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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第116話☆

1名無しさん@魔法少女:2013/05/31(金) 19:40:45 ID:UzKFPR1M
魔法少女、続いてます。

 ここは、 魔法少女リリカルなのはシリーズ のエロパロスレ避難所です。


『ローカル ルール』
1.他所のサイトの話題は控えましょう。
2.エロは無くても大丈夫です。
3.特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に必ず確認又は注意書きをお願いします。
  あと可能な限り、カップリングについても投稿前に注意書きをお願いします。
【補記】
1.また、以下の事柄を含む作品の場合も、注意書きまたは事前の相談をした方が無難です。
  ・オリキャラ
  ・原作の設定の改変
2.以下の事柄を含む作品の場合は、特に注意書きを絶対忘れないようにお願いします。
  ・凌辱あるいは鬱エンド(過去に殺人予告があったそうです)

『マナー』
【書き手】
1.割込み等を予防するためにも投稿前のリロードをオススメします。
  投稿前に注意書きも兼ねて、これから投下する旨を予告すると安全です。
2.スレッドに書き込みを行いながらSSを執筆するのはやめましょう。
  SSはワードやメモ帳などできちんと書きあげてから投下してください。
3.名前欄にタイトルまたはハンドルネームを入れましょう。
4.投下終了時に「続く」「ここまでです」などの一言を入れたり、あとがきを入れるか、
   「1/10」「2/10」……「10/10」といった風に全体の投下レス数がわかるような配慮をお願いします。

【読み手 & 全員】
1.書き手側には創作する自由・書きこむ自由があるのと同様に、
  読み手側には読む自由・読まない自由があります。
  読みたくないと感じた場合は、迷わず「読まない自由」を選ぶ事が出来ます。
  書き手側・読み手側は双方の意思を尊重するよう心がけて下さい。
2.粗暴あるいは慇懃無礼な文体のレス、感情的・挑発的なレスは慎みましょう。
3.カプ・シチュ等の希望を出すのは構いませんが、度をわきまえましょう。
  頻度や書き方によっては「乞食」として嫌われます。
4.書き手が作品投下途中に、読み手が割り込んでコメントする事が多発しています。
  読み手もコメントする前に必ずリロードして確認しましょう。

前スレ ☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第115話☆
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12448/1355324984/

835ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/09(月) 22:55:31 ID:rOdavHOg
 不安がる彼女の姿に罪悪感を覚えつつも、胸の内に何か言葉にし難い疼きが生まれていた。
 肌蹴た柔肌の白さ、腕を縛られる姿、自分を見上げる真紅の眼差し。
 脳裏に浮かぶのはレティから聞いた事の数々。
 それを、実行する、リインフォースに。
 考えるだけで血が熱くなった。
 沸き立つ体と同じく、思考回路もまた、淫蕩な欲望に駆られて。
 
「今日は、いつもと違う趣向で――な?」

 言葉を囁く。
 手はカバンの中に伸びていた。
 ごそごそと、指に当たるシリコンやあれこれの感触を掻き分けながら、取り出すのは淫具の中でもとりわけ小さなもの。
 丸い、卵のような楕円形のプラスチックだった。
 尻から伸びるコードの先には電池を入れたケースが在り、そこにON-OFFスイッチも併設されている。
 ピンクローター、そういう名前の大人のオモチャだ。
 シグナムは慣れない手つきでスイッチを入れて、ローターを起動する。
 電源を入れられたそれは、ヴゥゥ、と鈍い振動音を立てて動き出す。
 それが何なのか、何のためのものなのか、まるで分からないリインフォースは不安の眼差しで見つめる。
 だがシグナムは重々承知の上で、期待に目を輝かせて、そっとローターを動かした。
 つぅ、と触れる、彼女の豊かな乳房に。

「あんッ」

 驚きの声が、リインフォースの唇から零れた。
 内部に詰め込んだモーターを駆動し、高速で振動するローターの刺激、それが柔らかな胸の谷間で触れる。
 未知のむず痒いような心地に、くすぐったそうな顔をするリインフォース。
 シグナムは反応をつぶさに観察しながら、指先を少しずつずらしていく。
 谷間から、ゆっくり上に、肌をなぞりながら、ピンク色の突起へ向けて。
 粟立つ乳輪の縁に、ローターが触れる。
 その瞬間、リインフォースの体がびくんと跳ねた。

「ひゃぁ!」

 指でも舌でもない、振動するプラスチックによる愛撫。
 生まれて初めて味わう刺激で喚起される快感に、リインフォースは驚き混じりの甘い声を上げる。
 シグナムはそのまま円を描くように、乳輪の周りをローターでなぞった。
 焦らすような刺激に、じわじわと這い上がる快感。
 縛られた手を震わせて、リインフォースは悶える。

「しょ、将……これは、一体……んッ、やぁ……」

「どうだ、気持ち良いか?」

「そんな、事……」

 恥ずかしそうに視線を逸らすリインフォース。
 だが、既に白い肌の上には点々と汗が滲み出していた。
 本当に、分かりやすい体をしている。
 それまで乳輪ばかり触れていた愛撫を、唐突に切り替えて、シグナムは乳首の突起にローターを押し付けた。
 硬くなった乳頭に触れる振動、その快感は、乳輪にされていた刺激とは桁違いだった。

836ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/09(月) 22:56:34 ID:rOdavHOg
 ぶるりと柔らかい体が震え上がり、喜悦の声も一層高らかに響く。

「はぁんっ! ぁああッ……将、やめ……んッ!」

 涙目で訴える言葉を聞きながら、しかしシグナムはむしろ逆に、ぐりぐりと乳首にローターを押し付けた。
 甘い声の音階を高めて、濡れた瞳を震わすリインフォースの痴態、その悩ましさ。
 興奮に将の息も弾んでいく。
 左の胸を責めてから、今度は狙いを右の胸に移す。
 同じように乳輪の縁から触って、乳首に触れて、押し付ける。
 やはり反応は素晴らしかった。
 
「はぁッ、ひぃ……や、やだ……将、これ……こんな、はぁん!」

 目尻に涙の雫を溜めて喘ぐ媚態。
 沸き立つ嗜虐心のまま、シグナムは囁いた。

「良い反応だ。相変わらず乳首は感じやすいんだな」

「そんな、こと……」

「嘘を言うな」

「はぅん!」

 言葉と共に、ぷっくり膨らんだ左の乳首を口に含んで、軽く歯を当てた。
 口の中でカリッと甘咬みすると、反応は劇的だった。
 体をびくんと跳ねさせて、湿った声を上げて鳴くリインフォース。
 なんとも耳に心地良い淫蕩な響きを聞きながら、肌の味を舌で確かめる。
 硬くなった乳首を口の中で、歯と舌でコロコロと転がしてやる。
 よほど感じるのか、リインフォースはもう太腿に透明な蜜を垂らしていた。
 ちゅうちゅうと胸を吸いながら、シグナムは空いた手でその太腿をなぞる。
 ニーソックスに包まれた、むちむちと肉感に満ちる太腿。
 その上に、上に、指を滑らせて行き、スカートの裾の中へと。
 触れたショーツのクロッチ部分は、ぐちゅり、と湿ったいやらしい音を立てた。
 
「なんだ、もうびしょ濡れだな」

「ぁぅ……」

 わざと言葉にして言うと、リインフォースの顔が羞恥で真っ赤に染まった。
 その仕草にゾクゾクしながら、シグナムはローターを手放して、今度はショーツを脱がせに掛かった。
 脚をよじって抵抗しようとするが、快感に翻弄されたリインフォースの力は弱く、まともな抵抗にならない。
 あっという間に、脚の間から下着が剥ぎ取られた。
 太腿を掴んで左右に開かせれば、ぱっくりと開いた桃色の粘膜が、愛液で湿っている。

「準備は万端だな、すっかり湿っている」

「ゆ、言うな……言わないで……ッ」

 羞恥の極みとばかりに、真っ赤になった顔を横に逸らすリインフォース。
 彼女は知らない、そういう反応こそがシグナムを余計に興奮させてしまう。
 シグナムは再び手を伸ばし、カバンの中から道具を漁った。
 次に出てきたのは、細長い棒状の形をしたものだった。
 ぶつぶつと節くれだった表面の突起は、粘膜を刺激する為のもの。
 素材は軟質なシリコン製で、傷つけないように配慮されている。

837ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/09(月) 22:57:59 ID:rOdavHOg
 内部にモーターを仕込んでいない、張り型、ディルド。
 その細い先を、入り口に向ける。
 だがすぐには挿入しなかった、今度もまた焦らすように膣口の周りをつぅと撫でまわす。
 
「ひッ……あぅ」

 陰唇を弄られ、くちゅくちゅと愛液を混ぜられ、リインフォースは頬を赤く染めて悶える。
 そうして焦らせば焦らすほど、入り口の粘膜はひくひくといやらしく蠢いて、もっと激しい刺激を求める。
 愛液も量を増して、瑞々しい張りの在る太腿の内側を濡らして。
 シグナムは唇の端を吊り上げて笑った。

「ハハッ、まったくいやらしいな、どんどん濡れてくるぞ。そんなに挿れて欲しいか?」

「ち、ちがう! そんな事は……あぁあああ!」

 悲鳴のような喘ぎ声が溢れた。
 リインフォースの否定の言葉を、さらに否定するように、ディルドが一気に膣の中に挿入されたのだ。
 乱暴に粘膜を掻き分けるシリコンの細い感触に、刻みつけられる快感。
 震えるリインフォースの語尾は明らかに甘く湿っていた。
 さらに追撃とばかりに、シグナムは手首を捻って抉り込む。

「ひぅん!」

 声と共に、無駄な贅肉のない下腹部と腰がくねる。
 繊細で敏感。
 リインフォースの体はこちらの加える責めに応じて、その一つ一つに様々な反応を示す。
 もっと色んな顔を、姿を見たい、シグナムはどきどきと興奮に体を熱くしながら、責める手をより激しくした。
 手首を捻り、ディルドで膣を内側から擦り上げる。
 ぐちゅぐちゅと粘膜が泡を立てて溢れて、いやらしい匂いをまき散らした。
 甘い声が耳朶を打つ。

「ぁああ……やぁ……ひぃッ!」

「どうだ? 気持ち良いか? こんなに濡れて、溢れて。気持ち良いだろ?」

「や、やだ……ちがう……こんなの」

 シグナムの問い掛ける言葉に、恥ずかしそうに顔を横に振るリインフォース。
 その質問に頷いてしまえば、淫ら自分まで肯定してしまう事になる、変態的な道具の数々で責められるのを受け入れてしまいそうになる。
 だから、否定したのだろう。
 しかしむしろ、その反応こそシグナムの責めを余計に加速させるのだ。
 体はとっくに反応している癖に、認めようとしない心を折ってやりたくなる、苛めたくなる。
 
「まだ認めないのか。仕方ないな、じゃあ……もっと色々使わないとな」

 また、手が伸びてカバンの道具を漁った。
 今度は一つだけではない、色々なものをまとめて引きずりだした。
 膣に挿入しているのと同じような、細い棒状の物体。
 ただ形状が少し違う、こちらは小さなボールを連結したようなものだった。
 それに、シグナムはもう一つの何か、液体の入ったボトルの中身をかける。
 ドロドロとした粘着質な液体をまぶし、その先を太腿の間に。

「しょ、将……何を」

 恐怖に震えた声が問い掛ける。

838ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/09(月) 22:58:52 ID:rOdavHOg
 シグナムは嗜虐的に笑いながら、優しく囁きかけた。

「力を抜け。でないと裂ける、かもしれない」

「ひッ!」

 触れた瞬間、リインフォースが引きつった声を出した。
 当たり前だろう、なにせそこは、今まで誰にも触れられた事のない場所だった。
 膣から少し後ろに逸れた場所に在る、すぼまった穴、不浄の菊座、アナル。
 当たり前の話だが、性器とはまったく勝手の違う、排泄の為の器官だ。
 粘り気のあるローションをまぶしてあるとは言っても、やはりきつい。
 細い専用のアナルビーズでも、初めての挿入は狭く、抵抗が強く。
 ゆっくりと挿入しながら、ローションを慣らすように軽くひねる。
 前後二つの穴を抉られる感触に、リインフォースの体がびくびくと痙攣した。

「や、やだぁ……やめ……将、こんな……そんな、ところ……だめぇ」

 懇願するリインフォースだが、その声は決して痛みだけに染まっているものではなかった。
 甘く、溶けている。
 今まで何度も彼女を抱いてその声を聞いてきたシグナムには分かった。
 どうやら、思った以上にリインフォースの体は【そちら】の道に向いているらしい。
 試しに、アナルビーズを挿入する傍らで、膣のディルドを強く捻ってみる。
 反応は明らかだった。

「ふにゃぁ!」

 蕩けるような声を上げて、大きく震え上がる豊かな体。
 ぷるぷると乳房を揺らしながら、表情は半ば弛緩していた。
 唇の端から唾液の筋を垂らして、瞳を潤ませる表情は、まるで発情期の雌だ。
 
「アナルももう感じているのか、本当にいやらしいな。この変態め」

「やだ……ちがう……ちがうちがう!」

「どこが、違う?」

「あああんッ!!」

 ずんっ、と強く奥まで一気に二つの棒をねじ込んだ。
 その快感に喘ぎ、甘い声を上げて身をよじるリインフォース。
 もう明らかだ、彼女は縛られ、道具で責められる背徳と快感にすっかり体を悦ばせている。
 シグナムは息を荒く弾ませながら膣のディルドを乱暴に引き抜く。
 そして今度はさらに太いものを取り出した。
 同じくシリコンで出来た棒は、今までのものよりずっと太く、いかめしい形状をしていた。
 膣に挿入する為の棒とは別に、クリトリスを刺激する為の二股部分まで在るのだ。
 太いグリップ部分に電池とモーターを内蔵した玩具、一般的にはバイブと言われている。
 スイッチを入れれば、ぐねぐねと音を立てて動き出す。
 もちろん、シグナムはそれをリインフォースの膣口に挿入するのを迷わなかった。
 すっかり慣らされた入り口は、太いバイブをぬるりと受け入れた。

「あぁ……ああ、あぁぁあ」

 ぎゅっと足の指を曲げて全身を硬直させながら、中に入ってくるバイブの大きさと動きに恍惚の声が上がる。
 奥まで入ると、二股に分かれた部分の小さな一端が、クリトリスに押し付けられる。
 女の性感帯の中でもとりわけ敏感な場所へに刺激、言うまでもなく、リインフォースの体は過剰な快楽でぶるぶると震えた。

「はぁッ! これ……だめぇ……クリトリス、そんな……ふぁん!」

「だから、何がだめなんだ? これだけ感じておいて。一回イッて素直になるんだな」

「ひぃいッ!」

 ごりぃ、とねじ込まれる、バイブとアナルビーズ。

839ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/09(月) 23:00:35 ID:rOdavHOg
 前後二つの穴に強く押し込まれる淫らな玩具が、薄い肉の壁越しにリインフォースの性感をさいなむ。
 奥まで入り込み、電動モーターの動きで中を掻き混ぜるバイブの刺激、不慣れな直腸を広げる未知の感覚、陰核への責め。
 こんなにも激しく淫らな愛撫は、今まで味わった事がなかった。
 
「はぁ……だめ……もう、こんなぁ……」

 瞳をすっかり涙で潤ませて、リインフォースは感極まった声を上げる。
 激しく苛烈な責めを前に、彼女の豊満な体が長く耐えられるわけがなかった。
 体の芯を貫く、甘く熱い衝撃。
 背筋を駆け抜けたそれが、脳髄を焼きつくす。

「はぁ……あぁぁ……ああああッ!!」

 びくん、びくんと跳ねて、何度も小刻みに震えて痙攣する白い裸身。
 汗の雫で濡れた体が幾度も快感の波にさらわれて、絶頂の快楽に染まる。
 その様を見て取って、ようやくシグナムは膣のバイブをぬるりと抜き去った。
 
「将……もう……」

 涙で潤んだ瞳で見つめて、何か訴えかけようとするリインフォース。
 だがそんな彼女の前で、シグナムはバイブにたっぷり付いた愛液を、ぺろりと一舐めした。
 まるで獲物を前にした獰猛な獣が、舌なめずりするように。

「将……?」

 荒くなった息の合間に、問い掛ける。
 だがそんなリインフォースの言葉など気にせず、シグナムは手を伸ばした。
 そう、新しい玩具を求めて、だ。
 次に取ったのはまたバイブだった、ただし形状がさらにごつごつと突起やイボを備えて、余計に淫猥で変態的な形状をしている。
 その先を、リインフォースの入り口に、湯気が立ちそうなくらい熱くなったそこに、向ける。

「ま、まって……だめ、私は今イッたばっかり……だから、ひぃいいいいいい!!」

 甘い絶叫がたちまち木霊する。
 先ほど達したばかりの体に、再び刻み込まれる、過剰な快感。
 ぐねぐねと複雑に動くシリコンの玩具が、膣の粘膜と陰核の突起をこれでもかと掻き混ぜ、押し潰し。
 快楽責めされるリインフォースの姿を見ながら、シグナムは今まで味わった事のない嗜虐の悦に燃えていた。
 白い柔肌と震わせ、甘い声で泣きながら魅せられる痴態の数々が、新しい悦びを開拓する。
 好奇心に駆られるまま、さらに道具を並べて、リインフォースを見下ろす。
 一つ一つの反応を楽しみながら、シグナムは次々と道具を持ち替えて、淫らな遊戯に耽った。



「いかんな……これは」

 ようやく我に返って、烈火の将はそう呟いた。
 目に前には、実にあられもない姿になったリインフォースが、倒れている。
 手には縛られて出来た縄の跡がありありと赤く残り、周囲には彼女の愛液で湿った様々な形のバイブやローター、連結ビーズが転がっている。
 どれもたっぷりねじ込んで挿入したので、いやらしい蜜の匂いが汗の香りと混じって、濃密なフェロモンのように立ち込める。

840ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/09(月) 23:01:34 ID:rOdavHOg
 リインフォースもまた、何度も何度も絶頂させられて、すっかり白い肌を淡く紅潮させ、汗の雫で全身を濡らし、虚ろな目ではぁはぁと荒く息をしている。
 そこまで責め抜いてから、ようやくシグナムは冷静になったのだ。
 使える道具全てを駆使してリインフォースを辱め、嗜虐の悦に浸って。
 あらゆる恥辱を与えられて、膣もアナルも犯し抜かれたリインフォースを前に、さすがにシグナムも罪悪感を覚えた。
 
「リ、リインフォース? 大丈夫か? いや……その、すまん……少しやり過ぎたというか、その」

 ここまでやっておいて、今更何を言うのか。
 謝罪の言葉も上手く浮かばず、シグナムは歯切れの悪い呟きを零す。
 だがそんな彼女を見上げるリインフォースの真紅の双眸が、悩ましく細められた。

「ぁぅ……しょぉ……だめ……こん、なの……」

 喘ぎ疲れ、覇気のなくなった弱々しい声音、だがそれが余計に淫蕩で甘い残響を生んで。
 たっぷり汗で濡れて上気した肌、乱れた銀色の髪が幾筋か頬に張り付いた様など、堪らない色香が匂う。
 そんなリインフォースが、ゆるゆると下から手を伸ばしてシグナムの首に絡ませる。
 近づいた顔が、唇が、蕩けた表情で囁いた。

「道具は、もう……やだ……ちゃんと、将が……将がして……おかしてぇ」

 甘えた声で求め、欲する。
 膝を擦り寄らせて脚を開き、何度も掻き回して陵辱された桃色の花弁をひくつかせて。
 ごくりと唾を飲み、その痴態の誘惑にシグナムは胸を高鳴らせた。
 体の芯が熱い。
 想えば、リインフォースを責めるばかりで、自分の体はちっとも満たしていなかった。
 そそくさと服を脱ぎ、将の淫らに肉付いた裸身が露わになる。
 汗ばみ、内腿はしっとりと滲んだ愛液でもう濡れていた。
 指先を下腹部より下、茂みのある方へ向けて、ひたと据えて。
 恍惚に満ちた吐息と共にシグナムの指の先から、魔力の燐光が瞬いた。
 
「そうだな。ちゃんと私が、私ので――犯してやる」

 ぶるりと体を震わせ、シグナムの体が揺れた。
 彼女の下半身、恥毛の間から何かが伸びて大きくなる。
 リインフォースにとってそれは見慣れないシルエットだったが、知らないものではなかった。
 ごつごつと硬く、節くれた、血管の浮いた幹とカリ首、赤黒い肉の塊――男性器。
 男のペニスが、シグナムから生える。
 
「しょ、将……それは」

「以前体が男になった時があったろ、それの応用だ。これなら、きちんと私が直に犯せるから、なッ!」

「ひぃいああぁッ!!」

 言うや否や、シグナムはリインフォースのむちむちと肉感に満ちた太腿を割り、一気に挿入した。
 濡れた秘芯に太く熱い肉棒を挿入されて、甘い叫びが木霊する。
 その声はとうに甘く霞んで、喜悦の響きに染まっていた。
 ぐちゅう、と泡を立てて溢れる蜜、肉と肉、粘膜と粘膜が擦れる淫猥な水音。
 さらにそこへ汗ばんだ肌と肌がぶつかる音が加わる。
 ベッドのスプリングを軋ませながら、シグナムの鍛えた足腰が快楽を求めて前後して、二人の喘ぎが木霊した。
 
「んッ! くぅ……これは……やはり、凄いな……お前の中、熱い」

 目尻に涙さえ浮かべながら、腰を動かす度に肉棒にしゃぶりつく肉ヒダの感触、シグナムは甘く蕩けた声を零しながら身震いした。
 何度も絶頂させられてすっかり快楽に溺れていたリインフォースの反応はさらに激しい。
 シグナムが腰を反らせて奥を突く度、子宮口を抉られる凄まじい快感に銀髪を振り乱し、爆乳をたぷたぷと弾ませながら、全身で乱れる。
 
「しょぉッ……将の、ちんちんすごいひぃッ!! あぁああ、おく……あんッ! そこ……そこもっとついてぇッ……かきまわして!」

 とろんと目尻を下げて、涙で潤んだ瞳は理性のたがを失って、貫かれる雌の悦びに燃えていた。

841ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/09(月) 23:02:50 ID:rOdavHOg
 甲高いソプラノの喘ぎを上げながら、シーツを掴んだ白い豊かな裸身が何度も跳ねて。
 絶頂寸前の媚肉が締まると、それを抉るシグナムにも凄まじい快感が走る。
 肉棒から腰、脊髄から脳天まで駆け上る甘い電撃。
 桜色の髪と乳房を揺らしながら、まるで溺れる者が水面を掻くように、必死の勢いでリインフォースの腰を掴んで、体ごとぶつかって挿入する。
 二人の美女が豊かな胸を弾ませながら正常位で性行為に没頭する様は、理性や倫理を超克した得も言われぬエロスに満ちていた。
 切なげな吐息が交じり合い、汗と愛液の溶けたつんと甘酸っぱい匂いの立ち込める室内は、むせ返るような有り様だ。
 何度も何度も、貫通して叩きつけ、抉り、扱かれ、子宮口に硬い自分自身をぶつけるシグナム。
 最初に限界を迎えたのは、まだ一度も達していない彼女だった。

「くぅ……もう、だめだ……でるッッ」

 ぶる、と大きく体が震えた後、解放の時が来た。
 体の奥から込み上げた快楽がそのまま尿道を通り、一気にリインフォースの奥まで流れてぶち撒けられる。
 シグナムの体が腰から肩から痙攣し、小刻みな動きに呼応して溢れる白濁。
 二人の結合部からごぽごぽと泡と音を立てながら零れた精液が青臭い匂いを放つ。
 長々と射精の快感に打ちひしがれ、言葉にならない呻きと吐息を吐くシグナム。
 硬直する彼女が体を強張らせ、強すぎる力で亀頭を奥に押し付ける。
 その感触に、リインフォースの限界も呆気なく崩壊した。

「ひぃいッ……はッ、ぅあああ……はぁあああ!!」

 いったい今日何度目になるか分からない、蕩けた嬌声、体を嬲る快楽の奔流。
 汗の雫を散らしながら、ぶるっ、ぶるっ、と痙攣するリインフォースの豊かな白い裸身。
 膣奥まで注がれる精液の熱と硬い肉竿の感触は、シリコンの道具よりなお激しく深い快楽に彼女を突き落とした。
 リインフォースの極上の体を相手に、しかも最初の射精なだけあって、シグナムの射精は長かった。
 たっぷり数秒間は痙攣しながらどろどろの精液を奥の奥まで注ぎ込む。
 その濃さと量は、子宮に匂いが染み付くのではないかと思うほど。
 射精が続く間、硬い肉棒の震えは余さずリインフォースの粘膜を刺激して、絶頂の快感を高める。
 あまりに激しく甘い絶頂の感覚に、やがて意識さえ霞んでいくリインフォースは、とうとうくたりとベッドの上に倒れる。

「はぁ……はぁ……ぁぁ」

 連続した快感に力なく天井を彷徨う視線、茫洋とした美貌は汗に濡れて。
 久しぶりに味わった射精の余韻に、シグナムも一息ついて、彼女の上に全身を預けた。
 二人の柔らかい極上の乳房と乳房が重なりあって、ひしゃげていやらしく歪む。
 額と額、頬と頬とが近づいて、吐息まで重なった。

「しょう……」

 震える唇が、微かな残響で呼ぶ。
 甘えるような声音に、何を求められているか察するのは容易だった。
 シグナムは頷きも答えもせず、唇を重ねて要望に応えた。
 白いシーツの上を泳いでいた手が触れ合い、指を絡ませながら、ぎゅっと握り合う。
 余韻を味わってただ触れ合っていただけのキスが、いつしか舌を激しく求め合うものに変わるまで、そう時間は掛からなかった。



「で、どうだった」

 開口一番、レティの問いかけに言葉にシグナムは顔色を失う。
 もちろん周囲に人は居なかったが、場所は管理局の次元航空艦の廊下だ、誰かに聞かれでもしたらいよいよ恥じらいの極みである。
 頬を赤く染めながら、シグナムは一歩距離を詰めて、小声で言う。

「あ、あまりこんなところで言わないでください……」

「あら、大丈夫よ。今の時間はみんなブリッジだし」

「そういう問題ではなく」

「まあまあ。で、どうなの? 感想は」

「……」

 追求の言葉に、閉口して余計真っ赤に染まるシグナム。

842ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/09(月) 23:04:07 ID:rOdavHOg
 その反応だけで十分答えにはなっている。
 
「うふふ、どうやらまんざらでもないみたいね。良かったわ」

「え、ええ……まあ」

 うんうん、と納得して頷くレティ。
 シグナムとしては、思い返せば自分のした行為の恥ずかしさを改めて考えてしまう。
 だがそんな将を前に、レティは再び、悪戯好きのチェシャ猫みたいな笑みを浮かべた。

「ねえシグナム。どうせならまた使ってみる? 今度は縛りも教えてあげて良いわよ」

「し、縛り!?」

「ええ」

 言葉と共に、レティはタイとブラウスのボタンを緩めた。
 すると、彼女の白い柔肌が現れる。
 服の下では、肌に食い込む幾重もの縄と結び目が在った。
 恍惚の顔で、人妻は囁く。

「ちょうど今日、夫にされてる最中なのよ。知りたかったら縛り方、教えてあげるけど」

 甘い誘惑、毒蛇の牙のようにじわじわと広がる、どす黒い何か。
 シグナムはその言葉に、同じ事をリインフォースにする想像をしてしまう。
 あの白い肌に、柔らかい体に、縄を食い込ませて拘束する、その心地を。

「……」

 しばらく黙ってレティの言葉を反芻したシグナムは、考えぬいた末に――――――首を縦に振って頷いた。


終幕

843ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/09(月) 23:05:11 ID:rOdavHOg
投下終了


あー、やっぱふたなり好きだわー!!

844名無しさん@魔法少女:2013/12/11(水) 12:27:20 ID:yka1qQds
>>843
ふう……GJ

845名無しさん@魔法少女:2013/12/19(木) 10:44:10 ID:Pf56TIcA
もうすぐクリスマスか…
男キャラが少ないこの作品だとクリスマスを男と2人っきりで過ごそうとする女達によって
壮絶な男の取り合いが行われてそうだな

846名無しさん@魔法少女:2013/12/19(木) 12:08:21 ID:36VpneEw
「え、みんなで集まってパーティーだよ?」
「え、クリスマスって、みんなで集まって楽しくおしゃべりする日だよね」
「そやで、私らは子供もようけおるし」

てか、ヴィヴィオやエリオやキャロやヴォルケン'zとかいるからなぁ
普通に三人娘はクリスマスに対して子持ち主婦感覚な気がする

847名無しさん@魔法少女:2013/12/19(木) 16:00:23 ID:C2dp9G36
女って結構女同士でわいわい盛り上がったりするし
家族ポジの相手がいたりすると>>846みたいになると思う
相手を探すのに必死になるのは男の方になりそう

848名無しさん@魔法少女:2013/12/20(金) 10:01:39 ID:bEM6YPac
というか上のシグアイの話見て思ったんだけど、女に一物生えさせる魔法あって、それで子供が出来るとかだったら
男の存在意義ないよね。
アインス「主や将のオチンポ突っ込まれて・・・私、幸せですぅ!!」って感じで。

849名無しさん@魔法少女:2013/12/20(金) 10:24:30 ID:OZu1CJ/w
エリオ&ザフィ >>846のパーティーに参加
ユーノ 仕事 or 書庫のメンバーとパーティー
クロノ 家族で(ry or 「今年も帰れなかったorz」

案外男キャラでも二人きりとかそういうのは無さそうな感じがある

850ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/21(土) 17:44:50 ID:4Ru717Ow
投下します
>793 の続き
シュテルとなのはさんがフェレットさんを奪い合ったりする話 エロ

851ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/21(土) 17:45:42 ID:4Ru717Ow
なのはとシュテルのフェレット狩り 前編


 ―証言者その1―

 火の七日間? はい、自分も参加してました。その通り、結界組です。二人の魔導師の模擬戦でしたっけ、決闘? の閉鎖結界を維持する為に駆り出されまして。
 事情はよく知らないんですよ、本局勤務で突然呼び出し食らって。
 とにかく人が足りないからお前も来いって上から言われたんです。
 自分は三日目から四日目に参加してましたね。
 後からあれが一週間も掛けて続いた戦いだなんて知って驚きましたよ。
 戦ってた当人たちはインターバルを置きながらぶっ通しでやってたんでしょ? ほんと信じらんないですよねぇ。
 世の中には凄い魔導師がいるもんですよ、とても自分じゃまねできない。



 ―証言者その2―

 やー、もうっべーんすよ! まじで! べー、まじっべーっしたよあれ、まじ、激やば。
 死ぬかとおもったんすからね、まじ、ドまじで。
 こっちがばばばぁー! ってビーム来るじゃないっすか、そしたらあっちのほうもどぅばばばばー! ってビーム出すんすよ。
 でぶつかってもんのすげえ炸裂して、結界張ってるこっちが死ぬんじゃねえのってなるんすよ。
 すげえのがぶわぁあああ! どがあああん! って! まじもうやっべえの、まじ。
 いやでもめっちゃおもしろかったっすよ、俺一度なのはさん生で見たかったんすよ! 生で見るとやっぱすげえかわいいのね!
 あ、でも相手の子もすげえかわいかったんすわ、ああ、でも似てたなぁ、なのはさんに。あの二人って親戚? 同じ世界出身?
 や、よくわかんねっすけど、でもおもしろかったっすよ。二回目は勘弁っすけどね!



 ―証言者その3―

 はっ。私は一日目と七日目に参加しておりました。周辺警備と戦況観察になります。
 あのような作戦に参加できた事は武装局員冥利に尽きるものであります。
 高起動による空中戦、互いの軌道を読み合い、探り、誘い、惑わしながら背後を奪おうと十重二十重に旋回する様はさながら、二匹の野獣が牙を立て合いながら転げ落ちるようでした。
 その最中でさえ誘導弾と砲撃による攻撃の手を一切休めない制御能力。
 七日目最後の戦闘に至るまで、初日からの集中力はまったく切れていないようにさえ見受けました。
 あの凄まじいまでの勝利への執念……果たして何があのお二方を駆り立てたのか。
 感嘆するよりありません。
 超絶の砲撃と見ているだけで神経の磨り減るようなマニューバの乱舞、極大の集束砲撃の衝突で蒸発する雲海。
 ええ……そうです、持てる限りの手を尽くした結果、戦いは……



「はぁ……はぁ」

「ふぅ……ふぅ」

 荒く肩で息をしながら、睨み合う乙女が、二人。
 片やツインテール、片やセミロング。
 バリアジャケットの色まで逆。
 体の肉付きも豊満と貞淑の正反対であるが、顔立ちは同じ。
 超A級の魔導師同士、一週間の長きに渡って死闘を演じてきた。
 結界内にある建造物から自然物から、あらゆるものは砲撃と射撃誘導弾による熱で焼け砕け、さながら黙示録の有り様だ。
 最後に放った集束砲撃によって穿たれた巨大クレーターの中央で、二人は仁王立ちして対峙する。
 既に空戦を行うにも、射撃魔法をするにも魔力は枯渇していた。
 残るはただ二つの肉体と強靭な意思のみ。
 細い手が、力を込めて握りしめられる。
 戦意に燃える瞳が、一層ギラついた輝きを見せた時、動く。
 二人に少女がまるで互いに示し合わせたように、同時に駆け出す。
 振りかぶる腕、突進した勢いのままに前へと突出される。
 二人の影が重なった瞬間、互いの顔面に打ち込まれる大振りのパンチ。 
 鈍く音が響いて、ぐらりと体が傾く。
 まるで糸を切られたマリオネットとなって、これもまた同時に二人の乙女は大地に倒れ伏した。
 ボクシングの試合ならばレフェリーがカウントを取るだろう。
 だが、どれだけの時が過ぎても双方が起き上がる事はなかった。
 精魂尽き果て、全てを出し切った死闘の結果――勝敗は決することなく終わった。
 それがなのはとシュテルの決闘の幕切れである。



「というわけで」

「決着はつきませんでした」

 司書長室にずかずかと入ってきた二人の乙女は、開口一番にそう言った。

852ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/21(土) 17:46:22 ID:4Ru717Ow
 同じ声音、同じ顔、だが髪型も体型も、バリアジャケットの色も違う。
 なのはとシュテル、オリジナルとそのコピーの少女たち。
 激戦を終えた二人はあちこちに包帯を巻き、煤けたバリアジャケットのままだった。
 治療班の処置が終わったらそのまま待つ事もなくここへ来たのだろう。
 司書長室の執務机に腰掛けた青年、ユーノ・スクライアの顔には、呆れとも感嘆ともつかぬ表情が張り付いていた。

「そ、そう、なんだ」

 かろうじて絞り出せたのは、そんな益体もないセリフである。
 彼の反応に、二人の乙女の顔にはありありと激情が燃え上がった。

「どうするのユーノ君!」

「こうなった以上あなたに決めてもらうしかありません」

 なのはは声を荒らげ、シュテルは静かながらも威圧感の篭った声で、各々詰め寄ってユーノに問いただす。
 果たして、この二人はいかなる故あって戦ったのか、その結果求めるものは何なのか、ユーノに何を問いただすのか。
 答えはあまりにバカバカしくそして切羽詰まったものだった。

「そんな事言われても……ぼ、僕には、どう答えて良いのか…………どちらを恋人にするか、なんて」

 怯えたような声音で呟くユーノ。
 そう、これは要するに、単なる乙女同士の恋争いに他ならなかった。
 何年もの歳月を経てこちらの世界に再び訪れたシュテル・ザ・デストラクター、彼女が求めたのは破壊でも死闘でもなくただ一人の青年の心。
 だがしかし、同じ想いを抱くのは彼女ばかりでなく、オリジナルであるなのはは既にユーノとの関係を築いていた。
 言葉を交わしたところでどうこう解決する問題ではない、後は全力全開の戦いだった。
 結果として、勝負が付かなかった事だけが大いなる誤算ではあったが。

「もう! ユーノ君は私のものなんだから手を出さないでよ!」

 ぐい、と強引にユーノの手を取って抱き寄せ、なのはが叫ぶ。
 だが負けじとシュテルも反対の手を取って、ひし、と抱きつき、鋭く細めた眼光で睨みつけた。

「何を言うのです。それを言うならば、お互いに純潔を捧げあった私こそふさわしい筈ですよ」

 爆弾発言の投下である。
 なのはの顔がみるみる赤く怒りに染まった。

「な、な……純潔!? ゆ、ユーノ君、ほんとなの!? 私より前に? この子とエッチしてたの!?」

「え、いや、その……それは」

 視線を泳がせて言葉に詰まるユーノ。
 その狼狽する反応から、シュテルの言葉の真偽は明らかだった。
 なのはの屈辱の表情を勝ち誇った目で見ながら、シュテルは嘲るような笑みを浮かべる。

「ええ、十年前に。今思い出しても胸焦がれるような素晴らしい一時でしたね」

 うっとりとした表情で、遠い眼差しが追想に耽る。
 なのははぎりぎりと歯を軋ませて怒り、反撃に出た。

「ふ、ふーんだ! 初めての一回だけでしょ! わ、私なんて……今はいつでもユーノ君とエッチしてるもん!」

「なん……ですって?」

 今度はシュテルの顔が歪み、なのははありありと勝利者の悦びを笑顔に湛える。

「私たち付き合ってるの! だ、だからいつもエッチしてるんだから! ユーノ君はそんなぺったんこより私のおっきなおっぱいが大好きなんだからね!」

 言いながら、これでもかと豊満に実った乳房にユーノの腕を押し付けるなのは。
 対するシュテルト言えば、彼女の胸は見ているこちらが悲しくなるほど平坦だった。
 押し付けるものなどない。
 ぐぬぬ、と、普段のクールぶりが嘘のように歯噛みするシュテル。
 だがそこで負けを認めるほど諦めの良い彼女ではない。

「に、肉付きが全てなど……愚かな事です。私だって色々勉強しました、彼を満足させるのに不足はありません」

「なんですって?」

「文句がおありで?」

 バチバチッと火花を散らせて視線をぶつけあう両者。

853ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/21(土) 17:47:26 ID:4Ru717Ow
 二人の間に挟まれたユーノはたまったものではない。
 だが対峙の時間はさほど続きはしなかった、結局二人共、そんな事で雌雄を決せるとは思っていなかったのだろう。

「じゃあ、こういうのはどう。明日から一週間かけてもう一度勝負するの」

「また模擬戦ですか」

「ううん。違うよ。今度の判定はユーノ君にしてもらうの」

「え……」

 二人の視線がふっと自分に向けられ、ユーノが射すくめられる。
 じっと注がれる、二人のつぶらな瞳。
 普段なら可愛いと思うところだが、今や気迫に満ちた眼光を前にそんなゆとりはない。
 なのはとシュテルはユーノを見つめながら、それぞれに言葉を交わした。

「月曜から水曜までの三日間が私、木曜から土曜までの三日間がそっち、それでどう?」

「良いでしょう。最後の日曜に決めるのですね?」

「そうだよ」

 ユーノ本人は無視して次々と勝手に話を進める二人。
 だがそこに割って入るほどの度胸は彼にもなかった。
 ただ、おずおずと尋ねる。

「あの……それってどういう」

 何を、するつもりなのか。
 それだけが気になった。
 すると二人の乙女の顔に、微笑が浮かぶ。
 愛らしくも恐ろしい、恋と愛に猛る女の笑みだ。

「安心して」

「すぐに分かりますよ」

 と。
 そして次の日から、勝負は始まった。



 ―先攻 なのは―

 ユーノが家に帰った時、既に鍵は開いていた。
 訝りながらドアを開けた瞬間、彼は突如として見知った質量に押し倒される。

「ユーノ君おかえり!!!!」

「うわあ!?」

 どん、と前からぶつかって伸し掛かる、柔らかな感触、甘い香り。
 相手が誰かは、いまさら問うまでもないだろう。
 
「な、なのは……」

 そういえば、事前に勝負の為と言われて合鍵を渡したのを思い出す。

854ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/21(土) 17:48:15 ID:4Ru717Ow
 つまりは、もう既に始まっているのだろうか。

「あの……なのは、一体何を」

「何って、決まってるでしょ? 今日から三日は私がユーノ君のお嫁さんだよ?」

「お嫁さん!?」

「そ。どっちが良いか、きちんと決めてもらわないと。ね?」

 目を細めて、艶っぽくウインクするなのは。
 そこで、ようやく気付く。
 彼女の格好は、とても扇情的だと言う事に。
 豊満な肢体を覆うのは、フリルのついたエプロンただ一つ。
 ばんっ、と張り出した乳房、尻。
 むちむちと肉の詰まった太腿のラインが堪らないほどエロティックだった。
 仕事疲れが一気に吹き飛ぶような心地で、ユーノの中の劣情が否応なく高まる。

「なのは、いくらなんでもここでは」

「そう? ユーノ君の体は、正直みたいだけどなぁ」

「うわ!」

 ぐいぐい膝を股間に押し当てられる、硬くなったものを刺激されてユーノは思わず悲鳴を上げた。
 彼の反応を楽しみながら、なのははそっと顔を寄せる。

「ユーノ君」

「ん……」

 重なる唇、舌が割って入り込み、ぬめりと共に快感が生まれる。
 押し付けられる太腿や豊かな乳房の柔らかさが、どうしようもないほど男の欲望を駆り立てた。
 いつしかユーノも自分からなのはの腰を抱いて、キスを求めて。
 唾液を交じり合わせる水音が静かな玄関に響く。

「はぁ……ん……ユーノくんッ」

「なのは……いつもより、積極的だね」

「だ、だって……負けたくないもん」

 潤んだ瞳で、恥ずかしそうに、悔しそうに、拗ねたように、呟くなのは。
 思わず胸の鼓動がどきりと高鳴る。
 普段は大人しくて優しくて落ち着いたなのは、だけれど、ユーノとの色恋となれば、年相応のただの女の子になって、どこか子供っぽくなって。
 そんな姿がたまらなく愛らしい。
 押し付けられる二つの柔らかい果実の感触に、心も体もすっかり熱に浮かされた。
 手は自然となのはの腰に、肉付きの良い脚に触れて、掴んで、抱いていた。
 
「なのは、脚上げて」

「……うん」

 硬く大きくなったそれを出し、なのはの脚を持ち上げて、入り口を探る。
 教導官として鍛えた太腿の引き締まった、それでいてむっちりと肉の詰まった内腿を撫でつつ、上へ、奥へ。
 愛液で既に湿った入り口に触れると、熱い粘膜の感触に背筋が震えた。
 背中をドアに預けた状態で、なのはの脚から尻に手を回し、ぐっと持ち上げて自分の腰に押せる。
 触れ合った熱い秘部と秘部が、まるで溶けたバターにナイフを刺すように、何の抵抗もなく繋がる。
 熱い彼女の中に入り込み、ユーノは身震いするほどの快感に打ちのめされた。
 
「ぁああ……ユーノくん!」

 肩にしがみつき、ユーノの手で豊満な尻を支えられたなのはが全体重を預ける。
 ずん、と伸し掛かる重みと、堪らない豊満な体の柔らかさ。
 薄布一枚挟んで押し付けられる乳房の感触が快感を煽る。
 背中を扉に預けたまま、ユーノは腰を上下に振り、なのはの奥へ己を突き立てる。
 なのはの体重がたっぷり掛かった結合は、突き上げるたびに粘膜同士が過剰なほど擦れ合い、そうして生まれる快感は予想以上だった。
 粘着質な水音、ドアの軋み、重なる息遣いが玄関に反響していった。
 淫らな音色によって精神まで昂り、屹立するものの硬さも増した。
 
「なのは……なのはッ……凄い、いつもより締まるよ」

 苦しげにすら聞こえる呻きを上げて、ユーノは快感に打ち震える。
 仕事の疲れはとうに消し飛んで、燃え盛る熱情のままに腰を突き上げてなのはを貪る。
 しがみつく体の柔らかさと熱さ、そして肉棒を締め上げる膣壁のうねりが快感を募らせて。
 限界まで上り詰めるのに、そう時間は掛からなかった。
 ぶるっ、と肩が震えて、次に腰から沸き上がる熱が奥まで注がれる。
 溢れた白濁が下に落ちては濃密な性臭を漂わせた。

「あはぁ……ユーノくんの、あったかぁい……」

 なのはの、恍惚と濡れた甘い声。
 射精の快感とその余韻で、ふっとユーノの体から力が抜ける。

855ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/21(土) 17:49:13 ID:4Ru717Ow
 あわや倒れるかとおもいきや、その前になのはの足がいつの間にか床について支えていた。
 体を離すと、自然に結合が解けて、なのはの中からユーノが抜けた。
 濃厚な精液と愛液の交じり合った汁が糸を引いて、まだ未練がましく名残を残す。
 彼女の顔に蠱惑的とも呼べる笑みが浮かんだ。
 
「ユーノくん……次は、ほら。こっちから、しよ」

 ぺたんと床に手をついたなのはが、尻を向けて甘い声で誘った。
 むちむちと肉の詰まった、堪らなくいやらしい雌の尻。
 精液と愛液を太腿まで垂らした入り口が蠢いて、そのピンク色の粘膜にさらなる悦びを求めている。
 その奔放であられもない様に、呆れるどころか、若いユーノの体も同じく反応していた。
 一回の射精で満足などせず、既に股間では再び硬さを取り戻した男性器が鎌首をもたげていた。
 玄関という、本来行為をすべきでない場所で、二度目に挑む。
 羞恥心を刺激される事にどこか背徳的な快感を覚えながら、ユーノ手はなのはの細腰に添えられていた。

「じゃあ、挿れるよ」

「きゃふぅ!」

 後ろから獣のように挿入し、繋がる。
 なのはの鼻にかかった甘い喘ぎ声が再び響く。
 先ほどとはまた違った締め付けと感触、快楽がユーノの神経を走り抜ける。
 目の前には、これ以上ないほどの艶姿。
 後れ毛の散るうなじから脊椎の突起を連ねた背中、腰、そこからたっぷり肉を乗せて盛り上がる尻のライン。
 なのはは細いので、床に手を突いて這うと脇下から下乳の膨らみまで見える。
 そんな彼女を、後ろから思うままに腰を振って犯すという興奮。
 否応なく快感は高まった。
 腰を突き出し、引き抜き、またストロークを付けて突き上げる。
 体を動かすたびにぶつかる肉と肉の触れる音が、ぱちん、ぱちん、と響いて。
 神経を焼く快感に、ユーノはこれでもかと必死に腰を動かした。

「くぅ……なのは、締め付け凄いよ……」

「ゆ、ユーノくんのおちんちんも……あはぁ! す、すごいよ……かたくて、おっきい……ふぁああ! いいよ、もっと……もっと突いて! 掻き回して! なのはの中めちゃくちゃにしてぇ!」

 栗色の髪を振り乱し、奥の奥まで肉棒を叩き込まれる恍惚によがるなのは。
 弾むほど豊かな尻に力いっぱい腰を叩きつけ、狭く締まる媚肉、ぶつぶつと並ぶヒダの感触に陶然と霞む思考。
 二人を今駆り立てるものは、理性や理屈ではない、一片の不純物もない愛欲のみ。
 荒く息を吐き散らし、玄関の空気を熱く変じながら、獣の格好でひたすらにまじわる男と女。
 司書長や教導官という肩書を捨てた、ただの男と女だ。
 細い腰、白い肌、そこに跡が残りそうなくらい力を込めて手で掴んで、固定して、ユーノは全身からぶつかるようになのはを抉る。
 今まで何度も彼女をこうして貫いてきたが、こんな刺激的なプレイは初めてで、いつも以上に感じている。
 二度目の射精の感覚が訪れるまで、掛かった時間は如何ほどのものだったか。
 腰から走った震えが背筋を通して脳髄まで至る。
 甘い快感に痺れに陶酔を感じながら、ユーノは抗う術もなく飲み込まれる。

「ぅぁあッ」

 意味も成さぬくぐもった声を上げて、青年の美しい顔が快楽に歪む。

856ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/21(土) 17:50:18 ID:4Ru717Ow
 溢れる喜悦と熱、青臭い匂いを零しながらぶち撒けられる精液。
 なのはの粘膜に染み付くのではないかと思うほどに濃厚な白濁が、注がれては溢れ、そしてまた注がれる。
 
「あぁ……でてる、でてるよ……ユーノくんの精子、あつぅい……」

 なのはの甘い喘ぎ、理性をかなぐり捨てたその声音の響きは、どこまでも淫蕩だった。
 彼女を内側からたっぷり穢して、ユーノは体を支える力を失ってぺたりと尻もちをつく。
 二度にも渡って、それもろくに休息もとらずに激しいセックスに挑んだのだ、無理もあるまい。
 ましてや普段無限書庫に篭って作業しているインドア派には、いささかきつい運動だ。
 だがしかし、対するなのはと言えば、ばりばりの現役教導官である。
 体力の有り余る彼女が、ユーノと同じ体力かと言えば、むろん答えは決まっている。

「もう、ダウンするにはまだ早いよユーノ君」

 どこか酷薄な響きさえ湛えた声で告げながら、ゆっくり立ち上がったなのはが尻を突いて座るユーノに歩み寄る。
 うっすら汗を滲ませた白い肌を紅潮させ、裸エプロン姿のなのはが、悠然と近づいて。
 爛々と輝く瞳はまるで獲物を狩る猟犬のようだった。
 自分がどうなるのか、その眼光に射られたユーノはおぼろげに悟り、背筋を震わせた。

「ちょ、なのは、待って僕は」

「だぁめ♪」

「うわぁあ!」

 喜色を滲ませた声でなのはに宣告さるのと同時に、彼女の体がユーノの上に跨った。
 まだ硬さを失わない肉棒を、見事に自分の秘裂に迎え入れて、馬乗りに結合。
 濡れた蜜壺に再び捉えられた快感に、ユーノは驚きと絶望の声を上げる。
 二度も連続で射精した上に、三度目に合体だ。
 過剰な快感の酷使に苛まれるのは、たまったものではない。
 だがなのはは、そんな彼を一層激しく媚肉で締め上げながら、下腹に手を添えて体を支え、上下に扱き始めた。

「あぁん♪ ユーノくんの、すごぉい……二回も出してまだ硬いよ……どう? きもちいい? 私のおまんこ、きもちいい?」

 甘い声で尋ねながら、涙と唾液で濡れて汚れた顔を歪ませ、喘ぐなのは。
 無論、彼女の蜜壺に包まれる快感は素晴らしい。
 だが連続して絶頂した体に刻まれる過剰な快感に、ユーノは苦悶の表情をする。

「ちょ、まってなのは……くぅ……こんな、少し、休ませて……」

 涙目になるユーノだが、見下ろすなのはの顔には陶然とした笑みが浮かんでいた。
 普段は絶対に見せない、彼女の一面。
 ユーノと愛し合う時だけ見せる、女の相。

「そんなのやだ」

 どこか子供っぽい声でそう告げて、なのはは自分の中にある硬い感触を、下腹の上から手で撫でて愛おしげに震える。

「もっともっと、ユーノくんと繋がっていたいもん……それに、手を抜いたら負けちゃうかもしれないし……ユーノくん取られるなんて絶対だめなんだから」

「な、なのは……そんな……くぅ!」

 ぎゅう、と、媚肉がさらに強く絡みついてきた。
 何年にも渡って現役の前線魔導師として鍛えてきた下半身のインナーマッスルが、ユーノ自身を締め上げる。
 さらにその締め付けのまま、なのははその豊かな肢体を上下に揺すって扱き上げる。

857ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/21(土) 17:51:28 ID:4Ru717Ow
 くびれた腰、むちむちとした尻と太腿、たっぷり肉を乗せた乳房が淫らに激しく揺れ動く。
 下から間近で見上げるその姿は、どうしようもないほどにエロティックだった。

「あはぁッ……ユーノくんの、また硬くなったよ……はぅん! いいよ……私の中でもっと気持ちよくなって……んっ! もっといっぱいザーメンぶちまけてぇ!」

「なの、はッ」

 たぷたぷと巨乳を揺らしながら、騎乗位で乱れるなのは。
 苦悶に染まっていたユーノの顔も、いつしか流されるように快楽に染まっていた。
 ただ貪られるだけでなく、自分からも下から動いて突き上げて。
 サイドテールに結った髪が振り乱されるたび、甘い香りが汗と交じり合い、媚香と化して嗅覚をくすぐる。
 白い肌に汗が浮かぶ様、エプロンに窮屈そうに包まれた乳房と、乳首の膨らみが持ち上げる生地の陰影が視覚から性欲をそそらせる。
 玄関先の廊下であろうと、もう構うことはなかった、向かいの家に音が聞こえようと構うものか。
 なのはもユーノもただ性欲と愛に狂って、ひたすらに相手を求めた。
 淫ら腰を振って身をくねらせるなのは、そんな彼女を、渾身の力で突き上げるユーノ。
 フローリングを軋ませながら乱れる男と女。
 いつしか誘われるようにユーノの手は伸びて、縦横無尽に揺れる乳房の果実を掴んだ。
 ぴったりと汗で濡れた肌に張り付いたエプロンの生地、その薄布一枚越しに触れても、なお指が沈み込むほどに柔らかい、乳肉の感触。
 揉んで、捏ねて、持ち上げて、ぴんと尖った乳首を摘む。
 なのはの声がさらなる喜悦にトーンを上げた甘い声で答えた。

「あはぁん! いいよ……きもち、いい……おっぱい、触って……揉んでぇ……乳首、いじってぇ!」

 腰をいやらしくくねらせて振り、ユーノの肉棒を膣で咀嚼しながら、乳房を弄られる快感に涙を零すなのは。
 豊かな胸を弄ると、感度の良い体はそれに反応して締め付けを変える。
 これほどの美貌と淫らな肢体、その全てを余さず供され貪る甘美な味わい。
 陶然と昂るユーノ快楽と興奮は、三度目の結合でありながら、さらに高まって、その旨味を増していった。
 一体なのはが何度目に腰を振り下ろした時だろうか、高まりきった射精の欲求は、呆気ないほどぷつりと忍耐の限度を超えた。

「ぅうう……ぁあああ!」

 叫びのような震える呻き声が響くと共に、ユーノの体がびくんと硬直する。
 粘度も濃さも変わらない大量の精液が、尿道を駆け上って溢れ、吐き出され、溢れる。
 どくどくと注がれる熱に、なのはも呼応するように膣肉を収縮して絶頂した。
 なにせユーノの出す精液ときたら、まるで溶けたチーズのようにドロドロだ、そんなものを子宮口に叩き込まれれば、開発された性感帯が絶頂を我慢できるわけがない。

「ふぁああッ……しゅごぃひいッ……でてる……ユーノくんのドロドロのせぇし……一番奥まできてるよぉ……子宮のお口、直接かかってるぅッ」

 涙で潤んだ瞳をすっかり蕩かせて、唾液まで垂らしたいやらしい顔でアクメの快楽に打ち震えるなのは。
 びくん、びくん、と痙攣するたび、繋がった場所から愛液と精液の濃く混ざり合った汁が飛沫を上げて溢れる。
 二人の流した諸々の体液で、もはや玄関と廊下は凄まじい有り様だ。
 しかし、そんな事を嘆く理性など既に遠く、たっぷり快楽に堕落した二人の体は、とうとう脱力してその場に伏した。
 体の上に伸し掛かるなのはの体の重みと柔らかさ、甘い香りが余韻をさらに甘く染める。

「はぁ……はぁ……」

 体力を疲弊し、快感に染まった心地で吐き出す荒い呼吸。
 頭の芯まで染まる恍惚に、思考は霞む。
 だがそんな風に薄らいだ思慮の中で、ふと思う。
 初日からこんな様で、残りの二日間は一体どうなるのだろうか、と。


 そんなユーノの懸念に過たず、なのはと過ごす三日間はひたすらに甘く爛れた凄まじい日々になった。
 もちろんだが、さらにその先の三日間は、シュテルが待ち構えているわけだが。


続く

858ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/21(土) 17:52:28 ID:4Ru717Ow
投下終了

果たして年内に終わるか

859名無しさん@魔法少女:2013/12/21(土) 23:58:48 ID:shQmQrEQ
GJっす!
シュテルのターンは果たしてどんな様相になるか……

860名無しさん@魔法少女:2013/12/22(日) 02:56:45 ID:goWZbnAs
GJ!
完全にスイッチが入っちゃったなのはさんはやはりエロいなぁ
そしてこのなのはさんにおっぱいで完全に負けているハンデがあるシュテるんはどういう攻勢に出るのか…

861名無しさん@魔法少女:2013/12/25(水) 00:31:08 ID:E8g1fjik
一生懸命寄せてコスろうとする仕草が良いんだろうがッ!!

862名無しさん@魔法少女:2013/12/25(水) 00:40:35 ID:OrG0aAIQ
>>858
ふう……GJ

863名無しさん@魔法少女:2013/12/25(水) 01:20:58 ID:jpn7az9M
シュテル
「後攻の利を活かしましょう。ナノハが使わなかったアナルで迎え入れれば逆転は充分に可能です。
 おまけに二度目の純潔を捧げられてインパクトは二倍……いえ、それどころか相乗効果。
 ……別に胸が使えないのは悔しくないのですよ? 相手に合わせずに持ち味を活かすのが戦いと言うものです。
 胸に付く脂肪だけが戦力の差でないことを、オリジナルに教え込んでやるのです。
 奉仕する心と得られる快楽の追求が重要。そこに胸の大きさは関係ありません」

ユーリ
「なんかシュテルの部屋から話し声が聞こえます。来客ですか?」

レヴィ
「根をつめると、シュテるんてば周りが見えなくなっちゃうんだよねー。
 昨日はお風呂場で自分でローション使ってお尻開発してたし。
 手伝って舐めてあげようかーって聞いたら顔面つかまれてヒートエンドされたけど」

ディアーチェ
「たわけが! ユーリにろくでもないことをサラッと吹き込む出ない。
 それに他人の恋路に踏み込むものではないぞ。我らにできることは、シュテルの尻穴の仕上がりを待つことだけだからな」

864名無しさん@魔法少女:2013/12/25(水) 07:13:27 ID:yb6GJzvo
何だか「食べ比べセット」みたいで凄い魅力的だな
なのシュテもいいけど、フェイレヴィやはやディアも美味しそう

865名無しさん@魔法少女:2013/12/27(金) 11:54:37 ID:fKU6ABYg
成長レヴィはフェイトと同等くらいに実ってそうなイメージ

866名無しさん@魔法少女:2013/12/28(土) 00:36:20 ID:FhbEsp5E
フェイト→される方が好き
レヴィ→する方が好き
こんなイメージ

867名無しさん@魔法少女:2013/12/28(土) 01:19:28 ID:o6SDM9H.
自分は逆に
フェイトさん→してあげる方がすき
レヴィたん→してもらうのが好き
だなぁ。

868名無しさん@魔法少女:2013/12/28(土) 10:21:40 ID:13LpGjmU
シュテルは貧乳レヴィは巨乳 なぜこんなイメージがついてしまうのか!ww

869名無しさん@魔法少女:2013/12/28(土) 16:23:54 ID:AFe.nWCk
はやて→踏むのが好き
ディアーチェ→踏まれるのが好き
ここだけははっきりわかんだよね

870名無しさん@魔法少女:2013/12/28(土) 22:47:53 ID:zTrxMUUc
けどなのはとシュテルはどっちも奉仕好きなイメージ。ふしぎ!

871名無しさん@魔法少女:2013/12/28(土) 23:02:29 ID:IhreFqRQ
僕ははやてに踏まれるのが好きです

872ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/29(日) 00:03:28 ID:G1xKUvDk
続きいくよん

873ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/29(日) 00:04:47 ID:G1xKUvDk
なのはとシュテルのフェレット狩り 中編


 ―後攻 シュテル―

 その日、ユーノは一日の始まりから帰宅するまで、戦々恐々の心情だった。
 なにせ昨夜のなのはときたら、翌日からはシュテルの番だという事で、名残を惜しむかの如く夜っぴて延々とユーノを貪り狂ったのだ。
 豊満な肢体を余さず駆使してユーノを奮い立たせ、精を絞りに絞って……もちろん味わった快楽も素晴らしかったが、昼の仕事を想えば後悔は隠せない。
 そして、今日からはシュテルとの三日間が待ち受けている。
 勝負事となれば負けず嫌いの相が見える彼女の事だ、果たして家に帰ればどんな風に激しく求められるか。
 不安とも期待ともつかぬ心地のままの帰路はあっという間に終わり、遂にドアノブに手をかけるところまで来た。
 ユーノは胸の鼓動を感じながら、ゆっくりと戸を開ける。
 すると、過たず彼女はそこで待っていた。

「お帰りなさいませ」

 丁寧に三つ指を突き、正座したまま礼をして出迎える淑女の姿。
 顔を上げると、ショートカットの美貌が微かな微笑を湛えていた。
 割烹着を着た姿と相まって、シュテルは凄まじく所帯染みていたが、奥ゆかしいなんとも言えない愛らしさと品があった。
 
「え、あ……その、ただいま」

 なのはのような過激な出迎えに備えていただけにその落差への驚きがあり、ユーノは半ば拍子抜けしながら、同時にシュテルの姿にドキドキして歯切れの悪い言葉を返す。
 彼女の纏う白い割烹着、慎ましい起伏の体、そこはかとない新妻めいた雰囲気がある。
 そういえば、鼻腔をくすぐる香りまで所帯染みたものだった。
 実に美味しそうな、和の香り。

「シュテル、この匂いって」

「はい。食事の用意はできています。すぐに食事にしますか?」

「そ、そうだね、じゃあ」

「はい。では」

 ユーノのカバンを受け取り、脱いだ靴を揃えるシュテル。
 その所作のなんとも品のある振る舞いを横目で眺めつつ、ユーノは居間へ向かった。
 テーブルに腰掛ければ、そそくさと準備を整えたシュテルが膳に食事を盛ってやってきた。
 鼻腔をくすぐる夕餉の香り。
 味噌汁、焼き鮭、ほうれん草のお浸し、漬物、湯豆腐。
 実に素朴なメニューで、仕事で疲れた体には嬉しい限りだった。
 厚い身の鮭は味も焼き加減も抜群、味噌汁も良くだしが取れていた。
 箸の進みは自然と速くなり、ユーノは満足そうに咀嚼する。

「どうでしょう。お口に合えば良いのですが」

「うん。美味しいよ、凄く美味しい。君って、こんなに料理が出来たんだね、少し驚いたよ」

「出来たというよりは、出来るようになった、と言うべきでしょうね」

「そうなの?」

「はい。この日のために、色々と勉強しておりましたので」

 そう言いながら、ふっと笑うシュテル。
 クールな彼女の見せる微笑は、なんとも涼しげで、愛らしかった。
 普段の硬質な雰囲気が嘘のように、少女らしい姿。
 空になった湯のみにそそくさとお茶を注ぎ足すなどの配慮は、年季の入った古女房さながらである。
 その献身ぶりに、ユーノは恥ずかしさとむず痒さの半ばする嬉しさを感じずにいられない。
 これが、シュテルの見せる“勝負”なのだろうか。
 なのはに比べれば随分とやり方が大人しいのは、やはり彼女たちはまったく別の人格である証左なのかもしれない。
 ぼんやりとそんな事を考えながら食事をしていると、あっという間に全ての食器を空にしてしまっている事に気付く。
 空腹だったのもあるが、料理が美味しいのも大きかった。

「ごちそうさま。美味しかったよ」

「ありがとうございます。では、次はお風呂になさいますか」

「もう用意してあるの?」

「ええ。すぐに入れますよ」

「じゃあ先に入らせてもらおうかな」

「どうぞ。後は私が片付けておきますので」

 食器を台所に片すシュテルを残し、ユーノは一人脱衣所に向かう。
 服を脱いで浴室に入れば、そこはいつもよりずっと綺麗だった、おそらくは帰宅する前に掃除しておいてくれたのだろう。

874ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/29(日) 00:05:34 ID:G1xKUvDk
 夕食から入浴まで、どこまでも至れり尽くせりだった。
 眼鏡を外した顔にシャワーの湯を浴びながら、ゆっくりと長い髪も手櫛で梳いて、彼は何日かぶりに安らかな時間を過ごす。
 ――無論、それは一時の事に過ぎなかったわけだが。  

「失礼します」

 突如としてその言葉と共に、脱衣所から声が届き、そしてドアが唐突に開け放たれる。
 ユーノは風呂いすに腰掛けたまま呆然と目を見開いた。
 そこに居たのは、見紛うはずもなく、シュテル・ザ・デストラクターその人だった。
 先ほどの割烹着姿から打って変わり、今度は細い肢体にタオル一枚を巻きつけただけの姿である。
 白い肌と細めた瞳の輝きが、ユーノの目を惹きつける。
 彼は慌てて股間を隠して狼狽した。

「な、なな、なに!?」

「なにと申されましても、お背中を流しに来たのですが」

「そ、そんなの一人でできるよ!」

「いえ。今日より三日は私があなたの妻のようなものなのですから、きっちり全てお世話させていただきます」

 それ以上の反駁や拒絶は許さない、とでも言いたげなほど断固たる口調で言うや、シュテルはそそくさとユーノの背後に回った。
 白く細い、しなやかな指が、青年の背中にぴたりと触れる。
 ぞくりとした。
 陶器のようにすべらかでほのかに冷たい感触、それが背中の表面を撫で回す。
 
「シュ、シュテル……」

「良いから、任せてください」

 するりと背中から正面に回った手が、スポンジを取り、その上にボディソープを絞る。
 泡立てたスポンジがユーノの背中をゆっくりと撫で始めた。
 その力加減は見事なもので、強すぎずも弱すぎずもなく、的確にユーノの背なを洗っていく。
 だがしかし、当たり前だがそれだけで終わらせるシュテルではなかった。
 するするとタオルが脱がされ、浴室の床の上に落ちる。
 そしてスポンジを自分の体に触れさせた彼女は、石鹸の泡の付いた体を、ぐっとユーノの体に押し付けた。

「ちょッ!」

「どう、ですか?」

 驚愕するユーノの耳元に、甘く問いかけの声が囁く。
 薄い胸、ほんの少しの膨らみの柔らかさ、二つの蕾がこりこりと触れてくる。
 その感触は上に、下に、左右に揺れ動き、彼の体を洗っていく。
 ぞわぞわするような快感に、ユーノはどうしようもなく反応してしまった。
 血の巡りが増した下腹部で男性自身が硬くなっていく。
 彼の反応をつぶさに観察していたシュテルがそれを見逃すわけもなく、伸ばされた指が、ひやりと幹に触れた。

「もう硬くなっていますね……嬉しいです、私の体でも反応してくれるのですね」

「シュ、シュテル……あの」

「待ちわびていました、この時を一日千秋」

 感極まったように陶然とした恍惚の声音、背後を見やれば、シュテルは頬を赤く染めながら目をうっとりと細めていた。
 想えば、こんな風に触れ合うのは、十年前のあの時に互いに純潔を失った時以来である。

875ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/29(日) 00:06:40 ID:G1xKUvDk
 シュテルの指使いは大胆かつ繊細に動き、幹を優しく扱き上げて刺激しながら、もちろん背中にも薄い胸をこすりつけるのを忘れない。
 ぴったりと体を寄せられると、腰には細い太腿までくっついてきた。
 なめらかな肌の感触が、なんとも神経を昂らせる。
 焦らすような刺激に、ユーノの肉棒は既に硬くなり、先の三日間になのはに絞られた事など忘れたようだった。

「シュテル……じょ、上手だね」

 上下運動とひねるような動作で手淫する手管に、ユーノはぞくぞくと背筋を痺れさせながら呻く。
 シュテルとしたのはあの時の一回こっきり、それにしては彼女の愛撫の手管は見事だった。
 問いかけに、少女は妖しいほどの微笑で応える。

「あなたの為に、色々と本を読んで勉強していました。ご安心ください、他の男性との経験はありません、この体は全てあなたのためだけのものですよ?」

「そう、なんだ……」

 自分に全てを捧げるような口ぶり、いや、実際に彼女は全てをユーノに差し出すつもりなのだろう。
 改めてそう言われると、この美しい少女を自分のものに出来るという満足感が沸き上がってくる。
 全霊をかけて愛されるという恥ずかしさと嬉しさが込み上げる。
 ぬるぬると泡立つ中で押し付けられる乳首の感触に、快感は高まって、そろそろ限界が近づいてきた。
 だが、まるでそれを察したかのように、シュテルの手はそっと彼から離れた。

「シュテル?」

「だめですよ、こんなところで達しては」

 不安げに問いかけるユーノを、まるで弄うような口ぶりで遮り、シュテルは手をシャワーに伸ばす。
 迸る熱いお湯が、二人の体からさっと泡を洗い流した。
 後ろで彼女が立ち上がる気配があり、ユーノは思わず振り向く。
 そして、息を呑んだ。

「出すなら、ここに……あなたの熱い全てを吐き出して、ください……ね?」

 立ち上がったシュテルが、今や何も隠すもののない裸身を晒し、そっと指で花芯を開いて、甘い声を零す。
 白い肌はうっすら紅潮し、冷たい氷蒼色の瞳は熱く潤んでいた。
 その体を、ユーノは綺麗だと想った。
 肉付きはなのはと比べるべくもなく貧相だった。
 薄い胸、細い腰、尻も脚も全て薄い。
 だが同時にその体は無駄がなく、すっきりと引き締まった全身は、長距離陸上選手のそれに似た美しさがあった。
 小さな胸の頂上で期待に膨らんだ乳首や、うっすら開いた秘所のくすみもないピンク色、太腿を伝う愛液の雫まで甘酸っぱい匂いを放ってユーノを誘っている。
 ごくりと唾を飲み込み、ユーノはシュテルの美しさと可憐さ、淫らさに息を呑む。
 もう我慢しきれないほど、彼の下腹部で男の象徴は血の巡りを増していた。

「寒いし、湯船でしようか」

 ぽつりとそんな言葉を呟く。
 一瞬その意味を反芻したシュテルが、こくりと頷く。
 先に湯船に入ったのはユーノで、彼女はその上に乗ってきた。
 正面から向かい合う形で、座るように、結合する。
 すっかり濡れていたとは言え、十年ぶりの挿入はやはりきつかった。
 狭い粘膜の肉穴を、ユーノ自身が押し広げ、貫く。

「あぁ……んッ……はぁああ!!」

 硬く大きくなったものに内側から抉られ、涙を流して喘ぐシュテル。

876ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/29(日) 00:07:27 ID:G1xKUvDk
 だがその声と反応に、かつて見た痛みの相は薄い。
 甘く蕩けた中にあるのは、紛れも無い喜悦だった。
 ユーノの上に、体重の全てが掛かって細い体が伸し掛かる。
 がっしりと腰の裏で組まれるしなやかな脚。
 肩に手をかけたシュテルが、ぐっと体を押しこみ、結合は完了する。

「は、入りました……全部……あぁぁ……凄い、硬くて……おおきい、です」

 目尻に涙を溜めて、自分を貫くユーノを感じ取るシュテル。
 普段の冷静で物静かな姿から想像できないような、愛らしく艶を孕んだ顔に、ユーノも背筋がぞくぞくするような悦びを感じた。
 ぐっと抱きしめると、腰の細さや胸の薄さがこれ以上ないほど伝わる。
 締め付ける膣の感触が、甘い痺れを喚起して。
 ねっとりと絡みつくようななのはのそれと、まったく違う快感。
 ユーノは恍惚に、息を漏らして陶然とする。

「どう、ですか……私の中、きもちいいですか?」

「うん。凄く良いよ、気持ち良い」

「ナノハと、どっちが良いですか……」

「……」

 その問いかけには、さすがにユーノは閉口した。
 正直に言えば、まるで差が付けられない。
 どちらもどちらで、違った快感と良さがあるのだから。
 彼の無言の姿に、シュテルは珍しく拗ねたような顔をする。

「やはり、胸が大きい方が良いですか?」

「そ、そんな事ないよ……んッ」

 慌てて否定するユーノの口を、シュテルが塞いだ。
 唇と唇を触れ合わせて、ゆっくりとキスをする。
 甘い口づけを交わし、濡れた瞳を細めて彼女が見つめる。

「なら、証明させていただきます」

「証明?」

「私の体でも、あなたを魅了できると」
 
 言葉と共に、湯船が揺れ、波が散り、シュテルの細い体が跳ねた。
 細く引き締まった脚と腰が、ユーノの上で上下に揺さぶられる。
 結合した部分では、否応なく膣壁が彼自身を強く扱き上げた。
 その快感に、ユーノは背筋を貫く電撃を感じた。

「くッ! 凄い……そ、そんな締め付けたら……ぅあ……」

「はぁッ……あぁああ! ど、どうですか? 良い、ですか? あんッ! 私、で……気持よく、なってぇッ」

 短い栗色の髪を振り乱し、湯船の中で幾度も体を上下させてユーノを扱き立てるシュテル。

877ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/29(日) 00:08:16 ID:G1xKUvDk
 生まれる快感は強く、彼はその心地に震え上がる。
 しがみつく細い腰、押し付けられる小さな胸、硬くなった乳首が擦れてさらに快感を増す。
 触れ合う肌は湯船よりなお熱かった。
 まるで彼女の生み出す炎のように、猛るほど燃えあがるように。
 沸き立つ快感のまま、すぐに果ては訪れた。
 ぶるりと身震い一つ、後は怒涛の如く内部に吐き出される白濁が、余さず白に染め上げる。

「あぁああ!! で、でてる……でています……あなたの、精が……こん、なに……ふぁああッ」

 甘い声を上げて、涙の膜を張った瞳で恍惚と喘ぎ、打ち震えるシュテル。
 ユーノが奥の奥まで挿しこんだ性器から子種を吐き出す熱と勢いで、彼女もまた絶頂に至ったのだろう。
 細く引き締まった体が、さらに強く痙攣して震える。
 万力のようにユーノを締め上げる四肢、だがそれは痛みからは遠く、あくまでも細い手足の柔らかが包み込む。
 薄い胸の上に顔を預けながら、ユーノは体が芯から溶け出すような快感に飲み込まれた。
 なのはを抱き慣れた彼に取って、シュテルの体はどこまでも新鮮だった。
 同じ遺伝子構造を持つ者でありながら、こうまでも違うものなのか。
 ただただその神秘に驚き、そして恍惚の余韻に沈む。

「はぁ……はぁ……」

 荒く肩で息をして、呼吸を整えるユーノ。
 だが対する相手と言えば、まだまだ余力を残して、抱きつく力を強くした。

「あまりここで続けると、のぼせてしまいますね。一度出ましょう、寝床も準備は整っています」

 甘い声が、そう耳元で囁く。
 ユーノに出来た事と言えば、ただ頷く事だけだった。



 他の家事と同じく、ベッドメイキングもきっちりと整っていた。
 寝室のベッドはシーツをぴしりと揃えられ、綺麗に家主を待っていた。
 もちろん、これから起きる事を考えればあまり意味はないかもしれないが。
 体を拭いたユーノの前で、シュテルは既にバスローブを脱ぎ捨て、再び一切の邪魔を捨て去った裸身を晒す。
 床の上に仰向けで寝そべり、手を広げて。
 秘所を見せるのは恥ずかしいのか、脚だけ組んで隠す。

「どうぞ……お好きなように」

 火照って赤らんだ顔に、さらに羞恥心の赤みを差して、甘い声が囁いた。
 先ほどの激しい痴態が嘘のような可憐さだった。

878ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/29(日) 00:09:17 ID:G1xKUvDk
 先日、なのはが悋気を燃やして迫ったのとはまるで違う反応。
 ユーノは唾を飲み、ゆっくりとベッドの上に膝をつく。

「じゃ、じゃあ……するね?」

 おそるおそる、手を伸ばして、脚を開かせる。
 先ほど自分が犯した場所、ぱっくり花開いた入り口は、綺麗なピンク色の内から白濁と愛液を溢れさせていた。
 余さず全てを見られ、シュテルは恥ずかしそうに手で顔を隠す。

「綺麗、だよ」

 そんな姿に、思わず言葉が溢れた。
 上から下まで、全てを舐めまわすように見回す。
 なめらかな白い肌、薄い胸、腰、尻、そして秘所から太腿まで。
 綺麗だ、心底そう思う。
 無駄な贅肉のない肢体も、可憐な美貌も恥じらいも、その全てが。
 なのはの酷使も先ほどの射精も忘れて、ユーノの下半身では彼自身が再び硬くいきり立っていた。
 開かせた脚の間に体を割りこませ、先端を入り口へと向ける。
 触れたそこの熱さに身震いし、それでも停滞する事はなく、その先に待ち受けている快感に総身を震わせ。
 くちゅり、と僅かに挿入が始まり、だがすぐにその音は、もっと鈍く粘着質な音に変わっていき、同時に二人の体に甘い痺れを走らせた。

「くッ、ふぅ……」

 きつい締め付けに陶然とするユーノ、シュテルトいえば、その反応はもっと劇的だ。

「あぁああ! すご、いひぃッ……太いの、がぁ……ふぁあ!」

 目尻から涙を零しながら、細い体をぶるぶると痙攣させて甘い声を迸らせるシュテル。
 シーツの上を泳ぎ、掻き毟る指、汗に濡れた肌が挿入の刺激に応じて小刻みに動く。
 そんな様子を見下ろしながら、しかしユーノの意中は肉棒を締め上げる膣壁の感触にほとんど持って行かれていた。
 満遍なく様々な方向から圧迫するような、媚肉がもたらす快感。
 頭の芯が甘く煮立つような心地。
 ユーノは忘我の様で、必死に腰を前後してその快楽を貪る。
 ベッドが二人分の体重と動きに、悲鳴よろしくスプリングを軋ませて鳴いた。
 ふとその時、体重を支える為にシーツについていた手に、何かが触れる。
 指だ。
 白く細い、シュテルの指。
 気がつけば、自分を熱く見上げる視線が在った。
 涙で潤んだ青い双眸、澄んだ輝きは磨きぬかれた宝玉を思わせる。
 そんな目を細め、少女は請い願う。

「あの……て、手を」

「え?」

「に、握って……ください」

 甘い、鼻にかかった霞んだ声。
 繋がりを求めて差し出された指が、微かに震えている。

879ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/29(日) 00:10:01 ID:G1xKUvDk
 思わずどきりと心臓を高鳴らせながら、ユーノはその手に自分自身のそれを重ねあわせた。
 正面から握り合い、力を込めて絡め合う。
 初めて彼女を抱いた時と同じように、その指の力は見かけ通り、ただの女の子のか弱さだった。
 魔法を使わなければ、彼女はこうもか細いのか。
 そんな風に思うほど、可愛いと感じてしまう。
 両手を重ねて握り合う、同時にユーノの腰にしなやかな二本の脚がぎゅっと絡みついてきた。
 自然と、その動きで余計に深く挿入され、快感が高まり、痺れるような甘さが突き抜けた。
 深い結合を求めて組み付く脚、弾むように前後して抉る腰の動きが、加速度的に行為を激しくしていく。
 
「シュ、テル……締め付け、凄いよ……ぅあッ……僕そろそろ」

 近づく限界に、ユーノの腰は一層速く、そして規則的に突き出される。
 奥まで抉る肉棒の攻めに、シュテルは必死に彼の手と体にしがみつきながら、甘い声を溢れさせた。
 
「は、はいッ……私も、もう……イキそう、ですッ……いっしょに……いっしょにイカせてッ!」

 短い栗色の髪を振り乱し、普段の冷静さなどかなぐり捨てた声を上げるシュテル。
 ユーノの動きに合わせて自分からも腰をくねらせて彼を求め、快感を高め合う。
 突き出し、抉り、貫き、擦り上げ、昂ぶり。
 二人の動きは徐々に呼応していく。
 だが、強い締め付けにユーノは自分が先に達するのではないか、と薄々感じ始めた。
 二人一緒に。
 そのためには、もっとシュテルに快感を与えなければいけない。
 だが手は塞がれていて――ならば、できることは一つ。
 なのはに比べればボリュームは比べるべくもないが、その綺麗なピンクの蕾の艶は変わらない、小さな蕾に口を寄せる。
 口に含んだ瞬間、ユーノは僅かに歯を立てて、乳首を甘咬みした。

「んひゃぁあああ!!」

 とびきり甘い声を上げて、シュテルの体がびくんと跳ね上がった。
 やはり同じ体の構造をしているのか、性感帯の場所も同じなのだろうか。
 なのはも大好きな左の乳首への甘咬み、一気に快感は深まって、絶頂はあっけなく訪れた。
 びくびくと震えて痙攣するシュテルの体、その強烈な締め付けに、ユーノも同時に体の芯から溢れる開放感に酔いしれる。
 腰が数度震えて、シュテルの中に再びたっぷりと熱く濁った白色がぶち撒けられて、彼女を奥から染め上げる。
 つんと漂う青臭い性臭、饐えた匂いが室内に満ちる。
 
「はぁ……ぁぁ……はぁんッ」

 一緒に絶頂に達した快感と喜び、満足感、シュテルが恍惚の吐息を零しながら、ユーノの手をより強く握る。
 見上げる瞳、涙の甘い膜を張った眼差しが、愛おしげに。

「すき……だいすきぃ」

 そっと顔を寄せてくる彼女に、ユーノは意図を察して、無言で唇を合わせる。
 甘いキスが快感と陶酔を一層深めて、余韻を味わう。
 舌を絡めながら体ごとすり寄ると、前面から触れるなめらかな肌の感触が再び熱情を煽る。
 体の芯の熱で、ユーノはまた自分自身が硬くなっていくのを感じた。

880ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/29(日) 00:12:25 ID:G1xKUvDk
 顔を離せば、唾液の橋がねっとりと二人を繋ぐ。

「もっと……もっと、して……ください……犯して、めちゃくちゃにして」

 息を弾ませながら、蕩けるような声音で求めるシュテル。
 拒める理由など、どこにもない。
 ユーノはただ黙って頷き、さらに彼女を貪った。
 何度も、何度も。


 そんな二人の情事は、三日間休む事なく続いた。


 そして運命の七日目が訪れる。


続く

881ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/12/29(日) 00:13:42 ID:G1xKUvDk
投下終了

>>863 見て思ったけどアナルいくのも悪くないなって

882名無しさん@魔法少女:2013/12/29(日) 01:08:45 ID:.s3mPVXs
心の底からGJ! シュテるんエロ可愛くて最高です。

883名無しさん@魔法少女:2013/12/29(日) 08:26:54 ID:ehgSPEkk
GJ
御奉仕純情シュテルだと……!
次はアナル勝負だと……!

884名無しさん@魔法少女:2013/12/29(日) 23:05:10 ID:rMM0.Os6
待ってましたGJです!
御奉仕純情新妻……いい、すごくいい……!

885名無しさん@魔法少女:2013/12/31(火) 11:57:39 ID:n5se5UBY
GJでした。
なんだろう、なのはの時よりもシュテルの方がエロい気配が多い気がする。
これが、純情新妻モードの力なのか・・・

886名無しさん@魔法少女:2014/01/01(水) 02:21:25 ID:6Eox.7T6
キリエと年越し耐久セックス

887名無しさん@魔法少女:2014/01/01(水) 12:38:42 ID:CKghF7.2
絶対に笑ってはいけない時空管理局

888名無しさん@魔法少女:2014/01/01(水) 14:27:00 ID:2ilAxXJk
笑うごとにペナルティとしてローターやバイブが一個ずつ装着されていきます

889名無しさん@魔法少女:2014/01/01(水) 14:53:08 ID:sGPJcJ4c
だんだん笑うというより絶頂嬌声に

890名無しさん@魔法少女:2014/01/01(水) 15:35:33 ID:TwuqJGQg
ttp://i.imgur.com/0zGwdMs.jpg

ちょっと神社裏行って来る

891名無しさん@魔法少女:2014/01/01(水) 19:35:15 ID:2V8/RXZM
>>890
バカめ!
有名人格付けチェックに出演中だ!

892名無しさん@魔法少女:2014/01/02(木) 11:56:32 ID:cADYJTPY
管理局有名人格付けチェックか……

893名無しさん@魔法少女:2014/01/02(木) 12:09:55 ID:uwIi./vc
>>892
ああ、前にそのネタのギャグSSみたな〜もうサイト潰れて見れないけど

894名無しさん@魔法少女:2014/01/03(金) 08:48:18 ID:g9UAIFoA
なのは、フェイト、はやてが途中からシュテル、レヴィ、ディアーチェになるのかw

895名無しさん@魔法少女:2014/01/03(金) 22:05:16 ID:CCKNKG1Y
ヴィヴィオ「ユ、…ユーノ・スクライアです」
なのは「」
フェイト「えっ!?」
はやて「ちょwww」

896名無しさん@魔法少女:2014/01/04(土) 03:07:29 ID:y4cajl1c
>>895
なのはシリーズって都築パパンの意向なのか、この手の声優ネタやらキャラ崩壊ギャグネタやりませんからね・・・・・・だから、同人で色んな意味ではちゃけているというか

897名無しさん@魔法少女:2014/01/04(土) 07:03:35 ID:UiG340Tg
>>895
セイン「なのはママ! フェイトママ!」
なのは「!?」
フェイト「」

こうか?

898名無しさん@魔法少女:2014/01/04(土) 16:02:04 ID:RZCgjTqQ
デデーン!!

「高町 機人キック」

デデーン!!

「八神 ヴィーダハンマー」

899名無しさん@魔法少女:2014/01/05(日) 01:04:10 ID:DedcdFIg
常駐してるスレで四十八手の話題が出て、リリなのキャラで四十八手ってのも面白いかもと思った夜

900名無しさん@魔法少女:2014/01/05(日) 12:31:06 ID:K.rLDp1w
ただし、絵がないと面白さは十分の一以下になると言う恐怖

ぶっちゃけ四十八手って、全部を文章だけで説明して書き分けるのは至難の業だと思う

901名無しさん@魔法少女:2014/01/06(月) 00:02:56 ID:uOTU.9So
前「気の強い女はフリルに弱い!」って言って強気系ヒロインに超フリルふりふりでどピンクな
可愛い衣装着せて赤面させてるイラストがあったんだけど、外部からバリアジャケットのデザインを
強制変更させることはできないだろうか。

902名無しさん@魔法少女:2014/01/06(月) 00:56:50 ID:0s6vv8B.
バリアジャケットに手を加えるより、上から幻影魔法でひっかぶせた方が早い気もする
された本人達は認識阻害されて気付いていなくて、後日その状況を克明に納めたビデオを全員の前で鑑賞会とか面白そう

903名無しさん@魔法少女:2014/01/06(月) 22:56:12 ID:oowLCiT6
Vividの魔女っ娘が相手のデバイスを花にしたりしてたし、ふりふりにするくらい出来るんじゃね?

904ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2014/01/08(水) 17:07:07 ID:47jGFNfU
投下します

しぐあい レズ ふた

905ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2014/01/08(水) 17:07:51 ID:47jGFNfU
しぐ×あい! 番外編 姫始め


(おかしい)

 シグナムはそう思った。
 疑問を感じる思慮はしかし、ところどころで霞み、流れこむ喜悦に甘く彩られる。
 ベッドの軋み、シーツの絹擦れ、千々と散る髪の香り。
 二人分の息遣いは重なって、熱く。

(どうしてこんな事に)

 そう思いながらしかし、体だけは貪欲に動いた。
 腰を前後に振るい、突き立て、抉り、叩き込む。
 その都度、肉竿に絡みつく膣壁の起伏や締め付けが、神経を溶かすような甘い快感を生み出す。
 犯されている相手も、素晴らしい反応を示していた。
 
「はぁ! ぁああ……す、ごい……もっと……将、もっと……してぇ!」

 銀の髪を振り乱し、組み伏せられ、思うまま犯される美女が被虐の悦びのまま歓喜の声で鳴く。
 着崩れた着衣が、豊満な肢体をより一層艶やかに引き立てていた。
 緋色の生地に白牡丹をあしらった華やかな装束は、紛れも無く日本のわびとさびを醸し出す和服に他ならない。
 それを着るのは誰あろう、リインフォース。
 半脱ぎの服の合間から乳房や太腿といった悩ましい色白の肌を晒した彼女は、見ているだけでそそるような色香に満ちている。
 おまけに瞳はうっとりと潤み、余計に淫靡だ。
 シグナムはそんな彼女の上に乗り、最近ではすっかり慣れたふたなり化の魔法で生やしたものを、力の限りに秘所へ突き立てていた。
 生まれる快感に心を掻き乱されながら、まだ未練がましいように思う。

(本当になぜ……こうなるのか)



 事の始まりに話を戻せば、それは年明け早々の事だった。
 新年を迎えた八神家では深夜に皆で初詣に出かける約束がされていた。
 リインフォースとはやて、それにヴィータは華やかに和服で着飾って、神社まで参拝に向かう。
 ちょうどそこでなのはやフェイトたちと出会ったのだ。
 和気あいあいと、総勢十五人以上の大人数での初詣となる。
 神社が一年で一番混雑した時間帯なのでそれはもう大変だった。
 参拝が終わった段になって、いよいよ皆が散り散りになってしまう。
 シグナムとリインフォースはちょうど一緒に居たので、そのまま一度八神家に帰った。
 後で確認すると、他の皆ははやてと一緒になのはたちの家にお呼ばれして、年越しそばをごちそうになるらしい。
 かくして、八神家にはシグナムとリインフォースの二人だけが残された。
 特にする事もなく、ふと思い立って貰い物の日本酒を飲もうと、シグナムは思った。
 これがいけなかった。
 飲み慣れていなかったのがいけなかったのか、それとも元来弱い方だったのか、リインフォースはあっという間にアルコールに堕ちてしまった。
 そして絡んできた。
 火照った肌、荒い息遣い、潤んだ瞳で。
 ただでさえ和服の彼女は艶っぽいのに、そんな様で迫られたらひとたまりもない。
 ましてや二人はそういう関係だったのだから。
 烈火の将の理性が焼き切れるのにさほどの時間は掛からなかった。
 そして、今に至る。

「くッ……はぁ」

 苦しげにさえ聞こえる吐息と共に、シグナムは身震いした。
 五指はしっかりと、下に組み伏せたリインフォースの手に絡めている。
 正面から重ねて握り合う指と指に力を込めて、そこを起点にするように腰を前後に動かす。
 突き出し、引き抜き、また突き出す。
 今まで幾度も味わったリインフォースの媚肉の感触が、ペニスをぬるぬると締め上げる。
 他の女を抱いた事がないので比較はできないが、それはまさしく極上の快楽だった。

「将……将ぉ! あぁ! はぁああ!!」

 酒が入っている為か、リインフォースの喘ぎがいつもより激しく、甘い。
 理性が飛んでいるのだろう、絡める手も脚も力強くシグナムを抱きしめて離さそうとしない。
 だがそれはシグナムも同じだ。
 同性であろうと劣情を感じさせるあられもない痴態、白銀の髪を振り乱すその淫らな美しさに、体も芯が燃え上がる。
 硬くいきり立った肉棒を奥へ奥へと叩き込む快感に、否応なく昂って。
 限界は呆気なく訪れた。

「んッ、ふぁッ」

 目の前がちかちかするような錯覚。

906ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2014/01/08(水) 17:08:36 ID:47jGFNfU
 思考を真っ白に塗りたくる圧倒的な射精の快感がシグナムの脳髄を一色に染め上げた。
 痙攣するたびに溢れ、リインフォースの奥へ流れ込む精液。
 髪と肌の甘い匂いの中に、つんと青臭い香りが溢れる。
 膣いっぱいに出された熱い刺激に、リインフォースも快楽が極みに達したのか、びくびくと震える。

「ぁぁ……あつい……はぁ……」

 涙で甘い膜を張った瞳を嬉しげに細めながら、恍惚と囁くリインフォース。
 その声だけでもぞくぞくと背筋が粟立つような色香さえ滲んでいる。
 
「ぬ、抜くぞ」

 慌てたように、シグナムはそう言って体を離す。
 これ以上密着していると、欲望が抑えきれない。
 だが、いざ体を離したところで、まだ彼女のそこは滾っていた。

「あ」

 リインフォースの呟き。
 視線はシグナムの下半身に向けられている。
 硬く、大きく、いきり立ったままの性器。
 本来なら女の彼女にはありえない、雄々しい男性器だ。
 てらてらと精液と愛液の混じった淫靡な汁気で濡れたそれは、一度くらいの絶頂で満足する事なく高々と屹立していた。

「将、まだ……そんなに」

 どこか嬉しげにさえ聞こえる、恍惚と感嘆。
 リインフォースは半身を起こし、そのまま着物の帯に手をかけた。
 硬直したままのシグナムの前でするすると服を脱ぎ、あっという間に淡く紅潮した白い肌が晒される。
 華やかな生地の着物の、乱れた布地の上で、一切の隠すものなく見せつけられるリインフォースの裸身。
 豊満な乳房も、ふっくらした尻も太腿も、綺麗な桃色の乳首も、全てが。
 思わず唾を飲むシグナムの反応をしっかり認識しながら、薄く笑みを浮かべて、しなを作りながら近づく。

「しょぉ……まだ満足してないなら、もっと……な?」

 蕩けるような声音で誘いながら、彼女の白い指が肉竿を掴む。
 その冷たくも心地よい感触に、シグナムは思わず飛び跳ねそうになった。

「ひ! ちょ、ちょっと待て……そんな、ぅああ!」

 必死に制止しようとしたシグナムだが、次の瞬間に体に流れ込んできた快感に掻き消される。
 気づけば、銀の髪をきらきらと散らした頭が尻もちを突いたシグナムの、脚の間におとずれていた。
 そして豊満な、シグナムと同じかまたはそれ以上に大きな、柔らかい乳肉、その二つの塊の間にペニスが飲み込まれていた。

907ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2014/01/08(水) 17:09:38 ID:47jGFNfU
 たっぷり精液と愛液をまぶされた竿を、ぎゅうう、と谷間で迎え入れながら、リインフォースはぴょこんと顔を覗かせる亀頭をぺろりと淫猥に一舐めする。

「り、リインフォース、なにを」

「どう、かな……これ、きもちいい?」

「んぅう!」

 シグナムの声が甘く張りを持って溢れる。
 それは未知の快感だった。
 今まで何度も数えきれないほどリインフォースの膣に挿入してきたが、比較のしようがないほど別種の感触。
 ふわふわと柔らかく、それでいて適度な弾力を持つ二つの肉。
 肌はしっとりと潤いがあって、ぬめりを帯びたペニスに吸い付き、まとわりついてくる。
 ぎゅうぎゅうと両側から押し付けながら、上下に扱き上げられると、目の前がちかちかするような快感が脳髄を侵した。

「くぅ……ひぃん!」

 噛み殺す事も出来ずに甘い声を上げ、シグナムは与えられる快感に飲み込まれながら、ベッドのシーツを掴む。
 もはや問うまでもなく、その反応だけで十分に感じている事は分かった。
 それでも甘い声を零しながら、リインフォースは必死になって乳肉で竿を扱き上げ、亀頭を舐めまわし、問いかけた。

「んぷっ……ん……しょぅ……しょぉ……しょぉ、きもちいい? どう?」

 たぷたぷと、極上の柔肉を上下に揺さぶりながら、パイズリ奉仕が続けられる。
 それは例えようもなく淫靡だった。
 あっという間に割れ目からカウパー液が溢れて、幹は石のように硬くなる。
 にちゃにちゃといやらしい粘着音が、シグナムの喘ぎ声と重なって響く。
 
「ん! はぁ……や、やめ……こんな……ふぁ」

 目尻に涙を溜めて快感に飲み込まれる将の顔を見上げながら、リインフォースはより一層力を込めて乳房を押し付け、溢れたカウパー液を舐めて啜る。
 塩辛い味、決して美味とは言えないが、シグナムのものと考えると胸が熱くなった。
 エラの張ったカリ首が乳房を刺激すると、自分まで興奮して花芯が熱く濡れてくる。
 時折、乳首でこりこりと押し付けると、硬い弾力がまた違ったアクセントを生み出してシグナムを感じさせた。
 早く彼女を達しさせたい、感じさせたい。
 そう思い、動きを速く強くして責める。
 
「だめだ……リインフォース、もうッ!」

 ぶる、と体が震えた瞬間、それは訪れた。
 視界にぱっと散る白い飛沫。
 青臭い匂いと共に、大量の精液がリインフォースの顔を、谷間を濡らした。
 ねばねばとした精液、それを見下ろすと、ふと思い立って指で掬い、舌を這わせる。
 なんとも言えない青臭さと苦味。
 しかし嫌悪感はなく、リインフォースはこくりと喉を鳴らして飲み込む。

「将のすごい……どろどろだ」

 普段の清楚さが嘘のように、酔いに支配された今の彼女は、妖しい声でそう言った。
 堪らぬほどの色香を漂わせ、肌の上に濁ったアイボリー色の精液をまぶした様は、言葉にできない美しささえあった。
 
「……」

 シグナムはその彼女を見下ろしながら、背筋がぞくぞくと痺れるのを感じる。
 射精の余韻をさらに熱く滾らせる、欲情。
 二度も射精してなお硬いものが、大きく隆起する。
 気づけば、体は動いていた。

「きゃ!」

 愛らしい悲鳴をあげて、リインフォースの体が組み伏せられる。
 まるで先ほど強制的に愛撫された事への意趣返しのように、無理矢理押さえつけて体の向きを変えて。
 今度は、リインフォースが手をついて四つん這いになるような格好だった。
 ベッドのシーツの和服の生地の上に、豊満で淫らな肢体がいやらしい格好で這いつくばる。
 手と膝を突いたリインフォースは、自然とその張りのある尻を突き出し、たわわな乳房は重力に引っ張られて下に垂れる。

908ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2014/01/08(水) 17:10:46 ID:47jGFNfU
 銀の髪が肩からさらさらと落ち、真っ白な背中が肩甲骨と脊椎の突起を魅せつける様は、思わず唾を飲み込むほど美しかった。

「や、将……これ、はずかしい」

 振り返った美貌が、やや震えた声でそう訴えかける。
 こんな姿でまぐわうのは、まるで獣になった気分だろう。
 だがそんな意見を斟酌する気などシグナムには毛頭なかった。
 まずむっちりと肉の詰まった尻を掴み、その丸みを軽く一撫でしながら、狙いを定める。
 精液と愛液の混合液をとろとろと垂らした入り口に、再び自分自身を添えて……一気に貫く。
 まるで待ち構えていたように、熱い肉壷はシグナムを迎え入れた。

「ふぁあああ!!」

 甘い絶叫が迸る。
 湿った媚肉が、先ほどとはまた違った締め付けの感触でペニスを締めあげた。
 角度や体勢を換えると、交合の感触とは驚くほど違うものだ。
 射精を重ねれば、次にまた出すまでの感覚は長くなる、なのでシグナムはその快感にもゆとりを持って対処できた。
 きつく締め付け、絡みつく膣の感触を楽しみながら、奥の奥まで亀頭を叩きつけるように腰を前へ突き出した。
 豊かな尻肉に腰がぶつかり、濡れた肌と肌が弾けるような音を立てた。
 女の性感帯の中でも一番激しい快感を生む、子宮口近くのポルチオ性感を刺激され、リインフォースは全身を震わせて喘いだ。

「ひゃぁん! や、だめぇッ……しょぉ……つ、つよすぎ……んぅうう!! ま、まって……だめぇッ」

 顔を涙と涎でぐしゃぐしゃにしながら、綺麗な銀髪を振り乱した美女が叫ぶ。
 甘く、蕩けるような声で。
 子宮口に亀頭でキスされる度に、脳髄の奥底に、神経の一本一本にまで行き渡る法悦の波濤。
 リズミカルに腰を打ち付けられると、その衝撃で豊かな乳肉が波打っていやらしさに拍車をかけてた。
 汗でぬめる白い肌と肌を躍動させながら、二つの女体が激しく行為を行う、なんとも形容しがたい淫らな情交。
 シグナムは容赦なく腰を振り、肉の凶器をこれでもかと突き立てる。
 
「どうだ、気持ち良いか?」

 さっきのお返しのように、そっと耳元に唇を寄せたシグナムが問いかけた。
 もちろん、腰の動きも責めも弱めることはない。
 リインフォースはごりごりと奥を擦られる快感に打ちのめされて、とても答えるゆとりなどなかった。
 すると、いつの間にか尻から離れたシグナムの手が、ゆっくりと上へ這い登る。
 細い腰のラインを昇り、脇腹をめぐり、たぷたぷと揺れる魅惑の塊に。
 次の瞬間、リインフォースの爆乳に十本の指が呵責に沈み込んだ。

「はぁああ!!」

 今まで以上に強い喘ぎ声が迸る。
 シグナムの指が強く彼女の胸を掴み、揉み、持ち上げる。
 指先に返ってくる柔らかい感触を楽しむように、丹念に愛撫する。
 そして、もう一度問いかけた。

「リインフォース、気持ち良いか? 後ろからされて、胸触られるの、気持ち良いか?」

「ひぃ! んぅ! ふぁああ!!」

 とてもではないが、質問に応答する余裕はない。
 だからこそ余計にシグナムは責めた。
 たぽたぽと柔らかな肉の塊を弄びながら、硬くなった乳首を摘んで、ぎゅうう、と抓る。
 もったいぶるように捏ね回すと、快感でびくびく震える体がしなり、膣の締め付けも強くなった。
 だらしなく開いた口から唾液を垂らし、蕩けきった雌の顔で、リインフォースは乱れ咲く。

「いい……きもち、いい……しょぉ、すごいひぃ……ぁあああ!!! しょぉのおちんちん、きもちいいッ……ちくび、もっとぉ!」

 肩越しに振り返りながら、リインフォースは涙で潤んだ瞳で、甘えるように鳴いた。
 すっかり発情した、ただの雌になった顔。
 融合騎でも守護騎士でもない、ただの女、快楽に溺れ、愛欲に燃える、女。
 シグナムは彼女の素直な反応を前にして、こくんと頷くと、これでもかと腰を振った。
 前に突き出し、後ろに引き抜き、もう一度突き出す。
 さらに横に斜めにひねりを加えると、締め付け加減が変わって神経が焼きつくような快感が生まれた。
 二人の息遣いは何時しか重なって、同じように溢れて重なる。
 静かな部屋の中に響く、女の吐息と、濡れた肌がぶつかりあう湿った音色。
 ベッドの軋みが大きくなり速くなり、次第次第に動きが単調になる。
 前触れに続き、数拍の間を置いて、高まりきった快楽が弾けた。

909ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2014/01/08(水) 17:11:34 ID:47jGFNfU
 ぶるりと震えたシグナムの体が、すぐに強く痙攣して、リインフォースの奥に再び粘った精を叩き込む。

「くッ……ふぅう!」

 涙目になったシグナムが荒い呼吸の合間から、くぐもった喘ぎ声を上げながら、射精の快感に打ちのめされた。
 どくどくと溢れ、注がれ、子宮口にぶち撒けられる大量の精液。
 その勢いと熱に、リインフォースもまたすぐに絶頂に達した。

「〜〜ッッ!!!」

 声にならない声を上げて強くシーツを掴み、精神を真っ白に染め上げられる。
 もう心のどこにも、思考と呼べるほどのものはなかった。
 快楽の甘さだけが、全てを支配して。
 子宮に流れ込む熱に何度も体がぶるぶると震え上がり、肉棒を未練がましく締め付ける。
 小刻みな痙攣に釣られて、豊かな乳房が揺れる様は実に扇情的だった。
 そうして二人が快楽の甘さに痺れ、絶頂の名残に染まり、いよいよ緊張の糸はぷっつりと切れた。
 まずリインフォースの体がベッドの上に倒れ伏し、続いてシグナムがその上に覆いかぶさるように乗る。
 ぴったり体と体を重ねながら、朦朧とする意識の中で荒い息遣いが混ざり合う。

「はぁ……はぁ」

「ふぅ……」

 濡れた視線が、じっと見上げてくるのにシグナムは気付いた。
 甘えてくるように、何かを訴えかけるように、見つめる眼差し。
 さらさらと銀の前髪の合間から自分に注がれる視線が何を告げているか、分からないほど将も鈍感ではなかった。
 そっと顔を寄せると、シグナムはキスをした。
 唇を重ねて、軽く舌を触れ合わせる。
 離すと、唾液の糸まで先ほどの情交のように、粘ついて伸びる。
 
「しょぉ……だい、すき」

 激しく貪りあった後の疲労を滲ませながら、汗に濡れた顔で微笑むリインフォース。
 シグナムは多くを語らず、ただ静かに頷いた。

「ああ」

 そうして、後はただ濡れた肌と肌を重ねたまま、二人で余韻に浸った。
 冷たい夜の空気もさして気にならぬほど、火照った体を寄せ合う熱は暖かだった。



 余談であるが、はやてたちが帰ってくるまでに後始末をしなければいけなくなり、慌てて情事の諸々を隠す事になるのは、このほんの少し後である。


終幕

910ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2014/01/08(水) 17:12:50 ID:47jGFNfU
投下終了

新年最初のSSはユーなのシュテかと思った? 残念だがふたレズだよ!


まあ3Pの方はもうちょいしたら というか今書いてるところなので

911ヤギ使い  ◆uLXz6vop7o:2014/01/09(木) 23:22:59 ID:VjpITcsY
あけまして、おめでトライデントスマッシャー
さて、久々にエロの神が下りてきたので投稿してもよろしいでしょうか?
シグヴァイ夫婦設定
タイトルは「欲求不満」

912ヤギ使い  ◆uLXz6vop7o:2014/01/09(木) 23:25:00 ID:VjpITcsY
1/4

ガタンッと玄関のドアが開かれる。
ヴァイスがリビングから覗くと、管理局の制服を着たシグナムが立っていた。
「お帰り。隊長研修、どうだった?」
ヴァイスの問い掛けに、シグナムは無言で靴を脱ぐ。
「おい、シグナムァッ!!」
近寄っていった次の瞬間、シグナムがヴァイスに飛び掛かり、その体を仰向けに組み伏せる。
「ってぇ……。どうしたんだよ、シグナム?」
いきなりの事に抗議の声を上げようとしたヴァイスであったが、ガチャガチャとベルトを外され、トランクスごとズボンをずらされる。
そしてポロンっと晒されるヴァイスの愚息。
それと同時にヴァイスの両腕がバインドで床に拘束される。
「ふふふふふ……」
不敵な笑みを浮かべたシグナムは、そのままヴァイスのモノをパクリと咥える。
「シ、シグナム?」
ヴァイスの問い掛けに咥えたまま顔を上げたシグナムの目を見て、ヴァイスは悟る。
(イッてる〜!!)
以前、事件捜査でひと月すれ違いになり、自宅でなかなか逢えないと言うことがあった。
その際、欲求不満のリミットを超えたシグナムが同じ目をしてヴァイスに襲い掛かり、抜かずの5回戦を行った事をヴァイスは思い出した。

913ヤギ使い  ◆uLXz6vop7o:2014/01/09(木) 23:26:57 ID:VjpITcsY
2/4

そんな事を思い出しているヴァイスに構わず、シグナムは音を立てながらヴァイスのモノをすすり上げ、舌でウラスジをしごく。
トロンとした表情で自分のモノを咥えるシグナムに、ヴァイスも徐々に興奮してくる。
「シグナム……」
ヴァイスの声に、シグナムは十分に大きくなったモノを口から抜き、一旦立ち上がる。
バサッと衣服を脱ぐと、シグナムはヴァイスを跨いで立つ。
すでにシグナムの秘唇は湿り気を帯びて、早くヴァイスを咥えたいとヒクヒク蠢く。
ヴァイスは目だけで「来いよ」とシグナムを促す。
シグナムも頷くと、腰を落とし出す。
「あああ……」
グッチョリした感触と、火傷しそうな熱、そしてシグナムの漏らす喘ぎが、ヴァイスの琴線を煽る。
一気にヴァイスのモノを飲み込んだシグナムは、腰を小刻みに動かして久々の感触を馴染ませていく。
「ああ……いい……」
恍惚とした表情でナカの感触を楽しんでいたシグナムは、ヴァイスの腹部に両手を置くと、腰の動きを上下へと移行する。

パフッパフッパフッパフッ

脊椎反射で下から突き上げるヴァイスの腰と、シグナムの豊かなお尻がぶつかる音がリズミカルに響く。
「あぁぁぁぁ……」
締め上げてくるシグナムの秘肉からの刺激に、ヴァイスは声を漏らす。
そして腰とお尻が奏でるリズムが徐々に加速して行く。
「ふぁぁ……」
シグナムは快楽の波に身を任せ、本能的にヴァイスの太股に足を絡める。
ロックした足にグッと力が籠められた事で、よりシグナムとヴァイスの結合が深くなり、先端がシグナムの子宮口を叩く。
「はぁぁぁ……」
「ふぉぉっ!!」
蕩けた顔で快感を貪る二人。
大きな動きから細かい動きに移っていき、ぶつかる度に床に愛液が飛沫になって飛び散る。

914ヤギ使い  ◆uLXz6vop7o:2014/01/09(木) 23:29:22 ID:VjpITcsY
3/4

それによって、ヴァイスのお尻が徐々にズレて行く。
この事で、ヴァイスはあることを閃く。
タイミングをはかりながらヴァイスはシグナムを突き上げ、その体重が自分にかかる瞬間、腹筋に力を入れて起き上がる。
「ふわっ!!」
突然の変化にシグナムは驚き、咄嗟にヴァイスの首に腕を回して倒れそうになるのを防ぐ。
その結果、シグナムの豊満な胸がヴァイスの眼前にやってくる。
「ひゃんっ」
すぐさまヴァイスがたわわな果実にかぶりつくと、シグナムは驚きの声をあげ、腰の動きが止まる。
そんなシグナムに構わず、ヴァイスは先端の果実を舌で転がしたり、甘噛みする。そのたび、シグナムの秘肉はキュッと締まる。
「行くぜ」
ヴァイスは胸にかぶりついたまま腰を動かし、シグナムを突き上げる。
腰とお尻がぶつかるパンッパンッという音と、シグナムが上げる喘ぎ声の二重奏が室内に響き、二人の淫靡な演奏はさらにテンポアップしていき、クライマックスを迎える。

915ヤギ使い  ◆uLXz6vop7o:2014/01/09(木) 23:30:00 ID:VjpITcsY
4/4

ヴァイスは腰に甘い痺れを感じ、シグナムは与えられる刺激によって視界がチカチカとしだし、口を閉じることさえコントロール出来ないぐらいであった。
しかもヴァイスが動く度、先端が下りきった子宮口をノックし、シグナムはさらなる感覚に振り回されて、無意識にヴァイスの腰に足を回し、首に回した腕にも力をこめて限界まで一つになろうとする。
その動きが引き金になり、シグナムの体に電撃が走る。
ビクンッと跳ねると、全身の筋肉が緊張し、小刻みに痙攣すると、ヴァイスのモノを咥え込んでいる秘肉もギュッと収縮してきつく締め付ける。
「ウッ」
その締め付けに、ヴァイスの方も限界を超え、腰がガクガクと震える。
そして、

ズビュビュビュビュビュビュッ!!

締め付ける秘肉を押し返すように膨脹すると、シグナムの下腹部が震えるほどの勢いでシグナムのナカに発射する。
熱いものが下腹部に拡がるのを感じながら、シグナムは心も充たされていくのを感じ、体をヴァイスに預ける。
「……幸せだ」
「どうした?」
「私は幸せだ」
「……そうだな。俺も幸せだ。こんなに綺麗で凛々しくて、家族想いなうえにエッチな嫁さんが居るんだからな」
そう言ってヴァイスは笑う。
「色魔のように言うな。私はおまえにしか欲情しない。…いや違うな」
「おいおい…」
「私は色魔だ。おまえ専門のな」
そういうと、シグナムはヴァイスの顔に手をやり、キスをした。

おわり

916ヤギ使い  ◆uLXz6vop7o:2014/01/09(木) 23:31:59 ID:VjpITcsY
以上です。
ちょっと分割配分間違えちゃってスレを余分に消費してすみませんでした。
うーん、なんだか若干エロに対する感覚が鈍ってるなぁ

917ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2014/01/11(土) 23:59:57 ID:Ge87NRyY
投下します

ユーノ×なのは×シュテルの続き

エロ

918ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2014/01/12(日) 00:01:09 ID:CJ56u1tE
なのはとシュテルのフェレット狩り 後編


「さ、ユーノ君」

「答えを聞かせていただきましょう」

 ずいと体を乗り出し、各々に尋ねる少女二人。
 なのはとシュテル。
 運命の七日目、ユーノに詰め寄り、問いただす。
 二人のうちどちらを選ぶのか。
 この六日間かけて行ってきた熾烈な戦いの勝敗を求めて。
 目をギラギラと輝かせる二人の視線に、ユーノは冷や汗をかいてたじろいだ。

「あ、えと……」

 ちらりとなのはを見る。
 初めて出会ってからもう随分と経った、見慣れた顔。
 さらりと流れるツインテールの髪に、当時から随分と成長著しい肉体。
 三日間の濃厚な情事の思い出。

「ぅ……」

 ちらりとシュテルを見る。
 十年ぶりに会った少女、なのはと同じ顔、同じ声。
 だが髪型も体型も正反対、性格もまるで違う。
 いつもはクールで表情の変化も少ない彼女だが、今は真剣な眼差しでこちらを見つめてくる。
 三日間の濃密な情事の思い出。

「……」

 一体、どちらを選べば良いのか。
 優柔不断なのはわかっている、だが決められないものは決められなかった。

「ごめん……その……僕には決められないよ。二人のうちどちらかなんて」

「――」

「――」

 ユーノの言葉に、二人の少女は一様に沈黙した。
 そして示し合わせたかのように視線を交わす。

「そっか」

「そうですか」

 冷たい声音。
 いっそこのまま二人でユーノに幻滅して諦めてくれれば丸く収まるかもしれない。
 だが現実はそうはいかなかった。
 次の瞬間、ユーノは首根を掴まれて引きずられた。

「ちょ、何を!?」

「ちょっと黙ってて」

 冷徹なまでに言いつけて、なのははそのままユーノを連れて行く。
 向かった先はベッドルームだった。
 そしてシーツの上にユーノを連れて行くと、まったく迷うそぶりさえなく、二人は服を脱がせ始めた。

「こうなったら」

「やはりこうして決めるよりないですね」

「ええ!?」

 驚くユーノであるが、しかし考えればそのとおりである。

919ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2014/01/12(日) 00:02:52 ID:CJ56u1tE
 今までの六日感やってきた事で勝敗を決するのは当然かもしれなかった。

「あ、あの……どうしてもこんな事するの」

「当たり前でしょ」

「まともな勝負ではなかなか決着しませんので」

 そして、おもむろに二人の少女もするすると服を脱ぐ。
 これまで何度も見てきた、白い裸身、
 まるで肉付きの違うなのはとシュテルの体が、再びユーノの前にさらけ出された。

「ぅ……」

 思わず息を呑むユーノ。
 真っ白な肌、綺麗なピンク色の乳首、甘い香り。
 やはり二人の体は暴力的なまでの魅力に満ちていた。
 自然と血が下半身に流れ込み、性器が硬くいきり立ってしまう。
 その反応をほくそ笑み、なのはは淫靡な微笑を浮かべた。

「ふふ、ユーノ君正直だね。じゃ、これからたっぷりエッチな事しようね」

「すぐにどちらがよりあなたにふさわしいかわかりますよ」

「うん、もちろん私だけどね」

「ナノハは冗談が下手ですね」

「それはもう1カップでも胸が大きくなってから言った方が良いんじゃないかな?」

「……」

 なのはの言葉にシュテルの顔が険しい色になった。
 まるであてつけのように、ぐっと腕を組んで胸を持ち上げ、その大きさを強調するなのは。
 実に、素晴らしい膨らみだった。
 たわわとしか形容できない、大きな二つの塊。
 綺麗なおわん型をした巨乳。
 シュテルはなのはのコピーであるというのに、どうしてこうも差がついたのか。
 見ていて悲しくなるほど二人の胸囲には差があった。
 平原と山脈である。
 男の性か、ユーノはじっとなのはの胸を見てしまう。
 勝者の笑みを浮かべて少女は対敵を見た。

「ほら、こんなに見つめちゃって。やっぱりユーノ君も男の子だもんね、当たり前だよね」

「……くっ!」

 これみよがしに強調されるなのはの巨乳を前に、シュテルはいかにも悔しそうに歯噛みする。
 いつもクールな彼女にしては珍しく、ユーノの為には嫉妬心を隠せないのだろうか。
 なのはは早速その自慢の武器を使う事を決めた。
 手に取ったのは透明のプラスチックボトル、ピンク色をしたジェル状の液体が入っていた。
 キャップを外し、谷間の上にどろりと垂らす。
 粘度のある液体を馴染ませながら、ユーノの脚の間に体を割りこませて、既に硬くなり始めていた彼自身を迎え入れた。
 ぬるぬると濡れた柔肉の中に潜り込む感覚に、びくりと彼の腰が震え、恍惚に霞んだ声が溢れた。

「んぅッ」

「どう? ユーノ君。こうやってローションまぶしたおっぱいでパイズリされるの好きだったよね?」

「あ……うん」

 素直に頷くユーノ、満足する答えを得たのかなのはの笑みは嬉しげだった。
 シュテルには逆立ちしてもできない愛撫を、なお一層入念に、激しく行う。
 これみよがしに粘着質な音を立て、乳房を上下に揺すっては剛直を扱き上げる。

920ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2014/01/12(日) 00:04:02 ID:CJ56u1tE
 張りの在る胸を左右からぎゅうぎゅう押し付けたまま擦られる感触に、ユーノは切なそうな声を零して震えた。
 
「ユーノ君、私の事選んでくれたら毎日でもおっぱい使って良いんだよ」

「ほ、ほんと?」

「もっちろん♪」

 なんとも魅惑的な誘惑だった、ユーノの声は明らかさに語尾を浮かせて期待に染まっている。
 なのはの答えは速やか朗らかで、そして喜悦に満ちていた。
 勝者の余裕。
 横目でシュテルを見る目は明らかにそんな風情を持っていた。
 シュテルはピンチになった、まだ勝負は始まったばかりだというのにこれでは分が悪い。
 持たざる者は決して持つ者に勝ち得ないのか。

(いえ、そんな事はありません……)

 胸裏でそう強く自分に言い聞かせ、シュテルは反撃に打って出た。

「少し失礼いたします」

「え、んぅッ」

 横合いから声が掛けられ、ユーノがそちらを向いた瞬間、顔を寄せたシュテルが一気に覆いかぶさった。
 触れる唇と唇、舌と舌が絡まり合う。
 なのはのパイズリ奉仕とはまったく別に、ユーノの意識をキスが占めた。
 下半身から走る快感とは違う、舌や唇、歯の裏まで舐められるディープキスの心地よさ。
 肌の上に押し付けられる胸の膨らみは慎ましいが、硬くなった乳首の弾力がなんとも言えない快感を生む。
 頬に添えられる白く細い指の感触さえも気持ち良い。
 ユーノはなのはの事を忘れたかのように、シュテルと舌を舐め合うキスに没頭してしまった。
 
「な、ちょ! 横入りはやめてよ!」

 なのはが慌てて叫ぶがシュテルはまったく意に介さない。
 そう、これは勝負なのだ、戦う相手に情けをかけるほど彼女は優しくなどない。
 抗議しながらも愛撫の手は緩めなかったためか、限界はあっけないほど早く訪れた。
 剛直が震えた瞬間、ぱっとなのはの谷間で白濁が散る。
 顔から前髪、乳房まで白く染め上げるユーノの精液、つんと栗の花の匂いが立ち込める。
 だが愛する人を絶頂させたなのはの顔はいかにも不満気だった。
 なにせ、ユーノときたらまだシュテルと熱烈なキスをしていたのだから、当たり前だろう。
 射精の余韻とディープキスの快感、唾液を飲み、飲ませながら、彼の意識はほとんどシュテルに占められている。
 ふと顔を離したかと想えば、シュテルはなのはに冷たい眼差しを注ぎながら宣告した。

「では代わっていただきましょうか」

「え?」

「え、ではありません。今度は私の番です」

「横入りしたくせに!」

「これは勝負ですよ。相手にそんな事を許した方がいけないんです」

 言いながら、シュテルは強引になのはのポジションを奪う。
 だが体の向きは反対だ、背中を向けて、ユーノに尻を突き出す形を取る。
 青年はごくりと唾を飲み込んだ。

「うわぁ……」

 白い背中が、悩ましい。
 なのはより短く切った髪が、うなじを魅せつける。
 肩甲骨と脊椎の突起、腰のくびれ、そして胸よりも肉付きが良いのか、張りの在る尻の膨らみ。

921ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2014/01/12(日) 00:04:58 ID:CJ56u1tE
 まるで欲情をそそる為にあるようなラインだった。
 おもむろに、シュテルはその手でむっちりとした尻たぶを左右に開く。
 露わになるのは、すぼまった不浄の孔。
 そこはひくひくと僅かに口を開け、まるでユーノを誘惑しているようだった。

「あ、あの……シュテル、もしかして」

「ええ。どうぞ、こちらを使ってみてください」

 にっこりと少女が笑う。
 年に似合わぬほど妖艶な笑みだった。
 戸惑うユーノを誘うように、甘い声音が囁く。

「きちんと綺麗にしているので大丈夫です、それに自分で少し拡張していますから」

「じ、自分で?」

「はい。あなた好みの体になるよう、今まで練習してきましたから」

 想像し、体が熱くなる。
 ユーノの事を考えながら後ろの孔を弄るシュテルの姿を、否応なく考えてしまうのだ。
 一度の射精を忘れたかのように、ユーノの股間は硬くなっていた。
 精液とローションでぬめりはたっぷり在る、これなら本当に大丈夫ではないだろうか。
 まるで吸い込まれるように、ユーノはシュテルの尻を掴んで腰を突き出していた。
 肉棒の先端が、ぴたりと入り口に触れる。

「んッ」

 かすかに声を立てるシュテル。
 ユーノはそのまま、腰を前に前に、進めていく。
 にちにちと狭い肉孔を広げ、押し入る感覚。
 それは今まで味わった膣の感触とは別世界だった。

「はぁ……ぁあああ!」

 ズンッ、とユーノの竿が入り込む心地に、シュテルが大きな声を上げて喘いだ。
 今まで使ってきた指や細いアナルビーズとは次元の違う大きさ、彼女はとうとう後ろの処女までユーノに捧げた。
 そしてユーノと言えば、初めて味わうアナルセックスの快楽に飲まれていた。

「ぅ……くぁあ! 凄い……こんなに締め付け、初めてだッ」

 苦しげにさえ見える歪めた顔はしかし、その意味は正逆だった。
 顔色を染めるのはあくまでも快感。
 ぎゅう、と締め上げるような括約筋の締りが、根本できつくユーノを扱き上げる。
 ローションと精液でたっぷりぬめりがあるにもかかわらず、まるで引きぬかれてしまうかのような錯覚さえあった。
 ユーノはシュテルの安産型の尻を掴み、腰を激しく前後させ始めた。
 汗で濡れた尻肉に腰がぶつかるたび、パンッ、パンッ、と弾けるような音が響き渡る。
 そこに甘えた女の嬌声も交じり合った。

「はぁん! ぁぁあ! もっと……もっと、して……ください……私を、あなたのものにしてぇ!」

 普段の冷静沈着な姿が嘘のように、熱く湿った吐息を零し、甘い声で乞うシュテル。
 今の彼女は、既にただの雌であり、ただの女だった。

922ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2014/01/12(日) 00:05:36 ID:CJ56u1tE
 そんな様になのはと言えば、ぎりぎりと歯噛みして悔しげな顔をしていた。
 攻守が完全に入れ替わってしまっている、これでは先ほどと逆だ。
 ユーノが後ろから抱きつくような形で、座位後背位で犯している、これでは意趣返しとしてキスで攻めるのは難しいだろう。
 いや……本当にそうだろうか。

「そっか、よしッ」

 ある策を思いつき、なのはは行動に移る。
 そう、ユーノは確かに攻めにくい。
 だがもう一人は別だった。

「んッ……はぁ……え? なんです、ん!?」

 目の前に来たなのはに、シュテルが疑問符を口にした瞬間、言葉は遮られた。
 なのはが顔を覆い被せてキスしてきたからだ。
 口の中に入り込む舌、薄い胸の先の乳首が摘まれ、頭の芯まで快楽が走る。
 シュテルは慌てて身をよじった。

「な、なにを……やめてください! やッ……どういうつもりですか!」

「なにって、勝負だってさっき言ったでしょ? だから、あなたをとっととイカせて代わってもらおうかなって」

「そんな……やぁ……わ、私はそんな趣味はありませ……んぅぅ!!」

「もちろん私もないよ、けど――勝負、だからね?」

 言いながら、なのはは片手で乳首を抓り上げ、もう一方の手で実に的確に陰核を押しつぶした。
 そもそも相手は自分のコピー、性感帯の場所などお見通しなのだろう。
 無理矢理キスして舌を絡ませながら、乳首とクリトリスを捏ね上げ、摘み、弄ぶ。
 反応はダイレクトにユーノにも伝わった。
 シュテルを愛撫すれば、その分アナルの締め付けも変化する。
 ぎゅうぎゅうと肉棒を締める感触に、彼の上ずった声が溢れた。

「く! 凄い……だめだ、もう……出る!」

 ぶるる、と体が震え、二度目の射精が行われた。
 内部に注がれる熱、そして性感帯を刺激するなのはの過酷な愛撫を前に、シュテルも臨界点はたやすく超えてしまう。
 最後に一度、包皮を剥いたクリトリスをなで上げられた瞬間、神経という神経が甘い色に染まる。

「ふぅ……んふぅうう!!」

 愛液の飛沫が散り、しなやかな細いシュテルの体躯が小刻みに痙攣する。
 初めて経験したアナルセックスとその絶頂は、しかし大敵の刺激で迎えた苦い味となってしまった。
 悔しげな瞳を涙で濡らし、しかし、過剰なほどの快感で体に力は入らない。
 全て終わった時、シュテルはくたりと体を横たえて意識の霞んだまま震える。
 
「はぁ……はぁ」

 荒い息をしながら縮こまるその姿を尻目に、なのははさっそく目標を移す。
 
「ふふ、これでまた私の番だね」

 妖艶なほどの笑みを浮かべながら、なのはは再びユーノの脚の間に体を割りこませた。
 だが悲しい事に、二度も連続して射精したユーノの竿はやや硬さを失いつつあった。
 
「な、なのは……ちょっとま」

「待たないよ」

 ユーノの言葉を遮り、なのはは言い切る。
 それは圧倒的なまでに揺るがぬ意思に支えられた言葉だった。

923ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2014/01/12(日) 00:06:07 ID:CJ56u1tE
 威圧感とでも言うべきか、なのはの迫力に押されてユーノはそれ以上なにも言えなかった。
 精液とローション、腸液に濡れた肉棒に、ぬるりとなのはの指が絡まる。
 優しいくらいの力加減で扱きながら、舌を絡めてフェラチオを始めるなのは。
 シュテルに穢された彼をまた自分の色で染めるように、フェラは一気に深く彼を飲み込んだディープなものに変わる。
 しかしそれでも、硬さをすぐ取り戻すには遠い。

「んー、なかなか硬くならないね」

「だから……あの、少し休ませ……ひいい!」

 言おうとした言葉が悲鳴に代わった。
 シュテルがはっと顔を上げる。
 すると、なのはの新たな攻めがユーノを快感の海に沈めようとしていた。
 なのはは片手でユーノのペニスを扱きながら、もう一方の手で彼の不浄の孔を攻めていた。
 さながらシュテルへの意趣返しかのように、今度は彼自身のアナルに、ローションを絡めた指を挿入したのだ。
 なのはの指が細いとはいえ、ユーノはこんな攻めを味わうのは初めてである。
 目を白黒させて、アナルを犯される感覚に喘ぐユーノ。
 しかし悲しいかな、体の反応は正直だ。
 先ほどは硬さを失っていた肉棒は、既にゆっくりと鎌首をもたげ始めていた。

「な、なのは……こんな……」

「どうかな、ユーノ君。男の人でもね、こっちで気持よくなれるって聞いたから」

「や、やめ……はひぃ!」

「あ。ここかな? ほら、これ、前立腺って言うんだっけ。ほら、気持ち良い?」

「はっ、ふぅ!」

「あは♪ 答えになってないね、でもこっちは気持ち良いって言ってるよ」

 女の子のようなソプラノボイスを奏でながら喘ぎ、亀頭から嬉し涙のカウパー液を滴らせるユーノ。
 なのはは指先で探り当てた前立腺の感触をこりこりと刺激しながら、フェラチオと手コキの激しい愛撫を始めた。
 溢れる液の量が多く、あっという間に手は汁まみれになっていやらしい水音を立てていった。
 そして、達するまでの時間は今までで一番短かっただろう。
 凄まじい精液の噴出が、再びなのはの顔を汚す。
 
「ぅう……く、ひぃい!」

 ぶるぶると射精の余韻に痙攣するユーノ、顔は涙と唾液で濡れている。
 なのはは顔に掛けられる精液に、恍惚とした表情を浮かべていた。
 凄まじい性臭、温かく、ドロドロとした感触。
 指で掬って舐め取り、その味に体が芯まで蕩けていく。
 秘裂は洪水を起こして、愛液をたっぷり溢れさせていた。
 今までの流れで行けばシュテルに交代しなければいけないのだが、もうそんな事を気にかけられるほどの理性はなかった。
 なのははその場でユーノの腰の上に、のっそりと体を覆いかぶせる。

「ユーノくん……私もう、がまんできないよ。ね? いいよね? エッチしよぉ?」

 甘い、溶けてしまいそうな声を囁きながら、ずぶりと沈み込む。
 熱い彼女の中に飲み込まれる心地、凄まじい快楽にユーノの脳髄がスパークした。

「ふぅああ!」

「ぅあッ……ユーノくん……ユーノくん、ユーノくん!!」

 激しく彼の名前を呼びながら、いよいよなのはは乱れ咲いた。
 髪を振り乱しながら豊かな尻肉を上下させ、蜜を溢れさせた秘所で硬く大きな剛直を貪る。
 たぷたぷと揺れる乳房、その魅惑的なまでの白さと柔らかさ、先端の綺麗なピンクの蕾。
 吸い寄せられるようにユーノは下から乳房を掴み、乳首を指先で弄う。

924ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2014/01/12(日) 00:07:58 ID:CJ56u1tE
 きゅう、と締め付ける媚肉の感触に、思わず腰が浮いて突き上げる。
 子宮口を亀頭で叩かれたなのはは、それだけで達した。

「はぁ……イクぅううう!!」

 ぶるぶると痙攣する体、むっちりとついた全身の肉が波打つ様は、どんな男をも魅了するほどのエロスに満ちていた。
 だがまだ達し得ないユーノは、まるで先ほどの仕返しのように、もう一度強く突き上げて子宮口を擦り上げた。
 なのはの声が切羽詰まった悲鳴となり、部屋の中に木霊する。

「はひぃい! や、だめぇ……イッた、ばっかりなのぉ……はふぅう!」

「ごめんね。でも、僕まだイッてないから」

「ふにゃぁあ!」

 そう言いながら腰を動かし、乳首をぎゅうぎゅうと抓っては、豊かな乳肉に指を埋めるユーノ。
 一転攻勢を得たユーノは、その細い体から想像できないくらい強い勢いで突き上げを繰り返し、揺さぶって膣を抉り抜いた。
 三度も射精したのだから、自然と次の射精までの間には普段以上のインターバルが必要になる、おまけに今日までの六日感はほとんど間をおかずセックス三昧だった。
 ユーノが絶頂に達するまでの間、なのはは何度も何度もイカされ続けるハメになる、それは快楽という名の拷問に等しかった。
 
「はひぃい! んぅう! やぁ……まって……ゆるしてぇ……ユーノくん、ゆるひてぇ……」

 顔を涙でぐしゃぐしゃに濡らしながら、必死に懇願する彼女を、ユーノは問答無用で下から突き上げる。
 騎乗位という本来は女性が主導権を得られる体位でありながら、支配しているのはユーノだった。
 なのはが何度目の絶頂に達した頃か、とうとうユーノも限界を迎えて解き放つ。

「はふぅ……はぁ……あつ、ぃい」

 恍惚と蕩けきった声でなのはが吐息を零し、ぶるぶると身を痙攣させ、くたりと倒れこむ。
 ものを引き抜かれた秘所からは噴水のように愛液と精液の混合液が溢れだし、白い肌は湯気が立つほど火照っていた。
 意識は泥沼のような快感の中に沈んで、瞳は明確な意思の光を失って虚空を泳ぐ。
 
「……」

 その様を、傍らのシュテルは呆然と見つめていた。
 ようやく深い快感の余韻から立ち直ってはみたものの、獣のように激しいユーノの攻めを前に、言葉を失う。
 すると、ユーノの方から視線を返してきた。
 見つめられる心地に、背筋が粟立つ。
 彼の瞳は燃えていた、欲望という炎で、轟然と。

「きゃッ!」

 突然、襲いかかるような勢いで体がぶつかってくる。
 シュテルの白く細い体を組み伏せて、ユーノの指は薄い胸板を貪った。
 ほとんど揉むゆとりなどない乳房を、強引に揉みしだく。
 乳首を強く摘まれ、走り抜ける快感にシュテルは甘い吐息を溢れさせた。

「あふぅ! ふぅ……はぁあああ!!」

 ずぶりと侵入する熱、硬く、太く。
 意識を引き裂く快楽に迸る嬌声は、制御できないほど激しい。
 一気に子宮口近くまで叩きつけられる亀頭の感触に、あっという間に体は反応した。

925ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2014/01/12(日) 00:08:29 ID:CJ56u1tE
 蜜が溢れ、しなやかな脚は射精を乞うように相手の腰に絡みつく。

「はぁ……いい……もっと、してぇ……はげしく、おかし、てぇ!! はふぅうう! もっと……もっとぉ……私を、あなたのものにぃ!」

 腰を打ち付けられるたびに脳髄の芯まで蕩かす快感、シュテルはもはや理性など欠片も持ちあわせていなかった。
 犯され、支配され、彼の所有物になるという悦びだけが全てになって。
 何かの糸が切れてしまったのだろう、ユーノはただただ貪るようにシュテルを抱いた。
 肉棒で抉り、奥まで突き進んで、こじ開けて。
 汗に濡れた肌と肌が触れ合う音、粘膜の擦り合う音、そして女の喘ぎ。
 渾然一体となる淫らな合唱だ。
 ベッドの軋みと共にユーノの体は何度も跳ね、下に組み伏せたシュテルを貫いた。
 先のなのはと同様、いや、それ以上に次の射精までの時間は長かった。
 シュテルの味わった拷問なみの快楽も同じだったろう。
 ユーノが出すまでに、彼女は余裕で二桁はイッた。

「ひぃ……あ、ふぁ……ふぅううう!」

 必死にシーツを掴み、我慢しきれない甘い声を上げて快感に翻弄されるシュテル。
 涙で濡れた青い瞳、汗を垂らす顔、だらしなく開いた口。
 美貌を彩る恍惚の色は深い。
 そしてとうとう、限界が訪れた。
 ユーノの体がびくんと硬直する、それが前触れ。
 気付いた時には膣の中を真っ白に染め抜く子種があふれていた。
 
「あぁ……はぁ……あぁぁぁ」

 もはや張りの在る声を上げる力さえなく、シュテルはただただ快楽の海に溺れて、恍惚の吐息を零した。
 注がれる精液、彼の熱さ。
 何度目かもう分からないほどの絶頂に神経は焼きつくされて、思考は形を失っていた。
 ふっと支える力を失い、手足がシーツの上に横たわる。
 荒く息をしながら余韻に耽るシュテル、その耳には、次の獲物になったなのはの声が届く。
 スイッチが入ったように、ユーノの欲望はその夜、底なしに二人を求め貪った。
 


926ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2014/01/12(日) 00:09:01 ID:CJ56u1tE

「……」

「……」

「……」

 無言のまま、三人は並んでいた。
 同じベッドで、ユーノを真ん中に置いた状態で、一枚のシーツを上から掛けている。
 左右から注がれる視線に、青年はただ黙って、まるで死刑宣告を受ける犯人のようだった。
 どちらか一人を選べと言われて結局何も答えは出せず、獣と化して二人を貪った。
 ようやく精魂尽き果て、さきほど行為が終わって。
 今に至る。
 いっその事愛想を尽かされて二人から三行半を叩きつけられればそれで丸く収まるのではないか、とさえ思った。
 
「あ、あの……」

 沈黙を破壊しようと、ユーノが何か言おうとした。
 だがそれを、シュテルが遮る。

「ナノハ」

「ん?」

「どうやら結論は出たようですね」

「そうだね」

 頷き合う二人の少女、ユーノはぽかんとそのやり取りを聞くしかない。
 次に出た言葉は衝撃的だった。

「どうやら、どちらか一人では満足させられそうにありませんね」

「そうだね、仕方ないけど二人一緒って事かな」

「ええ。仕方ありませんが、この際しょうがありません。二人まとめて娶っていただきましょう」

「ちょ、ええええ!?」

 驚きの声を上げて叫ぶユーノ。
 だが対する二人の少女たちは、きょとんと首を傾げた。

「どうかしたの?」

「何か問題でも?」

「いや、だ、だって……二人まとめてって」

「私は構いませんよ」

「私も」

 ぎゅう、と、両側から二つの女体が押し付けられる。
 片や巨乳、片や貧乳、まるで感触の違う乳房が腕に押し付けられ、甘い吐息が耳元を撫でる。

「というわけだから、これからよろしくねユーノ君」

「どちらも分け隔てなく愛してくださいね」

 体つきも性格も違う、なのはとシュテル。
 だけれど、その蕩けるような声音は同じ響きとなり、耳朶をくすぐる。
 甘えた声は逆らう気が起きないほど愛らしく、それでいて気迫が篭められていた。
 胸板の上を滑り、頬や首筋に触れる白い指先。
 そして、にこにこと笑う二人の笑顔。
 どうやら自分はこの拘束から逃れる事はできないらしい。
 人生の墓場とも言うが、それはもしかすると究極の楽園の形ではないだろうか。
 言える返事は一つしかなかった。

「うん……よろしく」

「「はい♪」」

 最後の最後で、オリジナルとそのコピーの少女は、まったく同じ声を同じタイミングでユニゾンさせ、にっこりと笑った。


終幕

927ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2014/01/12(日) 00:09:58 ID:CJ56u1tE
投下終了

ダブルゆかりんボイスとかたぶん堪らん

928名無しさん@魔法少女:2014/01/12(日) 12:45:54 ID:hmU19lWk
まとめてGJ!

>ヤギ使いさん
「お前専門の色魔」……いい! 一度は言われてみたい!

>シガー師父
濃厚なふたレズはもちろん堪能したけど、何より待ってましたユーなのシュテ
これはもうなのシュテの二人でユーノをセックスビーストに鍛え上げてしまったのでは

929名無しさん@魔法少女:2014/01/12(日) 22:54:05 ID:2fGnio4s
GJGJ
もうやめてなのはさま、シュテルさんの胸のライフはゼロよ!

930ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2014/01/15(水) 19:32:00 ID:Bi8wkghQ
投下しよ

イノセントでリンディさんとプレシアさんがエロる ふた

931ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2014/01/15(水) 19:33:07 ID:Bi8wkghQ
イノセント時空でリンディさんとプレシアさんがエロい事をするSS


「暇ねぇ……」

 ぽつり、と、そんな言葉が零れた。
 エメラルド色に輝く髪を物憂げに指で弄る、T&Hという文字をプリントしたエプロン姿の麗人。
 レジの前に腰掛けた豊満な肢体、悩ましい脚線美を組む彼女の名は、リンディ・ハラオウンという。
 エプロンの文字の通り、総合ホビーショップT&Hの女店長だ。
 Hはハラオウン、Tは共同経営者のテスタロッサからきている。
 さて、今リンディの顔に憂いの影を落としている理由というと、それは実に明快――退屈だった。
 最近ではバーチャルリアリティ技術を応用した新しいゲーム、ブレイブデュエルなどが流行して客足も賑わってはいるが、今日は平日、時間は午後四時頃。
 学生は学校だし、勤め人は仕事だろう、おまけに冬空の下でからっ風が肌を切るような冷気を運んでいる、確かに店に来る人が居なくても不思議ではない。
 それにしても、こうも無人の店で一人漫然と時間を過ごすのはやはり辛い。
 いっそ店を閉めてしまおうか。
 どうにも今日はこれ以上の客足は望めない、そんな長年の勘があった。
 正にそう考えた瞬間だった、背後から唐突に彼女を呼ぶ声が届く。

「今日は閑古鳥ね」

「あ、プレシア」

 プレシア、そう呼ばれたのは、リンディと較べても遜色がないほど素晴らしい肉付きの良い体をした美女だった。
 同じくT&Hの文字をプリントしたエプロンを纏う、長いウェーブがかった黒髪の彼女は、店の共同経営者であるプレシア・テスタロッサ。
 腰に手を当て、がらんとした無人の店内を見回すと、プレシアは美貌に苦笑を浮かべた。

「この様子じゃ今日は早く店仕舞いした方がいいかもしれないわね」

「そうねぇ。でも、もうちょっとくらい様子を見ても――ッぃ!」

 プレシアの言葉に返事を零しかけた刹那、リンディの言葉尻が浮く。
 吐息を染めた色は驚愕だった。
 何が起こったのか。
 見れば、リンディの白いうなじが湿っていた。
 紅い舌が妖しく這い、唾液の筋を作りながら、敏感な柔肌をちろりと一舐め。
 たっぷりと開発した性感帯を正確に刺激して。
 唐突に愛撫されたリンディは、ぱっと花が咲くように頬を染め、目を白黒させていた。

「ちょ、プレシア……だめよ」

 誰が白くなめらかな首筋を舐め上げたか、問うまでもない。
 今この場に居るのはリンディと、もう一人は彼女しか居ないのだから。
 プレシアは後ろから、経産婦である事を覗わせる肉付きの良いリンディの腰に手を回し、エプロンをはち切れんばかりに押し上げる乳房の膨らみを下からつぅと撫でる。
 繊細で、それでいていやらしい手つき、女の性感帯を理解し尽くした指遣い。
 耳元に甘い吐息を零しながら、淫魔のような囁きが誘った。
 
「良いじゃない。だって、最近あまりしてなかったでしょ? あなただって、持て余してるんじゃないの?」

「はんッ♡」

 プレシアはリンディの耳を口に含み、軽く歯を立てる。
 途端に甘い甘い声が溢れて、むっちりとした女の体がびくりと震えた。
 拘束を緩める事なく、腰に回した手はそのままに、プレシアは口の中で耳たぶにちろちろと舌を這わせた。
 唾液を塗りこめられ、舌の粘膜の感触と熱とを受けて、リンディの体はさらに小刻みに震えた。
 それだけで、翡翠色をした瞳はすっかり涙の甘い膜を張って潤んでしまう。
 体の芯に火が点いた証、淫らな女としての本性が現れた証拠。
 リンディは、主人に服従した奴隷のような哀願の眼差しをプレシアに向ける。

「もう……強引、なんだから」

「あら、あなたってそういう方が好きなんじゃないの?」

「……」

 無言は肯定の意味しかない。
 リンディはこういう場面において、プレシアの命令に全て従うようにされていた。
 そう、二人の関係は今に始まった事ではない。
 共に夫が単身赴任中の人妻、快楽を知る熟れた体は、度々欲求不満の炎を猛らせて疼く。
 店の共同経営者であり、家族同士で住まいまで同居している二人が、密かに女同士で淫ら事に耽ったところで不思議はなかった。
 女と女、人妻と人妻。
 二人の行為はあっという間にエスカレートして、今ではリンディはすっかりプレシアの手で調教されていた。
 元々、一方がSで一方がM、性癖もちょうど相性が良かったのかもしれない。
 プレシアの指先は実に巧みに、焦らすように服の上を滑る。
 乳房の膨らみを服の上から触りながら、的確に乳首の突起を探り当てて、ぎゅうと押しこむ。

「んぅぅッ……♡」

 リンディの零す吐息は、とっくに甘く湿っていた。

932ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2014/01/15(水) 19:33:43 ID:Bi8wkghQ
 見た目では分からないが、スカートと下着も薄く蜜で濡れている。
 もじもじと肉付きの良い太腿をすり寄せながら、背後のプレシアに注ぐ視線は熱い。
 
「ところで、リンディ。一つ伝えておきたい事があるんだけど」

「え……何?」

 意味深な言葉、自然と疑問符が湧き上がる。
 その時、ふとリンディに何かが触れた。
 ちょうど尻のあたりに、硬い突起が押し当てられたような感覚があった。
 それは、決して知らない触り心地ではなかった。
 いや、知らないどころか、よく知っているものでさえある。

「な……え?」

 慌てて、リンディは背後を見た。
 プレシアの体。
 エプロンを掛けたその姿、もちろん見慣れた格好ではあるが。
 だがある一点だけが異様だった。
 それは、腰の中央付近だ。
 ちょうど股間、いや、むしろ下腹あたりだろうか、そのあたりが突っ張って生地を押し上げている。
 まるで――男のソレのように。
 リンディの思考をありえない想像がよぎる。
 まさか、いや、そんなまさか。
 そんな疑念の顔を面白そうに見ながら、プレシアは妖艶に笑った。

「ふふ、何だと思う?」

「まさか……」

「ええ、そのまさか、よ」

 にっこりと笑いながら、プレシアがエプロンの生地をスカートごとめくる。
 すると、それは鎌首をもたげて現れた。
 むっちりとした太腿の間、ずれた黒い下着の中からそそり立つ、見紛う筈もない肉の竿。
 女であるプレシアに在るはずのない、男性器だった。
 それも凄まじいサイズだ。
 リンディの知る夫、クライドのそれよりも遥かに大きく太く、長い。
 カリ首のエラの張った、血管の浮き上がるいやらしい姿。
 思わず欲求不満のリンディは生唾を飲んでしまう。
 だが理性的な判断が遅れて働き、目の前のありえない姿に疑問を生んだ。

「な、なにそれ……なんで、こんな」

「凄いでしょ? 私もちょっと驚いてるの。実はね、試作用のブレイブデュエルのプログラムを試してみたのよ」

「試作用?」

「知ってるかしら。JS研究所っていうところが最近ブレイブデュエルのプログラム開発に乗り出して、その新しいシステムでね、成人向けのものを出そうとしてるらしいのよ」

「成人用って、まさか」

「想像の通り。性的な目的のバーチャルリアリティプログラム。もちろんまだ稼働はしてないんだけど、そのテストを私がしてみたら、ね……ふたなり化のプログラム、やってみたら、本当に現実の体にも影響が出ちゃったのよ」

 プレシアの言葉は、あまりに常識を逸脱したものだった。
 リンディは目を丸くする。

「信じられないわ……」

「でも、現実でしょ?」

 見せ付けるように、股間で大きくそそり立つ竿を近づけるプレシア。
 触れてもいないのに、リンディは総身を震わせた。
 手を伸ばせばすぐ触れられるくらい近づく、太く長い、肉の凶器。
 それだけでも熱は肌をうっすらと撫で、匂いが鼻腔を犯す。
 もうリンディの視線は、プレシアの肉棒から離れられなかった。

「それ……どう、なの? 元に戻るの?」

「ええ。ちゃんとその会社の人に連絡したらね、解除プログラムを送ってくれたわ」

「じゃあ、なんで戻さないの?」

「分からない?」

 リンディの言葉に、プレシアは含みの在る笑みを零した。
 妖艶に、泥沼の底にいざなうような甘い声。
 その沼の中に沈めばどうなってしまうか、考えただけでリンディは羞恥心で、そして期待で胸を焦がした。

「だ、だめよ……そんな」

 ドキドキと鼓動が高鳴る。
 もう子宮が火照って疼いて、愛液が太腿から膝まで濡らしていた。
 なけなしの理性で踏みとどまろうとするリンディに、プレシアはくつくつと笑った。

「何が、だめ、なの? 今までだって二人でいやらしい事してきたくせに。オモチャと生のチンポでそんなに違うかしら」

「あ、でも……ひゃ!」

 未だに迷うリンディに、プレシアの魔手が閃く。

933ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2014/01/15(水) 19:34:51 ID:Bi8wkghQ
 リンディの手を強引に引き寄せて、自分の股間のそれに触れさせたのだ。
 びくびくと震える竿、硬く節くれだったその幹に白い五指が無理矢理に這わされる。
 一方は驚愕し、もう一方は恍惚とし、二人の人妻は喘いだ。

「あぁ……リンディの手、冷たくて気持ち良いわ。ねえ、私のはどうかしら。チンポ触るの、久しぶりでしょ?」

「ぁ……ぅぅ」

 頬を染め、嬉しげに問いかけるプレシア。
 リンディもまた紅潮し、悩ましい眼差しで剛直を見ながら、恐る恐る触れる。

「凄い、こんな……なんて硬いの……それに熱くて」

 体温がまた一段と高くなったのを自覚する。
 愛する夫のものと、記憶の中で否応なく比較してしまう。
 悲しいかな、プレシアに生えたものは、夫のものよりずっと逞しかった。
 本物のペニスで犯してもらったのは何時が最後だろうか。
 単身赴任なのは仕方がないにしても、熱くなった体はもう抑えが効かないレベルに達していた。
 もう既にリンディに火が点いたのを察したのか、プレシアは淫靡に笑う。
 獲物を捉える女郎蜘蛛のように手が伸びて、腰に絡みついた。
 抱き寄せられる体と体、豊満な女体。
 二人の爆乳がエプロンの生地にシワを作りながら重なり、顔が近づく。

「ね? リンディ」

 蕩けるような吐息を浴びせながら、プレシアが紅い唇を寄せる。
 もう、リンディに逆らう事はできなかった。
 二人の唇が触れ合う。
 そして即座に舌がねじ込まれ、応じて相手の舌が迎え入れ、唾液を交じり合わせながら絡まった。
 貪り合うように激しいキス、いやらしい水音が静かな店内に響く。
 
「んぅ……ふぅ♡ はんぅ……ちゅぷ、っむぅう♡」

 目尻から涙を零しながら快感に陶酔するリンディ、その様はもう貞淑な妻でもなんでもない、ただの雌奴隷だった。
 プレシアもまた、相手を堕落させ屈服させた愉悦で頬を染めながら、うっとりと目を細め、ディープキスを貪る。
 その傍らで、手を伸ばしてレジのスイッチを押す。
 すると遠隔操作された店のドアが施錠されて、店内は完全に外界と隔絶された空間になった。
 これで、この中でどんなふしだらな行為に耽ろうと邪魔は入らない。
 娘たちが学校から帰ってくるまではまだ幾らかあるだろう、その間――好きなだけ貪れる。
 顔を離せば、期待に満ちる心を映すかのように、濃厚な唾液の糸が唇を繋いでいた。
 押し付け合うだけで心地良い快感を生む胸、いや、むちむちとした豊満な体の全てが快感を生んでいた。
 
「じゃあ、良いわね?」

「……うん」

 了承の言葉、それは服従の証あった。
 ぺろりと舌なめずりして紅い舌を唇の上に滑らせ、期待に体温を上げながら、プレシアはリンディを一気に押し倒す。

「きゃぁ♡」

 悦びの滲んだ悲鳴を上げ、リンディの豊満な体がレジ台の上に乗った。
 T&Hのレジ机は大きい、人一人が横たわってもそれなりの余裕が在る。
 今までも、二人は人気のない時間帯に店内でセックスした事があった、もちろん、今日はあたらしいオモチャがあるので感慨はまた違ったものだが。
 ポニーテールに結った緑の髪を散らすリンディ、さながら壇上に上げられた生贄を前に嗜虐の心地を沸き立たせ、プレシアは彼女の服に手をかける。
 エプロンの内側に指を滑らせ、巧みな手捌きボタンを、ブラのフロントホックを外す。
 生地をずらすと、服を着たままの状態でリンディの凄まじいサイズの爆乳がぶるんと露わになった。
 
「や……服、着たまま?」

「その方が興奮するでしょ? 私もあなたも」

 着衣のまま犯すのはリンディの好むところであるのは熟知していた。
 日常から地続きのまま変態的行為に耽るのは、羞恥心を煽り、余計に倒錯的な快感を呼ぶ。
 プレシアは、今まで何度揉んだかも分からないリンディの乳房をゆっくり下から持ち上げる。

934ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2014/01/15(水) 19:35:23 ID:Bi8wkghQ
 とてもその手では掴みきれない程の、指の間から溢れる柔肉の塊。
 ずっしりと重く、経産婦である事を思わせる、やや垂れた爆乳。
 重みと柔らかさでたぷんと垂れているのが、余計に淫猥だった。
 そして何より楽しいのは、大きめの乳輪の中心にあるくぼみだ。

「あらあら、まだかくれんぼしてるのね。恥ずかしがり屋さんだこと」

「ぁぅ……」

 かぁ、と赤面するリンディ。
 プレシアが比喩して言葉責めしたのは、リンディの乳首だ。
 乳輪の中のくぼみ、横線の中に在る。
 いわゆる陥没乳首というやつだ。
 プレシアはやおら舌を伸ばすと、まず乳輪の縁のぶつぶつと粟立ったモントゴメリー線から攻め出した。
 
「はぁ……んふぅ♡」

 リンディの唇から鼻にかかった喘ぎが溢れる。
 まるでアイスクリームでも溶かすようにねっとり舌を這わせると、乳輪に付着した母乳の残りカスが甘い味と匂いを口にの中に広げた。
 そのままべろべろと舐め、丹念に刺激する。
 徐々に乳輪の中で硬いしこりが生まれていく。
 次にプレシアはくぼみの中に舌を入れた。
 ちゅるんと入ると、中にある乳首の弾力を感じる。
 舌を入れたまま、舐める。
 もう一方の乳首にも指を入れて刺激した。
 瞬間、リンディの爆乳がぶるぶると震えた。

「はんッ♡ いい……それ、いいのぉ♡ あぁ、でるぅッッ♡」

 リンディが髪を振り乱し、恍惚の声を零した。
 ぱっと白い何かが溢れた。
 それは母乳だった。
 陥没していた乳首が強制的に勃起させられ、顔を覗かせた瞬間に、中に溜め込んでいたミルクを弾けさせたのだ。
 乳腺が開き、まるで霧吹きから水を出すように、噴出する乳汁。
 温かい汁気を顔に浴びながら、プレシアはぺろりと舐めとってリンディのミルクを味わう。

「あらあら、暫くの間に随分溜め込んだみたいね、濃くって甘い。相変わらず美味しいわ、リンディのミルク」

「ひゃぁん♡ プ、プレシア……まって、今乳首……敏感、ひゃふぅ♡ んぅぅ……♡」

 リンディの甘い声、抗議を無視しながら、プレシアは乳首におちょぼ口で吸い上げた。
 頬をすぼめて思い切り吸い上げる、温かく甘い乳汁が口の中に広がり、それを嚥下して。
 もちろん、歯を立てて甘咬みするのも忘れない。
 もう一方の乳房も手で揉んで、絞って、捏ね回し、母乳を絞り出して責める。
 何度も何度も愛撫して開発した乳首は素晴らしい性感帯であり、リンディのウィークポイントでもあった。
 責められる快感に喘ぎながら、リンディは爆乳を何度もぶるぶると波打たせ、快楽に翻弄された。

「おほぉおお♡ 乳首……すごぉいひぃいいい♡ 吸われて……おぉおおおッ♡ でる……ミルク汁でるぅううッ♡」

 もう服が濡れるのも、店の中であるのも忘れて、リンディは胸を弄り回されて恍惚に沈んでいた。
 開発されきった、敏感な陥没乳首から乳汁をまき散らす様は、普段の姿からは想像もできないほど淫靡だ。
 胸を吸われる心地で、もう絶頂寸前なほど昂るリンディ。
 だが、刺激はふっと止まる。
 せっかくの快感が急に止まって、リンディは涙で潤んだ瞳で恨めしそうに見た。
 プレシアは悠然と、それでいて切羽詰まったような顔で、股間のいきり立ったモノを差し出す。

「一人だけでイクのはなしでしょ? 今日はこれの筆卸しも兼ねてるんだから」

「ぁ……」

 言葉と共にプレシアが、リンディのむちむちとした太股を掴んで、ぐいと持ち上げた。
 左右に大きく脚を広げられ、微かな吐息が溢れる。
 黒い扇情的な下着はとっくに愛液で濡れてびしょびしょだった。
 ショーツを横にずらし、プレシアは入り口に硬い自分自身を寄せる。
 ぱっくりと開いて、今か今かと陵辱を待ちわびる、リンディの秘芯。
 綺麗なサーモンピンクの粘膜はすっかり充血し、そしてまた、もう一方の肉の塊も血の巡りを増して赤黒く脈打つ。
 愛液の洪水を起こす口に、少しだけ肉棒が触れた。

「ひゃん♡」

 思わずリンディの口から甘い声が溢れる。
 熱かった。
 火傷してしまいそうなくらい、プレシアのペニスは熱い。
 そして、硬い。
 一段と胸が高鳴る、犯して欲しいという浅ましい雌奴隷の心が脈動する。
 
「あぁ……」

 涙で潤んだ瞳で、自分の秘所に押し付けられた逞しい剛直を見て、リンディは思った。
 ここが境界線だ。




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