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イベント優先スレ
1
:
名無しさん
:2011/05/01(日) 01:39:06 ID:???
・イベントの無い時はここも使えます。
・イベントの開催はここと「雑談用スレ」にイベント情報を貼り付けて告知すると親切。
739
:
巴津火「」 叡肖・ミナクチ
:2011/11/19(土) 12:20:50 ID:1gBuqmPQ
>>737-738
「誰が!!!お前にっ!……おい包帯」
今この場で一番余裕のありそうな稀璃華に、一番余裕の無い巴津火が噛み付くように答える。
もはや包帯男のボケに突っ込む余力はない。
そして帰り支度の神代に巴津火は、最後に念を押した。
「あの建物を作る約束は守れよ。場所は決めておくからな」
いつか敵対するであろう友達と判っていても、このいじめっ子は神代から
目を離すつもりは無いらしい。
「いるなら出て来い。帰るぞ」
その声に答えて、さして深いとも思えない先ほどの水溜りから現れたのは、
等身大の少年の姿のミナクチと、彼を乗せて半ばまで水面に現れた衣蛸の殻だった。
「蛸、お前ガラス玉に何か細工してたな。水蛇が海水だったぞ」
巴津火は半眼のまま、恨めしげに衣蛸を睨む。
『そりゃだって殿下が暴走したら止めるのが俺の役目だしぃー?
あのガラス玉に力を封じるの手伝ったの俺だしぃー?
普段から殿下の行動パターン見てたら、あらかじめ保険掛けておくなんて当然ですよねー』
殻からぬるりとその身を覗かせた大蛸は、その触腕をゆるゆると伸ばして巴津火を抱き上げる。
「お前のせいで傷に塩が沁みるじゃないか」
目を閉じて尚怒りながら、巴津火は衣蛸の殻の中へと引き込まれていった。
『私は稀璃華さんと穂産姉妹を夜行集団へ送り届けてから参ります』
衣蛸のためにこの水溜まりと川を水脈の道で繋げながら、下級の水神はそう伝える。
『判った、なるべく急いでくれ。
このまま宮に戻ると爺ィが煩いし、急ぎだからまず小鳥遊の所で応急処置させる』
水溜まりに沈んでゆく衣蛸に一つ頷くと、ミナクチは稀璃華を招く。
稀璃華の手を借りて夜行集団の本拠地へと姉妹を送り届けるつもりだ。
740
:
稀璃華
:2011/11/19(土) 14:01:12 ID:HbHPxpxY
>>738-739
「うおぅ!?」
農夫に引っぺがされた稀璃華は残念そうにしつつも、楽しそうに笑っていた。
「ははーん、農夫のおっさん、僕が神代に抱き着いたのに嫉妬したの?これだからツンデレおっさんはっ☆」
そして、稀璃華の抱き枕となる残念な農夫だった。
「・・・・・・・・・っと、僕も帰ろー。よろしく、えーと・・・可愛い男の子☆
神代達もまたどこかでな。今度会ったら、たくさん遊んでやるからな。」
本当に男は可哀相だと思う。姉妹を呼び、ミナクチへと送られるだろう。
741
:
穂産姉妹神大社
:2011/11/19(土) 17:09:07 ID:EK/9fLvc
>>739
「?なんだ!?
俺の顔にはなにもついてないぞ!!布以外な!!」
「ほいほい、訳分からねえ事言ってねえで帰るぞ。
それとおらたちの母国じゃあ、そんくらいは普通だ。
なんならヨーロッパにでも吹き飛べよ、稀璃華」
さっぱり返答の意味を理解していないので、立ち止まって聞き返そうとする。
そんな包帯男の後頭部を軽く小突きながら、
稀璃華に馬鹿にしたような指差しと惜しみない呆れかえりを送った。
「くすくす、なんにせよ約束は守りますよ。
建物を建てるのに苦労はありません、目印ぐらいはつけておいて下さいね」
口元に手をあてて笑えるほどにゆとりを取り戻して、
神代は去り際に巴津火に念を押す。
そして隣の彼に対して別れの笑みが巴津火より少し輝いているのは、
スキンシップを好きなだけ出来た稀璃華に、神代が懐いたからかも知れない。
そんなやり取りをして炎の中に消えたのは、
叡肖たちが水たまりから姿を現すほんの数秒前であった。
「『・・・。』」
未だに意識を戻さない穂産姉妹は叡肖の言葉通り、
重くはないがやはり本拠地まで届ける、
その手間を彼らに負わせることになるのである。
/僕はこれを落ちにさせてもらいます。
/とても長い間付き合っていただき本当にありがとう&お疲れさまでした
742
:
ミナクチ
:2011/11/19(土) 18:06:23 ID:1gBuqmPQ
「え?はい。稀璃華さんにはお初にお目にかかりますね。
私はミナクチ、巴津火殿下に仕えております」
可愛い男の子と呼ばれてしばし戸惑ったミナクチは、稀璃華に一礼した。
「夜行集団の皆様にはこのお二人を護るとお約束していたのですが、
正直申し上げて危ういところでした……」
主の暴走にやや疲れた表情である。性格的に蛸よりもストレスに弱いのだろう。
「初対面の方にお願いしてしまってすまないのですが、
どうかこちらのお二人を支えていて下さいませんか」
稀璃華には姉妹神を頼み、自らは穂産姉妹の神体を丁寧に白布に包んで大事そうに抱くと、
そのの足下の水溜りが揺らいで、雨に煙った夜行集団の本距離が映しだされる。
そして次の瞬間にはもう水をぬけて、店の扉が全員の目の前であった。
//お二人とも絡みどうもありがとうございました!
743
:
稀璃華
:2011/11/19(土) 18:51:48 ID:HbHPxpxY
>>741
「ヨーロッパ?田舎者の僕でも行けるのか?」
懐く懐かないは別として、あそこまで普通にスキンシップさせてくれた子供は久しぶりだ。
今だにぷにぷにっとした感触の残った手を振り、神代と別れた。
「なんだな、呼びにくいな。
よし、ミナチー!運んであげるから、これからはこう呼ぶぞ!」
姉妹を支えながら、訳の解らぬことを言う稀璃華。
(春宇知厄もまたな。)
ミナクチに続き、そこに入ればホストの扉が。
中にはきっと、露希達が待っているはずだ。
//中々参加できず、長引かせてすいませんでした。
夜行さん、蛇さん、長い間お疲れ様でした!
744
:
巴津火
:2011/11/21(月) 23:33:11 ID:1gBuqmPQ
退屈しきった我侭なお子様は、白いベッドの上で泣き言を言っていた。
「こざると一緒の部屋がいい!お菓子欲しい!暑い、痒い、蛸、どこ行った!」
しかし、誰も応答しない。
ナースコールはとっくに鳴らせないようにされてしまった。
ベッドの傍らには水を注いだガラスボトルが置かれ、監視役の水神は水を通して
何時でもこの子供の様子を見ることが出来る。
「うーーっ!!」
右の肩から腕には分厚く包帯が巻かれ、その長さは上腕の半分しかない。
今の巴津火は唯一自由になる左手で、上掛けをばたばたと叩くことしかできないのだ。
それもやりすぎると、他の傷に響く。
病室の扉の前に誰かが来た時、一瞬、期待するようにその子供の表情が輝いた。
745
:
巴津火
:2011/11/21(月) 23:35:02 ID:1gBuqmPQ
//投下ミス 取り消します
746
:
結婚式当日
:2012/01/02(月) 22:20:44 ID:BQ990e1A
新年があけて、数日が経った。
そんなおめでたい時期に、更におめでたい事が。
それの始まりは刻々と迫ってきている。
―――ここは少し山奥にある大きな教会。
辺りには森や湖が広がり、天気も快晴。
本日はここで、結婚式が行われる予定である。
スタッフA「本日、ここで行われますので、参列者の方々はここへ。」
スタッフB「では奥から座っていってください。式はもうすぐです。」
露希「(すっごぉい、こんな大きなところでやるだなんて♪)」
黒龍「(俺も零と…)」
零「」ニコニコ
スタッフの誘導と共に、参列者は席へと移動する。
全員が座った時、式は始まる。
747
:
田中家
:2012/01/02(月) 22:41:19 ID:c1.PBF/s
>>746
そんな人生の幸せを祝福する場所の親族席。
そこに人間……だけどなんか首を傾げたくなるような人達が座っていた。
祖父(父方)「……………………」
祖母(母方)「おやぁ?澪くんの関係者かねぇ?」
下駄をはき、右手に縦に長い何かが包まれたモノを持ち、白いい袴に、長い白髪で白目のおじいさんと
小柄で、花柄の着物を着て、椿の簪をオカッパの白い髪につけ、狐の御面をかぶった女性。
一人は明らかに人の身でありながら鬼に近い存在。もう一人はおばさんみたいな喋り方なのに明らかに声が若い。
けど座ってるのは祖父母の席…
そしてもう一カ所の祖父母の席には…
祖父(母方)「ヘーイ!!!そこのカワイイ子!!僕とお茶………イタタタタ!!!冗談だからヤメテー!!マイハニー!!!」
祖母(母方)「まったく……孫のめでたい席どアナタは…」
黒いスーツに、サングラスをして、三日月のような白い髭を生やした陽気なイタリア人のおじいちゃんと
桜色の着物を着て、少し人間とも妖怪ともつかない中途半端な雰囲気の優しそうなおばさんが座っていた。
従業員のお姉さんにナンパしようとしたおじいちゃんはおばあさんに膝を抓られていた。
田中「おーい!零!露希!黒龍!!こっちだよー」
田中母「おや?あの子達が澪くんの友達かい?」
いつもの田中くんと火傷傷が目立つ田中母が三人に気付いた。
748
:
宝玉院 三凰
:2012/01/02(月) 22:46:53 ID:SmXQZqJk
>>746
,
>>747
「澪の奴、ついに結婚か。」
ゆっくりと辺りを見回し歩いてきた三凰。
「で、友人代表のスピーチは僕が読んでいいのか?」
立ち止まり、スタッフに尋ねる。答えを聞いたら席へ移動するだろう。
749
:
巴津火『』 叡肖「」
:2012/01/02(月) 22:56:42 ID:3FBgi9l6
>>746-748
『蛸ー…。これ苦しいー』
「こら、タイを勝手に解くな。これでも束帯よりは楽なんだぞ」
会場が教会なので二人とも人間の姿、かつ洋装ではあるが、
しっかり糊付けされて硬いカラーとその上のタイが、逆鱗を持つ巴津火には少々苦しいものらしい。
勝手に服の喉元を緩めようとする巴津火を、せめて式の間だけはきちんとさせようと叡肖は苦労している。
「結婚式がどんなものか見てみたいって言いだしたのは坊ちゃんだろ。そんなじゃ姫に笑われるぞ」
『だってこれ、喉にあたるんだもん…』
同じ蛇である雨邑なら、逆鱗に何かがあたる不快さは判ってくれる筈なのに、と口をへの字に結んで
幼い竜宮の次期当主はせっかく緩めたタイを、再びきっちり締め直す守役を恨めしげに睨んだ。
「公の場ではきちんとしないと、恥かくぞ」
叡肖に背中を押され、巴津火は席へと着かされる。
〔露希がいるぅ…〕
流石にこういう場所で露希も抱きついたりはしないだろうが、
巴津火の気持ちをさらに凹ませるには十分な存在だった。
元気のない巴津火を他所に、叡肖のほうはへらへらと田中家の面子へ愛想よく会釈している。
750
:
名無しさん
:2012/01/02(月) 23:16:53 ID:BQ990e1A
>>747
露希「あ、田中君だ。今行くねー。」
黒龍「よ、夕。お前の姉ちゃんが結婚だなんてな、驚いたよ。」
零 「夕君のお母さんですね?初めまして。」
三人は夕に気づくとそちらへと移動した。
黒龍はとんでもない田中家を見て口をあんぐりしている。
一方で零は礼儀正しく挨拶した。
露希「もうすぐだね。きっと夜さん、奇麗なんだろうなぁ。」
>>748
スタッフC「祝辞の方ですね?それは披露宴で行う予定になっております。」
先程ナンパされてしまった若い女性スタッフは
きっちりと三凰に説明した。
丁度零の隣の席が空いているはずだ。
零「」ニコニ……ずぅぅん
それを知った零はなんというか、落ち込んでいる。やっぱ怖い。
>>749
露希「叡肖さんに巴津火君!こっちです。(ピリっとしてる巴津火君萌えッ)」
黒龍「よっ、巴津火。なんか似合わないな〜(笑)」
零 「三凰が…ぇぇぇッ?」
一人を覗き、にっこり挨拶。
確かに式場は儀式の様な堅苦しい場で、まだお子様の
巴津火には辛いかもしれない。もとい、露希まで。
しかし、まだいるのだ。ちっちゃくて気づかれていない白髪の男の子。
巴津火の声を聞くと、直ぐに振りかえった。
夷磨璃「巴津火お兄ちゃんっ、わぁい♪」
説明しよう。夷磨璃は、纏さんの許可を得て、ここへやってきたのだ!!
751
:
田中家
:2012/01/02(月) 23:40:20 ID:c1.PBF/s
>>748
田中母「あの子が、澪くんの友人代表の子か
今日は澪さんとうちの娘の結婚式に来ていただきありがとうございます」
礼儀ただしく来た人(妖怪)達に礼儀正しく挨拶する母。
……火傷傷のせいでなんか怖いが…
祖母(母方)「山の妖怪に海の妖怪もいるねぇ?随分澪くんは親友に恵まれてるみたいだね。君から見て澪くんはどんな子かい?」
三鳳に向かいそうきく狐面の女性。
>>749
祖父(父方)「…………………………」
父方の祖父が、ハツビーを睨むように見つめてる。
すると懐から飴を取り出しハツビーに渡そうとする。
田中「ハツビー!おじいちゃんが飴食べて元気出して!だって」
そして田中くんがその行動の意味を通訳した。
祖父(母方)「おやー?なかなか礼儀いいねー!君!!僕と同じ匂いするけど、どうだい?この後一緒に僕と女の子をナンパしにいか……グギャッ!!!!冗談だぜー!!!!!痛いよ!二人とも」
祖母(母方)「まったく…ごめんなさいね。うちの人が」ニコリ
田中母「パパの言ってる事は気にしないで叡肖さん。今日はわざわざありがとうございます。娘の店の常連でお世話になってますし」
叡肖に向かい、なんか感じたのかそう言うが隣のおばあさんと田中母に殴られてるおじいちゃん。そしておばあさんは不思議な気配を出しながらも田中母と一緒にニコッと挨拶した。
あ……巫女Bもいるけど夜の友人達が押さえてるから問題はないよ!
>>750
田中「あれ?黒龍に言ってなかったけ?
露希もやっぱり女の子だからこういのに憧れるの?」
普通にそんな会話をし、キョロキョロと色々来る人を見ている田中くん。
田中母「わざわざどうも。
今日は澪さんとうちの娘の結婚式に来ていただきありがとうございます」
零に丁寧にお辞儀し挨拶する田中母だった。
752
:
巴津火『』 叡肖「」
:2012/01/03(火) 01:35:59 ID:3FBgi9l6
>>750-751
(,>>三凰)
「やあ露希ちゃん!それじゃお誘いに甘えて」
叡肖が誘われてしまったから仕方ない。
喉元を締め付ける礼服でできる最大の溜息をつきながら、巴津火は席を移動する。
『るっさいっ。好きでこの服着てるんじゃないやい』
黒龍の冷やかしには、じろりとにらみ返して拗ねた返事をする。
ここが式場じゃなかったら黒龍の逆鱗をくすぐってやるところなのだが、巴津火はぐっと堪えた。
気に食わなければすぐ暴れていた以前に比べれば格段に成長しているのだ。
ただし、その身長だけは別だが。
『こざる来てたのか。……あまり無理するなよ?辛くなったら言うんだぞ?』
ここで現れた苛立ちを拭ってくれる存在に、巴津火はどこかほっとしたような表情を浮かべる。
一時は失われていたその右手で夷磨璃を招き、顔を寄せてかがみこむと、
巴津火は夷磨璃の額に自分の額をそっと当てた。
〔熱は…ないな。顔色も、大丈夫そうだ〕
夷磨璃を伏し目がちに観察し、無言で顔を寄せているその様子が、
巫女Bさんや露希の変なスイッチを入れてしまう可能性には気づいてすらいない。
『飴?…どうもありがとう』
伏せていたその視線を上げさせたのは、田中君だった。
田中君とお爺ちゃんへ戸惑いがちに、しかし表情を和らげて巴津火は礼を言い、
貰った飴を夷磨璃と分け合おうとする。
「ナンパ!いいですねー、では早速こちらのお嬢さんなんてどうです?」
叡肖は叡肖で、イタリアン爺ちゃんに意気投合しつつも、茶目っ気たっぷりに
お婆ちゃんの手をお爺ちゃんに握らせようとしている。さりげないイタリアン爺ちゃんへの牽制だ。
(そういうのはねー、隠れてするのが嫁さんへの礼儀ってもんだと俺は思うのよ)
決まった相手がいる場合、余所見はそれを感づかせないようにするのが叡肖の信条。
逆に言えば相手を決めていないうちなら、それこそ遊び放題というものだ。
「こちらこそ何時も美味しい珈琲を飲ませて貰ってますよ?
ノワールに通えない間は他の珈琲じゃ物足りなくてホント困りました、ハハッ」
卒なく田中母に答えているうちに、三凰に気づいた叡肖。
「三凰殿、スピーチ期待してるよっ」
田中家親族に会釈して場を辞し、三凰へと軽く手を振ってから、叡肖は席に着いた。
753
:
宝玉院 三凰
:2012/01/03(火) 13:30:10 ID:SmXQZqJk
>>750
「そうか、わかった。答えてくれて感謝する。」
無表情ながらも珍しくちゃんと礼を言い、そのまま零の隣の席まで行き座った。
「…貴様も来ていたのか。」
特に嫌そうな表情をするでもなく無表情のまま零に言った。
>>751
「随分と妖怪に慣れているようだな。
僕から見た澪?そうだな……絆や繋がりを大切にする奴、かな。ま、それは今日ここに集まった面々を見たら分かるな。」
これも、澪の人柄が良かったからだろう。それに三凰は澪に出会えて良い方向へ変われたのだ。
>>752
「フッ…期待しているがいいさ。」
いつも通りの三凰。緊張とかはしていないようだ。
754
:
名無しさん
:2012/01/03(火) 14:00:36 ID:HbHPxpxY
>>751
黒龍「聞いてないし!!」露希「お嫁さんは女の子の夢だからね。ボクもいつか・・・・・・キャッ/////」
黒龍はちょっぴりぷんすか。いや、聞いたところで誰得って話だけど。
一方、別の待合室にて。
スタッフ「そろそろ式が始まりますよ。」
澪「はいっ!夜のパパさん、どうかよろしくお願いしますね!」
ぴっちりとした姿で、縛っていた髪も、切られている。
澪は夜に軽くウインクして、一足先にスタッフへついていった。
>>752
黒龍「ぷっwwww」
露希「叡肖さん、中々似合ってますよ、巴津火君も☆」
夷磨璃「ひゃぁ/////お兄ちゃんっ?どうしたでござるかっ!?」
巴津火がなぜおでこを付けたのか、夷磨璃には解らない。なぜか体が触れ合ったことで顔を真っ赤にする。
夷磨璃「せ、拙者は大丈夫でござるよっ!お兄ちゃんも無理したらダメでござるからね!!」
露希「(腐・・・/////)」
>>753
零「ちっ、お前、ふざけんなよ!?(あ、本性が)」
三凰への色々な想いがついに言葉へ。
これはまずい。
零「おい、式終わったら覚悟しとけよ?」
うん、三凰君、スルー奨励。
スタッフ「では、人数が揃いましたので、式を開始致します。本日、御結婚なさる婿さん、入場です。」
入口の扉が開き、そこから現れたのは、澪とフォードさんが出て来た。
どうやらフォードさんは牧師のようだ。中々様になって・・・いるのか?
755
:
田中家
:2012/01/03(火) 14:33:01 ID:c1.PBF/s
>>752
ハツビーと夷磨璃の行動に反応し、巫女Bは息を荒げながら暴走しようとしてるが、友人の結婚式のためなんとか押さえてるようだ。
祖父(父方)「………………」
表情は変わってないのに(*・ω・*)←こんな風にしてるような気がする
田中「ハツビー。なんか雰囲気変わったね。しっかりしたというか何と言うか。なんかあったの?」
不思議そうにそう話す田中。脱皮のことも、神代との因縁も彼はまだ知らない。だが何かハツビーが成長したような気がしてそう聞いたのだ。
祖父(母方)「オー…、フハハハハハ!!コレは一本とられたぜー!!!」
祖母(母方)「ふふふ。わざわざお気遣いありがとう」ニコリ
そういいながら、結局二人は仲良く手を繋いでたりしてる。なんだかんだ言いながらこのおじいちゃんは妻を大事にしてるようだ。おばあさんもそれがわかってるみたいだが…
田中母「よかったら今後ともよろしくお願いします」
>>753
祖母(父方)「私は忍の里出身だからねぇ。妖怪とも関わって暮らしてるからねぇ
それもそうだねぇ……ありがとうねー。スピーチとやらを頑張りなさいな」
そう言うと三鳳の肩を叩き戻っていった。
>>754
田中「ごめんね…黒龍」ナデナデ
何故か黒龍の頭を撫でて機嫌をよくしようとする。
田中「じゃあ今日の姉さんが投げるブーケとるの頑張ってね」
《待合室》
田中父「ええ。こちらこそよろしく頼むよ。澪くん」
黒髪で、スーツ姿の優しそうな糸目の男性がそう澪に言う。
夜「いってらっしゃい♪私もすぐ行くからね〜」
純白のウェディングドレスをきて、普段しない化粧をし、眼鏡からコンタクトにした夜がいた。
756
:
巴津火『』 叡肖「」
:2012/01/03(火) 15:44:37 ID:3FBgi9l6
>>753-755
巫女Bさんの妙に荒い鼻息には気づけても、その原因は巴津火には判らないのだ。
こちらをガン見する視線に、ただ不思議そうにちらりと見返すだけである。
『大丈夫じゃないだろこざる、急に熱あがったか?座っとけ』
巴津火なりの気遣いで、赤い顔の夷磨璃をひょいと持ち上げて、右隣の席に座らせようとする。
そして自分の分の飴の包み紙を剥がしながら、田中君の問いにも答えた。
『うー?ボクそんなに何か違う?確かに色々あったけど』
これからもまだ色々あるのだ。
雨邑の刺した釘と神代のことを思うと少々心が重く、苦い表情で目を伏せる。
その思いをぶち壊すように、衣蛸の一言がちくりと刺した。
「一皮剥けたんだよな、それも失敗しかけてw」
『黙れ蛸』
実質これといって何も変わっていない巴津火は、さっと頬に血を上らせて額に青筋を立てる。
脱皮の失敗は蛇にとっては恥ずかしい話なのだ。
茶々をいれた叡肖は、しれっと巴津火の左の席で花婿の入場を待つ。
やがて厳かに入場する牧師と、新郎の澪。
初めて目にするその様と、口に放り込んだ飴玉とに、お子様は不機嫌を忘れた。
『ぷふっ、澪すげー格好w』
「しーっ」
口内の飴のお陰で響かなかったその声は、幸いにも祝福の拍手にかき消される音量だった。
田中家父方祖父のくれたヴェ○タースオリジナル、GJ。
あまりにもいつもと違いすぎる澪の様子が巴津火には面白かったようだが、
式の形式は違えどあれが明日のわが身であることに、このお子様は果たして気づいているのだろうか。
(三凰のスピーチの間も、何もないと良いんだが。頼むぜホント)
叡肖は叡肖で、巴津火が最後まで落ち着いていてくれることを願っている。
零と三凰の間の静かな火花が、巴津火へも飛び火する可能性は高いのだ。
757
:
宝玉院 三凰
:2012/01/03(火) 15:52:19 ID:SmXQZqJk
>>754
「はぁ?僕が何をしたと言うんだ?」
露骨に嫌そうな顔をし言う。
「…決闘なら受けて立つが、今日は武器を持ってきてないんでな。また今度だ。」
>>755
「忍の里…?」
(そんなもの現在もあるのか?)
「ああ、まかせておけ。」
忍の里に疑問を覚えつつも自信満々に言った。
>>756
「澪の奴、なかなか似合っているじゃないか。」
巴津火とは違った反応をしながら澪を見ている。今のところ飛び火の危険性はなさそうだ。今のところは。
758
:
名無しさん
:2012/01/03(火) 16:06:14 ID:BQ990e1A
>>755-757
バージンロードを歩いてくるフォードと澪。
教会にはよくあるステンドグラスの中心にフォード、右側に澪が立つ。
これで準備は整った。
次は新婦さんの入場である。
一般的には新婦とその父が腕を組み入場→新郎と父が礼をして新婦受け渡し。
…といった手順である。
新郎さんにとっては凄く緊張するところだと思うが、
澪はいつも以上にのんびり笑顔である。
それはありのままの自分を見せる為であって、
この式を準備してくれた方や参列者、田中家に感謝しているからである。
……それ以前に。
澪「(夜のこと、誰よりも愛してるから。)」
759
:
田中家
:2012/01/03(火) 16:38:43 ID:c1.PBF/s
>>756
>>757
>>758
そして、新婦の入場がはじまった。
いつもの恰好と比べ、化粧をし眼鏡からコンタクトに変えた花嫁姿の夜が
黒髪で、スーツ姿の優しそうな糸目の男性と共に入場してきた。
夜はどこか緊張しているのか、動きは少しぎこちない…けど新郎の顔を見て、緊張がとけたようにホッとした表情になっていた。
田中父「……娘をよろしく頼むよ」
ボソッとそう言うと、一礼するだろう。
何事もなければそのまま新婦引き渡しが行われるだろう。
760
:
巴津火『』 叡肖「」
:2012/01/03(火) 16:52:15 ID:3FBgi9l6
>>757-759
〔澪の奴、にやけ過ぎ〕
(人間の冠婚葬祭はいろんな形式があるもんだな。後で詳しく書いておくか)
記録の担当もする叡肖にとって、この人妖婚は貴重な経験の場だ。
人と妖の距離がどんどんと広がりつつある昨今、このように双方から祝福された
珍しい例については、事細かに記して残しておかねばならない。
(好事魔多し、この先邪魔が出ない事を俺も祈るか)
人なり妖なり神なり、この先の夫婦の縁に横槍を入れる者が出た場合は、
こうして参列し祝福している以上、竜宮は澪たちの後ろ盾となる立場だ。
(…そうなった場合、坊ちゃんは喜んで守るんだろうが、下の者には災難だな)
『わぁっ!こざる見ろよあれ、すっげーっ!』
場が沸き立ち、現れた華やかな花嫁にすっかり視線を奪われている巴津火を、
叡肖は冷静に、幾分の危惧を含んだ視線で見ている。
(いつか、天からの通達でこの夫婦の子孫の住む地に災害を起こすよう
求められた時、この思い出は坊ちゃんの枷となるわけだ)
神代の件など、これからの巴津火の担う責務を思えば、まだ小手調べのようなものだ。
今は物珍しげに目を輝かせている巴津火の、瑞々しい子供そのものの表情が、
この先失望と諦めの中に傷つき失われゆく様を、叡肖はずっと見守ることになる。
(まったく、爺ィも因果な役目を押し付けてくれやがったもんだ)
祖父アッコロカムイの口車に乗ったことの意味、その持つ苦さと重みを
この華やかな空気のなかで、叡肖自身もようやく悟ったのだった。
761
:
宝玉院 三凰
:2012/01/03(火) 17:00:53 ID:SmXQZqJk
>>758
,
>>759
,
>>760
(澪、もっと緊張してるかと思ったが大丈夫そうだな。)
密かに澪のことを心配していた様だが、澪の様子を見てその心配はなさそうだと安心した。
(まぁ、澪のことだし心配する必要はなかったか。)
762
:
名無しさん
:2012/01/03(火) 17:20:41 ID:BQ990e1A
>>759-761
深々と夜のパパさんにお辞儀をした。
その返答には短く、こくリと頷いた。
夷磨璃「わぁっ、てんちょーさん、奇麗でござるねっ。」
夷磨璃が見ても奇麗だと分かるくらいの姿。
その姿を誰よりも間近で見ている澪は本当に幸せ者である。
二人が祭壇に立つと、司祭であるフォードはにっこりと微笑み、
聖書を読み始める。
露希「巴津火君、夷磨璃君、目を閉じて二人を祝福するんだよ。三凰さんもね。」
小声で露希はそう伝え、目を閉じた。
やはり天使なだけにそこそこは知っているようだ。
そして静かな教会にフォードの声が鳴り響き終わる頃、アレが来るのだ。
フォード『夜さん、澪さん、貴方方はお互いを永遠に愛し続けますか?』
澪は、そっと夜の手を握る。
一緒に言おう、と言う合図かなにかだ。
きっと夜さんが望めば、一緒に言う筈だ。
763
:
セツコ中
:2012/01/03(火) 17:35:45 ID:c1.PBF/s
>>760
>>761
>>762
静かに聖書を聞いている。
先程さわがしかった祖父母もこの時は静かに聞いていた。
祖父(父方)「…………………」(´;ω;`)ブワァッ
おじいちゃん!?もう泣いてるの!?早くない!?
そして誓いの言葉が始まり、澪が手を繋いでくれ、暖かさが肌まで伝わり、彼の意図に気付き、小さく頷く。
そして、澪と一緒に言うだろう。
「はい♪誓います」
764
:
巴津火『』 叡肖「」
:2012/01/03(火) 17:38:13 ID:3FBgi9l6
>>761-763
『祝福するのに、あいてを見ないで目を閉じちゃうのか?』
祝福する対象をしっかり見据えなくて良いのかと、巴津火は不思議に思う。
それに、何もかもが物珍しくて目を閉じるのが惜しいのだ。
「坊ちゃんは坊ちゃんで祝福すりゃいいんだ。ただしあまり目立つなよ」
慌てて耳元で囁いた叡肖に頷き返した巴津火は、一つ息を吸うと掌を地に向けた。
もう片手は天を指す。
呼応した地下の水、天の雲行きが共に夫婦を寿ぐ。
見えない場所の水が障りを拭い、太陽を一時隠した雲が晴れると、
ステンドグラスから差し込んだ日差しが、宣誓する新郎新婦をさっと照らした。
辺りには清浄な気配が、大地から染み出すように満ち始める。
それでよし、と叡肖は教え子に及第点を出した。
765
:
宝玉院 三凰
:2012/01/03(火) 17:45:02 ID:SmXQZqJk
>>762
,
>>763
,
>>764
「………」
黙って静かに目を閉じ、二人を祝福した。
(おめでとう……澪……)
766
:
名無しさん
:2012/01/03(火) 18:01:10 ID:HbHPxpxY
>>763-765
澪「誓います♪」
巴津火の行った行為のお陰で、ステンドグラスから暖かい光が差し込む。
このタイミングで、スタッフの一人が夜の近くへ近づく。フォードも同時に、祭壇にある物を持って来た。
誓いの後は指輪交換&キスなのです!!
スタッフは夜の持っているブーケ、それから手袋を預かりにきたのだ。
それを預ければいよいよ・・・。
フォードは婚約指輪をそれぞれに手渡した。
澪「夜、手を出して。指輪交換♪」
767
:
田中家
:2012/01/03(火) 18:15:31 ID:c1.PBF/s
>>764
>>765
>>766
夜はブーケと手袋をスタッフに渡し、頬を赤く染めながら
指輪を受け取った。
夜「はい♪」
そう言って、夜は手を出すだろう。
/ちょっとご飯落ちしますOTL
768
:
巴津火『』 叡肖「」
:2012/01/03(火) 18:21:05 ID:3FBgi9l6
>>765-767
(こらこら、ここで蛇になるなよおい)
手渡される小さな結婚指輪が、近眼の巴津火にはあまり良く見えない。
あれは一体何だろうと目を眇めて首を伸ばし、あわや立ち上がろうとするその襟首を、
叡肖はすかさず捕まえる。
『ねぇ蛸、あれ何?』
「指輪だ、結婚指輪。結婚の誓約のしるし。
いいから大人しくしてろ、きょときょとするなっての」
小声のやり取りの後、むりやり椅子に尻を落ち着かされた巴津火は、目を丸くして見つめている。
//わかりました、こちらも1時間ほど落ちます。
769
:
宝玉院 三凰
:2012/01/03(火) 18:53:55 ID:SmXQZqJk
>>766
,
>>767
,
>>768
(いよいよか……父上と母上もこんな感じだったのだろうか?
母上……どんな方だったんだろう…)
自分の記憶にない母親のことを考えつつ、結婚というものの深さを考えた。
770
:
名無しさん
:2012/01/03(火) 19:24:51 ID:HbHPxpxY
>>767-769
澪「よし♪今度は夜の番だね。」
夜に嵌めると次は澪の番。澪も手を差し出し、入れて貰うだろう。
入れて貰い、キスへと入る訳だが、澪は少しそわそわしている。
澪「夜、そのっ・・・・・・。」
その時だ、婚約する二人と参列者の間を隔てるように、白い煙が上から降り注ぐ。
参列者側からは、二人の影だけしか見えないようになってしまったのだ。
澪「キスは・・・本当の姿の僕と、して欲しいな・・・/////」
露希「綺麗だね。あ、あれって・・・!」
参列者側からは信じられないだろうが(一部)影は大きなヤマタノオロチと新婦になっていた。
オロチの一匹が先の裂けた舌を出して、夜の顔に近づく。
澪「・・・っ」
771
:
田中家
:2012/01/03(火) 20:27:55 ID:c1.PBF/s
>>768
>>769
>>770
夜「ええ♪」
嬉しそうに微笑みながら、澪に微笑み指輪をはめてあげるだろう。
そして、白い煙がおおい
澪が本当の姿でキスしたいという言葉に
夜「もちろん♪」ニコッ
そう言い蛇の舌に怯えることなく、上手く口にいれ舌を絡ませながら口づけをかわした。
田中「なんか凄い演出だね」
田中母「確かにね。なんかロマンチックだけど」
祖父(母方)「なかなか面白いぜ!!!」パチパチ
田中家のこの三人だけはなんかの演出と思っていた。
まあシルエットだからね…
ついでに他の田中家四人は普通に妖怪と気付いてたりする。
/ただいまー
772
:
巴津火『』 叡肖「」
:2012/01/03(火) 20:46:54 ID:3FBgi9l6
>>769-771
シルエットになにやら興奮した様子で、小声の会話がひそひそと。
近い席の者には聞こえたかもしれない。
『見るの!?これ、見てるの!?ねぇ!マジ?見てていいの!?』
「あぁ、見てるんだよ」
『本当!?大丈夫なの!?人前なのに!?』
「あぁ、しきたりだから大丈夫だよ」
『そうかぁ!ボク式みるの初めてで色々わかんないから!』
「そうだね。わかってないね」
『うん!でもしきたりなんだ!じゃぁボクの時もしていいんだよね!」
「さぁね。いいんじゃないかね」
『そうかぁ!じゃぁボクも式ではキスしよう!』
興奮した面持ちで招待客やフォード達の様子をきょろきょろと見回そうとする巴津火の頭を、
叡肖はキスの間中がっちり押さえつけておく羽目になった。
(あー…どう見てもうちの主は思春期のお子様だわ)
茹でられても居ないのに、衣蛸は赤くなった。
巴津火のようにシルエットの二人へ目が釘付けなせいではない。
//おかえりなさい
773
:
宝玉院 三凰
:2012/01/03(火) 20:53:37 ID:SmXQZqJk
>>770
,
>>771
,
>>772
(おいおい……ここで妖怪の姿になるのか…
ま、ここに居る者達なら特に問題はないか…)
チラッと田中家の者達を見ながら思う三凰。
774
:
名無しさん
:2012/01/03(火) 21:27:46 ID:HbHPxpxY
>>771-773
澪「ぷはっ//////」
少し荒い息を上げた澪はそのまま人間に戻ると、ぽおっとしていた。
フォード「これにて、この二人の結婚を認めます。」
そして霧が晴れると、ニコニコした表情のフォードが二人の婚約を宣言した。
おめでとう、夜店長!!
露希「す、凄いっ・・・!ね、ねぇ、黒龍?」
黒龍「俺も零と挙げるんだぁっジュルリ。」
夷磨璃「拙者達がこんなの見ていいんでござろうか/////」
何かと騒がしい参列者だが、フォードの宣言後、暖かく拍手した。
澪「・・・夜っ/////」
そして式は二人の退場で幕を閉じる。
澪は夜さんと手を組み・・・・・・いや、お姫様抱っこ!
775
:
田中家
:2012/01/03(火) 21:52:20 ID:c1.PBF/s
>>772
>>773
>>774
田中「ハツビー達には刺激が強すぎかな?」
ハハハと苦笑いしながらハツビーと夷磨璃を見てる田中くんだったが…
田中「………………うん。うすうすは気付いてたけど黒龍
日本じゃ同性の結婚はできないはずだけど?」
ツッコミ所はそこか!?田中!?
祖父(母方)「いいね!!!サイコーだよ!!!!僕は猛烈に感動したぁぁぁあ!!!!!!ちょっとファミリーにこの感動を国際電話で」
祖父(父方)「……………………」(TДT)
祖母(母方)「アナタ達。静かにしなさい」
祖母(父方)「だらしないねぇ。男共はさぁ」
祖父母たちはなんか騒がしくしている。
夜「////……澪っ♪」
キスの余韻に浸りながら、頬を赤く染め、澪にお姫様抱っこされ退場するだろう。
776
:
巴津火『』 叡肖「」
:2012/01/03(火) 22:00:00 ID:3FBgi9l6
>>773-776
興奮冷めやらぬ表情で新郎新婦を見送る巴津火に、叡肖が小さな布袋を押し付ける。
「ライスシャワー用に持ってきたから、後で澪達にぶつけてやれ」
『らいすしゃわー?何それ?』
「この形式の挙式は、新郎新婦の挙式会場から披露宴場への移動のときに、
花とか米を振りまいて祝うんだとさ。
それは式場が用意する筈だから、俺らはこれぶつけてやればいい」
ふーん、と判ったような判らないような表情で、巴津火は袋の中身をざらざらとかき混ぜた。
「露希ちゃん達も、どうだい?豆まきならぬ、真珠撒きでも」
誘いながら叡肖が見せた袋の中身は芥子真珠。
ちょうど米粒ほどの大きさの虹色を纏った白い粒である。
「次はいよいよ三凰殿の見せ場だな」
披露宴でのスピーチは、三凰の担当なのだ。
777
:
宝玉院 三凰
:2012/01/03(火) 22:15:11 ID:SmXQZqJk
>>774
,
>>775
,
>>776
「澪の奴大胆なことするじゃないか。」
澪と夜を見てそう呟く。
「ま、澪らしいな。」
親友の結婚を心から祝い言った。
「ああ、いよいよだ。」
叡肖に向け、自信ありげな笑顔で言った。
778
:
名無しさん
:2012/01/04(水) 13:59:51 ID:BQ990e1A
>>775
黒龍「そんな常識、通用する訳ないぜ♪だって俺は魔法少zy(ry」
露希「お姫様抱っこ〜//////
そ、それより田中君のおじいちゃん泣いちゃったりしてるけど大丈夫?」
式が終わった途端、急に騒がしくなるのだ。
澪「披露宴はもうすぐだね。一緒にケーキ食べたり、ぎゅってしたり♪」
澪は澪でこの後が待ちきれないらしい。
>>776
露希「ぉぉっ!やりたいです、叡肖さんっ!!」
零 (思ったけど叡肖さんって結婚とかする気あんのかな。)
式で真珠まきなんてしたことがない露希は
わくわくしながらその案に乗った。
>>777
黒龍「スピーチ、お前がやるのか?噛むなよ♪」
夷磨璃「緊張しないでござるか?」
決して馬鹿にしたつもりはないが、そう聞こえるかもしれない。
スピーチはかなり重役だったりする。
スタッフ「では披露宴会場へと向かいます。準備したバスへお乗りください。」
…とは言っても、披露宴会場はここから湖の反対側のホテルで行うらしい。
きっとすぐにつくはずだ。
ついたら、スタッフの誘導があり、席まで案内があるだろう。
779
:
田中家
:2012/01/04(水) 23:01:50 ID:c1.PBF/s
>>776
>
>>777
>>778
田中「俺もやりたい」キラキラ
祖母(父方)「真珠とは洒落てるねぇ。私もいいかい?」
メリー「私もやりたいんだよー」キラキラ
叡肖が真珠をライスシャワーにするときいて田中くんと巫女Bと一緒に友人席の方にさりげなくいたメリーが目を輝かせた。
そして興味をもったのか狐面の女性(田中祖母)が真珠を見て自分もいいか?と聞いてきた。
田中父「おや?君が澪くんの友人代表かね?スピーチ頑張ってください」ニコッ
三凰にスッと足音立てずに近づきニコッと微笑み浮かべた新婦の父が挨拶しにきた。
田中父「君にとっては余り娘とは面識はないと思うが、澪くんと一緒に娘と仲良くしてやってください」
紳士のような丁寧なお辞儀をし、そう三凰に頼んだ。
田中「魔法少女だったの!?」ガビーン!!
信じるな!!田中!!!
田中「大丈夫だよ!おじいちゃんはいつもの事だから」
祖父(父方)「……………」(TДT)
そう言うが、おじいちゃんは何処からか《孫成長記録帖》と筆で古めかしく書かれた本を取り出し見て泣いてる。
澪が見たら喜びそうな小さい頃からの夜の写真が!!
何故か白黒だが…
というか両親より先に泣くおじいちゃん……
夜「うん♪食べさせっこしましょうね〜
あと…優しくね///」
頬を染めながら周りにお構いなしにイチャイチャするのは変わらず、澪に抱っこされながら向かうだろう。
田中家や夜の友人たちもスタッフに案内され向かうだろう。
780
:
巴津火『』 叡肖「」
:2012/01/04(水) 23:31:19 ID:3FBgi9l6
>>777-779
『魔法少女っ?黒龍って女?』
芥子真珠を一握りとってから、巴津火は真珠の袋を露希へと渡す。
「もちろん皆さんのもありますよ、順繰りにどうぞ。メリーちゃんから回そうか」
そして叡肖も、もう一つの袋から一握り真珠をとって三凰に差出し、残りを袋ごとメリーに渡した。
これで皆に回るだろう。
この他に式場側の用意するライスシャワーや花もあるのだ。
『その記録帖、ボクにも見せて!』
式場から音楽に送られて出てゆく新婚夫婦に、ライスシャワーの祝福を振りまいた巴津火は
田中家父方祖父の所へよってゆき、お爺ちゃんの手元を覗き込もうとする筈だ。
「夜店長、お幸せになー。俺に祝福される女性は数少ないんだぜ?」
叡肖もお姫様だっこの新婦に、気障なウインクをかましつつ、粉を…もとい、芥子真珠の雨を降らせる。
祝福される女性の数が少ない理由は、この蛸の場合、口説く女性の数のほうが圧倒的に多いせいだろう。
781
:
宝玉院 三凰
:2012/01/05(木) 13:00:51 ID:SmXQZqJk
>>778
,
>>779
,
>>780
「フッ…僕はいずれ百鬼夜行の主になる男だ。スピーチなんてどうってことないな。」
三凰を応援する皆に余裕の表情を見せる。
「フッ…華やかなライスシャワーじゃないか。」
そう言って、一握りの真珠を受け取りライスシャワーを振りまいた。
782
:
名無しさん
:2012/01/05(木) 13:37:17 ID:HbHPxpxY
>>779-781
黒龍「実はな、m「嘘は駄目だよ、黒龍。」」
何かを言おうとしたが、零の制止が入る。
勿論、魔法少女ではない。魔法使えるけど。
露希「いつか氷亜さんとこんな・・・・・・/////」
妄想世界に突入してしまった。
主役の澪、夜が会場に到着、いよいよ披露宴である。
フォード「皆様、この度はこの会場にお集まりして頂いたこと、真に感謝致します。先程、式を無事に終えた夫妻から一言どうぞ。」
澪「皆様、どうもありがとうございます♪僕は凄く感動して、ぐすん、います・・・っ」
夜さんも一言どうぞ。
それが無事に終了したら、新郎側、新婦側の順でスピーチが。三凰の出番だ!
783
:
田中家
:2012/01/05(木) 15:48:19 ID:c1.PBF/s
>>780
>>781
>>782
メリー「わかったんだよー」
袋を貰うと、小さな手で真珠を掴み、祖母(父方)へと渡しそこから次々と回されていくだろう。
祖父(父方)「……………………いいぞ」グスッ
(´;ω;`)←な顔でハツビーや近くの人達に見えるようにアルバムを見せてあげた。
そこには
クロコと一緒にお昼寝してる赤ちゃんの夜。
手裏剣を持ちながら笑顔の赤ちゃんの夜。
着物姿で綿飴を食べてる5歳くらいの夜。
忍装束みたいのを着て木の枝からぶら下がってる5歳くらいの夜。
着物を着て茶道をしてる小学生の夜。
父親と母親と手を繋いではしゃいでる小学生の夜。
髪をミツアミにし、眼鏡をかけた中学生の時の普通な感じの夜。
などだ。多分澪に見せたら鼻血モノだが…
様々な皆が知らない過去の夜が写っていた。
きっと中学生の時まで田中くんみたいな普通じゃない普通な子だったんだろう。
田中「ええー!嘘なの…」
黒龍の魔法少女発言が嘘だとわかり、なぜかがっかりする田中だった。
夜「叡肖さん!!ありがとうございます〜!!」
ライスシャワーならぬ真珠シャワーを浴びながら感謝の気持ちを伝え、会場へと移動した。
そして、会場につき披露宴が始まった。
フォードさんに促され、夜からも一言言う事にした。
夜「……コホン。皆さん今日はお忙しい中わざわざ式に参加していただきありがとうございます。
私達がこうして無事に結婚式が迎えられたのも……皆さんの……お…かげです。」グスッ
普段と違い間延びした喋り方ではなく、真面目にスピーチをするものの、涙を堪えながらも感極まり泣きそうな声で喋り始める。
夜「この先……辛い事が…ありゅかも…しりぇましぇんが…ヒグッ……
皆さん!どうか……私達を…澪を…暖かく…見守って…くだしゃいっ!!」ポロポロ
我慢できなくなったのか段々呂律がまわらなくなり涙を流しながらそう言い、澪にそっと寄り添った。
………ところで、皆さんは気付いてると思うが一つ。恐らく夜側の友人代表のスピーチは巫女Bになるだろう。
普段、ショタ発言や変態行動が目立つ為、彼女を知ってる人は不安になるかもしれないが……
784
:
巴津火『』 叡肖「」
:2012/01/05(木) 17:58:19 ID:3FBgi9l6
>>781-783
式場からの移動中、バスの中でも巴津火はずっと、お爺ちゃんと記録帖に張り付いていた。
写真に写っているあれこれについて矢継ぎ早に尋ねて、お爺ちゃんに息つく暇も与えない。
「こらこら、ご親族をあまり困らせるな。ちゃんと自分の席に着け」
会場ではお爺ちゃんの傍ではなく席次どおりに座らせようと、叡肖は巴津火の襟首を引っ張り、
喉もとに圧迫を受けた巴津火は嫌な顔をする。
「席に着いたら、ご馳走もでるから」
美味しいものにつられた巴津火は、けろりと機嫌を直して大人しくなると、
新婦のスピーチの間、勝手に服の喉元を緩めている。
『あ、やべ』
散々引っ張られて緩んでいたのだろう、ぷちん、とちぎれたシャツの喉元のボタンが
ころころと床を転げていった。
「よっ、三国一の花嫁っ!」
しかし叡肖のほうは、涙と一緒に、その髪からライスシャワーの真珠の粒を零す新婦に
拍手を送るのに気を取られて、巴津火が勝手にタイを緩めているのを見咎めることはなかった。
〔どこへ落ちた?〕
落ちたボタンを拾おうと、座ったままテーブルの下を覗き込んだ巴津火。
かがんだその腰の後ろ、シャツの裾と黒いズボンのウエストの間からちらりと背中が見えている。
着席しているのもあって参列客の席からは気づかれないが、高砂の新郎新婦と親族席、
スピーチに立った巫女Bさんからは、ばっちり見えてしまうかもしれない。
785
:
宝玉院 三凰
:2012/01/05(木) 18:27:55 ID:SmXQZqJk
>>782
,
>>783
,
>>784
スピーチの為に立ち上がり、前へ出る三凰。コホンと咳払いをし、スピーチを始める。
「澪君、夜さん、ご結婚おめでとうございます。この度友人代表スピーチを勤めさせていただく、宝玉院三凰でございます。
新郎の澪君とは、実を言うとそんなに長い付き合いという訳ではありません。しかし、私と澪君は心から信頼しあった親友同士と言えるでしょう。」
澪との出会い、そして今までの思い出を思い出しながら言う。
「そもそも、私と澪君の関係は澪君が怪我をしていた私を助けたことから始まりました。見ず知らずの者を助けるなど、並大抵の優しさではできないことだと思います。そんな澪君だからこそ、沢山の良い友人達がいるのでしょう。この出来事がきっかけで、私達は仲良くなっていきました。」
その言葉からは、嘘偽りの無い信頼関係が伝わってくるだろう。
「この出会いが、お互いの運命を変えたと言っても過言ではないでしょう。それほどまでに、支え合い、励まし合い、助け合って生まれたものは大きいのだと思います。
出会った当初は、澪君に対し、まだなんとも言えませんでしたが、今だから言えます。
澪君は、この私、宝玉院三凰のかけがえのない親友だと。
……こんな彼と結婚できる夜さんは、間違いなく幸せ者でしょう。
最後に、飾らない言葉で祝福させてもらいます。」
ここで一息つき、再び口を開く。
「――澪、本当におめでとう。心から祝福する。良い家庭を築けよ。
以上をもちまして、お祝いの言葉とさせて頂きます。」
心から澪を祝福し、最後に一礼をし自分の席へ戻っていった。
786
:
名無しさん
:2012/01/05(木) 20:10:39 ID:HbHPxpxY
>>783-785
澪「三凰・・・・・・僕のこと・・・ぐすっ、あり、ありがとうございます!!」
三凰が親友と認めてくれた、もうそれだけで幸せである。
普段はツンな彼であっても、このようなときは正直に言ってくれる。
・・・凄く、嬉しかった。
後で礼を言おうと思いながら、そっと夜に寄り添う。
・・・が。
澪「(巴津火!?)」
見えてしまった。
これをみた澪は叡肖にアイコンタクトし、なんとかして貰おうとした。
次はBさんだ。
787
:
田中家
:2012/01/05(木) 22:44:51 ID:c1.PBF/s
>>784
>>785
>>786
記録帖についてのハツビーの矢継ぎ早に尋ねる事に思い出し泣きをしながら口数少ない言葉ながら説明していた。
が、ハツビーが叡肖さんに連れてかれ(´・ω・`)ノ~←と淋しそうに見送った。
三鳳のスピーチが終わり涙ぐみながらお辞儀をする夜。
親族席からも拍手をし感動がこみあがる。
そして、いよいよ巫女Bこと橘 美月の番である。
だが…ショタスキーの心を揺さぶり狂わせるハツビーの背中チラ。
巫女Bのショタ狂いぶりを知ってる澪は慌てているが、夜は意外にも慌ててなかった。何故なら
巫女B「まずは同じ言葉の繰り返しになると思いますが
澪さん。夜さん。結婚おめでとうございます。
新婦の友人代表を勤めさせていただきます。橘 美月です」
…………誰?と言いたくなるほど凜とした雰囲気になっていた。
あ…けど、一瞬だけ鼻押さえた。
「私と夜さんは高校からの友人であり、生徒会で私が会長。夜さんが書記として活動を共にしました。彼女には幾度なく助けられました。私だけではなく彼女が在学した時の生徒には沢山いるでしょう。貴女は知らないかもしれないけどファンクラブあったのよ?
ただ変わった趣味があり、それを自覚し、自ら男から離れ、恋愛も苦手だった貴女がこうして結婚できたのは、分け隔てなく接してくれた澪さんのおかげだと思います。」
顔を手で覆うようにし口だけだしてスピーチをしてる様は泣いてるように見える。
多くの人はそう思うだろう。
「だから………夜。澪さんを絶対離さないであげて……幸せになりなさい……
澪さん……夜をよろしく…お願いします…
以上で終わらせていただきます」
礼をし、急いで退場していった。
向かうのは…外。
誰もが思う。泣くのを見せたくないから外にでたんだと……
実際は鼻血を噴射させるためだったとわかるのは夜と澪だけだろうが
788
:
巴津火『』 叡肖「」
:2012/01/05(木) 22:56:35 ID:3FBgi9l6
>>785-787
三凰の堂々たるスピーチに賞賛の拍手を送っていた叡肖は、
澪の視線に気づいて巴津火の席を見る。
(何やってんだおい)
「こら、スピーチの間くらいはしゃんとしてないと駄目だろ」
テーブルクロスの下を覗き込んでいる幼い主に声を掛けると、巴津火の頭がもっそりと
クロスの下から出てきた。
『蛸ー、これ取れた。どっか行っちゃった』
「取れたんじゃなく、取ったんだろ。
それに、どっか行っちゃったじゃなく、どっかやっちゃったって言うんだそれは」
叡肖はしかたなくボタンの取れてしまった巴津火のカラーの上にタイを締め直し、
奥の手としてカラーピンを刺して止めてしまう。
「正装のマナーなんだから、もうタイは弄るな」
『喉んところに尖った金属なんて嫌だぁ…』
「下手に弄らなきゃ刺さりゃしないっつの」
蛇妖が苦手とする針状の金属でタイを留められてしまったら、
巴津火はもう下手にタイを弄れない。
そしてかがんでいた間、巴津火の背中が出ていたことに、叡肖は気づいていない。
『ううう…』
他人のスピーチはちゃんと聞け、と叡肖に頭を巫女Bさんのほうへ向けて抑えられてしまったら
巴津火も大人しく拍手するしかないのだ。
視線を左右に投げかけても、メリーも夷磨璃も助けてはくれない。
「二人ともいい友人を持ったな」
スピーチが終わり、乾杯の準備に給仕たちが卓の間を慌しく動き、卓上のグラスが満たされ始めた。
叡肖は機嫌良くグラスを手にしたが、巴津火のほうは大気中に血の匂いを感じて首をかしげている。
〔なんか血腥くないか?どこからだろ〕
きょろきょろと辺りを見回すが、それが外で噴出した巫女さんの鼻血の匂いであり、
自身がその遠因であることを巴津火は知らない。
789
:
宝玉院 三凰
:2012/01/06(金) 13:12:38 ID:SmXQZqJk
>>786
,
>>787
,
>>788
「ふぅ…」
(僕も変わったな……
だが、あの時父上が言っていたこと今なら完全に理解できるな。)
スピーチを終えた三凰は、自分が良い方向へ変われた事、父の言っていた友情の大切さを理解できた事を実感していた。
790
:
名無しさん
:2012/01/06(金) 16:50:07 ID:HbHPxpxY
>>787-789
澪「(任せて下さい、夜は幸せにしてみます。でも・・・鼻血落ちって・・・。)」
フォード「お二人共、良い御友人をお持ちになりましたね。では、ケーキ入刀をお願いします。ゲストの皆様もお立ち下さい。」
2mはあろうかと言うケーキがスタッフによって運びこまれた。
澪「夜、切ろうか。皆、僕達を祝ってくれてるんだから、ぐすっ、泣くことないよっ・・・。」
うむ、澪、泣いてます。
ここは夜さんにリードして欲しいところだ。
黒龍「なあ、夕。お前はこの結婚、嬉しいと思うか?姉が結婚なんて受け入れられたか?」
黒龍は一つだけ気になっていたことを夕に問う。
零「三凰さん、よかったよ。貴方なら、お気づきでしょう?友人の大切さを。」
791
:
田中家
:2012/01/06(金) 17:44:02 ID:c1.PBF/s
>>788
>>789
>>790
親友の久々に聞いた真面目な言葉にウルッとくるが………安定の変態ぶりに思わず苦笑いしてしまう。
夜(…けど、ありがとう)
そして、ケーキカットの時間になり、立ち上がり澪の方を見て緊張が少しとけ、クスっと笑う。
夜「澪が泣いちゃってたらダメよ〜
…じゃあ、切りましょう」ニコニコ
いつもの調子にもどり、澪の手をにぎりながら一緒にケーキ入刀するだろう。
田中「ん?もちろんだよ?
少し淋しいけど…別に二度と会えなくなるわけじゃないし、姉さんが幸せなら俺はいいと思うんだ」ニカッ
黒龍の発言に、夕は正直に答えた。それが彼の答えだ。
メリー「ハツビー。あともう少しでご飯だよー」
落ち着かないハツビーに対し、メリーはそういってあげた。
巫女B「ふぅ…」
あ…なんかスッキリした顔の巫女Bが戻って来た。
792
:
巴津火『』 叡肖「」
:2012/01/06(金) 21:04:20 ID:3FBgi9l6
>>789-791
『ケーキ!ご飯!』
メリーの言葉の前に既に、スタッフの運び込むケーキに巴津火の注意は全力集中している。
起立を促されたからというよりも、好奇心と食欲の両方から突き上げられるように立ち上がり、
伸び上がって何が起こるか観ようとしている。
「ここで見てるだけだよ」
ふらふらとケーキのほうへ出て行こうとする巴津火を、叡肖が引き止めた。
しかし食べ物を目の前にして、巴津火の空腹と煩悩はMAXだ。
『はーなーせーェ!』
「わー待て!お預け!ここで変化を解くな!」
筆で抑えの呪文を描こうにも、暴れる巴津火を抑えるのに叡肖は手一杯なのだ。
ケーキ入刀のこの場では、一部とは言え蛸の姿を出すわけにもいかない。
「あー、美月さん!すみませんがちょっとこの坊ちゃんを捕まえててもらえませんか」
妙にすっきりした表情の巫女Bさんに、叡肖が声を掛けた。
巫女Bさんが抑えていてくれれば、叡肖は筆で巴津火を抑える文字を記すことが出来る。
793
:
宝玉院 三凰
:2012/01/06(金) 21:39:04 ID:SmXQZqJk
>>790
,
>>791
,
>>792
「そうかもしれないな。」
零の問にそっけなく答える三凰。
とは言え、内心ではそれをきちんと理解しているだろう。でなければ、あのようなスピーチを読むことは出来なかったはずだ。
794
:
名無しさん
:2012/01/06(金) 22:57:15 ID:???
>>791-793
澪「ぐすん、だって嬉しくて・・・・・・」
拍手と共に、ケーキ入刀が行われた。
この後は雑談会である。
澪「夜、新郎新婦は一緒にいるらしいから、一緒にご飯食べよ♪」
そこへ露希がやってきた。
露希「夜さん、どうやって結婚まで持ち込んだんですか!?」ワクワク
795
:
田中家
:2012/01/06(金) 23:50:04 ID:c1.PBF/s
>>792
>>793
>>794
巫女B「はいはい♪ハツビーちゃん。ケーキ切るまで待っててね」
なんかスッキリしたせいなのか変態行動はしないものの、ギュッと抱きしめるように押さえようとする。
一応、普通の状態じゃ力負けするため、若干鬼化してるが。
そして、三凰の方を見て
巫女B「アナタもスピーチお疲れ様。コレからも二人をよろしくね」
ケーキ入刀を終え、雑談会にはいり
夜「もちろ〜ん♪一緒に食べさせっこしましょ〜」ニコニコ
そう惚気てると、露希がやってきた。
夜「どうやってって〜。澪と一緒にいたいと思ったから♪」
夜よ……それ答えになってないぞ…
796
:
巴津火『』 叡肖「」
:2012/01/07(土) 10:10:52 ID:3FBgi9l6
>>793-795
『むー、むーッ!!』
じたばたする巴津火のシャツを少しめくって、その横腹に筆を走らせる。
巴津火が押さえ込まれたお陰で、叡肖は「煩悩抑制」「変化禁止」の文字を記すことが出来た。
ケーキ入刀が恙無く終わり、皆が安心して乾杯できたのは巫女Bさんのお陰でもある。
大人しくなった巴津火を運ばれてきた食事に一度集中させてしまえば、
新婚カップルの熱に当てられた巴津火が、居並ぶ女性陣へ野放図に甘えに行く心配もないだろう。
落ち着いて食べ始めた巴津火に、叡肖はほっとしてグラスを空にした。
(後は、神代の件さえなきゃ、楽なんだがなぁ)
華燭の宴には相応しくない悩み事を抱えて、叡肖は客達を眺める。
一見穏やかな表情ながらも、どこかつかみ所無い光がその目にはあった。
(飛葉殿でも居たら、こういうややこしい話の一つ二つできたものを)
出世法螺の白累が天界へ掛け合いに行くつもりなのは叡肖も知っている。
その際、天竜川の主に会いに行くよう祖父のアッコロカムイが勧めているのを
耳に挟んでもいた。
(…あー。せっかくの酒が不味くなるからもうヤメだ、ヤメ)
切り替えの速さは叡肖の取り柄である。
さっと遊び人の表情を取り戻すと、面白いものは無いかと辺りを見回し、耳を澄ませ始めた。
797
:
宝玉院 三凰
:2012/01/07(土) 12:47:47 ID:SmXQZqJk
>>794
,
>>795
,
>>796
「なんとか無事に終わりそうだな。」
巴津火達の方を見て、小さく呟いた。
「ああ、わかっている。」
そして、巫女Bに対し目を瞑り当然だとでも言うように答えた。
798
:
名無しさん
:2012/01/08(日) 15:41:54 ID:HbHPxpxY
>>795-797
露希「そ、それだけで結婚!?」
澪「夜にいきなり告白されたけど、嬉しかったなァ。はい、あーん♪」
露希「凄いっ!」
納得しちゃったよ!!
それはそれで答えになっているようだ。
夷磨璃「お兄ちゃん、一緒に食べようでござるっ。」
黒龍「叡肖さん、俺、女体化したい!!」
・・・えっ?
黒龍「女体化したい!大切な事なので二回言いました。」
799
:
田中家
:2012/01/08(日) 18:26:01 ID:c1.PBF/s
>>796
>>797
>>798
巫女B「ハツビーちゃん。カワイイ♪
夷磨璃くんにも好かれてて、やっぱり男の子は見てていいな
(………っと言っても夷磨璃くんはまだ入院生活だし……あの俺様男。次あったら全力でぶちのめすか…)」
ショタ二人のほほえましい光景を見ながら、機嫌よさそうにお酒を飲んでいるが…
やはり夷磨璃が酷い目にあった状況を思い出し、少しイラッときながらも今のめでたい席に集中することにした。
巫女B「まあ、よろしくね。三凰でいいかしら?ところでアナタは澪くんたちのところいかなくっていいの?」
お酒を軽く飲みながら、澪たちの席の方に首をやる。
夜「だから露希ちゃんも彼氏さんがいるなら結婚申し込んでみたら〜?
あ〜〜ん♪」モキュモキュ
幸せそうに澪にあーんされながらアドバイスを送る。
夜「私からも〜♪はい。あ〜〜ん♪」
そして、澪に食べさせっこしながら幸せそうな夜は周りの楽しそうな雰囲気に嬉しそうだった。
800
:
巴津火『』 叡肖「」
:2012/01/08(日) 18:43:03 ID:3FBgi9l6
>>797-799
『おー、こざるもこっち来いよ!
……ケーキのおかわりって無いのかな』
かなりの速度で皿を空にしていた巴津火が、フォークを片手に夷磨璃を招く。
頬っぺたに飛んだクリームを二股の舌先で舐め取りながら給仕スタッフを目で探す幼い主に、
苦笑いしつつ叡肖は自分の分の皿を譲ると、夷磨璃の分の椅子をこちらへ持ってきてくれるよう、
スタッフに依頼した。
そして大切な事を二度くりかえす黒龍にゆっくりと向き直ると、少々含みのある様子で
「それは、余興ってことで良いのかな?俺の筆で出来るのは一時的なものだし。
完全に女の子になりたいなら、俺よりもっと適任な者を紹介するよ」
黒龍の覚悟の程を確かめるつもりか、あるいは困らせて返答を楽しみたいだけなのか、
どちらにも取れるような質問を、叡肖はにやにやしながら投げかけた。
返答を待つ間、この蛸が横目で夜さんへちらりと目配せしたのは、
余興の許可をとるというよりも衣装の有無の確認のつもりかもしれない。
「もし余興やるというのなら、ステージには複数人欲しいなぁ」
口元だけは愛想よい笑いを浮かべたまま、衣蛸は黒龍だけでなく、零、澪、三凰、田中君をも、
冷たい視線で撫でるように見回す。
途中、巫女Bさんと視線が合ったときだけ、何事も無かったかのように視線の冷たさは緩んで
(先ほどはどうも)
と、軽い会釈をするに留めた。
何かが始まる予感を他所に、テーブルでは巴津火が夷磨璃にグラスのワインを
飲ませようとしている。
こっちはこっちでまた別の注意が必要そうだが、果たして気に留める者は居るのだろうか。
801
:
宝玉院 三凰
:2012/01/08(日) 20:39:42 ID:SmXQZqJk
>>798
,
>>799
,
>>800
「ああ……まぁ、今はな……」
巫女Bにそう答える三凰。
若干顔が赤いのは、酒が入っているからかそれともあのスピーチの後だから照れくさくなったのか
802
:
名無しさん
:2012/01/08(日) 21:20:53 ID:HbHPxpxY
>>799-801
澪「あーん♪三凰もこっちきなよー」モキュ
にこっと微笑み呼んでみる。
黒龍「あー、まあ試しにな。完全にはなりたくない、断じて。お、そこのチビもどうだ?夕も女体化するか?」
夷磨璃「拙者?巴津火お兄ちゃんの父上殿に?」
黒龍「え、叡肖さん、巴津火の親父さん?まさかな。」
澪「ニヤリ」
それはいつかのお返しということで、澪は夷磨璃に吹き込んでおいたらしい。
叡肖は巴津火の親父さんとね☆(澪が一方的に悪いが)
黒龍は、零が女の自分にどう反応するか見たいだけだ。
以前、女装では大丈夫だったが今回はどうなのだろう?
803
:
田中
:2012/01/08(日) 23:04:27 ID:c1.PBF/s
>>800
>>801
>>802
巫女Bはハツビーが夷磨璃のグラスにワインをいれたのを気付いたが止めなかった…
何故なら…
巫女B(酔ったショタもカワイイよね♪だから私は何も見なかった…
酔ってハツビーくんと絡むだろうし……ふふふ♪)
………ダメだコイツΣ(゚Д゚;)ガビーン
巫女B「澪くんに呼ばれてるよ?いってみたら?」クスクス
三凰が顔を赤くしてるのを楽しそうに笑いながら、そう言った。
そして、ペコリと叡肖に頭をさげた。
牛神神社的には天界含め神格連中には良く思われてない為、竜宮とはいい関係をきずきたいという考えもあるためでもあるが。
夜「美味しいね〜?澪♪
」
食べさせっこしながら、フッと視線を感じ叡肖を見て
夜「♪」サッ
何処からかスーツケースを出しやがった!!
その瞬間、夜の趣味を知ってる夜の友人連中はざわめいたのは気のせいではない。何故なら自分たちに飛び火するかもしれないか冷や冷やしてるのであるから…
田中「…あれ?嫌な予感が……」
姉の行動と叡肖の視線に寒気を感じ、不幸体質の彼はトイレに逃げようと立ち上がり歩きだす
が…
田中「ちょっ!?待って黒龍!少し話し合おう!俺は……」
そう慌てながら黒龍に顔を向ける。
だが、背中は叡肖の近く……
やるなら今だ
804
:
巴津火『』 叡肖「」
:2012/01/08(日) 23:18:54 ID:3FBgi9l6
>>801-803
「うーん、実の息子ならもっと気楽に育てられるんだけどねー。
でも俺はただの教育係、血縁もない」
大した精神的ダメージも無く、叡肖はあっさりと否定する。
『蛸がボクの父親ぁ?誰が流したんだそんな嘘?
……そういえばボクの父親って誰なんだろ』
自分のグラスにワインを満たしながら巴津火も首を傾げた。
いつの間にか、空のボトルが卓上に並び始めている。
叡肖のほうは、ちょっぴり意地の悪い笑みを浮かべた。
「なら、余興に踊りか歌か、してもらうのを条件に女体化してあげよう」
黒龍がうんと言えば、叡肖は女体化の文字を記してくれるだろう。
たった今、夜さんとスーツケースに人間の友人達が注目している隙に、
田中君の服の背中をめくってそこに書き込んだように。
夷磨璃も…もし酔っ払っていなければ、衣蛸の筆の巻き添えを食うかもしれない。
酔っ払っていたら、多分巫女Bさん好みの展開だ。
805
:
宝玉院 三凰
:2012/01/09(月) 00:09:30 ID:SmXQZqJk
>>802
,
>>803
,
>>804
「呼ばれたからには行かなければな。」
クイッとグラスに残った酒を飲み干し、立ち上がる。
「ああ、今行く。」
澪の方へ歩き始めた。
806
:
名無しさん
:2012/01/09(月) 00:16:59 ID:HbHPxpxY
>>803-805
黒龍「歌はアニソンしか知らないぞ?まあ、やるけどな。夕も決定な!」
澪「三凰さぁ、女装しない?てか女体化しなよ〜ヒクッ。」
夷磨璃「巴津火様・・・・・・好き、です。」ギュッ
誰だ澪と夷磨璃にアルコール飲ませたのは!
田中君は残念ながら決定なのです!!
零「騒がしいけど何が?」
露希「美月さん、萌えましょう!」
807
:
田中家
:2012/01/09(月) 09:23:30 ID:c1.PBF/s
>>804
>>805
>>806
田中「えっ!?決定なの!?
…………っていつの間に!?」
何と言う事でしょう。田中くんはカワイイ女の子に変身してしまったではないか。
夜「皆さ〜〜ん!今から私の弟とその友達が女装しながら踊ります〜」
田中「ちょっ!?姉さん!?」ウルッ
女体化された所を一部の人間の招待客に見せない為にワザと大きい声で注目を浴びさせる事にした。
田中「不幸だ…」ガクッ
諦めたようにしながらコスプレがはいったスーツケースをとりにいき、黒龍と着替えにいくだろう。
夜「あらあら〜…いつの間にお酒飲んでたのね〜
ごめんね〜。三凰」
なんか酔っ払って三凰に絡み始めた澪を見て、クスッと笑いながら澪の頭を優しくナデナデしようとする。
巫女B「はぁはぁ…。やっぱり男の子同士の絡みはカワァゥイイィィィィィ!」
おい!酔っ払った夷磨璃がハツビーを抱きしめて暴走してるのを見て、息をあらげてるぞ?
そして、二人の頭をナデナデモフモフしようと魔手が伸びる。
もう確実に通報するべきだ…コイツ…
巫女B「露希も一緒にナデナデしてあげましょう!ショタカワイイよショタ!!」
808
:
巴津火『』 叡肖「」
:2012/01/09(月) 10:32:36 ID:3FBgi9l6
>>805-807
『こざるー?どした?』
顔色は変わらない巴津火だが、椅子の上で片足を胡坐でもかくように組んでいるあたり、
酒による気の緩みが見て取れる。
しがみつく夷磨璃を抱き上げて膝の上に乗せたが、屈んだ拍子にカラーに逆鱗を圧迫されて
ほんの一瞬、苦しげに眉根を寄せた。
思わずタイを弄ろうとしたその左手が、カラーピンに触れて火傷でもしたように慌てて離れる。
『こざる。これ、外せるか?この金属の』
自分の膝に据わらせた夷磨璃に、銀色のカラーピンを指して、巴津火が酒気交じりの息で囁く。
叡肖に気づかれないように声を潜めているのだが、そのせいで夷磨璃とは顔がやたら近い。
その目の縁がほんのりと染まり始めていることに、夷磨璃ならば気づけるかもしれない。
『んぅっ?!』
気づかぬ間に巫女Bさんの手が伸びてきていて、敏感な耳をさわられた巴津火は一瞬身をすくめた。
酒で気が緩んでいる巴津火は隙だらけである。
椅子に座り、さらに夷磨璃を膝に乗せているので、逃げる訳にも行かない。
そして夜さんが客の気を引いた瞬間に、黒龍のシャツの下にも叡肖の筆が走った。
(三凰殿もやる気か?面白くなってきたじゃないか)
黒龍を女の子に変えながら、にんまりとほくそえむ蛸の歪な瞳孔は、三凰にも向けられていた。
809
:
宝玉院 三凰
:2012/01/09(月) 12:32:59 ID:SmXQZqJk
>>806
,
>>807
,
>>808
「は?女装……?女体化?」
何も知らずに近づいてきた三凰。状況が掴めず首を傾げる。
「するわけないだろ。澪、貴様だいぶ酔っているな。少し休んだらどうだ?」
自分に危機が迫っているとも知らずに言う。そもそも、酔って意味不明な事を言っているだけだと思っているようだ。
810
:
名無しさん
:2012/01/09(月) 13:46:18 ID:HbHPxpxY
>>807-809
澪「ん?三凰、僕は酔ってないって/////んじゃ、女体化行ってみようー、叡肖〜、三凰が〜女体化したいって〜////」
夜になでなでされながら、無理に三凰を掴む。
そのまま叡肖の元へGO!
夷磨璃「んふっ、巴津火、大好きだよ・・・・・・。」
カラーピンを瞬時に取り外し、膝に乗せられたまま、巴津火の肩の裏に手を回す。
夷磨璃「目の色変えて、やらしいね、巴津火はァ////」
露希「美月さん、夷磨璃君とか酒飲んで大丈夫なのかな?・・・カワイイ」
ゆっくり巴津火に口づけしようとする夷磨璃を見てニヤニヤする露希だが、少し躊躇うとこもある。
黒龍「ぁ、ちょ、胸が・・・////苦しい・・・っ///」
黒龍は大人のお姉さんになったよ!胸はそこそこだが、体が細くなって服の合間から胸が見えry
黒龍「夕はロリっ子か、俺は主人公を惑わすやらしいヒロイン・・・かな♪」
服は学園系がいい、と夜さんに付け足し、ついていくだろう。
零「叡肖さんも女体化してよ」ボソッ
811
:
田中家
:2012/01/09(月) 16:49:35 ID:c1.PBF/s
>>807
>>808
>>809
巫女B「はい。ストップ♪」ハァハァ
微笑みながら、夷磨璃がハツビーにキスしようとするのを止めてあげようとする。
巫女B「酔ったショタもカワイイけど、酔った勢いで過ちを犯したらそのあとが気まずくなるからメッ!」ハァハァ
そう言いながら夷磨璃を持ち上げ、露希に渡すだろう。
巫女B「だから場の状況を見て私たちショタコンはショタ達を手助けし見守るの。例え嫌われてもね」ハァハァ
そう露希にウィンクする巫女B。
……だが、この原因の半分はお前だ…
そして、コイツなんか頬を染めて息あらげてるし…言ってる事だいなし…
夜「じゃあ三凰《と澪》も女装しようね〜」キラーン
ちゃっかり後ろについていき二人にそういう《変態》が目を光らせた。
田中「うぅ……」
夜「任せて〜♪」
一瞬の早業で田中と黒龍を物影に連れ込み、化粧と着替えをさせた。
もちろん。ゲームに出てきそうな学園ものの制服だよ!
田中くんはロリ系美少女だ!露希さん…出番です。
そして夜の友人たち(妖怪人間とわず)は被害者たちに合掌するも余りにも似合ってる為歓声をあげてたりする。
更に零の一言に夜は目を光らせた。
夜「叡肖さんも女装似合うわよね〜♪
美人秘書風のコスプレが〜〜♪」ニコニコ
………ミイラ取りがなんとやら、《変態》のターゲットが叡肖にもうつりそうだ…
812
:
巴津火『』 叡肖「」
:2012/01/09(月) 18:04:34 ID:3FBgi9l6
>>809-811
「三凰殿が?流石だな、親友のためにもう一肌脱ぐのか」
スピーチに加えて余興まで出るとは、澪と三凰の仲はかなり親しいのだろう。
そんな風に言外に匂わせて、叡肖は三凰達にも筆先を向ける。
ここで抵抗しなければ、澪も三凰も女の子にされてしまうことだろう。
『ふわぁー…楽になったーぁ♪こざる良い子!』
夷磨璃に忌々しいピンを外してもらい、巴津火は喉元をくつろげて伸びをする。
さっきボタンの取れてしまった襟は開いて、夷磨璃の目の前には
血の色を淡く透かした薄い皮膚に包まれた鎖骨がある。
『…ぅえ?おい、こざる?』
やらしい、とか言われても何のことやら。夷磨璃の唇が迫ってくるのを、ぼーっと見ている巴津火。
このまま行くと雨邑さんに往復ビンタどころじゃなく、もうひと皮剥けるまでしばき倒される未来が
待っている……筈だったが。
巫女Bさんのフォローによって年嵩ショタの未来は救われたらしい。
そして叡肖は、というと。
「OK。そんな程度ならお安い御用だけど、お兄さんこのまま脱いでも凄いんだぜ?
いいのかー?女の身体で?」
ひらひらと肩まで上げた両掌を人間のお客達へ振って、わざわざ注目を集めながら物陰に下がる。
「先に着替えをこっちにくれないか」
物陰にいる零や三凰、澪の前で、堂々と礼服を脱ぎ始めた衣蛸。
上着を脱ぎ、タイを緩め、カフスボタンを外してシャツに手をかける。
さて皆さんはご存知だろうか。
蛸の身はその殆どが筋肉で、脂肪分がごく少ないのだ。
腹持ちもよく高蛋白低カロリー、ダイエットしたい方にはお勧めな食材である。
日頃は服の下で存在を匂わせもしない引き締まった肉体に、色素胞の文字が浮かぶと、
叡肖はすらりとした、しかしどこか冷たそうな美女に化けた。
「んー、スリットはもうちょっと深くても良いかもなー」
黒のタイトスカートのスリットを、ガーターがちらりと覗く程度の深さに裂くと、
グロスで艶やかに唇を彩り、アップにした髪と眼鏡、ハイヒールで女秘書の出来上がりだ。
シャツのサイズはあえてワンサイズ小さめを選び、胸元のボタンの隙間からちらりと
谷間が見えるようにしてあるが、舞台にでるまでそれは色鮮やかなスカーフで隠してある。
筋金入りの遊び人、叡肖には、この程度の余興は何てこと無いのだ。
「俺の準備はできたけど?零、君はどうする?」
夜さんのGOサインで叡肖は何時でもステージに出られるが、
零君がその気なら文字を書く気は満々なようだ。
813
:
宝玉院 三凰
:2012/01/09(月) 19:39:55 ID:SmXQZqJk
>>810
,
>>811
,
>>812
「おい、待て澪!僕はするわけないと言ったんだぞ!や、やめろー!!」
じたばたと暴れる三凰。
「女の格好などできるわけないだろ!!ましてや女体化って一生の恥になるだろう!
ええい!近づくな!その筆を僕に向けるな!」
筆先を向けた叡肖に対し叫ぶ。
「……こうなったら!」
叡肖が着替えている間に蝙蝠の姿に戻り、そのまま天井付近まで飛び上がった。
「ふははは!どうだ?この高さなら誰も手を出せまい!」
814
:
名無しさん
:2012/01/09(月) 20:47:06 ID:BQ990e1A
>>811-813
夷磨璃「僕の巴津火が遠のいていく……。
僕は一生巴津火の…ヒクッZZZ」
露希「何!?巴津火君が好きすぎて生きるのが辛い!?」
変な解釈は良しとして、酔っ払った夷磨璃をそっとおぶってあげると、
ニヤニヤしながら夷磨璃の肌に触れる。スキンシップだ。多分。
黒龍「じゃあ、夕は生徒会の会長だな。ロリキャラの!!
俺は副会長的な流れで、叡肖は俺らの担任…てっとこか?」
勝手に学園物の約設定だよ!
夕君は絶対、いじられるひんにゅーなロリry
零「無理無理。私が女体化したって誰得。」
黒龍「俺得!!」
零「しょうがないなぁ。じゃあ私はオカルト研究部部長、って感じかな?」
零、アウトー、叡肖さん、お願いします。
澪「僕は見てればいいんだよね。わくわくー♪
あ、三凰はやらなきゃ。」
ピン、と痛みはないであろう麻痺入りの弓を構え、放った!
自分がこの後何をされるかいざ知らず、相変わらずなのんびりっぷりだ。
815
:
田中家
:2012/01/09(月) 22:12:00 ID:c1.PBF/s
>>812
>>813
>>814
巫女B「慕われてるのね。ハツビーちゃん」クスクス
眠った夷磨璃と呆然としてたハツビーを交互に見ながら微笑み、どさくさに紛れハツビーの頭を再びナデナデモフモフしようとする。
田中「え?俺は生徒会長になれる器じゃないよ?普通だし」
そう言いながらステージにあがり、女装した叡肖を見て「綺麗だなー」と思う。
夜「叡肖さ〜ん。やっぱり美人ね〜
澪の女装の方が1番だけど〜」ノホホーン
田中「じゃあ、何やりましょうか?とりあえずダンスはなんとかできるけど……アニメだったら《●宮ハル●》のやつ?」
ちょっと古いぞ!田中!つうか踊れるのか!?
夜「澪は女装しないの〜?」
ちょっと寂しそうな瞳で澪を見てるよ!
816
:
巴津火『』 叡肖「」
:2012/01/09(月) 23:56:27 ID:3FBgi9l6
>>813-815
『こざる、寝ちゃった』
夷磨璃の頬をつつき、巴津火もあくびする。
撫でてくれる巫女Bさんの手に、気持ちよさそうに目を瞑る。
うとうとしている巴津火はほんのりほろ酔いで、今ならモフり放題だ。
「三凰殿。たった一度の女装よりも、そうして見苦しい姿を晒すほうが
余程男が廃るんじゃないのかね」
天井に逃げた三凰に、叡肖は口の端に冷笑を浮かべ、女の姿で男らしさを語る。
こういう場ではさっさと乗ってしまった者勝ち、盛り上げた者勝ちだと叡肖は思うのだ。
追い討ちをかける澪を横目に、恥をかくことも必要だと、
三凰のその先を生暖かく見守ることにする。
「俺担任?保険医とかが良かったなー。で、どういう筋でやんの?」
零に筆を走らせつつ、学園モノの寸劇になりそうな気配に口を挟んだ。
これで三凰と夷磨璃、巴津火以外は全員が女性となったわけだ。
817
:
宝玉院 三凰
:2012/01/10(火) 13:54:22 ID:SmXQZqJk
>>814
,
>>815
,
>>816
「……澪、何をした……」
澪の麻痺の弓が命中し、ゆっくりと落ちてくる三凰。
「ぐ……やればいいんだろ!やれば!女装だろうが、女体化だろうが好きにしろ!」
蝙蝠の姿のまま横たわり、叡肖の言葉により逆ギレし叫ぶ。
818
:
名無しさん
:2012/01/10(火) 15:51:14 ID:HbHPxpxY
>>815-817
澪「麻痺弓だよ、三凰。三凰は可愛いからね。僕は・・・」
チラリと夜を見ると・・・!
澪「や、やろうかな。うん。」
流石は夜さん!
夜さんには弱いらしいよ!
黒龍「ハル○できんのか夕!見直したぜ!!」
零「私もアレは出来るね。」
黒龍「じゃあ叡肖とかもいるし、全員アドリブで☆」
女体化した零はミニスカに、黒い目立つリボンをつけ、眼鏡装着!
澪「服装は夜に任せるね。」
露希「胸熱!」
819
:
田中家
:2012/01/10(火) 18:01:10 ID:c1.PBF/s
>>816
>>817
>>818
巫女B「寝てる顔もカワイイなー」ハァハァ
寝てるハツビーを起こさないように優しくナデナデモフモフしながら、ステージの方に目をやった。
夜「じゃあ〜、澪はコレね〜〜♪」
白衣と眼鏡とハイヒールを用意したよ!叡肖がやりたかった保健医をやってって事だろう。
田中「ん〜……じゃあとりあえず(コホン
あーっ…あああああ」
そう言って田中は声を調整し始め
田中「は〜い☆皆さん!コレから文化祭の行事について話し合いたいと思います☆
叡肖先生!!今回の文化祭は私たち生徒会はダンスをやりたいんですけど、大丈夫ですか?」キャピーン
…………………誰?と言いたく成る程のアニメばりの声を出し、完全にロリ生徒会長になりきってる田中がいた…
コイツ…女装になれてやがる…
820
:
巴津火『』 叡肖「」
:2012/01/10(火) 19:06:28 ID:3FBgi9l6
>>817-819
「それじゃ三凰殿だけ、男のままの女装でハ●ヒダンスってことで」
氷の微笑で鬼畜秘書が宣言しやがった。
きっちり女体化しての女装ならただの綺麗どころの団体様だが、
その中の一人だけ男のままで女装したら浮くだろうことを見越しての発言だ。
逆に男のままでも目立たないほど化けられたならば、それはそれで男としてどうなんだろう。
残る抵抗の道はこのまま舞台へ上がらないことであるが、何を選択するかは三凰次第。
頼めば叡肖は三凰にも文字を記してくれるだろうが、急がねばさっさとステージに出てしまうぞ。
さて、三凰は何か行動できるのだろうか。
「音楽の準備は大丈夫か?」
最後にそう確認して叡肖がステージに出る。
そして眼鏡を光らせつつ、女教師らしい艶のある低めの声で田中君との掛け合いを始めた。
「皆さーん、異論は無いかしらー?
ところで夕さん、具体的にどんなダンスを見せてくれるつもり?」キラーン
客席からはフラッシュや動画撮影のケータイがこちらを向いている。
ステージに集中しているせいで、巫女Bさんとその胸にもたれて寝こけている巴津火、
夷磨璃には誰も注目していない。
こっちはこっちで巫女Bさんのやりたい放題タイムである。
821
:
宝玉院 三凰
:2012/01/10(火) 19:28:46 ID:SmXQZqJk
>>818
,
>>819
,
>>820
「麻痺弓だと……流石だ澪。ていうか、可愛いって言うな。」
やはり、可愛いと言われるのは嫌なのだろう。不機嫌そうな表情をしている。
「くっ…まぁ、女体化よりはマシだろう。」
浮いてしまうなど先の事を考える余裕は、今の三凰にはなかった。ちなみに、逃げることはもう諦めている様子だ。
822
:
名無しさん
:2012/01/10(火) 20:44:52 ID:HbHPxpxY
>>819-821
澪「コホン、皆さん〜、保険体育の勉強として、ダンスしますよ〜。」
零「UFO・・・来る・・・・・・」
黒龍「あらぁ、夕、もう少し先生に頼むんだから丁寧に話した方がいいわよ〜(ハート)
せんせ〜、生徒会の役員&αでおどりましょ〜んふ☆ミ」
胸のリボンを取り、胸の大きさを強調させる。
やらしい。
ロリ夕君も中々だ。
夷磨璃はすやすや寝息を立てているが、じわりじわりと巴津火によっていっている。
巫女さんが止めないと・・・ヤバい!
823
:
田中家
:2012/01/10(火) 22:16:42 ID:c1.PBF/s
>>819
>>820
>>821
夜「女装なら任せて〜〜」
もし、三凰が夜に女装を任せたら、見た目完全に女性の今時女子高生にされてしまうだろう。
やるかどうかは三凰しだいだ。
田中「任せてくださ〜い♪
ふえぇ…黒龍ちゃん。ごめんなさい…
では……ミュージックスタート♪」
メリー(いきなり私の出番だよー)ポチッ
突然、会場のスピーカーから《あの音楽》が流れだし、ハ●ヒのポジションで踊り始める。メリーがケータイに入ってる音楽をミキサーにつなげ流してるのだ
予断だが…ロリ夕が一瞬ロリータに見えてしまった…
メリー(にしても…なんかカオスだよー
アドリブって怖いんだよー)
巫女B「コレは天国ねー」ホクホク
寝てるハツビーとそれに近づく夷磨璃を自分に引き寄せ抱きしめて、しあわせそうにしている。
上手く夷磨璃が再びハツビーにキスしないようにしているが…
824
:
巴津火『』 叡肖「」
:2012/01/10(火) 22:41:14 ID:3FBgi9l6
>>821-823
「では澪せんせ、お手本をどうぞ」
ステージ前方へ保健医を誘い、あの音楽が始まると叡肖自身も
古●ポジションで踊る。
なぜかばっちりハル●ダンスが踊れるのは、
遊び歩いた夜のお店でネタにやったことがあるせいかもしれない。
そしてダンスの最後、決めのポーズではスカーフを外して、はちきれそうな谷間を見せつけ、
イタリアンなお爺ちゃんへ投げキッスをする。
夷磨璃と巴津火は、各々磁石でも入っているのか、そもそも夷磨璃が狸寝入りなのか。
夷磨璃に絡み付かれても、巴津火はもぐもぐと何か呟いただけで、
相変わらず寝息を立てている。
825
:
宝玉院 三凰
:2012/01/10(火) 23:09:29 ID:SmXQZqJk
>>822
,
>>823
,
>>824
「好きにしろ……」
夜に対し、消沈した様子で言う。もう抵抗する気もないだろう。
(ああ、そうだ。これは澪の為だ。澪の為だ。)
もはや、現実逃避のように思い込む三凰。がっくりと下を向いている。
826
:
名無しさん
:2012/01/10(火) 23:27:51 ID:HbHPxpxY
>>823-825
零「・・・・・・」キメッ
長○ポジションの零は何処からか取り出したクラッカーをパン!と鳴らす。
黒龍「うふふ、叡肖先生やらしい〜♪」
とかいいながら、こちらもイタリアンおじいちゃんに投げキス!
夷磨璃「むにゃむにゃ。」
露希「鼻血止まらないよ、クヒヒ・・・!」
大量出血している露希と美月さんにもふられている夷磨璃は残念ながら、ショーどこではない。
澪「注射しちゃうぞ♪」
澪は玩具であろう注射を夕にぷすっと刺し、ウインク!きっと麻痺の効果かな。間違ってもLEVEL5とかではない。
827
:
田中家
:2012/01/11(水) 00:05:18 ID:c1.PBF/s
>>824
>>825
>>826
田中「はぅぁ〜!?」
最後にキメっとポーズをしたが、クラッカーに驚きこけてしまい、ちょうど観客にパンツを見せる形になってしまった。
田中「あうあうあう」///顔を真っ赤にし恥ずかしそうにしている……が皆さん彼は男ですので悪しからず。
夜「は〜い♪出来ましたよ〜
遅れてるから早くいってらっしゃ〜い」
そう言いながら見事女装した三凰をステージに送り出すだろう。
祖父(母方)「おう!ありがとう!いやー、僕はモテるね。………いたたたたたたたた!!!菊ちゃん!?つねらないで!?あの子たち男だよ!?」
祖母(母方)「わかってますよ?けど…ねえ?」ニコッ
田中母「相変わらずラブラブだな。我が両親は」
田中父(……義父さん。同情しますよ?あと紅花。私には義母さんは嫉妬しやすいのではないか?)
二人に投げキスされ、イタリアン爺さんは、嫌な顔せず、嬉しそうにしながら投げキスを仕返すが……それでもおばあさんの嫉妬にふれてしまったようで、おもいっきり膝をつねられていた。
おばあさん……かなりのヤンデレかもしれない?
巫女B「ここは天国ね。露希」
…おい!コイツも鼻血流してるぞ!!
夜「二人とも〜?鼻血はやめましょうね〜」ニコニコ
田中「ちょっ!?」プスッ バタッ
注射され、痙攣しながらそのまま倒れてしまった。相変わらずの不幸属性だ……
828
:
巴津火『』 叡肖「」
:2012/01/11(水) 00:41:07 ID:3FBgi9l6
>>825-827
「やらしい、だけじゃなく、色っぽいとか蠱惑的とか艶めかしいとか
もっと語彙を増やしたほうが表現の幅が広がるのよ、うふ」
客から向けられたカメラに愛想良く応えながら、叡肖センセから黒龍ちゃんへと
大人の指導入りましたー。
しかし巴津火の今後が色々と心配になる教師っぷりである。
「三凰殿、がんばれw」
これからは遅れてきた三凰の見せ場なのだ。
舞台は三凰に譲り、パンツを見せたまま倒れてしまった田中君をお姫様抱っこで回収した叡肖は
一度舞台裏へ下がる。
その際、田中家祖父母のやり取りに、叡肖の悪戯ッ気が触発された。
(あの老人にこの格好でちょっかいかけたら面白そうだな)
もしかしたら、田中君の不幸属性はイタリアン爺ちゃん譲りかもしれない。
そして一度巴津火の様子を見に来ると、鼻血の二人にハンカチを渡す。
「ありゃ、坊ちゃん寝たのか。
こう毎度食べて飲んで寝てると、ツチノコになるぞ」
叡肖に鼻をつままれた巴津火は眠ったままむずかるように顔をしかめて、
傍らの夷磨璃をぬいぐるみのように抱え込もうとする。
寝ているときは巴津火のほうが夷磨璃より幼い。なんだかんだ、まだゼロ歳児なのだ。
829
:
宝玉院 三凰
:2012/01/11(水) 00:54:10 ID:SmXQZqJk
>>826
,
>>827
,
>>828
「……どうしてこうなった」
どんよりとした表情のまま舞台上へ上がることになってしまった三凰。
当然踊ることなど出来ず、ただただ立ち尽くし落ち込むばかりだ。その姿は遠くから見ると、薄幸の美少女に見えなくもない……かもしれない。
830
:
名無しさん
:2012/01/11(水) 07:31:39 ID:HbHPxpxY
>>827-829
露希「あ、ありがとうこまざいまふ・・・」
笑顔でハンカチを受け取りつつ、叡肖や三凰をニヤニヤ見ている。
黒龍「先生、解りました♪」
零「・・・戻る」
そうこうしている家に零達も舞台から降りる。
澪は三凰と手を繋ぎ、ダンスのリードをしている。
夷磨璃「ふへ、巴津火・・・・・・ヒクッ」
酔っ払っているこちらはこちらで大変な様子。
式が終盤に差し掛かると、フォードが前に出てきた。
フォード「さて、新婦さん、前へどうぞ」
これは新婦が両親に対して気持ちを伝えるアレだ。
よくお父さんが泣いているやつである。
831
:
田中家
:2012/01/11(水) 12:19:50 ID:c1.PBF/s
>>828
>>829
>>830
巫女B「どうも」ペコリ ダラダラ
ハンカチを受け取り礼をすると抱きしめてた、お子様二人を叡肖に引き渡そうとする。
田中「叡肖さん…すいません……本当身体動かない…」ピクピク
叡肖にお姫様抱っこで回収され、どこかに寝かされるもまだ動けない。
何をされても抵抗はできないのだ……
夜「……はい」
真面目な表情で、緊張したように息を整えながら前へと進む。
そしてスピーチが始まった
夜「お父さん。お母さん。
今まで育ててくれてありがとうございます。私が結婚すると聞いて、二人とも反対するどころか喜んでくれましたね?
正直……お父さんは反対するかと思ってました。けど、反対せず見守ってくれてありがとうございます」
「私は結婚しても喫茶店《ノワール》にいますから離れたわけではありません。だから…コレからも澪と私を見守ってください。
短いですがコレでおしまいです」ペコリ
スピーチを終えると、両目に涙をためながら静かに退場した。
……あ、田中母ないてる。
そして田中祖父(父方)何故お前が号泣している。
田中父は嬉しそうに微笑みながら、拍手をしていた。
832
:
巴津火『』 叡肖「」
:2012/01/11(水) 18:42:15 ID:3FBgi9l6
>>829-831
「少しここで寝ていたほうがいい」
巫女Bさんから引き取った巴津火達と一緒に、ソファに田中君を座らせて、
叡肖は解毒の文字を書き込む。
痺れ薬が切れるまでは、もう少しだけかかるだろう。
●REC(これは違う意味での見ものかもしれんな…)ジー
田中君が落ち着くと鬼畜秘書は携帯電話を取り出し、ステージで棒立ちな
女装三凰の様子を録画している。どうみても丸っきりの嫌がらせ目的だ。
しかしこのままでは三凰君は良いとこ無しだぞ!頑張れ御曹司!
やがて場面は花嫁のスピーチへと流れてしまった。
「もうこの式は大団円だな」
叡肖は、親族席の感涙が落ち着いた頃合を見はからうと、
持っていたスカーフをイタリアンなお爺ちゃんの首にふわりと結ぶ。
「んふっ♪」
気を持たせるようなウインクと共に連絡先のメモをその結び目に挟み、
元の服に着替えるために物陰へ去っていった。
キャバ嬢の営業並みのこの行為、イタ爺ちゃんの運命や如何に。
833
:
宝玉院 三凰
:2012/01/11(水) 19:19:13 ID:SmXQZqJk
>>830
,
>>831
,
>>832
「ま、待て澪!僕は踊るつもりなんて……」
澪にリードされぎこちなく動く三凰。とても踊っているようには見えない状態だ。
「貴様も撮るんじゃない!今すぐやめろー!」
撮影を始めた叡肖に向かい怒鳴りつける。
834
:
名無しさん
:2012/01/11(水) 23:10:38 ID:HbHPxpxY
>>831-833
フォード「ありがとうございました、新婦さん。では、これにて式を終了させて頂きます。本日は、誠にありがとうございました。」
澪「よ、夜!!」
静かに退場した夜の元へと寄り添った。
泣くことはない、無事に終わったのだ、と笑顔で返すと参列者への挨拶をしに行った。
黒龍「お爺さんったら〜、そんなにこの胸が触りたいの?」
零「黒龍、もう止めよ?」
黒龍「お、おう。」
黒龍、イタリア爺ちゃんにちょっかい出したよ!しかも本来の女体目的をさっぱり忘れています!
露希「・・・・・・」
夷磨璃「・・・・・・」
こっちはノックダウンしている。なんだかんだな結婚式だったが、澪にとっては最高の物となった。
835
:
田中家
:2012/01/11(水) 23:46:56 ID:c1.PBF/s
>>832
>>833
>>834
田中「…ありがとう…ございます」ピクピク
解毒されながら、とりあえず静かにする事にした。
夜「うん…
皆さ〜ん!今日はありがとうございます!」
最後に集まってくれた全員に御礼を言い。
夜「三凰もなんかごめんね〜
ありがとう♪」
そして色々とばっちり喰らった三凰に謝り、そして御礼を言った
祖父(母方)「いやー、ありがとうねー
おっ!触らせてくれ……」ゾクッ
「き…菊ちゃん?いえ、菊乃さん…ちょっ…ちょっと落ち着こう?ここはめでたい席だよ?だから……」ダラダラダラダラダラダラダラ
祖母「私は落ち着いてますよ?
ア ナ タ ?
後で《お話》しましょうか?」ニコッ
叡肖にスカーフをまかれ名刺を貰い、男とわかりながらもサッと早業でしまい、黒龍に言われ反応するが………
突然、母方の祖母から神格…ほどではないが強い妖気と霊気が混ざり合ったような不気味な気配が感じられるだろう。
どうやらこの祖母…人間だが半妖とは違う人間と妖怪が混ざり合った存在のようだ。
……だけど笑顔でイタ爺を見ながら《優しく》言っている。
イタ爺も冷汗ダラダラで謝ってる。
どうやら田中家の異常さはこの祖母が原因かもしれない。
もしかしたら夕や夜にもこの力が受け継がれてる可能性が…
836
:
巴津火『』 叡肖「」
:2012/01/11(水) 23:59:39 ID:3FBgi9l6
>>833-835
撮るなと言われてやめるような衣蛸ではない。
三凰の勇姿(?)はばっちりメモリの中に保存された。
誰に見せるのかって?もちろん、三凰自身に見せるのだ。
「撮られても恥ずかしくないように堂々と行動していれば良いのさ」
中途半端に恥ずかしがるのが一番悪いって判ったろ、
と元の姿に戻った叡肖は静かに笑うと巴津火を抱え上げた。
「ほら、しっかり掴まるんだ。落ちるぞ?」
『……っhmう』
なにやら返事らしきものをしゃっくりで呟いて、酔った巴津火が叡肖の首に腕を回す。
片腕で巴津火、もう片腕で夷磨璃を楽に持ち上げて支え、帰りの車までを苦もなく歩き出す。
「夜さん、ハネムーンから帰ったら土産話頼むよ」
ゲストを見送る新郎新婦に挨拶して退出してゆく叡肖。
陸に戻ってこられたのだから、また珈琲を飲みにノワールへ通うのだろう。
(ありゃー、あの老人きっちりメモは保管するのかい)
とは言え、イタ爺ちゃんからの連絡は楽しく待つつもりの蛸である。
そして気配を感じ取った巴津火が、ぼんやりとその紫濁の瞳を開いて
叡肖の肩越しに菊お婆ちゃんと視線を合わせていた。
837
:
宝玉院 三凰
:2012/01/12(木) 00:29:26 ID:SmXQZqJk
>>834
,
>>835
,
>>836
「ち、ちくしょう!それを消せ!今すぐ消せ!すぐに消せ!」
叡肖が撮ったメモリを消すように必死で訴える三凰。まぁ、訴えたところで無駄だろうが。
「はぁ……まったく、散々な目にあった。」
疲れた顔でため息をつく三凰。
「澪の奴もむちゃくちゃだ。僕が踊れるわけないだろう……
……そんな澪に釣り合う女は貴様くらいしかいないだろうな。」
と、夜の方を振り向き言った。
「何はともあれ、お幸せにな。」
最後にそれだけ言い、背を向け去って行った。
838
:
七罪者
:2012/02/11(土) 23:14:27 ID:c1.PBF/s
繁華街のとあるビル。
その前に一つの影が見える。
口元を黒い布で隠し、灰色マントみたいなのを着た、赤い髪の男――七罪者の一人で怠惰の大罪を持つ《死神》。
彼はビルを悲しそうに見て、首をふるとビルの中に入ろうとする。
死神「…………」
「おい!!!君っ!!ここは関係者以外立入禁止だよ!帰った!帰った!!」
そのビルの警備員らしき二人が慌てて彼を止めようと触れようとする。
………が
死神「僕に触らない方が…」ボソッ
「え?……ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!」
死神がポツリと言った小さな声は警備員の絶叫で掻き消された。
警備員は死神に《触れた瞬間》に火だるまになりそのまま動かなくなった。
「うわぁぁぁぁぁぁあ!!!!!」
もう一人の警備員は悲鳴をあげ、逃げていこうとするが…
見えない壁にぶつかったように弾き飛ばされる。
………そう、このビルの周りに結界がはられ、ビルから《人間》が出たり入ったりできないようになっていた。
警備員は何が何だかわからず必死に見えない壁をどんどん叩くが目の前を通る《外側》の人達は気付かない。
必死で声をあらげ叫びをあげ助けを求めようと必死だ…
グチャッ!!!!
煩く喚いてた《ソレ》は何かの潰れる音で静かになった。
暴君「静かにしてろ…クソが…他の妖怪に気付かれたら面倒だ!
まあ、俺様がボコボコにするがな!!」
短い金髪に、毛皮のコートを着て、右耳にピアスをした今時の若い男−−《暴君》が自分より大きな金棒を赤く染まらせながら自慢げに笑う。
彼らの目的はこのビルの破壊と下に眠ってる《生玉》を呼び起こすこと……その為に…
暴君「死神!!テメーはビルにいる人間全員殺しとけ!!!《悪魔》が言うには《生玉》は人が死ぬのが嫌いだから、全員やっとけば嫌でも出て来るだろ!!!」
ビルにいる人間全員の抹殺
果たしてこの人間は気付かない殺戮劇に気付くモノはいるか?
……いや、妖怪なら気付くだろう。
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