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838七罪者:2012/02/11(土) 23:14:27 ID:c1.PBF/s
繁華街のとあるビル。
その前に一つの影が見える。

口元を黒い布で隠し、灰色マントみたいなのを着た、赤い髪の男――七罪者の一人で怠惰の大罪を持つ《死神》。

彼はビルを悲しそうに見て、首をふるとビルの中に入ろうとする。

死神「…………」
「おい!!!君っ!!ここは関係者以外立入禁止だよ!帰った!帰った!!」
そのビルの警備員らしき二人が慌てて彼を止めようと触れようとする。

………が

死神「僕に触らない方が…」ボソッ
「え?……ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!」
死神がポツリと言った小さな声は警備員の絶叫で掻き消された。

警備員は死神に《触れた瞬間》に火だるまになりそのまま動かなくなった。

「うわぁぁぁぁぁぁあ!!!!!」

もう一人の警備員は悲鳴をあげ、逃げていこうとするが…
見えない壁にぶつかったように弾き飛ばされる。

………そう、このビルの周りに結界がはられ、ビルから《人間》が出たり入ったりできないようになっていた。

警備員は何が何だかわからず必死に見えない壁をどんどん叩くが目の前を通る《外側》の人達は気付かない。
必死で声をあらげ叫びをあげ助けを求めようと必死だ…

グチャッ!!!!

煩く喚いてた《ソレ》は何かの潰れる音で静かになった。

暴君「静かにしてろ…クソが…他の妖怪に気付かれたら面倒だ!
まあ、俺様がボコボコにするがな!!」
短い金髪に、毛皮のコートを着て、右耳にピアスをした今時の若い男−−《暴君》が自分より大きな金棒を赤く染まらせながら自慢げに笑う。

彼らの目的はこのビルの破壊と下に眠ってる《生玉》を呼び起こすこと……その為に…

暴君「死神!!テメーはビルにいる人間全員殺しとけ!!!《悪魔》が言うには《生玉》は人が死ぬのが嫌いだから、全員やっとけば嫌でも出て来るだろ!!!」

ビルにいる人間全員の抹殺

果たしてこの人間は気付かない殺戮劇に気付くモノはいるか?

……いや、妖怪なら気付くだろう。


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