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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第五章

7崇月院なゆた ◆POYO/UwNZg:2019/09/24(火) 22:20:12
「はいどうもぉ〜! というわけで、ユメミマホロなんですけれども。
 今日はな、なんと! この生配信に特別ゲストが来てくださってまぁ〜す! ご紹介しましょう!
 地球からいらした『異邦の魔物使い(ブレイブ)』の皆さんで〜す! はい拍手拍手〜!」

「うおおおおおおおおおおおおおお!!」

「マホたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」 

「神増援キタ――――――――――――――――!!!」

ライヴ終了後、『異邦の魔物使い(ブレイブ)』たちは放送スタジオと書かれた部屋でユメミマホロと接触した。
ユメミマホロは快く応じてくれたが、やっぱり根っからのVtuberである。ライヴは終わっても生配信は続いているらしい。
どこに対して配信しているのかは不明だが。いや、そもそも本当に配信しているのかも不明だが。
兵士たちがガラス越しにサイリウムを振って熱い声援を送る中、なゆたが口元を引き攣らせる。

「ささ、皆さん自己紹介をお願いします!」

「え……ええと、わたしはモンデンキントって言います……。
 アコライト外郭が孤立無援で絶体絶命って聞いて、その援軍に……」

「うは! モンデンキントさん! 初めまして〜! ひょっとして、モンデンキントさんってあの『月子先生』です?
 スライムマスターの!」

「……あ、はい……その、一応……」

「お噂はかねがね! みんな―――――――――!! あのモンデンキントさんが増援に来てくれたよ――――――――!!
 っていうか月子先生、JKだったんですかぁ! これは意外! あたしてっきりもっとお年を召していらっしゃるかと!
 ヒュー! これはあたしとデュオっちゃうしかない的な!? 新ユニット誕生みたいな! 盛り上がってきた―――――!!」

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

「マホたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」

「はい! はい! はい! はい! はい! はい! はい! はい! はい! はい! はい! はい!」

「よく見たら、あのテレビでおなじみイケメン自衛官! ジョンさんまでいらっしゃるじゃないですかやった―――――!!
 イケメンマッチョとかぶっちゃけどストライクです! あとでサインくださいキャ―――――☆彡
 あとはキャワイイシルヴェストルちゃんと、フロム臭半端ない狩人さんと、あと……なろう系主人公っぽいお兄さんでーす!」

テンションが異常に高い。なゆたは眩暈を覚えた。

「おっと、ついつい久しぶりのゲストってことでテンションが……いけないいけない、フフ……。
 それはともかく、援護に来てくれたのは心強いですね! ありがとうございます! これで勝つる!」

ぐっ! と拳を握り込むユメミマホロである。

「えと……。ユメミマホロさんは――」

「マホたんでいいですよ〜! あたしと月子先生の仲じゃないですかぁ!」
 
気安い。なゆたは絶句した。

「えぇ〜……。マ、マホたんは、今までどうやってニヴルヘイムの大軍に抵抗してたんですか?
 わたしたち、アコライト外郭は明日をも知れない状態って聞いてきたんですけど、全然違うし……。
 籠城って言うと普通は食べ物だって満足に食べられないだろうし、医療器具も……」

「え。別に?」

「え」

あっけらかんと返され、なゆたは間の抜けた声を出してしまった。

「食糧については心配なかったですよ〜?
 敵がね〜。ワニとかトカゲとか、そういう爬虫類系なんですよね〜。それ捕って食べてましたし。
 え〜と、『ムシャクシャしたんでバジリスクをムシャムシャしてみた』とか。
 『ヒュドラで燻製肉作ってみた』とか。いくつか配信もしましたよ。
 あんまり登録者数稼げませんでしたけどね〜。
 他にも『暇だからサバイバル生活してみた』とか『孤立無援だから籠城してみた』とか。ネタには事欠かなかったですね!」

「逞しすぎる……」

色々予想外すぎる事態に、なゆたはただ唖然とするしかなかった。


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