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超電導ロボ カンタムロボ(ネロンガ版)
3
:
ネロンガ
:2009/05/11(月) 21:16:14
「第51話 正体発覚! 最後の対決」
緑色のカンタムと、白いシーラロボWがばたりと倒れた。
ツバを飛ばしながら叫ぶレポーター。諦めるなと叫び続ける都民。
ソレを見て、キングオブスナークの中にいたヒューry、ルイスは大笑いした。
ルイス「ははははは!!!これがカンタムロボの力とでも言うわけ!? オフザケとしか言いようがないわね!!」
ルイスは13才くらいのゴスロリ金髪少女の姿をしており、その仏蘭西人形のような美しさと、スナークの趣味の悪さは対照的だった。
キングオブスナークは、頬白鮫をベースに作られたMSで、人で言うと肩の辺りから1stガンダ●のズゴ●クのような腕が生えている。
さらに、下半身は蛇そのもののエキドナのような姿で、相当気色悪い。
トドメに、胸の辺りに少女・・・つーか、少女の生首が埋め込まれてある。子どもが見たら泣き出しそうだ。
ジョン「カンタム、シーラ、起きろ!! 僕たちはまだやられてなんかいない!」
カンタム「くそ・・・わかってる! だが、あいつは強すぎる・・・」
ジョン「まだやれるよ! スタンバイするんだ。変形できるはずだ!」
そう言うやいなや、カンタムロボ内部でジョンがハンドルっぽい輪を回し始めた。
カンタム(小)も、片っ端からレバーを下に傾けていく。
ジョン「エネルギー装填、残り15秒!」
カンタム「いけるか! 頼むロボ、少しだけ持ちこたえてくれ!!」
変形が始まった。
端から見たら、カンタムロボは蒸気を噴き出したかのように見えただろう。
それを、ルイスも当然見ていた。
ルイス「パワーアップでもする気? 無駄な抵抗は・・・」
ルイスの長い金髪が揺れる。(外見イメージは「東方project」のアリスみたいなもんです)
ルイス「おやめなさい!!」
スナークの尻尾が地面を貫き、ドリルのように砂利を削りつつ吸い込む。そして、その砂塵が鮫の口から飛び出した。
ヴァヴァヴァヴァヴァッヴァヴァ!!
ジョン「うわあっ!!」
猛烈な砂塵嵐に、シーラロボWとカンタムロボが突き転がされる。スナークの必殺技「鼬鮫」である。
そして、スナークは高々と右腕を上げ、変形させる。(ここ、アストロボーイ鉄腕アトムのOPをイメージ)
現れたのは、一門の粒子砲「鐘木鮫」。東京の総電力3ヶ月分の盗電の結果出来た代物である。
もちろん直撃したら、カンタムとシーラは一瞬でお陀仏である。
ジョン「くそっ!もうコレまでか・・・」
カンタム「すまない、シーラ・・・。私はオマエに何もしてやれなかった・・・・」
シーラ「・・・そんなこと無い。側にいてくれてありがとう、カンタム・・・」
ルイスが血走った目で、2体のMSを睨んだ。
そして。
ルイス「氏になさぁい!!!!」
シュウウウウウウウン・・・・。
紫色の稲妻が、スナークの右腕に集まった。
ルイス「逝け!! 鐘木鮫えええええ!!!!!」
ぴっっ・・・・
誰の目にも、鐘木鮫が発射されるように見えた。
当然、カンタムとシーラロボは爆発するはずだった。
だが、爆発したのは「鐘木鮫」そのものだった。
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