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肥満化小説・肥満化絵投下スレッド その4

1名無しさん:2014/09/09(火) 19:19:30 ID:51Gx8J5E0
肥満化小説や絵を投下したい方へのスレです。
作品の感想などもこちらへどうぞ。


過去スレ
 肥満化小説・肥満化絵投下スレッド その3
  ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/13127/1362277305/ 
 肥満化小説・肥満化絵投下スレッド その2
  ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/13127/1323012828/
 肥満化小説・肥満化絵投下スレッド
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191547:2015/04/29(水) 00:16:56 ID:pCQNKbWs0
楠響子。赤き髪と瞳の侍。
戦国時代の日本のとある国の出身で、
その国の精鋭部隊「赤揃」の頭領である響子は、
妖魔にさらわれた殿様を助けるために白地に入ろうとしていた。

そんな彼女を入口で呼び止めたのは、
黒いマントを纏った初老の男だった。
「この先は怨みと憎しみが渦巻く場所、
行ってはならんぞ・・・」
「知ってるわよ、それでも行かなきゃなんないのよ」
「ほら、どいたどいた」
男を振り切り白地へ入り込む響子。
男はそれ以上何も言わなかった。
ただ、奇妙な言葉をぶつぶつと呟いていた。


白地では大勢の妖魔に加え溶岩や毒といった自然現象も響子の障害となったが、
それ程手こずることもなく響子は白地を進んでいく。
しかし、最も強き障害は彼女の体の中で蠢いていた・・・


「でぇい!」
響子の放った日本刀の重い一撃がまた一匹の妖魔を切り裂いた。
 と、同時に響子の腹が膨れ、覆うさらしを押し上げ
でっぷりと突き出てきた。

「あ〜、また太った・・・」
筋肉質ながらも細身だった響子の体は、
いつの間にかに、太ましい肥満体になっていた。

まず先程も言った様に、腹回りはでっぷりと突き出ていて、
さらしの上にその丸く突き出た形を浮かび上がらせている。
元から大きめだった胸はさらに大きくなり、
外からの攻撃を防いできた胸当ても、乳肉に押し上げられ軋んでいる。
そんな上半身に釣り合う様に下半身も太くなっていて、
尻当てが大きなお尻に押し上げられきって
防具としての意義を失ってしまった。
精悍な印象の美しい顔も、ふっくらとしてきて柔らかい印象になりつつある。

響子が妖魔を倒すたびに彼女の体は少しずつ膨れ、太っていき、
それでも進んでいった結果、こうなってしまったのだ。


「これが白地の呪いってやつなの?それとも入る前にいたあの爺さんが何か・・・」
「まっ、いいや。ここの奴らも案外弱くて拍子抜けしてたけど、これも合わせて丁度いいかもしれないわ」
「さぁどんどん戦って、どんどん太るわよ!」
もっとも響子は己の変化に戸惑うどころかむしろ受け入れて、
構わずに白地を突き進んでいった。

そして―――


悲痛さすら感じさせる叫びをあげて、女性の亡骸の様な姿の妖魔が消滅していく。
そして妖魔が居た所に、一人の男が横たわっている。
そう、響子が探していた殿様である。

「殿!」
「そちは・・・く、楠響子なのか・・・?」
「あ、よくお分かりになられましたね」
ここまで戦ってきた響子の体はとてつもない肥満体になっていた。
本人も言ってる様に、彼女を知っている者でも気づかない程に膨れ上がっていた。

まず目に付くのが胸、みちみちとした爆乳となっていて、
胸当てはいつの間にかにちぎれてしまい、
下に着ていた道着も今にもはだけてしまいそうだ。
その下の腹は一番の巨大化を遂げていて、
さらしなど当に破れ、臨月の妊婦の様な巨大な太鼓腹がデデンと突き出ていた。
腰周りも同様に太くなっており、特に尻は腹に次ぐ巨大さで
スパッツ状の道着がはち切れんばかりに押し上げれている。
続く足も丸太の様な太さで、脚と脚が隙間なくみっちりと触れ合ってる。
顔も元の美しさは保たれているが、丸々としていて
ふくよかな頬は林檎の様であった。
顎も丸くなって、これ以上太ると首と一体化してしまいそうだ。

「さぁ帰りましょう、殿。流石にここまで太ると結構きついんですよ」
(むしろそこまで太ってもまだ動けるのか・・・)

それからしばらくして・・・
「響子様!家老がお見えになられてますぞ!」
「あ〜、膝が痛くて動けないって言っといて」
お付きからの呼び出しを、響子はごろ寝しながら横柄に断る。
国の者は、殿を救出する大任を遂げ、その上肥満体に変貌した響子を
戦いとは遠い、上の役に取立てようとしていたが、
響子にとってはそんなことは真っ平御免であった。

彼女は国から去り、新たな戦いを求め旅立った。
美しき女相撲取りとして、肉を踊らせながら、
重々しくもしっかりとした踊りの様に戦い続けたのであった。

192547:2015/04/29(水) 00:19:15 ID:pCQNKbWs0




クレア・ルーデンドルフ。金髪碧眼の騎士。
ドイツ貴族の家に生まれながらも、父の失脚により孤児院で育った彼女は
孤児院の恩師、シスター・フランソワを助けるために白地に入ろうとしていた。

そんな彼女を入口で呼び止めたのは、黒いマントを纏った初老の男だった。
「この先は怨みと憎しみが渦巻く場所、行ってはならんぞ・・・」
「知ってます、それでもルーデンドルフ家の名にかけて行かねばならないのです」
男を振り切り白地へ入り込むクレア。
男はそれ以上何も言わなかった。
ただ、奇妙な言葉をぶつぶつと呟いていた。



白地では大勢の妖魔に加え溶岩や毒といった自然現象も
クレアの障害となったが、それ程手こずることもなくクレアは白地を進んでいく。
しかし、最も強き障害は彼女の体の中で蠢いていた・・・

「はっ!」
クレアの繰り出したフルーレの一撃がまた一匹の妖魔を貫いた。
 同時にクレアの顔が丸く膨れた。
うっすらとだが、二重あごができてしまってる。
「ううっ!・・・また醜く膨れてしまった・・・」
ほっそりとした体型だった筈のクレアが
いつの間にかに、ぎりぎりでぽっちゃりと言えるほどに太ってしまった。


大きな胸は甲冑の胸当てを押し上げているし、
くびれていたはずのウエストも、
今ではぽっこりとしたお腹になっている。
脚もかなり太くなり、ブーツがはかなり窮屈そうで、
上に太ももの肉が乗っかってしまってる。
そして、先に言ったように顔も大分丸くなってきており、
二重あごが出来ている。

クレアが妖魔を倒すたびに彼女の体は少しずつ膨れ、太っていき、
それでも進んでいった結果、こうなってしまったのだ。


「これが白地の呪いというものなの?それとも入る前にいたあのご老人が何か・・・」
「神よ、これもまた試練なのですか・・・?」
「・・・それでも」
クレアは己の変化を嘆きながらも、
白地を突き進んでいった。

そして―――


悲痛さすら感じさせる叫びをあげて、女性の亡骸の様な姿の妖魔が消滅していく。
そして妖魔が居た所に、一人の女性が横たわっている。
そう、クレアが探していたシスター・フランソワである。

「クレア!・・・・助けに来てくれると信じてましたよ」
「先生・・・(この体には触れないんですね・・・)

ここまで戦ってきたクレアの体は、とても丸々としていて
見た目の横幅は彼女が倒したオークの妖魔に匹敵しかねない。

元から大きかった胸は更に大きくなり、今やメロン大の巨乳だが、
それでもギリギリ胸当てに収まっていて、
そのためか肥大化は比較的小さくすんでいる。 
逆に言うと今の体型において胸は控えめに見えてしまうということだが。
ブーツや腰当ては途中でどうしても入らなくなったので、
今クレアの下半身を覆っているのはパツパツに押し上げられたタイツのみだ。
特に擦れる太ももの内側やお尻の辺りは一部破れてしまってる。
美しい顔立ちはぎりぎり保たれてるが、
顔も盛大に膨れてしまっており、
顎は二重顎になった上で首と一体化してしまっている。、
でっぷりとした頬肉に圧迫され、目もかなり細くなってしまった。


「・・・・先生、あの怪物は一体何だったんでしょうね・・・」
クレアがポツリと呟いた。自分が変わり果てた体型になったからか、
先ほど倒した女の屍の様な妖魔に何かを感じたようだ。
「人間、だったんじゃないかしら。でも心を憎しみに焼かれてしまった・・・」
「・・・・・」
「でも、あなたはそんな妖魔も自分の糧としてきた。そう言えるんじゃないかと私は思うの」
「え・・・」
「助けてくれてありがとう。でも、もうあなたは戦わなくてもいいのよ」

修道院に戻ったクレアは、家の再興への未練を断ち切り
シスターとなった。
角の取れた心と重くなった体に惹かるかの如く、彼女の周りには多くの人が集う。
・・・体型は戻そうと奮闘しているがそれはとても長い道になりそうである。

193547:2015/04/29(水) 00:22:31 ID:pCQNKbWs0
鈴麗。 新緑の武人。
中国の裕福な家庭で暮らしていた彼女は、恋人の小雲を妖魔に殺され
復讐のために白地に乗り込もうとしていた。

そんな彼女を入口で呼び止めたのは、黒いマントを纏った初老の男だった。
「この先は怨みと憎しみが渦巻く場所、
行ってはならんぞ・・・」
「私はどうなろうとも、あの人の敵を取る」
「邪魔しないで」
男を振り切り白地へ入り込む鈴麗。
男はそれ以上何も言わなかった。
ただ、奇妙な言葉をぶつぶつと呟いていた。



白地では大勢の妖魔に加え溶岩や毒といった自然現象も鈴麗の障害となったが、
それ程手こずることもなく鈴麗は白地を進んでいく。
しかし、最も強き障害は彼女の体の中で蠢いていた・・・

「はっ!」
鈴麗の跳躍してからの双龍煌焔刀の一撃がまた一匹の妖魔を切り裂いた。
と同時に彼女の胸が膨らみ、着地と共に豪勢に揺れる。

「・・・またか」
鈴麗のスレンダーな体型は、今ではグラマーとデブの中間の様な体型になっていた。
顔は少しふっくらとした程度だが、
腰周りはくびれを残しながらもぽっこりと出ていている。
チャイナドレスなのでかなり露出している下半身は、
形の良さを残したままにとても肉付きが良くなっている。
同じく元々出ていた脇にも肉がつき、二の腕と共にたぷたぷとしている。
だが一番大きくなったのは胸であった。
先ほども揺れたが、戦うどころか動く度にゆっさゆっさと揺れるほどである。

鈴麗が妖魔を倒すたび、彼女の体は少しずつ膨れ、太っていき、
それでも進んでいった結果、こうなってしまったのだ。

「まさかこんなことになろうとはな・・・」
「あのご老人の言ってた・・・いやあの人が仕掛けたのか?」
「だが、どんなに醜く太ろうが、ここに居るのは等しく醜い妖魔のみ。何を躊躇うことがあろう」
「―――せめてあの人の元に向かうときには元の体に戻りたいが――」
鈴麗は僅かな躊躇いを残しながらも
白地を突き進んでいった。

そして―――


悲痛さすら感じさせる叫びをあげて、女性の亡骸の様な姿の妖魔が消滅していく。
そして妖魔が居た所に、一人の青年が横たわっていた。
生きていた小雲だ。

彼を見て鈴麗は笑みを浮かべるも、すぐに背を向けてしまう。

(小雲様・・・生きててくれて本当に嬉しいです・・・)
(ですが、心も体も醜く変わり果てた私は貴方と居ることは出来ません・・・)
心が変わり果てたとは、復讐のために多数の妖魔を殺戮してきたこと、
体が変わり果てたとは、戦った結果の肥満化だ。
桃の様に膨らんだ尻は当然の如くチャイナドレスでは隠せず、
小雲から一歩ずつ遠ざかる程に豪快に揺れている。
そこから伸びる太ももは、木の幹のような太さで
脚どうしの隙間は無くて、密着しむっちりと変形している。
腕もとても太くて、双龍煌焔刀が無くても妖魔を倒せる様にさえ見えてくる。
そして一番大きな胸は、例えようの無いほどに巨大な爆乳であり、
チャイナドレスを突き破って、飛び出ている。
そんな胸よりかは少し小さいが、それでも十分すぎる程に巨大なお腹は
こちらもドレスを少し破いて、へそ周りが出ている。
顔も目鼻立ちはそのままであったが、結構丸々としている。

こうして鈴麗の体を見返してみると、確かに肥満体ではあるが、決して醜くはない。
そして、目覚めた小雲は、何の躊躇いもなく鈴麗を追いかけていき―――


数週間後、鈴麗の故郷で結婚式があげられた。
新郎は小雲で、新婦は、今度は愛情と幸せによって、より膨れ上がった体にウエディングドレスを纏った鈴麗であった。


もう少し(後1人)だけ続きます。
あ、言い忘れてましたが「黒いマントを纏った初老の男」は肥満化要因として勝手に加えた自分のオリジナルキャラです。

194 ◆t3E9hfR0Bc:2015/04/29(水) 00:48:05 ID:V6MOxj660
547さんお疲れ様です。
29の日ですのでいつものを。

ttp://www1.axfc.net/u/3457696.zip
パス:himanka

いつも通りの駄文ですがよろしければどうぞ。

195A:2015/04/29(水) 01:06:43 ID:XpcMfC5.0
私には年下のご主人様がいる
いつからなのか・・・
どういう経緯で付き合うようになったのか・・・
どこからかの光をピカッ一瞬浴び
軽く目眩を起こしたあとからはうまく思い出せないけれども
私にはご主人様がいる

今日も起きたら隣でご主人様は私を見ている

腹筋を使い勢いをつけ起き上がろうとするが
自分のお腹が邪魔して無駄な努力だと再認識させられる

が、いつから私はこんなに太ってしまったんだろう・・・
その記憶もない・・・
痩せてた記憶はあるのだけど
それと同時にその当時から太っている記憶もある・・・

例えば去年、友人と旅行に行った時の記憶も
京都の寺社仏閣を楽々と歩いてまわった記憶
それと同時に窮屈にタクシーに乗り
杖を使っていても必死で、なんとか伏見稲荷を参拝するのがやっと
2重に記憶があり、どっちも認識しているのだけど
それでもどっちもあやふやな状態なのだ

ただ、ハッキリしているのはご主人様が隣に居て
私は酷く・・・
そう酷すぎる位ギネスに軽々載ってしまうのではと思うほど太っている事実である

彼・・・つまり私がご主人様と呼んでいる人物・・・
名前もしらない・・・
でも隣に居てくれるだけで何故だか幸せを感じてしまう
そのご主人様が「食事できてるから食べるか?」と聞いてくるので
私はいつもの様に?満面の笑みで頷きながら「うん!」と答える

寝室とキッチン・・・
普通の人、そうご主人様みたいに・・・
と言うより私の様な贅肉の塊でない限り
数分もかからないであろう距離なのだけど
私はどうしても10分はかかってしまう
と言うのも恥ずかしい話・・・
ドアを正面からだと通れなく
横になってズリズリとすってでなければ通れない
更に2・3歩しか進んでいないのに疲れ始め
5・6歩になると壁に持たれて少し休まないとやっていけない

そんなこんなでなんとかキッチンにつくと
暖かかったであろう料理が少し冷めてしまっている
いつもご主人様に申し訳なく思ってしまうが
当のご主人様は「いいから食べよう」と笑顔で食事を薦めてくる
「うん」と答えながら
普通の人なら3人座れるであろうベンチ型の椅子に座る

前は円形のパイプ椅子を使っていたのだけど
脚が折れるより先に円座の外に出ている部分が斜め下に折れ曲がり
それでも使っていると脚が曲がり使えなくなってしまったのだ

その後、普通の椅子を2つ並べて使ってはみたが
椅子の端の山になっている部分が下からお尻を突き上げるようで
どうも痛くて座れなかった

だから、それからはフラットなベンチ式の椅子を使っている
でも、最近不安に思うことがある
そう、ベンチ式の為に座るとミシッと嫌な音が聞こえるようになったのだ
ゆっくり座ったとしても、その音はゆっくりとミ・シッ程度になるだけでこの椅子もそう長く持たないのでは・・・と思っている

196A:2015/04/29(水) 01:12:28 ID:XpcMfC5.0
すみません
何も考えずに出してしまいました
いろいろ修正箇所があるので忘れて下さい

197名無しさん:2015/04/29(水) 20:50:03 ID:bjcpIUZY0
>>195
いろんなストーリーが妄想できて良い!

198547:2015/04/29(水) 22:56:23 ID:pCQNKbWs0
>194 ◆t3E9hfR0Bcさん投稿乙です。
「怖くて肥えぇ!」な妖怪ものと、ほっこりできる美貌換金屋シリーズ。
どちらも楽しめました。

>195 Aさんも投稿乙です。
過程も含め、想像の余地が出てくる良いスタイルだと思いました。
ただあえて口を挟むと一言「投稿します」て初めにつけるべきだと思います。

後、自分もダンシングソードSS「ダンシングソード&ミート〜重厚なる決意〜」(今思いついたタイトル)
の続きを書けたので投稿させていただきます。



ルシエル。桜色のアサシン。
どういう訳か彼女自身、記憶と感情を失っており、
自分が何者なのか分からないまま何かに導かれるように白地に入ろうとしていた。

そんな彼女を入口で呼び止めたのは、黒いマントを纏った初老の男だった。
「この先は怨みと憎しみが渦巻く場所、行ってはならんぞ・・・」
「・・・私には他に行く場所もありません、
ただここには何かがある気がするから・・・」
男を振り切り白地へ入り込むルシエル。
男はそれ以上何も言わなかった。
ただ、奇妙な言葉をぶつぶつと呟き、どこかへ消えていった。


白地では大勢の妖魔に加え溶岩や毒といった自然現象もルシエルの障害となったが、
それ程手こずることもなくルシエルは白地を進んでいく。
しかし、最も強き障害は彼女の体の中で蠢いていた・・・

「えい!」
ルシエルのカタールの一撃がまた一匹の妖魔を屠った。
 と同時に彼女の尻が膨れ、
短いスカートを押し上げ、下着に丸々としたラインをくっきりと浮かばせる。

「・・・・」
細身ながらも肉感的だったルシエルの体は、より豊満でふくよかな体型になっていた
ほっそりとした手足は程よく、をやや通り過ぎた位に太くなった。
先に言ったように、尻も丸々と膨れている。
顔は余り変わった様に見えないが、
逆に腹回りは一番の変化を遂げ、エプロンドレス状の衣服をぽっこりと押し上げている。

妖魔を倒すたび、彼女の体は少しずつ膨れ、太っていき、
それでも進んでいった結果、こうなってしまったのだ。

「・・・エミリオ」

しかしルシエルは己の変化に構うことなく、
記憶の片隅に浮かんだ「エミリオ」という名前の者を探すために、
白地を突き進んでいった。

そして―――

悲痛さすら感じさせる叫びをあげて、女性の亡骸の様な姿の妖魔が消滅していく。
そして妖魔が居た所に、一人の少年が横たわっている。
そう、ルシエルが探していたエミリオ、彼女の弟である。


「エミリオ!」
白地での戦いを経て、彼女が取り戻した記憶はあまりにも悲しいものだった。
貧しい家族を救うために、ルシエルは女アサシンとなった。
地獄の様な任務を果たし帰ってきた時には、家族はエミリオを残して既に亡くなっていた・・・。


・・・そしてそんな記憶と引き換えになったのが、彼女の整った肢体だった。

正確に言うと、妖魔を倒し続けここまで来た結果、
ルシエルの体は丸々とした肥満体となっていた。
その中でも特に大きいのはお腹であり、
エプロンドレスが今にもはち切れんばかりに押し上げられている。
胸はそんな腹よりも一回り大きくなりながらも、腹に乗っかっている。
スカートなどとっくに使い物にならなくなり、
胸と同等に巨大な尻を何とか収めている下着が全開となっている。
脚も丸太の様に太くなってしまい、ブーツもはち切れんばかりに押し上げながら
脚と脚で密着している。
顔も顎の角が取れるほどに真ん丸く膨れた。

それでも今の彼女にとっては、弟を救えたことだけでも嬉しいことだった。

「姉ちゃん!ボク・・・姉ちゃんが来てくれるって信じてたよ!」
「・・・帰ろう、エミリオ。私達の家に」

霧が晴れていき、白地に陽が昇る。
ルシエルは大きな体でエミリオを抱きしめる。
一筋の涙を流しながらも、彼女の丸く美しい顔には満面の笑みが浮かんでいた。

199547:2015/04/29(水) 23:03:17 ID:pCQNKbWs0
おまけ 各キャラの変化記録

楠響子 17歳 162cm ?kg
→76kg 101・82・93
→113kg 119・136・124

クレア・ルーデンドルフ 21歳 173cm ?kg
→76kg 104・82・103
→132kg 112・141・132

鈴麗 19歳 165cm ?kg
→72kg 112・78・104
→126kg 142・126・132
→138kg 148・134・140

ルシエル 16歳 165cm ?kg
→64kg 104・76・101
→82kg 119・111・113


これで終わりです。
それと、管理人さんに余計な手間をかけることになりますが
このSSをまとめサイトに掲載する際には、各キャラ1人ずつで1ページという形でお願いします。

200名無しさん:2015/05/10(日) 18:04:17 ID:7ptQNX8c0
グリム名作劇場を見てふと思いついたので書いてみます
細かい設定とかはほぼアニメまんま・うろ覚え・脚色ありです


 あるところに一人の若い狩人がいました。
森で仕事をしていた狩人は、茂みが揺れるのに気付くととっさに銃を構えました。
しかし、茂みから出てきたのは獣ではなく老人でした。
狩人は老人をびっくりさせてしまったとお詫びを言いました。
するとおじいさんも、こちらこそ仕事の邪魔をしてすまなかったといい、宝物のありかを教えてくれました。
さらに、今教えた場所まではこれで行くといいと言って、どこへでも行ける魔法のマントをくれました。

 狩人はおじいさんの言った通りに、切り立った崖に建つ一本の枯れ木に行きました。
なんとそこへ行きたいと願っただけで、一瞬で着いてしまったのです。
彼は枯れ木の上にある鳥の巣から、金の卵を手に入れました。

 「今日はついてるぞ!まだ何か良いことがあるかもしれない」
そう思って家には帰らず森の中をうろつきました。

 日も暮れてきたころ、一人のきれいな娘と出会いました。
顔は整っていて砂時計のような女性らしい丸みを帯びた美しい人でした。
森をうろついている間に仕留めた獲物を代価に、一晩泊めてもらうことになりました。

 実はこの娘は魔女の娘で、彼女自身も魔術の覚えがありました。
魔女といっても邪悪な人ばかりではありません。
この娘も根は良い子で動物にもよく懐かれました。
しかし、どうもいたずら好きの節があり、さらに欲しいと思ったものは絶対に手に入れようとするのでした。

 とても貴重な金の卵に魅せられた娘はスープに眠り薬を混ぜて、狩人が寝ている好きに卵を盗みました。
翌朝、狩人をデートに誘って彼にマントを使わせました。
遠い遠い地へやって来ました。
狩人がマントを轢いて娘を座らせて少しだけ風景を眺めている内に、娘はマントを使って帰ってしまいました。

 狩人は騙されたことを知りとても腹が立ちました。
なんとか仕返しする方法を考えるうちにキャベツ畑にたどり着きました。

 お腹が空いたので一つ食べると、なんとしたことでしょう!狩人の体はロバになってしまいました。
狩人はとても驚きましたが、持ち前の前向きな性格で何とかなるさと思っていました。

 またひとつ、ふたつと食べている内に、今度はロバから人へと戻りました。
どうやら人間になるキャベツとロバになるキャベツがあることを知った彼は、いい仕返しを思いつきました。


 しばらく後、娘の下に野菜売りがやってきました。
新鮮なキャベツだというので早速調理して食べてみると、男が家の中へ飛び込んできました。
娘は野菜売りの男があの時の狩人だと知り心臓が張り裂けそうでしたが、もっと驚くことがすぐに起きました。
体が徐々にロバへと変わってしまったのです。
娘は嘆き悲しみ、また酷く後悔し、これから自分がどんな仕打ちを受けるのかびくびくしていました。

 狩人はロバに変化した彼女を粉ひき屋へ連れて行きました。
娘だったロバは主人と狩人が話しているのを横目に、物悲しそうな顔で訴えかけています。
彼女に労働させて、仕返しをすると同時にお金を稼ごうというのです。

 しかし、いざ粉ひき所へ連れて行くとそこの主人はあまり乗り気ではありませんでした。

「こりゃいいロバだな。若くて元気がありそうで、おまけにロバの中でもべっぴん顔と来てる!だがあいにく、粉を引くのは用が足りてるんだ。でも、今ちょうどいらなくなった穀物をどうするか考えていたところだ。豊作のせいで安いし、ものも古くなっちまった。今じゃ引き取ってもらうのにこっちが金を支払わなきゃならないときてる!畑に撒こうにも、ここらにはないしなぁ。ネズミが沸く前にこの雌ロバに掃除代わりとして、蔵の古い穀物を食べてもらうとするか」

 結局、不要な穀物をロバに食べさせるという内容で貸し出しの契約がまとまりました。
その日からは大変でした。起きている時間のほとんどは食事に充てられ、娘(今はロバですが)のお腹は常にパンパンで、重たいお腹を引きずるように生活していました。

 それからしばらく経ち、狩人は彼女の様子を見に行きました。
もう憎んでこそいませんが彼女を許したわけではないですし、ただほんの少し彼女の様子が気になったのです。

 粉ひき屋を訪ねると主人の怒号が蔵から聞こえてきました。
何事かと覗いてみると、主人が娘に無理やり穀物を食べさせているのです。

201名無しさん:2015/05/10(日) 18:05:47 ID:7ptQNX8c0
 日々のお勤めですっかり太ってしまった娘は、蔵の中ですら鈍重に動くしかできず、自分で食べて回ることが難しくなっていました。
そのため牛を飼う時に使う檻を、もっと狭くしたような拘束器具で彼女を固定し、嫌がる彼女の口へ無理矢理に穀物を押し込んでいるのです。
どうしても口を開けないときには(開けたくても開けられないほど衰弱しているのです)尻に鞭を打って口を開かせました。

 四つん這いの格好で体を吊られ、それでも腹は地面についてしまっています。
苦しそうな鳴き声を力なくあげていました。その鳴き声が痛みなのか満腹のせいなのか、口が塞がれているからか、身に付きすぎた肉が呼吸の邪魔をしているのか。
あるいは全部でしょうか。
とにかく、そんな状況を見てとてつもなく驚いた狩人は、勢いよく粉屋の主人に飛びつきました。

「どういうことだ!こんなにロバを酷使させることは了解していないぞ、これは契約違反だ!」と狩人が言いました。

 建前上はこういいましたが本当はこの惨状を見てからというもの、彼女の身が何より気がかりで仕方がなくなっていたのです。
飛びつかれたことですっかり面くらい、倒れ込んでしまった主人を尻目に狩人は娘に一声かけて家に連れて帰りました。

 狩人は娘を人間に戻してあげることにしました。
もっとも今となっては元通りというわけにはいかないでしょうが。

 辺境の地に成っていたキャベツを取ってきて彼女に差し出しました。
彼女は喜んで食べました。するとどうでしょう。出っ張った顔は徐々に元の美しい顔へと変化し、体も前と同じように美しく戻っていくではありませんか。
皮膚や体毛は着ていた衣服に変わりました。

 すっかり元に戻った彼女は心の家で大変喜びましたが、まず狩人に今までの非礼を詫びて感謝の意を示しました。
狩人も、娘が十分すぎるほど悔いたことを察すると彼女を赦しました。
そして実は出会った頃から彼女を好いていたことを告白しました。

 娘の涙やらでぐちゃぐちゃな顔がポッと赤くなりました。
そのとき、彼女の体がポンッ!と膨れ上がりました。
ロバの姿で食べた分が今になって噴き出したのです。

 娘は悲鳴を上げて腕で体を覆い隠そうとしましたが、せいぜい胸の半分を隠すのが精いっぱいというところでした。
少しでも見える部分を減らしたいのか、すぐにしゃがみ込もうとしました。
しかし、体がうまく動かないのと、お腹や太ももが邪魔をしてうまくしゃがめませんでした。

 そのまま体勢を崩して後ろに倒れ、大きなお尻で盛大に尻餅をつきました。
すっかり太くなった足はかろうじて内股を保ってますが、大きく出っ張ったお腹がすべて隠しているため、あらためて隠す必要もなさそうでした。

 娘は恥ずかしさと情けなさで気が狂いそうでしたが、男は何を気にするでもなく大笑いしていました。
単に珍しいものを見たという驚きと、彼女の愉快な一面を見れたという気持ちの表れだったのでしょう。
笑い声は澄んでいて何の悪気も見て取れませんでした。
ついには、今にも泣き出しそうだった娘すらつられて笑い出してしまいました。

 その後、彼らは晴れて結婚し、末永く幸せに暮らしました。


頭の中では2,3行でまとまってたのにこんなに長くなりました・・・
疲れた

202名無しさん:2015/05/10(日) 19:15:43 ID:hN0VJHK60
乙乙
本当は残酷な〜という展開に行くかとちょっとヒヤヒヤしたけどハッピーエンドでよかったw

203名無しさん:2015/05/23(土) 10:55:01 ID:h1PC8mk20
以前いろいろ書いた628です気まぐれからまた変な駄文が
生まれてしまったので、ここに投下しておきます
ギンガマンネタです、駄文です。駄文です(大事なことなので2回言いました)

204名無しさん:2015/05/23(土) 10:56:06 ID:h1PC8mk20
もしギンガマン39話「心のマッサージ」でバズガスの肩の
弾装が4発ではなく更に数発分存在したら

「うぐっう!うっぷっ!」
「皆!」
バズガズが失敗のバルバエキス弾薬をギンガマンの男性陣に
打ち込み、太らせて戦闘不能にしているところにギンガピンクの
サヤがやって来た…
「来るな!サヤー!ぐむうううっ!」
しかし、仲間のことを見捨てることなど出来ないサヤはそのまま走ってきて
体が膨れ上がって地面を転がっている男性陣の前に構えて立つ
「お前にも食らわせてやる」
バズガスはそう言ってサヤに指を刺す、そして肩のバズーカを構える
「サヤー!ぐむむむ!」
男性陣はサヤを守ろうと立ち上がろうとするが太った腹が邪魔で立ち上がれなかった
「おらあっ!」
「きゃあっ!」
バズガズが力を込めると白と赤の弾が発射される、サヤはそれを避けることが出来ず
サヤのお腹辺りに2発とも吸い込まれるように命中し、弾は薬品として
サヤの体に吸収される…
「?」
サヤは自分の手を見て体を確認する…何も起こらない?
「更に残ってる分も全部打ち込んでやるよどうせ失敗作だからな!そらっ!おらっ!」
とバズガズは薬の効果が現れないサヤに更に2発、3発目と次々に撃ち込んだ
サヤは最初の1発であっけにとられてしまっていてその2発目、3発目の弾も
お腹に受けてしまった

カチッカチッ

「弾切れか…お前らにもう用は無い!ばはは〜い!」
バズガスはサヤに弾を撃ち込むだけ撃ち込むと後ろを向いて逃げていってしまった。
「待ちなさい!」
サヤは追いかけようとするが…
「痛っ!」
足に怪我を負っていたために途中で転んで倒れてしまい、追いかけることは出来なかった…
と、倒れたサヤに、男性陣におきた異変と同じ事が起こり始める
「あれ?なんだか…体が…きゃっ、いやああ!」
サヤのお腹の脂肪細胞がバルバエキスによって巨大化してどんどん前に突き出してくる…
服を突き上げ、どんどんまん丸に膨らんでいくお腹…
そのお腹に押されて横向きに倒れていたサヤは転がって仰向けに倒れる…
ギチギチギチ…
どんどん太っていくお腹がサヤの着ていた服の革のベルト部分に締め付けられる
「いや…痛い…」
山のように膨らんでいくお腹がベルト部分で二つに分けられる…それでも
お腹は膨らむことをやめない…
起きた異変はそれだけではない、巨大化する脂肪細胞はお腹だけでなかった…
ゆったりとした感じの服で目立たなかった胸がどんどん大きくなり、
膨らんだお腹とぶつかって形を歪ませる、白い服を押し上げて大きくなり
胸元のブローチを押し上げちぎり飛ばす、
二の腕は大きくなりこれまたゆったりとした袖を押し上げるほど膨れ上がる
太ももも大きくなり、丸太のようになる
全身の脂肪と言う脂肪が膨れ上がってサヤの体はどんどん太っていく…
「いやあっ!」
女性としてはこれはショックだろう…太りすぎて立てなくなってしまったのだから…
サヤは自分のお腹を押さえて体が太るのをとめようとするが、その手すらも
脂肪で膨らんでまん丸になっていく…左手にしているギンガブレスが肉に食い込む…
「うぐっう」
顔の脂肪も膨れ上がり頬が何かを口に含んでいるわけでもないのに
口が開き辛くなり、目が細くなる、顎がぷるぷるの二重顎になり
下を向くことが出来なくなる…
「サ、サヤァッ!」
男性陣は手を伸ばすが自身達も太った体に慣れていないため地面を転がり続ける
「苦しいっ…息が出来ない!」
サヤは膨れてベルトに圧迫され続けるお腹をなでながらそう言う…
一旦変化が収まり、安心しかけたサヤはどうにかその体で立ち上がろうとする…

しかし…

男性陣が1発しか受けていなかったのに対してサヤは3発もあの弾を浴びてしまったのだ…
当然、少しのタイムラグを過ぎて、それらの弾の効力も現れ始める…

205名無しさん:2015/05/23(土) 10:56:42 ID:h1PC8mk20
「えっ!?何これ…お腹がまだ…」
ベルトに圧迫されたお腹が更に太り出す…前に前に、どんどんせり出していくお腹で
ベルト部分が更にきつくなっていく…
ブチ…ブチ…とベルトが嫌な音を立て始める…
「いや…お腹の中が…これ以上膨らんだら…中身が…」
増える脂肪は圧迫されたままのため内臓を圧迫し始めサヤは息苦しさだけでなく
痛みを感じていく…
とここで不幸中の幸いか、ベルトの紐部分が音を立ててはじけ飛び
膨らみ続けたお腹がむくーっと更に大きくなる…
痛みから解放されたサヤだったが、太りすぎたその体では既に呼吸も難しく
ぜえぜえと丸く横幅の広くなった肩を上下させて息をする…
それでも体は太り続け、服のあちこちに裂け目を作った…ここで
2発目の弾の効力が終わった…
先ほどの倍以上、男性陣よりも太った体で
サヤは必死に立ち上がろうと体を動かそうとするが、増えに増えた脂肪がぷるぷると
揺れるだけで立ち上がることは出来ず、地面を転がるだけだった…
そして…3発目の効力が現れ始める…
更に膨らむ体…重たすぎるお腹…その何もかもがサヤに戦士としての終わりを告げていた
サヤは動けない程太りに太り、
男性陣の3倍以上の大きさの体…体重…
こうしてバズガスから白い弾を奪い元の身体に戻るという道が断たれ
身体にバルバエキスにより決して落ちることない脂肪を蓄えられ
太って戦うことの出来ないギンガマンが居るこの世界は成すすべ無く滅んだのだった

206名無しさん:2015/05/23(土) 10:57:56 ID:h1PC8mk20
駄文でのお目汚し失礼いたしました

207名無しさん:2015/05/24(日) 05:29:38 ID:dkyXFi560
おかずに使わせていただきましたありがとうございました

208 ◆t3E9hfR0Bc:2015/05/29(金) 00:01:22 ID:hpJRZGoE0
29日ですので、毎月のを。

ttp://www1.axfc.net/u/3475422.zip

駄文ですが、それでもよろしければどうぞ。

209547:2015/05/29(金) 00:46:27 ID:ru7/xwKg0
乙です!
クールなアンドロイドとガンナー少女。
どちらも素敵な自発肥満化ものでした。

・・・この◆t3E9hfR0Bc氏をはじめとする数々のSSや公式の肥満化ネタを見てると
「肥満化の理由にも色々あるんだなぁ・・・」と思ってしまうと
我慢できずに勝手にまとめてしまいました。

もう少し言うと自分が分類した肥満化理由とそれに該当し、かつ自分のお気に入りである
公式の肥満化とこのサイトのSSを(勝手に)まとめてみました。
一応その理由に沿ったサンプルSSもそれぞれ付けています。
・・・理由ありきなので、いつも以上に肥満化描写がおなざりな駄文ですが。

もう一度言いますが、あくまでも自分の勝手な分類ですので、決して他の皆さんに押し付けるつもりは決してありませんので、ご了承ください。


タイトル 「訳と例  太る理由と6つの物語」

210547:2015/05/29(金) 00:48:15 ID:IFyJ7JoM0
・自業 
単純に、本人の食べ過ぎと運動不足による肥満化。
言い換えれば、自業自得の肥満化。
二次及び三次(現実)での肥満化の原因の大多数を占めており、
このサイトのSSでもこれによる肥満化SSの数は強制肥満化に次ぐ。

公式 「貧乏神が! 12巻」漫画
「魔法屋ポプル(9) 悪魔のダイエット!?」小説
「ジュエルペットきら✩デコッ!9話」アニメ
「魔王のくせに生イキだっ!2 〜今度は性戦だ!〜」ゲーム
まとめSS 10スレFGI氏「その3」
1スレ307氏「その8」・「巫女姉妹の大食膨張記」
避難所3スレ409氏「その1」
◆t3E9hfR0Bc氏SS 「他人の不幸は蜜の味?」「音の熱量」「黒い契約」
拙作 「なら私は祝うっ!」

サンプルSS「私がデブになったのは、どう考えても私が悪いよね・・・」
(上にある拙作「なら私は祝うっ!」の後日談です)

今日もいい天気ね。
窓から流れ込むそよ風と差し込む日差しが醸し出すのは、
まるで特上のフルーツケーキの様な爽やかさだった。
「肥化治療の反対団体の会長、殺人教唆で逮捕。
そんな早朝の一時に新聞を読んでいる私は、兄崎朱美。
岩井パティシエスクールの講師をしている。

「・・・肥化治療かぁ」
幸いなことに私はそういった治療が必要となる怪我や病気とは無縁だ。
・・・「肥化」の方とも無縁『だった』んだけど・・・
「今の体でそれを受けるわけには行かないよね・・・」
何せ既にそれを受けたかの様な肥満体なのだから。

腕は指先に至るまでぶくぶくと膨れ、脚は丸太の様な大根足。
スリーサイズは全てメートル越しで、一番大きなウエスト周りは実に132cm。
体重もとうとう100kgの大台を突破してしまった・・・

「・・・自業自得だから、まあ仕様が無いよね・・・」
かって生徒の偉業をお祝いしたら、そのお返しのパーティーで食べ過ぎて
そこから大食い癖がついてしまい、そのままずるずると太り続けた結果がこの体型だ。


「・・・よし、今日も頑張ろうか」
気持ちを切り替えて私は朝食を準備した。
・・・テーブルにはレストランのディナー・フルコースを彷彿とさせる程に大量かつ豪勢な朝食が広げられた。
「・・・こんなことしてるから、太っちゃうのよね」
でも自覚していても食べてしまうのが、デブのデブたる所以なのよね・・・

211547:2015/05/29(金) 00:51:35 ID:ru7/xwKg0
・強制 悪意ある他人の手による肥満化。
このサイトのタイトルでもあり、
過去のSSでは、強制飲食、薬物、魔術等様々な方法による強制肥満化が創られている。

公式 「激走戦隊カーレンジャー7話」・特撮
「ビックリマン2000 44話」・アニメ
「リロ&スティッチ 11巻」・アニメ
「おはなし まほうはおまかせタンス?話 ふとりすぎにはごようじん」・小説
まとめSS 1スレ666氏「その2」
2スレ624氏「その1」・「その4」
4スレ150氏「海神の島」
11スレ820氏「その1」   
◆t3E9hfR0Bc氏SS 「歌え、誰かのために」「真のアイドル」
「溶けた土の上に」「双子の見分け方」
拙作  「turn fat 変わってしまったもの」

サンプルSS「肥に落とされた者 身代わりの渡子」

「一週間後、ウィル公国からキューナ・マイス・エルファート女王陛下が来日される」
「彼女を迎えるために君の協力を頼みたい」
「・・・すみません、私に頼まれても困ります」
(いや、本当に協力できるならしたいけど・・・この人たちには無理!絶対マトモな人じゃないって!)
セーラー服の少女、秋野渡子(あきの わたりこ)は黒服の2人の頼みを断った。
理由は、目の前の2人が怪しいから。
その判断自体は正しかった。
何せ、2人は断りの言葉を聞いた瞬間、渡子を気絶させ何処かへ連れ去ったのだから。


目覚めた時、渡子は両手足を縛られ狭い部屋に放り込まれていた。
上の部屋のガラス窓を通した先には
あの黒服の2人がいる。

「協力って何なの!?私に何をしろっていうの!」
「何、簡単なことだ、ただ豚の様に食えばいいんだ」
「食って寝るぐらい、日本人にも出来るだろ?」
「え?」
「もし出来ない様なら、家族や友人に『少し』痛い目に合ってもらうことになるからな」
「・・・・・!」

それから渡子は出される料理をひたすらに食べ続けた。
そうしていれば太るのは当然だが、どういう訳か明らかに太るペースが早すぎる。
それでも渡子は食べ続けた。もし自分が食べるのを止めれば、
家族や友人がどんな酷い目に合うか分からないから・・・


「あの身代わりをあいつらに暗殺させれば・・・」
「日本の政府に汚名を負わせ、外交で有利になれるな」
「暗殺者から女王陛下を守って、俺達のウィル公国での地位も上がるぜ」
「『フルナイン』の真っ当な利用を徹底する保守派は、女王の命を守れないただの無能、
『フルナイン』の軍事目的での使用及び輸出を提言して、冷遇されていた俺達推進派は、もしもに備えた策で女王の命を救った功労者」
「国民共はそう見るはず・・・」
「ああ、愚かな連中だぜ・・・」

  そんな会話がされていることも知らず、渡子は食べ続け、太り続けた。

そのまま5日間が経過した。

渡子は、虚ろな目で、目の前の巨体の肥満女性を見る。
それは鏡に映る自分の姿であった。
鏡の横に置かれた写真には、それと瓜二つの体格の女性が写っている。

(この写真の人が女王さまだよね・・・)
(これで、私は女王の身代わりになれるのかなぁ・・・)
(確かに女王でなくても、誰かの命を救う身代わりになれるのなら・・・悪くないかもしれない)
(でも、この人達は身代わりとしてちゃんと使ってくれるかなぁ・・・?)

渡子は虚ろな目で上を見上げる。
窓ガラスの向こうでは、黒服の男たちが別の黒服の男たちに取り押さえられていた。
また銀髪の青年が、自分を連れ去ってきたあの2人を踏みつけている。

そして、奥に見えるのは今の自分と似通った体型の女性。
「・・・女王・・陛下・・・?」

212547:2015/05/29(金) 00:52:32 ID:ru7/xwKg0
(こうして、キューナ・女王陛下は少し予定を早めての来日をなされた)
(時を同じくして、ウィル公国の特産品である栄養食「フルナイン」の密輸を企むマフィアグループが摘発されたが、それは女王陛下とは無関係なこと・・・日本側はそう認識することにした)
(そして、そのマフィアグループに監禁され、フルナインを悪用した肥満化を受けた日本人少女は・・・)
事件の経緯を回想していた銀髪の青年、ライディ・マウナスは一枚の写真を取り出す。
その写真には満面の笑みを浮かべる2人の肥満女性が写っている。
着ている服も体型も顔立ちも瓜二つな二人だが、よく見ると
片方の女性は、これまで生きてきた年月が肌のしわやその優しげな瞳に浮き出ていて
もう片方の少女は、その未来ある若さが体の肉の張りとして浮き出ている。

「『こうなったのも、何かの縁。誰かに似ている自分として、出来ることをやってみたい』かぁ・・・ふふっ」
ライディは微笑みを浮かべながら、煙草に火をつける。
その煙が昇る空を、太った女王陛下とその家臣達、
そして新たに加わった女王と良く似た太った侍女を乗せた飛行機が飛び上がっていった。

213547:2015/05/29(金) 00:53:37 ID:ru7/xwKg0
・自発 何らかの理由により、自分の意思により肥満化する。
自分で大食いする場合か、相手による肥満化を甘んじて受ける場合に分けられる。
公式 「ペルソナ2 罪」・ゲーム 
「地獄のエレベーター (肉のヨロイ)」・漫画
まとめSS 1スレ307氏「肉的ビフォーアフター」 
2スレ624氏「その2」
5スレ276氏「その2」
避難所3スレ409氏「行方不明の加奈さん」
◆t3E9hfR0Bc氏SS 「這い寄る、というか腹寄る混沌」 「美貌換金シリーズ」
「私の幸福、貴方の不幸」 「熱膨張は熱暴走」「アタレ・アタレ・アタレ」
拙作 「D・プログレス」


サンプルSS 「自ら肥に至る者  献身のキューナ王女」

今から時を遡ること10数年。ウィル公国にてとある病が蔓延していた。
人が太るというその病を解決するために、1人の王族が立った。
キューナ・マイス・エルフート王女。
細身ながらも肉感的な肢体をした王女だ。


「王女様!お止めになって下さい!ウイルスは私が引き受けます!」
「いえ、私が!」
「民のために体を張るのが王族の務め。大丈夫、命までは張らないから」


家臣達の制止を振り切り、巨大な蔵の中にキューナ王女は入っていく。
その中に、(日本で言うところの)人参、キャベツ、大根、ミカン、リンゴ・・・
色とりどりの作物が山となって置かれていた。
しかしこれは全てこの国で蔓延している肥満化現象の原因である肥満化ウイルスに感染した作物だ。

肥満化ウイルスを一身に集め、自らが研究のためのサンプルとなる。
・・・無謀としか言えない策だが、これこそが事態を解決する最善にして唯一の策だと
(当時の)公国政府は判断した。
そしてそれを実行できるのは、ウイルスと相性の良い体質のキューナ王女のみだった。

「・・・・・いざ!」

数ヵ月後、王女の献身は功をなし、肥満化ウイルスの予防法及び治療法が発見された。
更に、逆にそのウイルスを活用した栄養食「フルナイン」が考案され、
ウィル公国だけではなく、世界各国の農業・畜産・ひいては救急医療の分野に多大な貢献をすることになったキューナ王女の功績は今なお語り継がれている。
・・・その時に増えた体重も、今なお健在であった。

いや、むしろウィル公国の化学者達が今でも改良の研究を続けている様に、
キューナ王女の体重も王女となった今でも増え続けている。

そんな彼女を国の人々は「女王にして、豊満と健康を司る生き神」として称えているのだ。

214547:2015/05/29(金) 00:58:31 ID:ru7/xwKg0
(追記 拙作というのは、自分こと547のSSですが、
これはついでに入れただけあって、お気に入りという訳ではありません)

・事故

自分、もしくは(悪意の無い)相手のミスをきっかけとした肥満化。
機械の操作ミス及び設計ミス、薬品の取扱いミスなどによるものが該当する。

 まとめSS 避難所2スレ334氏「突発性肥満化彼女」 
7スレ576氏「その2」
◆t3E9hfR0Bc氏SS 「響く音の中で」
「育つために必要なもの」「魔女たちの宴」


サンプルSS「肥に至る偶然 恐怖の肥化治療」

『夜の病院。入院患者の検診を終えた一人の看護婦が空き部屋の片隅に置かれた
その機械を「見つけてしまった」
「あら、見たことない機械ね?」
まだ大学を出たばかりの新人である彼女は、不用意にその機械に触れてしまった。
接触を感知した機械は、コードを伸ばし看護婦の全身に絡みつかせる。
「!!?」
機械は本来の機能を、本来の対象とは全く違う者に発動させる。
そう、肥化治療を開始させる。

肥化治療とは「肥満化と引き換えに怪我や病気を瞬く間に治療するシステム。
・・・言い換えると、肥化治療とは「怪我や病気を完治させるまで細胞を活性化かつ患部を中心とした全身を肥満化させる」システム。
それが、怪我も病気もしてない看護婦に対して行われた。
  よって、彼女は半永久的に体全体を満遍なく肥満化させられることになる。

「いやぁぁぁァァァ・・・・」看護婦が発する悲鳴はすぐさま野太いものへ変わっていった。

そして、翌日になってようやく他の看護婦や患者たちが気づいた。
一夜にして造られた周囲の通路を塞ぐ肉色の壁に、
それが肥化治療の毒牙にかかった哀れな看護婦の末路だと気づくのはまた先の話となった・・・・・・』

215547:2015/05/29(金) 00:59:55 ID:ru7/xwKg0
「・・・・などという事態を未然に防ぐために病院の方での取扱いにはとても気を付けて下さい、よろしくお願いします!」
と、自身の考案した肥化治療システムがもたらす危険について説明していたのは、
朱色の美女、リーファ・フェフだ。

彼女の説明を聞いていた3人の医師たちは、リーファの話に呆気に取られながら、
彼女に質問してきた。
「えーと、それでリーファさん。あなたが持ち込んだこの機械には本当に今説明した様な事態を引き起こしかねないほどの危険性があるのでしょうか?」
「いえ、バッテリーの問題もあるので1回の肥化治療ではだいたい100kg前後が限度です」
「で、コードが伸びて、人を拘束するんですか?」
「そういった機能は搭載してません」
「というか、触れるだけで肥化治療が始まるんですか?」
「私がパスワードを打ち込まないと肥化治療は開始しません」

(((じゃあ、あの仮想に何の意味があったんだ・・・?)))

「それでこの肥化治療システムの導入への許可は・・・」
「あー、いいよいいよ」 
すっかり考える意欲を削がれた医師は生返事をした。
「ありがとうございます!!それでは詳しい使用方法はまた日を改めて説明します!」
その生返事を喜んで受け取ったリーファは深々と頭を下げて部屋から出て行った。

(・・・この前メールされた論文の方はとても素晴らしかったんだが・・・)
(礼儀はわきまえてるけど・・・なんというか・・・子供だなぁ・・・)
(まぁ、試しにやらせてみるか、書類の方はちゃんと書かれてるし・・・)


リーファ・フェフが大人顔負けの頭脳と子供の様な純真さをもって
医師たちに本当の協力者として受け入れられるのは、
「朱の女」として肥化治療を行うのはまた先の話であった。

216547:2015/05/29(金) 01:01:06 ID:ru7/xwKg0
・病気 何らかの病気、あるいは野生の動植物の持つ毒による肥満化、
現実でも多いパターンだったりする。

公式「まじかるめでぃかる」・ゲーム
「超次元ゲイム ネプテューヌ はろーにゅーわーるど Vol.1」・漫画
ふしぎの国のアリス 10話 「キャタピラーの忠告」・アニメ
まとめSS 1スレ307氏「幼年性肉塊病」 避難所3スレ409氏「針少肥大」
◆t3E9hfR0Bc氏 「T×W α」
拙作「星のカジツにゴヨウジン✩」 

「肥に至る病 悲劇のダヌバー医師」

「激しく痩せた後、緩やかに太っていく」
ヨーロッパの地でそんな奇妙な病気がじわじわと広まりつつあった。
多くの医学者がその研究に取り組んでおり、
彼女もその一人だった。

ソフィー・ダヌバー(sophie・dnuober)
華やかな顔立ちにほっそりとした肢体をした美女であるが、
その実、高い技術と熱い使命感を併せ持つ優秀な女医である。

彼女は、寝食を、もとい食を惜しんでまで、今回の研究に取り組んでいた。
「ダヌーバー先生、一旦切り上げて昼食にしませんか」
「ありがとう、でも私はもう少し続けるから、あなたは休みなさい」
「先生が倒れては元も子もありませんよ」
「大丈夫、睡眠と休息は一応とっているわ」
(食事はあまり取ってないけど・・・太る病気を研究しているからどうしても食欲が沸かないのよ・・・)

ソフィーは、その調子で殆ど食事をとること無く、
研究を続け、病気の感染経路を判明させた。

そして今、病院の講堂でその発表が行われようとしていた。
医者、記者、そして患者の関係者。
全国から駆けつけた無数の来客の視線を一身に受けるソフィーだが、
その肢体はかなり痩せこけていた。
今にも倒れてしまいそうなか細さだが、
それでも彼女の瞳には強い意思が宿っていた。


「この病院の職員一同の大いなる助力のお陰で、『緩・肥満化症』(仮)の感染経路を発見する事ができました。急激な体重減少の後の緩やかな体重の増加というこれまでに例を見ないこの病ですが 」
ソフィーが病気の感染経路への説明を行おうとした正にその時、
その病の症状が彼女を襲った。

217547:2015/05/29(金) 01:02:01 ID:ru7/xwKg0
ソフィーの体が空気を入れた風船の様に、ゆっくりと膨れ上がっていく、
見ていた人たちも元が細すぎたので最初は気づかずにいたが、標準体型を過ぎた頃には流石に気づきだした。ソフィーも自身の変化に気づき・・・自分が研究し、発表しようとしていた病気に感染したことに気づき、言葉が止まってしまう。
その頃には、ソフィーのシルエットも丸いものに変わりつつあり、そして――
ブチッ・・・ビリビリィ! 
白衣のボタンが弾け、柔らかい腹肉がちらりと見えた、かと思いきやその腹肉が肥大化したかの様に全身の膨れる速度が急加速し、白衣を完全に引き裂いてしまった。
酒樽の様に真ん丸とした肥満体に成り果てたソフィーは意識を失い倒れ込んだ。
その際の地響きの様な衝撃音は、却ってその場を静寂に支配させたのであった・・・




こうして、ソフィー・ダヌバー医師は病の症状を、身を持って知らしめた。
痩せぎすの美女だったダヌバー医師を正反対の肥満体にしたことから、
『緩・肥満化症』(仮)は「ダヌバー」のスペルを反対にした「リバウンド病」と正式に命名され、ソフィーを襲ったその症状は(ソフィー自身の同意を得た上で)大々的に報道された。

・・・しかしその悲劇のインパクトが大きすぎて、日を改めてソフィーが発表したリバウンド病の感染経路が一般に広がることは無く、病院側は「ダイエットによる免疫の強化」を一般に呼びかけ、ダイエットの手法の研究に力を注ぎ、リバウンド病のそれ以上の研究はおなざりにされてしまった。
そして、世間もソフィーの悲劇を目の当たりにしたことから、熱心にダイエットに取り組んで行き(特に女性)その結果は顕著になりつつあった―――


―――今はまだ神のみぞ知るリバウンド病の正確な症状、それを簡潔に言えば
「感染者の体重の減少を引き金とし、その減少分以上に体重を増加させる」というものである。
ソフィー以前の感染者は、別の病気やストレス等による体重の減少が引き金となり、
ソフィーは研究への没頭と食欲の衰退による体重の減少が引き金となった。
(肥満化の程度が激しかったのは研究を通じて、大量のウイルスに感染してしまったから)
また、この病気の女性に対する感染力はかなり高い。「とある処置」をすれば確実に発症を防げるが、逆にその「とある処置」をしなければほぼ確実に発症する。
だがその「とある処置」は未だ発見されていない。
そして人々はダイエットに熱中している。
その状況が生む結果は―――――

218547:2015/05/29(金) 01:04:19 ID:ru7/xwKg0
・環境 同じ環境である程度過ごした結果による肥満化。
家族や周囲の人間が(悪く言えば)甘やかし、大量の食事を与えたことによる肥満化などが該当する。
自業のパターンと同様に本人もその環境に乗っかった結果、太る場合と、
逆に本人は何とか太らずにいようとしていたが、相手の厚意を断れずにいた結果、太ってしまう場合がある。

まとめSS 避難所1スレ877氏 「その3」 
 13スレ106氏「ケーキ屋バイトの憂鬱」
◆t3E9hfR0Bc氏SS 「天井裏のアイツ」 「雪と網」

サンプルSS「肥に至らせる道 合格と肥満化への奮闘」

とある大学の合格発表の場にて、林田五子(はやしだ いつこ)は、
自分の受験番号を見つけ、大学に合格したことを確認した。
(受かった・・・!)
自らの努力が実を結んだことを喜ぶ五子だが、
ちょうど周りに悲しんでいる受験生が多数いたことからその喜びは内心に止めておく。
それに加えて、手放しで喜べない事情もあった・・・


自宅に戻った五子はまず鏡の前に立った。
「・・・やっぱり太ってるなぁ・・・」
姿見に映るのは、百貫デブとしか言いようの無い程に太りきった少女。
―――これが「現在の」五子の姿である。

「この一年、よくここまでやってきたなぁ、私・・・」
こうなった経緯を思い返す五子。

かつての彼女は、スレンダーな体型かつ勉強が苦手な少女だった。
しかし部活の引退を機に、進学に対して本気で考える様になり、
必死に勉強に取り組む様になった。
それを支えてくれたのが、彼女の両親と兄弟達だ
勉強への活力を与えてくれた毎日の三食、それに間食と夜食。
時間と体力を少しでも浮かすために参考書や文房具などの購入も代わりにやってくれた。
・・・それは学力の向上と同時に、過食と運動不足による、五子の体型の変化も促進させたのだが。

(・・・・・)
五子はこの一年の記憶を思い返す。

勉強も初めは全然分からず、ストレス発散のためにしょっちゅう外に出て運動していた。
だけど、やがて解けなかった問題が解ける様になったりして、勉強に集中して取り組む様になった。それと同時に外で運動しなくなった。

夏場には、家族は精の出る様にコッテリした食事メニューを出してくれたお陰で
夏バテとは無縁だった。反面、熱さをより増加させる様な体型になってしまったが。

入試一ヶ月前を切った頃に、ようやく模試でB判定が出た。
それと同時にウエストが1メートルを突破した。

そして入試前の一週間は験担ぎを兼ねて、験担ぎも兼ねて、これまで食べてきた料理をひたすら食べながら、総復習に取り組んだ・・・

その努力の結果が志望校への合格と80kg越えの体重だ。

(あれ・・・私むしろ太ることに努力してたんじゃぁ・・・それでみんなはその太ることに協力してきた・・・そ、そんなこと無いって!)
(流石にもうダイエットしないとね・・・)
「・・・うん、今日は合格祝いということで、みんなでパーティーをやろう!」
(ダイエットは明日・・・いや入学してからでもいいよね?)

219547:2015/05/29(金) 01:07:40 ID:ru7/xwKg0
*自分がSS付きでまとめた肥満化理由はこれで終わりですが、
このサイトでのSS(特に長編)では複数の理由が合わさるか、
肥満化後、別の理由で更に肥満化するというケースも多くあります。

5スレ500氏「肥満化教師」 強制→強制+自業→自発
避難所3スレ目736氏「復讐を転じて福となす!?」 強制→自発
避難所3スレ目 ◆nTUiVpCzdQ氏「念力発電」 強制+自発
◆t3E9hfR0Bc氏「変身!まるっと舞ちゃん!」強制+自発
拙作 「その7」(快盗天使ツインエンジェルSS) 事故+自発→自業


この分のサンプルSSは時間の都合で書いてませんが、
その代わりと言うか、妙なものを投稿した埋め合わせとして
先月投稿した「ダンシングソード&ミート〜重厚なる決意〜」の続きも投稿します。

220547:2015/05/29(金) 01:13:42 ID:ru7/xwKg0
この世界では、かつて妖魔が出てくる地を団結した人々が「白地」として封印した。
しかし今また封じたはずの白地が各地に現れ、出てくる妖魔が人々を脅かしている。
その白地に自ら向かおうとする少女がいた。
―――彼女らを止めようとする男も現れた。



ミィミィ。萌黄の食いしん坊少女。
孤児院育ちながらも、明るく育った彼女は
世界中の美味しいものを求めてグルメの旅に出た。
そして危ないところこそ美味しいものがあると勝手に思った彼女は白地へ向かった。

そんな彼女を入口で呼び止めたのは、黒いマントを纏った初老の男だった。
「この先は怨みと憎しみが渦巻く場所、行ってはならんぞ・・・」
「ウラミとニクシミ?聞いたことない名前の食べ物なのら。食べてみたいのら!」
男を振り切り白地へ入り込むミィミィ。
男はそれ以上何も言わなかった。
ただ、奇妙な言葉をぶつぶつと呟き、どこかへ消えていった。


白地では大勢の妖魔に加え溶岩や毒といった自然現象もミィミィの障害となったが、
それ程手こずることもなくミィミィは白地を進んでいく。
しかし、最も強き障害は彼女の体の中で蠢いていた・・・


「えぃっ!」ミィミィの振り下ろしたバトルアックスの一撃が妖魔を吹き飛ばす。
 と同時にミィミィの体が一回り膨れ、彼女の丸いシルエットをより丸くする。

「うぅ〜、一体どうってるのら・・・」
年相応に小柄だったミイミイの体は、横に大きい丸い体に様変わりしていた。
ゆったりとしていた服も、今ではパツパツで、
ミィミィの丸いシルエットをくっきりとさせている。
一番脂肪が集まっているお腹は妊婦の様な太鼓腹となって突き出ているし、
膨らみかけだった胸も、たっぷりの栄養(?)によって、
立派な巨乳へと発育してお腹に乗っかっている。
下半身もそんな上半身と釣り合う程の太さである。
お尻は胸を上回るほどに丸く大きく突き出ていて、
二本の脚は互いに擦れ合う程に太くなっている。

妖魔を倒すたび、彼女の体は少しずつ膨れ、太っていき、
それでも進んでいった結果、こうなってしまったのだ。

「・・・でもここでこうなるってことは、奥には同じように太った動物たちがいるってことなのら!」
「絶対食べるのら〜〜♪」
ミィミィは(勘違いから)先に進む決意を固めて、
白地を突き進んでいった。


そして―――


悲痛さすら感じさせる叫びをあげて、女性の亡骸の様な姿の妖魔が消滅していく。
妖魔のいた場所を縦に小さいが横にはとても大きいシルエットが通り過ぎ、
そのまま白地から出て行った。



数ヵ月後、ミィミィは白地の近くの村にいた。
笑顔で料理を堪能している彼女の体は、今やとてつもない肥満体だ。
重さだけなら白地で戦った妖魔すら軽く凌駕するだろう。
顔つきこそ余り変わってないが、それでも真ん丸な顔であり、
首が肉に埋もれ、胴体と一体化してしまっている。

一番大きくなったお腹周りは、見るものを圧巻さえする程の巨大さであり、
数字で見ると、身長に迫るほどの大きさだ。
胸もお腹程でないが、順調に発育しており、彼女の頭よりも大きな爆乳だ。
ミィミィが料理を噛み締めるたびに、たぷたぷと揺れている。
揺れているのは腕も一緒だ。こちらは動かす度に揺れている。

そんなミィミィの自重を支えているのは、胸以上の大きさのお尻であり、
そこから投げ出されている脚は、太さこそ大樹の幹の様であるが、
長さの方は胴体の脂肪に埋もれる様な形で短く見えてしまう。



ミィミィは太りながらも白地を進み、白地を支配する妖魔を倒したが、
(当然のことながら)白地には彼女の求める美味しいものはなかった。
しかし、白地の妖魔に脅かされていた周囲の村の住人は、
ミィミィを救いの女神として崇め、料理を献上し始めた。

「目新しい料理は無いけど、それでも美味しいのら〜」
白地での肥満化に加え、人々の献上する大量の料理を残さず食べ続けた結果が
今の超肥満体である。その体は今もなお少しずつ太り続けている。
やがて人々は、とても美味しそうに料理を食べる、
とても丸々としてある意味可愛らしい姿のミィミィを「食べ物の神様」として祭ったという――――。


ミィミィ 12歳 143cm ?kg
→66kg 82・89・83
→91kg 91・103・96
→153kg 123・139・126


これで終わりです。

221 ◆t3E9hfR0Bc:2015/06/29(月) 00:22:32 ID:37Lr8XJw0
29日ですので、毎月のを。

ttp://www1.axfc.net/u/3494395.zip

最近いつも以上に駄文ですが、それでも宜しければどうぞ。

222547:2015/06/29(月) 20:30:16 ID:r.1lhp3o0
毎月の投下乙です!
最近のものも、短いページの中で無駄なく、肥満化に至るまでをきっちりと描写できていて、
SSとして素晴らしいと思っています。

自分も投下させていただきます。
TOLOVEるダークネス IDOL REVOLUTIONの二次創作SSです。

・・・元ネタの方は未プレイですので、設定とか全然違ってます。
後、無駄に長いです。
「Idol Debut(アイドルデビュー) 大型新人は太目のあの娘!」
宇宙のエンターティメントが集まる星、エンタメ星。
そのとあるステージ。
観客席は全て客で埋まっていて、その中で2人の観客がパンフレットの中のあるアイドルを見ていた。

そのアイドルはその名と同じ色の髪をしたすらりとした体型の美少女。
細い手足に程よい大きさの美乳、そしてくびれた腰周り。
その腰から下はプロフィールに隠れていた。
『モモ・ベリア・デビルーク
デビルークの第三王女。おしとやかに見えるがその本性は腹黒 
151cm 45kg  B 80 W 54 H877 』

「ヒップ877って・・・どんだけ下半身太りなんだよ」 (正しくはH77である。)
「あまりにも大きすぎて却って気づきにくかっただろうよ」
2人の男が見ているのは過去のイベントで配られたパンフレッド。
それもプロフィールの誤植がある初期版パンフレッドだ。
このパンフレッドは、この誤植ともう一つの違いから
プレミアがついている代物だった。

「もっとも、どの道今の体型とはかけ離れているけどな」
「ははは、だよな〜」
その直後、ステージに一人のアイドルが出てきた。
2人を含めた満面の客たちが一斉に立ち上がる。

出てきたアイドルはその名と同じ髪をした少女。
その顔立ちと肌の張り、そして全体的な雰囲気は美少女と呼ぶに相応しいが、
体の肉付きはやや太い。

まず2本の脚は、綺麗な形をしていて、
その上でかなり太くて、脚と脚が密着している。
顔は、端正な可愛さはそのままに、頬が膨れ、丸くなっている。
整った形はそのままに巨大化した胸は、衣装の上から存在感を主張している。
お腹周りはくびれを残しながらも、柔らかい脂肪に覆われて、ぽっこりとしている。
それも下に行くほど太くなっていき、下っ腹が衣装の下に乗っかっている。
そしてお尻は、明らかに一番大きくて、
衣装をパツパツに押し上げ、その丸さをくっきりとさせている。


客たちは大歓声をもって、眼前のアイドルを、モモ・ベリア・デビルークを迎え、
モモは丸い笑顔でその歓声に応えた。

223547:2015/06/29(月) 20:31:52 ID:r.1lhp3o0
時を遡ること3ヶ月。ララやナナ達に続き、
この星でアイドルになるためにモモはとあるプロダクションを訪れた。マネージャー希望のリトと共に。
2人を見た社長は少し考えた後に言った。
「 よし、君は特別養成プログラム付きで採用しよう」
「 特別養成・・・? 一体どういうものでしょうか?」

「今流行りのぽっちゃりアイドル、そう『ぽちゃドル』を目指してみようか!」
「な、な、何でそんなことをしなきゃいけないんですか!!」
モモは当然のことながら反発してきた。

「君には素質がある!絶対に売れる!売れなかったら責任は必ず取る!」
「イヤです!いくら売れるためでもそんな真似はしたくありません!」
(枕営業みたく言わないでくれ・・・まぁ大差は無いがな!)
「責任はリトさんに取って欲しいです!」 「何で!?」

(やはりそうか。ならば)「ではそのリト君はどう思う?」
社長が、リトの方に聞いてきた。
「え、俺は・・・」
「率直な感想を言いたまえ」

「・・・・・・・・ あり・・・だと思います」 (!) (よし!)
長い沈黙の後のリトの返答、
それを聞いたモモの表情の僅かな変化を見逃さなかった社長は自分の狙いが的中したことを確信する。


1週間後、モモ・ベリア・デビルークがこのプロダクションから
デビューすることが決定した。


まず、元の体型でプレデビューしておき、
正式デビューの際にそこからの変化を印象づける様にする。
(冒頭の誤植パンフレットはその時に配布されたもの)
そこから3週間に渡り、特別養成プログラムが行われた。
まず、ある程度オーバーする様にカロリー計算された食事メニュー。
カロリーを消費し切らない様に運動量が計算した上での
太った状態での動きを想定してのダンスレッスン。
もちろん歌のレッスンも行われた。
そんな3週間は瞬く間に過ぎて行き、モモの「ぽちゃドル」としてのデビューの日がやって来た。

224547:2015/06/29(月) 20:34:29 ID:r.1lhp3o0
更衣室。モモは1人で衣装に着替えようとしていた。
鏡に映る自分の姿は、明らかにぽっちゃりとしている。
下着姿なので、その肉付きがよく分かる。

まず腕はむちむちとした肉を付けて、男の様に太く、
それでいてより柔らかくなっている。
胸は元の形を保ったままに大きくなっている。
お尻も同様の様子だが胸よりもやや大きくなってる様だ。
そんな上下と見比べると、お腹周りは凹んでる様に見えるが、
実際には、たっぷりと脂肪が付いてぽっこりとしている。
下腹部は特に肉が付いてパンツに乗っかってしまってる。
その下に目をやると、ラインはそのままに太くなった2本の脚が
内股でやや擦れている。
顔もやや膨れ、丸くなっている。
(・・・・・)
意識して太ったとはいえ、これまで太ったことの無いモモにとっては
見返してみるとその体型は衝撃的なものだった。
(3週間でここまで太るなんて・・もしかして私、太りやすい体だったの・・・?)
確かに元の体から双子の妹のナナよりかは肉付きが良かった。
(でもこうして見るとぎりぎりデブというより・・・いや間違いなくグラマー寄りのぽっちゃよね・・・)
モモは微かに安堵しながら、用意された衣装に袖を通した。


(・・・・)
衣装を着てから、また鏡を見る。
衣装は上下で同じサイズの様に見えたが
実際には上の方はやや大きめに、下の方はやや小さめに作られていた。
そのため、胸やへそ上の辺りは小さく見え、
下腹部やお尻は大きく、太めに見える。
(下半身太りの『ぽちゃドル』として売り出すつもりなのね・・・)

それは養成プログラムの途中経過から、モモにはやや下半身太りの傾向があることに気付いた社長達が、
どうせならそれを強調させようと考えたからである。

そんな裏側を察したモモはやや沈んだ気持ちのまま、社長達の待つ方へ向かった。
「 お待たせしました」
「おおっ、似合ってるよ」(似合う様に作った甲斐があった)
「それじゃあいこうか。君の努力をみんなに見せようじゃないか!」
「・・・笑われたりしないですよね・・・」
「その時は前にも言った通り責任は私が「オレが取る!」
そう言ったのは、リトだった。

「でも・・・モモだけでなく社長達も頑張ってきた。
その頑張りはみんな認めてくれると思うんだ」
「・・・リトさん」
「結城くん」
(そして君も私たちを手伝ってくれた。
何より、彼女を一番頑張らせてきたのは君自身だよ)

「・・・やってみます!」
リトの後押しを受けたモモは決意を固め、ステージへ向かった。
そして、観客たちは彼女を好意をもって受け入れた。

225547:2015/06/29(月) 20:36:39 ID:r.1lhp3o0
それから幾度かの仕事を経て、現在に至る。

ステージでそのふくよかな体を弾ませながら踊るモモを、
社長とリトは舞台裏から見ていた。

「改めて聞こうか。結城くんは今のモモくんのことをどう思っている。
「素晴らしいと思います・・・誰かのために頑張った結果ですから」
「そうか。  じゃあ君も頑張ってみるかい?」
「はい、マネージャーとしてやれる事を頑張っていきます」
「・・・・・ああ、今はそれでいい。よろしく頼むよ」
(だけどいつかきっと・・・見せたい、いや見たい)
社長は目を閉じて想像する。
「ぽちゃドル」から「デブドル」に成長したモモと、
リト、もといリコが彼女と並ぶ「デブドル」として、共にステージに立つ日を・・・


おまけ モモの現在のプロフィール。
「モモ・ベリア・デビルーク デビルーク生まれのぽっちゃりプリンセス。
おしとやかな内面に似合わぬ迫力ボディの女の子
151cm 59kg B 87 W 69 H92 」

これで終わりです。

226547:2015/07/15(水) 10:34:55 ID:1.464LDo0
連投になりますが、SSを投稿します。
今回はスレイヤーズすぺしゃるの二次創作SSです。

「怪奇・幽霊屋敷に遺されたモノ」

森の奥に一つの豪邸があった。
その豪勢な外観とは裏腹に一切の生活感を感じさせないその様子は
正に幽霊屋敷。そこに忍び込む一つの影があった。

「ホーホッホホホ!さぁ、この白蛇のナーガがお宝を頂きに来たわよ!」
・・・もとい、堂々と入り込んでくる者が1人いた。

白蛇のナーガ。魔道士としての強さはかの『ドラまた』(ドラゴンもまたいて通る)リナ・インパースに並ぶと言われている。
・・・その頭脳は某『光の戦士の末裔』と並ぶが。

今回、彼女は魔術師連盟からこの屋敷からマジックアイテムを持ち帰る依頼を受けていた。
幸い(?)、ナーガは依頼されていたものを、すぐに見つけた。
それは、台所に相当する部屋に置かれていた一見、何の変哲もない包丁だ。


「フッ、造作もないわ!」
(誰もいないのに)胸を張るナーガ、その真下の腹が大きな音を立てて鳴った。
彼女は金欠でロクに食えてなかったところで、今回の依頼を受けたのだ。
ナーガは辺りを見回し、食べ物を探しだした。

227547:2015/07/15(水) 10:36:14 ID:ycXZnR960
・・・人気の無い幽霊屋敷に食べられる物がある筈無いのだが、
・・・見つかった。
台所の隣の部屋は食堂になっていて、食卓に大量のご馳走が並べられていた。
ステーキやグリル等の重厚な肉料理に、
色とりどりの野菜料理。
各種デザートも揃えられている。


リナ・インパースなら興味は湧いても、
あからさまに怪しいこのご馳走を食べたりしなかっただろう。
しかし彼女は、白蛇のナーガ。
「ふふふ・・・これぞ天の助け、いただきます!」
躊躇うことなく、ご馳走を食べだした。

ナーガは料理を味わい、噛み締め、飲み込んでいく。
  その度に、彼女の体は少しずつ変わってゆく。
露出が激しい格好だけに、変わってゆく様がよく分かる。
腕や脚が太くなっていく。
お腹が膨れていく、それも柔らかい曲線を描きながら。
顔も他に遅れながらも丸くなっていく。
そして、元より大きかった胸と尻がより大きくなっていく。

ナーガは食卓のご馳走を全て平らげた。 
「フフ・・・御馳走様でした。  ん?」
ナーガは、椅子から立ち上がろうとするも中々立ち上がれない。
何かが自分を椅子に、というか地面に縛り付けようとしている。
そう彼女は感じた。
何とか立ち上がるも、今度は一歩歩くたびに全身が、
特に胸と尻のあたりが、揺れてる様に感じた。

自分の体に、ちょっとした、違和感を覚えたナーガは
部屋の隅に置かれていた姿見に視線をやる。
そこに映る自分の姿は―――とても太っていた。
服は内から肉に押し上げられ、
大事なところはギリギリ隠れているが、
今にもはち切れてしまいそうだ。

まず、嫌が応にも、目に付くのは胸。
何せ頭と並ぶほどの大きさとなっているのだ。
それでいて、元の形を保っていて、
2つの爆乳はとても深く、綺麗なラインの谷間が形成している。

尻もそんな胸と釣り合う程に大きくなった。
こちらも重力に抗って、綺麗な円形を保っていて、
大振りの桃の様である。

胸と尻程では無いが、他も十二分に太くなっている。

肉をぎっちりと詰めて、とても太くなった手足。
二の腕は、普通体型の人の腰程の太さで、
重さもこれだけて10数kgはあるかもしれない。
脚は真上の尻と見比べると、相対的に細く見えるが、
実際は腕以上の太さであり、脚と脚の隙間など存在せず、みっちりと密着している。

腹周りにも大量の脂肪がつき、
しかし上の胸に下の尻よりかは明らかに凹んでいる。
その様は、出っ張った太鼓腹というより、くびれの無い寸胴の様にも見える。

顔はその美しさを損なわない程度に膨れ、丸くなっている。
言い換えると、「キツ目の美人」から「ぽっちゃり顔の可愛い人」に印象が変わった。
(あくまでも、ぱっ見の印象だが)

白蛇のナーガ 106kg 132・103・128

228547:2015/07/15(水) 10:38:49 ID:1.464LDo0

そんな自分の姿を見たナーガの感想は・・・
「・・・フフ、何も変わってないわね」

・・・これこそ、マジックアイテムであるこの包丁の効能であった。
この包丁を使い、調理した料理はどれ程経っても
鮮度が落ちることなく、風味を保ち続ける。
しかし、その料理は通常の10数倍のカロリーをもって、食べる者を太らせる。
そして料理を見た者を食べる様に誘導し、
また太ったことに気づかせない様暗示をかけることも包丁の効果である。
  ここまで暗示の効力があったのは、相手がナーガだからであるが。

かって、前者の効果だけしか知らずにこれを購入したこの館の女主人は、
今のナーガ以上に太ってしまい、そのままパーティーに出て、恥辱と共にそのことを知った。
そして彼女は、包丁とそれで最後に作った料理を放り捨てるかの様に屋敷に残し、
何処かに引っ越していった。


「さぁ、帰るわよ!」
ナーガは魔法の包丁、そして大量の脂肪を手土産にして、意気揚々と町へ帰った。
彼女が自分の変化にいつ気づくのか、
魔術士連盟はこの包丁でどんなことをするつもりなのか。
それはまた別の話である。

続かない(完)

229名無しさん:2015/07/22(水) 13:14:28 ID:5d5T1uUI0
SS投下乙です。
完成したので投稿します。
読んでいただけたら幸いです。

涼子「はぁ〜仕事行きたくないなぁ〜」
日曜日の夜、そういって涼子はベッドで寝がえりを打った。
社会人になって約3か月。
涼子が大学生の頃憧れていた社会人の肩書は、手に入れてみればまったく良いものではないと気付いたのだった。
涼子「自由な身分のほうがよかったなー。仕事辞めたい…」
理不尽なことで上司には怒られ、残業の毎日。涼子の心は折れかけていた。
涼子「私も春美みたいに宝くじ当たらないかな…」
大学時代に親友だった春美は、就職活動中に買った宝くじに当選し、大学も就職活動も辞めて姿を消したのだった。
一生遊んで暮らせる金額が当たれば私でもそうする。
そう考えた涼子は仕事がしんどくなってきたころから宝くじを買い始めた。
結果はいうまでもなく、涼子は宝くじを買い続けているものの、番号を見るのも億劫になっていた。
涼子「これ当たってなかったらもう宝くじ買うのやめよ」
そんなことを考えながら、買ってすぐに部屋に放り投げていた宝くじを確認する。
当選番号と自分が持っているくじの番号が一致していた。
涼子「嘘でしょ…」
その日から涼子の生活は一変した。

数か月後
涼子「あむっ、あむっ!はぁ〜快適だー」
涼子はドーナツを頬張りながらDVDを見ていた。
あれから涼子は仕事を辞め、自室に引きこもるようになっていた。
生活に必要なものは全て通販で揃え、自堕落な日々を過ごす。
人生の夏休みが再び訪れた気分だ。
ゲーム、ネット、DVDを気ままに楽しみ、好きなだけ食べ物を食べる。
そして自分のお気に入りのスペースからは極力動かない。
そんな生活を続ければ当然涼子の体には変化が起きていた。
社会人の頃にはピシッとしたスーツが似合うスレンダーなボディラインは見事に崩れていた。
涼子「さすがにやばいかなぁ…もぐ」
そういいながらお腹を揉んでみる。もにゅもにゅとしたたしかな感触が返ってきた。
部屋着として購入したジャージの腹回りはいつの間にか余裕がなくなっていた。
ゴムが引き伸ばされている。脇腹の肉がズボンからはみ出て揺れている。
ズボンに浮き出た下着のラインはお尻のサイズが限界になったことが想像できるすさまじい食い込みだ。
上着を見ると汗で浮き出たブラに目が行ってしまう。胸が大きくなったのはうれしいことだが、
それ以上に他の部分にも肉がついてしまっている。ブラからはみ出た肉がまるでハムのようだ。
涼子「んむっ、ジムでも行こうかな。でもこの体見られるの恥ずかしいなぁ。」
そう言いながらも涼子の手は止まっていなかった。ドーナツがもう無くなりそうになっている。
そんな時だった。いつの間にか部屋に誰かが入ってきていた。
「仕事を辞めてからずいぶん肥えましたね。どうです?その富をもっと増やしませんか?」
そんなことを言った誰かは人間ではなかった。涼子にはない悪魔のような翼と尻尾が生えている。
服もこの国のものではないようだ。やけに露出が多い。
涼子「あなた誰?富を増やすってどういうこと!?」
さすがに食べるのをやめた涼子がというかける。
「私はベリー。見ての通り悪魔です。巨万の富を得た人々にゲームを挑んで回っています」
ベリー「私が持ちかけたゲームに勝利すればあなたが得た富を増やしましょう。
一回勝つごとに2倍、続けて挑戦してもいいですし、頃合いを見てゲームを降りても構いません。
まあ負ければ当然あなたの私の好きにさせてもらいます。いかがですか?」
人間の欲は計り知れない。涼子は悪魔のゲームを受けてしまうのだった。涼子はベリーが作った魔法の空間に飛ばされた。

230名無しさん:2015/07/22(水) 13:16:18 ID:5d5T1uUI0
最初の勝負はシンプルだった。
ラーメンを腹一杯食べろだとか、炭酸飲料を一気に飲み干せなどといった他愛もないものが続いた。
そうして涼子は富を何倍にもしていった。そのかわりに服がかなりきつくなったが。
涼子「うぷっ…さすがに食べすぎたかな。お腹が重いわ。次の勝負は何?」
涼子は自分の腹を揉んでみる。鷲掴みできるほどに贅肉がついてしまっている。
簡単な勝負に慣れてしまったようで、もう降りる気はないようだ。
ベリー「次はちょっとを変えてみましょう」
そう言うとベリーは指をはじく。椅子がどこからともなくあらわれ、涼子は手足を固定された。
涼子「な、なによこれ!動けないじゃない!」
ベリー「これも勝負ですよ。次の勝負は…そうですねえ…だいぶ服がきつくなってきたみたいですね。
いっそ破いちゃいましょう!」
ベリーが指を振ると椅子の後ろからマジックアームのようなものが伸びてきた。
同時にコンベアが現れ、お菓子が流れてくる。アームがお菓子をつかみ涼子の口に入れてくる。
涼子「んっ!?もがっ!?」
ベリー「強制飲食ってやつです。肥えて服のどこかが破れたらあなたの勝ちですよ」
涼子「もがもが…(そんな無茶な)」
ベリー「そう思ってすぐ太る空間に作り変えておきました。大丈夫ですって」
確かに食べたあとすぐに体のどこかに違和感を感じるようになった。すぐに贅肉なり脂肪なりになるようだ。
涼子は無心に食べ続けるしかないのだった。

数時間後
ぶつっ!べりっ!
上と下の下着が当時に弾けた。圧迫から解放され、胸と尻がずむっと膨らむ。
上着とジャージのズボンが引き伸ばされぱつぱつになっている。
上着で覆い隠せなかった腹肉がズボンの上から顔を出している。
自堕落な生活を続けた涼子の体には筋肉は少なく、弛んだ体が露わになった。
涼子「げふっ!(終わったぁ)」
腹に力を入れるとズボンが下にずれた。
涼子「このお腹ずいぶんお金かかってるなぁ。次は何?」
苦しくて今はお腹をさするのが精一杯だ。しかし勝負を辞める気にはならない。
涼子はいつの間にか勝負で変わっていく体に興奮を覚えるようになってしまっていた。

ベリー「おほぉ〜肥えましたねえ〜!見違えましたよ〜!
では次の勝負ですか。だいぶ負けてしまったので…そろそろ難しいものにしましょうか。えいっ!」
そういうとベリーの前にドールハウスが現れた。次の瞬間二人はドールハウスの中にいた。
涼子「何よこれ!?ちっちゃくなったの!?」
ベリー「家のほうを大きくしたんですよ。実はこのドールハウスお菓子でできてるんです。
見えないでしょ?これから涼子さんにはこのお菓子の家を食べつくしてもらいます!さぁどうぞ!」
涼子「相当大きいみたいだけど、ここまできたら負けるわけにはいかないわ!あむっ」
涼子は勢いよく机にかじりついた。美味い。クッキーでできているようだ。結構な時間をかけてリビングを食べつくした。

231名無しさん:2015/07/22(水) 13:17:36 ID:5d5T1uUI0
数時間後
涼子「うっぷ!だいぶ食べたなあ。次はキッチンに行こうかな」
キッチンに入ると調味料の棚を見つけた。
調味料のビンにはなにやら錠剤のようなものが入っている。
涼子「これも食べないとね。んあ〜ん。」
やはりビンもお菓子でできているようで手触りが違う。大口を開けてビンごと口に入れる。
ビンにはベリーの言語で肥満薬&食媚薬と書いてあったが、涼子には読むことができなかった。
突然涼子の体に変化が起こった。体が火照っている。
涼子「あ、あ…熱い!体が熱いよ!それにお腹が減ってたまらないわ!
何か食べ物!むしゃむしゃ」
たまらなくなり近くにあったお菓子を掴んで咀嚼する。
涼子「なんておいしいの!こんなの今まで食べたことない!」
さっき食べた錠剤に原因があるようだ。涼子は何を食べても極上の味に感じるようになっていた。
夢中になってお菓子を頬張るのだった。

数日後
涼子「ふわぁ〜よく寝た」
いつの間にか寝てしまったようだ。お菓子の家はなくなっていた。
お腹を抱えるようにして立ち上が……れない。
涼子「ふんっ!あれ?立てないや」
涼子は異常に太っていた。社会人だったころのシルエットは完全に崩れ、
ずむずむとし膨れ上がったお腹のせいで足元が見えない。
お尻を揉んでみるとやけに気持ちがいい。野菜だったら収穫してもいいくらいに肥大化してしまっている。
行き場を無くした贅肉が体のいたるとこについている。
涼子「ふぅ…ふぅ…勝負はどうなってのかな…」
これだけの動作で息が上がってしまう。気付くとベリーがお腹を触っていた。
ベリー「いや〜惜しかったですねぇ〜もう少しのところで寝てしまうなんて」
恍惚とした表情でお腹を揉みしだかれる。
涼子「そ、そんなぁ…」
ベリー「あら?そんなに悲しそうに見えないですね。まあいいでしょう。
勝負に負けたあなたにはおしおきです。豚さんになってもらいます!」
その響きに涼子は下腹部が熱くなる。
いつの間にか涼子はベリーの虜になってしまっていたのだった。

数日後
涼子は豚舎にいた。服は剥ぎ取られ生まれたままの姿を晒している。
まるまると肥え太った体はまさに豚だった。
もう立ち上がることができず、四つん這いで移動することしかできない。
お腹はぶくぶくと肥え、地面についてしまっている。
尻はぱんぱんに膨れ上がり、ゆさゆさとゆらしながら涼子は一心不乱に餌に食らいついている。
餌にはカロリーの高そうな食べ物とお菓子の家で見た錠剤がごちゃごちゃに混ざっている。
錠剤は魅了効果、成長促進効果があり、涼子がときどき体を震えさせると一回り体が肥えていく。
ベリーに肉体改造を施された胸ははちきれんばかりに膨れ、
だらしなく引き伸ばされた乳首からはからは白濁した液体があふれ出ている。
涼子「ふごっ…すきぃ…太るの…食べるの…すきぃ…ふごっ」
薬漬けにされた涼子は快楽におぼれ内面まで豚になっていた。秘所からは粘り気のある汁が垂れている。
ベリーが何かを引っ張りながら入ってくる。涼子のように太らされた豚がもう一匹いるようだ。
ベリー「あらあらもう身も心も豚さんですね。そろそろ繁殖させましょうか。春美ちゃあん!」
「ぷぎぃっ!」
鳴き声を上げたのは春美だった。春美も涼子と同じようにベリーに勝負を持ち掛けられ、
変わり果てた姿にされたのだった。
奇しくも親友だった二人は同じ境遇で再会することになったのだった。

232名無しさん:2015/07/22(水) 13:21:00 ID:5d5T1uUI0
春美は涼子に引けを取らないように肥え太っていた。
贅のかぎりをつくしたであろう体は肉に溢れている。
背中は贅肉で真ん丸になり、首がどこなのかもはやわからない。
尻は脂が乗り、極限まで肥大化し、形が今にも崩れそうだ。辛うじて楕円を保っている。
腹はもう肉の貯蔵庫といっていいだろう。どこが脇なのかもわからない。
膨れすぎて胸を押し上げてしまっている。胸は破裂しそうだ。
ただ一つ涼子と違うのはベリーの肉体改造によって下腹部に巨根がついていることだ。
すでにいきり立って先端の割れ目からはとろとろとした液体が垂れてきている。
竿の下についたふぐりは胸に引けを取らないくらいに肥大しタプタプと揺れている。
合図のようにベリーが春美の膨れ上がったお腹を軽く蹴ると肉が詰まった鈍い音が響いた。
春美はものすごい勢いで涼子の豊満を通り越した尻に突進し、
怒張した巨根をいきなり涼子の秘所に突き刺した。
涼子「ふごっ!?ひゃあんっ!?」ズボッ
春美「ぶふうーっ!はぁはぁ」パンパン
春美の前足は涼子の尻をがっしりと掴み離さない。
肥満しきった巨体を活かし全体重をかけて暴れる涼子を押さえつける。
ぶよぶよの尻と腹がぶつかりあいパンパンと激しい音が響く。
始めは抵抗していた涼子も快楽に身を任せおとなしくなった。
こんな状態でも餌にむしゃぶりついている。
春美は一心不乱に腰をかくかくと振り続ける。
豚舎は異様な熱気に包まれていた。
2匹のぶつかりあう音が激しさを増していく。
春美「っ!ぶぶっ!ふぅふぅ」パンパンパンパンパンパン
涼子「んもっ!ぁあん!」ジュポッジュブッ
春美「デ、デルッ!」ドビュルルルルルルルルッ
涼子「ぶひゃああぁん!?」
隠微な音が最高潮に達したころ春美の巨根から精が解き放たれた。
すさまじい射精に涼子の脂ぎった腹がさらに醜く膨らむ。
結合部からは黄ばんだ精子がボタボタとあふれ出ている。
春美「ぶふうーっ!ぶふうーっ!」
春美は恍惚とした表情で痙攣している。
ベリー「まだ受精できているか不安ですねえ〜。もう一発いっときますかぁ」
交尾を見ていたベリーが春美の尻に注射器を突き刺す。
春美「おぅっ!?ぶひぃ!?ぁあん!」
ベリー「強壮剤よぉ〜ん。アソコから抜けなくなっちゃうくらいぶっとくしちゃいましょうか。
涼子ちゃんの母乳も飲みなさあい」
ベリーは涼子から絞った母乳をチューブで春美の口に流し込む。
弛みきった尻肉に注射器を刺していく。
春美の腹がみるみる膨らみ、体にも肉がついていく。
巨根はさらに肥大化し、当分引き抜くことは困難だろう。
ベリー「これで栄養満点、勢精力ばつぐんですねぇ。頑張ってもらいましょうか」
春美は快楽でときどき白目を剥きながら腰を振り始めたのだった。

この狂宴はベリーによって敗れた挑戦者たちも加わり、さらに続いていくのだった。(終)

以上で終了です。お目汚し失礼しました。

233名無しさん:2015/07/25(土) 01:30:05 ID:Egac3wwo0
さっそくおかずにさせていただきました

234名無しさん:2015/07/25(土) 10:02:44 ID:3ur5co7Y0
投下に気付いてなかったぜ、乙乙
社会人時代の〜〜あたりの描写がツボだった

235元225:2015/07/26(日) 01:47:34 ID:rEH3QOBE0
久々にこちらに投下
忘れられてそうですが
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1987_1.jpg

236名無しさん:2015/07/26(日) 23:18:13 ID:2YoTJTVo0
おお、お久しぶりです!
もう何年も書き続けてくれているのは本当に嬉しいしありがたい

237名無しさん:2015/07/27(月) 03:18:10 ID:/9YtHmtg0
>>235
乙! あんたの絵の肉の感じ、大好きなんだよ!

238547:2015/07/28(火) 23:30:06 ID:4/2nW5oQ0
(元)225氏、乙です!
自分にとっては、あなたが拙作のSSの挿絵を書いてくれたことは、
昨日のことの様です。


この勢いに乗じて、自分も投稿します。

◆t3E9hfR0Bc氏の美貌換金屋に影響を受けた、
オムニバス式の新シリーズで、
コンセプトは「自分の過去作の設定をモチーフにした手法での、二次創作肥満化」です。

「ヒミツの博物館」

「その1 三咲町にて (メルディブラット) 」


「なぜこんなところに・・・」
錬金術師のシオン・エルナトム・アトラシア。

「お店を開いてるの・・・?」
吸血鬼の弓塚さつき。

2人の少女が暮らしている路地裏の正面を塞ぐ様に、
見知らぬ少女が露店を開いていた。

「すみません。すぐに場所を移しますから」
後ろの2人に気づいた露店の少女は、
路地裏に人がいたことには動じずに、移動しようとした。

「あっ、構いません・・・それでどんな物を売ってるんですか?」
さつきの質問に、露店の少女は、一瞬口元に笑みを浮かべ、それから答えた。
「中々終わらない水に、結構使えるライター・・・その他、様々な小物が今ならタダですよ」
「え、タダ?」「タダで手に入る・・・」
少女の言葉に、お金の無い2人は食いつきだした。
それを見た露店の少女は、自分にとっての本題を切り出した。
「はい、『ヒミツの博物館』に来てくれれば、無料で配布しますよ」
「ヒミツの・・・」 「博物館・・・」(あ、怪しすぎる・・・)

239547:2015/07/28(火) 23:31:21 ID:4/2nW5oQ0
『ヒミツの博物館』
町の片隅にそんな看板を掲げた小屋があった。
さつきとシオンは、露店の少女に案内されて、そこに来た。

その前には、2人の見知った顔が3つと、見知らぬ顔が1つあった。
「秋葉。琥珀と翡翠も、どうしてこちらに?」
シオンが秋葉達に尋ねる。
少なくとも、無料の小物を求めて来る筈は無かった。
「 私は 」秋葉が説明しようとしたところで、琥珀が割り込んだ。
「秋葉様ったら、家に押しかけてきた、自称『出張メイド』さんのサービスを受けて、その代金と今後の契約について説明したいからってここに来たんですよ〜」
「そうなんです」
「・・・で、この2人は勝手について来たの」

「まぁ、あたしは、代金としてここに来てくれたらそれで十分さ」
ここで、『出張メイド』が口を開いた。
彼女は、シオンたちよりも少し年上の女性で、
その言葉とは裏腹に褒められたのが嬉しいのか、
得意げな顔で、大きな胸を張っている。

「それで、あなた達2人の名前は?」
シオンの問いに、名前を聞かれた2人は黙り込んだ。

「私の名前は・・・翌菜(よくな)、とでも呼んでください」
『露店の少女』が、少しの間を置いて名乗った。

「あたしは・・・えーと、そうそう夜美希(やみき)でっす」
『出張メイド』も、少しの間を置いて名乗った。

(自分の名前なのに、今考えた様な感じね?)
秋葉は2人の名乗りに違和感を覚えたが、
それを突き詰める前に、当の2人が彼女らを小屋の扉に連れて行く。


「私は帰ります」その前にシオンが言った。
(この2人、いよいよもって怪しすぎる・・・)

「じゃあ、シオンの分も私が貰ってくるね」
「はい。試供品も2人分差し上げますよ」

「さつき・・」
(・・・まぁ、秋葉も一緒なら危険は無いでしょう)


こうして、シオンは帰り、さつき、秋葉、琥珀、翡翠の四人が
『ヒミツの博物館』に入ることになった。

240547:2015/07/28(火) 23:33:32 ID:4/2nW5oQ0
小屋に入ってみると、下への階段があり、そこを下がった先には、
博物館というよりは、色とりどりの建物がある遊園地の様な空間が広がっていた。
最も、本物の遊園地には遠く及ばない広さだが。


「ようこそ、『ヒミツの博物館』へ!」
「ここは肥満化をテーマにしたテーマパークなんです!」


「「「「・・・・・」」」」

踵を返し、出ようとする秋葉たちだったが、
2人の職員がその前に立ち塞がる。
「メイドのサービスを受けた以上、30分はここにいてもらわないと駄目なんすよ」
「弓塚さんも、一度入った以上30分はいてください。試供品は帰る時にあげますから」」


「でも、ここの入園料とかは・・・」
「30分以上1時間以内だったら、無料で出れますよ」
「そして、ここの施設の利用は時間を変換した『タイムポイント』で判定します。このミュージアムカードで記録しますので」

翌菜が秋葉達に一枚ずつカードを配っていく。

「しようがないわ。30分経ったらすぐに出ましょう。弓塚さんもいいですね」
秋葉は渋々といった感じでカードを受け取った。
琥珀と翡翠も続いてカードを取った。
「あ、はい」
最後にさつきがカードを取った。
「それじゃあ、皆さん。 好きな施設を選んで下さい、私たちが案内しますから」
翌菜がここの地図を広げた。
4人が選んだ施設は・・・

241547:2015/07/28(火) 23:35:25 ID:4/2nW5oQ0
秋葉達3人が選んだのは、
緑色の壁に覆われた建物、『自然の小庭園(ナチュラル・ガーデン)』だった。
案内するのは、夜美希だ。

「御三方には、入場料として、タイムポイントを10加算しましてと」
「あ、それから建物から建物への移動の時間は計算しませんから安心して下さい」
夜美希が、3人から預かったミュージアムカードを入口の端末に読み取らせた。
「それじゃ、無難に時間を潰したいなら、私の後に付いてくださいな」
「付いていかなかったら、どうなるんですか?」
含みのある案内をする夜美希に、琥珀も含みのある質問をした。
「命は保証するし、持ち物の破損もできる限り補償しますよ」
「安全な道の案内をお願いします!」
含みのある返答をする夜美希に、秋葉は率直な要求をした。


『自然の小庭園』の中は植物園になっていた。
植物園としては、見事なもので、
三人が全く知らない様な植物もちらほらあったが、
施設のテーマの割には、そういうことにつながりそうなものは無かった。
   秋葉が、その木を見つけるまでは。

「恩返しの木・・・?」
庭園の中でも、一際見事な木。 雄大な姿に美しい色合い、
それに見るからに美味しそうな大きな果実がいくつも枝になっている。
 その根元に、煙草の吸い殻が落ちていた。
「・・・・・」秋葉はそのゴミに手を伸ばした。
柵を超えなくても、ぎりぎり手は届いた。拾い上げて・・・
そこで、前を歩いていた翡翠と琥珀、そして夜美希が気づいた。
「秋葉様、そんなことは私が「お客さーん!ありがたいけど、そんなことしたら!!」
翡翠の声を、夜美希の焦りを含んだ大声がかき消した。

「木が恩返しします」 「「「え?」

夜美希の声を秋葉が聞いたのは、彼女が吸い殻を拾った後だった。

その直後、恩返しの木のツタが動き出し、自身の果実をもぎ取り、
吸い殻を拾った秋葉と拾おうと言った翡翠に向けて、2人の口に向けて伸ばしだした。

「!?」
ツタの伸びる速度は案外速く、
秋葉はともかく、翡翠に逃れる術は無かった。

そして、果実は口の中に放り込まれた。翡翠の前に出た琥珀の口に。

「琥珀!?」 「姉さん!?」
果実を飲み込んだ琥珀の体が膨れあがり、太っていく。
これだけ急激に太ると、服が破れてしまいそうなものだが、
はち切れそうになりながらも、ギリギリで留まっている。


「・・・なるほど。肥満化をテーマにしたというのは、こういう意味だったんですね」
「はい、そうなんす」
琥珀の納得を、夜美希が全く動じずに肯定した。

そして、人違いに気づいた木は再度、ツタを翡翠の口へ伸ばす。
「姉さん!」
翡翠は姉を引っ張って、逃げようとするが、
当の姉に止められた。

「えっ・・・」
不意打ちで重りを括りつけられた様なものだった。
今度こそ、翡翠に逃れる術は無かった。

「・・・どうして」
「さっきは何が起こるか分からなかったから、毒見してみたけど
太るだけで、特に害もないようだったし、
折角だから、翡翠ちゃんに恩返しをきっちり受けてもらいたかったの」
琥珀は本気でこう思ってる様だ。

242547:2015/07/28(火) 23:37:35 ID:4/2nW5oQ0
「・・・これ、燃やしたら弁償ですよね」
「今回の場合は過剰防衛ってことで、タイムポイントの1時間分追加で済ませますよ。 
後、これによる変化もここを出るときには元に戻します」
「・・・・・」
結局秋葉は、恩返しを甘んじて受けたのだった。



20分後、秋葉達四人は植物園から出てきた。
その体は、とても丸々としていて、口にした(放り込まれた)果実の様な体型だ。
先も言った様に、服はパツンパツンながらも形を保っており、
却って、3人の丸いボディラインを強調している。

手足はとても太く、それでいて短くなった様に見え、今にも胴体に埋もれしまいそうだ。
対して、メートル越しのバスト・ウエスト・ヒップは、
その存在感と重量感をはっきりと主張している。
胸はそれこそ、メロンの果実の様な巨大さである(元のサイズの差か、秋葉のそれが一番小さく見えた)
お尻も胸に次ぐ巨大さであり、安定感すら醸し出している。
そして一番大きなお腹周りは、身長と並びかねない程の大きさであり、
今の3人が手を伸ばしても、全く届かないだろう。
顔は真ん丸く膨れながらも、元の顔立ちは保っているが、
首は肉に埋もれ、胴体と一体化を果たした。


「お疲れ様です。太った分を戻すのは需要が無いので、パパッと済ませますが・・・」
「その次はどこに行きます?」

(次は・・・・)

243547:2015/07/28(火) 23:39:19 ID:4/2nW5oQ0
秋葉達が次にどうするかはさておき、
ここで視点をさつきの方に移そう。

黄色を基調とした明るい色合いの建物、自業の食事処(グラトニー・レストラン)
翌菜に案内され、さつきは一人でここに来た。

「私は露店の方に行きますので、後の説明はここのコックに聞いてくださいね」
こう言って、翌菜は戻っていった。

代わりに、カウンターに立つ妙齢の女性がさつきに対応する。

「私はここのチーフコックの・・・」
「えーと、オリジナルが兄で朱だから・・・」
「妹坂碧子です」
(また自分の名前を言うのに間が空いた・・今小声でオリジナルとか言ってたし・・)
流石にさつきも疑問を抱きだしたが、
それを知ってか知らずか、妹坂は説明を始めた。

「こちらのシステムは、最初に任意のタイムポイントを払って、それと同じだけの時間食べ放題になるバイキング形式です」
「あちらのテーブルに置いてある分から取っても、私に注文しても、お好きな方を選んでください」

「それじゃあ、30・・いや40分でお願いします」
「では、ミュージアムカードを出してください。」
「それから注文した料理を残すと・・・・」
「・・・罰金ですか?」  「呪うわよ」


「さて、初回のお客様へ特別サービス♪」
「私オススメの大漁海鮮丼です!」


妹坂は、海の幸をふんだんに使用した大盛りの海鮮丼をさつきのテーブルに置く。
正直、初回のお客様に出す様なメニューでは無いと思うのだが。
「おっきぃ・・・」
(これ、残したら呪われるんだよね・・・)
さつきはその巨大さに圧倒されながらも、おそるおそる箸を伸ばし、
一口食べてみた。
(美味しい!)
その一口でその美味しさに心奪われたさつきは、
猛然と食べ始めて、僅か10数分で完食した。

「ごちそうさまでし・・・!?」
食後の余韻に浸ろうとしたさつきだが、
自分の変化に気づき、愕然とする。
いつの間にか、自分の体が太っていた。
ここから見える胸や腕、お腹だけでもかなり太くなっていて、
この具合なら、顔もかなり膨れてるだろう。
まるで、今食べた物がそのまま脂肪になったかの様に・・・


「メニューを見てちょうだい」
「えっ、これって・・・」
さつきが開いたメニューに乗っている料理には、
「カロリー」に加え、「増加体重」が記載されていた。
今食べた大漁海鮮丼は、「+13kg」となっていた。


「そう。ここの料理は食べた分とは別に脂肪を付けるの。」
「でも、安心して頂戴。食べた分を消化したら、その脂肪は消えるから」
「そ、そうなんですか?」
「そう。だから、ゆっくり召し上がっていって下さいね♪」
姉坂は満面の笑みを浮かべて、山盛りの桃まんをさつきのテーブルに置いた。
「注文してないんですけど・・・」
「サービスです♪」


40分後、さつきはのっそりと『自業の食事処』から出てきた。
あれから、姉坂がサービスとして勝手に持ってくる料理はどれも美味しくて、
それに加えて、自分で注文した分を時間いっぱい食べ続けた。
その結果、
ベンチに座り込んでいるが、その重さで今に折れてしまいそうに見える。

お腹は食べた分で、パンパンに膨らんでいるだろうが、
それ以前に脂肪で、臨月の妊婦の様に膨れ上がっていた。
服を押し上げ、丸見えになっているそのお腹は、とても重たげで、それでいて柔らかそうだ。
その上に乗っかっている胸は、これまた柔らかそうで、
お腹程では無いが大きくて、重たげだ。
脚もとても太くなって、『自然の小庭園』に生えている木の幹に並ぶ程の太さである。
自分の変化が信じきれないのか、さつきは腕でお腹周りをさすり、揉んでいるが、
腹肉はそれに応え、柔らかく変形していて、彼女に現実を教えている。
おまけに、腕の脂肪も動かす度に揺れている。
顔にはそれ程肉は付いておらず、丸くふっくらとする程度で済み、
ギリギリだが、首も一体化してない。

244547:2015/07/28(火) 23:40:55 ID:4/2nW5oQ0

そして、しばらくして秋葉達4人は
『ヒミツの博物館』から帰ろうとしていた。
全員の体型は処置と時間の経過で元に戻っている。

「それじゃあ、みなさんお帰りですね」
出口のカウンターに座る翌菜が、
4人のミュージアムカードを受け取り、端末の中に入れる。
「えーと、秋葉さんたちが90分なので、超過タイムポイントは30」
「弓塚さんが110分なので、超過タイムポイントは50ですね」

秋葉達は『自然の植物園』を出た後、一種の怖いもの見たさで他の施設も一通り見回ってみた。
夜美希が説明した通り、建物間の移動は計算しないのだが、一度中に入っていったので、入場料が発生したのだ。
なので、30(自然の植物園)+60(他の施設)=90となった。

さつきは『自業の食事処』を出た後、食べ過ぎでしばらく動けずにいた。
(『自業の食事処』の料理は太る分とは別に、食べた分だけは外の食べ物と同じように胃に溜まる)
さらに、翌菜の店で自分とシオンに持って帰る分の小物を選ぶのに迷った。
なので、40(自業の食事処)+50(休憩)+20(売店)=110となった。


「で、1ポイントにつき幾ら払えばいいんですか?」と、秋葉。
「そんな、『ボッタくるなら出るとこ出ますよ』みたいな顔で睨まないで下さいよ〜」
「1ポイントにつき20円。皆さんからはこれに相応する分を取り立てます」

「それでは、皆さん。またのご来店をお待ちしています」
翌菜がミュージアムカードを秋葉達に投げつける。
ミュージアムカードは光となって、咄嗟のことに反応できない秋葉達を包み込んだ。
そして光が消えた時、秋葉達の姿も消えていた。


「まぁ、もう来てくれないでしょうけどね・・・」



こうして、秋葉達四人は『ヒミツの博物館』から、帰った。

その代金は・・・

「・・・その体というわけですか・・・」(行かなくて良かった・・・)
そう言ったのは、『ヒミツの博物館』について調べるために遠野亭に行って、
帰ってきた四人を迎えることとなったシオンだ。

245547:2015/07/28(火) 23:42:29 ID:4/2nW5oQ0
「ええ、そうよ・・・!」
秋葉は、『落とし前はきっちり付ける』と言わんばかりの怒りをその目に宿している。
その鋭い眼光とは裏腹に、体の方はどこを取っても柔らかいであろう、
ふくよかな体になっていた。
流石に『自然の小庭園』での肥満化程ではないが、
それでも、元の体型と見比べるとかなり太って見える。

まず、スカートから伸びる太すぎる足は、足どうしでピッタリと密着している。
元の端正さを損なわない程に丸く膨れた顔に、
桃の様に大きくなって、スカートをはち切れんばかりに押し上げている尻。
平らだった胸が立派な巨乳となったことは嬉しかったが、
締まっていたウエストがその胸と同じくらい突き出てしまっている。

遠野秋葉 160cm 45kg 73・57・79
→ 154kg 121・142・119
→60kg 89・84・85

仕事に勤しむ琥珀と翡翠も秋葉と同様に太っていた。
2人が動く度に厚手の割烹着とメイド服の上からでも、大きな胸とお尻、それにぽっこりとしたお腹が弾み、揺れているのが分かる。

翡翠/琥珀 156cm 43kg 76・58・82
→ 150kg 132・143・125
→ 58kg 90・85・89

そして、ソファで横になっているさつき。
彼女は食事での胃もたれに苦しんでいるのだが、
その体は秋葉達も一回り太っていて、
メートル越しのウエストが服を押し上げて、
立派なお腹が顔を出している。
そしてうっすらとだが、二重あごが出来てしまっている。

弓塚さつき 161cm 45kg 79・59・82
→104kg 112・121・107
→60kg 94・104・98


後日、調査と復讐のために秋葉とシオン達は
『ヒミツの博物館』に向かったが、入口があった筈の場所はもぬけの殻となっていた。


シオンは一人考える。
(彼女たちは、一体何者だったのだろうか。人間は勿論、吸血鬼とは全く別の存在であることは間違いないだろうが・・・)
(しかし、彼女たちは既にここでは無い何処かへ行って、私たちと会うことはもう無いだろう)
(今、私が考えるべきなのは・・・)
シオンが意識を現実に戻した時、目の前の食卓には豪勢すぎるほどの食事が広がっていた。
その向こうでは、まだ太ったままの秋葉が笑顔でこちらを見ている。

(いかに自分が太らずにすむか、ですよね・・・)


メルディブラッド編はこれで終わりです。
『ヒミツの博物館』の詳しい設定は、次回の投稿時に紹介するつもりです。

246 ◆t3E9hfR0Bc:2015/07/29(水) 00:08:12 ID:K03QV/NY0
皆様投稿お疲れ様です。
29日ですので毎月の駄文を。

ttp://www1.axfc.net/u/3508209.zip
パス:himanka

なにやらTRPGが盛り上がっているようなので久しぶりにCoC用のシナリオなんかを書いてみました。

247 ◆t3E9hfR0Bc:2015/07/29(水) 00:22:47 ID:K03QV/NY0
申し訳ございません。
どうやらファイルが正しく保存されてなかったようで、TRPG用のシナリオが消えてしまいました。
後日上げ直しますので、お待ち頂けると幸いです。

248名無しさん:2015/07/29(水) 19:23:14 ID:Efz93meQ0
把握
急がなくても大丈夫よ

249 ◆t3E9hfR0Bc:2015/07/29(水) 23:47:48 ID:K03QV/NY0
ギリギリで29日内ですので、CoC用シナリオを再投下しておきます。

ttp://www1.axfc.net/u/3508734.zip

パスは一緒です。

250名無しさん:2015/07/30(木) 17:50:17 ID:D/qVgQTE0
おお、乙乙

251 ◆t3E9hfR0Bc:2015/08/08(土) 00:03:27 ID:C5YUvIGo0
8月8日はデブの日らしいので、投下しておきますね

ttp://www1.axfc.net/u/3513715.zip
パス:himanka

252名無しさん:2015/08/08(土) 04:47:44 ID:8lIv48K.0
おつー

253547:2015/08/08(土) 18:51:18 ID:tHT4IATg0
乙です!

それでは自分は、先月に雑談スレの方に予告した通り、
820氏のメルティブラッドSSのサイドストーリーを投稿します。

大まかな流れは、あちらのSSを参考にしてますが、
体型の描写等は、自分の想像(というか妄想)が大いに含まれてます。



シオン・エルトナシム・アラトシアは自室で、今日起こったタタリによる異変――秋葉の肥満化という事態について、レポートにまとめていた。
それを書き終わると、今度は別のノートを取り出した。

1日目
「タタリが、まさかあの様な事態を引き起こすとは思いもしなかった。
タタリをどうにかしなければ、秋葉は元の体型に戻れないだろうし、
琥珀や翡翠、下手したらさつきや全く関係の無い人たちまで同じ目に会ってしまうかもしれない。
・・・志貴は被害を受けないだろう。根拠は無いが、何故か確信できた」
「念のために、研究とは別に1日毎の日誌をここにまとめることにした。
今日は一先ずここまでにして、続きは明日からにしよう」

2日目
「・・・お腹が痛い。秋葉があんなにも大量の食事を出してくるとは・・・
苦しくて、研究は出来そうにない。せめてこの日誌だけでも書いておこう・・・
明日になれば、秋葉の気も変わるだろう・・・」

254547:2015/08/08(土) 18:53:39 ID:tHT4IATg0
3日目
「・・・また、大量の食事が出された。
しかも昨日食べた分が消化されて、脂肪になっている。
つまり太ってしまった。
私は、いや私たちはこれから先、どうなってしまうのだろうか・・・」


4日目の朝
目覚めたシオンは、寝間着を脱いで、下着姿になる。
今の彼女の体には、元の体から考えると結構な量の脂肪が乗っている。

まず、元から大きかった胸がもう1回り大きくなった。
脚もよりむちむちとして太くなり、
その上のお尻は胸以上に大きくなっている。
そして、たっぷりと付いた腹肉がパンツに乗っかっているお腹回り。

シオンはそのお腹回りに手をやって・・・
腹肉がしっかりと掴めたことに深いため息をついた。


4日目
「また太ってしまった・・・
これでもうはっきりした。
秋葉は八つ当たりしてるのだ・・・
全く・・私を太らせても自分が痩せる訳ではないのに!」

5日目
「相も変わらず大量の食事が出てきたが、
胃も大きくなった様で、食事の後で少しだが考える余裕が出てきた。
秋葉は八つ当たりなどする様な人ではない。
恐らく彼女はタタリに操られている、
どうにかしないと彼女は太ったままで、私は太り続ける・・・」

6日目
「どうにかしようにも、まず大量の強制飲食を何とかしなければならない。
多少の余裕は出てきたとは言え、満腹感で研究を行えなくなるのは変わらない・・・
せめて一食だけでも逃れないと・・・」

255547:2015/08/08(土) 18:55:36 ID:tHT4IATg0
7日目
「今日から、昼間は町の図書館に行くことにした。
これで一食分は抜けるし、運動も多少出来る。
正直、焼け石に水だろうし、肝心の研究が出来なくなるが、
それでも時間稼ぎにはなるはずだ・・・」


7日目の昼
図書館へ向かうシオン。その体は完全にぽっちゃり体型となっていた。
以前の服もギリギリ着れるが、パツパツで恥ずかしいことになるので、
今着ているのは、秋葉から借りたワンサイズ上の洋服だ。

メートルの大台も間近であろう大きな胸は、歩く度に上下に弾んでいる。
しかし、今はブラウスに隠れているが、お腹の方の肉付きも凄い。
括れが完全に消え失せ、たっぷりの脂肪が覆っている。

下の服はミニスカートで、サイズ自体には余裕があるのだが、
シオンが気を抜くと、大きなお尻が見えてしまいそうになる。
そこから伸びる太ももは、かなり太く、
これ以上太くなると、色気よりもだらしなさが目立つようになるだろう。

顔も結構丸く、ふっくらとしており、
顎のラインも真ん丸である。


それでも、体型の割に足取りは軽いし、
今のシオン位の体型は、それ程珍しいものでも無く、
周囲の視線を集めることも無かった。
 今の所は。


8日目
「図書館に行く様になってからは、太るペースは大分抑えられている。
間食攻撃からも逃げられたのが大きかった様だ。
・・・太ること自体は止まってないし、研究も進んでないが・・・」

9日目
「・・・図書館に行こうとすると、秋葉が弁当を持たせてきた。
翡翠も手伝いにつけられたが、実際には、監視役だろう。
・・・やはり、弁当はとても大きかった」

10日目
「野良犬に弁当をあげようとしたら、秋葉に焼き殺されかけた。
「折角、琥珀が作ってくれたのに、勿体ないことしないで」と、秋葉は言っていた。
確かにその通りだ。問題は量が余りにも多すぎることだが・・・
やはり、私が食べるしかない・・・」

256547:2015/08/08(土) 18:57:47 ID:tHT4IATg0
11日目
「・・・今日の夜、現実と向き合うためにと、
覚悟を決めて、体重計に乗ってみた。
・・・突き出た腹と胸が邪魔になって、数字が見えなかった。
弁当攻めが始まった頃から、ウエストの成長が激しくなったと思ってたが、
ここまで大きくなってたとは思ってもなかった。
この事実は体重計の数字以上に、自分が女として越えてはいけない一線を越えてしまったという現実と・・・
絶望と向き合わせてくれた・・・」


11日目の夜
自室のベッドに力無く座り込んでいるシオン。
その体は、見た目、今の秋葉と大差無いように見える。

胸は今やメロン並みの爆乳と化し、
さっき、服のボタンを弾け飛ばしたが、とても喜べるものでは無かった。
その下のお腹は、胸と同等の巨大さを有する太鼓腹で、
その大きさは足元への視線を遮る程だ。
下半身もとても太く、ミニスカートから投げ出されている脚は丸太の様な太さである。
顔も、「丸くなった」の域を通り越し、完全なデブ顔である。
頬肉は目を細める程につき、
とうとう、二重あごも形成された。


12日目
「昨日の出来事から、体がより重く感じる様になった。
またこの頃は、外で少し動くだけでも、汗が噴き出す様になってしまってる。
それでも、せめて図書館まで行かなければ・・・」

13日目 
「図書館に行く途中でさつきに会った。
・・・口を開くまで私だと分からなかった様だ。
こんなに太ってしまっては無理もないが・・・
私に・・・正確に言えば、私が太ってしまったシオンだと気づいたら、さつきは事情を聞いてきたが、詳しいことを言うわけにはいかなかった。
さつきまで巻き込むわけには行かない」


13日目の昼
その日、さつきが会った彼女は、
背丈や紫色の髪、それに顔立ちはさつきの親友のシオンとよく似ていたが、
その体型は全く違っていた。

さつきの知るシオンは、スタイルの良い少女だが、
「彼女」は、3桁を軽く超しているだろう肥満体をジャージに押し込めている。

シオンのウエストは、へそ出しの衣服も合いそうに括れていたが、
「彼女」のウエストは、とても出っ張った太鼓腹であり、
ジャージの丈を圧迫し、今にも下っ腹が見えてしまいそうだ。

シオンの胸も大きかったが、
「彼女」の胸は、シオンよりも遥かに大きくて、
ジャージのチャックが閉められず、深い谷間が露わになっている。

シオンのヒップは程良く大きかったが、
「彼女」のヒップ、いや尻は胸以上の巨大さを持ってして、
ジャージの下のゴムを苛め抜いている。

シオンの顔は、贅肉など一つも付いてない端正な顔であり、
「彼女」も顔立ちはシオンに似ていたが、
顔は真ん丸を通り超す程に膨れ、
パンパンな頬が、目を細めている。
くっきりとした二重あごが形成されている。

そしてシオンの声は、
「・・・・さつき」 「!?」
「彼女」の発した声と同じものだった。

257547:2015/08/08(土) 19:03:13 ID:tHT4IATg0
14日目
「今日は図書館で、お腹を引っかけて机を倒してしまった。
心だけでなく、周りの人たちの視線も痛かった。
私だって太りたくて、太ったわけじゃないのに・・・」

シオンがこう日誌を書いたところで、大きな物音が聞こえてきた。
秋葉の部屋の方からだった。


「一体、何が?」
シオンはよろけながらも立ち上がり、
鈍重な足音を響かせて、秋葉の部屋に向かった。



820氏のSSは、ここから地下迷宮に舞台を移しますが、
自分のSSとしては、ここで終わりです。
こんなSSを書いたのも、ひとえに820氏のSSが素晴らしかったからなのです!(言い訳)


おまけ シオンの変化記録
・注 820氏のSSでの描写と、225氏のイラストからの自分が想像した数値です。

1日目 161cm 48kg 86・55・83
2日目 48kg 86・55・83 
3日目 54kg 88・62・87
4日目 57kg 89・64・88
5日目 61kg 90・67・89
6日目 66kg 92・71・91
7日目 72kg 95・74・94
8日目 74kg 95・75・94
9日目 77kg 96・79・96
10日目 92kg 102・90・110
11日目 102kg 108・106・115
12日目 110kg 112・121・120
13日目 122kg 118・132・124
14日目 131kg 121・140・130

258元225:2015/08/11(火) 03:04:25 ID:KTv7cmdU0
SS投下乙です!
焦りながらも太っていかざるをえないという状況がいいですよね

そして自分も投下
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1995_1.jpg
戦車に乗るのが嫌なら、戦車に乗れない体型になっちゃえばいいじゃないという発想
大洗女子学園終了のお知らせでもありますがw

259名無しさん:2015/08/12(水) 11:03:18 ID:qLxG8Qx20
結局許可云々ガン無視でワロタw

260名無しさん:2015/08/13(木) 01:15:06 ID:wks/2Iec0
これは流石に反感をかっても仕方ない

261名無しさん:2015/08/13(木) 21:43:49 ID:1FDcUSjU0
キャラ名間違ってる…

262 ◆t3E9hfR0Bc:2015/08/29(土) 00:59:32 ID:4et4FHpg0
29日ですので、駄文ですがどうぞ

ttp://www1.axfc.net/u/3525248.txt
パス:himanka

263547:2015/08/29(土) 22:34:02 ID:XsGUny0U0
皆さん、前回は820氏の許可が確認できなかったのに、
勝手にSSを投稿してすみませんでした。
今後は、こんな真似はしない様にします。

お詫び・・・とは言えないでしょうが、
29の日の分のSSを2本投稿します。


1本目、東方の2次創作SSです。

「狼の休息と鴉の介抱、或いは椛の怠惰と文の肥育」

幻想郷。その片隅にある鴉天狗の射命丸文の家。
その一室で布団に横たわっているのは、白狼天狗の犬走椛。
そのしなやかな左足には白い包帯が巻かれていた。
彼女は任務中に怪我したところを、文に助けられ、
治療を受けた後、文の後押しを受け、ここで療養することになった。


椛の寝ている部屋に、本来の家主である文が、食事を持って入ってきた。
「椛、食事持ってきましたよ」
「文様、食事まで用意しなくても、自分で何とかしますから・・・」
「栄養を取って、大人しくしてないと、治るものも治りませんよ」
「それもそうですね」

納得した椛は、文が用意した食事を食べ始めた。
――その食事は、医者や栄養士といった専門家が見れば、量が多すぎると判断しただろう。
何せ文自身、そう計算した上で用意したのだから。


そんな調子で一月が経った。
椛の怪我は完治したが、元の任務に戻ることは出来なかった。
その理由は・・・

264547:2015/08/29(土) 22:35:59 ID:XsGUny0U0
椛視点
(文様が色々と助けてくれたお陰で、怪我はすっかり治った
・・・・でも)

力無く椅子に腰掛ける椛は、自分の現状を省みた。
(まず、頬は丸く膨れ、たるんでますし、
顎は二重ではありませんが、ラインはまん丸で、
とてもぶよぶよしてます・・・
胸も大きくなって、あの彼岸の死神に迫る程のサイズになりましたが、
それ以上に、お腹が大きくなってます。
大きさこそ、妊婦のそれですが、
肉が垂れて、三段腹になってしまってる最低の腹です。
胸とお腹に遮られて、足元が見えませんし、
屈むのも苦しい・・・。
腕もとても太くなりました。
おまけに筋肉が衰えてしまったので、かなり垂れ気味です。
脚は、今では丸太の様な太さで、一見安定感がありますが、
脂肪で膨れてるだけなので、今の体で走るとまた折れてしまいそうで、
動くこともままなら・・・)


「椛、今日は焼き肉屋に行きませんか?」
文のこの声に、ほんの少しの間を置いてから返答する。
「・・・い、行きます!」
・・・食事のある方にはすんなり行ける。
心までデブになってしまった自分が憂鬱になるが、
それよりも、大恩ある・・・愛しい文との楽しい食事のことを思うと、
喜びで心が一杯になる椛であった。

265547:2015/08/29(土) 22:37:49 ID:XsGUny0U0

文視点
(怪我した所を助けたのは打算抜きでした。でも、そこから世話をしてきたのは・・・)
「・・・あやや」ほくそ笑む文。
彼女が見ているのは、椛。 
この一月ですっかり太ってしまった――
文が太らせた彼女である。

自分好みの体型になる様、
安静にという名目で、運動できない様にして、
栄養をとるという名目で、大量に食事をとらせた。

期待通り。 いや、それ以上の太り具合だ。
また、筋肉が衰えたために、全身の肉は垂れ気味で、
数値以上に太って見える。

(つねりたくなる様なふっくらとした頬に、たぷつきたくなる様な丸い顎。
元の顔つきは保ってますが、その真ん丸い顔は幼い子供の様な顔です。
そこから下の胴体は、大人の肥満体ですが。
小さかった胸も、今では自分以上に大きな爆乳で、
その下のお腹は、妊婦の様なサイズと、
脂肪のたるみで立派な3つの段差を併せ持つ、極上の腹です。
椛本人は気づいてないようですが、
巨大なお尻は服を押し上げ、下着とお尻のラインをくっきりと浮かばせています。
二の腕は、垂れ気味の肉がしゃぶりつきたる程に柔らかそうな、
こうなった切っ掛けとも言える、怪我した脚は
すっかり太くなって、『見る分には』、どっしりとした安定感を醸し出していて・・・
あやや、たまりません)


「椛、今日は焼き肉屋に行きませんか?」
今では駄目押しとして、毎日の様に外食に誘っている。
「・・・い、行きます!」
椛も痩せる意思自体はあるが、食欲と文への好意の方がより強く、
誘いには必ず応え、その度にたらふく食べていくのだった。

体も心もすっかりデブそのものとなった愛しい椛を見て、
文は満面の笑みを浮かべるのだった。

犬走椛 87kg 91・109・94


(おわり)

266547:2015/08/29(土) 22:40:29 ID:XsGUny0U0
2本目、恋姫無双の2次創作SSです。

「孫策、于吉に一矢報いんとするの事」

「それであなたは、私に協力しようと言うの」
「小覇王」の異名を持つ、呉の国の若き王である孫策。
彼女に謁見する者は、謎の導師、于吉。
「ええ、私も微力ながらも力をお貸しします」
「共に天下統一へ進もうではありませんか」


「断るわ」
その申し出を、孫策ははっきりと拒絶した。
「そうですか」
于吉は全く気にしてない様だ。
断られることを覚悟していたのか。
それとも・・・

「貴方が信頼に値する者とは思えないの」
「では、私の力を見せましょう」
于吉が妙な手振りをし、呪文を唱えた。

そして、孫策の体が膨れ始めた。
「!?」それも目に見える速度で脹れていく。

細長い手足が、大きな胸が、
括れた腰回りが、張りのある尻が、
どんどん膨れ、大きく、太くなっていく。
(顔は、他よりも肉付きが大人しいが)


「孫策様、これが私の力です。私が自分の意思でこの城を去るまで、貴方の変化は止まりません」

「ぐぅ・・・!」
尚も孫策の体は太り続ける。
現代の単位で言えば、1秒毎に1kgのペースで太っている。

267547:2015/08/29(土) 22:41:41 ID:XsGUny0U0
「貴様!」 「この左道士が!!」
孫策の側に控えていた親衛隊が飛び出し、于吉に切りかかるが、
その剣は于吉の体をすり抜けた。
「これも私の力。いかなる剣を持ってしても、私を斬ることは出来ません」
「もし、まだ私を疑うならば、更なる力をお見せしましょう」
言い換えれば、『抵抗するそぶりを見せたら、別の祟りを与える』ということか。

ここで、孫策の服の留め具が弾け飛んで、
于吉の肩に当たったが、流石に動じなかった。

「まぁ、今のは、無かったことにしますよ」
宇吉は先の言い換えを裏付ける言葉を言った。

親衛隊は于吉を睨みつけるも、それ以外のことは何も出来ずにいた。

「・・・・・・」
孫策は1秒ごとに太ってゆきながらも、冷静に考えていた。
自分が太るのを止めるには、于吉が自分の意思でここから去らなければならない。
しかし、この状況で協力を認めるのは、服従と変わらない。
国の王として、それだけはしてはならない。
なら、どうするべきか――

更に100kg程太ったところで、孫策は答えを出した。
「分かったわ、あなたの協力を受けることにする」

「ありがとうございます。では、今日のところはこれにて」
その言葉を聞くなり、于吉は足早に去ろうとし、親衛隊は安堵しかけたが、
「まぁ、待ちなさい」当の孫策が引き止めた。

「いいのですか?私が自分の意思でここを去らない限り、貴方は」
「同盟の証として、この城に伝わる秘密の宝をあなたに譲るわ」
「・・・では、お言葉に甘えさせていただきます」


ひとまず、別室で少し待たされてから、
于吉は城の蔵に案内された。

案内する兵の歩みは遅く、于吉を案内することにあからさまに不服そうだが、
于吉はそれに苛立ったりはせず、別のことを考えていた。
(私は本当にあれで済ませるつもりだったのに何を考えている?
まぁゆっくりと見せて貰えるなら、何か使えるものがあるかもしれない)
それこそお言葉に甘えさせてもらいますか)

于吉は蔵の前の部屋まで案内された。
その部屋はやや狭く、前後の部屋への扉と
上に大窓があるだけだった。

于吉は、渡された鍵を蔵への扉に差し込む。
鍵は開き、古い造りの扉がゆっくりと開いてく。

ここで、不意に、彼の周囲が少し暗くなった。
まるで、太陽に雲がかかったかの様だ。

268547:2015/08/29(土) 22:43:40 ID:XsGUny0U0
「?」
上を見上げる于吉
目に入ったのは、落ちてくる巨大な肉の塊。
そう、彼の祟りで今や肉塊の域にまで太った。孫策の尻である。

「!」
逃れようとするも、扉を開いた先には即席の壁が張られていた。
後ろの入ってきた扉は、宇吉を案内してきた兵によって、
外から固く閉ざされていた。
そして、孫策の体はこの部屋を満たすまでに大きくなっていた。

これが孫策の策だった。
従うふりをして、于吉を逃げ道の無い部屋におびき寄せ、
その準備の間にここまで太った自分の体を持ってして、于吉を押しつぶす。

(留め具が当たったとこいうことは、武器以外による攻撃なら有効のはず)
(分の悪い賭けだが、ここまで太らされてはその体を使って一矢報いなければ、気が済まない。そして、あわよくばこれで仕留める!)

そして、その狙いは当たっていた。

于吉の姿が孫策の体の下に消え、
そして轟音が響いた。



前後の扉が開かれ、親衛隊や他の兵達が顔を見せる。
・・・部屋いっぱいに、孫策の肉が広がっているので、入ってはこれないのだ。
「孫策様――!!」
「お怪我はありませんか!」
「ええ、大丈夫よ」
(ここまで肉が分厚くなったから、全然痛くなかったとは言えないわね・・・)

「あの男は仕留められましたか!?」
「おそらくは、生きてる。直前でその手ごたえが消えたから
何らかの術で逃げたと思う」

確かに、于吉は潰される直前で、咄嗟に転移の術を使い、逃げ延びていた。
だが、彼が自分の意思で逃げ去っていったことにより、
孫策の肥満化はようやく止まった。
現在の体重は、実に956kg。
約15分間、祟りで太り続けたことになる。

(あの男、もしこの呉の国に仇なす敵として、また現れたのなら、
その時こそ確実に倒す。 この体の落とし前も兼ねてね・・・)


その後、于吉は太平妖術の書の力で、中国全土を脅かそうとした。
それに立ち向かう諸侯の一人に、彼女はいた。
その名は孫権、字は伯符、真名は雪蓮。
そしてその姿から新たに付けられた異名は「大肉の覇王」であった。

(おわり)

それと言い遅れましたが、◆t3E9hfR0Bcさん、投稿乙です!
色々と続きが読みたくなるSSでした。

269 ◆t3E9hfR0Bc:2015/09/29(火) 00:02:06 ID:0Rce/hDI0
29日ですので、駄文ですが宜しければどうぞ。

ttp://www1.axfc.net/u/3541873.zip
パス:himanka

270名無しさん:2015/09/29(火) 00:12:00 ID:OUsxtacY0
乙乙
これが月末の楽しみですワイ

271名無しさん:2015/09/29(火) 16:45:38 ID:03v0s0ec0
29日にありがとうございます!

空気中の水分が脂肪に返還される時の
腹・腕・足・胸の描写にグッときました!

272547:2015/09/29(火) 22:55:36 ID:Cml1QTSg0
乙です! 毎度のことですが、続きが読みたくなる良いSSでした。
自分も便乗してSSを二本投稿します。


一本目はポケモンの二次創作SSです。

「ハルカのファト・アドバンス・アドベンチャー」

ホウエン地方のミシロタウンから旅立つ一人の少女がいた。
その背格好は年相応、と言うにはやや胸が大きめだった。
彼女の名はハルカ、彼女の目的はポケモン図鑑を完成させ、ホウエン地方のチャンピオンになること。――に加え、もう一つ。
「まずは、お父さんがいるトウカシティに行こうか。あの辺りにはどんなポケモンがいて、どんな料理があるのかな〜」
より個人的な目的として、各地の名物料理を網羅した、グルメ図鑑を完成させることがあった。

それから、ハルカは2つの目標のために、頑張った。
ポケモンをゲットし、育てて、戦い続けた。
料理を食べて、食べて、食べ続けた。
その結果が、各地のジムリーダーから勝ち取ったバッジであり、
そしてもう一つの結果が現れだしたのは、ハルカが2つ目のバッジを手に入れた頃だった。


「うー、服がきつい・・・また大きくなったなぁ」
元より大きめだったハルカの胸は、出発した時よりも2回りほど大きくなっていた。
しかし、それ以外も1回りほど大きく、というか太くなっていた。

そう、ここまで様々な町の料理を堪能してきたハルカの体は、太ってしまっていた。
「でも、町から町まで歩いてるし、すぐに痩せられるよね」
確かに運動量は多いが、それ以上に食事量が多いのだ。

273547:2015/09/29(火) 22:56:35 ID:Cml1QTSg0
それからも、ハルカは順調にポケモンを育て、バッジを手に入れていったが、
体重の増加も順調であった。

トウカシティでは、父のセンリに勝って5つ目のバッジを手に入れた。
「俺に勝つとは、成長したな。ハルカ」  「お父さん・・・」
「・・・横にも成長しすぎだがな」 「うぐ・・・」


ミナモシティでは、ライバルのユウキとの決着を付けた。
「強くなったなぁ、ハルカ・・・オレはもうミシロタウンに帰ることにするよ」
「・・・私、あなたの分まで頑張るね」
「・・・ありがとう、でもダイエットの方も頑張れよな」
「うっ・・・そうだ、ミシロタウンに行くなら私が送っていくよ」
「え、オレのポケモンも「そらをとぶ」覚えてるけど?」
「遠慮しないで、ミシロタウンの料理を改めて食べに行くついでだし」
「・・・・・あぁ、折角だから頼むよ」

ハルカのポケモンは最近、『そらをとぶ』を覚えたので、
一度行った町には歩かなくても戻れるようになった。
そのため運動量は激減し、その上これまでの町に手軽に行けるようになったので、
今回の様に気に入った料理を食べに行くようにもなり、逆に食事量はより増加した。


そして、ハルカは全てのバッジを手に入れ、
チャンピオンロードに挑戦する権利を手に入れた。
そこは四天王とチャンピオンが待つ決戦の地。
しかし、ハルカが今戦っているのは、上着のチャックだった。
「うぐぐ・・・いい加減閉まってよ〜」
正確に言えば、ハルカが今いるのは宿屋(ポケモンセンターではない)で、
起きて着替えようとしたら、上着に胸が入らなかったのだ。

(ミナモシティのデパートで買ったばかりの大きいサイズの服なのに・・・)
長い苦闘の末、胸は上着の中に収まった。
勝った。安堵するハルカだったが、その安堵が逆転を許した。
無理矢理閉じた反動を加えた胸の弾力が、上着のチャックを砕き、
メロンの様に巨大な胸が飛び出た。
その余波で、お腹もへそ周りから下っ腹にかけて、
上着を押しのけ、飛び出てきて、
短パンに乗っかり、マフィントップを形成する。

「・・・・」
ハルカは少しの沈黙を置いてから、部屋に置かれた姿見を見る。
そこに映る自分の姿は、全身に満遍なく肉が付いた、丸々とした肥満体だった。

まず、丸出しになってしまってる胸は今の体の中でも特に大きくて、
抜群の存在感を醸し出している。
次いで大きいのがお腹であり、メートル越しの太鼓腹だ。
短パンはギリギリ着れているが、それでも桃の様に巨大な尻と太すぎる腰周りに押し上げられていて、
今にもはち切れてしまいそうだ。
その下の脚も太くなって、脚と脚が密着している。
顔もかなり丸く膨れて、二重あごが出来ていた。

ハルカ 89kg 113・103・104

274547:2015/09/29(火) 22:59:23 ID:Cml1QTSg0
「ふふふ」
ハルカは、しばらく固まった後に、その丸顔に笑みを浮かべた。

部屋の机の上に置かれた6個のモンスターボールに入っているポケモンは、
ジムリーダー戦を勝ち抜き、チャンピオンロードでも戦える程に育ててきたポケモンだ。
そして、部屋のパソコンから繋がる預かり所には、200体近いポケモンがいる。
彼らは、ハルカの大事な仲間であり、
彼女がミシロタウンからここまで頑張ってきたことの証でもある。

(そう、今の私の体も頑張ってきた証・・・)
「・・・・いやいや!!何で私、良い話の様にまとめてようとしてるの!?
ハルカは、自分の変貌のショックから、我に帰った。
「明日から、いや今日からダイエット始めないと・・・!!」

その後、ハルカはチャンピオンロードを勝ち抜き、
ホウエン地方のチャンプとなった。
それと同時に、2つの図鑑、ポケモン図鑑とグルメ図鑑を完成させ、
見事に目標を達成したのだった。
 そして、新たな目標であるダイエットを達成できたかどうかは、定かではない。

275547:2015/09/29(火) 23:01:57 ID:Cml1QTSg0
二本目はONE PIECEの二次創作SSです。


「新薬品は諸刃の刃? 卑劣なるフラッカス」

バーソロミューくまに、世界各地に飛ばされた麦わらの一味。
再会の迫ったある日、ニコ・ロビンはとある島で戦っていた。


ロビンに複数の海軍兵士が迫るが、
彼らは、自分の体から生えた腕に投げ飛ばされていった。

悪魔の実、「ハナハナの実」の能力だ。
ロビンは、好きな場所に自分の体の部位を生やすことができるのだ。

「部下の鍛錬がなってないようね?海軍中佐さん」
目の前の男にロビンは皮肉の様な口調で言ったが、
それが通じない相手だとは分かっていた。


「確かに、私には貴様が生まれ育ったオハラの学者たちの様に、
世界政府に立てつくことを教育はできませんよ」
海軍中佐、フラッカス・クロートは、
皮肉ではなく、確かな敵意を持って返答した。

「では、取って置きをお見せしようか」
フラッカスは背中から取り出したのは、武器ではなかったが、
ある意味、どんな武器よりも効果のあるものだった。

フラッカスは7,8歳ごろの少女を自分の前に突き出した。

「!・・・その娘をどうするつもりなの」

「もし貴様が戦い続けるなら――、殺す」
「万が一抵抗を止めるというなら、命は助ける」
「もっとも、オハラの者なら、関係無い者を平気で見捨てるでしょうがな」
フラッカスの言葉には確信の念がこもっていた。
その上で、向こうが見捨てるなら、こちらも『やむなく』見捨てるつもりでいる。

「・・・分かったわ」
だからロビンが抵抗を止め、両手を上げたことには少し驚いた。

「では、連行する前に海楼石の手錠よりも、もっと面白いもので縛ってあげますよ」
フラッカスの部下が、前に出てきて、ロビンにビン詰めの液体を飲ませた。

276547:2015/09/29(火) 23:03:53 ID:Cml1QTSg0
そして、ロビンの体が太った。全身に万遍なく脂肪が付いてきて、
数字にして、10数kgは太ったことだろう。
特に出っ張ってきたお腹は、服をはち切れんばかりに押し上げる。
また、胸の方は服を裂いてしまい、特大の爆乳が飛び出てくる。

「これは・・・!」
ロビンにしても、これは流石に想定外だった。

フラッカスが得意げに説明しだす。
「これぞ、海軍が開発した薬品『マスラード』
飲んだものの筋力を増強させるが、それと同等の脂肪を付ける」
「そして原液を飲めば、筋力以上に脂肪が付くことになる」

「また貴方たちはそんな物を使って・・・」
フラッカスを睨みつけるロビンだが、彼は動じない。
「フフフ、絶対的正義を守るためには力だけでなく、策も必要となるんですよ」
『策』を示しているつもりなのか、フラッカスは少女に銃を突き付けている。
「・・・・・!」ロビンは何も言えなくなった。


「さぁ、貴様にはインペルタウンすら生温い!」
「この場で、『肉の牢獄、LV7』に閉じ込めてやろう!」
フラッカスは銃を捨て、脇に置かれていた樽を持ち上げ、
ロビンの口に付け、そのまま中身を流し込む。
そう『マスラード』の原液を。

「・・・・・・!」
ロビンは、口に流れ込む大量の液体を、全て飲み込む。
少女に危害を加えぬために、勝機を探るために。

少しの間を置いてから、ロビンの体は脂肪で膨れ上がりだした。

服は内からあふれ出す肉に完全に引き裂かれてしまい、
胸や股間といった一部に切れ端が乗っているだけで、ほぼ全裸である。

「くぅ・・・!」
ロビンは変化のショックで微かなうめき声を漏らしながらも、その意思を保っている。
だがその体は、ぽっちゃり、でっぷりは愚か、肥満体をあっという間に通り越していく。

こういう趣味があったのだろうか、
海軍兵士はロビンの変わっていく様を見て興奮しだした。
フラッカスは特に狂喜し、前に出していた少女を地面に放り投げた。

ロビンの変化は尚も続く。
腕が、足が、首が、人間としてのパーツが次々に埋もれていく。
そのまま、人間としてのシルエットすら脂肪の中に埋もれた体、
いわゆる「肉塊」と成り果ててしまう。
そこまで太ったところで、ようやくロビンの変化は止まった。

マスラードの効能で筋肉もある程度ついたからか、
脂肪の量の割には、それ程脂肪が垂れたりしてない張りのある印象だ。

だが筋肉の分、かえって実際の重量は見た目の印象を上回る程に重い。
しかも、手足が脂肪の中に埋もれていては、筋力の活かしようは無い。

ロビンは何とか動こうとしていたが、
多少体を揺らした程度で、とても動けそうにない。
既に動きを止め、観念した様に見えたが―――

277547:2015/09/29(火) 23:05:03 ID:Cml1QTSg0

「勝った!この私が!!ニコ・ロビンに勝ったんだ!!!」
自らの『策』が功をなしたことを、手放しで喜ぶフラッカス。
だから、気づくのが遅れた。
目を覚ました少女がロビンの方へ逃げ出したことに。
「!」腐っても、海軍中佐という訳か。
フラッカスはすぐさま気づき、少女を取り押さえるために駆け出したが、
それよりもロビンの反応が早かった。
少女の脚から幾つもの手が生えてきて、ロープとして真上の崖まで延びて、
少女を崖の上まで運んだ。
そうされて・・・少女は喜んでいた。
ロビンは喜ぶ少女の方を見ている。
(首が無いので、正確には向けてないが)

「はっ、それで逃がしたつもりか!すぐに追いかけて始末する!」
お前の連行はその後だ!」
そういい捨てるフラッカス。手段と目的が入れ替わっている様だが、
ロビンが身動きできない以上、人質の口封じの方を優先するのはある意味間違ってないはずだった。
しかし、肉塊と化したロビンの体が持ち上がり、こちらに迫ってくる。
「なっ!?」
驚愕するフラッカス。しかしこれは彼の失策だった。
本来、マスラードは脂肪以上に筋力を増強させる。
手足が胴体の脂肪に埋もれれば、幾ら筋力がつこうと意味が無いと考えていたが、
ロビンは、ハナハナの実の能力者である。
ハナハナの実の能力で生やした腕は、マスラードの効果で一つ一つがかなりの筋力を有しており、十数本もあれば、ロビンの体を動かすには十分だった。



「百分咲き・・・」
意表を突かれ、硬直していたフラッカス達を、背中に生やした腕が拘束し、
腕が塔のように積み上げられ、ロビンの体をある程度の高さまで持ち上げ、
そこから離した。
「ブレス!!」
「「「グワァァァ!!」」」
ロビンは全体重を持ってフラッカスを押しつぶし、
兵士たちもその衝撃の余波で吹き飛ばされていった。


崖の上で、少女はロビンを見て、笑っていた。
「・・・ふふ」
ロビンは、その膨れ上がった顔で笑みを返した。


数時間後、少女は別の海軍部隊に保護されていた。
「全く・・こんな少女を人質に使うとはニコ・ロビンめ!」
「どんな手を使っても、奴と麦わらの一味を捕まえなければいけませんね」
「いや、それ以上にこの子の様な市民を我らの戦いに巻き込まない様に努めなければならないぞ」
そう部下に言い切った彼は、部隊の指揮官でフラッカス以上の階級である海軍少将だ。
つまり、少女が彼の保護下にある限り、フラッカスが口封じを強行することは出来ない。
それ以前に、フラッカスはマスラードを無断で、大量に持ち出した責任を問われ
偉大な航路(グランドライン)外に左遷されたが。


そして、しばらくの時をおいて、再集結した麦わらの一味。

サウザントサニー号には、一つの肉塊が乗せられていた。

航海士が労力は惜しまず、金は惜しんで縫い上げた超特大の衣服に全身を包んだ彼女は、
以前と変わらぬ愛情を注いたコックの料理で今日もその身を肥やし、
そして、戦いの時はその重量と能力を活かした戦いで敵を圧倒するのであった。


これで終わりです。

278547:2015/10/28(水) 23:50:04 ID:fgH4LvAU0
連投になりますが、29の日のフライング投稿をします。
今回はギルティギアの2次創作SSです。



「エルフェルト・死後の世界で婚活成功?の巻」

とある施設の最深部。
無数の機械がひしめくそこで、最後の戦いは行われていた
「―――」
人類の殲滅を宣言した少女、ラムレザル=ヴァレンタインは、敗れ、倒れた。
それと同時に後方に置かれていた謎の装置から閃光が溢れ出し、
ラムレザルを飲み込まんとする。
戦っていた『彼女』は咄嗟にラムレザルの前に出て、「妹」を庇った。
閃光は彼女を飲み込み、彼女の姿ともに消えた。




閃光に飲まれた『彼女』、エルフェルト=ヴァレンタインが目覚めたそこは、
一見、もとの世界の野原と変わらない様に見えて、
色とりどりのお菓子とケーキがさも自然の一部であるかの様に、
大量に置かれていて、
その側に流れている7色の川は
コーラ・オレンジシューズ・ジンジャーエール・
グレープジュース・レモンスカッシュ・トマトジュース
そして、普通の水の川である。
そんな明らかに異質な空間だった。
「ここは一体・・・?」

279547:2015/10/28(水) 23:51:45 ID:fgH4LvAU0
それなりに広いこの空間には、10数人の男達が生活していた。
彼らは、エルフェルトの顔を見ると、複雑そうな表情を浮かべた。

「!?」エルフェルトは、彼らの内の何人かに見覚えがあった。
―――戦いの中で姿を消した仲間たちだった。
死んだものとみなされていた彼らがこの空間で見つかった。
それが意味するものは彼らの生存、ではなく
「私、死んだの・・・?」
自分の死、そう考える方が自然だった。

しかし、体の感覚はちゃんとある。
そう空腹も感じていた。自分が生きてることを確認するためにも、
エルフェルトは目の前にあるケーキを手に取り、口にした。
「・・・!」
そのケーキはとても美味しかった。
「・・・お代わり頂きます!!」誰に聞かせた訳でもない宣言の後、
エルフェルトはもの凄い勢いで、目の前のお菓子を片っ端から食べていく。
食欲に支配された行動ながらも、その動作はどこか愛らしいものがあって、
見る人がいれば、「いっぱい食べる君が好き」とも、評されたかもしれない。
  食べっぷりと比例している様な体の肥満化が無ければ。


数時間後、眼前のお菓子を食べつくしたエルフェルトは、横になっていたが、
その体は、とても太っていた。
ただ、着ているドレスはパツパツながらも、破れそうではない。

顔の肉付きは大人しく、まだ丸くなった程度だが、
その真下では首が顎肉と一体化しつつある。
元から大きかった胸もより大きくなり、頭よりも大きな爆乳となった。
婚姻届を挟んでいた谷間はより深くなって、
今では子供一人を丸ごと挟めそうだ。
投げ出された脚は丸太の様に太く、立つと脚どうしで擦れてしまいそうだ。
そして、一番の巨大化を遂げたお腹。
脂肪とお菓子をはち切れんばかりに詰め込んだその巨大さは、
(結婚もまだなのに)臨月の妊婦の様である。

エルフェルトも、自分が激太りしたことは理解していた。
でも、今はお菓子を味わうことが、
そして、それ以上に太っていく快感を味わうことが彼女にとって大切なことだった。


そんな中、男達もエルフェルトの方を向いた。
彼らは太りゆくエルフェルトを見て驚愕する。
そして、そこから――

280547:2015/10/28(水) 23:53:02 ID:fgH4LvAU0
――別世界?
――ああ、そういう世界に飛ばすギアが研究されていたらしい。
何でも、その世界はお菓子の類が自然の一部の様になっているんだとよ。
――それで、こっちに帰ることは出来るの?
――それは分からないが・・・本人達が納得して生きていけるなら、それでいいんじゃないかな。


そして、『別世界』では。


「えへへ・・・、もう食べられないよ、あなた・・・♡」
幸せそのものといった表情で寝言を言っているエルフェルト。
その体は、あの時から更に太っていて、
今や身長以上に巨大な胸とお腹を抱える、人間離れした肥満体だ。


尚、元々着ていたドレスは、破れる前に脱いで、一応保管しており、
今彼女が着ているのは、自分がデザインし、男達に縫ってもらった、
同じデザインでより巨大なサイズのドレスである。

例えようの無い程に大きなお腹。
そのラインは丸々と張り詰めながらも、とても柔らかくもある。
そんなお腹に乗っかっているのは、同等の巨大さを誇る2つの果実。
今の谷間なら成人男性も挟み込めるだろう。
ソファーのように巨大なお尻は、座り込んだ彼女の重量を支えている。
顎肉は首と一体化しているが、二重あごではない。
こんな体型でありながら、顔は未だに原型を保っていて、「真ん丸顔」で済んでいる。


人間ならば、自重でとっくに動けなくなっただろうが、
彼女は『ヴァレンタイン』。この体でも立って歩くことは出来る。
最も、このまま太れば、脚が腹につかえるなどして物理的に動けなくなるだろうが。

エルフェルト=ヴァレンタイン 
168cm 夢kg
→92kg 121・111・118
→204kg 172・180・171

281547:2015/10/28(水) 23:54:01 ID:fgH4LvAU0
男達は周りで、農作業をしたり、(この世界でも出来た)
家を作ったりと忙しく働いているが、
その途中で、エルフェルトをちらちらと見ていた。
その眼差しには欲情と崇拝と愛情の念がこもっていた。

目覚めたエルフェルトは、そんな彼らを見て笑みを浮かべる。

先に飛ばされた男達もこの世界で生きていくことは難しくなかった。
だが、その生活には何の希望も無かった。
今、自分達が生きていることへの確信さえ持てなかった。
そんな中、エルフェルトがやって来た。
美しい彼女がお菓子で太ってゆく。
その姿に彼らは、これまで欠いていた希望を見出し、
エルフェルトを愛する様になり、彼女と話し合い、
ある「約束」をした。

身の周りのことを全て男たちに任せ、食っちゃ寝を繰り返し、もっと太っていく。
それが今の彼女の仕事だ。


「・・・なぁ、もういいんじゃないかな?」
周りの男の一人がエルフェルトに話しかけてきた。
「ダメです、もっともっと太ってからじゃないと・・・貴方達を満足させられないから・・・」
エルフェルトは寝ぼけ眼で返事をする。
「あぁ・・・それもそうだな」
男も納得し、自分の仕事に戻っていった。


エルフェルトと男達の「約束」。それは
彼女が動けなくなるまで太ったら
全員と結婚する。出来る様なら子供も作ろうと。


エルフェルト達は、ここがどこなのか、どうすれば元の場所に戻れるのか、
そして自分達は本当に生きているのか、何一つ分からなかった。
だが、これだけは確信を持って言うことが出来た。

(今、私達は幸せです・・・)


おしまい

282 ◆t3E9hfR0Bc:2015/10/29(木) 00:02:35 ID:eM.E6ACQ0
29日ですので、毎月の駄文ですが宜しければどうぞ。

ttp://www1.axfc.net/u/3557470.zip
パス:himanka

283名無しさん:2015/10/29(木) 21:49:37 ID:Ff1xb3fM0
>>282
毎月乙です
もしかして10月だからタコとかオクトとかなのかな
もしそうなら細かい仕込が面白いw

284名無しさん:2015/10/31(土) 21:56:40 ID:cNLDcgfQ0
>>283が言ってくれなきゃ気付かんかったわ
すげえ

285名無しさん:2015/11/15(日) 12:00:22 ID:OLAbABzI0
あぶらみに投下完了です
お目汚し失礼します

286名無しさん:2015/11/15(日) 15:30:15 ID:nRiIxr/g0
乙乙
節制してた人が反動で太るってのはいいよねw

287 ◆t3E9hfR0Bc:2015/11/29(日) 00:04:42 ID:U5bxGlN60
29日ですので、毎月の駄文ですが・・・

ttp://www1.axfc.net/u/3574451.zip
パス:himanka

288547:2015/11/29(日) 20:00:32 ID:fpGSMglI0
乙です!
現実的(?)な因果応報ものは、自分も好きです。

それでは自分もSSを2本投稿します。

1本目は、美少女戦士セーラームーンの二次創作です。

「恐怖の肥満化ラッシュ!スポーツジムの死闘」

とあるスポーツジム。ここで多くの女性がダイエットのために汗を流していた。
だが、彼女らの表情は暗く、
その体は大小の差はあれど、「太っている」と言える体型だった。
その屋上には女性のシルエットにダンベルやルームランナーといった運動器具を組み合わせた姿の怪人が立っていた。
ダイモーン・エクサザンだ。
このダイモーンは、自分の細胞をジムの運動器具に潜ませ、それを使った女性の体内に移り、
じわじわと太らせていた。そして、ダイエットが出来ず、落胆した所でピュアな心の結晶を奪うつもりなのだ。

その前へセーラームーンが駆けつけた。
「ダイエットの為に頑張ってるみんなの心を踏みにじるなんて、絶対に許さない!」
「月に代わっておしおきよ!!」
セーラームーンとエクサザンの戦いが始まった。
当初は互角だったが、やがてエクサザンが押され出す。
だが、エクサザンは自分の右肩に埋め込まれたダンベルを引き抜き、
セーラームーンに投げつけた。
「え?」不意をつかれたセーラームーンはダンベルを脇腹に食らってしまう。
当たったダンベルはそのまま消滅した。それと同時に謎の苦しみがセーラームーンの中に走った。
「!!」(何これ、苦しい・・・普通に攻撃されたのとは違う・・・)
(お腹が張り裂けてしまいそう・・・)

セーラームーンが動きを止めていた所に、エクサザンが今度は左肩に埋め込まれたダンベルを投げつけた。今度はセーラームーンの胸に当たり、消滅する。
(また!? これって・・・胸焼け?)
エクサザンはセーラームーンの後ろに回り、ドロップキックで尻を蹴り飛ばした。
その拍子にエクサザンの足からルームランナーを模したブーツが外れ、消滅した。
更に、エクサザンの両手足首に付けられていたリストバンドが外れ、
吹き飛んでいるセーラームーンの両手足首に絡まり、消滅した。
セーラームーンは、重い音を立てながら、地面に叩きつけられた。
最後のダメ押しと言わんばかりに、エクサザンが腰から外したベルトで
セーラームーンの顔面を引っぱたいた。
例によって、ベルトの引っぱたいた部分が消滅した。

289547:2015/11/29(日) 20:03:45 ID:fpGSMglI0
「うぅ・・・」
エクサザンの猛攻を受けたセーラームーン。
しかし、彼女の体からあの苦しみは既に消えていた。
その代わりにもたらされたものは―――大量の脂肪。

セーラームーンの、(それなりに)すらりとした体は、
100kg越しの肥満体となっていた。
顔は、目鼻立ちはそのままに真ん丸く膨れ、
顎は二重あごではないが、首を飲み込んでしまってる。
丸太の様に太くなった手脚は、鈍重さとある種の逞しさを醸し出していて、
お尻と胸は張りと柔らかさを併せ持ちながら、巨大化しており、
胸はスイカの様な爆乳で、お尻は桃の様な巨尻と化していた。
そして、一番大きくなったお腹は、
身長に近い程の直径と、元の体重に迫る程の重量を持つ太鼓腹であり、
あまりの大きさに、思いっきり手を伸ばしても、へそまで届かないであろう。
脇腹に形成された深い肉の段差が、セーラー戦闘服の下からくっきりと浮かび上がってる。

セーラームーン 106kg 119・142・116


エクサザンは自分の細胞を女性の体内に送り込むことで女性を太らせる能力を持つダイモーン。
これまでは、ばれない様にじっくりと太らせていたが、
セーラームーンには体の一部としてぶつけることで大量に送り込み、
急速に肥満化させたのだ。


「うぅ、こんな体になっちゃうなんて・・・」
セーラームーンのその声も野太いものになっていた。
自重で動けないセーラームーンに
エクサザンが止めを差そうとしたその時、
一つの小さな影が割り込み、セーラームーンを後ろへ下がらせた。


「ちびうさ・・・、あ、ありがとう」
「ちょっ、どうしたの!?そんなに太っちゃって・・・」
助けに来たのはちびムーンだった。


セーラームーンを追うエクサザンの前に、2つの影が立ち塞がる。
「セーラームーン、あなたはその子と一緒に下がってなさい」
「その体じゃ戦えないだろう」
セーラーウラヌスとセーラーネプチューンだ。

290547:2015/11/29(日) 20:06:01 ID:fpGSMglI0
(・・・うん、ここはあの2人に任せて、次から・・・
いや、それじゃあダメ・・・もし、あのダイクーンを倒しても元の体に戻れなかったら・・・
「ダイエットは明日から」ってのと同じ・・・!!)
セーラームーンは覚悟を決めた。
「・・・クライシス!メイクアップ!」
セーラームーンの肥満体が新たなセーラー戦闘服に包まれ、
スーパーセーラームーンへと二段変身した。

「な!?」 「無茶よ!」
戦おうとした矢先に後ろから出てきたセーラームーンに驚くウラヌスとネプチューン。
しかし、より驚いたのはエクサザンだった。
その隙がセーラームーンに攻めるチャンスを与えた。
「おりゃ!おりゃ!おりゃぁ!!」
重戦車さながらの突進で距離を詰めてからのパンチの連打。
「どすこい!どすこい!どすこい!」
途中から力士さながらの張り手に切り替え、
よろけた所を合掌捻りで空中へ放り投げる。
「ムーン・スパイラル・ハート・アタック!!」
そして、吹き飛んでいるエクサザンへ、意向返しと言わんばかりに、
スーパーセーラームーンの必殺技が放たれた。
その直撃を受けたエクササンは落下してから、卵が分離、消滅し、
素体であるルームランナーに戻った。

こうして、ダイモーンは倒され、ピュアな心の結晶がデス・バスターズに奪われることは阻止された。
そう、ピュアな心は守られたのだ。


後日、あのジムでは、多くの女性達が運動に励んでいた。
その中には、月野うさぎ-セーラームーン-もいた。
彼女の体は、エクサザンに太らされた肥満体のままだった。
「ダイモーンを倒したのに、どうして太ったままなの〜!?」
それが仕様だったのだから、しょうがないのである。

おわり


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