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【デルタフォース】クラスの三バカの日常Part5

507ё:2011/08/14(日) 20:07:56 ID:5te2TWc2
「んーとねー、大体、浜面と遊びたいから探してたの。でも浜面見つからなくてどうしようって思ってたら」
「あたし達がフレメアちゃんを保護してここに連れて来たんですよ。最愛から今日のパーティーは浜面さんと麦野さんのおごりって聞いてましたし」

 フレメアの後ろから姿を現したのは佐天で、絹旗は彼女の姿を見ると嬉しそうに駆け寄ってハグをした。
 そこへ更に絹旗を心から喜ばせる嬉しいサプライズが巻き起こる。

「こーら最愛ちゃん、私たちに内緒で飾利ちゃん達の学校に転入したって聞いて驚いたわよ。前もって言って欲しかったわ、義理でもあなた達のママなんだから」
「あらあらその制服、最愛さん的にお気に入りみたいね〜。とっても似合ってるわよ最愛さん」
「み、美鈴ママさん、それに詩菜ママさんも! ちょ、超嬉しいです!」

 佐天に続いて現れた詩菜と美鈴の登場に絹旗の喜びは最高潮になり、満面の笑顔で2人に抱きついた。
 ちなみにこのことを知らせたのは佐天で、絹旗に詩菜と美鈴の訪問を知らせなかったのは彼女なりのプレゼントだったりする。
 この展開についていけていないのは浜面、麦野、フレメアで麦野は初対面の詩菜と美鈴について浜面に尋ねる。

「なぁ浜面。あの2人、誰だよ? しかも絹旗の義理のママとか言ってるけど」
「上条と美琴ちゃんの母親。義理のママって言った方が美琴ちゃんの母ちゃんな」
「ふーん(確かに御坂のやつにそっくりだな、胸以外。けど絹旗の義理の母親って何よ? あいつと初春と佐天が義理の姉妹ってのと関係あるのかねぇ)」

 表面上は平静を装っているが、それでも絹旗と詩菜&美鈴の関係には内心では不思議で一杯だった。
 絹旗が詩菜&美鈴とじゃれ合っているのを見ていた浜面のジャージをフレメアが引っ張って、

「にゃあ。浜面、お腹すいた。大体パーティーはまだなの?」
「あ、ああ。そうだったな。おーいみんなー、そろそろパーティー始めようぜー」
「ところで浜面さん、理后さんはご一緒ではないのですか?」
「あ、あいつなら今日は別行動っす(自分達の子供と一緒に他人のデートを尾行してるなんて言えねぇよな……)」

 パーティー開催を促すと浜面は麦野と一緒にテキパキと準備を終え、主賓とゲスト達に飲み物を出した。
 そして浜面が乾杯の音頭を取って、絹旗の柵川中学転入記念パーティーが幕を開けるのだった。

――――――――――

「なるほどなぁ、あそこの教会で勤めとる人らの監察とはえらいご苦労さんやねぇ」
「いえいえそんなことはないのでございますわ。ところでアンジェレネさんが迷子になってしまったのですけど」
(話がいきなり巻き戻るの相変わらずなのね……)

 こちらは昼下がりの公園、マイペースなオルソラにようやく映画の恐怖から回復した美琴は妙な安心感を覚えていた。
 一方でオルソラとは完全に初対面の姫神、真昼、茜川はオルソラのキャラに少し驚いていた(レッサーはイギリスで面識有り)。

「変わった人。これはもしかしなくても。私という素晴らしい個性の。ピンチかも」
「大丈夫だよ姫神さん。姫神さんも姫神さんで充分にキャラ立ってるから。……真昼ちゃん、どうかした?」
「あのシスターの姉ちゃん、おっぱいでけぇなぁって思ってさ。俺もあれの半分くらいの大きさがあれば女らしくなれるかもってさ」
「何を血迷ったことを言ってるんですか。男性が女らしさを求めるなんてどうかしてますよ。そもそもその女装、似合って無いにも程がげふっ!」

 実は会った当初から真昼のことを言葉遣いや仕草から男だと思っていたレッサー、真昼に性転換願望があると思い込んでストレートに注意した。
 しかし当然ながら真昼は女性なわけでレッサーの発言は失礼以外の何物でも無く、怒りに任せてレッサーの側頭部に体の回転を加えた肘鉄を叩き込む。


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