レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
モバP「雪美さんといっしょ」
-
このスレは膝神様に監視されています
あと、割となんでもありです
-
524
モバP「今年もバレンタインの季節か」
雪美「みんな……目が……ギラギラ……してる……」
モバP「まあ、程々になと言いたいところだがそれは野暮か」
モバP「俺も女子同士の友チョコ感覚でチョコレート交換とかしてみたいなあ。それは男の場合逆チョコと言うのかな」
雪美「……Pには……ホワイトデーが……ある……」
モバP「あるんだが、後で返礼をするとしても一方的に貰うだけでは疎外感がな。男女に友情は成立しないのだろうか」
雪美「……友情は……ある……。それに……」
蘭子「我が友! 白の日と対となる恐怖の日に、同盟として甘き心臓を捧げ合わないか? 供物は一つと限らぬぞ」
輝子「親友……わ、私は親友として交わすのも……男女として交わすのも……両方いいぞ……」
雪美「……やってくれそうな……子がいる……。……Pが……求めるなら……私も……応じる」
モバP「みんな……。ならばやろうじゃないか、友チョコってやつを!」
モバP「だが、二重のチョコで苦労も二倍になりそうなのは大丈夫なのか?」
雪美「Pに……比べたら……It's a piece of “chocolate” cake……」 エ、イマチョコレートケーキツクルッテ
ちひろ「不公平だからと友チョコ用も関係者全員分用意し始めそうではありますよね」
-
525
ちひろ「プロデューサーさんのPCのデスクトップに変な名前のファイルが」
ちひろ「“カーテンに隠れる雪美ちゃん”? ……ちょっと覗いてみましょうか」カチカチッ
ちひろ「これは……カーテンに包まってこそっとこちらを見ている雪美ちゃんが写ってますね……」キュン
モバP・雪美「……ちひろさん」
ちひろ「いっ!?」ビクッ
モバP「ちょっと席を外している間に我が秘蔵映像に目を付けるとは、血は争えませんね」
ちひろ「何の血ですか。……すいません、つい」
モバP「雪美をカーテンからクルクルと引き抜く動画もあるんですが、一緒にどうです?」
ちひろ「帯回しもどきですか。見たいです」
雪美「……はずかしいから……お許しを……」
モバP「よいではないかよいではないか〜」
雪美「あーれー……」
モバP「……本当の帯回しもやってみたいな、雪美で」
ちひろ・雪美「……調子に乗らない」 コツン×2
-
おまけ11
ナターリア「そういえば、Que lastimaってスペイン語だったナ!」
モバP「ナターリアの公用語はポルトガル語か。じゃあ以前に言ったあれは一体?」
ナターリア「無問題! ナターリアはマルチリンガルだカラ!」
モバP「頭良いのねえ。実はナターリアって天才か?」
ナターリア「正しくハ、マルチリンガルめざしてガンバってる、だけどネ!」
モバP「何だい、えらく14歳離れしていると思ったぜ。スタイルも含めて」
ナターリア「ちなみに同じザンネン、はブラジルではQue penaって言うヨ」 ニテルネ
おまけ12
雪美「……」チョコン
ちひろ「また雪美ちゃんを膝の上に乗っけているんですか。それも抱え込むように」
モバP「仕事終わりで気持ちと体が熱くなっているので、粗熱を取っているんですよ」
ちひろ「雪美ちゃんは料理ですか。そしてプロデューサーさんで冷ますのか……」
雪美「……♪」
-
今日はここまで
されば南条の光
-
乙
女子小学生にお腹を愛撫されるのを想像すると何だか興奮する///
-
526
モバP「はい、あーん」
雪美「……あむ」モクモク コクン
雪美「……こんな……こんなのって……」
雪美「……おいしい」ニコッ
ちひろ「満面の笑みだあ。一体、何を食べさせたらこんなことに?」
モバP「この、インスタにも映え映えするゴディバのチョコレートディップドストロベリーです」
ちひろ「Oh……GODIVA……」
モバP「と見せかけて、ただイチゴを溶かしたチョコレートにディップして固めたものです」
ちひろ「セコい。しっかり模様も付けてあって、言わなければ本当にそれっぽいですけど」
モバP「作り自体はシンプルですから自分チョコとして作っておいたんですが、せっかくなのでお裾分けです。ちひろさんもどうです?」
ちひろ「はえー、友チョコ用とは別に自分用とそのお裾分け用まで作ったんですか……でもおいしそうですね」
雪美「ちひろさんも……あーんして……」 アーン パクッ
ちひろ「……おいしいです」ニコッ
モバP「ちひろさんがあーんを許すとは雪美さん恐るべし」
-
527
モバP「人の優しさには二種類あるかもしれない」
雪美「……」
モバP「一つは人生経験、特に苦労を重ねた故の優しさで、重みと説得力がある」
モバP「もう一つは常識的な優しさで、当たり前のことに気を使える細やかさに惹かれる」
雪美「……Pは……どっち……?」
モバP「俺は……俺に、重みのある優しさはあるんだろうか」
モバP「思えば薄氷の勝利を繰り返してここに立っているような気がするが」
ちひろ「人生は勝負の連続でしょうけど、負けないと得られない物もあるかもしれませんね」
モバP「……」
雪美「……」
ちひろ「……」
モバP「まあ、無理に苦労人ぶるよりは俺は俺らしく自分を伝えて生きる方が良いな」 ズルッ
雪美「……前向きなのは……良いこと……」
-
528
モバP「バレンタインデーもだが、恵方巻と節分も終わったな」
雪美「のり巻き……豆……そして……チョコ……」
モバP「次は桃の節句に雛あられや菱餅、ホワイトデーにクッキー、端午の節句にちまきや柏餅――」
ちひろ「食べ物で彩られた一年ですか」
モバP「豆まきと言えば、寺社や町祭りとかで高台から投げられた物をキャッチするのが楽しかった思い出です」
雪美「……今年も……Pと……いくつか……とれた……」
ちひろ「プロデューサーさんの昔話と思いきや随分新鮮な思い出でしたか」
モバP「豆キャッチは球場でのホームランボール、ファールボールや結婚式のブーケトスを取る気持ちが少し分かります」
雪美「……その二つは……まだ……経験……してない……」
モバP「俺は試合観戦で直接キャッチではないがファールボールを拾ったことはある。ブーケはない」
モバP「そもそも未婚女性が取ると次に結婚できるとかいう代物を、女性でない俺が取ってどうするという」
ちひろ「女性に紛れてブーケトスを取りに行くプロデューサーさんを想像したら滑稽そのものですね」
雪美「私は……取っても……いいの……?」
ちひろ「……雪美ちゃんはもう結婚するつもりですか」
-
モバP「まあ、ブーケトスは最近は賛否両論あって配慮とかでやらない人も多いようですね」
ちひろ「詳しいですね。ということはプロデューサーさんの方は結婚に興味または願望が?」
雪美「……」ジッ
モバP「……待ちます。何にとは言いませんがしばらくは」
モバP「しかし、大きい所の豆まきは何が来るか分からないのが良いですね」
ちひろ「小物だったり落花生だったりお餅だったり……種類が多すぎるとちょっと節操がない気がしないでもないですけど」
モバP「更に豆も袋入りで、それもシンプルな炒り豆じゃなくて、お菓子の豆だったりそもそも豆でもないお菓子だったり」
雪美「……豆……甘い方が……みんな……喜ぶ……?」
モバP「ああ。俺にとっては節分豆にもグレードがあり、そのままより糖衣、糖衣よりチョコがレアで、イベントでチョコ入りが出ると嬉しかった」
ちひろ「グレードってコーヒー豆みたいに言いますね。でも普通の豆は特に味が付いてないですからね」
モバP「それにやっぱり鬼に向かって豆そのものを投げてぶつけて床に散らばしたりするのはねえ」
雪美「食べ物……粗末にしては……いけない……」
モバP「そう教わってきたからな。それに砂糖がけの豆は金平糖ほどじゃないがでこぼこしていてぶつけられるとちょっと痛い」
ちひろ「ぶつけられたことあるんですか」 ハズデス ハズカ
-
529
雪美「Pと……翠……、二人で……何を……見ているの……?」
モバP「これはレゴのカタログだよ」
翠「プロデューサーさんが貰ってきてくださったんです」パラパラ
翠「……こういう物もあるんですね。ふふっ」
雪美「……違うカタログが……いくつも……ある……」
モバP「最新の物と実家の物置から持ってきた20年前くらいの物と見比べてみているんだ」
モバP「前者はスターウォーズやマインクラフトコラボだったりスマホアプリ連携企画とかあって、パーツも多彩になり、色使いや世界観もアメコミ的というか濃ゆいな」
雪美「……見ていて……面白い……かも……」パラパラ
翠「時期ごとにカタログが新調され、商品が少しずつ入れ替わる様に時代の流れを感じます」
モバP「しかしこうして見ると中世の城や海賊船あたりが俺の好みなんだが、今は無いんだな。復刻とかしていないのかしら」
翠「そこでレゴランドですよ。きっとお目当ての物が見つかるはずです!」
モバP「レゴランドにこだわるなあ? それよりはストアやクリックブリックのような専門店を探すべきじゃないか? つまり……天然か!」
翠「天然じゃありませんから! ……プロデューサーさんは、私とレゴランドに行きたくありませんか?」 イキタイ!
雪美「翠……実は……愛知の……観光大使……?」
-
530
モバP「バレンタイン禁止令、チョコレート禁止令なんてのも世の中にはあるんですね」
ちひろ「イベントに浮ついて学業社業を疎かにするなってことでしょうか」
雪美「……」
モバP「おおそうか、あまり縁が無い立場の人たちの嫉妬のように感じるか」
雪美「……そんなことは……言ってない……」メッ
モバP「分かっているとも、雪美さんがそんなことを言わないなんて。からかってごめんよ」
モバP「でもまあ、ダメと言われるほど、制限されるほど、燃えてくるものではあるよな」
雪美「……P……悪い子……ね」
モバP「今頃気づいたかい? 悪い子ですよ俺。……アメリカには禁酒法なんて時代があったがそんな中で何とかして飲む酒はさぞ美味かっただろう」
ちひろ「ゲームの初代マフィアの時代背景になっているあたりですね」
モバP「俺もあんなタクシードライバーに……はちょっとなる度胸が無いですが」
ちひろ「もしプロデューサーさんが火遊びや反骨精神を抑えきれなくなった時は、私がこの手で引導を渡しますから安心しておいてください」
モバP「そんな日が来ないよう努めます」
雪美「……遠回しな……告白……?」
-
531
モバP「雪美、目を閉じて」
雪美「……ん」
モバP「これを握って」
雪美「……ん……、……大きい……」
モバP「こいつは雪美の手には少し大きいかな」
ちひろ「……膝の上で何をさせているのでしょうか」
モバP「ストップウォッチ十秒チャレンジです。これが結構やり始めると盛り上がるんですよね」
ちひろ「それなら大丈夫ですか」
雪美「……始めて……良い……?」
モバP「自分のタイミングで良いぞ」
雪美「……分かった」カチッ
モバP「ただし気は散らせるからな」コチョコチョ
雪美「きゃっ……! ……もう……集中……できな……あっ……」
ちひろ「やっぱり大丈夫じゃなかった。取り上げますよ?」 ドッチヲ? ドッチモデス
-
532
モバP「県境ってたまにラインが引いてあるよな、ここのように」
雪美「……うん」
モバP「日本は島国だから歩いて国境を越えることはできないが、県の境界線なら一緒に越えられる」
雪美「……じゃあ……手……つないで……」
ギュッ
モバP「せーの」
ピョンッ
スタッ
モバP「到着……雪美とやりたかったことの一つが叶えられた」
雪美「……どういたしまして……?」
モバP「……一線を越えてしまったな、俺たち」
雪美「うん……。……えっ……何か……深い意味……?」
モバP「あっいや、そのままの意味だ。……ありがとう雪美」
雪美「……もっと……一線……こえる……?」 ブホッ!
-
今日はここまで
ふりだしにもどる
-
乙
綺麗なロングヘアの子がコチョコチョされてると髪がサラサラと動いて艶めかしいよね(ゲス顔)
-
533
杏「プロデューサーって何でちっちゃい子が好きなのさ?」
モバP「別に特にちっちゃい子が好きですと表明した覚えはないんだが」
杏「……普段の言動の節々に傾向があるよね」
モバP「そんな莫迦な。……でもそうだな、小さいと便利な時がないか?」
モバP「小回りが利くとか、低い所に目や手が届くとか、俺には出来ないことをやれそうな魅力を感じる」
杏「プロデューサーは背が高いから分からないかもしれないけど、不便だってあるよ」
モバP「じゃあ逆に杏よ、君は何故、おっきい人が好きなんだい」
杏「好きというか、杏クラスになると集まってくるよね、おっきい人の方から」
モバP「ホストさんの格言か何か? それは身長関係なく、杏の器量というか人徳だろう」
杏「意外と評価高いなあ。でも、好きにまでなるには杏のこと養ってくれないとなー。プロデューサーでも良いよ?」
モバP「またまた。それに、いざ養われると手持ち無沙汰になると思うぞ。何か生き甲斐を見つけないとな」
杏「プロデューサーは懐の広さもその身長並になってほしいなあ」
モバP「残念だがこの懐はよく貸し出されるからな。主に雪美に」
雪美「……現在……進行形……」チョコン
-
534
モバP「昨今は昼間でも随分とお寒う御座いますなあ」
雪美「……うん」
モバP「少しwarmな本日も雪美さんはフリースを着て参っておられるようで」
雪美「……」キラキラ
モバP「ボアパーカーやセーターなんかもそうだが、ふわふわもこもこしたアウターは良いね」
雪美「セーターは……ちくちくしたり……する……」
モバP「繊維がね」
雪美「……ほら……これは……手触り……良い……」スッ
モバP「あっ」
モバP「……本当だな。しかし、自分から手を取って服越しとはいえ体を触らせてくると、意識してしまうね」
雪美「……///」
モバP「OK雪美、落ち着くぞ。落ち着いて膝の上にご招待」 コク
ちひろ「恥じらいの最中でもべったりくっつくんですねえ」 ナンカアツイナユキミ ウン
-
535
モバP「芳乃は石ころ集めに失せ物探しに悩み事解決が得意なんだよな」
芳乃「いかにもー」
モバP「じゃあ、俺が昔無くした親指サイズの石を探すことは出来る? 水晶なんだが」
芳乃「なんと無茶を言いなさるー」
芳乃「しかし、声を探すことはできるかもしれませぬー。力をお貸ししましょー」
モバP「言ってみるもんだな。お願いするよ」
芳乃「まずはわたくしを、雪美さんのように、抱き締めてくださいませー」
モバP「えっ……」
芳乃「わたくしはそなたの石と面識がありませぬゆえー、そなたに深く触れ、記憶を辿るのでしてー」
モバP「……冗談を言っているような目ではないな」
芳乃「冗談でそのようなことは申しませぬー。わたくしは、真剣でしてー」
モバP「分かった。膝に乗せて、抱き締めれば良いんだな?」
芳乃「わたくしを探している水晶だと思ってー……その記憶をなるべく克明に思い出しながら、会いたいと、願うのですー」
モバP「……人から頼まれた時っていつもこうなのか?」 ハテー?
-
モバP「やりますよ」
ヒョイ ポスン ガバッ
モバP「……テーマパークの石屋さんで買ってもらったんだよな。大事に持っていたのに、演劇を見に行った日に落とした――と思うんだ」
芳乃「……おお……ほー……」
モバP「失くした物への後悔はずっと残るものだが、あの水晶には罪悪感もある」
芳乃「……そなたは一言、詫びたかったのですねー」
モバP「ああ。声が届くなら……そういうのはアニミズムなのかな」
芳乃「お手をー、お貸しくだされー」ギュッ
芳乃「……そなたは愛されていましてー。僅かな時間でもこの手が、そなたが、石を愛していたようにー」
モバP「声が、聞こえたのか?」
芳乃「……聞こえましてー。そなたは、声に呼ばれたから今日、石のことを追憶したのでしてー」
モバP「本当かな? でもそれを聞いたら心なしか少し気持ちが和らいだよ」
芳乃「罪悪感など持たれぬようー。その素直な心、良きかな、良きかなー」
雪美「ひざの上も……人が変われば……儀式みたい……」
-
536
モバP「うーん」グググ
ちひろ「どうしたんですか? 体を仰け反って」
モバP「いや、えーっと……言うのはちょっと恥ずかしいですね」
ちひろ「何ですか、隠さないで教えてくださいよ」
モバP「笑ったりしませんか?」
ちひろ「よほど奇天烈な理由でもなければしませんよ」
モバP「……実は、タピオカチャレンジをやってみたくてですね、イナバウアー姿勢の練習中です」
ちひろ「……?」
モバP「巨乳の人が胸を台にしてタピオカミルクティーのカップを置いてストローで吸うような」
ちひろ「事もあろうにどうしてプロデューサーさんがそれをやりたいと望むことになったのか」
モバP「ノリですよ」
ちひろ「ノリか。まずそんな変な姿勢じゃまともに飲めませんからね」
雪美「……」グググ
ちひろ「って、雪美ちゃんも!?」
-
537
モバP「雪美さんの百面相、とは過言かもしれないがオフショットをいろいろと見てきた俺だが」
モバP「肉まんにかぶりつく雪美さん、幸せそうで良いな」
雪美「……どこで……その写真を……手に入れた……」キッ
モバP「お母様から」
雪美「ママ……もう……」
モバP「これを見ると季節が季節だし、肉まんを食べたくなるなあ」
ちひろ「ちなみに肉まんは基本牛肉で、豚まんは豚肉、○○まんの総称が中華まんとのこと」
雪美「角煮まんは……肉まん……?」
ちひろ「長崎名物! 中華まんとしては形はちょっと変わり種ですけど、そうだと思いますよ」
モバP「角煮まんは肉まんのうちに入りますか? というタイトルのライトノベルがあっても良いくらいだな」
ちひろ「どうやって話を広げるんですかそれ」
雪美「……擬人化……?」
モバP「肉まんピザまんあんまんカレーまんたちのクラスに転校生の角煮まんが来てみんなで取り合うスラップスティックなラブコメディだな。そこに焼き芋やたい焼きや今川焼まで乱入してきて大騒ぎ!」
雪美「今川焼……まで……?」 ソコツッコミマス?
-
538
モバP「100円ショップでよく足を止めてしまうコーナーと言えば」
ちひろ「大抵は立ち止まって見ませんかね?」
モバP「大抵は立ち止まって見ますねえ……」
ちひろ「そこはもう少し粘って」
雪美「……私は……砂時計や……水時計……」
モバP「あれな。あれはついひっくり返して観察してしまう。俺もそうだった」
ちひろ「水時計は、粒状になった液体が傾斜や水車を流れていくアレですね?」
モバP「実際水だけだとああはならないので、正しくはオイル時計と言うみたいだな」
雪美「……オイル……だったの……」
モバP「俺の妹はあれが何か生理的に気持ち悪いとか言ってたな。分かる気もするが」
雪美「生きているみたいに……見えるから……?」
モバP「ありそうだな。それと当時の妹いわく、下に落ちた粒がブクブクしている感じが苦手だとさ」
ちひろ「それは集合体恐怖症の気があるかもしれませんね」
-
モバP「しかしオイル時計、並べると色鮮やかで良いよな。見ているだけで知育がなされる気分になる」
雪美「……不思議で……楽しい……」
モバP「というかガリレオファクトリーとかピタゴラスイッチみたいなスロープギミック、もといコースターが好き」
ちひろ「ショッピングセンターでたまに見かけますね、そういうの」
モバP「ショーウィンドウの大きなボールコースターなんてずっと見ていても飽きません」
雪美「あっ……! ……最近……お仕事終わりに……Pと……見つけた……ね……」
モバP「そう、あれだ。正しく人類のロマンですな」
ちひろ「でもプロデューサーさんがそこに齧りついていたらとても不審者です」 カナシイ
ちひろ「話を戻して、色合いがオイル時計に似た物だと、私はガリレオ温度計が好きですね」
雪美「……それは……持ってる……」v
ちひろ「そうなんですか? 角煮まんを食べたことがあって、ガリレオ温度計もお持ちとは……」
モバP「雪美さんは趣味の人ですからね。自宅にはきっとネオンサインの看板とかだってあるはず」
雪美「それは……ない……多分……」 タブンカ
モバP「ガリレオ温度計はインテリアに良いんですが、時間が経つと変色するのがなあ」アト、ワレルトアブナイ
ちひろ「雪美ちゃんを趣味の人に誘っているのはプロデューサーさんですよね?」
-
539
雪美(身長170cm)「P……お仕事……行くよ……」
モバP(身長140cm)「プロデューサー」
雪美「……どうしたの?」
モバP「どうしてこの事務所のタレントはオレ以外に女子しかいないの?」
雪美「……んー」
雪美「……女子高が……共学になったようなもの……かな……」
モバP「じゃあ早く男子増えないかなー」
雪美「それは……Pの活躍に……かかっている……」
雪美「あと……新人さんが入ったら……Pが先輩だから……その自覚もつけないと……」
モバP「えー……それはちょっと大変そうだなー」
雪美「ふふふ……がんばれ……」ギュッ
――
モバP(現実)「……」
ちひろ「何か黄昏の雰囲気で独り黙想されていますけど、あれは大したこと考えてないですね」
-
540
モバP「買い物に行くとついつい買ってしまう坂金製菓のヘルシーむぎスナック」
雪美「……緑の……ふくろ……中身は……多い……」
モバP「コーヒー豆みたいな窪みがあるのが特徴的だな」
雪美「……本当……ね」
モバP「こういうのにチョコレートがコーティングされた麦チョコの方がよく見かけるタイプだが」
雪美「……麦チョコの……チョコなし……」
モバP「引き算で考えるとちょっと悲しくなるな。でもこれだって美味いぞ? 牛乳をかけてもいける」
雪美「……チョコクリスピーの……下位互換……」
モバP「おい。ジャンボコーンもそうだが、それでもポン菓子系の言ったら何だが素朴さで勝負する感じが好きでな。俺みたいで」
雪美「……Pは……素朴……?」
モバP「以前、麦チョコが売っていなかったので代わりにコーヒービーンズチョコレートを買って食べてみたら、コーヒー豆が割と硬くて拙者には向かぬと思ったんだ」
雪美「……それは……素朴……とは違う……」
モバP「通らないかー。おっと、早く買い物を終わらせようか」 ……ダネ
雪美「……私は……素朴……?」 ソココダワルネ
-
今日はここまで
したらばが書き込ませてくれなかったので初延期です
-
541
雪美「……P」
モバP「何だね?」
雪美「私……重い……?」
モバP「この乗せ心地、心を充足感で満たしてくれる重みはあるな。過重ではない」
雪美「……ちがう……重み……」
モバP「愛が重たいとかそういう比喩的な重みか」
雪美「私……Pに……重なり過ぎて……いる……?」
モバP「そんなことはない。一緒にいられて単純に嬉しいんだがなあ」
モバP「寧ろ俺が雪美さんを受け身にさせて引っ張りすぎていないか?」
雪美「……」フルフル
モバP「良かった。たまにはああしてこうしてと、おねだりをしても良いんだぞ?」
雪美「……じゃあ……イチゴ……食べさせて……」
モバP「雪美さんに頼まれると腰が軽くなってしまうな。じゃあ買いに行くか!」
ちひろ「私の気分は重いです」
-
542
雪美『……』ジーッ
フクロウ『……』ジーッ
モバP「お仕事でフクロウと対面した時の雪美さんがテレビで放送されているな」
モバP「一生に一度は見ておきたいコラボレーションが実現したな」
雪美「……目……真ん丸……だった……」ウットリ
モバP「虹彩が黄色で瞳孔が黒のタイプか。これで結構目線が合いっ放しの見つめ合いになるという」
雪美「目力……強い」
モバP「ヒトは写真写りを良くする為に、瞳孔を大きく見せようとしてシャッター直前まで目をつぶったりつぶらなかったりするが」
モバP「フクロウのあの目で瞳孔をグッと大きくされると怯む自信がある」
ちひろ「黒目が大きすぎると恐怖を感じてしまうのは何となくありますね」
モバP「でもフクロウ自体は脅かすと体が細くなったり、爪切りでショック死することもある繊細な生き物です」
雪美「……ストレス……気を付けないと……ね」
モバP「雪美さんも繊細だから、爪を切ってあげる時は細心の注意を払ってですね」
ちひろ「それは自分で切れば良いと思うんですけど」
-
543
モバP「ホー、ホケキョ」
雪美「……?」
モバP「ホー……ホケキョッ」
雪美「……ウグイスが……鳴いている……」
ちひろ「鳴き真似上手ですねプロデューサーさん」
モバP「! ケーケケケケケケケキョケキョケキョケキョケキョ!」
ちひろ「誰がウグイスの谷渡りまでしろと」
雪美「……同じ……ウグイスなのに……まるでちがう……鳴き声……」
モバP「カラスとかが接近するとこういう声を出すんだな」
モバP「この二種類の鳴き声が何気なく聞こえてくると、春が来たんだというDNAレベルでの安心を感じます」
雪美「私も……、……ホー……ホケキョッ」
モバP「あはは、まだまだ。そこはもっと頭のてっぺんから声を出すようにだな」
ちひろ「何を教えているんですか……でもそうですよ、もう三月ですねえ」
モバP「バードウォッチングに行きたいものです。山でなくても少し広い公園とかに」
-
モバP「気が逸って雪美さんのためにバードコールも作って参りましたよ」
雪美「……バードコール……?」
モバP「こうして中のネジと周りの木を擦り合わせることで鳥の鳴き声のような音が出るのだ」キッキュ
雪美「……おしゃれ……」
雪美「……♪」キッキュキッキュ
ちひろ「黒板を引っかく音はあんなにも拒絶反応が出るのに、音って不思議ですね」
ちひろ「きっと同じ高い音でも耳障りなものは周波数が違うんでしょう」
モバP「それを利用してネズミを駆除する超音波装置や、犬猫にだけ聞こえる犬笛とかありますね」
雪美「……ペロも……私が聞こえない音……うるさがったり……する……」
モバP「今はあまり犬笛は見かけないがな。あとは、若者にだけ聞こえるモスキート音というものもある」
ちひろ「あれは若者だけってのがポイントですよね。聞こえないともう若者じゃないのかという」
モバP「個人差はあるでしょうが、年齢の炙り出しみたいになるのがちょっと嫌ですね」
雪美「……Pは……モスキート音は……聞こえるの……?」
モバP「聞こえるさ! 俺はまだ若い。……でも年々夏の蚊の羽音に煩わされなくはなってきたなあ」
ちひろ「それは環境が変わってきただけじゃないですか?」
-
544
モバP「……ぬぅぅ」
雪美「……」チョコン
モバP「……ぐぐっ、静まれ俺の猛き右手よ……」プルプル
雪美「……蘭子みたいな……セリフ……」
雪美「……P、……いつものように……なでて……くれないの……?」
モバP「いや雪美さん、一度立ち止まってよく考えてみよう」
モバP「聖地甲子園の土は球児が持ち帰りすぎると無くなってしまう。だから補充される訳だが」
モバP「雪美さんもあまり撫でると頭を刺激しすぎて薄毛になってしまうのではなかろうかと」
モバP「この手で女性の命である頭髪を枯らすことなど、それがしにはとても出来ませぬ!」
ちひろ「甲子園のくだり特に必要でした?」
雪美「……この私を……なでられないと……言うの……?」ゴゴゴ
モバP「滅相もございません! ……良いんですかい? はぁ、雪美さんがそう仰るのなら――ヒャッハー!」ナデナデナデ
ちひろ「優しく撫でていれば別に問題ないと思うんですよ」
-
545
モバP「……ぬぅぅ」
雪美「……」チョコン
モバP「……ぐぐっ、またもその髪は俺とこの右手を蠱惑する……」プルプル
雪美「……蘭子みたいな……セリフ……」
雪美「……P、……いつものように……なでて……くれないの……?」
モバP「いや雪美さん、我に返ってよく考えてみよう」
モバP「ヒトは重力によって上から押さえつけられ身長を決められてしまう。それに抗うようにカルシウムなどで背を伸ばす」
モバP「撫でることは即ち頭を押さえつけることでもあり、それで雪美さんの成長を妨げてしまうのではなかろうかと」
モバP「この手で本来伸びるべきものを止めてしまうなど、それがしにはとても出来ませぬ!」
ちひろ「考えすぎなんだよなあ。寧ろ狙ってやってるのかと」
雪美「……そうなの……? 私は……小さくないと……ダメ……?」ゴゴゴ
モバP「滅相もございません! 雪美さんの心も体も撫でて伸ばしてみせますよっと、おらっしゃああ!」ナデナデナデ
ちひろ「優しく撫でていれば別に問題ないと思うんですよ(二回目)」
-
546
モバP「戦国武将の名字って由緒ある感じがするよな」
仁美「慶次様の前田とか憧れるよね」
モバP「仁美もほら、丹羽長秀の丹羽じゃないか」
仁美「米五郎左! 織田信長の家臣だね。たまに丹波って間違って呼ばれるのが難点」
モバP「歴史に疎くなくても最初は読み間違えそうな名字よな」
仁美「自分の名字も良いけど、どうせなら柴田とか本多ならもっと良かったな〜」
モバP「柴田仁美……、本多仁美……。俺は、丹羽仁美が一番良いな。しっくりくる」
仁美「プロデューサーはそれで慣れているからそう感じるんじゃないの?」
モバP「いや、姓名が奇数だと川柳俳句の五や七のようにリズムが良く聞こえる。陰陽五行の陽の思想だ」
モバP「それと、他の仁美はどこかにいそうな名前だが、丹羽の仁美はただ一人しかいない気がする」
仁美「そこは盲点であった。でもアタシの名前を種族名みたいに言わないでくだされい」
モバP「信長関係だと別の事務所には徳川さんがいるし、ここにも佐久間がいるな」
まゆ「佐久間です」
仁美「信盛かあ」
-
モバP「佐久間信盛。“木綿藤吉、米五郎左、かかれ柴田に退き佐久間”とされ、殿の上手い武将だったそうだが」
まゆ「まゆは歴史にはあまり詳しい方ではないですねぇ」
モバP「まあ信盛というと佐久間折檻状の印象が強いんだよな」
まゆ「折檻されるんですか?」
モバP「いわゆる戦力外通告だな」
仁美「“尾張の大うつけ”と呼ばれていた頃からずっと仕えてきた人なのにね」
モバP「生え抜きの部下も容赦なく切り捨てる――第六天魔王や革命家には必要なことかもしれないが」
モバP「俺がそういう立場になるのはとても無理そうだ。君たちアイドルをリストラするなんてね……」
仁美「日頃の人間関係であまり上手くいってない誰かに明智光秀されそうだね」ニヤ
モバP「アイドルの誰かを、この金柑頭! といびるようなことはしていないから大丈夫……大丈夫だよね?」 サァネ?
まゆ「ご安心を。まゆがプロデューサーさんを討たせはしません(忠犬)」
雪美「……右に同じ(忠猫)」
モバP「まゆに、雪美もいたか……何とも心強いものよ。枕を高うして寝られるわい」
ちひろ「忠猫って主君を守れるんでしょうか?」
-
547
シトシト
モバP「春の雨だねえ」
雪美「……うん」
モバP「その名の通り、春雨だ」
モバP「雨には様々な呼び名があるな。天気雨を狐の嫁入りと言ったり」
周子「こーんこんこんかきくけこーん」
モバP「別名、周子の嫁入り」
周子「お前にウチの娘はやれんぞ」
モバP「そういう厳格なお父様を納得させるのは大変そうだ」
周子「でも筋は良いからウチで修行して店を継ぐなら考えてやる、って言ってた」
モバP「周子の実家にご挨拶に行ったことはあっても、お嬢さんを俺にくださいなんて一言も言ってないんだがな」
雪美「……P……ヘッドハンティング……されちゃう……?」
モバP「他の子の親御さんからもリクルートのお誘いがよくあるが、素人ですよ俺」
周子「そこがいいんだよ。変に癖が付いてない方が教えやすい」
-
周子「ところでPさんちって広いよね」
モバP「突然何だ? 広いが」
周子「女性用の着替えとか入っているクローゼットもあるし」
モバP「俺の知らぬ間に一室がそういう来客用に整備されてしまっているな」
雪美「急な雨で……ぬれたら……Pの家に……立ち寄れる……」
モバP「俺の家とは一体何だろうな」
雪美「……安心できる……場所……」
周子「ずっと居着いていたいくらいだね」 コラ
周子「でも、一度くらいはお風呂上がりに着る服が無くて仕方なくPさんのシャツ一枚だけで過ごすって経験もしてみたかったなー」
モバP「裸ワイシャツか。勇気が要るが、やると男が喜ぶやつだな」
モバP「普通に着替えなさい」
周子・雪美「……見たくないの?」
モバP「そんな姿を易々と男に晒すと、いろいろと後戻りができなくなるぞ」
モバP「雨に濡れたブラウスが透けるくらいはしょうがないがな。一度雪美がやったが」 ……///
ちひろ「裸ワイシャツって体格差があると裾が際どくならずにブカブカになりそう」
-
今日はここまで
減速不安定走行
-
548
モバP「長い人生、時には非常事態でしばらく屋内に篭り続けないといけない時だってある」
モバP「そんな時、テレビ番組や動画が通常進行で流れているのを見ると、ありがたくて勇気付けられるものだ」
モバP「アイドルたちもイベント中止とかがあるとこうして――」
あきら「みんな、大変な時の息抜きにでも、この動画を見て楽しんで頂けたら幸いデス」
雪美「じゃあ……あきらと配信……やっていく……」
モバP「ええなあ」
――
モバP「放送が無事に終わったのは良いとして」
モバP「飲み物や資料を運んだりカンペを出したりして良かったんだろうか?」
あきら「♯背景にチラチラ映り込む謎のアシスタント役 は良い味出してたよ」
モバP「長いハッシュタグだなあ。……モブやエキストラ的な? まあそれも演出か」
雪美「身長……高くて……見切れてた……かも」
あきら「そういうとこも含めて、Pサンのおかげで話題性沸騰だね。ほら、チャットでも人気」
モバP「だが女子配信とは言え、俺に女装までさせる必要あった?」キラキラ
-
549
モバP「いつかの迷路を歩いたことがあったよな」
雪美「……クリスタルメイズ……」
モバP「あれは神秘的だったが、あんなのやミラーハウスのような大層な物じゃなくても」
モバP「壁で仕切られた巨大迷路ってワクワクしません? それでなくても一方通行の美術館とか」
雪美「……そう……?」
モバP「ゲームだと迷路ってトップビューから神様視点で操作するようなものが多いが」
モバP「3Dダンジョン式の一人称視点というのもあって、それを現実で体験できるという逆の面白さがある」
雪美「……私は……迷路……少し……不安になる……」
モバP「似たような光景が続くし、壁に囲まれて圧迫感はあるな」
モバP「だがチェックポイントを通って無事開けた明るいゴールに辿り着いた時の、やっと外だという解放感ともう終わりかという一抹の寂しさのブレンドが好きだな。逆走や再入場はできないから、出口を振り返って名残惜しい気持ちに浸れる」
雪美「……だったら……二人で……行く……? 今は……立体迷路が……ある」
モバP「あれは面白そうよな……ただ立体だけあって高さもあって難解なのと、高い所は怖い……」
雪美「大丈夫……私が……手を引く……」フンス
ちひろ「私は旧ドラえもんのホームメイロの夢をよく見ます」 アレハココロガオレマスネ
-
550
モバP「雪美さんは役者としても最近注目されてきているな」
雪美「……あまり……実感……ない」
モバP「アイドルでありながら女優、という線もありかもしれない」
雪美「……そう……?」
モバP「そう。演技の幅が出てきたと思うよ」
モバP「この前のドラマでは無表情でおどける子という難しい役をよくこなしたじゃないか」
雪美「……その方が……合うのかも」
モバP「一周回ってハマっていたのは否定しないが、表情豊かな雪美さんだって好きだよ」
雪美「…………」
モバP「おろ、極めて冷静だな」
雪美「……もう一回……言って……///」
モバP「顔に出にくい割に打たれ弱い所も揺さぶりをかけてくるね」
ちひろ「失礼ながら、雪美ちゃんのドラマのリテイク・NGシーン集とか見てみたいです」
モバP「DVDに付いたりする特典メイキング映像ですか。観賞用に是非欲しいですね」 モウ……!
-
ちひろ「そんなプロデューサーさんはドラマや映画で印象に残る子役っています?」
モバP「クリスティーナ・リッチ、ナタリー・ポートマン、エマ・ワトソン、ダコタ・ファニングとかですか」
ちひろ「思ったより気合の入った人選ですね」
モバP「王道どころだと思いますよ? あと日本だと……安達祐実?」
ちひろ「家なき子は我々だと世代が結構ズレますね」
雪美「……でも……なつかしの……ドラマ特集で……見かける……」
ちひろ「そういうので把握しているんですか……」
雪美「アダムス・ファミリーも……Pと見た……。……ウェンズデー……かっこいい……」キラキラ
ちひろ「あれは確かにインパクト強いですね。そしてプロデューサーさんは意外とああいう系のビジュアル性格がお好き?」
モバP「ん〜、どうでしょう? 現実にいたらエキセントリックな気はします」
モバP「でもウェンズデーの三つ編み、マチルダのボブ、ハーマイオニーのスパイラルとか役に合っていて感嘆はします」
雪美「……役作り……髪も……大切……」
ちひろ「ここでは所属アイドルが多い分、髪型を弄ると大抵他の子と被っちゃったりして変えにくいのが難点と言えるかもしれませんね」
モバP「ちなみに細い左右三つ編みとかは幼さというか少女感が強調される気がします。逆にちひろさんはアダルトな三つ編みと言うか」
ちひろ「アダルトって……雪美ちゃん、私の髪型をやってみません?」
-
551
モバP「長期休みの時って自由課題とか出るだろう?」
雪美「……」コク
モバP「どんなアイデアでいつもやっているんだ?」
雪美「……ネコの……観察……?」
モバP「観察と言っても何をどう、どこまで調べるかだよな」
モバP「日常で疑問に思ったことを調べて、それを実際に検証してみるのは良いと思う」
雪美「……なぜ……ネコはよく……眠るの……? ネコ100匹に……聞いてみた……」
ちひろ「ネコの声を聞くという手は他の人では再現性が無いのが問題ですねえ」
モバP「発想を変えて、自由課題の作り方を自由課題にしてみてはどうでしょう」
ちひろ「自由の隙間を突くようなテーマで評価を貰えるんでしょうか。自由課題というか卒論でやる人はいるかもしれませんけど」
モバP「まあどんなことでも自分なりに真面目に調べて発表すれば、そのデータは何かしら世の中の役には立つものだと思う」
雪美「……自信を……持つこと……!」
モバP「こんなことして何になるんだろうって冷めたら手が止まるからな。モチベーションを保つ工夫や練習でもあろう」
ちひろ「プロデューサーさんのモチベーションは大丈夫ですか?」 ハイ……
-
552
モバP「雪美もいつか免許を取れたらスクーターに乗って一人でキャンプとかしに行くようになるのかな」
奈緒「ゆるキャンのしまリンかよ。雰囲気は似てなくもないけどさ」
モバP「頭にお団子を作ったり、早太郎みくじを買ってきたり」
奈緒「どちらかと言うと長野の光前寺じゃなくて、猫のいる福井の御誕生寺とかに行きそうだな」
モバP「ああ、この前のゴリパラでやってたな」
奈緒「Pさんは何でも見てんだな」
モバP「気が向いた時だがな……ああ、ゆるキャンで出てきたほうとうが食べたい気分だ」
奈緒「自由すぎるなあ。……疲れてんのか?」
モバP「本当はもっといろいろはっちゃけたいんだが、何かテンションが乗らない」
雪美「P……幸子のように……旅がしたいの……?」
モバP「旅がしてえなあ。……幸子が以前チャレンジした地名しりとりとかサイコロの旅みたいな」
奈緒「えぇ……幸子、そんなのもやってたのか」
雪美「幸子は……移動距離……ナンバー1アイドル……」 スゴイナ
-
553
モバP「世の中には仕事のパフォーマンスを上げる為にお昼寝の時間がある会社がある」
モバP「俺も少しお昼寝といこう」
雪美「……休息は……大切……。ゆっくり……休んで……」ナデナデ
モバP「……」スーッ
――
モバP「……ん、ここは……? ……何かの泉?」
女神「……私は……この泉の……女神です……」
モバP「雪美! 古代ギリシャのキトンのような服装が……濡れてない」
女神「……P」
モバP「はい。……透けていたらどうしようかと」
女神「こほん……私は……雪美では……ありません……」
女神「そして……あなたは……この泉に……落とし物を……しましたね……?」
モバP「何か始まってる! ……じゃあ、はい」
-
女神「……よろしい。……では……あなたが……落としたのは……」 パァァァ
??「あら、ココノツ君。すいぶんと老けた――というか違う人?」
女神「この幸子ですか? ……それとも」 パァァァ
??「助手君? 何かいつもよりおっきくなっちゃったけど、もしかしてすごいマジックを成功させちゃった?」
女神「この幸子ですか?」
モバP「……どちらも俺の知らない幸子なんだよなあ。こっちの人はヨーグレットのPTP包装みたいな目をしているし」
モバP「元の世界に返してあげてください」
女神「……あなたは……正直者ですね……。でも……正直者が……バカを見る……」
女神「あなたには……この幸子を……さしあげましょう……」 パァァァ
??「先輩は相変わらず細かいッスね。もう少し大らかに生きた方が良いッスよ?」
モバP「進化前の幸子を返してもらうことはできませんかね?」
――
雪美「……」スゥスゥ
モバP「……俺は何という夢を見ているのだ」
-
554
モバP「……」ギュッ
雪美「……」ギュッ
モバP「……」ギュギュッ
雪美「……」ギューッ
モバP「小さな手だ」
雪美「……大きな手……」
モバP「あまり強く握り締めたら良くないが、ずっと握っていたいような手」
雪美「大きくても……ちょうど良い……強さ……」
モバP「だが、繋いで歩いていると腕を上げっ放しになって疲れたりしないか?」
雪美「Pに……パワー……もらえるから……疲れない……」
モバP「それは凄い。……たまには手より、他の子のように腕にぶら下がってみるのはどう?」
雪美「……私は……手の方が……好き……」
ちひろ「ぶら下がり雪美ちゃん……良いことを思いついたぞ」
-
555
モバP「ホワイトデーも終わりにけり」
ちひろ「今年も何種類かのお菓子を配っていましたね」
モバP「はい。しかしいつも思うんですがね」
ちひろ「何でしょう?」
モバP「バレンタインデーがチョコならホワイトデーにはホワイトチョコと、チョコに統一すれば良いと思うんです」
ちひろ「文字通りで分かりやすくはなりますけど、でもホワイトチョコって少しバターっ気が強くて好みが出ますからね」
ちひろ「それと製造過程的に同じカカオからでも作れる量が少ない分、やや高めになります」
モバP「貰う方ではなくあげる方の言い分ながら、個人的には二色あればホワイトチョコを選ぶくらいには好きなんですがねえ」
モバP「……いつか白のチョコレートファウンテンを思いきりフォンデュで食べてみたいものです」
ちひろ「胃もたれしそう……それにしてもプロデューサーさん。これ、悪くないですよ」サクサク
モバP「どうも。今年はみんな大好きメロンパンの皮や端っこのクッキー感にこだわってみました」
ちひろ「毎度力の入れ所が予想を超えてきますね」
雪美「……♪」サクサク
-
今日はここまで
もうちっとだけ続くんじゃ
-
556
みく「……ふぅ」
モバP「おや、眼鏡のみく。勉強中?」
みく「メガネの三城みたいに言わないの。学生の本分は学業だからね」
モバP「ありすもそんなことを言っていたな。努力する習慣が身に付いているのは誇って良い」
みく「大したことじゃないよ。Pチャンだってやる時はやるでしょ?」
モバP「勉強にあまり苦痛を感じずに生きて行けるのは一つの才能だ。俺は才能が無かった」
みく「またそんなこと言って〜。勉強が好きな人は珍しいと思うけど、みくはあまり苦手じゃないにゃ」
モバP「きっと好奇心や探求心を培う良い環境で育ったんだろうな。……そうだ、これをあげよう」コト
みく「チロルチョコ?」
モバP「定番のミルクだ。コーヒーぬわーーっっ!! と迷ったが歯にくっつかないこちらにした」
みく「そこを気にするの……でもありがとね。お昼、何も食べてなかったから」
モバP「みくも意外とそういう所があるんだな。まあこれ一個じゃ気休めみたいなものだが」
みく「ふふふ、これじゃあPチャンの食事を咎められないにゃ」
雪美「……ベビーパンサーは……チロル……」
-
557
モバP「……」ニコニコ
雪美「……♪」
凛「プロデューサーの膝の上の雪美」
凛「美女と野獣みたいな関係だね」キリッ
未央「プロデューサーは魔女にあのようなお姿にされてしまった……?」
卯月「皮を被せられただけで、元の姿はハリマのような青年だと良いですね」
モバP「雪美に十市媛のイメージを重ねてしまうじゃないかやめろ」
未央「むしろさ、私は嘘つき姫と盲目王子のように見えるよ」
モバP「俺は元々化け物だったのか。それともこれから女の子に化けるのか」
卯月「私はチュチュと合体したカービィに見えます」
モバP「雪美はタコかスライムか何か? どれも似て非なるものだなあ」
凛・未央・卯月「……」バチバチ
モバP「そんなことで張り合わないでくれないか」
-
558
モバP「別れの季節がまたやってきたなあ」
雪美「……ゆううつな……季節……」
モバP「死あれば生あり、破壊あれば再生あり、別れあれば出会いあり」
モバP「失うことは辛いが、それでも我々は前に進み、生きて行かなければならない」
雪美「……私は……Pとは……別れない……から……」ギュッ
モバP「それはまだ先だな」
ちひろ「いつかは別れることを示唆するんですか」
モバP「いつかはですね。物事に無限はありません」
雪美「……そんなの……悲しい……」
モバP「でも、決して絆が消えることもありません。1が0.00000001まで小さいものになったとしても、0にはならない」
ちひろ「また何かふわっと感覚的なことを言ってますね」
モバP「サザエさん時空で一万回同じことがループしても一万一回目は何か変わるかもしれない」
ちひろ「回数のくだりはよく聞くフレーズですね」
モバP「――そんな風に希望を持たないとやってられないのが本音です」
-
モバP「とりあえず安心してほしいのは、今俺はロス:タイム:ライフの途中じゃないってことだな」
雪美「……あれは……切ない……ね」
ちひろ「死後や今際を描いた作品ってこうあったら良いなという願望も見えますけど、結構優しい話が多いんですよね」
モバP「GANTZみたいなものもあるにはありますがね」
ちひろ「プロデューサーさんは、何かあったらどれくらいロスタイムを貰えると思います?」
モバP「346日くらいですかね」
雪美「ほぼ一年……」
ちひろ「一体どこでそんなに無駄な時間を使ってしまったんですかね」
モバP「この業界に入って雪美と出会ってからが夢のようで、それまでの人生の多くはずいぶん無駄があったような気もするんですよ」
雪美「……過去を……ムダだと……思わないで……」
モバP「分かっているよ。半分冗談だが、後悔的なものがないとロスタイムを貰えないのが悩ましい」
ちひろ「そもそも今はロスタイムという言葉が古くなってしまいましたね。アディショナルタイムですし」
ピー!
モバP「えっ、何か審判みたいな服を着た人が入ってきた?」
茜「さあみんなで、ワンチームです!」 ナンダラグビーカ
-
559
モバP「最近は逆バニーなるものが流行っているらしいですね」
ちひろ「周りが女子ばかりなのによくそういう話題を持って来られますね」
雪美「……黒い……バニー……?」
モバP「白とは逆ってことか。そもそもバニーガールは黒い方が主流の印象だが――その逆ではない」
雪美「……分からないから……ありすに……聞いてみる……。タブレットで……けんさく……」
ちひろ「プロデューサーさん」
モバP「すまぬ。雪美さん、こっち」チョイチョイ
コショコショコショ
雪美「……納得」
ちひろ「えぇー? 一体何を言ったらそういう反応になるんですか?」
モバP「内緒ですよ。まあ、普通の色合いを敢えて反転させたような斬新なデザインの衣装は好きですね」
ちひろ「……プラグスーツ的な? 特にエヴァンゲリオン破版のアスカのそれは逆バニーに通じるものがある気がします」
モバP「良いですね。更に足の付け根に沿ってカッティングなんてあるとより挑発的です」
雪美「……モデルで……着せる……?」 マダダメ! マダッテナンデスカ
-
560
モバP「自宅運動でテレビ体操というのも良いなと最近思います」
雪美「Pといっしょに……やれるから……ね」
ちひろ「知り合いでテレビ体操やっている人を見たことないです」
モバP「やる気があるならそれよりはヨガとかやるでしょうからね」
雪美「……ホットヨガや」
モバP「インフェルノヨガ……楽しいですよね」
ちひろ「暴動都市か何かですか?」
モバP「しかしテレビ体操を見るとレオタードで、昔のエアロビクスを思い出します」
ちひろ「水着みたいな格好で踊っていた時代もあったようですね」
雪美「……ビリーズ……ブートキャンプ……」
ちひろ「雪美ちゃんは筋肉方面に興味が行ってませんかね……?」
モバP「まあ、まずは定番のラジオ体操ですね」
モバP「第一は体が覚えているんですが、第二までやることってあまり無くて忘れています」
雪美「第二まで……やると……少し長く……感じる……」 ダガソレモイイ
-
561
ガチャ
モバP「やあ杏」
杏「おっす」
モバP「どれ、隣に良いかい」ギシッ
杏「ダメだって言うかもしれない前に座ってるじゃん」
モバP「黙って座ると怖いからな、一言挟んだまでだ。文句は聞くが異論は認めない」
杏「なかなか横暴なことをするようになったねプロデューサーも」
モバP「へっ。……しかし良いもんだな。この喫煙室ならぬ喫飴室」
杏「きつい室……よく設置をOKしてくれたよね」
モバP「俺の力添えに感謝するが良い」
杏「うっさいぞ」
モバP「まあまあ、このどんぐりガムコーラでも食べたまえ」ハイ パクッ
杏「あわ玉黒コーラを食べたばかりなのに。ま、良いけどさ」コロコロ
雪美「……この部屋……どうして……仕切りの必要が……?」
-
562
モバP「雪美さんといっしょ――そんな時間も、もう終わりが近づいております」
雪美「……え…………もう……?」
モバP「もうです。皆さん、お別れの時間がやって参りましたが、いかがでしたでしょうか」
雪美「P……私とは……遊び……だったの……?」
モバP「なぁに、新たな雪美さんとの日々がこれから始まるに過ぎない」
雪美「なら……いい……。……いつもの……して……?」(つ゜-゜)つ
モバP「……お任せを」ヒョイ ポスン
雪美「……♪」
モバP「さて、この番組では皆様からのメッセージをお待ちしております。悩み相談や質問など、リクエストを添えてお寄せください」
モバP「お葉書の宛先は○○○-△△△△、346ラジオCinderella BARまで。メールの宛先等はホームページでご確認いただけます」
モバP「ここまでのお相手はわたくし、モバPと」
雪美「……佐城雪美……でした」
雪美「それでは……また次回……。……おやすみなさい……」
ちひろ「やっぱりエンディングは週末の余韻に浸れるジャズバラードですねえ」
-
今日はここまで
詰め込めるだけ詰め込もうぜ〜
-
乙
筋肉方面のテレビ体操なら「みんなで筋肉体操」を雪美に勧めたい(ゲス顔)
-
次のスレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1585401402/
糸冬
制作・著作
―――――
346プロ
|
|
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板