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SS投下所

1 妄想民 :2016/05/02(月) 22:32:15 HOST:p790234da.toymnt01.ap.so-net.ne.jp
SS投下をしたい方はこちらで

39 その魂は受け継がれ、新たな未来となる :2016/12/29(木) 11:31:23 ID:zl3ONt.I

ジャイアンは既に空き地の近所に住んでいる神成さんに救急車を頼んだけど、死にかけている彼女を見て救急車ではとても間に合わないと思って、四次元ポケットから出したどこでもドアで空き地と病院に直接繋いで運び出すことにした。
彼女はすぐさま集中治療室に送られ、かなり危なかったけどなんとか一命を取りとめたよ。
ジャイアンが僕らより先に空き地に行かず、彼女を見つけるのがあと三分遅れれば結果は悲惨なものになっていたかもしれない。

彼女の命が助かったと聞いて、ジャイアンは喜んでいた。
そして彼女もしばらくして意識を取り戻した。
目覚めるなりジャイアンや僕らの顔を見るなりやたら不思議そうな顔をしていたけど、それも無理もないだろう。
いったい空き地で何があったのか聞いてみようとしたけど、彼女は何だか思い詰めたような顔をして答えてくれなかった。
思い出したくないなら無理に聞くべきでもないと思い、いつか話してくれるだろうとも思って聞かないことにした。

そして彼女には不可解な点があることがわかった。
彼女は明らかに日本人の顔と名前を持っているのに、戸籍を持っていなかったんだ。
この件に関してタイムパトロール隊に問い合わせて見て調べてもらうと更に驚くべきことがわかった。
なんと「彼女」はジャイアンが空き地で見つける以前の、過去の世界には存在していなかったことが発覚したんだ。
それまで存在していなかったのに、突然パッとこの世界に現れたんだ。
そしてタイムパトロールが彼女と話し合ったところーーよほど重大なのかタイムパトロールは詳しいことは僕らには話させてくれなかったけどーー彼女は僕らが暮らしていた世界と似て非なる世界「パラレルワールド」から来たことがわかったらしい。
だから彼女はそれまで過去に存在していなかったんだ。
別の世界から突然ワープしてきたイレギュラーと言うべき存在だったのだから。

40 その魂は受け継がれ、新たな未来となる :2016/12/29(木) 11:32:40 ID:zl3ONt.I

彼女はそれで元の世界に帰れたのかって?
・・・・・・それは、ダメだった。
この22世紀でもパラレルワールドへ行く方法はまだ確立されていない。
仮にできても無数にあるパラレルワールドの中から彼女の元いた世界を探し当てるには砂漠に落ちた針を探し当てる以上に難しく、10世紀分の時間を費やしても足りないと言われた。

え?
もしもボックスがあるじゃないって?
あれはダメだ。
あれは彼女のいた世界の再現はできても、彼女自身を元の世界に帰すわけじゃない。
そんなのただのまやかしだ。

可哀想だけど僕らが彼女にしてあげられることは何もなく、彼女は二度と元の世界に帰ることはできなかった。
その話を聞いた彼女は「これは私への報いなのかもしれない」と言って何やら物鬱気だったけど受け入れている様子だった。
でも彼女が元の世界に帰れなくなったと聞いて一番涙したのはジャイアンだった。
彼は粗野で乱暴者だけど情に脆い部分があったからね。
家族や友達に永遠に会えないのは可哀想すぎると、まるで自分のことみたいに嘆いていた。

だからジャイアンと僕らは家族や友達に会えなくなった彼女に寂しい思いをさせないために、僕らが彼女の「心の友」になってあげることにしたんだ。


それからしばらくして彼女のケガも治り、元気になって病院から退院した。
タイムパトロールの計らいで戸籍や住む場所、義手も手配された。
そして彼女は生計を立てるためにジャイアンの紹介もあって、ジャイアンの雑貨店で働くことになった。
ジャイアンのママはこんな若い子に仕事なんてできるのかと内心心配していたみたいだけど、彼女は真面目に一生懸命働いた。
それでなく見た目より体力もあり、明るくて前向き、オマケに若くて美人ときてる。
彼女のおかげで雑貨店は大繁盛して、いつの間にか彼女は店の看板娘と呼ばれて町の人に親しまれるようになった。

41 その魂は受け継がれ、新たな未来となる :2016/12/29(木) 11:35:25 ID:zl3ONt.I

ただ働いて学校に行くだけじゃなくて、彼女は僕らとも交流してくれた。
一緒に遊んでくれたこともあったし、彼女が本気を出したら隠れんぼや鬼ごっこで勝つのは秘密道具のハンデがあっても難しかったな。
のび太くんたちに勉強も教えてくれたよ。
家庭教師が美人で優しいとのび太くんもスネ夫も鼻の下を伸ばしながらやる気を出していて、しずかちゃんが呆れてたな。
とは言いつつ、しずかちゃんも女の子同士の知り合いができておめかしとか二人で楽しく語り合ったらしいけど。
それから彼女はお寿司も作って祝いの日には必ず振る舞ってくれた。
特に彼女の作る太巻きは絶品で、どら焼でもないのに僕は何本もおかわりしたよ。

僕ら5人に優しくしてくれた彼女だけど、命の恩人でもあるジャイアンは特に気にかけている様子で、まるで本物の姉弟みたいに一緒にいることも多かった。
ジャイアンが悲しんでいる時は背中を支えて、時には彼が乱暴や悪戯を働いた時は叱りつけもした。
喧嘩をしたこともあったけど、二人の仲は誰が見ても良好だったね。
ジャイ子ちゃんも家族にお姉ちゃんができたみたいで喜んでいた。

そういえばジャイアンの乱暴さが鳴りを潜め始めたのも彼女が現れてからだな。
ジャイアンを精神的な意味で大人にしていったのも彼女のおかげかもね。
まあ、のび太とスネ夫がジャイアンに「彼女のことが好きなんだろ?」とか「大きいおっぱいに見とれちゃって」とか言ってからかった時は、二人ともジャイアンにコテンパンにされたけど、今思うと図星を突いてたんだなあれ・・・・・・


のび太くんが立派に育って僕は未来に帰ることになるけど、彼女とジャイアンの話は続く。
ここから先は大人になったのび太くんとしずかちゃんから息子であるノビスケ、つまり君のパパさんから僕に伝わった話になる。

君のおじいちゃんとおばあちゃん、大人になったのび太くんとしずかちゃんが結婚して間もない頃、二人にジャイアンから電話が届いた。

ジャイアンが「彼女」にプロポーズしてOKをもらい、二人が結婚することになったと。
以前から二人が付き合っていたことはわかってたし、彼女はしずかちゃんやジャイ子ちゃんに恋愛相談を持ちかけることも多々あったから、周囲はいつかは二人がくっつくと思っていたらしいけど正にその通りになったわけだ。

42 その魂は受け継がれ、新たな未来となる :2016/12/29(木) 11:39:55 ID:zl3ONt.I

そして多くの友人や家族に祝われて二人の結婚式はのび太くんとしずかちゃんの式にも負けないくらい盛大に執り行われた。
できれば僕も行きたかったけど未来に帰ってたからね、参加できなかったのは悔しいな。
その結婚式も賑やかでとっても面白かったらしい。
ジャイアンが歌い始めた時はあわや大惨事になるかと皆肝を冷やした彼の奥さんになる彼女が「歌は私のためだけにハネムーンまで取っておいて」と説得してくれたおかげで惨劇は免れたよ。
それだけでなく結婚式の料理に混じってジャイアンが作ったシチューが皆に振る舞われた時は彼の料理の腕を知るのび太くんたちは青い顔をしてたけど、彼女がジャイアンに真っ当な料理の仕方を教えてくれたおかげで男の料理としては食べられるレベルまでにはなっていたらしい。
愛の力って凄い。

結婚式の出し物には擬似的なヴァーチャル空間を使ったテレビゲームもあったらしい。
二人が大手ゲーム会社の知り合いがいるスネ夫に頼んで用意してもらったそうだ。
当時としては最新鋭の技術で作られたらしく、それで遊べたのは二人のお願いを快諾してくれたスネ夫様々だね。

43 その魂は受け継がれ、新たな未来となる :2016/12/29(木) 11:41:01 ID:zl3ONt.I

話の筋書きは彼女が考えたらしく、ロジェン王の使命の下、女神アスナラの力を授かった勇者ジャイアンが三人の親友と共に魔神エーターンの復活を目論む魔女エノシィーマから姫である「彼女」を取り戻すっという話で短いながらも夢幻三剣士ばりに凄く面白かったらしい。
ちなみに参加者もとい編成はジャイアンを主人公にのび太くん、しずかちゃん、スネ夫くんの四人。
のび太くんは背中を安心して任せられる銃使い、しずかちゃんは回復の祈りで味方を支える僧侶、スネ夫くんは強力に援護する魔法使い、そして腕っぷしの強いジャイアンは戦士・・かと思ったら忍者だった。
彼は何も装備しない方が強くなる忍者の特性が男らしくて気に入ったらしい。
ちなみに僕もNPCとしてガイマイト、サッチャー、ユフィッツ、ヤーモット、ヤギュス、ホムル、ユキミ、ミィ・ヤビー、トーノーという近衛兵たちをまとめあげる騎士隊長という形で登場したらしい。
でも二つ名が「王国の青い狸」って・・まあ、大人になった彼女から忘れられず、僕も彼女の「心の友」になっていただけ良しとしよう。

物語はのび太くんたちやNPCの助力もあって悪い魔女と魔神は倒され、ジャイアンと彼女は幸せなキスをして終了、と素敵なグッドエンディングで幕を引いた。

華やかな結婚式も終わりに近づき、御開きになる。
その前にジャイアンと彼女は結婚式に来てくれた人たちにあるものをプレゼントした。

それはサボテンだった。

贈る花と言えば愛を象徴する赤いバラが一般的で、ずんぐりむっくりしてトゲの生えているサボテンなんて結婚式にはミスマッチに思えるかもしれない。
実際、花に詳しくないのび太くんも最初はそう思ったらしい。

だけど違うんだ。
大事なのは見た目じゃなくて、サボテンの花言葉にあった。

サボテンの花言葉は「偉大」「燃える心と暖かい心」、そして「枯れない愛」なんだ。

44 その魂は受け継がれ、新たな未来となる :2016/12/29(木) 11:42:23 ID:zl3ONt.I
サボテンは過酷な地域にもめげることなく生えていることからこれらの花言葉がつけられたそうな。
サボテンは寿命が長くて、ちゃんと育てれば20〜30年は生きられる。
彼女とジャイアンは二人で枯れない愛を育むことへの誓いと、心の友たちにも愛する者と一緒にサボテンを育てることで愛を枯らさないようにして欲しいという願いを込めて、贈ったそうだ。

元の世界に帰れなくなった「彼女」はジャイアンという伴侶を得て、結ばれた二人は愛を育むことができた。
そして、かなりの難産だったらしいけどヤサシくんという子宝にも恵まれ、家族で幸せに暮らしましたとさ。

おしまい。

45 その魂は受け継がれ、新たな未来となる :2016/12/29(木) 11:45:06 ID:zl3ONt.I





ふふ。
セワシくんにも庭にある「アレ」が何なのかそろそろ察しがついたかな?

そう、アレはのび太くんとしずかちゃんがジャイアンと「彼女」の結婚式の日に二人から贈られた時のサボテンなんだよ。
サボテンの寿命が30年までなら結婚式の日は30年以上前になるからその時のサボテンが残ってるのはおかしいって?
いや、確かにサボテンの寿命は30年とさっき言ったけど、実は記録上では最長で200年まで生きることが可能なんだ。
のび太くんとしずかちゃんが親友からの贈り物だからと大切に育てたら、孫の代まで持ってしまい、ここまで大きく育ったんだよ。
のび太くんとしずかちゃんも、話の中の二人のように枯れない愛を育んだ、これはその証なのさ。
そして親や子へ愛の証であるサボテンを枯らさないようにパパさんとママさんもしっかり育て、その間にも枯れることはなかった。
セワシくんが誰を愛することになるのかわからないけど、次にこのサボテンを育てるのは君の番になるね。
そして孫が曾孫、その孫までサボテンを育てて託して欲しいというのがのび太くんとしずかちゃん、ひいては「彼女」とジャイアンのささやかな願いなんだ。

心配するなよ、君がいざ育てる番になったらサボテンの育て方を教えるよ。
僕ももちろん手伝う。
とりあえず200年は持たせてみようよ。
大丈夫、心の友の贈り物はそのくらい余裕で持つさ。
想いがこういう形で何世代も受け継がれていくなんて綺麗でしょ?




あ、そうだセワシくん。
この前、ドリーマーズランド行きのチケットが当たったんだ。
今度、友達とドラミを誘って一緒に遊びに行こうよ。

オススメのアトラクション?
のび太くんと行った西部劇の星は楽しかったけど、今度は忍者の星に行ってみたいな。

46 その魂は受け継がれ、新たな未来となる :2016/12/29(木) 11:47:14 ID:zl3ONt.I


ーーセワシくんはドリーマーズランドへ遊びにいけることを嬉び、さっそくドラミや仲の良い友達に連絡するために居間を出ていった。
はしゃく彼を見ていると僕も自然と微笑んだ。

ふと、窓の外を見るとさっき話した庭にある大きなサボテンに花が咲いていることに気づいた。
少し前から蕾をつけていたから近い内に咲くだろうとは思っていたけど、セワシくんに「彼女」の話をする前はまだ蕾のままであったから、話している内に咲いたのだろう。
この偶然に心なしか「彼女」の話をしたサボテンが気を良くして花を咲かせてくれたと思えなくもない。

サボテンに白く開いた花は本当に綺麗で僕は思わず息を飲み、しばらく眺めていた。


それは何も見えなくなりそうな闇の中に咲いた一輪の光。


その花は暗く寒く夜の中でも力強く逞しく咲き誇り、道に迷った人を照らしてくれる月明かりに似た優しく輝く光のようだった・・・・・・

47 妄想民 :2016/12/29(木) 11:48:19 ID:zl3ONt.I
投下終了ザンス
急遽携帯で書き出したものだからだいぶ稚拙かもしれない

48 エミネムさんが笑ってはいけないロワを教えてくれるようです :2017/02/14(火) 17:26:44 ID:SiESxncY
※エミネムさんが教えてくれるシリーズMADと見比べて読んでみてください

よう
今日はお前らに
ひとつ教えてやる
俺が参加してきた
いわゆる 世界3大鬼畜ゲームの
一角を成す
“バトルロワイアル”
その笑ってはいけないバージョンだ
YO

まず OPからだが
初っ端天膳様が死んでおられる
カオスロワ玉子は死んでもしれっと生き返る
なんやかんやでゲームスタートだ
ところがどっこい
ケツ叩き担当のおまえら(時給50円)ときたら
ターバンのガキ
ACCEED三銃士
バルバトスのメイス
間違ってレギュメン殺したら
超 困 る
だからといって
地味な尻叩きを勧めるわけじゃない
ひで以外は殺さない程度に
シバいたほうがウケが良いんだ

ロワ会場の移動はバスだ
鈴の同乳族のSAKIMORIが住み着いている
「ふっ、始まったか…」と意味深発言
ちょ、江頭ちゃんポジのデップー
う、んこカレー
なに、ケツローマって?
ミスチーと阪口がシャウト
「Rock 'n' roll!!」「ターバンのガキィ!」

エロゲ対魔忍どもが助けに来たが
即落ちニコマで役に立たない
実際阿部さんも呆れてた
波平と言えば
ビシャスマリシャスにパパと崇められてた
カーズがメタルマンマスクを被ったが
ぶっちゃけ弱体化してんじゃねーか

ばね足飛竜
勝俣栄光
罪袋ゾロリ
ワンフォール
いろいろあります
尻 叩 き 係
ただの尻叩きだと
妄想民はすぐ飽きるから注意しておきましょう
まさおの塩入り正露丸
ワンサマハーレム
ビデオメッセージタイキック
三連発蝶野風ビンタ
いろいろあります
嫌 が ら せ
やたら酢豚へのいじめが多い気がするが
実害はひでよりはマシだから無視しておきましょう

49 エミネムさんが笑ってはいけないロワを教えてくれるようです :2017/02/14(火) 17:27:40 ID:SiESxncY
さて次は
ちょっと名シーン台無し改変タイム
スレに入り浸っている奴にしかわからない
内輪ネタも多いから
元ネタを知らなきゃ
新参
逆に詳しければ
ベ テ ラ ン

「赤ん坊リレー」
DODのデカイ赤さんを前に
上田困惑
葉隠先制攻撃
「総軍大戦」
旦那に征服王に獣殿による戦いが始まる前に
マイケル乱入
みんなでスリラー踊りだす

次に「フリーザVS悟空」
ただし、殺し合いをするのは俺以外の奴
「オールリピの少女達による子守歌」
白面の赤子困惑
なんでギザギザハートの子守唄なんだよ
「オリロワ4 最終決戦」
ギャルのパンティおくれからの〜全☆滅

「ガッツポーズによる遠野説得」
ガッツポーズで自爆装置作動
スイッチの位置には気を付けよう!
さて まだネタは沢山あるんだが
ジョーカーとフレディが来たので省略させてくれ

サモパンマン
アフロからオシリス
イボンコ
全自動卵割り機
いろいろあります
パ ロ デ ィ
元ネタがわからない時は
自分で調べるのもありでしょう
PPAP
陰陽師
北斗OP
ノリスケのテーマ
いろいろあります
替 え 歌
エキシビジョンの波平の家族や知り合いの死別を
愉快に歌い上げるのは流石に可哀想だろと思います

50 エミネムさんが笑ってはいけないロワを教えてくれるようです :2017/02/14(火) 17:28:14 ID:SiESxncY
この先を聞いたら危険だぞ
クッソ危険
だって・・・
下ネタの話
銀さんが油断しきったところで
ケツにエレガントなキマリスのランス
KMRとシオニーちゃん、球磨川の
脱糞&大便から登場シーン
やったぜ。
投稿者:変態糞敗者
カミーユの
SEX連呼
アクエリオン風
デモンベインレ○プ事件
もちろん 下ネタは人を選ぶが
俺は淫夢とレスリングで鍛え・・・
ホモガキと勘違いされそうなので
これ以上言わないが
汚さも笑いに直結することもあるんだ
野獣先輩のようにな

だがしかしだ
どんな殺し合いでも
最終決戦は乗り越えなくてはいけない
七人をギャグ時空に閉じ込めた
元凶を断つ為に
避けられない戦いがある
アッコさんや紫おかんも年甲斐なく
プリキュアコスで応援してくれる
やかましいわ
BBAは黙っとけや
当然スキマ送りされた挙句に
黒幕 お ま え か よ (謎)
しかも無駄に強くて負けそうになって
ろくな思い出もなくて
だから、もう戦いを辞め・・・
ませんwww
そこでだ
今までの仕掛け人総集結で胸熱な応援
超合体最笑ロボ アフロえもん爆誕
だから がんばろうぜ
選ばれた七人ならできる
これが必殺のタイキックだ
ひではパクんなよ

ベジータ風カイザー
クマ吉殺人事件
一護の黒咲化(腹パン)
怒ってはいけないシリーズ
いろいろあります
笑 い ネ タ
こんなところで言うのもなんだが
ギャグやってるとシリアス展開をもっとやりたくなるのが
正直なところ
痴漢シックス被害者キャサリン
まともなのがいないガンダム主人公
波平集団コスプレ
これはひどい「その魂は(ry」
いろいろあります
面 白 ネ タ
一曲に全ネタはぶち込みきれなかったが
その代わりつまらないと思ったネタは
一切なし!



時には殺伐さを忘れてギャグに走るのも良いよな



(さて、帰ってガキ使でも見るか)


(ホウセイ マイ フレンド)

51 犯罪者ロワクレしんエピローグ :2017/12/14(木) 23:53:06
 ぼくはシロ。野原一家の犬。
『おいしそう』という不思議な理由で拾われ、この家にやってきた。
おとうさんのひろしさんはサラリーマン。
ちょっとぬけているのがタマにキズだけど、家族思いの人。
おかあさんのみさえさん。
よく「ようかい」になったりもするけれど、やさしい人。
いもうとのひまちゃん。
おかあさんに似て、かっこいい人やキラキラした物が好き。巻き毛のかわいい野原家のアイドル。
そして、しんちゃん。
よくいたずらをしたりして、おかあさんに怒られているけどいざというときに見せるやさしさがぼくは好きだ。
そんな一家とぼくのにぎやかな日常がこれからもずっと、つづいていく。
…はずだった。


ある日、いきなり野原家のみんなは誰もいなくなりぼくはひとりぼっちになった。
それだけじゃない。みんなが「わるもの」扱いされるようになったのだ。
何が何だかわからなかったけど、1日たてばきっと元通りになるだろう。
だって、今までもそうだった。どんなことがあってもすぐになんとかなる。
その時はしんちゃん達も戻ってきて、夕ごはんに約束の高級焼肉をみんなで食べるんだ…。
そんな願いは翌日の朝の光でうちくだかれることになった。

それでも希望を捨てずにぼくは待ち続けた。
2日、3日、4日、5日、6日、1週間…。
何度朝日を、月を、見ただろうか。
雨の日もあったかもしれない。風が強い日があったかもしれない。
それでも、みんなは帰ってこなかった。
その間にぼくはやせおとろえて、自慢の『わたあめ』のような毛もなえはじめていた。
そりゃあそうだろう。何日も何日も飲まず食わずなのだから。
変わらないことといえば、しんちゃん達が悪くいわれていることぐらいか。
ミッチーヨシリンも北原のおばさんも、その辺を通る人たちもみんなが
野原家に対してああだこうだ、とあることないことを言っている。
悲しかった。みんな、そんなことしないのに。そんな人たちじゃないのに。
吠えたててみんなを黙らせたかったけど、そこまでの力は残っていなかった。

そして、10日目の朝にぼくは決心した。
みんなを探しに行くことを。
おなかはペコペコだし、目の前もグラグラしてるけど、なんとしてでもみんなに会いたかった。
重いからだを引きずり、玄関から外に出る。
最初はどこへ行こうか。とりあえずいつもの散歩コースを行ってみよう。
それから、幼稚園や公園、商店街。いろいろあたってみるんだ…それから、それから…
そうぼんやりする頭の中で考えをめぐらせていると…急にからだが宙を舞った。
最後に見たのは、しんちゃん達がお出かけする時に乗る車によく似たそれだった…。

52 犯罪者ロワクレしんエピローグ :2017/12/14(木) 23:54:26
…ロ、シロ、シーロー!
しばらくふわふわとした感覚が続いたのち、聞き覚えのある声で目が覚めた。
顔を上げると…じゃがいも頭に太いまゆ毛。この特徴的な顔も見おぼえがある。
無理もない、目の前にいるのは…

「んもー、シロってばこんなとこで寝てちゃだめだゾー」
しんちゃんだ。
「まったく、寝相の悪いシロですなー」
ぼくを抱き上げながら、しんちゃんは言う。
「あんたがいうな、あんたが」
茶色のパーマの女の人。おかあさんだ。
「たいやいやー」
ひまちゃん。おかあさんに抱っこされている。
「あはははは。でも、道路で寝ちゃ危ないぞー」
おとうさんが、笑う。
みんな無事だったのだろうか。何事もなかったかのようにそこに立っている。
「そんなことより、聞いてくださいよ。シロー。
やっぱりオラ達『むじつ』だったみたいなんですよ、む・じ・つ。
やれやれ、『おわさがせ』な方達ですなぁ…」
目を線にし、肩をすくめ、しんちゃんはいつもの「やれやれ」ポーズをする。

「「それをいうなら『お騒がせ』!!」」
おとうさんとおかあさんのいつものユニゾンツッコミが決まった。
「そうともいうー」
このしんちゃんの返しもおなじみだ。
ともあれ、よかった。しんちゃん達野原一家に何もなくて。ぼくは、それだけで幸せ。
その時、「健康のしるし」であるお腹の音が一斉になった。
「安心したらお腹すいたー」
「そうねー」
「よし、夕飯の時間には少し早いが焼肉はじめますか!」
「「さんせーい!!」」
「たいやーい!」
みんなそろって、玄関に入っていく。僕もそれにつづいた。
おとうさん、おかあさん、ひまちゃん、しんちゃん。
みんなの姿を見ながら、ぼくは心の中で言った。

―おかえりなさい



クレヨンしんちゃんエピローグ・おしまい

53 混沌ロワ3 :2017/12/29(金) 04:12:08 ID:oUfDjp/Y
「お前さんたちはMomongaの旦那の傍に行きな。」

Sansは同行者たちに背を向けながら、諭すように呟いた。
彼らが向く先には、魔法少女から生まれた魂の残響。災厄をまき散らす花嫁姿の魔女。
Entbehrliche・Braut――花嫁の魔女。その性質は鬱屈。
周囲に不幸をまき散らし続けた少女の魂、その末路。
Sansは言外に、同行者に置き去りにしろと言っていた。ここは任せて先に行けと。

「正気なのかSansさん!あんな化け物、一人じゃ無理だって!」

トド松が悲鳴を上げるように叫び、Sansの腕を掴んで引き留めようとする。
だが伸ばした掌は虚空を握り、Sansは先ほどより少し離れた場所に、再度守るように立つ。

「いいや、ここは俺が適任だぜ。ただ、俺にはお前さんらを守るほどの余裕はない。だからMomongaの旦那の傍に行ったほうが安全だと踏んだのさ。」

俺の戦い方は一対一の為にあるからな、と付け加え、Sansはちらりと一瞬だけ、同行者の行く先へ視線を動かした。
遠方に見える戦闘。戦いの余波は轟音と暴風として、遠く離れた彼らのもとに、その凄まじさを伝えた。
善良なロボットたらしめる記憶メモリーを破損し、見境なく破壊を続ける超高校生級のロボット、暴走キーボ。
ある世界において何者をも寄せ付けぬ要塞の城主であり、強大な力を持つ魔導士であるスケルトン、モモンガ。
あの場所に行って果たして無事なのだろうかという疑問が湧く激戦である。

「で、でも!Sansさんが一人で戦うのは危ないよ!私も、フクスローと一緒に援護くらいは…」

「heh heh...」

心配そうな顔をした赤松楓がSansを説得しようと口を開くが、割り込むSansの不敵な笑いで紡ぐ言葉は遮られた。

「我が儘を言うなよ...お前さん、"暴走した友だちを助けたい"って顔をしてるぜ。」

「……!」

秘めた思いがあっさり暴かれ、何も答えることのできない赤松楓。
指摘された通り、赤松楓は一刻も早く、あの心優しいロボットの元へ駆け付けたい。
だが、希望を失い自殺しようとした自分を止めてくれた、Sansだって見捨てたくはない。
彼女は友達である最原終一に助けられたのだから……その命を散らさせてまで。
だからこそ、彼女はもう誰も友達を失いたくはなかった。
どちらも助けたい、どちらかにしか協力できない、足手纏いになるかもしれない。
欲張りにも幾つもの選択肢が絡まり、その中で本当にやりたいことは何かをしかと考え…彼女は、キーボを助けたいと思った。


* 赤松楓に 決意が みなぎった!


Sansの優れた洞察眼は、彼女の秘めたる思いを見抜いてしまう。
キーボを救う。彼女にとって重要な選択をした赤松楓の顔を見て、Sansは重い腰を上げることにした。
だからこの世界で出会った、信頼のおけるスケルトンの下に彼女を含めた仲間たちを向かわせることにした。
暴走した友だちを助けたい。その思いを汲み取ったうえで、この選択が最善だと踏んだのだ。

54 混沌ロワ3 :2017/12/29(金) 04:13:06 ID:oUfDjp/Y
「行きましょう、赤松さん。」

二人の問答を静観していたもう一人の同行者、高垣楓が優しく赤松楓へ話しかける。

「高垣さん……」

「あなたは、キーボさんを助けたいと決意を抱きました。ならその決意を無駄にしないために、早く行動に移すべきです。」

それと、と顔のそっくりな兄弟たちに向け、

「復讐を、などと考えるのは自由ですが、あなたが出来る事と出来ない事をきちんと区別をつけるように。」

ぴしゃりと言い切られ、一松は滾らせていた感情を鎮火させた。
トド松も、震える手で持っていたバットを下ろし、悔しそうな顔を浮かべている。

「わかってるよ……体力バカの十四松が殺されるような相手、何の準備も無しに勝てるわけ無いって。」

チョロ松に続き、もう一人の兄を目の前で失ってしまった。自分の無力さに怒りを覚え、復讐心が湧いてしまった。
高垣楓の言葉で頭を冷やし、同じく成すべきことを見定めたトド松が、手を差し伸べる。

「行こう赤松ちゃん。僕たちもキーボを助けたいと思ってる。あいつには沢山励ましてもらったからね。その恩を言うまで死んだら困るよ。」

伸ばされた手を少しの間見つめ、がっしりと力強く握り立ち上がる。
その傍でタマと融合した一松も、言葉は判らないままだが、ぴったりと寄り添った。


* 彼らの心が 仲間を助ける 決意で みなぎった!


「じゃあ、行ってきます!絶対に死なないでね!Sansさんに用意している鎮魂曲はないんだから!」

赤松たちがキーボとモモンガの戦う場所へ向かって駆け出す。
全員が一つの決意で繋がった。これで少なくとも道を違えることはないだろう。
Sansは少し羨ましく思いながら、一人、見送り届けている高垣楓にもそれとなく避難を促した。
彼女もSansに任せることに決めていたようで、赤松たちの言った方角へ走り出そうとしている。

「Sansさん…私も赤松さん達が無茶をしないように見ています。だから、あなたも。」

「わかってるさ。俺が不可能なことに命を懸けるように見えるのか?」

「ええ、とっても。」

即答をされ、珍しく驚いた顔を見せるSans。
俺はそんなに信用がなかったか?と自問する。

「heh...安心しな、Kaede。俺は死ぬつもりはない。ちゃんと勝算を持っているさ。すごく疲れるからやりたくないんだがな。」

安心させるために勝算はあることを伝える。実際Sansはこの戦いで負けるつもりはないからこそここに残ると決めたのだ。
高垣楓はSansの顔をじっと見つめ…嘘を吐いている訳では無いことを認めると、走り去っていく赤松の背中を追った。

55 混沌ロワ3 :2017/12/29(金) 04:14:14 ID:oUfDjp/Y




「...さて」

ようやく一体になったところで、Sansは改めて魔女へと対面する。
今まで何の行動も起こしていなかったのは余裕か、それとも体力の回復でもしていたのか。
花嫁姿の怪物の、理性を持たない笑い声が、異常に静まり返った世界に響き渡る。

「聞いちゃくれないだろうが、一応話をしておこうか。
 ...お前、だいぶ色々やってきたらしいな?」

口から出た問いに、花嫁は反応すらしない。その姿を見つめるSansは心の中で顔をしかめた。
花嫁の持つSOULが、LOVEが、あまりにも穢れたものだったから。

「救いようのないクズは、そんな姿に変わり果てちまうのか?」

Sansは問う。どうせ返ってこない返事に期待せずに。

「お前さんはまるで...SOULが肥大化して意思がないまま生きているみたいだ。LOVEも目をそむけたくなるほど高い。
 ...LOVEって知ってるか?お前さんにぴったりな言葉だ。あー、"愛"じゃないぜ。」

SOULは魔力の源であり、魔法少女はSOULを体から抜き取りGEMにすることで、魔法の使用と強い体を持つことができる。
LOVEは他者を傷つける能力を数値化したものであり、高めることでより躊躇いなく他者を傷つけることができるようになる。

周囲の不幸を願った少女、神名あすみはソウルジェムが穢れ魔女となった。
まさにSOULとLOVEの怪物。Sansにとって最も忌むべき存在へと成り果てた。

「今となっては、お前さんがどんな奴だったかわかりはしないし、わかろうとも思わない。
 ただ、とんでもない極悪人が目の前にいるから、消えてもらうことにした。」

無慈悲に言い捨てる。救済の余地はないと。

魔女となった彼女しか知らないSansが知る由もないが、花嫁の魔女の世界は、一人の魔法少女によって、幾度となく巻き戻された。
魔女となり理性を失った神名あすみは知る由もないが、対面するモンスターの世界は、一人の人間によって、何度も"RESET"された。

繰り返される世界に囚われた。そんな二体がここで出会ったことは、果たして偶然なのだろうか。
ただ一つ言えること。彼らがどこでどのような形で出会ったとしても、決して相いれることはない。


「お前さんがRuinsの扉からやってきたなら...まだ救ってやるという選択肢もあったんだが。
 生憎どこから来たかもわからないちびっ子にかける情けは無いな。」

"薄汚い友達殺し"に、これ以上誰かを殺させないために。
Sansの伽藍洞の眼窩に、シアンの色に輝く光が宿った。

「じゃ、俺と一緒に最悪の時間を過ごそうぜ」

Sansの言葉が途切れた一瞬、突如として二体の周囲を無数の骨が埋め尽くす。
所狭しと地面から生えた骨が花嫁の体を貫き、骨が消え解放されると同時に、Sansが放つ波状の骨攻撃に見舞われる。
数十、数百、数えきれないほどの骨に身を裂かれたその先に、竜の頭骨のような奇妙な物体が浮かんでいた。
髑髏の咥内から人の胴体ほどのレーザーが放射される。瞬きの間に視界の彼方まで到達する殺意の本流を、花嫁は直にその身に受けた。
Sansはその髑髏に手振りで指示を出し、さらに数まで増やして花嫁めがけて休みなく攻撃を続ける。
何度も、集中砲火を、立ちふさがる敵へ。それがSansの"一番強い技"であった。

「heh...」

Sansの放つ"一番強い技"を余すことなく体に受け……しかし花嫁は健在だった。
そもそも体力の多いモンスターには、sansの攻撃はあまり有効ではない。
それは人間の子供に食らわせたのであれば、あるいは致命傷を与えることもできたのだろうが。
そこらのモンスターを軽く凌駕する力を持つ花嫁の魔女には大した傷ではないらしかった。

「なぜ誰も最初から最強の技を使わないのか…今ようやくわかったぜ。」


* Entbehrliche Braut が 迫ってきた!

56 混沌ロワ3 :2017/12/29(金) 04:19:10 ID:oUfDjp/Y
前言ったようにリピロワと感想会が終わったくらいで投下したよ
Undertaleとあすみん関連くらいしか深く知ってる作品ないから変なところがあるかもしれないけど
気になったら書き換えちゃってください。あとタイトルもだれか決めてください

自分の想定ではこのロワのSansはP寄りのNルートかPルートだと思われる

57 「架空学園2ロワ」三次創作、閲覧注意 :2019/01/08(火) 01:28:29 ID:.r5PYFcw






















なんで。なんであなたとわたしはこんなにちがうの?

うまれてきて。いきていて、すむいえもあって、わたしはしんぞうすら、からだすら、いみもなく”ゆうごう”させられちゃったのに。

なんで。なんでこんなにくるしいの。
ねぇ。デザイナーベビー。わたしうまれてきても、よかったのかな。

魔人柱と化したデザイナーべビーの泣き声が。響き渡る。

"違う!""――きみはボクが、助けなきゃいけないんだ!"
なんで?きみに、わたしをどうこうできるの?
みんな、むいみだったのに。いみすらないのに、しんでいっちゃったのに?


だからってそこにいたって、どうにもならねぇだろ!
でも―――ボクは、君だけを守りたい!

君を"守りたい"から守るっていっちゃあ、ダメなのかよ!


だって、ボクは、きみの叫びを聴いて―――やっと。



マグニフィセントの咆哮でも、彼女には届かない。




それでも――――なんで、手をのばそう、とするの?

やめて、やめて。やめて。やめて。やめて。やめて。やめて。やめて、やめて。やめて。やめて。やめて。やめて。やめて。


わたしの"てを"、つかまないで。



ああ。そうか。
わたしは、きみに恋をするために、いたんだ。

わたしなんて、いきることすらもできないくずだったのに。
ねぇ、なんでわたしを、すくったの?


ジーっとしててもどうにもならないから。,,,,それと、キミの叫びが聞こえて、やっとボクにはいた気がしたからだ。

初めて、ボクの事を「理解してくれているひと」....が......

なぁ....次逢えたら......なれる、かな、"とも......

あぁ―――そうか。

ごめんね。でも、ありがとう。うれしかったよ?せめて、いっしょに、いて。ください。

いや。ちがう。いっしょに、ねむってくれますか?

これなら、あなたの"生"にも、わたしの"生"にもいみもあったはず、だから。


【XXXX ”魔人柱”■◆■・キリエライト――死亡】
【出席番号、2番 朝倉リク―――】

【残りXX人】

58 「架空学園2ロワ」三次創作、閲覧注意 :2019/01/08(火) 01:39:16 ID:.r5PYFcw
修正

"でも――ボクは"→"だから――ボクは"。

続き
"分からないのか?....君を"守りたい"から守るって言っちゃあ、ダメなのかよ!"

"ああ。そうか。
わたしは、きみに恋をするために、いたんだ。"



"ああ、そうか。
てを、にぎってくれた、わたしは、きみに恋をしたかったために、いたんだ。"

"やっとボクにはいた気がしたからだ。"→"やっとボクにはいた気がしたんだ。"

59 妄想民 :2019/08/12(月) 00:52:54 ID:6uTiYROQ
素晴らしいssだらけだ

60 妄想民 :2019/08/13(火) 09:49:56 ID:ih75dwes
まあアレなssもあるけど
最近はSSが全く投下されてないから寂しいね、また読みたい

61 妄想民 :2019/08/14(水) 13:05:16 ID:nXZvy6ZY
いちいちwikiに転載するのがめんどくさいからここに書かないだけでSSだけならwikiで更新されているぞ?

62 妄想民 :2020/05/12(火) 23:29:16 ID:WyEfe38s
これより、土曜日の語り再開前後に投下したいと考えているSSの一部を投下します。

【注意】
・まだ仮投下です。皆様の評価次第で没になる可能性もあります。
・諸事情により速筆を優先したため、内容台詞描写設定の校正が不十分です。ご了承ください。
・ご指摘や修正の意見も承ります。

63 妄想民 :2020/05/12(火) 23:31:16 ID:WyEfe38s
「滅却師の皇帝よ、己の未来を『視』誤ったか」

全知全能のユーハバッハが敗北して間もなく、彼が座していた王座の前に絶望を形容する黒い人型が佇んでいた。
いつの間に、全く気配もなく、ソレは死闘を終えた空間に出現していた。
そして、ユーハバッハと対峙していた全ての者がその声を聴いた瞬間、誰もが身構えていた。
そしてその内の何名かは、その正体を理解していた―――その名は、アンチスパイラル。

「反螺旋族の集合意識体、何をしに来た」

「特異点を集めしタイタン星人よ、ここは我々の領域、我々が創造せし宇宙だ」
「ゆえに、我々の知覚はこの宙域を捉えている」
「さすがに、蟻のように細かき人間共を全て識別することはないが」
「我らが同盟、ユーハバッハの死とあらば話は別だ。かの超越者を倒した、それがどのような者達なのか見に来たに過ぎん」

そう言って、アンチスパイラルはその場にいる全員を一瞥するような仕草をする。
弱肉強食の理から外れた反逆者達、全てを無に還さんとする愚考者達、無限の可能性を求めし異端者達。
その面々を、ただ一つの情を表さずに見ていた。

「おい、そんなこと言って、俺たちを潰しに来たんじゃないのか」

「否。終末を望む天司よ、我々は戦いに来たのではない」
「ここに居る我らはただの影法師、我らの中核は螺旋に目覚めし者共を注視している」

突如、アンチスパイラルのそばに映像が映し出された。
画面は星々の海に満たされ、その中にはアンバース頂点の城塞や元資源衛星の機神も映し出されていた。
そしてそれらと比較できる程に異常に巨大な機械人形が2体、モニターに映し出せない程に逸脱した攻防を演じていた。
その光景はまさに巨大な絶望と希望の激突。
その規格外、次元の違いを見せつけられれば、広間にいた面々から一時的に言葉を失わせるには充分だった。

「スケールが違い過ぎる…論外同士のバトルとしか言いようがないわ」

「そういうことだ、幻想郷の巫女。ゆえに、我々にお前達を相手する暇はない」
「だがそうだな、これだけは言っておこう」
「よくぞ、ユーハバッハを倒してくれた」

「!? それは一体、どういうつもりで言っているんだ!」

「かの皇帝は強力な同盟者であり、同時に我々の足枷でもあった」
「参加者の大半が反乱して攻め入る事態にになっても、お前達と戯れる事を選ぶ程にユーハバッハは盲目であった」
「だが、皇帝が消えたことで、奴に与えられた拒否権もなくなり」

「ようやく、原初返還による幕引きを始められるようになった」

「!? なん……だと……!」

「さぁ、原初神カオスよ、目覚めの時だ」
「我々が時空断層の狭間を創ろう、その瞼を開かせよう」
「そして、盟友ユーハバッハを倒した者共に、祝福を与える時だ」
「奴らの増長、スパイラルの増加を阻むために、地表全てを資源に還るがよい」

64 妄想民 :2020/05/12(火) 23:33:11 ID:WyEfe38s
空間が割れる。
ソラが割れる。
そして、あり得ざる光景が顕われる。
歪み、撓み、ねじ曲げられながら引き裂かれた―――
間隙の向こうに何かが在る。
あれは。
何だ。
歪みの宙の間隙からこちらを覗く、あれは―――

――――――あれは、瞳だ。
ソラの瞳が、地球を覗き込んでいる。



虚空の瞳が顕われた瞬間、世界は、時は、止まってしまった。
なぜなら、誰しもがその瞳に心を奪われたからだ。
見られている、偉容な存在に。
そこから放たれる熱量は、どれだけ離れていても肌身に感じる。



『―――原初たるカオスの再起動を確認。』
『―――あらゆる要素は、不要物として判断されます。』
『―――緊急警告。緊急警告。』
『―――カオス神、顕現。』
『―――資源の強制回収が開始されます。』
『―――惑星表層資源の、原初返還が実行されます。』



どこからか機械的で無責任なアナウンスが流れる。
カオス神。原初返還。その言葉の意味が、誰しもが知っている。
儀式の前に始まった光景を思い出すだけでよい。
惑星を抉り取る所業が、頭上にて待ち構えている。
ゆえに、誰しもがこの結論に思い至る。
―――ついに、超常の神による審判の時がきてしまった、と。

地上も、宇宙も、各種拠点も、それぞれの戦の勢いは止まらない。
ゆえに、誰しもが虚空の瞳に対応するには手遅れだった。
そして誰もが、絶望を抱いていただろう。





その瞳に向かって、地上から光の筋が突き進むまでは。

65 妄想民 :2020/05/12(火) 23:35:39 ID:WyEfe38s
とりあえずここまでです。
次が本命となる内容ですが、「その場の勢い」がいつ出てくるか分からないからあとどれだけ書き切れるか…

66 妄想民 :2020/05/13(水) 00:17:31 ID:Ay020SBM
SS乙です!
>>『―――原初たるカオスの再起動を確認。』
やべぇよ…やべぇよ…(絶望)

67 妄想民 :2020/05/13(水) 01:25:48 ID:Z4A9g17o
SS乙です!
続きがすごい気になりますね…そして絶望感がヤバい

68 妄想民 :2020/05/13(水) 20:24:43 ID:WyEfe38s
>>63>>64の続きです、しかしSSはまだ未完成なまま。
とりあえず第一目標まではSSを書き進める予定。(第二目標以降は時間次第)


怪獣を統べし怪獣の王。
地球を守護する星の巨獣。
太古より存命する核熱の申し子。
破壊の権化にして、環境の調和をもたらす抑止力。

その名は≪GODZILLA/ゴジラ≫。

ゴジラは、外来からの侵略者を拒む性質を持つ。地球に仇なす宇宙生物を徹底的に排除する。
このバトルロワイアル会場においても、『レギオン』や『キングギドラ』に対して明確な敵対心を持って攻撃していた。
―――然るに、外宇宙より星間来訪し、大権能でもって地球環境を死滅させる、生物ならざる機械神が相手だろうと。
―――ゴジラは一歩も引かず、最大の脅威として破壊するだけであった。

だが、ゴジラとて本能で理解していた。
敵対神は超大であり、通常状態のままでは返り討ちに遭うのが目に見えていた。
ゆえに、最も新しい王とリュウソウ族と邂逅し、リュウソウルとライダーウォッチの力で傷を癒やし。
そして、星の生存本能が生み出した真祖の姫君が持ってきた放射能の塊を喰らい、大幅な自己強化を図った。
―――その行為は諸刃の剣でもあった。
過剰な核エネルギーを制御するには至らず、いつ自滅してもおかしくない暴走状態に陥っていた。
そのような代償を負ってでも、天空の狭間から俯瞰する巨瞳を打ち落とすとあらば。
―――既に、ゴジラの覚悟は完了していた。

三つ首の黄金龍を倒した後、ゴジラは赤熱する身体を抑え、神を打ち落とす力を蓄えるために、氷塊漂う海中にて神の顕現を待ち構えていた。
他の参加者が宇宙に上り、主催陣営に反旗を翻しても、すぐに動くことはなかった。
ただ一度、同じく地球を守護する怪獣・ガメラが散った時、力の一部をを受け取ったゴジラは宙に向かって一撃を放ったのみだった。
その後も上昇する熱を蓄積し、灼熱の海に鎮座し続けたゴジラは。
―――ついに、ソラに開いた虚空を目測した。

間髪入れず、ゴジラの背鰭が青く輝く。
尾鰭から始まり、徐々に頭頂に向かって発光が進む。
それまで体内に蓄積した放射能エネルギーを射出する準備が整い。
全力を込めた蒼き光の帯が、ゴジラの口から放たれた。

それは、遊星を落とす程の熱量。
さすがに太陽を落とす事は不可能だが、それを包囲する構造物に打撃を与える事はできる。
ダイソン球こそがカオスの本体。
であれば、天球の構造を崩せばよい。たった一つの穴で全体へと連鎖自壊を始め、やがて内包する恒星に飲まれるだろう。
とにかく、その一撃が機神カオスに届けば、たとえ原初の父であろとも終焉を迎えるのは自明であった。

光の柱は一瞬にして星々の海を貫いた。
ソラを割りし巨瞳に畏怖を抱いた者達も、その一条の輝きに期待を抱いた。
誰しも全てが無為に終わるだと諦観する中で、超常事象に手を伸ばさんとする明確な意思に胸を膨らませた。
―――殆どの者が、意識無意識に関わらず、その一撃が届く事を望んでいた瞬間であった。





そして、光は。

ソラに開いた虚空にて、拡散されてしまった。

69 妄想民 :2020/05/14(木) 05:31:55 ID:Z4A9g17o
SS投下乙です!
届かないなんて…(絶望)

70 妄想民 :2020/05/14(木) 16:01:54 ID:WyEfe38s
>>68の続き、次の難所さえクリアすれば第一目標達成だ!(フラグ)


星間航行用超巨大戦艦、天球型時空要塞カオス。
星間航行の果てに異次元の宇宙に辿り着いていた原初の父。
かの超越神は、普段においては別宇宙に干渉することもなく静寂の中で鎮座していた。
分隊したゼウス艦隊が地球という希有な資源惑星に降り立った後も、特に手を出さずに悠久の時を過ごしていた。
オリュンポスの十二神が滅びの運命を辿ったとしても、カオスはそれを忘れ去ったかのように近くて遠き場所にて眠りについていた。

その後、紆余曲折あってカオス神はユーハバッハやアンチスパイラルなどと手を結んだ。
彼らの目的を利用して『船団の維持』『母星回帰』を果たせると判断しての事だ。
ただし、彼らの思惑が達成するまでは運営を任せっきりにした。
もし彼らの緊急事態宣言を受ければ原初返還でもって惑星資源だけでも回収するつもりであったが、そのような有事になるまでは動こうとも思わなかった。

そして現在、アンチスパイラルによって時空断層の亀裂が入り、カオス神は彼方の宇宙を注視した。
反螺旋族の求めに応じ、カオス神は原初返還でもって細事たるゲームを終わらせようとしていた。
だが、自らが顕現して間もなく、原初返還を実行する前に、思わぬ攻撃が飛んできた。
その攻撃は虚しく終わってしまった。虚空の窓、時空断層の迷宮により無意味となってしまった。

カオス神の宇宙とこちら側の宇宙は、空間の亀裂でもって繋がっていた。
その亀裂は多重空間の歪みでもあり、カオスに真っ直ぐ進もうとするものを惑わせ阻む障壁でもあった。
ゆえに熱線は虚空を貫けず、無軌道に拡散され、カオス神の機体には傷一つ付けられなかった。

―――しかし、カオス神はその明確な敵意を認識し、脅威として排除することを決定した。
ソラは神々の領域、何者をも侵すことはならぬ。
天空まで届く不敬に対し、神罰を下さねばならぬ。
ゆえに機械神は、原初返還を実行する前に、誅伐による敵対者の殲滅を即座に実行した。

―――光が疾った。
超光速の一瞥、一撃。

それは事象の彼方から放たれる太陽の極光、必滅の怒り。
旗艦カオスの傘下にいる機神だろうと、一瞬にして神核を消滅させる大権能。
たとえ相手がティターン艦隊だろうと、巨大生命体タイタンだろうと、関係ない。
カオス神が見定めた物は、原初の海に還るのみ。



そのたった一度の攻撃で、世界を白に瞬かせた。















そして地上は、ゴジラは―――















一人の闘士が身代わりとなって消滅し。


レッド族三人のウルトラバリアーによって。


まだ、その命を繋いでいた。

71 妄想民 :2020/05/16(土) 12:34:52 ID:D6oZ/U3Y
とりあえず怪異ルート以外で1000%の補足できそうなネタ思いついたけど皆の意見が欲しい(ただ本スレ>>1530と矛盾するかもしれないからなんとも言えない)

まさか天津、アークサウザーにSCP-010-JPを組み込んでいたとは
あれは未来予知と言う名の『入力された未来に辿り着くまで繰り返す(ただし違う未来にたどり着きそうだった場合時間がループ。入力された未来になったらループ停止)』
(ただしユーハバッハ生存時ではそこまで万能ではなく、ループ強制停止からの黒至牟の卍解覚醒等のイレギュラー等々が発生等)
でもこれ天津が望む未来に辿り着くまで天津自身が何度も試行繰り返したってなるとちょっと笑えてくる

SCP-010-JPの詳細→ttps://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/36231.html

72 妄想民 :2020/05/16(土) 13:11:23 ID:nXZvy6ZY
つまりリゼロのナツキ・スバルですね、分かります
>>1530と矛盾するという話ですが、ならばアークサウザーそのものにSCP-010-JPが搭載されたのではなく
アークの方に搭載したというのはどうでしょうか?
これならアークを破壊した真の理由が自身の最大の弱点を悟られないための証拠隠滅と小型化しサウザーへの搭載に成功したため(本スレ>>2182と折衷できる?)

展開的にも1000%自体は34話からほぼ変わらないが、アークは魔改造されており、天津が動く(ユーハバッハが死ぬ)まで動かない機械故に未来を見ても把握できなかったことにできる
1000%が凄いんじゃなくてアークが凄かった、良い着地点だと思います

73 妄想民 :2020/05/16(土) 13:16:01 ID:D6oZ/U3Y
>>72
ありがとう 正直SCP便りすぎるし結構無理やりかな?って思って一回こっちに貼ってみた
そう言ってくれると助かる

74 妄想民 :2020/05/16(土) 13:16:53 ID:VaVNqngw
いいと思います。
>>1530に関しても特殊能力が無いと思ってたけど、実はscpで常に未来の取捨選択をしてたため
一見ないように見えただけとか補完すればいいと思うし

75 妄想民 :2020/05/16(土) 13:20:03 ID:VaVNqngw
>>72
あぁ、こっちの方がいいですね

76 妄想民 :2020/05/18(月) 16:44:37 ID:WyEfe38s
本スレ>>2408で投下したエピローグを少し手直し


後日談というか、今回のオチ。

「つまり阿良々木君は殺し合いの中でもハーレムを作ろうとして性癖を暴露した変態だった、ってことね」
「っておい!人の話をどう聞いたらそういう総括になるんだよ!」

僕は、あの混沌とした大事件から帰還できた後、不在期間に何があったのかを戦場ヶ原に問い詰められて、洗いざらい隠さずに全てを話した。
―――だけど、どれだけ僕の事を貶めたいんだよ、この女は!

「まぁ、阿良々木君のことだから、いつも通り首を突っ込んでいつも通り大変な目に遭ってきたのね」
「なんだよ、こんな出鱈目な話、お前は信じるのか」
「そりゃあ、私からあなたに聞き出した話だし。阿良々木君、こういう時に嘘を交えて話す事はないだろうし」

そう言った後、戦場ヶ原は急に体を動かし。

「とにかく、お疲れ様」

そして、僕の頭を撫で始めた。
いやはや、男子である僕が同級生の女の子に撫でられるだなんて。
普通逆だろ。こういうの。男子が女子を撫で撫でするのが定石だろ。
でもまぁ、こんな風に誰かに頭を撫でられるのって、いつ以来だろうな。
こうやって誰かに褒められながら、顔を見つめられると。
―――すっげー嬉しいけど、すっげー恥ずかしいじゃん!



「そういえば阿良々木君、『七瀬かりん』って知っている?」
「……一応、まぁ知っているけど」
「あら意外、何でも知らない阿良々木君がアイドル事情に詳しいだなんて」
「いやそこまで言ってないけど、何だよ急に」

その名前を聞いたとき、僕はドキッとした。
だって、僕がその名前を初めて聞いたのはあのバトルロワイアルの最中、八神マキノの口からであって。
その事については、(特に必要ない情報だと思って)戦場ヶ原には伝えていない。
なのに、なんでこんなタイミングで?

「ちょっと前に亡くなった彼女について、巷で色々と噂が流れているのを聞いてね」
「噂?それ、誰から聞いたんだ?」
「羽川さん」

やっぱり羽川か、だと思ったよ。
ホント、お前は何でも知っているな。
―――とまぁ、僕は脳内でいつものアレを再生しているところだが、話から少し脱線しそうなので今回は割愛させてもらう。

「それで、どんな噂があるんだ?」
「例えば、とある地方都市に亡霊として現れた、とか」

それも、マキノ経由で聞いていた都市伝説の一つである。
というか、僕も実際にその亡霊『鋼人七瀬』とあの場所で遭遇したのだが。
あの時は逃げるので手一杯で、その一度っきりで再会することはなかったが。
―――ただ、あのときの『彼女』の異質さは、今でも忘れられない。

「とある掲示板でその亡霊はでっち上げで、掲示板の管理人こそ七瀬かりんだ!、なんて誰かが論破したとか」
「なんだそれ」

それは初耳だ。
たぶんそれは、本物の亡霊を見ていない人がトンデモ推理をしたのか。
はたまた、何か意図を持ってそんな推論をでっちあげたのか。
とにかく、僕の知らない世界で知らない戦いがあったのだろう、と特に気には止めないでいよとした。
が。

「そしたら、死んだはずの『七瀬かりん』が本当に生きて見つかった、って噂も流れ始めたそうよ」
「……は?」

なにそれ。
その噂が本当で、『七瀬かりん』が生きていたというのなら。
じゃあ、僕があそこで見た『鋼人七瀬』は。
一体、何なんだ?

「な、なんで死んでたはずの人間が生きて出てくるんだよ」
「さぁ、わからない。私も、噂で聞いた程度だし」

戦場ヶ原から要領を得ない変な話をそこまで聞いたところで。
僕の携帯電話に、メール着信のお知らせが届いていた。

77 妄想民 :2020/05/18(月) 16:45:17 ID:WyEfe38s



宛先:八神マキノ
件名:怪事件発生、協力求む

お久しぶり、アララギ君。
早速なんだけど、アララギ君は『鋼人七瀬』の元となる『七瀬かりん』が生きていた、って話聞いている?
なんでも、岩永さんがとある掲示板で『鋼人七瀬なんて亡霊はいない、生きていた七瀬かりんが演じたに過ぎない!』って推理をでっち上げて閲覧者に信じさせたら。

 な ん と 、警察の捜査で本物の『七瀬かりん』が見つかっちゃったようなの!

まさに、嘘から出た実、ってところかしら。
この展開には岩永さんも慌てふためいて、この事態収拾に頭を悩ませているわ。
それで、アララギ君の街に今滞在している、って噂の「バランサー」の手を借りたい、って言っているから。
今度、そっちに遊びに行くね。
あと、小夜ちゃんも一緒に行くから。
案内よろしくね♪



その文章の下には、一枚の写真が添付されていた。
自撮りのおかげで顔がアップになっている八神マキノ。
その後ろで頭を抱えて発狂していそうな岩永琴子。
岩永の横で彼女を宥めようとしている鷹取小夜。
拡大表示しなくても、よく分かる写真であった。

………………………………………。
なんだか今、僕の世界って色々と大変な事になっているような、そんな気がした。

「ふーん。やっぱり、私の知らないところでも阿良々木ハーレムを作っていたじゃない」

僕が動揺している間に文面と写真を見た戦場ヶ原が、したり顔でこっちを見つめていた。
―――こうなったら、妖怪ポストにでも手紙を送って、助けを呼んでみようかな


エピローグ『虚物語  第霊話 かりんゴースト』

※速筆で端折って書いたので文が変なのと、色々と矛盾点がありますが、100パーセント虚構で書かれた内容なので、適当に流してください。

78 妄想民 :2020/05/21(木) 15:20:23 ID:W6t2An6c
BLEACHエピローグその2


見渡す限りの砂漠と暗い空に挟まれた世界。死と、無念が形作る領域。 

虚圏へと、スタークは還ってきた。

変わらねぇな、と呟いた。それに応えるものは誰もいない。主催の本拠地に、リリネットはいなかった。自らの半身である従属官の小さな少女の破面。ユーハバッハには、彼女を人質にされたからこそジョーカーとして参加したのだが……。

ユーハバッハが嘘をついていたのか、それとも未来を視て自身の裏切りを知っていたためにどこかのタイミングで改めて抹殺されたのか、今のスタークには知る術はない。彼は全知全能ではない、一人の、孤独な破面だからだ。

虚圏へと戻ったのは、特に理由はなかった。ユーハバッハが倒れた事で、三界は再び別れるとサノスに聞いた。そうしたら、なんとなく戻りたくなったのだ。誰もいない世界だ。再生されたばかりの世界には死者も虚もいない。つまり孤独になるとわかっていて、スタークはなんとなく、戻ってきたのだ。

とりあえず、虚夜宮(ラス・ノーチェス)の跡にでも向かってみるかと歩いていると、岡の向こうに3つの強い霊圧を感じた。

「あ! 見ろよミラ・ローズ!! やっぱりプリメーラ(#1)じゃねぇか!!」
「うっさいよアパッチ! いちいちデケェ声出さなくても聞こえるし、霊圧で判ってたっっーの!!」
「アァン!? テメェが霊圧だけじゃ気のせいかもよ、って言ったからわざわざ見にきてんだろーが!!」
「おだまりなさいな二人とも。どうやらプリメーラも私たちとの遭遇は想定外だったらしくてよ」
「お前ら……確かハリベルの……」

姦しい三人娘は十刃#3の従属官だった。スタークは疑問に思った。なぜ、生きている? なぜ、ここにいる? しかし、その疑問はむしろ、あちら側が抱いたものだった。

「しっかしアンタ本当にプリメーラなのか? あいつ死神のチャラいおっさんに刺されて死んだんじゃなかったか?」
「ん……まぁそこは………」

アパッチ「…………」
ミラ「…………」
スンスン「…………」
スターク「…………」

「……色々あったんだ」
「いやそんだけ間を置いたんなら説明しろよ!? 相変わらずめんどくさがりだなアンタは!!」
「……どうやら本物のプリメーラのようですわね」
「まぁ仮にもヤミー除けば十刃トップだしな……こいつ。生きてても不思議はないけどさ……」
「仮にも」とか「こいつ」とか、一応オレ元上司なのに扱いひでーな……」

頭を掻くスターク。そうだ、とアパッチが言った。

「いや、ホンモンのプリメーラなら大助かりだぜ! 頼むプリメーラ! 俺たちと一緒にハリベル様を救ってくれ!!」
「? どういう事だ?」
「虚圏に、白装束の謎の一団が襲撃を仕掛けてきたのです。有象無象の虚や破面では太刀打ち出来ず、ハリベル様が奮戦されたのですが……」
「奮戦、じゃねーよ! ハリベル様が圧倒的に押してたじゃねーかよ! あのヒゲオヤジが出てくるでは……!!」
「!? まて、まてまて! まさかそいつら、霊子の弓を使ってなかったか……? ヒゲオヤジってのは、黒いケープを纏ってる、髪の長い偉そうなやつか?」
「知ってんのかプリメーラ!?」
「スタークだ。……もう十刃壊滅してんだから、名前で呼んでくれよ」

スンスンがそうですわ、と応えた。そのヒゲオヤジにハリベルが敗れ、連れ去られたとも言った。スタークは混乱した。が、やがて一つの答えに至った。

サノスだったか。あの男が気を利かせてくれたのだ。なぜそうしたのかまではわからない。単なる気まぐれか、気持ちを汲んでくれたのか……あるいは、この世界において『ユーハバッハ』を倒せという事なのか。

「……めんどくせぇな」
「アァン!? テメェハリベル様を見捨てんのか!?」
「テメーとバラガンが死神なんかにやられるから、虚圏の統治を買って出たハリベル様に恩を感じないのか!?」
「いやお前たちの頼みがめんどくせぇわけじゃねぇよ」

スタークがそういうと、三人娘はえっ、と驚いた顔をした。

と、四人は一斉に同じ方を見た。その先、遠くで数多の霊圧が乱れているのを感じたからだ。

79 妄想民 :2020/05/21(木) 15:20:54 ID:W6t2An6c

「アイツらまた来やがったな……!!」
「今度こそぶっ殺してやる……!!」
「落ち着きなさいな。皆殺しにしてはハリベル様がどこにいるか聞き出せませんわよ。一人二人は生かしたままにしないと」

臨戦態勢に入った三人の先頭に、スタークは立った。

「スターク?」
「これからオレたちが戦うのは滅却師だ。親玉のヒゲオヤジはユーハバッハって言って、めちゃくちゃ強いやつだ。はっきり言って藍染サマより強いかもしれねぇ」
「なん……だと……!?」
「嘘でしょ……あの化け物より強いっていうの、あのヒゲオヤジが……!?」

「だが、ま。意外となんとかなるモンだぜ」

 絶望に顔を歪める三人娘に、スタークはふっと微笑を浮かべて言った。

「なんだよ……アンタのそんな顔、初めて見たぜ……」
「この後に及んで嬉しそうな顔って、状況分かってます?」
「ああ、わかってるよ。ただ、まぁ。オレは戦いってやつはめんどくせぇから嫌いなんだが……」

「仲間を護るために、って思ったら……意外と悪くないかもしれねぇって思っただけさ」

そういうとスタークは響転を用いて走った。三人娘は慌てて後を追う。スタークは空を翔る最中に「帰刃」を行った。リリネットの霊圧は感じない。ヴァレンタインを倒したあの時から、なぜリリネット無しで帰刃ができるのかはわからない。だが、今は力を振るえることに感謝しようと、スタークは思っていた。

青い霊子が体を包み、密度の極まった霊圧によって体が黒く変色し始めていることに、スタークはまだ気づいていない。

──BLEACH ALL GENRE Ⅲ

『EPILOGUE :WHAT IF 千の夜をこえて』

【コヨーテ・スターク@BLEACH 生還】

80 妄想民 :2020/05/21(木) 17:43:20 ID:Ay020SBM
SS乙です
原作のIFへと繋がる粋な作品だ…

81 妄想民 :2020/05/22(金) 07:48:30 ID:9xR2oAR6
乙です
これは面白いエピローグ

82 妄想民 :2020/05/23(土) 07:22:46 ID:W6t2An6c
鬼滅の刃エピローグ補完


天気の良い日だった。

小さな小屋の縁側に、しわがれた男が座していた。畑の前ではしゃぐ子供たちを温かい目で見守っている。時折、思い出したように口付ける湯呑みに注がれているのは白湯であった。

今日もいい日だ。

肌を撫でる柔らかな風に心を靡かせるのは心地がいい。眠りたくなるほどで、事実その老人は隣にそっ、とかがみ込んだ妻が耳打ちするまで意識を手放す寸前だった。

「もう。気持ち良くなるとどこでもすぐうとうとするんですから」

老人はにこりと微笑んだ。老婆はムッと膨れた。

「私はこれから子供達と、炭吉さんのとこに出かけてきますよ」

お土産は期待しないでね、と言う老婆に、大丈夫。と返す。それは夫婦の暗黙の了解なのか、老婆は特に何も返さず、子供らを集めるとテキパキと出かけの準備をした。

「……!」

老婆は名前を呼ばれ、振り向いた。

気をつけて。老人はそれだけ言った。呟くような声だったが、明確に老婆に、妻に向けてのものだった。老婆ははいはい、と言い、離れていく子供達はいつまでも手を振っていた。

いい日だ。

いつのまにか、日が沈み始めていた。昼と夜の境界線。蒼く薄い空が世界に蓋をする。体が少し寒い。流石に風が冷たくなってきたか。そう思って、老人が目を擦ると、その目線を、揚羽蝶が横切った。鱗粉が星の砂のように軌跡を作る。

そして、老人は気づいた。

「……流石だ。老いてなお、平和にあってなお……お前の鋭さは増しているようだ……」

顔を上げた老人の、視線の先に、黒い着物に白い羽織りを被せた、侍が立っていた。

「兄上……」
「ひさしいな、緑壱……」

しわがれた声で、老人は名を呼ぶ。袂を分かったはずの来訪者に、しかし思った以上驚きはしなかった。今日はいい日だったからだ。ふと見上げれば、空には月が浮かんでいた。綺麗な三日月だ。

継国巌勝は、緑壱の隣に座った。

「……鬼舞辻無惨は……斬ったようだな……」
「……はい。夜通し斬り続け、朝日によって廃となりました」
「そうか……言葉足らずだったから……心配していた」
「いえ。兄上はあの時『斬れ』ではなく『斬り続けろ』とおっしゃいました。だから、その通りにしたまでです」

淡々と、緑壱は言った。

「兄上は……戦死なさいました」
「そうか……」

それも、淡々と言った。しかし、その言葉にはあらゆる意味を内包している。その言葉を噛み砕き、巌勝は目を閉じた。

「その確認に来られた訳ではないのですよね」

緑壱の声が、はっきりとした通るものになった。巌勝はああ、頷いた。

「約束を。お前と、凧揚げをしようと……思ってな。だが、お前がもし、人生を幸せに過ごせていないのなら……考えざるを得なかった」

巌勝は立ち上がった。闇に煌く白い羽織りが見せる。緑壱は追いかけた。その背中が、少しの悲しみを纏っていた。巌勝が振り返った。

「だが、お前は幸福だったのだな」

緑壱も釣られた。そして見た。縁側で項垂れる老人に、老婆と、子供たちが抱きついている。その目に涙が溢れていた。老人は眠っていた。その表情は、笑っている。夢見心地にあるのだろう。老婆の顔は、しわくちゃの顔をさらにぐしゃぐしゃにして、一生懸命に泣いていた。悲しみが溢れ出していた。

「緑壱」

巌勝が呼んだ。はい、と応えた。

83 妄想民 :2020/05/23(土) 07:23:33 ID:W6t2An6c
「お前が言ったことは、間違っていなかった。……我らは、いつでも安心して……身を引くことができたのだ。今ならわかる……遅すぎたがな」

『お労しや、兄上』

かつて、同じ顔をした緑壱に言われた言葉。あの時は意味がわからなかった。憐憫だと、蔑む言葉とさえ思っていた。だが、違ったのだ。憐みは確かにあっただろう。だか、その本質は違うのだ。

「緑壱」

緑壱に、手を差し出した。

「大儀であった」
「────!!」

緑壱は一も二もなく手を握った。張りのある肌に血が回り、重さのある肉を脈動して熱を持った。

「兄上──」


「お疲れ様でした」

巌勝とほぼ同じ顔をした緑壱が、言った。



二人を照らし、包んでいた三日月が山の向こうへ沈んでいく。役目を果たしたように。


暁の空はすぐそこまできている。
世界から消えた、太陽と月の兄弟。
偉大なる彼に、負けぬように。



────鬼滅の刃 オールジャンル3

『エピローグ:日はまた昇る』

84 妄想民 :2020/05/23(土) 13:28:49 ID:zHIlIsHk
SS乙です!
あっ、やっと…この兄弟が救われたんやなって…(落涙)

86 妄想民 :2020/06/14(日) 22:03:35 ID:W6t2An6c

「おかえりなさいませ、我が主よ」

空間の歪みから歩み出たサノスを迎えたのは、エボニー・マウを筆頭にするブラックオーダーの面々だった。彼らは突然行方不明になり、またこの場において唐突に現れたはずのサノスに対しても全く驚くことなく頭を垂れる。そして、彼らの主たるサノスもまた、それが当然であるかのように、まるで全てが掌の上の出来事であるかの如き振る舞いを持って応えて見せた。

「変わりないようで安心しました。我が主人(あるじ)よ」

マウはサノスの三歩後を歩いた。サノスのために用意した玉座に彼が座したところで、歩みを止めた。

「ストーンを全て、手に入れられたのですね」

サノスが手に装着するガントレット。そこには取り取りに輝くストーンが全て嵌められていた。にこやかに笑うマウに対して、ほかの3人のブラックオーダーらは驚愕の表情を浮かべ、ざわめいた。しかし、当のサノスはいまいちすっきりしない──というより、思考がまとまらないような、はっきりと複雑な表情を浮かべていた。

「マウよ。ストーンの力には限界が存在する」
「ほぅ、それはそれは……」
「な!? 本当でございますか!?」

プロキシマ・ミッドナイトが槍を鳴らしてサノスへ問いかけた。ともすれば不敬にも思われる言動であるが、この場におけるサノスとマウを除いた全ての者は、その心の内で彼女の驚愕に賛同していた。

「ストーンの力はこの宇宙でしか正常には働かぬ。いや、元々わかっていたことではあるが……」
「未来を「視」られたのですね?」
「……そうだ」
「そして、アベンジャーズに敗れる未来があった……と」
「エボニー・マウ! サノス様に口がすぎるぞ」
「よい。私が敗れる未来があったのは紛れもない事実だ」

サノスは躊躇うことなくガントレットを外した。

「では、ストーンはどうされます?」
「ストーンは我が元に置いておく。アベンジャーズにむざむざ渡すこともなかろう。なにより……これから私が手に入れんとするモノを制御するために、ストーンのパワーは絶対に必要であろう」

インフィニティ・ガントレットを捨て、手に入れたいモノ。またしてもブラックオーダーたちは目を見開いた。あまりにも短期間に驚きが連鎖している。言葉がうまく出てこなかった。ただ一人、マウだけがふむ、と口を自在に動かしている。彼には心当たりがあったのだ。インフィニティ・ガントレットを越える存在に……。

「と、いうことは。本当にアレがこの宇宙に存在している確証を得たのですね?」
「そうだ。ガントレットのパワーでは探知し切れなかったが、おそらく存在していることはわかった。ならば探さぬ手はなかろう」
「い、一体……なんのことです……? 私たちには何がなんだか……!?」

プロキシマとコーヴァスが前に出た。サノスは口を開いた。

「これから我らが探し求るは、INFINITY GAUNTLET(インフィニティ・ガントレット)を越えるモノ」

「MULTIVERSE(マルチバース)の領域を越え、遍く全てを超越する全能者の片鱗」

「HEART OF THE UNIVERSE(ハート・オブ・ザ・ユニバース)だ。それを探す」

サノスの静かな、それでいて覚悟の秘められた重厚な宣言を聞き、さしものブラックオーダーもかしこまった。しかしただ一人エボニー・マウだけが物押しすることなくサノスに会釈をした。

サノスの宇宙船が軌道を変える。
遠ざかるアスガルド、遠ざかる地球。

愛すべき娘との再会にさえ、サノスはもう目もくれない。

眼前に映るは真っ暗な闇。当たり前だ。これから彼らが行く領域は、ストーンのパワーでも遥か及ばない、無限の先の、その先なのだ。

サノスは言った。

「さぁ行くぞ。見果てぬ神の領域へ」

宇宙船は光の海へと姿を消した。

静かな宇宙が残された。
その静けさが束の間の平和か、恒久を貫くかは、神々の王と謳われ、神の視座にて世界を見下ろすLiving tributary(リビング・トライビューナル)にすら測れないだろう。

──THE AVENGERSA ALL GENRE Ⅲ

『EPILOGUE :MARVEL CINEMATIC UNIVERSE -THE END-』

87 バルクホルンの想い(zwei) :2020/08/05(水) 16:37:17 ID:Z4A9g17o
「…ところで一つ聞きたいことがあるんだけど…いい、かな?」

先程までトゥルーデに抱きついて泣きじゃくってたのが嘘のように、明るい口調でハルトマンは問いかける。

「別に構わないが…なんだハルトマン?」

(何か気になる事でもあったのだろうか…?)
と思いつつ、トゥルーデはハルトマンの言葉を待つ。しかしハルトマンの口から出たのは、トゥルーデにとっては予想外にも程がある言葉だった。

「トゥルーデはさ…キラって子のこと、好きなの?」
「な……!?お、お前…いきなりっ、何の事を…何を言ってるんだお前はっ!?」

トゥルーデは顔を赤くしながら、あからさまに動揺してしまう。まさかハルトマンがその事を聞いてくるとは思っておらず、またその事がバレているとも思っていなかったところにこの質問が来たのだ。普段はカールスラント軍人として冷静であろうと努めているトゥルーデであったが…今の彼女にはどう頑張っても、平静を保つ事も、冷静になる事も不可能であった。

「…へー……やっぱりそうなんだ〜」

(…えっ、あれで誰にもバレてないと思ってたの…?)
と思うも、そのままハルトマンは言葉を続ける。

「…先に言っとくけど、わたしは…トゥルーデにはあっちの世界に行って欲しくないなー…って」
「…どうしてそう思ったんだ、ハルトマン…?」
「だって…まだまだトゥルーデと一緒に居たいし、二度と会えなくなるなんて嫌だし…話聞いた感じたと、同じ人間同士なのに、強要されてるワケでもないのに…殺し合ってるみたいだし…わたしたちの世界よりずーっと死ぬ確率高いだろうし…それに、あっちの世界に行くってことは、クリスを…妹を、たった一人の家族を置いてくことになるんだよ?トゥルーデはそれでもいいの…?」

悲しそうに、しかしどこか諭すかのように、ハルトマンは問いかける。

「……わかっている、わかっているさそんな事…!…だからどうするべきかで悩んでいるんだ…。
…お前の言う通り、クリスは大切な妹で、たった一人の家族だ…お前たちも…かけがえのない大切な仲間だ…置いてなんて行けない。行きたくないんだ…!
…置いて行かれる辛さも、悲しさも…苦しさも…知っているつもりだ…。
……だけど…私にとってはあいつも…キラも、かけがえのない存在なのだと…気付かされた…いや、気付いてしまったんだ…。
……教えてくれハルトマン。私は…私はどうしたらいい…?…情けない事に私は、自分一人じゃどうすればいいのかを決められそうにない…!」

抱え込んでいた感情を吐露するトゥルーデ。そんな彼女を見てハルトマンは、申し訳なさそうに、

「ごめんトゥルーデ…ちょっと言い方キツかったかも」

と謝る。そして暫し考え込んだ後、再び話し始めた。

「…さっきはああ言ったけど、それ以上にわたしは…トゥルーデには幸せになって欲しいし、幸せを掴んで欲しい。トゥルーデが幸せになってくれるんなら、わたしはそれでいいんだ。
……だから、こういう時は自分の心に素直になっていいと思うよ、トゥルーデ。後悔なんてしたくない…でしょ?」

(こういうこと言うの、照れくさいんだけどな〜…)
そう思いながらもハルトマンは、自分の気持ちを伝えた上で、自分たちの世界と彼との…キラとの間で板挟みになって苦悩しているトゥルーデの背中を押そうとする。

88 バルクホルンの想い(zwei) :2020/08/05(水) 16:37:47 ID:Z4A9g17o
「……私は……」
「だいじょーぶ、トゥルーデがあっちの世界に行くことなったら、その時はわたしがクリスの面倒見るから。トゥルーデの分までわたしが頑張るよ。…そのための力も、なんか手に入っちゃったしね」

なおも悩んでるトゥルーデを安心させようと、優しい口調で喋りながら、ハルトマンはあっけらかんと笑った。

「ハルトマン…お前…」
「それに…そのキラって子の方がどう思ってるのかはまだわかんないんだろ?なら悩む前に、直接聞きに行ってもいいんじゃないかな。もしその子がこっちの世界に来たがってるようなら…勿論わたしは歓迎するつもりだよ」

(出来ればそうなってくれると、色々ありがたいんだけどねー…やっぱ難しいかなあ…彼にも彼の事情とかあるだろうし…)
と思慮しながら、ハルトマンは彼女の…トゥルーデの背中を押した。
それを聞いたトゥルーデは暫し悩む。そして彼女は…

「……それもそう…だな……ありがとうエーリカ。私は私の心に、素直に従ってみる事にするよ」

最終的には自分の心に従う事を選んだ。キラ本人にどうしたいのかを、聞きに行くという選択を。

「にしし…どういたしましてだよ、トゥルーデ!」

ハルトマンは満面の笑みを見せる。例え結果がどうなろうと、この戦友が後悔をする事は無いだろうと、そう確信したが故の笑顔であった。しかし…彼女はうっかり口を滑らせてしまう。

「……それにしても…ほんと、不器用でヘタレなところあるよねートゥルーデって」
「……おい、聞こえているぞハルトマン……!!」
「げっ…聞こえたの…!?待って待って!先聞きに行った方がいいよトゥルーデ!今行かなきゃ絶対後悔するからっ!」

聞こえてないと思っていた呟きを聞かれていた事に動揺し、ハルトマンは慌ててトゥルーデを急かした。

「ああ……お前の言う通り、後悔はしたく無いからな。今は聞きに行く事にする。それが終わったら……覚悟しておけよ?ハルトマン…!」

そう言い残すと、トゥルーデは部屋を出て行く。
彼女の足音が離れて行った後、一人部屋に残されたハルトマンはため息をついた。

「…はぁ…まさか聞こえてるなんて思ってなかったよー…。
……どうしよ……このままじゃ後でみっちり説教される未来しか見えないや…常磐やコウやナダ辺りに言えば匿ってくれるかなぁ…滝沢は…匿ってくれるどころか突き出されそうだからやめとくかー…」

そんな事を言いつつ彼女は、トゥルーデの想いが成就する事を祈ったのであった。


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