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肥満化小説・肥満化絵投下スレッド その4

241547:2015/07/28(火) 23:35:25 ID:4/2nW5oQ0
秋葉達3人が選んだのは、
緑色の壁に覆われた建物、『自然の小庭園(ナチュラル・ガーデン)』だった。
案内するのは、夜美希だ。

「御三方には、入場料として、タイムポイントを10加算しましてと」
「あ、それから建物から建物への移動の時間は計算しませんから安心して下さい」
夜美希が、3人から預かったミュージアムカードを入口の端末に読み取らせた。
「それじゃ、無難に時間を潰したいなら、私の後に付いてくださいな」
「付いていかなかったら、どうなるんですか?」
含みのある案内をする夜美希に、琥珀も含みのある質問をした。
「命は保証するし、持ち物の破損もできる限り補償しますよ」
「安全な道の案内をお願いします!」
含みのある返答をする夜美希に、秋葉は率直な要求をした。


『自然の小庭園』の中は植物園になっていた。
植物園としては、見事なもので、
三人が全く知らない様な植物もちらほらあったが、
施設のテーマの割には、そういうことにつながりそうなものは無かった。
   秋葉が、その木を見つけるまでは。

「恩返しの木・・・?」
庭園の中でも、一際見事な木。 雄大な姿に美しい色合い、
それに見るからに美味しそうな大きな果実がいくつも枝になっている。
 その根元に、煙草の吸い殻が落ちていた。
「・・・・・」秋葉はそのゴミに手を伸ばした。
柵を超えなくても、ぎりぎり手は届いた。拾い上げて・・・
そこで、前を歩いていた翡翠と琥珀、そして夜美希が気づいた。
「秋葉様、そんなことは私が「お客さーん!ありがたいけど、そんなことしたら!!」
翡翠の声を、夜美希の焦りを含んだ大声がかき消した。

「木が恩返しします」 「「「え?」

夜美希の声を秋葉が聞いたのは、彼女が吸い殻を拾った後だった。

その直後、恩返しの木のツタが動き出し、自身の果実をもぎ取り、
吸い殻を拾った秋葉と拾おうと言った翡翠に向けて、2人の口に向けて伸ばしだした。

「!?」
ツタの伸びる速度は案外速く、
秋葉はともかく、翡翠に逃れる術は無かった。

そして、果実は口の中に放り込まれた。翡翠の前に出た琥珀の口に。

「琥珀!?」 「姉さん!?」
果実を飲み込んだ琥珀の体が膨れあがり、太っていく。
これだけ急激に太ると、服が破れてしまいそうなものだが、
はち切れそうになりながらも、ギリギリで留まっている。


「・・・なるほど。肥満化をテーマにしたというのは、こういう意味だったんですね」
「はい、そうなんす」
琥珀の納得を、夜美希が全く動じずに肯定した。

そして、人違いに気づいた木は再度、ツタを翡翠の口へ伸ばす。
「姉さん!」
翡翠は姉を引っ張って、逃げようとするが、
当の姉に止められた。

「えっ・・・」
不意打ちで重りを括りつけられた様なものだった。
今度こそ、翡翠に逃れる術は無かった。

「・・・どうして」
「さっきは何が起こるか分からなかったから、毒見してみたけど
太るだけで、特に害もないようだったし、
折角だから、翡翠ちゃんに恩返しをきっちり受けてもらいたかったの」
琥珀は本気でこう思ってる様だ。


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