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【デルタフォース】クラスの三バカの日常Part5

499:2011/08/13(土) 01:01:04 ID:KddlEauA
……ねえ、雑談や感想ぐらいなら……参加してもいい?
本編にストーリーを書きこむことは…少なくとも当分は自重するからさ……

外伝のオリキャラとここのオリキャラってやっぱりそんなに違うと感じるのですか…

500■■■■:2011/08/13(土) 02:13:30 ID:nBedW5dc
月夜みたいに純正キャラとの絡みありき(土御門的な意味で)ならいいんだけどオリキャラ同士の絡みなんぞ見てても面白くないな
モブキャラの域を逸脱して欲しくないのが正直なところ、出来れば要らない

501■■■■:2011/08/13(土) 02:31:18 ID:RWu8ax.s
>>498
同意

>>499
わからねぇ?
本スレ読者全員が外伝見てるわけじゃねぇんだよ
外伝で先に登場させていきなり本スレで色々と絡ませてもよくわからんのよな
なら外伝も読めってのはナンセンス
☆が先に本スレで登場させてたってなら別だけどな!
だが、あくまでもオリキャラはモブだ
井ノ原も同様
白雪は土御門の相方設定だからデルタフォース繋がりで絡ませられるからメイン迄とは言わないが、サブとして許容できると俺は思う

でもまぁ、なぜそこまで外伝キャラに拘る?

あと、書き手が減った原因
①以前からの書き手さんが外伝を見ていない
②いきなり外伝キャラ登場させてもらってもよくわかんねぇよ!(以前からの書き手談)
③外伝キャラ>>>>デルタフォース④疲れる…もういいわ

②については友人談だ、
思うに、他の書き手さんを無視した結果こうなったんだよ

☆にとっては外伝が本スレなんだろうけどな

502■■■■:2011/08/13(土) 03:55:36 ID:XqDNOPuQ
>>☆
まず外伝と言う言葉の意味を調べてみましょう。そして外伝のキャラが
本編においてどういう存在なのかも考えてみてください

>>他の皆さん
せっかくの良スレなのですから、荒れるようなレスではなく
まったり逝きましょうwwwwww

503:2011/08/13(土) 09:27:36 ID:KddlEauA
成程………ようやく掴めた……気がします。

504:2011/08/13(土) 09:28:50 ID:KddlEauA
そうか……他でもない自分のせいで書き手が減ったのですか……
確かにそれは……問題です。
こことあっちは別………よく肝に銘じておきます。

505■■■■:2011/08/13(土) 11:10:10 ID:2lQx9wwo
前から見させて貰っていますが、正直な感想を述べます。
☆さんのサイトな訳ではないですし、好きにしたいなら他で自分の作品をしたらどうですか?
書き手やめます云々とかレス乞いみたいにしか見えません。
此処を貴方のスレにサイトにしないで下さい!!
他の書き手さんを無くさないで下さい。
理想境やなろうやpixivとか自分だけでして下さい
これに返事とか書かないで結構です

本当に………お願いします

506±:2011/08/13(土) 16:54:56 ID:joVzcib6
「って、オルソラッ!?どうしてこんな所に!?」
「あっ!確かカミやん家で会ったシスターはん!」
「……質問に答えるなら見てのとおり昼食ぜよ」
「はい。初春さんの代わりに学園都市の視察に来たのでございます」
「……いや、だからなんでここに?」
「つーか、ちゃっかり井ノ原弟の弁当食べてるぜよ……」
「とても美味しかったのでございます」
「………普通に入ってきてるけど、上条くん達の知り合い?」
「………ベクトルを見た感じだとそうみたいだぞ、赤音」

 いきなり現れて弁当を食べているオルソラに全員が驚いた。
 彼女を知るメンバーはこの場に現れた事に。
 彼女を知らない者達はまるで当然のように弁当を食べてる事に。

「実は………アンジェレネさんが迷子になってしまって」
「はぁ?」

 オルソラの話からアンジェレネもこちらに来ている事に驚く上条。
 そしてオルソラはこちらに来たわけをちゃんと魔術の事を伏せて話し始めた。

――――――――――

 その頃、第3学区の個室サロン。
 そこでは浜面と麦野が絹旗の入学祝いパーティの準備をしていた。

「絹旗の為とはいえ…………なんで俺が麦野と一緒に準備なんか」
「あん?なんだ浜面。私と一緒が嫌とはどういう事だぁ?」
「いや、そのまんまの意味………すまん滝壺、俺死ぬかも」
「ブ・チ・コ・ロ・シ・か・く・て・い・ね!!」

 早速【原子崩し】を浜面に向かって放とうとする麦野。
 もはや、絶体絶命のピンチというところに浜面に最後の希望が舞い降りた。

「お客様、失礼します」
「うわっ!店員さん!?どどどどうかしましたか!?」
「いえ、ただあなた様を探している方がいたのでお連れしました」
「にゃあ」

 店員さんの後ろにいたのは10歳ぐらいの金髪の少女―――フレメア=セイヴェルン。
 かつて『アイテム』の一員であったフレンダの実の妹であった。

「喧嘩、ダメ」
「あっ、ああ……」

 フレメアに言われるまま【原子崩し】の使用を止める麦野。
 麦野がとりあえず収まった事を確認した浜面はフレメアに何故ここに来たのか尋ねた。

――――――――――

前にフレメア出してって誰かが言っていたのを思い出したので出させてもらいました。

とりあえず読み専の皆様
雑談はホドホドに

507ё:2011/08/14(日) 20:07:56 ID:5te2TWc2
「んーとねー、大体、浜面と遊びたいから探してたの。でも浜面見つからなくてどうしようって思ってたら」
「あたし達がフレメアちゃんを保護してここに連れて来たんですよ。最愛から今日のパーティーは浜面さんと麦野さんのおごりって聞いてましたし」

 フレメアの後ろから姿を現したのは佐天で、絹旗は彼女の姿を見ると嬉しそうに駆け寄ってハグをした。
 そこへ更に絹旗を心から喜ばせる嬉しいサプライズが巻き起こる。

「こーら最愛ちゃん、私たちに内緒で飾利ちゃん達の学校に転入したって聞いて驚いたわよ。前もって言って欲しかったわ、義理でもあなた達のママなんだから」
「あらあらその制服、最愛さん的にお気に入りみたいね〜。とっても似合ってるわよ最愛さん」
「み、美鈴ママさん、それに詩菜ママさんも! ちょ、超嬉しいです!」

 佐天に続いて現れた詩菜と美鈴の登場に絹旗の喜びは最高潮になり、満面の笑顔で2人に抱きついた。
 ちなみにこのことを知らせたのは佐天で、絹旗に詩菜と美鈴の訪問を知らせなかったのは彼女なりのプレゼントだったりする。
 この展開についていけていないのは浜面、麦野、フレメアで麦野は初対面の詩菜と美鈴について浜面に尋ねる。

「なぁ浜面。あの2人、誰だよ? しかも絹旗の義理のママとか言ってるけど」
「上条と美琴ちゃんの母親。義理のママって言った方が美琴ちゃんの母ちゃんな」
「ふーん(確かに御坂のやつにそっくりだな、胸以外。けど絹旗の義理の母親って何よ? あいつと初春と佐天が義理の姉妹ってのと関係あるのかねぇ)」

 表面上は平静を装っているが、それでも絹旗と詩菜&美鈴の関係には内心では不思議で一杯だった。
 絹旗が詩菜&美鈴とじゃれ合っているのを見ていた浜面のジャージをフレメアが引っ張って、

「にゃあ。浜面、お腹すいた。大体パーティーはまだなの?」
「あ、ああ。そうだったな。おーいみんなー、そろそろパーティー始めようぜー」
「ところで浜面さん、理后さんはご一緒ではないのですか?」
「あ、あいつなら今日は別行動っす(自分達の子供と一緒に他人のデートを尾行してるなんて言えねぇよな……)」

 パーティー開催を促すと浜面は麦野と一緒にテキパキと準備を終え、主賓とゲスト達に飲み物を出した。
 そして浜面が乾杯の音頭を取って、絹旗の柵川中学転入記念パーティーが幕を開けるのだった。

――――――――――

「なるほどなぁ、あそこの教会で勤めとる人らの監察とはえらいご苦労さんやねぇ」
「いえいえそんなことはないのでございますわ。ところでアンジェレネさんが迷子になってしまったのですけど」
(話がいきなり巻き戻るの相変わらずなのね……)

 こちらは昼下がりの公園、マイペースなオルソラにようやく映画の恐怖から回復した美琴は妙な安心感を覚えていた。
 一方でオルソラとは完全に初対面の姫神、真昼、茜川はオルソラのキャラに少し驚いていた(レッサーはイギリスで面識有り)。

「変わった人。これはもしかしなくても。私という素晴らしい個性の。ピンチかも」
「大丈夫だよ姫神さん。姫神さんも姫神さんで充分にキャラ立ってるから。……真昼ちゃん、どうかした?」
「あのシスターの姉ちゃん、おっぱいでけぇなぁって思ってさ。俺もあれの半分くらいの大きさがあれば女らしくなれるかもってさ」
「何を血迷ったことを言ってるんですか。男性が女らしさを求めるなんてどうかしてますよ。そもそもその女装、似合って無いにも程がげふっ!」

 実は会った当初から真昼のことを言葉遣いや仕草から男だと思っていたレッサー、真昼に性転換願望があると思い込んでストレートに注意した。
 しかし当然ながら真昼は女性なわけでレッサーの発言は失礼以外の何物でも無く、怒りに任せてレッサーの側頭部に体の回転を加えた肘鉄を叩き込む。

508ё:2011/08/14(日) 20:10:42 ID:5te2TWc2
「てめぇこのガキ! 俺のどこが男だ! どっからどう見ても立派な女だろうが! ホラ見てみろ! おっぱいもちょっとはあるしちゃんと男に付いてるモンも付いてねぇだろ!」
「ほ、本当ですね……。し、信じられません、御坂さんよりもせくしぃの素質が感じられない女性が世の中にギャンッ!」
「レッサー、あんた何どさくさに紛れて私がセクシーじゃないって言ってるのよ。雷撃は目立つからこの砂鉄のハリセンで往復ビンタね♪」

 真昼がどうやって女性であることを証明したのかは各々の想像に任せることにしよう。
 驚きを隠せないレッサーが何気なく洩らした美琴の悪口を本人に聞かれてしまい、砂鉄製のハリセンで往復ビンタされているのはレッサーの運の無さ故だったりする。

「美琴が元気になったのはいいことだけど吹寄たちにバレたりしねぇかな?」
「その心配は無用だぜいカミやん。あの2人、こんだけ騒いでるオレらに気付かねぇくらいに2人の世界作っちまってるし」
「相変わらずとうまさんはみことさんが大好きなのでございますね。ところで皆さんはここで何をしているのでございますか?」

 冷静に美琴と真昼によるレッサーへのお仕置きを眺めている上条と土御門にオルソラが割って入り、この集まりについて尋ねた(2回目)。
 土御門はかいつまんで説明をするとオルソラは、

「成程、つまりみなさんはあのお2人を見守りつつ恋人にしようとしているのでございますね。実に素晴らしいことでございますわ。私も微力ながら力になりましょう」
「そ、それはちょっと……。それにオルソラはアンジェレネを探して教会に行かなきゃいけないんだろ? 土御門、お前からも……土御門?」

 吹寄と情報屋の恋を応援する気満々のオルソラを上条は断ろうとしたが、

「分かったぜいオルソラ。お前さんの協力、心より感謝する。それとアンジェレネのことは心配無用ぜよ、おそらくオレらの知り合いが保護してるからな」
「まあ、それはよかったのでございます」
「おい土御門、いいのかよ? オルソラも連れてって」
「むしろ必要な人材ですたい、オルソラは。吹寄と紫木はオルソラの顔を知らない、つまり堂々と接触させて2人の仲を進展させるってわけだ」

 土御門はオルソラなら怪しまれずに吹寄と情報屋に接触出来ると踏んでオルソラの同行を許可した。
 上条も土御門の説明に納得し、その後で推測ではあるがアンジェレネが真夜に保護されていることを聞かされてオルソラの同行を認めた。

「元春、2人が動きを見せたよ。話を聞いてる限りだと服を買いにSeventh Mistに向かうみたい」
「どうやらゆかりきがふきよせに服をプレゼントするみたいだからこれは2人の仲を進展させるいい機会かもしれない」

 そこへ真面目に吹寄と情報屋の会話を聞いていた白雪から2人の次の行き先と目的地の情報が入った。
 上条たちは急いで片づけを済ませて、吹寄と情報屋の尾行を再開させた。

――――――――――

 その頃のイギリス清教学園都市支部の教会では、神裂が捕虜(?)の1人でもあるクレインが作ってくれた初春の粘土人形にクレームを付けている所だった。

509■■■■:2011/08/14(日) 21:15:02 ID:X3NNhlEo
☆さんいなくなったのかな??よかったらオリキャラスレに来てみませんか??上のような人もいませんし、☆さんのように世界観を理解してキャラを大好きな人の作品を見てみたいです。
お待ちしてますね

510■■■■:2011/08/14(日) 22:13:05 ID:ZbaMjW12
>>506-507両氏の投下は良いですね。フレメアが登場しましたし、実はお姉ちゃんは生存していた…って展開は難しいですね(笑)

また、以前ご兄妹で投下されてた方も復帰しないものですかね…


>>509氏へ
貴方は少し勘違いされていらっしゃいますね。
このスレに関して言えば、上で苦言を呈している方が的を得ていると思いますが?
この件に関しては2月頃からオリジナルキャラの扱いに関して色々と意見が出てましたし、デルタフォースを中心としたスレですから☆氏の投下内容に違和感を感じるのは当然かと……

外伝スレにも同様なレスをされてますが、こちらにもレスする必要はありましたかね?

オリジナルキャラ出すなとは申されてないと思いますし、問題とされたのは扱いだと思います。多少キツい表現で苦言されているとは思いますが。

>>509氏、☆氏がここで書かれた内容も理解されてますか?過去の投下者を否定するような書き込み…他の投下者からも苦言を申されてます。

このスレの趣旨も理解せず、>>509のような言葉で意見されるのは如何なものか?

同じくオリジナルキャラを愛する同志が否定されたのが悔しかったのかわかりませんが、言葉を選んで欲しいものですね。
実に残念です。

511±:2011/08/15(月) 13:30:54 ID:8JHvOi..
「………これは飾利ではありません!アナタは飾利の何を見ているのですか!!」
「えっ、いや、その……………」
「そうなのよな!飾利姫はもっと美しく!!そして愛らしさがかけているのよな!!!」
「流石建宮!やはりコレは飾利の紛い物でしかありませんね!!」
(粘土人形なんだから完全に再現なんて無理に決まってるじゃないか!!フィギュアでも作れと言いたいのかコイツらは!!)

 完全に悪徳クレーマーに成り下がっている神裂と建宮。
 せっかく頑張って作った初春の粘土人形をけちょんけちょんに言われて傷つくクレインの為にハイドンは2人に向かって言った。

「粘土人形なんだからしょうがないだろ?」
「何言ってんですか!クレインはやるって言ったんですよ!飾利そっくりにするって!!」
「そうなのよな!」
「………それだったらフィギュア作っている会社にでも頼めよ………あっ!」

 クレインの実力を信じてなのか完璧にそっくりにしてくれると信じて疑わない2人。
 フィギュアと言ってハイドンはあることを思い出した。

「そうだ。アレなら……………」
「アレ?アレとは何ですか、ハイドン」
「………前に秋葉原に言った時に初春にそっくりなフィギュアが置いてあったような―――」
「――――それは本当なのよな?」
「―――――嘘だったら七閃で斬ります」
「いや、そんな気がしただけ―――」
「――確か今、GWで休暇を貰った牛深が近くによるはずです」
「よし、買ってきて貰うのよな!!」

 ハイドンの話を聞かずにどんどん話を進めていく2人。
 結果、そのフィギュアが来るまでという期間付きなのでそのダメ出ししまくった粘土人形で我慢することとなった。
 余談だが、その2人の頼みでフィギュアを二つ買いに行くはめになった牛深はいろいろと恥ずかしい目にあう事となる。

――――――――――

 一方、紫木と吹寄は楽しそうに買い物をしていた。

「吹寄ー、コレなんかいいんじゃないか?」
「ああ、ありがとう紫木………お前って意外とセンスあるんだな」
「まあ、頑張ったからな………」

 実はこの日の為に紫木は服の組み合わせについて勉強してきたのだった。
 そのおかげか、吹寄に似合う服を探す事が出来たのだった。
 しかし、彼らは気付かない。
 背後から近づいてくる巨乳シスターの存在に………

512■■■■:2011/08/18(木) 17:03:16 ID:Za1LFxjc
☆氏wwwww

513ё:2011/08/19(金) 21:20:01 ID:mLsCnQNU
『いらっしゃいませお客様。当店の服はお気に召しましたでしょうか?』
『はい。とても』
『あらあら♪ 当店の服というよりも彼氏さんのコーディネイトがお気に召したようでございますわね〜』
『かっ、かかかか彼氏とかそんなんじゃなくてこいつは、紫木はその……一番気を許せる異性の友人です!』

 セブンスミストの制服を着て店員になりすましたオルソラの言葉に吹寄は柄にも無くアタフタしてしまう。
 その様子をばれない所から眺めているのは吹寄と情報屋のデートを見守る面々だ(声は盗聴器で拾ったもの)。

「あんな風に顔を真っ赤にさせてるのって俺を怒ってる時しか見たことねぇぞ……」
「カミやんの場合は大抵が自業自得だから同情は一切してやらんですたい。にしても吹寄が乙女してるってのも変な感じぜよ」
「確かに吹寄さんのキャラじゃないよね。ところで2人とも、気付いてる? 吹寄さんが紫木くんのことを情報屋じゃなくて紫木って呼んでるの」
「「おおっ、確かに!!」」

 白雪の指摘に気付いた上条と土御門、これは小さいながらも大きな前進と素直に喜んだ。
 すると吹寄が情報屋の選んでくれた服を持って試着室に入っていくのが見えた。

「ゆかりきの選んだ服をふきよせがちょっと嬉しそうに抱いていた。ゆかりきは見た目によらずなかなか出来る。はまづらにもあれ位の甲斐性は欲しいかも」
「(滝壺ちゃん、浜面に求めすぎだろ……)さて、これで吹寄の会話は拾えなくなった。後はオルソラの手腕に期待するかにゃー」
「土御門くん。あのシスターさんに。指示とかは。送らないの?」
「無駄なんだよ、オルソラは超が付く程の天然だからさ。上条さんもあの人の天然は未だに理解できませんのことよ」

 上条のオルソラについてのキャラクターを聞いた姫神は土御門がバクチを打ったと思っているが実はそうではなかった。
 オルソラが何をやらかしてもいいように第二、第三の刺客(?)を用意しているのだ。

「レッサーと青ピの準備は茜川1人に任せてるからいいとしてだ、美琴ちゃんと井ノ原姉は?」
「何か2人してランジェリー売り場に行ったぞ。ここを離れる前に井ノ原姉が言ってたけど吹寄のベクトル、好意のオレンジに愛情のピンクが混じり始めたってさ」
「ほほぅ、ならば一気呵成に押しまくってカップルへと2人を進展させてや」
「そんないい雰囲気なのに青髪くんを投入して大丈夫? 青髪くんの髪を黒く染めれば別人って上条くんの戯言信じちゃって」

 白雪の鋭い、というより当然の指摘に土御門は少し考え、そして後悔し始めたがもはや引き返すことなど出来るわけもなかった。
 上条が白雪の言葉に落ち込んでいるのを励ましつつ、土白と姫神と滝壺はただただ事の成り行きを見守るのだった。

514ё:2011/08/19(金) 21:21:30 ID:mLsCnQNU
 時は少し遡り神裂(+建宮)がクレインにクレームを言い終えた頃、迷子のアンジェレネは真夜に連れられて無事にイギリス清教学園都市支部の教会に到着した。
 真夜はこれで晴れてお役御免になれたと思ってアンジェレネと別れようとしたのだが、

「ここがアンジェレネちゃんの探してる教会だよ。じゃあ俺はこれで」
「あ、ありがとうございます井ノ原さん。でも……私にチョコラータ・コン・パンナを作ってくれる約束は?」
「そういえばそうだったね……。今日じゃないと駄目かな?」
「そ、そんなことないんですけどでもでもやっぱり今飲みたいって思ったら飲まないとダメかなって思って……」
「分かった。じゃあすぐに作ってあげるよ」

 控え目のようでそうでないアンジェレネのワガママを突っぱねることなど出来るわけも無く、アンジェレネにチョコラータ・コン・パンナを作ることにした真夜だった。
 アンジェレネは素直に喜んだが彼女は気付いていない、こんなワガママは真夜だから通じるのであって自分の知り合いだったら有無を言わさずに却下されることを。

「じゃあまずは調理室、もしくは食堂を探さないと。アンジェレネちゃんは場所は分かる……わけないよね」
「ごめんなさい、分かりませ……あっ! 確か寄宿舎の方に食堂があるって聞いたことがあります!」

 アンジェレネの言葉を受けて、真夜は教会から少し離れた所にある寄宿舎を発見してアンジェレネと一緒に向かうことに。
 それから少しして神裂が教会から出て来たのだが、

「おや? 寄宿舎に入っていったのは確か双子の弟さんと……アンジェレネ? いやいや、有り得ない組み合わせです」
「女教皇様、どうかされたのよな?」
「いいえ別に。ただありもしない幻を見ただけです」

 自分の脳内だけで有り得ないと判断、アンジェレネと真夜の2人を幻だと思い込んでしまうが初春が居なくてポンコツ状態のせいである。
 そして神裂はオルソラとアンジェレネの捜索、建宮は警備員の仕事へと向かうのだった。

――――――――――

 舞台は再びセブンスミスト、試着してる吹寄を待っている間にオルソラが悪意ゼロの天然行動に出てしまう。
 オルソラが手にしている服、それはかつてシェリーに着せようとしていた女神様ゴスメイドを情報屋に勧め出したのだ。

515±:2011/08/20(土) 20:37:11 ID:tEqD3zBo
「彼女さんにはコレが似合うと思うのですけど」
「確かに………ってアホかぁーー!!こんなの見せたら完全に嫌われるわー!!」

 オルソラが持ってきた女神様ゴスメイドを見て一瞬似合うと思ってしまった紫木。
 しかしそんな事頼んだら完全に嫌われるという事に気付き速攻で却下した。
 だが、相手はオルソラ。
 ただ断ったぐらいでそう簡単に何とかなる相手ではなかった。

「お気に召さないのでしたら、こちらの堕天使エロメイドの方も似合うかと………」
「いやいやいや!!確かに気には召したけどそういう問題じゃない!」
「ならば女神様ゴスメイド―――」
「いや、さっき断ったから、それ!つーか何で土御門が好きそうなゲテモノメイドの奴ばかりすすめるんだよ!」

 オルソラのスキル『お婆ちゃん』の発動によりオルソラの会話がループし始めた。
 それによって紫木はループ地獄へと落とされるはめとなったが、一方その会話を聞いていた尾行組は色んな意味で大変な事になっていた。

「………アレって元春の指示?」
「ちょっ!月夜、待つぜい!流石の俺でもあんな指示は出さないにゃー!!」
「流石の私でも。ひく」
「ひっ、姫神まで!?」
「大丈夫、そんなつちみかどを私は軽蔑している」
「それ、大丈夫じゃないぜい!」
「土御門……ドンマイ」

 土御門が白雪、姫神、滝壺の3人に軽蔑したような目で見られたのを見て上条は心の中で冥福を祈った。
 なお、その一方で暴走(天然)したオルソラを止めるべく、第2の刺客である青ピが飛び出していた。

「ちょっとちょっとオルソラはん!彼氏さんにそんなんすすめたら彼女さんに嫌われてしまうでー!」
「―――って、ちょっと待て青ピぃ!!何でお前こんな所にいるんだよ!」
「何言うてんねん、彼氏さん!人違いやで!!僕は――えーと………黒ピや!!」
「ふざけてんのか!!髪黒く染めただけで騙せると思うな!」
「………何を騒いでいるんだ、紫木?」

 髪を黒く染めた青ピ――こと黒ピは当然ながら紫木に速攻でバレてしまった。
 その事で騒いでいると、試着に行った吹寄がようやく戻ってきた。
 このままでは尾行がバレる!と上条、土白、姫神、滝壺は思ったが、神は彼らを見放さなかった。

516±:2011/08/20(土) 20:37:47 ID:tEqD3zBo
「まったく………こんなに騒いで、他の客に迷惑じゃないか。すいません店員さん」
「ちょっ、待て吹寄!それはどう見ても青ピだ!」
「………他人の空似だろ?青ピがパン屋にいるならともかく、こんな所に居るはずがないだろう?」

 まったく正体に気付いていない吹寄。
 まさしく神の奇跡か、と全員が思ったが、その原因は吹寄もこのデートに多少なり浮かれていたからであった。

「それより紫木。あたしに何かいう事があるんじゃないか?」
「えっ……………ああ、凄く似合ってるぞ吹寄!すげー可愛いぞ!!」
「かわっ――!!!なっ、何を急に言い出すんだ貴様は!!?」

 可愛いと言われた事に思いっきり照れてしまった吹寄。
 照れ隠しに紫木に怒鳴りつけ始めるが尾行組はその光景を微笑ましく見ていた。

「吹寄ってあんな表情出来たんだな……」
「上条君。それは吹寄さんに。凄く失礼」
「だけど、今のふきよせは本当にかわいい」
「確かに………まあ、月夜が一番だがにゃー!」
「元春、照れちゃうよー」

 そして彼らはその微笑ましい光景を楽しむ事にした。

――――――――――

 その頃、一方通行と美雷もセブンスミストにいた。
 その目的は一つ。
 美雷に着けさせるサングラスを買うためだった。

「〜〜〜♪」
「お前なンか浮かれてねェか?」
「ん〜〜♪別に〜〜♪」
(………なンだ、コイツ。変な物でも食ったのかァ?)

 普段とは違い、嬉しそうに一方通行に寄り添っている美雷。
 当然、その様子に困惑しながらも何もしてこないでいるので一方通行はそのまま放置した。

「オイ、着いたぞ」
「ね〜ね〜、どれが似合うと思う?」
「……………アレなンかいいンじゃねェか」
「んー、じゃあそれ。買ってくるねー♪」

 一方通行が適当に選んだのをそのまま買いにいく美雷。
 嬉しそうに買いにいく様子を見て、一方通行は考えていた。

(………アイツにも女らしいところがあるンだなァ)
「あれ?一方通行、何でココにいるんだ?」
「確か打ち止めのところ行くって言ってなかったけ?」

 急に声をかけられ振り向くと、そこには尾行組とは別行動をとっていた美琴と真昼がそこにはいた。

517ё:2011/08/21(日) 19:30:44 ID:4rQbktHw
「ンだァ? テメェらがここに居るってこたァデコ女と紫木がここでデートしてるみてェだな。で、何でテメェらだけしか居ねェンだ?」
「私がどうにか出来るような展開じゃなかったからついでに女性らしい下着でも見ようかなって思って」
「俺も一緒に付いて来たってわけだ♪ 興味もあったし。吹寄と紫木の互いのベクトルがいい感じになってたから見張る必要も無かったしな」

 コイツら確かに女らしさに欠けまくってるよなァ、一方通行は2人が持っている袋を見ながら表情には出さずに失礼な事を考えていた。
 普通の人間ならこれ以上のツッコミは入れないのだが感情のベクトルが視認出来る真昼が居たので、

「げふっ! テ、テメェ姉この野郎、いきなり右ストレートかますたァどうゆう了見だァ!」
「てめぇこそ俺と美琴が下着買っただけで小馬鹿にしたようなベクトル向けやがって! 俺らが女らしいこと求めるのがそんなにおかしいか!」
「えっ、真昼さんそれホント? アクセラ、いくらアンタが打ち止めの彼氏で当麻の友達でもそれは許せないわ!」
「ちょ、待て話せばギャンッ!! ……久々で効いたぜ、ぐふっ」

 一方通行にはもれなく乙女2人からの制裁がプレゼントされた(手加減はされている)。
 真昼に殴られた顔面を押さえながら、美琴の雷撃の痺れが取れたことを確認した一方通行は興味本位で2人に尋ねる。

「ところでよォ、テメェらその下着を着けた所を彼氏に見せンのか? ソッチ方面じゃ健全なカップルのテメェらがよォ」
「ん? まぁ一応な。さすがにちょっと恥ずいけど寝る時は下着(スポーツタイプ)と上に一枚着るだけだし。普段とちょっと違うって程度だな♪」
「ええっ! ま、真昼さん、真夜さんに見せるんですか? というかいつもそんな格好で寝てるって……大人ですね」
「そっか? けど俺からしてみりゃ美琴の方が女らしいって思うぜ。あんなほとんど紐で隠せる場所が少ねぇ下着買うなんてよ。上条も喜ぶかもしれねぇな」
「とっ、とととと当麻の前であの下着を着けた私を……無理無理無理! か、からかわないで下さい真昼さん!」

 歳の差など関係無いといった感じで仲良くしている美琴と真昼を見て一方通行は思う、テメェらちったァ場所選べと。
 乙女2人がはしゃぎ出したので暇になった一方通行、何を思ったのか出来心で美琴が買ったと思われるエッチぃ下着を着けた打ち止めを想像した結果、

「……何? 床に赤い水たまりが……アクセラ! アンタいきなりどうしちゃったのよ!」
「ベクトルが七色にフィーバーしてるとかワケ分かんねぇけどしっかりしろ! 今すぐスタッフに」
「ひ、必要ねェ……。ちいとばかしの、のぼせちまっただけだァ……。血なンざ俺にかかれば」

 美琴と真昼が驚くほどの鼻血を噴出、膝を付いて苦しそうにはするものの電極のスイッチを入れてベクトル操作で血液の流れを押さえ込んだ。
 七色に光り輝く感情のベクトル、実はそれは煩悩を意味しているのだが真昼がそのことを知るのはまだ先のことである。

「も、もう行けよ。俺のことなら心配すンな。血を流すのは慣れっこだしよォ。それに上条たちと合流しねェとまずいだろ……」
「「あっ!!」」

 一方通行の指摘からすぐに美琴には上条から、真昼には茜川から移動の旨を伝えるメールが来た。
 美琴と真昼は一歩通行を気にかける言葉を何度も投げかけながら尾行組と合流してセブンスミストを後にするのだった。

「おっまたせー♪ ミサカにサングラスって結構似合うってあれれ? どうしたのその血だまり。もしかしてミサカでエロいことでも」
「それだけは絶対にねェ……チッ、血は止めたが失った分が多すぎたか。しゃあねェ、メシにすっぞ」
「やっりー! 今度こそあなたの奢りでよろしくー♪」

 喰わせ殺しなら量のわりに安いからおごってやるか、一方通行は美雷と一緒に遅めの昼食を摂る為に喰わせ殺しへと向かった。
 ちなみに美雷の購入したサングラスは目元まで覆うタイプのものだったのでこれ以降、周囲の視線を集めることはかける前よりも減っていたりする。

518ё:2011/08/21(日) 19:32:07 ID:4rQbktHw
 そしてセブンスミストでいい買い物&いい雰囲気をゲットした吹寄と情報屋は仲良さ気にセブンスミストを出た、尾行されていることに気付かずに。

「井ノ原姉、2人のベクトルはどんな塩梅かにゃー?」
「驚いたな、吹寄の感情のベクトルの愛情を占める割合が増えてるぜ。それでも紫木のと比べると釣り合いは取れてねぇけどな」
「よしよしいい感じだ……ってレッサー、何でそんなに拗ねてるのでせう?」

 尾行しているメンバーは概ね機嫌は良かったが、レッサーだけは少し拗ねていた。
 上条が理由を尋ねた所、オルソラと青ピだけで吹寄と情報屋のムードが良くなったことが面白くないらしい。

「せっかく私も頑張って着替えてスタンバイしてたんですよ! それなのに2人だけで終わらせるなんて……」
「大丈夫なのでございますよレッサーさん。汚名を返上するチャンスはまだまだ」
「私別にヘマなんてしてませんから! というわけで土御門さん、私にあのカップルの仲をぐっと引き寄せる名誉挽回の機会を!」

 土御門はレッサーが間違った言葉を使っていることにツッコミを入れようと思ったが、

「そんなに慌てなさんな。レッサーには次の店でさっきと同じように店員になりすましてもらうぜい」
「おおっ、それは素晴らしい! それでそれで? 次の店というのは」

 食いつくレッサーを少し鬱陶しいと思いながらも土御門が指差した先、そこには健康グッズ専門店があった。
 吹寄と情報屋が入って行ったのを確認した一行は裏口から周り、土御門が店の店長と交渉した末に自分達の行動を了承してもらうことに成功する。

「れっさーファイト。これで頑張ったらかみじょうもみさかもれっさーのことを見直してくれるかも」
「滝壺さん……ありがとうございます! おかげでモチベーションが上がりました! というわけで行って来ます!」

 滝壺の言葉で俄然やる気を出したレッサー、土御門の指示も待たずにいきなり吹寄と情報屋に接触を図る。

519±:2011/08/22(月) 16:31:13 ID:AwCGM.Ek
「紫木、どっちの方がいいと思う?」
「…………えーと」

 紫木が完全に迷っていた。
 目の前に出されたのは、『食べるだけでみるみる強度が上がる20の栄養素が入った超絶パン!パンナコッタΩ!』と『刮目せよ!!脳が超能力者なみに冴え渡る究極のドリンク!オロナミソG!!』
 見るからに胡散臭い商品のうちどちらかを選ばなければならない紫木。
 もはやご愁傷様といわざるおえなかった。

「ふふふ、そんなバチモンよりこちらの方がよいですよ」
「ん?何コレ?………『身体に塗るだけで肌が綺麗になる魔法のクリーム』?」
「そうです!コレを彼氏にでも塗ってもらえば一石二鳥です!!」
「「……………………………………」」
「な、何で急にだんまりなんですか!?まさかその巨乳からいってもう必要ないという事ですか!?」

 宣伝からセクハラへと暴走し始めるレッサー。
 明らかに2人はひいており、さらに見ていた尾行組も全員ひいていた。

「………おい、コレどうするんだよ土御門……」
「黙ってろ!今考えてる!!」
「やっぱり、れっさーはれっさーだったね」
「冷静に言ってる場合じゃねーぞ!あの2人アイツに対して不審のベクトル向けてるし!」
「だっ、誰かが止めに行った方がいいんじゃないの?」

 レッサーの暴走に焦りはじめる上条と土御門、それをいつもと変わらない様子で眺めている滝壺。
 そんな中、真昼があの2人がレッサーを不審がっていることを伝え、美琴が止めようと動こうとした。
 しかし、それを姫神が止めた。

「しかしそんな事をしたら。尾行がバレる」
「でっ、でもコレじゃあ時間の問題です!」
「あらあら大変な事でございますね」
「こうなったら最後の手段だにゃー!茜川!月夜!」
「えっ!もしかしてアレ!?」
「アレってなんなの、月夜ちゃん!?」

 かくかくしかじか、と土御門はみんなを集めて耳打ちをする。
 その作戦を聞いた白雪と茜川は顔を真っ赤にして拒否するが、時間がないのを理由にその作戦は決行された。

520±:2011/08/22(月) 16:31:54 ID:AwCGM.Ek
 その一方、話せば話す程酷くなっていくレッサーとどうにかしてこの状況を脱出しようと試みる紫木と吹寄。
 そんなどうしようもない状況に救世主(ヒーロー)が舞い降りた。

「そこまでです、悪の幹部レッサー!」
「あなたの悪事、ここで終わらせます!!」
「―――誰ですか、いきなり人を悪者呼ばわりするのは!!―――って白雪さんと茜川さん?」

 レッサーが振り向くとそこにいたのはゲテモノメイド服に身を包んだ白雪と茜川。
 一応顔を隠すためにつけたらしい何処で売ってるか分からない蝶を象った眼鏡をつけているが、正体はバレバレだった。

「わっ、私は白雪などではないっ!えっ、えーと…………メっ……メイドホワイトだぁ!」
「…………あ、じゃあー私はメイドレッドって事でー」
「………………えーと、私はどう反応したらいいんですか?」

 唐突に変な名前を名乗り出す白雪と茜川にどうリアクションしたらいいか分からないレッサー。
 そんなレッサーはおいといて白雪と茜川は呆然としている紫木と吹寄に声をかけた。

「さあ、私たちがアレを引きつけている間に早く!」
「…………」
「紫木!なんか分からないけどとっとと逃げるわよ!」

 いまだに状況を理解できず呆然としている紫木を引っ張っていく吹寄。
 引っ張られていってようやく状況を理解した紫木は吹寄に小声で質問した。

「なあ、吹寄。アレって白雪と茜川だよな?」
「あたしも一瞬そう考えたけど、よく考えたら白雪さんと茜川さんがこんな公衆の場であんな格好すると思う?」
「………思わない」
「つまり、アレは多分他人の空似よ。そうに決まってるわ!」

 何とか上手く自分に言い訳してアレは2人ではないと思い込もうとしている吹寄。
 その考えの裏には、自分たちが尾行されているのではないかという可能性を消そうとしていたりする。
 そして2人が立ち去ったその場所では大変な事になっていた。

「ちょっと!せっかく私が頑張って2人をくっつけようとしたのになんですかいきなり!!」
「………るさい」
「へっ?」
「うるさい!レッサーがいなければ私は元春以外の人にこんな姿見せずにすんだのに!」
「そうよ!どうせ見せるなら真夜くんの前が良かった!」

 そう2人が叫んだ途端氷と音の攻撃がレッサーに決まった。
 そして騒ぎが終わった後には凍りついたレッサーがそこに転がっていたとか………

521ё:2011/08/26(金) 21:19:29 ID:qkxvxfDA
「はぁ〜、今日も完璧に雲川さんにやり込められてしまいました……」
「五和のそのチャレンジスピリッツには脱帽ものだがそろそろ諦めた方がいいんだぞー。雲川にとっては誰でもちょろい相手だからなー」

 その頃、他の中学高校と違って今日が休みでは無かった繚乱家政女学校の講師の五和と生徒の舞夏は歩いていた。
 会話の大まかな内容は繚乱きっての才女でもある雲川鞠亜に五和が講師としての威厳を示す為に挑んで敗北、というもの。
 落ち込んでいる五和を微妙に励ましている舞夏の構図は微笑ましいものがある、2人がメイド姿というのもポイントだろう。

「舞夏さんは雲川さんとお友達ですよね? 何かこう年上の威光を示せるような」
「無いぞー♪ 雲川に弄ばれて授業が終わるお決まりのパターン突入だなー」
「即答ですかっ! はぁ、1度でいいから雲川さんを……あれ? 女教皇様じゃないですか」
「おや、五和に土御門の妹さんですか。五和、堕天使メイドを止めたようで何よりです」

 メイド2人の前に現れたのはオルソラ&アンジェレネを探していた神裂だった。
 実は繚乱に勤め始めた当初、五和は堕天使メイドだったのだが神裂自らの折檻の末に普通のメイド姿へと落ち着いたのだ。
 神裂は五和にオルソラ&アンジェレネの件を報告して別れようと思ったのだが、

「……あ、あの〜女教皇様。どうして私たちをじっと見てるんでしょうか?」
「いえ、飾利が居ないGWでやろうとしていることの選択肢の一つと思いまして。では私はこれで失礼します」

 2人のメイド姿を見て何かを思案した後で改めてオルソラ&アンジェレネ探しを再開させた。
 神裂と別れた五和と舞夏はやることも無かったので暇つぶしがてら、適当ではあるがオルソラ&アンジェレネを探すのだった。

――――――――――

「ふぇー、学園都市にこんないい店があるなんて意外ー。ミサカちょっとだけ第一位のセンス見直しちゃった♪」
「がっはっはっはっ! 初めての嬢ちゃんに褒められるたぁ光栄だねぇ! モヤシ坊主が小っこい嬢ちゃん以外の子を連れてくるたぁ思わなかったがなぁ!」
「るせェ……。つーかテメェ店長だろうが、こンな所で油売ってねェで仕事に戻れ」

 ゆっくりしてけよぉ! そう言い残して『喰わせ殺し』の店長が去って行くのを見送った一方通行と美雷。
 2人は今、遅めの昼食を摂っている所で一方通行が最初に取って来た料理をまだ食べてる中、美雷は第3ラウンド突入した所だった。
 一方通行が美雷の食欲に呆れながら料理をつまんでいると、取り皿大盛りに料理を積んだ美雷が帰って来た。

「またテメェはそンなに取りやがって……。アッチでまともなメシ食わせてもらってねェとか言わねェよな?」
「ぜーんぜん♪ 高級料理ばっかり食べてるよ。でもここに同レベルの料理があったことにミサカ驚いてるけどね」
「じゃあ何でそンなに張り切ってンだァ?」
「騎士団長のジジイが口うるさっくてさー、マナーがどうとか淑女ならどうとか。だから伸び伸びと食べるのミサカ久々なんだー」

 第二王女キャーリサの義娘になった美雷のことを思っての騎士団長の行動に納得できた一方通行だがその反面、美雷にマナーとか似合わなさ過ぎとか思っていた。
 騎士団長に少しだけ同情しつつ、一方通行はこの後でそろそろ打ち止めを迎えに行こうとか考えていた。

522ё:2011/08/26(金) 21:22:37 ID:qkxvxfDA
「ステイルはイギリスに行っちゃったしスフィンクスはここ数日見かけないし一気に暇になったんだよ……」

 こちらはステイルを見送りに行ってイギリス清教学園都市支部前まで戻って来たインデックス、昼食は空港で済ませている。
 ステイルが居ない影響なのか、上条たちと遊ぶという選択肢が思い浮かばなかったインデックスが久しぶりに祈りを捧げようとした所、

「くんくん……寄宿舎の食堂からおいしい匂いがしてるんだよ。私をのけ者にして美味しいものを食べてるなんて許せないんだよ!」

 寄宿舎食堂から漂ってきた匂いを察知し、いつもの食いしん坊に戻ったインデックスがダッシュで寄宿舎へ突入、わき目も振らずに食堂へと入った。

「どうだったアンジェレネちゃん、俺の作った苺のミルフィーユは?」
「とっても美味しかったです! 井ノ原さんには私のワガママに付き合ってもらってありがとうございま」
「あーっ! アンジェレネばっかりずるいんだよ! 私にもおいしいものを要求するからね!」

 チョコラータ・コン・パンナを作った後もアンジェレネのリクエストに応えてスイーツを作っていた真夜、なかなか充実した時間を過ごせたとか思っていた。
 でもそろそろ真昼と茜川(+上条たち)と合流したかったのでそろそろここを出ようとした所に運悪くインデックスが登場。
 結局、インデックスのリクエストにも応えることになってしまい、真夜が尾行組と合流出来るのが先延ばしになってしまう。

――――――――――

 その頃の尾行組はレッサーの件以降、これ以上怪しまれることは出来ないので本当に見守るだけになってしまった。
 凍りついたレッサーを転がしながら移動する尾行組は順調にデートしてる吹寄と情報屋を見て和んでいたりする。

「いやー、実に初々しい。俺と美琴にもあんな時期がありました。でもドキドキは今でも継続中だったりするわけで」
「もー当麻ったら♪」

 いちゃつくなら他所でやれ! 尾行中の上琴がイチャイチャしていることに気付いた残りの尾行組は揃って同じ事を思っていた。
 時刻は午後4時前、事前に2人が最後に向かう場所を遊園地と突き止めていた土御門が行動に出る。

「さて、オレはちょっくら行ってくるぜい。最後の後押しってのをやってくる」
「最後の後押しって?」
「それは見てのお楽しみだにゃー。あの2人の先回りしなくちゃいかんから皆はゆっくり来てくれていいぜよ」

 土御門がダッシュで移動したので上条たちも土御門を見失わないように移動を開始する。
 その間に土御門は移動しながら変装するという荒技をしながらも吹寄と情報屋の先回りに成功、事前に用意していた路上のテーブルの前に座った。

「あの姿。もしかして」
「間違いなく易者だね。なるほど、つちみかどもいい手を考える」

 土御門の後押し、それは易者に変装して吹寄と情報屋を占うというもの。
 しかし土御門は陰陽師とはいえ占いは魔術使用となってしまうので占いの内容は全部嘘の土御門のシナリオ。
 易者を装って吹寄と情報屋を呼び止めた土御門の完璧なペテンが今ここに披露される。

523±:2011/08/27(土) 08:34:33 ID:WUHNnOGY
「ちょっとそこの2人」
「………占い師?」
「何かあたしたちに用でもありますか?」
「いや、ちょっと珍しいなと思ってのう。まあ立ち話もなんじゃから座りなされ」
「あ、わざわざどうも」
「……ありがとうございます」

 どことなく古臭い口調で話しかける土御門。
 得意の話術で上手いこと2人を座らせ話し始めた。

「お主らを呼び止めたのは他でもない。今時のカップルでは珍しく赤い糸で結ばれているのが見えたからじゃ」
「「あっ、赤い糸ぉおぉ!!!!!??」」
「まあ、最近は増えてきたがのう。ウニ頭の男しかり、青髪の男しかり、白髪モヤシしかり」
「「(アイツ等の事か!!)」」
「ワシも老い先短い。だからそういうカップルを見つけると声をかけずにはいられないんじゃ。最近の若者は些細な事で別れるからのう」
「「……………」」

 この科学の街なら普通信じられない占い。
 しかしそれに最もらしい理由をつける事で土御門は紫木と吹寄に信じ込ませた。

「まあ、お主らみたいないいカップルが別れる事はないだろうがのう。いらぬお節介じゃったか?」
「いえ……ありがとうございます」

 そういって頭を下げて立ち去っていく2人。
 2人が完全に見えなくなったのを確認してから土御門は変装を解き一息ついた。

(まあ、ざっとこんなもんだぜい)
「「土御門ぉー(ツッチィー)!!!」」
「うわっ!!カミやん!?青ピ!?どうしたぜい?」
「ついさっき言ったこと本当か!?俺と美琴は赤い糸で繋がれてるって!」
「僕と黒子はんも!?」
「おっ、俺はそう思ってるだけだにゃー!確証はないぜい」
「まあ、もとより俺は美琴一筋だけどな!」
「僕も黒子はん一筋やでー!」
「………ノロけはいいけど、尾行はどうなってるんだにゃー?」
「美琴と滝壺、それに姫神が続けてるぞ」
「まあ、そろそろ追いつかないといけないから行くでー!」

 そう行ってさっさと行ってしまう上条と青ピ。
 残された土御門は立ち上がって追いかけようとすると背後に白雪がいるのに気付いた。

「……月夜?」
「ねえ、元春。私たちにもあるよね、赤い糸」
「……………当たり前だぜい」

 そういって土御門は白雪の手をとり先に行った2人を追いかけはじめた。

――――――――――

 2人のデートも終盤。
 場所は上琴の初デート場所でもある遊園地だった。

524ё:2011/08/28(日) 19:54:09 ID:oKSYwMhw
『じゃ、じゃあ入ろうか』
『え、ええ。ゆ、紫木、その……ほら』
『……吹寄? えっと、この差し出された手はうわわっ!』
『か、勘違いしないでよ! あたしはただ貴様がはぐれないようにと思ってだな……さっさと来い!』

 盗聴器からの会話を聞きながら吹寄が情報屋の手を握って引っ張って入園して行くのを尾行組は微笑ましく見ていた。
 デートしている2人が遠くなったのを確認した土御門は他の皆に指示を送ろうとしたが、

「これが学園都市の遊園地ですか、きっと凄いハイテクな乗り物ばかりなんでしょうね! さあ楽しみますよーっ!」
「こらレッサー! 自分勝手に突っ走るんじゃねぇ! 俺も一緒に楽しむんだからよ!」
「ちょ、ちょっとレッサーに真昼ちゃん! そんなにテンション高いと2人に見つかっちゃうよ! ええい、久々だけどとりゃー!」
「「うわっ! ぎゃんっ!!」」

 遊園地を見てテンションが上がって遊ぶ気満々の氷付けから解放されたレッサーと真昼に水を刺されてしまうものの、白雪が足元に氷を張って滑らせて事なきを得る。
 滑って転んだ(受身は取っている)2人に呆れながらも土御門は上琴に指示を出す。

「んじゃカミやんと美琴ちゃん、今日のところはご苦労様。後はオレ達に任せて2人仲良くこの遊園地でデートでもするといいにゃー♪」
「土御門……ありがとな! 吹寄と紫木のこと、頼んだぜ。じゃあ行こうぜ美琴」
「うんっ♪」

 そして上琴はお互いに腕を絡ませながら吹寄と情報屋の2人とは比べ物にならない程のラブラブオーラを撒き散らし、遊園地へと入園した。
 上琴を追いかけようとしたレッサーを絞め技で落とした土御門に白雪が尋ねる、彼氏の手際に少し引きながら。

「元春、上条くん達を自由にさせていいの? 美琴ちゃんならまだしも上条くんが吹寄さん達に会ったらボロが出るかもしれないよ」
「なーに心配無用だぜい。カミやん達は吹寄達には顔を見られていない。園内で会ってもデートに偶然出くわしたと思う程度だにゃー。それに」
「かみじょうもみさかも多分こっちのことは忘れてデートを楽しんでると思う。だからバレないしかみじょう達の雰囲気にふきよせとゆかりきに中てられれば」
「吹寄さんと紫木くんはより一層。気持ちを近づけることが出来る。そうゆうことでしょ? 土御門くん」

 上琴をリリースした理由の大半を滝壺と姫神に話されて少し拗ねた土御門だが、特に文句を言うことはしなかった。
 そこへいつの間にか集団から離れていたオルソラが全員分のチケットを購入して戻って来たがその行動が土御門に不幸をもたらす。

「さあさあ皆さん、私たちも中に入るのでございます。それと土御門さん、チケットのお支払いをお願いしますわ」
「何となく予想は付いてたものの釈然としないぜい……。青ピ! お前さんもチケット代払うんだにゃー。同じ男としてな」
「つっちーひどっ! 男はボクらだけや無いで、井ノ原あブフォッ! うぎゃーっ! ……ほ、ほんばにずびばぜんでじだ……」

 正月の件もあって予測はしていたもののやっぱり納得が出来ない土御門は青ピを巻き込んで入場券の支払いを済ませ、尾行組を伴って入園するのだった。
 ちなみに青ピは真昼を男扱いしたことで本人からのアッパーと茜川の音の衝撃波による制裁で気絶、レッサーに嫌々引き摺られながら入園する羽目に。

「ふぅ、これだけ探しても見つからないとはあの2人はどこで油を売ってるのでしょう? 遊園地……アンジェレネが好みそうな場所ですね。念の為に探してみましょう」

 少しして神裂がオルソラとアンジェレネが居る可能性を考えて、悩みはしたものの遊園地へと入園することにした。

525ё:2011/08/28(日) 19:59:46 ID:oKSYwMhw
「はぁ〜、○○様は今頃何をしておいでなのでしょうか? 何かこう、やる気が全く起きなぎゃんっ!」
「黒子ちゃん、愚痴をこぼしながら風紀委員の仕事しちゃ駄目でしょ。もっと真面目にやらないと、ね?」
「りょ、了解ですわ浦上様……」

 青ピが気絶してることなど夢にも思わない黒子は初春の代わりに彼女のパートナーを務めている浦上と一緒に、風紀委員の仕事に従事していた。
 時折、黒子を叱咤しながらも真面目に仕事をこなす浦上を見て固法はちょっと感動していた。

(これよ、これこそ風紀委員の仕事の雰囲気よ! 初春さんには悪いけど絹旗さんが出てくると風紀委員というよりも別の何かって思われるものね……)

 固法は2週間程度とはいえ初春が絹旗を連れてくるようになる前の風紀委員のやり方に戻ることに妙な充足感を覚えるのだった。
 まあ、絹旗が初春の手伝いと称して風紀委員の仕事をすれば病院のお世話になる人間が激増するから当然なのかもしれない。

――――――――――

(ネットの噂だとここの遊園地の観覧車に乗って一番上に行った時に告白すると必ず結ばれるってあった……絶対に決めてみせる!)

 遊園地に入園した紫木は最後に観覧車に乗って告白することを決意しており、それまでの間はひたすら吹寄の好きなようにさせると決めていた。
 しかしその選択が紫木自身を苦しめることになってしまう。

「よし紫木、まずは小手調べであれに乗るわよ」
「あ、ああ……え゛? スーパーロングマッハコースター……」
「ん? どうした紫木、顔色が悪いぞ。あたしはこの遊園地の絶叫マシーンを制覇するつもりなんだが嫌だったら」
「だ、大丈夫だ。俺なら平気だからさ……あはは(告白する前に心停止で死ぬかもしれない、俺……)」

 そう、情報屋こと紫木友は絶叫系の乗り物が大の苦手で吹寄の絶叫マシーン制覇もしたくは無いのだが彼も男の子、好きな女の子の前ではカッコつけたいのだ。
 かくして紫木の生死を賭けた遊園地デートが幕を開ける。

――――――――――

 その様子を眺めていた尾行組、盗聴器からの会話で紫木が明らかに怖がっているのを察知して心配していた。

「情報屋の奴、絶叫マシーンが苦手みたいやね。つっちー、フォローせんでええの?」
「駄目だな。これは紫木の心の問題だ、オレらにはどうすることも出来んですたい」
「こればっかりは紫木君の頑張りに期待するしかなさそうだね〜。……真昼ちゃんにレッサーちゃん、ウズウズする気持ちは分かるけどここは我慢してね」

 茜川の言葉通り、今のメンツでは情報屋の吹寄への想いの強さに賭けることしか出来ない土御門だった。

「ようやく見つけましたよオルソラ。こんな所で遊んで……土御門、それに皆さん。こんな所で何を?」

 そこに後から入園してきた神裂が声をかけた、土御門達が居ることに驚きつつも全員が一度は会ったことがある点を幸運と思って。

526■■■■:2011/09/10(土) 01:27:57 ID:cdR7C6jw


527■■■■:2011/09/13(火) 11:01:32 ID:f2L18nTo
もう潮時だね

528ё:2011/09/13(火) 20:35:55 ID:NrdibdpU
……書くのを止めたわけではなく、連続で投下に気後れしてるだけです。
私以外の書き手の±さんが来られない今、書いてるのが私だけという現状が……。

新しい書き手さんが現れて欲しいものですが、とりあえず明日あたりにでも投下しようかと思います。

529:2011/09/13(火) 21:43:21 ID:nMPgwydI
ёさんは私が外伝に投下した裏話、どう思います?
続き投稿するのはやっぱりダメでしょうか?

530■■■■:2011/09/13(火) 22:02:16 ID:f2L18nTo
正直言って新しい書き手を求めるのは無理かと。

この現状を見て私は投下する気にならない。

リレースレって大変なんですよね。例えば、レス借りますってな感じの短編ネタスレだったら考えたけど。

531■■■■:2011/09/13(火) 22:59:54 ID:FFbU9/kw
>>529
オイ★さンよぉ
もうこっちにはこないンじゃなかったのかァー?

532:2011/09/13(火) 23:01:19 ID:nMPgwydI
あり?雑談ならOKかと。
あと、どうしても書き手さんの意見が欲しかったんです。
また、皆さんの妨害にならないかと……

533■■■■:2011/09/14(水) 00:30:31 ID:iStLQ3us
>>529
★氏それは外伝スレのレス番368の事?もしその事だったら外伝スレで問うべきじゃない?
あとご指名で問うのは非常にKYだと思うのだが?

「外伝スレなら好きにすればいいんじゃない?」

多分、このように思ってるじゃない?俺も思ってるし。この板自体住民も少ないし、感想等欲しいと思ってるなら期待しない事。

534:2011/09/14(水) 00:42:26 ID:0032Ow4w
ええっと…好きにしていいなら、あっちにて好きに投下させてもらいますはい。

535■■■■:2011/09/14(水) 00:49:07 ID:iStLQ3us
>>534
好きにすりゃいいと思ってるのは俺なんで他の人は知らんよ?
あとこっちを巻き込むな。

536■■■■:2011/09/14(水) 10:50:24 ID:.BtPbhcU
デルタフォースの日常ってタイトルは名ばかりで日常的な話があんまりないなぁ…。

まとめサイトで読んで参加したいと思ったんだが、話がもうついていけないのが本音。
でもリレーSSの中では続いてる方なのかな?

537:2011/09/14(水) 10:51:55 ID:0032Ow4w
ついていけないって具体的には、
これまでの話を読むのが疲れるって意味で?

538■■■■:2011/09/14(水) 18:38:24 ID:YwQBdqpE
そりゃリレーSSにこれまでの展開を把握せず全オリキャラの性格等を理解せずに途中参加するのは不可能だし(古参に迷惑)
けど連載が長く続けば、余程興味がないと長大化したログを追う気力も起きないなんて普通でしょ
結果新しい書き手は現れず、古参の書き手が頑張るしかない
一度どんな形であれゴールを迎え、設定諸々をリセットして再スタートとか手を打たない限りは現状のままだと思われ

539ё:2011/09/14(水) 20:24:51 ID:aTDjPk.U
……投下、ちょっと見送らせていただきます。

他の皆様の意見を考慮してから投下するつもりです。

540■■■■:2011/09/14(水) 20:47:47 ID:g1ItBrZ6
オリキャラ出した時点でこういう展開になるのは予想出来た筈だが

541531:2011/09/14(水) 21:04:46 ID:ghElZOgs
だから原作に登場するキャラで話を進めたほうがいいと小一時(ry

542:2011/09/14(水) 22:26:10 ID:0032Ow4w
いやもうほんとスミマセン。
ひとまずのゴールっていうと、夏の『戦争』辺りでしょうか?

543:2011/09/14(水) 22:26:41 ID:0032Ow4w
或いは、現在2年の上条クラスの卒業とか?

544■■■■:2011/09/15(木) 02:35:50 ID:CqUUqaK2
>>542>>543
ゴールせんでも普通に打ち切りでいいんじゃね
だらだら続けても今までと何も変わらんし

545:2011/09/15(木) 09:51:01 ID:zY09WBWw
上条「俺達の日常(闘い)は」
一方「これからだァ!」

ご愛読ありがとうございました!
ええっと…次が思いつかん。何を楽しみにすればいいんだっけ?
まあ、こんな感じ?

546:2011/09/15(木) 09:55:09 ID:zY09WBWw
ちなみに始まったのは
2008,5,14だから3年間は続いていたことになりますねはい。

547■■■■:2011/09/15(木) 18:48:24 ID:i8c2kNIA
別にアンタが終わらせる必要は全く無いけどな。
しばらく放置しておけばいいんじゃね?
その間に流れも変わるかもしれんし。

548§:2011/09/17(土) 03:44:23 ID:vCFrtf1o
長い間来てなかったけど終わりそうなの?

549:2011/09/17(土) 10:45:10 ID:OhQ0EbF2

続かないといったほうがいい。

550■■■■:2011/09/17(土) 12:14:13 ID:zSiZSHCo
>>549
散々掻き回しておいて何を言っている
元気になったなお前

551■■■■:2011/09/17(土) 12:49:52 ID:5LyL9/52
>>549
だからさァもう書き込みしないって言っていたよなァ
いつまでいるつもりなンですかねェ

552■■■■:2011/09/17(土) 18:31:39 ID:kzq/kBiI
読み手としては楽しめているので、これで終わりというと寂しいですね

新しい書き手さんは気長に待ちつつ、続けて貰えると嬉しいです

553■■■■:2011/09/18(日) 23:49:17 ID:YM2FBV4c
このSS面白いから終わってほしくない

>>95 >>96 >>98 >>99 >>124 >>127 >>144 >>149
>>168 >>193 >>201 >>239 >>242 >>260 >>261 >>262
>>263 >>274 >>275 >>276 >>278 >>297 >>310 >>311
>>312 >>316 >>317 >>334 >>359 >>366 >>367 >>383
>>384 >>390 >>394 
をなかったことにして

>>209 >>217 >>328 >>339
を訂正すれば元に戻れると思う

数字ばっかりだけど言いたいことが伝わっているとありがたい

554■■■■:2011/09/19(月) 01:48:42 ID:LfgZOf.o
わざわざ乙wwwww

555■■■■:2011/09/19(月) 08:20:29 ID:Ea8vDJoU
簡単に言うがまとめ編集者の苦労を考えろ
>>553
お前★か?乙乙www
まとめの訂正お前がやるか?
返答よろ

556ψ:2011/09/19(月) 09:07:12 ID:gn6jpy5s
……来ないうちにこんなことになっているとは。

やっぱり、球技大会のが原因なのかな?

俺としてもこのスレが終わって欲しくないですね。 このスレは俺にとって小説を書くきっかけになりましたし。

とりあえず、今の問題は書き手ということですね。
参加したいけど、それが出来ない

557ψ:2011/09/19(月) 09:09:18 ID:gn6jpy5s
すみません。途中で投稿しまったorz

とりあえず書き手をどうにかしてふやさない

558ψ:2011/09/19(月) 09:23:14 ID:gn6jpy5s
もうやだ…… スマホで書くのは今日でやめよううん。

とりあえず書き手をどうにかして増やさないといけませんね。

まぁ、書き手になるのは個人の事なので、やはり書いてくれる人を志願してくれれば良いのですけどね。

一応これだけは言っておくけど、続けて欲しいのなら、自分から書いていった方が良いのではないでしょうか?
まぁ、俺は書きたいけど書けないというのが現状ですし……
とまぁ、どうなるかは読み專に掛かっていると思いますので。 俺も含めてですがww

それでは。

559:2011/09/19(月) 11:52:43 ID:6TDgko9Q
その場その場でだらだら続けるんじゃなくて、
前もって誰かが大筋(プロット)を考案して、基本的にそれに沿うようにするか、
普通のSSスレみたいに各々の人が最初から最後まで自分で作ったSSを投下するというスタイルにするとか(互いに齟齬がなければ、2つ以上の物語が同時並列しているのもOK)?

後者だと如何にも「日常」っぽくなるけれども、リレー小説と呼べなくなりそう……

560:2011/09/24(土) 23:37:54 ID:EXKrZaN2
思いつかないこともないんだけど、続き書きこんでいい?

561:2011/09/25(日) 00:12:04 ID:kKWu1TUc
…すいません。やっぱりやめます。

562■■■■:2011/09/25(日) 09:12:48 ID:BZCmLXXg
江本海馬

563:2011/09/25(日) 13:33:27 ID:dERwY8hY
その心は?

564■■■■:2011/09/25(日) 23:48:58 ID:BZCmLXXg
★悪かったな、温泉ツーリングに行ってて遅くなった。

それはさておき、このキーワードでググってくれたかな?そんな事はどうでもいいか…
これはあるSSに登場したオリジナルキャラだ。しかも作者は痛々しく黒歴史(ブラック・ヒストリー)とも言われている。
気が付いたのだが、黒歴史という点で共通しているね?
ただ、この作者は身を引いた点が違う。

はっきり言う。お前がいるだけで投下は止まる。現状を考えると書き手が増えるとは思えん。禁書はただでさえキャラが多いのに、オリジナルキャラが乱立しちゃ収集が着かないだろう。

さらに投下していい?辞めます?

く う き よ め よ

流行りで言えば

詠 矢 空 希 か?

お前はリレースレには向いてないよ?理由はわかるだろう?

あとは、自分でスレを立てて1人で黙々とやればいいさ。好きなだけ『オレ無双』すればいい。

これだけは言っておくよ。デルタフォーススレ気に入ってたんだよな…バレンタインイベント〜打ち止め入学あたりまでは。
少し離れていたら見知らぬオリジナルキャラがまぁ(笑)

★…ぶち壊してくれてありがとう。

565:2011/09/25(日) 23:58:49 ID:QY6O8Cvs
一本取られました。

566:2011/09/26(月) 00:05:38 ID:bUOy.lsg
ちなみに>>560で投下しかけたのは、
打ち止めの学校に引き取られた心理掌握の場面ですが、このスレの流れに確かに合わないですね。
どうも脇道や裏話みたいなことばっかり思い浮かんじゃって……
外伝の方に投下させてもらいます。

567■■■■:2011/09/26(月) 03:06:07 ID:rkWJXz4U
★さんよぉ
お前がなに書くつもりだったかなんて興味ねぇんだよ
てか、自分が潰したくせによく来れるよな
おかしいと思わないの?
頭だいじょうぶ?

568■■■■:2011/09/26(月) 03:07:36 ID:rkWJXz4U
★さんよぉ
お前がなに書くつもりだったかなんて興味ねぇんだよ
てか、自分が潰したくせによく来れるよな
おかしいと思わないの?
頭だいじょうぶ?

569■■■■:2011/09/26(月) 08:35:11 ID:dnH9AxjM
数年ぶりに覗いてみたらなんというカオスに…
長文とオリキャラ導入は新参が入り難いべ

570■■■■:2011/09/27(火) 00:06:48 ID:s1jLyiMU
正直、オリキャラのキャラクター像を把握しなきゃ書けない。
でも、オリキャラ多すぎるし、ログは長すぎる。
しかし、その長いログを熟読しなきゃキャラクター像は掴めない。

そんなんじゃ書き手は集まらないでしょう。

個人的意見だけど、3バカが毎日あれこれバカやるのが3バカの日常だと思ってるんですよ。
上条さんの夏休みのような非日常なる前の日常のようなものを想像してたんだけどなぁ…
なんか言いたいこと上手く書けないや。
好きなオリキャラもいるけど、いっそのことリセットしたほうが良さそうだと思います。

571■■■■:2011/09/27(火) 01:30:29 ID:svl26gqU
そもそも超能力者を5人も有して、主人公になりうる人物3人が皆通っている学校の日常が
「普通」の訳ないよな。

572■■■■:2011/09/27(火) 03:07:38 ID:ZnWBcf0E
>>570
「漂流教室」みたいな大地震か、過去を変えようとする大規模魔術によって、
上条さん達がこのシリーズが始まったときにタイムスリップしてしまい、
そのとき以後のキオクが丸ごと失われてしまい、
バカップルが誕生した合宿が何らかの手違いで行われなかったために
歴史が変わってく……みたいなの?

573■■■■:2011/09/28(水) 01:02:26 ID:RrEU94PQ
上琴がくっついた時は嬉しかったなぁ…
とりあえず、もう新たにリレー作りませんかね?
このシリーズを続けたい人はこっちで続ければいいし、リセット希望の人は新しい方でやればいいし。
まぁシリーズの名前は変えざるを得ないけど、あれこれ考えるならいっそ両方やればいいのでは?

と、少々でしゃばってしまいましたが、如何でしょうか?
まぁ、リレーに参加していない私が言っても仕方ないのですがorz

574■■■■:2011/09/28(水) 10:10:12 ID:tqNBBwBo
>>572の勢いで作ったネタ。
無視してくれてかまいません。

575■■■■:2011/09/28(水) 10:11:32 ID:tqNBBwBo
・素粒子研究所

「間違いない!ニュートリノは光より速い!この発見を利用すれば、もはや
タイムマシンも夢ではないぞ!」
「続いてはこの量でもっと大規模な実験を!」


数十分後
「グワアアアアア!な!何だ!周囲が歪む〜!」
「まっまさか!これは我々の方がタイ………」


 こうしてこの瞬間、学園都市のある研究所の実験により、
世界は一度滅亡した。






「…にゃー。……Zzzzz」

男子A「俺・・・、実は舞夏ちゃんのことがだいすきでさー 」

ガバッ! 
ここで土御門の目が覚める。
が,はやくも生徒の話題は変わっていた。

「うにゃ?何か壮大な夢でも見ていた気が……」

 ぼんやりした頭で夢のことを考えて、思わずその場の男子の別の話題に加わり損ねた土御門。
 そんな彼の前では、早くも上条当麻がクラスの全勢力によりフルボッコにされるといういつも通りの日常が繰り広げられていた。

「にゃー、月夜、あいつらまとめて凍らせて……月夜?」
「え?それって私のこと土御門君?無理だよ私の能力じゃ。」
「あ?あっれー?なーんか……何でお前のこと名前で呼んじまったんだ?さっきまで見た夢でも関係してるのかにゃー?」
「どんな夢だったの?」
「……よく覚えてないぜい。頭が未だフラフラで思いだせないしよ。」
「そう。ならきっときれいなお月さまが出てた一五夜の夢でも見たんだよ。」
「そ、そうかもしれないぜい。」

 あと、何でせいぜい吹雪を巻き起こす位の能力しか持たない月夜に、目の前の戦場を無理やりおさめさせることなんか期待したんだろう、何て苦笑しつつ、土御門は
なんとなく戦場(そこ)に声をかける。

「今度は一体何が原因だにゃー?」

 ピタ。
 その途端、それまでの喧騒が水を打ったように静まり返り、考えてみれば
そう大したことない理由で争っていたことを皆が思い知る。
 そしてその途端授業の予鈴が鳴り。

「はーい、それじゃあ朝のHRを始めるのですよー、皆さん席についてくださーい。」

 担任教師の到着で、予定通りに一日が始まり。
 そして歴史が変わりだす。






「うーん………初秋の頃にタイムスリップしてしまったようだな我々は。」
 20名ほどのとある研究員たちは、とある素粒子研究所で皆どうすべきか話しあっていた。
「今のデータ、取れたかね?」
「所長、この過去の世界では未来の研究結果なんてありませんよ。」
「チックショー、せっかく世紀の大発見だったっていうのに………」
「あきらめるな、ニュートリノが高速を超えることだけは分かったんだ。ただ………
加減にはもっと最新の注意を払おう。」

576■■■■:2011/09/28(水) 15:11:52 ID:xWCMa/4M
・その日の放課後、職員室

子萌「やれやれ、今日は居残りも無く、職員会議に遅れなくてよかったですよ。」
校長「ええ子萌先生、あなたのクラスも合宿に参加するんですから、担任の意見を是非お聞きしたい。」
子萌「どれどれ〜………」

 合宿の計画表を見て、沈黙する月詠子萌。
 始めは気にしなかった教師陣も、長くなるその沈黙に耐えかねたように切り出した。

教頭「あの、子萌先生、何か問題が……」
子萌「こ、これって……決定ですか?」
教頭「い、いえ、さっきも仰ったように、一応担任の意見を聞いてから………」
子萌「じ、実はですねえ、先生はついこの前、教師としての仕事で偶然、
 常磐台の教師と話すことになりまして。」
教師A「そ、それで…?」
子萌「その常磐台の修学旅行先も、この温泉なのですよー」

 担任からのその情報に、場の空気が一変する。

教師B「そ、それは…ちょっと……」
校長「うーむ、確かに……」
教頭「エリート校との鉢合わせに、もしわが校が迂闊に恥をさらすようなことがあれば……」
教師A「しかも常磐台といったら超お嬢様学校、場合によっては我々よりもそういった礼儀といってものに敏感なはず…」
教師B「お金持ちのお嬢様達の感覚からしたら、私達の学校や生徒がとんでもなく貧相で野蛮に見えてしまうかも……」
教師C「言っちゃあなんですが、その中でも子萌先生のクラスの生徒は何と言うか、元気がいいのは分かりますが……特に男子達のはっちゃけぶりが……女子高生たち相手にはちょっと……」
子萌「はい〜……」(それに、女子高と鉢合わせとなると、上条ちゃんのフラグ体質やらそれに感化された他の男子達が……はう〜上条ちゃん、どこまであなたはこうなのですか〜)

 本人が聞いたら理不尽極まりなさそうな苦言を呈しつつ、まあ、それでも今回は防げそうで何よりと気を取り直した子萌先生は、新たな方向を示唆することにした。

子萌「な、なら温泉はやめて、せっかくなので北……東北とかどうでしょう?
 本当なら夏がいいのでしょうけれど、あっちも本格的に寒くなる前でしょうし……」
校長「おお、それはいいのかもしれませんな。」
教頭「農業生活でもさせれば勉強になりますし。」

 皆が賛同しかけたとき、男性教師Aがからかい半分に尋ねた。

「そこもまた誰かと鉢合わせになるんじゃないんですかぁ?」

 すると女性教師Bが手を上げた。

「あのー、実は柵川中学の合宿が……」

 しかし、男女共学であることと、上条達の高校とは同程度のランクであること、
 むしろ他校との交流の機会が増えるということで概ね万場一致の了解を得るに至った。
 かくして上条の高校の合宿先は、東北の農業体験に決定した。
 一方却下された温泉の方では、『必要悪の教会』と常磐台の鉢合わせが、変な騒動を巻き起こすこととなるのだが、それは別の話。

校長「さて、次に明日来る転校生のことですが……」

577■■■■:2011/09/28(水) 21:36:38 ID:dq2CKUpE
ちょっとこの流れに乗っかって。
止まってる本筋の方は10月に入ってから地道に再開させます、軌道修正しながら。

その日の放課後、帰宅途中の上条当麻

(……おかしい。何で気付いたら去年の秋頃になってんだ? こうなる前に妙な感覚に襲われたのは覚えてるんだが)

 幸か不幸か【御使堕し】の時と同じとはいかなくとも記憶だけはしっかりと残っている上条。
 周囲の反応から異質なのは明らかに自分だと理解している上条は学校では下手な事を口にしなかった。

(となると美琴とのラブラブ生活さようなら、おかえりなさいインデックスとの共同生活。…………超不幸だーーーーーーーーーっ!)
(けどもしかしたら俺みたいに記憶が残ってる奴が居るかもしれねぇな。土御門がアウトだったのは痛かったけどクヨクヨしててもしゃあない、頑張るとすっか)

 【幻想殺し】が宿った右手をじっと見ながら上条は前向きに動き出すことにした。
 しかし彼は知らない、美琴と出逢って今の自分がどれだけ不幸なのかということを。

同じく放課後、教室の井ノ原真夜

 目を瞑って自分の能力の数値が100に戻ってることを1人教室で確認している真夜。
 この当時の彼ならパニックでおかしくなっているのだが、【瞬間超人】で強化していたお陰で記憶だけ無事なのでいたって平静である。

「能力だけじゃなくて身体の方も戻ってる、か。タイムスリップしたみたいだから当然といえば当然かな」
「もしかしたら俺みたいな境遇の人間が居るかもしれない。ゆっくり探すとする……のはいいんだけど」

 真夜が思い悩んだこと、それはポリアモリーで付き合っていた真昼と茜川のこと。
 タイムスリップする前なら今のままでいいと考えてはいたが、今の現状を思い返すとどうしたものかと悩むのだった。

夕方、風紀委員第一七七支部の初春飾利

 仕事をしながらも初春が考えていること、それは精神のみタイムスリップしている今の状況だった。
 彼女もまた前述の2人同様に記憶が消えることは無く精神のタイムスリップを果たしている。

「う、初春? 今日のあんたちょっと変だよ。急にボーっとしたかと思ったら顔つきが何ていうかその、ちょっと大人びたというか……」
「大丈夫ですよ、る……佐天さん。私なら平気ですから(きっと火織お姉ちゃんが作ってくれた花飾りの護符のお陰だろうけど……寂しいですね)」

 初春の記憶が無事な理由、それは神裂が作ってくれた花に見立てた主に脳を護る護符の力によるものだった。
 上琴、佐天と絹旗、神裂、そして多くの絆を喪ったことを寂しく思った後で初春は状況把握と自分に出来ることを探し始める。

夕方、黄泉川のマンションの一方通行

「……チッ、胸糞悪ィ揺れだったぜ。しかも揺れが収まったと思ったらタイムスリップ……ふざけてやがる」

 タイプスリップにも誤差はあり一方通行が精神のタイプスリップを果たしたのはついさっきのこと。
 彼が記憶を残している理由は偶然にもその時、ベクトル操作を【反射】で設定していたお陰だったりする。

「この様子だと俺以外に記憶が無事な奴……上条はまず間違いねェ。他の奴らはどうにも分かンねェからとりあえず上条にあたるとすっか」
(……おそらく打ち止めとの関係もチャラだなァ。クソッ、上条じゃねェが不幸だって叫びたくなるぜェ……)

 一方通行は【幻想殺し】の力を、そして上条当麻という人間を信頼して上条を探しにマンションを飛び出した。

舞台は学園都市を離れてイギリス清教女子寮、神裂火織

「……何の悪夢ですか、これは。目が覚めたら女子寮……飾利が居ないじゃないですかっ! 私の大好きな可愛い妹の飾利がっ!」

 神裂の記憶が無事な理由、それはひとえに運である。
 初春が居ないことで冷静じゃない神裂は精神だけタイムスリップしたことに気付いていない。

「うっせえぞ神裂! 朝っぱらから喚いてんじゃないわよ!」
「シェリー! まさか貴女、飾利に何かしたわけじゃないですよね? 事と次第によっては」
「カザリ? 何言ってんだお前?」

 シェリーの言葉に疑問を持った神裂は考え出した、自分の今の状況について。

578:2011/09/28(水) 22:19:22 ID:qeF7UHsE
リセットし過ぎ!
整理するとえーっとこういうこと?

タイムスリップした理由:ニュートリノによるタイムスリップ研究の失敗(科学)

無事だった者達の理由
上条当麻:幻想殺し(これって「異能の力」なのかなあ?)
一方通行:ベクトル操作(何を反射したんだろう)
初春飾利:護符
神裂火織:運(?)
井ノ原真夜:?

納得がいく理由なのは飾利のみじゃねえか………

579:2011/09/28(水) 22:25:28 ID:qeF7UHsE
あと、本編の方でもこの場面で土御門が煽って上条リンチが始まったと考えると、(「全部カミやんが悪いんだにゃーっ!! 」 )
記憶を失っているはずのこの人が自覚しないうちに
歴史を変えるトリックスターになっちまってるじゃねえか。

580■■■■:2011/09/29(木) 00:05:00 ID:Oeljl.96


581:2011/09/29(木) 00:08:25 ID:irnSnP6o
すみません。引退宣言しましたが
このリセット展開に合いそうなのが思いつきました。
単なる戯言だと思ってなかったことにしてくれてかまいません。

582:2011/09/29(木) 00:10:28 ID:irnSnP6o
(時間は…去年の初秋!?タ、タイムスリップ!?ば、馬鹿な!どのような……そんな魔術、聞いたことが……ハ!?)

 そこで神裂が思い出したのは、あまり思い出したくないのだが、【御使堕ろし】という、
『不幸』により発動してしまった大規模魔術。
 あれによる影響は、体と心の入れ替わりという目茶目茶なものだったのだが、
土御門によると『儀式場』の状態によっては、風水のエキスパートである彼にすらも分からない術式が発動する可能性もあったという。
 もしかしたら……

(そ、そんな……じゃあ、またこの広い世界のどこかで、『術者』が『儀式場』探し………)

 外見ですぐ分かる【御使堕ろし】とは違い、今度は未来の記憶を持っている人物の捜索。
 まるで砂漠でダイヤを探すようなものだ。
 絶望に切羽詰まった神裂は、次の刹那、ドアの外の気配を感じると同時に、ようやく気付いた。
 侵入者によるもの以外、何一つ物音がしないことと、周囲の違和感。先ほどから周りがあまりに「変わらなさ過ぎて」いることに。
やがて女子寮のドアがキイ、と開き……

583:2011/09/29(木) 00:10:38 ID:irnSnP6o
数十分後、イギリスの日本人街

「ほう、ならばあなたの(義理の)妹の飾利さんも……」
「ええ!間違いありません!あの娘に渡した術式が役に立つとは!ああ!例え離れていても、私は飾利の役に…!」

 感極まって恍惚とした表情を浮かべる神裂を、綺麗な年増の女性が苦笑しながら優しく見守っていたが、やがて落ち着きを取り戻した神裂は、非常に真剣な面持ちでその女性に尋ねた。

「ところで神楽氏、これは魔術ですか?」

 その言葉に、神楽と呼ばれた女性は顔をしかめた。

「正直に言えば…科学…それも不慮であってほしいというのが私の見解ですね。」
「何故?」

 神楽と呼ばれた女性はそこではーっと息を突き、遠い所を見る目で言った。

「時間とは…現在の魔術でも触れることが許されない禁断(タブー)。神の領域……
 せいぜいできることといったら『予言』や『幻視』…それも、果たして当たるかどうか分からないような、その程度のもの。
 恐らく魔術、科学関わりなく、人が迂闊に手を出してはいけない宇宙の絶対的真理……時間の専門家である私ですら、できることといったらこの程度。」

 そう言って彼女は懐から取りだしたラットに手をかざすと、やがてそのラットが
みるみる小さく、幼くなり、やがて元の大きさの何分の一かという赤ん坊になったかと思うと、今度はみるみる大きく、やがて元の大きさを超え、動きが鈍くなった。
 ラットが完全に老化したと思ったらすぐ若返り、当所の若さを取り戻した。

「ごめんねボナフェテイーナ。見せしめのためとはいえ毎度毎度こんなことに使ってしまって。」

 文字通り実験動物(モルモット)にされたにも関わらず、ラットがよく懐いた様子で女性の懐に戻ると、女性は話を続けた。

「このように、物の時間を操ることと、あとは、時間を止めることくらい。今のように。」

 今。
 建宮が、五和が、浦上が、対馬が、諫早が、牛深が、香焼が、いつも通りの「日常」を送ったまま止まっている状態。
 「動き」を、「時間」を持つのが、ちゃぶ台で談笑している2人の女性のみという状態。
 神裂は、謙遜気味に言うこの女性の、現在の科学、魔術を以ってしても不可能とされている「時間」を操る力に底知れないものを感じつつも、
恐らくそのおかげでタイムスリップを逃れたのだろうといっていたこの時間のエキスパートの女性により、それまでの混乱状態とは段違いの心強さを感じた。
 神楽というらしき女性が立ち上がった。

「丁度いいじゃないですか。私と、貴方と、さっきまで私と話していた初春さんが大丈夫となれば、学園都市に行くことには何ら異議はありませんね。」
「ええ!予定が正しければ、この後数カ月もすれば学園都市に行く手はずになってありますし!」
「私は『本業』がありますのでこれで。『原因』を突きとめられることを心よりお祈りしてますよ。分かりましたら私にもお知らせください。」
「は、はい!本当に有難うございます!神楽玲於奈様!」

 ぺこぺこと頭を下げ続ける神裂を見て、女性、神楽は困ったように言った。

「あの、できれば私のことは誰にも、そう、飾利さんにも秘密でお願いできます?
 もしかしたら来年、貴方達と戦わなければなりませんから。ブレインの幹部、『ジャックポット』の一員として。」
「ええ!それはもう!」
「ふふ、信用していますよ。
 そうそう。私がここを出て帰る間、そう、10時間後位にはここの時間は動きますから。」

 そう言って帰りかけた女性は、ふと振り返って最後に言った。
 そして何気なくかけられたその言葉により、神裂は一気に絶望の底にたたき落とされる。

「ま。言っては何ですが、恐らくバック・トゥ・ザ・フューチャー(未来への機関)は無理でしょうね。過去にすらこのような『ズレ』が出始めているようでは。
 『原因』には興味はありますが……この『過去』の世界で生き続けることを早く受け入れた方がよろしいですよ。」

584■■■■:2011/09/29(木) 00:10:56 ID:Oeljl.96
あぁなんか間違って書き込んでしまった…orz
申し訳ない。

結局続けるのかね?
とりあえず、リレーの失敗するパターンは無意味にキャラを増やし過ぎる点だと思う。
原作キャラだからって出し過ぎるのも良くないんじゃなかろうか。

585:2011/09/29(木) 00:11:16 ID:irnSnP6o
神楽玲於奈(かぐられおな)

586:2011/09/29(木) 00:11:47 ID:irnSnP6o
ああ、じゃあこの展開やめときます。

587:2011/09/29(木) 01:29:45 ID:irnSnP6o
上条宅では、当麻がインデックスに追い詰められていた。
と、いってもいつものように歯をギラギラさせられているわけではない。
ただ、上条にとっては1秒1秒がそれこそ地獄に匹敵する瞬間だった。

「ねえ、とうま……とうまは私といたくないの?」

588■■■■:2011/09/29(木) 01:48:48 ID:tu7Zgfw2
なんだか混沌としてきたなあ…

それでも何も言わない現書き手さん、本当に新しい書き手に来てほしいの?

589■■■■:2011/09/29(木) 02:18:36 ID:prKxV98Y
せっかくここまで書きての皆さんがリレー形式で作って来たわけですし、
元々の流れでオリキャラを消して(出さないようにして)続ける方が良いかと
私は思うのですが如何でしょうか?

590■■■■:2011/09/29(木) 05:34:22 ID:dGkCw.qc
>>587
オイオイ★さンよォ
今まで散々ひっかき回していたくせに、何事もなかったのようにヌケヌケと戻って来るなンてェ、どういう了見だ
引退すンじゃなかったのか?

しかも性懲りもなくオリキャラなンぞだして

591±:2011/09/29(木) 07:31:50 ID:Lzr6CkoI
すみません、本当に一ヶ月も来れなくて……………
自分としては>>589さんの意見に賛成です。
とりあえずいらないオリキャラは消し去って(出番をなくして)いかなければたぶん新規書き手は増えないでしょうね………
まあ、書き手が増えないと自分かёさんのどちらかが来れなくなったら終わってしまうし…………(主に来れないのは自分だが)

個人的には過去に戻るのはしたくないですね。
今まで書いてくれていた書き手さんにも失礼でしょうし。

最後に一言
これって本編投下してもいいの?

592ё:2011/09/29(木) 08:33:21 ID:27m16pdg
±さん、過去戻りはあくまでネタ的なものだと思うので気にしなくてもいいかと。
本編投下は望む所、というかしてくれると本当に嬉しいです(私も戻りやすいですし)。

593:2011/09/29(木) 11:24:19 ID:aVE2nfnI
……関係無い複数の話が同時並行して進んでいる!?
まるでSSスレみたいに…。
「日常」を書くってこういうこと……?

594±:2011/09/29(木) 19:54:24 ID:Lzr6CkoI
文章の量が少ないかもしれませんが、投下させていただきます。

――――――――――

「……………なるほど、そのようなことがあったんですか」
「そうだぜい。オルソラのおかげで上手くいったんだにゃー」
「そうそう!だからオルソラさんをあまり怒らないであげてね、神裂さん」
「まあ、貴方達がそういうのであれば」

 オルソラが時間になっても来ない事に怒ろうと思っていた神裂。
 しかし、土御門と白雪の説得のおかげでその怒りを収めていた。

「しかし、件の二人の事は放っておいていいのですか?」
「あ、二人がいなくなってる………」

 神裂の一言で今の状況に気がついた真夜。
 それにつられて他のメンバーも焦り出すが、土御門は一人何食わぬ顔をしていた。

「もっっ、元春ぅ〜!!どうすんのこれ!!」
「落ち着け、俺らは盗聴器をもっているにゃー」
「「「「「「「「あ」」」」」」」」

 すっかり盗聴器の存在を忘れていた土御門を除くメンバー。
 かくして、尾行組は盗聴器から流れてくる音を頼りに吹寄と情報屋を探すこととなった。

――――――――――

 一方、その頃吹寄と情報屋は近くのベンチで腰かけていた。
 理由は簡単。
 絶叫系のアトラクションに乗りまくったため、情報屋がダウンしてしまったからであった。

595■■■■:2011/09/29(木) 22:17:35 ID:hUf4DEjI
オリジナルキャラの採用
設定上の矛盾
キャラクターを増やした結果、原作の設定に対してズレが生じる可能性が原作キャラのみの二次創作よりも増えてしまう。
カッコ良くて腕も立ち……といろいろ完璧超人なオリジナルキャラが主人公たちを差し置いて大暴れし、他の原作キャラを存在感・活躍で完璧に食ってしまう。
オリジナルキャラクターを使用した二次創作によくある話で、オリキャラが「メアリー・スー」「ゲイリー・ストゥー」と呼ばれるタイプに陥ってしまうケース。端的に言えば「ぼくのかんがえたさいきょうキャラ」。
「なんで○○の二次創作でオリキャラ無双やってんだ!」とキレられるパターンである。
(潜在的に「オレTUEEEEがやりたいだけ」というのがこの手合いの作者に多い。そして、そういう作品は 非常に薄っぺらく、なおかつイタい 物語になりがちで、読み手からすれば非常につまらない場合が多い)

596:2011/09/29(木) 22:23:32 ID:06.8Cp3w
…念のため訊くけどどのキャラのこと言っているの?

597■■■■:2011/09/29(木) 23:13:13 ID:5rVb6rRk
オオカミ少年★ふざけんなよ?
神楽何とかとか…
躊躇せずまた新キャラ出してさ、オリキャラ自重とか話してんのに…何考えてんの?バカなの?死ぬの?
空気読まない、他の書き手さん無視、言葉は軽い。こんなんじゃリレーなんて無理だろ?男か女か知らんが、男だったらケジメ付けろ。
新たな書き手が来れない状況をさらに悪化させているの分からんか?意図的にやってるんだろうけど。
外伝で好きなだけやれ。俺は文句は言わん。ただ、そちらに新たな書き手さんが来るとも思ってないがね。

598■■■■:2011/09/29(木) 23:36:35 ID:prKxV98Y
±さん乙です

>>★さん
以前☆さんにも言わせていただきましたが、オリキャラを
出したいのならば自分でスレを立てるか、もしくは他の書き手の人に
大まかなプロットなどを書き、聞いてみてみるのが筋かと思います

あと、どのオリキャラが云々より個人個人で勝手にキャラを増やし
元々の流れや禁書の世界観を壊してしまうのが問題かと

599■■■■:2011/09/29(木) 23:41:19 ID:5rVb6rRk
>>596
あくまでも仮定だが、>>595の言いたい事は

オリジナルキャラ>>>>>>>原作キャラ

って事をいいたいんじゃない?
このスレの状況を…キャラ単体じゃなく。オリジナルキャラを出したいが為に話を作ってるとか。

ここはデルタフォーススレなんでオリジナルキャラは自重。

600:2011/09/30(金) 00:02:55 ID:vNUdcIKQ
・プロット

神楽玲於奈
 『ブレイン』の下に集う幹部の一人。
 能力はチートなのだが平和主義者で、今回の学園都市との『戦争』も乗り気でないために、
交渉といった裏方に徹し、戦闘には不参加というスタンスを取っているのだが………

 本業は南米の小学校の先生。
 趣味は映画観賞。絹旗とは違い、CGや最新技術を駆使した一流映画を嗜むのだが
趣向がグロ・ホラーであるため、ある意味彼女よりも趣味が悪く、生徒達の間では、
「神楽先生の家へ遊びに行ったらテレビや映画のことに触れてはならない」というのが
暗黙の了解になっている。

 こんな感じ?

 まだ先のことですが、『ブレイン』との戦いとなると、(ましてやそれが「対抗戦」ともなれば)
どうしてもオリキャラの登場を避けることはできないと思ってしまったので……

601:2011/09/30(金) 00:17:24 ID:vNUdcIKQ
付け加え
 彼女は正確には時を止める(0にする)のではなく、
自分や対象の時間を早めているだけで、
例えば彼女が自分の時間を3600倍にすれば、
外からの1秒が彼女にとっては1時間になっているという具合です。

602■■■■:2011/09/30(金) 00:23:50 ID:6TF1tR/.
>>★

つプロット=話の展開

603:2011/09/30(金) 00:27:09 ID:vNUdcIKQ
安心してください、本編にはこのキャラ出しません。
番外っぽい過去編のみです。

604■■■■:2011/09/30(金) 00:33:06 ID:6TF1tR/.
つまりこのスレには出さないと
ならば最初から外伝のスレの方に出せばよかったのでは?

605:2011/09/30(金) 00:40:16 ID:vNUdcIKQ
ええ、そっちにはもっと前から出てました。
ただ、>>575からのノリに乗っかかってしまう形でつい……

人物設定っていったら、
そろそろボスキャラであるブレインとスカルのキャラ(正体)を
はっきりさせといた方がいいのでは……?

606■■■■:2011/09/30(金) 00:40:51 ID:lvCl/6vc
いい加減★は消えなさい。
引退宣言したんだろ?ん?

607■■■■:2011/09/30(金) 00:50:12 ID:L6IMJg5s
みんな専ブラ導入して★NGにすれば時々レス飛ぶだけで今居る書き手・ROM専にとっては解決になるんじゃないか
新規参入にはテンプレで★NGして貰う方向で・・・その内消えてくれる事を願いつつ

608■■■■:2011/09/30(金) 00:54:56 ID:Vafl1XEU
10レス目から指摘されているだろうに。ノリに乗ってとかってさ、他の書き手さんの事眼中無しじゃねぇかよ。今までそのノリで出してきた結果がこの有様じゃね?

出したもん勝ちだもんな?他の書き手さん、好きに使ってください!これでOK!このノリだろ?

609■■■■:2011/09/30(金) 03:25:08 ID:JdRWp5hg
ぶっちゃけオリキャラもあれだが、義妹設定とかなんじゃそりゃって感じでもある。まぁ2次創作だから気にしすぎちゃいけないけど、なんだかね。

とりあえず、☆さんは何がしたいんですか?
まだ書きたいならまずはスレの流れを理解して下さい。
自分のやりたい事だけやって、他は無視っていうんじゃ荒らしと同じレベルです。
そんなに自分の考えたキャラクターを出したいなら、スレを立てるか、オリジナル小説を書いて下さい。

610■■■■:2011/10/02(日) 02:09:29 ID:cy4jtnxc
軌道修正して続けるなら、戦争は中止にすべきだと思う
日常とかけ離れるし、オリキャラが増えるし、長丁場になりそうだし

新キャラ引っさげてカムバックしようとしている人もいるみたいだしね

611■■■■:2011/10/02(日) 20:59:12 ID:Wn8Lwlto
初になるのでしょうか?

こちらのサイトでは読み専な者でございます。

さて、★さんにご提案があります。

まずこのサイトの二次創作、つまり三次創作という形で
貴方の構想を完全に独立させ、他の二次系小説投稿サイトで作品を発表してみてはいかがでしょうか?

そうすれば貴方のオリジナルキャラたちはそこで日の目を浴びますし、こちらの書き手さん+読み手さんにとってもそれがいいことのように議論の推移から推察いたします。

たぶんこのスレの最初の目的は、それこそ三バカが昨日学校帰りに何食ってうまかったとか、そこにアクセらとか絡んでなんか大事になったとか、そんなネタがやりたかったのでは? とか思っちゃってます。

ですので、残念ながら★さんのやりたい大きめな話は他の方がやりたいことと乖離しているかと思いますので、ここでの活動はもうかなり難しいのではと思ってしまいます。

ぐだぐだ書きましたが、ご一考いただければ幸いです。

他の書き手の方、読み手の方駄文失礼致しました。

612■■■■:2011/10/02(日) 21:10:28 ID:B4lI.c9s
問題はいくら言っても効き目がないことなんだよなあ
さっさと引退して欲しいんだが

613■■■■:2011/10/02(日) 21:34:27 ID:k7E3w5TI
このスレも末期だな
比べたりするつもりは無いけど、このままだと上手いSS書ける職人さんがSSスレとか他サイトに流れていってしまいそうだ
実際SSスレは過疎気味だけど安定してる。投下すれば感想は必ずつけてくれるし、SSを書きたい人からしたらそっちのが環境は良い
このスレで書きたい!って人も居るだろうけど、この流れじゃ気楽に投下はできないだろうな

614ё:2011/10/02(日) 22:07:03 ID:mT98o3q.
本編続きを投下します、2レスほど。

―――――

「大丈夫か? 紫木。まったく無理をして、ほら」
「あ、あぁ、ありがと……。んぐんぐ……ふうっ」

 吹寄から差し出してくれた麦茶を飲み干してようやく情報屋は気持ちを落ち着かせた。
 絶叫マシーンのはしごを耐え抜いた情報屋だが、自分を心配そうに見つめる吹寄を前に申し訳ない気持ちで一杯に。

「ゴメンな吹寄、結局、し、心配させたみたいで……。吹寄の楽しみを邪魔したくなくて我慢してたけど結きょ」
「まったくだ。苦手なら苦手とそう言いなさい。あたしは無理して付き合ってもらっても嬉しくないわ」
「はは……か、返す言葉も無い。ホントにごめへぶっ!!」

 何度も謝る情報屋をビンタで黙らせた吹寄は、情報屋にそっぽを向いて情報屋にとって思いもしない言葉を口にする。

「今度からはあたしに相談すること。貴様が楽しまないとあたしだって本当の意味で楽しめないから。いい、分かった?」
「そ、それってへぶらっ!」
「う、うるさいっ! とにかくそうゆうことだから貴様は今は休みなさい! か、肩くらいは貸してあげるから。最後は紫木、貴様のリクエストに応えてあげる」
「あ、ありがとう、じゃ、じゃあお言葉に甘えて……か、観覧車」

 吹寄の照れ隠しのビンタに苦笑しつつも情報屋は彼女の肩に頭をもたれ掛けて休むことにした、観覧車での告白に備えて。
 ちなみに吹寄が情報屋に肩を貸したのは彼女なりに勇気を出した行動だと付け加えておく。

―――――

「ふー、一時はどうなるかと思ったがいい雰囲気をキープしてくれて安心したぜい」
「でもさ元春。あそこは肩じゃなくて膝枕じゃない? 私だったらそうするよ」
「白雪、それは貴女たちのようなカップルの常識です。吹寄の行動も充分に勇気あるものだと思いますよ」
(神裂はん、ナチュラルにボクらと一緒におるけどオルソラはんを連れて帰らんでええんやろか……。爆乳が爆乳を気にかけるとは絶対言えんけど)

 その様子を把握していた尾行組は更に仲良くなった2人を見て安心していた。
 2人の雰囲気を前に尾行組にも動きが出始めた。

「この調子ならもう安心だね〜。土御門君、月夜ちゃん。私はもう行くから真昼ちゃんのこと、よろしく〜♪」
「あ、赤音ちゃん?」
「真夜君がなかなか合流してくれないから心配になっちゃって。教会に居るって話みたいだから迎えに行くの。真昼ちゃんは楽しんでていいからね〜」
「おうっ! 俺は最後まで見届けるぜ。家に帰ったらお前と真夜にバッチリ報告してやっからよ」
「では私も失礼させていただくのでございます。アンジェレネさんの無事をこの目で確認したいですから」

 よほどのことが無い限り、吹寄と情報屋のカップル成立は間違いないと確信した茜川はオルソラと一緒に真夜が居るであろう教会へと向かうことに。
 それから少しして神裂も後ろ髪を引かれつつもオルソラと茜川を追いかけて教会へと向かった、オルソラが心配というその1点で。

(あの2人を見て私も上条さんを御坂さんから華麗に奪い返す策を立てなくては!)

 ただ1人、尾行する理由が異なるレッサーも居るが尾行組は特に問題無く吹寄と情報屋を見守るのだった。

615ё:2011/10/02(日) 22:08:24 ID:mT98o3q.
 その頃、上琴は思いっきりデートを楽しんでいた。

「あー、何か久々に2人っきりのデートって感じがするなー」
「実際そうじゃない。何だかんだでみんなと一緒に行動することが多くなったもの」
「そうゆうのが慣れっこになってるからすっかり麻痺してる気がするな……。美琴と2人っきりのデート、もっと増やすか」
「私も当麻に賛成♪ ついでにたまには当麻と手合わせしたいなー、というのは冗談だけど」

 美琴さん少しバチバチしてるでせうよ! 上条は美琴が少し帯電してるのを感じ取って恋人の冗談に疑問を感じていた。
 上条が自然な感じで帯電している美琴の頭に右手を乗せて帯電を収めた後で、優しく頭を撫でると美琴はくすぐったさに笑顔を浮かべた。

「じゃあ最後に何か乗って帰るとすっか。美琴、何乗りたい?」
「観・覧・車♪ そこで今の続きをしたいんだけどダメ?」
「もちろんダメじゃないでせうよ! ただし、あまり羽目を外さない程度にすること。分かったか?」

 うんっ♪ という美琴の返事に少し不安を覚えたものの、上条は美琴と手を繋いで観覧車へと向かうのだった。

―――――

 そして上琴が観覧車に乗り込んで少しして吹寄と休んで元気になった情報屋が観覧車に乗り込んだ。
 その後で尾行組もばれない程度に間隔を空けて観覧車に乗り込むと、盗聴器から吹寄と情報屋の声が聞こえてきた。

616■■■■:2011/10/03(月) 00:50:29 ID:cmIgRMcA
読み専でここに追いついたものです。

なんで★はオリキャラを出すことをごり押ししてくるのか謎。
自身が書いてるSSと、こっちを併せたいというだけでオリキャラ出すのはどうかと。

リレーの流れを絶つどころか、意味も無く自分好みのキャラを作っても共感は得られないですよ。
一応オリキャラの設定を作ってるみたいですけど、共感どころか「そんなのいらねぇ」と見られてるのでは?と思います。

読む立場ですので発言するのもあつかましいとは思いますが、世界観(この場合このスレでの内容)を乱してまで自己を突き進むのはどうかと・・・

他の方が共感してるのならその方の文章で出てくるとは思いますが、独りよがりな設定はリレー小説では無理があると思います。

617■■■■:2011/10/04(火) 02:33:26 ID:WbQK/gCg
まぁ世界観はともかく、随分前から色々キャラ崩壊してますけどね…

618±:2011/10/04(火) 07:38:41 ID:gLAt8Zbs
まあ、それを言ったら………
では本編

――――――――――

『うーん、うわさ通りのいい眺めね』
『ああ、そうだな(これなら告白も………)』

 盗聴器から聞こえてくる音から感じ取られる向こうのいい雰囲気。
 それを聞いていた尾行組の土御門と白雪もいい雰囲気になっていた。

「いやー、初々しくていい感じだぜい」
「ん〜、今度二人きりでデートしよ、元春!」
「いや、あえてどこかで泊まりがけで旅行ってのもいいんじゃないかにゃー」
「あっ!いいね、それ!」

 観覧車内でいちゃいちゃオーラを放ち始める二人。
 そのオーラによって周りにすごい影響が出始めた。

「…………黒子はん、ああ黒子はん、黒子はん………………」
「なんで。五七五なの。○○くん(青ピの本名)」
「あっちでイチャイチャ、こっちでイチャイチャ………これならコーヒーをブラックで飲めます!」
「…………………俺も帰ったら真夜と赤音とイチャつこう」

 完全に甘い雰囲気を出し始めた結果、何とも言えない状況となった観覧車内。
 こんな状況でも彼らの耳にはちゃんと盗聴器の音だけは聞こえていた。

――――――――――

 そして時間がたち、情報屋たちの観覧車がだいぶ上に近づいたころ。
 ちょうど上琴の観覧車が頂上にたどり着きそうになっていた。

619■■■■:2011/10/04(火) 20:56:09 ID:2dx8a0og
>>616
とりあえず★さんが少し自重してくれれば、流れ自体は前通りに回復するのかな
多分、新参の書き手さんは殆ど来ないと思うけど。SSスレに流れるよこの有様じゃあ

620■■■■:2011/10/04(火) 23:52:51 ID:NCW9JIYc
>>619
自重どころか来ないでもらいたいよ
来る度にこのようになるから
もう新規の書き手を望むのは無理っしょ?過去ログどころか外伝も目を通さなけりゃ書けないだろうし…途中で折れるよ(笑)

621■■■■:2011/10/05(水) 03:49:43 ID:sAWg9N7Y
外伝なんかあるの?
本編の球技大会までしかまだ読んでないけど、段々面白くなくなってしまった。
なんか、読み始めたから仕方なく読んでる感じになる。

そもそも魔術サイドが関わった時点で非日常じゃないのかなぁって思う。
誰かリレー仕切り直しやってくれないかな…。
長すぎて途中参加できない。

622■■■■:2011/10/05(水) 07:04:18 ID:S3sARbcU
>>621
あるよ。☆がスレ立てた。外伝もリレー形式みたいだけど。
こっちよりもオリジナルキャラが多い。なぜか本スレよりも先に多くのオリジナルキャラが登場し、混乱の一端を担っている。

今回の事で改めて思った。
オリジナルキャラはSSを駄目にすると。

623■■■■:2011/10/05(水) 11:09:01 ID:sAWg9N7Y
>>622
わざわざありがとうございます。
オリキャラがSSをダメにするってのは極論だけど、このスレのタイプのオリキャラはSSをダメにするタイプだと思う。

原作キャラと絡まずにオリキャラだけの話がある時点でアウトじゃないかな。
なんの為に出したのかわからないキャラが多すぎる。

624■■■■:2011/10/05(水) 11:41:20 ID:GVsWKAgM
リレー小説においてキャラを増やしていく行為自体が愚行そのもの

本来ならタイトル通りデルタフォースの三人だけで十分の筈

625■■■■:2011/10/05(水) 15:25:40 ID:pbJVvZYc
・このスレの執筆者とROMが望んでる二次創作
  原作キャラのみでリレーを行い、原作キャラを深く描写するタイプ
・☆氏のやりたがっている二次創作
  原作世界をシェアワールドとして、各執筆者のオリジナルキャラを中心に交流するタイプ

自分にはこう見える。
☆氏の遊び方も愛好者同士でやる分にはいいんだよ。Pixivの版権企画とかモロ後者だし。
この二つの遊びが別物で決して混り合う事は無いと☆氏が理解しない限り、
スレルールにオリキャラ禁止と明記するしかないと思う。

626■■■■:2011/10/05(水) 22:15:08 ID:9sdoXyfw
別にオリキャラはSSを駄目にしたりしないと思うよ
ストーリーと文章力でいくらでもカバーできる……けど、
リレーの場合はどちらもバラつくし、ストーリーに至っては前と後にも合わせなきゃならない
個人SSならオリキャラ出しても面白い人いるけど、多人数SSだと、なあ……

★さん、SSスレ行けば良いんじゃね? 職人足りないし歓迎されると思うんだけど

627ё:2011/10/09(日) 21:58:40 ID:1UAwtiiA
本編投下です、2レス。

――――――――――
「相変わらず観覧車からの眺めは絶景だなー。ホラ、美琴も見てみろよ」
「んー、あとで。今は当麻の膝枕を楽しみたいもん♪ キスしていちゃつくのダメなんだからこれくらいはいいよね?」

 今、上条は観覧車での必要以上のいちゃつきを美琴に禁止した代償として美琴のリクエストで膝枕をしている所だ。
 最初は駄々をこねた美琴だが土御門たち(というか土御門だけ)が居ることを思い出して妥協することに。

「土御門さんに下手なところ見られたらまたからかわれるから仕方ないものね。それでも当麻の膝枕ゲットで私は嬉しいけど♪」
「それは光栄の至りだけどそろそろ下りるだけなので上条さんも美琴たんの膝枕を所望したいのでせうが?」
「たん言うな。でも当麻のリクエストに応えてあげるから入れ替わ伏せてっ!」

 上条への膝枕を実行するべく身体を起こした美琴だが、何かを発見して上条もろとも床部分へと身を隠す。
 いきなり引っ張られて訳が分からない上条が何事かと尋ねようとしたが慌てて鼻ごと口を塞がれてしまう。

「静かにっ! さっき吹寄さんが見えたの! 見つからないように大人しく……だ、大丈夫?」
「ぷはっ! はーっはーっはーっ……窒息死するかと思ったわ! それに声なんて聞こえないんだから鼻と口塞がなくてもいいだろ!」
「ご、ごめん……。で、でも見られるのはまずいから少しの間はこのままがいいと思うのよ。ね?」

 そ、それもそうだな、上条はそう呟いて美琴を抱きしめて安心出来るまで大人しくすることにした。
 そして見つからない所まで進んだと判断すると、上琴は吹寄と情報屋に見つからない為に観覧車を出たらすぐさまダッシュで逃げる決意を固めるのだった。

――――――――――
「しっかしなかなか喋らないにゃー、この2人。観覧車に乗ってからずーっと無言って息が詰まると思うんだけどな。井ノ原姉、ベクトルはどんな感じぜよ?」
「安定してピンクだから問題はねーぞ」
「それならいいんだけど元春の予想ならここでロマンティックに告白でしょ? このまま何も無いのは良くないよ」
「せやけどボクらには何も出来へんで。というかバレるのもあかんし。姫神はんと滝壺はんは許してもらえるかもし……あれ? 2人がおらへギャフンッ!」

 吹寄と情報屋に見つからず、それでいてあまり離れない観覧車に乗り込んだ尾行組はそれなりに楽しんでいた。
 青ピが姫神と滝壺が居ないことを口走ると存在感の薄い姫神の魔法のステッキで殴打されてしまう。

「青髪くん。こんなに近くに私が居るのに。失礼すぎる。滝壺さんなら。最初から乗ってなかったよ」
「あ、滝壺さんなら帰りましたよ。いきなり目をくわっとさせて浜面さんが悪の道に走ってるとか言いながら」
「レッサー、そうゆうことは先に言って欲しいぜい。ま、滝壺ちゃんが居なくても」
『きょ、今日はありがとな、ふ、吹寄』

 青ピが姫神に殴打されて痙攣していることを完全無視して残る尾行組は盗聴器から聞こえた情報屋の声に聞き耳を立てた。
 そしてその期待通り、いよいよ情報屋が吹寄に告白するという一大イベントが幕を開ける。

――――――――――
 その少し前、絹旗の柵川中学転入を祝うパーティー会場では、

「ううっ! な、何だ? きゅ、急に寒気が……」
「どうした浜面、風邪ひいたのか? バカなのに。よし、そんなバカな浜面を私が暖めてやろう♪ もちろん裸で抱き合ってな」
「にゃあっ! そんなの大体ダメーっ! 浜面がもしも風邪ひいてるなら私が看病するのーっ!」
「む、麦野もフレメアも落ち着けって! 麦野はマジで脱ごうとすんな! フレメアは麦野に立ち向かうなって!」

 謎の悪寒に襲われた浜面を巡って麦野とフレメアが小競り合いをしている最中だった。
 それを少し離れた安全圏で佐天と絹旗、それに詩菜と美鈴が眺めていた。

「あらあら仕上さんってばうちの刀夜さんと当麻さん的な感じなのね〜。これは当麻さんもろともお説教かしら?」
「超心配無用ですよ詩菜ママさん。浜面はお兄ちゃん達とは超違います、あれは珍しい動物に構ってるとかそんな感じですよ」
「仕上くんには悪いけど理后ちゃんが居るのに浮気なんて出来るとは思えないわよ。理后ちゃんの尻に敷かれてるもの」
(浜面さん、散々な扱いだなぁ……。否定しないあたしもヒドイかもだけど)

 パーティーは特に大きな問題も無く、それでいて平和的に盛り上がっていた。

628ё:2011/10/09(日) 21:59:45 ID:1UAwtiiA
「い、いいわよ礼なんて。これはあくまで球技大会での約束を果たしただけだし、あ、あたしも楽しかったし」

 観覧車が頂上に着いた頃、吹寄と情報屋はようやく口を開いた。
 土御門たちに盗聴されてることなど露とも思わず、2人はいい雰囲気で話し続ける。

「そ、そっか、楽しんでくれたんだ……よ、良かったぁ」
「まったく貴様は……。じゃ、じゃあ改めて。紫木、今日はとっても楽しかったわ、ありがとう」

 お礼を言い終えた吹寄の笑顔が情報屋には直視できなく、ついついそっぽを向いてしまった。
 情報屋の急な行動を心配に思った吹寄が情報屋の顔を覗き込むと、顔を真っ赤にさせた情報屋と見つめ合ってしまうことに。

「だっ、大丈夫か? 紫木。あたしが気に障ることをしたのなら謝るけど」
「ぜ、全然吹寄は悪くない! 単にお、俺が吹寄の笑顔が可愛すぎたから直視出来なかっただけで……あっ!」

 吹寄は情報屋の言葉にハッとなって慌てて距離を取った、顔を真っ赤にさせながら。
 何度か深呼吸をした後で、吹寄は情報屋に自分の偽らざる気持ちを打ち明ける。

「紫木、今日は本当に楽しいデートだった。男と一緒でここまで楽しいと思ったのは生まれて初めてだとあたしは思う。きっと紫木、貴様と一緒だからだ」
「吹寄……」
「けど貴様にほ、惚れているかどうかと言われたら……違うとしか言えない。だから」
「……だから?」

 吹寄は椅子から立って触れるか触れないか、絶妙なキスを情報屋にした後で続きを言った。

「あたしを貴様に惚れさせなさい! そうしたら貴様の恋人にでも何でもなってやるわ! 分かった?」

 情報屋は吹寄の宣言&ファーストキスの衝撃が強すぎたのか言葉を発せず、コクコクと頷くことしか出来なかった。
 言いたい事を全て言い終えた吹寄はようやくいつもの調子を取り戻した、顔の赤みは少し残ってはいるが。

「シャキッとしなさい! 言っておくけど貴様への印象、球技大会が始まるまでは低かったわよ。サバイバル合宿では簡単に裏切ってるし、情報をよからぬことに使おうとするし」
「…………あ、う、うん。以後気をつける。……はは、すっごい凹むな」
「だからシャキッとしろ! 球技大会中の貴様は一生懸命で前向きだったでしょ! あたしをガッカリさせないでよ!」

 カップル成立、とはいかなかったものの吹寄相手にかなり前向きな答えを貰った情報屋はこれからも自分を磨く決意を固める。
 吹寄は吹寄で自分の気持ちを恋と認めると世界が変わったような感じを受けて、情報屋に期待を持つのだった。

――――――――――

 吹寄と情報屋のやり取りを一部始終聞き漏らさなかった尾行組、彼らのテンションはとても高いものへと変わっていた。

629±:2011/10/11(火) 17:29:58 ID:j7xRIpyM
「キタァァァアアアーーーーーー!!!」
「とりあえず届いてないだろうけどおめでとう!吹寄さん!!」
「これでもうすぐ吹寄も俺らの仲間入りか………嬉しいぜ!」
「これで主要キャラ独り身は。私だけ………ふふふ」
「メタ発言が控えるぜい、姫神」
(……………やはり私のセクシーな身体を見せつけるのが一番……)

 どこの宴会会場だ、と言わんばかりに一気にハイテンションとなった尾行組。
 むろん、それはついに結ばれた(正式にはまだだが)二人を祝ってのことであるが(レッサー一人だけ何か違うが)。
 そして観覧車から降りてから土御門がこの場を仕切ってこういった。

「ふぅ〜、ようやくこれで情報屋の件も終わったし、これで解散ってことでいいかにゃー?」
「よーしっ!俺はちょっと走って真夜と赤音につたえてくる!じゃあ、またな!!」
「僕も黒子はんに伝えにいくで〜。またな〜ツッチー」

 自分の恋人たちに伝えるためにこの場を離れていく青ピと真昼。
 それを見送ったあと、土御門は白雪に話しかけた。

「………俺らも帰るぜい」
「うん!いこっ!!」

 そう言って土御門と白雪もこの場を去って行った。

――――――――――

 そして、観覧車から降りた情報屋と吹寄は仲良く手をつないで遊園地の出口へと向かっていた。
 しかし、その出口付近で遭遇した。
 珍しく財布を落として探している上条と美琴に……

630■■■■:2011/10/14(金) 02:18:26 ID:ZUkhaxIU
カップリングが好きなだけに悲しいが、このスレも終わらせて再スタートor終了した方がいいんじゃ?

このまま続けてもキャラが多すぎて書き手も増えないし、長さも相まって読み手すら減りそうだし。

再スタートは最初こそ微妙だろうけど、流れに乗れば今よりはよくなると思うのよ。
今までここに書いてくれた書き手には悪いけどさ…

631■■■■:2011/10/14(金) 16:45:25 ID:VLAKqT7g
新たにここに書きこむ者です。
とりあえず次の物語の繋ぎみたいなものを書きますが、
オリキャラを利用しているため、展開に賛否両論かもしれません。

――――――――――――――――――――――――――――――――――


「上条、貴様らどうしてここに?」
「ふ、吹寄?いや、美琴とデートしに来たんだけど財布を落としちまって………不幸だ………。」
「貴様の口から聞くのは久しぶりねそのセリフ。」
「どんな財布?俺達はここら辺で探しとくから遺失物コーナーへ行った方がよくない?」
「サンキュー情報屋。」

 こうしてカップル2組は、2手に分かれて財布を探すことにした。

「紫木。そう簡単に見つかるの?」
「運がよければ。
 あーあ、誰か黒革の折りたたみ式の財布見かけてないかな―。」

 一見何気なく、しかし周囲が聞こえるように言ったその言葉に、側にいた少年が、

「あっ。それだったらさっき拾って遺失物コーナーに届けましたよ。」

 と、応じた

「サンキュー。行こうぜ吹寄。」
「何かあっさり分かっちゃったわね。」
(何気に運がいいなあいつ。
 まさか周囲に拡散させて発した俺の思考漏洩で、こうも簡単に分かっちまうとは。)

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 その頃、白雪と共に帰途についていた土御門の下に一通のメールが届いた。

「誰からのメール?」
「バイト先からの連絡。」

 そう言って見せた画面には、確かに何時何分までにとあるコンビニに来るようにと
事務的に書かれていた。
 そして土白カップルを追い越す形で、少女のような顔をした―――先ほど上条の財布のありかを教えた少年が、
唄いながら通り過ぎた。

632■■■■:2011/10/14(金) 16:46:21 ID:VLAKqT7g
「にゅー。ちょっと舞花の所へ行ってくるぜよ。先に帰ってくれ月夜。」
「うん。分かった。」

 こうして、白雪と分かれた土御門は、耳を塞ぐようにしながら先ほどの少年の、普通の人には単なる鼻歌にしか聞こえない「それ」とメールの翻訳内容、

『イギリスの初春飾利から連絡あり。
 現地の日付が代わるまでに、私の邸宅に来るように。』

を確認したと同時に、そのメールの主が頭の中に現れ、
楽しそうに言った。

「さあ、日常(子供の遊び)は終わりだ。」


 とある小学校の校庭のある場所の近辺では、異様な緊張感が生じていた。

「以後よろしくお願いします。芳川美咲華さん。」

 その声の主、心理掌握の視線の先は、昼に打ち止め、いや、芳川美咲華と一悶着起こした
例のクソガキの視線と真正面からぶつかっていた。
 真昼の能力を使わなくても分かるほどに、じりじりと射ぬくような、
それでいてその種類がよく分からない―――嫉妬、疑念、侮蔑、羨望―――それらを始めとした様々な感情を
ないまぜにしたような不気味な感情のベクトル。
 クソガキは、その視線に震えを起こしながら、しかし後ろの少女を守るように超能力者に対峙して言った。

「お姉ちゃん………誰?」

633■■■■:2011/10/14(金) 17:47:54 ID:1Wz0ZwzU
おィおィまさか★さンじゃあねェよな?

634■■■■:2011/10/14(金) 18:47:54 ID:o67v5UzQ
>>633
書き方から言って★ではないと思う
オリキャラの追加は勘弁だぜ……

635ψ:2011/10/14(金) 19:33:36 ID:otLvlAZI
お久しぶりです。
いつの間にか進んでてちょっと驚きましたww

で、再スタートという件がでていますけど、やはり私もそうした方が良いと思いますね。
でも、再スタートとしても、やはりカップリングだけは変えてほしくないというのがありますね。
今の今までそのカップリングできましたので、それだけは正直嫌だなと思いますし。
なのでカップリングは、上条×美琴・土御門×白雪・青髪ピアス×白井・一方通行×打ち止め辺りまでは変わってほしくないかと。 浜面と滝壺?個人的にマイナー好きな私ですから、個人的に変わってもww(オイ

ってか、それ以前に再スタートって最初から始めるのですか?
正直それは嫌というのがあるのですが……
せめて途中からが私にとっては嬉しいのですけど。

まぁ、もはや読み専になりつつある私に言う権利とかあるのかと思いますがww

とりま、どうなるかは任せますね。 私自身たまにしか来れませんし。
それでは。

636■■■■:2011/10/14(金) 21:29:58 ID:1Wz0ZwzU
>>634
しかしオリキャラで色々議論になっているのにあえて空気読まず投下するなんてなあ……

637±:2011/10/14(金) 21:35:04 ID:4w4TC08o
まあ、オリキャラは置いといて
とりあえず>>631さんは次回投稿時からコテハンをおねがいします。

638■■■■:2011/10/14(金) 22:05:41 ID:o67v5UzQ
>>636
KYなところが★に見えなくもないけどねww

>>635
現在のカップリングを維持するなら白雪は特例としてオリキャラはNGとテンプレに記載して再スタートもアリだと思う。題材も学校生活にあるイベント、大覇星祭など本当の意味で学園都市のとある学生の日常生活みたいな……

せっかく再スタートとなるのなら、ていとくんやフレンダ、木原クンなどは生存している等……

再スタートについてはまだ議論は必要でしょうねぇ?

再スタートの場合、外伝は本スレとは関係無しとテンプレに記載しなくてはね。

639■■■■:2011/10/20(木) 01:58:24 ID:bc98X3G2
Let's 再スタート

640■■■■:2011/10/20(木) 14:39:29 ID:L3HcCuuI
新スレ立てて
新約とか始める気ですか?
戦争編辺りから。

641■■■■:2011/10/20(木) 18:12:58 ID:XHvRN3ms
ああ、恋愛戦争をな
火種はあるし

642■■■■:2011/10/20(木) 18:40:05 ID:OkNDvoT6
どこに?

643ё:2011/10/20(木) 20:32:46 ID:YHFdXwC.
…シリアスな流れをどう絶とうか考えてるうちに忙しくなって書く暇が無くなって今に至ってます。
明日には余裕が出来るのでSSの続きを投下します。

新スレも再スタートもそれまで待って頂けたら幸いです。

644■■■■:2011/10/21(金) 12:25:36 ID:1LFmDmIM
新スレで新たにスタートとかなら、時系列はあまり細かく決めなくていいんじゃないかね?

新訳編からとか決めると、δフォースに絡む話に持っていき辛い。
あと個人的なもんだが、キャラ崩壊はしないで欲しい。
魔術サイドのキャラとか結構崩壊してるじゃん?
あと義妹組とか。

645ё:2011/10/21(金) 14:09:53 ID:V0hXAau2
本編投下、2レスです。

―――――
 怯えながらも毅然と自分と対峙する少年に心理掌握は少しの驚きと共に感心していた。
 心理掌握は少年を安心させる為に威圧を解こうとしたのだが、

「(さて、脅すのはここまでにしましょうか)はじめまして。私はきゃんっ!」
「何大人げねェマネしてンだテメェは」

 年甲斐も無く子供に絡んでいると思い込んだ一方通行の一撃で昏倒させられてしまう。

「ヨォ、大丈夫かテメェら……って打ち止めじゃねェか。それに」
「何だかよく分かんないけど助かったよってミサカはミサカはお礼を言ってみたり。ところでこの人だれなのってミサカはミサカは尋ねてみたり」
「コイツァ心理掌握だ、別に覚える必要ねェからな。それよりガキ、テメェも何か言えよ」

 自然な雰囲気の一打を前に少年は自分でも理解出来ないムカムカを感じ、その気持ちを素直に口にした。

「だっ、誰が助けてくれって言ったんだよ! お節介なんだよバーカバーカ白髪バーカ! ロリコンモヤシジジー!」

 少年は一方通行にあっかんべーをしながら暴言を吐くという命知らずの行動をして走り去ってしまった。
 元来超が付くほどの短気の一方通行は能力発動させて本気で病院送りにしようと思ったが、打ち止めの献身的な説得&抱きつきで気持ちを落ち着かせた。
 冷静になった一方通行は気絶させた心理掌握をどうしようかと頭を悩ませると、そこに第一七七支部で戻ろうとしていた黒子と浦上を発見する。

「おいテメェら、この女を保護しろ。俺はコイツ連れて帰ンなきゃいけねェンだ。こうゆうのもテメェらの仕事なンだろ?」
「それはそうですけど……。ですがわたくしとしてはどうして心理掌握さまが気絶してるのか気になりますわ」
「単なる正当防衛の結果だ、気にすンな。じゃあ後は任せたぞ」

 黒子がなおも詰め寄ろうとしたのを浦上が抑えてくれたことに感謝しつつ、一方通行は打ち止めと一緒にその場を後にした。
 マンションへの帰り道、一方通行が番外個体こと美雷が居ることと行動を共にしていたことを告げたせいで打ち止めにヤキモチを焼かれたのは当然のことである。

―――――
 その頃、とある邸宅の応接間へと通された土御門は邸宅の無駄な豪華さを愚痴りながらコーヒーを口にした。
 邸宅の主は苦笑しながらも土御門をたしなめる。

「人様の家に来た早々に文句を並べ立てるのはどうかと思うがね。これから大事な話をしようというのに」
「オレはこれでも驚いてるんだ。まさか戦争の件であんたが出てくるは思わなかったぜ、貝積統括理事。リラックスに家の悪口くらい言ってもいいだろ?」
「おやおや、お前でも驚くという感情があるとはな。私としてはそっちの方が驚きだけど」
「アンタまで一緒かよ雲川センパイ(初春の名前を挙げたということはこの2人ともコネクションを持ったということか。頼もしいやら恐ろしいやら)」

 土御門を呼び寄せたのが学園都市統括理事の1人でもある貝積継敏と統括理事会のブレインこと雲川芹亜という事実に土御門本人は柄にも無く驚いていた。
 学園都市、科学サイドでのことならまだしも魔術側の件で呼ばれるなど露とも思っていなかったのだ。

「お前のその驚き顔を見られただけでも私としては満足だけど。まあ魔術なんて力がある方が私としては驚きに値するけど」
「…………私は今でも理解に苦しんでる。とはいえ初春の言うことだ、信じないわけにはいかないのだが」
「初春とアンタらってどんな関係ぜよ?」
「孫のように可愛らしい聞き上手の子供」
「なかなか楽しいメル友だけど」

 初春効果でシリアスな雰囲気が壊れたと感じた土御門、連絡役に寄越した少年について尋ねたが伝言内容を理解していない部下の1人という答えが返ってきた。
 それを聞いて安心した土御門は早速戦争の件を尋ねたのだが、貝積の口から信じられない言葉が出てきた。

646ё:2011/10/21(金) 14:11:00 ID:V0hXAau2
「夏の戦争だがな、回避できたとのことだ」
「回避出来たというよりは戦争の理由そのものが無くなったということだけど……どうした?」

 貝積と雲川の言葉に土御門の頭は真っ白になった、2人の言っている言葉が理解出来なかったのだ。
 雲川に数回往復ビンタをくらってようやく正気に戻った土御門は自分の考えていた話し合いとは違うことに脱力してしまう。

「はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜、とんでもない肩透かしを食らった気分ですたい。で? どうしてそんなことになった」
「簡単な話だ。君達が身柄を預かっている捕虜の2人が正式にイギリス清教に属したということさ」
「正しく言うなら初春の部下だけど。それでも奴らの戦争を起こす大義名分が無くなったという事実は揺るぎ無いものだけど」
「成程な、ハイドンとクレインは戦争を起こす口実を作る為にここに来たってことか。任務達成できようが捕虜になろうが死のうが、どうでもいい駒って所か」

 土御門の理解力の良さに雲川も貝積も頼もしさを覚えていた。
 そこへ更に雲川から今後の予想しうる展開が語られることに。

「駒とはまた随分な言い方だな。私もその辺は否定しないけど。でもこれで奴らは下手に行動出来ないし戦争も起こせない」
「何故そう言いきれる? 敵のブレインやスカルが属する組織が戦争を起こすとは考えないのか?」
「その線は無いだろうな。戦争を起こすにしろ行動を起こすにしろ、やるのなら第3次世界大戦終結後に間髪入れずにやっている。立派な理由が奴らには必要なのさ」
「仇討ちにしろ下っ端の部下を助けるにしろ美談ある戦いはそれなりに擁護されやすい。戦争後に支持されなければ意味が無い、それだけのことだけど」
「ただの蹂躙行為ではなく、世間的に素晴らしい理由を掲げた聖戦を奴らは求めたというわけか」

 3人は確信していた、敵がこれで戦争を起こすことは皆無に等しいということを。
 肩の力を完全に抜いた雲川は土御門に今後について伝える。

「おそらく初春から電話があるだろうがハイドンとクレインはロンドン送りが決定してるけど。出立日は」
「それならお前さんに聞くまでも無く察してるから安心するぜい。うちの監察役と一緒に帰るって所だにゃー」

 土御門の答えに雲川は言葉ではなく口元に笑みを作って肯定の意を示した。
 ここでの用事は済んだと思った土御門は席を立って去ろうとしたが、

「ところでどうして初春ちゃんはアンタら2人に先に伝えたんだにゃー?」
「第二学区の貸切を許可してるのが私たちだからだけど。色々と根回しが面倒なんだぞ、意外だろうけど」

 そうか、疑問の解答が納得できるものだったので土御門はそう呟いて貝積邸を後にするのだった。
 戦争中止の件のメールを関係者全員に送ろうと思った土御門だったが、白雪が急に恋しくなったので先送りすることに。

―――――
「上条さん、美雷さんは今日帰らないみたいですよ。アクセラさんのマンションに泊まるってメールがありました」
「そっか。じゃあ今日は俺と美琴とレッサーの3人か」
「よしレッサー、あんたもどっか行きなさい。せっかくの当麻との2人っきりの時間を邪魔しないでよ」
「いえいえそうはいきません。何せこれから上条さんのお母さんとのご対面という大事なイベントが控えていますから」

 夜、上琴とレッサーは姫神とも別れて上琴ハウスへと向かう途中、レッサーから思いもしない言葉を聞いていた。
 レッサー曰く、絹旗とメールをやり取りしていて佐天、詩菜、美鈴と行動を共にしていると連絡を受けて上琴ハウスで落ち合う約束を交わしていた。
 上琴がどうしようか悩んでいるうちに上琴ハウスが見え、ちょうどいいタイミングで逆方向から佐天、絹旗、詩菜、美鈴が現れて鉢合わせてしまう。

647■■■■:2011/10/21(金) 17:50:23 ID:oPj0wzUI
あれ?てっきり連絡役の男の娘とメールの送り主って
新坂親子かと思った。

648■■■■:2011/10/22(土) 00:48:39 ID:g5mlPkfc
土御門を呼んだのが貝積の方だとすると、
>>631>>632って、
一部書きなおす必要ありますかね。
それから
番外個体→御坂美雷
打ち止め→芳川美咲華
でいいんでしたよね確か。

649キラキラ:2011/10/24(月) 18:54:52 ID:7k5Bzirg
>>638により、コテハン入れて投稿します。(>>648も私です。)

――――――――――――――――――――――――――――――――

 土御門が去った後、貝積と雲川がいる部屋に連絡が響いた。
 連絡の相手は、土御門への連絡に寄与した少年だった。

「邸宅へ侵入者出現。」
「詳細は?」
「映像を出します。」

 直後、貝積の部屋の壁に設置されたディスプレイにその侵入者が映し出された。

「!?こ、こいつは………」
「貝積、即刻目をそらせ。直視しないようにしろ。」
「言われなくても。」

 雲川は少年に、その侵入者をここへ通すように指示を出した。

「確かにかつて統括理事に狼藉を働いた過去はあったものの、
今更そんなことをやる理由もないと思うけど。」
「念のため『オジギソウ』を始めとした無人迎撃態勢は整えておく。」
「賢明だけど。私としては、2回も同じ説明をしなければならないことにうんざりする。
 だがまあ、向こうの立場上、土御門の時よりは少しは詳しく話しとくか。」

 こうしてある程度の準備が整ったところで、少女のような少年にエスコートされた
『侵入者』が、応接室に到着した。

「初めまして『前方のヴェント』。
 念のため訊くけれど、貝積を潰しに来たのか?」
「ハッ。少女の傀儡になっているようなジジイなんかヤル価値あるかい。」
「だ。そうだけど。」
「………否定はできんな。」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 その、絹旗のお祝いという名目で上琴ハウスへの訪問は許可された者レッサーは、
届いたメールを読んで愚痴り始めた。

「ったく。私の働きなんだったんですか一体。」

650■■■■:2011/10/25(火) 00:47:45 ID:r/BtFMbE
外伝の話の続きになってる…

651■■■■:2011/10/25(火) 00:50:29 ID:5Nrh5rL2
いや、そっちを見てなくても分かると思う。
要は土御門と同じく交渉の顛末を尋ねに来たってことで。

652■■■■:2011/10/25(火) 23:02:49 ID:4F9J0XZs
だいたい>>649は本当に★じゃないのか?

653■■■■:2011/10/26(水) 10:41:10 ID:zU9CzFyU
もう話が進むのを楽しみとも思えないんだが

654■■■■:2011/10/26(水) 19:55:31 ID:Yia78XJM
>>652
★臭がぷんぷんするなww

ここまで叩かれて投下してたとしたら大したもんだよ。書き手としては最低だけどね。

>>653
同じく。もう投下されても、『とりあえず目を通すか』ぐらいしか思わない。

655ψ:2011/10/27(木) 23:37:38 ID:Q9zqYDrs
ふと思ったことなんですが、新スレのこまごまとしたことを決めるのに、デルタフォース専用の議論スレを作ってみるのはどうでしょうか?
このままこのレスを使ってもよさそうですが、かなりのレスを使いそうですし、雑談も一部増えているような気がしますので。
議論スレなら、いろいろな案を見るのに分かりやすいし、新スレの内容が決まった後でも、次の章の内容を読み専と一緒に決めたり、質問や疑問(←まぁ、これは今まで通りでもいっかww)、外伝スレについてなどと使い道がありそうですので。
それに投票を私がやった時に思ったのですが、読み専が余り参加していないのですよね。 当時は参加しにくいというのもあったからかもしれませんがww
まぁ、参加しにくかったとしても、議論スレなら読み専の方でも参加しやすいようにしようと思ってます。
また、これは新スレの方とこちらのスレの雑談を控える事にもなりますので、個人的にはいいと思ってます。
とりま、皆様の意見を聞きたいので、書かせてもらいました。
ちなみに、議論スレが建つなら私が建てようと思っていますので。最近はこちらを見ていたことが多かったのでたぶん大丈夫かと。
それでは。

656■■■■:2011/10/28(金) 00:48:36 ID:0UJQSkxI
建てても糞スレ扱いされんじゃない?ゴタゴタが続いているし。まぁ、気にしないけど。

建てても、外伝は除外だろ。あっちは好きにやるようなので。
もう外伝はデルタスレを名乗るには相応しくないしね。

個人的には早めに完結させて、仕切り直しのほうがよろしいかと思うが。

657ψ:2011/10/28(金) 07:24:35 ID:SyRjuUz.
>>656
それは私も考えたのですが、やはりそうなりますかね?
外伝については確かに除外しても良いかも知れませんね。あっちは書きたい人が書いてるだけですし。

とりま、まだ一人しか聞いていませんが、やはりいらないですかね?

658■■■■:2011/10/28(金) 07:59:17 ID:0UJQSkxI
>>657
ご苦労お掛けしますね…
気にしても仕方ないし、建てて頂いた方が良いかなぁ?他に駄スレも存在してるわけだし(笑)

新スレへ移行するに前に議論する事も多々あるし、反発は甘受する事として私は建てて頂く方向でお願いします。

659■■■■:2011/10/28(金) 10:34:02 ID:zhkiCihg
なんかもう無理矢理シリアスに持っていく流れに疲れ果てました。
軌道修正かけてもシリアスの流れになってくのでいっそのこと新スレ移行でもいいかって思ってます。
どうするのかは議論スレが必要なので私も建てる方に賛成ということで(あまり長くならないように)。

660ψ:2011/10/28(金) 16:58:03 ID:SyRjuUz.
>>658
駄スレになるかもしれないけど、建てた方が良いと……

>>659
確かにシリアス方向になぜか向かっていますね……
それと、やはりこのままここでやっていったとしても、かなりレスを使いそうですよね……

……もう少し待ってみますが、その間にスレを建てる準備でもしておきます。

661■■■■:2011/10/28(金) 17:26:33 ID:0UJQSkxI
>>660
いやいや議論スレが駄スレになるという事じゃありません。書き方が悪かったですね…申し訳ない。他の人がどう思うかわかりませんが…結局建てたけど過疎ってるスレが多いスレの事です。

662ψ:2011/10/28(金) 17:46:27 ID:SyRjuUz.
>>661
あぁ、そういう意味ですか。確かに過疎っているスレが多いですねww

後、建てる場合なのですが、スレタイをどうしましょうか?
『【デルタフォース】クラス三バカの日常 議論スレ』だとしても、新スレのスレタイも考えると別のスレタイにした方がよさそうですので。


また、スレを建てる場合の最初のレスはこんな感じで大丈夫でしょうか?

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

『【デルタフォース】クラス三バカの日常』と、新たに建てる新スレなどについての疑問や質問、次の章の内容などを決めていくスレです。

《注意事項》
・荒らし禁止。
・このスレはsage進行でお願いします。レスする際には必ずメール欄に半角で『sage』と入力してください。
・【デルタフォース】シリーズに関係ないレスは止めてください。
・このスレは議論スレですので、書き手だけでなく読み専である方もなるべく参加してくれるとありがたいです。


【デルタフォース】クラス三バカの日常Part5
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/6947/1296914079/

デルタフォース外伝
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/6947/1287183024/

【デルタフォース】クラス三バカの日常 まとめwiki 
ttp://www31.atwiki.jp/kinsho_second/pages/14.html

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

一応外伝スレのリンクもつけておきましたが、とりあえず意見をください。

663■■■■:2011/10/28(金) 19:06:45 ID:AnyU7Gw2
まずこの議論でかなり消費しそうですから、
雑談スレでやった方がよいのでは?
基本、新スレは、そこで伺いを立てるそうですから。

664ψ:2011/10/28(金) 19:21:54 ID:SyRjuUz.
>>663
……言われてみればそうかも^^;
でもここまで言って雑談スレに移動したとしても、なんかこっちにレスをしてきそうなのは気のせいでしょうか?
それに後は議論スレを建てるかどうかの意見だけですから、今更雑談スレでこの意見を聞くことにするというのもなんかどうかと思うし……
かといって、これ以上レスをここで無駄にするというのもな……

……なので、もう決議とりますわ。なんかそれが一番よさそうですので。
デルタフォースの雑談スレを建てることに賛成もしくは反対だけしかいなかった場合はその時点で決定します。
一応今日の日付が変わるまで待ちます。私が起きていればの話ですがww 寝てたら明日の午前9時頃まで。
それでは待ってます。
後、勝手に決めてすみません<(_ _)>

……ちなみに私の票は入れた方が良いのでしょうか?

665±:2011/10/28(金) 20:54:14 ID:U14pG5lw
ψさん
久しぶりに来てみれば議論が進んでるだけ、みたいなことがここだとよくあるので自分的にはそういうスレがあったほうが嬉しいです。
それとψさんも票を入れてもいいと思いますよ〜

そしてキラキラさん
こんな状況でよくきてくれました!
これからよろしくお願いします!
あ、シリアスは控えめにしてくださいね
そして前の投稿とつなげないと投下しにくいからそこには気を付けてくださいね

では、久しぶりに本編投下させていただきます

――――――――――

「おや、今日は運が超いいですね。こんなに早くお兄ちゃん達にあえるなんて」
「何いってんのよ、最愛。当麻兄さんと美琴姉さんだよ。待ってたに決まってんじゃん」
「そうですよ。当麻さんはともかく美琴さんは気が利きますから」
「えーと………その黒髪の子が最愛が言ってたレッサーちゃんだっけ?」

 こちらが気づくとほぼ同時に向こうを気づき声をかけてきた。
 自分の話題が上がっていることに気付いたレッサーはすぐに詩菜達に向かって走って行った。

「あっ、はいそうです!私がレッサーです!えーと………」
「そうか〜、あ、私は御坂美鈴」
「私は上条詩菜です。ところでレッサーさん」
「あっ、はい何でしょうか?」
「当麻さんは美琴さんのです。あなたが入る余地はありませんよ」

 にこっと笑ってそんなことを宣言する詩菜。
 その一言に完全に固まったレッサーを横から見ていた美鈴が絹旗と佐天に声をかけた。

「最愛ちゃん、涙子ちゃん、レッサーちゃんを私たちが止まってるホテルに運ぶわよ」
「超了解しました!」
「はーい!」

 そしてそのまま絹旗と佐天がレッサーを持ち上げてそのまま運んで行った。
 そして詩菜と美鈴は上条と美琴に声をかけた。

「じゃ、レッサーちゃんは私たちが預かるから二人で仲良くね」
「当麻さん。わかったいるとは思いますが浮気はだめですよ」

 そう言い残して去っていく二人。
 一瞬の出来事に終始唖然としていた上条と美琴はそのまましばらくそこに立ちすくんでいた………

666■■■■:2011/10/28(金) 21:14:59 ID:UrQd4mW2
議論スレ立て、賛成です。
そして±さんが久々に投稿…正直、もう来られないかと思ってたので驚いてます。
SS投下はもう諦めていたけど少し思い直してみようかと。

667■■■■:2011/10/28(金) 21:35:43 ID:0UJQSkxI
スレ建て賛成でお願いします。

668ψ:2011/10/28(金) 23:18:40 ID:SyRjuUz.
……反対がなさそうなので締め切りますね。
ってなわけで、スレを建てようと思います。
スレタイは……『【デルタフォース】シリーズ 議論スレ』でいいでしょうか?
新スレの事も考えたらなんかこうなりましたので。
とりま、このスレタイでよければ建てようと思います。

669■■■■:2011/10/28(金) 23:31:29 ID:0UJQSkxI
スレタイはそれでいいのではないでしょうか。宜しくお願いします。

670ψ:2011/10/28(金) 23:33:05 ID:SyRjuUz.
>>669
了解しました。それでは建ててきます。

671ψ:2011/10/28(金) 23:41:07 ID:SyRjuUz.
とりあえず建てました。

【デルタフォース】シリーズ 議論スレ
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/6947/1319812621/

672ψ:2011/10/28(金) 23:46:30 ID:SyRjuUz.
あ、外伝スレのリンクもそのまま貼ってしまった…… ま、別にいっかww

673■■■■:2011/10/28(金) 23:55:07 ID:0UJQSkxI
乙です。
まぁ、外伝の件は何とかなるでしょうwww

674ё:2011/11/04(金) 22:35:03 ID:QcYjSwYE
新しい方がまだ議論中なのでここに続きを投下します、2レス。
シリアスに行く気はこれっぽっちもありません、あしからず。

――――――――――
「行っちゃったわね、みんな……」
「ああ、そうだな……。とりあえず家入ろうぜ、メシ喰いたいし」
「そうですね。では今日はご恩返しの第一歩に私が腕を振るいましょう」
「神裂さんのご飯、久しぶりで楽しみでございますわ」

 とりあえず気を取り直した上琴が上琴ハウスへ入ろうとしたその時、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
 慌てて振り返るとそこにはクリスマスパーティーでのメイド服に身を包んだ神裂と修道服のオルソラがそこにいた。

「かっ、神裂! 何だその格好! というかオルソラまで一緒って何コレ?!」
「何だと言われるのは心外ですね。言ったはずです上条当麻、あなたへのご恩返しをしに来たと」
「だっ、だからってそのメイド服でしかもオルソラさんまで一緒にってどんな恩返しするつもりなんですか! とっ、当麻を誘惑しないで下さい!」
「あらあら〜相変わらずみことさんはとうまさんが大好きなのでございますわね〜。ダメですよ神裂さん、とうまさんを誘惑しては」

 御坂はあなたにも言ってるんですが、神裂はオルソラへのツッコミをせずに流すと上琴ハウスへ入るように促した。
 それから美琴が神裂の食器や食材を把握する鋭い視線を受けながらも、慣れた手つきでお茶とお菓子を出した。
 上琴が気持ちを落ち着かせたのを確認すると、神裂は夏の戦争回避の件をさらっと伝えた後でご恩返しについての経緯を話し出した。

――――――――――
 時は少し遡り午後7時、教会の寄宿舎食堂で後片付けをしていた神裂に電話がかかって来た。
 既に寄宿舎食堂でインデックスとアンジェレネの相手をしていた真夜、神裂と一緒に教会に来た茜川に断りを入れた後で電話に出ると、

『もしもーし、火織お姉ちゃん。元気ですかー?』
「飾利っ!! 良かったです、貴女の元気な声が聞けて……。大丈夫ですか? 誰かに妙な真似をされていませんか? キャーリサ様とか最大主教とか最大主教とか」

 イギリスから初春から電話がかかって来たので神裂のテンションは一気にマックスまで上がった。
 苦笑した後で大丈夫との返答を聞いて安心した神裂は初春から夏の戦争回避に成功したとの報告に驚きを隠せなかった。

『私も驚きました、まさかハイドンさんとクレインさんが私の為に働いてくれるという宣言だけで戦争が回避出来たんですから』
「そ、それだけのことでですか? ……そういえばあの2人、胸に我々イギリス清教の十字架をかけていましたね。……成程、そうゆうことですか」
『さすが神裂さん、状況判断が早くて助かります。初春さんの考え無しの優しさがこうも事態を好転させちまったのは助言した私も驚いてんですけどね』

 神裂は理解した、かつて【法の書】を巡る戦いでローマ正教の問題にオルソラの洗礼を切っ掛けに介入したことを。
 そしてアニェーゼの言葉を聞いて得心がいった、今回の件にアニェーゼが助言をしたことも。

『敵は自分達の部下が捕虜になったことで戦争を起こす名目を得てやがりました。だったらオルソラさんの時のように捕虜2人をイギリス清教徒にしちまえばいいって思ったんです』
『正直、何気なくローラさんに相談してあっさりオッケーされた時はちょっと不思議でしたけどきっとこれを見越していたんですね。最大主教だけあってローラさんって凄い人です』
「(くっ、あの女狐……飾利に尊敬されるとは)しかしハイドンとクレインはロンドン送りになるのでしょう? その移送中に襲われる心配は無いのですか?」
『それは無いですよ。そうゆうことをする人たちならわざわざ宣戦布告なんてしませんし、捕虜だって平気で見捨ててるはずですから。ブレインさん達は理性的な魔術結社ですよ』

 確かに律儀に戦争の期間を宣告、仲間とはいえ下っ端2人を見捨てない、そんな幹部のいる魔術結社なら馬鹿げたことはしないだろうと神裂も結論付けた。
 その後、少しばかりのお喋りを挟んで神裂が初春と遊べなくて元気がないとぼやくと、

『火織お姉ちゃんが私と遊びたいって言ってくれたのは嬉しいです♪ でもそれじゃあダメですからその次にしたいことをやってはどうでしょう?』
「その次にやりたいこと、ですか?」
『当麻お兄ちゃんへの恩をGWで一気に返しちゃいましょう。火織お姉ちゃん、当麻お兄ちゃんのこと大好きだからモチベーション上がりますし♪』

 初春から上条への恩返しを、しかも大好きというフレーズまで付けられて提示されてしまう。

675ё:2011/11/04(金) 22:36:34 ID:QcYjSwYE
「た、確かに上条当麻への恩は忘れてはいませんし恩返しもしたいと思ってます! で、ですがわ、私が上条当麻を大好きということには……その」
『そんなこと無いですよー♪ 火織お姉ちゃんが男性の中で一番当麻お兄ちゃんを意識してるってこと、分かってる人は分かってますから』
「くうっ、飾利が私を理解してくれているのは喜ばしいことなのですが他にも知っている者達が居るとは……って違いますから!」

 今さら何言ってやがんですか、アニェーゼがそう呟いたのを聞いて神裂はいつか彼女にお仕置きしようと密かに誓った。
 そして神裂は少し考えた後で今までの上条への恩義を思い返し、

「分かりました飾利。このGWで上条当麻に受けた恩義、全て行動で返します! 決して上条当麻が大好きというわけではありませんからね!」
『はいはい♪ じゃあ私とアニェーゼさんはこの辺で。後片付けとか介抱とかありますから』
「そちらで何かあったのですか?」
『うちの女子寮で初春さん歓迎パーティーを盛大に開いたんですよ。キャーリサ様とかヴィリアン様とか最大主教とかシスター達とか……。私ら以外は全員酔っ払って倒れちまって燦々たる有様ってやつですよ』

 ルチアがキャーリサ様に無理矢理飲まされて気絶したのは痛手ですよ、アニェーゼのその愚痴を最後に初春との電話は終わったのだった。

――――――――――
「とまあ、このような経緯があって今に至るというわけです」
「でも今、午後8時ですよ。どうして来るのが遅くなったんです?」

 神裂からここに至る経緯を聞いた美琴が冷静なのは、上条が大好きというフレーズを削ったお陰である。
 遅くなった理由を神裂は語り出す。

「どうしたら上条当麻への恩を返せるか悩んだ後で、私が居ない間の教会の食事をどうしようかと考えていたらつい……」
「そこでアルバイトという形でインデックスさんやアンジェレネさんのお相手をしてくださっていた双子の弟さんに私が頼んだのでございますわよ」
「当然、弟さんは快く引き受けてくれました。茜川と彼のお姉さんも一緒という条件で。ただ、アルバイトではなく無償のボランティアとして引き受けてくれたことが申し訳無くて……」

 インデックスとアンジェレネ相手にボランティアは割に合わなさ過ぎるな、上条は誰にも聞こえないようにボソッと呟いた。
 その上条、いつもなら神裂の押しかけを断るのだが度々恩を返すと言われるのは流石に嫌なので今回だけ受け入れることにしたのだ。
 ちなみにオルソラ同伴の理由を本人に尋ねた所、神裂の監察という至極真っ当な答えに上琴も少しビックリしていた。

「では早速恩返しの内容を伝えましょう。上条当麻、あなたには世間一般から見て御坂に釣り合う立派な男子になってもらう為にGW中、鍛えてあげましょう」
「…………鍛える?」
「ええ。確かに上条当麻、あなたは御坂に相応しい男性です。ですが一般人から見ればただのレベル0のフラグ魔と第三位、釣り合っていません」
(確かに当麻がアクセラ倒したのだって知ってる人間なんて裏の事情に通じてる人間しか知らないものね……)
「ただしあなた一人だけ鍛えるわけではありません。土御門の青髪の少年、それに浜面も一緒に鍛えてあげましょう」

 一方通行と真夜が居ないことに抗議した上条だが一方通行は第一位、真夜は恋人のレベルも釣り合ってるし教会の食事を任せているということで却下された。
 上条は土御門、青ピ、浜面に明日からGWの間、泊りがけで恋人を連れて遊びに来いと電話で誘うように神裂に命令された(鍛えることは伏せて)。

676wiki見てた人:2011/12/26(月) 08:49:47 ID:hpnPwj46
誰かまとめwiki更新してください。
それと、今まで読み専でしたが、少し書きもやってみようと思います。
あと、議論になってるオリキャラですが、重要キャラ(彼氏、彼女)の白雪、井ノ原ツインズ、紫木、茜川は引き続き使って、
他のキャラは登場回数少ない順で順次減らしていくべきかと。
教室での出来事なんかは、球技大会で出た東原と姫神に語らせれば事足りると思う。
もし足りなくても、男子Aとかにするべき、これ以上オリキャラ増えるのはあまり良くないと思います。

677■■■■:2011/12/26(月) 20:13:49 ID:dK2.AVq.
ここのサイトの掲示板・・・
マジ激ヤバなんですけど
登録制だけど情報の質がパネっす
裏情報が凄すぎます
登録は無料みたいなんで
一度は、観てみる価値あり
bit.ly/vfUZoA

678■■■■:2011/12/28(水) 03:43:15 ID:omLqO6sw
今までの内容を見ておもったんだが・・・
まず、複数名で☆さんを叩きすぎ。「ネットだから誰がやってるのかわからないからいい」とかではなく、
ネットだからこそ、全員が言動に責任を持つべきだと思う。
実際、僕は自分の友人がそうやってネットで叩かれて、自殺に追い込まれたりしているのを見たりしています。
みなさんがやっていることはそういうことであるとわかっていただきたいです。(まあ、とんでもない馬鹿じゃなかったら自重するよ普通)

もう一つ(一つ目が重い話なのでこれは軽く)、登場キャラですが
まとめると
・原作登場キャラ(科学サイド)
当麻 美琴 一方通行 打ち止め 元春 黒子 青ピ 浜面 滝壺 半蔵
舞花 佐天 初春 絹旗 麦野 (食蜂) 吹寄 姫神 結標 御坂妹 番外個体
軍覇  郭  小萌 木山 親船 芳川 黄泉川 ゴリラ カエル医者 
・〃(一般サイド)
御坂・上条の両親
・〃(魔術サイド)
たるいので、イギリス清教、ローマ正教、ロシア正教他
※課題になっているオリキャラ
白雪 紫木 翔太 真昼 真夜 茜川 は現在原作キャラと恋仲にあるので外せないと思う。
井ノ原&茜川はオリキャラ同士だが、他のカップルとの関係が強いから残すべきだと思う
他は東原と野原を教室での出来事に使うくらい?だと思う。
誤字あったらスマン。あと、これを基準として「これは絶対いる」ってのを追加していけばいいと思う。
あと、魔術サイド省略してスマン

679■■■■:2011/12/28(水) 15:50:07 ID:wpQmWaII
いや☆は叩かれもしゃーないよ
それに二つ目の話題は議論スレがあるんだからそっちでしたら?

680■■■■:2011/12/29(木) 02:47:58 ID:nKcjoe2Y
>>678
私は>>679に同意
オリキャラの事もあるが他の書き手を貶めたんだから自業自得
複数の書き手によって成り立つスレでコレはいかんだろ?
同情の余地無し

681■■■■:2011/12/29(木) 09:17:33 ID:vqKBMuz6
むしろ言動に責任持ったほうがいいのは☆のほうだな

682■■■■:2011/12/29(木) 09:36:46 ID:Kbws86zQ
蒸し返すなよ。

683■■■■:2011/12/29(木) 11:48:43 ID:42XC9vxc
ここで終わり?

684Ω:2011/12/29(木) 19:53:48 ID:wnNVx2ik
どうも、676改めΩです、一応話の書き込みは本編再スタートまでしませんが・・・
名前決めたので報告だけ。

685アレイスター:2012/02/12(日) 22:37:34 ID:l0LccJdk
「くくく、もう終わりなのかね」

686名無しさん:2012/02/12(日) 22:39:24 ID:l0LccJdk
誰かいませんかーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!

687■■■■:2012/02/12(日) 22:47:08 ID:UmRdFHyc
晒しageやめれw

688■■■■:2012/02/13(月) 07:38:07 ID:tJAQ1cNc
おやおや?追放された★さんチィースwww

689■■■■:2012/02/29(水) 21:19:53 ID:smCX07jc
誰もいないね……

690ちょっとWiki更新した人:2012/03/20(火) 17:13:02 ID:IoQdbmVo
あー、あー。
ども。今まで読み専だった者です。
誰か居ませんかー?
出来たらで良いんですけどWikiの題名考えてくれませんかね?
自分全然国語力ないんで<(^^;)
ヨロシクです。
後、事後報告で悪いですがWiki更新させてもらいました。
これからも時間を見つけて進めたいと思います。
良いですよね?てか、勝手に進めてきますw

691今更だが:2012/04/11(水) 23:37:57 ID:uso8I.ac
今更だが上条のクラスメートFFF団
みたいだよね

692■■■■:2012/09/06(木) 07:02:46 ID:LO2e6TIE
東原ってさ柔道すれば最強じゃね

693■■■■:2012/09/06(木) 13:23:06 ID:/V77GjL2
平凡な日常も終焉

694■■■■:2012/10/05(金) 01:28:11 ID:h1ok.Zqg
まだこのスレ残ってたのか
懐かしいレベルだ
このスレに投下されてる自分の文章読むと恥ずかしくなるね
ゴチャゴチャしてるけど再開してもいいのよ?

695■■■■:2012/10/05(金) 21:03:37 ID:r9LJ3Gq.
☆じゃ……ないよな?

696■■■■:2012/10/06(土) 03:50:12 ID:dZRO78r2
ちがうよー
もっと地味な奴だそんなに何回も書いてないよ
3回くらいかね?

697sage:2012/10/10(水) 23:34:56 ID:3UD15vrQ
________

そして、彼らのGWは、トンデモな方向に染まってしまうことを、まだ彼らが知らないのは幸か不幸か...

________

その頃
カエル顏の医者
「近いうちに、彼がまた運び込まれそうだと思わないかね?」
近くにいた看護師たちはカエル顏の医者のいみぶかな発言にただただ不吉なものを感じていた

698■■■■:697:2012/10/11(木) 00:16:31 ID:cq4CEU1Q
iPhoneからの投稿なので、かなり短い単位ですが、あげさせてもらいました

699& ◆ki3WXl8kfU:2012/10/11(木) 00:26:10 ID:cq4CEU1Q
<<697で<<698なiPh(ryユーザーです
名前だけは決めたので、報告します

700■■■■:2012/10/11(木) 03:40:25 ID:jOaLDOSM
誤爆?
じゃないとしたらどこから?

701&:2013/03/28(木) 15:37:18 ID:PpEiv4Jg
「特訓に巻き込まれたそんなはまずらを応援してる」
「え?ちょっとgshw」ばた
彼女からの微妙な応援を聞く前に浜面は撃沈した。
「はあ。この程度では話になりませんよ。もっとペースをあげて行きましょう。」
「不幸だー!」
神裂のペースアップ宣言に定番のセリフを載せることができた上条は、幸せかもしれない。すでに浜面撃沈、土御門も動いているのかわからない。つまり、神裂の相手は今の時点で上条だけになってしまった。
「2日目でこれでは、どうしようもありません。あと三日ですから、頑張って耐えてください。」
「神裂!そのお前の幻想をぶち殺す!」
「当麻!頑張れー!」
御坂はこれも当麻の為と思い、間に割って入りたい気持ちを抑えて、応援に徹する。

702β:2013/05/17(金) 19:25:19 ID:kC0FJ8gU
初めて来ました、ここのスレとSS保管庫とは話は繋がっているんですか?

703■■■■:2013/05/18(土) 00:29:58 ID:IniuyKQ.
この分野自体がオワコ・・・

704■■■■:2013/05/18(土) 17:57:51 ID:bOaY/OZA
上条当麻ラブだ

705β:2013/05/19(日) 10:53:49 ID:Si2ka57Q
このスレ、オワタの?

706β:2013/05/19(日) 11:13:25 ID:Si2ka57Q
誰でもいいから、書いてくれェ…

707■■■■:2013/05/19(日) 13:00:38 ID:zyvxOt5U
こっちは色々あってほぼ(?)終わってる状態。
第7章あたりから別のスレで再スタートっぽい感じで始まってる。
まあ、あっちもあっちで微妙ではあるけども。

あとβさん、書き込むならメール欄にsageと入力しよう。

708tips about seo:2013/12/20(金) 20:40:57 ID:YmP4AGYo
gs4vVF Awesome article post.Really looking forward to read more. Keep writing.

709■■■■:2014/09/16(火) 18:29:14 ID:4MH62v.U
このスレに影響を受けて速報にスレ建てたやっていたがエタって落ちたな
エタるとこまで影響受けなくてもいいのにな

710■■■■:2014/09/19(金) 00:17:58 ID:GDA9FG3k
晒しageやめろwww

711■■■■:2014/12/28(日) 19:46:55 ID:0OSYd8w.
カミやん………

712■■■■:2018/02/20(火) 19:13:51 ID:0l/okuUw
懐かしい

713■■■■:2018/02/21(水) 04:58:11 ID:F8wPQEAI
さらしあげですねわかります

714■■■■:2018/02/21(水) 14:49:12 ID:3sH.xsiU
もしかしたら誰か続けてくれるかな〜、なんて。
まあ、ないとは思ったけど。

715■■■■:2018/03/04(日) 03:51:43 ID:KE5Jw8QU
昔やってた人はもういないだろうし、リレー形式と言ってるけど
ぶっちゃけ昔からものすごくリレーしにくい
今から参加しようと思ったら今までの全部読まないといけないし、
何より内容が………

716■■■■:2018/03/04(日) 12:07:47 ID:N4NEPc/c
最初の温泉編まではよかった。
そのあとがぐだぐだなンだよ。
白雪とか井ノ原姉(弟)とか。

717■■■■:2018/03/07(水) 03:17:21 ID:PvkXdzLw
その白雪とか井ノ原とかのオリキャラ勢がよくわからん
取り扱いもわからんって人も多いんじゃね?
俺もぶっちゃけこいつらよくわかんないし
そのくせにデルタフォース関係なしでこいつらしか出ない話作る人もいたし

718■■■■:2018/03/08(木) 20:04:33 ID:xKwxjE3.
井ノ原の自分の分をわきまえて能力自体は強化しないとか、ほんとわかんねえよ。

719■■■■:2018/07/02(月) 11:12:34 ID:6HXxbBFQ
逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃダメっす逃げちゃだめだだめだ逃げちゃ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだもう無理だ

720■■■■:2018/07/10(火) 22:02:15 ID:XYQDBXCo
またさらしあげかよwww

721■■■■:2018/11/27(火) 08:30:05 ID:AzdqECbg
僕らは逃げている
自分の弱さから

722■■■■:2018/12/29(土) 05:10:21 ID:dxyb9DTY
三竦み

723■■■■:2019/03/09(土) 14:46:28 ID:qAyyJeqA
j5得

724■■■■:2019/03/11(月) 01:21:10 ID:HUmcDKNo
gd

725■■■■:2019/05/16(木) 15:47:18 ID:909HTcMk
sdfg

726■■■■:2019/06/05(水) 23:14:34 ID:7rEgkUuE
513564132546

727■■■■:2019/07/06(土) 16:44:01 ID:1t38bzCw
46515151

728■■■■:2019/07/13(土) 03:22:05 ID:3TWPKraM
586786

729■■■■:2019/07/29(月) 16:20:15 ID:fkFcrgOE
ビリビリことみこっちゃんとツンツン当麻さんの公式カップルは最高

730■■■■:2019/10/29(火) 20:28:34 ID:abk8ed9U
ビリビリことみこっちゃんこと美琴さんとツンツンことイマブレこと上条さんは公式カップル

731■■■■:2020/03/25(水) 19:25:57 ID:MD5JUfNs
ビリビリことみこっちゃんこと美琴さんとツンツンことイマブレこと上条さんは公式カップル

732■■■■:2020/04/13(月) 21:30:36 ID:p35mXOoo
ビリビリことみこっちゃんこと美琴さんとツンツンことイマブレこと上条さんは公式カップル


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