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一日一回書き込むスレ
1
:
ぼて
:2009/07/26(日) 16:57:24 ID:qULON3B.
一行でもいいので、一日一回書き込むスレ。
どこまでつづくかな
皆さんも参加してくださると嬉しいですぜ
429
:
ぼて
:2012/03/11(日) 10:26:28 ID:Wx.vh5.Y
12にちめ
430
:
ぼて
:2012/03/12(月) 10:35:09 ID:Wx.vh5.Y
13にちめ
431
:
ぼて
:2012/03/13(火) 08:32:38 ID:Wx.vh5.Y
14にちめ
432
:
ぼて
:2012/03/14(水) 11:03:48 ID:Wx.vh5.Y
15にちめ
433
:
ueda
◆CA2XtAZAaM
:2012/03/14(水) 18:25:43 ID:DFryT8Jc
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その28)】
一方のび太顔の少年は、銃弾のほとんどをつかいながらも、
なんとか校長先生の部屋のまえまでくることができた
のび太顔の少年「(さて……どうしようか)」
中に入ってポケットをぬすみだすわけだが、先生も校長先生もいるだろうし、
ポケットが部屋のどこにあるのかわからないし、
というか本当にこの部屋にあるのかどうかすらも確かではない
のび太顔の少年「(こんなさわぎおこしちゃった以上、他の改造人間のみんなも動きだすだろう。
ようすを見てる時間はない、か…… でもなー……)」
少年が次の行動をきめかねていると、ドアがあいて、のび太の先生がでてきた
のび太の先生「おや、カインドハーテッド・ガンマン。
なにやってるんですか」
のび太顔の少年「あ、先生」
のび太の先生「基地のトラップが全部作動して、パニックがおきています。
鎮圧にあたりなさい」
のび太顔の少年「……」
少年はかんがえた
ポケットを貸してもらうようたのんでも貸してはもらえないだろう
だが…… 貸してもらわないといけない理由をつくれば、どうだろうか
例えば、ポケットの中の道具がなければ、任務を遂行できないぞ、とか
とりあえずやってみよう
のび太顔の少年「そのことなんですけど……
鎮圧をするまえに、ひとつお願いがあるのですが」
のび太の先生「なんですか」
のび太顔の少年「あー…… 実は、その……」
そうだ、弾切れをおこしたってことにしよう
でもって、倉庫にある弾をとりにいくのが難しいからって理由で、
ひみつ道具のひとつ「とりよせバッグ」をかしてもらおう
「とりよせバッグ」があれば必要なものをなんでもとりよせてバッグから取り出せる
そう、そこからポケットを取り出しちゃえばすむはなしだ……
少年はそんな発想がすぐ出てきたことに一瞬おどろいた
改造人間になる前の記憶をうしなったはずの自分が、
ドラえもんのもつひみつ道具の機能をしっているのは、なぜだろう
やはり、自分とドラえもんの間には密接なかんけいがあるのだろうか……
のび太の先生「どうしましたか?」
先生の声で少年はわれにかえった
のび太顔の少年「あ! はい。
実は、ここにくる途中でトラップに対処するために、弾をつかいきってしまったんです。
倉庫へ弾をとりにいかないといけないのですが、トラップだらけでそうもいきませんよね。
だから…… ちょっと貸してほしい秘密道具があるんです」
のび太の先生「そうですか。 どの道具ですか?」
少年は、これはすこしまずいかもな、と思った
というのも、ここで「とりよせバッグ」を借りるにあたって、
先生にその機能を教えて何につかうのかいわなければかしてくれない可能性が高いのだ
ポケットと、そのなかの道具を大事なものとおもっているなら、そうするだろう
機能をしったら、それを利用してポケットをうばわれるのではないかと予想することもできるだろう
そうなれば、何らかの対策をとられてしまうのではないだろうか……?
でも、どの道具をかりるにしてもそれは同じことだろう
しょうがないからここはふつうに借りておこう
のび太顔の少年「『とりよせバッグ』というのを貸してください」
のび太の先生「『とりよせバッグ』ですね。
何に使うものですか?」
のび太顔の少年「遠くにあるものをとりよせるのに使います」
のび太の先生「(……なるほど)」
(つづく)
434
:
ぼて
:2012/03/16(金) 14:25:12 ID:wabm/m5E
1にちめ
435
:
ぼて
:2012/03/17(土) 11:33:13 ID:wabm/m5E
2にちめ
436
:
ぼて
:2012/03/18(日) 11:54:51 ID:wabm/m5E
3にちめ
437
:
ueda
◆CA2XtAZAaM
:2012/03/18(日) 17:05:45 ID:RBEr9E5E
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その29)】
のび太の先生「いいですよ、貸しましょう。
ただし、今ここで使って、すぐかえしてくださいね」
のび太の先生はいったん部屋にひきかえし、
しばらくして「とりよせバッグ」を持って戻ってきた
そして、それをのび太顔の少年にてわたした
少年はバッグに手をつっこみつつ、すこし考える
とりあえず、借りることはできた
しかし、つかったあとすぐ返さなくてはならない
つまり、ポケットをゲットするチャンスは今しかない……
でもここでポケットとりだしちゃったら、先生にとめられるだろう
むりやりぶちのめして逃げる手もあるが、それだと後々めんどうそうだ
どうしたものか……
……そうだ! ポケットをとりだした上で「わすれろ草」をつかおう
「わすれろ草」のにおいをかぐと記憶をうしなってしまうのだ
これを先生につかって、バッグとポケットのことわすれてるうちに逃げよう
また、ひみつ道具の記憶がよみがえってきた……
自分はほかにもいろいろな道具のことを知っているのかもしれない
その記憶をとりもどせれば、きょう力な武器になるだろう
少年は「とりよせバッグ」から四次元ポケットをとりだした
のび太の先生は少年がなにかしようとしていることに気づき、手をうごかした
しかし、少年はそれよりもはやく「とりよせバッグ」を放りすて、
四次元ポケットに手をつっこみ「わすれろ草」をとりだした
のび太顔の少年「くらえ!!」
少年はとりだした「わすれろ草」を先生の鼻につきつけた
のび太の先生「ン!? ……。」
のび太の先生は記憶の一部をうしない、あっけに取られたような顔をしている
のび太の先生「はて、私はなにを……」
のび太顔の少年「(いまだ!!)」
少年は脱兎のごとくにげだした
のび太の先生「あ、カインドハーテッド・ガンマン……!」
ついに少年は四次元ポケットをてにした
あとはこの中からドラえもんをすくえるようなひみつ道具をだせばいい
のび太顔の少年「(やった! やったぞ!!)」
少年は、かわりはてた姿となったドラえもんを見つけた倉庫へむかっていた
そこに、まだ壊していなかった数々のトラップがたちはだかる
少年は銃をかまえて引き金をひいたが、カチッ、と音がなるだけだった
しかも、予備の弾薬もつきていた
さっき、少年は「とりよせバッグ」を借りるための理由として弾切れをおこしたと言ったが、
まさか本当に弾切れになっていたとはおもっていなかったのだった
のび太顔の少年「(そうだ、ポケットから武器を!)」
少年は四次元ポケットに手をつっこみ、大きなけん銃をとりだした
のび太顔の少年「これでもくらえーっ!!」
少年が引き金をひくと同時に、ものすごい轟音がなりひびき、
道をふさぐトラップはすべてふきとんでしまった
そればかりか、壁や天井もぼろぼろになっていた
のび太顔の少年「……。」
直後に落盤がおこって、通路はふさがってしまった
少年は別なルートをさがすことにした
通路をはしりながら、少年はかんがえる
この銃はたしか、「ジャンボガン」だったはずだ
「ジャンボガン」は一撃で戦車をふきとばす、おそるべき銃だ
そういえば……
これをつかってパパとママと……ドラえもんを脅迫してしまった記憶がある
なんでそんなこと覚えてるんだろう……道具そのものとはかんけいない記憶なのに
(つづく)
438
:
ぼて
:2012/03/19(月) 12:57:51 ID:dDqQ66Cc
4にちめ
439
:
ぼて
:2012/03/20(火) 11:22:29 ID:dDqQ66Cc
5にちめ
440
:
ぼて
:2012/03/21(水) 16:22:52 ID:dDqQ66Cc
6にちめ
441
:
ぼて
:2012/03/22(木) 17:41:46 ID:dDqQ66Cc
7にちめ
442
:
ueda
◆CA2XtAZAaM
:2012/03/22(木) 21:34:49 ID:0zU8P8Us
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その30)】
のび太顔の少年は迂回路をとおりつつ、倉庫にちかづいていた
しかし、彼の前にたちはだかる者がいた スーツをきた少年と、戦闘機男だった
のび太顔の少年「クリミナル・イズ・ヤスに、頭脳戦艦ハル」
クリミナル・イズ・ヤス「カインドハーテッド・ガンマン。
なぜ俺たちをうらぎり、基地をめちゃくちゃにしようとしたんだ」
頭脳戦艦ハル「これはあきらかな反逆行為だぞ」
のび太顔の少年「ごめんよ。
僕にはどうしてもやらなければいけないことがあるんだ。
そのためにあんな手段を取らせてもらった……」
クリミナル・イズ・ヤス「やらなければいけないこと、だと?」
クリミナル・イズ・ヤスがしゃべっている間に、少年は四次元ポケットの中に手をつっこんでいた
そして彼は「こけおどし手投げ弾」をとりだした
頭脳戦艦ハル「な!? なぜ四次元ポケットをもっている!」
のび太顔の少年「盗ませてもらった!」
少年はそういって、こけおどし手投げ弾を地面にたたきつけた
そして、ものすごい音と光がはなたれた
クリミナル・イズ・ヤスと頭脳戦艦ハルは、ショックですこしの間うごけなくなった
彼らが回復したとき、のび太顔の少年は通路のおくの方へ走りさろうとしていた
頭脳戦艦ハル「逃がすかっ!」
戦闘機男は自分のエンジンをおもいきりふかして、のび太顔の少年をおいかけた
そのスピードは、のび太顔の少年の走るはやさをはるかに上回っていた
戦闘機男はすぐに少年においつき、太い腕で少年をうしろからなぐりつけた
のび太顔の少年「GUBEEEEEEEEEEE!?!?」
少年はすこしふっとび、地面にうつぶせに倒れた
遅れてはしりよってきたクリミナル・イズ・ヤスは少年の手前で小さくジャンプし、
ダウン攻撃をかまそうとした
だが、少年は痛みをこらえつつ横にころがり、その攻撃をかわした
少年はそのままポケットに手をつっこみ、「空気砲」をとりだした
そして、ポケットにつっこんだのとは反対の手にそれをはめた
彼の横にはクリミナル・イズ・ヤスが、前方には頭脳戦艦ハルがいる
少年はまずクリミナル・イズ・ヤスをたおそうとした
のび太顔の少年「ドカン!!」
少年のさけびとともに、空気砲から空気の弾がはなたれてクリミナル・イズ・ヤスをおそった
だが、それと同時に頭脳戦艦ハルも砲撃をしていた
クリミナル・イズ・ヤス「GAHAAAAAAAA!?」
のび太顔の少年「やっ…… AGAAAAAAAAAAAAAA!?!?!?」
腹に空気弾をうけたクリミナル・イズ・ヤスが体をくの字にまげてふっとぶのと、
のび太顔の少年の腕に頭脳戦艦ハルの放ったショットがあたり、
彼の腕がふつうありえない方向にまがってしまったのはほぼ同時であった
頭脳戦艦ハル「だいじな武器が、つかいものにならなくなったな!」
頭脳戦艦ハルは、もだえ苦しむのび太顔の少年にさらなる攻撃をしかけるつもりでいた
少年は、まだうごく方の腕を四次元ポケットにつっこみ、「タケコプター」をとりだした
のび太顔の少年「(い、いちか、ばちかだ……!)」
少年はタケコプターを持った腕を前につきだし、タケコプターのスイッチをいれた
タケコプターのプロペラが回転しはじめ、少年の体を前方の、すこし斜め上へとひっぱっていった
どんどんスピードを増していき、少年は頭脳戦艦ハルとすれちがって通路の奥へすすんでいった
頭脳戦艦ハル「またにげる気か!?」
頭脳戦艦ハルは、少年の方を向こうとしたが、すこし時間がかかった
人間にくらべてあまり小回りがきかないことが彼の弱点であった
頭脳戦艦ハル「ヤス! 後からついてこいよ!」
頭脳戦艦ハルはのび太顔の少年をおいかけた
少年はその後タケコプターを頭につけなおし、最高速度の80km/hで低空飛行していた
そして、ついに倉庫にたどりついたが、そこにドラえもんの残骸はなかった
のび太顔の少年「(かたづけられたか…… となると……)」
ドラえもんはおそらくゴミ捨て場にすてられてしまったのだろう、と少年は考えた
ゴミ捨て場はこの倉庫をでてまっすぐ進めばいけたはずだ
のび太顔の少年「(まっていて、ドラえもん…… もうすぐ助けるから……)」
(つづく)
443
:
ぼて
:2012/03/23(金) 17:38:59 ID:dDqQ66Cc
8にちめ
444
:
ぼて
:2012/03/24(土) 12:12:29 ID:dDqQ66Cc
9にちめ
445
:
ueda
◆CA2XtAZAaM
:2012/03/24(土) 21:23:02 ID:Ljt7TcgE
今回は少々グロ表現あり。注意
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その31)】
のび太顔の少年は、ついにゴミ捨て場にたどりついた
ゴミ捨て場は大きな円柱型の穴になっていた
穴はとてもふかく、中には大量にゴミがたまっていたが、
その一部はなぜか階段状につまれていた
少年は穴の上に移動して、ドラえもんをさがしてあたりを見回した
大量のゴミのなかに、彼は青い塊のようなものをみつけた
のび太顔の少年「(まちがいない…… あれだ)」
少年は、ずっと下のほうに見える青い塊のところへ降りていった
降りていった、それもゆっくりとではなく急速に
ひゅーーーどすん、と音をたてて
少年はいっしゅん、何があったのか理解できなかった
だが、全身に激しいいたみが走り、意識をたもつことすら困難な状態であった
彼の口の中には、鉄の味がひろがっていた
彼のタケコプターは、破壊されていた
後ろからおってきた頭脳戦艦ハルの、ねらいすました砲撃で砕かれてしまったのだ
頭脳戦艦ハル「ふん…… 裏切りなんかするから、こうなるんだ」
クリミナル・イズ・ヤス「まだ死んだかどうかわからん。
おれが確認してくるよ」
クリミナル・イズ・ヤスは階段状につみあげられたゴミを利用し、
穴の底をめざしておりていった
少年はひん死の状態であった
だが、その目にはたしかにドラえもんの残骸がうつっていた
自分はもう助からないかもしれない
でも、それでも、ドラえもんだけは
その一心で、少年はさいごの力をふりしぼった
四次元ポケットから「タイムふろしき」をとりだした少年は、ドラえもんの元へ這っていく
そこへクリミナル・イズ・ヤスが降りてきた
クリミナル・イズ・ヤス「やっぱまだ生きてやがったか!」
彼はナイフをとりだし、少年のもとへ歩み寄る
クリミナル・イズ・ヤス「どうせその傷じゃたすからないだろうが、
せっかくだからはやめに楽にしてやる」
クリミナル・イズ・ヤスのナイフが、
消えかかっていたのび太顔の少年の命のともしびをふきけしたのと
のび太顔の少年が、
ドラえもんにタイムふろしきをかけたのとは
ほぼ同時だった
クリミナル・イズ・ヤス「ざまあみやがれ……」
クリミナル・イズ・ヤスは動かなくなった少年を背に、あるきさっていった
(つづく)
446
:
ueda
◆CA2XtAZAaM
:2012/03/25(日) 08:50:06 ID:Ljt7TcgE
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その32)】
ドラえもんには人工的なものであるとはいえ、心があった
だから、生き物の死というのも理解できた
ドラえもんには蓄積されたデータからうまれた疑似的なものとはいえ、直感があった
だから、親友の危機もなんとなくわかった
去っていくクリミナル・イズ・ヤスの後ろで、動くものがあった
それは、自分にかけられていたタイムふろしきをはねのけ、立ち上がった
生まれたままの姿のドラえもんが、そこにいた
体は黄色いし、耳もあるし、声もいつものそれとはちがう
気配に気づいたクリミナル・イズ・ヤスがふりむいた
クリミナル・イズ・ヤス「お、おまえは……!?」
次の瞬間、クリミナル・イズ・ヤスは上方へとふきとんでいた
ドラえもんが彼にアッパーカットをはなったのだ
穴の上でクリミナル・イズ・ヤスを待っていた頭脳戦艦ハルは、
自分の相棒が穴の下からふっとんできて、天井に激突し、はねかえり、
床にたたきつけられたのを見た
ドラえもんは、もの言わぬのび太顔の少年をみた
彼は自分にかけられていたタイムふろしきを手に取ると、それを少年にかけてやった
少年の時間が、みるみるうちにまきもどっていく
その体に命がもどり、キズは消え、
肉体の構造もほんらいのものへと戻っていった
彼は、カインドハーテッド・ガンマンから、野比のび太にもどったのだ
意識をとりもどしたのび太は、目の前にいるものをみた
それはいつか見たことがある、自分のところへくる前のドラえもんの姿だった
改造される前の状態にもどったことで、ふうじられていたのび太の記憶は完全に解放された
四次元ポケットからでてくるいくつものひみつ道具
それらがもたらしたいくつもの出会い、いくつもの冒険、いくつもの思い出
のび太はそのすべてを取り戻していた
いっぽうで改造人間でいた時のことものび太はおぼえていた
タイムふろしきはつつんだ者の時間をまきもどすが、その記憶まではまきもどさないからだ
違和感をかんじていたのは、どこか悲しかったのは、いちばんの親友が死んでしまっていたからだ
通路でのたたかいでドラえもんを傷つけてしまったことも、彼は覚えていた
そして、それ以前にもドラえもんをおしいれにとじこめたり、
ジャンボガンで撃とうとしたりとひどい目にあわせてしまったことも……
のび太「ドラえもん…… ごめん…… いままで……」
ドラえもん「生き返っていきなりあやまらなくたっていいだろ」
のび太「ドラえもん……」
ドラえもん「本当に、よかった…… でも、それより今は……」
上にはまだ頭脳戦艦ハルがいる
クリミナル・イズ・ヤスがあんな事になってしまったから、追撃をかけてくるだろう
ドラえもん「いくぞのび太くん。 まだ戦いはおわってない」
四次元ポケットを腹につけなおしたドラえもんは、武器としてショックガンをのび太にわたした
そして、二人はゴミの山をのぼって穴の上にむかった
(つづく)
447
:
ぼて
:2012/03/25(日) 19:36:23 ID:dDqQ66Cc
10にちめ
448
:
ueda
◆CA2XtAZAaM
:2012/03/26(月) 08:56:41 ID:Ljt7TcgE
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その33)】
穴の上には、頭脳戦艦ハルがまちうけていた
また、彼のうしろには、何人もの教員や事務員たちがひかえていた
みな銃をかまえている
頭脳戦艦ハル「……うて!!」
彼のかけごえとともに、頭脳戦艦ハルをふくめた全員が発砲した
ドラえもんは、のび太の前で、仁王立ちをした
銃弾の雨が、ドラえもんにおそいかかる
ドラえもん「クンッ…… ヌアアアアアアアアアアァァァァァァァァ」
無数の銃弾がドラえもんにあたり、そのメッキをはぎとっていった
何発かの銃弾がドラえもんの耳にあたり、それを破壊していった
一発の銃弾がドラえもんの口にとびこみ、彼の声をつかさどるパーツにダメージをあたえた
そして、敵の攻撃がいったんやんだ
ドラえもんは倒れることなく、立っていた
ぼろぼろになった彼の耳が、くずれて落ちた
体のメッキも、背中の部分をのこしてはげてしまっていた
ドラえもん「大丈夫か、のび太くん」
でてきたのはいつもの声だった
頭脳戦艦ハル「第二射、うて!!」
教師と事務員たちは、彼のかけごえとともにふたたび銃を撃とうとした
だが、それより早くドラえもんはうごいた
彼は目にもとまらぬスピードで教師の一人にはしりより、その腕をつかんだ
つかんだまま、その勢いで教師をふりまわし、まわりにいた人々をなぎたおした
教員の一人はおもわぬ攻撃にうろたえながらも、ドラえもんに銃をむけ、銃を連射した
だが、ドラえもんの装甲は銃弾をすべてはじいた
そして、ドラえもんは正拳突きで反撃した
その威力はすさまじく、教員のからだを大きくふっとばして後ろにいた人々までまきぞえにした
教員も事務員もみな戦闘不能になり、後は頭脳戦艦ハルがたっている、もとい飛んでいるだけだった
頭脳戦艦ハル「くそ…… なめるな」
頭脳戦艦ハルは後ろへさがりながら連続で砲撃した
ドラえもん「あれをくらうと危険だ。 のび太くん、なんとか狙いをそらすぞ!」
のび太「わかった!」
ドラえもんとのび太はそれぞれはしりだした
いっぽう頭脳戦艦ハルは、二人にねらいをさだめようとする
ドラえもんは壁をはしったり三角飛びをしたりとトリッキーなうごきをして狙いをかわしていたが、
スポーツが苦手なのび太はそんなことはできず、とりあえずジグザグに走ることしかできなかった
頭脳戦艦ハル「のろまめ! まずはお前からやってやる!」
頭脳戦艦ハルはのび太をまず倒すことにして、彼に狙いをつけた
ドラえもん「かかったな!」
頭脳戦艦ハル「なに!」
ドラえもんは頭脳戦艦ハルが気づかないうちに、彼のうしろに移動していた
のび太を倒そうとして、自分への対処がおろそかになるのをねらったのだ
ドラえもんは、頭脳戦艦ハルをつかみ、バックドロップをしかけた
頭脳戦艦ハル「BUGEEEEEEEEEEEEEEE!?!?!?」
後頭部に大打撃をうけた頭脳戦艦ハルは、気をうしなった
ドラえもん「かったぞ……」
ドラえもんとのび太は一息ついた
そして、タイムふろしきを倒れているクリミナル・イズ・ヤスと頭脳戦艦ハルにそれぞれかけてやった
クリミナル・イズ・ヤスは安雄に、頭脳戦艦ハルははる夫に、それぞれもどった
安雄「のび太にドラえもん! 助けてくれてありがとうな」
はる夫「やっぱり人間のからだが一番だよ」
のび太「後は出来杉とジャイアンにスネ夫、そしてしずかちゃんが改造されていたはずだ。
みんな元にもどして、脱出しなきゃ」
ドラえもん「どこにいるとか、心あたりは?」
安雄「まあ通路のどこかにいるんじゃないかな。
のび太がおこした騒ぎを鎮圧するよういわれていたから」
ドラえもん「そうか。『たずね人ステッキ』使ってさがすしかないかな」
(つづく)
449
:
ぼて
:2012/03/26(月) 11:37:10 ID:dDqQ66Cc
11にちめ
450
:
ぼて
:2012/03/27(火) 09:39:39 ID:dDqQ66Cc
12にちめ
451
:
ぼて
:2012/03/29(木) 15:56:48 ID:dDqQ66Cc
1にちめ
452
:
ぼて
:2012/03/30(金) 22:55:18 ID:dDqQ66Cc
2にちめ
453
:
ueda
◆CA2XtAZAaM
:2012/03/31(土) 20:13:19 ID:PKMJaPu.
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その34)】
4人は通路をすすんでいた
途中、いきのこっていた教員や事務員、壊していなかったトラップが襲いかかってきたが
そんなものはドラえもんとのび太にかかればあっというまに打ちのめされてしまうのだった
安雄とはる夫は、これが百戦錬磨の戦士のちからなのかとおどろいた
同時に、そんな彼らがどうしてこんなやつらにつかまってしまったのかとも思った
彼らは安全を確保しては「たずね人ステッキ」をたおし、改造された仲間たちの位置をさぐった
的中率70%の「たずね人ステッキ」だが、それでも何回も使えば信頼性はたかまる
実際、彼らはかつての仲間のひとりに近づきつつあったのだ
そいつは巨大なカプセルの中で、いくつもの太いパイプにつながれていた
カプセルの周りにはふくざつそうな機械がたくさんあった
機械のひとつにモニターがあり、そこには心電図らしきものが写っていた
そこに示される波は、時間とともに小さくなっていた
そこへドラえもんたちがあらわれた
彼らは、カプセルの中身をみあげた
そこにいたのは、巨人―――ギガント・ゴウダだった
ドラえもん「あれは…… 倉庫で僕がたたかったやつだ。
僕はあいつと相討ちになってしまったんだ」
ドラえもんたちは、カプセルの中に入っている巨人の顔をみた
それは、だいぶ凶悪なめつきになっていたものの、ジャイアンの顔であった
のび太「まちがいない。 こいつが改造されたジャイアンだ」
はる夫「このカプセルから出して、タイムふろしきをかけてやろうぜ」
カプセルの開け方がわからないので、ひみつ道具でむりやりあけることにした
といっても、重火器はつかわない
ドラえもん「『万能オープナーひらけゴマ』をつかおう。
これを使えばとびらだろうが宝箱だろうがなんでもひらく」
はる夫「マネマネ銀でできてるのか」
のび太「ちがうとおもうよ。 っていうかカギじゃないし」
「万能オープナーひらけゴマ」をふりかけたことでカプセルはぱっかりと開いた
中のギガント・ゴウダはじぶんの重みでたおれこみ、ぐったりと横たわった
ドラえもん「ずいぶんおとなしいな。 眠っているんだろうか」
彼のようすにすこし気になるところはあったが、
とにかくドラえもんはギガント・ゴウダにタイムふろしきをかけた
そして、ギガント・ゴウダはジャイアンこと剛田武にもどった
ジャイアン「ふう、たすかったぜ! ありがとな。
お前らがきてくれなかったらあぶなかった。 死んじまうところだったよ」
のび太「死んじゃうところだったって…… なにかあったの?」
ジャイアン「ここにいた先生のやつらときたら、
あのパイプからおれのからだに毒をいれて、殺そうとしてたんだ……
くるしかったが身動きがとれなくなっていて、どうしようもなかった」
安雄「毒だって!? なんでそんなこと……」
ジャイアン「おれが自分たちの思い通りにならないからそうしたらしい。
まったく、ろくなこと考えないやつらだぜ!」
はる夫「ホントだよもう。 あいつら僕らをなんだとおもってるんだ」
ドラえもん「そんなやつらにみんなを任せちゃおけないね。
残るしずかちゃんとスネ夫くんと出来杉くんを、はやくたすけないと」
そこに、どこからともなく声がきこえてきた
*「そこまでだ」
一同「!?」
ドラえもんたちは声のする方へふりむいた
そこには、彼らがまだしらない5人の怪人がいた
のび太「ああっ…… きみらは……!
あばら谷くんにズル木くんにガリベンくんにムス子ちゃんに多目くんじゃないか!!」
(つづく)
454
:
ueda
◆CA2XtAZAaM
:2012/04/01(日) 08:42:11 ID:RH/n7Sr.
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その35)】
怪人たちが順番に名乗りをあげた
あばら谷くんらしき少年「ぼくの名は、グラビティ・ランナー。
ぼくにとっては壁も天井も床とおなじようなものだ」
ズル木くんらしき少年「ぼくは、カニング・フェロー。
蓄積されたデータにもとづく戦法をうちやぶれるかな」
ガリベンくんらしき少年「ぼくはジェラス・セカンド。
2番手だからといってなめるなよ……」
ムス子らしき少女「ムス…… 私はバッドテンパー・ガール。
けして笑えぬ女」
多目くんらしき少年「ぼくは、リベンジャー・アンダードッグ。
もうダメなやつだとはいわせない」
のび太「そんな……! きみらまで改造されてしまったのか……!
(というか多目くん、きみは転校したはずじゃ?)」
ジェラス・セカンド「そうさ。
きみの先生が僕らにすばらしいちからを与えてくれたんだ」
カニング・フェロー「もう生き残ってる先生や事務員の方もすくないからな。
ここで終わりにさせてもらうよ」
バッドテンパー・ガール「ムス……! ひっかき殺すぞこのドアホウども」
グラビティ・ランナー「さあ、勝負だ!!」
5人の怪人が、いっせいにドラえもんたちに向かってかけだしてきた
のび太「どうしよう!?」
ドラえもん「考えがある。 まずはムス子ちゃんからなんとかしよう」
ドラえもんはポケットから「表情コントローラー」をとりだした
人の表情をかえてしまうことができる道具だ
ドラえもん「それ!」
ドラえもんは表情コントローラーをバッドテンパー・ガールにむけ、笑顔のボタンをおした
バッドテンパー・ガールははじめはムスっとしたままだったが、やがて口元がほころびだし、
大きな口をあけて大笑いしはじめた
そして、バッドテンパー・ガールの口からコキッと音がした
バッドテンパー・ガール「アワアワ……」
バッドテンパー・ガールのアゴがはずれてしまった音だった
ジャイアン「そうか! アゴをはずれさせたんだな」
安雄「ふだん笑いなれてないからな。 あんなに大笑いしたら……」
カニング・フェロー「……かかったな!」
のび太「え!?」
その時、ドラえもんたちは、急にくるしみはじめた
ジャイアン「うおおお……」
のび太「こ、これはあああ……」
バッドテンパー・ガールの口から、ものすごい口臭がはなたれていた
カニング・フェロー「こんなこともあろうかと、ニンニクやニラなどを大量にくわせておいたのさ……」
リベンジャー・アンダードッグ「ちなみにぼくらは鼻に消臭フィルターをいれてあるからノーダメージだ」
安雄「お、女の子にそんなことさせるなんて……」
はる夫「おまえら人間じゃねえ……おえええ……」
ドラえもん「BUFOAAAAAA!! OEEE、GEBOOOOO!!」
バッドテンパー・ガールの目からはひとすじの涙がながれていたが、だれも気にしてなかった
そうこうしてる間に、次の攻撃がこようとしていた
グラビティ・ランナー「そおれなぶり殺しだ!
僕のグラビティテクニックをみせてやる!!」
グラビティ・ランナーは壁から天井へとかけあがった
そして、天井からジャンプした後くるりと回転して逆向きになり、
そのまま膝から急降下した
グラビティ・ランナー「あばら谷流・爆砕重落下!!」
重力のパワーをえたグラビティ・ランナーの膝がドラえもんの頭をちょくげきした
ドラえもん「NUGYAAAAAAAAAAAAA!?!?!?」
ドラえもんはダウンしてしまった
ジャイアン「くそお、せめてブレスケアかフリスクがあれば!」
はる夫「どっちももってないよ!
そうだ、なにか口臭をけすひみつ道具は……!?」
のび太「におい消しの道具!? ……思いだせない。
こうなったら…… 正攻法でいくしかないか」
のび太は片手で鼻をつまみ、もう片方の手でショックガンをかまえた
(つづく)
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:
ぼて
:2012/04/01(日) 13:23:11 ID:dDqQ66Cc
保守ありがとです
4にちめ
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ぼて
:2012/04/02(月) 12:48:20 ID:dDqQ66Cc
5にちめ
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:
ぼて
:2012/04/03(火) 10:33:35 ID:dDqQ66Cc
6にちめ
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:
ぼて
:2012/04/04(水) 12:44:24 ID:dDqQ66Cc
7にちめ
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:
ueda
◆CA2XtAZAaM
:2012/04/04(水) 21:01:39 ID:39WM.A4s
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その36)】
のび太「どおだ、これでにおいはなんとかなったぞ」
ショックガンをかまえつつのび太は言った
ジェラス・セカンド「そのくらい予想ずみさ。
きゅう覚だけでなく、ちょう覚も攻撃されたらどうなるかな!?」
ジェラス・セカンドは電話の受話器のようなものをてにとった
すると、のび太たちに、それぞれちがった幻聴がきこえはじめた
『のび太、おまえなんか死んじまえ。』
『ジャイアン、おまえなんか死んじまえ。』
『安雄、おまえなんか死んじまえ。』
『はる夫、おまえなんか死んじまえ。』
『ドラえもん、おまえなんか死んじまえ。』
幻聴によって、のび太たちはさらに力がぬけてしまった
安雄「うげげげげげええ……」
ジャイアン「ちきしょう、だめだあ…… おれはもはやただのブタゴリラだ」
はる夫「それはブタゴリラに失礼ってもんだぞ…… ぐええ……」
のび太「ぐにゃあ」
のび太は完全に気力をうしない、のびてしまった
それどころか、とけちゃって、なかばスライム状の生命体と化している
ドラえもん「(なんてやつらだ…… ジャイアンたちはともかくのび太くんが重症だ。
こうなったら…… ムリヤリにでも戦意をひきだすぞ)」
ドラえもんは『赤まむしドリンク』『ハッスルねじまき』『ムードもりあげ楽団』
をポケットからだした
ドラえもんは右手で赤まむしドリンクをのび太の口にそそぎこみつつ、
左手でハッスルねじまきをのび太の背中(スライムになってるけど)につけて、まいた
そんな彼のうしろではムードもりあげ楽団が、気持ちをふるいたたせるような曲をえんそうしている
そして、ドラえもんはダメおしとして、SPのつづく限り精神コマンド『激励』をつかい、
のび太の気力をたかめた
ドラえもんがそんなものおぼえてるかどうかは…… まあこのさい考えまい
そしてスライム化していたのび太は元通りになり、むくりと起き上がったのであった
その体は、ピンク色のオーラにつつまれている
のび太「ウオオオオオオオーーーー」
彼はこどものものとは思えぬひくく重い声で咆吼をあげた
ついでに、目はなぜか白目になっている
ジャイアン「まさか……」
安雄「暴走?」
ドラえもん「なんてこった……パワーをつけすぎてしまった」
のび太はもうれつな勢いで敵にとつげきしていった
そして、ショックガンなんかほうりだして、その二本の腕であばれまわっていた
それはとても凄惨な光景であった
まず、のび太はジェラス・セカンドの頭をひっつかみ、
バッドテンパー・ガールのアゴがはずれて開きっぱなしの口のなかにつっこんだ
ジェラス・セカンドは口臭で失神し、一方バッドテンパー・ガールは窒息した
これはなんとかしなければならないと思ったカニング・フェローは、
リベンジャー・アンダードッグとともにのび太をこうげきした
しかし、のび太はそれをひらりとかわした
だが、カニング・フェローにとってこれは想定内のことであった
のび太がうごいた先の上の天井に、グラビティ・ランナーをまちぶせさせていたのだ
グラビティ・ランナーは爆砕重落下でのび太をこうげきした
爆砕重落下で頭部にちめい的なダメージをおったのび太は、ようやくおとなしくなった
彼は床に横たわり、もしかしたら永遠につづくかもしれない昼寝をはじめた
ドラえもん「(こいつらに勝ったあとで治してやるからな、のび太くん)」
ジャイアン「さあ、これで4対3だ!」
はる夫「精神攻撃もなくなった。 もうおまえらに勝ち目はないぞ!」
カニング・フェロー「なめるなよ。 まだ勝負はこれからだ……」
(つづく)
460
:
ueda
◆CA2XtAZAaM
:2012/04/07(土) 19:58:54 ID:TLejDAaU
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その37)】
ドラえもんたちは数のうえでは有利になった
しかし、敵もてごわいので、油断はできない
ドラえもん「(カニング・フェローの策略がやっかいだ。
まずはあいつからたおすか? いや、そんな考えすらも読まれているかも)」
安雄「(リベンジャー・アンダードッグも他の怪人みたくなにかしら能力をもってるだろうが……
なんなんだろう)」
ジャイアン「おまえら! 足をとめるな!! 考えるよりたたかうんだ!」
思考モードにはいったドラえもんと安雄にむかってジャイアンがさけんだ
カニング・フェロー「へへへ、脳筋らしいばかなかんがえだ。
そんなやつにはぼくらは倒せないなー」
ジャイアン「なんだとおおお!!!」
ジャイアンは頭からゆげをだし、口からは人間にないはずのキバをのぞかせている
カニング・フェロー「……。」
カニング・フェローは腰をおとして、急にだまってしまった
ドラえもん「ジャイアン、あんな挑発にのっちゃだめだ」
はる夫「そうだよ、落ちついて落ちついて」
ジャイアン「……ドガア!!」
ジャイアンはそんなふたりの声を無視して一声ほえると、
カニング・フェローにはしりより、ドロップキックをはなった
カニング・フェロー「いまだ!! サマーソルトキーック!!」
ねらいすましたかのようなサマーソルトキックで、ジャイアンは空中にうちあげられた
そのままカニング・フェローはジャンプして、空中コンボに移行した
しかもあろうことか永久コンボであった
安雄「ちくしょう! やられた!」
はる夫「だから、挑発にのるなといったのに!!」
ドラえもん「(このチーム戦で永久コンボとは…… あまいな!!)」
ドラえもんは空気砲をとりだし、うでにはめると、カニング・フェローに狙いをさだめてぶっぱなした
しかし、はなたれた空気弾がとどくまえに、カニング・フェローはコンボをやめ、
天井をけって弾をかわした
ドラえもんは、落下するジャイアンをうけとめるべく移動しようとした
だが、ジャイアンの上の天井に、グラビティ・ランナーが移動してきていた
グラビティ・ランナーはすぐさま爆砕重落下をはなった
爆砕重落下はジャイアンの腹にちょくげきした
そのまま、グラビティ・ランナーはジャイアンごと地上に急降下していく
ドラえもんはジャイアンをうけとめようと出していた腕を、
とっさに上にむけた
これで、空気砲をうてば、それをうけたジャイアンが横にふっとんで、たすかるかもしれない
だが、友達をうつことなどドラえもんにはできなかった
ドラえもん「(だめだ、やられる……!)」
そのとき、ドラえもんの横からなにかがとんできた
飛びげりの体勢にはいった安雄であった
安雄「よせええええ!!」
安雄のキックが、ドラえもんをつきとばした
そして、そこにジャイアンとグラビティ・ランナーがふってきた
安雄はつぶれて、おせんべいになってしまった
ドラえもん「安雄!!」
安雄はちからつきてしまったようで、へんじをしなかった
グラビティ・ランナー「ふん……これで2VS3だ」
グラビティ・ランナーはジャイアンの頭にけりをいれつつ言った
リベンジャー・アンダードッグ「さあ、どうするかな?」
はる夫「ドラえもん、これはやばいよ!」
ドラえもん「あわてるな、パニックになったら負けだ。
ぼくがなにか作戦をかんがえる。 いまは相手のこうげきをどうにかしのぐんだ」
そうはいったものの、ドラえもん自身もとくになんのアイデアもうかんでいなかった
カニング・フェロー「そろそろおしまいにしようか!!」
カニング・フェローが地上から、グラビティ・ランナーが天井から同時にせまりくる
(つづく)
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:
ぼて
:2012/04/07(土) 21:53:55 ID:dDqQ66Cc
課題で多忙になってしまった
1にちめ
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:
ぼて
:2012/04/08(日) 11:16:11 ID:dDqQ66Cc
2にちめ
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:
ぼて
:2012/04/09(月) 19:20:29 ID:dDqQ66Cc
3にちめ
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:
ぼて
:2012/04/10(火) 16:27:11 ID:dDqQ66Cc
4にちめ
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ぼて
:2012/04/11(水) 16:23:36 ID:dDqQ66Cc
5にちめ
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ぼて
:2012/04/12(木) 17:06:51 ID:dDqQ66Cc
6にちめ
467
:
ぼて
:2012/04/14(土) 17:34:45 ID:dDqQ66Cc
1にちめ
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ぼて
:2012/04/15(日) 10:40:17 ID:dDqQ66Cc
2にちめ
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ぼて
:2012/04/16(月) 18:17:16 ID:dDqQ66Cc
3にちめ
470
:
ぼて
:2012/04/17(火) 15:41:27 ID:dDqQ66Cc
4にちめ
471
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ぼて
:2012/04/18(水) 15:49:02 ID:dDqQ66Cc
5にちめ
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ぼて
:2012/04/19(木) 19:07:18 ID:dDqQ66Cc
6にちめ
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ぼて
:2012/04/20(金) 16:14:03 ID:dDqQ66Cc
7にちめ
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ぼて
:2012/04/21(土) 14:09:54 ID:dDqQ66Cc
8にちめ
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:
ぼて
:2012/04/22(日) 10:47:08 ID:dDqQ66Cc
9にちめ
476
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ぼて
:2012/04/24(火) 19:24:13 ID:dDqQ66Cc
1にちめ
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ぼて
:2012/04/25(水) 16:30:01 ID:dDqQ66Cc
2にちめ
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ぼて
:2012/04/26(木) 20:51:50 ID:dDqQ66Cc
3にちめ
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ぼて
:2012/04/27(金) 18:06:12 ID:dDqQ66Cc
4にちめ
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ぼて
:2012/04/28(土) 11:50:00 ID:dDqQ66Cc
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ぼて
:2012/04/29(日) 18:49:44 ID:dDqQ66Cc
6にちめ
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ぼて
:2012/04/30(月) 14:39:00 ID:dDqQ66Cc
7にちめ
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ぼて
:2012/05/01(火) 18:31:36 ID:dDqQ66Cc
8にちめ
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ぼて
:2012/05/02(水) 16:16:06 ID:dDqQ66Cc
9にちめ
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ぼて
:2012/05/03(木) 12:26:17 ID:dDqQ66Cc
10にちめ
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ぼて
:2012/05/04(金) 20:23:45 ID:dDqQ66Cc
11にちめ
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ぼて
:2012/05/05(土) 11:32:01 ID:dDqQ66Cc
12にちめ
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ぼて
:2012/05/06(日) 16:41:44 ID:dDqQ66Cc
13にちめ
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ぼて
:2012/05/07(月) 21:25:21 ID:dDqQ66Cc
14にちめ
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ぼて
:2012/05/08(火) 16:20:06 ID:dDqQ66Cc
15にちめ
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ぼて
:2012/05/09(水) 16:48:30 ID:dDqQ66Cc
16にちめ
492
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ぼて
:2012/05/10(木) 20:51:27 ID:dDqQ66Cc
17にちめ
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:
ぼて
:2012/05/11(金) 00:03:26 ID:dDqQ66Cc
18にちめ
494
:
ぼて
:2012/05/12(土) 11:59:45 ID:dDqQ66Cc
19にちめ
495
:
ぼて
:2012/05/13(日) 11:01:47 ID:dDqQ66Cc
20にちめ
496
:
ueda
◆CA2XtAZAaM
:2012/05/13(日) 20:12:16 ID:uMMMAhwQ
最近書けてなくてすまない……
本家海板もよろしくおねがいします
497
:
ぼて
:2012/05/14(月) 14:52:09 ID:dDqQ66Cc
21にちめ
定期テストの為、暫く中断します。
498
:
ぼて
:2012/05/18(金) 13:45:07 ID:dDqQ66Cc
今日から復帰
22にちめ
499
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ueda
◆CA2XtAZAaM
:2012/05/19(土) 08:40:01 ID:8ImxyNEk
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その38)】
カニング・フェローが下から、グラビティ・ランナーが上からやってくる
ドラえもんはその様子をみて、かんがえた
ドラえもん「(ぼくをはさみこんで、2人がかりのコンボにもちこむ気か。
いいぞ、乗ってやろうじゃないか。 ただし……)」
そこまで考えてドラえもんははしりだした
カニング・フェローはかがんで、目の前にきたドラえもんにアッパーをはなった
その威力はすさまじく、ドラえもんのおもい体が宙にふっとんだ
カニング・フェロー「いまだ!」
グラビティ・ランナー「おう!! 爆砕重落下!!」
カニング・フェローはいったん着地したのちサマーソルトキックをはなち、
グラビティ・ランナーはひざを下にむけて急降下した
ドラえもん「……あまい!! ドカーン!」
ふたりの攻撃があたるまえに、ドラえもんは空気砲をうち、その反動で攻撃をかわした
カニング・フェローは一瞬くやしがった
しかし、つぎの瞬間、なにかやわらかいものを足でつぶしてしまったような感覚をおぼえた
カニング・フェローはふとグラビティ・ランナーの方をみた
すると、グラビティ・ランナーの顔がすごいことになっていた
かれの顔はまっかになっていて、あちこちで血管がうきだし、汗がたれながしになっていた
みけんにおもいきりシワをよせていて、眉はハの字、目はたがいちがいで涙もたれながし状態
しかも歯をむきだしにしていた
そして、カニング・フェローは気づいた
自分のはなったサマーソルトキックが、グラビティ・ランナーのキ○タマをつぶしてしまっていたことに
カニング・フェロー「(あいつ、僕らをはめやがった……)」
気づいたときにはもうおそいのだ
攻撃をかわしたドラえもんは続けてカニング・フェローに空気砲をうちまくった
ドラえもん「ドカン! ドカーン!!」
カニング・フェロー「(しまっ……!!)」
空気砲の直撃をあびたカニング・フェローはかべまでふっとばされ、力尽きた
そして、グラビティ・ランナーもゆかにおちて、動かなくなった
リベンジャー・アンダードッグ「のこるは、僕ひとりか」
それほど目立ったかつやくもしていなかったリベンジャー・アンダードッグが言った
ドラえもん「2VS1だ。 もう君にかちめはない。
たたかいをやめるんだ」
はる夫「そーだそーだ」
リベンジャー・アンダードッグ「そういうわけにはいかない……」
リベンジャー・アンダードッグはトンファーをとりだし、装備した
リベンジャー・アンダードッグ「ぼくはバカにされつづけてきた……
まえの学校の人たちにも…… 今いる学校の人たちにも……」
そういってリベンジャー・アンダードッグははしりだした
彼はドラえもんをトンファーでたおそうとおそいかかる
しかし、リベンジャー・アンダードッグの攻撃ははる夫にふせがれた
はる夫のおなかにトンファーがめりこんでいる
ドラえもん「はる夫くん!!」
はる夫「うぐぐ…… なめる、なよ!!」
はる夫は腹の肉をフル活動させてトンファーをはねかえした
リベンジャー・アンダードッグは体勢をくずしてよろめく
はる夫「ドラえもん…… 僕らのなかでいちばんつよいのはおまえだ。
おまえさえ立っていれば勝ち目はある。
だから、ぼくは命にかえてもおまえを守ってみせる!」
はる夫はそういって、体勢をくずしたリベンジャー・アンダードッグにたいあたりをしかけた
リベンジャー・アンダードッグはそれをくらってふっとび、床にたおれる
はる夫「まだまだぁ!!」
はる夫はリベンジャー・アンダードッグに馬乗りになり、マウントパンチをはなった
そして、どっかの格ゲーのようにこのまま無限になぐりつづけて勝とうとおもっていた
だが、現実はそこまであまくはなかった
(つづく)
500
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ぼて
:2012/05/19(土) 09:14:14 ID:dDqQ66Cc
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501
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ぼて
:2012/05/20(日) 10:12:05 ID:dDqQ66Cc
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ぼて
:2012/05/21(月) 17:15:19 ID:dDqQ66Cc
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ぼて
:2012/05/22(火) 19:26:20 ID:dDqQ66Cc
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ぼて
:2012/05/23(水) 20:32:55 ID:dDqQ66Cc
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ぼて
:2012/05/24(木) 17:07:43 ID:dDqQ66Cc
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ぼて
:2012/05/25(金) 16:11:58 ID:dDqQ66Cc
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507
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ぼて
:2012/05/26(土) 19:47:55 ID:dDqQ66Cc
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ぼて
:2012/05/27(日) 10:52:51 ID:dDqQ66Cc
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ぼて
:2012/05/28(月) 22:04:55 ID:dDqQ66Cc
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:2012/05/29(火) 16:59:40 ID:dDqQ66Cc
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:2012/05/30(水) 16:28:27 ID:dDqQ66Cc
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:2012/05/31(木) 17:46:47 ID:dDqQ66Cc
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:2012/06/01(金) 17:34:57 ID:dDqQ66Cc
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ぼて
:2012/06/02(土) 14:22:35 ID:dDqQ66Cc
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ぼて
:2012/06/03(日) 10:35:08 ID:dDqQ66Cc
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:2012/06/04(月) 17:45:13 ID:dDqQ66Cc
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ぼて
:2012/06/05(火) 16:25:48 ID:dDqQ66Cc
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:2012/06/06(水) 17:20:47 ID:dDqQ66Cc
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:2012/06/07(木) 17:58:41 ID:dDqQ66Cc
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:2012/06/08(金) 17:02:42 ID:dDqQ66Cc
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:2012/06/09(土) 16:48:51 ID:dDqQ66Cc
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ぼて
:2012/06/10(日) 10:41:49 ID:dDqQ66Cc
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ぼて
:2012/06/12(火) 16:58:04 ID:dDqQ66Cc
47にちめ
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ぼて
:2012/06/13(水) 16:57:24 ID:dDqQ66Cc
48にちめ
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ぼて
:2012/06/14(木) 16:54:27 ID:dDqQ66Cc
49にちめ
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ぼて
:2012/06/15(金) 16:15:09 ID:dDqQ66Cc
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ぼて
:2012/06/16(土) 00:05:26 ID:dDqQ66Cc
51にちめ
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