レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
暇潰し:ロール練習スレ vol.3
-
↓前スレ継続
-
>>554
「「くっ・・・・・・まだ力が残ってたのか・・・・・・マスター、もうすぐ限界です!」」
【激化する攻撃をなんとか耐えるが、少しずつ傷は増えていた】
【だから、背後に刃が回る頃には、だいぶスタミナが削られていて】
「「・・・・・・解除・・・・・・えっ?」」
【避けられないと思った女性は、融合を解除した】
【女性はふらつき、心機は地面へと落ちていく】
【お互い、意識は朦朧】
【今なら、好きなようにできる】
-
>>556
今度こそ・・・終わりだ・・・
【再び巨大な刃を二人の頭上に召喚する】
死ね・・・!
【そして再び振り下ろす、今度は外したりは・・・しない】
-
>>555
【白衣が、迫る。異形の絆をその右手に宿し、背後に風を爆発させて】
(……俺が選んだ道か、だって……?)
【その速度たるや、まるでミサイルのような速さ。 男が構えたその鈍重な剣を振り遅れるのに、十分すぎるほどに】
(くだらない……本当に、くだらない……)
【白衣の爪と、男の魔剣がぶつかり合う】
【その表皮の氷が剥がれるたびに、闇の小爆発が起きるその剣は、最も威力の出る部位から少しずれていて】
(そんなものは、お前が気にする事ではないのだ……。そう……)
【そして、ついに氷の一部を突破され、中の刀身に爪が当たる】
【アンバランスなその剣は、男の手から吹き飛び】
(『勝者』が『敗者』の事を気にする必要など、何一つないのだから……)
【路地裏の一角に突き刺さると、大きな闇の爆発を起こした】
【クレーターが出来上がったアスファルトの中心に、突き刺さる刀】
【地面に倒れ伏した男はそれをぼうっ、と見ながら荒い息を吐いている】
-
>>557
【朦朧とした意識の中でも、分かった】
【デボラも狙われている、と】
させ・・・・・・ない!!
「ま・・・・・・マス、ター・・・・・・?」
【倒れ込むように、心機の上に覆い被さる】
【そして、凶刃は女性を貫いた】
「・・・・・・嘘・・・・・・ですよね?」
【二本の刃は心機の目前に届くほどに女性の身体を貫いており】
【心機の身体とその周りは女性の血が散乱していた】
【二人とも、動かない】
-
>>559
くくっ・・・くくくっ・・・くはははははは・・・
馬鹿な女だ・・・助かろうと思えば助かったのによ・・・
【おぼつかない足取りで青年は人形へと近づき、かがんで手を伸ばすが】
あ・・・れ・・・力が・・・ぬけ・・・
【かがんだ体勢からバランスを崩し女性と人形の上に覆いかぶさる】
【それと同時に青年が操っていた刃は地に落ち、巨大な刃は霧散する】
そ・・・だろ・・・れ・・・ぬのかよ・・・
にん・・ぎょ・・・ハハッ・・・なんか・・・大きくみ・・・え・・・
おやっさ・・・すん・・・せ・・・ヘマ・・・すみ・・・せん
【最後にそんな言葉だけ残し、青年は二度と目を開くことはなかった】
―――【夢幻軌道】 DEAD END―――
/遅くまでありがとうございました!
/自分はそろそろ仕事なので、お先に失礼します
/お疲れ様でした!
-
>>558
──ッ!!
【いくら風を纏っているとはいえ。切り裂いた冷気が自身へ襲い掛かるのを避ける術はない。】
【ましてや風を受けている分、体感温度は下がり、思考を氷らせ。身を切るような痛みへと変わる。】
【それでも服の端々が氷る程度で済んでいるのは、一重に左の五大元素のひとつの恩恵以外はあり得ない。】
落ち着いたら、子供の一人でも作ってみろ
【風を纏う六爪が魔剣とぶつかり合い、剥がれる氷と共に爆ぜる闇は温度と無関係に白衣を焦がし、肉を吹き飛ばす。】
【それでも止まらず。恐れず。省みず。ただ、爪を押し進め──振り抜いた。】
【巻き起こる爆発の衝撃に左に纏う元素エネルギーを盾にすれば、白衣と触手の一部が吹き飛び──】
はぁ、はぁ──自分の意思で命を張れる程度には、捗るぞ?
【軋む身体と意識を奮い立たせながら、男へ右の六爪と左の凶腕を向ける。】
【向けた武器も属性は消し飛び、身体もボロボロではあるが、ギリギリで戦闘続行は可能な状態。】
-
>>560
デ・・・・・・ボラ・・・・・・
「マスター!?」
【女性の顔のそばに行く心機】
【笑顔だったが、誰が見ても命の終わりが近いことが分かる】
「マスター! どうして・・・・・・どうして私なんか!」
ふふ・・・・・・私は、もういいの。
デボラ・・・・・・いいえ、「アーンヴァル」・・・・・・。
あなたは、これから先の心機達を束ねて行かなくてはならない大切な心機。
あなただけでも・・・・・・生き延びて・・・・・・。
「もう・・・・・・もう喋らないで! 今、救急車を・・・・・・」
【心機は、知ってしまった】
「マスター? ねえ、マスター? 酷いですよ・・・・・・そんなの・・・・・・!!」
【もう、一人ぼっちになってしまったことを】
「う・・・・・・うあああああああああ!!」
──【心機一体・A2】 HALF END──
/こんな時間までお疲れさまでした!
/また機会が有ればよろしくお願いします!
-
/ヒーローロールしたい奴バチコーイ
【魔物合子】
この能力者は魔物と人間のハーフである。
いつもは人間形態だが、意思一つでいつでも魔物化することができる。
人間形態でもそれなりの力はあるが、魔物化すると知能はそのままに、親である魔物と同等の力を使うことができる。
また、叫び声を上げることで、数体の魔物を援軍として呼ぶことができる。
援軍として来た魔物は知能が低く、単純な命令しかこなすことは出来ない。
どの魔物との子かは、ロールするときに決めてよい。
-
/まだいるか? ヒーロにぬはなれないかもしれないが
【騎士徒手】
この能力者が手にしたものは、なんであれ「武器」と化す。
簡単に言ってしまえば鉄パイプでも小石でも、能力者が掴めば
鉄パイプは「鈍器」として硬く重くなり、小石なら「投擲武器」として軽く硬くなったり
その形状を生かした、相応の力を持つ「武器」となる。
しかし、武器へ変化させられるのは無機質のみで
人間や動物、植物などは掴んでも武器にはならない。
また、元々武器である銃やナイフ、剣などを掴んだ場合
特に変化は起きず、そのまま武器として使用することが可能。
身体能力はいろんな武器を使いこなせる程度
-
(ヒト……)
【その青年は、金色の目に静かな怒りを光らせて、目の前の惨状を冷たく見下ろしている】
【そこは、帰宅中の人々が次々と茶色の毛並みをした獣人に襲われ、肉を食いちぎられていた】
(ヒト……ヒト……ヒト……!)
「あのっ! あ、た、たすけ、たすけてくだ…!」
【一人の女性が、その青年の足元に這いずり、しがみつく】
【脚に痛々しい爪の痕が残っており、満足には動かせない様子だ】
……貴様は、阿呆か?
【その女性を、青年は眉間にしわを寄せて、蹴り飛ばす】
【地面に転がった女性は、うめき声を上げながらうずくまる】
……下らぬ…『喰らえ』。
【青年の一声で、その女性には2匹の獣神がむらがり、ものの数秒で解体され】
……皆殺しだ。 ……ニンゲンは全て! ミナゴロシダァァァァァッッ!!
【青年の喉から迸る、サイレンにも似た狼の雄叫び】
【それは周囲の14,5匹の獣人にも伝わり、夜の街に響き渡った】
-
>>565
(任務はわかってるな?そこで暴れている能力者を倒して来い)
(手段は問わない、あのバカを止めれば殺そうがどうしようが問題ない)
任務了解・・・
【黒のローブを纏った少女がビルの上から街を見下ろす】
【眼下では獣神に一般人が虐殺されるという凄惨な光景が広がっていた】
(ああ、そうだひとつだけ言い忘れた)
何・・・?
(絶対に生きて帰って来い、わかったな?わかったら復唱)
絶対に生きて変える・・・了解
(よし、それじゃあ行って来い)
任務、開始・・・
【そして少女はビルの上から獣神と男めがけ飛び降りる】
【その両手には鎖のついたナイフを持って】
-
>>566
……スン……まだ生き残りが居やがったか……『喰らえ』!
【青年は突如現れた少女に向かって、3匹の獣人を向かわせる】
【獣人は青年の指令を受けると、涎を垂らしながら駆けていき、鋭い爪と牙を強靭な筋肉によって振るう】
-
>>567
・・・敵四体、内一体は後方待機・・・
後方の敵を優先して攻撃します
【着地と同時に左手のナイフを一体の獣神に投げ、当たると同時に鎖を引き寄せ反動で空を舞う】
行け・・・!
【そして宙に舞ったまま右手のナイフを青年めがけて投降する】
【当たれば鎖を引き寄せつつ攻撃、外してもそのまま接近するつもりだ】
-
>>568
【獣人が鎖に引っ張られて地面に転がり、代わりに少女が宙に浮く】
……!
【驚きに目を見開きつつ、投げられたナイフを咄嗟に右腕で受ける】
チッ…! 貴様、能力者か!
【叫ぶが早いか、青年の体は銀色の毛に包まれ、体格がふた回りほども大きくなる】
【それと同時に、周囲で好き勝手に行動していた獣人達が、ピタリとその場で動きを止める】
ゥゥォオオオオオオオオォォ!!
【引っ張られる右腕を強引に引き寄せ、雄叫びと共に鎖を掴んで地面に叩きつけようとする】
-
>>569
―――っく!?
【鎖を引っ張られた少女は地面に叩き付けられ二、三転する】
【四転目位でようやく受身を取り体制を立て直し青年と対峙する】
【受身をとったところでローブが取れ、少女の華奢な肢体が露わになる】
【装備はスクール水着に腕や急所に申し訳程度の防具がついたものといえばいいだろうか】
【そして顔の上半分ほど覆ったバイザーを装備している】
目標の状態変化を確認・・・
(マズイな・・・パワータイプか。いいか、攪乱しつつ攻撃だ周りに気をつけながらな)
了解・・・
【少女はどうやらバイザーの通信機能で情報支援を受けているようだ】
【その証拠とも言うべきか防具から予備のナイフを出すと街路樹めがけ投降する】
【再び空中から攻撃を仕掛けるつもりだ】
-
>>570
チッ! 逃がすかよ! …『追え』! アイツを『食い殺せ』ぇ!!
【雄叫びを一つ上げれば、止まっていた獣人たちが一斉に少女の元へと殺到する】
【赤く光った目が蠢く様は、酷く不気味で、圧倒的な数の差を感じる筈だ】
『ハッ…ハッ…!』 『ニンゲン…追ウ…!』 『ハッ…ハッ…!』
『ソシテ……食イ殺ス…!』 『ハッ…ハッ…!』
『ハッ…ハッ…!』 『ハッ…ハッ…!』 『メス……ウマソウ…!』
【思い思いに何かを叫びながら追うが、鍛錬を積んでいるであろう少女に追いつけるかどうかは少し怪しい】
-
>>571
【街路樹から再び宙に舞うが、着地点には無数の獣神の群れ】
【その光景に少女は顔色ひとつ変えることもなく】
邪魔・・・無駄・・・遅い・・・
【獣人の頭や腕を踏み台にして青年へ接近しようと試みる】
【その姿は獣人達には馬鹿にしたように見えるだろう】
-
>>572
『ガァッ!?』
【群がったが故に、動きづらくなった獣人達の上を少女が跳ぶ】
『グ…!』 『ブフッ!』 『アガッ!?』
【ドミノ倒しのように倒れた獣人達は、すぐさま体制を整えて襲いかかろうとする が】
……『止まれ』。 …どうやらお前らには荷が重い。
【その言葉で、ピタリと止まる。 興奮したように喉奥からグルグルと音を鳴らし、その場で待機する】
………殺、ス!
【矢のように跳んでいく銀狼が、爪で切り裂こうと突撃する】
-
>>573
【青年の爪が少女の肩に突き刺さる】
【一瞬少女は顔を歪めたが、すぐに無表情に戻る】
肉を切らせて・・・
【青年の攻撃をくらったのは青年との距離を詰めるため】
【周りの獣人は青年の指示なしには襲っては来ないはず】
【故に少女のとる行動は唯一つ】
骨を絶つ・・・!
【両手に持ったナイフで青年の腹部を突き刺そうとする】
-
>>574
【少女の首筋を狙った一撃は、紙一重で躱されて肩で受けられる】
【勢いを殺しきれず、推進力はそのまま少女のナイフへと向かって】
……ッガ…!…?
【ズグリ、と刺さる。鋭いナイフは肉を裂き、内蔵に傷をつける】
【正確な一撃は的確に急所をついており、全身を激痛と息苦しさが襲う】
………ニンゲン…の癖に…! カフッ…!
……いいぜ…そこそこ楽しめたしな…! ここは譲ってやる……が、そのままでは帰さねぇ……!
【血を吐き、にやりと笑うと、痛む体を無視して息を吸い込む】
……お前らァ! 『食い散らせ』ェェェェッッッ!!
【最後の雄叫びと共に、銀狼は息絶える】
【そして、襲い来る十数匹の獣人】
【統率は一切取れておらず、それぞれが本能のままに少女を食い散らそうと殺到する】
【魔物合子】――死亡
/乙っした!あとは逃げるなり惨殺するなりしてくだせぇ!
-
>>575
敵・・・まだ来る・・・
【肩の痛みに耐えながら周囲の獣人を見る】
絶対に死なない・・・生きて帰る・・・
【あの人に言われた指令、それをもう一度呟き覚悟を決めナイフを構える】
―――――――――
【数分後、そこには十数人の獣人の死体と満身創痍の少女の姿があった】
【刃は折れ、鎧は砕け、服は破れている】
これで・・・終わり・・・
【少女は地面に倒れ目を瞑る】
【すぐに少女の意識は闇に飲まれていった】
【騎士徒手】―――END
/お疲れ様でした!またいつかお相手お願いします!
-
誰かこの能力の実験d…ゲフンゲフン、テストをしてくれんか
【猛毒乃風】or【Anti Winduser Ability】
この能力者は様々な毒の効果が付加された風を操ることができる。
扱える毒の種類は様々で、動きを封じる神経毒から幻覚を見せる毒
さらに体の内部を破壊させる強烈な毒などいろんな毒を付加させられる。
また、この能力者は付加させる毒とは別の「毒の粉」を所持しており
これを至近距離でばらまくことで、即効性の高い毒を与えることができる。
しかしこの毒の風や毒の粉は全て濃い紫色のため、目視されて避けられるということもありうる
例外として、風を操る能力者の風と、この能力者の毒の風が交わった場合
両者ともに相殺される―というわけではなく、相手の風に毒が溶け込み、相手は毒の染みこんだ自分の風により毒を食らう。
その為この能力は、「風能力者」に対して絶大な効果を発揮する。
身体能力 貧弱
-
俺はこの能力で戦うから、遠慮なくやっちまってくれ
んで気になる点あったら教えてくれい
【藤原千方-風鬼-】
貴方は伝説の鬼として恐れらている「藤原千方の四鬼」の一角、「風鬼」の力を持っている。
その力は「風」。台風並みの暴風から、鋭く切り裂く鎌鼬まで、自由に風を扱える。
しかしこの能力は、「今吹いている風」を操る能力の為、全くの無風状態では扱えない。
逆に言えばそよ風程度でも風が吹いているなら、その風を利用して嵐を巻き起こすことだって出来る。
また、応用として風を凝縮して球体状のエネルギーにし、それを相手にぶつけることで
おおきな「衝撃」を与えることが可能(基本的には風と大差ない)
身体能力は結構高め
-
/|д゚)チラッ
/もう相手いたのか・・・
【連行縛鎖】
対象と対象を高強度の鎖でつなぐ能力。複数本の召喚も可能。
手に触れている間は鎖を自在に操作できる上、
離れている場合でも高速での伸縮、任意での消滅が出来る。
身体能力がそこそこ高い
-
/では儂がやらむ
-
やべぇ暇潰しちゃんのことすっかり忘れてた
お二方はまだおりますかね
-
それがいたりするんだな
まあ、多少返レスは遅くなるかもだけど
-
ごめんね
ごめんね
明日早いんだ
-
おお、まだいるとは
できそうなのは>>582さんだけかな
>>583さんは明日早いし寝た方が…
-
>>583
うむ、ゆっくり休んだほうがいいと思う
となると俺が【猛毒乃風】使ったらいいのかな?
-
どっちでもいいっすよ
正直ロールしてくれるのならどんな能力でもありがたい
-
んでは、能力お借りします
お先にどうぞ
-
【既に時刻が変わろうとしている深夜の街中――】
【今日はあまり風もなく、そよ風程度しか吹いていない】
【そんな街中を歩いているのは、パーカーを着た一人の少女】
………ぬるいなぁ
【パーカーを深くかぶっているものの、僅かにはみ出た髪は淡い緑色で】
【顔を見せぬよう歩きながら、少女はポツリと呟く】
もう少し風の強いところがいいんだけど…
ま、いいか…後で調節すればいいしね
【この街の風に対し愚痴を漏らしながらも、この深夜の街を歩く】
-
>>588
さてさて・・・はじめるとしますか
【黒のスーツに黒の帽子、飄々とした笑みを浮かべる男が一人少女に向かって近づいていく】
おや、お嬢さん?こんな時間に外に出歩いていては危ないですよ?
【そう言いながら少女に後ろから近づいた】
-
>>589
ん…?
何おっさん、僕に何か用?
【すると唐突に、後ろから一人の男の声が聞こえてくる】
【振り返ればそこには黒のスーツを纏った男が立っており】
【その男を警戒するように見つめた後、少女は投げやりに質問を投げかけ】
自分の身は自分で守れるから大丈夫――
…それにおっさんこそ、一人じゃ危ないよ?
ここは普通の街と違って、「能力者の街」なんだからさ
【じっと、男の身なりや表情を見つめつつ告げた】
【…まだ警戒は説いていない、相手が動けば即、この少女も動くだろう】
-
>>590
ん〜・・・おっさんとは失礼ですねえ、これでもまだ30にはなってないもので
それに、能力者の街だということは重々承知の上ですよ
【さっきまで薄笑いだった男の口角が歪んだ】
貴女みたいな能力者を待ってたんですから
さあ、おとなしくしてもらえますか?できれば無傷のほうがいいので
【そして少女の肩を掴もうとした】
-
>>591
…僕から見れば十分おっさん
で、アンタみたいなおっさんがこの街に何の用――ッ
【ジトッとした目線で男を睨み、一歩近づこうとした途端】
【男が動いた――それに男の言っているあの言葉を考えるに】
【この男は、能力者…!わずかに気がつくのが遅かったか、とりあえず少女は距離を置き】
…面倒だな
今日は魔力の消費は控えたかったんだけど――
しょうがない、返り討ちにしてあげるよ
【ゴウ、という音と共に、辺りに強烈な風が吹き始め】
【その嵐の中心で少女は男を睨み、鋭い鎌鼬を次々と男に向け放っていく】
-
>>592
これはいけませんねぇ、おとなしくしてと言ったじゃないですか
【そして男は口角を上げたまま指を弾く】
ほら、コイツで少し黙ってくんねえか?
【男が出したのも少女と同じ風】
【だが、明らかに違うのは風が毒々しい紫色だということだ】
-
>>593
どうせ、訳の分からない研究機関に連れて行く気なんだろう?
そんなのはゴメンだね、僕を捉えたければ十数人は連れて――
【あくまでおとなしくする気は無いらしい、少女は更に風を強めて襲いかかろうとするが――】
【唐突にその風が弱まった。と入ってもほんの僅かの間だが、確実に】
【そして威力が弱まるほんの少し前には…男の出した、「紫の風」が、少女の風に混じっており】
(相手も風使い…でも色が変だ…用心するに越したことはないか
それに今…制御したつもりはないのに、風が弱まった…)
【再び威力を強めながらも、少女は思考を巡らせて、更に鋭い鎌鼬を放つ】
【それが自らを破壊している自殺行為とも知らずに】
-
>>594
まだ続けんのかァ?キヒヒヒッいいぜ?どこまでもやってやんよ
【少女の鎌鼬を後ろに飛んで躱しつつ自らも風を出す】
ホラホラ、なんだか動き鈍くなってねぇか?
そんなんで身を守れんのか嬢ちゃんよォ!
(ま、傷つけたらこっちもやべえから麻痺しか使えねえのが難点か・・・)
【紫の風が再び少女へと、少女の放った風へと向かっていく】
-
>>595
(相手がどんな能力なのかわからない以上、押していくしかない…か)
【次々と鎌鼬を放ちつつ、男の風を見つめて思考を巡らせる】
【しかし今まで戦ってきた能力者に、あのような技を使う人間はいなかった】
【どんな能力なのか――その答えを探ろうと、再び風を強めた瞬間】
っ…!?
【体中の神経が、まるで石になったかのような感覚に襲われた】
【動けない――まるで金縛りだろうか、少女の体は見事に毒に侵されて】
【ガクリと地面に手をつき、苦しそうに呼吸を繰り返す】
-
>>596
オイオイ、大丈夫かァ?
大口叩いてた割には大した事ねェじゃねえか・・・よ!
【地面に手を付いた少女の脇腹を男は容赦なく蹴り飛ばす】
さてさて?なんでテメエが俺に攻撃するたびにお前が苦しんだんでしょうか?
ハイ、3、2、1、0ブッブー残念時間切れでーす
【そして醜悪な笑みを浮かべると】
俺様はなァ、毒の風使いなんだよ
つまりテメエみてえな風使いの風に俺様の毒が混じるんだ
つまり、どういうことかわかるか子猫ちゃんよォ・・・キヒヒヒヒヒ
【弱者を嬲り、いたぶる、これがこの男の本性だった】
-
>>597
う、ぐッ!?
【毒か――それに気がついたのは、倒れて数秒後のことだった】
【必死に酸素を取り込もうと口を開き、荒い呼吸を繰り返している中】
【男の腹部めがけた蹴りが突き刺さり、少女の矮躯は飛ばされて】
く、そ……
毒の……風…
【徐々に歪み始める視界を何とか正しながら、朧気な瞳で男を睨む】
ふざ、けるな…
僕が…この程度、で…ッ…!
【そして力を振り絞り、壁を使って何とかよろよろと立ち上がるも】
【神経が上手く回らず、鎌鼬を放つことも出来ぬまま――また、壁に寄りかかるように倒れる】
-
>>598
いいねいいねぇその眼、その顔、その姿
惨めで無様で情けねぇよなあ?ほら、自分で立ってみろよ
【そう言って少女の首根っこを捕まえ無理やり立たせる】
ま、今の俺にゃテメエを殺すなって命令が出てるんでな
殺しはしないが・・・
【今度はボディーブローを叩き込んだ】
殺しはしないだけだ・・・キヒヒヒヒヒ
-
>>599
あうッ!?
【首を無理やり捕まれ、苦しげな表情をしながら、なんとか振りほどこうと抵抗をはじめる】
【しかし体格の違いというのはあまりにも大きく、いくら暴れ用が逃れることはできず】
――か、は
【痛恨の一撃が、少女の腹部を襲った】
【意識が飛びそうになるほどの一撃、その拍子に血液を少量口から吐き出し】
【暴れていたのが動かなくなり…恐らく気絶してしまったのだろうか、少女はぐったりとした体でヒトコトも喋らなくなってしまった】
-
>>600
あ〜やりすぎちまったか?まあいいや、この方が運びやすいしな
【少女をを肩に担ぐと町外れに止めてある車へと歩き出す】
さて、いい研究対象だといいんだがなぁ・・・
上が飽きたら俺の方に回してもらってとことん可愛がってやってもいいしな
【少女が気絶していると踏んで男は全く警戒していない】
【もしも、もしも少女が目を覚ましたのならば必殺のチャンスだろう】
-
>>601
【――手は動く、頭も大分落ち着いてきた】
【男に悟られぬよう気を配りながら少女は目を覚まし、静かに手を掲げると】
これ、で――
【言うなれば「風の塊」。その球状の塊を手のひらの上に創りだして】
……詰めが、甘いね…
【勝ちを確信した表情で、男に向かって囁くと】
【その球体をゼロ距離で、男の背中ぶつけようと試みる】
-
>>602
あ゛?何言ってんだテメ・・・
【男は言葉を最後まで言い切ることができなかった】
【背中に風の球体を受け、思い切り吹き飛ばされたからだ】
【少女を取り落とし、吹き飛んだ先には自分の車】
【無論男に回避するすべはなく、車に叩きつけられる】
ガハッ・・・き、聞いてねえぞ・・・こんな・・・の・・・
【車に叩きつけられた格好のまま男は気を失う】
【少女とは違いしばらく目を覚ますことは絶対にないだろう】
-
>>603
助かっ、た…
【まだ痺れの切れていない体を何とか立たせながら少女は呟く】
【目の前に倒れている男、この男は当分目を覚まさないであろうと思い】
【その場で踵を返し、ふらふらと歩き始める】
…あ、マズい…か、も
【その瞬間、少女の視界が、真っ赤に染まり】
【限界を迎えた体が地面に倒れ、少女もその場に倒れこんだ】
【少女が先に目を覚ましたなら逃れられるが、男が先に目を覚ましたら――】
【藤原千方-風鬼-】 ――END
/付き合っていただきサンクス
/なんか改善点とかあったら教えていただけると幸いっす
-
>>604
・・・っく
【男が目を覚ましたとき、傍らには気絶した少女の姿があった】
クケケ・・・まだ俺にも運は向いて・・・ん?
【再び少女を担ごうとしたとき電話のコール音】
ハイ、―――です。え、あ、ハア・・・ですか
ってふざけんなやコラアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!
【内容は至って単純なもの、男の組織からのクビだ】
【そして傍らの少女に目を向けると】
・・・チッ、俺は助けたくて助けんじゃねえぞ!
周りの視線と俺の玩具にするために助けんだ!
【再び少女を担いだ男はどこかへと去っていった】
【ちなみに、数日するとほぼ毎日喧嘩をしている親子のような二人が住む家が】
【この能力者の街に一件増えたそうな・・・】
―――【猛毒乃風】 END―――
/お疲れ様でした!
/一応この能力の風は人を動かすほどの力はないと思っていたので
/ナイフ程度の自衛用武器があるといいんじゃないかと
/毒能力に関しては問題ないと思います
/では、またロールしましょう!
-
能力と相手が欲しいなー(チラッチラッ
-
>>606
【一秒千斬】
この能力者の刀は、異常なほど軽い
尋常で無く軽い、空気より軽い
それを活かして、目にも止まらぬ剣技を操る
衝撃波の一つや二つ起こしかねない速度で操る
ただし、軽くするために素材を絞った為、大変錆びやすくなってしまった
鞘に収めておかないとみるみる錆び付いて切れ味がぐんぐん落ちてしまう
故に、抜刀術、居合術に技が限定される
なお切れ味だが、人を切る分には申し分ないがスチール缶くらいから厳しい
命綱の鞘はかなり頑丈に作ってあるので、そう簡単に壊れはしない
-
俺の分
【佩乱打撃】
この能力者は、相手との間合いをテレポートにより一瞬で詰められる
ただし行きだけ
間合いを取る方向には使えない
これを地行の術と言い、地面を通して気を送るものだ
地上→地上でしか使えないのが玉に瑕
これを応用すると、地面を通して遠くへ攻撃送れたりもする
こちらはテレポートしない
なお、地面とつながってれば壁だろうとトンネルだろうと地面扱いである
初期装備:クレイモア
-
しかし……脆い"物"だな?
【"事後で在った"――形容し難い粘着音が街路に満ちる】
【若い女性はほんの数秒前まで暖かき呼吸を持ち笑顔で道案内をしていた、が】
【首と両腕脚を切り落とされ、背中に開いた空洞から中の臓腑を掻き出され】
【反対側の、丁度乳房がある場所の肉壁ひとつが空洞から垣間見えるのみである】
"能力者は何処にいる"……と聞いた筈だが。
【女性とか人間とかではなく。"モノ"としてしか表現できない程の――】
【その臓腑を、ピシャリと地面に打ち付けるのは禍き刀の鞘ひとつ】
【赤く濡れそぼった刀身を包み隠すこの鞘も、同等なまでに繊細で優雅に紅く】
明確な答えを持たない自分を呪え。
【マネキンの一種であるトルソーに程近い全裸の若き女性は】
【自らの体内に開いた空洞に突き込まれた鞘の動きに合わせて、ぶらりぶらりと】
【それごと背中に背負った和装の男性の口元が黒く光る――】
/もらいますありがとう!
-
>>609
ではあっしにも一つ物を聞かせてくれ
【タンクトップにダボダボズボンの土方スタイルの兄ちゃん、妙に高価そうなパイプをふかして口を開く】
なぁんであっしはここにいちゃったんだろうな?
【全裸の次くらいにラフであろう兄ちゃんの腰にぶら下がった鞘】
【その柄も、鞘も、ベルトも、見事な銀細工に覆われ、不釣り合い極まるが】
【持ち主は全く慣れた様子で柄に手をかける】
ここにいなきゃあお前さんに探されることもなかったろうに
【寄りかかった壁にパイプを叩きつけて肺を落とす】
【そっとそれをポケットにしまって、男の方へ顔を向ける】
【半分は非難、半分は挑発、演技がかった大袈裟なしかめっ面を向けた】
-
>>610
……
【霧の様に現れた、服装や態度だけならば一般人と代わり映えの無い男性に】
【肉屋の軒先に吊られて有りそうな女性の肉体を瞬時、ピクリと動かして】
【背中で表現するのは怒りか歓迎か。どちらにせよ、血で塗れた恰好と鞘を見れば】
【この和装男が何をしたのかは寸分違わずタンクトップの男性にも判別でき得るもの】
どうやら、貴様は勘違いをしているようだな……。
【長時間を待たせずの声音は落ち着いていて静まり返る海の様な――言い換えればあまりにも冷酷で】
【ふうとついた溜息も、裾を閃かせ肩に担いだ肉塊を背後に押し遣って、正面向いたなら】
【片目は白く。片目は黒く。オッドアイと呼ぶには聊か不釣合いな酷薄たる顔面が向けられるだろう】
お前を探す、ではない。
――……"殺す"んだ。
【フ。鞘に吊られた肉体が虚空に突き上げられた――次の瞬間、タンクトップの男性に肉塊が飛ぶだろう】
【然しその音とは異なる、耳慣れない足音――草履が路面を打つ乾いた音――が警告の様に接近する】
【投擲と呼ぶには些か残酷だが、男性の上半身を目掛けたのが肉塊の投擲ならば】
【至近に詰めた瞬間に極めて高速で放たれる抜刀斬撃は下半身を狙い定めた一閃!】
-
>>611
わざわざ探し出して殺すなんてもったいない
無職の浪人者か?
【腰の長剣を抜く様子もなく、のらりくらりとしているようだが】
【目だけは隠せぬ物だ、辛辣な視線で男の一挙手一投足を捉えている】
それとも食肉処理業者?
【某肉塊が宙を舞うのと、兄ちゃんが一歩だけ踏み出したのが同時】
【まさかその一歩で、男と数センチの距離まで間を詰めるとは】
それを抜かれちゃ終わりなんだろ、分かるよ
【その密着状態で、男はまだ剣を抜いていない】
【右腰の鞘で、直接男の鍔元を押さえ、受けとしていた】
【日本刀に抜刀で敵う訳がない、ならば相手にも抜かせぬが良い】
【一本取ったと思ったが、さて、いつ剣を抜く時間ができるだろうか】
【不安の冷や汗がタラリと眉に染みた】
-
>>612
つくづく……貴様という男は。
俺を苛立たせる事に掛けては天才的だな。
【押さえられた鞘と鞘。ガチガチと鳴るのは魔獣の牙が打ち鳴らされる其れを思わせる】
【"鞘"迫り合いというよりも根気比べに近い――もし寸隙を突いて先に抜き放てていれば】
【彼の得意とする高速抜刀にて腕ごと切り落としていただろう、然し今は状況も変わっている】
貴様が「刀よりも大剣が強い」などと、腑抜けた事を抜かしたのを覚えているか?
【顔見知りであるのか、単なる人違いなのか。然し和装男はなにやらの確信を秘めて詰め寄り】
【背丈の意味でなら凡そに同格。兄弟、或いは同郷――或いは唯の勘違い、どうとでも受け取れる】
【二進も行かぬ状況であるにも関わらず浮かべた其れは笑み。とはいえ、目元が追随せぬ冷笑だが】
"終焉(おわり)"にしようじゃないか?因縁の総てを。
【押し切る事は出来るかも知れないが。大剣は質量の点で日本刀に不利――】
【双方が拮抗した力関係で押し合っているならば、突然に力を抜いて男性の体勢をやや不安定にさせようとし】
【それが叶わぬとしても片足を大きく振り被れば横後ろに疾き、後頭部及び背中に狙い定めて撃ち据えようとする】
-
>>613
は?両手剣最強だろ
プレートアーマー付けっぱなしで使えるし
【問題はそんな全身鎧を着て歩く人間なんていない事である】
【生身で斬りあえば刀の優位は確実、その上奴の刀は特別製】
【付け加えれば、こっちは未だ腰に括った鈍器で戦わざるを得ないのだ】
【まずは剣を抜く間合いを】
おお、終わらせるぜ
「叩き」伏せてやらぁ!
【刃で切り伏せるが刀、身で叩き伏せるが両手剣】
【その基礎の通り、男を突き飛ばそうとさらに踏み込んだ】
【しかしその力は受け止められる事はなく】
【もう重心も姿勢も立て直せない】
【しかし、転んでもただでは起きぬのが戦士】
【ぶっ倒れざまに両手を地面に叩きつける】
【まさに地行の秘術、ドラム缶さえへこませるその圧力が、地脈を伝って男の足元を突き上げる】
-
>>614
ふん……猪武者が。貴様のやっている事は剣戟ですらない。
ただの「体当たり」だァッ!
【眼前の大剣男の体勢が目に見えて傾ぐ。このまま打ち掛かれば鞘を抜かずとも行動不能化は容易い】
【動きを更に制せれば勢いに乗せ人間の急所部分のみを的確に突いて仕舞いにさせる思惑であった――が】
【その計画は見事に潰える。どうやらに、大剣男のタフネスぶりを度外視していたらしい自分に非があるが】
【体勢を崩して尚放たれるのは大地がもたらす熾烈なる掘削、そして洗礼】
……いつの間に、そんな業を、ッ!
【唇の端を噛む。姿勢を低くしての跳躍は間に合わない――然し、直撃すれば地は杭となり打ち掛かってくるだろう】
【成らば。黙って待とう不如帰――……ズン、と腹下に響く衝撃がまさに和装男を飲み込もうとした、瞬間】
【この間合いと速度の中で許される僅かな跳躍。然しそれは丁度足元に突き上げた大地と同刻で】
南無、参ッ!
【軽き跳躍に大地の突き上げを加算した宙天である。見上げる夜空に和の影絵が踊る】
【ただし体勢こそ整えられず、着地点の計測もしていない。というわけで大地攻撃を回避しただけに過ぎず】
【大剣男からやや離れた場所に後ろ向きで着地こそするが、次の行動に寸時遅れるだろう】
-
/すまん、急に雨振り出したんで色々しまわにゃならん
/本当に悪いけど抜けるわ
/ごめんなごめんな
-
/あ、はい、お疲れ様でしたー
時間掛けすぎたりと色々済まない´・ω・`
-
【合成母体】
全身がナノマシンで構成されている能力者。
物質に触れる事でそれを体内に取り込み、自由に造形・組立をすることができる。
生物と能力者が触れている物質は取り込むことは出来ず、取り込むには数秒程触れている必要があるため、
弾丸や剣など、勢い良くぶつけられると取り込めずダメージを受ける。
体と一体化させることで、神経から直接機器を操作することも可能。
-
まだおるかな?
【桜花閃爛】
ほのかな甘い香りを纏う、この上なく美しい花の妖刀
一閃すれば、そこから淡い桃色の花弁が生まれて舞い散る
切れ味は普通の日本刀よりやや高い程度だが、刀は花弁のように軽い
能力者自身も花弁を生み出す能力を持ち、花弁は鋭利にすることで飛び道具として使用することができる
能力者は剣の達人で、身のこなしはまるでそよ風のよう
-
……ここは?
【黒い煙、ひしゃげた金属板、暗い色をした雲】
【少年は瓦礫の山に居た。 黒い短髪に付いた土埃が髪の毛を薄く茶色に染めている】
……とにかく、もうここには居られない。
【少年は歩き出した。 どこへともなく、道の無き道を】
【髪の毛についていた埃は、いつの間にか消えていた】
-
【薄暗くひっそりとした路地裏に、血液が飛び散るような音が響いた】
【硬い肉と骨を断つような、聞いただけで鳥肌が立ちそうな程に耳障りな音】
【そんな雑音が、この街中の路地裏に鳴り続いている】
―――つまらない
【一陣の風が舞う。それと同時に、路地裏に一人立っていた少女が一言、呆れたように呟いた】
【目の前に飛び散った肉塊と血液に目をやれば、さも見慣れているかのように欠伸をし】
この程度で剣豪を名乗っていたのか
暇潰しにもならないな……剣豪の座も、安くなったものだ
【白色を基調とした制服を静かに揺らすと、その場で踵を返して】
【キン、と、手にしていた桜色の刀を鞘に収めて、その場にいたであろう「剣豪」に愚痴を漏らすと】
【赤みがかった長めの茶髪を僅かに靡かせ、音もなくその場を立ち去った】
-
>>621
【どれくらい歩いたのだろうか、少年は薄暗い街へと足を踏み入れていた】
なんだろう、このアルミ……ん…糖分と香料が少し付いてる…。 なにかの食べ物を入れていたのかな…?
【見たことも無い建物、見たこともない道具(正しくはゴミだが)】
【好奇心に身を任せ、様々な物を手に取り、同化して解析していく】
ん……血、の臭い…?
【風に乗ってきた血の香りに、少年は更に薄暗い路地裏への入り口へと目を向ける】
【その今までに感じたことのない空気に、少年は少しの違和感と好奇心を胸に、ゆっくりと進んでいく】
【その感覚が嫌な予感だと気付く為には、この少年には経験が足りていなかった】
-
>>622
【少女の顔には、少量の返り血が付着していた】
【尤も、制服に飛び散っている血はそれ以上のものだが】
【――そんな時、ふと目線を前にやれば、一人の少年が路地裏の中へ足を踏み入れていて】
子供……
【自分よりも年下であろう少年に気がつくと、眉をしかめ】
【少年の元まで歩み寄って、その姿を一見してから一言】
子供がこんなところにいちゃいけない
汚れたくないのなら、早く街中に戻れ
【警告とも、忠告とも取れる言葉を少年に告げると、少女はまた歩き出す】
-
>>623
【血だらけになっている少女を驚いたように見つめながらも、落ち着いた声色で話しかける】
待って。 あなたは……あなたはココで何をしてるの?
【手に持った刀をじっと見つめ、口を開く】
……なんだかその刀……鉄なのに鉄じゃないみたいだ…。
ねぇ、その刀、僕に貸してよ。 "それ"が一体何なのか、知りたいんだ。
【刀に集中しすぎた少年の左腕から、空き缶のプルタブがズルリと覗く】
-
>>624
…「何もしていない」
【そう答えるのが最善だろうか、訪ねてきた少年にそう言い返す】
【本来ならば血生臭いはずのこの路地裏も、少女がいるところだけは何故か匂いは気にならず】
【その根源は少女が持つ刀にある。落ち着いた桜の香り、そんな香りを漂わせている刀を、少年は見つめていた】
……これは私の妹が使っていた古い刀だ、何の変哲もない、ただの鉄を鍛っただけの刀
残念だが、まだ幼い子供に殺しの道具を握らせる訳にはいかない…
【そんな刀を「貸して」と願った少年を見ると、少女はため息混じりにそう答える】
―――そうだな、貸すことは出来ないが…君を叩き斬る事はできる
その腕…君も、妖魔の類なのだろう
【すると少女の目に写ったのは、どう見ても人間ではない「プルタブが覗く左腕」】
【それを見るや少女は成る程、と言ったように表情を浮かべ、刀の柄に手をかけて不敵に笑う】
【…もっともこの言葉はあくまで脅しで、相手が攻撃を仕掛けぬ限りは斬ることはないだろう】
-
>>625
桜の香り……花粉こそ含まれてないものの、成分も全く同じ……
【漂う香りを正確に分析し、目を開ける】
不合理だよ。 鉄を打っただけの刀から、そんな香りがするわけない。
揮発するわけでもなく、そんな成分が空中に漏れるわけがない。
【左腕から覗いていたアルミ缶はクシャリと音を立てて潰れ、ミチミチという音と共に変形していく】
おねえちゃん。 僕は…いや、僕らは妖魔なんて魔力やら妖力の塊じゃあない。
人類の叡智の結晶なんだ。
【んべっ、と口を開いて出てきたのは、アルミ製の手裏剣。 手でくるくると弄び、ニヤリと笑う】
駄目だ、おねえちゃん。 やっぱり僕気になるよ。
あなたの使うその刀、調べさせてもらうよ。 ……力づくでね!
【シュパッ、とそれを放り投げ、足元のコンクリートが少年の足型にぼこりと凹む】
-
>>626
……鉄を鍛つ人が特殊な人だったからな
閉ざされた山の上、一本の桜が咲くその場所で、この刀は鍛えられた
【俗にいう、「妖刀」。鍛冶人の思いが篭ったこの刀は、常識離れした効果を持つ】
【少年の敵意を感じ取ったのか、少女は刀をゆっくりと抜いた】
【見たものは魅了されそうなほどに美しい刀。淡い桃色の刀身を鈍く光らせ、静かに少年に向き直る】
人造人間…か
研究所やらでそんな話は聞いたこともあるが、まさか本当に存在しようとは
まぁ良い――何にせよ、こちらに刃を向けるのなら、私も容赦はしない
【その時――一枚の花弁が、その場に舞う】
【桜の花のような桃色の花弁は、ひらひらと地面に舞い落ちる……かと思われた】
私の刀は妖刀…『桜花』。峰の上に咲く花の様に気高く、海に散る英霊のように――儚い
【ガキン、という音が響くと同時に、少年が放った手裏剣は、花弁と相殺しあって地面に落ち】
【刀をゆらりと構えると、少女は吹く風のように素早く刀を振るう】
/申し訳ねぇ、少し遅くなった
-
>>627
術式を組み込まなくても…その刀に魔が宿った、ってこと…?
【金属音と共に弾かれる手裏剣を尻目に、少年の両手にはテトラポッドを小さくしたようなコンクリート製の棘が3つ握られた】
【その表情は苦々しいような、息苦しいような表情】
信じられない、理解できない、納得出来ない。 だって僕らは科学の化け物だから。 理論の子だから。
【くるくるとジャグリングのように手で弄び、刀を見据える】
『だから知りたい』。 その『理解しがたい現実』を。 『人の心の宿った物』を!
【テトラポッドを二つ投げつけ、残った一つで殴りに掛かる】
-
>>628
それに私――いや、妹もそうだったか
持ち主の能力も関係しているんだろうな…この刀は、私や妹の魔力も吸っている
【少女が剣を振るうたびに、春の麗らかな香りがあたりに漂う】
【持ち主の能力。それによってこの刀の力は変わると、少女は告げて】
ふ、この刀は人の叡智を超えた向こう側にある刀だ
君のような論理的で機械じみた考え方の人間には理解できないだろう
――だからこそ、この刀が効果的だ
【再び2つの花弁が、風に揺られて空を舞う】
【そして少女が笑みを浮かべて言い切るのと同時に、その花びらは投げられた小型テトラを相殺すべく向かい】
幾多の血を吸ってきたこの妖刀、君もこの刀の糧となってくれるか
【殴りかかる少年を避けようともせず、むしろ対峙する形で向き合い】
【刀をつきだして、拳を狙い、一直線に「突き」を放った】
-
>>629
【美しい刀がコンクリートのテトラごと少年の手を串刺しにする】
【血液は出ず、代わりにあふれだすのは白色のミルクのような液体】
【その液体を悲しそうな目でチラリとみやって、少年は口を開く】
残念だけど、僕には血液が無い。 この一滴一滴が僕であり、僕らなんだ。
…体外に出てしまうともう僕には戻れないけれど…
【うじゅうじゅと液体が蠢き、そしてすぐにタダの液体へと戻る】
でも、そのおかげで僕には物質の事が『体感』出来る。 人の叡智の向こう側にある物なら、
人ならざる僕なら、理解できるかも知れない。
【少年の右腕には、いつの間にか妙な装置と、ガラス玉に入った黒い粉】
ただの可能性の話だ。 でもだからこそ、僕みたいな人外でも、君みたいな女の子でも、平等に話すことが出来る。
違うかな…?
【シャカシャカとガラス玉を振り、中のガラス玉が黒く染まる】
【ガラス玉を少女に向けて、手元のスイッチを入れようと…】
-
/すまぬ、ちょっと飯に行ってくる
-
/OKです。 が、俺も7時ごろ出かけるもので…帰ってくるのは深夜頃になるかもですぜ。
-
/おう、マジすか…現行も立ちそうだから、続きは【合成母体】さんが戻ってきてからでいいかな
-
/まだいるかなぁ
-
/さて、たまには反吐の出る程の悪役やりたい人はいないかね
/外道、鬼畜、相手を拷問にかけるような能力者大歓迎ですぜ
/こちらは精神攻撃以外は基本死にませんがその方が楽しめるでしょう
/一応精神崩壊はしますしね、というわけでお相手募集します
【異常再生】
常に細胞が最良の状態に保たれる能力者
たとえ細胞のひとかけらでも残ればそこから再生する
毒を喰らえば数秒後には抗体が生成される
ただし再生には激痛を伴い、また、精神攻撃に対する耐性もない
さらに言えば長時間攻撃を喰らい続ければ激痛で精神崩壊を起こすだろう
また、自分にしか効果のない薬を二つ持っている
一つは激痛とともに体が結晶化して死に至る紅い薬
もう一つは痛覚を遮断し身体能力を超人レベルまで引き上げるが効果が切れると激痛が襲う蒼い薬
二つを同時に服用した場合は只々長時間激痛を伴う薬となる
身体能力は一般人、武術などの心得も一切ない正真正銘の一般人である
初期装備は市販のナイフ一本
-
【透過刺檻】グラスケイジ
針の付いた透明な檻を作り出す能力。
自分を中心に20m内に自由に作り出すことが出来るが、2レスで消える。破壊も可能。
そこそこの硬さもあるため、障害物として配置することも。
初期装備:拳銃
-
/にちゃんかきこめない、さいあく
/だからひまつぶしにだれかやろう
/すとれすかいしょうにぼっこぼこにしてくださいな
【不可視剣】or【Transparent Sword】
貴方は「不可視の剣」を一本所持している。
どの角度から見ても、どんなに近くから見ても、全く見えない不可視の剣を
ゲームなどでよくあるような、「僅かな空間の歪み」なども全く発生せず
透明と言うには少し違う、まさにその名の通りの「見えざる剣」。
この剣の形状を直接見ることができるのは、所持者である貴方のみ
形状も貴方に馴染む形となり、西洋剣や日本刀、レイピアやバスターソードにもなるだろう
しかし、いくら見えないと言っても打ち合った際の感触や、斬った時の傷は残る
もし戦いが長引いてしまったら…その感触や傷で幅や長さを見破られてしまうかもしれない
なのでこの剣を使う際は、相手に気づかれる前に殺すことが重要となる。
…また、この武器の致命的な弱点として、「ペンキ」や「液体」などがある
なぜかというと…それらをぶっかけられてしまえば、剣の形状がまるわかりになってしまうからだ
身体能力 かなり高め
-
/ いあ いあ はすたぁ はすたぁ くふあやく
ぶるぐとむ ぶるぐとらぐるん ぶるぐとむ
【眷属ノ誓】
この能力者は黄金の蜂蜜酒を所持している。
呪文を唱えながらこの蜂蜜酒を飲む事で、風の首領「ハスター」の力を一部だけ授かることが出来る。
力を借りている時は、身につけている物が黄金に輝く。
力を授かってから、10レス経つと自動的に解除される。 再び飲めば力を得られるが、其れまでに正気でいられるかどうか。
ハスターの力を受け取ると、その時点で能力者の精神は壊れてしまう。力を使えば使うほど、その心は狂気に染まる。
力を返した後も、その影響は残る。
判断力が失われるまではいかないが、どこか心に欠陥をもった状態にはなるだろう。
ハスターの力を使って行えることは以下の通り。
・風を操り、暴風を起こす。本気を出せば家を吹き飛ばすことも可能
・腕を大きく振ることで真空の刃が出せる
・空中を歩く事が出来る。
・風を圧縮し、見えない槍を作り出すことが出来る。
-
【――例えるのなら、小さなコップをひっくり返したような雨だろうか】
【どしゃぶりとも天気雨ともつかない、なんと形容すればいいのか難しい雨が降り続いている】
【しとしとと降り続く雨に、遠くから聞こえる雷鳴…そんあ音を聞きながら、一人の少女は廃墟の柱にもたれ掛かっていた】
【長い金色の髪に、使い古された軽装の鎧…そしてその下には、青を基調としたドレスが着こまれていて】
【背を預けるように座る少女は、緑色の瞳で空を見上げる】
……暗い
【空に浮かぶのは無数の雲。幾多に積み重なった分厚い雲は、完全に月のあかりを遮断していて】
【どこか残念そうに、ポツリと呟きを漏らすと】
ここじゃ冷えるかな…
どこか雨の当たらない場所に行かないと…
【ふらふらとした足取りで、ゆっくりと立ち上がった】
【覚束ない足取り。何時間も座りっぱなしなのにいきなり立った時に起こるような歩き方と似ている歩きで少女は進み】
【まだ天井が崩れ落ちていない広間へと、ゆっくり歩いて移動する】
【――そんな少女。形容するのなら「騎士」という表現が近いであろう少女】
【尤もその姿はどこか落ちぶれているが…少女の右手にはなにもないはずなのに、雨粒は、まるでそこに何かがあるかのように、水滴となってくっついていた】
【その水滴によって大まかに現れた形――その形は、西洋風の剣をかたどっていた】
-
>>639
【廃墟の中で、一冊の古い本と黄金色をした瓶を手に、ぶつぶつと独り言をつぶやく男】
…………
【外の雨は何かを恐れるように、狂ったように激しさを増し、大地に小さな川を作り上げる】
……いあ… あ……はすた… ふん…い…
【時間は流れる。 言葉は紡がれる。 無慈悲に。 残酷に。 着々と"その準備"は完了していく】
……いあ…いあ…はすたぁ…! クク……!
【男はニヤついた笑顔で、瓶をゆっくりと手に持ち、その中身をゆっくりと飲み干していく】
【雨の音がその行為を、ざらざらとした音で包み隠すように…】
-
>>640
【雨は未だ止まず、廃墟の屋根を叩いている。】
【静かな中に響く雨音。そんな雨音をぼんやり聞きながら、雨の当たらぬ場所へと移動すると】
ん…人?
【そんななか見つけた一人の男――その男は見知らぬ顔で、少女は怪訝な表情を浮かべた】
【尤も少女はここ一ヶ月ほど、自分以外の人間は全くといっていいほど見ていないのだが】
【そんな久方ぶりに見た男に不信感を抱いたのか、じーっと警戒するように、男の姿を眺めた後】
何してるの、そんなところで
【遠くから聞こえるように、だが大きすぎるわけでもなく、程々の声で少女は男に声をかける】
【近寄りがたい雰囲気を放つ男は、この少女の声を聞いてどういう反応を起こすだろうか】
-
>>641
【背後から声をかけられた男は、本を片手にゆっくりと振り返る】
『涙が出るほど悲しいとき、逃げ出したいほど苦しいとき』
『声が出ないほど辛いとき、動けないほど悩んでいるとき』
【何かの祝詞だろうか、柔らかい笑みを湛えた男は、本をめくって読み上げる】
『素敵な呪文を唱えてみれば 楽しい世界の扉が開く』
【と、割れた窓から一陣の風が吹き、ベラベラと本のページをめくっていく】
『いあ いあ はすたぁ はすたぁ くふあやく』
『ぶるぐとむ ぶるぐとらぐるん ぶるぐとむ』
【雨を巻き込み、男と本をびしょびしょに濡らしながら、風は男を包み込む】
【ガクガクと揺さぶられる男は、常に柔らかい笑顔を浮かべている】
貴女も如何? 素敵な世界
【パチン、と指を鳴らすと、風で作られた刃がいくつか飛ぶ。
雨粒を切り裂き、コンクリートの壁を切り裂き、少女の方向へと飛んでいく】
-
>>642
【少女は一歩、引くように後ろに下がった】
【それは正常な反応だろう――なぜなら男がいきなり、笑って何かを語りはじめたのだから】
【これが教会や学校なら似合うものの、こんな雨の廃墟で言われようものなら恐怖心や不信感しか沸かない】
何…?
【怪訝な表情で、相手をうたぐりながら一言、警戒を絶やさずに呟く】
【その時――ありえぬ風が巻き起こり、少女は僅かに身を竦ませ】
まさか……
【こちらに向かってくる風の刃…雨を切り裂き向かってくるその刃を見ると、何かを察したように呟いて】
【同時に、風の刃は、「見えぬ何か」に両断された】
【少女が「エア素振り」のような動きをとったと同時に切り落とされた刃は、勢いを失って空気に溶け込み】
能力者…
こんなところにまで来てたの…?
【はぁ、と面倒くさそうに少女は溜息を吐くと、再び「見えぬ何か」を構えて戦闘態勢をとった】
-
>>643
【窓から入り込んでくる風は、まるで竜巻の如き勢いで流れ込む】
【男のまわりを蠅が飛び交っているのかとも思ってしまうほどに、濃密な風】
能力者? 否、私はただの器。 ハスター様の力をこの世に具現する為の肉の器。
【その不気味な書物を大切そうに抱き、男は腕を振り上げる】
ハスター様は退屈なされている。 その退屈しのぎとして私が選ばれ…
【腕を取り巻くように、風が集まる。 男の恍惚とした顔に、びたびたと雨粒がぶつかり濡らす】
その私がハスター様の力を降ろした瞬間、貴女が此処に来た…
お分かりになりますか? そう! 邪神様が私で楽しんでおられるのです! この私で!!
こんなに光栄なことはない!! そうだろう!!
【ゲラゲラと笑い出した男は、腕を大きく振り、全範囲にわたる、風の刃の嵐を吹かせる】
-
>>644
【狂信者――この男の言葉と語りを聞いた途端、そんな言葉が頭を過ぎった】
【神を仕えているのかと思考を巡らせつつ、少女は見えざる何かを構える】
ソッチの方がもっと面倒……
【その上この男が湛えているのは普通の神じゃないらしく、厄介そうなこの男に頭を悩ませ】
相手は、風…
少し相性が悪いかも…
【そして全方位に吹く風の嵐。一つならまだしも全体効果を及ぼす技は少女にとって不利で】
【とりあえず手を交差して被害を抑え、その何かを構えて走りだす】
【向かうは目の前の男――とりあえずは距離を詰めようと走り寄り】
これで――
【その見えぬモノを、横薙ぎに振るう】
【男から見れば、「少女が何かを振っているフリをしている」ように見えるだろう】
【しかしそれは大きな間違いで、少女の手には確かに、見えぬ「剣」が握られている――】
-
>>645
【少女を切り裂く刃は、ドレスと軽甲をわずかに切り裂き、コンクリートの壁や天井に食い込む】
【泡を吹きながら笑い声をあげる男に、少女が接近し】
…う、がぁッ…!?
【男の体を、大きく切り裂いた】
…かッ…! あ…! き、さま…!! はすたー さまの…! お体に傷をぉぉ……!!
【だらだらと胸部から血を垂れ流し、男は血走った眼で少女を見つめたかと思うと】
……あ、はは。 いや、失敬。 そうだな、ハスター様の体であるから、ハスター様の遊びであるこの世界で何が起ころうと、
それはハスター様の意思であり、私はそれをただひたすらに残酷に面白く盛り上げることこそが、ハスター様のお望みであるのですね。
Ia Ia ハスター。 御心のままに。
【男は風を圧縮して、手のひらほどの小さい槍を3つほど作り出すと、それを使って容赦なく傷口を荒々しく縫い始める】
【傷口は無残に貫かれ、治療としての意味を成しているのか疑わしいほどの血があふれる】
お待たせしました。 さぁ、踊りましょう! 暴風の宴を! 冒涜的な踊りを!
【外では風が、尋常ではない速度で荒れ狂い、ヒビの入ったコンクリートをボロボロと崩していく】
【男の笑い声と共に完全にコンクリートの壁が崩れ、より多くの風が入り込む】
-
/ほげ……書いた文を消してしまった
/ちょっと書きなおすからまってておくれ
-
>>646
【切り裂いた感触は思い描いていたとおりだった。何度も体験した、極普通の感触】
【僅かに「普通じゃない感覚がするのだろうか」と思っていたのだが…少し期待はずれだったか】
………
【そして一言、自らの持つ「見えぬ剣」に目をやって】
【再び剣を構え、男に向け対峙する】
【ほんの少量だが血の付着した剣――並外れた動体視力と観測力があれば、見切ることは可能だろう】
…狂ってる
【男の姿、行動、言葉、語り――そのすべてを言い表すように、少女は呟く】
【狂っていると、狂信者だと…蔑むように呟きを残し】
Cthulhu…?
【ハスターという単語。今までにも何度か、男が呟いていたその単語を】
【聞きかじる程度にだが知識として覚えていた少女は、何となくその言葉を口にし】
【いいや違うかと、その記憶を否定して、血の付着した剣を握り】
【風による攻撃を受け流しつつ、剣を振るう】
【しかし完全は避けきれておらず、小さいながらも風の刃は少女の身を切り裂き】
【少女の持つ見えざる剣に、少しづつ少しづつ、血が付着していく】
-
ヒヒヒ、アハハ! 血だ! この場に血があふれている!
楽しい! たのしいたのしいたのしい!! はははははは!!
【もはや、意味をなしていないその言葉すら、風の音が消し去っていく】
【風は上下左右に少女の体を煽り、押し留め、引き寄せる】
……そうだ。 磔…
【ふと、思いついたように男は手を叩き、両手に圧縮された空気を纏う】
美しい壁画をつくろう。 すべてはハスター様のために。 血をささげよう。 すべてはハスター様のために。
いあいあハスター Ia IA ハスター IA IA Hastur! AI AI Hastur!!
【圧縮された空気は人の腕ほどもある大きな2本の槍と化し、男は胸から血を吹き出しつつ大きくのけ反って、一本だけ投擲する】
-
>>648 しまった。安価が!
-
>>649
【あまりにも風が強く、思わず少女は目をつぶる】
【四方八方、あらゆるところから吹く強風―――立っているのも難しい強風の中では】
…もう一回、斬れば――
【剣を構え、男に向け、斬撃を放つ――それだけの行動すら難しく】
【強風の中を立っているのに精一杯で、なんとか立ち続けながら】
【身を切っていく風に耐えつつゆっくりと足をすすめる】
【…数歩進めた、これならば、男に辿り着ける―――】
…ッ
【そんな生半可な方法が、通用するはずなどなかった】
【腹部が鉄を流し込まれた様に、熱く痛く…自身に風の槍が刺さっているのだと気がついたのは、数秒後で】
【多量の血を流すと同時に、少女は剣を支えに何とか立ち続ける】
【――少女自身の剣を浴びた剣。その剣はもはや半分以上が少女の血により視覚可能にされて】
【数尺ほどある刀身と、数寸ほどの鍔や柄が、あらわとなってしまう】
-
>>651
【まるで】
おや? …あぁ! なるほどなるほどなるほどなるほど
【風が吹いていないかのように、その男はゆっくりと、歩を進める】
【少女の目の前まで来ると、血に赤く濡れた剣をまじまじと見つめ】
先ほどは、『それ』で切り付けたのですね。 なるほどなるほ、ど!
【少女の腹部、傷の近くを思い切り蹴りつける】
-
>>652
【喋れない――喋ろうとすると我先にと、喉奥から血液が沸き上がってきて】
【留まることを知らない少女の血は、次々と吐き出されていき】
は、あッ…
【苦しげな呼吸を交え、なんとか強引に吐血を止める】
【そんな僅かな安堵もつかの間、再び腹部に激痛が走る】
【傷口を蹴られた――そんなことを思った時には既に少女の体は蹴り飛ばされていて】
強……い…
【思わず剣を離し、地面に倒れ込むような姿となってしまった少女は】
【荒い呼吸を繰り返し、まさに瀕死の状態で、相手の男を恐れるように呟いた】
-
>>653
ふふふふふ。 あぁ…いい香りだ。 冷めていく血の匂い…命が失われる香りだ。
【すぅー…と鼻で息をした男は、ぐにゃりと顔を緩める】
もっと、カがセロ。 もっともっと…
【男は倒れ伏す少女に、細い風の槍を一本一本刺していく】
もっともっと…もっと、もっと、もっともっともっともっともっともっともっともっと
悲鳴、血、憎悪、恐怖、絶望、もっと我に奉ぜよ…
もっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっと
【男の声に、少し違和感のある声が混じり、すぐに消える…】
【最後に太い槍を、少女の右肩に差し込み、押し込む】
-
>>654
【次々と、少女の小さな体に、風の槍が突き刺さっていく】
【もう声すら上げられない――ピクリとも動かなくなった少女は、されるがままに刺され続け】
【そして止めと言わんばかりに、大きな槍が、右肩に突き刺さり】
――――
【少女の目の光が失われた】
【瞳孔が開き、呼吸すらせず、段々と冷たくなっていく身体】
【無数の恐怖を抱いたまま、少女は指し続けられて息絶え】
【落ちていた剣が静かに、氷が溶けるように形を失った】
【その場に残ったのは、既に言葉を失った人形と、狂信者の男のみ――】
【不可視剣】 ―――死亡
/やべぇ眠い…
/付き合ってもらってさんくす、俺はもう寝るぜ
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板