[
板情報
|
R18ランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
ヒビキ「アニキ肌でチャンピオンを目指す」
1
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/07(火) 21:42:33 ID:QFWIF.VA
ワカバタウン・裏路地
短パン小僧「た…助けて欲しいでやんすぅ…」ガクガクッ
チンピラ1「何だァ?ジョウトのガキは人にぶつかったら謝罪金も払わないんかよ?」
チンピラ2「俺等三代目カントー連合の新たな新天地の門出を穢してくれてよぉ?」
コラッタ「コラァッ!」ポンッ
チンピラ1「何だクソネズミがァッ!」ゲシッ
コラッタ「コラァッ!」ズサァッ!
短パン小僧「コラッタ!」
チンピラ2「何だジョウトはトレーナーだけだでなくポケモンもザコかぁ!」
短パン小僧「ゆ…許さんでやんす、このド外道ー!」ダッ
チンピラ1「舐めんなよ、クソガキ…!」ブンッ…
短パン小僧「くっ…!」
ガシッ
短パン小僧「………へっ?」
?「エエ根性しちょるのォ、坊主」
196
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/04(水) 18:41:21 ID:nteE1eZ2
コトネ「………そっか」
ゴロウ「アネゴ…。オイラ、アネゴの事、例え変態でもショタコンでも…」
コトネ「ごふっ…。ヒドイ言い草…」
ゴロウ「アネゴの事、大好きでやんす!女性として!」
コトネ「………うん///」
ゴロウ「正直、誘ってくれたことは嬉しかったでやんす。だけど、オイラまだ半人前だから…。アニキの教えで立派な漢になれたらその時は…!」
コトネ「分かった。その時は貰いに行くね。ゴロウくんの事。イイよね、ヒビキくん?」
ヒビキ「おぉう、好きにせぇ」
コトネ「ま、ここで別れちゃうけど、旅してたらまたどっかで会えるってコトね。その時は…」チュッ
ゴロウ「………///」
コトネ「またいっぱい可愛がってアゲルから♪」
ヒビキ「ゴロウ、コイツにはホンマに気を付けちょけよ…」
コトネ「黙れ、童貞」ドゴォッ!
197
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/04(水) 18:49:53 ID:nteE1eZ2
39番道路
シルバー「………ハァ…ハァ…」ユラ…ユラリ…
ドサッ………
シルバー「ぐ……ぐぅ………」
「………えっ?人が倒れてる?あの!大丈夫ですか!?」ユサユサッ
シルバー「ぐふっ………」
「大変…。喋れない程に弱っているんですね…」
ぐーぎゅるるるぅぅぅぅぅーーー
「……………」
シルバー「……………飯…を…」ガクッ
198
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/04(水) 18:56:15 ID:nteE1eZ2
ヒビキ 持ち物 メガジッテ ジムバッジ肆個
手持ち伍匹
マグマラシ ♂ NN アラシまる エアームド ♂ NN ムドーまる
Lv31 Lv29
ひのこ でんこうせっか はがねのつばさ ドリルくちばし
かえんぐるま あなをほる フェイント スピードスター
デンリュウ ♂ NN デンまる ミニリュウ ♂ NN リューまる
Lv30 もちもの デンリュウナイト Lv20
フラッシュ かみなりパンチ りゅうのいかり でんじは
ほうでん わたほうし たつまき しんそく
マダツボミ ♂ NN ツボミまる
Lv34
パワーウィップ たたきつける
はたきおとす つるぎのまい
199
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/04(水) 21:45:21 ID:mtw7JVQU
応援してる
前作も、見た方がいいのかな?
200
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/04(水) 22:32:41 ID:nteE1eZ2
>>199
どうもありがとう。
前作約900レス近くもあって長いけんど、ぜひ見てくだせぇ。
201
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/04(水) 22:42:55 ID:nteE1eZ2
ヨシノシティ
娘「けほっ…けほっ…」
ブルー「どうしよう…。容体がどんどん悪化してる…」
オーキド「もう食べ物も碌に喉も通さないか…。このままでは…」
ドォンッ!
コルニ「青ちゃん!見つけた!あの薬がある場所が分かった!」
ブルー「コルにん!ホント!?」
コルニ「うん!でも数がかなり限られてて、最悪一個か二個しか現存しないかもって…」
オーキド「それでもかけるべきじゃ。それは何処にある?」
コルニ「タンバシティ…。老舗の薬屋らしいけど…」
オーキド「タンバか…。だが今はアサギの灯台も機能しておらんし、船を出してもこの時期は渦巻島の大渦が発生している筈じゃ」
コルニ「だったら空からいきます!青ちゃん、ライター貸して!」
ブルー「だったら私が…!」
コルニ「青ちゃんはこの娘に付いてあげて。アタシが全速力で取って来るから!行くよ、ライター!」ポーイッ
ライター「グオォォォォォォッ!」ポンッ
202
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/04(水) 22:48:53 ID:nteE1eZ2
アサギシティ
ゴロウ「おー!何だかコガネとは違う意味で活気のある街でやんすねー」
ヒビキ「港町らしいからのぉ。しかもここにはジムもある!さっそくカチコミじゃぁー!」
ゴロウ「はいでやんす!」
町人「あ、ジムに用があるのかい?残念だけど今はジムリーダーが留守だよ」
ヒビキ「またか!」ズゴッ
町人「そう言ってあげなさんな。ジムリーダーのミカンちゃんは灯台で病気のポケモンを付きっ切りで看病しているんだ」
ゴロウ「何だか訳ありみたいでやんすねぇ」
ヒビキ「じゃあこっちから会いに行ってみるとするかのぉ。あそこの灯台じゃな」
203
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/04(水) 22:57:18 ID:nteE1eZ2
アサギの灯台
デンリュウ「ぱるるぅ…」ゼェ…ゼェ…
ミカン「アカリちゃん…」
ヒビキ「おぉう!アンタがこの町のスケバンか?」
ミカン「貴方は…?」
ゴロウ「アニキ!このポケモン、デンまると同じデンリュウでやんす!」
アカリ「ぱるるぅ…」グッタリ
ヒビキ「………みたいじゃな」ポーイッ
デンまる「ぱるぅ…」ポンッ
ミカン「この子、何時も海を照らしていてくれたの…。でも突然ぐったりして息も絶え絶えで…」
ヒビキ「じゃからコイツの看病でジムの仕事も出来なかったんじゃな」
ミカン「あ…。もしかしてジムへの挑戦の方ですか?すいません…こんなんじゃジムリーダー失格ですね…」
ヒビキ「自分のシマの奴を守るのも立派な番長の仕事じゃ。そんな事で自分を追い詰めるなや」
ミカン「ありがとうございます…」
204
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/04(水) 23:11:34 ID:nteE1eZ2
ゴロウ「どうすればこのデンリュウは元気になるんでやんすか?」
ミカン「タンバシティ…。海の向こうの街なんですが、そこの老舗の薬屋さんにある『秘伝の薬』…。それさえあればポケモンでも人間でも元気になるって聞きました」
ミカン「でも今現存してるのがあっても一個か二個…。新しく調合するにも半年以上はかかるって…」
ヒビキ「………じゃあそれを取ってこればいいんじゃな?」
ミカン「えっ?取ってきてくれるんですが…?でももしかしたらもう無いかもしれないし…今は灯台も機能してなくて船も出せず、この時期は間にある渦巻島の大渦があって…」
ヒビキ「そんなモン、行ってみな分からんじゃろ?船が出なけりゃ、ポケモンを頼りゃあエエんじゃ!」
ゴロウ「止めても無駄でやんすよ?アニキはこー言う事はほっとけない仁義の漢なんでやんす!」
ミカン「あ、ありがとうございます…!」ペコリ
ヒビキ「デンまる、お前はここに残ってこのアカリちゃんに付いてやれや」
デンまる「ぱるるぅ!」
ヒビキ「じゃあ行くぞ、ゴロウ!」
ゴロウ「合点でやんす!」
205
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/04(水) 23:15:33 ID:nteE1eZ2
ガチャッ…
シルバー「誰か…来ていたのか…?」
ミカン「シルバーさん!」
シルバー「頼まれていた食料と熱冷ましだ…」ドサッ
ミカン「すいません、態々…」
シルバー「お前には行き倒れていた所を助けてもらった恩がある。これくらい当然だ」
206
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/04(水) 23:20:46 ID:nteE1eZ2
数日前・アサギシティ
シルバー「っ…くっ…。っ!」ガバッ
ミカン「あっ、目が覚めました?」
シルバー「お前は…?うっ…」グゥゥギュルルルルゥゥウ…
ミカン「ふふっ。その感じだったら数日何も食べてないみたいですね。病気の子用に作って置いたお粥ですが、どうぞ」コトッ
シルバー「……………うまい」ズズッ…
ミカン「良かった。私、ミカンって言います。もし宜しかったらお名前を伺っても…?」
シルバー「………シルバーだ」
ミカン「まあ。なんて鋼タイプらしいお名前。何だかセンチメンタルな運命を感じますね」
シルバー「………?」
207
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/04(水) 23:27:02 ID:nteE1eZ2
オーダイル「オダァ…」
ニューラ「ニュラァ…」
イワーク「イワァ…」
シルバー「お前達…」
ミカン「この子達、貴方が起きるのをずっと寝ずに待ってたんですよ」
シルバー「お前達…。バトルであんな扱いをしていたのにこんな俺を…」
ミカン「ふふっ。ポケモンに愛されてるんですね」
シルバー「俺が…ポケモンに…?」
ミカン「確かにバトルには戦略の為に傷つけてしまう事もあるかもしれません。でもポケモンが何故それでも従ってくれるか分かります?」
ミカン「ポケモン達も貴方の事が大好きなんですよ」ニコッ
シルバー「……………」
208
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/04(水) 23:32:50 ID:nteE1eZ2
――――
――
ミカン「そんな話もしましたね…」
デンまる「ぱるぅ!?」
シルバー「………と言うかデンリュウが増えてないか?」
ミカン「あ、さっきジムに挑戦に来られた方がアカリちゃんの為に置いてってくれたんです」
シルバー「………それより、さっきチラっと聞こえて来た話は本当か?タンバシティにある『秘伝の薬』があればデンリュウの病気が治ると」
ミカン「聞こえてたんですか?」
シルバー「何故それを先に言わない!俺に言えば取ってこれただろう!」
ミカン「でもシルバーさんはつい此間まで空腹で寝込んでましたし、病み上がりに無理をさせるのも…。それに渦巻島が…」
シルバー「そんな道理、俺の無理でこじ開ける」ザッ
ミカン「シルバーさん!」
シルバー「何より借りを作ってばかりでは俺の気が収まらん!」
209
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/04(水) 23:42:17 ID:nteE1eZ2
同時刻・アサギシティのとある民家
少年「ゲホッ…コホッ…」ゼェ…ゼェ…
母親「どうしましょう…このままではこの子が…!」
ドォン!
父親「今戻った。ユウキはまだ無事か?」
母親「アナタ!今まで何処に行ってたの!?」
父親「情報収集だ。ユウキの病気を治す手立てが見つかった」
母親「っ!本当っ!?」
父親「灯台下暗しと言う事か…。案外近くに希望があった。アサギの海の向こう、タンバシティの『秘伝の薬』だ」
母親「案外近くって言っても…!今灯台が機能してなくて船も出てない状況でタンバへ行くって…!それにこの時期の渦巻島には大渦が…!」
父親「船が無い?ならば私が泳いでいくまでだ!」ダッ!
母親「アナター!」
210
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/04(水) 23:51:59 ID:nteE1eZ2
同時刻・アサギシティの港
ゴロウ「アニキ…舟が無いからポケモンを頼るって…。アニキに海越えれるポケモンいたでやんすか?
ヒビキ「俺にはリューまるがおる!図鑑を見るにはなみのりを覚えるらしいぞ!」
リューまる「りゅー!」チョコーンッ
ゴロウ「このリューまるでやんすか…?」ジトォ
ヒビキ「………図鑑じゃミニリュウは2メートルはあるって話なんじゃがなぁ…」
ゴロウ「まだ卵から産まれた子供でやんすからね」
ヒビキ「どうしたもんじゃのぉ…。ん?」
ツンツン頭「Hey!アローラ!そこのビキニのおねーさん?アローラ帰りのエクセレントな俺と一緒に楽しい事しよーZE?」ウネウネ
ビキニのお姉さん「いやーん!一昨日来なさーい♪」パッシーンッ!タユンッ
ツンツン頭「アウチッ!フッ…ナイスボイン…!」グッ
ヒビキ「何じゃ、あのツンツン頭…」
ゴロウ「さあ…。ナンパ、でやんすかね…」
211
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/04(水) 23:59:56 ID:nteE1eZ2
ツンツン頭「ったく。この街じゃ収穫無しか…。じゃあ次はタンバシティでナンパするか…」
ヒビキ「っ…!?タンバシティじゃと!?」
ゴロウ「海を渡れるんでやんすか!?」
ツンツン頭「おっ!?何だお前等?いきなり現れて…」
ヒビキ「おいツンツン頭の兄ちゃん!さっきタンバシティに行くって言ったな!?」
ゴロウ「船が出てないのにどうやって海を渡るんでやんすか!?」
ツンツン頭「船が無い?ノープロブレムだZE!俺にはコイツが居る!」ポーイッ
カメックス「ガァァァアメェェッ!」ポンッ
ヒビキ「ッ!?」ゾクッ…!
ゴロウ「強そうなカメックスでやんすねぇ」
ツンツン頭「だろ?つい此間もコイツで遠くのアローラ地方に渡ったんだZE?凄いだろ?」ウネウネ
ヒビキ「………凄いってレベルじゃんぇのぉ…。アンタ、何者じゃ?」
グリーン「俺か?俺の名はグリーン!マサラの伊達男、そしてトキワのイケメンジムリーダーのグリーン様だZE!」キラーンッ
212
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/09(月) 22:28:05 ID:BJyawe8w
ゴロウ「ジ、ジムリーダー!?でもトキワって事はジョウトの人じゃないでやんすね」
グリーン「オフオース!俺はカントーのジムリーダーだZE!」
ヒビキ「そうか、ツンツン頭の兄ちゃん」
グリーン「俺、さっき名乗ったよな。結局ツンツン頭なんだな」
ヒビキ「頼む!俺達も一緒にタンバに連れてってくれや!」ガバッ
ゴロウ「アニキが人に頭を下げた!?」
グリーン「………どうやら訳ありみたいだが、俺のマネーはレディーか俺の認めた奴しか乗せない主義なんだYO」
ヒビキ「ダメじゃと言われても俺達にゃ渡らないかん訳があるんじゃ。どうしてもと言うなら、バトルしてでも乗せてもらうぞ!」チャキッ
グリーン「ヘッ…。何だかそのクソ生意気な口ぶりと真っ直ぐな眼を見てると思い出すじゃねェかYO…。三年前、突然居なくなったアイツをYO…」ウネウネ…
ゴロウ「三年前…?」
グリーン「だったらYO!カモンッ!マスキオ!」ポーイッ
マスキオ「ニィドォキィィイングッ!」ポンッ
グリーン「俺を認めさせてみろYO!BADBOY!」
213
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/09(月) 22:40:38 ID:BJyawe8w
ヒビキ「ニドキング…。話が分かるじゃねぇか、ツンツンの兄ちゃん!カチこめ!アラシまる!」ポーイッ
アラシまる「マァグゥ!」ポンッ
グリーン「先手はやるZE!BADBOY!」
ヒビキ「おぉう!アラシまる、ひのこじゃ!」
アラシまる「マグゥッ!」ボボボッ!
マスキオ「ニド…」ジュッ…
グリーン「ハッ!ほのおのパンチ!」
マスキオ「ニィ…ドォッ!」ボホボ゙ッ…ドゴォオッ!!!
アラシまる「マグゥウ…!」ゴフッ…!
ゴロウ「炎タイプのアラシまるが炎技で押し負けたでやんす!?」
ヒビキ「あのカメックスもじゃが、そのニドキングもヤバイレベルじゃのぉ!でんこうせっかで回りこめェ!」
アラシまる「マグゥッ!」シュバババッ!ドォンッ!
マスキオ「ニドッ…!」ズキッ…
グリーン「中々速いじゃねェかYO!」
214
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/09(月) 22:55:05 ID:BJyawe8w
ヒビキ「続けて行くぞ!かえんぐるまじゃ!」
アラシまる「マグゥ…マァッ!」ボォォグルグルグルンッ!
グリーン「マスキオ、回れ!」
マスキオ「ニッドォッ!」グルグルッザシュッ!
アラシまる「マグッ…!」グサッ…ドクドク…!
ゴロウ「何でアラシまるが毒状態に…!?」
ヒビキ「躱された…!と言うかトゲが掠ったのか…!?」
グリーン「回転で衝撃を外に受け流し、尚且つニドキングの『どくのとげ』に触れさせる回数を増やす意味もあるんだZE!そのままにどげり!」
マスキオ「ニッドォ!ニッドォ!」ゲシッゲシッ!
アラシまる「マグゥア!」ズサアァッ!
ヒビキ「スゲェな…!アンタ!あなをほる!」ワクワク
アラシまる「マグマグ…!」ホリホリ…
グリーン「………OBAKAめ」フッ
ゴロウ「えっ…?」
215
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/09(月) 23:20:30 ID:BJyawe8w
グリーン「マスキオ!じしん!」
マスキオ「ニィィイッドオォォォォオオオッッッ!!!」ドゴォォォッ!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!
アラシまる「マグゥアアアッッッ!」ドガァッ!!!
グリーン「じしんはな、相手が地中に居てもダメージを当たら得るんだZE!しかもその威力は通常の二倍だZE!」
ゴロウ「アラシまるが…アニキが手も足も出ないなんて…」
ヒビキ「強い…強いのぉ…!多分今まで俺の戦った中で一番強いな、ツンツンの兄ちゃん!」
グリーン「YO!そいつは嬉しい事言ってくれるじゃねェかYO!」
ヒビキ「じゃが俺等もそんあ強い奴と戦えると、こうワクワクするのぉ!なあ、アラシまる!」
アラシまる「マ…マグゥッ!」ボォォオッ!
グリーン「ッ!Oh…!まさかアレを喰らってまだ立ち上がるのか…!」
ヒビキ「まだじゃ!ここで立ち止まらなかったら、俺等はまだまだ強くなるぞ、アラシまる!」
アラシまる「マァグゥゥウウウウッッッ!!!」ピカーッ
ふぉんふぉんふぉんっ……
アラシまる「バックフウゥゥゥゥンッッッ!!!」パッパラー
216
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/09(月) 23:29:00 ID:BJyawe8w
ゴロウ「アラシまるが…進化したでやんす!」
ヒビキ「バクフーン…!ごっつくなったのぉ、アラシまる!」
アラシまる「バクゥッ!」ボォォオッ!
ヒビキ「じゃあ仕切り直すぞ、ツンツンの兄ちゃん!でんこうせっか!」
アラシまる「バクゥゥッ!」シュンッ…!
グリーン「ッ…!マスキオ、ガードだ!」
マスキオ「ニッドォ…!」グググッ…!
ヒビキ「もう一発!」
アラシまる「バッック…フウゥゥゥゥンッッッ!」ボボボッ…!シュババッ!
ゴロウ「でんこうせっかが燃えたでやんす!」
グリーン「ニトロチャージか…!」
マスキオ「ニ…ニドォオ…!」ジュゥゥ…!
グリーン(コイツ、かなり速いな!確かバクフーンの種族値はリザードンと同じだった筈…。コイツ、素早さのポテンシャルだけなら『アイツのリザードン』より上かもな…!)
217
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/09(月) 23:35:19 ID:BJyawe8w
アラシまる「バック!バック!バックフーンッ!」ボボボッ…シュバババ!
マスキオ「ニドォ…!」ググッ…!
ゴロウ「速い!速いでやんす!スピードならアラシまるも全然負けてないでやんす!」
アラシまる「バクゥ…!」ドクドク…!
グリーン「ッ!にどげり!」
ヒビキ「あなをほる!」
アラシまる「バクゥゥ…!」ホリホリホリ…!
グリーン「BAKAの一つ覚え…!」
ゴゴゴゴ…!
グリーン「間に合わねぇ…!」
ボコォォッ!
マスキオ「ニドォオッ!」ドガァッ!
218
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/09(月) 23:44:53 ID:BJyawe8w
ヒビキ「このまま勝ち込むぞ、アラシまる!かえんぐるまぁ!」
アラシまる「バクバクバァァクッ!!!」ボォォグルグルグルンッ!!!
ゴオオォォォッッ!!!
ゴロウ「ニトロチャージで加速したかえんぐるま!このスピードなら!」
グリーン「上等だZE、BADBOY!10万ボルトォオッ!」
マスキオ「ニィドォキィィイングッ!!!」バチバチィイイッ!!!
ドガガガアァァッッ!!!
アラシまる「バクゥアァッ!」ビリビリビリィ!
ヒビキ「アイツ…!アラシまるが突っ込んでいく手前に照準しやがった…!」
グリーン「中々楽しめたZE、BADBOY…!だがこれでジ・エンドだ!」
マスキオ「ニドォ…!」ガシッ!
アラシまる「バクゥ…!」ググッ…
グリーン「大地の奥義、喰らいナアァッ!」
マスキオ「ニィィドオォォオッ!!!」ドゴオォォォッ!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!
219
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/09(月) 23:52:43 ID:BJyawe8w
――――
――
ヒビキ「………ガッハッハッハ!やっぱり世界は広いのぉ!シルバー以外にもこんなにクソ強い奴がこんなにも居るわ!」
グリーン「凄いな、お前。負けてもそんなに笑えるなんてYO」
ゴロウ「アニキ…でも、どうしやす?タンバに行く方法…」
ヒビキ「どぉしたもんじゃのぉ…」
グリーン「オラ、お前等さっさち支度しろ」ドンッ
ヒビキ「おぉう…?俺は負けたぞ?エエんか?」
グリーン「最初に言ったろ?マネーにはレディーか俺の認めた奴しか乗せないってYO」
グリーン「別にマスキオを倒せとは言って無いZE?」
ヒビキ「おぉ…!恩にきるぞ、ツンツンの兄ちゃん!」
ゴロウ「ありがとうでやんす!」ペコリッ
グリーン「もう、ツンツンにはツッコまねェぞ…」
マスキオ「ニドォ…」
グリーン「お、マスキオ…。お前もこのクソガキを見て、ご主人様を思い出したか?」
グリーン「………俺もだよ」フッ
220
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/10(火) 18:15:56 ID:LEJCcXEI
41番水道
ゴロウ「………中々狭いでやんすね」ギュゥギュゥ
グリーン「いくら俺のマネーの甲羅がBIGだからって三人なんだから仕方ないだろ」
ヒビキ「それはそうと、ツンツンの兄ちゃん。アンタのニドキング、技のデパートリーが凄かったのぉ。4つの技全部違うタイプの技じゃった」
グリーン「ニドキングってのは種族値自体はそんなに高くないが、技の豊富さが売りなんだZE。でもどんなポケモンでも相性補完はしっかりしないとな」
ヒビキ「相性補完じゃと?」
グリーン「お前のバクフーンだったら炎タイプだから弱点である岩タイプや水タイプに対する決定打が欲しいな。岩にはあなをほるがあるから、電気技が欲しいところだZE」
グリーン「お前のバクフーン、スピードに関しちゃピカイチだからな。勿体ないZE?」
ヒビキ「ほぉー。成程のぉ…」
ザパアァァンッ!ザパアァァァンッ!
ゴロウ「グリーンさん…何だか海が変でやんすよ?」
ビュオオォォォォオオオオ!!!
ヒビキ「風も出てきよった…。コイツは時化るぞ…」
グリーン「………御出ましだな」
221
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/10(火) 18:30:54 ID:LEJCcXEI
ゴオオオオオォォォォォォォォオオオオオオッッッ!!!
ゴロウ「で…デカいでやんす…!これが噂の渦巻島の大渦…!」
ザアアアァァァァァァァァァァァ…!!!
ヒビキ「空も荒れて来た…。コイツは時化るのぉ…」
ゴロウ「グリーンさん…。この大渦をどうにかして突破する方法があるんでやんすよね…?」
グリーン「ハッ!俺様を誰だと思ってる?伊達にアローラに渡っちゃいないZE!」キラーンッ
ヒビキ「腕輪…?それに何じゃ、その青い水晶は」
グリーン「普通の渦潮なら普通の水タイプのうずしおで打ち消せるが、この大渦にはコイツでこの大渦を打ち消すのSA!」
グリーン「行くZE、マネー!俺達の全…りょ………」
ゴロウ「ど…どうしたんでやんすか…?」
グリーン「………悪ィ。俺等がマネーに乗ってたら死ぬわ」
222
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/10(火) 18:33:47 ID:LEJCcXEI
ヒビキ「何じゃと!?」
ゴオオオオオォォォォォォォォオオオオオオッッッ!!!
マネー「ガ…ガメェェ…!」グググッ…!
グリーン「ガンバレ、マネー!踏ん張るんだ!」
ゴロウ「ダメでやんす!このままじゃ大渦に呑まれるでやんす!」
ヒビキ「うおおおぉぉぉぉぉ!」
ドッパアアアァァァァァァァァァァァァンンンッッ!!!
?「………………」ギランッ
223
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/10(火) 18:39:18 ID:LEJCcXEI
同時刻・渦巻島付近
ゴオオオオオォォォォォォォォオオオオオオッッッ!!!
オーダイル「オ…ダァァ!」
シルバー「チィ…!何て大渦だ…!このままでは…!」
バッシャバッシャ!
シルバー「何だ…?この大渦の中に何か居るのか?いや…ポケモンでもこの大渦の中では…!」
父親「噴!覇ァ!勢ィ!中々の渦潮だ…!だがこれくらいなら渡れる…!」バシャバシャ
ゴオオオオオォォォォォォォォオオオオオオッッッ!!!
シルバー「くっ…!変な事に気を取られ過ぎた…!オーダイル!」
オーダイル「オダァ…!」
シルバー「しまっ…!」
ザッパアアアアァァァァァァンンンッッッ!!!
224
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/10(火) 18:45:57 ID:LEJCcXEI
41番水道・上空
ザアアアァァァァァァァァァァァ…!!!ビュオオォォォォオオオオ!!!
ライター「グオォォ…!」バッサバッサァッ!
コルニ「凄い雨と風…!それに竜巻…!」
ゴオオオオオォォォォォォォォオオオオオオッッッ!!!
コルニ「海の上には大きな渦潮…!コレは空の上でもかなり危ないね…」
コルニ「だったら…!雲の上まで行くよ、ライター!」チャキッ
ライター「グルゥ…!」コクンッ
コルニ「命、爆発!メガシンカァッ!」シャキーンッ
ピッカァァァァァンッ!
ライター「メガッ!グオォォォォォォッッッ!ワァァァァイッッ!!!」パッパラー
ギュオォォォォォォォッッ………ボンッ!
コルニ「うん。やっぱり雲の上なら安心だね」
225
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/10(火) 20:03:26 ID:LEJCcXEI
――――
――
ヒビキ「………ん、んん…。ここは…何処じゃ?」ハッ
ゴロウ「アニキ!目が覚めたでやんすね!」
グリーン「恐らく、渦巻島…だろうな…」
ゴロウ「運よく流れ着いたんでやんすね…。死ぬかと思ったでやんす…」ゲンナリ
ヒビキ「おぉう!なんやかんや生きてたな!」
シュタッ
シルバー「………そうか。やはり渦巻島か」
ヒビキ「おどれぁ!シルバァ!何でこんな所に居るんじゃ!」
シルバー「お前達には関係ない」プイッ
ゴロウ「その濡れてる感じから大渦に巻き込まれたんでやんすね」
シルバー「………」
226
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/10(火) 20:13:27 ID:LEJCcXEI
「お前達!こんな所で何を…ってお前!」
ヒビキ「あ…!おどれぁ!」
グリーン「おぉ!ムチムチでピチピチスーツのお姉さん!たまんねぇ!」ハナヂー
ゴロウ「イブキ姐さん!何でこんな所に…!」
イブキ「ここはワタル兄様がよく修行で使っていたんだ。今回は特別に兄様の許可を得て時化の前に修行に来ていたんだ」
ヒビキ「こんな辺鄙な所でご苦労な事じゃのぉ」
イブキ「その辺鄙な所に貴様は何をしているかと聞いてるのよ。大方あの時化と大渦に巻き込まれたんだろうがな」
ヒビキ「う…うるさいわ!おどれこそ修行とか言って、ちゃんとポケモン育てちょるのかぁ?」
イブキ「何?貴様こそちゃんとあのミニリュウをちゃんと育てているのか?」
ヒビキ「煩いわ!じゃったらここで勝負すっか?ピッチリスーツ!」ズイッ
イブキ「良いだろう!私はあの後、別にミニリュウのタマゴを兄様から頂いた!」ズイッ
ヒビキ「上等じゃあ!」クワァッ!
グリーン「ナニコレ、痴話喧嘩?」
ゴロウ「やっぱり仲良しでやんすねー」
227
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/10(火) 20:25:58 ID:LEJCcXEI
シルバー「おい、ムッチリマント」
イブキ「誰だ、貴様。と言うかムッチリだ!」
シルバー「そいつとは前に二度もバトルを中断させられた。そいつと戦うのは俺が先だ」
イブキ「そんなのは知らん!私もコイツとはちゃんとバトルしてないんだ!だから私が先だ!」
ヒビキ「じゃったら全員まとめてかかってこやぁ!」
ゴロウ「アニキィ!今は急いでるんでやんすよ!ここはこらえて下さいでやんす!」
グリーン「パンツボーイの言う通りだZE。まずはこの島から出る方法を考えようや」
ヒビキ「そうじゃった…」
シルバー「………俺も急ぎの用の途中だった」
グリーン「それでピッチリムチムチちゃん。この島から出る方法はあるか?この島には他に人は?」
イブキ「流石にこの時化と大渦が治まるまで出るのは無理だ。だが人か…そう言えば私以外に…黒い服の連中が…」
ヒビキ「黒い服の…」ピクッ
シルバー「連中だと…?」ピクッ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ………!!!
228
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/10(火) 20:42:47 ID:LEJCcXEI
ゴロウ「な…何でやんすか!?」この地響きは…!」
グリーン「地響き…?違うZE、こりゃぁ…」
「………………」ギランッ
ヒビキ「デカいな…」
シルバー「そこの滝から出てくるぞ!」
バッシャアアアァァァァァァァァンッッッ!!!
ルギア「ギャアアーーーーースッッッ!!!」
ヒビキ「こ、コイツは…!」ゾクッ
シルバー「銀翼の翼…!」トクンッ
グリーン「オイオイオイ…!本物か…?」
イブキ「海の神…ルギア…!」
ルギア「ルギィァア…!」ギロォ!
ゴロウ「何か…怒ってないでやんすか…?」
229
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/10(火) 20:51:35 ID:ToX4kBhA
わかったからsageろや。邪魔でしゃあないわ。
230
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/10(火) 20:51:55 ID:LEJCcXEI
ルギア「ギャアアアァアァァァァスッッ!!!」ギュオォォォォッ!!!
ドパッアアアァァァアッァァンッッッ!!!
ゴロウ「うわぁー!攻撃して来たでやんす!」
ヒビキ「おぉい!ピッチリスーツ!おどれぁ、修行とかぬかしてコイツを怒らせる事したんじゃねぇのか!?」
イブキ「そんな訳あるか!この島にルギアが居るというのは聞いてたが、兄様に細心の注意を払う様に言われていた!」
グリーン「んな痴話喧嘩はともかく、奴さんはお構いなしだZE?」
シルバー「チィッ…!オーダイル!」ポーイッ
オーダイル「オダァァイッ!」ポンッ
シルバー「れいとうパンチだ!」
オーダイル「オォ…ダァァイッ!」ピキピキ…!
ルギア「ルギィアアッッ!」バァァサッ!バァァァサッ!
ビュオオォォォォオオオオ!!!
オーダイル「オダァァ!」ドオォンッ!
ゴロウ「羽ばたきだけで…!」
グリーン「ルギアの羽ばたき一つで海を荒れさせるらしいからな…!流石は伝説のポケモンだZE!」ピッピッ
231
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/10(火) 21:07:31 ID:LEJCcXEI
イブキ「向こうに攻撃の意思があるなら、こっちだって!ハクリュー!」ポーイッ
ハクリュー「ハクゥ!」ポンッ
イブキ「りゅうのはどう!」
ハクリュー「ハクゥウ…!」ギュオォォ…!
ルギア「ギャアアアァアァァァァスッッ!!!」ギュオォォォォッ!!!
ドオォォォォォォォォオォンッ!!!
ハクリュー「リュウゥゥッ!」ドガァッ!
イブキ「ハクリュー!」ガバッ
ヒビキ「ッ!イブキッ!」ガバッ!
バッシャアァァァンッ!
ゴロウ「アニキ!姐さん!」
グリーン「オイ、避けろ!もう一発エアロブラストが来るぞ!」
ドッパッアアアァァァアッァァンッッッ!!!
232
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/10(火) 21:16:58 ID:LEJCcXEI
ゴポポポポ…
ハクリュー「ハクゥ…」グタァ
イブキ「うっぐぅ…!」ギュッ
イブキ(ッ!マズイ…!足がつっ…て…!)ズキンッ
イブキ「がはっ…」ゴポォ…
ヒビキ「………………」スーー
ヒビキ(全く…世話の焼けるのぉ…)
ゴオオォォォォォォォォ!!!
ヒビキ(な…!水の流れが…!)
ぎゅっ…
イブキ「………」グタァ…
ヒビキ(チクショオォ……!)
233
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/10(火) 21:18:12 ID:LEJCcXEI
アレ、これ書き手の俺がsageる必要あるの?
まあ俺のssが目障りとかそう言う理由ならごめんな。
234
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/10(火) 23:12:26 ID:ToX4kBhA
sage
235
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/10(火) 23:34:26 ID:LEJCcXEI
ゴロウ「アニキ達が…上がってこない…!」フルフル…
ルギア「ギャオォォオオッ!!!」ゴオォォッ!!!
グリーン「ドラゴンダイブだ!気を付けろ!」
ゴロウ「ッ!」
シルバー「イワーク!」ポーイッ
ドオォォォンッ!
イワーク「イワァァ…」ドォンッ…!
グリーン「赤髪BOY、無茶すんな!だがよくやったZE!ハイドロポンプ!」
マネー「ガアァァァメェッ!」バッシャアァァァッ!
ルギア「ルギャアァ…!」ググッ…!
グリーン「流石に特防が高いな…」チッ
ゴロウ「あ…ありがとうでやんす…」
シルバー「戦う意思が無かったら邪魔だ」シュボンッ
ゴロウ「そんな事は…!でもアニキ達が…」
シルバー「………お前の信じるアイツはこの程度で死ぬ漢なのか?」
236
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/10(火) 23:47:50 ID:LEJCcXEI
ゴロウ「えっ…?」
シルバー「まあこの程度でくたばる漢なら一度でもアイツとバトルしたいと思った俺がバカだっただけだがな」フイッ
ゴロウ「アニキは…!この程度なんかでくたばる漢じゃない!アニキは不屈の漢でやんす!」グッ
シルバー「ふっ…。まあ仮にあいつらが戻ってきても、半分も勝機があるか分からんがな」
グリーン「OK。半分もあるんだったら俺は大穴狙いでその半分に勝利の星に賭けるZE!」チャリーンッ
ゴロウ「コイン…?」
シルバー「口からはエアロブラスト。あの大きな銀翼の翼からは暴風クラスのただの羽ばたき。あの巨体からのドラゴンダイブ。どう攻略するつもりだ?」
グリーン「まあ見てな…」パシッ
グリーン「バトルは勝つか負けるか表裏一体!俺が賭けるは勝利の星ィッ!」
グリーン「命、豪熱!メガシンカァッ!」チャリーンッ!
ピッカァァァァァンッ!
マネー「メガッ!カアァァメエェェェクスッッ!!!」パッパラー
237
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/10(火) 23:49:12 ID:ToX4kBhA
うっざ
238
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/10(火) 23:59:33 ID:LEJCcXEI
――――
――
ヒビキ「………んっ俺は…生きちょるのか?」
リューまる「りゅー」
ヒビキ「リューまる…。そうか、おどれが助けてくれたんじゃな。有り難うよ」ナデ
イブキ「んっ……」グタァ…
ヒビキ「コイツもちゃんと無事か…」ホッ
ヒビキ「ゴロウの奴らも、ちゃんと無事じゃろうか…。じゃがコイツが起きるまで無闇に動き回れん…」ビチョォ…
ヒビキ「全くさっさと服を乾かさにゃ、二人とも風邪ひくな」ヌギッ
ヒビキ「………」
イブキ「あっ……ん…」ピチッ…ムチッ…
ヒビキ「………あ゛あー!何でコイツはこんなピッチリスーツを着ちょるんじゃ!水で張り付いてさらにピッチリになっちょるじゃろぉが!」
ヒビキ「チィッ…///」ムクッ…
239
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/11(水) 00:16:34 ID:VND0cwsA
―――――
――
イブキ「んっ……私は…」ムクッ
ヒビキ「………おぉう、起きたか」
イブキ「………?おい、お前。何で後ろ向いているんだ?」
ヒビキ「………エエじゃろ、別に」
イブキ「…そうか?…………ってエエェェェッ!?何で私が裸になっているんだ///」
ヒビキ「しょうがないじゃろ、濡れたままあんなピッチリスーツを着てたら風邪ひくぞ」ファサア…
イブキ「これ、お前の上着じゃ…」
ヒビキ「お前のマント、あの流れでどっか行ったんじゃ。小さいじゃろうがそれで勘弁してくれや」
イブキ「あ…ああ///」
ヒビキ「元のピッチリスーツはアラシまるに乾かしてもらっちょる。乾いたらすぐに来てゴロウ達の元に戻るぞ」
イブキ「そうか…。早く乾かしてくれ…///」キュゥ…
ヒビキ「………///」ギンギン…
240
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/11(水) 00:27:24 ID:VND0cwsA
ヒビキ「………正直見直した」
イブキ「何がだ?」
ヒビキ「身を挺して手持ちを庇った事じゃ。てっきり凶暴で煩いだけで女じゃと思ちょったわ」
イブキ「誰が凶暴だ!」バッ
ヒビキ「ど阿呆!こっち向くなっ///」
イブキ「ッ///私のポケモンは大事な家族の様なものだ。ドラゴンだろうと、フェアリーだろうと」ポーイッ
トゲチック「チョッゲチイィィィィィイイイイ!!!」ポンッ
リューまる「りゅー?」
イブキ「ふふっ。何だ、お前まだミニリュウを進化させてなかったのか?」フフンッ
ヒビキ「………声だけでも勝ち誇ったようなムカツク顔をしてるのが想像つくのぉ」ムカッ
ヒビキ「もおボチボチ服も乾いたじゃろう。さっさと着替えてゴロウ達のもとに戻るぞ」スッ
イブキ「言われなくても…だ………」
ヒビキ「あ゛ん?」ムキッ…
イブキ(コイツ…子供の癖して割と筋肉が付いてるんだな…)
241
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/11(水) 14:51:36 ID:62oyOMwE
ワイは期待しとるで
頑張ってな
242
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/11(水) 23:00:01 ID:VND0cwsA
ゴロウ「グリーンさんのカメックスが…進化した!でも何だか普通の進化とは違う様な…」
シルバー「噂に聞いた事はあるが…それがメガシンカか…。バトル中にだけ起こる進化を超えた進化…」
グリーン「そう、これが俺の最強。メガカメックスだZE!」
マネー「ガァアアメエェェッ!!!」ズンッ
ルギア「ギャアオォォォスッ!!!」ゴオォォッ!!!
グリーン「手甲で受け流せ!」
マネー「ガメメェェエッ!」ガキィインッ!
シルバー「あの巨体でのドラゴンダイブを…!」
グリーン「さぁて…ここで秘策と行きたいが…。上手い事、アイツにエアロブラストを撃たせたいんだが…」
ゴロウ「………その役目、オイラとコラッタに任せてほしいでやんす!」ポーイッ
コラッタ「コラッ!」ポンッ
グリーン「大丈夫か、パンツBOY。無理にやらなくても…」
ゴロウ「オイラだってこの旅でただただアニキの後ろに付いて来た訳じゃないでやんす!オイラだってバトルの修業をしてきたでやんす!」
シルバー「………ならばやってみろ、坊主」
ゴロウ「言われなくてもでやんす!」
243
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/11(水) 23:25:51 ID:VND0cwsA
ゴロウ「コラッタ、でんこうせっか!」
コラッタ「コラッ!」シュバッ
ルギア「ルギ」ペチッ
コラッタ「コラァッ!」ドサッ
グリーン「オイオイ!相手にされてないZE!」
ゴロウ「だったら…!いかりのまえば!」
コラッタ「コラァッ…タアァッ!」ムキー!ガブリンチョッ!
ルギア「ルギャアァ…!」ヒリヒリ…
シルバー「いかりのまえば…!これならレベル差も関係なく大ダメージを与えられる…!」
ルギア「ルギィイアッ!」ギロォ!
ゴオォォォォッッ!!!
ゴロウ「でんこうせっかで躱すでやんす!」
コラッタ「コラァッ!」シュババッ!
グリーン「的が小さすぎるから技が当たらない!やるじゃねェかYO!」
244
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/11(水) 23:39:37 ID:VND0cwsA
ルギア「ギャアオオオォォオオオスッ!!!」バァッサバァッサ!
ビュオオォォォォオオオオ!!!
コラッタ「コラァァアッ!」ググッ…
ゴロウ「あの羽ばたき…!これじゃあコラッタが吹き飛ばされる…!」
シルバー「オーダイル!右翼に向かってアクアジェットォ!」
オーダイル「オォォ…!ダアァイッ!」バシャァンッ!シュバァッ!
ルギア「ルギャァアッ…!」バシィンッ!
ゴロウ「ありがとうでやんす!」
シルバー「余所見をするな!エアロブラストが来るぞ!」
ルギア「ギャオォォオッ…!」ギュオォォ…!
グリーン「OK!お二人さんお膳立てアリガトYO!よーく狙えよ、マネー!」
マネー「ガアアァメェェ…!」ギュオォォ…!
グリーン「ハイドロポォォンプ!狙い撃つZEEEE!!!」
マネー「ガアァァァメェガアアァァァァァッッッ!!!」ドヴァアァァァァァァァッッ!!!
245
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/11(水) 23:54:23 ID:VND0cwsA
ドヴァババババババアァァァァッッッ!!!
ルギア「ルギャアァ…!」ガバババ…!
シルバー「そうか…!エアロブラストは言わば『一息の空気弾』。下顎を狙う事で無理矢理口を閉ざす事で、エアロブラストに必要な大量の空気を吸う事も出来ない…!」
ルギア「ギャ…ギャオォ…!」バァサァッ…!
ゴロウ「まだでやんす!あの羽ばたきが!」
グリーン「させねェYO!ハイドロキャノン第二第三砲門、狙い撃つZE!」パチーンッ
マネー「ガアァメガアァァァァッ!!!」ドヴァアァァッ!ドヴァババババァッ!!!
ルギア「ギャオォオッ…!」グググッ…!
グリーン「翼も封じてやったZE!これでエアロブラストもあの羽ばたきもドラゴンダイブも出せねぇだろぉ!」
シルバー「今の内だ!オーダイル、れいとうパンチィッ!」
ゴロウ「コラッタ、ダメおし!」
オーダイル「オォォオ…ダアァァイッ!」ピキピキ…ドゴォッ!
コラッタ「コォ…ラァッ!」ドオォンッ!
ルギア「ルギャァ…!」
ドオオォォォォォォンッッッ!バッシャアァァァンッ!!!
246
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/12(木) 00:03:57 ID:0.n/HNxk
ゴロウ「やった!ルギアを滝つぼに落としたでやんす!」
シルバー「お前…。最初見た時から思っていたが、相当の魂を持ったトレーナーみたいだな」
シルバー「はっはっは。褒めても何も出ないZE?」
ギランッバッシャアァァァンッ!!!
ルギア「ギャアオオオォォオオオスッ!!!」ギュオォォォォッ!!!
ゴロウ・シルバー「「ッ!」」ハッ
グリーン「マネー!」
マネー「ガメェ…!」ガバッ…!
ドパッアアアァァァアッァァンッッッ!!!
マネー「ガ…ガメェ……」ガクッ…!
グリーン「マネー!大丈夫か!?」
ゴロウ「そんな…!」
ルギア「ギャオオォォォォォォンッッッ!!!」カッ!
シルバー「ルギア…。まだ何をするつも……り…だ……」
ゴロウ「あ…アレは…!?」
247
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/12(木) 00:11:15 ID:0.n/HNxk
ゴオオオオオォォォォォォォォオオオオオオッッッ!!!
ゴロウ「アレは…渦巻島の大渦、それに大竜巻…!」
シルバー「やはり…外のアレはコイツが起こしてたって事か…」チッ
ドガガガガガガガガガガガッッッ!!!
ゴロウ「周りの岩も洞窟も何もかも破壊していくでやんす…!」
グリーン「………おい、赤髪BOY!」ポーイッ
シルバー「………?このリングは?」パシッ
ゴロウ「それは確か外で使おうとしてた…」
グリーン「あの大渦を止める秘策だZE。本当ならマネーに使わせたかったが、さっきのエアロブラストの直撃でもうそんな体力も残って無ェ」
グリーン「だから、お前と…お前のオーダイルに託すZE。そのZリングとミズZを…!」
248
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/12(木) 23:51:51 ID:0.n/HNxk
ゴロウ「Zリング…?」
グリーン「それとその水晶、ZクリスタルのミズZさえあれば、水タイプの大技、Z技が使えるようになるんだ」
シルバー「これさえあれば、あの大渦を止められるんだな…?」
グリーン「YES。保証するZ」
シルバー「………承知した」
グリーン「そしてそのZ技を使うにはこのポーズをしなきゃいかないんだZE!」ユラユラリンッ
シルバー「………そんな恥ずかいポーズがとれるか!」
グリーン「恥を捨てなければ皆ここで死ぬだけだ」キッ
シルバー「………クゥッ!」チッ
――――――ぴちゃんっ
シルバー「ッ見えた!水の一滴!」クワァッ!
シルバー「魂ィィィィイイイイイッッッ!!!」ユラユラリンッ
オーダイル「オォォオダアアァァァァァッッッ!!!」ギュオォォ…!
シルバー「スーパーアクア・トルネェェードォッッ!!!」
ギュルルルルルルゥオオオオオオォォォォォッッッ!!!
249
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/12(木) 23:58:18 ID:0.n/HNxk
ゴロウ「オーダイルが一個の巨大の大渦に!」
グリーン「叩き込め!お前等の全力のZ技!」
シルバー「オオオォォォオッッ!魂ィィイイッ!」
オーダイル「オダアァアァァァッッッ!!!」ギュルルルゥ!
ルギア「ル…ギァァ…!!!」
バッシャアアアァァァァァァァァンッッッ!!!
シルバー「ぜぇ…ぜぇ…」
ゴロウ「大渦が弾け飛んだ!」
グリーン「やったか…?」
ルギア「ギャ…ギャオォォォォオンッ…!」ゼェ…ゼェ…
グリーン「大渦を打ち消し合っただけか…!」
250
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/13(金) 00:19:23 ID:9PN5iBy6
ルギア「ギャオオォォォスッ!!!」ギュオォォ…!
グリーン「チィッ…!アレで倒れないとか…バカげてるZE!」
シルバー「エアロブラストが来る…!」
ゴロウ「………!アニキィ…!」
ドオオォォォンッ!
ヒビキ「呼んだか、ゴロウォ!」
ゴロウ「アニキィ!」
グリーン「来たか…!」
シルバー「…………ふん」ニヤリ
イブキ「ハクリュー!」ポーイッ
ヒビキ「リューまる!」ポーイッ
ヒビイブ「「Wりゅうのはどう!」」
リューまる「リュウゥゥッ!」ギャオォォンッ!
ハクリュー「リュウゥゥゥッ!」ギャオォォンッ!
ドオオォォォンッ!!!
251
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/13(金) 00:26:08 ID:9PN5iBy6
ルギア「ギャオォ…!」
ゴロウ「アニキ…!そうだ、オイラも…!コラッタ!」
コラッタ「コラァッ!」タッタッ
ヒビキ「………!」ニヤリ
グリーン「流石にルギアにも疲れが出てる筈だ!たたみこめ!」
ヒビキ「やるぞ、リューまる!」
リューまる「リュウゥゥッ!」ピッカー
ふぉんふぉんふぉんっ……
リューまる「ハクゥゥッ!」パッパラー
ヒビキ「イブキ!あの天上の下まで吹き飛ばすぞ!」
イブキ「天井…?そうか、分かった!」
ヒビイブ「「Wしんそく!」」
シュバァアッ!!!ドオォォンッ!
ルギア「ルギャアァッ!」グラァッ…
252
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/13(金) 00:30:43 ID:9PN5iBy6
コラッタ「コラコラコラ…!」ガジガジガジ…
シルバー「あのコラッタ、いつの間に天井に…!」
ガラガラガラガラガラッ!
ルギア「ルギィッ!?」
ズドオオォォォォンッッッ!!!
ゴロウ「やったでやんす、コラッタ!」
コラッタ「コラッ!」
グリーン「成程な。コラッタに洞窟の天井を崩させてたのか。そんでデートから帰って来た二人がそこまでブッ飛ばして、瓦礫の下敷きにしたって訳か」
ヒビイブ「「だ…誰がデートじゃッ(だッ)///」」
コラッタ「コラッ…?」ピッカー
ゴロウ「コラッタ…?」
ふぉんふぉんふぉんっ…
ラッタ「ラッタッタ!」パッパラー
ゴロウ「コラッタ…!ラッタに進化したでやんすね!」
ヒビキ「ルギアも倒して大量に経験値が入ったからのぉ」
253
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/16(月) 15:51:00 ID:CTwQU6N.
ぱあぁぁぁ………
ゴロウ「あっ。外の嵐が止んだみたいでやんす!」
イブキ「恐らくあの嵐自体ルギアが起こしていたんだろう。一匹であれ程の嵐を起こすとはさすがは伝説のポケモンね」
グリーン「しかし妙だZE。ルギアってのは確かルギアの羽…『銀色の羽』とある鈴と儀式でしか出現しないって伝説だZE」
ゴロウ「それなのにいきなり現れて襲ってきたでやんすね…。怒ってた感じでやんす。オイラ達が何かしたでやんすかねぇ?」
シルバー「………違うな。あの怒りは俺達人間に対してだった」
ヒビキ「何処ぞのど阿呆が神サマを叩き起こしたか何かしたんじゃろうなぁ。寝起きはそら機嫌悪いに決まってらぁ」
ゴロウ「何だか…かわいそうでやんすね…」
グリーン「気負う必要は無いZE。こりゃあ正当防衛だ」
254
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/16(月) 16:12:55 ID:CTwQU6N.
――――
――
ガラッ…ガラガラッ…
ルギア「ルギァ…ルギァ………」ゼェ…ゼェ…
「………まさかルギアをこれ程痛めつけるとは…」
「流石はシルバーサマってトコかねぇ…?確かあの帽子のガキはここ最近団員を痛めつけてる奴だ」
「それにあの女とツンツン頭はジムリーダーです。特にあのツンツン頭はチャンピオン歴もありあの方の後任のジムリーダーです」
「そいつはおっかねぇ…。何時か邪魔になる前に消すか?」
「そうして下さい、ラムダ」
ラムダ「あいよ」
ルギア「ルギィアァ…!」ギロォ!
「そこまで弱った貴方はもう怖くもありませんよ。潔くこのアポロの手中に収まりなさい」
リザードン「グルゥ…」バァッサバァッサ
赤帽子「………」
255
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/16(月) 16:39:21 ID:CTwQU6N.
――――
――
イブキ「これ以上ルギアを刺激するのも良くないから私も島を出るよ」バサァ
トゲチック「チョッゲチイィィィィィイイイイクッ!!!」パタパタ
ヒビキ「………」
ゴロウ「また何処かで会えると良いでやんすね」
イブキ「そう…だな…」チラッ
ヒビキ「………」フイッ
グリーン「………おい」ツンツン
ヒビキ「………また水に落ちて…風邪引くなよ…」
ヒビキ「………イブキ」
イブキ「………余計なお世話だ」
イブキ「………その…あの時は助けてくれてありがとう…ヒビキ///」バサァッ
グリーン「おーおー」ニマニマ
ゴロウ「そう言えば…シルバーが居ないでやんすね」
ヒビキ「………」
256
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/16(月) 16:46:13 ID:CTwQU6N.
――――
――
オーダイル「オダァ!」バシャァンッ
シルバー「行くぞ」
ヒビキ「おぉう、待てよ。シルバー」
シルバー「………何の用だ」
ヒビキ「一言礼を言っとこうと思ったんじゃ。弟分を助けてくれてありがとうよ」
シルバー「弱い奴を庇ってやっただけだ。勘違いするな」
ヒビキ「素直じゃないのぉ」
シルバー「………コイツをあのツンツン頭に返しておけ」ポーイッ
ヒビキ「お?こりゃツンツンの兄ちゃんが持ってたリングじゃないか。何でおどれが…」
グリーン「そいつはお前にやるよ、赤髪BOY」
ヒビキ「ツンツンの兄ちゃん」
グリーン「ここで会ったのもお前がソレを使いこなせたのも何かの縁だろ。それでもっと強くなってみな」
ヒビキ「じゃとよ」ポーイッ
シルバー「………ふん。俺がさらに強くなっても知らんぞ」パシッ
257
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/17(火) 00:23:12 ID:yRiwjeLE
タンバシティ
マネー「ガメェ」ザッパァンッ
グリーン「OK、マネーお疲れさん。着いたZEガキども。タンバシティだ」
ゴロウ「此処にはジムもあるんでやんすねぇ」
ヒビキ「じゃが今回優先するのは『秘伝の薬』じゃ。残念じゃがな」
グリーン「それじゃあお前等。俺はナンパに走るとするZE。帰りはハクリューに進化したからもう大丈夫だな?」
ヒビキ「おぉう!ツンツンの兄ちゃん、送ってくれてありがとうな!」
ゴロウ「ありがとうございましたでやんす!」ペコリッ
グリーン「おっと、BADBOY!あの赤髪BOYにリングを渡してお前に何も渡さないってのも不公平だな。餞別だ、持っておきな!」ポーイッ
ヒビキ「石…?」
グリーン「所謂進化の石だ。多分お前の手持ちで使えるだろうZE」
ヒビキ「おぉう、何から何までありがとうな!」
グリーン「じゃあまた何時かカントーのジムにも挑戦しに来いよ?また相手してやるからYO!バイビー!」クネクネ
ヒビキ「よぉし!薬屋に直行じゃ!」
258
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/17(火) 00:35:05 ID:yRiwjeLE
ゴロウ「あ!アレが薬屋みたいでやんす!」
ヒビキ「売り切れて無かったらエエがのぉ」
シャーシャーシャー!
コルニ「あーもー!嵐を避ける為に雲の上に上がったのは良いけど、タンバシティの場所が分からなくなるなんて…!薬、売り切れて無きゃ良いけど…」シャーシャー
薬屋「秘伝の薬は後、この一個だけだよー」
ヒビキ・コルニ「「秘伝の薬をくれ(ちょうだい)!」」ドォンッ!
ゴロウ「えっ?」
ヒビキ「メットのねーちゃん、アンタも秘伝の薬が欲しいのか?」
コルニ「そうだけど…キミもそうなの?」
薬屋「困ったねぇ。コレ後一個しか無くて、次を調合するのには半年はかかるんだが…」
どぉんっ!
シルバー「薬屋はココか…?『秘伝の薬』が欲し…い……」
ヒビキ「あ゛」
ゴロウ「あ、シルバーでやんす」
シルバー「何でお前らが…」
259
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/17(火) 00:47:06 ID:yRiwjeLE
ゴロウ「もしかしてシルバーの急用も『秘伝の薬』だったんでやんすか!?」
ヒビキ「シルバァ!おどれもか!」
シルバー「『も』って事はお前等もか…?」
コルニ「………悪いけど、アタシは絶対退く訳にはいかないよ」キッ
シルバー「それは俺にも言えた事だ、女」ギロッ
ヒビキ「シルバーはともかく、普段ならそのねーちゃんには譲ってやりたい所じゃが…俺も引く訳にはいかんでのぉ!」クワァッ!
ドオォォンッッッ!
父親「失礼!タンバの老舗の薬屋とは此処か?訳あって『秘伝の薬』を頂戴したい!」ポタッ…ポタポタ…
ゴロウ「また増えた!と言うか何でそんなにびしょ濡れなんでやんすか?」
父親「ああ…。船も水ポケモンも空を飛べるポケモンも持ち合わせて居なかったので、アサギから泳いできた」
コルニ「泳いでって…あの嵐の中を!?巨大な大渦もあったのに!?」
父親「ああ、あの渦潮か。中々時間が掛かったが、良いトレーニングにはなったな」
シルバー「あの大渦をポケモンも使わず生身で突破したのか…!?」
ヒビキ「何者じゃ、おっさん」
センリ「私の名はセンリ。アサギシティに住む、ただの一般家庭のお父さんだ」カランッコロンッ
260
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/18(水) 14:50:06 ID:k/DLlObQ
ゴロウ「一つしか無い秘伝の薬が欲しいのは四人も…。これはどうすれば…」
センリ「頼む!この通りだ!私の病気の息子が病で苦しんでいる…!それを治すには秘伝の薬が必要なんだ!」
コルニ「アタシだって…!親友の子d…妹が今にも危ないんだ!ここは譲れない…」
シルバー「………お前達の事情など俺には関係ない。だがそれを必要とするのは俺として同じだ」
ゴロウ「こ…こっちだって!デンry…」
ヒビキ「ゴロウ!」クワァッ!
ゴロウ「アニキ…?」ビクッ
ヒビキ「態々訳を話して同情で渡されても後味が悪いだけじゃ。じゃがあちらさんもこっちも本気でその薬が欲しい事にゃ変わらん」
ヒビキ「………じゃったら漢なら…トレーナーならバトルで決めるのが速いじゃろう!」
コルニ「バトル…うん、そうだね!アタシは賛成だよ!漢じゃなくて女だけど」
センリ「私も異存は無い。寧ろそちらの方が後腐れも無く済む」
シルバー「………俺も構わない」
ヒビキ「じゃあ決まりじゃな!勝った奴が秘伝の薬を頂戴する!」
ゴロウ「じゃあオイラ、バトル出来る所を探してくるでやんす!」
「その必要は無いぞ!」
261
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/18(水) 14:59:31 ID:k/DLlObQ
薬屋「あ、シジマさん!」
シジマ「珍しく薬屋が賑やかだとは思ったが面白そうな事になってるな!」
ヒビキ「誰じゃこのムサいおっさんは」
コルニ「シジマさん!久しぶりです!」
シジマ「おぉ!シャラの娘っ子か!あの眉毛じじいは息災か?」
コルニ「相変わらずスゴイ眉毛ですよー。シジマさんも相変わらずの髭ですね」
シジマ「挨拶が遅れたな。わしはシジマ!このタンバシティのジムリーダーだ!」
ヒビキ「ジム番長か…!」
シジマ「番長…?まあそんな者だ!大体の話はバカデカい声で全部聞こえっとった!ワシのジムで良ければお前達に貸してやろぉ!!!」
ゴロウ「そっちの声の方がデカいと思うでやんす…」
センリ「忝い」ペコッ
シルバー「さっさと案内しろ」
262
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/18(水) 15:07:34 ID:k/DLlObQ
タンバジム
シジマ「じゃあさっきの話の続きだ!まずくじ引きでトーナメント戦を行う!そしてその優勝者が秘伝の薬を手に入れる!」
ヒビキ「おぉう!シンプルで分かりやすいのぉ!シルバァ!上手い事行けば序に勝負の決着も付けれるのぉ!」
シルバー「………ふん」
ゴロウ「じゃあこのクジを引いてくださいでやんす」スッ
ヒビキ「おぉう!お、金色じゃ!」スッ
シルバー「ふん…銀だ」スッ
コルニ「あ、アタシは金だね!」スッ
センリ「私は銀か…」スッ
シジマ「決まりだな!おぉしっ!まずは最初は帽子の坊主とシャラの娘っ子がバトルだ!」
ヒビキ「シルバー!おどれとの決着はまた後じゃな!負けんじゃねぇぞ!」
シルバー「お前がな」
コルニ「コラー!キミが先に戦うのはアタシだよ!」
ヒビキ「おぉう、スマンスマン!自己紹介がまだじゃったな!俺ァ、ヒビキ!ワカバタウンの黄金番長、ヒビキ様じゃ!」クルクルッパシッ
コルニ「アタシはコルニ!カロス地方シャラシティジムのジムリーダー、コルニだよ!」
263
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/18(水) 15:20:16 ID:k/DLlObQ
シジマ「バトルは一対一だ!では始めェ!」
コルニ「行くよ!出ておいで、ルカリオのアーロン!」ポーイッ
アーロン「ワオォォォォォオンッッ!」ポンッ
ゴロウ「初めて見るポケモンでやんす!」
ヒビキ「図鑑が反応せん…。何故じゃ?」
コルニ「このルカリオはジョウト地方には居ないポケモンだからだよ」
ヒビキ「成程のぉ!じゃがそんな情報無くても勝ち込むだけじゃ!カチこめ、アラシまる!」ポーイッ
アラシまる「バックフゥゥンッ!」ポンッ
ヒビキ「アラシまる!ニトロチャァージ!」
アラシまる「バックブゥゥンッ!」ボォォッ!シュバッ!
コルニ「速い…!だったらこっちも!しんそく!」
アーロン「バァァウッ!」シュバッ!
ドオオォンッ!
アーロン「ぶるぅ…!」ザザァ…!
シルバー「しんそくより速いだと…!?」
264
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/18(水) 15:28:59 ID:k/DLlObQ
コルニ「だったらこれはどう?はどうだぁんっ!」
アーロン「ばあぁぁうっ!」ゴオォォッ!
ヒビキ「ニトロチャージで接近しながら躱すんじゃ!」
アラシまる「バァクゥゥッ…!」ボォォッ!シュババ…
ドオォォンッ!
アラシまる「バクゥゥウッ…!」ズサァァ!
ゴロウ「躱しきれなかったでやんす!?」
コルニ「はどうだんは絶対必中の技!躱す事なんて出来ないんだよ!しんそくで追撃して!」
アーロン「ばあぁうっ!」シュバッドゴォッ!
アラシまる「バクウゥゥッ…!」ゴフッ…
ヒビキ「捕まえろ!」
ガシッ!
アーロン「わふぅ!?」ググッ…!
ヒビキ「そのままかえんぐるまじゃあぁっ!」
アラシまる「バックバックフウウゥゥンッ!!!」ボォォグルグルグルンッ!
265
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/18(水) 15:37:45 ID:k/DLlObQ
ドオォォォンッ!
アーロン「ぎゃんっ…!」ジュゥゥ…!
コルニ「やるね!今更だけどアーロン、ルカリオのタイプは鋼・格闘。炎タイプの技が有効なんだよ」
ヒビキ「ほぉー。そいつはエエ事聞いたわ。このまま勝ち込むぞ!」
コルニ(炎タイプとは言え…あのスピード…。あのアーロンがこんなに手こずるなんて…)
コルニ「ヒビキだっけ?やるじゃん!」
ヒビキ「余裕じゃな、ねーちゃん。やられてんのは自分じゃぞ?」
コルニ「………だってまだ奥の手を出してないんだもん…」チャキッ…
ヒビキ「何…?」ピクッ
シルバー「あの石は…!」
コルニ「キミにも見せてあげるよ!命、爆発ッ!」シャキーンッ
コルニ「メガシンカァッ!」
ピッカァァァァァンッ!
メガルカリオ「メガッワオォォォォォォンッ!!!」パッパラー
266
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/18(水) 15:47:29 ID:k/DLlObQ
ゴロウ「アレはグリーンさんのカメックスと同じ…!」
ヒビキ「何じゃ!?あのワンコが進化したのか!?」
ゴロウ「そう言えばアニキが見るのは初めてでやんすね」
コルニ「これが進化を超えた進化。メガシンカ!」ビシッ
センリ「これがメガシンカ…。話には聞いたことはあるが、実物は初めて見るな。成程…一見で分かる。格段に強くなっている」
ヒビキ「メガシンカかギガシンカか知らんが…!かえんぐるまぁ!」
アラシまる「フウゥゥウンンッ!」ボォォグルグルグルンッ!
コルニ「波導で阻んで!」
アーロン「バァウッ!」ブンッ!
ブオォォォォォンッ!!!
アラシまる「バッ…!」ブハァァツ!
シルバー「見えない衝撃波で吹き飛ばされた…!?」
シジマ「あれは波導!ルカリオは生き物が誰にも持っている『気』『生命エネルギー』…所謂波導を自由に操る事の出来るポケモンなのだ!」
267
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/18(水) 15:58:01 ID:k/DLlObQ
ヒビキ「じゃったら…!あなをほる!」
アラシまる「バクゥッ!」ホリホリ
コルニ「アーロン、波導で探知!」
アーロン「わふぅ…!」ブワァ…
ゴゴゴゴ…!
コルニ「今だ!飛び上がってはどうだん!」
アーロン「ばぁうっ!」シュバッ!ゴオォォッ!!!
ボコォォッ!
アラシ「バァッ…!?バクゥゥウッ!」ズサアァァ!
コルニ「たたみかけるよ!フィールドにれいとうパンチ!」
アーロン「バアァァウッ!」ピキピキ…ドゴォッ!
ドゴォッ!ドゴォッ!ドゴォッ!
ヒビキ「何じゃそりゃあぁっ!?」
ゴロウ「フィールドから無数の氷柱が!」
センリ「氷のエネルギーをフィールドに流し、龍脈から氷柱を出現させたのか…。ポケモンもトレーナーも技の練度が高くなければ不可能な技だ!」
268
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/18(水) 16:04:34 ID:k/DLlObQ
コルニ「驚くのはまだ早いよ!しんそく!」
アーロン「バァァウッ!」シュンッ
ヒビキ「俺にもしんそくを使えるポケモンが居るから分かる!その直線軌道がのぉ!」
コルニ「それはどうかな?」フッ
タンタンッ…ドゴォッ!
アラシまる「バクゥッ…!?」ゲフッ
ヒビキ「アラシまる!?チィッ…!捕まえろ!」
アラシまる「バクゥッ!」ガバッ
ふっ…
コルニ「こっちだよ!」
アーロン「バァウッ…!」シュンッ…タンッタンッ…ドゴォォッ!
シルバー「あの氷柱を足場に神速移動をしているのか…!」
センリ「変幻自在の超速連続攻撃…!」
ドゴォォッ!ドゴォォッ!ドゴォォッ!
アラシまる「バクゥゥウッ…!」グググッ…!
269
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/18(水) 16:12:22 ID:k/DLlObQ
ヒビキ「まだじゃあぁぁつ!」
ガシッ!
アーロン「ばうっ!?」ググッ…
アラシまる「バクゥッ…!」ググッ…
コルニ「捕まった!?あの超高速連撃を!?」
ヒビキ「漢の意地、見せちゃるわ!爆裂!かみなりパンチィッ!」
アラシまる「バァァクッフゥゥウンッ!」バチバチッ…ドゴォッ!
アーロン「バァウッ…!」ゴフッ…!
ゴロウ「かみなりパンチ!?あっ!ワタルさんから貰った中古の技マシンで…!」
ヒビキ「もう一発じゃあぁっ!」
コルニ「ヤバイ…!」
アラシまる「バァァクゥッ…!」バチバチ…グラァ…
どさっ…
アラシまる「バ…バクゥ……」ピクッ…ピクンッ
シジマ「バクフーン戦闘不能!よってルカリオの勝ちだ!」
270
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/19(木) 22:49:21 ID:ns6oGHv2
ヒビキ「よぉ…頑張ったのぉ、アラシまる」シュボンッ
ゴロウ「アニキ…」
ヒビキ「負けは負けじゃ。潔く諦めるしかあるめぇよぉ。でも楽しかったぞ、メットのねーちゃん」
コルニ「アタシも楽しかったよ。久々に全力を出し切ったって感じ!」
アーロン「ばぁう」ヒュンッ
ヒビキ「お?そいつ元の姿に戻ったのぉ。タダの進化じゃないのか」
コルニ「メガシンカはバトル中だけに起こる現象なんだ」
ヒビキ「不思議なもんじゃのぉ」
コルニ「って言うか、キミもメガシンカ使いじゃないの?その十手の房に付いてるのキーストーンじゃん」
ゴロウ「あ、確かに同じでやんす!確かデンまるの尻尾に付いてるのもそのルカリオやグリーンさんのカメックスが付けてるのに似てるでやんすね」
コルニ「あ、グリーンに会ったんだ。って事はそのデンまる?が付けてるのはメガストーンで間違えないと思うよ」
ヒビキ「ほぉー。メガシンカのぉ…。中々面白いもんじゃのぉ」
271
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/19(木) 22:57:55 ID:ns6oGHv2
シルバー「………チッ」スタスタ
ヒビキ「おぉう、シルバー。悪いのぉ、負けんな言った矢先に俺が負けてしもうたわ」
シルバー「………ふん。おい、おっさん。始めるぞ」チャキッ
センリ「ああ、宜しく頼む」チャキッ
センリ「改めて名乗らせて貰う。私はアサギシティのセンリ。今は特に大それた肩書も無い、しがない中年だがお相手願う!」
シルバー「………シルバーだ」
シジマ「では先程と同じ様に一対一の勝負だ!では始め!」
シルバー「行け、オーダイル!」ポーイッ
オーダイル「オダァァイッ!」ポンッ
センリ「いざ…!ケッキング!」ポーイッ
ケッキング「ケッキン…」ボンッ
ゴロウ「また見た事の無いポケモン…!」
コルニ「ケッキング…。ホウエンのポケモンだけど、普段は寝転がってるって聞いてたけどこのケッキング…」
ケッキング「ケキン…」ズンッ…!
ヒビキ「仁王立ちしちょるのぉ…」
272
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/20(金) 16:42:18 ID:9b/sBKRM
センリ「すぅ………覇アッ!」ズンッ…!
ケッキング「キングッ…!」ズンッ…!
ビリッ…ビリビリ…!
シルバー「ッ…!」ゾクゾクッ…
ゴロウ「な…何でやんすか…この威圧感は…」
ヒビキ「あのデカい奴…と言うかあのオッサンか…!」
シルバー「ッくっ!アクアジェトォ!」
オーダイル「オォォダァァイッ!」バシャァンッ!シュバァッ!
センリ「ッ右から来る…!ケッキング!」
ケッキング「キング…」グッ…!
ズドオォォンッ!
オーダイル「オダァッ…!?」ググッ…!
ケッキング「キング…」ググッ…!
ヒビキ「片手で止めよった…!」
センリ「一合で分かる…。強いポケモンだと!」
273
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/20(金) 16:56:52 ID:9b/sBKRM
シルバー「だったら…!れいt…否ァ!下がれ!」ゾワ…!
ドゴオオオォォォッォンッ!!!
オーダイル「オダァ…!」ザザァ…!
ケッキング「ケキィン…」シュゥゥ…!
ゴロウ「な…何が起こったでやんす…!?」
コルニ「あのままれいとうパンチを撃ってたら…その前にあのアームハンマーで潰されてた…!」
センリ「凄まじいな、その直感」
シルバー「………凄まじいな、その剛腕…」タラリ…
ヒビキ「………」ブルッ…
シルバー「次だ!かみくだく!」
オーダイル「オダアァァッイ!」ガブリンチョッ!
ケッキング「………」
ゴロウ「今度は防がなかった…?」
シジマ「ケッキングの特性は『なまけ』だ。一回の行動に対して一定時間何も行動出来ないデメリットしかない特性だ!」
274
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/20(金) 17:05:10 ID:9b/sBKRM
ケッキング「キング」ズンッ…
ヒビキ「腕を組んで直立不動の癖してなまけてるのか、アレは…?」
シルバー「ならば今の内に畳みかける!連続でれいとうパンチ!」
オーダイル「オォォオ…!ダァイッ!ダァイッ!ダアァイル!」ピキピキ…ドゴォッ!ドゴォッ!ドゴオォッ!
ケッキング「………」ピキピキ…
ゴロウ「凍ったでやんす!」
シルバー「良し…!続けてアクアテェールゥ!」
オーダイル「オダアァァ…!」ギュオォォ…!
センリ「チャンスを逃さぬ良いタイミングだ…!からげんき!」
パキッ…パキパキパキパキッ…!
ケッキング「ケッキイィィィィィイングッッッ!!!」ゴオオオォォォォォッ!!!
ドガアァァァァァァンッッッ!!!
オーダイル「オ…オダアァァッ!」ズサァァァッ!
シルバー「何だと…!?」
ヒビキ「一瞬で氷を砕きおった!?」
275
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/20(金) 17:15:34 ID:9b/sBKRM
センリ「私は息子の為にも負ける訳にはいかない…!その闘志はケッキングにも熱く伝わる…!冷気などに凍らせるものか!」
シルバー「………『息子』の為…か…」ギリィッ…
ヒビキ「………?」
センリ「だがそれと同時にトレーナーとして全力のキミと戦いたいと思う気持ちもある。だからもっと全力でかかって来るが良い!」カランッ
シルバー「ふん…。確か次は怠けるはずだな…?つるぎのまい!」
オーダイル「オーダアァァイッ!」ジャキィンッ!
コルニ「怠けてる内に力を研ぎ澄ますつもりだね…!」
シルバー「そして…!アクアテェェールッ!」
オーダイル「オォォォ…!ダアァァァイッ!!!」ギュオォォ…ブオォォォンッ!
センリ「受けてたとう…!アァァァム…ハンマアァァァァァッッ!!!」
ケッキング「ウホ・ウホ…キイィィィィインングッッ!!!」ブオォォォンンッ!!!
ドオオォォォォォォンッッッ!!!
276
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/20(金) 17:22:27 ID:9b/sBKRM
オーダイル「オダアァァァッ!!!」ズサアァァァッ!
ヒビキ「オーダイルが競り負けたじゃと!?」
コルニ「それもつるぎのまいでパワーを上げてたのに!」
センリ「確かにケッキングにはデメリットしかない『なまけ』の特性がある。だがそれを補うほどのパイタリティとパワーがある」
ゴロウ「まさか…!あのシルバーが手も足も出ないなんて!」
シルバー(コイツ…!相当の魂を持っていやがる…!だったら俺も俺の魂を見せるまでだ…!)
シルバー「オーダイル!やるぞォ!」チャキッ
オーダイル「オダアァァァッ!!!」
ゴロウ「アレは…!」
センリ「来るか…!受け止めてみせよう!」
シルバー「魂ィィィィイイイイイッッッ!!!」ユラユラリンッ
オーダイル「オォォォォオオオオッッ!!!」ギュオォォ…!
シルバー「スーパーアクア・トルネェェードォッッ!!!」
277
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/20(金) 17:29:19 ID:9b/sBKRM
しーーーーーーんっ
ヒビキ「あ゛…?」キョトンッ
コルニ「………ん?」キョトンッ
シルバー「………魂ィィィィイイイイイッッッ!!!」ユラユラリンッ♪
しーーーーーーんっ
ゴロウ「ルギアの大渦も止めた技が出ないでやんす…」
シルバー「………ア…アクアジェットォォオッ!」クワァッ!
オーダイル「オ…オダアァァッ!」バシャァンッ!シュバァッ!
センリ「正面だ!カウンター!」
ケッキング「ケッ………筋!」ユラァ…ドゴオォッ!
オーダイル「オ……オゲェ…」ゴフッ…ドサッ…
シジマ「………オーダイル戦闘不能!ケッキングの勝ちだ!」
ヒビキ「シルバーが…負けたじゃと…」
シルバー「………」シュボンッ
278
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/21(土) 18:51:09 ID:rTbUIHW2
センリ「良くやった、ケッキング。キミも良いバトルをどうもありがとう」シュボンッ
シルバー「………ふん」スタスタ
シジマ「どうした!最後まで見ないのか!?」
シルバー「もう秘伝の薬を手に入れる方法を無くした。俺が此処に居る意味もない」
コルニ「他人のバトルを見るのも勉強になると思うけどな」
シルバー「………」ガチャンッ
ゴロウ「行ってしまったでやんすね。シルバーもそんなに秘伝の薬が欲しかったんでやんすね…」
ヒビキ「ゴロウ、あまり人の事情に介入するもんじゃない」
ゴロウ「アニキもどうするでやんす?直ぐにでも別の方法を探すでやんすか?」
ヒビキ「直ぐに、って訳じゃないのぉ。じゃが今俺ァこの二人のバトルを見届けたいってのが本音じゃ」
シジマ「一応初戦とポケモンを変えても良いが、回復も挟んで小休憩とするか?」
コルニ「大丈夫です!いつでもやれるよ!」チャキッ
センリ「私も問題無い」チャキッ
279
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/21(土) 18:59:40 ID:rTbUIHW2
スタスタ………
シルバー(最後、Z技が発動しなかったのは俺の修行不足か…。まだ完全に使いこなせていないと言うのか…)
シルバー(ルギア戦では緊迫した状況割、マグレだったか…。暫時鍛え治す必要があるか…)
シルバー「だがその前に…秘伝の薬をどうするか…。いっそ最後のアレを盗むか?」
シルバー「だが…真剣勝負に負けた矢先でのその行為は俺の魂に反する…。ッ…!」
バサァッ…スタッ…
リザードン「グルゥ…」
赤帽子「ふぅ…」フゥゥ…
シルバー「誰…だ…?ッ!その煙管…!赤い帽子…!そしてリザードン…!」ワナワナ…
シルバー「………お前か…!お前がロッソ…!否…!マサラタウンのレッドかアァァァツ!」クワァッ!
280
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/21(土) 19:11:04 ID:rTbUIHW2
赤帽子「………」ギロォ
シルバー「応えろ…!応えてみせろォ!お前がマサラタウンのレッドくアァァッ!」ポーイッ
オーダイル「オ…ダァ…!」ポンッ
シルバー「アクアジェットォオッ!」
赤帽子「………だいもんじ」
ボオオオォォォォォォォオオッッッ!
オーダイル「オダァ…!」ガクッ…!
シルバー「水をも一瞬で焼き尽くす炎…!間違いない…!お前がアァァァァッ!」
赤帽子「………その血気の良さは良いが、その弱ったオーダイルでボクに挑んでおいて…。笑わせるなよ、坊主」フゥゥ
赤帽子「せめて自分のポケモンの状態ぐらい分かってねぇとなぁ」クルッ…
シルバー「ぬかせ!お前こそ…!俺の父を殺し…その父に成り代わり俺の超えるべき壁となったおと…こ……」
シルバー「お前………!『それ』は…!?」
281
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/21(土) 19:14:16 ID:rTbUIHW2
赤帽子「ああ…。『コレ』か?ボクは要らないからやるよ…」ポーイッ
シルバー「違…ッ!俺が言ってるのはそれじゃなく…って…。コイツは秘伝の薬!」
赤帽子「じゃあな」クルッ…
シルバー「ま…待て!」
ボオオォォォォォォッ!!!
シルバー「………何故アイツがあんなモノを…」
シルバー「………」ポーイッ
フライゴン「フリャア」ポンッ
シルバー「コイツを…アサギの灯台まで届けてくれ」
フライゴン「フリャアッ!」バァサッバァサッ
シルバー「………ポケセンで回復させてやるか」スタスタ
282
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/22(日) 23:09:04 ID:Vs3xvaZc
アサギの灯台
アカリ「ぱるぅ…ぱるぅ…」ゼェ…ゼェ…
デンまる「パルゥ…」
ミカン「アカリちゃん…。頑張って…!きっとシルバーさん達が秘伝の薬を持ってきてくれるから」
ばっさばっさ
フライゴン「ふりゃー」スッ
ミカン「このポケモンは…?もしかしてシルバーさんの?あ、秘伝の薬!持ってきてくれたんですね!」
ミカン「ありがとう…シルバーさん…」キュンッ
ミカン「さ、アカリちゃん…。これ飲んで…」スッ…
アカリ「ぱるぅ…」ゴクンッ
アカリ「ぱ…ぱるるぅんっ!」ピッカー
ミカン「アカリちゃん!良かった…!」
デンまる「ぱるるぅ!」ヤッター
283
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/22(日) 23:12:11 ID:Vs3xvaZc
ミカン「私、もっと元気が出るように何か食べ物持ってくるから、待ってて!」タッタッ
デンまる「ぱるぅ!」
アカリ「ぱ…ぱるるぅ…///」ハァ…ハァ…
デンまる「ぱ…ぱるぅ…?」
アカリ「パルルゥ!」ガバッ
デンまる「ぱ…ぱるぅーー!」
284
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/22(日) 23:19:34 ID:Vs3xvaZc
タンバジム
シジマ「では最後の勝負!ポケモンは初戦と変えても良いが、変わらず一対一の勝負だ!では始め!」
コルニ「やっぱ真打は長年の相棒のアンタだよ!行くよ、ルカリオ!」ポーイッ
ルカリオ「バァウッ!」ポンッ
ゴロウ「あれ?同じルカリオでやんすね」
ヒビキ「じゃがアラシまると戦った奴にはNNが付いてた。って事は最初とは別個体じゃな…」
ヒビキ「別個体とは言え、やはりルカリオ…!ならば…!ヤルキモノ!」ポーイッ
ヤルキモノ「ウッキャアァァ!」ポンッ
コルニ「ヤルキモノ!?」
ゴロウ「センリさんはポケモンを変えて来たでやんすね」
シジマ「だがヤルキモノはケッキングの進化前だぞ!」
コルニ「それは余裕…?それともアタシ、舐められてる?」
センリ「種族値の差が勝敗を分かつ絶対条件ではないさ。ただルカリオ相手ならばケッキングよりヤルキモノの方が良いと思ったのだ」
285
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/22(日) 23:42:26 ID:Vs3xvaZc
コルニ「先手必勝!バレットパンチィ!」
ルカリオ「バァァウッ!」シュンッ…
センリ「っ右脇腹に来るぞ!ブレイククロォ!」
ヤルキモノ「ウキイィヤァッ!」ジャキィンッ!
ガチイィィンッ!
ヒビキ「止めよった…!だがあのおっさん、まさかな…」
コルニ「下がってルカリオ!はどうだん!」
ルカリオ「バァウッ…!わんっ!」シュタッシュタッ…ゴオォォッ!
センリ「直撃コース…!ブレイクローで撃ち落とせ!」
ヤルキモノ「ウキキィィィヤァッ!」スッ…ザシュッ!
センリ「躱せないのなら撃ち落とすのみ!」
コルニ「このおじさん、かなり強い…!だったら全力で行くよ!」チャキッ
コルニ「命、爆発ッ!メガシンカァッ!」シャキーンッ!
ピッカァァァァァンッ!
メガルカリオ「メガッワオォォォォォォンッ!!!」パッパラー
286
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/23(月) 00:07:47 ID:dkAQjcvc
センリ「来たな、メガシンカ…!これとヤりたかった!」
コルニ「波導を極めたメガルカリオ!その神髄を見せてやる!拡散はどうだん!」
ルカリオ「バアァァァァウッ!ハァッ!」ギュオォォォ…!
ズバババババババァッ!
ヤルキモノ「ウキキィア…!」グググッ…!
ゴロウ「弾けたはどうだんの波状攻撃でやんす!」
センリ「成程…!コレは避けられないな!」
コルニ「追撃するよ!ボーンラッシュ!」
ルカリオ「バァウッババウバウバウバァッ!」ジャキィンッ!シュバッ!
ブオォンッブオォンッブオォンブオォンッブオォォンッ!
センリ「………右!左下、右上、右下、上!」クワァッ!
ヤルキモノ「ウゥゥキキャキャキャキャキャキャァッ!」
ガキンッガキンッガキンガキンガキンッガキィィンッ!
ルカリオ「ばぁうっ…!?」
ゴロウ「あの連撃を全て受け止めた…!」
287
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/23(月) 00:20:30 ID:dkAQjcvc
ヒビキ「あのおっさん、やっぱり…!」
コルニ「ポケモンより先に技に対応している…!」
センリ「ポケモンとトレーナーのコンビネーションと言うのは、互いの信頼も基より、ポケモンの反射速度、トレーナー思考速度で成り立っている」
センリ「だが私は己も限界まで鍛えぬく事で、トレーナーのみで反射と思考を両立させる事が出来る様になったんだ」
シジマ「ワッハッハ!すなわち反射と思考の融合か!そんな事、並の格闘家トレーナーでも出来ないぞ!」
コルニ「やっぱり…!前のバトルでも感じた違和感はそれだったんだ…!それがセンリさんの強さの正体…!」
センリ「キミのルカリオ、スピードを活かした連撃が得意みたいだったからね。ならばそれに対応するなら、なまけで動けなくケッキングよりヤルキモノが打って付けだと思ったんだ」
センリ「今度はこっちから攻めさせてもらう!ブレイククロォ!」
ヤルキモノ「ウゥゥキャアァッ!」ジャキィンッ!
コルニ「でもこっちのルカリオだって波導で相手の動きが読めるんだ!ボーンラッシュで受けて!」
ルカリオ「バアァウッ!」ガチィィンッ!
コルニ「足元がお留守だ!ローキック!」
ヤルキモノ「ウキキィッ!」ゲシッ
ルカリオ「ギャンッ…!」ガクッ
288
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/23(月) 00:29:53 ID:dkAQjcvc
センリ「かわらわりィッ!」
ヤルキモノ「ウッキキィィイッ!」ブオォォンッ!
ルカリオ「バァウッ…!」ガハッ…!
コルニ「ルカリオ!まだだよ!バレットパンチ!」
ルカリオ「バアァァウッ!」シュンッ…
センリ「速いが見切れない訳では無…い…ッ!?」
すかっ…
ゴロウ「外れたでやんす!?」
ヒビキ「いや、違うぞ!」
キキィィィィイ!
センリ「何…!?外させたのフェイントか…!」
コルニ「ルカリオ、叩きこめ!インファイトオォッ!」
ルカリオ「バウバウバウバウバウバウアァァッ!」
ドガガガガガガガガガガガッッッ!!!
289
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/23(月) 00:34:15 ID:dkAQjcvc
センリ「ヤルキモノォ!左腕、右脇腹、股間、左頭部、右脛、右肘、水月!」
ヤルキモノ「ウ…ウキィィイイイッ!」グググッ…!
ゴロウ「今度は喰らったでやんす!」
ヒビキ「あのオッサンが見切れても、あのサルがそれに対応しきれちょらんのじゃ!」
ルカリオ「バァウッ…」フゥゥ…
ぎらんっ
ヤルキモノ「ウッキャアァァァァァアッッ!!!」ドガアァァァァッ!!!
ルカリオ「バアァァァウッ…!」ズサアァァァッ!
センリ「きし…かいせい…!」
コルニ「ル…ルカリオォ!」
ルカリオ「きゅうぅ〜ん…」ヒュンッ…ピクッ…ピクンッ
シジマ「ルカリオ、戦闘不能!ヤルキモノの勝ち!よって秘伝の薬争奪戦優勝はアサギシティのセンリだぁ!」
290
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/23(月) 17:55:05 ID:dkAQjcvc
コルニ「………ありがとう、ルカリオ。良く頑張ったね」ショボンッ
センリ「コルニちゃん、メガシンカ、体感させてもらった。良いバトルをありがとう」スッ
コルニ「こっちも…ありがとうございました!」スッ
ゴロウ「アニキ…最後のあのインファイト…。確かに喰らってやしたよね?」
ヒビキ「全部じゃ…ないのぉ…。あの連撃を全部とはいかんかったじゃろうが、見切ってダメージを最低限に抑えてきしかいせいで跳ね返しおったわ」
シジマ「むぅ…。あれ程のトレーナー…。中々見る事も無い…。ジムリーダーにでもなれば良いのにな!」
薬屋「ではセンリさん、秘伝の薬を…」スッ
センリ「忝い。キミ達も本当に必要だったのだろうが…申し訳ない。頂戴する」
ヒビキ「いぃや。漢に二言は無ェ!勝負に負けたんじゃからしょうがないんじゃ!」
コルニ「そうですよ!アタシらの事は気にせず、息子さんに早く持って行ってあげて!」
センリ「ありがとう…」ペコッ
291
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/23(月) 18:00:33 ID:dkAQjcvc
――――
――
ヒビキ「今じゃったら俺等を積んできてくれた知り合いがまだタンバにおるじゃろうから、帰り頼んどこうか?」
センリ「いや、大丈夫だ。また泳いで帰るよ。今度はキミともバトルをしてみたい」
ヒビキ「おぉう!俺もじゃ!」
コルニ「また会ったら、アタシもリベンジお願いします!」
センリ「ああ。では然らば!」ザッパァァンッ!
コルニ「じゃあアタシも行くね。親友の子d…妹を助けるために早く別の方法を探さないと!」
ヒビキ「おぉう!また会ったら俺もリベンジさせて貰うぞ、メットのねーちゃん!」
ゴロウ「サヨナラでやんす」
コルニ「じゃーね!」シャーシャー
ゴロウ「………で、アニキ。どうしやす、アカリちゃん」
ヒビキ「取り敢えず、電話でミカンちゃんに頭下げちょかなぁアカンのぉ…」
292
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/23(月) 18:11:18 ID:dkAQjcvc
プルルルルルッ…
ミカン『もしもし…。あ、ヒビキさん?』
ヒビキ「すまん!ミカンちゃん!秘伝の薬、手に入れれなかった!」
ミカン『すみません!もうそれは大丈夫です!』
アカリ『ぱるるんっ!』ツヤツヤ
デンまる『ぱ…ぱるぅ…』グッタリ…
ゴロウ「どーいう事でやんすか?アカリちゃんが元気になってるでやんす!」
ヒビキ「心なしかグッタリしちょらんか、デンまる?」
ミカン『実はヒビキさんが出た後、知り合いの人が話を聞いてて、持ってきてくれたんです!』
ヒビキ「そ、そうか!まあ、アカリも元気になったみたいでよかったわ!」
ミカン『確かヒビキさん、ジムを回ってるんでしたら、そのままタンバジムに挑戦して貰って大丈夫です?私、ちょっとジム再開の準備があるんで…』
ミカン『あ、それはそうと!アカリちゃんとデンまるくんを一緒にしてたら、何処からかタマゴを持ってきてたんです!ほらコレ!』ヒョイッ
ヒビキ「………デンまる。おどれ、俺より先に失くしたな…」ギロォ
デンまる『ぱ…ぱるるぅ…///』
ゴロウ「あ、アニキ。まだ童貞だったんでやんすね」
293
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/23(月) 23:34:28 ID:dkAQjcvc
崖っぷちゲート
グリーン「ハァ…ここ格闘家ばっかじゃんかYO…。いや、待てよ。って事はまだ可愛いバトルガールが居る可能性があるな…」
「この先ね、たしか」
グリーン「おっ!後ろ姿でも雰囲気で分かる金髪美女!お姉さーん!俺とお茶しなーい?」
シロナ「あら。もしかしてグリーンくん?」
グリーン「うおっ!シロナお姉様じゃないっすかー!相変わらず別嬪さんなことで」
シロナ「キミも相変わらずみたいね。リーグから話は聞いてるわよ。ジムバトルの成績は良いけど、しょっちゅう色んな地方に行ったり来たりって」
グリーン「耳が痛いけど、お姉様には言われたくないYO」
「シロナさん、待たせてすみません。ってアレ、キミは確か…オーキド博士の…」
グリーン「おっ。そう言う兄ちゃんはホウエンの御曹司の兄ちゃん!」
ダイゴ「ダイゴだよ。三年前タマムシで会って以来だね」
グリーン「あの時はアチャモをありがとうYO!それはそうと、チャンピオン同士がこんな所でデートッスか〜?コレは一大スクープだZE」ニマニマ
シロナ「冗談でも止めてもらえる?誰があの子以外とそんな事するとも?」ニコッ
ダイゴ「はは…。僕達はこの先の47番道路の奥にある埋もれの塔を調査に来たんだ。シロナさんに頼まれてね」
シロナ「埋もれの塔には大昔のホウエンの人々が作ったって言われてるから、その手に詳しいホウエンのダイゴくんに協力をお願いしただけよ」
294
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/23(月) 23:42:50 ID:dkAQjcvc
グリーン「ほーん…。まあ俺はそー言う事はよく分からねぇけど…」ブルブル…
マスキオ「ニドォ…」ポンッ
シロナ「どうしたの、その子」
グリーン「何かタンバに来てから落ち着かないんだYO。ソワソワしてる感じで」
シロナ「その子もなのね…」ポーイッ
ガブリアス「ガブゥ…」ポンッ
シロナ「この娘もタンバに来てから様子が変なの」
グリーン「コイツはお姉様の相棒の方じゃなくて…『アイツ』のフカヒレか…」
シロナ「これって偶然…?それとも…」
ダイゴ「………?」キョトンッ
295
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/23(月) 23:50:54 ID:dkAQjcvc
――――
――
コルニ「はぁー。悔しいなぁ…。あそこでバーッって行ってガガガーってやって、それから…」トボトボ…
コルニ「あーもう!考えるのはヤメだ!今は別の薬のアテを探さなきゃ!」ブルブル…
ライター「グルゥ…!」ポンッ
アーロン「バァウ…!」ポンッ
コルニ「どーしたの、アンタ達?いきなり出てきて…」
ライター「グオォッ!」バッサバッサァッ!
コルニ「ちょっとライター!?何処行くの!?」
アーロン「バァウ…」ブオォ…
コルニ「えっ。何…?誰か知っている波導をキャッチしたの…?」
アーロン「わんっ!」シュタッ
コルニ「アーロン!もー!待ちなさいよー!」シャーシャー
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板