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暇つぶし・ロール練習スレ 5

1名無しの厨二能力者:2013/09/15(日) 02:39:19 ID:IxuiW.Gc0
ロールの練習したり能力のテストしたりしてね

478【基点遡行】:2017/02/24(金) 01:02:15 ID:NIwGFeeo0
>>477
【――――擬似的な不老不死の力】
【それが先天的なものか、後天的なものかは明かされることはなかったが】
【研究所はこの子供を「不老不死」と定義した。遡る一瞬さえあれば何度でも蘇る……不死の子供、と】

【何十年と時が流れた今もなお、彼/彼女は未だ子供のままでいる】
【当然だ。例え歳を重ねたとしても、基点まで遡ってしまえばまた子供から“やり直し”なのだから】


“これでも結構追われてたんだけどね
 何人殺したかな?覚えてないや。まあ尤も、死んだ回数のほうがその倍近く多いことは確かだけどね”

【それでいて尚子供は平然と、これが当然であるかのように振る舞っている】
【一人殺す為に十回、二十回と死んでいく。その死の繰り返しの果てに、子供は“殺し”に達するのだ】
【常軌を逸した能力者。それもまだうら若き子供の彼/彼女が、何故狂うこと無く生き永らえているのか――――】

【或いは既に、狂っているのか】


“力を見せるのは僕だけじゃない
 僕も、アンタの力も見せてもらうんだ”

【―――言い終える間もなく、瞬く間に放たれた突きの一撃が子供の顔面を襲う】


【……そして、子供の顔面が文字通りに「弾け飛んだ」】
【頭部を失った身体が力なく揺れ、崩れ落ち―――――――そしてまた、生き返る】


っ……!ぐ……は、ぁ……!

【しかし今度は、復活の直後に子供の顔色が一瞬青ざめた】
【先程までの子供とは異なる、最初に現れたときのような―――“素”の反応で】
【苦しむように息を荒げながらも立ち直り、ナイフを握り直して向き直れば】


“……そのおもちゃで、次はどんな風に殺してくれるのかな?”

【歯を見せて笑みを残せば、今度は単なる突撃ではなく――緩急を含んだ動きで男へと迫っていく】
【短刀や突きに対応しやすい動きなのだろう。それでもまだ、子供を“殺す”のは容易いだろうが】

479【強骨神命】:2017/02/24(金) 01:14:04 ID:G2qnAlT20
>>478

成る程成る程…。殺す事は叶えど死には至らず…。

これは中々…科学者冥利に尽きる…!!

なんと素晴らしい事だッッッ!!!俺は今誰にも成し得ていない事を成し得ようとしている!!!

不死の子供を殺す…それが出来れば俺は全てを見返すことができるぞ!!軍部の痴呆供も!!俺を愚図と罵った国連の犬供も!!俺を捨てた科学省の老害供も!!

全ての頂点に立てる…俺は今試されている…。

【興奮状態なのだろうか、白けた表情から一変して愉悦、悦楽と言った言葉が似合う顔に変貌していた。】

さてさて、今の一撃は手応えがあった。その手応えの正体は俺にはまだ分からないが…

タネはあるな…色々試すとしよう。

まずはそうだな、部位的な所から攻めるか…例えば脳を攻撃されると死ぬとか、ダメージを負うとか、そんなところか、期待は薄いがやってみよう。

【男も子供に迫る、短刀で無防備に攻めるも子供の動きに変化があった】

ぐぅっ…!!まだあきらめんぞぉっ!!

【ナイフで斬られるも、そんなの御構い無しで刃を振るう。目から上を短刀で斬り裂こうとしていた。】

480【基点遡行】:2017/02/24(金) 01:30:28 ID:NIwGFeeo0
>>479
【軍属……とは考えていたが、彼は研究者側の人間なのか?】
【となれば彼は、子供をあの手この手で殺しにかかるのだろう。しかしそれこそ子供にとっては僥倖】
【手の内がわかればわかるほど、子供もまた智慧を蓄えていく。殺される確率も減っていく】

【……子供が強くなっていくのではない。相手が、子供を強くするのだ】

“まあ、どんな手を使っても最後は一緒だよ
 ……僕はアンタを殺す。けどアンタは、ボクを殺しても終わらない”

【幾度となく繰り返してきた道程】
【数十年という時の中、子供はひたすらに生死を繰り返し、殺戮を繰り返してきた】
【もはや何の感慨も抱いていない。今語りかける“彼”は、ただ欲望を満たすためだけに殺すのだ】
【……例えその過程に、自らの死が含まれていようとも】


【そして振り下ろされた短刀を避けようと、身を躱すその瞬間】
【――――避けるはずの身体が止まり、何故か子供は再び短刀の餌食となって】

【地に伏し、立ち上がる子供はふらりと、目の前の男へ向かい】


…………お、ねがい……!
私を、殺して……!もう、もう……終わりにして……!
今なら殺せるから…………“生き返ったばかり”の、今なら――――――っ


【その懇願は、紛れもなく子供自身の本音であった】
【吐露するように告げた言葉は遮られるようにして紡がれて、こみ上げてきた血を吐き出し向き直るのは】

“……ちっ、邪魔するなよ、――――。
 僕は死なない……例え殺されたって死なないんだ、今みたいにさ?”

【先程までと同じ声色で語る“彼”には、多少の焦りが見え隠れして】
【緩急を付けた動きが有効であるとわかれば、今度はより強弱に富む動きで迫り来る】

【……しかしその動きは逆に、相手にとって「隙」とも成りうる諸刃の剣でもある】
【もし緩急の癖を見極められれば……もう一度、子供を“殺す”事ができるだろう】

481【強骨神命】:2017/02/24(金) 01:41:40 ID:G2qnAlT20
>>480

成る程成る程…幾度も幾度も幾度も幾度も殺されたお前が作り上げた別人格かそれとも精神汚染による錯覚か…。

益々興味が尽きない実験台だ!!必ずお前を死なせて見せるぞ!!

【短刀を収め再び肉弾戦へと変えた男は子供へと迫っていく。】

貴重な意見だな、今の意見も加味し次の殺し方は…連続だな…それも短時間で持続的に殺せばどうなるのか…。

そう、今からお前は何回も殺すが。いいかな?

許可は待たずに実行するがな!!!

【少年の変則的な動き先程よりも緩急が激しくなるが…】

侮るな子供!!俺を唯の科学者だと思ってはいないか!?俺はこの外骨格を作り最大限のポテンシャルを引き出す為、己の肉体に鞭を打ち鍛え武術を身につけたのだ!!

その動きの癖は、見えているぞ!!

【科学者といえど格闘家と同等レベルである素の身体能力と強化外骨格による強化を得た男。癖を見抜き、隙が生まれた所を再び衝撃倍増装置を用いて容赦なくなぐりつけようとする。】

【攻撃が決まれば復活した所を再び攻撃しようともした。その際の攻撃は、衝撃倍増装置を用いた回転蹴りである。】

482【基点遡行】:2017/02/24(金) 01:54:42 ID:NIwGFeeo0
>>481

“経験で言えば僕が上だ
 まあ、殺すだけ殺してみればいい……そのたびに僕が強くなるだけだけどね”

【男の攻撃をいなしつつ、子供は意地の悪い笑みを浮かべて男へと告げ返す】

【……“彼”は、何度も同じ時を繰り返し続けた子供が得た自己防衛本能に近い】
【このまま続けていれば狂ってしまう、故に無意識のうちに別の人格が生まれ、そして―――】
【今では元の人格を上書きする程にまで成長してしまったのだろう】

【であるからこそ、子供はこの繰り返しの連鎖から逃れてしまいたかった】
【だが“彼”は許さない……“彼”は既に、殺戮の虜となってしまっていたから】

“ああ、この動きは見えていたんだ
 じゃあ“次”は別の動きで――――――っ!?”

【そうしてまた男の攻撃をいなし、ナイフを手にしたその瞬間に】
【一瞬の隙を突いた殴打が子供を襲う。そうして再び絶命し、子供はその場へと崩れ落ちて】
【逡巡の間に起き上がったその体へと―――――――――――】



…………ああ、やっと

【声も無く音も無い、まだ目覚めぬ“彼”の悲鳴が聞こえるようで】
【子供は静かに、幼気に笑う。淀んだ瞳が男を見据え、迫る拳を受け入れるように微笑んで】



【子供の頭が血煙と化す】
【悲鳴もなく突っ伏す身体。血染めの地面に溺れる身体は…………もう二度と、起き上がらない】

【基点遡行】 ―――――GAME OVER
/もう少し長く続けていたかったが眠気がやばい!!
/暇つぶしに付き合ってくれてありがとう!久々にロールできて楽しかったよ!

483【強骨神命】:2017/02/24(金) 02:02:33 ID:G2qnAlT20

…ハハァ!!!こんな物ではないはずだ!!

そうだろう!!まだ復活するのだろう!!さあ早く再生し立つが良い!!

【だが、少年はもう二度と立ち上がらない。ただただ血の海にその身体が染まっていくのみ】

…なんだどうした、らしくないぞ。早く立ち上がってナイフを掴み俺を殺しにこい!!

ふざけるな、まだ何も解き明かしていないぞ。

まだ死ぬな。貴様のその力を理解するまで俺はお前を殺さなければならないんだ…。

死ぬな…死ぬな。こんな…馬鹿なことがあるか!!理解もせずに死なれてたまるか!!

【死体を揺らした、血が装甲に着こうとも、男は御構い無しで。先程まで殺したがっていた男に今度は死ぬなという男は理不尽極まりなかった】

しぬなああああぁぁぁ!!!!

【絶叫だけが響く】

【強骨神命】終了
/お疲れ様でした!楽しかったです!

484名無しの厨二能力者:2017/05/06(土) 13:28:26 ID:riiopjhw0
誰かやろうや

【武現硬骨】or【Steel Boy】
貴方は任意で身体を鋼鉄に変える事が出来る能力者。鋼鉄化すれば並の攻撃は受け付けず攻撃力も上がる為、近接戦闘においては非常に高い戦闘力を持つ。

更に鋼鉄化した箇所はある程度の変形能力を持ち、腕の側面を刃に変えたり拳に棘を生やしたり位は出来るが、一つの武器にまで変形させる事が出来ないため、あくまで腕という基本的な形は崩せない。

一度に複数箇所の鋼鉄化をすると身体的疲労を促進し、更に呼吸がし難くなるという弱点を持つ為、バランスを考えて能力を使った方が無難である。

身体能力は武術家レベルだが武芸などの心得はない。

485名無しの厨二能力者:2017/05/16(火) 17:34:19 ID:NoqxZ85Y0
今日あたり誰かやらないか
今日じゃなくてもこの一週間は昼以降ならいつでもやれる

486名無しの厨二能力者:2017/05/16(火) 18:05:45 ID:HTUlRe/Y0
深夜でいいならやろう

487名無しの厨二能力者:2017/05/16(火) 19:23:14 ID:NoqxZ85Y0
やれる機会少ないことだし頑張って起きよう

【朱火提灯】or【仄灯】
自身を中心とした半径十メートルの範囲内に提灯を召喚する能力。
手元に召喚した場合を除き、空中に浮いた状態で現れる。
形や絵柄等は自由だが、大きさは最大で人間程度、数は二十個まで。
この提灯の朱色の明かりは、傷ついたモノを癒す力をもつ。
この傷とは身体や精神等、様々な種類のものである。
また、提灯を火の球に変化させて操ることも可能。
この状態では癒しの力は無くなり、火の色もどこか攻撃的な赤色となる。
ふたつの力は同時に使用できないが、どちらの力も提灯が大きいほど効果、攻撃力が高まる。

488【朱火提灯】:2017/05/16(火) 20:05:27 ID:NoqxZ85Y0
 モウ
【矇――。】

【と、灯りが一つ、点いた。】
 クラ
【幽い灯りに、欠けた燈篭や、襤褸襤褸の鳥居が照らされた。】

【照らされることによって、杜の闇はさらに深くなった。】
 ボウ
【夣――、と、二つ目三つ目の灯りが点くが、木木の間に控える闇が、その姿を明かすことはない。】

【その幽玄のなかへ、鈴を転がすような声が、やはり灯りに照らされて静かに響いた。】

 ひとーつ。

【暗がりのなかに小柄な朱い着物が朧げに行き来している。】
 
 ふたつ。みーっつ。

 ボンボン
【梵、梵――、と、二つばかりの音がする。】
【先程より小さな声で、聞き取れるか聞き取れないかくらいの、歌が聞こえる。】

 ――どこさ、――さ、――ごどこさ、くうまも――さ――
 
【朱い少女が鞠をついて遊んでいた。】


/いきなり殺しにかかるもよし、静かに登場するもよし

489名無しの厨二能力者:2017/05/16(火) 23:25:04 ID:HTUlRe/Y0
まだ起きてるかな?

【雪腐】
“花”の種を生成・射出する能力。
“花”は温度を糧に成長し、それと同時に根付いた箇所を冷却させて行く。
生物に根付いたなら蕾が出来る頃には肉が壊死し、蒼白の花弁が開く時には“大地”とした箇所が完全に凍結している事だろう。
“大地”の温度が10℃も超えていれば、“花”へ至る事は可能。勿論温度が高ければ高い程、成長は早くなる。

490【朱火提灯】:2017/05/16(火) 23:32:39 ID:NoqxZ85Y0
おきてるぜ

491【雪腐】:2017/05/16(火) 23:37:48 ID:HTUlRe/Y0
>>488
【暗がりに点いた灯は暖かく、薄い布のような錯覚を覚える夜の空を突き破ってくれるものかと思えた】
【仮令それが、地上の夜を殊更に深くするものだとしても、確かにその灯りは人の心を深く揺さぶるものだったろう】

【けれどもそんな幻想も、ひゅうと吹いた冷たい夜風が冷ましてゆく】

【朱色の少女の足元に、蒼白い花弁がはらり】
【足先でも触れてみればわかることだろう、それは霜を走らせているにも関わらず、不思議と熱を持った奇妙な花弁で】

【恐らくはそれを握り潰して散らしたのであろう、蓬髪の男がするりと夜闇から現れる】

492【朱火提灯】:2017/05/16(火) 23:58:27 ID:NoqxZ85Y0
>>491
――てっぽうでうってさ、

【梵――。】

――にてさ、やいてさ、くってさ、

【梵、梵、梵――】

それをこのはでちょいとかあぶうせ――

【す、と小柄な少女が屈んでさらに小さくなった。】
【花のような刺繍が施された鞠が、少女の背ろに転がっていく。】

しっぱい。

【少女はやや落胆の気配をみせつつそう言った。】

【すると、少女の足元に陶磁器のように白い花びらが落ちた。】
【冷たい風が吹く。】

【少女は花びらを不思議そうに眺めつつ歌う。】

――かんかんぼうず、糞坊主。
――うしろのしょうめんだあれ――

【振り返る。】
【そこには男が居る。】
【男の足元には鞠がひとつ転がっている。】

だあれ。

【少女は呟く。】

493【雪腐】:2017/05/17(水) 00:11:34 ID:1jZJjeck0
>>492
化物だよ。おまえと同じ化物……。

【転がってきた鞠を足で弄びながら、男は言う】
【そして静かに嘲笑うのだ。こんな夜に化物が二人、揃って何をしようというのか?】
【まさか手に掛けるつもりか、年端もいかぬ少女を手折るつもりか】
【そんな風にうたう己の良心を嘲笑えば、右手を高くかかげて】

【ぱちん、と指を鳴らそうとする】

【少女がそれなりに“化物”をして生きてきたのなら、彼の一見不可解にも思える行動が危険なものであると理解できるはずだ】
【自らを化物と称する男が、魔窟たるこの街で、化物と蔑んだ少女を前に指を鳴らそうと言うのだから】
【あの右手をどうにかしなければ拙いと、わかるはずなのだ】

494【朱火提灯】:2017/05/17(水) 00:29:07 ID:X7ZVVq1A0
>>493

ばけもの――。

【少女は男の言葉を反復しながらすう、と立ち上がる。】

――ばけもの。

【もう一度、やや俯き加減で言う。】
【あるひとつの回顧が少女の頭に浮かんでいる。】

【――どこいくの。】
【わたしもいっしょにつれしゃんせ。】

【お前が来ると、】
【邪魔になる。】

【――この。くそ、】
【糞坊主。】
【うしろのしょうめんだあれ。】

ばけもの。

【途端に――少女自体の相貌は変わらぬままに――少女が別人のようになる。】
【夜の冷気にふさわしい、美しい少女である。】

【男が右手を挙げる。】
【少女の目がそれを追う。】
 モウ
【蒙、と最初に灯りが点いた提灯が動く。】
       ボウ
【そして提灯は亡と燃え上がり、男の右手に向かって速度を上げて進む。】

だめだよ――おにさん。

【指が鳴るのと提灯が右手に到達するのと、どちらが早いだろう。】

まりはけるんじゃないんだよ。

495【雪腐】:2017/05/17(水) 00:57:17 ID:1jZJjeck0
>>494
【幽かに――それでもどこか優しげで、遊び疲れた幼い時分を家に帰らせた、あの夕陽のような灯が】
【今や燃え滾り、まるで怒り狂う闘牛であるかの如く男の右手へと飛ぶ】

【力いっぱい、指を鳴らすつもりだった】
【そうすれば話は早かったのだ。仮に長引いたとして、終始彼の優位を保ったまま事を運んでいけたのだ】

【しかしこの状況ではそれも叶わない、悠長に力をこめていれば、男の右手は焼け焦げて脆くも崩れ落ちてしまうのだろう】

【ならばと、男はほんの少しだけ指を擦らせた】

それは悪いことをした。謝罪のしるし、という訳でもないが……新しい鞠をやろう。

【言うや否や、燃え盛っているはずの提灯に、いくつかの“芽”が萌ゆる】
【何倍速も掛けた映像のような、脅威的な速度で成長してゆくそれらは】
【凡そ通常のものではないと、火の中に芽生えたものでなくとも気づけるはずだ】

496【朱火提灯】:2017/05/17(水) 01:17:18 ID:X7ZVVq1A0
>>495

いらない。

【膠もなく言う。】
【そして急速に消沈する灯りと提灯の周りに芽生えた白い花に目を瞠る。】
【同時に四つ目五つ目の提灯が生まれる。】
【五つ目の提灯は手に持って、男に投げつける。】
【そこまで考えが及ばないのか、或いは起こった現象をもう一度確かめようとする意図があるのか、提灯は一つ目の提灯とほぼ同じ挙動を再実行する。】

――おーさあむこーさあむ――

【少女の歌声が冷たい闇に溶け込んでいく。】

――やまからこぞうが、ないてきた――
 ――なあんといって、ないてきた――
 ――さむいといって、ないてきた――

【或いは、注意深く観察すれば、男は五つ目の提灯のうしろにぴたりとついた四つ目の提灯に気がつくかも知れない】

――おおーさあむ、こおさあむ――

497【雪腐】:2017/05/17(水) 01:34:44 ID:1jZJjeck0
>>496
【一つ限りでないのだろうとは踏んでいた】
【しかし同じ行動を取ろうなどとは思ってもいなかった男は思考する】
【ただの幼子に見えた少女の纏う雰囲気が、妙齢の女のような匂い立つものに変貌したこと】
【代わりの鞠など要らぬと言った矢先に、また同じ結果が生まれるであろう行動を取ったこと】
【罠か? ――蒼白い顔で月を見る花、それに囲まれた“氷漬け”の提灯を見ながら考えたが】

【――おおーさあむ、こおさあむ――】

【昏い歌声が思考を遮る、喧しいと舌を打つ間にも新しい提灯が距離を詰めてくる】

【ならばと男は攻めて出ることにした】
【向かう提灯を睨みながらも、姿勢を低くして滑らせるように少女に向けて地面を撫ぜる】

【もしも地面に、提灯の熱が残っているのなら】
【男と彼女を、あの蒼白い花と氷の大地が結びつけることだろう】
【勿論その頃には、提灯により男も負傷しているだろうが】

498【朱火提灯】:2017/05/17(水) 02:00:06 ID:X7ZVVq1A0
>>497
【予期せぬ白い道の出現に少女の貌に恐怖が芽生え、――多分これは反射的に――残りの二つの提灯を氷花に向かわせる。】
【この二つの提灯も、前の一つの提灯と同じような結末を迎えることは想像に難くない。】

【道が少女に到達したかは、少女の提灯が消え、辺りが闇く沈んでしまったため分からない。ただ二つの灯りが消える寸前に少女が囁くように】

つめたい。

【と声をあげた。】

【一面の闇の中、少女は男の動きを待つつもりである。】
【男の動き次第では、気配を消して男の背後に回りこみ、男の眼前に提灯を出現させ、目を眩まし、鞠を投げ、落ちる鞠を以って少女がそこに居るように見せかけつつ男の背なから首を絞める腹積もりをしている。】
【少女の細い腕といえども、そうして全力で締め付ければ、人を死に至らしめるには十分なのだと少女はよく知っていた。】

――くそぼうず。うしろのしょうめん――

【ただし、男の発した花の冷気は、少女の両足に到達している。少女がそれに気がつく様子はない。】
【もし男を出し抜けたとしても、もしかすると、最後の最後に、男の背中に飛びつくのが遅れてしまうかも知れない。】
【そうなれば少女は大きな隙を晒す事になるかも知れない。】

499【雪腐】:2017/05/17(水) 02:16:30 ID:1jZJjeck0
>>498
そうか、おまえは子どものままなのか。

【どこまでも続く闇の中で、ぽつりと現れた1つの灯りは、男の意識を少女から逸らせるのに十分すぎた】
【背中に飛びつく誰か。子どもの頃に背負った何者かを取り戻した気がするほど、軽い誰か】
【その誰かが首を絞める――細くて冷たい腕は花に似ている】

姿形も、思い出すら、も……ッ、かの日に凍った、ままなのか。

【息も絶え絶えに呟けば、男は指先を合わせて力をこめる】
【ぎりぎりと指の関節が軋んでも、それは首を絞める音なのだとまだ力を入れる】
【首が折れるか指が折れるかというその時、男はいよいよを以て指を鳴らそうとするだろう】

【離れて生きるか、心中するか。その二択を少女に迫る】

500【朱火提灯】:2017/05/17(水) 02:48:43 ID:X7ZVVq1A0
>>499

わたしはすてられた。あのおやまにすてられた。

【少女は男の頭の後ろで、首を絞めた体勢のまま呟いた。】
【その声は暖かな提灯の灯りの中でなお冷たく、また震えているようにも聞こえる。】

あのかんかんぼうずにすてられた。ついていこうとしたら、じゃまだといわれた。
あの、糞坊主に――。

【少女は里で、能力を持たない人間と共に暮らしていた時期があったらしい。】
【しかし、それは拒絶された。】
【少女の提灯は傷を癒す力を持っている。だが同時に、すべてを燃やす事も出来る。少なくとも里ではそう解釈された。】
【少女はやはり化け物であった。化け物と人とは相容れない。】
【結果、村中で盥回しにされた挙句に、とある寺院で暮らすことになったらしい。しかしその寺院すら――。】

そうすることでさとにもどれるともおもってなかった。
そんなきたいはとっくにすてていた。
でも、それでもわたしは――
わたしは――わたしは、
そのひとがにくくて、
にくくて――

【うしろのしょうめん。】

【丁度今と同じように、】
【少女は僧侶を殺した。】

【少女の手には、僧侶の首の骨が折れる感触がいつまでも残った。】
【少女の心は、癒せぬ傷が残った。】

このあかりでもいやせない。
あのひのきおくがついてはなれない。
このきずを、
あなたは――
あなたはなおしてくれる?

【ぐ、と腕に力が籠った。】
【ぐ、と男の指にも力が籠ったようだった。】
【そして――】


【――。】


【朱い着物を着た、尋常ではないほど白く染まった少女が横たわっている。】
【少女の頬には凍った涙の跡があるが、少女は微かに微笑んでいるようだった。】
【木木の合間からやっと顔をだした月明かりが、少女を囲む少女の肌と同じ色をした冷たい花と、散らばった破れ提灯を静かに照らしていた。】



/久しぶりに楽しめたよ
/なれないから返信遅くてすまないな
/ありがとう。おつかれさま

501【朱火提灯】:2017/05/17(水) 02:55:19 ID:X7ZVVq1A0
/すまん最後はちょっと確定ロール的になったかも知れないな
/問題だったら最後だけやりなおす

502【雪腐】:2017/05/17(水) 03:11:36 ID:1jZJjeck0
>>500
知って……いた、さ。

【過ちというものは、そうしようとは思わなくとも後世に伝わるものだ】
【ましてや子々孫々になど――残酷悲惨であればあるほどに】

【花を手向けるべきだと思った。おまえが憎み手に掛けたあの男の子孫は、おまえを憐れんでいると】
【異能の研究が進んだ今、化物は化物なりに生きていく術があるのだと】
【傷はいつまで経っても痕が残るものだが、それこそを慈しむ者もいるのだと】

【花を手向けられるべきではないと思った。祖先の罪を償うべきだと】
【恨まれ、憎まれ、蔑まれて生きていくべきだ。そうして人知れず、惨めに死んでいくべきなのだ】

【後者が叶うことはなさそうだが、嘆いても仕方あるまい――と、男は指を鳴らせば】
【指先の熱を吸った蒼白い花束から氷が走り、男と少女を包んでいく】

あーそびーま……、しょ……。

【薄れ行く意識の中、夢か現か少女が微笑んでいるように見えた】
【花の似合う、可憐な少女だ。年頃の娘に合う華やかな色ではないことを申し訳なく思う】

【憐れな少女に花束を】


/お疲れ様でした! 遅くまで付き合わせてごめんね!
/戦闘の描写とかロールとかクソ下手でそれもごめんね! 久しぶりで鈍ってるたぶん!
/でもすごい楽しかったです、ありがとうございました!

503【雪腐】:2017/05/17(水) 03:12:21 ID:1jZJjeck0
/いいんだよ着物少女可愛いから、おやすみ!

504【動体追視】:2018/05/22(火) 10:02:04 ID:YXqr3kjw0
【動体追視】
視界に映る「動体」を、獣の如き反射神経で捉える視力。
並外れた動体視力の持ち主であり、例え思考が追いついていなくても身体が反応するレベル。
数メートルの距離から銃を撃たれても、万全の状態であれば回避出来る程の能力を誇る。
まあ、流石にノーモーションで撃たれてしまうと間に合わないが。

欠点として、この能力はあくまでも「並外れた動体視力と反射神経を得られる」と言うだけであり
人間の範疇を超えたような動きや、明らかに避けきれないような波状攻撃を回避できるようなものではない。
そのため、この能力を最大限に活かすには……初撃を回避し、その勢いのまま逃げ去るのが良いだろう。

武器次第では、隙を突き続けて倒す……という手法も選択肢となるか。

身体能力:上の中  初期装備:長得物及びナイフ


/二年近くロール出来ていないので、期待とともにソロールを置いておく

505【動体追視】:2018/05/22(火) 10:02:48 ID:YXqr3kjw0
【能力者の街の外れに位置する、古びた廃校舎の一角にて。】

【茜色に染まる夕景が、ひび割れたガラス窓の向こうに広がっていた】
【ちぎれ落ちたカーテンに朽ち果てた床。黒板は大きく傾き、机や椅子は乱雑に積み重なって】
【天井や床、壁に這う新緑の蔦だけが、この教室の中で唯一感じられる“生命の息吹”であった】

【……それは、窓際の机に腰を掛ける、一人の少女を含めての事である】
【遠巻きの夕日を眺め、古めかしいセーラー服を朱色に染める少女を含めて、尚……】


【この教室に、生者はいない。】



…………もう下校の時間かあ。
烏もお山に帰る時間。皆も、お家に帰る時間…………。

【一羽、二羽と、美しいグラデーションの空をカラス達が駆けていく】
【通り過ぎる鳴き声を耳にして、少女はぽつり。その黒塗りの瞳に空を映し、静かに言葉を漏らす】

【乱雑な髪は肩下程まで伸びており、掻き分けられた前髪からは……光の無い瞳が覗く】

……私は、どこに帰ればいいのかな。
もう、帰る場所なんてどこにもないのに。
どうして私は……いつまでも、こんなところで腐ってるんだろうね。

【机に腰を掛けていた少女は、やがてその上に脚を上げると、体育座りのような格好となり】
【膝に顔をうずめるようにして抱きかかえると、やはり生気のない声で、無人の教室へと語りかけていく】
【白と黒のセーラー服。古めかしいクラシックな制服の中で、その深紅のスカーフだけが映えていて】

【靴下すら履かれていない生脚を抱えながら、少女は机の上で縮こまってしまう】
【寂しさを誤魔化す子供のように。虚しさを覆い隠す少年のように。或いは……思考を放棄する、胎児のように】

…………ねぇ。誰か。誰でもいいから、答えてよ。

【この呟きを漏らすのも、何度目だろう。少女は諦観混じりに呟くと、その瞳まで閉じてしまった】
【これでもう、この教室に“生者”は居ない。青々と芽吹く幾つかの蔦だけが、少女を見守るように根を張って】



【“百二年目”。そう乱雑に書かれ、かき消された黒板の文言が、夕日に照らされ輝いていた。】

506名無しの厨二能力者:2018/08/11(土) 22:11:03 ID:fk2U3T260
誰かいないか!

507名無しの厨二能力者:2020/08/24(月) 04:19:31 ID:gABedrKM0
なんかくれ

508名無しの厨二能力者:2021/06/18(金) 22:27:24 ID:UnrbEFsA0
だれもいないか

509名無しの厨二能力者:2021/06/19(土) 12:15:34 ID:csBkSQYE0
なんだ、やるのか?

510名無しの厨二能力者:2021/06/25(金) 22:00:36 ID:cwGARTLM0
やりたくない?

511名無しの厨二能力者:2022/04/17(日) 23:18:37 ID:FX0Ymblk0
闘いの時、来たれり

512名無しの厨二能力者:2022/05/09(月) 20:40:46 ID:lrzCKt.A0
ソロールを置くから誰か来てくれー!

【剥肉狂拳】or【Ashes Dust】
貴方は掌に力を宿す能力者。
手を任意で超高熱の光の手に変える事が出来る。光の手は無機物ならば触れた物を一瞬で焼き消してしまう程の熱を帯びている。この熱は能力者に対しては若干効き辛く、一瞬では焼き消せないがそれでも非常に強い攻撃力を持つ。

掌の温度を急激に上げ光を集める事で光弾を作り出す事ができ触れた物に大規模な爆発を起こす事が出来る。

光弾は体力消耗が激しい為乱用不可。

身体能力は強化された軍人と同レベルだが武術などの心得は無い。

513【剥肉狂拳】>>512:2022/05/09(月) 20:55:57 ID:36CqODbI0
【この街は時代の流れと共に変わっていった】

【過去この街で輝き、燃え、力尽きた異常者達の痕跡などもうどこを見ても無いに等しかった】

…やっぱりもうこの街には誰も残ってねえのか…生まれる時代を間違えたのかも知れねえな。

聞けばこの街では昔とんでもない闘いがまるで日課のように繰り広げられてたと聞く、今じゃ信じようもない話だ。

【男はこの街の外れの所でまるで日記でも書くかのように空に向かって語りかけていた。高くも低くもない身長に申し分のない体格。そして心許無く上を向かうタバコの煙】

【街の表は華やかに、それでいて少しだけの寂しさに満ちていた。普通の人間からすればとても良いことなのかも知れない、脅かす者がない世界】

【脅かす者は消えてしまったのだ】

確かに平和を脅かす者かもしれねえけどさ、横一直線の人生なんて俺にはどうも受け入れられねぇ、ましてやこんな力を持って生まれたんだからよ。

【男は吸っていたタバコが短くなっている事に気づき、タバコを掌全体で包み込んだ、普通ならば火傷を免れないが男の掌は光り輝き少しだけの音と光を放ちタバコを跡形もなく消してみせた】

ジグザクして山あり谷ありの人生…それを満喫する方法を俺はこれしか知らねえ。誰でもいいのさ…俺の線を曲げてくれよ…。

【男はここでの戦いの歴史を知らない、聞いた事があるだけである。でも男にはこの優しく包み込み自分の欲望をも無かったかのように消してしまう闇の様な人生を過ごす事が出来なかった。男は待つ。優しい闇を消しとばす強い光を】

514名無しの厨二能力者:2022/06/07(火) 19:01:27 ID:6i/qLumc0
遅くなったがやらせてくれ!

【化猫乱舞】
あなたは猫の力を持つ能力者である。
この能力の最大の特性は、猫のように優れた機動力と敏捷性であり、
あなたはその力を最大限に活かせるしなやかな肉体を持っている。
あなたは両手に鋭い鉤爪(または鉤爪付きの手甲)を備えており、
主な攻撃手段は鉤爪による斬撃と、発達した脚力による蹴りである。

515【化猫乱舞】>>514:2022/06/07(火) 19:04:22 ID:6i/qLumc0
>>513
【耳をすませば聞こえるだろうか】
【閑散とした夜の街に、キン、キンと反響する耳障りな金属音が】
【哀れな獲物の慟哭と、追跡者の足音が】

【ごめんなさい、助けてくださいと泣き縋る男の命乞いを、】
【追跡者――女がけらけら笑って一蹴する】
【すらりとした長身に、爛々と光る虎目石の双眸】
【末広がりの袖の下からは、鋼鉄製の鉤爪が不気味なカーブを描いて伸びている】

ほら、最期なんだし神様にでも祈っといたら〜?
ジーザス?アーメン?あれ、どっちだっけ
ま、どっちでもいっか

【女が腕を振り上げた次の瞬間、男の喉笛が無慈悲に切り裂かれる】
【身悶え絶命した男の目には、理不尽な死への絶望が浮かんでいた】

あ〜あ、こいつも能力者じゃなかったかあ
またつまらぬものを斬ってしまった……にゃーんて

【女は興ざめした様子で呟くと一息で跳躍し、窓の庇を足場にして屋根に飛び上がる】
【しばしの間、所在なく周囲を眺めていたが、やがてある一点に視線が縫い留められた】
【それは真っ暗闇にぽつんと灯る誘蛾灯のような光だった】
【女の顔が狂気と狂喜で彩られる】
【女は屋根から屋根を伝い、ほどなくして男の背後に降り立った】

はじめましてこんばんは
キミは、"能力者"?

【かつてこの街は、むせかえるような硝煙と血の臭いで満ちていたという】
【その残り香に誘われた若き能力者が、ここにもまた一人】

516【剥肉狂拳】>>512:2022/06/07(火) 20:29:51 ID:c6jtF9fo0
>>515
…本当に来やがるとはな…素敵な街だよ本当に…。

【男は背後からの声にすぐ振り返る事もなくボソッと独り言を呟いた。そして再びタバコを咥えゆっくりと、まるで友人や恋人に接するようにゆっくりと振り返った】

その質問の答えは正に「YES」だかよ、おれにその質問を投げてくるって事は…

お前も勿論「YES」なんだろう?

【男は咥えたタバコに自信の指を近づける。すると指先が赤白く煌めきその指先で触れたタバコは小さく焦げた音をたて火がついた。これが自身の能力だと見せるようにニカッと笑って質問に答えた】

(血の匂い…こいつ既にヤってやがるな…)

姉ちゃん…俺もそうなんだよ、疼くんだよなぁこの力を使いたくってさぁ。普通の奴なら、ゲームが人より自信があるからゲームをしたくなるよな…運転がうまけりゃドライブしたくなるよな…。

その理屈が俺らは普通の奴には理解されねえよな…力を持ってねえからよ、でも俺らは持っちまってるからよ。

【と、ベラベラと語り始めてる最中指先のみの光が徐々に手に広がり始め、それに呼応するようにもう片方の手にも同様に光が広がり始め…やがて両手は眩しく煌めき始めた】

てな訳でよ次は俺からの質問だな?

始めちまって良いよなぁ!!?

【と質問を投げかけたと同時に返答を待たず掌を広げ光を集中させる。その光は光球と化し相手に目掛けて放たれた、牽制のための攻撃だが威力は男の力の中でも最強の威力である】

517【化猫乱舞】>>514:2022/06/07(火) 22:12:05 ID:6i/qLumc0
>>516
【『YES』――三文字で構成されたその言葉をどんなに待ち侘びたことか!】
【全身の血液がけたたましい歓声を上げる】
【脳が一瞬にしてドーパミン漬けになる感覚】
【女は瞬きも忘れ、男がライターも使わず煙草に火をつける動作に見入った】

能力者って本当にいたんだ……!

【女は無意識に呟くとおもむろに腕を上げ、】
【眼前の人物に見せつけるように鉤爪を突き出した】
【男の言葉とともに放たれた光弾を、肉食獣の動体視力を以てひらりと躱す】
【先ほどまで女が立っていた場所には巨大なクレーターが空き、もうもうと煙を噴き上げていた】

やば、手がビカッて光ってなんか出た!
てかマトモに喰らえば死ぬね〜、これ

【瞳孔が散大し、興奮で呼吸が震える】
【女は身を僅かに身を屈め、両足をバネのように使って空中へ躍り出た】

あはっ!いいね、すごくかっこいいよ!
さあ、破壊の音と人間賛歌を!この街でもう一度奏でよう!

【煙幕を突き破る。石畳を蹴り、石壁を蹴り、縦横無尽に街を掛ける!】
【男の攻撃の威力は先ほども見た通り。当たればひとたまりもないだろう】
【男が他にどんな手を隠し持っているかは未知数だが、】
【女の攻撃方法はこれ――鉤爪と自身の肉体による打撃しかない】
【であれば変則的に動くことで、照準を合わせにくくさせるプランBだ】
【捻りを付けて鉤爪を振り下ろす】
【しかし相手から見れば、肉薄した分だけ攻撃を当てやすくなるのは言うまでもない!】

/平日だし仕事もあると思うので無理のないペースで大丈夫す!
/完走目標に頑張ろう

518【剥肉狂拳】>>512:2022/06/07(火) 23:08:50 ID:W.rOcaT.0
>>517

(ついつい興奮して奥の手を最初に使っちまった…案の定避けられちまうしよ)

だが…それだけ滾ってるって事だよな!

【難無く躱された自身の必殺技、そして現れる相手の能力、男は昂っていたのだ。長年待ったこの状況に】

なんだよその爪!ヤル気しか感じねえな!

…っと!なんちゅう身体能力してんだよこいつ!!

【縦横無尽に駆け回る相手を見て驚くがなんとか目に追える速度であった為に興奮はするが冷静に思考を巡らせている。】

(恐らくこの身体能力とやる気満々のあの爪があいつの武器って事だな…って事は俺とあいつは能力的には似たもの同士か…?)

空も飛ばずにこんな三次元的に動く奴初めて見たぜ…なら俺もお得意の接近戦で迎え撃ってやる!

【男も身体能力には自信があった…それ故に相手の攻撃をスレスレで避け、躱しようのないカウンターを見舞ってやろうと鷹を括っていたが…】

グウォッ…なんちゅうスピードだよ…!!

(予想外の動きのキレだ…!単純な身体能力じゃ勝てねえか…だがここまで近付けば…!!)

【避ける事は叶わず男の鮮血が舞う…反応を出来たので深手ではないが先手を貰ってしまった…が同時に男の間合いに入った事で男は赤白く輝く拳を使って腹部への拳撃を放つ】

//久しぶりのロールなのでゆっくりにはなってしまいますが完走出来る様に頑張ります!

519【化猫乱舞】>>514:2022/06/08(水) 00:47:34 ID:r.hXRWZg0
>>518
【逃げる素振りを見せない男と一瞬、視線がぶつかる】
【その表情から彼の思惑を推察する】

あたしの動きを見切るつもり!?
いい度胸だ、にゃっ!

【肉を裂いた感覚が爪から腕に、腕から全身に伝播する】
【当たった!が、手応え的に浅い!】

!? やばっ……!!

【鋭く繰り出される男の拳を視界にとらえる】
【攻撃後の隙を狙われてしまえば回避は不可能だ。右にも左にも避けられない】
【それでも身を捩ることで、辛うじて鳩尾への一撃は免れた】
【後方に吹き飛ばされ、受け身を取って立ち上がるが、腹部にズキリと走る鈍痛】

いたた……文字通り内臓がローストされちゃった系?
とりあえず、まんまとカウンター喰らっちゃってダセ〜……

【ふー、と息を吐くと心なしか吐息に焦げた臭いが混じっている】
【傷は激しく痛むが、今はむしろこの痛みが気持ち良いくらいだ】
【神経は未だ研ぎ澄まされ、昂っている。まだ動ける】

あ〜、あー……、はは、すっごく楽しい
今までのあたしね、平和という檻に飼い殺しにされて腐ってたの
生きてる実感がほしくて、爪が疼くまま何人も殺したけれど、
脳のバロメーターはとっくに壊れていて、何をしても満たされなかった
辛かったぁ……まるで生きながら死んでるみたいだった……
だからあたし、今すごくすごく満たされてるの
キミも能力者なら、分かってくれるよね?

【鉤爪をチャリっとならして挑発する】

まだやれるでしょ?続けようよっ!

520【剥肉狂拳】>>512:2022/06/08(水) 18:28:17 ID:RczlmTt.0
>>519

(この野郎…捻って芯をずらしやがったなっ!!)

【男の拳撃は命中し相手にダメージを与えるも深手には至らなかった。後方に吹き飛ばしはすれど追撃を決める事は叶わない】

あのカウンターに対応するとは…まるで獣の身体能力だな姉ちゃん!

(本当は悶絶した所を追撃してKOしたかったんだが…そんなに甘い相手じゃないわな…。)

だがそれでこそ、それでこそ能力者ってもんだな!

【男は斬撃で破れた箇所の服を脱ぎ捨て、流血してる箇所を自分の掌でなぞり始める。皮膚は焼け、焦げ臭い匂いが立ち込めるが己の肉体を焼く事で止血に成功した】

あぁ〜…クソ痛えがこれで血は止まったな。

姉ちゃんの気持ちは痛い程分かるぜ?居なかったんだろう…対等にヤレる相手がさ…俺もそうさ…。

もう寂しくねえなぁ??

【男は掌を広げてそのまま地面に突き刺す。超高温である為力が無くとも固い地面に容易く指をさせたのだ。刺した箇所が掌と同様に赤白く光る】

当たり前だ…こんな楽しい事…止めるわけにはいかねえよなぁ…。

とことんやるぞッッッ!

【男は突き刺した指を思いっきり相手目掛けて振り上げた。すると超高温になった地面の欠片が相手に向かって放たれる。質量は然程でもないがその熱は皮膚を焼く事は容易いだろう】

(当たらなくても揺さぶり位にはなって欲しいもんだぜッッ!)

【男は相手に急接近し、体勢を屈める。今度は手をグーでは無くパーの形にして相手の身体を切り裂く様にアッパーの様な形で手を相手に振り上げる。】

521【化猫乱舞】>>514:2022/06/08(水) 21:36:56 ID:r.hXRWZg0
>>518
【肉の焼ける臭いが鼻をつく】
【女はペッと血混じりの唾を吐き捨て不敵に笑った】

ま、何はともあれこれでお互い一発ずつ
イーブンってトコかにゃ?

【とは言うものの、内臓を灼かれた分こちらのダメージ量も相当なものだ】
【痛みは脳内麻薬で紛れているが、肉体の損傷は無視できない】
【恐らく今後の持久性や機動性にも影響を及ぼすだろう】
【長期戦に持ち込めば不利になると考え、女のこめかみを汗が伝った】

(あたしは近接特化、向こうは遠近どっちもいける両刀使い)
(一番怖いのは、やっぱり最初の光弾を連発されることね)

【間合いをとり、相手の一挙手一投足に全神経を集中させる】
【手練れた能力者であれば、女が何に警戒しているか感じ取れることだろう】

っ本当、便利な能力にゃあ!

【飛来する石礫を鉤爪で弾く、弾く、弾く……】
【続けてひときわ大きな石塊が女に迫る!】

これはさすがに無理ぃっ!

【大きく横にステップして事なきを得たのも束の間】
【現れた人影が、今まさに女に一撃を叩き込まんと迫る!】

フギャッ!

【女は咄嗟に右手側の鉤爪の峰で男の一撃を受け止めた】
【鋼鉄の爪が一瞬で歪に変形し、伝播する熱で女自身も火傷を負う】
【しかし獣は極限状態に陥ってこそ真価を発揮するものだ】

手負いの獣は怖いんだからッ!!!!

【片腕を犠牲にして競り合う体勢のまま】
【男の顔面目掛け、やぶれかぶれの引っ掻き攻撃を繰り出す!】

522【化猫乱舞】>>514:2022/06/08(水) 21:38:11 ID:r.hXRWZg0
>>521
sorry!!
>>520宛です!

523【剥肉狂拳】>>512:2022/06/08(水) 22:24:48 ID:ohAEKXnc0
>>521
そんな厄介な武器抱えてる奴に真っ直ぐ突っ込むほど俺は行儀良く戦えねえのよ!

【狙い通り相手の撹乱には成功した。好機に乗じて攻め込んだがやはりマトモには捉えられ無かったが】

(よーく分かったぜ、こいつは俺の必殺技に警戒してやがるな…って事はやはりあの姉ちゃんは遠距離の攻撃に乏しいだ…。)

【そして己の攻撃が止められながらもダメージを与える事には成功している。この好機を逃さないと男は次の攻撃の態勢に入る】

ほら、お前がよーく警戒してた攻撃だ…!

この距離なら防ぐ事も躱す事も…!!??

【鍔迫り合いのままもう片方の手が初手に放った男の攻撃と同じように眩しく輝き始める。恐らく光弾をこの至近距離で放とうとしたその刹那】

(こ…こいつマジかよッッ!俺の掌の熱はまだ効いてんだろうが!!まッまずいッッ!!!だが…この程度避け切って…!)

し…しまッッ!!ガァァッッ!!

【男は避ける事が出来ず…顔面の半分は優に越える範囲を切り裂かれた。男の超高温の掌が鉤爪と鍔迫り合いになった際熱によってくっついたのだ。これにより手痛い攻撃を受ける事になる】

ハァッッ…ハァッッ…!!

やってくれるなてめえ…!!!

【男は切り裂かれた時手を通常の状態に戻し必死に後方へと下がった。男は顔を手で抑えていたが…隙間からも見える様に片目を抉られる程のダメージを負っていた。激痛のせいか…息を荒げて相手を睨んでいる】

524【化猫乱舞】>>514:2022/06/09(木) 00:35:14 ID:51E35myc0
>>523
【コンマ以下の膠着が永遠のように感じられた】
【先ほど斬り付けた時より格段に大きな手応えを感じる】
【しかし傷ついた身体では思うように鉤爪の重量を支えきれず、】
【女は自身が振り回した腕に引っ張られるようにして、地面に身を投げ出した】

あぅっ!
……っぐ、かはっ!

【何度か咳き込んだ後、左腕を軸にして何とか立ち上がる】
【右半身は火傷がひどく、衣服が爛れた皮膚に張り付いていた】
【更に火傷は右腕を中心に体内にまで及んでおり、】
【目視こそできないが、たぶん肺と肝臓は確実にやられているだろう】

ハァ、ハァ……、もう右腕は使い物にならないにゃ……
初めての真剣勝負が引退試合って、あはははっ……、あー、ウケる……
二度と戦えない身体になって無様に生き続けるくらいなら、死んだ方がマシじゃんね

【片目を失った男に、片腕を失った女が対峙する】
【此方は息も絶え絶えだが、見たところ男もかなり消耗している様子だ】
【常人を超えた肉体の持ち主でも、さすがに片目を抉られるのは堪えるらしい】

でも、まだまだ……
この勝負の決着はついてないんだから……っ!!!

【女は再び地を蹴り、男に突進する】
【しかし片翼を失った飛行機が墜落するのと同じように、】
【片腕を失った女の重心はひどくグラついており、当然トリッキーな動きなどできるはずもない】
【つまりは隙だらけの捨て身の特攻ということだ】

あたしは能力者としてここで死ぬ!!
だからあんたも、ここで死ねえっ!!!

【狙いは急所――心臓目掛けて腕を突き出す】

/んあああ寝落ちしてた!申し訳ないです!!

525【剥肉狂拳】>>512:2022/06/09(木) 04:10:01 ID:bkH163U60
>>524

…いい啖呵を吐いてくれるじゃねえか姉ちゃん。

【男は彼女の言葉を受けるとゆっくりと顔を抑えてた手を戻し再び能力を発動させる。顔はやはり目も抉られ、唇も裂け、口内が半分露出しており痛々しい】

(さっきのダメージが見た目以上に響いてやがるな…姉ちゃんも動きがガタガタじゃねえか…こんな攻撃避けるのなんて容易いんだが…)

【男もグラッと顔に走る痛みを耐えながらなんとか構えるが男の視野は半分と化していたせいで】

くそ…片目ってのはダメだな…距離感が…掴めねえ…。

(ならせめてこうするしか…!)

【男の身体に最も容易く相手の鉤爪が突き刺さる】

ガッハァッッ…よぉ姉ちゃん…俺はよ…今夜ほど楽しいと思った事は…グフッ…人生で無かったんだ…。

こんな状態で…俺はしばらくしたら多分死ぬけどよ…今はあんたへの敬意で一杯だ…だから…。

【男は今の自分には避けきれないと判断し、身体を心臓に直撃させない様に少しだけ身を傾けたのだ。それでも男の身体を貫通して致命傷以上のダメージを与えている。】

【そんな状態の男の片方の手が最初の光弾による攻撃と同じ光を放ち始める。】

これが俺の…人生最後にして…人生最高の攻撃だ…。

もし生まれ変わっても能力者だったらよ…また死ぬまでやろうや…姉ちゃん…。

【男は光を収縮させ、ゆっくりと至近距離の彼女目掛けて己の光の全てを彼女に放とうとした。】

//こっちも寝落ちしてました!申し訳ないです!

526【化猫乱舞】>>514:2022/06/09(木) 19:23:16 ID:51E35myc0
>>525
【ただただ一直線に猛進するだけの、捨て鉢の一撃だった】
【女の爪が男の身体を貫いた】

……!!
こいつ、ワザとあたしの攻撃を……!?

【返り血でけぶる視界の中、女は目を見張る】
【男はまだ生きていた。どうやら最後の力を振り絞り、心臓への直撃を躱したらしい】
【男の掌にみるみる光が収束していく】
【ゼロ距離からあの光弾を放つつもりだと女は悟った】

このっ……!マゾ!

【足を踏ん張り男の身体から爪を引き抜こうとするが】

(……ダメ、残念だけど限界っぽい)

【最早それだけの体力も残されていなかった】
【自身の最期を悟った女は、男の声に耳を傾ける】

……
うん、そっかあ〜……
今、胸いっぱいになってるこの気持ちが、キミの言う敬意ってやつなんだにゃ
いいよ、キミに殺されるなら悪くない

【腕に伝わる男の肉の感触を、魂に焼き付けるように噛みしめる】

じゃ、ありがとね
次あたしと会う前におっ死んだら許さないから……

【女は満足げに笑うと目を閉じる】
【そして何もかもが、まばゆい光に包まれた】

/自分の文章に対する反省点はたくさんあるけど
今は何より久しぶりにがっつりロールできて楽しかった!超絶感謝です!!
俺の死体は好きなようにしてください
お疲れ様でした!!

527【剥肉狂拳】>>512:2022/06/09(木) 19:50:14 ID:PjR8EsuU0
>>526

あぁ…それじゃあ…。

またな、姉ちゃん。

【その言葉と同時に男諸共周囲一体が光へと包まれた。男の放った最後の光は眩い閃光と爆発音を放ち】

(あぁ…リミッターを外しすぎたか…。こんな威力俺でも想定してねえ…。)

【男も自身の技の反動で吹き飛んだ。壁に激しく激突し身体はプスプスと焼け焦げており、最早動く事すらままならない。貫通した身体からは男の血が大量に流れ落ちている】

ゴハァッッ…。まだ死にきれてねえとは…わ…我ながら頑丈な身体だな…。

【ニヤリと笑うと最後の力を振り絞り服からクシャクシャになったタバコを取り出し、最早残り火と化した己の能力で指先にだけ光を灯しタバコに火をつけた】

こいつはきっと…狼煙…だ…。俺やあいつみてえな…能力者…が…またきっと現れ…この街で闘うんだ…。

その…狼煙にしては…中々…派手で…良い…煙…だよ…な…。

【男の目から徐々に生気が失せていく。男はゆっくりと最後の煙を吐いて】

それ…じゃあ…ま…た…。

【咥えていたタバコは口から落ちて血溜まりで火を消した。その火と同時に男の指先の光はもう光らなくなった】

//お疲れ様でした!ひっっさびさのロールくっそ楽しかったです!こちらも超絶感謝ですッッッ!


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