを下に傾けていく。
ジョン「エネルギー装填、残り15秒!」
カンタム「いけるか! 頼むロボ、少しだけ持ちこたえてくれ!!」
変形が始まった。
端から見たら、カンタムロボは蒸気を噴き出したかのように見えただろう。
それを、ルイスも当然見ていた。
ルイス「パワーアップでもする気? 無駄な抵抗は・・・」
ルイスの長い金髪が揺れる。(外見イメージは「東方project」のアリスみたいなもんです)
ルイス「おやめなさい!!」
スナークの尻尾が地面を貫き、ドリルのように砂利を削りつつ吸い込む。そして、その砂塵が鮫の口から飛び出した。
ヴァヴァヴァヴァヴァッヴァヴァ!!
ジョン「うわあっ!!」
猛烈な砂塵嵐に、シーラロボWとカンタムロボが突き転がされる。スナークの必殺技「鼬鮫」である。
そして、スナークは高々と右腕を上げ、変形させる。(ここ、アストロボーイ鉄腕アトムのOPをイメージ)
現れたのは、一門の粒子砲「鐘木鮫」。東京の総電力3ヶ月分の盗電の結果出来た代物である。
もちろん直撃したら、カンタムとシーラは一瞬でお陀仏である。
ジョン「くそっ!もうコレまでか・・・」
カンタム「すまない、シーラ・・・。私はオマエに何もしてやれなかった・・・・」
シーラ「・・・そんなこと無い。側にいてくれてありがとう、カンタム・・・」
ルイスが血走った目で、2体のMSを睨んだ。
そして。
ルイス「氏になさぁい!!!!」
シュウウウウウウウン・・・・。
紫色の稲妻が、スナークの右腕に集まった。
ルイス「逝け!! 鐘木鮫えええええ!!!!!」
ぴっっ・・・・
誰の目にも、鐘木鮫が発射されるように見えた。
当然、カンタムとシーラロボは爆発するはずだった。
だが、爆発したのは「鐘木鮫」そのものだった。
4
:
ネロンガ
:2009/05/15(金) 20:38:34
その場に居合わせた全ての人間及び3体のヒューマノイドは、目の前で起こったことをまるで信じようとしなかった。
だが、現実は変えられない。
キングオブスナークの右腕は、もう二度と使い物にならないほどグシャグシャに潰れた。
カンタム「い・・・一体何が起こったんだ!」
ジョン「早すぎて知覚できなかった・・・。でも、あれは自爆じゃない!迎撃がないとあんな事になるはずが・・・」
ジョンが口を開いた。
それに答えるかのように、上から声が響いた。
???「貴様っ!!!」
ひゅぅ。
空気を切り裂く音がして、謎の熱を持った物体がスナークに接近した。
2万mの距離をわずか3秒で詰めたその物体は、スナークの首に激突、大破させた。
スナーク内部『頸部損傷率95%! 戦闘続行不可能! 撤退を許可する!』
ルイス「そ・・・そんな・・私のスナークが、こんなに傷つくわけが・・・・」
激しく動揺し、うろたえるルイスの右耳についた通信機から、伝言が漏れた。
???『任務において使うなと使用した「鐘木鮫」を使ったな、ルイス。
我々に背いた罪は重い。その機体とともに罪を身体で償え。以上』
そして、またもやスナーク内部から音が響いた。
スナーク内部『熱源体確認! 速度、マッハ28で接近!! 迎撃用意!』
ルイス「カイザム様・・・どうしてなのですか! どうして私が!!」
ウイン。背びれが唸り、レーザー砲「目白鮫」が飛び出し、迎撃をする。
だが、上から降ってきたミサイルは、レーザーを回避(!!!)し、スナークへ肉薄する。
ルイス「い・・・嫌だ!死にたくない死にたくない! 私は・・・私は・・・まだ・・・」
???『Good Night.』
ディギオディギオディギオディギオディギオオオオオオオウン!!!!!
ルイス「生きて小説を書きた・・・」
ミサイル5本は、全てスナークに激突した。
中にいたルイスは、数千度にまで熱せられたコックピットの中で、涙を蒸発させながら四散した。
そして、16万tの巨体が、ゆっくりと倒れた。
ジョン「何なんだ、アイツは!!」
カンタム(あのミサイルのマーク・・・ミッドナイトのモノじゃなかった!
もしかしたら、もしかしたら・・・。スナークを倒した相手は・・・・!!)
ところで某弾幕ゲームって東方のことですかい?
5
:
ネロンガ
:2009/08/07(金) 17:53:45
ヒデエ文章だな・・俺・・・まあいいや。続きね
シュリュリュリュリュ・・・。
奇妙な飛行音とともに、MSが着陸した。
その方向はカンタムの背後だったので、くるりとカンタムは反転して、そのMSを確認した。
その瞬間、カンタムの手がレバーから離れた。
そいつ『使えないクズガキだったが、まあそこそこ役に立ったかな。そう思わないか、愚弟よ』
カンタム「その声に、そのMS・・・カイザム兄さん!」
ジョン&シーラ「「・・・・・え!!」」
そこに立っていたMSは、紺色一色のバ●トマンをむりやりサイボーグ化したような姿だった。
MSの名は「カイザムロボ」。まんまである。ルイスを少しは見習えよ。
カイザム「やかましい!」
今口答えしたこいつ、このヒューryがカイザムである。外見は当然メカバ●トマンだ。
カンタム「兄さん、なんで貴方がここに!」
カイザム「居たらまずいか? 私はミッドナイトの大元首、ギルギロス様に命じられて来ただけだ」
ジョン「じゃあお前は、ミッドナイトの手先か?」
カイザム「そういうことになるな。下らんいたわりの心なんか捨てて、お前らも帰ってくればいいのに・・・」
カイザムロボが腕を組む。わかりやすい奴だ。
ちなみにヒューryが考えていることをMSは忠実にやってくれるため、悲しい時は膝をついてOTZの体勢になるし、イライラした時は地団駄を踏んだりする。
もはや●ヴァンゲ●オンである。
カンタム「なら・・・ならなんで仲間を殺したんだ!」
カンタムロボが指さした先には、グシャグシャに潰れ、もはや原形をとどめない不燃ゴミになったルイスの姿があった。
カイザム(小)は、フンと鼻を鳴らし、答えた。
カイザム「使えない部下は、破壊して作り直せばいいんだよ。それが我々のモットーさ」
語尾に♪でも付けそうな雰囲気で、カイザムは告げた。
ギリギリとシーラが歯(あるのよね、それが)を鳴らした。
カイザム「今のズタボロな貴様など用はない。サッサと基地にでも帰るんだな」
カンタム「ならあんたは未来に帰ってくれ!」
カイザム「・・・直ってから勝負だ。どちらの言い分が正しいか決めようじゃないか」
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