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時と悪魔と契約と
1
:
森間 登助
◆3hQDZE7IQM
:2012/05/15(火) 18:01:23 HOST:222-151-086-004.jp.fiberbit.net
どうも。知っている人は知っている、元ライナーの森間登助です。
結局一作も出来ていないと言うことで、何ヶ月か修行させていただきました。そして、連載期間も短めな設定です。
さて、今回のジャンルですが、現代ファンタジーです。ちなみに今回はバトルアクション一切無しですので、作風が大きく変わるかもしれません。
さらに今回は、初一人称の文でやっていきます。どうかお付き合いの程を……
では、いつもの如く注意事項を。
〜注意事項〜
・下書きをしまくるので恐らく無いと思われますが、誤字脱字の可能性がございます。
・荒らしやチェーンメール等は一切禁止しています。
・本作は一切盗作、著作権侵害などは行っておりません。
・戦闘描写はありませんが、事故などの描写によりグロテスクシーンが含まれる事があります。最大限に努力は致しますが、気分を害された場合はブラウザバックを早急にお願いいたします。
・コメント、アドバイスは常時お待ちしております。お気軽に立ち寄って下さると有り難いです。
更新は非常に遅いと思われます(俗に言う亀ペース)。ですが、頭の中で妄想したままの作品ではないので、完結はほぼ出来るかと思います。
では次レスから始めさせていただきます。
2
:
森間 登助
◆3hQDZE7IQM
:2012/05/15(火) 18:56:13 HOST:222-151-086-004.jp.fiberbit.net
プロローグ
「ごめんなさい。時田君とはもう、やっていけない……
体育館裏。
高校に登校したすぐ後。俺は朝から早々に付き合っている彼女に呼び出され、心に矢を射られた。
弓道だったら世界に君臨できるよ。矢が心の的を粉砕しているよ。
勿論、フォーリンラブって訳ではない。既に付き合っている相手に恋をするなんて変な話だ。
「な、何でだよ……!」
俺は目の前の自体が信じられず、体育館側に視線を逸らした彼女に言った。
そうだ、何でだよ! 半年も付き合ってきたのに。せめて理由を訊かないと、俺も諦めきれない!!
どんな時も尽くしてきたじゃないか! ジュース買ってきてあげたり、昼飯奢ってあげたり、ジュース買ってきてあげたり、服選んでプレゼントしてあげたり、ジュース買ってきてあげたりしたじゃないか!!
それなのに何で―――
「他に、好きな人が出来たの……」
彼女の口からポツリ。
粉砕した俺の心の的が、灰のようにさらに細かく砕け散った。
マジか、マジですか。
俺の初めての彼女……いや、今となっては元カノか……
俺はあまりの絶望に、校舎に囲まれ枠取りされた四角い空を見上げる。
中三になってやっと恋が実り、リア充の仲間入りだなんだとか、はしゃいでいたらこの有様か。
まあ確かに、恋愛を甘く見ていたのは認めよう。どう転がしたって、俺の魅力が足りなかったって事なんだろうから。
しかし、いくら自分の心を落ち着けようとしても、心の的が元通りに直るはずもない。
空しく散った心の的が、今なら映像の如く鮮明に思い浮かべることが出来る。そんなことを思った。
「ごめんね……」
彼女は俯き加減で、俺に謝罪する。
何て言うか、こんな別れ話に謝罪なんて必要ないんだと思う。むしろ、思いっきり「アンタなんて大っ嫌い!」とか言って頬をビンタされた方が精神的に清々しいんだよな。こんなんじゃ、諦めようにも諦め切れないじゃないか。
顔の遣り場に困り、俺は正面へと顔を戻し、少しだけ視線を校庭側に向ける。
校庭では、運動部系の連中が朝練に勤しんでいた。
ちなみにここは校庭側からも校舎側からも死角が多く、余程のことがなければ通ることはない。だから話にこの場所が採用されたのだろう。
しかし、俺はこんな閉鎖されたところや、別れ話なんてものは苦手だ。
一秒一秒この瞬間が、苦痛でしかない。
どうやら俺は感情が顔に出てしまうらしく、顔色を伺った彼女が薄く苦笑いを浮かべる。
きっと必死に笑顔を作ろうとしてくれているんだと思う。だけど、それが刃物になって、さらに俺の心に食い込んでくる。
いや、厳密には心の的が粉砕されているから、ガソリン撒いて着火したって言った方が良いのかもしれないな。……だいぶ自虐的だけど。
そんなことを思っていると、俺の元カノは逃げるように去っていった。というか、全力疾走してるんですが…… もう完全に断ち切られちゃったって事か。
背中で彼女の足音を聞きながら、俺は校庭の朝練組を眺める。
無意識に女子テニスの朝練を見ていたのは、きっと俺の気の迷いさ。
「絶対俺より凄い奴なんだろうなー、ソイツ。いや、凄くなければ納得いかないだろ」
体育館裏に残された俺は、朝練とは別の朝の静けさに耳を傾ける。
小鳥のさえずり、緩やかな風の音、まだ寒い春の空気―――
―――って、いかんいかん! 段々空しい方向へゴーイングしているから、俺!
なんとか自分を誤魔化そうとするが、やはり―――
「―――諦め切れねえ……」
そして呟く。
「もしも時間を戻せたら……」
分かってますとも、そんなのが無理だと言うことはとっくに。
でも、もし時間を戻せたなら、高校にいるヤンチャな奴なんかに振り向かせたりしないのに……
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
何か初の恋愛物(?)
とにかく後々ファンタジー要素入ります。
3
:
森間 登助
◆t5lrTPDT2E
:2012/05/26(土) 22:49:38 HOST:222-151-086-004.jp.fiberbit.net
一章
#1
時は流れて昼休み。
朝の一部始終が垂れ流しになった俺のクラスは、もはやそのほとんどが俺の敵と化していた。
授業中も手紙を交換して会話をしている奴とか、隣通しでヒソヒソ話していたりとか……。全く、真面目に授業受けろよ! 俺は真面目に受けたぞ、今日だけ。
ムシャクシャした気持ちで、俺は鞄に入った弁当へ手を伸ばす。弁当だろうと何だろうと、やけ食いしたい気分だ。
「やーやー、時田壱人(ときた いっと)君。元気にしているかね?」
俺が自分の席で弁当を取り出した矢先、ある女子生徒がニヤニヤした笑みを引っ提げながら話し掛けてきた。
彼女は吉野楓(よしの かえで)という俺の幼馴染。髪は茶毛でショートカット。スカートから覗く細く引き締まった足は、彼女が陸上部である証だ。
「いやー、元気元気! 吐血するほど元気で困っちゃうよー!」
俺は、なるべく相手の意表を突くように余裕の笑みを浮かべた。
楓が朝の件について話そうとしているのは分かっている。それなら、こんな風にツッコミを煽ったボケを放ってやるまでだ。そして、相手がツッコミをしたと同時に、話題をドンドン別方向へと持って行く。
我ながら良い作戦だ。そう思った途端、その期待は俺を悉く裏切った。
「……同情するわ。ご愁傷様」
こんな回答。
いや、何か期待していた反応とだいぶ違うんですけども。つーか、さっきのテンション何処に置いてきた!!
心中で驚愕の咆哮を放ったが、決して顔には出さない。出したら最後精神的に殺されてしまうだろう。
「ま、まあ、吐血まではしないがな……」
辛うじて笑顔を絶やさず、余裕を見せる。……何で俺、自分のボケを自分でフォローしてるんだろ。
その時、俺は自分が既に楓の罠に掛かったことを悟った。
「やあ、何やら楽しそうだね。時田君に吉野さん」
いきなり楓ペースになり困惑している中、クラスの人混みの中からまたしても何者かが近付いてくる。
次に現れたのは笹川信次(ささがわ しんじ)。ナイスフェイスで文武両道のモテ男。正直言って、友人関係を結んだ切っ掛けが高校でどちら共が交際していたからである。ちなみに今は彼女は居ない。俺と違って女を突き放す余裕があるらしい。しかし、神様は平等である。何故なら笹川には俺しか男友達が居ないのだ。その事実を知ったときから、俺は心の中で毒突くことが多くなった。
「おー、笹川君じゃん! 今ホットなニュースの話をする所なんだけど、混ざらない?」
楓は手招きをしながら笹川を呼び込む。その動作に周りの女子は、鋭い目で楓を睨み付けた。
……残念ながら、楓本人は気付いていないようだ。
一方笹川は、何だろうと言わんばかりの表情でこちらに近付いてくる。あの噂を知らないという事は、本当に男友達が居ないらしい。きっと女友達にはアプローチばっかりなのだろう。
まるで人事のように言っているが、俺当人にも余裕があるわけでもない。唯一まともに話せる友人が消える瞬間な訳なんだから。
「ホットなニュース。と言うと……?」
「この時期知らないと損だよ損! 実はね、壱人の奴が、ふ、ふ、フッフッフ」
楓は笑いながら俺の机をバシバシと叩き、何かを強調している。
そして、笹川と楓の微笑ましい(?)会話を周りの女子が恨めしそうに見つめている。
「焦れったいからサッサと話せよ」
俺は変な形で視線が集まってくるのを恐れ、楓に言い放った。どうせバレるのも時間の問題だろうし、人間諦めが大切なんて言葉もある。この瞬間、俺は人生のトップスリーに入る勇気を振り絞った気がした。
「え? 良いの!? イイのイイのイイの!!?」
楓は無駄に反感を買うようなテンションで俺に訊く。……お前のテンションの動きは山の天気より激しいよ。
もうアイツの考えに乗ってやろうという大人の振る舞いで、俺は面倒臭さを漂わせて了承を示した。
その時、周りはざわめきに包まれ、楓に対抗しようというのか先程まで関わっていなかった女子生徒も笹川に入れ知恵をしている。ああ、良い感じに話盛られてそう……
そして、周りの注目が逸れている間に、弁当を持って教室を出たのは言うまでもない。
4
:
森間 登助
◆t5lrTPDT2E
:2012/05/26(土) 23:00:42 HOST:222-151-086-004.jp.fiberbit.net
さらに時は過ぎて放課後となった。
色々あって大変だったが、俺は噂なんていつか消えるさとポジティブに考えることにした。
同時に下校途中、周りの聞こえよがしな会話を耳に入れないよう、革靴がアスファルトを叩く音に耳を済ます。
「時田君、待ちたまえ!」
突然、後ろから妙な口調の声。
誰のマネだよというツッコミの後、俺は振り返って後ろを見る。当然、こんな時に話し掛けてくるのは笹川だけだ。
「んだよ」
「事情は聞いたよ。気の毒だったね……」
笹川は、制服の袖で汗を拭いながら俺に言った。
こんなに心配されている状況が一番気の毒だ。俺はそう思ったが、流石に口に出すほど酷い奴ではない。
「もういいんだよ。恋愛のことでウジウジしてる俺がいけないんだから」
無論本心ではない。ウジウジさせているのは周りの奴なんだ。わざわざ俺のことをからかいやがって……
「いや、ウジウジさせているのは周りの奴らさ。平常心を保とうとしている時に精神を揺さぶるなんて、本当に酷いよ」
まるで自分のことのように笹川は言った。
俺は笹川が親身になって考えていることに、少々驚きを感じた。アイツは意外に自信過剰なところがあり、正直自分のことしか考えない奴だと思っていたのだ。今日だって自分のことしか考えていないから、俺が変な目で見られていることに気付かなかったわけだし。
「まあ、僕は人からイケメンって言われるから、そんなことはないんだけど」
「…………ああ」
まあ、人というものはそう簡単に変われないものだ。
それから駅の方まで話し歩き(話題は笹川の自慢話)、俺は珍しい徒歩登校のため笹川とそこで別れた。
家の目の前まで到着。今日は本当に色々あった。
笹川と別れた後も楓からしょっちゅうメールが届いてきて、無視するのに逆に神経を使ってしまうと言う悲劇。俺がフラれてからと言うもの、楓が妙に調子よくなっているのに気付いた。
「クソ、一週間くらい受信拒否してやる」
俺はいずれ楓の弱点も探ろうと心に決め、癒しを求めて家のドアを開く。今日は人間関係のアレコレが多すぎたせいか、いつもより疲れが溜っている気がした。ドアが重いや……
「やあ、こんにちは」
「…………」
ドアを開くと、そこには人影があった。
ロングの黒髪で瞳は燃えるように赤く、顔のパーツもポジションも完璧なまでに美少女。……なのだが、何故か頭には螺旋を巻いた角が二本に、背には蝙蝠のような翼がチラホラと見え隠れしている。見た目上、悪魔と言ったところだろうか。
っていうか、何で俺ん家に知らない少女、それも単語の前に「美」が付く少女が居るのか? この時間は、俺しか家にいないはずだ。
……きっとこの人は、ハロウィーンの日を間違えているんだな。半年後だけど。
本当に無理矢理な思考だと思ったが、冷静に考えてもまともな答えが出てこないことが一番分かっているのは、この俺自身だ。
という訳で、悪魔コスプレの少女に第一声を発する。
「あの、ハロウィーンは半年後ですよ」
「何を言っている。そんなことは知っている」
妥当な判断。間違って自分に選択肢を与えた己に活を入れる。
それならこの人は、仮装パーティーの会場を間違えているんだ。賑やかで結構なことだけれど。
本当に無理矢理な思考だと思ったが、冷静に考えてまともな答えが(以下略)
「すいません、仮装パーティーの会場はここじゃないんですけど」
「それも既知済みだ。お前は馬鹿か」
バタン。乱暴に足で戸を閉める。
きっと俺は帰る家を間違えたんだな。速いとこ疲労回復しなければ、これは相当疲れが溜っている証拠だ。
本当に無理矢理な思考だと(以下略)
俺は数歩下がって家の表札を見る。
「時田……って書いてあるよな……?」
そう、確かに銀色のプレートには丁寧に「時田」と掘られている。読みの方も、「トキダ」ではなく「トキタ」だと言うことが、漢字の上に標記してあるアルファベットで確認できた。
念のため、自分の名前を復唱。
「時田壱一、時田壱一、時田壱一。よし言えた!」
いやいや、早口言葉じゃないから。目を覚ませ俺!!
今の俺は完全に疲れているようだ。美少女の幻覚・幻聴が見えてしまうなんて……。内心、思ったよりも心に深く傷を負っているのかもしれない。
俺は深呼吸を一つして、靴の跡が付いたドアを開く。
「おい、随分と失礼なことをしてくれるじゃないか」
玄関にはやはり、悪魔のコスプレをした少女が腰に手を当て仁王立ちしていた。
5
:
森間 登助
◆t5lrTPDT2E
:2012/06/03(日) 10:17:53 HOST:222-151-086-008.jp.fiberbit.net
この美少女は実体ではない、幻覚だ。そう自分に言い聞かせ、俺はそのまま歩いて行く。
「一丁前に無視か、それともこっちに向かって喧嘩打ってるのかい?」
悪魔のコスプレをした美少女は腕を組んで俺を睨み付ける。恐れるな、これは幻覚だ。ツンデレ大好きという俺の幻覚だ。
幻覚・幻聴、だから透けて通れる。俺はそのまま歩き続け――――
――――腹部に拳が食い込んだ。
肉と骨がぶつかり合う音が鳴り終え、ゆっくりと拳が引かれる。
俺は意識が朦朧とし、折った膝を床へと落とした。口内に鉄の味が充満する。
「うぅ……」
そして、うっすらと開いた目で俺は見た。
「これほどまでに馬鹿な人間は初めて見たぞ」
悪魔の羽で飛んでいる、少女を。
――
――――
俺は気が付いたら、自分の部屋で正座させられていた。その正面には、背中の翼を羽ばたかせて宙に浮く悪魔コスプレ……いや、少女悪魔の姿がある。
狭い部屋の中で羽ばたきながらゴスロリ系の洋服を靡かせている様子は……例えようがない。何せゴスロリに角と蝙蝠のような翼なんだから。
唯一共通点を付けるなら黒いと言うところだろうか。相手の瞳だけはルビーのように赤く輝いているが。
すると、相手は急に鋭い視線。
「…………」
正座したまま、俺、硬直。
ここまで見せつけられたら恐怖心がボルテージマックスになるのも無理はないだろう。ああ、俺、輪廻のサイクルから外されるんだろうな……
「……まあそう恐れるな。確かに少し乱暴だったが、私も反省している」
俺の身体が小刻みに初期微動しているのに気付いたのか、少女悪魔は謝罪した。物理的にも比喩的にも、上から目線だが。
反省って言っても、殺される予感しかしない。ああ、死ぬんだったら天使に運ばれていきたかったよ。眠いよパトラッシュ、的な。
「で、私が誰だかはもう分かるよな?」
少女悪魔は羽を休め、床のカーペットへと足を下ろす。
「悪魔、みたいな……?」
俺の口からは曖昧に言葉が放たれた。わざと曖昧に言ってしまうのは、今自分がこの状況を信じたくないからだろう。だが、現実とは避けられない物である。
「そういう事だ」
薄々は感づいていたが、まさか本当だったとは……
俺の中の半信半疑が、否応なしに全信無疑に変換される。そして、身体の震えはついに主要動へと本性を現していた。
「お前、何か勘違いしていないか?」
少女悪魔が、俺の震える身体を見ながら何やら呟く。
「……え?」
疑問が優先度を増して、恐怖が一時的に俺の前から消えた。
ポカンとしている俺をおいて、少女悪魔は言葉を続ける。
「確かに人間界では、悪魔は人の命を何かと交換するみたいな伝説があるが、冥界のルーツでは死神が担当する事だ。それに私は部署が違うから、死神にもあったことがないぞ」
冥界に部署とかあるんかい。
しかし、今の解説で俺の恐怖と警戒心が弱まった。やはりどこに住んでいても社会というのは存在するようだ。人間も悪魔も不思議な生き物である。無論、悪魔が実在するなんて知らなかったが。
……とはいえ、俺の主要動でそこまで推測できるとは。
「では、そろそろ本題に移らせて貰うが……お前、時間が戻せたらって思っただろ?」
少女悪魔は改まった様子で俺に言う。
「…………はい」
時間を戻したい。その感情はフラれた時以外にも存在していた。自分の不幸は人並み以上なのだ。
しかし、悪魔なら相手の感情も読めると言うことなのだろうか、言っていることは合っていたが不気味な感じが否めなかった。
「そんなお前の願いを叶えてやろう。私の優しさに感謝し、そして崇めろ」
いや、有り難いけど優しさが明らかに矛盾してます。全く、こんな綺麗で可愛いのに変な育ち方して……。親悪魔の顔が見てみたいな。
しかし本当に口にしたら何されるか分からないので、土下座で礼。
少女悪魔はそれに満足したのか、自慢気に鼻をフフンと鳴らした。
とりあえずご機嫌は取れたようだ。俺は一安心して頭を上げる。
「じゃ、試してみろ。自分の夢が叶うかどうか」
俺が顔を上げた先には、少女悪魔が黄金に輝く懐中時計を俺の目の前に差し出していた。
6
:
竜野翔太
◆sz6.BeWto2
:2012/06/03(日) 11:35:48 HOST:p4147-ipbfp1503osakakita.osaka.ocn.ne.jp
ここでは初めてのコメントとなりますね、竜野翔太です。
森間さんの新作……自分としては前作の続きを楽しみにしていたのですが、ちょこっと残念です。
さてさて、今回はバトル無しのストーリーということで期待しています。
まず普通に感想というか、主人公がかわいそうですね。
彼女にフラれ、ネタにされ……何かと恵まれないというところで同情が芽生えまs((
気になるのは、意味不明な悪魔の少女ですね。
一体彼女が何者なのか、気になります。
さて、アドバイスとしては、作中で『少女悪魔』と仮の呼称がついていますが、言葉としては『悪魔少女』の方が個人的にはすっきりするかな、と思います。
読んでて若干不自然になったので、自分的にはすっきりしなかったので、スルーして下さってもかまいません((
それでは続きも頑張ってください^^
7
:
森間 登助
◆t5lrTPDT2E
:2012/06/03(日) 13:13:30 HOST:222-151-086-008.jp.fiberbit.net
竜野翔太さん>>
コメントありがとうございます!
済みません、自分の前作は矛盾が多すぎたので、自分に活を入れ、結果こうなりました^^;
時田君はまあ、読者に慰めて貰うキャラクターです(笑)
結構自分が投影されているので、リアルなところが多いかと思います。いや、別に事実とかそういうアレ的な感じな((
悪魔(♀)はキーパーソン(キーデビル?)になると思いますので、楽しみにして頂けたらと思いますw
なるほど、自分は三人の友人に批評を貰って本書きしていますが、そこには気付きませんでした。確かに呼びにくいですね……
スルーだなんていやいや、スムーズに読んで貰うためなら努力は惜しみませんよ。学校でも書き直します((
はい、頑張りますので今後もよろしくです^^
8
:
森間 登助
◆t5lrTPDT2E
:2012/06/10(日) 13:55:52 HOST:222-151-086-011.jp.fiberbit.net
お知らせ
この度、本作は著作権侵害を理由に中止となりました。
何故かというと、別のサイト様で訴えられてしまいまして……というわけで、こちらの方も中止になりました。
お恥ずかしい限りです。こちらで全く完結作品を書けないなんて……
まあ、楽しみにしてくれた方は極小、またはいないかもしれませんが、申し訳ございません。
9
:
名無しさん
:2012/06/10(日) 17:03:19 HOST:ntfkok244208.fkok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
>>6
中二病の駄作者wwwwwwwwww
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