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未来と過去
5
:
kalro
:2011/06/03(金) 21:28:02 HOST:nttkyo007103.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
「なぜ滅亡するんだ!?」
「それを今教えることはできません。」
「・・・・分かった。だがひとつだけ教えてもらう。なぜ俺達なんだ?」
もっともだ。なぜ俺達がそんなことをしなければならないんだ?
「あの扉から入ってきたのならしょうがありません。そして貴方方のかわりもいません。」
まじかよ・・・。でも俺達があの扉に入ったのは偶然だぞ。誰も来なかったらどうするつもりだったんだ?
「貴方方は生まれる前からこうなる事が決まっていたのですよ。」
嘘だろ・・・?生まれる前からだなんて・・・。
「やってもらうことは歴史を変えることです。期限は・・・一年間です。
指示は今から送る携帯に入りますので、ご心配なく。必要になる武具は携帯と一緒に送ります。
では・・・幸運を祈ります。」
そこで声は途切れた。
「・・・・・・・・・」
俺達は言葉を失った。当然だ。いきなりあんなこと言われたら・・・。
この沈黙を破ったのは晋だった。
「こうなったらやるしかない。やるしかないだろ!!!」
6
:
kalro
:2011/06/04(土) 17:20:37 HOST:nttkyo007103.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
・・・・、そうだよな。未来がかかってるんだ!やらない訳にはいかない!
「私もやりたいと思う。全世界の希望だもん!」
玲菜もやる気のようだ。
「じゃあ取り敢えず、支給品・・・って言ってたよな。それ開けてみるか。」
確かに。すごく気になる。
「じゃあ俺から開けるぞ。」
箱の中に入っていたのは、刀だった。
「やった!!俺剣道やってたからな。」
俺はと・・・
「長刀か・・・?」
それは裕に1mは超えていそうな長い長刀だった。
「私はと・・・短剣だ!!綺麗!!」
俺は長刀、晋は刀、玲菜は短剣となった。
そんなことを思っていたら、俺は1つの事を思い出した。
「そういえばさ、俺達これからどうすればいいんだ?」
「・・・・・・・・・・・・・」
2度目の沈黙。そりゃそうだ。何も伝えられてないんだ。
7
:
ライナー
:2011/06/05(日) 00:02:03 HOST:222-151-086-019.jp.fiberbit.net
コメント有り難う!^^
面白いですぜ、内容が引き込まれます!
続き、是非是非楽しみにしていますよ〜^^
8
:
kalro
:2011/06/05(日) 20:06:43 HOST:nttkyo007103.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
〜♪
!メールだ!!
差出人 未来研究チーム
件名 ミッションとこれからについて
本文 これからは食料や寝床、などは今から最低限送ります。
これで頑張ってください。
ミッション1
卑弥呼を殺せ。期限は三日以内。それを越えた場合ミッション失敗となる。
ちなみに、失敗=死なので。健闘を祈る。
「・・・取り敢えず食料の心配はなさそうだな。それにしても・・卑弥呼って本当にいるのか?」
そんなことを言ってみても何も変わらなかったので俺達は、支給された食料を少し食べて
深い眠りに就いた。
9
:
Cruel crown
:2011/06/06(月) 20:10:48 HOST:KHP222009082198.ppp-bb.dion.ne.jp
みつけた!!!
だーれだ!www
誰かは、答えが出るまで教えてやんなーい!(^^)!
俺だよ俺www俺さ!!!(オレオレ詐欺じゃないよ!)
でも、マジ誰って感じだよね(・_・;)
OOOOだよ!ま、それは置いといて!
いやー流石ですね!
なんだよ「まだまだ未熟ですが」って超うまいのに〜決まり文句?
才能あるよ!うん絶対に才能ある!
tk「kalro」ってカタカナ読みで読むとどうなるんすか?
本当にそういうの苦手なんだよ・・・なんかすんません
あ!そだ。
今、小説の内容考え中なんだー
本当に内容思いつかない・・・・どんなのが良いかな?
なんかさ、結構長い文になっちゃったね・・・ごめんね!
まぁ、小説はそのうち思いついたらってことで・・・・
絶対書くよ!約束だ!!
10
:
kalro
:2011/06/12(日) 15:49:23 HOST:nttkyo007103.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
一番最初に目を覚ましたのは俺だった。
「夢じゃなかったのか・・・。」
思わず呟いた言葉がそれだった。夢であって欲しかった。
晋と玲菜はどうだったのだろうか?
「夢な訳ないだろ。諦めて腹括ろうぜ!」
晋・・・、起きてたのか。確かに晋の言うとおりだ。
「そうだよな・・・。悪い、晋。」
「おはよ〜晋と龍也。」
玲菜はいつもマイペースだな・・。そこがいいとこだが。
「実は私・・ちょっとうれしいんだ。だって久しぶりじゃん。こうやって3人
で何かするのってさ!不謹慎かもしれないけど・・。」
玲菜・・・。そういえば高校に入ってから3人で遊ぶことって少なくなってたな。
「そうだな!絶対3人生き残って現代でもたくさん遊ぼうぜ!」
晋もちょっと嬉しそうだった。
11
:
kalro
:2011/06/12(日) 16:02:30 HOST:nttkyo007103.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
俺達はミッションをクリアするためにスタート地点から、携帯に送られてきた地図を
頼りに邪馬台国を目指していた。自転車ないのかよ・・・。
「おっ!あれじゃないのか!」
ついに発見した邪馬台国は、想像していたのと全く違っていた。
大きな城、活気のある村、たくさんの村人、歴史の教科書に載っていたのとえらい違いだった。
多分あのでかい城に卑弥呼がいるのだろうな・・・。
昔にしては珍しく、門番などもいなかった。むしろ俺達を旅人だと思い、歓迎してくれた。
そして今俺達は、とある宿屋にいる。
「意外とすんなり入れたな。まぁこれからだけどな。難しいのは。」
ちなみに今は作戦会議中だ。期限は3日もあるので焦る必要はない。
「そういえば、武器に説明書が付いてたな。見てみるか。」
思い出したように晋が言ってきたので、見ることにした。
12
:
kalro
:2011/06/12(日) 16:14:47 HOST:nttkyo007103.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
俺のはと・・・。
風神の長刀 レア度A
その昔、風神というものがいたころ風神が使っていた長刀。
風神の魂が宿っているといわれている。扱いが上達すると、
風を自由自在に操れる至高の長刀。
ただの長刀じゃなかったのか・・・。それにしても風神って本当にいたのかよ。
「次は俺だな。」
晋のはと・・・。
左門寺 レア度A
生涯負けたことのない歴戦の武士が使っていた刀。
その鋭い刃は絶対に折れることはなく、欠けることもない。
最強の刀と呼び声が高い。
「・・・・めっちゃ嬉しい。すげー刀だ。一生の相棒として使うぞ!」
晋のも良いものだったようだ。
13
:
kalro
:2011/06/15(水) 17:25:23 HOST:nttkyo007103.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
玲菜はどうなんだ?
「私は・・・」
マジカルナイフ レア度SS
大魔法使いの魔力が宿っている短剣。振ることで様々な魔法を
使用することができる。ただし攻撃魔法は使えない。
幻惑、回復、眠り、混乱、攻撃補助、防御補助などの魔法を使える。
「うわーい!やったー!魔法を使えるなんて夢みたい!」
レア度SSって・・。確かに玲菜は子供の時から運はすごくよかった。
「全員確認したな?じゃあ作戦会議を再開するぞ!」
その作戦会議は夜まで続いた。決まった事は・・・
決行は二日後。明日は卑弥呼に関しての情報集めをすることになった。
14
:
燐
:2011/06/15(水) 17:27:29 HOST:zaqdadc28dc.zaq.ne.jp
おお!!!
15
:
kalro
:2011/06/15(水) 17:40:56 HOST:nttkyo007103.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
「じゃあ二手に分かれよう。俺は一人でいい。龍也は玲菜と一緒に行ってくれ。」
「分かった。頼んだぞ、晋。」
「集合は一時に宿屋だ。遅れるなよ。」
そう言って晋は早足にどこかに行ってしまった。
※晋視点
歴史を変えるか・・・。まだ実感が湧かない。それに卑弥呼を殺せなんて・・・。
だけど少し嬉しくもあった。複雑だけどな。
俺はいつもの日常に嫌気がさしていた。学校行って、帰って、寝て・・・。
その繰り返しだった。だからこういう龍也達と一緒に何かをするのはとても楽しい。
でも喜んでばかりはいられない。絶対に未来をこの手で救ってやる!
俺は淡々と情報を集めた。そしてついに有力な情報が入った。
「卑弥呼様について?ああ、卑弥呼様ならあの一番大きな城の最上階に住んでおられる。
だが・・、会おうとしても無駄じゃぞ。卑弥呼様のお近くには二人の側近がいらっしゃれる。
その二人は化け物のように強い。変な考えは持たないことじゃな。」
あの城か・・・。強い二人?そんなものたたきのめしてやる!
時計はすでに十二時半を回っていたので、俺は急いで宿へと戻った。
「・・・・・あの三人か・・。楽しみだな。」
城では一人の小柄な男?が笑っていた。
16
:
kalro
:2011/06/15(水) 21:41:36 HOST:nttkyo007103.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
※龍也視点
結局これといって有力な情報は得られなかった。何で皆話してくれないんだろうか?
「龍也〜。もう十二時半だよ。早く戻ろうよ!」
もうそんな時間か。晋のほうはどうなんだろう?
「そうか。じゃあ戻ろうか。」
宿屋へと戻ると、すでに晋は待っていた。
「待ってたぞ。そっちはどうだった?」
「全然だめだ。そっちは?」
「・・・有力な情報が入った。取り敢えず中に入ろう。」
まじでか!どんな情報だろう?
中に入ると晋は小声で話し始めた。
「卑弥呼はあのでかい城の最上階にいるらしい。そこへ行けばいいんだが、
そう簡単にはいかないらしい。卑弥呼の近くにはいつも馬鹿強い側近がいるらしい。
そう考えると厳しい戦いになるだろう。覚悟はできてるよな?」
馬鹿強い二人・・・。俺達に勝てるのか?・・・いや、やってみなきゃ分からない!
「もちろん。覚悟はできてるよ。」
「私も!」
玲菜も覚悟はできてるようだ。
「よし。じゃあ明日に備えて各々の武器を使いこなせるようにしよう。」
確かに戦えるようにしておかなければならない。俺にこのでかい長刀があつかえるのだろうか?
17
:
kalro
:2011/06/15(水) 21:53:12 HOST:nttkyo007103.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
風神の長刀は思った以上に軽くて扱いやすかった。むしろ自分の動きが俊敏になったようだ。
晋はさすが剣道部と言ったところで、左門寺をもう使いこなしていた。
玲菜は初歩の回復呪文をもう使えているようだ。
風神の長刀には特殊な能力はあるのだろうか?
[・・・・・・・・・]
ん?誰かに話しかけられたような・・・。
今はそんなこと気にしてる暇はない。少しでも使えるようにならなきゃ。
結局練習は六時ごろに切り上げた。すごく不安だ、俺は。
「明日の十二時に決行だ。今日はゆっくり休もう。」
俺達は城に乗り込むため1つの作戦を用意しえいた。その作戦とは・・・
[強行突破]
だ。・・・・すごく心配だ。
18
:
Cruel crown
:2011/06/16(木) 12:54:29 HOST:KHP222009082198.ppp-bb.dion.ne.jp
コメントありがとう!
言われてみると確かに説明文が多いねww
でも、kalro君やライナーみたいにセンスないから
あんまり期待しないでくれーーーーーwwww
ま、少しずつ書いていくんでコメントよろしくね!
でね、読んでて思ったんだけど、kalro君ってさ
セリフとセリフの間の説明がほとんど毎回違うじゃん?
(んーと何ていうか、{「OOO」とOOが言った。}とかさ)
意識して変えてる?無意識?
なんか小説書こうと思うとセリフとセリフの間が、
いつも{OOOとOOが言った。}になっちゃうんだよねー
何言ってるか分からないかもしれないけど、
kalro君はそれがすごい上手だからさ、アドバイスください!
19
:
kalro
:2011/06/16(木) 14:03:34 HOST:nttkyo007103.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
すいません。訂正です。
>>17
の「用意していた」が、「用意しえいた」になってました。
申し訳ありません。
20
:
kalro
:2011/06/16(木) 14:18:04 HOST:nttkyo007103.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
ついに決行の日。十二時に決行だ。
「よし・・・。行くぞ!」
俺達は、卑弥呼の城に強行突破を仕掛けた。
「うぉぉぉぉぉぉぉ!」
向ってくる衛兵達をなぎ倒していた・・・・が、
「くっ!まずいな・・・囲まれた!」
周りには二十人近い敵に囲まれていた。本当にやばいぞ!
[俺を振れ!]
!?誰だ!?
[俺だ!風神だ!早くしろ!]
俺は訳も分からず目をつぶって長刀を思いっきり振った。
・・・目を開いたときには衛兵は全て吹き飛んでいた。俺がやったのか?
「すげぇぞ龍也!助かったぜ!」
俺なのか?いや・・・風神?
[そうだよ。俺は長刀に宿る風神の魂だ。以後よろしく頼む。]
!やっぱりお前だったのか!!ありがとう風神・・・。
[それにしても・・・お前振るのが遅せぇよ。]
ははは。わりぃな。これから頼むぜ風神・・・。
21
:
kalro
:2011/06/16(木) 14:31:16 HOST:nttkyo007103.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
「何一人でボーっとしてるんだ?龍也?」
風神の声は皆には聞こえていないようだ。まぁいずれ分かるだろう。
「何でもないよ。・・・さぁ早く行こう。」
「?????」
俺達は最上階を目指し走っていた。
・・・・何か変だ。最初に倒した衛兵達以外に敵がほとんど来なかった。
「おかしくないか!?なぜこんなにも敵がいない!」
晋も何かに気づいているようだ。何かに・・・。
「待ちなよ。」
!!嫌な予感が的中した。
振り向くと笑顔をこちらに向けた一人の小柄な少年?とでかい男が立っていた。
「取り敢えず自己紹介をしておこうか。僕はスサノオだよ。ちなみに卑弥呼の弟だよ。」
「俺ぁ大和だ。」
やっぱり情報通りの強い二人組だ。見る限り大和の方が強そうだが・・・。
22
:
kalro
:2011/06/17(金) 18:27:13 HOST:nttkyo007103.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
「俺が先に出ましょう。スサノオ様。」
!スサノオの方が強いのか!?
[当然だろ。俺達とは何かが違う。何かがな・・・。」
風神!なんとかならないのか!?
[無理だ。お前のそもそものレベルが低すぎる。」
・・・畜生。悔しい・・・。
「・・・俺が出よう。お前らは下がっててくれ。」
「晋!大丈夫かよ!」
晋は振り向いて頷き、敵へと歩みを進めていた。
「お前・・・、大和って言ってたな。」
「そうだが?」
「お前今・・・死亡フラグを踏んだ・・・ぞ!」
言葉を言い終わるより前に、晋は大和へ斬りかかっていた。
「ぐっ・・!居合か・・。あと少し反応するのが遅れてたらやられていたな。」
大和はわき腹を抑えながら絞り出すように声を出していた。
23
:
kalro
:2011/06/17(金) 19:35:38 HOST:nttkyo007103.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
しかし、晋は弱っている大和に躊躇せずに次の居合の構えをとっていた。
「これで、終わりだ!」
「それはどうかな?」
ギンッ・・。
大和は最初の居合で全てを見切っていたようで刀で簡単に防御していた。
「もうその手は通用しねぇよ!」
大和はそう言いながら、晋の腕を斬りつけていた。
「ぐあぁぁぁぁ!!」
夥しいほどの流血。晋がやばい!
「大丈夫だよ!晋!」
玲菜はマジカルナイフに光を集めて、晋の腕へと飛ばしていた。
晋の腕から光が消えた時、晋の腕からの出血は止まっていた。
24
:
kalro
:2011/06/17(金) 19:40:18 HOST:nttkyo007103.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
補足です。
>>23
の夥しいは「おびただしい」と読みます。
数や量が非常に多いことです。
これからも難しい漢字を使うことがあると思うので、そのたびに補足を入れるのでご了承ください。
25
:
kalro
:2011/06/17(金) 20:12:15 HOST:nttkyo007103.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
「すげぇ!玲菜、サンキューな!」
晋はそう言うともう一度居合の構えをとった。
「それはもう通用しねぇといっただろ!」
案の定また防御されてしまった。しかし・・・
「ばーか。俺の狙いはそうじゃねーよ。」
晋は大和の刀に対して左門寺を思いっきり振った。
「馬鹿め!刀を折ろうとしても無駄だぞ!そんな刀ではヒビもはいらねぇよ!」
・・・・・・・・・・・・・・・・
数秒の静寂。静寂が破られたとき見たのは大和が血を流して倒れているところだった。
「残念だったな。俺の左門寺は絶対に折れない。折れないほどの鋼鉄だ。
左門寺の本当の力は相手の武器を折ることなんだ。」
床には真っ二つに折れた大和の刀。そして左門寺には傷一つついていない。
「がはっ・・・。左門寺だと・・。ふっ、ならば負けて当然だな・・。強靭な武士の魂を宿した刀・・・。
俺は負ける運命だったのか・・。晋と言ったか?この先俺より強い奴はたくさんいる・・・。
せいぜい苦しみながらも生き残ればいいさ。」
大和は息絶えた。
26
:
Cruel crown
:2011/06/17(金) 20:24:25 HOST:KHP222009082198.ppp-bb.dion.ne.jp
補足するとわかりやすくていいね!
参考になります。!(^^)!
27
:
kalro
:2011/06/17(金) 20:56:41 HOST:nttkyo007103.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
>>26
Cruel crown様
こんな思いつきの小説を参考にしていただきありがとうございます。
これからも頑張りますので応援よろしくお願いします。
28
:
Cruel crown
:2011/06/17(金) 22:56:26 HOST:KHP222009082198.ppp-bb.dion.ne.jp
様って・・・・
そんな敬語まで・・・
お互い頑張ろうね!
29
:
kalro
:2011/06/19(日) 16:43:58 HOST:nttkyo007103.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
それにしても・・・、最後の大和の言葉が気になる。
「この先俺より強い奴はたくさんいる・・・。」
何故大和はこの先の事を知っている?
まさかこれは全て仕組まれたことだったのか!?
・・・いや、考えすぎか。今はそれよりも・・・
「まさか大和がやられるとはね。でも僕はそう簡単にいくかな?」
スサノオがいる!大和とは比べ物にならない威圧感。すごい圧力だ・・・。
「行け・・。」
「晋!無理だ!死んじまう!」
さすがに晋を置いては行けない。俺も残ろうとしたが・・・
「駄目だ!誰かがここであいつを足止めしなきゃクリアできないぞ!龍也は卑弥呼を殺ってくれ!
お前にしかできないんだ!」
「でも・・・。」
「早く行け!!!!」
晋の怒号に押され俺達は卑弥呼の部屋に行こうとした。
「簡単に行かせると思ったかい?」
スサノオが道を塞いでしまった!まずい!
「左門寺!」
晋は居合でスサノオの襲いかかった。案の定防御されてしまったが・・・
「今のうちだ!早く行け!!」
晋がスサノオを止めてるうちに俺達は卑弥呼の部屋へとダッシュした。
30
:
kalro
:2011/06/19(日) 16:58:42 HOST:nttkyo007103.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
※晋視点
「やられたね・・・。君にそれほどの覚悟があるとは・・。ですが1つ聞きたい事あります。
何故卑弥呼を殺そうとしてるのですか?なにか理由があるのでしょうか?」
?何を言ってるんだ?理由だと?
「未来を救うためだ!俺達の手に全世界の命運が託されているんだ!ここで負ける訳にはいかない!」
「未来?・・・なるほど。確かにそれは負けられませんね。ですがこちらも死ぬわけにはいかないんですよ。
まぁそんな事はどうでもいいでしょう。・・・それじゃあ僕たちの戦いを始めましょうか。」
やっぱり聞き入れてはくれないか。こうなったらやるしかねぇ!
「行くぞスサノオ!」
龍也、玲菜。頼んだぞ!
※龍也視点
晋の奴大丈夫かな・・・。絶対に死ぬんじゃないぞ!
「龍也?大丈夫?晋なら大丈夫だよ。だから元気だして・・・。」
「玲菜・・。ごめん。落ち込んでても何も変わらないよな・・。だから俺は晋の無事を信じるよ。」
31
:
Cruel crown
:2011/06/19(日) 17:43:16 HOST:KHP222009082198.ppp-bb.dion.ne.jp
おお!また話が進んだね!
tkペースはやすぎ・・・・(凄すぎるよ!!!!(>_<))
んーと、晋の心の声の表現の仕方が、分かりやすくて良かったよ!
心の声にするかセリフにするか、その判断が良いと思う!
がんばってね(じゃなくて、お互い頑張ろうね!www)
32
:
kalro
:2011/06/19(日) 20:59:11 HOST:nttkyo007103.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
卑弥呼の部屋は最上階。今俺達はそこへ行くための階段を上っている。
「着いた!卑弥呼の部屋だ!」
そこには豪華な扉。しかし鍵が開かない。
「風神!行くぞ!」
俺は扉を壊そうと長刀を構えた。その時・・・、
!扉がだんだん開いていく。何故だ!?
俺達が中に入ると扉はひとりでに閉まった。罠か!?
「貴方方が来るのは分かっていました。覚悟はできています。殺しなさい。」
!?なっ!何を言ってるんだ?
「私には未来を見る力があります。このままだと未来が滅びてしまうのでしょう?
さぁ、早く・・。」
なんて人だ・・。自分から殺せなんて・・。
「何を躊躇っているのです?時間がないのでしょう?貴方が殺さないのなら・・・・
私は自ら死を選びましょう。」
そう言って卑弥呼は手元にあった短刀を自分の首元に構えた。
33
:
kalro
:2011/06/19(日) 21:25:06 HOST:nttkyo007103.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
「やめろぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
俺はそう言って卑弥呼の手から短刀を弾き落とした。
「何て事をしようとしてるんだ!自殺なんて・・・。ふざけんな!」
卑弥呼は驚いた表情になっていた。
「何故です?私が死ななければならないんでしょう?未来が滅亡してもいいんですか?」
「そういう事じゃねぇんだよ!自殺なんてしちゃダメだ!死ぬんなら・・・俺の手で殺す!」
俺は震える手で長刀を構えた。卑弥呼の胴体へ向けて。
「貴方は人を殺した事がないのでしょう?無理をなさらないでください。抵抗しない人を殺したりなんかしたら
それは未来を救うための貴方の重荷にしかなりません。そうなる前に・・・」
卑弥呼は隠し持っていたもう一つの短刀で自分の腹を刺した。
「なっ・・・・!」
「必ず・・・みら・・・いを・・救い・・なさい。・・・貴方な・・・ら・・必ず・・・。」
卑弥呼は息絶えた・・・。
「なんでだよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
俺は絶叫した。
34
:
kalro
:2011/06/20(月) 16:35:23 HOST:nttkyo007103.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
「自殺なんかするなって言っただろうが!それなのに・・・。」
「龍也!卑弥呼さんの気持ちも分かってあげなよ!これから私たちができる事は1つしかないでしょ!」
玲菜は泣きながら俺に言ってきた。
「絶対に・・・クリアすること・・・?」
そうだ・・・。死んだ人はもう戻ってこない・・・。
「そうだよな!卑弥呼の気持ちに報いる事をしなきゃな!」
自殺をしてまで道を作ってくれた卑弥呼。その気持ちに応えなければ人間として失格だ。
これからはもっと厳しい戦いになるだろう。だが俺達は負ける訳にはいかない!
そう思った時俺達の体は淡い光に包まれた。
もう次の時代に行ってしまうのか・・・。
「卑弥呼!絶対未来を救って見せるからな!あの世でしっかり見てろよ!」
そう言った時、卑弥呼が少し笑ったような気がした。そんな気が・・・・。
35
:
kalro
:2011/06/23(木) 18:06:08 HOST:nttkyo007103.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
第二章〜大化の改新〜
気づいたときもうここは卑弥呼の城ではなかった。広い草原だ。
遠くの方にかすかに町?いや村のようなものがあった。今何時代だ?
〜♪
メールだ!
差出人 未来研究チーム
件名 報酬と次のミッションについて
本文 ミッションクリア!クリア報酬として[?(謎)の種]をプレゼントします。
くわしくは説明書をご覧ください。
ミッション2
現在飛鳥時代。次のミッションは[大化の改新の阻止]です。方法は大化の改新の首謀者中大兄皇子、中臣鎌足の討伐。
期限は10日。健闘を祈る。
[?の種]?なんだ?小さな箱があるけどその中にあるのか?
「さっそく見てみる「ちょっと待て!」
晋?どうした?
「スサノオがこっちに来てる!というかここにいる!」
36
:
kalro
:2011/06/25(土) 21:56:13 HOST:nttkyo007103.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
「はぁ?スサノオが?なわけねーじゃん。過去の人間だぞ。」
俺は素っ気なく返事したのだが、
「やぁ。」
本当にいた!!!まじかよ!
「でも僕・・・いや私はスサノオじゃない。お前達と一緒の普通の高校生だった。」
!?何が何だかわからない。俺達の他にこっちに来た人がいたのか?
「こっちの時代に来てやっと記憶が全て戻った。私の本当の名前は大久保亮(あきら)。因みにこんな言葉遣いだけど女だ。」
もう全員が理解不能だった。ただ1つ分かった事はスサノオでは無いという事だ。
「・・要するに俺達と同じ運命を亮も背負っているという事だな?」
「そういう事だ。以後よろしく頼むぞ。龍也、晋、玲菜ちゃん。」
そんなこんなでスサノオ・・・ではなく新しい仲間、亮が仲間になった瞬間だった。
「それより・・・本当に女?男にしか見えないけど・・・。」
「ああ。多分現代に戻るまでスサノオの外見だろうな。写真見るか?」
俺達は亮の手元を一斉に覗きこんだ。
「・・・めっちゃ美形。」
「美人・・・。」
「羨ましい・・・。ずるい!」
上から俺、晋、玲菜の順である。言ってる事は皆一緒だった。
37
:
kalro
:2011/06/25(土) 22:16:46 HOST:nttkyo007103.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
「ッ!!!そんな事言うな!恥ずかしいじゃないか!返してくれ!」
亮は真っ赤になって写真を取り上げた。本当に恥ずかしそうだ。
「・・・意外とシャイなんだな。」
「ッ!!!!!!!」
俺が何気なくそう言うと亮は玲菜の後ろに隠れてしまった。
亮は極度の恥ずかしがり屋・・・というよりは褒められたり本当の事を言われると真っ赤になってしまうようだ。
愉快な仲間ができたと俺はすごくうれしかった。
「よし。じゃあ本題に戻るか。[?の種]の説明書を見てみるぞ。」
全員が説明書を覗きこんだ。
?の種[雷] レア度?
世界のどこかに生えている不思議な木からできた種。
飲み込むことにより雷の能力を使用する事ができる。
使用する度に体の中の細胞を使う。細胞を使いすぎる
と死に至る。体の中の細胞の数は使用者には分かる。
使用者が強くなると雷を用いた技を使いこなせる。
38
:
kalro
:2011/06/26(日) 21:28:32 HOST:nttkyo007103.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
「雷・・・?」
どうやらこの種は特殊能力を得られるようだ。誰が飲むんだろう?
「細胞を使う?私のオロチの槍と一緒ではないか。」
「!?亮の武器も細胞を使うのか?」
「ん?まぁ後々分かるだろう。」
亮の武器はオロチの槍というのか。支給品か?
「まぁそれは置いといて、・・・誰が飲む?」
晋が全員に訪ねてきた。
「うーん。俺はいいかな。風の能力使えるし。」
「マジカルナイフ気にいってるから私もいいや。」
「私もいらん。晋が飲めばどうだ?」
全員が飲まないという意見だった。
「じゃあ俺が飲むぞ。正直言うとこれから左門寺だけじゃちょっときついと思うんだよ。俺はこの種で更に強くなる!
晋は思いっきり種を口に放り込んだ。
・・・・・・・・・・・
「特に変わった様子が無いな。本当に効果があるのか?」
確かに晋の様子に変わった様子は無い。偽物か?
「いや・・・。この種は本当にすげぇ。本当に能力が使えるようだ。」
そう言って晋は手のひらに小さな雷の球を作り出した。
「なっ!!本当だろ!」
すげぇ・・・。本当に雷が使えてる・・・。
「新しい仲間と能力が手に入ったし、絶対にミッションクリアするぞー!!!」
「「「おー!!!!」」」
39
:
kalro
:2011/06/26(日) 21:50:27 HOST:nttkyo007103.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
今回のミッション、「大化の改新の阻止」。これは要するに大化の改新が起きる前に中大兄皇子と中臣鎌足を殺すという事だ。
という訳で今俺達は蘇我氏にいる。やはり前回のようにはいかず門番はいたし、怪しまれたりで大変だった。
そして今泊る宿屋がないのでただの野原に四人で座っていた。
「今回も情報が無いとどうにもならない。まず各々で情報を集めよう。」
晋の意見で二手に分かれてまた情報を集めることになった。
俺と亮、玲菜と晋という組み合わせになった。
「5時にまたここに集まろう。じゃあ成果を祈る。」
晋と玲菜はもう行ってしまった。
「じゃあ俺達も行くか。よろしく亮。」
「うむ。行くとするか。」
結果は酷かった。何一つとして情報が集まらなかった。・・・いや喋ってくれなかったのだ。
「やっぱ俺達みたいなよそ者に話してくれる事なんてないよな・・・。」
俺達は落胆していた。そりゃそうだ。誰も相手をしてくれなかったからな。
40
:
kalro
:2011/06/30(木) 19:43:35 HOST:nttkyo054059.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
「うーん。もうこうなったら明日強行突破しよう。実は二人の住んでる場所だけは知ってるんだ。」
また強行突破かよ・・・。こんなんで俺達大丈夫なのか?
「うむ、それしかないだろう。では明日に備えて武器の練習をしておこうか。」
その日の練習は皆手ごたえがあったようだ。
玲菜は眠りの呪文を習得していた。今はそれを自分にかけてしまいすやすや眠っていた。
微笑ましい光景だが本番でやられると困るので後で注意をしておこう。
晋は左門寺に微量だが雷を纏わせていた。もう種を使いこなしているうだ。
亮はオロチの槍を持って山を飛び回っていた。野性児か、あいつは。そしてみごとな猪を狩ってきた。
「今日はこれで飯にしようか。誰か火を起こしてくれないか?」
もちろん俺達はライターのような便利な道具は持っていない。懐かしいなライター・・・。
「よし、任せてくれ。」
そう言って晋は手を火元にする薪に向かって手を振りかざした。
晋の手から放出された小さな雷の塊はみごとに薪に火をつけてくれた。
「へー。なかなか便利だな。まだこんぐらいの事しかできないけど。」
「晋・・・。あまり使いすぎるなよ。命にかかわることだぞ。」
そう言うと晋はニカッと笑って、「心配ないよ」と言ってきた。
亮が採ってきた猪はすげぇうまかった。新食感だった。豚肉と同じ感じだった。
「じゃあ今日はもう寝ようか。明日絶対に皆でクリアするからな!しっかり寝とけよ。」
「おう。」
「はーい!」
「承知した。ではお休み。」
俺達は深い眠りに就いた。
41
:
kalro
:2011/07/04(月) 20:14:51 HOST:nttkyo054059.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
朝。遂に決行の日。目的は中臣鎌足と中大兄皇子の討伐。簡単に言うがどちらも相当強いはずだ。
「じゃあ、行くとするかのう。準備はいいか?」
俺達の心はすでに1つだった。ミッションをクリアすると・・・。
中臣鎌足と中大兄皇子は王宮にいるようだ。見る限り衛兵もたくさんいる。
「行くぜ!!!」
晋の号令の元、俺達は王宮へと突撃していった。
「何だ!貴様らは!?」
そんな事を言う衛兵達になど目もくれず、どんどん二人の元へと向かっていた・・・が
「これはさすがにまずいよね・・・。」
前回と同じく囲まれていた。ただ1つ違うのが前回とは比にならない数と言うことだ。
「ざっと50人くらいか・・・?」
もう見渡す限り、敵、敵、敵。そして全員が殺気だっている。
「あまり使いたくなかったけどしょうがないか。第二の呪文!眠りの森!!」
玲菜のマジカルナイフからでたのは淡いピンク色の煙。それは周りを囲んでた衛兵達に向かっていき全員をみごとに眠りにおとした。
「玲菜!よくやった!助かったぜ!」
玲菜が回復以外の事を実戦で使ったのは初めてだった。
「うん・・・。ありがとう。でもこの呪文使うと眠くなっちゃうんだよね。後は頼んだよ。」
そう言い終わった後玲菜は眠ってしまった。
42
:
kalro
:2011/07/05(火) 18:55:47 HOST:nttkyo054059.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
玲菜が眠ってしまうと回復ができない。それは相当な痛手だ。
「仕方ない。なるべく怪我しないようにしよう。」
これで俺達は迂闊に怪我を負う事ができなくなった。でま今はそんな事関係ない。ただ俺達はミッションをクリアするだけだ。
俺達を囲んでいた衛兵以外の衛兵も全員が眠っていた。とても高度の呪文を使ったのだろう。
多分[?の種]以外の特殊技が使える武器も細胞を使うのだろう。だから玲菜は眠ってしまった。そう考えるのが妥当だろう。
すると異変に気がついた中臣鎌足と中大兄皇子が部屋から出てきた。
「貴様らか。来るのは分かっていたがこんなに早いとは・・。ちと予想外だったな。」
?鎌足は何を言っているんだ?俺達が来るのを知っていた?だがハッタリとは思えない素振りだった。
「何故俺達が来るのが分かった!?答えろ!!」
「それを教える訳にはいかないね。トップシークレットですから。」
皇子はニヤニヤこっちを見て笑って言った。
「ちっ。そう簡単には答えないよな。まぁそれも想定の範囲内だ。答えないのであれば・・・殺す。」
晋は学年一の天才だった。そして運動神経も抜群。完璧だった。今も想定の範囲内言っていた。晋は何かを掴みかけてる・・・?
「晋・・・。俺にやらせてくれ。晋ばっかに任せる訳にはいかない。」
「それを言うなら私もだ。オロチの槍の力見せてやる。」
俺と亮の気持ちは一緒だった。晋に負担を掛けたくない・・・。
「お前ら・・・。分かった。全力でやれよ!勝てよ!」
43
:
kalro
:2011/07/09(土) 21:35:55 HOST:nttkyo054059.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
「君・・・は僕が相手をしてあげよう。なかなか面白い戦いになりそうだ。生と死の極限の駆け引き・・・と言ったとこかな。」
中大兄皇子は俺を指さして言った。俺の相手は皇子か・・・。
「中大兄皇子・・・。俺は負ける訳にはいかないんだ。」
俺は風神の長刀を構えた。しかし手の震えが止まらない。くそっ!止まれ!何で俺は震えているんだ!
「ん?・・・手が震えていますよ?そんなんでいいんですか?そんなんで私に勝てると思ってるんですか?」
くそっ!皇子の言う事ももっともだ。一体どうしたんだ俺!
「・・・その様子だと貴方はまだ人を殺めた事が無いんですね。まぁ私にそんな事は関係ないですけどね!」
!?やばい!皇子がこっちにすごい勢いで俺に斬りかかってくる!それなのに俺の震えは何故止まらない!?
「・・・期待外れですね。もう少し楽しめると思ったのですが・・・。」
「龍也!やべぇ!よけろ!」
俺はもう駄目だと思った。だからなにもしなかった。晋、玲菜、亮・・・ごめん。
「!?この風はなんですか!?斬れないぞ!」
だが俺は斬られなかった。何故かは・・・俺の身体は激しく回転する風に包まれていた。とても荒々しい風。それでいて美しい風。
[馬鹿!!!何やってんだよ!後少し遅く「風の鎧」を俺が発動させてたらお前死んでたぞ!何を躊躇ってやがる!お前には未来を救わなきゃならないんだろ!]
風神・・・。お前が俺を助けてくれたのか?
44
:
kalro
:2011/07/16(土) 22:25:09 HOST:nttkyo054059.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
[そうだよ。ったく手間かけさせやがって。まぁお前が死んだら俺も死ぬからな。俺はお前を死なす訳にはいかないんだ。]
そうか・・・。ありがとうな、風神。・・・もう躊躇わない!全力で行く!
「皇子・・・もう今までの俺とは違う・・・。」
俺はどんどん皇子に向かって歩みを進めていく。荒々しい風を纏いながら。
「所詮は風でしょう!?斬り続ければいずれは壊れるはずだ!」
皇子は俺に何度も刀を斬りつけてくる。ただその全ては風によって弾かれている。
俺は無言で皇子に向け長刀を構えた。それに反応して皇子は一歩引き下がる。これで決める・・・。
「神風。」
俺の長刀からまさに神の風と呼ぶべき神々しくも嵐のような風が放出された。その風は全てを斬り裂き、全てを吹き飛ばす!
「ぐぁぁ!!!」
その「神風」をもろに喰らった皇子は全身が斬り裂かれ、吹き飛ばされ壁に激突した。
「・・・・・勝負に冷静さを欠いたのはは私だったようですね・・・。私が負けるのも・・・当然でしょう・・・。なかなか面白かっ・・・。」
皇子は息絶えた。しかしその顔は笑っていた。安らかな死に顔だった。
「・・・・・・・・・・・・・・」
俺は何も言えなかった。
45
:
kalro
:2011/07/16(土) 22:28:13 HOST:nttkyo054059.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
すみません!訂正です。
>>44
の12行目「は」が1つ多いです。申し訳ございません。
46
:
kalro
:2011/07/18(月) 20:23:53 HOST:nttkyo204250.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
これでよかったのだろうか・・・。
[よくやったよ。お前は。でもここで落ち込んでたら駄目だろ!気に病むことはねぇよ。]
風神・・。そうだよな・・・。これからはこういうのが当たり前になるんだ。一々落ち込んでいたらきりがない。
!そういえば亮は!?どうなってる!?
俺は亮の方に視線を向けてみた。
※亮視点
龍也・・・。勝ったようだな。私も負ける訳にはいかないな。
「皇子がやられたか。だが私は皇子より強い。お前のような小柄なガキには勝てんよ。」
ブチッ!!!
「てめぇ・・・今なんつった?チビっつったな?バカにしてんじゃねーぞ!!!」
私は怒りから言葉遣いが変わっていた。そして槍を構え鎌足に突撃した。
「ちっ!何故当たらねぇ!?」
私の槍はことごとくよけられていた。かすりもしない!
「その程度か?勝負では冷静さを失った方の負けだ。」
鎌足は剣を振りおろしてきた。それを間一髪でよける。
「亮!!冷静になれ!お前にはあれがあるだろ!」
・・・そうだった。すっかり忘れていた。まだ一度も使っていない奥の手があった。
「鎌足・・・。オロチの槍の本当の力見せてやる!!!!」
47
:
kalro
:2011/07/30(土) 16:52:34 HOST:nttkyo204250.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
私はオロチの槍を構え、祈りを込めた。
「オロチの槍!第弐式!!」
槍が通常の黒から金色に。そして三又だった槍の先端は鋭い一本の槍へと変化した。
その槍・・・金色に輝き敵を討つ!
「覚悟しろ・・・鎌足。お前は絶対に殺す・・・。」
私は鎌足にそう言い放った。冷たく、残酷な目つきで・・・。
「はっ!槍が変わっただけで何か変わるのか!所詮使い手が駄目なら意味が無いんだよ!」
・・・もう挑発には乗らない。私はただ目の前の敵を討つだけだ。
「・・・言いたいのはそれだけか・・・?早くやろうぜ・・・。」
その瞬間、私も鎌足も走りだしていた。ただ1つ違うのは・・・
「ぐぁぁ!!お前のどこにそんな力が・・・!!」
私の方が数倍速かった。そして槍は鎌足の腕を斬り裂いた。だが・・・第弐式はそれだけではなかった。
「ふん。まだ腕斬られただけだ・・・。勝負はこれから・・・ッ!?身体が動かん!!・・・貴様何をした!?」
第弐式のもう一つの特殊能力・・・それは・・・
「毒だよ。しかも致死性の毒じゃない・・・。神経性の毒だ。お前の身体はもう動かない・・・。終わりだ。」
私は鎌足の心臓に向けて槍を構えた。この時私は自分でも恐ろしいと思うぐらいの冷たい目をしていた。
そして・・・
「サヨナラ・・・鎌足。」
槍は鎌足の心臓を的確に貫いた。
「ちく・・しょ・・」
鎌足は絶命した。皇子とはまるで正反対の表情を浮かべて。
そこで私の意識は途絶えた。
48
:
kalro
:2011/07/30(土) 17:14:55 HOST:nttkyo204250.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
※龍也視点
「亮!!!」
亮が鎌足倒したと思ったら亮の意識は途絶えていた。
亮の顔は真っ青だった。そして所々鎌足の返り血で赤く染まっていた。
[これはやばいぞ・・・。オロチの野郎・・・。細胞を使いすぎだ。下手したら死ぬぞ!!]
!!細胞!!やはりオロチの槍も細胞を使うようだ。そして命が危うい。
「・・・・・龍・・・也・・・?」
亮!意識を取り戻した!
「いい!今は喋るな!・・晋!亮を担ぐの手伝ってくれ!」
「・・・大丈夫。これは私の責任。怒りに任せ攻撃したことによって第弐式を使う事になってしまった・・・私が悪いんだ。だから・・・心配しなくていい。」
「「ッ!!ふざけんな!!俺達は仲間だろうが!!苦しい時、悲しい時、助けてやるのが仲間だろうが!誰に責任があるとか関係ねぇ!・・・お前は俺達にとって大事な仲間であり・・・友達なんだよ・・。」」
俺と晋は示し合わせた訳でもないのに同じセリフを言っていた。亮は仲間・・・友達であると・・・。
「・・・晋、龍也・・。・・・あり・・・がとう。本当は助けて欲しかったんだ・・・。グスッ・・本当にありがとう・・。」
亮は泣きながらお礼を言ってきた。本当は誰よりも怖かったはずだ。
「いいんだ。今は泣いてもいいし、落ち込んでもいい。今はゆっくり休めばいい・・・。」
そう言った晋も目から涙がこぼれていた。昔から貰い泣きをする奴だったな・・・。
そして俺達の身体を淡い光が包みワープが始まろうとしていた。
49
:
kalro
:2011/07/30(土) 17:28:52 HOST:nttkyo204250.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
どうも!kalroです!
二章が終わったという事で人物紹介をしたいと思います!(遅い・・・;;)
成神龍也
身長168cm
体重50kg
一応主人公。平凡な高校二年生。勉強そこそこ、運動も普通。どこにでもいるような普通の高校生。
本編では晋の方が活躍してるような・・・。しかし時が経つにつれ・・・?
武器「風神の長刀」
藤本晋
身長171cm
体重55kg
勉強もできる、運動神経も抜群、まさに完璧な男。ただ少し抜けているとこもある。
面白い事大好き。この過去に来て一番ノリノリになっていた。龍也とは幼馴染。
武器「左門寺」
50
:
kalro
:2011/07/30(土) 17:39:39 HOST:nttkyo204250.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
水野玲菜
身長160cm
体重(非公開)
龍也と晋の幼馴染。多分ヒロイン。少し天然だが龍也と晋よりも行動力がある。
運動は苦手・・・。しかし勉強では全国模試でTOP10に入るほどの実力がある。
武器「マジカルナイフ」
大久保亮
身長(本人たっての希望で非公開)
体重40kg
龍也達と同い年。実は女。今はスサノオの姿だが本当は美女(らしい)。一人称は「私」だが怒ると「俺」になる。
普段は普通の言葉遣いだがキレると超乱暴になる。身長を気にしている。彼(彼女?)の前で身長の話はタブーである。
武器「オロチの槍」
参考になりましたか?では本編へもどりましょう!
これからもよろしくお願いします!
51
:
ライナー
:2011/07/31(日) 12:31:48 HOST:222-151-086-003.jp.fiberbit.net
コメント有り難う御座います^^
kalroさんも面白いストーリー書いていて凄いと思います!
キャラクターの説明も書いてあるし、ますますこれからが楽しみです!
52
:
kalro
:2011/07/31(日) 13:15:25 HOST:nttkyo204250.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
第三章〜鎌倉幕府〜
ここはどこだ?周りには見渡す限りの草原。しかし微かに遠くに見えるあれは・・・街か?
どうやら俺が一番最初に起きたようだ。晋、玲菜、亮はまだ寝ている。
「・・・おはよう。龍也。」
亮が起きた。しかしまだ眠そうに眼をこすっている。
「おはよう。亮。よく眠れたか?きついようだったらまだ休んでてもいいんだぞ?」
前回・・・飛鳥時代で亮は細胞の使いすぎで一時意識を失ったのだった。俺はそれが心配だった。
しかし予想とは裏腹に亮の顔色は優れていた。いつもの優しそうな顔に戻っていた。
第弐式を使った時の亮は今までにないほどの恐ろしい目つき、それでいて口元は笑っていた。まるで・・・悪魔のように。
「う、うむ。だ、大丈夫だ。・・・龍也・・・あの時は本当に助かった。お前達には感謝している。・・・友達と言ってくれて・・・嬉しかった・・・。」
亮の後半の声は小声だったので聞き取れなかった。ただ顔が真っ赤になっていた。・・・何かあったのだろうか?
「そうか!大丈夫なんだな!よかった・・・。」
何はともあれ亮が無事でよかった。これからも頼りにしてるからな・・・。
[・・・よく生きてたな。ったく無茶しすぎだ。龍也の仲間は俺の仲間だからな。死んでもらっちゃ困る。いつか俺の姿を明かす時も来るだろう。]
風神!ちゃんと心配してくれたんだな!俺の仲間は風神の仲間ね・・・。もう風神も皆の友達だな!
[友達?なんだそれは?仲間と違うものなのか?よくわからん・・・。]
まぁ、まだ知らなくてもいいよ。いつか分かる時がくるさ。
53
:
kalro
:2011/07/31(日) 18:09:57 HOST:nttkyo204250.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
「ん〜・・・。おっ!亮!元気になったみたいだな!これで一安心だな。」
晋もやはり亮が心配だったようだ。いつになく見る安堵の表情を浮かべている。
「晋。私はもう大丈夫だ。・・・それより玲菜ちゃんがまだ起きないようなのだが・・・。」
玲菜は飛鳥時代で眠りの魔法を使いそのリスクでずっと寝ていた。この時代に来てもまだ眠っているようだ。
「確かに・・・少し心配だな。俺達は細胞を使って特殊能力を使うが玲菜は・・・もしかしたら違うのかもしれない。だから回復に時間がかかるんじゃないか?」
そうなると・・・一番妥当な考えは・・・「魔力」。玲菜は魔法を使っていたのだからなんら不思議ではない。
魔力はもともと自分の身体には無いものと考えていいだろう。それゆえに時間がかかる。
「と・・とりあえず説明書を見てみたらどうだ?何か分かるかもしれんぞ?」
なるほど・・・各々の武器には必ず説明書が付いている。それを見ればはっきりするな。
俺達は一斉にマジカルナイフの説明書を覗きこんだ。
※使用者へのリスクについて
マジカルナイフは他の武器とは違い、細胞ではなく魔力を使います。しかし魔力とはもともと人間には存在しないもの。
これを生み出すには一定時間以上の睡眠が必要です。(細胞の3倍)苦しくは無いですが回復に時間がかかります。
予想通り・・・やはり魔力。これは普通の人間では信じられないだろう。
だがしかし風、雷、毒、槍の変化を目の当たりにして俺達は「魔力」というものを信じざるを得ないのだ。
「「「って細胞の3倍!!!??どんだけ時間かかるんだよ!!!」」」
全員が同じセリフを絶叫していた。
54
:
kalro
:2011/08/02(火) 21:31:37 HOST:nttkyo204250.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
「しかし・・・細胞の3倍か・・・。皆目見当がつかんな・・・。」
当然の疑問だ。そもそも俺達は寝て回復するのは知っているが、どの程度なのかは全然分からない。
こうして3人が考え込んでいても、玲菜は気持ちよさそうに眠っていた。
「・・・説明書に書いてあったぞ。[細胞は寝ることによって回復。どんな消費量でも回復するのには5時間かかる。]・・・だとさ。こうなると厄介だな・・・。」
晋?何でだ?5時間で回復するなんてすごいじゃないか!
と俺は晋に異ってみた。すると晋は呆れた顔になり、
「はぁー。・・・いいか龍也。どんなに多い消費量でもどんなに少なくても5時間ってことだ。分かったか?」
「それで何でダメなの?」
俺がそう言った時晋だけでなく、亮までもが何か俺に向けて悲しい人を見るかのような目で俺を見ていた。
「・・・要するにすぐ回復するには不便ってことだよ。理解したか?」
ああ、そういうことか。なら先に言ってくれればよかったのに・・・。
「龍也・・・。お前ホントに何でも顔に出るな。言いたい事大体分かるぞ。「何で先に教えてくれなかったの?」・・・だろ?」
!さすが晋・・・。長い付き合いなだけあって、俺が言いたいことまで分かるようだ。
「今のは私でも分かったぞ・・・。龍也は表情が豊かだな。」
そうなのか!?自分では分からないな・・・。・・・あれ?なんか忘れてるような・・・。
「思い出した!玲菜の回復時間!えっと・・・5時間の3倍で・・・。」
げっ・・・15時間もか・・・。これは移動が大変そうだ・・・。
55
:
kalro
:2011/08/02(火) 21:34:49 HOST:nttkyo204250.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
すいません。訂正です!たびたび申し訳ありません!
>>54
の7行目の言ってみたが異ってみたになってます!
これからも誤字には気をつけていきますので、今後ともよろしくお願いします。
56
:
kalro
:2011/08/03(水) 14:00:36 HOST:nttkyo204250.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
仕方が無いので、玲菜を背負って移動する事にした。
「何故私が玲菜をおんぶするんだ?一応私も女なのだが・・・。」
もちろん玲菜をおんぶしているのは亮だ。例外は無い。
「実はな・・・俺達・・・」
「一度玲菜をおんぶして酷い目にあってるんだよ・・・。結構前の事だが・・。」
そう俺達は・・・思い出すのもおぞましい・・・!もう忘れたと思ってたのに・・・。
「わ、分かった。理由は言わなくていい!だからそんな死にそうな顔をするんじゃない!」
亮が空気の読める奴でよかった。晋なんて顔面蒼白だし・・・。
「とりあえず、あそこに見える村に入ろう!なっ!晋!」
晋はがくがくと震えながらも肯定してくれた。・・・あの時は俺より晋の方が被害が酷かったな・・・。
俺達が向かって行った村には・・・門番がいた。
「何者だ!貴様ら!」
・・・そういえば今までこういう事が無かったのが不思議だ・・・。服も現代の人が着てるようなものだし・・・。
「怪しいものではありません。休む場所が欲しいのです。」
正気を取り戻した晋が事情を説明した。しかしそれは無駄だった。
「この村はよそ者は入れん。諦めるんだな。」
冷たく突っぱねられてしまった。まぁ、当然っちゃ当然だな。
「そこを何とかお願いします!」
「よそ者は信じられん。帰れ。それに・・・その武器・・・何かする可能性もあり得る。入れる訳にはいかない。」
気がつけば全員が武器を持っている。しかも俺のは長刀だからどうしようもない。
「・・・・・・いい。入れてやりなさい。その者達が何かするとは私には思えないのです。」
門番の後ろから顔を出したのは60歳前後の老人。大方村長といったところだろうか。
「しかし・・・。・・・分かりました。特別に村に入るのを許可する。こっちに来なさい。」
57
:
kalro
:2011/08/04(木) 21:47:09 HOST:nttkyo204250.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
何とか、村に入る事を許してもらえた。だけど・・・。
(あの人達だれかしら?怪しいわねぇ・・・。)
(よそ者か!?信用ならんぞ!)
・・・周囲の人の目線が痛い。それにヒソヒソ話まで聞こえる。
マンガやゲームでは過度によそ者を嫌う村や町があったが・・・まさかリアルに体験するなんて思っていた。
「・・・今はしょうがない。取り敢えず休ませてもらえばいいだろう。玲菜が起きたらすぐに出よう。」
晋は小声でそう言ってきた。いつも冷静な晋が少し動揺してるような気がした。
そして俺達が案内された場所はというと・・・
「ここだ。用が無い時以外、外に出ないように。少しでもおかしな真似をしたら・・・分かっていますね?」
案内してくれた門番は脅すように俺達に忠告してきた。
「分かりました。案内していただきありがとうございました。」
亮が丁寧にお礼を言うとその門番は出て行った。
しかし・・・、文句は言えない柄だがここは本当に部屋か?すごく散らかっている。
かろうじて休むスペースはあるものの、お世辞にも快適とは言えない。
「・・・何であんなによそ者を嫌っているんだろう・・・?」
確かに・・・あそこまで嫌うという事は・・・過去に何かあったのだろうか?
「僕が理由を教えてあげようかい?」
!?誰!?俺は声のした方向を向いてみた。
そこには10歳前後の少年がいつの間に晋の横に座っていた。
「き、君は・・・?」
晋が隣にいる少年に気づいたようだ。晋は心底びっくりしている。
「僕?僕は弥太郎(やたろう)。この村でただ一人の子供さ!」
58
:
kalro
:2011/08/05(金) 13:09:43 HOST:nttkyo204250.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
「この村でただ一人!?何で他の子どもはいないんだい?」
確かにここに来る途中、子どもは一度も見なかった。あの時は俺達が来たから隠れていただけと思っていたが・・・。
「その理由はね、この村がよそ者を嫌っている事につながるんだ。」
その言葉を聞いた瞬間、晋は考え込むように口元にてを置いた。
「・・・ということは・・・。まさか・・・!!」
晋は何かに気づいたようで弥太郎君に耳打ちしていた。ものすごく言うのを嫌そうにしながら。
「・・・うん。そのまさかさ。この村は・・・一年前・・・よそから来た者に村を襲われた。その当時村は今とは想像つかないほどボロボロだったよ・・・。」
・・・なるほど・・・。理由は分かったが何て嫌な話だ。だけど話している弥太郎君が一番辛いだろう・・・。
「そして・・・その時に僕以外の子どもは全員・・・殺された・・・。この村の人々はもう子どもを失う苦しさを味わいたくないから、それ以降誰も子どもを産もうとしないんだ。・・・これがこの村がよそ者を嫌うのと子どもがいない理由さ。」
そう話している弥太郎君は今にも泣きだしそうだった。辛い過去を思いだたせてしまったようだ・・・。
「・・・辛かったなぁ、弥太郎君・・・。辛いけど頑張ってるんだなぁ・・・。偉いよ・・・。君は。」
隣では亮が大粒の涙を流していた。
「私も・・・家族を・・・事故で亡くしているんだ・・・。だから・・・君の気持ち痛いほど分かるよ・・・。」
ッ!?亮も両親、兄弟がいない!?初耳だ・・・。晋の隣の弥太郎君も泣いている。
「ありがとう。・・お兄ちゃん・・・?」
弥太郎君は亮にお礼を言ってくれた。最後に疑問詞をつけて。
「・・・私は女だぞ・・・。弥太郎君。」
・・・何かグダグダになったような気がする。感動的だったのに・・・。
59
:
kalro
:2011/08/05(金) 16:16:13 HOST:nttkyo204250.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
ただ・・・それでも・・・亮も辛い過去を背負っていることが分かった。俺達が支えてやらないとな!
「でも・・・僕はこの村の人たちだけじゃなくて、他の国の人や民族の人とも仲良くなってみたいんだ!僕達を襲った人達は許せないけど・・・亮さん達はその人達とは違う!それを皆に分かってもらいたいんだ・・・。」
「弥太郎君・・・。」
俺達は何も言えなかった。だって・・・俺達だって人を殺した事があるのだから・・・。それが正当防衛だとしても。
「・・太・・郎!・・・弥・・。」
外では慌ただしく、誰かを捜しているような声が聞こえてきた。
「・・・弥太郎!!!・・・こんなところに・・・。・・・貴様らか?ここへ連れ込んだのは?」
さっきの門番が入ってきた。どうやら俺達が弥太郎君をここに連れてきたと思っているらしい。
「ちょっと待ってください!!俺達は「許さんぞ!!!貴様ら!!」
ダメだ!話を聞いてくれる雰囲気じゃない!!弥太郎君は!?
「弥太郎はこっちに来なさい!奴らにやられたんだな!?泣かされたんだな!?」
くそっ!!弥太郎君がさっき泣いたのが仇になったか!!どうする!?
「龍也・・・今は堪えろ。ここで手を出したら・・・弥太郎が悲しむ・・・。奴らは弥太郎の話を聞いてはくれないだろう。よそ者は信用ならないと決めつけやがって!!!」
晋は悔しそうに唇を噛んでそう言ってきた。ここで敵意を見せたらもっと立場が悪くなるか・・・。
「ここは大人しく従った方がいいな。だが・・・多分このままだと明日には殺されるかもしれん。」
それほど村人は殺気だっている。やっぱりよそ者はダメだ、ダメだというような目つきで。
「こいつらを牢屋にぶち込んでけ!!絶対に出すな!」
そして俺達は成す術もなく捕まってしまった。暗い牢屋の中に・・・。
60
:
kalro
:2011/08/05(金) 20:33:54 HOST:nttkyo204250.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
玲菜が起きた。だがここは・・・
「う〜ん。何かたっぷり寝てたような・・・?ってここどこ!?」
牢屋にいた。それも真っ暗な。そして全員の手と足は縛られていた。
「玲菜・・・。起きたか。話すと長くなるんだが・・・。」
俺達はことの全てを玲菜に話した。何故ここにいるのか、どうしてこうなったのか。
「・・・・????」
うん。全然理解してないね。まぁいいだろう。
「脱出するのは簡単だ。武器は取られちまったが、俺には?の種がある。ロープぐらい簡単に焼き切れるだろう。だけど・・・。」
そうだ。脱走なんてしたら弥太郎君を裏切る事になる。あれだけ俺達を信用してくれたんだ。裏切る事なんて・・・。
だけどここにずっといたら・・・。
「くそっ!!私は悔しい!!村をめちゃくちゃにした奴らと一緒にしやがって!!」
亮はもうブチ切れ寸前だった。でもここでキレたらそれこそ終わりだ!
「亮!怒る気持ちも分かる!だけど冷静になれ!飛鳥時代でも言っただろう!」
何とか俺達も村も無事で脱出する方法は無いか・・・?こんな時に風神がいてくれたら・・・!!!
[呼んだか?龍也?]
あれ?風神?何で?
[口で会話してる訳じゃないんだ。別に遠くにいても心に話しかけてるから問題は無い。]
じゃあ・・・何か言い手はないかな?多分俺達の話も全部聞いてたんだろ?
[・・・お前は二兎追って二兎しとめる気か!?・・・まぁいいだろう。1つだけあるぜ。]
マジか!?時間が無いんだ!早く教えてくれ!
[・・・ふん。言っとくがお前ら運がいいだけだからな・・・。明日また賊が攻めてくる。これは確実だ。これを利用するんだ。]
・・・・・・・・・・・どうやって?
[お前、前から思ってたけど本物のバカだな。昨日・・・いや今日か。お前らがこの村に行く途中見たんだよ。話合ってる賊共をな。その内容まで俺に筒抜けだ。仮にも俺は風「神」だからな。]
[それをお前らが阻止すればいいのさ!そうすれば村人にも認めてもらえるんじゃないか?]
ああ、そういう事か。先に言ってくれよ・・・。
[はぁ〜。]
風神は呆れたように溜息をついていた。
61
:
kalro
:2011/08/08(月) 16:30:34 HOST:nttkyo204250.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
(じゃあ、それとなく切り出してみるよ。風神とか言っちゃまずいだろ?)
[当然だ。今はな。いずれ話す時が来る。]
俺は風神から聞いた事を少し事実を捻じ曲げ皆に話した。俺には確信があると。
「・・・成程。確かに俺も見たような気がするな・・・。でも・・・どうして聞こえたんだ?結構遠かったような・・・?」
うっ!!さすが晋!どうしようか・・・。いい言い訳は・・・ないか・・・。
「まぁ、晋。今はそんな事いいだろう?問題は武器をどう奪うかだと思うのだが・・・。」
・・・亮は本当にいい奴だ・・・。事情は知らないだろうけど俺が動揺してるのが分かったようだ。本当に空気が読めるやつだなぁ・・・。
亮はこっちを「後で理由を聞かせてくれ。」というような目で見ていた。まずいな・・・。
「玲菜の眠りの魔法は・・・ダメか。また玲菜が寝ちまう。どうしたもんか・・・。」
「えへへ。役に立てそうに無いね・・・。」
まぁしょうがないだろう。さっき起きたばっかだし・・・。
「それによく考えたらマジカルナイフ無いだろう?やっぱり晋の能力しか無いと思うぞ?」
「俺の?何かいいの無かったかな?・・・ロープ焼き斬るぐらいしか・・・。」
「それで十分だよ。取り敢えず皆のを焼き斬ってもらおう。」
俺達は晋にロープを焼き切ってもらった。・・・想像以上に熱かった・・・。
脱走はまずい・・・。そして武器も無い。どうしたもんか・・・。
「武器は明日だ。明日多分外に出されると・・・思う。」
晋にしては珍しく弱気な発言だ。それほどきつい状況下に立たされている。
[その考えであっているぞ。まぁ外と言われても処刑の為だが。まぁ問題は無いだろう。]
処刑・・・嫌な響きだな・・・。・・・絶対に明日は成功させてやる!!!信用してもらうためにも!!
62
:
レイ@ヴァルガ
:2011/08/09(火) 21:00:13 HOST:59-166-118-35.rev.home.ne.jp
読みましたよ「文豪」さん!
いや〜とっても面白いです。
上から物は言えないのですがww
63
:
kalro
:2011/08/10(水) 12:31:49 HOST:nttkyo204250.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
レイ@ヴァルガさん
コメントありがとうございます。面白いと言っていただき幸いです。
で、結局「文豪」ですか・・・(笑)光栄です。
因みに僕の友達が「係争の異能者(アビリター)」というのを書いていまして、ぜひそちらも読んでいただけると嬉しいです。
これからも頑張りますのでぜひ見てください。
64
:
ライナー
:2011/08/11(木) 13:45:32 HOST:as01-ppp15.osaka.sannet.ne.jp
・・・・・kalro君、有難う(笑)
雑談掲示板をここので作っときました。5ヶ月前のと同じ感覚で出来ればと思っております。
んじゃ、参加お待ちしてます!
65
:
ライナー
:2011/08/11(木) 18:37:47 HOST:as01-ppp6.osaka.sannet.ne.jp
掲示板の話ですが、スレのcommentの部分に本文、あとkeyの部分にコメント消去用のパスワード。
それと、文字カラーはお好みに。全部決まったらresをクリック!・・・・だったはず^^;
66
:
kalro
:2011/08/12(金) 21:09:29 HOST:nttkyo204250.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
「・・・行こう。」
考えていても仕方ないという事で俺達は寝てしまった。そして・・今は朝である。
外はにわかに騒ぎ始めていた。・・・賊が来たようだ。
「ヒャハハハハハ!村を襲うのは最高だぜ!!」
・・・典型的な悪者のセリフ。こういうのは本当に許せない!!
「風神・・・。頼むぜ・・・。絶対に俺は奴らを許さない!!」
[ああ。お前がそう言うんなら付き合ってやろう。そして・・・新しい技もある。]
俺の手には既に長刀が握られていた。どうしても持つ手に力が入る。
「行くぜ!!」
晋の掛け声で俺達は牢屋の外へと飛びだした。神の風で壁を吹き飛ばして。
「き、貴様ら!何故外に!?縛っておいたはずなのに!?」
「今はそんな事どうでもいいでしょう!今は村を救うのが最優先です!俺達に任せてください!」
その晋の言葉で村人は驚きを隠せないようだ。8割が戸惑ったように、2割が俺達に疑いの視線を向けて。
「・・・信用できるか!!お前らも村を襲う気だろう!!」
「なら・・・信用してもらうしか無いようですね!!!行くぞ!!龍也!亮!玲菜!」
「「「おう!!(うん!!)」」」
賊は・・・思ったより多いな。10・・・いや15人と言ったところか。
「・・・何だ。ガキか。ガキは家に帰りな!相手になんねーよ!!」
・・・冷静に。相手の言葉に乗るな!戦いはいつも冷静に!!俺達の合言葉だ。
「・・・神嵐。」
俺はうるさくほざく賊にそれだけ告げて長刀を振りおろした。
「うぉぉ!!!何だこれは!!」
その「嵐」は15人の内6人を飲み込み斬り刻んだ。
「龍也。無理するな。今ので大分細胞使っただろう。俺達に任せておけ。」
「ああ。任せたぜ皆・・・。」
俺は「神嵐」により身体の35%の細胞を使った。まだ戦えるが・・・無理して気を失ったら元も子もない。
俺の役目はここまでだ・・・。後は・・・心配する必要もないだろう。
皆を信じている。それだけで充分だった。
67
:
kalro
:2011/08/12(金) 21:55:54 HOST:nttkyo204250.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
「・・・で?お前らどうする?逃げるんなら今のうちだぞ?」
晋は既に攻撃の姿勢を構え、口ではそう言っておきながらも、もう逃がさない雰囲気だった。
「くっ!!てめぇらふざけんじゃねぇぞ!!!ぶち殺してやる!!」
もう賊は激昂していた。ガキにここまで言われたのが本当に頭にきているようだ。
「もういいか?さっきはああ言ったが俺達はもう・・・お前らを許す気は・・・無い。諦めろ。」
晋は手を前に構え・・・
「雷撃。」
晋の手から無数の雷。敵を焼きつくす雷。
「・・・私の出番は無さそうだな。」
亮がそう呟いた。少し不満そうだった。
「・・・私・・・出番無し?ちょっと寂しい・・・。」
玲菜も悲しげだった。いや・・・玲菜にはやってもらう事がある。
「玲菜。お前は怪我人の手当てをしてやれ。頼りにしてるぜ!」
俺がそう言うと、玲菜は嬉しそう顔になり村人の元へ駆けて行った。
「亮。・・・お前は弥太郎君の所に行ってやりな。なっ!」
言い終わるよりも前に亮は弥太郎君の所にダッシュで行った。
一応・・・これで一件落着・・・かな?まだ村人からの誤解が解けていないが。
68
:
kalro
:2011/08/13(土) 16:15:47 HOST:nttkyo204250.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
「あれ・・・?片付いたと思ったが・・・まだ残っていたか。」
一件落着と思われたが一人晋の雷を避けたようだ。あの晋の雷を避けるとは・・・手強そうだな。
「まだ・・・終わってねぇぞ。リーダーがやられてたまるか!」
そしてそのリーダーは・・・弥太郎君へ・・・矢を放った。
「まずい!避けろ!!」
しかしもう矢は弥太郎君に迫っていた。・・・いや大丈夫だ。・・・亮がいる。
亮は飛んでくる矢をオロチの槍で打ち落とした。そして鬼のような形相を賊のリーダーへと向けた。
「貴様・・・。楽に死ねると思うなよ・・・!!」
亮はキレていた。しかし・・・言葉遣いが乱れていない。心は冷静なようだ。
・・・勝負は一瞬だった。亮の圧勝だった。亮の一撃は相手の腕を吹き飛ばした。
もう賊のリーダーに戦意は無い。尻もちをついて震えている。腕から途切れなく流れる血は亮の怒りのように思えた。
「戦意の無い奴に手出しは無用だ。亮。どうせ奴は死ぬ。」
とどめを刺そうとした亮を晋が止めた。だが亮は止まりそうにない。
「・・・晋。こいつだけは許さん。放してくれ。」
亮は晋の腕を振り払い、足を進めた。怒りのオーラを纏いながら。
「もういいよ!お姉ちゃん!」
弥太郎君が亮を止めに入った。目に涙をいっぱい溜めている。
「弥・・・太郎・・君。何故だ!こいつは君の命を狙ったんだぞ!!許せないだろ!!」
「そういうことじゃないんだ・・・。お姉ちゃん達は・・・この人達と同じになっちゃダメだよ・・・。お願い・・。」
「ッ!!・・・そうか。俺達は弥太郎君をもう悲しませないと言ったじゃないか・・・。すまない・・・。」
亮は思いとどまってくれた。弥太郎君のおかげで。
「・・・で?リーダーさん?これ以上何かするつもりなら・・・分かっているよね?」
晋は顔は笑っているのに・・・寒気がした。
「・・・もう村には手を出さん。だから許してくれ!何でもする!!」
「もう・・・手遅れなんだよ・・・。お前のした事は絶対に許されない。そして決めるのは・・・俺達じゃない。ですよね?村人のみなさん。」
隠れていた村人が全員出てきた。何か複雑そうな顔をして。
69
:
kalro
:2011/08/14(日) 13:39:29 HOST:nttkyo204250.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
やがて村長が神妙な顔をして賊に近づいた。
「・・・君は・・・、自分が何をしてきたか分かってるかね?私達は1年前の事で深い心の傷を負った。そのことを君は理解してるかね?」
「・・・・・・・・・・」
賊は無言だった。たとえ賊が心を改めても・・・帰って来ない人がいる・・・。
「君の罪は許されるものではない。そして消えもしない。私達は君を一生許せないだろう。」
「・・・本当にすまなかった・・・。俺は・・・もう生きていけない。そして・・・いずれ死ぬ。」
そう言った賊の血はいまだに止まっていなかった。顔色も・・・真っ白だった。
「いや・・・君を死なすわけにはいかない。旅人さん。この人の血を止める事はできますか?」
「なっ!?何故だ!?許せないんじゃなかったのか!?」
「だからこそ・・・生きてもらわなきゃ困る。君の罪は死で償えるものではない。生きて、少しでも、ちょっとでも償ってくれ。」
その時もう、玲菜は止血に入っていた。さすがに腕を生やす事は出来ないようだ。
「・・・・・・・・はい・・・。」
「おじさん。これ。」
弥太郎君が賊に布を渡していた。賊は泣いていた。
「うう・・・。本当に・・・申し訳無かった・・・。うう・・・。」
そうだ。許されないけど少しでも償う事はできる。
「・・・・・君達。牢屋に閉じ込めたりして悪かった。そして・・・ありがとう。君達は気づかせてくれた。悪い人ばかりでは無いと・・・。」
俺達は4人で笑いあった。何よりも村を救えたのがうれしかった。
「あの人・・・改心するといいですね。・・・僕達はもう行きます。弥太郎君によろしくお願いします・・・。」
「待ってくれ!何かお礼を!」
「お礼?・・・もう貰いましたよ。ほら。見えるでしょう?」
晋が指指した方向には・・・村人たちの笑顔が。そして・・・弥太郎君の無邪気な笑顔が。
「あれで充分ですよ。・・・ではさよなら。」
俺達はそうして村を後にした。後ろからの村人からの声がよく耳に残った。
70
:
ライナー
:2011/08/17(水) 08:59:38 HOST:222-151-086-008.jp.fiberbit.net
読みましたぜ〜(言われたとおり)^^;
アドバイスの方を少し、風神との会話の部分ですが、吹き出しとナレーションの差がほとんどないです。
吹き出しは主に言っていること、ナレーションは思っていることと分けたらどうでしょう?主人公がナレーションをしているのでそれが一番良いと思われます。
あと今更な事ですが、人物の視点を変えていますよね?実は読んでいる方には誰の話をしているのか分からなくなります。ですので、1VS1のバトルシーンや登場人物の番外以外は主人公一人に視点を合わせた方が良いでしょう。
それでも人物の心境を伝えたい場合は、主人公が見てどんな様子なのか、主人公から見てどんな風に思っていそうなのかを書きましょう。
結構色々言いましたが、お気を悪くされたら済みませんm(_ _)m
文章力なんて後から付いてくるもんです(自分曰く)内容面白いので良いと思いますよ!(弥太郎泣けたww)
71
:
ライナー
:2011/08/17(水) 14:15:13 HOST:222-151-086-008.jp.fiberbit.net
こちらこそアドバイス有り難う!
結構、漫画みたいに台詞多いと思ってたんだよね〜。
んじゃ、台詞を情景っぽくアレンジしてみますか!
ではではwww
72
:
kalro
:2011/08/21(日) 18:02:15 HOST:nttkyo204250.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
村を出てから早5時間。俺達はというと・・・
「あはは〜・・・。道間違えたかな〜・・・。」
迷っていた。それも右も左も同じ景色の森に。携帯にきた地図を頼りにしていたのに何故迷う!?
「・・・・玲菜に先導させたの間違えだったか・・・。」
晋は困ったように頭を掻いた。いつもは晋が先導をしているのだが今回は玲菜が「私、やりたい!!」など言ったので玲菜にやらせていた。
玲菜は昔から極度の方向音痴だった。一緒に行動していて玲菜に先導させるとロクな目にはあわなかった。
なのに・・・
(おい!晋!何で玲菜に任せたんだ!無理にでも断れば良かっただろう!)
(それが・・・方向音痴って事忘れてた・・・。しばらく歩いてから気が付いたんだ。今更変わってくれなんて言えないだろ・・・。)
(・・・諦めるか。もうこうなった以上どうしようもない。どうせもう帰り道も分からないしな・・・。)
小声で話していた為玲菜と亮には聞こえていないようだ。俺達が話をしている間にも玲菜はどんどん歩を進めている。
因みに次のミッションは【幕府討伐】とメールが来ていた。・・・規模がでかすぎるだろ・・・。
「それにしても・・・こんな調子で鎌倉に行けるのか?地図じゃ森を抜けたら鎌倉なんだけど・・・現在位置も既に分からん。」
森というのは本当に恐ろしい。今の状況で森を抜けるのは至難の業だろう。
「・・・休憩しようか・・・。」
+俺達は疲れ果てていた・・・・。不安だ・・・!物凄く不安だ!!
73
:
kalro
:2011/08/28(日) 20:32:07 HOST:nttkyo117053.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
「それにしてもさ、俺達本当に1つの村を救ったんだな・・・。」
村は救われ、よそ者嫌いも少し解消され一件落着であった。
「ああ。だが俺達の最終目標は・・・未来の世界を救う事だ。ただ今回の件はいい経験になったな。」
村を救った事により一番うれしそうにしていたのは亮だった。村を出た後もしばらくは泣いていた。
今も少し元気が無い。弥太郎君を昔の自分に重ねていたようだ。
「・・・そろそろ行こう。皆歩けるな?」
気が付くと休憩を始めてから早30分。皆そこそこ体力回復したはずだ。
「はぁ〜。何とか今日中には森を抜けないとな・・・。」
「えへへ・・・。ごめん・・・。」
まぁこうなってしまった以上玲菜を咎めても仕様がない。反省もしてるようだし。
歩き始めて2時間。俺達は未だに森を抜けられていなかった。そしてもっと悲惨な事に・・・
「暗くなってきちまったな・・・。」
日は西に傾き始め、空は青から橙色へ。夜になってしまうと光が届きにくい森の中を進む事は困難となってしまう。
もちろん俺達はライトの類などは持ち合わせていない。
「・・・龍也、亮、玲菜。手頃な木の棒、見つけたら言ってくれ。」
「木の棒?何に使うつもりだ?」
頭の悪い俺には何に使うか分からない。・・・玲菜と亮は分かっているようだ。
・・・俺って主人公だよな?この中で一番使えないのって俺なんじゃないか?毎日疑問に思っている。
「簡易松明を作るんだよ。俺の能力があれば雷で木に火をつける事が出来るだろ?4本あれば1人1本持てるだろ?」
「おお!成程!さすが晋だな!頼りになるぜ!」
本当に晋は何でもできる奴だな・・・。幼馴染として不釣り合いじゃないか?
74
:
kalro
:2011/09/06(火) 21:03:45 HOST:nttkyo117053.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
「んじゃ、行くぞ!今日中に森を抜けなくちゃな。」
松明のおかげで暗い森の中をしっかり歩く事ができた。松明が無かったらその場で身動きがとれていなかっただろう。
「・・・・私はこういう雰囲気がすごく苦手なのだが・・・。霊とか本当にダメだ・・・。」
俺もあまり大丈夫な方では無い。霊感も0と言っていいだろう。
晋はそういうの信じて無さそうだな。玲菜は・・・興味深々だろう。
「おっ、あそこに何かあるぞ・・・。あれは・・・看板か・・・?」
晋が指指した方向には何が書いてあるかは分からないが、板のようなものがあった。
もしかしたら・・・打開策か!?未だに森を抜けられる手立てを得られていない俺達には好都合だな。
「・・・これは・・・!!!・・・どうやら迷ったのは玲菜ちゃんの所為では無いようだな・・・。」
亮が松明で照らした看板にはこう書いてあった。
【迷いの森へようこそ!】
・・・・破壊してやろうかと思った。晋なんて既に左門寺を構えていた。
「待って!裏に何か書いてあるよ!」
!今度こそ打開策か!?成程・・・表はフェイクか・・・。どれどれ・・・
【アドバイス・・・・・・頑張って!!(笑)】
「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」
全員で粉々にしてやった。玲菜でさえもマジカルナイフで斬っていた。・・・斬れるんだな。
「はぁ、はぁ、・・・無駄に体力使っちまった・・・。俺とした事がつい・・・。」
さっき休憩したばかりなのにまた疲れてしまった。こっから歩くのは困難だな・・・。
75
:
とよに
:2011/09/07(水) 13:52:25 HOST:bc31.ed.home.ne.jp
指指したって何事ですか!?
ユーモアセンスですか?ww
76
:
kalro
:2011/09/09(金) 14:45:39 HOST:bc31.ed.home.ne.jp
ご指摘ありがとうございます。
指差したが、指指したになってました。
因みにユーモアセンスです!(おいww)
これからもよろしくお願いします^^
77
:
kalro
:2011/09/09(金) 21:08:23 HOST:nttkyo117053.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
「さて・・・疲れてる身体にに鞭打って先に進むとするか・・。皆、大丈夫か?」
正直もう歩きたくは無いがそうは言ってられない。早めに森を抜けないと、それだけミッションをする時間が減る。そうなると効率が悪くなるのでできれば避けたい所だ。
「・・・行こう!一分でも速く抜けだすんだ!」
とは言うものの・・・どうやったらこの森を攻略できるのか分からない。ヒントすら無いので謎を解くのは困難だろう。
そして・・・進んでも、進んでも元の場所に戻ってきてしまう。右を進んでも、左でも、前でもだ。
「くそっ・・・。こうなったら・・・押してもダメなら引いてみる!もと来た道を戻ってみるか。」
できる事ならそうしたい。だが・・・現実はそう甘くは無い。
「晋。無理だよ・・・。来た道が無くなってる。どうやら、俺達が通った後すぐに消えたみたいだ。」
後ろを振り返ってみても、あるのはたくさんの木々だけ。既に人が通れる道は無くなっている。・・・これが迷いの森と呼ばれる所以だろう。
「・・・万事休すか・・・。」
晋が悔しそうに下唇を噛んでいる。今までで一番悔しそうな顔をしていた。
「・・・!一瞬何かの気配を感じた・・・。今は消えたようだが・・・。」
亮が周りを見渡しているが、何も見当たらない。
俺は何気無く晋の方を見てみた。・・・・!!!
「晋!!伏せろ!!」
晋の後ろには・・・鉄板ぐらいは簡単に引き裂きそうな爪を持った・・・、3m級の熊がいた。
「!?・・・危ねぇ!!当たってたら即死だったぞ!!」
晋は間一髪よけたようだ。しかし熊はもう一度晋に向けて鋭い爪を振りおろした。
「・・・左門寺じゃなかったら死んでたな・・・。恐ろしい威力だ・・・。」
晋は左門寺でガードをしていた。絶対に折れず、刃こぼれしない左門寺だから受け止められたのだろう。普通の刀だったらバラバラになっていた。
無論、俺の長刀と亮の槍も例外ではない。という事は狙われたのが晋では無かったら・・・。
「オォォォォォォォォォォォ!!!!」
「分が悪い!逃げるぞ!!」
俺達は一目散に駆けだした。・・・しかし、一匹も化け物は俺達への追撃の手を緩める事は無かった。
78
:
kalro
:2011/09/09(金) 21:11:18 HOST:nttkyo117053.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
度々申し訳ございません!!
>>77
の最後の行の「一匹の」が「一匹も」になってました!
これからはもっと誤字脱字に気をつけます・・・;;
79
:
kalro
:2011/09/10(土) 13:02:09 HOST:nttkyo288153.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
「このままじゃ埒があかねぇ!攻撃するぞ!雷撃!」
晋の手から雷が放出された。さすがにでかい熊であろうとも・・雷には耐えられない!
「・・グ・・グギャァァ!!!オォォォォォォ!!!」
と思っていたが、倒れるどころが怒り狂っている。
「本物の化け物かよ!?結構フルパワーでやったはずだぞ!」
晋の雷も効かない。風も無駄だろう。となれば・・・
「やっぱ逃げるしか無いか・・・!!全力で走るぞ!!」
森の中を全力で走りぬける。だが・・・熊のスピードに人間はかなわない。どんどん距離は詰められていた。
既に熊は俺達の後ろ数メートルまで迫っていた。一番後ろには・・・
「俺かよぉぉ!!やべぇ!!」
少しでも手を抜くと、爪の餌食になってしまう。本当にマズイぞ・・・。
「龍也!危ねぇ!」
熊の一撃をギリギリでかわす。だが一度よけても追撃が来る。ちくしょう!!
(・・・待て。)
そんな時どこからかそんな声が聞こえてきた。しかし声の主は分からない。
「・・・・?熊の動きが止まった・・?」
熊は小刻みに震えて・・・まるで何かに脅えているような・・・?
「・・オォ・・・。」
そして熊は進行方向とは逆に走り去ってしまった。
それにしても・・・あの声には感謝しなければならない。無かったら確実に殺られていた。
しかし周りを見渡しても俺達以外に人はいない。それどころか生物の気配すら感じられない。
「・・・大丈夫・・・ですか・・・?」
ふと前に視線を移すと、前に半透明の女性がいた。
「ッ!?・・・き、君は・・・?」
俺は反射的にその人の事を尋ねていた。未だに心臓がバクバクしている。
80
:
デビ夫人
:2011/09/22(木) 15:26:23 HOST:bc31.ed.home.ne.jp
正直センスねーよwww
早く打ち切れwww
81
:
しーくん
:2011/09/22(木) 16:26:48 HOST:bc31.ed.home.ne.jp
「このままじゃ埒があかねぇ!攻撃するぞ!雷撃!」wwwwww
「・・グ・・グギャァァ!!!オォォォォォォ!!!」wwwwww
82
:
北澤清史
:2011/09/22(木) 16:33:36 HOST:bc31.ed.home.ne.jp
とても面白いと思いました。wwwww
83
:
北澤清史
:2011/09/22(木) 16:34:03 HOST:bc31.ed.home.ne.jp
んなこというと思ったかばかやろう!
84
:
那由多
:2011/09/22(木) 16:35:59 HOST:bc31.ed.home.ne.jp
好きです。
85
:
小池亮
:2011/09/22(木) 16:38:03 HOST:bc31.ed.home.ne.jp
自分的には いい作品だと思いますよ
86
:
kalro
:2011/09/22(木) 17:26:27 HOST:nttkyo288153.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
しかしその女性は無言だった。何も言わずにただまっすぐ俺達を見つめていた。
「と、とにかく君が助けてくれたんだよね?」
「・・・・・・(コク)。」
その女性は無言で肯定の意を示した。それにしても・・・無口な人?だ。
「そうか。ありがとう。でもどうして見ず知らずの俺達を助けてくれたんだ?」
俺が問いかけた後、女性は少し思案顔になっていた。そして少し間を開けて答えてくれた。
「・・・気づいたら・・・声を発して・・・いました。・・・だから・・・理由は・・・分かりません・・・。」
今時こんなにも心の綺麗な人は稀だろう。理由は無い・・・か。体が勝手に俺達を助けていたということか。
晋や玲菜、亮も理由が無かった事に驚いている。特に亮はビビりながら驚いている。因みに亮はずっと俺の後ろに隠れている。
「そうか!俺は龍也!改めて礼を言わせてくれ。ほんとにありがとう!」
「俺は晋。助けてくれて感謝する。」
「玲菜だよ!ありがとね!」
「あ、亮。・・あり・・・がと。」
各々彼女に礼を言う。しかしそれを聞いた彼女はますます思案顔になった。
そして何度か俺達の顔を見て、とてもうれしそうな顔をした。
「・・・やっと・・・見つけました・・・。貴方達を・・・ずっと・・・待っていました。」
俺達を待っていた?こんな森の中で?一体何故だ?
「・・・私は・・・通常ありえないはずの・・・5人目の戦士・・・。・・・そして貴方達と・・・同じ運命を背負いし者・・・。」
同じ運命・・・だと!?そして5人目の戦士!?未来を救うために選ばれた戦士なのか?
87
:
KIKKOMAN
:2011/09/22(木) 20:51:53 HOST:pw126200176114.44.tik.panda-world.ne.jp
君の小説の才能にマジで驚愕!!
スタードラフトに出てみて下さい!!
こんな小説を書ける人の顔がみてみたい!!
88
:
kalro
:2011/09/23(金) 12:34:10 HOST:nttkyo288153.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
>>KIKKOMANさん
コメントありがとうございます!
スタードラフトですか・・僕には荷が重いですね(笑)
この小説を読んでいただき本当にありがとうございます^^
これからも頑張っていきますので応援よろしくおねがいします!!
89
:
KIKKOMAN
:2011/09/23(金) 13:27:08 HOST:pw126198014032.42.tik.panda-world.ne.jp
続き楽しみにしています!!
90
:
kalro
:2011/09/23(金) 18:50:23 HOST:nttkyo288153.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
「・・・ついに・・・使命を・・・果たせます・・・。・・・2年・・・待った甲斐が・・・ありました・・。」
2年間俺達を待っていたのか!?こんな森の中で人間は生活できるのか!?
そこで俺は気づいた。確かに人ならば無理だ。そう・・・生きた人間なら。身体に生命を宿し、食事、睡眠を必要とする生物なら。
「も、もしかして・・・君は・・・既に・・・。」
俺はその先の言葉を言う事ができなかった。目の前の彼女がとても悲しい顔をしたからだ。
「・・・察しの通りです。・・・私は・・・2年前・・・この森で・・・殺されました。・・・今は実体の無い・・・幽霊です・・・。」
そう言った彼女はまるで殺された時の事を思い出したかのように、苦悶の表情を浮かべた。そして泣きそうだった。
「・・・ごめん。辛い事を思い出させて・・・。」
俺はこの人の悲しい顔をもう見ていたく無かった。元気を出して欲しいと思った。
「・・・大丈夫・・・です。・・・龍也さんは・・・悪くありません。・・・それに・・・もう仲間なんですから。」
「・・そうか・・・。そうだよな。よろしく!・・・えっと・・・名前は・・・?」
彼女も同じ運命を背負いし者。仲間なのは当然。そしてもう俺達の友達。幽霊とか関係ない。
「・・・!・・そうでした。・・・私は・・・大久保月(あかり)。・・・よろしく・・・お願い・・・します。」
・・・・・・・・?大久保?あれ?大久保って・・・?
「・・・まさか・・・そんな訳・・・。姉上!?何故ここに!?」
「「「・・・・・・・・・・・・・・・え?」」」
その言葉に俺達は思わず疑問の声をあげてしまった。
91
:
KIKKOMAN
:2011/09/23(金) 20:48:44 HOST:pw126195164071.109.tss.panda-world.ne.jp
新展開きましたね!!
「まさかの人物登場」ヤバイです。
この先の展開が楽しみでしょうがない!!
姉上が誰に、何故殺されたのか、
自分が思いつくだけでも展開の量が多すぎる!
そして
亮が姉のことを「姉上」と呼んでいたとわ
軽く吹き出しましたwww
kalroさんドンドン更新しちゃって下さい(笑)
楽しみにしてます!!
92
:
ライナー
:2011/10/06(木) 22:43:19 HOST:222-151-086-004.jp.fiberbit.net
コメントしに来ました、ライナーです^^
かなり久しぶりのコメントになると思いますが、更新楽しみにしております!
ここからの展開、ラフでは見せて貰いましたが、アレンジを期待して待っております^^
ではではwww
93
:
kalro
:2011/10/15(土) 14:39:38 HOST:nttkyo288153.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
はい、どうも。作者のkalroです。
長らく更新サボっていてすいません。色々忙しかったので;;
ただこれから受験シーズン本番になってくるので更新スピードは遅いです;;
こんな作者ですがこれからも応援していただけると幸いです^^
>>ライナー様
返事遅れてしまい申し訳ございません;;
これからの内容はラフとちょっと違うのであしからず・・。
応援ありがとうございます。暇があったらそっちにも遊びに行きますのでこれからもよろしくです^^
94
:
kalro
:2011/10/15(土) 15:14:30 HOST:nttkyo288153.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
この女性が・・・亮の・・・お姉さん!?いやちょっと待てよ・・・?
確か亮は事故で親兄弟を亡くしているはずだ。一体どういう事だ?
「あ、亮?本当にお前のお姉さんなのか?」
晋が俺の言いたい事を言ってくれた。玲菜もそう思ったらしく、うんうんと頷くポーズをしている。
「・・ああ。私もにわかには信じ難いが、大久保月という名前は私の姉で間違いない・・・はずだ。」
亮も突然の事に動揺を隠せていない。現にまだ最後に表現を濁している。
「でも・・・事故で亡くなったんじゃないのか?確かに月という名前は珍しいが・・・。」
「それは・・・私がお話・・・しましょう・・。亮もまだ知らない事・・です。」
月は全てを話そうと覚悟を決めた顔をしていた。その顔を見て俺達も真剣に月の顔を見つめる。
でも俺達はその覚悟を決めた顔の裏に深い哀しみがあるのをまだ知らなかった。
「あれは2年前の事でした・・・」
※月視点
一体何が起きたのでしょうか?さっきまで乗っていた車は炎上し、人々の悲鳴が聞こえる。
私の家族は一体どこ?お母さんは?お父さんは?・・・亮はどこ?
車から私は遠くに吹き飛ばされたようだ。遠くに煙と野次馬の声が聞こえている。
「子どもの一人に息があるぞ!!まだ助かるかもしれない!」
そんな声が煙のある方向から聞こえてきた。私も早くあっちに行かなくちゃ・・・。
95
:
燐
:2011/11/12(土) 20:04:13 HOST:zaqdb739e91.zaq.ne.jp
半分まで読みました!!!
何かめっちゃ話に飲み込まれていきます!!!
晋は男だったんですね。
女かと思いました・・・;;
ではでは頑張ってください!!!
96
:
kalro
:2011/11/14(月) 17:59:58 HOST:nttkyo288153.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
燐さん
コメントありがとうございます。
晋君もっと男らしくしなきゃですね!
自分はただ今受験シーズン真っただ中なのであまり更新できないと思いますが、
これからもどうぞよろしくお願いします^^
97
:
燐
:2011/11/16(水) 17:56:53 HOST:zaq7a66c1fa.zaq.ne.jp
kalros>>ですね。
リクエストみたいですみません><
そーゆう気全然なかったのに・・・;
何かすみません。
てか、呼びタメおkでしょうか?
98
:
kalro
:2011/11/17(木) 14:32:13 HOST:nttkyo288153.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
燐さん
呼びタメはオッケーですよ^^
こっちはもしかしたら敬語になるかもしれませんが^^;
全然大丈夫ですよ!リクエスト大歓迎です!
時間があったら雑談掲示板の方にも顔を出したいと思います。
その時はどうぞよろしくお願いします^^
99
:
燐
:2011/11/18(金) 19:14:15 HOST:zaq7a66c1fa.zaq.ne.jp
kalro>>良かった良かったw
私も敬語なります!!!
夜はめっちゃなります!!!
了解ですw
100
:
kalro
:2011/11/23(水) 10:33:32 HOST:nttkyo288153.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
「か、身体が・・動かない・・!」
私の身体は指先が少し動く程度の事しかできなかった。
しかも最悪な事に声も、消えそうなか細い声しか出ず、人に気づいてもらうのは困難だった。
「・・!?」
もうダメだ、と諦めた瞬間に私の身体は光に包まれた。
その光はやけに暖かく、気持ちの良い光でした。
次の瞬間、そこはもう事故現場では無く、・・暗い闇のような森の中。
「・・・大久保亮さんですね?」
突然響いてきた謎の声。しかし亮は私の妹の名前。
「・・亮は私の妹です。私は月です。」
「・・え!?」
謎の声は心底驚いたような間抜けな声を出した。
「・・・弱ったなぁ・・・。しかも転送する場所間違えちゃったし・・。転送装置は1年に1回しか使えないし・・。」
「・・あの?私は一体どうなったのですか?ここはどこですか?」
「え?・・あぁ。君は事故で死にかけだったんだよ。本当は君はこっちに来てはいけなかった。来るべきだったのは君の妹。君達双子だろ?
あまりにも顔が似てるから間違えてしまった。」
「・・本当はこの2つとも君の妹が使うはずだったんだけど・・。君には盾。2年後の為に渡しておこう。何とかこの森で生き延びてくれ。」
・・・この人は何を言ってるのでしょうか?私にはさっぱり理解ができません。
謎の声の主はこう続けた。
「2年後、ここに3・・いや4人組の人がやってくる。その人達と共に未来を救う。それが今君に課せられた「使命」だ。身勝手で申し訳ないが頼みました。」
謎の声はそこで途切れた。
その日から私の運命は変わってしまった。
たった一つのミスで。
101
:
kalro
:2011/11/23(水) 10:56:51 HOST:nttkyo288153.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
一体これからどうやって生きていけばいいのか?
この盾でどうしろというのか?
私には全て理解不能だった。いや・・理解したくなかった。
「・・・・・・・・・・・・」
ただ茫然と立ちすくむ事しかできず、目からは自然に涙がこぼれてくる。
これからやってくる絶望の日々を想像したくなかった。
そしてよくよく考えてみれば、この森には食料、寝床、安息の場所・・・必要最低限のものすらなかった。
生きていく事など不可能に近い。
「・・・この世界。おかしな事が多すぎる。君が生きる術は1つ。」
「貴方は・・誰?」
絶望していた私の前に1人の男。暗くて顔はよく見えなかった。
「どちらか選べ。生きるために死ぬか、死ぬために生きるのか。」
そう言って男は1つの種のようなものを取りだした。
「今の君は死ぬために生きるているようなもの。それで本当にいいのか?」
「・・・死にたくない・・です。」
やっとそれだけの言葉を搾りだした。2年後、そのために私は生きていたい。
「ならばこれを飲んで俺に殺されろ。そうするしか道はない。」
男は種と一緒に紙のようなものを渡してきた。
?の種 霊体(ホロウ)
飲んで死ぬことにより霊体化することが可能。食事、睡眠などが一切必要無くなる。
身体は半透明になるが実体は一応ある。そして霊体になった者は死ぬ事はない。
他の種とは違い、細胞は使わないが2度と元に戻る事はできない。
リスクは「永遠の生命」
世界が滅んでも死ぬ事は出来ないので注意。
102
:
ライナー
:2011/11/23(水) 13:33:01 HOST:222-151-086-011.jp.fiberbit.net
久々にコメント失礼します、ライナーです^^
おおっ!
月さんの過去!? 何だかとても続きが気になる……
これでやっと、霊体化した理由が分かりそうだ!
ではではwww
103
:
kalro
:2011/11/26(土) 16:42:14 HOST:nttkyo288153.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
「・・・霊体・・化?それは一体・・・?」
その紙に書かれていた内容は私の想像を絶するものだった。
半信半疑どころか全く信じられない。それほどまでに衝撃的な事が書かれていた。
要するに・・・これを飲んだら一生霊体のまま・・ってこと?
「・・・もう分かっているだろう?このままではどうしようもないと。」
「・・・貴方は一体・・・何者・・?」
「・・・・・俺か?・・簡単に言うならば君達と対極の立場にいる者。それ以上でもそれ以下でもない。」
確か・・・私の立場はさっきの声の主が言うには[未来を救う者]。
この男はその・・・逆?
「なら・・・どうして・・・」
「・・・ぐずぐずするな。俺には時間が無い。もうそろそろ転送が始まってしまう。・・・・早くしろ!!」
そう言われてもすぐ決断できない。当然の事だ。
なにしろ・・・リスクが多すぎる。
「・・・私は・・・」
「・・・・すまん。」
その男はいきなり斬りつけてきた。私の身体を。
飛び散る血。ぼやける視界。遠のく意識。
「・・・・・・どう・・・して・・・」
男は私に種を飲ましてこう言った。
「・・・手荒な真似をして申し訳ない。だが君は生きなきゃならない。」
「俺は必ず君達の前に立ちふさがる。」
「・・・俺は未来を救いたい。それだけは覚えていてくれ。」
その男は闇へと消えていった。
そして私の意識も暗転した。
104
:
kalro
:2011/11/27(日) 16:46:43 HOST:nttkyo288153.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
目を覚ましたのはそれからしばらく経った後の事だった。
暗くて闇のようだった森に少しの太陽の光が差し込み今が夜では無い事が分かる。
「・・・ん・・。・・・生きてる。・・意識がある!!」
驚いた事に私は生きていた。意識もはっきりしていたし、気分もすっきりしている。
だがそれは杞憂だった。
「・・・・・!?」
手が・・・透けてる・・・!?
手だけじゃない・・・。全身が透けている・・・!?
「・・・夢じゃなかったのね・・・。」
私が意識を手放す前に飲まされた謎の種。
あれは・・・本物だった。信じざるを得ない。
「・・・・・・・グスッ・・何で・・・。ねぇ!!誰か!嘘だと言ってよぉ!!!ねぇ!!」
「・・・嘘だと言ってよぉ・・・誰かぁ・・・。私を一人にしないでよぉ・・・。」
その日一日私は泣き通した。眠くもならなかったし、空腹になったりもしなかった。
いっそ死んでしまおうか。なんて思ったりもした。
そうすることもできないのだ。リスク「永遠の生命」によって。
この現実を受け入れられなかった。受け入れたくなかった。
まさに「絶望」だった。
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